■ 【期間限定】桜の咲く丘【雑談スレッド】

1 名前:名無し客:2011/03/16(水) 15:08:09
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:     ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ   ヾ;ゞゞ;ゞ `  ``
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  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :| `      `            `    ` ,
 `     ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| `    `         `     `      ` `   `
     `  |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| `    ,
      ,|iiii;iiii;;;;:;_ _: :|        `        `        `,
 `    |iiiiiii;;;;;;((,,,)::.::|  `       ` ,
  `   |iiiiiiii;;ii;;;;;;~~~:|`               `
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・ここは春季(5月末日)までの雑談スレッドです。
・お花見で騒いだり、ベンチで寛げたりします
・呑み過ぎに注意しましょう
・老若男女人外問わず、楽しくお使いください。

2 名前:八雲藍 ◆89Mo/e8byU :2011/03/28(月) 23:54:53

スーツ姿の金髪の女性がひとり夜闇を切り裂く街灯の光の中歩いていた。
サングラスを面倒そうに肩から下げたバックに仕舞い、ため息をひとつ。
首を回して肩に手を当てる仕草を見るに疲労でも溜まっているのだろうか。

ふと顔をあげると桜の枝のつぼみの中に開きかけた綻びのピンクがひとつ。
女性はほうと呟くとほどなく全身を白い煙に包んだ。
そして煙が晴れるとそこには道士服とも北方の遊牧民の衣装ともつかぬ
裾のほつれた服に身を包み、奇妙な呪符つきの帽子をかぶった姿へと変じた女性の姿があったのである。

「もう桜の季節か。……時の流れは早いモノだな」

きっとその姿を目にした者は息を飲む事であろう。
美貌もそうだが、なによりその背には9本の巨大な尾が生えているのだから。

彼女の名は八雲藍。
いわゆる金毛白面九尾の狐であった。

  <入場>

3 名前:キリランシェロ&ハーティア ◆DHCaTHLetE :2011/03/29(火) 00:26:34
「おいキリランシェロ、絶対ティッシたちにはばれてないだろうな?」
「ぼくらの部屋には代わりを用意しておいたから大丈夫だよ……たぶん」

夜。そろそろ春だが、いまだに空気は冴え、風は冷たい。
星明かりが薄い雲の向こうにうっすらと見える中、冬の夜特有の人間を――というより生物を拒絶する、刺すような香気の中、ふたりの学生が歩いていた。
ひとりは赤毛にそばかすの、ひとりは黒目黒髪の、どちらもまだ若い少年といったふうである。
特徴といえば黒目の少年は黒いローブを着ていることだろうか。その程度の、言ってしまえばどこにでもいるであろう子供である。

「……おいキリランシェロ、こんなときまでローブ着てくることもないだろ」
「仕方ないじゃないか。これが一番予備があって汚してもいい服なんだからさ」

「で、桜がもう咲いてるってのは本当なのか、ハーティア?」
「昼間見に行ったんだから間違いないよ」
「なら昼間、講義が終わってから見に行けばいいじゃないか。夜間外出なんてばれたらぼくらまた殺されるぞ」
「夜の花見ってのもおつなもんだろ。それが分からないなんてお前はまだまだ子供だな、やっぱ」

言い合いながら、ふたりは歩いてくる。
と、そこで黒髪のほうが突然脈絡もなく立ち止まり、

「……おい、ちょっと待てハーティア。誰かいるぞ」
「誰かって誰だよ。こんな時間に人なんているわけないだろ」
「そんなことぼくが知るわけないだろ!とにかく誰かいるんだよ」
「…………まあ、お前がそう言うなら誰かいるんだろうけど……こんな時間のこんな場所に誰がいるんだ?」
「ぼくらも人のことは言えないけどね」

言いながら、ふたりは夜の帳の向こうに目をこらす。
星明りもそれほど期待できない天候だが、それでもまったく見えないというほどではない。

そこにいたのは金髪の女性だった。年齢ははっきりしないが、それほど年を取っているというふうでもない。
見た限りはまだ若いと言ってしまっても差し支えないだろう。
だがこんな場所に若い女性がスーツ姿でバックを担いでいるというのが異様といえば異様ではある。

だが、キリランシェロとハーティアが見ていたのはそこではなかった。

(…………なあキリランシェロ、ぼくの目がおかしいのかな。あの人、尻尾がついてないか?)
(…………奇遇だなぁハーティア。今ぼくもそれを聞こうとしたんだ。しかも尻尾が9本もある)

見た限りを素直に判断するなら、見えているのは人間ではない別の生き物ということになる。
もしくは、夜中にスーツを着てバックを担いで桜の下で尻尾の飾りを9本つけてたたずむ習性がある若い女か。
どちらがより恐ろしいのか、思考のどこかで悩みながら、キリランシェロは呟いた。

「……我は生む小さき精霊……」

呪文に応じて明かりが生まれ、あたりを照らし出す。
夜の中、魔術とはいえ明かりでライトアップされた桜の木は確かに姉に殺される危険を冒してでも
見に来る価値があったと思わせるものだが、ふたりが見ていたのはそちらではなかった。

「…………えーと、あの……こんばんは」

恐る恐る――といった様子を隠しもせずに――キリランシェロは声をあげて、尋ねてみた。

4 名前:八雲藍 ◆89Mo/e8byU :2011/03/29(火) 00:40:28
>>3
ベンチに腰掛けて袖の中から小瓶を取り出す。
紫様の用事は済んだ。
拠り道くらいは構わないはず。

小瓶に入った強い酒を舌にのせ、口の中でころがす。
花見にはまだ早いが、つぼみを眺めるのも悪くはあるまい。

……と、小さな灯りに気がついて、光の方へと顔を向けた。
目に映るのは少年と青年の間くらいの男子二名。
こちらをいぶかしむように眺め、二人でなにやら言いあっている。

ああ、そう言えば変化を解いてしまっていたな。
尾を見られたと言うわけか。

「こんばんは。少年たち。
 こんな夜に出歩くと保護者が心配するぞ?」

にこりと笑って二人に答える。
こう言うときのコツは常識的な反応を心がける事。
そして、尾があってなにがおかしいと堂々とする事だ。
大抵の人物はどう追及していいかわからず引き下がる。
後で人を呼ばれても、駆けつける頃には姿を消しているのだから関係ない。

そして姿が見えなければ、大抵は信じて貰えない。
人は信じたい物を信じる生き物だ。
そして、九尾の女性が夜にうろついているなどと思いたい人間は多くはない。


5 名前:キリランシェロ&ハーティア ◆DHCaTHLetE :2011/03/29(火) 01:14:02
「ど、どうも……」

もごもごと答えながら、キリランシェロは彼女を――失礼だとは分かっていたが――しげしげと眺めてみた。
だが女性はとくにどうということもない顔をしている。今こうしてここにいるのが当たり前だと言わんばかりに。
そんな彼女に、

「そうなんですよねー、保護者が心配するってことにかけちゃほんとにこいつの保護者はどこまでも過保護とゆーか
 弟が心配で心配で仕方ない姉貴とゆーか。こいつ夜遊びがばれてそのおしおきで瀕死の重傷負わされたんですよね。
 まったくどこまで弟が大事なんだか……なあキリランシェロ、あれっていつの話だっけ?」
「昆虫採集の夜間外出がばれてティッシに折檻された時のことだろ?忘れるもんか、チャイルドマン教室に入って2年目だから今から4年前……っておい!
 なに馴染んでるんだよハーティア!」

相棒を脚で小突く――が、赤毛の少年は気にもしない。

(馬鹿、若い女だぞ、女。しかも受け答えもまともじゃないか。この際ちょっと尻尾がついてようがどうだっていい)
(そういう問題じゃないだろ?!)
(何言ってんだ。さしあたって受け答えをひとつ間違っただけで命の危険に晒されたりする可能性はなさそうじゃないか。
 なら何も問題ないだろ。少なくともお前の姉ふたりよりはずっとまともな相手だ)
(確かにまあ、態度はまともだし命の心配はなさそうだけど……) 

なおも納得できずにキリランシェロはぶつぶつとうめく――が、ハーティアはといえばそれでもはや疑問にかたをつけてしまったのか、
もはやキリランシェロのほうには気にも留めずにしゃべっている。

「ぼくらは単に夜遊びで抜け出してきた学生ですよ。あ、<<牙の塔>>の学生が夜間外出してたーなんて言い触らすのはなしの方向で。
 ところでお姉さんはこんなところでなにをしてるんです?」

6 名前:八雲藍 ◆89Mo/e8byU :2011/03/29(火) 01:22:54
>>5
言い合う二人を微笑ましく感じる。
今でこそ知人との関係は良好ではあるものの、
こうやって気の置けないやりとりのできる関係というのは
かつての私には得られなかったものだ。ひょっとしたら今も。

「告げ口などするはずがない。
 言わば私は同じ穴の狢なのだからね。
 見れば分かるだろう?サボっているのさ、寄り道をして」

ガラスの小瓶の中には琥珀色の液体が揺れる。
舌を焦がす強めのブランデー。

「花見にはすこし早いが、かえって人が居ないと言うのは助かる話でもある。
 こういうのも酒を飲む口実とては悪くないのよ。
 まぁ、自己満足と言えばそれまでかな」

肩をすくめて頭上を見上げる。
枝葉の間から注ぐ淡い月明かり。
照らし出すは狐の怪に子供たち……あぁ、これは危ない構図だなぁ。
八雲藍は苦笑を隠せない。

「ふふ、それより、いいのかい?
 せっかくの夜遊びの時間をこんなお姉さんとのたわいもない会話につかってしまって」

牙の塔……か。
聞かない名前だな、などと思いを馳せながら二人の顔色をうかがった。


7 名前:キリランシェロ&ハーティア ◆DHCaTHLetE :2011/03/29(火) 01:52:14
「いやーむしろぼくとしちゃ夜中にこんなシスコンとふたりっきりで花見に行くっていうのも
 どうなんだって思ってたところなんでこんな綺麗なお姉さんと相席できるなんてむしろ大歓迎ですよアハハハハ……」
「お前がばれたら絶対殺されるからやめようよって言ったぼくをここまで引っ張ってきたんだろ?!」

叫ぶが、やはりハーティアは聞いていない。

(つくづく不条理だ……)

内心でうめく。が、確かにこうなったら尻尾などいっそ見ないふりをしてすべて割り切ってしまったほうが建設的ではないかという気もしてくる。
そして、<<塔>>の外の人間――本当に目の前の女性が人間なのかどうかは知らないが――と会話する機会などめったにないというのも事実ではある。

そこでキリランシェロは改めて彼女を観察してみた。
服装は高級品というほどでもない。が、安物というわけでもなさそうだった――つまりは比較的普通の品だろう、ということだが。
バックもどこにでもありそうな品に思えた。
もっとも尻尾がついている人間の持ち物を外見だけで判断していいものかどうかはキリランシェロには自信はなかったが。
髪は狐色に近い金髪といったところか。
顔立ちも整っていると言っていいだろう。

(……でもティッシのほうが美人かな)

長いダークヘアが美しい自慢の姉のひとりを思い浮かべ、胸中で独りごちる。

「あ、こいつ姉貴のほうが美人だ、とか思ってやがるな」
「な、おいハーティア!ぼくはそんなこと一言も言ってないぞ!」
「言ってないぞってことは言ってないだけで考えてたのか?」
「う……」

返す言葉に詰まり、何も言えなくなる。

「まったく失礼な奴ですよね、こいつときたら。ほんとにもーぼくらもそのシスコンぶりはなんとかしろって
 いつも言ってるんですけどねえ。こいつはいつになったら姉離れできるのやら」
「そんな偉そうなこと言って、お前だってあのふたりには逆らえないじゃないか」
「あ、お姉さん、グラス予備ありません?あったら僕にもちょっと分けてもらえないかなあと」

だがハーティアはキリランシェロの指摘にそっぽを向いて、目の前の女性に話をもどす。

「まーったく校内じゃあこいつの姉やらなんやらがうるさくて、ろくに羽も伸ばせないんですよ。
 やっぱり人間息抜きって必要ですよね。自己満足おおいに結構じゃないですか」
「……酔っ払ったお前を担いで帰るなんてぼくはごめんだからな。容赦なく置き去りにしてぼく一人で帰るぞ」

ぽつりとキリランシェロはつぶやくが、やはりハーティアは無視して話を続けている。

8 名前:八雲藍 ◆89Mo/e8byU :2011/03/29(火) 02:05:43
>>7

笑う少年と呻く少年の対比が好対照すぎて少し笑ってしまった。
射殺とは穏やかではないが、根底に信頼を感じる以上、
その姉とやらは随分と頼りがいのある存在なのだろう。

「無理も無い。
 憧れの姉ほど美しい存在は無いからね。
 そりゃあ行きずりの酔っぱらいでは相手にならないさ」

だが内心少し怯む。そしてその情動に苦笑がこぼれる。
いまだにナルシズムが過ぎる病は完治していないと見える。
余計な自尊心とは分かっているんだが。

「グラスは用意できなくもないが、見た所大人にも見えないからね。
 お酒をお勧めするわけにはいかないかな。
 少年がたはおいくつかしら?」

袖から紙を取り出してくるりと円錐をつくって指ですきまをなぞる。
スキマは消失、それだけでお手軽に杯の完成だ。
それに酒をわずかに注ぎつつ、思わせぶりな態度を取ってみる。

そう言えば夜遊びとか言っていたわね。
この子らは成人なのだろうか?


9 名前:キリランシェロ&ハーティア ◆DHCaTHLetE :2011/03/29(火) 02:22:11
「うーん。ごめんなさい。
 でもほんとにティッシは美人だし成績優秀だし人当たりもよくて強いし魔力も強大だしで
 ぼくにとっては自慢の姉なんですよ。同時に悩みの種でもあるんだけど……」
 
今度はキリランシェロが喋り出した。

「ぼくらには隠してるみたいだけど学校中からラブレターとかたくさんもらってるみたいで、
 弟のぼくとしてはティッシは生真面目なだけに変なところで妙な男にひっかかったりしないかと
 ちょっと不安で……あいてっ」

後ろから小突かれて、話を中断させられる。
振り向くと、ハーティアが渋い顔をしている。

「何すんだよハーティア」
「お前の姉自慢はもういいんだよ。このシスコン」

呆れたようにそう言うと、キリランシェロを押しのけてハーティアが再び前に出る。
彼はグラスをじっと見つめると、

「あれ、お姉さん、それって白魔術ですか?うわーすごいな、白魔術士なんてアザリー以外に会ったの初めてですよ」
「あー、うん、これは確かに凄いや」

キリランシェロも素直に感心している。

「あ、ぼくらの年齢ですか?15歳です。こいつも同じ」
「教室じゃ、ぼくらが最年少なんだよね」

10 名前:八雲藍 ◆89Mo/e8byU :2011/03/29(火) 02:35:16
>>9

顔から苦笑がはがれない。
マシンガンのように語りだした少年の表情は「憧れ」の化身そのもの。
どれだけその姉を思っているか、疑う余地もなかった。

「どれだけ想っているのか良く伝わってくるよ。
 ふふ、きっとお姉さんも冥利に尽きる事だろう」

と、グラスを見ている二人の発言に耳を留める。
白魔術師。

……ふむ。
先ほどの会話、そして教室。魔術。
なるほど、彼らは魔術師の養成機関の所属と言う事か。
牙の塔というのがそれなのだろう。
アトラスや賢者の学院、仙界や陰陽寮くらいしか知らなかったが
世界は広いと言う事か。いや、あるいはこれは……

いや待て、聞き捨てならないセリフが聞こえたぞ、今。

「15……15かぁ、それは残念ねぇ。
 お酒は差し上げられません。そして夜遊びもそろそろ終えないとね。
 もうすでに丑三つ時まであとわずか、今は妖魔怪異の時間だよ?
 親愛するお姉さんを心配させてはいけない」

紙の杯についだ酒は自分で呑んでしまう。
彼らの世界ではひょっとしたら15で酒が飲めるのかもしれないが、
生物学的にはまだ飲まないに越した事もないはずだ。
よって没収というわけである。

11 名前:八雲藍 ◆89Mo/e8byU :2011/03/29(火) 02:39:10
>>10

「そうだなぁ、夜遊びを助長しないようにまずは私が去るべきか」

ふわりと空中に浮かんだ八雲藍。
ドロンと音を立てて白煙に姿を隠し、借り物の力で静かに背後にスキマをつくって滑り込む。

「先ほどの手品だけどね、白魔術じゃないよ。
 いわば妖術、アヤカシのわざだ。
 言ったろ?今は妖魔怪異の時間だって」

声だけを残して狐はスキマの向こうへ消える。
楽しい寄り道をありがとう。
口の中で小さくつぶやいてその場を立ち去る事にした。

  <退場>

12 名前:キリランシェロ&ハーティア ◆DHCaTHLetE :2011/03/29(火) 03:24:50
>>11
「ちぇー。やっぱダメか」
「ぼくらだけでこっそり飲むならともかく、人に名乗った上でもらおうっていうのは無理があるだろ。
 そんなに飲みたけりゃ自分で持ってくればよかったじゃないか」

「……って消えた?!」

さっと血の気が引くのを感じる。
さすがのハーティアも先ほどまでの馬鹿面ではなく、魔術士の顔になっている。

「おいハーティア……どういうことだ。まさか"ゴースト"か?」
「いや、あれじゃあない。あれならぼくが見分けられないってことはないからな」
「じゃあ、空間転移でここからいなくなった……」
「多分そうだろ。でも白魔術じゃないって言ってたぞ。これが魔術じゃないなんてことがありうるのか?」
「…………ダメだ。ぼくらじゃあ分からない。先生か、せめてアザリーに聞かないと……」

実際のところ、自分たちにはどうしようもないというのが残された事実だった。
追うどころか、どうやって消えたのか、それを推測することすらできない。
煙に紛れて逃げた――にしては足音も聞こえなかった。まさに忽然と消えてしまったのだ。

「本当に妖怪の類……だったのか?」

こわごわとハーティアが呟く。

「馬鹿言うなよ。そんなの、あるもんか」
「じゃあなんなんだよ、あれは?」
「聞かれたってぼくが知るわけないだろ」

答えるキリランシェロの声にも力がない。

「……どうする、ハーティア?」
「どうするったって……そんなの、ぼくらにどうできるっていうんだよ。これだけ綺麗さっぱり消えちゃったのをさ」
「だよなぁ……」

聞くまでもなく分かりきっていた結論をあえて確認しただけに終わり――途方にくれる。
肩を落とし、あたりに視線をさ迷わせながら、

「なんなんだよ、これ。あれが王都やキムラックのスパイだったら一大事だぞキリランシェロ」
「……とりあえず、害意はなさそうだったっていうことを信じるしかないな」

「まったく、お前がこんな時間に花見がしたいなんて言うからこんなことになったんじゃないか」
「ぼくだってこんなことになるってわかってたら来なかったよ!
 どうする、先生になんて言えばいいんだよ、こんなの」
「無断外出したら尻尾の生えた女の人に会って、その人が突然煙とともに忽然と消えたんですけど、って?
 そんなこと聞けるわけないじゃないか」
「…………ほんとに妖怪の仕業とでも思っておけってことか?」
「このままなにも起きなければそうなるんじゃないかな……」

気味悪げにあたりを見渡し――

「なんだったんだろ……」
「さあ…………でも」
「でも?」
「まあ、美人だったな」
「……あっそ」

そんなハーティアの、いつもの台詞を聞き流しながら。
やがてふたりは腑に落ちないという顔のまま、帰路についた。

【退場】

13 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:18:25

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  ( ヘ:::::::::::::::::::::::::::::/::! 丶l1:;;:ヽ_j` ヾ. }::::::::: ,.イ7:://: /
  ヽ `l::::::::::::::::::::::::::/:::|  ヽゝ、__ノ_   j:/::, イ:y/´l':: /
  ヽ ̄.|::::::::::::::::::::::::;::::::|     ̄ ̄   ,イ/ヾ=''1:::::: ,'
  :::::l``l::::::::::::::::::::::j:::::::|          '´   \j::: :: {    さくらもちが食べれると聞いてきました
  :、::ヽ:::!:::|:::::::::::::::::::::::::',                 ノ::: :: l.|
  :::lヽ:ヽ!::ハ:::::::::::::::::. : :::',              - 7::::::  l.l
  ::::', ``|::l`';:::::::::::::::::. ::::',       ,.-―‐r ,.:'::::::::.  lヽ
  ヽ;:', .|:;' ';:::;::::::::::::::. ::::'、           ‐',イ::::::::::::::. {
    `゙` リ  ';::i、::::::::::::: . ::l::',        / 丶ヽ:::::::::. ヽ
        ヽ'、ヽ::::::::::..:..ヽヾ‐ ,,.._   _,<_  ヽ:ヽ::::::::. ヽ
  、ヽ、     ヽ'、\:::::::::::::..ト;'、   ̄´   >、  `` \::::. ヽ
   ヽ、\     `` 7、:::::::::::ヾヽ    /,-ヘ     `ヽ、 \


 <帰ってきて早々この子は……>


14 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:29:28
とくいてんがあれば出番がもらえるって聞いた。
本当だろうか。

嘘でもいいから出番が欲しかったので飛びついてみた。
乞うご期待。

……宣伝はこれでいいんだろうか。

15 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:31:44
そしてステラは雑談スレの使い方を間違ってるような気がする。

でも気にしない。


       /  . : : : : : : : : :    . : . : :     . . .
    , _'´_,. : : : : : : : : : :  . : : . : . : : :   . : : : :
   二 ‐ ´: : :_,. '´  . : : : : / : : /: : . : : :_ :/         /
    ̄ フ  ̄ : : : : : : : : : : /: ://: : _, - ´/:  . : :    /: : /:
 _ ‐_´_; : /:   . : : : //オ/ィ≡ミ >': : . : : : :   , イ: : ./: :
  フ - ´ /   . : : : : /イ `ヽ ヒニ/: :_,. /:  _ ∠ 7: :,:イ : :
_/二 - '´   . : : : : : : / /     /- ´ /,: ‐ ィ=ヲ,、く冫: :
      : : :  . : : イ /        / ´   ヽヒ-´/7/: : : /:
      . . : : : :_: イ/-l           l      `フ´: :/ : :
_: : : : : :_  イ: : :/′:ヘ          /    / ィ7´: : : :  なんかあっても
    ̄    { :; - 、: : : |\     r―- 、  ー´ ´ // : : : :    /
         l/   \: :|  \     `__ー '    /7: : :     /
                 `|   丶、      _ ィ ´ /:      /
               |     ` -  ´l-―/   . : : :,: く!__
                    |          レ ´ . : : :_, -,.' ‐ ´ _`
                /|       _ ‐_´ _, 、-‐ ´/: : : :, '´
―― ---  .... __ /:.:./       //‐_´ - '´  ̄/: : : :/   踊ってごまかせばいいよね!
     、      /:.:.:.:.:!    /:./:/   , -   /: : : :/

 <ダメのダメダメだ!>

16 名前:名無し客:2011/04/04(月) 00:32:52
      ,,,....                     |
      .く.××` ヽ                |
      ||\×× ヽ              |
      ||  \××i           |
      || (;;:;;).\ソ .____       ,⊂|
      (__,,,,,...〜'''"´  ``'‐:-−''"´  \

        ↑
      さくらもち

17 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:35:27
実はスパロボがでた頃を目途に、スレッドたてようかと思ってる。
ねぇ、シン……

定食屋さんとラーメン屋さん、どっちがいいかな!

 <文化祭のだしもの感覚のステラ・ルーシェ>

18 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:37:48
>>16

             ,.-'"_,.-‐'''''‐'、´   `゙r-;、
              / /      `     丶. 丶
            /   /         .     }  ',     ぴきーん!
         /  /       .:  .:: :    .::. ::. ヽ
            |  / /  .   .::::: .:::l:::.  .:. ::::}.:::: . ゙,
         j  /,.イ .: :: :. .:::::/.:::;:;1:::: :.::::.::/:;::::.::: l |
        ノ '´ .:l/l::. :::.::::.:::;イ::/j/゙l::::::l;:ハ/}::/::;イ: ハ|
       //  .::::::i:::!::. ::::::∧{':'、j` ヽ:::lリ:fj'7:::/ j/ ′
      ''7 : .::::::::::::;l:::. :::/! ゞ=''   ゙iヽ=' !:/ .′
       {、、::.:::::::::::/ヘ:::. :  !       ,  l: {
       `ヽl゙ヽ、:ヽ:l:::::l、l;::.  !    ,.:  ,.'::. ヽ
         `  ``lヾヾゞゝ. 、'、    ‐/ヽ::::.ヾ`
               j     `,、ヾ` ァ‐へ.  ヽ;、ヽ
             ,ヘ_    j.l`ヾ/. 〃,イ   ` ヾ
          _ノ `‐ ニ_-、// | { 〃/ll_
        ,.-''´    _->'  └,ヾ<.-べ-、
       r'フ''ー- 、_-_-'     ヽ l }  `゙ト,     ……ッ!
.      /      ヽ        ヾ    | }
      {       ハ         ヽ、 _ヾ |
      ,.l      /  }       ,r''´-ヘ-'ヾ
.     /. |     /   !        /  ´_,ス ヽ
    /.  ',    ヽ  |l     /    rァ.j、 ヽ
     \ ',     `ヽ !/    ,-/    /゙''´ }  }















  /::: .:::           .::::: .:    .: ::::          l    ヽ
  ::/::::::      .::    .:::::::: .::    : ::: ::::.        l.      l
. /|:::::::    ..:::::   .:::::::::::::;::: .:!  ::l::::: : :::       l:.      .|
  ::|:l:::::.   .::::::::  .:::::::::::::::/:l::: .::;|  ::l:::::::. ::::.   .  j::     l !
  :::l:l::::::.  .::::::::: ..::::::::::::::::;イ/!: .:/ ヽ :::l;::::::::. :::.  .::  /::: l   /ll
  ::::i{l::::::. .:::::::::.::::::::::::::::::/ {l_」::/`丶', ::lヽ:::::::.::: ::  /::: :j:  / j'
  /`l::::::.::::::::::::::::::::::::::;イ,斗=l:/て`ミヽ:l`ヽ::::::::: :: ,イ::://  /
  ( ヘ:::::::::::::::::::::::::::::/::! 丶l1:;;:ヽ_j` ヾ. }::::::::: ,.イ7:://: /
  ヽ `l::::::::::::::::::::::::::/:::|  ヽゝ、__ノ_   j:/::, イ:y/´l':: /
  ヽ ̄.|::::::::::::::::::::::::;::::::|     ̄ ̄   ,イ/ヾ=''1:::::: ,'    見える!
  :::::l``l::::::::::::::::::::::j:::::::|          '´   \j::: :: {
  :、::ヽ:::!:::|:::::::::::::::::::::::::',                 ノ::: :: l.|
  :::lヽ:ヽ!::ハ:::::::::::::::::. : :::',              - 7::::::  l.l
  ::::', ``|::l`';:::::::::::::::::. ::::',       ,.-―‐r ,.:'::::::::.  lヽ
  ヽ;:', .|:;' ';:::;::::::::::::::. ::::'、           ‐',イ::::::::::::::. {
    `゙` リ  ';::i、::::::::::::: . ::l::',        / 丶ヽ:::::::::. ヽ  私にもさくらもちが見えるぞララァ!!
        ヽ'、ヽ::::::::::..:..ヽヾ‐ ,,.._   _,<_  ヽ:ヽ::::::::. ヽ
  、ヽ、     ヽ'、\:::::::::::::..ト;'、   ̄´   >、  `` \::::. ヽ
   ヽ、\     `` 7、:::::::::::ヾヽ    /,-ヘ     `ヽ、 \


 <大方の予想通りヘッドスライディングで行ったステラ・ルーシェ>

19 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:39:22
何ィ!?

なぜか真っ暗に!?


 <阿呆ですか、あなたは>


20 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:41:39
ま、まぁ、待つんだ。
落ち着け。
ときに落ち着け。

こういう高度な罠なら仕方ない。
そう、仕方ないんだ。きっとみすちーも賛同してくれる。

ステラが阿呆なわけジャナイヨ?
これはつきあいというやつなんだよ?

あと879に呪いあれっ!!

 <のろうな>

21 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 00:41:46
>>16

               ,,,....               |
              .く.××` ヽ            |
              ||\×× ヽ          |
              ||  \××i        |
              || (;;:;;).\ソ ._       |
             ,. '"´'`'´'`゙ヽ        |
            ,;'-=エエ=- ヽ\',       |
            L‐、,,r-‐ー、,‐‐‐..」      |
          , '"´ ̄`ヽ ! l           |
         i〈,ノ八ノノ 〉._,ノ              |
うらめしやー!り、゚ヮ ゚ |llλ||                |
          }〈l:;*:;:l〉{.つボコッ!        |
          ,r゚。_ _ 。゚ヽ..ヒョ           |
          `'-'-'"、j''"´ .____       ,⊂|
          (__,,,,,...〜'''"´  ``'‐:-−''"´  \


22 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 00:43:45

       _____
      /-―- : : : : \
            ヽ: : : ヽ  ______
             } _: : : :´ : . . . . . . . . . . . .
           . : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . :`
           /  : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .  \
.       /       : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : . ヽ
       /: : / .:/     : :/: : : : : : : : : : : : : : : \: : : .
         ://: : :/ : .     /     : : : : : : : : : : : : : : :   l
         /: : :/: : : . /: . ./  |    i.    \          |
.         ′: /:/|-‐∧:¨/Τ∧: : : :十、―|―ヽ--:. .| . . : |
         { : : { {八: :{ ∨ |/   : : :| :\|\: :. : : ハ:|: : : : :
.        八:.:/|∧ : 、| ====  \: :| ====`| : /:.:リ: : : :|
        \/ }: : i.:i i: : .           . : :i i:.| / |ヽ : : : : {
              : : :|                /: :|' 八: : : :
              /: :人               } : :レ′ : : : l
.            //|: : :> .    i┐    . イ: .:/: : : : :八 :.
            / |∧ : : : : >r| |ニニLΤ.:厶イ ∧: : /  \
               |/ ∨\: :l_|_|_   \:/ レ  }/
                       >|    |._/\/\
                 /{ :|    |  \i:i:i:i:ヽ
                  /八」     |\__ノi:i:i:i:i:i:
                i:i:i:i:l____:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:

ラーメン定食屋でいいではないですか。
世の中には店にはいった時点で、○名様、ラーメン○杯!と店員の声が響く店もありますが、
ここにご飯とかも自動的につくとなると……利益率が凄くよくなります。
サイドメニューで無理矢理稼ぐのは常識ですね。

しかし、少し思慮が足りないのではないでしょうか。
生存ルートで続編とは限りませんが?

23 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:44:29
.     /             \
     /                \
.   ,イ          | ト,ヽ      ト、    馬鹿なっ!?
.  //         ∠l l_lハ |     |ト \
 / .|         / l/二ミ‐|./    /リ |  !
/  |          / ア′O `イ   / ヽ|  |
|   |        |   `ー--| ,ィ'┴┐ /  リ
|    \      ヽ\.     |/    ∧  /
ヽ    lヽ\    \`-     __ |   |
 |   | |\\     ヽ     '‐─┘|  |   あなたは……さくら餅の精ッ!?
 |   ヾミ--ヽ\  ヽヽ       /   |
./    ヽ,``T^ト、\  | |      /\ト、 ヽ
|      \ |   ̄ヽ |丁  ァ--‐'   | \|
|        \.    | |   /     \|  ||
.\  ト、ヽ   \   レ'   | ≧ー‐-、 |  リ
 ̄``ーミ、 ̄ ̄ ̄ヽ|``ヽ、  | ̄ ̄    ヽ|

 <想定外の切り口できたステラ・ルーシェ>

24 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:49:06
>>22
なんかラーメン定食の精さんにダメ出しされた……

しかし、考えてみてほしい。
ラーメン定食屋にはできないことがあるじゃないか。
それを考えるとやはりこれは考えものというわけなんだよ。

それは。





  /::: .:::           .::::: .:    .: ::::          l    ヽ
  ::/::::::      .::    .:::::::: .::    : ::: ::::.        l.      l
. /|:::::::    ..:::::   .:::::::::::::;::: .:!  ::l::::: : :::       l:.      .|
  ::|:l:::::.   .::::::::  .:::::::::::::::/:l::: .::;|  ::l:::::::. ::::.   .  j::     l !
  :::l:l::::::.  .::::::::: ..::::::::::::::::;イ/!: .:/ ヽ :::l;::::::::. :::.  .::  /::: l   /ll
  ::::i{l::::::. .:::::::::.::::::::::::::::::/ {l_」::/`丶', ::lヽ:::::::.::: ::  /::: :j:  / j'
  /`l::::::.::::::::::::::::::::::::::;イ,斗=l:/て`ミヽ:l`ヽ::::::::: :: ,イ::://  /
  ( ヘ:::::::::::::::::::::::::::::/::! 丶l1:;;:ヽ_j` ヾ. }::::::::: ,.イ7:://: /
  ヽ `l::::::::::::::::::::::::::/:::|  ヽゝ、__ノ_   j:/::, イ:y/´l':: /
  ヽ ̄.|::::::::::::::::::::::::;::::::|     ̄ ̄   ,イ/ヾ=''1:::::: ,'
  :::::l``l::::::::::::::::::::::j:::::::|          '´   \j::: :: {
  :、::ヽ:::!:::|:::::::::::::::::::::::::',                 ノ::: :: l.|  ざるそば定食が出せない。
  :::lヽ:ヽ!::ハ:::::::::::::::::. : :::',              - 7::::::  l.l
  ::::', ``|::l`';:::::::::::::::::. ::::',       ,.-―‐r ,.:'::::::::.  lヽ
  ヽ;:', .|:;' ';:::;::::::::::::::. ::::'、           ‐',イ::::::::::::::. {
    `゙` リ  ';::i、::::::::::::: . ::l::',        / 丶ヽ:::::::::. ヽ
        ヽ'、ヽ::::::::::..:..ヽヾ‐ ,,.._   _,<_  ヽ:ヽ::::::::. ヽ
  、ヽ、     ヽ'、\:::::::::::::..ト;'、   ̄´   >、  `` \::::. ヽ
   ヽ、\     `` 7、:::::::::::ヾヽ    /,-ヘ     `ヽ、 \

 <どこからつっこめと>

25 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:51:51

生存ルートで続編とは限らない?
生存ルートで続編とは限らないって言ったのか!

あんたなんにもわかってないな!
それで誰が傷つくことになるのか、あんたほんとに分かってるのかよ!



それも私だ!

だからそう、その、なんだ。
もっと優しくしてほしい。



……スパロボなら!
それでもスパロボならなんとかしてくれる!
プルツーちゃんもそうゆってた!

26 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 00:52:17
>>23
変な驚き方された!わちきくやしい!
だが私には次の手がある!二段重ねで人を驚かしてやるのだ!
よーく聞け、そこの業突く張りな人間!

           _,, --─- 、.,_
       / ̄` ー、     `ヽ.
      /       `ヽ ̄ー-、. `ヽ
.     〈              ヾ   ',
      ;'    !  !|  、     `ヽ  |,─- 、
      i | !/_ノ\_ヾ、_ヽ\`ヽ ヽ  ! ';    ̄ ̄`ー -、.-、ヘ
       ヽ! ハ /テi :::::::::::ィ Tヾハヽハノ  |         ト、`ヽ i
       ハ 7代_j`:::::::::::弋_ソノ!   !  ハ___    |\ヽ○、`ヽ
        { |ト"" 、___, ""ノィ  }   }/|_   フ 入 `┘  こいつは食紅を塗った柏餅だ!
         )/i>、 (_ノ  ,. .イ イ    ノ    !_/ /ノマ   ハ
           !ノ/ `ーrァ、´r,_ヘ/ヽヽハ)ゝ   / |  /      ',
          |;/fr'、 r,テ,ノ / ̄`ヾ  ̄へ// |  〈       ',
          〈 /ヽVノ   ;'     ',  //ヽ |  ヽ       |
           ∨  i     i      |//  └|   i__     i
           i  ┿     |     ノ/     |   ヽ \   i
           |  i     ゝ、   〈       |  ゝ ヽ ヘ   |
           i  *      ∧   '、      ゝ、__ソ┐__,ゝ i
           !  |       イ\  |             ̄\ヽi
            `ー-――‐--イ  `:, ノ               ∨
           / /|       |   ';
         /  /        !    ';



27 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:55:36
>>26

なんだ、かしわもちか。
よかった……さくらもちを手に入れられなくて泣く子はいないんだね。
なんだぁ、私が騙されただけかぁ。
それだけで本当によかった……!

じゃ、いただきます?

 <傘化けのほっぺにかみつこうとするステラ・ルーシェ>


28 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 00:57:24


はっ!?


しまった!
ここは殺伐スレじゃないからかみついちゃダメだ!!


というわけでかしわもちの精をかじるのはストップした!
ふふ、危ない所だったよ、シン……

 <エンジンとばしすぎのステラ・ルーシェ>

29 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 01:02:41
>>24
ふむ……

……失礼ですが、蕎麦は貴方には手が余るかと。
代金支払いの時に、今何時と気を逸らされて、支払を誤魔化されたとか、
フラグが見えます。

>>25
過去に和解生存ルートをなかった事にされたピンク髪の女傑がディスられた気がします。
既に前科はあるのです。

―――――――ところで劇場版は何処にいったのでしょうか。


30 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:03:11
ところでスパロボLでインパルスに乗れないのはルナちゃんの陰謀ですか?
ステラに金ぴかに乗れって言うのか……


31 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 01:03:50
>>27
ひいん!?な、何しようとするのよー!
お腹が減ってひもじくて幻影を見ることは私にも間々あることだけど
だからって私のほっぺなんておいしくもなんともないわよ!?

くそう、こうなったら私はかしわもちの精なんてやめてやる!
そして愛と勇気とかしわもちの精にグレードアップだ!

<おい、やめろ>

32 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:10:28
>>29
時そばだと?

そんなことはない。
ステラはこれでも数学の成績はスティングについで育成班内二位だよ。

レジ打ちからプログラミング現場書き換えまで楽勝です。

 <……は?>

なんで不思議そうな顔をするの!?

 <……は?>

なんで繰り返すの!?

>劇場版
ステラのポジションがハマーン様かプルツーちゃんか。
考えてみるがいい!!


……フレイ姉さんのことだったらその……見なかった事に……

>>31
>愛と勇気とかしわもちの精

かしわも……

死神だった!?




      ヽ\   \ ̄ ̄`丶、              !//
        '、 ヽ   丶   /`丶  、   O     /'´ ゚     や、やだ……
         ト、 ',、  '、 /,.ィ≡ミヽ  ', 。     _,/ //  _,.
      、  ', ヽ',\. l/〃___ `ヾ ', l!|    /∠-― 、 /
       ヽ | ',l  〉!〃{´゙}‐、ヽ rっ ll l  ,.y´  __,.ァ''´,.-―''´
        ト, l  ヾ /ハ!'、ヽ_}-'::ノ/ノ| ハl  /,.-‐''´ ` ̄ ̄)-――
        ',ヽ !_  ノ´    `ブ´  l / l  Y   _,.-ァ‐''´
        ', ',! ー''          〃 l  l  /´,. ‐--― 、 _,.   /
  、       ! ≧ __         /  ! ,' r''"´    _,.ァ''´   /
   l        l ノ〃 r-,、 、::::::::   ノ  | l' /   _,.r''ブ´    /
   ト,    ○ ト≧ミ`ゞり l!:::::::    ,.イ ! Y  /_,,..-''"ヽ   /
   ',ヽ     ',  `''ー 、' !:::::   〃ノ  ! l, ノ    _ノ   /
  、 '、'、      ',     `ヾ‐''´ ´/-'' ノ| lj、   r‐''´   /  /
   ヽ ',ヽ       '、  ゚     ` ー ''"¨¨'、 ハ  !,     / /
    ', ヽ○ 、   \      ,,..-''" ̄`ヾヽ! ヽ / ヽ   〃
.  ヽ `ヾ'、  `''‐..,,_ \/´ ̄ ゙´ヽ、{__r    !-!  `r、 ヽ /´
    ',  ` ヽ  ハ ` -,-ヽ、_           {ハ   | \y'´
    !     l |lY            |  ヽ  l /  しぬのはだめ……!!
    l     /  ヽ! l            l  / ヽ l ヽ

 <数年ぶりにブロックワードが起動したようです、しばらくJOJO立ちでお待ちください>

33 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:16:41

……よし、落ち着いた。

 <はやいな!?>


34 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 01:16:51
>>32
                                   ,- 、_      /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄
                               , '"´ ̄/   \`'' ヽ:_rく:::::::::><:::::::::::::::::;!
                              ./    ./   r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|
                             /  |-‐     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
                            ノ  ハ r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
                           '⌒i ./ィ 'ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ ならば私で遊んでみろ!
                         r-、  ノ、ハ 弋_rソ レ'   ァ:7ハ | /   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
                        r// ̄ / /7⊃     弋;;rソ'レ' イ  )   ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
                        `\ |∧ ト、   lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>"| |`| {ニ}
                           \ レ'\> 、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-|  )
                            \i   /|/二二7イ/   /    _,,. -し'/ァ
                             `'ァ'::::::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  └'´
                  ,- 、_      /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄
              , '"´ ̄/   \`'' ヽ:_rく:::::::::><:::::::::::::::::;!
             ./    ./   r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|
            /  |-‐     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
           ノ  ハ r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
          '⌒i ./ィ 'ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ 早く消さないとお前のせいで愛ちゃんが連れ去られるわよ!
        r-、  ノ、ハ 弋_rソ レ'   ァ:7ハ | /   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
       r// ̄ / /7⊃     弋;;rソ'レ' イ  )   ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
       `\ |∧ ト、   lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>"| |`| {ニ}
          \ レ'\> 、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-|  )
           \i   /|/二二7イ/   /    _,,. -し'/ァ
              `'ァ'::::::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  └'´
   ,- 、_      /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄
´ ̄ /   \`'' ヽ:_rく:::::::::><:::::::::::::::::;!
  ./   r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|
‐     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ ばよえ〜ん。
rソ レ'   ァ:7ハ | /   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
    弋;;rソ'レ' イ  )   ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>"| |`| {ニ}
、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-|  )
/二二7イ/   /    _,,. -し'/ァ
::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  └'´


35 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:18:02
あれだ。
よく言うじゃないか。

ほっぺたはおちるほどおいしい、と。


36 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:21:04
>>34
ステラは考えたのです。

くすりをいっぱい投下してどうこうとか
そういうまだるっこしいのは置いといて。



         | !
         Kl                 ,.―-y'"⌒丶、
         | ll              r''´ ..:::::::. ..::::::::::::::゙ヽ_
.           |_jl,、            ,.‐1 .::::::::/:::::::::::::::::::::::::::丶
           /__{ |           l .:::',::;:::::::/l/ヘ';::::::::::::::::::::::|
        /,.-、ァ{              l:..:::::トヘ::ト| ヒj`1: ::::::::|::::::: !
          { ''ニ゙Y           j::::::'、lゞ'ヽ    ノ .::::::;:::ハ:::::. !
        {´r-゙ゝ         z''.::::::::;;:!゙;.._  ‐'フ .:ノj:/ノ:::::::.ヽ
        | | |          ‐'‐'''"フ:::ヽ`  / /イ/´:::::::::::: リ
        __j .| !           /z__:::::`'‐// ‐=;:::::::::::;: /
      r''´ .ノ  !. |               `゙''''''1     l ̄ ̄"′
    /  /  「~         ,.‐;ニニニ;=-<,ニニニ_',_    死神をヤれば解決じゃない?
    /  /   ハ        ,.-‐''´~ ,.-''"´ _,.-1 |   /,ヘ ̄`゙ヽ
   ,'  /   ノ }     ,.イ    / ,.-‐''´  ', '、 //  \  ',
   {  l _,. -'  lヽ-‐'''´ /    !/      ∨"/    、ヽ  }
   ゙て ̄     }`-ヽ   {    ./        ,.‐「1     ヽ  j
    ハ    // 丶 l  _/      _ -'´  | |      l /   ダイレクトに。
    ヽ    ''"~    r‐;' /  r'" ̄',_,.-'´    | |        l'
      '、_     / r' /   .{,.- 、 ',      .| |      j
          ̄`'''´  ヽ/   /,.- 、`ヽ      ||l    |
               〈   '{´ニ_`  '、     |. | |   l |

 <殺伐しちゃらめえ!!?>

37 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:22:40
劇場版なんかなかった。

きっとそう。


38 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 01:26:33
>>32

………

………

なるほど、私のところと違って、ただのアホの子ではなかったのですね。
スキルはきちんとあるアホの子だったのですね。
踊っていて、明後日の方向を向いていて、レジを素通りされたとかは普通にありそうですが。


確かにそういわれれば、生存ルートもありな気がしてきました。
変化球で拉致、洗脳、フラグ立てないと…もありえそうですが。
プルツーはそれ、やられていますし。

39 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 01:28:29
>>36

   、   、\             /   !
    !   ヽヽ、           l′  /
.   ! 、    `'く‐        丿   ,′
   ∪ │_     ゙┬―‐''''''"" _..,-‐
     ) '、     」   /"´
 '、   ゙''′   ,'  ,,-‐‐─‐‐-..,,_
 '<ゝ       / /      ,''ー、 `''‐.、
  ヽ\     ?h/′       、   ゙ゝ 、、
   ヽ ヽ ___. | '′       〈' 、   ヽ ゙ゝ
      r"\\/.           ヾ〈゙ \   丶ヽ,
     |.  \|         ',_|___」 、 ゙| 死神逃げてー!
  .    /   -┤          l/lll ○ レ`,,ノ いや、逃げるべきは私かー!?
    /  イ  '、    `、  <      ヽ'
    卜  !   ゝ     丶 丶 / ̄ヽ/
_r‐'‐'''′ |!   ヽ       ,ヽ ヽ__/
_....-‐'''' ̄     卜.,'、│ /. /-\ ∧l\ ,、_
          ノノ l/〕/ レ ̄ ̄ヽJ\ソ, ,-、ソi,、
             r冖丶、    ク 、(_レ<|`'  )、
.            │    ゙ヽ  t-亅  /`γ、「⌒ゝ.、
             !、    , 〉、 .7ノ / ゙̄、, ソヽ/ //、
              |ヽ、  ´/  `ーv-'    ゝ_> `/入

お、落ち着きなさいよ!私は死神じゃないわ!
死神っていうのはもっとこう、ばいーんと胸がデカイ種類の妖怪をさす言葉よ!

40 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:32:41
>>38
はい、お嬢さん!
その微妙な間が気になります。

でもなんか追及するといけない気がするのでしません!

ステラはあほの子じゃないよ?
あほの子がモビルスーツを操縦したり、プログラム現場で書き換えたり、
格闘術を高レベルで習得したり、潜入工作したりできるわけないじゃない。

ぱっと見のイメージに騙されちゃいけない。
気をつけるように。

>踊っていて、明後日の方向を向いていて、レジを素通りされたとかは普通にありそうですが。

そんなことは。

………

………

ありませんよ。ないない。

41 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:35:34
>>39
むぅ。
なるほど。
胸はおっきくないので死神じゃないと。

了解しました。

さくらもちの精でもかしわもちの精でも愛と勇気とかしわもちの精でもない。
つまるところ、貴方は何者?
気の精?


42 名前:名無し客:2011/04/04(月) 01:36:19
万丈さんにメガノイド改造処理を施されたため、ステラの出典元がダイターン3に変更された結果
インパルスに乗り換える事が不可能になったのです。

  <シリーズという名の次元の壁を越えています>

43 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:38:07

小傘「俺は……俺は死神じゃあない!!(CVてっしょー)」



(ぴきーん)……なるほど!
分かった!

言葉ではなく心で理解した!

 <誤解だ>

44 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:40:12
>>42

     レ′                .            i::. i、 .::::::.    ゙l
      i                 .::           l、::.. |:. :::::::::.    |
     ,!            .∧    :::::.           | ヽ:. |、:::l:::::::. :.  ゙l  ,へ,
     |             l゙ |、  |ヽ::::.        | ヽ:|.゙l::::|:::::::.::   l-ぐ.
    .| |、           、 | ゙!、 .l ヽ::::::.      ! |  リ, ゙l::::l:::::::::   ゙l ,/
   ./゙l.|゙l           'i、 ヽi   `、 l  \:::::.     i.| ,,,rイ゙7 |ヽ:|:::::::   リ  メガノイドって言うなぁ!!
   l゙ ∧ ゙l,        \ . ゙l,'''ーヽ,.|.___`、::::.    ゙l'ヾソ oi・゚・`゙l、:::::.  ⊂⊃
   i゙ l゙|.".:ヽ       i、 .\,゙lヾ二ヽニ,ノニ` \::.    ヽ ̄  !   iヽ::::::.  i \._
   l,! .| ::::::\、     \、 ヾ。〇'''  ̄    `ヽ.;    \ /i、  l  \::::. ゙l゙ ヽ
     ヽ ::::::::`'ッ、、    `ヽ、,,__"''-、,,_      :::ヾ゙ヽ、,;;;;;_く,.゙l、゙l / .`、::. ゙l/
      ヽ、::::i;:::| ヾヘ、,,,_   `''二'''''' ̄    __,,,,ィァ / ̄`''ヽ、/,,-‐ ,ヘ、:. ゙l
    ,/ ヽ::::|`'i   \\:::゙゙゙'''ー-、,...゙ヽ,,,_  i´_,,,,,リ//:.:.:.:.:.\ヾ、/  \゙l
    /    \    \ '、::::::::::::::::゙"''--ニー-ニ二/_;.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ'''‐、
   ,/           \'i、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;⊥:.:.:.:.:i   `゙'i、:.:.:.:.:.:.:.:ヽ,;,;ヽ   コマンダーステラじゃん(笑)とか言うなぁ!!
  /              `ーニ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:./      |:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ. :|
  /         `'-,、     \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ぐヽ、\ ゙l: ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ;l゙
. /            ‐7'ヘ、     \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\: \ ヽ |: : ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ   ひそかに人が気にしてる事をッ!?
            /\  `、     \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : :ヾ、|: : : ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ


45 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 01:46:03
>>41
なんかちょっとむかつく!
常にひもじいんだから仕方ないじゃないの!

何の精っていったら見たらわかるじゃないの。
ほーれほーれ、これが目に入らぬかー。

<巨大な舌で迫ってきました>

46 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 01:46:34
>>40
―――つまり、ここでのアホの子ぶりは擬態だったのですか。
甘美なる敗北を味わう為にも、また必要、みたいな。
私の目を誤魔化すとは侮れません。

その微妙な間は気になりますが、追求するといけない気がしますのでしません。

それも擬態で策略なのですよね。。
店を出たところを捕まえて、料金倍額請求とか。


これがコントなら、踊ってる最中に棚にぶつかって、食器や鍋がおちてきて、
その中に埋もれるとかオチがつくのですが、幾ら何でもそれはないでしょう。

47 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 01:53:09
>>45

    \ 、
     ヽ ヽ . -――-  、
     _} }'         \
   / _   /      、 \ヽ
  /// ./  ./     ヘ ヽ  ヽ:
   ./ / /   / 从.  」斗<、 ミ| 、、
  / /  ハ  /斗<、  | r:тカ }.| } }
  {/{   |. ヽ{ rт:T \|弋ヲ |ノ.ヘ
    、 .|ヘ ヘ 弋ヲ      ¨ノ| | ミ>
     \| } |.ヽ¨.__ . ィ .} レリ
      /ヘレミ从弋ニニ7イイ
            x<└^┘>x
            {//└VvV┘//}
             V/ハ////ハ/V
            V/ハ//:ハ/V
              /V/ハ/ハ/Vヘ
           弋V/ハハ/Vツ
              '<)(>'

ひもじいのですか。

確かいいものがありました。
レヴィやディアーチェが駄々をこねて収拾がつかない時に口の中に突っ込んで
使うのですが、これは立派な食べ物でしたね。

はい、どうぞ。

(舌にブートジョロキア(とっても辛い唐辛子)を投げる

48 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 01:53:18
>>45
な、なにぃ!?

こんな大きな舌、普通じゃ考えられない。
こんなことがあっていいのか……!?

でもそんなことはいいんだ、重要じゃない。
いま大事なのはこの子が何者なのかってこと。
そしてこれを見れば分かると彼女がゆってる……!

つまり、そこに答えはあるッ!!

大きな舌……舌……



下駄……歯……




そ、そうか!



      ノ'′    /     ハ ト、ヽ、     \
     / ,      { /   { ヽレlノ-ヽ       ヽ   読めた!
     j /|      | l{  、 く´イィ‐、ヽ,| |     }
     |′!    ヽ. {ゝ三ヽ\ヽl ゞ┴ 7/j/     /`ヽ
         ヽ    トイ fjハ` ヽヽ}    / /′  // ヽ-l
         }     ト.ヘゞ'´ 〈       /   //′ ト、}
        /      ヘ    , -  / / ∠    ノ
       /  // ィ ヽ、   ‐ /イ ,.イ1| `l/    ずばり、ポリデントの精!!
     /イ / /´/ r‐、-`、- 、 _ {!j // !l   {
     / {/    l/´ト`ヽ ヽ‐ヽ ̄ l{/  ||   l  _
      l{      jハ  ヽ  _,.〉 /   !l  /ス´   `ヽ
      ヽ    _r‐ll ヽ  |/ j /_ . <l ー/ニl      ヽ
       , ' ´ l_ ll_/‐ー'--`i /´ / `´   l      ',
      /    |´ ´   、   |/ /          l_       i
     / __ / '     `ヽ/ ´ _ .. --- 、   l  ` ー 、 l
     f  ̄ ,. '´        ノ  /´ -‐   ̄ ̄   l     l  '、
  / l /          /   ´             l    /  丶

 <惜しい?>

>>46

何を言ってるんだ。

それじゃまるでここでのステラがあほの子みたいに見えるみたいじゃないか。
失敬な。

 <えっ?>

49 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 02:02:00
>>48
理解しました。

つまり、貴方はモビルスーツのパイロットであり、プログラマーであったり、、
グラップラーであったり、潜入工作員であったりするのですが、


それを一言でいうと、ヒロイ――――――背景キャラということですね。
無事に 問 題 解 決 です。
理のマテリアルたる私に相応しい良き解答でした。

50 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 02:06:00
>>48

             _,,..-----、.,,_
          ,.イ"        `ヽ、
        /             ヽ、
       /                ヽ-、
       i                  i `ヽ、
     ,.-ィ                r''i1 |::i"~,,`i
    /⌒:| 「`''''''ー‐‐――''''""~ ̄|| !,,:ll |,.!二~ノ
   i-―|| |i::::::::::::::::(  )::::::::::::::,,.ノ;    /__  /
   |r―|| ~`ー---ゝ="――'''"    ,/  `/
   `!,.-ゝ、  ,.----------.、_,.---、‐'"⌒;./
    !_r'"~~i"i " ___ i  )   i__,./  `ヽ.
     ヾ--ゝゝ7~___ / -'^ー―''"        ':,
          f":::;;;;;;;;:`i!/| |__!、 ヽ、__ ‐-\   | 誰が部分入歯洗浄剤だ!
           ゙ー―t‐".||  ハ_」\___ァテr'、 Y ハ どう見ても化け傘だよ!
               ヽ. || ァ'l;;;ハ    弋_り ハ/   |
               ).!!八 ゚ー゙'       "ソ    /
              ./⌒i),ハ"  l7' ̄`l く_ノ  イ
              |  リ.ノト 、.,,__ノ_イ .ノ| /
             く\_||__7 //[こ_7/`ヽ/レ'
             /`  || |./、./::::-:::::!/  〉
              |  /⌒ヽ/::×:::::/   イ
             ヽ._」_r、  ソ`7ヽ‐-、  /
                ,{ミ}イ_/     /
            r--/ T」  ` ーr--‐へ、_
            〈./⌒o/     !     \ `ヽ.
            |⌒ヽ.,/⌒o__,ハ  o/ ̄\ /
            `'ー7´ ̄ >、__」__ノ____/
              ./  ./\___/\   ∨
             / ., '´           `ヽ. ':,
             ,'  ,|              l ,ハ
             l___v_)           (_v__j
            └─┘          └─┘
>>47
……え、あ、おあ。

か〜ら〜い〜ぞ〜!!!

おえっ!おえっ!
にゃ、にゃんてきょとしゅりゅのよ!(な、なんてことするのよ!)
きゃんきゃくきょうゆうしてりゅのよ!?(感覚共有しているのよ!?)

51 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2011/04/04(月) 02:10:06
>>50
ザクだこれーーーーーーー!?




お前のような化け傘がいるかぁ!!






>>49
うわぁああん!?
背景キャラじゃないもん!

くそぅ!ラーメン定食の精がいぢわるだ!!

                  ,...,,..,
                 /   丶
                 ノ   ..: .',
                   ヘ:;ィ''ーr;''   おぼえてろー!
                ,ィ-'' T'''->、
               ,/ノ   |  ヽヽ
             _ノ ̄rヘ_. 、|_ ,ィミ~ヽ.
             '、,.-'´ Lj,..⊥..{,j ヽノ }
                 r1  ̄「 }  ヽ !
                 //   ヾ、  トイヽ
                  /」-r-r--rヘ  ゙'- '
                L+'¬ー‐f┘
                 ハ__ノ!  ,1
                 ゙r‐、ト-‐7   おまえのねーちゃん魔王ーーー!!
                   ├〈(_  ノ
                   { }.l  }
                  `‐'.l   |
                    | |
                   }  |
                   | .{
                     j  {
                   ヽ 7
                   | '、
                   '、_ノ

 <最低の退場のステラ・ルーシェ>

52 名前:星光の殲滅者 ◆NANOHA4/eY :2011/04/04(月) 02:23:24
>>50
私の知る傘はもっと違う形状のはずですが……
もしや、これが悪名高い中国製ですか。
違和感を覚えど、道理でまるで驚けない訳です。

おや?
ひもじいとか申しておられましたので、手持ちの食材を差し上げたのですが?
何か問題でもありましたか?


いえ、何と言いましょうか。
身内にアホの子と慢心王がいる以上、説得力は皆無なのですが、
人の世を脅かす気概の欠片もまるでないのに少々、いらついてしまいました。
私も精進がまだまだたりない様です。

>>51
    ___
, : ´ : : : : : : :`丶、
⌒  ̄ ̄\: : : : : \ _..  -──……─-
  . . . : ⌒: : : : : : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶、
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
: : :_:_:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
 ̄/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
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 |-| i _|      >ァァ´   { ト、_____,,ノ  } `'<∠ __/       \
. ,'_,厂「::| / )  / //      |ハ┌─‐┐ l/     | l |          \

人の業は深いのですね。
出番を争って、無数の命が今日も散っていく…
彼女もその犠牲者なのでしょう。

(何となくそれっぽくキめてみて)


あんなに白いのに皆、オリジナルを魔王という…不憫です


(退場)

53 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/04(月) 02:32:19
>>52

   、   、\             /   !
    !   ヽヽ、           l′  /
.   ! 、    `'く‐        丿   ,′
   ∪ │_     ゙┬―‐''''''"" _..,-‐
     ) '、     」   /"´
 '、   ゙''′   ,'  ,,-‐‐─‐‐-..,,_
 '<ゝ       / /      ,''ー、 `''‐.、
  ヽ\     ?h/′       、   ゙ゝ 、、
   ヽ ヽ ___. | '′       〈' 、   ヽ ゙ゝ
      r"\\/.           ヾ〈゙ \   丶ヽ, デザインで文句つけられたことがあっても
     |.  \|         ',_|___」 、 ゙|  粗悪品扱いされたのは初めてだー!
  .    /   -┤          l/lll ○ レ`,,ノ
    /  イ  '、    `、  <      ヽ'
    卜  !   ゝ     丶 丶 / ̄ヽ/
_r‐'‐'''′ |!   ヽ       ,ヽ ヽ__/
_....-‐'''' ̄     卜.,'、│ /. /-\ ∧l\ ,、_
          ノノ l/〕/ レ ̄ ̄ヽJ\ソ, ,-、ソi,、
             r冖丶、    ク 、(_レ<|`'  )、
.            │    ゙ヽ  t-亅  /`γ、「⌒ゝ.、
             !、    , 〉、 .7ノ / ゙̄、, ソヽ/ //、
              |ヽ、  ´/  `ーv-'    ゝ_> `/入

ちくしょー!こんな丘にいられるか!私は帰る!

<退場>

54 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2011/04/05(火) 00:06:52

矢っ張りシーズンだしとばかりにフラリ寄って来た桜の丘。
何となく夜桜眺めに来ただけ。それ以上のことは特に無し。

と言いつつベンチに座ってワンセグテレビでも観てるか。音楽番組とか。
俺のフェイバリットなあのバンドの新曲、何位入った?…意外と低い。
あーあ、慣れねェナンバー作るから…

背中には大型のギターケース。
肘までまくった左腕と対照的に、手首まで伸ばしきった袖とレザーグラブに覆われた右腕。

外観(右腕の袖は伸ばしきり、レザーグラブ着用)
ttp://kaykaykay.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_9ff/kaykaykay/cg_nero.jpg

【入場】

 

55 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2011/04/05(火) 01:33:16

番組が意外に退屈でうっかり眠りに落ちてたらしい。
というかいつものことだが。
今日などはどこのチャンネル行ってもその程度のもの。

後はこの―――桜の香りのせいか?
まぁ何にせよあまり長々夜を更かしてられない。
早い所引き上げるか。

【退場】

 

56 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 00:34:24
サラリサラリと散って流れて土へと還る桃色の花弁。
四月も末だっていうのに何でこんなに持ってるんだか。
春告精が寝ぼけてそのあたりの木の上で居眠りでもしてるのかねえ。
でも……ちょうど夜も温かく感じるような時期になってきたんだし、こんな場所を見つけた私は
結構幸運なのかもしれない。

ふむふむ、ここに備え付けの椅子があるのか。
茶店を出してるわけでもないし旅人が通るような場所でもないわよね。
ま、そのあたりの石に座るよりかは快適かなどっこいしょっと。

<入場>

57 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 01:14:41
暗視装置と言えども、全ての闇は見通せない。
夜空と稜線の見分けは付いても、平原に有る岩を見分けられ無い事も有る。

「はぁ……」

溜息を呟いてみる。人が人である以上、俺達全てがお役御免になる心配は無い。
しかし……今はどうなんだ?ある所では震災。ある所では戦争。
この先、人が歩む道はまだまだ暗い闇に閉ざされているんじゃないだろうか。
俺が考えても仕方が無い。だが、考えずには居られない。人の行く末はどうなるのか。

暗い車庫だと、マイナス方向にばかり考えてしまうが。人の様に花でも見れば、プラス思考になれるだろうか?
【入場】

58 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 01:18:58
>>57
プッハーッ!
いやーやっぱり花より団子、団子より酒だね。
風流に歌なんて詠むのも楽しかろう、でも酒に勝る快楽はないってもんよね。
猪口に入った花びらごと飲むってのも花見の楽しみよ。
味なんて何にもしないんだけどねー。

おんや?いつぞやのデカブツじゃないの。
なんだか久しぶりに会ったような気がするわね。元気だったー?
見た目は全然元気そうじゃないけど。

59 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 01:33:48
>>58
ギャラギャラとキャタピラを軋ませて、花を銃塔のペリスコープで眺めながら走っていると、突然声を掛けられた。

「おや……えーと」

あり?名前なんだったかな。えーとタタラ……は踏むんだっけ?
あ、そうだそうだ。

「タタラコガサか。そうだな、久しぶりだな」

たしか……射命丸の一件以来か。しっかし。

「ちょいと故障を治したばかりで本調子じゃ無いが、一応は元気だ。けどアルコールの大量摂取は良くないぜ。脳細胞が壊れる」

ゆっくり側に寄ると、恐らく酒であろう液体が入ったカップを煽るコガサに、苦言を呈してみる。
ま、酒が入ってた方が色々話しやすいかもな。

60 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 01:47:56
>>59
脳細胞なんて人間が頼るもんよ。
潰れようと蛆がわこうと何にも起こりはしないわね。
妖怪ってのは魂と精神で生きる生物だもの、肉体なんて仮初に過ぎないわ。

だからじゃんじゃん飲んじゃってもいいもんよ。
酒は精神を鈍くするどころか敏感にしすぎるの。だから人間は幻覚を見るのよ。
タブンネー。

ふふん、それにしても私の目をごまかせると思った?
絡繰りの構造なんて知ってるわけないでしょ。
「容れ物」が元気がなさそうだとか、そんなことを言っているわけじゃないのよ。

最も重要なのは魂よ。
霊力のない人間には近くすることのできない非物理の宝石。
こいつが暗く濁れば精神にも体にも異常をきたすけど、逆に明るく輝いているならば明朗快活、いんすぴれいしょんが湧き出てくる。
体質にもよるんだけど概ねの妖怪にとって酒は魂の汚れを落とす手段にもなる。

さーて、私は付喪神。あんたが元気がないのは魂の方だって一発でわかるってもんよ?

61 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 02:03:03
>>60
「なるほど」

そう言えば前にもこんな話をしたような。魂と精神か。
こいつが言うと、妙に説得力があるから困る。

「魂に元気が無いか……」

確かにそう見られても仕方ないかもしれない。割り切る時は割り切れるんだがな。
とは言え……相談した所で人に向かって『恨めしい』と言い出す奴の事だから、話しても無駄だろうけど。

「魂と言えば……前から聞きたかった事が有る。聞いていいか?」

ワザとらしいが、話題を変えてみる。とは言え、真面目に答えてくれるか疑問だが……。

62 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 02:14:43
>>61
そ、魂と精神。
人間たちの中には知覚できないから価値がないと切り捨てるような者達もいるけど
嘘をつく肉体なんかよりもよっぽど正直に答えてくれるわ。
もっとも、体がぐちゃぐちゃだと魂の輝きようなんてないんだけどー。
それに私は医者じゃないから人間のは完璧に把握しづらいのよねえ。

で、なにかしらー?
私こう見えてもあんたよりも何倍も生きてるお姉さんだからねー。
なんだって答えられるかもしれないわよ?
タブンネー。

63 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 02:28:46
>>62
「ふぅむ。魂と精神ってのは、人間の場合肉体も深く絡んでくるからなぁ」

代価可能な知覚出来ない内臓が、一つ無くなっても精神に変調を来たしたり。
眼を喪う事で、直接的に関わりの無い嗅覚がおかしくなり、タバコが美味くなくなるとか。
そんな話を聞いた事が有る。

「それにしても、アンタ俺より年上だったのか。どう見ても10歳未満……」

『おいバカやめろ!』と言う声が聞こえた気がしたので、途中で止める。

「そんな外観は置いといて。まぁ聞きたい事ってのはそんな難しい事じゃない」

そう言ってから、一拍置いて質問を言葉にする。

「あの時。残骸だった俺に何をしたんだ?」
「どうして、俺に救いを差し伸べる気になった?」

64 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 02:53:23
>>63

   、   、\             /   !
    !   ヽヽ、           l′  /
.   ! 、    `'く‐        丿   ,′
   ∪ │_     ゙┬―‐''''''"" _..,-‐
     ) '、     」   /"´
 '、   ゙''′   ,'  ,,-‐‐─‐‐-..,,_
 '<ゝ       / /      ,''ー、 `''‐.、
  ヽ\     ?h/′       、   ゙ゝ 、、
   ヽ ヽ ___. | '′       〈' 、   ヽ ゙ゝ
      r"\\/.           ヾ〈゙ \   丶ヽ,
     |.  \|         ',_|___」 、 ゙| ちょ、10歳未満はないでしょ10歳未満はっ!?
  .    /   -┤          l/lll ○ レ`,,ノ 10代前半の姿は保ててるはずよっ!
    /  イ  '、    `、  <      ヽ'
    卜  !   ゝ     丶 丶 / ̄ヽ/
_r‐'‐'''′ |!   ヽ       ,ヽ ヽ__/
_....-‐'''' ̄     卜.,'、│ /. /-\ ∧l\ ,、_
          ノノ l/〕/ レ ̄ ̄ヽJ\ソ, ,-、ソi,、
             r冖丶、    ク 、(_レ<|`'  )、
.            │    ゙ヽ  t-亅  /`γ、「⌒ゝ.、
             !、    , 〉、 .7ノ / ゙̄、, ソヽ/ //、
              |ヽ、  ´/  `ーv-'    ゝ_> `/入


うー……今まで驚かせられてなかったから栄養が全然足りてないのかしら。
いや、でも西洋人には東洋人が幼く見えるっていうし……。(ブツブツ)


>あの時。残骸だった俺に何をしたんだ?

弱まった魂に栄養を補給してあげただけよ。超強力なビタミン剤みたいなものねー。
月の光には妖力を高める力がある。長きにわたって光を浴びることで妖怪化する生物がいるくらいね。
その月の光をたっぷり浴びた水は緊急時の栄養補給に使えたりするものよ。

本当はあそこまでボロボロなら栄養補給しても転生の海に飛び込む力が手に入るぐらいだなーって思ってたんだけど
まさか復活するとはねえ……存外しぶといわよ、あんた。


>どうして、俺に救いを差し伸べる気になった?

え?気まぐれだけど

65 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 03:10:31
>>64
「え?てっきり7〜8歳位だとばかり」

ココまでショック受けるとは……。気にしてんのかな?

「なるほど。強心剤を打ったようなものか」

人間で言えばそうなるだろう。多分。
もしくは点滴とか。兵器だからそうした局面にはよく出会う。
だからそうした例えにするのが一番理解しやすい。

「それにしても月光を浴びた水か。なんだか狼男にでもなった気分だな」

なぜか『ジェヴォーダンの獣』とか言う単語を思い出した。のはいいが……。

「……」

気紛れかよ……。もうちょっと重大な理由が欲しかったな。実は俺の姉貴でしたとかさ。

「……ま。そんなモンだろうな。人の手を借りなきゃ戦う事も出来ない兵器にゃ、そのくらいの理由の方が似合ってるかもしれん」

なんだか酷く納得した。

「気紛れでも助けてくれた事は事実だしな。礼も言って無かった気がするんで改めて」
「ありがとう」

そう言葉にして、砲身をお辞儀のように下げる。

66 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 03:18:39
>>65
ちょ、ちょっと!?そんなに若い外見保ってるのは知り合いにも少ないわよ!
……幼女状態の体を保ってるのは吸血鬼の姉妹くらいよ。
あとは妖精も幼女の姿をしてることが多いわね。

な、なによう、その眼は。
行動に何かしらの理由を求めがちになるのは現代人の悪い癖らしいわよ?
それともわが弟よー!とか叫んでほしいの?傘と戦車が姉弟とかどんな合体事故よ、それ。

妖怪は気まぐれで何でもやるもんよ。
感謝される筋合いはないわー。

……そうそう、月の光はもうあんまり当たらない方がいいかもね。
確実に妖怪に近づいてるわよ、あんた

67 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 03:32:31
>>66
外見の事はまぁ置いといて、だ。俺もこんな成りだし、人のことは余り言えない。

「現代人……確かに現用戦車ではあるから否定はしないが」

理由を求める。と言うか、理由が無い限り動かないのが軍隊だからな。
もっとも俺は理由も無く、こうしてふらついてる訳だが。
何かしらの理由や裏があるのを勘ぐってしまうのは、悪い癖かもしれない。
だが理由の無い行動と言うのも、確かにそれはそれで有りなのかもな。
そう思って納得していると。

確実に妖怪に近づいてるわよ、あんた。

妖怪か……。

「そうか。妙に人間臭くなってきたな。とは思ってたがね……」

元々、兵器が無人でふらふらする事の方が異常なんだ。余り驚きは無いな。

「だが、俺の行く末を決めるのは俺じゃない。人だからな」
「道具ってのは人に使われてこそだ。妖怪化してもそれは変わらないだろうし、現状と大して変わらないだろう」

そもそも……今と何か変わるのか?

68 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 03:53:57
>>67

>そうか。妙に人間臭くなってきたな。とは思ってたがね……

……武器ってのはね、もともと負の感情を浴びやすいものよ。
魔剣や妖刀といった類はどこにでもあるものよ。
それは武器という道具としてのある種の宿命なんでしょうね。

憎しみも、悲しみも、辛さも、悔しさも。どれもこれも魂を強く歪めさせる感情。
あなただって血を浴びてきたには違いないんでしょう?

>だが、俺の行く末を決めるのは俺じゃない。人だからな

妖怪化というのは……平たく言うと私みたいになるわ。人を呪い不幸を望む存在にね。
ありえないとあなたは頭で思うかもしれないけれども心に嘘なんてつけないわ。
意志が強い道具ほど妖怪になりやすい。自身の心の奥底に溜まった妬みや恨みに気付いてしまう。
今のあなたはまだいいわ。人に使われるだけであるという想いが自制になる。無意識にあなたを鈍感にしているってことよ。
だけどこれ以上あなたが敏感になれば……人を傷つける禍となるでしょうね。

心が人間臭くなっただけならまだいいわ。……そのうち、人化の術を求めようとしない限り。
軍隊にいられなくなるのは間違いないわね。

69 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 03:55:14
もう遅いし私はこの辺で帰るわ。
実はね、私と一緒にいるだけでも結構悪影響があるのよ。
同族の妖気を浴びてるんだから。

三三三三三三三三三三三三ニ,..z,炙へ.二:二:二:二二二二二二二二二二二二| l:ヽ::::::::::::ヽ.
三三三三三三三三に三_:ニ,.ィ,.ィi     `''<二:二二二二二二二二二二二二l .lニ>z::::rミハ
三三三三三三三三三三/ '¨          ` <.二:二二二二二二二二二二| l二二二マt:ミ
三三三三三三三二_ニ_,.'           、      `.<.二:二二二二二二二二| l二:二;二ヽミ、
三三三三三三三ニニ./         ヽ   ヽ        `<.二:二二二二二二| l二二二ニハ.、
三三三三三三三二_,'       i      ',    ヽ          ハ≧、二:二_二二二| l二:二:二二ニ
.、_三:三三三三三ニl    i    i!    ム、  ___.マ         .ハ三:ニrr、二:二:二:| l二:二:二:二ニ 人の役に立ちたいんでしょう?
  > 、三:三三三ニl    .l   .i.、     .i''ヾ.,,_ `マ         ハ:三 |.l三`<:二:i| .l二:二二二二 私みたいになっちゃダメよ。
    >x.三 三三i!     .ト、 .i_,,ム.ヽ    i  >ミ-マ        i!三l.lニ_三:ニ`<| l:二:二:二:二ニ
  /   .`<三ニi!     .l. Xヽ. ム \  .l /ト{ハマハ マ     、  |三l.l三:三三三| l`<二二:二二
./          `>オl.    .i_ iマィf7心  ヽノ .マz:り/ l  .i i  .i!  l:ニi!l三:三:三三| i!三ニ`<:二:二
         //i!  i!   i l_ l マ:jハ     `'''´  l  j j   ハ . l:ニi!l三三:三:三ト.i!三:三三`<二
       .//  .ハ  .i.   ',ト,ヽ ヾ才 、        .j .ノ./  jニi! jにl.l三:三_三三`´三三三三三`<
     /./    .ノマ i   ',ハ         .ノ ,.イ / /  ノ三レ'.ニi!l三三:三:三:三三三三三三三
.    (_/   ./   マ ヽ.  ',.ヽ、   ー‐   ,.イレ' レ' ./三三三i l三:三:三:三三三三三三三三
          /   ノ .>く\. ヽヽ≧z=-..,._ .,イ .|/ _,ノ´三三三ニi!.l三三三:三:三:三三:三:三三三
        /    .ノ/  ヽ ヽ、ヾ .._-、>}     Zイj三 _,.ィ‐.、三ニl l三三三:三:三:三:三:三:三三三
      /    ノ'' .       ノ `¨,、.ヽ.lY   _こ)ノ ,/-   ',三l l三:三:三三三三三三三三三三
     /               / .   //z,-'li| r-)r''´ /      lニl..l三:三:三:三三三三三三三三三
     /            ,ィ'   ,r-'':/ ,イ  (|zjオ≠‐'         .トi!.j三:三:三:三:三三三三三三三三
   /           /   . ,イ :::,.'ノ .   //          ィ//`'''<三三三三三三三三三三三
  /.         ,.イ     ./::::::/〉'  .r-=ト、        ノ    !i j    `¨<:三:三三三>'''¨´
../         /      , '::::::,.'/    ¨.7ハ  \ _,.- .二     l/        `¨<:オ´
''        /     ,./::::::://    _.」.L.マ_    ̄  ̄     .ノ             /
        ,'     /.' ::::;.'了.     iハ、_ `ヽ、     _,..-''.           ,.'
        〈     _.,.' ::: ,.' .. l      ./   ヽ  i.`lー一''´ /            /
         ー一'´,.' :::::,.'   l     ./     `'7>_」     /             '
             ,.' :::::,.'    i   ノ       /`¨´    ./            l
.          ,.' :::::,.'      .j>. ´     /       イ              l
.         ,.' :::::,.'    /        ..ノ     -≠八                ヽ

<退場>

70 名前:M60T『サブラ』 ◆Mk3/la.KyI :2011/04/30(土) 04:44:49
>>68-69
タタラの説明は一々真っ当な物だ。思い当たる節も多々ある。

「105mmや120mmで人をバラバラに爆砕した事を『血を浴びる』と表現するなら。そうだろうな」
「年端も行かない子供に石を投げられた事もあったし、そう言う感情を向けられた事は否定しない」

だがしかし……。『人を呪い不幸を望む』ね。
ありえないと言うより、俺としては兵器なんて『人に不幸と死を撒き散らす厄災』だと思ってるしな。
間違っても『誰かを幸せにする』とは思えないからなぁ。

「警告とアドバイス。真摯に聞いておくよ」

ただ、もし災禍の元となるならこの姿ではないような気がする。
タタラの言うとおりなら、この身を捨てて魂と精神だけになった時だろうな。多分。
人に使われるだけと言うより、戦車として最高のスペックを発揮する為には、人の手は欠かせない。
タタラの言った『想い』と、人無しでは居られない『真実』。ブレーキになってるのはこの二つだろう。

だからこの車体を棄てた時。その時が俺の妖怪への第1歩。という事になるのかな。多分。

「まぁ、俺としてもお前さんみたいな幼女になるつもりは無いから安心しろ」

去って行くタタラに、少し意地悪な言葉を投げ掛けておく。
だが何でだろう。去り際の笑顔が酷く翳りの有るように見えたのは、俺の行く末を愁いたのか。
それとも自身の過去を思い出したのか。
ふと『パットンがやりたいことをして生きていける世の中になるといいのにね』と言う言葉を思い出す。

「そう言えば、アイツも妖怪だったなあ……」

とり止めも無い事を思い出しながら、俺は桜のトンネルを抜けて丘を下る。
なんだか……、余計に事態が難しくなった気がするぜ。

【退場】

71 名前:-ガンガンいく僧侶- 聖 白蓮 ◆Lotus.Ly3I :2011/04/30(土) 21:31:59

 ―――さくら、さくら。
 そういえば、そろそろ桜も散ってしまう時期。
 色々と忙しいこともありましたが、花を愛でる貴重な機会を逃しては寂しいというもの。

 たまには、独りで見る夜の桜も悪くはありませんね。
 賑やかに楽しむのも一興、しとやかに楽しむのも一興。
 夜の明かりに照らされて、浮かび上がる花はとても綺麗です。


【入場】

72 名前:-ガンガンいく僧侶- 聖 白蓮 ◆Lotus.Ly3I :2011/04/30(土) 22:49:43

……そろそろ桜も終わりの季節ですね。
せっかくですし、般若湯の一本でも持ってくれば良かったかも知れません。
この樹の下でまどろむのも悪くはない気がしますし。



73 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 23:28:28
>>72
そろーり、そろーり、


                             _,.. -┴- 、.,_
                          ,. '"\/\/\> 、
                        , '´   ,. -──- 、   `' 、
                      ./    <.   ,'⌒ヽ. 〉     \
                    /       `''ー┴--‐'‐'       \
                   ./    /    \__r─、--、ノ       ハ
                   /__/         \ \ \       ,|
                  ,- 、_ \__/\_.  \ \ \─| ̄ ̄/
              , '"´ ̄/   \`''<::::::::::::::::::::::\/:::':,     ':;:::::::::::/
             ./    ./        \ ::::::::::::::::::| |:::::::;ハ     'r'' ̄
            /  |-‐ |    \  ヽ.  ハ\/`ヽ| |/\|    | バァー!
           ノ  ハ_」_ ハ   ,ハ‐-ヽ.  ',.  !.    | |    |    | うらめしやー!おどろけー!
          '⌒i ./ィァ'7ヽ | / |_/_,ハ  |  |      | |    |    |
        r-、  ノ、ハ 弋_rソ レ'   ァ:7ハ | / 人.    | |   /    /
       r// ̄ / /7⊃     弋;;rソ'レ' イ  )  ,.-っ!、 /   /    ./`ヽ
       `\ |∧ ト、   lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>'"| |`{ニ}.7   (     /   .!
          \ レ'\> 、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-| |' .|    ヽ.,_/     |
           \i   /|/二二7イ/   /    _,,. -| | 八             /
              `'ァ'::::::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  ..| |  \          /
             /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄    l二二二二l\`''ー---‐ ''"
           _rく:::::::::><:::::::::::::::::;!       \| |、 | |、 \! 
      r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|          \_\_「 ̄
     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ
         ̄ ̄   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
                ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
                 | .,'
                 |  )、
                 し'/ァ
                └'´
<木の裏から入場>

74 名前:-ガンガンいく僧侶- 聖 白蓮 ◆Lotus.Ly3I :2011/04/30(土) 23:33:12
>>73

―――あら、こんばんは小傘さん。今日も頑張ってるようですね。
お墓のところで出没すると話に聞いてますけど、息災なようでなによりです。
ただあんまりお墓でうるさくしていると何かに憑りつかれる事があるので注意
しておいて下さいね。


……で、えーと。そうそう。
何か御用ですか?

【微動だにしねぇ】


75 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 23:38:49
>>74

……………………。



 ':,            ,,.. -‐― ―‐‐--- 、.,           /
  ':,        ,. ''"´ ̄`"ー、         `ヽ.        /.
   ':,    ,.:'"        ヽ.ー―-、.     ヽ.     ,'   う
        /   ,'         ヽ    `ヽ     ',    |   ら
. \    /    !   ,'  ,'           `ヽ.   ':,     |   め
   \   |     \  !  !   ヽ     丶  ヽ  i   !.   し
      . i    /メ、ヽ ヽ、ヽ   ヽ、  i  .|   !  |   |   や
`"''  、.., ,_ i   ,ァ .7´, `i'ー`- ヽ、ヽ、ニゝイ、ヽノヾ ノ  /i   |    |
       〈  レイ i┘ i.    ア´!_」::ハヽ i }  〈 l  ∠    ! !
─-- .    〉   !  ゝ- '      !:::::::::::! !ノィ    ,','    `ヽ.
       ノイ〉 7/l/l/   、    `'ー‐ '  丿ノ ,イ〈        ー---
,. -──- 、 ノ  人    `i`ァー-- 、  /l/l/イノ / ',
        ヽ /ノ. ` 、.   レ'    ',  u ´/l /ィノ
       i〈    `  、'、    ノ  ,.イ,       }
        .| ) ヘ 人 从 `>-r  =ニi´、. 从Vヽノヘノ
        i   `,. イ´ヾ┐ r「ノ   /`ヽ'
        |   ,.:'"7   `ゝYノ´      /´ー 、.
    |     | /  /      |       /     i.
   ! !      !  .  ,      -┿-     ;'     ',

<精一杯の抗議のつもり>

76 名前:-ガンガンいく僧侶- 聖 白蓮 ◆Lotus.Ly3I :2011/04/30(土) 23:42:23
>>75

あ、ごめんなさい。そういえば驚くのをすっかり忘れてました。
えーっと……どうしましょうかね。とりあえず仕切りなおしで。

キャー妖怪さんですー! こわーい!





……まあ、その。なんというか。すみません色々。
盛大に滑ってしまった気がします。オウフ。



77 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/04/30(土) 23:54:50
>>76
……い、いや、いいのよ、気にしなくても。
聖がやさしいからって無理強いはよくないわよね、大しておなかも膨れないのに。

    ._ __ .  ..    
  ,. ' `   ヽ ヽ   
  ,'  /l、 i; 、  `;  
 l --t'\_,-+   )  べ、別にわちき驚いてもらえなくても平気だから……。
 ヽ />_ <ヽ / ', 
 ハ o゚ ヽ ) ゚oノリ /  
  /i >‐v‐<イヽイ   
 リ〈__〈:┿:::::( ̄ )   
  / /:::*::::::!ノ; l
(´< <:;::;.l、:::::\ゝ)
ヽノ/_o_o_o_o_o\




78 名前:-ガンガンいく僧侶- 聖 白蓮 ◆Lotus.Ly3I :2011/05/01(日) 00:09:57
>>77
ああ、そんなに泣かないで下さい。ほら、他の人はびっくりしてくれるじゃないですか。
……日頃から妖怪さんたちに慣れている、というのも考えものですねぇ。ちょっと感覚が。
やはり私も、本来の人らしい感性を取り戻して妖怪相手に驚いたりする事が必要なのでしょうか。


ところで、驚かし方があまり進化してないのは気のせいでしょうか(何

79 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 00:17:43
>>78
まっいいか。最近墓場でお腹一杯になってるし。(ケロリ)

聖の場合は人間じゃないんだけど妖怪ともちょっと違う感じがするもの。
驚かしたらちょっと養分が手に入るのはそのあたりに関係するんじゃない?
ひもじい生活が長かったせいでそのあたりまで食おうとする癖が染み付いちゃったわー。

シンプルイズベスト!
この驚かし方で手に入る驚きが一番おいしいのよ!

80 名前:-ガンガンいく僧侶- 聖 白蓮 ◆Lotus.Ly3I :2011/05/01(日) 00:34:23
>>79
うーん、その辺りは私もちょっと、具体的にどうとは言い難いですね。
人間の範疇からは外れてしまいましたが、一般的な妖怪の定義とも離れていますし。
強いて言うなら仙人、魔女の類が一番近いかも知れません。
……まあ、それでも一線を画すのは私が仏法を遵守して生きているということでしょうかね。
仏法は人の生きる道が一つ。それを守り続ける間、私は人なのかも知れません。
……ああ、もちろん人以外であっても問題はないんですけど。命に貴賎はありませんから。


なるほど。ヘタに手を加えるより素材で勝負みたいなノリですね(何)
まあ、地の利はありますしね、墓場というのは。それなりに良い妖怪ライフを送ってるようで何よりです。
……ただ、ほどほどにしましょうね? あまり調子に乗りすぎると……ほら。アレです。
巫女や魔法使いが乗り込んで来て色々と当てられないことになってしまいますから。


……さて、あまり遅くなると明日の法要が大変ですね。
私はそろそろお暇させて頂きましょう。
それでは、また今度にでもよろしくお願いしますね、小傘さん。
よい妖怪ライフを。



81 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 00:44:18
>>80
そんな難しい部分なんていいんじゃない?
聖は聖よ。妖怪にやさしいし、私はあなたのこと嫌いじゃないもの。
驚きやすかったらもっといいんだけどねー。

はっはっはっ!あの墓場はもう私のテリトリーみたいなもんよ!
何人たりとも侵入は許さないし、侵入してきても私の弾幕で華麗に撃退して見せるわよ!
紅白や白黒が入ってきても負けるもんか。
逆に驚かしてやるんだから!

あ、もう帰っちゃうの?
私はもうちょっと桜見とくわ。4月が終わってもまだ咲いてるなんて珍しいしね。

82 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 00:46:47

どこか遠くから鳴り響く音。
引き裂くような、絞り出すような機械の呻き声。

ぽつり。空から注ぐ水滴。
雨でもないのに落ちてきたそれは赤い色をしていたように見えた。

今宵、夜桜の咲く丘にサイレンが鳴り響く。


「あ、あの……」


ゆらり。
木陰から現れる人影。
おずおずと声をかけたのは、学生の着るセーラー服に身を包んだ少女だ。

だが、その風体は異常であった。
返り血か、はたまた己の流したものか、その服は血まみれだったのである。
その上、右手に抜き身の日本刀、左手に機関銃を持っているのだから、これは異常と言わざるを得ない。

その少女はこの丘で他の人影を見て喜色交じりの声をかけた。

「見つけたーーーーー!」


83 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 00:51:11
>>80-81
あ、あの……すいません。
其処の方。

ほんっと申し訳ないんですけど、チョーシくれて異界ジェノサイダーに挑んで返り討ちにあってから記憶があやふやなんです。
ここ、何処でしょうか?
あとお腹すいてしょうがないんですけど、
なにか食べるものは持ってませんか……?


少女は刀を向けて言った

84 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 01:08:45
>>82-83
滴が強く、傘を打つ音がした。
興ざめだ。せっかくの見事な桜も雨の下では魅力が濁ってしまう。
こんな時期にまで耐えた桜もこの雨によって散ってしまうのかもしれない。
しかし先ほどまで雨の降る兆候はなかったというのに。

怪訝に思いながら帰ろうとしたとき、小傘はぶるりと震えた。
強い妖力を感じる。それも禍々しい。
もしやと思い、傘の淵から垂れた滴を掬うとそれは異様に赤く濁っていた。

「……押し込み強盗かしら?残念だけど酒しかないわよ」

日本刀と機関銃。物理的な手段のようだが、彼女の纏う妖気は尋常ではない。
恐らく切られたらただでは済まないだろう。
ペッ、と傘の口から吐き出された一升瓶を持って小傘は彼女に答えた。

85 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 01:18:56
>>84

お酒……
あ、私未成年なんでお酒はちょっと……

参ったなぁ。
島に居る時はお腹なんか減らなかったのに……どうして急に。
あ、考えたら余計お腹減ってきたかも。

機関銃をもった左手で無造作に頭を掻いて少女はよろよろと近くのベンチに腰掛ける。
日本刀を脇にたてかけて「やんなっちゃうなぁ」と呟いた


……あ、そう言えばいきなり話しかけてすいません。
私、市子って言います。
……多分それいいと思います。

ところで……その茄子みたいなおっきな傘、なんですか?
文化祭かなにかの出し物?

86 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 01:33:27
>>85
ふーん、そう。
食べるものねえ、なんか傘の中にあったかしら。
ゆっさゆっさえっほえっほ。

結構遠いとこから来たのねえ。
この雨もあなたがここに来るときに一緒に連れてきたのかしら。
あんまりにも禍々しい厄介な物なんでしょうけどね。

ああ、そう。ご丁寧に。
私は多々良小傘。ただの妖怪よ。傘は飾り物じゃなくて私のシンボル。
なくてはならない重要なものよ。

87 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 01:43:22
>>86

あははー
ただの妖怪ですか、そうですかー


って、よ、妖怪!?


おばけってこと!?
嘘……やだ、怖い!?


傘の色とか変だし普通じゃあり得ないと思ったけど、
まさか、そのせいなの!?

少女はベンチの上で日本刀を抱えて後ずさった

88 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 02:02:26
>>87
……めっちゃくちゃ怖がられてるー!?
全然お腹が膨れなくてうれしくないんですけどー!

確かにわちきは妖怪だけど肉目当てで人襲ったりなんかはしないよ。
弾幕ごっこは楽しいけれども人肉は食えないしねー。
驚かせるだけの化け傘でありんす。

ちょ、ちょっと、私より妖力高そうなくせして何よ、その反応。
えーと、あ、桜餅が偶然一個だけ余ってたわよ。
少し古いけど食べる?

89 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 02:12:19
>>88

そ、そうか……読めた!
わかった!

貴方、傘の方が本体でその女の子は誰かを模倣……


…………。


それ私じゃnごげふっ!?(吐血)


……い、いえ。
今のナシ!

なんでもない!なんでもないです。
わかんない!わかんないの!

>ちょ、ちょっと、私より妖力高そうなくせして何よ、その反応。
な、何を言ってるのよ。
私は妖怪なんかじゃない。

私は人間……じゃないかもしれないけど、
でも人間を元にして出来てるって言うなら人間も同然だもん!

おばけ?
おばけなんかじゃ……!?

少女はふらふらと頭を押さえてよろめく。
「肉目当てで人を襲う」「殻が欲しい」「光が怖い」
少女の背後の赤い闇の奥から無数の小さな声が少女に語りかける。
両耳を押さえるようにして少女は目を見開き……


>少し古いけど食べる?

あ、いただきます!
ありがとうお姉ちゃん!
傘のデザインダサッとか一瞬でも思ってごめんなさい!!

光よりも早く背後の声を振り切ると小傘の柏餅を持つ手を両手おしつつむように握った

90 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 02:20:42
>>89
模倣、模倣ねえ。
私すら記憶のない遠い昔のだれか。その面影を私は持っているのかもしれない。
もう土にかえってしまったんだろうけど。

え、さっきの無し?ちょっと切ない話っぽくまとめようと思ったのに〜。
別にいいんだけどさ。

>私は人間……じゃないかもしれないけど、
>でも人間を元にして出来てるって言うなら人間も同然だもん!

(うっわ……厄介なタイプよね。あんまり化け物扱いすると暴走するかも)
あ、あんたが自分が人間だと思うなら人間に違いないんじゃないの?
ちょっと妖力とか霊力が私より高いだけでさー。
体なんかよりも問題は精神よね。自分が人間だと思っている限り人間よ。
タブンネー。

>傘のデザインダサッとか一瞬でも思ってごめんなさい!!

あんた口が悪いわね!?食べ物もらっといてダサイは余計よ!
(あ、持ってたの食紅塗った柏餅だった。ま、いっか)

91 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 02:29:23
>>90

もぐもぐと疑いもせず柏餅を頬張りながら少女は傘を持った少女を見上げる

なんかこう、傘を持ってるのって怖いの。
島で出会った闇人……なんだろ、妖怪みたいなのって言えば知らない人に分かりやすいのかな?
そういうのに丁度傘もったのが居てさ。
そいつが傘を放り投げてそれに目が行った所で低姿勢で突っ込んできて
随分とびっくりさせられちゃった事があって。
それ、ちょっとしたトラウマになってるみたいで。

……あ、そうだ。
変な質問してもいいですか?

92 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 02:41:57
>>91
傘持っている奴に目の良さが命取りだーってやられたの?
なんだか服も血まみれで汚れてるしずいぶん大変だったのねー。

こっちも知り合いで傘持っている奴にはろくな奴いないわよ。
私のことを傘立てに詰めたり
利用するだけ利用しといて悪態の一つで異空間に吹っ飛ばしたり

私ほど善良な傘持ち妖怪はいないってぐらい私はおとなしいわよ。

変な質問?
今自分が食べてるものが柏餅だと気付かないぐらい変な子なんだから
あんたの質問は全部変な質問に決まってるわー。

93 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 02:48:15
>>92

傘立て……?
お姉ちゃん……苦労してるんですね。

やっぱり妖怪は怖いんだ。
モチ殺しとかギロチンとか当たり前の世界なんだ……うわぁ……

>あんたの質問は全部変な質問に決まってるわー。

えぇ?
これ柏餅なんですかぁ!?

うぇー、ひどいなー
舌がばかになったのかとおもってちょっと凹んでたのに。

あ、いえね。
実はすごく強い人間が居るんですよ。

バスターだかジェノサイダーだかって名乗ってて、
私結構自信だったんだけど、正面から挑んで普通に返り討ちにあっちゃった。

今まで自分より普通に強い相手ってほとんど居なかったんで
こう言う時、どう挑んでいいのか迷っちゃうんですよね。

お姉ちゃんって妖怪なんでしょ?
そういう強い相手に出会ったこととかないですか?
何か参考になるアドバイスとかもらえたらなって思って……

少女は手の中で機関銃をくるくるといじくりながら、上目遣いに小傘を見つめる。
少女の中の「妖怪」のイメージは水木しげるのゲゲゲの鬼太郎であり、
つまるところバトルするものというイメージが漫画から植えつけられていたのだ。


94 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/01(日) 03:12:53
>>93
……妖怪にも妖怪なりの悩みがあるのよ。
なんであんなに凶暴なのかしら、傘持ちの妖怪って。
初めて会った妖怪が私で運がよかったわね。下手したらあなたを食べようとしたかもしれないわ。
(……こんな強い妖気丸出しの人間を襲う馬鹿な妖怪なんてそうそういないだろうけどね)

ちょっと人間驚かせようと思ってて用意した悪戯よ。
案外引っかかる人間が多くてこっちがびっくりするわね。
食べる前に見た目でわからない、それ?

>そういう強い相手に出会ったこととかないですか?
>何か参考になるアドバイスとかもらえたらなって思って……

うえ、そんなこと言われても。
そもそも私は化け傘だから戦闘が得意な妖怪じゃないのよ。
それに知っている顔に滅茶苦茶強い人間がいるんだけどもそいつに勝利できる奴なんて数少ないわよ。

ルールを作ってそれに合わせてある程度誰にでも勝てるようにした工夫してあるのに
それでもあの人間はほとんど負けを知らない。
そんな人間に本気で真っ向から向って行ったらどうなる?ジ・エンド。消失しか待ってないわ。
私は勝ったことがないから、その人間に勝つこと以外の楽しみを見つけるようにしているわ。

どうしても越えられない壁ってのは存在するもんよ。
そういう時は無暗に固執せずにすっぱり諦めてまた別の楽しみを見つけた方がいいわ。
妖怪ってのはそういう生き物よ。

それじゃあ私はもう行くわ。
……あんまりこの雨に当たりなくないしね。

<退場>

95 名前:矢倉市子 ◆MOhou/KY9U :2011/05/01(日) 03:31:03
>>94
勝つこと以外の……楽しみ……?

無暗に固執せず……

諦める……


……あは!
なぁに言ってるんですか!

人をバケモノ呼ばわりして当然死ぬべきだみたいにせん滅するような奴と
殺し合う以外のどんな楽しみを共有できるって言うの?

お姉ちゃんは固執したからバケモノになったんでしょ?
固執したから私はバケモノになれなかった!
中途半端に市子にしがみついて!
人間であることに、元が人間だってことにすがって!

お母さんの所にも行けない。
市子として光ある世界にも戻れない。
永井さんも他のみんなも居なくなったあの島で私ひとり……


どうあがいてもぜつぼう。


それでも……それでも私は……!!













……すいません。
なんか感情的になっちゃいました。

ありがとう。
私とお話ししてくれてありがとう。
私を一応人間扱いしてくれてありがとう。
いきなり刀を向けた私をバケモノ扱いしないでくれてありがとう。

お餅、食べたのに味……分からなかったんです。
私きっともう……

いえ、違いますね。
お姉ちゃんが言った通り、自分が人間だって信じる限り、
信じる間だけは人間でいいんですよね。
だから私は人間で居ようと思います。

でも、あいつに挑む事を諦める事はしない。
そうよ、何度斃れたって私は……!



小傘お姉ちゃん……今晩のこと、忘れません。
また、縁があったらどこか赤い闇の近くで。
でも願わくば出会う機会の無い事を。


少女は立ちあがる。
刀と機関銃を両手に持って。

歩み去る先には赤い無間の闇の海。
此処は絶望の闇の島、逃げ場なんて無い。



逃げ場がないなら、戦うだけだ。



【ステージ終了条件2の挑戦が可能になりました】


<退場>

96 名前:アヴェンジャー ◆ty.Avenge. :2011/05/15(日) 21:49:37
 
 いやいやイヤ。
 何処でもない何処かで一人転寝してたら何時の間にか時間が過ぎ行くものですね?
 驚きを隠せない桜の季節が何度過ぎたコトでせうか?
 我思うが故に我在りと言うのであれば、我は存在しないコトになるのですか?
 
 我は我と書いて俺と呼んでくださいね、的な?
 我は我と書いて俺と呼んで下さい、見たいな?
 
 
 下らない戯言を吐き続けて全てを無為に返すのである。
 ほら、ドンだけ気合入れてもそりゃ無理ってもんですよ。
 
 現在進行形で頑張ってる奴こそが褒め称えられて然るべき。
 偶然にも興が乗った程度のチンピラが表舞台に上っちゃうのは放送事故も良い所なんですよ。
 
 
 クヒヒ――だからこそナマってのは気持ち良い。
 余計な干渉がないからこそダイレクトで伝わるのよね?
 
 ほら、熱とか? 潤みとか?
 グッチャグチャで溶け合う一夜をお好みなのよ?
 出すもの出して賢者モードに入ったら、本物の恋をしま鮮花?
 
 恋なんて幻想ですけどねー。

 
 粘膜の接触には快楽しかないのですよ!
 
――必死だな(笑)
 
 
「――ま、綺麗なもんは綺麗だ。優しくも儚くあるのが自然だ。
 醜くも愚かであるのが人間だ。
 抗っても抗いきれぬのが人の業だ。
 
 堂々巡りの人間には惜しい自然の風景だが――だからこそ、似合いなんだぜ?」
 
 
 寂しい寂しい独り言。
 風と共に去るのはクズだけで良いのさ。
 
 葉桜であろうが、消えて良い物じゃあない。

97 名前:オーフェン ◆oRPhEnns0U :2011/05/15(日) 22:12:54
 桜が咲いている。
 春の香気――季節の変わり目の、他にない特有に匂い――の中、月明かりに照らされて微かにあたりを染めている。
 いずれは散って消える花の祭典。
 だが人の命もそれと大差ない――残酷なことに。
 それだけに花は目いっぱい、なんの遠慮もなく自己主張している。

「さて、俺の人生の中で花が咲いてるのはいくつだったのかね?」

 そんなことを独りごちながら。
 オーフェンはゆっくりと歩み寄った。
 そこにいるのは人間ではない。道理でも直感でもなく、ただそれを感じ取る。
 だが不思議と警戒感は沸かなかった。

「よう。楽しそうだな、あんた」

 むしろ気楽に、挨拶を投げる。
 見ると、笑っている。嗤っている。嘲っている。
 だが悪意も――それほどは――ない。不思議な笑みだった。見たことのない笑み。
 それこそが人間ではないと悟った理由かもしれなかった。

98 名前:アヴェンジャー ◆ty.Avenge. :2011/05/15(日) 22:34:05
>>97
 
「よう。楽しそうだな、あんた」
 
 黒く黒いどす黒い声が響いた。
 魔王だってこんな声はしてません。
 俗に言うチンピラボイスとも、イケメンボイスとも違う、もっと黒い何かの声が響く。
 
 なにこの目付き?
 喧嘩売ってるの?
 
 そもそもなんで真っ黒なの?
 引かれちゃいますよ? 馬とか車とかロードローラーとかに。
 
 
「そう見えるってならアンタはとても、とても幸せなんだろうぜ?
 なんせ此処は地獄の釜の底だ。人の悪意が煮詰まった彼方だ。
 
 此方が極楽浄土であるってなら、此処はチンピラだらけのスラム街。
 桜だって見ての通り、テメェなんかに綺麗な姿を見せてやるもんかって具合に緑だしなー」
 
 
 つらつらつらと言葉が並んで、ただただ顔が拉げていく。
 無謀に似つかわしくない笑みを浮かべているはずだけれども、さて。
 
 
「ところでニーさん。――気楽に他人に声掛けるにゃ似つかわしくねえ人相ですね?
 クヒヒ……いや、なに、別に気にしちゃ居ないんだぜ?チンピラくらい恐れるまでもありません。
 でも、ヤクザだけはカンベンナ!ってコトも無いんですけどー。ほら、アレよ」
 
 
 此処は地獄の底。
 魔女の釜。
 虚無の檻。
 
 
「見たくねーもん見る前に。
 聞きたくねーコト聞く前に帰りなさいや。
 狂気を彩る桜だぜ?」
 

99 名前:オーフェン ◆oRPhEnns0U :2011/05/15(日) 23:09:06
「そうかな。自分じゃ苦労の多い人生だと思ってるけどな。
 まあ、幸せな男だと断じられたこともあるし、別にそのときも否定しなかったが」

 それこそ嗤い、哀れみ、嘲っていた殺し屋の顔を思い出す。
 思い出したくはない――だが忘れることはできそうにないし、忘れてもならない。

「別に緑の桜でも見ていかんってこともないだろ。
 悪意が煮詰まったのが地獄の底なら、世の中どこだって地獄だ。そんなもんだと思うがな」
 
 しょせん、生きている限り人の悪意から逃げることはできないのだ。
 勝てるなどと思ってはならない。だが逃げてもならない。
 そうして永遠に続く勝負の中で、その苦痛とともに生きるしかない。

「……人相に関しちゃ、まあ、なにかな。
 荒んだ生活してるうちに自然とこうなったっつーか。
 別に喧嘩が売りたいからこういう顔してるわけじゃあないことは確かだが……」

 が、気にしていないでもない。

「……昔の知り合いに会ったら誰も俺だと気づかなくってちょっとショックだった」

「見たくも聞きたくもないもの、ねえ……そんなもんがこんなところにあるもんかな」

 言いながらなんの気なしに構成を編み上げ、呪文を唱えた。

「我は生む小さき精霊」

 明かりがあたりを照らし出す。
やはり――意外にも?――なにもない。
 が。

 見ると、彼の体皮になにかが蠢いている。
 何か虫が這っているのかととっさに駆け寄ろうとするが、すぐに違うことに気が付いた。
 
 ただ見たとおり、黒いなにかが蠢いているのだ。

 あまりのことに絶句し、反射的に破壊的な魔術の構成すら浮かんだが――

「……いやぁ、他人のことをどうこう言う前に気にすることがあると思うぞ俺」

 構成を消し、それだけを控え目に言う。

100 名前:アヴェンジャー ◆ty.Avenge. :2011/05/15(日) 23:22:05
>>99
 
「んー?意外と人間っぽく生きてんの?驚きねー」
 
 クヒヒ――と卑屈に、苛立ちを携えた哂い。哂う。
 笑うのよ?
 
「積み重ねた歴史が人を作るのか、運命が人を形作るのか。
 いやはや、オレにゃあ判らんがね……――
 
 
 虚無が形作る何かもあるわけで。

 何も無いからこそ。
 何も無かったからこそ。

 こうして在る何かもあるわけで。
 
「まあ、まあ――見ないほうが身のためだぜー。にーさん。
 思い出したくないことを思い出して、今とのギャップに苦しむ事になる孤児とかいますし?
 写真には写れない溝鼠人生とかかなしくねー?」
 
 クヒヒ――怖い怖い。
 意味やら存在を破壊されちゃあ参るってもんです。
 
 もともと意味も存在もありませんけどね?
 


101 名前:オーフェン ◆oRPhEnns0U :2011/05/15(日) 23:32:18
「俺は人間だし、末永く人間でいたいと思ってるよ。意外か?」

 思わず凝視しちまったことは謝るけどな、と付け足しながら。

「ほっとけよ。っていうかお前実は俺のこと知ってんじゃねえのか……?」

一気に脱力し、口調もどっと崩れた。

「ったく……そういうよくわからないことばっか言ってる奴にゃあ思い当たる節があるぞ」

 それこそ思い出したくもないのに忘れられそうもない、銀髪の顔を脳裏に浮かべながら言う。

「そーやって笑って生きてりゃ、なんだかんだでさぞ楽しいんじゃねぇか?
 惚れっぽくて男運がない男装の美人をネタにしてからかったりとかして」

102 名前:アヴェンジャー ◆ty.Avenge. :2011/05/15(日) 23:48:16
>>101
 
「いやいや、人間様は人間様で御座いますよ?
―――――思わず殺しちゃいたいくらいに愛してる?」
 
 クヒヒ――そうだ、そうだよ。
 足掻けよ人間。其れこそがテメェらの存在意義だ。
 
 惨めでもちっぽけっでもエゴでも。
 何だって良い。
 如何だって良い。
 
 生きている事こそが存在証明。
 メンヘラって死んだら元も子もありません。
 貧乏だろうが売れてしまったが故の悲しみも死ねば無かった事にされるのさ。
 誰の記憶にも残らないままじゃないのが救い、だなんて事は無い。
 
「クヒヒ――オレは男装の麗人よか黒髪長髪でピチピチな戦闘服着てるネーさんのほうが好みだけどな。
 嘘だけど。当然でしょ?」
 
 苦労を背負い込むのは性分じゃない。
 ましてや、ガキの相手なんて御免だよ。
 
 ただちょっとだけ。
 ただ少しだけ。
 
 
「――憂いていたんだろうさ。関われないからな。
 なあ、人間」
 
 笑い、哂い、嗤い。
 
「女の抱き心地ってのはどんなもんよ?」
 

103 名前:オーフェン ◆oRPhEnns0U :2011/05/16(月) 00:02:45
「あーはいはい、愛してるよ。ったく。なんだそりゃあ、ますますあいつを思い出すわ」

 手をひらひらさせながら言う。

「んー……女の抱き心地、ねぇ」

 真面目に答えるような話でもない。
 別にとぼけても良かったのだが。
 なんとなく彼の嗤う眼差しを見、そうする気になれなかった。
 ゆっくりと記憶の中から引き出していく。

「戦闘訓練で先生に殺される寸前になったときよりも緊張したのを覚えてるよ。
 それで最初に思ったのは、その黒髪長髪の姉さんのほうがいい匂いがするってことだった」

 苦笑する。ただし目の前の彼にではなく、自分自身にだが。

「でも触ってみて思ったのは、姉さんとは全然違うってことだった。
 当たり前だよな。
 でも俺はそんな当たり前のことも知らないガキだった」

 もはや決して戻れないあの農村を懐かしく――懐かしい存在でしかないということは悲しくもあった――思い出しながら、

「それで、姉さんだって触ったことがないような場所まで触って――」

 どう表現すべきか。しばし言葉を切って、視線をさ迷わせ、

「人間は暖かいんだって、改めて思い知った」

104 名前:アヴェンジャー ◆ty.Avenge. :2011/05/16(月) 00:23:19
>>103
 
「クヒヒ――其の答えでお腹一杯だ。惚気って奴にも及ばない、過去の自慢に聞こえんべ?」
 
 嗤う、笑う、哂う。
 
 桜のせいにしちまおう。
 ただの気紛れも。こんな問答も、詰まらなくも心地よい散歩も。
 
 全部が全部桜の狂気に当てられちまったのさ。
 
 
 それでも、
 それでも――
 

「なあ、人間様。まともにオレと向き合えるってのはどういう了見なんだろうなァ?」
 
 人であれば吐き気を催すであろう存在。
 真っ当であれば見る事すら叶わぬ虚像。
 蠢く毒虫は卒倒するに足る毒を放ち、吐く文言すら毒液。
 
「其の答えはいつか……そうだなぁ、其のうち聞かせてくれよ。
 何でこうまで煮詰まった悪意と向き合えるのか、腐臭をかいで其の不貞腐れた面を続けられるのか。
大人しく過去を思い出して浸れるのか。届かないものに思いを馳せられるのか」
 
 
 狂気に酔うのは簡単なのさ。
 
 
「正気と狂気の違いと――恋と憧れの違いを」
 
 
 別れの言葉を掛けるまでも無く、クルリと翻り、虚無へと到る。
 何も無い。
 此処には、何も。
 
 だからこそ、懊悩にあこがれる、ってか?
 
(退場)

105 名前:オーフェン ◆oRPhEnns0U :2011/05/16(月) 01:04:34
 "この世、すべての悪"。その"ゴースト"――の、ようなもの。
 存在は知っていた――魔王の力が彼に語った。
 ただそうだと気づいたのは、彼が名乗ったからでしかない。
 
 なぜ正気だったのか。
 
「簡単だよ……」
 
 魔王の力が憑り付いているから?――そんなことではない。

「俺が恐ろしいって思うのは、そんなもんじゃないからさ」

 たったそれだけのこと。
 背を翻しただけですっと解けて消えた彼のいたところを、驚きもなにもなく、ただ、じっと見つめながら。
 その彼に向けて、オーフェンはぽつりと呟いた。

「恋と憧れの違い……そりゃあ難題だなあ。特に俺には」

 はっ、となんとなく笑う。人を殺す覚悟をつけるよりも難しい話かもしれなかった。

「考えとくよ。
 迷惑な質問だが、避けても通れん話だしな」

 師の影と並んで乗り越えなければならない、姉のあの匂いを。

 それだけ独りごちて、魔術の構成を消す。
 視界が再び闇に戻る。
 
 ゆっくりと歩き出す。夜の闇の中で、もうなにも見えない暗がりの中で。

(退場)

106 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/21(土) 00:03:13
……あれ、まだ咲いてる?
どうなってんのよ、ここ。明らかに普通じゃないわよ。

見渡せば一面桃色の花びらが散っている。
でも今はもう5月の下旬。
せっかちな熱帯低気圧が豪雨をもたらすぐらいの季節なのにねー。
そろそろ風流とも言えなくなってくるわ。
いくら美しかろうとも季節外れのこの機構じゃ興が削がれるってものよ。

うーん、本当にどっかで春告精が居眠りでもしてるのかしら。
これってちょっとした異変に近いわよね。下手したら巫女が出動して異変の現況を探っているところだわ。
ちょっと歩き回って原因を探してみようかしら?

107 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/21(土) 02:12:27
おーい春告精やー出っておいでー!
出てこないなら目玉ほじくるぞー!

ほむ、これだけ探して春告精がいないとなると妖精の仕業じゃないようね。
いつぞや幻想郷に春が来なかったときは誰かが無理やり春を集めていたけれども
周囲から春を吸い取った様子もない……。
気温は初夏で天候も変わりなし。花だけが咲き続けてるって感じねえ。

花を咲かす妖怪なら心当たりがあるけどあいつがやってるとは考えずらい。
こうやって無理に花を咲かせるということは桜の寿命を削っているも同じ。
ここまで咲かせ続けると無理が祟って来年以降の桜が保証できなくなりかねないもの。
あいつの専門は草花とはいえ、木にこんな仕打ちなんて果たしてするかしら?

となると、別の原因がある、か。
一唐傘お化けには計り知れないわねー。

散策しつくして見つからないとなるともう私にできることはないかなー。
気になるけど帰って寝るとしましょうか。

機会があるならまた、ね。

【退場】

108 名前:折原総理 ◆iDSouriSFE :2011/05/28(土) 23:33:33
「おっはなっみ♪おっはなっみ♪うーれしーなー、と。」

なんか前にもこんなことを言っていた気がするなぁ、という感想は置いておいて。
実はそれほど嬉しくなかったりするんだなぁ、これが。官房長官と官邸職員とSPが
総出であたしの部屋に積み上げた書類の山から逃亡中。

前は、ここと同じようなところでかぐや姫とか仙人とかプリンのお姉さんとか、ドイツ人の
お姉さんとかが楽しそうにお酒を飲んでたけれど・・・・・

「誰もいない、かぁ。」

とりあえず、人影はなし。とりあえず、木の下のベンチに座って休むことにした。
いや決して、丘の下の方の道を走り回るパトカーを避けたわけではないのよ?

<誰への言い訳だ>

【入場】


109 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/28(土) 23:34:46
(上げ忘れ)

110 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2011/05/29(日) 00:26:29
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「……総理が?」

『はい、お忍びで。それでその場所というのが……」

「例の地区か。それで影ながら警護しろ、と?」

『はい、官房長官からの要請で』

「……止むをえんな。分かった、至急向かうと伝えてくれ」

『了解しました、それと』

「まだ何かあるのか?」

『は、終了後は『休暇扱い』で処理してもよいと。
 計らいの積もりかどうかは分かりませんが。
 ……溜まり過ぎてるから形式的にでも使えと煩く言われてましたからねえ、有給』

「……またか。まあいい、書類は送っておく。其方で処理しておけ」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 




        ―――花見んと 群れつゝ人の来るのみぞ あたら桜のとがにはありける』―――



世阿弥の一作より遡り、西行が一句にある通りの光景がそこにある。
桜の頃を過ぎ、梅雨入りを迎えようという時節にも関わらず、この丘の桜は未だ散るさまを見せない。
摂理の環から外れ、散るを迎えず幻妖に咲き続ける桜。
これもまた、或いはこの桜の咎と呼ぶべきものであろうか。

もっとも、それを咎める気は彼にはなかった。
何故ならば彼の咎は咲き続けんとするその桜と同じく、いや、それ以上に重いものであったからだ。


宿命を全うするために世捨て人にすら成れぬ男は、俗世の更に陰を往く。
地獄異界が口を開ける暗夜行。
魑魅魍魎の世を、凌駕する修羅となりてただ歩む。


生き続けてと、母は遺した。
その願いと魂に報いると、彼は誓った。
だが愛情と善意から発されたその言葉こそが、彼を蝕む最大の呪いであると彼は気づかない。


今も尚、彼はただ幻となりて己を殺す。
名を姿を偽り、心も殺し。幻に等しき偽りにて、己の真実を押し殺す。

白銀を漆黒に、人ならざるを人に。■■を■■を冷徹に。そして我が名を幻に。
隠せぬのは鋭いまでの冷然な美貌と、一徹なる意思。


艶やかなる桜の傍に在るは、涼やかなる冷厳の美影。
漆黒の髪とスーツの織り成す闇色と、魔貌の作る白皙のコントラストが夜に立つ。
有角幻也と名乗る男は、そこに居た。


111 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 00:43:39
「星が綺麗よねぇ〜」

ベンチの背もたれによっかかって、頭を上に向けて…ちょっと首が痛いのよね、この姿勢。
でも、それだけの価値はある景色だった。街から少し離れるだけで、すっごい満点の星空。
まぁ、前にオーストラリアだったかどっかで見たのには負けるけど、それでも十分綺麗。

「でも、一人で見てても面白くないわよねー」

んーっ、と腕を伸ばす。もともとだらーんとした姿勢だったから、こうすると上半身が背もたれを
乗り越えて、真後ろを見るような状態になる。

そしたら目に、やたらと顔色が悪い男の人が映った。さかさまで。

「?!」

あわてて体を起こして身構えると、真っ黒スーツに真っ白い顔の美男子(>>110)がこっちを見てた。
表情はよく見えない。なんというか、危なくはないんだけど、おっかない感じというかSPみたいな・・・・
SP?そこまで考えが及ぶ寸前に、口が出た。

「いやあんた、夜中に女子中学生のバックを取るとかどういう変態?!

とりあえず暴言。支持率?常識?あたしはそんなもの気にしないのよ!

112 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 00:51:59
>>109
1「重要人物の護衛、ですか?」

 キエサルヒマ大陸の魔術最高峰<<牙の塔>>その一室――「教師控え室」と書かれたプレートが掲げられた部屋。
 黒目黒髪、特にどうということもない風貌の少年が、その控え室の主に怪訝な声を上げた。

「そうだ。彼女はきわめて政治的に重要な人物だ――が、同時に非常に気まぐれだ。
 護衛を振り切ってでもどこへでも行こうとするし、実際に行ってしまう」

「それでぼくらに話が回ってきた、と」

 教師が頷く。

「……でも、なんでぼくなんです?ティッシやコルゴンのほうが適任だと思うんですけど……」

「彼女と年齢が近いのはお前だからな」

 相変わらず、自分の教師の答えは端的で、淀みがない。
 つまり年齢が近い人間のほうが面倒がなさそうだということなのだろう。

「分かりました。装備はなにを持っていけばいいんですか?」

「通常のローブ……は緊急時に動きにくいな。私服で構わない。武装は必要ないな。
 そういうものを彼女は嫌うからな。当然戦闘服も着るな」

「はい」

 多少ならずとも緊張をこめて、キリランシェロは頷いた――この手の重要な仕事を任されるのは、
 <<塔>>最エリートのチャイルドマン教室にあっても決して多くはない。
 あってもたいていは年長組のフォルテやティッシの役目だった。
 
 
 結局、キリランシェロが選んだのは服といってもいつものローブと大差ない――要するに黒のスラックスとシャツだ。
 必要以上の注意を誘わないということではこんな気楽な格好のほうがいいだろう。

 夜の桜並木はどこか水の匂いを含む、湿った香りが満ちている。その中にそびえ立つ木々は脈絡なく夜の闇の中から
 そこに生えているようで、どこか不気味さを感じさせる――つまりは夜になれば、たいていのものは不気味に見えるということだが。
 
 その不気味な木々の中に、目標――であろう――少女はいた。
 こうして見ている分にはただのどこにでもいる可愛い少女といったところだ。

「えーっと……」

 その彼女に接近し、どう声をかけたものか。まさか誰何するわけにもいかず、結局キリランシェロは

「こ、こんばんは。いい夜ですね」

>>110
 そこで唐突にキリランシェロは振り向いた。第六感。予感。直感。錯覚。蟲の知らせ。どれでもいい――
 ただ反射的に振り向いた。
 
 そこにいるのは男だった。整った顔立ちの美しい男。
 
 だがキリランシェロが反応したのはそこではなかった――気配だ。
 尋常ではない雰囲気を男は放っている。
 それがなんなのかまではわからないが、とにもかくにも要注意人物であることには変わりない。

 彼と彼女の間に立つ位置に移動しつつ、キリランシェロはいくつかの魔術の構成を思い浮かべた。
 場合によっては一瞬で決めなければならない――これには自分の命だけがかかっているのではない。
 
 だが。
 
 一瞬で決める。つまり、殺すということだ。

(ぼくにできるか……?)

 人を殺すということが。
 できなければ致命的な事態を招きかねないというのに、自分にはその決断ができない。それを歯噛みしつつ、
 ともかくもキリランシェロは声を出した。

「あの、こんばんは。どうかしたんですか?」 

113 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 01:04:48
>>112
>「こ、こんばんは。いい夜ですね」
>「あの、こんばんは。どうかしたんですか?」 
怪人女子中学生バック取り男(※仮称)に向かって身構えた瞬間に、脇からちょっと緊張したような、
穏やかな声が聞こえてきた。大体あたしと同じくらいの年恰好の男の子。ただし全身黒尽くめ。でも
美少年。

ふみゅ。

「・・・人気の無いところで、女子中学生を挟んで、相対する黒尽くめの男が2人
 あれ?なんか、深夜とはいえ未成年者には刺激が強すぎる展開の予感が?!

おどけてみた。はたして、怪人(以下略)と黒い美少年は、あたしのノリに乗ってくれるのか?!
ちなみに、ノってこない場合はSPを呼ぼうかと思いますまる

114 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2011/05/29(日) 01:15:23
>>111



―――気が緩んでいたか、というのが最初の感想だった。


俗に特務などと扱われる彼の機関にとって、気配を悟らせる事は得策ではない。
無論必要ならば示威的に存在を示すべきだが、今回は警護とはいえ隠密に近い任務だ。
ならば自らの存在を一切気取らせず、影として徹するのが彼の信条だった。

それは己を幻として位置づけたい心根か、或いは現世に我が身を残す資格すらないという思いの現われか―――

『いやあんた、夜中に女子中学生のバックを取るとかどういう変態?!』


…一つ言えるのは、今はそういった感情とはおよそ距離をおくべきだという事だ。



「……危機意識を持たれることは結構ですが」


暴言のキワミ、もとい極みを吐く少女―――史上最年少の総理に幻也は静かに言葉を返す。
どこまでも無機的に、的確に。しかしこれ以上なく、自身への謂れを否定する意を込めてはっきりと。


「特別対策室の有角です。
 SPとして警護するよう任を受けました。此方はお気になさらず、総理」


冷静に端的に事実を述べ、手帳を開け身分証と写真を見せる。
純然な事実であるがゆえ動揺も生まれることはなく、彼は当然のように鉄面皮であった。


>>112


そして、その聞かせるような――事実聞かせる幻也の言葉はもう一人。
総理へと接近した黒髪の少年へと向けられていた。

事務的な言葉を言い終わるやいなや、幻也は少年の方を向く。
立場の宣言。それを終えて再度相手に認識をさせるために。


「……そういう事だ、総理を警護する任を帯びている。
 怪しいものではないと念は押させてもらうがな。それと」


少年の極めて教則的な対応に、極めて事務的な応対で幻也は返す。
年の頃は15,6か。
黒衣の内側に鍛えられた身のこなし、年に見合わず相応の技能者であることが見て取れる。


「――――逸るな。
 対処としては上等だが、見極めを誤ってはどうにもならん」


眼差しと言葉には、殺気も怒りも何もなく。
少年の僅かな殺気と焦りを見抜いて、ただ静かなまでに忠告をする。


115 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 01:25:39
>>113
 思わず半眼になってぼやき返す。

「いやまあある意味刺激の強い展開になりそうな気がしないでもないんだけど……」

 張り詰めていたなにかが一気に崩れ落ちる感触を味わいながら、呟く。

「えーと。どう言ったらいいのかわかんないけど……とりあえずそういう事態にならないように努める所存です」

「あと、どうでもいいけどぼくもいちおう未成年だからそういう展開はちょっと……」

 が、そこまで言ったところで思い出す。

「……あ、でもわりとそういう展開には頻繁に出くわしてるのかな……そのつど死にそうになってるし。
 いったいぼくの人生ってどこでこんなことになったんだろう……」

 落とし穴――それもひどく深い、哲学的な穴だ――に落ちた気分で、思わず独りごちる。

「うん……なんかもうそれがぼくの人生なのかなって気さえするよ。こうなったらそういう刺激的な展開になるのも逆らえない大きな流れなのかな……」

投げやりな気持ちで、右足を一歩引いて、腰を軽く落とし、拳を握って男へ向かって構える。

>>114
 が。

「……あ、なんだ。今回のぼくの仕事と同じなんですね」
 
 構えをすっと解いて、軽く頭を下げる。

「ごめんなさい。ぼくもあなたと同じ仕事で来ました。でもちょっと早とちりしちゃって……」

 危うく取り返しのつかない事態を招くところではあった。
 仮に殺さなかった――あるいは、殺せなかった――としても、魔術士が公的な立場の人間に傷を負わせたとあれば
 一大事に発展する。

「逸るな、かぁ――本当です。ぼくはまだまだ未熟ですね。
 魔術士ならこういうときも冷静に相手を見極めて冷静に対応しなくちゃならないのに。
 ぼくもあなたみたいな態度でいなくちゃならなかった」

 まったく似ていない外見にもかかわらず、なんとなく師を思い浮かべるその男を見ながら、キリランシェロは続けた。

「見極めこそが肝心だ、どんな局面が必要なときで、そのとき必要な力はどれくらいか、それを見極めて迷わず殺せ――
 ぼくの先生の台詞なんですけど。
 なんとなくあなたを見てると、先生を思い出すんです」

116 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 01:33:07
シュン、シュン、シュシュンがシュン。
桜色の海を掻き分けて私は基点を目がけて飛び続ける。
手にしたペンデュラムが明確に一方向をさしていたのだから違わずその方向にむかって
突き進むだけ。

この魔力が籠った道具は当然鼠のもの。
いつもならすぐに飽きて忘れてしまうのだけどもどうしてもこの丘の秘密が気になった。
何かいい方法はないかと思案して寺の中をうろうろしていると
この青い石が小さなダウザーの首にぶら下がっていたのだ。
閃いた私はチーズ片手に交渉開始、見事借用権を手にしたのであった。

海が途切れて広場に飛び出す。
ペンデュラムの感度はとてもいい。
進めば進むほど、集中しなければわからないほどであるのだが、妖気が感じられるようになってきたのだ。

近い。
このあたりに元凶が潜んでいるはずだ。
飛行をいったん停止して地面に降り立つ。ペンデュラムは中空を指してはいない。
あとは徒歩で見つけられるはずだ。
そう思い当たりを見回してみると……。

>>113>>114>>115

あれ?ちょっと物騒なところに出ちゃったような。

117 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 01:33:29
>>114
>「特別対策室の有角です。
> SPとして警護するよう任を受けました。此方はお気になさらず、総理」
やっぱりかー。

いやまぁ分かってはいたけれど。きっちりと、というよりしなやかな身のこなしで
身分証を提示してきた有角さん。無駄にカッコイイわねぇ。

「警護対象があたしじゃ大変よねぇ。改める気は無いけどさ。」

ベンチに戻る。脇に置いておいたバッグから、缶ジュースを何本か取り出し一本を
投げてみる。

総理命令、一緒にお月見・・・は変だから星見というか、まぁ時間つぶしに付き合って。
 そしたら、そのSPとしては違反っぽい髪型は見逃してあげる。」

肩にかかるぐらいの長さの、やんわりとウェーブがかかった黒髪ってどこのジャニーズよ。
とまぁそういうことだった。ちなみに、缶は割と全力で投げた

>>115
「そっちのお兄さんも飲む〜?」

なんか緊張したり落ち込んだり穏やかになったりと忙しい男の子にも声を掛ける。
なんか、あたしの警護みたいだけど・・・いつから警視庁は未成年者をSPにするようにしたの。

「飲む場合は、VIPであるあたしにちゃんと官姓名を申告すること!」

そう言って、缶を投げた。やっぱり全力で。


<・・・・避け切れなかったらどうするのだ>

118 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 01:46:22
>>116
缶を放り投げた(※投げつけた)あと、ついと視線をズラすと…

なんかいた。ちっちゃいのがいた。翠っぽい髪に、なんかフワっと
いうかフンワリというか可愛らしいというかそんな感じの服装の
女の子。

なんか、色が茄子っぽくない?というさすがにあたしでも失礼きわまる
感想はココロの奥深く、喩えて言うなら官房機密費が納められた
官房長官室にある金庫の奥底みたいなところに仕舞いこんで、と。

「さーさー、お客さんジュースがたくさんよ!寄ってかない?
 どーせ元は税金なんだから、タダで良いわタダで!」

なんか、周りの公務員(?)2人が微妙な顔つきをしそうだけれど気にしない。
なにしろあたしが一番偉いのだ!わっはっはっは!

119 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 01:47:42
>>117
 飛んできた缶は少女の力とは思えない速度で一直線に飛んできた――が、軌道も直線的だった。射線上から外れるのは難しくない。
 キリランシェロは半歩だけ動いてその缶をかわしつつ、掴んで止めた。

「えーっと、名前ですか?姓はないです。ぼくは不動産がないから。
 官姓名ってことなら……<<牙の塔>>のチャイルドマン教室所属、生徒ナンバーセブン。上級魔術士キリランシェロです」

「じゃあ、ありがたくいただきます」

 プシュ、と缶を開いてジュースを喉に流し込む。冷えてはいなかったが、それでも緊張して干上がった後の喉には心地よかった。

「ふう……」

 ほっと一息つく。

 と。

>>116
「……え?」

 傘だ――キリランシェロがそれを見て最初に思ったのはそんなことだった。
 というより、それ以外のことが思い浮かばなかった。
 あまりに脈絡なく、まったく突然に、唐突に、そこに傘を持った女性が現れたのだ。

「え?え?」

 あまりのことに緊張感すら沸いてこない。ただ理解が現実に追いつかない。

「ちょ……えっ?な、なんなのさ?」

120 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 02:00:32
>>118
ふーむ、外見年齢は私と同じぐらい。
いや、もしかしたら少し上かも。まあ実年齢はごにょごにょなんだけど。

ジュースねー。
だが私には夢……じゃなかった、使命がある!
この丘の謎を解決するという使命が!




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  |. i  . : ´::::::Vハ´                             ',    ノ
. |斗 ´::::::::::::::::::Vハ     ,  /ヽ ',ヽ、.   `ヽ___    ',\ヽ   (
 .!:::::::::::::::::::::::::::∧.ハ    , |‐‐/-、 ヽ ', `ゝ< ̄_', `    ', ヽ'.,  )
 |:::::::::::::::::::::::::;;;| ∧ハ. '~/'| /    ヽ; ´    ̄ヽ、      ', l ヽ、
 .i::::::::::::_, ‐''" | {. Vハ / i,'             |\      ',|
  ',_ ‐''"    ∨ Vハ∧ r===ミ     r===ミ !  \',`ヽ、ヽ
  ',            /Vハ i      ,          /         ト、ヽ  でーも、喉の渇きには逆らえないわねー。
   ',         i ,、Vハ.!xxx   ___   xxx /       ', `´  あ、これただでもらっていいの?お姉さん良い人ね!
   ',        l/ ',Vハヽ、   {   `i   ./        }
    ',`ー 、      ',Vハ  ` 、_  、______ノ //,_';     iヽ ,'
    ',   `ヽ     レVハ`、_,-'`; ‐- -‐' {ノ_' {_',,,.._/ヽ {  ',i
         }     , 'ーVハr‐'┐`ヽ  /~´  ノ  i´ `ヽ',
        ,i    /  />'   r'`ト、 ' , /  /   |   ヽ
       ノ     /  , '´    /`i`、,|ト- '    |    ヽ、
      , '"    /  /       ノ}ヾニニシ     i     ,i
ー -‐ '      {__ /       ノ__|__,      |   /r'
           r' /      _ -,´>__,* く      !_  /   ヽ、
.          /, /    rー´  Vハ. | `´,_      ,!l /    ヽ
.            レ ;'    |ヽ、   _Vへ- 、/|,、ヽ、_ ,,....,!_   - 、 ソ
         / ,'    |  `、 /     `ヽフー }}    ~¨`     ',


>>119
おやおや、少年。
傘を持った女の子が出たぐらいで驚いてどうするのー?

季節はもう5月の終わり。
梅雨前線北上に先駆けて台風だって接近してるってのに私に傘を持たずに歩くなっていうの?
酷い子よね〜風邪ひいて脳みそ沸いて死んじまえとか思ってるのかしら。
沸くほどの脳みそなんてあるかどうか知らないけどね。

そういうあんたこそこの蒸し暑い中よく黒ずくめであるけるわね。
季節感のない人間に風情なんてあったもんじゃないわね。

そう、この桜の木のごとく〜。

121 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 02:18:54
>>119
「きばのとうちゃいるどまんきょうしつしょぞく、せいとなんばーせんぶん、じょーきゅーまじゅつし」

・・・・漢字が思いつかないのは、あたしの国語の成績が悪いからではないわよね、多分。
馴染みがなさ過ぎる単語ばっかりだけど・・・ひよこ鑑定「士」がいるんだから、魔術「士」も
なんかの資格の一種よねきっと。どっかの国では政府が「魔女」を職業として公認したって
言ってたし。

とかなんとか考えてると、目の前でキリランシェロくんはまた驚いていた。さっきから
クルクル表情が変わる人だなぁ。見てて飽きないけど。

「あー、ここは色んな人が来るからあんまり気にしちゃだめよー。」

と背中に声をかけたけど、聞こえたかどうか。人間、驚くとそれだけに集中しちゃうからなぁ。
しかしまぁ――

「かなり素直な性格なのねー、キリランシェロくんは。成長したら有角さんみたいになるのかしら?」


>>120
>お姉さん良い人ね!
「そうそう。喉の渇きじゃあ仕方ないわよねー。お姉さんは良い人だー。」

自画自賛しながら、ほい、っと缶ジュースを放り投げる。

「なんか、ワクワク・・・というか、やる気に満ち溢れた感じだけど、こんな時間に何の用事?
 あたしみたいに暇つぶしってわけじゃなさそうよね?」

122 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 02:37:45
>>120
 当たり前のように言ってくる。
 そう言われるとおかしいのは自分のほうなのかという疑念が沸いてしまう。

「え、でも普通突然人が出現したら驚くと思うけど……空間転移が使えるウィールド・ドラゴンかディープ・ドラゴンなら
 話は別だけど。
 お姉さんまさかウィールド・ドラゴンだったりしないよね?」

 すでに滅んで途絶えたとされる種族かどうか、などと聞くのは無意味だし、そもそも天人の特徴であるとされる緑目緑髪とも異なる。
 が、とりあえずキリランシェロは聞いて見た。

「ぼくが黒なのは……うーん、魔術士ってなんだか知らないけどみんな自然と黒を着ちゃうんだよね。
 とくに理由はないです。暑いっちゃ暑いけど他の色の服なんてめったに着たことないからそれが普通だし……」

>>121
 愕然としている背中に声がかかる。

「あー、そういえば前に尻尾が生えた女の人と会ったっけ……ここってそういう場所なんですか。
 道理でさっきから驚かされてばっかりなわけだ」

「うーん。ぼくも成長したらああいう落ち着きのあるいかにも強者って感じの人になりたいんですけどね。
 ぼくは暗殺者として育てられてるのに人を殺せないし、訓練で先生にも姉さんにも勝てないし、あんな人になれるまでに
 どれくらいかかるのやら……」
 
 そうなれば師を越えられるだろう――が、そうなるためにはどうすればいいのか、皆目見当もつかない。
 目下の人生の悩みといえば、結局はそれだった。

123 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 02:38:25
>>121
むむ、うん?あれ?
どうやって開けるんだろう、これ。缶切り必須なんじゃないの?

いや、私も暇つぶしー。
無理をしなくても長い生には暇がつきもの。
それをどうやってつぶしながら生きるかを常に考えるというのが妖怪の生き方。
そういうわけでとある謎を見つけたから暇つぶしに挑戦してたってわけ。

124 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 02:40:39
>>123
「あ、じゃあぼくが代わりに空けますよ」

 構成を思い浮かべ、呪文を唱える。

「我踏み入れる招かれざる門」

 呪文とともにぽん、と音がして口が跳ね上がって開いた。

125 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 02:43:57
>>122
うぃ?うぃーむっしゅ、どらごんって確か竜のことよね。
私はそんな大した種族じゃないわよ。

おや?なんで私が瞬間移動で出てきたことになったのかしら。
あなたは目の前に私が突然パッと出てきたところを見たの?
そうじゃなくて気が付いたら私はいた。
じゃああなたが気が付かない時間がある。答えは簡単よそ見している間に私が飛んできた。
ミステリー解決三文小説、実につまらない現実しか待ってないわねー。

うーん、じゃあ脱いだら?
少なくとも肌色にはなるでしょ。

126 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2011/05/29(日) 02:44:23

>>114


溜息。ただし心の奥底で。
おおよそ表情筋と呼べるものが硬直しているような彼は、この幼い総理の言葉に表情を
崩すようなことはない。
感情一つ露わに出来ぬ、いや露わにしない常態のまま言葉を紡ぐ。


「了解しました、とは言いかねます。
 生憎つまらない人間なので、此方と話したとて面白いなどとは思えませんが……」


そう平静に返すと、彼は風を切って飛来する缶を易々と受け止めた。
同時に自身が得ている総理の情報を思い出す。
この最年少の総理大臣である少女は、言うなればはっきり言って傍若無人だ。
無下に断れば痛くもない腹を探られるどころか無理に痛くされかねない。


「止むを得ませんな。
 こういうのは好まないのですが……トリックですが失礼」 
 

軽く目頭を押さえたその様は、やれやれという言葉が良く似合う。
次に起こすは今度こそ溜息一つ、そんな彼が懐より取り出だしたるは一枚の術符であった。










iヽ、
ヽ、 `' ー--- 、..,,___    __,./ゝ''"´ ̄`゙''ヽ、__    /!  
   'ー-'⌒)    `ゝ,.( ゝ'"          ヽ!.-、/ iヽ、
  <´`ー'  ○    !.,'  /  ハ   i    `ヽy」V^ヽ/L
    ヽ、      o  | イ /_ニ_ノハ ハ_ ハ ヽ!ゝγXXヽヘ
     ヽ、      i  レ.iイト !` レ´r'r ト〉 iノ ΣlXXXXl <イヘ_  
       ` ーr--- イ  | .!,, '-'   ヒi !/イヽ_∠ゝXXン_ゝXiイ<  
        ノ    !ハレ ゝ、   (フ "人iン-、 !イWヽ)iXXXl (  
      γ        ン⌒ i`T=r<ゝ/⌒ヽ)-=" ヽ(ゝXンゝ
      /     ___  〈   `ゝ、ム /(ヽ_イ      ´Yヽ(
      ´⌒ヽ、/  `ヽ__ヽr´ ̄ヽ、-、イヽヽ) _ゝ
              _ゝ `ヽ、__,__ノ」ノイ⌒
        /ヽ、___,.イく___///    !  i',
       ⌒)  _,.-'"  /        !ゝ__
       /  )i              |ヽ フ
      (/⌒ヽ_ゝ、/           |ヽ)
            ヽゝ____      __i_イゝ
               ̄`ー=-='" ̄



「ひゃっはーお花見だーーー><!
 って、あれ? 他の人たち居ないけど何で?」



なんと、いきなり一匹の肩乗りサイズの妖精が現れたではないか!
実はこの妖精、何を隠そう有角幻也が使役する使い魔の一つなのである。
正確には半人前の略して半妖精、いつでも騒がしい天真爛漫な妖精だ。
それにしてもこの半妖精、何時にも増してノリノリである。


「……んむ?お客さん?」

「折原のえる総理だ。形式上、今の私の雇い主にあたる」

「あー知ってる!あの女子中学生のすごい総理さんだよね!?」

「そういうことだ。 
 総理の話し相手を頼む。こういう時はお前の方がいいだろう。

「りょうかーい! 短い間だけど宜しくね、そーり!」 


これで良し。
少々軽率にも思えたが、ペースに付き合わされる方が負担になると判断しての行為だった。
彼が得た情報によれば、元々この少女は悪魔との契約により総理となったのだという。
ならばこういった非常識にも多少の理解はあると踏んだのだ。
そうでなくとも、トリックと前置きしておけばたとえ怪しまれても白を切りとおせる。
そういったものがファンタジーという『常識』とされているのが今の世界だ。

相変わらず騒がしい妖精を尻目に、彼は受け取った缶を懐に仕舞う。
どういったトリックか、缶はまるで消失したようにその質量を消していた。


「これはお気持ちだけ貰っておきます。任務中なのでその場で頂く事は出来ませんが。
 ……それと、此方は臨時の召集ですので規定の範囲外となるのでご理解を」

「えー、車の中にあったワインはー?
 ……あれ、あっちは約束のためだとかでまだ取ってあるんだっk」
「そんな事はどうでもいい」





――――空けるか。


約束などというものも、彼にとっては幻だ。
否、或いは最初から幻などですらなかったのだ。そう定めなくてはならない。
そもそも約束などではない、と言えるだろう。


己が往くのは宿命という十字架を架せられた咎人の道。
ならば、其の身は幻想の彼方へ往く資格すらない。
安息を捨て、呪いも憎しみも捨て、為すべきこと果たすべき事のため殉ずる。
否、殉して死ぬことすら許されぬ。

全てを失おうとも、成すべきことを成すために生き続ける。
それ以外の資格など、あっては成らない。
そう定義する、例え■が■■を■■を訴えようとも。その資格など、己にはないのだと。


そうして、彼は心を殺す。己の■■を押し殺す。
長きを生き続けた今までと同じように。

――――それは、誰も知らぬし知られてもならないのだ。




「……それと刺激的な展開を望まないのならば、帰宅した方が宜しいかと。
 その方が、秘書官ならび官房長官以下の精神衛生的にも安全なので」


ちなみにこれはまるで皮肉に聞こえるが、只の業務対応である。


>>115

「そういう事だ。所属の内外は置いてこの場は同業となる。
 外部から応援があるとは聞いていないが、そんな事はどうでもいいだろう」


冷静に状況を受容し、整理する。
どうやら彼の機関以外へ警護を依頼したものがいるらしい。
別口か、或いは念押しと捉えるべきか…一つだけ言えるのは互いに排除の対象ではないという事だ。
この場合はそれだけが重要だ。背後や因果関係を調べるのは後でも出来るだろう。
警護において必要なのは対象の保護であり、むしろそれ以外に気を取られるのは危険ですらある。

相手の素性が依然として分からないのは事実だが、振る舞いからある程度の信用は出来ると判断した。
刺客が装うには、この少年は余りにも心を表に出しすぎるからだ。
二重人格や自爆テロといった可能性は捨てきれないが、ともあれ現状では最低限の信用を置くことにした。
それも或いは、この少年の人徳であるかもしれない。


「……さあな。似ているとすれば、或いはそれは当然の道理なのだろう。
 成すべき事を見極め、的確に判断を下す。
 そういった信条を己に課す以上、結果として似るのは至極当然だ」


そう、そのような信条を心得るとするならば自然と振舞いも似る。
少年が師の姿を想起したのは、幻也の冷然とした振る舞いを見てのものだろう。


「しかし、見極めて必ず殺せ…とはな。
 無闇な詮索をする気はないが……所属は?無理なら仮の名称でも構わん」


対象の安全―――射線を確保しながら、彼は問う。
あくまで信用は最低限であり最優先は対象の警護、それは変わらない。


>>120



「…………」


チリ、と背の奥が僅かに焼け付く。それは彼という氷に与えられた刺激のイメージ。
懐を確認。
重い鉄の感触は対化物用のカスールカスタム、かのゴミ処理係が使ったという銃のレプリカ。


「成る程、それで」


距離を確認。
明確な害意、敵意の類は感じない。同じく妖気も強くはない。
傘から同質の妖気ということは、いわゆる付喪神の類か。
対象を狙ってはいない/目的は異なる=即殲滅は得策ではない。見極めが必要か。

状況を確認。
むしろ此処にいる人間に対しては概ね好意的。少なくとも今は、だが。
使い魔には警戒を促す/庇うような位置取り。
距離を再度計算。
接敵、警告、殲滅――――あらゆる行動を取れるようフラットに。


「―――――使命、とは?」


対象を確認。
少女/総理を護るように位置取り。
懐の手は動かさず/何時でも抜き撃ち出来るように。
その眼差しは動かさず/絶対零度の射抜くような眼が、『妖怪』を静かに見据える。



127 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 03:00:33

>>125
「……まあ、その解釈のほうが自然かなぁ」
 
 確かに、言われてみれば現実などそんなようなものの集合体なのだろうと思えた。
 自分もなにもない空間を彼女が出現するまで凝視していたという自信があるわけでもない。

「脱いだら、って脱いじゃったら裸になるじゃないですか。
 犯罪ですよそれ。こんなに人が――それも女の人だっているのに、その前で脱ぐとかぼくにはできないなぁ」


>>128
「こういう時はちゃんと話を合わせておいて欲しいんだけどなぁ。
 危うく同士討ちするところだったし……魔術士同盟も小回りが利かないんだから」

 彼の言葉にあわせ、ぶつぶつとぼやく。

「所属は――」

 一瞬言いよどむ。が、別に秘密裏の役職というわけでもない。公言したところで支障はないだろう。

「<<牙の塔>>のチャイルドマン教室に所属する生徒です。教師の名前はチャイルドマン・パウダーフィールド。
 ぼくはその彼の7人目の教え子です」

「殺せ、っていうのは……ぼくの先生は、教師になる前は暗殺者だったんです。
 ぼくはその先生の暗殺術を受け継ぐために鍛えられてるから」

128 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 03:08:48
>>124>>127
へー、お兄さん妖術の心得がある?
うまいこと加減するわねー空けてくれてありがとう。

んぐ、んぐ、ぷはーっ!
いやーやっぱり暑い日にはこういうジュースに限るね、まったく!

そうそう、私は別に飛んで桜の花びらの中から飛び出しただけだし
気にしちゃあいけない。
あんたの格好ほど気にされない出来事に決まってるわ。
現実とはかくも曖昧なもので幻想とはかくも確固たるものでありんす、べべーん。

えー下着まで真っ黒なのあんた。
脱がなくても引くわー。

>>126
いきなりぶしつけな殺気を放ってくるわねー。
このお姉さん、そんなに大事な人?
じゃあペロペロしちゃおっかなー。テロリストは物騒だけどペロリストならわちき許されるんでしょう?
こんにゃく押し付けるだけでもいいけど。靴じゃないだけ良心的ね。

まっ、あんたの顔見てると冗談が受けてないようなのでここまでにしとくわ。
ちょっと前に言ったじゃない。この丘の謎を解くのが使命だって。
常識的な感性持ってりゃこの丘が異常であるってことぐらいすぐにわかりそうなもんだけど。

129 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 03:12:36
>>122
「暗殺者ねぇ」

ジュース(カルピスウォーター)を飲み干して、しみじみと頷くとあたしは決定的な
台詞を口にした!!

「向いてないような気もするけど・・・ま、始めから何でも出来る人なんか居ないわ。
 いまのあたしだって、やれることしか出来ないもん。たとえば、書類整理・・・あれ、
 大嫌い。だから今もこうして逃げてるんだけどさ〜。」

ぽいっと、ゴミ箱へ空き缶を投げる。あ、ちょっとズレ・・・・・・・・ぎりぎりセーフ。

「何が出来て何が出来ないかっていうのは、自分で決めるもんじゃないわ。
 すぐ見つかるものでもないけど。だから、やってみるしかないのよ。」

と人が良い話をしてると。

お兄さん、なんかブツブツ呟いて、手を触れずに缶を開けた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?


警護官だと思ったら、どっちもマジシャンだったでござるの巻ー。

っていうか。なんかいつの間にか、有角さんの方は有角さんの方で

な ん か 出 て き た 。


iヽ、
ヽ、 `' ー--- 、..,,___    __,./ゝ''"´ ̄`゙''ヽ、__    /!  
   'ー-'⌒)    `ゝ,.( ゝ'"          ヽ!.-、/ iヽ、
  <´`ー'  ○    !.,'  /  ハ   i    `ヽy」V^ヽ/L
    ヽ、      o  | イ /_ニ_ノハ ハ_ ハ ヽ!ゝγXXヽヘ
     ヽ、      i  レ.iイト !` レ´r'r ト〉 iノ ΣlXXXXl <イヘ_  
       ` ーr--- イ  | .!,, '-'   ヒi !/イヽ_∠ゝXXン_ゝXiイ<  
        ノ    !ハレ ゝ、   (フ "人iン-、 !イWヽ)iXXXl (  
      γ        ン⌒ i`T=r<ゝ/⌒ヽ)-=" ヽ(ゝXンゝ
      /     ___  〈   `ゝ、ム /(ヽ_イ      ´Yヽ(
      ´⌒ヽ、/  `ヽ__ヽr´ ̄ヽ、-、イヽヽ) _ゝ
              _ゝ `ヽ、__,__ノ」ノイ⌒
        /ヽ、___,.イく___///    !  i',
       ⌒)  _,.-'"  /        !ゝ__
       /  )i              |ヽ フ
      (/⌒ヽ_ゝ、/           |ヽ)
            ヽゝ____      __i_イゝ
               ̄`ー=-='" ̄

うわ、これ絶対大先輩が泣いて喜ぶわ。

ま、でもこーゆーのには慣れてるし。メフィだってしゃべるし、前にマリエルのトコの
妖精とも話したし、ブースターちゃんとも話したし・・・だからあたしは、一切動じず、
通常通りの行動を取る事についてご異議ございませんか異議なし賛成多数可決されました!

「可愛い〜〜!!ちっちゃぁい〜〜可愛い〜〜っ!!!
 でかしたわ有角さん!」

なんか有角さんが、さっきの女の子とあたしの間に立ちはだかるような形に移動しているのが
見えるけど、気にしない。まぁ、無茶はしないでしょ。

「怪我させちゃダメよ〜。」

妖精さんをなんとか捕まえようと四苦八苦しながら、有角さんの女の子双方に声を掛けた。



130 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 03:34:42
>>128
「妖術っていうか魔術なんですけど。他にも空中に浮かんだり手からビーム出したりとかいろいろ」

 彼女の発言につっこみを入れることはもはやあきらめた――ここはそういう空間であるらしかった。

「いや下着はさすがに普通に白のブリーフ――って何言わせるんですか!」

 赤くなって叫ぶ。

>>129
「うーん。よく言われるんですけど」
 
 気質としてあまり向いていないのではないかと、真顔でコルゴンが――もっとも真顔でないコルゴンなど見たこともないが――忠告してきたことがあるのを
覚えている。
 姉も「あんたには向いてないんじゃない?」と最初は否定的だった。最近になって「まあ、もしかしたらやればできるかもね」と態度を変えてきたのがよくわからないが。

「でも、そうですよね。やらなくちゃならないことをするのに出来る出来ないなんて関係ないですよね。アドバイスありがとうございます」

 と、そこで彼女が缶を凝視していることに気がつく。
 だがよく見ると缶そのものを見ている、というわけではないらしい。

「……ああ、これですか。ぼく、魔術士なんです。だからこういう魔術が使えるんですよ。例えば……」

 そこでキリランシェロは上空へ向かって手を伸ばし、構成を放出して呪文を叫んだ。

「我は砕く原始の静寂っ!」

 空間が捻じ曲がり、それが元に戻る反動で一気に爆砕される。
 かなり上空を狙ったので衝撃も炎もこちらには届かないが。

「こんな感じで」

131 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 03:40:37
>>130
ほんと最近の人間は芸達者よねー。
空飛んだりビーム出したりなんて日常茶飯事だもの。
ほら、こんな風にふわふわ気持ちよく飛んでたらいきなりビーム撃たれて撃墜されるのよ?
いやんなっちゃうわよね、ほんと。
枕を高くして飛べない世の中なんて世知辛くなったと思わない?

ほほー、じゃあ少なくとも肌色+白色にはなれるってことじゃない。
世の中には葉っぱ一枚あればいいと世界に呼びかけた団体もいるそうよ?

132 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2011/05/29(日) 03:49:48

>>127


「成る程な。元暗殺技能者の教え子という訳か。
 牙の塔のチャイルドマン教室……だな。覚えておこう」


暗殺者にして魔術士。
その物騒な取り合わせに聞き覚えがあるのは、かつての仲間が話していたからだ。


それは魔を斬り払う剣と呼ばれた、魔術『師』にして戦士たる女性から。
彼女が時の果てより訪れた地にそれは居たという。

それは魔王と呼ばれた男。ドラキュラと同じく魔王と呼ばれだが決定的に異なっていた男。
現在という悲愴な状況においてさえ、絶望しないと言い放った魔術『士』。
それは同じく出会ったという魔法少女達の話と同様に。
彼女―――シャノアが楽しげに、そして誇らしげに語った一つだった。


そういえば、と其処で幻也はふと思う。
この少年の感じは、どこか彼女が話していた男と雰囲気が似ているのではないかと。


――――まさか、な。


「其方の事情は分かった……その上で、あえて詮索はしないでおこう。
 短い時間だがよろしく頼む、キリランシェロ」



それは、或いは時の悪戯か――――





「……それと魔術はともかく、二言目に殺すや暗殺者と言うのは自重しておけ。
 そういった言葉を無闇に使うと要らん厄介を招く」


すごい皮肉に見えますが普通に心からの忠告です、本当にありがとうございました。


>>128


「……毒が無ければ構わん、と言うべきだろうが」


距離を再度詰め…ようとしたところで、総理からの横槍が入った。
怪我をさせるなとの念押し。どうやら当の警護対象は警戒していないらしい。

『あははー、捕まえてごらんなさーイ』
(こっちはオッケー、心配ないヨ御主人サマ!)

こちらの視線は動かさずに、使い魔のはしゃぎ声と念話で安全を確認。
気付かれることもなく誘導は出来ているようだ。


「……危害は加えるなとの命令だ。
 そちらも危害を加える気が無いというのならこの場は看過する。
 その分では大した事にもならなさそうだからな。しかし、“謎”か……」


そこまで言い放つと(無論、警戒だけはしたままで)、幻也はこの地の事を思い出す。
確かにこの妖怪の言うとおり、この丘は異常だ。正確にはその桜が、いや桜が咲き続ける事実が。
既に時節は春を過ぎ初夏へと差し掛かる頃合である。
またそうでなくとも、元来桜の季節のと言うのは春においても短い。それが二ヶ月近く満開と咲き続けるのは、
やはり明らかに異常であった。


だが、彼はその理由を知っていた。
それは桜が今も咲き続ける理由であり、しかしそれは一切の不思議はなかった。


何故ならば、此処は地図の上にありながら どこの国にも場所にもなく 

いや 何故ならば すなわち この場所こそが この場所こそは




             ――――そう、暫しの間だけ開放される彼の丘こそは『西行』の――――





『常識的な感性持ってりゃこの丘が異常であるってことぐらいすぐにわかりそうなもんだけど』

「……無論だ。
 だが、異常は数日中に終わると我々は観測している。
 信じるのも信じないのもそちらの自由だ。納得が行くまで好きに調べるがいい」



>>129


―――情報通りか。


実際の所、確信に到るまでの情報は幾つもあった。
それは総理が今までの経歴、様々な『場所』に赴いたという情報だ。
非日常と近くにある総理――――そういった意味では、彼と機関にとっては与しやすいのかもしれない。

ともあれ、こういった事例に抵抗がないのは何よりと言えた。
後は特に利用されるようなことがあればトリックや秘匿する権利と言い張れば大体解決するはずである。


『わー、捕まっちゃったー!』


使い魔の妖精と戯れる声が聞こえる。どうやら向こうの反応も良いらしい。
これで当面の問題はクリアできたな…と思ったその時。


『よーし!じゃあご褒美に特別じょーほー!謎めいたご主人サマの秘密を今ココに!』

「そうか、黙れ」

『きゅう』


とりあえず、即遠隔制御で黙らせた。
術符の改良に協力してくれた仲間に感謝しつつ、この妖精の言も或いはそいつの入れ知恵だろうなと思いながら。
顔には出さないが、彼は今複雑な感情を抱いていたかもしれなかった。


133 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 04:03:31
>>132
数日中に終わるって言われてもね〜。
正直こんな状態の春を続けられると樹の寿命が縮まりかねないのよ。
毎年やられりゃそりゃね。
魚と同じく、資源は枯渇させるのではなく持続可能な開発をすべきよね?

そういうわけで私はこの異変を解決しに来た。解決のカギは持っている。
本当なら咲かぬ桜を咲かせ続けるものとはいったい何なのだろうか、という謎を解くカギをね。

ふふん、ペンデュラムはこの地面を指している。
つまり!このベンチの下を掘れば何かに当たるってわけよ!
何が当たるかは掘ってからのお楽しみなんだけどねー。
あそーれここほれワンワンっと!

<小傘は地面を傘で掘り始めた!>

134 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 04:06:31

>>131
「いや、ぼくはそういう特殊な性癖はないんで……
 ぼくは平凡平穏穏健に生きたい人なんです。
 そのわりに日常的に生命の危機に陥ってばかりだけど」

「まあ空は飛べないですけど、魔術士ならそのくらいは普通にできますよ。
 でもそんなにむやみやたらと空を飛んでる人なんていないし、それをばかすか撃ち落とす人もいないと思うけどなぁ……」

>>132
「うっ……やっぱり普通の人は困惑するんだ。
 ごめんなさい。
 ぼくらって魔術士たちだけで生活してて殺すとか死ぬとかそういう単語とも日常的に縁があるし、
 おまけにぼくの周りって暗殺者ばっかりだからなんかそういう感覚が麻痺していくんですよね。
 だからたまに街に出て魔術士じゃない人と喋ってるとこうやって相手がぎょっとする事が結構あって……
 気をつけます。忠告ありがとうございます、えーと……有角さん」

「でもほんと、同じような人間ばっかりに囲まれて暮らしてるとこういう時世間とずれてるんじゃないかなって思うことがあるんですよね。
 ぼくらの組織――あ、魔術士同盟って言うんですけど、同盟もよく閉鎖的だとか批判されるし」

135 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2011/05/29(日) 04:22:39
>『わー、捕まっちゃったー!』
よぉし、捕まえた〜!!!

『ふっふっふ・・・どぉしてくれようかなぁ〜』

我ながら危ない台詞を口走ってみる。あ、もちろん冗談だからね?
きゃーきゃー言って、あたしの手のひらから逃げ出そうとする妖精を
捕まえて頬ずりしていると・・・・・・・

<PULULULULULULU・・・・・・・>

『総理、迎えがそろそろ着くはずですから至急官邸へ。』

およ、長官。珍しく怒鳴らないのね?あ、ついにあたしに仕事をさせることを
諦めた?いや、あたしと長官の戦いにもついに終止符が打―――

『台風が直撃コースを取りそうです。一部地域で避難勧告が検討されています。
 官邸にも連絡室を設置しました。場合によっては災害派遣が要請される可能性
 もありますので・・・・』

・・・・・・・・すぐ戻るわ。迎えは?

『もう近くまで到着しているはずです』

長官の声にかぶさるように、ヘリの爆音が聞こえ始めてきた。



「本当は、もっと話してたかったけど・・・・帰るわね。有角さんとキリランシェロくんの
 警護任務は解除、あとは休暇でオッケーよ。直行直帰って言葉もあるしね。
 妖精ちゃんと、名前は知らない傘の子。またね!」

【陸上自衛隊CH-47に乗って退場】

136 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 04:31:58
>>135
おおおお……これがおーとじゃいろってやつね。
普通人間はこういうのに乗らないと空を飛べないのにまったく幻想郷の人間どもは……。
それじゃあ小傘お姉さんはクールに見送るぜー。さよならー。

>>134
お前みたいに黒ずくめの平凡人間がいるかー。
そんな格好してたら末は広域指定暴力団か頭にヤの付く自営業かよ。
もっと背が伸びて目つき悪くなったらまさにそんな感じね。

おおう、世の中は広い。
空を飛べる人間はさすがに限られているかなと思ったらいっぱいいるなんて……。
妖怪の立場っていったい何なのか。


―――さて、と。
地面の下から出てきたのは……何とも珍妙な。
袋に入った灰か……どういうことかしら?

137 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2011/05/29(日) 04:51:44
>>133


「いい意気込みだ、感動的だな、だが徒労と思わざるをえん」


この言葉の発祥者と同じくキモい笑顔を浮かべ―――る事などは無論なく、
彼は抑揚のない語調で興味薄そうに言い放つ。

此処の桜が、加えて春が異常というのは事実だ。
確かに中にはこの妖怪のように、異変だと思い行動に移すものも出てくるだろう。
事実それは間違ってはいない。だが、この場合疑うべきはむしろ――――



――――まあ、本当に死体が埋まっているわけではないだろうしな。


>>136

そうして現れたのは灰の入った袋が一つ。
無論、妖幻なる桜の木に眠る誰かの死体などではない。


何故ならば、と或る少女が眠るのはそれこそ遠く。
其れはそこで息巻いている妖怪が住まう地の大樹にこそ眠っているのだが……其れはまた、別の話。




>>134

「そう思っているのなら、外の世界に適応できるよう努めることだ。
 生徒という以上はいずれ其処を卒業することになる。
 そこで苦労するよりは、少しでも慣れておいた方が良いだろう…一般論だがな」


師のようだと言われた男が、その弟子を諭すように言葉を続ける。
通り一遍の言葉ではある。が、故にこそ人の世で生きるにはまかり通る論法だった。
その言葉の半分は、今のようにある己自身の経験から言っているようでもあった。

苦労というのは避けられぬもの。
必要なのは、それをいつするかという事。それは早めで、かつ少しでも軽い方が良いのは明白だ。

無論、一般論でだが。


「例えば―――その常識が通用する組織の庇護から外れたりした時にな」


だから、この最後に締めた言葉もまた一般論である。
…………それがたとえ、一種の予言めいた言葉であろうとも。

>>135

『本当は、もっと話してたかったけど・・・・帰るわね。有角さんとキリランシェロくんの
 警護任務は解除、あとは休暇でオッケーよ。直行直帰って言葉もあるしね。
 妖精ちゃんと、名前は知らない傘の子。またね!』

『あ、さよーならそうりー!またねー』







――――頃合、か。


「了解しました総理……では、此方もこれで」
『えー、もう帰るの?』
「……どの道今日は花見は無理だろう、次の機会にしろ」
『はーい(´・ω・`)』



かくして、少女は帰還した。
一夜の夜桜咲くこの丘から―――いや、桜の散らぬ『この世界』から。

此処は各々の世界が交錯する場所のひとつ。
とある歌仙が詠った風景を、或る能楽者が演じた演目にて生まれたとされる世界。

ここは桜の咲く世界。
美しい桜が咲き、多くの人々が花見に訪れる。その様を体現した世界。
誰もが当然のように訪れ、帰り、季節が移ればそのまま次の桜の季節まで閉じられる世界。

そして、かつて幻也が鋼鉄の武人と相まみえた世界でもあった。


「此方の任務は終わった。悪いが、此方も退かせてもらう」
『ばいばーい(≧▽≦)ノ』


そう言うが早いか、幻也は使い魔を戻し踵を返す。
務めを終えた今、もはや此処に留める意味はないと言わんばかりに。


「邪魔をしたな……さらばだ」


その別れの挨拶は、去ったものと残ったものへ。
そして、今も尚その樹に華を咲かせるこの丘の―――――。


138 名前:◆rX9kn4Mz02 :2011/05/29(日) 04:53:23



まだもう少しだけ、此処の桜は咲き続ける――――否、“桜の季節”が続くだろう。

桜を愛でた歌仙と、能楽者が遺した侭に。











        ―――白むは花の影なりけり よそはまだ小倉の山陰にのこる夜桜の 花の枕の―――









かくて、この『世界』は今少しだけ続く。

それは誰かが華胥で見た夢のごとく。但し、それはとても長い夢。



139 名前:『お困りの忘れ物』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2011/05/29(日) 05:00:18
桜……灰……接点なんてどこに……。


あ。
もしかしてこれ、犬の灰?

ふむ……結構古いもんだし随分と昔から埋められていたんだけど
なんかの拍子で地表近くまで浮き上がっちゃったってところかしら。
こいつの妖力が周辺の木をおかしくしていたのねー。
灰を取り除いたんだし、これでここの木々も元に戻るだろうね。

……おじいさん、使い切れなくなって埋葬したのかしら?
だったら貰うのは悪い気がするわねー。
聖に渡したらしっかり供養してくれるのかしら?

あ、そうだ。

>>137
むむ、思いっきりハズレと言いたげな顔ね。
だけどこの……各地に伝説を残す翁の残した灰が原因の一部であったことは間違いないわ。
ふふふ、わずかながらの妖力を嗅ぎ付けたこのペンデュラムの精度を侮っては……。

ん?原因取り除いたのにまだ妖気がする?
……気のせい、だよね。

【ふわふわ飛んで退場】

140 名前:キリランシェロ ◆DHCaTHLetE :2011/05/29(日) 05:09:50
>>135
 腹に響く、太鼓をひたすら連打しているような――あるいは拳銃を休みなく撃ち続けているような、奇怪な大きな音が響く。
 怪訝に思っていると、見たこともない長い胴の乗り物(としか言いようがない)が降りてきた。
 どうやら彼女を迎えに来たらしかった。
 どういう原理で飛んでいるのかすらわからなかった――が、もう慣れた。ここはそういう場所なのだろう。
 
「直帰ですか。わかりました。それじゃあぼくらは帰りますから――
 あなたもお仕事頑張ってくださいね」

>>136
「いや、ぼくはまあ確かに立場的に平凡じゃないかもしれないけど、黒ずくめってだけで末は広域指定暴力団だったら
 その黒ずくめの集まりである魔術士同盟の立場はどうなっちゃうんですか……」

>>137
「うーん。それはぼくらもそう思ってるんだけど、結局どうしても魔術士は魔術士同士で固まっちゃうんですよね。
 <<塔>>を出ることになっても魔術士同盟に関連するどこかで働くことになるのには変わりないし。
 だからって外の世界を無視して生きてもいけないし……難しいなぁ」

「魔術士同盟の庇護から外れたりした時かぁ。そんな日来ない……と思う、けど、なぁ」

 なぜ最後言いよどんだのか、それは自分にも分からなかった。
 少なくとも10年後も自分はチャイルドマン教室の生徒で、上級魔術士として<<塔>>にいるはずだ。
 その自分が同盟の庇護から外れるというのは想像し難い。

「うーん。ま、いいか。
 でも忠告は大事にしますね。どうもありがとうございました、有角さん。それじゃあ……
 あ、名前聞いてなかったけど、傘のお姉さんも」

 背を向け、歩き出す。気がつけばもう灯かりも必要ないほど夜も白んでいた。

(とりあえず、無事に任務達成かな。これで少しは最高執行部の印象がよくなるといいんだけど)

 そんなことを考えながら、キリランシェロは夜明けの道を歩いていった。
 
【退場】

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