■ 【夏季限定】せせらぎ流れる涼しげな川辺【雑談スレッド】

1 名前:名無し客:2010/07/11(日) 17:20:55


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・ここは夏場に涼を求めた人が訪れる雑談スレッドです。
・9月いっぱいまで解放されています。
・そのまま飲めるほど綺麗な水が流れています。
・ただし、バーベキューは禁止。
・楽しくお使いください。

2 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/11(日) 23:33:26
片手のひらを握ったり開いたり。
治った腕の調子を確かめるように。

不意に空いた時間を潰そうとフラフラと外出したものの、
何処へ行っていいかも分からず、いつしかこの橋に辿り着いていた。

眼下にはせせらぎ。
夜の蒸した空気もここではいくらか涼しく感じるのは
温度のせいか、それともせせらぐ水の音ゆえか。

ひょいと手すりに腰掛ける。
誰も居ない川。
誰も居ない橋。

ちょうどいい。
時間はここで潰そうかな。

そう思った。

 <入場>

3 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/11(日) 23:55:53

何をするでもなく暗い水面を眺める。

ただ流れ続ける川の水はまるで時のように。
それを俯瞰する今の自分は時を止めているかのようで。
全てが動いているはずなのに、あの灰色の孤独な世界を連想させる。

溜息をついて川面から視線を外す。

懐から取り出した銀時計。
無情なまでに一定のリズムで音を刻むそれを眺め、また懐に戻す。

お嬢様はあまり時間を止めるなと仰る。
私はにっこり笑って誤魔化す。
最近よくあるやりとり。
そういう時、決まってお嬢様は呆れ顔でため息をつくのだ。

仰りたい事が分からないわけではないが、
コレも私の大事な一部なのだから、それを変えるつもりはない。
その結果どんなことが待っていても、それは私の辿るべき正当な結果なのだろうから。
そんな私の頑なな一面をご存知だから、あの人は溜息をつくのだろう。


4 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 00:23:18
水質がかなり良いな、この川。
風は丁度涼しいくらい。寒くなったら持ってきた上着を着ればいい。
置かれたカンテラが暗闇を照らし川へと伸びる竿を映し出す。
竿置きで固定された釣竿の前で俺は直に川辺に座って辺りを待っていた。
ぶっこみ釣りというやつだ。

「…さて、結構久々だな。川釣りなんて」

今の所一匹も連れてない。
初めて来たせいもあるし、ブランクがあるせいもあるだろう。
近所の釣具店で情報はしっかりと集めたが、さて。

5 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 00:28:35

次いで取り出したのはナイフ。
月光を受けて鈍く光る刀身とその刃先を眺めやる。

無数に刻まれた小さな疵。
この一本も寿命が近そうだ。
幸い人里の鍛冶屋と話をつけることができた。
破損後は溶かして作り直してもらう事もできる。

しかし、外の世界から流れ込んでくる銀製品は随分と減ってしまった。
少し前に銀食器は多く入ってきたが、それっきりだ。
銀の使われ方が変わったのだろうか。

となればやはり、手持ちの数は減っていく傾向からは逃れ得まい。
あるいは私の戦い方も考え直さねばならないのかもしれない。

私は、くるくると手の中でナイフを取り回しながら、
ぼんやりと益体も無い思索をめぐらせていた。

>>4
ふと、遠くで動くものがあったように見えた。
あれは……釣竿だろうか?

釣り人の足元には灯りがある。

はて?
何故気配に気付かなかったのだろう?
まだ距離があるからか。それとも。

私は小首をかしげて遠くを見ようと目をこらした。


6 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 00:34:49
>>5

「ふわっ…………くあぁ…」

体を仰け反らせながら出した欠伸は実にのんびりとした物だった。
苛立つわけでもない、焦る訳でもない、時間が無いわけでもない。
ただゆったりとした時間が釣竿の周辺を流れていた。
とても安らかになれる時の流れだ。

ふと、何者かの視線を感じた。
はてな。
橋の手すりに誰かが腰をかけている。
目を細めてその人物の顔を―――暗くて見えるわけ無いだろ。

7 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 00:41:36
>>6

視線がこちらに向くのを感じた。

カチリ

反射的に時を止めて欄干から宙に身を投げ出す。
ふわりと空中を飛んで釣り人に近づいて……

……そうして私は得心した。

ああ、だから気付かなかったのか。
私が警戒の対象から外している数少ない気配の持ち主。
まさか、こんな所で釣り人に身をやつしているとは思いもしなかったが。

くすくすと悪戯っぽく笑うと、私は彼の視線の反対側に着地し。
横座りで彼のサイドに陣取る。

「今晩は、シロー。釣果はいかが?」

メイドが一人だけかしら?
時間停止を解除した私はそう言って微笑んだ。

8 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 00:56:00
>>7

…ん?人影が消えた。
何だろう、見間違いだったのか、それとも手すりから離れたせいで
見えなくなってしまったんだろうか。
…まあいっか。そう気にすることじゃないし。
そう思って反対側の竿の調子を見ようと重い振り返ると、

悪戯っぽく笑いながら挨拶をする見慣れた少女の姿があった。

のわっ!?…あ、相変わらず心臓に悪いっ!」

なんと釣れたのはメイドでした。
魚類でもねえ!

「あ、ああ、こんばんは。お前のところの主だったら周王に声かけられたような感じなんだろうけどな。
 ていうか何でこんな所に」

跳ね上がる心臓を右手で押さえ脈動を静めようとするが
なかなか収まらない。くそっ。

9 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 01:03:52
>>8

驚くシローの顔に満面の笑顔で応える。
毎度の事でもちゃんと驚いてくれる彼に安心感を感じながら、
いつか会った傘化けの少女も彼のような人間に出会えば少しは空腹をおさえられるのではないかと
どうでもいい感想を抱いていた。

「針の無い釣竿で運命の人を……ですか?
 中国の話と聞くけど、何故お嬢様を引き合いに?」

ウチの門番ならば分かるのだけど。
手に持ったままだったナイフをくるくると回しながら横目で尋ね、そして答える。

「私が理由があってここに来ていたとしたら。
 その上でシロー、貴方にこうして声をかけているのなら。
 それはお嬢様の命令以外には考えられず……」

ぴたりとナイフを止めて先ほどとは180度ベクトルの違う笑みをうっすらと浮かべる。

「それはつまり貴方の命日になるかもしれないということよ?」

だから、理由などありません。
一転また済ました笑顔に戻り、ナイフを仕舞った。

10 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 01:26:10
>>9

「そりゃレミリアが『一国一城の主』だからだよ」

ちょっぴり寒いのは風が吹いているからか
それとも俺が年を取っているという証なのか。

「…まっ、嫁さんを残して逝くのは苦しいし、全力でその時は抵抗するけどな。
 戦場だって易々死を受け入れるやつなんて精神がイカレタか悟りを開いてしまったかだろうに」

チラリと見せた咲夜の別の顔。
あの顔はいつか見覚えが合った気がする。
不思議な夜に幻影に立ち向かい彼女の『自分』を取り戻したあの日に出てきた幻影を。

「だけどそんな日は来ることは無いだろうし、来るとも考えはしない。
 フランとの約束を違えてでもそんなことをやる必要が今のところ見当たらないしな。
 信頼が置けるものこそ疑えなんて秘密警察みたいな思考が出来ない性質でっと!」

唐突に竿が引かれる。
ぶっこみ釣りって言うのはこういった瞬間が待ち遠しくて、そして楽しくて
ついつい嵌ってしまう。とりあえず今日はぼうずにならなくて済みそうだ。

「それじゃあ俺が勝手にお前がここにきた理由を決めてしまっても良いな?
 咲夜は俺の釣った鰻をその銀のナイフで捌きに来たってことで」

日中に雨が降っていたので少々濁った場所で釣りをしてみればご覧の通り。
40cm程の鰻が釣れた。

11 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 01:37:43
>>10

一国一城の主。
そんなものかしら。
確かに縁や運命を引き寄せる演出に釣りくらいはしてみせそうには思えるが。

「まぁ、ごもっとも。
 そもそも、もしそうなら話しかける前に手を出してるでしょうし。
 それ以前にわざわざお嬢様がシローをどうにかしようなんて事態が考えられないし」

先の台詞を間に受けたらしく覚悟の程を語っているシローに少し申し訳なく思いながら
彼らしくもある言葉に呆れ、そして安心もした。

そんな思いをよそにシローは鰻を吊り上げる。
お見事。

実の所、鰻を捌くのは初めてだが、
前にヘビやナマズを捌いた事はあるし、目の前でみすちーが捌くのも見た事がある。
多分なんとかなるだろう。
しかし……

「捌くのは構わないけれど……こんな所で焼いて怒られないかしら?
 まさか生でなんて言わないわよね?」

釣り上げられた鰻を吟味しつつ横目で尋ねる。

12 名前:◆KREU/c.SEU :2010/07/12(月) 01:48:24
二人が命の洗濯をしておりますと、
上流からどんぶらこどんぶらこと……

「しおしおー」

         「ぼんばー」

「ぐぅーれいとぉ」

「リーフ、流れまーす」


沢山のリーフたち(着衣)が!

ttp://www.platinedispositif.net/games/happa/chara1.htm

13 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 01:55:23
>>11

「だろ?殆どありえないケースに思いを馳せても仕方ない。
 特に個人的な問題なら尚更な」

そう話しながらももう興味はもう薄れていて今は鰻の調理法に思いを馳せる。
バケツの中に鰻を放り込み、新しい餌の準備にかかる。
タッパーの中のミミズを一匹取り出して仕掛けてまた川の中へ。

「…よっし、もうちょい釣れたらお前のところの館で調理だ!
 実は基地には補給の関係上米が無いから鰻丼がなかなか食えないんだよ。
 …それにお前の能力を使えばこいつを取れたてのまま保存なんて出来ないか?」

朗らかな笑いと親指立ててグッドの感情。
もうちょい釣れるといい感じだがさて、と思っているとコトンと
咲夜の後ろのほうでペットボトルが倒れる音がした。

「うわっと!咲夜!あの糸巻いてあるペットボトル引っ張ってくれ!」

釣具店お勧めペットボトル漁法。
ああ、これはなかなかいい感じだな。

14 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 01:57:30
>>12

なにこれ怖い。
人形流しなんて行事があることはきいているがこの時期ではないことは
確かなはずだ。

とりあえず俺は見送るとしようか。

15 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 02:00:49
>>13

「お安い御用ですが……」

こんなに気軽に紅魔館への立ち寄りを提案する人は霊夢と魔理沙を除いたら彼一人なのではないだろうか?
これはこれで由々しき事態のような気もするわね。
そんな事を考えながらも言われたとおりに囚われの鰻の時間進行に干渉する。

次いで飛んだ指示にあわてて透明な瓶のようなものを手に取るが
どうしていいのか分からない。
これは竿の変わりなのだろうか?

「……引けばいいんですか?これ?」

>>12

「……ッ!?
 新手のスタンド使い妖精かっ!?」

気配に思わず身構えて立ち上がる私の視線の先には、川を流れる緑色の人型生物たちの姿が!

「やだ……なにこれ……」

彼らが弾幕を放つのではないかと注意しつつも
思わず呆れた声が出てしまったのはやむをないところであろう。

「……斬新な登場をする河童ね……」


16 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 02:18:18
>>15

おっと、咲夜は比較的力があるほうだが一人じゃ勝手が分からないか?
竿も立てかけたしそっちに行って手伝おうと思った矢先俺の背後でパタンとまた
ペットボトルが倒れる音がした。

「うわわわわ!きゅ、急に取れるようになったなあ!?」

うれしいやら忙しいやら咲夜に指示を飛ばしながら俺はもう片方の
ペットボトルに駆け寄る。暗い川に落ちないよう注意しながら。

「そうだ、とにかく引っ張ってくれ!別に巻き取らなくても良いから!
 足滑らせるなよ!取った鰻は同じくバケツの中に放りこんで置いてくれ」

そういいながら自分も巻き取っている矢先また仕掛けてあったペットボトルの倒れる音。
やれやれ、これで全部かと思ったら下流に向けてずるずると仕掛けてあった
ペットボトルが引かれていく。
大物でもかかったのかと思ったが別段そういうわけじゃなくて。
川縁付近を流れていた人形の動きに合わせているわけで。

「…!?人形の足に糸が絡まってるのか、あれ!?」

急いで手元の鰻を手繰り寄せてバケツの中へシュート。
体長はさっきより小さいけど30cmを切っては居ないはず!
計測は後回しにして俺は足に糸を引っ掛けた人形の回収に走った。

17 名前:リーフたち ◆KREU/c.SEU :2010/07/12(月) 02:23:15
>>14
「無視しないでー」

と、懇願する言葉からは今ひとつ切迫感が感じられない。
人形故か、単に暢気なだけか。


>>15
「河童かなー?」
「河童じゃないよリーフだよー」

妙に返答の息があっていたりする。


そして。
しばらく後、彼?らはやっと事態に気がつき、声を上げた。

「「「「たーすーけーてー」」」」

……未だに切迫感はなかった。



ちなみに。
足に糸が引っかかっている(>>16)ことは、
リーフたちは誰も気がついていなかったとか。

18 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 02:24:01
>>16

やはり竿の代わりであるらしい。
巻き取らなくてもいいということは、本来は巻き取るべきなのだろう、糸を。

「こうかな?」

くるくると糸を引きつつ手元で柔らかい小瓶にまきとっていくと



水面近くに姿を現す太歳星君の影、伝説の大ナマズ様の姿が!?

『やぁ』

「おおっとすごい引きで糸が切れましたわぁーーー!(棒読み)」

糸をナイフで切る。
同時に時間を止めてガンガンに蹴りを入れて、
静かになった大ナマズ様を水底に押し込んでから元の位置に戻って停止を解除する。

ふぅ、危ないところだったわ。
危うく夢オチになるところでした。めめたぁ。


19 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 02:30:09
>>17

どこからきたのかご苦労さんね。

……って、たすけてですって!?

なん……だと……!?
わざと流れているのではなかったと言うのですか!?

川流れ中の妖精っぽいものの回収に走るシロー様の後を追うが、
……よく考えたら流れも全然急ではないしと、とりあえずそちらは任せて
鞄からタオルを引っ張り出す事にした。


20 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 02:34:40
>>18

今なんか巨大ななまず見えたんですけど!?
なまずぐらい釣れても想定内だけどアレはちょっとでかすぎなかったか!?
咲夜が時間を止めて戻した性で一瞬しか見えなかったけどそもそも気のせいとも思えるほど
短い時間だったからなあ!

「そうか!糸が切れたんじゃあしょうがないなあ!」

鰻に惹きでも十分な釣果だね、うん。
ってその前に人形回収人形回収。
ペットボトルの糸をぐいっと引っ張りあげると他の人形も一緒に動く。
…え、この短い糸に全部引っかかってるの?何だって良いけど!都合良いし!

「ええい、今助けてやるからじっとしてろ!」

こうして踏ん張って引っ張り上げると一匹二匹三匹と次々と人形が陸に打ち上げられて行く。
鰻釣りに着たのに人形釣ってどうするんだって感じだ。

21 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 02:41:51
>>20

とりあえずさっきのアレは忘れる事にした。
タオルをもって川のへりに近づく。

次々と陸揚げされる妖精(?)たち。
とりあえずタオルで簡単にぬぐってやりながら、
私は笑顔でシローに尋ねた。ナイフを取り出しながら。

「それで、この子達も捌くんですか?」

かなりタチの悪いジョークのつもりで。

22 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 02:50:23
>>21

「あー、そうだなー、取れたてぴちぴちで活きの良いって食えないだろうがっ!?」

咲夜が喋る人形達を軽く拭いている。
この光景のみなら微笑ましいというのになんと言う物騒なこというのか。
思わずノリツッコミを飛ばしてしまった。

えーと、実質ペットボトル漁法が成功したのは一つだけか。
まあいいけど。
最後に引き上げたやつの足を良く見ると餌のミミズがへばりついていたので
それを取って川に捨てる。

…さて、新たにペットボトル仕掛けるか釣竿一本でやって行くか。
といってもさっきの一騒動で疲れたしもう暫くは釣竿だけで良いか。

「しっかし、人形を不法投棄するなんて悪いやつも居たもんだなあ」

既に喋る不思議な人形達は産業廃棄物扱いであった。

23 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 03:01:28

「……脅かしすぎたかしら?」

タオルでぬぐったものの、反応を失った妖精(?)たちにちょっと心配になった。

「そろそろ結構な時間なのだけど……どうしたものかしらね?」

いっそ、紅魔館まで連れて行くか?
それともここで寝かせておいた方がいいのだろうか?

迷ってシローの顔色をうかがった。

24 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/12(月) 03:11:53
「そうだなあ、もういっそメイドの一部にすれば良いんじゃないか?
 違和感無いだろうし、その方が海まで流れて朽ちるよりかは人形だって幸せだろ」

というわけで俺は前者を推した。
確かにもう結構な時間だし竿も片付けようと思った矢先にまた引きがあった。
吊り上げたのは50cm程の鰻。上々だ。
バケツに放り込み、咲夜に時間の固定をお願いする。
鰻は捌いた経験が何回かあるので咲夜と一緒ならばどうにかなるだろう。

「まあ、詳しいこの哀れな人形達の処遇についての話は…」

釣具を片付ける。
使っているのはそう高くは無いコンパクトロッドなので収納は楽な方だ。
釣り餌もしっかりと片付けて、鞄にしまいこんで、よし、完了。
これで後は館に向かうだけか。人形をいくつか抱きかかえながら咲夜に振り向き言った

「鰻食った後ってことで」

そういうことになった。

【退場】

25 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/12(月) 03:18:27
>>24

「オーケイ、とりあえず目を覚ますまでということでお預かりしましょうか」

まぁ、たしかにここに放置して風邪でもひかれては後味が悪い。
目が覚めたらスキマに言って返してもらえばいいだろう。

シローに渡されたバケツの中の時間を限界まで遅くしつつ、
残る妖精を鞄にのせて、私はシローの後を追った。

「ところでシロー、紅魔館どっちだか分かるの?」

脇から覗き込むように彼の表情をうかがうと案の定……




とりあえず、その後、鰻は蒲焼にすることになった。

  <退場>

26 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/15(木) 23:54:00
〜忘れモノはありませんか?〜

「見当たらないなあ……どこ行っちゃったんだろう」

とぼとぼと川辺を歩く私。珍しく、お供の人形は連れていない。

頭頂部の大きな赤いリボンが風に揺れる。月光がせせらぎに映すのは私の憂い顔。

この時、珍しく私は憂いを抱えていた。

〜探しモノはなんですか?〜

27 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/16(金) 00:18:47
〜始まりはいつも呆然〜

私が憂いているのは何故か。
話せば長いが単純な事だ。

私は、大切なモノを無くしてしまった。
だから、探さなくてはならない。
それだけだ。

「そんなに遠くまで流れて行っちゃったのかな……」

独り言を言いつつ、川辺を往く。
周囲に油断なく視線を巡らせながら。

〜これは、少女が大切なモノにたどり着く物語〜

28 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/16(金) 01:04:53
「………釣れないなあ。条件はばっちりの筈なんだけど」

いくら綺麗な川とはいえ大雨の後は川が濁る。
濁った時には鰻の警戒心が弱まり餌に食いつきやすくなるのだ。
丁度いい濁り具合だから大物が連れるかもと思ったんだけど。

「…ま、いっか」

前回大当たりだったペットボトル漁法は今回も使用。
レミリアの屋敷で食った蒲焼はなかなか美味かったなあ、やっぱり天然物は違う。
今回釣れたら今度は部下にも食わせてやるか。

>>27

「…こんな夜更けに散歩か?」

なんとなしに歩いていた女の子に声をかける。
といってもカンテラに照らされたその顔は憂鬱を携えており
自殺って言うことは無いだろうが、なんとなく気になっていた。

29 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/16(金) 01:21:55
〜まだまだ探す気ですか?〜

>>28
「夜の散歩は嫌いじゃないわよ? 日光じゃ見えない色々が見えて」

突然かけられた声の主に、臆する事なく笑いかける。
が、ひきつったような表情になってしまった。

「でも、今はそんな余裕無くてね。探しモノ中」

笑みが消えたのを自覚できた。

そして、ふと。あることに気がつく。
それは些細なことではあったが、確かな事だ。

そう、それはデジャブ。
ある夜、釣り人と出会った記憶。

「んーと……ごめん、お兄さん、前どこかであったっけ?」


〜それより彼と……〜

30 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/16(金) 01:48:55
〜夢の中へ、夢の中へ〜

>>29

「…さて、な。俺もここに来て長いようで色々な人間とすれ違ってきた。
 うーん、確かに会った様な、気のせいのような」

人間適当なことを言われれば実際前もあったと思い込む。
だから人間はしばしば騙されてしまうのだ。
まあ、今騙す必要が無いから、多分どこかであったか親類に俺の顔が似ているか。
そんな所だろう。

「月光なんて随分頼りがいがなくなったよなあ。
 今はどこもかしこも街灯だらけで闇っていうものが夜から追い出されたみたいだ」

俺のカンテラだって科学の賜物。
昔は提灯とか言うものだったそうな。

「それで何を探してるんだ。今日はそろそろ終わりにしようかなと思ったし
 何だったら手伝おうか?」

…ちょっと嘘。もう少し粘るつもりだったけどな。

〜夢はつまり思い出の―――〜

31 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/16(金) 02:40:20
〜忘却と喪失の狭間、漂う幾つもの幻想(オモイデ)〜

>>30
「んー、そっか」

何とも煮え切らない答え。
それでも私は気にしない事にした。
なぜならそれは、それだけの事だから。
過ぎ去りし過去が不確定ならば、それはただ不確定な歴史というだけだ。
それ以上でも以下でもない。
確定させる事に価値を見出す人種では、私はなかった。


「ほんとにね。嫌になっちゃうわ。
 闇を消し去っても、闇への恐怖からは逃れられないのに、ねえ」

ましてや、闇に潜むモノへの恐怖をや。
彼等は照らしても消え去らない。ただ現れるだけだ。
それは多くの場合、恐怖どころでない絶望となる。

「だから私は、月光の方が人の光より好き。
闇を受容する光って感じ、しない?」

クスリと笑う。いつのまにか、表情はほぐれていた。


「あ、手伝ってくれるの? ありがとー。
 全然見つからなくて困ってたのよ」

そういいつつも、私は余り期待していなかった。
探し手が二人になったからなんだというのか。
ただ、彼の好意には頼りたい。そんな気分だった。

「えっとね、このぐらいの大きさの自律人形なの。リーフって言うんだけど、それが4体。
肌は白くて、髪や瞳は緑。頭頂からは触覚みたいなのが二つ生えてるわ」

だから私は、彼にリーフたちの特徴を細かく伝えた。
こんな説明、『彼が事前にリーフたちと出会ってでもいない限り』、意味がないのに。


〜幻想は出会いを経て……〜

32 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/16(金) 02:53:45
〜長い影が夜に伸びて、星屑の空へ〜

「ま、防犯上とか色々と利点があるんだろうさ。
 ちょいと星が綺麗なところの生まれなんで違和感はバリバリだけどな」

本当の闇というのは光も何も届かない。
だから奥が神秘的で、でも勇気すら吸い込んでしまいそうで
そんな不思議な闇を宇宙は持っている。
だけど、だから、人間は闇が嫌いで光が好きで、明るさで全てを覆い隠す。
そんな逆説で満ちている。

「実際太陽光が反射してるってだけなんだけどな。
 …ま、昔の日本人って言うのは月に神秘性を感じるのも仕方ないけどな。
 日々形が変化して行くってのは太陽には無い特性だ」

釣りの用具一式を片付け、カバンにしまう。
さて自転車でも押しながら彼女の手伝いでも…。

>えっとね、このぐらいの大きさの自律人形なの。リーフって言うんだけど、それが4体。
>肌は白くて、髪や瞳は緑。頭頂からは触覚みたいなのが二つ生えてるわ

「えっ、あれ君のだったのか!?」

何たる偶然だろうか。
彼女が探しているものと俺が持ち主を気にしているものが見事一致。

〜空に消えていった打ち上げ花火〜

33 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/07/16(金) 03:38:39
>>32

〜秘密の暗号、森へのパスポート〜

しばし熟考。
あの人形達は俺が保護しているわけではないのだ。
咲夜のところ、つまりレミリアの屋敷に置いているわけで。

「…しょうがない、ちょっと友人の家で預かってもらっているんだ」

となれば向かう先はただ一つ。
徒歩で神社から結界を超えて向こう側に侵入するのみ。
幸いこっちには妹紅のお守りと咲夜のナイフの両方を持っている。
これだけの繋がりがあるなら大丈夫だろう。

…妖怪に襲われたら一巻の終わりだけど。
自転車で切り抜けられるか。

「さて、どうする?何なら後ろに乗せてもいいけど」

〜素敵な冒険始まる?〜

【退場】

34 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/16(金) 04:04:32
〜地獄の大穴はいつもそこに、天国への階段はその隣に〜

思わず吹いた。


「おにーさん……の知り合いが保護してくれてるんだ!?
 すごい偶然ね……」

フィクション作品なら苦情殺到間違いなしのご都合主義である。


「もっちろん! 連れてって!」

多分、私は今日一番の笑顔を浮かべてるんだろうなあ。

〜終焉はいつも必然〜

【退場】

35 名前:とある夏バテな少女? ◆suKEbEVebI :2010/07/17(土) 22:52:04

「わぁっ、キレイな川!
 ちょーど夏バテで辛かったし、ここで涼んでいこうっと。」

 
 ―ピチャピチャと白くしなやかな足を清流にひたす少女。
  ―その冷たさに一瞬、顔をしかめるがすぐに穏やかな表情に変わる。


「……おい。」


 ―彼女の水色の髪とせせらぐ水のコントラストは
  ―もし観る者がいれば、さぞ目を奪われぶげあぁっ?!


          「俺は男だあぁーッ!!


36 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/17(土) 22:57:09

―はぁ。
またこのパターンかよ。
あんまりメタいことやらせんなよな… って今まで結構多かったか?

ともかくだ。夏バテで苦しんでいた俺は、どっか涼しそうな川辺めざして
テレポートし、ここについたわけで。

ヒャッハー!水だー!!
……ってダイビングしないよ? 俺常識あるから。
誰もいないとはいえ、な。 ホントはやりたいけどな。


37 名前:M60A3:2010/07/17(土) 23:06:32
「ぼ〜」

夜道を呆けながら走る。駐屯地でやる事も無し。仕方なしの夜回りだ。
本当なら搭乗者も乗っけてくるべきなんだろうが……。

「最近乗るのヤダとか言ってるしなぁ……」

『ふう』と溜息を言う。最近はこんな所まで人間臭くなってきた。
旧世代の傑作。今はその言葉に甘んじるしかないのか。
M1に乗って以降、装填手以外は車内で文句ばかり垂れている。
さしもの俺でも、気分が重くなるな……。

「……うぉっ!?」

走りながらあれやこれやと考えていたら、いつの間にか川の中を走っていた!?

「畜生。いつかギャフンと言わせてやる」

なにをギャフンと言わせるのかはさて置き、川から這い上がろうとしてふと気が付いた。
どこだよここ?

【入場】

38 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/17(土) 23:13:23


>>37

「なッ!? 戦車(タンク)が馬鹿でやってきた!?」

いや、逆か。
いやいや、そうじゃねぇ。

戦車…っていうニンゲンが使う兵器ってヤツがいきなり川ン中から現れた!
なんというサプライズだぜ。

しかも思考波が感じられない… つまり!中に誰もいませんよ状態ッ!!
いくら夏だからって怪奇現象はゴメンだぜ。ゴーストはニガテだ。(タイプ的な意味で)
これは俺の勘違いであってほしい。

「え、えーっと… 誰か乗ってるのか? いや、乗っててくれよ?」


39 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/17(土) 23:20:45
  <入場>

さて、物置から竿もみつけたことだし、
今日は私が釣り人になってみましょう。

そんなわけで川にやってきたのだ。


         _r-、r⌒yヽ_,.-、
       /´`i  _!_/、_Y  ゝ、             / / |
       (ヽ/´     ⌒ヽ!、>           / /  |
     /{γ          k)           / /   |
    /    /   -‐= ヽ、__  ヽ          / /   | 
   /   /   /    \   ヽ、       / /   |
   | .| ∠ -‐´|r〒圷   ィテrj`"'ー       / /      |
   〉八 { ^(Y)/ V:ソ   Vソ′│       / /      |
  /  }ヽ|/(X) 、、      、、{ l |       / /      |
  ⌒l   ム(X)   r-ァ  人∧|      / /      J
    |//ハ(x)>   , _.. イ(Y)       / /      
     rくノ{∞} \/\从レ(X)      / /       
    /::rく/V  [ム] \ {∞}     / /
    |/ ヽ/l::\/l ヽ、/ヽV     / /
    l   `7:::::::::::ヽ人ゝ、 {     / /
     |    l::::::::::::::::::::::::::l ∧  -‐っ/
     ∨   V::::::::::::::::::::::::l  }/   ̄}
     ヽ__∧::::::,二厶-‐―‐/    ン



橋の欄干から糸をたらしてふと顔を上げると。
下流に見えるのは戦車とサっちゃん。

「まぁ、サっちゃんたら戦車とデートだなんて隅におけないわね。
 というか相手を選ばずとはこのことか。恐れ入りました」

つぶやいた。


40 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/17(土) 23:32:17

       __
    __|_|___             
   /++++++\   
  / ..+++++++..\  ピコーン
 /+++++++++ ヽ    ピコーン
 | ++++○++++ l
 | +++++++++ l  (※AAはイメージです)
 | +++++++++ l
 ヽ. ++++++++/
  \ ++++++ /

おねいさんレーダーに反応! 
これは… 

>>39

「咲夜すわぁぁぁぁぁぁんッッ!!」

地獄で仏とはまさにこのこと。
これでおねいさん分が補給されたぜーっ。


>>サっちゃんたら戦車とデートだなんて隅におけないわね。

「またまたぁ、冗談キツいッスよ咲夜さん…
 俺だってこの状況をまるで把握できないンスから。」

さすがに戦車とデートはないぜ。
必要最低条件:おねいさん じゃないとな。
どんなだ。おねいさん戦車って。


41 名前:M60A3:2010/07/17(土) 23:32:51
「仕方ないなぁ……。とりあえず揚がるか」

道に迷った事は一先ず置いておき、とにかく川から揚がる事にした。このまま川下りしても海に行くだけだし。
川底にキャタピラを取られて擱座スタックしない様注意して……って水深浅いか。
転輪が水面下にもぐる程度だった。とりあえず地面の状態を確認しつつ這い上がる。

>>38 >>39
銃塔で辺りをぐるぐる見回すと、影が二つ。確認できた。
どちらも武装らしい武装は見えない。普通の民間人か。それとも野生動物か。

>「え、えーっと… 誰か乗ってるのか? いや、乗っててくれよ?」

おや?傍に居る方の影から声を掛けられた。
……銃塔のペリスコープじゃよく見えない。
照準用の熱分布カメラで確認する為に、砲塔を回して砲身を向ける。

「……女の子?」

そうだよな多分?一応挨拶しておいた方がいいか。

「ご期待には添えなくて悪いな。こんばんはお嬢さん」

42 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/17(土) 23:41:04
>>40

「サっちゃん……!(小声)」

私は満面の笑みでサーナイトを迎えると……

両手の握りこぶしで側頭部をぐりぐりした。

「釣りしてるのに大声を出さないの……ッ!(小声)」

>>41

そうやってサーナイトとじゃれながら大きな音に視線を向ける。
そして、ざばしゃあと川から岸にあがる戦車を見て、私はがっくりとうなだれた。

「……この釣り場(せんじょう)は……地獄だっ……」

竿を欄干に固定し、自らも欄干に腰掛ける。
すこしばかり視線を鋭くして。

「いつぞやの戦車さんかしら?」

確信はもてなかったので、尋ねてみた。

43 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/17(土) 23:43:17

>>41 「……女の子?」

        ┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-
        │ │ |  | └ ┴┘__| ̄l__‐┐         __
        / /  l  ヽ_   ̄ |__  __|     _┐   |   ||
      !l | ̄ __/  ヽ\__   | |   ‐┘ └―i l ̄| |_l _. | |
       ̄         ̄    └┐ ┌‐┘  ̄  / /  .|_|
                          | |_l        / ///
                                 ̄     | ̄|
                                      ̄ ┘
と、近くの木の枝が念動力でブチ折れた。

戦車がしゃべった?
今の俺にはそんなことは重要じゃねぇ……
重要なのは…… そう……

この俺を女と言いやがったかってことだ。


「なぁおい… 戦車さんよぉ。
 その『女の子』とか『お嬢さん』ってェのは俺に向けられたコトバか?
 それとも、咲夜さんへのコトバなのか?
 俺としちゃあ… 後者であることを願いたいんだがねぇ……?」


ハッキリそう言ってやった。
前者なら…… スクラップがひとつできあがる、かもだぜ。


44 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/17(土) 23:50:35

>>42 「釣りしてるのに大声を出さないの……ッ!(小声)」

「しゅいましぇんでしちゃあぁ………(小声)」

あっ… ぐりぐりされてるときに、俺の後頭部に当たる
何かスバラしい感触が…… ハァハァ

っと、そんなことより。

「釣りをしてたんスか… それはジャマしちゃいましたね…(小声)」

やべーっ さっき怒りにまかせて木の枝を折った音もマズかったかなぁ…
しかしこうして咲夜さんとたわむれていると、さっき戦車に女と間違われたかも知れないことも
どーでもよくなりつつある…
ああ、おねいさんは世界を平和にするぜ。 ラヴ&ピース。


45 名前:M60A3:2010/07/17(土) 23:58:27
>>42
女の子が大声出しながら、もう一つの影へすっ飛んでいく。無論大地を蹴って。

>「いつぞやの戦車さんかしら?」

もう一つの影から声が投げ掛けられる。
声音から嗅ぎ取れるのは警戒心。そしてほんの少しの殺意。
まぁ、川から戦車がざばざば這い上がってきたら、それは警戒もするか。
……そう言えば、間違えて演習場の外に上陸して、おばちゃんに怒られて撤退したのはイギリス軍だったかな?

「そう言うあんた……いや失礼。メイドさんは、高台で軍人さんと逢瀬してた人かな?あの時は悪かった」

やっとだ。やっとで謝れたよ。

>>43
と。こっちはこっちで、完全に殺気立っていた。
うん。よくよく確認して見たら、体躯は二次性徴を超えるか超えないかの少年だろう。
少年兵の変装とか、ゲリラやテロリストの常套手段じゃねぇか!どうして間違えた!?

「……ホーリィシット」

思わず小声で言ってしまった。
「そのなんだ。間違えたんだ。ごめんなタフガイ」

余計なことを考え過ぎてたのか?こんな単純な事に気が付かないなんて、迂闊過ぎた。

46 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/18(日) 00:06:33
>>43-44

私は溜息をついた。

「まぁ、釣りはもういいわ。
 どうせ暇つぶし兼練習みたいな、そうね、お遊びみたいな感覚だったし」

欄干に固定された竿はぴくりとも動かない。
まぁ、このあたりのサカナはみんな逃げたのだろう。さもありなん。

「知り合い同士かと思ったのだけど、その調子だと初対面みたいね、あの戦車さんとは。
 最初に女性に間違われるのは貴方のお家芸といったところですね」

当人が気にしているのを知っているので苦笑を隠せない。
結局、視覚情報の優位性は一番であり続ける。
さっさとわりきってしまえばいいのに。
どうせ話せばすぐに男性だと分かるだろうから。

……いやまぁ、師匠みたいに言動聞いてると男女どちらなのかさっぱり分からない例もいるのだが。

>>45

「いいえ、お気になさらず。
 こちらもまさか戦車そのものが自律行動して言葉まで話すとは想像できなかったものですから。
 失礼をいたしましたわ」

済ました顔でそう言って私は周囲の気配を探る。
音……はない。
すくなくとも近くに動いている仲間はないようだ。
この車輌からは生命の気配がしないから断言はできないが。

「今日もボランティアですか?」

皮肉を言って微笑んでみせる。
前回聞いた理由はいまひとつ納得できていないから。

妖怪の類なら不自然だ。
完全な人類の叡智の結晶だとしても不自然だ。
人は人でないものを、いや、人ですら信用できない生き物だ。
監視の人間なしで行動を許し、それもボランティアだなどと言って
そこに説得力を見出すのは難しい。


47 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 00:20:01

>>45 「そのなんだ。間違えたんだ。ごめんなタフガイ」

               ,. -‐' ~:::::::::::::::::`'‐、
              .r'::::::::::::::,..-‐':::::::::::::::::::::`'、
             /:::,'::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
             .i :::i::::/::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::ヽ
             .i ::l:::i':::;;;;..-‐'''テ~゙r''‐、、::::::::::::::::::::',
             ':, ',:',:;r'   ゙  i::::;;;:::ノ`、:::::;;;;::::::::i     「なーに、わかってもらえりゃあいいのさッ!
              `.、:;;i      `(.....)  .`'、;;;;;;::::::'、     俺のほーこそ 怒鳴ったりして悪かったな…」
               '、 `' `‐'         ヽ;;;::::::r
            _.... /`.、       .  .  :.  `、:::::ヽ .
      ,.-‐'.,  ,-'  .,:', yi >、    ,..-l  ..:: ':.、. ヽ::i',‐'   
    ,:'゙~   ':、,'   ' 'i/ i.'::;;;`ヽ  .i;;;;;;`、 、、 ': `'、 .`、      
    i      :    ,:' ::::;;;,.-‐'l _  .iヽ、;;;;` ゝ`


ニコッ、と笑って先ほどの暴言をシャザイする俺。
ま… アレだ。ワリとよくあることだしな。
わかってもらえればいいのさ。

「1段落ついたところで自己紹介でもさせてもらうぜ。
 俺はサーナイトっていうポケモン…… あ〜、人畜無害のモンスターとでも思ってくれ。
 こんなナリだが、♂だぜ。男だぜ。あらためてヨロシク。

 あと。どうして戦車がしゃべったりするのか、教えてほしいとこだな。」


>>46 どうせ暇つぶし兼練習みたいな、そうね、お遊びみたいな感覚だったし

「そうッスか〜 あぁよかった…
 これをきっかけに嫌われちまったらどーしよかと思ってたッスからね。」

俺のココロもフイッシングしてくれェーッ!
…と言ったところでサラリと流されるのは目に見えているので、やめとく。

>>最初に女性に間違われるのは貴方のお家芸といったところですね

「いや… 自分でもちィーとばかし気にしすぎかな?とは思うんですよ? 
 でも、こればっかりはどーにも自分でもおされられねぇッス。
 失礼ッスけど、女性の咲夜さんにはわからないかなぁ……?
 男(オス)のプライドだから。」


♀と間違われ、バカにされること… 数知れず。
これはなかなか割り切れることじゃあないッスよ……
ま、それでもって 何の因果か『探検隊・オスメスズ』なんぞをやってるわけだけど。


48 名前:M60A3:2010/07/18(日) 00:31:15
>>46
>こちらもまさか戦車そのものが自律行動して言葉まで話すとは想像できなかったものですから。

「まぁ……。メイドさんの言う“超常の存在”って奴なんでね」

裏を返せば、人間が“当たり前”にしている事が、俺たちには“有り得ないだろうJK”と言うことでも有るんだが。
なるほど。このメイドさんは自分の尺度で測れない物は、とことん疑ってかかる。どちらかと言えば軍人的な気質を持ってるのか。

>「今日もボランティアですか?」

「あー……」

うん。もういい加減忘れて欲しいな。その言い訳。
……無理だな。我ながら砲身から105mm砲弾噴出しそうな、酷い言い訳だ。
とりあえず砲身も機関銃も、地べたに向かって俯角を掛けて脱力感を示す。

「いや。今日は道に完全に迷った」

今回はウソツイテナイ。

「それにまぁなんだ。ボランティアと言いつつ、本当は補機材を買う為の金属泥棒だったりするんだけどな」

言ってから『HAHAHA!』と笑う。実際州軍の予算じゃ、履帯や燃料の消耗品は買えても、爆発反応装甲や高性能電子機器は買えないしな。

>>47
見た目と違い、細かいことは気にしない性格なのか。

>俺はサーナイトっていうポケモン…… あ〜、人畜無害のモンスターとでも思ってくれ。

聞くが早いか、俺は思わずエンジン全開で走り寄ったね。

「マジ!『POKEMON』ってあの『ポケモン』だよね!?俺のステイツじゃ大人気なんだ」
「こんな所でお近づきになれるなんて光栄だぜ」

実際、POKEMONと言えば子供や女性を中心に人気が高い。基地祭でもグッズが売られるほどだ。

「俺はM60A3。まぁ呼びにくければ『パットン』とでも呼んでくれ」
「どうやって喋ってるかは……すまない。俺自身もよく判らない」

なにせ覚えてる限り、周りに居た戦車たちとは頻繁に喋ってたし……。

49 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/18(日) 00:38:40
>>47
>わかってもらえりゃいいのさ

た、単純だ!

ここでタフガイってむしろ皮肉なんじゃ……

内心で思わず叫んでしまった。
言葉に出すと不味いかなと思って、ついでテレパスでどうせ聞こえてるかと気付いた。

「男性のプライド……ですか。
 そういうの、良く分からないのよね。
 私自身がまず女性のプライドとか理解していないせいなのもあると思うけど」

そんなものですか。
私も男性に間違われたら……いや、別に頭にはこないかな……
むずかしいものだ。

>>48

超常の存在は色々見てきたが戦車を見るのははじめてだったもので。
かの車輌の言葉に内心でつぶやく。
これでひとつ疑問はとけた。

「成る程ね。ボランティアなんかよりよっぽど納得の行く理由だわ」

金属泥棒。
何故戦車が。何故あの高台で。
金属売ってお金にしてもそのために戦車の燃料を消耗したら
果たしてプラスになるものだろうか。
いくつか解けない謎はあるものの、理由としては受け入れやすいものだったので追求はそこまでにしておく。

「迷って川にそって移動……まぁ、筋は通ってますけど……」

川底の岩にぶつけて下部装甲やぶれたなんて戦車の話を早苗が前にしていたが、
大丈夫なのだろうか?
要らぬ心配がよぎった。


50 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 00:54:38

>>48 マジ!『POKEMON』ってあの『ポケモン』だよね!?

どわっ!? がぶり寄られて、思わずたじろいじまった…
どーやら詳しくご存知のよーだな。
説明する手間が省けたぜ。

「そうッ! NO,282:ほうようポケモン、サーナイトとは俺のことだぜーッ!! キリッ☆
 そーかそーか、アンタん所では俺ってばメジャーなのか… むふふふっ♪
 ……ま、人気あるのはピカチュウとかだろーけどよ。」

何せ519種(しかもまだ増える)いるうちの1匹でしかない俺だもんなぁ…
一部の「おおきなおともだち」以外は存在すら知られてないかもだぜ。

>>『パットン』とでも呼んでくれ〜どうやって喋ってるかは……すまない。俺自身もよく判らない

「そーなのか… ま、そんなものかも知れねぇな。
 俺もこうして人間の言葉しゃべってるけど、なんでかはわからねぇし。

 まぁそれはともかく。よろしくな、パットン。」

『本家』の連中は一部除いてしゃべれないのになぁ… 
ま!俺あんまり頭いいほうじゃねぇから、ムズカしいこと考えると頭痛が痛くなるし…いいや。


51 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 01:04:42

>>49 (た、単純だ!)

誰に言うわけでもないけど、説明しようッ!
俺(サーナイト)は他人の感情を読み取ることには長けているが、ココロそのものまでは読めないのだ!
そーゆーのは他のエスパータイプや、サトリ妖怪とかゆーのの領分だな。
テレパシーも、相手が読まれてもかまわないとしている範囲のことしかわからねぇし。

だから咲夜さんが今、何か内心叫んでいそうだったけど―――
俺、わかんないッ♪ キリッ

>>私自身がまず女性のプライドとか理解していないせいなのもあると思うけど

ビシッ
「それはよくないですぜッ!
 『女には自分の世界がある』と言うじゃあないッスか! …え?言わない?
 オホン ともかく、男には男の… 女には女のプライドっつーモンがあるんですよ!

 そう… 例えばマグロ漁船に乗った夫の帰りを待つ妻のよーな
 主人を信じて待ち続ける心! 男は船で、女は港ッスよ!」


…なんか自分でも何を言ってるかわかんなくなってきたが、
ある意味♀以上に♀らしいウチのオカマオッサンがそんなことを言っていた。よーな気がする。


「…えーと、スンマセン。ちょいとオーバーヒートしちまいました。
 とりあえず、咲夜さんは今のままでも十分 プライドを保っていると俺は思いますぜ。」


52 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/18(日) 01:11:05
>>51

「成る程。
 でも私のプライドは例えば私が男だったとしても、
 あまり変わらないんじゃないかなと思って」

欄干から空中に投げ出された足をぶらぶらさせながらサーナイトの話に耳を傾ける。
従者としてのプライドならば分かる。
しかし私のプライドはどこにあるのか。
自分の世界……。

咲夜の世界。

あの静かで誰も居ない灰色の世界が私のプライドなのだろうか……。

なんだかいつぞやの迷い道に再び足を踏み入れそうな気がして、頭を振って思いを払った。


53 名前:M60A3:2010/07/18(日) 01:12:20
>>49
「納得頂けたなら……何よりってところかな。タングステンとかの希少金属がどういう訳か埋まってたんで」
「まぁ、プラス分は偽装工作にやった植樹と整地作業に消えて、リペイントと電装品の交換程度しか出来なかったけどね」

真実を浚えてぶちまける。ルーチンワーク続きでヒマだったし、いい暇つぶしだった。とは、口腔破裂で砲身が裂けても言えないけど。

>「迷って川にそって移動……まぁ、筋は通ってますけど……」

「川に沿って……じゃなくて。考え込んで走ってたら、いつの間にか川下りしてて……」

そう。何を隠そう川に入る前は、ちゃんと駐屯地までの道路を走ってたのだ!
いや偉そうに言ってもダメだろうけどさ。

「そう言えば、前に俺は名乗ったけどメイドさんの名前は聴いてなかった……と思ったんだが?もし良ければ名前を教えてもらえないか?」
「改めて自己紹介しておくけど、俺はM60A3。『パットン』が愛称だが、好きなように呼んでくれ。所属はアメリカ合衆国カリフォルニア州軍」

>>50
>……ま、人気あるのはピカチュウとかだろーけどよ。

「否定はしない……。俺が知ってるのは、『ピカチューヤドランカイリューピジョン』って歌の奴と、他にエンテイとルギア位かね」
「今まで知らなくてすまんな」

しかしNo282とは。少なくとも281種類は確実に居るのか。あの歌だと確か100種類程度しかなかったような……。
時代遅れだな。俺。

>俺もこうして人間の言葉しゃべってるけど、なんでかはわからねぇし。

「オウムみたいに教えられたとかじゃないのか……」
なんと言うか残念だな。
「ともかく、こっちこそよろしくな」

54 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 01:13:11
月光の下、ただただ歩く。

今日は先日のような目的もなく、憂いもない。
ただ純粋な月下の散歩だった。


真っ赤なリボンが夜風に揺れる。


今日はお供が4人いる。

「いい? 何度でも言うけど、もう面白がって流れっぱなしになんてならないこと」
「「「「リーフ、今後気をつけまーす」」」」

川遊び中に流され、行方不明になっていたリーフたち。
先日、親切なお兄さんが見つけてくれていたそうで、めでたく帰還したのだ。

……預けられ先で着せられたらしいメイド服(正調ビクトリアンスタイル)が目に痛い。
かろうじて似合ってるからいいようなものの。

あ、でもメイドさん人形っていいかもしれないなあ。
今度ローザの縁を探る時に意識してみよっと。


前置きが長くなった。
そんな前提の元、私は彼等と彼女に出会ったのだ。

【入場】

55 名前:M60A3:2010/07/18(日) 01:23:16
「プライドって、確かライオンの群れの事もプライドって言わなかったか……」

ふと、思い出した事を言葉にして見る。

>>54
「……?」

2人がプライドの話題に興じてる間に、エンジン音を絞りつつ、再び土手降り橋桁に車体を隠す。
理由は簡単。暗視カメラに2人以外の人間を捉えたからだ。
警告の意味も含めて、2人第3者の接近を知らせる。

「お二人さん。お話中悪いけど誰か来た様だ。距離約130m。11時。弾しゅ……」

って砲撃する気かよ俺!

56 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/18(日) 01:25:38
>>53

「ふふ、泥棒さんなら道はちゃんと調べなくてはダメよ?
 逃げる時にすぐ追い詰められてしまったらいけないわ」

クスクス笑いながら車輌の話につきあう。
いろいろ変わった人に出会う場所とは思っていたが、
まさかこんな変り種もいらっしゃるとは。意外。

それにアメリカ軍が泥棒に戦車を使っていたとは。これもまた意外。

なんてね。

「私は咲夜、十六夜咲夜と申します。
 そうね……ただの迷宮入りしたくろまくですわ」

いつかであった冬の妖怪の言葉を借りてみる。
くろまくか。
なんとなくこの状況でならうまくはまる表現だと思った。

>>54

ふと気配を感じて視線を走らせ出元を確認すると女性が一人。
そして……

「あら、あれはいつかの妖精っぽいなにかさん……?」



57 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 01:29:54

>>52 私のプライドは例えば私が男だったとしても、あまり変わらないんじゃないかなと思って

「い…イヤそれはハッキリさせないとダメッス!
 咲夜さんがもし男だったら…… この世からおねいさんがひとり、消えてしまうッ!!」

うん、そーゆー問題じゃないよね。
やめてそんな冷ややかな目で見るのはやめてくだちい。


>>いつぞやの迷い道に再び足を踏み入れそうな気がして、頭を振って思いを払った。

なんだか―― 彼女からザラッとしたような嫌な感情を感じ取った。
俺、何か悪いことを思い出させることを言っちゃったかな……?

「あ、あッ! そーだ!! ハラ空いてません?
 ペコペコン☆」

怪しげな効果音を口で言って、トレジャーバックから取り出したのは…
オヤツに食べようと思ってた『きんいろグミ』。エスパータイプの好物だ。

「お口に合うかどーかはわかりませんけど、お一ついかがッスか?」


>>53 今まで知らなくてすまんな

「いいって、いいって。 俺だって同族がどのくらいいるのか
 完全に把握してるわけじゃねーからさ。
 今覚えてくれればいいのさッ! サーナイトというポケモンがいて、
 ♀っぽい外見だが♂もちゃあ〜んと存在する(←強調)ってことを覚えてくれればなッ!!」

>>オウムみたいに教えられたとかじゃないのか……

「そ。俺のいる世界ってのはちっと特別でな…
 人間とポケモンとのコトバの壁がないんだわ。モンスターボールってヤツもないし。
 俺… こう見えても探検隊なんてやってるんだぜ?」


58 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 01:38:11

>>54

「ん…? あのメイドって、確か俺を担架で運んでた……」

まさかこんな所でまた会うとは思ってもなかったぜ。
それとそれを従えてるっぽい人間…だと思う少女。
一体ナニモノなんだ? 

>>55 お二人さん。お話中悪いけど誰か来た様だ。距離約130m。11時。弾しゅ……

「って撃つなよぉーッ!!?」
何の危険もない一般人だったらどーすんだよッ!

【サーナイトは リフレクターを くりだした!】

くっ、間に合うか……ッ?


59 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/18(日) 01:48:41
>>57

「相変わらずサっちゃんは男女に拘るわね。
 悪い事とは思わないけれど」

呆れが、知れず冷ややかな視線になっていたようだ。
まぁ、そういう単純さは面倒が無くていい。

「あら、めずらしそうな御菓子。
 折角だしいただこうかな?」

こういう無邪気さは美徳よね。
チルノにも似た安心感があるわ。
お菓子を受け取りながらそんなことを思う。


60 名前:M60A3:2010/07/18(日) 02:00:19
>>56
>逃げる時にすぐ追い詰められてしまったらいけないわ」

「返す言葉もございません」

砲身を下げて“投降”する。袋小路に追い詰められて、対戦車ロケットRPG-7で袋叩きにされたり。
うっかり砂丘の稜線に車体を覗かせているのに気が付かず、仲間と一緒に砂漠のど真ん中でT-72と追いかけっこをしたのは懐かしい話だ。
ただその言葉に裏打ちされた、追う側・追われる側の経験を通した自信を感じて、恐怖を覚えたのは気のせいではないだろう。
対戦車ミサイルの誘導装置シーカーを覗き込んだ様な。T-72の125mm砲が黒々とした砲口を覗いた様な。そんな恐怖。

なぜかこの女性には、均質圧延装甲も105mmの牙も通用しない。そんな感覚を覚えた。

>「私は咲夜、十六夜咲夜と申します。

しかし、それもつかの間。さっきのは気のせいだったのか。それとも俺の動物的な本能によるモノなのか。

「『イザヨイ サクヤ』さん……ね。ずっと『メイドさん』呼ばわりしててすまねぇ」

聴いた名前を反芻して確認する。イザヨイ……十六夜か。名前からして日系か?
『何で女中さん姿じゃないんだろう』とか思った俺は、一度スクラップになるべきだろうか……。

>>57
>「俺… こう見えても探検隊なんてやってるんだぜ?」

「OK。きっちり覚えておこう。しかし探検隊……」
「そうすると、世界中の“失われた古代遺跡”や“未発見生物”を捜し求めて歩き回ったりするのか。POKEMONインディ・ジョーンズとは凄いな」

……聖杯を見つけたが為に、ナチに追われるサーナイト。妙にかっこいいな。

>>58
>「って撃つなよぉーッ!!?」
「いや撃てないよ。砲弾ラックから砲弾降ろして、砲尾に誰かが装填してくれないと。今のは勢いだ勢い」
うん。実は主砲どころか、機銃も弾が一切装填されて無い状態だったり。

61 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/18(日) 02:12:43
>>60

「どうかお気になさらず。この仕事は気に入っておりますので」

欄干に腰掛けたままで失礼もいいところだが、
それでも軽く会釈を送る。

「と挨拶をしたばかりですが、そろそろ時間ですわ。
 妹様のお茶の時間が近いので、すいませんがお先に失礼いたします」

ふわりと欄干から浮かび上がり、固定されていた笹を手に取る。
巻き取ると針からはエサだけが失われていた。
どうやらこの騒ぎでもしたたかに活動するサカナはひそんでいたようだ。

「それではバットン、それにサっちゃん、ご機嫌よう」

カチリ。

一秒後、そこにメイドの姿はなかった。

  <退場>

62 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 02:20:02

>>59 相変わらずサっちゃんは男女に拘るわね。

誇らしげに、そして恥ずかしげも無く俺は言った!

「それが俺のアンデンティティっスからね。キリッ☆
 …あれ? アンダンティティ?アルデンティティ? まぁいいや。
 とにかく、咲夜さんのよーなおねいさんこそが 俺のココロのビタミン剤なんですよ!」

ただのスケベ心といわれればそれまでデスケドネー。

>>折角だしいただこうかな?

よかった、上手く気分を切り替えられたみたいだぜ。
ネガティブな感情にとらわれるのはよくねぇからな……
やっぱり、おねいさんにはポジティブでいて欲しいぜ。

>>61
っと、お帰りのようだ。
「お仕事お疲れ様ッス。また会いましょうねェーッ!!」

――時間を止めたらしく、もう彼女はいなかった。
いいなぁ…… 俺も時間停止、やってみたいぜ…… 
もちろんエロいことに使うがなぁぁぁぁぁッ!


>>60 世界中の“失われた古代遺跡”や“未発見生物”を捜し求めて歩き回ったりするのか。

あははは。やっぱりそーゆーことやってると思うよな。
でも現実は……

「いや、実際は『便利屋』みたいなモンなんだよな……
 依頼を受けて探し物をしたり、おたずねものをフン捕まえたりとか。
 ――いちおうダンジョンの中でやってるから、探検にはなるのか?

 ま、本当に『探検』をやってるのは大手ギルドくらいだぜ。」

>>今のは勢いだ勢い

「な、なんだ… 脅かすなよ……
 てゆーかリフレクターを張って、身を挺して守ろうとした俺って一体……」

ただのマヌケじゃん。しょぼーん。


63 名前:M60A3:2010/07/18(日) 02:22:02
訂正。

×T-72の125mm砲黒々とした砲口を覗いた様な。
             ↓
○T-72の125mm砲黒々とした砲口を覗いた様な。

>>61
失礼すると言って空に浮かび上がった十六夜さんは、得意の瞬間移動で家に帰った様だった。

「……ットンだけどなー」

なんか、前にも同じ間違いをされたような気がする。誰だったかな?
それにしてもこんな時間にお茶の時間。夜型のイギリス人に仕えてるのかねぇ。
しかしなんと言うか、空に飛び上がったり瞬間移動したり。なんぞ、俺の考えてた事が馬鹿馬鹿しく思えるほどの常識外れっぷりだなぁ。

ま、もう聞こえちゃ居ないだろうけど。
「気をつけてな。Good night.おやすみ

64 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 02:23:34
>>55
最初に目に入ったのは。

「……せ、戦車?」

帝国のWAFFLiOとは少し違う、見慣れない戦車。
その戦車が土手を降りていくところだった。
気付かれた……だろうなあ。
不意打ち貰わなかっただけまし、か。

思考は、いつの間にか戦闘モードに切り替わっていた。


その思考が、最適解を弾き出すまで凡そ3秒。

その間に、視界に先日リーフたちを預かってくれたメイドさん(寝顔が可愛い←重要)が入り(>>56>>59)、
リーフたちは謎の動物に手を振ったりしていたが(>>57>>58)、

結論に影響はなく。

結論を出した、その時の私の表情を何に例えよう。
屠殺場の職員ならこんな顔をするだろうか?


Warning
クロイツェルお姉さんが戦闘モードに入りました。
誰も妨害しない場合、戦車さんがむざんな事になる可能性があります。
妨害の方法は任意ですが、時間がないことには注意。

65 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 02:32:58

>>64 (クロイツェルお姉さんが戦闘モードに入りました。)

―――はっ!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         /    _ ..... _ `ヽ  ヽ,   敵意を感じる…!?
___∧,、 / _∠´ ´.l  ! `i:t:、  ヽ  }i________________
 ̄ ̄ ̄`'` /, - ´    ヽ,.,,>-'+''゙ヽ  }  .}} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


向けられているのは、俺じゃあねぇ… パットンか。
それにあの女の表情…まるで養豚場のブーピッグでも見るよーな目だ!
「これからおまえを殺して肉にしてやる」そんな感じだッ!

え、えーと… とりあえずここは穏便に……

 
「あ、あのぉ〜〜〜 そこのお嬢さん?
 一体そんなに殺気だってどーしたんスかァーッ?」


66 名前:M60A3:2010/07/18(日) 02:41:20
>>62
なるほど。『便利屋』ねぇ。

「つーと何か。大手から『他の大手の探索を妨害しろ』とか言う依頼も来るのか?」

M1の乗員がやっていた『装甲核』ってゲームのイメージからか、そんな質問をしていた。
流石にPOKEMON相手に、そう言うヤバイ仕事は無いと思うが。

>>64
そんな話をサーナイトさん(と付けるべきだ。だろう?)としていると、さっきの第3者が視界に入った。
たださっきと明らかに雰囲気が違う。欄干越しでも明らかに感じ取れる攻撃衝動。
コイツは……狂戦士バーサーカーか?

「ホント。人間って……」

最後の部分はサーナイトさんにも聞こえないように呟く。
あえて主砲の照準線からは対象を外し、ほんの少し。咄嗟に川から這い上がれるようエンジンの回転を上げる。
なぜその選択肢を選んだのかは判らない。十六夜さんに圧倒されたのが悔しかった……のかもしれない。

67 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 02:52:52

>>66 つーと何か。大手から『他の大手の探索を妨害しろ』とか言う依頼も来るのか?

「いや、ないな。とゆーかギルドはひとつしかねぇんだ。
 少なくとも俺が知ってる範囲では……」

で、そのギルド… プクリンギルドがいかに金に汚いかを説明した。
報酬の金額の9割はギルドの取り分!
しかも俺たちフリーの探検隊まで手数料として報酬の金額の9割とられちまう!
(依頼はギルドの掲示板を通さないと受けられないからだ)

「報酬が現物支給なら、問題なくもらえるのが唯一の救いだな…
 ホント、あのギルド長は金の亡者だぜ。」


68 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 02:55:28
>>65
動物が何か話しかけてくる。喋れたのね。
そんな事より……

「ここは今から戦場になるわよ。逃げなさい」

そう、こんな少年……もとい、小動物を巻き込む訳にはいかないのだから。

Point 1(+1)
Time 1(+1)
Limit time 4(+1)
Point norm ???


69 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 03:04:33
>>66

戦車が動作する気配。
乗員がでてきて警告とか、そういうのは無し。
ああ……やっぱり、戦いになるのか。

小さくため息をついた

Point 1(+0)
Time 2(+1)
Limit time 4(+0)
Point norm ???


70 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 03:12:54

>>68 ここは今から戦場になるわよ。逃げなさい

どーやら、マジらしいな。本気と書いてマジでくらいの。
パットンとは今日会ったばっかりで おまけにしゃべる戦車なんて得体の知れないモンだ。
だけどよぉ… ここでアイツを見捨てて逃げたら……

漢がすたるってェもんだぜえぇーッ!!


「逃げろって?
 それはできねぇな。お嬢さん。
 悪役っぽいし、あんまり女の子にこーゆーことはしたくねぇが……」


               , --- 、
             /  __ -、 \
           /,---、  `ヽ ヽ ヽ
           | `ゝ ゙ー,-、  ',  |. }
           | . ゝ  ヽリ)、 } / /
    , --──- 、 ',  |`ヽ,_ _,、_|__レノ
   く______ ヽ、_ヽ'フ 「、  >
            `ヽ、 ̄{  ,_工_  ,、 ,-,
               〉-、ヽ_|:.:.:.:|-' .'.  }  「その動き、封じさせてもらうぜッ!!」
               ヽ:.:.〉ノー-'--、__ゝ'
                フ   | ',
              /  .  |  ',
           , -‐' ,    / ヽ .',
        _, ‐'  /  /  l .Y ト、 ',
   __, -‐'    /  /  l | .| .', ',
, - '      /   ./    /| .| | |.  l
 ̄ ̄`ヽ__, -'   /    /.| .| l  l  l
 , -‐'´      /     / /! | | __l  l
 ` ̄`ヽ、 __, -‐'__    /─' | .| |'´ .| . |
       ゙ー'´  `ヽ/    レ'__|  L_/
   

【サーナイトは ふういんを くりだした!】
(※数ターンの間、敵を行動不可能にする)



71 名前:M60A3:2010/07/18(日) 03:17:23
>>67
「なんと言うか、ギルドと言うより『カルテル』みたいだなぁ」

日本語に約すなら『談合』が近いだろうが、ココで俺が言ってるのはメデジン・カルテルやカリ・カルテルの様な『犯罪組織』を言っている。
一つの依頼に付き、9割の利益。麻薬組織も、そこまで暴利を貪る事はしないだろう。
最もサーナイトの口ぶりから、その状態はかなり長く続いてるようだ。と言う事は、対抗組織などが立ち上がる事がなかったと言う訳で。
かなり支配力の強い組織である事が伺える。

「で、あの人間止める気は無いようだな。欄干の下辺りに隠れてた方がいいかもしれん」

>>69
燃料は、ほぼ満タン。砲弾はラックに徹甲弾と榴弾が幾発か積んである筈だが、装填手が居ない以上使う事は出来ない。
7.62mm機銃も12.7mm機関砲も同様。7.62mmに至っては、機銃そのものが外してある。先週ボルトが壊れたからだ。
戦うか。それとも……。
二者択一。さぁ、先手はそっちに取らせよう。

72 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 03:20:12
>>71 で、あの人間止める気は無いようだな。欄干の下辺りに隠れてた方がいいかもしれん

「すまねぇ。おせっかいかも知れないが……
 ちょいと手出しさせてもらったぜ。」

動きを止めただけだけどな。
さすがに攻撃はできねーぜ……



73 名前:M60A3:2010/07/18(日) 03:34:23
>>72
>「ちょいと手出しさせてもらったぜ。」

「恩に着る」

短く、礼だけを述べる。50km/hの鈍足戦車には、多少の手助けでもありがたい。
オマケに最高速に達するのに、数十秒は確実に掛かる。その間に攻撃を喰らえばアウト。
ガスタービンのM1戦車や、車体重量の軽い『勇虎ヨンフー』戦車を、これほど羨ましく思った事があっただろうか。

74 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 03:41:28
>>70
「なっ……」

発言の時点で気がつくべきだったはずだ。
だが、私の中で彼(だろう)はただの無関係な通行人でしかなかった。
油断した! 代償は重い。

「やって……くれるじゃない……」

片膝をつく。彼の一撃はまともに入り、言葉通り動きは封じられた状態だ。

負け? 命乞い?
冗談!

「リーフ!」

声をあげる。声帯まで潰されず助かったと言うべきか。

「この人たちに痛い目見せなさい……全力全開、手加減抜きで!」

「「「「らじゃー! リーフ、行っきまーす!」」」」

リーフたちが動き出し、戦いの火蓋は切って落とされた。

戦闘が開始されます。
交渉テーブルが凍結されました。

Point 0(-1)
Time 3(+1)
Limit time 4(+0)
Point norm ???




75 名前:M60A3:2010/07/18(日) 03:54:52
>>74
「……」

突っ込んでくる目標は4体。どれも空を飛んでいる事から、轢くのは無理だ。
けれども突っ込んでくるスピードは速い。と言う事はだ……。

距離が詰まる。100m……90m……80m。70mまで接近したところで、ブレーキ開放。アクセル全開。
鉄牛は水飛沫を巻き上げて駆け出す。土手を這い上がり、泥と雑草を剥ぎ取って二筋の線を描ながら突進。
銃塔を、突っ込んでくる物体リーフに照準を合わせながら、サーナイトさんに向かって叫ぶ。

「アバヨPOKEMON!残骸はカリフォルニア州軍に届けといてくれ!!」

一度言って見たかったんだ。このセリフ。

76 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 04:01:42

>>74 この人たちに痛い目見せなさい……全力全開、手加減抜きで!

「ぎょえぇぇぇぇ〜!?
 まだやる気なのかよーッ?」

俺としては動きを封じて、相手が戦闘意欲をなくし ハイそれでおしまい♪
ってなコトを予想してたんだが… 甘かったッ。
おいしいミツより甘かったぜ… あの女の子、根性あるなぁ。
さーて、どうするか…… って。


>>75 アバヨPOKEMON!残骸はカリフォルニア州軍に届けといてくれ!!

「おいィィパットンッッ! 特攻する気かあぁぁぁぁぁッ!!?」

こっちはこっちで特攻かよ!カミカゼかよッ!
あのメイドだった妖精みたいなのに体当たりをブチかますつもりらしい。
わやくちゃな出来事が立て続けに起こり、俺はただボーゼンと
突っ立っていることしかできなかった……


77 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/07/18(日) 04:15:05
もう俺にできることはない。
そんな感じ… だった。

「すまねぇ、俺は卑怯だといわれるだろうが…
 逃げさせてもらうぜ。」

【サーナイトは テレポートを くりだした!】
【退場】

78 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 04:34:13
>>75
リーフたちは一気に飛び出し、戦車のいるところに突っ込んでいく。
それとほぼ同時に戦車が土手下から飛び出してきた。

WAFFLiOと形は違うが、装備は余り変わらない。
主砲一門、本体から機関銃が一つ。
位置取りに気をつけさえすればそうそう攻撃は当たらな……。

ここで、ふと疑問がよぎる。
何故、砲撃しなかった?

遠距離から砲撃されていれば、リーフたちはああも自由には動けない。
それがああなっているのは、戦車が砲撃しない、どころか、自分から突っ込んできたからで。

何故?

その疑問に解決を見ないまま、リーフの一体が戦車の上部を取り、降下しようと試みているのが目に入る。

ああ、あれは……!

「バ、バカ! 全力ったって自爆なんてまだ教えてないのにっ……!」

79 名前:M60A3:2010/07/18(日) 04:43:56
>>77
背後の気配が消える。

「……よし」

どうやらサーナイトさんも引き上げたようだ。これでお互い独りきりだ。
突進は止めない。リーフとぶつかるまで60m。

残り50m。    40m。    30m。    20m。

「喰らえッ!!」

距離20mでM239作動。砲塔両脇から発煙弾が飛び出し、リーフたちの前で炸裂。
盛大に煙を上げながら燃える白リンが、リーフたちを包み込む。そのリーフ達がどうなったかを確認もせず煙幕の中に逃げ込む。
煙に飛び込むと同時に、銃塔に鈍い衝撃が来る。何か当たったようだが……。

そのまま煙幕の反対に飛び出せば、ドンぴしゃり。指示を出していた女の目の前に飛び出す。
一瞬、女の目と俺の照準器が合った。つまり

右履帯に軽くブレーキ。右側の履帯の回転が阻害された事で、車体が右に曲がった所で両履帯にフルブレーキ。
砲塔を回転させ、砲身・照準器は女に向けたまま停まる。
距離にして10mも無いか。もし砲が撃てれば確実に殺せる距離。

80 名前:M60A3:2010/07/18(日) 05:12:37
どの程度睨み合って居ただろうか。
突然、馬鹿馬鹿しくなった。砲塔を正面に向け、日の昇り始めた稜線を眺めながら走る。
背後から攻撃も、追撃も無かった。

―――この後。俺の発煙弾発射機が空っぽだった事で、戦車長が叱責された件と。銃塔の機関銃にヌイグルミが突き刺さって居た件はまた別の機会に。

【退場】

81 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/18(日) 05:40:21
>>79-80
「……わーお」

感嘆。
素直に感嘆した。

この戦車がやったのは、端的に言って曲芸だ。
それを実戦の、それもこんな土壇場で決めてくる。
操縦者の腕前と胆力が分かろうと言うものだった。

それに…………。



どれぐらいそうしていたか。
戦車は突然転進し、去っていった。
私はただそれを見送ることしかできなくて。

本当は気がついていた。
あんな戦車は、帝国の兵器史の中で生まれていないし、生まれるはずがないことを。

私は、まったく関係ない戦車と、八つ当たり混じりに戦ったのだ。

「……はぁ」

ごろり、その場に横になる。
戦車が掘り起こした土の香りがした。

「今度会ったら謝らないとね……」

リーフたちが心配して寄ってくる。

大丈夫よ、と言おうとして。
私は別の言葉をつぶやいた。





「……リーフ、番号」「1(アインス)!」
「2(ツヴァイ)!」
「3(ドライ)!」
「………………」





「一体持ってかれた〜〜〜〜!?」

【とりあえず完】
【退場】

82 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 00:00:00


     /            ,. -─- 、
  \/            // ̄, -‐`ヽ.
  /\          .// // ̄`ヽ \
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             //'´:::|∠_   ト.、   (ヽ/ 〈_
     ×    「 ̄´ヽ、_rァ─--' 、,7_ハ  i `ヽ!_)
          /_,.>''"´:::::::::::_;;::;;__::`ヽ/´ゝ-‐´   
       r‐''"´::::_;;:: - '' "´      `∨   /     \  /
  __人__   ` T 「´ !. /、  !  / _|_  !  /   ./       ×
  `Y´      |八  |/-‐∨|/レ'_」_./| ./    /      ./  \
       /「>\!. ァ‐、   '´ ,., !/    /
      r' / |/,ハ"   _ -、  / |   /  土曜ですよ!
     r' /  / ,  |、  ヽ  .ノ,/ ,'   /
     |_」  ,' /|//_`>,-rァ´! /  /        __人__
     ヽ|   レ'   /´ `= ´  レ' ヽ ト       `Y´
\/   /|  \/ ,   v   ヽ ,´
/\  | |     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
      \ト ====================ー-X
        i.  ,イ  〉    ,   ./  ///
        !    'ヽ.r´、      ,〈 / //           i
      /7ヽー================= メ      _  _人_ _
      レ' r\              /         `Y´
     |\`ー〉================´          !
     /  /     /   \    ',.          |
      ヽ, '      ,. 'ー―――ヽ   \_,へ
     /    X_______',    `V ̄〈)
     /ー、__/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ    ,ハ、 /|
   /   ァ´              ヽ、´ ,ハ ノ
   ,'⌒`Y                 .〉'⌒ '!
   !___ソ                  〈__j



 あまりにも暑いのでこっそり水浴びに来ました!
 そうですよね、いい加減定時に帰れなかったりトラブル続きの仕事なんて投げ捨ててもいいですよね!
 気候めちゃくちゃ過ぎて災害予報とかやってられません低気圧爆発しろ!


 もう、これで今年の有給が二度と使えなくなっても良い……だから、ありったけを……。



 そういうわけで夏休み突入直後の小学生の如くしばらくは遊びまくって燃え尽きようと思います。
 川遊びはその第一歩という奴ですわね……基本中の基本ですわ。

 あ。羽衣は水着代わりに使わせて頂いております。
 うっかり木の枝にかけていると獲られる系のトラブルがありますので。
 濡れてもすぐ乾く素材なので色々と応用できて便利ですね。



83 名前:怪しい影(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 00:27:00
  <入場>

その時、空気が振動した。

唸り声のように響き渡る不吉の気配。
川面は揺れ、魚たちは岩陰に身を隠す。

やがて水面に暗い影がさし、徐々に大きくなって行き……

突如として怒涛の如く水しぶきを上げて、水面に現れるは怪しい影!!
その影とは……!!

84 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 00:30:43

            ,' 、
            ! .、ヽ
              !'.、\ \
            ノ,_ ヽ、゙ヽ丶
            |‐-ー-、 ` \
         ,, -‐'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `‐- .、
      _ - ´    ........:::::::::::::::::::::::::...... ` ヽ.、    やあ
   . -"   .....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::   ゙ .、
, - ´  ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.        \
  ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....................::::..\
 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',- 、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, '⌒_ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!;;:ゝ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!-<´;;;ノ!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i_ノ  , __
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー --"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'-く´ __ ゙ 、
:::::::::::::::::::::::,::,,-."::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,-}´  ヽ !
ー- -‐ ' ´ ,- \__ -─ '´ ̄ ̄ ̄ ̄ ` ー---- ,,,,,,___ ───" ノ   .} |
`ー--‐...."::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ  ./ ノ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、 ./-‐ " /
;;;;_  , -'  ,   , -、__ ノ  l                ゝ、`ー _- ''' "
‐--‐ " , -"ー──`ユー--<______...,,, -‐─‐ "  ヽ-- -´      


85 名前:名無し客:2010/07/24(土) 00:35:20
どれほどの鬱憤を溜めればこれだけのフィーバーを……!

86 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 00:37:18
>>84
あら、どちら様でしょうか―――


えっ。

……えっ。








―――はて、幻覚でも見ているのでしょうか。
明らかに淡水魚の常識を超えたナマズのような物体が。英語で言うとザ・ナマーズ・ライク。
おかしいですね。ヒットした頭も冷えてますし夏風邪を引いているわけでもないのに幻覚とは。
どういうことなのでしょう……。

えーと。こういう時は。
空気を読んで華麗にスルー……は、無理ですよね。
存在感が違い過ぎる。


どうしてこうなった。




87 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 00:39:25
>>85
天の使いも大変なんじゃあ。
そのあたり察してあげなくてはダメじゃぞ?

宮仕えの身と言うのは神経の磨り減るものじゃからな。

じゃからこうして凶兆の化身と出会うハメにもなる。
あの紫の髪の子可哀想……そういう気持ちを忘れてはいかん。いかんね。

>>86
こんばんはお嬢ちゃん。
いつも地震警報おつかれさまじゃあ。

む。

なにを目を疑っておる?

わしはここにいるよ?

きっと、いるよ?
えいえんはきっとあるよ?

88 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 00:43:48
>>85

 ―――あまり訊かないで下さいな。
 私にも、こういう時くらいあるのです。


>>87

 ……どうやら幻覚ではなく本物のようですね。
 

 え? ああ、はい、どうも。
 そちらこそお疲れ様です。地盤整備すごいですね。
 あと総領娘様がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたわ。

 ……ところで、何処かのメイドにシメられて食べられた、という噂が流れたのですが。
 ガセでしたか。まあ流石に大ナマズを倒して食べるとか無法にも程があるとは思ってましたけど。


 で、ええと。どうしてこちらに?
 ここら辺は地震を起こすには不向きだと思いますけど。



89 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 00:50:22
>>88
それほどでもないのじゃあ。

メイド?
メイドな、メイド。うん。
あのメイドはいつか泣かそうと思う。
あ、もちろん門番を追い詰める意味でね?
よくもわしの分霊を〜とかそういうことではないのじゃよ?

うむ、うん、そう。
そんなことはどうでもいい。
先人の便利な言葉はやはり伝統、いつになっても有用なのじゃあ。

わしがここに来た理由。
それはもちろん凶兆の化身じゃから悪い事しにきたんじゃよ。
白霧とかばっかりにいいカッコさせてられないしぃ?

この一刻館をこう恐怖のズンドコにじゃね。


                     _Iヾヽ、_
                    ,. ´     ` 、
           {{    ,ヘ_/    Θ     マ    ガツンと。
             F ___〜  ―=====〉〜
              `ヽ..,,_____,,.. ' }}


90 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/24(土) 00:53:10
……。

M60A3「……」

事前偵察をしに、60先任に連れられてやって来た水辺は……なんと言うか、混沌だった。
途中、明らかに道でない所を通ったり、かなりの急坂を駆け下ったりと大変だったが。この光景に比べれば序の口でしたね。

M60A3「っつーか、出歯亀趣味は無いが、コレは出て行くに行けないなぁ……」
「帰ります?」
M60A3「馬鹿ぬかせ。近寄ってやばそうなら引き返すか、増援を呼ぶ

あ、今日もう使っちゃうんですか。増援。

【戦車2台が、川の浅瀬をのたのた走りながら入場】

91 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 00:55:30
その手始めにこの川原を侵略してやろうとしたところにお嬢ちゃんが!
そして、ほらほら空気を読んで計画を延期しちゃうぞ。

と。

>>90

ほほう。
望んで悪夢に踏み込むとは。
その意気や良し。

鉄火の兵器の精霊は大ナマズの夢を見るか。

うーん、哲学。


92 名前:窓付き:2010/07/24(土) 01:03:21
ゆめを歩いてげこげこげこ
      水辺を歩いてごげこげこ
      かおだけかえるのわたしゲコ

ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ


  ゆめを歩いて川の中
      川をおよいでゆめの中

         今夜はどんなすてきがまってるの?

93 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 01:04:25
>>89

(あ、分霊は頂かれてしまったんですか……)

……というか、悪い事って。
ただでさえ自信雷ゲリラ豪雨に異常気象と仕事が増えてるのにこれ以上増やさないで下さい。
私の有給休暇を台無しにするのは許されざる暴力行為ですよ?

というか、ここを恐怖のズンドコというのは無理かと……。
正直、本気で暴れると地球が危なくなる方ばかりなので。
ある意味ではエブリデイクライシス。薄氷の平和ですわ。
まるで幻想郷のようですね。ギリギリな楽園という意味で。

……あ、本気でやるんでしたら本気で止めますからね?
今更、大地震とか起こされても困りますので。


>>90

……やだ、なにあれ。
新手の妖怪でしょうか。でも妖怪にしてはカタそうですね。
なにやら不気味な唸り声(駆動音)を上げているのは威嚇でしょうか。

……困りましたね。せっかくの避暑地にこんな状況が訪れるとは。
えー、と。申し訳ありませんがもう少しお静かに頂けませんかね。
あまりうるさいと私の寿命がストレスでマッハなので。



94 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 01:10:34
>>92

おぉ、不吉が集まってきよる。
まさに悪夢。悪夢。悪夢〜のせかい〜じゃあ。

oi  misu みす
ミス、おいそこのモニタの前のおぬし、紀伊店のかの?

あ、もうオチが見えたとか言うでないぞ?
いいか、絶対言うな。
絶対じゃぞ?

>>93
なにその、あ、ご愁傷様、可哀想な人……みたいな目?

違うと言っておるのじゃあ!
そんなあっさりとだね。
……まぁよいわ。

ヌハハ。
悪い事ばかりでは仕事が増えるばかりとな?
面白い、では本気でやる時は是非お嬢ちゃんに止めて貰おうかの?

そんな健気で多忙なお嬢ちゃんに悪いニュース。
辛いお知らせと、すごく悲しいお知らせ。
どっちが聞きたい?

95 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/24(土) 01:16:11
>>外見参考画像
>M1A2SEP(電子戦能力拡張型): ttp://military-photo.blogspot.com/2008/12/m1a2-sep-abrams-picture.html
>M60A3: http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/M60A3%C0%EF%BC%D6

>>91
黒くてぬめりっぽい物が、こっちを見てますね。
「先任。停まって挨拶位しますか?」

M60A3「ストップ!止めろ!いいか停まるな。絶対だぞ」
M60A3「土手に上がって川沿いの小道を走れ。横をそっと通り抜けるんだ」

はいはい。

>>92
あの子はいつかの……。でも顔が蛙?

M60A3「なんか魑魅魍魎ここに極まれりってカンジだな」

>>93
「先任。先任!やっぱり停まれって言ってますよ」

僕が伝えながら路肩に停まると、先輩も習って僕の後に停まった。
M60先任は砲身も銃身もやる気なさげに垂らすと、ぶつぶつ言いながらだけども。
ディーゼル・ガスタービン両方のエンジン音が止まり、辺りに発電機の甲高い回転音だけが響いている。

M60A3「ってM1。お前、自分の発電機切れよ。それガスタービンで五月蝿いんだからさ」
「あ……そうでした」

96 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 01:18:51
>>92

 ……カエルの川流れでしょうか。
 なんともシュールな絵ですねこれ。
 体が人間のままだから余計にそう感じますけど。

 もしかして人化の術の修行でもしているのでしょうか。
 ならばここは温かく見守るべきそうすべき。


>>94

……そんな事言ってると、そのうち竜神様から雷撃喰らいますよ?
特にここのところは妻に実家へ逃げられたので荒れてますし。
おかげで竜神様の言葉も翻訳してはいけない部分が大量に……げふんげふん。

……どっちにしろ悪いニュースじゃないですか。やだー。
ああもう、どっちでもいいのでさっさとして下さいな。
なんというか何が起ころうと有給休暇の分のTSUGUNAIは必ずさせますので。


【怖いよ!?】


>>45

停止する何か。
あ、二台いたんですか。気づかなかった。
これが二台……あれ、実は私、ヤバい状況にいたりしますか?

(……おちつけ、おちついて素数を数えて……大丈夫、紳士淑女に振舞えば角は立たないはず……)

で、えーと。こんばんは。初めまして。
……ずいぶんとご立派なもの(大砲)をお持ちですね。
どなた様でしょうか?



97 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 01:25:03
>>95
なんじゃあ
挨拶も満足にできんのか最近の妖怪は。

まぁ、凶兆の化身に出会って挨拶する気になれんのは当然かもしれんがのう。
グェヘヘヘヘ。

やはり哲学より現世利益じゃな。
今回のでそれがよくわかったぞ>戦車感謝

>>96
(あ、わし許されないな……)

ひ、ひるまないよ?
わしは凶兆の化身!そんなことでひるまないぞ!
でもちょっぴり涙が出ちゃうかも。

では軽い方から!
おぬし、有休使って今日は遊び放題だーと思って居るじゃろ?

I>むりだよ

残念じゃが、このまま夢の中で今晩は終る。
これ、夢じゃし。


98 名前:窓付き:2010/07/24(土) 01:32:06
>>94

  「えー、ぶー、ゲコゲコ」

 川の中からいきおいよくホップステップカールイスジャンプ。
      ぬめぬめなまずの上にペタン。
    ついでにエフェクトかいじょして、足をぶらぶらまわり見る。


   「しょうがないなー。今回だけだよ」

    ぱっちんぱっちんかわたたく。
            ぬめぬめおててに付いちゃった。


      「あなたもわたしと同じなの?じゃあしょうがないかなしょうがない?」

   なまずなまずどんなあじ。大きななまずさんの上でほうちょうかたて。

>>95


          いつか見たせんしゃがうごいてる。
       水をばしゃばしゃかきわけて、石をがりがりはねのけて。
          力つよくうごいてる。

   「えいぶらむす!せいぎのみかた!」

       いたずらしたあとどんなかお?
            わらっててれてごまかして。

>>96

   てんにょさま!
        かわでみずあびしているのはてんにょさまだ!

  「てんにょさまーてんにょさまーあなたのはごろもでそらとべるー♪
   どうしてそんなにむねおっきいのー♪」

    やわらかそうだよ!ほうちょうぶんぶんアピールだよ!

99 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/24(土) 01:33:41
M60A3「ホーリィシット。イッツビックジョーク?」
その日本語発音で悪口言うの止めましょうよ……。

>>96
停まったのはいいんだけども、ここで変に喋って良いんだろうか……。

M60A3「今晩はお嬢さん。俺たちは遠い海の向こうから来た対人兵器。M60A3と……」

……

M60A3「……お前も名乗れよ」

え?あぁ、今のお得意のムチャフリだったんですね。
「M1A2SEP。SEPって言うのは、System Enhancement Packageの略です」

M60A3「面白みの無い……。まぁ、俺ら纏めて“超常の存在”とか好き放題言われてる戦車だよ!よろしくね!!」

先任……。何でそんなアホみたいな自己紹介しなくちゃいけないんですか。
もし僕に涙を流す事が出来たのなら。きっと僕は泣いていた。

100 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 01:36:06
>>97

えっ。
……ハハハ、まさかそんな。
ファンタジーやメルヘンじゃないんですからこんなリアルな夢なんて、







       ___
      //\\   /\
     //   \\.//\〉
   / ./   ,..::'"´l ̄ ̄\>-─t
   | | /::::::::_;;」>-─┴‐-<._>
   |_/ />::''";;;::: -───-- 、;::::\
   ,..::''´::ァ'"´            \:::::\
  〈:::::::/  / ./ /|   |    ,   .|ヽ;::::':,
  ヽ7   .!  !/ -!-‐'|/|.  /|  /  |:::::::〉
   /    .|  | ィァ‐テr‐、!/ /-/|  ,ハ/
 /  ,    |  | 。ゝ‐゚'    'ァテァ'//イ
/   /|  , .!  | ''"     , `' !'| | /
|  ,' |  /| |  |\    _   ゙,ハ| |'|    ……救いは無いんですか?
|/! /|ァ'´ ̄', .ト、,\.,_,,. ,.イ| ! !.!
 |/rァ'´ ̄`-、\|\\>'ァ‐-、 ! .レ'/
 l7´ ̄ ̄`ー|_/\ \_|/  ´ミ{`ヽ'
/        `!_」  r|   rノ i. |
ヽァ'7´ ̄|--、   ヽi´ \__,イク, ∨\_
´ /´ ̄`\ ト、,_  |、   ヽ-/]二ハ、_/ ̄\   _
ヽrヘ    /∨\,_∨ `ァー-イ     ハ  ̄\/\/ /`ヽ
 \|\- /_,∧  !/      |\ イ _!、   `'< ̄\_|


【泣いたー!?】


>>98

>ほうちょう

それ以上 いけない(ガッシ ムニュ


ちょっとちょっと、包丁なんて振り回したら危ないじゃないですか。
ほら、こんなのはあっちにポイしてくださいな。
怪我をしてからじゃ遅いんですよ?

あと胸は……まあ、貴女でしたらまだまだ成長しますよ。きっと。
ダメな天人様も一人いらっしゃいますが。



101 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 01:41:00
>>98
これこれ、そんなところにのっておると転げ落ちてケガをするぞ?
そんな存在でないとしても子供は気遣われるべき存在(キリッ

おなじなようでおなじでない。
おなじでないようでおなじじゃ。

凶兆と言うのは千差万別。
悪夢ってのは人それぞれ。

しかし、それは総体として集約される。

よって、この場が悪夢というわけなのじゃあ。
……それを誰かが否定してくれればわしもこの一刻館に実体化できるのじゃが(ぽつり

まぁ、そんなことはどうでも良いわ。
この嘆かわしい一夜の悪夢を彩るとしようぞー(ぼよんぼよん)

>>100

えっ

や、やだなー泣く事ないじゃろ?
ちょっとばかし張り切った夜がうとうとっとしたら朝になってました。なんてよくあることじゃろ?
明日は仕事で晩御飯の後ちょっと横になったら、目を開けたら家を出る時間直前だったなんてことだって
まれによくあることじゃ、うん、それにくらべればこの程度、全然余裕じゃって。な?
ほら、泣かないでよ?

102 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 01:48:49
>>101

だって酷いじゃないですか……次から次へと起こる異常な量の災害予報。
竜神様はラーメンにはメンマとシナチクどっちがいいかで夫婦喧嘩で家出する。
それで天候荒れさせますし、そのせいで私たちはあちこち飛び回る羽目に。
その状況に嫌気がさして、辞表を胸に十万ボルトの電流と共にデスクへ叩きつけた有給申請。


その結果が夢オチとか救われないじゃないですか……ぐすっ。
こうなったらもう、川や湖に雷を落として漁師にでもなろうかしら……。
落雷と漁業を組み合わせた全く新しいお仕事を立ち上げて……。


【ビリは犯罪です】

103 名前:窓付き:2010/07/24(土) 01:52:33
>>100

ピロリロリロリ♪

     あ、あ、あ、わたしのほうちょうが。

  「えー、ぶーぶー。わたしけがなんてしないよ。さっきなまずさんも言ったけどここゆめの中だもの」

  ほうちょうひょいとけしておねえさんぺたぺた。

 「あのね、あのね、ゆめのなかって言ってもね、はくちゅうむって分かるよね?」
  「あれかもしれないからもしかしたらおねえさんは本当にこの川にきて」

  ぺたぺたぺた、あ、おねえさんわたしと同じだ。
     さわったかんじで分かるもん、ぼやーっとしたかんじ。


    「ざんねんざんねんてんにょさま。あなたはいま川にいません。
      ほんとうのあなたはベッドの中ぐっすりですー!」

>>101

    おちないもん。
     わたしもゆめの中だもん、おちたりなんかしないもん。
       ぎゃくに空だってとべるもん。

  「まじょで空とんだらけがしないもん」

      ふわふわふわふわほうきの上。
    とんでるほうきにこしかけて。
           なまずさんのことばに耳をかたむけて。

  「???????????????」

   「よくわかんないや、なまずさん」

  むずかしいことばっかりいってもわからないよ。
    もっとかんたんにーもっとかんたんにー!

104 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/24(土) 01:53:35
>>97
M60A3「残念だが、俺ら妖怪じゃないし。あー、いや。妖怪に知り合い居るから妖怪なのかな?」

先任。お願いですから、そう言うあいまいな受け答え止めて貰えます?
多分不機嫌になると思うので。
それより今更気づいたのだけど、この戦車禁忌破ってる……。良いんですか人と喋って。

>>98
> 「えいぶらむす!せいぎのみかた!」

あぁ。やっぱりあの時の女の子なのか。
けれども僕には答えられない。さっきは勢いで名乗ってしまったけれど。
結局僕は、人が頷くように、120mm砲を上下させるに留めた。

>>100
……えーと。この方泣いてるんですが。
泣いてる人の傍に居ると、碌な目にあわないし。ここは一つ無線で。
『M60先任。あと、お願いします』

言うが早いか、M60先任を置き去りに、僕はエンジンをフル回転させて遁走した。

【選手交代】

105 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 01:57:40
>>102
龍神様なにやってるんじゃ……
マジしゃれにならんじゃろコレェ……

じゃなくて!

待て!
待つんじゃお嬢ちゃん、うら若い美女がバチィはいかん。いかんぞ。
わしもオール電化でバリバリ快適じゃが、川でそれをやったらおぬしが災害そのものではないか!

やめテ!
災厄の仕事を奪わないで!
カミナリ様が失業しちゃう!!

>>103

成る程、かしこいの。
飛べば確かに落ちないぞ。

そして地震無効じゃわ、マジへこむ……

ゆめのなかだからできることがある。

え?簡単に?
そうじゃな。

要するに、今宵はお楽しみじゃということよ!

>>104
人?

とんでもない、わしゃカミサマ(の影)じゃあ!
凶兆の化身をなめてはいかんぞ。

わしとであった以上、おぬしらとて悪い事がせまっておるのは間違いないのじゃからなぁ?
クックックック!!

たとえば!!

こんど配属される乗り手が初出撃の演習で車内でゲロるとか!!
ほらほら、不吉がマッハじゃぞ?こわいかー?


106 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 02:07:17
>>103

……ああ、やっぱり夢の中ですか。
そうですね、仕方ありませんね。
じゃあ現実の私はいったい何をしてるんでしょうか。
なんとなくこんな夢を見ているからには寿命がマッハな状態なのかも知れませんが。


……夢の中でもう一度寝たら、現実になりませんかね?
どうでしょうか。

【お前は何を(ry】


>>104

ああ、はい。確かにこの辺りでは見かけないタイプのスタンド妖怪ですわね。
……いや、でも妖怪とは何か違うような。
大砲担いだ妖怪なんて怪人カメバズーカかカメックスくらいですし。

というか対人兵器ですか。
兵器も幻想入りとはいい時代になったものですね……。平和的な意味で。
まあ、付喪神みたいのまで憑いているのは驚きですが。


あ、ああ。これは大丈夫です。大丈夫。
お休みがなくなるなんてしょっちゅうですし、このくらい……。


       ___
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   ,..::''´::ァ'"´            \:::::\
  〈:::::::/  / ./ /|   |    ,   .|ヽ;::::':,
  ヽ7   .!  !/ -!-‐'|/|.  /|  /  |:::::::〉
   /    .|  | ィァ‐テr‐、!/ /-/|  ,ハ/
 /  ,    |  | oゝ‐゚'    'ァテァ'//イ
/   /|  , .!  |゜''"    , `'o!'| | /
|  ,' |  /| |  |\    _   ゙,ハ| |'|    ぐすっ……このくらい、なんてことないですから……。
|/! /|ァ'´ ̄', .ト、,\.,_,,. ,.イ| ! !.!
 |/rァ'´ ̄`-、\|\\>'ァ‐-、 ! .レ'/
 l7´ ̄ ̄`ー|_/\ \_|/  ´ミ{`ヽ'
/        `!_」  r|   rノ i. |
ヽァ'7´ ̄|--、   ヽi´ \__,イク, ∨\_
´ /´ ̄`\ ト、,_  |、   ヽ-/]二ハ、_/ ̄\   _
ヽrヘ    /∨\,_∨ `ァー-イ     ハ  ̄\/\/ /`ヽ
 \|\- /_,∧  !/      |\ イ _!、   `'< ̄\_|


【もっと泣いてるー!?】


>>105

あとで龍宮の使い全員で竜神様をフクロにしたのは内緒ですよ?

【それでいいのか】

いやまあ、冗談ですけど。半分くらいは。
そんなことしたら河童さんとか漁師さんに怒られてしまいますし。
……うーん、今の仕事を止めるとするとしても何をすればいいんでしょうね。
そういえば人里で新しくお店が開くそうですから其処でウェイトレスというのもアリかしら……。

ああ、それは大丈夫です。私たちの電気の供給源は竜神様からなので。


【マジで!?】

107 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 02:13:57
>>106
フランクな職場すごいですね。

って、おもわず敬語になってしまうのじゃあ。
くっ……これでは神にはロクなの居ないという誰かさんの台詞が否定できん!

しかし、転職のう……
そういやお前さん、頭に桃乗せた頭の中に花の咲いた天人の娘さんとよくいっしょにおるではないか。
あそこのオヤジさんにやとってもらったらどうかの?

ストレスはさらに加速するかもしれないがの!

……と、そうじゃ。
もうひとつのお知らせをせねばな……
いや、しかしさすがにこれは……
じゃが凶兆の化身としては伝えぬわけにも……【むむむ】



108 名前:窓付き:2010/07/24(土) 02:19:59
>>104

      あれ、あれ、あれ?
          どこに行くのえいぶらむす、せいぎのみかたえいぶらむす!
  きっとわるものたおしたかえりなんだ!

     「ありがとうえいぶらむす、さようならえいぶらむす、またねえいぶらむす!」

   わたしたちのひーろーえいぶらむすー♪

>>105

      じしんなんてぐらぐらおこって
 ガ
            ラ

   ガ
 ラ
       くずれるからやだー。
    「それにみんなおもしろがってつくえにもぐりこんじゃうだけだよ」

   ゆめのなかだからできることもある。
      そうだねきょうはフィーバーなんだ!
          ネオンがきらきら夜空をてらすよ!

    「ふぃーばー!」


           このまえせんしゃのおじさんからもらったピストル空むけズドンズドン!
    ウオン、まるで私はカウボーイだ!

>>106

   「ゆめの中でねたら火星にいけたよ、わたし!
     てんにょさまもいっしょに火星にいこうよ!」

  火星にいくにはうちゅうせん。
       ふしぎなせんちょうピアノひいて
              とちゅうついらく火星いき!
                      火星で火星さんとあくしゅだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ

109 名前:M60A3:2010/07/24(土) 02:21:57
あのマザーフ○ッ○ー野郎。俺置き去りにして逃げ腐りやがった……。

>>105
カミ?カミねぇ。どう見てもただの鯰で、旧日本軍が開発した水陸両用戦車(カミ車)には見えないんだが……。
それに悪い事か。

「って、なんだそのごく当たり前な話。自慢じゃないが、俺に乗った人間でゲロはかなかった奴居ないぞ」

自分が放った砲弾で、引き裂かれた遺体を見て。普通に最悪の乗り心地に酔って。負傷して血を吐いた奴も居たな。
そして車上で息を引き取った奴も。

「まぁ、カミサマには悪いけど。誰が特に不幸と言う訳でもない。そんな戦場を渡って来たんで怖くは無いな」

>>106
「正直、俺も妖怪なのかそうじゃないのか、よく判らないけどね」

と言うか、物が喋る事にいちいち驚くなお前ら。○イス○ーリー見ろ。もうじき『3』も公開だ。

それにしても……。

「お前、涙拭けよ。拭く物無ければウェスボロ切れあげようか?」
「右側に取っ手が有るだろ。そこが蓋になってるから開けてみな、中にウェスが入ってる。ちゃんと綺麗な奴だ」

うん。本来ウェスってのは、油汚れ拭くための使い捨てだが。ハンカチ代わりにしてもいいよね?

110 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 02:30:53
>>107
一種のストライキみたいなものですよ。ちょっとだけバイオレンスですが。(しれっ
いつもあちらのわがままに振り回されたりしているのです、このくらい許されるでしょう。

いえ、その職場はちょっと……そっちもそっちで頭痛が酷いというかいつもと変わらないというか。
そもそも上司でも部下でもないのに私に色々言ってくるから困るんですよね、総領娘様。
断れない私も私ですけど……その上で仕事になってしまうのはちょっと。
今の状態だからいいんですよ。今だから。
これが仕事になったら地獄の宴ですわ。

……で、今度は何ですか?
北欧神話が攻めてきて世界の寿命がマッハとか言われても驚きませんよ?


>>108

 ……それは夢の中でまた夢を見ている系の話ではないですかねぇ……。
 やっぱりそんな単純な理屈にはなりませんかね。
 夢を現実に変える力とはいったいなんだったのか。

 それはそうと火星って。
 宇宙旅行すごいですね。


>>109

基本的に良く分からないものは妖怪なんですよ、こっち。
まあそれだけのことですから適当に流してくださいな。

ああ、わざわざハンカチありがとうございます。
水着姿なのでしまう場所が無かったんですよね。
いい人(?)なのですね、見た目は厳ついのに意外でしたわ。



111 名前:太歳星君の影 伝説の大ナマズ様(M) ◆HONGidIKL2 :2010/07/24(土) 02:48:15
>>108
そうじゃあ。
地震を畏れる子供も恐れぬ子供もみんなみんなおんなじじゃ。
凶兆「悪夢でみんなふぃーばーしちゃうぞ」!

これで世界もいっせい蜂起!

     _                    ,,==========ヾ
   〃⌒ヾ、                     ((            
  ヾ=,,  〃             , --‐-、||          
      ))        ___/ //  l`==、、      
   , =="     ,. -‐ ´      ` ー-∩ |   ||      
  〃      /              ヽ   ヽ==、、
 〃       /                  \   ヽl       
〃     /                     ヽ /⌒ヾ /⌒ヽ   ふぃーばーじゃあ!
ヾ、     / ,.rr=-             r=;ァ、 |(  《 V     )
 ||    l  ヽ-' -            ヽ,.--、' | `ー-}}、   ノ
 ||    | 〃 ( (__二二二二___,. -' / / c= l=='', )-<´
 ヽ====ヽ /`ー, _ \ __/ _ _ / ´ ヽ /`ー</--'
 r'´    ヽ{r'//  `ヽ、__ ,. ‐ ´  \ヽ´      `)
 ヽ---―‐ ノ_ノー- ______ -‐ヾ__ヽー---‐´

>>109
強いのう。
強いなおぬし。

しかし時としてその強さがさらなる凶事をひきよせることもある。

人と言う生き物は臆病で、妖怪を受け入れる余地などほんとうにスキマ程度にしかないのじゃからの。

>>110

バイオレンスな職場……
幻想郷、あなどれんのー


うむ。

実はな……

もし夢みて寝てなかったらハンサムガイとの素敵な出会いがある予定だったのじゃ……

そして凶兆を告げ終わった大ナマズ様はクールに去るのじゃあ!


  <逃b……退場!>

112 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/07/24(土) 02:59:02
>>111


いくは めのまえが まっくらになった!!










……目が覚めると、朝でした。

人生で一番イヤな朝日でした。


【退……場……?】


113 名前:窓付き:2010/07/24(土) 03:02:22
>>110

  「それほどでもないよ!
おねえさんもおねえさんもゆめの中だからせっかくだしたのしめばいいのに!
   ゆめの中だからなんだってできるのに!」

   火星ー火星ー火星さん。
      あなたはどうしてないているの。                   火星ー火星ー火星さん。
    火星ー火星ー火星さん。
      あなたはどうしてここから出れないの。
     火星ー火星ー火星さん。             火星ー火星ー火星さん。
                                                                火星ー火星ー火星さん。
火星ー火星ー火星さん。               火星ー火星ー火星さん。

       火星ー火星ー火星さん。 
                        火星ー火星ー火星さん。            火星ー火星ー火星さん。

   「あのね、あのね、おねえさん。ゆめからさめたいときはほっぺつねるといいよ?」


>>111

ふぃーばー!ふぃーばー!
                 カリンバカリンバゆめの中だからどんどんフィーバー!

てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
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てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪
てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪てってろんてろんてんてんてん♪


    フィーバー!

ふう、つかれちゃった。

    「それじゃあお姉さんせんしゃさん、ゆめのつづきをおたのしみね」

   ほっぺをつねってふっときえた。

★たいじょう★

114 名前:M60A3:2010/07/24(土) 03:04:15
『プツ……プツ……』

無線から雑音が入る。コイツは受信した時の空電ノイズだな。

「ちょっと失礼。……ロメオ13受電確認。どうした?Over」
『……』
「了解。下見は大方終わった。何時でも戻れる。つーか、M1の野郎先に戻ったぞOver」
『……』
「判った。それじゃまた後で。Out」

>>110
「そーなのかー」
ならば適当に流しておこう。妖怪の言葉で。

「あぁ、どういたしまして。言い様によっては『おせっかい』と言われたりもするがね」
思い返すと、いい奴と言われたのは、今までの経験上あまり無かった気がする。

>>111
「強さが凶事を引き寄せる……ね。真摯に聞いて置こう」

俺が強いかどうかはさて置き、強さを求めた結果が破滅と言う事だって有る。
人の心は脆弱で、他者を受け入れる余地が殆どないと言う実例も、嫌と言うほど見てきた。
だから。俺たち兵器は、力強くあらねば無かったのだけれども。

「さて。俺はこの辺で失礼させてもらうぜ。夏風邪引くなよ」
エンジンスタート。吸気系の甲高い音と、ディーゼルの回転音がまぜこぜになった音を響かせて、俺は駐屯地への道を走り出した。

【退場】

115 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/24(土) 23:19:13
今日も僕はこの場所に来ていた。昨日とは違い、誰も居ないようだ。
安心半分。不安半分。騒々しい仲間たちは、今日のこの事態をどう思っているのだろうか。
僕は後ろに連なって走る、仲間の様子を振り返った。

M60A3「さぁ!ここで戦車入場です!」
M60A3「先頭を切るのはアメリカ海兵隊&陸軍主力戦車!!打撃対策は完璧だ!!M1A1ヘヴィーアーマーとM1A2SEP!!」
ttp://www.geocities.jp/eaglet_f15/MILITARY/M1.htm
「……」
M1A1HA「……」

M60A3「ヒットアンドアウェイなら絶対に敗けん!!暴走族ストライカー旅団のケンカ見せたる!!M1128ストライカー機動砲!!」
ttp://www.geocities.jp/eaglet_f15/MILITARY/STRYKER.htm
ストライカーMGS「+激しく登場+」

M60A3「ちなみに4両目が俺だが、>>95で紹介済みなので割合」

M60A3「気を取り直して!デカカァァァァァいッ説明不要!! 全長11.55m!! 重量62.5t!! FV4034 チャレンジャーII!!」
ttp://schafe.s246.xrea.com/combat/data/CHALLENGER2.htm
チャレンジャーII「なんだコイツは。ふざけてるのか?」

M60A3「世界軽戦車級最新鋭こそが地上最強の代名詞だ!!何でこの戦車がきてくれたのかッッ!?タイ王国のスティングレイ軽戦車!!」
ttp://schafe.s246.xrea.com/combat/data/STINGRAY.htm
スティングレイ「……(タイ語でなんか喋ってますが無害です)」

め、照準コンピューター眩がしてきた……。

【騒がしく入場】

116 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/24(土) 23:48:01
 「それでは作戦内容を説明します」
橋の袂まで来た所で、作戦会議を始める。
 「内容はいたってシンプル。目標とする女性と接触し、このアモカンを渡す事です」
目の前に置かれた40mmグレネード弾の入るケースを、砲身で指し示す。
 「ただし。女性は非常に攻撃的で、渡す前に攻撃される事態が予想されます。僕らはそうした事態の収拾役ですね」
チャレンジャーII「質問だ」

チャレンジャーさんが間髪入れずに言葉を発する。
 「手短にお願いします」
チャレンジャーII「その口ぶりだと、俺達の出番が無い事も有り得るんだな?」
 「その通りです。僕らとしても、その解決を望んでいますが……」
M60A3「そいつは前回。俺を見るなり襲い掛かってきたから、戦闘になる公算の方がデカイ。そのための保険だ」

チャレンジャーさんは納得したのか、『ふむ……』と呟くと、先を促すように砲身を振った。
 「取り合えず。初めの内は僕以外。全ての方に、後方の森に隠れてもらいます」
そう言って、僕は川のこちら岸に広がる森を砲身で示し、先を続ける。
 「僕はこの場で交渉役を。上手く交渉でき、事態を飲み込んでもらえたら合図します。出てきてください」
 「交渉決裂。もしくは見るなり襲い掛かってきたら、その場合はMGS。貴方に砲撃をお願いします」
ストライカーMGS「+激しく了解+」
 「その上で、僕ら5両で鎮圧します。あくまで鎮圧なので、殺さないよう注意してください」
 「では作戦開始。ほら隠れて隠れて」
“殺すな”と言う言葉に、M60先任以外は不服そうな言葉を上げていたが、僕は強引に話を切り上げると、皆に隠れるよう促した。

117 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 00:16:45
皆森の中へと隠れていく。グリーンの迷彩はこういう場所では効力を発揮する。
でも僕は塗装がサンド系なので、森の中に入っても目立つだけだ。だから交渉役を志願したのだけども。

皆が隠れたのを確認し、川を渡って向こう岸へ移動する。
向こう岸には、広い草原と橋に繋がる一本道。そして前回M60先任が刻み付けたのだろう、履帯の跡が広がっていた。
周りを見回しても、人影も何も無い。まったくの無人地帯。

橋の袂に停まると、自動的にエンジンが止まり発電機だけが動き続ける。
車内灯を点けて、戦車長用ハッチを開け放つ。程よく冷えた夜の空気が、車内に流れ込んでいるのだろう。
コンピューター冷却用エアコンの音も、少し静かになったような気がする。

「静か……とても……」
僕はポツリと、感想を零していた。

118 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 00:54:26
>>115-117
「……さて」

先日の騒々しい遭遇から数日。またあの河原に
足を運んだ私は、そこにつく直前の道で顔をしかめていた。

「この間のとは別、だけど……」

河原には戦車の影。
先日の「いらない」戦いをした戦車とは別の型の、
だけどその技術の範疇にあるフォルムの戦車。
まあ間違いなく、この間のの同類だろう。

「戦いたく、ないんだけどなあ……」

帝国以外と戦うのは本意ではない。
問題は、相手がそう見てくれるかどうか。
なにしろ、前回結構やらかしたわけで。

「……ま、なるようになるか」

そう口に出したのは、半分は自分に言い聞かせるためで。
私は、河原に足を踏み入れていた。
一体の人形も連れることなく。

【入場】

119 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 01:08:12
……。

M60A3『ロメオ15M1A2SEP。目標が領域内に入った。』

……。

M60A3『……おい。A2?聞いてるか?』

 「……くー」

M60A3『寝てるな!!

ハッ!?な、なに?一体何が有ったって言うんですか。
 「い、今寝てました?」
M60A3「思い切りな。それより人影が領域内に入った。顔は確認できない」

>>118
確かに、人が一人歩いてくるのが確認できる。
 「どうします?こちらから声を掛けてみますか?」
しばらく答えが返ってこない。しかし返ってきた答えは意外な物だった。

 「え、このまま動かずに?確かにハッチ開放状態ですから、中を覗いてくれる可能性もありますが……」
危なすぎないだろうか。主に向こうが。
しかし考えても仕方が無い。僕は無言で動かずに待つ事にした。

120 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 01:23:09
  <入場>

釣竿片手に川原に立ち寄ると、まず感じ取れたのは剣呑な気配。
ぴりぴりとした空気はどこかに戦いを覚悟した者が混ざっているせいか。

眉根を顰めながらも構わず橋にさしかかると、
袂に戦車が、そして川原を歩く女性がひとり目に入った。

「……こんばんは、皆様。
 釣りをしようという私の望みは……これはあきらめた方がいいのかしら?」

戦車の方は前のと形状が異なるようだから、初対面のつもりでいた方が良いだろう。
私は済ました顔で両者に尋ねてみた。


121 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 01:23:43
>>119
「……?」

首を傾げる私。
なんでかって、戦車がいるにはいるんだけど。

「無人……?」

ぴくりともしないし、ハッチは開けっ放し。
ぱっと見、放置された車輌に見える。

……ふむ。

「おいで」
「ぼんばー」

ちょっと警戒した私は、リーフを一体召喚し(※1)、
中を覗いて貰うことにした。
罠だとしても、これで私の方は安全だろう。


リーフが空中を飛び、中を覗きこむ……。



※1 クロイツェルの持つ転送クリスタルは
工房から人形を呼び出す機能がある優れものだ!
通信機能もあるぞ!

122 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 01:33:57
>>120
「こんばんは」

丁寧な物腰に、反射的にぺこりと頭を下げる。
で、気がつく。

「あ、紅魔館のメイド長さん!
先日はリーフたちがお世話になったみたいね。
ありがと」

もいちどぺこり、の後で。

「釣りね。どうかしら……戦車の中の人次第?
まあ、無人に見えるけど」

あはは、と笑う。
警戒心はともかく、緊張は緩んだ。

123 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 01:45:33
>>122

「え、あれ……?
  失礼ですが、お会いしたことありましたっけ……」

と、言った所で先日の門番の話を思い出す。
いつか出会い預かった人形だか妖精だかを引き取りに
シローが持ち主を伴って現れたこと。
折り悪く私が寝入っていたために、美鈴が案内して引渡しを行い、
二人は帰っていったということ。

……そして、その際、どうも寝顔を見られたらしいことも。

「あっ!?
 い、いえ……いつかの預かった子たちの主の方でしたか。
 その節はお恥ずかしい所を……」

思わず赤面する。
なまじ滅多に見せない隙を初対面の人間に見せたとかありえないミスだ。
しろー!しろーめっ!
よくも私を安心させてっ!!
ちくしょう!なんだかとてもちくしょう!!


私は苦笑いしながら内心で悲鳴をあげていた。

>戦車の中の人次第?

「中?ああ、たまに中身の無い戦車さんがうろついているけれど……?
 こんばんは戦車さん、貴方は乗り手持ち?それともそのものさんかしら?」

橋の下に視線を向けてあらためて尋ねてみた。

彼女の警戒は戦車に対するものか。
まぁ、分からなくはない。
私も始めて見かけた時はすわ軍の特殊部隊かと随分警戒したものだ。

というか今でも完全に安心はしていない。
なにかあれば即座に時間を凍らせてケーブルの数本断ち切ってやれる程度に注意は払っている。


124 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 01:46:29
>>120
いつの間にか、橋の上に女性が居た。あ、あれ?
人に聞こえないように、通信システムだけで先任と通話する。

 「(ちょっと先任!後ろ側から来られたらいくら僕でも)」
M60A3『(あーその人は大丈夫。十六夜咲夜って俺の顔見知りだ。でも怒らすなよ)』

先任の顔見知り……。って貴方どれだけ禁忌犯してるんですか!?
初対面の人ともぽんぽん言葉交わしてるし……。
 「(それで。僕はまだ黙っていた方がいいんですね?)」
M60A3『(ご名答。ただ向こうは俺が喋るの知ってるし、聞いてるからその前提で話しかけてくるかも。それだけ気をつけろ)』
気をつけろって……何処をどう気をつければいいのやら。

>>121
やっぱり早々簡単に登っては来ないようです。
何処から取り出したのか、先任が持ってきたソレと似た人形を取り出すと、その人形が浮かび上がってハッチから車内を覗き込んでいました。

M60A3「(……よし。プランBだ)」
短く先任の指示が聞こえた。人形が覗き込んでいるハッチのすぐ下。戦術データリンクの液晶画面から地図を消し、メッセージを表示する。
<Good evening._>

125 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 02:10:20
>>123
「メイド長さんだし、疲れることも多いんでしょう?
気にしない気にしない」

にやにや笑いながら答える。
この反応やあの時の皆さんの反応勘案すると、
私が見たのはとてもレアな物だったようだ。
こういう時は徹底的にいぢり倒すにかぎる。

「いやーしかし、普段はキリッとしてるのね、
メイド長さん。うん、かっこいいわ」

勿論、普段じゃない時は……という含意も込めて誉めてみたりして。


で。

「中身のない……戦車?
戦車、そのもの?」

それは無人制御ということだろうか。
今の幾体かのリーフたちのように。

思わず私は戦車に視線を向けた。

126 名前:リーフ ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 02:13:41
>Good evening.

「ぐーてんあーべんと!」

声で返事した。
しかもドイツ語だった。

127 名前:リーフ ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 02:16:02
>>126>>124宛。ごめんっ。

128 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 02:16:49
>>124

特に反応はなしか。
だんまりを決め込むつもりなのか。

それとも、彼女の前でそういう動きを見せたくないのか。
一応本物の乗り手不在の戦車という可能性もなくはないが、
こんな高価なものをそう簡単に乗り捨てるとも思えない。

いずれにせよ、周囲への注意は解かない方がよさそうだ。

>>125

「い、いえ……恐縮です……」

周囲に注意を払ってポーカーフェイスを決め込むつもりが、
思わず頬がひきつるのを感じる。
こ、この笑みは危険だっ!
具体的には面白いものを見つけた時のフラン様の笑みと同質のものだっ!!

話を!
話を早くそらしてぇ!!

……そ、そう。
戦車!
戦車の話しようぜ!!

「意思をもつ戦車、そんなものもこの世界には存在するらしいですよ?
 本人が言うには。そこのそれがそうかどうかまでは分かりませんが」

ぺらぺらと秘密を口にするが、黙っておくという約束をした記憶は無いので問題は無い。
タブンネー!!


129 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 02:31:33
>>126
>「ぐーてんあーべんと!」

どうしよう。この人なんて言ったんだろう。
何語?『ぐーて』って言ったから多分ドイツ語?僕は英語圏とアラブ語圏しか行った事無いから判らないよ!!

ストライカーMGS『+激しく助言+』
え?MGSが自分から意見を言うなんて珍しい……。
ストライカーMGS『+激しく母国語使用推奨+』

つまり気にせず英語で表示し続けろと?そう言うことならまぁ……。
<It attests it.(認証します)>
<Please input one's Class and one's name by oral._(官・姓名を口頭にて入力してください)>

>>128
あ、あわわ……。なんか秘密にしておくべき事を、べらべらと喋ってるんですが。

 「(あの先任。秘密を漏れなく喋っているようですけど、いいの?)」
M60A3『(別に気にする必要ないんじゃね。常人にそんな話しても、到底信じられないだろうし。狂ってるとしか思われないよ)』
さり気なく酷い事言ってますね。
 「(了解。それと皆気配はちゃんと消して置いてください。お知り合いが警戒してます)」

130 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 02:42:26
>>129
見るとはなしに眺めやるが特に反応は認められない。

まぁ、いいけども。
私もあくまで「本人が言うには」とだけしか言ってない。
ぶっちゃけ、完全には信じていないのだ。
遠隔操作で戦車を操り、私をからかって笑っているゲスが居る可能性を捨ててはいない。
そう、十六夜咲夜は疑い深い性質なのだ。

なぜならば、私はよく嘘をつく人間だから。

とは言え、周囲に気配も感じられない。
美鈴ほどの精度はないからなんとも言えないが、
少なくとも音……振動は感じられない。

……釣りでも始めてみようか。
私はいつかのように欄干に腰掛けて片手の竿にまきつけた糸を解き始めた。


131 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 02:56:27
>>130
明らかに訝しげな顔でこちらを見た女性は、欄干に腰掛け釣竿を取り出し始めた。

M60A3『(こりゃ完全に飽きられてるな。しかも話が進まん……)』
 「(どうします?)」
M60A3『(俺そっち行くわ。直接話した方が話しやすいだろうし)』

……え?僕は一瞬思考停止フリーズしていた。
 「ちょっ、待って!」
思わず言葉を発した時にはもう遅かった。コンネンタルエンジンの始動音。点灯するライト。
橋からほんの少し離れた茂みから、M60先任がのっそりと姿を現した。

132 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 03:02:46
>>131

振動、光、焦りを含んだ小さな声。
静かに首をめぐらすと茂みから姿を現したのは先頭車両がもう一台。
フォルムから見ればパットンと名乗ったあの戦車に見えるが、
こと機械となれば断言もできない。
同型であるというだけかもしれない。
これには人が乗っているかもしれない。

しかし、戦闘の意思はないのだろう。
その意思が在るなら気取られる前に機関銃が火を噴くはずだから。
普通はそれで撃ち殺せるだろう。

そうでない以上、車体を晒す必要があったということだ。
つまり……

「あら、まだ糸を垂らしてもいないうちから獲物がかかったかしら?」

竿の準備を止めるでもなく、そう言ってくすりと笑った。



133 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 03:18:25
>>132
あっけに取られて動けない僕を尻目に。
M60先任が銃塔の機関砲を、人が手を振るかのようにパタパタと振りながら橋の袂までやってきた。

M60A3「こんばんは十六夜さんに……。そっちはこの間の喧嘩相手か」
銃塔のサイトで顔を確認しているのだろう。二人の顔を確認して、挨拶している。
M60A3「えーと。十六夜さんは釣りしに来られたので?」
時間が無為に過ぎた事に苛立っているのだろうか、いつもに比べるとぎこちない口調で、後から来たほうの女性に話しかけていた。

134 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 03:24:14
>>133

「こんばんは、私をご存知ということはパットン様でよろしいでしょうか?」

竿を傍らに置いて微笑む。
表向きはいつもこう。
十六夜咲夜はこういう人間なのだ。

「そのつもりでしたが、どうにも向かないのでどうしようかと思っていた所です。
 なにせこの緊迫した空気ではね。……なにか作戦行動中ですか?」

まぁ、空気もそうだが、音と振動で魚が逃げるわけなのだが。
戦車と釣りはこうも相性が悪いものか。

……この女性をターゲットに作戦行動するつもりなら面倒だが居座る必要が有るだろう。
多少成りとも縁のある相手だ。
見捨てるのは忍びない。

ことに理由も分からない状態では。


135 名前:M1A2 Abrams ◆SEP/ra/6qE :2010/07/25(日) 03:47:10
>>134
>「こんばんは、私をご存知ということはパットン様でよろしいでしょうか?」

M60A3「結構です。っつーか、戦車相手に『様』付けなくても……。呼び捨てで構わんのですがねぇ」
最後の方は、困ったような言い口になっていた。そう言えば、あまり礼節を重んじない戦車だったな。先任は。
M60A3「と言うか、多分この辺で活動してるパットンは、俺しか居ないんで……」
M60A3「使用国じゃとっくに退役でね。満足に部品すら手に入らない有様なんですよ」
諦めたような口調で、先任が言葉を発する。

>「そのつもりでしたが、どうにも向かないのでどうしようかと思っていた所です。
> なにせこの緊迫した空気ではね。……なにか作戦行動中ですか?」

M60A3「ギク……。あー、作戦行動言われても、人が居ない状態じゃ主砲はおろか機銃だって撃てませんわ」
M60A3「自動装填装置付なら、無人で作戦行動とらせることも出来るでしょうけどね」
困ってる。と言うより、嫌がっているとも思える言葉遣い。
もしかしてM60先任。この女性の事が苦手なんだろうか?

136 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 03:58:33
>>135

「まぁ、職業柄どうしてもね。
 ではパットンさんとお呼びさせていただきますね。
 しかし、当たり前のように仰いますが、私の勤め先の近くには戦車などほとんどありませんので、
 失礼な話ですが、見分けをつけるのも一苦労なのです。
 まして稼働状況や配置の話などちんぷんかんぷんですわ」

事実、幻想郷にある戦車の数などたかが知れている。
どこかの教授がつくった弾幕戦対応の戦車が人里にあるとか聞いたことはあるが、
これだってわざわざ見物に行った事は無い。
河童の間では憧れを含んだ伝説にも等しい扱いを受けているそうだが……
日々の生活からすればおよそ無縁のものだ。

「あら、作戦とは戦闘だけに限らないのでしょう?
 そのお姿だけでも威嚇に十分ですし……ことによっては捕獲だって……
 ま、私には関係ないことですから詮索する気はありません。
 気になるのは釣りとそこの知り合いの女性の安否くらいのものですね」

ニコニコ笑ってプレッシャーをかける。
軍に所属するのであればイレギュラーを巻き込みたくは有るまい。
騒ぎになるのが一番困るというのは殺人鬼も軍人も同じだ。
鉄の塊との戦闘はさすがに分が悪いが、逃げるのと騒ぐのは難しくない。


137 名前:M60A3:2010/07/25(日) 04:24:09
【選手交代】

>>136
正直、この人が現れた次点で嫌な予感はしていたんだ。

「勤め先の傍に戦車が居ない。……そりゃ平和な所なんだなぁ」
普通に抱いた感想はソレだった。戦車が必要とされない場所か。

「まぁ、説明しなかった俺も悪いんだけど。この辺でパットンに会ったら、同一車両だと思って間違いないと思うよ」
実際、俺もこの近辺でパットン系統に出会った事は一切無い。駐屯地も俺1両切りだし。
もっとも、『ニュース見ないんだろうかこの人は』とか、小馬鹿にした事を考えた俺は結構失礼かもしれない。

>気になるのは釣りとそこの知り合いの女性の安否くらいのものですね

「なに。知り合いなのその人」

吃驚。十六夜さんの知り合いなら非常に納得。生身で戦車に喧嘩売るとか、非常識極まりないし。
その点、瞬間移動や空中移動をするこの人の知り合いなら、多少の非常識もありえそうに思える。
「そうなのかー。それなら変に策を弄する必要性も無かったなー……」
「まぁ、今の一言でその女性の安否は保障されたようなもんだ。身元確認が取れたに近いからな」

138 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 04:36:28
>>137

平和な所……確かにその通りだと思う。
だが、それは質が異なるというだけの事でもある。

人同士の戦争はないが、代わりに人は妖怪に襲われ、人は妖怪を退治する。
殺し合いがないわけではない。
戦車や銃はあまり使われないが、代わりに爪や牙、魔力弾や刀、護符や魔術が飛び交う。
人同士で争わないのは妖怪がいるから。
知的生命体同士で殺しあっていることに変わりはない。

どこかいびつでおかしな平和。
それが十六夜咲夜の感じる幻想郷の平和であった。

「そうなのですか。
 生憎と勤め先が随分遠くにありますものでこの辺の事情には疎くて」

今度はなぜ一両だけタイプの違う車輌を使うのかと言う疑念が生まれる。
普通なら同型をそろえた方が面倒がなくていいはずだ。整備とか部品とか。
ならば何故?その特性故か?
ならその特性とは?

それがこの知性ゆえであれば筋は通る。
それが知性から遠隔操作性に置き換えられても同じ事だ。
ならば、パットンの同型が居ないという話の信憑性はそれなりにあるということか。

「知り合いというほどでもないのですけど。名前も聞いていないし。
 ただ、だからと言ってただ放置するのも寝覚めが悪いものですので。
 人形遣いとは聞きましたが……」

関係性を説明するのが困難だ。
それはそうだろう。お互い意識がある時に顔をあわせたのは今日が初めてなのだし。
しかし、どちらも知り合いである以上、なんとも放置するのは気がひける。


139 名前:M60A3:2010/07/25(日) 04:56:52
>>138
マズイ。地雷踏んだかも。一瞬、十六夜さんの表情に影が差した。

>「知り合いというほどでもないのですけど。名前も聞いていないし。
> ただ、だからと言ってただ放置するのも寝覚めが悪いものですので。
> 人形遣いとは聞きましたが……」

「なるほど。日本で言う所の『傀儡子』って訳か」
人形を使ってたのはソレでか。謎が一つ解けた。

「いや、この間戦闘……になるのかな?まぁちょっと彼女と衝突してね」
「その時うっかり人形を1体。機関銃で突き刺して持ってきちゃったもんだから、返そうと思ってたんだわ」
多少省略がきついかもだが、事情を説明する。

140 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 05:05:32
>>139

「戦闘とは楽しそうでなにy……もとい、穏やかでは有りませんね」

いけない。
ついホンネが。

取り繕いながらも要約を聞いて首をかしげる。

「返すだけなら声をかけて置いていくだけでもいいわけですし……
 となると意趣返しですか?
 タダのケンカなら割って入るカタチの私のほうが無粋なのかしら?」


141 名前:M60A3:2010/07/25(日) 05:23:56
>>140
>「戦闘とは楽しそうでなにy……もとい、穏やかでは有りませんね」

今なんつったこのダメイド。と、心の中で叫んで置く。
流石に、正直に言葉に乗せて怒り出されたら堪らないし。戦闘楽しいとかなんてバトルジャンキーなんだ。

>タダのケンカなら割って入るカタチの私のほうが無粋なのかしら?」

「意趣返しと言うより、前回いきなり襲い掛かられた物でね。おっかなびっくりだったという所です」
実際、またココに1両で来て、襲い掛かられたらヤダし。
「そうだなぁ。第3者経由の方が、あっちも受け取りやすいだろうし……。あの調子じゃなぁ」
なんだかM1A2SEPの奴、あの女性に痛く気に入られたらしい。ずっと見つめられてるよ。
「右フェンダーに載ってる弾薬箱の中に人形入ってるんで、箱ごと渡してもらっちゃって良いですか?」
箱は樹脂製で軽いから、女性でも片手で軽く持てるはず。

142 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 05:29:41
>>141

なんかディスられた気がする。
微妙に傷つくわー。

まぁ、気にしませんけどね。
ともあれ指し示された弾薬箱を受け取って……ついでにもう一両のハッチにひっついているのもひっぺがす。

「はいじゃお返ししますわね」

と名も知らぬ人形遣いに渡して声をかける。
喋る戦車が珍しいのか、それとも状況についていけないのか
返事はないが……まぁ、大丈夫だろう。


143 名前:M60A3:2010/07/25(日) 05:46:21
>>142
十六夜さん。結構強引……。
ともあれ、コレで当初の目標も済んだ事だし、他の奴ら引き連れて帰るとしますか。
無線で撤収を呼びかけると、あちらこちらからエンジンの始動音が聞こえて来た。
まずMGSが降りて来て、次にスティングレイ。チャレンジャーIIにM1A1HAがそれぞれの場所から出てきて、駐屯地へ続く道を下っていく。

「おーいA2。帰るぜ!」
川向こうのA2にも言葉を掛けると、左右の履帯を前後逆に動かして旋回する超信地旋回をかまして、こちらに渡ってきた。
全部の車両が移動し始めたのを確認して、十六夜さんに改めて礼を言う。

「どうもお手数掛けました。ありがとうございます。今度機会があったら、何かお礼するよ!」
とりあえず、そう言ってその場を離れる。無論機関砲を振るのも忘れない。
借りを作ったのが少々心残りだが、これで荷が下りたのだから文句を言ったら贅沢だろう。
すっかり明るくなった道を走りながら、そんな事を考えていた。

144 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/07/25(日) 05:57:10
>>143

「お礼をいただくほどの事はしておりませんわ。
 まぁ、どこかでまた会ったらよしなに」

出会い方にもよるけどね。
内心そうぽつりと付け加えつつ、後退する戦車たちを見送る。
もっとも、戦車とは戦闘したくないものだ。
ナイフは欠けるし、刺しても血は出ないし、面白く無い事この上ない。

ともかく、これで気がかりはなくなったようだ。
釣りを今からしてももう朝だし、大人しく帰る事にしよう。
もう3時間ほどでお嬢様がお目覚めになる頃合。
フラン様はもうお休みになっているだろうし、
それまで戻って一休みするとしようか。

「それじゃ、人形遣いさん。お先に」

一度手を振って、返事も待たずに時を止めてこの場を離れた。
一休みすると決めたからには時間は無駄にしたくない。

しかし、帰った後、一休みするという目論みは脆くも崩れ去る事となる。
それはまた別のお話……

  <退場>


145 名前:M60A3:2010/07/25(日) 06:15:00
「そう言えば……」
M1A2SEP「何か忘れてましたか?」
「いや。聞くの忘れてたなと思って」

そう。噂を聞いて以降、ずっと興味を掻き立てられて仕方ない事を、確認し忘れた。

M1A2SEP「何を聞く気だったんです?」
「十六夜さんに『パンツ穿いてないって本当ですか?』ってさ……」

一同「オイッ!」

チャレンジャーII「それはノーパン健康法と言う奴だろうな。イギリスじゃ当たり前の健康法だ」
「そうなのか」

そんな馬鹿話に花を咲かせつつ、駐屯地に帰り着いたのは世もすっかり明け切った頃だった。

【退場】

146 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/07/25(日) 15:47:51
【クロイツェルの工房】

……結局、夜はなべてこともなし。
帰ってきたリーフを含めて4体に戻ったリーフたちを
点検しながら、そんな言葉を頭に浮かべた。

結局あの後は色々あった。
英語の文章をリーフが読めなくて固まったり、
前回の戦車が出てきたり、リーフを返してもらったり。
途中から記憶が曖昧なのは、眠かったからだろうか。

終わってみれば、リーフが帰ってきた以外は
何も変わらなかったと言ってよかった。
まるで真夏の夜の夢。

「また……会えるかな」

名前も知らないメイド長。
自分の力で動く戦車たち。
あんなピリピリしてないところで、また会ってみたかった。

また、あの河原に行こう。
そう思った。

【退場】
【だす・えんで(おしまい)】
















……そういえば。
メイド長と別れる時感じた、あの妙な感覚はなんだったんだろう?

【だうあーん?(続く?)】

147 名前:sage:sage
sage

148 名前:ディアボロ ◆IAd1rUKHuQ :2010/08/01(日) 20:54:21

         _,,r--、-,. -"
    ,,. -''" '';;:::;) ゙ 、 ''"",, ゙\
 | | .r'"/;;'' i / \; ;;  i '''ヽ、 ;;:ヾ
 | | .i ,, i '' ! /") )/ ./ヾ' ' 'ヽ  ';i
 | | { ;;::: i | .i//;;i/_,,ソ) , |!ヾ;: |   
 | |i.!   | |ノY○'>ミ;;"○ノリノ ! ;;:} /    
 | ! ヾ  ! ! /゙"..::" 、゙;〉u./ |./ //"''::         ぷ か ぁ ・ ・ ・
 |.i;;::  ::;; ヽ ヽ u  ,- ‐ヘ u// /'  '';:
 | .ノ;  ヽ;;;\i.  〈""" .{ //! _,,,.....,
-''"ノ ,,  ;'ヽ\v ヽ、_)ノ'-―=ニ''''
;;:,  :;;''i  ノ; \、 u ゙'''/<、>< ヽヽ
_,,.,,="-'",,( \ \ -/,/,,,_ /''\,.へヽ
;'"! | ' ,... .,, \";;ヽi_」  へ /\/ヽ
. ! !/ iヽ.\''  )ヽ!゙'''ト-''!\ /i 〉
 '';; { ;" i  ヽ \ ./-i"|::;;;,, /\ >'"r
ヽ;;: / : :'  i " >,゙''‐''ヽ、>::::''"::<>゚。!
ヽ! / / , :./{ ゙),,r-(,_/ !:::::::::> <! ヘ
 Y /= .i , i;;::^'"!  :::i:i i
. ゙〈_ /!  |    !    ! !
   ヽ,,)! i
     ゙-'

 【水死体(?)が上がりました。】


149 名前:ディアボロ ◆IAd1rUKHuQ :2010/08/01(日) 21:25:48

「う…」

「う……うあ……っ」

この冷たい水の感触……

……どうやらオレはは『また』死んだようだな。
何千・何万回も死ねばさすがに慣れてくる。慣れたくもないが。
ここは? どこかの川辺のようだが―――

起き上がろうとしたが、まだ体が思うように動かない。
しばらくはこうして水死体のように水につかっているしかなさそうだ。
……こんな状況でなければ、涼しくてちょうどいいと思えるのだが。



150 名前:ディアボロ ◆IAd1rUKHuQ :2010/08/01(日) 23:09:26

―――何やら水の流れが速まった気がする。

「ごぼっ…! ガボガボッ……!!」

浮かんでいるのをやめ、必死に流れに抵抗してみるが…
無力だッ!
オレのからだは水に浮かぶワラのように、ただ流されていくばかりだった!



【その後―― ディアボロは海まで流されていったとか いかないとか】
【退場】


151 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/09(月) 23:49:23
ここ最近仕事詰めで釣りに来れなかったなあ。
まあ、今だって釣りをやる体力も残っているわけじゃあないんだけど。
気分転換に近くの河原で夜風にあたりながらしばしの休息を取るのが精一杯か。

橋の手すりに肘をついてのんびりと川の流れを見つめる。
あたりにはうるさいくらいの虫の声と蛙の合唱。夏ももう一ヶ月足らずで終わってしまうと思うと
少しだけ名残惜しく感じたり。
でもこのじっとりとした暑さはどうにかならないかなと思ったり。

煙草咥えて上の空。
資料からせっかく距離を置いたんだし思考整理でもやってみようかな?

152 名前:??? ◆HONGidIKL2 :2010/08/10(火) 00:36:21

「……あら、あれは?」

のんびりと河辺を散策していると、どこかで見かけた姿が目に付いた。
橋の手すりに肘をついてぼんやりしている。
漫画の典型的な場面としては「早まるなっ!」と言ってうしろからドーンと川に突き落とすのが定番ではあろうが……



私は静かに宙に浮き上がるとゆっくりと彼の背後に近づいていく
ニィと口の端を上げ、邪悪な笑みを浮かべ、そう、ゆっくりとその背後に迫る。


こんなところで独りでぼーっとしているのが運のツキよ……





ついてないボウヤだこと……






フフフ……











そうして両の手を一気に……













後ろから彼の顔の前に回してその両目を覆った。

「だーれだっ」


          _,,.. --──-__/\
       ,..::''"::::;::::::::::::::::::\  龍 >
      /:::::::::::::::::_;;::::: -─ |_,.. -、 .|:::\
     /::::::::;>''"´         ヾ!<:;ハ
     |::::/  /  /         ヽ. \|
.     Y   ,'   ./ /-/|  /| ,    ', ハ
     |   |   ,' / ァ_-、|_/ |_/-/|  |.  !
     |   |   | |イ´ ハ    ァテ、! ,'   |
     ,'    \__!__| ゝ-゚'     l_リ ハ/   /
    ./     / (_{X}xx     '   x|_/
    /   /   }X{、  l´ ̄ ヽ  ,ハ/
  ,:'  /    /∨}|\   - ' ,. イX}
 ./ ./  __ / }X{ト 、`'ーrァ''´/ 八メヽ
../ ´,  /  `ヾ} ̄ヽrく} ̄ ̄「「lヽ、ハメ)
'  //      l_アハ」、__/|ハ∧[`ヾr‐┐
 //         /  |:::::::::::(ンヽ):::\[]__/
./ |-、       |_/::::::::::::::::\}|::::::::::`ヽヽ   ,-、_
  l__/>/ ̄`ヽ/ }|:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::Y ./ / ,  `ヽ
  /`'ー/   、\|、.ソ::::::::::::::::::::::::::::l]ハl]:::::::::::::l (し'_/_/  ハ|
. /  /   ヽソノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::;ハ   ヽ.,_'ー( |
,'  ./   _ノ´/ヽ;::::::`゙''::::::::::::::::::::l]{l]:::::::イ/ \  /`  |
  /   /\/  ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::|'    `゙/    !


153 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/10(火) 00:53:11
>>151
いくつかの小さな人影と、一人の普通の人影。
小さな人影は宙を滑り、普通の人影は地を歩く。
4つと一人。
それらがゆっくりと、川辺の青年に近づいてゆく。

と、先客がいた。
チャイナ風の服の女性。確か、あの館の門番だったか。

だーれだ、とか古典的な真似をしている女性に便乗し、近づく。

そして。

「だーれだ」
「……誰だ」
「……誰だ」
「……誰だ」
「……誰だ」

まさかの5連続。
人形が愛想のない人形……アール……であることもあって、わりと怖かった。

154 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/10(火) 00:57:57
>>152

わわっ!誰ぞなもし!?」

素っ頓狂な声を上げた上に口調まで変になった。
あわてて吐き出したタバコは見えないながらも手の平に落ちてくれたようだ。
改めて目隠しされながら聞き覚えのある声の主を当てる。

「…あー、その声は美鈴か。危うく川の中に落とすとこだった…。
 このタバコ高いんだから勘弁してくれよ」

といっても本物のタバコじゃないんだけどな。
おかげで本来ならば着火口に当たる部分に手を当てても熱くもなんとも無い。

「…でここら辺ほっつき歩くってことは君は休みか?
 こっちは最近妙なことに巻き込まれたせいで仕事に追われててなあ…」

何気ない世間話…ああ、そういえばあの時名前挙げられた館の住人だったな。
この前のこと、話すべきだろうか?

155 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/10(火) 01:00:54
>>153

「空のかなたに踊る影っ!?ていうか怖いよ!なに、何だ!何が起こっている!?」

美鈴に目隠しされたままなので増える声の主が分からない。
いや、どっかで聞いたような気はするんだけどなあ。
そう何度も会った人間ではないような…。

156 名前:紅美鈴 ◆HONGidIKL2 :2010/08/10(火) 01:08:08
>>153
横から忍び寄る人形遣い。
顔は覚えがいまひとつ無いが、表情からこれは仲間であろう(イタヅラ好き的な意味で)と判断し、
にっこりと笑って便乗を許す。

「怖ッ!?なにそのエコー!?」

表情のない人形が少しずつタイミングをずらして抑揚のない声で「誰だ」と繰り返す。
カタカタと首を揺らしながら呟くその姿はちょっとした……いや、かなりのホラー。

「むぅ……こやつ、できるな!」

その脅かすために容赦の無い演技に感嘆した。

>>154
さすがに背からのしかかった姿勢では危なかろう。
手を外して彼から身を離す。

「ご名答、清く正しい紅美鈴ちゃんですよ〜。
 いやなんかスキマ妖怪が来るんでちょっと外せとかお嬢様に言われちゃいましてね。
 そう言う時だからこそ、おいといてもいいでしょうに。
 すっかり仲良しさんになっちゃったみたいで、いや、困ったもんです」

茶化して誤魔化そうとへらへら笑って手近の手すりに腰掛けなおす。

「それで、こちらの方はお知り合いですか?」

実の所、一度自分の前を通過しているのだが、
この妖怪、その時、副長がいるのをいいことにシェスタを決め込んでいたので
実のところ、よく覚えていないのである。


157 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/10(火) 01:18:04
>>155
「しーろーいー……いや、確かにこの子たちの帽子は白いけどさ」

そういう話ではない。
そして、彼は私がわからないようだ。まあ、声だけだしね。
それに。

「この子達とは初対面だっけ? それは難易度高いね。
まあ、私も一回しか会ってないけど?」

けらけら笑う。
これもヒントになるかな?


>>156
「そんなに脅かす気はないんだけどね……この子達も、ちょっと無表情なだけで可愛いんだけどなあ」

人の人形をお化けみたいに言わないでいただきたい。
作り手としてはちょっぴり心外である。

「ま、おかげでちょっとしたエッセンスが加わったってことで」

158 名前:M60A3:2010/08/10(火) 01:18:58
「……」

この間の空転で、すっかりミッションの調子がおかしくなっちまった。こりゃ騙し騙し使ってく他ねぇな。
こんな所じゃ、予備の部品も無いし。困ったもんだ。
そんな事を考えながら一台でほっつき走っていると、妙な光景に出くわした。

>>152-155
橋の袂で、以前会った軍人が羽交い絞め?目隠し?されて暴れている。
暴行?の主は今まで見たことが無い女性と、もう一人は……アイツか。
ガラガラとキャタピラの軋む音を響かせながら近づいて見ると、目隠しで合っているようだ。
さっき『誰だ』といっているのが聞こえたので、コレはノっておくべきだろうか。

誰何すいか!」

あれ?コレ微妙に違うな。

159 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/10(火) 01:41:14
>>156

…無駄に豊満な体しやがってー。当ててんのかこん畜生。
下手したらアイナと同じぐらい、いやまさかそれ以上?
美鈴…恐ろしい子っ!

って何考えてんだ、俺は。馬鹿か。

「来客なのに門番に外せってか?まあ確かにそういう時に置いといても別段構わないものだと思うが…。
 まあ、あのレミリアのことだしなんか考えが…あるのか?」

どうだろう。わりとノリだけで生きているような気もしなくはない。
子供っぽかったり考えが深かったりと評価が安定しないのだ。
で、目隠しが取れたのでもう一人と4つの声の主の顔を見る。ああ、誰かと思えば。

「いや、この前お前の館の門を彼女と一緒に通ったんだけど…。
 飛んできた妖精に報告したけど憶えていないのか?」

>>157

「…この人形を見るのも初めてだな。
 まあ、残念ながら声だけで一回だけ会った人間を当てるのはちょっと難しいみたいだ」

いつぞやの人形の持ち主だ。
ぐーすか寝ていた咲夜の傍で悪戯を考えていたフランにアドバイスを与えつつ
この前引っ張りあげた人形を返してあげたっけ。

「…人形、か」

いやあ、どうしてもあの夜思い出すなあ。敵意が無いのは分かるんだけど。

>>158

…いや、なかなか、その、カオスだな。
一人歩きしている戦車にまたばったり出くわすとは。

「すいかの名産地、素敵なところよ、あの娘の晴れ姿、すいかの名産地…ってか?」

そのすいかじゃないだろうけどねえ。
そういやまだ今年食ってなかったな。この異変終わったら一つぐらい買ってみるか。

160 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/10(火) 01:41:33
>>158
「単語だー!?(がびーん)」

と、とりあえずは驚いてから振り返ると……あら、意外な再会。

「ぐーてんあーべんと。この間はまあ、その……ごめんね?」

謝っておく。
こうして見てみれば、明らかに帝国の兵器とフォルムがちがうのになあ。

「オペレーションを開始しますか?」
「しないしない」

何故かアールまで殺気だつし。ああもう。

161 名前:紅美鈴 ◆HONGidIKL2 :2010/08/10(火) 01:47:23
>>157

「あはは、世の中そんなもんですよ。
 脅かす気がない妖怪に限って過度に怖れられてちょっぴり傷つくこともある。
 ことに、人形ってのは怖いもんです。なにせ、人間によく似ているから」

似ているからこそ、似ているのに明らかに違うからこそ、より怖いのだ。
それは悲しい必然。
バケモノ染みた妖怪とは違う怖さ。
すぐとなりに居ても気付かないのではないか。
そういう怖さが人形や、人間によく似た妖怪にはある。

「ですが、その人形で人を喜ばせる事もできるでしょう?
 要は使いようです。人形遣いさんの力の見せ所ってやつなのかなぁ」

>>158

と、おやおや。
戦車が向かってくる。
そう言えば目の前の男は軍人であったか。

「おや、作戦行動中でしたか?
 お邪魔してしまったかな?」

いかに妖怪とは言え。
人間同士の戦争にかかわるつもりはないのだから。

「それでは通りがかりの妖怪はクールに去るとしましょう。
 皆様方……どうぞご武運を」

笑顔をそのままに現れた時と同様にふらりと姿を消すのであった。

  <退場>

162 名前:M60A3:2010/08/10(火) 02:06:33
>>159
>「すいかの名産地、素敵なところよ、あの娘の晴れ姿、すいかの名産地…ってか?」

「?」
多分。俺が人間だったら『何を言ってるんだお前は』と、首をひねっているだろう。
「そりゃ西瓜だろう。良く銃火器の標的に使う」
そう言えば、R・リー・アーメイの『ミリタリー大百科』とか言う番組の取材で、MP5短機関銃とかで西瓜撃ちまくってたな。

「とりあえずこんばんわだな。えーと……特技少尉殿?」
マズイ。この少尉殿が付けてる階級章、米軍の奴と違って判り難い……。

>>160
>「ぐーてんあーべんと。この間はまあ、その……ごめんね?」

「Oh、ぐっどいぶにんぐ。ま、いきなり銃火器振り回した俺にも責任の一端はあるんだから気にするな。お嬢さん……で、良いよな?」

前回、女と間違えて危ない目にあったからな。

「ま。こっちも悪かった」

>>161
おや。こっちの女性には、ちょっと勘違いさせてしまったようだ。気が付けば、スタスタと橋を渡って離れて行っていた。
最も言葉を交わした訳ではないので、軽く機関砲を振って別れの挨拶に代える。

「……やっぱ戦車がうろうろするとろくな事ねぇなぁ」
見送りながら、そんな言葉が漏れた。

163 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/10(火) 02:18:15
>>159
「そりゃまあね。難しいでしょ。
私だって多分出来ないし」

けらけらと笑って返す。
出来ないことをできると言ってもしかたがない。
賢い生き方っていうのは、多分、そういうこと。

……と。
アールの方を見て、少し表情を曇らせるシローさん。
はて。

「この子達……人形がどうかした?」

一応聞いてみる。
何かあったのかしら。


>>161
「そうだね。似ているから。似ているのに……違うから」

同じならば、いい。
違うから、怖い。
人の性とはいえ、ちょっと悲しい。

「そうねー。この子達を使って、人の喜ぶことを、か。
うん、いいこと言うわね」

にっこりと笑み。
そういうこと言ってもらえると、こっちもやりがいがあるというものだ。
でも。

「ちなみに、私は人形遣いじゃなくて人形師。人形師のクロイツェル。
人形遣いの名前は、もっと相応しい子にあげたわ」

よく間違われるんだけどね、と苦笑い。

と、言っている間に、なにやら早合点した彼女はすたすたと去っていってしまった。
あれ……私も行った方がいいのかな?
シローに視線で聞いてみた。

164 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/10(火) 02:29:33
>>162
「あはは、そう言ってもらえると気が楽ねー」

けらけらと笑ってたところに、聞き捨てならない一言。

「女の子よ……この真っ赤なリボンが目に入らぬかー!」

うう、実用的な格好の中での精一杯のお洒落なのにっ。
もっとセックスアピールがいるのかしら……胸か!? 胸なのかこんちくせう!


165 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/10(火) 02:42:14
>>162

「んなもん分かって言ってるに決まってるだろ。
 猛暑が続けば西瓜の一つでも食いたくなるってもんだよ」

タバコ咥えて水蒸気を吐き出す。
夜は比較的マシとはいえ、それでもまだ暑い。
基地に戻ればエアコンがあるが…まあ大隊長はそれ切って扇風機に当たってるんだけど。

「ん、楽にしてくれていい。間違っちゃいないからな。
 それで一人…じゃない、一台で何やってるんだ?また金属泥棒って訳でもないだろ」

作戦行動中というわけでもなさそうだ。
まあ、離れた場所とはいえおかしな戦場も存在するし…。

>>163

「別にドンパチやらかす気は無いよ。というかこの戦車立場上味方ってことになるし」

テロリストやらジオンやらに渡らない限りはこの戦車と
一戦交える理由はどこにも見当たりはしない。
…て言うか何かあったのか、この戦車とクロイツェルは。

「ん、ああ、ちょっとデカイ人形に追いかけられる羽目に…」

…まてよ。
ポケットからデジタルカメラを取り出し作動する。
保存データ内に…あった。

「…軍事機密だからあんまり口外してくれるなよ。
 先日追いかけてきたのはこいつだ。人形関係の同業者とかにこんな女は居たりしないか?」

液晶には巨大な人形の肩に乗った金髪の少女が写っている。
その中の最後辺りに撮った一枚はヘリからの照明を受けているために顔までくっきり撮れている。
これから突き止めることさえ出来ればあるいは進展が見えるかもしれない。

166 名前:M60A3:2010/08/10(火) 02:58:40
>>164
「悪い。前に女だと思ったら、男だったって経験したもんだから……。気を悪くしたなら謝る。ゴメン」

頭のリボンを、指差して突き出してくるコイツに気圧されて、少し後退する。
まぁ、普通の女性と接する機会なんて、兵器にはあんまりないからなぁ……。見分けがつき難い。
女性兵士ってのも居るには居るが、訓練で筋肉の付いた彼女らは、男性とは体格で見分けつかないしな。

「しかし……。その頭のは赤だったのか。視界が今は白黒だから、色がよく判らなかったぜ」

>>165
「え?西瓜って……食い物なの?」
あらまぁ。俺は今まで、破裂する様が人体に似てるから栽培された標的用植物だとばかり。だとしたら、かなり勿体無い事してたんだな。

>「それで一人…じゃない、一台で何やってるんだ?また金属泥棒って訳でもないだろ」

「ちょっと確認を取りたい人物が居たのですがね、流石に易々とは会合できないらしい。結局的には散歩……みたいなモンですかね」
「ついでに申し上げときますが、自分は自動装填装置が未装備なので誰かに乗ってもらわんと火器類は使用できんのですわ。コレが」
実際問題、出てきた理由はそれだけだったし。ソレが達せられない以上、時間と燃料を空費した散歩みたいなもんだな。
と、少尉殿がポケットからデジカメを取り出して、クロイツェルに見せている。何が写ってるのか気になるなぁ……。

167 名前:M60A3:2010/08/10(火) 04:12:30
クロイツェルと少尉殿の話は続いている。
時折聴き慣れた名前が聞こえるが、デジカメに写った画像はかなり衝撃的なものらしい。

仕方が無い。今回は確認も何も取れなかったが、クロイツェルという名前が判っただけでも収穫と思おう。
熱心に写真を見ている二人に気づかれぬよう、エンジン音を絞ってそっと川沿いの道を下っていく。

しかし、途中で居なくなったあの女。何か引っかかるな……。

【退出】

168 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/10(火) 05:42:18
「…収穫なし、か」

まあ、それからクロイツェルに色々と尋ねてみたがどれもこれも外れ、だったわけで。
やれやれ仕方ないなと辺りを見回したら既に戦車は居なくなっていた。

「…あっと、帰っちまったのか」

ちょっと悪いことしちゃったかな。
あんまりにも聞き取りに夢中だったわりにはたいした事を聞き出せなかったというのに。

「あー、今日は色々とありがとう。また妙なことがあったらこちらに知らせて欲しい。
 それじゃあ俺はコレで」

敬礼を一つ、俺は帰路につくことにした。

【退場】

169 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/10(火) 13:47:27
「はーい了解。お気をつけてっ」

真似っ子で敬礼をして、私はシローさんと別れた。

誰も居なくなったところで、さて、と掛け声をかけて、家とは違うある方向に歩きだす。


……シローさんには知らないと言ったけれど、実はそれは嘘。
私は、写真の人物と人形に、幾ばくかの心当たりがあったのだ。


ブクレシュティのマーガトロイド。
帝国の南方にあたる国にある都市ブクレシュティに於いて不世出の天才と言われながら、
『百数十年前』に何の前触れもなく消息を絶った、人形遣い。


黒賀のグリモルディ。
はるか東方のある国において腕を振るう人形師の、傑作の一つ。
設計図だけは遥か過去から存在しながら、それに追いつく技術が存在せず、
完成まで『百年以上』の時を要すると評される、からくり人形。


私が知るそれらの知識が事実であると、仮定しよう。
そして、シローさんの写真の人物と人形が、それと関係があると仮定しよう。

おかしくはないだろうか。
現時点において、マーガトロイドは行方知れず(年齢を考えれば、まず死んでいる)、
グリモルディは存在すらしていない。
仮に、私が存在する「時間軸」から「現在」を変化させる事が許されたとしても、
マーガトロイドとグリモルディを結ぶ線は存在しない。
人形遣いと人形という、完全な他者から観測した際にのみ存在を許される一本を除いては。

その線を無理やりに繋いだ誰かがいる。
不格好な線で過去と未来を繋ぎ、舞台に立たせた誰かがいる。
恐らくはマーガトロイドとグリモルディのどちらか、あるいは両方が……。

嫌な連想が止まらない。
その連想の根幹となっているのは、ある一つの想いだ。


「人形遣いを、人形を、冒涜したわね……」


もし、そのマーガトロイド「に似た誰か」と、グリモルディ「に似た何か」と、
あるいは、それらの模倣に「手を出した何者か」と、私が出会ったなら。

ただで済ませる、つもりはない。

私の足は、イレギュラーズ人形の枠を超えた人形をしまってある倉庫に向かっていた。

【退場】

【だうあーん(続く)】

170 名前:M60A3:2010/08/10(火) 22:50:24
さってと。流石に非常事態に、チョコチョコ基地抜け出すのも楽じゃない。
どうしても履帯の駆動音はするし。エンジン音もデカイ分、隠密行動には不向きだ。
そして事態は考えうる限り最悪。何時、寝首を欠かれるか判らないしな。

とにかく、あの映像を見せられた以上、確認は取るしかあるめぇ……。
いつもと同じように、川沿いの道を橋に向かって走り。橋の袂で停車する。
ただ今日は珍しく、砲塔は後ろに回して、トラベリングロックを掛けてあった。

【入場】

171 名前:M60A3:2010/08/11(水) 00:32:58
「……よし」

コイツはダメだ。出直そう。
エンジン始動。もと来た道を辿って、基地へと走り出す。

【退場】

172 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/08/17(火) 00:20:06
「はぁー、お盆ももう終わりだねえ」

川のほとりを歩いていると、川べりに1つだけ引っかかって残っている灯篭を見つけた。
確か、現世に来た幽霊が迷わずに帰られるように、道しるべとして川に流される物だったかな?

「これを目印にして帰ってた奴は今頃迷ってたりするのかねえ?」

灯篭に近づいてつんつん突っついてみる。

173 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/08/17(火) 01:20:05
「おっと、道草食いすぎちゃった」

突付いて遊ぶついでに休んでたら、いつの間にか月が結構傾いてる。
早くウチに帰らないとご主人様を心配させちゃうや。

【退場します】

174 名前:M60A3:2010/08/21(土) 21:44:50
「おー。この川か」
この間のBMP二両と一緒に、良く雑談をする川に出た。
なぜこの方向に哨戒部隊を出すのかイマイチよくわからねぇが。

「よし。一端小休止を取ろう」
「ヒーフー!やる事無くてヒマだったんだよねー」
「オイコラ。お前は装填手なんだから座ってるだけだろ。そんなにヒマなら運転代わるか?」

橋の袂に俺やBMPを停めると、乗員たち皆が降りて小休止を取る。
ある者はジュースを飲み、ある者は川に下りて水を汲み、MREヒーターに水を……っておい!

「おいそこのお前。誰が飯を食えと言った」

戦車長が、レーションを食べようとしていた積載班の兵士を呼び止める。
皆が堪え切れずに『ドッ』と笑った。

【入場】

175 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/08/21(土) 22:29:24

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   ,.. -‐- 、
  l Nヽ、ヾl
  \ゝ;ヮヽ!  <あぁ〜 楽しいなぁぁ〜〜っ! 独りでやる花火は楽しいぜぇぇ〜〜〜ッ!!
    / i t::フ__
  /ノ〉 |l`ー' |
  ^゙,./ ./.!l 杰
 ノ_Lノ ::i」 パチパチ


手に持った花火をおもいっきり振りまわしても、誰も文句言わねぇし!
次にやる花火をとりあいになんかならねぇし!


「よーし、次はネズミ花火やっちゃうぜーッ! ひゃっほぉ〜う!!」


いやぁ、ホントにマジで楽しくて楽し………

そろそろ自己欺瞞はやめよう。
くそッ…… ウチ(オスメスズ)のメンバーに炎が弱点のヤツが半分以上でなけりゃあ、
こんなムナしいことにはならなかったかも知れないのによぅ……
ルカリオさんといっしょに花火… したかったぜ。


【入場】

176 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/08/21(土) 22:39:06
>>174

「んあ?」

ふと、上流のほうから『笑い』の感情をキャッチした。
この感じは…… 人間か?
やべーっ ここは人間もふつうにいる世界だって忘れてたぜ〜っ!

どうする? 色々道具は持ってるし、「とうめいのたま」で
姿を消したりしたほーがいいんだろうか………?
あいにくと、人間に捕まる気はないしな。



177 名前:M60A3:2010/08/21(土) 22:42:04
橋の袂は、相変わらず騒がしかった。

>>175
あれ?あそこに居るのは……。

「ヘイ!あんな所に人が居るぜ」
「何処何処?」

戦車長と積載班チョークの兵士が目ざとくサーナイトさんを見つける。

「花火か?」
「楽しそうッスね。俺たちも混ぜてもらいましょうよ」
「馬鹿かお前は」
装填手の疑問を受けて、運転手がボケを放ち、戦車長が突っ込む。これぞゴールデントライアングル。
「よし少しご挨拶に行こうか」
戦車長がそう言って俺から降り、休憩を持て余していたチョークの連中十数人が、サーナイトさんの所に歩いていく。
傍から見てると、どう見ても怪しい集団です。本当にありがとうございました。

178 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/08/21(土) 22:50:33

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  ヽ::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;:;;;;;;;;;;/ /                   −''´`、;;;;;;:;:;:::;:l      .■  ■
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              \         _ , -_,‐'';;;;:;:;:;:;:;,-´ ̄
                ト──--- '       ̄ ̄


>>177
気付かれたーッ!?
驚きのあまり、顔が劇画風になるくらい驚いた……っていうか
花火なんかやってたんだし、気付かないほーがおかしいよな。

あばばばばば―― 
どうする?どーすんだよ俺!? 続きはWEBで、なんてごまかせないぜ。
と、とりあえず… モモンスカーフを頭に深く巻いて、顔が見えないように……


「あ、あれぇ〜? 何の御用でしょうかぁ〜?
 ワタシはここで花火をしてただけですよぅー?」


独りでムナしくな。

179 名前:M60A3:2010/08/21(土) 23:10:08
>>178
「やぁ。花火か、風流でいい物だな」
戦車長がサーナイトさんの横に座り込み、その手の花火を眺めている。

「花火って……空に打ち上げる物じゃないのか?」
「バーカ。お前頭悪いと思ったら、教養も無いのな。ニポンじゃ手で持つ『センコウハナビ』ってのが有るんだよ」
「センコウハナビはこんなに派手じゃない。ママンが小さい頃に教えてくれたから判る」
チョークの兵士が、戦車長の後ろでざわざわと言い合ってる。

とりあえず、そっと銃塔の銃身を振って置いた。

180 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/08/21(土) 23:17:18

>>179 やぁ。花火か、風流でいい物だな

「えへへ〜 そうでしょ〜?
 今年の夏はまだ花火をやってないなって気がついて。
 仲間もさそったんですけど……
 炎に弱… じゃない、ヤケドするからやだって言われちゃいましてねぇ。」


よし…… なんとか、ごまかせそうだぜ!
それにしても 図らずもやや女性的なしゃべり方に自然となってしまった
自分がヒジョーにイヤになる。
日ごろ女装させられてばっかいるからだぜ。

>>とりあえず、そっと銃塔の銃身を振って置いた。

ゲッ!? あの戦車、ひとりでに動いたぜッ!?
いやいやいくら夏だからってユーレイとかゴーストとかマジでカンベン……

って、そういや… ひとりでに動く戦車には心当たりがあったっけ。
こないだここの川辺で会ったパットンか!

俺はそれに答えるかのよーに腕を振った。
「助けてくれぇーッ」の思いをこめて………
(もっともおそらく人間の前じゃ動けないだろうから 難しいだろーなぁ)

181 名前:M60A3:2010/08/22(日) 00:06:48
>>180
「ほう、そうなのか。風流の判らない仲間だな」
戦車長が腕を組んで立ち上がる。
「しかし、時間は大丈夫なのか?そろそろ夜もふけ……」
腕時計を見た戦車長が、サーナイトさんに話しかけようとした直後だった。

『こちらオーバーロード。ロメオ13応答せよ』

無線機がオペレーターの無味乾燥な声を拾う。

「こちらロメオ13。オーバーロードどうぞ」

装填手が無線を取り上げる。

『ロメオ13。緊急事態だ、カナダ隊がマップグリット・ロメオ・アルファで襲撃を受けた』
『貴隊はカナダ隊と合流するよう命じる』

その場に流れる嫌な空気。戦車長が駆け戻って、無線機を装填手からもぎ取る。

「こちらロメオ13。了解した。空軍のF-15は出られるか?」
『こちらオーバーロード。F-15の件はこれから確認する。直ちに向かえ』
「了解。出られる様なら支援要請を頼む」

「ほらお前ら!休憩終了だ!!乗車!乗車しろ!!」

ドタバタとBMPに乗り込むチョークと乗員。
「すまないな。また会う機会があったらゆっくり話でもしよう。じゃ」
戦車長が銃塔から半身を乗り出し、右手で軽くサーナイトさんに敬礼を贈る。
一度大きくエンジンを空吹かしすると、俺とBMPは急いで川原を離れた。

去り際、何かしてやろうかと思ったが止めた。迷惑かけても悪いだろうしな。

【退場】

182 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/08/22(日) 00:17:43

>>181 しかし、時間は大丈夫なのか?そろそろ夜もふけ……

「そ、そーですねぇ〜
 だけどワタシはぁ、その…… あのぉ〜〜っ」

帰るにしても、テレポートを使うわけだからこの軍人さん達から離れねーといけないぜ。
そろそろこの空気もツラくなってきたしなぁ。
どうにかしてこの場から去るイイワケと言う名の方法を考えてたら……

突然、張り詰めた空気。
バタバタとしだす軍人たち。
みごとというか、なんと言うか…… ポケーっとしている俺を傍目に
軍人たちは戦車に乗りこみ、どこかへ行ってしまった。

どうにか敬礼を返すくらいはできたけど。


「ふぅ………」


パットンには悪いが、一安心ってとこだな。
別にやましいことはないが(ホントだぜ)人間じゃないってことが
ふつうの人間にバレるとやっかいだし。


183 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/08/22(日) 00:24:01

頭に巻きつけたうっとおしいモモンスカーフを外す。
女装するたびに5ポケ貰ってたら、今頃大金持ちだぜ。
今度来るときには、人間に見つかったときの対処法を考えておかねーとな…
それにしても…… 初めて戦車に乗った軍人ってヤツを見たが、

 
 「やっぱ…… カッコイイよなぁ〜っ。」


♂としてなんか憧れるものがあるぜ。
人間の男の子はたいてい、銃のオモチャで遊ぶのがスキらしいしな。
名前も知らねぇけど 過ぎ去った軍人さんたちが無事に生きて帰って(もちろんパットンも)
これるよう祈りながら、俺はテレポートでその場を後にした。

【退場】




184 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/22(日) 22:25:32

「全く……お嬢様の近くに居ろと仰ったかと思えば今晩は外せとか……
 あのスキマは何を考えているのかしら。
 というか最近当然のように入り浸っているのがわけわかりませんわ。
 お嬢様もお嬢様です。暢気にスキマとお茶などと……」

なにやらぶちぶちと零しながらメイド長は河辺を歩いていた。

唐突の外出要請。
お嬢様の使い魔が張り付いているのを承知の上で愚痴って居るのだから
これでこの人間もまったく面の皮が厚い。
事実、咲夜の背に張り付いている蝙蝠は呆れ顔である。
報告していいものか判断に困っているのかもしれない。

「あ、いけない。竿忘れましたわ」

橋の欄干まで来て四次元ポケット同然と化した鞄の中をのぞいて呟く。
前に入れてあったから大丈夫かと思ったが、そう言えば美鈴に渡していたっけ。
咲夜は溜息をついて欄干に腰掛けた。

さてもこの振って沸いた退屈な時間をどう過ごしたものか。
夜空の月の知ったことではなかったのであります。

  <入場>


185 名前:M60A3:2010/08/22(日) 22:40:41
がらがらキュラキュラ。

多分擬音化したら、そんな感じの騒音を撒き散らしながら、連日で川原まで来ていた。
ま、修理以外やる事ないから、基地抜け出してきたんだけどな。

>>184
「……」
と、今一番逢いたく無い人間と遭遇エンゲージ</Rub>しちまったぜ……。
……まぁいいさ、なるようになれ。エンジンの回転を絞ってゆっくり橋に近づく。

がたごとキュラキュラ

【入場】


186 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/22(日) 22:52:21
>>185

遠くから響く音。
ああ、この音は確か。

知り合いでないと不味いので警戒は解かないが、
こんな川原を戦車が好んでぞろぞろ集まるとも思えない。
十中八九あのなんとか言う意思持つ戦車なのだろう。

過日の戦車が終結していた件を知らぬ十六夜咲夜はそのように結論付けて、音が近づくのをまった。
遠目に視認して、やはりかと確認し、小さく手を振ってみる。

軍は嫌いなのだが、どうにも最近は軍に縁があるらしい。
シローといい。この戦闘車輌といい。

「こんばんは戦車さん。こんな夜の最中にまた作戦行動ですか?」

ああ、そう言えば巻き込まれていたか。
私が巻き込んだわけではないが、なにか一言かけておくべきか迷った。

187 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/22(日) 23:00:12
昨日、また事件はおこった。
武装哨戒中だったIFORの戦車部隊が大損害を受けたそうだ。
この情報は勿論協力関係である地球連邦軍に伝えられ、最寄の基地の俺達の間に瞬く間に駆け巡った。

これ以上損害を出さないためにも、両軍には決断の時が来ているのかもしれない。
一連の事件の、完全解決を行うために。

「といっても疲れたなあ。ようやく収まったかと思ったら今日にはこれだよ…」

ぶつぶつ言いながら休憩と気分転換をかねて川辺にやってきた。
口には固いタバコ一本咥えて。コストパフォーマンスがいいはずなのに最近は
こんなのでもヘビーに吸ってしまっている。

>>185-186

と。いつもの一人と一台に出くわした。
丁度いい、二人とも聞きたいことがあったのだ。

「よっ、奇遇だな」

上機嫌な声と少し疲れた笑みを浮かべて声をかけた。
さて、例のデジタルカメラを持ってきて正解だったかな。

188 名前:M60A3:2010/08/22(日) 23:02:10
>>186
なるほど、気が付いたようだ。手を振ってるし。
ただ今日は色々聞かれるだろうな。装甲は泥で汚れてるし。
足回りの点検しただけで、空薬莢の廃棄とかはやってないから、車体からは火薬の臭いが立ち昇ってるし。
それに砲塔を前後逆にして、トラベルクランプで砲身を固定してある。いつもと違う事は察するだろうなぁ。

>「こんばんは戦車さん。こんな夜の最中にまた作戦行動ですか?」

「こんばんは、メイドさん。いやいや、今日は脱走」

そう言って銃塔をぐるっと廻す。どうも今日はこの人一人かぁ?

「あとはま、確認かね……」

189 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/22(日) 23:12:37
>>188

硝煙と血と泥と花の匂いがした。

さすがに眉を顰めて戦車を観察する。
察するに、どうも戦闘後であるらしい。

「脱走……軍にあるものが気軽に口にする内容ではないと思ったんですが……」

まぁ。ジョークということなのだろうが……。
ついで口ごもりながら言った言葉に首を傾げる。
心当たりは多すぎてどれのことか分からない。
話せる事かどうかも。

「確認?もしかして私にご用ですか?」

だから、聞いてみない事にはね。

>>187

今夜は警戒していたからすぐに気がついた。
巻き込まれたもう一人。
シローだ。

彼は……まぁ、私が巻き込んだようなものかもしれない。
私に逢わなければ紅魔館に来る事もなく、
幻想郷の事件に深く関わる事もなかったのだろうから。

「……こんばんは、シロー。
 随分とお疲れの様ですね。お茶でも淹れましょうか?」

疲れたのもこの事件がらみだろうか、と思うと気分が沈んだ。


190 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/22(日) 23:23:15
>>189

「あー、頼む。コーヒーばっかりで飽きてたところだ。
 もしあったならお前のクッキーも食いたいよ。糖分が足りなくてさ」

心なしか俺を見た表情が暗い。
やはり、間違いだと思いたかったが、何かしらの関連性があるみたいだ。
別に問い詰めたいというわけじゃないんだけど。

「最近、な。妙な事件が多発しているんだよ。
 連邦軍も…って言うか俺が巻き込まれたんだが…」

少しずつ、確認を取ろうとする形で本題に迫る。
とにかく彼女を早めにシロ確定にしておきたいというそういう思いもあった。

191 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/22(日) 23:31:13
>>190

「では」

お望みとのことなので早速鞄から一連の道具を取り出し……

カチリ

一秒以下でお茶の準備を完了した。
シローにティーカップを渡しながら話を聞く。
クッキーは切らしていたのでドーナツをひとつ皿に載せ欄干に置いた。
戦車さん……は、さすがに食べれないか。

「妙な事件ですか。
 それは……例えばメイド姿の女性が戦場で殺戮を……とか?」

なんとなく、試してみたくなって、
失礼とは知りつつも、薄い笑いを浮かべて真紅に染まった瞳でシローに視線を向ける。

自己嫌悪。
これは昔の癖だ。
しかも、その後サヨナラする人に対してのみする悪癖。

間違ってもシローに向けるべき戯れではない。
真面目な話だというのに……。

192 名前:M60A3:2010/08/22(日) 23:33:37
>>187
……夜分遅くご苦労様であります。少尉殿」

思わぬ所で邪魔が入った。と表現するべきだろうか。
よりにもよって、確認したい第3者同士が集まっちまうとは。
仕切り直すか。それとも聞くか。

いやダメだ。聞いた所で素直に答える訳が無い。
今は雑談と言う形で流すか……。

>>189
近寄って橋の袂で停まっていると、どうやら臭いに気が付いたらしい。眉を顰めている。

「臭くてごめんクサイ……」

今の笑えないね。絶対笑えないね。せめて空薬莢くらい、棄ててから来るべきだったか。

「サムイですね。申し訳ない。ちょっと今、ブラックな軽口でも叩いてないとやってられない状況でしてね」
「どっかの民主主義革命派が、国連平和維持部隊にちょっかい掛けてくるもんで」

表向きには『そう言う事になっている』話をする。
そのせいで戦闘もやった。そう解釈してくれるかどうか。

>「確認?もしかして私にご用ですか?」

……『そうだよメイドさん。アンタ俺たちの仲間や搭乗者を大勢殺しただろ?』と、素直に聞けたら苦労は無いな。

「いや。確認したいのはこの周囲の安全でね。流石に一民間人に聞くような事は無いです」

申し出を丁重に辞退しておく。やれやれ、こんな駆け引きまで覚えるとは。
湾岸の頃。全てを真っ直ぐブチ貫いていたあの頃が懐かしい。

193 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/22(日) 23:42:56
>>192

「あ、いえ……血の匂いは嫌いではないのですが、
 どうも経験柄、硝煙の香りは緊張してしまうものですから」

平和維持部隊。
それだけで大体のところは察することができた。

咲夜はスキマ妖怪によって一連の事件、大妖精によるものまでは映像として目にしている。
昨晩の騒ぎまでは耳に届いていないが、大体何を確認したいのかも分からないではなかった。

「この周囲は安全だと思います。
 私も事件の話はうかがっていますが、全て特定の場所周辺で起きているそうですし……」

紅魔館でも細かい事件が起きているのだが、
実の所、最初の一件以外は咲夜は気付いていないのだ。
留守中であったり、すれちがったり、対処しているのは紅魔の主、それに客。
一番の問題が起きているのは門番なのだから。


194 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/22(日) 23:46:04
>>191

「仕事が相変わらず速いな。助かるよ」

普通ならば異常なことを瞬間的にやってのける異能。
これを忌み嫌うことはもう無い。
タバコをそのままポケットに仕舞い、紅茶を啜る。

…いやあ、美味い。そう味わっていたのに冥土は物騒なことを言い出した。
徐々に近づけて行くつもりだったんだけどな。

「…早い話が、そうだ。以前ここから少々離れた所の紛争地帯で政府軍・反政府軍・PKO部隊
 諸々が一度に惨殺された。…しかも、刃物でな」

欄干にカップを置き、ポケットからデジタルカメラを出す。
入っていたデータの一つ、解像度が荒いが、咲夜らしき人物の姿を映していた。

「…まあ、正直言ってお前はシロだと思っている。そりゃ個人的な思いも、お前に対する信頼あるさ。
 おまけに動機が見当たらないしなによりも…」

ドーナツをパクリと一口。程よい甘さが脳を癒してくれる。
咲夜は料理にかけては俺よりもはるかに上手い。

「―――レミリアの館住人を敵とみなしているやつが黒幕だ。
 プレッシャーのために俺を捕らえると言っていた。なのにお前が犯人なら何故今俺を捕まえない?」

195 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/22(日) 23:49:53
>>192

「楽にしてよし。丁度お前にも聞きたいことがある」

戦車からは戦場の臭いが漂っている。
慣れたくもあまり嗅ぎたくも無い臭いだ。油と火薬と、血の臭い。
今朝入ってきた情報によるとカナダ軍とアメリカ軍が襲撃されたそうだ。
そしてこいつはアメリカ軍。戦闘後というとあまりにも、状況に合致しすぎている。

「どうやらお疲れのようだな。昨日は忙しかったのか?」

遠まわしに聞いてみた。
どちらにしろ何時かは協力するパートナーにもなりうる。

196 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/23(月) 00:00:37
>>194
>諸々が一度に惨殺された。…しかも、刃物でな

「刃物はちょうどこんなナイフですわね?」

薄笑いはそのままにどこからともなくやや曲線を描いた刃を持つ片手近接ナイフを取り出してみせる。

「ああ、それに写真まで撮られているのですか。
 さすが軍隊というところでしょうか」

ゆらりと欄干から背を離してシローに向かい一歩進む。

「そこまでつきとめておいて何故一人でここに来たのですか?」

時間を止めて顔と顔が触れ合うほどの近くまで迫って
シローの瞳を真紅の瞳で覗き込む。

そして私は……

>なのにお前が犯人なら何故今俺を捕まえない?

……私は静かにナイフをしまってもとの位置に戻り、欄干に背を預けた。
小さく溜息をひとつ。
なんでこの人はこうも揺らがないのだろうか。
悲鳴の一つも上げて逃げ出してくれればこうも心を占める事などなかっただろうに。

「ご明察の通りよ、シロー。
 私の姿と力の一部は写し取られて利用されたのだそうです。
 スキマ妖怪はシャドーとか言ってましたっけ」

信じなくても構いませんが。と付け加えて星空を仰ぐ。
なにしろあれはある意味で私より私らしい存在だったのだから。

かつての私はあれと変わり無い事をもっと残虐に行っていたのだ。
ならばあれの所業をもって私が追及されたとしても、それは止むを得ない事のように思えた。

自業自得でしょう?

197 名前:M60A3:2010/08/23(月) 00:05:10
>>191
え?いま何にも無い所から、お茶とドーナツが……。
道具出して一秒もかかって無かったよな?
え?お茶って、なんか色々儀式めいた事して結構時間掛ける物じゃないの?
人間のようにパニックになりそうだぜ……。

>>193
混乱している所に、メイドが何か話しかけていたが、肝心の前半部分を聞き逃した。

>どうも経験柄、硝煙の香りは緊張してしまうものですから」

「あー……そりゃ失礼しました」

戦災孤児か何かだろうか。それとも銃器を使った犯罪で、親しい人を失った?
『そう言うことなら』と風下側に少し移動する。トラウマか何かあるのかもしれないし。

>「この周囲は安全だと思います。
> 私も事件の話はうかがっていますが、全て特定の場所周辺で起きているそうですし……」

情報が一部だが漏れてる。それに『この辺りは安全』と言うフレーズも気になる。
だから俺は、あえてこの言葉には沈黙で答える事にした。

>>195
>「どうやらお疲れのようだな。昨日は忙しかったのか?」

「えぇ。ちょっとばかし反政府軍相手に、銃撃オージーパーティを」

……本当はOGパーティって意味違うんだけどね。

198 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/23(月) 00:15:19
>>196

何故そこまでわかっていながら一人で来たのか?
ああ、至極まっとうな質問だろう。彼女が限りなく可能性が低いとはいえ
クロであったならば俺はこの場で切り刻まれている。

「…残念そうだな。ま、お前が本当に今切りかかってくるなんて思っちゃいないさ。
 お前は俺の大事な友達で…信用しているからな。
 そういう思いがさ、不思議と人間を落ち着かせるんだよ」

笑いながらまたドーナツを一齧り。
信用してなかったらこいつを毒入りだと思って一切手をつけていないさ。


「それでやっと正体が判明したって訳だ。
 シャドー、影…道理でやられたあいつが影のように消えていったわけだ」

先ほどのナイフを取り出した行為なんてまるでなかったかのように話は続けられた。
急に入った仕事の対処法を友人に相談するかのような口ぶりで
俺はデジタルカメラを操作し、別の写真を見せた。

「こいつが俺と俺の部下を強襲してきた人形に乗った女。
 名前はアリスだとか言ったかな。ということはお前の知り合いにこういうやつがいるってことか?」

徐々に外堀を埋める。
事件の真相にいち早く辿り着いて行くようだ。

>>197

「言質が取れたよ、パットン。
 どうやら現れていたのは反政府軍でもただのゲリラでもないらしい。
 …化け物で構成された、暴力主義者テロリスト達だ」

事実そういうことになるのだろう。
奇しくも連邦軍も、化け物というのは除いているが、内戦に干渉する、政府、反政府、国連に次ぐ
第四勢力の存在を規定しようとしていた。

199 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/23(月) 00:25:20
>>197

「ああ、お茶?
 これは手品ですよ。
 私、こう見えて奇術師なのです」

機械の表情など読めはしないが、面食らっているような気が
なんとなくしたので、にっこり笑って嘘をつく。

いや、嘘ではない。
嘘があるとすればタネが本当にないということくらいのもので。

私の発言に思うところでもあったのか風下に移動する戦車。
風下に行かれると経験上余計に緊張するのだが……まぁ、仕方の無い話だ。
好意からなのだろうから何も言えない。

沈黙。
なにか気になる点があるのだろう。
いや、十中八九私が事件の事を知っているせいだろう。

メイドが事件にかかわっているとは考えにくい。
しかし、さりとて納得の行く説明など思いつかない。
スキマが教えてくれましたなどと言っても「お前は何を言ってるんだ」でしかないだろうから。

>>198

「残念よ、シローが逃げてくれたら刹那の感情に従って退廃的な楽しみに耽る事ができたかもしれないのだから。
 それは、そういうオトメゴコロ……でいいのかしらね?」

肩をすくめてメイドは笑う。
その瞳は既に真紅ではなく、いつもの澄んだ蒼に戻っていた。

続いてシローの翳す機械に目を向けるとそこにはアリスが写っていた。
いや、アリスの影だろう。
これもスキマに見せられた中にあったもの。
当のシローが巻き込まれた一件。

「ええ、アリスはたまに館に立ち寄る魔法使いよ。
 最近はフラン様とよく話をしているわね。
 話は私も知り合いの妖怪から聞いているのよ。
 他にも妖精や死神が出たのでしょう?
 死神は知らないけれど、妖精は紅魔館近くの湖にいる大妖精の影で間違いないと思う」

元々隠す必要などない。
求められるまま、説明をしていった。
その妖怪の見立てではその場で交戦した全ての者の力を写し取っているかもしれない事も。
そして、それらが何かを呼び出すための準備であろうという事も、だ。


200 名前:M60A3:2010/08/23(月) 00:37:54
>>196 >>198
なるほど。この二人、こんな3文芝居をやるためにここにいたのか?
方や、内通容疑が掛かっている(あくまで兵器内で、だが)組織の軍人。
方や、最初の事件の重要参考人。そんな二人がつるんで一芝居打つのは容易い筈だ。

この二人。状況的には、限りなく黒に近いグレーだ。
しかし確実な証拠は何もない。仮に俺がこの二人の行動を阻害したとしても、事態の好転・解決にはなんら寄与しない。
今しばらくは泳がせておくのが賢明だろう。
何せ、証拠が数点の不鮮明な画像だけなのだから。

>>198
>…化け物で構成された、テロリスト達だ」

確かにアレはバケモノだろう。レオパルドC1が吹き飛ばしたツタンカーメンマン。俺が倒した死神。
アレがバケモノでないのなら、何がバケモノか教えて欲しい物だ。

「バケモノと言うより……アレは異星人だな。SFやファンタジーにでも出てきそうな。もしくは異次元人」

たしか、戦車長が見ていたDVDにそんな異星人がいた気がする。

「とは言え。人間じゃないのは理解していたけど、ただのテロリストとはね」

実際、感想としてはその程度だ。実は地球侵略を企てる者ですと言われた方がまだ信じられる。
テロリズムが生み出すのは崩壊。崩壊した世界で、そいつはどうやって生きていくのか?
少し考えれば判る基礎中の基礎を放り出して、世界全てを憎む馬鹿に付ける薬は無いな。

201 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/23(月) 00:51:05
>>199

「人を刺して喜ぶような退廃は常識人にはごめんだよ。
 優美にこの茶と菓子を楽しむ方が俺にとっては耽る価値のある楽しみだ」

ドーナツの甘さが残った口の中を紅茶で洗った。
渋くもなく薄くもなく、絶妙な味なのは流石と言えるだろう。

さて、仕事の方に話のベクトルを戻そう。人刺し云々は少々不健全だ。

「…多分俺を写し取る意味は殆どないだろうけど
 まかりにも間違って強力な力を持った人間が交戦していたら危険だな、それは。
 影になってひっぺがえししてくるというわけか」

…となるとフランを写し取っていないのは幸いだな。
あれとまた戦うことになると、今度は流石にやばいかもしれない。
機甲部隊なんて余裕でひっくり返すワンウーマンアーミーになっちまう。

「しかし何かを呼び出すねえ…怪獣でも復活させる気か?」

まさかな。

>>200

すっごい疑いの眼差しを向けられているような気がする!
世の中には常識では測りきれない事象が存在するっていうのはこの地で俺がよくよく学んだことよ!

「あー、俺も実際追いかけられたし、ファンタジーに追いかけられるのは非常におっかないことだって言うのもよく分かっている」

実際吸血鬼と戦うと分かるあの絶望感。
だが、近いうちにもしかしたらまた味わうかもしれない。

「…近いうちにそっちと共同作戦ジョイント・ミッション張るっていう情報があってな。
 あの付近に第四勢力のテロリストが潜伏しているかもしれないってことで、大規模な山狩りみたいなもんを行うそうだ。
 もしかしたら現地で会うことになるかもな」

202 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/08/23(月) 00:58:42
>>200

変わらぬ沈黙。
ああ、この空気は知っている。

かつての霧の街ではよく浴びた視線。
信用できない相手に対する是も非でもない沈黙。

昔を思い出して苦笑する。
結局どこまで言っても私は私と言うわけだ。

やはり自業自得なのだろう。
たしかに罪悪感などもっていないのだし、文句を言うべき筋合いにはない。

>>201

「さて、何を呼び出すのかまでは。
 タイサイセークンとか美鈴は言ってましたが夢の話ですしいまひとつ参考には……」

そこまで言った時だった。
人の気配をかんじて反射的に視線を向けた先に人の影。

『……やぁ、探したぜメイド長!』

立っていたのはとんがり帽子を被った少女。
大きなほうきを持ったその姿はまさに絵本に出てくる魔女そのものだ。
見覚えのある相手と、出会う理由に欠ける状況に咲夜はわずかに眉を顰める。

「……貴方が?私を?
 何?パチュリー様に本のカタに雇われでもしたの?」
『いや、マスターの命令でな。ちょいと人攫いだぜ!』
「!?」

突如放たれた弾幕に反射的に前に出て空間を湾曲させて橋周辺を守る。
ここでは不味い。
背後のシローや戦車を思い、場所を変える算段をつける。

「シロー、それに戦車さん。
 悪いけど、急用ができましたのでお先に失礼します。
 ちょっと調子に乗ったネズミを駆除する系の仕事がありますので」
『ひどいな、ちょっと死ぬまで借りていくだけじゃないか。
 それに犬はネズミを狩るのには向かないぜ!』
「だれがいぬですか!私は人です」
『ハハッ!私だってネズミじゃないからお相子だな!』
「場所を変えます。嫌ならそのまま逃げますわ」
『わがままだなぁ、いいぜ付き合ってやる』

そうして二人は空中を翔け、夜空に消えていった。
その戦いがどうなったのか、それはまた別の話である。

  <退場、人知れず幕間開始?>

203 名前:M60A3:2010/08/23(月) 00:58:54
>>199
>私、こう見えて奇術師なのです」

「……」

酷く笑えない冗談を聞いたような気がする。さっきの『ごめんクサイ』のお返しか。
前々から思っていたが、このメイドは一体どんな場所で働いているのか。
鳩を出す程度なら、まだわからないでもないが。

「……結構なお手前で」

とは言え。手品としては一級所か、マジシャン・セロも裸足で逃げ出す腕前だ。
それに関しては素直に認めるから、褒めては置いた。慰めにもならないかもだが。

>>201
ジョイント・オペレーション。
話には聞いていたが、本当にやるのか。損害の大きかったカナダ隊とニュージーランド隊が動かせない今。
現地軍のBMPとパキスタンやらトルコやらのACPや装輪装甲車しか居ないと言うのに。
「なるほどね。まぁその作戦が今生の別れにならない事を祈りますか……」

そして、無線機が三度の空電ノイズを拾う。タイムアップ。
ココで戻らないと、後々面倒な事になる。

「えーと。申し訳ないが無線で呼び出し喰らったんで、コレで失礼します」
「少尉殿。余り情報を渡せなくて申し訳ない。メイドさんもトラウマ抉る様な真似してごめんなさい」

言葉にするが早いか、エンジンを掛けてゆっくり進みだす。
背後を襲われぬよう慎重に。だが土煙を巻き上げぬよう注意するフリをしながら、俺はその場を離れた。

【退場】

204 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/08/23(月) 01:31:28
>>202

「たいさいせーくんねえ、発音的に中国的な…」

そういおうとした刹那、少女の声と共に光線が飛んできた。
慌てて前に躍り出た咲夜がその起動を編曲させ、俺たちを守る。
何事かと拳銃を抜き、魔女へと銃口を向ける。

「随分な挨拶じゃないか…!」

こちらからも応戦しようと思った時には咲夜がひきつけてそのまま夜空へ飛んでいってしまった。
俺には目もくれず、か。しかし攫う…?

…嫌な予感がする。

>>203

「…足りない分をこっちからの兵器わんさか持ち込んで補うってさ。
 いい加減これ以上妙な被害を出されるのはごめんらしい」

夜空の奥へと消えていった咲夜達を見つめながら俺はボソリと付け加える。
決戦の時が近いのだろうか。
俄かに最前線となる基地の中も慌しくなっている。

「なに、俺は死なないさ。悪運が強いからな」

最終的な確認は取れた。戦うべき目標も一先ず出来たとも思える。
ただ、咲夜がどうなったのかは心配だが…。

基地に戻ろう。仕事の続きが待っている。

【退場】


205 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/27(金) 22:09:20
川風が頬に心地よく、川風が傷に染みる。
後者は包帯、さらには服ごしだから多分気のせいだろうけど、
不思議と今の私には明瞭に感じられた。

夏もそろそろ終わり。
だというのに、変わらぬ暑さ。
ローザが死にそうになっているのをよそに(ごめんね)、私は別の事に思いをはせていた。

影たちの物語。
そして、その根源について。

【入場】

206 名前:M60A3:2010/08/27(金) 22:35:56
「ふーい……」

なんだかこう、疲れたな。
結局メイドも少尉殿も、スパイや事件に関与した明確な証拠は挙がらず。
徒労感満載な所に、海兵隊のお出ましじゃねぇ……。
あいつ等下品だし、何より荒っぽいから嫌いなんだよなぁ。

あぁ、川風が目にしみる。涙が止まらない。
……流す涙も、潤む目も俺には無いんだがね。

>>205
ありゃ?なんか見た事ある人影が……。

「あ、やべぇ……」

クロイツェルだ。逃げるか。
それとももう一戦打つか?ギアボックスが最近調子悪いけど。

【入場】

207 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/27(金) 22:49:59
>>206
聞き覚えのあるキャタピラ音、見覚えのあるシルエット。
言葉を話す戦車さんだ。……或いはその同型機。
取りあえず手を振っておく。これなら、中の人がいてもいなくても差し支えは無いだろう。

……そういえば、メディスンとの戦いの終盤で同じ型の戦車を見かけた。
あれも彼だったんだろうか?

208 名前:M60A3:2010/08/27(金) 23:03:08
>>207
一端、100mほど距離を置いて停まって様子を見る。
流石に、またいきなり撃ってくる事はないだろうが……。

と、警戒しているとクロイツェルが手を振った。

「ふーむ」

コレは挨拶なのか、それとも『人形リーフ返せ!』と怒ってるのか?
そう言えば、レオパルドC1の戦車長がまたリーフ持って来ちゃったんだよな……。
ソレについて弁解しないといけないし、場合によっちゃ弁償しろとか言われるかもだが。

「しゃぁねぇ。なるようになれ」

半ばヤケクソで、クロイツェルの傍まで走って行き、一言掛ける。

「よう、人形士。……怪我の具合はどうだ?」

傍まで行って気が付いた。怪我してたのか……。

209 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/27(金) 23:27:15
>>208
「あ、やっぱりあなただったのね。
傷っていうか爛れと神経毒だけど。お医者さんの見立てじゃ、
あと一週間もすれば痕もなく治るだろうって。
……直後の処置がよかったのかな?」

あはは、と笑う。
ちょっと空虚な笑いになってるのが自覚できた。
……処置をしてくれたのは、きっとあの子だから。

「で、そっちの調子はどう? この間、お仲間は結構大変な事になってたけど」

さりげなく話を振ってみる。
そういえば、あの時のリーフ、返してもらってないなあ……。

210 名前:M60A3:2010/08/27(金) 23:42:12
>>209
……神経毒?おいおい。アレ、サリンやタブン、VXガスの親戚だったのかよ。

「あー、まぁな。同タイプはこの辺じゃ動いてないし。それにしても直後の処置が良かったからって、よく助かったな」

M1エイブラムスとかなら、昨日到着したばかりの奴らが15台位、基地内うろうろしてたが。
……あいつ等こっち見てげらげら笑うわ、ピクニック気分でお喋りするわ、マジ腹立つ。

「んあ。まぁぼちぼち……といった所かね。国に還って修理しないとダメらしいけど」

どうせ次回の出撃からは、俺たちIFORは外れるから別に良いんだけどな。
けれどもカナダ隊は全部の車両が火炎を浴びて、吸気系やゴムパーツに大なり小なりの損傷を受けたのが痛い。
基地に居る海兵隊車両を除けば、まともな戦車は俺だけになっちまった……。

「あと……ごめん!リーフなんだが」

そう。戦車ごと国に帰ってしまったので、返すに返せなかったりする……。

211 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/28(土) 00:04:02
>>210
「ま、運もよかったし、処置の腕もよかったのよ、きっと。
 何しろ専門家っぽかったからね。毒の」

あとは、私の持ってる追放されしモノエグザイルが何かした、とかだろうか。
正直、詳しいところは私にもわからなかったりする。
……彼女の事はあまり触れると悲しくなるので、話題を強制的に打ち切る。

「で、調子は……そっか。じゃ、あなたともしばらくお別れ?
 パーツ変わると性格変わるとかそういうのはないのかなー」

見た感じ、カナダ(……いまだにどこの国だかわからない)の戦車たちは相当ヘビーなダメージを受けていた。
下手すれば全とっかえとかだろう。
そういう状況で、果たして人格(車格?)とかは保てるのかどうか。

「あー……いいよ、あの子はあの戦車長さんにあげる。
 共同作業の思い出ってことで、ね」

私の作品の中には、そうやって世に出て行った子たちも少なからずいる。
だから、こういう別れも寂しくはない。……ないったら。

212 名前:M60A3:2010/08/28(土) 00:26:33
>>211
「専門家か。幸運な偶然もあったもんだ」

偶然飛行機に乗り合わせた人が、心臓病の権威で奇跡的に助かった。そんな話も聞くしな。
運が強い奴。人より臆病で注意深い奴ほど長生きできる。きっとクロイツェルもそう言う人の一人なんだろう。

「そうだな。しばらくと言うか、所属軍が違うからこのまま永久にお別れかもしれん」
「何かの機会で会っても、今回みたいに共同戦線張るって事は無いだろうな」

州軍移管前は、他国軍との合同演習にも参加したもんだが……。今はさっぱり。

「でもパーツ代わったからって、性格変わるって話は聞いた事無いなぁ」
「俺もアップデートプランの試作で、とんでもない姿に改造されたけど(兵器スレ>254参照)……」
「あの後も性格は変わらなかったし」

あー。今思い返すだけでもアレは悪夢だ。悪夢以外の何物でもない。
だって(以下うじうじと愚痴を省略)

「……悪いなー。なんでもあっちの戦車長が、子供の頃持ってた人形とそっくりだったらしいんだわ」
「多分大事にしてくれると思う。なにせ、こっち居る間に洗ってやったり、服作ったりするほど可愛がってたから」

そう。何でもあの戦車長が12歳まで持ってた人形に、瓜二つだったらしい。写真まで大切に持ってたし。

「ごめんな。アンタにとっても大切だったろうに。何か埋め合わせたいもんだが……」

まさか『俺を使って』と言うわけにも行かないしな。

213 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/28(土) 01:01:33
>>212
「幸運か……そうね。私は『幸運』なんでしょうね。きっと」

人生に明確な目的を持てる者はそう多くない。
そういう意味では、私は幸運なのだろう。

その専門家が毒を撒いた張本人だとか言う話は
ややこしくなるのでまるまる伏せて、私はそう答えた。


「そっか……まあ、良好な出会いとは言い難かったけど、元気でね」

喋る戦車と知り合いになるなんて、これまで考えてもみなかったなあ。
戦車と言えば、私にとって帝国の象徴だったし、今もそうだから。

でも、彼とは。

「また会えるといいねー。出来れば戦わない場面で」

素直にそういう会話ができた。


「な、なんかトラウマ刺激しちゃった……?」

ぶつぶつ呟きだした戦車に思わず言う。
でも、そうすると彼らの人格はどう構築されているんだろう?
ちょっと興味深い話題だった。


「そっか……」

ちょっとジーンときた。

「埋め合わせとかはいいよ。ただ、大切にしてあげるようにって、伝えてくれる?」

そうしてくれれば、あの子も本望だろう。きっと。


「さて、そろそろ帰らないとローザがぶつぶついうね」

と、立ち上がっていう。

「じゃ、またね!」

そうして私は帰路についた。
影の話は……後回し、だ。

214 名前:M60A3:2010/08/28(土) 01:33:38
>>213
>「そっか……まあ、良好な出会いとは言い難かったけど、元気でね」

「たしかになぁ。ま、あいつらも俺らと同じくタフで長寿な戦車だから、多分大丈夫だと思うけどね」
「あいつ等は先に還ったけど、まだ残ってる車両も居たから、達者にやるよう伝言しておくよ」

レオパルド1が西ドイツ陸軍に採用されて46年。ま、もうしばらくは奴の天下だろうな。
『……妬ましい』と言って置く。

>「また会えるといいねー。出来れば戦わない場面で」

「そうだな。俺としてもしばらく戦闘はこりごりだわ」

最近急加速・急減速を繰り返したせいか、足回りの調子がおかしい。
本格的なメンテナンスが欲しい所だが、こんな状態じゃなぁ。それに、保守部品が有るかどうかも判らないしな。
多少ぼやいていると、クロイツェルはもう帰ると言う。

「あぁ、じゃあな。多分言われなくても大切にしてそうだが。お前さんも自分の身は大切にしろよ」

帰路に着くクロイツェルを見送っても、基地に帰る気になれずにぼんやり川面を眺める。
思い出すのは、この間の二人と霧の中の死神。何だったんだろうなぁ。アレ。

215 名前:M60A3:2010/08/28(土) 02:49:56
たしか車載コンピューターのどっかに、画像が残ってたなぁ。
一枚一枚仔細に観察して見る。最初の事件のメイド。2回目のなんかデカイ物。3回目の二人組み。

「……あれ?」

なんか引っかかって、もう一度見直す。
連邦軍にも渡ってるメイドの写真1枚と、ニュージーランド軍が撮影した4枚。
比較して見ると何かおかしい。画像編集とかそう言うのではない。何かが違う……。

「あっ!」

影の付き方がおかしい!
1枚目。銃弾を避けたのか、バックステップを踏んでいるメイド。背後に月らしき明かりが見えて居るのに……。
手前側に影のコントラストが無い。どう考えてもおかしい。
3枚目が決定打だった。宙返りしたのか、殆ど逆さまに写っているメイドと、数名の兵士。
その内の一人が手にした銃から、マズルフラッシュが迸っている。
他の兵士がその光で強いコントラストが付いているのに、メイドにはソレがない。
他の写真もそうだ。まるで3Dポリゴンのテスクチャに、影を描き入れた様な……。
酷い所だと、部位によって光源が逆に思える影が付いている。

「どうなってんだよ……」

他の記録から、比較になるメイドの写真を引っ張ってくる。3月の初遭遇。先月・今月の記録画像。
全てが普通と同じ影の付き方。別に不審な所は無い。事件のあった写真だけが、不自然なコントラストで写って居る。

『私の姿と力の一部は写し取られて利用されたのだそうです』

メイドはそう言っていた。つまりコイツは、何らかの妖怪変化の類が化けた姿って事か……。
にわかに信じられないが、ルーミア見たいのだって居るんだ。今までメイドの言を信じなかった俺が悪い。

「……冗談じゃねぇ」

アクセルを全開に開いて、基地への道を急ぐ。コイツはヤバイぜ……。

【退場】

216 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/08/31(火) 21:48:18
空が綺麗でした。
川の水も透き通って、空のお星さまを写し取ってるみたいで。
辺りは静かで、居るのは私だけみたいです。

「まう〜、独り占めですねっ」

だからもう、アレです。
最近暑いし、行きましょうか。
服を脱ぐ→畳む→飛び込む。
水着はすでに下へ着ていたワンピース!
夏の終わりを全力で楽しみますよー!

【入場:飛び込みなう】



217 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/08/31(火) 22:36:44

水辺は危ないから油断するな、なんて言われましたけど。
宇宙空間でも活動できる汎用偵察型の私がこの位の環境で後れを取るはずがありません!
見てくださいこの一夜漬けで覚えたバタフライ!

……誰も居ないのでちょっとむなしいですね。
こんなことなら他のみんなも誘えば良かったかも。

というか。今気づいたんですけど。
こういう場所ってお化け出そうですよね?


「―――何か出たらどうしよう!?」

 思わず声に出てしまいました。
 どう見ても手遅れです。



218 名前:◆8OBAKEP44A :2010/08/31(火) 23:03:12


ポシャン……


<どこからか飛んできた傘が川に着水しました>

219 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/31(火) 23:03:43
>>216-217
あ、ありのまま今起こったことを話すと。

「深夜の清流で女の子がバタフライしていた」

幽霊だとか不審者だとか、そんなちゃちなもんじゃ断じてない。
もっと恐ろしい真夏の夜の片鱗を味わったわ……。


それはさておき。
女の子が何か叫んでいる。出たらどうしようとかなんとか。
どうも彼女は脅かす方でなく、脅かされる方のキャラらしい。

それなら、まあ。
私のやる事は、ただ、一つ。

明かりを顔の下に持ってきてー♪
片手を垂らしてー♪

「うーらーめーしーやー」

【わりとあんまりな入場】

220 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/08/31(火) 23:17:17
>>218

「……まう?」

何かが流れに落ちてきたような音が。
見ると、何やら傘がどんぶらこと泳いでいます。
はて、風で飛ばされて来たんでしょうか。それとも誰かが落っことして―――

え、誰が?
誰もいないのに。

「まうわわわわわわわ」

あわてて水辺から上がって注意深く傘を観察します。
見た感じ紫っぽい普通の傘、な気はしますが……。
……あれ、何かくっついてる?
少し近づいてもっとよく見えるようにしてみます。


>>219

およ。センサーに反応あり。
誰かお客さんのようで―――うわ怖っ!
分かっててもそれは怖いです!

「あ、あんまり脅かさないでくださいよう……こんばんは。
こんな時間にどうかしましたか? というかどちら様でしょうか……」

なんとなく親近感を覚えるような気はしますけど初対面ですし。





221 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/08/31(火) 23:33:06
>>220

ざっぱーん!

                             _,.. -┴- 、.,_
                          ,. '"\/\/\> 、
                        , '´   ,. -──- 、   `' 、
                      ./    <.   ,'⌒ヽ. 〉     \
                    /       `''ー┴--‐'‐'       \
                   ./    /    \__r─、--、ノ       ハ
                       /__/         \ \ \       ,|
                      ,- 、_ \__/\_.  \ \ \─| ̄ ̄/
              , '"´ ̄/   \`''<::::::::::::::::::::::\/:::':,     ':;:::::::::::/
             ./    ./        \ ::::::::::::::::::| |:::::::;ハ     'r'' ̄
            /  |-‐ |    \  ヽ.  ハ\/`ヽ| |/\|    |
           ノ  ハ_」_ ハ   ,ハ‐-ヽ.  ',.  !.    | |    |    | お化けだぞー!うらめしやー!
          '⌒i ./ィァ'7ヽ | / |_/_,ハ  |  |      | |    |    |
        r-、  ノ、ハ 弋_rソ レ'   ァ:7ハ | / 人.    | |   /    /
       r// ̄ / /7⊃     弋;;rソ'レ' イ  )  ,.-っ!、 /   /    ./`ヽ
       `\ |∧ ト、   lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>'"| |`{ニ}.7   (     /   .!
          \ レ'\> 、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-| |' .|    ヽ.,_/     |
           \i   /|/二二7イ/   /    _,,. -| | 八             /
              `'ァ'::::::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  ..| |  \          /
             /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄    l二二二二l\`''ー---‐ ''"
           _rく:::::::::><:::::::::::::::::;!       \| |、 | |、 \! 
      r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|          \_\_「 ̄
     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ
         ̄ ̄   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
                ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
                 | .,'
                 |  )、
                 し'/ァ
                └'´


222 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/08/31(火) 23:40:01
>>221

…………。
ああ、なるほど。
子供のイタズラですか。


「なんだー、他にも誰か居たんですねぇ。何処の子ですか?
遊ぶのはいいですけどお父さんやお母さんと一緒じゃないと危ないですよー」

とはいえ傘のデザインはちょっと怖いと思います。みんなびっくりすると思います。
何でしょうかこれ。手製?



223 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/31(火) 23:40:24
>>218
あれ、なんか落ちてきた……?
何となく傘っぽいけど、暗くてよく見えない。
明かり……古式なランタンをかざしてみる。
って
>>221
「わわわっ、濡れる濡れるっ」

登場が激しすぎて驚きが別のベクトルにいっちゃった。

>>220
「いやぁ、暗い夜に女の子に会ったらこうするのが礼儀かと思ってね?
あ、ぐーてんあーべんと」

けらけら笑ってご挨拶。
なんだか、ローザとあってから自分のこういういたずら気質が
ぐんぐん成長してきてる気がする。なんでだろ。

「私は人形師のクロイツェル。お客さんに人形届けにいった帰り道。
あなたは? こんな夜中に水泳?」

何故か他人と思えない女の子。初対面なのにね。

224 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/08/31(火) 23:44:45
>>222-223

                             _,.. -┴- 、.,_
                          ,. '"\/\/\> 、
                        , '´   ,. -──- 、   `' 、
                      ./    <.   ,'⌒ヽ. 〉     \
                    /       `''ー┴--‐'‐'       \
                   ./    /    \__r─、--、ノ       ハ
                       /__/         \ \ \       ,|
                      ,- 、_ \__/\_.  \ \ \─| ̄ ̄/
              , '"´ ̄/   \`''<::::::::::::::::::::::\/:::':,     ':;:::::::::::/
             ./    ./        \ ::::::::::::::::::| |:::::::;ハ     'r'' ̄
            /  |-‐ |    \  ヽ.  ハ\/`ヽ| |/\|    |
           ノ  ハ_」_ ハ   ,ハ‐-ヽ.  ',.  !.    | |    |    | …………。
          '⌒i ./ィァ'7ヽ | / |_/_,ハ  |  |      | |    |    |
        r-、  ノ、ハ 弋_rソ レ'   ァ:7ハ | / 人.    | |   /    /
       r// ̄ / /7⊃     弋;;rソ'レ' イ  )  ,.-っ!、 /   /    ./`ヽ
       `\ |∧ ト、   lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>'"| |`{ニ}.7   (     /   .!
          \ レ'\> 、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-| |' .|    ヽ.,_/     |
           \i   /|/二二7イ/   /    _,,. -| | 八             /
              `'ァ'::::::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  ..| |  \          /
             /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄    l二二二二l\`''ー---‐ ''"
           _rく:::::::::><:::::::::::::::::;!       \| |、 | |、 \! 
      r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|          \_\_「 ̄
     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ
         ̄ ̄   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
                ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
                 | .,'
                 |  )、
                 し'/ァ
                └'´

えーと。


 ':,            ,,.. -‐― ―‐‐--- 、.,           /
  ':,        ,. ''"´ ̄`"ー、         `ヽ.        /.
   ':,    ,.:'"        ヽ.ー―-、.     ヽ.     ,'   う
        /   ,'         ヽ    `ヽ     ',    |   ら
. \    /    !   ,'  ,'           `ヽ.   ':,     |   め
   \   |     \  !  !   ヽ     丶  ヽ  i   !.   し
      . i    /メ、ヽ ヽ、ヽ   ヽ、  i  .|   !  |   |   や
`"''  、.., ,_ i   ,ァ .7´, `i'ー`- ヽ、ヽ、ニゝイ、ヽノヾ ノ  /i   |    |
       〈  レイ i┘ i.    ア´!_」::ハヽ i }  〈 l  ∠    ! !
─-- .    〉   !  ゝ- '      !:::::::::::! !ノィ    ,','    `ヽ.
       ノイ〉 7/l/l/   、    `'ー‐ '  丿ノ ,イ〈        ー---
,. -──- 、 ノ  人    `i`ァー-- 、  /l/l/イノ / ',
        ヽ /ノ. ` 、.   レ'    ',  u ´/l /ィノ
   お    i〈    `  、'、    ノ  ,.イ,       }
   ど     .| ) ヘ 人 从 `>-r  =ニi´、. 从Vヽノヘノ
   ろ     i   `,. イ´ヾ┐ r「ノ   /`ヽ'
   け     |   ,.:'"7   `ゝYノ´      /´ー 、.
    |     | /  /      |       /     i.
   ! !      !  .  ,      -┿-     ;'     ',


225 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/08/31(火) 23:57:57
>>224
「演出が足りないっ」

思わずびしっとつっこんだ。
いやだって、あんまりに怖くないんだもん。


「光源は下から! 目は恨めしげに細める! 口は開けないで舌出して!
全身はずぶ濡れか血まみれ! 手は前に垂らす! その上で声はもっと震わせて!
さあ、のっほ・あいんまーる(もう一回)!」

226 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 00:05:09
>>223

人形師……なんだか珍しい気がします。
というよりもその手の文化はあちこちで失われて久しいんですけど。戦争で。
もしかしてそういう技術の伝承者だったりするんでしょうか。

「お仕事お疲れ様です。人形さんをうまく作れる人って、私たちのところだと居ないのでちょっと珍しいですね。
……あ、私はサキっていいます。あんまり暑かったのでちょっと、つい飛び込みに来ちゃいました、えへへ」

独りで来たのはちょっと失敗だったかなーとか思ってましたけど!
せめてイルちゃんやナナコちゃん位は誘うべきだったか! 最悪カエちゃんでも!

「で、お仕事は……星を綺麗にするお手伝いをさせて頂いてますねー。
荒れ地を緑にしたり、汚れた水をここの流れみたいにお掃除したりとか」

あの人が始めてから一万年。もう人が住めるくらい綺麗に治りましたけど。
まだまだやることはいっぱいあるのでちょっと忙しかったりします。
前にやってたことよりずっと楽しいしやりがいもあるので平気ですけど。


>>224

「ど、どうおどろけと……

いえだってこう、普通の女の子じゃないですか。
手が十三本あったり目が四つあったりしませんし。
普通の人だとしても半裸のマッチョが叫びながら追いかけてくるわけじゃないんですから。

「肝試しとかならもうちょっといい感じの怖がらせ方を勉強した方がいいと思いますよ?
可愛すぎて驚いたー、なんて人もいるかも知れませんけどね」

いいこいいこと頭をなでてみたり。
……それにしてもどこの子なんでしょうか。
ここ、あんまり人気のない場所なんですよね。
スグリさんにでも問い合わせてみましょうか。



227 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 00:29:19
>>225

>演出が足りないっ

えっ!?

>光源は下から! 目は恨めしげに細める! 口は開けないで舌出して!

光源!えっと、えっと、演出「からかさ寂光」!
これを下から当てて目は恨めしげ、舌を出して……。

>全身はずぶ濡れか血まみれ! 手は前に垂らす! その上で声はもっと震わせて!

ずぶ濡れ!?(ぼしゃん、ざっっぱん)ぷはっ!
これで全身ずぶ濡れ!手を前にたらして声をもっとふ〜る〜わ〜せ〜て〜

>さあ、のっほ・あいんまーる(もう一回)!

            _,._ -―――- 、
       , -ァ'´  `ヽフ⌒`「`ヽ、ト、
       ,' '  ,      '^',  ヽ、ヽ
      ソ  ,     、         ヽ `ヽ
        {  人 、       、 ` 、 ノ }  }、
       〉 /  \`ヽ、 ヽ、   、 )ノ ハ イ }
       〈 /i´ ̄``ヽ__ヽ__入_ソ' / } !ノ
      〉 }ァ=ミ     x==ムノ  i ハ う〜ら〜め〜し〜や〜……。
     ノ ハ             / /i  ! 、 ヽ
     ´フ ノ ゝ    ′    ∠ノ ,',ノ  } }
     リ  /  \ ,ーr┐      .イ ノ , ' ,' イ
      リVヽハヘr(__ ノ__ .  ''´ |∧ハレヘハヽ
          /   /:::l  ┌T「'ー-厂ス
        /    /::;「レT「 , '::::::/    ヽ
         \   ,/::::`7´ ̄´:::::::::{     }
         {` ´{::::::≠:::::::::::::::::::::ト、  __ノ
           l   i::::::l::::::::::::::::::::::::::l  〈
         }   l:::*::::::::::::::::::::::::l   }
           l   ll:::::l::::::::::::::::::::::::::ll   l
            !   ! !::キ:::::::::::::::::::::::l l   l
         ノニニ| l:::::ハ:::::::::::::::::::::::l lニニl
     (⌒〈_ム_人|/ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄V_ルレ'⌒)
       ̄    /          ',  ` ̄

……どう?

>>226

ちくしょう!また馬鹿にされた!昔は妖怪の天下だったのに〜!
路地からばって出ただけで普通の人間なら裸足で逃げたあの時代が懐かしい……。
というか頭撫でんな!うらめしやー!

……ん?あなたね。
魂の具合が人間にしては妙に欠けてたり変質したりしている。
かといって付喪神だとか妖怪だとかそんな類じゃないわ。あなた誰?

228 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 00:38:23
>>227

「いやいや、馬鹿になんてしてませんよ。可愛いのは本当ですよ?
怖くないのは確かですけど……」

なんかフォローになってない気はしますけど。
……ってあれ?

「あ、私ですか? よく分かりましたね。実はちょっと昔……色々とありまして。
体をいじってるから普通の人とはちょっと違うんですね。空飛んだり苛酷な環境でも活動できたり」

他にも戦ったりとか。こっちはもう必要ないんですけどね。
―――というか、妖怪? 妖怪ってあれですか。アーカイブにあった水木しげるの。
いやでも、フィクションですよね。あれ。メルヘンとかそういう類ですよね。怖いですけど。

「……あれ。ひょっとしてあなた、人間じゃなかったりします?」

うっかり訊いてみたり。
いや妖怪ってそんな……証拠も無いのに。
夜だからちょっと思考回路が狂ってるんでしょうか?



229 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 01:02:24
「そうねー。同業者にはあんまり会わないわね。競合が無くていいけど、ちょっと寂しいわ。
サキちゃんか、よろしくね」

にっこり笑って

「そうそう、この川時々流れ早くなるから気をつけてね」

今更遅すぎる注意であった。


「星を綺麗に、か……」

少し遠い目をする私。
遠くない先(クロイツェル主観)に地上に吹き荒れる(ていうか一部はもう吹き出してる)大戦争。
それもまた、彼女らに綺麗にしてもらえ……。
おや?
小さな違和感。

それを裏付けるかのように。

>>228
>実はちょっと昔……色々とありまして。
>体をいじってるから普通の人とはちょっと違うんですね。空飛んだり苛酷な環境でも活動できたり」

さらりと語られる壮絶な話。

そして……クロイツェルが知る限り、そこまで人類の強化試験が行われるのはプロトコル始動後だ。

違和感は徐々に広がる。
これは、なんなのだろう……。

疑問に決着を見るため、クロイツェルは一つの問を口にした。

「ねえ、サキ。今日って何年何月何日だっけ?」


>>227
「ん〜〜〜〜……惜しい!
何がどうとは言いにくいけど惜しい〜」

230 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 01:03:24
>>229前半は>>226

231 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 01:13:38
>>228

>怖くないのは確かですけど……

やっぱり馬鹿にしてるー!
お化けに出会ったら普通人間は驚いて怖がるもの!
それを否定されたら私の存在価値がなくなっちゃうんだからね!

>体をいじってるから普通の人とはちょっと違うんですね。空飛んだり苛酷な環境でも活動できたり

空飛んでる人間なんていまどき珍しくもなんともないわ〜。
揃いに揃ってさですとだしね!
ああもう、空を飛ぶ人間にぼこられた記憶が恨めしい!

>……あれ。ひょっとしてあなた、人間じゃなかったりします?

よくぞ聞いてくれんした!
ここであったが百年目、捨てられ傘の怨念よ!人間驚かしその心喰らう!
人に捨てられ恨めしさのあまり妖怪となった哀れな唐傘、そうわちきの名は多々良小傘で、ありんす〜。

>>229

む、むう!難しい!
今まで古典怪談読んで散々勉強したのに!

232 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 01:31:19
>>229

「あはは、大丈夫ですよ。宇宙空間でも活動できる人が溺れたりしませんから」

ぱたぱた手を振りながら言ったところで、ふと。

「え、年月日ですか?……んー。移民船が出発してから戻ってくるまでなら、10000年くらいですかね。
地球側の暦は終戦直後のデータがほとんど残ってないのではっきりしてないんですよ」

戦争が終わって地球に人が住めなくなっててとにかく宇宙に出ようということで大混乱してた時期です。
そんなわけで地球に残って星を治そうとする人たちが居たことにも気づかなかったわけで。
考えてみれば技術的にも共通の部分があったんですからもっと早く気づくべきだったと思います。
気づいててもあの時のシフさんなら間違いなく交戦すると思いますけど。

「……あれ?」

何か引っかかったような気が。
気のせいでしょうか。


>>231

……いやあ、ここまで直球で言われるとは。
嘘でもすごいと思います。ある意味で。

「……でもそんなに怖くないですね。怨念の割に」

こんな可愛い女の子が怨念だったらお持ち帰りする人続出な気がします。
むしろ祟ってくれとお願いする人もいるかも知れません。男の人って……。
いやまあそれはさておき。

「でもやっぱり、怖がらせるには何か足りないと思いますよ?」

たとえばこう。
正体不明さとか。不気味さとか。



233 名前:車列:2010/09/01(水) 01:50:58
夜を照らすヘッドライト。
大型のトレーラーが、何台も連なる。全てが荷台に、布に覆われた何かを載せて……。
それらが川に差し掛かる。

234 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 02:00:33
>>233

「……まう?」

なんでしょうかアレ。
私たちが普段使ってるトレーラーと随分違うような。
しかもここ、車じゃ普通は入ってこれない場所だったと思うんですけど……。



235 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 02:06:05
>>232
なるほど。
クロイツェルは現状を把握した。
妙なくすくす笑いが込み上げてくる。

「なるほどね。つまり、サキちゃんは……」

>>233
言葉がエンジン音に遮られた。
えーと……なに、これ?
一応警戒体制をとっておく。

236 名前:車列:2010/09/01(水) 02:08:31
>>234のような疑問にもかかわらず、全員の前を過ぎ去っていく、トレーラーの列。
妙に高い車高。汚らしい迷彩。すべてのトレーラーは軍用なのだ。

長い葬列のような車列が過ぎ去ろうとした時、最後尾の一両が路肩によって停まる。
ご丁寧にエンジンも切って、だ。

237 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 02:08:37
>>232

>……でもそんなに怖くないですね。怨念の割に

な、なんだとー!
私は人間憎くて驚かせるために妖怪になったのよ!
見てよ、このおどろおどろしい傘!どう見たって怨霊悪鬼の類でしょうが!

>でもやっぱり、怖がらせるには何か足りないと思いますよ?

むむう、でも空を飛ぶのはもう時代遅れみたいだしねえ。
ほらふわふわ体浮いてるけどこんなの巫女とか平気で出来るからねー。
もっと、さっぷらいずな何かが必要なのだろうか!私には!

>>233

……あれの運転手でも驚かしてこよっかなー(ぼそっ

238 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 02:17:40
>>236
「帝国……じゃ、ないわよね」

呟くクロイツェル。
相手の出方を待つしかない現状がもどかしい。

239 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 02:23:46
>>235

……まあ、とりあえず今はおいておきましょう。
何を言おうとしたのか気になりますけど。
気になりますけど。
それより。


>>236

何でしょう。嫌な予感がします。
……装備の転送、しておいた方がいいかも知れません。
出来れば使いたくないんですけど。
そもそも私あんまり強くないですし、それ以上にここの環境を傷つけるのは嫌ですから。


>>237

「ええまあ。傘はちょっと怖いかもしれませんけど多々良ちゃんが可愛いので」

相殺されてますね。誤差の範疇で。
勿体無いような気もします。

「時代遅れというかデファクトスタンダードですかね〜。当たり前になっちゃったというか。
流石に普通の人は飛べなくても、私たちは普通に空飛んだりしますし、そういう機械もありますし」

あんまり長距離を移動する必要は普通ないので、使う機会もありませんけど。
用事があるならあちこち飛び回ったりしてる私たちにお願いしてくる事の方が多いですし。

「……んー、なんというか。驚かせるならもうちょっと怖いというか厳つい方が。
ここは一つお面でも被ってみるのはどうでしょうか? 何かすごく変なのを」

昔は『はんにゃ』とか『のうめん』とか不気味さを感じる被り物があったそうですし。
……実物を見たことは無いんですけど。写真だけ。



240 名前:トレーラー運転手:2010/09/01(水) 02:29:10
「フッ!」

ドアを開いて、運転台から飛び降りる。
ブーツが土に沈み、深々と靴跡を残した。隠密作戦中だけに、余り褒められた行為じゃないが。

>>238
「Good evening.A long time. Daughter.(こんばんは。久しぶりだなお嬢さん)」

……おや?何かこう。敵意めいた雰囲気が。

「余り警戒しないでくれ、私はただの戦車兵だよ。そちらのお嬢さんにしばらく前に世話になってね」

そう言って、私は>>238のお嬢さんを指差した。

241 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 02:38:10
>>248
「……いきなり掃射受けるとかじゃなくてよかった」

すっかり思考が戦闘寄りになっているクロイツェルである。

「私が世話した戦車兵さん……ああ、カナダの人?」

緊張が少しほどけた気がした。

「どうしたの、こんなとこで。国に帰ったって聞いてたけど?」

242 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 02:39:41
アンカーミス

>>241>>240

243 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 02:44:57
>>240-241

いざ覚悟を決めてグレネード(マラカス型)とビームブレード(タンバリン型)を取り出したところで、
気さくに話しかけられて戸惑ってしまいました。

いえ、戦車兵といわれましても。
というか基本的には無人兵器が主流で一部の素質を持った人が改造されて戦場に送り出されてた位なので。
……あ、あれ? じゃあなんで?

「……どういうことなんでしょうクロイツェルさん」

タイムマシンに載った覚えは無いんですけど。
いったい私は何を見ているのでしょうか。



244 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 02:47:48
>>239

>傘はちょっと怖いかもしれませんけど多々良ちゃんが可愛いので

フォローになってないわ〜……。
ああもう、この傘単体で活動しようかしら。
一応この姿だと遊女の真似して引っ掛けた男を化かすなんて芸当も出来るんだけどー。

>当たり前になっちゃったというか

人間はいつから空を飛ぶのが当たり前になったのよ。
空は空で鳥か妖怪が飛ぶのが精々だったもんでしょう?
あの巫女とかは妖力で飛んでいたけど、あなたもしかして科学の力で?

>驚かせるならもうちょっと怖いというか厳つい方が

厳つい?うーん。
お岩さんとかも確かに顔が怖かったしねえ。ちょっと考えてみるー。

>>240

ハロウフォゴットンワールド!
英吉利語ってこんなので通じるのよね、確か!

245 名前:トレーラー運転手:2010/09/01(水) 02:55:39
>>241
カナダの戦車兵。あぁ……。

「ジャン中尉の事か。たしかに彼とは知り合いだが、私はアメリカ兵の方だ」

暗くて見難かったかもしれないが、肩には星条旗のパッチもつけて居たんだが……。

「言い遅れたが、私はカルフォルニア州軍のヴェスケズ中尉だ。流石に命の恩人に鉛弾を喰らわせるほど恩知らずじゃないさ」
「この間は突然の事で満足にお礼も言えなかったからな。部下とジャン中尉に代わって礼を言いたい。ありがとう」

そう言って私は、日本式に頭を下げる。

「ともかく、この国を離れる前にまた会えてよかったよ」
「たぶん、こいつも喜んでると思う」

そう言って、私はトレーラーの荷台を振り仰いだ。

>>244
ん?なんだか時間帯がずいぶん外れた挨拶じゃないか?

「私は英語教師では無いので、大きなことは言えないが。Helloは日中に使う単語だ」

246 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 03:12:27
>>245

そこはご愛嬌ってことで許してねー。
ハロウはヘイロウでありホローでもあるのよー。

>たぶん、こいつも喜んでると思う

……?

(妙ねえ、やけに強い妖力を感じるわ。付喪神の同類がいるのかしら)

ねえ、ちょっとその荷台の中を見てもいいかしら?
もしかしたら面白いことが起きるかもしれないわよ〜。うらめしやー。

247 名前:ヴェスケズ中尉:2010/09/01(水) 03:28:50
>>246
>ねえ、ちょっとその荷台の中を見てもいいかしら?

「……見たい。のか?」

私は躊躇った。別に機密がどうとか言う訳ではないが……。

「判った。少し待っててくれ」

私は荷台に登り、カバーの防水シートと、それを止めていたロープを解く。
防水シートの下から現れたのは戦車。ついこの間まで、私が部下と共に乗っていた車両だ。

「……本当は余り見せたくは無いがな」

一度燃えがった装甲には、赤黒とりどりのサビが浮き。
砲身と防盾を外された砲塔には、髑髏の眼窩を思い起こさせる黒い穴が開いている。
誰が見ても、この戦車が『死んでいる』事はわかるだろう。

「気が済んだかい?お嬢さん」

248 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 03:39:16
>>247

よいしょっと。あっちゃーこりゃ見事ねえ。

万物には魂が宿っている。
影響を受けやすいのは人間に近しかったりするもの。
人形だとか、傘だとか、はたまた人の血を吸い続ける武器だとかね。
そして物が壊れるというのは魂が壊れることに等しい。
ここまで滅多打ちにされてたら魂が弱りきっても当然だわ。

あ、さっきのは私の独り言だから気にしないでね。
それにしても亜米利加ねえ。帰ったら廃棄処分なのかしら。
もしそうだったらこの戦車も報われないわ。
本当だったらしっかりと供養してあげたら一番いいんだけど。

249 名前:ヴェスケズ中尉:2010/09/01(水) 03:58:07
>>248
「よくは判らないが、このままではコイツがかわいそう。そう言いたいのか?」
「そうか……そうだな。それにこの戦車はな……」

口惜しい話ではあるが、仕方の無い事だ。

「基地内で保管と言えば聞こえがいいが、このまま用途廃止で放置される予定だそうだ」
「解体するにも金がかかる。州軍のように小さい所では、そんな事に金は掛けられん」

私は砲塔を撫でながら、一人呟いた。

「報われるかどうかは私が判断する事じゃないが。ただ平和に身を置いて、老朽化により廃棄されるよりは幸せかもしれ無いな」

250 名前:『愉快な忘れ傘』多々良 小傘 ◆8OBAKEP44A :2010/09/01(水) 04:12:48
>>249

ふ〜ん、そう。
それじゃあ(きょぽん)とな〜。
さてさて取り出しましたは小さなビンに満たされた水。
見た目はただの水ですが中身は違う、月光浴びた九十九神への精力材でございまする。

これ、あんたに上げるわ。べしょべしょべしょ〜っと、戦車を濡らしてこれでよし。

ねえ、返事は出来ないと思うけど聞こえるかしらぼろぼろの戦車さん。
私は小傘。あなたと同じくものに魂が宿った化け道具。
あなたはもう戦車としての化け道具にはなれないだろうけれどもせめて魂だけでも自由にしてあげる。
弱りきってただろうけどもこれで戦車を離れることは出来るわよねえ。
あんたの意思次第とはいえね?

自分の体ってのはいくら壊れても名残惜しいもんだからねえ。
来世は素敵な未来が待っているかも。人間になるかどうかは後でのお楽しみ〜。

よっと、もういいわ。良い子はもうみんなおねむの時間だもの。
私もそろそろ帰らせて貰うわ〜。
じゃあね〜。

【退場】

251 名前:ヴェスケズ中尉:2010/09/01(水) 04:28:18
>>250
「あぁ、もういいのか」

なにか水のような物を掛けて、額を当てていたが……。
この戦車も十分に働いただろう。こんな姿なのは悲しいが、もう休ませてやるべき時なんだろうな。

「夜道は暗いから気をつけるんだぞ。おやすみ」

名前は聞いていなかったが、少女は荷台から降りると、夜の暗闇に消えていった。
さて、片付けてしまおうか……。おや?

「……もし良ければ、君らも見ていくか?」

助けてくれた女の子と、もう一人に声を掛けて見る。

252 名前:ヴェスケズ中尉:2010/09/01(水) 05:11:19
「ふぅむ……」

二人に声を掛けては見たが、やはりこういう物は見たくは無いらしい。
手早くシートを掛け、固定してしまう。

さて、基地に……と、そうだ。
思い出して、助手席に置いて有った包みを持って、助けてくれた方のお嬢さんに渡す。

「遅くなったが、我々からの気持ちだ。人形だが、彼が持って行った人形の代わりになるかどうか……」
「それでは。すまない、邪魔したな」

トレーラーの運転台に上がり、手早く準備をして発車。すっかり遅れたが、先行車両の後を追う。
この辺りで行う最後の仕事だ……。しっかりやらねば。

【退場】

253 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/01(水) 08:41:31

 ―――結局、何だか分からないうちにみんな帰ってしまっていました。
 それにしても、みんないったいどういう事だったのでしょう。

「サキ?」
「あ、はいなんですか?」


「―――昨日はどこ行ってたの? 通信も出来ないから、みんな心配してたよ」

「……あ、あれ? 昨日は確か」
「あの沢に行ってたんでしょ? でもビーコンに反応もなかったから総出で探してたんだ」
「……え?」

 気になって、スグリさんに幾つかの話をしてみました。
 二人の女の子と、壊れた戦車を積んだトレーラーと軍人さん。
 後半は置いてけぼりで見てることしか出来ませんでしたが。

「……ちょっと待って。私たちの名簿と、宇宙船に乗ってた人の名簿も見てみたけど」
「な、何ですか?」
「―――誰も載ってないよ?」

えっ。
じゃあ、あの人たちはもしかして―――あの変わった傘を持っていた女の子も?
妖怪とか言うのも冗談じゃなかった?
あの人たちもこの世の人じゃなくて、とすると。

 もしかして:おばけ

「……まう」
「ちょっ、サキ!?」

死ぬほどびっくりしました。
びっくりしすぎて気絶するくらいでした。

【おわり】
 

254 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2010/09/01(水) 10:53:57
……色々あった後、私は工房に戻ってきていた。

中尉さんから貰った包みをほどくと、中から出てきたのは青い目の人形。

「へぇ……陶器製なんだ。初めて見るわね、こういうの」

これも未来の製法の一つなのだろうか。だとすれば、未来もなかなか捨てたものではない。

そう、未来。
今日出会った人やモノたちがどこから来たのか、私にはおおよその見当がついていた。

時々、こういう事が起こるというのは、聞いたことがある。
大抵は証言者の正気が疑われておしまいだが、自分の事となるとそうはいかない。

時空を越えた出会い。
サキちゃんや小傘ちゃんとも、また会えるだろうか。
そして。

ある一台の喋る戦車について。

「久しぶりに呑むか……」

陶器人形をテーブルの上の花瓶の隣に座らせると、工房の奥に隠した冷蔵庫
……帝国の技術力が正しく使われた一例……から、ビールを一本引っ張りだす。

コップは二つ。
ビールを注ぎ、一つは陶器人形の前に置く。
本人(車)は嫌がるかもしれないが、彼の代わりだ。

「ばいばい、さようなら、お休みなさい、ありがとう」

チン、とコップを鳴らす。

「ぶろすと(乾杯)」
【退場】

255 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 21:13:06
秋。
昨年はこのくらいの時期にそんな事を言って高台に出かけたように思う。
むろん数週のずれはあったと思うが、それにしても今年はまだ夏という風情。
とでもではないが秋を語るには早いと熱い空気が主張する。

一月やそこらでそれほど変わるのだろうか。
……変わるのかもしれない。
この国は季節の移り変わりが本当に鮮やかなのだ。

私、十六夜咲夜は溜息をついて手ぬぐいで額をぬぐうと
僅かな涼を求めて川原に降り立った。

緑が多いせいか、冷たい水が流れているせいか、
周囲に比べて何度か温度も下がったような気がする。
あるいは気のせいなのかもしれないが。

256 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 21:21:39
静寂の中、規則正しく、あるいは不規則極まりなく、
ただ、水の流れの音と虫の鳴く声だけが川原を響き渡る。

いつかの時をなぞらえて、私は川原の水際に腰掛けて鞄を取り出すと中から煙草を取り出す。
鞄の中は時をいじったわけでもないのに一年前とまったく変化を感じない。
外の世界からいっしょに幻想郷へとついてきた物たち。
十六夜咲夜になる前の名前も失った存在の痕跡がそこに在った。

煙草の一つに火をつけてくわえる。
ただの気分だ。ふかしているだけ。
その香りは相変わらず昔を思い浮かべるに十分な力を持っていたが、
昨年と異なり、思い出されるのは最近の事ばかり。

たとえば一年前の事だとか。

昨年と違い、はるか過去と今の自分を比較して頭を悩ませる気分にはならない。
どちらも私なのだと分かったから。

たとえ私の後を影がついて歩くとしても。
地に落ちた影が血まみれの殺人鬼であるとしても。
それでもそれらすべてを含めて、今の十六夜咲夜をつくりあげた過去の織り糸たちなのだ。
そのひと房を取り出して今の自分と比べてみても詮無い事。
ただ、だからと言って消えるわけでもない。
そのひと房はたしかに十六夜咲夜という織り絵を構成する糸の一部ではあるのだ。

まるで時が留まる気配の無い様々な音に溢れる周囲を、
見るとは無しに眺めながら、そんな益体も無い事を考えていた。


257 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 21:31:40

煙草から立ち上る紫煙の筋を眺めつつ、思いを馳せる。
この一年、色々な事があったものだ。

幻想郷に来ただけで既に波乱万丈……いや、まぁそれは幻想郷に来る前からだってそうではあるのだが。
とにかく、お嬢様に熱と名を頂戴して後、休まる暇もなく日常と異変を駆け巡ってきたものだが、
それでもこの一年は色々な事があったものだ。
スキマがこの地に道をつないで、此処へ来る機会を得て。
人と出会い、笑い、誤魔化し、嘘をついて、迷い、そして戦って、信じもした。
様々な事に巻き込まれ、様々な事に巻き込んで、果ては先日の影と悪夢の異変。

生憎と、影と2日ぶっ続けで戦った一度を除けば、
この腕がナイフを、弾幕を振るう事は無かったが、それでもそこに危機感と焦燥感は在った。

「まったく、お嬢様の運命を操る程度の能力とは恐ろしいものだわ」

苦笑をついて責任転嫁。
招きよせたのは果たして紅魔の主か、それとも夜霧の幻影殺……いや、
あらためて、小夜嵐の奇術師とでも名乗ろうか。
そんな私の持つ縁故のものなのだろうか。


258 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/05(日) 21:43:52
……結局、また来てしまいました。
ゆ、ユーレイ騒ぎとか思ってましたけど、そんなはず無いです。
今度は色々と観測機器とか持ってきたので正体枯れ尾花とかそんな感じのはずっ!
まう〜、絶対に負けませんよ! おばけとかには!
涼しさの為なら私は非科学的な事にも挑んでみせますっ!

>>257

……と、思ってましたが幽霊が出る事なんて無く、ただ普通の人が居たりしました。
あれ、ここって実はご近所では有名なパワースポットだとかそんな感じですか?
穴場だと思ってたら別にそんな事はありませんでした。

「……こ、こんにちは?」

ちょろっと声をかけてみます。
何処となく見覚えのない格好は―――メイドさん?
初めて見た気が……ああ、いえ、皆に着せ替えされた時にでも見たような気がしますね。
はて、どちらの人なのでしょうか。

259 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 21:53:00

懐から取り出したのは文字盤に大きな傷がついた銀時計。
そう、先日の戦いで核にされたためにやむなくナイフを突き立てたのだ。
中身は自分である程度直したが、文字盤はどうにもならなかった。
まぁ、別にこれが壊れていると時間がとめられないわけでもないし、
元より年代物過ぎて壊れかけていたものではあったのだが、それでも少しばかりの感慨がある。

じっと見つめる銀時計は相変わらず。
普段は壊れて動かない時計。
時を止めると静かに動き出す……本当に狂った時計だ。

「私に似て天邪鬼なのね、きっと」

ぱちんと大穴の開いた保護板を閉じて懐に戻す。
人里の時計屋に新しい懐中時計を勧められていた事を思い出す。
たしかにそろそろ新しいのを手に入れるべきだろう。

壊れた時計なら部屋にいくつもあるのだが。
それは過日のパチュリー様との実験の兼ね合いで触媒にしようとして集めた古時計。
その内の一つは見事に時符と変化し、そして、知人にプレゼントされた。
それも既に魔力を放ってしまったようだが、思えば彼はあれを誰相手に使ったのだろうか。

川べりに腰掛けたまま、傍らの小石をひとつ拾い上げ、
川の水面に向かってスナップをつけて投げる。

パシャッパシャッと軽快な音をたてて、石は水面を跳ねて飛んでいく。
3回、4回、5回……

合計48回の水面バウンドを経て、結局、石は川をななめに横断し、向こう岸の川原に落ちた。
当然だが空間操作を併用した反則技。

ただの手品だ。
この記録は参考記録にもなりはしない。

>>258

そんな益体もない遊びに興じていると遠くからかすかな物音、川原の土手に人の気配。
反射的に時間を停止して視認し、何事もなかったかのように停止を解除した。
身に染み付いた癖はそうそう消えるものではない。

見覚えはあるような気がしないでもないが、言葉を交わした事はなかった様に思う。
とりあえず挨拶の声が聞こえた事から、私はとりあえず微笑んでみることにした。

「今晩は、お嬢さん。
 良い月まではまだ暫くあるけれど、涼を求めていらっしゃいましたか?」

金髪の少女に頭だけで軽く会釈して、私は石ころひとつ、川の水面に放り込んだ。
ぱちゃんと涼しげな水音があたりに響いた。


260 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/05(日) 22:02:44
>>259

「え、あ、はい。そんなところですね。他にも色々とあるんですけど……」

月明かりで、少しくすんだ銀色の髪、青い瞳のその人が話しかけてきました。
声の調子は柔らかくて、なんだかくすぐったい感じがします。
……とりあえず、ダウジングロッドっぽい観測機器は置いておきましょうか。
けっこう重たいですし。

「まあ、ちょっと調査に。大した事じゃないんですけどね」

そんな事を言いながら、靴を脱いで水辺に足を浸してみました。
うひゃあ冷たい。気持ちいいですね。

「お姉さんも涼みに来てるんですか? 何処から?」

そんな事を聞きながら、わたしはぱしゃぱしゃ水を軽く蹴ってかき混ぜました。
月の光だけでも分かるくらい綺麗に澄んでいる水。
人工のものじゃない流れ。宇宙船生まれの私には新鮮です。



261 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 22:11:46
>>260

少しはにかんだ表情が可愛らしい少女だな。
と言いたいところなのだが、余計極まる事に私の中のセンサーはそれだけではない気配を嗅ぎ取っていた。
子供のように純真で、子供のように無慈悲な気配。

私の影の静かな警告。
しかし、私はそれを心中で捻じ伏せて目を反らす。
たとえ、そうであっても今この場で関係はないのだから。

「調査ですか、川で調べる事なんてなにかしら?」

ドザエモンでもあがりましたか?という言葉はかろうじて噛み潰す。
私は少し、常識に囚われなくてはいけないのです。
そう、初対面で死体の話や殺し方の話など嬉々として語りだしてはいけないのだ。

「そう、私は暇つぶしと避暑に。
 何処からって……うーん、遠い遠い御伽の国の魔王の城から……と言うところかしらね」

彼女の歓声に興味をひれて川べりですこし身をひねって、水面に手のひらをつける。
予想以上の冷たさに驚いた。

秋の気配とはひょっとしたらこういうところから少しずつ近づいてくるのだろうか。


262 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/05(日) 22:25:12
>>261

「ええっと、それはですね……その、笑わないでくださいね?
―――先日、ここに来たらちょっとお化けに出くわしちゃったので」

それでちょっと色々と調べに来たんですよ、と言って、置いてある機材を指差しました。
ああ見えてクオークから空間の歪みまで観測できるスグレモノ。私の標準装備だったりします。
……まあその、ユーレイやオバケの類を感知出来るかどうかは分かりませんけど。
基本的にああいうのは私たちの想像を簡単に超えちゃうものですしね。たぶん。
戦争前の技術で結局は未知のままでしたし。幻覚だとか錯覚だとかで強引に片付けてたような。

「魔王のお城から……ですか。なんだか御伽噺みたいですね。私には良く分かりませんけど」

なんだかメルヘンというかファンタジーなお返事を貰いました。
……んー、よく分かりませんね。そんな風な地名とか知らないですし。
考えてみればメイド服も今はファッション的な捉えられ方しかされてませんし―――あれ?

なんだか既視感が。
こういう展開、以前もあったような……気が。
主にオバケ的な意味で。

水の冷たさが体の芯にまで辿り着いたんでしょうか。
背筋が寒くなってきた気がします。
気のせいだといいんですけど……。



263 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 22:34:35
>>262

笑わないでくれと前置きして彼女が話した内容は
まったくもって驚くべきほどの、まったく驚くところの無い話だった。

「ああ、お化け。お化けね。
 そーですねー、お盆過ぎるといっぱいでてくるんですよねー。
 ああ、あれって意外にも銀のナイフ刺さるんですよ、私も最近知りましたけど〜」

少しイントネーションに欠ける言い方だったかもしれない。
外に居た頃の私ならもう少し共感できたのだろうが、
いかんせん、お化けは今の私にとってあまりに日常過ぎた。

先日もお化けの頭領が妖怪のトップといっしょにうちで紅茶を飲んで、
ケーキを山のようにたいらげていったのだから。

「まぁ、御伽噺のような話ですわ。
 その曖昧なイメージで多分大体合ってるんじゃないかしら?」

おそらく想像とちょっと違うのだろう事は
ここにいるのはその魔王の手先だということくらいのもので。

一瞬、その肩が少し震えるように見えて少し落ち込んだ。

あれ?
私すでにそっち側の存在なんですか?

うらめしやーとか別の人のアイデンティティでしょ?
私、他人を驚かせてもおなかは膨れないんですが?


……ああ、奇術師的にはそうでもない……のか……?

「お化けなんて調査してどうするんです?
 もってかえってクーラー代わりにでもするんですか?」

そう言えば西瓜を冷やすのにお化けをつかった魔法使いが知り合いにいたっけね。


264 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/05(日) 22:46:47
>>263

「うわぁ、やっぱりお盆ってその為の日だったんですねぇ。
……って、刺さるんですか銀のナイフ!?」

やだ、なにそれすごい。
迷信の類かと思ってたけど貴金属マジぱねぇです。
魔除けの代名詞は伊達じゃなかったんですね。
今度私も何か銀製品でお守りでも作ってみましょうか……。

「曖昧ですか……うーん。確かに星のことを全て把握できてるわけじゃないですしね。
スグリさんも全部見えてるわけじゃないですし……」

何だかよく分からない事が怒る事も多々あるとかなんとか。
いわゆる世界の七不思議って奴でしょうか。まだまだ世界は広いです。
宇宙を旅してきた後でも、そんな風に感じます。

「え? ……まあその。とりあえず、どういう物なのかを知りたかっただけですね。
一番怖いのって、何も分からないままでいる事ですから」

……まあ、好奇心も半分くらいあるんですけどね。
知らない事を知りたがるのはヒトの本能みたいなものですから。

「もし害が無かったら、友達になってみるのも面白いかも知れませんね。
そんな風に気持ちを通じ合わせるのって、素敵ですから」

ふと、ぽつりとそんな事を呟きました。
あの夜に逢った人は、みんな素敵な人たちでしたしね。
また、きちんと逢って、話をしてみたかったりします。


265 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 23:01:07
>>264

驚いたらしい。
いや、まぁ、私も最初に刺さった時はちょっと驚いたものだ。
おばけって物理攻撃無効じゃなかったんだ!って。
一応「幻想郷だから」刺さる可能性もゼロではないが……

「曖昧でいいんじゃないかしら?
 と、私は思うけどね。
 何でもかんでも全部見えてしまうのもそれはそれで詰まらないんじゃないかって」

ポンと軽い破裂音と共に手のひらの上に花が開く。
花を握り締めてすきまに指をつっこむと、その間からは万国旗がするすると。

「手品もタネが最初からわかっていると楽しくないでしょう?」

破裂音に気を取られた隙に背中から頭越しに花を投げてその手で受け止める。
手のひらのすきまに注意をひきつけてつっこんだ指に挟んでいた旗をひっぱる。
言ってしまえばそれはただそれだけの事。

未知は恐怖の根源だが、恐怖は快楽でもあるのだ。
たとえ解明を伴わなくとも。
でなければ怪談に興じもしなければ恐怖映画を喜んで見もしないだろう。

それに、未知の部分に隠れているのは血生臭い殺人鬼かもしれない。
光を当てたら最後、それは実体化して襲い掛かる……しかないのかもしれないではないか。

「おばけと御友達に……。
 それはまた、変わった発想をなさいますね。
 まぁ、悪くは無いんじゃないでしょうか」

そもそも友達をつくるそのために何かをしようという発想の無い私には、
そう言う感覚は新鮮で……是とも非とも言えない類のものと感じられた。


266 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/05(日) 23:11:06
>>265

「んー……まあ、その。見えない方がロマンがあっていいじゃないかって言う人もいましたけど。
私たちはそれが死に直結するようなシビアな環境で生きてきましたから。そういう事には敏感なんですよ」

実際、宇宙船でトラブルがあったら逃げ場は何処にも無いわけで。
取るに足らないようなことでも徹底的に調べて原因を見てみないと何が起こるかわかりません。
ましてや、それで誰かが死んでしまったらなおさら、悔やんでも悔やみきれないです。

「手品も、タネが分かっちゃったらつまんないですけどね。
今日は、危ないか、そうでないかを見極める為にもこうして調べに来たんですよ」

あの人たちは全く無害の人たちでしたけど、次はどうなるか分かりませんし。
もしも何か悪い事が怒っていたなら、放っておく訳にも行きませんから。
だから、わたしは『偵察』しに来たんです。

「いえ、まあ、あはははは。変な事を言ってるとは思うんですけどね。でも、争い合うなんてお互い痛いだけですよね?
だったら、そんな風な関係より、一緒に居られるような関係の方が絶対に素敵だと思いますよ」

そう、そんな風に暮らせるのは素敵な事です。
かつて私たちは戦う事を止められなくて、星と一緒にすごくすごく深い傷を負いました。
だから、きちんと相手の事を知って、解かり合えるように生きていく。
あの時代に消えていった人たちの為にも、なによりこれから生きていく誰かの為に。
そうやって頑張る事が、今の私たちにとって大事なことだと思いますから。



267 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 23:21:25
>>266

「成る程。納得の行く理由ですわ」

お仕事なら仕方が無い。
きちっと調べてきちっと解明。
不都合なものなら力づくでどうにかする。

私も春がこない異変の時に、そして夜が明けない異変の時にやったことだ。
優先すべき事項があるのなら、お楽しみの余地は二の次。

手品を楽しめるのは手品師への信頼あってこそ。
取り出される花から弾丸が放たれるかもしれない状況では楽しむなどと言ってはいれない。
彼女の言っている事は実にもっともだ。

……さしずめ、そこに友達の可能性を求めるのはそのシビアな環境での生活の反動と言うところだろうか。

「とはいえ、お化けの姿が見えないことには調査のしようもないわけですが。
 以前にここで?」

会ったのですか?
お化けに?

ぱしゃぱしゃと水面を手のひらでなでながらそんなニュアンスで尋ねてみた。


268 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/05(日) 23:30:45
>>267

「……むむむ。いやまあ、確かにそうなんですけど、おばけ」

会えなかったら意味が、あんまり。
一応、放ってはありますけど、観測機器は動きっぱなしです。
でも今のところ変な反応は無かったりします。
とはいえ、たった一日で調査が済むなんて事は在り得ないと知っていますのでそれはいいのですけど。

「まあ、会ったというか……後でもしかしてオバケか何かかと思ったもので。
その、えーと。色々と辻褄が合わない事があったんですよ、そこで会った人たちについて」

……今考えてみると、なんだか色々と根拠が曖昧ですね……まうぅ。
データも完全というわけではありませんし。私たちが知らない場所で誰かが生きてるのかも知れません。

でも、それでも本当に私たちが知る上で、この世に居ないはずのヒトに出くわしてしまったのです。
だとしたら、それこそ色々な意味で調べずには居られないです。
そうでないと夜にトイレとか行けなかったり寝つけなかったり物音にぷるぷる震えたりする事に。
私が。

「……べ、別に怖がりというわけでは無いですけどね、はい」

なんだか言い訳っぽい感じがして私が残念です。
まうぅ。



269 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/05(日) 23:44:58
>>268

「あら、確証があったわけではないのですか。
 そうなるとなかなか気の長い話に成りそうですね」

幻想郷なら兎も角、外の世界ではほとんどお化けなど見た記憶は無い。
恐ろしいものは他にいくらでもあった。
いや、人間以上に恐ろしい存在など、あの頃、考えもしなかったものだ。

「つじつまが合わない?」


                 __/ {, --'―' ̄` −、ノ \__
                /´ |/            \/ \
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             >、/      /|\         ヽ、 
               `7     / |  ヽl\
     ピキーン!!   /    ,イ /  |      `ヽ、      
____∧,、__,/     / レ'        ヽn\       _ _______
 ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ̄ |    /ヽn.          |::|〈 \     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            |    イ  |::|         |::|〈, Y ゝ、
             l   /Y}  |::|        `' 〈 Y ノ ヽノ
            レ|/〉vj   `′         〈 Y,〉 i
               〈Y {                 〈,Y 〉!,ハ




いや、待てよ。
それはおばけだからなのだろうか?

そうだ、つじつまの会わない可能性はもう一つある。
誰かが誰かを偽っている場合、だ。

私のように。
そして過日の影達のように。

「ミステリーの予感!
 こうか!こうですね!!」

どこかで小悪魔が「えー」と嫌そうな顔で呟く姿が幻視された。

270 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/06(月) 00:03:04
>>269

「……え、と。そうですね〜。まあ、ミステリーだと思います。たぶん」

ずいぶんとフレンドリーな感じでしたけど。
まあ、でも謎の探求って人類のライフワークですし。いいですよね別に。
れっつ不思議探検。……主に私の睡眠時間のためにも。
恐怖とは知ることで克服できるのですからっ。

「あ、そうだ……えーと。おなまえ教えてもらってもいいですか?
わたしはサキって言います。あっちの方でちょっとお仕事してますね。
……で、ええっと。ちょっと待って下さいね―――出会った人ってこんな感じなんですよ」

さらさらさらっと、紙とペンで簡単に似顔絵を描いてみます。
伊達に偵察型じゃありません、顔を覚えるのも再現するのも得意なんです。
それで、描いたのは人形を連れたお姉さんと、唐傘を担いだ女の子。

「こんな感じの人たちに会ったんですけど、見覚えあります?」

そんな風に訊いてみました。



271 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/06(月) 00:17:19
>>270

ミステリー。
なんと聞こえの良い言葉なのでしょうか。

無慈悲で無感情な命のやりとりか、どす黒い快楽に塗れた尊厳の打ち砕きばかりの私にとっては
そのどことなく真剣でどことなくのんびりした言葉はもはや幻想です。
探偵が黒幕を見つけ出すカタルシス。
それは謎を解明する楽しみそのものではありませんか。

「え?
 ああ、私ですか?ふz
 いえ、私は只の手品師です。名乗るほどの者ではありませんわ」

あやうくノリで知り合いの名前を名乗ろうとして、
お嬢様の名前についてのお叱りの言葉を思い出してあわててそれを飲み込む。
そして少女……サキさんが書いた似顔絵を見て心当たりを探った。

って知り合いじゃないですか。

「あー……たしか人形師の方と傘化けのおばけですね」

名前までは聞いてない……様な気がする。
傘化けはコガサさんとかなんとか……たしか。

なるほど。
確かにサキさんはお化けに会っているようだ。

272 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/06(月) 00:28:18
>>271

「いえ、タダモノじゃない手品師な気がしますけどお姉さんは……。
ここでまたミステリー残されたら気になって夜も眠れないですよう」

私にもタネが分からないような手品、さらっと披露してましたしね。
口には出してませんでしたけど実は物凄い勢いでびっくりしてました。
言葉に出来ないっていうのはこんな感じなんですねぇ。

「―――って、え? 知ってるんですか!?」

おおおおおおお!? まさかの手がかり発見!
物語は意外な展開に的なアレでソレですね!
これは事件解決の予感がします!

「あ、あのもし知ってたら、出来るだけでいいので教えて頂けますか?
この人たちのこと」

わたわたしながら、何とかそれだけ訊くことが出来ました。
展開の早さに自分で自分についていけないとは何とも不思議な気分です。



273 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/06(月) 00:41:58
>>272

「いえ、手品の腕前ではキッド様に遠く及びません。
 私などはまだまだ駆け出しのマジシャンに過ぎないのです。
 というわけで『てじなし A があらわれた!コマンド?』
 そんな感じでお願いします」

そう……私にとって空間操作や時間操作を併用した手品はタネもしかけも本当にない手品であり、ただの邪道。
それゆえに手品と言いながらも「種無し手品」と区別しているのです。

ああ、そう言えば反則ナシの手品って最近あまり練習できてなかったな。
そんな事を思いながら私は重々しく語ったのです。

だいたい定番のパターンだと私がこういうことしてると
誰か知り合いがやってきて「あ、咲夜じゃないか、やっほ」とか台無しにするんですが、
うん、まぁ、今晩はきっと無い事でしょう。

「え、いや……知ってると言っても双方ともちょっと会った事があるだけで
 特段詳しいわけでもないので……」

食いつきのよさに驚く。
それほど彼女にとって感銘を抱く相手であったのだろうか。この二人は。

いや、まぁ確かにコガサさんは私もなかなかに感銘を抱く人物ではあったのですが。
対神父的な意味で。


274 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/06(月) 00:54:31
>>273

―――キッドさんって誰?
気になりますがそれはさておき。なかなか名前を教えて頂けないようですね。
何か理由でもあるのでしょうか……名前を隠すような理由ってそんなに無かったと思いますけど。

「むむむ、そういわれましてもですねぇ……お姉さんの事、どう呼んでいいのか分からなくて。
名前を知らないと、次に会った時にどう呼びかければいいかちょっと困りませんか?」

名前はその人だけのものですから。
その人のことを覚えておくには一番いい言葉なのです。
……でも、無理に聞き出して困らせちゃうのもダメですよね。難しいところです。
これでダメだったら諦めましょうか。

「……まう〜、そうですか。いえまあ、それでもこっちとしてはありがたいんですけどね。
何しろ、何も知らないまま会って別れただけ、っていうのがわたしの現状ですから。
あの人たちの事、少しでも知っておきたいんです」

知り合いの方でしたら素性とかも推測しやすいですし。
特にいつどこでなにをして生きてきた、とか。
万一わたしだけタイムスリップしてたー! とかだったとしても、
そうした情報があればいつどこに飛ばされたかも予測はしやすいですしね。



275 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/06(月) 01:09:55
>>274

あら、なかなか食い下がりますね。
どうしたものかと頭を捻る。

普通の人に名乗ると何が縁で巻き込むか分からない。
それが私の感覚だった。
私の事を知っているだけで余計なトラブルに巻き込まれるなどおよそ褒められた事ではない。
考えすぎと笑うなかれ。
事実、シローは私や妹様と知り合いというだけで影に襲われたではないか。
今後は似たような事例が起こらないとは断定できないのだ。

それが私の側に近いような人間であればそれでも構わない。
私の事がなくとも、普段から危険は近しいものとして生きていることだろうから。
しかし、そう言った世界と無縁の人間を無闇に近づけるのにはどうも気が乗らなかった。

「そうですね……まぁ、好きなように呼んでいただいて構わないのですが、
 どうしてもと言うのであればジルとでもお呼びいただければそれで」

無意識に出てきてしまった名前にちょっと気が滅入る。
よりによってそれか。

まぁ、自分の事だとすぐに分かるだろうことは確かだが……

>あの人たちの事、少しでも知っておきたいんです

ふむ。
よほどの事があったのだろう。
彼女の目は真剣そのものであった。

「うーん……
 こちらは別に隠す気もないんですが、本当に良く知らないものですので……
 人形師の方はまるで生きているかのように人形を操れる、そして作れる方で、
 傘化けは文字通り傘の妖怪らしいということくらいしか……
 なんでも人を驚かせると食事になるんだとか……」

本当に知らないので説明のしようがない。
私がスキマに見せられた戦いはアリスの影とシローとのものまで。
人形師の活躍は全くと言っていいほど、目にしていない。
ここでの出会いにせよ、戦車をまじえていくらか話をしただけで、
あとは人形を預かったり返したりしたくらいだろうか。


276 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/09/06(月) 01:20:16
>>275

「……あ、はい。それじゃあ、ジルさんで。無理を言ってすみません。ありがとうございます」

ぺこり、と頭を下げました。
ちょっとだけ、困ったような悲しそうな顔をして、この人はそんな風に名乗ってくれました。
……なんだか複雑な事情がありそうですね。
ひょっとしたら偽名とかニックネームとかそんな感じかも知れないけれど、今は深く突っ込まない事にします。
もし運命があるなら、いずれこの人のことを知る瞬間があるかも知れませんしね。
だから、この人の謎は、その時まで取っておこうと思います。

―――で。

「……や、やっぱり本当に妖怪でオバケだったんですね、あの傘の女の子って」

がくぶる。今さらながらびっくりです。
……でも、そこまで怖いとか危ないとか感じませんでしたからねぇ。
おどかすだけがオバケじゃないということでしょうか。

「と、ともあれ貴重なお話、ありがとうございます。これで少しだけ謎の正体に近づいた気がしますね。
……えっと。それじゃ、私はちょっとこの辺を回って調べてきますので、これで。
―――また、会えると良いですね」

改めてお礼を言って、機材を抱えます。
……なんだかまた不思議な出会いをした気がします。
一期一会だなんて良く言いますけど、また会えるといいな。





後日、機材のデータを調べたら。
とんでもないレベルで空間の歪みを検出してたので全員で気絶しかけたのは秘密です。
……なんで無事だったんでしょうか私。


【退場】

277 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/06(月) 01:32:32
>>276

「……悪気はないのよ。
 それじゃあ、また運命が交差した時に会いましょう」

立ち去るサキさんに手を振る。
苦笑で送り出す我が身に内心で溜息をつきながら。

見上げる空には星。
水の流れる音も変わらず、虫の鳴く声も変わらず、
そして、そこに佇む人もまた、早々変わることなどできず……

「だって名乗りにくいでしょう。
 れっきとした重犯罪者なのだから……」

自分の影が殺戮した人々を想う。
あれも……おそらくは私の罪なのだ。
たとえ私自身ではなくとも、同じ事。
そもそも私がこういう人間でさえなければ起こり得なかった。

そして……
あの事件をスキマに見せられたあの時……

気付いた時には、私の顔は無意識に笑っていたのだから。
心底楽しそうな、邪悪な笑みを浮かべていたのだ。

「……染み付いちゃってるのね」

やれやれと再び溜息をついて。
なんとなく指先で川面をかきまぜた。


278 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/06(月) 01:55:49

サキさんが現れて消した煙草を取り出す。
暫し眺めてそのまま皮袋に入れて鞄に戻した。

煙草の箱の中に残っているのは最後の一本。
きっとこれが無くなった時が外の世界へのつながりも終わる時なのだろう。

根拠もないのに、なぜかそんな風に思った。

「柄にも無い。何を言ってるのかしらね、私も」

そう、今の私は十六夜咲夜。
すべてはお嬢様のために。

そう決めたはずではないか。
何を未練がましい。

私は立ち上がると手の中の煙草の箱と目の前の川を交互に眺めた。


279 名前:十六夜咲夜 ◆kiLL.Hxa7E :2010/09/06(月) 02:12:14

イメージが次々と浮かび上がり、そして消えていく。
いや、それらは消えるのではない。

変わるのだ。
そして形を変えてずっと残り続ける。

だから、何も悩む必要は無い。
それらもまた十六夜咲夜の一部を織り上げる。
ただ、それだけのこと。

私は手元に落とした視線を上げる。
そして煙草の箱を握りつぶすと川に向かって……投げた。


そう、これで御終い。
幻想は幻想郷へ。


背を向けて川から離れ、土手を登っていく。
土手の上に待っていたのは予想と違い、スキマ妖怪ではなかった。
そこには九尾の狐がスキマを開いて待っていたのだ。

「……紫様はお疲れでな」
「ああ、なにか霊夢にボコられたらしいわね」
「いや、まぁ……それがなくても最近はあまり寝ていなかったからなんだが……
 それより、いいのか?」
「ええ、帰りましょう、幻想郷へ」
「分かった」

川を振り返ることはなかった。
背後でスキマの入り口が閉じる。

帰る先は幻想郷、そして紅魔館。
そう、本来あるべき姿に立ち戻るのだ。


その日を境に、「その十六夜咲夜」が外の世界に姿を現すことはなかったと言う。


                          <完>


280 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/15(水) 21:51:10
「ふう、ちょっと調子に乗って採りすぎちゃったかな」

山に分け入って、秋の味覚をどっさり採った後の帰り道。
愛用の猫車には栗、あけび、きのこ等が山盛りだった。
ホントは死体運搬用だけど、あたいは気にしない。

「これだけいっぱいあればご主人様も喜んでくれるよねぇ。そしたら………でへへ」

あーんな事やこーんな事してくれるかなあ。

281 名前:C.C. ◆C.C.DTH9Wk :2010/09/15(水) 23:26:58
  <入場>

なんだ。
随分と大荷物を運んでいるやつがいるな。

通りがかった魔女の感想はせいぜいがそのようなもの。
多少の興味、わずかな好奇心。
それはただその程度のものにすぎなかった。

だからその顔でも拝んでやろうと土手の上から彼女を注視したのである。
が……

「お、お前は……」

彼女の顔を見るなり魔女は言葉を失った。


282 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/15(水) 23:42:02
>>281
「ふっふっふー、『良くやったわね。お燐』って頭撫で撫でしてもらってー」

………おっと、ついつい妄想が過ぎちゃって、両手で頬を押さえて『いやんいやん』してたら
がしゃんと音を立てて猫車がコケちゃったよ。
積んである物がコロコロと転がるのを拾い集めようとしてると、
ふと視線を感じてそちらを見ると、緑髪のおねーさんがこっちを見ている

「ありゃりゃ、恥ずかしい所を見られちゃったかな?」

頭をぽりぽり掻きながら、とりあえず女性の方には軽く手を振っておいて。
転がった荷物を拾い集める事とする。
まー、綺麗なヒトだし収穫物を盗りにきた奴って事はないでしょ多分。

283 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/15(水) 23:44:49
【あ、姿は通常の人型+猫耳猫尻尾。公式通りに。怨霊は出してないけどね】

284 名前:C.C. ◆C.C.DTH9Wk :2010/09/15(水) 23:48:03
>>282

こちらに手を振っているのを見て魔女は意を決し、土手を歩いて彼女に近づいた。
確認しなくてはならない。
この胸に生じたかすかな疑問、それを解決する必要があった。

「今晩は、お嬢さん」

自然を装って声をかける。
その間も魔女の視線は彼女の頭部に向けられたままだ。

「すまない、ぶしつけなんだが……一つ聞いてもいいかな?」

小細工など忘れていた。
好奇心は猫を殺すというが、死なない魔女には関係ない。


285 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/15(水) 23:54:43
>>284
ブツで潰れる物が無かったのは不幸中の幸いかな。
きのことかはちょっとひしゃげてるかもだけど。
と、おねーさんが近づいて来たようだけど、おねーさんとは逆を向いて拾ってるので詳しくはわからない。

>「すまない、ぶしつけなんだが……一つ聞いてもいいかな?」
「ん?何?これからお家に帰る所だから、あんまり長くない話だといいねえ」

もしかしてお腹空いてるから、ちょっと分けてくれとかなのかな?

286 名前:C.C. ◆C.C.DTH9Wk :2010/09/15(水) 23:59:30
>>285

不審げな表情。
それはそうだろう、見ず知らずの女性にいきなり物を尋ねられているのだ。

なんとなく面白くない気配。
私はハラペコを売りにしたことはないぞ。
いや、心を読んだわけじゃない、空気でわかったんだ。

いや、そんなことはどうでもいい。

まずはこの湧き上がる疑問を解決しなくては。
そうでなければ今夜ゆっくり眠れそうもないのだから。

魔女はすと指で自分の耳を指し示した。

「その……失礼だが、耳がよっつあるのか?
 それともどちらかは飾りなのか?」

対する彼女の頭の上でたまにうごく獣のような耳。
そして顔の横についている人間の耳。

そう魔女はその疑問に夢中だったのだ!


287 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/16(木) 00:14:23
>>286
「にゃ?あー、コレ?」

そういって、自分の猫耳をくいくいと引っ張ってみる。
あたいの本当の耳はこっちで引っ張られた事でぴくぴくと反応する。
人間の…ちょびっと尖ってるけど…耳はどちらかといえば飾りだ。
とはいえ、ちゃんと化けて猫耳を隠した時に困るので、音が聞こえないと言う事は無い。
猫耳の方が聞こえやすいけど。
まあ、誰かが言ってたけど妖怪はその辺りてきとーなのだ。

「おねーさんってもしかして学者さんか何か?
 妖怪のこまけぇ事をいちいち気にしてたら、ノイローゼになっちゃうよ?
 ここだけの話ね、有るもんだからどっちも使ってるよ。
 ヒトに無い器官を使って混乱しないのかっていう人居るけど、あたい妖怪だし」
 ところでおねーさん………」
貯めを作って

「話の御代は何か頂けたら嬉しいなー?」

首を傾げて要求してみる。こんぐらいはバチは当たらないと思う。長い台詞言ったし。

288 名前:C.C. ◆C.C.DTH9Wk :2010/09/16(木) 00:24:44
>>287

「ほう、妖怪か。
 あまり会ったことが多くないのでな。つい興味にかられてしまった。
 妖怪染みた存在など私の周囲ではほとんど私独りだったからな……」

それが当たり前。
大したことではない、気にするなと言われれば成る程そんなものかもしれない。
たしかに魔女とて質問によっては同じように応える事はあるだろう。
何をもってして当たり前とするかなど所詮は主観の数だけある問題なのだ。

すまないな、と謝りながら彼女の言に耳を傾ける。
しかし、妖怪か。

「フフフ、なかなか面白い奴だな。
 この魔女相手に話の御代になにかよこせとはよく言った。
 気に入ったぞ、特別にピザを奢ってやろう」

正直に言えば人外の存在に興味をひかれたのだ。
自らのような不死人以外の妖怪や悪魔の類など数えるほどしか面識がない。
この不死のコードの秘密も、あるいはそういった不可思議な存在たちの向こう側にあるのではないか。
いつだったか相棒が言っていた与太話が思い出される。

片手に抱えていた紙袋から、先ほど名無しに貰ったデザートピザを取り出し、
ひとかけ加えると「ん」ともうひとかけを彼女に差し出す。

さすがに最初に味わうのは私でないと名無しに悪かろう。
もぐもぐ。


289 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/16(木) 00:41:26
>>288

「ふうん、あたいが人間に興味が湧くようなもんなのかな。
 身近に居ないものが気になるってのはどっちでも一緒だね」

独りという言葉を言うときに何か寂しげにしていたけど、スルーする事にする。
突っ込むのは逆に失礼だと思う、あたいのご主人様もそうだし。
極力顔に出さないようにはしてるけど、反応しちゃってないかなあ。

「あっはっは、魔女なんかよりは鬼の方がよっぽど怖いさね
 いま一番怖いのはその美味しそうなピザだけど」

やっぱり身近なものの方が怖いもんだ。
知らないから怖いってのもあるだろうけど。

「いただきまーす、(もぐもぐ)うん、冷めてて丁度いいや」
甘いか辛いか、そんなのはどうでもいい。あたいは猫舌なのである。

290 名前:C.C. ◆C.C.DTH9Wk :2010/09/16(木) 00:52:16
>>289

「熱々のピザの良さが理解できないとは、
 猫舌の奴は可哀想だな……」

失礼極まる同情を呟きながら、デザートピザを齧る。

近くに居ないものが気になる、か。
それも一つの真実で在ろうとは思った。
ただ、まぁ今回のは単に好奇心に過ぎないのではあるが。

「……まぁ、なんだ。
 下らない質問で帰り道を邪魔してすまなかったな。
 もうひとかけ分けてやるから許せ」

じゃ、と声を上げて手を振って踵を返した。
面白い奴はいるものだ、どこにでも。
素直でからかい好きか……ふふ、嫌いではないな。

「また縁があればどこかでな」

魔女は彼女に背中越しに声をかけると土手を越えて姿を消した。

  <退場>

291 名前:<死体ツアーコンダクター>火焔猫燐 ◆ORINKUO6O. :2010/09/16(木) 01:09:02
>>290

「熱い風呂は平気なんだけどねえ、全く一杯の熱いお茶が怖いよ。……あ、飲み物寄越せって意味じゃないよ」」

妙な同情をされた。酒が呑めないよりかは人生は損はしてないと思うんだけど
灼熱地獄跡でお仕事してるから、暑いのには慣れてるが熱いのは全然だったりする。

「うんにゃ、あたいの方こそ詰まんない話でご馳走様
 あはは、おねーさん太っ腹だね!」

遠慮なく貰って、また齧りながら手を振る魔女のおねーさんを見送る。
あたいはあたいで帰るとしよう。

「そうだ、このデザートピザ作ってみるのもいいかなー、おくうに頼んでみよっと」

採った物でどんな美味しいものを作るか考えながら、あたいは帰路につくことにした。

【退場ー】

292 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/09/17(金) 00:05:58
リーリーリーリーリーリー

夏の暑さがまるで嘘だったかのように橋の上には涼しい風が吹いていた。
あの激しい戦いから早二週間。
頭の包帯も解け(傷跡は幸いながら目立たない)て久々の出歩きであった。

リーリーリーリーリーリー

虫が鳴いている。
煩くもなく小さすぎるようで存在感がある。
生きるうえで必要だから鳴いているのだろうが、そんな事情も知らない俺は
秋の到来と若干の寂しさを感じながら欄干に肘を乗せて煙草を吸っていた。

リーリーリーリーリーリー

…………何とも言えないなあ、この感覚。

293 名前:ダンテ ◆xc.T/DANTE :2010/09/17(金) 01:03:47

たった一日幾許の風雨は、それまでの猛暑を掻っ攫っていったらしい。
空にはほぼ熱気を抜かれた微風、地には聴く者を涼へと誘う鈴虫コオロギの声数多。


まあ、熱気云々などはこの日がな日ほぼ紅一色の装いの男には余り関係の有る事ではないが。
更に背中には例のギターケース、口元には季節感ほぼ無視気味のピザ一切れを。

そんな男にでも、この風と虫達の声はどこか心地よく感じうるものらしい。

「…ぉ?」

歩と視線の先にはいつか見た顔が。
欄干に凭れ掛かりタバコを吹かす青年一人。

 

294 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/09/17(金) 01:10:54
>>293

…ああ、なんと言うか、久々に見る顔だ。タバコを口から放してピザを食いながら歩く男の顔を見た。
かわから吹き込んでくる冷たい風のせいか少々寒い。

「よう、随分久しぶり。こんな時間に虫の声聞きながらピザの食い歩きか?」

笑いながらギタリスト(らしい)ダンテに声をかけた。
行儀が悪いって言ったら悪いんだが。しかもピザだからなあ。どこから持ってきたんだろうか。
もうちょっと持ち歩きやすいものにするという選択肢はなかったのだろうか。
せめてハンバーガーとかサンドイッチとか。

295 名前:ダンテ ◆xc.T/DANTE :2010/09/17(金) 01:36:45

>>294
「久し振りだな、シロー。
 何、ちょいと待たされた秋の空気ってのに当たりに来ただけよ」

一々口に含みながら喋る。実に行儀の悪い。
秋の空気に当たりにきたなどと、端からは聊か信じがたい姿勢。

「まぁ、この虫の声は不思議とうるさくねェから嫌いじゃない。
 ところでお前の方こそ、こんな夜更けに一人タバコで何だ?
 ポエムのネタでも考えてるのかい?」

まあ詩の題材を捻り出すに絶好の空気ではある。
ただこの男の場合、どうもそういうことを一々考えてるようには見えにくいが。

 

296 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/09/17(金) 01:49:05
>>295

「いやー、今年の夏は馬鹿みたいに暑かったからなあ。
 温室暮らしにはつらいのなんのって、これでも鍛えてるのにさ」

正直今年の夏の暑さは異常だった。
ちょっとコロニーに帰りたいかなと思ったがそもそも故郷はオーストラリアに刺さっているんだ
ってこと思い出したりしてメランコリックな気分になった今年の夏。
それに比べればこの秋の涼しさなど天国に等しい。

「いや、別に大した理由はないんだけどさ。
 デスクワークに疲れた故のちょっとした休憩ってとこさ。
 煙草の一本だって吸いたくなる…って言ってもこれは一本だけなんだけど」

ポエム、ポエムねえ。
咥えていたタバコをポケットの中に押し込みながらのんびりと考える。
…そうだな、風情も重視して俳句でも作ればいいんじゃないだろうか。

297 名前:ダンテ ◆xc.T/DANTE :2010/09/17(金) 02:15:52

>>296
「鍛えてると思って、実際は足りてない…とかな。
 自分で足りてると思っても案外そんなことも多いぜ」

それ以前に自分基準で測るからそういう答えが出る。
自分が人並み外れているという自覚が時々薄れる。
過日までの猛暑すら「ちょいと蒸す」程度にしか感じない等。

ようやく口に含んでいたものを喉まで通し切る。

「ほォ…結構大変なもんだな。
 前出て身体張って斬った張っただけかと思ってたが。

 確かにメンドくせェ。
 例えば―――ひと騒動逢った後の書類の整理とかな。
 まあただ、そこでタバコってのがよく解んねェが」

便利屋といっても基本的に事務系は受け付けていない為、想像するのも余り気分が良くないらしい。
因みに重度の嫌煙家である。

 

298 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/09/17(金) 02:25:57
>>297

「仕事がパイロットだからなあ。体鍛えるほかにも別の訓練もあるんだよ。
 自分だけ鍛えるんじゃなくて部下も鍛える仕事があるし」

現場で熱中症にかかるとかそういったトラブルを起こさないことも肝心だ。
暑さに耐えるって言うのはまあ訓練でいけないこともないんだけど熱中症に陥るって言うのは
人間の自然な反応なのでそこはどうしようもない。
精々体調管理を怠らないことぐらいしか対策はないのだ。

「…んまあ当たらずとも遠からず。ちょっと新型爆弾がテロリストに使用されたとかそんなの。
 空気の美味しいところですう煙草ってのもまた変わった気分になれるさ。
 といっても寿命は縮めたくないから偽物で満足してるんだけど」

本物と違って発ガン性物質が含まれていないのが愛用する理由だ。
ちょっぴり物足りなく感じることもあるけど。

299 名前:ダンテ ◆xc.T/DANTE :2010/09/17(金) 02:52:37

>>298
自分を鍛え、尚且つ部下も鍛える。
一人気侭の自由業ではほぼ無縁の話だろう。
成る程、また大変な仕事だ。

「ああ、フェイクなら納得。
 肺ん中わざわざヤニ漬けにしたがる楽しみってのがどうにも理解できなくてな。

 …まあ、テロリストってのが‘人間な内’はまだいいかもな。
 ただ、ちょいと考え過ぎだとは思うだろうが…それがもしヒトでなかった場合は―――
 そもそもお前も既に本物の‘ソレ’に出くわした身だ、解るだろ?

 ―――ああ、そうだ。 
 何度も顔合わせて駄弁ってた縁だ。コイツ渡しとくぜ。
 俺自身としちゃ今更感拭えないが」


指先だけで無造作に弾いて手渡すは一枚の名刺らしきカード。
そこに書かれた物は―――




                                            __          , - 、      _,、_
                                         └一 、 ̄L__,、   〈  }r─‐冖'ィ^´
                                             L.r‐- 、_  ` ̄` `ア^  {フ }
       , -─- 、                                         , -=マ      、_ |
.       /.::/ ̄`ヽ.:ヽ.                                     //^}::::}      \`´        _
     l:::::}    _ 、::.、             __                    //   ,'.::,' . : :      ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄>
     l:::/  // ',:::',        _  /.::::}     _                _/.:/    /.::/. : : :                   /
     |/   /.::/.   ',:::',         /.} //}::/      /.::} /}      _, - '7.:/  . ://  /  . :             {
          /.::/     ',:::}        し' {:レ'/      /.:://.:::,′__ _, - '´  /.:/ . : : : :´ _  {  :/. : _            ノ
.         /.::/     }::レ'^V^l /| _ |::/      /.:,:〃..:/ /.::}´__ ,ィ  /.:/. : : : : : /.:::::} 」 /}  { \         /
       _/.::/       ノ.:{::::ソ.:::レ',::レ'::}_ノ:{__,   /.:/.::/}::{_/.〃::レ'.::レ'.::{_ {:::{___/:/^}::レ'::レ'.:::L,  }   、     , -‐′
   __/.:::::`'ー─‐::"´_.:::〔/,イ:::/ `^}:::/{::::ノ _//{:/ .L:ィ::/L.ィ/}::7 : 、:::::::::::::::/  l_/L/}::71 j    ',  /
  ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ ` ̄ `´   `´ `´  ̄/ ̄´   ア⌒´   /:/   ` ̄ ̄´     }  /:/ } {    } /
    デ ビ ル   メ イ   ク ラ イ/      _/     /:/           ノ /:/ | \_  レ'′
                        /    _/        〈:/              `¨〈:/   ` ̄¨´

             TEL XXX-XXXX-XXX Keyword-XXXX
 


‘Devil May Cry’と描かれたロゴと、電話番号並びに合言葉。


「あんま他人に洩らすなよ?
 表向きは別の仕事だが、イタズラ電話も後を絶たねェんだ」

そろそろ素性を明かしてもいい頃合だと思っていた模様。

 

300 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/09/17(金) 03:02:40
>>299

「電子タバコ。割合と出回っていたもんだけど手に入れたのはつい最近だ。
 元々あんまり吸わないし単価が高いから手を出すのを敬遠していたけど、結構いい感じでさ」

依存性がないからってこれ吸いっぱなしってのもどうかと思うけど。
…まあ、なんか見た目的な意味で。
副流煙も何も水蒸気しか出さないしきちっと産地選んでいるからニコチン含有量は0の筈なんだけど。

「…ああ、人間な内はな。っていうか何のことだか分からないな。
 人間の敵は人間以外いない筈だろ。あと猛獣ぐらい」

ちょっとドッキリ。
テロリストだとか何とか行っているがアレは紛れもない化け物であった。
それを相手にしていたが、報道管制も敷かれているし外部に情報が漏れているはずはない…筈。

「―――‘Devil May Cry’?バンド名か?だとしたらイカシテいるとは思うけど」

さてさて、人がいとも数多く触れてきたこの土地で。
むしろ少ない人間仲間だと思っていたがこいつは…。

301 名前:ダンテ ◆xc.T/DANTE :2010/09/17(金) 03:28:25

>>300
「おいおい、今更シラ切ったって無駄だぜ?
 現に既に俺とお前、共通で一名遭ってるだろ。
 例えば変な七色の羽の誰かさんとか」

彼が何れ遊んでやると約束していたあの悪魔の少女。
シローもまた既に遭った事がある上その素性を知っている以上、誤魔化しは利くまい。
既にその時傍らで幾つか彼らの会話を聞いている。

そして、終に開封されたギターケースからその全貌を晒したるは―――
柄にドクロをあしらった、持ち手の身の丈にも迫る一振りの大剣。


「…ま、こういうこった。
 今まで何か騙してるみてェで悪かったな」


それが今まで見せなかった彼の本来の姿。
世の悪魔を打ち倒す者、デビルハンター。


「ってわけで、何かあったら一本電話くれ。
 因みにギャラなら別にタダか精々セント単位で構わないぜ。
 こっちゃ最近退屈に呑まれ気味なんでな。

 ―――Adios,amigo!」

背中越し一瞥し、立ち去ってゆく紅い狩人。
空のギターケース片手に、背にはその大剣を。

【退場】

 

302 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/09/17(金) 04:01:27
>>301

「人間だって空を飛ぶ時代なんだ。
 女の子の一人ぐらい妙な羽根生やしてても困りはしないだろうよ」

ふうと溜息をつきながら随分と昔のことのように思い出す。
ああ、それにしても何でこんなに懐かしく感じるんだろうか。奇妙だ。

そして―――

それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた。大きくぶ厚く重くそして大雑把すぎた。
それはまさに鉄塊だった。
巨大な剣を軽々しく扱い魔を払うもの…つまり俺の今いる領域とは遠くはなれた世界の住民。
随分と何度も踏み込んだものだ。

溜息を二つ目。

「オーライ。こっちも厄介ごとを持ち込むところを一つでも増やしておいた方が便利そうだしな。
 何かがあったら頼むよ、ダンテ」

そう言って紅い背を俺は見送った。
冷たい風が吹きすさび、手を痺れさせるような冷たさを感じさせる。
さて、そろそろ帰ろう。今は十分に休んだ。これで暫く仕事にも精を出せるというものだろう。
俺はポケットにしまっていたタバコをもう一度くわえ、近くに留めてあった自転車を漕ぎ出した。

【退場】

303 名前:窓付き:2010/09/27(月) 23:46:14
ぽたん ぽたん

サアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ――――――

しとしと
ぴちょぴちょ


    9月27日
今日は雨がふりました。
かさを持ってきていたのでひと安心です。
でもいつやむかどうかわかりません。
歩いていたら橋にまできました。
だれもいません。
だれもいません。






304 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 00:04:32


「うわぁ〜っ、まいったなぁ……
 急に降りだすんだもんなぁ………」


  【降りしきる雨の中、橋の下で雨宿りするしょうj――――】


               , --- 、
             /  __ -、 \
           /,---、  `ヽ ヽ ヽ
           | `ゝ ゙ー,-、  ',  |. }
           | . ゝ  ヽリ)、 } / /  ―――ギロッ!
            ',  |`ヽ,_ _,、_|__レノ
            ヽ、_ヽ'フ 「、  >


  【も、もとい! 少女ではなく、サーナイトの少年が1匹。】
  【眠れないのでテレポートでここにやって来て、深夜の散歩をしていたら 突然の雨に見舞われたのだった……】



ったく。ナレーションをにらみつけるとか、またしてもメタいことやらせやがって……
大体俺(サーナイト)は「にらみつける」できねぇってのに。
しかし、ホントについてないぜ。イキナリ雨だもんなぁ。

橋の下でうずくまる俺。全身濡れコラッタで寒いぜ……
あぁ… もしそばにおねいさんがいたら、一緒に抱き合って暖をとれるのになぁ〜っ。


>>303
………んあ?
人間の気配と思考波だぜ。誰かいるのかな?
みつかるのはヤバい気もするが…… こんな真夜中だ。俺が人間じゃねぇってバレないよな?
ちょうどヒマだし 声かけてみっか。


「おーい、そこに誰かいるんスかねぇ? もしいたら返事して、
 いなかったら返事しないでくれ〜っ。」


305 名前:窓付き:2010/09/28(火) 00:10:25
だれもいないからわたしはだれにも見えなくて
  だからわたしはとうめいになってしまったにんげんなのかも
      ほらほら

          からだがどんどんすけてだれにも見えなくなって
   でも雨だけはわたしの体をぬらして
             雨さんはわたしのことをみていてくれるのかもしれない
   でも人はわたしのことをみてくれないのかもしれない。


>>304

 でも、ゆめみたいなことだっておこる
         だってここはわたしのゆめのなかだから

   サーナイトだってわたしのまえにでてきてくれる
                 ゲームは大好きだから

         だれもみてくれなくてもいいから
               あそべる    か  ら

とうめいなわたしは
    声をかけてくれたサーナイトの後ろにまわって

         うしろからぎゅっと だきつい た。
  ゆうれいの三角ずきんが取れちゃって
                 わたしはとうめいじゃなくなった。

306 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 00:21:06



>>305 うしろからぎゅっと だきつい た。

ひぃッ……!?

どわあぁぁぁぁぁあぁッ?! 
 で、で、で、出たあぁー! 幽霊だッ、ゴーストはニガテだぜーッ!!
  
 しかしあわてない!ポケモン探検隊はあわてないんだぜッ!
 あわてずさわがず、おさない・かけない・しゃべらない!

 すかさずシャドーボールッ!! 左手はそえるだ………… アレ?」 


ってよくみたら人間の女の子だった。
あぶねぇ…… あやうくシャドーボールを撃ち込むところだったぜ。


「い、いきなりおどかすなんてナシだぜ〜?攻撃することだったじゃねぇか。
 ポケモン三原則、第1条 『ポケモンは人間に危害を加えてはならない』を破るところだったぜ……
 ま、そんなもんないけどな〜。

 ところでキミ、一体誰なんだぜ?」
 

どうもなんつーか… ダウナー系の感情をはなっているが……


307 名前:窓付き:2010/09/28(火) 00:34:37
>>306

くすっ


クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
クスクスクスクスクスクスクスクス
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
クスクスクス
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス


「わたし、おばけじゃないよ。」

手を広げてもういっかいサーナイトにだきついて
  ぎゅっとぎゅっとだきしめて

「とうめいなだけだよ。だれもわたしをみないときはわたしはとうめいなの
 とうめいだからだれもわたしをみないの」

ポケモンはかわいいから好き
    サーナイトはかわいいから好き

  ゆめのなかでであえたのなら
               キットわたしはこのポケモンが大好きなんだ

308 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 00:45:46

>>307 わたし、おばけじゃないよ。
>>とうめいだからだれもわたしをみないの

またしても抱きしめられてしまった。
抱擁ポケモン形無しだぜ。

「あー、その、ええっと 抱きしめられるのは慣れてないから、ちょっとハズかしいぜ。
 おねいさんなら喜んで抱きしめられる…… あ!いやッ!
 キミに抱きしめられるのがイヤってわけじゃないんだけど…… その…… モジモジ」

頬をポリポリかく俺。
どーも年下の女の子相手だとチョーシが狂うなぁ。


「で、『とうめいだからだれもわたしをみないの』だって?
 おかしいなぁ。俺はちゃんとキミを見えてるぜ?
 それとも みんなはキミをわざと見てないとでも言うってのか?」

こんな印象をもつのはきっと相手に失礼なのだろーが、自分にウソつくのは
よくないと思うのでやはりこんな印象になってしまうのだが……

この子、変わってるなぁ…… かなぁり。
俺が人間じゃないってわかってるだろーに、ちっとも気にしてないみたいだし。
悪い子ではないのは間違いねーが。


309 名前:窓付き:2010/09/28(火) 00:52:43
>>308

「あのね、あのね。顔がないの」

だれも見ないからわたしをだからとうめい。
   サーナイトはわたしを見てくれてとうめいじゃなくしてくれるから顔がある。

「あるく人、おうだんほどう、いっぱい、みんなみんな顔がないの。
 顔がなくて目がないから見なくてだからわたしはとうめいなの」

トタンやねとコンクリートで   たて  られたそまつないえには
       まわりに顔がない人がいっぱいいてた

   話しかけてもだれも答えないから  だから  顔がないの
   口がないからしゃべれない  耳がないから聞こえない


         目がないからわたしをみない

「でもねでもね、あなたは顔があるの、だから私サーナイトが好きなんだと思うの。
 好きだからこんなところで会えたんじゃないのかな?」

310 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 01:12:42

>>309 あのね、あのね。顔がないの
>>顔がなくて目がないから見なくてだからわたしはとうめいなの


「はぁ――― えーと…… そうなのか? 
 ゴメンな。俺、あんまり頭いいほーじゃないから キミの言ってることが
 イマイチ理解不能でさ……… いや、マジでゴメンなぁ………?」


まいったぜ。そりゃ俺はいちおーエスパーで、テレパシーっぽいこともできるが
この子が何を言わんとしてんのかわかんねぇ……
ま、感情はキャッチできるが 心そのものは読めないし、わからねぇからな。
(例え読むことができたとしてもおいそれと使わないだろーが)

それに…… この話をする、この子からは とても一言じゃあ言えやしない
深いふかぁい『何か』があるって感情はわかるぜ。
部外者の俺には決して足をふみいれちゃいけない、な……


>>好きだからこんなところで会えたんじゃないのかな?

「……そーだな。キミが俺のことを好きでいてくれたから、会えたんだ。
 細かいことはどーでもいいぜ、会えた事が重要だもんなっ!」

イチゴ一円。いや、違うか?まぁいいや。
この子が俺に会えてうれしいって言ってんだからそれでいいじゃねーか。うん。
どーやらよく俺(サーナイト)のことも『知ってる』みたいだしな。説明する手間がはぶけたぜ。


「俺も嬉しいと思うぜ?キミに会えて、さ!

 ――――あッ。」



その時俺は、気づいたらナチュラルに彼女のことを抱きしめていた。


311 名前:窓付き:2010/09/28(火) 01:24:57
>>310

むにむに顔をうずめてぽかぽか
      あたたかさがあってきもちいいからポケモンは好き。

「でもだれかと会うのはかなしいの。だれかと会ったらいつかバイバイって言わないとだめなの。
それからずっと会えなくなってなみだをながしてもずっと会えないの
かなしくってかなしくってしかたがないけど会ったらバイバイって言わないといけないの」


     キキー ドーン            キキー ドーン
                                         キキー ドーン
                          バイバイって言って
              また明日って いったのに
  明日が来なかったら
             いつにあえるんだろう。           キキー ドーン
                     キキー ドーン
    キキー ドーン
                           キキー ドーン

「今がたのしいほど後がかなしいの。今はいつか今じゃなくなっちゃうの。
何でだろう、サーナイト?」

   今はこの今になくなって
                    もう今じゃない

312 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 01:39:37

>>311

思わず抱きしめてしまったが、どーやらイヤがられてはいないみたいなので
一安心だぜ。ようやく抱擁ポケモンらしいことができたな……

>>だれかと会ったらいつかバイバイって言わないとだめなの。


うぐうッ!?

フラッ と立ちくらみがしちまったぜ……
それくらいのきっつい『悲しみ』に俺の感覚は包まれた。
何か… 詳しくはわからんが、相当辛い『別れ』を経験したんだろな。この子。


>>今はいつか今じゃなくなっちゃうの。何でだろう、サーナイト?

「そうだな。楽しいことはいつか終わる。
 今がよくても、いつかよくなくなっちまう…… なんでだろうな?

 いちおう予知ができるらしい俺でも、明日なんてわかんねぇや。
 明日の天気すらまともに予知が当たったためしがねぇし。 ハハハ―――」


「………そーだなぁ。 バカな俺なりに考えてみたが、
 悲しいことがいつか終わるためには、楽しいこともいつか終わらなきゃいけないんじゃねぇかな?
 バランスとか、等価交換的に。

 世の中ってさ 上手くいかねーモンだよなぁ。」


……ハッ。 今の俺、もしかしてカッコいい!?
思わずポーズをとっちゃうぜ☆ キリッ


313 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 01:44:23

ところで…… 今さらながらに思い出したが、


「俺って、寝付けないから散歩しにここまで来たハズ、だよなぁ?
 おかしいぜ…… もう夜もふけてきているのに、ちっとも眠くならねぇんだもん!

 まさか――― 『眠れないって夢を見ている』なんてワケないよ、な?
 あはは、ははは………」


そんなベタベタなオチなわけないって。うん。絶対。
たぶん、きっと。 あぁ… ちょっと自信がなくなってきたぜ……


314 名前:窓付き:2010/09/28(火) 01:56:20
>>312

「だけどかなしみはキズなの。ほうちょうでね、切ったらそのいたいのはいつか取れるけど」
「でも切ったそのあとはずっとずっとのこるの」
「それなのに楽しみはずっとずっとのこってくれないの」
「かれ葉がいっぱいついた木みたいにいつかぜんぶおちて元の形が思い出せなくなるの」

  かなしみはきずあとだから
       いつまでもわたしはないていることができないから
               だからなかなくたっていいのかもしれないけれど

        でもきずあとはずっとのこるの

「とうめいならたのしくないけれどきずついたりもしないの
   だけどかわりにとってもさびしくなるの。だれもだれもわたしを見ないから」

>>313

「ゆめのなかでもだれも見てくれないのかもしれない。
                あなたに会ったのに分かれることを思うとさびしいの
      顔のない人たちの中に顔のあるサーナイトがいるだけであたたかいけどずっとあたたかくないの
  あのおまわりさんもきっとわたしを見てくれない」

とおくからじてんしゃのライトをつけてこっちにむかってくるおまわりさん。
だけどその顔は

            /.:.:.:.l
            |::0::/   ピロリ♪
            /:::::::l

からっぽだ。

315 名前:サーナイト♂@探検隊オスメスズ ◆suKEbEVebI :2010/09/28(火) 02:11:03

>>314 それなのに楽しみはずっとずっとのこってくれないの

「あ、あぁ…… そーとも言える、かな。うん。
 だけど!だけどさぁ!!
 楽しみだって何か… なにかはきっと残るさ……!! 例えば……… あ〜〜〜、そう!
 思い出とかさッ! 

 このキミとの思い出が夢だったとしても、その思い出は残る。
 少なくとも俺はそうだ。こんなリアルな夢、そうそう忘れられるもんじゃあないぜ?」


…我ながら口からでまかせ感がぬぐえないぜ。
さっきはカッコいいと思ったけど、何を言ってもただのきれいごとのよーな
気がしてきた…… ますます自信なくすぜ。トホホ


>>あなたに会ったのに分かれることを思うとさびしいの

「まーた、そーゆーネガティブな思想を口にする〜〜〜っ。
 俺はどうせ感じるなら キミの明るい感情をキャッチしたいなぁ?
 ま、イキナリは難しいだろうけどな。

 これが夢なら、ホラ こんな風にほっぺをつねっても………」


あ゛。 痛くねぇ。 こりゃ夢だ。

なあ〜〜んだ夢か…… やっぱ俺、眠れない夢を見てたんだな………
そんじゃゴロゴロしようっとッ♪


               ・ ・ ・


午後1時。俺は目覚めた。
そしておもいっくそ寝坊して隊長にギュウギュウにしぼられることになるのだが…… それはまた、別の話。


俺が最後まで気になったのは―――
夢の片隅の記憶。あの不思議な人間の女の子の夢だった。


【退場】


316 名前:窓付き:2010/09/28(火) 02:19:37
>>315


すう。


               やっぱりさみしいや。



★たいじょう★

317 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:26:01
綺麗な星空が妬ましい。
涙雨の如き空も、それはそれで妬ましい。

期限切れでまもなくさよならになるのが定めならば。
せめて私が見送りましょう。

今宵だけの戯れならば、この橋、わたるべからず……ってね。

 (入場)


318 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:31:07
ハロウイン?
なにそれ、ねたましい。

妖怪にんなもん関係ないわよ。
お菓子なんかより愛を頂戴、愛を。

ただ、愛をもらえたら、それはそれで、
他人に愛を与えるその余裕がねたましいのよね。
調子に乗るなよ、聖人か貴様。

そんな気分−−−


319 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:32:01
あと名無しの話し相手歓迎。
長文とか書けないわ、ねたましい。

320 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:34:13
日々オトコを妬んで生きていける平行世界の私がねたましい。
しっとがどうこう言っておいて、結局オトコと仲良くなってる分身がねたましい。
鬼といちゃつく虹の彼方の私がねたましい。

ああ、ねたましい、ねたましいわ。


321 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 00:34:45

サキです。
最後の調査に行こうとしてたらすごく空気が重かったです。
―――どうしたらいいんでしょうか。まう。

こ、こんばんは。こんばんは。
こんなところで、どうかしましたか?


322 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:36:47
こんばんは。

こんな卑しい橋守にわざわざ声をかけるなんて。
その度胸がねたましいわね、あなた。

……ねぇ、七夕ってさ、毎年雨が降るといいと思わない?

(突然何を言うのか)


323 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:44:56
あ、そう言えば今年は月見だんご食べそびれた。ねたましい。

……まぁ、地底じゃ月見えないんだけどね。

324 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 00:49:50
>>322

え、いえ、七夕は晴れてた方が楽しいかなと思いますけど……。
ああ、でも、雨の日でも渡れるらしいですよ? 織姫さんと彦星さん。



325 名前:名無し客:2010/10/01(金) 00:50:27
もう出てこないとか言って引退してませんでしたっけ。

326 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 00:57:36
>>324

なんですって!?
雨でも逢えるのか、あいつら!?

なんてねたましい……!!
ぎりぎり!いや、うらやましい……!!

って、七夕晴れて何か楽しい事なんてある?
あんた、短冊に願い事書いたりしてるの?

>>325
その通り。

人の言葉なんてこうも簡単に覆るのよ。気持ちもね。
だから、愛を語っておいて簡単に裏切るの、人間はね。
あぁ、ねたましい!ねたましいわ!!

……よかったわね。
いい勉強になったじゃない?。
まぁ、安心なさい、今日だけのつもりだから。今は。

327 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 01:04:50
えーと、うーんと。
なんだろうなあ!幻なんじゃないかなあ!嬉しすぎて涙が出そうなんだけど!
隊長が中々仕事片付かないってぼやいていたし、気分転換に外を歩こうと思って当てもなく歩いていたら
どんな奇跡が待ってたんだろう!

ヤバイ。心臓跳ね上がってなんて言葉かければいいのかわからない。
ちょっと前に妙なプチモビに追いかけられたときに助けてもらったお礼とか
いやそれ以前に伝えるべきこといっぱいあるんじゃないかとか色々あるんだけど
色々ありすぎて困るって言うか、うぼあー!

「あ、あの、その…」

なんて声をかければいいのかもわかんないよ。
こんな時どんな顔をすればいいのやら。

328 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 01:05:51
>>326

やだ、なにこれこわい……。
おとぎ話に嫉妬する人とか初めて見ました。まうぅ。

え、あ、はい。一応は。
せっかく綺麗になった空ですから、見てみたいじゃないですか。
雨でも雲の上まで行けば見られますけど、地に足を着けて見るのが大事なんですよ〜。

願い事ですか?
……えーと、なんでしたっけ。
『プリンをおなかいっぱい食べられますように』
とか書いた気がします。



329 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:06:09
修行もせんといきなり必殺技習得するアラジンシンとか、ねたましい……

330 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:12:22
>>327
ん?

あら、いつだか分身とつるんでた人間じゃない。
元気そうね、ねたましいわ。

元気があればなんでもできるとか、ねたましいわ、さすが人間ねたましい。

何?
橋わたるの?

残念ながら今晩は通行止めよ!
主に私の気分でね!!

>>328

ふぅん。
ま、分かるわ。

ねたましいものからは目を離せなくなるものよね。うん。
理解した。
言葉ではなく、心で理解したわね。

だが、その願い事、そいつはダメだわ!
なにその可愛らしい願い事、ねたましいわね。
「プリンみっつも食べたらお腹一杯です、まうぅ」とか言おうものなら憤激ものよ!
オトメか!オトメなのか、あんたは!!くそ!

……ところで「バケツプリン」という商品があるそうね。
聞いたことある?


331 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 01:18:10
>>330

ですよねー、ですよねー!
だって俺の姉御は今ポケットの中にいるんだもの!
なんか微妙に温度が上がっていると言うかギリギリ引っかかれているというかそんな感覚がする気のせいだといいなー!
…や、マジごめんなさい、姉御。

あー、その。ひ、人違いでした、すみません水橋さん…。
ですがこの橋通らないとコンビニいけないんですが。
酒保じゃ手に入らないもんが手に入るんで。

332 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:21:54
>>331
なにそれ、ねたましい。
あの人は俺の中で生き続けてますからとかそういうこと?

葛篭のくせに……ッ!
たかが大きな葛篭のくせになんてねたましい……!!

ほほう、この橋を渡らないと行けないと。
いいわ、じゃ特別に通してあげましょう。


……ただし、私の屍を乗り越えていきなさい!!

333 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 01:23:39
>>330

ああいえ、ねたましいとかそういうのでなくて……。
というか何だかズレてませんか色々。

えええええ、駄目ですか!?
割と切実なのに!
……うかつにプリンとか作ると奪い合いが発生するんですよぅ。
さすが人類を滅ぼしかけた伝説の甘味だけはありますね。恐ろしい。
それでも食べずにはいられないっ、女の子ですからっ!

バケツ……だと……。
すみません、ちょっと詳しく。
出来れば製造法とかも。 お 願 い し ま す 。




334 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 01:28:23
>>332

胸ポケットですよ!心臓に近いんですよ!
死なばもろともでしたっけ!?何か違うような気がしますけど!

あなたにとってはたかが葛藤でも俺にとっちゃ一番大切な人、じゃなかった、妖怪なんですって!
うう、毎晩月光に当てたり拝んだり色々してるんですから夢ぐらいには出て欲しいんですけど。
どうやったら上手く行くんだろう…。この前実体化できたんですから何か方法があるはず…。

って、どうやって!?
どうやって倒せばいいんですか!ジャンケンでいいですか!?

335 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:31:23
>>333

ズレている?
私がズレているって言うの?

ああ、やっぱりそうなのね。
私は所詮何かを妬むのがレゾンデートルの卑しき妖怪。
日陰にいるのが相応ってわけね。ちくしょう。

ああ、世の中の中央を歩いている奴らが妬ましい!
多数派がねたましいわ!


……え、プリンで世界崩壊とかなにそれ、こわい……

バケツプリンはなんでも誰でも簡単につくれる夢のキットが
外の世界じゃ大型ディスカウント店で叩き売られているらしいと聞いたので
是非、外の人っぽいのに会ったら情報を聞き出そうと思っていたのよ。

つまり、私も真相にはいまだ辿り付いていないという事。
その正体、気になるわ……。

336 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:35:28
>>334

胸ポケットですって!?

フラグか!!
さては……


銃弾を受けて死んだと思ったら胸ポケットに入っていたお守りのせいで偶然助かった。
そのお守りのおかげで俺は逆転の一手を繋げる事ができたんです!


とか、そんなことをやろうというのね!!
そしてその代わり、そのお守りが言葉を発することはなかったのです……とか、そういうことか!

美味しい!
すごく美味しい展開ね!ねたましいわ!


337 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:36:22
ちなみにジャンケンをする場合、ルールと演出はジョジョ4部に順ずるものとする。

338 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 01:46:58
>>336

お守りですから拳銃弾でも普通に貫通しそうなんですけどねえ。
死ぬ時は一緒だよ!ってやつです、むしろ。
というか俺が生きているのに先に姉後が言葉発せなくなるとか嫌過ぎますって。
しかもそれ俺の上司の嫁さんが既にやってますし。

美味しいって展開にはどちらにしろしたくないですねえ。
というか俺の生きているうちに安定化した再実体化が出来れば一番なんですけど…。

>ルールと演出はジョジョ4部

人間辞めろと!?ジャンケンでそこまで盛り上がれと!?
…エーと、ジャンケンですね。メタいですが内容はトリップ勝負になりますけど。

339 名前:水橋パルスィ ◆TJti1M.dBr5u :2010/10/01(金) 01:53:21
>>338

ちっ。

カタいわね、ミケルくん。
もうちょっと可愛げがあった方がねたましいわよ?

というかね?
誰かがやっているのにという理屈は王道の前で無意味なのよ。
繰り返されるからこその定番!お約束!
それがフラグってもんであってね、つまり何が言いたいかと言うとリア充爆発しろ。

……で、何の話だっけ?
ああ、そう。
そうよ、ジャンケンね。


あんたが勝ったら通してあげましょう!
ただし、あんたが負けたらそのお守りを新品と交換してくれる!!

(条件後出しとか詐欺だ)

♯ジェラシックパーク

340 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 01:58:37
そう言えば……

バケツプリンに醤油かけたら擬似バケツウニに!?

341 名前:ミケル・ニノリッチ ◆xlkOVPpTPsGU :2010/10/01(金) 02:00:43
>>339

え、えー。
そんなこと言われましても。可愛いって言われることがないこの身ですし。
というか男として可愛いって言われるのは少しどうかと。

うーん、ですが装甲車両の中にいるので死ぬ時ってむしろ潰されてるんじゃあ…。
って自分の死に様想像してどうするんだ!?
俺は死にませんよ!そして俺もリア充じゃないので同じく爆発してよろしいと思います!

ええ、そうジャンケン…え、マジすか!?絶対負けられなくなったじゃないですか!
くそう、やってやる!やってやるぞ!

#タイ夕二ック号を忘れるな

342 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 02:02:26
>>335

ああああああああああいえそうでなくて。落ち着いて。ネガティブはノーカンでー!

……私にとっては、この透明な空、それ自体が大好きなものですから。
私たちがずっと求めてきて、ようやく辿り着いた場所がココなんですよ。
それまで私はこんな風に空を見上げる事も出来ませんでしたから。
そもそも宇宙を彷徨ってましたから空も何もありませんでしたし。


いやぁ、プリンって怖いですね……。レシピが封印されたのも頷けます。
偶然作っちゃったんですけどね私。
ちなみに私は一番戦闘力が低いので大体は最初に脱落します。まうぅ……。

なにそれすごい。
ちょ、ちょっと後で調べておかないと……。
ひょっとしたらプリン戦争の終結の鍵を握るアイテムかも知れませんよそれは!
そのテクノロジーを応用すれば世界中の人にプリンを届けることが出来るかも……。
まう〜、何だか胸が熱くなってきました……!!




343 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 02:03:09
>>341

じゃーんけーん………

  //       r´| /  `ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::
..//        / j /、ヾ   |::l /ヽ;;;;;;::::::::::::
;´          l : : |l_,-ゝ::〉  ヽゝl/l `ヽ、:::::::
;;;;ヽ   ( )/l  / : : ゝ;;ヾヽl  ´ U/〉    ヽ、
;;;;;;;;;ヽ   l ./ヽl .l: :ゞrヾ ,-/ ヽ´ミ/l    ,、 /
;;;;;;;;;;;;;ヽ  l/  ヽ l: : |l  {;/ ヾ、r´/   ./ l .〈::
;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |イ  |/: : :ヾ `./ ` ( l// . ノ /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ j     .: : :ヾ/ /ヽ \  .  lノ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ l .  U: : : :   l: : : : ヽ \
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヽ .        ヽ: : : : ヽ .\  
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l U         〉: : : : : ヽ \
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ト    / ,-、   ヽ―‐´ ̄   >  /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l   /r´ヽ,、ヽ、       ,,,/  /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l  /ト、;;;;;;;ヾ,_ ヽ、 ヽr´'''' ´   /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l ./ ヽ;;;;;;;r´`ヽノ--‐´     /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l l|  ヽ;;;;l           /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l 〉   );;l          /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l |ト、  l;;;;l         /
´'''''     〈、ヽヽ ノ;;;;|        /
   ,-―´^´ \ヽヽ,;;;;;|      /
-―       .\〈;;;;;;|    . /
           \ヽ、 . /
              ヽ、/

【T>xでパルスィの勝ち】

344 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 02:04:13
>>340

らめえええええ死人でちゃいますううううううううううううう!!

うっかり間違えてそれ食べてお花畑見えたんですからね私!
プリンに醤油とか一種の化学兵器ですよ!? ダメ絶対、ですっ!

……誰が考えたんでしょうね、本当に。
プリンに醤油でウニの味って。



345 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 02:10:38
>>341


         ;"   ;"         '; ;'   `;
        ;"   ;;     __  _,, ,,_ "    ;; ;;
       ;"      _,-'´      `ヽ、    '; `;
     ;' ; ;"    /´ /  \   __ ヽ、  ;" ;'   アハハハハッ!!
     i ii ;   // / /    ヽ \ ミ-t  " '; ,,
     ;' ;; ;" // / / / / i i、、ヽ_,-' ヽ ,-7     ";,,
     ;' ;;  ソ'// / / ー、_ | t=彡'。z Yイ l       ";    うかつにのったのが運のツキよ!
  i  ;' "   レi /  i  ゝt。ォ  ゞ='"リ ノ 、ヽ       ";
  ;;  ;'      リ Y ノ 从^~ 'r-' ョ ノ'´ , __)_ ri    ;"
  ;'; ;"    r ニァ // /ノ`ー - '´iノ)、_从ノニ)`,} }   ;"
  i ; ; ;'   トv' レ' r-ヲ´`ー\ \ 彡 Y T`<--'  {--ァ ';
  ;; ; ; ';   ヽ   ̄< : : :i : ヽヽ_r、イ ノi:{y'   ,r'´   ';
  ; ;; ';     }   Yノ : : Y : |Xxi;;;;;;;;l l  ヽ{   ト、    ';
  ';     _.<`t_r-y> : / : : lXxl;;;;;;;;;}   ヽY⌒`7 `/> ";
  '; <≦===/  ` Y: :{ : : : :lXxl;;;;;;;;lxl   /   X_Xx/  ;'  なにをかくそう、私はジャンケンの達人だぁ!!
   ';   ヾ、__(    }x、_l: : : : lXxl;;;;;;;lXt  ヽ_    )/´  ;"
   ";    7ー-、_ィ /x{ : : : ::lXxl;;;;;lXxト、  r{__,,{   ;"
    ";   / `ー--レ' l : : : : : lXx|;;;;lXxl :ヽ r、 l   `、  ';;
   ",, ;;  }    ./  |: : : : : :|Xx|;;;lX/: :レ-t `ヽ、   /   ;"
   ",   `ー-"   / : : : : : |Xxl;ノx/: :/     `ー'   ;"
    ';      ___;/: : : : : : :|Xx|X/ : :/___      ;"
    `;;    (  `ーヽ、: : : : :|XX|;/: : : >- r'     ;"    じゃーんけーん!!







【T>xでパルスィの勝ち】








  /       }  } ヽ        \          \
 ′      /  ハ   \           \            \
/      ;′ / ヽ  ヽ           ヽ  \         \  にへら
.::       {  {   ヽ ハ       ',   ':    \     \_`  ._
::::.-―― /\ ヽ   }/-‐;. ー‐-  }     }     ヽ     '
::::::::.   {_,, \ヽ  / __ j:.      ハ   /      '     |
ヽ_:::;:ゝ-ーャ'″  ヾ    |::¨:::::‐-<._|  イ         }     l
::::::::::::::::::::::::;          l:::::::::::::::::::::::レヘ:::ヽ     /      l
:::::::::::::::::::::::::}           ';::::::::::::::::::::::} }:::::リ}    /   ヽ  |
::::::::::::::::::::::;ノ         ヽ、::::::::::::::ノ /:::::::::',   /、    }\l     . : . : .
---‐  "´                 ¨¨` ヾ{\:::',   {:::\  ハ.     . :    : .
 xxxx                xxxx   ヽ:\_':,:::::::ヽ{ーヽ     : . : .
                          }:::. ヽ\    \
                               ,::::::.  ':,         ヽ.
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`ヾ                        ,.:::::::::::::  /           ',
ヽ                      /::::::::::::::. /      、    }
、 }                  _ ...::´:::::::::::::::::;:::::.{        i   /     . .
.>----――< ̄ ̄´`ヾー--<:::::::::::::::::::::::::::/:::::ヾ      /l   /   . :  : .
: : : : : : : : : : : : ヽ: : : :、: : \: : : : )、:::::::::::::::::, ヘ:::::::::     / / /      : :
: : :_:_: : : : : -==:'; : : : '; : : : ヽー<xX∨ヽ,/   }:::::::  /  ./'
: : : : : : : : : : : : : : }: : : : } : : : : \: \}ヽ{    /::: -‐ ´

346 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 02:15:31
>>342

ふふん。
成る程ね。

空を見上げる事もできなかったのに、目前に広がる青い空。

妬ましいなら手に入れればいいじゃない。

つまり、その星ごと制圧すればいい!
欲しいなら奪い取れ、今は悪魔が微笑む時代なんだ!!


成る程、素晴らしいりくつだ!!
感動したわ!!私たち、いい友達になれそうね!私今日だけだけどっ!!

>偶然作っちゃったんですけどね私。

偶然……だと……!?
プリンをか!?

というかプリン戦争って響きがひどくダサいわ。
さすがにねたましくない。

347 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 02:22:32
>>344

そんな合成で大丈夫かですって?
決まってる、大丈夫だ、問題ない。

なぜなら大丈夫な所がないから。
むしろ問題しかない。

醤油プリンってなんか化学物質みたいな名前よね。ねたましいわ。
でも、麦茶に入ったそばつゆほどの危険性はない。
つまり、比較的危険性は低いと言えるわね。

>>343

ふふ。
うふふふふふ。

さぁ、その大事なだーいじなお守り、私が没収してあげるわ、ねたましい。
しまっちゃいましょうね。
そんな恋愛フラグはどんどんしまっちゃいましょうね♪


                 _,_       パル
            .r'⌒^~' ̄`.ヽ.,
   パル     ./'´       `'ヽ,
          ,.'  i ! ;_、 ハィ 、'ゞゝ  .ヘ
   ((  ,ヘ,  !人パルλハスィ-トλヽ/ / ))
       '、丿) 从ノ::○`::::´○::::`'λ∈∋
        し丿ヽ从""r-‐‐┐""妬/ /
         ヽ/x/|ゝ,ヽ、__,ノ_ノ,rxxxフ
          LX/i |x'〈i`7/:/x/: /
            弋 |xくハ」/x/.イ
   パル       从xゝ::::/x/ j/
             }≡三二三ヽ
           /::::::::/入ヽ::i::::::\  パル

348 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 02:25:25
>>345

ウゾダドンドコドーン!

ちょ、コンビニに行く途中で姉御失うとかマジ勘弁。
え、嘘、マジ嘘だろ、おい…。

【その場でひざを突いてその衝撃でポロリとお守りが落ちた】

349 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 02:28:48
>>347

                      _,∠ニー'ヽ_             (
                       /{ r_, -'‐' ー-、           (    信  信 余
                        ヽ冫´  /_ jヽ     , -─ '     じ   じ は
                        l    / ,.へ、,`ヽl    l        た  ぬ
                      {    | {{汀T} f<!     ー 、     く
                      |     |〃i'_,」 |       |     な
                     ノ    | u/ ー-} ,!         ー‐ァ   い
                  _r'{  \  | L___//         ゝ--、     _,r─‐'´
               ___/  ゝゝ  丶ヽ ー-‐,/             ー‐ァr‐'´
             , -'´           ``‐ヽ7、             -='ノ
            /    丶             ノ\
          /         \              j ヽ
         /!         __        /__ヽ
       / r  _,. -,r彳f´ ̄      ̄ヽー─-┬‐┬'7ヽ`ヽ
      /    ̄ ,r',r'   、|   ,. ──‐‐r、;:;:;:;:j;:;:;:;j l  \j
    /    //     ヽj  / ''ー──{ l;:;:;:/;:;:;:/ j/  \
   /    //       l /   ,,ー─‐l'、:;/;:;:;:/ /       \
 /  / ,イ           l/     ー─‐lノ;/;:;:;:/ /        \

      (          ri       ri_      ri              Z
  r──'        r‐-‐' `> <二  二ヽ iー‐' L__              `ー、
 ノ          ー‐ァ  「     / ,! !     ̄フ j ̄   、 」L__     て ̄ ̄`ー'
と_            /r'l !     ゝ'l |    〃l ,!     〃!l ̄ o.。   (
 /丿 ̄ヽ-、       〃 .ヽj      `       レ     ,lj    ゚、-‐'
       j                               r--‐'
     /r─-、r─‐-'⌒ー'⌒ー'⌒!   r‐、_   r'⌒ゝ-'ヽ_三
     7ノ               ヽノ ̄    ヽ (
                             〉ノ

                    _  -───- 、
                r'´ ̄             `ヽ
               /`   ‐-              lヽ
               r=‐-、`丶            l ヽ
              /    ヽ   _           l ',
             /      lrミ  、 ー--        ヽ、_
            l  、___/r‐l 、  \           `  ̄`ヽ、
            `ー──{ l;:;:|  l   ``ヽー-、_    ヽ         二ヽ
                 ``ーlヽ、 !    _ -‐- 、  _, ─…─--‐'´
                    ゝ-'─‐'´\>、   ̄

350 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 02:31:52
>>346

いや、それで全員叩きのめされて母船まで吹っ飛ばされたんですけどね。

まあ、今こうやって平和に暮らせてますから結果オーライです。たぶん。
……補足すると、気乗りはしなかったんですよ?
命令だから従わないといけなかっただけで。戦う必要なんて無かったんです、本来は。

ただ、そうですね。友達になるのは大賛成ですよ。
今日だけって言うのがちょっと残念ですけど……。
はい、それじゃあ今から友達で。
……私は、サキって言います。
良かったら、お名前、教えてもらえますか?


あ、はい。なんだか上手く行っちゃいまして。

その名前は私もダメだと思います。
というかそれで戦争って言うのは流石に恥ずかしいです。
……でも美味しいんだから仕方ないじゃないですかぁ、まうぅ。



351 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 02:35:44
>>349

んふふ。
いい声……素敵よ、ミケル君。
勝負に負けたら魂を取られると言うのは昔からの伝統でしょ?
諦めなさい。

これもまたカゲのようなもの。
所詮はうたかたのユメに過ぎなかったのよ。

ユメはいつか覚めるもの。
貴方もいつまでも縛られて生きていてはいけないの。

さて、じゃ代わりの新品を……(ごそごそ)

>>350

負けてんのかよ(ホロリ)

貴方……ねたましくない。
とてもねたましくないわ。

私はパルスィ。
貴方がもっと妬ましい身の上になるように祈っていてあげるわ。
でも、もしそうなったら妬む。

>というかそれで戦争って言うのは流石に恥ずかしいです。
そこで閃いたわ。

一字加えることで大変な意味合いに早変わりする事に気付いたの!
名付けて、プリン体戦争!主に腎臓に悪そう!

352 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 02:41:54
>>351

じ、自分の魂じゃなくて最も大切な人の魂って
辛い、辛過ぎる…ぐふっ…。

過去にすがって生きる生き方もそう悪くはないもんなんだって気づいてたんですよ。
だって過去っていうのは人を作る土台なんです。
それを大事にすることは正しいと思うんです。
たった少しの間だけでも彼女と一緒になれたことは嘘ではなくて真実で…。
そして大切な時間だったのは間違いないんです…。

ま、まさか勝負にこんなきついペナルティー食らわされるなんて…。
う、うおおおおおおおおお…。

353 名前:水橋パルスィ ◆envyBdLf1k :2010/10/01(金) 02:44:17

(ミケルは橋姫神社のお守りを失った)

(ミケルは葛篭型のアクセサリーを手に入れた)


           _    __
         - '"  "' "   ' ,
       /       '"     \
      /  /         ',  ` , ',   )
     / /   ,'   /     l    ト-'/
    ノ  i / フーl-/l     /i    弋    
   `ム._/ /  ト_リ_ | ::::::/ニメ-トi ::::ヽ i
  下- _ノノl  ハ-u、!`レ リr-―ァl :::::::ノ::::l
   ヽ i:::::::ト、ハ.ヽ- '    ト_j`ノノ::::ノ::<
    リハ::::::リ:::レ::ゝ  、   ,  ム=`く__ ‐`
      ヽ::! >-iへ,  _´,. イ、_=っ' Yヾ    ……あんたにはソレがお似合いよ。
        ,-‐`ヽ、 `ヌ"ァV、 /ト-(  l_
      i   ::::パ、_ゝァ‐-ミiメ、>、_ゝ、ノ~‐-ァ
      /  :::::: iヽXノ l  | ノ::: |   ~不-、‐'
     / _,-‐=^`yi.リ /  >-=-l、 ::::::::_ノ
     冫'X _-ァ=トX_メ_ム   Y  :::r<ヽ    バケモノが中に詰まった大きな葛篭と仲良く暮らすといいわ。
    メ_-‐"' へ  ヽァ、  ::::::::::::ト、_ノi/
    `-‐"`"  >   |i_y、:::::::::ノ_ ='
       - " :::ゝ<^'三_>`'ヽ _
   , -‐' "   ::: :::::メ / ノ::::::::::::"- ,


(アクセサリーの葛篭の蓋のスキマからは淡い緑の光が漏れている)

ああ、ねたましい。
ねたましいわね。

さて、それじゃもう妖怪の時間だし、私も地底の橋に帰るわ。
お二人さん、おつかれさま。

サキ、それにミケルくん。
つきあってくれて、有難う。
少しは自分が妬ましい程度には楽しかったわ。

それじゃ、さようなら。

(退場)

354 名前:ミケル・ニノリッチ ◆08MSwPc.vs :2010/10/01(金) 02:49:33
>>353

えっ………わ、わあ!これってもしかして。
あ、ありがとうございます、水橋さん!

うう、ごめん姉御、これからも大切にするから、うん…。
これと一緒に寝たら色々いい夢が見られそうな気がする…。

…あ、その。重ねて、ありがとうございます、水橋さん。
葛篭、これと一緒に暮らしていこうと思います。
っと、自分もコンビニに行かないと。それでは。

【退場】

…開けたらちっちゃい姉御入っているとかそんなのないかな。

355 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2010/10/01(金) 03:07:15
>>351 >>353

あはははは、はい。ボロ負けでした。

……でも、負けて良かったんだって今では思ってます。
ここに住んでる人たちはみんな、良い人たちばかりでしたから。
そういう人たちを傷つけずに済んだのは、良かったです。
……すごく痛かったんですけどね! 撃たれたり斬られたり!
もう斬った張ったの立ち回りはゴメンですよぅ。

なんだかビールとか飲み過ぎた人が体内で起こしそうな戦争ですよねそれ!?
私はあんまりお酒とか飲まないんで詳しくは知りませんけどっ!


……はい。さよなら。
それと、またいつか。お休みなさい。


【退場】

356 名前:停止しました。。。:停止
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ


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