■ 至高天に掛かる非対称な絵画と水晶天が奏でる無相関な雑音 - Crystalline Blankness -
- 1 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 00:39:46
-
御用の際は審問局受け付けに。
・50レスくらいが目安かな。
・本日限定で。
・全ての道はローマに続いていた。
・ローマからの道はどこかに続いているとは限らない。
・貴方はどこへ行くのかな。
・ボクはここにいたし、いるし、いるだろう。
ある意味では締めのようなものと言えるかもしれないし、補足と言えるかもしれない。
答えられることだけを答えて、それをボクたちの残す解答としよう。
quo vadis?
- 2 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 00:40:43
-
うん、これで終わりだと思う。おれたちみたいなやつらにも次の場所でチャンスが与えられるなら別だが。おれ
たちのようなやつら。おれたち人間に。
……ねじれたキューでゲームを始め、あまりに多くを望んで、あまりにわずかしか得られず、よかれと思って、
大きな悪を為す者たち。おれたち人間。
――ジム・トンプスン『おれの中の殺し屋』
私は義務として何も与えはしない。
他の者らが義務として与えるものを、私は生ける衝動として与える。
――ウォルト・ホイットマン
「私が実在しないとしたら」とアリスは涙を流しながら半分笑って――なぜってこんなことはまるきりまったくばか
げていたから――言った。「泣くことだってできないでしょ」
――ルイス・キャロル「鏡の国のアリス」
ルールのようなもの。
・質問スレッドと思ってくれていい。
- 3 名前:名無し客:2010/05/05(水) 00:50:23
- 完全撤退しちゃうので?
- 4 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 01:00:16
-
おいおい、そいつは審問局向けの質問ってことになるのかな。
このボクが、異端審問局の総領たるこのルーツィアさんに向けた言葉ってカンジじゃあないぜ。
ま……そいつに答えるなら、だ。
審問局は普遍だよ。
常に引かず、引くこともなく、あらゆる言葉を統御し、保存し、都合のいいように作り変えていく。
善意も悪意も飲み込みながら、熱死の果てまでね。
なんと言っても、ボクらにとって無限は無限ではありえないんだから。
こう仮定してみよう。
この先、時間の果てまで辿ってもボクと君が出会う可能性がないとして、ボクはそれでも時間の
果てからひょっこり顔を出すことだってありうるし、これだけしっちゃかめっちゃかな世界に生きて
いるボクはそんなことを気にも留めない。
とどのつまり、こういうこと。
ボクはケーキ屋のテラスで紅茶を飲みつつ、道路の向かいの店で(もしかしたら、それは花屋に
添えられたコーヒーショップかもしれないし、気の効いたカフェ付きの書店かもしれないだろう)きみ
がカフェラテを飲む姿を見るかもしれない。
オーケイ、答えは出たようだ。
さて、君はどこへ行くのかな?
- 5 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 01:05:25
-
おっと、コレを忘れてた。
関連項目
・がれきのおうさまWiki(有志作成のこのスレッド関連に於けるまとめサイト)
http://www24.atwiki.jp/garekino/
や、実際の話、こないだの一件では本気でお世話になったよ。
そう、ボクはこう見えても、きみ達の中にボクらの居場所が在る事を嬉しく思ってるんだ。
本当にね。
- 6 名前:wikiの人:2010/05/05(水) 01:32:00
- 客船後に更新しようと考えていたのですが…。
一刻館内に審問官としてスカウトしたい人などはいますか?
- 7 名前:名無し客:2010/05/05(水) 01:43:50
- じゃあ、今後の審問局の方針とか色々。
贔屓目に見ても大シスマ以来の大変革が起きそうですし。
- 8 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 01:45:14
- >>6
人間を辞めてもいい、と言えるヒトなら。
自我が強すぎる人間は基本的にアウトなんだけれど――こんなことを言っても、ちょっと解り辛いかな?
色々と『自分』を知る機会に恵まれた人間にはオススメできないかな、ということなんだけどね。
イルがご執心の仙女様にしろ、審問官としてはどうかな、と言えるしね。
本質的に、基盤が強い人間ほどボクらと距離を置くモノはない。
そうだね、「きみ」はいつからきみだったろうか。
母の胎に居住まっていた頃、きみは「きみ」たりえなかったろう。
状態、状況、並列する無数の環境――と言うと、これはマリアの言葉だな。
ふふ。
幸せになるなんて簡単なのさ――人間を辞めてしまえばいいんだから。
なんてね。
ははは、中善寺秋彦ならこう言ったかな。
んん、敷いて言うなら……ふむ。
いつだかの義眼の閣下。彼のような人材はボクらの中にあるといい刺激になったろうな。
ま、理念としては遠すぎて相容れないだろうがね。
後は……ああ、メイドさんとかいると助かるね。
どうにもボクらの塒はカビ臭くていけない。多少は華やぐんじゃないかな。
- 9 名前:名無し客:2010/05/05(水) 01:53:37
- 仙女様が帰ってきた時、代わりに審問官や騎士達が消えていたって事になったら
「客船後の更新」は遥か宇宙の彼方にスッ飛ぶッ!
- 10 名前:セシル・ヴィルキエ ◆NEMOyjau6M :2010/05/05(水) 02:08:06
- >>7
現状ではそれほど大きな変化はない。
東方教会との関係も前世紀に比べれば幾らも好転しているし、イスラムとの関係にも然りだ。
この辺りは前法王が手を尽くして下さった面も多いな。
が……審問局として言わせて貰うなら、宗教的なレイヤーとしての変化は大きな要素ではない。
というのも、ソーシャルな部分での制御は審問局は直接関わる必要がないからだ。
無論、暗殺が本業――というのも正確ではない。
私達は、世界に存在するあらゆる事象函数を取り扱い、それを制御することで私達に都合のいい
状況を作り出している。
無論、マリアのアース・レキシコンを始め、私達が直接ないしは間接的に影響を持つ準軍事活動
は広範を極める――が、それに頼らずとも、私達はあらゆる流れに介入する手段を持っている。
貴方の目の前に道路標識を一つ二つ増やしてみよう。
貴方がどう考えるかを、僅かながら変質させよう。
この総体として、私達は世界を「取り扱う」――今までも、これからも。
それを傲慢だ、と罵られるのは今更だが、私達が私達を信じられないようでは始まらないからな。
幸いなことに、私達はそんな自意識に酔うような情緒を持っていないし、『罪を引き受ける自分』に
酩酊できるほど人格ができているわけでもない。私達はあらゆる物事に協調しない――どんな強さ
をも挫き、あらゆる弱さを拉ぎ続ける。
罪を引き受ける、というのは三文文士の描くヒロイズムにも劣った戯言だ。
私達はそんな物語を根こそぎ殺し続けよう。
あらゆる歎きを葬り去る為に――正しく憎悪し、正しく怒り続けよう。
憎悪も憤怒も知らぬこの身で、精々それを足掻くとしよう。
そう。私達にとって全ては『弱者』でしかない――この先も、永劫に。
神はいるだろう。
今までも、これからも。
非在を願い、不在を願いながら、貴方達はそれを求めている。たぶん、きっと。
- 11 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 02:11:31
- >>9
アンタはよぉぉぉー……姉貴のハナシ聞いてたんすかぁーっ!
審問局が! わたしたち審問官がンなポンポンと消えたりするわけないってんですよ!
そりゃ……まあ、騎士団の人たちは気紛れですし、気付いたら全員揃ってお花見(ジャングルに)とか
ピクニック(世界の裏側へ)とかやっちゃうかもしれませんけど。
仙女様? え? わたしこないだフツーにどっかのバールで見たような……。
ていうかミナ叔母さんが探してたような気がするけど、帰ってくるって、どこからっすか?
- 12 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2010/05/05(水) 02:26:47
そりゃ、幻想郷(実家)から。
……とうとう立てたんだねー。おめでと。
少しだけ時間が取れたから、軽く顔出しに、ってね。
作業できるほど時間取れるのはもうちょっと先かなぁ。
まあ、そんなに長く空けないと思うけど、待っててね。
んじゃ、私も一つ質問、と。
私たちの時間は無限で無辺だけど、その中でほんの一瞬。
過ごした時間の中で一番幸せだった時、っていつかな。
何か壮大っぽいけど、別に大したことじゃなくても良いよ。
私? 私は無い、かな。
今も続いてるから。
- 13 名前:名無し客:2010/05/05(水) 02:41:03
- メフィストとかディアブロとかは呼べないんですかクレアさん
- 14 名前:マリア・ランカスター ◆CREO.GFgRw :2010/05/05(水) 02:45:57
- >>12
あ? ……アンタ、ローマにいたんじゃなかったの。いいけどさ。
いや、ココは見ての通りの……目安箱?
日本人ならなんつーのかね、こういうの。
プレハブ? 犬小屋? まあなんでもいいか……アレさ、モデルハウス。
ま、そいつへの解答は……どうだろうね。
あたしはそもそも「幸福」って感じたことがあんまりないんだ。
初期型の審問官は、情緒設定がバカみたいに曖昧でね。クレア以降の……それこそセシル
なんかと違って、何かより何かの方が大事、って程度でしか物事を観測できない。
つまるところ、人間としては出来損ないの極みで、そんなヤツにとって幸福ってのに解答を見
出せってのは、そりゃもう何をか況やじゃないかね。
けどまあ、敷いて言うなら……。
自分の作ったモンに満足できた瞬間かね。
……ああ、何の話かって? 例えば言葉とかね。ベン・イェフダがヘブライ語を復権させる時、
「自分の作った言葉」という先入観を排して、それが自然に根付いていくことを祈った、ってハナ
シ、知ってるかい。
あたしにゃアレ、少しだけ気分が解るね。
作られたモノと切り離されることで、言葉を作るモノは永遠を得る。
言葉――あたしらを規定する意識のツール。
そいつの中からそいつを作った自分って痕跡を磨り潰すことで、最終的には人間――意識の
システムの内側にも外側にも留まる事を拒否できる。
コレは掛け値なしの永遠だよ。
あたしは今までに千の言語を作って、その内の五つが生き残った。差し当たり、それが生き続
けてる状況は『幸福』だって言えるかもね。
姉貴と一緒にメンデルとかボルヘスでデータ漁ってる時はそれなりに『楽しい』けどさ。
だから――そうさね。
大切なモノゴト。
そいつを抱えて生きていけると確信できること――それ自体を確信できる瞬間じゃないかね。
あー……。
コレじゃ解り辛いかね。
その瞬間、確実にそれが大事だと思えたとして、時間が発てば他のモノゴトと同じ場所に並ん
じまうようなモノは、あたしにとって重要でもなんでもない。
執着し続けられる何か。
それがあたしにとって何より重要なモンだ。
差し当たり、あたしにとってのそれは――ま、これは蛇足だよ。
……あぁ、そ。
何それ、ノロケ? 当て付け? それとも皮肉?
あのさぁ。……あたし、モロにフラれた側の女だっての、アンタ忘れてないだろうね。
- 15 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 02:52:36
- >>13
呼べますよー、というかわたしの中にコレクションされてないモンは基本ありません!
と、まあ、そんなとこです。
っても、一応予防線張っとくと、「それが貴方のお求めになったメフィストさんとかディアボロさんで
あるかどうかは解りません」!
んー……わたしが呼べるのは、設計図から直接作るパターンとしての神様ですからね。
去年お亡くなりになりましたが、レヴィ・ストロース先生はご存知でしょうか。
あのヒトも仰ってましたが、神話には構成要素があるんですね。
太陽とか月とか……うん、狼なんかもそう。
狼はその両方と混合することがあります。ある地域では太陽を喰らい、ある地域では月となりまし
た。さて、それでは狼が結び付くのはどっちでしょう――はい、もちろん「どっちも」なのですね。
わたしはそのパターンそれ自体を集積します。
遠過去遠未来、創生から終焉までの全宇宙全可能性の量子状態を予め「設計図」として持つのが
わたしであって、つまりわたしは最初からどこに動いちゃいません。
けれど、わたしはこうして貴方と会うのは初めてでしょう。
それはそれで楽しいことなのですよ。
わたしの身体が『知っては』いても、わたしがこうして『感じる』のはこの瞬間ですから。
だから。
間違っても魔界医師とかイタリアマフィアのボスとか(ディア”ボロ”ですが)は呼べないので、何卒
ご了承のほどを。
- 16 名前:名無し客:2010/05/05(水) 02:59:09
- ランカスターが単品で出てくるなんていつぶりだろう。
- 17 名前:名無し客:2010/05/05(水) 03:01:04
- >マリアさん
神父や他の騎士と戦うことになった場合、勝算は?
というかヴァチカンで戦いたくない相手は誰?
- 18 名前:名無し客:2010/05/05(水) 03:02:24
- 塁フェリックスとの関係も永遠に停滞だったり腐ったりしちゃうんですか?
- 19 名前:マリア・ランカスター ◆CREO.GFgRw :2010/05/05(水) 03:11:01
- >>16
(貫殺)
……イルならこうすんだっけ?
いつ振りもなにも初めてだよ。
トリップっての? コイツがなかったんでね。
あたしがいなきゃシマるモンも締まりゃしないだろ。
姉貴はああだし妹はああだし……セシルくらいしかマトモなヤツが周りにいないもんでね。
>>17
今のイルが相手ならちょっと遠慮したいね。
以前なら――どうだか。正直な話、イルと「相性がいい」ヤツなんて絶無だよ。
アイツは、言ってみれば「能力を殺す能力」ってヤツでさ。
”相手の意味”自体を殺しに掛かるから、大抵のヤツは自分のペースに持ち込めやしない。
ファティマの照準から逃げられんのも、エリスの防御をブチ抜けんのも、ありゃイルだけの固
有文法だよ。
ヴァチカンで――ってのは、姉貴と親父だろ。それからイル。理由はもう話したろ。
単純にあたしと相性が最悪なのはエリス。……ああ、エリスは姉貴とも相性最悪だね。あの
バケモノ指向性すら遮断するからね。姉貴の波動関数操作も受け付けやしないんだよ。具体
的に言うと、確定させられる筈の未来を確定させない――アイツに関しちゃ、状態が過去から
未来に掛けて固有の値を持ってんだよ。
一人でなくてってことなら、あたしの姉妹が誰か一人でもイルと組めば、それだけで致命的
になるんじゃないかね。相手の”生きてる状態”を狙撃するファティマと組まれても正直、展開
として面白くないがね。
- 20 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 03:13:30
- >>18
て……停滞してませんよぅ……。
腐ってもいませんよう……!
停滞っていうのは! いいですか!
そこに留まること!
水晶の如く! 結晶されて永遠を得た廃墟のように!
琥珀に閉じ込められた虫の化石のように常にそのまま……だから、そう!
「友達でいようね」って言われちゃっても……ほら。
と、友達は友達で……それなりに期待できるから妥協点として悪くない、ですよね?
ですよねぇ。
ですよねぇ!
そうですよねえ!
- 21 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2010/05/05(水) 03:16:03
- >>14
ああいや、あんまり音信不通にしてるとマズいしね。
ちょっとだけ戻ってた。
え? フラれたの?
……あれ、そんなヤツだっけイル。
いや、なんつーか私がこうだからね。
一夫一婦制なんて無かった頃の生まれだし。
あとはまあ、イル抜きだったとしても、かな。
あっちでの生活はそれなりに楽しかったわけだしね。
千の苦難を越えた先でようやく自分の場所を見つけた、ってところかな。
んじゃ、あんまりレス削っても悪いし、これで。
またね。
- 22 名前:マリア・ランカスター ◆CREO.GFgRw :2010/05/05(水) 03:24:49
- >>21
あいよ、ご苦労さん。
……ンなポンポン行ったり戻ったりできるんだっけかね、そこ。
フラれたってか……ったく、自覚がないヤツってのはこうだから。
ていうかアンタ、アイツ抜きで良かったなら遠慮なくこっちに回してくれて構いやしないよ。
骨董品巡りは嫌いじゃなくてね。
中古品も当然扱いには慣れてんだ。
尤も……あたしとしちゃ、『居場所が欲しい』ってワケじゃないんだがね。
男一人に居場所を見付けられるようなのは、ウチじゃ差し当たりセシルくらいのもんだよ。
- 23 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 03:28:57
-
「オーライ、続きは次だね。ご苦労様だ、妹諸君」
「……ったく、こんな日にイルのヤツは――どこ行ってんのかね、あいつ」
「ああ、そういえば……いないんですか?」
「あいつならカシワモチを作りに行っているが」
「……は?」
「知らないのか。子供の日、というやつだ」
「はあ」
「男子の祭りだそうだからな。妹ばかりのあいつには無縁の筈だが――まあ、思う所があるのだろう」
- 24 名前:名無し客:2010/05/05(水) 03:44:28
- タイトルの意味は?
- 25 名前:名無し客:2010/05/05(水) 08:16:20
- 「友達でいようね」って言われたことは有るの?マジで!?
- 26 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 11:28:24
- >>24
考えたのがわたしじゃなくてルーツィアだから、想像になっちゃうけど……。
モノが生まれ出ずるバランス、かなあ?
或いは完全な虚無。この宇宙は対象性で一杯だ!
みたいな?
>>25
あるよ!
何!? わたしはそれじゃなんだと思われてるの!?
や、それはもちろん、直接口に出してそう言われたわけじゃないけど……。
そういう空気をわたしは感じました!
塁さんならきっとそう思ってくれてるんだってな!
- 27 名前:名無し客:2010/05/05(水) 11:43:55
- 神様を一人づつ呼ぶのは可能?
- 28 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 12:39:13
-
普段はそっちのが多いですよ。
全解放とかやると、ぶっちゃけ同一性損ねる可能性すらありますし。
わたしの身体中に掘り込んであるイレズミは、まあ、要するに「どれ」を描きたいのかの直感的な
目安なんですな。右肘のちょい上の円を肘を立てた状態で三十度側から掻き潰して、同時に胸の
ちょっと下のトーラスを左から掻き潰せば――あぁら不思議! そこには蛇様の魔王が!
みたいな。
脳が神経細胞の束であるのと同様、わたしの「クレア」って表面部分は個々の構成要素の意思、
みたいなモノが寄り集まってできてます。
それを束ねるのが「わたし」ってワケですね。
自我? 自己? 自分であることの尊さ?
なにそれ、美味しいんですか?
- 29 名前:名無し客:2010/05/05(水) 12:46:30
- クレアを構成する神々や魔王に
「クレアに自我や自己の存在を認めますか」と尋ねたならば
きっと口をそろえて「クレアはクレアと言う自我と自己をもっています」
と答えることだろう。
その心は。
「我々皆があんなネーミングセンスだと思われたくありません。あれはクレア一人のものです」
お後がよろしいようで〜
- 30 名前:名無し客:2010/05/05(水) 13:01:38
- >>25
つまり言われたことは無いんですね?
- 31 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 13:01:49
-
よろしくない!
っ!
ああもう、裏切ったなあの連中……っ!
わたしを認めてくれるのはレミ姉だけですか!?
……じゃなくてですね。
絵の具それ自体はただの要素じゃないですか。それを適切にキャンパスに配置して、地塗りした
色に色を重ねて「絵」は生まれますよね?
そこに「ただの絵の具」の指向する意味は……要は、それ単色で何かを塗り分ける、って意味か
らは解放されてるんです。
うん、ビリヤードの球なんか解り易いんじゃないでしょうか。
打ち付けた球が球を打って、それが跳ね回る様子は――ハスラーのウデにも左右されるけど、
一応はランダムです。台の角度、ハスラーの腕力、キューの摩擦、筋肉の緊張。それが生み出す
台を跳ねる球の乱舞。
それがわたし。
停滞が停滞の中で差分する、ささやかなテストパターン――それがクレア・クランツです。
- 32 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 13:08:17
- >>30
ないけどさあっ! っ……うぅ……だ、駄目!?
塁さんくらいしか男友達いないとか駄目ですか!?
いいじゃないですかそう思うくらい考えるくらい勝手じゃないですか!
これでも会う時には身なりにも気を付けてるしヘンなこと言わないように頑張ってるし……。
……こんな日だし、偶には遊びにでも誘ってみようかなあ。
ヤだなぁ、わたし、別に嫉妬深くなんてないハズなんだけどなぁ……。
- 33 名前:名無し客:2010/05/05(水) 13:27:18
- まぁなんだ。
散々弄られてるけどメハルとくららんの未来には幸あれば良いなぁと思うわけですよ。
- 34 名前:名無し客:2010/05/05(水) 13:35:58
- 刺青が好きなようですが、他の審問官や騎士も
刺青基本ですか。
- 35 名前:名無し客:2010/05/05(水) 14:32:03
- ゲッタートマホークで一目惚れしました。結婚してくだしあ(><)
- 36 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 15:02:26
- >>33
では貴方にも幸あれ。
色々と厄介なご時世ですが、わたしにも願うくらいならタダですから。
あ、そういえばアレです。こないだ借りた日本のアニメのDVDにもこんな歌があったっけ。
「元気でいてね」、なんて。
>>34
わたしの姉妹は基本ですね。っても、アレはただの識別コードというかなんというか。ルーツィア
達は、一応家名の印象を肩だとか胸だとかに彫ってたと思います。わたし達が「クランツ」だとか、
「ヴィルキエ」だとかと辛うじて結び付いてる証明、かな。
他の審問官はシグニチャー……と言っても解るかどうかアレなので少しだけ喋りますと、この世
界に結び付いた記号を意味と連結させて、そこから意味を引き出せます。……ので、演算の手間
を省く為にイレズミしてるヒトは多いですよ。
エリっさんはアレ、確か故郷の風習だかなんだったか……。
塁さんは見た感じイレズミとかしてないなぁ。……ま、生業が生業だから傷はそれなりに多いん
だけど、キレイなカラダだったと思うな。
>>35
うおおぉ! なにこれ世界で一番空気読めてないプロポーズ来たぁ!?
ホメる場所違いませんかそれ!
もっとこう……ないんですか他に!
……ウェイトウェイトストップ! 解ってる言わなくても!
ないんでしょうアナタの語彙には!
- 37 名前:名無し客:2010/05/05(水) 15:37:34
- 今だから言うけど隣のフォボスはモロにツボでした!
- 38 名前:名無し客:2010/05/05(水) 16:02:39
- 忘れるな。
今のBAALは、幻想郷史上最高とも言われた吸血鬼スカーレットのセンスを奪っておるのだ。
平原に置かれた聖杯の暗きネーミングセンスにレミリア・スカーレットの偏った知識が加わったとなれば、
その猛威はマクシミリアンやランカスターの比ではあるまい。
これからの名づけ合戦は、山々をも揺るがす激戦になるに違いないぞ。
- 39 名前:名無し客:2010/05/05(水) 16:11:10
- 俗っぽい欲求や悩みとは無縁なんですか皆さんは。
- 40 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 17:32:45
- >>37
え、あ、うん。ありがとう……、
……なんだろう……素直に喜んじゃいけない流れって気がする……。
>>38
「最初から比較されたくないね」
「右に同じ」
「ちょ、またそのパターンですか姉貴ども! ちゃんとハナシ聞いてました!? 最高なんですよ!
最高のセンスを受け継いだ! つまり今のわたしに敵はない!」
「『ブリッジしたままの50メートル走世界最速』みたいな称号、ちょっとボクは欲しくないな……」
「何その喩え!? な、なんか言ってやってセシル!」
「あ……あぁ、その、だな……」
「セシル。ハッキリ言ってやった方がいいよ――「傍にいるとクレアが伝染る」とかさ」
「ちょ……っ!? あんたの妹は空気感染するとでも!?」
「ホントなんでこいつがあたしの妹なんだろ……」
「せ、セシルぅ……」
「クレア。この際だから言わせてくれないか」
「は、はい?」
「人間はドアノブを見て、それを握れば、それが手に取って回す物だと理解できる生き物だ」
「ん? それは、そう、ですけど」
「だが……ドアノブを見て、そこから水が出てくると思うような人間は皆無に近いんだ」
「……」
「あれ」
「もしかしてわたし……今、セシルに全力で否定されてるの?」
- 41 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 17:33:05
- >>39
「欲求? スコット(兄の方)の空気も予算も読んでない新作映画が見たいな」
「……ま、そんなとこだと思ったよ」
「きみも似たようなモンだろう? 人間は度合いによって執着を持つからね。満たされてれば満たさ
れてるなりの欲求を発生させる。そいつは脳に書き込まれた基底条件だからさ。早い話が――」
「あたしらも人間を真似てる分には欲求を発生させた方が『人間らしい』と」
「然り。が、残念なことにボクはそれほど厳密に人間やれてない。どっちかというとまだHALの方に
親近感が湧く類の人種でね。人間が望む『精度』を優先させた結果、人間としてはひどく歪なデキ
のカタチを持ってしまった、というワケだ――何故って、何事かができるということは、できない、と
いうことができない、という意味だからね。獲得した知識に縛られるように、得た物事が必ずしも自
分にとって有益に働くとは限らない。それは審問官にも例外ではない。さて、何故だろうか――ね、
セシル?」
「私達にとって、「生存に有利に働く」要素は不要だから、だろう。死を知らん私達には、むしろこの
世界をどう理解するかの方が有益だ」
「ふむ。ま、合格点は挙げられるかな。いかにも。ボクらは遺伝子を次に受け継いでいく、という基
本的なコードと無縁だ。だからこそ純粋に利他的であることができる――自分を蔑ろにして、世界
を操作することに全力を傾けられる。誰かのために誰かを殺し、その誰かすら誰かの為に殺すこ
とが可能だろう。さあ、天使の喇叭が吹き鳴らされる! ――なんてね」
「それが「欲求だ」と断じられたら?」
「人間のような、ではないだろう。だからこそボクらは戦う理由を考えるたび、バカの一つ覚えのよ
うに正義だの善意だのと連呼しなくて済んでいる。ははは! 幸いじゃないか。どう間違っても裸
の王様にはならずに済むぜ。誰かを助けるたび、強いヤツがナルシスト面で「助けてあげるよ」な
んて下衆なセリフを吐かずに済むんだ。これほど幸いなことはない」
「……あんたさ、なんか最近イルに似てきたね」
「そりゃ結構。望むところさ。ところでクレア、セシル?」
「はいな」
「なんだ」
「ボクやマリアはこうだが――君らはボクたちよりも人間に近い。ボクらのパーソナリティは人間の
エミュレートによって成り立っているが、君は人間として作られてるからな」
「それが……どうした」
「子供が欲しいと思った事は?」
「……はい?」
「ボクらは子供を作る必要がない。これは確かだ。だがね、何かを受け継ぎたい、という欲求に関
しては未知の部分がある――それは個体としての欲求で在り続けられるのか、世界と相関し、そ
れが”全体としての欲求”へとシフトするのか」
「……師匠が弟子を持ちたい、とか、そういう意味ですか?」
「それよりマクロなレベルでの話なんだけれどね。……なんだ、心当たりはないのか」
「わたしは……、……別に」
「……そうだな。特には」
「ふうん」
「ま、そういうことにしておこうかな。マリア、君は?」
「ああ。イルのガキなら産んでやってもいいんだけどね」
「姉上!?」
「マリア!?」
「ええと……ちょっと、君?」
「あん? 別にいいだろ。ランダムな要素の塊じゃないか、ガキって。興味はあるよ」
「ふむ……よしマリア」
「なんだい」
「屋上へ行こうか。久し振りにキレちゃったみたいだ」
- 42 名前:名無し客:2010/05/05(水) 17:44:47
- 久しぶりじゃないよね。こないだもキレてたよね。
- 43 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 17:54:01
-
んん……何の話だったかな……。
ところでだ。
君は気付いたら炉心同然の空間に放り込まれてた、なんてことがないように気を付けた方がいい。
- 44 名前:名無し客:2010/05/05(水) 17:59:36
- 誰か! 他に4月1日に神父様から愛の告白を受けた方はいらっしゃいませんか!
- 45 名前:セシル・ヴィルキエ ◆NEMOyjau6M :2010/05/05(水) 18:08:44
- >>44
(焼殺)
「ちょ……なんかセシルが無言で面会者を! 湯沸かし器みたいに空間沸騰させた!」
「何の話だ?」
「え……? あの、いえ、別に……あの、セシルちゃん……か、笑顔がものっそいイイ笑顔で
逆に怖いんだけど、お姉ちゃんどうしたらいいかなぁ……」
「何も聞かなかったことにするといいと思うが」
「何かあったんだ……エイプリルフール、何かあったんだ絶対……!」
- 46 名前:名無し客:2010/05/05(水) 18:39:29
- セシルさんが一足先に男を知ったんですよね。
- 47 名前:名無し客:2010/05/05(水) 18:48:30
- もう五十到達目前とはすげえ。
それでは、自分からそれぞれの知己に対して何か一言どうぞ。
- 48 名前:セシル・ヴィルキエ ◆NEMOyjau6M :2010/05/05(水) 19:13:42
- >>46
「男……知……っ、はぁ!?」
「……ヘイ。ヘイヘイヘイ、セシル。詳細プリーズ。なにそれ」
「なにそれもなにも、ばっ、解れ! タチの悪い冗談だ!」
「でもエイプリルフール、なんかあったんですよね」
「む、ぐ……それは」
「まー、深くは詮索しないんだけどさ。一つだけ聞かせて下さい」
「なんだ」
「ええと……か、硬いの?」
「はぁ!?」
「だ、だだだだってマリアが! マリアが言ってたんですよう!」
「だっ、待て、だから何の話だ! 一人で話を振って一人で暴走されても困る!」
「暴走!? なにそれ二百年近く生きてて男友達が一人のわたしが常時男に暴走してるとかそう
いうアレを言いたいの!?」
「一言すら言っていない!」
>>47
「あくまで目安だ。だが、これは敢えて少なに設定したのは、結果として良かったかもしれないな。
知己、と言われても――そうだな。何かあるか、ルーツィア、マリア」
「あん? あたしは……どうだろ。特には。審問局や騎士団の連中に言うってのは今更だろ」
「ボクも。面白いスピーチのタネがないしね」
「それじゃわたしが――姉御ぉ! アナタの言葉でわたしはまだ五百年戦える気がします! なん
かもうホントにありがとっしたぁ!」
「……なんで体育会系……」
「私は――」
「……特にはないな。それに、いつでも言う機会はあるが――そうだな。妹紅、私は貴方に会えて
良かったと思っている。未熟な身だが、宜しく頼む」
「ふむ、じゃ、締めはこうだな」
「こう?」
「「スペシャルサンクス:みんな」」
「ちょ、このヒト投げっ放したよ!」
「おっと、そんなつもりはないぜ。関わってくれた皆との会話。その履歴こそがボクたちの総体を形
作る綾であり、織でもある。――即ち、唯一この場が肯定するべき物語ってワケさ。重ねて感謝を
述べておくとしよう」
- 49 名前:名無し客:2010/05/05(水) 19:52:09
- 人によって硬かったり柔らかかったりしますよ。
筋肉が。
何を考えたのやーらしー(何
では一応の最後に。
もしも普通に生まれたら、自分はどんな人間になっていたと思いますか?
- 50 名前:名無し客:2010/05/05(水) 19:58:53
- ルーちゃんは何で外見を童女にしちゃったんですか
- 51 名前:名無し客:2010/05/05(水) 20:01:17
- カオスも停滞するの?
- 52 名前:名無し客:2010/05/05(水) 20:08:33
- どうせならクレアとセシルのヴァリアントも造っちゃおうぜ。
もっとすごいのが出来るかも知れない。
- 53 名前:名無し客:2010/05/05(水) 20:29:47
- イルの甘味喰いに最後まで付き合える女は居ますか?
- 54 名前:クレア・クランツ ◆BAAL1gDAnE :2010/05/05(水) 21:20:08
- >>49
「やーらしー」
「ちょ……何も考えちゃいません! なんですかそのガキみたいなアオリ!」
「ガキって……え……君のガキ具合に比べたらコナン君の方が大人だぜ」
「どうしてそこで少年探偵!?」
「彼女いるし」
「いるのは工藤新一だぁ! いやそれはどうでもいい! とにかくその話はもうアウツ!」
「ふむ」
「もし普通に生まれたらクレアは男性と付き合っていたかだっけ」
「いつまで引くつもりだあーッ!」
「と言ってもだね。ボクらはこのパーソナリティを持っているからこそボクらなんであって、
そこに”もしも”を問うのはひどく馬鹿げてるんじゃないか? ある量子的性質がこうしてあ
る人格を担保するからって、だったらその”もしも”は何を基準にして設定されるのさ。ある
量子がある時点であるルールに沿って構築される”もしも”――あはは! 待ってくれ、そ
いつはもはやボクですらありえない! 外見だけ同じボク? もしくは今のボクのように思
考するボク? なるほど、どこかの電子とクォークが『今回は普通の人間を作ってみよう
と思うんだけどどうだい』、みたいな?」
「そこまでヒネなくても良いだろうに――ま、あたしも想像はできないがね。結局んとこ、カ
ラダを活かすって前提の上に人格ってあるからね」
「……まあ、姉貴たちは中世人ですし……わたしはわたしで、あの時代に建築家になって
たとは思えないしなあ」
「私は――」
「『お嫁さん』とか言ったらベタで可愛いよ、セシル」
「ばっ……なななな何の話――その話はどこから出てきた!」
「え? ああ、や、特に他意はないけど――ああ、でもそうだな。君が望む相手は、”普通”
じゃ近付けないよね」
「……私は」
「今のままで良かった。”もしも”など存在しない――貴方の言い分だろう」
「ふふふ、巧く逃げたな――けれど、正に。全ては在るようにしか在ることができない。あら
ゆる前提がボクらを規定する――それを否定するような仮定は全てを冒涜しているような
モノだからね。という訳ですまないが――ボクらは可能世界の住人にはなれそうにないね」
- 55 名前:名無し客:2010/05/05(水) 21:27:57
ルーツィァ。
- 56 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 21:32:20
- >>50
「父親の好みだよ。以上」
「短っ!」
「それ以外に答えようがないしな……ああ、ちなみに親父殿でない、「マクシミリアン」の方のね。
娘が欲しかったんじゃないか? ボク個人としちゃ、君らと差別化が測れて悪くないんだけどね。
お陰でイルには女として見て貰えてなかったようだが」
「塁さんは十歳ちょいを女として見るような人種じゃないと思います……」
>>11
「します」
「君も短いな。大概だ」
「っていうか、定義次第じゃないですか。わたしの根源文法はまるっとあらゆる運動を停滞させる
んだから、そもわたしの前で「カオス」は生まれません。でなきゃカオスそのものの設計図を仕舞
い込めたりはしないわけですし」
「ふむ、ま、自分のことが理解できてるようで何よりだ――そうだね、君の前では全てが停止する。
ボクとカチ合えば、ボクと君のルールがお互いをケズり合うだけだ。つまるところ、ボクらは全ての
前提でしか在り得ない。セシルが全てにケリを付けるまで、ボクらはお互いを潰し合う、と」
>>52
「……何の話だ」
「いえ、前にルーツィアとマリアのオルタナティヴがいたって話が……」
「私とクレアの相性は最悪だぞ」
「最悪とか!」
「文法で、だ。停滞を駆逐するのが破壊である以上、私達のコードは常に相反する」
「まあ、そうなんですが……、わたし達で事実上コードは補完されちゃってますしね」
「ん? ああ、ボクたち以外に特殊なのがいるかって話?」
「は? ああ、そういうことに……なるの?」
「いたよ。ボクのオルタナティヴ――セシルと同型、ボクら全員のコードで作られてるのが」
「……全員?」
「聞いてないです、それ……」
「ド急の失敗作だからね。いや、能力は例によって図抜けてるんだが、笑えるくらいに貧弱だった」
「審問官には大した問題でも……」
「いや、それがね。ともすれば自分自身を世界に溶かしてしまうような例だったからな。ボクも一度
しか見たことがないし、親父殿が隠してからは表に出てきたこともない」
「カオくらいは見てみたかったな……」
「可愛い子だったよ。オッドアイの――うん、ボクが見たときは本ばかり読んでいたな」
>>53
「付き合えるけど」
「問題ないね」
「別にバカみたいな甘党だろうと、ねえ。見てる分には可愛いモンですし」
「今更だ」
「……こらこら。君たち、そこは意見の差別化を測るべきだろう?」
「ルーツィア。私は今まで散々それに付き合ってきた――差別化を測るなら貴方達が引くべきだ」
「言うようになったじゃあないか、妹さん……?」
- 57 名前:ルーツィア・マクシミリアン ◆ChAosg2Mvs :2010/05/05(水) 21:34:23
- >>55
なんだね。
……といったところで、50をクリアしたな。
長のお付き合い、感謝の至り感激の極み。
それでは、またどこかで会う日まで――かな。
それじゃ。
バイバイ。
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