■ 【期間限定】月が良く見える露天風呂【混浴】

1 名前:名無し客:2009/12/28(月) 02:32:16
. . .: .  .  . : :  . ゜ '  ; ゜ ; . * . .  , . .゚ . , ' . :. . .: .  .
  ゚., ' . . '    .: : :.゜  ゜・。 ゜ ゜. .; ' . .  , . .  .. '   ゚., ' . . '
   γ´⌒ヾ,。  . ' .   '  :  : : :.゜ ゜ ゜ ゜  ・ ゜.゜: ,. . + : . . .  ,
, :  ! ;;.,   ,l  .  ,.゚  .  ゚ ゚  + , . .: : ':.゜;゜゜゜・  ゚., '
゜・  ゚.ゝ ,,,__ノ_,;-‐=-;..,.,,, ゚ . ,  ' . . .  '   * . . .: : . ゜ ゜ ・
      ,,r'" :::. ,;;:. ,, ヽ、     ,;‐'"'ヽ
     ,i´ ::.:;;..;;;;...  ;;..,  !、  / .,: ;;.,;ヽ
   ,r' ;::::,;  ...   ,  :.:.;;   'i、,r' ;, ;;; ;:;: .,.`丶
 ,,r'" ;;;:...:..::::..:::..:.:.  ..   ;;;;.. `ヽ;; ;;;;:;;:::;;: ;;:;;:;:;
,,.,.,.,;,;...,.,.,,.,.,.,;,;...,.,. ,,.,.,.,;,;...,.,. ,,.,.,.,;,;... ,,.,;,;...,.,. ,,.,.,.,;,;...,.,. ,,.,.,.,;,;... ,
::;;: ;:;: ;:;  : :; :;; ::; :;:  ;;:::;;: ;:;: ;:;  : :; :;; ::; :;:  ;;:
.','.',.'',.''.,',','.','.',.'',.''.,',','.','.',.'',.''.,',','.','.',',',' .,.,,...., ,.,;--;,,,/`i;'`ゝk'-,_
  ;. ;.: .::; :., ::. :, :,; .,~.: :, :,; .,.: :, :,; .,.: ,._/~;;〉'^;;)ゝ;;:.ノ、;;jl, ;;人;,/、i;, .,
. ... .,;: ;:. .... .,:,.,..... . ..,,,,, .、 ,. ... ,/;⌒i~ ̄∧_∧,  ̄ ,, `ヾ("`)ひ
. ;: ..., '' ;;:  ; : . ' : ' ;;, ,,;. ;: ..., 〈;;, !Y,)、(∀`  ) 〜 ,∧_∧
,, ;.;" .;. ".'';;;"(○),, ;.;" " `:;〈;;’~/  (( ー--- ))  X ノ ハヘ X
         ヾ|〃        ;,ヘ,^;ゝ,  :.::.;:::,:. ;. 〜|゚ノ////)=3
   、,r     '"~'    ,      ;.`ヽ;;⌒〉       ((ー--‐‐))
  、,.     ,.,  ""  、,       ;'〉;~;:.) 〜 ~  ;. :.::.;:::,:.
    、i,,    、l,     、i,   、l,;,ソ ,_乂 ., 〜  ~~

◆ここは1月末まで開放の期間限定スレッドです。
◆混浴です。前を隠す為のバスタオル等の貸し出しをしています。
◆マナーを守ってお使いください。
◆ゆっくりしていってね!!!

2 名前:我ら少年恋愛団 ◆3jVLuTuHmM :2010/01/01(金) 23:14:31
(姉さん、生放送の収録が終わった俺達は温泉に来ています)

ガロード「レントン、ゲイナー、お疲れさん!!」

ゲイナー「うん。でもフェイ・イェンさんには悪い事しちゃったな…
    結果的にタイミング悪くすれ違う形になっちゃったし。」

…ゲイナー兄さん、俺が初売りの時に謝罪しておきます。

ガロード「しっかし、いい月だな…」

〜少年3人裸の付き合い中…ただし下半身は水着である〜

3 名前:我ら少年恋愛団 ◆3jVLuTuHmM :2010/01/01(金) 23:22:13
ガロード「ん、ジャミルから通信…えっ!?はぐれコスモザウルスが
    エマーンの商業船を襲撃してるから戻って来い!?
    …温泉に入ってゆっくりしたかったんだけどなぁ…」

ゲイナー「仕方ないよ。スカルムーン連合の残党はまだ生き残ってるんだし」

それじゃ…もう退散しましょうか?

[こうして少年達は戦いの場に向かっていくのだった…@退場]

4 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 21:38:43

「いってらっしゃいませお嬢様……ッとう!」
「はァ!?」

美鈴である。
恭しくお辞儀をしたかと思ったら、直後強烈な掌打が叩き込まれた。
何故か背後に開いているスキマ。

……ってスキマ!?
ちょ!?
待てよ、お前らグルか!?

なす術もなくスキマツアーに送られた私に二人の声が遠くから聞こえる。

「貴方が高台の運命をいじったせいで寂れたなんて噂が流れたら困るのです。
 レミリア、ゆっくりしていってね!」
「お嬢様ぁ、温泉ってのもいいもんですよぉ」

なんでそーなる!?
抗議の声も上げられず異空間を落下し続けた私は……

盛大な水しぶきを上げて温泉に着水した。

5 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 21:51:39

「ぶはっ!?」

暫しのぶくぶくからなんとか脱出に成功した私は目をこすりながら周りを見渡す。
白く濁った湯船、岩が並べられた敷地、そして天高く輝く星星。
噂に聞く温泉と言うヤツで間違いないだろう。
幻想郷でもなんか地底の熱を利用して作るだの言ってたヤツもいた気がする。
あれ、山にはもうあるんだっけか?

とにかく、私はどうやら陰謀により、ここに送り込まれたらしい。
水は苦手なんだがと言いつつも、ここまでぬれねずみになってしまってはどうしようもない。
溜息をついて帽子を脱いだ。

……しょうがない。
服も脱ぐか。

ざばりと湯船からあがって視線を向けると脱衣所の篭の上に開くスキマ。
そして落下する私の服。
ゆかりんのやつ、着替えまで準備万端かよ。

二度目の溜息は一度目より大きかったはずだ。

6 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 21:57:35

びしょびしょの服を脱いで絞る。
だばだばお湯が零れ落ちるのを見て陰鬱な気分になった。

ハダカになってしぼった服一式を篭に放り込むと張り紙が目に入る。
バスタオルで前をかくせ?
混浴?

「やれやれ……」

さすがにここで着替えて帰るだけというわけには行かない。
既に来てしまったのだ。
どうせなら満喫して帰るべきだろう。

私はバスタオルを取ると適当に体に巻きつけて再び風呂へ向かった。
桶に湯を入れて頭と体を洗い、流してから湯船に再び戻る。

「……吸血鬼が温泉につかってるのってどういう光景だよ」

まぁ、こういう光景なんだが。


7 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:01:06


―――カポーン

8 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 22:05:10
>>7

ああ、温泉だな。
なんで誰も桶にさわってないのに音がするんだよとか内心つっこみたい気分だが、
漫画的表現としてはもはや定番ということも良くわかっている。
だから何も言うまい。
温泉だ。

しかし、その擬音、どっちかというと銭湯だと思う。
少なくとも露天じゃあないな。

「ああ紫め、日本酒でもつけてくれればいいのに」

中途半端に欠けた月を眺めやりながらそんなことを思った。


9 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:13:46


―――ガチョーン

10 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 22:20:49

「十六夜……は少し過ぎたか。十七くらいかな?」

顎まで湯船に浸して、ぼんやりと月を眺めながら呟く。
十六夜といえば、ここのところメイドの様子がおかしいのを思い出した。
兆候を含めれば少し前からではあるが……
しきりに不安そうに自己を確かめているようなのだ。
自分に自信が持てないのだろうか?

「来たばかりの頃、ちょうどあんな感じだったっけね」

誰かに何を言われたのか。
それとも昔の自分を思い出したのか。
あるいは誰かと自分を比較しているのか。

「完全で瀟洒な従者と呼ぶのには、どこか抜けてるんだよなぁ」

昔から。
これだから人間は駄目だね、とまで言うのはひどいかもしれないが。
全く、何を気にしているんだか。

>>9

「谷ケイかよっ!」

ずびし!
どないな温泉やねんっ!
すかさず虚空に突っ込みを入れた。



11 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:22:40


 ――ケーン゛

12 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 22:32:47
>>11

「何その……何?」

だんだんワケわからんものになってきたな。
どうやらこの温泉もろくでもないものであるらしい。
まぁ、悪魔がつかりに来ているくらいだからそれもやむなしか。

退屈を紛らわそうという心遣いなのかね。

月を見ながらざばざばやっていて漸く気付く。
ああ、地下のプールを作ったとき、温泉にしてやった方が霊夢たち喜んだかも。
待てよ?さらに熱燗でプールにすればよかったのか!
いやぁ、そこまでは思い至らなかったね。



13 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:32:57


―――ガッチャマーン

14 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:33:52
すちゃっ。

「差し入れでございます。では失礼いたします。」

(そこにはお盆の上に載った日本酒が。)

15 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:34:40
)))[特上日本酒(お盆の上に載っている)] スーッ

16 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:37:53
)))[鮭丸ごと(お盆の上に載っている)] スーッ

17 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 22:41:52
>>13-14

いよいよもっておかしな音が響く。
ここ流行って無いの、私のせいじゃないだろ。
この音のせいだろ、間違いなく。

「ガッチャピーンなんてのも居たねぇ。もう幻想入りしたのかな?」

差し入れられた日本酒を有難く頂くべく、お盆を引き寄せる。
手酌で注いで一口呷る。
まぁまぁ、かな。
例のプールの時にゆかりんが持ってきたヤツが美味かったせいで、
最近日本酒の好みが少しずれた気がする。

「しかし、あいつどこの酒だか結局言わないんだよな。
 えーりんもなんか蒼い顔して黙ってるだけで教えてくれないし」

つまんないねぇ。
羽でお湯をぱちゃぱちゃしながら水面のお盆をまわして遊んでみた。

>>15

「おかわり早すぎるだろ」

>>16

「でかっ!?まるごととか何の騒ぎだよ、怖いよ!」



18 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:55:04

 ――ゲェーン
(雉の鳴き声なんだがなー)

19 名前:名無し客:2010/01/03(日) 22:58:29
            ___, -‐ァ、-ヽ__
     _, -_=-‐'"´ ,ィヽ、ノ::::/    `' ‐- 、_
_ -‐ ', - '      ,イ::゚:::::::::/ / /     _>―- 、
  /'´        ヽ`ニニ-‐'"- '    _ -‐ ´     `ヽ、     そう怖がってくれるなよ
/                    /          _、   ',     傷つくじゃないか
                   /'´   _, --‐'"´ ヽ   i
                 /    /       /   /
               /     /          /   /
               //       /          /   /
          //      /         /   /
          / /      /‐- 、      /   /
           / /     _/    `ヽ、_  r'   /
       ノ イ_,r-‐'"´         `ヽー<、_
     ///   `ヽ、_                `ヽ、
>―‐'"            ̄`" ー―- 、           \
―-- 、                    `ヽ、_          ヽ
_   \                     `ヽ,、  _ -‐'´
  `ヽ、  `ヽ、                  /, -‐'"´

20 名前:名無し客:2010/01/03(日) 23:01:16

         -――- 、
         \  ●   >
          \  /                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
           | l l7_   / ̄Z       /  鮭が怖いなら\
          -┴ ヘニへ ̄`‐- 、/ヽ   <                  \
       /   (___,l     ヽ=ヽ    \あたしをご賞味あれ!/
      「 ̄ヽ 、    、、、  _ノ_ノ ヽ=|      \______/
      L__\   ___ノ _ノ_ノ_ノ .V
      |___/   川川_ノ_ノ_ノ _ノ|
       |       川川_ノ_ノ _ノノ |
       ヽ,, -┬-- 、   ノ _ノ ノ  |___
       /;::;:`:::|   )          ―- <
      (:;::::`:::`::::::|__/  ___,, -‐'ヽヽ  \/
       '\::;:::`;丁  ̄ ̄\――‐ヽ,   \ヽ/
        '\':,:::l,,ヘ,    '\::`::::;::)    V
          'ヽ';::::::(_     'ヽ、:`:::`ー、,
           \;;;;:)      ~`ヽ;:::ヽ,
            ~~''’      rイ:::::::::::)
                       ̄ ̄ ̄


21 名前:ネコアルク・カオス ◆qYdq.chaos :2010/01/03(日) 23:03:03
 
 ―――ソレは幻聴である。
 
 
 ――――――もとい、ソレは前兆である。
 
今までのに混ざって「ピチューン」だの「ハイダラー!」だの「シンニッポリ!」だの「サイキンダラシネェナ!」だの
そろそろソレも古いだろ特に後ろ二つ、といったモノまで聴こえるのは幻聴にあらず。
 
 
―――恐らくは、コレも新手の異変が起こる前兆ではないかと思うのだが如何かなスカーレットレディー?
 
ああ、吾輩の存在とかどこから来たかとか余り気にせぬよう。
帰還のため亜空間跳躍を試みたら温泉口から流れ着いたダケのことゆえ。
あとお邪魔してたので始めまして。

22 名前:名無し客:2010/01/03(日) 23:05:14
 )))[ぐい飲み(洗面器に入っている)] スーッ

23 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 23:06:14
>>18-19

「ついに自己主張し始めたよ」

雉が鳴くとろくなことがないだろうに。
撃たれたいのだろうか。
それに鮭だ。
お前はそもそもお呼びじゃないだろ。
よしんば気にせず食べるにしても小食の私には明らかに手に余る。

それ以前に、ぱくぱくしながら念話してくる鮭とか絶対食べたくない。

「ふん、訂正してやるよ。怖いというか、キモぃ」

端的に言って。
ディープワンかよ。

>>20





.   /   /     :::,イ:::::  /   |        .|
  /  ,イ  /|  /:::|:::::::/    !   /  .|
  / / / />、/:::::::::|:/::\  ./|   /    |
. //  //     :::: /::::::ー- |斗´l/ /   /
〈´   三三三三  ::  ::::::::三三三 //   /     すっこんでろよ、ナマモノ
 \   ヽ ヽ ヽ      :::::::::ヽ ヽ ヽ/´   .イ
ト、_≧            :: :::::     l      .|
ト、\ U           ::::   /       |
. \_>             / /|  /   l
\  ー-    r──‐、 ....-‐´ / .|  /|  /
  `  ‐-、 ̄ T  ̄  ハ、  |/  !/ j/
        / ̄ 77    _ハ\_
     /  / 〈  ./,、 ヾ L_ `ー─、

24 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 23:11:17
>>21

「幻聴に幻覚、そして次は悪夢の出番かい?」

よほどおかしな成分でもまざってるのかね、この温泉は。
目の前に現れた存在は猫のようであり、悲しい事に同属っぽい気配も持っていた。
ヤだなぁ、これと同族だって認めるの……。

真祖の姫だとか絶対に呼びたくない猫型クリーチャーが目の前にいた。

「はじめまして、精神的ブラクラ夜族殿?」

あんまりな呼称だが、クラッシャー的には間違っていない気がした。
あにゃあああああああああ的な意味で。

>>22
ケロヨンの洗面器から迷い無くぐい飲みをとりあげて
お代わりのほうの日本酒を注いだ。


25 名前:名無し客:2010/01/03(日) 23:14:08
   》》》》》_____    
 ))))\/)))))))))))))))))))))))))\  
))))))))》))))))))))))))))))))))(●)  \ 
))))))))》))))))))))))))))))))))))))))))) <   キモぃだと…
))))))))》))))))))))))))))))))))))))))))) /
))))))))》\)))))))))))))))))))))))))/  
 ))))/  》》》 ̄ ̄》》 ̄》》 ̄  

            ___, -‐ァ、-ヽ__
     _, -_=-‐'"´ ,ィヽ、ノ::::/    `' ‐- 、_
_ -‐ ', - '      ,イ::゚:::::::::/ / /     _>―- 、
  /'´        ヽ`ニニ-‐'"- '    _ -‐ ´     `ヽ、   もっと罵ってくれ!
/                    /          _、   ',     
                   /'´   _, --‐'"´ ヽ   i
                 /    /       /   /
               /     /          /   /
               //       /          /   /
          //      /         /   /
          / /      /‐- 、      /   /
           / /     _/    `ヽ、_  r'   /
       ノ イ_,r-‐'"´         `ヽー<、_
     ///   `ヽ、_                `ヽ、
>―‐'"            ̄`" ー―- 、           \
―-- 、                    `ヽ、_          ヽ
_   \                     `ヽ,、  _ -‐'´
  `ヽ、  `ヽ、                  /, -‐'"´

26 名前:名無し客:2010/01/03(日) 23:17:37
         -――- 、
         \  ●   >
          \  /                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           | l l7_   / ̄Z       / 好き嫌いするなんて仕方の無いお嬢ちゃんね。
          -┴ ヘニへ ̄`‐- 、/ヽ   <  先ずお子様にでも食べやすい足から食べさせてあげるわ。
       /   (___,l     ヽ=ヽ    \ほら、あーん。
      「 ̄ヽ 、    、、、  _ノ_ノ ヽ=|      \______/
      L__\   ___ノ _ノ_ノ_ノ .V
      |___/   川川_ノ_ノ_ノ _ノ|
       |       川川_ノ_ノ _ノノ |
       ヽ,, -┬-- 、   ノ _ノ ノ  |___
       /;::;:`:::|   )          ―- <
      (:;::::`:::`::::::|__/  ___,, -‐'ヽヽ  \/
       '\::;:::`;丁  ̄ ̄\――‐ヽ,   \ヽ/
        '\':,:::l,,ヘ,    '\::`::::;::)    V
          'ヽ';::::::(_     'ヽ、:`:::`ー、,
           \;;;;:)      ~`ヽ;:::ヽ,
            ~~''’
                    rイ:::::::::::)
                       ̄ ̄ ̄



27 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 23:21:24
>>25-26

「おまえら……」

私のSAN値をガリガリ削ってどうするつもりだよ。
確かに温泉に吸血鬼は似合わないとは思うけどねぇ。
そんなに退散させたいかね。

「魚の相手はめーりんで十分だろ、あれはなまずだったかもしらんが」

湯船で不夜城レッドするのも忍びないので軽く受け流してちびちび日本酒を舐める。
風情の無い事この上ないよな。



28 名前:名無し客:2010/01/03(日) 23:32:25
???「うっさい」
※変な鮭と足つきたい焼きが異空間送りにされました。



29 名前:ネコアルク・カオス ◆qYdq.chaos :2010/01/03(日) 23:36:28
 
ふむん―――――ではこの鮭は吾輩が頂こうか。
とはいえこのディープワンサイズ、吾輩所属のケモノでも即完食出来るものではありません。
というわけで山田くん、女将を呼べ。 
 
      『このアライjrを作ったのは誰だあっ!』
 
え? いま先生のせいで地下闘技場でリアルファイト中?
そもそも今は山田くんじゃない?
じゃあ後で。
 
>>24
 
やれやれ、全くもって嘆わかしい…。
ソレが真祖の姫から生まれたナマモノに混沌が加わり化学変化を起こしスパーク、突然変異で
生まれたオリジナルとの関係はもはやワケが分からないと言われた誇りあるネコ二十七祖の一角
『暮れなずむネコカオス』という紳士にかける言葉なのかね? ついでにアー○ードと同じジョージボイスに。
 
 
だが――――まぁ、そんな事はどうだって良しとしよう。
或いは、どこかのツェペシュガチ直系の言葉を借りればそんな事はどうでもいい。
 
そう、問題は今だよ今。
おかしいとは思わないかね汝? 
どこからか奇怪な鳴き声が聴こえ、何処からともなく流れ着く酒、舞い踊る魚怪。
遂には精神的ブラクラが水道管へ亜空間跳躍してコンバンワ。
たとえ流水がニガテの筈な吸血鬼が温泉に居るなどという珍事が起こったとはいえ、その程度で
因果律がこのように奇妙な捻じ曲がり方をするワケがない……。
 

となれば、理由は恐らく一つ。
――――新たな異変の兆候が、この温泉を襲っているのだとな。
 
ココは一種の特異点。
某喫茶アーネンエルベと同じく並行世界の重なる場所、それも極めて近い位置にあるという。
そして、ソレは季刊異変の異名を取る幻想郷とかも然り。
となれば、汝の棲むとこと何らかの関係がないとも言い切れないと思うのだが…
さて、此処でスカーレットレディー汝の意見を聞こうっ!
  
  
ついでにロボですよロボあれ絶対ロボですってとアラジン神も言っていた、リアルで。
 
 
>>26
―――分かった、とりあえず味噌と生姜で煮ればよいのだな。
 
山田くん、座布団はいいから女将呼んで来い。
 
え? 次はピクルと雄山先生が地下闘技場でファイト? 
じゃあ後で。

30 名前:名無し客:2010/01/03(日) 23:43:41
----I'm thinker トゥートゥトゥートゥトゥ

31 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/03(日) 23:48:44
>>29

目の前の物体が言語を並べ立てているが、
何故だか意思の疎通はできても心を通わす事は出来ない気がした。

「……つまりあれだね、合体事故。
 何処に出しても笑えるゲドウってやつだろ、お前さん」

こいつが羽を出して飛んだらキャットフライだかこうもり猫だな。
そんな益体も無い事を考えつつ、28で異空間に吸い込まれたナマモノに手を振って見送る。

「かける言葉って……なんだろうね。
 チクショウ?」

猫だけに。

「因果律が捻じ曲がってるのがおかしい?
 違うね、こういう時は逆に考えるべきだよ。
 運命を操っているやつがいるとそう考えるんだ。誰だろうね」

ニヤニヤしながら私は湯船の縁の岩に肘をついて頬を支える。
メカ咲夜とか居たら困るだろうなぁ。
猫との会話に興じながらぼんやりと思った。



32 名前:ネコアルク・カオス ◆qYdq.chaos :2010/01/04(月) 00:22:01
 
 
―――ところで吾輩を精神的ブラクラとだけ言った奴、あとで職員室に来い。
 
 
>>31
 
んー、ゲドウマーボーは中華街オンリーで可能な特殊合体事故ですが何か?
しかも真っ黒な神父に与えるべきいわばアイテム。
そのようなイロモノ(シエル)が愛する辛味の上級とは笑止千万。
全く、カリスマがヨガスルーされてインド人の右に消え去りそうな言動をされては困りものですにゃ。
名前強制的に変えられたり、何処かの。
 
…ふむ、畜生と松竹を掛けた新手のノーライフジョークというコトですか。
正に全世界ナイトメアキャットなノーモアセンス。紅いしな。
というかああ、成る程。
要するに汝つか吸血鬼が温泉入ったから運命操作の合体事故が起こったのか、超新星みたく。
 
 
  
  
 
 
 
―――――おめーのせーじゃねーか!?
 
 
 
にゃんという自業自得……放射能の如く漏れていたのはカリスマだけではなかったか。
い、いかん…! これでは抑止力が来る!
抑止力(命名:イセリナ)が音もなく通常の三倍のスピードで…!!
このままではメカメイド、メカ門番、巨大メカ魔女にメカ妹とメカ巫女が繰り出されて地球に衝突する!
核の冬が来るぞ! 主に頑張りすぎた核担当のせいで!!
 
 
【一方その頃……(省略されました、続きを読むにはワルキューレの騎行をBGMにしてください)

33 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/04(月) 00:30:59
>>32

なにやら考え込んでしまった猫を眺めて日本酒を空ける。
うん、もうなくなったか。
思ったより早かったな。

「そう、それも私なのだよ、猫君。
 私の周りはかくも面白おかしい運命がオートで訪れるのさ。
 まさに『全温泉地ナイトメア』と言える」

抑止力に怯える猫さんに大丈夫、神父は今色恋事で忙しい。
ここに攫いにはこれんよ、とだけ伝えるが、
さすがに過去のことについては触れるべくも無い。
妹紅が主導権を握るための証拠物件として扱われるだろう悲しい運命の片鱗を見て、
ただただ涙するばかりなのである。

あとメカメイドが素でメガノイドに見えた私はそろそろ寝た方がいいと思った。
万丈が鳴くからかーえろ。

>>30

「トゥートゥーマシェリー♪
 さーて、そろそろ潮時かねぇ」

私は湯船から上がるとぺたぺたと脱衣所へと向かう。
肩越しに背後の猫ぃ吸血鬼だったものに手を振った。

「わざわざ有難う、良い退屈しのぎになったよ。
 一人酒は切ないからねぇ。一人鮭は論外だし」

ひょいと新しいバスタオルを強奪し、体を拭いて頭をわしわしする。
服を着ながら帰り道はどうしたものかなと思い……

……まぁ、フラフラするのも悪くないかと軽い気分でその場を後にした。
なーに、最悪霧や蝙蝠になってオートで紅魔館へ帰ればいいさ。

                   <了>

34 名前:名無し客:2010/01/04(月) 00:38:03
―――ウチューノイシガ ジンルイノムイシキガシューマツヲノゾンデイルノダァァァ!

35 名前:ネコアルク・カオス ◆qYdq.chaos :2010/01/04(月) 01:29:55
>>33
 
い、言いやがった…コイツ、タブー中のタブーに触れやがった…!
まさかドクター以外で例のセリフを言う奴がいたなんて……悔しいっ…でも感じない! 
 
 
ふむん、となればコレはむしろ…ああ、そっちか。
吾輩のネタ空間も半分作用した結果、路地裏の底辺と高さ÷2の公式を挿入し、
次にその公式だけ消して、単に俺とお前で大五郎の面白空間コンゴトモヨロシクが
爆誕しただけのコトであったか。
 
なあに、神父には別なるネコの情報を流しておいた。
後は三崎町が愉快な地獄絵図に変わるのを待つだけだなクックック…カレーもいるし、リアルで。 
むしろアレだ、汝の方が気をつけなさい。
今頃どこかの山や図書館でメガメイドのみならず機械中国、戦闘中国、シャア専用鬼巫女が量産
されている可能性すらありえる―――お値段以上のメカニズムで。
 

うむ、退屈なのは旗本だけで結構だが吾輩とララアも喜ぶ。
もし向こうで期待のネコに会ったら、邪にゃーずが君の様な人材を求めていると伝えてくれたまえ。
後くれぐれもメカニズムの陰には気を付け――――
 
 
       「 ピピ 」
 
       「 ピピ 」
  
       「 ピピ 」

       
 
ふっ――――吾輩が異変の半分という事はこうなるコトは分かっていたのよ、コレが。
 
 
 
    「ピピ、排除シマス」
  
    「ケーン、排除シマス」
  
    「ガッチャマーン、排除シマス」
 
    「ゲェーン、排除シマス」
   
    「----I'm thinker トゥートゥトゥートゥトゥ、排除シマス」
   
    「―――ウチューノイシガ ジンルイノムイシキガシューマツヲノゾンデイルノダァァァ!排除シマス」

 
 
って、今までの鳴き声全部コイツ等かよ!?
脅威の量産化に成功したってレベルじゃねーぞ!!
 
    「このアライjrを作ったのは誰だぁ! 排除シマス」
 
 
クッ、クックックックック――――にゃーにゃっにゃっにゃっ!!
上等だ雄山先生。いや、雄山先生であったモノよ。
つか、鳴き声だけじゃなくて酒も流してたっぽいメカメイド達よ。
――――恐れるならば音に聞け、近くば寄って目にもの見よ!!
この暮れなずむネコアルク・カオス3、この日輪の輝きを恐れぬならば掛かっt
 
 
    「「「「「「レーザー砲、発射」」」」」」 



                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                   \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                      ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙      .'                            ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:               ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                             ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´ 

 
  最後まで聞けよ話ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……!!!

 
 
 ナレーション「そうして、ネコアルク・カオスのみを吹き飛ばしたメカメイド達は、
          本来の仕事に戻るべく温泉を後にしていった…。
  
  
  
          ……。
 
 
 
 
          カオスなネコもメルティブラッドと信じて!!」


  
   
  
  …ナレーター、それ…落ちてねぇから。
  
  <終了(ネコが)>

36 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/04(月) 22:53:55
「あー…さむっ!えーと、右よーし、左よーし」

今の俺は腰に不思議と暴れても取れないタオルを一丁巻いた全裸にも近いスタイル。
ジャパニーズ温泉を楽しむための正装だ。
帰ってきたら温泉が湧いていると聞いたので飛んできた。
そう、今年もこの季節が来たのだ。

「誰も居ない。よし、誰も居ない!」

駆ける。暖かいパラダイスに向かって。
昇る。温泉の淵を構成する冷たい石を。
跳ぶ。暗き空に輝く星と月に向かって。

アイキャンフラーーーーーーイ!

コンビニの少年の言葉をパクリながら俺は宙に浮いた。
無人の濁り湯の湖に向かって。また冬の楽しみが来たのだ。

「ヒャッハー!温泉だァー!」

ザッパーン。
マナー違反だが、先ほど寒さをこらえて誰も居ないのは確認済み。
大人気ないなんて言葉なんてもう耳に入らない。
着地した勢いで一気に顔まで湯の中に埋めた。この乾いた皮膚が一気に潤いを取り戻し
ぴりぴりする感覚がたまらん。

37 名前:名無し客:2010/01/04(月) 23:01:57
どぽどぽっ♪

[日本酒>=、
   {濁り湯ゆぶね日本酒入り(約0.5度)}

38 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/04(月) 23:06:23
>>37

「もったいないことしてんじゃねえよ!」

すかさず桶を投げつけて犯人をぶっ飛ばす。
ざばざば瓶に近づいて残量を確かめた。

「…ったく、半分以上入れやがって。酒を何だと考えてやがる」

百薬の長だぞ。
古代から受け継がれてきた宗教儀式に不可欠な聖なる水だぞ。
我を失いかねないということで宗教で禁止するところも多いけど。

39 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/04(月) 23:11:41

「えぇ?また?昨日の今日だろ?」

私の抗議に紫は涼しい顔。
いやまぁ、こいつはいつもそうなんだけども。

「義理だけ果たせばそれでよし、というわけにはいきませんから」
「じゃ、お前が行けばいいだろ」
「あら、殿方と混浴だなんて……ゆかりん恥ずかしい〜」

私は黙って紫の肩に手を置いて頭を振った。

「紫……」
「なにかしら?」
「トシ考えようよ」
「……ッ!?」

ばきり。
扇子がヘシ折れる音が聞こえた。
同時に足元にスキマが開く。

「いってらっしゃいませお嬢様ッ!」
「……ああ、いってくるよ」

達観した表情でスキマスアーに旅立つ私。
おかしいな、これじゃまるでどこかの神社の漫才神コンビじゃないか。
スキマの親友の亡霊を差し置いて、どうしてこうなったのか。

かくして脱衣所に落下した私は服を脱いで昨日同様にバスタオルを巻き、
鼻歌まじりに温泉へ……向かう先で足を止めた。

「おや、誰かと思えば……」



40 名前:名無し客:2010/01/04(月) 23:14:53
―――動けぇぇぇぇぇ!!

41 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/04(月) 23:23:30
>>39

むむむ…やはりこぼれたところを嗅いでみると酒の匂いが微かに。
全くもう、温泉に人工物入れるなよ。
入浴剤ですらないし。アレだ。確か殷王朝の王様だとか後漢末期の大臣?だとか。
なんかそんな地位の人間がやったと噂に聞く酒池肉林。
でも豪勢過ぎて俺にはちょっとなあ。

そんなこと考えていたらがらりと扉の開く音。
誰ぞな。混浴に入ってくるのは。

「…んん?何だ、レミリアか」

背中に羽があるってのに器用に前に体にバスタオル巻いて現れる吸血鬼。
流れてないから平気なんだろうか、温泉は。
まあ、細かいことは気にしてもしょうがないんだけど。

>>40

なんだ、ジ・Oでも動かないのか。
パプテマスさん、木星から帰ってくるには早いよ。

42 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/04(月) 23:29:24
>>41

「やぁ、アマダいつぞやはフランが世話になったね」

手を振って歩く。
かけ湯で軽く体を流してから湯船へ。
ふと香りに気付いて感嘆の声が出た。

「へぇ、酒の湯とはね、アマダにしちゃ贅沢なご趣味だ。
 てっきりあんたは勿体無いとか憤慨するタイプだと思っていたよ」

湯船に浸かって息をつく。
いや、温泉ってのは助かるよ。
日本人の発想にはいつも感心する。
シャワーは死ぬからな。概念的な意味で。

>>40
定点カメラは念じても動かないよ。


43 名前:名無し客:2010/01/04(月) 23:40:32
―――止まれぇぇぇぇぇ!!

44 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/04(月) 23:41:26
>>42

「…ま、気にしなくていいよ。友軍手にかけた時点でどちらにしろ出撃命令出てたし。
 どっちにしろ二度と吸血鬼と戦いたくない。いつか死ぬってアレは」

しかし、馬鹿みたいに一人だけ外に飛び出したのは事実。
嫌な予感がしたんで走り回ってみればあの様だよ。
マジで銃を撃っても怯まないのが本当の吸血鬼。頑丈すぎる。

さて、吸血鬼とは嗅覚も敏感なのか、すぐに酒が入っていることに気付いた。

「いや、これは俺の趣味じゃない。どっかの馬鹿が湯に酒を注いだだけだ。
 俺ならそんなことするより飲むって」

というかアルコールって肌にいいのか?
酒の場合はアルコール以外の成分も豊富だからもしかするともしかするかもしれない。

「…あ、飲むか?瓶は回収したから」

といってももう半分くらいしかないんだよねー。
脱衣所に行ったらなんかフリーの猪口やらが置いてあった気がする。

45 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/04(月) 23:43:48
>>43

やめてとめてやめてとめてやめてとめった

46 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/04(月) 23:48:45
>>44

無欲な奴だねぇ。
まぁ、この不器用な軍人らしいと言えばそうなんだろうが。

「吸血鬼を殺したいなら銀の弾丸でもお守りにしておくといい。
 逆になまじ脅威になるもの持ってるほうが危ないかもしれないが。
 まぁ、何か困ったら声をかけてくれ。借りを返す程度には恩知らずじゃないつもりなんでね」

アマダの差し出した便を受け取ってラッパで飲む。
んー……昨日のがいい酒だったかねぇ。

「酒だのバラだの牛乳だの、風呂に入れて喜ぶ連中はいるみたいだけど?
 私はそもそも風呂が好きじゃないからそんなのシュミにはしないがね」

つまり、飲む方がスキってことさ。
瓶を脇に立てると、湯船の縁によっかかってアタマの後ろで腕を組んだ。

>>43
自動首振りカメラは念じても止まらんぞ



47 名前:名無し客:2010/01/04(月) 23:56:19
※どこか見覚えのある瓢箪が浮かんでいる※

48 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 00:00:44
>>46

「…安月給の俺じゃあ手に入れずらいだろうし、銀を撃ちだすなんて勿体無いこと出来ないし
 そもそもどこで売っているか知らないし」

ホントに作成されているのか、銀の銃弾は。
バチカンが秘密裏に抱えている兵器工廠とかあるのだろうか。
秘匿性から考えてスイス辺りに。

「…ああ、オカルト辺りの問題に直面したら遠慮なく頼らさせてもらうよ。
 お守りに関しては依然貰ったやつがあるんだけどなあ。…家内安全だけど。

 まあ、なんかあったら神社に張り出しておくから。…あの寂れた神社の巫女さんには悪いけど」

というか住んでいるのは判るのだが滅多に見ないのだ。
やはりこちら側とあっち側は境界があるらしい。超えるのは難しいのだろう。

「一般市民はブルジョワジーの趣味には縁が無いもんだよ。
 といっても科学技術が発展した今は気軽にそういった気分を味わえる入浴剤とかいっぱいあるけど」

本物は…本物は難しい。
牛乳風呂とか憧れる人間多そうだけど…生臭くないか?

49 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/05(火) 00:00:52
>>47

むうぅ!
聞いたことがある、あれはまさか宝貝『四海獄』ではっ!?


50 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/05(火) 00:07:10
>>48

私は頭の後ろで両腕を組んだまま、つまさきでぱちゃぱちゃと
水面にしぶきをたてて遊びながら横目でアマダを眺める。

結構真面目に考え込んでるなー。
それなりに思うところはあるというわけか。

「面倒なら咲夜にナイフの一本でも貰えばいいだろ。
 あいつ、銀のナイフばっかり持ち歩いてるんだし」

それに銃弾よりもお守りっぽいだろうし、
軍人なら持ち歩いても不審に思われないだろうしねぇ。

「科学か。
 学問が発達した所で、幼稚な楽しみそのものが消えてなくなるわけじゃないだろうに。
 人間は相変わらず背伸びが大好きな種族だよねぇ」

アマダは飲まないのかい?
さっきの瓶を差し出して尋ねてみる。


51 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 00:25:51
>>49

「知っているのか、レミリア!」

何だっていいんだけどねー。

>>50

ううむ、この光景を見るとただ子供が温泉に入っているだけにしか見えない。
これを吸血鬼だと言って信じる一般市民なんて皆無だろうに。

「…ここに着任してから超常現象が日常的に起こってるんだ。
 いざというときの保険をかけた起きたいのは当然だ。…実際前まで妹紅ぐらいしか頼れる対オカルトの専門家知らなかったし」

他に色々とオカルト関係者は知ってはいる。
しかし、頼りに出来ないというのが実情なのだ。屋台の店主は忘れっぽいし。

「…高いんだろう、それ?一本でも貰うわけにはいかないよ。
 それに俺はパイロットでCQC―――近接戦闘は得意じゃないから危ないだけだって」

ちなみに俺が愛用しているナイフは実は学生時代からのものだ。
レジャーとかが好きだったので短距離のシャトル便でよく登山活動用コロニーに行ったものだ。

「うーむ…幼稚な遊びが一般市民にも届くようにするのが科学だというか…。
 それで一応商売になるわけだから全く持って無駄って訳じゃないだろう。
 疲れている人間とかに効果的な睡眠をもたらすとかだったら欲しがるやつも出てくるだろう」

なんだっけなー。かおーとかって会社が実体験(っぽいインタビュー)でコマーシャルをしてたような。

52 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 00:32:08
「あ、酒はありがたくいただくよ…と、あれ?酒瓶だけ渡されてもなあ。
 容器かなんかは無いのか?」

直接口つけて飲むのはちょっとなあ…温泉だしあんまり零したくない。

53 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/05(火) 00:40:38
>>51

呆れて溜息が出たのに気付いたのは、溜息をついた後だった。

「無欲だねぇ、というか、失礼かな。
 あんたが冗談で有閑貴族と呼ぶその当主の妹を助けた礼がだよ?
 銀のナイフ一本分にもならないって言うんだもの」

まぁ、ナイフは使い慣れないというのは分からないでもない。
だが生憎と銃の専門家は知り合いに多くない。
幻想郷に来たときに多くは連絡は途絶えてしまったのだから。
かと言って悪魔の護衛など望まないだろう。
この軍人はどこまでも小市民で善人なのだ、底抜けに。

「じゃあ、この悪魔が祝福をくれてやろうかね、この正直者に」

にたり。
私は笑って目を細める。
アマダの背後にうっすらと見えるソレを指でつついてねじる。

「感謝しろよ、あんたの奥さんに面倒が迫らないように、
 ほんのすこし運命をいじってやった」

とりあえずの礼くらいにはなったろ?
無邪気に満面の微笑でアマダに笑いかける。

ふふん、知らなかったのかい?
悪魔は人間に優しいんだよ。


54 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 00:52:15
>>53

「…いや、まあ…そこまで言うなら…。
 貧乏性なんだよ。いいんだな?銀の価値が高いって事は幾らなんでもわかってるからな?
 大丈夫なんだよな、本当に貰っても?」

一応しつこく質問を浴びせとかないと後が怖い。
いや、だってさ。銀だぞ、銀。純銀を刃物にしたやつとか手に取るだけで怖い。
普通そんなものの周りには警備員が配置され、目を光らせている。
家宝クラスだよ。マジで。

…祝福?なにするつもり…。

「……んん?」

後ろ、か?
振り向いても何も無いのは勿論だ。多少の違和感を感じたが
今はその感覚も思い出せない。違和感があったのではないか、という文字媒体の記憶だけ。

「…まあ、礼は言っとくよ、ありがとう。
 妻は本当に大事な人間なんだよ。あまりこっちの面倒には巻き込みたくないし…」

少しでも危険が迫りかけていたというのならば、ありがたいことだ。
彼女の安全は俺の中で一番の優先事項だ。
それが侵害されようというのならばたとえ地球の裏側からだろうとすぐに飛んでいく覚悟だった。

55 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/05(火) 01:38:14
>>54

「あのねぇ……銀食器くらい見たことないかい?
 銀の価値がどうこうって……ああ、咲夜に聞いたのか?
 まぁ、幻想郷では、ね。
 でも外じゃいっぱいあるだろう、それこそアクセサリーにするくらいに」

どうしても必要ならスキマに頼んだっていいんだ。
価値基準が美術品、歴史調度品に偏っているらしいアマダに苦笑する。

「まぁ、アレだ。
 今度咲夜に会ったら受け取ればいい、彼女には話しておくから」

しかし、そこまで守りたいだなんてどんな人間なんだろうね。
アマダの妻とやらがちょっと見てみたくなる。
読み取った運命だけでもテロだの裏切り者だの敵国の名家の女だの、
様々な面倒の火種に満ち溢れていた。

これだけ多いってのは珍しいよね。


56 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 01:56:47
>>55

「むう、咲夜の持っている銀のナイフって行ったらなんかバチカンだとかそんな聖なる場所で清めて
 長い時間かけて魔力込めて凝った造形してとか…え、違うのか?」

銀食器だとかは今では殆どステンレスに取って代わられそういった
貴重な金属は殆どアースノイドが占めている…様な気がする。
俺は中流の家庭の生まれじゃああったが、そこまで豪奢なアクセサリーとか見たこと無いからな。

「ううん…なんか銀メッキとかそんなのしか思い浮かばない。
 …そうか、ナイフにしても100%銀じゃなければいけないってことはないのかな。
 もしくは刀身が思ったよりも細かったりか…いや、でもそれなりの太さがあった気が…」

色々と思案する。
貰えるからには結構わくわくするのではあるが、対魔族用ということで
人間相手に使うことは無いだろう。そもそも近接戦闘少ないし。

「あー、まあ、お願いするよ。現物受け取るのが楽しみになってきた。
 使わないで済むのが一番なんだけどな」

そう言って口元を緩める。
まあ、そう何度もフランの件が起こるとは考えられないが。

57 名前:レミリア・スカーレット ◆RED/0ioHUI :2010/01/05(火) 02:02:46

「……と、そろそろ帰らないとね」

夜空の月の高さを見て、見当をつける。
そろそろいい時間だ。

「じゃ、咲夜には伝えとくよ」

ひとつ手を振って。
私は温泉をあがることにしたのであった。

       <了>

58 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 03:17:42
>>57

「あー、それじゃ咲夜のほうにもよろしくな」

そう言ってパタパタと羽からしずくをたらしながら歩く吸血鬼の少女を見送った。
脱衣所の扉を閉める音の後に残されたのは静寂だけだった。



そういや、咲夜か。名前が幾度か出たが…。
…次に咲夜と合ったときは銀のナイフが渡されるだろう。しかし、それだけでは終わらないはず。
少しだけ、整理をしてみよう。彼女の言葉が脳裏に浮かぶ。


>『……いいえ、暴れるお姫様を救った騎士の事を考えていただけですわ』
>『守ったのは民間人だけではないでしょう?』
>『そう……ですわね。
 信じる力……それがあるからきっとアマダ様は妹様を止められたのでしょう』


彼女の様子がおかしかったのはすぐに感じ取れた。
そしてその契機は間違いなくフランが暴れたあの一件だ。口々から出ているフランを守ることに成功した
俺に関する言葉。…つまり、逆に言えば彼女はフランを守れなかったと思っている。
いや、守れなかった…?もしや、フランを守ることが自分には出来ないという念の表れか?
俺にはできる、しかし咲夜にはできない。そう、考えていると言うことだろうか。
これくらいは高台の時点でうすうす感づいていた。もう少し思い出してみよう。


>『その街がお好きなのですね、良い事だと思います。
 故郷の町に嫌な思い出しかない私にしてみれば少し羨ましい話だわ』
>『私は過去を都合が悪い、好ましくないとは思っているけれどその結果の過程を嫌ってはいないのです』


過去だ。キーワードとして確実に過去が重要だ。
彼女のあの赤い目を見たとき…何て言ったかな。


>『お嬢様の為に。それがなかったら、私は貴方を殺すかもしれないような人間なのよ、シロー?
 それも快楽のためだけに』
>『今この瞬間、貴方の首をかき切ったらどんなに素敵かしら。そんな想像をしている私も、確かに間違いなく私の一面』


そうだ、彼女はしっかりと宣言をした。『あなたを殺すかもしれない』と。
ここから何が読み取れる?過去。嫌いな思い出。都合が悪い過去。好ましくない過去。
…何らかの不法行為を、最悪、殺人をしていた可能性が高い。

まだだ、まだ読み取れることが有るはずだ。
考えろ、何が彼女を悩ませているかを。俺には真実に届く力があるはずだ。
それが例え苦痛と痛みしか残さない結果であっても、真実には到達できる。


>『苦痛を苦痛と感じないならな。……いたよな、万魔殿にそんなのが。
 地獄を這いずる覚悟があんなら、ま、止めはしないよ

 ――ようこそ、この自己滅却へ続く道に』


ふと、関係の無い人物の言葉を思い出した。

59 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 03:18:26
>>58

もう一つだ。もう一つ彼女の言葉の中で重要なワードがある。
よく思い出せ。重要な言葉は無意識のうちに繰り返す。
行間には忌避したい重要な言葉がある。


>『私は私を信じています。
 ですがそれはお嬢様の道具として信じているのです。
 『人間、十六夜咲夜の本質は信用なら無い』事を信じているのです。
 そこに愛はないのよ。全てはお嬢様の為になるかどうか』
>『それをしないのはお嬢様のメイドとして都合が悪いから』
>『妹様を心配するのもお嬢様のメイドとしてそうあるべきだから』
>『そう、お嬢様のことがなければいつでも立ち戻れるくらいに』


…『お嬢様』、『お嬢様』、『お嬢様』。
しきりに口にしたのは主を呼ぶときに発する言葉。何故こんなに繰り返すのか?
記憶の限り、以前はそうではなかっただろう。無意識でも有意識でも、他人の名を繰り返す理由…。
子供が自分の上に立つものや友人を誇るときには良くあることだが、明らかに違う。

だとすれば………『レミリア』への『依存』?
あくまで仮説のためにこれが正しいとははっきりはいえない。だがしきりに自分がレミリアの所有物であり
もしもレミリアが居なければ…ここでまた先ほど結論付けた内容に繋がってくる。

『過去』だ。『過去は好ましくない』が『過程を嫌っていない』…。
彼女の幼少期は…想像上ではあるが、悲惨なものであるのは間違いない。しかし今までの過程を嫌わないとは
つまり…最初からあいつはレミリアに仕えていたわけではない。最近になって使えたと自分の口から言った。
ということはやはり『レミリアへの極度の依存』が目に見える。


>『一つだけの役割が私の全てではない。
 だからどれもが私なのよ、シロー』
>『それが申し訳なくてね、すこし落ち込む事があるの』


…それを自身でも認めている一方、嫌悪している。有意識か、無意識かは判らないが。

彼女は自分の本質は…過去に基づき『快楽殺人鬼』であると思っている。
それを抑えるために『レミリアへの依存』をしている。
尚且つ、その状況を嫌悪している。…これらを意識し始めたのは最近だ。
つまり…彼女はやはり自己嫌悪、自分を信じることが出来ないでいる。

まだだ、ファクターが足りない。何故このような状況に陥ったんだ?外的要因が必要だ。
フランか、レミリアか、美鈴か…。フランが大きなファクターなのはもう既に判っている。
フランと咲夜、環境の変化。これらの要因を繋げる重大な要素は…。


>『だから、そんな私から見れば、貴方は騎士と呼ぶに相応しい高潔な人物なのよ』


「…お、俺だッ!?」


灯台下暗しとは正にこの事か。
…そうか、自分自身。咲夜の心境に変化をもたらしたのは、俺自身だったんだ。

60 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/05(火) 03:19:26
>>59

「あちい…」

流石に長くつかりすぎたな。そろそろあがることにしよう。
ここまで来れた。自分自身の信じる道は、ある程度出来た。
当たっている保証などどこにもない。暗中模索の末に辿り着いたのがこの場だ。
誰も添削など出来ない。

彼女は、俺と自身を比較している節がある。
これが最後に思い至った。これだけが自身で用意したピース。
…何か嫌な予感がするのだ。出来れば失敗することなく、もう一度自信を取り戻して欲しい。
彼女がしきりに過去を気にし、現在をレミリアに依存し、俺と自分を比較して気を落とす。
…なんて馬鹿な循環だ。こんな回廊をぐるぐる回るだけじゃ何時までたっても先に進めない。
俺なんかよりも、よっぽど出来た人間だって言うのにな。

「…さて、あがるとしよう」

人間同士の対話とは多くの障害を抱えるものだ。
乗り越えた先に真実は待っているのだろうか?答えはまだ誰にもわからない。


【退場】

61 名前:名無し客:2010/01/05(火) 21:16:41
|
|
|((((〜〜、
|((((((_ ).
|\)/^~ヽ|
| 《 _  |
|)-(_//_)-|)
|厶、   |  …。
||||||||| /
|~~~_/
|  )
|/
|
|

62 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/07(木) 21:24:55
「ひゃあ、寒い寒い。早く入ろうっと」

小雪がちらちらと舞う日、お仕事をしていたあたいは、
ふと見かけた温泉にホイホイ釣られるのであった。これぐらいの寄り道はいいよねっ!

設備は確りとしているんだけど………。
「人が全然いないねえ。場所が悪いのか、宣伝が悪いのか」

まあ、多くても少なくても温もれる事には違いはない。入る………前に

>>61
『覗き注意!』
と書かれた看板を蹴り倒しておいた。

覗き見されてるような気分になる絵を描いてどうするんだろう。ここの管理人。

63 名前:名無し客:2010/01/07(木) 21:45:53
新年も明けて早七日、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
今晩も夜通し名作シアターの時間がやってまいりました。


(何時の間にか置いてあるブラウン管テレビで特別番組を放映しています)

64 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/07(木) 21:55:01
>>63
「わぁ………これがてれびじょんかあ」

もしくは霊気入れ。
あたいは仕事のデキる女だからね。中に人が居るかなんて時代遅れな事は言わないさ。
てれびかめら、で映したのがこっちに出てくるんだっけ?

「今日は七草、明日は鏡開きだったかな。ホント1月は食べ物に絡んだ行事が多いもんだ」

上半身を温泉の縁から少し乗り出して、てれびが何をやってるのか見やる。
シアターって事は劇でも流すのかな?

65 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/07(木) 22:04:07
なるほど。
あれですよ、湯けむり旅情はくれ刑事純情派みたいな。
温泉に恒例の殺人事件とか足りてないんですよ!

幻想郷の外では、物語で温泉が出てくると、ほぼ確実に人死にが出るんです。
特に二時間モノだとほぼ確実ですね。

後は、くのいちが必ずお色気シーンを見せたりするとか。
印籠を振りかざして悪党をしばくお話では、お湯=お色気は確実らしいですよ。


という事で、こんばんは。

66 名前:名無し客:2010/01/07(木) 22:09:57
本日のラインナップは

来ました定番!これを見なくして名作映画を語れない!死霊の盆踊り。
これは酷いタイトル詐欺!舞台はハンブルグ!ベルリン忠臣蔵。
衝撃のラスト過ぎでこれは酷い!宇宙から来たツタンカーメン。


の三作品をお届けします。
みんな!歯ァ食い縛って見ろよな!

67 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/07(木) 22:15:11
>>65
「やっほー、サナエもサb………体温めに来たの?」

温泉じゃ死体が出たってしょうがないね。白骨温泉って温泉があるらしいし。
骨が浮いてるぐらいだもの、よっぽど沢山死んでるんだろうね。一度はおめにかかってみたいもんだ。

湯気で見せちゃいけない所が隠せるからねぇ。
あたいだったら鬼火を出して、隠すのが精一杯だからなあ。

いや、きちんとバスタオルは巻いてるよ?
いくら人が居ないとは言ってもさ。

68 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/07(木) 22:31:17
>>66
何ですか、これ。
プロデューサーのセンスを疑いますね、センスを。
特に下2つは、B級を通り越して、C級じゃないですか。
香霖堂のご主人みたいなマニアが喜びそうな感じの。

こう、私みたいな清く正しい新主人公に相応しいものがないと。

>>67
いいえ、宴会から逃げてきました。
ある程度は最近は呑める様になりましたが、樽を回しのみする中では
私は貧弱一般人とかいうレベルじゃないです、残念ながら。

山で、そうなんですから、色々な意味でハードやルナティックな地底は、
もっと凄いんでしょうね、もうお酒のプールで宴会でもやるんでしょうか。

69 名前:名無し客:2010/01/07(木) 22:41:01
>>66
「こ れ は ひ ど い 」

百数十年の隔絶の内に、地上の娯楽はここまで堕ちたってのか。
………いや、あたいは地底生まれの地底育ちだけど。
てれびを爆破しなかったあたいの精神力に乾杯。

死体踊りにしたって盆踊りはないよねぇ
カンカン踊りとかもっとセンスの良いのはあるはずなのに。
最近また別の死体踊りを見る機会もあったかな。

>>67
「うーん、あたいは鬼の宴会に加わった事は無いなあ」

さとり様が地底の嫌われ者だから。
ペットのあたいらも、地底の鬼や妖怪の宴会に出た事はない。
星熊の姐さんがたまに乗り込んできて来てたぐらいかな。
3対1でこっちが全員潰されてしまったんだから、鬼同士の宴会だなんて考えたくも無い。

「鬼に天狗に神様に、お山は酒豪の集まりだねぇ。あ、鬼は今いないんだっけ」

幻想郷は酒呑みばっかりだけど、この3種族はランクが違う。おおこわいこわい。

70 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/07(木) 22:41:25
名前が抜けてたのさー

71 名前:名無し客:2010/01/07(木) 22:48:34
ドキッ!東方だらけの温泉大会(ポロリもあるよ)

72 名前:名無し客:2010/01/07(木) 22:52:17
くっ、今なら女の子がいると聞いて駆けつけたはいいが眼鏡が曇って見えやしねぇ…
かと言って眼鏡を取れば余計に見えず…あぁ、一体どうすればっ!?

73 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/07(木) 22:54:18
>>69
あれ? そうなんですか?
鬼の人達は誰でもウェルカムなイメージがあるんですよ。
萃香さんとかみてると、裏表はあんまりなさそうですし。

天狗の方は、大変みたいですよ。
外で言うサラリーマンみたいな感じで、下っ端の人ほど無茶のみさせられたり、
芸をさせられたりで、天狗の方たちは精神性は人間のそれに近い気がしますねえ。

お空さんとかは結構いけるみたいですけどねえ。
八坂様が力の制御の訓練とか称しまして、今のところは核の力を用いた熱燗製造機になってます。
たまに暴発して、周囲が吹き飛ぶのも、お約束ですねえ。
爆発>アフロの伝統芸は、私には似合わないので、大体、宴会の時は距離を置いてます。

74 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/07(木) 23:05:35
う・・・何か寒気が。
直ぐ近くでイロモノオーラが匂います。
皆さん、気をつけましょう。

>>71
幻想郷的な隠し方として、弾幕で隠すというのがありますよね。
星弾なんかで隠すのは、週刊少年跳躍(仮)にある様な海賊マークで隠すより、
よっぽど夢とロマンがあるとおもいませんか。

>>72
えーと・・・・・・




そこの脱衣場辺りにあるお燐さんの猫車に乗ってみるといいと思います。
二度と出来ない未体験の経験を出来ると思いますよ。

75 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/07(木) 23:08:05
>>71
覗き見するような不届き者の首がぽろりだね。わかります。
……混浴なのに、なんで覗いてくるのか未だに理解できないや。

>>72
お風呂に入ればいいんじゃないかな。
別にあたいは構わないよ。見られたからって減るもんでもないし。
スッパを見られるのは抵抗あるけどさ。

>>73
「ああ、さとり様の方が遠慮してたのさ。ああいう騒がしい所は苦手だからね」

騒ぐよりも静かにしんみりしてる方を好むというのが一つと
酔っぱらいの心の声を読んでしまうと、自分も気分が悪くなるのが一つ。(少人数なら兎も角、宴会クラスに多いときついみたい)
さらに自分が行って、場の空気を悪くするんじゃないかってのが最後に一つ。
最後のはまあ、空気読みすぎだったみたいだけど。姐さんが押しかけてくるのもそれ見ての事だろうし

「あはは、おくうだとアルコール蒸発させてそうだね。酒イケるの」
酒の強さはどっこいどっこいだったはずだけど、神様喰ってそのへんもパワーアップしたんだろうか

76 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/07(木) 23:21:59
>>75
私も、偶にあのテンションの高さはついていけませんね。
本当に青天井ですから、幻想郷の人たちは。
お酒を飲んで暴れる、壊す、泣くなんて日常茶飯事。
何と言うか、清く正しく優雅に呑むとのを出来る方っていないんでしょうかね。
さとりさんはお会いしたことないですけど、できそうですよね、何となく

ええ、もう、気化したアルコールで悪酔いしそうになったことがあります。
私なんて未だ、偉い人の下のにいる巫女ですよ、覚え方!
新世代美少女主人公、東風谷早苗!って会う度に最近は名乗ってるんですけどね。
そろそろアホらしくなってきました。

77 名前:名無し客:2010/01/07(木) 23:38:00
主人公?

78 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/07(木) 23:38:14
>>76
「最近知った人でだと、衣玖だったかな?
 リュウグウノツカイの。あのおねーさんならやれそうだったね」

鬼も神も人も狂わせる酒は危険なアイテムです。
節度ある付き合い方をしましょう。
………って、幻想郷じゃ節度ない方が大多数なんだよね。
数が少ない方は弱い立場になるのが定番、サナエ強く生きろ。

「あー、そりゃ字数が多すぎるよ。付き合い長い私でさえ3文字なんだよ?
 サナエだと………2文字でさっちゃん?」

それだとサチコになっちゃうか。サナエは幸が薄い子だけどー

79 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/07(木) 23:52:16
>>77
そうですねえ、主人公と言う言い方では、語弊があります。
こう何と言うか旧時代の呼称ですよね。
今風に現人神の異名を持ち、奇跡を自由自在に操る高貴なる風祝にしておきましょう。

もっとひねってみたいところですけどねえ。

>>78
衣玖さんも土曜日にはじけたりするらしいですけどねえ。
まあ、空気を読める程度の能力らしいですから、ある程度は期待できるかもしれません。

・・・・・・最初、何て呼ばれたんですか、貴方。
もしかして、さとりさん共々、名字は未だ覚えられていないってオチじゃないでしょうか。

親しみがありますけど、何かこう芋臭いじゃないですか。
こう、ナウなヤングの私としては、SANAとかそういう呼称がいいですね。
こう幻想にCOOLに飛ぶ神秘的なアイドルみたいな感じがするじゃないですか。

80 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/08(金) 00:17:31
>>79
「良くぞ聞いてくれました!あたいとお空の馴れ初めを!」

さとり「さあ、お燐。この子が新しい家族よ。………名前は空(うつほ)ね」

『にゃーん』(よろしくね!うつほ)
『かぁー』(よろしく、えーと………にゃあ!)
『にゃー、にゃん』(新入りにしては礼儀正しいね。あたいはおりんでいいよ!)
『かぁ?』(にゃあは頼りになるなあ)

さとり「………少し噛みあってないけど、まあいっか」


「ああっ、弾撃たないでー。
 このころはお互い人化できなかったんだからしょうがないさ
 おくうは妹分みたいなもんで、ずっと一緒だったから名前は大して問題はなかったなあ。
 にゃーといえばかーという間柄だよ」


なんでわざわざ英語で言うんだろうか。
ナウなヤングにバカウケだね。どうみても古いけど。それとも60年周期で回わってたりするんだろうか

「アイドルっていうと歌って踊ってってアレ?
 お正月に神楽踊ってたけど歌も加わるんだね。
 アイドルの踊りってバックダンサーが付き物らしいけどアテある?」 

81 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/08(金) 00:30:22
>>80
・・・・・・これはちょっと予想外でした。
本当にそんなレベルだったんですね。
寧ろ、千年?かそこらを経っても、3文字なのを凄いと思うべきか。

駄目ですよ。
名前はとてもとても重要なんです。
えーと、紅魔館の門番の田中さんか鈴木さんか、忘れましたけど、
名前で無くすことで個性になるなんて、レア中のレアですよ。

神はもちろん、妖怪も精神的な部分が多いそうですから、それで名前がたいして
関係ないってちょっと驚きですね。
ちなみに人化して、互いに第一声はなんでした?
もう嫌な予感しかしません。


そこは、コバルトスプレッド(水蛙)あたりに躍らせてみたり。
それに少し古い情報ですよ。
イマドキのアイドルはロボットに乗るんです。
最初は真っ当に歌ったり、踊ったりします・・・・・・が、名声が高まって
ブラウン管(=アニメ化)に出たときはロボットに乗るんですよ。
素晴らしいじゃないですか。

82 名前:<地獄の輪禍>火焔猫燐 ◆ORinKuNniI :2010/01/08(金) 00:59:17
>>82
>ちなみに人化して、互いに第一声はなんでした?
お燐「おくうー?あんたも人化できるようになったんだって?
    へへっ、こんな時も一緒だね。それでさ、あたい火焔猫って苗字貰ったんだけどさ、おくうは?」

おくう「あ、にゃー。私は『霊烏寺』だよ。カッコ良い字だね。読めないけど」

お燐「ちょっとまっておくう、あんたもしかしてあたいの事にゃーって呼んでた?
    ………ちょっとおくう、話があるんだけどいいかな?いやむしろ来い」

おくう「どうしたのにゃー?顔が怖いよ?………痛い、アイアンクローやめてー」

お燐「なんでアイアンクローが分かるのにあたいの名前覚えられないかなこの子はっ!」


………間違って覚え込んでるのを訂正するのって大変だよね。はぁ。


>そこは、コバルトスプレッド(水蛙)あたりに躍らせてみたり。
「弾幕の有効利用だね。あたいもゾンビフェアリーは便利に使ってるけどさ」

ただ、滑って転んだら弾撒き散らかして連爆しそうだけど

「ロボットというとヒソーテンソク?アレに乗るのかい?」
もっともアレはハリボテらしいから。肩にでも乗るんだろうか、
同じ原子力エネルギーなよしみで。

「っと、ぼちぼち油売りにも限度があるか。サナエお先にー」
そそくさと湯から上がって撤収撤収。

83 名前:<祀られる風の人間> 東風谷早苗 ◆FaiTHBh.1M :2010/01/08(金) 01:19:24
>>82
下手すると、語尾にしか聞こえませんね。
鳥属性が猫語ってのは、中々斬新に聞こえますけど、流石に同情します、にゃー。


サーペントのほうは格好に問題がありそうですし、
蛙はまだマスコットになるじゃないですか。

左足の住居スペースを活用したいところですが、先ず、その前にしんの主人公の座を
奪い取ることが必要ですね、全てはそこからです。

はい、おやすみなさい。
私もそろそろ下がります。

84 名前:シャドウ・ザ・ヘッジホッグ ◆GHap51.yps :2010/01/09(土) 00:03:29
『君には休む時間が少ないようじゃないか。偶には休暇にでも行ってきなさい。
 何、ミッションの一つとして勘定しておけばいいじゃないか。仕事くらい誰かに押しつければいい』

およそ世界平和に関わる人間の発言とは思えない発言だ。
とはいえ、確かに最近休みが少なかった。年末年始など関係ない事は少々悲しい。
まあ、強制的にでも休みを取らせなければいけない上層部の思いも分かる為、久々に休暇を楽しむ事にした。
僕としては、仕事をしていた方が無駄な事を考えずに済むので楽なのだが。

とりあえず街を離れる事にして、何処へ行こうか。
何でも、最近人気の露天風呂へのアクセスがしやすくなったそうな。試しに行く事にした。
時にはそうやって人並みの経験をするのもいいだろう。

「……本当に人気があるのか?誰もいないじゃないか」

冗談じゃなく人が少ない。
まあ、今更引き返すのも野暮というモノ。せめて身体を温めてから帰るとしようか。
真夜中にしか都合がつかなかったから、少ないのかもしれないしな。

湯船に映った月は、嘗て宇宙から見た星々のような神秘的な美しさを秘めていた。

85 名前:名無し客:2010/01/09(土) 02:30:00
つ [アヒルのおもちゃ]
彡  [アヒルのおもちゃ]

86 名前:シャドウ・ザ・ヘッジホッグ ◆GHap51.yps :2010/01/09(土) 22:59:43
>>85
ん?誰が投げ入れたんだ、こんな玩具?
……まあいいか。とりあえず、泳がせておいても広さからすれば問題はない。
しかし何というか、こういう玩具を見ていると遠い昔を思い出すな。

昔はそれこそ、体調が落ち着いていた時にはマリアと風呂にも入った記憶がある。
今はもう、殆どシャワーだけで済ませてしまっていたな。風呂にゆっくり浸かる事も減った。

「……そうだな。偶には、こういうのも悪くはない」

随分長い間浸かっていたし、一度上がって帰るか。
また、ここに来るのもいいだろうな。その時はソニック辺りも呼んでもいいかもしれん。

[退場]

87 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/01/16(土) 00:19:19
 ―――ふう、疲れた時は温泉に限りますね。
 山神の偉大な贈り物ですわ。

 去年は散々休日を潰されましたからね、まったく。精神的疲労が尽きませんでした。
 もちろんそんな素振りは見せず淡々と仕事はこなしましたけど。出来る女として。
 ……仕事が終わらなくて独りでこっそり泣いたのは秘密です。

 しかしここは、隠れた名所といった風情で素敵ですわね。
 むやみに他のお客が居なくて独り占めというシチュエーション。
 人に気を遣うというのも大変ですからね。
 気にせずともいいというのはありがたいことです。

 マンボウのように浮いていても咎められませんし。



88 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/01/16(土) 02:21:56
 ―――さて、と。そろそろ上がらないと湯当たりしてしまいますね。
 せっかく頂いたお休みは満喫させて頂きませんと。

 それではごきげんよう。
 また明日にでも。

【退場】

89 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/18(月) 23:37:00
息を大きく吸ってー。
鼻を摘んでー。
明けると痛いんで目を瞑ってー。

ザボン。

「………ぶくぶくぶく…」

さて、誰も温泉に居ないというのならば潜水に挑戦してもよろしいだろうか。
湯とは全身を持ってその恩恵を味わうもの。
去年は桶など被っていたが為に余計な誤解を招いてしまった。

そんなこんなで今回は普通に潜る。
いいねえ、やっぱり温泉は。人類至高の文化だよ。

90 名前:名無し客:2010/01/18(月) 23:39:16
―――ところがぎっちょん!!

91 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/18(月) 23:45:14
>>90

「ブフッ!?」

ところがぎっちょんちっちょんちょん。
何だ、何か変な声が聞こえたぞ。
吹いて思わず顔出しちまったじゃねえか、どうしてくれる。

「…だ、誰も居ないよなあ?」

目を擦り辺りを見回すが人らしき姿は見当たらず。
俺はもう一度静かに息を吸って潜ることにした。

92 名前:名無し客:2010/01/19(火) 00:23:37
――ウソダドンドコドーン!

93 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/19(火) 00:27:07
>>92

いや、誰だよ。
活舌悪い叫び声を上げているのは誰だよ。
少し顔を湯の上に出してみると、奇妙な男が雪の上で両手両足をついていた。

「…冷やし土下座?」

新鮮だ。謝る気があるというのならどこでも謝れるらしいが
まさか鉄板の上ではなく霜焼けを気にしながらの土下座とは。
しかし何に対して謝っているのだろうか。
土下座の先には誰もいやしない。

俺は再び湯の中に潜り、先ほどの男を見なかったことにした。

94 名前:名無し客:2010/01/19(火) 00:52:23
――オゥレハアイナトソイドゲル!

95 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/19(火) 00:58:30
>>94

ええいくそ、過去を振り向きすぎても駄目になるばかり。
切れてとんでもないこと口走っていたがそれも若気の至り。
そもそもこんな声など潜っているから聞こえてないのだ。

ていうか聞こえてないことにさせてくれ。

96 名前:名無し客:2010/01/19(火) 01:02:02
| 冫、)ジー (通りすがりの部下一同)

97 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/19(火) 01:06:04
>>96

もう勤務外時間だし、外出許可も取ってるっての。
入りたいんだったら入れよ。
そう部下に抗議したくなる気持ちを抑えて息継ぎ。

さて、もう一遍潜るかな。
今度はどれだけ息を止めていられるだろうか。

98 名前:名無し客:2010/01/19(火) 01:22:30
―――ウホッ!イイオトコ
―――ヤラナイカ

99 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/19(火) 01:38:26
>>98

「…プハッ、謹んでお断りさせていただくよ。
 妻持ちだし、そういったものに興味なんて一欠けらも無いんでね」

むー、そろそろ疲れてきたな。
少し休憩するとしようと心の中で決め
岩に持たれかかって溜息を一つ吐いた。

100 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/19(火) 01:38:55
…さて、俺はここら辺で。

【退場】

101 名前:‐美しき緋の衣‐永江衣玖 ◆S.N.F.uKrU :2010/01/23(土) 00:01:48

 ―――れ、連投エラーですって!?



102 名前:名無し客:2010/01/23(土) 00:39:40
焦ってはいけません
こういう時こそお湯の中で心も体もほぐすのです

103 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/23(土) 22:10:51
>>101-102

ああ、何にしろエラーって怖いよなあ。
野球だったら一転ブーイングの的だしコンピューターにおいては
今まで積み重ねてきた労働が一瞬で無為になる。
軍事行動においてヒューマンエラーは最悪。一歩間違えれば大惨事になりかねない。
焦らず迅速に行動することがどれだけ困難を伴うものか。

「って訳で安息安息ー。ゆっくりしていこうか」

今回は温泉で少しあっためた酒付き。
周りに人はいないしゆっくりと楽しめそうだ。
雪もちらほら降っているため、外と温泉の気温差も心地いい。

疲れを落とすささやかな贅沢だ。存分に楽しもう。

104 名前:相原光一:2010/01/23(土) 23:09:05
 温泉、しかも露天。
 
 それは「浪漫」と同義の言葉だ。
昨今失われて久しい裸の付き合い、古き良き時代の名残がここにある。
生まれも地位も、もちろん性別(←ここ特に重要)さえも超えた本音同士の触れ合い。
ビバ、スキンシップ!
 
 しかもどうだろう。かすかに見える人影を包む、不自然なくらい濃い湯気。
微妙に手前に配置された柵や岩、意図的に置かれたに違いないシャンプーのボトル。
これはもう「偶然の出会い! 温泉でドッキリ」なイベント確定じゃないか。
も、もしかして、なにか間違いでもあって、
今夜ここで大人の階段を登ることになってしまったらどうしよう!
父さん母さんごめんなさい、僕はそれでも進まなきゃいけないんだ。
くやしいけど、僕は男なんだな。光一、いきま―――す!!
 
>>103
 
>「って訳で安息安息ー。ゆっくりしていこうか」
 
 この声……男ですか。
 

,   ,:‘.          。             +   ,..
 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な に 悲 し い
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。
                初 め て で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
      /⌒ヽ
     /  =゚ω゚)
 
 ……いや待てKOOLになれ相原光一。
人事を尽くして天命を待つ、天は自らを助くる者を助く。
僕の闘いの遺伝子によると、この人と一緒にいれば、
女の子の行水の現場にバッチリ居合わせられるはず。
たとえ今は、目指すゴールが見えなくても負けないぞ!
 
>>103
 そういうわけでこんばんは、いいお湯ですね!

105 名前:名無し客:2010/01/23(土) 23:23:44
ああ、何故かこんな所に「檜山的な声でも17歳(笑)的な声に聞こえるようになるイヤホン」が。

106 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/23(土) 23:37:04
>>104

「温泉ってのはだなあ…」

酒をいっぱいグイッと口の中に押し込む。
後に出てくる大きな溜息は人生をエンジョイしている証拠だと思う。
リリンの生み出した文化の極みを存分に。

「本来はゆったりと体の傷を癒したり、精神的にのほほんとしたりする場所なんだよ。
 まあ、君みたいな青少年には混浴という言葉の甘い響きに引き寄せられるのは同じ男としては…わかる。
 だけど実際には空から全裸の少女が岩石と共に落ちてきたり、美女がマンボウのように浮いたりしているのは
 ごくごく稀な話。実際には男同士で男湯と変わらないじゃないか!ってクレームをつけても現実は非情である」

まあ、俺敵には男よりも女の子が入ってきた回数が多いような気もしなくはないけど。
だけど後悔してももう遅い。ここは「アッー!」な展開抜きで話す大人と大人の階段昇る子供の談話場。
タイトルをつけるならば檜山修之のあにめじ湯シロー・アマダの人生相談温泉だろうか。なんのこっちゃ。

「んまあ、来てしまったもんはしょうがないし来ないもんはしょうがない。
 女の子を誘うならば雪山で一緒に遭難した上でビームサーベルで温泉作るくらいの気合が必要かもしれない。
 という訳で男だけのこの温泉、話すならば恋愛相談、家族の悩み、はたまた男同士でしか出来ない猥談など
 まあまあ話の種のバリエーションはそこそこ豊富。という訳でこんばんは、コーイチ」

107 名前:相原光一:2010/01/23(土) 23:38:07
>>105
 あれ、ここに置いてあるのはなんの備品かな。なになに……
「檜山的な声でも17歳(笑)的な声に聞こえるようになるイヤホン」かあ。
なんだかわかりにくい取り説だけど、要は声が若く聞こえるってことかな?
 
「しばらくここで、お人形さんのようにしてるんだよ」
 
 おおっ、この声だとけっこう似合うセリフだ。
初対面の勤労少女のハートもわしづかみに出来そう!
電車のお化けみたいな合体ロボに乗れたり!
 
 うーん、僕の声じゃこうはいかないや。
もし友だちの誰かに同じことを言ったとして……。
うん、頭でも打ったのかと心配されるのがオチだな。

108 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/23(土) 23:46:51
>>105

ふむふむ、少し試しに発声してみた所俺のような声でも一転
アイナみたいな可愛らしいプリティーチャーミーマジ抱きしめたい声に変わるようだ。
ちょっとした遊び道具にはいいのかもしれない。

お前は戦士だ、任務を遂行しろ。お互いの忠を尽くせ!

おお、面白いなあ、これ。

109 名前:相原光一:2010/01/23(土) 23:49:27
>>106
 雪山で……ちょっと待ってよ少尉さん!
遭難した男女がカラダを温める方法はただひとつのはず!
ビームサーベルとか使うのは邪道だよ!
ほら、わかってくれるよね?
 
 ヒント1:体温。
 ヒント2:ふたりきり。
 
 だってこのままじゃ、ふたりとも危険が危ないんだ、
これは仕方ないことなんだよ。早く服を脱い(以下省略)
 
 ……とまあこれが、僕の考える遭難の作法なんだ。
だいたい、ビームサーベルを持って遭難すること自体珍しいだろうし。
でもそういえば、狭いコクピットで密着というのも捨てがたいか。
なんて広範な選択肢、これが恋愛勝ち組の補正か……。
うらやましい、うらやましいよ少尉さん!

110 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/23(土) 23:58:33
>>109

ふむふむ…確かに東洋に伝わる医学では房中術と呼ばれるものがある。
確かにそのヒントも頷けなくは無い。

「…ああ、でもなコーイチ。酷く大きな問題点があるんだよそいつは」

グイッと酒を飲み干して再び彼に向き直る。

「うん、そんなことしたら普通に死ぬ。浪漫を壊すようですまない。
 謝ったらどうにかなるとも思っちゃいない…」

イエス、実際そんなことに考えが回る余裕も体力もありませんでした。
ヒーターとかもろもろがぶっ飛んでいたらブリザードの中脱げば凍死は確実。
死ぬ気ですかと早めに怒られるところだ。

「羨ましいって言うと正直微妙だな。個人的には普通に会いたかったが…。
 まあ…お前は普通に出会いを重ねろよ?戦場で出会うなんて最悪もいいところだから」

111 名前:相原光一:2010/01/24(日) 00:11:32
>>110
「普通に会いたかった」かあ。
たしかに、ラブラブになっても死んじゃったら仕方ないし。
世の中には普通に出合ったのに死んじゃう器用な人もいるみたいだけど。nice boat!
 
 でも「普通ここで女の子出ねえよ」というところであのイベント。
少尉さんの出会い力すごい。僕が同じことやっても、
ザクのパイロットはたぶんノリス氏とかだったんだろうなー。
いや顔を見る前に、蹴飛ばされて終るか。一般人Aの悲哀を感じるなあ。
 
 とにかく僕も、なんとか普通に出会いを重ねてる……つもりなんだけど、
なかなか進展しないんだよねーこれが。
もっとも、下手に進展してもそれはそれで困るというか。
だってさー、ねえ? 家庭の事情といいましょうか、
色々と僕にも思うところがあるわけで……。
 
 うわっ、なんか思春期の悩みっぽくなってきた?

112 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/24(日) 00:22:42
>>111

良い船に乗った奴は異性の取り扱いが雑すぎるだろうが。

「いやいや、世の中何が起こるか分からないって言う証明かもしれないよ。
 俺だってあと一歩で未来の嫁に撃ち殺されるところだった。
 それ以降も何度撃ち殺されかけたことか…」

こちらとしては家庭の事情も何も全員悲しいことだが故人になってしまった。
ある程度のしがらみが無ければどうにもこうにも進みようが無い。
進むことが怖いというのならばそれは…。

「まあまあ…。そこら辺で悩むのも青少年の性だし、だからといって焦ってもいけないな。
 現状維持ってのは本来保守性を兼ね備えたごく一般的な人間が頻繁に取りがちな選択肢だけど
 偶には勢いに乗って突き進むだけの勇気を振り絞ることも必要だよ。
 何だっけ…激流に身を任せ同化する?」

ちょっと違うような気がした。

113 名前:相原光一:2010/01/24(日) 00:40:07
>>112
 勇気を振り絞って激流に身を任せたらどうなるか。
 
 ケース1:
 
  周りの女の子たちに見境なく手を出しまくる、愛のタコ足配線男が爆誕。
  でも次々「現場」を目撃され、そのたびに破局していく。
  ある女の子は悲しみをあらわにし、ある子は軽蔑、また別の子は怒り……。
 
  「あなたの何を信じればいいの?」
  「馬鹿な男……」
  「このままじゃ、私もあの子も傷つくでしょ!?」
 
  しかも関係は完全に壊れたのに、物陰からいつもじっとこちらをうかがってたり。
  怖いよ、怖すぎるよ! 自分から別れを口に出したんだから、
  きれいサッパリ放っておいてくれ〜!
 
 ケース2:
 
  いつもとおんなじように、家には兄妹ふたりきり。
  これ以上は言葉にできません。
 
 ……ほら、なんだか、愛も勇気を僕の味方をしてくれないような。
僕はアンパンマン以下なのか。ううっ。

114 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/24(日) 00:46:04
>>113

ケース1はおかしいって言うか自業自得だろ!?
良い船に首だけ乗せられても知らないぞ。

「…いやいやいや。ターゲットは一人だけに絞り込んだ方がいい。
 それでケース1は解決するだろうが。愛って言うのは蛇足の話における酒みたいなもんだ。
 一人には溢れるほどだが、大人数になると少なくなるんだよ」

ケース2は…うん。
そんな時は頑張れ、超頑張れ。
何時しか良い出会いは見つかるだろうさ。

115 名前:相原光一:2010/01/24(日) 00:58:48
>>114
「ターゲットはひとり」
うーん。実は、自分がどうするべきかっていう模範解答は、
もう僕の中にあるんだな。
 
 近所に住んでる、幼馴染の摩央姉ちゃんと結婚する。
これならどっこも破綻しないんだよね。
水澤家には少なからずお世話になったし、
たぶんおじさんおばさんも、けっこうカンタンに許してくれると思う。
 
 ただ、お互いの……というか、関係三者の気持ちが問題。
いや、それもたぶん、時間がたてばうまくいくと思う。
わかってはいるんだけどね。
 
 でもなー。
「摩央姉ちゃんのことは2番目に好きだから結婚しよう」なんて言ったら、
ビンタ確実だろうな。話の流れ上「1番は誰だ」ってことになるのは必至だし。
想像したら胃もたれがしてきた……。

116 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/24(日) 01:08:44
>>115

なんだろうなあ…こいつの一番が容易に想像できる。
しかも決して許されざるアレみたいな。

「うーん…ちょっと正直すぎるって言うか表現に気を遣ったほうがいいような。
 告白は真実の気持ちを伝えるのが最低条件だからなあ。
 『自分は家族を一番大事にして生きようと思う。だから自分の家族になってくれ』だとか。
 こいつなら間違っていないような気はするなあ…。嫁さんを大事にするのは当然だが
 別の意味で他人に愛情を注ぐことは悪くは無いだろうし」

言葉遊びみたいなもんだが、日常会話だとか決め文句だとかはそんなものだろう。
劇中の台本を読み役を演じるよりも普段の談笑とは非常に複雑なプロットとロジックの組み合わせで
成り立っているものなのだ。

「後はどう自分で家族と同じく嫁さんを愛することが出来るか。そんな方法を見出すことだな。
 ま、悩めるうちが華だよ。存分に悩んだ末に後悔しないような結論をたたき出せばいいさ」

117 名前:相原光一:2010/01/24(日) 01:19:39
>>115
「自分の家族になってくれ」かあ。
うーん、こんなこと言うと方々からお叱りを受けそうだけど、
嫁さんというのは、家族なんだろうか?
 
 いや、だって他人だし。カンタンにくっついたりはがれたりするし。
でも家族は、死んでも家族だしなあ。
それに、嫁さんの代わりになりうる人は30億人くらいいるけど、
妹の代わりってのは、親の不貞でもなければ出てこない。
どぎつい言い方をすれば、嫁さんなんかが妹と同格になりうるのかなー、とか。
 
 我ながらふざけたこと言ってるなー。
っていうか、ハタチにもならないのにこんなこと言ってる僕、大丈夫なのか?

118 名前:相原光一:2010/01/24(日) 01:26:43
 おっと、今船漕いでた。
そろそろ戻ったほうがよさそうだ。
 
 船といってもnice boatじゃないよ!
それじゃ、お先に失礼します―。
 
 (退場)

119 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/24(日) 01:36:43
>>117

「だけどお前を生んだ両親だって家族じゃないか。
 そんなこと言ってしまえばお前の妹だってただの他人だ。

 時がたてばどこかに嫁としてもらわれていくかもしれない。彼女自身が嫁としてもらわれることを
 望み始めるかもしれない。そうなったらたかが一介の兄にそれを拒む権利は無いんだ。他人の人生に
 自分がどれだけ干渉できるかなんて限られている。お前だって妹を自分の人形にしたいわけじゃないだろうに?
 同じくキツイ言い方をすればただ血が繋がっているだけ。自分に近い遺伝子を持っているだけの他人だよ」

人形で思い出したなあ…アイナのこと。
兄のために忠のような感情を尽くしたが為にあのような悲劇は起こった。
なにやら…酷い罪悪感を抱えているようだったけど。

「…まあ、二十歳にもなってないのにというか二十歳にもなってないからって言った方が正しいよ。
 仕事見つけて家族持ったらその重みはひしひし伝わってくるさ。
 いい意味に捉えるか悪い意味に捉えるかは本人次第だけど」

さあて、そろそろ酒も無くなったし上がるとするか。

「お前は俺よりもずっと若いんだしさ。もうちょいと家族の有り方について考えるんだな。


 無くしてからだったら遅いからさ」

そう一言告げて、俺は帰路についたのであった。

【退場】

120 名前:ルーミア ◆Dark.ociCM :2010/01/24(日) 22:21:57
空に浮かぶ暗闇の球体。

不自然である。
未確認飛行物体なんて言葉があるが、これはそれも超える。
飛行しているのかどうかすらはっきりしない。
夜を丸く削りだしたかのような不自然な闇。
その暗闇からは血の匂いがした。

その闇はゆらゆらとただよいながらこの温泉にあらわれた。
ときおり壁にぶちあたりながら、ふらふらと湯船に近づいて行く。

ぶつかるたびにいてっとか声が上がるところを見ると中に誰かいるのであろうか?

果たして闇は湯船に辿り着く。
闇の中でざぶんと音が鳴った。
なにかが湯船に突っ込んだのだろう。

驚いたのか、その直後に闇がほどける。
中から現れたのは金髪の少女であった。
服を着たまま湯船に突っ込んでしまったようだ。




                             ,,..-‐ ''" ´  ̄ `ヽ
                             ,ィ'´          ヽr-、
                          / /    ,ヘv、 ,   ヾ_イ,ィ'´ソ
                          ,' / i // / /i ヾ ヽ   ヽヘ___イ
                          l l i i l λ l.ヾ ', l ヾ i  ヾヽ ',    「OH!湯!なのかー」
                         ノ i ノi l ノ /l ノ ヽi ヽソ i ,l l lヽ ',
                         / lソ', ノk,_ァ=ミ、`   .,,-=-、ハソ i ヽ
                         / i lソ ヽi r':::::j`  ´f'::::::ノリ レヘ l i l
                        iソ / ,` 从、`‐'"  ,  ゛ー´/ i 、ソ iヾi
                       ノルレソ iヽ,ソヽ   '、 フ   イソi i ノノl ソリ                       ,、
 ,、                      ヾノヽヽソレヘ` '.ァ - ,イ´、レヘソ  ソノ                         /,ソ
,イ ',                         ,,..-アヽイヾ __ ソ ヽソト-、__                       / /
ヽi. ',                ,,---‐‐‐'"´ ̄ ヽソゝ  ,ヽ⌒/    i〈:l イ    ̄ ̄ `"'ー ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ -----、___/ イソ
 ヽrヽ       __, .- ‐ ' ´ ̄           ヽソi   /i^i\  ノソ:lノ                     lソ ヽ、 / /
  iヽ、', r- - メ' ´               ‐‐-、_ノ::ゝイ::::/;.;ヽ:::\ソ:::ト-、_                  /  ,/ ´ /
  ヽヽ`l  〈                  ,,.-‐'"´7:::`´::::ヽ;.;./:::::::::::::::ヽ   `"'‐、 _________ノヽ_/ソ- ´
    ヽソ、  i    _____ _,- ‐' ' ´     i:::::::::::::::::::`':::::::::::::::::::::l
      `丶イ´  ̄                 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
                              i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
                            イr' `ヽ、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::冫
                           `ヽソ‐‐‐'"´ー--'r‐=='  ̄
                            /lァ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ´::::::`ヽ



冗談は少し寒かった。

121 名前:ルーミア ◆Dark.ociCM :2010/01/24(日) 22:29:18

ざぶん。
頭まで湯に浸かる。

ぶくぶくと泡があがる。

数十秒ほどしてざばーと顔が出た。
びしょびしょの顔からでも十分に幸せそうな表情がうかがえる。
良いことでもあったのであろうか。

「あー、水じゃなくてお湯だとやっぱり違うわー
 冬場の湖の水浴びは本当に寒いもの」

はぁ、と溜息をついて顔だけ出したままお湯の中を漂う。
ちなみにいまだに服はきたままである。
どうやら温泉についてお湯だまり以上の知識はないようだ。



122 名前:名無し客:2010/01/24(日) 22:47:11
―――\射命丸/

123 名前:ルーミア ◆Dark.ociCM :2010/01/24(日) 22:51:36
>>122

「今日も新聞屋さんがお空を飛んでいくよ」

「そうねぇ、新聞屋さんも大変なのねぇ」


どこから手に入れたのか。
手ぬぐいで髪を拭いながら、空を眺めてつぶやく。

リボンが邪魔で拭いにくい。
しかし、自分ではリボンに触れない以上、こうするしかなかった。
頭を石鹸でごしごしというわけには行かないのだ。


124 名前:名無し客:2010/01/24(日) 22:59:59
―――そのリボン、外しましょうか?

125 名前:ルーミア ◆Dark.ociCM :2010/01/24(日) 23:06:46
>>124

不意に聞こえた声に驚いて振り返る。

「だめよ。このリボンはとっちゃいけないの」

両手でリボンをかくすように頭を覆う。
水音をたてて手から離れた手ぬぐいが湯船に落下した。

「あ……」

ちらちらと声の源の方をうかがいながら片手を頭から離し、手ぬぐいをひろう。
このリボンはお札で出来ている。
たしかに人間なら外す事はできるかもしれない。
しかし、それはだめなのだ。

食べていい人類かも分からない。
お腹もいっぱいだ。
今、人間を襲う理由も大義名分も、彼女には存在しなかった。


126 名前:ルーミア ◆Dark.ociCM :2010/01/24(日) 23:52:31

        「さて、汚れも落ちたっぽいし帰るかー」

             ,,... -─- 、_
           , '"        ゙ヽ、
          /.           ヽ/ヽ 
          ,'  イ /--/i ハ    ',./ヘ 
           ,'   ,' ir;ー-、レ´ !_/_i  イ-┘
        / ハ i  !' ヒ_ン  ,!-;、イン゙    
   r´^\_,.、,'--!.、.!  | ""    ヒンi/.i    
   '、 (^ヽ〉ヽ,  `ヽ、_ !、  σ  "ノ |    
     ゙ーニ´_ノ    ヽ.ル>,.-r 'iノハノ     
      `ヽ、___,,,...ン:::゙ヽ/ooレi゙'ー- 、/^).  
          /::::::::::::::::::y:::::ト   l] つ   
          ,く::::::::::::::::::::::::::::::i゙'ー--┘ ̄   
     _,,..- '":::::`' ー-.,;;;;;;;;;;;;;;:」        
  r'i ̄:::::::::::::::::::/:::/:::::::::::::::i::|        
  ゙ヽ)::::::::::::::::/::::::/:::::::::::::::::l::|
   ヽ)::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::|::|
     >==r_、::/::::::::::::::::::::|::|
   ,..イヽ./  `ゝ,.-=-;、:::::::|:」
  /   ン     ./  ./`ー'^┘
  ゙ー '´    ,.イニ/
        / /
        `´

  <退場>

127 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/24(日) 23:56:03
二日連続だって?いやいやいや。
温泉では基地のシャワーでは味わえないような快感を味わえる。
誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ、独り静かで豊かで…。
ってまあ、独りじゃなくてもいいんだけどねー。

そんなわけでゆったり漬かっていたのが結構前。
ゆるゆると杯を傾けてのんびりと流れる時間に身をゆだねているうちに
瞼が重くなり、少しだけならいいかと意識を手放してしまった。



「…ん」

どれくらい経ったのか判らぬまま目を眠たげに開けた。
頭の重さは中途半端に妙な体勢で眠ったためだろうか。
目の前には服を着たままザブンと漬かる少女…ん?

「…夢でも見てんのか…スー…ふうー………」

今一度強く目を閉じてみた。もう一度開けても服着てたら現実ってことで。

128 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/25(月) 00:05:34
>>126

「んー?」

やっぱりいないなあ。寝ぼけてたみたいだ。
まあしかしそれも当然。服着たまま入るなぞとぼけたやつなぞいやしない。
ぐぷぐぷと口元で泡を出しながら酔いのせいか寝ぼけてたせいか考えてみたが
頭は上手く回らない。当然っちゃあ当然。
のぼせているのもあるんだろうなあ。体に悪いから温泉で寝ちゃ駄目だぞ。

「…スー………」

と言っても舟漕いでしまうんだけどなあ。

129 名前:シロー・アマダ ◆08MSwPc.vs :2010/01/25(月) 01:06:12
「…むに、ふああーー…………」

よく寝た。
あーいや、余計に疲れるだろうがこれ。
一時の惰眠を貪った結果がこれだよ。

…そろそろ出るか。
ていうか出ないと本気で体に毒なような気がする。
過ぎたるは及ばざるが如しって最初に考え付いた人は偉大である。

【退場】

130 名前:名無し客:2010/01/28(木) 13:21:50
__あなたは、そこにいますか。

131 名前:杉浦 美月 ◆WAS/AhBOVI :2010/01/31(日) 22:35:00
「…ふぅ、何とか間に合いました」

温泉マニアとしては、期間限定運営の温泉などというレア物を外すわけにはいかない。
とはいえ最近では自分もそれなりに売れているレスラー、なかなか時間が取れなかった。 そこでたまたま近場の巡業が
あったのをいいことに、宿から抜け出してここまでやって来たというわけだ。

「ああ……生き返ります…やはり疲労回復には温泉でしょう」

試合の疲れ、痛みがお湯に溶け出していくようだ。


132 名前:杉浦 美月 ◆WAS/AhBOVI :2010/01/31(日) 22:44:13
>>130

…温泉に怪談があるだなんて聞いていない。
これがトイレだったら『赤い紙か青い紙か』と聞かれて、どちらを答えても殺されてしまうのだが。

「……聞かなかったことにしましょう」

目を閉じて、体をお湯に委ねる。 来週は週末までオフで、それからまた巡業だ。
疲れは取れる時に取っておかなければ。 特に一ヶ月、8試合の巡業は決して楽ではない。 試合だけではなく移動も体への
負担が大きいのだ。 無論練習だって大変である。

133 名前:杉浦 美月 ◆WAS/AhBOVI :2010/01/31(日) 23:33:47
「それにしても……」

お湯に浸かっている自分の体をしげしげと眺める。
胸が無いのはもう諦めたから良いとして。 もう入門して何年か、もう『若手』と呼ばれるキャリアではないのだが、相変わらず
体が細い。 一般の女性と比べれば幾らかは手足も太く体に厚みはあるのだが、それでもプロレスラーとしては華奢だ。

「パワーファイターになるつもりはないのですが、これでは当たり負けするのも無理はないですね……」

体が細く、おまけに上背もない。 レスラーとしては156cmの身長と60kg足らずの体重は、あまりに頼りない。
だからフィジカルに頼らずに相手のデータを分析して頭を使うファイトを心掛けているが、それにもおのずと限界がある。

チームメイトのノエル白石のように体格の割に異常な筋量と筋密度を誇る異常体質でもなく、相羽和希のように努力に裏打ち
された当たり負けしないバネのような肉体もない。 同じように華奢な真壁那月には、空手という確かなバックボーンがある。

「……無いものねだりはしないが得策とは言いますが…」

目から上だけ覗くように深く沈んでぶくぶくと泡を吐いてみる。

134 名前:杉浦 美月 ◆WAS/AhBOVI :2010/01/31(日) 23:59:02
「さて…そろそろおしまいの時間でしょうか」

確かここは月末いっぱい、日付が変わった時に営業終了だ。
それにそろそろ湯当たりしそうだ。 名残り惜しいがおいとますることにしよう。

秘湯ハンター・杉浦美月の温泉巡りの旅は、まだまだ続く。

【退場】

135 名前:停止しました:停止
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ


■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫めにゅーに戻る■
generated by img0ch - 2010/03/28 16:37:49