■ きみとぼくの壊れた保健室

1 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/07(金) 21:15:20
 
 ……などというスレッドタイトルは如何にも安直だと言わざるを得ないわけだが、しかしタイトルというも  
のはそのスレッドの内容を表す顔とも言うべきものである以上、あまり奇を衒いすぎて内容とかけ離れて  
しまっては元も子もないわけだ。無論、それを逆手にとって「関係のなさそうで関係あるタイトル」や「無理  
矢理に名は体を表してしまうタイトル」等、変化球や魔球はたまた危険球とも言えそうなタイトルを付ける  
という方法もあるにはあるが、それは流石の僕の手にも余る方法というものでね。僕は自分が捻くれた  
人間でないなどと言う気はさらさら無いが、さりとて捻くれすぎてかえって直球となるほどのものでもなく、  
つまるところただの凡人に毛が生えたものだと自覚しているのだよ。もっともこれでも様刻さまときくん――ああ、  
様刻くんというのは僕の愛すべき友人なんだが、彼に言わせれば僕は十分に十二分に捻くれた人間だ、  
ということになるのかもしれないけどね。  
 さてさて、それにしてもスレッドタイトルだ。こういったものを名付けるとき、やはり編集業やコピーライテ  
ィングというのは立派に「仕事」として成り立つ世界なのだと思い知らされるものだよ。というか「壊れた  
保健室」って何なんだベッドや器具が壊れているのか保健室自体が壊れているのか、いずれにせよそ  
れでは保健室の体を為さなく、それでは僕は登校した後どこへ行けばいいというんだ? よもや教室で  
授業を受けろと? だがそれは僕にとっては拷問、ともすれば死刑宣告にも等しいぞ!  
 うん、これではいけないな、ではやはりタイトルは変更するべきか……と考えてはみるものの、ひとつ  
物を決めれば以降はどうしてもそれに引きずられてしまうのが人の性だとでもいうのか、いまいち僕には  
これ以外のタイトルが思いつかなくてね。まあツッコミどころを排除すれば「顔」としてのタイトルの体は一  
応は為しているはずなのだし、これはこれで悪くないのかも知れない。  
 世界が壊れていても、保健室が壊れていても、僕はやはりこの保健室の真ん中のベッドにいるのだからね。  
 
 まあそんなわけで、やあやあ初めまして。僕の名前は病院坂黒猫。  
 桜桃院学園、三年七組出席番号二十四番、女子。つまりは僕は高校三年生であり女子高生。ただし  
保健室登校児。無論のこと自慢できることではないけれど、それでもこれが僕という人間を社会的に端  
的に表す語句であることは間違いはないよ。  
 チャームポイントはチビな体に大きなおっぱい、だと言ってもここでは見えないのだから意味はないか  
な? だがまあ想像することぐらいは出来るだろうがね。ちっちゃな体におっきなおっぱい、その名は病  
院坂黒猫! だなんてどこかの小学生探偵を気取ってみても良いけれど、僕に出来るのは「分からない  
こと」を調べ上げて排除する事ぐらいだよ。それよりも僕のことはくろね子さんと呼んでくれたほうがずっと  
嬉しいな。  
 
 さておき、それでこのスレッドだが……あまりルールだなんだという堅苦しいことは言いたくないし、実際  
に現実問題、別段ルールなどというものは特にないんだが、ただしたった一つだけ、ここは僕の個人スレだ、  
という事にしておきたいんだ。  
 敬愛する友人であるところの櫃内様刻ひつうちさまときくんや、親愛なる従姉妹である迷路ちゃん、その他誰でももち  
ろん歓迎はするが――あくまで「ゲスト」という扱いにさせて貰いたい、というわけさ。僕は僕なりに、好  
き勝手に出来うる空間を持ちたいものでね。それに僕のために親愛なる友人や親族達に無理を強いる  
ことは、この僕としても本意ではないのだよ。  
 本当にたった一つのわがままだが、それ故にたった一つの厳格なる約定だ。ゆめゆめ、忘れないでく  
れたまえよ。  

 はてさて。  
 それでは、どこまでお付き合い願えるだろうかな?  

2 名前:名無し客:2008/11/07(金) 21:40:09
>>1
長い。

>どこまでお付き合い願えるだろうかな?
まで読んだ。

3 名前:名無し客:2008/11/07(金) 21:51:12
とりあえずパンツの色をだな

4 名前:名無し客:2008/11/07(金) 21:53:15
>>1
長文乙。


とりあえずスペックを
そうでなければ無意味極まりない話でも

5 名前:名無し客:2008/11/07(金) 21:59:59
保健室と教室の違いについて、熱く語ってください。

6 名前:名無し客:2008/11/07(金) 22:36:41
保健室の匂いが好きです。
病院の匂いは好きですか?

7 名前:名無し客:2008/11/08(土) 00:24:58
保健室の匂いが好きです。
病院坂の首括りの家の匂いは好きですか?

8 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/08(土) 00:34:02
 やあやあ、>>2の名無し客くん! いやもちろん「名無し客」というのがここにおける無記名、いわゆる  
名無しさんの類である事ぐらいはいかな世間知らずの僕だと言っても心得てはいるのだけれども、しか  
しながら「>>2くん」などとするのは如何にも語呂が悪く座りも悪い。とは言うものの、現実にきみらは無  
記名の名無しさんいや「名無し客」である事実は動きようもなく、畢竟、僕には「>>2の名無し客くん!」と  
便宜的な名として呼ぶしかないというわけだ。不満はあるかも知れないが、どうか了承してくれたまえよ。  
 それにしても>>2の名無し客くん、「どこまでお付き合い願えるだろうかな、まで読んだ」とはなかなか  
面白い事を言ってくれるじゃないか。無論、真っ当に正当に解釈すればこれは>>1の僕の書き込みを最  
初から最後まできちんと読んでくれた……まあ、飛ばし飛ばしであったとしても僕にはそれを咎める権利  
を持たない、持ちようもないがね。それでも「読んでくれた」という事実だけでも僕としては非常に嬉しくて  
今晩は清々しい気分で眠れそうだというものだが……しかし改めて考えてみると、この一文は果たして  
最初から最後まで読んだという証明たり得るのか? という疑念を抱かないわけでもないのだよ。  
 例えば世の中には「速読術」と呼ばれる技能も存在するわけだ。生憎と僕はその技能を取得していな  
い、いや或いは僕自身はそうだと意識してないだけで自然にある程度身についている可能性はあるが、  
少なくとも僕に「習得した」という意識がない以上は、その技能の実体は知らないにも等しいからね。彼  
らは一体どのようにして文章を読み進めるものなのか、僕には素人の想像しかできないわけだよ。即ち、  
もしかしたら>>1などほんの数秒足らずで、真ん中あたりをさっと読み抜けて、、、、、しまうものなのかも知れな  
い。そう考えてみれば、なかなかどうして>>2のような表現は言い得て妙だとも僕としては思えるんだ。  
 だがそれはそれ、だよ。仮にそうであったとしてもそいつは立派な、誇るべき技能なんだ。いやいや極  
言すれば、この世に無意味なことなど無いとすら言えるかも知れないな。もっともこれは半ば以上僕の  
願いのようなものでもあるんだが。分からないことなど無い方が良いし、無意味なことと分からないこと  
とは相似形だ。例えば>>3の名無し客くんの言も何か意味があるのかも……というのは流石に我ながら  
言葉遊びが過ぎると言うもので、きっと単純に男性のリビドーとやらの発露といったあたりが大方の理由  
だろうから、とりあえず気分の良い僕は「今日は物事の初めということで上下とも白にしてみたよ」と軽く  
答えるのだけれど。  
 閑話休題、そう、この世に無意味なことも無意味な技能もないと言っていい。あるのは社会的に有用か  
自分のために有用か、とかその程度のことさ。速読術だってヒヨコの雌雄判別だってゲームの腕前だっ  
て殺しのライセンスだって、全てに意味はあるものだ……とね。もちろんこの僕の書き込みだって、そう  
であるのだと自負したい所なんだがどうかな? そうは思わないかい、>>4の名無し客くん?  
 
 ああ……うん、そうだな、こうやって考えてみれば僕は>>2の名無し客くんに非礼を詫びなければいけ  
ないのかも知れないな。  
 如何なる技能をもってしたにせよ、>>2の名無し客くんは僕の文章を最後まで読んでくれた訳なんだ。  
であるならば「面白い」だなんて返答は適切ではない、やはりここは「嬉しい」とするべきだろうからね。  

 ありがとう>>2の名無し客くん。今夜は本当に気分よく眠れそうだよ。  

9 名前:名無し客:2008/11/08(土) 05:38:09
保健室という単語に例えようもないエロスを感じます

10 名前:名無し客:2008/11/08(土) 05:47:56
普段、保健室でナニやってるんですか?

11 名前:名無し客:2008/11/08(土) 11:43:46
↑ちょwwwwwその質問は原作的にもギリギリwwwww

で、親族の笛吹さんについてなにか

12 名前:名無し客:2008/11/08(土) 12:29:04
「鬼畜」と「外道」
どちらの単語により深い親近感を覚えますか?

13 名前:名無し客:2008/11/08(土) 22:57:44
またお世話になるぜ

14 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/10(月) 00:35:30
 やあやあ!  
 先日は確かに気分よく眠れたものの、しかしふと見返してみれば誰も僕をくろね子さんとは呼んでくれ  
ていなかったので一抹の寂しさを覚えていた僕ことくろね子さんだが、よくよく見回してみればこのスレッ  
ドの外できちんとくろね子さんと呼んでくれていたのだね。もちろんくろね子さんはとても嬉しいよ。生憎と  
僕はきみだけのくろね子さんにはなれないけれども、この感謝の意だけは余すところ無く伝えているのだ  
と確約しようじゃないか。ちなみにそのついでと言ってはなんだが、特別に打ち明けるならば本日のくろ  
ね子さんはやはり上下とも清廉なる青だよ。  

 さてところでその彼が「始まった」と称しているこのスレッドだけれど、タイトルに保健室と入っているもの  
のもちろんこれは僕が勝手にそう名付けただけでここは保健室ではなく、ネット上のBBSのいちスレッド  
に過ぎない。まあ当然のことだけれどね。いくら僕が保健室登校児だと言っても一日二十四時間保健室  
に住み着いているわけでもないし、大体それでは保健室登校、、では無くなってしまう。僕はこれでもきちん  
と学園に通っているのだよ。  
 まあ、それでもやはり僕は一日の大半を保健室で過ごしているのであり、それ故に実際の所の「教室  
の雰囲気」というものにあまり憶えがないんだ。それというのも僕は少々、いやかなり、非常に、人混みと  
いうのが苦手なものでね。通常の学校の、至って標準的な人数の教室にあってすら僕の体は不調を訴  
えだして、持ち主たる僕に反旗を翻し始めるのだよ。いやはや、我ながら厄介な話さ。  
 そんな僕ゆえ、>>5の名無し客くんの要望に応えるならばそれはもう間違いなく「人の少なさ」を語るし  
かないだろうね。保健室というのはそれはもう静かな、清閑なる場所でね。ここでは教室のひそひそ声は  
おろか、校庭の大歓声さえ薄膜一枚隔てた別世界……というのは言い過ぎだとしても、元来保健室では  
騒ぐべきではないのだからね、僕としては願ったりの環境なのさ。ましてやこの学園の校医、所謂保健の  
先生である国府田先生は多忙を極め不在がちでね。必然、保健室には僕一人、という状況すら珍しくも  
ない。おかげでちょっとした手当程度なら僕が実地で覚えて請け負うようになったほどだ、とまで言ってし  
まうとまるで笑い話のようだが、これがまた事実なのだから笑えない話だろう?  
 そしてまた、それこそが一方で重要なファクターだ。確かに保健室というのは基本的に静かなんだが、  
もちろんここは保健室である以上怪我や体調不良を訴える生徒がやってくるわけだよ。まあもっとも、中  
には体調不良にかこつけて「ベッドで寝たいだけ」の、客観的な物言いをするならば不届きな生徒も時折  
現れたりして……そんな風にして、僕は保健室にいながら色んな生徒と、それも人混みに悩まされるこ  
となく、教室では聞けないような話を聞いたりも出来るというわけだ。ああ、>>10の名無し客くんにはこれ  
が適当な返答ということになるのかな? ふむ、しかし>>11の名無し客くんは何を知っているのだろうか  
な? 僕に分からないことがあるとまたしても様刻くんに迷惑をかけてしまいかねないので、それは是非  
とも知りたい所なんだが。  
 ああそうそう、>>6の名無し客くんの言うように保健室の独特の匂いに惹かれるという人も少なからず  
居るね。これは薬品臭だけでは説明が付かないだろうねえ。或いはそれこそ僕のように、あの静かな空  
間を「匂い」と称して気に入っているのかも知れないな。もっともこれは僕としては痛し痒しの結論なんだ  
がね。生憎と保健室は病院のように広くはないから、彼らにあまり大挙して押し寄せられると僕としては  
極めて非常に困ることになるんだよ。かといって僕があそこを離れ、例えば病院の個室にでも引きこもれ  
ばいいのかというとそれもまた違う話だ。「匂い」を引き合いに出すならばこの二つの匂いは似て非なる  
ものだと僕は思うのだよ。何となれば、病院とは命を扱う場なのであり、例え雰囲気が静かでもそこには  
紛う事なき人の思いが渦巻いているはずなのだからね。そう、生死はそれほどまでに、正しく重い、、のだよ。  
故にそれを扱う病院があり、警察があり、しかし現代日本に探偵は無し。>>7の名無し客くんの言う「病  
院坂の首括りの家」とは横溝正史の作品だが、金田一耕助もその孫も現実的にはあまりお目にはかか  
れないね。  
 ちなみにその「匂い」についての回答は……ふふ、様刻くんと一緒なら悪くない、ということにでもしてお  
こうかな?

15 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/10(月) 00:42:39
 ああ! なんということだ!  
 最後の最後ほんとうの最後に仕込みを入れておくのを忘れてしまっていたなどとは!  
 「終わりよければ全て良し」という言葉があるが、裏を返せば詰めを怠れば全て台無しというにも等しい  
と言うものじゃないか……いや、或いは「頭隠して尻隠さず」とでも言うべきなのだろうかな?  

 何にせよ、これは失敗は成功の元として次に活かすべく心に刻んでおくべきだな……ああそれにして  
も、格好悪いなあ。  

16 名前:名無し客:2008/11/10(月) 23:09:22
くろね子さんは意外とうっかり屋さんであったとな?

17 名前:名無し客:2008/11/10(月) 23:55:05
保険屋さんとのヤクザまがいの交渉に使う「保険室」があると聞いてとんできますた。

18 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/11(火) 23:34:34
 うーん、我ながら前回の書き込みは拙速を極めているな……>>10の名無し客くんへの回答など、これ  
で足りていようはずがないじゃないか。何しろ僕は実に重要なことを忘れていたのだからさ。それ故に今  
夜もこうして綴っている訳なのだがね。いずれにせよ、これでは確かに>>16の名無し客くんの言うように  
「うっかり屋さん」の称号を甘んじて受け入れるしかないのかも知れないな。  
 まあ無様を重ねて言い訳をするならば、実のところ件の文章は就寝間近で書いていてね。僕としては  
ほんの少しだけ書くつもりだったのがあれよあれよという間にあの調子だったのさ。いやはや、筆という  
のはなかなかどうして、走り出すと止まらないものだね。無論僕は本当に毛筆や万年筆を手にこれを綴  
っているわけではなくキーボードを叩いているのだというのが厳密な表現だが、文章を綴るという行為上  
に於いてはこれは道具の違いに過ぎないというのが僕の見解だよ。ともあれ、ひとたび筆がいやキーボ  
ードを叩く指が加速を始めればもう本当に止まらない。そういえばマラソンの世界などではランナーズハ  
イなる現象があるそうで、まあ言わずもがなの事ながら体力のない僕にはおそらく一生縁のない現象だ  
ろうが、かつて名実況アナウンサーとして名を馳せた古舘伊知郎氏などは、自らの実況時に似たような  
状態を体験し、それに先の単語をもじって「トーキングハイ」という表現をしたそうだね。それを更に拝借  
するならば、僕のこれはさしずめライターズハイだとかライティングハイだとかということになるのかな?   
もっとも僕は別にストレスを覚えているわけでもなく、それ故に脳内麻薬の出る幕など無いはずだ。であ  
れば当然ながらそれらと僕のこれとはやはり全くの別物だろうか? 或いは経るプロセスの違いでしか  
ないのだろうかね?  
 うん、そしてまた話が逸れたな。本当に僕は話を逸らし関係のないことを話すのが大好きなものでね。  
なのでこれについて更に考察を重ねるというのも僕としては一興なのだけれども、まあ迷走までも僕の望  
むところではないのでそろそろ話を戻すのも吝かではないよ。それで、戻した先の話は何だったかと言え  
ばそうそう、普段保健室で何をやっているか、その最も重要なことの話だったね。とはいえその内容自体  
は一言で済むんだが。そう、何を隠そうそれは様刻くんとの語らいに他ならない。何しろ僕は親愛なる友  
人である彼との会話がそれはもう楽しみで仕方ないんだ。元来僕はまあ見ての通り話をするのが大好き  
だが、殊に様刻くんとの会話は僕にとっては実に刺激に満ちたものでね。最近では僕が保健室にいるの  
は彼を呼び出し待ちわびるためだと言っても過言ではなくなりそうなほどだよ。その為ならば早朝それは  
もう早くから学園へ登校し彼の教室へ行き細工をするのも、些かの苦でもないという程度にはね。  
 まあもっとも、僕が早朝登校するのは止むに止まれぬ事情あってのことなので元よりそれ自体は苦で  
はない、俗っぽい表現を用いるならばデフォという奴なのだから当然なんだが。  
 とはいえ、それはそもそもがそれなりの危険を伴う行為ではあるのも確かだがね。まず人目について  
はならないし、成功したところで或いは様刻くんは怒り出すかも知れない。もっとも僕の知る様刻くんはそ  
の程度で怒り出す不寛容な人間ではないのだと確信しているところなのだが、しかしリスクはリスクだ。  
だが僕はそのリスクを押してまでも彼と話したいと思う。それほどまでに彼との友誼を深めるあの時間は  
珠玉のものなんだ……とまあ、ここまで書いてしまうと他人には何かしらの邪推をされてしまうかも知れ  
ないが。何しろ彼は男性で、僕は女性だ。そしていかに僕が男女の友情を説いたところで信じぬ人間は  
信じないだろうからな。ましてや保健室という空間は、どういうわけだか>>9の名無し客くんの言うように、  
その本来の役割に相反していかがわしいイメージを想起させるものだと伝え聞くから尚更と言うものだろ  
うが。しかしそれでも僕は、彼とは決してそういう関係ではないと述べるしか術はないがね。あくまで僕ら  
は友人なのだよ。無論、様刻くんとしては僕がどれほどのウェイトを占めているのか、僕にはそれを確か  
める方法はないのだが、僕にとっては正に文字通りのかけがえのない友人であるのだと、この場ではは  
っきりと主張させてもらおう。  

 ……ふむ、気が付けばこの分量か。いやいや僕としては、様刻くんとの関係を語るに上記は決して長  
すぎるという気はしないのだが、それでもそうだな、半分はやはり「筆が走った」というのが事実であると  
言ったところだろう。ふん……この事実を以て、笛吹について共感しようなどという気にはさらさら無いが  
な。まあ僕にとってはやはり、物書きは趣味で行うのが適当なのだから、共感のしようもないのだが。本  
当に職業として大成できる「作家」には尊敬の念を抱かない理由はないにしろ。  
 ふん、それでその笛吹のことかい、>>11の名無し客くん?  
 だが生憎と、僕としてはあれについて特に語ることなど無いぜ? あえて言うなら、これは様刻くんにも  
言ったが「嫌な男だ」ということぐらいだよ。それよりもあれの書いたものを読むのが恐らくは手っ取り早  
い……が、これまた生憎と僕はそれをとっくのとうに捨ててしまって、所持していないのでね。きみにそれ  
を見せることは出来ない。  
 まあ、よほどあり得ない話だが……万が一にもきみが笛吹の書き物を見る機会がやってきたならば、  
せいぜいこき下ろしてやってくれたまえよ。僕が言えるのはそれぐらいだ。  

19 名前:名無し客:2008/11/12(水) 06:06:31
保健室が壊れたと聞いてとんできますた

20 名前:名無し客:2008/11/13(木) 09:18:46
自分の名前について、何か思うところはある?

21 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/16(日) 01:39:41
 ところで僕は先日笛吹について「共感」という言葉を使ってみたのだが、実際的現実的な話をすれば僕  
はそもそも他人の気持ちを推し量る、ということがどうにも苦手でね。もちろん僕の場合多数の人の中に  
立ったならばもはやそれ以前の問題なんだが、例え一対一であったとしても、僕は「適度なお付き合い」  
とでも言うべきことが出来ないようなのだよ。まあこのように長々ながなが枝葉末節入り乱れた語りかけ  
を心底から好んでおいて何を今更と言われれば僕には返す言葉もないが。いやいや、長々と語るくせに  
返す言葉もないとはこれいかに? 思わぬ矛盾をこのようなところで発見してしまったが、しかしとりあえ  
ず事実には違いないので、これはこのまま受け入れざるを得ないのだがね。  
 ともあれ、いずれにせよこれが事実なのであり僕という人間のキャラクターであるのだが、さてそこでだ  
>>9の名無し客くん? きみは保健室にエロスを感じると主張しているわけだが、このような僕が四六  
時中……というのは大げさというか、有り体に言って比喩表現そのものであり、実際には朝から夕刻、学  
園にいる間のみだが……何にせよそれだけの時間のほぼ全て、ベッドのひとつを占領し、黙々と本を読  
み続け、時折生徒が来訪したならば距離も空気も読まず「やあやあ!」と声をかけてしまうような空間で、  
果たしてエロスというものを感じ取れるものだろうかね? ついでに言うなら、やっぱり国府田先生はい  
ないよ。いや無論ながら、国府田先生がそのような趣味を持ち合わせているなどという妄言を僕は一切  
吐く気はないんだが。  
 それとも、保健室におけるエロスというものは「保健室」に元より含有されうるもので、実際はどのよう  
な人物が利用していようと、問題なく発揮されるものなのだろうか? ……なんてね、当然ながらこれは  
飛躍した考えだと僕も承知しているよ。やはり場の雰囲気・空気というものは存在してしまうものなのだ  
からね。ああ、確かに僕自身に関して言えば上記の通りであるので「場の空気」というやつも読むのは決  
して得意だとは言えないが、それでも個々のケースに於いてあからさまに違うだろう正反対だろう、という  
行為がどのようなものかまでは理解しているつもりだ。まあとはいえ、僕のいる保健室にエロスが存在し  
うるのかどうかというこの件に関しては、僕自身には回答しがたいところであるのは変わらないのだがね。  
中にいては感じ取れない、実にもって忌々しい話だが、さりとて僕が今ここで性急にも当て推量で答える  
べき問題とも思わない。この問題の鍵は、恐らくは僕ではなく他の保健室利用者が握っていて……  

 ふむ、そういえば>>13の名無し客くん? 世話になると言っているが、きみはもしかしてあの保健室の  
利用者なのかね? ああもちろん自らそのように世話になると称す人物が真っ当に、怪我なり体調不良  
なりで手当を受けに来るものだとは思ってはいないよ。大方、僕が>>14で示した「寝たいだけ」の手合い  
だろう。違うかな? まあ仮に違っていたとしても今この場では少し面倒なのでそのように話を進めるわ  
けなんだが、ともあれそうであるなら、きみのような人物こそがこの件の正解を知るのかも知れないな。  
 ああいやいや、きみは特に気にすることはない。国府田先生にも様刻くんにも黙っておくから、きみが  
何者であれ、利用したくなったならばいつでも来るといい。僕もまたいつものように対応するだけなのだ  
しね。  

22 名前:名無し客:2008/11/16(日) 15:11:21
三年間ずっと保健室登校なんですか?暇じゃない?

23 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/18(火) 00:35:14
 やあやあ! 皆様今晩は!  
 ……ふふ。いや失礼、これは些か不自然な、如何にも挨拶らしい、というか挨拶過ぎる挨拶だったもの  
だなと我ながら自覚してしまったものでね。思わず自嘲してしまったという訳なのさ。  
 いやいや挨拶というのも、普段何気なく交わしているものだが意識して行おうとするとこれがなかなか  
難しいもののようだね。誰もが自然に振る舞えることだからこそ、不自然に行えばその不自然さが如実  
に表れる、ということになるのかな? してみると多くの売店・飲食店で「挨拶練習」を行うというのは、こ  
れは正に必要だからこそ行われているということになるわけだな。いやしかしそれにしても、慣れぬこと  
をするものではないね……まあ本日この場に於いて、何が一番不自然かと言えば僕が書き出しを用意・・・・・・・  
してなかった・・・・・・、ということだったりするのだがね。  
 そう、今回は今までのような書き出しを僕は用意してなかった。上記文章はその代わりをやろうとして滑  
ってしまった只の結果に過ぎなく、故にこれは後には続かず、僕は普通に質問に答えることになるわけ  
だよ。  
 このように……  
 
>>12 鬼畜と外道と
 
 やあやあ、>>12の名無し客くん!  
 ――ふむ、などと言いつつ僕はやはり挨拶をしているね。僕は「普通に質問に答える」のではなかった  
のかな? と自問止む無しと言ったことかも知れないが、しかし見てみたまえよ、これこそが「自然な挨  
拶」と言うべきものじゃないか? まあ自慢するようなことではないが、僕は人と接するならば「やあやあ!」  
と挨拶をするのが僕の癖でありかつ基本的で重要なアプローチの方法なものでね。なのでこうして自然  
に挨拶が出来ると僕はとても嬉しいのさ。その機会を逃さない程度にはね。  
 さて嬉しさの表明も済んだところで話を戻すわけだが、確か「鬼畜と外道のどちらに親近感を」、だった  
>>12の名無し客くん?  
 ふむ、そうだね。  
 

きちく 0 【鬼畜】
(鬼や畜生のように)人間らしい心をもっていない者。


げどう ―だう 2 【外道】
(1)〔仏〕 仏教以外の思想・宗教。また、その信者。特に、釈迦の同時代に存在した教説をさす。六師外道や九十五種外道など。
⇔一道(4)
⇔内道
(2)真理に反した説。また、それを説く人。邪道。
(3)人に災厄をもたらすもの。悪魔。また、邪悪の相を表した仮面など。
「金毘羅童子と作て、―諸魔を調伏し/読本・弓張月(拾遺)」
(4)人をののしる言葉。
「悪魔―め、人の陰徳のさまたげをして/滑稽本・七偏人」
(5)釣りで、目的とする種類の魚以外に釣れた魚。



 うん、こういう時にはネット上の辞書というのは便利なものだね。引用が実に楽だ。ついでにこうしてイ  
タリック体にしておけばこれが引用であるということも一目瞭然だ。ちなみに上記は、goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/  
よりの引用だということも明記しておこう。ああ、ここを利用したのは決して僕がこのサイトを信奉してい  
るとかかねてよりの利用者であるとかというわけではなく、ただGoogleで「辞書」と検索した際に一番上  
に来ていたから、というだけの話なのだがね。……ふむ、ついでだ。「親近感」という言葉も引いておこう  
か。  


しんきん-かん 3 【親近感】
親しみやすい感じ。
「―をいだく」



 とまあ、こちらも同じくイタリック体を使用と……はてさて、上手くタグは入っているのだろうかな? 念の  
ためにこの書き込みはテストスレッドの場を借りてから、僕のスレッドへ貼り付けることとしようかな。  
 それにしてもだ、見たかね? 鬼畜、及び親近感という単語の説明に対し外道という単語の説明の多  
さを! それだけ、この「外道」という単語は歴史が深いことの証左ということになるのだろうかね? い  
やいやこれだから辞書を引くというのはなかなかに楽しい。そうは思わないかい? まあ思わないのだと  
しても僕は楽しいので何の問題もないがね。だが辞書を引き、その意味を知るという行為そのものは楽  
しい楽しくないという面以前に重要なことなのだということは理解して貰えることだとは思っているよ。  
 ともあれ、この二ついや三つの単語についてはこの様な通りなわけだよ。となればまずは「外道」がこ  
の場合何を指しているのか判別しなくてはならないな。とはいえ(1)ではないだろうがね。よもやここで宗  
教観について>>12の名無し客くんは質問をしているのだとは思わない……というと少し失礼かな? し  
かし常識というものに乗っ取った場合は大抵がこの様になるのだろう。もっとも、かのアルベルト・アイン  
シュタインに曰く「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクション」なのだそうだが。  
 まあいずれにせよ(1)ではないということにしておこう。  
 さりとて(5)でもあるまい。僕は魚釣りの趣味はないしそもそもこればかりは明らかに魚釣りの話題で  
もない。しかしなぜそれを「外道」と称するのかな。なかなか面白い例えではあると思うが。  
 そして(3)も違うだろうね。>>12の名無し客くんが僕を人間以外の何かだと断じたいのならば話は別だ  
が、その場合は僕は彼を保健室ではなく病院に案内しなくてはならなくなってしまう。そして無論の事なが  
ら、そんなことはないのだとこの僕とて信じたいものなのでね。  
 残ったのは(2)「真理に反した説、邪道」、そして(4)「罵倒語」。まあ実際こんな所だろう。これと鬼畜、  
即ち「人間らしい心を持っていない者」のどちらに「親しみやすい感じ」を覚えるか、ということだね。なる  
ほどいやいやこれはこれは。つまりこれは事ここにいたって僕は怒るべきのような気がしてきたのだがど  
うだろうかな? しかも>>12の名無し客くんはよくよく見てみれば「どちらの単語により深い・・・・親近感を」、  
と尋ねているじゃないか。これは裏を返せば、もう片方には「より浅い」親近感を覚えているということに  
なるのではないのかね? そうでなくとも「鬼畜」も「外道」も、はっきりと言ってしまえばこの様に長々と語  
るまでもなく意味合いの良い言葉ではないことは明々白々だ。であればやはり、僕は怒るべきなのだろ  
うかね? 人を鬼畜外道扱いしやがって! と少年漫画よろしく激昂すべきなのだろうかな?  
 まあ結論から言えばしないのだがね。いやいや、もちろん僕が実は罵倒されて嬉しいマゾヒストなのだ  
というわけでは決して無く、あくまで「質問」という無味乾燥なるやりとりに過ぎないのだから、ということに  
他ならないよ。そしてそうであるからこそ、例えその内容・本質が失礼というものを内包するものであった  
のだとしても、それにはきちんと答えるべきであるのだというのが真摯な対応というものなのだと僕は思  
うからね。  
 とはいえ、これは答えにくい事に変わりはないんだが。現実としてどちらにも特に親近感は覚えない。  
上記の通りなので今更怒りはしないが、さりとてこれらに親近感を覚えるようならそれは即ち鬼畜とか外  
道にほど近い、というものになってしまう。そして残念ながら、僕自身がそういった人間であるという自覚  
は今のところ無いのだよ。まあ、例えて言うならば自らを狂っていると称する狂人など存在し得ぬように、  
これらも自覚できるような類のものではないのかも知れないがね。僕が自身で自覚できていることがあ  
るとすれば、せいぜいまともな、真っ当な生き方の出来ている人間ではないという程度のことで……  

 ふむ? ああ、なんだ、そういうことじゃないか。  
 きみは質問する相手を間違えているのだよ、>>12の名無し客くん。もっともそのきみのおかげで僕は自  
覚に至れたのだから、無駄というわけでもないのだけどね。  
 そうとも、僕はまともな生き方を出来ていない、壊れている……既に道など外れている・・・・・・・・・・、或いは道など・・・  
初めから無い・・・・・・。であれば鬼畜はともかく外道以前だろう。邪道も王道もない。  
 親近感以前の問題だったのさ。まああえて言うなら、真理には反するどころか近づきたいと願ってやま  
ないのだけれどね。  

24 名前:名無し客:2008/11/18(火) 14:42:30
首を切ってしまったので保健室に来ますた

25 名前:名無し客:2008/11/20(木) 11:06:20
保健室のベッドって寝心地いいの?

26 名前:名無し客:2008/11/21(金) 16:29:31
保健室での治療って医療保険は効くんですか?

27 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/22(土) 23:19:21
 やあやあ……寒いね。どうしようもなく寒いね。とんでもなく寒いねえ。  
 まったく急にここまで冷え込むのだから困るというものだよ。この日本には春夏秋冬があって然るべき  
だろうに、今年と言ったら秋が来たという気がしないほどだ。いやいやそれとも、つい先日まで暑い日も  
あったように思うのは僕の勘違い、はたまた思い込み、思い過ごし、ともすれば独善的なものの考え方  
でもしているのかな? きちんと緩やかに季節が巡っていればもっと寒さに対応できていたのに! とい  
う独りよがりな考え方……本来は物事がよいほうに巡ることを願って然るべきなのに、あえてマイナスに  
考えそれを「敵」として攻撃し安心しようとする。合理的ではあるが少々醜い考え方だ。俗に「見えない敵  
と戦う」等とも称するようだが、やはりこの様な振る舞いは不毛だというほかない。然れば「急に寒くなっ  
た」というのは僕の独善であり、やはりきちんと秋は来ていたのだろうね。紅葉もしていることだし。  
 もっとも天気予報に曰く、本当に急激な寒気が飛び込んできたらしいが。  
 つまり急に冷え込んだのはやはり事実であり、僕が体調を崩したのもむべなるかな……うん、そうなん  
だ、少し風邪気味になってしまってね。熱が39も40も出て臥せっていたというわけではないが、いい加減  
頭がうまく働かない程度には調子が悪くなってしまってね。元々保健室登校だが、久々に身体的な理由  
でも保健室のお世話になってしまったのだよ。もちろん真ん中のベッドを使っていたのはいつもと同じだ  
が、今度ばかりはベッドの上で勉強とも行かず、体温計小脇に横にならざるを得なかったというわけさ。  
 うん? そういえば僕は保健室のベッドについて聞かれていたかな? ええと……やあやあきみか、>>25  
の名無し客くん!  
 いやいや、もちろん寝心地は良いもんだよ。何しろこの桜桃院学園、学生証をシステムパスカードに仕  
立てる程度には設備投資をしているんだ。これで生徒の健康管理を担う保健室の設備が貧弱であった  
としたらそれは詐欺というものだろう? まあ詐欺は言い過ぎにしろ、些か本末転倒なのは間違いのな  
いところだ。  
 無論、そうかと言って湯水の如く金がかかっているわけでもない。ごく普通のマットレスにシーツであり、  
まかり間違ってもテンピュールでもなければ抱き枕もない。ましてやルームサービスなど来ない。来たら  
それはもう既に保健室ではないのだから当たり前だが。それでも体調を崩した際にゆっくりと休める程度  
にはいいベッドではあると僕は評価するね。実際風邪気味の僕には大変有り難かったよ。まあ世話にな  
っているのはいつものことなんだがね。いやいや逆に考えれば、風邪をひいたが故にいつものベッドの  
有り難みを知ったということなのかも知れないな。となれば、風邪をひくというのも経験としてはなかなか  
悪くないことなのかも知れないね。うん、もちろんこれは自己欺瞞だ。というかこれがなかなかどうして辛  
いものでね。鼻にきた程度だったがそれでもくしゃみは止まらないわ鼻づまりで頭がぼうっとしてほとんど  
何も考えられないわで……いやはや、全くもって醜態の極みだよ。まあそれでも、一昨日などは親愛なる  
様刻くんが見舞いに来てくれてね。かくの如き醜態を晒すのは不本意ながら、しかし彼の心配を受けら  
れたのは本音を言うとやはり嬉しいものでね。そう考えると風邪をひくというのも経験としてはなかなか  
悪くないことなのかも知れないとは先ほども同じように言ったが、このオチもやはり同じなのだよ。即ちこ  
れまた自己欺瞞であり、真実を述べれば彼はたまたま僕の顔を見に来ただけであり、そこで僕がたまた  
ま風邪をひいていただけのことに過ぎず、いや確かに彼は心配こそしてくれたが、自分にそれが移され  
ては、ひいては彼の妹さんに移す羽目になっては困ると早々に立ち去ってしまった……  
 いや、やはり健康第一だな。僕は今この場で誓うこととしよう、二度と風邪などひかないと。  

 とはいえ、だ。ただひたすら健康に健康に生きようとするならばいざ知らず、僕らはこうして短い人生を  
時間にせき立てられて送っている以上、どうしても調子を崩してしまうと言うことはあるわけで、やはり保  
健室というのはこの学園という閉鎖空間に於いては欠かせないものであることは疑いようがない。もち  
ろん僕などはこれが無くなってしまったら本当に文字通り困り果ててしまうほどだが。してみれば、このス  
レッドタイトルのように本当に壊れてしまっては一大事だということになる。>>19の名無し客くんのように  
業者でもなんでも飛んできてもらって、言わば仮設保健室とでも言うのかな? とやらでもこしらえて貰わ  
ねばなるまいな。そうでなければ学園生活に著しい支障を来すばかりか、僕に至っては登校拒否をせざ  
るを得なくなり、ひいては僕の卒業が危うくなってしまう! うん、やはり返す返すも一大事だ。世界どころ  
か保健室すら壊れてもらっては困るということか。僕らは何気ない日常すら、色々なものに守られている  
ということになるのだな。  
 まあ、この様な考察を行う機会を得たということだけでも、今回は糧になったということにしておこうか。  
これぞプラス思考、ポジティブシンキングというやつかな?  
 でも二度と風邪などひいてやらないぞ。  

28 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/22(土) 23:19:55
 いやしかし、寒いものは寒いね、本当に。昨夜などはてっきり山下達郎だとばかり思ったほどだが……  
実際はそんなこと無かったな。となれば、まだまだ冬本番は先だと言うことになるわけか。まあそもそも  
今はまだ十一月なのだから当たり前なのだが。暦の上で云々と言ったところで、それはただかつての暦  
の数え方を踏襲しているに過ぎないのだしね。  
 寒くなるのはこれから、ということか。今夜はしっかりと暖かくして寝るとしようかな。  

29 名前:名無し客:2008/11/23(日) 01:06:29
もし登校したときに、いつものベッドに先客がいたらどうしてるの?

30 名前:名無し客:2008/11/24(月) 15:09:34
この時期では保健室でも寒かろう。湯たんぽでもどうかね?

31 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/25(火) 23:55:17
 ところで>>24の名無し客くん? 首を切ってしまったという理由で保健室に来たということだが、それは  
文字通りの意味で受けとって良いのかね?  
 まあ今更説明するまでもないことだろうが、首というのは人体でも特に重要な部分だ。ああもちろん、厳  
密には人体で重要でない部分などそうそうあるものではなく、どこを怪我しようが痛いものは痛くて例えば  
これから話すことなど僕に耐えられるのかと問われれば少々返答に詰まりそうだということは否定できる  
ものではないが、それでもやはり「手足の一、二本折れても即座に致命傷にはなり得ないが、首をかき切  
られでもしたら話は別だ」ということは事実ではあるのだよ。だからこそ「寝首を掻く」という言葉も生まれ  
るというものなのだからね。  
 さて、そのように重要、いや重大と称すべきかな? な部分である首だが、何故にきみはそれを切って  
しまったのかね? 重大な部分であるからこそか、日常生活に於いて首に切り傷を負ってしまうという事  
態はあまりあり得ることとは思えないのだがね? いやいや、それともこれは僕の経験不足に依るもの  
であり、実際的には「危うく首を切るところだったよあはははは」となるような事態が日常というやつには  
潜んでいることなのかも知れないが。何しろ僕はこれでも……いや、見た目で誤解されるようなことはあ  
まりないというか、むしろ実年齢より下に見られることのほうがあり得るのだが……これでも、単なる高  
校生であり未成年なのだし、そうでなくても僕は経験というものをなかなか積み重ねられない性質を抱え  
ているものだからね。うん、ここは「日常に於いても首を切ってしまうことがある」という前提で話を進めよ  
うかな? とはいえだね、末端部分ではなくやはり首なのだから、切るということはあってもそう深々と、  
というわけでもないように思うのだよ。刃物を扱っていて指を深く切りつけた、ということや刃物をうっかり  
落としてしまって、ということなら容易に想像できるが、前者はやはり指であり、後者は重力に従い落下  
する以上、創傷は下半身にしか発生しないはずだ。対して首というのは上方にあり、主には重力に逆ら  
う形で傷を負う、ということになるはずだ。ならば、どのような形であれ首に負う傷というのは通常ごく浅い  
ものになるのではないかな? となればやはり、この前提そのものが間違っているのだということでこれ  
は破棄しておこう。  
 改めて考えよう。何故にきみはそれを切ってしまったのかね? もしや自殺志願なのか?  
 しかし自殺というのも、通常はなるべく苦痛を伴わない方法を選ぶというものだろう。例えば縊死、いわ  
ゆる首つりというやつは多少の条件こそ必要になるが、イメージに反してほとんど苦痛を覚えないと聞き  
及んでいる。飛び降りは逆に、一瞬で多大な衝撃を受けるが故に苦痛を覚えずに済むからだろうという  
予測に基づくものだろう。手首切り、俗にリストカットと呼ばれるものはそもそも致命傷にはなり得ないし、  
あれは痛みを覚えることが目的なのだとも聞くからね。……ふむ、そういえば一時硫化水素自殺等とい  
うものも流行ったな。自殺方法が流行るなどとは世も末だと言わざるを得ないものだが。おまけに先日聞  
いた話では、それに用いられた入浴剤、その製造元がとうとう事業を畳むに至ってしまったというのだか  
ら、これはもう馬鹿げた話、等という次元ではなくなってしまったな。  

「ムトウハップ(六一〇ハップ)」を生産していた武藤鉦製薬が業務終了へ、すでに工場は操業停止 - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081125_610hap/

 まあ、自殺の話もこれぐらいにしておこうか。僕は別に自殺を勧めたいわけでもないのだしね。  
 いずれにせよ、首を切るということはそれほどまでに重大なことなのだよ。してみれば、ここで僕はもう  
一つ疑問を抱かざるを得ない。いや、これは疑問というより言わば助言のようなものだが。  
 そう、単刀直入に言えば「早く救急車を呼ぶなりして病院へ行きたまえ」と。  
 >>26の名無し客くんが医療保険について問うているが、そもそも保健室は医療機関ではなく、養護教  
諭は医師ではないのだよ。ここで出来るのはあくまで応急処置に過ぎない。無論、それこそ日常での怪ruby>  
我などそれだけであとは自然治癒が可能なものばかりのはずなのだから、通常それで事は足りるわけ  
だが、重大な疾病・外傷となるとそうはいかない。そのまま医者にかからなければいけないわけだ。まあ  
逆に言えば、医療機関でないのだから医療保険は効く・効かない以前に必要がないのだが。というかそ  
れではこちらにもいくらかの負担がかかってしまう。保健室の利用に金がかかるとなると僕は非常に困  
るぞ。  
 まあともあれ、本当に首を切ってしまったのならば――「首に怪我をした」、のではなく「切った」と称す  
るほどに深いのであれば――きみはすぐに医者に診てもらはなくてはならない。そもそも、大前提として  
ここは学園の保健室ですらなく、ネット上のBBSなのであり、ここに来る、というのはスレッドを開いている  
に過ぎないのだから尚更なのだが。それに、切ったというのはいつの話だね? タイムスタンプを信じる  
ならば既に一週間も前のことだ。それでなんの処置もしてないとなれば……いやはや、ここはもしかする  
と僕は「彷徨っていないで早く成仏したまえ」と言うべきだったのだろうか。もっとも僕は、そういった話は  
あまり本意ではないのだが。  
 いやいや、大前提と言うからには……そもそも>>24の名無し客くんの言う「首を切った」というのは、文  
字通りの意味ではなく比喩的表現、即ち解雇を指していたのだろうかな? まあそうだとしてもそこで保  
健室へ行こうというのは実に不条理で僕としては困るのだが。そもそも「切った」のでは解雇を言い渡す  
側の表現だろう。なのに「だから保健室に来た」……などとは不条理の極みだ。この場合ならば「切られ  
た」を言い間違ったのだとしなくては訳の分からないものになってしまい……ああ、いや、やめておこうか。  
わざわざ気分の悪くなる話を長々とするほど僕も変人ではないと自負したいところなのだし。  
 とはいえ切ったじゃなく切られたにせよ、不条理であることには代わりはない。それともきみはそれこそ  
この機会に養護教諭にでもなることを目指すべく、見学にでも来たということなのだろうかね? もっとも  
そうであったとしても僕はきみに、雇用保険とやらを受けつつ仕事を探して、それから考えた方が良いの  
ではないかとは思うのだが。ふん、まあ僕のような未成年のガキの言うことだ、こればかりは聞き流して  
くれて構わないよ。  

32 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/25(火) 23:55:40
 保険保険と言えば、>>17の名無し客くんがなかなか面白いことを言っていたな。  
 ふふ、それを「きみそれただの誤字だよ」などと冷静に突っ込んでも構わないのだが、ヤクザ紛いの交  
渉を行う「保険室」、とやらがなかなかに想像力をかき立てられて面白かったので、僕は実際に探してみ  
たよ。  
 ほら、この通りだ。  
 
ttp://www.ikuco.com/

 きみの言う「保険室」は、どうやらこの通り11月25日現在お休み中のようだ。  
 残念だったね、他を当たってみたまえよ。  

33 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/11/26(水) 00:00:34
 ………………あ。>>31  
 いや、確かに僕自身いずれやらかしそうだなと思いつつこのスタイルを取っていたが……やれやれ。  

 まあ、実害ないのならばわざわざ管理者の手を煩わせることもあるまい。その代わりに頭を冷やして、  
僕はもう寝ることとするよ。  

34 名前:名無し客:2008/11/26(水) 14:46:32
くろね子さんはどじね子さんにギミックチェンジ中です

35 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/01(月) 00:07:47
 やあやあ、>>34の名無し客くん……どじね子さんとは、これは全く手厳しいね。  
 事実として、見ての通りまたもミスをやらかしたのだから、確かにドジと言うに相応しいというのかも知  
れないがね。……うん? いやいや、僕は別に怒っているわけではないのだよ。まあ自分に少々情けな  
さを覚えてはいる、というところはあるにせよ……どじね子さん、というその表現がなかなかどうして面白  
いと感じてしまってね、正直なところ小気味良い程なんだ。無論、それでも出来れば返上願いたいところ  
だけど、そのセンスは評価に値するだろうとも思うわけだ。  
 そんな僕の本来の名前は、見ての通り「病院坂黒猫」だ。今更自己紹介の必要もないはずだが、あえ  
てそれを繰り返すならば、僕は「くろね子さん」と呼ばれるととても嬉しい。まあ呼んでくれと言ったところ  
で、別にこの愛称は本来の名前をもじったり略したりしたものでもなく、ただ単に見た目を変えて「さん」  
を付けただけに過ぎないのだから、こうして字で読んだ・・・場合ではともかく、声に出して呼んだ・・・場合、ほと  
んど違いなど無い。単語として「黒猫」と呼ぶ場合はともかく、僕の名前としての「黒猫」を呼ぶ場合はそ  
れ相応のイントネーションになる故に、「くろね子」との差異はほぼ無くなってしまうのだ……と、理屈では  
そうなるのだけれど、これが実際に「くろね子さん」と呼ばれた場合、確かに目の前の人物は「黒猫さ  
ん」ではなく「くろね子さん」と意識して呼んでくれたのだなと、不思議と分かるものなのだよ。きっと字面  
を意識しているが為に、呼び方にもほんの僅かながら違いが出て、それを僕は感じ取っているのだろう  
な。……ふふ、まあそのようなものは思い込みでしかなく、僕の自惚れが生んだ錯覚なのかも知れない  
がね。  
 さて、それにしても僕の名前だよ。病院坂、病院坂……名字は一族全体を指すものなのだから、誰か  
が最近付けたものでないということはもちろん明らかだが、では一体いつの、どこの、誰がこの様な名を  
僕らの祖先に与えたのだろうな。それとも自ら名乗りだしたのか。いずれにせよ「病院」という語句が存  
在しだして以降だ、というところまでは想像が付くのだが。にしたって病院だよ、病院。これが真っ当な名  
でないことぐらいは無論僕だって了承するところなのだが、であるならばこう名付けた祖先はよほどのひ  
ねくれ者であると言わざるを得ない、いや、ともすれば呪いにも等しいというものだろう。これで一族が例  
外なく重い病気や不治の病を患ってでもいたら冗談にもならない。ふん、まあ現に妙な病気を患っている  
僕としては、そのようなものは全力で否定したいところなのだがね。  
 他方、僕のファーストネーム……日本人なら日本人らしく「めい」と表現すべきなのだろうが、こうしてルビ  
を振らないと紛らわしいのが難だな。ともあれそれであるところの「黒猫」は……まあ、そうだね、気に入  
っていると言ってしまおうか。姓と違い誰が名付けたのかは全く明白で、それ故にこう言い切ってしまうの  
は実のところ業腹ではあるのだが、それでもこれが自らの名として抵抗はないのはまた事実であるもの  
でね。でなければそもそも「くろね子さん」と呼んでくれ、等と僕が言うはずもないだろう?  
 もちろん、黒猫というものが不吉なイメージを持つということは十分に知っているけれどね。それ故にま  
た神秘的でもある、というものじゃないか? いやいや、これは流石に自惚れが過ぎるか。しかし実際、  
これが白猫や三毛猫というとどうも僕のイメージと違う。ましてや赤猫であったならば僕は放火魔にでも  
ならなくてはいけなくなってしまうというものだ。翻って黒猫は、不吉であったりはたまた使い魔とされたり、  
まあ地域によっては幸運のシンボルだったりもするようだが、人との繋がりを示すイメージが殊の外多い。  
誰かと話をするのも、誰かに構って貰うのも好きだが「人の中」には居られない僕には、実におあつらえ  
向きの名だと思わないかね? ……もっとも、これは少しこじつけた物言いではあるのだが。思想や人  
格は必ずしも名前に縛られるわけではないと思うが、名前に影響されることが全くないとも思わないの  
だよ。ましてや、この様な特徴的な名前ではね。逆に猫の目だなんだと言ってしまいたくもなるというもの  
さ。まあそれでも僕は人間であり猫ではなく、尻尾もなければそれが二つに分かれて妖怪になったりもし  
ないのだけれど。  
 ともあれそういうわけだ。病院坂黒猫……子は親を選べないと言うが、少なくとも名付けのセンスは僕  
には合っていたということなのだろうな。無論、世間的に見れば異常なセンスであるのだろうし、僕も殊  
更彼らを擁護するつもりはないのだがね。まあ昨今ではおおよそ常識では信じられないような名を与え  
る親が少なくないと聞くし、彼らもそのうちの一部に過ぎないということで、これはこの名前を気に入った  
僕が幸運だったと、それだけの話なのだろうな。もっともいかに親や子が気に入っていようと、「同名の子  
が学校でいじめられないように」との作者の配慮を無視して「ライト」と名付けるような真似は、この僕としても  
些かどうかと思うのだがね。  

 とまあ、僕としてはそのようなところだ。こんなもので良かったかね、>>20の名無し客くん?  

36 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/01(月) 00:08:09
 にしても、猫のイメージか。改めて考えてみれば俊敏・狡猾・はたまた気まぐれ……というような所のは  
ずだよな。  
 してみると「どじね子さん」と呼ばれるのは……うん、やはり少々、格好つかないのかも知れない、かな……  

37 名前:名無し客:2008/12/01(月) 17:51:02
様刻くんとやらはどんな人でどのくらいラブラブなのか微に入り細に入りくわしくくやしく情熱的に語ってくれませんか?

38 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/05(金) 00:43:30
 やあやあ!  
 いつの間にやら12月にもなって、本当に寒い日が続くようになってきたね。こちらの保健室――無論、  
このスレではなく本物の学園の保健室だ――も体調不良を訴える生徒が日々増えてきてね。僕としては  
あまり賑やかに過ぎると些か面倒なことになってしまうのだが、しかしこれも半ば自然の摂理と言えるも  
のだからして仕方がない。のみならず最近はなかなか様刻くんを呼びつける機会すら無くなってしまって  
極めて寂しい日々を送っているのだが、これもまた仕方がない。続く日々は諸行無常だ、またいずれ蜜  
月の日々も来るのだろうから、と自分を慰める毎日だよ。  
 というのは嘘なのだがね。  
 そもそも今日日の高校生はちょっとやそっと寒くて体調など崩しはしないし、よしんば風邪をひいたとて  
市販の風邪薬でも飲んで過ごすというものだ。その程度で保健室に殺到などしない。ならば僕もいつもの  
くろね子さんの日々であり、保健室への来客……は流石に語弊があるか、利用者はさほどに変わらず、  
様刻くんとも時折会話を楽しめているというわけだ。何も問題はない。……暇? ふむ、そう思うかね  
>>22の名無し客くん? なるほど確かに代わり映えのなき日々は暇や退屈を呼びやすいというものだろ  
う。保健室では人との交流も少ないしね。  
 だがね、>>22の名無し客くん? ならば僕はあえてタブーを犯して質問で返すのだよ。即ち、「授業は退  
屈ではないのかね?」とね。  
 いやいや、決して授業というものを軽んじているわけではないよ。だが現実的な話、授業を受ける生徒  
のその万人が一切暇や退屈を覚え持て余したりはしない、等とは到底思えない。無論、世の中は広いの  
だ、誰も彼もが耳を傾けノートに書き取り、なおかつ退屈さや苦痛を覚えさせない授業の出来る教師とい  
うのがどこかに存在するのかも知れないが、全ての教師がそうであるのだというのでもない限り、やはり  
「退屈な授業」というのはどこにでもあり得ると言うものだろう。もっとも、換言すればそれこそが学生にと  
っての日常というものなのだろうがね。そう、日常とは暇も退屈もあって当然なのだよ。二十四時間一分  
一秒如何なる時も充実した日々などそうそう無い。むしろそれではきっと疲れてしまうというものだろう。  
故に僕もまた確かに暇を覚えれば退屈を持て余す時がないわけではないが、それは別に保健室で過ご  
しているから、というわけでもなく、そしてそれで一向に構わない、ということなのだよ。  
 とはいえ、そういった暇をそのまま甘んじて過ごすというのも馬鹿らしい話だ。まあ時は金なり、等と今  
更声高に叫ぶのもまた馬鹿らしいものだが、暇は潰すに越したことはない。  
 それ故に、様刻くんを呼びつけるのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・。……というと様刻くんは怒ってしまうだろうかな。いやいや、聡明  
なる我が友人のことだ、僕の意図などきっとすぐに理解してくれるだろうと信じているとも。まあ様刻くんは  
ここを見ていないかも知れないけれど。そうとも、暇を持て余すぐらいならば様刻くんとの会話に興じたほ  
うが遙かに有意義なのだ。「暇は潰すに〜」と言ったが、潰すどころか至高の時間へと変換させしめてく  
れるというわけだ。これほどの切り札はそうそうありはしないよ。……もっともそれだからこそ、あまり切  
るわけにもいかないのだが。  
 即ち暇はまだ余る。何をしているのかと言えば、本を読むか勉強をしているか、あとは寝ているか、だ。  
 ましてや僕はこれでも朝は早いのだ。何しろ、そうでもしなければすぐに人並みに飲み込まれてしまう。  
僕にとってそれは比喩表現の域を超えるということは再三再四主張したとおりなのだから、これは納得  
してもらえる所だと思うがどうだろうかな? まあそういうわけだから、僕は朝早くから保健室にいるとい  
うことで……>>29の名無し客くん、きみの疑問についてのシチュエーションはそうそう発生しない、という  
わけなのだよ。もっともそうでなくとも、このベッドに先客がいるということは何故かほとんど無いのだが  
ね。やはりここが僕の指定席ならぬ指定寝台であるという認識が皆にはあるということなのかも知れな  
いな。閑話休題。そうして僕は「保健室登校」を済ませ、とりあえず一眠りをし――先ほども言ったように、  
朝は早いのだ。足りない睡眠時間を追加しなくてはならない――勉強をし、本を読み、また寝て、時と場  
合により様刻くんと話をする。それが僕の日常というわけだ。  
 暇はある、だが潰す方法もまたいくらでもあるのだよ……というのが、本日の締めということになるか  
ね。あえて付け加えるならば……最近時折目にするLifehackではないが、退屈など日々の過ごし方如何  
でどうとでも変化するものなのだと僕は思うね。人生そのものが暇と退屈に塗れているというのならば、  
それは既に心の問題なのではないかと……そんな僕の持論は、青二才の戯言でないことを祈るばかり  
だがね。  

 さて、書いているうちにもうこんな時間だ。さっさと寝るとして、僅かばかりの睡眠時間に充てるとしよう  
か。夜も更けて寒くなってきたことだしね。  
 >>30の名無し客くんの申し出は有り難いが、流石に現代の技術でwebを通して物品を転送して貰うこと  
は出来ない。まあ機会があれば、自分で購入してみることとしよう。  

39 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/05(金) 00:45:03
 ……む、やはりあれぐらいの長さだと、傍点はずれてしまうのだな。  
 次回はタグの入れ方を少し考慮するべきか。  

40 名前:名無し客:2008/12/06(土) 12:04:48
様刻くんからお手紙着いた
くろね子さんたら読まずに食べた

41 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/09(火) 23:54:32
 ちなみに>>40の名無し客くん、確かに山羊は紙を食べると言われているそうだが、もちろんこれは現代  
に於いては誤った認識だ。要するに、昔ながらの100%植物性の紙であるなら消化は出来るそうだが、  
現在主流の上質紙コピー用紙FAX用紙などでは消化など出来ない、ということなのだそうだね。それに  
もちろん、インク等を用いた手紙や印刷物などではそれが有害になりかねない。まあ、そもそも童謡なの  
だから、その様なことを突っ込むこと自体、無粋であるというのは理解はしているがね。>>40の名無し客  
くん、君が言っているのは下記の楽曲のことだろう?  

http://jp.youtube.com/watch?v=P5a3-lcgQc8   

 と言うようなことを書こうとしたら僕のこのパソコンは、最初のところで「神を食べる」などと変換してくれ  
たよ。これでもこのパソコンにはATOKをインストールしてあってね、MS-IMEよりは使い勝手が良いはず  
なのだが、それでも時折こういう事をしてくれるから困りものだ。もっとも、この誤変換、「山羊が神を食べ  
る」というのはなかなか気の効いた誤変換だ、という感想も覚えてしまったのだがね。というのも山羊の  
あの角、というのはタロットカードの「悪魔」に代表されるように、悪しきものの象徴とされることもあるよう  
だからね。それが「神を食べる」となれば、これは冒涜的なイメージを抱かざるを得ない、というものだろ  
う? ある意味、機械故に為せる技と思うと少し面白いね。  
 まあとはいえ、誤変換は誤変換であり一行目を見てわかるように速やかに入力し直したのだが。これ  
だからパソコンを使うのは便利だと言えるし、これだから無味乾燥だとも言える……という言説のはやは  
り今更感があるだろうがね。それでもやはり、手紙と言うからには手書きのものが欲しい、という古臭い  
望みも僕は持ち合わせているものだが、まあそもそも手紙が来るようなことなど滅多にないだろう。もち  
ろん様刻くんだって手紙を寄越しはしない、それ以前に彼とはそういう関係ではない……>>37の名無し  
客くん、きみは「どのくらいラブラブなのか」と問うが、まず第一に彼とはその「ラブラブ」が示すような関係  
ではないのだ。もちろん、僕は彼を敬愛してやまない、大切な大切な友人であるのだということはここま  
ででも十二分に主張してきたとおりだが、それでも「友人」には違いないのだ。ましてや彼には現在、歴と  
した恋人もいるのだし、付け加えるならば彼はそれはそれは大事な妹さんがいるのだ。……うん、普通  
はいくら何でもここで妹さんを引き合いに出すわけはないだろうな。だがこの場合は出さざるを得ないの  
だよ。何しろ>>37の名無し客くんには「微に入り細にわたり」と要請されている。ならば彼、櫃内様刻くん  
という人物をこの場で語るには、妹さん……櫃内夜月よるつきさんの事をも引き合いに出さざるを得ないと言うも  
のだ。  
 そう、有り体に言ってしまえば彼はシスター・コンプレックス、略称シスコンである、と定義づけざるを得  
ないのだ。友人を悪し様に語る趣味など僕は決して持たないと誓うものだが、しかしこの事実は今この場  
では無視するわけにはいかない。彼の妹さんへの溺愛振りは一般的な尺度を外れていて、一方の妹さ  
んもそれを享受している。もちろん僕は彼という人間、その人間性にも敬意を表してはいるのだが、こと、  
彼と妹さんとの関係については……いや、やはりこれ以上はやめておこう。彼に直接提言するのならば  
いざ知らず、この様な場で論うのは流石にマナーに欠くというものだろうからね。欠席裁判とは、よく言っ  
たものだよ。  
 まあそう言ったわけだが、誤解の無きよう補記しておくと、決して上記のような状況であるが故に僕が  
彼に対して身を退いている、というわけではない。散々繰り返すが、彼は「友人」だ。僕にとって非常に大  
切な、友人であるのだ。彼と話の出来ない日が幾日も幾十日にも続くのは僕にとって非常に寂しいもの  
であることはまた疑いようもないことだが、それをもってして彼を性的ないし恋愛感情的な意味で「好いて  
いる」とするのは暴論なのだと主張させてもらおう。そして彼自身もまた、そう思っているのだと僕は考え  
ているのだ。男女間に友情が存在しうるか否か、等という下世話な話にも僕は興味はない。これが紛れ  
もない僕らの関係なのだと、ここにはっきりと記しておく。  

 故に……まあ、彼はやはり僕に手紙など寄越してはくれまい。強いて言えば年賀状くらいの物だろう。  
通常の友人関係に於いて、何事もないのに手紙のやりとりをする……という話は、僕はあまり聞かない  
のでね。もっともこうしてネットワークやその端末の発達した現在、メールのやりとりとなればこれは打っ  
て変わって実に頻繁に行われているものだ。これを「手紙」と同一視するのであれば話は別だが……ま  
あ、それはないだろうね。明らかに別種のツールだ。そうでなければ、それこそ「手紙」などというものは  
今頃廃れきっているだろうからね。  
 ああ、でも、もし本当に彼が手紙など寄越そうものなら……いやいや、やはりそれは嬉しいかも知れな  
いな。額縁に入れて飾る、等と言うことこそする気はないが、それでもやはり、大切に保存してしまうかも  
知れないな。  

 僕らの決裂の証、というものでもない限りは。  

42 名前:名無し客:2008/12/15(月) 04:51:45
それだけ胸が大きいと肩こらない?

43 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/15(月) 22:39:26
 やあやあ!  
 これは嬉しい! 久方ぶりのお客様だ!  
 
 いやはや。これでも僕はこの一週間近く、悩まなかったわけではないのだよ。特に「ageる」という行為  
も行っていないせいか、はたまた単純に、そして残酷な事実として僕のこの語りは人受けが悪い為なの  
か……見ての通り来客が途絶えていてね。スレッドの運営について「返答」を旨とするならば、これは些  
か由々しき自体であると言わざるを得なかったのさ。とはいえ、この場に於いて全ての権限は僕にある  
はずで……ああ、無論「全て」というのは少々誇大な表現であり、実際に僕が独裁を極められるのだとは  
思ってはいないけれども、まあ少々の無茶は許されるはずだろう。例えば、この状況に構わず語り続け  
るのだ、という手に出ることも可能であり、実際そういう手段を執ることも吝かではなかったのだが……  
それでも迷いがあったのは事実でね。それよりもまずはこのスレッドを上げるべきか、或いはいっそ割り  
切って、このスレッドを「地下スレ」へとシフトさせることをここの管理陣へ依頼すべきか、とその様に悩ん  
でいた、というわけさ。  
 まあ結果としては、きみがこのスレを尋ねてくれたおかげでひとまずは「返答」というものを実行するこ  
とが出来、差し当たってはこの悩みは一旦保留ということになるのだがね。実際、名前欄にカーソルを合  
わせればご覧の通り、このレスも「ageて」はいないよ。  

 さて、それはそうときみ、>>42の名無し客くん? その様に疑問を持つことは確かに理に適ってはいる  
のだが……僕がそれについて怒り出す、という可能性は考慮してはいなかったのかね? きみは僕とい  
う女性に、胸について質問しているのだよ? ともすればそれはセクシャルハラスメントと呼ばれる行為  
になりうるのではないかという危険性は、考えていなかったのかね? まあ、などと尋ねれば「この程度  
でセクハラ扱いになるという可能性は低いだろう」という答えが返ってくるのかも知れないが、しかし昨今  
では何が「性的虐待」と捉えられるかどうか分からないものだよ? ましてや今の世の中、痴漢冤罪など  
という問題がかくも取り沙汰されるものなのだからね。もっとも、今夜の僕は前述の通りきみの来訪がま  
ずは嬉しいから、特に怒らず質問に答えようと思っているので安心してくれたまえ。  
 それで、この大きなおっぱいについて肩が凝るのではないか、という疑問だったね?  
 もちろんきみの予想通りであり、実際に肩は凝るものだよ。何しろ脂肪の塊なのだから当然だ。比較を  
すれば脂肪より筋肉のほうがより重いのだそうだが、その様な事実がこの重量を和らげてくれるわけで  
もないのだしね。ただでさえ体力のない僕だ、それなりに苦労はしている。いや、それでもまだ僕は若い  
からいいが、今後歳を取ってくれば、これはいずれ深刻な悩みになるのかも知れないな。  
 更に言うならば、僕はこのおっぱいに対して背がそれほど高いわけではない、というか有り体に言って  
チビなのだ。まあ殊更不釣り合いな、不自然なほどにアンバランスだ、というわけでもないつもりだが、そ  
れでもこの背丈に対しこのおっぱいの大きさでは少々扇情的に過ぎてしまうのだということぐらいは自覚  
している。自覚しているので、とりあえず服装で誤魔化している。故にそれほど窮屈な思いはしていない、  
というのは少し救いなのかも知れないな。それでも夏場などはまあいろいろと大変なのだがね? ……ふ  
む、やはり婉曲的な表現が多くなってしまうものだね。まあ直接的な表現を用いてこのレスが削除の憂き  
目にあってしまうというのは僕としては願い下げなのだから、この辺は勘弁してくれたまえよ。  
 しかし自分で言っておいてなんだが、これが「扇情的」になってしまうというのはなかなか不思議なもの  
ではあるね。見目の麗しさならばいざ知らず、ただ大きい・小さいの違いでしかないのだからな。もちろん、  
先ほど僕がした「アンバランスではない」という言い方にもある通り、全体のバランス、言わば造形美とい  
うものが確かに存在してはいるものだが……それを言うならば大きすぎて良いものではないはずだろう。  
しかし実際には大きい物ほど喜ばれることが多いらしい。いや、僕の名誉のために言っておくならば「貧  
乳はどうたら」等と世迷い言を吐く気は全くないんだが。ただ慎ましやかならば慎ましやかで、全体にマ  
ッチすれば「スレンダー」という表現が発生するはずだ、というのもまた事実ではあるはずなのだからね。  
しかしそれでも、我が親愛なる友人などは大きい方がいいのだという。やはり評価は覆るものではないと  
いうことのようだ。  
 いずれにせよ、持って生まれてきたものは仕方がないがね。チャームポイントであるということも自覚し  
ているのだし、肩こりとも闘いつつ付き合っていくしかないのだろう。まあ、満員電車などにはとてもでは  
ないが乗れやしないのだし、それ故に痴漢に遭う心配もない……という見方も僕の場合は発生してしま  
うのだしね。正にこれこそ「幸か不幸か」というものなのだろうが。  

44 名前:名無し客:2008/12/16(火) 19:30:00
本を整理して並べると言われたらどういう順序で並べる?

45 名前:名無し客:2008/12/16(火) 19:33:06
どうして西尾小説に登場するキャラクター達は容易く殺したり殺されたりされてしまうんだろうか。

46 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/18(木) 23:36:21
 先日、様刻くんから聞いたところによると、かの妹さんは「本棚の整理」というのが好きなのだそうだね。  
割と頻繁に、そして多種多様な理由から、本棚の本を並べ替え再構成をするというのが趣味のようなも  
のなのだそうだ。ふむ、考えるにそれは、部屋の模様替えやパソコンのデスクトップ画面のリデザイン等  
と同様の物になるのだろうかな? 僕はまあ、自慢にならないががさつな人間なので模様替えなどそう  
頻繁には行わないし、デスクトップ画面も至って殺風景なものでね。ただ、後者についてはこのネット上に  
それら画像を晒している人達が何人といて、僕もいくつかそういったデスクトップ画像を見たことがあるの  
で、その楽しみというのは想像できなくもない。想像できるからと言ってでは実践も出来るのかというとそ  
れは当然ながら別問題だがね。想像できるだけで人が何かを為せるのならば世の中苦労はしないとい  
うものだ。ましてや想像力などというもの、よほど才のある人間でもなければ底が知れたものだよ。先ほ  
ど僕は「デスクトップ画像を晒している人間は何人といて」と称したが、例えばその様なもの、実際のイン  
ターネット利用者の数から考えれば二桁三桁では下らないだろうが、そうは言っても実感をもっての想像  
はなかなかできないようにね。妹さんの件についても同様だ。本当にその「楽しさ」を想像し理解しきるこ  
とは究極的には僕には無理だろう。そうでなくとも、僕にとって「本を整理する」ということは自分なりのイ  
ンデックス付けに基づき所定の位置に収める、あくまで実用的なものでしかないものだからな。  
 というのが、>>44の名無し客くんへの返答ということになるだろう。本はやはり読むために、或いは繰る  
ためにあるものだと思うのだよ。そして整理とはそれを円滑に行うための手段だ、ともね。まあ、決して妹  
さんの趣味を否定するものでもないのだが。本を読むのも突き詰めれば自己満足であるのならば――勉  
強のため? 馬鹿を言うな。確かに読書はその内容次第では実になるものだが、実にするためだけに本  
を読む、等という行為、いや「作業」がそうそう続くものか。必要とするためだけにページを繰るのであれ  
ばそれは「本を読む」という行為ではなく、それこそ「勉強をしている」に他ならないのだ。そして仮に、そ  
の作業そのものを楽しめる人間がいるのだとしても、それは畢竟、自己満足という物に帰結する。  
 本は自らの満足のために読むものだ。ならばその扱いも個々人の自由だろう。読みやすくするために  
整理するのも、濫読し積み上げるのも、本の整理という行為を通じて本に新たな楽しみを見出すのも……  
己がそれで楽しめるというならそれでいい。部屋の模様替え然り、デスクトップ画面のリデザイン然り、だ。  
無論、その結果として不便や過ちを被ったとしても、それは己の責任となるのだがね。  


 ただし>>44の名無し客くん、きみの問いが上記のような思想的な意味を持つものではなく、ただ単純に、  
僕に手段を問うているのならば、些か話は違ってくるのだがね。これはあくまで例題となるのだろうが、そ  
れこそきみが僕に数百冊の本をどう整理するのか、という実践的な意味で問うているのだとすれば、だ。  


 一時間と保たずにバテるね。無理だ。  
 他を当たりたまえ。それが賢明だ。  

47 名前:名無し客:2008/12/19(金) 12:40:31
では保健室の模様替えでもしてみては?

48 名前:名無し客:2008/12/19(金) 13:20:12
とりあえず、花瓶に花を飾りましょう

49 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/23(火) 01:13:24
 何故に人は誰かを殺したい、という思いに至るのだろうか。  
 無論それはケースバイケースだ。殺すために殺す殺人鬼などは流石に論ずるに値しない、もしくは論ず  
るまでもないことだが、衝動・情動のままに殺してしまうのか、止むに止まれぬ事情の果てに殺すのか、  
或いは保険金殺人などのように私利私欲の手段として殺すという場合もある。  
 しかし現実的には、そう容易く人は人を殺せるものではない……と僕は考える。いやいや、僕は決して  
「人が人を殺めようとするのは異常だ、心ある者のすることではない」などと世迷い言を吐く気はないよ。  
むしろ、僕くらいの年齢になってなお誰かに対し死ねばいい、殺してしまいたいと考えたことのない者こそ  
異常だ、とすら言い切ってしまいたいところだ。嫉妬や憤怒の情から来る場合はもちろんのこと、我欲の  
ためにその考えに至る場合とて数多あるだろう。世の中が聖人君子ばかりであるならば話は別だが、そ  
んなことを言ってしまえば僕自身さえも否定することになりかねないのでね。閑話休題、しかしいずれの  
ケースであれ、突き詰めてしまえば排除衝動、「こいつさえ居なくってしまえば」という思いから来るもの  
だ。違うのは「何のためにそう思うのか」ということだな。  
 だが、それでも人を殺すということは容易くは実行できない。もっともその理由はまた様々だがね。  
 一つは、「自分の知る苦痛を与えられない」ということ。先日は「想像する」ということについて少し話を  
したが、良かれ悪しかれ、苦痛を知っている者は相手に与える苦痛をも想像できてしまうものだ。そして  
結果、そのフィードバックに耐えられないから実行できない、と……まあ、このレベルで止めてしまう者ば  
かりではないだろうがね。「痛みを知った者は優しくなれる」などと言う者もいるが、それが全てであるな  
らば世の中にマフィアもテロリストも存在しないだろう。それよりもまだ、「罰せられるから殺さない」という  
理由のほうがウェイトを占めそうだ。殺人というものには九分九厘重いペナルティが待っていると知って  
いるから、その罪を犯さない。まあ、打って変わって無味乾燥な理由だがね。無論そうでなくては社会は  
成り立たないのだが……しかしこれは、言わば後付けの理由にも近いものだろう。本当にペナルティを  
回避するためだけに殺人を犯さないのであれば、誰だって代わりの方法を考えるものではないかな?  
だが、そうではない。もちろん、能力的に不可能な場合もあるだろうが、それでもまだ説明はつきはしな  
い。もう一つ理由があるのではないかと考えるのだ。  
 即ち、「自分をも殺してしまいかねない」からだ、と。  
 考えてもみたまえよ。想像の上でならば死んでしまえ・殺してしまいたいと誰しも考えるものであるなら  
ば、そう考える自分もまた、想像の上で誰かに殺されているに違いないのだ。それで本当に殺人を実行  
してみたまえ。誰かを殺すという想像を現実の物にしてしまったら、自分もまた誰かに殺されても不思議  
ではなくなってしまう。逆に言えば、自分が殺人を犯さない以上、自分もまた誰かに殺されたりはしないと  
いう安心を得ているのだとも言える。まあ、当然ながらそんな保証はどこにもなく、本当はいつだって誰に  
殺されてもおかしくはないのだろうがね。それでもしがみつきたくはなるものだろう? 自分が「死んでしま  
え」と思ってはいても、かたや自分は誰かに「死んでしまえ・・・・・・と思われては・・・・・・いないとも・・・・・思いたい・・・・ものだろう  
からな。  
 ――とまあ、そういった話から>>45の名無し客くんの話題に繋げたいところなのだが、実を言うと僕は  
未だ件の作家の新刊を読了してはいないものでね。済まないが、もう少し待っていてくれたまえ。  



 その様な状況であるが故に、もちろん部屋の模様替えにも着手してはいない……いやいや、これは流  
石に話題転換が無茶に過ぎるというものかな? そもそも部屋の模様替えをするなどと約束した憶えも  
ないからな。手を付けていなくて当たり前だ。  
 そこで>>47の名無し客くんは「保健室の模様替え」を提案してくれているが……なるほど確かに、保健  
室は学園における僕のテリトリーであると言えなくもない。だがね>>47の名無し客くん、いかに僕こと病  
院坂黒猫が保健室の主――ぬし、だよ。あるじ、ではない。まあいずれにしろ微妙な表現だが――であ  
るかのように思われていても、厳密には僕はやはり「保健室利用者」なのだよ? 勝手に模様替えなど  
出来るはずがない。ましてや養護教諭であるところの国府田先生は備品の扱いに厳格でね、僕が手当  
てのためにそれらを使用するのもほとんど特例と言っていいほどなのだ。まあ薬品類はそれくらい厳格  
であって然るべきだろうが、この場合はそれにも限らず保健室の全てが、と言っても過言ではない。そこ  
で僕が模様替えなど違反行為も甚だしいというものだろう。まあ>>48の名無し客くんのように、花を飾る  
くらいは提案しても問題はないだろうが、しかしこちらは既に飾られているものでね。保健室というもの、  
その様に心理を落ち着かせる小物は必需品だろうからな。  
 そういったわけだ、僕に保健室の模様替えなどという権限はない。しかしせっかくの提案なのだ、何か  
しらの気分転換を図るというのも悪くないだろう。  
 そこでだ。  

50 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2008/12/23(火) 01:14:37
 わかるかね? そう、この書き込みの名前欄だ。トリップ、という奴を新調してみたよ。もちろん、どちら  
のトリップも僕がこのパソコンを使って見つけ出したものであり、どちらも僕自身による書き込みであると  
ここに記しておく。より正確に身元を証明するならばfusianasanとやらでIPを晒せばいいのだろうが、流石  
にそこまでする気にはなれないしね。  
 まあそもそも、身元の証明のためならばトリップを変える必要も、それ以前に探す必要すらないはずな  
のだこれはもはや飾りだと言っても差し支えはないだろう。……ふむ、その飾りを新調してみたくなるとい  
うことは、僕にもそれなりに洒落た面があるのだということなのかな? もっとも、トリップ検索はパソコン  
をフル回転させはしても、僕自身が疲れるようなことでもないので、たかが知れているのかも知れないが  
ね。  

51 名前:名無し客:2008/12/23(火) 23:20:12
天国…いやheavenの存在を信じますか?

52 名前:名無し客:2008/12/25(木) 05:41:47
登校したら保健室が改装工事中
どうする?

53 名前:名無し客:2008/12/25(木) 12:08:20
トリップの新調ですか。いいですねぇ。名札みたいで。一目瞭然で。
ほら、あるじゃないですか。剣道着の防具とかについてるアレ。

54 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/28(日) 00:27:23
 やあやあ! 件の新刊は読了したよ、>>45の名無し客くん!  
 ……いや、読み始めるのに少々の努力を必要としたが、いざ読んでみればあっという間に読み終えて  
しまったよ。正直に言えば物語の体を為していないとすら思える代物だったな。まあ評価そのものについ  
ては避けておくとしよう。あえて言うなら、彼については少々予想外だったというところか。  
  
 さて>>45の名無し客くん。  
 確かにきみの言うとおり、西尾維新という作家は少々人死にを出しやすすぎる感はある。件の新刊――  
流石に長ったらしいものでね、あのタイトルは。読み上げる気にはならない――にしても例外ではなかっ  
たな。かくの如き理由で起こる連続殺人。ふん、そもそもほとんどの場合に於いて、殺人が起きなければ  
ミステリにはなり得ないのだがね。盗みや器物損壊等ではミステリは作られない。そして「事件あるところ  
探偵あり」ならぬ「探偵あるところ事件あり」、高校生だった小学生探偵の某くん……の、傀儡たる眠りの  
某氏もかつての上司に嫌味めいたことを言われてしまうというわけだ。もっとも、かの作品の場合これを  
ミステリ、推理小説とカテゴライズすべきなのかどうかという問題もあるのだがね。  
 それでも容易く人殺しが為されてしまう。なぜか? それは上記の通り、小説という名のフィクションだ  
からである……というのは実に現実的でつまらない答えではある。とはいえ非現実であるからこそ面白  
い、というのは、しかし確かなことでもあるのだとは思うね。なかんずく、死、殺人というのは「身近な非現  
実」の代表のようなものだ。それは「そんなことで人を殺すのか」と呆れる向きさえ押し込める程度には、  
面白い題材なのだろうさ――身近であってしかし身近でない非現実と割り切れるが故に。いやいやもち  
ろん、ミステリとはその様にして楽しむものであるとは思ってるよ?  
 とはいえ、件の新刊はどちらかというと「そんなことで」と呆れさせるのが目的であるかのようにも読め  
るのだがね。宗教殺人もかくや、ともすればあえて読者の望む現実感を外した感さえある。あのようにし  て、僕が>>49で書いた葛藤・リスクを飛び越えて殺人を実行できるとは僕はあまり思えない。「犯人では  
なく犯人」とは全く言い得て妙というものだったよ。この作品に限って言えば、容易く人殺しが為されて  
いるのは「それそのものが作家の目的」だったのかもしれないな。  
 あの作家の、やりそうなことではあるさ。  

55 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/28(日) 00:30:54
 ……やあやあ、またやらかしたようだ。  
 見栄えの為にこの様に書くのは別にいいが、構成しにくいのは難ではあるな。まあ、毎度肝に銘じてい  
くしかないだろうが。管理スレに訂正依頼? 自ら進んで恥の上塗りをしに行ってどうするというのだね?  
 ふん。しかしそれはそれとして……  
 
 
 
 
 あの作品、やたらと僕に似た人物が回想に登場している気がするが、何故だろうな?  
 まあ言うまでもなく、その様なことは他人の空似――フィクションのキャラクタを「他人」と称すべきかど  
うかはさておいて――なのだろうが。自分と同じ名前のキャラクタが出てくることだってそう珍しい体験で  
もないものだしね。ま、読んでいると微妙な気分になってくるのも確かだが仕方あるまい。誰の責任でも  
あるまいしさ。

56 名前:病院坂黒猫 ◆Broken.VcM :2008/12/28(日) 00:32:35
 あ。  
 ……orz、と書くのはそろそろ死語だろうかな?  

 さあ寝よう寝よう! 僕には希望の明日があるのだ!  

57 名前:名無し客:2008/12/28(日) 10:57:03
自分の将来はどうなってると思う?

58 名前:名無し客:2008/12/28(日) 15:08:24
我慢できずに長期休暇中に保健室に行ったりしちゃう?

59 名前:名無し客:2008/12/29(月) 12:20:16
今までに会った、一番アブナイ人物は誰ですか?

60 名前:名無し客:2008/12/30(火) 19:28:54
病院坂笛吹さんについて思うさま語って見てください

61 名前:名無し客:2009/01/01(木) 15:35:50
明けましておめでとう(^O^)

62 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/07(水) 00:40:11
 筆無精、という言葉がある。  
 有り体に言えば、ここ数日間に於ける僕のようなものを指すのだ……などと自虐に走るのは、あまり良  
いことではないのだろうが。  
 自己弁護をさせてもらえるのならば、ここ数日、即ち年末年始という状況に於いて僕はそれなりに忙し  
かったものでね。本来ならば休日に当たる「年末年始」に忙しくなるというのも妙な話と思われるかも知  
れないが、こと、この時期は寄り集まりを強制されがちなもの。何しろ僕もまだこの歳だ、そうそう突っぱ  
ねることも出来やしない。もちろん僕が大勢の人間と共にいられないことは慮ってくれはするが、だから  
といって参加しなくてもよい、というわけでもないのだよ。無論、こういったことで久々に顔を合わせること  
が好ましいと思える人も僕にはいないわけじゃないが、大抵は面倒なものでもあるのだ。それにいずれ  
にせよ、この場に書き込む機会そのものも減ることになってしまう。  
 結果として「ものを書く」ということをしない日々を過ごしていたら、ご覧の通りの有様となっていた……  
というわけだよ。自慢にもなりはしないがね。……ふん、いやいや本当に、自慢にもならないな。自尊心  
さえ傷つけてしまいそうだ。それで自虐に走っていては切りもない、益体もない話になってしまうが。だが  
考えざるを得ないのだよ。これでも僕は話をするのが大好きだとは自負しているのだ、それなのに何故、  
書き物となると億劫になってしまうのだね? 普段、この口から発する言葉をそのまま形にするだけじゃ  
ないか、それがどうして億劫と感じられてしまうものなのか。分からない、ああ分からない分からない……  
やれやれ、自虐はおろか自傷にまで至りそうな事を考えていては僕は本当に世話もないな。まあ、自分  
のためにも整理をつけておくならば、本当に「発する言葉のままには書けない」、そもそも僕は今しゃべ  
りながらこの文章を書いているわけではないのだ、脳内で飛び交う感情やら一文やらを、音声ではなく  
この手とキーボードを通じて形にする、全くこの作業のなんと億劫なことか! ……いやいや、本当に嫌  
々にこの書き込みをしているわけではないのだがね。本当に嫌ならとっくに止めている。何だかんだと言  
いながら、既にここまででも見ての通りの文章量なのだ。要はこの「キーボードを叩いて文章とする」とい  
う作業、このワンクッションを、気にならなくなるまで叩いてしまえばいい。筆無精とはこのワンクッションを  
忌避するが故の現象であり、リハビリはやはり、実際に書いてみる以上のものはないのだ――と、少なく  
とも今日この日の僕は結論づけさせてもらおうか。  
 もっともそれでもやはり、キーボードで文章を「打つ」というのはなかなか自然なこととはなりにくいもの  
のようだがね。何しろここまで書くだけでも何度か打ち間違いを起こしてBackSpaceキーに頼っている。  
打ち間違いだって言い間違いだってその場で訂正するのならば同じこと、のように思えるだろうが僕の  
感覚としてはこの二つの違いは大きいな。打ち間違いの訂正は言い間違いのそれに比べて「中断を余  
儀なくされる」という感覚が強い。キーを正確に打ち直さねば、と思わされるせいもあるかも知れない。こ  
のあたりはやはり「発声」に分があるのだろう。そう考えると、全く現代の作家という奴には頭が下がるね。  
まあ世の中には口述で筆記したり、キーボードでの打ち込みに於ける「修正のしやすさ」を逆に煩わしく  
思い、万年筆で筆記するのだという作家もいると聞いてはいるのだが。いずれにせよ、僕は趣味の範疇  
でしかものは書けない、作家などは無理な話と言うことだろうな。……まあ、作家と一口に言ってもピン  
からキリまで、というものだろうがね。まして今の世の中、売れたもの勝ちだ。ケータイ小説だろうが何だ  
ろうが……ふん、まあ、忸怩たるものがないわけじゃないが、仕組みは理解できてしまうものだから尚更  
嫌な話だね。極論、必要な人脈さえあればどうとでもなるかも知れない。まあ一旦売れてしまって、その  
後に改めて書きたいものを書くというのも手だが。  
 まあその様な世の中で、そんな中でも真っ当に作家を目指す気でいるなら、その人には尚更頭が下が  
るよ。加えて周囲の不理解をも省みず、どれほど齢を重ねていようとも構わず、その為に就職さえもかな  
ぐり捨てられるような人物ならばね。いやいや本当に、心からそう思うとも。  
 とまあここまで来れば何の話だよと問われそうだが、まあそうだな、>>60の名無し客くんにでも聞いて  
みてくれたまえよ。生憎と僕は、彼の要望に応えられそうもないものでね。  
  
 ……人脈だけはあるようなのだがな、あれも。  
  
 まあ他人は他人、僕は僕だ。丁度>>57の名無し客くんにも聞かれているので話を絡めてみるが……ま  
あ実際、作家という道はないだろうな。読む方は嫌いではないが、創作となるとやはり難しいものだよ。  
ああ、きっと予想されているとおり、自分一人で好きなようにものを書き暮らしていく、というライフスタイル  
は望ましくない訳じゃないけどね。大勢の人間に晒されると困る僕としては、それは確かに願ったりの環  
境だ。だが実際、本当にその様に暮らしていけている作家などこの世にどれほどいるものだろうか。まし  
て有名になればしがらみも避けられなくなる。難しいものだよ。どのみち、なれるとも思っちゃいないが。  
 まあ、そうだな……僕のこの性格、「分からないことが嫌いだ」という欠点を特徴として活かすならば、  
研究職にでも就くのが妥当だろうか? 分野にもよるだろうが、世界を解き明かしていくような仕事ならば  
やはり興味はあるからね。  
 しかしまあ、この様な話は理想であると言わざるを得ないだろう。誰もが誰も望むままの仕事に就ける  
などとは思っちゃいない。結局は選ぶ間もなく狭まる選択肢を、どうにか選ぶしかないのだろう……その  
様に世界から見放されているような感覚は、僕としては非常に不快なのだがね。  
 まあせいぜい悔いなく生きていくしかあるまい。終わることはいつでも出来るのであるならば。  
  
  
 ……なーんて言っちゃって、これでまかり間違って作家にでもなってしまったら、これはもう皮肉としか  
言いようがないだろうな!  
 いや? 僕は別にぜんっぜん構わないのだがね!  
  
  
 とまあそんなわけで……簡単ではございますが新年のご挨拶とさせていただきますと、お約束を差し挟  
んでおこうかな。  
 そうとも、新年のご挨拶だ。やあやあ、あけましておめでとうございます、>>61の名無し客くん。そして皆。  
 今年もよろしくね、と、ひとまずは。  

63 名前:名無し客:2009/01/07(水) 14:48:01
音声認証PCを買おう!って話ですねわかります。


まあそうなったらそうなったで今度はPCを立ち上げる事自体が億劫になるんだろうけど

64 名前:名無し客:2009/01/11(日) 23:15:27
映画とかどの位見ます?

65 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/14(水) 01:20:12
 さて、もう一月も中旬だ。全く、つい先日年明けを迎えたばかりだというのに早いものじゃないか。  
 ……などと僕の年頃から言ってしまっていては、この先が思いやられる、というものなのだろうがね。何  
せ歳経れば経るほど月日は速く感じられるそうだからな。……僕が50、60にもなる頃には、一体どのよ  
うな時間の中を過ごしていることだろうか、高校生である今の僕は想像も出来ない。大体、年齢を重ねる  
と速くなるだなんてある種の理不尽ですらあると思うが。全く、世界は優しくあってはくれないな。  
 いずれにせよ、もう新学期は始まっているというわけだ。済まないね、>>52の名無し客くんに>>58の名  
無し客くん。この様な状況なので、どちらも仮定の話として進めなくてはなるまい。もっとも、始めっからこ  
れらは仮定の話、以上の何物でもなかったのだろうがね。可能性としてで言えば確かに、>>58の件はと  
もかく>>52の件はなくもない、というものではあるだろうが。……ふん、>>58の名無し客くんに対してにべ  
もないのではないか、と思うかね? だが仕方あるまい、何が悲しくてこの長期休暇中にまで学園に出  
向かなくてはならないのか。ましてや「我慢できずに」とは何事だ、僕は保健室中毒者か何かかね。無論、  
その様な症例は終ぞ聞いたこともないが。でなければ誰かに会いに来た、ということだろうがそれも「我  
慢できずに」には該当しない。大体誰に会いに来るというのだ。確かに長期休暇中とはいえ、先生方は  
仕事しているだろうし部活に精を出す生徒もいることだろうが……生憎と僕には、そこに敢えて会いたい  
と思えるほどの相手は少なくてね。ああ、様刻くんかね? 彼こそ長期休暇中にわざわざ学園に出向くよ  
うな人物でもあるまい。別に彼が僕の世界の全てだと主張するつもりもないがね。確かに彼が居らずと  
も、敢えて学園に出向くことについて得るものが何もないとは言わない。だが「我慢できずに」とはやはり  
語弊があるというものだろう。ましてやあの学園は、登校するにあたり少々骨の折れるような立地にある  
ものでね……長期休暇中にまで出向く気にはならない、というのが率直なところなのだよ。それならばい  
っそどこぞの図書館にでも通った方がマシだ。……とまあ、普通ならばそう言うところなのだろうが、図書  
館そのものはともかくその道程に於いて人混みに遭遇することのリスクを考えると、それも僕にとっては  
あまり現実的な話ではないけれどもね。結局は自宅で勉強するに至るのさ。  
  
 さて、そして>>52の名無し客くんの件だが……先ほども言ったように、長期休暇中とて先生もいれば生  
徒もいるのだ。改装の可能性はなくもない、とは言ったが現実的にあり得たものでもない、と思うね。まし  
て休み明けも続くような大がかりな改装工事なら尚更、別途に仮設の保健室を用意するところだろう。  
……仮定に仮定を重ねているので、たぶん、としか言いようがないのが難だがね。だがそうであるなら  
ば、僕が困るようなことはあるまい。それに逆に考えてみたまえよ、保健室は使えず代替の場所もない、  
等となれば困るのは僕だけではあるまい。今のこのご時世だ、その様なことになれば最悪生徒の親御さ  
んが出張ってきて面倒なことになりかねないだろうな。この学園がその様な無用のリスクを背負うような  
無能者の集まりなどではないと、その程度には僕は信じたいところだがね。  
  
 とまあ、これが僕の回答だが……現実的にはもちろん、どちらもあり得なかったよ。新学期もやはり僕  
は早々、始業式も尻目に――出られるはずがない、のだよ。始業式も終業式も――保健室の真ん中の  
ベッドに陣取らせて貰っていたものさ。  
 そこで様刻くんは尋ねてきてくれたかどうかは……ふふ、それくらいは秘密にさせてもらっても、罰が当  
たるものではないだろう?  

66 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/14(水) 01:20:48
 ふむ。  
 何やら僕につき感想を貰っているようだが――しかも年末恒例の物語の人物(らしき方?)にだ。時代  
を超えて賞嘆の言葉を頂けるとは、全く持って驚天動地な話だが……大げさかね? しかし実際、真面  
目に考えればそれくらいの事柄ではあるだろう。まあ、現実に起こりえているのだからこれは僕とて甘受  
せざるを得ないのだろうが。  
 ともあれ、その様に賛辞を頂けるのは決して悪い気分ではないけれど……いやいや、仰るとおり僕は  
ただの年端も行かぬ小娘だよ。ろくな社会経験もなければ文章書きを生業としているわけでもない。か  
ような僕が文章力を褒められるのは、いっそ恐縮しきりというものだね。ましてこの通り、前回の書き込み  
から中六日、筆無精は未だ治りきってはいないのだ。>>63の名無し客くんの予想するとおり、例え僕が  
音声認識でもって口述筆記の可能なPCを手に入れたとて、それだけで筆無精が改善されるとは思えな  
い。実際に扱ったわけではないからこれは予想だが、口述筆記と一口に言ってもそれは垂れ流しの言葉  
がそのまま形になるだけだろう。その後の校正やら編集作業が必要なことは変わりはあるまい。やるこ  
とは大して変化するものでもないだろうな。……そう、校正・編集というなら、僕はここまででも見ての通り  
多々ミスを犯しているのだ。これでは片手落ちというものだろう。まあ、こればかりは改善しきってしまい  
たいところではあるがね。  
 まあこの通りなのだ。片手間とまでは言わないが、この僕の文章力などたかが知れているように思うの  
は、果たしてこれはへりくだりが過ぎるというものだろうかね? もっとも、せめて「PCを立ち上げるのが億劫に  
なる」ということにだけはならないようには、したいところだけどね。  
  
 ちなみに「知恵と知識の区別」については言及を避けさせていただきたい。流石に自分で言うことでも  
ないだろうからね。  
 容姿については、まあ……醜貌の類ではない程度に整っているとは、自負してはいるがね、うん。  

67 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/14(水) 01:39:33
 おっと、そうそう……僕がかの人物のスレッドなり何なりに感想を述べるのは、済まないが遠慮させて  
いただきたい。決して悪感情があるわけではないが……僕はこの通りの性質だ、人を褒めるというのが  
どうにも苦手でね。褒めたつもりが無遠慮な物言いになってしまっては失態が過ぎてしまう。  
 重ね重ね、済まないがね。   

68 名前:名無し客:2009/01/14(水) 09:04:52
なにか、夢中になってるものってある?

69 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/22(木) 03:21:59
 ……やれやれ、参ったね。油断して寝入ってしまい、この様な時間に目覚めてしまったよ。  
 このままでは翌日の登校に支障が出るな。一度目覚めた以上すぐに寝付けそうもないからね。僕はど  
うしたものだろうか? このまま起きているべきか、もう一度少しでも寝ておくべきか、悩ましいところだ。  
  
 しかし、全くもって眠気というやつは恐ろしいものだね。この眠気にいざなわれるままベッドに潜り込む行為  
は実に危険で、麻薬的ですらある。「睡魔」とはよく言ったものだよ、あれは人ならざる者の仕業であると  
思いこんだほうが楽ではある。即ち、その様に解釈するのは一種の逃避行為であるとも言えるのだろう  
がね。まあいずれにせよ、睡眠欲を満たすという快楽には抗いがたいものがあるのは事実だ。やがて意  
識がぼやけ、夢見心地でいるうちに気が付けば本当に夢の中で、そして真の意味で「気が付いた」時に  
は数時間が経過している。そうであるだけに、うたた寝――寝床に入ってしまっても「うたた寝」と称すべ  
きかどうかは、さておき――というやつは目覚めた際の後悔が酷いものだが。夢の中へ行ってみたいと  
思いませんか、等という歌が昔あったようだが、全く、この様に勝手に誘われ勝手に追い出される「夢の  
世界」等というものに行ってみたいも何もあるものかね。無論、その様な不確かな世界だからこそ「夢」と  
いう言葉は一種茫漠とした空気を孕み、他方で啓示の類を受けとる場として例えられるのだろうが。  
  
 ふん、夢中、正に夢の中……かね、>>68の名無し客くん。  
 しかし上記の如き文字通りの「夢の中」ではなく、言葉通りの「夢中」になることなど、僕にはあっただろ  
うか? いやいや、それはもちろん僕とてどこにでもいるただの人間だ。良い書物を読み進めれば読み  
終わるまで読んでしまうこともあるし、ふと耳にした曲が琴線に触れることもある。更に言うなら人間であ  
る以上に生物であるのだから、三大欲求を満たす行為は決して不快なものではない。それこそうたた寝  
然り、食事然り。  
 だがね、一方でそれは全て一時的なもののようにも思えるのだよ。数日、数週間、数ヶ月にわたって心  
奪われ続けるような、正に無我夢中と称すべき状態に至れるかというと、僕の場合それは疑問であると  
言っても過言ではないと思うね。夢中になるということ、それは即ち自我を、そして世界を忘却する行為  
なのだよ。何かに没頭し、世界がそれだけであるかのように錯覚し、我を忘れ――無我夢中とは、よく言  
ったものだ、というわけだ。そして僕は、その様には至れない。常に世界は僕に疑問を生じさせ、あらゆ  
るものを気にかけさせ、一つ所には居させてはくれない……まあ短時間、それこそ文庫本一〜二冊を消  
化する程度の、極めて短い間だけなのだよ、夢中と言える状態に落ちていられるのは。いずれ僕は我を  
否応なく取り戻し、そして夢中だったその時間を思い返すのだ。  
 これぞ正に、夢見心地、夢の如し。  
 微睡みの中、夢に誘われ、そして夢に追い出され――睡眠とさほどの違いはない。  
 無論、僕に何も残さないわけではない。目覚めてすぐ曖昧模糊と化す文字通りの「夢」よりは、遙かに  
明確としたものだよ。だがそれはエッセンスとして残るのみだ。そのエッセンスが後の僕、その一端を構  
成するのだとしても、それは夢中となった時間とは切り離される。読み返すなり、新たな本を求めるなり  
するのは構わないが、夢中、という観点で語るならばそれ自体は同じことの繰り返しだ。やがて僕は我  
を取り戻し以下同文、というわけだよ。  
 まあその様なわけだ、>>68の名無し客くん。夢中に「なっている」ものなど、言葉通りの意味で無我夢中  
になりうることなど、僕の場合は考えられない。もっとも、この様な僕でも夢中になれるもの、それ自体は  
実に貴重な、価値あるものだ。夢中になっていた僅かな時間、それ自体は夢の如くであったとしても、そ  
のエッセンスは僕の中に残ると言った。逆説、僕に何かを残してくれるのならば、一時であれ、夢中とな  
るのは悪くはないからね。  

70 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/22(木) 03:22:30
 ふむ、何か、何かと連呼しているが、ところで最近の僕に残してくれたものは何か?  
 うん、分からないな。  
 ……あれ、なんだか死にたくなってきたぞ!?  
  
 というお茶目はさておき――ああ、補足するならば、何かを残してくれると言ってそういちいち言語化で  
きるようなものでは、逆に底が知れるものではないかと思うがね――死ぬよりまずは、寝ることとしよう。  
ほんの僅かながら、寝ないよりはおそらくマシだろう。  
 夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと……思う思わざるに関わらず、どのみち、明日の僕は保健室の  
ベッドで寝てしまっている可能性が非常に高いが。全く、ままならないものだ。  
 常態化しないように気をつけなくてはいけないが。  

71 名前:名無し客:2009/01/23(金) 15:17:28
長期休暇中は、ずっと家にこもるの?

72 名前:名無し客:2009/01/23(金) 16:23:25
残すもの、ですか…

じゃあ保健室なので薬おいときますね。

つ【青酸カリ】

73 名前:名無し客:2009/01/24(土) 22:04:10
それだけ寝てる事が多いと寝具にこだわりが生まれたりしませんか?

74 名前:名無し客:2009/01/27(火) 12:57:57
あなたの世界は保健室の中だけで完結しているんですか?

75 名前:名無し客:2009/01/27(火) 13:28:24
病院坂黒猫は保健室の外では長時間生きられない、という噂は本当ですか?

76 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/31(土) 00:00:29
 それにしても、この場に於ける僕はほとほとミスが多すぎる。  
 もっとも僕とて人間だ。ミスを犯さず生きていけるとは思えない。さりとて僕とて人の子だ。ミスを犯さず  
に生きていきたいと思っている。失敗は成功の元、必要は発明の母……あはは、いやいやもちろん、こ  
の二つは些かも関係のない、ただ語呂が似通っているだけの無縁の言葉だ。しかしながら、こと今回に  
限って言うなら、僅かばかりだが関係が、なくもない。  
 鍵となるのはトリップだ。そう、名前欄に於いて太字ボールドにならずに表示される、暗号化を経た文字列だ。  
無論、これは本来的には身元の証明のために用いられるものだ。僕は間違いなくこのスレッドで書き込  
みををし続けている病院坂黒猫なる一介の女子高生であることのささやかな証明。……ふん、かような  
説明は今更かね? まあ実際に今更なものだけどね。少なくともこの場ではただの、少々気の効いた名  
札かアクセサリーのようなものだろう。そうでもなければ検索ツールを用いる必要もないし、本当に本人  
証明の必要な、由々しき事態が起きたならば、それは管理者の手を借りるのが一番手っ取り早いことだ  
ろう。いやいや、それはもちろんその様な事態になり得ぬほうがより良いのだがね。徒に手を煩わせるわ  
けにもいかないし。まあせいぜいは自制だね。このトリップの鍵となる文字列を万一にも晒してしまった  
ら、それはとても面倒なことになってしまうだろうしな。ふむ、鍵となるのは〜などと話しておきながら、鍵  
を晒すわけにはいかないとは、なかなかどうして気の効いた話だと思わないかね?  
 さてそのトリップだ。先ほども言ったように世の中にはこれを検索するツールというものがある。ただの  
暗号化のアウトプットに過ぎぬ、無味乾燥なる文字列に敢えて注目し、総当たりでもって特定の文字列  
と変換されうる鍵を探し当てるものだ。無論、本来的には必要のないことだ。しかしそれでも誰かが必要  
としたからこそ、これらツールはあるのだろう。……いや、敬意を表すべきことだと僕は思うね。これらツ  
ールを開発した彼らのおかげで、僕も「好きなトリップを見つけ出し使用する」というささやかな遊びに参  
加できるというものなのだからな。そうして僕も、当初は◆Broken.VcMとなるトリップを使用し、そして現  
在では、新たに発見した、いや発見「された」とすべきかな? ◆b.world/Zgとなるトリップを使用している  
というわけだ。  
 うん、これもまた今更の話だね。トリップの変更は先日、>>50にて宣言しているのだからな。それは全  
くその通りだよ。さて、それではそれを踏まえてだ……>>54>>55>>56、これらの僕の書き込みの、その  
名前欄をよく見てみてくれたまえ。  
 ……いやいや本当に、これ自体がミスの連続であるのだというのに、かような醜態まで僕は演じている  
のだ! もっともこの醜態、誰も気づかずにいたのか、それとも名無し客くんらは気を効かせて、あえて  
指摘をせずにいてくれたのか……それは僕の感知しうるところではないがね。だが当の僕、この僕自身  
は、これぞ顔から火が出る思いであったというものだよ。何しろ見ての通り、そして先ほど書き記したとお  
り、これら3レスの書き込み自体が既にミスにミスを重ね、そこで醜態を恥じているというのだ。にもかか  
わらず、当時の僕自身が気づかぬうちに、更なる失態を演じていたとは! >>53の名無し客くんの例え  
を借りて表現するならば、剣道着の……そう、垂れというのだったかな、あれは。僕も正式名称は最近  
覚えたものだが。ともあれ、あれを気分良くも新調したというのに、それを忘れて古いほうを持ってきて身  
につけてしまった、ということになるのだろう。それはささやかかも知れないが、確かに失態なのだよ。こ  
れを失態と捉えずそのまま受け入れてしまったならば、僕は何のために垂れを、もとい、トリップを新調し  
たのだか分からなくなってしまうのだからな。  
 ふふ……まあ、わかるよ。僕とて凡人変人の自覚はあれど、阿呆にまでなった覚えはない。このような  
ものは本当にささやかで、僕自らが気にするほどには、皆は、世界はそれほど気にしないものであるとい  
うことぐらいはね。あーやっちまったなこいつ、程度のことだろう。しかしそれでも恥ずかしいものは恥ず  
かしいものなのだよ。ましてや、>>53の名無し客くんがこのトリップの新調につき共感してくれていたのに  
もかかわらず、なのだから始末に負えないというものじゃないか。他人がどうとも思わずとも自分が恥ず  
かしい――いやそれどころか、第三者としては、正に第三者から見れば特に影響もないことだとわかる  
からこそ、かような失態は僕に空しさまでも割増しさせ、じわじわと苦しめてくれるものなのだ。  
 自業自得だからこそ……難儀なものだよ。  

77 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/31(土) 00:00:58
 まあ、それはそれとして……と無理矢理にでも気分を変えるのだが、それにしても>>53の名無し客くん?  
きみがトリップの新調について共感してくれたのは、それ自体は、くろね子さんとしては実に嬉しいことで  
はあったのだがね……しかしだ、>>53の名無し客くん、何故にきみはそこでその、垂れだったか、それ  
についてまで言及してくれているのだね?  
 いやいや、>>53の名無し客くん、僕としてもこれは少々細かいことを気にしているという自覚はあるの  
だ。上記につききみが気を悪くするようならこれは申し訳ない、それは決して僕の本意ではないからね。  
だから先に謝っておこうと思う。ごめんね? ……とはいえ>>53の名無し客くん、それでもやはり僕は気  
にはなるのだよ。なるほど「名札のようで」というのはまだ理には適う。僕もその通りだと思う。しかしそこ  
で「剣道着のアレ」とするのは些か脈絡がないのではないかね? 加えてきみは、その正式名称につい  
て言及をしていない。それでは僕も穿った見方をしてしまうというものだよ。  
 即ち、僕を試そうとしているのではないかとね。  
  
 まあ実際だ、僕はこの通りのこの有様で、運動とカテゴライズされるもの、その全般は僕にとっては別  
世界のものにも等しいことではある。いつだって保健室の窓越しに、校庭を眺めているのがせいぜいな  
のだよ。ましてや剣道をや。きっと防具を身につけるだけで潰れてしまうことだろうな。ついでにおっぱい  
まで潰れてしまいそう……というのは、少々不躾なこの問いかけを多少なりとも中和するためのお茶目  
だと受けとっていただければ幸いなのだがね。ともあれ、僕がいわゆる引きこもりのようなもので、ろくな  
経験もないのは明々白々なことではある。>>71の名無し客くんに「長期休暇中は籠もりきりなのか」と問  
われれば「矢も盾もたまらぬほどの理由がない限り」となってしまうし、>>74の名無し客くんに「世界は保  
健室だけで完結しているのか」と問われれば、「学内に於いてはほぼその様なものだ」と答えざるを得な  
い。もっとも、それとて誰とも会わぬ訳でもないし、僕は僕なりのコミュニケート手段でもって学内につい  
てのあれこれを聞き込んでいたりはしているのだがね。それでも活動的であるなどとは、どう言い繕おう  
とも言えたものではないだろう。まあ、流石に>>75の名無し客くんの言う噂は、否定させて貰うのだがね。  
というか僕は何かね、無菌室の病弱少女かね。それが僕のような尊大な人物ではアンバランス極まると  
いうものだと思うがね。まあ、世の中にはそういったアンバランスさをこそ愛でたい、と思う者もいるのか  
も知れないが。  
 いずれにせよ、僕に運動関係、体育会系と呼ばれるものの経験など皆無であるということだ。なるほど  
それらの知識についても、疑われて然るべきではあるかも知れない。そうして、僕は試されたのだ。「こ  
の名前がわかるかな?」とね。  
  
 真意は果たしてどのようなものか、少なくとも現時点での僕は知ることは出来ないのでね。こうして僕は、  
僕なりに合理的な解を見いだし、それをもって納得するしか術はないのだ。まあ、それ故に疑り深くなる  
というのは、弊害と言うには少々失礼が過ぎるということは、十分に心得てはいるのだけれども。  
 気を悪くさせるのは本意ではない。嫌われることも趣味ではない。さらでも僕は万人と友好的に付き合  
える人間ではないからな。それくらいの自覚はある。しかし自覚があろうと、やはり僕はこのようにしか出  
来ない……全く我ながら、不器用極まるものだよ。せいぜい、後にフォローにもならぬフォローをするしか  
術はないのだ。  
 この様に、重ね重ね、>>53の名無し客くんに…… ごめんね?  

78 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/01/31(土) 00:46:50
 ……という、上記のレスは、本当なら九時までに書き上げたかったところだったのだがね。残念ながら  
タイムオーバーだったよ。出来ればこれから書くものは、見終わった直後に余韻に浸りながらでも書きた  
かったものだったのだがね。先ほどの言葉じゃないが、本当に不器用なものだ。  
 何のことかと言えば、映画を見ていたのだよ。そう、九時より十一時頃まで日テレ系列でやっていたや  
つだね。「20世紀少年 もう一つの第一章」……だったかな? あはは、漫画原作の邦画をテレビ放送で  
見るなんて、なんだか小市民に過ぎる気はするがね。しかし僕は映画というと、専らこうしてテレビで見る  
しかしない……というか、できないからな。映画館へ見に行くなどというのはもちろん無理だし、レンタル  
してくるというのもなかなか難しいのだ。まあ、最近はネットレンタルという方法もあるようなので、そちら  
を活用すれば僕のような者でも色々と見られるかもしれないけどね。  
 しかしその、肝心の今夜の映画だが……やはり少々、端折られていた感が否めなかったな。大体の筋  
書きこそわかるが、どこか展開が急すぎる。まあ原作は結構な巻数を持つ漫画なのだ。映画三部作……  
都合六時間ほどかな? に収めるとなればこれは仕方のないことなのだろうとは、わかるのだが。本当  
に話を楽しみたいならば、やはり原作を読むべきなのだろうしね。それよりも映画としての演出、映像技  
術、そして役者の演技をメインに楽しむものだろう、こういった映画は。  
 それにしても最近はこういう実写化が盛んだねえ……まあそれこそ「流行り」と言うもので、アニメ化よ  
りも実写化の方が売り込みやすいと言うことなのかも知れないが。実際、実写として見ると、荒唐無稽は  
荒唐無稽ながらも、どこか無闇なリアリティを感じさせはするものだし、わからなくもないのだが。とはい  
え本当に「無闇な」リアリティだがね。目に焼き付きやすい、ショッキングな映像であるとも言える。そうい  
ったダイレクトな衝撃が与えられる一方で、お話が飛ばし気味である……となると、これは少々眉をひそ  
めたくなるものだが。いや、これは捻くれた物の見方という奴なのかな。映画とは極めて手軽に、かつ強  
く、僕らをフィクションの世界へ誘うものなのだから、何も考えずに見た方が良いのかも知れない……そ  
う、先日言った「夢中になる」、という奴だな。それを無理なくさせてくれる映画が、いい映画……というこ  
とかもね。  
 ふむ。……これは感想というには、流石に稚拙かな? これでも楽しんで見ていたのだが、やはり僕は  
褒めるのが苦手なようだ。これであえて付け加えるとしても……豊川悦司に妙な存在感があったな、とか  
かな。他方、唐沢寿明は僅かながら一部コミカルに過ぎる感があったが。いずれにせよ、それぐらいだ。  
まあ、映画についてはこのようなものだよ、>>64の名無し客くん?  
  
  
 ああそうそう、先々週のデスノートスピンオフのやつも見たよ。  
 全くもって、箸にも棒にもかからぬ代物だったがねえ……一部ホラー映画の如きノリだったし。あれでは  
二匹目の鰌狙いの謗りは免れないのではないかね。  
 一番印象に残っているのも、悪役やってる高嶋政伸だった……というのも、なあ。うーん。  

79 名前:名無し客:2009/01/31(土) 08:22:31
ともだちの正体の謎は気になりますか?

80 名前:名無し客:2009/02/01(日) 19:53:30
顔から火が出る思いとはいうけどくろね子さんが恥ずかしがってるのってあまりイメージ出来ないよね。

寝転がって身もだえしながらあーうーとか唸ったりすんの?

81 名前:名無し客:2009/02/10(火) 17:22:25
黒猫さんは宅配便のアルバイトでもしてるんですか?

82 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/02/12(木) 01:16:59
 いやいや、>>80の名無し客くん――僕はこれでも、冷血な人間になった覚えはないのだ。有り様は正  
確に、精緻を極めたいと思っちゃいるが、その為だけに血も涙もない鋼鉄の機械の如き存在になどなっ  
た覚えはない。なろうとも思わない。なってどうする? まあ、なれるわけもないのだが。僕は意志を持っ  
て生きているのだし、加えて喜怒哀楽あってこその人間、というものだろう? 喜びも怒りも哀しみもする  
ならば、恥ずかしがることとて例外ではないのだ。無論、それ以上に楽しもうとする気概はあるつもりだ  
がね。それでもやはり、僕は人間である以上、己の感情に押し流されることだってあるし、それを否定す  
るつもりもないというものだよ。「顔から火が出る思い」だって、又然り。  
 もっとも……顔から火が出る思い。まさか本当に火が出るはずもない。例えは例えでしかない。それは  
単なる表情の比喩表現であるならば――それを意志で押さえつけることも不可能ではないし、実際僕は  
その様にするだろう。うん、そうとも、>>80の名無し客くん。きみが想像するように、いや想像できないよ  
うに、僕は人前で「顔から火が出る思い」を表現はしても体現をするつもりはない。その様なもの、それ自  
体が恥ずかしいと言わざるを得ないからな。実践してみせるつもりはないよ、誰が相手でも、僕はその様  
に振る舞わせて貰う。……振る舞うつもりだ。振る舞えたらいいなあ。まあちょっと……いや、今更さだま  
さしもあるまいか。ふふ、繰り返すけどね、僕とて人間なのだ。その様に振る舞おうとするにはしても、抑  
えきれるかどうかとは別問題だ。それこそ、恥ずかしながら……ね。結果として、表面上の平静を保とうと  
し、失態を認めるか、取り繕うか、はたまた話題転換を試みるか――その場の判断次第だがそれを実行  
する、ことになるだろうな。……うん、まあ、それはもちろんわかるとも。むしろ理解できるからこそ困りも  
のだ、僕が有り体に言えばテンパってしまっていることを、相手に容易く読み取られていることぐらいは  
ね。だがそうかと言って全て諦めて感情をさらけ出すわけにもいくまい。崩れかけた砂上の楼閣、いやと  
っくに波に浚われたただの砂の城であろうが、僕はそれを保とうとするしかないのだ。そうしてその場を  
やり過ごす……というのが、僕の言う「顔から火が出る思い」の表現であるのだと、察してくれたまえよ。  
  
 ふむ、それからどうするのかって?  
  
 ところで>>80の名無し客くん、例えば夜、明かりを消し布団に入って眠ろうとしているとき、何やら色々  
と考え事にふけってしまうことはないかな? こと、僕などは考え事どころか、書き留めてしまいたいこと  
まで思い浮かんで困ることしきりなのだがね。明かりを付けて本当に書き留めてしまうべきなのかも知れ  
ないが、そういうことをやっていると眠れるものも眠れなくなってしまう。やはり視界の明るさで脳は切り  
替えを行うようだからね、眠ると決めたらもう明かりなど付けるべきではない。ちなみに携帯電話なども  
十分明るいものだから、ゆめゆめ気をつけておくべきだ。  
 まあそんなわけで、僕は寝入りに考え事をするわけだ。色々と、色々と……考え事をしているうちに、  
ふと、恥ずかしい真似をしてしまった経験を思い出す。時には、ほとんど何の脈絡もないことから連鎖が  
起きて脳内に再生される。全く、あれは一体どういうメカニズムなのだ……この世に分からないことは多  
すぎて嫌になるが、ともあれ、恥ずかしい経験というやつは異様に鮮明に思い出されるものだ。正に「脳  
内再生」という表現が適切なほどに。  
 ああ、そうとも――これが本当に恥ずかしい! 冷静に考えれば、その時の当事者はその様な些細な  
ことを覚えていない可能性だって高い――僕が恥ずかしかろうが、他人にとっては些細なことだ、等とい  
うのは往々にしてあるものだ――というのに、そしてこの時の僕は別に誰にも見られてはいないというの  
に、それでも脳内に展開されたそれは嫌な破壊力を持って僕を蹂躙するものだ。いっそ忘れてしまえれ  
ば楽だというのに、というか忘れさせろと思うのに、むしろより鮮明さを得て僕に襲いかかる。たまらず僕  
は、そのまま枕に顔を  
  
  
 あとはご想像にお任せします、というのが王道、というものかな?  

83 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/02/12(木) 01:17:18
 とはいえ僕も、別に毎晩毎夜、俗に黒歴史と呼ばれるような記憶に悶絶しているわけではない。  
 まあ、いつでもすんなりと寝入れるのかと言えばそれもまた否なのだがね。どうしても考えにふけってし  
まうものだ。この世には分からないことが多すぎるからね……それについて調べる手段のない事柄を、  
あれこれと頭の中で、或いは明かりを落とした暗い天井に向かって、はたまた瞼の裏で、こねくり回して  
しまう。  
 もっとも、その内容は千差万別というものだけれどね。それこそ>>79の名無し客くん、きみの問いかけ  
通り、かの人物の正体だってもちろん気になるが、フィクションとなれば解答は用意されて――いや、い  
ないことも多々あるものだったな。まあ、そうであったとしても、神ならぬ作者ならぬ僕には「未定のこと」  
だ。イコール、分からないことでもあるので決して気分の良いものではないが、いずれはっきりはしそうだ、  
というだけでもまだ十分な安心感がある。いくら僕でも、フィクションの謎についてまで嫌悪感を覚えてし  
まっていてはきりがないというものだからね。……ところで>>79の名無し客くん? レスの流れから、まず  
九分九厘、「ともだち」というのは件の映画、ひいては原作漫画のそれについて尋ねているのだと解釈し  
たのだが、まさかそうではなく、本当の僕の友達、即ち様刻くんなどについての正体……疑念を、僕は抱  
いているのでは、という問いかけではないだろうね? まあね、それはもちろん他人は他人だ、真にその  
内面を理解することなど出来はしない。せいぜいが類推程度のこと、彼が僕に見せる表情、感情、言葉  
が偽りの仮面ではないという保証など無論どこにだってありはしないのだ。……うん、寝入り間際の考え  
事というのは嫌なものでね、そういった、胡乱な想像――妄想にも等しいことさえ、僕はつい考えてしま  
い、尚更不安を増大させるものなのだ。全く、不器用極まりないというものじゃないか。  
 その様な調子だ。不安を抱えて、ついでに膝も抱えて幼子のように眠る毎日……かどうかは、これまた  
僕はきみらのご想像におまかせするというファンサービスを敢行するのだが、ファンサービスなのは眠り  
の様子のみであり、僕にとってこの世に不安の種が尽きないのは厳然たる事実。これではいっそ死にた  
くなるのも無理からぬことだろうと主張したくもなるのだけれど、全く意地の悪いことに、その「死」というも  
のはこの世界に数多ある不明な事柄の中でも最たるものじゃないか。死ななければ分からないが、死ね  
るのはたったの一度きりだしね。  
 無に帰せるのであれば話は早い。そのまま世界に溶けてしまえるだろう。分からないことを分からない  
まま、抱えて生きていくよりはまだマシだ。……ふん、天国? Heaven? それを僕に問いかけるかね、  
>>51の名無し客くん? 何をもってきみが天国をHeavenと言い直したのかは僕には分からないが……  
ああ、また分からないことだな。全くどうしようもない。まあ神だって英語のGodに日本の神道から由来す  
る文字をとりあえず当てはめたのだと聞くので、厳密には「神」と「God」は別物、であればきみの言う「天  
国」と「Heaven」も別物と捉えるのが合理的だろうが……そこから先の判断材料がないのは変わらない  
な。ただ、存在を信じるかという問いかけならば……そこで確かに存在するのだと胸を張って言えるほど、  
僕は信心深くはないものでね。死ねば誰でもそこへ行って幸せになれるというのならばなんとも夢のある  
話だが、大抵そういう話は「地獄」と対だ。まあ日本では馴染みがないが、宗教というのは倫理教育も兼  
ねるのだから仕方ないだろうが。信じる者と書いて儲かる、みたいな新興宗教よりはよほど健全だろう。  
だが現実問題、天国も地獄も存在保証はこれまたどこにもない。天国なり地獄なりがあるのならば、この  
世界にも意味があるのだろうと考えることも出来るのだが、反面、そんなものは存在しないのではないか  
という思いはやはり拭えない。加えて僕には天国行き・地獄行きの尺度すら分からない。こんなにも不安  
の中で生きているというのに、その所業を勝手に裁定し天国だ地獄だと言われてはたまったものではな  
いよ。まして自殺を極悪の極みのように言われては、僕などはどうしたらいいと言うのだね。……まあ、こ  
の考えこそが信心の無さの表れなのだろうがね。いずれにせよ、この世界が僕の理解を妨げようとする  
限り、僕は天国など望めない、ということになるのだろうな。  
  
 まあ、今夜もまた、とりとめのない考えの果てに眠るのだろう。  
 >>74の名無し客くんの言うように、本当に僕の世界が保健室のみで完結していたならば、と戯れに考  
えてみたこともあったが……結局は、僕はその「保健室」の外を知りたがりに行ってしまうのだろう。  
 やれやれ。宿業とは、こういうことなのかな。  

84 名前:名無し客:2009/02/12(木) 06:33:07
考えても分からないことは考える必要の無いことですか?

85 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/02/15(日) 00:06:18
 ああ、そういえば世間はバレンタインデーだったかな。  
 その「世間」では聖ウァレンティヌスなどとは最早無縁に等しく、この日の習慣、等というものは菓子業  
界が販売促進の目的で作り上げたものなのだ――だとかいうのは今更下手な陰謀論にもなりはしない  
だろうがね。いやいや、まだバレンタインデーそのものはこじつけながらも謂われがある分まだいい、と  
いうものかもしれないけどね。来月のホワイトデーなど、それこそ販売促進以上の何物でもなかろう。ま  
あ、それでも文化として根付いてしまうのだから、面白いと言えば面白いのだが。  
 ああ、僕かね?  
 まあ、察しが付いてることだろう。誰にも贈る予定はないよ。いや「なかった」か。今日はもう終わってし  
まうしね。大体誰にあげるというんだ。まあ……様刻くんに日頃の友誼の証として贈呈するくらいは考え  
なくもないが、妹さんのことを考えると躊躇せざるを得ない、というものなのだ。というか、いや、これは極  
めて大真面目な想定なんだが――様刻くん、それこそ今日などは妹さんから本気のチョコレートを貰って  
いそうな気がねえ。  
 いやいや、うん。別に本日の様刻くんからそれらしき話を聞いたわけでもないんだが。  
  
 もっとも、仮に僕があげたとしてもそれは一種の義理チョコという奴だろう。出来合いの市販品がせい  
ぜいだよ。それも大して高くもない、ね。いや、それはもちろん、贈るならばそれなりに真心込めて、それ  
なりに見目の良いものを贈りたくはあるのだが……その為に汗水垂らして働けるような体でもない。――  
なに、♪クロネコヤマトのたっきゅうびん♪ でアルバイト? そんな仕事に僕が就けると本当に思うかい、  
>>81の名無し客くん? 思いっきり力仕事じゃないか。自慢じゃないが、いや本当に自慢できるような事  
柄であるはずもないが、僕の体力の無さは折り紙付きなのだよ……いくら僕が黒猫でも、あそこでバイト  
など出来るはずもない。それとも子猫を口に加えてマスコットにでもなっているとでも思ったのかね。僕は  
ただのチビでおっぱいの大きい虚弱で人間恐怖の女子高生でしかないよ。この身で出来ることなど、た  
かが知れている。  
 では、バイトをして高いチョコレートを買えないのならば手作りかな? 板チョコを湯煎して? あはは、  
そりゃもう確実に本命ものじゃないか。いやいやそうでなくとも、手作りチョコなど慣れぬ手で作れるもの  
じゃないだろうからね……我ながら情けない話だが、それはチョコレートを原料としたおぞましき何か、と  
いうやつになるだろうさ。そんなものを贈ってしまってはかえって申し訳がない。それどころか様刻くんの  
ことだ、冗談でも、アーモンドチョコならぬアーモンド臭のする何かでも入ってないか、とか言ってくれた日  
には僕はその日一日落ち込んで何も手に付かなくなるかも知れないよ。……まあ、そんなものを僕が手  
に入れる術など基本的にはないのだがね。いくら保健室でもシアン化カリウムなど置いてはいない。>>72  
の名無し客くんがお茶目なことを言ってくれているけれども、本当に保健室にその様なものを配達されて  
は一大事だ。ていうか僕が疑われるよ色々と。それこそ陰謀論か、まったく。普通にアーモンドチョコにで  
もしてくれたまえ。  
 とはいえ、実際に青酸カリによる殺害現場を見たわけもなければ、その際のアーモンド臭というやつも  
もちろん嗅いだことはないのだけれどね。ちなみにあれは胃酸と反応して起こるそうだが、アーモンドは  
アーモンドでも果実のそれだそうだね。だから下手に「アーモンド臭がする」という先入観があるとかえっ  
て取り違えるかも知れないよ。アーモンドの果実の匂いだって、同じく僕らには馴染みのないものだから  
ね。いやいや、この様なものは無駄知識に過ぎないがね。あの番組も下火となって久しいし、今更だ。  
 というか本当に無駄であるべきなんだろうが。殺人に関する知識などミステリマニアだけのもので十分だ。  
  
 さて、いつものように話が逸れたけれども、まあそういうわけで僕はバレンタインデートは無縁の日を今  
日も送ったということだよ。学園内がばたついている雰囲気は、感じ取れていたけれどね。とはいえいず  
れにせよ、僕からのチョコレートを期待してくれている人などいないだろうな。僕もまあ、それなりに交友は  
あるつもりなのだが、そこまで深い関係の相手もいないしね。なんだか「逆チョコ」とかいう奴なら、いくつ  
か保健室に届いていたけどさ。もちろん、僕宛てではなく保健室の本来の主たる国府田先生宛てにね。  
 しかし、逆チョコねえ。この不況の折、菓子業界も色々と考えるものだよ。僕からすればそれこそ義理チ  
ョコの段階で本来の意義など遙か彼方、という印象なんだが。僕の知人などもう二日三日も前からチョコ  
を――もちろん、義理の――をもらって半ば困惑していたし、聞くところによれば友人どころか仕事関係  
上の相手に配るためにチョコレートを買い求める向きさえあるというしな。その為に菓子店に、女性ではな  
く年配の夫婦、下手をすれば男性のみで買い求めに来るのだとか。全く、それはお中元やお歳暮の類と  
どう違うのだか。まあ、先ほども言ったが不況なのだ。経済が動くに越したことはないのだろうがね。  
 やれやれ、この様な有様、もしも聖ウァレンティヌスと呼ばれた人物が見たらどう思うのやら。  
 いや、まあ、こんな島国での身勝手な振る舞いなど、見向きもしないかも知れないがね。  

86 名前:名無し客:2009/02/15(日) 00:40:53
バレンタインデー"ト"は無縁ですか、そうですか


将来くろねこさんが誰かとデートをすることはないんでしょうか

87 名前:病院坂黒猫 ◆b.world/Zg :2009/02/15(日) 01:17:46
 なんだって?  
  
>まあそういうわけで僕はバレンタイン デート は無縁の日を今  
  
 む……またしても、かい、僕は。しかし自分で気付けなかったのは初めてだよ。油断大敵だね、全く。  
 とりあえずは、もう寝るのだがね……  

88 名前:名無し客:2009/02/15(日) 21:26:41
様刻君の妹とは面識あるの?

89 名前:名無し客:2009/02/18(水) 20:39:40
保健室といえばオトナの色気を発散する介護教諭というイメージがあるんですが、
そちらの学校の介護教諭も、やっぱり妙齢の美人だったりするんですか

90 名前:名無し客:2009/03/07(土) 02:21:06
得意料理をお願いします。


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