■ 【期間限定】桜の咲く公園【雑談】

1 名前:名無し客:2008/04/01(火) 02:00:08


ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:     ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ   ヾ;ゞゞ;ゞ `  ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ  .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ    `
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ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,;  ゞヾゞ___// ;ゞ   ゞヾゞ;ゞ  ヾ;ゞゞ;ゞ    `
ゞヾ   ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/      ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
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  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :| `      `            `    ` ,
 `     ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| `    `         `     `      ` `   `
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      ,|iiii;iiii;;;;:;_ _: :|        `        `        `,
 `    |iiiiiii;;;;;;((,,,)::.::|  `       ` ,
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・4月末までの期間限定雑談スレです
・夜店もあります

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                                                                  −
                                             -‐                -
                                       ,      ┌―┐  三  ̄
                                 _,ィ      ´ , -     | :.:. |-‐
                                    ,ィZ⌒ャて         |  |                           ―-
                               |' _ :.:.Y/           .|  |
                                r{.口-口|             |  |                 ̄`丶
                                マー、{二}ノ―z―――――┘ :. └―――――――――┐
             z―r―┬―――――ァ ̄フ`>' ̄\:.:.:.:.:. ̄ ¨―――――--┬--‐ァ       :.:.:.:.:.|
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                                  ハ :.|             | :.:.  |
                               i ', :.|              | :.:. !
                               | i|:.:|              | :.:.:. !
                               | ||:.:|               |  :.:.:.!
                               | {|:.:.',_______|  :. |
                                   `ー'ー ' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄
・おかしな人もでるかもしれません(春ですから)
・マナーを守ってお使いください

2 名前:少々ヤケ酒を頂いた火付け盗賊改め方 ◆SEOnIi39So :2008/04/01(火) 02:51:55
もう、疲れた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桜でも見ながら
気を静めるかのぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>>1
>おかしな人
モウ コンナトコ ヤダヨ・・・・orz

奉行は大量増殖するわ、桜を見に来れば変態がいるわ・・・・・・・・・・・・・・・・
おい、そこの変態!!
切り落とすぞ?!

3 名前:少々ヤケ酒を頂いた火付け盗賊改め方 ◆SEOnIi39So :2008/04/01(火) 02:54:26
って、イカンイカン。いきなり斬殺死体をこさえてどーする、ワシ。
えぇい、とりあえずアッチへ行け!!酒がまずうなるわい!

っとにもー・・・

<手酌にて花見中>

4 名前:少々ヤケ酒を頂いた火付け盗賊改め方 ◆SEOnIi39So :2008/04/01(火) 03:11:49
・・・・・・・っと、もう一度、イカン。明日・・・いや、今日か。とにかく、
登城日ではないか。


寝よう。しかしまた、家に奉行連が来てたら・・・・・

5 名前:お団子置き逃ゲーション書記官 ◆z.wezW2Rrw :2008/04/01(火) 14:02:26
http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1206982808/5.jpg (43KB)
つ[心ばかりのお品]

6 名前:名無し客:2008/04/01(火) 18:47:22
変な人いっぱいいるから警察に通報しようかな…

7 名前:花見に来た警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/01(火) 22:23:05
え〜呼ばれたよねぇ?
はいぃ、呼ばれた気がしたので参りましたぁ。
ん〜警察ですぅ。


あれ、何ここ屋台とか出てるの?
あぁ、お花見ねぇ。

さすがに魚肉ソーセージとかは無いよねぇ〜……ん〜っふっふっふ。

8 名前:名無し客:2008/04/01(火) 23:29:16
大変です警部補!
でこの広い変態が出たとの通報がありました!

9 名前:花見に来た警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/01(火) 23:53:16
>>8
え〜じゃあねぇ、君ぃ。
そう君だよ君。
ここの人達全員に伝えて貰えるぅ?

犯人の弱点はデコ。叩けば勝てるって。

春になると沸くよねぇ、変な虫。んっふふふ……。

10 名前:夜店を出しに来た薬売り:2008/04/02(水) 01:24:17
胃腸薬に二日酔いに効く薬はいかがですか…
お花見シーズンなのに
だれも客が来ないですね…
結構このシーズンは売れるのですが…
>>1
……この時期は頭がおかしくなる人が多いようですね…
病院にいくか、自害することをおススメしますよ…


11 名前:花見に来たクモと猫とコウモリ ◆rDsUQYJRmI :2008/04/03(木) 21:31:48
クモ怪人「今日はこっそり同僚だけで夜桜です。」
猫怪人「シャドームーン様は正月以来あってないし、光の字は最近キリ番取り逃げやし。」
コウモリ怪人「おい、猫(仮)。お前酔って変身するなよ?
近くにマッポと刃物持ちがいるんだから」
クモ怪人&猫怪人「オマエモナー」
クモ怪人「ちなみにカラオケセットはありませんよ?」
コウモリ怪人「ガー(゚Д゚)ーン…!!」
猫怪人「まあ、とにかく飲むべ〜」

12 名前:花見に来たクモと猫とコウモリ ◆rDsUQYJRmI :2008/04/03(木) 21:52:06
>1
コウモリ怪人「おかしな人って俺らのことか?」
猫怪人「(コップの泡盛を水の様に飲みながら)気にすんなって。
今の俺らはただの一般人だし、勘付く奴がいても堂々すればいいんだよ。ところで生肉はないんか?生肉」
クモ怪人「どこの農大生ですか。親切な方の差し入れまでになさい。」
猫怪人「しかし、改造人間も考え物だよな。
腹ん中の化学プラントのおかげでアル中にはならんが、いちいちオフにせんと酔えんから。」
クモ怪人「昼間の待機中にビール五本空ける時点で立派なジャンキーですよ。」
(吟醸を一杯あおる)

13 名前:花見に来たクモと猫とコウモリ ◆rDsUQYJRmI :2008/04/03(木) 22:14:36
>デコの広い変態注意報
コウモリ怪人「パンティーマスクがわりにした変態じゃねーの?」
クモ怪人「今のお子様は元ネタを知らないでしょうね…。」
猫怪人「あれは某少年誌の伝説だからな。忘れろってのが無理。
というわけでコウモリ(仮)。お前物真似やって」
コウモリ怪人「何が『というわけで』だ。鼓膜壊すぞアホ」
クモ怪人「例の変態さんがこっちに来たら、一番大きな木に縛って吊しときましょう。
あれは軽くトラウマになりますからね。」
(真似しないでください)

14 名前:花見に来たクモと猫とコウモリ ◆rDsUQYJRmI :2008/04/04(金) 02:12:30
クモ怪人「……………はっ!?」
猫怪人「(一升瓶抱えて大イビキ)」
コウモリ怪人「(熟睡)」
クモ怪人「しまった!酔い潰れるとは!?
起きなさい二人とも!今朝は登庁日ですよ!!(寝ている二人を蹴りつける)」
猫怪人「うーん、ベリーメロン…ムニャ」
コウモリ怪人「(無反応)」
クモ怪人「ええい!揃って夜行性動物のくせに!!」

(二人を縛って引きずって撤収)

15 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/04(金) 20:37:03
 ―――夜来風雨に未だ華は散らず、か。
 ちょうど八分咲きくらいかな。うん、機を逃さんで済んだな、今年は。

 人手も思ったより少ないし、これなら夜桜を心置きなく楽しめる、ってもんだ。
 さて、月見て一杯、花見て一杯……何点だっけな。高そうな感じはするけど。




 とりあえず目に付いた変質者はまとめて簀巻きにして川に投げ込んでやった。
 無粋な邪魔はされたくないしね。

16 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/04(金) 21:27:52
さくら、さくら〜やよいの空は〜♪

見渡す限り〜♪


見事な桜が咲いている公園を見つけた。
あまりの見事さに、つい興が乗って。思わず鼻歌どころか普通に歌ってしまった。
見たところ人もいないし、夜桜見物でもして行こうか、と公園内に入って行く。


かすみか雲か〜♪


「―――と。あら。妹紅?」


誰も居ないかと思いきや、見知った白髪の少女が一人。

「一番乗りかと思ったんだけどね。残念」

大して悔しくもなさそうな声色で話しかける。

17 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/04(金) 21:47:12
>>16

 お。来たか暇人。

「残念だったね。……まあ、無理やり一番乗りになったようなもんだけど」

 春先は、何というか。面倒なのが多い。
 まあ、その苦労の甲斐あって一番大きな桜の下に陣取れたんだけどね。
 人避け+場所取り+排除可能=便利……まあ万人には勧められんけど。

「んで、お前は……宴会の下見でも? それとも一人か」

 念のため、聞いてみる。
 騒ぐのも吝かじゃないが、今は静かな方が気分に合う。
 何かやるんだったら河岸でも変えようか、などと考えてみる。
 ……あっさり引っ張り込まれる可能性の方が高いんだろうけど。

18 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/04(金) 22:01:51
>>18

「ま、確かにちょっと悔しいけど……私より先にここを見つけるなんて。よほど暇なのね」

肩をすくめて呆れたようにひとこと。
……公園のそばを流れる川に浮かぶ物体たちに目線を送るが、見なかったことにする。
どうせ、碌でもない連中なんだろうしね。
少なくとも妹紅は、人畜無害な人々を伊達や酔狂で襲ったりはしないし。

「ああ、いいえ。一人で散歩をしていたらたまたまこの公園が見えて、ね。
 ―――今日は静かに、お酒でも飲みながら過ごしたいの」

立派な桜を見上げながら、笑う。

「貴方もそういう気分なんでしょ? 顔に描いてあるわ」

19 名前:下っぱ怪人:2008/04/04(金) 22:02:07
桜の下でまったり呑んでます♪くぅ〜今日もバッタの怪人もどきにやられた傷が痛いなぁ

20 名前:夜店を出しに来た薬売り:2008/04/04(金) 22:05:02
ふう…これで三人目ですか…これも不況というものですかね…
!!物の怪か…

21 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/04(金) 22:13:13
>>18

 ……参ったな。顔に出てたか。
 酒が入ってるせいか澄ました顔が出来ない。

「……ま、それならそれで具合は良い。それと暇人は言うまでも無いだろ、お互い」

 肩をすくめて、座る位置を若干ずらす。
 どうせ居座ってくるのだろうから、あーだこーだ言う前に避けておくのが定石だ。
 何だかんだいって問答は面倒だし、暴走してこの辺りを荒らすのも酷く良くない。
 なら、静かに差しで飲むほうがまだまだ得というものだ。
 ……ここまで悟るのに随分かかったんだけどね。

「飲むんだろ? 特等席にご招待だ」

 癖というか習慣というか、杯は二枚以上、酒は一升が定番になっている。
 そしてそれは今までもそこそこ役に立っていた―――今回も。


>>19

 ―――なんか、凄い格好の奴がいる。

 まあ、春だし。春だけど。春だったから。
 別に珍しいものでもないけど。
 良く検非違使呼ばれないな、あれ。何か怖いぞ。

22 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/04(金) 22:30:09
>>20
 あら、こんな時間にまで店が出てるのか……って薬?

「―――珍しいな。初めて見る店だ」

 まあ確かに需要はあるかも知れんが。
 酒精への拮抗とか、迎え酒代わりになる薬とか。
 後は整腸剤とかもいいかも知れない。暴飲暴食は当然の領域だし。

 でも実際に出してる商売人は初めてだった。
 ……しかし、儲かってんのかな、あれは。
 遠目では解からないが、何だか冴えない顔をしているような気がする。

 何か買おうかとも思ったが、考えてみれば私は病と無縁の体だったので意味が無い。
 無理に買う必要が無いというオチがついている。……良いのやら悪いのやら。

23 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/04(金) 22:32:24
>>21

表情を読むことくらい朝飯前よ。
なんていったって、付合いが長いからね。

「まあね。でも、最近はそんなに暇でも無いんでしょう?
ウチまで人を案内したりしてるじゃない」

言いながら、当たり前のように彼女の隣に腰を下ろす。
……それにしても。意外と素直ねえ。
もうちょっと嫌がったりしてくれると、こちらもからかい甲斐があるのに。
ま、でも、こんなに美しい場を荒野に変えるのは忍びないし、これはこれで良いかな。

「あら、気が利くわね。それじゃ頂こうかしら」

杯を受け取り、酒を飲む体勢を整える。

「ああ、確かにここは特等席ね。こんなに見事な桜を間近に見られて。
その上、隣には美しい同席者がいる。
うんうん。良い場所ねぇ、ほんと」

ま、私の方が美人だけどね、と一言付け加えるのも忘れない。


24 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/04(金) 22:38:01
>>19

妖怪……?
なにやら愚痴りながら酒を呷っている。

今のところ害はなさそう……でも、うーん?
まあ別に、暴れさえしなければこちらも手出しはしないけれど。

ちらちらと視線を送りながらも、とりあえずは静観。


>>20

「出店で薬屋とは珍しいわね。何を売っているのかしら」

静かな公園内にぽつんと一軒、店が出ている。
見たところ、薬屋のようだ。

「売れるとは思えないけど……よくやっていけてるわね」

ぽつり、と失礼なことを呟く。

25 名前:名無し客:2008/04/04(金) 22:40:31

それは、精神が分離するほどの苦悩。
それは、脳髄を破壊するほどの衝動。
それは、野生を解放するほどの崩壊。

春。冷たい風の中を走る。
素足で桜と路を踏む。公園の中へ突っ込んでいく。
存在四。標的二。可憐な少女が花見酒―――憧憬。
素晴らしき世界。この本能を解放するに足る。

それは男性だった。
それはコートだった。
それは仮面だった。

「お嬢さん―――――――」

疾走―――迸る快感のままに。
解放―――待ち望んだ瞬間へ。
嗚呼―――素晴らしき世界よ。

「―――――――いっしょに踊りませんか?」

そしてコートが炸裂し彼はあらゆる拘束から解放された。
野生の証明―――例え本能が法理に否定されたとしても。
それは決して消すことの出来ない魂への刻印なのだから。

だから―――男はコートを翻らせた。
全裸で。

【変質者の出現】

26 名前:薬売り:2008/04/04(金) 22:43:13
はてさて…形と真と理がなければ斬れんどうするか…
様子を見るとしよう…

27 名前:薬売り:2008/04/04(金) 22:51:27
>>22
うん…誰かに見られているような…
まぁ、いい
商売、商売と…
>>24
「聞こえてますよ、お嬢さん…」
>>25
ちっ、警官は何をやっているのか…
お嬢さんお逃げなさい!!

解 き 放 つ!!

退魔の剣「 解 キ 放 ツ 」


28 名前:ハイパー薬売り:2008/04/04(金) 23:00:23
案外簡単に抜けたな…
ああいうのには形真理はいらぬというわけか…
おもしろい…
では…いくぞ…
滅!!!

29 名前:『四季のフラワーマスター』風見 幽香 ◆YUUKAJBLjk :2008/04/04(金) 23:00:26
>25

「せっかくの綺麗な花が台無しでしょうに、こら」

花吹雪の中から現れると、畳んだ日傘で頭を殴る。
手加減したとはいえ、腕力だけなら鬼や吸血鬼にも比肩すると言われた大妖怪の一撃だ。

「私は四季のフラワーマスター、花を汚すものは私が虐めてあげるわ」

鮮やかな緑の髪に白いブラウスに黄色いタイ、赤いチェックのスカートとベスト。
一見するに髪の色以外は普通の少女の姿をしているが、身に纏う威圧感はまさしく大妖怪のそれだった。

30 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/04(金) 23:08:35
>>23

「……ああ、アレか。アレはまあ、そうなんだけどな。仕事だけど。
でもそうそう急患が出ることは少ないし、通院する奴も居ないし。
どっちにしろ暇は余ってしまうんでね。……しかし、通院無しで治療か。
本気で名医だな、あいつ。薬師とか言ってた癖に。外科も出来るんじゃないか?」

 酒を注ぐ/渡す。私も呑んで、それに次ぐ。
 ……まあ、とりあえずそこそこ思惑通り、か。
 少なくとも騒がしくない夜桜と酒飲み相手は手に入れた。
 これだけあれば十分だろう。

「やれやれ、自画自賛かよ。まあ私も、それには否定のしようがないけどな。
……ああ、桜の根っこ、尻にしかないようにな。痛みやすいんだよ、こいつ。
派手に咲いて散ってく割には繊細なんだよ、桜の木は」

 どうでもいいこと(あ、よくないか)を言いつつ、再び口に含む酒精。
 茣蓙も無しに胡坐をかいて座っているのは行儀がよくない気もする。
 次は持って来よう―――そんなことを考えていたときだった。


>>25

 ―――時間が静止する。散る花すら止まって見えるような感覚。
 からくり仕掛けの歯車が切り替わる瞬間のようだ。
 頭の中で、酒精に酔った意識/経験/反射が全て正しい位置に揃う。
 何を成すか。何を破壊するか。何を放逐するか。

 オーライ。その宣戦布告、お前の命と引き換えに受け取ってやろう。
 侵略行為と断定―――当方に迎撃の用意有り!

「天より降る五色の翼―――」

 枕詞を呟いてスペルカード起動/砲撃。
 炎熱は焼きを焦がし、桜の散り様を巻き込んで美しく羽ばたき突進。

「火の鳥―――鳳翼天翔」

 そして、素晴らしき炸裂。
 花火のような一撃は吸い込まれるように着弾した。

31 名前:賢狼ホロ ◆1wqJqHoro. :2008/04/04(金) 23:12:06
美しい、と思った。
何百年と生きてきた中で、一度も見たことのない景色。
それは懐かしき故郷の、野原に深々降り積もる雪に似ていなくもない。
しかし大きく違うのは、周囲の空気が麗らかな春の陽気に満ち満ちていることと、
降りしきる小さな欠片が薄い桃色に染め上げられていること。
まるでこの世の物とは思えないような、現実味の薄い幻想的な光景に、
ただただ、立ち尽くす。
 
 
「ほぉぉ……」
 
 
自然と、溜息が漏れた。
同時にどことなく目頭が熱くなり、わけもわからずぶんぶんと頭を振り回す。
ここは故郷と似て非なる、望郷の念を抱くにはあまりにも遠い場所。
にもかかわらず、涙を流す道理がどこにあるのか。
 
理由なく揺れる心に戸惑いながらも、すん、と鼻を鳴らした。
周囲に香るのは、甘い花の蜜の香りと……そして、
 
「……うふ。この匂いはよぅく知っておるぞ。わっちの大好きな匂いじゃ」
 
 
宴の、匂いだ。
酒の匂いと、焼いた肉の匂いと、微かな喧騒の気配。
何よりも楽しく、暖かな、長き生の退屈を大きく紛らわせてくれるそんな瞬間。
心が、自然と躍り出す。
 
「そうよな、こんな景色に囲まれて飲む酒は、さぞや格別であろうよ」
 
自慢の耳と尻尾が、待ちきれぬように、ぴくぴくと動いているのがわかる。
我慢など、する必要は無かった。
 
 
「おぅいぬしらよ! わっちも混ぜてくりゃれや!」
 
 
叫んで、駆け出した。
夜の帳の、幻想郷へ。

32 名前:お腹を空かせた警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/04(金) 23:25:12
ん〜コンビニに寄ってきたら、何やら増えてますぅ。

しかし面白いことに、まともそうな人間が一人も居ない!

ん〜っふっふっふ、さてどうしようかぁ。

取りあえず、私もこの仮装パーティーに混ぜて貰いましょうかねぇ〜。

33 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/04(金) 23:33:24
>>25

公園内に走りこんで来る影一つ。
顔は仮面でよく見えず、声もくぐもって聞こえ辛い。

ただ、性別はハッキリとわかった。
なぜなら、翻ったコートの下に―――確かに、見えたから。
―――見て、しまった。
なんということだろう……気分が悪いことこの上ない。

「……汚らわしい。―――下がりなさい、下郎」

玉の枝を軽く一振り。
七色の弾が変態に降り注ぐ。
スペルカードではなく、『本物の』蓬莱の玉の枝を使っての弾幕。
故に当たれば軽く死ねるだろうが、まあ、それはそれ。
汚らわしいものは消毒するに限る。


>>30

「ま、急患が出ないのは良いことでしょう。健康が一番よ。
……そんなに暇なら、ウチのイナバ達の遊び相手でもしてやって頂戴。
あの子達もきっと喜ぶわ」

注がれた酒を一口呑む。
―――いつも思うんだけれど、どこからこんなに美味しい酒を手に入れてくるんだろう。
謎だ。謎過ぎるわ。

「ええ、薬師っていうのは便宜上そう名乗っているだけ。
外科手術も、内科の診察も何でも出来るわよ、永琳は。
あ、そうそう、この前は里で赤ちゃんをとり上げたって言ってたわ」

酒瓶を持って、妹紅の杯に注ぐ。
受けてばかりじゃ、礼に反するからね。

「なによ、少しは否定したっていいのよ? と」

自分が根の上に座りかけていたことに気付き、慌てて退く。

「ふうん。儚いのね、桜って。そこが人を惹きつける魅力なんでしょうけど」

咲き誇る桜を見上げ、幹を撫でる。
暖かいような、そんな気がした。

34 名前:『四季のフラワーマスター』風見 幽香 ◆YUUKAJBLjk :2008/04/04(金) 23:35:49
>30
「そこの焼き鳥屋も自重する。
 木炎じて火を成す……木を剋する金気ほどじゃないけど火気も木気とはあまり相性が良くないの」

そう言い放つと、日傘を優雅に広げる。

「まったくもう…桜の花に対する敬意がなっちゃいないわねぇ」

いかにも不満げに言うと、日傘をくるくる回しながら遊歩道をふわふわした足取りで歩いていく。

「♪時は巡り 町の空に光あふれる朝は 燕たちが呼びかけるよ 花の季節がきたと」

軽やかに唄いながら、桜の木々の間を抜けていく。


>31
と、神気を感じた。 それも、豊穣を司る狼神の神気だ。

「いるところにはいるものねぇ」

自分にとって害意がないもの、虐めても得にならない者に関心はない。
豊穣神の来訪は内心歓迎すべきところだが、それを表に出すような性格をしてはいない。 それが風見幽香というものだ。

35 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/04(金) 23:43:14
>>31

再び、公園内に気配が増える。
先程のこともあって、一瞬緊張するも……見れば、いつぞやの狼だった。
何やら非常にわくわくした様子でこちらに駆けてくる。

「こんばんは、いと賢き狼。やっぱり鼻が利くのね」

感心したように言って、
手にした杯を持ち上げてみせる。

「貴方も呑む? 結構いけるわよ、これ」

持ち主の同意は得ていないが、気にせずに杯を賢き狼に渡し、それを酒で満たす。
まあ、別に良いでしょう。文句を言われても気にしないしね。

36 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/04(金) 23:44:12
>>28

 あ、なんか凄い刀で切った。
 薬屋じゃなかったかあいつは?

 ―――面白いもん持ってるなあ。

>>33

 ……ぴたり、と。装填/発射/着弾までもが綺麗に一致する。
 鮮やかな同時攻撃―――なんというか、苦笑するしかなかった。

「こんなことで息が合うなんてね。神様も妙なことをするもんだ」

 まあ、たぶん内心も同じ気持ちで撃ったんだろうから、いいか。
 十中八九はそうするだろうし。
 ……それにしても。

「……顔赤いな。大丈夫か?」

 まあ、随分とアレな者を見て憤怒だか不快だかを覚えてる可能性はあるが。
 ……なーんか、うぶい感じがする。

「あー、ひょっとして見たことなかったのか、ああいうの」

 可能性はある。
 縁、無さそうだしこいつ。


>>29

 ―――滅多打ちであったそうな。
 ありゃ、頭蓋骨の二、三本は折れてそうだな。南無。
 ……頭蓋骨ってそんなに骨あったっけな? まあいいか。

「……ま、春だしなぁ。やあ花屋、あんたも夜桜見物か」

 ともあれ、無粋は滅びた。
 後は静かに飲めれば―――


>>31

 ―――飲めれば、って。
 ホロさん、ホロさんじゃないか!
 何もそんなに喜び勇んで突っ込んでこなくても。

「って、ちょっと待った足元にさっき仕留めた>>25が―――!!」

 転んだら凄くかっこ悪いぞ!
 早く避けるか……えーと、蹴っ飛ばして川に放り込むんだ!

【容赦無用】


>>32

 ―――いや、なんというか。計ったように来る。
 集う。集まる。加わる。馳せ参じる。
 なんかまるで私が百鬼夜行の音頭取りじゃないか。



37 名前:お腹を空かせた警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/04(金) 23:56:36

>>36
「え〜まさにぃ百鬼夜行、と言う言葉が似合いますぅ!勿論、私は違いますけどねぇ。貴方のようにリボンを一杯付けてもいませんしぃ」

手の平を額に当て大袈裟に首を横に振りながら答える。

そうだぁ、なんてわざわざ声に出してもう片方の手に提げていたビニール袋の中からおもむろに何かを取り出して相手に差し出した。

「音頭取りのような面白そうな貴方にこれ、お近づきの印にどうぞぉ。」


それは、この場と相手に似つかわない

――魚肉ソーセージであった。

38 名前:名無し客:2008/04/05(土) 00:02:14
フンッ!!(討ち捨てられた>>25にパイルドライバー


結果:>>25は犬神家の如く地面に突き刺さった

39 名前:『四季のフラワーマスター』風見 幽香 ◆YUUKAJBLjk :2008/04/05(土) 00:02:59
>32
…人間が来た。 それも、賢そうではあるが強そうではない人間が。
生憎と自分はスキマ妖怪と違って、人間相手の謎掛け遊びがそう好きな方ではない。

「ま、花を愛でる分には好きになさいな」

無関心な様子で切り返す。


>36

「花があるところ、四季のフラワーマスターはどこにでも現れるのです」

涼しい顔でそう言ってのける。

「花を肴に一杯…という流儀ではないわねぇ。 私はしばらくそこら辺にいるから、用があるなら呼んでちょうだい」

風見幽香という妖怪はいつもこうだ。
めったに他者の輪の中に入ってくることはない。 宴会に来ることも稀だし、宴会でも外れたところで独り手酌をして呑んでいる。

『――最強というものは常に孤高なのよ』

ことあるごとにそう口にする彼女らしい振る舞いであった。

40 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 00:11:22
>>32

「失礼ねぇ。私はまともでしょう? 髪の色も服装も普通よ」

貴方の方がよっぽど怪しい見掛けしてるじゃない。
ああ、怪しいっていうか……胡散臭い?

>>36

見事な同時攻撃によって、悪は滅びた。
今は頭から地面に突き刺さって不気味なオブジェと化している。
―――気持ち悪い。すごく。
消し飛ばしてやりたい衝動を必死に抑えつつ、顔に笑みを浮かべる。

「私と貴方のシンクロ度は半端ではないから、ね。
お陰であれを滅せたし、万々歳」

必死で作っていた微笑みが、妹紅の一言であっさりと崩れる。

「―――だ、だ大丈夫よ! そ、そりゃ見慣れてるとは言えないけど、見たこと無い訳じゃないし……」

永琳の作った教科書的なもので見て、知識としては知っているから、嘘は言っていない。
が、本物は初めて見た……うう、ちょっと衝撃が大きすぎたわ……。

「って、え? 貴方はその―――見たこと、あるの? 」

41 名前:薬売り:2008/04/05(土) 00:15:05
(そして元に薬売りに戻る)
まったく、ろくでもないものを斬ってしまった…

>>31
物の怪とは違うものを感じる…
まぁ、敵かどうかはわからんが…
>>36
これですか?
これは退魔の剣と言って
形と真と理がなければ抜けない
…はずなんだが
なんか抜けてしまったのですよ…
わかりませんが…
>>32
……あんな人が警察の幹部になったら
この国はおしまいでしょうね…

と心の中で思ったことはいうまでもない

42 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 00:17:57
じゃがじゃがじゃーん
じゃがじゃがじゃーん

「はーるだはなみだ団子が美味い!やー!」

うん。
オレは歌はやめようと思った。
お前にはボーカルが足りないぜー。
ベースとドラムも足りないぜー。

春と言えば花見といえば桜といえば宴会といえば音楽といえばギターといえばオレ。
完璧な連想ゲームだ。

ぶらぶらとギターを弾きながらふらふらしていると、なんかすげー違和感ばりばりの集団が花見をしている。
うわ、すげーバラバラだ。なんだアレ。FHのユカイなお兄さん達か。それともここはアキハバラか。

しかし、ロッカーであるところのオレは音の大きい方へと向かう習性がある(注:虫とかも)。
こう、その、なんだ。それで何するかとかは行ってから考えようと思った。
それがオレの生き方なのだ。
ロックなのだ。
インスピレーションをシェアしてインスパイアなのだ。
何も考えてないわけではないのだ。
まあいいや。
そーれ突撃ー。

「ちゅいっす!いい桜っすね!マジいい桜っすね!その、なんていうか、ピンクだし!綺麗だし!」

オレは素直なのであって、アホの子なのではないのだ。はずだ。

ぎゅわーん(ギター)

43 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 00:17:58
>>39

妹紅とあの花妖怪の会話に聞き耳を立てていると、
彼女は何とももったいない事を言っているのが聞こえてくる。
何でも、花を肴に一杯、ということはしないらしい。

「ふーん。それじゃ、何でここに来ているの?
というか、折角のお酒を何の肴も無しに呑むなんて、お酒に失礼じゃないかしら? 」

疑問をそのまま口に出して、花妖怪に話しかける。
どうも強者にしか興味は無いらしいが……返事が来るかどうかは判らない。
私が強者かどうかなど、私自身には判断がつかないことだし。

「ああ、そうそう、花を肴にしないのなら、私を肴にして呑めば良いんじゃない? 」

昔から美人は酒の肴にもってこいなのよ、と笑いながら付け足す。

44 名前:賢狼ホロ ◆1wqJqHoro. :2008/04/05(土) 00:24:36
>>25
 
駆けていく途中で、ゴリッ、という音がした。
 
 
「おっと、済まぬ済まぬ」
 
 
大方酔っ払って騒ぎすぎそのまま雑魚寝してしまった雄だろう。
謝罪の声が聞こえているかいないかは確認しなかったが、
別に死ぬようなことをしたわけではない。そもそも宴の場所ではそう珍しくもない事だ、
きっと笑って許してくれることだろう。
 
 
>>32
 
「おう、良い晩じゃな」
 
通りがかりに何やら額に手を当てて格好をつけている中年の男に挨拶をし。
 
 
>>35
 
「やや、ぬしはいつぞやの……おっとと、これはこれは」
 
駆け付けで手渡された杯を受け取って、一気に飲み干した。
遠い東の大陸特有のものらしい米という穀物から蒸留した酒。
独特の爽やかな芳香が鼻と喉を駆け巡り、熱い塊となって胃に落ちる。
 
「っくふぅー、実に美味い。以前にも飲んだが、やはり改めてしみじみと美味いの。
麦や葡萄でなくとも、このように美味い酒があるものなんじゃなぁ」
 
連れに教えたら仕入れてくれるやも知れないが、きっとあの寝ても醒めても儲け話のことばかり考えている雄のこと、
東方から持ち込むのは余りにも費用がかかりすぎるだのなんだのと言って、きっと渋るに違いなかった。
だから今は、この近辺でしか飲めない珍味にたっぷりと舌鼓を打つことにする。
 
 
>>36
 
更に、杯を渡してくれた美姫と一緒に居たのはまたしても顔見知り。
 
 
「なんじゃ、ぬしもおったのかや。ぬしも好きじゃの」
 
 
勝手知ったりと軽い口を叩きつつ、杯を手に近寄った。
 
「何? 足元? そういえばさっき何やら踏んだような気もするが―――
まぁ、気にするでない。それよりもぬしもほれ、飲まんか」
 
話をさらりと流しつつ、手にしていた杯を手渡した。
更にそこらに適当に置いてあった瓶を手に取り、勢いよく注ぎ込む。
 
「ぬしと飲む酒はきっと普段の万倍美味い。周りの皆がが飲めば更にその万倍じゃ。
飲んで飲まれて、それこそが宴じゃろ? のぅ、ぬしよ」
 
言っているうちに愉快でたまらなくなり、くふふと笑う。
夜はまだまだ、長い。
宴もまた、その道行の半ばにすら届いていないはずだった。

45 名前:クローデット:2008/04/05(土) 00:27:52
夜の空に咲く桜の花々はどことなく幻想的な光景だった。
春の暖かい風が素肌を撫でる。

任務の途中、ふと立ち寄った公園。桜並木を見上げつつ暫く
歩いてゆくと何やら人の気配を感じる。

話し声のする方向に足を向ける。そこに居たのは・・・ 

46 名前:名無し客:2008/04/05(土) 00:34:54

前方に、楽しげに語らう団体を発見する。

----宴会ヲ確認、コレヨリ作戦行動ヲ開始スル

この瞬間の為に……
そう心に決めて、自らの“ブツ”を確認する。

----ターゲット、補足

時は満ちた……
“ブツ”を確りと握り締め、団体の方を見る

----目標トノ相対距離……500m、作戦行動ニ支障ナシ

団体の方へと走りだし、そして……

「クスハ汁、飲めぇぇぇぇ!!!」

握り締めた“ブツ”(クスハ汁入り2Lペットボトル)を全力で投機した。

そして……

数十分前に飲んだクスハ汁が回ってきたのか、盛大にスッ転び。
色々な物を垂れ流して気絶した。

【変質者再びwww】

47 名前:『四季のフラワーマスター』風見 幽香 ◆YUUKAJBLjk :2008/04/05(土) 00:39:47
>41
ただの薬売りかと思ったら、謂れのある剣などを佩いている。
並みの妖怪なら、一刀でずんばらりんだろう。 だけど、私の相手をするにはまだ修業が足りない。

妖怪を退治するのは、いつだって人間だ。
彼のことは記憶の片隅に留めておこう。 いずれ自分の前に現れるかもしれない存在として。


>42
「五月蝿い」

いつの間にか背後にいて、頭を軽く指先で小突く。 いつぞや身につけた魔法の応用だ。

「そんな騒がしい音を立てちゃ、桜がびっくりしちゃうじゃない。
 花だって心を持っているの…美しい音楽を聞かせれば喜ぶし、騒がしい音を出されると戸惑ってしまう」

柄にもなく、子供を諭すように言い聞かせる。

「静かにしていれば…ほら、花の声が聞こえてくるでしょう? せっかくだから、花の言葉に耳を傾けなさい」


>43
あれは確か永遠亭とやらの姫君だ。
世評はどうあれ、彼女の持つ能力と姫君としての…つまり神輿としてのカリスマには一応一目置いてはいる。

「私は花を愛でるために来ただけよ。 散ってしまう前に、今年の桜を心に刻みたいの。
 お酒が呑みたくなったら、勝手に手酌でやらせてもらうわ。 でも…いまはそんな気分じゃない。
 ――今は、この子たちの声を聞きたいの」

喧嘩好きの虐めっ子妖怪の顔ではなく、ただ花を愛する者としての表情で、月下の桜を見上げる。

「傾国を肴に呑む趣味は、残念だけど持ち合わせてないわねぇ。
 ……こんなに綺麗な夜桜の下では、虐めをする気分にもなれないし」

48 名前:薬売り:2008/04/05(土) 00:40:12
>>46
クスハ汁…?まさか
あの幻の薬を持っているのか?
よこせぇ!!


49 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 00:41:11
>>42

―――うるさい、うるさすぎる。
見れば、いつぞやの少年が楽器をかき鳴らしながらこちらへとやってきていた。

……静かに夜を過ごしたいという望みは、儚くも消え去った。
ちょっと、がっかり。

「良い桜なのは否定しないけど、もう少し表現の幅を広げた方が良いわよ?
仮にも音楽家という芸術に生きる者の一人なんでしょう? 貴方」

呆れたように、ぽつりと。
―――いや、決して、この静かな場を乱されて怒っているとか、そういうことではない。はず。


>>44

「流石に良い呑みっぷりねぇ。見ているこっちが気持ちよくなっちゃうわ」

一気に空になった杯に酒を注ぎつつ、頷く。
呑みっぷりが良い人と呑むのは楽しい。
きっと、お酒も喜んでいることだろう。

「このお酒は、使われている原料……お米そのものが良いのよ。
―――お米で作られた酒というのは、そちらの世にはないのかしら。
こっちではぶどう酒が珍しいものなんだけれど……」

50 名前:お腹を空かせた警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/05(土) 00:44:22
>>39
「えぇ、言われなくても好きにさせて貰いますぅ」
相手の方を見ながら軽く頭を下げる。
……人によっては小馬鹿にしたと文句をつけたくなるような目で。
そして背を向けて歩き出したがふと足を止め振り返ると独り言のように呟く。

「弱い者いじめはなさらない方のですからねぇ、安心して花見が出来ますぅ」

愉しげに、口元に笑みを浮かべながら。

>>40
人差し指をぴ、と立てながら核心を一気に突いていく。

「え〜しかしながらぁ、緑色の髪やリボンだらけや狐耳やら銃刀法違反者やらぁ……そんなお友達ばかりではねぇ」

おっと言い過ぎましたぁすいません、と形ばかりの謝罪を胸に手を当てながらすると不思議そうに呟いた。

「……そんなに妙な恰好でしょうかぁ。」

>>41
「一つだけ、言っておきますが今の警察にろくな方は居ません!お恥ずかしながらねぇ、んっふっふっふ」

何処から心の声を聞きつけたのか相手に挨拶をしながら答える。

そして取っ手付けたように相手の刀を指差して
「ん〜不味いですねぇそれ。銃刀法違反に引っかかりますよぉ」

台所の包丁とは言いにくいですぅ、なんて余計な呟きをいれながら。


51 名前:薬売り:2008/04/05(土) 00:45:15
>>42
ご近所に迷惑ですよ…
それに警察の人間がいますから
やめておいたほうが…
>>45
おや、また今宵も客が集まるようですね…
>>47
まぁ、人に危害を加えなければ会うことは
ないでしょう…

52 名前:光の三妖精 ◆FairyH0Oi2 :2008/04/05(土) 00:45:52
「なんでこんな時間に花見な訳?」
「昼間に見る桜もいいけど、やっぱ夜桜の方が風情があると思うのよ」
「昼の方が明るくて楽しいじゃん」
「夜の方が月明かりに照らされた桜が幻想的なのよ」
「昼と夜を比べても答えは出ないと思うわ」

わいわいがやがやいつも通りの三妖精。
敷物、お酒、おつまみオーケー?
それじゃあ宴会行ってみよー!


>>46
「人、集まってるわね……」
「やっぱり、夜桜見物の方がいいって人のほうが多いのよ」
「偶々この時間に集まっただけだと思うけど……
 あ、後ろ危ないわよ」

「えっ?」

   ごすっ

「いったぁ……」
「だから気をつけてって言ったのに……」
「言うのが遅いわよ……」

53 名前:名無し客:2008/04/05(土) 00:52:10
>>42
「まさに春!ですねぇ〜」
それとなく悪態をつき相手が目の前に居るのにも関わらず耳を指で塞ぐ。

桜の木でも蹴り飛ばしてこの男を桜で埋めてやりましょうかぁ、なんて考えているのを表情から悟られないようにしながら。

>>44
「えぇ、本当に良い晩ですぅ」

相手に気づくと頭を下げ、相手を上から下まで眺める。

そして暫く目線を上で止めてから再び話しかけた。

「あのぉ〜、それ本物ですかぁ?良くありがちな何とかランドの土産とかじゃなくてです、はいぃ。」

その時の表情は今にもそれに触りたそうな好奇心に溢れていた。

54 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/05(土) 00:52:49
>>37
 まあ、夜中に出歩く人物なんて普通は怪しいだろうけどね。

 ……ってソーセージとな。
 なんか、一歩間違えば色々と危険なものを。

 ま、いいや。貰っておこう。
 ……切って酒のつまみにすればいいかな。
 小刀確か持ってきてたよな。どこだっけ。


>>34

「気は遣ってるんだけどね。えーと、なんだっけ。モンロー効果?
爆風が広がらんように撃ったんだが……まあ、いいか。気をつけるよ」

 一点集中で威力倍増、のノリだ。ある意味吹き上げ花火みたいなものだ。
 まあ、そんなこといってもこじれて面倒になるだけだから引き下がろう。
 おそらく、もう使う必要ないだろうし。いろんな意味で再起不能になってるから。

「……で、あんたは飲まないの? 折角の夜桜……まあ、人は随分増えたけど。
楽しまない手は無いと思うけど」

 まあ、なんだかんだ言って一人でいることが多いから、気持ちは解からなくもない。
 でも―――それじゃあ、ちょっと、つまらない。

「……人を惹きつけて離さない魅力も“最強”でくくれるんじゃないかね。
 下がるのはそっちの矜持じゃないだろ?」

 ので、軽くカマを掛けてみた。


>>40

 ……見事な犬神家になったな、アレ(>>25)。
 まあきっと大丈夫だろう。朝になれば誰か撤去してる。

 で……聞くな。そんなこと。
 お姫様だろ。はしたないじゃないか。

「……面と向かって聞くなよ、んなこと。




 ―――まあ、千と三百も生きてりゃ、恋の一つはあるわね。
 もちろん結ばれたとなりゃ……まあ、後は察してくれ」


 照れ笑いを浮かべて酒を飲み干した。
 結局、定離があまりにも苦痛だったから、それは一度きりだったけど。
 それでも流離の中では唯一の幸福だったのではないだろうか。
 そんなことを思う。

「……しかし、以外だな。男五人を手玉に取るからには相当だと思ってたんだけど。
 可愛いところあるじゃないか、お前」

 そしてまあ、たまの主導権だ。
 投げ捨ててやる義理なんてないよな。
 少しはいじらせてもらおう。


>>44

 Nice stamp.

 ああ、すごいところに入っちゃった……ものすごく痙攣してるぞ。
 やっぱり気絶してても痛いんだアレ。

「……やー、容赦ないね。流石だ。
 で、まあ、お久しぶりだね。元気してた?」

 定型気味の言葉を杯で潤して、渡す。
 宴の礼と儀だ。

「……ま、最初は独り静かとしゃれ込んでたんだけどね。
 何か知らんけど、一度誰かが来ると人が集まりだす因果があるらしい」

 まあ、あれだけ盛大に暴れたんだ。今更澄まして、なんて出来ようはずがない。
 ならきっちり騒いでいく方が正しいだろう。楽しむとはそういうことだ。

>>45

「―――ほらね。また来たよ。まるで渦潮の中心になった気分だ」

 傍の狼神に言葉を掛けて、来訪者に視線を移した。
 ……また、なんというか。個性的だ。
 百鬼夜行に入れそうな感じで。

 でも騎士って百鬼夜行に入るのか?

55 名前:薬売り:2008/04/05(土) 00:53:37
>>50
おもしろいことを言いますな…
抜けない剣を
銃刀法違反で捕まえられるとは
驚きですね…
まるで戦前の日本ようだ…
>>52
また物の怪…?
いや違うのか…?




56 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 00:53:41
>>45
ああ!!
なんかとても近しいような、それでいて決して交わることがないような、
近いような遠いような、ついさっきあんなようなこと考えていたような、

なんかそんな!!
なんかそんな感じの人がいる!!
なんだ!この気持ちはなんだ!?

まあいいや。きっと一切関係ないし。

「ちわっす!花見っすか!
 なんつーか、寒そうっすね!
 春と言えど、もうちょっとなんか羽織ったほうがいーんじゃないすか」

コスプレ広場なんかなー。

>>46
うわぁ。
変なのがいる。
すげぇ。
応理くんより変だ。

ああ……春だしなぁ……。

あ、なんか投げた。
飛んできた。

落ちた。

……ど、どうしよう。
誰か!ツッコミを!!隼人さん呼んできてー!!

>>47
>「五月蝿い」

怒られたー。

オーケーオーケーわかってた。わかってたさ。
絶対怒られるってわかってたさ。
だって怒られなかった試しがないんだもの。
わかってたのにやったのかといわれたら、そうじゃない可能性に懸けた、としか。
たとえその可能性が0.1%でも、オレはやってみせるというか。なんというか。かんというか。

>「そんな騒がしい音を立てちゃ、桜がびっくりしちゃうじゃない。
> 花だって心を持っているの…美しい音楽を聞かせれば喜ぶし、騒がしい音を出されると戸惑ってしまう」

はっ!
そうか、そういうことか!?

「なるほど!つまり、もっとこう、なんというか、花的にもソウルフルな音楽を奏でれば!?」

いいということだろーか。
花に聞かせる音楽かー。
そーいえば、音楽聞かせると植物の成長がいいとか聞いたことある気がする。
……花ってロック好きかなぁ。クラシックじゃなきゃダメなのかなぁ。

「つまり、いきなりハードなヤツではなく、少しずつ慣らしていけば……ということっすね!?」

オレの賢さが1上がった。

>「静かにしていれば…ほら、花の声が聞こえてくるでしょう? せっかくだから、花の言葉に耳を傾けなさい」

ような気がしたけど違ったのかも。

「む、むう……花の言葉っすか……」

花のことはよくわからない。
しかし音といえばオレの領域。
ならば、やってみせなければ、ロックがすたる。というわけで。

目を閉じて集中する。
目覚めろ、オレのコスモとかプラーナとかなんかそんな感じのヤツ。
花の言葉を聞き、花の音楽を知れば、ロックンフラワーとして……なんだっけそれ。

…………………。
…………………。
………………!! ←集中している
〜〜〜〜〜!! ←念じている
っ!!!ッ!!!! ←力を込めてみた
ーーーー!!!!!

「ぶはーっ!」

ダメだー!!

「全然聞こえないんすけど、なんかヒントとかコツとかないんすか!?」

わからないことは人に聞く!

57 名前:名無しになってしまった警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/05(土) 01:00:41
>>45
「おやぁ、これはまたぁ……」

取りあえず相手の印象をぶつけるよりはまずは挨拶だろう、と思い相手に向かって軽く頭を下げる。

……勿論その興味津々な表情で相手がどんな思いをするかなどとは考えてもいない。

>>46
何かを感じた。
危険を察知するのはやたらと早いこの体に今は感謝する。

「何なんですか、何なんですかぁ!」

取りあえず警察官の取った行動は………

運動神経が無いに等しい体で人一倍早くその場から離れる事だった。

58 名前:光の三妖精 ◆FairyH0Oi2 :2008/04/05(土) 01:04:31
>>55     怨霊物の怪困った時はすぐに呼びましょ薬売りっ!(長っ
「……なんか、すっごいこっち見てる気がする」
「あれでしょ。妖怪退治屋とか」
「そうだとしたら、とっくの当にここは血の池地獄ね」

誰がどう見ても人外魔境です。本当にありがとうございました。

「ま、そんなにぴりぴりしてないで楽しまなきゃ」
「何をしに来たのかは知らないけれど、そうやって構えていると疲れないかしら?」
「ほら、お酒もあるし。良い物かどうかは知らないけど」

目の前に荷物を下ろして一休み。

「で、飲む?」

店の前でたむろするのは迷惑行為です。絶対に真似をしないで下さい。

59 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 01:04:51
>>49
あ、前に会ったいっぱい生きてる人だ。

「こんち……」

うお、なんか怒ってる。
ヤバイ。怒らせるのは不味い。
しまった、趣味に合わなかったか!!

「なんだかわからないけど、すんませんっした!?」

先に謝った。

>「良い桜なのは否定しないけど、もう少し表現の幅を広げた方が良いわよ?
>仮にも音楽家という芸術に生きる者の一人なんでしょう? 貴方」

ぐさり。
ああ、やっぱ怒ってるー。
しかしギターは弾かざるを得ないし、世の中はうまくいかない。
やめると多分、なぜかはわからないが、オレはきっと死ぬし。

「つまり、もっとこう……なんというか、アレっすね。
 そう……桜っぽく。いや、春っぽく弾けと。なんかこう、春の海とかそーゆー」

三味線でロック弾く練習でもしたらいいんだろーか。
だが、買う金はない。

>>51
「しかし、これは魂だし!?」

魂だから抜くと死ぬということは、
弾かせないのは殺人罪だろーか。
難しい問題だ。
犯罪はよくない。
しかし、未成年が飲酒してるよーに見えるのは気のせいか。
春の幻か。
そうか。

>>52
あ、知ってる顔だ。
こっちきた。
飛んできた。
当たった。
落ちた。

「……だいじょぶか?ばんそーこーいるか?」

生傷が絶えないので、けっこー持っている。
応急手当キットは便利だ。常備するべきだ。
いや、大きい傷は治るんだけどさ。

60 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/05(土) 01:05:58
>>42

 ―――いや、ちょっと待て。
 流石にそのエレクトリックなトリルは近所迷惑だ。

「いや、とりあえず音自重しろよ、流石に」

 穏やかにスパニッシュな曲調なら悪くはないんだけど。
 選曲は考えた方がいいぜマリアッチ。


>>41

 ……また面倒な刀だなあ、それ。
 抜けなくて死んじゃったらどうする気なんだろう。
 普通、刀は持ち主の命を護るものなんだけど。

 まあ、刀工に詳しいわけじゃなし、余計な話か。
 ともあれお疲れさん。さっきも始末したんだけど割合多いね。

 ―――(>>46)とか。


>>52

 ああ、運が悪い―――いや、良かったのか。
 世界を汚すカオスエメラルド色の泥は妖精の後頭部によって封じられた。
 痛みと引き換えにこの大地を守ったんだ。誇っていいぞ。

「……よ。見ての通りの……まあ、百鬼夜行だ。
 気にせず騒げ」

 ……酒が足りなくなってきそうだな。
 どう調達したものか。安酒で誤魔化すのは好かんしなあ。

61 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 01:06:42
>>46

再び、怖気立つ気配!
これは間違いなく、先程の輩と同じ!

気配の方向に振り向くと、既に変態は行動を終えた後だった。
しまった、と思う間もなく飛来する物体―――。

「なっ、これは……! 」

咄嗟にスペルカードを発動させる。
―――神宝「サラマンダーシールド」。
身の回りに炎の壁が出来上がり、飛来した物体は燃え上がって消滅した。

―――もの凄い臭気を残して。

「……く、臭っ!? これ、何が入ってたのかしら……」


>>47

会話を続ける意思があるということは、私も一応、彼女のお眼鏡には適った、ということだろうか。
何を見てそう思ったのか、興味が無いといえば嘘になるが……今は、置いておこう。

「ふうん。お酒よりも花、か。貴方らしいわね。
私もどちらかと言えば貴方よりの感覚を持っているって自覚してたんだけど、どうにもねぇ。
つい、お酒に目が行ってしまったわ」

苦笑しつつ、彼女に向き直る。
……そこに居たのは―――最強の妖怪ではなく、一人の、花好きの女性だった。

「へぇ……貴方もそういう顔をするのね。意外。
で……この子は、なんて言ってるの? 」

つられる様にして桜を見上げ、問うてみる。
残念ながら、私にはこの木の声は聞こえない。
生きとし生きるものとは、やはり相性が悪いのだろうか。

「―――あら、そう? 勿体無いわねぇ、一生に一度よ、こんな美人と花見なんて」

けらけらと笑いながら。

62 名前:『四季のフラワーマスター』風見 幽香 ◆YUUKAJBLjk :2008/04/05(土) 01:09:15
>51

「妖怪は人を襲い、そして妖怪は人に退治される。 これが摂理なのよ」

まるで当たり前のことを言っているような調子で言う。

「ただ、私が虐めるのは…人妖問わず、自分が強いと思い上がっている連中。 そういうのの鼻っ柱をへし折るのが大の楽しみなの」

「だから、貴方がいっぱしの剣客を気取るようになったなら、私はその天狗の鼻を折りに来るわよ?」

可愛らしく微笑むが、その眼は決して笑ってはいない。
さっきまでの花を愛でる少女の瞳ではなく、人を喰らいかねない妖怪の瞳だ。


>52

「あ、羽虫が来た」

酷い言い様である。
それっきり、まるで関心を見せない。 彼女にとって、妖精とはその程度のものだ。


>54

「私は花を愛でにきたのであって、交友を深めに来たわけじゃないの。
 四季のフラワーマスターは、真冬に桜を咲かせることだってできる。 でも…本当に美しいのは、その季節に咲く花。
 三精四季五行が巡り、記憶が一巡りするまでに、少しでも多くの花を心に刻んでおきたい…ただ、それだけなのよ」

また、表情が花に魅入られた少女のそれに変わる。 虐めっ子妖怪とは思えない、どこか寂しげな横顔だ。


>56

「微かな風の音、そよぐ枝の音…微かに揺らぐ空気を聞き取る感性。
 そして何より、花を愛する心。 そうすれば、おのずと花の声は聞こえてくるわよ?」

怒った様子も見せず、ただ花の魅力を伝えたい、そんな一心から出た言葉だった。

そんな姿を見たら、きっと巫女やスキマは笑うだろう。 しかし、それが風見幽香のフラワーマスターたる所以であった。

63 名前:ハンバーガーを貪る警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/05(土) 01:12:01
>>52
何やら飛んでそうなむ……いや人の形をした物が三体も。

「まさに百鬼夜行ですぅ」

先程も呟いた台詞をまたも呟くと顔をしかめて思考を働かせる。

「妖精……妖怪……魑魅魍魎……陰陽師、ん〜段々ずれてきましたぁ」

取りあえず結論は出た。

ここは、今まで居た世界とは違う所。
言わば幻想の世界でしょうかぁ、と誰ともなく呟いてみたり。


>>54

「まぁ私も夜中に徘徊する人をいじくる仕事をする人ではありません、はいぃ。」

そう答えながら、なんで事件でも無いのに夜中の公園で魑魅魍魎達と話をしているのかと考える。

「そんなに深い意味はありません。コンビニに言ったら魚肉ソーセージ、私の定番ですぅ」

まぁもう暫くはのんびりするか、とハンバーガーのピクルスの少なさに不満を覚えながら考えていた。

64 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 01:12:26
>>50

「う……ど、どうしてそんな知り合いがいるってわかるのかしら?
私は一言もそんなことを言っていないけど? 」

何故か追い詰められた犯人のような心境で、抗弁する。
心のこもっていない謝罪が、妙に様になっているこの男。何者だろう。

「まあ……私たちの住むところではあまり見ない格好ではあるわ」


>>52

―――うるさい。またしても静寂は破られた。
妖精相手に言っても仕方の無いことだが、一応。

「ねぇ、貴方達。少しは静かに桜を楽しんでみなさいよ。
夜桜は騒いで鑑賞するものじゃないわ」


65 名前:クローデット:2008/04/05(土) 01:13:08
>>51
最初に目に入ったのは1人の青年。
こちらと目が合ったために軽く会釈をする。

「貴殿も花見か・・・?」

>>54
次に目に入ったのは白の入った紫色の長髪を持つ少女。
来ている服装がどことなく東洋の異国のそれを思わせる。
 
少女はこちらの姿を微妙な顔つきで見つめている。

「・・・はじめまして、だな。私の名はクローデット・・・旅の者だ」

一応身分は隠しておく。

>>56

「・・・結構だ」

唐突に掛かってきた少年の声に無愛想に答える。
この服装は伯爵家に使える女戦士が身に着けるべきもの。
確かに肌寒さは感じるが、それで音を上げているようでは
任務など遂行できない。

それとこの少年からもどこか異国の、自分達とは異なる
雰囲気を感じる。

「今宵は花が美しく咲き誇っているというのでな・・・少々立ち寄ったのだ。
 それと・・・この服は見世物ではない・・・」

66 名前:薬売り:2008/04/05(土) 01:14:49
>>58
まぁ、怪我をしているようだし
薬をあげましょう…
どうぞ…
>>59
まぁ、頼みの警官があれですから…
好きにどうぞ…
ただしどうなっても知りませんが…
>>60
まぁ、死なないように最大限努力してますがね…
やつは幻の薬を持っていましたやつから
その入手経路を吐かせたら用なしなので
好きにどうぞ…
>>57
……もうなにも言えませんね…
この人は…

あきれてものも言えない様子

67 名前:46:2008/04/05(土) 01:15:30
く……クス…ハ汁…の…め……(ペットボトルを更に二本程取り出し、再び気絶

68 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 01:19:05
>>53
「春っすねー。超春っすねー。はははー」

うわぁ。露骨に耳塞がれたー!!しょんぼり。

いいんだ……そーゆー反応は、けっこー慣れてるからいいんだ……。
そこはかとない殺意をかんじつつも、やっぱりけっこー慣れてるからいいんだ……。

なんかでもこの人、テレビかどっかで見たことあるよーな気がする。気のせいか。

「テレビとか出る人っすか?」

わからないことは人に聞く!

>>60
「なんだかだんだんオレもそんな気がしてきたぜ!!」じゃーん

しかし、魂だからどうにもならないこの難題。


「でもほら。息をするなと言われても困るだろ!?
 だから、こう、ちょっとだけボリューム落とす感じでどうにか」じゃーん

ならなかったらオレが死ぬ。
なんで死ぬのか、一切わからないけど、多分死ぬ。魂的に。
ギターとって無人島とか漂流したら、きっと水があってもオレは死ぬのだ。

>>62
「ふむふむ……」

なるほど、つまり音楽聞くのと変わらないわけだ。
好きな音楽なら集中して聴きたくなるのと同じ理屈だ。多分。

「はい、先生、質問。
 花を愛する心は正直、あんまりないと思うんだけど、
 愛する音楽を一緒に聞いたりできるようになりたい心じゃダメでしょうか」

それがダメだと、難易度が跳ね上がる。
ジョークじゃなくマジに、聞けるものなら聞いてみたい。
世の中、植物だろーが器物だろーが、心が宿ったりすることがあんのは知ってるし。

69 名前:クローデット:2008/04/05(土) 01:21:41

>>57

「・・・私に何か興味がお有りか・・?」

軽く挨拶をしてきた男性と目を合わせる。
その男性は何やら興味深げにこちらを見ている。
その視線には一種の好奇心という奴が感じられた。

「私の名はクローデット・・・旅の者だ・・・」

取りあえず挨拶を返す。

70 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 01:23:16
>>54

何と言う衝撃の事実。
いや、確かに少し考えればそういう可能性に思い当たるんだろうけど。
でも、それでも、まさか妹紅が色恋沙汰の経験者だったなんて―――。
……衝撃のあまり、顔が引きつっているのが自覚できる。
多分、相当変で情けない表情をしているんでしょうなねぇ、私……。

「そ、そ、そうね、そうよね。確かにこれだけ長生きしていれば、当然よね。
は、あはは、変なこと聞いちゃってごめんなさい」

何とか返事を返すも……平常心じゃないのはバレバレ。
って、ああ、昔を思い出して照れてる!
とても良い表情を浮かべて、遠い目をする妹紅は。
ほとんど同年代であるはずの私よりもずっと、大人びて見えた。

「そ、それとこれは別でしょ? 大体、手玉に取るって言っても……その、直接触れ合ったりはしたこと無かったし。
貴方もわかるとは思うけど、そういう時代だったっていうのも大きいのよね……。
結局、あの後は月の使者から身を隠すのに精一杯で、人との交流もほとんど出来なかったわ……。
だから、その……お付合いとか、経験、ないし……。
―――ああ、もう、可愛いなんていわないでよ! 貴方に言われると余計に照れるんだから……」

顔は既に真っ赤だろう。
久しぶりに攻め込まれている気がする。

71 名前:ハンバーガーを貪る警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/05(土) 01:24:36
>>55
「つまり、その刀が抜けると言う証拠を出せれば認めると。そういう事になりますねぇ」

勝手に話を進めると、次には警察官らしくない発言をする。

「まぁ私の仕事は殺人を調べる事ですから関係ありません、はいぃ」

我ながら酷いなぁ、なんて気楽に考えながら再びハンバーガーに口をつける。

>>64

「んっふっふっふ、推理してみれば簡単な事ですぅ」

相手の反応に満足げな笑みを浮かべると、何気ない風に気になった事を尋ねてみる。

「この世界……では、常識はどのようなものなのでしょうかぁ?」

何気なく、何気なく。
しかし自然と探りたいと言う本心が前に出てしまう。

それを何とか抑えつけ、不自然にならないような表情を見せる。

72 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/04/05(土) 01:26:01
桜。東方のとある国に咲くという、春を彩る儚い花。
そんな儚い花の下では、儚い宴が繰り広げられている、とか。
ある意味、私にお似合いかもね?

そんなわけで、やってきました桜の下。今日はリーフも一緒です。
り:「いっきまーす」
何を行くのかな。
とりあえずあたりを見渡してみると……知った顔、知らない顔、変な顔。
よりどりみどり。うれしくなるね。

とりあえず、足元に転がってる瓶……違うかな? まあそんなようなもの(>>67)を拾い上げてみた。
さて、この人たちになんていって声をかけよう?

73 名前:薬売り:2008/04/05(土) 01:26:57
>>62
そうですか…
わたしは剣客を語るつもり毛頭ありませんが…
ただの…薬売り…ですから
でもおぼえて起きましょう


妖しく艶やかに笑う

>>65
いえ、私は商売で来たのですが…
わけのわからぬ人たちに関わっているうち
こんな風になっていたんですがね…
>>67
寄越しなさい…

二本とも奪い取り、

フフフ…やっと手に入れました…
儲けものですね…
フフフフフ…

大変喜んでいる薬売りであった…

74 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/05(土) 01:27:11
>>62

 意外な表情を見た気がする。
 ……いや、意外ではないのか?

 ともあれ、ようやく見た目どおりの印象が出てきた、か。
 ……そういいきるならもうちょい表情隠そうよ。
 苦笑―――不快という不純物のない笑み。

「……一輪より二輪、二輪より四輪、じゃないかね。
 一輪挿しの花も綺麗だけど、他と並ぶことで引き立てあうこともある。
 一輪を選ぶのもいいが、たまには違うことをやってみない?」

 花で見立てたのは……まあ、相手への敬意のようなものか。
 これで駄目なら大人しく引き下がろう。
 乗ってきたらまあ―――泰平、ってとこか。


>>63

 サンドを不味そうに食べる相手を見つつ―――綺麗な輪切りになった腸詰を見る。
 まあ、腸はビニル、肉は魚で代用されてるようだけど。面白いものを作るな、現代は。

 ちなみに、酒との相性は悪くなかった。
 不満があるとすれば歯ごたえ、程度か。

「……ん? この時間に見回りしてるなら警察関係だと思ったけど。
 違うの?」

 ふと気になって、そんなことをたずねてみた。


>>66

 ……好きにどうぞ、といわれてもな。
 さすがにこれだけの衆目の中で簀巻きにして放り込むわけにも―――

>>67

 しぶといなお前。

75 名前:光の三妖精 ◆FairyH0Oi2 :2008/04/05(土) 01:29:56
>>59     魂のギタリスト(笑)
「あ、絆創膏? だいじょぶだいじょぶ。すぐ治るって」
「なんでサニーが答えるのよ……
 一応もらっときま――あ」

「えっと……ギター命の変な人ね」
「新撰組の局長と同じ名前の人だ」
「騒音公害だ」

覚え方も微妙に変だった。

「ルナ、準備お願いね」
「はいはい…… まったく、妖精遣いが荒いんだから」

なんの準備は推して知るべし。


>>62     いじめっ子
「げ……」
「出来るだけ、静かに、アレには近づかないように……」
「怖いわねぇ…… 折角のお花見なのに」

君子危うきに近寄らず、なんて言葉に従うのは珍しい気がする。
視線もできるだけ合わせたくはないな、とそわそわきょろきょろ。


>>63     普通の警部補
「ねぇねぇ、あの人……」
「どうかした?」
「んー、特に何も無さそうだけど」
「何も無さ過ぎて、いかにも普通の人じゃない?」
「言われてみればそんな気もするわね」
「ふーん…… だったらちょっと悪戯してみる?」
「それもいいけど、今は夜よ? わかってる?」
「あ、そうだった……」
「それに、今日は宴会をしに来たんでしょう?」
「そうそう、そうだった。忘れてたわけじゃないわよ?」
「そこの人も一緒にいかが?」

相手が相手ならちょっぴり強気に。それが妖精クオリティ。

76 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/04/05(土) 01:30:37
>>73
おおっと
瓶?は奪い取られてしまった!

まあなんという早業。よっぽどこれが欲しかったのね。
私も特に欲しいわけじゃなかったからいいけどさ。

「ふーん……よく分からないけど、それの中身、すごいの?」

聞いてみた。分からないことは人に聞く。

77 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 01:34:54
>>59

「何が悪いかわからないのにする謝罪なんて、無意味よ」

氷のような冷たい声色で言い放つ。
不機嫌さ∞。

「貴方が思う春っぽさって何? その楽器で表現してみて頂戴。
良い演奏だったら、機嫌も直るかもね」


>>71

「す、推理……? 貴方、探偵か何かなの? 」

確か、外の世界では警察の他に事件を解決する者たちがいるらしい。
時計型麻酔銃で人を眠らせ操る子供や、行く先々で殺人事件が起こるキンダニとかいう高校生がいる、と聞いたことがある。

「この世界の常識……そうねぇ、あえて言えば……」

わざと、勿体つけたように話す。
何となく、探偵といえばこんな感じではないかと思ったから。真似をしてみた。

「貴方達の世界では『非常識』とされてしまったもの、かしらね」

笑って、指を振る。

78 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 01:36:42
>>65
「そっすか!風邪とか引かないように気をつけてくださいね!」

余計なお世話だったかなー。
とも思うけど、気になったしな。
春とはいったって、風邪をひかないわけじゃないし。

「あ、すんません、見世物扱いとか、そーゆーつもりはなかったんすけど」

ものめずらしげーに見てたのが不味かったっぽい。
ぺこりと頭を下げた。
しかし、目のやり場にはこまるのだ。

>>66
「おー。好きにするさ!するとも!」じゃうーん

どーなってもするしかないというか、しないとならないというか、
義務でありつつ権利でもありながら、なんかそんなアレだ。

>>67
……いやいやいや。

その根性は認めたいが、ここで嬉々として飲むのはきっと隼人先輩くらいのものだ。
嬉しそうに飲んで嬉しそうに罠に引っかかって嬉しそうに助けられるに違いない。
嬉しそうなのはいいことだと思う。
思うけど。
思うけど!

>>72
と思ってたら拾う人がいた。
世の中って広いなぁ、と思う。

やっぱアレ飲むのかな!
それとも、とめたほうがいいのかな!
でも、隼人先輩みたいな人だったら、止めたら悪いし……!
でも、ただの被害者かもしれないし……!!

葛藤した。

「なんかその、転がってる人が持ってきたみたいっすよ、それ」

折衷案を出した。
あとはのとなれやまとなれ。じゃいーん

79 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/05(土) 01:38:54
>>66     アビリティ:調合
「あ、ありがとうございます」

薬とか貰っても、使い方がわからないんだけど。
塗り薬っぽいけど、最近はペースト状の飲み薬もあるからなぁ。
だからってずっと手に持って眺めてるのも失礼だろうし……

「さっきの怪我は大丈夫だと思うんで、
 これはまたの機会に使わせてもらいます」


で、いそいそとしまいこむ。
うん、いまちょっといい感じに危機回避できたと思う。

80 名前:薬売り:2008/04/05(土) 01:39:04
>>71
あなた方には分からないでしょう…
物の怪は人の知識では理解も出来なければ
倒すこともできませんよ…
科学なんてものに頼っているあなた達に…
>>74
いいんですよ…
適当に放っておけば…
>>76
これはかつて龍虎王という機人に乗っていた
ご婦人が作ったという伝説の薬ですよ…
まぁ、効力は抜群なようですが…
いろいろ問題はあるようで
調べればわかるでしょう…

81 名前:ハンバーガーを貪る警部補 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/05(土) 01:39:12
>>67
「もう結構ですぅ」

きっぱり言い放ったつもりが、少し弱気な声になってしまった。

やはり桜の木に隠れながら言ったのが不味かったのだろうか、なんて考えながら念のため更に遠くに離れておいた。

>>68
「超が付くかは分かりませんがぁ、春は春です、はいぃ」

返事をしながら突拍子も無い事を聞いてくる男だな、と思った。

この恰好からしてタレントには見えないと思うのになぁ〜、と思ったが取りあえず思考を巡らせて思い当たった事を答える事にした。

「私ではありませんがぁ、私に似た方がテレビに出ていたのは知ってますぅ。何だか指先から炎が出てねぇ〜……」

テレビは良く見る方で良かった、と心の中で呟いてみた。

>>69
「クローデットさん、ですねぇ。え〜私、古畑と申しますぅ。」

敢えて職業は言わなくても良いかなぁ、と思った。

職業を言うと大抵の人が中々打ち解けて話してくれなくなるものだ、と考えたので。
大抵の「人」は、と心の中で付け足しながら。

「いやぁ、旅人さんなんですかぁ!興味わきます、はいぃ。どういった所を旅していらしたのですかぁ?」

もう好奇心に物言わせて何でも聞いてしまおう。

82 名前:賢狼ホロ ◆1wqJqHoro. :2008/04/05(土) 01:40:55
>>42
 
「おう、楽団かや。うむ、やはり宴にはこれ位の騒々しさが必要じゃな」
 
見たこともない弦楽器を喧しく掻き鳴らす少年に、やんややんやと拍手をする。
これで一層、場の雰囲気が祭りらしくなってきた。
 
 
>>49
 
「確かに、原料が良いのじゃろう。
当たり前じゃが麦酒も葡萄酒も、良き物を使えばぐっと旨さに深みが出る。
ただし、わっちらが普段飲んでおる中でそんな上等なものにお目にかかる機会はそうありんせんがな」
 
とかく連れは贅沢を嫌う。恐らくはその贅沢が未だ身分不相応のものだと、ちゃんと知っているのだろう。
偶に雌の茶目っ気でもって懇願すればその日の食事が上等になることも無い事はないが、
それも結局は彼自身の懐具合と相談してのことだった。
「自分の食い扶持は自分で稼げ」とも言われているとおり余り贅沢を言える身分でないのは確かだが、
時には早く自分に毎日上等な酒を奢れるほどの大商人になれば良い、とも思う。
最もそれには少なくとも後十年ほど待たねばならぬだろうが。
あの雄はこれからも幾度となく、大きな稼ぎ時を見つけては、それを逃していくのだろうから。
 
 
「うむ。米とかいう穀物から酒を作るという技術は、こちらには入ってきてありんせん。
恐らく、こちらにはその穀物を作っておる地域が少ないからじゃろう」
 
一杯、もう一杯と杯を空けながら、少女との談話を楽しむ。
 
「いやそれにしても美味い。これは何本でも入りんす」
 
 
>>53
 
「あん? この耳と尻尾のことかや?」
 
どことなく胡散臭い印象のある中年の男が、こちらを入念に眺め回し、聞いてきた。
ただの軽薄な雄であるような様子に見えたが、しかし永い時を生きた経験は、
男の眼の中に鋭く自分を観察する知恵の光を見出している。
だから、少しだけカマをかけてやることにした。
 
「さてどうじゃかのぅ? 気になるかや?
しかし何となくじゃが、ぬし様はその事について答えを知っておるように見えるのじゃがなぁ。
もしそうであれば、ぬし様もお人が悪いの」
 
口元を軽く覆って、軽くしなを作りながら、言ってやった。
 
 
>>54
 
「うむ、色々あったがわっちは元気じゃぞ。
もっとも、連れの懐はどうじゃか知らぬがな」
 
軽い冗句を挨拶に返し、集っている女共の中心にどっかと座り込む。
 
 
「まぁそう言うでない。わっちは騒がしい方が好みじゃぞ?
それもきっと、ぬしの人徳の成せる業じゃろう。ほれ、もっと喜ぶが良い」
 
 
おかしくてたまらない、と言う風に笑いながら、妹紅に言う。
 
 
「そう、わっちもそうやって、ぬしの魅力に導かれてやってきた口ゆえな。
こんな可愛い賢狼をその身一つで呼び出せるのじゃ、光栄に思うことじゃな? ふふ」

83 名前:『四季のフラワーマスター』風見 幽香 ◆YUUKAJBLjk :2008/04/05(土) 01:43:47
>61
「桜の花は、生ける人も…死せる人も呼ぶのよ。
 あんまり騒がしいとびっくりしちゃうけど、人が多いと嬉しいようね…ほら、なんだか生き生きしているでしょう?」

見えていないものを見て、聞こえていない音を聞いているような口ぶりだ。

「ああ、お酒の匂いも…嫌いじゃなさそうね。 今日はとりわけ楽しそうにしているわ」

ふふ、と微笑んで見せる。

「ま、確かに傾国の美女と一献なんて機会はそうないでしょうけど、今年の桜は今年しか見られないから。
 同じように見えるけれど、その冬次第で桜の美しさはわずかなりとも変わるのよ。
 ……永遠不変である貴方とは、またいずれ一献設ける機会もあるでしょうし」


>68

「ま、ほどほどにね。 桜だって、静かな音楽は嫌いじゃないもの。
 もしかすると、奏でる音の中から微かな桜の声が聞き取れるかもしれないし」

らしくもない、柔和な笑顔を浮かべる。


>74

「ふぅん…一理あるわね。 野に咲く花も美しいけれど、人の手による生け花にもそれに見合った美しさがあるってことかしら」

納得したような表情を見せる。

「でも…またの機会にしましょう。 残念ながら今日は手ぶらだもの。
 一献する時は、お土産を持ってくるわ。 いい地酒と美味しい肴を下げてくるから。」

日傘をくるくると回しながら、桜並木の向こうへと遠ざかっていく。

一陣の風と花吹雪が舞った後には、その姿はなかった。

【退場】

84 名前:薬売り:2008/04/05(土) 01:45:03
>>66
……完全に中毒ですね…
救いようがないが…
嫌いではない…
>>79
そうですか…
それはよかった…

ぬこを撫でた時の眩しい笑顔を見せる


85 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/05(土) 01:48:53
>>65

 ―――旅人か。まあ、天下往来自由のご時勢だ。
 珍しくもない……いや、格好が珍しいというかなんというか。
 しかし自ら名乗るとは……ふむ。
 なるべく後出しにしておくのが定石なんだけど。

「……西の名前か。そういえばこっちも大分移ってきてる人がいるんだっけね。
 でもまた、何で旅を? ああ、言いたくないなら別にいいけど」

 ちょっと探ってみる―――酔ってる割には回る頭で。


>>68

 いや、まあ音量も重要だけど。

「選曲も大事よ。ちゃんと雰囲気読んで盛り上げるなり宥めるなり弾くのが一流よ。
……それともレパートリー少なかったりする? そうは見えないけど」

 軽く挑発してみる。
 やる気を起こさせた上でトーンダウンさせる意図を裏に貼り付けて。
 ……まあ、どっちかってーと琴とかの方が雰囲気には合うかもしれないけど。
 流石に楽器変えろなんて言えないし。


>>70

 うわ、凄い顔。
 ……なんだろうな。どう例えようか。
 鳩が豆もらおうとして近寄ってきたら癇癪玉食わされた感じだ。
 つーか。どんな風に私を思ってたんだ、こいつ。
 ……ま、いいか。

「……単に運が良かっただけだよ。後はめぐり合わせでね。
 まあ、それなりに幸せではあった。外に居た時で唯一、って言ってもいい。
 子供は無理だったが……まあ、娘ってことにして歳を誤魔化せたから別にいいか。

 ――――そうだな、一緒に死んでやれればなお良かったんだけど」

 笑う。思い出の甘さと苦さを感じながら。
 そういえば、そろそろ命日も近いんだったか。
 今度、久しぶりに外へ出ようか。

「で、まあ私のほうは別に良いとして。大して話すこともないしな。

 ……ほー、そうか。てっきり月に帰ってたと思ったらそんなことしてたのか。
 まあ、そっちは巡りが悪かったのかも知れないな。良いか悪いかは別として。
 しかし、マジで箱入り娘だったんだなあ。薬師が過保護なのかもしれんけど。
 それじゃあ、好きな相手ができることも難しいだろうなあ。勿体無い。

 ……ああ、見合いするなら慧音に頼むといいぞ。面倒見がいいから」

 久しぶりに意地悪く笑いながら、酒を飲んだ。
 楽しかった―――すっきりしたからこの辺にしとこう。
 照れ隠しか嫉妬か羞恥かは知らんが、まあ感情に任せて暴れられても困るし。
 ああ、月が綺麗だ。桜も。


>>72

 ちょ、爆弾拾うな。

「あー、そこの人。それをゆっくり地面において半径十メートルくらい離れるんだ。
そいつは致命的な汚染物質だぞ。嗅覚と味覚的な意味で」

 健康食、とラベルに貼ってあったが精神の健康には物凄く悪そうだ。
 こんなの作る奴は舌が鉛で出来てるんじゃなかろうか。

86 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 01:53:53
>>75 (笑)ってゆーな!?
「まぁ、なんかで使えるかもしれないし、いるなら持ってけー」

具体的にはHPが1D10回復します。便利だ。

>「えっと……ギター命の変な人ね」
「変って言うな!?ギター馬鹿と言え!」

>「新撰組の局長と同じ名前の人だ」
「それはイサミだ!!」

>「騒音公害だ」
「違うよ!!魂だよ!!」

怒涛の三連攻撃。
カウンターは……自己採点で60点かな。
まだまだだ。もっといい切り返しがあったはず。

「お前らも花見かー」

なんかこのへん、人をひきつける変なもん漂ってるんじゃないのか。

>>77
もっともだ。
もっともだが、しかし。

「でもほら、不機嫌にした時点で、それはマズイと思うわけで」

その点は、原因がなんだろうと謝るべきだと思う。
しかし、その原因がロックだとするならば、そこは退けない。
あー困ったー。
なんか毎度怒らせてるような気がするー。

いや、そんなこと言ってる場合じゃない。

「む、むう……」

超難しいこと言われた気がする。
春っぽさをギターかー。
……うーんうーん。

「んー……んじゃあ、一曲」

ああ!なんかもう緊張するな、こんちくしょー!
けど、ギター以外に機嫌を直す方法とか、オレ知らないし!できないし!!
ギターで折った機嫌はギターで直せ、オレ!

えー、G#から……と。

春、さくら、オレが弾ける数少ない曲ったらこれぐらい。
本当は歌を歌った方が伝わるのかもしんないけど、それはなし。
ギターじゃなきゃ意味ないし、オレが全部賭けられるのってそんだけだしなぁ。

咲き誇る桜と、散り行く桜。
別れる友達との思いを歌った定番曲。
またここで会うことを願う歌。
この桜じゃなくて、散って、また次に咲く桜の下で。

君と。


さくら舞い散る道の上で……と。

「……以上ー」

ギターだけじゃ意味わかんないな、きっと!
ああ!ボーカリストはいいなぁ!!
ああ!怒られるー!!
でもいい曲なんだー!いい曲なんだよー!
それだけ伝わったら、素直に怒られるからー!

87 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/04/05(土) 01:55:25
>>78
「あら、ご親切にどうも」
教えてくれた少年に軽く礼を言う。ちょっと他人行儀過ぎたかな?
で、その転がってる人とやらを見てみる。
……完膚なきまでに不審者であった。拾ったのがそもそも間違いだったのかもしれない。
とりあえずリーフを彼の頭に載せてみる。
リ:「れっつごーごーごー♪」
よく分からないけど楽しそうだ。よかったよかった。

>>85
爆発物処理的な動作を要求された。
それも汚染物質、と来た。そんなにやばいのか、この水っぽいもの。
まあ逆らう理由も無し、おとなしく置こうとした刹那。

おおっと。(>>76に続く)

>>80
「ふーん……伝説ねえ」
そういうものには尾鰭羽鰭爪髪歯がつくと相場が決まってるものだけれど。
さて、これはどうなんだろうね?
「お薬屋さんとしてはそういうのはたまらないわけだ。いい成果がでるといいね」
ジャンルは違えど専門家同士。レア物に目を光らせる気持ちは分からないでもない。

88 名前:薬売り:2008/04/05(土) 02:00:20
>>87
そうですね…
ただ、解析できればのはなしですが…
あまりの不味さのようですから…
体にはいいようですがね…

89 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 02:05:27
>>82

「ふうん……美味しくないお酒を如何にして美味しく呑むか。結構難儀しそうねぇ。
あ、そうだ。もし良ければ、このお酒持って帰ったらどう?
貴方の相棒さんも喜ぶんじゃないかしら」

何となく、普段から食にお金をかけていなさそうな雰囲気を感じた。
もちろん贅沢をしていないだけで、しっかり食べているとは思うが……。

―――相棒さんはきっと、優秀だけど運の無い人なんだろう、と思う。
こちら風に言うと、運を逃す程度の能力、といったところだろうか。
まあ、その代わり……こんなに立派な伴侶がいるんだろうけど。

「へぇ、お米を作っていないのね、そっちでは。
じゃあ麦が主な作物なのかしら。パンや麺類が主食?
―――飽きちゃいそうねぇ」

食卓を想像し、思わず苦笑してしまう。
少なくとも、私はお米の無い食卓は嫌だ。

「あらあら、本当に良い勢いで呑むわね。一本で足りるかしら」


>>83

「―――確かに。桜の下には死体が埋まっている、なんて都市伝説もあるしね。
……私にはよくわからないけど、そうね……喜んでいるようにも、見えるかも」

再び、桜を見上げる。
風に揺れる枝が、笑い声を上げているように思えたのは、きっと気のせいではないだろう。

「不変であるものなど、この世には無い。確かに貴方の言うとおり、同じ桜は二度とないんでしょうね。。
―――また、会いましょう、フラワーマスター」


90 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 02:06:39
>>81
「春っすもんねー。入学とか卒業とかの季節ですしねー」

学校あんま行けないからなぁ。
後輩とかできるし、四月はなるべくちゃんと中学行きてーなー。

「あー。ガスのCMでしたっけ」

アレだ。名前忘れたけど。似てるなー。
アレ見ると、なんかこう、トリックなのかそうじゃないのか悩んじゃうんだよなー。

「人違いっすね。すんません」

でも似てるって言われそーだなー。

>>82
ぱちぱちと拍手が!
拍手がー!!!

初めて良い反応が!?

やべぇ、涙出て来た。

「あ、ありがとう!ありがとう!!」

思わずお礼。手をぶんぶん振る。
抱きつくのは我慢。
セクハラ扱いは怖いんだ。中学生だって。

「なんかリクエストとかあったら聞くぜ!わかる範囲でだけど!!」

しかし、それほどレパートリーは広くないのだ!

>>83
なるほど、桜は静かな音楽が好みか。
なんか春っぽいのとかって大概静かだもんな。
となると、まずはお互いの歩み寄りが必要だ。
こっちが好きな曲と相手が好きな曲を知った上で、
お互いの良いところを見つけていくとゆー作業がいるな。
むう、人間関係って難しいぜ。人間じゃねーけど。

「じゃあ、夏の花は派手な方が好きだったりとかするんすか?
 あと、秋とか冬の花はちょっと寂しげなのだったり。
 あ、冬は逆にあったかい曲のほーがいーの?」

音楽のことになると俄然興味も沸くというもので。
ちょっと矢継ぎ早に聞いてしまった。

91 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/05(土) 02:06:57
>>82

 悪酔いするから米酒は気をつけろー。
 ……まあ、強いから大丈夫とは思うけど。

「はは、その様子だとまだ厳しい感じがするな。ぼちぼちって感じ?
 ……まあ、うん。元気で良かったよ。こっちだと便りを送ろうにも手がなくてね。

 ……人徳なあ。それほどあるとは思ってないんだが……ただの俗人だよ?
 けれど、貴女に言われると本当に思えてくるからちょっと困るなあ」

 笑いながら、酒を酌み交わす。
 周りは賑やかで、桜は美しく、月は輝いている。
 ……そうか。人徳か。身の上から考えれば皮肉にも思えるけど、今は感謝しとこう。

「そうだね。この上ない―――って奴だ。場を華やかにすること、右に出るもの無し。
 ……縁があって良かったよ。そうでなきゃ、人生の楽しみが減るところだった」

 まあ、色々と驚いたり焦ったりと軽いトラブルはあったが、まあ香辛料みたいなものだ。
 広く見れば、それは確実に“楽”だった。


>>83

 ……引き分け、ってとこかな。
 まあ、あの様子なら次はきっと来るだろう。

 また、杯を二つ三つ持っていくことになりそうだった。


92 名前:クローデット:2008/04/05(土) 02:07:04
>>73
「そうか。所でその服装は・・・貴殿は商人なのか・・・?」


>>78
「それならば良い・・・こちらこそ失礼した・・」

どうやら少年はこの服装が気になっている様子だ。
視線を落ち着き無くあちこちに向けている。

確かにこの格好は少し肌寒い・・・だが伯爵領では
女戦士はこのような格好が日常的な光景なのだ。

「この服装は・・・その・・・動きやすさを重視したモノだ・・。
 そのお陰で激しい運動をしても苦にはならないのでな」

>>81
「フルハタ・・・殿、で良いのか?私は・・・山を越え、草原を走り、
 森を進む・・旅を続けている。一言で言うならば・・・険しい旅だ」

 この男性。なんといえば良いのだろうか。煮ても焼いても
喰えない。そんな雰囲気をヒシヒシと感じる。なんともいえない
不思議な雰囲気がこの男性の全身から放たれているような気がする。

>>85
少女もまた先ほどの男性と同じ事を問う。
それにしてもこの服装はこの近辺では珍しいものなのか・・?

「・・・私は・・その、ある用事を果たすために、旅立った・・・
 その旅の途中で・・こうして、この公園に立ち寄ったのだ・・」

具体的な目的は出さないが、理由も無く旅をしているという
のは有り得ないので”用事”という言葉で表現する。

「貴殿は・・・この花を見に来たのか?」

93 名前:薬売り:2008/04/05(土) 02:09:29
>>92
いいえ
ただの…薬売り…ですよ…


94 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 02:17:58
>>83
と、聞こうと思ったけど時間だったみたいで。
あー、今度会ったらきっともっと聞こう。超気になるぜ。

>>85
>「選曲も大事よ。ちゃんと雰囲気読んで盛り上げるなり宥めるなり弾くのが一流よ。
>……それともレパートリー少なかったりする? そうは見えないけど」

「正直、まだあんまり多くないっすね!!!」

ぶっちゃけた。
いやまぁ、24時間ギターと一緒に生活してるし、それなりに色々弾けるけども。
翼くんとボールに負けないぐらい、ギターと一緒にいるけども。
しかし、弾けるヤツ見ると阿呆みたいに弾けるしなあ。
まだ3桁はいかないしなー。
いやだが、オレはそれ以上に阿呆みたいに弾けるようにならねばなのだが。
コード表あればいけるけど。

「無限の可能性があるのだと思っていただければ!」

一週間で一曲覚えれば、一年で50曲?
あ、でもな。一曲一曲ちゃんとマスターしたいしな。
そのうち作曲とか始めたいし。
UGNの仕事もあるし。
あー、時間たんねー。

「一日が100時間あれば、今頃オレはロックスターなんすけどねー」

ないけど。
くそう、なんで一日は24時間しかねーんだー。

>>87
「いえいえー」

良かった。アレを不審と感じられる人だ。
どうやら隼人先輩とは違う種類の人間らしい。

「危険で不審なものに近付くのを避けるタイプの人であれば、離れたほうがいっすよ。
 そうじゃないなら、オレは止めないっす!」

そーゆーのもアリだと思うし。
とかやってたらとられたみたいな。

……まぁ、危険な色してるしなー、見るからに。

95 名前:光の三妖精 ◆FairyH0Oi2 :2008/04/05(土) 02:19:35
>>84     にぱーっ☆(違
「な、何よ、そんなにニコニコして……」
「ん、どしたの?」
「な、なんでもないわ!」
「その割にはどもってるみたいだけれど」
「何にもないったら何にも無いの!」
必死すぎて物凄く可哀想な気がする。


>>86     魂のギタリスト(H)
>「変って言うな!?ギター馬鹿と言え!」
「わかったわ。馬鹿」
ニヤニヤ。だって、自分で馬鹿って言ったし。

>「それはイサミだ!!」
「何っ!? 気付かれた!」
わざとだよ? ほんとだよ?

>「違うよ!!魂だよ!!」
「魂レベルで騒音なのね」
言葉ではなく、魂で理解した。

「と、漫才はここまでにして」
以上、壮大な前フリでした。

「そうよ、私たちもお花見よ」
「夜桜の方が、月明かりに照らされて幻想的なのよね」
「私は昼間の方がいいって言ったのに、嫌がる私をルナが無理矢理……」
「だーっ! だからそういう誤解を招きそうな言い方はやめてって!」
「誤解の方の意味だと、昼間の方がアレよね」
「そういう冷静なツッコミもいらないから!」

「で、花見なんだけど、一緒に飲む?」

くいっと空けた杯に、とくとくと注ぐ。

「こういうのは程よく賑やかな方がいいし」
「うるさすぎるようだったら、対抗策もあるし」

どう? と瓶の口をそちらに向ける。
君は杯を受け取って口にしてもいいし、体裁を気にして断ってもいい。

96 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 02:20:47
>>85

やっと、普段通りの顔に戻った。
思わず手で触って確認する。
うん、大丈夫、元通り……赤みも引いた、かな。
―――あんな顔になったのは数千年の中で一度も記憶に無い。
衝撃の大きさが窺い知れる。

「―――そう。幸せなときを過ごせたのね。
きっと、貴方が幸せだったと感じたのと同等以上に、お相手もそう感じていたはずよ。
……やはり、子は成せないのね。薄々感じてはいたけれど……ちょっと、寂しいわね。

私がこんなこと言えた義理じゃないけどね、妹紅。そんなこと言っちゃダメよ。
そういう気持ちはわか―――いえ、ごめんなさい。わからないけど―――。
とにかく、一緒に死ねばよかったっていうのは、その。正しくは無い、と思うわ。
―――ごめんなさい。こんなこと、言うべきじゃなかったわね」

笑った妹紅の顔を、まっすぐ見ることが出来なかった。
私は、人を、誰かを、そんなにまで想ったことが無かったから。

「―――あはは。そうね、永琳の過保護には本当に困ったわ。
だって、外に出られないのよ? 大事にしてくれるのは嬉しいけど、限度って言うものがあるでしょう?
…… 好きな相手なんていないわ。これから先もきっと。
理由は私にもわからないけど、多分。そんな気がするの。

お見合い? あは、ないわね、それは。まあ、暇つぶしに難題をぶつけるのはあるかもしれないけどね」

笑って、酒を呷る。
苦い思いや黒い思いを全て押し流せと言わんばかりに。
こんな感情がまだあったなんて、自分でも吃驚だ。
……ああ、月は無情にも輝く。桜は、儚く散っていく。

97 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 02:28:11
>>86

「別に。不機嫌じゃないわよ」

にっこりと微笑む。
……擬音は『ニッゴリ』だったけど。


柔らかい旋律。
歌声は無くとも心に伝わってくる思い。
旅立つ友と、再会することを誓う曲。

―――ギターの旋律に合わせて、歌を歌う。
正式なものはわからなかったけれど、フィーリングで歌詞を載せる。
さくら、さくら……今咲き誇る……♪

―――気がつけば、自然と拍手をしていた。
心からの、拍手。

「良い曲だったわ。貴方もしっかり弾けるのね。見直したわ」

先程までの不機嫌はどこへやら。
すっかり柔和な笑みに戻っていた。

98 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/04/05(土) 02:31:58
>>94
「んー、危険で不審なものには興味を持っちゃうタイプかもしれないなー」
冗談めかして返してみる。わりかし本気でもあるけれども。


さて。
拾った謎の液体をお薬屋さんに渡したところで、一瞬の空白。
もうちょっと砕けて言うと、他人と話す話題がなくなった。
さてどうしようかな、と思ってたところで。

>>90
>「なんかリクエストとかあったら聞くぜ!わかる範囲でだけど!!」
とのたまえる少年ありけり。あ、手繋がれてるのホロさんだ。後で挨拶しよう。
それはともかく。
「じゃー少年、私のリクエストに答えてくれる?」
せっかくの機会、乗らなきゃ損損、だ。

99 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 02:32:23
>>92
確かに、なんか鎧っぽくみえなくもないよな。
でもあれで攻撃とか受けたら、えらいことになるんじゃないだろーか。
多分オレは今、かなり余計なことを考えてるんだが、考えずにはいられない部分が。

「運動用っすか……なんか強そうっすもんね」

実際、コスプレとかじゃなく、戦う人っぽい感じはする。
あんまりそーゆーのよくわかる方ではないけど、こう気配とか雰囲気とか。

とりあえず、ふらふらと定まらない視線はどーにかしないといけないと思ったのだった。

>>H5 ってやるとリンクしなくなっちゃうけどやる
>「わかったわ。H」
「ギターつけろよ!?」

馬鹿じゃないとは言わないけどさ!!

>「何っ!? 気付かれた!」
「よく言われるから気付くわ!!」

イサミじゃねぇのかよ、とか。
おい、ダイソンーとか。

よく言われる。本当よく言われる。

>「魂レベルで騒音なのね」
「まぁな!!」

自信満々で答えた。
いや、騒がしいだけじゃないけど。

以上、前説でした。

「そーなのかー。ルナはそっち方面のコなんだなー」

オレの賢さが1上がった!!
しかし、不要な賢さだった!!

とかやってたら、コップに注がれる。

「って、これ酒? いや、オレ、未成年だし」

警察関係者いるらしいし。
オレまだ捕まりたくないし。

「お酒は二十歳になってからだ」

いや、ロッカー的には酒、タバコ上等なのかもしんねーけど。
……でも身長欲しいしなー。伸びないの困るしなー。

100 名前:クローデット:2008/04/05(土) 02:36:10

「皆・・・申し訳ないが・・・今日はこれで失礼させて貰う。
 ゆえあって、この場を離れなければならない」

そういうとその場に居た全員に軽く会釈をし、背を向けて
歩き出す。

夜に鮮やかに咲き乱れる桜の花々。この花が散る頃には
自分は任務を達成できているだろうか・・・?

そんな事を思いながら、幻想的な光景の中に姿を消した。

【退場】

101 名前:薬売り:2008/04/05(土) 02:39:50
>>99
それならいい薬ありますが
どうします?
安全は保障できませんが…

102 名前:薬売り:2008/04/05(土) 02:43:10
>>95
フフフフ…
微笑ましいことです…

103 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 02:53:00
>>97
がくがく。よし、目が笑ってない。
オレにはわかる。あーゆー目をオレはよく知っている。

さあ、殺せ!殺せよー!!!
あー、応急手当キットまだあったかなー。
リザレクトしたら回復しとかないと……。

とー………。

…………いつまで経ってもリザレクトの瞬間が来なかった。

おお。オレ生きてる。英語で言うとリビング!

「お、おお、おお、おおおう!!」

ちょっと裏返った。

「ま、まぁ、まだ発展途上とは言え、未来のロックスターだからな!
 メジャーどころぐらいは、それなりに!!」

とは言え、これは曲の力だ。
元がいい曲だから、ってのは十分にわかってることで。

「えーと、まぁ、その……ゴメンナサイでした」じゃうーん

改めて謝った。
しかしギターは鳴らす。

例え死んでも死ぬから譲れない。
なんかとってもパラドックス。

>>98
「おー、来い!どんと来い!」

でも弾けなかったらどうしよう!
まぁ、そんときゃそんときという言葉がある。
いい言葉だ。
それはそれ、これはこれ、という言葉もある。
いい言葉だ。
内心、弾けなかったらどうしようと思いつつも平気な顔をするのもたしなみのはずなのだ。

>>100
「おー、お疲れさーん」

やっぱり寒そうだ。
なんか最後に、凄く憂いた感じの表情をしてたけど、わけありなんだろーか。
でも、それはきっと、オレとは関係ない物語で。

>>101
心を読まれた!?まぁいいや。

「身長伸びる薬?」

怪しい。超怪しい。めちゃくちゃに怪しい。ソラリスの友情並に怪しい。
あと、安全保障できないって自分で言ってるし。
安全保障できない薬なんて怖いもの、誰が飲むとゆーのか。

「で、それはどれぐらい伸びるんだ。あと痛くないのか」

でも気になっちゃう少年ハートは、わかってほしい青い春だった。

104 名前:薬売り:2008/04/05(土) 02:57:43
>>102
それは分かりません
巨人並みに大きくなるのか…
それともそのままなのか…
なにせ研究中の代物ですからね…
ですから安全は保障できないといってるんですよ…
それでもよかったら
どうぞ

105 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/05(土) 03:01:39
>>92

 ……ふむ、含むところがあるようなないような。
 まあ向こうもこっち見て怪しんでるっぽいからなぁ。
 薮蛇、は避けて切り上げておくか。
 少なくとも、悪そうには思えないし。

「……まあ、そうだね。桜は季節そのものだからな。
 世界の移り変わりと彩りを計るにはぴったりの花だよ。

 ―――んじゃ、また」


>>94

 うお、強いな。
 はっきり言い返すとは。

 ……まあ、やる気は買っとくか。
 なんか弾いてる曲が受けてきてるみたいだし。

「はは、そりゃちょいと考え方が違うな。
 ―――そうしたいなら一日を百時間に伸ばすんじゃない。
 百時間を一日に詰め込んじゃうのさ。……後は気力と体力勝負だよ」

 アドバイス―――まあ、普通の人に役立つか解からないけれど。
 目の前のロックスター一歩手前くらいには良い発破になるかな、と思う。


>>96

 ……参ったな。別にどうってことないが、気を回されているらしい。
 いや、回さなきゃいけないのはこっちの方か? なかなか複雑だ。

「別にそこまで悲観的じゃないさ。自分より長く相手に生きて欲しい、って願いは正しい
からね。……お互いに。ただ、一緒にって言うのは……別れを惜しむ感じかな。理解して
ても重たいんだ。だから……まあ、そんな益体もないことを考えるときもある。
 けど―――まあ、やっぱり生きてる方が正解なんだ。約束があり、絆があり、想いが、
そこに息づいてるなら、死が隔たろうともその縁は切れやしない。現に私が今でも覚えて
るんだ。大正解だろうと思うよ。
 ……それに、縁があればいずれまた会える。転生待ちってのも気の長い話だけどね」

 そこまで言って…………円の露を干す。
 次は―――ありゃ。品切れか。まあ、予想外に多くなったから仕方ないか。

「ふむ。残念だけど時間切れらしい。……まあ、なんだ。悪かったな。私としたことが昔
の話をするなんてね。

 ―――それじゃあ、また。次は馬鹿笑いで終わることを願いたいね」

 告げる。
 そして、徒歩で消え往く。
 桜花の帳に背を向けて。月を見上げながら。


【退場】

106 名前:賢狼ホロ ◆1wqJqHoro. :2008/04/05(土) 03:07:15
>>54 >>65
 
「うむ、またぬしに牽かれて一人…と言った風情じゃろ。
終いにはいったい何人になるのか楽しみじゃなぁ」
 
応えながら、近寄ってきた騎士らしき女に視線を移す。
…騎士にしては随分と隙間の目立つ鎧を着ているのは少し気になるが、
今宵の宴の席で初対面の相手にそんなことを聞くのも気が引けた。
ひとまず問題を脇に押しのけ、気さくに話しかけてやる。
 
「おう、これは立派な騎士殿が来たものよ。
ほれ、ぬしもこちらへ近うよって来やしゃんせ。飲みんす」
 
 
>>52このあたりや>>72このあたりに見知った顔もちらほらあるが、
どうも気が回りそうになかったので、一先ず周囲に集中する。
 
 
>>89
 
「なんと。良いのかや?」
 
表情が晴れやかになるのを隠せない。
どうもこの話の流れだと、相手のそういう言質を引き出そうとしていたようで
少しばかり気が引けるが、貰える者は貰っておくことにした。
それに何より、連れと二人で飲むこの酒は、
きっと今のこの宴とはまた違った美味しさを、自分に届けてくれるに違いないから。
知人から貰ったと言えば、彼も恐らく気兼ねはしないことだろう。
 
 
「ふふ、ならば遠慮なくいただくとしんす。
確かにぬしの言うとおり、連れも喜ぶことじゃろうて」
 
 
次にこちらの食生活については、
 
「うむ、パンが殆どじゃな。しかし飽きなどせぬぞ。
蜂蜜を塗ったのやら、山羊のチーズをかけたのやら…
調理の仕方にもいろいろありんす」
 
思わずぺろりと舌なめずりをしてしまう。
あの蜂蜜の甘さは、忘れようとしても忘れられない。
最もあれが美味だったのは、連れに買ってもらったという意味での
別の香辛料の効果も手伝っていたのかもしれないが。
 
 
「それにわっちはこれでも、麦とは浅はかならぬ縁がありんす。
そうそう疎かにはできんせんなぁ」
 
 
首に提げられた麦袋をつまんで揺らしながら、苦笑した。
 
 
>>90
 
何故か涙目で手を振る楽団の青年に笑顔で手を振り返す。
それほどまでに自らの曲が認められたのが嬉しいのだろうか。
少し大げさな気もするが、それもまた自分の魅力ゆえだろう。
可愛い雌に褒められて喜ばない雄など、この世には存在しないのだ。
 
 
「要望かや? うーむ…」
 
 
言われて、少し考え込む。
これまでの旅の中で様々な楽団に出会い、その演奏を聴いてきたが、
あのような硬質な音を出す弦楽器は一度も見たことはなかった。
果たして、あの弦楽器が爪弾けるような曲はないものか…
 
 
「そうじゃな、ぬしは知っておるかどうかわからぬが、こんな曲はどうじゃ?
『林檎日和』という名の曲なんじゃが」
 
そう言って、少し触りの部分だけを歌ってやることにする。
連れと二人旅の道すがら、自分たちと同じく雄と雌の二人で旅をしていた
旅の音楽家から聴いた、まるで自分たちの事をそのまま歌にしたかのような、
優しくて甘酸っぱく、そしてほんの少し香辛料の効いた詩曲。
 
ttp://jp.youtube.com/watch?v=HXthsFGLa8Y
 
「……どうかのぅ。演れそうかや?」
 
 
>>91
 
 
「そうじゃなぁ。わっちらも旅の身の上ゆえ。
じゃが偶にでもこうして会って話ができるのじゃから、良しとせねばならぬな、ふふ。
 
俗人じゃからこそ、じゃよ。
ただ威厳と権力を持つだけが、人の心を集める決め手にはなりんせんということじゃ」
 
 
酒を煽りながら、談話は続く。
宴の中でも特に心を躍らせる、互いの腹を割った語らいの一時。
 
 
「そうじゃろうともよ。さすがにぬしはよぅく分かっておるようじゃな。
わっちが居ればこそ此花も、二度三度と咲き誇ることじゃろう」
 
はらはらと舞い散る雪―――ではない、桃色の花びらを仰ぎ見て。
杯の上にぽつんと落ち、酒の泉に浮かぶ一片の花弁を眺め。
大きく一つ頷いて、一気に煽った。


107 名前:光の三妖精 ◆FairyH0Oi2 :2008/04/05(土) 03:09:18
>>HH     ゾロ番おめでとう! Hだけど!
>「そーなのかー。ルナはそっち方面のコなんだなー」
「いや、それは誤解でそんな根も葉もない噂は
 やがて町に浸透して真実に……ってそれは困るんだって!」

「いやー、ルナは楽しそうねー」
「慌てたってどうにもならないのにねー」
「どうにもならなかったら困るんだって!
 それに原因はサニーでしょうが!」

「まーまー。ほら、一杯飲んで落ち着いて」
「あ、ありがとう」
「一杯といえば、貴方は飲まないの?」

>「って、これ酒? いや、オレ、未成年だし」
>「お酒は二十歳になってからだ」

「はぁー、めんどくさいわね」
「そうやって何もかも決まり事作って、楽しいのかしら?」
「うーん…… でも、こっちだって何にもないようであるし。決まり事」
「まあいいや。飲むのは出来なくても食べるのは出来るでしょ?」
「簡単なのしかないけどね」


>>102     保護者的な人
「ほ、ほら! もう用は済んだんでしょ?
 こっち見なくていいじゃない!」

「そんな言い方をしたら、傷ついてしまうんじゃないかしら?」
「あ、いや、そういう意味じゃなくて……あーもう!」
「ほんと、ルナってばさっきから必死ね」
きっと月の所為でテンションが上がりっぱなしなんだと思う。

108 名前:薬売り:2008/04/05(土) 03:16:03
>>107
そうですか…わかりました…

それでも微笑みながら違う方を向いた

109 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/05(土) 03:17:08
>>103

「―――そんなに、喜ばなくてもいいのに。
まさか私が本当に貴方に危害を加える、とでも思っていたの? 」

苦笑いを浮かべ、息を一つ吐く。
どうやら、この子は間違った覚え方をしているようだ。
私は普通に優しいのに。

「ふふふ、いいのよ、もう怒ってないし。
そもそも私には貴方をどうこうしよう、なんて気は一切ないわよ。
少年を苛めて喜ぶ趣味は無いもの……ああ、でも。
あのさっきまでいた緑の髪の、傘を持った女。あれには気をつけなさいね。
彼女はソウイウ趣味をもってるから」

にやり、と笑ってちょっと脅し。
まあ、嘘は言ってないわ。誇大気味だけど。

「それじゃ、私は帰るわ。またね、未来のロックスターさん」

軽く手を振って、その場を離れる。


>>105

「―――。」

黙って、彼女の話を聞く。
ずいぶん、色々と、経験してきたらしいことが、言葉の端々から伝わってくる。
私にはないものを―――色々と持っているんだろう。

「―――ああ、もうそんな時間なのね。
いえ。こちらこそ悪かったわ。やっぱり、昔を振り返っちゃダメね」

言って、苦笑する。
……楽しい気分を萎ませたのは自分自身の所為だった。
まさか、あんなに―――ああ、止め。いくら考えても仕方がない。
過去は変えられない。過ぎ去った時に縛られるなんて、意味がない。

「ええ、またね。次に会う時には、面白い話をいっぱい仕入れておくわ」

笑顔で、歩み去る背中を見送り、自らも場を辞す。
彼女が去った方角とは反対の方向へと、飛んで行く。
眼下に広がる桜の海と、頭上に輝く月が、心に染みた。


【退場】

110 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 03:25:07
>>104
ほほーう……

「って、怖いわあああああ!!」

伸びるったってジャイアントになってどーする。
エグザイルなら戻れるかもしんねーけど!!

「いらん!そんな薬はいらん!!」

か、確認しないで飲んだりしなくて良かったー。

>>105
「おお!なるほど!いいこと言うな!!」

100時間分を詰め込むぐらいの気合を込めろと!
気合なら得意分野だ!
しかし、五分の曲を四倍の気合で……。
う、うーん?そうすると20分になるから……。
いや待て、四倍速で弾けばいいのか?
いやいや、そういう話じゃないだろ。
あー、あー、うー?

「これはもう音楽じゃなくて数学だな!!
 次に会うときまでにはきゅーいーでーってやるぜ!じゃなー」

なんか違うかもしれねーけど、あんまり気にしない。

>>106
ふむふむ。リンゴ日和ね……。なるほど。

「ふっふっふ。未来のロックスターたる蓮見イサムをなめてもらっちゃ困るぜ!」

正確には、文明の利器をなめてもらっちゃ困るぜ。

てこてこーん

「けーいーたーいーでーんーわー」

携帯電話を取り出し、ネットで検索!

リンゴ日和 ギター コード

えい。ぽちっ。うお、出た!!すげぇ!!

えーっと、ふんふん。
ちょっと何度か鳴らす。
原曲は大丈夫だから……。〜〜〜♪
ネットすげぇ。超便利。練習。集中。じゃーんじゃじゃーん
ん、このテンポなら即興でも……おし、いける!
オレはやれる子だ!

「んでは……即興で申し訳ねーが」


魔法の木になる七つのリンゴ。
春から春へ。

なんでもないような。御伽噺のような。

それは、女の子の中の。
なんでもないような、御伽噺のような。

それは、小さな狼の歌。



「……お粗末様でした」

え、英語しんどいぜ。ボーカル欲しい。超欲しい。

111 名前:薬売り:2008/04/05(土) 03:26:57
さて、そろそろみせに戻ろうとおもいます…
また機会があれば是非会いましょう

試験薬は差し上げますよ…どうなっても知りませんがね
では…

【退場】

112 名前:光の三妖精 ◆FairyH0Oi2 :2008/04/05(土) 03:53:19
>>108>>111  
「ほら、ルナが酷いことを言うからそっぽ向いてしまったじゃない」
「だからそういう意味じゃないんだってばー!」
「必死すぎて嘘っぽいよ?」

「あ、もう帰るの? また会えるといいわね」
「そういえば、名前を聞くのを忘れていたわね」
「それはどうでもいいとして、私、もう眠い……」
「仕方ないなぁ。今日はこれぐらいにして帰ろっか?」
「サニーは日の光がないとダメなのよね」
「それじゃあ片付けて帰りましょうか?」
「帰りましょー」
「帰るのはいいけど、片付けは忘れないようにね」
【退場】

113 名前:蓮見イサム:2008/04/05(土) 03:59:54
>>107 オレってばさいきょーだからな!
「いやいや、まぁな。アレだな。
 勿体無いよーな気がしないでもないが、差別する気はないぜ!
 自分の愛の形のまま、突き進めばいいと思う!
 応援するぜ!!」

ぐっと指を突き出すオレ。ナイススマイルで。
なんか慌ててるがそれも致し方ないことなのだろう。
彼女が進む道は大変な道なのだ。
理解を得られないかもしれない。
茨の道なのかもしれない。
だが、きっとゆくのだろう。
あの果てしない女坂をな。
がんばれ!応援してるぜ!

全部わかってていってるけど。

「いやいや、それは違うぞ、ちみっこ共。
 お酒は二十歳になってからなのは、法律だから飲んじゃいけないんじゃない。
 身体ができるまでは、悪影響が出る可能性が高い。
 だから、ちゃんと気をつけましょう、とゆーことなのだ。
 って、霧谷さんが言ってた。あ、オレの保護者の人な」

うん。素晴らしく正論。オレとしたことが。
もっと変なこと言えば良かった気もする。
まぁ、あんま美味いとも思わないしなー。
美味くもないもん飲むのも勿体無いし。高いし。
もうちょっと背が伸びたら、美味しく飲めるようになるんだろーか。

「とゆーわけだから、食い物はもらうぜー」

花より団子、団子よりギターなのがそうるふる。

「んぐ。っと、じゃあ、またなー」

>>109
「お、おうー。そーだよな。はははは。はははは」

いや、いやいやいや。

でもだな、なんとなくだが。
オレはオレなりにこだわって絶対ロックをやめないしギターを手放さないが、
そこがブレてて、例えばオレの理由が、なんとなく、だったら、
この人は容赦なく、オレをどーにかしてしまうんじゃないだろーか。

なんかそんな気がする。すげーする。えらいするったらする。

「オレもいじめられて喜ぶ趣味はないんだけどなー……。
 って、えー、さっきの人が?」

うーん……そうは見えなかったんだけど。
見えなかったんだけど、どうなんだろう。
まぁ、長く話したわけでもないが……花好きなおねーさんという感じだったんだが。
いや、先入観を持ってあたるのはよくないな。
ちゃんと、自分で判断しよう。
自分で判断して、もし本当にいじめられたら……

そしたらまぁ……泣こう。うん。

「うーむ。まぁ、いつかまた会うことがあったら気をつけてはみるぜ。
 じゃな。今度は最初っから怒らせないように努力をしてみる!!頑張る!」

手をぶんぶか振って挨拶をした。


さて、オレもそろそろ帰らねーとだな、っと。

>>98
「わり。今度会ったときは、必ずお答えすっからさ。
 なんか考えておいてくれれば!リクエスト!
 できれば調べればコードがわかるやつだと助かるな!!」

帰ったら、えーっと花の声を聞くのと、四倍の勢いで練習するのと……
あと新たなロックの形を模索……う、うおお、しんどいな。
だが、未来のスターに休息はないのだ。根性だー。

【退場】

114 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/04/05(土) 04:05:01
演奏に聞きほれ(>>110)、リクエストする曲を悩んでいる間に、(>>110)ロッカーが帰る時間になってしまったようだ。

「ありゃま残念。そうだね、また次に会った時にでも」

にこりと笑って、ぶんぶん手を振った。

さて、私はどうしよう。もうしばらくいようかな……。

桜の木に寄りかかり、少しぼーっとする。考えることはいくらでもあったけど、今はそんな気分ではなかった。

115 名前:賢狼ホロ ◆1wqJqHoro. :2008/04/05(土) 04:17:24
>>110
 
 
今度こそ、惜しみない拍手を送った。
何やら不思議な道具で譜面を見たらしい青年は、
先ほどとはうってかわった優しい手つきで、手にした弦楽器を爪弾き、
見事に自分が要望した楽曲を演奏して見せたのだ。
確かに演奏技術には未熟なところもあろうが、それでも即興でこれだけの出来ならば
まずは上等、といったところだろう。
 
 
「ふふ、なかなかじゃったぞ。
ぬしが一生懸命わっちの為に歌ってくれたことが、ちゃあんと伝わってきたゆえな」
 
言いながら、外套の懐をまさぐり、青年のための褒美を探した。
 
 
「じゃが、技術の方はまだまだじゃな。
しかしぬしはまだまだ若い、もっと精進するがよい。
とりあえず今時点でのぬしへの褒美は……ほれ、こんな所じゃろう」
 
懐から取り出したのは、普段自分で食べるために常日頃携帯している林檎。
その一つを手の上で軽く弄び、それから赤く艶やかな表面に軽く口付ける。
特別な力を篭めてはいないが、それでも青年にとってはこれが最大級の祝福となるだろう。
 
「ほいっ」
 
一声かけて、投げ渡す。
真っ赤な林檎は花びら舞う夜空をくるくると飛んで、狙い通りに青年の手の中へ収まった。
 
 
「ふふ、腕を磨いたら、またいつか演奏を聴かせてくりゃれ。
わっちはいつでも待っておるゆえな」
 
最後に青年に向かって笑いかけ、その場を後にする。
気付けば宴もたけなわ、人の姿も随分と少なくなっていた。
なれば自分もひとまずは出直すが吉だろう。
そしてまた、宴の匂いを嗅ぎ付ければ、再び気まぐれに飛びいるのだ。
それが自分という、我侭な狼なのだから。
 
 
「では、またどこかでな」
 
 
(退場)

116 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/04/05(土) 05:39:59
「……ん」

どうやら軽く眠ってしまっていたらしい。頭を2,3度振って眠気を飛ばす。
花見会場にはもう誰も残っていない。日も昇ってしまっているし、当然といえば当然か。

「帰るよ、リーフ」
「ぼんばー」

リーフを抱えて家路に着く。
他の面々とあまり話せなかったのが心残りだ。
次があれば、もう少し……。

(退場)

117 名前:爆睡していた警部補+α ◆zq3DEVuw7s :2008/04/05(土) 08:41:09

―……さぁん!ふ……たさぁん!

何とも無粋な声で意識が戻ってきた。

この状況から、どうも寝てしまったと言う事は分かった。
そしてこのタコは朝から煩い。

「何なのさぁ、もう。朝っぱらから喚いてさぁ〜……起こしに呼んだ記憶が無いんだけど?」

―まだ寝ぼけてんですか古畑さん。死体の検死報告が出たら伝えに来いって古畑さんが言ったんでしょ?

「やっぱりあったんだ、死体?」

―相当キテます、どうした古畑ぁ!

「何時もボケてる君に言われたくないよぉ!」


ペチン!

公園中に乾いた音が響く。

全く、馬鹿な癖に直ぐに調子に乗る。
奴がベストパートナーな訳ないでしょ、と心の中で悪態をつきながら立ち上がる。

―ちょっとどこ行くんですかぁ!死体は向こうですよ、あの水辺の方。

「朝っぱらから死体なんて見たくない。吐き気するんだもん。それより解剖の結果」

―そんな事言われてもねぇ〜、あ、死亡推定時刻は深夜0時から2時の間で多量の血液の反応が出た事から現場はこの公園でないかと。
そして何故か全裸で、凶器はまだ見つかって……

この世界と「あちら」は未だに繋がっている。
そんな事をぼんやりと何処かで感じていた。

「多分ねぇ、凶器はここには無いよ」


桜の木の根元のビニール袋にチラリと目を向けると、追いかける部下を無視して公園を後にした。
(退場)

118 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/05(土) 21:15:46
 ―――喧騒/凱歌/風流。酒宴を遠くに聴く。
 天朗―――月光の下/風来―――桜花を見る。
 花鳥風月。四季/春の申し子。

 遠くで十数人ほどの一団が酒宴を開いている。
 巨大な鋼のエイ―――その胃袋の中で鬱屈した精神を解放しているのだろう。
 その傍ら、奇妙な姿の機人は酒こそ飲まぬが、果たして楽しんでいるようだ。

 では私は―――どうか。
 独りで過ごすのはドクターの計らい。
 此処で一人、月と桜を観測している―――行為の意味は考えない。
 常では届かぬ感性―――それを得るのに論理など不必要な式に過ぎない。

 桜――大木の根の間に腰を下ろし、硬く磨き上げられた幹に背を預ける。
 観想/あるいは禅にも似た姿の自立型兵器が生まれる。

「……珍しいか」

 幾許かの時間の後、相手を見ずに告げた。
 知覚は視覚だけではない。機械だからこそ見える領域がある。
 だから、目を向けぬまま相手を把握し、言葉を交わす。

「構わん。不快ではない。……好奇心はヒトの原動力だ」

 私は人間/機械/生命/魂を捩り合わせて作られたモノだ。
 その存在/行動原理はかけ離れていても、情動はヒトに共通する。

「……いいだろう。答えられる範囲でならお前の疑問に答えよう。
無為な話もまた一つの興になるだろう―――私もそういう気分だ。
遠慮は要らん」

 そして、私が対話を試みるのもまた、好奇心によるものだろう。
 それが、顔すら知らぬものであっても。


【時限質雑―――開始。現在からAM:3:00まで常駐】
【無名、有名問わず歓迎―――ただし節度を有すること】

119 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2008/04/05(土) 22:20:31
 
 
新月間近なる中潮の月。夜桜に、さざなみのごとき風一陣。
ざあと舞い散る花弁が、宵に染まった虚空を彩りて繚乱を与える。
春は今、宵の刻を越えて尚、ここに爛漫と在るのだ。
 
 
―――桜の木には、ヒトの死体が埋まっている。
余りにも妖美で鮮やかな花を咲かせる桜に対し、まことしやかに囁かれた噂である。
その御伽噺こそが真実であるかのごとく、今日の桜は華美と優美を兼ね備えた、まさに妖しげな
美しさを湛えていた。
しかし、今宵ここにある妖美は其れだけではなかったのだ。
 
暁月の下に佇む黒衣黒髪の男が一人。
闇夜に於いて、その存在を主張する更なる漆黒の立ち姿。
そして華散る刹那の絶景に於いて、その冷徹な美貌は永劫とすら思わせる。
まるで幻のような美しさを放つ男であった。有りし日の角、一夜にのみ現れる幻なりき―――
そう後の世に歌われてもおかしくないこの男は、しかし現世の者なのである。
 
有角幻也。そう人は彼を呼ぶ。
ある者は恐れと共に、とある者は誇りと共に。
魔の境界に立ち、害ある魔を退ける魔貌の男―――人と魔が畏れる監視者と。 
 

120 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2008/04/05(土) 22:22:12
 
此処は世界の境界と誰かが言った。
並びえざる因果と理が重なり合い、本来ならばありえざる風景を現実とさせる異境だと。
人はそれを夢という。交わらぬもの交わるがゆえに夢と呼ぶ。
これは本来、泡沫(うたかた)の夢なのだ。
 
 
――――そう、男は旅人から教えられた。
 
 
>>118
 
 
「……珍しいと言えば、お前の存在そのものだと言うべきなのだろうがな」
 
 
幻也が声をかけたのは、ヒトの形と魂を持つ鋼であった。
例えるならば稼動する、優美さと力強さを備えた異境の甲冑―――英雄譚に謳われる騎士の威風を、
時を経て洗練された芸術技巧で造形すればかくあらん、という異貌の武人である。
 
喧騒の陰にてまた騒ぐのは、物言わぬ幽世(かくりよ)の住人達か。
宴に集うのは人間だけではない。霊が、万象に宿る精が、幻想にたゆたう存在もまた集うのだ。
今この場は、言うなれば境界さだまらぬ幽玄の異境。
 
幻也は、あえてそれを良しとした。
 
 
「……まあいい。答えるというならばあえて問う。
 ――――お前は何者であり、そして何を望む?
 
 
あるいは悪魔が羨み天上の神すら嫉妬しよう。低く静かにして魂に響く声音。
”陰”の属性が持つ妖しさの中に、かすかな冷厳を孕んだ声で幻也は問うた。
 

121 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/05(土) 22:47:31
>>120

 ―――渦巻くのは科学的探査では捉えきれない力場だった。
 高速探知モードではただのヒトとしか捉えられない存在。
 それは彼の良く知る魔であり、我の良く知る雄でもあった。

 そして、その感覚に覚えがあった。
 ……生きていたか。
 感慨/表には出さず、観想を外すことも無く思考を回し始める。

 それは、私が生まれ落ちてから続く問いだった。
 陰より生まれ影に落ちる言葉。
 闇に降りてなお続く輝き。

「―――それは誰もが持ち、誰もが悩み、誰もが追う答え。
 私とて、それは大して変わらんことだ」

 観想―――視覚の代わりに幻像が結像する。
 月光―――桜花―――そして幻人。
 モノを観るのは目ばかりではない。

 そして私は自身にその目を向け―――答えを口にした。

「私は未だ何者でもなく―――ただ、力の意味を求め、正しき道を行くことを望む。

 ―――生まれ落ちてから私が求めたのは力。その果てにあるもの。
 だが今の私が求めるのは力そのものではなく、それが何を成すか、ということだ。

 正義はあまりに脆く危うい。力はあまりに硬く恐ろしい。
 ―――故に。私はどちらも求めない。
 私が求めるものは、言わば私の意味そのものなのだから。
 ……今はまだ、標の一端を見つけただけに過ぎないが」

 ―――それでも、確かに前へ進んでいるのだ。
 言葉は終わり、静寂が訪れる。
 そこで初めて、私は顔を上げ、視覚を起動させた。

122 名前:名無し客:2008/04/05(土) 23:28:44
虚無に―――身を委ねるのだ
深く昏い暗黒の奥底―――

味方は誰も居ない
それでいい―――それが正しい

それは鋼のごとく偉大で
眠りのごとく優しいのだから

123 名前:名無し客:2008/04/05(土) 23:32:23
おにーさんは何で刀持ってるのん?

124 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/05(土) 23:34:19
 
 桜、桜――散る時にまで。
 刹那の儚さゆえの、華麗な美。
 
 ああ――よく言ったもんさ。
 目の前で桜が散られたら掃除が大変なんだよね。実際のところ。
 まあ、そんな経験はないけどね。
 
 桜と一緒に移動して来たも同じだから。
 
――誰かと桜を見るなんて、何年かぶりだ。
 
 だからなんとなく、なんでもなく、思考を挟む余地もなく。呟いてしまった。
 
「誰かと見る華は良いもんだね――」
 
 聞かれてないコトを祈るとはこういう気分だろうね。
 ま、祈りほど無駄になることはない。
 
 自分が動かなきゃ何も変わらないのだし。

125 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2008/04/05(土) 23:45:50
>>121
 
 
「まだ、何者でもない……か。
 ……いや。それでいいのかも知れん」


喧騒が夜に流れる。
宴の灯は闇を流れ、散った桜は川を流れ、すべては緩やかに静寂の彼方へと。
生まれ続けては消え、消えては生まれる。
静と動の循環はいまだ収束のときを見せる事はない。
 
鋼の男が返した言葉を受け、幻也に去来するのは己の業か。
―――ただし、彼は背負わされたのだが。
それは宿命という名の呪いだった。生まれながらに背負った、呪いという名の十字架だった。
 
 
遠い、だが今も尚鮮明な記憶。
ヴァンパイアの父と、人間の母との間に生まれたダンピィル。
母はその慈愛ゆえに魔女として殺され、異形ながらも名君だった父は人間を呪う魔王となった。
魔王とは、人間が存在する限り生まれ続ける呪詛であり呪縛だ。
愛する者を失った父の憎悪が、自我すら蝕む邪悪の法に手を染めさせた。
 
――――その父を手にかけた感触を、今も覚えている。
厳しくも己には優しく接していた父を、畏怖の対象でありながら尊敬していた実の父親を。
邪悪であったからこそ殺さねばならなかった。 
母の最期の望みゆえに、彼は止めねばならなかった。
 
甦り続ける父であったモノに、完全なる滅びを。
その決定的な父殺し、その罪を犯す為に奔走したのは己自身だ。
目を背けることも宿命に任せる事も出来た。だが、彼は更なる十字架を背負う道を選んだのだ。
――――己が求めた道。それは咎を求めた道であったのか。
  
 
「お前が正しい道を見出したのならば、それでいい。
 少なくとも、お前は力の恐ろしさというものを知っているようだ」
 
そして去来する、自らが犯した罪の先にあるもの。
――――父ドラキュラが持つ魔王の力を宿した転生体。
その男は、言うなれば力そのものだ。それは極めて危うい存在でもある。
もし男が悪意に呑まれれば、それはすなわち魔王の復活を意味するのだから。
 
 
「道を誤らなければ、どうとでもなる。
 ……力に溺れ、自身の力の使い方を間違えなければな。
 だが、もし力に溺れたその時は―――――」
 
――――だが、その危うい天秤をこそ選んだ。
誰にもあの道を歩ませたくはなかった。あの罪の十字架を背負う宿命を、もう己以外の何者にも。
それが己に更なる罪を背負わせるとしても、尚。
 
「―――――その時は、どうする?」
  
――――そう。
それがたとえ、最悪の結果を呼んだとしても。
また再びあの感触を味わう事に――――父殺しの宿命を背負うことになろうとも。
 
強く問わずには、いられなかった。

126 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/05(土) 23:50:33
>>122

 姿も見えぬのに声が囁いている。
 暗い虚無が囁いている。
 そのものが。

 偉大なる闇―――なんと優しき抱擁か。
 全てを闇に送り、代わりに虚無を詰めるなら。
 一切の懊悩も、苦痛も抱くことなく―――生存できるのだろう。

 だが、それは。

「……去れ。私は鋼など求めない。是の身はすでに刃金。
 そして眠りもまた求めない。私の求めるものは―――闇にすら輝く光」

 拒絶する。
 踏みしめた道程と、振るい続けた剣。
 魂の名において、「虚無」であることを拒絶する。

 ―――気がつけば、声は聴いていた。
 春嵐の舞踏に紛れて。


>>123

(―――しまった。転送処置をしておくのを忘れていた)

 …………剣士だからだ。
 剣士にとって自らの得物は半身そのものとなる。
 故に、いかなる理由でも手放すことは全く無い。

 ……こちらの法に反すると言うのは、解かっているがな。
 互いに面倒は避けよう。私は何もしないし、するつもりも無い。
 貴公もまた―――忘れてしまうが良かろう。


>>124

 ―――風。舞踏する桜花。
 紛れて、ヒトの姿が見える。
 印象:希薄。探査に反応する生命/観想で透過される存在。
 その存在は亡霊のように―――薄い。

「……誰か、か。その誰かとは……誰の事だろうな。
 ―――貴公は何者か」

 囁くような問い。
 好奇心―――その囁きのままに。

127 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/06(日) 00:04:34
>>128
 
「―-ただの学生さ。現状じゃ、それ以外に答えようがない」
 
 紛れも無い真実。
 其処にワイルド――世界のアルカナを挟もうとも。
 
「何者、なんて聞くなら、自分が名乗るのが筋ってモノじゃない? オリジナルを超えた、まがいモノさん?」
 
 ナンデこんな事を知っているのか?
 それは秘密にすべきじゃない+

128 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 00:12:36
>>125

 ―――それは、容易に想像の付くことだ。
 闘争と言う手段を選んだが故に、常に背後へ立つ可能性。
 修羅―――呼吸するかのごとく闘う悪鬼。
 修羅―――闘争そのものを目的に見る魔。
 修羅―――精神に忍び込み揺さぶる衝動。

 だから―――覚悟/決断/受容は既に終えている。

「その時は―――必ず誰かが私を制止し、制圧するだろう。
 それが例え私自身であろうとも。

 私が己に間違いを認めたなら私は私に敗北し死することだろう。
 他が私に間違いを訴えたなら彼は私を打倒する者となるだろう。

 ―――溺れし者の力は、どれほど大きくとも。
 ―――知りし者の力に、どれほど小さくとも、打ち倒される。

 過ちの強さは正しき強さに打倒されるだろう。
 その輝きと背に負う万人によって。

 ……そして私は、彼らが私を『殺す』ことで得る咎を全て背負い込んで逝こう。
 我が過ちを正し、打ち倒したなら、私は喜んで死の眠りに着こう。
 それが道を外れたものに出来る、唯一の責務だろう」

 それが―――解答。
 彼が私を糾弾し、目の前に現れるなら。
 戦い、その命を差し出すこととなるだろう。
 私自身の意志によって。止められぬ修羅を砕くために。

「故に―――例え貴公が私を砕くことになろうとも。
 私は―――貴公を全力で許しその罪を清算するだろう。

 私の弱さ故に呼び込んだものは、全て私が始末するべきなのだから」

 ……独白のような解答。
 あえて発声器官への回路を遮断し、沈黙を作る。
 何かを待つかのように。

129 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2008/04/06(日) 00:22:33
 
>>122
 
 
「誤りではない。だが――――それは生なき者の居場所だ」
 
宴に誘われた霊が囁く。
その力強くも甘美な誘いは、幻也の耳にも聞こえていた。
 
虚無とは、闇とはそれ自体が悪ではない。
闇は恐怖のみならず安息を得る時間を意味し、ゆえに生命は死後もなお猛ることなく
静寂による鎮魂を得るのだ。
それは眠りそのものであり、鋼のごとく冷たく、大地のごとくに雄大とさえ言えた。
  
だが、それは死者の領分だ。
生あるものは、その魂を闇に委ねては生者として生きられぬ。
もし委ねたのならば、確実な歪みが生じる。
存在であれ、心であれ――――それは幻也が討つべきものと成る。
少なくとも、今は。
 
 
「虚無に行きたければお前だけで行くがいい。
 ――――俺が行くには、まだ早い」
 

氷のごとき冷厳な美貌に垣間見えたのは、人としての懊悩か。
その微細な表情を見たものは、いない。
 
 
>>123
 
 
「―――知らんな、持っているものに聞け」
 

返すのは常と代わらぬ冷然とした、永久に溶けぬ氷で造られたかのような美しい鉄面皮。
それでも応じる辺りは今の世に適応したからなのか、或いは、これが男の性分か。
 
 
>>124
 
生とは極論すれば刹那である。だがそれゆえに儚き美を孕むのか。
それとも儚き美そのものが、刹那の輝きにこそ宿るのか。
一つ云えるのは、この少年が双つの要素を持つという一点だ。
 
その姿はどこか、茫洋とした感を見る者に与える。
錯覚ではなく、虚像ではなく。存在そのものが希薄と実感の矛盾を抱えたがゆえの茫洋さ。
言うなれば生を得ていながら、生を得ていない―――そんな、どこか儚さを抱えた一つの影。
 
幻也は、現れたその少年が秘めるものを推測できた。
彼が持つ知識の一端が、存在の薄き少年の正体にある程度だが気づいたのだ。
  
「……そうだな。最も、お前が望むような相手ではないだろうが」
 

―――だが、明らかにする理由はない。
此処が如何なる意味を持つ場所か、それを幻也は知らされていたからだ。
 
此処はあらゆる境目、森羅万象の交差点。
生も死とて、此処では同じ。宴に興じるものに過ぎない。
いずれ宴が終われば、全てはあるべき現へと消えてゆくのだから。
 
 
宵闇を染めて乱れ咲く夜桜並木、遠くでまた喧騒が聞こえる。
宴は、まだ続いている。

130 名前:薬売り:2008/04/06(日) 00:24:17
今日も売り上げも6人ですか…
まぁ、そこそこですね…

131 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 00:37:12
>>127

 ―――微かに動揺する。
 いや、動揺と言うよりは、核心と言う虚を突かれたことに近い。
 それはつまり分析に要する時間であり、理解に要する一瞬である。

「……意外。こんなところで私の出自を知るものに出逢うとはな。
 ……しかし、その表現はあまり正しくないように思える。
 今の私は彼のコピーとしての存在ではなく、既に分岐を踏破した物だ。

 そして、超えたと言う意味も、未だに正しくは無い。
 彼は全ての道程を踏破したが、私はまだ一歩を踏み出したばかりだ。
 纏めるならば、未だ遠からずと、言ったところか。

 ―――ブラックカイザー。今は、そう銘を刻んでいる」

 名を掲げる。

 “有り得ざる融合(メタルブラック)”でもなく。
 “英雄の模造(メタルアルカイザー)”でもなく。
 “英雄を歩む者(ブラックカイザー)”として。

 私はその青年に告げた。

132 名前:名無し客:2008/04/06(日) 00:48:33
コンパチカイザーとは知り合いですか?

133 名前:薬売り:2008/04/06(日) 00:51:37
おや…花見客ですか…
いや1名人ではないようですが…

134 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 00:55:33
>>132

 ―――東洋に「ばんぷれすと」なる企業あり。
 その遊戯機たるや、神妙古今に比類無し。

「……しかし、残念ながら原点については寡聞にして知らぬ。
 故に、そのコンパチカイザーに関する情報も私は持ち合わせていない。

 ……公開されている情報に寄れば大型の人型機動兵器、ということだが。
 どちらにしろ、接点は有って無きが如し、だろう」

135 名前:薬売り:2008/04/06(日) 01:00:17
>>134
よく見てみると…とこかで見たことがあるような…
いや…ここではないどこかで…


136 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2008/04/06(日) 01:06:59
 
現世と現世が交差する。其れはさながら並行する写し鏡のように。
可能性の数だけ世界の歴史は存在し、幾重に輝く万華鏡のさまを成す。
一つの歴史では死なぬ者が一方で死に、その逆もまた然り。 
 
それがたまたま、辿る結果が同じであっただけ。
そう、全てを知る旅人は告げた。
 

>>128
 
過ちは正さねばならず、悪しきは討ち滅ぼさねばならない。
例え、それが如何に罪深き事であろうとも。
   
「お前を、かつて倒した者のようにか?」
 
眼前に佇むヒトの形をした刃金は、かつて一人の英雄に打ち倒されたという。
本来ならば知られざる過去を、幻也は旅人から伝え聞いていた。
過ちの強さは正しき強さに打倒される―――その武人の言葉は、彼が自らの身で理解した
真実なのだろう。
 
人間は愚かだが、それだけの存在ではない。
輝きを背に負う正しき強さ。魔王ドラキュラを滅ぼすハンター、ベルモンドの一族。
彼らはときに過ちを犯しながらも、その道を正し、そして正しき道を歩んでいった。
幻也の―――否、アルカードの友であった者たちの持っていた輝き。
それを、今もなお覚えている。
 
ただの摂理、抑止力だと人は言う。
だが―――幻也は知っている。あの呪いは、人類と世界が望んだ物の具現であると。
その世界の摂理が動かぬ中、彼らは戦い打ち倒し続けたのだ。
抑止の後押しなど存在しない、絶望的な闘争の果て。そう、正しき強さの輝きを背負い。
 
その幻也が知る男たちの輝きを、眼前の戦士は持っていた。
過ちと正しきを知る、人間の持つ不朽の魂を。
 
  
「……分かった。その言葉、覚えておこう。
 お前を討つのは、サンジェルマンに頼まれでもしない限りありえぬことだろうがな」
 
 
―――そしてそれが幻也が、アルカードが信じた人間の心。
母が遺した慈愛の言葉であり、友が遺していった精神であり、そして彼自身が更なる十字架を
背負って尚選んだ道の根源。今の彼を現世に生かし、動かすものであった。
 
 
「――――俺とお前は、本来ならば最早出会うことのない存在なのだから」
 
 
だからこそ。
武人の誓いに本心で応えながらも、彼を討ちたくはなく、また討つことが出来ぬと告げたのだ。
 
今一度の沈黙。
それは、帰結へと至るべき相手の問いを待つようであり……。
 

137 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 01:07:19
>>135

 ―――視線/意思の波。すっかり慣れた観測を感覚する。
 光学センサーを起動/前方を中心に探査。

 一人の古風な姿をし、帯刀した人間が探知される。
 正体―――不明/露天商の可能性:高。
 警戒すべき者ではない。

「……他人の空似だろう」

 そうとだけ呟き返し、余計な詮索を回避する。
 思い出したならそれはそれでいい。最悪、この場を離れるだけで済む。
 分からずになお言い募るのなら、ただ剣士とだけ答えればいい。
 どちらも私であり、真実なのだから。

138 名前:薬売り:2008/04/06(日) 01:09:50
>>137
そうですか…まぁ、たぶん気のせいだと思いますゆえ
あまり気にしないでください…
(物の怪ではないようだな…)

139 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 01:19:41
>>136

 本来重ならぬ道―――思い当たったところで彼の真実を悟る。
 つまりは、そういう、ことなのだろう。
 先ほどから奇妙な空間の振動を偏差的に感じる。
 つまるところ、何らかの原因によって並行世界が近いと言うことなのだろう。
 別段不思議なことではない。リージョンなどその際たるものだからだ。

 気になるのは―――もう一つ。

「……ならば、なぜ今、ここで出逢ったのだろうな。

 ―――時折、縁と言うものは奇妙なものを引き寄せる。
 それは禍福であり、事象であり、敵であり、友である。

 ……そして、そこには常に、どこかで意味が生じるのだ。
 私が敵と出会い、新たな道を選んだように。
 貴公もまた、私と会うことで新しい何かを手に入れるのかもしれない」

 独白―――論理では捉えられないものを魂によって解釈する。
 見えぬもの。手に触れられぬもの。
 しかし、それは確実に世界を動かしている。

「いずれ―――縁があればまた会うことになるかも知れんな。
 私には、このえにしが切れて無くなるようには思えない。
 共に命を賭して戦ったから、なおさらにな」

 ……もし、表情を表現できるのなら。
 今の私にはおそらく、涼やかな微笑が浮かんでいるのだろう。

「討つことも討たれることもないかも知れん。
 そのためにここで遭遇した、と言うには少々話が暗い。
 だが、……誰かに手を貸すくらいは、あっても面白いだろう」

 ―――私は彼の誓いに、自らの剣を以って応える。
 所詮は一介の武人。不器用だが、これが最善だと信じて。


140 名前:薬売り:2008/04/06(日) 01:37:09
今日は客の出入りが少ないですね…
どうしますかね…

141 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 01:44:28
>>138

 ―――これは一種のカマ掛けだったのかも知れない。
 その行商の姿を見て、そんな推測を重ねてみる。
 いずれにしろ、帯刀した刀の持つエネルギーポテンシャルを見るに。
 ……少なくとも、只者でないことは分かる。

「……そうだな。そちらもあまり気にしなくても構わん」

 だが、その推測も必要はない。
 会話は収束し、いずれ両者とも無関心へ至るだろう。
 そう考え、私はそれだけを口にした。

142 名前:薬売り:2008/04/06(日) 02:03:03
>>141
今まで見てきた人達とは何か違う…
オーラらしきものが滲みでています…
そんな感じがします…

143 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 02:09:16
>>142

 ―――なるほど。聡い目を持っているようだ。
 偽装は施しているが、実体は完全な近接戦闘用の機械体。
 そして内側に組み込まれたアビオニクスもまた常ならぬもの。
 時として、それは鋭い感性によって把握されるものだった。

「―――違いを言うならば。私は一介の剣士、つまりは戦うものだ。
 もし違う何かを感ずるなら、それであろう」

 故に、そう応える。
 武人。それは確かに常ならぬ存在であり。
 時として見も知らぬ他人も気付くような先鋭でもある。

144 名前:薬売り:2008/04/06(日) 02:13:05
>>143
フフフ…なるほど…
恥ずべきことをしたことがないからそこまで
堂々とできるわけですね…
うらやましい限りですねまぁ、私はたいして誇れることも
してきたことはないですが…

145 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/06(日) 02:27:23
 はい、夜中にちょっとだけ失礼します。
 今日の私は何と! 花見をしにきたのです!
 ……あ、別に今すぐと言うわけではなくて。一人だとさびしいし。
 今回は下見です。騒いでも迷惑がかからないか、お花は綺麗かとか、そんな感じに。


 ともあれ、みんな合格、満点の環境だったので一安心です。
 これもスグリさんの頑張りがあったからでしょう。

 ……でも、あれ、こんなところってあったんでしたっけ。
 あちこち偵察して回ったときには見かけませんでしたけど。


>>143-144

 あれ?
 ……あれ?


 ……えっと。すみません。失礼します。
 こんばんは。こんな時間に珍しい人ですね。お散歩ですか?

146 名前:薬売り:2008/04/06(日) 02:30:31
>>145
どうもこんばんわ…
いいえ、私は夜店を出しにきたんですよ…
いわば商売をしにきたんですよ…
儲け時ですから…

147 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 02:37:39
>>144

 ―――父の言を借りるならば。「脛に傷」といったところか。
 ともあれ、私と同じように何かを抱えているようだ。
 流石に在り方まで重なることはないだろうが。

「……恥と呼べることなど、誰であろうといくつも重ねてきている。私も。
 肝要は、その経験を如何に次へ活かすか―――だろう。生きている間に。

 ―――そして誇りは、その値を誰かから与えられるものだ。
 自らが作ることは出来ても、価値を決めることは難しい。

 自らが誇れることがあれば、それはいずれ価値を持つ。
 既に持ち合わせているものを羨む必要はなかろう」

 例え百の人間に石を投げられようと。
 一人の誰かが認めるなら。
 それは闇に飲まれぬ一個の強い輝きとなる―――


>>145

 ―――観想解除。
 一人の少女が接近してくる。
 色彩把握―――橙。快活の印象を受ける。
 深夜に行動していることは疑問だが、それはさておく。
 どちらにしろ現状の危険度は皆無だ。

「……上司が向こうで酒盛りをしていてな。私はあいにくと飲めん。

 ―――だから、月と桜を見ていた」

 天には蒼い夜と冴えた月光が満ちている。
 舞い上がる桜花は星の如く。
 ―――楽園。

 そんな幻想を記憶装置から拾い上げた。

148 名前:有角幻也 ◆rX9kn4Mz02 :2008/04/06(日) 02:40:14


交わらぬ道、重ならぬ道が重なる時。人はその在りえざる時を指し夢という。
ならば、これは夢か現か幻か。
 
そうではない。
全ては夢であり、幻であり、そして同時に現なのだ。
其れらは須らく境界に拠って分かちられているに過ぎない。
夢は人の心に宿り、現は人の世に在り、幻想もまたあるべき処へ帰属する。
万事は境界を異として、そこに必ず存在する。それが真の理である。
  
世に不思議なし。世、これ全て不思議なり。
 

――――そう、旅人は幻也に言った。
 
  
>>139
 
 
――――気づいた、か。
幻也の物言いに、もう一つの歴史を辿った鋼の英雄は全てを悟ったようであった。
あの時、鋼の戦士が知る歴史―――混沌の奈落へ消えた筈の男が、何故このような場に
姿を現せたのか――――その真の理由を。
    
「―――そういう事だ。
 サンジェルマンという男の計らいでな、特別に俺が知らないもう一つの終焉と、
 それを齎したお前に会う機会を得た」
   
今の幻也―――アルカードが存在する歴史に、ドラキュラが再臨した事実はない。
黒き英雄が辿った、正しき力を知る道程は悪魔城の御前死合と、この戦士の再起と同じく存在しないのだ。
そして同じく、輝きを得た戦機が存在する歴史に―――もはやアルカードとドラキュラは存在しえない。
それは交差するはずのない分岐点。合わせ鏡の表裏一体。
極めて近い世界が、極めて遠きものとなってしまった所以でもあった。
    
「何故ここでか……さあな。
 サンジェルマンはこれが辿るべき必然といい、理由までは話さなかった。
 だが、それはどうでもいい事だ。
 この歴史を知ったとき、お前には俺自身から言うべきことが出来たのだから」
   
それは一つの終焉を知った有角幻也(アルカード)が、何よりも言うべき言葉。
全ての発端を知り、十字架を背負い、分岐した歴史でも己が宿命をまっとうしたが故に
言わねばならぬ言葉があった。
  
「…………母の名において、感謝する。
 俺に代わり父の宿命を終わらせたお前には、言わねばならぬ。それだけだ」
 
それは己の十字架を背負わせた者への心からの謝罪であり、そして礼であった。
――――抑止するものが滅びた、最悪の未来。
呪われし宿命と罪を負う筈だった自己の不覚。それを討つべき宿命と共に清算したのは
魔王を否定し、討ち滅ぼした彼らであったのだから。
 
 
―――そして、道は再び分かたれる。
幻也と黒き皇帝機、交わらざる歴史同士の交錯はいま終わるのだ。
宴は続く。去るのは幻也の方であった。
彼というヴァンパイアが仮初の客であるならば、それこそが相応しい幕の引き方なのだろう。
 
灯の朱に夜の黒、そこに桜の色が混ざり織り成す夜桜の彩。
喧騒のいまだ止まぬ宴の中、幻也にのみ見える、彼が在るべき世界へ帰る道。
その去り際に、宿命の申し子は涼やかなる微笑を幻視した。
それは正しき答えを得た武人の、友に見せる不器用な優しさであった。
   
 
『討つことも討たれることもないかも知れん。
 そのためにここで遭遇した、と言うには少々話が暗い。
 だが、……誰かに手を貸すくらいは、あっても面白いだろう』
 
 
「―――そうだな、覚えておこう。
 俺の、アドリアン=ファーレンハイツ=ツェペシュの名において。
  
 いずれ共に戦うときが来るならば―――――宜しく頼む」
 
  
―――そう言い放った有角幻也の表情。
そこには、淡い微笑が浮かんでいた。
  
例えるなら、凍てつく冬の嵐が明けて。
大地を閉ざす厚い氷壁から垣間見せる、とても微かな、だが絶えぬ生命の息吹。
見た者は忘れまい。
その非情なる世界から溶け出して顕れた生命の、淡くも確かな温かさを。
心持つものは忘れまい。
その厳しき世界に宿る温もりを見出したことに誇りを持って、何度も思い出すであろう。
 
  
それは、そんな微笑だった。

【退場】

149 名前:薬売り:2008/04/06(日) 02:44:57
>>147
そうですか?私は人として自分に持ってない物を欲しがるのは
人としての性だと思いますが…
もっとも、人とは無縁なほどの年数を生きてきて欲しがるなど
強欲にもほどがありますよね…
自分でもそうおもいます…

150 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/06(日) 02:49:44
>>146

 ……えーと。こんな時間にでしょうか。
 見た感じだともうすっかり人が引けちゃってるような感じがするんですけど。

 まう〜、長居してると風邪引いちゃいますよ?
 この時期は特に気をつけた方がいいです。季節の変わり目ですから。


>>147

 ―――月と、桜、ですか。
 ええっと、風流ですねっ。これでいいのかな……ちょっと自信が。

 でも、本当に綺麗です。
 空も月も桜さんも。

 ……大切なものですよね、こういうのって。
 何か一つ、こういう綺麗なモノがあれば、辛くてもまた頑張れる気がするんです。
 そう、スグリさんみたいに……っと、まう、失礼しました。何でもないです。

 ……まあともかく、これなら存分に楽しめそうですね。
 次が楽しみです。




 あ、その前に。ちょっとだけ質問。

 “もしこの空が、たった一人の女の子の手で護られてる、って信じられる?”

 ウソか本当かは、秘密で。私は知ってますけど。
 それでは、失礼しました。


【退場】

151 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 02:52:24
 ―――専用回線からのコール。

“そろそろ冷えてきた。引き揚げ時だろう”

 了承のクイックサインを返し、私は立ち上がった。
 最後に背後の桜を見やると、それは変わらず静かに立ち続けていた。

152 名前:薬売り:2008/04/06(日) 02:58:13
>>150
心配してくれるのですか?ありがとうございます…
あなたも風邪を引かないようにお気をつけて…
そろそろ引き上げようとは薄々思っていましたがね…
その質問には…私は信じるでしょう…
なんたって物の怪だっているくらいの世界ですから…
別に驚きもしませんよ…

153 名前:BLACK KAIZER ◆8/KAIZERps :2008/04/06(日) 03:01:06
>>148

 ―――涼やかな笑みと共に、彼は時空の風へと乗った。
 根拠は不明だが、何か困難なことを達成したような感覚を覚える。
 それほどの笑みだった。

 ―――そう、誇りは此処にある。彼が価値を与えている。
 ならば、進める。道を違うことなく。燦然とした輝きで。

「いずれ―――また」

 届かぬはずの声を呟いて、私は彼を見送った。


>>149

「……年数の問題ではあるまい。情熱の問題だろう。
 それの正負を決めるのは観測者だが」

 奇妙な言い回しに違和感を感覚する。
 発言の矛盾/発言の含意/発言の意図。
 やはり何かある。

「欲も性も善悪は持たない。節度でそれを決めるのは自身であり他者だろう」

 だが―――どの道、帰還要請は出ている。
 足元の覚束なくなった連中を護衛しなければならない。
 だから、詮索も問答もここで終わる。


>>150

 不思議な謎掛けを残して、少女は軽やかに去っていった。
 ―――大切、か。
 どこか重みのある言葉を記憶領域の最前面に転送する。

 ―――そして、謎掛けへの問いは、自然と決まっていた。

「……そうかも知れんな。例え誰かが知らなくとも」

 一人でもそれを知り、価値を認めるものがいれば。
 本物足りえるだろう。その行動に与えられる誇りは。




 ……一歩を踏み出す。

「ではな」

 花鳥風月を感覚し、私も夜に別れを告げることにした。
 音もなく、何も濁さず。
 風に流されて。


【退場】

154 名前:七夜志貴 ◆Murder/Kq6 :2008/04/06(日) 23:11:24
 
――人間と言うイキモノは亡くす事を極度に恐れる割に、儚さを求めて止まない。
 抱えきれぬ矛盾の先に待つものは救われる事なき渇望。
 倫理の枷を外してしまえば己が獣に堕ちるのは想像に易いのだから。
 
 行けども行けども獣道。
 畜生道に堕ちた人の末路など哀れなものだ。
 
 だからこそ――禁忌は禁忌のまま、匣に蓋をしてしまっておく。
 開いてしまったなら、開いてしまったのなら―――――。
 

            ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※
 
 
「――やれやれ、眠りから覚めてみれば季節の移ろいも早いもんだ。
 まったく、寒さに震えずに済むようになったとは言え、欲求ばかりが募ってしまう。これじゃあまるで、畜生
と相違ない。元は同じとは言え、これは巧くない」
 
 呆――と上を見上げれば其処には櫻。
 美しい月に照らされた華に覚えるは、感嘆と恐怖。
 
 あまりに美しすぎるものは翻って恐ろしい。
 
 完璧とは求めて止まない衝動だが――完璧であるモノには恐怖しか抱けまい。
 
 だってそうだろ?
 歪なものが人間だ。
 
 造形美も、機能美も、全てが継ぎ接ぎだらけなんだからさ。

155 名前:夜店を出しに来た薬売り:2008/04/06(日) 23:35:46
今日は思った以上に繁盛してますね…
在庫が尽きそうでそれだけでうれしいですが…


156 名前:薬売り:2008/04/06(日) 23:46:52
>>154
おや…?目つきが危ない上に殺気をみなぎらせてる
危ない人がいますね…多少血の匂いもしますし…
通り魔ですかね…

157 名前:七夜志貴 ◆Murder/Kq6 :2008/04/06(日) 23:56:50
>>156
 
 如何に何かに捕われていようとも、熱に浮かされ茹った思考であろうとも。
 歓喜のあまりに熱中していたとしても。
 何処かしら冷静な部分は残っている。
 
 呆けたように櫻を見上げていたとしても、誰かの接近に気付けない筈もなく、当たり前のように流して行く。
 
「通り魔なんてのは、それこそ強姦と変わりない。どちらも達せ無いまま、中途半端なのさ。
 どうせならほら、お互いイケるところまでイケたほうが良いだろ?」
 
 やんわりと否定しておく。
 衝動的な殺傷欲と同じにして欲しくはないのさ。

158 名前:薬売り:2008/04/07(月) 00:08:11
>>157
…?なにをいってるんですかあなたは…
今更倫理とやらを語るつもりはありませんが…
例え衝動的だろうが計画的だろうが…人を死に至らしめる
ことには変わらないと思いますが…

159 名前:七夜志貴 ◆Murder/Kq6 :2008/04/07(月) 00:17:55
>>158
 
「愛欲と殺人欲って言うのはね、形は違えど同じものなんじゃないかと思うけどね。
 合致の果てにある別離なのか、別離の果てにある合致なのか」
 
 咲き誇るからこその櫻なのか。
 散るからこその櫻なのか。
 
「他者と己の境界を溶かして合わせる作業――それには変わりがない。
 衝動的な殺人じゃあ、何処まで行ったとしても混ざり合うコトもない。ま、計画的に殺したところで、変わり
ないと否定されればそれまでさ。
 だけど、ほら。此処の華と一緒で、人は儚さを求めて止まない。それを衝動的に殺しましたじゃあ、あんま
りってモノだろう?」
 
 殺すならね、徹底的に。
 衝動だけじゃ、生き残る可能性だってあるわけなんだし。

160 名前:薬売り:2008/04/07(月) 00:23:38
>>159
…聞いている限りだとあなた、常人には持っていない感性を持っているんですね…
はじめて会いましたよ…あなたのような人に…
まぁ、何人も手に掛けているいるから…そんな考え方を出来るのかも
知れませんが…

161 名前:七夜志貴 ◆Murder/Kq6 :2008/04/07(月) 00:38:40
>>160
 
「何、少しばかり―――――櫻の毒に当てられたのさ」
 
 
                    ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※
 
―――――開いてしまったのなら。
 
 自ら進んで開いた匣の中には、一つの欲だけが眠っている。
 ありとあらゆる災厄が詰まっていて、絶望に打ちひしがれるコトとてない。
 希望と言う名の悲報が隠されている訳でもなかった。

 禁忌だと感じていた匣はとてもとてもちっぽけなものだったのだから。
 
 ただ一つの欲を隠す為に作り上げられた、匣。
 だからこそ、その一つに――気付いてしまってはならなかった。
 気付いてしまっては、後に退くコトも出来ないのだから。
 
 さあ、殺せ。
 皆まで殺せ。
 
 足腰立たなくなるまで犯しつくし、無残と言う言葉すら生ぬるい飛び切りの死を混合し、呼気は獣臭く在れ。
 人間の思考と言う檻から飛び出した獣に人間としての価値はなく骨の髄までつま先から毛の先にまでただそう
在れと祈り囁き詠唱念じろ狂いて踊れ其処は奈落よりも深く楽園よりも清らかな純粋な矛先を向けたのは切っ先
に浮かぶ貴方の微笑を壊したくなったのかもしれませんと食い千切り食い破り壊し解し並べ揃え晒し笑い続けて
いたのは果たして僕だったものの招待を受け入れてくれるのは何処の何方?
 
 
                     ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※
 
「そう、少しばかりね。殺人の欲は、抑えられない訳でもなし。
 気ままに花見を愉しむ――今はそれで良いと、思っているんだけどね」

162 名前:薬売り:2008/04/07(月) 00:48:01
>>161
それもいいでしょう…ですが…その血に物の怪が引き寄せられますよ…
その因果と縁を背負っていく覚悟が存在するなら
話は別ですが…

163 名前:七夜志貴 ◆Murder/Kq6 :2008/04/07(月) 01:03:28
>>162
 
「それはそれで――愉しいのさ。人生にちょっとしたスパイスは欠かせやしない。
 幸も不幸も、清も濁も併せ呑んでこそ、完璧じゃない人間が歩く道に相応しい。
 それに――殺し合いでイケルなら、それはそれで悪くないコトだよ。むしろ、望ましい」
 
 散り際まで映えてこその華なれば、この身とて散り際も美しく。
 何処から見ようが無様な最後も、己が心では錦を飾り立ててやれば良い。
 
 
 さて、と。
 夜桜見物も切り上げて、今宵、私めが立つ舞台は閉幕と致しましょう。
 あまりに遅いと使い魔マスターが煩いんでね。

164 名前:薬売り:2008/04/07(月) 01:10:19
>>163
そうですか…ならあなたに…
幸があらん事を…
それでは…

165 名前:名無し客:2008/04/07(月) 13:45:02
「誰も居ない……
 仕込みをするならイマノウチ……って奴ですか?っと」

広場に一台の屋台が引かれて来る。

暖簾にはただ一言【じねんじょ】と書かれている

----メニュー表----


おろし自然薯の素揚げ  500円

麦飯の山掛け  500円(大盛りは+50円)

自然薯パフェ  500円

菱歌 大吟醸  250円


※注
こちらからのレスは一切ありません。
代金を払ったら商品を受け取った扱いでお願いします

166 名前:名無し客:2008/04/07(月) 19:30:49
うわあああヒノキ花粉だあああ!!
いやだあああ!!
死にたくないいいいいい!!!!

167 名前:夜店を出しに来た薬売り:2008/04/07(月) 20:16:47
今日も飛ぶように売れますね…
いやまだ二分の一ぐらい残っていましたか…
まぁ、ほっとけば売れますかな…
>>165
おや…?先に出店が出ていましたか…
ちょうどお腹がすいてたところです…
では麦飯の山掛け大盛りと…
自然薯素揚げとパフェをください…
(代金を渡す)
はいどうも…

>>166
おや花粉症ですか…
薬がありますがどうします?…
死ぬまでは大げさでしょうに…

168 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/07(月) 20:50:50

散歩のついでにちょっと寄ってみましたよン。
ほんとは、ジン太の誕生日の4月4日にみんなで来たかったんスけど、
都合がつかなかったっス。

>>165
自然薯パフェってどんなのか気になります。というわけで、パフェひとつ。

アタシらもどっちかって言うと、店を出す方っスね。
出すとしたら、どんなのかなあ。

169 名前:夜店を出しに来た薬売り:2008/04/07(月) 21:03:03
>>168
あなたもお店を出す方ですか…
まぁ、ここはとりあえず同じ店を出す者同士
仲良くしましょう…

170 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/07(月) 21:12:27

>>166 (ヒノキ花粉)

そんなあなたにはコレ! 浦原商店特製ジャスティス☆マスク&バイザー!
花粉や水分は当然、空気一ミリすら通しません!
さあさあ、いかっがっスかー? お安くしときますよン。

と思ったけど、薬屋さんがいらっしゃるみたいです。
こういうのは、専門的な人に任せたほうが良さそうですねー。


>>169 薬売りサン

こんばんはー。
アタシがお店を出すのは、今すぐってわけじゃないんスけどねー。
色々、準備も必要だし。
店を出した時は、どうぞごひいきにー。

ウチがお店を出すとしたら、お面屋さんか、
普通にお菓子屋さんかなあ。駄菓子屋っスから。
薬売りサンは、やっぱりお薬売ってるんスよね……?
何か、面白いモノありますー?

171 名前:薬売り:2008/04/07(月) 21:29:36
>>170
このシーズンは薬を良く使いますから儲け時なんですよ…
面白い物ですか…
一応、花火とかも売ってますが…
えりくさーやらぽーしょんやらは
別に知られてるから面白くないですよね…
うーむ…

172 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/07(月) 21:46:11

>>171 薬売りサン

桜と花火の共演も綺麗かもーと思ったけど、ここでやるのは危ないかもしれないっスねえ。

んー……ぽーしょんっていうと、あの、HP減りそうな味とかいう……?
やっぱり、いい薬は苦いものなんでしょうか。アタシは、甘いほうがいいなあ。

なんでアタシ、ここで薬売りサンを質問攻めにしてるんでしょーと思わないでもないですが、
アタシは好奇心旺盛なもので……。オススメの味の薬ってありますー?

173 名前:薬売り:2008/04/07(月) 21:52:10
>>172
まぁ、別に構いませんが…
おススメですか…
やはりカレー味の薬丸と
グレープ味の酔い止めですかね…

174 名前:ソラン・イブラヒム ◆q8Setuna96 :2008/04/07(月) 22:06:57
―――花は、人の一生に似ている。
辛い冬を耐え抜き、蓄えた力で花を咲かせて、実を結び未来へと繋いでいく。

しかし、人は誰もが花の様には生きられない。
花や実が咲く前に命を失い、未来を断ち切られる者も少なくはない。
それを為すのは、人の中に眠る無意識の悪意。世界の歪み。

だからこそ、俺は戦った。俺たちは戦った。ガンダムとして。
そして、俺たちが払った犠牲は少なくなかった。
世界を敵に回す覚悟の上だと言葉を弄しても、死んだ人間は帰ってこない。

風花舞う中、俺は足元の小石を集め積み上げていた。
それは、誰かの墓標であり未来への決意。

そして、今ここで石を積み上げるのはガンダムマイスターの刹那・F・セイエイではない。
かつて神を信じていたソラン・イブラヒムという少年だ。
いや……今はまだ、ソラン・イブラヒムでいい。
あの祈りが再び天を舞う時まで、俺はガンダムではないのだから。

175 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/07(月) 22:08:37

>>173 薬売りサン

グレープ味は普通かもしれないっスけど、カレー味……
何ていうか、渋いっスねー。カレー嫌いな人が少ないからかなー?
そして、ここまで重大な秘密を聞いたからには、やっぱり買うのが義務だと思うんス。
カレー味の薬丸ひとつくださーい。

ところで、これ、何の薬なんでしょ?
カレー味で暗殺用の猛毒だったりしたら、おもしろ……おっかないスからねー。

176 名前:薬売り:2008/04/07(月) 22:09:23
>>174
花見客ですか…
いや…違うようですね…
どこか…深刻な様子ですが…
なにかあったのでしょうか…

177 名前:薬売り:2008/04/07(月) 22:14:19
>>175
はい毎度…
別に毒など入っていませんよ…
それは一応携帯食料ですよ…まだ試作品で
試しで売っているからそんなに安いんですよ…
よかったら感想を聞かせてください…

178 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/07(月) 22:22:54

>>174

何か、深刻そうな目をした人がいる。
あんまり、生きた人間の人生相談にまで乗るのはよした方がいいのかもしれないんスけど……。

あのー、何かあったんスか?
石を積むのは、亡くなった人を偲ぶ意味があるそうですが。


>>177 薬売りサン

ああ、携帯食なんだ。カレー味の座薬だったらおもしろ……ゲフンゲフン、
どうしようかなと思ったんス。携帯食なら、カレー味も納得。
でも、もう夕ご飯たべちゃったから、感想はまたいつか、でいいっスかね?

179 名前:ソラン・イブラヒム ◆q8Setuna96 :2008/04/07(月) 22:23:15
>>175-177
目線の先で、二人の男が何かを話している。
一人はチューリップ帽を被った和装の男。どことなく、今は居ない仲間に似た声。
もう一人は異形の男。何かを和装の男に売りつけているようだ。

二人を横目に、積み上げた小石の山を崩さぬよう立ち上がる。
向かう先は―――

「……フレンチドッグ一本。ケチャップ多めで」

花見には付き物の屋台だった。
兵士とて、飯を食わねば戦もままならない。

180 名前:薬売り:2008/04/07(月) 22:40:40
>>178
別に構いません…
食えるものであれば
越した事はありませんから…
>>179
…戦士の目ですねあれは…
どこか顔色が悪いようにも
見えますが…

181 名前:ソラン・イブラヒム ◆q8Setuna96 :2008/04/07(月) 22:50:54
Q.なぜカマル・マジリフの方を名乗らないのですか?

A.名乗った瞬間、マリナがアルヴァトーレで襲撃を掛けて来そうだから。

======================
フレンチドッグの美味しさは、コロモのクリスピーな食感と具のソーセージのジューシーさに
集約される。フレンチドッグの原型であるホットドッグとは、また違った美味しさだ。
特に、カリカリになったコロモの部分は最高だ。意地汚いが、美味いのだから仕方ない。

>>178
次の屋台を物色していると、先ほどの男が声を掛けてきた。

……やはり、似ている。
「……いや、今日は俺の誕生日だから石を積み上げていた」
虚実入り混じる返答を男に投げかけ、再び目は屋台の方へ。

……初対面のこの男に、見られたくなかったのかもしれない。
俺がこの男の声から何を思い出し、何を感じたのかを。

182 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/07(月) 23:07:47

>>180 薬売りサン

それじゃあ、感想はまたいつかって事でー。
アタシの好奇心に付き合ってくれてありがとーございます。


>>181 ソランサン

誕生日っスかー。それは、おめでとうございます。
何かプレゼントになるような物があればいいんですが、今は何も持ってないんスよねー。ザンネーン。
それにしても、余計なお節介だったかも知れませんが、そういう晴れの日に石を積んだりするの、
良くないですよン? 桜の木の下には色々なモノが埋まってるって言いますしねえ。

でも、桜の季節に誕生日って言うのは、風流でいいものです。
うちの店にいるコにも、最近誕生日のコがいましてね。

店と言えば……そろそろ、アタシは帰らないと。ただの散歩のつもりが、
随分長くなっちゃいましたし。そろそろみんな、心配してるかも。

また、どこかでお会いしましょ。
願わくばその時も、こんな綺麗な夜桜の下だといいですね。

(退場)

183 名前:ソラン・イブラヒム ◆q8Setuna96 :2008/04/07(月) 23:33:36
>>182
―――男の言葉は、軽さの中に芯が通っていた。
その芯は、俺たちが背負ってきたものとは違う。だが、同じくらい強いものだ。

「……晴れの日、というほど嬉しいと思ってはいない」
滲み出たのは、悔恨の混じった言葉。
去っていった仲間達は、もう二度と誕生日を迎えられないのだから。

だが、何処か救われたような気持ちになっていることに気付く。
仲間の面影をこの男に見たからなのか。優しい言葉を投げかけられたからなのか。

男と別れた後、俺は携帯端末を取りだしメールを作成し始めた。
送り先は、アドレス帳に登録されたままだった仲間達の元へ。
もう、届くことも読まれることもない送り先だ。

ただ、こう書こう。
「これからも忘れない」と。

そうだ、絶対に忘れるわけにはいかない。
ガンダムマイスターとして、再び歩いていくために。
【退場】

184 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/09(水) 22:56:24
さくら〜さくら〜いまさきほこる〜

卒業シーズンも終わり今は入学シーズンとなった。
今では定番になったらしいこの曲を聴くこともなくなり
慌しい毎日を送ろうとしている。

「…やっぱり綺麗だなあ、本物の自然は違うもんだ」

この国の春は美しいものだ。
宇宙では作り物の四季に囲まれて暮らしてはいたが
地上ほど四季の移り変わりは感じなかった。
宇宙へと旅立ちたくないという思いもこれなら理解できないことは無い。

…まあ、春の陽気に当てられたのか奇妙な人物を見かけることもある。
服装はいつもの軍服のまま。襲われるってことは無いと思いたいものだ。

185 名前:名無し客:2008/04/09(水) 23:20:34
>>184

 や ら な い か (いつの間にか連ザ2の基盤が六台ほど用意されている)

186 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/09(水) 23:26:59
>>185

(電力はどっから持ってきたんだ!?)

いや、そういう問題じゃないだろう。
何で桜見に着てまでゲーセンのゲームやらなきゃならんのだ。
しかも連ザか。俺が出てないじゃないか。

「…もうちょっと風情ある遊びは用意できなかったのか?」

この国なら…花札?

187 名前:名無し客:2008/04/09(水) 23:40:25
桜の木の下に埋まってるザクを掘り起こすゲームとか

188 名前:名無し客:2008/04/09(水) 23:45:45
ンフフフ……フン!!

----アッーーー!!(謎の断末魔と共に、何処からか百人一首が降ってくる


さぁ、改めて
 や ら な い か 

189 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/09(水) 23:49:11
>>187

ドムを掘り起こしたらボーナスな。

>>188

…断末魔は気になるがこれもゲームであることには変わりは無い。
百人一首、なんと素晴らしい響きか。

「桜の下でやるのも、また一興、てか?」

190 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 00:48:28
長からむ 心も知らず 黒髪の … 「っと」

…そういえばこれは正月の遊びだったような気がする。
別に構いはしないのだが。

「…よくよく考えてみれば二人でやるようなものじゃないだろ、これ」

持ってきた名無しは一人。
ここにいる客は俺一人。
読み手と取り手を兼任するのは少々無理が。

191 名前:名無し客:2008/04/10(木) 00:59:20
じゃあ、赤くてやたら巨大なジムでも掘り起こすか

192 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 01:09:44
今日も元気に夜桜見物。
今日は一人で夜桜見物。
一人は気楽でいいけれど、持てる荷物が少ないことが玉に瑕。

「ま、それほど勢いよく飲んで食って騒ぐわけでもないしねー」

逆に、一人でどんちゃんできるのがいたら是非とも教えてもらいたい。
見習いたくはないけど。
さて、今夜はどこに陣取ろうか。


>>188-190
どこに腰を落ち着けるか考えていると、なぜかかるたをやってる人が。
そういうのって、普通室内でやらない?
風で札が飛ばされたりすると面倒でしょ。
というか、一人なんですけど。

「……何やってんのよ」

一人かるたとか、どんな馬鹿がやるって言うのよ。
寂しすぎるわ。画的な意味で。
いやいや、桜の下でやることは風流には違いないかもしれないけど、
そこに至るまでに色々とあるでしょ。

「札読むくらいならできるけど、読もっか?」

ほら、さすがにこの寂しい画を放置するのもどうかと思うし。
というか、絶対に気になって桜どころじゃなくなる。

193 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 01:17:00
>>191

まて、全てを因果地平へと飛ばす気か!?

194 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 01:24:39
>>192

すごく恥ずかしい場面を見られてしまったような気がする。
顔を押さえて今までやってきたことを後悔した。
何やってたんだろう、俺。

「う…む…あー」

答えに詰まる。
これで彼女が読み手になっても
余計に惨めになってしまうだけなような気がするから。

「い、いや、遠慮しとこう。ははは…」

笑い声が乾いています。
カルタはまとめてポケットの中に突っ込んだ。
放置すると余計に悲しみをかき立ててしまう。

「ほ、本当は桜を見るつもりできたんだよ…。
 なんかいろいろあって…よく判らないことをする羽目になったんだが」

というかなんでゲーセンから筐体を持ってきたんだよ。
そっちをやってても悲しい。素直に座って桜を眺めてたらよかった。

195 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 01:43:14
>>194
「読み手がいれば、少なくともタイムアタックには挑戦できるのに」

百人一首でタイムアタックと言うのも変な話だけど。
読み始めた次の瞬間には、ぱしぃっ! と快音が響くんだろうなぁ。
で、勢い余って飛んだ札が私に当たる。ピチューン。

「……やめて正解だわ」

霊力が込められているわけでもないだろうから痛くはないと思うけど、
札に当たるのはなんとなく嫌だ。
私は点アイテムをばら撒きに来たわけじゃないし。

「で、桜を見に来たのに、札とにらめっこしてたわけね。呆れた」

散った花びらしか見えないじゃないの。
札の文字も隠れそうだし。

話しながらもちゃっかりと自分の場所は確保。
腰を落ち着けて、お花見タイム。

「折角だし、一緒にどう? ちょっと時期を外してるけど」

多少味が落ちても、お気に入りには変わりない。

196 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 01:52:58
>>195

「…ほんとやめて正解だ」

タイムアタックというのもおかしな話だ。
二人して熱心にカルタに取り組むという虚しさ。
でも俺は初心者なのであんまりいいタイムは出せそうもなし。

「ああ、存分と呆れてくれ。俺も自分自身に呆れたよ。
 なんだってこんなことしてるんだ」

元はといえば乗せた奴が悪いのだ、乗せた奴が。
どこに行きやがったんだ、くそっ。

「…そうだな。気を取り直して一緒に花見でもするか」

そのために来たんだろうが、俺は。
最初は缶コーヒーでも飲みながらゆったりとする算段だったのに。

「それで何を持ってきてるんだ?」

酒だと嬉しいな。
さっきのことは飲んでとっとと忘れたいものだ。

197 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 02:02:26
>>196
「元々一人のつもりだったからそんなに量は無いけどね」

そう前置きをして、荷物をあけていく。

「お酒だってあるし、おつまみだってあるわよ。
 ちなみに時期を外してるものはこれね」

さすがにふうきみその時期は過ぎ去ってる。
というか、いつ作ったものだっけ?
ま、いいや。多分大丈夫。変な匂いもしないし。

と思いつつ、自分は微妙にそれを避けているわけだけど。

198 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 02:16:54
>>197

「お、いろいろと持ってきてるか。
 ルナはいい子だなあ」

酒につまみをいろいろ。
一人分といって入るが二人でも
十分間に合う量である。

…あれ?こいつって酒飲んでもいいのだろうか。

「…まあ、持ってきているくらいなんだから年齢は妹紅辺りと同じくして」

ひょいっと時期外れといわれてた物を摘み口に入れる。
そして口の中に広がったのは。

「!!??〜〜〜〜〜――――!!」

にがっ!?ていうか香りが!?
なんというNBC兵器。こいつを美味いと思うのが
本物の酒好きなのだろうか。

ってそれはともかく、酒!酒を!?

199 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 02:24:33
>>198
見事なまでにサニーと同じリアクション。
よって安全二重丸。
それにしてもどうしてこうも嫌そうな顔をするのか。

「……おいしいのになぁ」

ま、いいか。
私は尊い犠牲を払った上で安全に食せるわけだから。

「っと、飲み物が欲しいのよね?」

サニーと同じリアクションなら流し込む何かを欲しがるでしょ。

「あ、一人のつもりだったからグラスが無いわ。
 ……これ、使う?」

人によっては結構嫌がるのよね、こういう事。

200 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 02:36:12
>>199

いや、もう片手で口を押さえ、辛さに
涙が出てる俺に正常な判断は不可能だ。
グラスを震える手で受けとった。

それに酒を注ぎ一気に口の中を洗い流す。
芳醇な酒の香りが先ほどまでの汚染された口内を
浄化し、パニクっていた頭を何とか静めることができた。

「ゲホッゲホッ…うう…俺には理解ができない味だ」

いくら日本人の血が混ざっているとはいえ
これはきついものがある。
漬物はまだ何とかいけるんだが。

「あっと…すまないな、グラスを使って」

とはいえグラスを貸してもらえなかったらどうなっていたことか。
水飲み場捜して彷徨ってたのではないか。

201 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 02:46:06
>>200
>「ゲホッゲホッ…うう…俺には理解ができない味だ」
「それでいいのよ。それで」

反応が同じだからモニターとしては十分だし。
食べ物で何か不安なときは、こうやってモニターすればいいとわかったし。
面白いものも見られたし。

「グラスのことなら謝る必要は無いわよ。貸したの私だし」

むしろこっちが前借したようなものだし。
何故殺たし。

最後は関係ないか。

「ま、折角のお花見なんだし、そういうことを引きずるのはどうかと思うわ」

これで完全に貸し借りはなし。多分誤魔化せた。

202 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 03:03:13
>>201

「ううむ、必死で忘れようにも舌が覚えてどうにもこうにも…」

ついでにもう一杯煽る。
ルナは大して気には留めていないようだ。
そこら辺はお互い気にしない性質なのかもしれないなあ。

「…はあ。クッ、やはり日本人以外には無理な食べ物が存在するんだよなあ。
 納豆はまだ食べられたのに」

それぞれの風土に合った料理しか食べられないというのはよくあることだ。
オリーブをたっぷりかけた食べ物は俺たちは敬遠するが
地中海に近い人間だと喜んで食うらしい。

「さて、舌を癒すことはできたし」

上を向いて

「次は目を癒すとするか」

血を見るよりかは大分ましだ。
綺麗な花は人間の心を癒してくれる。

203 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 03:18:05
>>202
「そもそも、私自身純正の日本生まれかどうか謎だけどね」

覚えてないんだからしょうがない。
気にしたところで思い出せるような代物じゃないし、
思い出したところで今の生活の足しになるわけでもない。
だったら別に気にする必要はないのである。
と言うのが私の結論。


「やっぱり、夜の方が神秘的で素敵よね」

桜を見上げながらつぶやく。
私としては、昼間の太陽に照らされた輝くような桜もいいけれど、
こうして神秘的な月明かりに照らし出される桜の方が好きだ。
夜の方が、比較的静かと言うのもあるけど。

「舌を洗い流したんだから、目からも下の句を流しちゃいなさいな」

彼女は三妖精の中で一番残酷なのである。(某神主談

204 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 03:40:00
>>203

「…よくよく考えればそうだな、確かに」

金髪のチビで羽が生えている。
日本出身なのかといわれると首を傾げたくなるものだ。
それすら彼女の言うとおり「関係ない」ことなのだろうけど。

「夜桜は綺麗だよなあ。昼間とはまた違った味わいがある」

月明かりに照らされ、暗闇の中その姿をかすかに見せる
満開の桜。それはそれは
美しいものなのである。

「そいつは遠慮したいもんだ…っと」

曖昧に答えつつルナの手を引っ張る。
酔いが廻っているせいかちょいとふざけた行動をとりたくなってきた。
胡坐を書いている上にルナを座らせる。なんとなくではあるが
子が生まれたらこういう形で桜を鑑賞するのだろうか。

「…桜が綺麗だねえ」

ルナの肩に手をかけつつぼそりと呟いた。

205 名前:『静かなる月の光』ルナチャイルド ◆LUNA8GlyJo :2008/04/10(木) 03:56:58
>>204
>ルナの肩に手をかけつつぼそりと呟いた。
さて、ここで問題だ。
このような行動に出た青年をどうやってあしらうか。
三択で答えなさい。

@キュートで可憐なルナチャイルドは適切にからかう。
A二人が来てはやし立ててくれる。
Bこのままいいふいんき(←なぜか変換できない)に。現実は非常である。


……いや、なんで三択? 別にいいけどさ。
古人的には@を推したい。
Aは時間を考えると有得ない。
Bは……んー、別にいっか。減るもんじゃないし。
と言うわけで折衷案。

「もしかして……私に惚れた?」



……自分で言って、ちょっと寒気がした。




「冗談はともかくとして、私はそろそろ帰るわね。
 荷物持って帰るの面倒だし、全部あげちゃうわ。
 片付けるのめんどくさいし

注意深ければ気付いて呼び止めるんだろうなー。
ま、聞こえなければ良心も痛まないでしょ。
じゃ、そゆわけで。
【退場】

206 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/10(木) 04:10:06
>>205

さて、ルナの発言の少しだけ固まったものの
そのあと何事もなかったかのように時間が流れた。
まあ、ほれたとかそういうのじゃないからなあ。

「まあ…上さんいるしな?子供できたらどうなるんだろって
 酔った頭で考えたついでだ」

手を離すとひょいっと飛び出した。
…ま、酔ったついでだったしな、本当に。
大切なことなので二回言いましたと。

「あげるといっても使い道無いよなあ…特にこの味噌は」

それ以外のガラクタはともかくどうするよこれ。
恐らくお礼外が食っても同じような反応しめすよなあ…。

「…さて、俺に改良できるかどうか」

後片付けが終わったらこの味噌を持って帰ろう。
はてさて、美味い具合にできるかな。

【退場】

207 名前:古畑 任三郎+α ◆zq3DEVuw7s :2008/04/12(土) 00:50:43

「……やれやれ、また此処かぁ!桜も散ってきてるし、雨も降りそうだしあんまり良い気分にはなれませぇん」
んー、と微かに唸り声をあげながらベンチに座る。

ひらり、と舞い降りてくる花びら。

目を細めて眺めているとドタドタと無粋な足音が聞こえてきた。


「……ますます気分が悪くなるよぉ、全く」

これでお使いすらまともに出来て居なかったら思い切り叩いてやろう、そう思いながら暫くはここで暇をもて余す事にした。

208 名前:薬売り:2008/04/12(土) 22:13:48
やっぱり売れませんねぇ…
花見シーズン真っ盛りだというのに…
やはり不景気ってやつですかね…
それにしても暇ですな…

209 名前:古畑 任三郎+α ◆zq3DEVuw7s :2008/04/12(土) 23:44:38
>>208
何処かで見覚えのある男が視界に入った。

「ん〜と確かぁ………あれだぁ。刀持っていた人、そうですぅ!」

「では、ちょっと様子を見て来ます」

「西園寺君、平気だよぉ。あの方は人は切りませぇん」

「?じゃあ、彼は一体何を……使わない刀なら、尚更怪しいのでは?」

ん〜っふっふっふ、と曖昧に笑って誤魔化す。

取りあえずは、相手が気づいたら頭を下げて挨拶をしようかな、なんて考えながら楽しげな笑みを浮かべていた。

210 名前:古畑 任三郎+α ◆zq3DEVuw7s :2008/04/13(日) 00:43:46

「暇だぁ〜……。ねぇ何か無いのぉ?」

「差し出がましい事を申すようですが古畑さん、自分でお立てになられたスレッドの質問にまだ答えていないと聞きました」

「うん、で?つまりぃ、暇暇言う暇で質問に答えなさいとぉ。そう言う事ね」

「はい、出来れば早めに答えた方が良いかと

「あのさぁ西園寺君」
「、はい何でしょうか」

「私ねぇ、10時以降は仕事しないんですぅ」

「はい、確か黒岩博士の事件の時におっしゃってましたね。しかしながら、あれは仕事と言える物でしょうか?」

「仕事ですぅ、まごうことなき仕事です」

「……そう、ですか……要するに、今は此方に居たいと言う事ですね」

「そう!やっぱり君は頼りになるねぇ西園寺君」

「はい、ありがとうございます」

211 名前:ダーク・ミヤビ:2008/04/14(月) 17:21:52
【奥にある一番大きな桜の木の下に座る】
ふう…。やりすごすついでに花見とするか…。

212 名前:ダーク・ミヤビ:2008/04/21(月) 23:26:57
山は既に萌黄色。葉桜もまた趣きあり。

菜の花も満開か。
そろそろ撤収するか…。
【退場】

213 名前:薬売り:2008/04/22(火) 19:51:46
あと少しで4月もおしまいですね…売り上げもいつもこの辺で
落ちてしまうのでだいたいわかりますよ…
できる限りは売りたいと思います…

214 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 00:02:15
静かだからこそ味わえる楽しみもある。
静かだからこそ味わってしまう寂しさもある。

騒がしいのが良しか静かなのが良しか、そんなのは
大体は山の天気よりも変わりやすい人の気分によって決定する。
煩ければほっといてくれと叫び、静かならば一人すすり泣くか。

だが今のところ俺はどっちが良いか悪いかなんて決めれない。
このまま静かさを満喫したいという思いもあるんだろうけど
実際こうやって安い酒をちびちびと飲みながら一人
公園のベンチに座って桜を眺めるのもまたいいというものだ。
部下を誘わないのか?あいつは男二人で見て何が楽しいと
言うに決まっている。

まあ、時々麗しい方に出会うこともあるのだがな。
それは伏せておく。別に独り占めとかそういう疚しい気持ちが
あるとか、そういうのじゃない。
…というか例え綺麗でもどこか螺子が取れているのが多いような。
面と向かってはいえないんだけどな。

あたりまえか。

うむ、不味い。屋台でも通ってくれないものか。

215 名前:薬売り:2008/04/27(日) 00:06:59
どうも薬売りでございます…
おや?まだ人がいましたか…
もう少しでここもなくなりますし…
混ぜてもらいましょうか…



216 名前:クローデット:2008/04/27(日) 00:13:03
 「もう殆ど散ってしまっていたかと思っていたが・・・」

夜の闇に浮かび上がる桜の花々はまだまだ元気にその花弁を
咲かせている。任務の途中で見かけたある桜の木の花が殆ど
散ってしまっているのを見た時、微かな寂しさと共にこの公園の
桜の事を思い出し、可憐な桜の花々をもう一度目にしたいという衝動に
駆られる。
 そんなわけで任務は継続中だが休息も兼ねてこの公園をもう一度訪ねることにしてみた。

217 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 00:15:28
>>215

さて、なんだろうかあの男。
奇妙だ。軍服のままの俺が言うのもなんなんだが
実に奇妙だ。

まずあの化粧らしきもの。
歌舞伎ってやつか?それとも女形というやつか。
いいや、ゲイシャガイだ!嫌だよ、そんなやつ。
少なくとも俺はそんなやつに酒を注いでほしくは無い。

で、後ろに背負っているデカイ…箪笥?
後ろに扱けたら起き上がれないんじゃないかな。
そのときは肩紐をすり抜けるか、まず。

あと特筆すべきなのはえらい美形であるということかな。
周囲の景色との見事な一体感。
こんな所で地味な色の服を着ている上、
安酒をまずそうにすすっている俺が霞んでしまうような。

「…ええと、なにか?」

御用で?までは続かないな。
なぜかといえば以心伝心というやつか?違うか。

218 名前:薬売り:2008/04/27(日) 00:23:16
>>216
どうもこんばんわ…今夜は寒いですね…
>>217
いや…私も混ぜてもらいたいとおもいまして…
手土産とはなんですが…日本酒を何本か持って来ました…


219 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 00:23:40
>>216

乗り物は時間を縮めるものといわれている。
初めはレールのうれを高速で走るだけのもの。
今では一気に加速をつけてソラに撃ち出す事によって
成層圏を突き抜け、やがて人類のフロンティアへとたどり着く時代だ。
昔は船の何気ない荷物の中に混ぜていたというが、やはり宇宙の貨物船の中にも
昔と変わらない方法で、悪魔の粉を売りつけようとする輩がいる。

だけど俺はそれを取り締まる人間じゃない。
それを水際で防ぐのは宇宙管理局のやることだ。
無重力化でも動ける犬の訓練に最近は成功したらしい。

「…やあ、こんばんは。お久しぶりですかな」

酒を啜りながら久しき相手に挨拶をする。
連邦でも一応の国境というものが存在している。
それを守るのが現代の国境警備隊の使命だ。
妙な格好ではあるが彼女もそういう使命を帯びた一人であると
俺は勝手に思っている。

「ここの桜、大分残ってるな。
 もう皐月も近いんだ。全部散ってしまったかと思ってたよ」

…彼女も酒を飲むのだろうか?
ここには不味い酒しか残っていない。
買いに走るべきなのだろうか。

220 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 00:30:05
>>218

こんなこともあろうかと。
男なら誰でも言ってみたいセリフらしい。
まあ、言えたらかっこいいよな。いろいろと。

「見ず知らずの人に羽振りがいいですね」

桜色の頬をした顔で笑いかける。
ただほど怖いものは無いというのはこの国の諺だ。
同意権。軍隊の中でもその手の口に引っかかって
給料をパーにしたやつなんていくらでもいるのだよ。

「ま、ありがたく頂きますよ」

しかしただほど美味しいものもないのも同意権。
少なくとも俺の持っているものよりも美味そうだ。

221 名前:クローデット:2008/04/27(日) 00:45:37

>>216

「確かに、気温は少々低いが・・・私には慣れっこだ」
大きな荷物を背負う青年の問いに答える。この青年何か行商の類だろうか。
それとも、こんな事は考えたくは無いがこの大きな荷物の中には・・・。

>>219

 ここにくれば、もしかしたら・・・等と僅かでも思っていたのかもしれない。
その青年、シロー・アマダの姿が桜の木々の間から見えた時、そのような考えが
ひょいと脳裏をよぎる。青年は何かを飲んでいた(多分酒だ)。
 
「シロー殿。暫くだった。この花の寿命は短いと聞いていたが・・・この様子ではまだまだ
 大丈夫のようだな」

 鋼鉄で出来た巨人を操るという青年。その戦いは凄まじく、いくつもの巨人が
生み出されては破壊されていったという。この青年はそんな戦い中で生きているのだ。
 青年は何やら酒の事が気になっている様子だった。

「・・・お気遣いは無用だ。シロー殿。」

そういって青年の座る椅子に近づく。自分の身長程もある剣を椅子にかける。

「隣に失礼しても良いか?」

222 名前:薬売り:2008/04/27(日) 00:50:17
>>220
なに今日は商売目的で来たわけじゃありませんから…
さぁ…まずは一杯…
>>221
そうですか…この箱の中が気になりますか?
残念ながら薬しか入っていませんよ…


223 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 00:57:45
>>221

さて、彼女の持っている長剣は何のためにあるんだろうか。
現在の武器の主力は何か?もちろん銃である。
現に俺のホルスターの中には銃が納まっているし
射撃の心得はある。距離によるものが大きいのだが、
まず当てられることは間違いないだろう。

旧日本軍においては白兵戦を行うために
日本刀を携行していたらしい。確かにあれならリーチも長いのだが
現在はそれを真似しようという軍隊はないに等しい。
白兵戦はナイフかライフルさえあれば十分なのだ。
それにいちいち日本刀なんて作っていたらコストが高くて
仕方がないじゃないか。
更に言えばわざわざナイフで切り付けなくても
銃底で殴りつければ大抵の人間は沈黙する。現在においては
長剣は何の意味も持たないのである。
あとはバイヨネットという手もあったか?

「ええ、どうぞ。お互いお構いなく」

にこりと、微笑みかける。
不味い酒とはいえアルコールが入ってないということは無いのだ。
表情は満面の笑みをたたえている。

とはいえ日本酒も提供してくださった方がいる。
ここで一杯やらないというのは失礼というものではないか。

「お酒はまだあるさ。下戸ならば、無理には勧めないが」

そういうとカップ酒の最後の一口を飲み干した。
さて、この日本酒を開けるときが来るか。

224 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 01:04:05
>>222

「さようかな。じゃ、貰おうか」

俺の手にはいつの間にか握っていた猪口がある。
いや、さっき渡されたんだったな。記憶が途切れがちかな。
酒は忘れさせるさようもあるのか。少なくとも茗荷より強力そうだ。

「…うむ、さっき飲んでいた酒より美味い」

225 名前:薬売り:2008/04/27(日) 01:07:11
>>224
そうですかそれはよかった…
まだまだありますゆえ…遠慮せずに…
いざとなったら薬もありますし、安心してお飲みください…

226 名前:クローデット:2008/04/27(日) 01:17:41


>>222
 「お主・・・薬売りか・・・?」
商業地等で薬売りならばよく見かける。薬を売り歩きながら
各地を旅し、人の命を支える人々。
 彼が薬売りであるならば、彼の言葉にも納得が出来る。

>>223

 「そうか・・・では、言葉に甘えさせて頂く」

 そのまま青年から少し距離を開けて腰を降ろす。
青年は何やらこの剣が気になっているようだ。何か珍しいものを見るような
目で剣を見つめている。
 剣が珍しいのだろうか?いや、そんな筈は無い。戦士である以上、剣の鍛錬は
欠かさぬ筈だし、鋼鉄の巨人同士の戦いも剣で斬り合って戦うと聞く。青年に
とっては剣は珍しくは無い筈だ。

「それから・・・一杯、私も頂こうか。こうして花を見ながらというのも悪くは無い」

 ただ生憎コップを用意していないのだが。そこいらでコップを借りてくる
必要があるだろうか。

「シロー殿は今でも鋼の巨人に乗っているのか?」  

227 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 01:18:25
>>225

ドーピングコンソメスープだ!
ムキムキになりたいか?いや、そういう意味では
ないんだろう、やっぱり。

酒の友は二日酔いである。ついつい飲みすぎちゃって
なんてよくある話。でもやっぱり飲みたいものは
飲みたいんだよ。

そんな時にお勧めなのが二日酔いの薬。
明日まで尾を引かずにスーッと楽になります…
といったところか、彼の言う薬というのは。

「飲みすぎた場合には、頼む」

それだけ言って、また俺は酒を楽しむ作業に戻った。
酒の次に怖いものはなんだろうか。

228 名前:薬売り:2008/04/27(日) 01:24:22
>>226
さまざまな所では便宜上そう名乗っておりますなぁ…
まぁ、本業ではありませんが…
>>227
はい…わかりました…



229 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 01:27:51
>>226

「こいつがこの国のコップだよ、ほら」

ひょいと余っている猪口を投げる。
それにしても猪口はいくつついてるんだろうな、この日本酒に。
薬の魔力なのであろうか。物理法則を無視できるやつなんて
この世にごろごろいるからたとえそうであっても不思議ではない。

鋼の巨人と言うのは俺が乗っている兵器のことであろう。
正確には鋼よりももっと上質な金属を使っている。
軽くて頑丈、ただし材料費は高くついてしまう。
質を落としてもよいのならもう少し安い素材に切り替えるのも悪くは無い。

「仕事柄ね。一応俺は市民を守る仕事をやっているんだ。
 その市民に害をなす連中らと戦わなきゃならない」

もちろん戦いはどちらかが死ぬということで決着がつく
事が多い。捕虜なんて取れないときはそのまま血煙にしてしまうのも
やむなしというものらしい。

だが、俺はもう殺したくは無いんだけどな。
相手が前の戦争を起こした理由を考えると
そんな思いが駆けていってしまう。

「なかなか辛い仕事だ。巨人というのは隅々まで
 構ってやらなければすぐにへそを曲げてしまうらしい」

整備は毎日欠かせない。
欠いたら次の日転倒させかねないのでさあ。

230 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 01:30:17
>>228

「うむ、判ってくれたら、さあ」

ひょいとお猪口を出す。本当に
無限なんじゃないかな、これ。
酒を持ってきといて下戸でした、なんているわけないかと。
そういうわけで持ち主にも酒を勧めるのである

231 名前:クローデット:2008/04/27(日) 01:38:20

>>228
「本業ではない・・・それなば本業はなんなのだ・・・?」
 まさかとは思う。そもそも”クロ”であるならばこんな所で
ばらしたりなどしないだろう。

>>229

「ほぉ。これがこの国のコップか・・・」
渡されたコップを手に取り酒を注いで貰う。

「次は私が」

 そういって酒の入った瓶を手に取り青年のコップになみなみと酒を注ぐ。

「鋼であるのにへそを曲げるとは・・・まるで生き物のようだな。その巨人は」

へそを曲げる。つまり機嫌を崩すということだろうか。という事はその
鋼の巨人には意志があるという事か。それとは別に話を聞きながら青年の
顔を見ると、その顔は確かに歴戦の兵と呼べる顔つきだ。そして勿論既に誰かを
手にかけたのかもしれない。だがその事にはあえて触れない事にした。

「やはりそのような巨人をこなし、かつ戦うには、鍛錬は欠かせないであろう?
 私も、この剣を振るう内に体にかなり筋肉がついた」

232 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 01:51:21
>>231

「いや、無生物なんだが。へそを曲げるというのはたとえ話であって…」

と、ここまで話して後が面倒くさくなった。
酒を飲んで一息つき、「ま、動かなくなるってことさ」の一言で済ませた。
この手の話をし続けるときりがない。
シャーシの一本から前の大尉の賭け好きまで一気に喋りきって
しまいそうであった。
だからここで打ち止め。全てが程々で好し。

さて、鍛錬ときたか。
無論俺だって鍛錬を欠かしてはいない。
書類とにらめっこするだけの仕事よりも前線で
汗と血を流す方が俺の性に合っている。

しかしその時に肝心の自分の体が
肥満体系であったりしては意味がない。
そのため運動量は自分で考えてもいるし、
普段の食生活も、レーション任せにするのではなく
自身による自己確認も怠っていない。

「…まあ、剣を振り回すのが仕事じゃないから。
 毎日の基礎運動に、部下と近接格闘術の模擬訓練をたまに行うだけだ」

あいつにも教わってない部分は教えてやらないといけないからな。
こちらには学があるのだ。

233 名前:薬売り:2008/04/27(日) 01:57:31
>>230
では…せっかくなのでいただきます…
ッ…なかなかうまい酒ですね…
もういっぱい頂けますかな?
>>231
おっと…うっかり口を滑らしてしまいました…
うっかりうっかり
今のは忘れてください…

234 名前:クローデット:2008/04/27(日) 02:07:08
>>232

「・・・巨人同士の戦いでは剣を使用すると聞いたが・・・」

 へそを曲げるというのは物の例えだという。また巨人は無生物だというので
よほど扱いに気もつけなければならない代物なのかもしれない。
 剣を振り回すのは仕事ではない。だが鍛錬は欠かさないというのは判る。

「・・・近接格闘術・・・素手での戦いも想定していると言う事か・・・それとシロー
 殿には部下が居るのか。やはり巨人に乗る者たちなのか?」

235 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 02:07:17
>>233

「持ち主なんだからわざわざ断ることもないじゃないか」

そう苦笑しながらもう一杯酒を入れる。
ほら飲め、そら飲め。
でも飲みすぎには注意しような。

236 名前:薬売り:2008/04/27(日) 02:13:10
>>235
それもそうですね…まぁ、いくら飲んでも
酔える体質ではないので…つい飲みすぎてしまうんですよね…


237 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 02:21:44
>>234

「エネルギーCAP技術を応用した高エネルギーを
 刀剣状に保持したもの。従来の溶断技術を使った
 近接先頭兵器よりも軽さ、破壊力の点で優れている。
 ま、あまりは軍事機密ゆえにいえないけどな。動かすのは
 兵器であって俺ではない。そこらへんは慣れの問題だよ」

ううむ、一度に話し過ぎたか。
ミノフスキー粒子学は今では軍人ならば
誰でも通る道となった。俺でも必要最低限のことは
頭の中にある。

「近接格闘術は保険みたいなものだ。兵士同士の
 接触寸前の超近距離戦闘行為が発生した場合
 この技術を使った方が効果的だ」

住は実を言えばかなり不安定な兵器である。
ホルスターから出して構えて引き金を引くまでに
それなりの時間を要求される。

その点素手は簡単だ。殴るのワンアクション。
これで相手の銃を取り出す行為を阻害できる。

「いんや、部下も乗れるには乗れるが、軽車両による
 後方支援の担当だ。前線で戦わせるということは無い」

238 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 02:26:23
>>236

酔わないのに酒を飲んで楽しいのか。
たのしいか、やっぱり。

「そうかい。持ち主は好きなだけ飲んでいいに決まってるだろ。
 飲むなら飲みな」

239 名前:クローデット:2008/04/27(日) 02:28:48

>>233
「ふむ・・・それでは忘れる事にしよう・・・」
最も頭の中ではしっかり記憶しておくが。

>>234

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

書物で調べられる事は調べた。だがここまで複雑な代物であるとは、確かに
手入れをしなければへそを曲げるというのも頷ける。
 シローには申し訳ないが、実際に見たり触ったりした事が無い自分には
その巨人の剣というのもただの剣ではないようだ、という事ぐらいだ。

「そうか後方での支援か・・・ならばシロー殿は常に皆の前に立つと言う事か?
 私も部下達を持つ以上・・・後ろで座っている訳にはいかぬのだ」

240 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 02:42:09
>>239

「少尉だからな。前線に立たなきゃならないのさ。
 もうちょっと階級が上がれば後ろでふんぞり返るのも可能さ。
 俺はそういうのは好きじゃないけどな」

実際少尉の死亡率はそれなりだ。
部下に気を配るという辛い職場なのに
おまけに前線に赴かなくてはならない。
平時ならいいが、戦中だとかなりきつくなる。

「ま、部下に示しをつけるとかそういう精神論的なものじゃない。
 これが俺のやり方だよ。チームワークがなければどんな作戦も
 成功することは無い。
 死ぬのは怖いが、怖がってばかりじゃ先に進めない。
 俺は止まらずに、進みたいんだよ」

241 名前:クローデット:2008/04/27(日) 02:42:31
 「・・・シロー殿。申し訳ないが、今日はこれにて失礼する。
  大変美味な酒であった。無事に任務が遂行できる事を祈る」

そういって、コップの中の酒を飲み干し、シローにコップを返す。

「それでは」

シローと薬売りの青年に会釈をし、剣を担いでその場を後にした。

【退場】

242 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2008/04/27(日) 02:48:26
>>241

そして誰もいなくなった。












帰るか。

【退場】

243 名前:薬売り:2008/04/27(日) 02:50:02
>>238
まぁ、飲みすぎて気持ち悪くなるのは勘弁被りたくないので
ほどほどにしておきますよ…
>>239
誰にも内緒ですよ…
>>241
さようならまたいつか…

244 名前:薬売り:2008/04/27(日) 02:51:40
>>242
あなたも気をつけて…

245 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 20:45:45


 四月も過ぎてもうすぐ五月!
 桜も全部散って、後は他の花がスタートを切る頃。
 なんと、今まで一度も花をつけたことの無かった桜が突然咲きだしたのです!
 その地域の桜は復興してから一番最初に植えられたもので、今まで枯れずに残った結果、
なんと樹齢数千年というとても長生きな桜なんだそうです。そのせいか今までも咲いたり
咲かなかったりしていて、そしてここ数十年は全く咲かない状態なのでした。

 季節の変わり目に駆け込んできたお花見シーズン。
 もちろん、私たちも長寿祝いとお花見を兼ねて、この桜たちに囲まれてパーティをする
ことになりました。スグリさんやヒメさん、そしてイルちゃんたちも来るのはもちろん、
私たちの船に乗っていた人や、ここで始めから暮らしていた人たちも交えての大騒ぎです。
 下見からテーブル、会場を決めたり料理を作ったり、準備は色々と万端。


『それじゃあ、みんな。ずっと一緒に生きていてくれた桜のおじいさんたちに。乾杯!』


 そして、スグリさんが音頭を取って挨拶をすると、あちこちから歓声が上がりました。
 パーティの始まりです。空は晴れて、雲ひとつ無く、雨の心配もありません。
 ―――数えて一万年。私たちは夢にたどり着いて、彼女たちは夢を叶えました。
 少しだけすれ違いはありましたが、みんな優しく、幸せに生きています。

 このほしも、みんなと一緒に生きています。

「おーい、サキ! はやくしないと料理なくなっちゃうぞ!」

 あ、呼ばれてしまいました。でも全くその通りですね。
 それでは私も、自慢の力作を味見してくることにしましょう!

 特にプリンとか! 頑張っていっぱい作ったから今日は食べ放題っ!!!





246 名前: ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 20:48:11
説明(せっつめい)


*ここの公園はスグリ団が乗っ取った!

※参加自由、乱入歓迎。呑んで食べて騒いでください。
※会話も自由。誰だろうと何だろうといじくり倒しちゃってください。
※ただし、他の人にとって迷惑なことはダメダメです。

※万が一やっちゃった場合、
 スグリさんがビームサーベル二刀流でセイーバイしに来ます。
 その時は逃げてください。夕焼けに向かって。

247 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 21:04:41
>>245-246

 ―――なんだ、ありゃ。

 人も消えて、桜も消えた。
 葉桜ばかりの立ち並ぶ、人気の無い場所。
 月を見ながら一人酒、としゃれ込もうとしていたら。

「……うーわ、乱痴気騒ぎ」

 苦笑する。
 気難しげな老桜が、いきなり花を咲かせていたのだ。
 なるほど。駆け込みで宴会、というわけか。なかなか剛毅なことだ。

 ―――さて、どうするかな。
 宴会を遠めで見つつ、手近な木の幹に背を預け、根を踏まないように腰を収める。
 握っていた朱塗りの杯に一献、そのまま飲み干す。
 一升瓶は、一人で飲むには多すぎたか。
 それとも―――?

248 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 21:16:12
>>247 銀髪赤いヒト。

 プリンは至高のおやつだと思います。
 なんと既に十皿も頂いてしまいました。
 スプーンが止まらない。止められない止まらない。
 確かにこれは……世界を滅ぼしてしまうかも知れません。
 どちらかというと私の体重の方が滅びそうですが!

「……まう?」

 ふと、何か見られてるような感じがしたので、スプーンをくわえたまま後ろを向きました。
 偵察型なので、気配とかには敏感なのです。
 少し離れた木の下で、女の子が座り込んでこちらを見ています。
 なんだか見覚えはありません……遠くから来た子なのでしょうか。

 でも、あんなところにいたら寂しいですよね。
 だから私は呼びに行こうと思いました。


「こんにちは。良かったら一緒に遊びませんか?」

 にっこり笑ってご挨拶。

 こうして近づいてみると―――なんだか綺麗な女の子でした。
 髪と瞳が銀色と紅色で、まるでスグリさんが大人になったような感じです。
 でも、なんだか困ったような表情。

「あの、どうしたんですか? お邪魔でしたか?」

 それじゃあこちらも困ってしまいます。
 むむむ、意外と強敵なのかも。


249 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 21:41:31
>>248 なんか黄色いの
 
 そんな風に胡乱と考えながら酒なんか飲んでたから。
 誰かが近づいてきても、話しかけられるまで気付かなかったんだ。

「―――え、ああ、私か」

 視線を上げると、オレンジ色のダッフルコートを着た女の子が眼に入った。
 髪の色もややくすんだ金髪で、全体としたイメージは黄色だろうか。
 明るく溌剌として、少し眼に眩しい。

「まあ、気分でね。今日は独りで呑んでる。空と桜を見ながら」

 思うに、この子は私を誘いに来たのだろう。
 まあ、当然といえば当然なのかも。楽しみのおすそ分けといったところか。
 ―――けど、今の私には、ちょっと。
 あんな騒ぎの中へ入っていくには色々と足りないものがある。
 やる気だったり信頼感だったり、まあそんなところだ。
 別段相手を選ぶ気はないが、それでもどこまで心置かずに済むかというのは重要だ。

「流石に、誰とも知らん奴といきなり呑む、ってのは苦手でね。
 まあ気にしなくていい。私個人の信頼性と、問題ってところだ。
 ……ほら、行ってきな。あんたが楽しまなくてどうするんだ」

 そういって笑ってみせる。
 どの道、騒げるようなテンションでもない。
 迂闊に入ってきても、燗に氷を入れるような無粋になるだろう。

 杯には、再びなみなみと透明な露が注がれている。
 遠くの桜と、近くの二人を映して。


250 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 21:55:36
>>249 あかいひと

 私はいいから、と言ってくれました。真っ向から却下とは意外すぎる。
 でもそんな寂しそうな笑みを見せられても説得力は―――

「……まあ、そんなこと言わずに……って駄目ですよね」

 またもあっさり却下。信頼とかどうとか言われました。
 まあ、確かに身も知らぬ人と無礼講だなんて勇気のいる話ではあります。
 でも、だからって遠ざけてたらずっと寂しいままです。

 ……うーん、どうしたものでしょうか。
 要するに、信じられて、安心できればいいんですよね。たぶん。
 じゃあ私に何か出来ることは……ええっと。

 そこまで考え込んだとき、ふと妹紅さんの持ってるお酒が目に入りました。
 その瞬間、ぱっとどこかで見たような、でも説得力のある手段が記憶に蘇ってきたのです。
 具体的には再放送の戦国時代劇みたいな感じのが。

 ―――えっと、それじゃ。せーの!

「すみません、ちょっと失礼します!」

 妹紅さんが持ってたお酒を奪い取って、一気に飲み干してしまいました。
 うわ、熱い苦い痛い!
 やっぱりアルコール苦手です。お菓子にちょっとだけ使うのが一番いいです。

 でも頑張って全部呑みました。あたまがふわふわします。

「……ええっとですね、確か。
 相手のお酒を一気に飲み干すって言うのが信頼の証明だって何処かで。
 そんなわけで呑んでみましたけど、どうでしょうか」

 相手にお皿(杯と言うらしい。後で教えてもらいました)を返して、言いました。
 なんだか呆気に取られてるような顔をしていますが、果たして気に入ってもらえたでしょうか。

251 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 22:06:56
呑むだけじゃ駄目よ。

この国にはには返杯という習慣があってね。
呑んだら次にまた杯に注いで返すのが礼儀なのよ。

それを飲み干したら、また注いで相手に返す。
更に呑んだら倍返し………杯だけじゃ物足りなくなるから、
一升瓶を差し出す、それを喇叭呑みして、次は木桶ごと突き出す。

―――――そうやってどっちが倒れるかまで続けるの。
桜の花の色が紅いのもその死闘に敗れていったものたちの
無念で染まっているからなのね。


もう貴方達は抜けられないエンドレスワルツに足を踏み入れてしまったのね。

252 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 22:09:42
>>250

 ―――呆気にとられた。
 明らかに自分より年下に見える子が、いきなり杯を引っつかんだかと思うと。
 一息に飲み干してしまったのだ。けっこう強い酒なのに。

>「そんなわけで呑んでみましたけど、どうでしょうか」

 ―――ああ。まいった。
 そこまでされちゃ断れんじゃないか。

「……まったく、子供の飲むものじゃないってのにね」

 下ろした腰を立ち上がらせる。
 深呼吸して、溜まってた酒精を少し外に逃がす。
 ……うん、すっきりした。

「それじゃ、頼むよ。案内」


 そして私もまた、喧騒の一つに。
 ……現金なもので、入ったら入ったで楽しくなってくるものだ。

「無駄な手間かけさせて悪かったね。ありがと」

253 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 22:14:57
>>252

「いえ、ぜんぜん大丈夫ですよ。それに私、こう見えてもオトナですからー」

 少しくらくらするけど大丈夫です。
 きっと。

「あ、そうだ良かったら名前を―――」


>>251

 えええええええええええええええ!?
 そ、そんな逸話があったんですか! 桜に!?

 とすると私、確実に木の下で眠ることになっちゃうんですけどどうしましょう!
 ああでも国の習慣だと私はこのあと―――って国?

「国って……あなたは昔のこの星のことを知ってるんですか?」

 国。ずっと昔に在った、見えない壁。
 長い戦争の後、何も残らなくて、消えていったもの。
 それは私も知らなくて、今ここに暮らしている人も知らないもの。

「あなたは、一体―――どちらさまですか?」

 ぽかんとしたまま、聞いてみました。

254 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 22:29:54
>>253

「おおう、名前か? 私は―――」


>>251

「って、何さらっと与太吹き込んでんだお前はー!」

 あらゆる時間/空間/偶然/必然/予備動作を飛び越えて現れた妖怪。
 この妖気と能力は間違いないッ! 私はヤツを知っているッ!!

「まったく、酒弱そうなのにそんな要らんこと吹き込むんじゃないよ。
 ―――ああ、気にしなくていいから。気にしなくて」

 呆然としてる黄色いのにそう言うと、はてさてどうしたものかなと考える。
 ……邪険にしても懐にしても危ない手合いってのはどうにも。
 よって前後不覚にするか。酔うかなこいつ。いや、酔わないよなぁ―――

255 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 22:36:47
「おっはなっみ、おっはなっみ、嬉しいなぁ〜♪と。」

実はぜんぜん嬉しくなかったりする。木佐センセの補習から抜け出し、
SPをまいての逃避行。当然健ちゃんもいない。することがないのでブラブラしてると
GW間近なのに桜咲き誇る公園を見つけてしまったのだ〜!これはもう行くしかない。
おまけに、なんだか楽しそうな集団がドンチャンしてる。あたしも混ぜてー!!

>>245-254
「こんばんわー!あたしも混ぜてー!」

<中学生の女の子が酒盛りに混ぜてとは何事か。>

256 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 22:41:58
>>254

 まうっ!? アレってウソだったんですか!?
 ああいやそれはともかく。折角名前聞けそうだったのに。

「……ええっと。サキです。私の名前」

 とりあえずこっそりそんなことを言ってみる。
 そうしてる内に『プリン残り百個ー!』というカエちゃんの声が。

 残り百個ですと?


>>255

 っと、新しいお客様がいらっしゃいました!

「はい、どうも。遠慮なく―――って、お酒大丈夫ですか?」

 その、なんというか。体の機能がアルコール分解できるか不安な感じが。
 昔は未成年の飲酒は犯罪だったそうです。びっくり。

257 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 22:43:41
>>253
昔ってどれぐらいかしら。

人間とティラノサウルスが戦って塩漬けになって埋まったぐらいの昔?
それとも昨日の夕食が春カツオのたたきでしたぐらいの昔?

前者なら地殻変動やら何やらでてんやわんや色々絶滅したりしたで
後者なら今年は比較的脂がのっていて食卓にのせるには丁度良いわ。


私が何者か?

4択、1つ選びなさい。

1:至高の美少女 ゆかりん

2:クイーンオブクイーンズ 八雲紫

3:次回人気投票でベスト5に入る予定の紫様

4:カリスマ弾幕 THE YUKARI


好きなので呼んでくれていいわよ。

>>254
あら、嘘は言ってないわよ。
毎年毎年花見の度に起きる何処にでもある光景を述べただけ。
天狗のように事実無根でも何でもないわ。

そういえば、アルコールの高いお酒は普通に引火するのよね。
貴方は特に気をつけないといけないわね。
注意一秒、火事一生よ。

258 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/27(日) 22:44:40
鈴仙と永琳の目を盗んで、ぶらりと散歩に出る。
別に、外出禁止令を出されていたわけでもないが、何となく無断で出て行きたい気分だっただけ。
理由なんて特にはない。強いて言えば、『そうしたいからしただけ』。
私はいつもの通り、気ままに歩を進める。

―――暫くうろついていると、いつかの公園にたどりついた。
別段来ようと思っていた訳ではないが、自然と足が向いていたらしい。
折角来たからには、覗いていこうかな、などと考えていると……酷く騒がしい声が聞こえてきた。
どうやら、宴会をしているらしい。
宴会。つまり楽しいこと。これは、参加しないわけにはいかないだろう。

とりあえず、見知った顔もいることだし、声を掛けてみることにした。


「こんばんは。お邪魔しても宜しいかしら? ……それにしても。こんな時期に満開だなんて。よほどひねた桜なのね」




259 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 22:48:04
>>256
どー考えても暑そうな服装してるおねーさん(?)が、コップをくれた。

「あー・・・マスコミにばれると、絶対怒られるから、ジュースあります〜?
 あ、あとあと、プリンをくれたらうれしいなー、なんて?」

百個もあるんなら、もらえるかなーと思って言ってみた。

260 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 22:49:40
>>255
あら、駄目よ。
そんな年でお酒なんて、常識的に感心しないわ。
小さい頃からのお酒は色々な意味での発育を妨げる恐れがあるのよ。


それにこういう時のお約束を知らないのかしら。
「坊主(お嬢ちゃん)にはミルクがお似合いだ」って。
こういう慣習は守られるべきでしょう?


ということでカルアミルクぐらいにしておきなさい。

261 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 22:51:18
>>257

 え、あれ? え?
 まう〜、なんだかいい感じにカオスで理解不能です。
 でも名前は理解可能だったので助かりました。

 ……もう少し突っ込んで聞いてみましょうか。
 私の知らないこの星を知る人に。

「……具体的に言うと、一万年くらい前のことです。
 もう記録にしか残ってないんですけど、大きな戦争があって、それが終わって。
 地球がどうしようもないくらい傷ついて、記録も残せなくて、生きるのに精一杯だった頃です」

 いや、そもそも生きることなんて出来ませんでした。
 汚染された環境は四十年以内に人間を含めた全部を殺してしまう。
 だから私たちは一万年前にこの星を旅立って、あの人は一万年かけてこの星を治してきたのです。

「でも、もしそんな昔のことを、ずっとずっと前のことを知ってるのなら。
 ……ユカリさんはどうしてそれを?」

 何処で知ったのか。
 それとも直に見ていたからなのか。スグリさんのように。

262 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 23:00:36
>>258

「あ、はい。どうもこんばんは……うわぁ……」

 なんだか凄く綺麗な女の子が来ました。
 見たことのない服で、凄く綺麗な黒髪でした。
 ……ちょっとだけ羨ましいかも。綺麗なものが嫌いな女の子なんて居ませんから。
 っと、正気に正気に。

「あ、ひねたなんて言っちゃいけませんよ。頑張って長生きしてるおじいさんなんですから」

 そのおじいさんが気を利かせて、今ここで咲かせてくれたのかも知れませんしね。
 ともあれ、大歓迎です。どうぞ遠慮なく。

>>259

 プリンとな。
 こ、この子、なかなかの古強者と見ました。

「は、はい。プリンならあっちで―――」

 見ると、既に空中では争奪戦が始まっていた。
 イルちゃんがレーザーをぶっ放し、カエちゃんが当たり構わず壊し。
 ナナコちゃんのビットレーザーをキョーコさんは結晶で何事も無かったかのように防御。
 そんな様子を尻目にヒメさんが漁夫の利をかましてます。
 スグリさんは誰かと話し込んでいるようです。
 ある意味戦場でした。

「すごいことになってますから、その、気をつけてくださいね」

 ごめんなさい、私はその、勇気が出ないんです。
 カエちゃん怖いよう。



263 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 23:03:12
>>258
なんかものすごく上品そうなおねーさんが来た。キング・オブ・大和撫子みたいな。

「こんばんわー。どーぞどーぞ、好きに飲んじゃって。」

あたしも今来たばかりだけど、細かいことは気にしない。

>こんな時期に満開だなんて。よほどひねた桜なのね
「そーねぇ、でも綺麗だから、問題ないんじゃありません?こーして、皆楽しくしてるし。
 あたしも楽しいし!」

>>260
>ということでカルアミルクぐらいにしておきなさい
「おぉー、金髪きれー・・・あ、ありがとーございますー。」

金髪のきれーなおねーさんが、飲み物をくれた。

「日本語じょーずですねー。何処の人〜?」

264 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 23:05:16
>>258
真打は後から遅れてやってくる。
その法則に従えばこの桜が今満開になったのも正しいわ。

後半15分の法則でもいいわ。
前半に必殺技を出すと敗れる、みたいな。
後だしすれば必ず勝てるという因果の糸。
その為に今華々しく咲いて、沢山、物見が集まっている。

ほら、この桜の狡猾さが見えてきたでしょう?


となると、貴方が遅れてやってきたのもある意味このお約束なのかしら?











最も裏法則、意味ありげな大物が最後に出てきていきなり打ち切りというのもあるのですけど。


265 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 23:07:21
>>259
>「すごいことになってますから、その、気をつけてくださいね」
「あら、ほんと・・・」

世の中にはいろんな事で戦う人がいる。国のためとか、石油利権の為とか
支持率の為とかゆーアホもいるけど・・・

プリンに命かけてる人たちははじめて見たわ。あの人たち、
 おねーさんのお友達?あ、あたしは折原のえる!よろしく〜」

と言いながら、闘いの余波で吹っ飛んできたプリンをキャッチ。

266 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 23:08:29
>>257

 ―――いやいや、内と外じゃしきたりも違うってば。
 つーか、こっちの人間が、真似したら、急性アル中で急逝する。
 参ったな、やはり野放しには出来ない。ここは多少強引でも、

 引火とな。
 そうか、引火とな。
 どうやら私の頭に引火したようだ。
 つーか、つくづく思うが、いちいち火事を関連付けるんじゃねー!
 好きでやってんじゃないんだよ!

「……気が変わった。勝負だ」

 いざとなったら無理やりリザレクションして酒気を抜ける。
 大丈夫、負ける要素は無い‥‥絶無‥‥!
 勝つっ‥‥この子(>>261)と人類の未来のために‥‥!


【既に酔いが回っているようです】



267 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/27(日) 23:12:01
>>262

「……私の顔に、何かついてるの? それとも、服のどこかがほつれていたのかしら」

何やら、じっと見られた気がする。
こういった類の視線には慣れていたはずだが、女の子からとなると少々こそばゆい。
照れ隠しにもならないような言葉を、思わず呟いてしまった。

「ふうん。おじいさん、ねえ。どれどれ……」

桜の幹に触ってみる。
勿論、根は踏まないようにしながら。

「……うん、確かにこの子は随分と長生きみたいね。私と同じくらいに、ね」

ゆっくりと幹をなでながら、微笑む。
久しぶりに会った、同世代。初対面なのに、随分と前からの親友のように思えてくる。

「ああ、そうそう。折角の宴会なんだし、何か飲み物を頂ける? アルコールでも何でもいいわ」


268 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 23:13:16
>>266
銀髪で、巫女っぽい格好の、でもやっぱり綺麗なおねーさんが
なんか戦闘モードに入ってる。というか、ここ、厚着のおねーさんといい
お嬢様っぽいおねーさんや金髪のきれーなおねーさんや・・・・・
美人しかいない。

「ここってキャバクラ?」

呟きのつもりが、案外大きく響いてしまった。

<問題発言だ!>

269 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 23:14:09
>>265

> ―――おねえさん。
>  ―――おねえさん。
>   ―――おねえさん。



 ―――我が世の春が来ましたっ!



「は、はいよろしくお願いします! 私はサキです! おねーさんでおっけーです!
 向こうの人はすっかり頭に血が上っちゃっててプリンには気付いてみたいです。
 なので漁夫の利っちゃってください! 遠慮なく!」

 初めてお姉さんと呼ばれた……初めて。
 ああ、このまま死んじゃってもいいかも知れません……。
 じーん……まぅまぅ。



270 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 23:15:55
 ―――って。
 きゃばくら、って何ですか?

【未来の地球には無かったらしい】

271 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 23:18:54
>>268

「そこまで(外見は)歳いってねーよ!!」

 幻想郷基準じゃみんな少女だ!
 つまり未成年(外側だけ)! 本来はお酒飲んじゃ駄目だけどオッケー!
 良い子は真似しないでゆっくりしていってね!!


 ……思わず勢いだけで突っ込んでしまった。

272 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/27(日) 23:23:39
>>263

―――久しぶりに、幻想郷以外の人々とあった気がする。
さっきの子といい、この子といい、随分と懐かしい視線を送ってきている。
まあ、どこぞの赤い炎遣いと違って、上品であることに間違いはないからいいけどね。

「こんばんは。それじゃお言葉に甘えて……あら? 」

杯がない。
周りを見渡しても、目の前の子が持っているもの以外見当たらない。
ふむ、と一思案。

「うーん……貴方の杯をお借りしても良いかしら? 流石に瓶から直接、じゃちょっとはしたないでしょう? 」


>>264

ふふふ、ラスボスの登場よ。
この場は私が支配する。
さあ、皆私の前に跪きなさい!

―――って。
何だか赤いのに絡まれてるみたいだけど、大丈夫なの?
……珍しいわね、あいつが私以外に突っかかるなんて。
余程何かヒドイことをしたのね。

273 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 23:25:04
>>261
一万年とかいうと微妙に現実味のある様な無い様な数字で
面白みがないわよねえ。

つまり、知りたいのは

 199X年世界は核の炎に包まれた
 海は枯れ、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた
 しかし、人類は死に絶えてはいなかった!

みたいな事かしら。
モヒカンが大量発生とかしたのかしらね。

まあ、戯言はさておいて―――――当たり前のサイクルでしょう?
人間以外だって普通に滅びたり何だったりしてるだから。
その一万年前の人間っぽいものが増えすぎて食い尽くして滅びた。
戦争なんて原因もただのレッテルにすぎないわ。

だって、その戦争が起きる前に既に物質的、精神的バランスを崩しての
結果が単に戦争だっただけという話。
ネズミだって増えすぎれば、周囲を食い尽くした挙句に海に飛び込んで自滅するわ。
人間の場合、少しばかり器官としての脳が発達していたから、それが少し複雑だっただけ。



さあ?
だって、その頃はまだ名前を持っていなかったもの。
名前だって人間とそれ以外が交わって出来た概念なんだから。
だから、概念として識ってただけの話よ。

274 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 23:27:28
>>269 サキさん
 ―――我が世の春が来ましたっ!
「うわ、びっくりしたー。」

なんかものすごく感激してる。よく分からないけど喜んでもらえるのは
いーことだ。さすがあたし。

>漁夫の利っちゃってください! 遠慮なく!
「わーい、ありがとー、サキおねーさん♪

>きゃばくら
「えーと、おねーさんたちみたいに、きれーな人が、お客さんと一緒にお酒飲んで
 楽しむトコロらしいわよ〜・・・・って、あれ。こう考えるとやっぱりキャバクラなんじゃ・・・」

と思ってたら、ツッコまれた。

>>271
>そこまで(外見は)歳いってねーよ!
「うわ、ごめんなさい。巫女服のおねーさん。でも、綺麗だったからつい。ま、まぁ
 とりあえず一杯いかがですかぁ〜♪」

<綺麗=キャバクラって発想の女子中学生もどーよ。>

>>272
>貴方の杯をお借りしても良いかしら? 流石に瓶から直接、じゃちょっとはしたないでしょう?
おぉ、なんか本物のお嬢様。まさに深窓の令嬢って感じ、意味よく分かんないけど。

「いーですよー。でも、カルアミルク入ってましたけど・・・大丈夫?」

渡しながら聞いてみる。

「おねーさん、他の人と違って日本人だよね?きれーな黒髪だし。」

275 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 23:28:17
>>267

 っは、見とれてる場合じゃありませんでした。

「はいすぐに……えっとじゃあこれでいいですか?」

 手近にあったアイスワインを注いで渡してみたりします。
 甘くて飲みやすいお酒です。私はついつい呑みすぎて倒れてしまいます。
 気に入ってもらえたらいいなあ。

 ……って、あれ。同じ歳?

「……あの、失礼かもしれませんけど。お幾つですか?」

 いやいや。まさかそんなことは……ありそうな気がする。
 見た目そんなに変わらない気はしますけど。それが信用できないです。
 まぅ〜、この人たちって実は何かすごい人たちなのかも。

276 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/27(日) 23:29:00
>>271

……。
歳……いってない……ですって……?

「よく言うわね、1000歳児のくせに」

突っ込みに突っ込む。
ダブル突っ込み?

「まあ、きゃばくらっていうのはオトナの女が集まる場所だから、どっちにしろ貴方には似合わない場所ね」

っててゐが言ってた。

277 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/27(日) 23:35:16
きゃばくらってウチの屋台みたいに強制的に客引きする店だって聞いたことがあるよー。
よって私が居るって事はきゃばくらよ〜。

このプリン美味しいねぇ。


【勝手に流れプリンを食べている】

278 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 23:35:33
>>263
困ったわねえ。
外来種に見えてしまうのかしら。
れっきとした倭国生まれの美しい国育ちよ。

本当に博識ねえ、最近の若い子は。
でも、キャバクラなんて品性が疑われるわよ。
せめて、上品にナイトクラブとでも言っておきなさい。

279 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/27(日) 23:40:29
>>274

杯を受け取りながら、中を覗いて見る。
なるほど、これが外の世界のお酒、かるーあみるくか。
確かに幻想郷ではあまり見ない種類のものだ。

「ええ、問題ないわ。普段呑まない種類のお酒を飲めるなんて最高よ」

ぐい、と一口。

「―――あ、甘いわね……。ううん、なるほど。確かに貴方くらいの年齢には丁度いいかもね。ありがと、美味しかったわ」

礼を言って杯を返す。
そして、返した杯に先程と同じ種類のお酒を注ぐ。

「ふふ、ありがと、触ってもいいわよ?」

髪を靡かせ、にっこりと笑う。

「ええ、そうよ。私は日本人。花の平安貴族―――という訳ではなかったけど。一応、都住まいだったわ」

くすくすと笑いながら、更に一言付け足す。

「ついでにいうと、あの赤いのも日本人よ。しかも、貴方も聞いたことくらいはあるだろう、有名な一族の生まれ」

280 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 23:43:01
>>273

「面白みも何も無いです。……私たちにとっては現実でしたから」

 何度も繰り返された戦争。ボロボロになった地球。
 ほんの少しだけ生き残った人は宛もないのに空へと飛んで。
 ほんの少しだけ地球に残った人は地球の手当てを始めた。
 もう、人の手になんか負えないのに。

 だから、人はとんでもない時間をかけて。
 地球をどうにかできる「ひと」を作った―――。

「私は宇宙船の中で生まれて育ちましたから、昔の地球を知らないんです。
 今こうして戻ってきたこのほしは知っていても」

 私が聞いていた地球は、もっとひどい有様で。
 戦争の前には何も無かったようにさえ思えるような。
 だから、最初この星に戻ってきたときも、地球だなんて分からなかった。

「だからせめて。少しでも知っておきたかったんですけど……」

 一度捨てたというほんの少しの負い目。
 今は、もうそんなわだかまりはないけれど。
 私が捨てた当人じゃないけれど。
 でも、この星でまた生きていくなら、治す手伝いをしていくなら。
 知っておきたいことでした。

281 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 23:45:38
>>266
そんなに燃え尽きたいのね。
いいでしょう、受けてあげましょう。

(イメージ図)

         ____     ______                 /\
        // ̄ヽ、─-//、 ̄l |           __/    \__
      /〈〈   、 `〈_k  ヽ| |           |              |
     /  、`ゝ-r'^ー'yへ`、,._!/、  ふっ      |              |
      i  、r'、_,.-'"´, ̄ , `"'ヽ,ヘ>        /    ┌──┐    \
     'rィ´ / /__i_,ハ  ハ,__ i ハ i       /      │┌┐│     \
     〈イ レヘイ -─ レ' --ヘノ ハノ       \      │└┘│     /
      Y´ | | "  .. -‐┐ " |ソ   /〉      \   .└──┘    /
      ゝ、 |.ハ   i    | ,.イ〈  / /_つ       |             |
        ノヽ|,r>'ー‐r´ィ´ ̄`Y ,   -、ヽ     |             |
       〈/´ ,.イ/}><{/   、し⌒'='^ー'´       ̄ ̄ \    / ̄ ̄
      }>,<{ |7::::::::::|7、_  ィ〈イ` ̄/||              \/
      〈ノ / |l:::::r'"|l  / ̄ヽ、l|::::::/ ||            /\
       /  l|:::::ゝト| 〈|   ヽ、二/        __/    \__
      rく  ,イ|::::::::::l | ハ     ̄         |              |
     「へヘ,7 ||___:::::| |   'ヽ.、            |              |
     // ,ィ7´|| oヽ;| |   ', `'ーr、        ./    ┌──┐    \
    ./ /./  |ト、____!| | ',  ヽ、 _Y 〉     /      │┌┐│     \
   //,.rく / ||o  ノ| |  ヽ   >、「      \      │└┘│     /
  (フ´  ヽイ、_,|lニ二__|」__r、_〉-iイノ         \   .└──┘    /
        ト-'7`'ー'^'ーヘ_r'-|´ ̄            |             |
   .....:::::::::::!二!::::::::::::::::::::'二!:::::::.....            |             |
                                 ̄ ̄ \    / ̄ ̄
                                     \/


(紫は『スピリタス』で繰り出した)

(イメージ図)

   ‖                  ||||‖
   ‖                  ■‖
   ‖                  ■‖
   ‖                  ■‖
   ‖                  ■‖
   ‖      ■            ‖
   ‖■  ■■    ■■■■‖
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   ‖■■■■■■■■■  ‖
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

282 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/27(日) 23:46:46
>>275

「ええ、ありがとう。それで十分よ」

注いでもらったワインを一口飲んで、頷く。

「うん、良いわね。口当たりもやわらかいし、凄く飲みやすいわ。幾らでも飲めそう」

上機嫌になって、くい、と更に一口。
一気飲みはせず、少しずつ飲んでいく。

「私に歳を聞くなんて、随分と度胸のある子ねえ。ふふふ」

にたあ、と悪い微笑みを浮かべ、ちょっと脅してみる。
かりすまーでろーでろー。
……出たかしら。

「まあ、その度胸に免じて教えてあげるわ。だいたいその桜と同じくらいよ。詳しくは数えてないから忘れちゃったけど」

歳なんて数えるだけ無駄だしね。
幾らでも増えちゃうから、いちいち覚えていると脳の容量の無駄遣い。


283 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/27(日) 23:50:23
>>276

 やかましい。これから真剣勝負なんだからすっこんでろ。

 今の私は一献に賭ける修羅。
 仏と会えばこれを潰し、鬼と会えば二日酔いさせる。
 寄らば斬るッ!!

>>281

 よしきた、じゃあ早速私から―――

(瓶のラベルも読まず一気飲み/止まる/瓶が落ちる)

(呼吸停止/思考停止/随意筋行動不能=ゆっくりと倒れていった)


【リタイア(再起不能) 決まり手:アルコール96%】

284 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/27(日) 23:50:56
>>277
>よって私が居るって事はきゃばくらよ〜。
赤い服着て、帽子をかぶった、可愛い系のおねーさんが、プリンを美味しそうに
食べながら言ってる。

「えーと・・・飛んできませんでした?今。」

健ちゃん、世の中には訳の分からない事がいっぱいです(笑

>>278  金髪おねーさん
>れっきとした倭国生まれの美しい国育ちよ。
「美しい国・・・あー、あたしの何代か前の総理大臣が言ってたキャッチフレーズ!」

ポン、と手なんか打ってみる。

「でもクラブってゆーと、女の人もたくさんお客としていきそうじゃないですかぁ。
 ところで倭国なんて国あったっけ?

<オイオイ>

>>279 黒髪のおねーさん
>「―――あ、甘いわね……。ううん、なるほど。確かに貴方くらいの年齢には丁度いいかもね。ありがと、美味しかったわ」
「あはは、まぁ、あたしまだ14だし。とりあえず、ここら辺にはマスコミもいなさそーだし。」

笑ってみる。北条官房長官がいたら、政治家とゆーより大人としての立場から怒られそう。

>「ふふ、ありがと、触ってもいいわよ?」
「おおー。さらさら〜♪すっごいお手入れが出来ててきれー。」

とか言ってるととんでもないこと言い出した。

>花の平安貴族―――という訳ではなかったけど。一応、都住まいだったわ
「へーあんきぞく・・・・・・・・・・・・って、たしか物凄い昔じゃなかったっけ?
 あ。綺麗な顔して人をからかうなんてひどーい!」

でも、物凄く説得力があるのはなぜ?

>「あの赤いのも日本人よ」
えええええええええええええ?!銀髪なのに?!すごーい!!」

しかも名門らしい。

「なんて名前の人なんだろ・・・あ、、あたしは折原のえる!おねーさんの名前は?」

285 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/27(日) 23:53:16
>>272
単にアルコールと火は仲がいいわねって言っただけよ。
ただの事実を述べるだけで発火されるなんて、世知辛い世の中よねえ。

それに妖怪一人間味のある私がそんな非道に見えて?
少なくとも暇つぶしで永遠亭の蔵書の人物画に髯や眼鏡を書き込んだりとか
そんな極悪非道な事はしてないわ。

286 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/27(日) 23:58:01
会話から判断すると、銀髪不死人が火の輪くぐりをするという事かしら〜。

【判断できてない】


>>284
ええ?
羽があるのに空を飛ばない方がワケ解らなくない?
駝鳥の御羽根は飾りの御羽根〜。

287 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/27(日) 23:59:03
>>282

 まうぅあぁぁぁぁぁあぁ、なんかすごいオーラが。
 聞いちゃいけなかったんでしょうか。
 ど、どうしましょう……

>「まあ、その度胸に免じて教えてあげるわ。だいたいその桜と同じくらいよ。詳しくは数えてないから忘れちゃったけど」

 ぽかん。
 思わず頭の中が真っ白に。
 え、っと、じゃあ、おばあさ、


 今一瞬死んでしまいそうな気がしたので言うのを止めることにしました。
 というか、死にそうです。

「ご、ごめんなさい」

 良く分からないうちに謝ってしまいます。
 分からないけど色々と危ない気がしまくりです。
 頭のアンテナがびんびんに反応してます。さすが偵察型。便利。


>>277

 あ、ありがとうございます。それ私が作ったんで―――

 って、羽生えて飛んでるんですかー!?
 なんというか個性的というかいや空飛ぶのは珍しくないんですけど見慣れてますけど!
 でも知らない人で空を飛んでるって言うのは初めてな気がします。

 あ、ええと。初めまして。サキっていいます。
 ただいま宴会中なんで、良かったら一緒に騒いでいって下さい。


>>283

 あ、そうだ名前―――って死んでるーーーーー!?
 まうあああああああああ、これは予想外すぎます!!
 というか! 顔色が! 顔色が! なんというかサツマイモ色に!

「ちょ、誰かー!? 誰かー!?」

 せんじゅぴんちだ!
 じゃなくて、とりあえずお医者さん呼んでこないとー!

288 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/28(月) 00:04:27
>>273
でした、でした、全てはもう過去の話。
実体験にせよ、伝聞にせよ、既にそれはただの記憶よ。

本当にリアルを求めるのなら、それこそその時核で焼き殺されたり、
放射能で奇病にかかったり、餓死したりした人の幽霊にでも
尋ねないとわかりっこないわ。
それでも分かった気になるのが精々ね。

それに案外、既に目の前に見てるかもしれないわよ。
桜は人の情念や魂が宿るのだから。
貴方の目に見える桜はそんなに禍々しい後悔色なのかしら。

>>283

<あけてくやしき玉手箱>
         ___
         |    |
         |    |
         |    |
         |    |
      ,,,.   |    | ,'"';,
    、''゙゙;、).  |    | 、''゙゙;、),、
     ゙''!リ'' i二二二二!゙''l!リ'''゙
     ‖  `i二二二!´ ‖
     昌 |: ̄ ̄ ̄ ̄:| 昌
    | ̄:|_|;;;l"二二゙゙l;;|_| ̄:|
    |  :|::::::| |;;;;;;;;;;| |::::|  :|
    |  :|::::::|┌─┐|::::|  :|
 ./゙゙└‐┴ ┴l,,,,,,,,,,l┴┴‐┘゙゙゙゙\
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  ̄|三|三三|三三三三|三三|三| ̄
   |  |:::  |: :    : : |::   |  |
   |  |:::  |: :    : : |::   |  |
  /_|:::  |: :     : :.|::  :|_ヽ
 _|___|;;;;;;;;;;|,;,;,,,,,,,,,,,,,,,;,;,|;;;;;;;;;;|___|_
 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l

    やすらかに ねむれ

289 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 00:04:29
>>286 はねのあるおねーさん
>羽があるのに空を飛ばない方がワケ解らなくない?
「いや、たしかにバイキンマンも飛んでたけど・・・普通
 人に羽はない気が・・・・・・・・・まぁ、良いか♪」

<説明しよう!折原のえるも、なんだかんだ言って中学生なので多少酔っているのだ!>

>銀髪不死人
「ところで、銀髪のおねーさん、死なない人なの?」

>>287 サキおねーさん
>「ちょ、誰かー!? 誰かー!?」
「えーと・・・死なない人みたいですけどー?」

290 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 00:09:40
>>288

 ―――分かってる。意味なんてありません。
 でも、それでも。この星に残って頑張ってきた人が居るんだから。
 少しでも、知っておきたかったんです。



 ……綺麗なサクラですね。
 真っ白で、少しだけ桜色がついてて、いい香りがします。
 禍々しくなんか無いです。私に見えるサクラは、とってもきれいです。


 ……わたしは、それでいいんでしょうか?

291 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 00:10:17
>>283
ゲラゲラゲラゲラ(伝統的な笑い

色んな意味で焼いたら美味しそうな色に〜。
香りとかも。


>>287
ヘー、器用なもんねえ。
どうも私の知り合いはお菓子よりも家庭料理と酒の肴に特化してる奴ばっかりでねー。
私もだけど。

……そう云えばプリンって卵つかうっけ。
まあいいや〜♪


>>289
ばいきんまん。
何かこう食べ物屋として嫌な響きねぇ。

羽?
ヒト以外なら羽は生えてるんだから問題ないよ〜。
異教徒は人外だって有名な宗教も言ってるしー。

ああ。
それは一見死んでるように見えて実際死んでると思うけど気にしなくて良いよ。

292 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 00:14:41
>>283

ああ、怖い怖い。
嫌ねえ……酔っ払いって。粗野で乱暴なんだから。

―――やっぱり死んじゃったのね。
生き返るとはいえ、アルコールで死ぬなんて面白すぎるわよ。
……あの金髪の子やもう一人の子には、ちょっと刺激が強いんじゃないかしら。
目の前で人に死なれたらトラウマっていうレベルじゃないと思うんだけど。


>>284

「若いわねえ。青春真っ只中って感じね。 ……好きな子とかいないの? 」

飲酒の是非には触れない。
幻想郷では普通だし。

「ふふ。髪は命だから。貴方ももっと気を使った方がいいわよ? 」

無邪気に髪を梳いている姿を見ると、うちのイナバ達を思い出す。
純粋っぽくて良いわねぇ。

「そうね、もの凄い昔よ。だいたい千数百年前くらい。 からかってる訳じゃないんだけど、まあ、信じろという方が無理ね」

肩を竦めて、苦笑する。
それはそうだろう、突拍子も無いにも程がある。
むしろ、いきなり信じられた方が驚く。
……一応、証明することも出来るけど。どうしようかなあ。まあ、やってみるか。
懐から蓬莱の玉の枝を取り出す。

「証拠になるかはわからないけど、これ。聞いたこと無いかしら。蓬莱の玉の枝」

最近の子は古典を知らないという。もしかしたら、竹取物語も幻想入りしているかもしれない。
だからこそ、私が幻想郷にいるのかも、などという考えが一瞬頭をよぎる。

「ああ、私は蓬莱山 輝夜(ほうらいさんかぐや)。因みにあの子は―――藤原 妹紅(ふじわらのもこう)。よろしくね、のえる」

293 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 00:15:50
>>289

 え、いいんですかほっといて。
 なんというか死相が。

>>291

 そうなんですかー、でもお菓子もお料理も根元は同じだと思いますよー。
 あ、ちなみに混ぜ物は無しですよ。100%と牛乳を使ってます。
 カラメルソースもちゃんと手作りなんです。自信作なんですよー。


 ……どうかしました? なんだか妙な顔になってますけど。

294 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/28(月) 00:19:21
>>284
ええ。フレーズだけは立派だったわね。

知らないの?
そんなんだから、今の総理はゆとりなんていわれるのよ。

倭国というのはね、

地球周回軌道上で地球からは最も遠い月の裏側に位置するサイド3に本拠を置くスペースコロニー国家。
首都はズム・シティー。形式上議会も存在するが、
事実上総帥ギレン・ザビによって掌握されており反対派(ダイクン派)は粛清されている。
そのため首相のダルシアも半ば傀儡と化している。
総人口は1億5000万で脅威の科学力。

なのよ、凄いでしょう?

295 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 00:19:44
>>285

まあ、あいつは放火魔だからねぇ。
仕方がないわよ、うん。
だいたい、貴方は炎なんかじゃどうにもならないでしょ?

人間味?にんげんあじ?
……胡散臭さの間違いじゃなくて?
少なくとも、貴方が人間味溢れているなんてとてもとても思えないわ。
―――って、あれをやった犯人、貴方だったの!?
てゐだとばかり思い込んでいて、しかももうお仕置き済みなのに……。
ああ、永琳にも筆の誤りね……。

>>286

ぎんぱつふしじんは はい に なった

いや、正確にはこれから灰になって復活するんだろうけどね。
貴方も桜につられて来たの?

296 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 00:24:38
>>287

「嫌ねぇ、何を謝っているの? 別に貴方は何もしていないじゃない」

けらけらと笑って手をひらひら。
まあ、何を考えたかは想像がつく。

「私はぴちぴちよ。ほら、貴方とおんなじくらいに見えるでしょう? 」

その場でくるりと一回転。
足元がふらついた。

「う、運動不足かしら。あはは」

―――笑え笑え、笑って誤魔化すの。
こういう時は笑うに限る。


297 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/28(月) 00:28:52
>>290
1つが人の記憶、
1つが人以外の物の記憶
そして、もう1つが世界の記憶

普通は認識できるのは上の2つまで。
一番最後は全ての知覚、知識の蓄積。

同じ事が繰り返されている様に見えても、少しずつ違う結果が出てくる。
繰り返しは世界が面白くないって嫌がってしまうから。


敢えていうなら、必要な事は違う結果が面白くなるように
貴方が努力すればいいだけ。
それが一番その頑張ってきた人に報いる事になるでしょう?

その人ともっとキレイな桜を見れるように、ね。

298 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 00:30:23
>>291 空飛ぶばいきおねーさん
>何かこう食べ物屋として嫌な響きねぇ。
「あ、食べ物屋さんなの?空飛ぶおねーさんの食べ物屋さんかぁ。
 面白そう!今度皆で食べに行っていい?」

たまには北条官房長官へ感謝しようかなと思った。最近消化器系の調子が
思わしくないみたいだし。

<自覚なしか>

>それは一見死んでるように見えて実際死んでると思うけど気にしなくて良いよ。
「あ、やっぱり死んでるんだー。すごーい!どーやって復活するのー?」

つんつん。倒れてる巫女服のおねーさんをつっついてみる。

「へんじ が ない。 ただの しかばねの ようだ。 あっはっは!」

>>292 かぐやおねーさん
>……好きな子とかいないの?
「あはは。健ちゃんが大好きなんだけど、どーにも真剣に聞いてくれないのよねー。
 一緒にシャワーまで入った中なのに♪」

健ちゃんがこの場にいたら、多分顔を真っ赤にして否定するんだろーなー。にやにや。

>蓬莱の玉の枝
「聞いたことはあるんだけど・・・ちょっと待て、調べるから。」

ポッケをさぐる。あ、あった。

「あー。もしもし、文部科学大臣?蓬莱の玉の枝、ってなんだっけ?え?
 じゃあ、とにかく国立国会図書館でも東大でも良いから調べてね〜。」

珍しく中学生らしい質問をしたので、ちょっと勉強かな気分♪

>蓬莱山 輝夜(ほうらいさんかぐや)。因みにあの子は―――藤原 妹紅(ふじわらのもこう)。よろしくね、のえる
「よろしくお願いします〜♪でも、かぐや、っていい名前ね!かぐや姫みたいで可愛い!!

ホント、イメージぴったりの名前だなぁ。もこーおねーさんは、まだ死んでる。藤原ってことは、
近衛文麿の子孫?

<どーしてそーゆーマニアックなネタで絡もうとするか。>

「だってほら、あたし総理だし。」

>>293 サキおねーさん
「死んでるけど気にしたら負け、みたいなことを空飛ぶおねーさんが言ってたわ、 
 サキおねーちゃん。」

299 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 00:35:05
>>294
>今の総理はゆとりなんていわれるのよ
「あー、ひどーい!あたしだって頑張ってるのよー!!
 この前だって数学の点数23点もアップして、25点も取ったんだから!
 予算編成だってへっちゃらよ!!」

胸を張った。

「北条官房長官とか今川財務大臣とか、財務省の官僚が死ぬほど頑張って
 くれてるから!」

>倭国というのはね(以下略
えええええええ?!スペースコロニー!すごーい!!じゃじゃあ、おねえさんは
未来の人?今のところ、アメリカもうちも有人宇宙実験施設に着手したばっかだし!

<ゆとり街道まっしぐら!>

300 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 00:36:18
>>293
なんて言うか味付けが塩辛い方向に向きがちになったりとか、料理しながら持ってた酒瓶が空になってたりするんだよねー。
まあ作ろうと思えば出来なくはないんだけど……よく使う材料がね〜。

あー。
うん。
そーだよね。
と牛乳。
身体にいいらしいよね。

いや、なんでもないYO?


>>295
* おおっと *

まあそこから奇跡でもなんでもない復活を果たすんだろうね〜。

桜もそろそろ見納めだからねー。
山の方に登っていけばしばらくは見れるけどさ。

やっぱり桜は普通の色の方が良いなあ。


>>298
まあ食べ物屋って言うか、赤提灯よー。
居酒屋。

メインは八目鰻っていう八目に見せかけて普通目の鰻じゃない鰻。
他にも色々とー。
春は泥鰌とか山菜とか。

元気のない奴には滋養強壮な感じで効くと思うよ〜。

それはKIAIを燃やして動くNEKKETU生命体よー。
ガリクソンとか何とかいう燃料をかけると良く命が燃え上がってパワーアップするんだって。

ってウサギが言ってた。

301 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/28(月) 00:37:31

―――――例え、どれだけ季節が巡っても、この時期の美しさは変わらない。
 
 なんて、詩的な事を考えるほど感慨深くはない。

 桜は咲く。
 それは変わらない――だけど変わっている――季節の移ろいを彩るアクシデント。
 
 桜は散る。
 それは寂しい――だけど喜ばしい――季節の移ろいを彩るアクシデント。
 
「万事塞翁が馬――なんてね」
 
 そこそこに賑わっている公園。
 何の気なしにナイトウォーキング。
 
 ふらりふらりと、ふわりふわりと舞う桜に誘われてみたりもする。
 緑の夜は終わりを告げて。
 始まりの鐘は鳴り響き。
 終わりの鐘は未だ聴こえない。
 
――盛大な溜息を一つ。
 
 まいったな、プレーヤーの電池が切れるなんて。

302 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 00:38:24
>>296

「あははは、そうですよね、あははははは……まう〜」

 ああ、この空気がすごく痛いです。
 えたーなるふぉーすなんたらのように冷たくて死にそうです。
 こういうときは話題を変えるのが、話題を変えるのが一番ですよね‥‥スグリさん。

「あ、そういえばこのお酒、赤いお米で作ってあるんですよ! すごく珍しいです!」

 なんだかものすごく横滑りしてコーナーを抜けるように話題を変えるっ!
 その小さな戦いはどこまでも加速するのですっ!


>>297

 ―――はい。

 私、なんだか少し焦ってたみたいです。
 私たちが一万年もさまよってた間に。
 一万年もずっと星を治そうって頑張ってた人がいたから。

 でも、今は、そのお手伝いを出来ます。
 一緒に笑って、一緒に遊んで、みんなで仲良くしてます。
 ……頑張ります。もっときれいな桜を見られるように。



 その、なんというかありがとうございました。
 でも、ユカリさんっていったい、何者なんでしょうか。
 まるで神様みたいな……。

303 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/28(月) 00:44:45
>>295
私だって炎は怖いわよ。
特に炎で丹念に仕上げられた牛や豚の塩釜焼きとか
怖くて怖くてたまらないわね、貴方もそうでしょう?

失礼ねえ。
人間味なら老若男女、酸いも甘いもかみ分けているわ。
だからこそ深みが出るのよ、色々と。

閻魔だって冤罪を出してしまう事があるわ。
薬師だって間違える事があるでしょう。
でも、それを正すのが主の役目でもあるのではないかしら。
カリスマはそうやって得るものよ。

最も諭されると更に下がるから、素人にはお勧めできないわね。

>>299
まあ!
歴史の教科書に載る一大珍事ね、それは。
ところで30点以下なら普通は不合格って知ってたかしら?

ま、予算編成はあるところからとればいいだけの話だから
確かにへっちゃらでしょうけど。
例えば、全学生は赤点をとるとお小遣いを
その度1割カット法案とか合理的ではないかしら。


それは禁則事項だから、ちょっといえないわ。
ほら、未来の事を知ると歴史が狂うとかよくある話でしょう?

304 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 00:46:46
>>298

 ど、どういう意味なんでしょう。
 でもさっきからずっと倒れっぱなしで―――


>>300

 ……お料理用のお酒ってそんなしょっちゅう空になりましたっけ。


 ――――――って、あの、どうしてそんな怖いというか複雑な顔なんでしょーか。
 いや、本当に変なの入ってませんよ?
 クエン酸とかハドロンとかアンフェタミンとか。


 あ、ひょっとして宗教上の理由とかで何か駄目な材料が入ってたんですか!?
 まう〜、ごめんなさい、気がつかなくて……。
 ど、どうしましょう。何か代わりのお菓子を探さないと。


>>301

 ―――あ、あんなところにヘッドホンをつけてる黒い男の子がいます。
 ひょっとしたらお祭りの雰囲気に誘われて来ちゃったのでしょうか。
 ……見た感じ私よりも(外側は)年上そうですけど、大丈夫かな。

「こんばんは。お散歩ですか?」

 もちろんちゃんとご挨拶します。
 ……不思議な雰囲気の人です。まるでふわっと空でも飛んでいきそうな。

305 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 00:51:12
>>298

「男の子は恥ずかしがりやだからね。もっともっと積極的にアプローチしてみたら?」

こっちもつられてにやにや。
あー。いいわねぇ、青春青春。
私には無縁の言葉よねえ。。

「……大臣? わざわざそんな人に聞かなくても良いでしょうに。
 というか、学び舎で習わないの? 竹取物語」

ちょっとショック。やっぱり幻想入りしているのかも。

「いやいや、のえる。みたいっていうか、私だから、それ」

自らを指差して、胸を張る。

「可愛い名前でしょう、かぐやって。私も凄く気に入っているのよ。お爺さんのセンスは最高ね」

ふふん、と笑いながら更に胸を張る。

「あー、総理?それって偉い人なのよね、確か」

306 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 00:56:00
>>301
ニンゲンに耳から音を発生させる新機能が!?
と思ったら消えた。

ねーねー。
もう耳から音出さないの〜?


>>303
ニンゲンは若い方が美味しいなあ。
年取ると色んな方向に枯れてたり〜。


>>304
え?
料理用?
単に炊事場に置いてあるって言うお酒よ〜。
料理にしか使わないなんてとんでもないー。

いやあ。
別に大したことじゃないから良いんだけどねー。
今日は影を踏んで歩こう、とかの遊びルールを間違えた程度〜。

307 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 00:57:09
>>300

*いしのなかにいる*

息をするように甦るのよねぇ。
まあ、裏を返せば息をするように死ぬってことでもあるけど。

そうねぇ、染井吉野はすっかり散っちゃったし。
山の桜はちょっとね。
まあ、悪くは無いんだけど、趣という点では負けるわね。
行くまで色々面倒だし。




308 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 00:57:34
>>300 赤提灯おねーさん
「赤提灯・・・?あー、居酒屋の事ね。元気のない奴には滋養強壮な感じで効く?
 じゃあ、北条官房長官にも効くわねー。最近疲れてるみたいなのよ。時々
 胃の辺り押さえてるし。もー、上司であるあたしに相談してくれても良いと思わない?

>ガリクソンとか何とかいう燃料をかけると良く命が燃え上がってパワーアップするんだって。
「がりくそん?よく分からないけど、ガソリンならすぐに用意させるわ!ちょっと待ってて!」

えーと、あれ、ケータイどこいった。自衛隊にかけられないじゃない!

>>303 金髪おねいさん
>ところで30点以下なら普通は不合格って知ってたかしら?
えええええええええ?!なーんてね。

「いいんだもん!義務教育だから落第なんかしないわ!大体、学力だけで人間を
 はかるよーな今の日本の制度が悪いのよ!!

<そーゆーセリフは学力を最低限身につけた人間が言うべきだし、今の日本の
 代表者はあんただろ。>

>それは禁則事項だから、ちょっといえないわ。
>ほら、未来の事を知ると歴史が狂うとかよくある話でしょう?
「おぉー。なんて未来人らしい発言!!すごいすごい!!ところで、あたしが
 内閣総理大臣だって分かってるよーな話し方だけど・・・驚かないの?おねーさん。」

309 名前:薬売り:2008/04/28(月) 00:59:54
さて、今日も売り上げが芳しくありませんが…
まぁ、この時期がピークですから仕方ないかとはおもいます…


310 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/28(月) 01:01:11

 ダダンダンダダン ダダンダンダダン


 蘇生―――感覚/肉体/精神が再起動する。


「あ―――」

 声にならぬ声、発火する世界。
 不死鳥は、炎の中から蘇る。

「I'll be back―――」

 酒精でいつもの五割ましな炎の中。

「ぐっは! 死ぬかと思った! というか実際死んだ!」

 私はようやくこの世に戻ってきた。
 ちくしょう、酷い目にあった。まだ頭が痛い。二日酔いか。


【リザレクション】

311 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/28(月) 01:02:23
 
――しかし、なんだね。
 こんな時間でもそこそこ普通の意味で盛り上がっている公園って言うのは珍しい、と思う。
 ああ、別に、他意は、御座いません。勿論?
 
 ふわりふわりと桜の花は風に乗って踊る。
 ワルツを踊る気分じゃない。
 そろりそろりとおっかなびっくり歩くのが、夜の楽しみってものだ。
 
 だからまあ――不意な出会いも、楽しみの一つ。
 ほんの些細なアクシデント。
 
 波風立たぬ海がないように。
 人生は何時だって起伏に飛んでくれている。
 
>>304
 
 流石にヘッドホン装着の侭は失礼かな。
 今更気にするほどの事じゃないかもだけど、一応、マナーくらいは守らないと。
 この時期でも、夜の風は未だ冷たい。
 ひんやりとした夜気が耳に触れて、ジャケットの心許なさは拭えないと改めて実感。
 
「少し寒いけど、悪くない夜だから」
 
 ぼーっとしていた気持ちが切り替わる。
 世界は他者との関わりで回っていくのだから、警戒心というワケじゃないけれど、気を引き締める。
 緩んだ表情とか、あんまり見られたいものじゃないし?
 
「――散歩といえば散歩だけど……どうなのかな。無目的で、無軌道な夜歩きは、補導されかねないし」
 
 なら出歩くなと言うツッコミは却下だ。
 今時夜歩きで補導されたって自慢の種にもならないのだし。
 
>>306
 
――なんだか、懐かしい雰囲気。
 どうしようもない危機感を、咽喉元に突きつけられているような。
 
 会話、緩いけど。
 
「バッテリー切れさ。残念だけど、ね。またの機会をお楽しみに」
 
 しかし、そんなに音漏れしてたのか。
 まあ、この手は音漏れしやすいけど――ま、どうでもいい。
 いや、よくないのか?
 
 完全密閉は髪形が崩れるからなぁ……

312 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 01:03:38
>>301

ふらりと現れた人影。
どこかでみたような、そうでないような。
一応、普通の人間に見える。

「こんばんは、人と人以外の宴へようこそ。何か飲み物でもいかが?」

―――?
気配が、ちょっと変わっているわね、この子。
うまく言えないけど。何だか……。


>>302

「あはははは、はあ……運動はちゃんとするべきよね」

ため息をついて、肩を落とす。
エターナルフォースブリザードを自分に向かって放ったような感覚だ。
もちろん私は死んだ。死なないけど。

「赤いお米? ああ、古代米とかいうあれかしら。失礼ねえ、私だって食べたことあるのに古代だなんて」

酒瓶を眺めて、成分を見る。
お米が赤い以外は普通のようだ。

「でも、確かに珍しいわね。ちょっと飲んでみてもいいかしら?」

313 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2008/04/28(月) 01:05:18
>>302
まあ、狭い地球、そんなに急いで何処に行くって感じだしねえ。
その中でもこの国は別格ですけど。

私が何者か?
最初に言ったじゃない。
それは不満なら、すーぱーゆかりんでもいいわよ。

見たまま、感じたまま、呼んでくれればいいわ。

>>308
あらあら、困ったわねえ。
まあ、悪いなら変えてしまえばいいだけの話だけど、
何故変えないのかしら。

自分で総理って最初に言ったでしょう?
それにほら、総理大臣って微妙に威厳がないじゃない。
大統領とか総帥とか地球皇帝とかそっちのほうがはったりが聞いて耳のすわりがいいわ。



さてと、すこしはやいけど寝不足で人不足だからこれで失礼するわね。
おやすみなさい。

314 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 01:08:36
>>303

ああ、それは怖いわねぇ。
それが高級であればあるほど恐れおののいちゃうわ。
それとね。私は鮎も怖いわ。あの風味が特に怖くてたまらないの。
考えただけで背筋が凍るわ。

ふうん。
深みといえば聞こえはいいけど、その実体は―――ねぇ。
まあ、あえて言わないけど。

もちろん、正すつもりよ。
永琳には罰として料理当番一週間、てゐには私と一緒に寝る権利をあげてね。
ふふふ、これで完璧でしょう?



315 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 01:09:10
>>310

 まうあああああああああ!!!! 本当に生き返ったあっ!?
 しかもなんというか燃えてます。萌えてます。キャンプファイヤーです。
 色々と火気厳禁な気もしますけど本当に死なないんですね。
 らぴゅたは本当にあったんだ! くらいの感動です!

「だ、大丈夫ですか? えーと……モコウさん?」

 名前は、隣で話してる黒髪の人からお聞きしました。横でこっそり。
 とりあえずこれで、お互いの名前を知ることはできたのでめでたしめでたし。
 たぶんきっと。


>>306

 そ、そうですか……両方に使ってるんですね。お料理と宴会と。
 でもお料理中に呑むのはちょっと違う気がします。
 酔ってると指切ったり砂糖と塩を間違えちゃいますよ?
 昔は塩を入れて作るコーヒーもありましたけど、アレは素人にはおすすめできませんっ。


 あ、そうなんですか……でもどっちみち卵は駄目みたいなんですね、ごめんなさい。
 あ、そうだ、これならたぶん大丈夫だと思います。卵は使ってません。

 からあげ。甘いものじゃないですけど、こっちもおいしいですよー。
 お酒のつまみにはいいかも。

316 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 01:12:04
>>305 かぐやおねーさん
>積極的にアプローチしてみたら?
えー、だって健ちゃんを守る為に自衛隊を使ったら怒るし、じゃあ普通のデート♪と
思って戦車でマックに連れてったら怒るし・・・・・
どーすれば良いと思う?かぐやおねーさん!


>学び舎で習わないの? 竹取物語
「えー、今は昔、竹取の翁というものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、
 よろずのことに使いけり。名をば、讃岐のみやつことなむ言ひける。
 だったっけ?でも蓬莱の玉の枝は聞いたことないなぁ・・・なんかかぐや姫がほしがってる
 もの――なんだっけ――をとろうとして落っこっちゃった貴族とか、金に物言わせて偽造した
 挙句にバレちゃう貴族とか、武士引き連れてかぐや姫を守ろうとする天皇陛下とか・・・
 は、覚えてるんだけどねー。なんか、コメディチックで笑っちゃった♪」

あれ、なんか顔がひきつってる。

「でも、今の天皇陛下はすっごく穏やかで、この前お会いときも・・・・・・」

プルルルルルルル。ケータイがなった。

「あ、あったぁ。もしもし、あたし。あ、文部科学大臣?分かった?うん、うん。
 かぐや姫が求婚者に要求した宝ぁ?なにを言ってるのぉ?今、あたしの目の前に
 あ――――」

>いやいや、のえる。みたいっていうか、私だから、それ
「あ、なるほど。納得した。そりゃしょーがないわ。
 あぁ、もしもし、大臣?ありがとー、じゃ、また明日の閣議で。」

ケータイをきる。

「まぁ、こんだけ美人で、綺麗な髪してたらかぐや姫だよねぇ〜♪」

<注:折原のえるは酔ってます>

>「あー、総理?それって偉い人なのよね、確か」
「そうそう、日本国の行政権を握り、自衛隊の最高指揮権を持つこの国の代表!
 それがあたし!!

おねーさんのまねをして胸を張ってみた。ボリュームがないのは年齢上仕方ないはず。うん。

317 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/28(月) 01:12:27
>>312
 
「へえ――アンタはじゃあ人以外? 意外だね。ファンタジーが目の前に在るなんて」
 
 値踏みされるように眺められるのは、そこまで良い気分でもない。
 自分の値段なんてたかが知れていると思って居れば思っているほど、その傾向は強くなる。
 まあ僕は――自分の価値なんてどうでもいいから、値踏みされてもどうでも良いんだけど。
 
「冗談は兎も角。一応、未成年なんでね。前科者にはなりたくないよ」
 
 この時間に出歩いているだけでも厄介なんだし、アルコール臭漂う場所に居るのも問題だ。
 飲酒運転撲滅キャンペーンも盛大だけど、ポイント稼ぎの出汁にはされたくない。
 
「コーヒーとか、あるかな? アイリッシュじゃなくて、普通の」
 
 遠慮の二文字は僕の辞書にはなかったようだ。

318 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 01:13:42
>>307 黒髪
* やきとりやここにねむる *

段差降りただけで死にそうな勢いー。

私はもう紫色とかおかしな色して無ければいいと思うことにした〜……。
桜色バンザーイ。


>>310 スペ○ンカー
と思ったら復活した。
命の価値は0ゴールドねえ。
桜に養分あげても良かったのにー。


>>308 ニンゲン子供
それはもう一杯やりながらとっくり悩みを聞いてやるべきね〜。
貴方みたいな上司なかなかいないよー。

【様々な意味で】

おしい。
復活前にかけるといい感じらしいのに。


>>311
ばってりー?
まあもう聞けないって事かー。
残念。

河童とかが真似してくれないかなあ、そう云うの。

319 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 01:18:45
>>310 巫女服のおねーさんとゆーか、藤原妹紅おねーさん
「あ、おはよーございますー。ところで、もこーおねーさんって近衛文麿の親戚?
 藤原だし。」

<のえるは、無茶苦茶を言った!>

>>311 普通の人
「あ、普通のお兄さんだ。こんばんわー。」

いきなり普通の人って言い方もどうかと思うが、回りが普通じゃなさそうので
仕方ないと思うことにしました まる

>>313 金髪のおねーさん
「あらら、お休みなさーい!ありがとね〜!!」

名前も聞けなかったけど、なんとなくまたどっかで会いそうだから気にしない。

320 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/28(月) 01:24:56
 ―――さて、何か死んでた間に色々あったようだ。
 つーか何時の間に来てたんだ、輝夜。

【死ぬ前に会話していた相手が誰か分からないであんな返事をしたようです】



>>315

「―――あー、まあこういうわけで。死なないんだ。私」

 ものすごく驚かれてるのが新鮮だった。苦笑するけど。
 まー、最近死ぬこと自体が珍しかったからなあ。

「でもまあそれ以外は普通の人間だからね。二日酔いがきつくて嫌になるよ」

 酒精は抜けても感覚だけが残るというのは不便だと思う。
 全く困ったものだ。

「―――ああ、月が綺麗だな。蒼くて」

 寝転がると、蒼い空に蒼い月が浮かんでいる。
 夜の蒼と月の蒼を見られるのは珍しいらしい。


>>318

 養分になってたまるかっつーの。
 まったく、油断した。なんてことするんだ、あのバ―――

【タライ直撃】



321 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 01:25:50
>>315 まう
専門バカは良くないからねー。
お米のお酒も麦のお酒も葡萄のお酒も平等に愛さないと〜。
大丈夫大丈夫。
私よく素面でも酔ってるみたいだって言われるからー。

いやあ。
それほど駄目じゃないよ?

……唐揚げ。
ときにそれは何唐揚げ〜?

322 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/28(月) 01:26:38
>>318
 
 半ばこんな反応は想像していたとはいえ、信じ難いというか。
 自分が非日常の塊の癖に、割合頭が固いようで。
 
「聴けないなら聴かせるって手もあるんじゃない? 言葉遊びだけど」
 
 歌や曲なんて、何かと頭の中で回っている。
 止まる事を知らないジュークボックスは、誰の頭の中にでもあるって事。
 壊れた蓄音機みたいに垂れ流す事だって、出来る、筈?
 
「便利だけどね――やっぱり、生で聴けるならそれが一番だと思うけど」
 
 奏者じゃない僕は、好き勝手に言えてしまう。
 望む限りを、声高に。
 
 苦労を知らずに居れば、そうなってしまう事も多々ある――まあ、どうでもいい話。
 
>>319
 
「はい、こんばんは。普通、ね。――クスクス、それは、悪くない」
 
 ちびっ子に言われるとなんだか微笑ましいのか、苦笑いでも浮かべるべきなのか。
 判断に困ってしまうのがいただけない。
 
「そう、僕は普通だ。変わったことなんて、殆どないしね。中々難しいんだよ?」

323 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 01:31:02
>>313

 ―――はい。ありがとうございました、ユカリさん。
 今度は一緒にお酒……あ、私はあまり強くありませんけど。
 また、来てください。


>>311

 どうやらお散歩中だったみたいです。お邪魔してしまいましたか。
 ……でも、補導がどうとか。子供は夜は外に出ちゃいけません見たいな感じですか。

「あ、あの。でしたらこの辺りに居ればたぶん大丈夫ですよ。
 オトナの人や頼りになる人もいっぱい居ますし」

 一応そんなことを伝えてみます。
 お酒を飲むのはだめでも、ちょっと周りを歩くくらいなら。


>>312

 ―――成功! アクセルハイパー全開っ!
 コングラッチュレーション‥‥!! コングラッチュレーション‥‥!!

「あ、はい。確かに昔から食べてて今も作ってるのに古代なんて―――まうまうまうぅ。
 と、ともかくっ。こちらがそのお酒です。良かったらどうぞー」

 危ない、崖の下に落ちるところだったです。
 注意一秒怪我一生ってヤツですね、まう〜……。

324 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 01:32:39
>>316

「あ、貴方……それはやり過ぎでしょう、いくらなんでも。
 積極的のベクトルがおかしな方向に向いてるわよ、それ」

引きつった笑みを浮かべる。
この子のいる日本は、きっと大変なんだろう。色んな意味で。

「そうねえ、貴方自身の魅力で攻めてみたら?
 こう……色気とか、そういうので」

無理だろうなあ、とは思っても口には出さない。
なぜなら、私はオトナだからだ。

「コメディ、か。いや、間違ってはないし私もそのノリだったけど、あんまり大声で言わない方がいいわよ。
 そういうのを聞くと、凄く起こっちゃうのがいるから」

ちら、と妹紅を見て耳打ちする。
まさか燃やされることは無いと思うが、念のため。

「そっか、今も帝はご健在なのね。代は変わっても、本質は変わっていないようで何より」

うん、と頷く。
まあ私にはもはや関係の無いことではあるけれど、それでも何となく気にはなっていた。

「ふふふ、ありがと。想像通りなら光栄よ」

きっと、酔いがさめたら忘れるか、若しくはそんなわけない、と思い直すのだろう。
まあそれでも良い。私は元々幻想の民なのだから。

「―――不安だわ、色々と」

【輝夜は見たままものを言った】

325 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 01:33:45
>>318 空飛ぶおねーさん
>それはもう一杯やりながらとっくり悩みを聞いてやるべきね〜。
>貴方みたいな上司なかなかいないよー。
「そーよねー。貴重な、得難い上司だと思うんだけど、長官たらいっつも
 『総理!そんなことで困ります!!』て怒るんだよー!!まぁ、健ちゃん以外に
 真剣に怒ってくれるのって長官ぐらいだから感謝してはいるんだけどね〜。」

>復活前にかけるといい感じらしいのに。
「じゃあ、工業アルコールとかでまた眠ってもらうとか・・・」

<鬼か>

>>322 不思議なおにーさん
>僕は普通だ。変わったことなんて、殆どないしね。中々難しいんだよ?
「そーなの。でも、『本当に普通の人間は、自分からわざわざ普通だなんて自己主張しない』
 らしいから、きっとおにーさんもどっか変なのよ。大体、あたしを知らないのがオカシイ!」

<注:折原のえるは酔っ(以下略>

>>323
>オトナの人や頼りになる人もいっぱい居ますし
「それはあたしの事ですか、サキおねーさん!」

横から割り込んでみる。

「そーですよねー。あたしってば一国の代表務めるくらいだから、頼りがいがあるのよ!」

<もう完全にからみ酒だ>

326 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 01:38:42
>>317

「ええ、まあね。私自身は人間だと思っているんだけど、どうにもそうは見られなくて」

軽くため息を吐く。
視線を改めて、まっすぐに見つめなおす。
値踏みはもう止め。この人間がどういう中身かなんて、詮索するのは失礼だろう。

「律儀ねぇ。だれも見咎めやしないのに。そんなことを気にするとも思えないけど、まあいいわ」

確かに見ため通りの年齢なら、お酒はだめだろう。
感覚が麻痺していたが、確かに外の世界では私も飲んではいけないような見掛けだし、
一応気にした方が良さそうだ。

「勿論、あるわよ。……ホットとアイス、どっちがいいかしら」

自らはホットを淹れつつ、尋ねる。


327 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 01:41:00
>>324 かぐや姫
>積極的のベクトルがおかしな方向に向いてるわよ、それ
「そうかなぁ・・・でも、恋敵は恋敵で、健ちゃんを特殊部隊使って拉致するし、
 健ちゃん家に勝手に立てこもって戦闘状態にするし・・・・・・・・・・・・・
 あぁ、普通の恋の道は平坦じゃないなぁ・・・」

>貴方自身の魅力で攻めてみたら?
「うーん・・・同じ部屋で寝ても何にもしてこないし、一度なんか一緒にシャワーまで
 浴びたのに逃げるし・・・」

多分、予想以上に頑張ってるあたしを褒めてくれるはずだ、うん。

>今も帝はご健在なのね。代は変わっても、本質は変わっていないようで何より
今125代目。今上陛下は。会うー?宮内庁に言ってセッティングするけど〜♪

<おいおい>

「あれ、なんか、遠い目してる。やっぱりなんか、さびしかったりするの?」

328 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 01:41:21
>>320

 死なないけど普通。普通だけど死なない。
 矛盾してるような感じがしますけど。

 でも、頭痛に悩まされたり、空を見て綺麗って言ったり。
 本当に何処も変わらない感じがします。

「……そうですね。一万年かけて叶えて貰いましたから。
 あ、さっきは驚いちゃってごめんなさい」

 そういって、私は―――


>>325

 ちょ、のえるさん!? さすがに酔っ払いすぎじゃないですか?
 ああいや、そういう意味でなくて、物理的な意味で頼りになるんですよぅ。
 イルちゃんはビーム兵器とトラップ、ナナコちゃんは変幻自在のビット。
 カエちゃんは人間パイルバンカーで、キョーコさんはクールな防御型。
 そしてスグリさんとヒメさんは言わずもがな。
 この面子に勝てる相手なんて宇宙何処を探しても居ないと思います……。

 あ、もしかしてこの人もすごく強かったり?

「えっと、どのくらい頼れます? 素手で戦車潰したりとか、宇宙船墜としたりとか」



329 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 01:46:05
>>325 サキおねーさん
>さすがに酔っ払いすぎじゃないですか?
お前大丈夫か、ぐらいの目で見られたのでとりあえず反論。

「あはは。だいじょーぶ!あたしはどんな困難にも負けないわ!!」

>えっと、どのくらい頼れます? 素手で戦車潰したりとか、宇宙船墜としたりとか
「んーーーーーーーー、ナイフ持ったハイジャック犯制圧したり、SPの訓練で
 暴漢役のSPを倒したことならあるけど・・・・素手で戦車はきついわねー。
 援軍あり?
 それなら、24万人ぐらい動かせるけど。

あ、あと警察も入れれば50万人くらいかなぁ。日米安保使えばもうちょっと・・・

330 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 01:46:13
>>320 一万回死んでも負けない
ウソみたいでしょ……。
死んでるんだよ、これ。

なんてー。

……ゑ。
マジで?


>>322 耳当て
私にとっては生以外の音が珍しいものー。
即席音?

まあ確かに私は聴かせる方だからねー。

夜の桜に群がって 見えない花を求めて足掻く
届かないものを掴みたくて いつだって走り続けてる
見えているモノは嘘っぱちで 見えない本当あると信じてた


まあだいたいはエンドレスに音流してるねえ。
頭の中はそれこそ常時〜。


>>325 ニンゲン子供
どうでもいいと思ってる奴はガン無視だからねえ。
上司に文句を言えるニンゲンってなかなかいないよー。

工業アルコール。
そこはかとなくする永眠への誘い的な良い響きねー。
目散る散る散るトリハロメタン〜。

331 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 01:46:54
>>318

*やきとりやは まいそう されました*

実際、それに近いしね。
一枚一枚スペルを使う度に復活してるんだから。
……メガン○?

―――紫色の桜と聞くと、トラウマが甦るわ。
私だけ留守番……いや、閉じ込められてた……(ブツブツ
ええ、桜色万歳よね!(力説


>>320

「だいぶ前からいるわよ。
 貴方が醜態を晒しているのも全て天狗からパク―――借りたカメラでばっちり」

にや、と笑ってカメラを掲げる。
使い方も完璧、後は現像すれば……。

「ま、死んで復活はいつものことだし私は別に驚きはしないけど、流石にこの場でやるのは不味かったんじゃない?
 刺激が強すぎたと思うんだけど」

332 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 01:51:59
>>323

・・・が・・・駄目・・・っ!

「古代、古代ね。食べていたお米が古代なら、私も古代女? く、くふふ、くふ……」

杯を受け取って、くぐもった笑いを零しながら酒をあおる。

「美味しい……美味しいわ……懐かしい味がするの……」

髪が顔に張り付いている。
まるでテレビから這い出てきた女のように。



333 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/28(月) 01:55:41
>>323
 
 右を見て。
 左を見て。
 
――もう一度、右を見て。
 
「――まあ、仮に。この場は大丈夫でも帰りが……なんてね」
 
 この辺りは庭のようなものだ。
 何処かの御令嬢のお陰で、こんな時間に出歩いていても「腕章」さえ見せれば何とかなったりする。
 アルコール臭けりゃアウトだろうけど。
 
「見納めになってしまうまでに、目に焼付けとかないと。
 明日があるかも判らない日常だし、この瞬間を大事にしとかないと」
 
>>325
 
「――割と色んな事に無関心でね。自分の事で手一杯なんだよ」
 
 フラフラと危なっかしいちびっ子にこんなことを言う僕はどーだろう。
 ま――どうでもいい。
 
「それも含めて、普通なのさ。変わってるなんて、当たり前だろ?」
 
 ポスンと、ちびっ子の頭の上に手を置いて、
 
「誰かと違う事、変わっている事、それは当然だから。なら、僕は、普通さ」
 
 判るかな?
 
>>326
 
「建前は重要さ。仮面を外して本能だけで振舞えるほど、簡単な世界じゃない」
 
 何時、何処で、誰が、何を。
 人と人との関わりほど複雑怪奇な仕組みはない。
――そうして、仮面は増え続け、パンク。
 
「ホットで――砂糖を一つだけ」
 
 悪くない香りが漂う。
 リラックスタイムには砂糖を一つ。
 緊張感の維持には砂糖を抜いて。
 
 砂糖菓子の現実は、コーヒーには溶かせやしないのだけど。
 
>>330
 
「即興か――大したもんだ。もっぱら聞くだけの僕じゃ、及びもしない」
 
 デジタルに落とし込まれてしまった音に温かみはなくて。
 それこそ機械的なまでに、機械的に、冷えて凍えた世界に埋没して行く。
 それも悪くはないのだけど――
 
「温かくて良いね、うん。風は冷たいけどさ」
 
 心なしか月明かりが現時た気がしなくもなかったり。
 おかしいな――?

334 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 02:01:44
>>327

「ちょ、ちょっと待って。普通? ど、どこ……が……?」

こめかみを押さえながら、尋ねる。
この子に好かれている「健ちゃん」が不憫に思えてきた。

「貴方の頑張りは認めるわ。びびり、へたれね、その健ちゃんとやらは。
 男は度胸、なんでもやってみるものさ、という名言があるのに。
 もういっその事、貴方の方から襲ってしまえばいいんじゃない?」

爆弾発言。
まあ、いいか。

「それはまた随分と代を重ねられたのね。
 ……寂しく無いといったら嘘になるわ。でも、今の帝に会いたいとは思わないの。
 今の帝は私の知っている帝ではない。当たり前のことに思えるでしょうけど、これは私にとって凄く大きいのよ。
 あの頃の帝は―――もう、私の中にしか存在しない。
 ……だいたい、孫の孫の(ry)更に孫くらいでしょ?
 私から見たら、赤ちゃん同然だもの、今の帝は」

暗くなりそうだったので、慌てて笑顔を作る。
うーん。思い出すと弱いのね、私。

335 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/28(月) 02:04:10
>>325

 何を勝手なことを。つーか今度は100%だ! 死ぬだろう!
 とりあえず何か言ってやろうと思い―――

>>316


 ―――。カチリ

 発火する。酒精の頭痛も吹き飛ぶほどに。
 コメディだ? 命を懸けた連中と、私の父が?

 制御不能―――臨界点に到達/熱情を持って論理を凌駕する。
 吹き上がる炎―――怒りのままに伸び、一対の翼となる。

「日暮るゝ程、例の集りぬ。
 人々或は笛を吹き、或は歌を謠ひ、或は唱歌をし、或は嘯を吹き、扇を鳴らしなどするに、
翁出でていはく、「辱くも穢げなる所に、年月を經てものし給ふ事、極まりたる畏まりを申す。
『翁の命けふ明日とも知らぬを、かく宣ふ君達にも、よく思ひ定めて仕うまつれ』と申せば、
『深き御心を知らでは』となむ申す。さ申すも理なり。『いづれ劣勝おはしまさねば、
ゆかしき物見せ給へらむに、御志の程は見ゆべし。仕うまつらむ事は、それになむ定むべき』といふ。
これよき事なり、人の恨もあるまじ」といへば、五人の人々も、「よき事なり」といへば、翁入りていふ。
赫映姫、石作皇子には、「天竺に佛の御石の鉢といふ物あり、それをとりて賜へ」といふ。
車持皇子には、「東の海に蓬莱といふ山あなり。それに白銀を根とし、黄金を莖とし、
白玉を實として立てる木あり。それ一枝折りて賜はらむ」といふ。
今一人には、「唐土にある火鼠の裘を賜へ。」大伴大納言には、「龍の首に五色に光る玉あり。それを取りて賜へ。」
石上中納言には、「燕の持たる子安貝一つ取りて賜へ」といふ。
翁、「難き事どもにこそあめれ。この國にある物にもあらず。斯く難き事をば如何に申さむ」といふ。
赫映姫、「何か難からむ」といへば、翁、「とまれかくまれ申さむ」とて、出でて、「斯くなむ。聞ゆるやうに見せ給へ」といへば、
皇子達、上達部聞きて、「おいらかに、『邊よりだに、な歩きそ』とやは宣はぬ」といひて、倦じて皆歸りぬ。

 ―――不勉強だな。かぐや姫は“この地上に存在しない”ものを指定したんだぜ?」


 その辺で止まれ―――冷静な部分が囁く。
 うるさい黙れ―――外れた枷が叫ぶ。

「だがその前に―――全身全霊を、命さえもかけて答えの無い難題に挑んだ人間を。
 笑いものにするのか―――なあ。あんたの目の前に、そいつらのうちの一人の娘が居るってのに」

 屋上に行こうぜ……久しぶりにキレちまったよ……屋上無いけど。












 ……まあ、冗談はこの辺にして。

「……藤原妹紅。どうせ史書の類には乗っちゃいないけどね。
 藤原不比等の隠し子、御落胤、ってヤツだよ。今となっちゃ意味も無いがね」

 ため息をついて、全身の熱量を消す。
 冗談でもやるもんじゃない。無駄に疲れただけだ。

「ただ、な。当時の状況も知らずに笑いものにするのは不勉強のやることだ。
 国を動かす立場ならそのへん分かっとけ」


 そう、不勉強。
 私も何も知らぬまま飛び出したから―――結局のところは後悔を得たんだ。
 取り返すこともままならずに。

336 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 02:05:18
>>330 空飛ぶおねーさん
>上司に文句を言えるニンゲンってなかなかいないよー。
「まぁ、あたしに文句言う人は一杯いるんだけどねー。野党とか。でも、
 真剣にあたしの為を思って忠告したり心配したり助けてくれるのは
 ありがたいわ。」

と、ここで気付く。

「ニンゲン、て言い方するって事は・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ひょっとしておねーさん、人間じゃないの?」

<遅っ?!>

>>333 おにーさん
>それも含めて、普通なのさ。変わってるなんて、当たり前だろ?
「まぁ、たしかにあたしも周りとちょっと違う、てよく言われるわ。」

うんうん。きっとこのおにーさんも周りの無理解な大人から迫害を――

>ポスンと、ちびっ子の頭の上に手を置いて
「あたしを子供扱いしてるー!!ただの中学生じゃないのよー?!」

<ただの酔っ払い>

>誰かと違う事、変わっている事、それは当然だから。なら、僕は、普通さ
「何をもって普通とするか、なんて千差万別だものね。でも、おにーさんの場合、
 個性とかそういうレベルじゃないところの、何かが少しズレてる気がするわ。
 あ、といっても、悪い意味でじゃないけどね。」

337 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 02:09:37
>>329

 に、二十四万!? 戦いは数ですかのえるさん!!

「な、なるほど、それなら何が起きても大丈夫ですね」

 一体何者なんでしょうかこの人。
 じつはとんでもない人ではないんでしょうか。


>>321

 まう?

 ええっと、トリです……けど……。
 ど、どうしたんですか怖い顔して。


>>332

 あああ、どんどん負のスパイラルがッ!
 このままでは輝夜さんが壊れちゃう!!

「だ、大丈夫です! 輝夜さんは綺麗です! おばあちゃんなんかじゃありません!
 それをいったらスグリさんもヒメさんも一万歳超えてますっ!
 超えてるのにちんちくりんなんですっ! 永遠のアリスでルイスキャロルですっ!!」


 頭の毛がぴーんと立って警報鳴らしてますけどそんなの関係ないです。
 今だけ私はナチュラルボーンウォーリアーなのだから!!

338 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2008/04/28(月) 02:13:56
 ―――さて、と。

「まあ、一回死んで一回無駄に本気出して疲れたしな。
 そろそろ帰るか」


 服の砂を払い、最後に空を見上げる。
 桜/夜/月/蒼/人/そして春があった。
 まあ、最後の花見としては十分だったか。


「そんじゃ、また。どっかで」


【退場―――風のように】

339 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 02:14:35
>>333

「面倒くさいのね、人間って。本能のままに生きてみればいいのに。私みたいに」

人と人との繋がり、絆。
それは時として、人を縛る鎖にもなり得る。
難儀なものね。

「かしこまりました―――はい、どうぞ。熱いから気をつけてね」

カップとソーサーを渡し、自らは二杯目を淹れる。
ミルクたっぷり、砂糖はなし。
黒い液体に白の渦がぐるぐるぐるぐる―――。
現実と幻想も、これと同じ。どこからどこまでが現実かなんて境界は、非常にあいまいで。
いつの間にか幻想と現実が入り混じって、判断がつかなくなる。
なんて、戯言よね。

340 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 02:17:54
>>331 お姫様
おお もこうよ! しんでしまうとは なんという イナカry

命の灯火よ眠れる力を呼び覚ませーとか何とか言っておけばかっこいいかもねー。
尽きない時点でアレだけど。
びっくりどっきりモコー?

一時的に緑髪恐怖症になったなあ……。
つい螢に包丁投げた私は悪くなかったと思う。
やっぱ桜色とかピンク色最高!


>>333 耳当て
うーん、珈琲も良いわよねぇ。

私は歌うために生きてるようなもんだからね!
それ以外はだいたいどうでも良いもの〜。

ああ、少年。
私の歌に聴き惚れたら危ないぜー。
行きは良くても返りが怖くなるよ〜。


>>336 ニンゲン子供
ニンゲンは一匹だとねじ切れるけど、三匹纏まるとねじ切れにくいからねー。
お仲間は大事にするのがいいのよ〜。

すごい押っ取り刀でツッコミ入れられた!?
……あー。
そうそのとおり!
私は人外〜。


>>337 まう
あー。
やっぱり鳥かあ。
そーだよねー。

いや別に私にとってサルのノーミソよりも遠いけどね。
うん。

341 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 02:28:19
>>340

 え、あ、えっと、また地雷踏んじゃいましたか? 私。
 鳥が駄目ならワニとかナマコとかクラゲとか。
 ほ、他の料理もちゃんとありますから怖い目で見ないでください、まうぅ。


>>333

 瞬間を大事に―――なんだか、すごくかっこいい言い回しです。
 小説でも書いてる人なんでしょうか。色々と深い。

「……私には良く分かりませんけど。
 確かに、桜は散っちゃったら来年までお預けですから。
 大事にしたいですね、この思い出」

 ほう、と息を吐いて、はらはらと花びらを落とし続ける桜さんたちを見つめます。
 いつか枯れてしまうこともあるかも知れない。けれど、このおじいさんたちは精一杯生きています。
 生きて、花を咲かせています。
 それはとても大切なことなんだって、私にもじぃんと解かりました。

「……あの、私、サキって言います。
 もしかしたら、また何処かで会うかも知れませんから。
 名前、解かってた方が覚えやすいですよね」

342 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 02:29:12
>>334 かぐや姫
>もういっその事、貴方の方から襲ってしまえばいいんじゃない?
「うーん、それも面白いんだけど・・・やっぱり、ちゃんと言ってもらいたいじゃない?
 好きな人から、素敵な言葉を。」

あはは、と笑いながら続ける。

「ま。照れちゃってそーゆーコトが出来ないのが、健ちゃんらしいんだけどね♪」

>私から見たら、赤ちゃん同然だもの、今の帝は
「ふーん・・・思い出話も出来ないしね、それじゃあ―――あ、ちゃんと笑った!偉い偉い!
 やっぱりおねーさんみたいな美人は笑ってるべきなのよ。それだけで周りの人は嬉しいし、
 おねーさんもいつかは楽しくなるわ。いつになるかは、おねーさん次第だけどね。」

>>335 もこーおねーさん
「あ、おねーさん、車持皇子、じゃない藤原大納言の娘さんだったの・・・・・・・・・・・・・・・」

それは怒るだろう。今回は完璧にあたしが悪い。文部科学省に調べさせた資料を見ると、
ずいぶん苦労したようだし。政治家としての云々は別として、家族には謝るべきだ。

「ごめんなさい!」

直角90度最敬礼。皇居正殿松の間以外では、やったことないので腰が少し疲れるけど
これはもう仕方ない。

「でも、竹取物語はあくまで、フィクションだもの。かぐや姫さんとか、もこーおねーさんが
 本当に目の当たりにした事実とは違うはずよ。伝わっていく中で、少しずつ変わってきた
 だろうし、普通の人が言い伝えていく中でどうしても国を動かす立場の人たちは笑いの
 対象になっちゃうわ。」

なんとなく、負かされたくなくて話してみる。

「でも、一番大切なのは、今のおねーさんみたいにそれを怒ることが出来ること。事実をしっかりと
 覚えていて、そしてそれだけ家族を真剣に想えること。あたしも―お父さんやお母さんはめった
 に会えないからよく分からないけど―健ちゃんをバカにされたと思ったら本気で怒るもん。」

「でも・・・それを不勉強で片付けないでほしいな、何しろあたしはおねーサンたちから見て
 1000年も後の女子中学生(内閣総理大臣)なのよ?分からないところが多すぎるもん。
 教科書も面白くないし。だから、今度、教えて?」

>>337
>な、なるほど、それなら何が起きても大丈夫ですね
「そーそー!戦いは数だよ!兄貴おねーさん!!」

思わず力説してみる。

日本国第92代内閣総理大臣のあたしに何かあったら、陸海空自衛隊と、警察と
 海上保安庁と、安保で友達アメリカ軍が黙ってないわ!!」

343 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 02:30:23
(って、あぁ、行っちゃった。怒ったままかな、もこーおねーさん・・・今度会ったら
 ちゃんと謝ろう。うん。そして友達になろう。)

344 名前:サキ ◆SAKI.Jv/pA :2008/04/28(月) 02:34:57
 ―――あ、そうだ、プリン。
 ふと見ると、そこには死屍累々(死んでませんけど)と、一個だけ残ったプリンが。
 ヒメさんとスグリさんはどこかに行ってるみたいです。

 つまりこれはチャンス。

「残り物には幸せが〜♪」

 鼻歌交じりに手にとって食べ、

「「禍福は糾える縄の如し」」

 二つの声と手に、両肩を掴まれました。
 ……あれ?

「ねえ、ヒメ。一万歳って年寄りなのかな」
「さあ。私たちは子供のままだから良く分からないわ、スグリ」
「……まう」

 え、もしかして、さっきの聞かれてました?

「でも、ちんちくりんってそんなに悪いことなのかな」
「ああ、きっとサキはぼんきゅっぼーんの方が好きなのよ」
「そうなんだ」
「そうよ」

 いやぜんぜん違いますから! というより女の子同士とか、その、アレです!
 ああ、私のプリンが! プリンがっ!

「まあ」
「ちょっと」
「「お話しましょうか」」

 まうああああああああああああ!! 私のプリンーーーーー!!



【どっかに連れて行かれ―――退場。宴会は続行中】

345 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 02:42:25
>>340 よーかいよーかい、なんかよーかい?なおねーさん(注:折原の(以下略
>ニンゲンは一匹だとねじ切れるけど、三匹纏まるとねじ切れにくいからねー。
「おぉ!さすがもののけ!!怖いこと言わないで〜♪」

あれ、なんか「今さら?!」みたいな冷たい目で見られてる。

>私は人外〜。
「よ!憎いね!この化けも―――――赤提灯!!」

なんか物凄く嫌な空気がしたので言い直す。

「ねーねー、おねーさん。よーかい赤提灯て呼んで良い?」

>>344 サキおねーさん
「あー、行っちゃうの〜。気をつけてねー(ヒラヒラ」

なんか怖い顔したおねーさん二人に捕まれてたけど、きっと大丈夫。多分。

346 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/04/28(月) 02:43:08
さて、と、私も帰ると―――

>>335

「―――!」

咄嗟に、のえるの前に回る。
だから言ったじゃない、それは駄目だって!
私ですら踏まないところを、堂々と……!

「……怒るのも無理はないわね。本人が言うのも滑稽だけど、
 親の話を笑い話にされていい気分がする人なんていないもの」

両手にぐっと力を込め、スペルカードの用意をする。
あのスキマが居ない以上、この場は私が何とかしなければ。
たとえ、この身が焼き尽くされてもこの子達は守る。

……と、力んでいたら、あいつは矛を収めて去っていった。
肩透かしを食らい、思わずよろける。

「―――一人で力んで疲れちゃった。それじゃ、またね」

【退場】

347 名前:『夜雀の妖怪』ミスティア・ローレライ ◆8hOOMYSTIA :2008/04/28(月) 02:46:21
>>341 プリン色の頭
いや、私怖くないよ?
KOOLだし。
Be Kool.

何か鳥離れたら一気にすごい彼方に飛んだわねえ。

>>344
あーるーはれたーうしーみつどきーぢーごーくーへつづーくみちー

達者で暮らせよー、プリン頭〜。
……この呼び方別の意味に聞こえるなあ。


>>345
ボケには素早く突っ込んで貰わないとー。
ボケじゃないけどさ。

>妖怪赤提灯
なんだか別の妖怪に聞こえるけど、解りやすいから許可しましょう〜。


はっ!
タレの仕込みを弱火にしてちょっと出かけただけなの忘れてた〜!
さらばヒトの子よー。


【退場】

348 名前:有里 湊 ◆YTFOOL/P3. :2008/04/28(月) 02:46:48
>>336
 
「ちょっと――ね。大は小を兼ねる、なんてね」
 
 小さな違いはその実大きな違いだったりする。
 甘いものが好きなのと、辛いものが好きなのと。
 好きと言う方向性は同じでも、意味合いはかなり違ってくる。
 
 そんな、当たり前。
 
「僕は高校だからね。随分違うよ」
 
 フラフラと危なっかしいったらない。
 
「大人なら、もう少し耐性つけとかないと。醜態晒しちゃカッコ悪いよ?」
 
 しかし、なんだ――その。
 
「いやはや、意外と鋭いというか、何と言うか。気付かなければ幸せな事って、多いよ?」
 
 そう、知らなければ、幸せな事は多い。
 だけど人は知りたがる。
 欲求を満たす為に。
 
「人として軸がブレている、か。少し前の、曲のタイトルみたいだ。だからと言って――どうでもいいけどさ」
 
 置き土産が大きすぎるんだよ、まったく。
 
>>339
 
「面倒くさいから、人間なのさ。仮面を剥いだらのっぺらぼうなんてオチはないけど」
 
 雁字搦めの世界で、閉塞感に苛まれて。
 軽い気持ちで死を思ってみても、束の間の生の有難味を疎んでも。
 面倒事が大好きな――人間。
 
 孤独は耐えられない病で、それは死に到る、病。
 処方箋は人との絆。
 蔑ろには出来やしない。
 
「ん――サンクス。やっぱり、落ち着くには、コーヒーだね。紅茶も良いけど、コッチのが性に合う」
 
 溶けきれない砂糖は底に残るだけ。
 最後の最後に、甘い甘い希望が、待っていてくれているような。
 
 願掛けみたいなものだ。
 何を願う訳でもないけれど、最後の最後に甘い御褒美が待っていてくれてると思っても、罰は当らない。
 
「――コーヒーとミルクに分け直すには手間が掛る。溶けて混ざってるなら、そのままで良いんだろうさ」
 
 なんて呟いた後に「どうでもいいけど」とお決まりのように呟いておいた」
 
>>340
 
「眠りたくない夜にはね、子守唄よりも一杯のコーヒーさ」
 
 一息、二息――たっぷりと間を置いて。
 
「人間は時に歌を自分の感情に――感傷に――してしまうから。聞き惚れるなって言うのは、中々難しい相談
だ。それに――折角歌ってくれるなら、聴き入らないと悪いだろ?」
 
 ゆるりと、時間は過ぎて。
 
「歌以外はどうでもいい、ね。何と言うか、羨ましいよ。柵は多すぎてね」
 
 だからこそ、悪くないのだろうけど。
 
>>341
 
「――いや、もう、二度と同じものは見られない。同じ桜でも、違う桜だから。時間は、止まっちゃくれない。止ま
らないからどうしたって進む。だから――そう、思い出に、残すんだよ」
 
 変わらないものは何一つとしてない。
 だから、この瞬間を大切に。
 かみ締めるように生きて、「答え」にたどり着くまでは、進み続ける。
 
 だから何って?
 別に何もない。
 
 もっともらしい意見を言うのは簡単だけど、そこに責任は挟めないし。
 
「湊――有里、湊。男だか女だか判り難い名前だけど、それが、僕の名前。ま――覚えておいてくれるなら、
しっかりと覚えておいて欲しい、かな。次はその内、あるかもしれないから」
 
 
 
 さて、と。
 そろそろお暇しようかな。
 
 歩いて帰れば、丁度眠くなるだろうし。

349 名前:折原のえる@ほろ酔い ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 02:46:56
>>346 かぐや姫
おぉ、素早い!身のこなしがSP以上に俊敏だった。

>親の話を笑い話にされていい気分がする人なんていないもの
「そうね、謝る前に帰られちゃったし・・・こんど会ったらちゃんと謝るわ。」

頷く。

>それじゃ、またね
あ、ちょっとよろけたとき可愛かった。

「うん、じゃ、また。かぐや姫さん。ありがとうね♪」

350 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/28(月) 02:55:08
「さてと・・・・・・・・・・」

陸自の施設科部隊に電話して後片付けをしてもらって、
帰りに国会図書館で「竹取物語」を借りて・・・・読むのはGW。
今日はもう帰って寝よう。初対面の人ばっかりだったけど、
皆優しかったなー。今度はちゃんともこーおねーさんに謝らなければ。
しっかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ここドコーーーーーーー?!」

<本能の赴くままに走って来たので、帰り道が分からない内閣総理大臣を
  自衛隊ヘリが救出したのはそれから間もなくでしたとさ。>

【退場】

351 名前:うらら ◆N7/15/V7xw :2008/04/28(月) 03:10:43
 ス ペ ー ス 大 正 桜 に 浪 漫 の 嵐 ♪

視聴者のみなさん、こんばんは。
スペース桜の見所は散り際にあります。
で・す・が!
スペース桜は散る為に咲く訳ではありません。
スペース桜は咲く為にあると考える・・・
と、どこかのエライ人が言ったとか言わないとか。
要するに、スペース桜に限らず、
人の人生も、歌って踊ることを楽しむことが
何より大事なことである、ということなのです!

そんなこんなで、あと数日で散り逝く桜を愛でつつ
今夜の放送を終了します。スペース…チャンネル5♪

     ̄ ̄∨ ̄ ̄
   (⌒ヘ⌒ヘ(⌒)               (´´
   J(・∀・ Qヽし       (´⌒(´
   ⊂ ¶⊂  `⌒つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;

352 名前:古畑 任三郎 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/28(月) 23:16:00

桜の花はとうに散り、青々とした葉が茂り生暖かい夜を迎え――ている筈だったのだが。

どうだろうこの公園ときたら。
相変わらずの桜、肌寒く感じる夜。

「ん〜………ま・さ・にぃ、パラレルワールド。とやらなのかねぇ〜」

眉間に皺を寄せ不思議そうに首を傾げながら、近くにあった満開の桜が頭上にあるベンチに腰を降ろし、足を組み思案にふける事にした。

「……デジャヴ、ねぇ」

以前も似たような事があった気がする。

不思議な人?……人としておこう。

人達があちらこちらから現れ、談笑をしたあの夜の事を思いながら、鼻先に指を添えた。

【入場】

353 名前:薬売り:2008/04/28(月) 23:43:38
今日は客足が途絶えませんね…そろそろピークですかね
まぁ、今日は売れているほうですからよしとしましょう
むっ!!物の怪か?


354 名前:古畑 任三郎 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/28(月) 23:52:33
>>353

確かあの人は、と記憶の引き出しを引っ掻きまわしてようやく思い出した。

そう、確か不思議な刀を持った不思議な薬売り。

何となく相手に対する物腰などが似ているな、と思いかすかに気にとめてはいたのだが又相見える事に本当になろうとは。

何かを警戒して構える相手を尻目に、何時もの喰えない笑みを浮かべて会釈をする。

「おやぁ、貴方は……どうもぉ。お仕事中ですかぁ?」

慇懃無礼なこの姿勢、反射的に挨拶をすると直す事が出来ないようだ。

355 名前:薬売り:2008/04/29(火) 00:15:02
>>354
うん?気配が消えたか…
おや…この前の変わり者の刑事さんじゃありませんか…
まぁ、そのようなものですよ…
あなた様こそなにをなさっておられるので…?

356 名前:古畑 任三郎 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/29(火) 00:26:56
>>355

んー、と悩んでいるんだか単に間を空けているのか分からない声を出しながら立ち上がると、額の辺りにピンと立てた人差し指を置く。

「んっふふふ、単なる迷子ですぅ。又この得体も知れない所へ飛ばされてきてしまったみたいでねぇ〜」

内容が内容の割には何とも暢気そうな声。

貴方に変わり者とは呼ばれたくありませぇん、と自分に聞かせるような小声で呟くと楽しそうな目を相手に向けた。

そんな二人の間に相変わらず、満開の桜は散る散る。

357 名前:薬売り:2008/04/29(火) 00:35:54
>>356
なるほど…この桜の魔力に惹きつけられた訳だ…
この木の精霊はどうやら危害を加える気はないようだ…
加える気だったらあなたはおそらくこの場にいませんよ
よかったですね…命拾いできて…


358 名前:古畑 任三郎 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/29(火) 00:44:21
>>357

「霊、ねぇ……」

曖昧な、どこか腑に落ちないような声で誰ともなく呟く。

生憎自分は霊や祟りなどと言った超常現象は信じない達の人間だ。

霊に怯えるデコの広い部下を見たときも、呆れて取り合わなかった記憶がある。

何故なら、霊や祟りに証拠など存在しないから。

かと言って、証拠が出ようともきっと自分は信じないであろう。


そっと、桜の古木のゴツゴツとした肌に手を添える。

「そんなものなのでしょうかねぇ。貴方はぁ……何て言ったっけ。あぁ!薬売りさぁん、薬売りさんだ!貴方はぁその霊とやらを信じて仕事をなさってるんでしょ?」


桜が、少し温かいような、そんな気がした。

思い込みとはなんと恐ろしい物であろうか。

359 名前:薬売り:2008/04/29(火) 00:48:02
>>358
…フッフッフッ…まさか…ただの薬売りですよ…
そしてボソリと
あなたには物の怪との縁は結びつかないでしょうね…
これからも…


360 名前:古畑 任三郎@寝落ち謝罪 ◆zq3DEVuw7s :2008/04/29(火) 07:16:51
>>359

「それは、良かったぁ。……だってねぇ」

物の怪は怖いですぅ、と含み笑いをしながら呟く。


相手の気配が消えた事に今更ながら気づき、桜を仰ぎ見る。

気づけば、葉桜に「戻って」いた。

薬売りも、「消えて」いた。

向こうからは事件の知らせを持ってきたのか、駆け足の小さな部下。

暢気に欠伸なんてしながらノロノロと歩いてくるデコが広い奴も何故か居る。


桜に小声で何かを呟くと、何事も無かったように部下の目につく所へ姿を見せた。

―薬売りさんに宜しくお伝え下さいぃ。
後、君もありがとうね。

さぁ、日常が又始まる。

【退場】

361 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/29(火) 19:30:32

いやァ、ここも明日で終わりなんスね。花が散るのも早いものです。

「ま、大抵、花なんて誰も見てないけどな」
「ジン太殿、それを言っては……花より団子、とは良く言われますけどな」
「あたしは、お団子もおいしいけど、桜も綺麗だと思うけど……」

綺麗な桜の下で食べる物は、何でもおいしい、ってコトでー。
さあ、浦原商店自慢の商品ですよー。

・三色団子 1本60円
・味噌饅頭 1個80円
・濡れせんべい 2枚入り50円
・緑茶 サービスです

値段設定がわからないっス……こんなんで良かったのかなあ?

「大体、そんなものではありませんか?」

うーん、まあテッサイが良いって言うならいいのかもー。

362 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/29(火) 20:24:58

ボクらもお茶を飲みながら、売り物のお団子を食べますか。これぞ実演販売。

「単に自分が食べたいだけじゃあ……」

いいからいいから。ところで、

>>1 (おかしな人もでるかもしれません(春ですから))

おかしなヒトが出るんだ……住宅が近い場所だと、そういう事もあるよね。
ゆっくり平和に花見を楽しむなら、人里離れた所にでも行かなきゃ駄目かー。

「それほど、治安は悪くはなさそうですが」

うん。というか、テッサイがいればおかしな人も逃げてくと思うよ。

「それはそうでしょうな。そういう相手の処置はお任せを」
「むしろ、おかし……いや、何でもない」

363 名前:浦原喜助 ◆kISUKe/Vec :2008/04/29(火) 21:39:09

「お客さん……来ませんね……」

そうだねえ。桜に引き寄せられるようなヒトが来るのは、もっと遅い時間かな。

「我々は、余り遅くまでいられませんからな」
「別に深夜までいたっていいんだけどな」

そうもいかないでしょー。まあ、いいや。売り物は置いていこう。

『ご自由にお食べください』
・団子、饅頭、煎餅


あと、薬売りサンに置手紙を置いていきまーす。桜の枝に結んでおくと風流でしょ。

『カレー味の携帯食、子ども達と一緒においしくいただきましたよン。
 ありがとうございました』


「オレはもっと辛い方が……」
「あたしは丁度良かったです」

じゃ、帰ろっか。


【退場】

364 名前:名無し客:2008/04/29(火) 21:53:30
ああ、桜を卍解するチャンスだったのに…

365 名前:ミチル=フェアテーゼ@ファンディスクED後 ◆MytYLEu83U :2008/04/30(水) 22:46:15
仕事は逃げてはくれないし、色々あってもそれはそれ。
今日も今日とてお仕事お仕事、というわけで。

でも一通り、本日分は終了かな。
やっぱり平和に仕事できるのが一番だよね。

……なんで、未だに女の子の格好させられるのかがわからないんだけど。
…………もう、しなくていいんじゃなかったんだろうか……マキさん……。

さて。そんなことを考えていると目に入ってきた大きな木。

あれは……確か、桜?

資料で見たことはあるけど、実物を見るのは初めてだ。
もうすぐ散るのかな……?
この星だと、そんな季節なんだったっけ。
風に吹かれて花が散る様が、なんだかとても心をくすぐった。

……まだ時間あるし、ちょっと寄り道してこうかな。
そういうわけで、お花見、と呼ばれる行事へと参加してみるボクなのだった。
マキさんとかシーナさんとか好きそうだよね、お花見。

366 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/04/30(水) 22:47:11
【余計な@後を消し忘れましたー……二回目だなぁ、これ。ボクってば】

367 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/30(水) 23:23:14
「お花見お花見〜♪」

前来たこの公園。なんと今日で閉鎖されてしまうらしい。無駄な道路作るとかだったら
色んな圧力でやめさせるとこだけど・・・

「病院作るんじゃぁ、仕方ないわよねぇ。」

というわけで、昨今の政治情勢を鑑みて後期高齢者医療制度への理解を深める為に
病院建設予定地へと視察に来たのだ!!まぁ、こじつけだけど。っと、桜の下にきれーな
女の子がいる。

「あらら。先客がいたのね〜。こんばんわー!」

桜を見ている女の子に声をかけた。

368 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/04/30(水) 23:30:19
そういえば、今度の広報任務では、ボク外でなくていいんだよねぇ。
っていうか、もうやらなくていいはずなんだって。
いきなりいなくなったらおかしいからって、いつまで続くのかと!

いやいや仕事のことばっかり考えてないで、少し休もう。
脳を休めるんだ、ボクー。

>>367
とかやってたら、少しぼーっとしていたらしい。
後ろから声をかけられたことに気づかなかった。

「へ!? あ、す、すみません、ちょっとぼーっとしてて。
 こんばんは。お花見ですか?」

なんだか、とても元気な女の子だった。
見ていると、ボクも元気になってくるような気がする。

「きれいですね、この花。桜っていうんですよね。
 ボク、初めてみたもので」

369 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/04/30(水) 23:37:40
─────其れは霞か、果たして雲か?

仙人様には死に絶えていく定命の病葉を愛でるって神経は理解に苦しむが、
この花が綺麗だって言うのは認めてやらんこともない。

複製だって寿命も限界もある。それも知らずに随分と増えたものだ。増やしたものだ。

人の業はこれだから面白い。知りすぎてなお無知だから。
側面だけで知ったと思って。立体であることを理解しない。

なんて浅ましくて。なんて愚かで。それにしては上出来だ。
の割には、本能で畏怖する。桜の下には死体が埋まっているなんてな?
だから、人は理解を超えている。故に最高に面白い。

死体が本当に在るんなら、ソイツはきっとその約束された死を前借りした恐怖。
それが埋まってるのかも知れないねー?せーぜー、ご利用は計画に。いひひひひー!

まー。ともあれさー。霞か雲なら桜にはつきものなのだろー?
なら、この仙人様がここにいることだって何ら普通の事ってわけだ。

何故ならば私の名は、白い霞。相性は悪くない。だろー?

>>366
「およ、いつぞやのー?で、見つからなかった自分は見つかった?
 ゆったとーりに、鏡の中にいただろー?」

夏祭りかなんかで会った少女にそーやって声をかけてみる不吉の化身。

>>367
「ほー、ここに病院なんか作るのか?」

などと言っているのは、また別の女の子。
なんでそんな政の関連に興味があるのかとか仙人様知らないけど。

「若いのにー、随分と政に興味があるようだがさー?
 若いうちは止めといた方が良いぞ?毒が強すぎるからさー?」

その毒に当てられて世を儚むヤツのこれまた多いこと。人の夢だから?
なんてさー。こんな外見で言うのもアレだよねー?外見だけなら似たようなものだし。

http://www.aquarian-age.org/story/novel/image/060_0376i.jpg

自分で言うのもなんだが、やっぱり月と花と霞は私を引き立たせるね!いひひひー!

370 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/30(水) 23:38:45
>>368
>こんばんは。お花見ですか?
女の子は、ちょっとびっくりしたように返事してくれた。よかったー、聞こえてたのね。

「そ、お花見。もうすぐ散っちゃうから、見納めにね〜。」

なんて話してると

>「きれいですね、この花。桜っていうんですよね。
> ボク、初めてみたもので」
「へ?ボク?」

いやいや、ていうか

「えええええええええええええええ?!」

思わず叫んでしまった。

桜見たことないの?!それは、人生の13.7%ぐらい損してるわよ〜。」

数字は適当。でもあたしは気にしない。

「でも桜を見たことないって・・・おねーさん、ドコの人?」

よくよく見てみれば、横顔とか雰囲気とかちょっと普通の日本人ではないような気もする。

371 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/04/30(水) 23:43:57
>>369
って、うわ。桜を見てた女の子と話してると、どこからともなく声がした。

>若いうちは止めといた方が良いぞ?毒が強すぎるからさー?
・・・・・・・・・・・・・・えーと、振り返ったらなんかロリロリでチャイナ服来た銀髪のきれーな女の子が。

「そーよね!あたしみたいな女の子が政治についていっつも怒られるのは間違ってるよね?!

とりあえず力いっぱい同意してみた。きっと健ちゃんとか官房長官とかがいたら怒られるだろう。
でも今いないし。

「えーと・・・ところで、あなたは誰?あ、あたしはのえる。
 折原のえるよ!!

ついでにさっきの女の子にも聞こえるように大きな声で自己紹介。あぁ、あたしってなんて礼儀正しいの。

372 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/04/30(水) 23:53:28
>>369
へ?

……えーっと………

あー、思い出した!

「七夕のときに、相談にのってくれた方でしたよね!? お久しぶりです!
 あのときは、ありがとうございました」

うわぁ、びっくりしたー。まさか、こんなところで会うとは思わなかったよ。

「そうですねー……他人は自分を写す鏡、というのであれば、
 確かに鏡の中に自分はいた、んだと思います」

最初はどこにもいなかったのかもしれないけど。
ボクは、きっとみんなの中で、ボクになれた。そうなんだと思う。

……まぁ、自分の性別らしく生きたいのは変わらないんだけども。
これはもうすぐ解決する……はず。多分。きっと!

>>370
>「そ、お花見。もうすぐ散っちゃうから、見納めにね〜。

ああ、やっぱり。
この花はもうすぐ散るんだな。
そしてまた来年の春に咲く。

いつかは散る花、かぁ……ボクは、いつまでなのかな。

あー、いやいや、こんな場所でそんなこと考えててもしょうがないよね、と。

とか考えていると、

>「えええええええええええええええ?!」

「うわあ!? ななななんですか!? なんですか!?
 ボク何か変なこと言ってしまいましたか!?」

急に女の子が大きな声をあげた。
お、おかしなこと言ってないよね?
桜が咲いてるのなんて、地球の一部地域なはずだし。
植林もされてる星あるけど、多くはないし。

>「桜見たことないの?!それは、人生の13.7%ぐらい損してるわよ〜。」

「そんなにー!?」 がーん

そんな……ボクの今までの人生の楽しみは、一割以上も損していたのか……!
って言っても生まれてから今まで……いや、まぁ、それはいいや。

>「でも桜を見たことないって・・・おねーさん、ドコの人?」

「ボクですか? モイラの出身です。桜は近所にはなかったんですよ」

惑星モイラ出身。
問われたときにはそう答える。
……実はまぁ、嘘なんだけど、本当のこと言うわけにもいかない。
嘘ばっかりつくのに慣れてるのは、ちょっとヤだなぁ。

「ここへはちょっと仕事で。地元の方なんですか?
 こんなきれいな花が咲く場所に住んでるのは、うらやましいなぁ」

373 名前:うらら ◆N7/15/V7xw :2008/04/30(水) 23:59:39
             ___
           _/ ∠          _
          / _  / ____  . / /
          / / / / /      / / /
           ̄  / /   ̄ ̄ ̄ ̄ / /
           / /           ̄
             ̄          ○
     人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
   Σ\ ヽ′)                     /、/ て
  <  ヽ′ミ                     (  、 >
  <             (⌒)ヘ⌒ヘ.(⌒)       彡 ノ >
  <     ヽ(`Д´)」 Jノ∩・∀・)ヽし  ヽ(`Д´)」    >
  <       (フ )     /  D ら     (フ )     >
  <         /      ゝつ /         /       >
  <                し'               >
  < /⌒彡 ━                ━ ミ ⌒\ >
  <  冫、)        ━━           (ヽ′  そ
   Σ ` /         キュピィーン!          \′そ
     ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨

374 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 00:01:55
>>371
「えーとさー?いっつも怒られるってどーゆー事だ?」

どうにも腑に落ちん。えーと、この世界じゃこんな若い娘を祭り上げる趣味でもあるのか?
それとも、何らかの王族?なら、まあ、ありえなくはないが。違和感あるんだよなー、どーも。

「ほら、お前ぐらいの年頃なら学徒だったりするんだろ?
 いつも怒られるほどに興味があるのは関心だがさー。毒に当てられまくってないか?」

異世界から来た仙人様には、これもよくわからないことこの上ないけどさ。
まー。礼ぐらいわかっていると言うことは良いことだ。それもないようじゃお終いだよね?

「のえる、で良ーの?私の名前は奎白霞(けいはくか)だ、よろしく頼む。」

多分この名前、横文字出典じゃないか?ちょいと難しいが言えぬほどではないか。

>>372
「礼をゆわれるほどのことしてないけどねー?そのまんまのことを言っただけー。」

ま。それでも。コイツはコイツで結論を出したらしい。

「うん。まー、その答えが自分で出せたなら上出来じゃないかなー?
 この前よりは良ー目してるー。まー、それなりに頑張れ?」

ま。まだなんか悩んでるようだが。それはそれで答え出すだろ。だから、せーぜー悩め、若人。

375 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 00:11:06
>>373
びっくりしたー!?

「な、ななな、なななな!?」

いきなり現れた派手な女の人は、なんだか派手な感じにとっても派手だった。
歌ったり踊ったりしつつレスキューしそうな感じがする。なんとなく。

「ど、どちらさまでしょう?」

そんなことしか言えない、突発事態に弱いボクなわけで。
だからアドリブに弱いって言われるんだよね! わかってるけどね!

>>374
>「礼をゆわれるほどのことしてないけどねー?そのまんまのことを言っただけー。」

「いえ、そのそのまんまのことがなかなか気づけなくって。
 ボクそういうの鈍いんですよね、あはは」

遠回りした気はするのだけれど。
しなかったら、きっと今のようにはなれなくて。

「だから、やっぱり、ありがとうです」

>「うん。まー、その答えが自分で出せたなら上出来じゃないかなー?
> この前よりは良ー目してるー。まー、それなりに頑張れ?」

「そ、そこまで言われちゃうとちょっと照れますね」

今こうしていられるのは、多分ほとんどボク以外の人のお陰で。
もちろん、ボクなりに頑張ったとは思うのだけれど。

「はい、それなりに頑張ります!」

しかし、それなりの問題案件であるこの格好が解決しないのはどういうことか。
どういうことか! マキさん! 教えてマキさーん!!
……くっ、まぁいいや。
今はお花見に集中するんだ!

376 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 00:11:21
>>372
>「うわあ!? ななななんですか!? なんですか!?
> ボク何か変なこと言ってしまいましたか!?」
おぉ、驚いてる驚いてる。ま、当たり前か。でも桜見たことないって言って、その上
「何か変なこと言ってしまいましたか?!」って・・・これは本格的に只者じゃないわねー。
って落ち込ませてちゃった?

「あぁ、だいじょーぶ?そんなに落ち込まないで・・・北海道じゃ桜がきっと咲かないのよねー。

たしか北海道にニセコ町とかあったから、モイラってゆーのも北海道の町かな、多分。

>「ここへはちょっと仕事で。地元の方なんですか?
> こんなきれいな花が咲く場所に住んでるのは、うらやましいなぁ」
「そーね。忙しくてあんまりじっくり花見も出来ないけど・・・・おねーさんお仕事で来たの?
 へー。見たところあたしとあんまり年かわらなそうだけど・・・どんなお仕事なの?」

興味津々♪

「あ、さっきも言ったけどあたしは折原のえる。なんの変哲もない中学生(14歳)よ!
 よろしくね〜。」


>>374 奎白霞さん
>「えーとさー?いっつも怒られるってどーゆー事だ?」
あ、突っ込まれた。

「さぁね〜。先生も友達も官房長官もみーんなしてあたしを怒るのよ。『自覚が足りない!』って。
 ちゃんとやってるんだけどなー、あたしなりに。あ、そだ。初対面にはコレね!」

前に洒落で作った名刺を出してみる。日本のサラリーマンの礼儀作法ね!いや、あたしサラリーマン
じゃないけど。

『内閣総理大臣 折原のえる』←名刺

「よろしくね、けーかさん♪あ、あたしも名前で呼んで良い?」

>>373 スペース踊り大臣
「あ、スペース踊り大臣だ。」

377 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 00:22:26
>>376
>「あぁ、だいじょーぶ?そんなに落ち込まないで・・・北海道じゃ桜がきっと咲かないのよねー。

「あ、ああ、いえ、大丈夫です! 全然大丈夫です! ご心配おかけしてすみません」

って、ホッカイドー?
どこだっけ。地球のどっかだっけ。
聞いたことあるような気もする。

>「そーね。忙しくてあんまりじっくり花見も出来ないけど・・・・おねーさんお仕事で来たの?
> へー。見たところあたしとあんまり年かわらなそうだけど・・・どんなお仕事なの?」

「あ、うん。広報部隊のお仕事で。要は軍の広報とかやってる部隊のことなんだけど。
 内容が内容だから、ボクぐらいの子や、もう少し下の子もいるんだよ」

新型の宣伝したり、軍のイメージアップ戦略したり。
雑誌が出てたりグラビアとったり……まぁ、要するにアイドル部隊、だよね。
……なんでボクそんなとこにいるんだろう……改めて……。

実はそれを隠れ蓑にした特殊精鋭部隊……なんてことは、ここで言うわけにもいかないし。
……いやぁ、ホントなんでボクそんなとこにいるんだろう。

>「あ、さっきも言ったけどあたしは折原のえる。なんの変哲もない中学生(14歳)よ!
> よろしくね〜。」

「あ、ごめん。ボクはミチル。ミチル=フェアテーゼだよ。よろしく、ノエル」

シンシンと同じくらいかなぁ。ボクが16だから。


378 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 00:29:46
>>377
>「あ、うん。広報部隊のお仕事で。要は軍の広報とかやってる部隊のことなんだけど。
> 内容が内容だから、ボクぐらいの子や、もう少し下の子もいるんだよ」
びっくり。軍人さんらしい。ってことは、外国人でも当たり前か。自衛隊に女の子はいないわ・・・

「へー。軍人さんなんだ。道理で足運びとか身のこなしとかが少し普通と違うと思ったわ。
 でも、これだけ可愛いんだから、兵隊の募集ポスターとかに載ったりしないの?

ちなみにあたしは自衛隊の最高指揮官だったりするけど、とりあえず言わないでおこう。
なんかすごいことになりそうだから。

>「あ、ごめん。ボクはミチル。ミチル=フェアテーゼだよ。よろしく、ノエル」
「うん。よろしくね〜、ミチル!あ、名前で呼んでも良いわよね?」

379 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 00:30:36
>>373
異星艦隊からの侵略者か?多分コイツ、この星の存在じゃ無さそう。
だが、しかし。侵略する気配は一切無さそうなので・・・とりあえず、誰かわかるまでは、放置!(何

>>374
「だろーねー?突発事象に弱そうだしさー。それからお前。
 起こったことを受け入れてしまってから後悔するだろ?なんかそんな感じー」

ま。それでも。あの時の助言が役に立ったというのなら、悪い気持ちはしないよね?

「うん。だから、いつか返すなんてゆってたけどさ。やっぱり、あのチャイナは呉れてやるー。」

別に、いくらでも用意できるけど。アレ。

「にしても、良ー花だよな?薄紅って辺りは主張は少なくとも主張してる、上品だよなー?」

>>375
「自覚ねー?まー、のえるが自覚したからどーになかなることも少ないと思う……」

紙を貰った。で。内容を読んでみた。解りづらいが………。
って、ことは。官房長官ってのも………合点がいく謎の鍵が開く。

「………えーと?のえる、貴様。国の政の中核ってことか?!」

えーと。なんでそーなった?!暗殺の果てにこんな少女に頭を託さないといけなくなったとか?
王族同士の争いの果てに一番無害そうなのを選んだとか?ヤバい、この世界、下手すると極星よりヤバい。

頭がこんがらがる。なんというか。一杯食わされた。そう言う策か?!
確かに、こうゆう少女を頭に据えれば異世界からの侵略者は頭を抱える。私も抱えた。

「まー。色々大変なんだな?この年で担ぎ上げられるとは………。
 その官房長官とかゆーのに実権握られないよーに気をつけろよ?」
 
大体、それが王道だよね?国家転覆だったり、王政乗っ取りのさ。

「あと。私の名前は“はくか”だぞ?白い霞ではくかだ。我ながら似合うだろー?」

なんて、自分の名を誇ってみる。

「………それからー。すぺっしゅら踊り大臣って何?」

仙人様は横文字が弱いので、正体を即座に見破れないのです。悲しいかな。

380 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 00:39:12
>>378
>「へー。軍人さんなんだ。道理で足運びとか身のこなしとかが少し普通と違うと思ったわ。

「よく気付くね!? 凄いね、ノエル!」

た、ただものじゃないのか、この子……!!
実はどっかの軍のえらい人だったりとか!?
普通の女の子に見えるけど……いやでも、そんなのあてにならないしなぁ。
というか、見破られたのがちょっぴりお恥ずかしい……うう、まだまだです、ボクは。

>でも、これだけ可愛いんだから、兵隊の募集ポスターとかに載ったりしないの?」

「あー……うー……い、いやそんな可愛いなんてことないよ、ボクは!
 ノエルの方がよっぽど可愛いと思うな!! その方が軍人さんも集まるよ!」

実はそんな撮影やったことがあるとか言えない。
言ったら探される。見つけられる。
それは嫌だ!! はーずーかーしーいー!!!

>「うん。よろしくね〜、ミチル!あ、名前で呼んでも良いわよね?」

「もちろん! フェアテーゼじゃちょっと長いしね。お互い軍人ってわけでもないんだし。
 あ、ボクももう名前で呼んじゃってるけど、ノエルでいいよね?」

ボクはあんまり苗字で呼ぶ習慣がないけど、この星ではそうなのかな?

381 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 00:43:05
>>379 けいはくかさん
>「………えーと?のえる、貴様。国の政の中核ってことか?!」
「よく出来ました〜♪日本国第92代内閣総理大臣とはあたしのことよ!!分かりやすく言うと、
 この国で一番偉いの、あたし。つまり1億2000万人の日本国民の運命はあたしにかかってるわけよ!
 すごいよねー。あっはっは♪」

おぉう。混乱してる混乱してる。ま、当たり前かー。でもあっさり信じちゃうところを見ると、
少し言葉は悪ぶってるよーな感じがするけど、実は物凄く素直な子なのかな?

>「まー。色々大変なんだな?この年で担ぎ上げられるとは………。
> その官房長官とかゆーのに実権握られないよーに気をつけろよ?」
なるほど。そーゆー見方もあるのねー・・・

「大丈夫よ。長官は珍しく真剣にあたしを怒ってくれる貴重な大人なんだから。色々あたしが
 無茶しても助けてくれるし(お説教込みだけど)。それに、毎月お小遣いくれるし。なにしろ
 色々やらかしたお陰で、あたしのお給料2000円なのよねー。

>「あと。私の名前は“はくか”だぞ?白い霞ではくかだ。我ながら似合うだろー?」
あー・・・・・・・・えっと・・・・

ごめんなさい。あたし漢字弱くて・・・・」

ぺこり。だって、あんな難しい漢字中学校じゃ習わないし!!

>「………それからー。すぺっしゅら踊り大臣って何?」
なんか、物凄く可愛い人に見えてきた。

「なんかいきなり官邸に来て『スペース踊り大臣に立候補します!』って言ってたから、
 任命したの。ノリで。

382 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 00:50:52
>>379
>「だろーねー?突発事象に弱そうだしさー。それからお前。
> 起こったことを受け入れてしまってから後悔するだろ?なんかそんな感じー」

「ははははははは」

いやまったく。
やだなぁ。
もう。
ねぇ、もう。

「なんでわかるんですか!?」

何もかもお見通しされた。

……そんなわっかりやすいかなぁ、ボク。おかしいなぁ。うーんうーん。

確かに、流されてから後悔することが多い気がする。
それも大体、戻れないぐらいに流されてたりとかする。
まぁ……流されて結果的には良かったからいいんだけど。
いいんだけど、こう!

>「うん。だから、いつか返すなんてゆってたけどさ。やっぱり、あのチャイナは呉れてやるー。」

「ええ!? い、いや、返しますよ!? ちゃんと洗って返しますよ!?」

流石に今日は持ってきてないけど。
あ、いや、でも、もはや好意を受けなければ悪いぐらいになってるのか!?
ああ! そんな! もうすぐ女の子ともおさらばだと思ったのに!
見つかったら着せられてしまう!? 絶対!

>「にしても、良ー花だよな?薄紅って辺りは主張は少なくとも主張してる、上品だよなー?」

「あ、ああ、ええ、そうですね!」

いけない、また慌てていた。深呼吸深呼吸。

「初めて見たんですけど、今まで知らなくて損したと思います。
 人生の13.7%ぐらいの損失ですね。受け売りですけど」

今にも散り行く薄紅色の桜が、空の色と混じる。
白ではなく、赤でもない。薄い色の紅。

「綺麗ですね。うん。綺麗だなって。ああ、もっとなんかいい言葉が浮かべばいいんですけど!」

あの、壊れ、流れて行く星を見たときと同じ。
それは、ただ……ただ、綺麗だった。

383 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 00:52:37
>>380 ミチルさん
>「よく気付くね!? 凄いね、ノエル!」
褒められちゃった。えっへん!ま、種を明かせば簡単なんだけどねー。

「すごいでしょ〜。まぁ、あたしの周りにも似たような身のこなしの人一杯いるからね。
 SPとか警備隊とか。」

・・・よくよく考えると、あたしってすごい人たちに守られてるわよねー。

>「あー……うー……い、いやそんな可愛いなんてことないよ、ボクは!
> ノエルの方がよっぽど可愛いと思うな!! その方が軍人さんも集まるよ!」
「あー!照れてるー!!可愛い〜♪」

なんてからかい甲斐のある女の子♪やっぱり可愛い。

そんだけ可愛いんだから、きっと男の子も放っておかないんじゃない?いーなぁー。
 あたしなんか、なかなかうまく行かなくて・・・・・・うーむ。何が悪いのかしら。」

>「もちろん! フェアテーゼじゃちょっと長いしね。お互い軍人ってわけでもないんだし。
> あ、ボクももう名前で呼んじゃってるけど、ノエルでいいよね?」
「もっちろん!あたしが軍人じゃ文民統制に反するしねー。よろしくねミチル!」

384 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 00:54:02
この公園のことを知ったのは、つい最近。
妖精達の噂話に出て来たの。
随分賑わっている公園と聞いたから、仕事帰りに寄ってみたけれど…、
確かに、賑やかな話し声が聞こえる。
もう半分以上散って、緑の葉っぱを覗かせている、サクラの木がある公園。

「どうする? お花見でもして行く?
 もう大分散って、半分葉っぱだけど。」

そう言ったのは、透き通るような水色の長い髪の、希望の妖精。
尽きることの無い水瓶が、両脇に一つずつ浮かんでいる。

「うん。」

あたしは頷いて、サクラの木の下で賑わう人達の方へ、歩を進めた。

385 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 01:00:35
その花は、世界と世界の狭間に咲くという。
そして、此方彼方の世界より来訪した者たちをやさしく見つめ……最期に、華々しく散るという。
事実とも虚構ともつかぬ御伽噺。

「そんな話を真に受けて探してみること一ヶ月っ。うーん、とうとう見つけたわ」

確かに、そんな話がまことしやかにささやかれるだけのことはある美しさ。
巨木の真下で花を見上げ、私はうーんと伸びをした。

>>382
ふと、伸びをした拍子に来客のうちの一人と眼が合った。

「あ、いつぞやお風呂であった(男の)子」

あれからずいぶんたつけど、まだ女の子の格好してるんだ。難儀だねえ。

386 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 01:03:41
>>383
>「すごいでしょ〜。まぁ、あたしの周りにも似たような身のこなしの人一杯いるからね。
> SPとか警備隊とか。」

「な、なるほど……それならちょっと納得かな」

……やっぱりこの子なんか偉い子なのかなぁ。

「って、今ノエル一人だよね。大丈夫なの?」

一応、何かあったときの対処ぐらいはできるけど。
流石にローダー持ち込まれたら生身じゃどうにもならないし。

「あー!照れてるー!!可愛い〜♪」

「う、あ、う、い、いや、その、ボク本当そんな可愛いとかないから!!
 ボクより可愛い子なんていっぱいいると思うし、その、あの……あ、あうぅ……」

シルヴィさんとかにそう言われるのは、流石に慣れてきたけど……。
う、うう、流石に初対面の子に言われるのは、恥ずかしい……。

っていうか、恥ずかしがってる場合じゃないからボク!
可愛いって言われることに、まず違和感を覚えよう!!
ああ! 感覚的にもうだめだー!!

そんだけ可愛いんだから、きっと男の子も放っておかないんじゃない?いーなぁー。

「あ、あははは、ははははは」

嬉しくない……嬉しくないんだよ、ノエル……。
確かにあんな仕事だから、お手紙とかもらうことあるけど!!
ああ! 違うんですごめんなさいって言ってしまいたい!!

……いろんな人に迷惑かけるから言えないけど。

> あたしなんか、なかなかうまく行かなくて・・・・・・うーむ。何が悪いのかしら。」

む?
っていうと……。

「えっと、違ったらごめんね。……ノエル、好きな人でも、いるの?」

そうだとしても、恋愛関係のアドバイスなんてさっぱりなボクだけど。
シルヴィさんでもいたらなぁ。

>「もっちろん!あたしが軍人じゃ文民統制に反するしねー。よろしくねミチル!」

ブンミントウセイ?
……聞き間違いかな。うん。

387 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 01:03:54
>>381
前後の言葉の文脈から推測。コイツは嘘をついてない!つまり、本当に国家元首!?
極星の千年単位で頭が変わらないって言うのも病んでるがー。これはこれな気がする。本気で。

「なるほど。まー。のえるみたいな楽天的な発想を持ってる方が国の上に向いてるかもしれん。
 まー。その場合。得てして周りが苦労するハメになるんだけどねー?」

まあ。その場合。元首に求められるのは類い希なる度量だが……まあ、それは追々わかるか。
言わない方が身のためな気がしてきた。それから、周りの苦労人のためな気も。

「ふむ。随分買っているんだな?官房長官とやらをさー?
 まー、臣を信頼できるって事はそれなりに恵まれている証拠だ。」

普通、王宮とかって権謀術数渦巻く伏魔殿だったりするからねー?
まー。そーなると、バカ装いたくなったり、実際バカになるのもわからないでもない。

「ほー。字は弱いか?確かに画数が多くていけないね?私の名は。
 ま。それから仙人だって、言語的に洋の物はどーも苦手だから、気にするな?」

千年生きてもこれだしな!周りに横文字実は多いんだけど。

>>382
「わかりやすいから。」

端的にバッサリと!その方がわかりやすくて良い。とくに助言の延長ならなおのこと。

「いや?換えはいくらでもあるからな?なんならさー、数着呉れてやっても良いぞ?
 動きやすいし、刺繍もそこまで派手じゃないし。これもこれで、悪くないだろー?」

なんて言って、少し套路を披露する。最小の動きだが演舞としては悪くないだろうし。

「そーか?始めてか、この花は。確かに損失かも知れんな、1割3分7厘ぐらい。」

ぱーせんととか、仙人よくわかりません!でも、多分これぐらいだろ?

「だが。散るモノは散るが故に美しい。それを総じて儚いとゆーがな?
 だが、綺麗なモノを見て綺麗とゆえる心の方が結局は大事だぞ?どんな美麗な言葉を並べるよりな?」

388 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 01:09:36
>>384
あれ? あの子って確か……。

「マリエル?」

海で会った女の子だ。

「やっぱりマリエルだ。久しぶりだね。お花見にきたの?」

今日はいろんな人と会う日だなぁ。
これも桜の力なんだろうか。

>>385
そしてまた。

>「あ、いつぞやお風呂であった(男の)子」

「あ」

今なんか()があった気がする。
……気のせい気のせい。
落ち着いて挨拶だ。

「コココンニチハ!」

大丈夫ボクは落ち着いてる。セーフセーフ。

「おはにゃ……ごほん。お花見ですか?」

大丈夫ボクは落ち着いてる。セーフセーフ。

389 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 01:19:17
>>388
「やほー、ひさしぶり。」

声を掛けて来たミチルに、笑顔を返す。

「うん。 この公園のことを知ったのは最近だから、ちょっと遅くなったけど…、
 でも、全部散っちゃう前に来られて良かったよ。」


>>385
「ところで…」

さっきの妙に慌てたミチルの態度がちょっと気になって、
その原因と思われる女の子に視線を向ける。

「二人は、知り合い?」

この子は親しげだけど、ミチルは慌ててやたらとどもる。
どういうことなんだろう?

390 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 01:21:22
>>387
>「わかりやすいから。」

やっほう!
うん……そうか……そうだよね……。
たまにそーなんじゃないかなーって思うことがあったりなかったり。
……嘘なら随分慣れてしまったんだけども……。

「そうですかー……精進します」

>「いや?換えはいくらでもあるからな?なんならさー、数着呉れてやっても良いぞ?
 動きやすいし、刺繍もそこまで派手じゃないし。これもこれで、悪くないだろー?」

「い、いえ!! そこまでしていただくわけには!!
 すごく素敵だと思いますし!」

これはもうありがたくいただいて申し訳ないけどしまいこむしかないだろう……。
あ、シンシンなら……いや、人にあげるっていうのも失礼だ。
しかし、使わないのも失礼か!?
だけど、ボクが使うわけにも!! ああ!?

そうしていると、動きやすさを示すためか、ちょっとした演舞? を見せてくれた。
これは……。

ボクでもわかる。
これは、ちゃんと形を修めてできるものだ。
……この人もただものじゃないのかなぁ……。

>「だが。散るモノは散るが故に美しい。それを総じて儚いとゆーがな?
> だが、綺麗なモノを見て綺麗とゆえる心の方が結局は大事だぞ?どんな美麗な言葉を並べるよりな?」

「そうですね……そう思います」

本当に綺麗なものは。
美しいものは。戦争を止める力がある。

そんなことないという人もいると思う。
そんな簡単なものじゃないといえば、その通りだと思う。
でも、実際に見てしまったから。
あのとき、確かに、あの美しい星を見て、人間同士の殺し合いは止まったのだ。
例えそれが、瞬きほどの瞬間であったとしても。

「せっかくなので、しっかり目に焼き付けておこうと思います。
 また見られるか、わかりませんしね」

391 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 01:22:44
>>386 みちるさん
>「って、今ノエル一人だよね。大丈夫なの?」
「だいじょーぶだいじょーぶ!この国は治安そこそこいいから、誰もあたしを襲って
 国を敵にまわそうとしないわよー。ナイフ持った変な人くらいなら倒したこともあるし。」

いや、まぁ、前に一人いたけど。私兵まで使ってた人が。でも自衛隊って優秀よねー。

「それに危なくなったら、助けてもらうわ。軍人さんにね♪民間人の保護は軍人の最大の
 義務よ!フェアテーゼ隊員!!なーんてね〜。」

って言ってる側からうろたえて、なおかつ照れてる。な、なんてウブなのかしら・・・・
これはきっと周りからもてまくるわねー。

>「えっと、違ったらごめんね。……ノエル、好きな人でも、いるの?」
「お!さすが軍人さん!鋭いわね〜。でも、なかなかうまく行かないのよねー。ちょっと何かすると
 すぐ怒られるのよ。でもって優柔不断流免許皆伝ってなくらい周りに流されちゃったりもするし・・・
 でもそこが良いのよね〜♪

あれ。これってえ、のろけ?ありゃりゃ。まいっかー。

>>387  はくかさん
>得てして周りが苦労するハメになるんだけどねー?
なんか、思いっきり呆れられてるよーな気がするー。バカみたいに思われてる気がするー。

「まぁ、それくらいは大人の責任として頑張ってもらわなくちゃ。なんてったって、あたしは
 まだ14歳のコドモなんだから、助けてもらわないとねー。」

>臣を信頼できるって事はそれなりに恵まれている証拠だ
「んー、臣っていうか、頼れるおじいちゃん、ってカンジよね。長官がいなかったら、多分
 大変なことになるわ、この国が。

あっはっは!と笑ってみる。

「それにあたし、支持率80%以上の超人気総理大臣だし!色々やってるうちに、なんか周りの
 人たちが『折原のえるを敵に回してはいけない』って勝手に思い込んでくれたりするのよねー。」

<ちなみに、『色々やってる』の中には、戦後初めて自衛隊を出動させる、日米安保条約を発動、
 アメリカ大統領を殴る、ディズニーランドを廃墟にしかける等々が含まれております。>

392 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 01:28:15
>>388
>「コココンニチハ!」

「はい、ぐーてんたーく。でも今は夜」

ちなみに夜の挨拶はぐーてんあーべんと。
ぐーてんなはとだと「お休みなさい」だ。
これ聞いた後クロイツェルお姉さんの過去の発言調べたりするなよ! 絶対するなよ!

「いい感じであわててるね、少n……少女」

あぶないあぶない。下手な発言しちゃ他の人に気づかれちゃうもんね。
こういうのは自分だけが知っているから楽しいのである。うん。

>「おはにゃ……ごほん。お花見ですか?」

「うん、お花見。珍しい花が咲いてるって聞いたからね。眺めにきてみたの」

半分は本当。
もう半分は……「散り行く花を身に来た」というところは……伏せておこう。
今日が寿命だなんて、宣告するのも残酷だものね。

>>389
「顔見知り、かな? 前にちょっと、別の場所でね」

にこにこ笑って答え、訪ねてきた女の子に向き直る。

「初めまして。私はクロイツェル、人形師。あなたは?」

393 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 01:29:28
>>384 >>385
おぉ。いつの間にか大盛況。なんか、ファンタジックな格好の子が歩いてきた。
おっきなリボンがかわいらしい女の子も。

「こんばんわー。どちらもミチルのお友達?ミチルって顔広いのねー。」

394 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 01:43:25
>>385
「ん?貴様も気づいたか。この場所が揺らぎ始めているって事に。」

だからこそ、不吉の化身たる私が居るのかも知れないが。

「まあ。それでも。世は事も無し。今宵はまだ綺麗なんだ。それで良ーだろう?」

>>390
わかりやすいと言われて、ここまでわかりやすいとさー。
仙人様はともかくとして、周りにいるヤツらは悪戯の一つや二つ仕掛けたくなるんだろうね?

「あー、お前。男装とか似合いそうだね?そんなこと周りに画策されないように気をつけろよー?」

うん。仙人様、なんて的確な助言。やっぱり、何千年単位の重みは違うね!いひひひひー!

「ふむ。ならば良いけどなー。元は乗馬服だし、荒い使い方にも意外に耐えてくれるぞ?」

結構、華奢なように見えて強かったりするんだよねー、これが。最近のヤツは知らないけど。

「まー。記憶ってヤツはさ。結構曖昧だけど。綺麗だったなーとか、の感情の記憶は、
 意外に消えないで、原風景のように残るよ。それこそ千年だろうがなー。」

あー。アレはいつだったか………私にも、そんな原風景があって。
その断片だけはいまだに記憶の片隅にちゃんとある。だからこそ、言える。

>>391
「のえるー?バカにされたと思ったか?だがな、バカぐらいでちょうど良ーことも多いぞ?
 とくに国の頭であるなら、なおさらな。 頭が良すぎたり、何でも出来すぎたりするってゆー、
 独断専行な輩は外だけじゃなくて内にも敵を作るからな?」

だからこそ、バカぐらいでちょうど良い。王の器なんてそんなものだ。

「むしろ、必要ないぐらいがちょうど良いんだよ。必要とされるときは得てして非常事態だし。
 まー。そーでなければさ。せーぜー周りを振り回してやると良ー。」

それが臣の努めだが。そんなことまで言うと、さらに振り回すから言わないで置く。
振り切れたら流石にこの仙人様でも罪悪感禁じ得ないしさー。

「あー。ソイツは何よりだ。敵に回したくない!と思わせるのは策の常道だしなー。
 それが無用な争いを避けるコツである。意外とよくわかってるじゃないかー。」

コイツはコイツなりにそれなりの器なような気がする。
まー。一番厄介なのは『当人は一切全く気づいてない』ってことだろーけどねー?

395 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 01:49:18
>>389
>「うん。 この公園のことを知ったのは最近だから、ちょっと遅くなったけど…、
> でも、全部散っちゃう前に来られて良かったよ。」

「そうなんだ。ボクは初めて見るんだけど、綺麗な花だね」

やっぱりこの花には、人をひきつける何かがあるのかもしれない。
そうしていろんな人に会えるのであれば、それは素敵な力だと思う。

>「ところで…」

「ん?」

なぜか。
そのときのボクは。
壮絶な嫌な予感をおさえられなかったわけで……。

>「二人は、知り合い?」

しまった不審がられてる!?
落ち着けミチル。ここで色々あると困るのは主にボクだけど、
ボク以外にも色々と様々に色々だ!!
ここは落ち着いて、いつものように!!

「うん。前にちょっと」

よし、自然だ。とってもナチュラルだ!

>>391
「だいじょーぶだいじょーぶ!この国は治安そこそこいいから、誰もあたしを襲って
 国を敵にまわそうとしないわよー。ナイフ持った変な人くらいなら倒したこともあるし。」

「そ、そーなんだ! それなら大丈夫かな!?」

……国を敵に回すってどんな要人なんだろう。
それとも、これはボケなんだろうか。
ボクはツッコミを入れるべき!? ち、違う!?
ああ! 空気読めなくてごめんなさい!

>「それに危なくなったら、助けてもらうわ。軍人さんにね♪民間人の保護は軍人の最大の
> 義務よ!フェアテーゼ隊員!!なーんてね〜。」

「了解! ……なんてね。あはは」

でも、確かにその通りだ。
平和維持軍の究極目的は、全人類の平和を維持するための軍。星も国も関係なく。
それは理想であって、そう簡単になせることではないけれど。

「うん。でも、本当に了解したよ。今ここで何かあったら、ボクが君を守る。
 あー、いやー、何もないほうがいいんだけどね」

それでも、あの人の理想だから、ボクはその手伝いをしていきたいと思うのだ。

>「お!さすが軍人さん!鋭いわね〜。でも、なかなかうまく行かないのよねー。ちょっと何かすると
> すぐ怒られるのよ。でもって優柔不断流免許皆伝ってなくらい周りに流されちゃったりもするし・・・

「あー……そっかー……」

なんだろう。その人に物凄い共感を覚える。
なんか色々大変な気がする。
がんばって! がんばって名前も知らない人!
でも、怒ったりできる分、ボクより偉いね。が、がんばろう。

> でもそこが良いのよね〜♪

うわぁ。
ここまでストレートなノロケって初めて見た。

「ノエルは、その人のことが大好きなんだねぇ」

でも、別に嫌な感じはしなくって。

「応援してるよ。うまくいくといいね」

本当にそう思うわけだ。

396 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 01:51:35
>>392
「初めまして、あたしはマリエル。
 えーと…、何でも屋かな。 そんな感じの仕事。」

「妖精使い」だなんて言っても、妖精が見えなきゃ、わからないだろうし。

「人形師って、操り人形とか、作れるんだよね。
 すごいよね、あれ。 糸で人形が生きてるみたいに動くんだもん。」

すごいなぁ、クロイツェル。
クロイツェルは、どんな人形を作るんだろう?


>>393
「こんばんは。 あたしはマリエル。 ミチルの友達だよ。」

元気な女の子に、笑顔で挨拶を返す。

「貴方も、ミチルの友達?」

397 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 02:01:26
>>395
「うん、前にちょっと。」

そのミチルの言葉に、あたしはまた首をかしげる。
ちょっと? なんか気になる言い方。

「ちょっと…、何かあったの?」

398 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 02:03:01
>>392
>「はい、ぐーてんたーく。でも今は夜」

「そ、そうですね! しかし、世界のどこかでは今は昼なわけで、
 そう考えますと、昼も夜も半分の確率で存在するという量子論的ないやよくわかりませんが!」

本当によくわかりませんが。
そして、過去ログ見直したけどいつ会ったかが思い出せn(省略されました。ごめんなさいごめんなさい)

>「いい感じであわててるね、少n……少女」

「いえっ、ボクは冷静ですよ?
 徹夜明けで誰もいない道をサイクリングしてる学生ぐらい冷静です」

とても冷静です。

すっごく冷静です。

超冷静です。

>「うん、お花見。珍しい花が咲いてるって聞いたからね。眺めにきてみたの」

「そうなんですか。一緒ですね!
 って、まぁ、ここに来るんだからみんなそうか。あはは」

桜の花の力かぁ。本当にあるのかもなぁ。
うーん、寄り道してみてよかった。

>>394
>「あー、お前。男装とか似合いそうだね?そんなこと周りに画策されないように気をつけろよー?」

そりゃ似合いますよ!! 似合うでしょうよ!!
だってボク、男だもん! 男だものーーーーー!!

……なんて叫びたい気持ちをぐっとこらえる。よしボク冷静。

「あ、あははは。まぁ、どっちかっていうとボーイッシュな格好のが好きなんですが。
 仕事の関係で、髪切れないんですよねー」

ウィッグですが。

>「ふむ。ならば良いけどなー。元は乗馬服だし、荒い使い方にも意外に耐えてくれるぞ?」

「あ、やっぱりそうなんですか。ボクの同僚にもチャイナ風の着てる子いますから。
 格闘とかやってて、凄く動く子なんですけど、よく破れないなぁ、って」

そういうことだったのか。
って、アレは改造制服だから、軍服素材なのか。
自分達のことながら、制服はフリーダム過ぎてよくわからないや。

>「まー。記憶ってヤツはさ。結構曖昧だけど。綺麗だったなーとか、の感情の記憶は、
> 意外に消えないで、原風景のように残るよ。それこそ千年だろうがなー。」

「なるほど……原風景ですか。千年経っても忘れない、か」

ボクにとっては、どの風景だろうか。
暗い部屋の中と、並んだカプセルと。銀の髪の、女の人。
砕けて行く星と、動きを止めるローダー。

……どっちも、舞い散る桜とはいかないけれど、忘れないんだろうな。そのときまで。
そのとき、か……。

「そのときに思い出せるような風景、もっとたくさん見られるといいですよねー」

そのときは。

そう遠くはないのだろうし。

399 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 02:06:35
>>394 はくかさん
>頭が良すぎたり、何でも出来すぎたりするってゆー、
>独断専行な輩は外だけじゃなくて内にも敵を作るからな?
「そうねー。一番大切なのはしっかりと自分を持ってるかどうかだと思うわ。バカでもなんでも、
 きっちりと自分のしたいこと、しなきゃいけないことを分かってればそれで良いと思うのよ。
 あたしは非常の人だから、普段の仕事は任せた!って言ったら大臣たちから総ツッコミ入れられた
 けどね(笑」

ま、そんな中で皆があたしの仕事を減らすように頑張ってくれてるのは有難い限りなんだけど、
これは言わない。恥ずかしいし。あ、やば。ちょっと顔が赤い。

「しかし、綺麗よねー。桜。」

ごまかすことにした。

>>395 ミチルさん
>今ここで何かあったら、ボクが君を守る。
「おぉ、格好良い!!さすが軍人さん!まるで男の子みたいねー、やっぱ訓練されると
 違うのかしら?」

思わず腕をからませたりしてみる。冗談だけど。女の子同士だから気楽ね〜。

>ノエルは、その人のことが大好きなんだねぇ
「もっちろん!!」

しかし、どーしてこれが本人には伝わらないんだろーか。うぅむ。難しいなぁ。

>>396 マリエルさん
>「こんばんは。 あたしはマリエル。 ミチルの友達だよ。」
「マリエル?いい名前ね!あたしはのえる。よろしくね〜♪」

ひらひら手を振ってみる。

>「貴方も、ミチルの友達?」
「そ。ついさっきからね!マリエルも軍人さん・・・・・じゃぁ、ないよね。」

これで軍人だったらあたしは笑う。

400 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 02:15:56
>>397
>「ちょっと…、何かあったの?」

つっこまれた!?
どうしようボクアドリブ利かないのに!

えーとえーとえーと。
できれば嘘じゃなくて、適度に誤魔化すにはー……。

「そ、それは、その、は、恥ずかしくてちょっと……」

よし、嘘じゃない!!

……けど、なんだか間違ってる気がする。

ああ……ごめんね、マリエルー……。

>>399
>「おぉ、格好良い!!さすが軍人さん!まるで男の子みたいねー、やっぱ訓練されると
> 違うのかしら?」

「はははははは。い、いや、そんな大層なことじゃないよ、ははははは」

だって男の子だものー!!!
よし、抑えた。心の中だけで抑えた。大丈夫だボク。

「でも、ボクはともかく、それはあるのかもね。
 ボクなんかよりずっと格好良い女の人、たくさんいるし」

けっこー自信なくなるぐらい。
とか言ってたら。

「わわわわっ!?」

腕を絡ませられ。

「いやっ、そのっ、あのっ、ああああのっ、何!?」

ああっ、振り解くのも不自然だし失礼だしかといってこのままとかノエルに悪いし、
更にその彼にも申し訳がたたないしああああどうしようあああ!?
こういうのはまだ早い……いや、どんな切り返しだ!?
もっと自分を大切に……いや、大分違う!!

こ、困ったー!!

「もっちろん!!」

うわ、言い切った。
ここまで言い切られると、いっそ清々しい。
ボク自身はっきり言えないほうだからなおさらだ。

しかし、そんな子を騙して腕を絡めているボク。

あああああああ!!!
ボクは最低だ最低だ太陽にごめんなさぁぁぁぁぁぁい!!!

401 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 02:17:38
>>399
「うん、軍人じゃないけど、色々と仕事はしてるよ。」

妖精と一緒に、とは、言わないでおく。
だって、のえるはあたしの横にいる妖精が見えてないもん。

「のえるは、どんな仕事をしてるの?」

あ、それとも、ヘイゼルみたいに、学校で勉強してるのかな?
でも、見たところあたしよりちょっと年上だし、仕事しててもおかしくないんだけど。

402 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 02:22:45
>>397
ふと、視線を回していると面白いものを見つけた。

「ところで。お前の横にいるそれは妖精か?ふーむ。こちらの世界では珍しいと聞いたが。
 いや、お前さんも異世界からの訪問者か?随分と揺らいで居るものだな。ここは」

と、まあ。不思議なひずみは何処にでも生まれるものだ。だから、こんな珍しいモノも見れる。

>>398
なんか、焦ってる。やっぱり、コイツを策に掛けるのは随分と楽しいんだろうね?

「ふむ。そーか。で。ぼーいっしゅって何?犬か何かの品種?」

仙人様は見事なまでに横文字の認識能力に難がある!雰囲気で掴めるときもあるけど。

「まー。髪は女の命だしさー。大事にして悪いものでもないよー?」

大事にしないとすぐ痛むし。切ったら切ったでまた時間が掛かるし。

「うん。動きやすい。伊達や酔狂で切れ込み入ってないしねー?
 とくに蹴りなんか繰り出すときには役に立つんだよ?他の服だと動きにくいしー。」

まー。他の服なんて仙人様あんまり着ないし、持ち合わせないし。

「あー。時間は残酷だが故に優しーからなー。出来るだけ持ってく物は軽い方が良ーぞ?
 重すぎて立ち止まっても進んでしまうからなー?ふっ、と思い出すぐらいでちょうど良ー。」

千年などとうに超えてきたからこそ。それでも消えないものとてある。
故に忘れるように生きている。現に私はまだ生きていたいのだから。醜くとも。

>>399
「いや?総ツッコミを喰らわせられるようなノリの良い閣僚が揃っているとゆーならさ。
 それはそれで僥倖な事だと私は思うけどねー?だから、お前はきっとそのままで良ー。」

そう言うことだろう。多分、その国は上手く行っているんだろう。
ちゃんとツッコミが入れられるってことは独裁でもないんだろうしな?
まー、この娘が真の独裁を遂行したら、それはそれで仙人身震いするけど。

「うむ。この花は綺麗だな。風が似合う花ってゆーのは、なかなか無い。」

だから、仙人様も黙って誤魔化されてやることにした。その器に免じて、な。 

403 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 02:29:49
>>400
>「はははははは。い、いや、そんな大層なことじゃないよ、ははははは」
>「いやっ、そのっ、あのっ、ああああのっ、何!?」
うわ、なんかうつろな笑い。というか、無茶苦茶慌ててる。どーしたのかしら。

「ミチルー?どしたの?なんかすごく慌てて・・・・

って・・・あーぁ、なんか自己嫌悪してるっぽい。きっと難しいお年頃なのね♪
そーだとしたら、あたしが一肌脱がねばなるまいっ!!

「ミチル、なんか悩みでもあるの?挙動不審者みたいよー?
 多分今あたしが『助けてー!』て叫んだら即座に逮捕されるくらいに。なーんてね♪
 なんなら相談に乗るわよー、この国でなら大抵のことはなんとかなるわ!」

>>401
>「うん、軍人じゃないけど、色々と仕事はしてるよ。」
「へー。色々大変なのねぇ。でもマリエルみたいな子が働くなんて、借金のカタにでも
 されてるのー?・・・て、ゴメン、さすがに初対面で言い過ぎね。スミマセン。」

どーも調子に乗ってしまう。きっと桜がキレイだからよ!!

>「のえるは、どんな仕事をしてるの?」
まっすぐに聞かれると、どうも嘘がつき辛いわ。いや、別に隠すつもりもないんだけど。

「ただの中学生よー。副業でこの国のトップ・・・総理大臣やってるけどね♪ちょっと
 悪魔と契約しちゃってねー、困ったもんよ、あっはっはっは!!」

信じないだろーなぁ。いまどき悪魔って・・・・でもまぁ、なんとなく嘘がつきにくい。この子には。
一体何者なんだろう?

404 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 02:30:02
>>400
は、恥ずかしいこと!?
う〜ん…、これ以上尋ねるのは拙い気がする…

「言いたくないなら、いいよ。 ごめんね、嫌なこと訊いて。」

ミチルにはそう言っておきながら、あたしの頭の中は、一つのことで一杯になっていた。

言うのが恥ずかしいことって、何だろう…
やっぱり気になるなぁ。
後で、クロイツェルに訊こうかなぁ。
でも、恥ずかしいって言ってるし、訊かない方がいいかなぁ。

その場で、考え込む。
うーん、どうしよう…

405 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 02:36:50
>>402
>だから、お前はきっとそのままで良ー。
「ありがとー♪ま、実は何言われても
 変える気0なんだけどね!
 14年もこれで生きてきたら、今さら変えられないわ。あっはっはっは。」

>「うむ。この花は綺麗だな。風が似合う花ってゆーのは、なかなか無い。」
見ると、桜の花びらが風に舞っている。

「ホントにきれーだなぁ・・・・・」

ふと気付く。

「ところで、はくかさん、見た目あたしと同じくらいなのに、随分・・・その・・・・えーと・・・
 大人びてない?

あやうく老けとか言ってしまうところだった。笑って許してくれそーな気もするけど
いくらなんでもあんまりだと思うぞ、あたし。

406 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 02:45:57
>>402
「えっ!?」

不意に掛けられた言葉に、声がした方をみる。

「あれ?」

誰も居ない…と思ったら、ちょっと視線を下へ下げたところに、その女の子はいた。
随分大人びた話し方だったから、相手の顔を自分より上に探してたから、見えなかったよ。

「え…と、こんばんは。 貴方は、誰?」

407 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 02:47:56
>>393

「ぐーてんあーべんと。そだね、ミチルちゃんって結構いろんなところに顔出してるから、
 私みたいなのと顔合わせる機会も多いのかな」

と、話しかけてきた金髪ポニーテールの子に答える。
それにしても、さっきからこの子が不穏な単語を口にすることすること。
相手してるチャイナドレスの子の表情がどんどんゆがんでいってたけど、大丈夫かなあ。
なんだか、私の表情まで苦笑いになってそうな気もする(私も一応一国の主だし。今は

>>394
おっと。

「あなたも気づいてた? なら、間違いはなさそうね」

ほんのちょこっとぐらい、間違いならいいなあと思っていたことは否定しないけど。
間違いないなら、しょうがない。

「まあ、そうね。今は在りし花を眺めましょうか」

いずれ散り行く花でも、今は散っていない。
なら、それを愛するが風流ってものだ。

>>396
「何でも屋さんか。よろしくね、マリエル」

右手を出して、握手のポーズ。拒否されたら……まあ、それはそれ。

「それは人形遣いの腕もあるけどねー。私たちが丹精こめた人形の力を引き出してくれる、人形遣いの腕。
 まあ、私の人形はそういう「普通の」操り人形とかとはちょっと違うんだけどね」

マナを込めた宝石を使った、魔法の人形。なんて話は、話しても分からないと思うから伏せておく。

「ん。私の人形、見たい?」

すでに手は懐……通信クリスタルに触れている。
自分の作品を披露できる機会は、どんな人形師だってうれしいものだ。

>>398
>「そ、そうですね! しかし、世界のどこかでは今は昼なわけで、
>そう考えますと、昼も夜も半分の確率で存在するという量子論的ないやよくわかりませんが!」

なんだかよく分からないけど、凄く慌ててるのは分かりやすく良く分かる。

「まあ落ち着きなさい。お茶でも飲んで……ないけど」

誰かお茶持ってないかなあ。物売りとか。

それはそれとして、過去ログ探したけど会ったときのログが見つからない。
おにょれ。

>「いえっ、ボクは冷静ですよ?
>徹夜明けで誰もいない道をサイクリングしてる学生ぐらい冷静です」

「それは冷静かうおーとか叫んでるかの二択だね」

どうもミチル君は後者である気がしてならない。

>「そうなんですか。一緒ですね!
>って、まぁ、ここに来るんだからみんなそうか。あはは」

「まあ、そうだね」

これも今夜で最期、といいかけて、飲み込んだ。

>>404
マリエルちゃんが悩んでいる。ミチルちゃんのごまかし方が下手だからだなー、もう。

「んー、ミチルが言いたくないなら、私も黙ってようかなー、どうしようかなー」

ま、これはミチル君の問題だし。マリエルちゃんに伝えようと思ったなら、その時は自分で言うだろう。

408 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 02:50:19
>>402
>「ふむ。そーか。で。ぼーいっしゅって何?犬か何かの品種?」

「そうそう、雄に近い毛並みをした雌でって違いますよ!?」

思わずノリツッコミとかしてしまいましたが。

「えーっと、少年風の服装? といいますか。ハーフパンツとかそういう」

は、発音おかしかったかな。

>「まー。髪は女の命だしさー。大事にして悪いものでもないよー?」

「そうですねぇ……皆さん大事にしてらっしゃいますよねぇ……。
 すごく綺麗な銀髪? してらっしゃいますし」

ミチルちゃんの髪綺麗ねぇ、とか言われると心が痛むんです。
ごめんなさい、ウィッグです。取り外して洗えるんです!!
……いや、それはもう細心の注意を払って洗ってたから、
かなり手入れに力は入れてたんですけれども。

>「うん。動きやすい。伊達や酔狂で切れ込み入ってないしねー?
> とくに蹴りなんか繰り出すときには役に立つんだよ?他の服だと動きにくいしー。」

「あー、そのボクの友達もよくアチョーって蹴りしてますよ。
 そうかー、シンシンだけじゃなく、民族的な特長だったんですねぇ。
 足には自信があるって言ってましたし」

いつだったか軍の高官を蹴倒してたことがあった。
……セクハラされそうだったボクを助けてくれたわけだから、文句も言えないんだけども。
つまり、あのスリットは蹴りを入れるための機能的なものだったんだ。
なるほど、勉強になった。

……本当かなぁ。

>「あー。時間は残酷だが故に優しーからなー。出来るだけ持ってく物は軽い方が良ーぞ?
> 重すぎて立ち止まっても進んでしまうからなー?ふっ、と思い出すぐらいでちょうど良ー。」

持ち物は軽い方が、かぁ。
確かに、その通りなんだと思う。
自分の持ち物を守るために懸命になるのは、とても尊いことのはずで。
でも、持ち物が増えれば増えるほど、他の人の守りたい持ち物とかち合ってしまって。
でも……。

「でも、ボクまだあんまり持ち物がないもので……。
 わりと余裕があるので、もう少し増やしていきたいなぁ……なんて」

多分。まだ数えられるぐらいの。

>>403
>「ミチルー?どしたの?なんかすごく慌てて・・・・

「なんでもないよ!?」

なんでもない。違うんです。
この台詞は言っちゃいけない。
いけないってわかってるんだけどね!?

>「ミチル、なんか悩みでもあるの?挙動不審者みたいよー?

ぐさり

 多分今あたしが『助けてー!』て叫んだら即座に逮捕されるくらいに。なーんてね♪

ぐさぐさ

逮捕はまずい。逮捕はとてもまずい。
スキャンダルでフライデーでスクープがワイドショーなことに!!
かなりシャレにならないことにー!!

>なんなら相談に乗るわよー、この国でなら大抵のことはなんとかなるわ!」

「ああ……ありがとう、ノエル……!」

何かちょっとひっかかるものを感じないでもないけれど、なんていい子なのだろう。
そんな子をボクは騙しいやだから思考がループしてるループしてる!!

「えーっと……なんというかね。
 ボク、色々と事情があって、絶対に明かせない嘘をいくつかノエルについちゃってるんだ。
 いくつかっていうと、大体、1、2、3……け、けっこういっぱい」

性別、出身、年齢……は言ってないか。
所属に、身体のことに、強化n……ああ、いっぱい出てくるなぁ、もう!

「本当に本当に申し訳ないんだけど、これは全部ずっと言えなくって、ずっと騙してなきゃいけなくって。
 だからさっきから、色々こう、悶えていたりしたんだけれど。
 友達、って言ってくれた相手に対して失礼だと思う。
 思うんだけど、わかって……くれなくてもいいから、その、とにかくごめん!」

それがそれでどうにかなっても明かすわけにもいかなくて。
わかってくれっていうのも、許してくれっていうのも違う気がして。
それでもどこかでそういう期待をしてるとか。ホント、勝手な話だ。

409 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 02:52:08
>>403
「あ、悪魔!?」

「なんですって!?」

意外な言葉に、あたしと妖精は目を見張る。
のえるの周りにはそれらしきものは見えないけど、本当かな。

「悪魔って…、なんで、契約したの?」

契約って…、約束を交わすってことだよね。
悪魔との契約って…、ちょっと、想像できない。
本当…なのかな?

410 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 03:01:50
>>404
>「言いたくないなら、いいよ。 ごめんね、嫌なこと訊いて。」

「あああっ、ごめんっ、ごめんね!?」

マリエルがちょっと考え込んでしまった。
ああ、アドリブ技能が欲しい。切に欲しい。

「……色々あって、どうしても言えないことなんだ。
 その、それを知ったからってマリエルがどうこうするとか、
 そんな風には一切まったく絶対に考えてないけど、
 それでも、言えないことで、その理由も言えない。
 だから……その、本当にごめん」

一番卑怯なのは、そう言って理解してもらえるんじゃないかと思う自分。

あー……まぁ、こればっかりは。
しょうがないって言う言葉は好きじゃないけど、それでも仕方がないことだ。

>>407
>「まあ落ち着きなさい。お茶でも飲んで……ないけど」

「そうしましょう! それがいいです!! どこかにきっと自販機とか屋台とか!」

あるかなぁ。

そしてなんとなく分かり合った気がしました。
ていうかもしかして会ったことないんj(省略されました)

>「それは冷静かうおーとか叫んでるかの二択だね」

「ボクは前者であるに違いないと思うのです。ナチュラルハイではなく」

ナチュラルではないから間違いなく。

>「まあ、そうだね」

「……?」

なんだか、何かを言いかけてやめたような。
少し、目に翳りがあったような。
そんな気がして。

けれど、言えないことだらけな自分に、それを聞くことなどできようはずもなく。

「今日のこの花は、ずっと覚えてられるといいなぁ……」

そんな言葉を漏らすのだった。

411 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 03:05:08
>>405
変える気ゼロの言葉を聞いて、盛大に転けたい衝動に駆られた、が。体勢を崩すぐらいにしておいた。

「だから好きだ。風に耐えることだけが能ではないと教えてくれる。
 風に流れて飛んでいく瞬間の美しさとて。この花にはある。流れるのもまた一つのやり方ー。」

味方にするか敵にするかなど、そんなものは常に己次第。
で。やっと気づいたご様子。まー。この外見はそも欺く為の物なんだけどねー?

「だいたいさー?のえるにはいくつぐらいに見えるのー?」

ここで一つカマを掛けてみることにした。さて。どー答えるかなー?
まー、のえるが14としてその何倍になるかは………考えたくもないので止めた。

>>406
「なるほどねー?この声だと上を探すのが道理か。はは、コイツは一本取られたねー?」

コイツは傑作だ。この外見が故に。そういう風に騙されるとは!
騙す方も騙された反応も数多く見てきたが、コイツはまた斬新だ!

「うむ。良ー夜だな?はじめまして。奎白霞(けいはくか)だ。仙人、とでも言えばわかるか?」

あえてバラしてみる。他に聞こえないように。他には聞かせないように。

>>407
「うむ。次元を行き来できたりするとそんなほつれが見えたりしちゃうんだよねー。」

結構これはこれで困りもの。花を愛でる感情も少し揺らいだりするし。

「だが、貴様のゆーとおり、在るモノをあるがままに受け入れれるなら、それで良しとするか」

それが風雅と言うものだ。粋という概念はたしか隣国の物だったが、それはそれで良いか。

>>408
「そーか!やはり犬の品種か。うむうむ。って、違うのかー?!」

わかってて、ノリ返すのが礼儀だよねー。この場合。

「男性的な服が好み、とは。むー、男装趣味でもあったのか?」

それから“はーふぱんつ”って何って質問は此処にあるが。堂々巡りな気がするので夜の彼方に投げる!

「そーか?褒めてもらえるなら悪い気分じゃないよねー!ありがとー。」

うむ。まあ。年月を重ねた薄青の銀髪ってヤツだけどねー。ただこれはこれで私の誇りー。

「あー。なるほど。友人に居るのか。発声は基本だが、慣れれば無しでも行ける。
 だが、気合いを入れるにゃちょうど良いんでなー、怪鳥音ってヤツは。
 
 それから、拳よりは脚の方が加減が出来ないからな。手痛い一撃を入れるのに適してる。」

逆に、精密な打撃を加えたいなら拳なんだけど。掴みとか技も多いし。

「ならば、重くなりすぎないように貯めろ。増やしたいのは若さの証。良ーことだよ?」

逆に増えすぎたと思うのは年を取った証ではあるのだけど。

412 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 03:07:49
>>407
>ぐーてんあーべんと。そだね、ミチルちゃんって結構いろんなところに顔出してるから、
>私みたいなのと顔合わせる機会も多いのかな
「Guter Abend♪で、合ってる?(いやー最近はケータイも機能満載で楽だわー。)
 そーなんだー。ミチルも結構色んなところでお仕事してるのねー。すっごく良い子よね!
 ミチルって。」

あれ。なんだか顔が苦笑い。うーむ、北条官房長官を思い出すわー・・・・

「ところで、おねーさんの名前は?あたしは折原のえる!よろしく!!」

右手を差し出す。外交儀礼は握手から!!うんうん、わたしも成長してるわねー。

>>408
>「本当に本当に申し訳ないんだけど、これは全部ずっと言えなくって、ずっと騙してなきゃいけなくって。
> だからさっきから、色々こう、悶えていたりしたんだけれど。
> 友達、って言ってくれた相手に対して失礼だと思う。
> 思うんだけど、わかって……くれなくてもいいから、その、とにかくごめん!」
うむ。ミチルは物凄く良い子リストに入ったわ。

「あっはっは!いーのいーの。一つや二つ・・・や三つや四つ!秘密があって当たり前よ。
 ミチルが明かせないっていうんなら、それはきっととっても大切なことだから、無理には
 聞かないわ。こー見えてあたしは友達思いでなおかつ心も広いんだから!!!

自分で言っちゃう辺りがどーかなー、とよく健ちゃんに言われるけど周りが言ってくれないんだから
しかたない。

「でもありがと。変に隠さずにそういった気持ちをしっかり伝えてくれるほうが嬉しいわ。」

にっこり笑ってみたり。

>>409
>「あ、悪魔!?」「なんですって!?」
あ、信じた。

「・・・っていうか、今二人分の声がしたような・・・・」

>「悪魔って…、なんで、契約したの?」
おぉう。流された。よっぽど興味があるらしい。

「んー。寿命と引き換えに何でもかなえてくれるって言うからさー。普通は疑うじゃない?
 それで、じゃあ『試させろ〜!』って無理やり言って、
 一ヶ月無料お試し期間を設けさせたのよ
 でもひどいと思わない?あたしは「世界を支配する王になりたい」って言ったのに、実在する
 ものじゃなきゃダメって言われたから、仕方なく今総理大臣やってるのよ。」

うーむ、今改めて考えてみると、ムチャクチャだわ。なんてあたしらしいの♪あ、ちなみに
これね。悪魔。メフィストフェレスって言うらしいけど、長いからメフィって呼んでるわ。

→(小さい黒猫の写真。稀代の大悪魔、メフィストフェレスの現在の姿である。)

413 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 03:09:26
>>407
「うん、よろしくね。」

クロイツェルが差し出した手を、両手で包んで、笑顔を返す。
手を繋ぐだけで、仲良くなれたような…、お互いに、近付くことができたような気がするから、なんか不思議。
とっても、嬉しくなる。




「私の『人形』は普通の操り人形とかとはちょっと違うんだけどね」

そう言って、クロイツェルは、懐に手を入れた。

「私の人形、見たい?」

その言葉に、あたしはすぐに答えた。

「見たい!」

414 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 03:16:43
>>411
>風に流れて飛んでいく瞬間の美しさとて。この花にはある。流れるのもまた一つのやり方ー。
風流ねぇ・・・意味はよく分からないけどー。<おいおい>

>だいたいさー?のえるにはいくつぐらいに見えるのー。
「んー・・・見た目はどう見てもあたしと同じくらい・・・というかひょっとしたらあたしより
 年下だけど・・・・・・・・・そんなわけないよねぇ?

というか、あたしより年下で、こんなに物事分かってるよーな人はイヤ。あ、というか
今ひょっとして失礼なことをさらっと言ってしまった気がする。

「でもどう見積もっても10代にしか・・・・チャイナ服の魔力かしら〜♪」

けたけた笑って誤魔化す。全力で。

415 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 03:27:59
>>411
>「男性的な服が好み、とは。むー、男装趣味でもあったのか?」

「あはは、いや単に好きなだけですよ」

惜しい。ニアピン賞!
男装趣味じゃなくて、普段着が男装でしたー。
だから言えないんだってばもう。

>「そーか?褒めてもらえるなら悪い気分じゃないよねー!ありがとー。」

「いえ、思ったことを言っただけですので」

綺麗でいようとして、綺麗でいられる女の人っていうのは尊敬する。本気で尊敬する。
アレは物凄い努力なのだ。化粧から服装からお手入れから身体的なケアから。
全力を尽くそうとするとキリがなく。
そのすべてをやるのも凄いと思うし、ひとつだけこだわるんでも凄いと思う。

……そんなことは、こんなことになるまで、考えもしなかったわけだけども。

凄いよなぁ……本当凄いよ……うん。やってみればわかるんだこれが……。

>「あー。なるほど。友人に居るのか。発声は基本だが、慣れれば無しでも行ける。
> だが、気合いを入れるにゃちょうど良いんでなー、怪鳥音ってヤツは。
> それから、拳よりは脚の方が加減が出来ないからな。手痛い一撃を入れるのに適してる。」

「なるほどなるほど……その方面の、武術か何かやってるようですからね。
 多分、鍛えてるんだと思います」

じゃあ、あの政府の偉い人けっとばしたのは本気だったのか。
ああ……丸く収まってよかった……シンシン……。

>「ならば、重くなりすぎないように貯めろ。増やしたいのは若さの証。良ーことだよ?」

「ご忠告、ありがとうございます。……そうですね、今はいっぱい増やしていきたいと思うんです」

多分、それほどためられもしないだろうし。

「若いかぁ。若いんでしょうねぇ。本当に、まだまだだってことばっかりで」

がんばろう。まだまだ上を見ればキリがない。

>>412
>「あっはっは!いーのいーの。一つや二つ・・・や三つや四つ!秘密があって当たり前よ。
> ミチルが明かせないっていうんなら、それはきっととっても大切なことだから、無理には
> 聞かないわ。こー見えてあたしは友達思いでなおかつ心も広いんだから!!!

……う、うぅ……ダメだ、まずい。なんかちょっと涙出てきた。

>「でもありがと。変に隠さずにそういった気持ちをしっかり伝えてくれるほうが嬉しいわ。」

ああ、まずい、ダメだ、涙出る涙出る泣きそう泣きそう。

「その……ありがとう、ノエル。凄く嬉しい。これは、絶対に嘘じゃなくって。
 あ、ごめん、ダメ、こっち見ないで、今ボク泣きそうだから!!」

思いっ切り顔を逸らす。
間に合っただろうか。
変な顔見られてないだろうか。
ああ、そんなことを気にしてる場合じゃなくて。

「本当にごめん。ありがとう。……ああもう、それしか出てこなくてゴメン! 本当にありがとう!」

ボキャブラリーの無さが嫌になるぐらいに。有難くて申し訳なくて。
いつもいつも、ボクは助けられてばっかりだ。

416 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 03:37:13
>>410
一生懸命に、ごめん、ごめんと誤るミチル。
それを見ていたら、もう無理に知ろうとは思わなくなった
むしろ、何も悪くないミチルに謝らせてしまったことに、胸が痛む。

「うん、わかった。
 もう、訊かない。 だから、安心してね。
 あたしこそ、ごめんね。」

秘密があるのはお互い様。
だから、もうこれで御仕舞いにしよう。
ごめんね、ミチル。


>>411
「せんにん?」

何のことかわからないあたしに、妖精が教えてくれた。

「人間でありながら、その領域から抜け出した人…かな。
 魔術師…とは違うけど、不思議な力を身に着けた人のことよ。」

妖精が見えた、という事実が無ければ、その言葉は、すんなり納得できるものじゃない。
だって、目の前にいるのは、あたしより小さな女の子だもん。

「本当なの?」

にわかには信じられず、尋ねてみる。
それに、もし本当なら、「仙人」ってどんな人なのか、知りたいと思った。

417 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 03:45:49
>>414
「まー。14年よりは確実に長いなー。倍どころか乗で足りるかな?」

ふっふっふ!多分倍はわかっても乗はわかるまい。
などと高をくくってみるが。雰囲気でわかられそーで怖いよね?ま、それはそれで計算の内だけど。

「まー。服だけじゃないかもしれないぞ?その魔力ってヤツはなー?」

我ながら極端な暗示ではあるが。現に魔力で成り立ってる部分もあるからねー、私の場合。

>>415
「まー。映えるとは思うがなー?そこまで悪い顔立ちでもないしー。
 だがな、逆に女性に好かれるとか辛いぞ?そーゆー趣味なら、もう止めないけど。」

まー。そーゆー趣味のヤツも最近多いらしいけど。わからないわけでもないし。

「まー。私の場合はズルみたいなやり方だけどねー?まー、オススメできないし、しない。」

何せ、無限の生を得るために仙人になる。だし。で、若さは保たれる。が正解だし。

「そーか。ふむ。一つ手合わせしたい物だな。その友人とやらとも。」

無論、殺すなどと言う物騒な話ではなく。純粋に演舞を見せ合うだけでも修行にはなる。
私にとっても。その友人とやらにとっても、な。

「それがあればいつまでも若くいられるよー?好奇心って結構命の源だったりするしー。」

だから、私はこれだけ若い。停まってなど、今ですら、まだいられない。

「未熟さを理解して、まだ上が向けているならば。何処まででも行けるさ。多分な?」

>>416
「随分とそっちの妖精の方は物わかりが良ーよーだな?
 おおよそ、間違ってちゃ無いぞ?なぜならこの姿すら……と、ゆーわけだ。
 
 ま。伝承通り霞だけを食べて、なんてことはなかったりするけれどなー?」

ふむ。出来る妖精のおかげで話が早い。冗談を入れる余裕すらある。

「何せ、私はお前より、そちらの妖精の方にむしろ存在としては近いかもしれんのでな?」

伊達に妖怪なんて名乗ってないしね。まー。妖精と妖怪じゃ結構違うけど。

「無論、本当だよ?何か、わかりやすく証拠を示せれば良ーんだけどねー?」

ちょいと思案に暮れる。何か良案はないものか。套路では当然無いだろうし。

418 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 03:46:09
>>412
「メフィストフェレスって…、ヨハン=ファウストの!?」

妖精の言葉の意味はわからないけれど、何か大変な事なのかな?

「でも、無料お試しだなんて、学問に通じた地獄の大公が、なんて間抜けな…」

確かに。 信じてもらえないなら、他を当たれば良かったんだし。

「この猫…、悪魔なの?」

写真を見て、尋ねてみる。
さすがに、そんなに間抜けな悪魔がいるとは、思えないんだけど…

419 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 03:54:59
>>417
「…つまり、その姿は貴方の趣味によるもの?
 それとも、その年頃に、思い入れでもあるの?」

半ば呆れた表情で、妖精が尋ねる。
それを余所に、あたしは期待に胸を膨らませていた。
「証拠」を見せるという言葉に、興味を惹かれたから。
何を見せてくれるのか、期待せずにはいられなかった。

420 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 04:02:13
>>415
>「その……ありがとう、ノエル。凄く嬉しい。これは、絶対に嘘じゃなくって。
> あ、ごめん、ダメ、こっち見ないで、今ボク泣きそうだから!!」

>「本当にごめん。ありがとう。……ああもう、それしか出てこなくてゴメン! 本当にありがとう!」
あー・・・・・・・・・・うー・・・・・・・・いい子だなぁ・・・・・・・。うん。

「あははは!なぁにしんみりしてんの!ゴメンナサイ党の党員じゃないんだから、
 そうそう友達に謝らないの。しかし、健ちゃんそっくりねー、ミチル。会わせたら
 意気投合するかも。」

とりあえず、向こう向いてるミチルの背中をバシバシ叩く・・・・・・・あれ?なんか、感触が???
変な顔したかもしれないけど、運良くミチルは向こう向いている。

「ま、いーか♪」


>>414
>「まー。14年よりは確実に長いなー。倍どころか乗で足りるかな?」
「えーと、2の2乗が4だから・・・掛け算?」<間違ってないが間違ってる!!>

思い出せないので電話してみた。

「あ、木佐センセ?あのね―――――」<木佐センセ・・・数学の先生です>

<通話中、しばらくお待ちください>

「もー!はくかさんたら嘘ばっかり言ってー。14の2乗じゃ196歳になっちゃうでしょー!!」

うまーくはぐらかされた・・・・・・・のかな?どうも嘘言ってるよーには見えないんだけど・・・・

>その魔力ってヤツはなー?
あ。魔法使い?なら納得。
それなら仕方ないわ。うん。

>>418
>でも、無料お試しだなんて、学問に通じた地獄の大公が、なんて間抜けな…
「あっはっは!あたしの強引さに呆れて、なんとなく言うこと聞いちゃったのよ、きっと。
 ま、単なる気まぐれなんだろうけどねー。悪魔って気分屋らしいし、そう考えると
 猫ってピッタリじゃない?」

いや、まぁ同意を求めてどうするの、て話なんだけど。

>「この猫…、悪魔なの?」
「うーん、証明しようにも今ココにいないしねー。でもさ、あたしみたいな14歳の女の子が
 1億2000万人の人口を持ち、世界第二位の経済力を誇る国のトップやってるなんて、
 悪魔の仕業以外のなんでもないよ?ま、あたしが総理やってるって証拠ならなんとか
 するんだけど。」

421 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 04:05:44
>>416
>「うん、わかった。
> もう、訊かない。 だから、安心してね。
> あたしこそ、ごめんね。」

ああもう!
なんでみんなこんないい子なんだ。
泣くよ!? ボクはもう泣くよ!? 泣いてるけど、もう!

うわぁぁぁぁぁんっ!

「その……ありがと、マリエル。お言葉に甘えさせてもらっちゃうね。
 そして……あんまりこっち見ないで。今ボク、かなり涙腺が危険だから」

ああもう本当になんで世界に戦争とかあるのかさっぱりわからない!
こんな子がたくさんいるのに、なんでなのか、ボクにはさっぱりだよ!!


……ふう。落ち着いた。

>>417
>「まー。映えるとは思うがなー?そこまで悪い顔立ちでもないしー。
> だがな、逆に女性に好かれるとか辛いぞ?そーゆー趣味なら、もう止めないけど。」

「あはは、いやぁ、ボクなんてそんなことないですよー」

そういう趣味です。そういう趣味ですから。
でも、それが普通というか、そのままなだけですからー!!

嗚呼。

>「まー。私の場合はズルみたいなやり方だけどねー?まー、オススメできないし、しない。」

「そうなんですか? んー、でも、そんな簡単なことじゃないんですよね?」

そりゃそうだ。そんなに簡単なことなら、みんなやってるはずなわけで。
勿論生まれ持った部分もあるのだろうけど。

「それなら、やっぱり凄いなーと思いますよ」

こういうからには、ボクにできることではないんだろうけどそれはそれ。

>「そーか。ふむ。一つ手合わせしたい物だな。その友人とやらとも。」

「あ、それはいいですね。多分喜んでやると思いますよ。そういうの好きそうですし。
 あれで武術とマーシャルアーツとやってますからねー」

格闘でやりあったら多分、マキさんかシンシンが一番だろうし。
多分ノリノリでのってくることだろう。

>「それがあればいつまでも若くいられるよー?好奇心って結構命の源だったりするしー。」

「そうですねぇ……見たいものもやりたいこともいっぱいありますから。
 本当に、時間が足りなくって困りますよ」

行きたい場所も、会いたい人も。
今日見た桜も、その中のひとつで。

>「未熟さを理解して、まだ上が向けているならば。何処まででも行けるさ。多分な?」

「そういうものですか。うーん、今はまだ未熟を感じるばっかりですけど。
 上を向いて、更に進めるようがんばってみます」

時間の限り、行けるだけ。

422 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 04:14:13
>>420
>「あははは!なぁにしんみりしてんの!ゴメンナサイ党の党員じゃないんだから、
> そうそう友達に謝らないの。しかし、健ちゃんそっくりねー、ミチル。会わせたら
> 意気投合するかも。」

「あああ、うん、そうだね、ごめ、ああいやごめんじゃなくて!
 その……な、なんだろう。あはは」

どーにかこうにか落ち着いてきた。
うう、ちょっと恥ずかしい……ノエルよりマリエルより、ボクのが年上なのに。少なくとも外見上は。

「ケンちゃん? っていうのは、ノエルの友達?
 あ、それとも、さっき言ってた……?」

なんだか凄い勢いでノロけられていた子だろうか。
確かに……聞く限りでは、近いタイプのような気がする。すごくする。

そんなことを思いながらノエルにばんばん背中を叩かれて。
あ、やば、今なんかズレた。
……大丈夫かな。……こっそり直しとこう。もぞもぞ……

423 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 04:21:36
>>410
>「そうしましょう! それがいいです!! どこかにきっと自販機とか屋台とか!」
「どこかにあるかな……えーと」

あ、あった。無人だけど(>>361-363
置いてあった緑茶を取って紙コップにとくとくと注ぐ。

「ま、ぐいっといきなさい」

お酒を勧めるような台詞でコップを突き出す。
いや実際、場合によってはこれで純度90%オーバーなもの出されるから油断できない。

分かり合えたのはいいんだけど、えー。
いや、勘違いだったって言うならよくある話だけど、一応おぼろげなりに記憶あるんだけどなあ。
うーん……ま、いいや(クロイツェルお姉さんは長く考えるのをやめた)

>「ボクは前者であるに違いないと思うのです。ナチュラルハイではなく」
「いや、そうかな……ん?」

なんか含むところがあったような気がする。気のせいかな。

>「……?」

「ああいや、なんでもないよ。……ま、もうしばらくしたら分かるけどさ」

懐中時計を開く。時刻は4時。もうそろそろ日が昇る。
夜の終わりを告げる、日が。

>「今日のこの花は、ずっと覚えてられるといいなぁ……」

「そうだね……きっと、忘れられなくなるよ?」

私が聞いた話が本当なら、それは……本当に美しい光景のはずだから。

>>407
次元を行き来と申したか。
いや、理屈は分かるけど実践してる人?は始めてみたわ……思わずしげしげと眺めてしまう。

>「だが、貴様のゆーとおり、在るモノをあるがままに受け入れれるなら、それで良しとするか」
「ま、そーだね。短い時間だけど、楽しみましょうか」

刹那の美学というものは、世界に確かにあるのだ。

>>412
「あってるあってる。その小さいの、何かの端末? 便利そうだね」

彼女は手元で何かの機械を操っている。見たところそれで私の挨拶を調べたようだ。
ゲノレマソディーの技術者が見たら目剥きそうだなあ。もうちょっと大きくなっちゃうし、現行技術だと。

「うん、ミチルはいい子よね。色々と……あ、私はクロイツェル。よろしくね」

こっちも右手を差し出して、握手握手。

>>413
「おーけー」

マリエルの小気味良い返事に、にこりと笑う。
そして、懐の手を一気に引き抜いて……

「……おいで!」


「リーフ、いっきまーす!」


大きな声とともに、一つの少女(少年?)が私と手をつないで現れた。
緑の髪、つぶらな瞳。私の自慢の息子(娘?)だ。

「これが私の人形……リーフだよ。触ってみる?」

424 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 04:25:50
>>419
「んー、趣味か……確かにその側面もあるかもしれんがねー?
 この姿だと便利なことも多いんだよー?色々と、なー?色々と油断してくれる」

だから、この姿は止められない。元の姿も忘れたし。ちっちゃいことはいいことだよ?

「そーだなー。むー。そっちの興味津々な瞳は相当期待されてるねー?
 よし。まー。仙術の端ぐらいなら特別に見せてやる。」

まず、次元をちょいと弄って何もない場所から私の水盤と釣り竿を引き出す。
次に、手で器を作ってそこから何もない場所から水を引き出す。
それから、水の次元を海繋いで………大きな鯛を釣り上げる!

まー。他の仙人の真似事だけど、コイツなら物騒じゃなくて良い。物騒なヤツもあるけど。

「なんならさー、今すぐ塩でも取りだして塩竃焼きにして食べるー?」

此処にいる皆に振る舞うならそれぐらいがちょうど良い気がしてきた。

>>420
こちらの通信技術は極星以上だと聞仲から聞いてはいたが……これが例の絡繰りか!
誰に話を聞いているかはわからんが、多分、例の閣僚か何かだろう。

「そーだなー。はーい。それをさらに乗!で足りるかなー………って、あれ?」

とか言ってる間になんだか、凄く納得されてる?!私の正体見たり?

「えーと、のえるー?つかぬ事聞くけどその絡繰りの向こうに誰がいたの?」

多分、凄くできるヤツが電話?だったか何かの先にいやがるの!?おそるべしは平行世界!

>>421
「なんかそんな側面見えたんだよねー?纏ってる気の流れってゆーのかなー?」

うむ。どちらかといえば、コイツは女に好かれる気がする。直感的に。

「とーぜん!簡単じゃないよー?もー二度とやりたくないぐらいにー!」

もう二度とやる必要ないんだけどねー。不老不死は一度手に入れたらそれ以上を求めるものでもないし。

「喜んでもらえるなら、嬉しーね!機会があれば、手合わせしたいのでよろしく伝えてくれ。
 まーしゃるあーつ?とか私知らないから興味あるしー。」

まー。多分名前だけで何処かで見たことあるような闘技な気もするけど。

「時間か、足りないぐらいでちょうど良ーぞ?ありすぎると今度は何をして良いか迷いやすい。」

なにせ、それで大抵停まる。まるで不老不死が目的だったかのように。
それ以上の目的を忘れる輩が多すぎて。本当はあっただろう。何かを成し遂げる情熱が。

「んー、とね?永遠に未熟だよー。多分。むしろ、だからこそ、楽しいんだけどな?」

>>423
「ん?何か私に付いてるー?」

言ったら、じろじろ見られた。だが、とりあえず畏敬の念を感じたので胸を張ってみる。
どーだ仙人様だー!すごいぞー!つよいぞー!なんか違う。凄く違う。

「そーだな。短いが故に映える物は多い。長いと薄まるばかりでな、どーしても。」

425 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 04:26:14
>>420
あたしと同じくらいの歳ののえるが、国のトップ…?
確かに、それはやりたいからってやらせてもらえるようなものじゃない。
でも、その願いが叶った今、のえるはどうなるんだろう。
寿命と引き換えにって言ってたけど、それは生きるための時間が無くなるってこと。
一ヶ月の無料期間が終われば、悪魔は本当の契約をせずには帰らないだろうし…


「ねぇ。」

のえるに尋ねてみる。

「一ヶ月の無料期間が終わったら、本当の契約をするの?」

自分の命と引き換えに叶えなきゃいけない願いがあるようには、見えないけれど…、
もし、のえるがそうするつもりなら、止めなきゃいけないような気がした。


>>421
泣き出しちゃった。
そんなに、訊かれたくないことだったんだ。
本当に、悪いことしちゃったなぁ…。


とりあえず、何も見ていないことにして、ミチルに背中を向ける。
そして、後ろからの啜り泣きや嗚咽の声が止んだころ、あたしは尋ねた。

「……大丈夫?」

426 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 04:41:06
>>422
>「ケンちゃん? っていうのは、ノエルの友達?
> あ、それとも、さっき言ってた……?」
お、復活した。うんうん、嬉し涙だろーがなんだろーが、涙よりも笑顔よ、やっぱり。

「そうそう。あたしの幼馴染で、フィアンセ♪
 って、記者会見で言ったら怒られたのよねー。なんでだろ?
 秘書官にしたら嫌がるし、
 誘拐されたときは総理自ら自衛艦隊を指揮して
 陸上自衛隊と一緒に上陸作戦まで決行
 してあげたのに『あぶないだろ!』って怒るし・・・」

ぶつぶつ。

「でもなんだかんだで、あたしを一番心配してくれてるのよねー。健ちゃんは。」

おや、なんかもぞもぞしてる。さすがにアレだから、あっちでも向こう。

>>423
「お、合ってた。よかったよかった。くろいつぇるさん?よろしくー♪」

握手握手。そーいえば、大使とか首相とか大統領とか以外と、改まって握手なんて
久しぶりねー。

「これ?携帯電話よ。コレ一つで、遠く離れたトコロの人と話が出来たり、手紙が
 送れたり、カメラにもなって、色々調べものも出来て、計算もサクサク♪な優れもの。
 日本の技術は世界一ィィィイイイイイッ!ってカンジね〜。」

・・・・・・・そう考えると、携帯電話ってひょっとしてものすごい技術なんじゃない?
当たり前のように使ってたけど・・・・・・

>>424
>えーと、のえるー?つかぬ事聞くけどその絡繰りの向こうに誰がいたの?
「ん?木佐センセ。あたしの学校の数学の先生よー。いっつもあたしに宿題押し付けてくる
 怖いセンセ。この前なんか無理やり補習やらされそうだったから、自衛隊に助けて
 もらちゃった♪あ、自衛隊ってのは平たく言うと軍隊ね。」

あたしの数学のテストの点数は言うまい。あたしだって分かってるのよ、うん。
って、よく見るとなんか慌ててる。

「あのー、ひょっとしてホントに魔法使い?その慌て方見てると。いやー・・・
 言ってみるもんね!
 こりゃ驚いたわ、あっはっはっは!!」

>>425
>一ヶ月の無料期間が終わったら、本当の契約をするの?
「そーねぇ・・・・・・・・」

あのときのことを思い出す。

「実はもう一ヶ月のお試し期間は過ぎてるの。あ、でも魂は売ってないわよ。
 8月だけの一ヶ月間総理大臣やるつもりだったんだけど、終わりの頃に
 あたしの大切な人が誘拐されてね?それで、魂売ってでも総理を続けて
 助けようとしたんだけど・・・・・・・・・・」

健ちゃんの顔が思い浮かぶ。

「怒られちゃった。『バカなことするなー!』って。あれは、健ちゃんの本心。本気で
 あたしを心配してくれた言葉だもの。裏切れないわ。だから・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 8月延長法を可決して、無理やり総理を続けたの。
 メフィとのお試し契約は『8月が終わるまで』だったからね〜♪
 ま、その後は色々あったけど、今はちゃーんと正規の手続きによって総理に
 選ばれてるから、メフィとの契約は関係ないのよ♪でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それしか道がなかったとしたら、あたしは魂売ってたかもね。間違ってるかな?」

427 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 04:45:19
>>423
あ、本当にあった。流石はお花見会場。

>「ま、ぐいっといきなさい」

「あ、どうもどうも。いただきます」

お酒をもらうように受け取るボク。
お酒飲めないけど。未成年だから。

分かり合えるというのは素晴らしいことですね。
なぜなら人間なかなか分かり合えないから。
うーんうーん。記憶記憶、どこー。

まぁ、いいですね。

>「ああいや、なんでもないよ。……ま、もうしばらくしたら分かるけどさ」

「そうなんですか? 何かあるんでしょうか、これから」

もうこの星ではいい時間になってきているわけで。
宇宙渡って仕事してると、時差とかわけわからなくなるのが困り者。
その星に合わなくなるんだよなぁ。

>「そうだね……きっと、忘れられなくなるよ?」

含みを持たせるようなそんな口調で。
怖いとかいうのとは違うけど、ちょっとぞくりとした感じが走る。
これから何か、起こるのだろう。

「それは……なんだか楽しみで、ドキドキしますね」

何が起こるんだろう。
こういうときは、予想なんてしない限る。

>>424
>「なんかそんな側面見えたんだよねー?纏ってる気の流れってゆーのかなー?」

「み、見えるんですか……そうですか……そんな気の流れが……」

でもしょうじきなところ。
おとこのひとにおてがみとかおくりものとかいっぱいもらってしまっています。
ごめんなさいほんとごめんなさいぜったいかくしていかなきゃいけないとおもうんです。
ぼくだけじゃなくあいてのゆめのためにも!!
……ボクだって、男に愛情たっぷりなファンレター送ってたと思ったら、きっと複雑になるから……。
ボク男だから……そりゃあ、男の気持ちは……ええ……。

>「とーぜん!簡単じゃないよー?もー二度とやりたくないぐらいにー!」

「それは怖いですねぇ。うん、ボクはやっぱり手の届く範囲でどーにかやってみます」

口調はあんなだけど、多分相当のことなんだろうな。そんな風に思った。

>「喜んでもらえるなら、嬉しーね!機会があれば、手合わせしたいのでよろしく伝えてくれ。
> まーしゃるあーつ?とか私知らないから興味あるしー。」

「はい。いつか機会があったらご紹介しますね。
 マーシャルアーツっていうのは、えーと、本来ただの武術、格闘技の意味なんですが、
 一般的に使われ始めてもう数世紀も経つので、色々意味が変わってきてうんぬんかんぬん(省略されました)」

詳しくは検索とかするといいと思うんだ。誰に言ってるんだろう。

>「時間か、足りないぐらいでちょうど良ーぞ?ありすぎると今度は何をして良いか迷いやすい。」

「そんなものでしょうか。……そんなものなのかもしれませんね」

結局は無いものねだりなのかもしれない。
でももっと、もう少し、あともう少しだけ、時間があったらなぁ……と。

いつも思うのだ。

>「んー、とね?永遠に未熟だよー。多分。むしろ、だからこそ、楽しいんだけどな?」

「それは……そうですね。きっとそうです。
 でも、それを理由にして、未熟のままでいるわけにもいかないじゃないですか」

だからもう少しだけ、進んでみたい、進んでいたいと、いつも思うのだ。

428 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 04:45:40
>>423
喋った!
しかも人間そっくり!
それに…、すごく可愛らしい。

「わぁ…、すごーい!」

もう、驚くしかない。
自分で喋って、自分で動くことができる人形。
普通と違うって、こういうことだったんだ。
本当に、すごい。

「かわいいねー、まるで人間の子供みたい。」

ほっぺをつついたり、頭を撫でたり。
あたしは、その「人形」に夢中になった。


>>424
「うわぁー、すごいすごい!
 いいなー、いつでも魚釣りができて。」

何も無いところから、水が出たり、魚が出たり。
初めて見る不思議の数々に、手を叩いて喜んだ。
ちょっと、羨ましい。

429 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 04:57:58
>>426
「そっか。」

のえるの言葉に、安堵する。
でも、正式に国のトップに選ばれちゃうなんて、すごいな。
一体何をしたんだろう…と、苦笑する。

「のえるがしようとしたことは、きっと、間違ったことじゃないよ。
 でも、あたしは、それをして、後で怒られちゃった。
 大切な人たちを、すごく悲しませちゃったの。
 だけどね…、悲しんでくれる人がいるって、幸せなことだなぁって、思ったの。
 ちょっと、不謹慎だけどね。」

そう言って、あたしはまた苦笑した。

430 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 05:00:52
>>425
>「……大丈夫?」

あああ、今度は心配させちゃった。

「大丈夫!! もう全然大丈夫だよ! マリエルのおかげで!!」

胸がいっぱいになるっていうのは、こんな感じなんだろう。
マリエルに心配かけさせるのが嫌で、気を使わせるのも嫌で、
自然と笑顔になった気がした。

「もう大丈夫だから。その、ありがとうね、マリエル」

だから、そんな顔はしないで欲しい……なんてのは、きっとボクの我侭なんだろうけど。
それはきっと心から。

>>426
>「そうそう。あたしの幼馴染で、フィアンセ♪

「フィアンセ!?」

> って、記者会見で言ったら怒られたのよねー。なんでだろ?

……記者会見?

> 秘書官にしたら嫌がるし、

ひしょかん……?

> 誘拐されたときは総理自ら自衛艦隊を指揮して

ソウリミズカラジエエカンタイヲシキシテ?

> 陸上自衛隊と一緒に上陸作戦まで決行

RIKUJOUZIEITAI?

> してあげたのに『あぶないだろ!』って怒るし・・・」

……あー……うー……?
色々、凄い単語が飛び交っていたような気がする。
えーとー、処理がおっつかない処理がおっつかないぞー。あれかな、違う人のことかな。
きっとそのケンちゃんの親御さんとか親戚さんとかそういう。
よし、とりあえずそういうことで頭を処理しよう。うん、そうに決まった。
で、今の話でわかったことは。

「それはー……多分、ノエルのことが心配だったんじゃないかなぁ」

それぐらいしかなかったわけでボクの処理速度はそんなものだ。

「自分が危ない目に遭うより、大事な人が危ない目に遭うのが辛いっていうのは、なんとなくわかるよ」

ボクもそうだし、あの人もきっとそうだから。

「でも、ノエルの方も同じように心配だろうから、きっと難しいと思うんだけど……うーん」

>「でもなんだかんだで、あたしを一番心配してくれてるのよねー。健ちゃんは。」

「そっか。そうなんだ。それなら……」

それがわかってるなら、多分、ボクから言うことなんて何もないんだろう。
ボクらが出した結論は、一緒に戦うことだった。
そのときまで、あの人のそばで、あの人を支えて、あの人に支えられて生きること。
それはボクらの形で、人それぞれに違うのだろうけど。
多分、ノエルとその子の形は。

「想像で申し訳ないけど、多分ね、ノエルは焦らず、どーんと構えてていいと思うよ?」

もう、決まっているんだろう。

「っても、色々考えちゃうもんだよねぇ。ヤキモキしたりハラハラしたり」

そんなもんだ。絶対そんなもんだ。頭で理屈とか考えてもどーにもこーにもだ。うんうん。
……いや、どっちかっていうと、ボクは心配かけるほうだったんだけど。

431 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 05:03:05
>>424
「いやまあ、単独で次元渡るとか可能な人には始めて会ったから、つい」

多分、私の世界じゃほとんどいないんじゃないんだろうか、そんな人。
地獄の底に住まうというマトリクスロードとかならいざ知らず、ねえ。

あ、胸張った。……何かかわいい。

「そうだね……とか言ってる間に、もうそろそろだ」

東の空が、だんだん白み始めた。


って、なんかこっちがしんみりしてる間に鯛とか釣ってるー!?
いや、もうすごいとかそういうレベルを超越してるような……これが錬金術とも魔術とも違う、仙術って奴かー。

>>426
「た、確かに世界一レベルね、それは……」

通話。文章転送。映像記録。情報探査。演算。
そんな機能を手のひらに乗っかるようなサイズの端末に全部つめる……うちの技術者、マジで卒倒するかも。

「誇っていいわよ、のえる。あなたがそんなものを作れる世界に住んでるって事を」

素直にそう言った。
うちの世界だとそろそろ「節目」が来るから、そういうのは当分出来なさそうだしね……。

>>427
>「そうなんですか? 何かあるんでしょうか、これから」
「ん……ちょっとした、大スペクタクルがね」

空を眺める。どんどん白んでいく。もう、すぐだ。

>「それは……なんだか楽しみで、ドキドキしますね」
「うん、楽しみにしてていいよ」

そうそう見れるものではない……一つの物の、終わりなんて。

>>428
「気に入ってくれたみたいだね。何より何より」

自分の作品がべた褒めされるというのは、悪い気分ではない。
それが世辞でなければなおさらだ。

432 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 05:11:25
東の空を見る。
空がだんだん、赤くなっていく。太陽が現れる合図だ。

「さあ……来るよ」

そして、太陽がその姿を現したとき




花が

433 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 05:14:13
>>426
えーと。居たのは学舎の算術の師範でー。コイツにとっては怖い。まー。そりゃそうだが。
まー。軍隊率いて学徒が学習拒否するのは論外以前な気が非常にするんですけども。

「つまるところ………これは一本取られたか!この私が謀られるとは!くはははは!
 のえる!お前は確かに一国を治めるだけの資格はありそーだ!笑い止まらないや!
 
 まー。厳密にゃ、魔法使いとは違うけどねー?のえる、仙人でわかるかー?」

謀ったのなんて気づいてないんだろうね?だから怖いんだよ!
策士が一番恐れるのは直感で正解を選び続けることの出来るヤツ。速さで思索の隙を突けるヤツ!
それがコイツ。確かにこれは敵に回したくない!

「まー。一国の主なら算術如きに怯んでどーするって話だが。
 軍隊をそれで率いれるなら、それは平和な証拠だ。訓練だと思って、せーぜー使ってやれ。」

いや。コイツは愉快だ。愉快すぎてたまらないや。

>>427
「んー。見えた。勘ってヤツ?まー。そーゆーのを読めるからこそ助言できたりするわけでー。」

大きな髭の絡繰りがコイツの影と平行するんだが………似た存在ってヤツだろうな?
絡繰り関連わからないから花吹雪の中にさようなら!平行存在!凄く何かの暗示っぽかったけど!

「ん。真似しよーとして、踏み込まなくて良ー境地に踏み込まれたら、私も申し訳がたたんし。」

相当なこと過ぎて全てを忘却の彼方に投げることにしたぐらいだからねー?いひひひひー!

「ほー。流派を超えた闘技っヤツか、ソイツは非常に興味があるな。
 世界が広いってゆーのは熟知してるつもりなんだが、食指が伸びん闘技もあるのでなー!
 
 そーゆーのすらまとめた新しー闘技ってゆーなら。なおさら手合わせしたいなー!」

結構それはそれで、仙人様興味津々だったりする。
実際、中国拳法ってだけなら仙人様も雑食なんだけどねー?

「そんなものだ。それからな?未熟でいるのが辛いと思うだろ?
 それは自分への戒めだ。常に持っておけ。それが無くなった方が実際怖いぞ?
 自信が過信に変わったその瞬間に命を落としたらシャレにもならんからなー?
 
 だが、未熟じゃなくなりたいという気持ちも捨てて良ーものじゃないがな。
 難しいな天秤の釣り合いを保つって言うのはさー?」

>>428
「えー。貴様の興味そこなの?!」

ぽ か ー ん 。 折角の仙術がお座敷釣り堀と同等?左慈翁申し訳ない!
って。これそう言う仙術だから。そこで捉えられても仕方がないんだけどな。実際。

「まー。妖精にうまく説明して貰え。これが如何なる技なのか、をな。」

>>431
「あー。極星じゃ意外と普通だよ?単独で次元を移動できないと色々不便なの。
 そーゆー世界もあるんだねー。まー、やり方は各自違うと思うけど。」

で。たしかに。ほつれが見えない処で広がってる。ふむ、それすら私には美しかったりするが、ね?

「これが仙道の極みってヤツー。もっと驚嘆してくれても良ーんだよ?」

むしろ、その分コイツが驚いてくれたので。ネタ元に面目は立った気がするので良し。

434 名前:◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 05:17:27
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:     ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ   ヾ;ゞゞ;ゞ `  ``
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435 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 05:19:42
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,,.,.. ,..M|M|iMiiii;;ii:i;;:;i:i;;:;ヘヘ ,.,.. ,...... ,....〜,,,.,..,,,.,.. ,.. ,.. ,,.,..,.,.. ,.... ,,,.. ,.... ,,,.,..

……気がつくと、そこにはただの桜の木が立っていた。
花の一欠けもなく、何事も無かったかのように、ただの樹のように。

436 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 05:21:48
>>429
>「のえるがしようとしたことは、きっと、間違ったことじゃないよ。
> でも、あたしは、それをして、後で怒られちゃった。
> 大切な人たちを、すごく悲しませちゃったの。
> だけどね…、悲しんでくれる人がいるって、幸せなことだなぁって、思ったの。
> ちょっと、不謹慎だけどね。」
ぎゅー。
いきなり抱きしめてみる。<えええええええええええ?!>

「なぁに言ってるの!あなたには、まだまだ悲しんだり、怒ったり、笑ったり
 楽しんだりしてくれる友達がいるでしょ!
 少なくともあたしはもう友達よ!きっと、ここのみんなもそう!!分かった?!
 はい、お返事!」

びしぃっ。断言。同じような体験をしたからこそ。それで落ち込んでる子がいるならば
捨て置けない。捨て置くような奴がいたら、あたしが倒す!!

>>430
>想像で申し訳ないけど、多分ね、ノエルは焦らず、どーんと構えてていいと思うよ?
>色々考えちゃうもんだよねぇ。ヤキモキしたりハラハラしたり
「うーん、あたしも信じてるんだけどね〜。やっぱり、健ちゃんの周りに、
 どーゆー訳か可愛い子が寄ってくるから心配になるじゃない?乙女心としては。
 分かるでしょ〜?」

実は全く心配してなかったりする。信じているというか、想定すらしていないわけだけど。
って、あれ?あ。混乱してる混乱してる。

「あれ・・・・・・・・・・・・・・・・・言ってなかったっけ?」

うん。今思い返してみると、ミチルには言ってない。あー、きっと訳の分からん子だと思われてるわ、
あたし。これはしっかりと弁解せねば!

あたしが内閣総理大臣だよ?
 この国の代表。ZIEITAIttwのは、自衛隊で、平たく言うと軍隊。
 で、最高指揮官はあたし。びっくりした〜?」

って当たり前か。

>>431
>誇っていいわよ、のえる。あなたがそんなものを作れる世界に住んでるって事を
「誇っていいのかどうかは分からないわ。いろいろ嫌なこともたくさんあるもの。
 でも、あたしは健ちゃんがいて、皆がいて、そしてちょっと便利な文明があって・・・・
 こんな世界は好きね。だから、壊さないようにあたしなり頑張ってるけど・・・・・・・」

一呼吸。

「結局、なんとかなるもんなのよ。どんな世界でも、そこを滅ぼして自分も死ぬー!
 なんてアホは滅多にいないし、いたら皆で止めに行く。そういうことができるのって
 いいと思わない?」

437 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 05:22:58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キレーねぇ。桜。もうすぐ終わりなのか惜しいくらい。
来年も咲くといいけど。

438 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2008/05/01(木) 05:29:50
最後のサクラは散っていく。
夜明けと共に。
あっけないほどに儚く。
そして、とても美しく


気付けば、もう夜明け。
フィオナは、もう起きてるかも。
また、怒られちゃうなぁ。

「みんな、ありがとう。 今日はすごく楽しかった。
 でも、そろそろ、帰らなきゃ。」

サクラの木に背を向け、歩き始める。

「友達が増えて、嬉しいよ。
 さようなら。 また、会えるといいな。」

きっと会えると信じて。
今日は、さようなら。


またね。


(退場)

439 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 05:33:02
>>433
>のえる!お前は確かに一国を治めるだけの資格はありそーだ!笑い止まらないや!
「あっはっは!でしょでしょー?!」

なんだかよく分からないけど、とりあえず笑ってくれたのでよしとする。大抵の人はコレ言うと
呆れるか、あたしを怒るか、木佐センセに同情するかのどれかなんだよねぇ。

>まー。厳密にゃ、魔法使いとは違うけどねー?のえる、仙人でわかるかー?
ふと、頭の中に、サングラスかけて亀の甲羅をしょってる、南の島に住む仙人の図が思い
浮かんだけど、これは言うときっと怒られる。あたしでも怒る。

「おー。仙人!まぁ、ちょっとイメージと違うけど、
 似合ってるかも〜。でも霞ばっか食べててそのプロポーションは流石だわ♪」

微妙に偏ってるぞー、っていうどっかからの声が聞こえるけどあたしは気にしない。

>「まー。一国の主なら算術如きに怯んでどーするって話だが。
> 軍隊をそれで率いれるなら、それは平和な証拠だ。訓練だと思って、せーぜー使ってやれ。」
「違うわよー。数学のほうがあたしを嫌がってるだけで、あたしは特に数学が嫌いなわけじゃないわ〜。」

厳密に言うと勉強そのものが嫌いなのだ!あっはっはっは!前代未聞!総理大臣、
選挙には当選するも高校に落ちる!!あれ、面白そうだわ。

「でもまぁ、平和っていうのは良いわよね。
 総理大臣が一晩行方不明になっても大丈夫なんだから!」

<なお、現在総理官邸は大騒動に陥っております。>

440 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 05:52:03
ふむ………これが次元がほつれる瞬間か………。やはり儚いが、故に美しいな。
散る間際の一瞬の揺らぎを、波濤を。何度見たかわからないが、それでも。

この瞬間は初めてのように私の記憶の原風景に刻まれて永遠に消えることはないのだろう。

>>439
今一瞬、不死鳥の生き血を呑んだはずが、不死鳥が食中毒で死んだって故事で有名な同輩が?!
月壊しはもはや伝説。でも。んー。アレと並べられるとー。まー。鶴じゃなくて良しとする。

「貴様の仙人に対する客観は非常に気になるけど不問にしといてやる。
 って、のえる。お前も霞だけ食べるって信じてるのかー?!アレ、基本デタラメー!」

全仙人のためにそこの誤解は解いた方が良い気がする。
たとえば霊地に赴いて、その気を得ることは………あれ、今まさにやってる?

「まー。ちゃんと食べるときは食べるよ?楽しーし。」

食とは生命を謳歌する上である程度重要な営みなのだ。無論、不老不死でも。

「そーかー。算術に嫌われてるのかー。ならしょうがないなー。ってゆーでも思った?
 まー。細かいのは専門家に任せれば良ーとしても、基本ぐらいは抑えておかないと色々辛いぞ?」

と、ゆーか。細かいのが役に立ったことは仙人もなかなか無いんだが。

「………のえる。お前の国の閣僚と学舎の師に伝えてくれ。ご苦労、とな。
 あと。気苦労で死ぬくらいなら、しっかり休めともな。」

まー。それで成り立っているからこそ平和なのだろうが。

「だが、それぐらい自由な方が国を治める上では正解かもしれんな。」

何せ、窮屈な生活に耐えきれずに国を滅ぼした連中の多いこと多いこと。
ならこれぐらいたがが外れてた方が民衆のため………なのか?

だが、それはそれで一つの在り方か。悪くはない。きっと。

441 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 05:55:01
>>433
>「んー。見えた。勘ってヤツ?まー。そーゆーのを読めるからこそ助言できたりするわけでー。」

「あー……それは凄い能力ですね。人間って凄い」

なんか凄くいい声で繰り返し繰り返しな感じの歌が聞こえたような気がしますよお嬢様。
お嬢様って誰。片手突き出して立つ絵が。絵が。何かに出演おめでとうとか何。

>「ん。真似しよーとして、踏み込まなくて良ー境地に踏み込まれたら、私も申し訳がたたんし。」

「そ、そこまでのことなんですか……それはまた、お勤めご苦労様です」

やはり美しさとかそういうのは、踏み込んだらとんでもないことになる境地とか、
物凄い手間やら危険の上に成り立っているのだ。
世界中のそんな人々をボクは尊敬してやまない。
ボクは無理。絶対無理。

>「ほー。流派を超えた闘技っヤツか、ソイツは非常に興味があるな。
> 世界が広いってゆーのは熟知してるつもりなんだが、食指が伸びん闘技もあるのでなー!
> そーゆーのすらまとめた新しー闘技ってゆーなら。なおさら手合わせしたいなー!」

「そうですねー。格闘技も色々進化してますし。ボクは成績はそこそこだったんですけど。
 まぁ、メカニック。えーと整備班なんで、あんまり求められる技能でなかったのもありますが。
 その子の方は、生身で戦闘するのも仕事ですから、強いですよ」

中国の歴史は今でえーと4500年? ぐらいだっけ。
それと軍で教練してる格闘術を組み合わせたからどーとかシンシンが言ってた気がする。
マキさんとかシンシンは銃弾避けるって聞いたけど、本当なんだろーか。
……人間って凄い。

>「そんなものだ。それからな?未熟でいるのが辛いと思うだろ?

> 難しいな天秤の釣り合いを保つって言うのはさー?」

「……肝に銘じておきます。それこそ、まだやりたいことたくさんありますし。
 ここで終わらせてしまうわけには、いきませんから」

自信はある……と、思う。確信と言ってもいいのかもしれない。
ボクはそういうモノだから、それだけのことは確実にできる。
でもその先にあるものを掴むには、それだけじゃ足りなくて。

「難しいですよねぇ……やりがいはありますけど」

やっぱり時間が足り無すぎる。

>>431
>「うん、楽しみにしてていいよ」

「はい」

何が起こるんだろう。
あ、でも、想像しないほうが驚けるよね、きっと。
ああでも考えちゃう考えちゃう。
そんな小さな葛藤のあと、それは起こった。

>>434-435
「…………ああ……」

綺麗だった。
いつかの、あのときのように。
見たことのない、何かのように。
想像だけの、どこかのように。

それは、綺麗だったんだ。

……そのときは、こんな風に……。
こんな綺麗にはいかなくても、それでも……。
……そんな風に考えるのは、よくないですかね、マキさん。

442 名前:ミチル=フェアテーゼ ◆MytYLEu83U :2008/05/01(木) 05:56:02
>>436
>「うーん、あたしも信じてるんだけどね〜。やっぱり、健ちゃんの周りに、
> どーゆー訳か可愛い子が寄ってくるから心配になるじゃない?乙女心としては。
> 分かるでしょ〜?」

「そーだねー。でもそのケンちゃんも色々きっと大変なんだと思うよ。
 その、うまく言えないけど、色々と。それはもう色々と」

男心的に。ボクがわかるのは男心なので。乙女心は……ごめん、まだ少しわからない!
でもきっとなんだかんだで、そんな大変なことを嫌じゃなかったりするんじゃないだろうか。
もし、ケンちゃんがボクに似ているとしたら、そうなんじゃないだろうか。
頼むからやめて欲しいと思いながらも、かけがえがなかったりするんじゃないだろうか。

……でもね。
そうなったら……もう負けなんだよ、ケンちゃん……ハハハハハ……。

いけないいけない何か遠い何かが見えた。逆に明日が見えない。
がんばれ、ケンちゃん。ボクには応援することしかできないよ。
……いや、全然想定外かもしれないけど。

>「あれ・・・・・・・・・・・・・・・・・言ってなかったっけ?」

「ん? 何を?」

わーにんわーにん

なんとなく頭に警告が走る。
これから大変なことが起きるというときに、ぴきーんと走ったり走らなかったり。
ダメだ! 聞いちゃいけない!
聞くと多分脳内の処理速度がオーバーロ>「あたしが内閣総理大臣だよ?
> この国の代表。ZIEITAIttwのは、自衛隊で、平たく言うと軍隊。
> で、最高指揮官はあたし。びっくりした〜?」

「えええええええええええええええ!?」

・・・・・・・・・・・・・ 停止

えーと。
最後にニュース見たのっていつだっけ。
そうりだいじんってあれだよね。国の代表者だよね。
あ、今日の夕飯どうしようかな。
自衛隊って昔どこかの国であったけど、軍隊って言っちゃまずいんじゃなかったっけ。
エルザさんにもらった書類は、明後日までだったよな。
ローダーの整備は、もう終わってるからいいとして。
あ、あとでアヤカに伝言があったんだ。
この星の政治形態ってどんなんだっけ。
……国? 国……国……? あ……邑?
あと、オイルが切れそうだから買い足しておかないと。
えーと。

・・・・・・・・・・・・・ 再生

「……そういう星もあるよね!!」←結論

多分なんかそんな星なんだ。ここは。不勉強だった。困った。
今度から、仕事にくる星の政治形態か、せめて最高責任者ぐらい調べておこう。うん。
……じょーだんだよって言ってくれるかなぁ、と思ったけど本当っぽいし。
いろんな星がある……。

「えーとえーと、って、ああ、じ、時間が危ない! ボクそろそろ帰らないと!」

わりと混乱中。ああ、空が青い。青は好きだなぁ。
いや、そんなこと考えてる場合じゃない。

「ノエル、色々ありがとう! 会えて良かった! 他のみんなも、さようなら!!」

散って行った木を最後に見上げ。
きっと忘れないよう、心に決めて。
ボクは、その場を後にした。

多分、もう、何度も見ることはないだろうから。

【退場】

443 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 06:03:38
>>433
「そ、そーなんだ……凄い世界なのね」

馬鹿親父、世界は広いです。ものすごく広大です。

「うーん……まあ、ほどほどで止めとく」

いや、思い返すだにすごいんだけどさ。それで何度も驚いてると、何か安っぽくなっちゃうじゃない?


>>436
「うん、いいわね……すごく、いい」

なぜなら、私はそうして世界を滅ぼそうとした側だから。
なぜなら、私はそうして世界を救おうとした側だから。
まっすぐにそう言いきれる、彼女がまぶしかった。

>>438
「さよなら……またね」

ほんと、また会えるといいな。
無邪気で、天真爛漫で、そしてなにより、私のリーフを気に入ってくれたあなたに。

「リーフ、あなたもそう思うでしょ?」
「ぼんばー」

>>441-442
「桜は気に入ってくれたみたいだけど……大丈夫かな、あの子。色々と」

のえるちゃんが総理大臣なのが相当ショックだったみたい。無理も無いけど。
今度元気で合えることを祈ろう。
その時も……まだ、女装してるのかな。してるような気がする、多分。

444 名前:折原のえる ◆iDSouriSFE :2008/05/01(木) 06:15:59
>>440
>アレ、基本デタラメー!
えええええええええええ?!

なんでどーしてなにゆえに?!仙人といったら霞と相場が・・・・・・・・

「よく考えたら、亀も鶴もお肉とかたくさん食べてたわねー。」

あ、やば。言っちゃった・・・・・・えーと、記憶にございません。はい。

>それぐらい自由な方が国を治める上では正解かもしれんな。
「あはは、各大臣の執務室には胃腸薬が常備されるようになったらしーけどねー。
 でも、前に比べてみんな生き生きと仕事してるし、ね。悪くないやり方なんじゃ
 ないかなーって、ひそかに思ってるわ。あたしも。」

>>442
おー。なんか大変なことになってる。

「みちるー、だいじょーぶ〜??ってぁ、行っちゃった・・・・・・うん。
 またねー!!

>>443
「な、なんかそんなにまっすぐ言われると照れるなぁ・・・あははは。ん?」
――――――――――――――――――――――――――――キキィ−−−ッ!!
(公園前に止まる白バイ、パトカー、黒塗り高級車の列。降りてくる警察官や黒服の男たち。)
「あらま。」

SP A『総理発見!』

SP B『官邸へ連絡を!!』

警官 A『付近の安全確認しろ!!』

警官 B『クリアー!!』

SP『通路を確保!』

北条官房長官『総理!何をやっとるのですくわっ!!

「あ、ちょーかんだ。やっほ〜♪

北条官房長官『のんきに構えてる場合ではありません!!総理の身にもしものことが
          あったらどーするのです!!!』

「大丈夫よぉ。ミチルとかハクカさんとかクロイツェルさんとかマリエルとかと一緒だったから〜♪」

北条官房長官『何を仰って・・・・・いや、きっとそうなのでしょうな。しかし、そもそも総理としての
          責任をなんと・・・・・!あ、いかん。そんなことより早く帰りましょう!
          秘書官も官邸でオロオロしっぱなしですよ。』

「あはは。健ちゃんらしーわねぇ。あたしがそう簡単になんとかなっちゃうわけないじゃない!
 長官も心配しすぎ〜♪でもありがと〜!!

北条官房長官『こ、これ!いきなりだきつくでない!!コホン・・・・さ、戻りますよ。国会対策や
          未決済書類が山のようになってるんです。』

「あーぁ、はいはい。それじゃ、みんな・・・・またね!!

北条官房長官『皆様方、総理を一晩、ありがとうございました。もしも何かありましたら、
         官邸までお越しください。では。』

【退場】

445 名前:妖怪仙人“奎 白霞” ◆CO2A/1LVic :2008/05/01(木) 06:36:37
>>441
「まー。長年の勘ってヤツだよー?そーは見えなかったとしてもなー?」

まー。大体コイツも感づいてるようだけどねー。正体なんてそうそうバラすものでもない。
だってさー、その方が面白いこと多いしねー!だからこそのこの姿見!

「ほー。現代闘技にゃ興味はあるねー!絡繰りで格闘技なんかするのか?
 何、生身で一つ破壊の極みでも!絡繰りがなんだ!」

出来そうです。やった人もいるらしいし!見よ!東方は赤く燃えている!

「まあ。強いってゆーなら、さらに楽しみにしてるよー。」

精々、この仙人様を愉しませておくれ?命は取らないからー。

「そーだな。次の機会ぐらいは楽しみにしておきたいのでな?
 そー簡単に死んでくれるな?それでは私が助言を与えた甲斐もない。」

などと言ってる内に桜を見つめて走り去ってしまった。

「ま、時間を増やしたければ無限にしてしまうしかない。が、それはそれだがな。」

などと呟いてみた。まー。また機会があるだろう。あの悩める若人とは。

>>444
何故そこまで驚く。むしろ、霞しか食べられないなら仙人なんてならないし
不老不死の方法は仙人になるだけじゃないしねー?

「で、やっぱり鶴と亀か!確かにヤツらの名前は有名だが………。」

アレと同格に扱われると………いや、武闘技術だけならまだしもなー。
むー。これは仙人界総出で既存の概念の払拭に………皆やらないや。私もだけど。

「ま。やっぱり臓腑を病んだか。臓腑は身体の基礎が故、十分にねぎらうよー伝えろ?
 まー。生き生きしてるならそれで良ーんだがなー。」

やっぱり、のえるは気づいてない。そして。気づかない方が幸せって事も世には多いのだ。
で、鉄馬車がやってきて。哀れ王様、議会に一直線。うむ。この国は健康だ。

「それじゃーなー?ま、仙術と戦術が必要なら力を貸してやらないこともないぞ?」

多分。その必要もないだろうけどー。

>>443
「まー、凄いかどうかは知らんがな?次元を渡る目的だってあまり褒められたものじゃない。
 だが、こーして愉しむ分には悪くないよ?」

まあ。平行世界の侵略が目的なんて、本当に褒められる事じゃないけどさー。

「さて。ここのほつれもそろそろ限界点を超えて崩壊が始まるな。
 その前に仙人様はお暇させて貰うとしようか。うむ、悪くない物が見れたよ。
 そーだ!次元を渡るその瞬間を見ておくと良ー。後学のために、な?」

さて。この気は十分に堪能したし。本当にお暇させて貰おう。
次元に扉を開いて、その中に消えるように、まるではじめから私など居なかったように。

─────残るのは散る花によく似合う白い霞。

【退場】

446 名前:クロイツェル ◆KREU/c.SEU :2008/05/01(木) 06:39:44
>>444
「あはは、のえるの国の人も大変そうね」

どたんばたんと騒がしい様子を見て笑みをこぼす。
彼女は幸せだな……こんなにも心配してくれる、部下に恵まれて。

「ええ、またね……また、いつか」

小さく手を振って、彼女と別れた。


「……さて、私も帰りましょうか」

公園をぐるりと見渡す。よく見ないと分からないが、ところどころディテールが曖昧になってきている。
この「世界」が本当に終わる時も近い。

「それじゃあね、世界渡りの仙人様。良い日々と、良い夢を」

くるりと一礼すると、私はいずこかへと去っていった。

【退場】

447 名前:うらら ◆N7/15/V7xw :2008/05/01(木) 06:44:36
以上、桜の咲いていた公園より

私、うららと素敵な仲間たちが

歌って踊ってお喋りしてお送りしました。

では、また来年お逢いしましょう……スペース・チャンネル5♪

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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                        ┘  ┘  ┘  ┘
      (⌒)ヘ⌒ヘ.(⌒)    ∧∧ (())
      Jノ(∀・:::::: )ヽし  (Д゚:::)η
       と D;;:::;;>    <: ::::キ    (Д´::)ノ   (Д´::)ノ  (Д´::)ノ
        Y::;;;;;人    ⊂ヘ:::;;;ヽ〜  <( :;;;)    <( ::;;;)   <( ::;)
       (_:::;;)し'       ∪    /  L    /  L   /  L
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