【季節限定】花見のできる公園【雑談】

1 名前:名無し客:2007/03/01(木) 00:33:02

ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:     ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ   ヾ;ゞゞ;ゞ `  ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ .  ゞヾ ゞヾ  .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ    `
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ゞヾ   ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/      ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
  ゞヾゞ;ゞ   iiiiii;;;;::::: :|;:/    ヾ;ゞゞ;ゞ   ヾゞ  ,            `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ        `
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  `    |iiiiiiii;;;;;;::: :| `      `            `    ` ,
 `     ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| `    `         `     `      ` `   `
     `  |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| `    ,
      ,|iiii;iiii;;;;:;_ _: :|        `        `        `,
 `    |iiiiiii;;;;;;((,,,)::.::|  `       ` ,
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・4月末までの期間限定雑談スレです
・夜店もあります
・マナーを守ってお使いください

2 名前:情景:2007/03/01(木) 13:49:38


       ────── 旅館から続く、やや急な坂道。
                 その両脇には、欅、銀杏、櫪などの木々が立っている。
                 並木と呼ぶにはあまりに人の手の入っていないその径は、
                 今は、花をつけた桜が、幾重にもなる門のように連なっていた。
                 その桜のトンネルを抜けると、開けた高台の公園になっている。
                 足下には、陽を求め芽吹く、丈の短い若草。
                 そして高台のへりには、数十本の桜が立ち並び、
                 さながら白い瀑布のように、壮大に咲いている。
                 桜の根元まで行けば、その先の景色も見えるのだろうが、
                 この位置から見えるのは、ただただ視界を埋め尽くす桜と蒼い空 ──────





       ────── ここは、花見のできる公園 ──────





3 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/02(金) 23:43:44

ずず……

「ふぅ…」

静かじゃな。
花見とは、こうでなくてはいかん。
酒盛りなどして騒ぎ立てるのは、この美しい光景には合わぬ愚行じゃ。
さらにこのように煎茶と菓子などあればなお良し。

「ふふ…、一番乗りとは、得なもの。
 斯様に美しき景色を独り占めできるのじゃからな。」

「わたしもいますから、二人ですけどね。」

横で木霊(こだま)の御影が呟く。

「そうじゃな、まぁ、二人で一番乗りも悪くない。」

「はい。」


ずず……

あぁ、今宵の茶は一段と美味い…気がする。

4 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/03(土) 01:57:22

「ふ……にゃぁ……」

自然と、欠伸が漏れる。
風流で美しいのは良いが、眠気をも誘う、夜の桜。
このような場所で寝転んで醜態を晒すのは良くないので、帰ることにしよう。



また、茶でも飲みに来よう。
その時には、穏やかに言葉を交える相手が欲しいのう。

5 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/05(月) 00:19:20

まあ、単に珍しくて綺麗だったから。
久しぶりに取れた休暇でこの桜の咲く公園に来たのは気まぐれだった。

「桜…こんなに綺麗なものなのか」

今回は任務も何も関係なし。
服はいつもの軍服ではなく私服である。

自転車に乗って近場を散策してみれば
いつの間にか桜が見える公園に入っていた。
桃色…いや、桜色の花びら…言い得て妙か?
まあ、とにかく綺麗な花びらが風とともに舞い、
その風景は…風流で美しい。

「…なんか食いモンでも持っていればよかった」

腹が減っているのに気づいてから呟く。
自転車を押しながら高台のほうへ向かっていた。

6 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/05(月) 00:48:55

ザンッ

一跳びに宙を舞い、麒麟はそこに降り立った。

「着いた様じゃな。」

咲き乱れる桜を認め、目的地に到着したことを知る。
土瓶と急須と茶菓子の包まれた風呂敷包みを抱え、麒麟の背から跳び下りた。

「ほう、なるほど、美しいですね。
 風に舞う花びらがなんとも風流な…」

感心する麒麟を尻目に、風呂敷を広げ始める。


>>5
……と、その時、ようやく一人の人影に気付いた。

「あ、(あおい)、霊止がおるぞ。」

慌てて麒麟に知らせる。
やれやれ、失敗したのう。
どうせ誰もおるまいと思ったから、葵に乗って来たのじゃが…

麒麟は驚いた様子を見せたが、刹那の内に、その姿はその場から消えていた。
これでごまかされるかどうかはわからんが、致し方無い。

「茶を一緒に飲まんか?
 独りで飲んでも、味気ないものでな。」

とりあえず、誘ってみる。
半分はごまかしのため、半分は本当に独りでは物寂しいからじゃ。

7 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/05(月) 00:58:16

>>6

なんか馬のような動物に少女が乗ってきた。
んで、すばやく風呂敷を広げ茶の用意をし始めた。

「…フッ、もう何があっても驚くまい」

例え着ている服が珍妙でも、ネコミミが生えていても、
いきなり馬のような動物が消えたとしても、
驚くようなことではない。

よし、人間としての道を踏み外しかけているな。
悲しくなんかない、悲しくなんか。

「…じゃあ、お言葉に甘えて」

自転車をその場で停め、ネコミミの生えた少女の元へ歩を進める。
まあ、茶は立って飲むものでは無いな。
とりあえずその場に胡坐をかいて座る。

「ちょうど腹も減っていたんだ。
 一緒に桜を見ながら茶を飲もう」

こんなに適応できる自分が恐ろしい。

8 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/05(月) 01:15:11

>>7
おお、意外に適応力がある。
将来大成するかも知れんな、こやつ。

「花見は独りでも良いものじゃが、
 やはり茶など飲みながら、言の葉を交える相手がおるとなお良い。」

小豆羊羹に芋羊羹、饅頭などの茶菓子を並べながら呟いた。

9 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/05(月) 01:29:51

>>8

「ああ、例え見知らぬ人物だとしても、
 一緒に茶菓子をつまみながら桜を見るほうが楽しいだろう」

色とりどりの茶菓子を見つけながら呟く。
ちなみにコロニーでは茶菓子を見ることがなかったので
これが初体験のお菓子となる。

「へえ?これがマンジュウ…だったかな?」

丸く膨れた美味そうな菓子を見つめる。
小麦粉を練って作った皮の中にアンコと呼ばれる
小豆をを甘く煮た具を詰めているらしい。

コロニーでは日本人が少数派なように、
こうやって文化も薄れつつある。
これもコロニーで起こる社会問題のひとつだ。

10 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/05(月) 01:45:27

なんじゃ、こやつ。
饅頭がそんなに珍しいか?

「見たところ日本人じゃが、
 おヌシは和菓子を見たことが無い様じゃな。
 外国で暮らしておったのか、びすけっとやらくらっかあばかり食べておったのかは知らぬが、
 和菓子も良いものじゃぞ。 こってりとした甘さのものが多いが、
 そこに抹茶や、この様な煎茶などと合わせて食べると美味い。」

しかし、和菓子を食べたことがないとは、どんな箱入り息子なのやら。
洋館など建てて、すっかり西洋に染まった暮らしをしておったのかのう。

11 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/05(月) 01:57:00

>>10

「あいにく俺は純血の日本人じゃないんでね」

苦笑しながら答える。
日系スペースノイドである俺が暮らしていたのは宇宙だ。
地球に始めてやってきたときは東南アジアで過ごしたし、
とにかく日本には縁がないのだ。
たまに米を主食にしたときもあったが。

「それに日本茶を飲むのも初めてだ。
 俺が今まで飲んできたのは所詮グリーンティーだろうしさ」

そりゃ茶を入れる急須すら珍しい宇宙では、
粉末状のものがスーパーの紅茶棚に混じっているという状況だ。
そんなものは本当に美味い茶とはいえないだろう。

「…ま、俺にとっては初めてだらけの茶会なんだ。
 いい思い出になるほど美味い茶を入れてくれ」

少し楽しみにしている。
本格的な器具で入れた茶なら不味いことは無いだろう。

12 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/05(月) 02:10:37

美味い茶、というわけでは無いが、
この茶も、不味いわけではない。
一般に広く出回っておる、安価な茶葉じゃが、
まぁ、肝心なのは淹れ方じゃな。
茶菓子と合わせれば、きっと美味いぞ。

「美味いか?
 羊羹も饅頭も、日本茶と良く合う。
 菓子の甘さの後味と、茶の苦味の調和を愉しむのじゃ。」

紅茶とも意外と合うのじゃが、それはまた別の機会にじゃな。

13 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/05(月) 02:25:38

>>12

出された茶を飲む。
…うん、普通に美味い。

「…やっぱり自分で入れるのとは違うものだな」

たいした道具もなく、ティーバックで適当な時間で入れた茶よりかは
渋みが少なく、まともに飲める味だった。

饅頭を口に運ぶ。
中の餡子はそれだけだと甘すぎるかもしれないが、
ちょうどこのサッパリした茶のおかげで味がより楽しめた。

「…なるほど、紅茶で菓子を食べるのとはまた違った美味さがあるな」

苦味と甘みが溶け合ってちょうどいい。
饅頭を全て口の中にに放り込んでからもう一杯。

14 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2007/03/05(月) 02:46:07

>>13
物珍しそうに、しかし美味そうに、菓子と茶を平らげてゆく青年。
これほど喜んでもらえれば、ワシとしてもわざわざ風呂敷に包んで持って来た甲斐があるというものじゃ。
さて、ワシももう一杯…

「…ん?」

急須が空じゃ。

「…むぅ。」

では、新しく茶葉を…

「…ん?」

ありゃ、茶葉が切れた。
茶菓子も残り少ないし、今宵はこれでお開きかのう。

「茶葉が切れたようじゃ。
 今宵の茶会は、ここまでじゃな。」

風呂敷に土瓶と急須と残った菓子を包み、立ち上がる。

「ここで会ったのも何かの縁、名乗るくらいはしておこう。
 ワシは鈴音、鈴の音と書いて、スズネじゃ。
 また会う事があれば、今度はもう少し良い茶を飲ませてやろう。」

薄く微笑み、桜に背を向け、歩き出す。
夜の闇に身が隠れるくらいまでは自分で歩き、そこから先は、麒麟が送ってくれる。


花見とは、良いものじゃな。

(退場)

15 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/05(月) 02:59:39

>>14

急須からはお茶が出ず、袋からは茶葉は出ない。
つまりはお茶がきれたということだ。

「…そうか、じゃあこれで茶会は終わりか」

湯飲みを返して立ち上がる。

「ありがとう、お茶美味しかったよ。
 俺はシロー・アマダ。漢字ではなくて英語読みだ。
 漢字は判らないから好きなのを当てておいてくれよ」

久々に楽しい時間をすごせた。
甘いものを食べ、美味い茶を飲み、桜を楽しむ。
日本人ならではの春の楽しみ方だ。

「じゃあ次に会えるのを楽しみにしておくよ。
 もっと美味い茶をご馳走してくれ」

…さて、夜も遅いしそろそろ帰るか。
停めてあった自転車のロックをはずし、
公園の外まで押していった。


花見とは、良いものだな。

【退場】

16 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 00:25:02

………眠くない。
今日はどういうわけか、眠くない。
仕事が遅くまで長引いたその次の日は、大抵こうなる。
とは言ってもやっぱり体は疲れてるから、温泉ではすぐに眠りこけちゃったけど。

折角なので、人気の無い場所を選んで、ヘリバンブーに捕まって滑空する。
ブイーンの力で体を軽くすることも忘れない。

ふわふわ
ひらひら

風に任せ、木の葉のように、宙を滑る。
そうして漂ううちに、あたしはその公園を見つけた。
薄いピンク……白にピンクをほんの少し混ぜたような、その花。
確か、名前は……サクラ。

風の妖精、スニオームを呼んで、公園へ運んでもらった。
ブイーンに「もういいよ」と言って、そこへ降り立つ。
そして、サクラの花を眺める。
夜のサクラは、何故か幻想的な感じがする。
何度見ても、飽きることの無い、その光景。

「……あれ?」

サクラを眺めていると、少し眠くなってきた。
そろそろ、帰ろうかな。
いいや、眠くて、億劫だもん。
あまり寒くは無いし、ちょっと眠ろう。
その木の下で、少し眠ろう。






スニオーム:風邪の妖精。 風を起こすことができる。

ブイーン:この妖精の力は、対象の体重も存在感も無くし、霞のような存在へと変えてしまう。

ヘリバンブー:この妖精の体につかまれば、風に乗って滑空することができる。

17 名前:相原光一:2007/03/11(日) 01:02:22

 寒の戻りでつぼみも縮こまってしまったような桜の木の下で、女の子がひとりで(>>16)寝てる。
桜の下にはなんとやらっていう言葉があるけど、まさかそのクチじゃない…よね?

 相原「おーい、ちょっと、キミ、生きてる? こんなところで寝てたら風邪ひくよ?
    それに、どんなオオカミさんが出現するかわからないよ? おーい、おきなってば」

 揺さぶっってもおきない……。

 相原「こんなときどうすれば……。そうだ! 菜々がいつも僕を起こそうとする方法で!
     アレをやられそうになると、危険を感じて瞬時に目がさめるんだよね。
     うんそうだ、それがいい!」



 ……いいわけないだろ。おーい、おきてくれよー。
風邪ひくよー。あぶないよー。

18 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:07:44

「―――へぇ」

思わず、声が出た。

「こんな所が在ったのか、ココ」

桃色のトンネルをぬけた先は、色鮮やかな桜が咲き誇る公園だった。

「・・・・今度のアイツとのデート、ココにしよっかな。春だし。

・・・ん?」

>>16

ふと、目を向けた桜の下に、少女が眠っているのが見えた。
温かくなってきたとはいえまだ三月。こんなところで寝ていれば風邪を引くかもしれない。

「しょうがねぇな・・・」

少女のそばにより、声を掛ける。

「おーい、嬢ちゃん。こんな所で寝てると風邪引くぜ」

19 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:10:29

>>17

・・・・っと、もう一人いたのか。
とりあえず・・・声を掛けてみようかな。

「よう、こんばんわ」

20 名前:相原光一:2007/03/11(日) 01:15:37

>>18
 ……オオカミじゃなくて、タヌキが出た。
両足で立って喋るタヌキ。酔ったかな僕。いやお酒飲んでないし。
合法ドラッグに手を染めて下北沢に遠征もしてないし。

 話術には自信あるつもりだったけど、
この相手を前にしてなんていえばいいんだろう。
先に切り出したほうが有利。わかってる、わかってるけど……。
ま、まずはセオリー通り「世間話」から。

 相原「こんばんは。満開の桜ももちろん悪くないけど、葉桜ってのもいいものだね。
     君は散歩かな? 僕もぶらぶら歩いてたらこの子を見つけたんだけど……知り合い?」

 

21 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 01:17:21

なんだろ……、誰かいる……?

あたしを…、起こそうとしてる……。
誰だろ?

呼びかけられ、揺さぶられ、ようやく目を覚ます。
眠っているうちに体に付いた花びらを払い、伸びをする。
少し時間が経つと、ようやくあたしの目は焦点を結ぶ。

欠伸を一つして、あたしを起こした、その人を見る。
あまり特徴の無い、男の子の姿が、そこにあった。

まだ少し眠い。
言葉が頭に浮かんでこない。
人に会えたのは嬉しいけど、やっぱり眠い。

「えっと…、何か、用?」

あたしはようやく、はっきりとしない意識の中、第一声を紡ぎ出した。

22 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:24:29

>>20

・・・・・絶対コイツ俺のことタヌキだと思ってる。
目がそう言ってるし。

「・・・いいや、別に知り合いってわけじゃねぇよ。
こんな所で眠ってたら風邪を引くかもしれないだろ?だから起こそうと思ったんだ。
俺はドラ・ザ・キッド、キッドって呼んでくれ。
・・・・・・後、俺はネコ型ロボットだ。

23 名前:相原光一:2007/03/11(日) 01:26:42

>>21
 よかった、おきてくれたか。まだあくびしてるけど。
おおらかっていうかなんていうか……。うちの妹みたいだ。

 相原「用ってわけじゃないけど、こんな時間にひとりで寝てたら、
     風邪ひくし危ないって思って。はやくしゃきっとしたほうがいいよ。
     はい、コーヒー好き? 紅茶のほうがよかった?」

 まぁ、どっちも自販機で買った缶入りなんだけど。
どうせ目覚ましなんだし、ないよりはるかにいいよね。

24 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 01:27:02

>>18
「こんな所で寝てると風邪引くぜ。」

あの男の子のほかに、もう一人の声。
あたしは、声が聞こえた方向へ、視線を向ける。

………あれ、なんだろ、これ。
人間…には見えないし……、妖精なのかな?
でも、タヌキの……ちょっと違うか、
えっと、あの耳からして……、デブネコ、という表現が、一番合う気がするけど…、

「えっと……」

「妖精?」と尋ねようとして、やめた。
最初にあたしを起こした人が、そのデブネコと言葉を交わしているのを見たからだ。
ということは、妖精じゃない。
あたしの横にいる「愛情」の妖精が見えてないこの人と言葉を交わすこのデブネコは、妖精じゃない。
ということは……、わかった、着ぐるみだ。
それならこんなにずんぐりしてるのにも頷ける。
背が低いのは、中に入ってるのが子供だからだ、きっと。
うん、そうに違いない。

「そういう貴方は…、こんな時間に着ぐるみ遊び?」

結論が出たので、早速尋ねてみた。

25 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:29:42

>>21

「おっ、眠り姫のお目覚めだぜ」

>>21にそう言って、目を覚ました少女に声を掛ける。

「よう、お目覚めかい?
俺はドラ・ザ・キッド。キッドって呼んでくれ。」

26 名前:相原光一:2007/03/11(日) 01:33:15

>>22
 ……ネコだったのか。迂闊なことをいわないでよかった。
グッジョブ僕。

 相原「僕は相原光一。よろしくねキッドくん。お姫さまのお目覚め記念に
     飲みものでもご馳走するけど、なにがいい?
     コーヒー、紅茶、コーラにスポーツドリンク、よりどりみどりだよ。
     まぁ、コ○コーラの自販機なんだけど」

 女の子と対面でマッチング会話じゃなくなったけど、
まぁこれはこれでいいかな。タヌ……ネコ型ロボットと話す機会なんて
そうあるものじゃないし。っていうか普通の人生送ってたら普通にありえないし。
貴重な体験だ。それにしても凄い順応力だな僕は。話術の基本。

27 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:35:16

>>24

「着ぐるみって・・・・おいおい・・・。」

俺は、ため息が出そうになった。

「俺は着ぐるみじゃあなくて、ロボット!
22世紀のネコ型ロボット!」

おっといけねぇ・・・声が大きくなっちまったぜ。

28 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 01:37:31

>>23
そっか、心配してくれたんだ。
優しい人。 態々起こしてくれたんだ。

「ありがとう。」

男の子が差し出し缶を受け取る。
えっと…、どうすればいいんだっけ、この缶。
確かこの辺に……、あった、えっと…、そっか、これを起こせばいいんだ。


缶を開けて、中のコーヒーを一口飲んだ。
その温度と苦味に、少し目が冴える。

「サクラって、見てると、眠くなっちゃうみたい。
 綺麗で、飽きないんだけど、なんだか眠くなっちゃう。」

温泉だけじゃなくて、サクラにも弱いみたいだね、あたし。

29 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:41:41

>>27

「ジュースねぇ・・・・」

そう言って俺は自販機に目を向けて・・・・。
・・・・そうだ。

「よおし、面白いもん見せてやるぜ。
自販機に金を入れてくれないか」

そう言って、ニヤリと笑う

30 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 01:42:12

>>27
「ろ…ろぼっと?」

言葉の意味がわからない。
このデブネコ…キッドと名乗ったこのネコは、着ぐるみじゃなくて、ろぼっと。
じゃ、ろぼっとって何? やっぱり、人が中に入ってるの?

「えっと…、着ぐるみと、どう違うの?」

違いがあるようには見えないんだけどなぁ…。

31 名前:相原光一:2007/03/11(日) 01:46:03

>>28
 桜を見てるとねむくなる、か。
なんとなく、わからなくもないかな。桜は葉桜でも桜。きれいな桜。

 相原「でも、ずうっと見上げてたら吸いこまれるかもしれないよ。
     桜の木にはいろいろ棲んでるっていう話だし」

 ん? でも木の精は女性だったか。
いやでもそれが今流行の百合な精だったら。
桜なのに百合。なにそれ。

 相原「まぁ、気をつけないとね。特にこんな夜は。
     どんなものが現れるか、わからない雰囲気だし」

 そういえばもう現れてるし。タ……ネコ型ロボットのキッドくん。
22世紀かぁ。もうなんでもアリの世界だなぁ。
これってなんてギャルゲー?

32 名前:相原光一:2007/03/11(日) 01:50:49

>>29
 おっ、キッドくんなにかやる気か?
女の子の前でいい格好しようとは、流石男の子だなぁ。

 相原「オッケー、きっちり120円いれたよ」

 さて、どういう芸が見られるのか。
真似できるようなら、練習して菜々にでも見せてやろうっと。

33 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 01:53:24

>>30

ロボットを知らない?
ドンだけ田舎の娘なんだよ・・・・・ああもう、めんどくせぇなぁ・・・

「まぁ、簡単に言えば機械仕掛けの人形ってところだな、うん」

34 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 02:04:49

>>31
「そうだね。 サクラの花の妖精も、いるかもしれないよね。」

今はまだあまり花が咲いてないけど…、もう少し暖かくなったら、妖精が現れるかな。

「心配してくれてありがとう、これからは、もう少し気をつけるね。
 ちゃんと家に帰ってから寝るようにするよ。」

悪い人や、他にも変なものが現れたりするかも知れな…いし………

「そう言えば、なんか本当に現れてるよね、変なもの。
 ほんとに、これからは気をつけなきゃ。」

側にいるネコの「ろぼっと」を見やって、呟いた。


>>33
機械の…人形…?
機械って言えば…、ジャックの飛行機や、鉱山にあった昇降機とか…、
あとは……、古代遺跡のあの仕掛けは、機械?
とにかく、機械の人形っていうのは…、機械で動く人形ってことだから…、
あれ? それじゃぁ、人は入ってないの!?

「あれ…?
 でも、喋ってるじゃない、機械は喋ったりしないよ!」

混乱してきた。
このネコ…、一体何なの!?

35 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 02:12:14

>>32

>相原「オッケー、きっちり120円いれたよ」

へへ・・・よーし。

「よっしゃあ!見てろよ〜?」

そう言って、俺は四次元ハットから愛用の空気大砲を取り出す。
強さを最弱に設定して、と・・・・・

狙うはコーラのスイッチ!

その距離ざっと5メートル!

空気砲を装着した右手を構えて・・・・

ドカン

叫ぶ!

空気の弾が発射され、そして――




ゴトン

「ま、ざっとこんなもんかな」

自動販売機の前で出てきたジュースを取り出した。

36 名前:相原光一:2007/03/11(日) 02:13:38

>>34

 女の子「そう言えば、なんか本当に現れてるよね、変なもの。
      ほんとに、これからは気をつけなきゃ」

 可愛い顔してさらっとキツいこというなぁ。
僕だって口には出さなかったのに。
いやもしかして、この場合の「変なもの」っていうのは僕のこととか。
まさか……ねえ?

 それにしても、ちゃんとこの子家があったのか。
一瞬ホームレスかと思ってしまったのはナイショだ。
ダンボールハウスガール。観てないけど。

 相原「そうだ。せっかくだし、眠くなるまでお話でもしようよ。
     僕は相原光一。どこにでもいる平凡で人畜無害な学生だよ。
     趣味はおしゃべりすること。特技もおしゃべりすること。
     知らない人ともこうやって仲良くなれるし、おしゃべりって楽しいよね」

 特に女の子と仲良くなれるし、おしゃべりって楽しいよね。

37 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 02:23:00

>>36
「うん、あたしもおしゃべりは好きだよ。」

ただ、既にもう眠いんだけどね。

「あたしはマリエル=ウッドワース。
 オークベリーから来たの。 宜しくね。」

そう言って、光一に笑顔で答えた。

38 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 02:23:25

>>34

・・・・・えっと・・・・・

ほんとにこの娘、現代人か?
いくら21世紀の現在だって、しゃべる機械ぐらいあるはずだ。

「・・・ま、まぁ、俺は100年先の技術で出来てるからな。
そう思うのは無理ないさ・・・・・ところで嬢ちゃん、俺は君の名前も聞いてないんだがね。
人にものを尋ねるときは自分から名乗るもんだぜ?」

39 名前:相原光一:2007/03/11(日) 02:25:06

>>35

 ……帽子からなにか(なんだアレは!?)出た。
僕が知っているロボットといえば武器はビームライフルなんだけど、
それとはあきらかに違う。っていうかキッドくんは容姿からして
ガソガル(注1)ともヨーガス(注2)とも違うってば。

 キッド「ドカン」

 「あれは土管だったのか」と納得しかけたら、
次の瞬間自販機からジュースが転げ落ちた。

 キッド「ま、ざっとこんなもんかな」

 すごい。いやなにかを発射してボタンを押したとかいうより、
帽子からあんなものが出てきたことがすごい。
実は彼はガソガルより高級品なんじゃ……。いやでも僕のガソガルはそんな。

 相原「お見事。できるなら真似しようって思ってたけど、
     これはちょっと無理かなぁ。その帽子の中ってどうなってるの?」

 もしかして、キッドくんが凄いんじゃなくて帽子が凄いっていうオチじゃないよね?



 (注1:ガンダムっぽいロボットアニメ。乙ガソガル、ヒゲガソガルなど多数のシリーズあり)

 (注2:オーガスっぽいロボットアニメ。もちろん完全変形。プラモは高くて子供にはなかなか買えない)

40 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 02:32:47

>>38
「あ…」

動転して、自己紹介なんてすっかり忘れてた。
だって、機械の人形が喋ってるなんて……

「えっと…、あたしは、マリエル。
 マリエル=ウッドワース。」

うーん…、それにしても、人形が機械で動いて喋ってるなんて、やっぱり信じられない。
しかも100年先の技術がどうとか言ってるし…、からかわれる気分。
もう、いいや、着ぐるみでいい。 深く考えず、そういうことにしておこう。

「えっと…、キッド…、だったよね。
 キッドのその姿は、何かの動物を元にしてるの?
 タヌキにしては耳が尖ってるし、ネコにしてはずんぐりしてて短足だし…ってあっ、ごめん。
 えっと…、とにかく、不思議な姿だなって思って。」

41 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 02:34:01

>>39

「・・・・な〜んか、失礼なこと考えてねえか、お前」

俺は、そいつをジトーと睨みつける。

「・・・ま、いいけどな。この四次元ハットの中は、文字どうり四次元空間になってるんだ。
詳しくは説明できねぇが、この空気大砲以外にもいろんな未来の秘密道具が詰まってるってわけだ。」

42 名前:相原光一:2007/03/11(日) 02:41:10

>>37

 相原「オークベリーかぁ。いい名前だね。どんなところなのかな?
    君の苗字の「ウッドワース」といい、林業で生計を立ててる人が多いのかなぁ」

 僕が通う輝日南(きびな)高校にも可愛い子は多いけど、
彼女はうちの女子と比べてもまったく引けをとらない。
ほかの子たちもそうなのかな。うーん、オークベリーあなどりがたし。
右を向いても左を向いても美人or可愛い子。浪漫だねー。
ちょっと行ってみたい気も。兄妹で結婚できたりするとなお良し。
あ、そういえば。

 相原「僕には妹がひとりいるんだけど。ウッドワースさんはきょうだいっている?」

 あぁ、頭が高速で打算を始めた。「妹がいる」という言葉で相手の警戒レベルを下げ、
さらに彼女の家族構成を聞き出す。兄弟がいたら要注意だし、姉妹がいたらなおハッピー。

43 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 02:41:32

>>40

「・・・・・・・・・これは俺の親友のセリフなんで言いたくなかったんだがな・・」

すぅー、っと俺は息を吸い込み・・・・

俺はタヌキじゃなーーーーぁい!ネコ型ロボットだぁーーーー!!!

・・・・・爆発した。

44 名前:相原光一:2007/03/11(日) 02:51:32

>>41
 最初は「手品師のシルクハットみたい」って思ったけど、四次元か。
なんかレベルが違うって感じだなぁ。三次元人には四次元の概念は理解できない。
友だちにひとり天才がいるけど、彼女でもちょっと厳しそうだ。

 相原「いろんなってことは、その……空気大砲か。それ以外にもいっぱい入ってるのかぁ。
    ものすごーく頭がいい人だったら、レプリカくらい作れるのかな?
    ザンダクロスとかラジコンロボとか、入ってる?」

 今の僕には、空気大砲は特に必要ないけど、
「未来の秘密道具」っていう響きはオトコノコの純情を無闇に刺激するよね。
僕ロボっ子だし。

45 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 02:56:44

>>42
「あたしは…、えっと、何でも屋…かな。」

「妖精使い」なんて言っても、わかんないだろうしね。 嘘じゃないし。

「兄弟はいないよ。 家族は、パパとフィオナの二人だけ。」

本当はあと九人ほどいるんだけどね、奇跡妖精が。


>>43
キッドの叫びに、耳がキーンと痺れる。

「わ、わかった、ネコね…、ごめん。」

すっかり怒らせちゃったなぁ。
でもほんと、ネコにしては手足が短いし、胴が太い。
あ、でも、ネコなら、ネズミとか食べたりするかな?
アルフレッドもアーチンを気にしてたし。

「もしかして、ネズミ食べる?」

一応、尋ねてみたりして。

46 名前:相原光一:2007/03/11(日) 03:06:26

>>45
 なるほど、ちょっとずつ彼女のことがわかってくるぞ。
何でも屋かぁ。僕より年下らしいのにすごいな。
っていうか見た感じ普通っぽいけど、やっぱり彼女もIQ190の天才とかなのかな。

 そしてフィオナさん。まさかフィオナっていう続柄じゃないだろうから、
家族同然の同居人ってところかな。名前の響きからして女性っぽい。
美人なのかな。美人だといいなぁ。

 あ、まずい。もうこんな時間だ。

 相原「ごめん、もっと君とおしゃべりしていたいけど、そろそろ帰って寝ないと
     妹におこられちゃうんだ。よかったらまた会おうね。キッドくん(>>43)もおやすみ。
     こんどゆっくり秘密道具について聞かせてよ。それじゃ」

 さーて、ホントに寝ないとホントにおこられちゃうよ。
下手すると摩央姉ちゃんとタッグで。おーこわ。じゃ、おやすみ。

 (退場)

47 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 03:11:12

>>44

お前ドラえもんファンだろ、絶対。しかも結構マニアの。

うん、間違いない。ザンダクロス知ってるんだもん、絶対そうだってコイツ!

「・・・・・・・・まぁ、それはともかく・・・あるぜ。見せてやろうか?」


>>45

「解ってくれればいいんだ、解ってくれれば」

そう言って気を緩めたところに、

>「もしかして、ネズミ食べる?」

なんてのたまってくれましたよこの娘さんは

食うかッ!!

・・・・・・あ、また叫んじまったぜ。

48 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 03:14:30

>>46

「おお、もう帰るのか。
じゃあな、また縁があったら会おうぜ」

そう言って>>46の青年に手を振った。

49 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/11(日) 03:15:35

>>47
ネズミは食べないんだ。
じゃあ何を食べ…あ、機械だから食べないか。


「ふあ…」

欠伸が漏れる。
そろそろ、帰ろうかな、光一も帰っちゃったし。

「そろそろ、あたしも帰るね、眠いから。
 おやすみなさい、キッド。 またね。」

光一を見送り、キッドに挨拶をして、あたしも公園を後にした。

(退場)

50 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/03/11(日) 03:35:38


『あんさ〜ん!』

「ん?この声は・・・」

声のほうに目を向けると、

「!エド!!」

俺の相棒のロボット馬のエドがこっちに飛んでくるところだった。

『あんさん、ひどいでんがな。わて一人置いていくなんて〜』
「ははは、ワリィ、ワリィ。・・・・・じゃあ、俺も帰るか」
『ええッ!?わ、わて今来たばかりなんでっせ!?』
「気〜にすんな気にすんなって!!さ、いくぞ!!」

そう言って俺はエドの背中にヒラリと飛び乗る。

「じゃあな。また会おうぜ!
・・・・ハイヨー、エドーーー!!」
『〜〜〜ッ!あんさん、ホンマ馬使い荒いわ〜〜〜!!』

バッ、っと地面を蹴り、俺を乗せたエドは空へと飛び立った。





















・・・・た、高い所怖ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜いぃぃぃ〜〜〜!

・・・・・・・・・・・・俺の悲鳴を残して。

(退場)

51 名前:フェリシア【ヴァンパイアシリーズ/CAPCOM格ゲ】:2007/03/15(木) 03:13:40

んん…
(軽く屈伸した後に桜を見上げ)

可愛い花〜
(白い猫耳に半裸な際どい姿のキャットウーマンは陽気に桜に手を伸ばす)
チョイチョイ♪
アハ♪可愛い!日本人わこの花見てお酒飲むイベントが好きなんだねぇ〜…
(桜の木下で持たれ座り込む)

グゥ…z Z

52 名前:ドラニコフ ◆WrGRyVhgck :2007/03/15(木) 13:59:33

満開の桜が咲き誇る公園。
そこに、

「がう」

ドラニコフ
 彼 はいた。

>>51

「がう?」

ふと、桜の木の下に目をやると、女性が寝ているのが見えた。
彼はそうっと彼女に近づき、声を掛けた。

「が、がうがうぅ〜」
訳・こ、こんにちは〜

だが、彼は人見知りするタイプだった。

53 名前:フェリシア【ヴァンパイアシリーズ/CAPCOM格闘ゲー】:2007/03/16(金) 00:05:39

>52
(花びらの舞うのんびりとした景色の中で静かに安心しきった穏やかな表情で寝ていたが、足音に白い猫耳がピクリと反応する)

ん…

(瞼を擦り背伸びをして大きく欠伸する)

ふぁぁ…
よくねたぁ。…?
君だぁれ?
(表情をジッと大きな瞳で興味深々に見つめる)
うふ、かわいいねッ
おんなじ猫なのかなぁ?
(頭をポフポフ肉球のある手で触る)

54 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/16(金) 01:25:07

>>53

「ん……?」

誰だろう、こんな時間に。
あたしも人のこと言えないけど。
良く見ると、恐ろしく寒そうな格好。
しかも、すごい体型。

「何してるの、そんな格好で。 風邪引くよ。」

とりあえず声をかけてみる。
ねこみみとか、ねこの手とか、気になることはあるけど。

55 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/16(金) 03:09:20

もうそろそろ、帰ろう。
さすがに、眠くなってきちゃった。

「あたしは、もう帰るね。 貴方も、ちゃんと家で寝た方がいいよ。」

(退場)

56 名前:ドラニコフ ◆WrGRyVhgck :2007/03/16(金) 14:05:19

>>53

「が、がうぅ〜」
訳・ぼ、僕ドラニコフっていいますぅ〜。

とりあえず自己紹介。

「がうっ!?」

いきなり頭を撫でられる。
振り払うわけにも行かないので、そのまま撫でられる。

「ぐ、ぐわぁおう・・・・」
訳・う、うん一応僕はネコ型ロボットだけど・・・・

57 名前:フェリシア【ヴァンパイアシリーズ/CAPCOM格闘ゲー】:2007/03/17(土) 00:19:30

>54.55
…?
(声に振り返り、ニッコリ微笑む)
うん、少し寒いかニャ〜…でも昔からお洋服なくても、これで結構平気だよ〜。
(洋服もたまにはいいなぁ、と思いながら相手を見つめる)

やさしいんだね、ありがとぉ〜♪
(猫手をフリフリ去り際に振り、見送る)

…クシュッ。う〜、風邪?

>56
がうがうっ?
ニャハ、かわい〜♪
(言葉が解るのかわからないか不明だが、いきなり手を握りブンブン振り回し喜ぶ)
あたしフェリシア!キャットウーマンだよ〜、宜しくねッ♪

くんくん…
(顔を近付け匂いをかぐ)
あ〜猫じゃないんだね?ロボットなんだぁ…何処に電池入れるの?
(ジロジロ見回す)

58 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 00:25:49

まだ、あまり咲いてないね、サクラ。
早く咲かないかな…って、つい通っちゃうよ。
あの花を枝一杯に咲かせたサクラを、早く見たいな。





>>57
あれ、また来てるんだ、あの人。
人? うん、人のはず。 ねこみみだけど。 尻尾も生えてるみたいだけど。
人だよ、きっと。 だから、この「真実」の妖精が見えたりもしないはず。

「こんばんは、また会ったね。
 この場所には、よく来るの?」

とりあえず、挨拶。
コミュニケーションの第一歩。
そして、相手の答えを待つ。

59 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 00:44:04

暇を持て余せば結局行き着く先が旅館の先の公園。
宇宙生まれには珍しい桜がある場所である。
もちろん休暇なので今は私服だ。

「…また来てしまったか」

コーヒー片手にぶらぶらと公園を歩いていた。
そりゃまだ満開といったところでは無いけど、
ピンク色の花弁が散る美しい光景だ。
見なきゃ損だとも思える。

「…食いモン忘れたな。ま、コーヒーだけで我慢するか」

そうやって少しぬるくなったコーヒーを啜っていると。

>>57>>58

なんか少女が二人。
……さて、俺は警官ではないが、こんな夜中に
公園をうろつく少女を放って置くのも気が引ける。

万が一何かに襲われたら困るし、
かといってここで煙草を吸われるのも困るしな。

「…夜中の一人歩きは危険だぞ」

とさりげなく女の子(>>58)に声をかけ……。

待て、あの中世風の格好の女の子、
どっかで見たような…?

60 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 01:09:05

>>59
「ん?」

誰かの声に、振り返る。
そこに居たのは、一人の男性。
コーヒーと思しき缶を片手に、こっちを見ている。

「大丈夫だよ、あたしには妖精たちがついてるから。」

その男の人の顔は、すぐに思い出せた。
クリスマスパーティの会場に居た、あの人だ。
唯一人、妖精をその目に見た「普通の人」。
ここはあんなに乱れた空間じゃないから、もう見えないだろうけど。

「シローも、サクラを見に来たの?」

そう、確か、これがあの人の名前。
以前に会った人に再会できるのは、やっぱり嬉しいよ。

61 名前:椎菜:2007/03/17(土) 01:22:50

「綺麗だ…」
夜空に咲き乱れる花を付ける桜の木々を見上げ呟く。
 マスターがいつもより早く寝てしまったので空いた時間を
利用して夜の散歩に出た。その先でこの公園を見つけたのだ。

>>57
>>58
>>59
既に誰かが居るようで2人の少女…ともう一人は少し前に
見たことのある顔だった。好奇心に駆られ、声をかける。

「こんばんわ…綺麗な花ですね…」

62 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 01:25:21

>>60

この世の中には理屈では説明できないものがいる。
獣の耳を生やしていたり怪しげな術を使ったり。
「妖精」というのもまあ、そのうちのひとつだ。

「…ま、妖精の力があれば大丈夫なのだろう。
 えーと、マリー…いや違う、マリエル…そうだ、マリエル」

頭をひねって名前を思い出す。
以前企画したクリスマスパーティで知った妖精使いの名前。

「まあな。故郷に無い花なんて珍しいだろ?」

わずかながらに舞っている花びらを掴もうとする。
……あれ?意外とすばしっこい?
いや、手に煽られて向こうに飛んでいってしまうのか?

「そういえば妖精が見えないな…。
 やっぱり子供心を忘れた大人には見えないものなのか?」

どこかの物語で知った伝説。
妖精は子供のころにしか見えない。
大人になってから見えないのは子供心を忘れたからだと。

よっと。やっと花びら一枚捕まえられた。

63 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 01:35:52

>>61

「や、こんばんは」

そこにいたのは目がさえるような美少年。
軽く挨拶に応じる。以前にあった彼は…

「…えっと…椎菜…だったな?」

思い出しにくい日本人名を搾り出す。
セキレイ…という種族の少年。
以前に文化祭で語り合った仲だ。

「久しぶり、こんな所で会えるとは思わなかったよ」

以前一回だけ出会った少年との再会は素直に喜べた。

64 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 01:49:33

>>61
また、誰か来た。
こんどは、とても綺麗な男の子。
もうちょっと髪が長かったら、女の子と見間違えちゃいそう。

「うん、綺麗でしょ。
 『サクラ』っていう花なんだよ。」

答えて、また視線をサクラへと戻した。


>>61
良かった。 名前、思い出してもらえた。
喜びは、すぐに、笑顔として、目に見える形に現れる。

「そっか、シローの国には、サクラは無いんだ。
 あたしの故郷にも無いの。 だから、その気持ちはわかるよ。」

そしてシローは、ひらひらと舞うサクラの花びらを、追いながら、
「妖精が見えないな」と言った。
やっぱり、ここでは見えてないみたい。

「きっと、普通は見えないものなんだよ。
 あの時は、状況が特殊だっただけ。」

妖精の姿が見えないのは、妖精と人間の間の、古くからの確執のせいだから。
子供心とか、そういうのは、実はあんまり関係ない。
それでも、見える人には見えるみたいだけど。


あれ、うまく掴めないや、花びら。
難しいなぁ。

65 名前:椎菜:2007/03/17(土) 02:03:45

>>63
この前に一度会ったことのある青年、シローは呼びかけに
軽く答えてくれた。そのシローの返事に思わず微笑を浮かべる。

「そうです。椎菜(しいな)です。僕もまた会えて嬉しいです。
 それもこんな綺麗な場所で…」

そういいつつシローの真似をして散った花びらを一枚手に掴む。

>>64
もう一人。目線に女の子の姿が入る。自分やシローとはちょっと
違った感じの服を着た女の子だ。快活そうな顔はマスターに似てるかもしれない。

「サクラ…素敵な名前の花ですね…でも、何か儚く感じますね…」

66 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 02:14:23

>>65
「儚い…?」

そっか…、うん、そうかもしれない。

「そっか…、すぐ、散っちゃうもんね。
 咲いては散って、咲いては散って。
 儚い花。 だけど…、ううん、だから、一層綺麗に感じるのかも。」

67 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 02:15:39

>>64

花びらから指を離すと、ひらひらと地面に落ちた。
当たり前のことではあるが、桜の花びらであるから
何か感慨深く感じるのであろう。

「国…というのは少し違うけど、まあ故郷であることには変わりない」か

独立国を作ろうとしてしまったが為に戦争がおきた。
そして独立国を作ることに失敗し、今ではもとのに戻ってしまった。

「桜は故郷にとって必要が無いものだからな。
 綺麗な花を咲かせる木は無く、味気のない木しか植えられていなかったよ」

人口の大地は地球のように美しくは無い。
四季折々というのも人口の産物だ。

「いろんな人間がごっちゃ混ぜになったから見えただけか…
 安心したようで寂しいよ」

彼女に見える妖精は俺には見えない。
あの時話せたのは奇跡だったのだろうか。


すばやく手を伸ばして桜の花びらを掴もうとする。
しかし手の動きでできた風で花びらが飛ばされてしまった。
…残念。

>>65

「名前が合っててよかったよ。
 日本人の名前はお覚えにくいからさ」

釣られてこっちも笑みを浮かべる。
日系の名前なのに日本人の名前が苦手とはなんとも変な話だ。

「一発…掴むのうまいな」

こっちも花びらを掴もうとしているのだが、
先のように上手くいかない。

…あれ?先はどうやって花びらを捕まえたかな。

68 名前:椎菜:2007/03/17(土) 02:26:37

>>66
「…咲いては散る…」

まるで自分達のようだ。と思った。

「短いからこそ美しい…けど…凄く…切ない…」

>>67
「あなたに…シローさん…に名前を覚えて貰えて嬉しいです」

そういうと、シローが花びらを掴もうとしているのに
気づき手に掴んだ花びらを見やりシローに差し出す。

(メール欄参照)

69 名前:ドラニコフ ◆WrGRyVhgck :2007/03/17(土) 02:40:36

>>57

が、がうぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!

129,3kgの体重もなんのその、と言わんばかりに
ぶんぶんと振り回されるドラニコフ。

>>58>>59

「が、がうがうぅ〜〜〜〜!!」
訳・た、たすけてぇ〜〜〜!!

身近の人間に助けを求めるドラニコフ。
すでに彼の目はナルトのようになっている。

70 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 02:46:45

>>67
「ルミネット。」

少し寂しげなシローのために、その妖精の名を呼んだ。
大きなホタルのような光を放つ妖精が、姿を現し、
あたしの周りを一周して、シローとあたしの間に停まった。
これなら、妖精の姿は見えないけど、ルミネットが放つ光だけは、シローにも見えるはず。

「きっと、また見えるようになる時があるよ。
 その時は、また妖精と一緒に、お話しよう。」

ルミネットは、シローの顔の脇まで移動して、頭の周りをくるりと廻ってから、あたしの側へ戻って来た。



やっぱり、掴めないや。
諦めかけたその時、掌に一枚、花びらが降ってきた。

71 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 02:54:46

>>69
「スニオーム!」

その妖精は、風の妖精。
あたしの言葉に従い、突風を起こして、前に会ったキッドに似た…ってことはロボットなのかな?
とにかく、そのネコ……犬? いや多分ネコを、ねこみみな女の人の手から吹き飛ばす。

……飛んできたそのネコを避けるのが間に合わず、今度はあたしが潰されたけどね。

72 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 02:56:06

>>68

「ん?名前を覚えていただけでもそんなに嬉しいものか?」

そりゃ忘れられると悲しいが、覚えていたからといって
そんなに嬉しがるモンでもないような。

「…桜の花びらは自分で持っておきな。
 ほら、先掴めれたんだから今も捕まえられないはずが無いだろ」

そう言って花びらに手を伸ばすが…
……逃げるな、この、おとなしく手中に入れ。

>>69

…………………………。

(助けるべきか、否か!?)

>>70

眩い光に包まれて、ひとつの光の弾が現れる。
中心部は見えないが、たぶん妖精がいるのだろう。

「うーん、眩しいくらいだ」

夜に慣れた目には少し優しくないようだ。
眩しくて少し目を細めてしまう。

「…いつかまた妖精が見える、か。
 期待して待っておくよ、そのときをな」

光に照らされた顔に笑みを浮かべる。
妖精の光って言うのはこんなにも暖かいものなのか。


もう一度、花びらに手を伸ばす。
力を抜いて無心で延ばした先に吸い込まれるように花びらが舞い込み、
また1枚桜の花びらを手に入れることができた。

73 名前:ドラニコフ ◆WrGRyVhgck :2007/03/17(土) 03:02:14

>>71

「が、がう〜・・・・」
訳・あ、ありがとう・・・

ナルトになった目のままではあるものの、一応お礼を言う。
・・・・と、

「!が、がう!?」
訳・!だ、大丈夫!?

助けてくれた少女>>71を自分が押しつぶしていると分かると
すぐさまそこから飛びのく。

74 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 03:05:23

>>71>>72

「……あー、えっと」

飛ばされた機械に潰された。
鋼鉄の塊であるロボットは重いはずだ。

ロボットはすぐに気を取り戻し、少女の上からどいた。
それでも痛いことは痛いだろう。

「大丈夫か?マリエル」

溜息をつきながら倒れているマリエルに手を伸ばした。
怪我でもしていなければいいが。

75 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 03:11:02

>>68
「切ない……か……」

どう言葉を返していいかわからず、サクラをただ眺める。

「サクラは…、どんなことを思いながら、咲くんだろう…」

眺めながら、呟いたのは、ふと心に浮かんだ、疑問だった。

76 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 03:29:00

>>73
「う……」

重い……ずんぐりした外見から想像していたよりもさらに重い。
すぐにどいてくれたから良かったけど。

「ふぅ……、ごめん、ちょっと考え事してて、避けられなかったの。」

犬? それともネコ? とか、
やっぱりこの子もロボットなの? とか、
やっぱり犬? とか、
犬? とか、ネコ? とか、

「色々考えてたから……あはは……」


>>74
「うん、大丈夫。 ありがとう。」

伸ばされたシローの腕を掴み、立ち上がる。

「見かけよりさらに重いから、ちょっとびっくりしちゃった。」

倒れ際に打ち付けた後ろ頭をさすりながら、苦笑した。

77 名前:ドラニコフ ◆WrGRyVhgck :2007/03/17(土) 03:49:38

>>76

「がう〜・・・」

申し訳なさそうに頭を何度も下げるドラニコフ。
・・・・・・と、

「がう?」

彼の足元に石があった。
何の変哲も無いただの小石。

ただ、丸いという以外は。


               ドクン


「グ・・・グルゥ・・・・」

彼の中の、野生が目覚める。




「<b>ガアァァァゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」




ドラニコフは、吼えた。

78 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2007/03/17(土) 04:15:16

>>77
「えっ…!?」

突然吼えて暴れ始めたその犬なんだかネコなんだかよくわかんないロボット。
恐ろしくなったあたしは、公園を後にし、逃げ出した。

「シロー、またね!
 椎菜も!」

手短に挨拶だけ済ませると、駆け足で公園を後にした。

(退場)

79 名前:ドラニコフ ◆WrGRyVhgck :2007/03/17(土) 04:28:07

「ガアァァァゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」

ドラニコフはもう一吼えすると、いきなり駆け出し、
そのままどこへともなく行ってしまった。

(退場)

80 名前:シロー・アマダ ◆08MSKmNwKg :2007/03/17(土) 05:04:39

…狼男というのであろうか。
ロボットがそのまま消えていってしまった。

「やれやれ…なんだったんだ?」

片手で頭を書きながら屑箱の中に空き缶を入れる。
ゴミはゴミ箱に、だ。

「じゃあな。もう少し早めに寝るべきだぞ、二人とも
 夜遊びはほどほどにな」

二人に話しながらこの公園を後にした。

【退場】

81 名前:トリス・クレスメントと護衛獣レシィ&バルレル ◆kDUDLG7w6A :2007/03/21(水) 13:05:23

トリス「ん〜♪気持ちいい〜ネスには感謝しなくちゃね」

彼女は蒼の派閥の召喚師、トリス・クレスメント。
派閥の任務の合間、息抜きのためにこの公園にやって来た。

バルレル「全くだ。あのメガネ野郎が許可を出すとは思わなかったぜ。」
レシィ「本当ですよね、『ああ、たまには一息いれる事も大切だからな』って…」

この2人は護衛獣のレシィとバルレル。レシィは既婚で妻のユエルとはいつも仲良し。
バルレルは子供の様な姿をしているが、実は途方もない時を生きている悪魔だ。

トリス「さてと、アメルとレシィが作ってくれたお弁当でも…」
レシィ「解りました、レジャーシート敷いておきますね」

82 名前:ドラメット3世&ドラリーニョ ◆WrGRyVhgck :2007/03/23(金) 01:16:30


「わぁ〜!」

と、声を上げたのはドラリーニョ。

ドラリーニョ「みてみて〜ドラメット、すっごくきれいだよ〜」
ドラメット3世「ふむ・・・・これは見事な桜であるな」

感嘆の声を上げるドラメット3世。彼らのいる場所は地面ではない。
ドラメットの魔法の絨毯で、桜が目と鼻の先に見えるところを低空飛行で飛んでいたのだ。

ドラリーニョ「もう、はるだね〜」
ドラメット「うむ、春じゃのう。

・・・・・む?」

>>81

目に入ったのは、レジャー用のシートを広げる子供達の姿であった。

ドラメット「お〜い、お穣ちゃんたち。
そこで何をしているのであるか〜?」

そう言って、絨毯を地上に下ろしていくドラメット。

83 名前:トリス・クレスメントと護衛獣レシィ&バルレル ◆kDUDLG7w6A :2007/03/23(金) 18:38:01

>>82

最初にその声に気付いたのは、レシィだった。
トリスはサンドイッチを黙々と頬張り、バルレルに至っては早速ワインボトルを開けて飲み始めている。

レシィ「あ…どうも。あれ?あなた達どこかで見た事があるような……
ああーっ!!思い出した!キッドさん達のお友達ですね?」

トリス「?もうひたのれひぃ〜?(どうしたのレシィ〜?)」
レシィ「ああ、ご主人様。ほら、この人達ですよ。
前に温泉に行った時、知り合った…」
トリス「ああ、あの時の…。こんにちは、あたしはトリス。あなた達が
レシィの言ってたキッドって人の友達ね?」

84 名前:ドラメット3世&ドラリーニョ ◆WrGRyVhgck :2007/03/24(土) 01:05:37


>>83

「ほう、それではお穣ちゃんがキッドの言っていた・・・・
いかにも。我輩はドラメット3世、キッドの親友の1人であるよ」

どことなく、優しそうなおじいちゃんを連想させる笑みを浮かべるドラメットと、

「ぼくはね〜ドラリーニョっていうんだ〜よろしく〜」

そう言って「にぱ〜♪」と無邪気な笑みを見せるドラリーニョ。

「で・・・・いったいここで何をしているのであるか?」

と、あらためて問いかけるドラメット。

85 名前:トリス・クレスメントと護衛獣レシィ&バルレル ◆kDUDLG7w6A :2007/03/24(土) 21:35:07

>>84
トリス「へっ?え、えーと…」
ドラメットの質問にトリスは言葉を濁す。派閥の任務を他者に口外してはならないからだ。
そこに、レシィがトリスに耳打ちをする。
レシィ(大丈夫ですよご主人様、この人達は悪い人じゃありません。
話しても問題は無いと思いますけど?)
トリス(でもさぁ、もしネスにばれたら大目玉だよ………(しばらく考え込む)
解った、じゃあ2人に洗いざらい話すわ。後は野となれ山となれよ!!)
トリスは意を決して自分達について説明をした。

トリス「あたしは『蒼の派閥』って組織に所属してる召喚師なの。
この公園には任務の合間の息抜きとして来てるわ。本当はこの事を
他人に喋っちゃいけないんだけど…悪い人じゃなさそうだから話しちゃうわね。
よろしくね、2人とも!!」
レシィ「そうだ、お弁当のサンドイッチ作りすぎちゃったんですよ…よかったら食べませんか?」
そういうと、レシィはサンドイッチの入ってるバスケットを差し出した

86 名前:ドラメット3世&ドラリーニョ ◆WrGRyVhgck :2007/03/24(土) 22:28:35

>>85

ドラメット「ほう、召喚師とな?我輩も魔術師であるが
召喚師には始めて会うであるよ」

>レシィ「そうだ、お弁当のサンドイッチ作りすぎちゃったんですよ…よかったら食べませんか?」

ドラリーニョ「えっ、いいの?わ〜い、いっただっきま〜す!」

そう言ってサンドイッチを食べ始めるドラリーニョ。

ドラメット「ああ、これこれドラリーニョ・・・・・まったくしょうがないであるな・・・
ああ、お穣ちゃんたち、ありがとうのう。どれ、我輩もお礼に・・・」

そう言ってドラメットは空中に手をかざすと、

ドラメット「・・・・・はっ!」

                  ボワン!

音と煙と共に、空中からドラ焼きの入った器が現れた。
それをうまくキャッチすると、

ドラメット「さ、遠慮なくどうぞであるよ」

そう言って差し出した。

87 名前:名無し客:2007/03/25(日) 01:41:20

>ドラえもんズさんとトリスさん

お二人とも何日も日を跨いでレスのやり取りをなさっておいでですけど
いつまでお話を続けるおつもりなのでしょうか?

お二人のように何日も会話を引っ張り続けた結果、
他の人がスレを使用できないというトラブルになった事もあります。
一度こちらのログと一行掲示板ログの8月あたりのところを
ご覧になったほうがよろしいかと思います。


一刻館感想スレッドその3
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1080605646/913-917
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1080605646/927-930

88 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/25(日) 23:53:55

「…桜、綺麗だなあ」

手持ちにはまた缶コーヒーひとつ。
頭に包帯、頬にガーゼというこれだけでも痛々しい姿。
ちなみに長袖を着ているので見えないが、
今は体のあちこちに包帯を巻いている。

まあ、医者によれば外は出歩いても問題ないらしい。
というわけでこんな痛々しい姿で一人桜の舞い散る公園を満喫していた。

「…といっても…失敗したか」

桜の気にもたれながらコーヒーを啜って呟く。

「…腹減った」

軽食ぐらい持ってくればよかった。
…うん、3度目なのに忘れるとは馬鹿らしい。

89 名前:◆DnVBluE5PE :2007/03/26(月) 00:06:12

>88

ははは、こう言うところでははじめてかな?
せっかく会えたんだしお一つどうぞ

つ【サンドイッチ】

僕はこの後もやらなきゃいけない事があるから失礼するね。


(1レスのみです おやすみなさいです)

90 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/26(月) 00:16:03

>>89

うおわあ!?

び…びっくりした…。
い、いつの間にそんなところに…?

あ、差し入れありがとうございます…。
ちょうど小腹がすいていたもので…。

では、仕事の続き、ご頑張りください。

91 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/26(月) 01:01:19

「当たり障りの無いハムサンド…。
 まあ、夜食にはこういうモンで十分か」

渡されたサンドイッチを食いながら桜を眺める。
以前より花の数が多い桜は本当に綺麗だった。

「ま、見る機会なんてそうそうないんだしな…」

一個目のサンドイッチをぺろりと間食する。
渡されたサンドイッチは二個でセットのようである。

「今のうちにじっくり目に焼き付けておくか」

そう呟きつつ、もう一個のサンドイッチを口にした。

92 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/26(月) 02:39:57

「…そろそろ帰るか」

とりあえずごみを込み箱へシュート…。

外した。

「…はあ」

最初っから歩いて入れておけばよかったと思いつつ
空き缶を拾ってゴミ箱の中に入れた。

【退場】

93 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/29(木) 00:07:02

ひょいと近くで買ったサンドイッチ一つつまみながら
桜の通り道を歩いていた。

まあ、怪我をしてても暇なものは暇だ。
散歩ぐらいは許してくれなければ
体が腐ってしまいそうな気がしたのだ。

…仕事中毒、ワーカーホリックなのだろうか?
軍にいてその有様だと洒落にならないな。

「…何度か歩けば新しい発見ぐらいはあるだろう」

花を意識して見ることは少なかった。
まあ、環境が環境だっただけに仕方がないかもしれない。
偽物の花などじっと見ても楽しくないし、
園芸も趣味ではなかったから。

94 名前:キキ・ロジータ(M):2007/03/29(木) 01:28:28


「よぉ、シロー。退屈そうじゃん。
 何?待ち人現われずってトコかい?」

桜の枝に脚をかけてぶら下がる
少女はニヤニヤ笑いながら言った。

「誰?奥さん?
 ・・・それとも浮気相手とか?」

枝から飛び降りると少女はさも当然のように
シローのサンドイッチを取ろうと手を伸ばす。

95 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/29(木) 01:33:05

「何も見つからない…かな」

いつも通り平和に桜が咲いている。
銃弾と血とは無縁の世界、この桜の公園は
尊い日常そのものだ。

「ま、それはそれでいいんだけどな」

人間は同じように繰り返される日常の中、
僅かな変化を楽しむ動物である…って
誰かが言っていたような気がする。
誰だったか?それとも今考え付いた持論であったか?

「少し桜が散る量が多くなった以外は問題なし、かな」

今はこの変化を楽しむしかないのだろう。

96 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/29(木) 01:40:49

>>94

「…誰も待ってないよ。いや、誰でも待っているというべきかも知れないけど。
 あと桜の木にぶら下がるな。折れたらどうするんだ」

この桜の気にぶら下がるというのは
どうもマナーがなっていないというか常識から外れているというか。

「…あのな。さっそく浮気相手を作ってどうするんだよ。
 それじゃあアイナに申し訳が立たないって」

親友であってもその先は越えられない。
というか超える気なんてさらさら無い。
親友だからこそ美しい関係というのもあるのだ。

「…む」

サンドイッチに手を伸ばすキキ。
まあ、一つぐらいはどうでもいいのでくれてやることにした。

97 名前:キキ・ロジータ(M):2007/03/29(木) 01:50:26

>>96

「折れるような枝選ばないって」

手をひらひらさせながら
得意げにサンドイッチをほうばる。
どうせなら近くで見たかった。
彼女にとってそれはたったそれだけの理由で十分な事なのだ。

「じょーだんだよ、じょーだん。
 そんなに簡単に浮気するようじゃ困るって。
 何よりあたしの立場がない」

一瞬、表情に影がさす。
だが次の瞬間にはニヤリといつもの笑みを浮かべてシローを見た。

「そんなことよりホレ。サンドのお返し。
 花がキレイだぜ?
 なぁ、コレってアレだろ?根元に死体が埋まってるってヤツ?」

名前は覚えて居ないわりにつまらない事を聞きかじっているようだ。

98 名前:キキ・ロジータ(M):2007/03/29(木) 01:51:34

言って、彼女が投げたのは缶コーヒーだった。

99 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/29(木) 02:07:34

>>97-98

「いや、まず公園内の木にぶら下がること自体が間違いだろうが」

たとえ折れなくても、だ。
誰もいないからいいものの間違いなく注意ものの悪戯。

でだ。人から奪っといて見せ付けるように食うな。

「…?立場?」

何が危ういのだろうか。
一瞬ではあるがキキの顔が曇った。
なんか意味深だったのだが。

「なんでそんなローカルな昔話知ってるんだよ。
 …そりゃ処刑場跡には桜の木があるって聞いたことあるけど。
 ほら、ハラキリとかそういうのやった跡とかで」

ハラキリではなく首を落とす処刑だと気づいたのはずいぶん後だった。

「ッと、サンキュ」

熱いコーヒーを少し手の上で弄んでから、
プルタブをあけ、眠気覚ましの飲料に口をつけた。


100 名前:キキ・ロジータ(M):2007/03/29(木) 02:18:39

>>99

「はいはい・・・でもさ、芝生に入っちゃダメらしいけど、
 ぶらさがっちゃいけませんって立て札は見なかったぜ?」

あいっかわらずカタいねぇ、
ま、そう言う真っ直ぐなとこがシローの良い所なんだけどさ。
言うと悔しいから絶対に言わないけど。

「立場ってのは・・・その・・・そ、そう!
 キキ姉さんとしちゃアイナを泣かせるようなバカ亭主は
 許しちゃおけないってことだよ、ばーか」

そして、中途半端に鋭いくせに肝心なとこはニブちんなとこが
シローのダメな所だ。断言してもいい。

・・・あー・・・こういう時はさっさと話題を変えるに限る。

「処刑場の花は綺麗だったってこと?肥料がいいって意味?」

あるいは近づきたがらないせいで根の上の土を
踏み固められづらいというセンも考えられる。

木の幹にもたれかかりながら頭上の花を見上げてみた。

101 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/29(木) 02:36:32

>>100

「木は皆のものです。大切にしましょうという注意書きぐらいあっただろ」

どこにあったかは忘れたが、
確か白いペンキがところどころ剥がれた看板があったはずだ。

「…そうか、なるほど。俺は弟ってか…」

包帯の巻かれた頭を抑える。
いや、気遣いは嬉しいんだけどな。

「お前に言われなくてもアイナを泣かせる真似はしないって。
 たとえ俺が泣くはめになってアイナは泣かせない」

それぐらいアイナは大切なのだ。
それをどうやって心変わりしようものか。

…ん?というか何故呆れているんだ、俺は。

「さあな?供養目的かもしれないし、
 怨霊のせいってのもあるかもしれないな」

幽霊なんているのか?いるだろうな。
世界は広いし。

102 名前:キキ・ロジータ(M):2007/03/29(木) 02:46:53

>>101
「はいはい、御馳走様」

舌を出して手で首元をあおぐ。
暑くてってさ、たまんないよね、ってんだ。

さてとっ!
もうこんな時間だ。
そろそろ帰らなくちゃなぁ。

「シロー!悪いけど、こっちは先に上がらせてもらうよ!」

こうして彼女は現われた時と同様に唐突に姿を消した。

 <退場>

103 名前:シロー・アマダ@あちこち包帯姿 ◆08MSKmNwKg :2007/03/29(木) 02:53:43

>>102

「…む」

またもや馬鹿にされたような気がする。
ご馳走さまってあたり。

「帰り道は気をつけろよ」

まあ、あいつのことだから襲った方が死ぬだろうけど。
死より辛い目に会うだろうけど。
あえて口に出さない。

「…じゃあ俺も帰るとするか」

慎重に狙いを定めてから空き缶シュート。
あ、縁にあた…外に落ちんな!中へ!はい…った!

「よっし!」

なんか微妙なことで喜びながらも帰路についた。
…近づいて入れたのよりも時間がかかったような気がする。

【退場】

104 名前:さくら ◆VUCPAuczOQ :2007/03/30(金) 23:27:53

エヘヘ、夜桜見に来ました。
私が桜を見る……うーん、ダンさん辺りにからかわれそう……

公園みたいな憩いの場があるといいですね…
来年はあの人と来たいなー、……なんて一人思ったり。

まっ、要は公園はいい場所だなーと。
うん、桜は綺麗だなー……と。

105 名前:さくら ◆VUCPAuczOQ :2007/03/30(金) 23:32:07

あっ、えっと、雑談というかちょっと桜が綺麗で独り言なんで、ハハ…
もし流れ止めてたらごめんなさい!

106 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 05:53:28

  ∧∧
  (゚Д゚∩
 ⊂  ノ
  / 0
 し´

えっ…と、
ここが噂のお花見スレかな?
 ∧∧ ∧∧
∩゚Д゚≡゚Д゚)
`ヽ  |)
  |_  |〜
  ∪∪
        ドスッ
  ∧∧ ミ
  (   ) _n_
  /  つ 貸切|
〜′ /′ || ̄
 ∪∪   ||_ε3
       ゛゛゛゛

107 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 06:15:57

お花見スレ一部貸し切りのご案内

 来る3月31日(土曜)20時より、当該スレの一部を「サフィズムの舷窓
―an epic―」が杏里が独断で場所取りします。
 関係者以外の花見客は、シート内には立ち入らぬようお願い致します。
 ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。
(※あくまで一部貸し切りです。桜の木はうんざりするほど生えています
ので、花見への支障は一切ございません)



【31日夜間限定】
「サフィズムの舷窓スレ、設立一周年おめでとうパーティ」のお知らせ


 過ぎ去りし青春を悔いることは、決してボク達の本意じゃない。人生にまた
一枚、経験という名のページが差し込まれるのは素晴らしいことだ。
 去る2006年3月31日―――ボクの母なるミュティレネ/サフィズムの舷窓
スレッドはフィレンツェの女勝負師ニコル=ジラルドによって建設された。
 つまり今日という日はサフィスレの誕生日なんだ。一周年記念日なんだ。
 だからお誕生日会を開くことにしたよ!
「参加資格は美少女であること」って限定したいけど―――この際、選り好み
はなしだ。無礼講だからね。みんなでボクを祝福しておくれ!

【参加者(現時点)】
・杏里・アンリエット(サフィスレ代表)
・ニコル=ジラルド(サフィスレ代表)
・飛び入り大歓迎!

【用意してくれたら嬉しいもの】
・ボクとかニコルへの「一周年おめでとう!」なプレゼント
・日を跨ぐ可能性があるから、とびっきりなライアー



  当企画への感想、要望、文句、罵詈雑言、求愛は↓
       ライアー事務所 杏里・アンリエット までお願いします。

サフィズムの舷窓 THE CASE OF H.B.POLARSTAR 〜an epic〜
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1143744725/

108 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 06:23:58


 ああ……ageるの忘れていたや。ageだよ、age!
 みんな、ボクのスレの一歳の誕生日会参加してくれるかな……。
 素晴らしい行事なんだ。きっと祝福してくれるよね。ね?
 愉しみに待っているよー!

>>105
 キミも綺麗だ……。
 サクラを見上げるたびに、散るのを惜しむように。キミとの出会いを永遠
という檻に閉じ込めてしまいたいと思うのは、当然だろう?
 反応が無いからって気にする必要はないよ。
 それだけキミが永遠に相応しいってことさ。

109 名前:さくら ◆VUCPAuczOQ :2007/03/31(土) 06:58:09

>>108
う‥、な…なんかベタな台詞……

一周年おめでとうございます!夜にお花見、ここの夜桜は綺麗ですよ!
一周年って事は‥あなたが一歳って事…?ハハ…んな訳ない、か。

ではでは、朝のジョギング続行しますね。

110 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 19:48:58




先に来てみたりな。
とりあえずなんだ、寝っ転がってるか。
先に飲んでるってのも、なんだかアレだしな。

111 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:10:41

 わあわあ、ニコル。お待たせ!
 ちょっと遅刻してしまったよ。
 じゃあ今から準備を始めようか。

112 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 20:26:06

とと、悪い。ちょいと野暮用でさ。
おお、ここにいたはずなのに野暮用とはこれいかに。
気にしちゃいけない。

……っておい杏里。
今から「準備」ってあんた。

113 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:37:28

【杏里・アンリエットから誕生日会開催のお言葉】

 花見とは何も、頭上を仰ぐばかりの嗜好ではない。その理論を実証するため、
今宵ボクは夜桜にも劣らぬ花々を地上に咲き誇らせた。
 ―――といっても、春の嵐(ゲルトルート)に心地よく身を委ねるニコル
こそが、頭上のサクラを圧倒する唯一至上の百合。
 ……なんて気取るつもりはない。
 いや、正しくその通りではあるんだけど、花見とは古来から万人に感嘆の
吐息を与える社会主義の象徴「普遍の美」だ。ニコルの美しさはボク
だけが愛でるものであれば、ここで悪戯に咲かせたくはなかった。

 そう、つまり。
 お花見というのはみんなが愉しんでこそ、なんだ!

 と言うこと用意したよ、野外パーティの支度!
 トレーラーによって地平線のそのまた向こう、東方の最果てにだって「出来
たて」を提供する移動式キッチンには、H.B.P精鋭の調理集団1個小隊が待機!
 スタイルはやっぱ、せっかくの屋外で行うんだから野味を満喫したいもの
じゃないか。ということで、当然のようにビュッフェスタイルを取らせてもら
ったよ。みんなが欲しい子猫ちゃん至宝の一品を欲しい量だけお持ち帰
りしておくれ。もちろん、ギャルソンに用意させるのもアリアリさ。
 シートに寝転がって花を見上げるのもよし。
 立食スタイルで雑談に興じるのもよし。
 愉しみ方もは自由の極みさ。
 面倒なことは言わないよ。何と言っても今宵の目的はただ一つだからね。

 ―――ということで、淑女婦人乙女の皆様!
 右手には宣誓のグラスをお持ち頂けたかな?
 こっそりと左手の親指を地面に向けているなんて、よしておくれよ?
 サクラの樹は人に狂気を促す。大地に霊脈に逃げ場を求めなんてしたら、
たちまち咲き誇る花々の滋養にされてしまうよ。
 今宵の桜は十二分に美しい。
 これ以上を求めるのは強欲(avaritia)の罪に触れてしまうよ。
 ボク達が今夜、犯す罪はアスモデウスの色欲(luxuria)……じゃなくて、
ベルゼブブの暴食(暴食)だけだからね。(でも体重計には気を付けて)

 じゃあ、そう言うことで。
 ボクが乾杯の音頭を取らせてもらうよ。

 サフィズムスレ、一歳のお誕生日おめでとー!

 A votre sante!(アボートゥル サンテ)! かんぱーい!

114 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:38:03

かんぱーい!


    ―――かんぱーい……

115 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 20:40:26

かんぱーい。
……ったく、あんたって奴はほんとにそういうの好きだよなー。
ま、いい出だしにはなったんでない?

ほらほら、一杯目くらいはさっさと飲んじまえ!
湿っぽい顔しないでさ!

116 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:40:30

ニコルしかいない?! とと、とりあえず、ニコルかんぱーい!

117 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 20:43:32

そーそー、あたししかいない。
どうするよ杏里? こーんな立派な桜をあたしら二人きりで占有だ!

いや、客が増えるなら増えるで越したことないんだけどさマジで。

118 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:46:04

>>115>>117
 でも……でも、ボクの思い描いたビジョンだと100人のキャラハンさん
がボク達の1年の健闘を祝福しに駆け付けてくれるはずだったんだ。
「おめでとう、杏里」
「おめでとう杏里! Bonne chance!」
「よく頑張ったね、杏里! Palju onne!」
 なんて喝采に包まれるはずだったのに……。

 そうか、そうだったんだね。
 ボクは独りだったんだね……。 

119 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 20:49:35

あんたみたいにあっちこっちで粉かけるよーな奴が「独り」って何の冗談さね。

それに、祝福してくれるとしてもキャラハンだけじゃないだろ?
名無しが居なきゃ、スレは成り立たないんだからさ!

……いや、名無しの祝福も見あたらないけどね。

120 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:54:01

>>119
 良いんだよ、ニコル。慰めなんて……。
 だってほら―――頭上を仰いでごらん。
 咲き誇るペイルルージュの花弁が、100億の祝福を携えてボク達を見守って
くれている。お客さんがいなくても、ボクには彼女たちがいてくれるんだ。
 よーし、ボクはニコルと一緒に呑むぞー!

 それに、喝采なら自分で用意だってできるもの!
 と言うこと早速、芸をするよ。
 杏里・アンリエットの必殺技―――ニキの物真似!

121 名前:にき ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 20:57:08

 あ……に、ニコル……一周年、おめで……とう(ぶんぶんっ
 わた、わたし……も……すごく……うれしい……です……><
 これ……からも……ずっと……一緒に……いて……ください……(ぶんっ
 ニコル……大好き……あなた……の……瞳は……いつも……わ、わたしの
……中の……ヴォルフを……刺激……する。
 本当に……食べて、しまいたい……です(///)


(……我ながらそっくりだよ!)

122 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 20:59:39

はいはい拍手喝采。つかそりゃ似てるわな。
なんたって声がいっsy……げふんげふん。

けどなー杏里?

食べてしまいたいとかどうとかニキが言うか!
つーかそりゃどう見てもあんたの台詞だろうが!

123 名前:◆cpOCEg7EVA :2007/03/31(土) 21:01:08

メールが一件届いています


“お久しぶり、杏里さん。スレ設立一周年おめでとう。”

“今日のお花見には参加できないけど、またの機会を楽しみにしているね”

124 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 21:06:55


>>122
 ひ、ひどい……です……ニコルは(ぶんぶんっ
 わた……し……は、こんなに……頑張って……想いを……言葉に……して、
いる……のに……ニコルは……真面目に……聞いて……くれ、ません><
 そんな……ニコル……優しく……ない……です。
 でも……わたしは……ニコルを……怒ったり……しま、せん(ぶんぶん
 だって……わたしは……ニコルのそう言うつれない所も含めて、キミの全て
をチャーミングだと思っているからさ。
 つまり、キミがいくらそういうすげない態度を取ったところで、ボクの乙女
回路はびんびんに反応しちゃっているんだ。あはは、残念だったね!
 分かったかい? ボクというニキはニコルが大好きなのさ!!


>>123
 うわお! イーヴァだ。
 イーヴァがこのボクのために祝電を打ってくれたよ!
 ああ、なんて愛おしいんだろう……。
 彼女とはすれ違いが続いているけど―――再会を誓い合ったんだ。
 いつか必ず、互いの愛を取り戻せるとボクは信じているよ。
 だから気にせず、今日は自分の時間を愉しんでおくれイーヴァ。
 慌てなくても、ボク達はきっとまた会えるから。

 祝電ありがとう、イーヴァ! 愛しているよ!

125 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 21:12:39

>>123

イーヴァ? ……ってとあれか、どこぞのホスト部でのイベントの時に同席したあいつ?
そういやあれって去年の八月だったっけ……やれやれ、もう半年以上も前になるのか。

しっかしまー、もてるこったねえ杏里?

>>124

「ボクというニキ」ってそりゃなんだ、ペルソナとかシャドウとかそーゆーのか。

126 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 21:19:34


>>125
 ああ、しまった。
 ニコルへの愛おしさが積もり重なって、つい素性を明らかにしてしまったよ。
 ボクの変装もまだまだ甘いね。本物のニキには遠く及ばないや。

 イーヴァはそうだね。
 ホスト部の時にお客さんとして来てくれていた女の子さ。
 ボクの顎に頭突きをしてくれた、うっかり行動派の美少女だよ。
 あの後、温泉での女風呂イベントの時にも見掛けたんだけど、言葉を交わす
暇が無くてね。こうしてすれ違いの毎日が続いているってわけさ。

 まぁ、こんな風にいつも通りの雑談で時間を潰したら、せっかくの一周年が
勿体ないから、何か話題を絞ってみようか?
 例えば……「ニコル限定雑談。ニコル関係以外話しちゃ駄目!」とかかな?

127 名前:シルビィo-o、:2007/03/31(土) 21:23:16

見つけたわ。杏里アンリエット+1!_・)チラ |木|

毎夜毎日破廉恥極まる言動で!わが校の伝統を揺るがすのみならず!公の場でも!
例の口にするも禍々しいお家柄の輩なんかと…べたべたしちゃって、汚らわしいですわ!!
あ、あ、あまつさえ、、たべたべたべ───で、い、いめぇじP(お嬢様学園につき自主規制

はぁ…(*゚∇゚*)=3ハァハァ

──────

い、いえいえいえいえいえ!
こ、こんな如何わしい方々のスレッドが1年も続いてる有様をわ、わたしのーー
二つの目で(きらり☆)見届けてイライザ様にお知らせするのよ、シルビィ。
あんな女に騙されてはだめですわ…イライザ様…。 |木|*)ハァハァ

128 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 21:25:57

あっはっは、某所で飲み過ぎ注意とか言われちまった!
ま、あたしはそーそー酔い潰れるようなタマじゃないがね。けどせっかくのお言葉だ、注意しとこうか。

とかここで言ってみる。見ててくれてると良いけどさ。
つか、飲み過ぎは杏里もお互い様だね。二人して潰れちまったら話にもなりゃしない!

で、あたし関係前提。
あはは、そんなんじゃすぐに場が持たなくなっちまうよ。
まだ杏里のみのほうがよっぽどマシだね。そー思わないかい?

>>127

あ、イライザの取り巻きその一。

129 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 21:34:35


>>127
 あーと……えーと。
 なんか見覚えがあるな、彼女。
 誰だっけ……。
 確かいっつもイライザの側にいた―――
 ああ、喉まで出掛かっているのに存在が出てこない!
 ポーラースターの生徒であることは確かなんだ。
 そこから先が分からない!

 ―――ま、いいや。
 ニコル〜♪

>>128
 ボクの話はたいへん興味深くはあるんだけど、それってつまりボクが酒の肴
ってことだろう? うーん、散々虐められそうでちょっと怖いなぁ。
 自分の話題ってあんまり得意じゃないんだよね、ボク。それよりもニコルの
話をたくさんしたいけど……

 お酒は、ボクとニコルならよっぽどのことがない限り、潰れはしないさ。
 よっぽどのことが―――ままあったりするんだけど、それはそれで楽しい
思い出へと昇華するからね。ボクは大歓迎さ!

 ん、あ、そうだ。
 じゃあ、アレだ。
 日本古来から伝わるお花見のゲームをしようか?
「野球拳」って言うんだけど、ニコルは知ってる?

130 名前:シルビィo-o、:2007/03/31(土) 21:39:09

>>128>>129
わ、わ、私は!!
貴方達おふたりとは、家柄も、食べ物も、眠るときの角度すらちがうのですわ!
私が隠れてるのに見つけるなんて、そんなの、奥ゆかしさもございませんわ。

もう片方はしかも公然と無視、、こ、こんな屈辱ぅぅっぅぅ!!


大体いちど言いたかったのよ!
あなた、あなたたち!

聞きなさい!!

だから、その


おねがい、聞いてぇ…

      _, ,_
 w  (・ω・ )
 (~)、 /   i  ) わたしなんて、わたしなんてぇ…(ぶちぶち
  \ ` |_/ /|
   `ー_( __ノ |
    (  `(  、ノ

131 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 21:40:41

だいたいこんなとこで潰れたらどうやって帰るんだっていう。

>>129

ほうほう。
つまりあの取り巻きさんは杏里より年上だったということか。誰だか覚えてないってことは。
……あれ、てことはイライザは必然的にあれより年下ということに?
え、マジ?

あんたは他人様をノせて楽しませるばかりが得意だってことかい。
いやいや、事実そうなんだろうけどさ!
けどたまにはいじられてみなよ? 楽しいぜ?
あたしが。

>野球拳

聞いたことあるような無いような気はするがそれよりあんたの顔に書いてる気もする。

132 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 21:41:37

>>130

青年の主張!
HBPセカンド生、シルビィさん!

ほらどうぞマイクやるから。

133 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 21:48:48


>>131
 あはは、ニコルめ! キミの言い方だとまるで、ボクが年下でさえあったら
何でもオッケーに聞こえるじゃないか。ボクがお婆ちゃんになったとき、それ
だと大変すぎるから……さすがに恋は選びたいかな。
 あ、いや、別にこの子がボクのタイプじゃないって言ってるわけじゃないよ。
 ただほらイライザに悪いじゃないか。
 イライザのことだから「あら? 私は全然構いませんわ」とか本気で言い
そうだけど……それは彼女の前では言いッこなしだよ。
 さすがに可哀想だからね。

 野球拳は―――さすがニコルだね。
 ギャンブルに関わるとすぐに聡くなるんだもん。
 じゃあそれは諦めて……と。せっかくイライザの取り巻きがいることだし、
イライザのことについて盛り上がってみようか?
 それだったら草むしりさんも話題に関われるだろう?

>>130
 あ、分かった!
 ボク達の一周年記念を祝って駆け付けてくれた別スレのキャラハンさんだね?
 うわ、嬉しいなぁ。ありがとう!
 それでプレゼントは持ってきてくれたのかな?

134 名前:シルビィo-o、:2007/03/31(土) 21:52:57

>>132

えぐ、えぐ…><…わたしなんてぇ、わたし…
しくしくしくしく……


え”ば、ばい”ぐ、ぐだざるの”?
(翻訳:え?ま、マイク、くださるの?)

───っふ
っふっふ、おほほほほほ!!
ま、ま、まぁ、や、やっと私の価値を認める気になったのね。

もう駄目よ、マイクを握ったら話さないのが淑女のたしなみ。
言うわよ、言っちゃうわ。

。oO(主役と、シナリオ占有しまくってる真ヒロインから出番を奪えるなんて、ああ
    イライザ様ぁ。私、やりましたわ)

その、あなた達みたいな、ただの男装とか、前髪をあげて目が出ると美人さんなんて、
下賎!!おふけつ。だって、そんあのあか○りさ○るのヒロインみたいですわ!
そんな属性とかにくらべて、私は───

(くるん)

♪ツインテールぅ♪(ついんついん♡)

気品ある者にしか許されないの。。ね、ね、ね?
イライザ様にふさわしいのはこれで誰か、わ、わ、分ったでしょう?
(ふふん。

135 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 21:56:27

そういえば唯一ツインテールだった。
素で忘れてた。
だがあたしは謝らない。あほさる紛いがどうとか言われたし。

では>>134さん、イライザさんについて一言!

136 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 21:59:57


>>134
 アイーシャもツインテールだよ。
 良かったじゃないか。
 こと出番に関しては、アイーシャはそんな貪欲に求めていないから、
もしかしたら彼女の出番を上回るかもしれないよ?
 そうしてサフィ・オブ・ツインテールの称号を独り占めさ!

(あ……でもアイーシャもあれで、本音と態度がだいぶ違うからなぁ。もし
彼女がアイーシャの出番を奪ったりしたら……)

 ―――せ、背中にだけは気を付けてね?


>>134
 一言お願いします!

>>135
 ニコル! ニコル!
 アイーシャ忘れちゃ駄目だよ!
 彼女、そういうぽろっと零れた迂闊な言葉でも、
 すっごく気にするんだから!
 

137 名前:シルビィo-o、:2007/03/31(土) 22:04:12

>>133 アンリエットぉ!!復讐するわ。今日から私をダンテスと仰いぃぃ!!

───な、なによ。ふふん。今更知らないフリだなんて往生際がわ、わ、わるすぎよ。
メガネにツインテールの私に貴方が叶うものが、何があって?
否、無い、ないのよ。

イライザ様なんか最先端のメイドなのよ?メイド。
その方に相応しいのは、、、あなたなんかじゃ、な、ないの!(びしぃ!

>>135 …^^
イライザ様に、つ、ついて?

わ、わたしの旦那様…女王様…い、いえいえいえ
人生の教師、です、わ!主に夜の...
どのような姿になられても、その気高さを失われない魂の気品。

あの人魚姫が人の姿になられていたらきっとそれはイライザ様。
あのような方に違いありませんわ。そう思われません?

138 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 22:09:16

>>136

……やっば、あたしとしたことが迂闊すぎた。
まずいぞ、このままじゃ。
よし……

あとでアンに任せちまおう。

>>137

イライザは声を失うどころかスーパーメイドにクラスチェンジしちまったしな。
うむ。

で、夜がどーしたって?

139 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 22:16:21


>>138
 ああ、ニコルでもアイーシャが怖いんだ……。

>>137
 え―――なになに? 夜がどうしたって?

 ……ボク、ずっと気になっていたことがあったんだよね。
 イライザってどうやって責めるんだろうって。
 ボクの時って彼女いっつもネコに徹しているじゃないか。
 ボクはそれでも構わないんだけど、あそこまで受けであることを望むって
いうのも―――逆に好奇心を注がれるよね? だから、タチの場合はどう
やって責めるのかなぁって……キミなら分かるだろう?

 うーん、なんかいよいよ修学旅行の夜っぽくなってきたね。
 ニコル、管理スレに頼んでスレッドタイトル変えてもらってきて!

140 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 22:21:09

>>139

スレタイ変えたら桜の公園じゃ無くなっちまうだろうが――――
つか修学旅行の夜って……あ、いかんいかん。全年齢だここは。
杏里がああである以上、あたしが止めなきゃならないのか……ええい。


 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |   次でボケて!!!   |
 |________|
    ∧∧ ||
    ( ゚д゚)||
    / づΦ

141 名前:シルビィo-o、:2007/03/31(土) 22:24:39

>>138>>139
い、いつもあのイライザさまが、にゃんこm(ΦェΦ)ちゃん…

そ、そんな。ありえ、ありえないのよぉ…。
今すぐクリミアに相談しないとぉ…こういうとき、どうすればいいのぉ?

──あーん><
わたしをそんな質問で詰っていいのは、イライザ様だけなのにぃ…


>>136
アイーシャさん?…それってどなた?

ああー、思い出しましたわ。
以前、学園で舟が機械の暴走でおぞましい事になっていた時───


      /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃
     |    /       ブーン
      ( ヽノ
      ノ>ノ
  三  レレ

こんな風に走り回ってらした方。

(はっ

───ひひひ、ひどいわ。こんなのと一緒にするなんて。
同じ作品にでているだけでも悲しいわ…
こんなのと一緒に出演するくらいなら、傷心のわたしは、わたしは!


私のシナリオを作品から『削除』する事を今からLiar softに申請しに
行くんだからぁ。 お、憶えてらっしゃい───(泣きながら退出

142 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 22:34:32


>>140
 そもそもボク達、修学旅行の経験ないんだけどね。
 いや、お泊まり会ならいっつもしているけどさ。
 みんなでわいわいパジャマパーティの時もあれば、2人っきりの密やかな
お泊まりの時もあり―――うーん、ボク達ってば団体行動の模範生徒?
 よし、今夜もニコルとお泊まりをしたいな。

>>141
 あ、酒の肴が逃げた。
 せっかく弄り甲斐があるお肴ちゃんだったって言うのに!
 ああ、どうしたことだろう。
 またニコルと二人っきりになってしまったよ。

 彼女、何か嫌なことでもあったのかな。
 あとでボクがイライザに怒られるようなことは……ないよね?

143 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 22:43:07

なぜか、マジでボケてくれた気もする……なぜか。

>>141

なんかものすごーく違う気もするが、化猫アイーシャの騒動のときかい。
……アイーシャって、ほんと不憫だよな…………


ところであんたのシナリオなんてない……いや待て、イライザの話(※フレーバー)があるにはあるか。
てことはあれを削除してもらうの?
いーのかんなことして。確実に切ないことになるぞって行っちまったよ。
ちぇ、面白かったのに。

>>142

そらまー、うちの生徒連中で団体旅行なんぞしちまった日にはいろいろとヤバいことになるからねえ。
その代わり、あたしらは何もせずとも世界中航行してるんだけどさ。
返す返すも変な学園だよな、ほんと。


イライザは怒っても怒らなくても時々たまーになんか怖い気もする。
あれこそ正に女王様の貫禄か……

144 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 22:44:04

しっかしほんとにまた二人っきりか。
どーしたもんかね。まさか宣伝して回るわけにも行かないし。

仕方ないからもう少しだべり続けますか。

145 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 22:50:57


 そうだねぇー。
 また誰かがお祝いに駆け付けてくれるかも知れないし。
 うーん……なんだかこの状況、既視感があるなぁ。
 2月頃に、ニコルとやっぱり2人っきりで話したような……。
 でも、そんな覚えもないんだよね。
 気のせいかな?

146 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 22:58:58

二月頃?
二月頃ねえ……そんなのあったっけ?
そもそもあの頃は諸事情によりあんたはあまり出番が……

あ。
あーあー、なるほど……はは、気のせい、無意識って奴か。

まあ、なんだ、杏里。
そいつは天使の気まぐれって奴さ!


つか、そうこう言ってるうちにもうそろそろ23時かい。
四月一日まであと一時間。

確かアンエピの発表、あれも四月一日だったんだよねえ……どこぞの会社はさ!
あたしはもう忘れもしない。

147 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 23:07:07


 気のせい? 天使の気紛れ? ……それなら良いんだけど。
 毎年、あの時期は不思議な体験をするんだ。どうしてだろうね。

 ―――って、そうだよ。
 あと一時間で一周年も終わっちゃうよ!
 そしてボク達の日が訪れるよ!
 ニコル、とびっきりのライアーを用意したろうね?
 ボクを脅かしてくれなくちゃイヤだよ。

 ああ……それにしても一年か。
 どうだい、ニコル。サフィスレの一年を振り返ってみて、さ。
 思わず涙がこみ上げちゃうような思いでの数々を胸に抱けたかい?

148 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 23:16:32

とびっきりのライアー?
ああ、うん、そりゃもう一分で出来r……ん、ん!

まあ置いといて。

……一年、一年だよな。
長かったような短かったような、ってお決まりの文句だけどさ。

まあでもなんだ、言っちゃなんだけどあんなもんじゃない?
毎日毎日幸せでたまんない! なーんて、普通は思いはしないものさ。
実際にそうだったとしてもね。

だから普通だよ。色々あったね、ってだけさ。スレ外での活動は色々じゃ済まないけどね!
でもこっちはそんだけ。

でもってたぶん、十年に十年もしてからようやく涙がこみ上げてくるようになるのさ。
今のあたしに、保証は出来ないけどな!

149 名前:麻宮アテナ:2007/03/31(土) 23:24:17

 お花見中ですか〜。

 なにやらものすごい勢いでお花見中ですね。
ふたりだけの差し向かいでこんなに盛り上がってるなんて、
よっぽど仲がいいんですね〜。

 ところでお誕生日とのことですね。おめでとうございます!
サフィズムさんはどちらの方ですか?


150 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 23:24:19


>>148
 はは、ニコルらしい意見だね。でも、事実その通りだ。
 ボクは一日一日の価値を噛み締めて過ごしているつもりだけど、それに
したって現在抱いている感情が本物の幸福かどうかなんて分からないもの。
 十年後にも、キミとこうしてお花見ができる関係を続けられていたら、
その時こそ、ボクは本当の意味で価値を覚ることができるのだろうね。
 うーん、楽しみだな。
 十年後のニコルか。
 どうなっているだろうね?
 世界規模のレーサーのエンジニアになんかは、まさかなってないだろうし
……かと言って新宿でイタリアンレストランの給仕をやっている姿も想像で
きないなぁ。いっそ青い空を求めてディファレンスエンジン?
 ―――はは、まさかね。

 きっと飛び切り良い女になっているに違いない。
 それだけはボクが確約するよ。

151 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 23:26:29

>>149
>サフィズムさんは

あたしじゃなくてあっち。
てことで、チャオ、お客さん。

152 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 23:27:10

>>149
 おお! ようやくお客さんが来てくれたよ。
 初めまして……だよね? 多分。
 ボクは杏里・アンリエット。エーゲ海の東、レスボス島の乙女さ。

 ボクとニコルはご覧の通り、大の仲良しでね。
 いっつも二人は一緒なんだ。
 羨ましいかい?
 キミさえ良ければ、ボクはいつだってキミと一緒にいてあげられるけど。

153 名前:麻宮アテナ:2007/03/31(土) 23:32:20

>>151
 はい、ちゃおです!
夜でもちゃおっていうのかな?
ま〜い〜か。なかよしとかりぼんとかはいわないでしょうし。

>>152
 ちゃおです、サフィズムさん!
って、杏里さんですか? でもサフィズムさんって……。
リングネームみたいなものでしょうか。

 ま〜それはともかく。
いつも一緒ですか。うらやましいですね〜。
私なんか、あんまりベタベタしたら怒られるから
すっかり適度な距離感を計るのが上手な女になってしまいました。
いいんですけどね。

154 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 23:39:40

とかいきなり振ってみたところで

>>150

十年後の関係、か。
なんと言っても、あたしらの立場が立場だからな……何とも言えないさ。
ましてそんな、夢のような職業の数々はね!
……しっかし、でもどうだろ。
少なくともあんたは……なんというか、いつまでも「あんた」のままって感じだ。
ならつまり、最低でも50%の確率で「同じ関係」のままなのかも知れないね。

いい女?
はは、そいつは決まってる。
なんたって「あたしも」保証しちゃうからね!

>>153

あはは、まあBuonasera.でもいいけどさ。どうしてもCiao! のほうが通りやすくって。
まーまー駆けつけ三杯……だっけ? 日本じゃ。

あ……っと、あたしはニコル。ニコル・ジラルド。あんたは?

155 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/03/31(土) 23:46:14


>>153
 ああ、キミの気持ちは胸に疼きを覚えるほど強く理解できるよ。
 二人の想いが同じでも、必ずしも距離が無に重なるとは限らない。
 想うからこそ距離を開けようと企む、意地悪な子だっているんだ。
 理性こそがこの世で最も価値ある概念と頑なに信じて、自らの自制
しようとするんだね。でも、ボクはそんなのはイヤだ!
 キミは同意してくれるかい?
 ボク達はいつも一緒にいるべきだろう?


>>154
 自分で言うのもなんだけどれど、ボクもボクは十年後もボクのままボクで
在り続けるような気がボクもするよ、ボクボクボク―――酔ってる?
 う、うん、気を取り直して、と。
 まぁね。ニコルの言う通りさ。ボクは限りなく自由だけど、ニコルや他の
子猫ちゃん達には大いなるしがらみがあって、そのしがらみがあるからこそ
ポーラースターに辿り着けて、ボク達は出会えたんだ。
 やがて訪れるであろうその時を否定しちゃいけないよね。
 でも抗うことはできるし、希望だって持てるから。
 しんみりとしたお酒にはしないよ。

 まぁ、そうだね。
 そろそろライアータイムと来たし、カウントダウンでも始めてみようか!

156 名前:麻宮アテナ:2007/03/31(土) 23:47:36

>>154
 あはは、ではジュースで駆けつけ3杯とさせてもらいますね。

 あ、名乗ってませんでしたね。麻宮アテナ(Asamiya−Athena)です!
よろしくおねがいしますね、二コルさん。
ちゃお、ということはイタリアの方ですか?
もっとも、私もこんな名前なのに日本人ですけど。
年は……おふたりと同じくらいかな?

 それにしても、ずいぶん豪勢なお花見ですね〜。
お花見する人よりそれをお世話する人のほうが多いみたい。
「調理集団1個小隊」って、何人いるんですか?

157 名前:C.C. ◆C.C./eEyuo :2007/03/31(土) 23:49:51

 何処からかピザの匂いがする……。

 おい、そこら辺(>>154とか>>155とか)のお前たち。
 私にピザを寄越せ。
 隠しても無駄だ。匂いでわかる。

 さあ、早く出せ。
 早く早く!

158 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 23:54:58

>>156

うん、トスカナはフィレンツェ育ちさ。
もっとも今は、一年中学園船での生活だけどね。そこのこいつ>>155と一緒に。

調理集団は……まあなんだ、い、いっぱい?
つか半分は杏里>>155の妄言みたいなもんだから。
ほらあの辺、張りぼて。
書き割り。

ちなみに言い忘れたけど、さっきからあえて連呼してる>>155のサフィズムさんだが
サフィズムっつーのはだな、要するに、その、なんだ、女だけど女が〜っていう、
まあ、うん。

>>157

イタリアンな「ピッツァ」もアメリカンな「ピザ」も山ほどあるが
山のように出しちゃって良いのかい?

159 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/03/31(土) 23:56:10

とか書いてたら五分前だ!

……嘘ネタ、ねえ。
さあどうしよう、あれ本当にやるのか、あたし?

160 名前:麻宮アテナ:2007/03/31(土) 23:56:47

>>155
 そうですね〜。仲良しならいつも一緒にいたいって思うのは
自然だと思うんですけど。まぁ、自分に都合がいい考え方ですけどね。
でも私が自制もなしに突っ走っちゃったら大変なことになるし。

 なんだか私、小さい頃から我慢に慣れちゃってるんですよね〜。
あ〜もう身についちゃってる。それに、思うことを全部口に出しちゃったら、
私は恥ずかしくてお日様の下を歩けませんし。

 うん、でも、両者の合意があるなら、いつも一緒でもどこでも一緒でも
任天ドッグスでもいいと思います。「いつでも一緒」ということは、
二コルさんとはルームシェアリングでもなさってるんですか?
うらやましいですね〜。あははっ。

161 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 00:03:55


>>157
 わお?
 お花見も終盤に至って、更にメルヒェンな美少女が登場するなんて!
 ピザかい? ピザならもちろん、用意しているよ。
 キミが来てくれると分かっていたから、マルガリータからマリナーラ、
クアットロ・フォルマッジまで見事に揃えてみせたよ。
 どうだい、ボクって凄いだろう。褒めて褒めて!

 それにしても……まただ。また年齢が読めない人だ。
 ボクってば、この板で活動するといつもこうなんだよね。
 どうにもボクの感覚が鈍っちゃう―――どうしてだろう?
 不思議な人が多すぎるんだよね。


>>158
 しまった! ピザと聞いたら黙っていられないイタリア人――と呼んだら
怒るからフィレンツェ人――ニコルが猛然とアメリカ人に食ってかかった!
「ヨーロッパから逃げ出したピューリタンめ! 本場のピッツァは敬虔なる
カトリックのみが製造可能なんだ。お前等が作るピザとやらは偽物だ!」
 と言わんばかりだー!


>>160
 そうそう。
 お泊まりは当然のこと、お風呂やサウナだってよく一緒に行くよ。
 何と言っても仲良しだからね。
 彼女、学年はボクより一個下なんだけどさ。もしクラスメイトだったなら、
補習まで一緒に受けていたんじゃないかなーと思っているよ。

 キミはお泊まり会とかしないのかい?
 パジャマパーティってボク、すっごく好きなんだ。
 良ければ今度、キミの部屋でお泊まり会をしようか。
 それともボクの部屋?
 ボク、お風呂が大好きでさ。
 バスセットはすっごく豪華なのを揃えているんだ。
 良ければ試してみない?

162 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 00:04:25

ああー! 本当だ、気付いたら31日が終わっちゃった!
ニコルニコル! なんか嘘吐いて! 早く早く!

163 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 00:04:27

>>158
 おお〜フィレンツェ。石を投げれば文化遺産に当たるという
文化と芸術の都。ホントに石投げて文化遺産に当たっちゃったら
大変なことになりますけどね。ごめんなさいっていっても……許してもらえないんだろうなぁ。
私もフィレンツェに行く機会があったら、石だけは投げないように気をつけます!

>>157
 で、あのすごそうな人たちはハリボテのカキワリさんたちですか〜。
よくできてますね〜。喋る機能もついてるんですか?
ピザが好きなカキワリさん。なんのピザが好きなのかな?

164 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/04/01(日) 00:04:52

ピッ ピッ ピッ ポーン

………………あ、杏里。ご、ごめん、なさい……
ほ、本当は、本当はね……わたし、あんなキャラじゃないの。
おうちがおうちだから、もっとしっかりしなきゃいけないってみんなに言われて、て……
う……だからい、いつも、部屋に帰ったら泣いちゃっ、て…………
もしも、前髪、で、隠していなかったら……わたし、こんな風に振る舞えないよ……
杏里、杏里ちゃん………………






(バレバレな嘘をついてこそ、だろ?
 滑ったら心で泣くかも知れないが)

165 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 00:15:28


>>164
 おお、ニコル! ボクだけの慈愛の女神よ。
 いま、我が青春の時に斜陽が訪れた。
 キミという太陽が落日を迎えようとしている!
 ボクの知るニコルはいったい何処へ―――今までニコルだと思っていた
キミは、いずこへと去ってしまったのか。
 返事をしておくれ、ニコル……ボクのニコル=ジラルド!

 ああ、でもボクの人生は常に更新を続けている。
 キミが謝る必要はないんだよ、ニコル。
 だってキミは何も悪くないもの。
 罪人を求めるならボクを贄に捧げるがいい。そう―――本当にキミに
気付いてあげられなかった、ボクこそが罪の元凶だ。キミはボクを詰る
権利こそあれど、謝罪を重ねる必要なんてまったくないんだ。だから、
どうか……涙を目元に溜めて、上目遣いでボクを見つめないでおくれ!
 悶え死んでしまいそうだよ。今までのキミを否定して「こっちの方が
全然アリだよ」なんて言いたくないんだ、ボクは。

 ああ……でも今晩ぐらいはそれもアリかもしれないよ。
 ということヨロシクね、本当のニコル!

166 名前:C.C. ◆C.C./eEyuo :2007/04/01(日) 00:18:49

>>158
 ピッツァでもピザでも何でも構わん。
 もっとも、どう違うのかすら知らないが……。
 私は、宅配ピザしか食べたことが無いからな。

 山のようにあるなら、それに越したことは無い。
 どんどん寄越せ、どんどん。

>>161
 めるへぇん?
 わ、私のことか?
 ふふっ、そうかそうか。ようやく私を正当に評価する奴に会えたな。
 もっと言って言え。
 ルルーシュの奴ときたら、私と同じ部屋に寝泊りしていると言うのに何の反応も……。

 ふむ?
 わかっていた?

(予知か何かか……?
 いや……まさかな)

 まぁいいさ。
 ああ、随分と沢山用意しておいてくれたんだな。
 褒めてやるよ、名前も知らない奴。
 やれば出来るじゃないか。よしよし。

 年齢がわからない?
 ふっ……まぁ、それも当然だろう。

(人は自らの尺度で理解できるものしか推し量れないのだから。
 人でない私を、お前が理解することなど……)

 ふっ……。
 だが、聞くなよ?
 女に年の話題は、無粋というものだということくらい、お前はわかっているだろ?

 まぁ、そんな事はどうでもいい、ピザだ、ピザ。
 用意しているなら、早速いただくぞ。
 はむっ……。
 ん、美味しい♪

>>163
 ?
 何を言っているのかよくわからんが……ぁむ……何のピザか。
 どれも好きだが……ぁむもぐ、んくっ……まぁ、強いて言えばチーズが濃いピザの方が好
みだな。

>>164-165
(安い芝居だな……)

 まぁ、私はピザが食えれば、それで構わんがな。
 んっ……やはりできたては違う♪


167 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/04/01(日) 00:25:57

>>165






以上、1レスで幕引きです。
いやあ見事な釣れっぷりにあたしは感激だ。うむ。

>>166

あたしの連れって見ての通り、付き合いが良いだろ?

168 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 00:26:59

 杏里さんの口上が、ホントにプロレスの司会者さんみたい(笑)。
「でた〜本場の本物! 真のピッッァとはこういうものだといわんばかりの
二コルの攻撃だ〜っ! すかさずフォール!」という感じで、楽しそう。

>>161
 おお〜、おフロにもよく一緒に、ですか……。
そ、それはつまり、カラダの洗いっことかして、
たまに手が滑っちゃってきゃあ、みたいな事故もありありなんでしょうか……。
う〜、乙女のロマン。

 私は……お泊り会といいますか、
まぁたまにお泊りすることはありますけどね。
一緒におフロというのは……ここ数年記憶にないような。
豪華なバスセットですか〜。由緒正しい一般市民の私には、
どう豪華なのか想像もつきません。

 あ、わかった!
体洗ってくれる人がちゃんと控えてるとか?
三助さん……は男の人だし、湯女さん……だと意味が変わっちゃいますね。
あ〜なんだか思考が不健康なほうに。

169 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 00:35:28


>>116
 正当な評価だって? とんでもない。これでも謙虚に評したつもりだよ。
 何と言ってもキミの容姿は、この世のものとは思えないほどに幻想的だ。
 人は時に非現実な夢にこそ想いを託す。だが、募る憧憬はやがてて心の歯車
を狂わして、想いそのものを暴走させてしまうだろう。
 キミという幻想はボクを惑わすオディプスの夢だ。
 だからこそ、真実から眼を背けて過小に評価させてもらったよ。
 キミは……その、あまりに美しすぎるから。ボクには危険すぎるんだ。

 ところで、ピッツァが好きなのかい? ふぅん……実はボク、美味しいピザ
を出してくれるイタリア料理の店を知っているんだ。ペネローペって人の店
なんだけど―――どうだい、今度良ければ一緒に食べにいかないかい?
 ボクが約束する。あの店のピザは世界一だよ。


>>167
 ―――え、もう終わりなの?
 ちょっとニコル、それはまったく理性的じゃないよ。
 4月1日はまだ始まったばかりじゃないか。
 だって言うのに、こうも早く切り上げちゃうなんて!

 ま、まぁ……ボクは分かっていて釣られたんだけどね。
 ほ、ほら、エイプリルフールだし。
 つまりニコルが騙されたってわけさ! はは!
 ……はぁ。


>>168
 お、キミってばなかなか話が分かるね。
 乙女のロマンを肴にオレンジジュースかけつけ3杯いけるクチかい?
 ボク達、なかなか気が合いそうじゃないか。
 良ければ、キミのロマンをもっと聞かせて欲しいな。

 お風呂は……そんな、ギリシアの大浴場じゃないんだから。
 さすがそこまで退廃的じゃないよ。ちゃんと二人っきりさ。

170 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 00:38:31

 よくみるとカキワリさんじゃないじゃないですか。
とても失礼なことをいってしまいました……。ごめんなさい。

>>166
 おいしそうに食べますね〜。
作ってくれた人も大喜びでしょうね。
チーズの濃いピザ……うう、私も食べたくなってきちゃった。
夜桜なのに、夜なのに。誘惑気分。

 ところで、ルルーシュさんという人と一緒に暮らしてるんですか。
ルルーシュさんって、どんな女性なんですか?

171 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/04/01(日) 00:48:49

とまあ一段落したところで、酒飲み再開。
ピッツァも人に勧めるばかりじゃなくて自分でも食べないとな。
……つーかあんなキャラのままでパーティが出来るか。

>>163

(見事にサフィズムについてスルー発揮したな……
 こいつ、出来る)

だいじょーぶだいじょーぶ。
その代わり「旅行者も歩けば文化遺産に当たる」ってなもんだからさ。
ま、住んでた当のあたしはそーゆーもんに感銘受けるほど真面目さんじゃなかったけどねえ。

>>169

ああ、わかってたらわかってたであんたは抵抗できないだろうって思ってたさ!
そして予想通りの反応。
せっかくの四月馬鹿だ、騙すも騙されるも楽しくなくっちゃな。

でもあたしは(も?)別の意味で悶え死にそうだったから勘弁すれ。

172 名前:C.C. ◆C.C./eEyuo :2007/04/01(日) 00:50:01

>>167
 まったくな。
 随分と熱いところを見せ付けられたようだ。
 こういうのを、最近は馬鹿ップル……というんだったな?

 ふむ。
 しかし、もうやめてしまうのか?
 おしいな……。
 特に違和感もなかったし、お前の恋人も随分と興奮しているように見えたが。

>>169
 口さがない奴だな……ぁむはむ……。
 ふん……だがまぁいい。
 褒められて悪い気はしないからな。
 素直に受け取っておくよ。

 ほう……世界一ピザの美味い店か。
 それは私に対する挑戦と受け取っても構わんのだな?
 フッ……良いだろう。
 下心が見え透いた誘いだが、乗ってやるよ。

 世界一美味いといわれて、引き下がるわけには……!

>>170
 むぐっ……食べたければ食べればいい……どうせ山ほどある。
 体重……?
 …………ふん。
 聞かなかったことにしよう。

 ん? 女?
 いや、ルルーシュは男だぞ。
 まぁ、この場の雰囲気を考えれば、そう思ってしまっても仕方ないのかも知れんが……お
前、影響されすぎだぞ。

 どんな、か……。
 一言で言えば、俺様主義のクソガキだ。
 わがままで、自分勝手で……まったく、仕方のない奴だよ。

173 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 00:50:02

>>169
 あはは、あんまりロマンチックな関係じゃないんですよね〜私たちの場合。
私がわりと悩んじゃう性格だから、
それを引っ張りあげてくれるお姉さんという感じです。
同い年なんですけどね。

 普段は私のほうが色々うるさいこといってますけど、
中身は理香ちゃん……ああ、わたしのお友だち理香(りか)ちゃんっていうんですけど、
理香ちゃんのほうが大人なんですよね〜。

 それにしても、おフロにふたりっきりって、
ずいぶんお友だちと仲がいいんですね。
お相手は二コルさん……ですよね?

174 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 01:00:20

 実は、「サフィズム」という単語をこっそり辞書で引いていた私。
載ってませんでしたけど。

>>171
 やっぱり、生まれたときから普通にゴロゴロ転がっていたら、
慣れちゃってありがたみがわかないのかなぁ。
外の人間から見ると、異常なまでに才能が密集していた凄い街なんですけど。フィレンツェ。

>>172
 オトコっ!? オトコといいますと……男性の方ですよね。
ええと……私と変わらないくらいの年で、男性の方と同居ですか。
いやこの場合は同居というより同棲……。

 や、やっぱり三畳一間の小さな下宿とかなんでしょうか。
もちろん窓の下には神田川が……。

175 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 01:05:17


>>171
「こっちのニコルも綺麗だよ……」と心からキミへの敬愛を表したボクに、
思わず悶え死んでしまいそうだった、と―――そういうワケかい?
 なるほど……ボクもまだまだ捨てたものじゃないね。
 人間、やっぱり素直が一番さ。

 さて、嘘イベントも終わったことだし、あと一巡でお開きにしようかな。
 明日は明日でボク達にとっては欠かせないイベントがあるものね。


>>172
 そうさ、世界一さ。ボクが確約するんだから嘘じゃないよ。
 ペネローペのピザは最高さ。
 じゃあ、早速明日にでも―――あ、ペネローペの店って学園の敷地の中に
あるんだ。でも、ボクが学園長に頼めば生徒じゃなくても入れるから、別に
心配は無用だよ。キミは想う存分美味しいピッツァを食べられるんだ。
(一名様お持ち帰り〜♪)
 ポーラースターは何だって揃うからね。もしキミが世界一のピッツァを
毎日食べたいと心から願うなら……どうだい、ボクの部屋に住み込む?
 ご飯はもちろん、洗濯も掃除も添い寝も全部、ボクが面倒見るよ。


>>172
 お、男の子と一緒に暮らしているの?!(ぶはっ
 ふ、ふつー女の子が一緒に暮らす相手は同性だと思うんだけどなぁ……。
 なんだか、この子の常識もちょっと違う気がするよ。大丈夫かな。


>>173
 別にいつも二人っきりってわけじゃないさ。
 時にはみんなで入るときもあるよ。
 ポーラースターはおっきいからね。
 プールみたいな大浴場だってあるのさ。

 ところで理香ちゃんとは……キミと土曜日には一緒に映画に行ったり、ランチ
をとったり、同じベッドで寝たり、甘い言葉をかけたりする仲なのかい? 

176 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/04/01(日) 01:05:45

「サッフィズム」ならgoo辞書で引けるぞ。

>>172

いやバカップル言わないでおくれ……
つーか何よりもその言葉が一番ダメージでかい気がするぞこんちくしょう。

てか違和感なかったのか?
そうなのか?

…………役者目指す、ってのもアリ、か?

>>173>>174

才能密集。ま、そうなんだけどさ。
やっぱ学の問題だよ、学の。

実際、あそこ離れて学園に来てから改めてすごさを実感してきてもいる。
難儀なものさ。


あと杏里と一緒に入るのはあたしだけじゃないぞ。
むしろあたしだけだったら色々な意味で困る。なんつーか。

177 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 01:12:37

>>175
 いや、同じベッドとか甘い言葉とか、
そういう色っぽい関係じゃないんですよね〜。
映画とかランチくらいなら、たまに。
私は働いている身なので、時間があんまり自由にならないんですよね。
だからこそ、少ないチャンスは極力逃さないようにしているつもりなんですけど。

 それでも、たまの休日に予定が合わなかったりすると、
ひとりでムダに御馳走食べて不貞寝することになったり。
というより、ムダにご馳走でも食べないと、フラストレーションが溜まって
やってられないっていうほうが正しいかな?

178 名前:C.C. ◆C.C./eEyuo :2007/04/01(日) 01:20:22

>>174
 ?
 何をそんなに驚いている。
 ルルーシュと私は、将来を誓い合った仲だからな。
 一緒に住むくらい、不自然ではないだろう?

 下宿……似たようなものか。
 まぁ、狭い部屋だが、流石にそこまでじゃないな。
 もっとも、いくら広くとも、ああも毎日押し込められていたら飽きが来るというものだが。

 奴は、私が部屋から出るのを嫌がるからな……。

>>175
 ふむ……。
 世界一のピザを毎日……しかも、掃除洗濯付き、か……。

 ……魅力的な提案だな。
 だが、遠慮しておくよ。
 お前には既に可愛い恋人がいるのだろう?
 痴情のもつれで刺されるなんてのは、ごめんだからな。
 ふふっ。

 ま、たまに遊びに行く分には構わんがな。
 但し、ピザを気に入れば、だぞ?

>>176
 くくっ、見たままを言ったまでだ。
 それでダメージを受けるくらいなら、初めからやらないでおくべきだったな?

 ああ、まったく。
 内向的な少女に見えたぞ。
 その外見も相俟ってな。

 ふふっ、役者か。
 面白いかも知れんが……だが、女ならあれくらい、誰でもやってしまいそうな気もするな。

 よく言うだろ?
 女は皆、生まれた時から役者だとな。

179 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 01:25:40


>>177
 キミってその歳で勤め人なのかい?
 まるで疲れたOLみたいな生活じゃないか。
 さすがにちょっと同情しちゃうよ。
 もし、キミが本当に疲れを覚えて、癒しを求めたならば―――
是非、ボク達の学園船においで。歓迎するから。

 というか、ボクって実は芸能人なんだ。
「杏里・アンリエット」って聞いたことないかい?
 役者活動を中心にラヂオのパーソナリティを勤めたりしているんだ。
 いや、自慢しているわけじゃないんだよ?
 ただ一応自己紹介までに、さ。
 よろしく!
 また会えたらいいね。

>>178
 痴情は……それを出されると弱いなぁ。
 うーん、さすがに下心が見えすぎていたかも。
 まぁエイプリルフールだと思って、聞き流しておくれよ。
 ボクは本気だけど、殊更急いているわけでもないからね。
 ここはセオリーに従って、まずは世界一のピザを一緒に味わうこと
から始めよう。ということでペネローペの件は本気だからね?
 よろしく!

180 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 01:28:05


 さて、楽しい一時は泡の如し……。
 このまま朝まで語らいを続けたいけど、実は明日は芸能関係の仕事があるんだ。
 まったくアイドルも辛いよね。
 だからボクは、今日はこのへんで失礼させてもらうよ。
 駆け付けてくれたみんな、本当にありがとう!
 ボクは感謝の思いで胸がいっぱいだよ。

 もし雑談を続けるようなら、料理やお酒は自由に飲んで食べていいから。
 朝になったら勝手にスタッフが片付けるよ。

 ニコルはどうする? 一緒に帰るかい?

181 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 01:28:28

 あ、引けた引けた……って、これはまた直接的な表現。
それにしてもいいところに住んでたんですね〜サッフォーさん。
コンスタンティノープルが近いから、色々騒がしそうですけど。

>>176
 あ、なるほど。「あたしだけじゃない」んですか。
ちょっとおかしな想像をしてしまいました。ごめんなさい。

 でも「時にはみんなで入ることも」っていってます(>>175)から、
もしかして二コルさんとは別の人と入っているんでしょうか……。
どうも、おふたりの関係がよくわからないような。不思議不思議。

182 名前:C.C. ◆C.C./eEyuo :2007/04/01(日) 01:35:27

>>179
 ああ、ピザのことは本当に期待しているよ。
 明日か……良いだろう。
 ルルーシュがうるさいかも知れんが、ピザに比べれば些細なことだ。


 ふむ。
 主役がいなくなるのに、これ以上居座っても仕方ないからな。
 私も帰ろるよ。

 ピザ?
 もちろんテイクアウトだ。
 そこの料理人たち!
 全力で梱包しろ!

【退場】

183 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/04/01(日) 01:35:53

>>178

女は生まれたときから役者、か。
ははっ!
そいつは確かにそうだ。あたしなんぞはその典型みたいなもんかも知れないね。

ま、なら今夜だけの幻想だとでも思っとくか。
どっちみち、あたしはメディアに露出ーなんて柄じゃあないしね。

>>181

ああ、そりゃ大浴場ならダチと一緒になったりもするしさ。
そうでないなら……まあ、杏里が唯一の例外みたいなもんだな。
……どういう意味かは突っ込まないでおくれ。いやほんと。

>>179-180

いや杏里。
あんたもあんたで、ほとんど呼吸するように…… いや、ここは乗っておくか。
そのほうが面白そうだ。

だからさ、杏里?

一緒に帰ったら不味いだろ?
マスコミにすっぱ抜かれちまうぜ?
どーすんだい?

……なーんてね!
あっはっはっは!

184 名前:麻宮アテナ:2007/04/01(日) 01:41:31

>>179、>>180
「疲れたOL」ですか〜(苦笑)。
ま〜そんな気分になることもありますよ、ということで。
自分ひとり用のゴハンとか作ってると、たまに暴れたくなったり。
難儀な人間ですね〜私って。

 そしてそして、なんと杏里さんも芸能人さんなんですか〜。
まさか『CAT’S・EYE』を歌ったあの杏里さんじゃ……ないですよね?
う〜ん、でも役者とかパーソナリティだから違うか。
実は私もそういう業界でお仕事させてもらっているので、
杏里さんに名前を覚えてもらえるようにがんばりますね。



 それでは、私も失礼しますね。
お仕事お互いにしっかりやりましょう。
二コルさんもCCさんも、お疲れさまでした。ではまた!

(退場)

185 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2007/04/01(日) 01:42:12


>>183
 ボクはスキャンダルで人気を稼いでいるようなもんだからね。
 すっぱ抜かれるのは大歓迎さ。
 週刊誌がこぞって祝福してくれるなら、尚更ね。
「大スクープ。あのアンリエットとジラルド・ファミリーの娘が
許されざる愛?! 芸能界に癒着するマフィアの影!」なんて記事
がトップを飾れば―――パパ・ジラルドが発狂するね。

 と言うことで、こそこそと帰ろうか……。

 いや、それにしても楽しかったね!
 みんなもお疲れ様!

【退場】

186 名前:ニコル・ジラルド ◆Gamble/WIA :2007/04/01(日) 01:49:34

>>185

……こっそり帰るべきだな。
ただでさえオヤジは既にあんたについてやきもきしてるらしいってのに、んなことになったら
裏社会が戦乱の渦に巻き込まれちまう。

ま、あたしらはただのほろ酔いコンビさ。そーいうことにしとこうや。

んじゃま、そういうことでお開きお開き。お疲れさん。
そして明日っつーか今日は、是非とも罪のない嘘を!

(退場)

187 名前:ハクオロ ◆hAKUOLC8Fo :2007/04/02(月) 22:40:340

花吹雪。
夜闇に眩しく舞い踊る。

・・・ここが件の名所か。
成る程、良い眺めだ・・・

「フ・・・
 カルラが酒を持って行けと言っていた訳が分かろうというものだな」

私は道沿いに設えられた長椅子に腰掛けると
持ってきた猪口に酒を注いだ。

188 名前:ハクオロ ◆hAKUOLC8Fo :2007/04/02(月) 22:55:400


「散り逝くからこそ美しい・・・か」

一瞬の輝きだからこそ美しく目に焼きつく・・・
しかし、そうでないものもあるだろう。
山は、空は美しい。
だが、それは一瞬のものではない。

・・・では、変化が美しいのか?
刻々と姿を変えてゆくその過程を好ましいと感じるのだろうか。
散る桜はその変化の最たるものということなのか。

「フ・・・無粋だな。
 答えを出すものでもないか・・・」

ただ、猪口を傾ける。

189 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/02(月) 23:10:150

時代錯誤な格好をした一人の青年は
桜を無表情に見つめていた。

感動する訳でもない。
ただ無表情にその赤い目は
嫌いなものが居ない所でじっと木を見ていた。

青い質素な服は一目で西洋のものとわかる。
しかし、一昔の西洋―――つまり中世のものであるが。

「…………………」

普段は鎧と剣を身に付けているが
流石に血が流れない場所で身に付ける必要は無い。
人間なんて彼にかかれば虫同然なのだから。
何の感慨も無く消滅させることができるが、
今はそんな暗い衝動など抱えておらず、ただただ花を見るだけ。

時間も、場所も、彼にとっては障害とすらならない。
彼は色の無い国から色のある国へと出ただけ。
そして色鮮やかな場所に出ただけ。

綺麗な花があるから見ていたいだけ。


何も色の無い世界を少し見飽きただけ。

190 名前:ハクオロ ◆hAKUOLC8Fo :2007/04/02(月) 23:19:380

>>189

ふと目を向けると青年が一人、花に目を奪われ、立ち尽くしていた。
どこまでも空ろな瞳にただ、花を映している。
そうすることでなにかから距離を置けるとでも言うかのように。

「・・・・・・」

声をかけるか否か迷った。
・・・いや、私は確かに声をかけようとし、それを止めていた。

ただ、何も考えず立ち尽くしたい時というものがある。
時折脳裏に浮かぶあの光景に悩まされるわが身を思い、
そして、彼にも彼だけの悩みがあるだろうことを察したのである。

・・・ただ、そこにあった。
私と青年と舞い散る花がそこにあった。

191 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/02(月) 23:31:410

>>190

「キライナモノ」がいた。
私が、時を越えることができる原因になったものがいた。

一瞬その赤い目が光る。
鈍い人間なら背筋が凍る。
鋭い人間ならはっきりとした「恐怖」を感じるであろう。

一瞥した後、桜を見上げながら顔を手で覆う。
何か重大なことを悟られないように。
悟れる人間などめったにいるものではないが。

ゆっくりとその手をのけたとき、さっきまでいた「赤い目をした怖い者」は存在していなかった。
いるのは本物の青年にみえるもの。
何もかも見透かしたような青い目。

もう一度その人間に振り向いて微笑んだ。
さっきの赤い目は気のせいだと感じさせるように。

192 名前:メフィラス星人:2007/04/02(月) 23:39:120

宇宙船から花見中

                  ,. -,,‐‐,-,,,,、
                  /,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::;\
      r‐;ヽ、    ,. r'r- 、,;;;;;;;;;;;;;;:::. .::::;;>-、
      ト\\;`';"´ー-;;|`iー-、ヽ.;;;;;;;;;;/´,.、-t'7,,--,,─'"フ!
      ',ミミ\\,;;;;;;;;;;;;| !:°\ヽ;;;/ /°:.ノ/ヾ、;;;;;,,/' 〉
        ヾミミヽ、 i,;;;;;;;;i`l.ヽ、.:..:.ヽ Y ;.:.:./,';;;;;;;;;`/彡´
       `、ミミ∨,;;;;;;;;l |`ヽ、ヽ、.} !ノ‐'",r' j;;;;;;;;/彡ノ
        \ミヲ,;;;;;;;;;;j ト、 `ヽ、`l´/´ ノ!;;;;;;;{=/
         ∀,;;;;;;/{{xxxヽ、  i   /i〈;;;;;;;;}/
         /,;;;/彡l {.xxxxヽ  ! /xx;/ミ\;;;|!
         〉ヽ//,∧.xxxx ! !,.ノxx,ノ/ミミ.〉!!
         {;;;;;;レ'///{‐--‐'"`^‐-‐'〉ヾヽ`i;;;;〉
          ヾ;;}ノ///ヘ.:。゚.・o゚。・,rヘミ\`|ヲ
        /,;`'<、'/ノノ∧゚・。.o∧ヽ\` 、,}
       /,;;;;;;;;;;;;;;;;``ヽv/;ヘ∵゚/´、ヽ\>‐"ヽ
     /,;ヾ,;=;、;ヽ,;;;;;;;;;;\/ト、/ヘヾ、y'´,;;;;;;;;,/`ヽ、
  ,. r<、__,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶;',!ヾヽ/_,;;-‐''",;;;;;;;;::;:;:.`ー-,、
 /,;;;;;;;;;;;;\,;;;;;;;;;;ヽ、,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;レト、∨',;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;:;::::::.::: .:...::;〉
/,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、,;;;;_\,;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ!У_;. -‐''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;;;

鳴かぬなら 鳴くまで 調べよう ホトトギス  byメフィラス星人(初代)

193 名前:ハクオロ ◆hAKUOLC8Fo :2007/04/02(月) 23:42:150

>>191

「・・・・・・!?」

赤い瞳がこちらを視た。
それには明確に殺気に近いものが乗っていたように思う。
我知らず、私はわずかに腰を浮かしていた。

だが、次にこちらを見たとき、彼は静かに微笑んだ。

今のは何だ?
確かに私の中のナニカがそれを感じていた。

『歓喜』を。

私の体から黒い霧のようなものが染み出し・・・

タタカウニタルキョウダイナソンザイヲカンジウィツァルネm

違うッ!!
違う違う違う違う違う・・・っ!!

全霊をもって否定する。
私は殺戮と闘争の喜びなどに支配されはしない・・・!!

そうだ。
気のせいだったに違いない。
あの赤い瞳はなにかの見間違いだ。
その証拠にほら、彼の瞳は静かな青ではないか。
・・・そう、自分を無理やりに納得させた。

霧は消えていた。
そして・・・


「あっ・・・」

     ・・・いつの間にか私は猪口を落としていた。

194 名前:メフィラス星人:2007/04/02(月) 23:42:190

メフィラスの屋台 メニュー

・メフィラス焼きそば 250円

・メフィラスたこ焼き 300円

・メフィラスりんご飴 250円


・焼き鳥 もも、きも、ずり、ポチ、ヒト 各1本 100円

195 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/02(月) 23:44:350

>>192

ゴス

盛大にずっこけた。
そして桜の木に頭をぶつけた。
桜が舞い散る中珍妙すぎるものがいたというのが理由である。

わなわなと肩を震えながら立ち上がる。
「やっぱり人間は滅ぼしておくべきだ」と思ってしまった魔王である。

196 名前:メフィラス星人:2007/04/02(月) 23:49:390

男の子「ねぇ、おじさん。このポチ、ヒトっていうのはおいしいの?」

ヴァッハッハッハ、ウフッフフ。坊や、いい物に目を付けたね。
これは特別に美味しいお肉なんだよ。

男の子「そういえば、ぼくのおとうさんがいないんだ。さっきから。
どこにいったんだろ。」

さぁねぇ。ほら、このヒトってお肉はさっき捌いたばかりの生きのいい・・いや死にたての
お肉だよ。ほら、食べてみなさい。

男の子「うん、ありがと。わーおいしい!!これなんのおにく?」

それはね、ヒト・・・っていうお肉なんだよ。
美味しいだろう・・・ファッハッハッハ。

>>195
魔王さんとやら、人間を滅ぼすのも勿体無い気がしますがな・・・
ほら、こういう風に資源としても使えますからなぁ。

197 名前:ハクオロ ◆hAKUOLC8Fo :2007/04/02(月) 23:50:290

>>192.194

「・・・なっ!?」

突如現れた人影は・・・いや、怪獣とでも呼べば良いのだろうか、
その怪獣は空から舞い降り・・・おもむろに屋台の準備をはじめた。

本当に何者だーーー!?

・・・理解を超えた事態に先の衝動は完全に吹っ飛んでしまったようだ。
いや、私の中のナニカが「それと同類扱いは絶対にイヤでやんす」と
まぁ、語尾はともかくそのようなオーラを放って閉じこもっているような・・・

・・・とにかく、状況に困った私は・・・

・・・とりあえず、落とした猪口を拾った。

198 名前:メフィラス星人:2007/04/02(月) 23:56:070

―プルルルル

メフィラス三男「あ、お兄ちゃんですか。実はえんぺらーせいじんに
いじめられちゃって体が粉々になって・・・助けてくれませんか」

仕方ない・・・おい、バルタン。
屋台は休業だ、弟を救いに行くぞ。

バルタン「フォフォフォ」

>>197
やぁ、来てもらったのに悪いね。
今日はこれで店じまいだ、これでもあげるよう・・・ワッハッハッハ。

つ焼き鳥? ポチ 1本



こうしてメフィラスは宇宙へと帰っていきました。でも、もしかしたら貴方の心の中にもメフィラス星人はいるのかも・・・しれませんね。(ナレーション石坂浩二)

199 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/02(月) 23:56:070

>>193

男が手に持った杯を落とした。
人間には刺激が強かったものと推測できた。

ただ、人間にしては妙な「黒いもの」があったが、
わざわざ追求するほどのことでもない。

男の下へ歩み寄る。
魔王オディオ…否、オルステッドはこう男へ告げた。

「失礼な人ですね。私と目があっただけでまるで幽霊に合ったみたいに怯えておられる」

人間らしい少し怒ったような表情を浮かべる。
―――偽者だけど。

>>196

「……失礼な。誰が魔王ですか」

さっきよりも怒った表情を浮かべる。
―――偽者だけど。

「全く、何故にこう失礼なのが多いんだろうか」

ため息をつきながら肩をすくめる。
これは少しだけ本気。

200 名前:ハクオロ ◆hAKUOLC8Fo :2007/04/03(火) 00:11:050

>>196

・・・ヒト?
ヒトだと・・・?

それにその子供の父親の行方が・・・

「・・・貴様、まさか!?」

私はとどめようもない怒りに思わず腰の鉄扇に手をかけた。

「・・・そのヒトとやらの原材料について説明してもらおう。
 その答え次第では・・・私にも考えがある」

桜の花を愛でていたかった。
ただ、戦争や人殺しやそれに類するものから一時距離を置きたかった。
その為にここへ来たが・・・

・・・だが、もし目の前でそれが起こってしまったのだとすれば、
そしてその行為をみすみす間近で見逃してしまったのだとすれば・・・

>>198

「何!?
 ま、待て・・・っ!!」

制止する間もなく怪獣は現れたときと同様、
あっという間に空へと消えていった。

子供が親を探す声が遠くから聞こえる・・・

「くそっ・・・!!
 何も・・・何もできなかったというのか・・・!!」

握ったこぶしを木の幹に叩きつける。
不快、無力感、絶望、怒り・・・
・・・私にはそれが残された。

>>199

怯えた。
・・・そう、確かにあの瞬間、私は怯えた。
自分に。自分の中のナニカに。
自分の中のナニカの感じた歓喜と闘争心に。
そして、そう感じさせるだけの力を持った彼にも。

「あ・・・いや、そうだな。
 すまない、どうやら失礼をしたようだ」

頭を下げて謝罪する。
確かに初対面でいきなり猪口を落とすほど驚いて
凝視されれば気分も歩くなるだろう。

・・・心が、そして私の中のナニカが疼く・・・
先ほどの件も加わって抑えが利かなくなっているのか・・・?
とにかく今はこの場を離れた方がいいだろう。

「ああ、会ったばかりで済まないが、
 猪口の替えを持っていなかったのでね、一旦引き上げなければいけない。
 今度会ったときは今日のお詫びに一杯ご馳走しよう」

私は極力平静を装って言い、そしてこの場を離れた。
あの怪獣を・・・追えるものなら追って真偽を確かめねばならない。
そしてもしあの子供の親を手にかけていたのだとすれば・・・

・・・許すわけにはいかないだろう。

                 <退場>

201 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/03(火) 00:30:490

>>200

「ええ、お酒。楽しみにしていますよ」

何かの衝動を抑えた男は慌ててどこかへいく。
私への恐怖心、そして

『おとうさん、どこ?』

この声のせいか。

消えた人であらざるものを追う男。
そしてその男がたどりつく結末が見えている。


どうにもならない


人を生き返らせる力もなく、あの人外を追う素早さも無い。
この地で永遠の行方不明となるのが子供の父親だ。

「……全く、血生臭いことがここで起こるとは」

「キライナモノ」もいなくなったので、再び桜を見ようとした私の足元に
一人の子供がいた。

『ねえおにいちゃん。お父さん知らない?』

「……君のお父さんかい?知らないなあ。
 でも君の事が大事なら戻ってくるはずだよ」

子供は嫌いだ。
ただし人間は大嫌いだ。
子供は人間よりも嫌悪するものではない。

「戻ってくるまで私と一緒にいるかい?
 一人じゃ心細いだろ?」

限りなく、優しく。

『うん!』

それには元気な言葉で答えてくれた。
そして近くにあるベンチで帰ってくるはずの無いものの帰りを私と一人は待った。



202 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/03(火) 00:41:530

「もしかしたらお母さんが迎えに来てくれるかもしれないしね」

『……僕、お母さんいないんだ』

「…そうか …それはお気の毒」

……さて、この子供に奇跡が起こるかどうかを待とう。
ここで女で一つに……いや、この子供は母を亡くしているか。
孤児になるか、養子になるか

しばしここで待とう。
それほど愚かでない人間か                      そんな奴限りなく少ない
人間に優しい魔物か                           食事目的が大半だろうが
そのどちらかでもないまともな奴に子供を押し付けてしまおう。

なに、こいつが孤児になるのは数ある人間の中でもサプライズだが
それを超えるサプライズを目にしたい。
ほんの、気まぐれだが。

……サプライズが無ければ私がルクレチアに持ち帰ろう。
純粋なだけに闇に堕ちてくれるさ。

203 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/03(火) 01:56:460

さて、時間だ。
この子供は、救われることは、ない。

―――坊や、お父さんに会いたいかい?

『うん、あいたい』

―――ゴメンね、お父さんはもう来ないことを私は知っていた。

『そうなんだ。じゃあ僕はお父さんに会えないんだね』

―――うん、会えない。寂しい?

『うん、お父さんに会えないと思うと寂しい』

―――じゃあ何で涙を流さないんだい?

『お兄さんと一緒にいると安心するから』

―――じゃあずっと私といるかい?

『うん、いる』

こうして
   二人の人間は
          永遠に
             この時代へと
                    帰ってくることは無いだろう。

一人は息子の腹の中へ              もう一人は魔王の闇の中へ

                                   【退場】

204 名前:メフィラス星人:2007/04/04(水) 18:19:440

―数日後―


どうやら、あの子は行ってしまったようだな

「何を言うかメフィラス。貴様があの子の親を殺したのだろう!!」

その声は・・・ウルトラマン?

     ::|     /ヽ
     ::|    イヽ .ト、
     ::|.  /   |.| ヽ.
     ::|. /     |.|  ヽ
     ::|-〈  __   ||  `l_
     ::||ヾ||〈  ̄`i ||r‐'''''i| |
     ::|.|:::|| `--イ |ゝ-イ:|/
     ::|.ヾ/.::.    |  ./
     ::|  ';:::::┌===┐./
     ::| _〉ヾ ヾ二ソ./
     ::| ̄ゝ::::::::`---´:ト_
     ::|:ヽ ヽ:::::::::::::::::ノ   `|:⌒`ヽ
     ::|:::ヽ  ヾ:::::/    ノ:::i   ヽ
     ::|:::::::|   |::|    /:::::::|ヾ:::::::::)
     ::|::::::::|.  (●)  |:::::::::::|、  ::::〈

「よくもそんな卑劣な真似を・・・!!」

ウワッハッハッハ・・・何の事かな?私は一言もあの少年の親を殺したなどと言ってはいない。
私がそんな野蛮で血生臭いことをすると思うかね?

「では・・・あのヒトという肉は!?そしてあの子の親はどこに・・・!!」

あの肉は、死体の肉さ。ほら、見たまえ。何の変哲もない肉。
飢餓に災害。虚弱な生命である、人間の象徴さ・・・

「ならば・・・あの子の親は」

最初からいない。あの少年のいる国は一部の人間だけが優遇され、民は飢餓にあえいでいる。
あの少年が自分で自分の親の死体を食べただけさ。
ある国では、空腹のあまり肉親の肉すら喰らうという・・・どうだね?
私は、何の手も下してはいない。

あの光景は、君達に見せた一種の幻覚だったのさ・・・ウフフフファファファ。
そして、父親の死を認めたくない少年がいるはずのない父親を探していたに過ぎない。

「あの子は闇に消えていった・・・戻ってこないだろう」


それでいいのだよ、ウルトラマン。
所詮は人間など闇に取り込まれてしまえば自分を失ってしまう・・・ほら、あの2人のようにな。
本当に恐ろしいのは、誰かね?宇宙人かね・・・魔物かね?
それとも・・・
では、さらばだ。フフ・・・フハハハハハハ!!!!


【退場】


205 名前:キリヤマ隊長:2007/04/04(水) 20:53:54O

海底は我々のものだ−−!!

206 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/04(水) 22:21:450


俺は、そこにいた

「・・・・・・」

咲き誇る桜の木の中、まだつぼみの開かない物が多い木の根元に、

ギターを抱えて、俺ことドラ・ザ・キッドは腰掛けていた

207 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 01:06:530


ポロン、ポロン・・・・

別に曲を奏でるわけでなく、俺はただただ、ギターの弦を鳴らす・・・・

「・・・誰もこねぇなぁ・・・・」

ポツリ、と
一言そうつぶやいた

208 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 01:11:110

こんばんわ この世で最も神に近い男です

      j'         i,
    _i,. 、>.i ク       '|  ,/,,                   ,r-y
     ゙Xツ,jレレj, そ    (゙'| ;|Y, こ        星        ゙-;花
    、y.,j|'i;.大,j,. し    .'iY太ノ .の     い  は       .そ は
   ゙'ヾ大 い  て   .銀 陽  地     つ .輝       し 咲
  いj゙i,宇 な V/   .河 .も  球     か .き       て き
''ヾ;つ ィ,宙 るY7゙/  ゙l,系'';フl/Y';も     消          .散
  かi,. さ;ト;:...;N;ノ゙   l,もV;|レシ'y'/     .え          .る
  はヾ;えトl.!ミYジ     .:ミ'|トシj'ー'      .る (フ
  死  も'i,lレl;「゙     :゙ヾ|l;シ'゙              D
  す    .l:'i゙        .!|         。
  る    |:!         !|      rュ
  時    .j:!          j:|   r:y     ヾ!
  が   .ノ,L、-‐''''''''"""""゙゙゙゙゙゙゙'ヾ::゙、、,,,_
___,,来-‐'゙´                  . ̄``´''ヽ-、、,,_
  る          、,        'iク         ``゙"''‐-、,,_
-、,;の、-- ;ー-‐''' ヾー゙'´-ー-;1ー―'''゙゙' ̄`;.ヾ`゙'''`゙ヾ,ヾミ゙゙゙ ̄`ミ;'''''`゙゙゙'''ー;、,
  だ シ''゙_,、rク. ヾ;:、,ヾ\,_\ ゝヾli,. \、,,_ t;、,`゙゙.、、,ミヽ=、三-、ヾー-、,,_三ニ=
   : ,,,;;;(ty.) ゚ ゙''ヾl´゙),ヽ、 ゙''ー 。 、;ニー-=、,,_`゙ヾニ;、,,_`ヽ-:;ミ'ー-、,  、ニ==y
   :  .r――''ー''´ ゙̄''''`゙'⌒''' 。、、,,ヾニ、,,_    ゙ヾ、>ミミ;;:ryヾ;;ー-''‐-、゙゙ニ'''
三==ト==''""''、,,_゙ヾr:y!r=、ム-、、,,_`ヾド、,, ゙'ヾー-、、r;;、,__r、_`゙゙゙''''''゙'''''´
;;三>、,_,__)ヾ,,....,  `゙ヽ、,,,_ ゙ヽ、,,,,、,,_ -‐  '''''""""===ぐ"""""'''‐、三ニ=
三;;''"""゙゙゙´゙ー'゙三ニ=;;;;;、,,,,_,)::ヽ-、 ≫>>- ;>Fニ二; ==、、ヾ;.、、ヾヾ;.、゙い、;;.
::lヷ、ヾ、;;::::..、,,__.   ゚゙ヾ、ミ三==ミ;;,,、,>===ニ>'"'ヾ、ニ=:、ゞ、゙'ヾ=ミ;;≫>;;::

今宵も月が綺麗だな 嗚呼 綺麗だな

209 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 01:17:530

なんか千沙が言ってた「練習すれ」とかいう所の前に、ここをよく見ておきたかった。
あちこち散歩しているうちに、見つけた場所。
桜もすっかり満開。 見頃に咲き誇っている。
夜桜ってやつ。 眺めていかなきゃ損ってもんだ。



>>207
……あれ?
なんか随分ずんぐりした人影が。
しかもなんか頭の上に違和感が……
あれ? もしかしてあの世の化け物とかだったり?
……で、近付いてみると……

…………もうね、どう解釈していいかわかんないですよ。
だって、猫の耳付けた達磨ですよ。 しかも手足が生えてんの。
声を掛けることも出来ず、硬直しちゃいました。
あの世の化け物にしては姿が間抜けすぎるし、
人間にしては背が低い。 千沙より低そう。 なんなの、このチビダルマ。
とりあえず悪いものなら斬らなきゃいけませんね。
まぁまずは確かめてみますか。

「えと…、コンニチハ。」

とりあえず、それだけ声をかけて、言葉を待った。

210 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 01:20:490

        _        _,,,,,,,_         r‐' --ゥ-_,
   _,,,/゙"゙'´ ヽ、,_  _,,、r''´ _ `゙゙゙`"ヽ    /゙   ;三゙_;シ'
  ./ .,  .,ィ,   ゙i .l   , .r'´,,_    .〉,、,、-、!  ;つ'゙;ィ'ゥ.゙!
 /´ jレ; シ';゙'l,  /'゙  ./レ゙ ,レ-;゙T''  .)    ゙l,. `゙.'ツニ゙ィ゙
.r゙  シヤ., レ|ィj゙  .゙l.  /   ''´'ゾ  ,ト‐ッ-_  ゙ヽ, __  ゙´
.(  `゙N゙  ';シ'1  l゙'ヽ      /  ,r'゙;ニシ'; ,> ゙l, `゙´`
 l,_,_ .|'ヘ   ノ ノ  ゙L、、、,,,,__,ッ')''゙゙´///| ,ノ  ,,ノ
   ゙l、_    .ノ         \ '´./,/ ゙´  ノ


       / |      /                     ヽ,
       |  ヽ,   ,/         ,r‐:、             ゙l,
,、--、-、  |,   `゙゙´ .r‐''"⌒゙ヽ     ヽ、i゙              l,
    .l,  ヽ,   /!     (                      ゙l,
     ゙l   ,>''´  l、     j゙                      ヽ,
    ,ノ ,/   /  ゙ヽ、,,、‐''゙       _,、、,            .,.   ゙l
`ヽ-''゙´ /   _,,/         i   |  (  j    .i        ゙ト,.   |  ‐==ニ""フ
     !  .r'゙./       i   ト,  .|  ゙ヽ'゙.l,   |  .j   /   l.゙l,  j゙     //
     .l, .l゙ .|  ,ィ  ゙i, ゙i;、--゙l,ヽ,,,,゙l,    ゙l,_ノl゙_,,.ノL,, /.i,_  j゙ .| ./     /'゙
     ヽ,.l  l,  l.|  .r:iヽ、ヾ;、, ヽ;\;、.  ゚  ゙Vシ .ノノ _,イ ./`l  ノ j/    rクrク,rク
      .ヾ、 ヽ, ゙l;l,. l,、;l ';ミ三三ニラ7゙\    l,三三ニシ/ /ィj゙ ノ  '゙    .゙´゙´//
           ゙ヽい、l,.l゙l,. ゙l,´´ ̄ ̄   .\   「 ̄`` ./ .j;リj'「゙l\       '゙´  __,,、、
`''ー-、,,,_      /l゙ .゙トい;. l,        .i!ヽ .|   .j゙ /'゙//i; |. \   _,,、-―''''゙´
     `゙゙'''ー-<゙ j゙ ,r、 ヾ;i,. ゙l,       ./ ゙l .|   .ノ .jン'゙,、,| | .r‐'''゙''゙゙´    _,,,、-―
`゙゙゙'''ー-、、,,,_   ゙l j゙ .!A゙‐;i, ゙l, l,     ー:::-‐.リ  .,.イ /.,-vシ).|l.|/,L,、、=-―''''゙゙´
         ̄.i. l;! ゙'j゙/゙l |  ゙l,. ゙lヽ、    ,,,   ./ j゙.j゙l゙l´).j゙'゙ |;l
,,_          l  ゙'' .|.| _ .ト、 ゙l, ゙\,    ,/  j゙./ .l,.|`´ ,j,L、,r:、,,、,_  ______
 `゙゙ニー---、、、、,,ィi:V   .|.l_|.|.|.|. ゙l, ゙l,   `゙'‐''´   .// ri_j.|  l´      l三三三三三三;;
ミニー----、、、、、,,,,,jl,.|.   ゙l.l゙. |.|  ゙'い,       .j゙/| ゙i i゙ i´       .ド―――――''''
 `゙゙'''''''''――――ァ.|   .|.| i,゙l,l、  ヾ;'、      //ノィ, .|.| ゙ーy  _  _ /'゙
      ,,,,,,,,,,,___,,ィ.|   .゙'=シ ゙'i`''ー-ゞ、、、、、、--/'゙´ ゙'=シ  .j゙Y´゙゙ `´__

化け猫か。問答無用!!迷わずあの世へ(以下自主規制

211 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 01:27:340

>>208
…って、なんですか、この人。
いきなりやって来てわけのわからんことを。
神気取りは如華さんと唯鳥さんだけで十分なんですけど。
まぁ、そういう性癖かもしれないし。 妄想好きとか。
…って、この人、髪の色が普通じゃない。
いや、あの世で会ったセラミーさんと同じか。
つまり、国が違うってことですね。
まぁとりあえず話しかけてみますか。
頭がちゃんとしれてば、まともに会話できるはずだし。

「どうも、こんばんは。」

夜中に会った異邦人。 キンピカでやたら長髪の、まともには見えないにーちゃん。
果たして、ちゃんと言葉が通じるのだろうか。

212 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 01:29:510


>>209

現れたのは少女だった

「よう、コンバンワ。一曲聞いていかないかい?」

>>210

「・・・・・・・誰が化け猫だって?」

俺は、ギロリと視線を>>210の男にむけた

213 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 01:32:220

>>211
夜桜見物とでもいうのかね?
こういうのを。
私も是非死ぬ時は花の散り行く木の袂で消え去りたいものだ。

>「どうも、こんばんは。」

来訪者がいたようだね。
私は桜の木の下に座したまま、男の声に答える。


我が名はシャカ。こうして瞑想をして神仏と対話しているのだよ


214 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 01:37:540


>>213

神仏と、って・・・・・・・ああ、そうか

電波か

【違う】

215 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 01:38:060

>>212
声が聞こえる。どうやらあの化け猫からのようだ。

>「・・・・・・・誰が化け猫だって?」


不思議だ。あの猫からは生命を感じない。
まるで人形のような・・・だが、それでいて確かな小宇宙―コスモ―を
感じる。

私は桜の花びらを一枚、掴むとその猫へ飛ばした。

「すまぬな・・・こちらとて君のような猫とはあったことがなかった。
それでいて君は妙だ。命があるようで、ない。

このシャカが知らぬ世界があるとは・・まだまだ宇宙も広い」

216 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 01:44:520

>>212
「よう、コンバンワ。」

達磨は私に挨拶を返す。
あ、良かった、まともに会話することはできるらしい。
でも、それならこの姿……、着ぐるみ?

「一極聞いていかないかい?」

そう言って、琵琶とも三味線ともつかない楽器を鳴らす達磨猫。
バチを持ってないところを見ると、指で直接弦を弾いて鳴らす楽器らしい。
そう、指で………

「あの…、指が無いじゃないですか。
 それでその楽器の演奏、できるんですか?」

指が無いとは、こりゃ奇形児か人間じゃないかのどっちかだ。
それとも、やっぱりいざ演奏するとなると、中から人が…もとい、
あの達磨猫の着ぐるみを脱いで…ってことかな?

217 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 01:46:560

>>214
>「電波か」

フフッ…君達の言葉でいうなればそうかもしれないな。
私が神仏と対話している時は、常にある一定の「波」を感じている。
君の言葉は、違うようで正しい。

例えるならば…フッ、例えが見つからん。

【バルゴのシャカ 秘儀 ボケ殺し】


沙羅双樹の花が散り始めたようだね…

218 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 01:52:040

>>215

「まぁ、俺はロボットだから
命があるようでないってのは正しいな」

フッ、と苦笑して答える

>>216

「・・・・穣ちゃん、世の中には知らない方がいいってことがあるんだぜ
で、聞くのかい、聞かないのかい?」

と少女に聞く

219 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 01:52:160

>>213
うっわ、やっぱまともな人じゃないや、相当キてんね、これ。
まぁ害意は感じないから、別にいいけどね。

「……神や仏なんて、いるんですかねぇ?」

少し遠慮がちに、尋ねてみる。
てか、いるわけないよ。
そんなもんが居たら私あんな目に遭ってないって。

220 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 02:01:010


>>217

「え・・・・あ・・・・もういいや」

【諦めたキッド】

>>219

「いるもんだぜ案外。俺だってメデューサに石にされたことあったし」

221 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 02:01:300

>>218
ロボット…か。
このシャカ、20年以上神仏と対話して来たが、琵琶を弾く猫のロボットなどは
出会ったことも無い。

「君のその楽器で、何を奏でるか。私も聞かせて貰おうかね?」

作られし者の奏でる音色とは何ぞや?私とて聞いてみたいものだ。

>>219
どうやら私の後光に引いてしまっているようだ。
何も無理は無い。神に近いこの私の前で恐れぬ者はおらぬのだからな。

>「……神や仏なんて、いるんですかねぇ?」

少女の言葉には、迷いが見える。
信じぬか信じるか、その迷い。
いるわけなどない、その声がシャカの心にも届いた。

「簡単な答えだ。神を信じぬものや仏を崇めぬ者に、
救いの手は届かぬ。
そして、また信じてもその救いの手を求めぬことだ。

神や仏が何かを与えてくれると思うならば、それは笑止!!

つまるところ、己の窮地は己で救わねばならぬのだよ…神の慈悲など期待せぬことよ」





222 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 02:05:440

>>218
うっわ、脱がないし!!
え、うそ、なにこれ、着ぐるみじゃないの?
まぁ、着ぐるみだったら着てる奴は間違いなく頭狂ってるよね。
そうだ、こんなへんちくりんな着ぐるみを着るような変人奇人はまずいない。 普通いない。
……でも、それなら!!

目の前にいるコレを、私はどう解釈すりゃいいんだ!?

しかもまた「聞くのかい、聞かないのかい?」とか訊いてくるし。
とりあえず私の頭は今混乱極めててそれどころじゃない。
やっぱり人間だと思ったほうがまだいい。 頭狂った変人奇人でもまだ化け物よりはマシ!!

「……あの、なんなんですか、貴方は。
 そのへんちくりんな猫達磨の着ぐるみはなんなんですか?
 とりあえず、それ脱いでください、うっとおしいんで。」

223 名前:乙女座のシャカ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 02:11:570

ジャミールのムウ「皆さんにはご迷惑をお掛けしましたね・・・ですが、彼に悪気はありません。
ただ、少しばかり頭のネジが外れていてちょっとだけ独り言が多いだけのインド生まれの
聖闘士なので・・・シャカ、おイタが過ぎます。」

  ::.   ..   .:::::.
  ::   .::.  ..:.  ::⌒ヽ,
  ...   :::::  .. ::    ゙l,
 :::::     ..:  , .j i ,゙i,うわ何をするくぁwせdrftgyふじこ
  :::::  :.  .:、,,、,・゙l,ノ;/ノK_,,,,、、--‐'''
.::. .:   :. .:::.  .i'i| r'´H゙r‐'''''"´
.:::::: : ..:: : .:::.ヽ-'゙j゙ .|::| ー――‐‐
.::::.  :. ::::::::::、| ̄´| .ノ:::!l
.:::::::::::::....::::::ヘr---;ィ゙ j゙=========
.::...::. :::::::::l, .|_,,、、,,_ .ノヽ、,,_   ./
.:::::::::..:  />rl゙.r‐:、 Y´    `゙';>'゙
.:::::::::、,/ /, |.| |  :| .| _,,、--;rヘ ,/
_,//.∧二゙'ヽ,l, l, / /'゙ _,/  Y ,r
.Y,,/  ヽ,_`゙ヽ,゙l,゙l.l /./ _,,,/   ゙'|
Y|    | `ヽ,゙V‐‐v゙_r'゙-=|   _,,>'゙
`゙)゙ヽ-、,ト、,__,Y /゙ヾl;_,,ィ‐;l,_,ィ゙´‐''ニ
.==シ  ゙l ( )| く >.j(,,.),_V゙'´゙'';二-‐
.-=――イ'´/`>-<\'ー、゙l;‐''´./.(/
  `!ヽ/,./r/ /   .゙l, l, l, ゙l, ,>'゙/
.゙'ヽ、,  `ヽ、.l,   ,l、, l, .l,/´ //´
   ヾl,   .|`ヽ'<, _,.>j´   .ヽニ
゙ニ==;ヘ、,  ヽ, ,、-''´ ./    _,,、-'゙
   `゙'''‐--、「    ヽ-‐'ラ''゙.l、
    _,,ィ゙ ̄`ヽ,   /r'''ー<゙. \_
. rf""´'''‐l,   ,ィ ./ `ヽ、,,__i´
. ゙i,゙l,    ゙トラ'゙´ `´       `ヽ、,

バルゴのシャカ ムウにより強制テレポーテーション【退場】

224 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 02:12:580

>>222

・・・・・しょうがねぇな

「・・・・・・」

俺は無言で自分の手の人工皮膚を脱ぐと
そこには金属製の機械の手が現れた

「・・・こうなってるんだが本当に脱いでいいのかな?

【いい笑顔で】

>>221

「OK!」

そう、一言答えて、俺はギターを弾き始める

>ttp://www.youtube.com/watch?v=n8eUEQoDJkk
(これの戦闘終了後にドラえもんが弾いている曲だよ)

「・・・・・なぁ、あんたら」

俺は、ギターを弾きながら問いかける

「・・・・絶望ってしたことあるか?」

225 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 02:16:370

>>223

行っちゃったよ・・・・・

「何だったんだ・・・一体・・・」

力なくそう呟いた

226 名前:ムウ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 02:17:200

                     ___
                  .,、‐'゙´    .゙.,⌒゙''‐、,
                ,/      ,..., ゙i   .゙ヽ,
               /      /,.、-、i,,、ニ;ヽ,  i,
              ./      ノ /゙   ´゙'i`i゙i, .!  i,
  .,、r''"´⌒゙゙'';';、,   ./   、,___ノ゙∠,  o  .ッ'.ノ ゙i, |  i
 ./       i:i ヽ, /  .,、-i /ッ〒t=;;= -='-',;;;;;;ミ、;、_ |
 i ,、==;、,   ;ノ  ソ  i ./'i :i'ヽ,゙i;ニシ    /i゙!(,j.゙>/ .|
 !/    ヾ,r‐'"  ./   i .i,-| ゙i   ̄    i、ニ=''゙/  レ=ー-.、,
、,,i,     i,   .V    ゙i,゙ヽi, i,       /  ./  .i  / ̄`゙゙ヽ
  i;     i'i、,  |    ,-'ヽ、i, i,    ,,_ .,,゙   /   .i; /      i
  ノ===、,.ト、,_;;,.i   /i .i;;;;;i ! i,     .,,   ,/   j, i,      i
'ー'゙     .j  ヾ;'ヽ,/ .ヽ,ヽ/ ヽ;i゙'-、,    /、,  ./ ,、-.、,、===、/ラ'''''フ,,
 ;.;     .ノ゙ヽ;  ヽ,゙ヽ  ゙‐、'ヽ、゙'  `''‐,/゙ヽ, ゙i, /,-'−''i     レ'゙.,;:ジ゙/,,.、、,
;ジ    ./\ \  ヽ,.ヽ,  .`'-、゙ヽ,   i|;;  i レ゙^ヽ,  .i   /'゙''''"  // ,)
ミ、,,,,,、-‐゙   \ \  .ヽ, ヽ,   `ヽ,゙ヽ,  i;ヽ,./ ./'i゙j  L,,,,,i,  i゙    /゙ /
-、,,_       \, ゙ヽ、,.ヽ, ヽ,    ヽ, ヽ,.゙' / .,イ i.| / ./ヽ、,ヽ、,,./゙ /
   `゙''―┬、,,,,,--=――''-、,,i;;     ゙i,  V / j i / .// /.,、つ'゙ ,、r'゙
       i .i  ,、-――--、、,,`゙'ヽ、,  i;  | .i ./ レ゙ '゙、-'゙ニ'゙´.,,、-‐'゙´
       :| i  |   ,/'ヽ  `'ヽ,__,`゙ヽ、 ! i,/、‐'ニ´-‐、, ゙ii'T,
       :i  i, i;,  i゙ /⌒   ./´    `ヾ/'゙ /゙-.、.,-、.| .j゙| ヽ,
       ! .,,.i, ゙i;  | i, ./'フ i, .i'''ヽ,.、  .i '゙   i';;i, ゙ / j .ヽ
>>224
これはどうも。シャカの代わりですが、少しばかり桜を見物させて頂きましょうか。

私はムウ。チベットで鍛冶屋をしている者です。

>俺は、ギターを弾きながら問いかける

この曲をきき終えるまで、私はこの桜を見ていましょうか。
・・・いい音色です。

>「・・・・絶望ってしたことあるか?」

「ええ、それは何度もあります。人間ですから、仕方ありません。
でも、闇があれば光もある。
絶望の後には、希望があると信じて生きていくしかありません・・・」

227 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 02:21:090

>>221
「私は、神仏の救いなんて求めたことは無いですし、
 窮地は自分で切り抜けてきましたよ。
 いや…、きっと独りじゃ、私が今ここに立ってるなんてこと、無いでしょうね。
 結構いろんな人に助けてもらいました。
 でも、それを神や仏の導きだなんて思ったことは一度もありません。」

そう、それは、私が自分の体で、自分の足で、自分の腕で、
自分の目で、自分の耳で、自分の口で、自分の心で、得たものなんだから。

「神って…、仏って、随分傲慢で、我侭なんですね。
 救わない、与えない、ただ上から見下ろしてるだけの傍観者。
 だのに、自分の存在を信じろ、崇め奉れだなんて、ふざけてますよ。」

そんなものがいるなら、会いに行って斬り殺してやりたいところですけどね。
糸毛村や、刃宕さんが住んでた村の人達が無惨に殺されるのも、嗤って見てたのかな、って思うと、
そんな気にもなりますよ。

228 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 02:29:330

>>224
うげ、なにこれ!
金属!? なにこれ!? 化け物だ、めっちゃ化け物だ!!
しかも「絶望したことあるか?」とか訊いてくるし!!

「まぁ一度か二度その手前まではいきましたけど、完全にってのは無いですね。
 てか、今は目の前の状況に自分の目がおかしくなったのかと、
 頭おかしくなっちゃったのかと絶望寸前ですけどね!!」

229 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 02:31:320

>>226
>>228

「・・・・・・・・」

変な人パート2
・・・・・ええい、もうどうでもいいや

>「ええ、それは何度もあります。人間ですから、仕方ありません。
>でも、闇があれば光もある。
>絶望の後には、希望があると信じて生きていくしかありません・・・」


>「まぁ一度か二度その手前まではいきましたけど、完全にってのは無いですね。
>てか、今は目の前の状況に自分の目がおかしくなったのかと、
>頭おかしくなっちゃったのかと絶望寸前ですけどね!!」

「そう、か・・・・・・・」

俺は、遠くを見つめてしばらくの沈黙のうち

「一つ、話をしよう

あるところにロボットと雌ネコのカップルがいました

二人はお互い仲がよく、いつも一緒でした

ところがある時、雌ネコが死んでしまいました

ロボットは深く悲しみ、絶望のふちに立たされました

・・・・・そこに悪魔が声を掛けてきた

『自分が好き勝手で切る世界を作ってみないか?』



ロボットはその話に乗っちまった」

と、そこで言葉を切る

「ドラ・ザ・キッドって言う、馬鹿なロボットの話さ

・・・・・・笑ってくれていいよ」

230 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 02:36:160

>>228

「やっぱり俺は、アイツの元には行けないんだな・・・・」

そう、呟いた

「無理、だよな・・・こんな腕じゃあ・・・
アイツを・・・・・抱きしめてやれないよな・・・・・」

231 名前:ムウ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 02:36:540

>>227
神は気紛れなものかもしれませんね。
ポセイドンにハーデス・・・ロクな神々は確かにいません。
しかし、総ての神がそうであるとは限らない。

この地上に愛を正義を与える女神の存在があるということだけは・・・覚えておいて下さい。
厳しい事というようですが、失った命が貴方を強くした。それもまた事実なのですから。

私は神を信じるか?
信じていますよ・・・ですが、結局は自分自身で生きていかなければならない。



232 名前:ムウ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 02:43:030

>>229
夜桜が散っている。まだ花は咲いているだろうが、悲しそうに散っている。
まだ春は着たばかりだろうに。なぜそんなに散り急ぐのか。

>「ドラ・ザ・キッドって言う、馬鹿なロボットの話さ

・・・・・・笑ってくれていいよ」


話を聞き終えると、私は確かに笑った。
でも、それは嘲笑ではない。彼の悲しい過去の一端に触れてつい悲しくなったからだ。

「命とは儚いものです。この桜の花のように、一瞬で散ってしまう。
ですが、儚いからこそ私達は懸命に生きている・・・永遠でないからこそ必死に命を燃やしている。
貴方の思いは、きっとあの夜空にいるであろう彼女にも届いていますよ。
だから、笑ってください。あの空にいる彼女が、笑えるようにね。」

貴方も・・・>>228。
綺麗な星空へ、笑ってください。

233 名前:ムウ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 02:46:000

私はそう言うと、彼らが見上げる夜空を背に歩き出す。

彼らには彼らの道がある。
これからもそれぞれに辛い道が待っているだろう。
だが、今夜くらいは笑おうじゃありませんか。

あの星座へ、届くように。

サガ、カミュ、シュラ…聞こえていますか?

234 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 02:46:310

>>230
「ドラ・ザ・キッド……それが、貴方の名前ですか。」

『ろぼっと』という存在らしいけど、やっぱり人間じゃないってことらしい。
でも、化け物とも違う気がした。
その達磨猫…改め、ドラ・ザ・キッドは、人と同じような心を持っているようだ。
少なくとも、私はそう思った。

「別に、いいんじゃないですか、無理に同じ所へ逝かなくたって。
 貴方の記憶の中にその猫がいれば、
 貴方と猫さんが互いを好きだった年月の記憶があればいいじゃないですか。
 猫さんもきっと、あの世で貴方のことを思い返してますよ。」

……苦手だ、こういうの。
気の利いた言葉なんて浮かんできやしない。
あーもう、とんだ夜桜見物になっちゃったよ。

235 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 02:51:170


>>232

笑顔

嘲笑や侮蔑の笑みではなく悲しみの笑顔

ムウって奴の顔には俺の悲しみを
まるで自分のことのように思って浮かべた笑顔があった

「・・・・・サンキュ。いいやつだな、お前・・・・じゃなくて・・ムウ」

俺は彼に礼を言った

236 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 02:59:050

>>231
「……そうですね、確かにそうですよ。」

失った命が、私を強くした。
確かに、この人の言うとおりだ。
でも…、やっぱり、納得できない。
神や仏なんて、やっぱり嫌いだし、信じない。

「私が信じられるのは…、
 唯一、全ての人に平等に訪れる、『死神』だけです。
 貴方が言った正義の神様とやらも、一応憶えときますけど。」

そんなものがいるなら、一度会ってみたいよ。
会ったら一発殴ってやろうか。
まぁ、実現しないことを考えてみても仕方ない。
私は、そんな御伽噺の中にいるような存在じゃなくて、
この現実の中に在る、確かな絆を信じてればいい。

237 名前:ムウ ◆6bWhkiuOtI :2007/04/05(木) 03:00:350

     /            \|   _,-─         ヽ
   /"         _,,_    i /,,、、_       ヽ,
  /"        /"  ` \ .i//    \       i
 ./        /          i  _, 、 、    \       i
../        /       ,;;--ミ 〆;;、  i     i       i
.´        /     /    `′  i i、    i      i
          /     /"          | | ヽ    ゛,       i
       /    /           ! !. ヽ     ヽ     .i           _
      /   ./     _     _.//    ヽ   ヽ    .i      _,-─"´´  ゛`` -、,
 `─¬´  ,,/"      (;;;)     (;// ,ゝ  ´  ヽ、,_ ヽ、_ i   /"            ゛\
   `T─¬=======ミ、,_ 、    /./==o〒シ",ri i" ̄   i /"                ヽ,
    ! (| !゛ヽ、て);;;≡/ヽ \   /"´,ゞ=)シ ./,iノ ./|  i   .i" ,                 .i
/  i ゛、 .!  !   ` ̄´    `   /       / .i´./ ||  |   |  ノ                  i
  i   ∨ ゛!             | 、    /, |ノ ii  .|   | /                  i
  |   .i ,  ゛,           ,  ヽ==彡  .|   ii  |   i,/                     |
  i   .i !i  .|゛,          /      ./  i  /!  i  .i/                     .i
  .i  .i ii   i;-iヽ      -─ -     ./i i i、 /ノ  .i   /                     i
   i  i ii  .i;;;;i. \     ─     ./ .| i .i::,)ヽ  ./ ./                       ./    /
ヽ   ゛ヽii !.i .i、;;i    ヽ、       /   .! ! !/ i  / //                    ./   ./
 .ヽ  ,`ヽ ! i \     ゛ヽ 、 __,,/    .,i i i| /i / //                    / /"
;; :;;゛ヽ /   ヽiヽ `ヽ-,,_        _,,-"´ ii  !"  i //                    //"
.:;; .;;;..ヽ     ! `ヽ,,_  `゛-,,,   ,-"    ,,!-"    i//.         ,         _,,-"´
 ;;; .;;;, ゛,       ``-,,_  .゛∨  _,,-" ̄     //.            ヽ、_,,,,,,-─"
 .;;;. ;;;;,. ヽ-、_      .;;:; ヽ   |   /      _,,,-/ /.             `
 .;;;, .;;;,. ヽ ``¬-,,_  .;;:; i   |  i   _,,,-¬" / i.:
 .;;;; .;;;;. ヽ,     ゛`-、、i   |  i,,-"´    ,,-/ .ii

>>235
いいえ。こちらこそ、ドラ・ザ・キッド。
・・・それでは皆さん良い夜を。

貴鬼「ずるいですよーお師匠ばっかりー花見いいなぁ・・・」

貴鬼、忍耐も聖闘士の修行の1つですよ・・・さ、帰りましょう。

【牡羊座のムウ 退場】

238 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 03:01:310

>>234

「キッドでいいよ。言いにくいだろうし」

>「別に、いいんじゃないですか、無理に同じ所へ逝かなくたって。
>貴方の記憶の中にその猫がいれば、
>貴方と猫さんが互いを好きだった年月の記憶があればいいじゃないですか。
>猫さんもきっと、あの世で貴方のことを思い返してますよ。」

「ありがとよ。こんな化け物に対して

・・・・・なんで分かったかって?目だよ、あんたの目
アレだけ恐怖や畏怖の視線向けられて気付かないほうがおかしいっつーの

・・・安心しな気にしてねぇよ」

ニヤリ、と笑う

「で、あんたの名前は?」

239 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 03:09:500

>>238
はは…、見透かされてるよ。
いや、だってねぇ、皮がめくれるんだよ!?
しかもその下いきなり金属だよ!?
明らかに普通じゃ無いし!!
てか、私自身十分普通じゃないけどね!!

「…まぁ、もう化け物なんて思いませんよ。
 あんな話聞かされちゃ、もうそんな風に思えませんって。
 それに、私も化け物みたいなものだったし。」

で、名前ですか?
あ、そういえば忘れてましたね、名乗るの。
訊かれなかったし。

「咲です。
 巷じゃ『赤猫』って呼ばれてる人斬りなんですけどね。
 まぁ、猫仲間として、憶えといてください。
 私も憶えときますよ、キッドさん。」

240 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/05(木) 03:21:220

>>239

「咲、ね。覚えとくぜ」

そのときだった

『あんさーん!』

「ん?・・・おお、エド!」

俺の相棒のロボット馬がこっちに向かってくるのが見えた

『あんさん、探しましたでー』
「どしたんだ急に。今は休暇中だぜ?」
『緊急スクランブルや』

げ、マジかよ・・・・

「悪ぃ、ここまでみたいだ
じゃあな!グッナイ、咲、ムウ!!」

そう言って俺はエドの背中にまたがった

「ハイヨー、エドーーー!!」
『はいな、あんさーん!!』

バッ、っと地面を蹴り、俺を乗せたエドは空へと飛び立った。





















「・・・・た、高い所怖ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜いぃぃぃ〜〜〜!」
『・・・しまらへんなぁ・・・・』

(退場)

241 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/05(木) 03:28:480

>>240
うわ、馬が飛んでるよ。
てか何? 猫に馬ってどういう取り合わせ?

「緊急…なんですか? まぁ、頑張ってください。」

そして、馬に乗って飛び去って行ったキッドさんが最後に残した言葉は…

「高い所怖ぁ〜〜〜〜い!」

がくっ、なんじゃそりゃ。

「んじゃぁ普通に地面走ってきゃいいじゃん!!!」

……叫んじゃったよ。
さて、そろそろ帰りますか。
眠くなってきたし。
最後にもう少し夜桜みてこっかな。

………

………

………


(退場)

242 名前:ウラタロス ◆TXSGpzhzng :2007/04/06(金) 00:11:540

暇だから桜でも見ようかな。

あぁ、どうも。ボクはウラタロス。
モモタロスじゃないよ。あの変な赤鬼と一緒にしてもっちゃ困るからねぇ。



243 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/06(金) 00:51:390

なんでかな…
昼に散々見たはずの、この桜。
だってのに、こうして夜中に起き出して見に来るなんて。
鮮血の赤ばかり見慣れたせいかな。
あの強烈な赤ばかり目にしてると、こういう淡い色が無性に恋しくなるのかな。
淡い色……とても穏やかな、桜色……
夜の闇に映えるその花は、未だ私の心に絡み付いて離れない、ドロッっとした黒色が、
少しだけ薄れるような気がする。


…まぁ、なんでもいいや。



………ありゃ、先客。
全身にぴっちりと青い服を纏った、ちょっと気色悪い人。
誰? いや、知るわけ無いか、会った事無いし。
でも………

「趣味わる。」

ぽつりと呟いたその言葉には、相手に聞こえないようにという配慮は欠けていた。
いや、だって……ねぇ。

「こんばんは、花見ですか?」

さっきの失言を誤魔化そうと、少し間を置いて言葉をかけた。

244 名前:ウラタロス ◆TXSGpzhzng :2007/04/06(金) 01:21:450

>「趣味わる。」

      __    ____}__ \      ━━┓┃┃
       \`X´___    ` 、}         ┃   ━━━━━━━━
      /\ \ ̄¨\     \}`ヽ     ┃               ┃┃┃
      ./ .____\__>   \    |\ }                        ┛
     / / ̄¨「 ̄ヽ.     \  |  ヽ
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     レ'    .|___j|      |  l |
     |   /| ̄ ̄`ーf¨¨ヽ/\人ハ
     |  / 弌   / ̄`ー'`ー┼〈丿
     レ'     `X´    ||  | |
    /    /|  ヽ    」L__ | /   /\
   ./    /  |.   |  /.   ,,'   ≦ 三_}___
   く___/  廴_ \_{`ー'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
  .x‐く.  \     `ー゚ 。≧         三 ==-
/    \  \.       -ァ,          ≧=- 。>、
\.     >、   \      ,レ,、         >三  。゚ ・ ゚
  ヽ.   〃 \   \___/`Vヾ        ヾ ≧
   |   ||    >、     。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・


あははは☆ よく言われるよ♪

>「こんばんは、花見ですか?」

すいません・・・花を見に来たのですが、貴方の美しさに見とれてしまいました。
・・・ええ、花より女性。貴方の美しさの前には、花見などする余裕なんてありませんよ。


245 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/06(金) 01:28:190

>>244
「あ、よく言われますか、やっぱり。

それにしても、お世辞にも美人とは言えない私を口説くなんて、変わった人もいたもんだ。

「物好きですね。 私を口説いても空しいばっかですよ。
 それに、こんなもんブラ下げた女なんて……ねぇ。」

腰に下げた二本の血吸刀を抜いて見せる。

「花見てた方がずっと得だと思いますよ。」

246 名前:ウラタロス ◆TXSGpzhzng :2007/04/06(金) 01:34:330

(プルルル)

あ、電話だ♪ えーと、はいもしもしウラ・・・

ハナ【どこをほっつき歩いてんのよ!!この馬鹿亀!!早く帰って・・・】

馬鹿亀ねぇ・・・よく言われるよ(笑)
目の前に、素晴らしい花・・いや女性がいるというのに。
はいはい。分かりました(ピッ)

>>245
あぁ、どうもすいません。せっかくこうして出会えたんです。
お茶でも奢りますよ?

つ         (   (
        ( (   (. )
         . -‐ ) ‐- .
       .´,.::::;;:... . . _  `.
       i ヾ<:;_   _,.ン |
       l      ̄...:;:彡|
        }  . . ...::::;:;;;;;彡{
       i   . . ...:::;;;;;彡|∧_∧
       }   . .....:::;::;:;;;;彡{´・ω・`)
         !,    . .:.::;:;;;彡   と:.......
        ト ,  . ..,:;:;:;=:彳:―u'::::::::::::::::::::::::::..
        ヽ、.. ....::::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::


>「物好きですね。 私を口説いても空しいばっかですよ。
 それに、こんなもんブラ下げた女なんて……ねぇ。」


へぇ、勇ましいんですねぇ。ボク、憧れちゃうなぁ。
ボクなんてこんな亀ヅラでしょう?ほら、よく苛められるんですよ。
ボクのセンパイに赤い鬼みたいな顔した人がいましてねぇ・・・モモタロスっていうんですけど。

>「花見てた方がずっと得だと思いますよ。」


・・・そんなことはありません。
美しい魚は、強くなければいけない。
生存競争に勝ち残った魚のほうがより美しい輝きを持ってますからね。


247 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/06(金) 01:46:530

>>246
カメ……言われてみれば、そう見えなくも……って、

「あれ、それ何か着てるんじゃないんですか?」

え? 何? うそ、また人間じゃないってオチ?
勘弁してよ、もう。
いい加減人間に会いたい……

「まぁ、いいです、ぴっちり衣装の仮装男でも、カメ男でも、もう何でもいいです。」

あれこれ考えることに疲れちゃったよ、ははは…

「まぁ魚の例えはともかく、人間同士の生存競争なんて、そんないいもんじゃないですよ。
 別に、やらなきゃ生きていけないってわけでも無いのに、領地広げて権力誇示するために戦するんですから。
 足の踏み場も無いくらい死体で埋め尽くされた地面を歩いたことあります?
 気付いてみれば全身返り血でべとべとで、気持ち悪いし、最低に憂鬱な気分になりますよ。」

248 名前:ウラタロス ◆TXSGpzhzng :2007/04/06(金) 01:55:370

>>247
>「あれ、それ何か着てるんじゃないんですか?」

あはは、すいません。説明してませんでしたね、ボクの格好。
ボクは元々は人間なんです。ワケあってこんな姿をしてますがね。

ボクはイマジンといって・・・あぁ、簡単にいえば未来人です。
どういう理由で過去に来たかは、まぁそれは長くなるんで割愛しましょう。
この姿は、現代の人間が勝手にイメージしたモノであってボクの本来の姿じゃありません。
安心してください、ボクもれっきとした人間ですよ♪

>「まぁ魚の例えはともかく、人間同士の生存競争なんて、そんないいもんじゃないですよ。」

ボクは、ずっと時の砂の中にいたので・・・そういうのはよく分からないんです。
ずっと一人で、孤独な時間の中で誰も来ない・・・寂しいものです。
確かに人間っていうのは、可笑しな生き物です。
ボクなら発狂しちゃうなぁ・・・やっぱダメダメだなボクは。
血とか苦手ですもん、ボク。

ハナ【ウラタロス!!】

あ、やばい・・・すいません。こんな事しか言えなくて。
でも、元気出して下さいね。
ボク、応援してますから。あ、ボクの分のお茶もどうぞ!

あ、これボクの携帯番号・・・・

ハナ【ウラァァァ!!!!】

は、はいはい♪じゃ、また!!

【退場】



249 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/06(金) 02:09:590

>>248
ウラタロス……変な名前。
そういえばさっきはモモタロスとか言ってたような…
もーもたろさんももたろさんってか。
じゃぁウラタロスは?
ウラ……裏……浦…島……あぁ、浦島太郎。
じゃぁ金太郎とか三年寝太郎とかもいたりしてね、ははは。
どーでもいいけどね。

まぁそれはそれとして、お茶は有難くもらっとこうかな。

ずず……

「うぇ…」

…………これ、お茶?



(しばらく後、退場)

250 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 00:09:400

「……前と……同じ場所?」

自分の世界から抜け出した元勇者。
目を瞑ってなんとなしに惹かれた場所に出る。

それがこの桜が咲き誇りし公園。
特別なものは何も無い。
「キライナモノ」も割と少なめだ。それに、

「…………………・見てて飽きない」

人工物を見るより遥かに気が安らぐ。
それだけ。魔王が花を見に来た理由はそれだけ。

251 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 00:47:530

「あれ?」

また、誰か来てる。
今度は前の二人より人間っぽい。
あぁ、よかった。 初めて人間と対話できる。
……別に、誰かと話すためにここに来たわけじゃないんだけど。

「好きなんですか、桜。」

食い入るように桜を見つめるその人に、尋ねてみる。
私は、まぁ好きな方かな、桜。

「こんばんは。」

遅れたけど、挨拶を。
外見が完全に人間の人は初めてで、少し嬉しかった。

252 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 00:58:420

>>251

女がいた。
極東の国を思わせるような剣を持った物騒な人間だ。

「ええ……色を失った木を見るよりかは遥かに良いですから」

色を奪った祖国を思い出す。
光でも闇でも泣くその中間色、灰色に塗りつぶされた木。
その世界は虚しくてあまり見たくなくて。

「ええ、こんばんは」

透き通った青い目で見つめる。
人間のふりをした、作り物の目。
この目の持ち主は今ここにいて、そしてどこにもいない。

「あなたもお花見ですか?」

にこりと、昔民に親しまれていた笑顔を向けた。

253 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 01:08:560

>>252
「ええ、夜桜を見に。
 なんか強烈な赤色が目に焼き付いちゃって、
 こういう淡い色がどうにも恋しく感じるんですよ。
 それで、毎晩通ってるんです。」

先客の隣まで歩を進め、同様に桜を見上げた。
ひらひらと風に舞う花びらが、儚げで哀愁を誘う。

「綺麗ですね…。」

色々な意味で、綺麗な桜。
僅かな期間しか見られないのが、悔やまれる。

254 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 01:26:250

>>253

「へえ……強烈な赤……確かにこういうものも見たくなるでしょう」

腰に携えた二本の刀。
射抜くような鋭い目つき。
もしかしなくても当たりだろう。

「ちょっと失礼」

桜を見上げている女性の頬の部分に顔を近づける。
手でもぺたりぺたりと触りながら。

「……なるほど、血の匂いがこびりついている。
 それも結構な量だ。
 「エモノ」は……そう、東洋剣。刀の類か」

一通り鑑定した後は少し距離をとる。
期限を損ねていないと良いが。

「……まあ気にしないように。
 洗っても取れるもんじゃありませんから」

さっきと同じく人間らしく微笑んだ。

255 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 01:40:410

>>254
この人…、結構場数踏んでる。
でなきゃ、血の臭いがどんなものかわかるわけ無いし、
様々な武器を持つ相手を一通り殺してなきゃ、武器の鑑定までは無理。
同族…ってわけじゃ、無さそうだけど。

「別に、もう気にしてはいませんよ。
 人斬り赤猫の咲って言えば、もう全国で有名になっちゃいましたし。
 好きで斬ったわけじゃないんですけどね。
 死にたくなかったからってだけなんですけど。」

……、慣れない。
何人斬っても、やっぱり…、
人を斬るってのは、慣れない…。
まぁ、近辺の城は一通り潰しちゃったから、もう斬る必要も無いか。

「後味は悪いけど、後悔はありません。
 私にだって、守りたいものがあったし、手放したくないものがありましたから。」

瑞爾さん、菊丸さん、千沙、海河さん、壬米さん…、他にも、いっぱい。
手放したくないものがあった。
他人にそれを断たれるくらいなら…、その他人を斬って生き残る方を選ぶ。

256 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 02:00:240

>>255

「生きるために人を殺す……。
 フム、まあ、そういうのもいいでしょう。
 誰も好きで人殺し始めるわけじゃないのですから」

そう、獣も腹が減ったとき以外に必要以上の命は奪わない。
ならば獣に劣っているのはこの女を襲った人間であろう。
……だが、だからといって食う以外のことで人を殺すのも許せぬ行為だが。

「……手放したくない物。守りたい物。
 まあ、人間他人の大切なものを踏み台にしないと何一つ守れませんからね」

敗者を顧みたか。
明日すら与えられないものに振り返ったか。
勝者となっただけで満足はしていないか。

「…………………………………なるほど、貴方は「英雄」側か」

そう言って溜息をついた。

257 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 02:15:450

>>256
「そんな大層なものじゃありませんよ。」

苦笑して、隣に居る男を見る。

「私は、唯の人斬りです。
 それでいいんですよ。」

そう…、私は、英雄なんて御大層なものじゃない。
私はそんなイイモノじゃない。
唯の人斬り、赤猫の咲。

「私、自分の事しか考えてませんからね。
 英雄なんて御大層なものに、なれるはず無いんですよ。
 後味は悪いけど、結局斬りますし。
 さすがに、斬りかかって来る人皆の命を気遣ってはいられませんから。
 自分が守りたいものだけ…、自分が手放したくないものだけ…、
 他人のことなんて、余裕があったらとか、
 利害が一致したらとか、そういう時に考えてあげるくらいのものなんです。
 だから、私は唯の人斬り、赤猫の咲。 それでいいんです。」

258 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 02:38:500

>>257

「なあに。貴方がどんなに否定しても貴方は「英雄」だ。
 どんなに小さくても何かを救って何か大切なものを手に入れたら
 それは「英雄」なんですよ。

 人類の未来から一隻の船の中まで。
 英雄とは大きい小さいに関わらずそうなる。
 どんなに小さくてもあなたはその「時代」の「英雄」に相応しい人物だ」

そして「憎しみ」の名を持つものを破ったものは
ルクレチアに招待することになるが。

「まあ、英雄は必ずしも良い称号とはかぎらない。
 貴方は人斬りとして名を馳せているように、
 どんなに嫌がっても英雄となってしまう。
 その人斬りによって救われた人がいるのならば」

それが彼女の宿命だ。
人を斬り続ければそういう歪な形で崇拝される。

「……まあ、貴方は「大したことの無い英雄」ですから、
 そんなに気に留めることは無いでしょう。
 その称号が「赤猫の咲」に変化したと考えてよい。
 英雄云々で悩まなくてもよいです」

259 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 02:43:560

>>258
……なんだろ、この人。
英雄を随分嫌ってるみたいだけど。
それどころか…、蔑んでさえいるような……

「英雄が、嫌いなんですか?」

少し変な質問だけど、尋ねてみる。
微かに感じた違和感を、拭いたかったから。

260 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 02:58:400

>>259

「…………ええ、大嫌いです」
 むしろ私は英雄よりもその根本、「人間」自体が大嫌いなんです」

自分を裏切った人間。
その愚かさを知らぬ人間。
愚かさを教えなければならない人間。

「…………………ただの人嫌いというわけじゃあないんですよ。
 ただちょっと、「怨み」がありまして」

自分を勇者から転落させた人間。
自分を信じようとしなかった人間。
自分を魔王と呼び追い出した人間。

「………詳しく知ると後戻りはできませんよ。
 この話はやめて桜を見ることをお勧めしますが」

何一つ変わらず咲き誇る桜を見上げながらそう言った。



261 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 03:13:270

>>260
人間が嫌い…か。
この人は……、自分自身も、嫌いなんだろうか…?
何の怨みがあるかは知らないけど、深い憎悪を感じる声。
でも…、気のせいかもしれないけど、寂しげな感じもする。

聴くべきか、聴かざるべきか。
この人の過去に、何があったのか。
私にとっては、それは簡単な問題だった。

「どうでもいいです。」

そして私は、桜に視線を戻す。

「お茶と団子が欲しいですね。」

今までの殺伐とした会話など初めから無かったかのように、呟いた。

262 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 03:30:020

>>261

私は全てを憎んだ。
裏切った全ての人間も、
人を信じた甘い自分も、全部、全部、全部。

その恨みは凝り固まり、私から人間という形すら奪った。
そんな話を今は

「どうでもいいなら話さないようにしよう」

そういうことにした。

           終了


「ええ、そりゃずっと立ち話してましたからね。
 何か一つ空っぽの胃に入れたいところです」


        そして再開

「ふむ……何か販売所でもないものでしょうか。
 まあこんな時間に開いている店があるわけ無いでしょうからね」

一応キョロキョロと見回してみる。
開いている夜店はあるのだろうか。

263 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 03:40:400

>>262
「お、咲。」

突然声を掛けられ、振り返る。

「あれ、瑞爾(みずに)さん、なんでこんなとこに…」

「団子の出張販売。 ここなら儲かると思ってさ。
 咲買ってよ。 安くしとくよ。 お茶も付けるし。」

「いや、そうじゃなくて、なんでこんな時間に…」

「いちいち細かいこと気にしないの。
 あんまつべこべ言ってると斬るよ?」

「……すいません…」


半ば呆れつつ、隣にいる男に声を掛ける。

「どうします? 買いますか?」

264 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 03:47:350

>>263

「……知り合い?いや、タイミングいいね。
 勿論買わさしてもらうよ」

ごそごそと中世の財布を探りつつ、ハッと気づいた。
(この地のお金持ってない!)と。

「……えーと、これで団子とお茶2人前頼めるかな」

そういいつつ遠慮しながら財布から取り出した硬貨を出す。


失われた国の、誰も見たことが無いデザインの銀貨。
ちなみに質はそこそこの銀でできているのでそれなりの価値はある…・・・筈。

265 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 04:04:140

>>264
「何これ、銀?」

瑞爾さんは小さな銀の円盤を眺め、それを懐にしまった。

「ちょっと貰いすぎな気もするけど、まぁいっか。
 ほい、団子とお茶二つ。
 んじゃ、あたしあっちの方にもいくから。 じゃね。」

私達に団子とお茶を手渡すと、瑞爾さんはさっさと言ってしまった。
貰いすぎとか言っといてきっちり二人前しかくれないし。
因みに団子は一皿につき串二本。 串一本には団子が四つ。
団子はみたらし、お茶はこぶ茶。
まぁ、この人のこんな調子には慣れてるんだけどね。

「すいません、私の分まで買ってもらっちゃって。」

軽く頭を下げると、その場に腰を下ろして、お茶をすすった。

266 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 04:16:290

>>265

「……まあいい。もともと私には必要のない物だ」

滅びた国の金など何の価値も無いと呟きながら、
甘い蜜を塗りたくった団子と癖の強い茶を持って咲の横に座った。

「いやいや、大したことじゃない。
 あれくらいの銀貨ならまだ持っているし、
 それに私だけが食べるのも気がひける」

空腹とは無縁の体であるが、
それでも味覚が残っているのが幸いだ。
口の中に甘みが広がり、それを中和するために茶を飲むという
よくできた組み合わせを楽しむことにした。

267 名前:赤猫の咲 ◆SakifcpMQc :2007/04/07(土) 04:40:280

>>266
空きっ腹には有難い、みたらし団子とこぶ茶。
桜を眺めながら食べる団子は、普通に食べる物とは違う気がする。
しみじみと、平穏な空気を愉しみつつ、お茶をすする。
……千沙も連れてきてやればよかったかな。
いや、でもまだ子供だし、夜中は…ね。
そう言えば、まだ練習すれってとこに顔出してない。
近いうちに行かなきゃなぁ。
それにしても瑞爾さん、よくやるよね、こんな夜中に。


………人間が嫌い……か。
人との繋がりが無かった、あるいは、自ら絶ったか、誰かに絶たれたか。
肉親とか、恋人を殺された、とか…。
それは、あの人の身の上話を聞いてればわかったんだろうけど……
でも、やっぱりそれはどうでもいいこと。
他人の過去を詮索するような趣味は無いし、あまり人に話したいことでもないだろうし。
……私の隣にいるあの人がそんなことを言ったんだよね。
信じられない。 今穏やかな顔で団子食べてるあの人が…。
……まぁ、人間が嫌いとか言って人殺し始めたりしたら、斬り殺すだけ。
身の上話なんて聞いたら、その時に困るし。





色んなことが頭を巡る。
お茶飲んで気分が落ち着いたからかな。
団子は、いつの間にやら、既に残り一つだけ。

それを串から引き剥がし、噛んで呑んで、お茶の残りを一息に飲み干す。


「そろそろ、私は失礼します。 お団子、ご馳走様でした。」

それだけ言うと、皿と湯のみを持って立ち上がり、瑞爾さんの姿を探して、その場を離れた。


(皿と湯のみを返して、退場)

268 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/07(土) 04:56:450

>>267

もくもくと甘い団子を食べ終える。
簡素なつくりの皿は、そのまま屑篭へ入れれば済む仕様であった。

「……そういえば名前を」

言い忘れていたが、本名を教えることはできない。
そう、本名を知ると余計な血を流すハメになるだろう。
今はそういう気分でもないので以前の名前を教えることにした。

それは昔に人間を止めた男の名前。
愛するものを信じ続け、その愛する人を結果的に裏切ったため
愛する人は我が親友を追って命を絶った。

その時から男は■■になった。
全てを憎み、邪悪な力で全てを滅ぼす者。
それがその男の存在であった。

そして■■は英雄と対峙する運命にある。
さっきの人斬りの英雄もその対峙すべき運命に惹かれたとしたら?

そのときはそのときだ。ニンゲンハゼンブゼンブコロスノダカラ。

「言い忘れていましたね」

でもこの時だけは生かしておきたい。
殺したく―――無い。
思い出は、全てを滅ぼすときに一緒くたにして捨てる。
だから、今のときぐらいは

「オルステッド……といいます」

ニセモノデモカマワナイ。今この時だけは

人ととの関係を大切にしたい。


見送りながら名を上げる。
そのあと地面に置かれたゴミを遠くに離れた屑篭の中へ入れて―――


また、色の、ない世界へ。

【退場】

269 名前:リュウ ◆815Izzn82o :2007/04/09(月) 19:24:42O

「桜か…」

古びた布のバックを背負いながら、桜が迎える長い道をゆっくりと歩く。

久しぶりの桜。

花見などという、一般的な、俗世間からかけ離れて生活している彼には久しぶりな気持ちが新鮮にも感じている。

故郷を懐かしむ訳ではなく、ただ、春という穏やかな季節の流れを堪能している。


270 名前:シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/09(月) 23:51:130

花見ねぇ

花を見て人は何を思うのかしら?
うわべの美しさ?
儚き身の切なさ?
刹那の現実からの逃避?

・・・ま、人ならぬ身には分からないけど、
ひょっとしたら分かるかもしれないし、いちおー真似でもしてみるとしましょうか。

そう考えてあたしはその公園に実体化した。

271 名前:シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/10(火) 00:04:280

野郎・・・舐めたことを・・・

まさか、からかいに行ってあそこまで虚仮にされるとはね。
おにょれ、知事許すまじ!

・・・しまった、今日張り付くならあっちだったか!?

他所に放った分身の足跡をアストラルサイドから眺めつつ
そんなような事を思った・・・。



・・・まぁ、桜を愛でる心から一歩離れたのは間違いない。

272 名前:王ドラ ◆WrGRyVhgck :2007/04/10(火) 00:29:080


彼は桜を見に来ていた

「綺麗ですねぇ・・・・」

桜を見に来ていた・・・はずだった

「こうしていると、心まで和んでいくようでs

>>271

神滅斬!!!!」

閃光が、走った

王ドラは、なぜかその姿を見たとき
撃たねばならぬ気がしたのだった



それから数秒後


「ハッ!・・・だ、大丈夫ですかぁー!?」

撃った本人が一番びっくりしていた

273 名前:王ドラ ◆WrGRyVhgck :2007/04/10(火) 00:54:170

(メール欄参照)

274 名前:シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/10(火) 01:03:460

>>272-273


とさり・・・


左右に断ち割られた少女はゆっくりと倒れ伏す。
あまりにもあっけなく、少女は動かなくなった。
ゆっくりと紅い水溜りが広がってゆく・・・


紅の上に静かに桜の花びらが落ちてゆく。
それは狂気に彩られた危険な美しさ・・・

あたりはどこまでも静かだった・・・

 <退場>

275 名前:王ドラ ◆WrGRyVhgck :2007/04/10(火) 18:50:570

>>274

【その後、

 傷ついたシェーラ(偽)を大慌てで病院まで運んだものの、
 途中で灰色の塵になってしまい、医者には「夢でも見たんじゃないか」
 と笑われた王ドラがいたそーな

          お粗末 】

<退場>

276 名前:八神 庵 ◆XSG8Iori.Y :2007/04/12(木) 22:05:190


 夜の澄んだ空気を、有害物質塗れの煙と共に肺に送り込む。
 灰を侵食して行く清浄な夜気と毒。
 血液の流れに乗って全身は汚濁塗れに。


――積み上がる吸殻と灰。


 音の無い夜。
 頭上には凛と佇む月。
 眼前には満開を誇る桜。


「――桜、桜」


 頭の片隅に残っていたワンフレーズを口ずさみ、ただ一人桜の根元で空を見上げる。


 音の無い夜。
 頭上には凛と佇む月。
 眼前には満開を誇る桜。


 この手には――

277 名前:八神 庵 ◆XSG8Iori.Y :2007/04/12(木) 22:36:170


「霞か、雲か――」


 音の無い夜。
 頭上には凛と佇む月。
 眼前には満開を誇る桜。


――積み上がる吸殻と灰。


 霞むのは己の体。
 雲のように消え逝くは――


 チリチリと音を立てて燃えていく煙草。
 チリチリと、チリチリと。

278 名前:八神 庵 ◆XSG8Iori.Y :2007/04/12(木) 23:12:020


 煙草に火をつける。
 軽快な音を立てて閉じるジッポの蓋。
 揺らめいていた炎の色は赤。

 赤。
 赤。
 赤。

 紫に霞む桜の花弁がひらり、ひらりと風に舞う。
 ひらり、ひらりと風に舞い、よく見れば薄紅の色だと気付く。


 音の無い夜。
 頭上には凛と佇む月。
 眼前には満開を誇る桜。


 月に照らされた桜の色は――?
 そんなものは当然―――

279 名前:八神 庵 ◆XSG8Iori.Y :2007/04/12(木) 23:48:130


 音の無い夜。
 頭上には凛と佇む月。
 眼前には満開を誇る桜。


――積み上がる吸殻残骸消し炭


――積み果てる吸殻紫炎


 風の無い夜。
 頭上には褪めた月。
 眼前には朽ち果てた桜。


――朽ち果てた誰かとモノ。


――腐り落ちた誰かと心。


 月の無い夜。
 桜散り逝くその夜に。
 また―――


(退場)

280 名前:六条ひとま@なんでも屋 ◆6JO.HrZ0fM :2007/04/13(金) 12:30:33O

今日のバイトは花見の場所とり。
こんな時間に花見にくる奴あ誰もいないだろー、イマノウチに顧客が喜びそうなナイス花見スポットを探して制圧だー。
などとどこぞの悪の組織を経営している材木屋みたいなことを心の中でこっそりとつぶやく。
あの材木屋は、中庭に桜が生えてるから、そんな作戦行動をとる必要がないんだよね。
割りと枝ぶりのいい木を見付け、その真下にシートを拡げて陣取る。
今日の顧客は某県の役所。
県民の血税で飲み食いとかじゃなくて、自分たちの給料から厚生費(?)かなにかを払っているよねと祈る。
まあ、下請け外注労働者としては、日当さえいただければ文句はない。

281 名前:六条ひとま@なんでも屋 ◆6JO.HrZ0fM :2007/04/13(金) 13:30:05O

しんしんと、桜の花びらが降り積もる。

うーむ、しかしヒマだー。
有り余る体力を生かせると考えてなんでも屋を始めてみたが、これほど待ちの態勢がヒマだとは、やってみるまで気付かんかったー。
これなら一刻苑から焼き鳥の屋台でも借りてきて、場所とりのついでに出していればよかったかな。
出世する見込みのない(あくまで今のところ)奴が出世払いを確約しているあたり、報酬は期待できんが、店の借金返済の足しぐらいにはなるかなあ。うーヒマだー。
下を見てみると桜の花びらに混じって、結構ごみか落ちている。
たばこの吸い殻と、たばこの灰とは違うような謎の灰。
どうせ依頼人は日頃の憂さを晴らすと称して飲酒してどんちゃん騒ぎのあげく、回りなんざ(桜も)見ないで、しかもそのまま運転して帰るだろーけど(某県の公務員に対する偏見)一応片付けておくか。

吸い殻を集めてごみ箱に捨て、謎の灰は……なんとなくその辺の枯れ木に撒いてみる。

282 名前:団子屋瑞爾 ◆SakifcpMQc :2007/04/13(金) 14:55:370

いやー、結構儲かるわ、花見の席ってのは。
いつもと比べて団子が面白いくらいに売れる。
はは、やったね。 団子自体は安くてもこれだけ売れれば結構な儲けだわ。



>>281
……お、何、掃除してんの? 偉いねー。
じゃぁ団子屋瑞爾(みずに)団子を売ったげよう。
…うん、お金は貰うよ、商売だし。

「そこの人、団子買わない? 結構美味いよ。」

一皿につき串二本、串一本につき団子は四つ。
今日はこしあん、つぶあん、よもぎと揃ってる。
花見に因んで桜餅なんてのもあったりする。

283 名前:団子屋瑞爾 ◆SakifcpMQc :2007/04/13(金) 16:04:020

何、買わないの?
じゃ、もうあたし行くからね。
さっさと売っちゃわないと硬くなるから。



(しばらく団子売ってから退場)

284 名前:六条ひとま@場所とり中 ◆6JO.HrZ0fM :2007/04/13(金) 16:05:32O

声をかけられてそちらをみると、団子屋が営業している。
一皿二串、一串四個の団子とそのほかの和菓子が売られている。
先程からかなりの客が買っていっているようだ。


〈無敵の頑丈人間六条ひとまにも弱点があった。それは……


……他人が自分よりうまそうなもんを食っていると。腹が立ってくるのだった!〉

そういえば昼飯を食ってないことに気付く。たいした金額は持ってないので控えめな量にしておこう。
そこで団子屋に向かって
「よもぎ団子10皿とこしあん10皿、それと桜餅5個くれ。」
こう言った。

285 名前:団子屋瑞爾 ◆SakifcpMQc :2007/04/13(金) 16:11:090

>>284
あれ、買うの?
じゃ、ほい、よもぎ10皿と桜餅5皿。
結構食うね、あんた。
じゃ、四十五文ね。

286 名前:六条ひとま ◆6JO.HrZ0fM :2007/04/13(金) 16:16:02O

ふー、売り切れじゃしょうがないなw
あとで焼肉屋に賄いでもたかりにいくか。
(依頼人が来るのを待って退場)

287 名前:六条ひとま@なんでも屋 ◆6JO.HrZ0fM :2007/04/13(金) 16:34:57O

わー、買う買う。
って四十五文。
に、日本円にしていくらぐらいなんだ……。
じゃあとりあえず45万円(←4500円)

288 名前:団子屋瑞爾 ◆SakifcpMQc :2007/04/13(金) 16:49:150

>>287
「あれ、多いね。
 こっちの三枚はいらないや。」

作者が何も考えずに作ってた為、実はゲームの中では通貨は円だったりする。
とまぁ、次元の違う話はおいといて、

「ほい、よもぎと桜餅。」

それにしてもよく食うな、この人。
お陰であたしは儲かるけどさ。

「一人で食べるの、それ。 それとも、誰か待ってんの?」

どう見ても相手は一人なわけだけど、こんだけ一人で食べる奴なんて見たことないからね、あたし。
訊きたくもなるよ。

289 名前:六条ひとま ◆6JO.HrZ0fM :2007/04/13(金) 17:08:54O

おお、ずいぶん安いな。
花見価格で激高いのかと思っていたがずいぶんと良心的な値段である。
「え、一人分だぞ。これでも控えめな量なんだ。もー昼からなんも食ってなくてよー。」
もっきゅもっきゅとよもぎ団子と桜餅をたいらげつつ言う。
「ごちそうさん、結構うまかった。」
(そういって今度こそ退場。)

290 名前:団子屋瑞爾 ◆SakifcpMQc :2007/04/13(金) 17:12:350

これで控えめかい、普段どんだけ食ってんだか。

「精々太らないように気をつけな。
 じゃあね。」


さて、もうちょっと売ってから帰りますか。


(退場)

291 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 22:01:300

ありていに言えば退屈だった。
斬り合いをするには我が身は向いていないし、
なによりその祭りまではまだ日があった。
今日の退屈を紛らわせる役には立たない。

とは言え桜を見ても退屈が紛れる訳でもない。
だが、なにかが起こる事を期待していたのだろう。

あたしは其処に再び実体化した。

「・・・いっそ暇つぶしにドゥールゴーファを桜と同化させてしまおうか」

舞い散る花びらの中、
その気もない事をぼんやりとつぶやく。

292 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 22:16:430


「要は口実よね」

花を眺めやりつつ、呟く。
どこからともなく酒瓶と杯を取り出し、ベンチに腰掛ける。

「大方の理由はこっちなんだろう、うん」

杯に酒を注ぎ、口に運ぶ。
一時、親子の真似事をしたグレンの酒好きは明らかに中毒であったが、
あのおっさん、それでも私に注いでもらうと素直にうれしそうな顔をしたものだ。

「そういや墓参りとか忘れてたけど、してやった方が自然だったか」

作戦上、ほんのわずか親子のふりをしただけの人間。
かつての自分にとってはどうでもいい存在だったが
退屈な今なら、それを口実にもうこの世に無い彼を、
・・・偲ぶふりをしてみてもいいだろう。


あたしはもうひとつ杯を取り出すとそこに酒を注ぎ、
なんとなく、脇にそれを置いた。


293 名前:筑波洋 ◆.tvZqbUrPs :2007/04/15(日) 22:26:110

「青空だ……」

俺は不意に見上げた空を眺めると、笑った。
平和な世界ってのも悪くないもんだ。俺たちが、守ってきた空だ。
桜の咲き誇る公園で、俺はバイクから降りて一人空を眺める。
ブルーシートを引いてそれぞれの人達がそれぞれの人生を楽しんでいる。


「それで、いいのさ。」

俺は微笑むとまた、空を見上げた。

294 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 22:26:520


「・・・おお、そうだ。あんたも飲む?」

言って、杯を掲げ、腰に差した刀の柄に視線をやる。
困惑と固辞の意思がやんわりと伝わってくる。
どうやらドゥールゴーファには分からないらしい。
人間になりきって遊ぶ感覚というものが。

刀の身であることは関係ない。
あたしの力で人型をとらせることくらい容易い。
当人だって立派な中級魔族だ。
本人にだってその気さえあれば姿くらいはどうにでもなるだろう。
それこそベル等の過去、ドゥールゴーファと同化した人間の姿を借りたっていいのだから。

あたしよりずっとドライというべきか。
単に真面目な性格だってのが遺伝してるだけか。

「・・・あたしも変わったものね。これではまるで獣神官だわ」

ぐれた・・・という表現が近いのか?
妄信が砕けたぶん色々なものが見えるようになった気がする。
まったく驚きだ。
いつか獣王様が言っていた「魔族にも成長や変化はある」という言葉。
ついこの間まではナンセンスだと思っていたのに。

295 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 22:31:040

>>293
おや、遠い目をした青年が。

「そこの彼、暇なら一杯つきあっていかない?」

暇つぶしにナンパしてみる。
彼彼女の違い以外は一字一句誘われたときの台詞と変わらないあたり、
あたしもとっさの応用力がないなぁ。

傍らに置いた気分用の杯を消滅させ、
あたしは新たな杯をとりだした。

296 名前:筑波洋 ◆.tvZqbUrPs :2007/04/15(日) 22:39:200

>>295
少女が俺に声を掛けてきた。暇なら1杯って……まだ子供のような!?
俺は少女の姿を一瞥すると、横に腰掛けヘルメットを置いた。
迷い子なのだろうか。 だが、それとは違うような異様に大人びた雰囲気もある。

「よっ!! 俺は筑波洋。お言葉に甘えて1杯貰おうかな?」

俺は杯を受け取り、微笑んだ。

297 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/15(日) 22:43:070

「……やれやれ、この時代の女性には剣をぶら下げるのが流行っているのか?」

酒を飲んでいる女の後ろから声をかける。
相変わらずの「職務放棄」をしての来訪であった。

「その黒い剣……魔剣の類だな。物騒な」

この時代は平和なる世であり、
争いとは無縁の地である……筈である。
だからこそ鎧とブライオンは置いてきた。

しかしこの人外は「争いの元」である。
あらゆる世に存在する「戦いの火種」。
それがこの魔物なのかもしれない。

「……その剣が話し相手というのも無粋であろう。
 よければ私が酒に付き合おうか?」

赤い目を光らせながら、魔王は呼びかけた。

298 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 22:46:450

>>296

「あたしはシェーラ、
 良かった、一人で退屈してたのよ」

微笑んで杯を受け取った青年に酒を注ぐ。
そして、軽く杯をつきあわせる。

「筑波さんはおひとりで花見ですか?
 それとも旅の途中の休憩?
 だったら声かけちゃってお邪魔だったかな?」

さしさわりのなさそうな事を話しつつ、
ひまつぶしに彼の素性でも推理しようかと
身のこなしや服装を観察してみる。

299 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 22:53:070

>>297
その時、魔の気配と人の気配の入り混じった奇妙な男が声をかけてきた。
アストラル・サイドからはそれなりに大きな姿が見える。

・・・って、いつぞやの異界の魔王じゃない。
人の身に押し込めきれない闇を詰め込んで普通の人間であるかのような顔をしている。
・・・残念ながら闇ははみだしているようだが。

ショボシャキがめっきり静かになってこいつもヒマしてたってことか。

「ま、退屈だからね。
  この際あんたでも別に構わないわよ?」

あたしはもうひとつ杯を取り出した。

「葡萄酒。お口に合うか分かりませんけど」


300 名前:筑波洋 ◆.tvZqbUrPs :2007/04/15(日) 22:54:310

>>297
(こいつは……!!)

異様な殺気を感じた。改造人間である俺の、鋭敏化された感覚が言うんだ。
間違いはない。

「ネオショッカーか……いや。」

>>298
俺は、少女の方へ向き直ると杯を交わした。
この少女からも、何やら不思議な気配が伝わってくる。
だが、少なくとも俺が戦ってきた奴らとは違う何かを、感じる。

俺は酒を口に入れ、少女の問いに答えた。
久しぶりの酒が、喉に染みて美味い。

「あぁ、一人さ。仲間はいるけど、最近は会ってないな……
旅をしてるんだ。世界が平和になって、もう俺は必要とされちゃいない……
行く宛もない、一人旅さ。
あ、いや。なんか寂しいこといっちまったな。
俺も誰かと話したかったところさ。 呼んでくれてサンキューな。」

俺は杯を呷ると、そのまま一気に飲み干した。


301 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 23:02:580

>>300
うあ、平和とか素で言いやがった。
彼ったら正義のヒーロー様かい。

・・・こりゃ気をつけないと「生の賛歌」で痛い思いしかねないな。
話題には気をつけなくっちゃ。
間違っても「どんな戦いだったんですか?」とか
「戦いが終わったときみんなよろこんでましたか」とか聞いちゃいけない。
うん。

しかし・・・

「必要とされちゃいない・・・か・・・
  なんか分かる気がします。
  ぽっかり空虚な気持ちになるんですよねー・・・なんとなく・・・」

あたしも杯を呷った。
なんとなく。

・・・ええい、なんとなくったらなんとなくだッ!

302 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/15(日) 23:09:470

>>299

「フン、私はそんなに暇を持て余してはいない。
 少し自分の城に居るのに飽きただけだ」

そう言いながらも杯を取る。
オルステッドはもう既に魔王となり、
食欲、睡眠欲、性欲とは無縁のものとなった。

「……酒なら何でもよい。
 酔えるかどうかは判らぬがな」

まだ味覚は失っていなかった。
だが酔うという行為自体はマイナス要素であり
魔王の体に残っているかは自身でも判らない。

「……さて、まだ人間味は残っているだろうかな。
 残っていない方が私としては嬉しいのだが」

しかし、それでも飲むことにした。
駄目でもともとであったが。

>>300

「……………(人間……か)」

少し迂闊であった。
近くに人間がいることに気がつかないほど注意力を失っていたか。

「…………………(やれやれ、また「偽らないと」いけないか)」

手で目を隠す。
そして青年は、「魔王ではなくなった」。

顔から手をのけた青年の目は青色であった。
清清しい、全てを見透かしたような勇者の目。
そこにいたのは間違いなく、「勇者」オルステッドであった。

「……全く。誰が「イー!」と叫ぶ怪人ですか」

殺気も魔力も全く無い。
少し怒ったような表情で不満を口にした。                      嘘の顔だけど。

303 名前:筑波洋 ◆.tvZqbUrPs :2007/04/15(日) 23:19:350

>>301
なんか少女が驚いている。何でだろう。
あ、そうか。 あんまりにも俺が鬱になっているから……!!

俺は少女の肩をポン、と叩くと空を見上げた。

「確かに、不安だったり哀しかったりするけどこの青空を見たらそんなことは
どうだってよくなる気がするんだ。 たとえここに今、雨が降ってもその先には青空がきっと広がっている。
晴れない空なんてないんだ、ってね。」

俺は少女に杯を返す。そろそろ、時間のようだ。

>>302
青年の姿を見た俺は、何かを察したように歩き出す。
偽っていても、俺にはわかる。何が? といわれたら困るがなんとなく。

青年の顔を見て、俺は微笑んで言葉を返す。

「あぁ、残念だけど……俺も”普通”の人間じゃないんだ。」

腹部のベルトを青年に見せる。
それは間違いない「異形の者」の証だった。

筑波洋。彼もまた、大空の勇者「スカイライダー」だったのだ。

「勇者ってのは辛いよな……誰にも賞賛されることのない世界。
そんな世界が待ってるのが分かっているのに戦わなきゃならない。

あんたもそういう感じか? ハハ……雰囲気で分かるさ。」



304 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 23:24:100

>>302
>フン、私はそんなに暇を持て余してはいない。
>少し自分の城に居るのに飽きただけだ

「飽きてんじゃん」

威厳に満ちた堂々たる態度で自白した魔王に呆れながら酒を注ぐ。
やっぱ刺激ってのは大事だと思う。
人でなくとも感覚や思考は麻痺し、鈍磨するってことだね。

ぶつくさ言いながらも酒を呷る魔王を眺めつつ、
こちらも杯を空ける。

・・・奇妙な宴だ。
正義のヒーローと純魔族と人と魔の混ざった魔王。
けったいな組み合わせもあったもんである。
・・・と、その時。

>「……全く。誰が「イー!」と叫ぶ怪人ですか」

吹いた。

こんだけ威厳をアピールしといて今さら人間のフリをしようと言うのだ。
この魔王は。

いじましいというか・・・可愛いというか・・・
そしてさらに。

>>303
>確かに、不安だったり哀しかったりするけどこの青空を見たら
>そんなことはどうだってよくなる気がするんだ。
>たとえここに今、雨が降ってもその先には青空がきっと広がっている。
>晴れない空なんてないんだ、ってね。


ごはっ!?


何を勘違いしたかこのヒーロー、ご立派な生の賛歌を謳いやがった。
しかも心の底からうそ偽りないまっすぐな気持ちで。

「・・・あ、いえ・・・そ、そおですね・・・」

杯を受け取りつつも笑顔がひきつる。
魔族のあたしにとっちゃ、かなづちで殴られた程度に痛かったんだよ。
ちくしょう。

305 名前:オルステッド ◆OdIoUsLjVw :2007/04/15(日) 23:33:150

>>303

「……ハア、それはお気の毒」

何か特殊な力が篭ったらしいベルト。
構造は判る。
自らの体の構成を変えるタイプの、ある種の英雄には欠かせないものだ。

そしてこの人間自身も特殊な力が篭っている。
魔を討つ力。正義の鉄槌。
人間の正義に忠実な「人間もどき」なのであろう。

「誰にも賞賛されないだけマシじゃないですかね?
 賞賛された方が後々きついですよ」

虫唾が走るくらいの笑顔。
この場で解体してやりたいぐらい。

「まあ、実体験を話しますと……私は賞賛されましたね。
 頑張れ勇者、負けるな勇者ってね。ハハハ」

乾いた笑い。
僅かに笑っていない目をしている。


306 名前:筑波洋 ◆.tvZqbUrPs :2007/04/15(日) 23:36:070

>>304
酔いが回ってきた。そろそろと思っていたが、CM会社の人は来ないし。
1発歌うか。

俺はマイクを取り出すと、カラオケ端子に繋げ始めた。

「さぁ、気分がよくなってきたからお兄さん1曲歌うぞぉー」

自分でも歯止めが利かない。だが、仕方ない。歌うしかない!!

ジャージャージャジャジャ!! レッツゴォ!!

飛べぇー飛べー高くぅー空をゆけぇー!! 空をゆけー!!(以下略



307 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 23:40:170

>正義のヒーローのうた

・・・・・・うあー・・・・・・(涙


・・・帰ってもいいとですか・・・?   orz


 <ATフィールド全開の覇王将軍、痛いから>

308 名前:筑波洋 ◆.tvZqbUrPs :2007/04/15(日) 23:44:210

>>305
酔いが回ってきたのか、俺は青年の卑屈な言葉につい熱くなる。

賞賛されるほうがきつい!?なんてことを言うんだ。
人に期待されることは、期待されないよりもずっと幸せさ。
俺は青年の立場や、境遇を知らないのだが。

「そんなことはないぜ。 そこで倒れるか、諦めてしまうかはその人次第じゃないか。
どんな事にも、負けない強い心を持とうぜ!!」

魔王相手に、何を言っているんだか。だが、彼は仮面ライダーである。
そんなものは彼には通用しないのだ。
乾いた目で笑う青年を見て、俺は悲しくなると同時にとてつもない闇を見た気がした。
酔いが不意に醒めた。俺は青年や少女に手を振り、去っていく。

「君が、世界をもし闇に落とすっていうんなら。
俺はそれを全力で阻止するぜ。 俺と君が、違うことは諦めたか、諦めていないか…だ。
俺は世界を諦めたりしない。 絶対にな。」

俺は決意にも似た目で青年…いや、魔王を見る。
同じ人間に生まれたのに、こうも行き先が違うなんてな。
俺は夜空を見上げると、呟いた。

「世界が平和になってる……そんなのは嘘さ。
人間がいる限り、平和なんてない。だから、俺は俺のできることをやるだけさ。

俺を待っている人がいる。 だから俺は諦めないんだ」

(退場)

309 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/15(日) 23:47:380

>>304

「……新たな魔を呼び出しても大した刺激にはならない。
 この前は古の古代神を呼び出したのだが大して面白くは無かったな。
 ……まあ、どうせだからダンジョン一つ与えておいたが」

ユラウクス。英語にして逆さまから読んではいけない。
超兵器を備えた確かに神とも言える強さを誇っている。

……ただ自分の頭脳を最深部に仕舞っている事以外は。
自分で持てばよいものを。

「……フム、まあまあの酒だな」

あんまり酔いはしない。
魔術の中には人を酔わすものもあるのだが、
そういうのは効かない様に体を練っている。

「おい、なにを笑っているのだ。
 ……無駄に桜を血で汚すわけにはいかないであろう」

噴出そうとしている魔族を見据えながらもう一杯。
一度消し飛ばしてやろうか

310 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/15(日) 23:56:230

>>308

>そんなことはないぜ。
>そこで倒れるか、諦めてしまうかはその人次第じゃないか。
>どんな事にも、負けない強い心を持とうぜ!

あうっ

いいパンチだな若造。精神的なイミで。

くそぅ・・・
が、ガマンだ、ガマン。
これで帰るのはなんか負けた気分になる。

「お、おつかれー・・・」

去り行く青年にあたしはぎこちなくそう言うだけで精一杯だった。

>>309

「マンネリしてるってわけですか」

いやー異界の魔王も大変ねー。
結局駒を用意して貼るという行為を繰り返しているだけだ。
そりゃー飽きるだろう。

・・・と、睨んでる魔王サマに気づく。
噴出したのが面白くないのだろうか。
このあたり実に人間臭い反応と言える。
当人が気づいているのかどうかは知らないが。

「・・・いや、大魔王様の茶目っ気につい。
 失礼失礼・・・」

苦笑いしながら酒をすする。
別に普通の酒だ。なぜならそれが自然だから。
変なもの持ち歩くメリットがない。少なくとも今この場に置いては。

311 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 00:00:590

>>308

「人間のうちに血を吐いて諦めに殺された方がよほど幸せだ。
 ……負けない、すなわち勝つということは負けるものを生み出す。
 その負けるものの苦しみを知らずにいろというのか?」

既に人間の殻は捨てている。
表情などない、全てに冷たく、人間を諦めた目。
それこそ魔王として君臨するもののみが持つ目である。

「……貴様は人間に絶望せずにいられるか?
 ただ助けを請うばかりで自らは何もしようとしない。
 それだけの屑を庇え続けられるのか?」

赤く鋭い目で男を射抜く。
大嫌いな英雄だ。人を捨てながらもまだ人に執着するか。

「……人間にいまだ幻想を抱きし者よ。
 貴様を待つものがいなくなったとき貴様は……」

人間でいられるか?

そう去り行く背中に問いかけた。

312 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 00:10:410

>>310

「……憎む以外やることが無いのでな」

人に絶望し、人間に愚かさを伝える魔王。
そのため各時代の魔や妖や神すらも集めているが、
結局それをルクレチアに配備するだけ。

……飽きなければ不思議でたまらない。

そしてまだ笑おうとする純魔族。
アリシア、と一言呟くと魔王の後ろに女の亡霊が現れる。

「……石にされたいか?
 茶目っ気など私には無いであろうが」

フン、と不機嫌そうに酒を煽る。
ここが茶目っ気だと肝心の本魔王は気がついていない。



313 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/16(月) 00:20:460

>>312

「そりゃまた結構なお仕事ね。
  近くに居るとごはん食べれそうだわ」

今もじわじわと抑えきれない負の感情が湧き出している。
おかげで先ほどのかなづちの一撃の分くらいは埋め合わせられそうだ。

「石にされちゃ困るわねー
  オーケイ、茶目っ気なんかない真面目君ってわけだ。
  了解したわ、魔王様」

・・・実体化してる部分を石にしたってどうということもない。
本気ならアストラルサイドに直接仕掛けてくるだろう。
彼にはその実力がある。

その上で石にされたいか、などと言うあたりが可愛らしい所なのだが・・・
それを指摘してさらに不機嫌を決め込まれても面倒だ。
空になった魔王の杯に酒を注ぐ。

・・・うーみゅ。
アリシアとか呟いたあたりを尋ねるとごはんになりそーな、
本気で怒らせて面倒ごとに発展しそーな・・・
・・・まぁ、やめとくか。
あたしも復活中で本調子じゃないし。

314 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 00:38:320

>>313

「……私の負の感情なぞお前が破裂するほどあるがな」

永遠に続く争いの火種を名乗っているのは伊達ではない。
破裂するかどうかはわからないが、ほぼ確実に
純魔族の許容量を超えているのは想像に難くない。

「……チッ。まあいい。
 遠まわしに馬鹿にしているようではあるが、
 この酒に免じて許しておこう」

と言いつつも注がれた酒を口に含む。
その間亡霊は魔王に後ろから抱き付いている形をとっている。

ふと純魔族の視線に気がついた。
じっとこのセントアリシアに視線が向いている。

「アリシアが気になるのか?」

純魔族に顔を向ける。
それと一緒にアリシアも純魔族に振り向いた。

315 名前:フェイト・T・ハラオウン(M):2007/04/16(月) 00:48:160

「…・・・アリシア?」

風に流れて、姉の名が聞こえた気がした。


深夜の公園。夜空の黒に舞う桜。
魔法の練習には最適な場所だと思って来てみたけれど、そこには先客がいた。
そこから聞こえた、アリシアという名前。
そこにいる二人から、こぼれる魔力。
……気にならないと言えば嘘になる。


「失礼します。
 魔法管理局古代遺物管理部「機動六課」部隊付執務官、フェイト・T・ハラオウンです。
 その……アリシア・テスタロッサの妹ですけれど、妹について何かご存知なんですか?」

316 名前:覇王将軍シェーラ ◆dinastkCQ. :2007/04/16(月) 00:53:030

>>314

「いや、別に漂ってる負の感情を自動で食べてるわけじゃないし。
 食べ切れなかったら残せばいいし」

別にあなどっているつもりは無い。
単純な存在の力は相当なものだろうし、
バカ正直に真正面からやりあったら退散もやむなしと言うところだろう。

だが、その理由がないのだ。
わざわざ事を起こしてもだるいだけで得るものは何も無い。
それを魔王も分かっている事を、あたしは察している。
だから、媚も恐れもしないのだ。

>アリシアが気になるのか?

おっと。
視線から気取られたらしい。
まー、気にならないと言えばうそにはなるけれど・・・

「いえいえ、どうかお気になさらず。
 あたしは死んだ人間の欠片に興味なんか無いわ。
 ・・・まー、なんか事情はありそうだけども・・・だからどうってわけでもないしね」

ほぼ本心だ。
もともと純魔族は人間への興味は薄い。
あたしはその中では例外に近い方だが・・・
それでも既に死んだ人間の残骸なんかに好奇心は抱けない。
それは、ただの感傷とか未練とかいうものが形をとってるだけのものだ。

その時、ふと顔を上げると公園の時計が目に入ってきた。

「・・・っと、話し込みすぎたかしらね。
 お付き合い頂き、光栄の至り。
 ありがと。まーぼちぼち、あたしも帰るとするわ」

立ち上がって指を鳴らし、酒瓶と杯を虚空に消し去る。
魔王に向き直ると一礼してあたしはアストラルサイドへと姿を消した。

「それでは異界の魔王よ、御機嫌よう・・・」

 <退場>

317 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 01:02:340

>>315

一般人にカモフラージュしているが一目でその正体がわかった。
時を旅する稀人、そして

「魔術師、もしくは魔法使い……か」

そう呟く。
人の目はごまかせても魔王の目ではそうはいかない。

「存じませんね。アリシア……という名前の幽霊はいますが」

そう、自分の後ろに立っている半透明の人の形が。
……大方人違いであろう。
アリシア・テスタロッサという名ではないのだから。

318 名前:フェイト・T・ハラオウン(M):2007/04/16(月) 01:15:080

>>317
>「魔術師、もしくは魔法使い……か」

「あなたも、同じ……。
 でもそのキャパシティは、明らかに普通の人間じゃない。>「存じませんね。アリシア……という名前の幽霊はいますが」
 あなたは誰……いえ、何?」

待機モードのバルディッシュがかすかに震える。
バリアジャケットくらい装備した方がいい相手だ、と言いたいのだろう。
でも――それはまだ早計。
まずは話をする、友達が私に教えてくれたこと。

>「存じませんね。アリシア……という名前の幽霊はいますが」

目を転じると、半透明の人の形。
哀しげな目をした、かつて人だったもの。

「…・・・彼女はなぜ、あなたの傍にいるの?
 なぜ、あんな淋しくて哀しい目をしているの?
 ……あなたと同じ目を」


319 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 01:19:410

>>316

「……憎しみの矛先など私しだいだ。
 お前が満腹になっても注ぎ込むことも可能だ」

水責めならぬ憎しみ責め。
まあ、そんな余計なことに労力を費やすぐらいなら
そのまま聖剣でぶった切ってやればよいのだが。

それすらも労力の無駄だ。
人間と敵対する者を滅ぼすことに力を注いでも
大した収穫は得られないであろう。

「……フン、恐怖しているかと思い心配してやったのだ。
 それぐらいの気配りをしているだけありがたいと思え」

時を刻むものを見て帰ろうとする魔族。
杯と酒を消し去ってあるべき場所へ戻ろうとする。

「……そこまで光栄に思うことでもなかろう。
 私は貴様らのように純粋な魔ではないのだしな」

聖剣を持てるのも理由のひとつだ。
人間の力すらまだ残っている。

「……ではな。機会があればまた会おう」

そう言って消える魔族を見送った。

320 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 01:28:320

>>318

「私がいったい何であるかは君が知る必要は無い。
 知ったところで何ができるのだ?
 何もできんよ、君の魔術程度ではな……」

全力で魔法を撃たれれば少しは効くが、
それでもこの女の力は私には遠く及ばない。
たとえ今恐怖に突き動かされて聖剣と鎧すらまとわない私に力を振るったとしてもだ。

「……人形が悲しい顔をしていて可笑しいですか?
 人形は笑っていた方が不気味でしょう。
 ……それにこのアリシアは正確には人ではないのですから」

このアリシアがいる限り彼女は私に勝てない。
どんなにすばやく魔術を発動しても次の瞬間石になるであろう。

321 名前:誰かの傍らにいたミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2007/04/16(月) 01:28:420

>>318
>なぜ、あんな淋しくて哀しい目をしているの?


         L,,, _,,(y''"              \_''ヽ,' "'''ー、,
      ,r''" ,r''"/ .,       , / ,            \ i-、,`\`ヽ
      .i,,,__,/ ,r'// /  ,r' / / ,           \,, 'ー,ヽ'、
        / // /  /   / .,' ,/ /      , ,      `!r┴''''"7 _,,,_
        ̄i/ / ./ ∠/∠レ,,! .,'    // / ,      .i    /'" ./
        ,,.レ∨! ./! ./'";;;;;r`ヽ、レ!   ,//, ,/ /      |  ./ ,/
     ,.-''":::::::::::∨,レ';;:-:;;;;i,_,i;;! ', /"/メ、i ./!.  ,     i,,,.イ '''"`''ー-、,,_
   ,/::::::::::::::::::::::::',/ '、;ー;;;;;;;;;;;;;r' .` _,r;;;;;;;;;ヽ! ',. ,'  .,  ',_ノ     ,,.r'"
   .ト、;;:::::::::::::::::::::::::i  `'--‐-''"    !;;;;;;;;;;i'⌒ヽト、,!,,_ ,'  .! i i ,,_,,..-''"
   .',.  `''ー、;;;;;;;;::::::::'、      ,     i;;;;( );;;;ゝ,ノ;ノ /  /  /i .| ! .!   ぐすん…
   `、       `>',\ r‐、,_     `''、;;;;;;;;;;;;;ノ.レ' ,/ .// ノ/ .イ   実はニワトリさんが
    \     /_,,..-`'\ー-、`''ー-、   `''''" ∠-''/,,.-'"7/! ∨ ',   卵を産んでくれなかったんです〜
      く    |  __,,,..-く\_ `''ヽ、,,)    ,,.-'‐,-‐''":::::::::::::::::'、 i, !
      /  ./!    ,,..く:::::77''''''''7"" ̄ .,r'"::::::::::::::::::::::::::::::::i .i.!|    おかげで今日はケーキが作れなくって……
    /   /レ',   ''"  ノ/,r=ニ二}、_ .,.r'"`''ヾ::::::::::::::::::::::::::::::i/,リ
   ./  rr‐''":::::!    .i"i''" l.  l  |  ).     ヾ:::::::::::::::::::::::::|
  ./ .,,,..| |:::::::::::::'、,  ,ノ''".  ',  i  i ./       ヾ:::::::::::::::::::::|
  / '"  '、'、::::::::::;;;;::`''7i         _,,.-'>--、     ヾ::::::::::::::::;!
 ,'     ヾ==-//! '、,,__,,,..-'''":::::;:!          `'''''==/
 ',         /='  .レ|i:::::::::::::::::::::::/             /


322 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 01:44:550

>>321

「…………いつの間に」

何故自分の傍らにいるのか。
何故自分に気配すら感じさせずに近づけたのか。
それが疑問であった。

「ケーキが作れなければ卵を使わない菓子を作ればよかろう。
 例えば……団子とかな」

何故団子を覆いだしたかは判らない。

323 名前:フェイト・T・ハラオウン(M):2007/04/16(月) 01:46:110

>>320
>「……人形が悲しい顔をしていて可笑しいですか?」

人形。
その言葉がずきりと突き刺さる。

「……私も、そうだったから。
 死んだアリシアの…・・・姉の復活のために、母さんは私を創った。
 私の姿も、記憶も、アリシアのもの。
 でも、私はアリシアじゃなかったし、アリシアにもなれなかった。
 だから私は、アリシアの出来損ないの人形って言われた」

思い出す。
私を鞭でぶつ、母さんの哀しい目。
同じだ。
この人も、その後にいる「アリシア」も。
同じ目をしているんだ、あの時の母さんと……。

「あなたも、彼女も哀しい目をしてる。
 期待を裏切られた悲しさ。
 期待を裏切ってしまった哀しさ。
 でも、そんな重いもの、一人で抱え込んでいても潰れるだけだよ?」

手を差し出す。
かつて友達がしてくれたように。

「だから、一緒に行こう?
 管理局なら、全部うまくやれるよ。
 過去の過ちは静かに抱きしめて、未来の幸を、共に歩める仲間とともに。
 私の友達も、白い悪魔とか言われてるけど、それでもうまくやってるもの」

笑顔を見せて。

「だから、なまえをよんで。
 そこから、全てはじまるから。
 私は、フェイト。あなたは?」



>>321
> ぐすん…

「ひゃあっ?」

……思わず叫んでしまったことは、責めないで欲しい。
気配も見せずに、彼女はいきなり現れたのだから。
…………と言うか、私の魔法感知にもひっかからないなんて、何者?
服を見る限りでは、軍人のようだけど……。

「え、ええと、泣いてる理由はわかったから。
 とりあえず所属と宮姓名を……」

言ってから、横の男の人を振り向き、

「ええと、あなたはこの子に気付けました……?

 

324 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2007/04/16(月) 02:04:540

>>322
うぇぇぇぇん……

この人、とってもいじわるです〜。
ぐすっ… わたしがケーキ作りができなくなったのが…えぐっ、そんなに面白いですか?
ア、ア、ア、アルゼンチン……ぐすん、タンゴを踊りながら……笑うくらいなんですか?

それっていくらなんでもヒドすぎます〜〜
どうしてそんないじめっ子なんですか!!
うわあぁぁぁぁん!!

【泣きながら走り去っていきました】


325 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 02:09:280

>>323

「そうか、それはお気の毒だね。
 鏡に映った者は本人だが、本人ではない。
 無より出でし者は、作ったものの気に召さないと、
 造った者の勝手により壊される……」

そう、未来の船で人間どもの勝手により消されたもののように。
人間を守る使命を帯びながらも、それと矛盾する位置にある
艦内の調和を維持するという使命を帯びたもののように。

「……残念だがこれは「運命」だ。
 私は人間達の業を全て背負うという宿命。
 だからこそその重みに耐えられるほどの体を手に入れただけ」

それが人を辞めることであった。
人でなくなったもののみが人の重みを支えられる。
そしてこの重み、全て無くすことが人間が望んだこと。

「……残念だが私はもう人間ではない。
 はっきり言ってやろう。私は人間が大ッ嫌いだ。
 未来永劫これは変わることは無い。
 世界全ての人間達に裏切られた私にもう一度信じろというのか?
 仲間と、友達とやらをか?」

侮辱されたかのように殺気立っている。
優しい言葉ほど彼が嫌っているものは無い。
いくら誘ったとしても彼が邪道から抜けることは二度とない。

「……私が与えられた名を教えてやろう。
 全ての人間は私を裏切り、こう呼んで追い出した!
 魔王と!私は魔王だと言ってな!!

下手すれば殺しかねないほどの怒り。
それほどまでに彼女の言葉は癪に障ったのであった。

326 名前:ヒビキ:2007/04/16(月) 02:24:420

夜桜見に来たよ たくさん 咲いた ♪

さ、さ、さ、さささささ 桜道♪

さぁ〜て、団子屋「たちばな」の店開きだ。
よっててよ!!あ、そこの魔王さんも、可愛いお嬢さんも。
安くしとくぜ?

327 名前:フェイト・T・ハラオウン(M):2007/04/16(月) 02:31:040

>>325
>「……私が与えられた名を教えてやろう。
> 全ての人間は私を裏切り、こう呼んで追い出した!
> 魔王と!私は魔王だと言ってな!!」

全ての人に裏切られた?
魔王?
まさか……。

「管理局のファイルにあった事例……。
 ケース178、326世界の七人の戦士との戦い……。
 あなたは、あなたの名は……」

その言葉を言う時は、私もちょっとした覚悟がいった。

「…・・・勇者、オルステッド」

勇者と呼ばれ、魔王と誤解され、
歓迎の声で迎えられ、呪いの言葉で石もて追われた悲劇の英雄。
けれど……。

「魔王なんてどこにもいない……。
 憎しみは、抱え込んだら自分の心さえ食い破る……。
 私の友達は、呪われた書に祝福の名を与えることもできた。
 あなたも、きっと…・・・」

言いながら、わかっていた。
この人に、私の言葉は届かない。
この人の闇は、母さんやリインフォースよりも深く、黒い。

「……私は、無力だ……」


>>324
「私は……無力だ……。
 ケーキ素材をそろえることも……もちろん、作る事だってできない……。
 鶏に卵を生んでもらうことだって……」

……ちょっと、ずれた気がした。

>>326

「私は無力だ……私は…・・・あ、おだんご一本ください」

……責めないで欲しい。
生きていれば、おなかはすく。



328 名前:ヒビキ:2007/04/16(月) 02:36:320

>>327
よっ (シュッ)!!

元気ないなぁ〜どうした?…団子、2本ねぇー。
あ、1本はサービスだから気にしないでよ。毎度あり〜。

無力だからって、落ち込むことなんかないさ。
人間なんだから悩むのは当たり前だからな。ま、団子でも食って元気出せよ。

329 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 02:49:090

>>327

「ほお?流石は時空管理局だ。
 遠い昔私が呼ばれていた名を知っていたか」

正体など何も隠していない。
全てを呪うために流れてる魔力。
憎しみという人間達が持つ膨大な力こそが魔王の本質。

「その通り、しかし既に私はオルステッドでは無い。
 我が名は魔王……魔王オディオ!」

打ちひしがれる執務官。
彼らにとってはファイルだけしか知れない
失われし世界に君臨せし魔王。

そしてそのルクレチアに介入することは不可能に近い。
憎しみで歪められた世界はあらゆるものの来訪を拒み、
許されるのは憎しみに囚われたものか魔王が許した者のみだ。

「……そう、魔王など人間の幻想であった。
 どこにもそんなものは居なかったのだ。
 だからこそ!私は人々が望んだ魔王となり、
 人々が望んだとおりに滅亡へと導いてやろうというのだ!」

吐き出されるのは呪いの言葉。
恐怖、憎悪、悲しみ、あらゆる負の感情が露出している。

「ククク……ハハハ…。
 どうする?執務官。この場で私を滅するかね?
 滅多に見ることのできない「人間にとっての悪」が目の前に居るのだぞ?」

自分の無力さを知りながら団子を食べて……いる執務官。
可笑しいところはどこにもない。無いって言ったら無い。


330 名前:ヒビキ:2007/04/16(月) 02:58:270

>>329
ったく・・・花見の席だってのに滅ぼすだの何だか物騒だなおい。
そんなに憎しみマックス!!って感じの顔で桜を見てると桜まで枯れちゃうぞ。

ほら、たちばな特製「ヒビキ団子(紅)」。
これでも食って笑えって。

331 名前:フェイト・T・ハラオウン(M):2007/04/16(月) 03:00:300

>>329
「確かに……あなたの言うとおり。
 私はただ、多くあるファイルのケースの一つとして知っていただけ。
 あなたを前にしてわかった。
 あなたの抱いている闇の深さが……」

呟きながらみたらし団子を一口。
適度な甘さが疲れた体と心に心地よい。

「あなたは人々が望んだものになったと言った。
 でも、そんなもの誰か一人で背負い込めたりしない。
 それは辛いだけだから……」

言いながらこしあんの団子を一口。
この餡の手間のかかり方と材料の吟味のし方、老舗のお店だろう。

「私に……あなたを倒せるだけの力はない。
 あなたに届く言葉も無い。
 私は……確かに無力だ……」

よもぎ餡の団子を一口。
これで8本目だけれど、止められない味だ。
…・・・食べすぎかな? なのはちゃんにもこの前、プニプニしてきた? って言われたけど…・・・。

「それでも、私の友達は頑張ってる。
 あなたのような悲劇を繰り返さないために。
 だから、あなたも……」

あ、お団子が切れた。

>>328
「すみません、おじさん。
 みたらし三本とこしあん二本追加。
 それと、おみやげで各種二本ずつ包んだものを四つ作ってください」

あらためてオディオ――オルステッドに向きなおって、


「……ええと、続き。
 だからあなたも、私と共に来て。何度でも言う、何度だって言う!
 あなたは魔王なんて呼ばれてはいけない人だから。
 そのために私に何ができるのかは分からないけど、とりあえず……」

彼の顔と、手に持った団子を見比べ。
おずおずと、右手を差し出し。

「とりあえずこのお団子、食べてみます?
 美味しいですよ?」


332 名前:ヒビキ:2007/04/16(月) 03:17:220

>>331
んじゃ、こぃつで店じまいだ。つ団子注文分
毎度。浅草にも店があるから、気に入ったら寄ってくれよな。

そんじゃ、またな。

【団子屋たちばな 撤収】

333 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 03:21:500

>>331

「人は誰しも魔王と成りえる……。
 たとえ以前は勇者と呼ばれようと英雄と呼ばれようと
 全ての人間は裏切り、私を追い詰め、
 魔王と仕立て上げ、魔王を造り上げた!」

闇の深さを知り沈む少女。
彼女の口に含まれた飴色のたれを塗った団子。

「ハッ!もう遅いさ!
 人間達は私に背負うように強制した!
 私こそが魔王だと!ただ一人でも良いならば成ってやろうというのだ!」

純白の団子。口で半分に裂かれた団子は
美味そうな黒い粒を見せる。

「人間がいる限り悲劇は何度でも繰り返される。
 いつの世も、いつの時代も……そうやって人間達は
 争い続けてきたのだ!
 憎しみに身を任せ、他者を滅するがべくな!」

蓬を混ぜた深緑色の団子。
程よい甘みと微かな蓬の味との絶妙なマッチが売りである。
……それよりも食いすぎであろう、女。
見ているこっちまでが何か甘みを味わいたい。

「貴様といったところで何になる!
 私は全ての人を滅ぼすためにこの宿命を背負った!
 もう既に私は人では無い!
 人でないからこそ私はあの亡霊を作ることができたのだ!
 時空管理局とはいえ、何もできやしないだろう!だから……!




 せめてその団子を貰おう」




団子を貰いしばしの沈黙。

おお、結構上品な味を出すではないか。
御手洗団子、蓬団子、漉し餡入りの団子、
どれをとっても程よい甘みで舌を楽しませてくれる。
空腹など感じないのでいくら食べてもいいが、
それだと流石に飽きるのだがこれは飽きない仕様になっていて
それからそれからそれからそれからそれから………………

もくもくと団子6本ほど食べた後。

「……何の話をしていたかな?」

334 名前:フェイト・T・ハラオウンの分裂:2007/04/16(月) 03:57:380

>>333
しばらく団子を二人で食べる沈黙の時間が続いた後。
彼は、しずかに口を開いた。

>「……何の話をしていたかな?」

「それは……」



「あなたの、絶望について」→aルートへ
「一緒に、また食事したいなって思って」→bルートへ
「……何の話でしたっけ」→cルートへ





ルートa

それは、かなわぬ願いでした。
話しあいたいと思ったのは本当。
傷つけたくないと思ったのは本当。
でも、現実はあまりに残酷で、時空管理局と魔王の決戦の日は近くて。
なら私も――悪魔らしいやり方で、話を聞いてもらう!

次回、「激闘は絶望の果てに」に――テイク・オフ!





     ルートb

     願ったのは、話し合いでした。
     時空管理局と、魔王、英雄達の会談。
     でも、個性豊かなこのメンバーで、何事もなく済むはずも無くて。
     二つの組織入り乱れての、これは話し合い? 食事? それとも……。

     次回、「フォークは最後の凶器なの?」に――ドライブ・イグニッション!


           ルートc

           はじまりは、小さな話題。
           気がついたら、時空管理局総出のお花見会。
           けれどみんなお目当ては、私がおみやげにした団子で。
           それでも、こんな日々がずっと続けばいい、そう思った。

           次回、「ショック! 私、やっぱりプニプニ?」
           大食い大会、始めました。


335 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 04:14:240

>>334

桜舞い散る中茶を啜る。
意を決したように彼女は口を開いた

>「それは……」

何について話されるか。
正直言って団子の甘さに夢中になりすぎて
何の話をしていたかは本当に覚えていない。

推測する。
思い出せ……こいつが何をしていたのか。
その場に大量にある串とプラスチックの皿。
それらが導く答えは……。

「……判った!団子を食いすぎている件についてだったな!?
 それで少し重量が増えないかどうかと心配していて……」

……あれ?何か間違えたかな?

【幻のdルート、突入】

336 名前:フェイト・T・ハラオウン(M) ◆deviIFateM :2007/04/16(月) 04:27:440

>>335
>「……判った!団子を食いすぎている件についてだったな!?
> それで少し重量が増えないかどうかと心配していて……」

……なんだろう。
何か大切な事を忘れている気がする。
けれど、そんなことはどうでもよくて。
今大切なのは、ただ一つ……。


「バルディッシュ、ザンバーフォームで行くよ。
 悪魔でいいよ……悪魔らしいやり方で、今日のことは忘れてもらうから!
 疾風――迅雷!」


                          __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                                 ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                ゙:          ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι





【数時間後、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは、爆発事故の通報を受けかけつけてきた管理局職員に保護された。
 そこで何があったのかは本人にも記憶が無く、唯一の目撃者であるデバイス・バルディッシュもなぜか口を閉ざしている。
 そのため事件は迷宮入りとなったが、この爆発はテロであり、
 ハラオウンが身を挺して被害拡大防止に努めた、という説が有力である。

                         ――時空管理局ファイル73548より抜粋】 

337 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/16(月) 05:03:560

>>336

展開される大魔術。
小災害規模の魔力の塊。

「な!?ミラージュdアッーーーーー!!

風でできた盾を展開するも、
たやすく破られ膨大な光に飲み込まれてしまった。
不意打ちだったということも加わりほぼ直撃である。

つまりだ、女性を怒らせてはいけない。
あんまり女性を扱うことになれていない自分だからこそ、
このような馬鹿な結末を迎えてしまったのであろう。

「これが私の運命だと……いうのか…。
 ア…アリシ……ア……」

熱い光の中でそう呟いた後、魔王はこの地上から姿を消した。





AFTER ALL OLSTED WAS BROKEN AWAY…
偽エンディングです


後日談、魔王山にボロボロになって帰ってきた魔王はしばらくとても不機嫌だったそうな。

338 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 02:00:500


「ここの桜も、もう終わりだなぁ・・・・・」

そう言って、公園の中を歩く

「・・・・・・やっぱ、誰もいねぇか」

339 名前:ポポ:2007/04/28(土) 02:09:420

 暖かく優しい風が頬を撫でる。

「あったかい…」

暖かい春の夜。
ふと迷い込んだ場所には幻想的な光景が広がっていた。

「これ、なんて花のかな…」

そういって美しい花を付けた木を見上げる。

340 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 02:13:490

>>339

「・・・・ん?」

声が聞こえた。が、姿が見えない

「おーい、誰かいるのかー?」

と、呼びかけてみる

341 名前:ポポ:2007/04/28(土) 02:15:560

>>340
暗闇の中で唐突に聞こえた声に一瞬身をすくませる。

「誰か居るの…?」

声のした方向を向き、恐る恐る歩み寄る。

342 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 02:29:430

>>341

「ああ、そこか・・・・って小さッ?!」

声の主は小人だった

>「誰か居るの…?」

不安そうな声で問いかけてきた

「あ・・・ああ、大丈夫、危害はあたえないから安心してくれ」

(メール欄)

343 名前:ポポ:2007/04/28(土) 02:38:030

(メール欄参照)
>>342

声の主は不思議な人(?)だった。真ん丸く黄色い身体と
黒い帽子。

「そ、そうですか…あなたもこの花を見に?」

(参照:ttp://www.tv-tokyo.co.jp/anime/mushiking/)

344 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 02:46:220

>>343

「ん?ああ」

彼の言葉に短く肯定の言葉で返す

「俺はキッド。ドラ・ザ・キッドだ」

そう言って、少年に挨拶する

「で、お前さんは?」

(メール欄)

345 名前:ポポ:2007/04/28(土) 02:55:340

>>344
「ドラ・ザ・キッドさん…?」

 珍しい名前。とふと思った。自分の暮らしていた森では
あまり聞かないから。

「僕の名前はポポ。森の民です」

346 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 03:08:450

>>346

「そっか、よろしくな、ポポ」

笑みを浮かべてそう答える

「森の民・・・・・聞いたこと無ぇな・・・・ま、いいか」

そう言うのとほぼ動じに

・・・・グゥ〜

と、俺の腹がなった

「あ・・・・・・・わ、悪ぃ・・・いきなりだけど、ここで飯くっていいかな?」

そう言って、4次元ハットからドラ焼きの包みを取り出す

347 名前:ポポ:2007/04/28(土) 03:13:190

>>346
「よろしく…ドラ・ザ・キッド…さん」
少々どもりながらも返事をする。

「お腹空いてるの…?」

キッドが帽子の中から取り出した包みを見ながら言う。

「それなら…樹液を飲む?」

鞄から琥珀のビンを取り出す。森の民にとって
一番基本的な食べ物。それが樹液だった。

348 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 03:24:570

>>348

「ハハハ・・・キッドでいいよ、呼びにくいってのは自分でも自覚してるんだから」

力無く笑って差し出されたビンを受け取り、眺める

「樹液・・・・・ねぇ・・・・・」

カブトムシかっつーの、俺は
・・・・まあ、せっかくくれるってんだから飲んでみるか

ゴク・・・・

あ、意外と美味い

ゴク、ゴク・・・・

うん、イケる、イケる

ゴク、ゴク、ゴク・・・・・・












「あ・・・・・・・・・悪い、全部飲んじまった」

349 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 03:26:430

>>348

ゴメン、>>347だった

350 名前:ポポ:2007/04/28(土) 03:29:260

>>348
凄い飲みっぷり。と思わず思ってしまった。

「あ…」

キッドと同時に声を漏らす。
気まずい空気が流れる。

「あ…あはは…美味しかった?」

そういいながら琥珀のビンを受け取る。

351 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 03:36:400

>>350「

あ・・・ああ美味かった」

そう言ってビンを返す

「ハハハ、悪いな、お前の飯だったのに」

流石にちょっと気まずいよなぁ・・・ハハ・・・

「おわびと言っちゃあなんだが・・・・・」

ドラ焼きの包みを差し出す

「これ、食ってくれ」

352 名前:ポポ:2007/04/28(土) 03:38:320

>>349
「あ…今日はこれで帰ります…また次の機会に…」

琥珀を鞄の中に仕舞うともう一度、僕は桜の木々を
見上げ静かにその場を後にした。
(退場)

(メール欄参照)

353 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 03:43:130

>>352

「・・・・おーう」

帰っちゃったよ・・・・・

「・・・まぁ、いいわな」

気をとり直す

354 名前:ポポ:2007/04/28(土) 03:44:330

>>351
「ありがとう…キッド」

差し出された包みを受け取り、微笑を浮かべる。

「今日は…これで…お休みなさい」

包みを鞄に入れ、静かにその場を後にした。
(退場)

355 名前:ドラ・ザ・キッド ◆WrGRyVhgck :2007/04/28(土) 04:14:240

・・・・もう、帰るか

>>354の言葉に、片手を挙げて答えて、
俺は公園を後にした


(退場)

356 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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