キングダム・オブ・ヘブン

1 名前:名無し客:2006/11/07(火) 23:27:20


It is almost 100 years since Christian armies from Europe seized Jerusalem.
"聖地エルサレムを十字軍が奪ってから約100年"

Europe suffers in the grip of repression and poverty.
"ヨーロッパは慢性的な圧政と貧困に苦しめられていた"

Peasant and lord alike flee to the Holy Land in search of fortune or salvation.
"そして、救いを求め、農民も貴族も遠い聖地を目指したのだった"



                KINGDOM of HEAVEN




2 名前:Hospitaler:2006/11/07(火) 23:30:41

こんばんは。
……おや、何故死んだおまえがこんなところに沸いて出たのかって?
ふふ、まあまあ、細かいことは抜きにしてオレンジでもいかかですか?
先ほど、ちょっとバリアン殿のお宅へお邪魔した時に失敬してきたのです。
空腹ですと力も出ませんからね。



――さて。では改めて、皆様初めまして。
私は、1100年代聖地エルサレムで、聖ヨハネ騎士団の騎士であった者です。
本来ならきちんと名前を言うべきところなのですが、
何分、元々身分もないただのサマリア人でして、皆様に名乗るべき名前がありません。
ですから、私のことは、かつて皆がそう呼んだように、聖ヨハネ騎士団の騎士、
"ホスピタラー"と、そうお呼び下さい。

この地はボードワン陛下が望まれたように、
どのような宗教の方にも、どのような世界の方にも、全ての方に開かれております。

いかにも名無し騎士では心許ないと思われた王国の閣下達が助け船を出して下されば、
スコット卿もご安心してくださるでしょう。
もしくは、何かお悩みのある方がいらしても結構です。
……もっとも、私では食事のお相手になるのが精一杯かもしれませんけれど。

・どのような方でもお好きな時にいらしてください。
 その代わり、別世界の住民の方は、出身元を明らかにして頂けると幸いです。
・絶対に争いはいけません。
 破った方は通りすがりに剣で後頭部を叩きますからね。
・発売までディレクターズカット版のお話には注意なさってください。
・まれに字幕が日本語の文章でなくなりますが、仕様なのかもにゃ?


それでは、ゆっくり参りましょうか。

3 名前:Hospitaler:2006/11/07(火) 23:48:51

それでは自己紹介から。

名前 : Hospitaler
年齢 : きちんと数えたこともありませんのでご想像にお任せいたします。
      40代ぐらいですかな。
性別 : 男ですよ
職業 : 聖ヨハネ騎士団の騎士
趣味 : そうですね…本を読むことでしょうか。
恋人の有無 : 一応貞潔の誓いをたてておりますので。
好きな異性のタイプ : 全ての女性に素晴しい一面があります。
好きな食べ物 : カニ
最近気になること : 聖地エルサレムの行方
一番苦手なもの : ゴッドフリー殿の長い武勇伝でしょうか……。
得意な技 : 曲芸馬乗り
一番の決めゼリフ : 「神の望む善というものは、ここと、ここに」
将来の夢 : 平和の王国が築かれるのを、見守ることができれば。
ここの住人として一言 : 未熟な者ですが、どうぞよろしくお願いします。
ここの名無しに一言 : 神のご加護を。


ttp://www.kingdomofheavenmovie.com/


4 名前:Hospitaler:2006/11/08(水) 00:33:59

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/4.jpg (7KB)
真面目な私。





12月1日に待ちに待ったディレクターズカット版が出ますので
東洋の国の皆様もぜひご覧くださいね。
大きな声では言えませんが

私 の 出 番 増 え た

……いやいやそんなことはどうでもいいのですが、
スコット卿が太鼓判を押す素晴しいできのようですから。


それにしても、ティベリウス卿の次の転生は
"ドラゴンライダー"ですか。格好良くて羨ましい限りです。
私なんて氷の微sy……


……まあもう首が飛ばなければ何でもいいんですけどね……。



さて、急に寒くなって参りましたが、皆様も風邪などお召しになりませんように。
おやすみなさい。

5 名前:名無し客:2006/11/08(水) 01:42:08

おかえりなさいませ、Hospitaler殿。

寡聞ながら、聖職者や聖騎士の生活を存じません。
宜しければ、Hospitaler殿の平穏な一日を、解説していただけないでしょうか。

6 名前:名無し客:2006/11/08(水) 02:31:46

今の稼業につく切っ掛けは何だったのでしょう?

7 名前:名無し客:2006/11/08(水) 03:11:31

テンプル騎士団をどう思う?
あいつ等、金溜め込みすぎじゃねえ?

8 名前:名無し客:2006/11/08(水) 12:36:08

あぁ、一刻館の良心がこんなところに。
健康にはやっぱり気をつかってますか?

9 名前:Hospitaler:2006/11/09(木) 01:39:22

こんばんは。
さっそくのご来訪と、歓迎のお言葉、本当にありがとうございます。

>>5
私にできうることを果たすため、ただいま戻りました、閣下。
ゆっくり進むつもりではありますが、これからも宜しくお願い致します。

>宜しければ、Hospitaler殿の平穏な一日を、解説していただけないでしょうか。
なるほど。
さして面白いものではありませんが――何しろしがない坊主の一日ですからな、
しかし興味がおありというならばお話いたしましょう。

私どもは修道士という身分でありますから、
平時は日課に基づいて暮らしております。
皆様の時計に合わせますと、

午前2時:朝課(起床)
午前3時:讃課
午前6時:一時課
午前9時:三時課
正午  :六時課(お昼)
午後3時:九時課
午後6時:終課
午後9時:晩課(就寝)

大体こんな感じです。

10 名前:Hospitaler:2006/11/09(木) 01:41:18

>>5(続き)
一方で私達は騎士でもありますから、
"正当な理由"があればミサや日課に参加できなくとも
厳しく追及されることはありません。
最も大切な讃課ラウデスと、終課ヴェスペルスを除いては、
私もよくさぼ……おっと、これはここだけの秘密ですからね。

さて、日課の間、私は何をしているかと申しますと、
午前中などは薬草園の手入れや、救護院での仕事、
昼間は、日によりますが、エルサレム王宮や裁判所での諸々の仕事――
場合によってティベリウス卿やゴッドフリー卿とともにいます。
あいた時間は体を動かしたり、本を読んだり、子供や病める人の相手をしたり、と
それなりに忙しく過ごしてはおりますよ。


一見退屈ではありますが、いざ平時でなくなり、
ミサに参加できなくなると、途端に生活の調子を狂わせられるものです。
ですから、戦時や旅の際にも、日課の祈りは唱えるようにしております。
もちろん主への祈りを欠かさないということもありますが、
剣をもつ時こそ、立ち返らねばならない時間が必要なのだと思います。

11 名前:Hospitaler:2006/11/09(木) 01:42:47

>>6
おっと、"稼ぐ業"というのはふさわしくないかもしれません。
何故って私は全く儲からないんですからね!

……私のきっかけですか。

恋に破れて……いや父に勘当されて?いやいや、行き倒れていたのでしたっけ?

……いずれにせよ、あまり人に褒められるような"きっかけ"
ではなかったと思いますよ、ふふ。
それでもこうして、曲がりなりとも聖職者をやってますから、
ある時これが自分の仕事だと自覚したのかもしれません。

12 名前:Hospitaler:2006/11/09(木) 01:44:19

>>7
財産を持っていないかと言えば、誤りかとは思いますが、
皆さまが思っているような話ではないかと思いますよ。

テンプル騎士団は――そして我々聖ヨハネ騎士団も、
有力者の多大な寄進を受けてはおりますが、
財産の多くの部分は、無垢な修道士達が賢明に耕して得た、
作物の収益の積み重ねに過ぎません。
修道士は勤勉ですから、貯めることには熱心でも、
それを使って物事を動かすのは不得手なのです。

とはいえ、テンプル騎士団が貧しき人々に施しをしていないかといえば、
まったくそういうことはありません。
彼らも誓いをたてた修道騎士達ですから、
或いは私のような不心得者より、よっぽど高潔な人々なのです。


しかしながら、確かにこの聖地においては、
等しく神の僕であるはずの騎士団が、対立している面もあります。
それは騎士団の思想やあり方そのものが、というより、
非常に政治的な思惑の上でなのですが……

そのお話は別の機会に致しましょう。

13 名前:Hospitaler:2006/11/09(木) 01:45:44

>>8
こんばんは。
なにやら身に余るお言葉をありがとうございます。

しかし物事はたったひとつでも多様な側面がございます。
組織や集団となれば、無数に複雑な切り口を見せることでしょう。

私はこの地にあって、ひとつの小さな破片となっていますが、
それがこの地の良心と等しいかというと、
決してそんなことはありません。
ある側面ではもっと、違う言葉が相応しいのかもしれませんし、
良いとされる側面は、実は私とは異なる破片のものかもしれません。
ですから、良心という美しい言葉は、
周りの破片の中にでなくご自身の中に見つけて下さいね。

>健康にはやっぱり気をつかってますか?
救護する側が死にそうでは満足な仕事ができない、
といいますか、そんな人間に間違っても面倒を見られたくはありませんな。
気を遣うというほどではありませんが、
しっかり食べて体力の維持には努めております。
それもまた、ホスピタラーたる私の仕事の内のひとつですからね。 

14 名前:Hospitaler:2006/11/09(木) 01:56:22


さて、なにやらすっかり長話を……
おっと言っている側からさっそく遅刻しそうな時間のようですな!
皆様におかれましては、ゆっくりお休みください。
それでは、またお会いしましょう。

15 名前:名無し客:2006/11/09(木) 21:51:09

コーランか? 貢納か? 剣か?

16 名前:名無し客:2006/11/09(木) 22:33:47

神の恵みにより、念願の男の子を授かることができました。
つきましては、騎士様にこの子の名付け親になってはいただけないでしょうか?

17 名前:Hospitaler:2006/11/10(金) 21:30:11

こんばんは。
今日は少し早めに来ることができました。
実は、日中久しぶりに、いわゆる"挨拶まわり"をしてきたのです。
他の騎士団などの色々な方にお会いしまして、
学ぶことも多かったのですが、すっかり肩が凝ってしまいました。
今日は早めに部屋へ戻ろうと思います。

18 名前:Hospitaler:2006/11/10(金) 21:31:10

>>15
Salam aleikom.

>コーランか? 貢納か? 剣か?
……ええと。
まず、ムスリムの方の聖典コーランですが、
これが素晴しいものであることについて私は異議がございません。
私達の"違い"というのは、神のみもとへ至る方法の違いでしかなく、
どれが正しいとか誤っているとかそういうものではない、
と私は思っております。

つまり、別の道も正しいことを知って後、
私はこの道を選びましたので、
逆を申せば、正しいからこそ他の道を選ぶことはできません。

税金ですが、敬虔なるムスリムの方々と同じように、
私は自分のものというものはほとんど持っておりません。
ですから、可不可という点においても、
これ以上お渡しできるものはありません。

そして剣ですが、私は今何も武器を携えておりません。
そういう場ではありませんからね。

となると、頂いた選択肢の中から選び取れないので、
ひとつ付け加えてよろしいですかな?
今日はくたくたになってしまったのでちょうどセージティーを淹れておりました。
――すなわち、"お茶か?"です。
例によってちょっと失敬してきたナッツもありますので、
よろしければこちらもどうぞ。

19 名前:Hospitaler:2006/11/10(金) 21:32:28

>>16
おや、それは素晴しい!本当におめでとうございます!
あなたの大切なお子さまに主のご加護がありますように。

奥さまのお加減はいかかですか?
私も火急の際に子供を取り上げたことがありますが、
女性は己の力の全てを使って、命を産みますからね。
16殿、神に感謝すると共に、奥さまも十分労ってさしあげてください。
障らないようであれば、何か果物を持って、お子様のお顔を
拝見しに伺わせていただくことにしましょう。

>つきましては、騎士様にこの子の名付け親になってはいただけないでしょうか?
身に余るお申し出に感謝します。
しかし、私は一応――ああ、いつも"一応"と言わねばならぬ状況をお許し下さい、
ともかく、修道士として誓いをたてております。
父も母も財も捨てておりますし、
子供や財を得ることもまたできません。

ですから、どのような事情があっても、誰かの親になったり、
親であるかのように振る舞ったり――名づけ、ということも含めて――
することはできません。
貞潔の誓いということはそういうことです。

大切なお子様のお名前は16殿がきちんとつけてあげてくださいね。
どのようなお名前であれ、それがその子に与えられたのなら、
誤りのないものでしょう。
改めて、16殿のお子様が主とともにあるよう祈ります。

そうだ、息子様のご自慢がしたかったらいつでもお聞きしますよ。
ゴッドフリー殿の長話で大分鍛えられましたらかな。
その際はひとつ、美味しいワインをよろしくお願いします。

20 名前:名無し客:2006/11/10(金) 22:50:12

第4回十字軍でヴェネツィア商人の利権獲得を目的とした扇動により、
何と十字軍は本来守るべきビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルを攻め陥落させてしまいました。
これは醜悪なパラドックスだと思いませんか?

21 名前:名無し客:2006/11/10(金) 22:50:53

聖戦には賛成ですか、反対ですか?

22 名前:名無し客:2006/11/10(金) 23:08:25

カッパみたいに頭のてっぺんを剃っているお坊さんがいますけど、あのヘアスタイルは何か意味があるのですか?

23 名前:名無し客:2006/11/10(金) 23:13:26

(・肉・) トレトレピチピチカニリョーリ♪
カニがお好きだということですが。
やはり、こちらの世界で言う所の「カニ無口」になったりなさいますか?

24 名前:Hospitaler:2006/11/11(土) 08:28:58

おはようございます。
こちらは晴れていますが少し寒い朝です。
皆さまも暖かくしてくださいね。


>>20
十字軍は"神が望みたまう"ものでした。
しかし、結果、それは争いと凄惨な血の応酬を東へ広めただけです。

そもそも"第1回目"の時点で、とうにその名と意義にそぐわず、
現実が逆転していたことは分かっていたわけですから、
神の意志たる十字軍が罪を犯すことは決して矛盾したことではなく、
逆説的と言うより、寧ろ筋の通った真理であるように思います。

……このようなことを真理などと言わねばならないとは、
美しい言葉だというのに切ない限りです。
でも、こうしてあなたのような未来の世代の方が
何か感じていらっしゃるのなら、私達の血塗れてしまった祈りが、
今も尚続いている証拠かもしれません。

どうぞ、私達を愚かで無知だと大いに蔑んで下さい、
このような狂気の沙汰を信じる方が一人でも少なくなれば、
私達の世界を未来へ繋げたことは過ちでなかったと、私は幸せに思います。

25 名前:Hospitaler:2006/11/11(土) 08:30:56

>>21
"聖戦"といえば、先にご説明した私達の十字軍も
"神のための戦い"と称しましたから聖戦です。
また、ムスリムの方の"ジハード"もムスリムの方の"聖戦"です。

しかしながら、人間が剣を持って争う戦いに聖も神もありません。
どんなに崇高な理想があろうと、どんなに理論的な正当性があろうと、
人が人を殺すという事実は変わらないのですから。

争いを好むような愚かな宗教者はおりません。
とはいえ、私は剣を持つ者で、現実として戦争をしています。
その罪は、安易に善き人のようにふるまって、
反対などとは言えない程度のものです。
ですから、理解してはおりますが、その答えが口に出せません。
21殿、お許し下さい。

26 名前:Hospitaler:2006/11/11(土) 08:32:25

>>22
かっぱ……なるほど。皆さまの国の伝説の動物なのでしょうか。
ええ……似ていますねえ。

あれはトンスラと言います。司祭になる修行の通過儀礼、
ないしは、修道士の髪型、ということになります。
明確な意味というのはちょっと私も分かりません、
伝統的なものですからね。

キリスト教の聖職者になるということは、俗の世界から抜け出て、
よりイエスのように生きていくということです。
髪の毛を剃る、というのはローマ時代では奴隷のしるしだったと言われます。
それから考えると、トンスラは、
全てを捨て神の僕として生きるという意味かもしれません。
或いは、頭頂部を剃ることで、茨の冠を被った姿を模して、
よりイエスに倣って生きるという意味かもしれません。

ちなみに私達修道騎士は髪は剃りません。
意味云々というより、兜をかぶる都合のためです。
もっとも、わざわざ剃らなくてもそろそろ私も額が後退……

……ふふ、つい余計なことを言ってしまいましたよ。まあ年が年ですからね。

27 名前:Hospitaler:2006/11/11(土) 08:33:22

>>23
とれとれぴちぴちかにりょーり
……ですか?
ふむ、なんだかいい曲ですね。耳に残ります。

イタリア側に参りますと、海産物が大変豊富でとても美味しいので
つい食べ過ぎてしまいます。
それより西や、逆にこちら側ですと、どうしても肉の方が手に入りやすいですからね。

ゴッドフリー殿とともにおりました際、
仲間の内にイングランドの兵長がいたのですが、
彼がまたカニ好きでして、といいますか嫌いな人間がいなかったもので――
何しろ屈強の男達が集団で行動してますからねえ……
食事は過ぎない範囲でよく取り合いになったものですよ。
私は修道士ですからそれほど量はいただかなくても不満はないのですが、
やはり何か食べていないと気になります。

28 名前:Hospitaler:2006/11/11(土) 08:35:36

>>23(続き)
そうそう、それでカニの話ですが、
聖地へ渡るには、イタリアのメッシーナから船で向かうことが多く、
メッシーナは多くの十字軍が集う聖地の入り口、となっております。
我がイングランドの友人は、そこでカニを目にして、
初めて見る奇怪な姿に確実に最初は"ひいて"いたのですが、
実際食べて大変好物になったらしく、
同じように食べたことのない仲間に勧めては、にやにやしているのです。
そんな彼を見て私もついにやにやしてしまうのですけれどね、ふふ。

>やはり、こちらの世界で言う所の「カニ無口」になったりなさいますか?
ええ、そうかもしれませんね。

私など修道士にとって、沈黙は大切な決まりですから、
館などにいる時は黙って食事をしております。
ゴッドフリー殿達と食事をとる時は、申しました通り、屈強な男達ですから、
それはよく騒ぐわけですが――"私は"羽目は外しませんよ――、
ある程度、食事が行き渡って食べ始めると途端に静かになることもよくあります。
口はひとつですからね。

私にとっては、静寂の中の食事も大切ですが、
友人達ととる幸せな"カニ無口"の食事も大切な時間です。


さて、それでは私は仕事に戻ります。
みなさまもよい一日をお過ごし下さい。神のご加護を。

29 名前:名無し客:2006/11/11(土) 17:56:20

Hospitalerさんも決して短くない人生を送っていらっしゃいますよね。
お一人くらい、「このひとに一生を捧げてもよい」と思った女性が居るのではありませんか?

30 名前:名無し客:2006/11/11(土) 22:18:19

宗教はアヘンだ!と断じた後世の思想家について一言

31 名前:Hospitaler:2006/11/12(日) 09:18:26

皆さまおはようございます。
今日のエルサレムはよく晴れておりますよ。

>>29
>決して短くない人生を送っていらっしゃいますよね。
私達の時代はそれほど時間という概念に正確ではありませんが、
おおよそ40年前後生きたのではないかと思います。
あなたの仰るとおり、死に至る要因が気楽に転がっていた時代においては、
短いと人から嘆かれるような年ではありませんな。

これは幸運にも時間を得たというより、
父なる神が、私を間違いなく、最も凄惨なハッティンの戦いで召すように
計画されたのではないかと思います。
......Anyway, all death is certain.

32 名前:Hospitaler:2006/11/12(日) 09:22:35

>>29(続き)
>「このひとに一生を捧げてもよい」と思った女性が居るのではありませんか?
ああ、それはいますよ。おや、意外そうな顔をしておられますな。
もちろん私が己を捧げる女性は天上の母たる聖マリア――

!? 痛っ!!
閣下、いつの間に!!後頭部にオレンジを投げつけるのは反則です!
というか、食べ物で遊ばないでくださいよ!
坊主の癖に言い逃れするのか――ですって!?
少なくとも私はゴッドフリー閣下のような隠し子はおりませn

うわッ、陶器はやめてください陶器はッ!!


……やっと閉め出せました。
危うくワインの壺で頭をかち割られるところでしたよ。
まったく、あの方の冗談はたちが悪いんですから!
大体、閣下が、息子バリアン殿に伝えた言い訳なんて、

"君の母親を知っていた"

"その時の彼女はもちろん抵抗した"

"だが 力づくではない"
(超字幕:戸○奈津子)

ですよ!?
おいおいwwwと言っていいところですよね、これ?

……ええ、ええ、分かっておりますとも。
ご機嫌斜めの我が殿のたちの悪い冗談はしつこいですからな、
今回ばかりは白状しなくてはなりませんね、やれやれ。

33 名前:Hospitaler:2006/11/12(日) 09:26:21

>>29(続き)
あまり詳しいお話はできませんが、元々貴族身分の生まれです。
嫡男ではなかったのでかなり好き放題にやっておりましたが、
十代の頃に騎士を志して主君を得ました。
十字軍にも参加し、エルサレム王国のいくつかの戦闘に関わりましたが、
騎士叙任を前に戦闘で主君を失いました。
そんなこともあって思うこともあり、修道士の世界へ入った次第です。

他の多くの愛すべき若者達と同じように、
私もその時分には若者らしい無謀さと情熱を持っていました。
――焦がれた女性もおりました。
ですが、まあ坊主などという職業から見てお分かりの通り、
伴侶にすることはできなかったのです。

時期が来れば、若者は己と世界の整合性をとって、
ある種の挫折を経験するわけですけれども、
私は、その時に一気に多くのものを失ったので、
生きる気力そのものも失いました。
感謝すべきことに、主なる父が立ち返らせて下さり、
そのような私を必要と召し出してくださったので、
それなりに長く意味ある生を送れた、というわけです。

過去に出会った人、私を愛して下さった人――
今はもう私の側にはおらずとも、そうした人がいたからこそ、
この私があります。
その愛へ僅かでも近づくために、私は生きようと誓いました。
そういう意味では、全てを捨て、"生涯を捧げた"と申して
よいのかもしれませんね。

――格好良くしめてみましたが、
事の顛末はお恥ずかしくて今更話せませんよ。
概して男などみんな情けないものだと思いますけれどね。

34 名前:Hospitaler:2006/11/12(日) 09:30:26

>>30
どちらも滅びぬから、でしょうか?

……ふふ、私も少し意地の悪い物言いになりましたな。

アヘンは使用法さえ適切なら、大変有効な鎮痛剤になります。
実際私も使用致しますよ。

ちょっとずるをして、その方について調べてみたのですが、
要するに、現実の問題を、根本的解決なしに沈静させる、
そこが共通点であると仰ったようですね。

確かに、そういう一面があることは認めるとしましょう。
ですが、私がその言葉に少し眉をひそめずにいられないのは、
実際こうして私達のような宗教者が、生きているという事実を
認識されていらっしゃらないように見えるからでしょうか。

35 名前:Hospitaler:2006/11/12(日) 09:31:19

>>30(続き)
どのように思われてもまったく構わないのですが、
こうして私は"アヘン"と称されることになるキリスト教の、
最前衛にいる人間として、もがきながら生きているので、
幻覚と断言されてしまうのは、悲しい気がします。

信仰の如何に関わらず、現実の問題との対面なしに生きることなどできません。
幻覚のみで生きていられるならなんと楽で――つまらない世界になることか!

おやおや、一言ではありませんな。
まあ、とどのつまり、使用者の問題なのではないですか?
アヘンや宗教に責任を求めても致し方ないのですから。


さて、さきほど閉め出してしまった我が殿のご機嫌を伺いに参ります。
皆さまもよい休日を。またお会い致しましょう。

36 名前:名無し客:2006/11/13(月) 18:06:23

あしたはきっと晴れるや。

37 名前:Hospitaler:2006/11/13(月) 22:55:10

こんばんは。
今日はとても気持のよい天気でしたので、
用事を"作って"、馬を走らせていました。
馬は我々の大切な手足の一部でもあり、また大切な友人でもあります。
彼らは耳もいいし、目もいい。
言葉は持たずとも、我々の心を彼らは敏感に読み取ります。
あの大きな瞳でじっと見つめられると、かないません。

>>36
そうだといいですね。
気持ちよく晴れた日は、それだけで気分が良いものです。

――ぷっ あははは! なるほど!
いやいや、お見それしました36殿!
大体、私は昔から笑い上戸で、笑いのツボが
若干人より弱いんですから!

……しかし、参りました。
何しろこれから、鉄血宰相ティベリウス閣下に会わねばなりません。
思い出し笑いでもしたら、あの眉間の皺がナイル川より深い閣下に、
どんな皮肉を言われるか知れたものじゃありませんよ!
まったく、何かやらかしたら36殿も責任とってくださいね!

清々しい晴れた空もまた奇跡です。主をほめたたえよ――ハレルヤ。

38 名前:Hospitaler:2006/11/13(月) 22:59:37

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/38.jpg (7KB)


歯を磨く私










日々の忙しさにかまけてすっかりご報告が遅くなりましたが、
キングダム・オブ・ヘブンディレクターズカット版(ブルーレイディスク)
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/B000I8O9NI/ref=pd_rvi_gw_1/503-2258945-0771114

が11月10日発売されておりました。

ブルーレイディスクを見るためには用意しなければならないものが多くて、
さしあたって私どものところでは見ることができませんが、
リドリー卿に"窓から見ているようだ"
と言わしめた高品質な映像は興味深いところです。

またDVDに先駆けてのディレクターズカット版の発売ともなり、
本当のキングダム・オブ・ヘブンの日本語字幕版が
誰よりも早く見ることができるというわけです。

プレイステーション3を手に入れた方、この際、ご一緒にいかかでしょうか。


氷の微笑2もちょっぴり顰蹙公開中です…
18歳以上の方、よろしくお願いします…。


39 名前:名無し客:2006/11/13(月) 23:24:47

XB0X360派ですか?
PS3派ですか?
それともwii派ですか?

40 名前:名無し客:2006/11/13(月) 23:25:49

その髭の手入れはどうしてますか?

41 名前:名無し客:2006/11/13(月) 23:47:06

下衆な話になりますけど、性欲処理とかどうしてます?

42 名前:名無し客:2006/11/13(月) 23:47:25

自分の戦闘力はどれくらいと思いますか?

43 名前:Hospitaler:2006/11/14(火) 18:47:12

こんばんは。
実は今日はすっかり寝坊してしまいました。
そんなこんなで食事をとり損ねてしまったので、
お腹もぺこぺこです。

>>39
ええと、それは皆さまがたの機械の種類のことですね?
どちらにしろ、私どもにはあまり関係がないというか、
たとえ欲しくても手に入らないわけですから、
何々派というのはないように思います。

昨日申しましたとおり、私どもの……正確に言うと
バリアン卿の活躍を美しく見て頂くために、
"ブルーレイディスク"が必要ということなので、
PS3というものを推しておくとしましょうか。

>>40
鏡や水が――といってもぼんやりとうつるぐらいのものですが、
あれば、それを見ながら手入れしますし、
仲間にやってもらうこともあります。
やはり戦いをする者なので、邪魔になったり不潔になったりしないよう、
きちんと頻繁にやるように心がけています。

44 名前:Hospitaler:2006/11/14(火) 18:50:23

>>41
……ふーむ。

眉を顰められるかもしれませんが、実は処理するようなものは
持ち合わせなくなりました。
こう見えて、そうですね、かれこれ20年ほど「性的行為は罪である」
と糾弾され続けてきたわけですから、さすがに体もそれに応じたようです。
人間慣れればなんとでもなるというわけですな……。
それでも過剰の際には……まあ、朝に気づく、ということもありましたが、
最近はそれもあまりありません。
たとえば年齢も関係しているのかもしれませんし、
そこに費やすための燃料が残らなくなってるのかもしれませんな、はは。

もう少し聖職者らしい高尚なことを申すとすれば、
"処理をする"という言い方は考えものです。
その言葉にはどうも"これは仕方ないからやっているのだ"という
甘えと自傷的な意味合いが含まれているような気がします。
そんなことを言う程度のものならやるな、やりたきゃ堂々とやれ、というところでしょうか。
……おや、全然高尚でなかったですね……。

聖職者の方でなくとも、
一度ぐらいは禁欲を試みてよいかもしれませんね。
客観的視点が得られるという点では意味があるかもしれません。

45 名前:Hospitaler:2006/11/14(火) 18:52:01

>>42
走ってる馬の側面に飛びかかって縋り付き、
そこから飛び乗って一振りで敵を倒すぐらいです。

ははは、まあ並です。
実際の戦闘は混乱の状態になりますから、
タイミングの善し悪しの問題でしょう。
能力がいたかに高くても、戦場で生き残ることができるかどうかはまた別です。

ゴッドフリー卿の的確な指示と、
剛胆な剣の腕はまさに鬼神と賞賛されてよいと思いますが、
私などはただ状況にあわせて動いているだけですよ。

46 名前:名無し客:2006/11/14(火) 20:27:36

戦争に行くんですから既に遺言の1つは書いてあると思いますがもしあるならどんなものか教えてください。

47 名前:名無し客:2006/11/14(火) 20:28:35

目から涙を流す聖母像などは何かのトリックでしょうか、それとも奇跡でしょうか?

48 名前:Hospitaler:2006/11/15(水) 20:25:10

こんばんは。
降誕祭が近くなって参りましたね。
こちらでも少しずつ準備をしております。

>>46
遺言のようなものはございませんよ。
私は何も持っておりませんから、自分の財産の行方を
気にする必要はありませんし、
私の死後、私の代わりの誰かを必要とするような、
家族や人もおりません。

もちろん、私の死に際して、して欲しいようなこともありません。
私の生きてきた物理的な証のようなものも要りません。
――だからこそ私は名を名乗っていないのですから。
神が私にとっても最も良く最も相応しい形で、
全て用意してくださるでしょう。

そんなわけで"遺言"というものはないのですが……
ただひとつ、バリアンには幸せに生きて欲しいと思います。
彼は私の友人の愛した一人息子で、私自身の親友ですから。
私達が若き彼を守ることはできませんでしたが、
彼は私達の意志を受け継いでいきました。
見守ることが許されるのなら、私は彼の幸福を願います、何よりも。

49 名前:Hospitaler:2006/11/15(水) 20:26:29

>>47
そんなことがあるのですね!寡聞ながら初めて知りました。

>目から涙を流す聖母像などは何かのトリックでしょうか、それとも奇跡でしょうか?
かくして、同じような疑問は我々から……
いえ、我々の父祖の代からこうして繰り返されていく、というわけですな。

真偽が危ういものなどいくらでも転がっております。
私達の"真の十字架"なんてもしかしたら、その辺の木くずかもしれません。
ですが、"真の十字架"の価値がそれで失われるかといえば、
そんなことは有り得ないのです。

所詮物事の価値など、観念的なものです。
あなたがた未来の素晴しい科学で、
きっかり説明できる物質として分析したところで、
そこに何を見出すのかというのは、人間の頭の中での話なのですから。

50 名前:Hospitaler:2006/11/15(水) 20:27:36

>>47(続き)
真実が何であるかに関わらず、
奇跡と信じる人もいれば、偽物と糾弾する人もいて、
絶対に折り合いはつきません。

ですから、そんなに血眼になって物事をほじくり返さなくてもいいのではないか、
と怠慢の私は思ってしまいますがね。
私としては聖母の涙が、科学的に偽物であっても、
奇跡であってもどちらでもいいと思いますし、
寧ろどちらも真実として受けいれられると思います。

……それにしても聖母は何を思って涙を流されたのでしょうか。
或いは、何を思って、聖母に涙を流させたのでしょうか。

51 名前:名無し客:2006/11/15(水) 23:37:12

ここに一つのお饅頭があります。
食べると美味しいのですけれど、お饅頭が無くなってしまいます。
食べなかったらお饅頭は無くならないけど美味しくありません。
私はいったいどうすればよいのでしょうか……

52 名前:Hospitaler:2006/11/17(金) 01:09:57

こんばんは。
ワインの美味しい季節になりました。
あまり飲み過ぎてはいけませんが、
せっかくの大地の恵みですからね、楽しみたいものです。

>>51
ずばっと解決、ホスピタラーです。

食べ物は食べなくったって、日が経てば腐って無くなってしまいますよ。
形あるものですから当然です。
どうせなくなるなら、食べて無くした方がよろしいですよね?
せっかく美味しいおまんじゅうというのですから。

ついでに、二つに分けてどなたか好きな人と――
ご両親とか、お友達とか、恋人とか――
そういう方と一緒に食べれば、おまんじゅうはなくなっても、
美味しさが共有できて、幸せも2倍になるのでないでしょうか。

……もちろん、私がその半分を頂いても、まったく結構ですぞ?

53 名前:名無し客:2006/11/17(金) 02:05:59

すいません、妻にもうウンザリです。
離婚したいです。認めてクダサイ。じゃないと新派作ります。

54 名前:名無し客:2006/11/17(金) 04:30:20

こうたんさいで せい歌たいとして 歌を 歌うことになりました。
でも 本当は 天使のやくや 金の星のやくを やりたいです。
せい歌たいで ずっと立ったまま 歌うのは かっこうわるいです。
Hospitalerさんは 子どものころ せい歌たいで 歌ったことは ありますか。

55 名前:名無し客:2006/11/17(金) 21:57:51

ソドムとゴモラはどのへんにあったと思いますか?

56 名前:名無し客:2006/11/19(日) 11:10:14

プレスター・ジョンは実在するのですか?

57 名前:名無し客:2006/11/19(日) 21:57:33

知ってるかい?
東洋には何百万という羊がいるんだぜ。

58 名前:Hospitaler:2006/11/20(月) 01:07:16

こんばんは。
シビラ王女からケーキを頂いたのでもりもり食べております。
皆さまもよろしかったらどうぞ。
王女様ご自身が作ったものでないそうなので、問題ないものだと思います。
……いや、別に王女様の作ったものを食べると、
3時間後にトイレに駆け込むことになるとか、
見た目と全然違う味わいがあるとか、
そういうことを言っているのでは決してありませんよ、ええ。

>>53
現在の教会の仕組みで、結婚した夫婦が別れるには
"その結婚が無効である"という宣言をしなくてはなりません。
無効ということですから、要するに、深刻な理由がある場合のみで、
"ウンザリ"というだけでは、とても宣言できるものではありません。

もちろん、建前のようなところはあります。
教会の取り決めた夫婦の規定が全て守られるかといえば、
そうではないでしょう。
ですから、"結婚無効"にできなくても、
離縁するという意味ではいくらでもやりようはあります、
たとえば、女子修道院に入れてしまうとか。

59 名前:Hospitaler:2006/11/20(月) 01:08:08

>>53(続き)
だからといって賛同するというわけではありませんよ。
結婚とは、自分のみならず、今まで他人だった人、
そしていずれ生まれる命の未来にも責任を負う覚悟の上で
成り立つ儀式です。
せっかくこの地上で、愛する人を見つけたのに
"ウンザリ"したから捨てるというのは、いささか傲慢な話です。
そもそも、"ウンザリ"というのは53殿の主観的なものですから、
奥さまがどのような方か知らぬ私に、その善し悪しは判断できません。

それで、離婚を認める新派をつくるというので?
……止める理由もございませんが、
たったそれだけのことでひとつの派閥を創り上げる能力がおありなら、
もっと何か別のことに向けた方が有用な気もしますよ……。

60 名前:Hospitaler:2006/11/20(月) 01:09:58

>>54
こんばんは。
そうですか。大切なおやくめですね。
私もちいさいころ、同じように星のやくをやったことがありますが、
おそろいの服できれいな歌を歌う、せい歌隊がとってもうらやましかったものです。
でも、私は歌がうまくなくて、やらせてもらえなかったのですよ、ふふ。

神さまはいつもちゃんとみなさまのことを見ています。
ですから、みなさまにいちばん必要で、みなさまにいちばんあったやくめを
ちゃんとあたえてくれます。
きっと神さまは、54さんに歌を歌ってもらうのが
いちばんぴったりでうれしい、と思ったのだと思いますよ。
だから、いっしょうけんめいがんばってくださいね、
きっとすばらしいものになると思います。


それで、私は成長して、日課で毎日歌を歌う職業にいるわけですが、
相変わらず上達する様子が見られません。
――これではますます"カッコづき"の修道士になってしまいますなあ……。

61 名前:Hospitaler:2006/11/20(月) 01:16:22

>>55
邪悪な街で主に対する罪を犯すこと多く、遂に滅ぼされた街――
有名な話なので、キリスト教徒の方でなくても
ご存じなのではないでしょうか。

さて、神に愛された預言者アブラハムの、甥にあたるのがロト、と言います。
アブラハムとロトの一族は、神に示されヨルダン川流域に辿り着きますが、
土地が狭く、争いが起きます。
そのため、アブラハムはカナン――地中海、死海、ヨルダン川に挟まれた土地、
要するにエルサレムですね――へ、
ロトはヨルダン川の低地へと別れ、後にソドムへ移り住むのです。

死海は世界で最も低い場所にある湖で、逆にエルサレムは、高い位置にあります。
皆さまも地図を見て頂ければ分かりやすいと思いますが、
死海とエルサレムの距離はさほど遠いわけではありません。
死海東側、ルノー・ド・シャティヨン卿のおられるカラクの城まで、
馬を飛ばせばすぐに行くことができるのですが、
にも関わらず、その高低差によって意外と温度差を感じます。

ソドムとゴモラは死海に沈んだと言われていますが、
この特異な地形に、謎を解く鍵があるのかもしれませんね。

62 名前:Hospitaler:2006/11/20(月) 01:18:21

>>56
ええ、耳にしたことはありますよ。
なんでも東方のキリスト教国の誉れ高い王で、
十字軍を助けるためにエルサレムへ向かったことがあるとか。

……ボードワン陛下もティベリアス閣下も、
ここを包囲するサラディンの軍を完全に打ち負かすことができる、
などと考えたことはありません。
何しろあのダマスカスの英雄は、20万ともいわれる兵を抱え、
虎視眈々と"略奪者"からの、エルサレム奪還を狙っていますからね。

大体、今のエルサレム王国は、
"プレスター・ジョンの国"からの救援どころか、
寧ろ、西側の何も知らぬ愚かな人々の無謀な流入によって和平を乱し、
ますます危機的状況に陥っている有様です。

プレスター・ジョンと称されるに相応しい人は、
或いは東方に実在しているのかもしれません。
しかし、それが敬虔なキリスト教徒で、
エルサレム王国救援とイスラム教徒打倒のために軍勢を率いてくる、
という伝説を喜んで信じる程、さすがの私も能天気ではない、ということです。

63 名前:Hospitaler:2006/11/20(月) 01:21:03

>>57
そうなんですか!?
羊は広く家畜として飼われていますが、あのもこもことした姿は
見ていてちょっと微笑ましいですよね。
それが何百万ということはもこもこが何百万……

おっと、私の感想はどうでもいいのですが、
そうしますと、57殿は東洋の国についてよくご存じである、ということでしょうか。
私ももう少し年若く、そして時代が異なれば、
あらゆる未知の国々を巡ってみたかったのですが、
さしあたって、そういう役目にはありませんからね。
ぜひ、代わりに、57殿のお話を詳しくお伺いしてみたいものです。

そうそう、たとえば、東洋の国の美味しい食材とか、料理とか。ふふ。

64 名前:名無し客:2006/11/20(月) 05:19:25

大変です!契約の聖櫃(アーク)がナチスの手に渡ったみたいです。
ローマでも十字軍を作って蛮族どもを皆殺しにしてやりましょう。
イエスのお宝はローマものだ!と叫んで。

65 名前:名無し客:2006/11/20(月) 05:24:09

さっき山から降りてきたツァラトゥストラさんが「神は死んだ」って言ってましたよ。

66 名前:名無し客:2006/11/21(火) 00:54:48

例え、普段は大きな口を叩かず、無闇に目立とうとせず、よく働き、朗らかに話し、
いつも靜かに微笑んでいる敬虔な信徒だとしても…………出番が増える事は
嬉しいものですか?

67 名前:日本語版よりお知らせ:2006/11/21(火) 03:16:32

Lord Tiberias

エルサレム王の軍事顧問。
実際の名前はトリポリ伯レーモン三世(レイモンド・オブ・トリポリ)だが、
ルノー・ド・シャティヨン(Reynald de Chatillon)と名前が混同するため、
彼の牙城としていた土地ティベリアから名前をとられた。

しかし、

ガイドブック・パンフレット:ティベリアス
字幕            :ティベリウス

と何故か表記の違いがあり、このスレッドでもしばしば表記の揺れが見られる。
ですが、大人は嘘つきなのではありません。大人は間違いをするだけなのです。

68 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/11/21(火) 03:25:44


Hospitaler「皆さま、こんばんは。
       今日はどうしても、と仰るので、ゴッドフリー閣下と共にお相手いたします……」

Godfrey「毎晩毎晩、このようなしけた坊主が話し相手では、客も退屈してしまうだろう?」

Hospitaler「シビラ王女ならともかく、閣下が増えても
       あまり変わり映えしないような気がするのですが……」

Godfrey「ふん、少なくとも私はおまえより面白い話ができるぞ」

Hospitaler「……武勇伝が面白い話かどうかは微妙だと思いますぞ、マイロード」

Godfrey「……申し遅れたが、私はゴッドフリー・オブ・イベリン。
      エルサレムにてボードワン陛下に仕えている騎士の一人だ」

69 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/11/21(火) 03:27:51

>>64
Godfrey「馬鹿者、ここはローマではない。エルサレムだ」

Hospitaler「言うべきところはそこですか!?」

Godfrey「私がロシア人で潜水艦に乗っていた時に、
      艦長だった男が、若い頃ナチスを相手に聖櫃の争奪戦を繰り広げた、
      と話していたことがあったな」

Hospitaler「……非常に分かりにくい話の展開ですな……」

Godfrey「ついでにその男が賞金稼ぎに生まれる前、私は遙か彼方の銀河系で……」

Hospitaler「はいはい、ジェダイジェダイ」

Godfrey「我々の時代にナチスという存在はおらんが、まあ、どうもきな臭い匂いがするな。
     そんなものを求めてどうする?」

Hospitaler「人は奇跡に焦がれるものですよ、マイロード」

Godfrey「いずれにせよ、万一そのナチスとやらが集団で襲ってくるのなら、
      こちらも迎え撃つだけの話だ。こちらには、
      武闘派エルフ@ロード・オブ・ザリング、ジェダイマスター@ファントムメナス、
      武闘派語り部@エラゴン、そしてカメラマン@オーメン666が揃っている」

Hospitaler「ちょっ……!なんで私だけ一般人!?先生@ハリーポッターでいいじゃないですか!」

Godfrey「一人ぐらいは一般人がいないと話が盛り上がらないじゃないか」

Hospitaler「話が始まった途端また首がもげそうな気がしてなりません……
       で、64殿のご質問の答えに全くなっておりませんが」

Godfrey「ナチスとやらが暴れるなら、奴らの睾丸に矢でも射っておけ」

Hospitaler「……頼むからもうフォースの冥界にお帰り下さい、マスター……」

70 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/11/21(火) 03:33:33

>>65
Godfrey「グッド」

Hospitaler「……マイロード……」

Godfrey「悪いが私は正気だぞ。
      God is dead......確かに、この地上の神の国たるエルサレムのどこにも
      神などいはしない。ゴルゴタの丘から降りてくる人間に聞いてみろ、
      65の言うツァラトゥストラなる者と同じことを答えるさ」

Hospitaler「ですが、人間は生きております。エルサレムの王も」

Godfrey「ならばその良心もまた死なず、か?
      いかにもしけた坊主が言いそうな説教だな」

Hospitaler「それが坊主の役目ですからな」

Godfrey「私に言わせれば、神のことなどどうでもいい。
      争わぬ方が間違いなく利益があるのに、
      頭の悪い狂信者どもがこぞって、神の名を持ち出し戦争を始めようとする。
      ならば、神などというものは死んだのだ。

      ……しかし、我々がその贖いを終え、
      その上で神の望んだ良心の本質を知ることができたのなら、
      真の天上の王国を生みだすこともできると、私は信じている」

71 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/11/21(火) 03:36:13

>>66
Godfrey「嬉しい。非常に嬉しいぞ」

Hospitaler「剣を握りしめながら西を見上げないで下さい、マイロード」

Godfrey「大体あれでは、まるで私がどこぞの鍛冶屋の妻を攫って
      無理矢理手籠めにしたあげく、子供ができたら、
      養育責任だけ鍛冶屋に押しつけて東へ逃げたみたいではないか」

Hospitaler「……ご自分で仰ってると世話がないと思うのですが」

Godfrey「我々の場合は元々あったものが削られ、それが改めて元に戻ったというだけで、
      増えた、というのとはまた少し別かもしれんな」

Hospitaler「私達はそれぞれ与えられた役割があります。
       たとえば同じような場面でも私がその場にいるのといないのとでは、
       それが持つ意味が少しずつ異なってまいります。

       ですから、今度お目にかかることのできる話は、
       今皆さまの手元にある少し省略された話に比べて、
       より正確であることに違いなく、その点では嬉しいと申し上げて良いと思います」

72 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/11/21(火) 03:36:50


Godfrey「今日はこんなものだな。楽しかったぞ」

Hospitaler「……私は非常に疲れましたよ、閣下……。
       すっかり夜も明けてしまったことですし、
       今日頂いたご質問はまたいずれ補うこととして、
       とりあえず今日はここまでにいたしましょう」

Godfrey「気が向いたらいつでも手伝いに来てやるぞ」

Hospitaler「……しばらくはいりませんので来ないで下さいよ。

       ……それでは、皆さまおやすみなさい」

Godfrey「さらばだ。神のご加護を」 

73 名前:名無し客:2006/11/21(火) 18:59:35

ホスピタラーのことはほっちゃんって呼んでもいい?
それにしても駄目な閣下ですね。
ほっちゃんも疲れたでしょう。

74 名前:名無し客:2006/11/21(火) 22:42:11

カルタゴは何故滅びたと思いますか?

75 名前:名無し客:2006/11/22(水) 20:31:23

人はパンのみにて生きるにあらずといいますが、パンなしには生きられないのも事実ですよね?

76 名前:名無し客:2006/11/22(水) 23:54:53

ブリオッシュ食べれば問題ないですよね?

77 名前:Hospitaler:2006/11/23(木) 03:04:45

やれやれ、先日は大変お騒がせをいたしまして
申し訳ございませんでした。
来訪いただきました方々にはお詫び申し上げます。

ところで、皆さまがたの国で11月23日は、"働く人"の祝日であるとか。
人はただ生きるだけでも大変なのに、
毎日毎日働いている方々には頭が下がります。
働く人がいなければ世界は一分たりとも成り立ちませんからね。
世界を創り上げる無名だけれども偉大な方達へ――
いつも本当にありがとうございます。無理をなさりすぎぬよう、
時にはゆっくりお休みください。

手頃な愚痴相手がいない際には、ぜひこちらへどうぞ。
あまり問題解決の役には立ちませんが、お茶ぐらいは淹れられますよ。

78 名前:Hospitaler:2006/11/23(木) 03:06:06

>>73
ふふ、"ほっちゃん"ですか。ありがとうございます。
もっとも髭の坊主に似合っている呼ばれ方なのかと考えますと、
ゴッドフリー閣下が鼻で笑いそうではありますがね。

どうぞ、一番呼びやすいお好きなもので呼んで下さい。
私には名前はありませんし、これからも名乗ることはないでしょう。
ですから私の"名前"は、私を呼んで下さる方のものなのです。

>ほっちゃんも疲れたでしょう。
いやいや、まったく……
カモミールティーをいれておりますので、73殿もいかがですか?
疲れた時には、温かいお茶を頂いて、
ついでに美味しいものを失敬してくるのが一番ですからな。

79 名前:Hospitaler:2006/11/23(木) 03:07:05

>>73(続き)
>それにしても駄目な閣下ですね。
まったくです。
不器用で世渡り下手で、一度決めると頑として譲らない頑固者で、
ほとほと手を焼かされます。

……でも素晴しい方です。
言葉には出しませんが、騎士の誓いを誠実に果たしておられますから。
つまり、敵に――それは物質の敵だけではありません、弱い己も敵です――
立ち向かい、真実を語ることを恐れず、弱きを守り、悪を行わない。

正直なのは素晴しいが少しは体裁をつくろってくれ、とか、
大切なもののために、ためらいなく己を投げ出してしまうとか――
友人兼説教が仕事の私から見ると、本当にはらはらさせられます。
しかし、だからこそ、尊敬すべき大切な友人なのかもしれませんね。
私は、"これでも"イベリン伯の友人であることに誇りを持っています。

80 名前:Hospitaler:2006/11/23(木) 03:08:35

>>74
……参りましたなあ。私はあまり学がないのです。
ほら、普通の修道士が頭に血を巡らす分の内の7割ぐらいは、
筋肉に回さねばならないわけで……

ともかく、カルタゴですね。
地中海南側の古代都市で、
ローマ相手のポエニ戦争で遂に滅亡したのでしたっけ。

戦争は勝敗に関わらず、間違いなく国と人を疲弊させます。
勝利側は、敗北側から搾取することでしか
疲弊から立ち直ることはできませんし、
当然、疲弊した上に搾取された敗北側が、
元の状態に戻ることなど有り得ないのです。

ですから、ありとあらゆる力を使い果たしたカルタゴが滅びたのは、
必然だったと言えると思います。
争いが何も生まないというのは、何も道徳的な問題だけでなくて、
現実として、単に互いの力を食い潰すだけだからなのですよ。

――我々自身を棚にあげている?
ええ、分かっているのに言い訳すらできないとは……
不甲斐ない限りです。

81 名前:Hospitaler:2006/11/23(木) 03:09:29

>>75
そうですね、もちろん私はただの人間なので、
パンがないと死んでしまいます。
とはいえ、高価なパンに手を伸ばすために生きるというのは、本末転倒です。
有り難いことに必要な分は、神が与えて下さっておりますから、
それ以上のことは何も心配していません。

でも、食べることは大好きですよ、ふふ。
美味しい食材も美味しい料理も主の奇跡ですからね!

82 名前:Hospitaler:2006/11/23(木) 03:11:15

>>76
いえいえ、ブリオッシュばかり食べているのは問題です。
焼きたてのブリオッシュのふんわりとした香りは
それこそもう本能的に引き寄せられ……
おや、いささか下品な言い方でしたかな?

とにかく、要するにその魅力的な香りは悪魔の誘惑
――と言いますかたっぷり使用のバターなわけで、
こんなものばかり食べていたら堕落するどころか
丸々太ってしまいますぞ!
髭の中年親父が地獄で豚ローストになってしまうのは
さすがにいただけません!

そんなわけで、聖職者としても騎士としても、
さすがにそればかり食べるわけには参りませんよ。
もし、ブリオッシュをたくさん頂くようなことがあれば、
皆さまにお出ししますので、皆さまで召し上がって下さいね。



そうだ、今更になってしまいましたが、力強くお褒め頂いて恐縮です。
……ですが、天国の王、ではございませんからね(*´∀`)σ)Д`)

83 名前:名無し客:2006/11/23(木) 07:24:44

キングオブヘブンwwwww
ダンテを読む限り、地獄にも天国にも王様はいっぱいいるので、
あまり有り難みはないですね。

84 名前:名無し客:2006/11/24(金) 03:39:14

聖職者だとか僧侶と聞くと、どうしても「ふっくらとした」方を想像してしまうのですが、
何故なのでしょうか。
ホスピタラーさんも、結構……。

85 名前:Hospitaler:2006/11/24(金) 23:06:04

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/85.jpg (10KB)



フランスでの戦闘後。

……さすがの私もあまり良い顔はしておりませんね。







さて、11月も終わりに近づいて参りました。
皆さま、ディレクターズカット版のご予約はお済みでいらっしゃいますかな?
また新たな姿で皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

DC版の私は、違いの分かるホスピタラーですよ!

86 名前:Hospitaler:2006/11/24(金) 23:08:58

>>83
ふふふ、まあ、"キングダム・オブ・ヘブン"というのは、
日本の方には少し言いにくいタイトルかもしれません。

当初は"CRUSADE"という案もあったようです。
"KINGDOM OF HEAVEN"、天国の王国という言葉は、
ゴッドフリー殿が病床で愛する息子に伝えた言葉の中に出てきます。

"A kingdom of conscience. A kingdom of heaven."
"良心の王国。天国の王国だ"

"There is peace between Christian and Muslim. We live together."
"それはキリスト教徒とイスラム教徒が共に平和に生きる世界"

十字軍としての役割を描くのではなく、
天国の王国を探し出そうとする人々の生き方を描いた話に、
このゴッドフリー殿のお言葉は最も相応しいものだと、私は思います。

87 名前:Hospitaler:2006/11/24(金) 23:10:24

>>83(続き)
>ダンテを読む限り、地獄にも天国にも王様はいっぱいいるので
>あまり有り難みはないですね。
ダンテというのは後世の著名な詩人だそうですね。
天国と地獄をそれは詳細に書き示したとか。

人が集まれば組織ができます、組織ができれば統率者は必要です。
それが国であれば王と呼ばれるだけのこと、
何も王だから格別優れているというわけではありません。
もちろん、優れた王はたくさんおりますけれども、
ありがたがって拝むようなものではありませんよ。

当然、地上を離れれば肩書きは消え去ります。
地上ですらその肩書きにどれほど価値があるのか分かりませんが――
ともかく、神の御許においては等しく我々は皆ただの子供なのです。
ですから地上の王は多くとも、天国の王たる方は父なる神のみでしょうね。

88 名前:Hospitaler:2006/11/24(金) 23:12:17

>>84
ふーむ。
何故でしょう? もちろん、中には大きい方もおりますけれど、
それは一般の市民の方にも大きい方と小さい方がいるのと
同じ程度のものでございますよ。
寧ろ、修道院生活で細い方は多いし、我々は騎士ですから、
余分なものはついていない……ははは、まあ要するに精悍で、
締まった体つきの人も多いのです。

きっと、84殿を含めた多くの方の、
聖職者に対するイメージそのものが、"ふっくら"なのかもしれませんね。
多くの方は、聖職者――神父とか司祭とか――というと、
いつも優しくにこにこしていて包容力があるとお思いになるのでしょう。
そこから、髪を刈り込み、髭を生やし、浅黒く、
剣を持ち抜け目なく周囲をうかがうというような像は
到底、思い描きますまい。

もちろん、皆が皆そうというわけではありませんし、
聖職者と一口にいえど、それは色々な方がおります。

89 名前:Hospitaler:2006/11/24(金) 23:15:10

>>84(続き)
>ホスピタラーさんも、結構……。
で、私ですか?
……ううむ、これでも絞ってはいるつもりなのですが、
やはりつまみ食いがよくありませんかねえ。

まあ年が年ですから、これからいきなり体型が
大幅に変わるということもないとは思いますが、
とりあえず、馬に飛び乗れるぐらいの身軽さは維持しなくては、
馬が可哀相ですからね。
つまみ食いはなるべく他人の皿からとらない、
ということで抑えていくようにいたしましょう。

90 名前:名無し客:2006/11/24(金) 23:21:12

こっそりと戒律を破ったことはありますか?

91 名前:名無し客:2006/11/24(金) 23:24:19

食べるものがなく、金ももたない貧しい農夫が、餓えた我が子に食べさせるために
一斤のパンを裕福なパン屋から盗み出しました。
さて、この農夫は盗みを犯した罪により、罰せられるべきなのでしょうか?

92 名前:名無し客:2006/11/25(土) 00:48:10

深夜のドリルちんちん

93 名前:名無し客:2006/11/25(土) 14:22:26

寒くなって参りました。
ホスピタラーのお国では部屋を暖めるのも大変そうですが……
「冬や寒いときの楽しみ」は何かございますか?

94 名前:Hospitaler:2006/11/25(土) 21:48:23

こんばんは。

今宵は大きなお祭りがあるようですね。
行き交う方々もどこか足どりが弾んでいるようです。
楽しそうではございますが、あまりお怪我などされぬように。
救護院が繁盛して良いことはありませんからね、
何しろ私の仕事も増えてしまうんですから!

>>90
いいえ。

……といいますのは"こっそり"ではないからです。
その……聖務日課をさぼったり、
人のお皿からちょっと食べ物をつまんでみたり、
晩餐の際の乾杯の前にさっさと飲んでいたり……
ああ、神よ、罪深き私を憐れみたまえ!

……申し訳ございません、少しふざけてしまったようですな。
私は、何しろ"殺すことなかれ"、
この戒律すら守ることのできなかった者です。
ですから、したり顔で戒律を守れ、
などと説教できる立場ではございません。

95 名前:Hospitaler:2006/11/25(土) 21:50:21

>>90(続き)
ですが、戒律を厳守することだけが命の目的ではないように、
戒律を破ったからといって即悪人となり果てる必要もありますまい。
大切なのは、神や世界に愛される人間になる、ということです。
そのための戒律なのですから、目的と手段が逆になっては無意味でしょう。

おっと、最後は言い訳めいてしまいましたかな……
もちろん、人の食べ物はとらないように戒めておりますよ!

>>91
91殿が仰っているのは、人間の法による実際の罰というより、
もっと普遍的な意味で罰を受けるのか否かということだと
解釈して、お話するとしましょう。

人間は全く平等というわけではありません。
持つ者もいれば、持たざる者もいる、
健康な者もいれば、病人もいる。
ただひとつ、罪は人間である以上、誰でも犯します。

96 名前:Hospitaler:2006/11/25(土) 21:51:21

>>91(続き)
ですから、罪を犯すことに対して、
理由をつけてもあまり意味がありません。
貧しいというのは多くの人が同情するところです。しかし、
彼が襲ってきたから殺した、
恋人をかばったから殺した、
彼が悪人だったから殺した――

……殺人が善行だと答える人間はさすがにいないでしょう。
ところが、彼が悪人であって、それを殺したのなら、
殺した人間に、手を叩き賞賛する人間がいるかもしれません。

しかし、よくよく考えれば、殺人の罪を犯していることに変わりはないのです。
ですから、農夫の人の物を盗んだという罪は、貧しいという理由で、
なかったことになるわけではありません。

97 名前:Hospitaler:2006/11/25(土) 21:52:25

>>91(続き)
主は、我々が罪を犯したということを監視し、
罰する存在ではありません。
我々がどのように生きていくのか見守る存在です。
まずは犯した罪を美しい理由で覆わぬよう
きちんと認識することは大切ですし、
より良き幸せを求めるなら、そこからしか始まりは有り得ないのです。

その上で、地上の世界は尚、農夫に牙を剥くかもしれません。
捕えられ、最悪の場合は、死罪になるかもしれません。
しかし、「仕方なくやったのに」「何故」と唾を吐いて死ぬより、
何をして死ぬのか知っている方がよほど、魂は安らかだと思います。


91殿の問いにはこうお答えします。
罪はどのようなものであっても罪である、と。
ただし、それが地獄で罰せられるか否かを決めるのは、神であるとも。

98 名前:Hospitaler:2006/11/25(土) 21:53:58

>>92
……来て頂いても構わない、とは申しましたが、
来てくれ、とは一切申しておりませんよ……。

しかし、深夜にも関わらずようこそ、ドリちん殿。
このような枯れかかっている髭面の極つまらない修道僧のところへ。

あなた様もその点は不本意かもしれませんけれども……
しかしあなた様がお見えになるのは、決して悪いことではないと
先人より聞いておりますから、私とご一緒でよろしければ、
お茶でもいかかでしょうか。

99 名前:Hospitaler:2006/11/25(土) 21:54:39

>>93
そうですね。
私どもの国は、基本的に暖かいというか、乾燥して暑い気候です。
ですが、夜、日が落ちると途端に寒くなります。
本日も昼間は気持の良い暖かさでしたが、
今はもう、凍えそうに寒いのです。
しかも、館におりますから、部屋に暖炉などありません。
今も掛け布を被りつつお話しているんですよ、ふふ。

>冬や寒いときの楽しみ
何か特別にある、というわけではありませんが……
寒いなら寒いで、普段は何気ないことが喜ばしかったりします。
たとえば温かいスープとか、香ばしい料理とか、友人と飲むワインだとか。
冬ですと降誕祭もあって楽しいですし、
寒いのは苦手ですけれど、冬は冬なりの楽しみがありますよ。

100 名前:名無し客:2006/11/26(日) 21:09:44

↓ためから↑+キックで何が出ますか?

101 名前:名無し客:2006/11/26(日) 21:11:41

もし十年前に戻れるとしたら何をしますか?

102 名前:名無し客:2006/11/26(日) 23:56:15

ホスピタラーさんは、いわゆる、悪魔払いエクソシストという方々をいかが思いますか?

103 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/11/28(火) 01:52:12

>>100
Godfrey「……父さんため技は苦手だ」

Hospitaler「……どっから出てきたんですか、マイロード」

Godfrey「la posta del falcone......"鷹の構え"から上段攻撃だな」

Hospitaler「閣下はためて待つタイプではなさそうですが」

Godfrey「そういうおまえはどうなんだ」

Hospitaler「私はじっくり待つタイプですよ。↓でためて馬に隠れつつ、↑で騎乗、Kで一撃。
       ←ため→パンチの通りすがりに剣で殴っていく攻撃も合わせてどうぞ。

       質でいうと、閣下がパワータイプで私がテクニカルで、
       ティベリウス閣下が防御不能という感じでしょうか」

Godfrey「……どちらのNEW日本○画様ですかという感じだな……」

Hospitaler「……ミッドナイトブリスが大変楽しみです……」



こんばんは。
このお部屋も100まで参りました。
これもいつも覗いて下さったり、お話しして下さる皆さまのおかげです。
これからもどうぞ、気軽に立ち寄ってくださいね。

つ【りんごケーキ】

104 名前:Hospitaler:2006/11/28(火) 01:55:00

>>101
10年前ですか。
ちょうど年若きボードワン陛下がモンジザールの戦いで
サラディンを破った年の頃でございますね。
この一人の賢王の出現で、あの時ばかりは誰もが、
エルサレム王国の繁栄を信じ、皆その勝利に喜んだものです。
皮肉なもので、すでにその素晴しい王は不治の病に
かかっていたわけですが。

人は過去を振り返りますから、誰でも一度は、
あの時にこうすればよかったと後悔します。
しかし、もちろんこれはあまり意味のない妄想で、
その時の全ての破片が組み合って生まれた現在以外、
存在するべき時はありません。
ですから、きっと今戻れたとしても、同じことをしたと思いますよ。

……ただ、そうですね、ひとつだけ、もし許されるのなら、
親しい人達と今よりもっとたくさん話をしたいです。
感謝の言葉を、あらゆる機会に言いそびれてしまいましたから。
ボードワン陛下に、ティベリウス閣下に、ゴッドフリー殿に、
たくさんの友人と仲間に――
いつか、彼らとも再び会えることがあるかもしれません、
しかし、その場で言葉にしなければ意味がなかったのだと、
別れた後に少し後悔をしています。

105 名前:名無し客:2006/11/28(火) 01:57:51

我らは己らに問う 汝らなんぞや!!

  我らは熱心党(イスカリオテ) 熱心党(イスカリオテ)のユダなり!!

ならばイスカリオテよ 汝らに問う 汝らの右手に持つ物はなんぞや!!

  短刀と毒薬なり!!

ならばイスカリオテよ 汝らに問う 汝らの左手に持つ物はなんぞや?!

  銀貨三十と荒縄なり!!

ならば!! ならばイスカリオテよ 汝らなんぞや!!

  我ら使徒にして使徒にあらず

  信徒にして信徒にあらず

  教徒にして教徒にあらず

  逆徒にして逆徒にあらず!!

  我ら死徒なり 死徒の群れなり

  ただ伏して御主に許しを請い

  ただ伏して御主の敵を打ち倒す者なり

  我ら刺客なり 刺客(イスカリオテ)のユダなり!!

  時至らば 我ら銀貨三十 神所に投げ込み

  荒縄をもって 己の素っ首吊り下げるなり

  さらば我ら 徒党を組んで地獄へと降り

  隊伍を組みて 方陣を布き

  七百四十万五千九百二十六の 地獄の悪鬼と合戦所望するなり

  黙示の日まで(アポカリプス ナウ)!!


ヘルシングの絶滅主義機関の「聖句」ですが同じ聖職者としてこういうのはどう思いますか?

106 名前:キース・ジェニングス@オーメン666:2006/11/28(火) 02:17:11

>>102

――もしもし?ああ、キースだ、キース・ジェニングス。
……おい、ちょっと待て!相変わらず話を聞かずに電話を切ろうとするな!

その後は?ああ、変わりない?よかったな、俺もまだ首はついてるらしいぜ。

……はあ? 悪魔払いを探すだって?
おいおい、馬鹿を言うなよ、教会にも行かなかったくせになんだその貞淑ぶりは。
大体カトリックのインチキどもになにができる?
いいか? あの子は悪魔が憑いてるんじゃない。悪魔そのものなんだ。
払うとかそういう程度の問題じゃすまない、存在を消さなきゃ終らないんだよ。

写真、見ただろ?
あの写真に写った"白いヤツ"。
きっと今、俺が自分を写真に撮ったら……
"あれ"はどこまで俺の首に刺さる寸前まで行っていることやら。
次の瞬間、頭上からミッキーマウスのビデオが落ちてきて
"たまたま"一緒に入っていたドナルドダックの趣味の悪いおもちゃのはさみで
俺の首が飛ぶかもしれないとは、まったく落ち着いて髭も剃れやしない。

それと――俺は記者だ、
無名の坊主や神父を隠し撮りするのが趣味なんじゃない、
有名人を撮るのが仕事だぜ。

……あんたの写真、俺が持ってないわけないだろう?
今まで黙っていたが、あんたが写った写真にも――



107 名前:Hospitaler:2006/11/28(火) 02:19:25

>>102
私どもの救護院にも"悪魔憑きではないか"と運ばれてくる方や、
相談に来られる方がまれにおります。

ですが、多くの場合、体の不調や精神的な不調からくるもので、
なんら不可解な現象というわけではありません。
サラセンの人々の医療技術は、我々のもつ物より数段先を行っており、
有り難いことにこの国ではその知識を得ることは容易いものですから、
私どももそれに基づいて判断することができます。
ですから、ヨーロッパで"悪魔憑き"とひとくくりにされるような症状でも、
適切な処置を施すことによって、治療することができていると自負しておりますよ。

しかし、当然のことですが人間の知識と技術に限界はあります。
慎重な判断の上で、なお"悪魔が憑いている"のだと思われれば、
やはりそれは悪魔払いをする方を呼ぶ方が良いのかもしれません。
実は本当は悪魔が憑いているわけでなくとも、
悪魔払いでその方がきちんと回復するのなら、
それはそれで意味のあることだと思います。

医療奉仕をする私どもも、悪魔払い師の方であっても
元の状態へ回復させるという使命に変わりはありません。
病める人を敬い、その方に何が必要なのか見極める事は最も重要です。
その点では、両者はかなり近い位置にあると思います。

108 名前:名無し客:2006/11/28(火) 13:46:280

ささやき いのり えいしょう ねんじろ!

109 名前:名無し客:2006/11/29(水) 01:41:070

ホスピタラーさんの周りでは、異端審問ってやっていますかね。
今後100年200年の後に、少々流行りそうな気がするのですが。

110 名前:名無し客:2006/11/29(水) 01:42:560

30年前は、どのような子供さんでしたか?

111 名前:Hospitaler:2006/11/29(水) 23:04:360

こんばんは。
今日は良いお天気でした。夜の月も美しく見えます。

>>105
……どのような世界の方々の話なのか私には分からないので、
本当は安易な感想など述べることはできません。
その世界の方々にはその方々なりの規範や価値があると思いますから、
私の話は適当に流して聞いて下さいね。

イスカリオテのユダという存在は複雑です。
聖書のどこにも、何故彼が裏切り、何故イエスがそれを知って何もしなかったのか、
ということは書いてありません。
――銀貨三十枚など大した額ではありませんしね。

しかし、神はあえて、人を、自ら考え選択することができるものに造られました。
ですから、イスカリオテのユダに、イエスは、
"Quod facis, fac citius"
――"しようとしていることを、今すぐ、しなさい"と答えるのです。
その苦悩をイエスはご存じであり、
お許しになっていたのだと思います。
彼も恐らく、師の意図するところを知ったのでしょう。
彼の悪いところは、イエスの愛を知りながら、
苦悩に負け、自ら命を断ったことだと私は思います。

彼の名を何か争いごとのために使うのなら、
自らに絶望し、苦悩のうちに死んだ彼は喜びはしないと思いますが……いかがでしょうか。

112 名前:Hospitaler:2006/11/29(水) 23:08:060

>>108

ホスピタラーは くびをはねられた




……笑えない!笑えないですからッ!!

>>109
少なくとも周りではありませんね。
エルサレム王国は、あらゆる民族とあらゆる宗教が交ざった国ですから、
異端だとか異教徒とか言い出したらきりがないというか、労力の無駄です。

ですが、異端という考えは古くからありますし、
それを見つけて罰するというような考えも現にあります。
先日お話しした悪魔払いも、悪魔に憑かれた異端者を立ち返らせるという意味で、
異端審問の一種とも言えるでしょう。

……でもどうですかね。
異端的であることが本当に問題になる場合を除いて、
異端審問など、労多くして功少なし、というものだと思いますよ。
もちろん教会は組織的な仕組みですが、
我々にとってはあって当たり前のものである以上、
誰しも極端にここから"異端"としてわざわざ外れようとはしませんし、
強固であるからこそ、繋がりは割合緩やかなのです。

109殿は流行る、と仰いましたね。
教会は人と神を結ぶ助けはしますが、
もともと信仰というのは極個人的なものです。
何が異端か異端でないかなど、
第三者が簡単に判断できるものではないと思います。
なのに何故そのようなことが……後の時代に流行ってしまったのでしょうか?

113 名前:Hospitaler:2006/11/29(水) 23:08:480

>>110
私だってごく普通の子供でしたよ、ふふ。
ちょっとだけ喧嘩っ早かったですが、
そんなに悪いことはしませんでした……と思います。
家の手伝いはさぼって、遊んでばかりいましたね。
それなりに勉強はしましたけれど、やっぱりこれもよくさぼっていました。
今も苦手なことをついさぼってしまうのは、
子供の頃からの悪い癖なのかもしれませんな!

114 名前:名無し客:2006/11/29(水) 23:12:070

好きな女性のタイプは?

115 名前:Hospitaler:2006/11/29(水) 23:18:240

>>114
こんばんは、114殿。
好きな女性とのことですが、
明るくて優しくて美しくて楽しくて……ええと、まあそのような方なら好きです。
と言いますかどんな女性であっても――もちろん女性に限らず、
素敵な面を持つ方は誰でも好きですよ。

もっとも、正直申せば苦手な方もおります。
でも不思議と同じ時に出会った人なのですから、
その"縁"というのは好き嫌いに関わらず大切にしたいと思っています。

116 名前:名無し客:2006/11/30(木) 22:32:020

貴方の名によく似た回復魔法をご存知ですか?

117 名前:名無し客:2006/11/30(木) 23:27:470

ペストなどの伝染病が流行する時は、神罰の類いだと思いますか?

118 名前:名無し客:2006/11/30(木) 23:52:320

聖書、及び神学関連以外で愛読している本はありますか?

119 名前:Hospitaler:2006/12/01(金) 09:38:230

おはようございます。
本日はいよいよディレクターズカット版の発売日となりました。
全世界で絶賛されたDC版を、
どうぞ皆さまも一度手に取って頂ければ幸いです。
レンタルはしないというような噂を聞いた気がしますので、
ぜひ"ご購入"のご検討をお願いします(*´∀`)


……そして4枚組をさっさと出すようにF○Xジャパンへはがきを送るのが良い、
と出ております。

ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/B000IU4PM6/ref=pd_rvi_gw_2/249-7513366-5647517

120 名前:Hospitaler:2006/12/01(金) 09:39:290

>>116
私の名は"ありません"。
ホスピタラーというのは、皆さまの感覚ですと……
たとえば"ドクター"とか"教授"とか、そのようなものでしょうか、
職業名なのです。

もともと私どもは、聖地エルサレムへ訪れる巡礼者の看護と、
宿泊施設での活動から生まれた組織です。
後にテンプル騎士団と同じように軍事的組織となり、
こうして聖地防衛の任にあたっていますが、
今でも救護院での医療奉仕は重要な仕事です。

そのため私ども聖ヨハネ騎士団は、
"ホスピタル騎士団"、"The Knights Hospitaler"とも呼ばれます。
その騎士は、"The Hospitaler"と呼ばれるわけですね。
ちなみにテンプル騎士団、"The Knights Templar"の騎士は、
"The Templar"と呼ばれますよ。

121 名前:Hospitaler:2006/12/01(金) 09:40:190

>>116(続き)
他世界のことにはまったく詳しくありませんが、
この一刻の地に参りました際に、多くの世界があることは学びました。
その中で、魔法と呼ばれる何か、奇跡のような不思議な力を
行使することのできる世界も沢山あるそうですな。

"hospitaler"という名の"魔法"は知りませんが、
やはり"hospital"という言葉から派生しているのであれば、
我々が病める人を"もてなす"のと同じように、
病める人や肉体的な損傷を癒す魔法の名前であっても、
不審ではありません。



……おっと、そうこうしているうちに呼び出されてしまいました。
救護院の方の人手が足りないようですな。
中途半端なお話で申し訳ありませんが、また夜にでもお目にかかりましょう。
皆さまもよい一日をお過ごし下さい。


122 名前:名無し客:2006/12/02(土) 00:55:180

聖職者であるあなたに聞くのも失礼とは思いますが…
神は存在すると思いますか?
そして異教徒の神も存在すると思いますか?


123 名前:Hospitaler:2006/12/02(土) 02:09:350

こんばんは。
今年も残すところ1ヶ月となりました。
忙しい月ではありますが、皆さまも体調など崩さぬようにしてくださいね。
おかしいな、と思ったら早めの休養をとることが肝心です。

>>117
神という存在は、私たちが考えつくことのできるそういった単純な賞罰を
与えるものではありません。

もちろん、たくさんの醜い現実や不幸な状況は溢れるほど転がっています。
ボードワン陛下も、不治の皮膚病に冒されています――
ですが、この賢王が神から見放されたために病を受けたなどとは、
私にはとても思えません。
彼は"神に愛される"高潔な方なのですから。

124 名前:Hospitaler:2006/12/02(土) 02:10:490

>>117(続き)
神は、ひとりひとりの人間を造られ、その幸せを望む方です。
神のご計画は、当然人間が知ることなどできるはず無いわけで、
安易に物事を神のご意志であるなどと称してはいけない、
と私は思います。
――もっとも、"神の意志"たる十字軍騎士の私が言っても
説得力は……あまりないかもしれませんが。

いずれにせよ、
己の生き方は時の情勢でも、政治でも、死病でも、"神の罰"でもなく、
他ならぬ自分自身が決めていくことです。
その生き方が神の望む善であれば、
神の愛という永遠を得ることができるでしょう。

125 名前:Hospitaler:2006/12/02(土) 02:11:310

>>118
お恥ずかしい限りですが、私はどちらかというと、
文より武の人間で……
普通の聖職者の方々に比べると、本は読まないのですが、
それでも読むといえば、サラセンの天才アヴィケンナの"医学典範"です。
不完全ではあるのですが、ラテン語訳の写本があります。

これはもう、医療全般に関する知識の集大成といった凄まじい本です。
間違いなくこの方は天才だったのだと思いますが、
性に関する妙な研究の記述もあったりするので、
ええと、天才となんとかはというところでしょうかね……。

126 名前:Hospitaler:2006/12/02(土) 02:12:560

>>122
そのようなご質問は礼を欠くようなことでもなんでもありません。
さすがに、下着の柄はなんですかと言われたら私も困るのですが(冗談ですよ)、
気になさらず何でも仰ってください。

>神は存在すると思いますか?
そうですね、それがないと始まりませんからね。

何か奇跡が起きるとか神の声が聞こえたとか、
そういうことは別段なくて構いません。
たとえば、仮に実は本当はいません、ということでも
良いのかも知れません。
神の存在を信じることで、私がひとかけらでも
この世界にとって何か役立つものであるのなら、
やはり"神"は存在するのだと、私は答えられます。

>そして異教徒の神も存在すると思いますか?
"神"は神なのですから、そこに正しいも間違いもありませんし、
存在しているか、いないかということもありません。
宗教というのは、単に神を知る道筋の違いというだけです。
どのような宗教を信じて生きたとしても、
それが神の望むものに叶った人ならば、
同じように神の御許に迎えられると思います。
大切なのは瓶に貼られる札ではありません、中身なのです。

127 名前:名無し客:2006/12/02(土) 15:52:150

ノリ・メ・タンゲレ

128 名前:名無し客:2006/12/02(土) 22:45:040

バリアンは次第に「禁じられた恋」に落ちていきますが、ホスピタラーさんも
「もう少し自分も若ければ……」と思った事、ほんの少しでもございませんか?

129 名前:名無し客:2006/12/02(土) 22:50:020

王とは、理想主義者であるべきでしょうか。
現実主義者であるべきでしょうか。

130 名前:名無し客:2006/12/02(土) 23:14:400

地球は丸いという学説がありますが、信じますか?

131 名前:名無し客:2006/12/02(土) 23:39:470

あなたは今、一人で森の中を歩いています。
しばらく歩いていたら、目の前に動物が現れました。
その動物とは一体何でしたか?

132 名前:名無し客:2006/12/03(日) 14:29:230

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
俺様用しおり
  ∧_∧
 ( ・∀・)< 今日はここまで読んだ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

133 名前:もしもエルサレム王国に2ちゃんねるがあったら:2006/12/04(月) 23:43:580


1:バリアンとともに苦難を乗り越えるスレ(798)2:トイザらースして1時間以内にサイレンスされなければ俺がエルサレム3王国目(942)
3:ギーはツンデレカワイイ(463)4:フォーハンドレッド(650)5:唯一神サーリドリーをたたえるスレ(224)
6:ルノーダンスをウォッチするスレ2(181)7:【勝負】ボードワン4世について語れ【仮面】(852)8:サラーフアッディーン(864)
9:シビラ様は恐妻家カワイイ(159)10:【しゃもじ忘れず】ヨネスケの突撃隣の井戸掘り(1001)11:【天使?】ホスピタラーの正体【アミバ様?】(34)

134 名前:Hospitaler:2006/12/04(月) 23:45:360

こんばんは。すっかり遅くなってしまいました。
やはり風邪が流行っているようですね。
皆さまも十分お気をつけ下さい。

>>127
"我に触れるな"

復活したイエスが、マグダラのマリアに答えた言葉ですね。
"我が身は神の御許へ行っていないので触るな"ということですが。

……とはいえ、127殿。怪我はきちんと治療しないと後に障ります。
ちょっとしみるだけですから。127殿も立派な騎士殿なら我慢して下さい。
ほらほら、じっとしてないともっとしみますよ!

>>128
そういえば、来訪される方から私たちの話が出るのは
128殿が初めてかもしれませんね。

>バリアンは次第に「禁じられた恋」に落ちていきますが
バリアンはシビラ様を愛しておりました。
シビラ王女はエルサレム王国の王女で、
その夫は、リュジニャン卿です。
またバリアン自身も死別したとはいえ、妻帯者でした。
そういう意味で"禁じられた恋"であるのは確かです。

135 名前:Hospitaler:2006/12/04(月) 23:47:280

>>128(続き)
しかし部外者が本人たちの愛の価値についてとやかく言うのは、
正しいことではありますまい。
禁じられたとは一体誰が決めたことなのでしょうか。
あの2人なら、きっとお互いを幸せにできると思いますよ。

>「もう少し自分も若ければ……」と思った事、ほんの少しでもございませんか?
ふーむ、ほんの少しどころかたくさんあります、"色々な"局面でね。
ただまあ、年寄りであるということは、
平等に与えられた若い時があったということでもあります。
そこに嫉妬するとはいささか贅沢すぎる話ですよ。
私は今の私もそれほど嫌ってはおりませんから、
悲嘆するほどでもありません。

>>129
理想を語れぬ王に、王たる資格はありません。
また、その理想を現実にするための道筋を示せぬ王に、
国を統べる力はありません。

いかにボードワン陛下が両方に優れた王であったことか。
情熱を傾けるものがあるのは素晴しいことですが、
常にバランス良く考えることが大切です。

136 名前:Hospitaler:2006/12/04(月) 23:49:550

>>130
なるほど。
そういう説があるのは知っています。
よく考えてみれば……メッシーナの港から、
こちらへ向かってくる船を見る際に、
この地が平らだったら、最初から船全体が少しずつ大きく見えてくるはずですからな、
そうでないということなら、確かに"丸い"のかもしれません。

信じるか信じないかは……まあ、この地が丸かろうが三角だろうが、
こうして立っていられるのでどちらでも良い、と言ったところでしょうか。
私たちにとっては、西と、そしてこのエルサレムが全てで、
そこまで考えが及ぶことがなかったのです。
ですが、そうですね、たまにはこの世界全体のことに、
思いを馳せて然るべきかもしれません。

>>131
……馬、でしょうか。
捻りも何もなかったですね。

騎士とは"馬に乗る人"という意味です。
それほど私たちにとって馬は欠かせないものであり、
親しい友でもあります。
私自身、馬に何度助けられたか分かりませんよ。
フランスの森での戦闘でも、
私が馬とうまく合わなければ或いは死んでいたかもしれません。
ですから、やはり馬と出会えたらいいと思います。

>>132
はい、お疲れ様でした。
坊主の長い説教をずっと聞かされれば、疲れもするでしょうな。
お茶を持ってきますから、どうぞ座っていて下さい。
よろしければ、そこにオレンジもありますから召し上がって下さいね。

137 名前:名無し客:2006/12/05(火) 01:51:010

神も、信仰も、エルサレムという地に在ると思いますか?

138 名前:名無し客:2006/12/05(火) 02:33:280

地球が丸いというのは大海に度々繰り出す航海士や
アリストテレス派の学者からすれば、当然の話だったりします。

でも最近「地球は宇宙の中心に非ず」なんて不敬なことをのたまう奴まで出てきました。
我々の大地はこの世界の中心であり、不動だというのにも関わらずです!
許しておけませんね。異端審問です。宗教裁判です。火炙りです。

139 名前:名無し客:2006/12/05(火) 20:39:120

ttp://www.kajisoku.com/archives/eid730.html

あ、悪の首領が攻めてきましたー!
お助けくださいー!

140 名前:名無し客:2006/12/05(火) 23:59:080

サンタクロースの話をご存じですか?

141 名前:Hospitaler:2006/12/07(木) 09:24:530

おはようございます。

>>137
いいえ。
"この地は貧しく埃っぽい"――地上の世界に永遠はありません。
確かにここは、"聖地"ではありますが、だからと言って特別なことが
起きるわけではないのです、ご覧になって分かる通りにね。

神は私たちを見守る存在ではありますが、
それを思うのは自分自身の心です。
神が存在していても、私が心を失えば神は存在しなくなります、
反対に人間が神を思う限り、この地に神が姿を現さなくとも、
一向に構わないのです。

信仰とは行動の"規定"ではありません。
そういった心や考え方の"あり方"なのです。
ですから――ふふ、あなたの……ここと――ここ。
全てはあなたが思うところに、存在するのですよ。

142 名前:Hospitaler:2006/12/07(木) 09:26:420

>>138
私には、世の真偽を明らかにする力はありません。
そのような知識は……反省すべきところではありますが、
私は非常に乏しいわけですから。

しかし、私だけでなく、私を含めたただの人間が、
まるで神であるかのように、物事の正否を裁いてはいけません。
思想の"相違"を理由に、人自身を滅ぼすなどと言語道断です。
そもそもあなたの信じるイエスは、常に社会的弱者や
少数派の味方だったではないですか。

価値観の好き嫌いは、人間である以上、誰にでもあります。
もちろん、私にもです。
神でないのですから、全てを平等に愛すことはできません。
ですが、様々な価値観や考えがあることは、
我々人間でも認めることができるはずです。
ましてキリスト者を名乗るなら、そうでなくてはなりません。

――もし、あなたがそれでも尚、信望するものが異なるという理由で
同じ人間に剣を持ち出すというのなら、まずこの私を倒してから行きなさい。

143 名前:Hospitaler:2006/12/07(木) 09:32:070

>>139
Godfrey「……悪の首領だと?
      こんな時代でも私はそう簡単に殺されんぞ。うん?……ブーッ!」

Hospitaler「……ちょっと、閣下!ワインを吹かないで下さいッ! 何やってるんですかッ!」

Godfrey「……息子だけが誇りだ……」

Hospitaler「勝手に死なないで下さいよ!
       こうなったら、必殺ホスピタラーフィンガーで復活させるしかないようですな……
       ハァァァ……アタァッ!」

Godfrey「!! フォースの乱れを感じる……」

Hospitaler「……なんでそっちになるんですか。
       しまった、違うのを復活させてしまったようです……」

Godfrey「気をつけるんだ、パダワン。ダークサイドを感じるぞ」

Hospitaler「誰がパダワンですか誰が」

Godfrey「私はおまえの父親だ」

Hospitaler「そっちが暗黒面じゃないですかッ!」

Godfrey「……だが、貴公は私の息子にしては年だ」

Hospitaler「当たり前だッ!」

Godfrey「考えるな、感じるんだ」

Hospitaler「……私がまた閣下を叩くと今度はダークマンとかになりそうなので、
       ティベリウス卿に助けを求めて参ります…。皆さま失礼致しました」

Godfrey「フォースとともにあれ」

Hospitaler「……神のご加護を」

144 名前:Hospitaler:2006/12/07(木) 09:33:010

……そんなわけで、申し訳ございません、皆さま。
閣下を引き摺ってティベリウス卿のもとへ行くだけでなく、
イベリンの方にも用事があるので、2、3日また留守にいたします。
140殿、大変申し訳ございませんが、しばらくお待ち下さい。
どうぞ、ここにあるものはお好きに使って寛いでいてくださいね。


……瞬間移動すればいいじゃないか、って?
……あれば、バリアン卿のためにしか発動しないのです。

145 名前:名無し客:2006/12/07(木) 22:14:360

全能なる神がご自分の身の似姿としてお創りになられたのが
我等人間であると、そう申します
さて。
黒や黄色、ましてや赤い神などがいると思いますか?
連中に祈る神など無いのでは?

(……さすがに過激な質問なんで、一応フォローを。
 あくまで考え方の一つと受け止めてくださいー)

146 名前:名無し客:2006/12/09(土) 16:33:390

東洋のZENを知っておられますか?
あれはホスピタラーさん向けの求道だと思いますよ。

147 名前:Hospitaler:2006/12/11(月) 22:48:580

こんばんは。
イベリンへ行ったら盛大にご馳走を頂いてしまったので、
ちょっと節制しないと色々な面でまずいと思って帰参した次第です。
いい加減年も考えませんとな……
我が殿へ説教する側がこれではいけません。

>>140
聖ニコラウスのことですね。
この聖人は、
ある父親が貧しさのために娘たちを売ろうと考えていたところ、
それを救うために窓ごしに金貨の入った袋を投げたり、
殺されて樽に塩漬けにされそうになっていた
――旅館の客に出すミートボールにするためとか!――
子供3人を助けたりしています。
そんな逸話にあやかって、
この時期に子供に贈り物をする習慣があるようです。
彼の祝日は12月6日で、このことから子供たちの守護聖人でもあります。

そうそう、彼の逸話はもう一つ。
聖地へ渡る船が嵐に遭遇した際、水夫の祈りによって
聖ニコラウスが現れ、嵐が静まったそうです。
このことから船乗りたちの守護聖人でもあります。

我々十字軍も、聖地へ向かうのにやはり船を使いますが、
様々な状況によって難破し、命を奪われた騎士も大勢おおります。
願わくば、聖地を行き来する我々に、
神のご加護とこの徳高き聖人の助力がありますように。

148 名前:Hospitaler:2006/12/11(月) 22:49:460

>>145
……145殿は神を称えてはいるが、本当は信じておられぬ、そうでしょう?
いえいえ、別にそれがどうというわけではありません。
ですが、神を信じる者ならこう考えるはずです。
羊飼いは、野に迷った一匹の羊を九十九匹の羊を置いても探しに行き、
見つかった一匹のことを喜ぶ、
また、父親は、放蕩の限りを尽くした息子が、
悔いて家に帰ってきたのを喜ぶ――

あなたも仰っておりますが、
神がご自身に"似せて"造ったのが人間です。
あえて"同じもの"であることを良しとせず、
我々は物事を選び取る自由を与えられたわけです。
全能なる神ならば、望めば実に完璧で一つのぶれもない、
完全なものが造ることができるにも関わらず、ね。

149 名前:Hospitaler:2006/12/11(月) 22:51:580

>>145(続き)
ですから、145殿が若く力があり、
健全な若者がそうであるように幾らか慎重さに欠け、
対して私が年寄りで罪深く、だが経験はあるように――
また、我々の仲間のうちフィルズはアフリカ人、オドはドイツ人、
私はサマリア人、ゴッドフリーはフランス人であるように――
神が似せて造った人間は個々に多くの違いがあり、
一人として同じ者はおりません。
食事の時間、トイレに行く回数、何でも違います。
それを単純に肌の色や民族や宗教の違いで分断し、
まるでそれだけがとてつもない違いであるかのように喧伝するのは愚かなことです。
ましてそれを理由に、侮蔑し、争うなどもっての他です。

神を称えることができるほど、あなたが"敬虔"であるのなら、
神が造ったものを蔑むのは神への冒涜です。
反対に、その相違故に神へ絶望しておられるなら、こうお考え下さい、
我々は誰しも神が最も大切にする、迷った一匹の羊であり、一人の放蕩息子なのだ、と。

150 名前:Hospitaler:2006/12/11(月) 22:54:400

>>146
禅、ですか。
ええと、お恥ずかしいことに詳しくはないのですが、
チベットに行ったドイツ人の登山家あたりを使って調べてみました。

坐禅というのは、諸々の雑念や言葉から心を静めて、
自己と対話することであるらしい、と彼は申しておりました。
これは私たちの祈りに近いのかもしれませんね。
祈りは神との対話です。
坐禅がそうであるように、祈ることで、慌ただしい世界から一度立ち戻って、
自分を整えることができます。

私に向いていると思って頂けるのは、恐らくこの目的とするところの
類似性故かもしれません。
禅は東洋の素晴しい文化の一つであり、敬うべき崇高な精神で、
その意味ではもちろん、イスラム教であるとかカトリック教であるとか、
そういうものと何ら変わりはありません。
ただ、私は、こうしてこの道を選んだのですから、
禅の道を進むことは双方にとって失礼な話だと思います。
私は、やはり"ホスピタラー"であること以外の何者でもないのですからね。

151 名前:名無し客:2006/12/12(火) 01:26:180

誰か予の首を刎ねるキリスト教徒はいないのか!

152 名前:名無し客:2006/12/12(火) 01:46:250

サラセン帝国の名だたる将軍・サラディンをいかが思いますか?
何でも軍事の天才であるとともに、寛大な人物と聞いております。

153 名前:名無し客:2006/12/12(火) 23:49:090

禁欲性活してると疲れますか?

154 名前:Hospitaler:2006/12/13(水) 02:00:220

こんばんは。
12月もあっという間に半ばにさしかかりましたね。
今年もこれで終るとは、まったく時の流れは早いものです。

>>151
……ええと?
何故そのようなことを望まれるのか私には見当がつきませんが、
お望みとあらば、剣を抜きましょうか?
私は騎士だけでなく医師でもありますから、
どのようにすれば人が死ぬのかは熟知しております。
ですから難しいことではありませんし、さほど時間もとりません。

……ふふ、あなた様が本当にそうされたいのか、
私をおためしになられているのかは分かりませんが、
そんなやっかいなことはお受け致しかねます。
首を切るのも首を切られるのも、
気分の良いことではありませんからね――私の経験上、ですが。

155 名前:Hospitaler:2006/12/13(水) 02:01:530

>>152
サラディンのことならよく知っておりますよ。
実際私が彼と言葉を交わしたことはなかったと思いますが
――或いは彼のことですから、変装でもして救護院あたりに紛れ込んでいたことが
あるのかもしれませんけれど――、
その姿はよく見かけておりました。

モザンジールの戦いで、ボードワン陛下がサラディンを破ってから、
お二人には政治を超えた親交があるように思います。
病の陛下のために、サラディンはご自分の医師まで
エルサレムに派遣しておりますしね。
これだけでもサラディンの人柄が分かるというものですが、
彼には本当に多くの敬うべき逸話があります。
宗教的熱狂の時代において、
物事を冷静且つ公平に見ることができるからこそ、

あの方は、サラーフ・アッディーン(宗教の救い)
と称されるに相応しい人物なのだと思います。

――ただ、一つだけ、私を含め、
死んだ騎士たちのために付け加えておくとすれば。

もちろんサラディンは、並のキリスト教徒よりよほど"寛大"でしたが、
彼が率いる軍が数千人の人間を殺したのは事実であり、
その意味では彼もまた、この時代の一人の"人間"であることに
変わりはありません。
私は彼を尊敬することについてなんら疑問を持ちませんが、
とはいえ賞賛して崇めることはできません。

156 名前:Hospitaler:2006/12/13(水) 02:04:020

>>153
いえいえ、そんなことはありませんよ。
反対にそこへやる労力がない分楽だと私は思います。

まあ何しろ、随分長いことこの仕事はやってますから、
今ではすっかり慣れてしまって普段生活している中では、
忘れていることが多いのです。
……まったく気にならないと言えば嘘になってしまいますけれどね。

興味がおありなら実際試しにやってみたらいかがですかな。
やってみてもしかしたら何の変化も起きないかもしれませんし、
向いているかどうかは人によると思いますが、
生きている時間の中で、たとえほんの僅かだとしても
それを試みる意味はきっとあると思いますよ。

157 名前:名無し客:2006/12/13(水) 23:17:180

FFでよく見かけるモンクってのも僧なんだっけか

158 名前:名無し客:2006/12/14(木) 02:29:280

名前こそを、その人やものの命と同等とするという考えがあるそうです。
名前がないもの、名前を忘れられたものは、いつしか人の記憶から薄れ、消え、
そして完全に失せるか、別のものへと変容していく……。
Hospitalerさんは、ご自分の名前を持ちたいと思った事はないのですか?

159 名前:名無し客:2006/12/14(木) 02:32:460

ご安心くださいホスピタラー様。
聖ヨハネ騎士団はいまでも存続しています。

テンプル騎士団も……一応残っています。
フリーメイソンとかいうのに名前を変えて。

160 名前:Hospitaler:2006/12/16(土) 00:46:270

こんばんは。
半分居眠りしながら馬に乗っていたら、
危うく背中から落ちるところでした。
皆さまもうっかり居眠りにはお気をつけ下さいね。

>>157
FF……というのは皆さまの世界で有名なゲームの名前のことですな。

"monk"というのは、もともと"修道僧"という意味です。
私もフランスでゴッドフリー殿の兄上様に、

"A knight should be a knight, a monk a monk....."
"騎士は騎士、坊主は坊主で、別物だろうに"

などと皮肉られましたっけね、ふふ。

FFというお話の中で、"モンク"と呼ばれるのは
素手での攻撃を得意とする人々のことのようですね。
武器に頼らず己の肉体を一心に鍛え上げていくその様が、
禁欲的な僧の印象と被るのかもしれません。

161 名前:Hospitaler:2006/12/16(土) 00:47:510

>>158
>名前こそを、その人やものの命と同等とするという考えがあるそうです。
名前はというのはとても大切なものです。
まさにその人自身を表わすもので、
名前がなくては"その人"と認識されることがなくなってしまうわけですからね。

>Hospitalerさんは、ご自分の名前を持ちたいと思った事はないのですか?
もちろん!私にも名前はありますよ!
私だって人間としてちゃんと両親から生まれてきたのですから!
ただ、もともとあまり親しい人以外に名乗らなかったのは確かです。

でもそれ以上に――
先に謝っておきますがうまく説明できなかったらすみません――

たとえば、バリアンやゴッドフリー殿は、
その名前で"キングダム・オブ・ヘブン"へ存在する意味があります。
ゴッドフリーという十字軍騎士に息子として認められ、
騎士として立ち上がり、遂にエルサレムの人々を"守る"――
それを成し得たのはバリアン以外の誰でもなかったわけです。

162 名前:Hospitaler:2006/12/16(土) 00:50:230

>>158(続き)
逆に私は"私"というものにあまり重要な意味はありません
"私"は、神から与えられたある役割を帯びてこの地へ存在し、
ゴッドフリー殿の友人となり、またバリアンの友人となります。

すなわち私が"何者であるか"ということにはあまり関係がなく、
重要なのは私が"どのような使命を持っているのか"であり、
それは私が"The Hospitaler"という、
聖職者兼騎士兼医師であることに大きく関わっています。

ですから、私が自分の名前ではなく、
この"名前"を持って皆さまとお話ができることは、
私にとっては素晴しく喜ばしいことです。
私は己の役割を果たせていることになるのですからね。

163 名前:Hospitaler:2006/12/16(土) 00:51:430

>>159
そうですか。
聖ヨハネ騎士団は、もともと巡礼者の保護や医療奉仕を目的に生まれました、
戦いのため、というよりはです。

組織は、主たる役目を終えれば自然と存在意義を失うわけですから、
159殿の生きる時代において尚、私どもの騎士団が存続しているのは、
元来の医療組織としての役目に返ったからだ、
と理解して良いのでしょうか。
であれば、組織そのものにあまり興味がない私でも望むところです。

>テンプル騎士団も……一応残っています。
テンプル騎士団は、聖地守護の目的が強い組織でしたから、
その役目を終えて別のものに変わったということですかな。

しかし、"フリーメイソン"ですか……ふーむ。
バリアンがそうであったように、
職人というのは非常に高度な知識をもちますからね、
テンプル騎士団のような軍事組織が"変わった"というよりかは、
全く別のものであるような印象を受けます。

164 名前:名無し客:2006/12/16(土) 18:24:480

ウホッ!いい男…

165 名前:名無し客:2006/12/17(日) 17:47:010

初公開時、日本語字幕が戸田女史であった事について一言を?

166 名前:名無し客:2006/12/17(日) 17:47:200

汝よ、敵を愛し、迫害する者のために祈れ―――――――――ますか?

167 名前:Hospitaler:2006/12/17(日) 21:27:280

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/167.jpg (10KB)



"And Goodness what God desires......is here......and here."




168 名前:Hospitaler:2006/12/17(日) 21:31:380

>>164
おやおや、お褒め頂きありがとうございます。
しかしそんなに感慨深げに呟かれるほどではないと思いますが……
私は本当に可もなく不可もなく、多少背は高いですが、
見目良いわけでもないですからね。
ほら、バリアン殿の方がよほどいい男ですよ。
若い女性たちの噂の種ですしね、ふふ。

ただそう声をかけられたら"やらないか"と答えろと言われたので、
やらないか、と申しておきます。……ですがどういう意味ですか、これは。

169 名前:Hospitaler:2006/12/17(日) 21:34:430

>>165
初公開時どころかDC版もLady Todaで、
"あの姫に愛を?"("Do you love her?")
ときたわけで、ずっこけた人もいたのかもなので?
Lady Todaは非常にシンプルでフォーカスな訳出をしてくださる時もありますが、
いきなり全然言ってないことを勝手に作ることもあるので、
しばしばいらぬ混乱を招く時があります。

劇場公開時は、ルノー殿がご自分で
"次の王になるのは俺だ"などと言い始めたり
("アラブの隊商を襲ったのは俺だ"という意味のはずなのですが)、
陛下が"エルサレムを救うためだ"などと言ってもいないことを言い始めたりと、
とんでもないものが目立ちましたが、多くの方の努力により、
DVD版ではかなり本来の意味通りの字幕に直っているようです。
ですから、劇場版で分かりにくい、と感じた方にも再度ご覧頂ければ幸いです。
――もちろんより素晴しい形になったDC版でね!

一言でしたっけ。

さすが珍訳はクール戸田奈津子の情熱的なプレイなどかもだぜ!

170 名前:Hospitaler:2006/12/17(日) 21:35:100

>>166
全ての人を愛することはできません。
ただきっと、全ての人が愛する神によって生まれたものだ、
と理解することはできます。
私は、争いのあるところに調和を、迫害のあるところに救いを――
そのための道具になることができれば素晴しいことだと思っています。
私一人では全てを愛すことも許すこともできなくとも、
私が求めれば神は共にいてくださるでしょう。
そのために祈ることはできます。そのために手足を動かすことも。

171 名前:名無し客:2006/12/18(月) 12:50:00O

霊感商法などをする新興宗教や自称霊能者をどう思います?

172 名前:名無し客:2006/12/18(月) 20:58:030

1725517331352151732713521515173232712713717531
7080802504994051688080087271352151732713521515
7955187383327813521351851851783230271271371757
1517383187327813521568617302030287127171753123
7176933209668071326851986739271935215151732327
1733327135215173271352151517323271271371753127

1.ペイントを開く
2.テキストボックス開いて上記数列をコピペする
3.黒色で背景塗りつぶす
4.君は真理を得る

173 名前:名無し客:2006/12/19(火) 00:29:090

Hospitalerに愛をかもだ。

神の愛は自分も享受出来ていると、日常で感じる事はありますか?

174 名前:Hospitaler:2006/12/20(水) 08:30:450

おばようございます。
もうすぐ降誕祭ですね。皆さまのご予定はいかがですか?
大切な日ですので、大切な方とお過ごし下さい。

>>171
そうですね……ほら、たとえば――
こんな風にろうそくの火が一本消える、とか……

ってこれは実はちょっと仕込みをしていたのですけど、
或いは、柴に火をつける……或いは、触れただけで人を癒す……

――ふふ、"もし"、私がこのようなことができるのだとしても、
それは私の力ではありません。
神が私を使ってその力を示しただけのことです。

奇跡が必要な人にとって、奇跡の現れは救いとなる、
それは良いことだと思います。
しかし、力というのはどんな類のものであれ、その人そのものではないのです。
様々な理由からその人にたまたま宿っただけに過ぎません。
己が力の支配者であるかのような態度は、
必ずその力そのものによって滅ぼされます。
ましてや、力を装って利益を得ようなどとすれば、余計にね。

苦しむ人がどうか、そのような悪しき罠に陥ることがありませんように。
繰り返しますが、力を見せつけるようなやり方は、
不幸な人を本当に救うことなどできません。
力は持たぬがあなたのことを祈るに時間を惜しまない方こそ、
あなたにとって本当に必要な人です。


(火の消えたろうそくに、再度火がともる)

175 名前:Hospitaler:2006/12/20(水) 08:33:300


>>172
……!?

真理を得ました!


こ、これはきっと褒めて頂いているのですよね!
ありがとうございます。サラセンのアラベスクもびっくりな技術ですよ!

>>173
おやおや……
これはありがとうございます、この私でよろしいので? ふふ。

……ええと、茶化しているように聞こえてしまったらいけませんが、
他の人に愛されることほど喜ばしいことはありません、
私も人間ですからね。素直に感謝いたします、173殿。

>神の愛は自分も享受出来ていると、日常で感じる事はありますか?
私がこの世界で生きて話していることが、
神のお力添えのお陰だと思っています。

バリアンが、ずっと"神の声が聞こえない"と悩んでおられましたが、
それは神の愛を失った所為ではありません。
神は日常におられます、
特別な儀式や特別な奇跡が必ずしもそれを示すわけではないのです。

私は一日、朝起きて、皆さまとお話できて、
病める人に学び、本当に髪の毛一本ぐらいの僅かさだけれども、
世界の人々のために役立つことができます。

平凡で、名を記憶させるような功績がない私にも、
こうして"できることとすべきことがある"、
これこそ神が私を愛して下さっていることだと、私は思っています。

176 名前:名無し客:2006/12/20(水) 16:22:090

クリスマスが日本ではカップルがいちゃつくための日に成り下がっている件について

177 名前:名無し客:2006/12/20(水) 16:24:37O

エルサレムの建築物についてコメントを

178 名前:Hospitaler:2006/12/21(木) 02:10:070

こんばんは。
私としたことが、今朝方思いっきり噛んだ挨拶をしておりましたね……
うっかり眠気が襲いかかっていた所為かもしれません。
ははは、あまり突っ込まないで下さいよ。これからは気をつけます。

>>176
若いお二人の仲が良いのは微笑ましいことだと思いますよ。

クリスマスというのは宗教的な記念日ですから、
私のような聖職者にとっては最高に忙しい日ですし、
信者の方々にとってもミサに行く祈りの日でもあります。

そもそも、この日はキリストが生まれたことを祝う日です。
ヨセフとマリアの間にキリストが生まれて、
この親子は聖家族となるわけですね。
すなわち、恋人の日というよりは、家族のための日なのです。

とはいえ、キリスト教を信じているわけでない方に、
こうしたことまで受け容れろというのは無理な話です。
"日本"の方々がどのようにこの日を過ごして頂くにせよ、
その方々にとって良い日ならば、悪いことではありません。
ただ、若い方々がクリスマスを日常でない
"特別な日"と考えていらっしゃるなら、
何故それが"特別な日"とされているのか――
少しでも気にして頂けると、私としては嬉しいのですけれど。

179 名前:Hospitaler:2006/12/21(木) 02:11:120

>>177
おっと、随分と範囲の広いご質問ですな。
エルサレムには様々な人々が集います。
ご存じかと思いますが、ここは、イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒――
複数の人々の"聖地"です。
故に、それぞれの聖地である"所以"と、
それを裏付けることになる代表的な建造物があります。
すなわち、"The wall, The mosque, The sepulcher"ですね。

エルサレムというのは不思議な土地です。
ヨーロッパのどこにも、違う宗教の民の建造物が、
お互いに上に乗っかているような場所はありません。
それぞれ切り離され、まるで水と油のように見えるけれども、
ある部分では融合している――
建造物だけでなく、文化的な面でも政治的な面でも
これは当てはまります。

ですから、このようなエルサレムの様々な建造物は、
何も考えず単純に分類することはできません。
これは面倒な部分もありますが、
それ以上に大いなる可能性を象徴している、
と私は思っています。

180 名前:名無し客:2006/12/21(木) 15:22:110

やっぱよく堅物だって言われますか

181 名前:名無し客:2006/12/21(木) 15:59:27O

カナンの地は本当に乳と蜜の流れる地だったと思う?

182 名前:名無し客:2006/12/21(木) 23:53:120

主イエスは「汝、隣人を愛せよ」とおっしゃったそうですね。
そしてホスピタラーさんは聖職者でありながら騎士でもあられる。
それはつまるところ、隣人愛を説きながら一方では隣人に武力を振るうという
事となり、自身の行いに矛盾があるとは思いませんか?

183 名前:名無し客:2006/12/21(木) 23:58:130

キリストの名の元に原住民を虐殺して土地をゲット

184 名前:名無し客:2006/12/23(土) 22:02:520

この時期は、やはり一年の中でも特にご多忙なのでしょうか。
仕事の後には酒とか肉とか(ついでに女性とか)かっ食らっちゃってガハハとやってたり?

185 名前:名無し客:2006/12/23(土) 23:03:08O

サンタスレでクリスマスの時間外労働をプレゼントされたことについて

186 名前:Hospitaler:2006/12/24(日) 11:45:200

こんにちは。
さすがの私も忙しさまっただ中です!
少しだけ時間がとれたので参りました。

>>180
いえ、そんなことはないですよ。
私の側にもっと堅物の人がいるからかもしれませんが……
誰とは言いませんが、

(低い声)
"Whatever you ask, I will serve"
"従います、と言わなかったか?"

……と脅してくる方ですね。

私はほら、癖なのかもしれませんが、
こうしてにやにやしていることが多いので、
堅物、と言われたことはあまりありません。
その代わり、
"何を考えているか分からない""得体が知れない""実は黒そう""いつもなんか食ってる""氷の微笑2は微妙"、

――と言われることはよくあります。
酷い話ですよね! ふふふ。

187 名前:Hospitaler:2006/12/24(日) 11:47:540

>>181
"This is a poor and dusty place."

この地は昔から埃っぽい土地ですよ。
……ですが、物質的な豊かさはあまり関係がありません、
それは人々の上に成り立つものなのですから。
重要なのはその土地の人々がどうやって生きているか、
ということだと思います。

ここは、聖書の時代からたくさんの異なる民族と
異なる人々が暮らす土地です。
本当にこの地が"乳と蜜の流れる土地"になるためには、
そうした異なる人々が、それぞれ良心に従って生きなくてはなりません。
そうしなければ平和になることがない土地だからです。
しかし、逆を言えば、このような様々な人々が手を取り合えば、
必ずこの地は豊かで素晴しい"Kingom of Heaven"になるでしょう。

188 名前:Hospitaler:2006/12/24(日) 11:50:340

>>182
あはは、痛いところをつかれてしまいましたね。

誠に仰る通りです。私は矛盾した存在です。
私だけでなく、十字軍そのものがね。
神の愛どころか戒律すら守ることができません。
しかし、この十字軍が契機となって、
我々とサラセンの方々との出会いをもたらし、
陛下とサラディンを結びつけ、短く不安定ではあるけれども、
この地に和平をもたらしたことは事実です。

ゴッドフリー閣下や、ティベリウス卿、そして私などは、
こうした争いの果てにこの地に生まれた小さなともし火を守ることを使命としています。
ですがそんなことにすら、剣と血が必要です。
悲しむべきことに……
守ることより暴力を働いた方が利益を生み出すと誤解している
愚かな西側の人間たちが、罪のない人々に剣を振るい、
罪のない人々はその暴挙から身を守るために剣を持ち、
そして我々はその人達からこの地を守るために剣を使います。
そしてそれは、神の名を持ち出すことにより規模が大きくなり、
より凄惨な血の応酬が続くのです。

189 名前:Hospitaler:2006/12/24(日) 11:51:560

>>182(続き)
――私に何ができるのか。
分かりません、私はただの無力な人間です。
私一人が勝手に死んだところで問題が解決するわけではないので、
私も剣を携え、襲われるのなら襲ってきた人間を殺します。
そこにどのような罰が下ろうとも、
どのように非難されようとも私自身は構いません、
それは私の罪ですから。

それでもいつの日か未来に、"こんな愚かな時代があったのだ"と、
笑い飛ばせる"天国の王国"が実現していればいいと思うのです。
私の好きなこの土地と、そこに生きる人と、その子供たちの間に、ね。

ですから、182殿が私を見て"おぞましい"と思うことにためらいないのなら、
私も地獄へ落ち甲斐があるというものですよ。

190 名前:Hospitaler:2006/12/24(日) 11:57:050

>>183
はいはい。言ったように私は聖職者にも関わらず殺人者で、
ただの殺人者よりよっぽどたちが悪いのです。
それでも良いのなら、どうぞ続けて下さい?
申し上げておきますが、私はどのようにしたら苦痛が増すのか、
という点においても熟知しておりますよ。


……おやおや……すいません。声を荒げたりなどしてしまって。
こういうのは水面に映る己のようなものですね、ごめんなさい。

ティベリウス卿の過去、彼がイエズス会士だった時に、
そういうお話がありましたから、
そうすることでどのようなことが起きるのか――
興味がおありならご覧になると良いでしょう。
人々の消えた土地に価値などどこにもありません。お忘れにならないように。

191 名前:Hospitaler:2006/12/24(日) 11:58:590

>>184
……やれやれ。184殿は私が"一応聖職者"であることを、
すっかりお忘れになっていらっしゃるとみえる。

忙しいのは忙しいのです。
この時期は救護院に運ばれる方も多いし、
それに加えて盛大な降誕祭の準備もあります。
仕事の後はさっさと自分の部屋へ行って寝に入りませんと、
とても体がもちませんよ。
……確かにたまにお酒はちょっと……申し訳ありません、神よ許したまえ――
いってしまうこともあります。
肉はもともと支給されます、騎士ですから。とはいえこれも必要最低限です。


……ええと、それとも私もこの一刻の地の某方のように

俺は童貞だ!

……とでも叫んだ方がよろしいですか?……まったくもう。

192 名前:Hospitaler, Godfrey and Lord Tiberias:2006/12/24(日) 12:04:040

>>185
Godfrey「……なんだこの服は。 新手の情熱プレイか」

Hospitaler「……その誤解を受ける字幕はやめてもらえますか」

Tiberias「その服を着た老人が24日の夜にプレゼントを配る習慣があるそうだ」

Godfrey「すなわちこれを着て、この包みにプレゼントを包んで配れということだな。

      ……新手のプレイだな」

Tiberias「新手の老人プレイだな」

Hospitaler「どっちが老人ですか!」

Tiberias「ブリジンガー」

Hospitaler「はいはいエラゴンエラゴン。 耄碌して放火だけはやめてくださいね」

Godfrey「ともあれおまえが望んだシチュエーションだ。がんばれ」

Hospitaler「誤解を受ける昼ドラマはやめてください……って、え?

       ……これを本当に着ろ、と」

Tiberias「陛下命令だ。がんばれ」

Hospitaler「いやいや、ちょっと待って下さい! ただでさえミサの準備に忙しいのに!

       そんなことしていたら大司教に何言われるか!」

Tiberias「従います――と言わなかったか?」

Hospitaler「言ってません!!」

193 名前:Hospitaler@サンタ服:2006/12/24(日) 12:05:450



……やれやれ、大変なものを頂いてしまいました。
仕方ないので、これから子供たちに配るお菓子でも調達してきましょう。

……何はともあれ、皆さまよいクリスマスを!

194 名前:名無し客:2006/12/24(日) 15:02:240

生まれ変わったら何になりたいですか?

195 名前:名無し客:2006/12/24(日) 23:51:420

クリスマス礼拝で、子供たちはホスピタラーさんの話をちゃんと聞いてくれていましたか?
ああいう礼拝って、子供でも結構真面目に聞いているもんなんですよね。
未だにそこそこ記憶に残っています。

196 名前:名無し客:2006/12/25(月) 01:37:500

坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた。
別の坊主が「坊主が上手に坊主の絵を書いた屏風」に
上手に「屏風に上手に坊主の絵を書いた坊主」の絵を書いた。

197 名前:Hospitaler:2006/12/25(月) 22:46:210

やれやれ……やっと一息つけました。

皆さまのクリスマスはいかがでしたか。
大切な方と過ごされた方も、一人で過ごされた方も、
寝る前にもう一度、この特別な日を振り返ってみてくださいね。
たとえ何もなかったように思えても、
この日に生きている皆さまは特別です。
昨晩プレゼント待ちだった人も、プレゼント配りの人も、
プレゼントどころでなかった人も……きっと今夜はゆっくり眠れますよ。


……そうそう!
私にもプレゼントが届いておりました!
一つは、私が教会から帰ってきた時には3分の2ぐらい何者かに食べられていましたが!
それからロザリオまで届いていたので大切に使わせていただきます。
この赤い服もね。

色々なサンタクロース様、本当にありがとうございました。



Godfrey「……ホスピタラーの趣味はコスプレなので、と」

Tiberias「把握したかもだ」

Hospitaler「やれっつったのはあんたたちでしょうがッ!」

198 名前:Hospitaler:2006/12/25(月) 22:49:230

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/198.jpg (14KB)


Merry Christmas!

Wishing you all the peace and love of the season.

May God be with you.


The Hospitaler

199 名前:名無し客:2006/12/28(木) 14:08:340

ゲソーリ美人て知ってますか

200 名前:名無し客:2006/12/28(木) 15:46:380

200ゲット
なんかくれ

201 名前:Hospitaler:2006/12/29(金) 23:34:320

こんばんは。すっかり遅くなってしまいました。
やっと仕事も終えて私も少しお休みに入ります。
皆さまも冬の休暇中でしょうか? 今年一年、本当にお疲れ様です。

>>194
そうですね、学校の先生とか……おっと失礼しました。

人はこの地で死ぬと神の許へ召されると私たちは考えておりますので
"生まれ変わる"と思うことはあまりありません。
ただ、もちろん私も普通の人間ですから、
"別の生き方"の可能性について夢想することはあります。

たとえば暖かい国でのんびり暮らすとか、
見たこともないような地を旅するとか――
いっそ暖かい国の馬や犬でもいいですね、ふふ。

でも、そうですね、生まれ変わりを考える前に、
今のことを考えなくてはと思い直します。
きっと"その後"のことはなるにようしかならないわけで、
色々と心配をしても仕方がない。
今与えられた生を、思う通りに生きていくことの方が重要です。
それに、私は"私"であるこの生が結構好きだったりします、
この時代のこの土地で騎士をしていなければ、
多くの素晴しい人々と出会い、共に生きることはできなかったでしょう。
こうして皆さまとお話することもできない――
それは私にとって、ちょっと考えられないことなのです。

202 名前:Hospitaler:2006/12/29(金) 23:37:280

>>195
私は"ひら"司祭です、しかも兼業ですからね、
私が表立って何かすることはありません。
エルサレムには、エルサレム大司教もおりますし――
もっとも、ボードワン陛下もティベリウス卿も好きでない人間のようですが――
彼が儀礼の類は全て取り仕切ります。

>子供でも結構真面目に聞いているもんなんですよね。
恐らく、自分の親や大人たちが、どのような価値観に生き、
どのような文化の元に生きているのか、
彼らなりに一生懸命理解して判断しようとしているのだと思います。
その真剣な姿は本当に愛らしいものです。
ですが、子供なのだから、ミサの間落ち着きがなかったり、
多少騒いでしまったりしても、私は構わないと思いますよ。

いずれにせよ、彼らが大人になった時に、
物事の見方としての基盤、或いは材料にしてくれれば良いと願います。

203 名前:Hospitaler:2006/12/29(金) 23:38:550

>>196
……ええっと、混乱してまいりました。
要するに、その"屏風"には、
坊主が合わせて3人描かれているわけですか?
しかし、坊主の絵なんていっぱい描いても妙な感じだと思うのですが……

>>199
戦場に颯爽と現れ、右手には聖剣ドリチン
左手にはヒャツホウという宝珠を持つ女神である




……とゴッドフリー閣下が仰っていましたが、本当ですか?

>>200
はいはい。ふふ、おめでとうございます。
ここまでお話できたのも、皆さまがいらしてくださるお陰です、
200殿だけではなくて、ね。
本当にありがとうございます。
つ【木製のロザリオブレスレット】
つ【オレンジケーキ】

204 名前:名無し客:2006/12/30(土) 14:41:200

バリアン自身の罪と、彼の妻の罪。
彼は、エルサレムで己の罪の所在と答えを見いだせたのでしょうか。

205 名前:Hospitaler:2006/12/30(土) 22:22:220

こんばんは。
いよいよ今年も最後になって参りましたね。

>>204
バリアンの奥さまは死産に耐えられず、自ら命を断ちました。
バリアンは、弟を自らの手で殺しました。
その彼は父親と名乗ったゴッドフリーにこう尋ねます、
"エルサレムに行けば罪は償えるのですか? 妻の罪も償えますか?"と、ね。
それに対してゴッドフリー閣下はこう答えたのです、
"We can find out together"と。

十字軍に参加し、エルサレムに行けば罪は償える、
人々はそう言います。
確かにそうです、世間的な罪は償われたことになります。
ですが、聖地へ辿り着いても失われた命が戻ることは決してないし、
犯した過ちがなかったことになるわけではありません。
聖地では、神が両手を広げて奇跡と救いを
気前よく振りまいているということでもありません。

ですから、閣下はエルサレムにありながらもフランスへ戻り、
バリアンを呼び出します。
私はその彼とバリアンと共に行動しますが、戦地で祈りに行くことを選びます。
それは私達なりの……罪への償いであり、折り合いのつけ方だったのです。

206 名前:Hospitaler:2006/12/30(土) 22:23:480

>>204(続き)
絶望の底にあったバリアンは、聖地で神の奇跡を求めますが、
本当に彼を救ったものは、そこで生き抜く様々な人々でした。
だからこそ、私は彼にこう言ったのです、

"Your duty is to the people of the city."

――とね。


……204殿、あなたの問いの答えは、途中でバリアンと別れた私達ではなく、
最後までバリアンと共にいたあなた自身が一番よく
ご存じでいらっしゃるのではないでしょうか。
彼が沢山の人々と起こした奇跡の行方と、
彼が見つけ出した"天国の王国"の価値とともに。

207 名前:名無し客:2006/12/31(日) 19:03:130

たまには下品なこと言ってよ。

208 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2006/12/31(日) 22:58:080

>>207
Hospitaler「……はあ。
       また最後に妙なことをお聞きになりますなあ……。
       ではm」

Godfrey「待ったァァッ!! いくらおまえでもそれは処刑レベルの問題だぞ!

      これ以上私の死因を増やすな!」

Hospitaler「……ほら、喋った瞬間に字幕になるのだからよろしいかなと。

       "ファミコンウォーズがでるぞ〜♪"という感じに」

Godfrey「"こいつはどえらいシミュレーション♪"」

Hospitaler「"のめりこめ!"

Godfrey「"のめりこめ!!"

209 名前:Hospitaler:2006/12/31(日) 22:59:130


さて、なんだか歌って終わりましたが――
今年一年本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたしますね。
みなさまの新しい一年が、より平和で輝けるものでありますように。
それではさようなら、ま新たな年にお会いいたしましょう。

210 名前:名無し客:2006/12/31(日) 23:08:530

「Hospitalerさん」という呼び名ですと何だか他人行儀な気がいたしますので、
もっと親しみを込めて呼んでいいですか?

――Hospyと。

あ、フランス語読みなので、読み方は「おすぴー」でお願いします。

211 名前:名無し客:2006/12/31(日) 23:09:240

新年明けての最初の仕事は何ですか?

212 名前:名無し客:2006/12/31(日) 23:11:30O

新年を祝って一曲歌ってきださいませ

213 名前:名無し客:2006/12/31(日) 23:12:580

きゃー、おすぴー!

214 名前:Hospitaler:2007/01/01(月) 20:40:470

新しい年になりましたね。
……えっと、"あけましておめでとうございます"と言うのでしたっけ?

あけましておめでとうございます。
今年もお騒がせするかもしれませんが、よろしくお願いいたしますね。
またのんびりお茶でも飲みにいらしてください。

215 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/01/01(月) 20:55:340

>>210
>もっと親しみを込めて呼んでいいですか?
Hospitaler「どうぞ。210様のお好きなように」

>あ、フランス語読みなので、読み方は「おすぴー」でお願いします。

Hospitaler「!?」

Godfrey「……わざわざこっち向いて茶を吹くな」

Hospitaler「……お客様に吹くわけにもいかないでしょう、閣下。

       いや、確かに我々はフランス語が公用語ですけれどね!?」

Godfrey「あれだな、さしずめ世話焼き婆のティベリウスがピーコといったところだな。

      似合うぞ」

Hospitaler「たちの悪い冗談仰らんでください!」

Godfrey「好きに呼べといったのはどこのどいつだ」

Hospitaler「……確かにそうですけど……」

Godfrey「ゲイ中年詩人→……→汚職刑事と生きてきて何を今更恥じる」

Hospitaler「今なんか物凄く真ん中を飛ばしまたしたよね!?」

Godfrey「ほほえみデブならぬほほえみハゲとかつかなくて良かったじゃn」



Tiberias「……床の上に寝ていて寒くないのか、ゴッドフリー」

Godfrey「……く、黒服の男が後頭部を殴って……」

216 名前:不確定名:犬娘 ◆GAiaFayS4E :2007/01/01(月) 20:56:470

道に迷った思い出はありますか?

217 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/01/01(月) 21:01:250

>>211
まずは新年のミサと、引き続いて王宮での式典が仕事でしたね。
後はそれぞれの方面へ挨拶をして、
午後からは施療院で皆さまに挨拶などをしました。

>>213
おすぴーです。
これは凄い映画です。グラディエーターのリドリー・スコット監督。
オーリーがね、苦しみから立ち上がり、エルサレムに行くの。
そして生まれる禁断の愛。
平和について考えさせられる問題作。絶対泣けます。

【2005年度アカダミー賞最優秀監督賞受賞】
【全エルサレム王国観客動員数10週連続ナンバー1】
愛と感動の超大作ヒューマンドラマ

守りたいのは、父の夢。見つけたいのは、真の平和。

KINGDOM OF HEAVEN

218 名前:Hospitaler:2007/01/01(月) 21:51:360

>>212
ごめんなさい、212殿。
意を決して歌おうと思いましたら、私の歌があまりにあれだった所為なのか、
即座に駄目サインが出てしまいました。
この地の管理の方に相談してみますので、少しお待ちください。

219 名前:Hospitaler:2007/01/01(月) 21:54:230

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/219.jpg (7KB)
Hospitaler:"Where do you go?"

old pilgrim:"To Jerusalem, brother."

Hospitaler:"By which road?"

old pilgrim:"Someone knows. God knows."

Hospitaler:"…………"

220 名前:Hospitaler:2007/01/01(月) 21:58:010

>>216 犬娘様
おや、こんばんは。ようこそいらしてくださいました。
さあ、こちらに座って。よろしければお茶をどうぞ。このオレンジもね。
元気が出ますよ。


>道に迷った思い出はありますか?
そうですねえ。
道を失ってうろうろ迷うこともありますけれど、
勘も最大限使って、大体は目的地に辿りつける場合が多いですね。
あまり困ったということはありません。

おおよその道と目的地が分かっていれば後は、神のご意志次第。
少しぐらい迷っても神が望まれるのなら必ず辿り着けます。

ですが、あなた様がもし、本当に道を失ってしまったら、
とりあえず立ち止まってお茶でも飲んでから再度道を探しましょう。
混乱したまま歩き続けることはあまり良くありません。
あなたが望まれるのなら――道は開かれるし、迎えはきますよ。


お茶はまだありますから、ゆっくりなさっていって下さいね。

221 名前:名無し客:2007/01/01(月) 23:26:550

WOWOWで元旦6:30から、という微妙な放映時間だったのは、
サラディンの策略なのでしょうか。
というか、そんな時間に観られません。

222 名前:名無し客:2007/01/03(水) 19:59:280

救護院の下に捨てられていたから「ホスピタラー」という名前、という噂を聞きました。

223 名前:Hospitaler:2007/01/03(水) 21:09:590

こんばんは。
さて、そろそろ私の休みは終わりになりますが、
皆さまもお休み疲れなどしてはいらっしゃいませんか。
私も少し頭痛がするようなので早めに休もうと思います。

>>212
>>218の通り、お待たせしてしまって申し訳ございません。
この地を治める閣下達にご相談して尽力して頂きましたので、
この際、私の歌がどうであれ、最後まで聞いて頂きますよ!
まあ、あまり奇をてらわず、いつも歌っているものにいたします。

……あんまり笑わないで下さいね。

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi: miserere nobis.

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi: miserere nobis.

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi: dona nobis pacem.


ttp://romaaeterna.jp/liber1/lu0039.html


224 名前:Hospitaler:2007/01/03(水) 21:15:030

>>221
それを言うならゴールデンタイムの"ファンタスティック・フォー"も
如何ともし難いような気がしましたが……
サラディンはそこまで姑息な手段は使わないでしょう。
やるなら、日テレでスターウォーズとかハリーポッターをやる時間に
わざとぶつけるというような、そういうやり方をしそうです。

……コホン

どうやら皆さまのところではお早い時間での放送だったようですね。
もしかしたら、わざと見逃し、レンタルか購入に走るようし向けられた
これも巧妙なF○Xクオリティなのかもしれませんが、
まあ、何にせよ、見逃された方も、ぜひ手にとってご覧頂ければ幸いです。
特にディレクターズカット版を。

225 名前:Hospitaler:2007/01/03(水) 21:19:170

>>221(続き)
第1回十字軍とエルサレム王国期の歴史は短期間であったのと、
後のリチャード獅子心王などの華やかな時代に隠れて、
皆さまの時代ではあまり知名度がない、と聞いております。
ですが、この短期間の"平和"の時代を舞台にしたバリアンの活躍は、
必ず、皆さまの時代においても意味のあるものだと、私は信じております。

偶然は通り過ぎればただの偶然ですが、
或いはそれもまた神の導きかもしれません。
それを信じて――いえ、ふふ、偶然に"騙されて"みるのも、
たまには良いことかもしれませんよ。
もし、"騙された方"がいるのでしたら――
あの地でまたお会いしましょう、"The kingdom of heaven"で。

226 名前:Hospitaler:2007/01/03(水) 21:22:480

>>222
……いえいえ、さすがにそれは違いますよ……。
ですから、以前も申し上げましたとおり、私にも名前はございます。
名乗るにあまり意味のない名前ですから名乗っておらぬだけで。
大体、その法則ですと、
もし私が、テンプル騎士団のメゾンに捨てられていたら
"テンプラー"という名前になりかねません。

……それでそういう微妙な噂の出所はどこなのでしょうかね?
ははは、別に他意はございませんよ、他意は。

227 名前:名無し客:2007/01/04(木) 14:59:570

なんで教師のこと聖職者というのでしょうね

228 名前:名無し客:2007/01/04(木) 17:16:580

性職者だと思う知人を挙げてください。

229 名前:Hospitaler:2007/01/06(土) 01:12:530

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/229.jpg (11KB)
こんばんは。
本日1月6日は公現節です。
これは12月に生まれた幼子イエスを、
東方の三博士が訪ねて礼拝した記念日のこと。
この日にちなんだお菓子を例によって失敬してきましたので、
皆さまで切り分けましょう。
切り分けたガレットの中からそら豆が出てきた幸運な人が、
"一日王様"ですからね、ふふ。

230 名前:Hospitaler:2007/01/06(土) 01:14:340

>>227
そうですね……
私達の時代において、宗教学というのは学問の中でも
高い地位を誇っています。
また、キリスト教の司祭になるためには、
まずラテン語を読み書きできなくてはなりません。
文字の読み書きができるということは、
文献を読み書きできるというわけで、
自然と聖職者は様々な知識を得ていることになります。
そして時には、人々にその知識を分かりやすい言葉にして、
説き聞かせる必要があります。
つまり、聖職者が、学問を教える教師の役割をも
担っている場合が多かったのです。

もちろん皆さまがたの時代では、必ずしも教師が聖職者である、
というわけではないでしょう。
ただ、人を愛し、人に奉仕するという意味で、
この二つの職業はとてもよく似ているのかもしれません。

231 名前:Hospitaler:2007/01/06(土) 01:16:450

>>228
たとえば、それはちょっとした皮肉であったとしても……
お答えすることはできませんよ。

それが罪と呼ばれるような行為であったとしても、
告白されたものについて、立場上絶対に口外することはできませんし、
そもそも私ごときが、そのように揶揄できるような人は、
私の知人にはおりません。
ゴッドフリー閣下やティベリウス卿はもちろんですが、
ルノー殿やギー・ド・リュジニャン卿であっても、です。

そのようなことを言って愛する友人達の信頼を失うぐらいなら、
言葉を失う方がよっぽどましというものですよ。

232 名前:名無し客:2007/01/06(土) 11:47:110

(A)にとらわれなければ幸福になる。
(B)にとらわれなければ幸福になる。
幸福と不幸を区別すると不幸になる。
A、Bに適当な言葉をいれあなたの人生観をまぜて解説してください。

233 名前:名無し客:2007/01/06(土) 17:01:490

どうしてここまでして女性の存在感の薄い物語なのでしょうか。
もう少し華がある方が、ホスピタラーさんをはじめ、あらゆる皆さんの目の保養になったのでは?

234 名前:名無し客:2007/01/07(日) 05:25:110

 人間よ、夢の裡に遠くまで来たものだな。
 私の名は忘却という。
 この腕をおまえに巻き付け、脳の盃から記憶の全てを私に飲み干させておくれ。
 それがいかなる安らぎであるか、考えてごらん。
 これまでの人生を衣のように脱ぎ捨てて自由になれるのだからね。
 もはや過ぎし日の罪や恥に心を曇らせることもなくなるのだよ。
 さあ、迷うことはない、私にその身を任せておくれ――――


235 名前:Hospitaler:2007/01/07(日) 12:44:430

こんにちは。
今日はあいにくの雨模様です。

>>232
"宗教" にとらわれなければ幸福になる。
"自己"にとらわれなければ幸福になる。
幸福と不幸を区別すると不幸になる。


"religion"というのはなかなか説明が難しい言葉です。
バリアンにも言った通り、私は"put no stock in religion"――
信心深いことが必ずしも大切だとは思っていません。
厳格な教義と戒律を守った結果殺人をしたが、それは神が望むことだ、
と言ったら、もちろん皆さまは同意などしますまい。
大切にするものは、宗教の形や名前ではありません。
神に愛される人であることです。

"自己にとらわれない"というのは、
別に自分を大切に思うことがよくない、というわけではありません。
自己が神に愛される存在であることを知るのは重要です。
その上で、必要以上に自分のことばかり気に病むのは、
意味がないわけで、無駄に疲れてしまいます。

でも、これで"幸福になる"とは言えない気もします――
少なくとも世間でいう"幸福"にはね。

236 名前:Hospitaler:2007/01/07(日) 12:45:320

>>232(続き)
誰しも生まれれば幸福に生きたいと願います。
ですが、どんなに幸福を願っても、苦難にあわぬ人はおりません。
不幸を苦難とばかりに忌避すれば忌避するほど、
それは重さを増してのしかかってくるのです。

神はいたずらに罰を与える存在ではありません。
今の不幸も幸福も、自分が、或いは後世の人々、或いは世界そのものが、
よりよくなるための神のご計画のひとつなのだと思います。
あなたの苦難が、もしかしたら子供達の笑顔や勇気を生む力になるかもしれません。
そう考えれば、不幸を"不幸"と名前をつけて決めてしまうのは、
もっとも不幸なことなのかもしれません。

"ante mortem ne laudes hominem quemquam
quoniam in filiis suis agnoscitur vir"

"どんな人に対しても死を迎えるまでは、その人のことを幸せだと言うな。
人間は、その子供たちによって、本当の姿が知られるのだ"

237 名前:Hospitaler:2007/01/07(日) 12:49:360

>>233
……そうですね。
まあどうしても騎士の話なので男ばかりになるのは仕方ないのですが、
髭の屈強な男ばかりが出てくるよりは、
美しい女性が出てきた方がいいに決まってますよね。

……ゴホン。
"みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、
既に心の中でその女を犯したのである"……。

ともかく。
そう仰いますが、シビラ王女はご存じの通りお美しい方ですし、
エルサレムのイベリン邸にも女性はおりましたし――もっとも、
主とどちらが"権力"を握っているのか分かりませんけれどね、ふふ――
歴史は往々にして女性が鍵を握っていることが多いのです。
それこそ、バリアンの奥さま、シビラ王女、サラディンの妹――
所詮男など表で考えもなく剣を振るっているだけですよ。

とはいえ、確かに、シビラ王女は女性である前に"母"でしたから、
233殿がそのように思われるのも致し方ないかもしれません。
母であるが故に頑なだった女王が救われる、という話も、
バリアンの話とともに我々の物語の大きな流れであるのです。

238 名前:Hospitaler:2007/01/07(日) 12:52:100

>>234
……そうですね、遠くまで……来たものです。
サマリア、エルサレム、フランス、イタリア、
エルサレムに戻り、そして砂漠の戦場……。

その間に、ゴッドフリーや愛する仲間たち、敬愛する王も失った。
正直に申せば私も苦しみました、
私は側にいながら、彼らの命を救うことができなかったのですから。

ですが、逆に私は最後まで彼らの側にいられたのです、
このような大切な私の記憶を、あなたに譲り渡すことなどしない。
歩んできた道を断てば、進むべき道を失います。
過去を苦しみから忘却すれば、それは死と同じなのです。


去れ、悪魔よ。私の名を知るその前に。

239 名前:名無し客:2007/01/07(日) 20:25:190

Hospitalerキモカコイイよ

240 名前:名無し客:2007/01/07(日) 22:21:08O

レバー一回転+ボタンで何が出せそうですか?

241 名前:名無し客:2007/01/07(日) 22:23:400

Hospitalerさんの……頭触っていいですか?

242 名前:名無し客:2007/01/07(日) 22:37:220

「ホスピタラー」って、ホス・ピターラと書くと
別大陸の人みたいで素敵ですよね。

243 名前:名無し客:2007/01/07(日) 22:42:150

自ら死を望み、それを実行した者は、天国に行く資格はないのでしょうか。
地獄に行くしかないのでしょうか。

244 名前:名無し客:2007/01/07(日) 22:57:340

 人間よ、遠くよりも遠く来たものだね。
 わたしは夢想だよ。
 この髪をおまえに巻き付け、脳の盃をあなたの求める宝物で満たさせておくれ。
 目覚めぬまま永久に色とりどりの舞踏会を彷徨うこと、
 それがどれほどの楽しさであるか考えてごらん。
 この灰色の世界よりも遥かに美しい新たな世界がそこにはあるのだよ――――

245 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 00:53:120

>>239
Hospitaler「キモカコイイ……ですか? 耳慣れぬお言葉ですが」

Godfrey「これだから世間に疎い坊主は。いいか?これは今流行りのダ・ヴィンチ・ウォー……

      違った、ダ・ヴィンチ・コードだ」

Hospitaler「はあ」

Godfrey「すなわち、"キモカコイイ"のうち、"カコイ"は"デコイ"に通じ、"囮"、要するにノイズだ」

Hospitaler「なるほど」

Godfrey「残りの"キモイ"だが、これは日本語の"気持ち悪い"が"キモチワルイ"、"キモイ"と

      省略された形。

      つまり"おまえは洗ってない狼の匂いがするんだよ気持ち悪い"

      という意味だったのだ!」

Hospitaler「な、なんですってー!!」

246 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 00:56:220

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/246.jpg (6KB)
>>240

247 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 00:57:420

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/247.jpg (6KB)
>>240 

248 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 00:58:200

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/248.jpg (5KB)
>>240  

249 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 00:59:310

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/249.jpg (10KB)
>>240

250 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 01:00:430

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/250.jpg (11KB)
>>240 

251 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 01:02:340

>>241
え、ええ……
別に構いませんが……。
何か私の頭が241様の心の琴線に触れるようなものだったのでしょうか。

……ああ、私は人より背が高いですからね、
まったく図体ばかりでかくなってしまって。かがみましょうか。
……さあどうぞ。あ、あまり髪の毛は引っ張らないで下さいよ。

>>242
……ええと、ですから"ホスピタラー"というのは職業名で名前では……
……まあいいですけれどね。

>別大陸の人みたいで素敵ですよね。
242殿の仰る"別の大陸"の場所は分かりませんが、
きっと素敵な場所なのでしょうね。
テン・プラオとかチュウ・トニクなんて名前があったりするかもですか?

252 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 01:06:160

>>243
自殺は罪と言われています。
何故なら、父なる神が愛するものを自ら否定するからです、
神の愛を裏切ったことになります。
そして、自殺者は首をはねられ、墓地ではなく十字路へ埋められます。

自ら命を断つことは、確かに絶対にしてはならないことです。
もし、今、どなたかが自分を傷つけようとしているのなら、
私は可能な限り駆けつけますし、彼が己に剣を刺すぐらいなら私が受けましょう。
自殺が大罪であることを喧伝して自殺が止められるのなら、
いくらでも地獄の話をしましょう。

ですが、既に去った人を我々が冷酷に裁いても致し方ありません。
彼は我々の手ではなく、神の手の中にいるのですから。
神がその手でどのように彼を扱うかは、神の御意志ですから、
私は答えを知りません。
ただ私が言えることは――
イエスは常に、苦しむ人々や罪を犯した人々の味方であり、
人の罪をゆるして命を捧げた方である、ということです。

253 名前:Hospitaler:2007/01/09(火) 01:08:160

>>244
……我々が夢に描いた世界は、
異なる民が互いに手をとって共に生きられる世界……。
しかしながらここは未だ、血と埃の舞う土地です。憎しみも妬みもある。

でも、我々はどんなに小さくとも一歩ずつ、埃の中を進んでいます。
その遙か先に目指すものがあると知っているからです。
あなたが夢より与えるものは、
美しいが、所詮地に支えられぬバベルの塔。
我々が望んだものはそんな虚ろなものではありません。

消えなさい、あなたの価値など私にはない。

254 名前:名無し客:2007/01/09(火) 20:01:310

政治には興味あるんですか?

255 名前:名無し客:2007/01/09(火) 23:53:010

女性として生まれていたら、今頃何やっていますかね?
バリアンに出逢ったら、ホの字の性質でしょうかね。

256 名前:名無し客:2007/01/10(水) 19:47:420

もしも自分に特殊な能力が1つだけ備わるとしたら、
どんな能力がいいですか?

257 名前:Hospitaler:2007/01/11(木) 01:01:020

こんばんは。
ここにきて、また救護院が繁盛して参りました。
冷える時間には手足を温め体を冷やさないように、
それからとにかく水分をこまめにとることを忘れないようにして、
お休みあけの疲れを乗り切って下さいね。
おっと、元気の源、甘いものも適度にとると良いですよ。

>>254
興味がない、というとちょっと大げさかもしれませんね。
政治の行く手が私たちの行く手を決めるのですから、
どのようなものであるかは注視しています。
図らずとも私は陛下のお側にいることが多いですし。

ただ、私自身が積極的に関わろうとは思いません。
私はただの名のない司祭です、
聖ヨハネ騎士団の騎士としての知識はありますが、
政治家としての知識は何もありません。
ですから、ボードワン陛下の御代であろうと、ギー殿の御代であろうと、
政治に物を言って口を挟むようなことは致しません。

258 名前:Hospitaler:2007/01/11(木) 01:03:260

>>255
はあ、そうですね……
女性である己がいささか想像し難いものですが、
性格や価値観が変わらなければ同じように神に仕えると思います。

ですが一方で、性別が異なるということは、
育てられ方も変わってきますから、
また異なる価値観を持つのかもしれません。
まあ、いずれにせよ、その……なんというか、
思わず女性姿の自分を想像してしまいそうになるので、
このお話は止めにいたしましょう……。

>バリアンに出逢ったら、ホの字の性質でしょうかね。
なんですって!?
……ええと、たとえ私が女性であったとしても、
年齢的にみてバリアンに入れ込むとは思えませんが……。
それに、私がいくら女になったところで、
バリアンは道を変えはしないでしょう。彼はきっと同じ人を選ぶと思いますよ。
私がナイスバディな小説家とかにならない限り、
到底勝ち目はないでしょうな、はっはっは。

259 名前:Hospitaler:2007/01/11(木) 01:04:240

>>256
神が与えてくださった私の持ち物以外、私が望むものはありません。

確かに、神の奇跡のような現象とともにいる幸福な方も、世界にはいます。
しかしそれは、その人に備わる"能力"というより、
神がその人を使って示した"神の力"なのです。

神がその力の道具として、私を使って下さることは喜ばしいことですが、
そうした"奇跡の力"そのものが欲しいとは思いません。
私はただ、今ある私の能力――医療知識、宗教、或いは剣技――
そうしたものを最大に使い、
この世界の人のために少しでも役立つことができるのなら、
それだけで十分ですよ。

260 名前:名無し客:2007/01/11(木) 11:10:560

歴史上の人物で好きなのは

261 名前:名無し客:2007/01/11(木) 16:21:440

おすぴー おすぴぃーー
 (((;;;:: ;: ;;          ;; ;:;::)) ::)
   ( ::: (;;   ∧_,∧   );:;;;)) )::: :; :))
    ((:: :;;  (´・ω・)っ ;;;; ; :))
     ((;;;  (っ ,r どどどどど・・・・・
          i_ノ┘

 ((;;;;゜;;:::(;;:  ∧__,∧ '';:;;;):;:::))゜))  ::)))
 (((; ;;:: ;:::;;⊂(´・ω・`)  ;:;;;,,))...)))))) ::::)
  ((;;;:;;;:,,,." ヽ ⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
   ("((;:;;;  (⌒) |どどどどど・・・・・
         三 `J

         .∧__,,∧
       ⊂(´・ω・`)⊃
    ☆   ノ   丿 キキーッ
      ヽ .ノ  (⌒) 彡
       と_丿=.⌒


            (⌒⌒)
       ∧_ ∧ ( ブッ )
 ハ゛ーカ ( ・ω・` ) ノノ〜′
       (⊃⌒*⌒⊂)
       /__ノωヽ__)

262 名前:名無し客:2007/01/11(木) 16:27:39O

エチオピア正教では主が黒人の姿で描かれているそうです。

263 名前:Hospitaler:2007/01/14(日) 15:35:440

>>260
そうですね、子供の頃はやはり英雄に憧れました、
アレクサンドロス大王とかね。
騎士になりたかったので"強い英雄"には憧れたものです。
もっとも今では、私も大分前に大王の年齢を超えましたし、
英雄が偉大であるのと同じぐらい愚かな人間であることも知っています。
今は、特定の人物が好きというより、
そういう人間の営みそのものが好きです。

遠い未来に、私たちやボードワン陛下、バリアンの活躍が
どのように皆さまの目に映るのか、
それを確かめられないのは少しだけ残念なことですね。

264 名前:Hospitaler:2007/01/14(日) 15:36:400

>>261
は、はい!なんですか!?

>ハ゛ーカ


………

265 名前:"Moony":2007/01/14(日) 15:40:440

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/265.jpg (10KB)


エクスペクト・パトローナムッ!!(守護霊よ来たれ)


266 名前:Hospitaler:2007/01/14(日) 15:42:080

>>261
おやおや……怯えさせてしまったかな。
まさか、お客様をぶったぎったりはしませんよ、ははは。
冗談です、魔法もね。

まったく、そんな格好ですと風邪をひきますよ。毛布でも被っていなさい。
ついでに、お茶目な261殿にはかの地からのおみやげをあげましょう。

【百味ビーンズ】
※中身
 【Earthworm】(ミミズ味)
 【Earwax】(耳クソ味)
 【Vomit】(ゲロ味)
 【Booger】(鼻クソ味)

はいはい、味わって食べて下さいね。味わって。

267 名前:Hospitaler:2007/01/14(日) 15:44:460

>>262
神はご自分の姿に"似せて"人を創ったと言います。
ということは、神は我々に似ているということになりますが、
我々が分かるのはそこまでであって、
神が本当はどのようなお姿なのか知る術はもちろんありません。

我々は想像力を駆使して、神のお姿を描いてきましたが、
どれほど素晴しい芸術家であっても、
その真の姿を描き出すことはできますまい。
ですから、各々が心の中に描く神は、肌が黒かろうと髪の毛が金であろうと、
別になんだって構わないのです、
神と認めるものの本質さえ違わなければね。
形はいずれ消えるもの、そこにこだわることには、あまり意味がありません。

268 名前:名無し客:2007/01/14(日) 15:51:400

ちゃっかりと称号貰っちゃってる!?

269 名前:名無し客:2007/01/14(日) 18:27:590

お、鬼です、ホスピタラーさん。
もし自分に守護霊なぞという存在がいるとしたら、どのようなものだと思いますか?

270 名前:名無し客:2007/01/14(日) 22:07:050

鬼畜聖職者ここに極まれり

271 名前:名無し客:2007/01/14(日) 22:31:080

神の国は遠いですか?
それとも、すぐそばにありますか?

272 名前:名無し客:2007/01/15(月) 02:42:370

ダンディで渋いオヤジいいねえ

273 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/01/17(水) 02:15:010

こんばんは。夜は冷えますね。

>>268
Hospitaler「ははは、何のことですかな」

Godfrey「目が笑ってないぞ」

Hospitaler「別に私は狼ではありませんよ」

Godfrey「人狼だからな」

Hospitaler「……満月を見て変身したりはしません」

Godfrey「どうだかな」

Hospitaler「それを言うなら閣下の方がよほど伝説があるような気がするのですが。

       ダークマンとか」

Godfrey「ああ、ダークマンとか……ってそんな訳あるか!」

Hospitaler「90分たつと元の顔に戻ってしまう」

Godfrey「……おまえ嫌な奴だな」

Hospitaler「……よく言われます」

274 名前:Hospitaler:2007/01/17(水) 02:23:010

>>269
ははは、鬼なんて滅相もない!
私なんかより手厳しい人は沢山おられますよ。

>もし自分に守護霊なぞという存在がいるとしたら、どのようなものだと思いますか?
"守護霊"という考え方にはなじみがございませんが、
それに近いものは"守護聖人"だと思います。
生まれた日、職業、かかっている病気、抱えている問題、
こういう多くの事象に対して守ってくださったり、
とりなししてくださったりする聖人というのが、キリスト教には数多くおります。

私は"Knights Hospitaler"ですから、
騎士団の由来である洗礼者聖ヨハネと、慈善家聖ヨハネが守護聖人ですよ。
慈善家ヨハネの方は、聖地でペルシア軍から逃れてきた人々を助けた聖人です。
洗礼者ヨハネは皆さまもご存じかと思いますが、
キリストの出現を言い表し、キリストに洗礼を施し、
最後は正しい道を示そうとしたために、首を斬られてしまう方ですね。

275 名前:Hospitaler:2007/01/17(水) 02:23:280

>>269(続き)
守護聖人は私達を守ってくださるだけでなく、
生き方そのものも示しております。
私は元より聖なる人でもなんでもありませんが、
せっかく縁あってこうした偉大な方々を守護に持つのですから、
少しでもお二方に近づけるようでありたいものです。

ちなみに洗礼者聖ヨハネは、6月24日と8月29日が祝日
(彼はキリストと同じように生まれた日も祝日です)、
慈善家聖ヨハネは1月23日が祝日です。もうすぐですね。
皆さまの生まれた日にも必ず守護聖人がおりますから、
興味がおありでしたら調べてみるのも良いかも知れません。

276 名前:Hospitaler:2007/01/17(水) 02:25:410

>>270
おやおや……ついには鬼畜極まるとまで言われてしまいましたな。
本当に何をも厭わず怒る時は、こんなやり方はしませんが、
――もっとも、絶対にそのような事態にならないようにはしています――
この減らず口と意地の悪さは、昔からの私の良くない癖です。
何にせよ、驚かせて傷つけてしまったというのなら、申し訳ありませんでした。

お口直しにオレンジでも剥いてきますね。

>>271
あなたのすぐ側にございますよ、271殿。

たとえば、どんなに美しい花が道ばたに咲いていたとしても、
あなたが何か別の問題で頭を悩ませながら馬に乗っていたとしたら、
花に気づかぬまま通り過ぎてしまいますでしょう。

それと同じように、"神の国"との物理的な距離に関わらず、
その存在を感じ取ることができるのは自分自身の頭と心だけです。
ですから、何もかもを疑い、頑なになっていては、
いつまでも不幸なままになってしまいます。
信心深く敬虔である必要はありません。
善い人間であろうと思い始めれば、
必ず光は照らしてくれますし、いずれは自らに宿るものなのです。

>>272
男としてそれは理想的だと思いますが、
まさか私のことではございますまい。
オヤジはともかく、私はあまり"ダンディ"でも"渋く"もありませんからな。
どちらかというと、それはティベリウス閣下あたりに当てはまりそうです。

277 名前:名無し客:2007/01/17(水) 02:50:010

バリアンが史実通りの最初っから貴族じゃなくて、鍛冶屋の親父スタートなのは、
ホスピタラーさん的にはOKですか?

278 名前:名無し客:2007/01/17(水) 02:50:160

ホスピタラーさんの時代の戦争って、略奪と虐殺と強姦がデフォルトって本当?

279 名前:名無し客:2007/01/18(木) 18:29:32O

あなたの家紋はどんな意匠ですか?

280 名前:Hospitaler:2007/01/19(金) 00:37:070

>>277
ちょっと待ってください。バリアンが"鍛冶屋の親父"なら、
私は聖職者の爺になってしまいますよ!
もちろんバリアンだって自覚のある成人ではありますが、
彼を親父などと言ってしまったら、
その父親であるゴッドフリー閣下は最早ひい爺なので?

>バリアンが史実通りの最初っから貴族じゃなくて
私は今まで何食わぬ顔でお話ししてきましたが、
277殿が仰るとおり、我々の世界と未来の皆さま方の世界は、
若干ずれた線上にあります。
すなわち、皆さまが持つ歴史と我々の世界は同じではないのです。

281 名前:Hospitaler:2007/01/19(金) 00:37:590

>>277(続き)
我々のバリアンは、ハッティン戦後、騎士のいないエルサレムへ戻り、
エルサレムを防衛してサラディンに明け渡したという点においては、
皆さまの歴史上の人物と同じですが、細かい生業などは異なります。
ボードワン4世や、ギー・ド・リュジニャン卿、ルノー・ド・シャティヨン殿、
ティベリウス閣下(史実通りですとレイモン3世ですが)、
この辺りは同名の人物とほぼ同じですが、異なる点も数多くあります。
当然のことながら名前のない私や、そしてゴッドフリー閣下、
この辺りは、皆さまの歴史にはいないはずです。

しかしながら、私達は限りなく史実に近い位置にあるとはいえ、
皆さまに歴史の事実関係を披露するためだけに
生み出されたものではありません。
我々はもっと異なる意味と異なる役割を与えられ、
皆さまの前に現れる使命を持ちます。

ですから、バリアンが貴族出身の騎士ではなく、
フランスの片田舎で妻子を失った孤独な職人であることは、
我々の世界では必要不可欠で、且つ、大きな意味があるのです。

282 名前:Hospitaler:2007/01/19(金) 00:41:000

>>278
そのような事実があることは認めます。
おおよそ80年前になりますでしょうか、
我々の父祖達が大挙してやってきた"第1回"十字軍による、
エルサレム"奪回"時の虐殺と暴行は凄まじいものであったと聞いております。

何故そのようなことが起きたのか理由は明確には分かりませんが、
十字軍の契機となった狂気に近い宗教的熱狂によるもの、
或いは、戦争に伴う犠牲の回復と欲望によるもの、
こういったところだったのでしょう。

ただ、我々の時代においてこうした蛮行は、少しばかり下火になっています。
このような行為がたとえ一時的に見かけの利益をもたらしたとしても、
結果的には失うものが多いということがようやく理解できたからです。
特に我々は現在領土を得て、エルサレム王国に住んでおりますから、
莫大な費用を払って戦争を行うより、
今あるものを安定させる方がよほど利益があるのです。

283 名前:Hospitaler:2007/01/19(金) 00:42:450

>>278(続き)
ところが、かつての十字軍が持ったような夢想と欲望を抱いて、
未だヨーロッパから人々が流入しています。
彼らが苦労してエルサレムに辿り着いても、
既に領土は政治によって治められており、
彼らが期待した血生臭い"正義"もなく、略奪による権力の掌握もありません。
勢い彼らは、王国の不平分子となり、
自らの欲望を叶えるために不必要な争いを引き起こそうとしています。
それが、サラセンの隊商への襲撃や虐殺、
エルサレム王国内での貴族同士の反目に繋がっているのです。

剣を持たぬ人々を虐殺し、暴行を働き、略奪することに、
一切の価値や利益など存在しません。
略奪した土地は荒廃し、最早それ以上の新たな利益を生みだしはしませんし、
暴行や虐殺は人々に幾世にもわたる深い傷を残します。
我々は恐らく、己自身の血でこの罪を贖うことになるでしょう。

私ができることは――その日の為に祈り、
また我々への報いが凄惨なものであることを示すだけです、
悔やむ……そうですね、悔やむべきことに。

……278殿のおられる時代は、どうかこのような悲しみと無縁でありますように。

284 名前:Hospitaler:2007/01/19(金) 00:43:460

>>279
家紋……と仰いますと、我々でいう紋章のことでしょうか。
家の紋章については、相続などによってかなり細かい規則が定められております。

ですが、279殿。
私は修道士として、家や家族、財産、その他個人的なものは全て捨てています。
私に家があるとするなら、それは神の家だけになりますから、
私個人は紋章を持ちません。

黒地の衣裳に白十字――
聖ヨハネ騎士団の紋章が、ホスピタラーである"私"の紋章ですよ。

285 名前:名無し客:2007/01/19(金) 15:09:010

何か面白いことを言ってみてくれ

286 名前:名無し客:2007/01/19(金) 22:18:440

あなたに萌えました。
私を好きにしてください。

287 名前:名無し客:2007/01/20(土) 00:47:060

>>283
もしもキリストの狗がムスリムに略奪を働いていたら、
あなたは止めますか?
キリストの子供を非難し、異端を擁護しますか?

288 名前:名無し客:2007/01/20(土) 10:37:290

将来に対し、どんなことが不安ですか?

289 名前:名無し客:2007/01/21(日) 00:33:250

       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコー
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく

   \     /
   _ `゙`・;`' _バチュ--ン
      `゙`・;`
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく


     ('A`) <何質問するんだっけ
     ノヽノヽ
       くく

290 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/01/21(日) 03:09:370

>>285
Godfrey「つまらん! おまえの話はつまらん!」

Hospitaler「はあ」

Godfrey「I'm your father」

Hospitaler「……絶対言うと思いました」

Godfrey「ちなみに、通常版にはあるが、DC版からは消えているといういわくつきの台詞だ」

Hospitaler「あなたがそれを言うとジェダイ評議会からクレームが来るからでないですか」

Godfrey「台詞といえば、陛下の"ちこうよれ(日本語)"だな」

Hospitaler「ああ……あれにはさすがの私もお茶を噴きました」

Godfrey「ちこうよれ」

Hospitaler「似てません」

Godfrey「ちなみに日本語を喋るギーと、

      日本語を喋る馳夫の声は同一人物である」

Hospitaler「そういえば、ギー殿も普通にエルフでしたね。存在感は薄目でしたけれど」

Godfrey「トリビアならいくらでも出てくるぞ。薄いといえばこいつもだが」

Hospitaler「……閣下にだけは言われたくないですね」

Godfrey「"Total Eclipse"では、ガルバトリックス皇帝@エラゴンがやる予定だったものを

      急遽この男に変わったらしい。

      皇帝との共通点は主に頭頂部の髪の毛が減退気味であるからで」



Tiberias「……生きているならそこで寝るな。邪魔だ」

Godfrey「く、黒服の男が金的を……」

291 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/01/21(日) 03:14:360

こんばんは。
馬にしたたかに蹴られる妙な夢を見まして、
あまり馬に無理をさせないようにと、反省している次第です。
それほど怨まれるようなことをした覚えはないのですが、
いずれにせよ、今日はあまり馬の後ろは通りたくないですな……。

>>286
おやおや、私如きにはいささか過分の褒め言葉であると思います。

>私を好きにしてください。
ははは、それはいけません。
私はその方の意志を、少しでもその方にとって不本意な形で
無理に曲げるようなことは望みませんよ。
世の中思い通りにいかぬからこそ、思い通りになった時の楽しみが――
おっと失礼、口が滑りました。

……とにかく、何もかもが思い通り、好きなようにできる世界に、
わざわざ生まれて生きていく意味はありません。
私は私の思い通りに――そんなものは絶対に有り得ませんけれど――
なるものだけが好きなわけではありませんし、
もちろん、286様が、私の"好きにならない"方であっても、
それだけで拒絶するほどつまらない人間ではないつもりです。

ですから、そんな寂しいことは仰らずに、あなたは、あなたご自身の
お好きなようになさってくださいね。


……それに、"そのようなこと"は、286様の未来の伴侶殿のために
とっておいておいた方がよろしいかと思います。私などではなくね、ふふふ。

292 名前:Hospitaler:2007/01/21(日) 03:16:450

>>287
こんばんは、287殿。

ご質問の答えですが、もちろん止めます、私の使命がそれを許す限りは。

私は宗教の違いなど床に落ちた埃程度にどうでもいいものだと思っています。
以前にも申し上げたと思いますが、
宗教というのは単に神の御許へ辿り着く道筋のこと、
"このようにすれば善き人になれる"という規範であって、
そのうちの一つに、キリスト教やイスラム教という名前がついているだけです。
どれが正しくどれが誤っているということはありません。

293 名前:Hospitaler:2007/01/21(日) 03:17:560

>>287(続き)
キリストのように生き、神の御許に近づこうとするなら、
略奪や暴行が肯定されるべきものでないことは明白です。
大切なことが逆転してはいけません、
キリストのように生きようとするから、キリスト教徒と呼ばれるのであって、
キリスト教徒だからどうしなければならない、というわけではないのです。

狗、とは手厳しいですな、ははは。
少なくとも神やイエスはそのようなものを必要としませんよ。
あえて言うなら、特に私達は、"教皇の犬"であるのかもしれません。
ですが、こういう言い方は愚かなことです、我々の手綱は我々自身が握っているもの。
どのような人が何を言おうと、自分を動かすのは、自分の心と頭なのです。

私は、まっとうな善人などではもちろんありませんけれど、
なるべくなら神の望まれる人間でありたいと思います、
その方が自分にとっても幸福ですからね。
――これで287殿への答えになりましたでしょうか。

294 名前:Hospitaler:2007/01/21(日) 03:20:280

>>288
そうですね。
不安に思うのはこの王国の行方です。
ボードワン陛下の病状は日増しに重くなっており、
私の目から見ましても、厳しい容態です。
ですが、この国の今保っている危うい均衡は、
全てこの病身の王の細い肩に支えられています。
王の亡き後――どうかそんな不幸なことは1秒でも遠い先であればよいのですが、
この危うい均衡をティベリウス卿だけで支えることができるかどうか。

戦うことを使命に持つ人間が、剣で死ぬのは仕方がない、
ですが、戦争は騎士だけの問題ではありません。
騎士が死ねば、本来守られる人々すら剣の前に晒されることになります。
ギー殿か、幼き王子か、エルサレムの王女か、或いはサラディンか――
誰がこの国の冠を被るのか、それは別段難しい問題ではないのですが、
そのための争いと犠牲を思うと、暗い気分にさせられます。

ただ、新しい時代には必ず希望もあります。
私のこのような不安など、ただの老人の愚痴にしかならないぐらい、
バリアンはきっと、この天国の王国とその人々を守るために力を尽くすことでしょう。
ですから今は、いたずらにもたらされるものを恐れるのではなく、
彼に一番良い形で全てを引き渡すため、
私は己の使命を全うすることを考えるようにしています。

295 名前:Hospitaler:2007/01/21(日) 03:22:560

>>289
あはは、せっかく勢いよくひらめいたのに忘れてしまわれましたか?
いえいえ、構いませんよ。
質問などなくても、お話することはできます。
それに、心で思ったことを言葉にして出すのは元々とても難しいものです。
言葉を忘れてしまったら、言葉になるまで、
お茶でも飲みながらじっくり待つという手もありますよ。

そうですね、私がいつも話してばかりでした。
たまには私から皆さまにご質問してみてもよろしいでしょうか。
>>260殿からご質問頂きましたが、逆に、皆さまから見て、
好きな歴史上の人物はどなたですか?
思いついたら、で構いませんので、私にも教えてくださいね。

296 名前:名無し客:2007/01/21(日) 05:29:520

歴史上の人物ですか。
私はコンスタンティノス11世が好きですね。

ホスピタラーさんの時代には、東ローマ帝国も健在なのでしょうか?
やはりギリシャ人みたいな田舎者はうざったいですか。

297 名前:名無し客:2007/01/21(日) 23:11:320

歴史上の人物は詳しくないのですが……ローマからは遥か東の国の、
尾張七代藩主、徳川宗春でしょうかね。
歴史上では国の王たる地位につく事の出来なかった悲劇の人というか、
小説や戯曲においてはライバルに対して謀叛を企てる悪役として描かれる事が
多いのですが、別の視点から眺めてみると実に奔放で自由と平等を愛し、派手で
粋で伊達な、実に素敵な殿方なのです。

ホスピタラーさんは理想の同性像ってありますか?
変な意味ではなく。

298 名前:名無し客:2007/01/22(月) 00:58:130

(((;;;:: ;: ;;          ;; ;:;::)) ::)
   ( ::: (;;   ∧_,∧   );:;;;)) )::: :; :))
    ((:: :;;  (´・ω・)っ旦;;;; ; :))
     ((;;;  (っ ,r どどどどど・・・・・
          i_ノ┘

 ((;;;;゜;;:::(;;:  ∧__,∧ '';:;;;):;:::))゜))  ::)))
 (((; ;;:: ;:::;;⊂(´・ω・`)  ;:;;;,,))...)))))) ::::)
  ((;;;:;;;:,,,." ヽ旦⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
   ("((;:;;;  (⌒) |どどどどど・・・・・
         三 `J

         .∧__,,∧   ;。・
       ⊂(´・ω・`)⊃旦
    ☆   ノ   丿 キキーッ
      ヽ .ノ  (⌒) 彡
       と_丿=.⌒

         .∧__,,∧ゼェゼェ
        (´・ω・;)
         ( o旦o )))   お茶どうぞ
         `u―u´

299 名前:名無し客:2007/01/23(火) 23:46:580

(  ゚Д゚)⊃⌒(Ca)<カルシウムとれやフォルァ!!

300 名前:名無し客:2007/01/24(水) 00:45:280

「異教徒は皆死ね、氏ねじゃなくて死ね」な狂信者をどう思います?

301 名前:Hospitaler:2007/01/24(水) 09:54:170

おはようございます。
寒い日ですとなかなかベッドから出られませんね。
うっかり日課を寝坊でさぼってしまうところでした。

>>296
調べさせて頂いたのですが、東ローマ帝国最後の皇帝とのこと。
……>>151にいらしたのは、彼ご自身だったのでしょうか。
そうと知っていれば、もう少しうまくお話ししていたものを。

>ホスピタラーさんの時代には、東ローマ帝国も健在なのでしょうか?
ええ、もちろんです。
十字軍の目的の一つとして、
イスラム教国家に隣接する東方正教会を救援する
という意味もありました。

しかし、十字軍そのものが予想以上に巨大化し、その思惑も交錯したため、
目的が一本に纏まることはありませんでした。
結局、東ローマ帝国から見れば、
西から大挙してやってきた雑多な軍勢も、
東のイスラム教勢となんら変わらぬ圧力だったのだと思います。
東ローマ帝国との関係は、十字軍以前より悪化したと言ってよいのかもしれません。

302 名前:Hospitaler:2007/01/24(水) 09:55:000

>>296(続き)
エルサレム王国もまた、周りをイスラム教国家に囲まれていますから――
といいますか、要するにエルサレムだけをそこから
無理に抜き取ったわけですが――、
東ローマ帝国と良好な関係を築くことに越したことはない、
と私は思います。しかし、なかなかそううまくはいかぬようです。

いずれ、かの皇帝とお会いすることがありましたら、
この間の非礼をお詫びする共に、我々十字軍そのものの蛮行も、
十分謝る必要がありそうですな。

>やはりギリシャ人みたいな田舎者はうざったいですか。
ははは、そんなことはありません。
ギリシャの方が"田舎者"なら、私の方がよっぽど田舎者ですよ。
そもそも"ギリシャ的な文化"というのは、古代において洗練された、
全ての文化の規範とも言える高度なものでしたよね。
今もなお、多くの学問の基盤となっていることを考えると、
その継承者たる人々を田舎者などとは思いません。

303 名前:Hospitaler:2007/01/24(水) 09:56:450

>>297
なるほど、私は東の国のことに知識はありませんが、
詳しくお話頂いてありがとうございます。

>別の視点から眺めてみると実に奔放で自由と平等を愛し、派手で
>粋で伊達な、実に素敵な殿方なのです。
297様は本当にその方がお好きなのですね。
人間である以上、人は様々な要素を持ちます。
特に国の王だったりなんらかの高い地位を持つ方は、
よりその傾向が顕著なのかもしれません。
すなわち、公的な部分と私的な部分と、
往々にして明確に区別して振る舞う方が多いと思いますので。

元より多面的な人間を、
後世の人間が歴史と比較して批評するのは難しい。
しかし、297様が、宗春殿を人間として敬愛している様子を見ますと、
なんだかとても微笑ましくて、私まで嬉しくなります。
きっと、宗春殿も――同時代や、或いは後世の人間にどう言われようと――
たった1人でも297様のように認めてくれる人がいるのなら、
それだけで喜ばれるのではないかと思います。

304 名前:Hospitaler:2007/01/24(水) 09:58:590

>>297(続き)
>ホスピタラーさんは理想の同性像ってありますか?
理想、といいますと難しいですね。
私ぐらいの年になりますと、ある程度自分がどのようなものであるのか、
分かってくるものですから。
理想像を持って走るというよりは、
今ある自分をどこまで認めることができるものにするか、
そんなことに終始しているような気がします。
勿論、敬愛する人々はおりますけれどね。
……ええと、やはりゴッドフリー閣下と、ティベリウス卿でしょうか。

このお二方はそれぞれ並べると、
動と静という全く逆の立ち位置になるのですが、
お二方とも常に現実を見据え、
その上で王国と王と民にとって何が一番適しているのか、
しっかり考えることのできる方々です。
それだけでなく、その考えを裏打ちできる力もある。
色々な意味で"強い"方には憧れるものですよ、
私は決して強くはありませんからね。
このような方々が私と同じ側にいるということは、
心強く、そして誇らしいことです。

>変な意味ではなく。
若い人達の情熱と感情は、未成熟ゆえに混沌としておりますから、
敬愛と親しみと愛情が混ざることは別段不思議ではありません。
ただ、何度も繰り返して申し訳ありませんが、
私はもういい加減年寄りですからな。
まあ、間違っても同じような年寄りに"変な意味"を感じることは、
ないと思いますよ、恐らくは。

305 名前:Hospitaler:2007/01/24(水) 10:00:370

>>298
おっと……!
大丈夫ですか、298殿。……おやおや、これはありがとうございます。
わざわざお茶を持ってきて頂いたのですね。
そんなに全速力でいらっしゃらなくとも……
お呼びしてくだされば、お茶と食べ物があるところならどこでもお伺いしますのに。
でも、せっかく持ってきて頂いたのですから、有り難く頂戴します。

……おや、少し中身がこぼれてしまっているようですよ。
ふふ、では298殿の分も含めて、再度お茶を持って参ります、
そこに座って待っていてくださいね。

>>299
ええと、今度は……カルシウム?
まあ、私は食べられるものならなんだって頂きますけれど。

……ふーむ、これを食べると何かいいことがあるのですか?
味は良く分かりませんね。

306 名前:Hospitaler:2007/01/24(水) 10:03:110

>>300
……困ったものです。
過去どの宗教にも"人殺しをしろ"などと書かれたものはありません。
宗教を絶対と信じるなら、何故敵を倒すというところばかりに固執して、
"人を殺すな"という戒律に気がつかないのか、常々不思議に思いますよ。
悪いことに、そういう勢力は権力と結びつきやすく、
権力と結ばれればただの狂気でなくて、一つの政策となりかねないので、
本当に困惑するところなのです。

残念ながら皆さまもご存じの通り、
十字軍そのものにそういった傾向があります。
我々は水際で食い止めてはおりますけれど、
宗教を盾にした勢力をどこまで抑えられるか分かりません。

私の言葉が通じるのならいくらでもお話しします、
私の身で理解されるのならいくらでも投げ出します。
それで少しでも、人が狂気から解放されるのならば。
我々は、我々が流した血の後に得た僅かな平和を、
そのような狂気で壊したくないのです。

307 名前:名無し客:2007/01/24(水) 19:11:580

一曲いかがですか?

308 名前:名無し客:2007/01/24(水) 22:39:440

大体3ヶ月で300ですか。この板では良いペースだと思います。
>>1000に到達したら、あなたは至高天に召されるのでしょうか?
聖人入り?

309 名前:名無し客:2007/01/25(木) 01:10:460

「Hospitaler」が日本語字幕(吹き替え)で「ホスピタラー」ではなく、きちんとした
日本語訳が付けられていたとしたら、どのような訳語が良いでしょうか?
教えて、おすぴー!

310 名前:本年度最低助演男優賞最有力候補:2007/01/25(木) 01:16:410

皆さまとうとうこの季節がやって参りました。

ゴールデン・ラズベリー賞
http://www.razzies.com/

はっはっはっ! とうとうやってしまいましたね!
いっそ7部門制覇しますか!

……というか私だけ[氷の微笑2]と[オーメン]の2作品なんですが。
ああ、もうこれはなんだか決まったような感じもしないでもありませんが、
まだ私には[レディ・イン・ザ・ウォーター]のシャラマン監督がおりますので、
監督に負けないよう頑張ろうと思います……。

しかし、その、私のようなものでもノミネートしていただけるのは光栄というか、
ノミネートされるぐらいの知名度にはなったと前向きに考えればいいのでしょうか。
しょんぼりしていいのか喜んでいいのか微妙なところです。

311 名前:Hospitaler:2007/01/25(木) 01:53:030

>>307
それは307殿が、歌ってくださるということなのでしょうか。
でしたらぜひ、お願いできますか?
せっかくですから、明るくて楽しい歌がいいですね。

>>308
>この板では良いペースだと思います。
ありがとうございます。
これは本当にここへ訪れてお話をしてくださる皆さまのお陰です。

> >>1000に到達したら
また随分早いお話ですな。
1000までお世話になるか、7月4日に別れさせて頂くか、
或いは、もっと早くお暇させて頂くのか――
私の中でもまだしっかり決めているわけではありません。
いずれにせよ、この地を治める方々のお許しがあれば、
もうしばらくはお世話になると思います。
皆さまもどうか、気軽にいらしてくださいね。

>あなたは至高天に召されるのでしょうか?聖人入り?
ははは、 いえいえ、そんな大層なことはありません。
私が聖人などとは、とてもとても!
皆さまの父祖の方々がいらっしゃる場所へ行く、
というただそれだけのことですよ。

312 名前:Hospitaler:2007/01/25(木) 01:54:340

>>309
答えてちょーだいおすぴーです。

難しいですね。
……といいますのは、"ホスピタラー"というのは固有名詞なものですから。

皆さまの国では"すし"という美味しい食べ物があるそうですが、
これを我々の言葉で言い表そうとすると、
"酢のご飯の上に生魚"としかいいようがないのと同じことです。
訳語としては"聖ヨハネ騎士団の騎士"になります。

"それじゃ長すぎて駄目でしょ!"とLady Natsukoが
恐らくお怒りになると思うのですが、
Lady Natsukoの場合なんと訳されますかね……
以前つけていただいたように"病院屋"でもいいかもしれません。


ちなみに、私がホスピタラーであることは勿論間違いないのですが、
あの話の中で私自身がそう呼ばれることはなかったと思います。
一度だけ呼ばれた際は"brother"だったと記憶していますよ。

313 名前:名無し客:2007/01/25(木) 16:24:030

人間は生まれつき善なんでしょうか?それとも悪なんでしょうか?

314 名前:名無し客:2007/01/25(木) 20:49:180

子供の頃の嫌な思い出をして下さい。

315 名前:名無し客:2007/01/26(金) 01:36:340

以前「Hospitaler」の名がノミネートされなかっただけでもマシなのでは・・・。
7部門制覇は観てみたい気がしますが。
同僚や身の回りの人間で「こいつなんか、ラジー賞がお似合いだ!」という方はいますか?

316 名前:名無し客:2007/01/26(金) 01:40:530

>>312
ホスピタル騎士団がホスピタラーなら、
じゃあ、テンプル騎士団は……テンプラー!?

天麩羅ー!
天麩羅ー!

317 名前:名無し客:2007/01/26(金) 15:07:360

私の強烈な腋臭を喰らいたまえ!

318 名前:Hospitaler:2007/01/27(土) 10:05:380

引き続き映画賞のお話ですが、
こちらのページ

http://event.entertainment.msn.co.jp/eigacom/buzz/070124/03.htm

の方が元サイトより分かりやすくて良いと思います。

……なんというか色々と言いたいことがあるような気もしますが、
あとは大人しく24日を待つことにします……


本家アカデミー賞もそうそうたる顔ぶれでこちらは大変楽しみです。
"ディパーテッド"が脚色賞にノミネートされていますが、
これを手がけたのは我々"キングダム・オブ・ヘブン"の脚本、
ウィリアム・モナハン氏で、こちらも嬉しい限りです。

319 名前:Hospitaler:2007/01/27(土) 10:06:450

>>313
そうですね、誰もが一度は疑問に思うことでしょう。
同じ人間として生まれたのに、
まるで聖人のごとく生きる方もいれば、
まるで悪を為すために生まれてきたのかと思うような方もいる。

でも我々のアダムとエバがそうであったように、
人間は白く知識のないまま生まれます。
その中で何を選びとって、どのような人間として生きるのか、
それは全て人間自身に委ねられており、
神が直接関わるわけではありません。
神が望むなら、
そもそもアダムとエバを罪を犯すことのないものとして創り上げることもできたし、
私を"まっとうな聖職者"にすることもできたでしょう。
しかし、神は自分の思い通りになるものではなく、
自ら運命を選び取って立ち向かう"人間"を創造された、というわけです。

ですから、生まれつき天使のような人間も、
悪魔のような人間もおりません。
その生きる環境や状況は勿論、選べるものではないのですが、
そこで善を為すか悪を為すかは、自分自身が選択できるし、
選択した結果は自身で負わなければならなりません、
我々は"善悪を知る"人間なのですから。

320 名前:Hospitaler:2007/01/27(土) 10:08:100

>>314
嫌な思い出はありますが、多分普段はほとんど忘れています。
今や嫌なものも含めて私の記憶ですからね。

ひとつあげるなら、
子供の頃、馬に頭をもりもり食べられたことでしょうか、ははは。

>>315
もし"キングダム・オブ・ヘブン"が、
第三回十字軍リチャード獅子心王の話だったりしたら、
"アレキサンダー"の二の舞は防げなかったかもしれませんが……。
……まあ仰る通りです。
私の"ラジー"は否めませんけれど、
出させて頂いたお話がちょっぴり"ラジー"だった所為もあると思います、
悪い作品だとは思いませんけれどね。

"キングダム・オブ・ヘブン"はさすがに題材が題材で"ラジー"でないですし、
ディレクターズ・カット版が公開されていたらアカデミー賞はとっただろう、
とまで仰ってくださった方もいました。

何にせよ、私は良い話に恵まれていると思いますよ、
"ラジー"であることも含めてね。

321 名前:Hospitaler:2007/01/27(土) 10:11:010

>>315(続き)
>同僚や身の回りの人間で「こいつなんか、ラジー賞がお似合いだ!」という方はいますか?
ラジー賞は"本人達は一生懸命やっているようだが、裏目に出ている"ものに対して、
皮肉と愛情を込めて贈られるもののように思います。

ラジー賞の私が、周りの人を"君がラジー賞だ!"などと言えないと思いますが、
これに近い人は――そうですね、パトリアーク・オブ・エルサレムでしょうか。
なんていったって、彼が喋ったり動いたりする度に突っ込みが入りますからね……。
ボードワン陛下、バリアン、シビラ王女に突っ込まれ、
あげくギー殿にまで剣を向けられています……。

それだけ、彼の言動はちょっと的を外れているのですけれど。
とはいえ――1人では逃げられなかったという理由もあるにせよ――
エルサレムから逃亡することはなく、最後までバリアンと共にいて生き残ったことは、
彼も実のところはやはり"強い"人だったのかもしれません。

322 名前:Hospitaler:2007/01/27(土) 10:12:010

>>316
>>120でそんなお話もしましたっけ。
そうそう、テンプル騎士団の騎士は"テンプラー"ですよ。

>天麩羅ー!
ああ!なんだか東の国の"すし"と並ぶ高級料理との噂を聞きました!
ぜひこの私もご相伴に預かりたいものですね!
……"Templar"は残念ながら食えぬ方も多いですし。

>>317
…………いや、まあ、確かに、
我々は常に水を浴びることができるわけでありませんし、
私は屈強な騎士の男達と行動を共にしますし、
或いはまた別の"戦場"とも言うべき、施療院での仕事もありますし……
あの、ご婦人方もいらっしゃるであろうに、あまり言いたくはありませんが、
自他共に汗臭いのは嫌と言うほど慣れていますよ……。

とはいえ、そんなものを好きこのんで喰らうほど私も落ちぶれてはおりません!
申し訳ありませんが、襲ってくるなら叩くか殴るか蹴るかしますのでご覚悟を!

323 名前:名無し客:2007/01/27(土) 21:02:21O

聖職者にソドミィが多いというのは本当ですか?

324 名前:名無し客:2007/01/27(土) 21:18:49O

大変です!近くの山から悪魔の骨が掘り出されました!
目撃者の話では、骨は象よりも大きくて、どんな動物にも似ていないそうです!
(実は恐竜の化石です)

325 名前:名無し客:2007/01/28(日) 20:27:380

時々自分がやってることが虚しく思えんか

326 名前:Hospitaler:2007/01/28(日) 21:55:070

こんばんは。
1月ももう終ってしまいますね。
つい先頃、新年のご挨拶をしたばかりのような気がしますのに、
まったく年をとると年月が駆け足で去って、
時折置いて行かれそうな気分になりますよ。

>>323
……ははあ。
"ソドミー"というのは、"unusual"な性的行為のことを指すようですが、
語源となっているのは>>61でもお話しした"ソドムとゴモラ"からです。
ロトの元に二人の御使いが泊られた際、ソドムの男達が
"今夜、おまえのところへ来た連中はどこにいる。
ここへ連れてこい。我々は彼を知るだろう"
と押しかけてきます。

この"知る"というのが微妙なのです。
"we may know them"とか"we may have relations with them"などと訳されますが、
原典のヘブライ語は"yada"となっています。
この"yada"には文字通りの"知る"だけでなく、
"肉体的に知る"という意味もあるわけです。

すなわちこれを"男性同士の性的行為を望み、
そのためにソドムは滅ぼされた"、と解釈することもできます。
323殿の仰る"ソドミー"は、恐らくそのことですよね。

同性同士の愛は、聖書の中でのこういった表記を理由に、
罪であるとされています。
聖書は、元々イスラエルの民の繁栄と存続を願って生まれたものですから、
生殖行為でない性的行為は最たる"無駄"だと考えているのかもしれません。
……まあ、さらに申し上げれば、
こんなことを真面目に脅迫して規制しなければならないほど、
"ソドミー"が横行していたとも言っていいでしょう。

327 名前:Hospitaler:2007/01/28(日) 21:56:260

>>323(続き)
話が大分横道にずれてしまいました。

ご質問の答えですが、
"ないとは言いません"、と申し上げておきます。
私もずっと男の中で暮らしているわけですから、
聖職者に限らず、そういった状況は見かける、ということです。

ただ、それですぐ糾弾しようとか、地獄におちろとか、
そんなことは思いません。
愛とは何かを得るためのものではなく、失うことです。
人を愛すれば己の時間を失うし、子供を愛すれば命を削ります。
それすら厭わぬ人の上に成り立つものを、
私は"不自然である"と簡単に否定することはできません。

とはいえ、聖職者の場合は神の他に愛を誓うことは禁じられていますから、
あまり良いことだとは思いませんけれど。
ただ、これも伝統に依る部分が大きいですから、
もしかしたらいずれ未来に変わっていくのかもしれませんね。

328 名前:Hospitaler:2007/01/28(日) 21:59:040

>>324
それはそれは!
ぜひ私も見てみたいのですが、場所はどちらでございますか?
私も象はあまり見たことがありませんけれど、
あれより大きいとはどれほどのものなのでしょうか。
……悪魔の骨なのに不謹慎、ですって?
悪魔の骨なら尚更この目で見て確かめないといられないではないですか!

……それに、もしかしたら悪魔の骨ではなくて、
まったく新しい未知なる生物の骨かもしれませんよ。
なんとも胸躍る話ではないですか。きっとボードワン陛下も喜ばれます。

329 名前:Hospitaler:2007/01/28(日) 22:00:120

>>325
いいえ。

確かに言われますよ、
聖職者のくせに人を斬るのか、人を斬ったその手で祈るか、
おまえのしていることは意味がなく、虚しいことだ、と。
――ああ、或いは人に言われたのでなく、
私自身がどこかでそう思っていたのかもしれません。

でも今は、全てが無意味だとは思いません。
私はこの地に生まれ、この時代に修道騎士として生きております。
私のすることなど、歴史の一針も動かしはしないかもしれない、
寧ろ、後々見たら誤った方向へ進めているのかもしれない。
でも、私はまだこうして生きていて、
私の差し出した手を握ってくれる人達もいるし、
私が守りたい手も沢山あるのです。

こんな奇跡のようなことが他にあるでしょうか。
正しいとか誤っているとか、良いとか悪いとか、
そういう簡単に結論のでるものを超えて、
私はこうして生きている自分を、何より幸せだと思います。

330 名前:名無し客:2007/01/28(日) 22:10:230

「慈悲が正義を和らげるとき、最も神の力に近いものとなる」

これはヴェニスの商人における名判事ポーシアの台詞ですが、
ホスピタラーさんを見ていると非常によく理解できます。
頑なな正義の執行だけが、神の意志ではないのですね。

331 名前:名無し客:2007/01/29(月) 01:54:060

何かふっと笑いたい気分なので
くだらないジョークを一発注文していいですか、出来が悪いほどいいです

332 名前:名無し客:2007/01/30(火) 00:59:080

「限りある命と知りながら限りない夢を見る人間は優しい獣」という
歌詞があるのですが、どうして夢を見ると優しい獣なんでしょうか。

333 名前:Hospitaler, Godfrey and Lord Tiberias:2007/01/30(火) 01:08:140

>>330
Godfrey「ようアントーニオ」

Tiberias「……おまえの言うことは簡単に予想がつくな」

Godfrey「バッサーニオやらグラシアーノが裁判で、

     "妻を死なせてもアントーニオだけは死なせられない"

      とやらかしていた際のポーシャの鬼の形相は忘れられんな」

Tiberias「それだけ若い連中の世話を見てやっていたんだ」

Godfrey「"世話"ねえ」

Tiberias「……何か言いたげだな、ダークマン」

Godfrey「……それはもう色々とな、アントーニオ」

Hospitaler「まあまあ、お二方とも。私を差し置いて勝手に話を進めないでくださいよ。

       というか、ご質問と全く違う話をしていることに早く気づいてくださいね」

334 名前:Hospitaler:2007/01/30(火) 01:38:120

>>330
"ヴェニスの商人"を書いたシェイクスピアは皆さまの時代で、
とても有名な"古典"であるとか。
なにやらシェイクスピアの劇も近々おやりになられるようですね。
拝見させて頂くのが楽しみです。

>「慈悲が正義を和らげるとき、最も神の力に近いものとなる」
……ああ、言われてみればそういうものなのかもしれません。
このようなことをさらっと仰ることのできるポーシア殿は、
素晴しく学のある方のようですな。

>頑なな正義の執行だけが、神の意志ではないのですね。
神はご自分のひとり息子を十字架に架けてまで、
我々を愛してくださる方です。
神の意志と力は、愛であって、罰ではありません。

335 名前:Hospitaler:2007/01/30(火) 01:38:490

>>330(続き)
もちろん、善い人間として生きようとするのは大切なことです、
神は他に悪意を与える人間を当然喜びはしませんから。
ただ、正義とは真実を愛する心より生まれるものであって、
人を裁いて罰を与える名義ではない、と私は思います。

>ホスピタラーさんを見ていると非常によく理解できます。
……私ですか?
おやおや、なんとも勿体ないお言葉です。
でも私などより、正義に生きる素晴しい方々はたくさんおられます。
きっと、330殿のすぐお近くにもいらっしゃるでしょう。
そう仰って下さるのは、非常に喜ばしいですけれどね。

336 名前:Hospitaler:2007/01/30(火) 01:41:060

>>331
Godfrey「I'm yo」

Hospitaler「……"ホトケの顔も三度まで"という言葉を知っていますか、閣下」

Godfrey「……要するに同じネタは三度までやれということだろう?」

Hospitaler「違います。

       ……ところで"下らないジョーク"ですって。難しいご要望ですなあ」

Godfrey「おまえは大本がジョークみたいなものだからな、今更」

Hospitaler「……なんですって?」

Godfrey「『隣の川に塀ができたんだってさ。へー』」

Hospitaler「また古典的な……川?」

Godfrey「『上流で立ち小便し放題』」

Hospitaler「……このおっ死ね○×&#¥!!」

Godfrey「冗談だ!冗談! イッツァジョーク! というかいきなりキャラを変えるな!」

Hospitaler「……まあそんなこともありましたっけな」

Godfrey「というかおまえ、奴が小便した3メートルぐらい下で普通に歯を磨いていたな。

      ……うわあ、えんがちょ!」

Hospitaler「何年前の話に反応してるんですか!

       あれですよ、その量と川幅と流速から計算して、あのタイミングだったら安全と」

Godfrey「……そうなのか?」

Hospitaler「フィルズは気にしすぎです」

Godfrey「……おまえアバ茶が出てきても普通に飲み干すタイプだろ」

Hospitaler「……はあ?」

337 名前:Hospitaler:2007/01/30(火) 01:43:580

>>332
神に造られたものという意味では、
あらゆる動物と人間に差違はありません。
神は鳥一羽であってもその行方を見守っているものです。
しかし、一方で人間は、神の姿に似せて造られ、善悪の知識を得ました。

もちろん、神のような完全さからほど遠いとはいえ、
神に似ている我々は、神がそうであるように、
自分には直接関係のないものにも、愛情をいだくことができます。
善を知るからこそ希望を持ち、希望があるから夢を持ち、
夢を持つから世界を愛し、そのために優しくなることもできる。

我々人間と、普通の獣の大きい且つ唯一の相違は、
こうして能動的に世界を愛せるか否かではないかと思います。
故に、もし、我々が滅びるものに絶望し、世界を闇へ貶めてしまうのなら、
我々は終末に現れるあの悲しい獣と同じものになってしまうでしょう。

その美しい歌詞のように、我々は優しい獣であればいいですね。

338 名前:名無し客:2007/01/30(火) 11:00:400

世の中には運の悪い人と良い人がいると思いますか?
いるとすれば自分はどちらだと思う?その理由も教えてください。

339 名前:名無し客:2007/01/30(火) 23:05:250

遅漏短小ちんぽと早漏極太ちんぽではどっちがいい?

340 名前:Hospitaler:2007/01/31(水) 02:14:540

こんばんは。
今日は珍しくずっと座り仕事をしていたら、
すっかり腰と肩にきてしまいました。
どうも動いて仕事をしている方が性に合うようですな。

……いや、やっぱり年の所為でしょうか。

>>338
我々人間の目から見ると、
運の良し悪しというのは気になるものです。
ですが、主の目から見ればそれは大きな流れの中の一部分であって、
最終的に行き着く場所は天国の王国であると、私は信じています。

もちろん、"運が悪い"としか言いようのない不幸な出来事もあるでしょう。

たとえば、我々の王、ボードワン陛下、
彼は本当に"運の悪い"病を背負い、それはあまりにも重いものですが、
陛下は神を疑って蔑むようなことだけは、絶対にされません。
あの方を冒す醜悪な病は、あの方の高潔な魂まで冒すことはできず、
それ故あの方が不幸で弱い人であるとは私には思えないのです。
もっとも、だからこそ病さえなければ、
と思わずにはいられませんけれどね。

341 名前:Hospitaler:2007/01/31(水) 02:16:300

>>338(続き)
ですから我々自身が、運が悪いとか良いとか、
簡単に判断できるものではないと思います。
何が幸いで何が不幸か、
必ずしも、即座に分かるようなものではないのですから。

ただ、もし、そうやってどうしても区別しなければならないと言うなら、
私自身は、運が良い方だと思います。
こうしてこの地に生まれ、ここまで生きてきたわけですし、
大切な友人や、主君に恵まれ、
そして、訪ねて下さる皆さま方とお話までできます。
きっと私も――そう遠くない日に剣にて死ぬとは思うのですが、
それを含めて考えても、私は幸せな人間だと思います。

342 名前:Hospitaler:2007/01/31(水) 02:21:430

>>339
……いやはや、何故そういうことを40そこそこの親爺且つ、
童貞の坊主に聞くのか、さしもの私にも理解し難いですな。

……まあ気持は分からんでもないですが、とにかく、
339殿が仰るのは"男としてどちらが価値があるのか"という意味だとしましょう。
結論から申し上げますと、太かろうが短かろうがどうでもよいと思いますよ。

339殿のように若い方ならともかくとして、
年をとってからもてても仕方ありません、
もっとも年をとれば自然にもてなくなりますが――
普通の一般的な男なら、ひとりの伴侶を得て守るのが精一杯です。
ならば考えるべきことは、将来どれだけ多くの女性に魅力を誇示できるか、ではなく、
将来守るべき伴侶とどう関係を作っていくか、ではないですか?

関係とは当然ひとりで育てられるものではありません。
すなわち、あなたの体の問題だけではないということです。
そもそも完全な人間などどこにもいませんよ。
ないものを一生懸命比較して一喜一憂するより、
相手とどう合わせていくかを考える方が建設的です。
そして、価値とはその中のいくつかに、見出されていくものなのです。

……まったく、339殿もそんなことばかり考えていると、
それこそ"小さい"と笑われてしまいますよ。

343 名前:名無し客:2007/01/31(水) 17:33:460

俺はお前らとは違う。お前ら目を覚ませよ。

344 名前:名無し客:2007/02/01(木) 00:21:020

自分が嘘をつくのと他人に嘘をつかれるのでは
より堪えるのはどちらですか?
あなたなりの見解でお答えください

345 名前:名無し客:2007/02/01(木) 01:20:380

「初主演オーランド・ブルームの魅力満載!」 以外の売り文句を考えてみて下さいませませ。

346 名前:名無し客:2007/02/01(木) 14:42:540

好きな拷問方法は?

347 名前:名無し客:2007/02/01(木) 16:46:120

どうぞお使いください
つ【頭蓋骨圧砕金輪】

348 名前:Hospitaler:2007/02/04(日) 09:20:290

おはようございます。
少し時間を空けてしまいましたか。
まったく慣れない書類仕事もたまっていて、
さっそくやらかしてしまいました。
今日はこれからティベリウス卿のところへ行かねばなりませんが、
さて、どんなお叱りを頂く事やら、ふふ。

>>343
あなたの仰っていることは正しいと思います。
私はこの聖地に生き、あなたはもっと遠い時の中に生きておられる。
あなたが私と違うように、私もあなたとは違います。

しかし、あなたと私が膨大な選択の結果の上に生まれた
まったく違うものであっても――
私達は神に愛され、神の手で土から生まれた人間です。
ですから、その源と行き着く果ては同じなのです。

実際に異なるのですから、相違を認めることを恐れてはいけません。
ですが、同じ人間に対して、
違いだけを注視し、優劣をつけたり価値をつけたりすることは、
何も見えていないのと同じこと。

どうですか、343殿?
あなたがご覧になられているものは、開かれた世界ですか?

349 名前:Hospitaler:2007/02/04(日) 09:21:300

>>344
真実のみ口にして生きられるほど、
人間は器用でも冷酷でもないと思うのです。
しかし、その場はうまくまとめても、
必ずまわりまわって誰かを傷つけていることは間違いないので、
できる限り嘘はつきたくないものです。
もちろん、うまく嘘を通したところで、神に嘘をつくことはできませんしね。

嘘をつかれるぐらいならどうってことありませんよ!
もし嘘をついて少しでも気が楽になるのなら、
いくらでもついて頂ければ結構です、私にならね。
ある程度生きていますから、その辺の見極めはできますし、
それなりに慣れてもおります。

350 名前:Hospitaler:2007/02/04(日) 09:22:270

>>344(続き)
しかし、嘘をつくのは苦手です。
私はどうしてもこう顔がゆるむ性質なので、
何を考えているか分からない、などと言われることがありますが、
とんでもない! 完璧な嘘をつけるほど器用にはできておりません。

いつの時か死を前にした子供に嘘をついたことがあります。
あの時ほど罪悪感に苛まされ、後悔したことはありません。
子供とて、ひとりの人間ですから真実を知る権利はあります。
子供特有の力で大人の下手な嘘など見破る術もあるでしょう。
ただ、では真実そのまま言えばよかったのかと考えると、
それもまた違うような気がしたのです。

とにかく、嘘をつくのは苦手ですよ、私は。顔に出てしまいますから。

351 名前:Hospitaler, Godfrey and Lord Tiberias:2007/02/04(日) 09:25:560

>>345
Godfrey「"この役でリーアム・ニーソンの新たな時代が到来した"」

Hospitaler「……今更新たな時代ですか?」

Tiberias「"愛と復讐、陰謀と嫉妬、野心と栄光が織りなす、感動と興奮の歴史スペクタクル!"」

Hospitaler「……そんな壮大な話でしたっけ」

Godfrey「"「ブラックホークダウン」「グラディエーター」の原点、遂に映画化!"」

Hospitaler「ちょっと! 逆です逆!!」

Tiberias「"アカデミー賞最優秀作品賞をほか5部門を制覇した「グラディエーター」を超える作品"」

Hospitaler「超えてないじゃないですか……って! しまった!自分達でそんなこと言ってどうするんですか!」

Godfrey「と、まあ"あいらぶオーリー"などとやっていた宣伝には大いに疑問を感じたものだが」

Tiberias「我々の名を出したところで若者には受けまい。

      とはいえ、その所為で、実体と宣伝が大分かけ離れてしまったわけだ」

Hospitaler「"中世のひとりの騎士の物語が、遙かなる時代を超えて人々の心に希望と感動与えてくれる"

       ちょっと長いですけれど、この辺が一番近そうですね」

352 名前:Hospitaler:2007/02/04(日) 09:30:080

>>346
いやいや、まさかそんな趣味もありませんし、
そんな必要もありません。
拷問とは、物事の解決や、或いは"悪魔に魅入られた魂の救済のため"に使う、
と言う人もおりますが、そんな馬鹿な話はありますまい。

人は圧力に対しては、強く耐えられるようにできています。
ですから、力で折らせるのなら、より長く、より強いものにするしかありません。
そんなことをして得たものに何の意味があるのでしょうか。
勿論、苦痛の大小を問題にしているわけではありません、
私が人の命を瞬時に断つからと言って、それは苦痛にならないのか、
と言うと当然そんなことはない、拷問とはまた別に罪にはなりましょう。

ですが、たとえ剣を持つ私にその資格がなかったとしても、
私はそういうやり方を憎みます。
"悪魔を取り払う"などともっともらしい理由がつけられているところなど、
嫌悪を通り越して憎悪すら感じる。
本当にその人が罪で苦しみ、悪魔に苦しめられているのなら、
必要なのは苦痛ではなく、側に共に立って支える人なのです、
イエスがそうであったように――
もちろん、私はイエスにはなることなどできませんが、
僅かでもそれに近づけるよう、生きたいと思っています。

353 名前:Hospitaler:2007/02/04(日) 09:31:520

>>347
……これはこれは……。
……使用された跡があるように見えます。
ああ、血痕が付着しているとかではないですよ、
ただ、なんとく……私には分かります。

347殿はどうしてこれをお持ちなのですか?
誰かから受け取った、それともご自身が使われたことがある?
どちらにしろ……これを私にそのまま頂くことはできませんか。
皆の目に触れる前に私の手で捨てて参ります、使用するのでなく。

354 名前:名無し客:2007/02/04(日) 11:56:430

自分の墓碑銘を考えて下さい。

355 名前:名無し客:2007/02/04(日) 22:49:000

中世を舞台にした遊戯では、「坊主は戒律で刃物を持てない」なんて設定が
ちょくちょくあります。
騎士であるホスピタラーさんにはそういう事はないのでしょうが……、もし剣以外を
その手に持つとしたら、どのような武器がご自分に相応しいと思いますでしょうか。

356 名前:名無し客:2007/02/07(水) 22:42:00O

聖バレンタインってどんな人だったんですか?

357 名前:名無し客:2007/02/10(土) 03:07:200

ゴッドフリー殿は「不能」な御方らしいですね。
ホスピタラー殿は敬虔な宗教者のようですが、実際のところは?

358 名前:Hospitaler:2007/02/15(木) 02:39:45

おやおや……随分ご無沙汰してしまいました。
お待たせしてしまって申し訳ありません。
今お茶を淹れなおして参りますね。

>>354
せっかくですが、私の墓は必要ありませんよ。
私はおそらくこの広い砂漠のどこかの戦場で死ぬに違いないでしょうから、
たとえ墓を望んだところで、誰かが私を拾い上げ、
墓に納めることは難しいでしょう。
死んだ後腐るにまかされ砂に還ることになると思います、
他の多くの騎士と同じようにね。

でもそれは私にとっては相応しいことだ思います。
私は"ホスピタラーの役割を持つ騎士"であって、
"私が誰であるか"ということはあまり重要ではありません。
ですから私はホスピタラーとして、病の王や、バリアン……
もうすこし大それたことを言えば、こうしてお会いできる皆さま方を、
支えることのできる僅かな力であれば、それで良いのです。

その役割を全うしたのなら、最早地上にあることに意味はありません。
そもそも、私は死後も奇跡を起こす聖人にはなれませんしね。
誰かに名前を記憶してもらう必要はないのです。
ただ、バリアンや遠い未来の方々が、我々の力を少しでも受け取ってくれるのなら、
それが多分、我々の生きた証であり、それ以上価値のあるものはないでしょう。

359 名前:Hospitaler:2007/02/15(木) 02:43:28

>>355
まあ、鈍器だろうが斧だろうが人を殺すことに対して差はありません。
残念ながら、何か綺麗な言い訳を考えたところで、
私も皆も、今のところ死ぬわけにはいきませんので、
体裁に拘るより、人を殺すのに使い慣れているものを使うという、ただそれだけです。

ゴッドフリー閣下は――私も一応ですが、騎士なので剣を使います。
私は必要に応じて短剣も使いますし、弓も使いますね。
ただ、槍は使えませんでした。
私はどうにも肉体的には恵まれていないので、
重量があるものを持って振り回すより、素早く動く方が得意のようです。
他には、フィルズは槍を使っていたし、オドは斧でしたね、
イングランドの友人はウォーハンマーを使用していました。

>どのような武器がご自分に相応しいと思いますでしょうか。
そうですね……
本当なら、聖書とロザリオ、と答えるところだと思いますよ、ふふ。
いえいえ、茶化しているわけではございません。
……本当はね、そうありたかったものです。
本当に立ち向かうべき"敵"には、剣も弓も叶いはしないでしょうから。

360 名前:Hospitaler:2007/02/15(木) 02:46:18

>>356
そうでした、過ぎてしまいましたが2月14日は聖バレンタインの日でしたね。
聞いたところによりますと、
皆さまのところでは女性から男性にお菓子を贈るお祭りの日だとか?
うーむ、それは非常に美味しいですね。
要するにいくらでも甘いものが食べられるという素晴しい日なわけですよね!

話がずれてしまいましたが、聖バレンタインですね。
色々な説がありますが、ローマの司教で――なのでローマ読みで、
ヴァレンティヌスといいます――、
ローマ兵の士気の低下を恐れた皇帝が結婚を禁じたものの、
聖ヴァレンティヌスが密かに結婚式を執り行って皇帝の怒りを買い処刑された。

或いは、有名なのは、牢に捕らえられた後、
看守の目の見えぬ娘のために祈ったところ、娘の目が見えるようになり、
そのため看守の家族揃ってキリスト教に改宗してしまい、
それで皇帝の怒りを買ったとか。

361 名前:Hospitaler:2007/02/15(木) 02:48:11

>>356(続き)
聖ヴァレンティヌスは、処刑の前日の晩、"From your Valentine"と署名して、
この娘に手紙を送ったことから、
この日に贈り物をしたり、手紙を送ったりする習慣ができたのでしょう。

こうした話から、聖ヴァレンティヌスは恋人の守護聖人だと言われています。
ただそれだけではなくて、看守の娘の目を開かせたように、
若い人達を守護する聖人でもあるのですよ。
"あなたのバレンタイン"はきっと皆様の身近にいて、必ずしも"特別な人"、
というわけではないのかもしれませんね、ふふ。
恋人を持つ方も、これから恋を探す方も、もう恋なんてうんざりだぜな方も?
とにかく皆さま幸せな記念日を!

362 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/02/15(木) 02:51:23

>>357
Godfrey「……貴様になんでものが二つあるのか知らんのか? 分からんのならいっそ試してみるか?」

Hospitaler「……閣下ッ! そういうことをさらっとぺろっと言いながら剣を抜かないで下さいッ!」

Godfrey「……冗談だ。間違っても狙ってやるほどの悪趣味はない」

Hospitaler「……あんまり目が笑ってませんよ……」

Godfrey「ちなみに言っておくが、正直なところ、三日以上は生死を彷徨った」

Hospitaler「……死因を報告したくなかったので、手当する方も必死でしたよ、ええ。ああ、まあこれは冗談ですが」

Godfrey「……目が笑ってないぞ。

      まあ昔ほどではなくなったな、確かに。

      "ソレ"の所為か、今更何も期待を抱くようなものでなくなったか、単に年をとったのか――

      或いはその全てかもしれん。跡継ぎを作る必要もなくなったしな。

      端的に言えば"ヤらなくても割と平気になった"というところだ。

      それをおまえの言うように"不能"と言うなら、そうなのかもしれん」

363 名前:Hospitaler:2007/02/15(木) 02:53:59

>>357(続き)
……なんだか、私にまで話が振られておりますが、
申し上げました通り、私は曲がりなりとも聖職者であり、
それもそれなりに長いことやっています。
信じられるかどうかは357殿次第ですが、
まあ、私もその、"貞潔の誓い"は守っておりますよ。

以前も申し上げた通り、これはある程度"慣れ"なのかもしれません。
特別に自慢できるようなことではありませんよ、
あってしかるべきことがないわけですし、
それをこう、力でねじ伏せ、やりくりしてきたようなものです。
けれど、その、別に世界のうちの少しぐらいは、
こんな妙なのがいてもいいのかもしれませんね。

なんだか連日連呼しているのも妙ですが、私は"不能"だと思いますよ、
一般的な役割から見れば。
かといってそれが不幸なのかといえば、そうでもないということです。
それなりに本気で、妻を持つより、
人に奉仕した方が幸福だと信じ込んでしまったんですから。
まったく、たちの悪いことにね、ふふ。

364 名前:名無し客:2007/02/15(木) 06:47:26

ちょっと引いたお知り合いの性癖は?

365 名前:名無し客:2007/02/17(土) 19:32:14

「騎士」としてのホスピタラーさんに質問。
バリアンの戦い方って正直どう思いますか?
ゴッドフリーの指南ってどのくらい生かされてましたか?

366 名前:Hospitaler:2007/02/18(日) 01:28:58

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/366.jpg (8KB)
Hospitaler:When shall we stop this madness?

Godfrey:It will soon be beyond my concern.

367 名前:Hospitaler:2007/02/18(日) 01:31:11

>>364
少し変わっているぐらいで今更驚きやしませんよ。
私の周りの人はことごとく"かわった"人達なんですから。

ただ、ルノー殿は"かわっている"と思います。
人は自分の性質に世間との相違を見つけると戸惑うものですが、
彼は世間との迎合を最初から放棄しているのです。
良い意味で言えば、自分の道に迷うことがない。

リュジニャン卿なら揺れ動く分、言い方は悪いですが――私にも扱いやすい、
言動の予測がつきます。
ただ、ルノー殿は完全に彼独自の基盤の上で動くので、
一体何をしでかすのか予測できないのです。
彼は自分の性質を完全に理解している以上、
己の行動に後悔もしないし、恥じることも言い訳をすることもしないでしょう。

……私とは永遠に平行線をゆく人なのかもしれません。


……ええと、何が言いたかったのかといいますと、
ルノー殿の、"陛下の御手をべろべろ舐める"だとか、
"不思議な踊り"などには、さしもの私も面食らった、ということです。

368 名前:Hospitaler:2007/02/18(日) 01:34:37

>>365
バリアンの良いところは"素直"なところだと思うのです。
普通、人間は年をとればとるほど、自らに縛られ、かたくなになるものですが、
彼は絶望していた時ですら、
我々や父親を受け入れることができるほど"素直"でした。

バリアンとゴッドフリー閣下が共にいた時間は、
――残念なことに――ごく僅かでしたが、
その後のバリアンの戦いぶりを見れば、
いかに父親の剣を受け継いだのか、ひとめで分かるというものです。

バリアンは従軍の経験があると言っていましたし、
確かに剣も多少扱えるようでしたが、
ゴッドフリー閣下が教えてからは素直にそれを受け入れ、
柔軟に扱っていたと思います。
閣下が教えたのは、基本中の基本でしたが、
だからこそ、それを素直に体得したバリアンの剣は実直で強かったのだと思いますよ。

それだけではなく、彼は元々物質の構造を知る腕のいい職人でした。
武具のつくり、或いは建築物のつくり、火の扱い、
そういったものに精通しています。
父親と違い騎士でなかった彼が、それでも"騎士として"強かったのは、
こうした物理的な仕組みをよく理解していたからでしょう。


ただ、逆にバリアンは"素直すぎる"ところがあるのかもしれませんね。
私だったら、もっと"卑怯な手"を使います。

369 名前:名無し客:2007/02/18(日) 03:00:32

卑怯な手ってェと、傷ついている箇所を狙ったりとか、目潰しとか毒霧とか、
金的狙いとかですか?

370 名前:名無し客:2007/02/18(日) 18:54:51

キリスト教圏の国々では今現在カーニバルの時期……ホスピタラー殿の時代においては
豊作を願う春の祭りだとか。
こういう祭りでは、騎士も貴族も農民もホスピタラー殿も皆無礼講ですか?

371 名前:名無し客:2007/02/18(日) 23:10:52

中東の太陽の下でヨーロッパ式の甲冑装備って、正直暑くない?

372 名前:Hospitaler:2007/02/21(水) 08:53:06

おはようございます。

施療院で仕事をしていましたら、元気な子供が駆け回っていましてね、
たまたまそこを通りがかったゴッドフリー閣下に思いっきりぶつかってしまったのです。
さすがの強面の閣下も子供には勝てぬとみえ、
盛大に困った顔を披露しておられました。
ちょっとお見せしたいぐらい面白かったですよ、ははは。

>>369
さすがに毒を噴いたりはできませんよ。
……まあしかし、そうですね、
369殿が仰ったことが十分に有効な状況であれば、狙うと思います。
"裏切る"という行為だけは、私には心情的に難しいのですが、
それ以外の方法で、必要ならばどのようなものでも使うでしょう。

ゴッドフリー閣下の剛直な剣に比べて、
私のこのような戦い方に眉を顰める人々もおります。
ですが、私に必要なのは体裁ではなく、戦場で生き残ることです。
私が死ねば、閣下の軍力は大幅に落ちるでしょうし――
自惚れのように聞こえたらすみません。
ただ、医師が死ねば、本来なら死なずに済む騎士を
死なせてしまうことになりかねない――、
貴族派に対抗せねばならぬ状況で、陛下をお守りする力も落ちてしまう。

私は、己の役目を果たすまでは、
自分の命を投げ出すわけにはいかないのです。
閣下のように力で抑えることも、
往年のティベリウス卿のように技でいなすことも不得手な私が、
"確実に"閣下や、陛下を守るためには、
このような戦い方をするのが、理に適っているということです。

それが過ちなら、いくらでも贖います。
ですが私の弱さによって大切な人達を、今、失うわけにはいかないのです。

373 名前:Hospitaler:2007/02/21(水) 08:57:08

>>370
謝肉祭ですね。
元々は春を迎える古来の祭を取り込んでいるものですが、
四旬節の節制の前の大騒ぎといったところでしょうか。
この"馬鹿げた"祭の後に節制がくるという流れは、
一応、"悪魔的なものに対してキリスト教が打ち勝つ"という意味もあるのですが、
まあ、祭は祭でせっかくですから楽しくなくてはね、ふふふ。
仰る通り、騒ぎはじめると老いも若きも、民族も地位も関係なくなるわけです。

我々の国はキリスト教に根ざした国であると同時に、
多くの宗教の民が集う国でもあります。
ですから、キリスト教の祭であるとはいえ、
本来持つ強い宗教意識はあまりないのかもしれませんね。

374 名前:Hospitaler:2007/02/21(水) 08:58:27

>>371
ははは、試しに着てみますか?

我々の鎧はチェインメイルといって、
こうした鋼の小さな輪を編み目状に繋いだものです。
これをこうして頭からすっぽり被ります。
私のものは、腕の良い職人がつくってくれたこれでも軽くしたものなのですが、
まあ、要するに鉄を頭から着こんでいるわけで、
暑いし、且つなにより肩にずっしりと重いのですよ。

勿論、このままではこちらの強い日差しによって、
表面がとんでもないことになってしまいますから、
我々はこの上に、タバードやサーコート、マントなどを着ます。
それでかなり焼けるような暑さは和らぎますし、
逆に寒い地では冷えから守ることができます。

……とはいえ暑いものは暑いし、重いものは重いんですけどね。
しかし、チェインメイルは輪を繋いである分動きをあまり妨げないし、
やはりある程度保護してくれる強さはありますから、
着ないというわけには参りませんよ。

375 名前:名無し客:2007/02/22(木) 01:42:08

裏切るという行為は難しいとおっしゃる。
それでは、ホスピタラー殿自身が、「絶大な信頼をおいている人」から
裏切り行為を受けた場合、どういたしますか?

376 名前:Hospitaler:2007/02/23(金) 07:50:34

おはようございます。
昨日はよく晴れていました。こちらはすっかり暖かく……
というより暑くなって参りましたが、
皆さまがいらっしゃる場所はどうなのでしょうかね。

>>375
私が絶大な信頼をおいていてるのは、
――"たまに"悪口も言っていますけれど――
ゴッドフリー閣下と、ティベリウス卿ですね。

互いにやり方も立場も異なりますが、
"この国をよい国にしたい"という思いは我々皆同じです。
ですから、私は彼らを裏切ることは絶対にできないし、
あの方々も私を裏切ることはできないと思います。
そうすることは、我々にとっても、この国にとっても何の利益にもなりません。

私はホスピタラーですから、聖ヨハネ騎士団の騎士としての使命を持ち、
騎士団の命には従う義務があります。
ただ、私の剣は神のためのものではありません。
そもそも神はそれを望まないであろうと私は思いますし、
元より、こうした大切な友人達と共に戦うために他なりません。
ですから、私の剣は、あの方々に向けるようにはできていないのです。

もし、仰る通りに、彼らにとって私が不必要で邪魔な存在となってしまったら――
私の存在の意義も役割もありません。
役割を終えたのなら、静かにそれに従うだけですよ。

377 名前:名無し客:2007/02/24(土) 18:51:31

ホスピタラーさんには、どのくらい「過去のあやまち」がありますか?
(どのような意味にとられても結構です)

378 名前:名無し客:2007/02/24(土) 18:58:22

「ギー一味」と記述されていると、「ギーの妙に間延びした味」のように見えてしまいます。
この病はどうすれば治るのでしょうか。

379 名前:Hospitaler:2007/02/25(日) 09:14:42

ノミネートされた時は、まだこの日が来るのは遠い先だと思っていたのに、
いつの間にか来ていましたね……。

でも、ノミネートから今日まで話題提供を欠かさなかったシャラマン監督こそ、
助演男優賞に相応しいと私は思うのですが、
というかいっそ受賞してもお譲りしたいぐらいなんですがどうでしょうか!

>>377
おやおや、それはもうたくさんありますよ。
皆さまの言葉で申し上げますと、
"おまえはに今まで食べた米粒の数を覚えているのか"、
というやつですね。
若い頃には、年をとったらもう少し落ち着くのかと思ったのですが、
結局年をとっても変わりませんでした。
ついさっき、うっかり熱いお茶をゴッドフリー閣下にかけましたし
――いえ、わざとではないですよ――、
それにこうして剣を持っていますしね。

ただ、過ちに対する態度は変わったかもしれません。

過ちを犯さぬ人間は絶対にいませんし、それを目指す必要はないと思います。
過ちを知らない完全に正しい人間がもしいるとしたら、
その人に友人も家族もいらないでしょう、
そもそも彼は必要としないものに時間を割くこともない。
完全な正しさを振りかざしても人を幸せにできないのなら、
少しぐらい間違っていても、周囲の人が笑顔になるようなやり方の方が、
きっと"正しいこと"だと思うのです。

ですから、過ち全てが悪だとは思わなくなりました。
過ちに対して必要以上に恐れることはありません。
それぞれの過ちに対してどれほどのものを払えばいいのか、
分かるぐらいに年はとりましたからね。
とはいえ、しないで済むならしたくないのですけれど。
ティベリウス卿のお叱りを受けるのは、なるべく避けたいんですから……。

380 名前:Hospitaler:2007/02/25(日) 09:16:46

>>378
うーむ、それはお困りでしょう。
味覚の記憶というのは強いもので、
皆さまもご経験があるかとは思いますが、実際に食べていなくても、
それを想像するだけで口の中に味が"蘇る"ものです。
378殿はギー卿の名前を見ただけで、
あんまり美味しくない気分になってしまうわけですね。

解決方法になるかは分かりませんが、いくつか考えるべき方法をあげておきます。

1:なかったことにする
見て考えてしまうなら見なければいいじゃない、というわけですね。
ただ、ギー・ド・リュジニャン卿はシビラ王女の夫であり、
エルサレム王の冠に近い場所にいますから、
なかなかその姿を見ないで済むというのは難しいかもしれません。

2:違うものに変換させる
"ギー一味"という単語が問題なら、それを即座に違う単語へ変換します。
"ギギギ一味"とか"ヘタレ一味"とか"恐妻家一味"とか"ケレボルン一味"とか、
ほら、ギー卿を表わす別の単語も他に一杯ありますからね。

3:別の属性を付与させる
"ギー一味"という単語に別のものを加えることによって、
受ける印象を強制的に変えるという方法です。
すなわち"ギーツンデレ一味"とか"ギー・ド・リュジにゃん一味"とか
"ウホッ!いいギー一味"とかです。

……いかがでしたでしょうか。
少しは軽減できましたか?

381 名前:名無し客:2007/02/25(日) 15:52:06

アカデミー賞の話かと思えば、やっぱりラジー賞の方なのか、ホスピタラーさん……!
ご自分の今までの人生に登場した方々の中で、「コイツはラジー賞ものだ!」と
思われた人はいますか

382 名前:第27回ゴールデンラズベリー賞:2007/02/26(月) 01:37:06

【最悪映画賞】
氷の微笑2

【最悪主演女優賞】
シャロン・ストーン(氷の微笑2)

【最悪主演男優賞】
マーロン・ウェイアンズ&ショーン・ウェイアンズ(Little Man)

【最悪助演女優賞】
カーメン・エレクトラ(最終絶叫計画4)

【最悪助演男優賞】
M・ナイト・シャマラン(レディ・イン・ザ・ウォーター)

【最悪監督賞】
M・ナイト・シャマラン(レディ・イン・ザ・ウォーター)

【最悪スクリーン・カップル賞】
ショーン・ウェイアンズ&ケリー・ワシントンorマーロン・ウェイアンズ(Little Man)

【最悪リメイク・盗作賞】
Little Man(1954年バッグス・バニーアニメ"Baby Buggy Bunny"の盗作)

【最悪前編・続編賞】
氷の微笑2

【最悪脚本賞】
氷の微笑2(脚本/レオラ・バリッシュ&ヘンリー・ビーン、キャラクター考案/ジョー・エスターハス)

【家族向けを言い訳にした最悪映画賞】
RV

383 名前:@Hospitaler:2007/02/26(月) 01:41:08

お陰様で助演男優賞受賞は免れました。
シャマラン監督(すみません、名前誤っておりましたね)お気の毒に……。
ほっとしたやら、ちょっぴり寂しいやら?複雑です。
一応受賞スピーチも用意していたのですがね、ははは。
監督にはこれに懲りずに多方面で活躍して頂きたいものです。

……え? そもそも作品賞受賞しているじゃないかって?
……世の中にはつっこまない方が幸せなこともあるのです。

さて、本日は本家アカデミー賞の日ですね。
大本命不在のいずれも素晴しい作品が揃っていて、
どれが受賞してもおかしくないわけですから、楽しみです。

個人的にはせっかくだからディカプリオ氏にとって欲しいと思います。
彼は才能溢れるよい俳優だと思いますよ、
もう私の顔は見たくないかもしれないけれどね、ふふ。
それから勿論、キングダム・オブ・ヘブンを生み出したモナハン殿には、
ぜひとって貰いたいところです。

私自身とは、不死鳥の騎士団でお会いしましょう。
今度こそ、首が飛んだり18歳未満お断りだったりラジーだったりは
間違いなく無いはずなので、
ぜひご家族やお友達と見に来て下さい。

384 名前:名無し客:2007/02/26(月) 01:54:24

不死鳥の騎士団がラジーだったら、ある意味面白……ゲフンゲフン。
例えどんなに傷ついても、ホスピタル騎士団は不死鳥のごとく蘇りますかね?

385 名前:名無し客:2007/02/26(月) 23:21:31

『女性の下着は聖なる領域という確固たる信念において、安易な安売りはいけないと何時も
 心がけてますので「描け!」と命令されないと描くことはまずありません』

と言い切った絵描きについてどう思われますか?

386 名前:Hospitaler:2007/02/27(火) 22:16:15

我々の生みの親ともいえる、
ウィリアム・モナハン殿がアカデミー賞脚色賞を受賞しておられました。
これは本当に素晴しいことです。
アカデミー賞の彼の初作品は我々なのですから、とても誇らしい。
モナハン殿が、再度サー・リドリーと組む"トリポリ"に大いに期待したいところですね。

>>381
……私に関係あったのがラジー賞でしたからな……。
まあ私個人の受賞は残念ながらありませんでしたが、
もうすぐDVDが発売される"氷の微笑2"で作品賞をとりましたので、
381殿が18歳以上の方でしたらご覧になってみてください。

ところでもし、ラジー賞に(最低)CG賞があったらやはり間違いなく受賞していたでしょうね。
ええ、一応、みんな生身ですよ生身。……その修正が……

>ご自分の今までの人生に登場した方々の中で、「コイツはラジー賞ものだ!」
>>321
……まあ、なんだか良く分からない状況で、
バリアンの前に現れたり消えたりする私自身が、
もしかしたらラジーものかもしれませんけれどね。ふふ。

387 名前:Hospitaler:2007/02/27(火) 22:17:53

>>384
>不死鳥の騎士団がラジーだったら、ある意味面白……ゲフンゲフン。
そんな嫌な予想は口に出さないで下さいよ!
久しぶりに悪役でも首が飛ぶわけでもない役なんですから!……っとゴホン。

>例えどんなに傷ついても、ホスピタル騎士団は不死鳥のごとく蘇りますかね?
私は元よりあまり組織そのものに重きを置きません。

勿論、大きな組織だからこそできることもあるし、
私はホスピタラーとしての使命と義務を負っています。
しかし、騎士団と我々騎士が人々の役に立つ間はともかくとしても、
傷ついて役割を終えたのなら速やかに解体されるべきでしょう。
巨大な組織はそれだけ膿も溜めやすいものですからね。
理念と意志は滅びることなく、引き継がれていけば良いと思いますが、
騎士団そのものは、時代に応じて変化しいく必要があると考えています。

388 名前:Hospitaler:2007/02/27(火) 22:19:21

>>385
我々の時代でそんなことを言おうものなら、
きっと周りの人は驚いてしまうと思いますよ……。
女性の下着なぞわざわざ描くようなものなのでしょうか、裸婦像はともかくとして。

ああ、でも、理屈は分かりますよ。
やはり稀少で神秘的なものほど価値が高い、
どうあっても砂漠の砂に価値はつきません。
ですが、稀少だから価値があるというわけでもありますまい。
恐ろしいのは、稀少で神秘的だからというただそれだけで思考を硬直させ、
盲目的に崇拝することです。
他の人間にとって価値のあるものが、自分自身に価値があるものなのかは、
自分自身で確かめないことには判断できません。
ですから、どんなに神秘的なものであっても、
対象を知ろうとすることはとても大切なのです。

要するにその絵描き氏の信念は絵描き氏のものであり、
それが正しいことなのかどうかとはまた別問題です、ということなのでしょうか……?

……これではまるで私が"推奨"しているみたいですが、
一応一般的なことについてお話しているだけですからね!

389 名前:名無し客:2007/03/01(木) 01:54:18

……ホスピタラーさん、ラジー賞が取れなかったからってひがまなくても……。
そんな素敵なホスピタラーさんに、次の言葉を捧げます。

「何がラジー的行為なのかを日々自分に問い、ラジーを為すよう努めること、
 それだけがラジーの審査員の御心にかなうことだ」

390 名前:名無し客:2007/03/01(木) 22:53:16

前線から後方に転属したいと思うことはありますか?

391 名前:Hospitaler:2007/03/04(日) 01:14:15

3月に入りましたね。
気候も穏やかな日が続いているので、馬も人も過ごしやすいようです。

>>389
ひ、ひがんでなどいませんよ!
あれは好きでとるようなものではないでしょうに!
シャマラン監督殿にはお気の毒ですが、
助演賞だけは免れてほっとしているところです。

>「何がラジー的行為なのかを日々自分に問い、ラジーを為すよう努めること、
>それだけがラジーの審査員の御心にかなうことだ」
……はて。どこかで聞いたような言い回しですな……。

ラジーは為したくて為すようなものではないと思います。
本人達はよかれと思ってやったことが、転けてしまった際に、
"ラジー"と言われるのではないでしょうかねえ。
私もわざと狙っていたのなら、"オーメン"と"氷の微笑2"という
選択には絶対ならなかったと思いますよ……。

できればね、日々創造的に生きたいものですが、
私はそんなに真面目で立派な人間ではありません、
少しぐらい滑ってしまって"ラジー"と笑われるものありだ、と思います。
仲間達が喜んでくれるのなら、そういう見せ方もあると思うのです。
だから、本当は言葉にしているほど不愉快でもなんでもないし、
ちょっぴり感謝しているのですけれどね。
ただ、重ねて言いますけど、受賞を逃したことについては、
"逃げることができた!"と心から安堵していますよ!

392 名前:Hospitaler:2007/03/04(日) 01:14:47

>>390
私は組織の一員ですから、私の意志がどうであれ、
騎士団に従う義務があります。
医師としての役目を持つ我々は、時には後方にまわることもありますが、
原則として剣を持って前に立つ騎士です。

それに、後ろにようが前にいようが背負うものが同じなら、
私は、より必要とされている場所へいたいと思います。
それは、ゴッドフリー閣下の側であったり、陛下の側であったりするのです。
こうした方々が前に立って戦うのならば、私も共に前に立って戦います。

ですので、あまり己の立ち位置に疑問を感じることはありませんし、
不足だとも苦痛だとも思いませんよ。

393 名前:名無し客:2007/03/04(日) 13:51:27

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/393.jpg (65KB)
どうみても悪人です。本当にありがとうございました。

394 名前:名無し客:2007/03/05(月) 00:08:54

スコット監督らしい、粉塵と部屋に射し入る光線が印象的な画面でした。
エルサレムは砂塵の多い土地ですが、水の恵みと神の恵み、民にとっては
どちらがより大切でしょうか。

395 名前:名無し客:2007/03/05(月) 23:50:47

異教徒を殺すのは殺人じゃないのでOK?

396 名前:Qui-Gon Jinn:2007/03/08(木) 10:12:50

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/396.jpg (13KB)

"Balian, I'm your father"

397 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/03/08(木) 10:14:38

>>393(続き)
Hospitaler「……言ってることとやってることと人格が違う気がするのですが!」

Godfrey「ダークサイドを感じる……」

Hospitaler「いや、あの、閣下。これは未来の教皇様……」

Godfrey「間違いない、シスの暗黒卿だな」

Hospitaler「って人の話を聞いて下さいよ!」

398 名前:Hospitaler:2007/03/08(木) 10:16:03

>>394
394殿は我々の物語を見てくださったのですね、本当にありがとうございます。
スコット卿の描いた光と影の対比、いかかでしたでしょうか。

>水の恵みと神の恵み、民にとってはどちらがより大切でしょうか。
ちょっと卑怯な言い方かもしれませんが、
私にとっては水の恵みも神の恵みも同じものです。

もしも、確実に水が出ると分かっている井戸を掘っていながら、
しかも人々が既に渇いているという状況において、
祈りの時間だから掘るのをやめてミサに行け、というのは妙だと思います。
今一刻も早く、必要で大切なのは"水"なのですからね。
ただし、その"水"は、やはり神さまのお力添えあって得たものですから、
神の恵みに対して祈ることは大切だと思うのです。

399 名前:Hospitaler:2007/03/08(木) 10:17:03

>>395
いいえ。
395殿はご自分のお言葉で"殺人"と仰っている、
すなわち"人を殺す"ということでしょう。
異教徒であろうが、キリスト教徒であろうが、我々は等しくただの人間です。
そして人間を殺すということに、宗教は関わりを持ちません。――本来ならば。

我々の中でもそういった"異教徒を殺すのは殺人ではない、天国の道である"
と唱える者もいますが、これは狂気としか思えませんよ。
どのような理由があろうとも、どのような立場にあろうとも、
人の命を奪うことは、殺人です。
私は騎士ですから、敵対し、襲ってくる者には剣を振るいます。
私には騎士という理由はありますけれど、
勿論、人の命を奪っていることに変わりはありませんから、
その意味では殺人者です。

非常に憂慮していることは、こうした"殺人"を理解しないまま、
"異教徒を殺せば救われる"などという言葉に惑わされた人々が、
途絶えることなくエルサレムへやってくることです。
彼らは騎士ではありません、老人であったり、子供であったりします。

間違いなく、神は人が人を殺すことを望みはしません。
395殿も、もし、このような言葉に揺らいでいるというなら、
ゆっくり胸に手を当てて考えてみてください。
本当に、顔も知らぬただ異教を信仰しているというだけの人を、
殺すことが自分の意味ある望みかどうか、と。

400 名前:名無し客:2007/03/08(木) 20:01:12

10年ほど前仕事でイスラエルに行っていましたが地中海は綺麗ですね。
アシュケロンとかにあるローマ時代の遺跡とかはもう見学されましたか?

401 名前:名無し客:2007/03/09(金) 15:33:09

最近犯してしまった過ちについて懺悔してみてください。

402 名前:名無し客:2007/03/09(金) 15:35:09

騎士道とは何することと見つけたりですか?

403 名前:名無し客:2007/03/09(金) 16:18:08

テーマパークを企画してみてください。

404 名前:名無し客:2007/03/11(日) 17:55:34

「こんなGodfrey閣下は見たくない!」を当人に内緒で語ってみて下さい。

405 名前:名無し客:2007/03/13(火) 22:40:56

さしずめホスピタラー殿は、「そうりょ」から「せんし」に「てんしょく」された
ようなものですね。
「ゆうしゃ」バリアンと最後まで共にいて欲しかったです・・・。

406 名前:Hospitaler:2007/03/13(火) 23:26:56

こんばんは。
なんだか最近は忙しくてちょっと疲れが、と思っていたのですが、
どうやら、もう幾晩寝ると、ということに気がつきました。
何が、ですって?……秘密です。……秘密にさせてください……
まあ、そうは言うものの、無事に迎えられることを感謝せねばなりませんな。

>>401
> 10年ほど前仕事でイスラエルに行っていましたが地中海は綺麗ですね。
そうでしたか。このような土地までご苦労さまです。
地中海は比較的穏やかで、日にも恵まれている美しい海です。
私は生まれてからずっとこちら側にいますので、
バリアンを探しに、閣下とともにフランス北部へ参った際には、
さすがに寒くて太陽が恋しくなったものですよ。

>アシュケロンとかにあるローマ時代の遺跡とかはもう見学されましたか?
アスカロンは我々エルサレム王国の重要な拠点の一つです。
イスラム教圏との境目に近く、交通の要でもあり
古代からの城壁も強固であるため、防衛の要でもあります。
ギー・ド・リュジニャン卿の領地でもありますが、
バリアンや閣下の領地であるイベリンに近いため、
私も何度か訪れたことはありますよ。
ただ、立場上、あまり長居はできませんので、
ゆっくり遺跡を巡るようなことはできなかったのですがね。
帰路につく際、素晴しく美しい夕焼けを見られたことが、
心に残っています。

407 名前:Hospitaler:2007/03/13(火) 23:34:08

おやおや、お客様を誤ってしまうとは、すみません。
>>406は>>400殿宛てですな。
いよいよ最近ぼk……いや、皆まで言うとがっくりきそうなので絶対に口に出しませんぞ!
400人目、ありがとうございますね。

>>401
……最近ですか?
……実は昨日、シビラ様から頂いたケーキをですね、
つい二切れ食べてしまいました。
残りは他の方に分けるつもりだったのですが、その……つい。

>>402
"騎士"という精神は、"たたかうこと"であると思います。
ただ、それは単に敵を倒すとかねじ伏せるとかそういうことではなくて、
騎士の誓いに反する――きらびやかな嘘や安楽な保身――
こうした己の内面の欲に対して、折れることなくたたかい貫く、
それが騎士としてのあり方ではないか、と思うのですよ。

言い訳をすれば、私は騎士と名はついておりますけれど、
"清貧、従順、貞潔"の誓いをたてる修道士であって、
"騎士"の精神は持ち得ません。
しかし、私は"騎士"と呼ぶに相応しい、
"騎士らしい人"にはよく恵まれております。
それは、ゴッドフリー閣下であり、バリアンであり、ティベリウス卿であり、
ボードワン陛下であり、そしてサラディンですね。
彼らは、正しいことが何か自ら判断し、それを選び取る強さを持っているのです。

408 名前:Hospitaler:2007/03/13(火) 23:36:09

>>403
……テーマパーク? ですか?
……なにか、こうひとつのテーマにそった形で作る領地みたいな感じなのでしょうか……
そ、それこそ、"魔法の王k……ンガクク 何か未発見の大陸から岩が投げ込まれそうですな……

良く分かりませんが、私の個人的な好みを言えば、
食べ物やおやつに関するテーマがいいですね。個人的な好みですけれど。
こう果物のタワーがあって好きなだけ食べられるとか……
おっと、すいません、年甲斐なく涎が。

>>404
「こんなゴッドフリー閣下は見たくない」

・若い頃の自分を妄想している時間が長い
・親馬鹿ぶりが目に余りすぎる
・吹き替えが大塚明夫
・武勇伝が武勇デンデンデデンデンレッツゴー
・「う〜聖地聖地。今聖地を求めて全力駆歩している僕はフランスのごく一般的な鍛冶屋。
 強いて違うことをあげるとすれば戦闘に参加したことがあるってことかナ――
 名前はバリアン。
 ふとみると、鍛冶場に一人の男が座っていた。ウホッ!いい十字軍騎士(略)」

409 名前:Hospitaler:2007/03/13(火) 23:37:35

>>405
ええ、そうですね。
でももしかしたら、"てんしょく"ではなく、
私はもともと"そうりょ"と"せんし"なのかもしれませんね。
物事には首をつっこみたがりますし――悪い癖ですけれど――、
つい先に手が出てしまうこともありますからね、ふふふ。
とはいえ、ゴッドフリー閣下には、"いちいち坊主が口うるさい"とも言われます。
仕方ないですよね? こう見えて、"そうりょ"なんですから。

>「ゆうしゃ」バリアンと最後まで共にいて欲しかったです・・・。
私も、本当は――できればそうしたかった。
……きっと、誰もがそう思っていたことでしょう、閣下も陛下もティベリウス卿も――。

でも、そこまでの役目は私にはありません。
バリアンは我々を継いでひとりで立ち、人々を守り導くことができるほど、
この地で強くなった。
私は"ゆうしゃ"のバリアンと共に戦えなかったことを後悔をするより、
"かじや"のバリアンが"ゆうしゃ"となるきっかけの時期を共にいたことを、
とても誇りに思います。

405殿、お優しい言葉ありがとうございます。
でも、人がいつか必ず去らねばならないのなら、
私はあの時に去るのが一番丁度良かったのだと思いますよ、
遅くもなく、早くもなくね。

410 名前:名無し客:2007/03/13(火) 23:46:09

イスラムはある程度キリスト認めていたのになにあの仕打ち

411 名前:名無し客:2007/03/13(火) 23:48:30

お気に入りの童話を話してみてください。

412 名前:名無し客:2007/03/14(水) 00:12:03

ホスピタラーさんはカトリックってわけでもなさそうですよね。
教会主義じゃなさそうですし。
エルサレム王国の宗派は何に分類されるのでしょうか。

413 名前:名無し客:2007/03/15(木) 16:31:30

バナナはおやつに入りますか?

414 名前:名無し客:2007/03/15(木) 23:52:43

ローマにいる聖歌隊はチンコ切ってるって噂は本当ですか?

415 名前:名無し客:2007/03/15(木) 23:54:52

暗黒大陸の彼方には何があるのでしょう?

416 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:22:21

おはようございます。
暖かくなった所為か、さきほどから窓の外でそれは楽しそうに
小鳥がさえずっていて、ちょっと幸せな気分です。

>>410
申し訳ございません――ああ、先日から私は謝ってばかりですな。

以前の我々は世界について何も知らぬ無知な田舎者でした。
十字軍を経て、ようやく東の、進んだ文化の人々と出会ったのです。
十字軍前は、キリスト教以外の宗教がが存在することなど、
想像もしていなかったわけです、イスラム教とは違ってね。
我々はようやく、ここに来てムスリムの人々と出会うに至り、
それがどういう人々であるのか認識しはじめたところなのですよ。

勿論、410殿が仰る通り、我々のムスリムに対する蛮行の事実は、
どうあっても消せるものではありません。
一方で、ムスリムが我々を襲った事実もまた消えるものでもありません。
――その、程度の比較には意味がありません、
当然のことながら我々の蛮行の方がよほど罪は重いが、
互いが互いを傷つけた"事実"には変わりませんので――。

417 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:23:14

>>410(続き)
我々はこのことをを踏まえた上で、次の道を決めるべきだと思っています。
過去は目に見えますから振り返ることは簡単ですが、
歩むべき道は前にしかありませんからね。
過去の蛮行を消化して、我々は互いに手を取り合おうと、
必死にもがいているところなのです。

410殿が我々の罪を指してそれを糾弾するのはまったく正しい態度です。
しかし、その後我々はどうせねばならないのか――
そこまで一緒に考えていただけると、
きっと先へ進むことができると思うのです。

>>411
"北風と太陽"、ですかね。
皆さまの時代でもまだ残っているお話でしょうか。

人の信頼を得るためには、誠実でなくてはならない、
という教訓だと思っています。

418 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:26:08

>>412
カトリックですよ。
もっともオーソドックスに対するカトリックという相対的な意味ですが。
これだけ大きな宗教なのですから、
解釈の仕方が色々異なるのは仕方ないと思っています、
個人的に思うことであって、あまり大きな声では言えませんがね。
仰るとおり、私自身随分と柔軟な――
教会に言わせると"異端的な"ものの考えをしていると自分でも思いますが、
大切なのは信仰の種別ではないと思っております、
もともとキリスト教というのは、イエス・キリストの名においてひとつなのですから。

ただ、確かに、十字軍は東方正教会と少なからず争いの事実があります。
イスラム教との対立の以前の問題ですね――神は喜びはしないでしょう。

419 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:27:20

>>412(続き)
>エルサレム王国の宗派は何に分類されるのでしょうか。
エルサレム王国そのものは、もちろん、
十字軍が打ち立てたキリスト教カトリック国家ではありますが、
そこに住む人々は、カトリックだけではなく、正教もイスラム教もユダヤ教も――
ありとあらゆる宗教の宗派を信仰しています。
それはこの地が、これらの宗教の"聖地"であり、一方で巨大な商業地でもあるからです。

我々は好む好まざるに関わらず、こうした多くの人達と生活の上で、
付き合い、話し合わなければなりません。
以前のように無知なままではいられないのです。
エルサレム王国は、エルサレムに総大司教も持つ、
正統なキリスト教国家ではあるのですが、
現実的に考えて"キリスト教徒のため"だけの国になることはできません。
私は、それは正しいあり方だと思っていますし、
そうでなければエルサレム王国の価値はないと思います。

>>413
入ります! いえ、普通に食事でも構いませんよ。
バナナは、私も一度しか食べたことがありません!
まだまだ珍しい果物ですが、昔から存在は確認されていたとか。
実が柔らかくて美味しかったと記憶しております。
さて、生きているうちにもう一度お目にかかれますかどうか。
私の人生の目標の中での大きな割合を占めているのが、
美味しい食べ物に出会う、ということですので――ははは。

420 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:28:36

>>414
……いやいや、さすがに私もそれは知りませんよ、
まさか下着をはいで見てみるわけにもいかんでしょう。

因習として女性は教会で歌うことができないので、
聖歌隊は女性のような高い音の部分も男性が担当することになります、
しばしば、それは少年の役割になるわけですね。
成長すれば、声は変わるわけですが……
それで切ってしまえ、とそういうことなのでしょうか……?

そういうことが本当にあるのか否かというのは別にして、
医者の立場から言わせて貰うと、決して良いことではありません。
どうも牧畜文化を源流にもつ我々は、あるもので対応するというより、
悪ければ切り捨てるという考えが根底にあるようで、
とりあえず切ってしまえ、という横暴な治療が横行しがちです。

421 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:29:52

>>414(続き)
以前歴史的な去勢の方法も読みましたけれど、元々は奴隷や、
罪人に対する処罰であった所為か、目を覆いたくなるようなものでした。
勿論、身体の部位を切断をしなければならない状況は、珍しいわけではない、
傷を負った箇所が重く壊疽してしまうなら切らなければなりません。
身体的にも精神的にもそれが正しい解決法なら、手術はしますが、
それにしたって、慎重に、医師の手で、きちんとした場所で、
行われるものでないと絶対にいけませんよ。
部位を切断することは、常に出血と感染の大きな危険が伴いますからね。

神が生み出した素晴しい人間のからだを預かる我々医師としては、
安易に特定の機能を止めることには賛同しかねます。
人間のからだはあらゆる機能の関わり合いで動いていますから、
どれかひとつ消えてしまったら、全体としてどうなるか分かりません、
必ず歪みが出てしまいます。
それでも必要なら処置はとります、
逆に言えば、必要なければ絶対にしません。
男性の声を高く保つことが必要かどうかは、人の価値観によるでしょうが、
私はあまり意味のあることだとは思いませんよ。

422 名前:Hospitaler:2007/03/16(金) 11:30:38

>>415
そうですね、分かりませんけれど――
機会があれば行ってみたかったです。
世界は本当に広いですからね、
私が知っている場所などこの世界のどれほどのものでしょうか。
私はこうしてエルサレム王国のホスピタラーとして生きていますが、
もし違う生き方があれば、
世界を探検するような冒険家になりたかったですね、ははは。

多分、海を越えた遠い大陸でも、
我々の知らない生物や、我々の知らない文化があり、
でも我々と同じようにごく普通の生命の営みがあるのだと思います。
場所も言葉も宗教も、多くのものが異なっていっても、
我々人間は今この瞬間に同じように生きているという点では、
皆まったく同じで、それを考えると神の奇跡を思わずにはいられないのです。

423 名前:名無し客:2007/03/16(金) 20:48:01

聖書の英語訳や仏語訳についてはどう思います?
神の言葉は聖職者や神学者が読み解くものであり、
学のない卑しい連中が直接聖書に触れるなんてけしからんと思いませんか。

424 名前:名無し客:2007/03/17(土) 13:51:28

冒険家ホスピタラーっていいですね。
何となく、ホスピタラーさんは一カ所に留まらず、各地を転々としていた方が
お似合い……というか、「らしい」気がします。
海岸から海岸へと。

425 名前:名無し客:2007/03/20(火) 01:54:24

ホスピタラーさんって、甘党というか、果物やデザートに目がないですよねー。
宗教者である事と何か関係あるんですか?
幼い頃よほど(甘いものに対して)抑圧された生活をしていたとか。

426 名前:Hospitaler:2007/03/20(火) 20:26:29

こんばんは。
本日は"重大?"なことをお知らせに参りました、後ほどお話し致します。

>>423
元々旧約聖書はヘブライ語ですし、新約聖書でもギリシア語です。
今、我々の手元にあるのはラテン語翻訳で、
フランス語や英語への翻訳は未だ目にしてはおりませんが、
いずれ登場してもおかしくないものだと思います。
我々の時代ではまだ、文字を読み書きできない人の方が多いですからね、
文字の読み書きを学ぶような人間は、ラテン語も学ぶので、
単にそれ以上の翻訳を必要としなかっただけです。

>学のない卑しい連中が直接聖書に触れるなんてけしからんと思いませんか。
神の奇跡や栄光と繋がりを保つために、
讃歌があり、教会があり、宗教絵画や彫刻があり、神父さまがいます。
いずれも正しいものですが、
それらの根である聖書を理解することも大切です。
そしてそれを直接"知りたい"と思うことは、素晴しいことだと思いますよ。

申し上げたように、聖書に直接触れるのは、
一般の人にとってはなかなか環境的に難しい。
しかし、学識は、真理への欲求からしか生まれません。
そしてその探求というのは人間の持つ最大の武器だと思います。
人間が同じように神の創り出したものであるなら、
同じように知る権利を持つものを、
懸命に束縛して制御しようとしたところで意味はないでしょう。

427 名前:Hospitaler:2007/03/20(火) 20:28:05

>>424
ははは、ありがとうございます。

私の馬はね、私と同じようにちょっと年寄りで、
そして私以上に"マイペース"な馬です。
一方で非常に能力は高く、経験も豊富ですから、
いざという時は存分に力を発揮して、私を助けてくれます。

――しかし、多分、砂の舞う戦場を力強く駆けるより、
草原や、海岸を勝手に走る方が好きな馬なのでしょう。
私も、馬が好きな場所へ一緒に揺られて行きたいと思うことがありますよ。
……もっとも、危うく馬上で寝ていたら、
本当に知らぬ場所へ連れて行かれそうになったこともありますけれどね、ははは。

とはいえ、私はこの地においての使命があります。
自分の役目を投げ棄てるわけには参りませんし、そのつもりもありません。
馬もそれを分かっているからこそ、
私とともにいてくれるのだと思います。

――いつか、本当に何もかも終わったら――
どこか遠くの土地を一緒に走ってみたいですね。

428 名前:Hospitaler:2007/03/20(火) 20:29:10

>>425
いやいや、ははは……面目ありません。
宗教者であることと、甘いものが好きなことは全く関係ないと思います……
普通の修道士なら、食は抑える方が多いですからね。
一応、言い訳を申し上げますと、私も修道騎士として、
与えられたもの以上の"食事"はしておりません。

……ただ、その、食べることは大好きでして……。
ましてや、果物や甘いものは美味しいですからね!
目に入ると、ついつい手にとってしまうのです。
"何かいつも食ってる"と言われるのはその所為です……。

>幼い頃よほど(甘いものに対して)抑圧された生活をしていたとか。
別に代償行為というわけではない、と自分では思っております。
ううむ、理由のない単純な欲求であることの方が、
問題としては深刻のような気もしますが。
抑えているつもりでも、やっぱり何か口の中に入っているらしいので、
正直諦めているところはありますね。

……神さま、ごめんなさい。

429 名前:Hospitaler:2007/03/20(火) 20:32:12


それで、重大と申し上げたことですが、実は――


本日は私の誕生日でした!

はははっ、引っ張っておきながら下らなくて申し訳ございません。
ともあれ、私はすっかり忘れているつもりであったのに、
ティベリウス卿に真顔で"今日は重大なことがある……"と言われて
思い出してしまいました……。
確かにまた年をとってしまったのは重大ですな……。

それでも、みなさまを含めたたくさんの方々と、
神とに支えられているからこそ、迎えることができた日ですから、
感謝したいと思います。
ご来訪してくださるみなさまも、いつもどうもありがとうございますね。

430 名前:名無し客:2007/03/20(火) 23:25:52

お誕生日おめでとうございます。
お祝いにステーキをどうぞ。

ttp://www.el-amigo.com/amigo/2kg%20menu.html

431 名前:イエス・キリスト:2007/03/21(水) 11:31:13

誕生日祝いに復活してやるよwwwww

432 名前:名無し客:2007/03/21(水) 14:19:03

お誕生日だったのですね。おめでとうございます!
色々大変のようですが、ホスピタラー殿にとって素晴らしい歳でありますように……。

プレゼントですが、
「甘いものがよいか? それとも十字軍の勝利? それとも、わ・た・し……?」



って、ゴッドフリー閣下が言ってた。

433 名前:イサキオス2世:2007/03/22(木) 21:16:30

十字軍マジうぜぇ

434 名前:Hospitaler:2007/03/23(金) 09:27:08

おはようございます。
時間ができたので本日はイベリンへ参ろうと思っています。
今イベリンは、バリアンの努力で、実り豊かな本当に美しい土地なんですよ。

>>430
ありがとうございます……

って、さすがに大食いの私でもこれは食べ切れませんよ!
元々肉は必要最低限とればいいもので、
私もあまり食べませんし、年寄りにこの量は食べられません。

とはいえ、見るからに美味しそうですな……
うーむ、これは私だけではなくて、他の方々にも食べて頂くことにしましょう。
もちろん、皆さまにも!

>>431 イエス・キリスト…?
……ええと、どちらさまでございますか?

その、誕生日を祝って頂けるのは本当に有り難いのですが……
イエス・キリストという方は我々のために十字架にかけられた後、
復活され、以後我々の中に永遠に生きておられる方です。

……ということで、私の誕生日に復活するような方は、
私のイエス・キリストではないと思いますが……
ともかく、それでも私のために復活してくださるということなら、
何であれそうしてください。
ついでに、救護院のお手伝いと、
この地が平和になるよう共に祈って下されば、
あなたがどのような方であれ、私はあなたに感謝しますとも。

435 名前:Hospitaler:2007/03/23(金) 09:28:41

>>432
おやおや、ありがとうございます。祝って頂けるのは本当に嬉しいことです。
人の未来を人がうかがい知ることはできませんからね、
できる限り、悔いの無いよう大切に一日を過ごせればいいと思います、
私の時間は恐らく、それほど残ってはいないでしょうから。

>プレゼントですが、
>「甘いものがよいか?
あ、それは大歓迎です!果物でもお菓子でもいいですぞ!

>それとも十字軍の勝利?
それなら、甘いものの方がいいです。

……おっと、口が滑りました。

今の戦いに勝ち負けはありません。征服戦争はもう終わったのですから。
我々は今あるものを安定させていくことが使命であり、
キリスト教徒もムスリムも、ユダヤの人も、
この地に住む全ての人々が平和に暮らせること――
それが、"我々の勝利"です。

もし、それが"贈り物"として与えられものるなら、
それは願ったり叶ったりでしょうけれども、
しかし、これはどんなに時間がかかろうと、
我々自身の手で、少しずつ切り開いていくのでなければ得られない類のものだと思います。
ですから、それよりは、甘いものの方が良いですね、ふふふ。

>それとも、わ・た・し……?

!?

>って、ゴッドフリー閣下が言ってた。

Godfrey「言ってNEEEEEE!!!!

      誰が好きこのんでこんなひなびた爺にってOKPKクールダウンPLZギャー飛んできた!!


Tiberias「……いっそこれから毎日床で寝るようにしたらどうだ」

Godfrey「......We can find out together......」

436 名前:Hospitaler:2007/03/23(金) 09:30:54

>>433 イサキオス2世陛下
おはようございます。
東ローマ帝国の皇帝でいらっしゃっる方ですね。
私は政治に疎いですが、お名前は聞いたことがあります。

>十字軍マジうぜぇ
……以前の皇帝アレクシオス1世、
彼が西に対して兵を求めたのが発端といえば発端でした。
もっとも、我々は皇帝陛下が求める"以上"のものを流入させてしまったわけですが。

しかしながら陛下、時代は進みましたよ。
十字"軍"の時代は終わりました、今は国家として土地と民を持ちます。
皇帝陛下がそうであるように、
我々もここに住む人々の為に、この国を守らねばなりません。
そのためには今周りに一つ敵を増やすより、一人でも多くの味方が必要です。
互いにいがみ合うより手を取った方が利益は多いと思うのです。

437 名前:Hospitaler:2007/03/23(金) 09:32:36

>>433(続き)
……はは、やはり一介の坊主である私に、外交などできませんなあ。
せっかくこうして素晴しい方までいらっしゃっているというのに、
ボードワン陛下のようには参りませんね。
あの方はあの憎む病を超えてどれほど人を惹きつける魅力のある方だったことか。

我々の罪を水に流せと言うようなことは勿論、申し上げるつもりはありません、陛下。
我々もこの時代において、王が変わりましたから、
これからどのような道へ向かうのか、正直私にも分からないのです。
ただ、この地が平和であって欲しいという思いで我々が共通するなら、
きっと……理解し合うことはできる――
私はそれを信じて、ボードワン陛下が亡くなられた今でも、
この国とともにおるのですよ。

……よろしければお茶とお菓子でもいかがでしょうか。
陛下がいつもお召し上がりになっているようなものとは違うかもしれませんけれど、
この自他共に認める"大食い"が選んだものですので、
美味しさは保証致しますぞ。

438 名前:名無し客:2007/03/23(金) 12:35:36

フィリップ尊厳王「獅子心王のヒゲを思いっきり引っ張ってベチーンってしてやったぜw流石俺様。」

439 名前:名無し客:2007/03/23(金) 23:36:19

キリストでも多数の宗派で争っているのに方や東方の島国は民族性の問題かもしれんが
宗教とかすんなりと受け入れてることについてどう思いますか?

440 名前:名無し客:2007/03/25(日) 19:39:39

故郷ヘ手紙を書いてみない?

441 名前:名無し客:2007/03/26(月) 17:33:35

「野の花がどうして育つかを学ぶがよい。
 労働もせず、紡ぎもしない。
 しかし、ソロモンでさえ、その栄華のすべてをつくしても、この花一つほどにも
 装うことができなかったではないか」

ホスピタラーさんに神学を教わりたいと思う今日この頃。

442 名前:名無し客:2007/03/26(月) 19:40:45

パンと麺、どちらがお好きですか?

443 名前:Hospitaler:2007/03/27(火) 10:54:02

おや……空に羽が舞っていますね。
よいことの前触れでしょうか。

>>428
それは……リチャード王子もお気の毒に。音が痛そうですもの。

私は元々この地方の生まれですから、
西の各国の政治や王様については良く分かりませんがね、
イギリスでは国王一家でそれぞれ争っているのだとか……
そうそう、フィリップ陛下は即位したばかりの若者なのに、
非常に賢明であるという噂を聞きましたよ。

……しかしながら、リチャード様の髭は伸びるので?
……あ、いや、そこで私を見ないで下さいよ、陛下!
私のは伸びてべちーんとはなりませんからね!

444 名前:Hospitaler:2007/03/27(火) 10:57:14

>>439
東方の国々についてはまったく未知の領域ですから、
どのような人や文明があるかは分からないのですが、
439殿の仰る通りなら、感受性豊かな方々なのでしょうね、
素敵なことだと思います。

どのような受け入れられ方をしているのかは、少し気になります。
イエスがもたらしたものが、人類にとっての"福音"であることは間違いないのですが、
それが他文明において、
正しく福音として、その土地の方々を幸福に導いているのかどうか――

受け入れるにせよ、ぶつかるにせよ、
問題が起きる源流は同じところにあります。
一見、互いに受け入れているように見えても、
異質なものに対しての憎悪が、地下で根を広げることもあり得ます。
異なるものを異なるものそのままとして認めることは、
本当に大切な相互理解への一歩だと思うのです。

445 名前:Hospitaler:2007/03/27(火) 11:20:14

>>440
手紙を書くことは良いことですが、
何分私には故郷がありません。
ホスピタラーとしてこの土地にいる以上、ここが"故郷"で、
他の騎士達が"兄弟"ですからね。

でも、そう仰るのなら……


ラジー賞だっていいじゃない ほすぴたらあだもの

>>441
あれは皆さまと初めてお目にかかった頃でしたか。
好きな格言を問われて、

"crastinus enim dies sollicitus erit sibi ipse."
"明日のことは明日自らが思い悩む"

と、答えたと記憶しています。
441殿が挙げて下さったのもその箇所ですね。

初めて読まれる方に簡単にかいつまんで説明しますと、
野の花のようなものでも、しっかりと神によって生かされ、
美しく装われているのだから、
自分のことで思い悩む必要はない、
我々に何が必要か、天の父はご存じである。
だから神さまにお任せしなさい――
大体そんな感じの内容です。

446 名前:Hospitaler:2007/03/27(火) 11:25:16

>>441(続き)
自然に生きるものは自らの境遇を受け入れるものです。
草を食べる馬は、もし、周りにまったく草が無くなったとしても、
慌てふためいて餌を探しに行くこともなく、
じっとその状況を受け入れます。
極端な話、彼らはそれで死ぬことになっても、
驚いたり恐れたりすることはありません。

ですが、もちろん、神は馬に与える草をなくすことはないし、
馬に与えられるはずの草でさえ、
生きるものとして可憐な花を咲かせます。
対して、我々不完全な人間が、どれほど華美に装い、
煌びやかな物を生み出そうとも、
それは不完全で必ず壊れるものです。

人間の生み出した物にばかり縋っていると、
物に消耗させられ疲れてしまいます。
いつもじっと私達を見守る神を信じることで、
状況に自分を操らせることなく、生きていくことができる――
そのように理解しています。

>ホスピタラーさんに神学を教わりたいと思う今日この頃。
とんでもない!
私はせいぜい聖書の、それも一部分を暗誦しているぐらいなものですよ!
しかしながら、441殿に興味を示して頂いたことは、素晴しく喜ばしいことです。
私には残念ながらそのような重大な役目を仰せつかることはできませんが、
どうか、道を求めはじめた441殿に、神のお導きがありますように。


441殿が仰ったのはマタイによる福音書の6章25節からです。
興味がおありの方は読んでみて下さいね。
ttp://www.is.seisen-u.ac.jp/~zkohta/bible/new_t/mat.html#mat06

447 名前:Hospitaler:2007/03/27(火) 11:26:02

>>442
パスタは美味しかったですよ!
イタリアは料理が美味しい素敵な国ですな。
とはいえ、こちらではあまり食べる機会もないので、
パンの方がより食べ慣れています。
とにかくこの国は色々な文化のごった煮になっておりますが、
やはりフランスの影響も強いので、
パンはそれなりに美味しいし、種類も豊富なのです。
その他にもユダヤ教徒の食べる酵母の入れないパンとか、
窯に貼り付けて焼く平らなパンとか……
うーむ、さっそくお腹がすいてきましたな……。

448 名前:名無し客:2007/03/29(木) 17:14:46

やっぱり「腹が減っては戦は出来ぬ」でしょうか。
ホスピタラーさんは非常食を色々持ってそうですね。戦時でなくとも。
普段はどんな食べ物を持ち歩いていますか?

449 名前:名無し客:2007/03/30(金) 23:27:34

ぶっちゃけ、バリアンとシビラの夜這いシーンのなぬなーぬーな音楽は
いかが思いますか。
野暮な話ですみません。

450 名前:名無し客:2007/03/30(金) 23:31:23

西アジア式投石機「回々砲」は使えると思います?

451 名前:名無し客:2007/03/31(土) 18:01:13

一生を神に捧げるってつまんなくね?そんな事してるよりサラセン人の首を
刎ねてる方がよっぽど充実感があると思うよ、俺は。

452 名前:Hospitaler:2007/04/03(火) 02:02:290

こんばんは。
花びらが舞い散って、なんとも幻想的な夜ですね。
私はこの花は初めて見るのですが、
じっと見ていると吸い込まれそうになります。

>>448
もちろんです!
お腹がすいていたら戦どころか日課も満足にこなせませんぞ!

>ホスピタラーさんは非常食を色々持ってそうですね。
ああ、すっかり見破られてしまいましたが、
確かに色々隠しもっておりますね。
ほら、騎士団の服は色々袖だのフードだの隠す場所がたくさんあるので……
おっと、また口が滑りましたな。

大体は果物や木の実を持っていることが多いですね、
携帯するのに便利ですから。
りんごや、ぶどうに、オレンジ――
オレンジは、バリアンも閣下に食べさせられてから好きになったとみえ、
いつも手に持っていましたな――
そうそう、今日は干しアンズを失敬してきたんですよ。
448殿もいかがですか? はい、どうぞ。

453 名前:Hospitaler:2007/04/03(火) 02:04:160

>>449
――ははあ。
とはいえ、さすがの私も人の寝室をのぞき見する程"野暮"ではありませんので――
もっとも、武勇伝披露の閣下に釘を刺すぐらいは野暮ですがね。
今まで来て下さった方には、もっと"とんでもないこと"を仰る方もおりましたので、
あまり気になさらないでください。

>なぬなーぬーな音楽はいかが思いますか。
あの音楽は"An Understanding"という曲の冒頭だそうです。
しかし、序盤はこのメロディも含めて、"同意"と呼ぶには遠い、
暗く不穏な曲調が続きます。
中盤からやや盛り上がりますが、それでも悲壮感が漂います。
終盤にかけて盛り上がり続け、
悲しみを含めた強い決意のように、曲は広がって終わります。

454 名前:Hospitaler:2007/04/03(火) 02:05:220

>>449(続き)
バリアンとシビラ王女の関係は、
初めはあまり強いものでなかったと思います。
もちろん、シビラ王女はバリアンを好いていたでしょうし、
バリアンも同意するぐらいにはシビラ王女を特別だと思っていたでしょう。
ただ、あの時点で、
シビラ様は何よりもボードワン5世陛下を大切にされていた、
すなわち、いずれ即位する王子を、リュジニャン卿や、その取り巻きである、
テンプル騎士団、ないしは王家の反抗勢力の手から守るための対抗手段として、
バリアンを見ていた節があります。

この曲の流れるあの夜は、
あくまで"契約"に対する"同意"だったのかもしれませんね。
一方その頃、夫のリュジニャン卿が、ルノー殿をひきつれ、
アラブの隊商を襲うという流れは、戦慄を覚えます。

……まあ、私も"何このちょっとだけよ♥な曲"とは
思いましたけれど。

ちなみにDC版ですと同名の章があります。
その内容を見て頂けると、より"An Understanding"の意が汲みやすいかもしれません。

455 名前:Hospitaler:2007/04/03(火) 02:06:400

>>450
平衡錘投石機のことですね。
大規模なだけに威力はあると思いますが、
いかんせん大きい分固定式ですからね、
物資の少ない砂漠での攻城戦では、
なかなか使い辛いのではないかと思います。
もちろん、我々の使う通常の移動できる投石機にしても、
大の男が何十人も一生懸命押して、やっと動くような代物ですけれどね。

>>451
人の首は簡単に刎ねとばせるようなものではありません。
これだけの厚みのあるものを斬ろうとするなら、
相当剣に慣れておりませんと。
451殿は、きっと手練れの騎士殿なのでしょう。

"一生を神に捧げる"などと大層なことは言えませんが、
私もこう見えて一応聖職者なので、
主との対話は真面目にやっています。
そうした祈りの時間は、私にとってはかけがえのないものなのです。
あらゆる世界の生きるものに、神の愛を垣間見るほど、
この世界に生まれて幸福だと思うことありません。
また、このような私が、ひとかけらでも神の愛を宿すことができた瞬間もまた、
自分にとっての大きな幸福であり、
もっとも充実したと感じる時です。

456 名前:Hospitaler:2007/04/03(火) 02:07:270

>>451(続き)
人の命を奪う時は、まったく逆ですよ、私にとってはね。
自分が殺人者であることを認識するには冷静ですが、
剣を刺した人間の自分を見返す目には、
いつも哀れなほどに動揺しています。

世の中にはルノー殿のような方もおります。
価値観の全く異なる人に、
同じものを力で押しつけることは物理的に不可能です。
ただ勇敢な451閣下が、
もし少しでもご自分のお言葉に疑問を感じるのなら――、
どうか、そうであると良いのですが、
本当に、それがあなたにとっての全てなのか、
少しでも疑う気持があるのなら――、
既に神の御許へ歩まれているのだと思います。

闇を恐れて闇になる必要はないのだ、と私は思いますよ。

457 名前:さくら ◆VUCPAuczOQ :2007/04/03(火) 06:17:09O

神様っているのかな〜、どうなんだろ?

458 名前:名無し客:2007/04/04(水) 02:04:540

十字軍の人々は運動不足を解消する為にちょくちょく、牢の中のルノーみたいな
踊りを踊る、と聞きました。
本当ですか。

459 名前:名無し客:2007/04/04(水) 23:56:060

DVDにハリポタみたいな隠しコマンドがあったりしませんか。
ホスピタラーさんが最後までバリアンと共に戦っちゃうようなルートの
観られる隠しコマンドは。

460 名前:名無し客:2007/04/05(木) 00:00:380

俺は忘れないぜ…第一回十字軍の行ったユダヤ人虐殺を…

461 名前:Hospitaler:2007/04/06(金) 01:51:360

>>457 さくらさま
こんばんは、さくらさま。ようこそいらっしゃいました。
とりあえずお茶をどうぞ。いくつかのハーブをブレンドしたんですよ。

>神様っているのかな〜
ははは、そうですねえ……
私はいると思っています。
でもね、いると思っていることが普通過ぎて、
どうして、神さまがいると思い始めたのかはよく覚えていません。
子供の頃は――私も遠い昔には子供の頃があったのですけれど、
それなりの悪童で、いたずらなんかもよくやっていました。
でも自分ではどんなにうまくしてやった!と思っても、
必ず後から発覚して神父さまに怒られていたので、
そういう時は"やっぱり神さまは見てるんだなあ"と思いましたね。
……あ、もちろん、逆のパターンもありますよ。

462 名前:Hospitaler:2007/04/06(金) 01:52:370

>>457(続き)
神さまが側にいらっしゃると思うことで、
私は己の生き方を整えていくことができます。
どんなに苦しくとも、どんなに報われなくても、
必ず神さまは全てを見守っていらっしゃる方ですから、
周りと比較して自分の位置を決める必要はないのです。
世界の誰に振り向かれなくとも、神さまはいつも見ている――
そう考えると、楽になることや、背筋を正さねばならないことが、
たくさんあると思うのですよ。

ですから、私はすくなくとも"神はいない"と否定することはできません。
もし、たとえ"物理的に存在しなかった"としても、
私がいると思う以上、私の中では神さまはいる、のです。

さくら様も、もし、"どうして自分だけが"と思うようなことがあったら、
神さまの存在をちょっとだけ思ってみてください。
"神"というのが胡散臭い、と思われるなら、"別の誰か"でもいい、
自分の視線を、周りではなく自分に向けることで、
世界との関係を見直すことができると思います。

463 名前:Hospitaler:2007/04/06(金) 01:54:590

>>458
まあ、我々は我々から見れば最早"十字軍"ではないのですけれどね。
……すなわち十字軍が本当にそんなことをしたのか、
一介の坊主である私には分かりません!……ということです。

ええと、少なくとも間違いなく、
我々はあのような不可思議な踊りは踊りませんし、
聞いたこともありません。
ルノー殿のオリジナルダンスですよ、きっと……

464 名前:Hospitaler:2007/04/06(金) 01:57:340

>>459
Godfrey「仕方あるまい。特別に教えてやろう。

      上上下上右左右左○×」

Hospitaler「……いい加減にDVDをプレイステーションで見るのはやめてください」

Godfrey「おまえは今、全エルサレム王国1億2千万のプレイステーション2人口を

      敵に回したぞ!

      ブルーレイディスクなど貧弱な成金貴族が使用するものだ!」

Hospitaler「閣下こそ、無駄に敵をふやさんでください……」

Tiberias「隠しコマンドを選択すると、

      弓使いのエルフと、ジェダイマスターと、元ドラゴンライダーと、元魔法学校の人狼教授が、

      一つの指輪をエルサレムの丘に捨てに行く話になる」

Hospitaler「どこから突っ込んで良いのか分かりません」

465 名前:Hospitaler:2007/04/06(金) 01:59:200

>>459
残念ながら"隠しコマンド"と呼ばれるようなものはないようですよ。
"本来の"DC版には、皆さまにお披露目できぬまま、
切られてしまった場面も多く含まれていましたから、
隠しコマンドがなくても、きっと楽しんで頂けると思います。

惜しむらくは、皆さまのいらっしゃる国では、
"本来の"DC版が発売されていないことですけれど……
"首を伸ばして待ってればいいかもじゃない?"とT田女史も仰っているので、
希望を捨てずに待ちましょうか……。

>ホスピタラーさんが最後までバリアンと共に戦っちゃうようなルート
ははは、それはさすがにありません、ご期待に添えずごめんなさい。

我々の運命は、皆さまにご覧頂いたとおりです。
私もあの場で引き返すことができた――
ティベリウス閣下もあの場でバリアンと共に戻ることができた――
でも我々はそうはしなかったのです。
どうか、我々が選択し、神の導いた結果を最後まで、見届けてください。

我々の希望と遺志を受け継いでいったバリアンの戦いは、
他ならぬ私達自身の戦いでもあるのですから。

466 名前:Hospitaler:2007/04/06(金) 02:01:030

>>460
私も忘れてはおりません。
忘れるつもりも、または忘れてくださいと言うつもりもありません。
多くの人々を苦しめた罪の贖いは、
必ず我々自身に降りかかるでしょう。
私は、その贖いの苦しみから心弱く逃げ出すことのないよう、
耐えて向き合う力を授けて下さるように、神に祈っています。

しかしながら、愚かな我々の蛮行は、
我々自身でなく、我々の父祖の時代であったことも、一つの事実です。
私達は、十字軍の時代を超えて、
イスラム教やユダヤ教と共存できる場所を生み出すことができました。
父親が草を刈り尽くして枯れた土地に、我々はやっと今、
少しずつ草を植えているのです。

父親から継いだ荒れた地を、緑豊かな土地として、
子供たちに手渡せたら素晴しいことだと思います。
そのためには、過去の罪を認めた上で、
どうか共に芽吹いた草を育てられるよう、力をお貸しください。

467 名前:さくら ◆VUCPAuczOQ :2007/04/06(金) 05:31:43O

占いも…信じます??

468 名前:名無し客:2007/04/07(土) 21:25:270

もし「エクステンデッドエディション」が出るとしたら、どのような内容になるでしょうか。

469 名前:名無し客:2007/04/07(土) 21:25:590

ついでに、もし「ホスピタラーさんの人生について」エクステンデッドエディションが出るとしたら、
どのような内容になるか妄想してみて下さい。

470 名前:名無し客:2007/04/07(土) 23:21:070

ヨーロッパ(主にフランス)の戦争って略奪し放題レイプし放題なんでしょ?
イスラムをどうにかする前に自分達の土地をどうにかしたら?

471 名前:名無し客:2007/04/11(水) 23:52:350

聖書の最初の部分にロゴスという単語が出てきますが、
この単語をどう解釈していますか?

472 名前:Hospitaler:2007/04/17(火) 22:02:270

こんばんは。
やれやれ、すっかりお待たせしてしまって申し訳ありません。
よせばいいのに、先日断りきれずに飲んでしまったら、
体調を崩してこの体たらくです。
うーむ、やはり悪いことはできませんな。
まだちょっとこんな声ですけれど、許して下さいね。

>>467 さくら様
いいえ。

ただ、そうですね、
騎士の中には占星術などを信じる者も大勢おります。
未来とはいつも人間にとって不確定なものです。
それがある範囲で少しでも分かるのなら、
頼りたくなるのも無理はありません。
特に我々のように、明日に何が起きるか分からない身の上では、ね。

しかし私は、イエス・キリストに従う聖職者の一人ですから、
占いの結果にぶら下がって生きるわけには参りません。
私達は神の導きを得て、未来を切り開いていくのであって、
なにか別の大きな力によって、
未来の"運"を決められているわけではないのです。

……ちょっぴり気になる時もありますけれどね!

473 名前:Hospitaler:2007/04/17(火) 22:04:400

>>468
……さしあたっては、まず、皆さまのいる土地では遂に同梱されなかった、
未公開映像や特典映像をお願いします。
あの中には、たとえばホードワン5世陛下の微笑ましい戴冠式など、
たくさんの未公開映像が含まれているんですから!

それから、皆さまが大好きな――私も好きですが、
ボードワン4世陛下の場面や、
中の人についてはもっと出しても良いかもだぜ?です。
ノンクレジットのサプライズとはいえ、
さすがに皆さま、もう中の人はお分かりでしょうし、
人気のある方ですからねえ。

それからコメンタリーの充実を!
"ロード・オブ・ザ・リング"とまでは言いませんが、
あれぐらい充実していたらきっと楽しかったと思うのです。
あとは、設定資料集でしょうか。

何にせよ、"エクステンデッド"と言うのですから、
皆さま方が望まれるものが全て入っているものであるべきだと考えます!

474 名前:Hospitaler:2007/04/17(火) 22:07:450

>>469
……わ、私ですか? ははは、どうでしょうかね。
私の人生そのものはそれほど変わらぬと思いますが、
そうですね、戦闘能力が拡張されたり……
或いは、もっと神出鬼没に現れては指一本で人を治せたり、
何もないところから食べ物を出したりできるかもしれません?

……ううむ。
あんまり拡張されてしまうと、
普通の人間と呼べるものでなくなってしまいそうですな。

>>470
戦争とは欲望の捌け口ですからね。
金、食糧、土地、権力――そうした欲望が絡み合って名義が与えられると、
戦争になります。
ですから、どんなに美しい理由で飾ろうと、
蓋を開ければ驚くほど矮小なものですよ、洋の東西、時代を問わず、ね。

470殿のお言葉はもっともですが、
但し、我々にとってはこの王国が"自分たちの土地"です。
そして、"自分たちの土地"をどうにかするために、
周りのイスラム教圏となるべくうまく共存していこうとしたのが、
ボードワン4世陛下や、ティベリウス卿、ゴッドフリー閣下だったのです。

――ご存じの通り、我々の試みは手詰まりかけています。
我々が"どうにかしなければならない"のはこの"土地"ではなく、
ともすれば、自分の欲望のみを強引に叶えようとする、
"我々自身"なのかもしれません。

475 名前:Hospitaler:2007/04/17(火) 22:13:050

>>471
ヨハネによる福音書の1章ですね。
以前、旧約聖書はヘブライ語だったとお話したと思いますが、
新約聖書の原典はギリシャ語です。
かなり怪しいですが、一生懸命思い出しながらアルファベットで書くと、

"en arche en logos kai logos en pros theos
 kai logos en theos"

……こんな感じです。
このうち"theos"は"God"、"logos"は"The Word"と訳されます。
すなわち、

"In the beginning was the Word, and the Word was with God,
 and the Word was God."
"初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。
 ことばは神であった"

と、なります。

476 名前:Hospitaler:2007/04/17(火) 22:14:100

>>471(続き)
471殿のご質問は難しい。
この後を読み進めれば、
"ことばは肉となって、わたしたちの間に宿られた"となり、
すなわち"ことば"が、イエス・キリストであったことが分かります。

古代ギリシャの時代から"logos"というのは、
人智を越えた世界の論理ともいうべき強い概念を持っている言葉です。
その"logos"という言葉を使うことによって、
当時の人々にイエス・キリストを印象づけた、と言えます。

哲学のように、"宇宙の論理"にかたちがあるのでなく、
またユダヤ教のように"神の言葉"そのものにかたちがあるのでなく、
"かたちのあることば"、すなわち"神そのもの"が、
生きて我々の内に存在している、
そういうことを言っているのでないか、と私は思っています。


……う、うまく説明できていない気もします、
471殿が納得して下さるか否かはかなり微妙な線だと思いますが、
ともあれ、このあたりでご勘弁を!

477 名前:名無し客:2007/04/20(金) 23:57:580

この世に「魔法」は存在すると思いますか?
「魔法」が必要だと思いますか?

478 名前:名無し客:2007/04/23(月) 17:50:500

ちょうどホスピタラーさんと同時代に、
南フランスで「カタリ派」なる宗派が流行り始めています。
カトリックはこれに対して十字軍を編成されるつもりらしいですが、
なぜキリスト者同士で殺し合おうとするのでしょうか。
十字軍は異教徒から聖地を奪還するための軍ではないのですか。

479 名前:Hospitaler:2007/04/25(水) 00:01:460

こんばんは。
少し救護院での仕事が続いたので、
久しぶりに馬をのんびりと歩かせていました。
同じ目線になった木に花が咲いているのを見るのは、
とても嬉しいものです。

>>477
どうでしょうか。
"魔法"と表された現象のいくつかは、
人間の手によるただの芸だったものを見たこともあります。
でも、きっちり"ない"という証拠もないなら、
有り得ないと否定するわけにも参りません、
私としてはあるともないとも言い切れませんよ。

ただ神は、時として"奇跡"という不思議な"魔法"で、
私達を導くこともあります。
全てのものが、論理や科学で説明できなければならない必要はない。
そういう不思議な力があっていいと思いますし、
神が示して下さるものならば、必要なものだと思います。

たとえば、そう――"荒れ野の柴"から"炎"が生まれたように――ね、ふふ。

480 名前:Hospitaler:2007/04/25(水) 00:04:410

>>478
難しいご質問ですね。
何故キリスト者同士で争うのか……否、何故人間同士で争いを繰り返すのか。
人間は、いつでも大切なものを守り、新たなものを得ようとします。
そして、目的を阻害するものがあれば、全力で排除しようとします。
誰しも自分のもっとも大切なことを優先しますからね。

戦争というのはこのように実に単純な構造です。
そこに"キリスト教"とか"イスラム教"とか"カタリ派"とか十字軍"とか――
そんな分類の理由がつけられているだけなのです、便宜上ね。
ですから本当は、このように後からつけられた綺麗な形のものには、
あまり意味がないのですよ。

"聖地を奪還する"と称して行われた血の応酬のあと、
我々はこの地を"サラセンの手から100年近く守って"います。
つまり――今の言い方は正しくなくて、
我々は"イスラム教徒とうまく手を結ぶ"ことによって、
この王国を存続させているのです。
私達は意図的に分割、分類されたこの名前を超えて共に生き、
そして初めて、目的である平和と安定を創り出しました。

これは殺し合いに対するひとつの答えだと、私は思っています。

481 名前:名無し客:2007/04/25(水) 02:51:060

動物が多く出てきていましたので、ホスピタラーさんの時代は特に、人と動物と
密着した暮らしを営まれていらっしゃるのではないかと推測します。
そうそう、犬は特に多くいましたが、猫はいかがですか? 猫は。

482 名前:名無し客:2007/04/25(水) 16:20:20O

触手に興味はありますか?

483 名前:名無し客:2007/04/25(水) 16:47:460

正統教会の物欲主義はなんとかならないのでしょうか。
腐敗が目に余ります。
ホスピタラーさんのような人材はヨーロッパでこそ
必要と思えてなりません。

484 名前:Hospitaler:2007/04/27(金) 09:04:430

おはようございます。
こちらは本格的に暑くなって参りました。
皆さまも体温調節には十分お気をつけくださいね。
寒いよりは、暑い方が油断してしまいがちです。

>>481
ええ、仰る通りです。
皆さまも、馬は勿論のこと、
うろうろしている山羊や羊や、バリアンの足元にすり寄る犬やら、
多くの動物を目にされたことでしょう。
実際に皆さまがご覧になったかは分かりませんが、
猫もたくさんおりますよ。

我々にとって、動物の存在は生活上絶対に欠かせないものですし、
勿論、ただ有用というだけでなく、
共に生きていくための仲間であり、大切な友人でもあります。

485 名前:Hospitaler:2007/04/27(金) 09:06:090

>>481(続き)
ほとんどの動物は、人間よりいくらか高い体温を持ちます。
ですから、動物に触れることによって、緊張が解け、
精神が安定する効果もあります。
長く病を持つ方や、子供達にとって、
救護院に住み着いている犬や猫達の存在は、大切なものなのです。

私はそれなりに動物には好かれるようです。
黙っていても寄ってきますからね。
……多分、彼らは私の"隠しもっているもの"に興味津々なのでしょうけれど、ははは。
救護院に住んでいる猫なんかは、私が現れると、
ここぞとばかりに足元にすり寄ってくるんですから。
みんな好き勝手な名前を付けて呼んでいますが、
何故かどの名前にもいちいち返事をするので、皆にも可愛がられているようです。


>>482
はあ……触手ですか。
……いやあ、ちょっと苦手です。蛸とか烏賊とかああいうものですよね。
なんというかもぞもぞしていて……
ううむ、地中海では食べるところもあるらしく、どうやら美味しいらしい、
と伺ったのですけれど、
どうにも私にはちょっと遠慮したいところですなあ。

486 名前:Hospitaler:2007/04/27(金) 09:07:230

>>483
組織というものは、年月を経て大きくなれば大きくなるほど、
それだけ膿もたまります。
組織に自浄作用が働いている内はいいのですが、
組織そのものの動きが停滞すると、腐る一方になってしまいます。
私の所属する聖ヨハネ騎士団も、組織である以上、
発展することの矛盾に対して例外ではありません。

組織が自分の意識とずれてきた場合、
多くの人は、組織に従うのか、反抗するのか、脱出するのか、
選択に迫られ、場合によっては板挟みになって苦しみます。

ただ、もう一つ、組織との距離を変えるという方法もあります。
キリスト教組織に限って言えば、
これは、あくまでも"宗教の集団"でしかありません。
根本的な神とのやりとりは、個人の心の中にあります。
神は、集団を見ているのでなく、
一人一人をご覧になっているのですから、
自身さえ、神の愛を踏み外さなければ組織を信仰する必要はないのです。

487 名前:Hospitaler:2007/04/27(金) 09:07:500

>>483(続き)
……もっとも、人にとって助けになることのない組織は、
まったく無用の――害にすらなりかねないものです。
"物欲主義"とはなんとも耳に痛いお言葉ですな。

私のようなものを評価して頂いて光栄ですが、
しかし、私は――悪い点ですけれど――、
あまり組織というものに対して責任を置かないので、
組織そのものを変革するような勇気や展望を持ちません、
せっかくのご期待には添えられないと思います。

ヨーロッパは脇目もふらずに、成長しすぎてきたのかもしれませんね。
この辺りで少し、別の視点を取り入れられたら、
また何か変わるかもしれません。
"十字軍"という、他宗教との出会いがその契機になれば良いのですが。

488 名前:名無し客:2007/04/28(土) 14:11:240

人間と動物を分けるのは宗教である、と説く方も少なくないと聞きます。
どうもお話を伺っていると、ホスピタラーさんはそうはお考えではないようですが。

489 名前:名無し客:2007/04/28(土) 14:11:540

「バリアンがシビラと結婚して王になり、ムスリムを蹴散らす話」だったら、
「全米No1!!!」も夢ではなかったのでしょうか。

490 名前:名無し客:2007/04/29(日) 01:01:500

そういや珈琲って最初はイスラムの物だったんでキリスト教では飲めなかったけど
あんまりにも美味いんで法皇が洗礼ほどこしてキリストでも桶となったって聞いた…

案外食関係になると人間は宗教とかあんまきにしないんだな

491 名前:Hospitaler:2007/04/30(月) 15:16:060

……なんだか昨晩から蛙が飛び交っているようなのですが、
なにかあったのでしょうか。

>>488
なるほど……確かに。
動物が生存のための集団の他に、
"宗教"という体系的な仕組みを作り上げるとは聞いたことがない、
その意味では、確かに"宗教"が境界線となってはいるのかもしれませんね。

ただ、信仰という意味では同じです。
ちょっと気取った言い方でしょうか、
神の愛によってこの地に生み出されたものであるという意味では、
人も動物も植物も何の違いもありません。
寧ろ、自然と神の摂理に従って生きる動物たちの方が、
宗教を語って無闇に剣を振り回す人間より、
よほど神の愛に応えているのかもしれません。

宗教を持つか持たないかという違いはある、
人と動物という違いもある、
しかし、命に違いはありません。
同じ地に同じように愛されて生を受けたもの達を、
蔑んだり、軽んじたりすることはできませんよ。

492 名前:Hospitaler:2007/04/30(月) 15:18:400

>>489
ふーむ……
可能性という面ではそのような未来もあったかもしれません。
バリアンがエルサレム王になる選択肢は、
ボードワン陛下やシビラ様から、彼に提示されていたわけですからね。
しかし、皆さまもご存じの通り、彼はそれを選び取りませんでした。

これを、リュジニャン卿やルノー殿の横暴を許し、
戦争を助長したと見るむきもあるようですが、
私はそうは思いません。
たとえ、バリアンが王となり、貴族派を徹底して排除できたとしても、
王国内部で血を流すという最悪の事態になります。
もちろん、サラディンがその機を逃すはずはない、
体力の落ちたところに一気に攻め入れられれば、
どれほどの犠牲が出るか想像に難くありません。

その困難を――"神の愛"と"仲間の友情"と"英雄の条件"で、
乗り越えるお話に持っていくことはできるとは思いますけれどね、
そしてそれは、ある層には望まれる展開なのかもしれません。

493 名前:Hospitaler:2007/04/30(月) 15:20:100

>>489(続き)
ですが、そうして得たものに、どれほどの意味があるのでしょうか。
息子を導いて死んだ父、不治の病の高潔な王、権力と愛の間で傷ついた王女、
そして、バリアン自身が――望んだ未来だとでも?
――もちろん、そんなことではありません。
我々が望んだのは、戦争の勝利でも輝かしい栄光でもありません、
愛する人達の魂の平和なのです。

欲目に見ているとはいえ、
それでもこの"キングダム・オブ・ヘブン"という話は、
実際より低い評価を受けているのではないかと思うのです。
本当は一人でも多くの方々に、バリアンの強さをご覧頂きたいとは思います。

しかし元々たくさんの人々に消費されるような話ではないのかもしれません、
誰かの心と記憶に残る話であるのなら、
世間にどのような評価を受けようと、
価値があるものである、と私は確信しています。

494 名前:Hospitaler:2007/04/30(月) 15:22:280

>>490
……コーヒー、ですか。
消化や利尿などに作用があるものとしては知っていますが、
飲み物である、とは初めて耳にしました。
実や皮、種などを煎じたものを使用しますが、
あれは好物になるような味ではないと思いますよ。

……ということは、
他に"あんまりにも美味しい"やり方がある、ということでしょうか!
それはぜひお伺いしたいところですな!

495 名前:Hospitaler:2007/04/30(月) 15:23:270

>>490(続き)
>案外食関係になると人間は宗教とかあんまきにしないんだな
教皇様が飲み物に洗礼を施す、
とはまた尋常でないですな。
コーヒーは、アヴィセンナなどムスリムからもたらされたものですから、
その辺に何か事情がありそうですね。

乱暴な言い方ですが、宗教は所詮人の生み出したものです、
宗教的に正しいことが、信仰として正しいのかはまた別ですし、
その逆もまた然り、です。
我々のような"十字軍"をご覧の皆さまならよくお分かりかと思います。
一方で、イエス・キリストは、何がいけないとか、何をしなければならない、とか、
そういう"規律"を説いたわけではありません。
人と神の関係の中での生き方を説いたに過ぎないのです。

聖書の時代に飲み物のコーヒーがあったとして――
果たしてイエス様は"コーヒーは悪いものだから、飲むな"と仰ったでしょうか?
少なくとも、あの方は"ぶどう酒を飲むな"、
とは仰りませんでしたよ、ははは。

496 名前:名無し客:2007/04/30(月) 19:30:470

戦の先鋒って死亡率高くね?

497 名前:名無し客:2007/05/01(火) 19:42:250

ついにキリストの偉大なる教えが世界を包み込み、全員がキリスト教徒になりました。
人々はキリストの教えを忠実に守り、姦淫をしなかったので数十年としないうちに
人類は滅びましたとさ。

498 名前:名無し客:2007/05/03(木) 01:05:590

タコとかイカを英語で「悪魔の魚」と呼ぶのは何故ですか?

499 名前:Hospitaler:2007/05/04(金) 01:45:100

>>496
一番最初に敵軍へ接触する役割ですからね。

我々の戦いの仕方は、原則、密集した騎兵同士の突撃になります。
これで敵の隊列を破るか、崩すかして、戦闘に入るわけです。
こうなってくると、生きるか死ぬかは最早確率の問題というか、
当たるか当たらないかの程度というものですよ。
隊列のどこにいようが、あまり関係なくなります。

もっとも、突撃の際や、突撃前の小競り合いも考えて、
隊列の前衛と後衛に熟練した騎兵をおいて布陣するのが普通です。

500 名前:Hospitaler:2007/05/04(金) 01:46:290

>>497
落ち着いて、497殿。
あなた様は"姦淫の罪"と、"結婚"を取り違えていらっしゃる。
イエスは、男女がひとつになって生きることを否定されるどころか、
祝福していらっしゃいます。
そもそも父なる神ご自身が、"男が一人でいるのはよくない"と、
女性を生み出したではないですか。
ですから"人は父母を離れてその妻と結ばれ、一体となる"のですよ。
一番近い隣人の愛を顧みないで、神を愛するなどと、
どうして言えることができるでしょうか。

しかし、一方で、イエスは"結婚できないように生まれついた者、
人から結婚できないようにされた者"であっても、
絶望することはない、
結婚をしないことも、天国を受け入れるための幸いであるから、
と声をかけて下さっているわけです。

501 名前:Hospitaler:2007/05/04(金) 01:47:300

>>497(続き)
ちなみに"我々が"結婚をしないのは、罪云々の問題というより、
伝統的な面と、経済状況や仕事の"便宜上"という面の方が大きいでしょう。
もちろん、"姦淫の罪"は許されるものではありませんが、
結婚という神聖な結びつきそのものを否定しまっては、
そもそもその"罪"の意味がありませんよ。

それから、世界中がもし、全てキリスト教徒になってしまったら、
きっとその時点で人類は滅びていると思います、姦淫云々に関わらず。
画一的で多様性なく、硬直したものは成長できません。
また、だからこそ多様性を誇る人間が、
もし、全て同じものを目指すとしたら、
その過程で互いを食い潰して滅亡することは明らかです。

キリストの福音が世界全てに広がることは望みますが、
今の地上において、全てが"キリスト教徒"になることを望むほど、
愚昧ではありませんよ、さすがの私もね。

>>498
……それはやはりあの形状にあるのではないでしょうか。
とはいえ、この地に生まれたものですし、
もちろん意味あってのあのかたちなのでしょう。
本人達にとっては大変余計な世話というか、
いい迷惑でしょうな、多分。

……ただ、やっぱりちょっと、
こう、背筋がもぞもぞっとする感じは、否定できません。

502 名前:Hospitaler:2007/05/04(金) 01:55:250

皆さまとのお話も500目を迎えましたね。
いつもご来訪して下さる方、お話しして下さる方々のお陰です。
どうか皆さまに神のご加護がありますように。

現状こちらは、ボードワン4世陛下、5世陛下とお亡くなりになり、
ギー王やルノー殿、貴族派が力を得た不穏な状況であります。
行く先はいささか不安ですが、
それでも私どもには、バリアン卿とみなさま方がおりますからね、
心強く思う次第です。

そんなわけでもうしばらくは、この年寄りの話におつき合い頂けますかな? 

503 名前:名無し客:2007/05/06(日) 03:29:100

結婚は神様が引き合わせたものって言いますけど、
そのわりにみんなボコボコ離婚してますよね。
やっまり神様は、人間ごときの色恋なんかガン無視でしょうか。

504 名前:名無し客:2007/05/06(日) 03:51:390

500おめでとうございます!
お祝いに何か食べ物を送ろうと考えています。
希望があったら、今の内に言ってくれると助かります。
……アイスクリームなんてどうでしょう?
甘いものに目がないホスピタラーさんなら、
きっと泣いて喜んでくれると思うのですが。

505 名前:名無し客:2007/05/06(日) 15:33:590

キリストが街を歩いていたら、群衆が女に石を投げていてた。
キリストが群衆の1人に『何故石を女に投げているのか』と尋ねたら 、
その者が『女は罪人だからだ』と答えた。
それを聞いたキリストが群衆に向かって
『それでは今まで誰も罪を犯したことのない者だけが石を投げよ』と群衆に言った。
群衆は反省して去っていって
最後に石を投げているのはキリストだけとなった 。

506 名前:名無し客:2007/05/06(日) 15:44:480

遅ればせながら500到達おめでとうございます。
お祝いに小生からはオレンジケーキなど!
アイスクリームと言えば……「薔薇の香りをつけたシャーベット」なんていかがでしょうか。

507 名前:名無し客:2007/05/06(日) 15:47:520

すいません、なんだかウルトラセブンのテーマが鳴り響いてしまいまして。

あほら。
へぶーんへぶんへぶんへぶーん♪

(なんて罰当たりな)

508 名前:Hospitaler:2007/05/06(日) 23:31:320

ここ数日、仕事は多くなかったのですが、
人手がなくてずっと救護院におりました。
どうやら皆さまお休みや、お祭りの方が多かったので?
いずれにせよ無理はなさらないで頂きたいものです。

>>503
そうですか。
我々の時代ではそれでも基本的に"離縁"は許されませんよ、
まあ、飽くまでも表面的なものとは言えるかもしれませんが。
夫から逃げるために女子修道院へ駆け込む女性も少なくない、と聞いております。

私はこういう身ですから、話は数多く聞いても、
自分自身に体験はありません。
ですから、どのような事情があるのか、
ことに男女間の話は複雑ですから、全て理解できるわけではありません。
結婚相手を好き勝手に選べるわけでもありませんし、
一概に何が正しいのかとは判断できかねます。

509 名前:Hospitaler:2007/05/06(日) 23:32:380

>>503(続き)
ですが、"神さまがガン無視している"とは思いません。
先に申し上げましたとおり、神さまは人を男女に創り上げ、
その結びつきを祝福された方です。
聖ヨセフは、手に持つ杖に花が咲いたからこそ、
聖母マリアと結婚したのですよ。

人との関係は与えられる物ではなく、自分たちで創り上げていくものです。
人がそれぞれ互いを敬い、大切にしていかなければ、
どんなに素晴しい出会いを神さまから与えられたとしても、
全く価値はありません、
自分の生命を生きていくのは、神ではなくて己自身なのですから。
どうか、503殿も神さまの引き合わせで素晴しい人と出会ったら、
その感謝の念を、ずっと持ち続けてくださいね。

510 名前:Hospitaler:2007/05/06(日) 23:33:370

>>504
>お祝いに何か食べ物を送ろうと考えています。
素晴しい! ありがとうございます!
食べられるもので美味しければ何でも結構ですよ!

>……アイスクリームなんてどうでしょう?
"アイスクリーム"というものは存じませんが……
未来の歴史を垣間見るに、
なめらかで甘く、素晴しく美味しいお菓子だと思われますな。

……まさに!
ヨダレずびっ!
というやつですね!
うーん、意地汚いと思われそうですが、嘘はつけません。
頂くのが非常に楽しみですな、ふふふ。

511 名前:Hospitaler:2007/05/06(日) 23:38:000

>>505
仰っておられるのは、おそらく"ヨハネによる福音書"の部分だとは思いますが……
もちろん、イエス・キリストは父なる主から遣わされ、
罪無くして生まれた子ですけれども、
505殿、神を試そうとするのはあまり良いことではありませんよ。

我々は罪を犯さずに生きることはできません。
私は殺人者ですし、人を憎むこともある、
病人を蔑むような思いを抱いたこともあります。
もし、キリストが罪を裁くために石を投げるような方であったら、
私はとうの昔に打ち殺されているでしょう。
しかし、あの方は自分に鞭打ち、石を投げ、十字架につけたものを、
全て赦していかれたのです。

私はあまり"まっとうな聖職者"ではありませんが、
イエスを信じているからこそ、ホスピタラーと名乗っています。
私自身はどのように思われても構いませんが、
頑なになるあまり、世界を閉ざさないでください。
505殿が思っていらっしゃるものより、
もう少しだけ信頼に足り得るものなのですから――
世界も神も、人間もね。

512 名前:Hospitaler:2007/05/06(日) 23:39:370

>>506
おや、これはこれは!
たちこめる豊かで爽やかな香りは……うーん、焼きたてですな!
506殿が焼いて下さったのですか?
ありがとうございます、せっかくですからさっそく頂きましょう!


……も、もちろん、他のみなさま方にも切り分けますよ。

>「薔薇の香りをつけたシャーベット」なんていかがでしょうか
それもまた幸せの繰り返しですな……おっと、よだれが。
ばらは鎮静などに効果があり、私も使用しますが、
こうした香りや花を楽しむという習慣はイスラム世界のものです。
元々アッラーやムハンマドなどを表わす花のようですよ。

暑い中で食べると最高ですね!

>>507
むね〜につけ〜てる マークは十字〜♪
じま〜んの 剣技で〜 あ〜たまをたたく〜♪

……ってついつられてしまったではないですか!

土曜夕方ホスピタラーマンをよろしく! 日曜朝はヘブンレンジャーで!おじさんたちと握手!

513 名前:名無し客:2007/05/06(日) 23:44:580

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070505_bible_fight/

すいません、私これ見て皆様方のイメージがいっぺんに変わりました。
なんて素敵な肉体美…(はぁと)

514 名前:名無し客:2007/05/06(日) 23:51:000

>>512
>……も、もちろん、他のみなさま方にも切り分けますよ。
・・・いいんですよ。
私の分はあなたが食べてください(ノ_<。)うっうっうっ

515 名前:名無し客:2007/05/08(火) 00:37:040

ホスピタラーマン、助けてー!
イスラム戦隊サラディーンがエルサレムに攻め込んで来たんだよー。

516 名前:名無し客:2007/05/08(火) 01:46:560

結ばれるべき運命の赤い糸の恋人同士が、
この世に生まれる時に何かの手違いで兄妹とか姉弟になったら
どうなっちゃうんでしょう。たまにそういう人達がいるみたいですけど。

やっぱり担当の天使さんも記者会見で頭下げたりするんでしょうか。
「しっぱ〜い☆」とか言って誤魔化すとか。

517 名前:名無し客:2007/05/08(火) 16:37:11O

好きな酒の銘柄は?

518 名前:Hospitaler, Godfrey and Lord Tiberias:2007/05/12(土) 00:52:370

>>513
Godfrey「むう、モーセめ、石版ばかり投げやがって姑息な奴め」

Hospitaler「……いつまでやってるんですか、閣下」

Godfrey「私が5連勝するまでだ」

Hospitaler「……いつの未来になりますか」

Tiberias「……大体迷うことなくサタンを選ぶような男が姑息とか言えるのか?」

Godfrey「男だったら堂々と戦え!」

Tiberias「……ゴッドフリーの寝言はともかく、いいできだな。

      こういうものに疎い私でも、バランスのとれたいい作品だということは分かる」

Hospitaler「イエス様が魚を降らせてきた時には思わず笑いましたよ。

       私達のもあったら面白いかもしれませんね」

Godfrey「……立ちしょn(映倫)攻撃か?」

Hospitaler「この(映倫);*@q3ッ!!」

Tiberias「……まさにリアルファイトだな……」

519 名前:Hospitaler:2007/05/12(土) 00:53:220

>>514
ああっ、ごめんなさい! 514殿!
泣かないで、ちゃんと514殿の分もここにあります。
すみません、この年の癖につい食い意地が張ってしまいまして。

514殿を泣かせてしまいましたので、
お詫びに今日の私のおやつをさし上げます。
りんごとオレンジの素あげです。
シナモン味で美味しいですよ。よろしければどうぞ。

520 名前:Hospitaler, Godfrey and Lord Tiberias:2007/05/12(土) 00:57:140

>>515
Hospitaler「天が呼ぶ 地が呼ぶ 人が呼ぶ サラディンを倒せと俺を呼ぶ!

       俺は正義の戦士ホスピタラーマン! 最初からクライマックスで参上!

       月に代わって〜おしおきよ♥」

Godfrey「キャラ違う! しかも混ざってる! しかも少女向け!」

Hospitaler「むうッ! 貴様は影の同盟、ヘンリー・デュカード!」

Godfrey「フッフッフ……過去を乗り越えよ……」

Hospitaler「罪なき人々を苦しめるとは許すまじ!」

Godfrey「増長した文明社会こそ世界を闇に貶める!」

Tiberias「……どうでもいいが、おまえたち、サラディンはどうしたんだ?」

521 名前:Hospitaler:2007/05/12(土) 00:58:270

>>516
難しいお話ですが、
神のご計画について、我々が知る術はありません。
神は我々の行動を制限したり、裁いたりする存在ではないので、
運命の恋人が生まれる前より決まっていたとしても、
"愛する"という行為は自発的なものだと思います。

"愛"というのはとても壮絶なものです。
全てを受け入れ、全てを失う覚悟の元でしか成り立ちません、
少なくとも同じ人間が、それを正しいと言うことも、
間違っていると言うこともできないと思います。

"どうなるのか"は、考えても答えの見つからない問いです。
"どうするのか"と問うた時、愛を持つ人は、道が明確なだけに強い。
たとえ、それで十字架にかけられるようなことになっても、
自ら選択した道を悔やみはしないでしょうからね。

人や世界を愛することのできる人はそれだけで幸福だと思います。
そして、誰しも、心の内に愛するものを持つことのできる、"人"なのです。

522 名前:Hospitaler:2007/05/12(土) 01:00:030

>>517
おやおや。私はこう見えても修道騎士ですから、
"本当は"お酒は頂かないんですよ。
……まあ、そのちょっと"味見"することもありますけれどね、ふふ。
ですから、銘柄に拘るようなことはありませんが、
昔南フランスの方に行った際に飲んだ、
サンテミリオンのワインは美味しかったですね。
あの街はまさしくワインのための街でした。



さて、これから少しイベリンの方へ行って参ります。
……どうにも不穏な気配がありますので。
焦る程ではないのですが、急ぐ必要はあるので、
また少し、お暇を頂きます。
私がいなくとも、お茶は用意させておきますので、
どうぞごゆっくりしていってくださいね。

523 名前:名無し客:2007/05/12(土) 04:55:230

ホスピタラーさんが出張するときに欠かせないものって何ですか?
持ち物でもいいですし、出張先で「味見」するお酒の事でもいいです。

524 名前:Hospitaler:2007/05/15(火) 21:34:010

こんばんは。

思っていた以上に情勢が悪くなっていたので、
おみやげは持ってくることができませんでした。
ただ、今朝方羊の世話を手伝っていたものですから――ちょっと臭いですか?すみません。
よろしければ羊乳などいかがでしょうか。
栄養豊富ですから、よく病人の方々にも飲んで頂いています。
ちょっとした胃腸の不調などはすぐ治ってしまいますよ、
よろしければどうぞ。

>>523
そうですね……
欠かせない持ち物という意味では、まずおやつですね。
……もうちょっとちゃんとした言い方をすれば携帯食料です。
それから、手術道具と、歯磨きセットと、
それからいくつかの薬や香油、薬用酒を持っていきます。
昔は、旅の長さに応じて持っていくものを変えていたのですが、
最近はいちいち変えるのが面倒になってしまったので、
ほぼフルセットを持っていく次第です。

基本的に物はあまり持たぬようにしているのですが、
こればかりはね。
ついあれこれと余計なことも考えて、実際は必要なさそうなのに、
持っていってしまいます。
まあ、いつどこで何があって何が起きるか分かりませんからね、
足りずに人が救えぬと後悔するぐらいなら、
多少重くても使い慣れた物を全て持っていく方が、
私は安心するようです。

525 名前:Hospitaler:2007/05/15(火) 21:35:040

>>523(続き)
>出張先で「味見」するお酒の事
自分の為に申し上げますが、いつも味見しているわけではありませんぞ!
どうしても断りきれない時や、土地の慣習的に頂くのが正しい場合だけです!

とはいえ、旅先の料理は欠かせませんなあ。
あまり、楽しみの為にエルサレムから出ることはありませんが、
それでも見知らぬ土地へ行ったら、
その土地の料理を、その土地のやり方で頂くのは楽しみなことです!



再びお褒めの言葉を頂きまして、ありがとうございます。
しかしながら、"聖職者の鏡"とは……
せっかくのお言葉ですが、鏡に映せばただの髭面の爺なわけでして、
この土地におられる他の聖職の方々の方が、
よほど意志の強い、優しい方々だと思います。

それでもお言葉を頂いたことは大変嬉しく思います、
いつもご来訪頂き、ありがとうございますね。

526 名前:@Hospitaler:2007/05/15(火) 21:37:400

公開間近の"パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド"ですが、
どうやら、我らが"サラディン"、ハッサン・マスードが出演するようですよ。

ttp://www.waleg.com/archives/007367.html

皆さまの日本ではまだどこにも情報がないようですが、
"キングダム・オブ・ヘブン"をご覧になった誰もが、
あの誇り高いサラディンの姿を好きになっているようですから、
これは朗報ですね!

ハッサン・マスードはシリアの大スターで、
始めはハリウッド映画への出演に懸念があったそうですが、
リドリー・スコットの意向を受けて、サラディンを努めたとのこと、
そのまさしく"サラディン"たる演技は、誰もが絶賛するところです。

しかし、今回は、"あの"ディズニー社に、ブラッカイマーですし、
脚本もストーリーもどっからどう見ても超大作なハリウッド映画です。
ここにシリアの俳優が起用され、出演するとなると、
その意義は大きいと思います。


……私も"次回作"あたりに脇役のスペースをもらえないかなあ、ははは。

527 名前:名無し客:2007/05/16(水) 02:12:180

たしかにサラディンは非常に良かったですね。
誰もが彼の王者としての器に、他のどの王よりも羨望と敬意を持ってその御姿を拝見
――――あ、こ、これはホスピタラー殿の手前、大変失礼を。ゲフンゲフン。

で、もし、"次回作"に出演依頼があったとしたら、どのような役柄が良いでしょうか?

528 名前:名無し客:2007/05/16(水) 02:14:060

私共の時代になりますと、美食も悪とされる事が多く、特に腹のまわりに肉が
付いている事は、悪以外何ものでもなくなる風潮があります。
……割と、恰幅の良い方が多そうでしたが、皆さん、体重など大丈夫でしょうか。

529 名前:名無し客:2007/05/16(水) 16:21:40O

初歩的な質問出申し訳ありませんが
アーメンってどういう意味なんですか?

530 名前:名無し客:2007/05/17(木) 16:20:22O

子供に「悪魔」という名前をつけようとした親がいたそうですが
聖職者的にはどう思われますか?

531 名前:名無し客:2007/05/17(木) 22:44:370

ある時エルサレムのイサクの家でパーティーがあった日の事、
遅れてきたヨシュアが慌てた様子でイサクに詰め寄った。
「なあ、ペンギンはどのぐらい大きいと思う?人間くらいはあるか?」
イサクは百科事典を調べてきた。
「えっと…一番大きいコウテイペンギンで1m20cmくらいかな」
ヨシュアは天を仰いだ。
「ああ、やっぱり俺が馬車ではねたのはペンギンじゃなくて尼さんだったのか」


ビア・ドロローサで神父がラビに出会った。神父がラビを皮肉った。
「君たちユダヤ教徒はどうしてエビを食べないんだい?あんなに美味しいのに」
「簡単な事ですよ。あなたの結婚式の日に盛大に食べてあげますよ」

532 名前:名無し客:2007/05/18(金) 16:42:59O

ミサに使う聖餅は誰が作っているのですか?

533 名前:名無し客:2007/05/22(火) 22:49:180

『◯◯は忘れた頃にやってくる』

◯◯に当て嵌まる語句を考えてみてください。

534 名前:@Hospitaler:2007/05/23(水) 01:46:140

>>527
……ゴホンゴホン。

こんばんは、日本の皆さん。
反則ですが、527さんの質問は私宛のようなので、
Hospitalerに代わって、中の人である私がお答えします。

>たしかにサラディンは非常に良かったですね。
いるだけで空気を変える俳優さんというのがいてね、
たとえば、ティベリウス卿のジェレミー・アイアンズとか、
立っているだけでその存在感に圧倒される。
ハッサン・マスードもまさにそんな人でしたよ。

ハッティン戦後のギーやルノーとのやりとりのシーンは、
見ているこっちも緊張で胃がキリキリしたものです、
もっとも私はその時首だけだったけどね(笑)。

ただ、やはり何でもそうですが、
素晴しいものがひとつだけあっても、感動は生まれない。
多くのものが噛み合って始めて、命が吹き込まれて一つのドラマが生まれる。
サラディンは素晴しい英雄だけれど、ボードワン4世がいなければ、
エルサレムの和平が成り立たなかったように、
マスードだけでなくて、ノートンや――もちろん、オーランドがいなくては、
この映画はこれほど良いものにはならなかったと思います。

535 名前:@Hospitaler:2007/05/23(水) 01:49:370

>>527(続き)
>――――あ、こ、これはホスピタラー殿の手前、大変失礼を。
ああ、気にしないで。多分、彼もまったく気にしないだろうから――
彼にとって重要なのは、
目の前の物が美味しいか、まずいかぐらいだからね(笑)。
彼は、物事をいつでも冷静で客観的に見て、物語を支える役なんだ、
だから突如バリアンの前に現れたりする。
そんなHospitalerであれば、多分、
"あなたの意見には同意する。だがサラディンも一人の人間だ"、
というようなことを言うと思います。

>で、もし、"次回作"に出演依頼があったとしたら、どのような役柄が良いでしょうか?
モナハンや、サーも言っていたけど、あれはジョークだろう?
バリアンのその後――もしかしたらリチャード王とまたエルサレムに行ったりする話?
いやいや……やっぱりそれはないよ。
うん、監督は今後も歴史物を撮ると思うし、
私もぜひ、そうして欲しいと思うけれど、
"キングダム・オブ・ヘブン"自体の続編はないと思います。
またリドリー・スコット監督の映画に出られるなら、役柄は何でもいいですね。
(BHDの誰かみたいに)ヘリコプターから落ちる役でもいいよ(笑)。

……というのは冗談で――本当に!
幸運にもリドリー・スコット監督の映画の主演をやったんだ!
"それでも生きる子供たちへ"というオムニバス映画のうちのひとつ、
スコット親子の"ジョナサン"です。
"オーメン"に続いてフリージャーナリストの役どころ。
他もそうそうたる顔ぶれが揃っているし、またまた幸運にも!
日本での公開が決まっているので、ぜひご覧ください。
とてもいい映画です。

http://kodomo.gyao.jp/

536 名前:Hospitaler:2007/05/23(水) 01:51:160

やれやれ、すっかりご無沙汰してしまいました。

>>528
>特に腹のまわりに肉が付いている事は、
>悪以外何ものでもなくなる風潮があります
!!

……なんと、みなさま方の時代は節制に厳しい時代なのですなあ……。
いやまあ、我々の時代も総じてそれほど食糧が豊富なわけではないですし、
誰も彼も太っているというわけでもありませんが、
剣を振るう以上多少、ついている部分もあります。

ただし、エルサレムはヨーロッパ、特に北フランスやイギリスなどに比べると、
かなり食のバリエーションが豊富ですからね、
ましてここでは誰もが貴族になる可能性がある。
食の豊かさは権力の象徴ですから、その辺も関係しているかもしれません。

私の周りではそれほど目立って体重の重いような人はいなかったと思います。
……え、私ですか?
うーん、一応これでも、
駆足の馬に飛び乗るぐらいの身軽さは維持しておるつもりですよ……。

537 名前:Hospitaler:2007/05/23(水) 01:53:330

>>529
こんにちは、529殿。
どうか、ご質問の際にはそのように硬くなりませんように。

>アーメンってどういう意味なんですか?
"アーメン"というのはヘブライ語で、
"たしかに""まことに""然り"、というような意味です。
イスラエル時代の誓いの言葉で"真理""真実""確実"という意味を持つ、
"エメト"から来ています。

使い方としては、
自分の祈りの最後に加えたり、
ミサなど他者との祈りのやりとりに使われたり、
それから聖書に出てきたりします。
キリストの御言葉の最初に出てくる、"よく言っておく""はっきり言っておく"、
というあれですね。

538 名前:Hospitaler:2007/05/23(水) 01:54:030

>>529(続き)
うまく言葉にできるか分かりませんが、"アーメン"というのは、
"それがまことでありますように"という真実への願いと、
一方で、"これがまことのことである"という真実の完成と、
両面の意味があるように思います。

ゴッドフリー閣下が死の際に伝えた誓いにこういう言葉があります。
――"Speak the truth always, even if it leads to your death."

真実を言い表すことは、常に良い情勢をもたらすわけではありません、
場合によっては"物理的な"破滅をもたらすことの方が多い。
ですが、神とは真なる方であり、我々の全てをご存じです。
嘘は滅ぼされますが、真実はどれだけ踏みつけられようと真実である以上、
滅びることはありません。

嘘をつくことによって地上の世界で生き延びる我々でも、
せめて"アーメン"と口に出す言葉が真でなくては、
神との繋がりを失ってしまいます。
世界共通のたった一言の言葉ですが、"真実"という重い言葉なのです。

539 名前:Hospitaler:2007/05/23(水) 01:57:010

>>530
……驚きました。

我々の世界で、この言葉は恐れの対象です、
もし、"悪魔が憑いている"などと噂されれば、
それだけで正常な生活はおくれなくなります。
私は、人間に起る全ての悪い事柄が、
"悪魔"によってなされていると考えるほど信心深いわけではありませんが、
しかし、確かにこの言葉は、全ての悪いものを表わします。

皆さまの土地では、"悪魔"という言葉に、
それほどの意味はないのかもしれませんね。
しかし、以前ここへ訪れてくださった方も仰っていたように、
名前というのはその人を表わす最も基本的で、最も大切な属性です。
そして名前は、自分のものであると同時に、
自分を呼んでくれる人々のものでもあります。
不真面目な私でさえ、
簡単に口に出すのはためらわれるような言葉を子供の名前にしては、
あまりにも子供が可哀相だと思いますよ。

子供には世界を超えて飛び立つ、あらゆる可能性があります。
子供の可能性をわざわざ奪い、一生の枷を背負わせるような真似を、
どうしてその親自身ができるでしょうか。
それが何をもたらすことになるのか、もう少し熟慮して欲しいものです。

540 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/05/23(水) 02:01:510

>>531
Hospitaler「ははは、酷いなあ」

Godfrey「……曲がりなりとも聖職者がのんきに笑っていいジョークなのか?」

Hospitaler「私は皮肉屋にはなれませんからなあ」

Godfrey「"妻のカラダよりも ランボーの才能に欲情した"

      ……とか書かれるのは十分皮肉のような気がするが」

Hospitaler「……女中に文字通り飛んで襲ってくる神父とどちらが悪いジョークか、

       一考の余地がありそうですな」

Tiberias「……また低レベルの争いをするな。大体おまえたちがそんなだから我が陛下が」

Godfrey「黙れ、ロリータ」

Tiberias「ロ……ッ!?」

541 名前:Hospitaler:2007/05/23(水) 02:05:390

>>532
修道女や修道士たちです。

小麦粉を薄くのばして焼くというシンプルなものですが、
作っているシスターによると、
水と粉の配分が意外と難しいとのことです。
そうやって丁寧に焼き上げられたホスチアは、香ばしくて美味しいんですよ。

……しかし、私がもしホスチアを焼く仕事についていたら、
我ながらミサに使う分が残るか不安ですな……んがくく。


全然関係ない……わけでもなさそうですが、
書庫で妙なものを見つけました。

ttp://kaikikitaro.hp.infoseek.co.jp/log_01.html

キリストが食べたという料理、私もぜひ食べてみたいところです。

542 名前:Hospitaler and Godfrey of Ibelin:2007/05/23(水) 02:09:120

>>533
Godfrey「ティベリウス」

Hospitaler「満月の夜」

Tiberias「ダイ・ハード」

Balian「……もう何でもいいんじゃないですかこれ」

Godfrey「とうとう息子以外に突っ込める役がいなくなった上に、最初から諦めクライマックスだ!」

Hospitaler「……誰の所為ですか誰の」

543 名前:名無し客:2007/05/23(水) 05:02:14O

アーメン。ラーメン

544 名前:名無し客:2007/05/23(水) 05:04:130

冷やソーメン

545 名前:名無し客:2007/05/25(金) 00:41:150

>とうとう息子以外に突っ込める役がいなくなった

この一文を読んで、まことに卑しき事を想像してしまいました。
ああ、神父殿。こんな罪深き我に懺悔をさせて下さい。

546 名前:Hospitaler:2007/05/27(日) 09:59:580

おはようございます。暑くなってまいりましたね。

>>543-544
……アーメン、ソーメン、冷ソーメン、
と聞いた気がするのですが、ラーメンなので?
ラーメンも調べるに、とても食欲のそそる料理ですなあ。

そうめんはあんなに細い麺なのに、しなやかで弾力性があり、
意外と簡単に切れたりはしません。
それから、約一年、じっくり寝かせて美味しいそうめんができあがるのだ、
と昔知り合いが熱く語っておりました。

私は自分の不心得故に、立派な信仰があるわけではありません。
神との繋がりは極細いものです。
ただ、細いが故に柔軟にぶれて、意外と耐性があるのかもしれませんな。
確かに、"アーメン"は美味しい麺のようなものなのかもしれません。

547 名前:Hospitaler, Godfrey and Lord Tiberias:2007/05/27(日) 10:02:000

>>545
Godfrey「………」

Hospitaler「………」

Tiberias「……鬱陶しいから図体のでかい男2人がいつまでも固まっているな」

Godfrey「言っておくが、そうやってウホられて喜ぶ趣味はないぞ!」

Hospitaler「ブッ もうちょっと言い方を考えて下さいよッ! 閣下!」

Balian「大事なことが抜けているような気がするので自分で言いますが、

     私だってそういう趣味はありませんよ。というか勘弁してください」

"Bootstrap" Bill「俺の息子がなんだって?」

Hospitaler「うわッ!? どちらさまで!」

Godfrey「なんだこの"ヤドカリ"もどきは! 私の息子は私の息子だ!」

"Bootstrap" Bill「何を言うんだ、"片k(映倫)。 彼は俺の息子だ!」

Hospitaler「……バリアン、君には何人父親がいるんですか」

Balian「……少なくとも3人ぐらいはいるんじゃないでしょうか」

548 名前:Hospitaler:2007/05/27(日) 10:03:130

>>545(続き)
>ああ、神父殿。こんな罪深き我に懺悔をさせて下さい。
えーっと……ゴホン。
相手が私でよろしいのならば、どうぞ。
もっとも、罪を"想像した"だけのことでも事細かに告解するなら、
私なんぞは毎日告解しなければならないような気がしますがね、はっはっは。

でも、神のもとへ立ち返る時間は必要です。
――では、神のいつくしみに信頼して、あなたの罪を告白してください。

549 名前:名無し客:2007/05/27(日) 22:07:180

「いーつくしみふかーきー」で始まる聖歌がありますよね。
皆さん、歌は得意ですか?
ルノーやギーは体格いいから、良いお声を朗々と響かせそうな気が……。

550 名前:名無し客:2007/05/28(月) 20:24:180

あなたに父と子と精霊のご加護がありますように、アーメン

551 名前:名無し客:2007/05/28(月) 23:24:520

同じ聖職者として、パトリアークの言動をいかが思いましたか?
「それが司教の言う言葉か」

552 名前:Hospitaler:2007/05/29(火) 09:06:290

おはようございます。

>>549
その聖歌そのものは私どもの時代にはまだないようですが、
素敵な言葉ですね。

それに比べて、私のいつまで経っても成長しない歌声はいかがしたものか。
549様のお声が羨ましい限りですよ。

>ルノーやギーは体格いいから、良いお声を朗々と響かせそうな気が……。
……なるほど、確かに。
だから、"トイザらース!!"とか"アッセンブルジアーミー!!"とか、
よく叫んでいらっしゃるわけですね……。
声が通る方はそれが一つの武器だと思います。
やっぱりそれだけ、自分自身の精神を高揚させ、且つ、
周りの人間にとっても影響を与えますからね、
私みたいないちいち細長い人間には向かない、というわけです。
だからこそ、細長い戦い方が得意、とはいえるでしょうか、ふふ。

>>550
アーメン。

私などのために祈って下さり、本当にありがとうございます。
私のために祈って下さる人がいること、
私が祈ることができる人がいること、
それを考える時、私はこの地に人として生まれて良かったと、心から思います。

どうか、550殿にも主が共にいて支えてくださいますように。

553 名前:Hospitaler:2007/05/29(火) 09:07:360

>>551
ボードワン陛下にも
"I shall confess to God when I see Him. Not to you."
"告解は神に向かってする。おまえではない"

だの、ギー王には剣を向けられるだの、
あまり報われていない方だと思いますが……

少なくとも私は、どんな人でも、
簡単に批判したり評価したりできるような立場の人間ではありませんので、
司教様がどのような方であっても、従うべきところは従います。
もっとも、お互いにどうやっても折り合わないとは思いますがね、
あの方の席に私は座ることはできないし、
あの方も私の側には座りますまい。

何しろ私はあの方の大切にする教義を、
自分の都合で踏んづけていくわけですから。
特に、ゴッドフリー閣下と共にいた時は、
閣下の権力もある程度背負っていたわけで、
きっとよほど"目の上の瘤"、だったのでしょうねえ。

>「それが司教の言う言葉か」
ええと、それからそのバリアンの言葉ですが、
その、我らが戸田女史が少し言葉の意味を変えているようで、
本当は、

" You've taught me a lot about religion, Your Eminence."
"あなたは信仰についてたくさんのことを教えて下さいました、猊下"

と言っています。
サラディンとの和議に臨むバリアンに、

"Convert to Islam. Repent later."
"今だけイスラム教へ改宗し、あとで悔悛しよう"

と言った司教様に対してのバリアンの返しです。
つまり、バリアンは本当は司教様に文句を言っているというより、
単に皮肉を言っているだけなのですよ。

554 名前:名無し客:2007/05/30(水) 05:03:22O

おはようございます!
仏教とか他の宗教の印象ってどうですか?
この宗教は自分に近い!とか…これは合わないとか

555 名前:名無し客:2007/05/30(水) 08:48:360

アル=アーディルはサラディンにも増して西洋に理解があるとか…
彼がカリフになればイスラームとの和平もなるやもしれませぬな

556 名前:名無し客:2007/05/30(水) 14:34:330

人生における運命の一瞬というものを感じた事はありますか?

557 名前:名無し客:2007/05/30(水) 21:46:320

このゲーム、皆さん出てきてたりしませんか?

http://www.famitsu.com/game/coming/2007/05/23/104,1179927678,72154,0,0.html
http://assassinscreed.uk.ubi.com/

558 名前:Hospitaler:2007/06/01(金) 00:49:080

こんばんは。

草の萌える時期の所為か、馬が道々、草を食べていこうとするので、
戻るのに時間がかかってしまいました。
……"道草を食う"というのはまさしくこのことですな。

>>554
こんばんは。元気の良い挨拶ですね。

>仏教とか他の宗教の印象ってどうですか?
印象ですか。
私の信仰するキリスト教と同じくらい、大切で素晴しいものだと思います。
以前もお話したかもしれませんが、
我々を見守る神という存在はひとつです。
ただ、その御許へ辿り着くための道筋が、
"キリスト教"だったり、"仏教"だったり、"イスラム教"であったりするだけのこと。
私は"たまたま"キリスト教圏に生まれたので、
キリスト教信者になっただけです。
もちろん、それも神のご意志だとは思いますけれどね。

だから、どれが正しくどれが誤っているなどということはもちろんないし、
それぞれの宗教が真理を語っています。
私は宗教に好き嫌いはありませんよ。
では、何故争っているのかと問われれば、それは宗教面の原因でなく、
もっと政治的な――私の場合だともっと個人的なレベルにおいての原因です。

神を敬う人に宗教の差違はありません。
私にそこへ行くことのできる資格があるかどうかはともかく、
モーセもムハンマドも今は同じところにいらっしゃるのでしょう。

559 名前:Hospitaler:2007/06/01(金) 00:54:550

>>555
アル=アーディル、サラディンの弟君ですね。
今は離れたエジプトにいらっしゃると聞いております。
非常に有能且つ、弁舌や謀略に長けているようで、
さすがのサラディンもその能力を恐れているのかもしれません。

カリフ、というのは宗教的指導者の意味合いですから、
スルタン、の方ですね。
他人のことを心配できる立場ではありませんが、
いつかサラディンが去った場合の後継者問題には、
一悶着ありそうですな。
イスラム教圏は、我々に比べて"より能力のあるもの"が、
上に立つというのが義のようですから、
或いは、サラディンの子供達を抑えて、
アル=アーディル殿がスルタンを継ぐことも考えられます。

アーディルという言葉は、"公正"という意味だそうです。
我々がどのような道を辿るにしても、
イスラム教との関わりを断つことはできないでしょう、
互いに公正でなければ和平は成り立ちません。
どうか、次の世においても互いに公正で高潔な人物が、
政治を治めることができるといいのですが。

560 名前:Hospitaler:2007/06/01(金) 00:56:170

>>556
人は誰しも膨大な選択を経て今の己を作りあげるもの、
一つでも違うものを選び取るなら、今とは全く違う姿になります。
ですから、あらゆる出来事が全て、運命の一瞬であると言えます。

ですが、その瞬間を感じたのは、ゴッドフリー閣下が亡くなった時でしょうか。
私は、まさか私より先にゴッドフリーが逝くとも、
ましてや私があの方の最期を看取ることになるなどとも、
その時まで全く想像すらしていなかったのです。
あの方は"死なない"――、
少なくとも"死に難い"という印象を勝手に持っていたものですから。

561 名前:Hospitaler:2007/06/01(金) 00:58:490

>>556(続き)
閣下に、故郷の庶子を迎えに行くよう提案したのは私です。
我々がフランスの寒村で、バリアンと会ったところから、
全ては動き始めました。
そしてごくありふれた、しかしながらあの忌まわしい戦闘で放たれた
たった一本の矢が、ゴッドフリーの運命を変え、
バリアンの運命を変え、そして私の運命をも変えたのです。

正直に申し上げますと、私は彼の死を前にして、
少なからず動揺しておりました。
しかし、あの方はその身をもって私に示して下さったのでしょう、
私はあの時、己の行くべき道筋と、神から与えられた使命を、
実にはっきりと確信するに至ったのです。

願わくば、誤った道へ誘われることなく、
最後までその使命を全うすることができますように。
それが私の友人であり、バリアンの父親であるゴッドフリーに、
唯一今報いることができるものなのですから。

562 名前:Hospitaler:2007/06/01(金) 01:01:310

>>557
皆さまの世界のことは詳しく分かりませんが、
これは……ちょっと凄い絵ですね。
エルサレムを目の前に見るようです。
説明書きを読みましたら1191年とあるので、
1180年代の現代よりほんの少し先のお話ですね。
私がその頃にいるかどうかはかなり微妙な線ですが、
或いはバリアンやギー王ならその中に混ざっているかもしれません。

それにしても、これはまことしやかに囁かれる"暗殺教団"を思い起こさせます。
イスラム教の一派が先鋭化したもの、と聞いていますが、
実際、ティベリウス卿の先代も彼らに暗殺されております。
ギー王になった今、ティベリウス卿自身の御身が狙われることはないと思いますし、
まあ、まかり間違っても権力のひとかけらもない私を狙うこともないとは思いますが、
恐るべき集団であることは間違いありません。

……大体冒頭の暗殺された人物、
随分と見覚えのある服ではないですか……。
557殿、どうぞお手柔らかにとお伝えくださいね……。

563 名前:名無し客:2007/06/01(金) 05:40:22O

礼拝しに行きたいけど説教の途中で寝ないようにしないと

564 名前:名無し客:2007/06/02(土) 21:14:350

イヴン・アラビーとか結構好きなんですが、アラブ人の名前でよくある
「イヴン」ってどういう意味ですか?

565 名前:名無し客:2007/06/02(土) 23:18:520

先日ある本を読んでいたら、イスラムの上流階級の方々が
「薔薇の香りをうつしたシャーベット」を食べるシーンがございました。
(まさに、サラディンのあのシーンの如く!)

でも、ホスピタラーさんにシャーベットを渡したら、お腹を壊すまで
食べてしまいそうですねw

566 名前:名無し客:2007/06/03(日) 00:19:410

これやるよ
つ○ ←ジャッファスウィーティー

567 名前:名無し客:2007/06/04(月) 19:50:510

見た見た!見ましたよ、パイレーツでサラディンが出ているのを。
ところでホスピタラーさんの時代には海賊はいないんですか?

568 名前:Hospitaler:2007/06/09(土) 10:04:230

おはようございます。
ひとつ皆さまにお知らせがございます。

ギー王が即位して後、情勢は悪化しておりましたが、
とうとう致命的な事態になってしまいました。
サラディンとの戦闘は、最早どうあっても避けられないでしょう。
遠からず、全面的に戦争状態に入ると思われます。

……築いたものが崩れるのを見るのは寂しいものです。

エルサレムが戦争に入れば、私はホスピタラーとして、
戦いに赴く義務があります。
それまで幾ばくかは時間が残されておりますので、
もう少しだけ――最後までお話させてくださいね。

>>563
大丈夫ですよ寝てしまっても。
……というか、職業である私も実はよく居眠りしています。
"バレなきゃイカサマじゃあないんだぜ"という奴です。

ミサには唱和や起立もありますから、
そういうところは起きていた方がよろしいかと思いますが、
人である以上、どうしても打ち克てない眠気が襲うこともあります。
ならばそれはそれでよいのです。そんなに硬く真面目になる必要はありません。
それより、儀礼というものを真面目に考えるあまり、
教会に入れなくなってしまう方が本末転倒です。
563様が教会に行きたい、礼拝に行きたい、という気持があるなら、
それだけで十分です、他に何もいりませんよ。

569 名前:Hospitaler:2007/06/09(土) 10:05:370

>>564
息子、という意味だそうですよ。
反対に、"アブー"は父親という意味だそうです。
向こうでは、自分の名前に、父親、祖父、曾祖父と名前を連ねていくそうですから、
あれほど長い名前になるわけですね……
ちょっと覚えきれない時があります。
"サラディン"は尊称で"信仰の救い"という意味なのですが、
彼の本名は、ユースフ・イブン・アイユーブ、
"アイユーブの息子、ユースフ"というのですよ。

イブン・アラビーがお好きとはなかなか渋い趣味ですなあ。
彼の考え方はどことなく我々に通じるものがあるように思えて、共感できます。

>>565
イスラム教ではアラーやムハンマドのシンボルとして、
バラは大変重要なものです。
他にも様々な効能があり、鎮静や冷え、
血液循環、消化器系などに効果がありますから、
私も茶にしたり、香油にしたりして使います。

バラのシャーベットは、バラの花びらを蒸留させたバラ水をふりかけて、
香りづけしたものですね。なんともエレガントな感じです。

>お腹を壊すまで食べてしまいそうですねw
私だってこう見えて医師の端くれですぞ!
さすがに己の体を壊すまで食べたりはしません!
……体が冷えるぐらいまでは食べてしまうかもしれませんが。

何しろこちらは暑いですから、暑い中こう喉を通る冷たさが、
最高に美味しいんですよね。……ううむ、食べたくなってまいりました。

570 名前:Hospitaler:2007/06/09(土) 10:07:150

>>566
おお……見たことがない果物ですが……美味しそうですね!
ありがとうございます。
さっそく剥いて切ってみましょうか。皆さまもどうぞ。


……!!!


……あとで、バリアンにも持っていきましょう。
きっとびっくりしますよ、ふふふ。自慢しておきます。

>>567
次の未来で、鍛冶屋バリアンが海で大暴れするというあれですね?
この間靴ひものビルというバリアンの父親を名乗る方が仰っておりました。
サラディンも海で大暴れしていたのですか?

……ちょっと羨ましいです。

>ところでホスピタラーさんの時代には海賊はいないんですか?
おりますよ。
メッシーナからエルサレムまでは海路をとるのが一般的ですが、
まれに海賊の襲撃を受けるという話を聞きます。
もっとも、海賊より、嵐にあって難破する危険の方が高いです。
まだまだ海を渡る技術は未熟な点も多いし、
船そのものも改良の余地がある、
陸路より早い分、船旅はとても危険で、
多くの人間が命を落とす危険があります。

幸い、フランスから戻る時は私の船は無事に尽きましたし、
バリアンの船は沈没したものの、何とか辿り着くことができましたから、
本当に神に感謝するところです。

もっと未来の話になると、
エルサレムから離れた我々聖ヨハネ騎士団は、
戦いの場を砂漠から海にうつし、馬を船に変えて、
オスマン帝国軍と戦うことになります。
ロードス島と言えば、ぴんと来る方もいるでしょう。
騎士団といえば聞こえはいいですが、やることはほぼ海賊と変わらなかった、
と言えます。


571 名前:名無し客:2007/06/09(土) 23:22:550

>サラディンも海で大暴れしていたのですか?

……「サラディン」があの格好とカリスマで大暴れしている様子を想像して
しまいました……。十字軍無双? みたいな?
そういや船の長旅では壊血病にならない為にライムジュースを飲む、と聞きますが、
アレって美味しいものなんですか?

572 名前:名無し客:2007/06/10(日) 09:57:440

7月で終了ということですか。
それは寂しくなります……
生きて戦争から帰ることをお祈りしてもよろしいでしょうか?

573 名前:Hospitaler:2007/06/15(金) 02:31:240

こんばんは。

身の回りの整理と片づけをしているのですが、
つい出てきた本や何やらをいちいち読んでしまって、
まったく整理がつかずに途方に暮れています。

>>571
>十字軍無双? みたいな?
並み居る騎士達を一撃でなぎ倒していきそうですなあ……。
そして正面からイマド殿が「サラディンさまぁぁああー!!」と走ってくるので?

>船の長旅では壊血病にならない為にライムジュースを飲む
先日、船旅は海賊より嵐による難破が多いと申し上げましたが、
船旅で命を失うもっとも多い原因は病です。
何しろ大量の人間を狭い空間で一度に運びますから、
衛生面や、精神的な面でも非常に難があります。

574 名前:Hospitaler:2007/06/15(金) 02:32:570

>>573(続き)
長期の船旅において見られる出血性の病があります。
皮膚や歯肉から出血し、組織が破壊されて、死に至るものです。
571殿が仰る"壊血病"というのが恐らくこれにあたるでしょうか。
ただ、この病は相当長い船旅において見られるものらしく、
メッシーナからエルサレムぐらいの間でこれにかかる者は、
それほど多くないようです。
陸地でも見られません。これ以上に深刻な病もありますしね。

……それで壊血病にはライムジュースが効果があると?
なるほど、それはよく記憶しておきましょう。
オレンジやライムなどの柑橘類は、
なかなかヨーロッパでは手に入りません。
バリアンは、エルサレムにきて初めて目にした、と言っておりました。
これらの太陽の恵みたる果物は、
イスラム教がもたらした豊かさの象徴であり、多くの素晴しい効能があります。
味の方ですが、新鮮なライムジュースはとても美味しいですよ!

575 名前:Hospitaler:2007/06/15(金) 02:35:210

>>572
ありがとうございます、572様。
私のために祈って下さる誰かがいるということは、
何よりも喜ばしく、そして何よりも心強いことです。

……しかしいずれにせよ、エルサレムには戻りません。
私がこの地において果たすべき役目と、許された時間は終わりました。
私に残された仕事は、
戦場において一人でも多くの人間の命を繋ぎ止めることだけです。

人は誰でも必ず死にゆきます。
親しい人と別れなくてはならないのは何より辛いことですが、
先にむかった人々をやっと追えると思うと、
私は寧ろ安堵しています。
ですから、どうか、私の行く末を聞いた572様が、
その優しさを曇らせることがありませんように。
572様の祈りが無駄になることはありません、
死にゆくものと生きるもの――
誰もが祈りを必要とする、たった一人の人間であることに、
変わりはないのですから。

576 名前:名無し客:2007/06/17(日) 00:02:280

ぶっちゃけ鎧っているのかなぁ?

577 名前:Hospitaler:2007/06/17(日) 09:56:010

おはようございます。今日も暑くなりそうです。
皆さまも水分をしっかり取って、美味しいものをたくさん食べて、
暑さで倒れることがないよう、十分お気をつけくださいね。

>>576
いりますいります!
さすがの私でも、
剣や矢が飛び交う戦場で素っ裸でつったっていられる程、
図太くはできていませんよ。

我々は鉄の輪をつなぎ合わせたチェインメイルを使用しますが、
これはかなり高い防御効果があります。
戦闘は多くの場合、混戦状態になり、
自分の視界外から矢や剣が多数降ってくることがありますが、
間合いを外れているそうした攻撃に対しては、ほぼ完全に防御できます。
もちろん、有効な距離から矢を射られれば刺さりますし、
思いっきり斬られたら斬られますし、頭を殴られたら死にますけれどね。

突撃後、戦闘に入れば、周りの様子は全く見えなくなります。
そういう時に、理論や手段を考えている暇はありません、
本能と直感に任せてひたすら剣を振るって動くだけです。
敵が認識できる数だけなら、
或いは重い鎧などなくとも攻撃を避けられるかもしれませんが、
何しろ敵味方大勢入り交じるわけですから、
不意の攻撃に対して備える受動的な防御は絶対に必要です。

鎧無しで戦場に立つのは無駄に死ににいくようなものです。
命を預けるわけですから、
多少重くて値が張っても、良い質のものを選びたいですね。

578 名前:名無し客:2007/06/17(日) 23:16:400

ホスピタラーさん時代の弓矢(持ち運び型も、設置型(バリスタ?)も)って、
かなり強い武器だったようですが……。
飛び道具って卑怯だと思いますか?

579 名前:Hospitaler:2007/06/19(火) 01:02:060

部屋の整理を既に諦めかけているホスピタラーです。
年をとるほど捨てるべきものは増えるのに、
年をとるほど捨てられなくなってしまうものなのでしょうか。

>>578
そうですね。
矢の恐るべきところは、貫通した場合の傷の重さにあります。
斬られた傷は、失血と感染症に気をつければ治りますが、
矢の貫通によって傷ついた、
内臓そのものを回復させる方法はありません。
体力を回復させることで治癒することを祈るだけであり……
多くの場合死に至ります。
過去サラディンを追いつめた程のゴッドフリーでさえ、
矢の傷が元で死んだのは……皆さまもご存じでしょう。

石弓の鉄を砕く威力は相当なものです。
不意に予期せぬ方向から撃たれたら、対処できません。
会戦や野戦での、多数の弓兵による遠距離からの一方的な攻撃は、
突撃を主な攻撃とする騎士にとって非常な脅威となり得ます。
また、578殿も仰っているバリスタ――大型の石弓だとお考えください、は、
恐るべき距離から、正確に目標を射抜きます。

580 名前:Hospitaler:2007/06/19(火) 01:03:440

>>578(続き)
しかし、物事には必ず長所と短所があります。
弓矢における短所は、準備の時間の長さと消費コストです。
普通の弓も、巻き上げて使う石弓も、バリスタも、
矢を準備しつがえて引っ張る時間は必要です。
鐙を踏んで固定しなければならない石弓は、
せいぜい、1分に1本の矢を放てるぐらいでしょうな。
とすれば、剣の距離まで接近さえしてしまえば、
矢を放つ時間がないわけですから、弓は無力になります。
また矢は無限ではありません。弓で戦いを続けようとするなら、
矢の補給は必ず必要になります。

>飛び道具って卑怯だと思いますか?
ある一部の方々は、遠距離から狙撃できる弓に対して、
こういうお考えをお持ちのようです。
ですが、我々は騎士という戦うための職にあります、
決闘ごっこをしているのではありません。
生き残る手段に、卑怯も正道もないと思います。
死んだ者では、正義も真実も語ることができないのですからね。

581 名前:アサシン:2007/06/20(水) 19:42:260

ファファファ…我が主のために死ね!(ナイフで斬りかかってくる)

582 名前:名無し客:2007/06/21(木) 01:11:030

いっちゃ駄目!
行ったらあなたは死ぬわ。
お願い生きて!

583 名前:Hospitaler:2007/06/21(木) 09:02:070

おはようございます。

……おや?
……何やら別の類のお客様がお見えになったようです。

>>581
……おやおや。よいしょっと。
(身をかわしながら手首をとって極めて投げる)

はいはい、これは没収です。

ううむ、暗殺者を名乗る割には、随分と余裕に喋ってきましたし、
あなたさまはまだまだ駆け出しさんですか?
大体、暗殺を考えるなら、もっと遠くから確実にできる方法を選択して、
それでも選択肢がない時に初めて目標と直接対峙、
その場合だって、
相手のテリトリーに乗り込んでくるなどという不用意さでは駄目ですよ。

……しかし、今やゴッドフリー閣下も亡くなり、
ギー王とテンプル騎士団の勢力におされて、
ティベリウス卿の力は完全に落ちました。
ボードワン陛下も亡くなられ、
彼らと繋がることによって、政治に接触していた私などは今や、
文字通りただの修道騎士の一人ですのに。

帰ってあなたの殿にお伝えください、
わざわざ殺しに出向いてなど頂かなくとも、近いうちにここを去りますから、と。
このような凋落した爺一人殺すために、
何もあなたが返り討ちにあう必要はありますまい、ふふ。

もちろん、私がここを去るまでの残り僅かの間にすら、
再びあなたさまの顔をこの地で見るなら、
次の機会はない、ということをよくよく覚えておいてくださいますよう。
館を出るところまでお送りしましょう。
Salam aleikom. 神のご加護がございますように。

584 名前:Hospitaler:2007/06/21(木) 09:03:540

>>582
……すみません。

……あなた様だけでなく、ティベリウス卿や他の方々も、
同じことを仰り、引き留めてくださいました。
私は皆さまの願いを悪い意味で裏切っておりますね。

ですが、私に与えられたものが、ここでなく戦場にあると……
私にはよく分かっております。
私は、今までの贖いと、そのための祈りをすべき立場の者なのですから。
それに、私はやはり少し長く生きすぎました。
本来なら仲間や閣下とともにいくべきところを、
閣下に託された子を守るために命を繋いだに過ぎません。
その子は、今やエルサレム軍の統率者として精神的な面でも、
素晴しい騎士となっています。

……ですから、私の役目は終わりました。
どうぞ、皆のもとへいかせて下さい。
我儘といえばその通りでございましょう、
でも、私は今までもこれからも一度だって自分の命を投げ出したことはありません。
ただ、私の役目と運命のいく道を、知っただけのことです。
どうか、それに従わせて下さい。

585 名前:名無し客:2007/06/21(木) 11:10:090

ちょっと家の蔵を整理していたら、業物っぽい剣がいくつか見つかったので、一本ひきとってもらえますか?
お試しはご自由に。斬れ味は保証しますよ。


1.グラースシュヴェルト
淡い緑色に光る、透き通ったガラスのような刀身を持つ剣。柄頭には金剛石がはめ込まれています。
なんでも伝説では、ある騎士を愛した少女の魂が宿っているとかなんとか。
某ガラスのけんのように、一振りで砕けたりはしないので安心してください。

2.名剣リンケ
どう見ても盾にしか見えないし、盾の形をした“剣”。
ただし、あなたがこの“盾”が“剣”である事を打ち明け、相手がそれを信じた場合、
この“剣”はただの鉄くずになってしまいます。

3.緋烈剣(ヴルカーン)
長大で薄く、薔薇色の刃を持った剣(でかいサーベルと考えて結構です)。名うての剣の達人が持っていたそうです。
ただどういう訳なのか、しょっちゅう無くなったり、無くなったかと思えば手元にあったりと、気まぐれなのが難点。


586 名前:翠の子:2007/06/21(木) 20:34:240

砂漠に花を咲かせるですぅ(砂漠が緑になっていく)

587 名前:名無し客:2007/06/22(金) 05:21:05O

赤マントにふんどし…案外似合うかも

588 名前:Hospitaler:2007/06/23(土) 22:18:590

こんばんは。

>>585
ほう、これはまた見事なものですねえ。
手に取らせて頂いてもよろしいですか?

1.グラースシュヴェルト
これは美しい剣ですね……刀身は何でできているのでしょうか。
意外と切れそうですが、繊細で儚げな感じですね。
>なんでも伝説では、ある騎士を愛した少女の魂が宿っているとかなんとか。
ふーむ……
何やら悲劇的な続きがありそうなお話です。

2.名剣リンケ
……これはこれは……剣、なのですか?
ものを切ることはできるので?
……不思議です。

>あなたがこの“盾”が“剣”である事を打ち明け、相手がそれを信じた場合、
>この“剣”はただの鉄くずになってしまいます
この"剣"は盾としての自己認識……武具に認識があるというのも、
おかしな話のようですが、ともかく――、そういうものがあるのでしょう。
我々が本当は曖昧なものであるけれども、強固な自己認識を築くことで、
自分の存在を確立させようとするように、
この"剣"の、盾という強固な自己認識こそ、存在の強さのしるしなのかもしれません。

3.緋烈剣(ヴルカーン)
これもまた美しく、見事な剣ですね。
三本の中では一番私にとって使いやすそうです。

>手元にあったりと、気まぐれなのが難点。
ははは、これは参ったなあ。
相手を攻撃しようにも、ふと手元を見たら剣がなかった、では大変ですからね。
まあまあ、その辺はお互いさま、というところでしょうか、ははは。
一番気が合いそうです。

589 名前:Hospitaler:2007/06/23(土) 22:21:100

>>585(続き)
585殿、素晴しいものを見せてくださり、ありがとうございました。
しかし、せっかくのご厚意を裏切るようで申し訳ないのですが、
これを私が戴くわけには参りません。
見せて頂いた剣はいずれ劣らぬ名剣で、不思議な力を持つようですが、
武具というのは、その品質を問わず、適切な持ち主と出会うようにできている、
と私は思っております、
アーサー王のエクスカリバーのようにね。
我々が剣を選ぶのと同時に、剣も我々を選び、
剣と人は同じ運命を共にする、というわけです。

私は何の変哲もない、"普通"の剣を使っています。
長年共にしましたから、私の血も、
もちろん、それよりずっと多くの人の血も染みこんだものです。
私の側にあって、他のどんな人間より、
私と長い時間付き合ってきました。
私自身の終わりが見えた今こそ、彼を手放して、
他の剣を使おうとは思いません。
それは私の剣にも、585殿の名剣に対しても裏切りです。

585殿のお近くにあったというのなら、
585殿の近しい方々か、もしくは他ならぬ585殿と結びつくために、
あるのかもしれません。
彼らと未来を切り開く方々の歩む道が、
神の望まれるものでありますように。
585殿もご自分の剣を大切になさってくださいね。

590 名前:Hospitaler:2007/06/23(土) 22:24:260

>>586
おやおや、可愛らしいお客様ですな。
ようこそ……と、これはまた! なんと!

……この土地は相変わらず何もなくて、乾いた埃っぽい土地です。
それでも昔の人々は力を合わせてこの土地を都市にしました。
なのに、今も尚、この埃まみれの狭い土地を巡って、
我々は争っています。
我々の手は、いつから人を殺すためだけに使われるようになってしまったのでしょうか。

……ありがとうございます。
咲かせてくださった花は、大切にしなくてはなりませんね。
……そうだ、お茶はまだですかな?
よろしければ、ケーキでも持って参りましょう。

>>587
その姿で戦ったという伝説のスパルタ戦士はともかく、
私のようなひょろ長い爺ではさまになりませんでしょう!
私は肉体に恵まれていないからこそ、色々な方法をとって戦うので、
そんな格好になってしまったら役に立たないことこの上ないですよ……。
というか、それで馬に乗って突撃したくはないです。
それこそ夏恒例のポロリもあるよ!になってしまいます!
私も含めてギー王やルノー殿がそんなことをしてしまったら、
ただでさえまずかった興行収入が更に落下というか寧ろラジー、
とNatsuko女史が仰っています。

591 名前:名無し客:2007/06/25(月) 23:06:370

ひょろ長い翁殿は白い衣と白い杖で戦うが吉、と出ました(灰色じゃなくて)。

592 名前:Hospitaler:2007/06/27(水) 00:36:390

こんばんは。

進軍は7月3日となりました。
よって7月1日の夜でお暇させて頂こうと思います。
今のうちに早く掃除を終えたいところなのですが、
どうしても余計なことに気をとられてしまっていけませんな。

>>591
私の元では狼変身で戦うのが吉と出まし……って何だこりゃ。

……ゴホン。

591殿のお話には心当たりがありますぞ! 確か古いおとぎ話でしたね。
何でもエルフ族の王子というのがバリアンに似ているとか似てないとか……

その物語には"白の魔法使い"と呼ばれる老爺が2人でてきて、
一人は自分の力に溺れて自滅してしまい、
もう一人は適切な助言で主人公を導く役割でした。
……私には、力に溺れる時間も、人を助ける時間もそう残されてはいませんが、
少なくとも最後まで、力に対して盲目になりたくないと思っております。

でも、白い衣はテンプル騎士団のものですからなあ、
私は黒い衣で戦いますよ。これだけは変えることができませんからね。

593 名前:名無し客:2007/06/27(水) 22:25:100

そうか…ホスピタラーさんマジお元気で…

ところで私は源平合戦(源氏と平氏という2つの名家の争いです)の最中の日本から抜け出して
ここに来ているんですよ。なので餞別代わりと言ってはなんですがこの鎧と刀一式を
受け取って頂けないでしょうか?どうせ日本に帰る気もないですし、とはいっても
こんな鎧もはや戦場には出れない私には邪魔なので…

594 名前:名無し客:2007/06/27(水) 23:50:180

よくマリアが処女懐胎したって言われてるけど、それってヨセフとマリアが性交渉してないって事が
わかるだけなんじゃないの?つまり、
マリア婚前交渉→孕む→気づかずヨセフと結婚→出産
って事なんじゃね?
まあ始皇帝とか斉藤義龍とかと同じ噂レベルだけどね

595 名前:名無し客:2007/06/28(木) 00:22:520

さて。そろそろ私も戦支度をしましょう。
何をしているのかって?
決まっているじゃないですか。
あなた一人だけ、地獄には行かせませんよ・・・

596 名前:Hospitaler:2007/06/29(金) 01:41:410

こんばんは。

鎧に錆止めを塗っていたら、方々から異臭騒ぎとの苦情が。
一生懸命香を焚くなりましたが、まだ臭かったらごめんなさい。

>>593
>ホスピタラーさんマジお元気で…
ははは、ありがとうございます。落ち込んだりしたこともあったけれど、
私はいつだって元気ですよ!

……ははあ、我々の知らぬ果ての東の地より来られた方ですか。
593殿の郷里もまた、争いのある場なのですね。
593殿のためにも、早くその地が平和になることを祈ります。

>この鎧と刀一式を受け取って頂けないでしょうか?
先日も、見事な剣を見せて下さった騎士殿がいたのですが、
申し訳なく思うも、お断り致しました。
何分、私も近いうちにこの地を去るため、
今ある以上の持ち物を得ることはできないのです。

597 名前:Hospitaler:2007/06/29(金) 01:42:290

>>593(続き)
……ですが、そういったご事情があるのなら引き取りましょう。
これほど芸術性の高い武具なら、
どこかの領主様が引き取ってくださるかもしれません。
そうした場合に得た利益を、
我々が仕える病人や弱い人々に使うことのできるように、
こちらは聖ヨハネ騎士団でお預かり致します。

いかなる理由があろうとも、
593殿の手から武具が離れたということは、喜ばしいことだと私は思います。
593殿がこの地にあっても、もちろん、東の故郷にあっても、
その手を必要している人々がいることを、
お忘れにはならないでくださいね。

598 名前:Hospitaler:2007/06/29(金) 01:45:290

>>594
仰る通りです。

聖母マリアがイエスを身ごもり、
天使がそれを伝えることを"受胎告知"といいますが、
こんな難しい言い方ではなくて、
要するに"妊娠"と言ってしまえば――
594殿が仰るように"孕む"でも構いませんが、
なんとまあ"無茶苦茶な話"ですよね。

聖書の人々も全く同じことを思ったようで、
イエスは故郷の地では受け入れられません。
ヨセフの子供ではない、ということはすなわち"私生児"ではないか、
と考えたわけです。
これはごく当たり前のことのように思います。

599 名前:Hospitaler:2007/06/29(金) 01:47:350

>>594
しかし、人間の現実を当てはめてその正誤を論議したところで、
あまり意味はありません。
極端な話、実際のマリアが処女懐胎したのかどうか、
というのはさして重要な問題ではないのです。
我々の先祖は、神に逆らい、
あたかも自分が神であるかのように善悪を判断してしまったことで、
神との繋がりを失いました。
そして、父なる神との繋がりを再び気づかせるために遣わされたのが、
イエスというわけです。

イエスが苦しむ人々のために、
どのように生きてくださったのか証をするのが聖書です。
マリアが聖霊によってイエスを身ごもったというのは、
イエスを証する数多くの説話のうちの一つというだけであり、
神とイエスを信じる者は、自ずとそれを受け入れたというだけのことです。

ですから別に、神様がやたらと聖霊を飛ばして女性が妊娠するかどうかという、
"無茶苦茶な現象"を信じているわけではないのですよ、
少なくとも、"普通"に生まれた、"普通"の男の私はね。

600 名前:Hospitaler:2007/06/29(金) 01:50:120

>>595
……595殿、私は人間が好きです。
たとえば、必死に生きて下さる病の方に励まされます。
怪我をしていた方が回復されると、それが何より嬉しい。
元気に駆け回る子供たちの姿を見るのが好きですし、
親しい人と食事をする時間は何にも代え難い。

ただ私も人間ですから、
全ての人を同じように愛することは到底できません。
最も大切なものを優先しようとして、何かを切り捨てる、
たかだか人間なのに、傲慢にもそうして参りました。
ですから、私はいつまでもたっても卑劣な殺人者でしかありません。

601 名前:Hospitaler:2007/06/29(金) 01:53:010

>>595(続き)
それでも、人には生きていて欲しいと願っています。
生きる術があるのなら、どんなに卑怯と言われようと、その手段をとるべきです。
死をもたらす戦いから逃れられるのなら、
借金をしてでも軍役免除金を支払うべきだと思いますし、
イスラムに改宗して処刑を免れるのなら、ぜひそうして欲しい。

595殿、どうかもう一度、よくお考え直しください。
人を殺すことも、人に殺されることも、何ももたらしはしません、
劇的なことなどかけらもない。
生きるということの方がどれだけ価値のあることか。

……それでも、595殿の意志が変わらぬというのなら――
騎士である私に、あなたの行動を縛る権利などありません、
共に参りましょう。
ですが、595殿に神の加護があるよう祈ることだけは、
許して下さいね。

602 名前:名無し客:2007/06/29(金) 19:03:53O

困った時の神頼み、って言葉、どう思います?

603 名前:名無し客:2007/06/29(金) 20:55:310

聞いたか?フリードリヒ1世がエルサレムに向かう途中で溺れ死にしたそうだぞ

604 名前:名無し客:2007/06/30(土) 01:13:250

私もホスピタラー殿と旅立ちたく存じます。
何をどう準備すれば「旅の仲間」として認めていただけますか?
重い持ち物を――貴方の心の枷となっている重みを私が受け持てば良いのですか?

605 名前:Hospitaler:2007/07/01(日) 09:15:300

おはようございます。

>>602
実利主義の延長で神の名を出すのは意味がないと思いますが、
困ったときに神を頼ることそのものは、決して悪いことではないと思います。

我々の父なる神は、我々全てをご覧になっており、
我々が問題に対して困惑する以前から、
我々の問題を全てご存じでいらっしゃいます、
それもまた神のご計画の内の一つですからね。

我々は大きな問題に直面すると、往々にして冷静な視点を失い、
混乱してさらに問題を呼ぶことがあります。
そういう時に神さまに困ったことを話すことで、
問題を正しく見つめ直すことができます。
また、神へ頼る、すなわち神という自分を導く存在を、
もう一度認識することで、落ち着きを取り戻すこともできます。

話を聞いた神さまが、具体的な手助けをしてくれるのかどうか、
これは分かりません。
神さまの壮大な計画に基づく判断というのは、
我々人間の想像の及ばないところにあります。
皆さまもよくご存じかと思いますが、本当に神さまの与えて下さる幸運など、
めったにないものなのです。

しかし、神さまを頼ることで、
問題を解決する力を一歩だけ前へ運ぶことができます。
ですから、困ったことがあった時に神さまへ助けを求めようとするのは、
別に恥ずかしいことでもなんでもないと思いますよ。

606 名前:Hospitaler:2007/07/01(日) 09:16:530

>>603
なんですって!?

フリードリヒ1世様といえば、
神聖ローマ帝国、"バルバロッサ"と呼ばれる皇帝様ですよね。
確かに、もう結構なお年だと記憶していますが、
それだけに賢王とも聞いています。
……しかし、妙ですな、
溺死したという話どころか、エルサレムに来るという話も聞いてはおりませんが……

603殿、どこからその話を?
……まさか、何か目的あってそのような噂を流す人間がいるのではないでしょうね、
"噂"を確定した未来にするために。

……いえ、もちろん603殿を疑っておるわけではないのですが、
何しろ今エルサレムは非常に微妙な力関係に依っていますし、
どうか、あまりそのようなことは不用意に他言なさらぬよう、
603殿のお命に関わります。

607 名前:Hospitaler:2007/07/01(日) 09:18:470

>>604
604様がそれを望んで下さった時点で、
604様は私の"旅の仲間"でございますよ。

>貴方の心の枷となっている重みを私が受け持てば良いのですか?
それは、他ならぬ私自身の荷物ですもの、
604様の手を煩わせることはできません。
ですが、"旅の仲間"の604様がそう仰って下さることだけで、
そのやっかいな荷物はとうに軽くなっております。

"旅の仲間"というのは、同じ道を共にする者、というより、
精神的な繋がりを指すものです。
ですから、604様も、どうかご自分の道を迷わずお進みください。
その道が私と重なろうと、別れようと、
604様と"旅の仲間"であることに変わりはありませんよ。
これからどのような道筋で終点へ行き着くのか、私にも分かりませんが、
この"天国の王国"にて、たくさんの"旅の仲間"と出会い、
励まされたことは忘れません、
その意味で、我々の手の届かぬ永遠というものを、
信じてみてもいい気がしております。


それでは、また夜にお目にかかれると思います。
Salam aleikom.

608 名前:某未来人:2007/07/01(日) 11:29:080

>……まさか、何か目的あってそのような噂を流す人間がいるのではないでしょうね、
えっ…ええっ!まだ死んでないんですかぁ!?…ひょっとしてエルサレムって陥落してません?
…え…えっと……禁則事項です♪

609 名前:名無し客:2007/07/01(日) 20:13:230

ホスピタラー?
ボコボコにしてやんよ
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪

610 名前:名無し客:2007/07/01(日) 20:15:260

貴方がこの地を去るときに、一つだけ肌身離さず持っていくとしたら、それは何ですか。
貴方がこの地を去るときに、一つだけ置いていくとしたら、それは何ですか。

611 名前:Hospitaler:2007/07/01(日) 23:56:080

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1162909640/611.jpg (8KB)
こんばんは、ホスピタラーです。
それでは最後のお話にもう少しおつき合いくださいね。

612 名前:Hospitaler:2007/07/02(月) 00:00:080

>>608
……な、なんだか随分と場違……失礼、可愛らしい格好の方のようですが。

>…ひょっとしてエルサレムって陥落してません?
ひょっとしなくても、
陥落していたら私とあなた様がここでお話することはできませんよ!
もっとも……
この遠征でエルサレムの防衛が手薄になったところを、
サラディンは攻めてくるでしょう、
そうなればエルサレムの陥落は、時間の問題になります。

……ううむ……全てを信じるわけではありませんが、
608様は"未来を知っている"、或いは、"未来を見ることができる"方、なので?
しかし、608様、たとえあなたにとっては、
我々の未来があたかも過去の出来事のように――、
確定した出来事の一つであっても、
我々にとって未来とは来るべき不確定のものです。
だからこそ、我々は未来に希望を繋げることができます。
ですからどうか、人の死に対して"まだ"というお言葉は、使わないでくださいね、
悲しくなってしまいます。

613 名前:淀川長治:2007/07/02(月) 00:02:570

さよなら、さよなら、さよなら

614 名前:某未来人:2007/07/02(月) 00:09:350

>我々にとって未来とは来るべき不確定のものです。
>だからこそ、我々は未来に希望を繋げることができます。
>ですからどうか、人の死に対して"まだ"というお言葉は、使わないでくださいね
あ…す、すいません…。そうですよね。未来は不確定だからこそ希望が持てるんですよね。
もう私は何も言うこことはありませんね。(また何か喋っちゃいそうだから…)
あ、それと…戦闘が始まった日の正午頃…持ち場から一歩退いてみたらいいかもしれません。
…どうするかはあなたにお任せします♪御武運をお祈りしていますね…

615 名前:Hospitaler:2007/07/02(月) 00:10:410

>>609
……あいたたた…
まったく、609殿は元気が有り余っているようで、大変よろしいですな!
しかし、これぐらいでフルボッコされるようなホスピタラーではありませんぞ!
その気ならまとめてかかってこいや、全員返り討ちにしてるぜwwです。

……609殿、どうかその勢いで、エルサレムの人々を守ってくださいね。

616 名前:Hospitaler:2007/07/02(月) 00:22:110

>>610
>一つだけ肌身離さず持っていくとしたら、それは何ですか。
罪の贖いを。

……私は聖職者でありながら、人々の命を奪いました。
そして我々の父祖は、この地において、多くの人々の命を奪いました。
そうした過去の血の応酬は全て、持ってゆきます。

>一つだけ置いていくとしたら、それは何ですか。
そして、後には希望が残るように。
異なる宗教、異なる民族、そういう人々が互いに手をとって共存する"天国の王国"――
その王国を生み出す、希望という力を置いていきます。一人の真の騎士と共に。

……この間のクリスマスの時に、ロザリオを頂いたのです。
ずっと肌身離さず持っていましたから、これだけは持っていこうと思っています。

617 名前:名無し客:2007/07/02(月) 00:39:300

ルーピン乙

618 名前:Hospitaler:2007/07/02(月) 00:48:100

>>613
……Lady Todaが興奮しておられます。
この方に認められるということは大変な名誉であるとか!

慌ただしい中、こちらへいらっしゃって頂きありがとうございますね。
……さよなら、さよなら……さよなら。

>>614 未来人さま
おやおや、ごめんなさい、気を遣わせてしまいましたな。

未来は我々が選択し、神とともに創り上げていくもの。
来るべきものを受け入れる覚悟はできております、
いつだって未来には可能性を引き継いでいけるのですから、
恐れてはおりませんよ。

>戦闘が始まった日の正午頃…持ち場から一歩退いてみたらいいかもしれません。
>…どうするかはあなたにお任せします♪
……そうですか、ご忠告ありがとう。
ただ、その日、その時、何が起きているかは分かりません、
私の横に私を必要とする人がいれば、退くことはしないでしょう。
でもせっかく頂いたお言葉ですからね、
もし"可能なら"――お言葉に従うよう、記憶しておきます。

未来に生きる優しい方にも、神のご加護がありますように。

619 名前:リーマス・ルーピン:2007/07/02(月) 00:53:120

>>617
ああ、お疲れさま……というのかい?
君だっていつまでも起きていたらいけないよ。
疲れをとる一番の方法は、チョコレートを食べてぐっすり寝ること!
今夜はもう寝て、また明日会おう。
お休み、いい夢をね。

620 名前:Hospitaler:2007/07/02(月) 01:55:000

それでは……そろそろお暇致しましょう。
長い時間、修道士の説教話におつき合いいただき、ありがとうございました。
たくさんの美味しいものや、楽しいお話を頂いて大変嬉しかったです。

どうか皆さまも神とともにあり、その助けを得て、
穏やかにお過ごしになられますように。
苦難が襲おうとも、あなたの側にいるもののことをお忘れにならないでください。
皆さまに幸いあることを、最後までお祈りいたします。


私のことは心配に及びません。
私は自分の役目を果たせたることを誇りに思います、
皆さまの父祖や、友人達、そしてゴッドフリー閣下――
そうした人々に恥じることなくお会いしに行けますからね。
そして、本当にいつか――遠い未来に、皆さまと再びお会いしましたら、
今度は皆さまのお話をゆっくり聞かせてください。
その遠い未来を楽しみにしております。

さようなら。またいつか、再び巡り合う時まで。
Salam aleikom. God be with you.

621 名前:名無し客:2007/07/02(月) 02:02:200


1187年7月4日、
砂漠の暑さと渇きに苦しめられた十字軍は、
ハッティンの丘で包囲され、サラディンに打ち破られた。
ギー・ド・リュジニャンは捕虜となり、
ルノー・ド・シャティヨンは、サラディン自らの手で処刑された。
またテンプル騎士団、ホスピタル騎士団ともに、騎士は処刑され、十字軍は壊滅した。

後、サラディン率いるイスラム軍は、エルサレムを包囲し、攻撃を開始、
バリアン・オブ・イベリンは、これによく耐えたが、
人々の命の保証を条件に、遂にエルサレムをサラディンに明け渡した。
1187年、こうしてイスラム軍は聖地エルサレムの奪回に成功した。


622 名前:名無し客:2007/07/02(月) 02:03:580


The King, Richard the Lionheart, went on to the Holy Land and crusaded for three years.

"その後、獅子王リチャードは聖地へ向かい、3年間十字軍を率いた"

His struggle to regain Jerusalem ended in an uneasy truce with Saladin.

"聖地エルサレム奪還の戦いは、サラディンと休戦協定を結ぶことによって終わる"

Nearly a thousand years later,

"それから1000年"

peace in the Kingdom of Heaven remains elusive.

"天の王国の平和は、未だ遠い"





                   KINGDOM OF HEAVEN

623 名前:名無し客:2007/07/02(月) 02:05:410

Directed by Ridley Scott
Written by William Monahan

Hospitaler
Godfrey of Ibelin
Tiberias
Balian of Ibelin


Produced by Ridley Scott

20世紀フォックス/スコット・フリー製作/一刻館



字幕:戸田奈津子

624 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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