大航海時代スレ〜提督の航海日誌〜

1 名前:◆SPInOlA4l6 :2006/09/15(金) 01:37:42



・水兵の心得

 1.提督・艦長の指示には絶対服従すること
 2.航海に相応しくない物・危険な物(1)は持ち込まないこと

・港(2)での鉄則
 1.所属がどこであれ寄港を拒んではならない
 2.支持しない所属の艦隊に対しては、補給以外の行動を拒絶してよい


(1)要するに18禁リンクやブラクラ等のこと
(2)このスレッド。新しくキャラハンが参加するのが自由だが、越境を受け入れるかはその時次第



2 名前:◆SPInOlA4l6 :2006/09/15(金) 01:39:39

 大航海時代

  多くの船乗りたちがちっぽけな船を頼りに大海原へと乗り出した時代。

  ある者は新たな浪漫を求め、未知の大地を目指した。
  ある者は祖国への誇りを胸に、剣を振るい硝煙の中を生きた。
  ある者は立身の夢を見ながら、世界の港を巡った。

   エンリケ航海王子
   クリストファ・コロンブス
   ヴァスコ・ダ・ガマ
   フェルディナンド・マゼラン
   鄭和

  それは、夢と野望が入れ乱れた熱い時代――



 1 5 2 2 年 イスパニア王国エランツォ艦隊 サント・ドミンゴで消息を絶つ


  新大陸からもたらされたこの一報により、6人の若者の運命が大きく動き出す事となる。



  イングランド王国。
  事件の報に接したヘンリー8世は、信頼する1人の人物を王宮へと呼び寄せた。

  王国騎士団所属オットー・スピノーラ。

3 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/15(金) 01:42:50

名前:オットー・スピノーラ
年齢:25歳(1496年12月24日生まれ)
性別:男
国籍:イギリス
職業:私掠艦隊提督
身長:182cm
血液型:A型
恋人の有無:なし
好きな異性のタイプ:不明
好きな食べ物:不明
最近気になること:イスパニアの動向
一番苦手なもの:不明
一番の決めゼリフ:「騎士の誇りを胸に……」
将来の夢 :王室海軍総司令となり強力な海軍を組織すること



1522年5月17日 ロンドン

 ・本日、陛下より勅命を賜った。
  陛下は、新大陸からの富を背景に欧州を席巻するイスパニアに対抗すべく強力な海軍の創設を考えておられる。
  ゆくゆくはその海軍――王室海軍の総司令へ私を据えたいとのお言葉をいただいた。
  その為に、今は海で腕を磨くようにとの勅命を下されたのだ。

  陛下からは士爵の位、更に私掠許可証と装備一式をいただいた。さっそく装備する。(1)

  また、航海の為に潤沢な資金と船を用意しているとのお言葉であったが、
  監督官であるギルバート卿からは僅に金貨300枚とカラベル・ラティーナ級の船が与えられただけである。
  おそらく資金は着服されたのだろう。その上船には「シンプルトン(ノロマ)」などと名づけられていた。
  門閥主義のギルバートが平民出身の私を目の仇にしているのは知っていたが、この様な手に出てくるとは――


  だが嘆いていても仕方ない。
  まずは用意された航海士に会う為に出航所に向かうとしよう。


(1)普段装備は買った時点で装備をしてくれるが、ここでは未装備のままである。装備を忘れるとこの後ちょっと困る事になる。



 初めまして。私はこの私掠艦隊の提督オットー・スピノーラだ。
 諸君にはこれから私とともに航海に出てもらう。

 軍で船を操った経験はあるが不慣れな所もあるだろう。
 そんな時は遠慮なく私に注意を促して欲しい。


 では、出航に向けての準備をしてくる。

4 名前:名無し水兵:2006/09/15(金) 02:18:16

提督閣下、出航前に航海の安全を願って十字を切りましょう。


父と子と聖霊の御名の下に――

                  ―――Amen




5 名前:名無し水兵:2006/09/15(金) 02:25:58

てっ、てっ、てて、提督!
ご報告申し上げます!
ふ、船のマストに、火がっ、あ、青白い火が灯ってますっ!

6 名前:名無し水兵:2006/09/15(金) 02:26:41

後悔しない航海をする為の術を、初心者向けに教えて下さい。

7 名前:名無し水兵:2006/09/15(金) 02:45:07

長期の航海では特に野菜の不足が問題になりますが
どうやって対処しますか?

8 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/16(土) 00:35:56

(航海日誌の続き)


 ・出港所で私を待っていたのは航海士マシュー・ロイであった。
  私より2歳年上だと言うのだが、初対面から「老けてやがるな」などと言ってきた。失礼なやつだ。

  歓迎会をおこなうと酒場に呼び出されたが、そこで待っていたのはマシューとの決闘であった。
  どうやら私に雇われるのが気に食わないらしい。
  否応なく勝負となったが私にも好都合だ。こういう手合いには自分の実力をはっきり見せておくのが付き合いのコツだ。

  勝負は私の勝ちに終わった。マシューは私を随分と持ち上げたが、陛下から頂いた武器が無ければ(1)どうなっていたか。
  ともあれ、この一件でマシューと水夫たちは私を提督と認め、私も優秀な副官を得ることが出来た。


  船・水夫・航海士。足りない物は多々あるが、これで海に出ることが出来る。


      〜〜〜                                               〜〜〜

>>4 祈り
  悪くないな。出港前に礼拝にいくとしよう。
  いいな、マシュー。

 「へい、提督。拝んでて損は無いですからね」

  損得の問題ではないぞ。


 『ようこそ、神のもとへ。礼拝ですかな?』

  はい。今度の航海の安全を、神に祈願したく。

 『よろしい。では、共に神に祈りましょう。父と子と聖霊の御名において、Amen』

  Amen――

 「あ〜めん」



 『他に御用はありませんか?』

  いえ、ありません。

 『本当にありませんかな?』

  はい。またロンドンに戻った際には立ち寄らせていただきます。

 『……ではまた』


 「提督、寄付とかしなくて良かったんですかい?」

  しようにも、金がないからな。こんな額では逆に失礼だろう。



      〜〜〜                                                〜〜〜

  教会で祈ると何やら気分が晴れる思いになった。(2)

  出港所で積荷の確認をおこなう。既に当座の食料と水は積んであるので、10日は持つだろう。
  ならばこれ以上港でやるべきことはない。


  出港だ!


9 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/16(土) 00:36:18

1522年5月18日 海上
 ・海に出たところでマシューが今後の目的を訊ねてきた。
  私もそれを決めかねていた所だったが、マシューは大胆にも敵情視察を進言してきた。
  面白い案だと思った私はそれを採用。進路をイスパニア首都セビリアへと取る。

 ・途中、ロンドンの南で集落を発見。上陸した場所でストーンサークルを発見する。
  イングランドでは知っている人間も多いが、他ではそうでもないらしい。水夫に随分驚いている者もいた。

  進路は西。航海は順調である。


>>5セント・エルモの火

  水夫たちが騒いでいる。何事かと船室から出てみれば、マストに青白いい火が灯っていた。
  セント・エルモの火だ!

  航海中に発生する謎の発火現象だ。
  突然船の先端辺り――今回はマストだったが――に発生し、やがて消えていく現象で実害はない。
  放って置いていいのだが、水夫達の同様が大きいようだ。

 「落ち着け! あれは、神が遣わした聖なる火。セント・エルモの火だ。
  この航海は神に見守られている!」

  私の説明に納得した水夫たちは落ち着きを取り戻した。
  やがて、我々の祈りを受けながら火は消えてしまった。


 「お見事ですね、提督。とっさの機転ってやつだ」

  さすがにマシューは知っていたようで、水夫に聞こえないようにそう冷やかしてきた。

 「ふっ……これで水夫の調子も上がるだろう(3)
 「ですがね提督。航路が外れすぎてやすぜ。(4)このまんまだと餓死しちまう」

  ……慌てて進路を南南東へと向けた。


>>6航海入門

  航海に慣れない者がまず気をつけなければいけないことは、この食料問題である。
  人はパンのみにて生くるにあらず――と聖書にあるが、生きる為には何かを口にしなくてはいけない。

  出港前に食料と水の確認を怠るようでは、雑用からやり直すべきだろう。
  もっとも、提督がうっかり忘れても副官がそれを指摘してくれるだろうが……

  問題は洋上で食料が尽きたときだ。
  放って置けば水夫たちはどんどん餓死していくだろう。船を動かす者が居なくなれば全てはお終いだ。
  水は陸地さえあれば、上陸し探すことも出来る。だが、食料を得る手段はない。
  発見した集落から略奪することも出来るが、そんな非道を行えば神に見放される(5)であろう。
  それに集落の人間の抵抗もある。貴重な水夫を失う訳にはいかない。

  航海に出る場合は、目的地までの日数を計算し少し多めに積んでおくことが肝要だ。

  コウカイ先に立たず。


>>7 壊血病
 「提督。そういや、ライムジュースは積んでますかい?」

  ライムジュース? お前がそんなものを飲むとは意外だな。
  ラム酒なら多少積んであるが。

 「チッチッチ。いけやせんぜ提督、それじゃ壊血病の餌食ですぜ。
  いいですかい。航海が長いこと続くと船で壊血病って病気が流行り出します。
  原因は、野菜不足なんですがね……」

  ふむ。そんなに不味い病なのかそれは?

 「ええ。一度発生すれば、次々に水夫が死んじまう。港に寄って休めば治りますがね」

  だが、近くに港がなければどうしようもないな。
  ――なるほど、その為のライムジュースか!

 「その通り。もっとも、これで全快する訳じゃなく、一時的に凌げるだけですがね。
  放っておけばまたすぐに再発しますぜ」

  分かった。だが、今の所そう長い航海をする予定はない。それに、売っている場所も知らないからな。
  この先機会があれば買っておくとしよう。(6)

  ところでマシュー。
  無理にライムジュースなど積まなくとも、海藻などではいかんのか?

 「え、いや……ほら、まぁ確かにいいんですがね……システム上、ね」



(1)貰った武具を装備する必要があったのはこの為。無くても勝て無いことはないがかなりきつい。
(2)教会で祈るとマスデータの「運」があがる。これが高いと暴風雨等の災害確立が下がり他にも影響がある。
   もっとも礼拝では殆ど上がらない。寄付で手持ちの金の1割を寄付しよう。ただしその額は500程度を超えないと意味は無い。
(3)セント・エルモの火に遭遇すると水夫のコンディションが上がる。海上イベントでは数少ないお得なイベントだ。
(4)ヨーロッパ圏でこのイベントに遭うのはアイルランド島の南西。もし出会ってしまったなら目的地から外れているので注意。
(5)略奪すると運が下がる。めっさ容赦なく下がる。さらに抵抗を受け水夫も減る。因果応報である。
(6)壊血病の発生目安は60日。オットー編を真っ直ぐクリアするだけなら発生する機会は滅多に無いと思われる。


10 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 02:42:16

シーサーペントの伝説は信じますか?

11 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 02:44:04

第一の寄港地はどこを予定していますか?

12 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 03:14:23

俺たちの船の旗印はどんな意匠なんですかい?

13 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 05:29:22

旦那、旦那ァ。
旦那もイイ男なんだから、よく行く港にゃねんごろな酒場女の一人二人……
いるってモンだろ?

14 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 08:59:48

左舷の方に船団が停泊しています。
何も動く気配はありやせんが何をしてるんでしょうかね。
ガレオン船がこんな穏やかな所で難破する訳でもないでしょうし。

15 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 09:00:29

提督が25歳に見えません!

16 名前:アゴスティノ:2006/09/16(土) 10:15:10

<ビスケー湾沖>

…なんでぇ、ちょいと臭かったのでつけてみやしたんですけどね、
どうも駆け出しの軍人さんみたいでさぁ。
これなら先回りで旦那に報告する必要もなさそうです。
もっとも、天下の黒鯱の縄張りを荒らしにジブラルタルを越えてくるってぇなら、
こっちもそれなりの相手はしまさぁな、へへッ。

さぁて、じゃあこのまま住処に帰って、
久しぶりにセビリアのラム酒を飲むとしやすか。

>>14
おっと、確かにいやすね。
「普通」なら旗か紋章をつけるはずなのに…何もつけてねぇ。
国籍不明でやすかい…。
たまに、船の耐久を減らす物好きがわざと海岸線で難破してるような
時もありやすが、まさか集団でやるわきゃねぇ。
こんなイングランドのお膝元で、
ガレオンで堂々と海賊行為する阿呆もいやしねぇと思いやすし、
なんだかちょいときな臭すぎやさ。

…まさか…例の…

あんまり深入りするのも墓穴を掘るってもんだ。
可能性がある以上、さっさと旦那に報告した方が良さそうです。
私らは一足お先に!旦那方!全速で出やすぜ!

17 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 18:08:39

1、プリンスオブウェールズ
2、ロイヤルオーク
3、バーラム
4、フッド

乗るならどれ?

18 名前:名無し水兵:2006/09/16(土) 22:07:56

提督!
水平線の向うに黒い雷雲が!

19 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/17(日) 02:15:45

1522年5月22日 リスボン
 ・直接セビリアに向かう予定を変更し、途中リスボンに寄港する。
  イスパニアにならぶ一大海洋立国の首都をぜひ見ておきたいと考えたからだ。
  マシューに相談したところ、一度程度なら寄り道しても大丈夫だろうとのことだ。
  何が大丈夫なのかは教えてくれなかったが。(1)

  リスボンにはただただ圧倒されるばかりであった。
  人の多さ、港を出入りする船の数々、新大陸やアフリカさらにはインドからの品々。
  設備の整った造船所にその他充実した施設群。

  イングランドは遥か後塵を拝している。


>>10
  シーサーペントか……船乗りの間ではよく通った噂だな。
  私もロンドンの酒場で何度か見たという話を聞いたが。

 「オレも船乗り仲間から何度か聞きましたが、眉唾もんですぜ」

  そうなのか?

 「ええ。たいてい、流木や鯨を見間違えたってのが真相だったり、船乗り特有の法螺話だったり」

  なるほどな。
  だが、分からんぞマシュー。世界の海は広い。どこかにそんな化け物もいるかもしれん。(2)
  誰も世界のすべてを見たわけではないのだからな。

  それに、見つからないからといっていないとは言えないだろう。

 「提督もずいぶんとロマンチストですね」

  そんなつもりでもないんだがな。


>>11
  さて、そろそろ出港準備に取り掛かるぞ! 酒は十分だろう。
  第一寄港地だったセビリアに向かうぞ。

 「提督、その前に公爵家に寄って行きませんか?」

  公爵……フェレロ公爵家のことか?
  あのポルトガルの英雄レオン・フェレロが当主だったな……だが何の為にだ。

 「なんでも、公爵家では冒険家と契約して世界の珍しい物を集めているそうですぜ。
  提督もこの間ストーン・サークルを発見してでしょう?
  ああいう物を報告すりゃ金がもらえますし、名声もあがりますぜ(3)

  ふむ、この先また何かを発見するかもしれないからな。
  だがダメだ。公爵はポルトガル宰相だ。
  敵対関係にないとはいえ、そういった人物と契約を結ぶわけにはいかないだろう。(4)

 「そうですかい。ま、他にもコレクターはいるそうですからその内そっちと結びましょうや」


>>12
 ・出港準備をしていて問題を発見した。
  マストに掲げていた旗印だが、かなり古いものだったらしく大分綻んでいたのだ。
  旗印は船の、そして国の誇りだ。これもギルバート卿の差し金だとしたら許すことは出来ない。

  幸い予備があったのでそちらと取り替えて事なきを得た。
  白地に赤十字のマークが、空の青にも海の青にも染まらず翻る。
  セント・ジョージ・フラッグ我らが誇りの旗よ。



1522年5月22日 リスボン沖
 ・私は再び船上の人となった。この潮風がなんとも心地いい。

  リスボンからセビリアは目と鼻の先だ。
  早ければ今夜半。おそくとも明日にはつくだろう。



(1)セビリアではイベントが待っている。だが、セビリアにいくのに時間をかけすぎるとこのイベントが起きなくなってしまう。
   この遅れは時間をかければ取り返せるだろうが、クリアが出来なくなるとの情報もある。
   途中寄港は一回限りまでは大丈夫だが、出来ればセビリアまで直行しよう。
(2)シーサーペントはこの世界には存在しないが、他の怪物なら発見物で登場してくる。
   シーサーペントを出しても良かったと思うのだが……。もっとも、海の怪物を総称してシーサーペントとする場合もある。
(3)これで上がるのは冒険名声。名声には、冒険・交易・海賊の三種類がありオットーに必要なのは海賊名声だ。
   しかし他の名声を上げてもなんら問題はない。交易家になろうが冒険家になろうが自由だ。そこがこのゲームの面白さでもある。
(4)結んでも問題はない。フェレロ家はコレクターの中ではボルドーのモルデス教授とならぶ金払いの良さなのでどちらかと結ぶのが良い。
   (外伝ならばナポリのジュリアーノ教授もコレクターとなっており、支払いはこの2人に並ぶ)
   因みに、オットー編ではレオン公爵は名前だけで登場しない。

20 名前:名無し水兵:2006/09/17(日) 09:56:52

どうも、補給船です。
壊血病対策にライムジュースを持って来ました。
あ、代金は不要です。

21 名前:名無し水兵:2006/09/17(日) 12:31:55

海賊撃退用の武器おいときますね

つボフォース40o機関砲

22 名前:名無し水兵:2006/09/18(月) 05:21:39

私掠、つまり海賊行為を働くとのことですが
主なターゲットはどんな船なんですか?

23 名前:名無し水兵:2006/09/18(月) 19:48:08

努力と根性で奇跡は起こせると思いますか?


24 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/19(火) 03:33:28

1522年5月24日 セビリア沖
 ・今日の出来事は思い出すだけで頭が痛い……結果は良かったが、一歩誤ればどうなっていたことか。
  マシューの目が覚めたらまず叱るべきか褒めるべきか。
  とりあえず、今日の出来事をもう一度振り返えろう。


  我々がセビリアに寄港したのは今朝の未明であった。
  さすがイスパニアの首都だけあり、港湾施設の充実振りはリスボンのそれを凌いでいる。いわんや、ロンドンなど遠く及ばない。

  イギリスとイスパニアは、現在友好な関係とは言えないが表立って敵対している訳ではない。
  私は堂々と入港するよう水夫たちに指示を与えた。


    〜〜〜                              〜〜〜

 「提督まずはどうしやすか?」

  そうだな。我々は港を見て回るとしよう。
  水夫達には自由行動を許す。ほどほどに羽目を外して構わんと伝えておけ。

 「へっへー、さすが提督は話が分かるぜ!
  それじゃさっそく酒場に――」

  お前は私と一緒だ!


    〜〜〜                              〜〜〜

  まだ朝が早いと言うのにこの人の数はどうしたことだ?
  港湾労働者だけでなく、一般人の姿もかなり見られる。これが欧州最強国家なのだろうか。

  何か情報を集めようといくつか店に立ち寄る。が、殆どの店は閉まっており、開いている店も人影は疎らだ。
  3軒目に立ち寄った交易所でようやく事情が判明した。
  今日はイスパニアの無敵艦隊に配属される最新鋭艦の進水式があるのだそうだ。

  イスパニアが建造した最新鋭艦、これは是非見なくてはなるまい。

  マシューと別れ、造船所で話を聞いた私は、進水式を見るために出港所へと急いだ。

    〜〜〜                              〜〜〜

 「凄い、なんという船だ」

  ガレオン級戦闘艦。乗員180名、カルバリン砲70門、外装は全て銅張り。
  外洋航海にも耐える設備と積載量。
  現在の技術でこれ以上の船が造れないだろう。

 「イスパニアが無敵艦隊に組み込むだけのことはある。
  もしこの船が大量建造されでもしたら、我らの海軍などひとたまりも無いな」

  イスパニアの技術力に驚愕を覚えるが、同時に1人の軍人としてこの船を指揮し海戦に望みたいという想いも湧く。

 (今は夢物語だな……)

  そう自嘲しながら想いを胸へとしまい込み、マシューたちの待つ酒場へと急いだ。(1)


 「提督、提督〜! こっちですぜ!」

  既にマシューや水夫たちはできあがっているようだ。


>>13 酒と女と金と男
 「こら! 提督と呼ばねえか提督とよ〜!」

  構わんマシュー。今は酒の席だ。

 「へへ〜そうですかい。で、で? 実際どうなんですかい?
  提督だったら、酒場の女の方が放っておかねえでしょ? え? この女たらし!」

  ……羽目を外しすぎだぞマシュー。

  そもそも、私が船をもったのは今回が初めてだ。
  軍で欧州の港は色々回ったが、どれも軍務として或いは演習でだ。
  個人的に親しくなれる時間などあるはずが無いだろ?

 「そうですか? しかし、前にオレを雇ってた野郎も軍にいたらしいですが、そこいら中の酒場女にこなかけてたらしいですぜ。
  まぁぶん殴ってこっちから辞めてやったような野郎でしたがねへへっ」

  ――それに、親しくなるにも切欠がいるぞ。
  贈り物の1つでもしないと、冷たくあしらわれるのがおちだ。
  宝石が好き者、服や装飾具が好きな者、珍しい話が好きな者。(2)
  更には、ある程度親しくならねば何が好みかすら話してはくれないだろうな。

 「へ〜、そういやロンドンのリリアンは宝石が好きだって言ってやがったな……」

  それを聞き出すのにどれだけ貢いだ?

 「聞かねえでください提督――」




 「しかし、提督ともあろうお方がなんであんなボロ船にのってるんですかい?」

  ああ、どうやら監督官のギルバート卿にねたまれているようなんだ。

 「ちっ、ギルバートの野郎の仕業だったんですかい。
  あの野郎、見かけ通りに陰険な奴ですね」



>>15 年齢詐称
  よく言われる。(3)

 「オレも〜未だに提督の方が〜年上だとは思えねえですぜ〜」

  そう見えるものは仕方なかろう。
  先日も、陛下より年上だと勘違いされたからな。(4)名誉なこと……か、判断に迷うが。

 「気にはしてないんですね〜」

  困らないからな。



    〜〜〜                              〜〜〜

  飲み始めてしばらくすると、酔いの回ったマシューが突然私の船への乗船希望者を募り出した。
  私が振舞った酒(5)とマシューの勢いで、100名強の水夫が名乗りをあげる。

  だがこれだけの人数を乗せるには大型船が必要になる。
  困惑する私を他所に。マシューは例の最新鋭艦を手に入れると息巻いて店を飛び出して行く。
  水夫たちも一緒だ!


  街中探し回り、ようやく出港所で発見したマシューを怒鳴りつけるが、ぬかに釘。酔っ払いに説教。
  気にもかけない様子でマシューが私に示したのは、なんとあのガレオン船だった!
  なんでも、この国の女仕官が別の船を盗んだらしくその為に船はもぬけの殻になっていたらしい。
  酔っ払いは侮れない……だがこのチャンスを逃す手は無いと、そのまま出港の手続きをすませセビリアを後にした。



  今思い出してもなんとも危うい。
  だが、天は我らに味方している。こうして最新鋭艦を手に入れた上に、なんと船長室からは金貨1万枚が見つかったのだ。

  船も資金もこうしてそろった。うむ、やはりマシューが起きたら褒めてやるべきだ。
  そろそろ酔って眠ったマシューが目を覚ますはずだ。今後の方針を我が優秀な副官と話し合うとしよう。


  さあ、これからが私の本当の航海の始まりだ!


(1)いきなり酒場に向かってイベントは進行する。だが、交易所→造船所→出港所と周った方が雰囲気は出るだろう。
(2)酒場女の傾向は4つ。上記の3種類の外に会って話すだけで良いというものがある。このパターンは何をやっても好感度が上がると思われる。
(3)大航海時代2のプレイヤーが誰でも思うこと。画像は用意出来なかったので悪しからず。
(4)この時点でヘンリー8世は31歳。かなり若く格好よく描かれている。
(5)酒場で水夫を雇うときは、先に酒を奢ると一度に集まる人数が増える。



25 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/19(火) 03:34:57

1522年6月4日 ボルドー
 ・セビリアより9日の航海を経てフランス西岸のボルドー港に到着した。
  途中ジブラルタル海峡に面するセウタ港を発見。

 ・船上でマシューが目を覚ましたとき、マシューは酔っている間の記憶がなかった。
  自分がこの船を奪ったことも覚えていないらしい。
  事情を飲み込ませ、今後の指針について話し合う。

    〜〜〜                              〜〜〜

>>22
  さっそく、勅命通り片っ端方イスパニアの船を沈めていくとしよう。

 「結構過激ですね……まあそりゃ構いませんがね。いきなり戦艦艦隊に喧嘩売るのは不味いですぜ!」

  分かっている。いかに最新鋭戦艦とはいえ、しょせん1隻。
  それに、私も水夫も海戦経験に乏しいからな。まずは手頃な商船団を襲うつもりだ。

 「分かってましたか。オレが気にする事じゃなかったですね。
  とは言っても、商船団相手でも油断は禁物ですよ」

  ああ。だが、敵の旗艦さえ落としてしまえばいくら船が残っていたとしても同じだ。
  まっしぐらに旗艦を目指し落とすように心がけよう。

 「大砲の打ち合いや斬り込みでも勝てるでしょうが、一騎討ちでさっさと敵の提督をしとめたいですね(1)


>>18
 「提督ー! 南の方角に、さっそくイスパニアの商船団が見えやしたぜ!(2)

  よし。南に進路を取れ!
  夜間戦闘は無理だ(3)、日が落ちる前に接触するぞ!

 「あ……いや、こりゃ不味いかもしれませんぜ」

  どうした、何かあったのか?

 「水平線に黒雲が……どんどんこっちに近づいてきてやがる……」

  くっ、暴風雨か。
  アフリカ方面は暴風雨の多発地帯らしい。(4)これでは戦闘は無理か。

 「どうしますか?」


    〜〜〜                                        〜〜〜

  暴風雨に巻き込まれる恐れがあったため、襲撃を取りやめ進路を北西へと向けた。
  リスボン辺りまで進んだがイスパニアの船は見当たらない。

  補給の問題もある。いつまでも海に漂っている訳にはいかないだろう。
  マシューと話し合い次の寄港地をボルドーに決め、こうしてやってきたのだ。
  リスボンでも構わなかったが、ポルトガルはイスパニアの同盟国。万が一の可能性もある。
  その点ボルドーはイギリスの同盟港。最低限の設備もある。ここで船の調整と補給を行うこととする。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「提督、気になる事が。この港に入るまで、ずっとつけてきた商船が一隻ありましてね」

  うむ。私も気づいていた……偶然ではないのか?

 「そかと思いましたが、この港に入るのを見届けると急に引き返していきましたんで」

  尾行……イスパニアの連中か。(5)
  マシュー、船の調整と水夫の増員をやっておくぞ。

 「了解でさ!」


    〜〜〜                                        〜〜〜

 ・マシューに作業を任せ、私はこの町に住むモルデル教授に会いに行った。
  彼が珍しい物を集めているという話を聞いたので、以前にマシューから受けた助言に従い契約を結ぼうと思ったのだ。

  彼はその厳格そうな雰囲気とは裏腹に、随分と気軽に面会の申し出を受けてくれた。
  契約の話を持ち出すと、彼は喜んで契約したいと言い更には彼が求める発見物についてのレクチャーまでしてくれた。
  私が手土産代わりにストーン・サークルを報告すると、報酬として金貨2千5百枚を手渡してくれた。
  ストーン・サークルではこんなものだろう。(6)


  造船所に向かい作業の進行状況を確認。
  イスパニア船からイギリス船への改造は順調だ。といっても、帆を張り替えたり、一部塗り替える程度なの今日中には終わる。
  店の親爺の話では、今積んでいるカルバリン砲より強い大砲があるらしい。何でも威力には優れるが射程には劣るとのこと。
  一長一短だが、それ以前に買い換えるには資金不足だ。

  高性能な砲になるほど費用はかかる。魅力的な砲は揃っていたが、買い替えは無理だった。(>>21)
  対費用効果を考えるならば今のカルバリン砲が当分はいいだろう。

  せめてもと、一番安い船首像の海獣を取り付ける。(7)

>>17 あなたのお名前なあに?

  水夫からこの際船名を変えてはどうかとの声があがる。
  ではどういう名前がいいのだ、と聞くといくつか候補をあげてきた。

   1、プリンスオブウェールズ
   2、ロイヤルオーク
   3、バーラム
   4、フッド

  何故イングランドでウェールズなのか? 勝手にロイヤルなどつけれると思っているのか?
  外にも言いたい事があったが、それ以上にこれらの名前に不吉な予感を覚え却下する。なぜだ?

  現在の船名はバッカス。ローマ神話における酒の神だ。
  イスパニア海軍つけた名前であるが、私もマシューもこれが気に入っている。変更の必要はないだろう。



  造船所を後に酒場へ向かう。
  既にマシューによって補充水夫30名が集められていた。

  新たな水夫に挨拶し、一緒に酒を飲む。
  船の上では一蓮托生の身。これは一種の儀式といえるだろう。
  ましてや、我々は私掠海賊なのだ。命の危険は高い。
  それに付き合おうという奇特な水夫だ。理屈抜きに、私は彼らと酒が飲みたかった。

>>16
  酒を愉しむ私に、1人の船乗りが話しかけてきた。
  男はアゴスティノと名乗った。イスパニア、黒鯱傭兵艦隊の一員だという。
  追っ手かと思ったが、どうやら違うようだ。
  私が私掠海賊だと目をつけ忠告――この場合警告だろう――に現われたのだという。

  イスパニアからこんなビスケー湾の田舎港までご苦労なことだ。
  だがイスパニアを討つのは私の使命だ。
  忠告を適当に聞き流して話を切り上げる。


  去り際、アゴスティノは1つ情報を教えてくれた。
  ここに入港する時、港の近く停泊する船団(>>14)があったらしい。
  ガレオン船からなる戦艦船団だ。

  アゴスティノがなにやらブツブツつぶやいていたが、私にはその正体がはっきりと分かる。
  いよいよ来たのだ、その時が。

  この日。アゴスティノが去った後、私は他の水夫も呼び寄せ大いに酒を飲んだ。


(1)大航海時代2におけるもっとも実用的な最強戦法。海戦のらしさはあまり感じられないが。
(2)セビリアを出るとマシューとの会話がある。その後、そこで2日程停泊すれば南からエステバン・オルテガの商船隊が現われる。
   さくっと襲って獲物にしてしまおう。
(3)夜間は襲えない。また戦闘中も時間が経過しており、ターン数をかけすぎると夜になり強制的に戦闘は終わる。
(4)この辺りはまだ大丈夫である。南下しアルギン島港を発見したあたりからが危険海域である。低レベルでは向かわないこと。
(5)このイベントは最新鋭艦強奪後、最初に寄港した港で起こる。出港後イスパニアの船が待ち構えているので注意しよう。
(6)ストーン・サークルは発見物最低ランクD。その中でも一番安い部類に入る。まあ簡単に危険もなく見つかるので小遣い稼ぎ程度に考えよう。
(7)船首像は災害避けになる。運だけではMAXにしても発生確率は0%にはならないので、外洋やアフリカに行く前には必ず取り付けよう。
   最低ランクのこれでも効果はある。現時点でつけるのは完全に趣味である。


26 名前:名無し水兵:2006/09/20(水) 04:24:16

提督のお気に入りの酒の銘柄は何ですか?

27 名前:名無し水兵:2006/09/20(水) 18:46:57

世界の果てはどのような所だと思いますか?

28 名前:名無し水兵:2006/09/20(水) 21:53:54

一騎打ちの自信と経験はどの程度ですか?

29 名前:名無し水兵:2006/09/21(木) 22:27:17

尊敬する歴史上の人物はいますか?

30 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/22(金) 01:04:36


1522年6月6日 ボルドー沖

 ・諸々の準備と休息で一日を費やし、我々はイスパニアの追ってを迎え撃つべく出港した。

  出港すると同時に見張りの水夫に周囲を探させると、イスパニア海軍に所属する1艦隊が待ち構えていることがわかった。
  ガレオン4隻キャラック2隻の計6隻からなる一団だ。
  2隻のキャラックは補給用で戦闘能力は低いだろうが(1)、それでも4隻ものガレオン艦がいる。
  対して、こちらは最新鋭とはいえガレオン艦が1隻。彼我の戦力差は明確だ。


>>23 MAKE MIRACLE
  私はふと空を仰いだ。
  悲嘆した訳ではない。

  主は天にいまわし。そこで全てをご覧になっておられる。

  奇跡など願うべくもない。
  ただ天の座にあり我らの行く末を見守っていただければそれで十分。奇跡を望むなど傲慢にすぎよう。

  我らはただ、出来ることを精一杯おこなうだけだ。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「オールをだせ! 総員配置に着け。イスパニア艦隊と交戦する!」

  船を動かす最低限の人員以外は、すべて戦闘要員とする。(2)
  狙うは敵旗艦のみ。一気に近づき敵提督を対してしまう他手はないだろう。

  問題は、それまでに浴びせられる敵の砲撃に耐えられるかどうか。


    〜〜〜                                        〜〜〜

  戦闘は敵と我々が同方向を向いた状態で始まった。
  じわりと寄って来る敵船を引き離しつつ、敵旗艦を探す。

  いた! 我々と併走している。
  大きく弧を描くように進路を変えさせながら、砲撃を命じる。

  轟音と共に衝撃が船を揺らした。
  砲弾は見事敵に命中したが、大して被害はないようだ。
  すかさず反撃が襲い掛かる。
  こちらが1発撃てば、向こうは6発。時間が経てば不利は明白。

    〜〜〜                                        〜〜〜

>>26 命の水
  くっ、どこに被弾した!

 「船尾に命中! 大丈夫です問題ありません」

  この砲撃、堪ったものじゃないな。
  さすがイスパニア海軍だ。兵の錬度が高い。

 「だが、上手く敵旗艦の正面まで回りこめましたぜ。敵さんも、白兵戦やるきまんまんだ!」

  総員武器を持て! 白兵戦だ!!


 「ねえ、提督」

  なんだ、マシュー。

 「好きな酒の銘柄ってなんですかい?」

  こんな時に酒の話か?
  ……特にこれといってないな。強いて言えば、ロンドンの酒場で飲むウイスキーは最高だ。

 「それじゃ、次ロンドンに帰還した時はぜひオレに奢らせてください」

  ふ、お前がか?
  いいだろう。次の日泣きついてきても私は知らんぞ。

 「うへ、こりゃヘソクリで足りやすかね」


  ――マシュー。

 「なんです」

  ありがとう。

 「なんの。さ、きましたぜ!」


  総員抜刀! 敵旗艦に乗り込め!!

    〜〜〜                                        〜〜〜


  私を敵提督のもとへ送り込むべく、兵達が突撃を始める。
  手にカトラスや銃を持ち突き進む。白兵戦になれば、銃は飛び道具でなく鈍器となる。
  銃把で殴られればよくて脳震盪、最悪私に至る。
  目の前に銃を持ち迫った敵兵の一撃を屈んで避けると、首を一閃させた。

  周囲を見ればそこら中で斬りあいが始まっていた。


  最初の突撃は失敗に終わった。
  兵数で勝っていれば力押しで敵提督まで押し込めたのだろうが、接触までの砲撃でやられた水夫が多すぎた。

  その上、切りあっている間も、敵旗艦以外の船からの砲撃は続いていた。
  こちらの船腹に敵旗艦が頭から突っ込んでいる形になっているため、他の船は反対側を気兼ねなく攻撃出来ている。
  接触を急ぐあまりの痛恨のミスだ。(3)


  敵の砲撃と、切り込みで徐々に兵達が倒れていく。
  我々は何度も敵提督の姿を求め突撃を繰り返したが、敵旗艦に乗り込んでは撃退されるの繰り返しであった。
  更に、別に一隻も我々に切り込みをかけてきた。

  最初180人もいた水兵は、いまや半数を切っていた。

  私の頭を「敗北」の文字が過ぎる。

  いやダメだ! 私がここで敗れれば、誰がイングランドをイスパニアから守るというのだ!
  そうだ、私に敗北は許されないのだ。

  そう言い聞かせ、私は再び切り込みをかけるべく、兵達に指示をだしたのだが――

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「提督! 敵の中に、向こうの提督の姿が!! 一騎打ちを挑んできたようです!!」

  なに!? この局面で挑んできただと……信じられん。
  だが、好都合だ!

    〜〜〜                                        〜〜〜

>>28
 「私はイスパニア海軍士官ベルナル・ロヨラ。
  オットー・スピノーラ! 罪状など言わずとも分かっているな。ここで死んでもらう!」

  よかろう。お相手する!

 「ふん、逃げずに一騎打ちを受けたことだけは褒めてやる。(4)
  これで、確実に貴様の首が取れる。さて、剣の腕前はどうかな?」

  その身で試されるといい。はっ!


    〜〜〜                                        〜〜〜

  ベルナル・ロヨラは大口を叩くだけあり相当な腕前であった。
  しかも、装備の質においても私を上回っている。

  激しい斬りあいが続いた。私がショートソードを突きだせば、ロヨラはそれを払い落とす。
  ロヨラの大振りな一撃をかろうじてかわしながら斬りつける。
  だが、彼の装備するハーフプレートアーマーは私の剣では歯が立たない。

  剣の腕前では私が勝っているのだがこの装備の差がそれを補ってなお余りある。

  ロヨラのシミターは、私のハードレザーを易々と切り裂き徐々に私の体力を奪っていく。
  これではまるで、先ほどの私の船と同じ有様だ。

  艦隊戦が敵旗艦への一点攻撃で勝敗を左右するように、この勝負も一撃にかけるしかない。
  ロヨラの繰り出した突きを叩き落とした時、船が大きく揺れ奴に隙が出来た。


  その一瞬が勝敗の分かれ目だった。私は渾身の突きを奴の鎧の隙間から突き入れた!


    〜〜〜                                        〜〜〜

 「提督、他の船も旗を降ろしました。オレたちの勝利ですぜ!!」

  うむ…………マシュー、戦後処理にかかれ。
  必要な船だけ拿捕。あとは火薬を使って沈めろ。捕虜は我々に従う者はそのまま水夫として使え。
  そうでない者には、ボートと若干の食料・水を与え開放しろ。

 「いいんですかい!?」

  戦いは終わったのだ。捕虜に手を出すのは騎士道に反する!

 「わ、わかりやした。で、コイツはどうしますか?」

  ……手当て次第では助かるだろう。応急処置だけしてやり、こいつもボートへ乗せろ。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「この勝負は貴様の勝ちだ。だが、いずれ我が祖国が貴様の艦隊を打ち破る。いつの日か……必ず」

  そんな捨て台詞を残し、ベルナル・ロヨラの乗るボートは去っていった。
  あの様子では一命と取り留めるだろう。またいずれ、私の前に現れるかもしれない。

  だが、その時の私は今の私ではない筈だと、私は心に堅く決意する。


 1522年6月6日 イスパニア艦隊と戦闘、これに勝利する



(1)戦闘力が低いといっても、撃たれれば船の耐久は減るし切り込まれれば水夫も減る。油断はしないように。
(2)戦闘中は見張りに水夫を割く必要はない。甲板要員にまわそう。
   運行要員も最低限で構わないが、水夫総数が減り運行要員が減ると戦闘中の移動力が落ちるので余裕を持たせてもよい。
   もっとも、運行要員0でも戦闘中は動くには動くのだが。
(3)実際はそんなことは関係ない。
(4)ここでロヨラはこう言っているが、実際には敵から仕掛けられた一騎打ちは回避不可能。
   こちらから仕掛ける場合は、兵数で上回るかほぼ同等でないと一騎打ちは成功しないので注意。


31 名前:名無し水兵:2006/09/22(金) 23:06:42

プレスター・ジョンは実在すると思いますか?

32 名前:名無し水兵:2006/09/23(土) 00:49:43

奴隷の売買は許されると思いますか?

33 名前:名無し水兵:2006/09/24(日) 23:55:50

提督!左舷にイルカの群れがいやすぜ!

34 名前:名無し水兵:2006/09/25(月) 00:04:58

提督は提督でも、宇宙――星の海を駆ける提督がいるなんて、想像出来ますか?

35 名前:名無し水兵:2006/09/25(月) 00:20:55

提督!
提督もたまにゃぁ俺達と羽目ぇ外して歌いやしょうぜ!!

♪あーいーすーるーふーねよ〜
 きみと〜いっしょ〜に〜どーこーまでも〜♪

36 名前:名無し水兵:2006/09/25(月) 19:54:56

ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/748285.html


海は危険とロマンがイパーイ

37 名前:ラモン・デ・マルシアス:2006/09/25(月) 22:02:27

聖ネス湖の怪獣を探しにいったら聖剣エクスカリバーをゲット!!


38 名前:名無し水兵:2006/09/26(火) 02:57:40

こいつを海に放してやってください!

つ【たいやきくん

39 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/26(火) 03:01:32

1522年6月7日 ボルドー

 ・戦闘後ボルドーへ再び寄港し一夜を明かした私は、その後の処理に奔走することとなった。

  我々私掠艦隊にとって重要な収入源は、拿捕した敵船そのものである。
  勿論、その積荷や財宝金貨も収入源ではあるが船ほど安定した収入にはならない。(1)

  さっそく拿捕したガレオン船を造船所で売り払う。これ1隻金貨3万枚。
  今までの資金が、一気に倍以上となった。
  この調子でいけば、この私掠艦隊の充実もそう遠い未来の話ではないだろう。

  と、浮かれる私を他所にマシューは渋い顔だ。

    〜〜〜                                        〜〜〜

  どうしたマシュー?

 「いえね提督。確かに収入は入りましたが、このままじゃ実の入りは微々たるもんです。
  早いとこどうにかした方がいいですぜ」

  ふむ。確かに、折角敵艦隊を降伏させても船を任せられる航海士がお前しかいないからな。
  それでは後の船は沈めるしかない……つまり、航海士を仲間に入れろというんだな?

 「その通りでさ提督! 酒場か宿屋にいけば、職にあぶれた航海士がたまにいますから、誘ってみちゃどうですかい?」



    〜〜〜                                        〜〜〜

  マシューの言をもっともだと考えた私は、さっそくボルドーの酒場へと足を運んだ。

  酒場には、大勢の水夫たちの姿。この町特産のワインの香りが充満している。
  大方は私の船の水夫だ。あの海戦で半数を失ったが、投降した水夫を合わせて100人を越えている。
  後でまた新しく雇わねばいけない。

>>35
  はは! せっかくだが、先に仕事を済ませててしまわないといけない。
  終わったら私も大いに飲ませてもらうぞ。

  マシュー、あとは私1人でいい。お前も飲んできて良いぞ。

 「ありがとうございます。ですが提督。みんな盛り上がってるんだ、せめて一曲くらい披露しちゃくれませんかね?」

  む、そうか。……では、一曲だけだぞ。



  まぶしい空ときらめく白い波の彼方 七つの海へ漕ぎ出す 風に身をまかせて――――(2)




  水夫達を掻き分け航海士の姿を探すと、店には2人の男がいた。


    〜〜〜                                        〜〜〜

 「やあ、俺はラウル・フィッチ。港を巡る渡り鳥さ」

  私はオットー・スピノーラ。イングランド私掠艦隊を率いる者だ。

 「ああ、もしかして昨日海でドンパチやっていた船の提督かい?」

  そうだ。見ていたのか?

 「あんだけ港のそばでやってりゃな。
  で、その私掠艦隊の提督が俺に何の用だ?」

  なに、特にどうという訳でもない。最近海にばかりいたからな、陸の話でも聞かせてもらえればと思ってな。
  おい親爺! こっちに酒を2杯追加だ!

 「おごってくれるのかい?(3) あんたとは気が合いそうだ!」


    〜〜〜                                        〜〜〜

  酒を奢るとラウルは上機嫌になり私の話に乗ってきた。
  私は何度か酒を追加しながら(4)慎重に彼の人格を見定める。

  ラウルは航海士という割りに、海へ出た経験は少ないようだ。
  だが、自分では統率力に自信があると豪語しており、その態度や語りには高い魅力と人格を感じさせる。
  何より彼の持つ交易知識は素晴らしかった。

>>32
  交易?

 「そう交易だ。あんたは私掠艦隊を率いているんで考えてなかったんだろうが、海で生きる以上重要なことだぜ?
  だいたい、この広い海で必ず目当ての敵船に遭えるとは限らないだろ。下手するとずっと収入がない場合もある。
  まぁ……手当たり次第船を襲うのなら話は別だが……」

  私の敵はイスパニア海軍のみだ。
  海賊などはまた別の話だが、それ以外の敵を理由もなく襲うなど騎士にあるまじき行為。

 「だろ? それに、イスパニアと戦うのも何も正面から戦うだけが能じゃない。
  イスパニアが同盟港にしている港に、資金を投資してやってイギリス同盟港にしてしまえば、イスパニアの国力はどんどん落ちていく。
  交易所に投資すりゃ、今は交易品として並んでない品が並ぶようになったり、造船所に投資すりゃ強力な船が造れるようになる」

  そしてその交易品を使って更に交易を行い、その資金で強力な船を造り海戦を戦うというわけか。

 「話の飲み込みが早い。な、交易も軽視できないだろ?(5)

  ああ。――どうだ、ラウル。よければ、その知識を私のもとで活かしてくれないだろうか?
  次の航海に加わって欲しい。

 「そうだな、あんたのことは気にってるしそろそろ海も懐かしくなってきた頃だ。
  月に金貨20枚でどうだ?」



  何度か給料に関して交渉した末(6)、ラウルは月金貨10枚で私の船に乗ることとなった。
  こうして1人優秀な航海士を得ることができた。(7)


>>32
  ラウル。さしあたって、どういう交易を行えばいいのだろうな。

 「そうですね。基本は安く買って高く売る。その港の特産物なら、まぁ間違いないでしょう。
  ただし、地方によってそれぞれ商品の基本価格が違いますからね。特産品でも赤字になることがあります。
  私は立ち寄った港の物価は把握してますので訊ねてくだされば一番高く売れる港を答えますよ」

  となると、この港ではワインか。

 「ええ。ワインはイベリア地方や地中海ならだいたい売ってます。この港では1樽金貨30程度。
  これを北欧にもっていけば1樽金貨60程度になります。差額が収入になるんですが、1つ注意しなければならない点が」

  輸送にかかる費用、かな?

 「ご名答! 船を動かすには、水夫の食費がかかります。ですから、運ぶ距離次第じゃ収入に差が出ますので注意してください。
  まぁ近場で交易する分には余り関係ないですがね」

  ならば、この後ロンドンに戻る予定なのでそこで捌けばいいな。

 「ええ。ロンドンでは羊毛が特産ですので、これをリスボン辺りで売る。リスボンで特産の岩塩を買い、これをまたこの港で売る。
  これを三点貿易といいます。これなら、一周でそれなりに稼げますね。
  もっとも、提督の船は戦闘仕様なので積載量が少ない。交易向けに改造するか新しく中古でもいいんで船を買わないと旨み少ないですが」


 「三点貿易といえば、イスパニアはこれを大規模にやってますね」

  ほう。参考に聞かせてくれないか。

 「まずは、ヨーロッパで武器などを用意しこれをアフリカ西岸で売り捌きます。そして現地住民を買い付け、この住民を新大陸に輸送。
  向こうに建設しているプランテーション労働力として売り払い、プランテーションで栽培された砂糖などを買い付ける。
  そしてこれをまたヨーロッパで売り捌くという、大西洋を挟んだ大三点貿易です」

  なんだと! イスパニアは原住民を売買しているというのか!!
  なんと非道な真似を!

 「……イスパニア国内でも、そういった声は上がってます。
  ですが、それを抑えるだけの儲けを生み出していますからね」

  だが、人を売買するなどあっていいのか!?
  ましてや、アフリカの者ならば抵抗も出来ないだろう。

  人が人を――なんと驕った考えだ!

 (まぁ、交易品の相場は食料・嗜好品・貴金属などグループ毎に物価が変動しますからね。
  相場グループの違う交易品で交易し続けていれば物価が釣り上がって旨みが減るんですが(8)


    〜〜〜                                        〜〜〜

  実に許しがたい話を聞いた。この様な無法は決して神がお許しにならない。
  いや、人として許されない行いだ。
  私は、打倒イスパニアの決意を新たにした。


40 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/26(火) 03:01:53

  ラウルの勧誘に成功した私は、もう1人いた航海士へと足を向けた。

>>31
 「なああんた、プレスター・ジョンの国あると思うかい?」

  ……挨拶もなしにいきなりだな。名前くらい名乗ったらどうだ?

 「すまないすまない。俺はヤコブ・ワルウェイク。航海士さ。で、どう思う?」

  プレスター・ジョン。東方に存在するという伝説のキリスト教国の王だな。
  十字軍の救援に向かっただとか、あのモンゴルがそうではないかとか、聖杯を持っているなど色々話は聞いたが。
  夢のある話だとは思うが、しょせん伝説に過ぎないのではないかな?
  もっとも、無いと断言する気はない。

 「なるほどな……しかし、東方。東方ねぇ、くっく……」

  ? ところでどうだ、一杯おごらせてくれないか?



  妙な男だが、酒を勧めると気を許したのかペラペラとおしゃべりを始めた。
  早くも酔いが回ってるのか、かなり怪しげな話も混じっている。

>>36
 「で、俺が船の下を覗いて見るとだ。全長50メートルはあろうかという大鮫が泳いでやがったんだよ!」

  ふむ。そういった話は私も聞いたことがある。
  しかし、よく無事で居られたな?

 「そこはこの、キャプテンヤコブ様の活躍よ!
  奴が顔を水面に出し間抜けにも大口あけたところに、火薬樽と火を投げ込んでやったのさ。
  しかし奴もさすがだったね。それでも頭を吹き飛ばされることなく、海へ潜っていきやがった。
  海にはこういった化け物もいる。あんたも十分に用心するんだな。ま、俺がいりゃ安心だがよ!」



 「ヒック! しかし〜私掠船か〜……かっこいいよなぁ〜ウィッ!
  オレも〜自分の船で、なぁ〜」



 「いいか〜〜こうえぇきはな〜! 安くかってーうるのが〜〜だいじ〜〜〜
  あてねといすたんぶるーでいききしてりゃ〜楽だがヨぉ(9)



>>34
 「あ〜んた・・・そうぞうデキルか? 星のウミをゆく……ふねを!!」

  ……飲みすぎだ。夢の世界に入りかけてるぞ。



  まったく。酔いつぶれてしまったか。
  口はよくまわるし、交易知識はあるようだが……

 「あれ、提督〜どうしやした、難しい顔なさって〜?」

  また1人酔っ払いが。
  今、この男を航海士として誘おうかと考えていた。

 「ありゃ? こいつあ…………ヤコブじゃないですか?」

  知ってるのか?

 「話したことはありやせんがね〜。航海士仲間じゃ、口先だけって有名なやつですぜ〜。
  臆病で、剣の腕はからっきしダメ。それなりに船乗ってるのに、操船技術はイマイチときたもんだ(10)

  そうか。雇うのは止めておいた方が賢明だな。

 「その通〜り! なあに、航海士は他にもいますぜ。それより、飲みましょうや提督!」

  ああ、約束だったからな。
  だが明日は出港だぞ。分かってるな?

 「勿論でさ! おい親爺、こっちの提督に酒を。あと、オレにも追加ー」


  ――本当に分かってるかマシュー?



(1)あくまでゲーム上。史実では当然積荷が重要である。
(2)大航海時代2外伝OP主題歌「ENDING-SEVEN SEAS- 七つの海へ」
(3)酒場にいる航海士の場合、最低1回は酒をおごらなければ誘っても断られてしまう。
(4)何度かおごると「こうみえても〜には自信がある」と航海士が言い出す。こうなれば、雇えるようになる。
   ただし、提督のレベルがある程度ないと航海士に断られる。レベルの高い航海士ほど要求されるレベルは高い。
   また、この台詞が出た後更に20回ほどおごって雇うと、最初から忠誠(マスデータ)がMAXになる。活用しよう。
(5)ゴメン、実は海賊行為だけで十分金は貯まるんだよね。
(6)航海士が最初に提示する給料は多少変動する。具体的には上下20枚分。
   ラウルならば、10〜30まで上下あるので10枚で雇ってしまおう。
(7)ラウルは航海レベルこそ低いが、能力は優秀な航海士である。また貴重な交易技能を持つ。見つけたならば必ず仲間にしたい。
   開始時点ではロンドンにいる。今回はあえて最初仲間にしなかったがスタート時点で問題なく雇える。
   その後は、月ごとにランダムで近くの町へ移動する。
(8)交易品には香辛料・嗜好品・食料・繊維・織物・宝石・貴金属・鉱石・奢侈品・その他にそれぞれ分類される。
   物価はそれぞれのグループごとに変動する。グループ外の品にも影響はあるがその影響は小さい。
   なるべく、同じグループの品で交易するのがコツだ。
   なお大航海時代2には奴隷貿易は存在しない。3にはあるいのだが……
(9)大航海時代2でもっとも儲かると言って過言ではない交易ルート。
   アテネの美術品(奢侈品)とイスタンブールの絨毯(奢侈品)がそうだ。
   ある程度の船団でこれを数時間やっていれば、金貨数百万は簡単に貯まる大航海時代2のバランスブレーカーである。
(10)確かに交易技能は貴重だが、他の能力が低い。出来れば雇わない方がいいだろう。
    外伝では地中海最弱の海賊となり主人公2人にイベントで絡んでくる。ある意味出世。

41 名前:名無し水兵:2006/09/26(火) 10:20:48

バルデス軍が宣戦布告をしてきました

42 名前:名無し水兵:2006/09/26(火) 13:38:43

海は怖いです

43 名前:名無し水兵:2006/09/26(火) 23:08:54

海の難所というと、まずどこを思い浮かべますか?

44 名前:名無し水兵:2006/09/26(火) 23:20:56

私の望みはただ一つ

あの大海原に戻りたい

なつかしの島

故郷ははるか彼方

私の望みはただ一つ

あの大海原に戻りたい

45 名前:名無し水兵:2006/09/27(水) 22:39:35

外国語はどのくらいいけますか?

46 名前:名無し水兵:2006/09/28(木) 21:57:12

世界は球形だという話を信じますか?

47 名前:名無し水兵:2006/09/29(金) 18:45:08

この海賊に一言コメントをお願いします。

ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/543432.html


48 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/30(土) 00:31:38

1522年6月12日 ロンドン

 ・4日の航海を経てロンドンに寄港。
  出港所で陛下が私を探しておられるとの話を聞き、すぐに船を出した為今回交易品は積んでいない。

  途中、ボルドーの北にナント港を発見する。


    〜〜〜                                        〜〜〜

>>33 本当は恐ろしいイルカの話
 「提督! 左舷にイルカの群れがいやすぜ!」

  ほう、ハンドイルカ(Bottlenose Dolphin)の群れか。
  見ろ。船についてきてるぞ。

 「この辺りは船の往来が多いですからね。慣れてるんでしょうか?
  しかしイルカはいいですね。見てくださいあの顔。笑ってますぜ」

  ああ実に心が和む。こういう航海ばかりなら悪くないな。


  だが知っているかマシュー?
  このイルカは鮫とすら戦って勝こともあるほど気性が荒いんだぞ。

 「本当ですかい? こんな優しそうな顔しているのに……」

  実際、1匹でホホジザメを殺したという話も聞く。
  勇敢だと思わないか?
  まあ人を襲うことはまずないそうだがな。

 「海は怖いですね(>>42)」

    〜〜〜                                        〜〜〜

 ・ロンドンへ寄港した私は、取り急ぎ王宮へと急いだ。
  あらかじめ陛下の命令があったのか、煩雑な謁見への手続きはなくすぐにお会いすることができた。

    〜〜〜                                        〜〜〜

  オットー・スピノーラ。ただいま帰還いたしました。

 「おお、オットーよよくぞ参った。そなたのセビリアでの一件は聞き及んでおる。
  あのあと、イスパニアの公使から訴えがあったぞ」

  申し訳ありません。私の行動で陛下と王国に――

 「なに、遅かれ早かれこうなるのは分かっていた。我がイングランドは同盟港全てにイスパニア船籍の船の立ち入りを禁止するよう通達した。
  これからはイスパニアも執拗に我々を狙ってくるであろう。心せよ!」

  はっ!

 「さて、本日そなたを呼んだのは他ではない。
  先日以降、わが国の船がイスパニアにより攻撃を受けておる。お主にはこの報復も兼ねてイスパニア戦艦隊を1つ討伐してもらいたい(1)

  承りました。必ずや、ご命令を果たしてみせましょう。

 「うむ、期待しておるぞ。達成の暁には、そなたに新たな爵位を与えよう」

    〜〜〜                                        〜〜〜

  勅命を受けた私は、マシューとラウルに出港の準備を命じた。
  交易や航海士探しは後回しにせざるえないだろう。

  だが、このままの現状ではジリ貧である。まずは地中海に向かい港を回りイスパニア艦隊を探しつつ、平行して航海士探しもするのがいいだろう。

  私は航海士探しと情報収集のために、酒場へと向かった。

    〜〜〜                                        〜〜〜

  親爺、ウィスキーを頼む。

 「こりゃオットーの旦那じゃないですか。っと、いけねえ今は士爵でしたね」

  ふ、今まで通りで構わんぞ。
  ところで、今イスパニア艦隊の情報を集めているのだが何か話しを聞いていないか?

 「そうですね……ああ、そういったことはうちのリリアンに聞くといい。酒場女ってのは、色々航海士の情報を持ってやがるから」

  そうか。ならさっそく――

 「っとまった! 悪いですがリリアンは内の看板娘でしてね。こういう時は金貨10枚払ってもらうことになってるんですぜ。(2)
  何処の酒場でもこれは常識だ。旦那にせびるのは心苦しいですがね」

  それは失礼した。では受け取ってくれ。

 「ありがとうございます。おい、リリアン! オットーの旦那がお前に用事だとよ」

 「はーい。こんにちは、私に何か用かしら?」

  急に呼び出してすまない。
  今、イスパニア船の情報を集めていて親爺に聞いてみたらお前が何か知っているんじゃないかと言われたところだ。

 「ふーん……イスパニアのか。あいにく今はそういった話は聞いてないわね」

  そうか。ならば仕方ないな。
  どこか別をあたるとしよう。

 「あ、でもここに来る航海士さんに話を聞いておいてもいいわよ? まぁ24日くらいかかると思うけど」

  24日か……一応、頼めるかな?

 「OKよ。本当は、ただじゃしないんだけどね。今回だけ特別よ(3)

  それはすまなかった。確か君は宝石が好きらしいな。
  今度手に入ったらプレゼントすることにしよう。

 「あら嬉しい! あれ、でもどうしてそれを知っているのかしら?」

  私の部下がお前から聞いたと言っていたのでな。
  マシューというんだが。

 「マシュー? 誰それ?」

  …………

    〜〜〜                                        〜〜〜

  リリアンの情報では時間がかかる過ぎるため余り期待できないが、他にあてもない。
  だが、彼女からは別に有用な情報を聞くことが出来た。

  最近よく来る航海士がいるらしいのだが、どうやら職にあぶれているらしいのだ。
  宿屋にいるだろうと聞いてさっそく足を運んでみると確かに居た。

  男の名前はローレンス・エドワーズ。
  話を聞いてみるとそれなりに航海経験をもつらしく、また軍に居たため砲術技能も習得しているという。
  ゆくゆくは艦隊を率いたい私にとって彼の技能は喉から手が出るほど欲しいものだ。
  さっそく航海に誘ってみると、金貨40枚でなら乗ろうといってきた。(4)

  マシューやラウルより高いが、彼の経験を考えれば妥当であろう。
  私は即決してエドワーズを雇った。
  暫くは、主席航海士として水夫たちのまとめ役を務めてもらおう。

49 名前:オットー・スピノーラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/30(土) 00:32:16

1522年6月13日 ロンドン沖

 ・私は再び洋上の者となった。
  ロンドンで約束どおり教会に立ち寄り寄付を済ませた後、必要最低限の金貨を残し他は銀行に預け入れた。
  銀行は勿論、ヴェネチアに本店を持つシャイロック銀行だ。(5)

  補給もラウルが済ませてくれていたので、私はすぐに出港を命じた。
  とりあえずはイベリア・地中海地方を回ってみようと思う。


1522年6月20日 リスボン

 ・ここまでの航海は順調。とちゅういくつか船団を見つけたが、目的とするイスパニアのものではない。

  港では酒場やギルドを回って情報を集めたが目ぼしい話は聞けなかった。(6)
  途中立ち寄った宿屋で、職にあぶれたミグェル・レアルというポルトガル航海士を発見する。
  交渉の末金貨30枚で雇われることとなった。航海士探しは順調だ。

 ・リスボンにこれ以上用はない。その日の内に港を発つこととする。


1522年7月4日 アテネ

>>43 人の敵は人
 ・地中海を東へと進みアテネへ寄港する。
  途中、アルジェ、パルマ、チェニス、シラクサ、ガンディアを発見する。
  この辺りは海賊の本拠地があるという。今の私では襲われればひとたまりも無いだろう。
  地中海を航海する船乗りにのって、ある意味この海域こそが最大の難所といえる。

  海賊船はどれも船足が速く且つ水夫の数も多い。
  これは遠洋航海をする必要がないため、ガレー船で艦隊を構成している故だ。
  せの戦闘能力はガレオン船にも引けを取らない。
  いや、艦隊による撃ち合いならともかく、接近しての白兵戦ならばガレオン船にすら勝るだろう。
  さらに率いる海賊頭は皆腕っ節に自信がある猛者ばかりのため、一騎打ちに持ち込んでも勝ちはおぼつかない。

  用心するに越したことはないとこれらへの寄港は避けた。


  ここまでの間でもイスパニアの船は影も形も見えない。
  失意のまま向かった酒場で1人の若い航海士に出会った。名をアンソニー・ジェイソンという。
  イングランド人だが、事情あってこのアテネに住み着いているらしい。
  だが、彼の目からは海への憧れがひしひしと伝わってきた。

  後は記するまでもないだろう。私たちは新たに1人仲間を向かえた。


1522年7月5日 地中海アテネ沖


    〜〜〜                                        〜〜〜

>>41 赤髭襲来

 「て、提督! 前方からガレー船団がこっちへ接近してきます!」

  ガレー船、この海域ならばオスマン艦隊か?

 「いや、ありゃ海賊船ですね。どうやら、先日あいつらの本拠地近くを航行した時から目をつけられてたみたいですぜ。
  げっ! しかも、あの旗は……バルバロッサ!?」

  なに赤髭か!?


 「命が惜しかったら、金と積荷を置いて行け!
   さもないと痛い目にあうぜ」


  む………………総員、戦闘準備。

 「了解しました――」

 「死に急ぐか、馬鹿め!」


    〜〜〜                                        〜〜〜

 ・次々と敵船から切り込んでくる水夫。
  敵旗艦目指し船を進めるがその前に立ちふさがる壁は厚い。

  寄らば斬り、離れれば撃つ。
  水夫が、航海士が、次々と倒れ、船は航行不能にまで追い込まれていく。

  ローレンスが銃弾から私を庇い倒れる。
  ラウルもアンソニーも既に姿は見えない。
  迫る敵兵をまた1人斬り捨て私は甲板を見回す。
  倒れる水夫の多くが私の部下だ。
  私も、返り血と出欠で血塗れぬ箇所など最早無い。

  私は最期の力で、信頼する片腕の名を呼ぶ。

  ――返事は無い。視界の隅に、1人の男の倒れた姿が入った。嗚呼……


  私の前に、赤い髭を生やした死神が立った。



    〜〜〜                                        〜〜〜


  1522年7月5日

  オットー・スピノーラの航海日誌は
  このページで終わっていた
  オットー・スピノーラの波乱に満ちた生涯はここに幕を閉じた

50 名前:◆SPInOlA4l6 :2006/09/30(土) 00:33:08



  <fobt>1522年7月5日

  オットー・スピノーラは敗北した。

  旗艦の一部が残骸となって打ち上げられていたが、

  その後オットー・スピノーラの姿をみたものは誰ひとりとしていない







           KOEI

51 名前:◆SPInOlA4l6 :2006/09/30(土) 00:40:39


(1)艦隊といってるが、別に商船団でも構わない。
(2)世界何処でも金貨10枚。強制的に取られるので安心してください。
(3)嘘情報。仕事で調査を頼む場合は友好0でもやってくれる。
  個人的に調査を頼んだときのみ、親しくないと断られてしまうので注意。
(4)宿屋にいる航海士には酒場での裏技が使えない。地道に上がるのを待つか、給料設定で9枚づつ上げていこう。
  給料処理は10枚単位の為、設定で49枚にしても支払いは40枚となる。しかし忠誠は9枚分上がるのだ。
(5)元ネタはアレ。別の主人公アル編では頭取が登場する。
(6)実はギルドで……

52 名前:大航海時代オンラインの航海士:2006/09/30(土) 12:09:16

ぐう、見えない壁に阻まれてインドより先のアジアに行けぬ。


53 名前:◆SPInOlA4l6 :2006/09/30(土) 22:43:16





  1522年7月4日の
  アテネ港から航海を再開します(1)

            →(・∀・) /  (-_-)


54 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/09/30(土) 22:43:46

1522年7月4日 アテネ

>>43 人の敵は人
 ・地中海を東へと進みアテネへ寄港する。
  途中、アルジェ、パルマ、チェニス、シラクサ、ガンディアを発見する。
  この辺りは海賊の本拠地があるという。今の私では襲われればひとたまりも無いだろう。
  地中海を航海する船乗りにのって、ある意味この海域こそが最大の難所といえる。

  海賊船はどれも船足が速く且つ水夫の数も多い。
  これは遠洋航海をする必要がないため、ガレー船で艦隊を構成している故だ。
  せの戦闘能力はガレオン船にも引けを取らない。
  いや、艦隊による撃ち合いならともかく、接近しての白兵戦ならばガレオン船にすら勝るだろう。
  さらに率いる海賊頭は皆腕っ節に自信がある猛者ばかりのため、一騎打ちに持ち込んでも勝ちはおぼつかない。

  用心するに越したことはないとこれらへの寄港は避けた。


  ここまでの間でもイスパニアの船は影も形も見えない。
  失意のまま向かった酒場で1人の若い航海士に出会った。名をアンソニー・ジェイソンという。
  イングランド人だが、事情あってこのアテネに住み着いているらしい。
  だが、彼の目からは海への憧れがひしひしと伝わってきた。

  後は記するまでもないだろう。私たちは新たに1人仲間を向かえた。





1522年7月5日 アテネ

 ・私は今日もイスパニア艦隊の情報を求め街を駆け回った。

  訪れたギルド(2)で、私は金貨100枚を支払いイスパニアの情報を買った。
  ギルドの老人の話ではイスパニアは海賊を狙うようだ。
  現在ポルトガルとは同盟関係。イギリスには港湾封鎖をおこなっている。

  同盟関係にあると、その国の船が襲われるとき救援に入る義務がある。
  イスパニア船を襲うときは十分注意が必要だ。


  そして、老人は最後にこう付け加えた。

 「商船隊はターナに向かうようだぜ」

  ターナ? あいにくと私の知らない港だ。
  折角行き先が分かってもこれではどうしようもない。

  と、私が困っていると老人は更にこう話しかけてきた。

 「金貨500枚支払えば場所を教えてやるよ」

  是非も無い。私はその場ですぐに金貨500枚支払った。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「ターナのことは俺も、よくは知らねえんだ」

  ちょっとまて、私を騙す気か?

 「まあまて。とりあえずあんたの航海図を見せてみな。
  そうそう、この地図から判断すると大体この辺りじゃないかな」

  これは……黒海の奥か?

 「そうだな。こっから北東に向かい、ボスフォラス海峡を抜ければ黒海だ。
  いくなら途中オスマン帝国の首都イスタンブールがあるから、そこで補給していくといい」


    〜〜〜                                        〜〜〜

  なんという偶然だ。
  今、イスパニアの商船隊は黒海を目指しているという。
  つまり、このアテネのすぐ傍を通るのではないか!

  こうしてはいられないとマシューたちに出港の準備を急がせるべく、酒場へと走った。


>>38

  マシュー! イスパニアの商船隊の足取りがつかめたぞ。
  すぐに出港の準備を……何を食べているんだ?

 「あ、提督。みてください、この珍しい食い物。
  この酒場のミュリネーから貰ったんですけど、何でもジパングのお菓子らしいですぜ」

  菓子なのか? ああ、確かに。
  焼き魚かと思ったが、魚ではないな。ふむ、ジパングの菓子か。

 「あら、オットーさん。お1ついかがですか?
  小麦粉で作った皮と、中には豆で作ったアンコというものが詰っているんですよ」

  では1つ頂こうか。
  ……甘いな。

 「そりゃ菓子ですから。しかし、魚の形とはジパングの人間も変わった事しますね
  お、そうだ提督! こいつを海に放してやってはどうですか?」

  泳ぎ出すか?
  ふ、まあ釣り人にでも釣られて食べられるのが落ちだな。



 「その前に他の魚に食べられちゃうんじゃないかしら……」





  ・酒場での一件の後、他の航海士たちも集めるとただちに港を出発した。
   イスパニア商船隊は数日中にはこの近海を通るはずだ。

   私は港を出ると島影で帆をたたみ、敵船が現れるのを持つこととした。


(1)ゲーム中のセーブはこまめにおこないましょう。
(2)ギルドでは、仕事の斡旋・国情報・港情報が受けられる。
   仕事の斡旋はこなせば名声と報酬を得ることができる。国情報はその通り。一律金貨100枚。
   港情報は遠い港ほど価格があがるので注意しよう。


55 名前:名無し水兵:2006/10/01(日) 23:10:30

地中海の気候は穏やかでいいですよね。

56 名前:名無し水兵:2006/10/01(日) 23:33:15

大変ですぜ提督!
この前の港で受け取った金貨、あれみんな銅にメッキした偽金貨でしたぜ!

57 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/03(火) 00:15:05

1522年7月8日 クレタ島近海

  ・イスパニア船を待つこと数日。ついに西から船影が現われた。
   急いで見張りに確かめさせると、イスパニア国旗を掲げているという。

   ギルドの情報は間違いなかったのだ。

   どうやら相手はこちらに気づいていないようだ。
   ならば奇襲で一気にかたをつけるのがいい。
   水夫を運航要員と甲板要員にすべてまわし、ぎりぎりまで敵船の接近を待つ。



   緊張の数時間が過ぎ、敵船が回避不能な距離にまで近づくと私は全速で敵旗艦へ船を向けさせた。


    〜〜〜                                        〜〜〜

   そこの艦隊、停戦せよ。さもなくば攻撃する!

  「貴様などに、大切な金貨や積荷を渡してたまるか!」

   ならば仕方ない。
   全速前進! このまま敵旗艦をおとすぞ。

    〜〜〜                                        〜〜〜

   戦いはあっけなかった。
   奇襲で混乱した敵艦は、風上から真っ直ぐ旗艦へと迫る私の船に砲撃する暇さえなかった。
   遭遇場所が海賊多発海域を抜けた海域であったため、敵艦隊は油断していたことも大きい。

   旗艦に乗り付けられてなお、戦闘態勢の整わない敵水夫を数で威圧し、一気に敵提督に一騎打ちを仕掛ける。
   敵提督エステバン・オルテガも部下同様に混乱したまま、あっけなく私に膝を屈した。


  1522年6月6日 イスパニア艦隊と戦闘、これに勝利する



    〜〜〜                                        〜〜〜

  「提督、キャラック船2隻にナオ船3隻を拿捕。他は沈めました。
   それと旗艦船長室に金貨が8000枚。他に目ぼしいものは、白豹のガウン(1)が」

   積荷はなかったのか?

  「ええ。どうやら、現地で仕入れる気だっらようですね」

   そうか。
   目ぼしい物を奪ったらもう用は無い。この近くのガンディア港に向かうぞ。


    〜〜〜                                        〜〜〜

  ・その後我々は、拿捕した敵船をクレタ島にあるガンディアまで移動。
   造船所で拿捕した船を全て売り払う。

   造船所でマシューがしきりに「喉が渇きやせんか」と言ってくる。
   だが特に乾きは覚えない。


  ・ここクレタ島は地中海でも大きな島であり、数々の伝説の残る島だ。
   何か面白い話でもないかと、町の者に訪ねてみたが、

  「うふふ、残念でした。この港には何もないわよ」

   ……実に残念だ。
   立ち寄ったギルドでまたマシューが喉の渇きを訴える。
   どうやら酒が飲みたいらしい。

  ・陛下から下された勅命はこれで果たした。
   あとはロンドンへと戻り報告をおこなうだけだが、せっかくここまできたのだ、このまま黒海まで進んでみようと思う。
   イスパニアが向かっていたというターナが気になる。重要な港であれば投資し同盟港にしてしまうのも悪くない。
   それに、ちょうどいい航海訓練になるだろう。

   出港所で相変わらずマシューが喉の渇きを訴える。
   ……ターナまで我慢させる。


58 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/03(火) 00:16:03

1522年7月23日 ターナ

 ・辿り着いたターナは黒海奥にある目立たない港であった。
  途中で発見したカッファ港が手前にあるため、気をつけなければ見過ごしてしまうかもしれない。

  町を周ったが田舎にしては施設は充実している。だがこれといって特産品もない。
  おそらくイスパニアがここに目を付けたのは、オスマン帝国の勢力圏にありながら中立港であるからではないか?
  イスラム勢力圏への楔にしようと考えたのかもしれない。

  我ながら苦しい推論を抱え、約束どおりマシューと酒場へと向かった。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「へへっ! 親爺、もう一杯くれ!」

  マシュー、あまり飲みすぎるなよ。

 「大丈夫ですよ提督。多少飲みすぎたって、イスパニアの連中には遅れはとりやせんぜ!」

  明日、どうなっていても私は知らんぞ。


 「あんた方軍人さんかい?」

  うむ、イングランド私掠艦隊を率いている。

 「ほう、なら腕っ節も立つんだろうな。どうだい、1つ度胸試ししてみないかい?」

  度胸試し?
  いったい何を。

 「さっき聞いたんだが、交易所で幽霊が出るらしいんだ。
  どうだい、いって確かめてきてみないか?」(2)

  幽霊?
  ふむ――マシュー、いくぞ!

    〜〜〜                                        〜〜〜

  幽霊かはともかく、もし何か犯罪でも起こっていては問題だ。
  マシューを連れて交易所へと向かう。

  交易所に入ろうとしたとき、倉庫から物音がした。
  確かめようとする私を、マシューが止める。
  この手の話が苦手らしい。意外だ。


  交易所の倉庫では、2つの大きな袋が暴れていた。
  どうやら誰か押し込まれているらしい。
  私が袋から出してやると――――


1522年7月24日 ターナ沖

 ・昨夜の一件を思い返す。(3)
  ポルトガル貴族フェレロ家の嫡子ジョアンを追う、女海賊カタリーナ・エランツォ。
  軍人としての地位も貴族としての名誉も祖国と共に捨て復讐に生きる彼女には、一体どんな未来が待っているのだろうか。

  願わくば彼女の航路に光あらんことを。
  赤く鮮やかに残る彼女の肖像を胸に、何時の日か再会する日が巡ることを――


  イスパニアは彼女の行方を追ってこの港を目指していたのかもしれない。
  マシューがこの船を奪ったとき、イスパニアを抜けた女士官とは彼女のことだろう。
  だとすれば、私にとっては間接的にだが恩人ということになる。

 ・交易所で港へ投資し、この港をイギリス同盟港へとする。
  いずれ我がイングランドもオスマンと覇を競う時がするかもしれない。その時への布石になればよいのだが。

  これ以上この港に用は無い。
  黒海探索を終わらせロンドンへ帰還することとしよう。


1522年7月28日 ドナウ川

>>55 偉大なる海
  うむ。しかし、黒海もそれほど難所という訳ではないがな。
  ともあれ、こうして航海訓練には内海はうってつけだ。港も多いので補給の心配もない。

  しかし、改めて地中海を見ていかにこの海が航海技術の発展を促したのかと思い知らされるな。


>>44 歌え青い空に
 「しかし、こういうのんびりとした航海も良いもんですね」

  たまの息抜きにはいいだろう。
  川を昇れるところまで昇ったら、帰りは流れに任せて一気にくだりイスタンブールを目指すぞ。

 「アイアイサー。あ〜しかしのどかですね……ほら提督、どっからか歌声も……」

  ……歌?


  波の彼方から微かな歌声が聴こえる――――
  それは次第に声音を増し、妖艶な旋律を奏でた。


   『 私の望みはただ一つ

     あの大海原に戻りたい

     なつかしの島

     故郷ははるか彼方

     私の望みはただ一つ

     あの大海原に戻りたい 』


 「あ〜……良い歌だ……」

  ま、待てマシュー!
  水夫たちまで、どうしたんだ一体!? それにこの歌声は!

 「て、提督……!」

  エドワーズ! これは一体なんだ?

 「せ、セイレーンです。海の怪物、セイレーンです!(4) あそこを見て下さい!」

  あれは……人魚!?
  あれがセイレーンだというのか。うっ。

 「ダメです提督、この歌を聴くとそのまま海に引き込まれ……ああ! まてアンソニー!!」

  どうすればいいんだ、このままだと全員引き込まれるぞ!

 「歌には歌です! なんでもいい、歌ってください提督!!」

  歌、歌か。よし。


 「 おお〜 闇の彼方〜 

   聴けよ〜 星のあゆみ 月の歌

   未知なる海に たどり着かん〜〜 」(5)



  しばし2つの歌声がドナウ川に響いた。
  やがて、1つの歌声はもう一方にかき消されるように小さく去っていった。


 「て、提督……もう大丈夫みたいです」

  そうか……エドワーズ、何人やられた?

 「――45名です。確かこの先に補給港があるはずです。とりあえずそこに寄港しましょう」

  そうだな。
  動ける者で船を動かす。急いでここを立ち去るぞ!



    〜〜〜                                        〜〜〜

 ・2日ほどすると、補給港ベオグラードに到着した。
  まだ後遺症が残る者も居るが、陸で休めば落ち着くだろう。

  しかし伝説の怪物セイレーンが本当にいたとは。
  エドワーズ(6)の話では、ギリシャ神話の中に登場するらしい。
  かの英雄オデュッセウスもこれに遭遇したが切り抜けたという。

  オデュッセウスといえば、トロイ戦争の後何年も海を彷徨ったという英雄だ。
  同じ海を往く者として、今回の一件を通し深い尊敬の念を抱かずにはいられない。(>>29)

  しかし、この様な怪物が存在するとなると未知なる海域にはいったい何が存在するというのか。
  世界は嘗て平らだと思われていた。だが、数々の証明をもって今や丸いということは船乗りにとって常識である。(>>46)
  そう、常識なのだ。現に周った者がいる。

  だが、私はその目で見たわけではない。この身で体験したわけではない。
  伝説の怪物の出現という常識はずれな事態に遭遇し、私の常識が今大きく揺らいでいる。

  世界は丸いのか。それともそうではないのか。
  世界の果ては存在するのか。今の私はそれを答える力を失っていた――(>>27)


(1)白豹は北欧で獲れる。だがこのガウンは北欧には売っていない。加工貿易か?
(2)本当は酒場の後出港所で言われる。ここはレスの演出上こうなっている。
(3)オットーとカタリーナの出会いは、(株)コーエーより発売中のゲーム『大航海時代2』でお確かめください。
   今ならコーエー定番シリーズとしてお安く販売しております。併せて、ハンドブック・ハイパーガイドブック。
   大航海時代2外伝や外伝ハイパーガイドブックをお求めになるとより世界を楽しめるでしょう。
(4)イスタンブールの北からドナウ川を上るとこのイベントに遭遇する。
   奥には補給港しか無い上冒険名声も上がらないので行かなくても問題ない。
(5)NHK大河ドラマ「信長 信長 KING OF ZIPANGU」のテーマ曲より。「アテブレーベ!オブリガード!」
(6)現在の航海士の中ではエドワーズが知識84とトップの為、薀蓄係りに。

59 名前:名無し水兵:2006/10/03(火) 22:43:02

インドってどんな国だと思いますか?

60 名前:名無し水兵:2006/10/03(火) 23:11:59

スカンジナビアやアイスランド方面に向かう予定はありますか?

61 名前:名無し水兵:2006/10/03(火) 23:43:52

イギリスからうっかり北上して、氷で船をボロボロにしてしまったご経験はありますか?

62 名前:名無し水兵:2006/10/04(水) 13:11:34

確かひどいときには30年前に製造された乾パンとか支給されるんでしたよね

63 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/06(金) 00:37:50


1522年8月7日 アテネ

 ・補給港ベオグラードを出港した我々は、進路をアテネに向けた。
  帰りは川を下るため船足は速い。

  途中、セイレーンに遭遇した場所では全員で歌を歌いセイレーン避けとした。
  効果があるかは分からないが、少なくともセイレーンに遭遇することはなかった。(1)
  もうここに来ることはないだろう。

  この歌が、川底に眠る部下たちへのレクイエムとならんことを――

    〜〜〜                                        〜〜〜


>>45>>56>>62
 「提督ー! こ、これ見てください!」

  どうした、マシュー。
  なんだこれは、金貨じゃないか。
  主計長じゃないお前がなんで金貨をもっているんだ?

 「それが、ラウルの奴が気づいたんですが。さっきの港で補給した時に支払った代金。その時の余りがメッキに!」

  ……なんだと!?
  貸せ!


  た、確かに。中は銅貨だ。
  それに、金貨にしては軽い。ラウルは気づかなかったのか?

 「へい。それが、なんでもあの辺りの言葉がよく分からなかったらしくて。
  おかげで交渉に手間取っている内に……」

  そうか。ラウルに押し付けすぎていたな。
  私がやるべきだった。

 「提督、語学の方は?」

  軍でヨーロッパ中の港を回ったからな。
  言葉で不便することはないぞ。(2)

 「そうですかい。しかしどうしますか?
  今からあそこへ引き返すのは……」

  確かに危険だな。
  今回は、泣き寝入るしかあるまい。

 「高い授業料ですね。
  はぁ……当分は貧乏生活ですかね。カビの生えたパンや湿気た干し肉なんて好んで食いたくないですぜ」

  だが安いからな。
  ふ、安心しろ。資金の大半は銀行に預けてある。
  騙しとられた金貨はごく一部だ。航海に問題はないぞ。ラウルにもそう伝えておけ。

 「へ、さすがは提督ですぜ!」

    〜〜〜                                        〜〜〜

  酒場で水夫を新しく募りなおすし、先の補給を済ませると残った資金から港へいくばくか投資をしておいた。
  ここを地中海での拠点とすることを考えておく。

  もっとも船の往来が激しい海域だ。油断していると他国の投資を受け、同盟を変えてしまうかもしれない。(3)


  夜は皆宿で休ませた。
  またしばらく船上生活になる、十分に英気を養ってもらおう。


 ・日があけて8日。天気は快晴。
  風もあり絶好の航海日和だ。

  ロンドンまでは途中1回の補給を予定している。早ければ今月中には帰還できるだろう。




64 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/06(金) 00:38:29

1522年8月28日 ロンドン

 ・大勢の兵と貴族の中、私は陛下の前に進み出る。

 「見事敵戦艦隊を倒したな。ご苦労であった。
  褒美として爵位を授けよう」

  陛下のお言葉に胸が熱くなる。私は畏まり、陛下に感謝を述べる。
  すると、陛下を王座から立ち上がり私のそばまでおいでになると、肩を叩きこう述べられた。

 「オットーよ。この調子で頑張ってくれ。
  我が国の未来は、そなたのこの肩にかかっていると心せよ」

  なんというお言葉か。
  私は改めて陛下への忠誠を誓うと共に、打倒イスパニアの想いを熱くしたのであった。


 ・退席するとき、貴族の列にギルバート卿が見えた。
  私が陛下のお言葉を受けたのが気に食わないのか、忌々しげにこちらをみている。
  だが宮廷にこもっているだけの男など何も怖くは無い。

  私は彼に軽く会釈し、王宮を後にした。



    〜〜〜                                        〜〜〜


 「提督、おめでとうございます」

  ありがとう、マシュー。みんな。
  さて、爵位が上がったからといって我々のやることに変わりは無い。

>>59
  アンソニー主席航海士。水夫の準備はどうだ?

 「問題ありません。全員インドだろうがジパングだろうが、行けといわれれば行きます!」

  ふふ、威勢がいいな。
  しかし、インドは遠いな。途中暗黒大陸アフリカの南喜望峰を回り、更にその先。
  アフリカ西岸は暴風の多発地帯だ。油断すれば命はない。

  ジパングに至っては更にその先。インドを越え大陸を過ぎ更に先の海に黄金の国はある。
  そのまでには一体どんな難関が待ち構えているか――

  だが、インド・東南アジアのスパイス! ジパングの黄金!
  それらの富がわが弱小国家であるイングランドにもたらされればどれだけの力になるか。

  われわれも欲しいな。アンソニー?

 「はい、提督! いつか絶対にいきましょう!」


>>60
  ラウル主計長。

 「補給は終わっています提督。しかし、このまんまじゃ資金が」

  分かっている。この機会に以前お前が言っていた交易に手をだしてみようと思う。

 「爵位があがれば、交易品の値引き率もあがりますからね。
  どうです、せっかくだ北欧を回りませんか? スカンジナビアにはまだ出回っていない交易品が眠ってると聞きます」

  ふむ。その場合オランダとぶつかることになるな。
  出来るならば敵に回すことなくやっていきたいものだ。

 「港を同盟港にしない程度の投資で、品が出回れば御の字なんですがね」

  それよりも、北西に進み我が国独自に新大陸ルートを開いてみるのも面白いかもしれん。
  今新大陸はイスパニアに独占され、そこで生み出される富があの国を支えている。

 「それを根元から断つって訳ですね。となると、まずはアイスランド辺りで補給港を探さないといけませんね。
  こりゃ十分な準備が必要だ」

  結局、資金が必要だな。はははは! やはり交易をするしかないか。

>>61
 「ですが提督」

  どうしたエドワーズ。

 「北は流氷や氷山が多い地域です。並みの航海士では隠れた氷山に突っ込んであっという船を難破させるのが落ちです。
  北方航路を開く前に、提督は航海術をもっと磨かなければいけません」

  確かにその通りだ。私の腕では北方崩壊など夢でしかないな。
  腕が上がるまでは迂闊に北上しないように気をつけなければ。

 「今まで北へいかれたことはないのですか?」

  軍の演習で少し向かった程度だな。
  自分の腕を過信するほど愚かではないぞ。


 「提督。船の点検終わりましたぜ。
  修理の必要はないそうです」

  ご苦労だったな、ミグェル。
  造船所の様子はどうだった?

 「中古船を見せてもらいましたが、どれもぱっとしませんでしたね。
  ラティーナ2隻、軽ガレー2隻、あとはレドンダ」

  レドンダ?

 「ラティーナの帆の種類が違うやつです。
  どちらも、キャラベル船ですよ。ラティーナはラテン帆(三角帆)、レトンダは四角帆をメインに使用してます。
  今造船所にあったのは、四角帆メインに三角帆を持ったやつで大砲は4門。名前は、ゴーイングメ……(4)

  どのみち、海戦には耐えないか。交易にも積載量がな。

 「ま、そうですね」



 「提督。準備整ったようです」

  うむ。ではマシュー、帰るとするか。我々の戦場に、あの海に。

 「へい!」


  ゆくぞ皆、我々の冒険はまだ始まったばかりだ!!

 『おーーー!!』






       そして、3年の月日が流れる――――(4)



(1)この手の怪物イベントはその場所では1回だけである。
(2)世界中で言葉は通じるのはお約束。ジョアン編では堺で少し面白い光景が見れるが。
(3)他国の商船もどんどん投資するので油断しないように。
   しかし他国の戦艦はNPCを探していると言う割りにNPCは襲わない。襲って欲しいものだ。
(4)あの船のこのゲームに当てはめるとキャラベル・レトンド級になる。
   史実でも、キャラベルはキャラックと並んで大航海時代を支えた船種。
   積載量や技術的にはキャラックが上だが、欠点も多かったので後にはキャラベルが好まれた。
   コロンブスの船団はキャラック1隻(サンタ・マリア)にキャラベル2隻。
   しかしキャラックは船足が遅いためしばしば他2隻に遅れコロンブスはこの船を嫌っていたという。
   ちなみに、ナオとはキャラックのスペイン名で同じ型である。(ゲームでは別)
(5)ここから外伝の流れと合流する。外伝の開始は1525年4月8日。
   光栄の大航海時代2年表ではこの時点でオットーはまだ私掠船団の提督としてイスパニアと戦っている。

65 名前:名無し水兵:2006/10/06(金) 00:56:14

ディビー・ジョーンズの伝説をご存知ですか?

66 名前:名無し水兵:2006/10/06(金) 03:37:19

かなり真剣な悩み事なのですけれど、聞いていただけますか?
聞いていただけるなら以下の文章を反転して読んでください。


ここに一つの林檎があります。
食べると美味しいのですけれど、林檎が無くなってしまいます。
食べなかったら林檎は無くならないけど美味しくありません。
私はいったいどうすればよいのでしょうか……


67 名前:名無し水兵:2006/10/08(日) 23:35:02

船上のクリスマスはどんなものなのでしょう?

68 名前:名無し水兵:2006/10/11(水) 16:36:52

海の水はなぜ塩辛いのでしょう?

69 名前:名無し水兵:2006/10/11(水) 22:47:51

死人の箱にゃあ十五人
よいこら、ラム酒も一瓶だ!

70 名前:名無し水兵:2006/10/11(水) 22:53:43

尊敬する船長がいたら教えてください。

71 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/12(木) 03:06:33



1525年5月28日 ロンドン

 ・陛下より下された勅命を果たしロンドンへと帰還する。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「そうか、総督は条約を結んでいいと言ったか。(1)おお、ご苦労であった。
  褒美としてそなたに新しい爵位を授けよう。
  これでそなたも男爵ぞ」

  ははっ、ありがたき幸せ。
  このオットー、陛下と祖国の為に更なる研鑽に務めます。

>>65 映画カリブの海賊

 「ところでオットー。聞くところによれば、そなたイタリアへ向かう途中海賊に襲われたと聞いたがまことか?」

  はい、事実です。
  おそらくアルジェ海賊のものと思われます。

 「噂に聞く赤髭の手下か。それで、その海賊どもはいかがした?」

  今頃はデイヴィ・ジョーンズ・ロッカーに収められているかと――

 「はっはっはっはっ! To be sent to Davy’s Lockerと言う訳か!」

  船乗りの伝説、ご存知でありましたか。さすがは陛下。



 「なに、ギルバートめに聞いた話だ」

  そういえば、ギルバート卿のお姿がありませぬが。

 「うむ。ギルバートは今、艦隊を組織して海に出ておる。
  おぬしに触発されたかな? せっかく、おぬしも男爵となりギルバートに並んだとはいえ(2)、ウカウカしておるとまた引き離されるぞ」

  はっ。しかしながら、私の目的はギルバート卿を出し抜くことではございませぬ。
  ギルバート卿がご活躍になりますれば、我が国にとっては喜ばしいことと存じ上げます。

 「さすがはオットーだ! これからもますます励めよ」



    〜〜〜                                        〜〜〜

 ・陛下との会見も無事終了した。
  しかしあのギルバート卿が船を持つとは……驚きはしたが海は人を鍛えるにうってつけといえる。
  ギルバート卿も海を知り見聞を広め陛下へ更に尽くして欲しいものだ。

  その後、積荷の売却し交易所へ向かった。
  イタリアはピサで仕入れた絹織物だ。これは北欧で高く売れるのだが、仕入れ値が高いため大した収入にはならなかった。
  今度安い綿織物を大量に持ち込んで物価を下げて仕入れるか。(3)


    〜〜〜                                        〜〜〜


 「提督、受勲おめでとうございます」

  ありがとうマシュー。これも、皆の働きのおかげだ。
  今日は全員このまま酒場へ向かわせろ。私の奢りだ。

 「へへ、ご馳走になります」


>>66 智恵の実

  親爺、いつものウイスキーを頼む。

 「あらオットーさん。こんにちは」

  久しぶりだなリリアン。
  ああそうだ、この前この真珠の腕輪を手に入れてな。君にプレゼントしておこう。

 「ありがとー! この前は翡翠の宝石箱をもらったし、いつも嬉しいわ」

  なに。君が集めてくれたイスパニア船の情報へのお礼だ。気にせず取っていてくれ。
  ところで何か情報はないかな?

 「そうね……ああ、そうだ。最近ロンドンではリンゴが流行っているわよ。
  お菓子に使ったりそのまま食べたり」

  ふむ。1個のリンゴは医者を1日遠ざけるともいうからな。
  健康にもいいとなればなおさらだろう。

 「ええ。でも、最近品薄で値段が高騰していてね……あ、今1つここにあるんだけど。
  美味しいから食べてしまいたいけど、また買えるか分からないからそれっきり。
  食べないとなくならないけど、それじゃ味わえない。困ったわねえ」

  はは、それはジレンマだな。いいだろう、この情報のお礼は今度してやろう。

 「?」

  今度、フランスでリンゴを仕入れてこよう。それに、苗木や栽培用の種を持ち込むのもいい。
  そのとき、君にリンゴをプレゼントしよう。

 「本当!? 嬉しいわ! じゃあこのリンゴは今食べようっと」


    〜〜〜                                        〜〜〜

  この3年、ラウルの助言を受けながら私掠行為の傍ら交易を続けてきたせいでこういった情報には敏感になってしまった。
  だが、戦争においても情報というのは重要な要素だ。軽視はできない。

  それに、交易のおかげでだいぶん資金も貯まった。
  そろそろ装備の充実にまわす頃合だろう。

    〜〜〜                                        〜〜〜
>>67 ノエル

 「あ、そうだ! オットーさんに聞いてみたいことがあるんだけど」

  なにかな。

 「船乗りって、船に乗っている時に祝いの日に当たったりしたらどうしてるの?
  いっつも珍しい話や勇ましい話は聞くんだけど、こういう話は聞いたことないのよ」

  ふむ。基本的に普段と変わらないな。
  まあそうだな、例えばクリスマスなど船上でお祈りくらいはするが敬虔でない者も多い。水夫それぞれだ。
  食料に余裕があれば、少し良いものを出させるが。

  もっとも、その時期はどこかに寄港して過ごすことが私は多い。

 「ふーん。特別なことは特にないのね」

  ああそうだな、去年のクリスマスは少し特別だったな。

 「何かあったの?」

  うむ。その頃、ちょうど交易に精を出していたのだがうっかり交易品を積み込みすぎてしまってな、水・食料が思ったほど詰め込めないことがあった。
  だが目的の港まではもつだろうとたかを括って出港したのが不味かった。

  冬に入り風向きが変わっていたのを忘れていた。(4)
  まったく船足が出なくて、ちょうどクリスマス頃には食料が尽きた。
  その後空腹のまま海を彷徨い、2日目になんとか港に辿り着けたがな。

  いや、あれは実に忘れ難いクリスマスだったよ。私もまだまだ未熟だ。

 「そっか。欲張りすぎると大変ね。
  ところで、その時運んでいた品は何だったの?」

  うむ。西アフリカで売り捌くため、穀物と岩塩を運んでいた。

 「…………え?」(5)





 「あー負けた負けた! おやじ、提督と同じスコッチ俺にもくれ!」

  ブラックジャックですったのか?

 「ええ。ったく、危うくケツの毛まで毟られるところでしたぜ。
  ねえ、提督。何かこうパッとした話はありやせんかね?」

  無茶を言うな、そんな美味い話が早々――


 「パッとした話ならあるぜ」


 「誰だ、てめえは!」


 「俺はピエトロ・コンティー。冒険家だ」(6)



(1)勅命の1つ。どこかの国へ行って新書を渡すように言われる。1番楽な勅命なのだが……
   オットーのみ落とし穴があるので注意。
(2)ギルバートは男爵である。
   外伝で判明するのだが、本編でもラストイベント時オットーの爵位次第で会話内容が変わるため推測は出来る。
(3)交易のコツ。あえて赤字覚悟で安い品を使い物価を操作し、そして高い品を安く買う。物価操作の為に出た赤字を補填するだけの黒字が出ればOKだ。
(4)4月と10月で世界の風向きが変わる。かなり重要なのだが、攻略本でも見ないと正直分かりづらい。
(5)例え餓死しそうでも商品には手を出さない。商人の鑑です! まぁシステム上食べれないだけですが。
(6)大航海時代2の主人公の1人。イタリアの借金探検家。オットーとピエトロの出会いは、(株)コーエーより発売中の(以下略)。
   尚、彼は外伝主人公の1人のシナリオで重要なキャラとなっている。

   光栄の年表によると、オットーはこの後暫く後にその主人公と出会うのだが。果たして――――

72 名前:名無し水兵:2006/10/12(木) 23:22:16

ドクロの旗は〜 俺〜の旗
俺の〜 死に場所〜の〜 目印さ〜〜


73 名前:名無し水兵:2006/10/13(金) 00:03:53

提督にとっての「我が青春の理想郷(アルカディア)」はどこですか?

74 名前:名無し水兵:2006/10/13(金) 21:50:03

新しい島を発見したら、どんな名前をつけますか?

75 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/14(土) 02:24:10

1525年5月29日

 ・イタリアの盗掘家(本人は冒険家と強弁するが)ピエトロが私に話したのはイスパニアの金輸送船に関してだった。
  新大陸から大量の金がセビリアに向け運ばれる計画だという。
  興味深い話だ。これを襲えば、潤沢な資金を得る上にイスパニアへの打撃はいかばかりのものか。
  元々新大陸で悪辣な手段で集めた金だ、奪われても文句はないだろう。

  ピエトロは情報料として金貨1万枚を要求してきた。
  値切ろうかと思ったが嫌な予感がしたので(1)そもまま支払うと、更に輸送船団を率いる提督と、出港する港を教えてくれた。

  提督はエステバン・オルテガ。……よくよく縁がある。
  彼は新大陸のヴェラクルスから出発するらしい。ならばイベリア半島へ到達するのは1月程先といったところか。


  宿に戻り、マシューたちと襲撃計画を練っていると陛下より召喚があった。
  何事かと王宮へ向かうと、陛下よりイスパニア艦隊討伐の勅命が下った。

  渡りに船ではあるが、なんともタイミングがよい。よすぎるとも言える。
  もしや、陛下は私の計画をご存知で敢えて勅令を下されたのではないか?
  そうに違いない。さすがは陛下である。

    〜〜〜                                        〜〜〜

>>73 エターナルアルカディア
 「提督、出港準備できました。このままテムズ川を下って海へ出ますぜ」

  そうか…………

 「どうしたんです? ボーっと町を眺めて」

  うむ。ちょうど今見えてる下町な。あそこが私の出身地だ。
  私は平民出身で、陛下によって引き立てていただいた身。

  軍に入りその後は海へ出たからな。もう長い間戻っていない。
  あそこには古い知り合いもいるんだがな。懐かしい。

 「そうでしたか。つまり、あそこが提督の『我が青春の理想郷』って訳ですかい」

  それは違う!
  確かにあそこで私は多くを学び、多くの思い出を作った。それが今の私を生かしている。
  だが、今の私が『我が青春の理想郷』と呼べるものはこの大海原だ。

  ここには、私が望む全てがある。

 「なるほど。しかし、青春って歳ですかい?」

  青春は終わらない。望みさえすればな。


>>74 大発見!新大陸発見は発見ではなかった!?

 「ですが提督。海が理想郷ってのは俺も賛成ですが、それだけじゃ寂しくないですかい?
  やっぱり故郷ってのは大事でしょう」

  それは勿論だ。
  海にが全てがあるといったが、たった1つないものが生まれ故郷だ。
  こればかりはな。

  だが、たとえ陸に生まれようとも我死すときは海に散らんだ。

 「だったら、海に故郷を作っちゃどうですか?」

  どういうことだ?

 「ほら、新しく島でも発見したら故郷の名前をつけるんですよ。
  島の名前をつけるのは発見者の特権だ。そうすりゃ、故郷の名が海に永遠と残りますぜ」

  それはダメだ。
  もし私が島を見つけ名をつけるとすれば、そこには陛下の御名前を頂く。
  陛下の名こそ、永遠に残すべきだろう。

 「麗しい忠誠ですねー」


76 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/14(土) 02:24:43


1525年7月13日

 ・ポルトガル王国首都リスボン沖にて、新大陸からの輸送船とおぼしき船団を発見する。
  キャラック10隻からなる大船団だ。
  だが、護衛としてガレアス10隻からなるイスパニア無敵海軍所属の外洋警備船団が随伴していた。(2)

  こちらは最新鋭とはいえガレアス1隻。しかも、この3年の間の戦闘や航海で損傷もそれなりに負っている。
  果たして勝ち目はあるのかと考えていると、南方より船団がやってきた。
  なんと、同じイギリス海軍のウォルター・ローレンス率いる船団である。
  彼とは同じ軍で顔見知りだ。状況を説明すると今回の襲撃に協力してくれると約束してくれた。(3)

  なんでも、彼も陛下の命によりイスパニア艦隊を探していたのだという。

  彼の艦隊はガレオン2隻とキャラック4隻。私とあわせて7隻。
  対して敵は20隻からなる大船団になっている。敵味方あわせて27隻が衝突する海戦だ。


 ・我々の接近に気づいた敵艦隊は臨戦態勢を取る。
  だが、我々の方は既に準備万端だ。先行の利を失わない内に勝負を決める速攻戦術をとる。

  狙うは主敵である、オルテガ旗艦。
  ローレンスの半数船団には護衛船団を引きつけてもらいつつ残る半数と私とで敵旗艦と僚艦の切り離しにかかる。
  砲撃で牽制しつつ、船団に割り込むとオルテガは風下へと逃げ出した。
  我々はすかさず囲い込むと、一斉に乗り付け白兵戦をしかける。

  ガレオン3隻と戦闘仕様キャラックに迫られては商用仕様キャラックでは勝負にならなかった。
  逃げようとするたびに先へと回り込みつづけ、数時間後には敵旗艦に白旗があがった。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 「提督、敵艦の拿捕完了しました。積荷の金塊もバッチリですぜ!」

  うむ。これで新大陸の金奪取と勅命の2つの目的が果たせたな。
  護衛艦隊の方は逃げ出したようだ。このままローレンスとともにロンドンへ帰還するぞ。

 「で、その後は? もしや」

  ああ。ロンドンでこの金塊を捌けば潤沢な資金が手に入る。
  そうすれば、念願の新型艦を建造するつもりだ。
  その為に、ブリストルの造船所へ投資を……む、あれは?

 「マズいですぜ提督。逃げたと思った護衛艦隊。どうやら一度引いて態勢を立て直してきただけみたいだ!(4)
  戦闘準備の整ったガレアス船団と正面から戦っちゃ勝ち目がない。逃げようにも、船足は向こうが上ですぜ!」

  一騎打ちに持ち込むか?
  いや、向こうの船員数の方が上だ…………だがどうやら先ほどローレンス艦隊に受けた砲撃は応急処理で済ませているだけのようだな。

  マシュー! 作戦が決まったぞ。

    〜〜〜                                        〜〜〜

 ・私は先ほどオルテガ艦隊より拿捕した船を使った作戦を立てた。
  航海士たちに命じ最低限の人数で船を敵艦隊へと突っ込ませる。
  そして船そのものを使い出来る限り相手の足を止めるのだ。そこを、私の船とローレンスで狙い撃つ。

  勿論航海士たいには船を近づけた後、すぐに海へと逃げるように言ってある。

  作戦は大成功だった。
  こちらの船の衝角戦術もどきの突撃で敵艦隊は足を止められた。双方の船に被害が出来るが、こちらは後で売却するだけの拿捕船だ。
  壊れても惜しくは無い。
  船団が止まると、敵旗艦へと放火を集中させる。
  海上要塞とあだ名されるガレアス船も、7隻の船による集中砲火を浴びてはひとたまりも無かった。

  私の号令と共に発射された砲弾が船腹へと命中。敵旗艦は大西洋へと沈んでいった――

    〜〜〜                                        〜〜〜

>>68>>72

  大丈夫か、マシュー?

 「ドクロの旗は〜 俺〜の旗〜 俺の〜 死に場所〜の〜 目印さ〜〜っと。ったく、大した知将っぷりですね提督。
  随分とえげつない手を思いつく」

  弱者が強者に勝つには仕方ない。
  ふふ、それに私は海賊だぞ? 必要ならばこういう手も使おう。

 「ま、3年もやってれば立派な海賊大将だ」

  だが卑怯というほどでもあるまい。少なくとも敵にとってはない。

 「確かに卑怯ではないですがね。ですがこれで最後にして欲しいもんでさ。
  あ〜しょぺえ! なんで、海はこんなにしょっぱいんですかね。水、水!」

  さあな。
  ……ひょっとすると、海に沈んだ男たちの涙の味かもしれん。

 「こっちも、これっきりにしたいものです」

  それは望み薄だな。


   1525年7月13日 イスパニア艦隊と戦闘、これに勝利する


(1)ここで選択肢は3つある。支払ったり値切るのは問題ないが、払わないを選ぶとイベントはおこらない。
   さらに、ピエトロによって名前をオットーから「どけち虫」に変えられてしまう。かなり恥ずかしいので注意しよう。
(2)実は随伴ではなく、セビリアからオットーを狙って来た艦隊。
(3)こちらは本当に偶然通りかかった。この4艦隊の接触タイミングを上手く合わせて今回の海戦をおこなった。
(4)戦闘で助太刀に入った艦隊は、戦闘中に旗艦を落としてなければ戦闘終了後健在。
   今回も実は直後に襲ってきた。

77 名前:名無し水兵:2006/10/14(土) 22:55:20

イスパニアの赤毛の女海賊の噂を聞いた事はありませんか?
何でも、結構イイ女だって話なんスが。げへへ。

78 名前:名無し水兵:2006/10/17(火) 13:08:02

ぁに言ッてんだよぅ。
女海賊ッていやぁ、新大陸の黒蛇だろうがよぅ。

黒髪のすんッげえ美女で、右の腕に真ッ黒い蛇の刺青してるらしいぜぇ。

79 名前:名無し水兵:2006/10/18(水) 01:37:26

今まで、何人の女性を泣かせてきましたか?

80 名前:名無し水兵:2006/10/20(金) 16:25:13

今まで、何人のいい男を喰ってきましたか?

81 名前:ハイレディン・レイス:2006/10/20(金) 23:28:11

ガハハハハハハハ!!

82 名前:アミバ:2006/10/22(日) 08:02:32

俺は天才だ!!

83 名前:名無し水兵:2006/10/22(日) 09:40:51

遠くへ行きたいと思いませんか?
あらゆる艱難辛苦をねじ伏せ、前人未踏の何処かへ。


84 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/10/31(火) 00:06:44

1525年7月28日 ブリストル

 ・ロンドンでウォルターと共に陛下へイスパニア船団壊滅の報告をおこなう。
  陛下は大変お喜びになり、それぞれに爵位を下された。これで私も子爵となった。

  爵位は単なる飾りではない。
  爵位が上がれば信頼も上がり、銀行からの借入額の上限があがり、交易品を購入する際の値引き額も増える。
  また子爵以上であれば、王国が発行する免税証を無償で受け取れるのだ。

  これらの利点も勿論嬉しいことではあるが、何よりこの地位は私の陛下への忠誠と陛下の私への期待、その表れである。
  それが私には純粋に嬉しかった。


 ・ロンドンで拿捕した船、そして金を売り捌きそうとうの資金を得た私は、ここブリストル港へとやってきた。
  ここは昔からイギリスの同盟港であったが、あまり開発が進んでいなく重要度の低い港であった。
  しかし、港の人間が言うには造船技術はどこにも負けていない。ただ設備が悪くそれが活かせない、そういうことであった。

  私はこの言葉を信じ、この3年間この港の造船所と交易所に投資を続けてきた。
  その甲斐あってか、交易においては世界中でも珍しい特産品である錫鉱石(1)の出荷で栄え、
  設備の整った造船所では次々と船が作られ王国の艦隊に配備されている。

  そして先日、この港で新しい船の開発に成功したとの話が飛び込んできた。(2)

    〜〜〜                                        〜〜〜

  フリーゲートにバーグ?

 「ええ。フリーゲート級はガレオン級の積載量にカラベル並の機動力をもった高性能艦。
  バーグはメインマストの最後尾の一本を縦帆にした大型船ですぜ。
  機動性でいやガレオンと差はないが、大きさが段違いだ。こいつを造れるところは、ざらにねえですぜ」

  なるほど、どちらも次代の戦艦としてはうってつけだな。
  快速船か大型船か……

    〜〜〜                                        〜〜〜

  さっそくバーグ船の建造を依頼する。
  砲門数120に最新技術である銅板張りを船底に施す。これでフナクイムシからの被害が軽減され船の寿命が延びるらしい。
  費用は金貨で約30万枚。完成までには72日もかかる。

  さて、暫くはまた海賊家業に精を出すことになりそうだ。


1525年8月1日 ロンドン

 ・陛下からの召還を受け、再びロンドンへと戻る。
  イタリア総督へ親書を届けるようにとの命であった。

1525年8月10日 アルジェ

 ・イタリア首都ジェノヴァへと向かう途中、補給のためアルジェへと寄港した。


    〜〜〜                                        〜〜〜
>>79 女殺し

  ふむ。
  騎士たるもの、女性へは常に紳士的に接すべきだ。泣かせるなど言語道断だな。

  港で知り合った酒場女には立ち寄るたびに顔を出している。
  当分妻帯する気もないからな、女性を泣かせることも当分ないだろう。

  ……文字通りの意味でなら、話も違おうが。

>>80

  数え切れないくらいだ。


  私と戦い敗れていった者、私が出世を遂げる中で落ちていった者、私が知る者もいれば知らない者もいよう。
  今私は、そうした多くの男たちを喰った上でこの地位にいる。
  勿論それは、陛下と祖国のためだ。そこになんら後悔はない。

  ……どうした?

 「提督、そういう意味じゃなくてですね――」

  どういう意味だマシュー?

 「いえ、ほら。船には女がいないじゃないですか。
  それで、海上生活が長いと、こう溜まるものも溜まる訳で。しかし周りが男ばかりとなると」

  ああ、つまり男色か。

 「身も蓋もねえ!」

  驚くこともないだろう。船の上では珍しい話でもない。(3)
  トラブルさえ起こさなければ問題はないだろう。

 「まあ、女を乗せる訳にはいかない以上仕方ないですがね。
  船に女なんて乗せた日にゃ、どんな目に遭うか」


>>77-78 下衆な笑い

  そうか、彼女もいたな。
  ああ、噂どころか一度会ったこともあるぞ。

 「美人にゃ違いないが、おっかねえ女だぞ?
  妙な幻想抱いてるなら訂正しとけよお前」

  あれから何度か噂を聞いたが、今はポルトガル船を襲っているらしいな。

 「ポルトガルのフェレロ家に復讐するとか言ってましたからね。当然でしょう」

  だが、いまだ祖国に追われる身だ。
  このままいけば、いずれ追い詰められることになる。いつまでも放置するほど、イスパニア海軍も甘くは無い。

 「おや、提督。あの女のことが気になるので?」

  経緯はどうであれ、知り合った以上は気になろう。
  それに、イスパニア海軍の動向は我々にも無関係ではないからな。

 「それだけですかね〜?」

  ……やけに勘ぐるな。それだけだ。


 「ところで提督。女海賊といや、新大陸の黒蛇って知ってますか?」

  知らん。(4)

 「……そうですかい」


    〜〜〜                                        〜〜〜

  その後もカタリーナのことで絡むマシューを酒場に残し宿に戻る。
  まったく、あいつの酒癖の悪さにはほとほと参った。

  だが、なぜ急にカタリーナの話など出てきたのか。
  今振り返ればそれは、虫の知らせというものであったのだろう。
  夜も遅く宿に戻ったマシューから聞いた話がカタリーナに結びつくとは、神ならぬ身である私にはこの時知る術もなかった。


(1)鈴鉱石は東南アジアの港でなら手に入るが、それ以外ではここでしかない。
   銅鉱石あたりとの交易に使える。(鉄鉱石はここの交易品でもあるので不可)
(2)港の工業値が1000になると、ダブリン・ブリストル・アントワープ・堺・長崎で新型船が建造可能になる。
   船種はフリーゲート・バーグ・シップ・鉄甲船。どれも既存の船より優れた船である。是非開発したい。
   また工業値が1000になると船の材質に銅張りが追加される。
(3)実際そういったことは多かったらしい。
   また、有名な女海賊アン・ボニーやメアリ・リードなどは捕らえられた時には妊娠していたという。
   マシューの言葉通り、実際女がこういった船に乗っていれば悲惨な目にあったであろう。
(4)詳細不明。調べても分からず。だが、説明不要。

85 名前:名無し水兵:2006/11/01(水) 16:16:37

水夫の国籍は問いませんか?

86 名前:名無し水兵:2006/11/02(木) 02:15:02

私掠艦隊提督たる者、「伝説の」「幻の」といった類の武具には興味津々ですか?

87 名前:地方海賊A:2006/11/02(木) 21:36:15

そそそそこの船っ!
攻撃せよ! さささもなくば停船するッ!!

88 名前:名無し水兵:2006/11/03(金) 22:46:38

音楽に興味はありますか?

89 名前:エルネスト・ロペス:2006/11/06(月) 11:51:05

パウラとラブラブ大航海中ッ!

90 名前:名無し水兵:2006/11/06(月) 20:40:32

北アフリカ、モロッコで怪しい手術が流行っているという噂をご存じですか?

91 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/11/17(金) 01:48:43



  1525年10月8日の
  ブリストル港から航海を再開します(1)

            →(・∀・) /  (-_-)



1525年10月8日 ブリストル

 ・ここ2ヶ月の出来事をふと振り返る。

  私の船はこの間、ついぞイスパニア船隊に遭遇する事がなかった。
  酒場で得た情報では盛んに新大陸方面で調査活動を行うとともに、カタリーナの行方を捜しているという。

  カタリーナといえば、リスボンで酒場娘の誘拐を行いポルトガルからも目をつけられている。
  実はポルトガル公爵マルティネス公と海賊ペローに嵌められたという事実を私は知っているのだが……

  私の方は仕方なく、地中海において海賊討伐を行っていた。
  そのせいもあり海賊の間で私の名はかなり広まったようである。当然彼らにとって悪名であろうが。
  だが、海に生きる者としてそれもまた勲章の1つだ。



  1525年9月2日 地中海

   >>87
    『そそそそこの船っ! 攻撃せよ! さささもなくば停船するッ!!』

     ……撃て。

    「了解でさ!」

    『ま、ままままままてえ! いいまのは間違いだ! 停戦せよ、さもなくば攻撃するぞ!!』

     ……撃て。

    「了解」

    『だから待て! 話を聞けオットー・スピノーラ!!』

     海賊に気安く呼ばれるほど、名は安いつもりはないのだがな。

    『ええい、俺の事忘れたのか!? ほら、ボルドーで昔!』

     誰だ? マシュー分かるか。

    「あ〜……ほら、アイツです。え〜っと、ヤ……ヤコブ! 根性なしのヤコブです」

     ああ、あの口先ヤコブか。(2)

    『勝手に妙なあだ名つけてるんじゃねえよ!
     まあいい。ところでどうだ見たか。あんとき言ってたみたいに、俺もこうして船をもったぜ。
     しかも、1船団の提督サマだ。恐れ入ったか』

     海賊が、気取るな!

    『ヒィ! か、海賊たってまだ何もやっちゃいねえよ。
     ま、まあ今日はよ、1つ話をあんたに持ってきたんだ』

     話だと?

    『ああ。オットーの旦那、あんた最近海賊討伐に精を出してなさるだろ?
     そのせいで海賊連中にはすこぶる評判がよくない。それで、ついに大海賊「赤髭」が動く事になりそうなんだぜ、知ってたか?』

     赤髭……? ふむ、あの大海賊がか。
     事実だとすれば、面白い話だ。が、なぜ駆け出し海賊のお前がそんな情報を持っている。

    『へへ、実は俺、アルジェ海賊に入ってな。しかも、自分で船団仕立ててついたもんだからそれなりの扱い受けてるのさ。
     で、本題はここからだ。いかにあんたでも、赤髭に狙われちゃ勝ち目はねえ。だが、赤髭もまだお前さんを狙うと決めた訳じゃないんだ。
     この辺りであんたがアルジェ海賊からちょいっと痛い目に遭えば、赤髭も溜飲が下がり旦那のことも忘れるんじゃないかってのが俺の考えだ』

     話が見えないな。要点だけを言え。

    『つまりだ、アルジェ海賊である俺が旦那を襲う。勿論本気で殺しあう気はない。
     襲って勝ったが、まあギリギリで逃げられたとでもすりゃいい。
     それで旦那は赤髭の狙いから外れる』

     そしてお前は、初陣で最近名を挙げる私掠船提督を倒した海賊として名を挙げるという訳か。
     考えたものだ。

    『どうだい、ちょいっと八百長やるだけであんたは危機を避け、おれは名声を得る。WINWINな取引じゃないか?』


     マシュー、砲撃開始!

    「アイアイサー! 野郎どもぶっ放せ!!」

    『ちょ、ちょちょつとまて!! 本気か!?』

     このオットー・スピノーラ、イングランド王国男爵として、そして誇りある騎士としてそのような薄汚い取引には応じぬ!
     この砲撃が私からの返答だ。帰って赤髭にも伝えておけ、私は逃げも隠れもしないとな。

92 名前:オットー・スピノ−ラ ◆SPInOlA4l6 :2006/11/17(金) 01:49:26

  アルジェ海賊は執拗に私を狙い続けた。だが、それももうじき終わりだろう。
  先日、私は遂に赤髭の弟にしてアルジェ海賊副首領「黒髭」アイディン・レイスを打ち破った。
  こうなれば次に出てくるのは最早首領の「赤髭」ハイレディン・レイスだけだ。

  だが、黒髭との海戦で痛んだ船は最早限界だ。
  通常航海ならばまだしも、赤髭との海戦には耐えられないだろう。
  そう思っていた私の元へブリストルから新造船の完成の報が届いた。


    〜〜〜                                        〜〜〜

 「提督、船の受け渡し終了したしたぜ」

  ご苦労。引き続き、バッカス号の改造を頼んでおけ。
  こちらは武装を減らし補給船として利用する。

 「了解。提督はこれからどちらへ?」

  酒場で船乗りを集めよう。
  今のブリストルの賑わいぶりならば、そう労せず集められるだろう。(3)


>>85
 「提督さん、募集する船乗りにゃ国籍は関係ないですかい?」

  お前も希望者か?
  ふむ……基本的に関係はないな。ただし、言葉の問題がある。
  意思の疎通が出来なければ航海に支障をきたすからな。

 「そうですか。取りあえず希望したいんですが」

  あそこで、アンソニーという航海士が名簿を作っている。
  そこに申し出るといいう。

 「へへ、是非採用してくださいよ」

  それは……お前次第だな。
  言葉は問題なさそうだが、随分と ア ル ジ ェ の 訛 り が強いのが気になるくらいか。

 「っ!?」

  もう行け。



  ……ふむ。アルジェ訛りなど知らないんだがな。




>>86>>90
  「伝説の」や「幻の」か。
  そうだな、やはり海の男として興味を惹かれないといえば嘘だな。
  役目もあるので、そういった物を追いかける暇はなかったんだが。

 「実はですね、1つ有名なそういう伝説や幻級の武器があるんでさ」

  武器? それは気になる話だな。

 「その名は、「魔剣グラム」(4)。グワサングって鉱物で作られた逸品といいやす。
  なんでもとある海賊、噂じゃあの赤髭が持ってるって話でして……」

  それは実に興味深いな。
  魔剣グラムか。あの大海賊が所有しているとすれば、それを持つこと自体が1つの伝説となる偉業かもしれないな。

 「でしょう? いつかあの海賊をバシッとやっちまいましょうや!」
 「そういや、アルジェの方の妙な噂を聞きゃしたぜ」

  ん、今度はそっちか。
  どういう噂だ?

 「なんでも、アルジェの近く。北アフリカってことですが、怪しい手術が流行っているらしいんですよ」

  手術? 我々に関係があるとは思えない話だが……

 「それが、その手術ってのが、男を女に変えてしまうってもんらしいんでさ。
  更に噂じゃ、ローマがこれに対して偉く過敏になってるとか」

  当然だろう。そんな話が事実だとすれば、それは主の教えから外れた行為と言える。
  ローマが許すはずがあるまい。

 「でしょう。だから、ですよ。
  旦那のお仕えなさってる、ヘンリー8世国王はローマから「信仰の擁護者」って称号を受けるくらい熱心なカトリックだったはずですが……」

  ああ。お亡くなりになった前教皇レオ10世猊下が陛下にお与えになった称号だ。
  なるほど、確かに見過ごす訳にはいかんな。

 「もし噂が真実なら、それを止めさせりゃ国王さまの覚えも更に良くなるんじゃないですかい」

  うむ、そうだな。
  ……しかし、称号のことといいローマの事といい、水夫にしては随分と学があるなお前は。

 「へ、へへへ……ま、聞きかじった知識なんですが」

  そんなところだろうと思ったぞ。ははははは!






  一連のことをどう見る、ラウル。

 「あからさま過ぎますね」

  やはり「赤髭」か。

 「よほど提督が目障りらしいですね。のこのこ北アフリカに向かった日には、大艦隊に襲われかねませんよ」

  だが、好機ともいえるな。
  どんな軍団も頭を潰せば弱い。まさか、海賊が堂々と艦隊を終結させはしまい。
  うまく、赤髭だけを狙えば…………

 「取りあえず、この港には赤髭の手下が大分入り込んでいるみたいだ」

  ここで水夫を集めるのは、獅子身中の虫を自ら飲むようなものだな。
  一端ロンドンに戻るぞ。私は準備を急ぐ、マシューに伝えておいてくれ。

 「承知しました」


    〜〜〜                                        〜〜〜

  予定を変更し、ロンドンへと帰還する。

  もはや赤髭との対決は避けられそうに無い。
  自らの行動の結果なのであるが……しかし、この身の震えは何だ。
  武者震いというのは寒々しい。
  それなりの修羅場は潜ってきたつもりだが、それほど赤髭の名を私が恐れているというのか?
  それとも、別の何かであろうか。

  忍び寄る死の予感から逃げるように、私はブリストルの港を後にした。



(1)体調不良の為、航海を中断していましたが再開します。
(2)ヤコブは仲間にせず放って置くと、高い確率で海賊になる。その際はアルジェを根拠地にしているのだ。
(3)港の商業価値が高い程1度に集められる水夫数は増える。ブリストルは現在1000なので1度酒を振舞えば200は集まるだろう。
(4)この剣は外伝に登場する。通常の☆ランク武器は数値だと40が最高だが、この剣は50である。ゲーム中最強の武器だ。

93 名前:名無し水兵:2006/11/17(金) 21:51:32

冬の北海を航海したことはありますか?

94 名前:名無し水兵:2006/11/20(月) 20:02:50

新造船の命名はどうしやす?

95 名前:ジョアン・フェレロ:2006/11/25(土) 21:35:43

ホワァッ!レッツホモポーズ!!

96 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

Powered by 0ch Script

■ 掲示板に戻る ■ ■過去ログ倉庫めにゅーに戻る■