瓦礫の聖堂、伽藍の調

1 名前: :2006/09/11(月) 23:30:49

 瓦礫の聖堂にパイプオルガンの音が響く。
 それはただ楽譜をなぞるだけの、無心の祈りにも似た調。


 だがそれは―――――音を記号の如く並べただけにすぎない。


 主への賛美に満ちた調も、積み重なる音だけでは無意味。
 鈴の音のような声もまた、無意味。
 伽藍の調は行く当てもなく、聞き手も不在の侭流れ続ける。


 そこには価値はなく―――――
  そこには賛美もなく―――――
   そこには嘆きもない―――――


 どんな名曲も、感情のこもらない演奏では砂上の楼閣のように脆い。
 突けば倒れるような、存在すら希薄なこの聖堂のように。


                     ―――――此処は瓦礫の積み重なる聖堂。
                    ―――――此処は瓦礫の積み重なる墓標。
                   ―――――此処は瓦礫の積み重なる箱庭。


 聖女は一人、瓦礫の中で調を奏で、無心に祈る。
 自らの救いを求めず、救いを求める誰かを待つかのように。

2 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/11(月) 23:35:52

 こんばんわ。
 そして、お久しぶりです。

―――――初めましてのほうが適切かしら?

 まあ、いいわ。
 あまり長い期間は過ごせないでしょうけど、少しシスターらしいコトをしようと思ったの。
『穿いてない』、『毒舌』……こんなイメージのままでは終わるコトなどできないでしょう?
 ですから、懺悔でも談笑でも、求められるがままにお答えいたします。

 それでは、暫らくの間、お付き合いをお願いするわ。

3 名前:名無し客:2006/09/11(月) 23:52:04

生は性に通ず………らしく、男性が女性を求めるのは必然であり、男性が女性に感じる愛情も又当然のものらしいですが、
その逆に女性が男性を求めるのは当たり前でしょうか。
というか求めたくなる事あります?

4 名前:名無し客:2006/09/11(月) 23:53:58

ぶちゃけ、多神教信仰の方が人間は幸せになりませんか?

5 名前:名無し客:2006/09/12(火) 00:39:48

地獄太夫のお話をご存知ですか?
なんとなく、カレンさんとイメージがダブってしまうのですけれど…。

6 名前:名無し客:2006/09/12(火) 01:28:51

飲酒運転事故の増加傾向についてコメント願います。

7 名前:名無し客:2006/09/12(火) 11:24:04

カレーばっかり食ってるシスターと、マーボーばっかり食ってる神父に一言お願いします。

8 名前:名無し客:2006/09/12(火) 21:43:10

まずは履いてください。
総てはそれからです。

9 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/13(水) 03:13:49

―――――こんな時間が一番動きやすいのは考えものよね。

 まあ、そう思えるコトだけで満足ですが。

>>3

 生は性に通ず、というのには否定のしようもないわ。
 当然でしょう?
 そう云う行為によって人は生まれ、愛され、育まれていくのですから。
 ええ、勿論例外は―――――あるけれど。

 ですから―――――

 男性が女性を求めるコト。
 女性が男性を求めるコト。

 それはとても自然なコトで、「普通」ならば当然受け入れられるコトでしょうね。
 主は、否定なさらないでしょう。

 もっとも、その愛情が本物であれば――――ですが。

 「汝、姦淫するなかれ」と云う言葉もありますからね。
 あまり妄りに振舞っていてはいつか罰が下されます。

―――――あら、ごめんなさい?
 生まれてこの方誰かとお付き合いしたコトがないだなんて思っても見なかったから。
 そんなに落胆せずとも、いつか貴方にも幸があるでしょう。
 ええ、いつか。貴方が求めるのであれば。貴方が求められるかは別でしょうけど。


 それで―――――私が、ですか。


 私はなにも求めません。
 ただ求められるがままに与えるのが―――――私の仕事ですから。

―――――だけど求めてしまったのは事実。

 誰か一人に想いを募らせるコトもなければ、誰か一人を愛するコトもありません。

                           ―――――そんなのは、嘘。

 私の全ては特別な一人の為ではなく、平等に、全ての人に分け与えるべきものですから。

―――――私の想いは、空に浮かぶ黒い逆月と共に、星に還ったのだから。

10 名前:名無し客:2006/09/13(水) 23:06:08

カレンさんの名前で検索かけたらフィギュアのサイトばかり出てくるのですが、
もしかしてここは瓦礫ならぬガレキの聖堂ですか?

11 名前:名無し客:2006/09/14(木) 21:49:42

士郎くんの所有権は現在誰にありますか?

12 名前:名無し客:2006/09/14(木) 23:46:22

自分は可憐だなあとナルシーな気持ちになったことはありますか?

13 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/15(金) 23:43:01

>>4

 それを肯定するコトは、私にはできないわ。
 そもそも、私にそんなコトを問うのは筋違いもいいところだと思うのだけれど?
 私は主に祈りを捧げる、修道女なのですから。

 主以外の神を認めようとは思いませんし、なにより、主より尊い方も存在しない。
 だから―――――貴方の問い掛けは、否ね。


―――――と、云ってしまえば終わりにしてもいいのでしょうけど……少しだけ、多神教と
一神教について比べてみるのもいいかもしれないわね。比べる意味はないのだけれど。


 では―――――多神教とはなにか。
 私もそれほど詳しいワケではないのだけれど……自然、物。その全てに神が宿ると考え
るのが多神教の在り方です。

―――――例えば雨。
―――――例えば火。

 それぞれに神が宿り、それを崇め、奉り、時に畏敬を抱き祈りを捧げるのが多神教なの
よね。
 神が宿る物は有形無形を問わず様々で、自然災害なども神によって引き起こされるもの
だとする、云ってしまえば―――――神は全知全能ではなく、救いを与えてくれる存在でも
ないの。

 この国で言えば「神道」が多神教にあたり、神は八百万と居る―――と、考えるのでしょう?
 あまり詳しいコトを知らないからなんとも云えないのだけれど……この八百万の神の中に
は「善」と司る神も居れば、「悪」―――正確に言えば「荒ぶる神」であって「悪」ではないの
だけれど―――と呼ばれるものを司る神も居る。

 善いコトも、悪いコトも―――全ては神の仕業であり、神の掌の上で生かされている。

―――――極論かもしれないけれど、これが多神教の在り方ね。


 反対に一神教では神は全知全能であり、並び立つ者は居る筈もない。
 災害や疫病―――――人にとっては害になる事象は悪魔が引き起こすと考え、悪魔を祓う
為に―――安息を手に入れる為に、救いを得る為に……神に祈りを捧げるのが一神教の在
り方です。

「荒ぶる神」の役回りが悪魔になったと考えてもらえると判りやすいかしら?
 そう―――――結局は、同じなのよ。


 八百万の神が集まり全知全能の神となるか、ただ一人の神が全知全能なのか。


 両者は何処までも交わらないように見える平行線で、何処まで行っても交わるコトしかでき
ない直線なの。


 それなら――――― 一人の神に祈りを捧げる一神教の方が判りやすいと思わないかしら?


 主に熱心に祈りを捧げれば、救いへの道は啓かれ、主のお膝元へと辿り着ける。
 多神教は対処療法に似ているわ。その時々で祈りを捧げる対象が変わっていくのですから。


 ですから、貴方の問いに対する解答は否ね。


                信仰による幸福は―――――深いところで繋がっているのですから。

14 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/17(日) 21:38:20

>>5

 地獄太夫―――――ですか。
 あまりこちらのコトについては詳しくありませんから、下僕に調べさせてみたのだけれ
ど……あまり似ていないと、私はそう、思います。

 私はこの方のように―――――立派にはなれないわ。
 仮初とは云え、一時の安らぎを、男性に与えるコトができるのですから―――――。


 私は、安らぎすら与えるコトができません。
 体を赦し、犯されたとしても―――――私を抱いた人は、罪の意識に苛まれる。
 喩えそれが『悪魔』の所為だったとしても……『人』が哀しみ、罪と咎を感じさせてしまう。


 安らぎを与えるのではなく、苦痛をもたらす―――――災厄なのよ。


 それも私が至らない所為なのでしょうけど、ね。


―――――つまらない話ばかりしても仕方ありませんし、礼拝でもして行ってはいかが?

 地獄のように荒れ果てた聖堂ではありますが、どこで祈りを捧げようとも主は必ず耳を
傾けてくださいます。
 そう、喩えどこであれ―――――祈りを捧げていれば、聞き届けてくれる。


 信じるものが違ったとしても、


 遊女でも、
 娼婦でも、

                                  それは変わらないわ―――――。



15 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/17(日) 21:54:54

>>6

―――――心が痛むわね。

 アルコールの摂取を禁じろとまでは云いませんが、少し、考え直す必要があるのでは
ないかしら?
 私はまだこの国の法には不慣れで、情報の流通も滞っているため的外れな意見しか
浮かびませんが、アルコールによる思考能力の低下を侮ってはいけないと思うのです。
 判断力の低下や、反射速度の低下も、同様です。

 今は車がないと成り立たない世界と言えるでしょう。
 物の流通や、人の移動―――――全てが全てとは云いませんが、何処かしらで、少
なからず関わってくる。

 車が全て消えたとしたら―――――世界を止めるコトすら可能かもしれないわね。

 そんな重要なものを、正常な判断を下せない状況で動かすコトが、私には信じられま
せんし、現実に起きてしまっているコトが―――――おかしいのです。

 ですから―――――少なくとも此処に訪れてくれた方だけでも、飲酒運転をしないコト
を願うわ。

 人一人の命は―――――安いモノではないですから。

16 名前:名無し客:2006/09/17(日) 22:04:42

えー、此処って懺悔受け付けてます?

17 名前:名無し客:2006/09/18(月) 19:46:53

努力と根性で奇跡は起こせると思いますか?


18 名前:名無し客:2006/09/20(水) 04:31:36

悪霊退散してくれますか?

19 名前:名無し客:2006/09/21(木) 22:00:26

銃刀法は守ってますか?

20 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/25(月) 22:27:50

 暫らく空けてしまいましたが、普段通りの、穏やかな日常を過ごせていましたか?
 私のほうは変わりなく、主のお陰で過ごすコトができました。

 さて、特に意味のない雑談を続けず、問い掛けに答えていきましょう。

>>7

 そんな神父やシスターなんて存在しません。
 ファンタジーやメルヘンではないのよ?


―――――と云う冗談はさておき、私も噂程度なら耳にしたコトもありますが、詳しいコト
を知るワケではありませんし、コメントのしようもないわ。

 当然でしょう?
 よく知る人であれば、その歪な食欲に対して文句の一つも云えるでしょうが、本当にその
食欲が異常であるのか、食生活がそれらのみで構成されているのか。
 そんな簡単なコトすら知らないのだから―――――なにもありません。

 そうでしょう?
 別にどちらの料理も無駄に豪勢な食材を使わずとも、美味しく、私にも味がわかるように
作るコトができるのですから―――――。

 どちらも庶民が頻繁に口にする料理であるコトに変わりない。
 清貧に背く行為でもないのですし、黙認しましょう。

21 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/25(月) 22:32:49

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1157985049/21.jpg (12KB)
>>8

 厭よ。
 穿く必要性がないのですから。

―――――劣情でも抱いているのかしら?

 もしそうなら……どうしようもない駄犬ね、貴方。

22 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/25(月) 22:35:52

>>10

 そんな聖堂があるなら見てみたいものだけれど―――――馬鹿じゃないの?
 と言うか―――――馬鹿じゃないの?


 祈り、懺悔し、悔い改めなさい。
 貴方の思考はいろいろな意味で魔に侵されているようですから―――――。

23 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/25(月) 22:37:43

>>11

 犬の所有者は飼い主に決まっているでしょう?

24 名前:名無し客:2006/09/25(月) 22:39:41

想いだけで…



一体何が守れると言うんだ!!

25 名前:名無し客:2006/09/25(月) 22:40:38

駄犬は去勢することで有名なカレン嬢ですが、
今まで出会った中で一番去勢したくなった駄犬を教えてください。

26 名前:カレン・オルテンシア:2006/09/25(月) 22:47:08

>>12

 当然―――――ありません。


 誰かと容姿を見比べるコトもありませんでしたし、『可憐』とも書けるコトはこの国に
来て初めて知りましたから。

 大体―――――私に可憐と云うイメージは似合わないわ。
 可憐と呼ぶには―――――汚れすぎているもの。

 多くの魔に犯され、人と交わるコトもできず―――――舞台に上がるコトも赦され
ない。
 ヒロインになるには、必要な要素が抜け落ちすぎているのが、私です。

 私はただの導き役に過ぎません。
 道具となんらかわりない、その他大勢の中の一人。

 可憐と呼ぶのならば―――――もっと相応しい方が居るでしょう?


 清く、美しい騎士―――――
  誇り高き、赤い魔女―――――
   慈愛溢れる、紫の聖母―――――


 可憐と呼ぶなら、彼女たちこそ相応しい。
 ですから私は、カレンだなんて気持ちに浸ったコトはないわ。

27 名前:名無し客:2006/09/25(月) 22:52:52

ランサーはどうですか?

28 名前:名無し客:2006/09/25(月) 23:32:21



            i"\ ))
            | 8  )
             _  ∩-''"
      __(_ ゚∀゚)彡  はいてない!はいてない!
   〃(\ ∞ ,⊂彡
     `ヽ)_ノ|   |
            し ⌒J


29 名前:名無し客:2006/09/27(水) 05:48:01

>慈愛溢れる、紫の聖母
彼女を可憐と言うのですか

30 名前:名無し客:2006/09/27(水) 09:51:47

ああ、つかぬ事をお伺いしますが・・・。

Sですか?Mですか?

いや、失礼なのは承知しております。こういうのを気になされる方も多いですし。





え、服のサイズの話ですよ?

31 名前:カレン・オルテンシア:2006/10/01(日) 23:00:32

>>16


                                ___   _,,,,,_
                            _,,-'' ´   `´ - ,;: ..:¨''' -,,_
                           ,r" ..:      .:  ::... :::    ` 、
                         ,;'’ .:::             ` 、  ヽ、
                           /:: .::: .::   ,r'´     ,r'´       ¨'''`-,,_
                           /::..::: .:: .: .::/: .:   .:/     / ,r'      `ヽ
                         i:::/:::.::: .:: ..:/: .:::::   .:/     / / .: .::   .: ..::/
                          !::!:::::::::.::: :/:: .:::::: : ::i .::  .:   !./ .:: ../:: ./ :: .//!
                       !::!:::::::::::: .:i:::..:::::::.::: .::!::::: :::-::;;i/!.:: //:: i /:::i:/l::!
                           i:::!:::::::::::: ::l::::::::::::::::.::i::::::: .::::::.::/ l:ヽ!/l::::/l i:::::!:!::!:l
                        i:/::::: ::::::.:::i:::::::::::::::::::!:::::: : :i: ::/  !/l! l`:i、! /!://!::!;!
                      //:: :::: :::::::::i:::i::::: ::: :!::::::::.:.::!:.:i !` 、 , 'l:::! l ! !il///l;!
                      //::: :::: :::::::i:::!::::: .::: !:: ::::::::::!::i l  `  l//:l,! l! /'′
                      //: :: :::  ::::::i:/::::::.:::: l::i ::::::::l::l l      i::::!
                        //: .: ::..: :::::i/.::::::::::::i !:l ::::::::l::! l     _.ゝ!
                    //: .: .:.::: .::;/.: .:::: .:::::! !::! :::::::l:l !  ,r‐'::i::::l
                  /´ .:: .::::: .;r'.::: :::: .:::::/ /!:l:. :::::::::l! i /!::::::::ヽl
                 /   ..:::::: .::;i :::. .:::/..:::i:l:l::!:::. ::::::::!ー'l::l:::!:::::::::::`、
               ,r'''´ .......::..::::::: ..:::::/ l:.. :::.:::/:::: /::l;!/::::::. :::::!::::l::l、:!::::::::::::ヽ
            ,r":: .::: ...:::::::::::::..;;-'"  ! ::. ::/;r'ヾ:::::/..:::::: .: ::::::!:::;!::lヾ、::::::::::::`ト、
              /::: .:..::::::   ..;rフ..::::_,,-" ..:::: i::   ヾ .: ::..:/.::::::/>'ヽ::! ヽ:::::::::::::! `、
           i : ::::: ..: .:::;r'/;;-''´ ......::...::  !   :::ヽ.::::::i:::;r''’l:::::::::`i _,,!:::::::::,ノ  `、
           !、  ::::.::::.: ;r'''´      _,,,,ノ   .::::::::i::. :ヽ!::  ! ::::::::l´:::::::;r'´     !
           ヽヽ. ::::::::/: ..: ..::;r';;r''''´ヽ、.:::::::::::... ::::::::::l:..::::.`、::::ヽ::::::::::L;;;;_::ヽ    /
             !::!:.::::::ヽ:.::.::::ヽi’::::::::::::::...`ヽ、::::::.. :::::::l ::::: :`iーヽ--‐'’::: l::::`、 /
            ,!/::.::::::::::ヽ::::::::..`ヽ、::::::::::::::::.. `ヽ、:::::::`ーi.:::::::ト、::::ヽ:::::::  ` 、:ヾヽ
          ,,-‐''´.::::::::::::::::: ` 、 ::::::::::.` 、 ::::::::::::::.  `ー .:::ヽ::::::;!l、ヽ:::!::::....::::::::::: `ヽ、ヽ、
          ,r"...::::: ..:::: .::.:::: :: ..:::i::`::、 ::: ::: `、       .:::::::::::::`<:/::ヽヽl::::::::::::   ,,-'''ヾ、!
       /: .:::::: .::::..::: ::: ..:::.::::::/;;;::-'’..::::..:::::i    ..::::::::::::::::::::::`、 ::::ヽ;!ヽ::::::: /;;;;;;.:.:.:.:.:`..、
        ヽ..:::::: ::::::i ..:::::;;-''''¨::::::::::::_;;;;-''''’   .::::::::::::      ヽ::/`、:.`、;/;;;.:.;;;;;;;;,;,;;;;;;;.:.:.`.、
        `、::..  ::::::! ::/ .::: ::;;r'ブ¨´::::::::   ..::::::::::::     _,,,..-‐.〉!'''i’:.;;l;;;;;;;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;;;;;;.:.:.:.:`ー'''¨ヽ ___,,,,, -‐‐'''''''¨ ̄¨¨''''''‐‐
         ヽ:::. ..:::i ヽ::::. ::ヽ!::::::::::::::::......:::::::::::::::::_,,..-‐''''¨:._;,;,;-‐`i;ヽ!_.;;;;!;;;;;.:.:''.:¨.: ̄.::.:.:.:.:;;;;;:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
        ,,-‐'’..::::;;r'’  .`i、ト、::::.`ヽ、:::::::::_;;;::-‐'''´.:.:.:.:.‐:.:.-:.-:.:,;,;,;.:-'':.:.;;;l_;l;;;;;;;;;;;;;;;.:.:.:.:;;;;;;;;;'':.;,;,:.;;;;;;;;;;.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.:.:.:.:.:
       ,r":;': ..::::::/   ..:::::::!`、 ` 、:::. ヽ'''¨;;;;;;;;;;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;;;.:.:.`、;;;;;;;;;;;;;.:.;;;;;'';;.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;


 私は少し忙しいの。
 ええ、見ての通り、パイプオルガンで讃美歌を奏でなければなりませんので。

 代役は立てておいたから、彼に訊いてもらってください。
 きっと、悔い改めたくなるでしょうから。

32 名前:■■■■:2006/10/01(日) 23:01:11

>>16

 ああ、勿論だとも>>16。
 君の来訪を歓迎すると共に、その罪を切開し、神からの赦しを得る為に、私も微力ながら
協力させてもらおうではないか。

―――――随分と不満そうな顔だが、あの娘がよかったかね?

 その罪を誰に告白しようとも、等しく赦しを得られると云うのに、君は、彼女を求めるか?

 確かに、私のような男に告白するよりは、あの娘のように若く、清楚な、修道女と云う
イメージを絵に描いたような者に告白した方が、より君の中で眠る罪を昇華できるかも
しれない。

 なに、その被虐的思考を咎めるつもりは私にはまったくない。寧ろ万の拍手をして歓迎
すべき歪さだ。

 >>16―――――お前はなにも恥ずべきところはないのだよ。


―――――与える者が居れば、奪う者が居る。
        創る者が居れば、壊す者が居る。
        善を貫く者が居れば、悪を貫く者が居る―――――


 世界と云うモノは、正と負。その二つが合ってこそ初めて廻るものだ。
 どちらか一方だけでは、天秤が傾くのは目に見えている。
 だからこそ、我が教義にも主と、主に敵対する『悪魔』がいるのだから。

 つまりは、そう―――――君のその歪さが在ってこそ、真っ直ぐな人間が真っ直ぐだと
判断できる。
 世界にとってはまったく意味のない、取るに足りないモノでしかない君にも、人間と云う
判断基準で考えるならば、是とされるべき―――――いや、正しいと思うまでもなく、その
在り方は『正しい』とされる。

―――――と、久しぶりに誰かと話すのでね。余計なコトを話してしまったが、君の告解を
訊くとしよう。

 さあ―――――話したまえ。
 

33 名前:カレン・オルテンシア:2006/10/05(木) 21:33:59

>>17

 努力と根性―――――ですか。

―――――微かに記憶に残る誰かが起した、ちっぽけな奇跡。

 奇跡なんてモノを望む割には、随分と生臭いわね。

 ―――――努力と根性なんて持ち合わせて居なさそうな、誰かの奇跡。

 まあ、行動を起こさなければなにも始りませんし、少なくとも起こる確率は上がるでしょ
うね。あくまで、確率、ですが。

  ―――――平凡な日常を味わう為だけの、奇跡。

 ただ―――――奇跡は起すモノではなく起こってしまうモノと云う気もしますが。

   ―――――だがそれは、起こるはずがなかった『奇跡』。

 今まで生きてきた中で、奇跡を体験したコトもありませんしね。

    ―――――誰も救われない奇跡。救われる必要がなかった、誰か。

 望む望まぬ関わらずに奇跡が起きるなら、努力と根性は無駄だと思いますが、なにも
掴もうとしなければ、起きる筈のモノも起きない。
 なら―――――

                                  ――――――――星を掴んだ誰か。
                               ――――――得たモノは退屈な日常。
                            ――――――奇跡のような平凡な日常。
                      ―――――奇跡なんて、そんなちっぽけな、モノ。


 そう夢見てみるのも、悪くはないかもしれないわね―――――。

34 名前:名無し客:2006/10/05(木) 22:07:03

ところで。

邪神モッコスに魅入られてしまったりした場合、
この教会ではお祓いとかしてくれるんでしょうか?


35 名前:名無し客:2006/10/12(木) 21:31:17

聖杯じゃないけど回収してくださいな。
つ【エレナの聖釘】

36 名前:カレン・オルテンシア:2006/11/15(水) 21:30:18

 随分と空けてしまいましたが、何事もなかったかのように再会させてもらうわ。
―――――『彼』より先に居た筈の私が、『彼』に水を空けられてしまっているのですから。

>>18

 ボディコンシャスに身を包んだり、お札は持っていませんが。
 それでも宜しければ、良い人物を紹介しましょう。
 私は―――――まだ未熟ですので。

>>19

 武器と呼べるものを私は持っていません。
 ですから、守っているコトになりますね。
 体が剣で出来ているワケでもありませんし。

 霊障として、剣を宿してしまえば―――――守れないでしょうけど。

>>24

 ええ、想いだけではなにも守るコトなどできません。
 ですが―――――想いを持たなければなにも守るコトなどできません。

―――――誰かを守りたい。

 その想いと力が合わさって初めて、誰かを守り救うコトができる。

 と言いますか、何故私にそんな言葉をぶつけるのかしら?
 その言葉は、彼―――――衛宮士郎にこそぶつけるべき言葉でしょう?
 この程度のコトも理解できない低脳なのかしら? 貴方は。

 気を取り直して……彼の目標はあまりに巨大すぎて、例えどれだけの力を持っていたと
しても届くコトのない目標です。
 それでも彼は突き進んでいくのでしょうけど。

 救えないわね―――――救う気もありませんが。

>>25

 そんなコトを訊くような人間かしら?

>>27

 忠犬としてよく働いてくれていますけど?

 花壇に水を撒かせたり、穴を二時間かけて掘らせてそれをまた埋めさせたり、花屋でバイ
トをさせて生活費を稼がせたり、「よし」と云うまでご飯を食べさせなかったり、教会の椅子の
修繕をお願いしたり、パイプオルガンを一人で運ばせたり、などなど。

―――――よく働いてくれているわ。

37 名前:カレン・オルテンシア:2006/11/15(水) 21:42:08

>>28

―――――だから何か?

 どう言い繕っても無駄かもしれませんが、あれが悪魔払いの正装なのです。
 帰って穿くほうが不自然なの。

 それに―――――下着は穿きます。
 当然でしょう?

 遠坂先輩ではないのですし。
 間桐先輩でもないのですし。
 セイバーさんは、わからないけれど。

>>29

 あら、不適当だとでも云いたいの?
 いじらしいまでの献身はお気に召さないのかしら?

 彼女が内に秘める『魔』は確かに可憐とは云い難いかも知れません。
 ですが―――――それは彼女の責任ではないでしょう?

 逆に私にしてみれば、あれだけの『魔』を抱え込んで平然としていられる彼女の強さに
驚きすら覚えるわ。

 彼女は可憐よ。
 人の儚さを抱え生きているのですから―――――。

>>30

 SでもMでも両方イケル口ですけれど?





 勿論服のサイズよ。
 傷痕を隠すにはゆったりした服のほうがいいですからね。

>>34

―――――諦めなさい。

 もしくは―――――魅入られてしまいなさい。

>>35

 そういうものは教会当てにお願いいたします。
 私の近くに置いておいても害になるだけよ。

 私自身が送ってもいいのですが―――――少し、それに付随するモノに中てられて
しまいますから。
 本当に――――不便な体ね。

38 名前:名無し客:2006/11/15(水) 22:00:07

世の中を席巻したはいてないブームについてコメント願います。

39 名前:名無し客:2006/11/15(水) 23:14:29

お父さんが街のダニだとすると、貴女は何なのでしょう?


40 名前:Hospitaler:2006/11/17(金) 01:44:02

こんばんは、カレン様。
たまたまお部屋がお隣でしたので、ご挨拶にお伺いしました。
いつぞやは大変お世話になりました、ホスピタラーです。
余りもので申し訳ございませんが、
よろしければこちらの皆さまとお召し上がり下さいね。

つ【オレンジ山積み】
つ【三種のぶどう盛り合わせ】
つ【蜂蜜酒】

さて、ではせっかくなので私もご質問を。

"神様は雨の中にいる"という言葉のあるお話があるのですが、
カレン様にとって大切な人、或いは大切なもの、に
似つかわしい風景とはどのようなものでしょうか。


41 名前:カレン・オルテンシア:2006/11/22(水) 21:39:52

>>38

――――――――――。

……まず私の問に答えていただけるかしら?
「はいてないブーム」とは、いつ世の中を席巻したのですか?

 ほら、早く答えなさい。
 それとも確固たる根拠もなく、浅慮にもでまかせを並べたのかしら?
 まったく……救えない名無しね。

―――――主は貴方の罪を赦すかしら?

 これからはちゃんと善行を積むコトね。
 人を欺いて生きて行けば、末路は憐れでしかないわ。

42 名前:カレン・オルテンシア:2006/11/22(水) 21:41:24

>>39

 ただの修道女に過ぎません。
 当然でしょう?

―――――父親がダニである事は否定しませんが。

43 名前:カレン・オルテンシア:2006/11/22(水) 21:56:28

>>40

 ご来訪を感謝するわ―――――Hospitaer。
 この場合だと「フィッシュ」が適当かもしれませんが……気にしないでおきましょう。
それがお互いの為でしょうし。

 あまりものとはいえ充分過ぎるほどの施しに感謝いたします。
 ご覧の通り、この聖堂は―――――伽藍ですから。
 どんなモノでも、ありがたく受け取らさせていただきます。
 返すものはありませんが……貴方のこれからが平穏であるコトを祈らせていただ
ききましょう。私にはそれしかできませんから―――――。


 さて、質問の方ですが……朝焼けに染まる空、でしょうか。

                            ―――――満点の、雲一つない星空。

 主が降り立つ丘は、やはり神々しいものでなくてはならないでしょうし。

                            ――――空に掛かる階段と、黒い逆月。

 まあ……私にとって主は尊いものだと感じはしますが、

                            ―――――――――彼に似合う風景は、

 大切、と問われると即答するのは難しいのですけどね。

                           ―――きっとそれなのだろうと、確信した。
                           ―――『彼』が誰かを思い出せないままに。


44 名前:名無し客:2006/11/25(土) 18:42:40

壁の向こうに異端審問官とかいませんよね(ガクガク

45 名前:名無し客:2006/12/06(水) 11:58:50O

----I am the bone of my sword〔体は剣で出来ている〕

----Steel is my body and mirror is my blood〔血潮は鉄で、心は『硝子』〕

----I have created over a thousand blads〔幾度の戦場を越えて不敗〕

----Unknow to thirsty〔ただ一度の敗北もなく〕

----Nor know to wet〔ただ一度の充足もない〕

----With stood pain to create weapons waiting for one's arrival〔剣製の果て担い手は雪原に立つ〕

----I have no regrets This is the only path〔ならばわが生涯に意味は不要(いら)ず〕

----So ask I for ”unlimited blade works”〔この体はきっと無限の剣で出来ていた〕

46 名前:カレン・オルテンシア:2007/01/03(水) 18:23:490

 明けましておめでとうございます。

―――――少々開けすぎてしまいましたね。

 年の瀬は私のほうも何かと忙しかったものですから。
 謝って許していただけるとは思ってはいませんので、返答を持って変えさせていただき
ましょう。
 そして、今回をもって一旦この教会の開放を取り止めにしようと思います。
 改修の手を入れなければならないので、申し訳ありませんが、ご理解いただけると幸い
です。

>>44

 ええ、非常に残念ながら。
 少し前までは逗留していらっしゃったのですが―――――冗談ですよ?
 そう怯えないでいただけますか?
 此処は神の家。安らぎと平穏だけが存在を許されるのです。

 まあ、この極東の島国に異端査問官や代行者がやってくるほうが稀ね。
 空白地帯―――不可侵地。
 魔術や教義でもない、脈々と受け継がれるモノがこの地にはありますから、易々と手は
出せないといったところでしょうか。
 勿論、例外は存在しますが、稀有な例外です。

 そもそもこの国で魔術を学ぶ人も、主の教えに従う方も、少数派です。
 中には敬虔なクリスチャンの方もいますが、裏の顔まで知る方は一握りにも満たない。
 魔術にいたっては、そんな存在を理解しようとすら思わないでしょう。

 此処は安全―――――とは云い難いですが、隠れ蓑として使うには十全な土地です。
 何も知らず、何も見ず、不干渉を貫くならばもってこいの土地だわ。

47 名前:カレン・オルテンシア:2007/01/03(水) 18:24:180

>>45

―――――体は祈りで出来ている。


                血潮は流れ、心は虚無。


                幾度の巡礼を重ね無為。


          ただ一度も邂逅も無く、ただ一度の救済も無い。


           届かずと知りながら、私は無心に祈り続ける。


               ならばこの生涯に意味は無く。



                     この体はきっと、無限の祈りで出来ていた―――――。

48 名前: :2007/01/03(水) 18:25:120

―――――瓦礫の聖堂に、賛美歌が木霊する。

 果て無き祈りが折り重なり、生への喜びは感じられないままに。
 女にとって、祈るコトだけが与えられた全てであった。
 人として生きる前に祈りを知り、道徳を学ばずに祈り、教義を知らぬまま祈る。


            それは正しく無心の祈りであった。
          それは歪んだ故に得た無心の祈りであった。


 聖女は一人、瓦礫の埋もれ、朽ち果てるだろう。
 その身を異形に変え、人として扱われるコトの無いままに朽ち果てるだろう。
 そこには主の救いは無く、主の慈悲も無く、主の赦しも無い。

 しかし―――――祈りだけはある。
 否、祈りだけがある。捧げられるものはそれしかないのだから。

 自分の救いを求めず、ただ他の誰かを救う為に。
 身も心も、全ては他人の為に。


 そこに己は無く、                         そこに己は無く、
 無間の地獄が待とうとも、                 無間の地獄であろうとも、
 嘆き無く行くだろう。                     嘆き無く行くだろう。


 行き過ぎた献身。
 だが女はそれ以外の術を知らず、それ以外の方法を知らず。
 その道しか知らないのだから、その道を辿り朽ちるだろう。


 瓦礫重なる聖堂に、伽藍の調べが響き渡る。
 何時までも。何時までも。

49 名前:書けませんよ。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

Powered by 0ch Script

■ 掲示板に戻る ■ ■過去ログ倉庫めにゅーに戻る■