:【実録!】一刻館の奥地に秘湯を見た!
- 1 名前:名無し客:2005/12/03(土) 01:56:07
- 冬季限定!
1月末日まで、住民の皆様に開放いたします。
ゆったりしてってくださいな。
- 2 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 02:13:54
- 一番湯ゲットしちゃいました〜☆
- 3 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 02:22:07
- ∧ニ二 ̄__ヽ
ィ「`'/L.,_ ~7 ̄j__
/<_/-‐''^'、  ̄,ニ゙ V ∠_
_ノ |  ̄ ̄ `ー' 、 \ }0了
( ', lフ `' ソ爪/
. \. \ _ノ |_ 、
ヽへへ、/ ̄~[二-、_,へ._} ) )
( ( ::: :: : ::::'ー--'::::::: :: : /
ゝ :::: :: :;;; :::: ::::
ふぅ、お気楽極楽〜♪
でもこんな広いお風呂を貸し切りしちゃっていいんでしょうか?
- 4 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 03:07:29
- 久しぶりに、夜のお散歩。
夜風がちょっと肌に冷たいけど、そんなに気にはならない。
「ちょっと、寒いね。 もう、冬なんだなぁ。」
「そうだね。 体を冷やすと、風邪ひいちゃうよ。 そろそろ帰らない?」
つぶやいたあたしに、あたしにだけ聞こえる声でそう言ったのは、希望の妖精。
水色の髪と、肩のあたりに浮かぶ水がめが特徴的。
「別にいいじゃない、何回言ったって。」
「まぁ、そうだけど。」
ちゃぷん
ちゃぱ ぴちゃん
不意に耳に入った、どこかから聞こえてくる、水音。
きょろきょろと、あたりを見回してその音の源を探すと…
「温泉…?」
「こんなの、あったっけ…?」
あたしたちの目に移ったのは、大きな温泉。
冬の夜空に、白い湯気がほくほくと立ち上る。
「入ってみよーっと♪」
「えっ!? ちょっと、そろそろ帰らなきゃ!」
妖精が止めるのを無視して、温泉に駆け寄ると、服を脱いでお湯に体を浸す。
ちゃぷん…
「ふぅ…、あったか〜い。」
湯気が邪魔で辺りがよく見えないけど、誰もいない…よね?
- 5 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 03:19:32
- らんらららん らんらららん
らららららんらん ら〜ん♪
ふぅ〜、やっぱりお風呂ときたら歌わないといけませんよね。
次の曲は何にしましょうか?
>>4
あれ?
こんな時間に誰か来たみたいですね〜。
どんな人が来たのか、せっかくだから見に行ってみましょう!
せっかくの大きなお風呂です!
一人で入るよりも誰かと一緒のほうがきっと楽しいですから!
ざばぁっ
(ミルフィーユは何の警戒心もなくお湯から立ちあがって)
とてとてとて……
(濡れた洗い場を足下も見ないで早歩きして)
つるり
(足下に転がっていた『当浴場は男女混浴』という看板で足を滑らせて)
びったーん!!!
(見事に床面にヘッドスライディングを敢行した!)
《この間、僅か2秒!!》
- 6 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 03:34:41
- らんらららん♪ らんらららん♪
誰かが歌う声がする。
「あ、誰かいるみたい。」
湯気で目の前がはっきりしないけど、声のする方へ、お湯の中を歩いていく。
とてとて…
足音がする。走ってるみたい。
でも、お風呂場で走ったりしたら危ないから、注意しなきゃ…
びったーん!!!
……遅かった……
ざばざばと誰かがずっこけた音がした方へ歩いて行ってみると…、
「あ…、ヒーホーな氷の妖精に凍らされたり、崖から落っこちたりしてた人……」
この人…、
「生きてたんだ……」
とりあえず、あたしは治療をすることができる妖精を呼ぶ。
「おいで! レメディナ!」
そして、あたしは倒れたその人に駆け寄ろうとしたら…
つるん!
ごんっ!!
「あわわわぁ〜〜いたあぁぁぁぁ〜〜〜!!!」
思わず涙。
結局、二人ともレメディナのお世話になったのでした。
- 7 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 03:52:37
- >>6
……あれ?
おかしいですね〜。
私、ついさっき思いっきり「ずっでーん!」って転んじゃって
どて、ぽき、ぐしゃって感じのいや〜な感じの音が
聞こえたはずなんですけど……
でも、なんだかよくわかりませんけど
気がついたら全然怪我していないみたいでよかったです!
そしてそして、さっきお風呂にやってきたのが誰かもわかりました!
以前にも何度か会ったことのある小さな女の子。
名前はたしか……
……たしか
…………たしか
(30秒経過)
「マ、マイケル・ムーンウォーカーさん、でしたっけ?」
とりあえず最初に思い浮かんだ名前で聞いてみました!
運がよければ当たってる筈です!
- 8 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 04:06:37
- >>7
「マイケル・ムーンウォーカーさんでしたっけ?」
その人…確か、トランスバールこーこくぐん、エンジェルたい所属の、
えーと…、ミルフィーユ……え〜と、ミルフィーユ………あっ、
「ミルフィーユ・さくらだ! でしょ? 合ってるよね、名前。」
その人が言った「マイケル」なんとかっていうのは、まさか、あたしの名前…?
「あたし、『マイケル』って顔してるのかな…?」
男っぽいってこと? ショック…
はぁ〜、落ち込む〜〜……(鬱状態)
※ゲームでは、鬱状態になるとAP(妖精を呼ぶために必要な数値)が毎秒1ずつ減ります。
- 9 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 04:24:35
- >>8
ああっ! マイケルさんが悲しそうにしています!
どうしたんでしょう? なんだかもの凄い勢いで落ち込んじゃってます〜〜
う〜〜。
私、何かマイケルさんの気にさわるようなことしちゃったんでしょうか?
はっ!?
もしかしてマイケルさんの下の名前を間違えちゃったとか?
でもでも、マイケル・ムーンウォーカーって、とっても素敵な
歌やダンスを見せてくれる人気者の名前なんですよね。
↓ムーンウォーカーさんのダンスの例
ttp://image.blog.livedoor.jp/mxfx/imgs/9/c/9c8805a8.gif
ttp://image.blog.livedoor.jp/mxfx/imgs/a/9/a975b63e.gif
ttp://image.blog.livedoor.jp/mxfx/imgs/3/0/30688ce2.gif
「っくしょん!
と、とりあえずマ…マイケルさん、でしたっけ?
ここじゃ寒いですから一緒にお風呂に入りましょう!
あったか〜いお湯に肩までつかれば、きっと憂鬱な気分も
どこかに吹き飛んじゃいますから!
あ、あとですね。
私の名前はミルフィーユ・桜葉ですよ〜。
さくらばじゃありませんからちゃんと覚えてくださいね〜。
よくサクラダなんとかっていう教会や、安さが自慢のカメラ屋さんと間違えられて
困っちゃうんですよね〜。」
- 10 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 04:49:27
- >>9
×>さくらばじゃありませんから
○>さくらだじゃありませんから
う〜ん。
お風呂だと声にエコーがかかって聞き違えやすいですね〜。
- 11 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 05:08:24
- >>9
「だから〜!」
しつこく名前を「マイケル」と間違えるミルフィーユに、少しイライラする。
「その『マイケル』って、男の子の名前じゃない!
あたしはマリエル! マリエル=ウッドワースだよ!
……あたしもちょっと間違えたから、それは謝るけど…」
人のこと言えないという事実に、あたしは黙ってうつむくと、
ミルフィーユの隣に腰を下ろした。
- 12 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 05:29:20
- >>11
ええっ! 名前、マイケルじゃなかったんですか!!
それは酷いことをしました。 どうもごめんなさい……
あ、でもマリエルって女の子らしくて素敵な名前ですよね!
今度はちゃんと覚えましたから、もう間違えたりはしませんから!
だから安心してください! マイ…けほっ……マリエルさん。
で、話は全然変わっちゃうんですけれど。
マリエルさん?
ここみたいな露天風呂に入るときの鉄の掟って知ってますか?
実はですね〜。
露天風呂に入るときは、まず肩までお湯に浸かって、
次に頭の上にタオルをのっけてからこう、ぺちぺちってやりながらみんなで一緒に
∧ニ二 ̄__ヽ
ィ「`'/L.,_ ~7 ̄j__
/<_/-‐''^'、  ̄,ニ゙ V ∠_
_ノ |  ̄ ̄ `ー' 、 \ }0了
( ', lフ `' ソ爪/ ふぅ、お気楽極楽〜♪
. \. \ _ノ |_ 、
ヽへへ、/ ̄~[二-、_,へ._} ) )
( ( ::: :: : ::::'ー--'::::::: :: : /
ゝ :::: :: :;;; :::: ::::
ってやらなくっちゃいけないんですよ〜。
じゃないと湯冷めして風邪を引いちゃうんです!
わかりましたか〜?
- 13 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 05:34:15
- >>12
なるほど。
肩まで浸かって…、ここまでは納得できるけど…
頭にタオルしてぺちぺちやりながら「お気楽極楽」?
……とにかく、やってみよう。
タオルをたたんで頭にのっけて、
ぺち、ぺち
「ふぅ〜、お気楽極楽〜」
ミルフィーユに合わせて、言ってみる。
「ちょっと、気持ちいいかも。」
- 14 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 05:46:30
- >>13
そうです! そんな感じです!
これこそが温泉の醍醐味なんですよ〜。
あとそれからですね。
ここのお風呂はみんなのお風呂ですから騒いだり泳いだりして
周りのみなさんに迷惑をかけたりしちゃいけないんです!
もしルールを破ったりしたら、こわ〜い温泉の精さんがやってきて
お仕置きされちゃうんですよ〜
だからお風呂に入るときはいい子にしてなきゃいけないんです!
- 15 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 05:53:41
- >>14
だいごみ…、そうなんだ…。
ちょっと変わってるけど、温泉って、気持ちいいな。
でも…、
「騒いだりとか、泳いだりとかはしないよ、あたし。
ここはお風呂だし。
ミルフィーユこそ、走って転んだりしたら迷惑になるんじゃない?」
先刻の惨事を思い出して、笑って言った。
あたしもコケたけどね……
- 16 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :2005/12/03(土) 06:05:26
- >>15
「えぇ〜!?
私、そんなことしませんよ〜。
第一、お風呂で走ったりしたら危ないじゃ……」
ぴゅうぅぅ
「あぁっ! タオルが風に飛ばされちゃいました!
これじゃお気楽極楽できません!」
ざばぁっ
「待ってぇぇ…私のタオル〜〜」
じゃばじゃばじゃば……
どたどたどたどた……
すてん
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γ ⌒ ⌒ `ヘ
イ "" ⌒ ヾ ヾ ドガァァァァァァァァン.....
/ ( ⌒ ヽ )ヽ
( 、 , ヾ )
................... .......ゞ (. . ノ. .ノ .ノ........... ........
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_ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''! i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
/==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ ヾ 「!=FH=ロロ
¶:::-幵-冂::( ( |l | ) )=HロΠ=_Π
Π=_Π「・ヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
Д日lTl,,..:''''" ""'''ー-┬ーr--〜''"" :::Д日lT::::
FH=n.:::::' | | :::FL日l」:::::
ロΠ=:::::.:. ノ 从 ゝ .::田:/==Д::
口=Π田:::. .::::Γ| ‡∩:::::
Γ| ‡∩Π::.... ...:::Eヨ::日lTlロ::::
Д日lTlロ_Π::::....... ...::::::::田:凵Π_=H:::
=Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl
<二度も鉄の掟を破ったので天罰が下ったようです:退場>
- 17 名前:マリエル=ウッドワース ◆M.Wb6zP586 :2005/12/03(土) 06:17:25
- >>17
……………………!!!
「ねぇ、ちょっと! どこ!?」
湯気でどこにいるかよくわからない妖精を、呼んだ。
「なに、マリエル。」
一瞬の間を置いて、湯気の中から妖精が現れる。
お風呂に浸かっていたらしく、体にタオルを巻いている。
「あれ、温泉の精!?」
あたしはミルフィーユを吹っ飛ばした爆発の跡を指差す。
「………知らないわよ、う〜ん、確かにいないことはないだろうけど…、
こんなことするのかなぁ? でも、もしかしたら本当に怒ったのかもしれないし……」
「あたしも、さっき走って転んじゃった……」
「………飛ばされないうちに、帰ろっか?」
「うん、賛成。」
あたしたちは、逃げるようにして、温泉を後にしたのでした。(退場)
- 18 名前:風見・千里 ◆GsqW6Wkk96 :2005/12/03(土) 11:05:18
- 山奥、光の翼を畳みながら降り立つ影がある。
白の装甲服に真っ赤な蝶ネクタイが際立つ少女、風見だ。
彼女は高空から白いもやの塊のように見えていた“それ”を改めて見て、
「……温泉? かなり広いけど」
それはまごうことなき温泉だった。場所からして秘湯、美容効果ですかそうですかってそうじゃなくて。
広がる風呂を見渡すが、湯けむりに覆われた視界では人を確認できない。
風見は両手を口に当て、まずは相方の名を呼んでみる。
「覚? 居るー?」
返事はない。ただの温泉のようだ。
「違うか。……この辺に落としたと思ったんだけどね」
何やら物騒な台詞を呟いて溜息。手持ち無沙汰に湯に指を浸す。
……ふむ。
湯加減は上々、雰囲気も解放感に溢れ、そのうえ洗い場まで完備。楽しんでいくに申し分ない。
しかし同時に目に止まったのは、そこに無造作に転がっている『当浴場は男女混浴』との看板だ。
「……駄目かしらやっぱ」
防寒用にマフラーなど持ってきているが、この季節に水着など用意するはずもなかった。
今は無人に見えるものの、誰が来るかも不明な場で裸でいられるほど風見は無修正米国風味ではない。
それに第一、今の自分は訓練中に勢いあまってぶっ飛ばした出雲の回収という仕事がある。
……残念だけど、今度誰か誘って来ようか。
立ち去ろう、と背を向け、再び翼を広げようとしたその時、
――湯船から水音がした。
まさか誰かいたのか、と身を固くして、おそるおそる風見が振り向くと、
「仔猿……?」
きゅ、という鳴き声とともに、呼んだ相手が風見を見上げる。
ふわふわとした茶色の毛並み、大きくつぶらな瞳、何故か温泉タオルのように頭に乗った雪。
風見は表情を変えず、ただひとつだけ感想を抱く。
……ぬわああぁ激可愛ッ!!
かくして風見の貞操概念は猿に負けた。(入浴)
- 19 名前:Multiple Observative Mimetic Organicus ◆Vec6w4YXrE :2005/12/03(土) 13:16:52
- 小耳に挟んでやって来ました、温泉です!
露天のお風呂です! 自然派です!
こんなの、第二ミルチアにはありませんから、ドキドキします。
あ、看板です。
「当浴場は男女混浴」
…………………ど、どうしましょう…?
誰か、男の方が入ってきたりするんでしょうか?
で、でも、こんな昼間にお風呂に入る人はいないはずです。
お風呂は大抵朝か晩です。
というわけで、ちょっと浸かっていきます。
ちゃぷん
「……ふぅ……」
入って息をついたとき、水音が聞こえてきました。
誰かが入ってるみたいです。
「だ…、大丈夫ですよね、湯気で姿は見えませんし。」
というわけで、入浴続行です。
- 20 名前:Multiple Observative Mimetic Organicus ◆Vec6w4YXrE :2005/12/03(土) 14:25:33
- そろそろ…のぼせてきました……
限界……です………
ふぅ…、ふぅ…、
「あ…、あついです〜」
服…あ、ありました。
ふぅ…、あまり長く浸かると、体に毒ですね。
では、そろそろ帰ることにします。
ふ〜、風が気持ちいいです〜……(退場)
- 21 名前:風見・千里 ◆GsqW6Wkk96 :2005/12/03(土) 14:47:10
- というわけで風見は未だにのんびり風呂に入っていた。
途中で人が入ってくるような音を聞いたが、もし男だったらと身を縮めていたら出て行ってしまった様子だ。
少し勿体無いな、と思いつつ、自分もそろそろ身体に限界を感じながらも、
「うきぃ」
「く、可愛い……」
それだけの理由で離れ難くなっていた。
仔猿は人間慣れしているのか、ちょっとやそっとのことで怯える様子はない。
むしろ小さな手で風見に抱きつき、身体を摺り寄せ、胸に潜り込んでこようとする。
……これは猿相手に気にしてる私がおかしいのか、
「それともこの子がおかしいのかしら……」
疑問に頭をひねりながら、とりあえず胸からは適度に剥がし、湯船から出した膝頭に仔猿を乗せておく。
「あー、和むわ……もうちょっと入っても……大丈夫、よ、……ね」
「きゅ?」
微妙にブレ始めた視界の中で仔猿が不思議そうに首を傾げた。
その動きの可愛らしさに、思わず風見は胸の前で指を組むが、
バキッ
……ヤバい関節鳴った。
のぼせたせいで力加減がって何で今更飛びのいて逃げる猿私としては全然そんなつもりは多分――
「待、待って……!」
追いかけようとして立ち上がった瞬間、風見をめまいが襲う。
……や、やっぱり長く浸かりすぎたわ……!
不覚、と感じながら転倒。そしてそのまま風見は湯船の底へとダイブした。
沈没した風見が出雲に逆発見されるのはもう少し先の話だったりする。(退場)
- 22 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/03(土) 22:21:32
- へぇ……こんな所に温泉ができたんだ。
サクサ村を思い出すなぁ。
最近ディガルドとの戦いも続いたし、ミィには追いかけ回されてばっかりで、
ちょっと疲れがたまりぎみだし……少し、ゆっくりしていこうかな。
(いそいそと服を脱いで、周りに茂る木に衣服をかけておく)
あれ? 何か看板が転がっている……ええと、なになに。
………『当浴場は男女混浴』?
………………。
い、いや、大丈夫、だよね?
今浴場にひとけはないし、今こんな時間に後から入ってくるような人も、きっとそうはいない……はず。
その、はずだ。
……ええい! こんな所で迷っていても仕方ないじゃないか!
それにもう服脱いじゃったし……今はのんびりしようって決めたんだ!
(備え付けの手ぬぐいを片手に、ざんぶと湯の中へ飛び込む!)
……あー、あったかくて気持ちいいな〜……(へにゃ〜
- 23 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 00:25:20
- Zzzzzz………うーん……コトナさぁん……そんなに寄ったら……むにゃむにゃ……
(お湯の気持ちよさと静けさに、岩陰にもたれて眠ってしまったらしい)
- 24 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 01:03:32
- ……おおう、こんなところに隠し湯が。
たまには遠出してみるもんだね。
最近は疲れも取れないほどだったし、ちょっと寄ってくか。
手ぬぐいは……備え付けか。助かるわ。
水着は持ってきてないけど、どうせ誰もいないしいいわよね。
それじゃ、お邪魔しますよ、っと。
【入浴。先客には気づいていない模様】
- 25 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 01:13:35
- う……うーん、やめてよミィ、コブラツイストなんて新しい技は……!
決まってる、決まってるってば……ううう〜〜〜ん!
(夢の中でなにやらうなされている様子)
- 26 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 01:24:47
- >>25
コブラツイスト?
どっちかってーとダブルインパクトの方が好き……ってあれ先客いたのか。
しかも寝てる。ついでにうなされてる。……アレじゃそのうち風呂の中に沈むわね。
ま、ほっとくのもなんだし。
おーい、大丈夫? こんなとこで寝たら溺れるぞー?
【軽く揺すってみる】
- 27 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 01:34:43
- あら、こんな所に温泉が〜♪
お着替〜え〜セットはあったわね〜♪
ムーンサルト飛び込み〜!
ドッパァ〜ン!!!
- 28 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 01:36:56
- >>26
う、うううん、ミィ、サバ折りはダメだってば、本当に折れる、折れるから―――
(がっくんがっくん揺さぶられました)
ううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜…… ん?
………ふわ?
………(とろんと垂れ下がる目をこすり、湯をすくって二、三度顔を洗って)
……………う、うわぁっ!?
(派手な水しぶきを上げながら手を振りほどいて逃げる)
お、女の人が、お、お風呂に入って……!?(///
(顔を真っ赤にして岩場の方に逸らしている)
- 29 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 01:39:16
- >>27
ぶはっ!?
なんだか水柱が突然襲い掛かって、てかその前に
身体も洗わないで風呂に飛び込んでんじゃねぇー!!
……って、なんだお前か。
いきなりなにすんだよ。砂浴びとかじゃないんだからもう少し他に気を使え。
まったく、束ねてた髪の毛まで解けちゃったじゃない。濡らすと重いのに。
- 30 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 01:42:13
- 「ほう…」
憶えのある香りに誘われて来てみれば…。
こんなところに温泉があるとはのう。
体が冷えて限界にきておったところじゃ、少し温まっていこう。
服を脱ぎ捨て、湯に身を浸す。
湯の温度が、全身に染み込んでくるようじゃ。 気持ち良いのう。
……ん?
ちゃぷん…
水音……先客のようじゃのう。
声でもかけてやろうか、それともこのまま……
いや、「袖振り合うも多生の縁」という言葉もある。
ここは、やはり言葉の一つも交わしておこう。
「コブラツイストなんて新しい技は……!
決まってる、決まってるってば……ううう〜〜〜ん!」
水音を頼りに、湯気の中先客の姿を探していると、
こんな声が聞こえてきた。
「……何をしとるんじゃ、温泉の中で……」
その声の方向へ行ってみると、どうやら眠っておる。
いかんな、このままではのぼせてしまうぞ。
それに、どうやら良い夢をみておるわけではなさそうじゃ。
起こしてやろうと近寄ると、どうやらすでにそれを試みておる者がおる。
あれで起きるかのう…、
ドッパァ〜ン!!!
突然、激しい水音。
同時に、水面が激しく揺れ、顔が浸かりそうになる。
「だ、だれじゃ、馬鹿者!!」
温泉でこのような無粋を働くとは、どこのうつけじゃ!!
- 31 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 01:46:12
- >>28
お、起きたか。悪いね、なんか騒がしいのが来たから起こしちゃったかも(何
ああっと、手ぬぐい巻くの忘れてたわね。ちょっと待ってて。
やっぱりもう少し気にした方がいいのかしらね……これでよし。
さて、改めてこんばんは、少年。いい夜ね。
- 32 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 01:49:07
- >>29
あ、ツッコミどころそこなんだ。
てっきり誰も居ないと思ってたのになぁ。
確認もしてないけど。
てゆーか砂浴びって何なのよ、砂浴びって。
そう言うのはちっさい雀の領分よ〜。
>>30
ってまだ他に居るし。
おっかしいなぁ。
温泉に入るときの作法だ、って竹林に住んでる誰かから聞いた気がするんだけどー。
>>28
む、そこな子供!
裸の付き合いとか言うところで、隠れるとはどういう了見かしら〜。
温泉はニホン人の生み出した文花の極み!
縮こまってないで堂々とするが良いわ〜。
【仁王立ちで】
- 33 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 01:52:24
- >>29
>身体も洗わないで風呂に飛び込んでんじゃねぇー!!
あっ、ご、ごめんなさい! (←思わず謝ってしまう
あ……え、お、オレは、ええっと……(しばし黙考)
そっか……オレ、お湯に浸かったまま、寝ちゃったんですね……
それにココ、混浴だし女の人が入ってきて当たり前か。
なのに取り乱したりして……
(改めて向き直って)
あの、本当に、すいませんでしたっ!
オレ、起こしてもらった上に、お湯かけちゃったりして……
ごめんなさいっ!
(首をきっちり90度傾けて謝る)
- 34 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 01:57:36
- >>30
ありゃ、また新たな湯治客。
ふぅん……猫又、か。そういや何処ぞのすきま妖怪の式が式にしてたくらいか。
実質見るのは初めて、か。……なんかここの人妖ゲージが妖怪側に傾いてるわね(何
まあ、これも縁か。
こんばんは。なんだかやかましいのが一匹いるけどいい夜ねぇ。
>>32
あんたは鳥の妖怪だから似たようなもんでしょ。羽根あるし。
てーかせめて体洗えよ。お湯が汚れるじゃない。掃除する人が大変でしょ。
……まあ、いるかどうか知らないけど。
てかその作法誰に聞いたのよ。あれか、竹林の引きこもりか?
あいつは腹黒嘘吐きでしかもお姫様だから信用しない方がいいわよ。
……それとそこな少年が健全に育つためにも少しは恥じらえ、鳥頭。
【羽根掴んで湯船に引きずり込みました】
- 35 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 02:01:02
- >>33 少年
え?
ああいや、違う違う。
私が怒ったのはほら、そこにいる鳥頭の方だよ。
てか謝るなって。別に私が迷惑したわけじゃないしさ。
でも、湯船で寝ると溺れるから今度は気をつけなよ?
実際経験したし。私が。
いやあ、眠るように死ぬってああいう感覚なのねぇ。
リザレクションしたときにお湯全部蒸発させて風邪引いたのもいい思い出……でもないや。
- 36 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 02:01:24
- >>30
(あ、また女の子……今度はミィと同じくらいの歳、かな)
あ、こんばんわ。
……ひょっとして、君にもお湯かけちゃった……?
ごめん、ちょっとオレ、寝ぼけてたみたいで……(頭を下げる)
>>32
(この娘もミィかオレと同い年くらい……かな? 多分)
こんばん………わっ!?
(仁王立ちの様子を見て、慌てて目を逸らし)
ちょ、ちょっと、さすがにそれは……! 文化って言ったって、恥ずかしいよ……
ト
| `ー- __
| `ヽ. |\
___,ゝ ヽ| i__
ヽ __ >
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ー--一 ´ \
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- 37 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 02:02:30
- >>32
これが温泉の作法じゃと!?
そんなことを言う者がおるか!
しかし、信じるヌシもヌシじゃ!
飛び込むなら、川で水浴びする時に吊橋から飛び込むが良い!
全く…、もう少しで湯を飲んでしまうところじゃった。
誰もおらぬと思い込むのも無理は無いが、これからは気をつけて欲しいものじゃ。
- 38 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 02:03:57
- >>34
ぶくぶくぶく……。
いや、実はうちでもう風呂入ってきたんだけどねー。
ここに来るまで寒いし。
てか、私が砂浴びできるような砂場ってどんなでかさよぅ。
公園じゃないんだから〜。
>てかその作法誰に聞いたのよ。あれか、竹林の引きこもりか?
>あいつは腹黒嘘吐きでしかもお姫様だから信用しない方がいいわよ。
ピンク色っぽかった気はするけど、どーだったかなぁ。
む、なんか私が悪影響でも及ぼすというのかし【ぶくぶくぶく】
- 39 名前:ミルフィーユ・桜葉@通りすがり ◆LUCKYta1h6 :2005/12/04(日) 02:09:05
- >>38
大きな雀さんは砂よりも粒の大きい石を浴びるんですよね?
はい、ここに用意しておきましたから中に入って思いっきり浴びちゃってくださいね〜♪
つ【焼き芋用に真っ赤に熱した石】
- 40 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 02:11:01
- ふぁ〜。
あったまるぅ〜。
【肩まで浸かって惚けている】
>>36
わ〜。
なんかかわいげのある反応のニンゲンって久々に見た気がする〜。
同姓とは言え、相手を撃ち落とすことばっかやってるニンゲンしか見て無いもんねぇ。
>>37
誰か居るの見たことなくてねぇ。
誰か居たらちょっとは控えるか、知り合いが居たらちゃんと跳び蹴りにでもするんだけどさー。
- 41 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 02:15:28
- >>38
>てか、私が砂浴びできるような砂場ってどんなでかさよぅ。
外にゃタクラマカンとかいう砂ばっかりの土地があるよ(何
ただ生きて帰れないとか何とか。
>ピンク色っぽかった気はするけど、どーだったかなぁ。
……ああ、あの兎か。アレはなんてーか、詐欺師だから気をつけれ。
ことあいつに騙せないのなんて地獄の閻魔様、ってくらいだから。
永琳もお菓子騙し取られたとか言ってたし。月の頭脳もビックリ、ってとこね。
>む、なんか私が悪影響でも及ぼすというのかし【ぶくぶくぶく】
とりあえずおしべとめしべの関係は知っとけ。話はそれから。
大体あんた、見られて平気なの?
まあ私の言えたことじゃないけど。
……そういや、妖怪ってどうやって増えてるんだろう。
やっぱ人間とは違うのか、その辺?
口から卵吐いたり分裂したり。
>>39
そりゃ焼肉だ。
- 42 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 02:15:50
- >>39
そーゆーのは温度が足りない時に放り込むのよー。
大鍋の火力に使ってみるとかぁ。
ぬるいなら入れるよ〜?
- 43 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 02:24:26
- >>35
え、オレじゃなくって、こっちの子が?
……ああ、オレってばまた早とちりを……(頭を抱えて)
本当、ごめんなさい。
>でも、湯船で寝ると溺れるから今度は気をつけなよ?
……確かにそれも、そうですね。
でもあんまり気持ちよくって、それで辺りが静かだったものだから、つい。
今度からは気をつけます。
それと……起こしてくれて、ありがとうございました。
>実際経験したし。私が。
そうなんですか。
……やっぱり実際に体験した人の言うことは説得力がありますね。
(死ぬというのは比喩表現か何かだと思っているらしい)
>>40
かわいげのある、って……そんな。
君とオレは、年があんまり変わらないじゃないか。なんだか馬鹿にされてるみたいだなぁ。
>同姓とは言え、相手を撃ち落とすことばっかやってるニンゲンしか見て無いもんねぇ。
相手を、撃ち落とす……?
……まさかひょっとして、君も、戦争に参加してたりするの?
- 44 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 02:28:47
- >>34
「そうじゃな、良い夜じゃ。
む……、」
わずかに感じた違和感。
普通の霊止とは、少し違う「気配」。
しかし、さして気にすべきことでもあるまい。
ワシとてもののけなのじゃからな。
「確かに、一人やかましいのがおるが、知り合いか?」
もしそうなら、露骨に悪し様に言うのは良く無かろうな。
「幼い故か知らぬが、少々元気が過ぎるようじゃな。
まぁ、まだ作法だの詫び寂びだのを解するような年頃でもないか。」
いや…、見たところあれも霊止ではない…、
実のところいくつの歳を重ねておることやら…
じゃが、それはこの際、無視じゃ。
あのような振る舞い、童となんら変わらんわ。
>>36
いや、ワシは幸い離れておった故、おヌシの撥ねた湯はかかっておらん。
あの小娘の飛び込んだせいで溺れかけたが……、
まぁ、気にすることもあるまい。 眠るほどに疲れておったのじゃろうからな。
じゃが、気をつけたほうがよいぞ。 下手をすれば溺れることもあるからな。
- 45 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 02:34:29
- >>41
へー、テクマクマヤコンねぇ。
>ことあいつに騙せないのなんて地獄の閻魔様、ってくらいだから。
やっぱり挑発的なダンスを踊るだけあって、絶対危険度100と。
タラッタラッタラッタ〜。
>とりあえずおしべとめしべの関係は知っとけ。話はそれから。
発情するほど発育してるのかなぁ。
それに大丈夫〜。
清浄なニンゲンはちちがでかくないと反応しないとか聞いたわ〜。
……この子供とあんま変わらないか、私の見た目。
まあ別に素っ裸何とかみたいなことはしないけど、元々裸で入るとこじゃん。
>……そういや、妖怪ってどうやって増えてるんだろう。
ポコペンポコペンダーレガツツイタ
なんて事はしないよー、多分。
それなりのことをすれば増えるんじゃないかなぁ。
試さないと分かんないけどー。
あと肉言うな。
>>43
へぇ。
ニンゲンの割に意外と長生きしてるんだ〜。
そこのヤツみたいな境遇かなぁ。
【ぱたぱた】
戦争ねぇ。
似たようなもんかも知れないし、全然違うかもー。
少なくとも、楽しいってのは確かだし。
>>44
元気が溢れてた方がいいじゃな〜い。
元気は元気の源ー。
落ち着いた妖怪ってすぐ消えちゃうんだもん、大抵さぁ。
- 46 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 02:38:08
- >>40
知り合いには跳び蹴り……じゃれておるのか、よほどの不仲か……。
「温泉くらい、静かに浸かればよかろう。
少々言葉を交わすのならばともかく、騒いだり暴れたりは他でやって欲しいものじゃ。」
全く、これでもワシより歳が上かも知れぬなどと、とても信じられん。
- 47 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 02:46:26
- >>46
だからこうやってもったりと浸かってるんじゃな〜い。
それにちょっとくらい刺激はあった方がいいよー。
2〜300年くらいじゃ、生きるのに飽きるほどじゃないけどー。
- 48 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 02:46:33
- >>44
(妙なしゃべり方をする子だなぁ……出身はどこなのかな)
あ、そうだったのか……また早とちりだ。
ごめん、今度からは気をつけるよ。
>まぁ、気にすることもあるまい。 眠るほどに疲れておったのじゃろうからな。
そう言われれば、そうだったのかも知れない。
特にここ数日は、疲れがたまっていたから……ついウトウトしちゃったのかもね。
ディガルドの動きといい、ミィの事といい、本当、悩みは堪えないよ……。
>>45
>ニンゲンの割に意外と長生きしてるんだ〜。
へ?
長生き、って言っても……まだ13年だけど?
キミはひょっとして…オレより年上なの?
てっきり同い年くらいだと……
>似たようなもんかも知れないし、全然違うかもー。
>少なくとも、楽しいってのは確かだし。
楽しい……?
楽しい、だって……戦争が、楽しいわけないじゃないか。
あんな戦いが……大勢の人が死ぬ、悲しみしか生まない戦争が……
楽しいなんて事、あるわけないよ!!
………あっ! ご、ゴメン……いきなり、怒鳴ったりして。
でも…楽しい、か。楽しいならそれはきっと、戦争なんて物じゃない、と思うよ。
少なくとも楽しいなんて思える戦争は、この世界にはない、から……。
- 49 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 02:52:31
- >>43 少年
あー、だから謝らなくっていいってば(ひらひら
起こしたのだって、ちょっとしたおせっかいだしね。
そう気にすることもないよ。温泉じゃあ肩の力は抜くもんだし。
あっはっは、気持ちいいと思ってたらいきなり苦しくなるんだもの。
ありゃ経験したら普通はトラウマになるわね。溺死はもうしたくないわねぇ。
あ、そういや名前聞いてないや。
こうしてあったのも何かの縁。あなた、何て言うのかしら?
>>44
>「そうじゃな、良い夜じゃ。
> む……、」
……ん、けっこう勘がいいのね。
まあ普通より永く人間やってるだけよ。
それ以外はまあ、「普通」ね、「普通」。
そっちだって長生きしてるんだ、そうおかしくもないでしょ?
>「確かに、一人やかましいのがおるが、知り合いか?」
>「幼い故か知らぬが、少々元気が過ぎるようじゃな。
> まぁ、まだ作法だの詫び寂びだのを解するような年頃でもないか。」
あー、なんていうか腐れ縁?
てかいやまあ、こっちの妖怪ってだいたいこんなもんだよ。快楽主義者というか(何
別に迷惑かけない限りは気にしないんだけどね。
……あ、そういえば。あんたも妖怪みたいだけど、こっちじゃ見かけない感じね。
どの辺から来たの?
>>45
>へー、テクマクマヤコンねぇ。
それは盛大に間違ってる。
なんか変身できそうな名前じゃないの、
……そんなんだから鳥頭とか言われるんじゃない?
>発情するほど発育してるのかなぁ。
慧音がいうには「人間は肉体より精神に重きをおくものだ」、ってことらしいからね。
その辺はまあ妖怪も同じなんだろうけど。ともあれあんまり良くないのは確かね。
てことだから早く隠せ。手ぬぐいくらい持ってるだろ。
>清浄なニンゲンはちちがでかくないと反応しないとか聞いたわ〜。
―――世の中には逆な奴もいるのよ?(何
まあそれはおいとくとしても。基本的に胸なんて飾りだろ?
ありすぎても肩こるだけだし。
>まあ別に素っ裸何とかみたいなことはしないけど、元々裸で入るとこじゃん。
まあ、そりゃそうだけどね。礼儀はあるわよ、礼儀は。
それこそ店で御飯食べたら金払う、ってのと同じ程度には。
>それなりのことをすれば増えるんじゃないかなぁ。
>試さないと分かんないけどー。
……そういや、あんたって一応鳥よね。
やっぱ卵とかって産むの?(何
- 50 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 03:05:00
- >>48
あれ。
んじゃやっぱ見た目通りか。
13かぁ。
私ら界隈の普通のニンゲンも同じくらいだと思うんだけどなぁ。
なんでこんなに違うんだろー……。
ほぇ?
年齢なんてなぁ、あんま数えてられないしねー。
10倍以上生きてる、って言っても信じるぅ?
多分、嘘くさいよねー。
私も言ってて嘘くさいもん。
>楽しい……?
>楽しい、だって……戦争が、楽しいわけないじゃないか。
>あんな戦いが……大勢の人が死ぬ、悲しみしか生まない戦争が……
>楽しいなんて事、あるわけないよ!!
わー。
これぞニンゲン、しかもきっと英雄向き?
良いな〜、癒されるなー。
巫女とか白黒がこんな事言いだしたら、逃げるけどね(何
>>49
よく忘れるんだからしょうがないじゃん。
タク、たくましいな?
まあ、いいや。
>てことだから早く隠せ。手ぬぐいくらい持ってるだろ。
湯船にタオルを入れるのはマナー違反だって言い伝えが〜。
【そこだけはなぜか正確な情報が】
まあ、仁王立ちは止めておこー。
>―――世の中には逆な奴もいるのよ?(何
そーなのかー。
あると何か得になるのかしらねえ、ちち。
あと、少なくともこれまで卵は産んでないよー。
て言うか私らみたいなバケモノが、フツーのトリのペースで増えたら大変だよー。
ヒトっぽいのかトリっぽいのかどっちかなぁ。
近縁っぽい誰かに見せて貰ったこともないし。
Hey! Youの産卵現場見せて下サ〜イ、なんて事はしない。
したくないし。
て言うかそんなアホ居ない。
- 51 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 03:14:17
- >>47
二、三百…か。
やはりワシなどよりもはるかに年月を経たもののけであったか。
長生きをすると、逆に刺激が欲しくなるものなのかも知れぬな。
この性格も、それ故かも知れぬ。
あまりに永い時を、退屈せずに生きるため……いや、考え過ぎか。
しかし…、やはり、飛び込みは感心できぬ。
「ワシとて、刺激には貪欲な方じゃ。
しかし、やはりけじめというものはあるのじゃ。
それによって減り張りを効かせることを憶えてみよ。
より生を愉しむこともできるじゃろう。」
>>48
張り詰めてばかりいては、成るものも成らぬ。
時には、心を休めることじゃ。
温泉はよいぞ、心身ともに疲れも和らぐ。
明日にはまた戦の渦中に置かれることになるであろうその体、
ここでゆっくり休めると良い。 成すべきことを、成すためにもな。
- 52 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 03:23:30
- >>49
>そう気にすることもないよ。温泉じゃあ肩の力は抜くもんだし。
…そ、それもそうですよね……ちょっと力が入りすぎてるのかも。
リラックス、リラックス……と。
(数回深呼吸をした後、改めて深く湯に浸かる)
>ありゃ経験したら普通はトラウマになるわね。溺死はもうしたくないわねぇ。
そうですね……水の中はやっぱり、息できませんから。
オレも素潜りには自信あるけど、空気がなくなったらやっぱり苦しいですよ。
(やっぱり気づいてない)
>あなた、何て言うのかしら?
あ、オ、オレですか?
オレは……ルージ、って言います。ルージ・ファミロン。
それで…、あなたは?
>>50
>10倍以上生きてる、って言っても信じるぅ?
……え?
ま、まっさかぁ、冗談はやめてよ。
この世界にゾイド以外で、100年以上も生きられる生物なんて、それこそお話の中にしかいないよ。
……冗談、だよね?
>良いな〜、癒されるなー。
………なんだよ。ひょっとして、バカにしてるの?
(憮然とした表情で)
>>51
>時には、心を休めることじゃ。
>温泉はよいぞ、心身ともに疲れも和らぐ。
あ、う、うん、そうだね……
せっかくの温泉だもの、ちょっと戦いのことは忘れて、ゆっくりと落ち着かないとね……
明日も明後日も、またしばらくは戦いが続くんだから。
ありがとう、ちょっとは気が楽になったよ。
- 53 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 03:35:23
- >>49
確かに、そうおかしいということもない。
不自然な存在ではあるが…。
まぁ、気にせずに置くのが良かろう。
「確かに、見た目よりは長く生きておるが、まだ六十五じゃ。
最も新しい世代のもののけというところじゃな。」
そして…、ワシらの世代で、もののけの歴史は終わる。
「送り」による、帰還を以て。
「あんたも妖怪みたいだけど、こっちじゃ見かけない感じね。
どの辺から来たの?」
その霊止は、そう言って尋ねてきた。
この者の言う、快楽主義者の住まう地とは、おそらく近くはあるまい。
「ワシは永乃からじゃ。 名は鈴音。 これでも、永乃のもののけの長じゃ。」
- 54 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 03:35:34
- >>51
メリハリかー。
鰻もぴりりと山椒効かせるのがいいしねー。
でもしっとりしてる私って、知り合いが見たら絶対不気味〜。
>>52
冗談じゃないけど冗談にしていいよー。
長生きしてりゃ偉いもんでもないし。
それに馬鹿にしてるなんてとんでもないなぁ。
あんたみたいな良い感じに真っ直ぐなニンゲンは珍しいのよー。
ぽっきり折れて逆送しちゃうのも多いんだけど。
そーならない様に、まったりしてるといいよー。
せっかくの温泉だしね。
- 55 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 03:51:08
- >>50 みすちー
たくましいのはどっかの神のアホ毛だ。
……や、覚える気ないのか、実は。
それと湯船にタオル入れるのはまあ普通は違反だけど、女の子はバスタオルとか巻いていいのよ(何
>あと、少なくともこれまで卵は産んでないよー。
>て言うか私らみたいなバケモノが、フツーのトリのペースで増えたら大変だよー。
……鶏の卵には無精卵ってのもあるけど(何
まあ、見た感じヒト寄りだからその辺変わらないのかしらね。
うーん、妖怪って分からん。慧音にでも聞いてみるか。
>Hey! Youの産卵現場見せて下サ〜イ、なんて事はしない。
>したくないし。
そりゃやったらもはや変態の領域よねぇ。
私だったら炭も残さず燃やすわね。誰だってそうする。
……それとあんまりそこの少年をからかわない。
弾幕ごっこを戦争、だなんていったらアレよ。
私らのとこは鍋に入れる味噌を何にするかで戦争してるようなもんじゃない(何
>>52
ルージ・ファミロン……こっちじゃあんまり聞かない感じね。
遠いとこからきてんの?
>この世界にゾイド以外で、100年以上も生きられる生物なんて、それこそお話の中にしかいないよ。
……え?
私、千年近く生きてるんだけど。
いやマジで。
……いつの間に幻想になったんだ。ああいやなってるか。
じゃあ別に変わらないわねぇ、あっはっは。
さて、じゃあお返しに。
私は藤原妹紅。呼び捨てでいいわよ。そっちのだと呼びにくいだろうし。
>>53
>「確かに、見た目よりは長く生きておるが、まだ六十五じゃ。
> 最も新しい世代のもののけというところじゃな。」
>「ワシは永乃からじゃ。 名は鈴音。 これでも、永乃のもののけの長じゃ。」
へぇ、結構若いんだ。……まあ回りに長生き過ぎる連中が多いだけだろうけど。
しかし、その歳で長か。結構大変じゃない?
しかし「永乃」ねぇ。……慧音なら知ってるのかしら。
さて、名乗り返すのが礼儀、よね。
私は……藤原妹紅。まあ例によって呼び捨てでいいわよ。堅苦しいのは苦手だから。
- 56 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 03:51:17
- >>52
この歳にして戦に出ておるとはな…。
ワシも、月に一度は百鬼夜行の戦いをしておるが、
こやつに比べればどれ程楽なものじゃろうな。
殺しあうでもなく、いがみ合うでもない。
じゃがこやつは…、常に、死が近くに付き纏うておる。
「名を訊いても良いか?」
こやつの名、憶えておいて損は無かろう。
大切なものを守って戦っておるのであろう、この者の名を。
>>54
ふふ、
ならば、知り合いの戸惑う様を見て悦に入るも、また一興ではないか?
- 57 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 04:07:56
- >>54
>冗談じゃないけど冗談にしていいよー。
え、じゃあ本当……に?
いや、でも、まさか……う〜〜〜〜〜ん(悩
>あんたみたいな良い感じに真っ直ぐなニンゲンは珍しいのよー。
良い感じ? ……や、止めてよ、照れるから……
いや、オレ、そんな風に面と向かってほめられたこと、あんまりなくてさ……慣れてないんだ。
まぁ、さっき、>>51でたしなめられたし……オレもちょっと、気を張りすぎてたみたいだ。
もう一度謝るよ。本当ゴメン、いきなり怒鳴っちゃって。
そうだよね、もっとまったりしないといけないよね……(ぶくぶく
>>55
>ルージ・ファミロン……こっちじゃあんまり聞かない感じね。
そうですか? 変な名前、ですかね?
>私、千年近く生きてるんだけど。
>いやマジで。
………!? ごはっ!?
(※顔の下半分を湯につけたまま驚いたので口の中に水が入った)
ぐ……げほっ! げほぉっ!?
せ、せ……1000年、ですか?
そんなバカな……ゾイドならまだしも、あなたみたいな人が、1000年も―――
それって、いったいどういうこと!?
ええと……も、モコウさん。
じゃなくて、モコウ?
>>56
あ、名前?
うん、さっき言った通りさ。ルージ。ルージ・ファミロン。
ミロード村の出身で、いちおうゾイド乗りをやってるんだ。
よろしくね、ええと……
- 58 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 04:08:34
- >>55
失敬な〜。
覚える気が3秒くらいしか持続しないだけよ〜(何
>うーん、妖怪って分からん。慧音にでも聞いてみるか。
妖怪ってのはワケ分かんないからこそ妖怪だ、ってどっかの妖怪も言ってるみたいだしー。
実は私自身にもあんまよく解んないというオチも。
>そりゃやったらもはや変態の領域よねぇ。
>私だったら炭も残さず燃やすわね。誰だってそうする。
そそ。
そゆこと聞くときは、きちっとしてから聞かないとね。
私だってんなこと聞かれたら刻むよ〜、そりゃもう。
>……それとあんまりそこの少年をからかわない。
そんな殺生な〜。
まあ戦争って言うには気軽に過ぎるしねぇ。
こないだうちに来た客が、山椒を掛けるか否かで撃ち合ってた〜。
……冷静に見ると、妖怪ってアホね。
我が事ながら〜。
>>56
をお〜。
何だ、実は結構いける口?
いいよねー、知り合いが泡喰ってるの〜。
普段そいつが取り澄ましてたりするともう、しばらくネタにすること確実ね〜。
要らない茶々入れして油注ぐのが、もうサイコー。
【そういうことは意外と忘れなかったりも】
- 59 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 04:10:53
- >>55
「まぁ、確かに大変じゃな。
しかし、任されてしまった以上、その責務は果たさねばならんからな。」
永乃のもののけの長として…、「唄」を継ぎし者として…。
藤原妹紅。
それが、この霊止の名か。
「では妹紅、おヌシらの住む地は、どこにあるのじゃ?」
- 60 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 04:16:43
- >>57
ルージ・ファミロン…か。
どうやら、日本人ではないな。
そうか…、異国の者か。
見慣れぬ容姿はそのためか。
「よろしくな、ルージ。
ワシの名は鈴音。 おヌシらの国では、『ベル』とでも言うのかのう?」
- 61 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 04:22:59
- >>58
いや、確かにそれは面白そうじゃが…、ワシはそこまではせんな。
むやみやたらに悪戯を仕掛けては嫌われるからな。
よほど親しい仲ならそれでも冗談で済まされるのじゃろうが…。
- 62 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 04:28:50
- >>57
あっはっは。あんまり人のいうこと真に受けすぎるのもどうかと思うけどね。
やー、こういうのって結構新鮮だね。可愛げがあっていいわ。
……ま、千年超えてるってのは本当だけどね。
色々あって長生きしてんのよ、私。
それに千年程度で驚くのはまだ早いわよ。
この世にゃもっとすごいのがいるからね。私よりも大年増なのとか。
うん、妹紅。結構綺麗に呼べるんだね。
西洋に住んでる人ってこっちの名前は呼びにくいとかいうらしいけど。
>>58
……そういうのを覚える気がない、っていうんだよ。
まあ実際に使えるような知識でもないと私も覚えたくないけど。
今の砂漠の名前にしても、実際に通ってきたからだし。
やー、干物になった体験はあそこが初めてだったのよね。
……ふむ、やっぱりそんなもんか。まあ大体の妖怪ってそんなものらしいけどね。
でも人間と交わって子を成すこともあるとか何とか。慧音からの又聞きだけど。
てことはやっぱりその辺近いのかしらね。
……山椒で弾幕ごっこか。そりゃアホね。
でも、輝夜とカレーにソースかけるかで竹林一つ焼いた私のほうがアホかも(何
だってあんなむきになるとは思わなくてさー。おかげで慧音にこっぴどく怒られた。
>>59
>「まぁ、確かに大変じゃな。
> しかし、任されてしまった以上、その責務は果たさねばならんからな。」
……ん、さよか。
まああんたは見た感じ真面目そうだし、大丈夫ね。
でも肩肘張りすぎると逆に自分潰すわよ。
少なくとも、そういうのをまかされる程度には力があるってことなんだから、もうちょい気楽にいきな。
……なんか、知り合いを思い出すわね、その辺。
凄く真面目で優しいんだけど、やっぱり気負いすぎちゃうところとか。
そういうのも魅力なんだろうけどね、やっぱり。
>「では妹紅、おヌシらの住む地は、どこにあるのじゃ?」
……んー、幻想郷って知ってる?
とりあえず今はそこに住んでるよ。
ちょっと前までは世界中ぶらついてたけど。
- 63 名前:鈴音 ◆O6NEKOtIk6 :2005/12/04(日) 04:41:30
- >>62
気楽に…そうじゃな。
まだ、時間はある。 功を焦るよりも、じっくりやる方が良かろうな。
しかし、幻想郷…聞かぬ名じゃな。
少なくとも、地図の上では見たことが無い。
じゃが、いずれその名を見ることもあろう。
ワシがまだこの世におるうちに、書物の上でその名を目にすることがあれば、
おヌシらを訪ねて行くかもしれんな。
ワシは、そろそろ帰ることにする。
もう、体が限界じゃ、すっかりのぼせてしもうた。
ではな。 なかなか、楽しかった。(退場)
- 64 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2005/12/04(日) 04:43:34
- >>57
何という素直な反応。
何という真っ当なニンゲン。
こりゃ、何となく手を貸してみたくなったりするかもね〜。
ニンゲン以外の何かでも。
>>61
別に仕掛けてまではしないけどね〜。
横でニヨニヨと〜。
>>62
良いじゃん。
たくらんけ砂漠でもゴミ砂漠でもサラダ砂漠でも〜。
希有な体験ね、干物。
他山の岩として崇めておくわ〜。
まぁ、割と妖怪とニンゲンの恋話なんて溢れてるしねぇ。
一時の気の迷いで終わったり、悲劇で閉じたり、たまにハッピーに終わったり。
人間同士でも、そーそー上手く行くもんでもないみたいだしねぇ。
それでも人間に似てて人間と話せるって事は、やっぱニンゲンに近いんじゃないかなぁ。
よっぽど度胸がなきゃ、猛獣より万倍危険なもんとちちくりあったりはしないだろーけど。
……その度胸のせいで早死にしたりとかねー。
あとカレーにソースは煮るときに!(何
醤油も嘘みたいに何にでも合うけど!
幻想郷良いとこ、一度はおいで〜。
どこにでもあるけど、どこにもない、って感じ?
来たら最後、二度と帰れないことが多いっぽいけど。
危険な生き物も多いしねぇ。
んじゃ、茹だる前に帰って仕込みでもしようっと。
バイバ〜イ。
- 65 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 04:45:12
- >>60
うん、ニホンって国は知らないけど……オレの生まれ故郷はミロード村さ。
君の名前は……スズネ、かぁ。ベル…うん、いい名前だね。
改めてよろしく、スズネ!
(右手を自然に差し出す)
>>62
ほ、本当に……1000年も生きて?
信じられないけど……あなたがウソを言ってるようには見えないし……
きっと、本当の、ことなんですよね。オレ、信じます。
さっきの女の子の100年生きてるって話も、いっしょに。
それに、1000年どころじゃない人もいるって……?
ううん…ぜんっぜん、想像もつかないや……話が大きすぎるよ。
ゾイドみたいに、何百年の時を超えて生きている人が、実際にいるなんて……
>うん、妹紅。結構綺麗に呼べるんだね。
あ、それは……オレの師匠にも、似たような語感の名前を持ってる人がいるんです。
セイジュウロウさん、って言うんだけど。
あ! ひょっとしてモコウさん、セイジュウロウさんと同じ地域の出身ですか!?
ところで……ひとつ聞いてみても、いいですか?
もし、本当にモコウさんが、何百年も何千年も生きてるんだとしたら……その。
長く生きる、って、どんな気持ちなんですか?
……寂しく、ないんですか?
- 66 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/04(日) 04:58:11
- >>63
まあ聞かないというかなんというか。明治あたりに完全に隔離されたって話。
でも、入り口は意外と身近にあるもんよ。迷い込んでくるのもいるみたいだしね。
ん、お休み。私は熱いの平気だけど、確かに普通は茹だるわよね(苦笑
>>62
……実は分かっててやってないか、その間違い。
それと崇めんでいい。ありゃ水持ってかなかった私が悪い。
砂漠なんて知らなかったからなあ……懐かしい思い出だ。
ま、恋愛ってのは良く分かんないからこそ価値があるのよね。
異性同性異種族身分違い問わず、ね。
惚れた振ったに理屈なし。分かったら楽しくも何ともない、ってことか。
まー、そりゃ人間よか危ないだろうけどね、妖怪。
話は通じるんだからまあ大丈夫じゃないの?
人間だってなかなか危ないだろうしね。特になりふり構わなくなったような奴。
おおう、そりゃ新発見。今度試すわ、ソースで煮込むの。
輝夜の悔しそうな顔が目に浮かぶわね。煮込んでりゃ分からないだろうし(何
ん、じゃね。近いうちそっちの屋台に寄らせてもらうよ。
>>65
ん、信じてくれるのか。
やっぱり正直に生きるのは得よね。
まあ嘘つくのが苦手なだけなんだけど。
普通は想像つかない話よね。私も当事者になるとは思ってなかったし。
でも、実際やってみると普通よ? 死なない以外は。
セイジュウロウ……清十郎?
こんな名前、確かにこっちの方にしかないわよね。
それじゃ、多分同じだね、きっと。
―――ん、寂しいよ。
友達も好きになった相手も先にいっちゃうし。
でも、その分出会える相手もいっぱいいるからね。
だからまあ、今は平気かな。
会者定離、諸行無常。だからこそ、一期一会は大事にすべきよね。
あんたも、出会った人間は大事にしなよ。
どんな時代でも、どれだけ遠くに行ったか、どれだけの人に出会ったか。
それは、人生の値打ちを確実に決めるものだからね。
さて、私もそろそろ上がるか。ちょうどいい湯加減だったから長風呂しちゃった。
普段は沸騰ぎりぎりとかで入ってるから、どうものぼせることも忘れちゃうのよね。
それじゃね。湯辺りに気をつけなさいよー。
【退場】
- 67 名前:ルージ・ファミロン ◆lAe3Riger. :2005/12/04(日) 05:25:26
- >>63
……あ、もう帰るんだ。
それじゃ、またね、スズネ。オレも、楽しかったよ。
(笑顔で見送る)
>>64
>こりゃ、何となく手を貸してみたくなったりするかもね〜。
あはは……そうかな?
うん、ありがとう。オレのことそんな風に言ってくれて。
……そうだね、もしオレが何か困った事に出会ったら、そのときは頼むよ。
もし君が本当に手を貸してくれるなら、だけどさ。
……あ、そういえば名前聞きそびれちゃったな……
また今度会うときに、教えてくれるかな? あの子。
>>66
>でも、実際やってみると普通よ? 死なない以外は。
そ……そういうものなんですか?
たしかに、モコウさん、どこからどう見ても、普通の人間にしか見えませんけど……。
>それじゃ、多分同じだね、きっと。
やっぱり……そうなんだ。
今度、セイジュウロウさんに聞いてみよう。モコウさんの事。
>―――ん、寂しいよ。
やっぱり……そうですよね。
変わらずに生きているって事は、それだけ、他を置いてきぼりにしているって事ですものね。
それでも平気、って言えるモコウさんは……強い、人だと思います。
>あんたも、出会った人間は大事にしなよ。
そう………ですね。
オレも、旅をしていて、それはよくわかります。
オレが旅のあちこちで出会った人……一緒に旅をする仲間になった人、いろんな言葉を投げかけてくれた人、
敵同士になった人、そして……もう、いなくなってしまった人。
みんなみんな、オレに色々なものを与えてくれたんだと思います。
そして、そんな人たちがいたからこそ、オレっていう人間は、ココに立っているんだ、って……
だから、こうして今モコウさんやスズネやあの女の子と出会った事も、オレにとってはかけがえのないものだと思います。
この出会いを……大切にしたい。心から、そう思います。
……また、会えるといいですね。
さて、オレもそろそろ上がろうかな……?
(タオルを腰に巻いて、湯船から上がり、浴場を後にしようとして……)
あ、あれ……お、おっと、っと……うまく、あるけない……
ちょ、っと、おゆに、つかりすぎた……か、な……う、うわわわわ!
(つるり、どたーん!)
ふ、ふわぁ………頭が、目が、くらくらするよ……
(湯あたりばたんきゅー退場)
- 68 名前:名無し客:2005/12/13(火) 22:10:27
- 誰か来るのを期待してあげ
- 69 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/13(火) 22:38:06
- 呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃ〜ん!
……なんてね。
たまには骨休みしないとね。
あ〜、良いお湯。
- 70 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/13(火) 23:09:54
- お湯も悪くないし、景色も良いのに、人が来ないのは、
やっぱり人目がある所で肌を晒すのに抵抗があるからなのかなー。
まあ、温泉独り占めなんて贅沢は中々できないからありがたいけど。
- 71 名前:名無し客:2005/12/13(火) 23:12:52
- 全くです。
時間が有れば是非とも話して見たいのに……orz
- 72 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/13(火) 23:17:49
- >>71 名無しさん
こればっかりはね。
時間があって、何となく雑談したい気分で、
温泉入りながらでもいーや、って人じゃないと来ないし。
ま、ほら。
良い機会だから、お姉さんに>>71さんの悩みを話してみたら?
……え、悩み相談とかじゃないの?
- 73 名前:名無し客:2005/12/13(火) 23:18:05
- つか、アシモが時速六キロで走りましたね。
イーヴァまであと少しです(何
- 74 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/13(火) 23:21:05
- >>73 名無しさん
まだスムーズに歩ける、ってだけで、ここから先が大変だけどね。
……べ、別に競争意識とか燃やしてないからね?
事実を事実として言ってるだけなんだから!
- 75 名前:名無し客:2005/12/13(火) 23:43:54
- 後は頭脳…、特にマンマシンインターフェイスが進化すれば
何時の日か、イーヴァのようなメイドロボにw
- 76 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/13(火) 23:49:41
- あ〜、いいお湯いいお湯。
これだけ広いと泳げそうだなー。
>>75 名無しさん
とりあえず……
×メイドロボ → ○EG7
十分なフレキシビリティを備えた、
マンマシンインタフェースの開発に成功しても、
外装って問題が残ってるもん。
これはむずかしーぞー!
人間と同じたんぱく質で構成されてるからね。・
- 77 名前:名無し客:2005/12/14(水) 00:01:02
- ttp://diary.yatsugatake-ncp.com/images/P1010665.JPG
差し入れ。
やっぱ日本の温泉はこうだよな。
- 78 名前:名無し客:2005/12/14(水) 00:04:00
- ┏┳━━┓
┃┃┃━┏┃┃
┗━┃ ┛┣┛今、万感の思いを乗せて温泉に沈む。
┃┃ ━ ┃
┗┻┳━┛
┏┻┓
┗━┛
- 79 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/14(水) 00:07:23
- >>77 名無しさん
んー、日本酒だね。
じゃあ、折角だから一口だけ。
(くいっ)
こういう時は、酔っ払えないのが残念かな。
>>78 ???さん
じゃ〜ま〜だ〜!
(ジャイアントスイングで温泉の外に放り投げました)
まったく、温泉のど真ん中に沈まないでよね。
- 80 名前:名無し客:2005/12/14(水) 00:17:48
- つーか、絶えず上げまくらないと視聴率が低すぎて人に発見されないんじゃ………
秘湯ですし、奥地ですから。
では私は寝ます、マルチ子孫も煮え熔けないように気をつけてくださいね。
- 81 名前:名無し客:2005/12/14(水) 00:19:49
- これ置いていきますね
つ[エーテル]
蛋白質と仰いましたが、とするとアンドロイドの中でもとりわけバイオロイドということですか?>イーヴァさん
- 82 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/14(水) 00:25:03
- >>80 名無しさん
確かに人目につかないと誰も来ないんじゃないかとは思ったんだけどね。
でも、やっぱり秘湯っていうくらいだから、
ちょっと不便な所にあるくらいで丁度良いんだよ、きっと。
あと、マルチ子孫言うな。声似てるけど、言うな。
>>81 名無しさん
(MPが回復した!) ←嘘
う〜ん、バイオロイドっていうのかな。
こっちだと、有機物は割とメジャーな材料なんだけどね。
わたしの場合は、バイオロイドなんていう大仰なものじゃなくて、
金属の骨組をたんぱく質が覆ってるくらいの認識でいてくれれば良いよ。
ほら、その方が人間により似せる事ができるでしょ?
- 83 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/14(水) 01:15:44
- あー、この間は酷い目にあった……
もうお湯の中で寝たり、長居したりするのはやめにしようっと。
でも、なんとなく来ちゃうんだよなぁ……ココ。
やっぱりオレ、疲れてるのかな……
あれ? なにか話声が聞こえる。
今日もお客さんが入ってるのかな?
- 84 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/14(水) 01:37:58
- >>83 ルージ・ファミロンさん
入浴は意外に体力を消耗するから、
程々にしなきゃダメだよ?
さ、わたしはそろそろ上がらなくちゃ。
あなたものぼせないように気をつけてね。
(ざぱー)
- 85 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/14(水) 01:43:26
- >>84
あ、うん……わかった、ありがとう。
(オレと同い年くらいの娘かな……かわいい娘だなぁ)
……入れ違いになっちゃったみたいだ。
また一人でお風呂……か。
広い湯船を独占できるのはいいんだけど、やっぱりこの間みたいに、賑やかな方が楽しいんだけどな。
……そう都合よくはいかない、かな。
(とりあえず湯船につかり、うーんとひとつ伸びをする)
- 86 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/14(水) 03:01:16
- さて……と。
あんまり長い時間入ってたらまたこの間と同じ事になっちゃうし、そろそろ上がろうかな。
あー、いいお湯だった。
今度はミィや他のみんなも連れてこようかな……やっぱり寂しいし。
(退場)
- 87 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/14(水) 23:18:27
- 足先からゆっくりと、なるべく水面を荒らさないように入って、肩まで滑り込ませた。
湯気を立てる温泉はちょうどすっきり身体を隠してくれるので、大き目の手ぬぐいは必要
なかった。
「あー、あったまるー……」
大きくため息をつく。ここのところ冷え込みが続いている。割と寒がりな私にとっては
それなりに厳しい季節。
なので、こういう体の芯まで暖めて、家に帰り着いて寝るまでそれが続いてくれるよう
な温泉はとてもありがたい。家の風呂ではすぐに湯冷めしてしまう。不死鳥で暖を取るに
も加減を間違えると自分を燃やしたり家を燃やしたりしてしまう。そうしたら間違いなく
凍死だ。きっと氷漬けの墓標が静かにたたずんでいるだろう。何処かの聖なる闘士風に。
「静かに雪を見ながらってのもいいものねぇ」
雪がさっきから降っている。こんな時間に人が来ることは少ないから私一人。
なんだか貸し切りみたいで少しだけ嬉しくもあり、寂しくもあった。
- 88 名前:名無し客:2005/12/14(水) 23:50:34
- ttp://61.197.151.26/20051214736467/omote/img200512/2005121137_1177777438.jpg
……………なし、と。
何故連日連夜ないのだろうか?
- 89 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/14(水) 23:54:17
「サ……ム……イ……死……」
野宿生活も流石に苦しくなってきた今日この頃ですが温かい布団で温かい飯を食った
後に眠れるヒトはズリィと思うし死んじまえと思う。こっちは凍死寸前なんだからそれくら
い思ったって罰は当たらねェと思う。
意識朦朧ホワイトアウト寸前の視界。
意志薄弱前後不覚でフラフラと。
落ちる感覚。
堕ちた感覚。
盛大な水飛沫と共に、暖かい楽園へ。
死んだなァ。
俺。
- 90 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/14(水) 23:54:54
- ふと、一匹の猫がふらりとやってきた。
目は赤い。私と同じ白子のようだが、毛並みと色は普通なので軽いもののようだ。
暖かいここに誘われてきたのかも知れない。
「……ほれほれ、こっちこーい」
ちょこんと水面に指を出して、ぴこぴこと降ってみる。
飼い猫はともかく、野生の猫は水を恐れない。
ひょっとしたら来るかも、という淡い期待があったりした。
- 91 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/14(水) 23:59:28
- >>89
なんかすさまじい音がした。でっかい肉を水に思いっきり叩き込んだような痛快な感じ
の音。不意を討たれてしまって、思わず身をすくませた。
「わ、何?」
思わず立ち上がって水しぶきが上がった方へ向かうと―――
「……あんた何やってんの?」
いつぞやの炎使いっぽいのがいた。しかしなぜか死にかけている。ゆーますとだーい。
……冗談を言ってる場合じゃなかった。
とりあえず溺れるのはまずいので引っ張り上げて手近な岩に寄りかからせた。
「おーい、大丈夫?」
ぺちぺち頬を叩いて声をかける。意識があるといいんだけど。さすがに医学の心得はな
いのでそういうときの対処には自信があんまりない。
- 92 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 00:08:29
>>91
ペチペチペチと頬を叩く音がする。
オーケイオーケイ。
起きるからもう少し待てよ、焦らなくても良いだろう?
「お迎えにしちゃ、早過ぎんじゃ……」
オイオイ、これはジョークか? ああ、俺が天国なんて逝けるとは思わなかったが神様
は居たようだ。
有り難う。
裸体の女神にこんにちは。
こんばんは、か?
- 93 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 00:20:30
- >>92
>「お迎えにしちゃ、早過ぎんじゃ……」
「はいはい早いわよ。だからとっとと起きろ」
……うん、大丈夫そうだ。どうやら思ったよりしぶとい。
やれやれ、せっかくの静けさが台無しだなあ。
ため息をついて、あることに気づいた。
……まあ、これは私の油断もあるけど。
とりあえず目の前の青年の頭を掴んで九十度くらいに捻じ曲げた。
妙な音がしたのは聞かなかったことにする。
「手ぬぐい巻くから見ないでね。見たら眼球溶かすんでよろしく」
朗らかに伝えると私は手際よく身体に巻きつけた。
さすがに誰かいるのに素肌を全部さらすのはちょっと恥ずかしい。
- 94 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 00:27:14
>>93
ちょ……テメ……それは流石に、流石に拙いだろ!
首が、首が、首がッッ!!
二度目の地獄にこんにちは。
温かな俺の天国にさようなら。
裸体の女神もさようなら。
「見ないから、見ないから、そのロック外せって!
マジ死ぬ、死んでるのにもう一度死ぬぞコノ野郎!」
天使にも羞恥心はあるらしい。
乙女の恥じらいで殺されちゃ堪ったモンじゃねェンだけど。
あー、それにしても重いな、体。
ま、温まってるから良いか。
- 95 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 00:35:54
- >>94
「はいはいもう外してるわよ。それといい加減現実に戻ってきな。ここは一応現世よ?」
どうもまだ寝ぼけて天国気分らしい。まああの片手での捻りを加えた鋼鉄爪で覚醒して
くれたかも知れないけど。まあとりあえず目の前で死んでくれなくて何よりではある。
とりあえず安堵のため息をついて、また奇妙なことに気がついた。というよりも初めて
目に入った、が正しいのかも。
「ああ、それはそうとして。服くらい脱いだら? 気持ち悪いんじゃないの?」
……そういえば服着たままだよこいつ。すっかり言うのを忘れてた。
まあ転げ落ちてきたんだろうから脱いでなくて当たり前なんだけど。
まあ乾かすなら私の不死鳥使えばいいしいいか。乾きすぎて燃え尽きる危険もあるけど。
- 96 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 00:44:58
>>95
あー、そう。
生きてんだ、俺。
で、湯に使ったまま服着てる訳だ。
「ウワッ……ダッセェ」
取り敢えずこの岩場から這い出て脱衣所らしき場所へ。
一応タオル何かも準備されてるみたいで嬉しい限り。
風呂桶に濡れた服を突っ込んで(勿論焔で乾かす為に)、ビニール袋なんかも用意し
とくべきか? ま、何とかなるか。なるよな。
んで、もう一度風呂へ。
「お邪魔しますよ、っと」
体に染み込む湯。
ヒトじゃない俺でも、良い物は良いと感じられる。それには感謝。
「まァ、一応礼でも言っとくか。手間ァ掛けさせたな」
タオルで隠しちまうなんて勿体ねェとか思うが、まさか剥げとは言えやしない。
服に焔を翳しながら……
「なァ、嬢ちゃん。一人か?」
なんて下らない事を聞いてみる。
- 97 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 00:55:42
- >>96
「……なに、礼を言われることでもないって。目の前で溺死されたら寝覚め悪いし」
肩をすくめてお礼の言葉に応える。まあ実際まともな神経の人だったら助けると思うし。
そんなことを思いつつ、目の前で脱いだ服に火に当てて……あ、自前で出せるんだっけか。
すっかり忘れてた。……忘れてたついでに名前を聞くのも忘れてた。まあこっちは後で。
まあとりあえずそんなことはどうでもよく、ただ雪はちらちらと降っている。
……すっかり興が冷めちゃったなあ。
呼吸するように美を愛でる平安生まれとしては由々しき自体だったり。
>「なァ、嬢ちゃん。一人か?」
と、そんなところに小さな質問。
……どういう意味かと考えて、いくつかに思い当たった。
どんな意味で答えようか考えて、とりあえず全部言うことにした。
「好きな相手がいないって意味ならまあ、一人ね。あとこの温泉で他に入ってる人がいる
かって意味でも私一人だけ。……ありゃ、どっちも同じか」
なんだ、大して変わらないじゃない。
思わず少し笑った。
……昔はいたんだけどね、相手。
けれどもさすがに、今は土の下の人間を出すわけにも行かないだろう。
だから口には出さなかった。
- 98 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 01:10:03
>>97
「……律儀ッつーか良いヒトだな、嬢ちゃんは」
目の前で溺死されたら寝覚めが悪い、か。
当然と言えば当然か。汚ェしな。死に方としちゃ。
俺としてもこんに凍える良い夜にそんな死に方はしたくねェ。
感傷か。
感傷だな。
選べる訳も無し。選ぶ権利も無し。
如何でも良いがねェ。
>「好きな相手がいないって意味ならまあ、一人ね。あとこの温泉で他に入ってる人がいる
>かって意味でも私一人だけ。……ありゃ、どっちも同じか」
「ヘェ……そりゃ好都合。いやなにコッチの話だ」
と言っても割り切った関係が持てそうな相手でもなく、入れ込んじまった挙句に絶
望するのがオチって感じか。如何にも。
ここは大人しく、ただのお話で済まそうじゃねェか。
一度目は偶然。三度会えば必然。二度目の邂逅に意味は無し、ってな。
「ッたく、そんな微妙な笑顔は要らねェよ。笑うのか泣くのか寂しがるのかはっきりしろって
んだ。笑ってた方が良さそうだけどなァ? クハハハハ」
何と無く思った事を告げてみる。
ナンパじゃねェよ。ナンパじゃ。
- 99 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 01:21:58
- >>98
「良い人、ね。まあ悪くないからそれでもいいや」
まあ実は結構血なまぐさい人生だったりするんだけど、それをいうほどの仲でもなし。
というか一度会ったきりだったような。こうしたまた出くわしたのは縁かな。
>「ッたく、そんな微妙な笑顔は要らねェよ。笑うのか泣くのか寂しがるのかはっきりしろって
> んだ。笑ってた方が良さそうだけどなァ? クハハハハ」
「……や、顔に出てた? まだ割り切れてないのかしらね。いい加減土の下だってのに」
軽く苦笑い。思わず空を見上げた。
雪が湯気に溶けて消えていくのが見える。
「まー、なんていうか。今は笑う気になれない、かな。いとあはれとかその辺」
重く深い感傷。少々重いときもあるが、これもまた雅。だから別に苦ではない。
そう、これもまた呼吸と同じように自然な気持ちだ。
……けれども。
「――――ねぇ。永遠の命って、どう思う?」
なんとなく、そんなことを聞いてしまった。
- 100 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 01:39:55
>>99
「そうそう、誉め言葉は受け取っときな。損はしねェから。得もねェかも知れないけ
どなァ?」
本音と言えば本音、嘘と言えば嘘。
ヒトの話を話半分にしか聞かないんだから、仕方ねェだろ?
>「まー、なんていうか。今は笑う気になれない、かな。いとあはれとかその辺」
恋心なんてのは俺には理解出来ない。
それ所か恋愛感情を否定しているような、そんな節が多々あるなんてのが自己分
析の結果に出てる。
結局、感情なんて一時の気の迷いだろう。
笑いも、
悲しみも、
怒りも、
全て。
ま、ヒトだけが持てる特権だなんて思っちゃいるが、これは結局僻みなのかもしれな
いなァ。
―――所詮、複製人形何だよ、ってな具合に。
ケッ……止めだ止め。
>「――――ねぇ。永遠の命って、どう思う?」
「永遠、エターナル……永遠ねェ。これまた珍妙な台詞だなァ。
例えそれが何であれ、終わりッつーのは等しく無慈悲に存在してるんだと思うぜ?
そうだなァ……例えばアンタがその『永遠の命』とやらを持ってたとしようじゃねェか。
勿論仮定、仮定意外に考え様がねェからな。
んでだ、『永遠の命』ってのがあったとして、それは永遠に生きている事に繋がると、
アンタはそう思うのか? アンタの思う思わないは別に如何だって良い所でもあんだが、
俺としちゃあ答えは『永遠の命なんて存在しない』。これに尽きるぜ。
考えても見ろよ、永遠に生きるんだ。終わりの見えない果てしなき旅路、なんて言っ
ちまえば聞こえは良いかも知れないが、それは永遠に終わり続けていく事と如何違う?
始まりと終わりの繰り返し。再生と破壊の繰り返し。しかし、生と死の繰り返しじゃあ
ない。死なんてのは終わりとは言えず、止まっちまう事ってのが持論でよ。生きてても
止ったままなら死んでるんだろう。何も動かない、何も感じない、それじゃあ一体何の
意味があるってな。
ま、グダグダグダグダと話したが永遠の命なんて糞喰らえ、ってのが結論。
終わりはあるんだよ。
必ず。
何処かに」
- 101 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 01:40:42
- http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1133542567/101.jpg (41KB)
何かしんみりした雰囲気になってきたわね。
それ、そこで粘膜接触よ。
ほら、一思いにぐぐい、と。
- 102 名前:名無し客:2005/12/15(木) 01:43:06
- 炎使い同士、愛称良さそうだしね♥
- 103 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 01:54:41
- >>100
―――必ず、終わりはある、か。
確かに、永遠といっても私たちの尺で計れないだけで、どこかに終着はあるのだろう。
そう、私にも終わりはある。それが、はるか彼方、宇宙の彼岸にあるだけで。
……ただ、それでも分からない。世界が終わって始まっても、私やあいつは残るのかも
知れない。肉も石も全て溶けて広い海になったあと、魂だけで漂っているかも知れない。
じゃあ、私の終わりはなんなのか。
……それはたぶん、
「……身体は耐えられても、心が折れる、か。それが終わりなのかもね、無限寿命の」
そんな風に、結論付けた。
ちょっとだけすっきりした気がした。
終わろうと思えば終われる。全ては私の心一つ。
思えば珠散る氷の心/刃。
それをしないのは。
……たぶん、
「じゃあ、未練がましく終わってないってことは、私に好きな人がいるってことか」
ふわりと、真面目で融通の利かない、それでも優しくて暖かい半分妖怪の彼女を、
嬉しいことに思い出せた。
……うん、まだ大丈夫かな。
「えっと、ありがとね。妙な話につき合わせて」
そうして、私はすっきりと笑みを彼に――――――
>>101
なにやら全てを台無しにしかねない発言と共にペド妖怪がやってきた件について。
「いきなりやってきて何いってんだお前―――!?」
まさしく神出鬼没。いつの間にか隣でスキマ妖怪がびばのんのんと浸かっていた。
恐ろしい、なにか名状しがたい感覚をもってここを嗅ぎつけたのだろうか。
- 104 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 02:03:52
アア、アア。お笑い種だ。これを笑わずして何を笑う? 何に笑う? 何で笑
う? 何で、笑える?
始まってもいない俺が終わりを語る?
ハッ……馬鹿言うなよ。
何で俺は説教垂れてる? 何で俺はグダグダグダとあんな事を語る?
馬鹿じゃねェの馬鹿だろ馬鹿が過ぎる。
どうしようもない間抜。
死んじまえ。
まだ止れないけどな。
始まるまでは。
>>103
そんな言葉でも満足するか。結局答えは、既に合ったんじゃないのか?
問わないで置こう。
これだけは。
「ケッ……礼なんざいらね―――
>>101
なんだ、コレ?
粘膜接触?
粘膜、接触。
粘膜と言えば―――
「望む所だッッ!」
>>102
相性、愛称、愛妾……
「……愉しい夜、か」
- 105 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 02:09:20
- >>102
一人一人は単なる火だが、二人合わせれば炎となる。
まさに今の状況の為にある言葉よね。
>>103
何って、あんまり貴方達がしっぽりしてるから、ついちょっかいを出してしまうのよ。
後私はあくまで謎の妖怪美少女だから、その辺の所を間違えないようにね。
(>>104)
ほら、彼もやる気よ。
私はただの温泉客だから気にせずどうぞ?
ああ、これはびでおかめらといってね、綺麗にリアルタイムで記録出来る道具なの。
防水加工も施してあるから、心配はいらないわ。
- 106 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 02:10:03
- >>104
「望むなぁーっ!!」
大絶叫と共に思わず不死鳥降臨。
手ぬぐいを燃やして周囲のお湯まで蒸発させてしまった。
あー、手ぬぐい弁償するのだろうか。他人事だけど。
- 107 名前:セイバー ◆T.Fate/PDk :2005/12/15(木) 02:12:56
- そんなことも我関せず。
岩場の裏で穏やかに気持ちよさそうに湯を味わう英霊一人。
「――――、………んっ。」
少し裏側が五月蝿いがそれほど気になることではない
湯船とは全でありながら個々で味わうものなのだ。
余分があるのなら遮断すればいい。
「……ふう――――少しばかり雑音が多いようだ。」
- 108 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 02:14:43
>>106
「オオッ、絶景かな、絶景かなァ」
自分と服は退避。
焔に関しちゃ敏感でね。逃げ送れて灰になる焔使いは失格だろ?
「ま、怒るな怒るな。冗談冗談、イッツァジョーク。オーケイ?」
>>105
「防水の意味なくなったなァ?」
>>107
イヤァ―――絶景、かな。
- 109 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 02:24:11
- がちん、とか脳内で素敵に不吉なカウントダウンがした気もする。
>>105
何の状況よ何の!? てかしっぽりする気なんて今も昔もこれからもない!!
……それと謎の美少女妖怪って言っても、にじみ出る胡散臭さは隠せてないわよ。
年齢詐称は反則だと思わない? 私より年上なくせに。
>>108
「冗談でも言っていい事と悪いことがある……ッ!!」
てーかこれ以上火を煽ってもらっては困る。
ぶっちゃけ今制御不能。英語で言うとSLCらしい。慧音に聞いた。
>イヤァ―――絶景、かな。
ぱちん。
なんか最後の切っちゃいけない安全装置が吹き飛んだ気がした。
……そういえば。巻いてた手ぬぐい燃やしちゃったよ。
あっはっは。
「――――――――――――――」
どうしようもなく顔が赤くなる。さっきまで怒りやら何やらで赤くなってた分さらに。
たしか赤って危険信号だっけ―――
- 110 名前:セイバー ◆T.Fate/PDk :2005/12/15(木) 02:25:40
- >>108
「――――。」
振り返る事もせず温泉の湯を愉しんだまま
腕を振り上げ不可視の剣をKUSANAGIの首筋に突きつける。
「肌を晒すことに抵抗などありませんが目の前に
劣情をもよおす下種がいるなら話は別でしょう。」
剣を再び仕舞うと湯に付けたタオルで頬を拭って見上げ
「KUSANAGIでしたか? 初対面は双方の印象に深く根付きますが
―――これが貴方の第一印象と思っても結構だろうか?」
にっこりと微笑むとお湯を両手で掬い顔に浴びせ掛ける。
- 111 名前:セイバー ◆T.Fate/PDk :2005/12/15(木) 02:33:33
- >>109
なんだか落ち着けない雰囲気にある。
――――危険
危険
危険
危険。
危険ということだけは脳裏に過ぎる。
この身には生まれついて研ぎ澄まされた直感がある、 それが告げる。
“ここは危険だ、 早く逃げるべきだ”
――――と。
でも収拾出来るならばなんとかするべきだと思うのが王の務めで
うかつな最優サーヴァントの慢心である。
「―――貴方、 せっかくの温泉だ。 そんな風に苛立っていては愉しむことができないのでは
落ち着いてみてはどうだろうか?」
- 112 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 02:34:20
>>109
「クハハハハハハハ……ホラホラ、見ねェから新しいの取って来いよ。クックッ……
後先考えねェのは考えモンだぜ?」
まァこんな軽口叩いてる場合じゃ―――ねェんだよな。
>>110
圧倒的。
壊滅的。
破滅的。
フゥ―――死ぬような体験が多い日だ。
神様は俺に死ねと仰るか。
上等だよ、テメェから殺す。
「アイアイ、その通り。KUSANAGIだけどよ、ま、第一印象なんてこんなモンで充分」
それよりも気になる事を一つ。
「なァ、嬢ちゃん? 何で俺の事を知ってるんだ? いや別に可笑しくねェけど、ゲー
ムにも一応出たしよ。ただそれ以外の理由で知ってるんなら、それは可笑しいんだ。
可笑しくて可笑しくて、疑問なんだよ。
答えちゃくれないか?」
風化する前に。
牙を剥く前に。
- 113 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 02:34:47
- あら、困ったわね。
服は隙間から取り出せば良いだけの話だけど、ポロリもあるよ、なんてのを通り越しちゃったわねえ。
>>107 >>110
あら、それは男の子としては至って健全な証でしょう。
寧ろ、そう魅力があると思ってもらえる事を喜ぶべきね。
それとも貧相とか言われた方が良かったのかしら。
>>108
参ったわねえ。
折角準備を万全にしてきたんだけど。
>>109
それは残念ね。
あの竹林での熱い夜に私が冬眠に備えてしっぽりしておくべきだったかしら。
胡散臭いだなんて、失礼ね。
溢れ出る胡散臭(オーラ)とでも言ってほしいわ。
年齢はまだ五桁行ってないから………数えてはじめてから。
貴方も4桁、ほら、同志じゃない、ふふ。
- 114 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 02:47:16
- >>111
―――ああ、今はその良識ある優しさが嬉しい。
………でもね。
私、もう止まれないでゴザル。
「なるべくなら離れててー!!」
>>112 炎使い(ややエロ
「後先は……後で考える!!」
スペルカード起動。とりあえず一番嫌がらせ効果の高い奴。
「とりあえずちょっと焦げて反省しろ……「パゼストバイフェニックス」!!」
そして駆け抜ける不死鳥。そのままこいつの背中に取り付こうと追いかけ始める。
本当は相手の周囲に弾幕を張るものだけど、今回は燃え盛る翼を展開したまま追いかける仕様に。
取り付かれても火傷程度だが、嫌がらせには最適なのであった。
>>113 スキマ
……あー、ちょっとすっきりしたかな。
それと不穏当なこというな。喰われるなんてごめんよ。特にあんたに。
てか四桁って言っても倍数しなきゃあんたにゃ追いつかないよ。
どのくらいの規模でサバ読む気よ。
- 115 名前:セイバー ◆T.Fate/PDk :2005/12/15(木) 02:51:06
- >>112
>「アイアイ、その通り。KUSANAGIだけどよ、ま、第一印象なんてこんなモンで充分」
印象通りだ、 豪気というのだろうか…、いやそんなことすらも飲み込む―――
“熱”
こんな場所で焔だとは、 なんて暑苦しい。
「次があるような物言いですが……」
顔を逸らすと眼を閉じて再び湯を堪能するように。
>「なァ、嬢ちゃん? 何で俺の事を知ってるんだ? いや別に可笑しくねェけど、ゲー
>ムにも一応出たしよ。ただそれ以外の理由で知ってるんなら、それは可笑しいんだ。
>可笑しくて可笑しくて、疑問なんだよ。
>答えちゃくれないか?」
「で――――貴方はどう思うのですか? 貴方の意見を聞かせて欲しいものです」
疑問には疑問。
卑怯でも情報を一方的に差し出すつもりなどない。
敵対していない相手であろうとなにが命取りとなるか分からないのだから。
草薙、というアラヤの防衛システムを知っている程度だ。
その草薙が彼というのはただの感、 それだけにすぎない。
>>113
「そうでしょうが……この身はサーヴァント。
すでに人の身ではないのです。」
サーヴァントとは戦闘のために使役され戦いを糧ににする。
「戦闘というものだけのために呼び出される私には
そのような賛美は余分なもの」
友人の少女の言い方をするなら
「―――――心の贅肉でしょう」
- 116 名前:セイバー ◆T.Fate/PDk :2005/12/15(木) 02:55:02
- >>114
ああ、 悟った。
彼女はもう折れない――――
そういうときが人(人かどうかも分からないが)にはある。
それを止める者は常識では測れない死にかたをしてしまうと
理解した瞬間岩場の後ろに身を隠す。
「―――――っ…」
暑い温泉がよりムッとしたような気がした。
- 117 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 03:00:32
>>113
「ま、この痴態収めとけばそれで充分、充分過ぎるほどしっぽり出来んじゃねェの?
欲しがる奴も居るだろ。五万とよ」
>>115
「次? ああ、いつか次ぎはあるさ。一度は偶然三度は必然なんて言うだろう?二度
目は無価値だが―――必ずあるさ」
根拠も何にもねェけどな。
>「で――――貴方はどう思うのですか? 貴方の意見を聞かせて欲しいものです」
「さァ? ただ、そうだねェ……嬢ちゃんくらいならゲームに触れてても良さそうだろう
とは思うけどな。実際はもうちょい年の行った男ばかりがやってるゲームじゃあるんだ
が、年頃の男が近くに居ればやって無いとは言い難いだろうしよ。
ただ―――裏を知ってる素振りも、その様子じゃある見たいだ。ま、期待外れの粗悪
品を掴まされてんだろうけどよ」
ケッ……交渉なんざ嫌いだが、やるしかない時はやるだけさ。
>>114
糞神様。貴方に感謝し様。
死ね。死ね。絶対殺す。
前略。
ざけんな――――――ッッ!!
「魂の篭った焔なら、どんな焔でも打ち抜くぜェ――――ッッ!!」
ドンと上がる焔の柱。
サアサア、後は気力と根性の勝負。
自身の焔にゃ焼かれやしない。なら、耐え切ってみせる。
「アア―――もう無理」
その間、実に五秒(敢えて二秒じゃないのがミソだ)!
熱いアツイあつい。
前、肌蹴ちまったなァ……俺の所為じゃねェぞ。
怨むなよ。
- 118 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 03:01:26
- >>114
つれないわねえ。
まあ、紅い吸血鬼が言っていた通り、貴方は食べても意味を為さないのだけどね。
妖怪が何故人を食べるか、単に物質的な栄養としてではないわ。
人が断末魔の瞬間にはじける思い全てを喰らうのよ。
それが無い貴方は価値として、牛や馬、鳥と同じ程度なのよね。
ん〜、じゃあ、とりあえず、通常の3倍程度にしておきましょうか。
紅い貴方にはお似合いの数字だしね。
- 119 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:06:00
- >>117
デリート終了(死んでないけど)。
「うん、悪は滅びた」
すっきりした気持ちで呟いた。
>>116
「あ、もー大丈夫よ。乙女を危機に陥れる邪悪は焼き清めたから」
手を振り振り、避難勧告した人に告げる。
……迷惑かけちゃったなあ。
>>118
三倍じゃなくて実は三割、って慧値が言ってたわよ。
ここでも騙そうとするなんて侮れないわね。
ほほう、鳥。
じゃあ鳥だったら……。
あ、ちょうど土があるわね。ほじくって……いたいた。
ミミズでも食べるのかしらね、うちの不死鳥。
【と、ミミズを突きつけてみたり】
- 120 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 03:10:51
- >>115
あら、私は人じゃないけど、褒められると嬉しいわよ。
それに余分なものというのなら、此処に入りに来ている自体が既に余分なのだし。
それに古今東西の英雄でも戦闘しか出来ないってのは実はそう居ないわ。
更にそういうのに限って日常になると反動で得てして食っちゃ寝食っちゃ寝になるんだけどねえ。
下手すると粗大ゴミ扱いね。
ああ、あくまで一般論よ、私が見てきた、知ってる限りのね。
- 121 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:15:24
- >>117
って、あ―――
「おっとと」
慌てて後ろを向いた。さすがに見ては私が色々と困った。
まあ、意趣返しだ。このくらいの恥は掻いてもらいたい。
- 122 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 03:16:06
- >>117
最近知り合いに新聞記者が出来たから、売りつけようかしら。
ああ、貴方もどう、安くしておくわよ、ふふ。
>>119
意外に知恵が回るのね。
力とは知恵だけど、まがりなりにも千年積み上げてきただけはあるわね。
(ビクッ
ふ、ふふふふ。
私がそんなファンタスティック糸状生物のミミズ程度で怯える訳がないでしょう?
私をどうにかしたいのなら、ヒジキをその三倍は持って来いというのよ。
- 123 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:18:54
- >>122
そりゃね。千年も生きて知恵ついてなかったら勿体無いし。
ほほう。苦手なのね。
……ほーれほーれ。
【ぶらぶらさせて近づけてみる】
- 124 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 03:19:16
>>119
「“嬢ちゃん”よォ……“傷”が“疼く”んだよォ……!?」
倒れたまま負け惜しみ、って訳じゃあない。一応タオルも締め直したし、避難させてた
服を脱衣所に保管(ちゃんと乾かした)してきたりした後での言葉だ。
つーか、意外に馬鹿か?
「タオル、ホラよ」
肌蹴っぱなしは目には優しいが、体には優しくない。
>>122
「アア、俺? 要らねェッつーか、使う暇がねェッつーか場所がねェし。脳にしっかり刻み
込んだ映像で我慢しとくぜ。……ま、入用になったら、是非」
- 125 名前:セイバー ◆T.Fate/PDk :2005/12/15(木) 03:20:54
- >>117
>「次? ああ、いつか次ぎはあるさ。一度は偶然三度は必然なんて言うだろう?二度
>目は無価値だが―――必ずあるさ」
――――驚いた。
意外な社交性をみせたことに。
もっと取っ付き難い印象を帯びると思っていたのだが
「はぁ。――――…貴方が運命論者だと言うことはよく理解できましたKUSANAGI。
恐らく二度目はないかと、 私が現界する期間はあまりに短い。
今日のような戯れは―――もう有り得ないでしょうね。」
どうでもいいのだがこれでも男女の間なのだ
少しは恥じらいを持ってもらいたいと思ったのは置いておいて
>「さァ? ただ、そうだねェ……嬢ちゃんくらいならゲームに触れてても良さそうだろう
>とは思うけどな。実際はもうちょい年の行った男ばかりがやってるゲームじゃあるんだ
>が、年頃の男が近くに居ればやって無いとは言い難いだろうしよ。
>ただ―――裏を知ってる素振りも、その様子じゃある見たいだ。ま、期待外れの粗悪
>品を掴まされてんだろうけどよ」
「ゲームというものには興味はありません。 マスターもそういうものをするような人種でないですし
ええ、 貴方を知ったのは先ほどです、 ですがこちら側の境界を歩む者ならば
顔が知れていることぐらい理解しては?」
湯船から上がると産まれたままの姿のまま草薙を睨みつけ
「今度、 もし今度があるならば、 少しはマシな格好で会いたいものですKUSANAGI 」
そういい去りぎわに―――
「下のタオルが焼けているようです。気をつけて」
>>119
「いえ、 現代の女性は強いというのが私の見解です」
明らかに勘違いの返答をしつつ
「KUSANAGIを尻に敷くという行為でしょう? 私もよく理解しています。
苦労しているようですね。」
>>120
「――――――ぐっ」
知っている。
彼女は私を知っている。
「あ、―――――う、…その」
あの姿を見ている人物がいるのは反則だ。
返す言葉も失ってしまう。
「お、憶えてなさい!」
捨て台詞って情けないものだと思いました(何
- 126 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:23:02
- >>124
おおう、効果絶大。無事改心した模様。
口悪いのは治ってないけど。
で、タオルを渡されたけど―――――
とりあえずまだ巻かずに雪を乗せる。
「……ほら、火傷したとこ出しな。冷やさないとそっちの方が優しくない」
まあ、反省したならいいか。
「ただ今度変なことしたら全身火傷追加だからね」
でも釘は刺す。
- 127 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 03:26:38
- >>123
ぐ………この八雲紫を舐めない事ね!
私がその気になれば一瞬で貴方を人間とハンバーグの境界を超えさせる事だって出来るのよ!!
こんなミミズ如き、ミミズとヒジキの境界を弄くれば………!
(境界を一斉に操作しました、大量に出てきたのは…)
>>124
そ、それは残念ね。
ま、ま、又機会が、あればね。
- 128 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:29:55
- >>127
あ、ちょ、それは弄る境界間違えて―――
……後に私は語った。
あんなスキマ妖怪の姿、初めて見ました。
むしろ憐憫すら覚えました。ぶっちゃけ正視できなかった。
なんて、ヒジキ大洪水―――
- 129 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 03:32:50
>>125
運命なんざ信じるか。宿命なんざ糞喰らえ。
元々俺はそこから外れた外道。
信じるのなんて―――馬鹿げてる。
次があれば、行って聞かせたいモンだね。
じゃあな、冬木の亡霊サン?
ま、締まらないのは確かだった、か。
>>126
火傷? 冷やす?
ああ、そう言う事かい。
「なァに、心配ご無用。この程度の火傷には慣れてるし、因果で糞ッ垂れた血のお陰
で怪我やらの治りは早いのさ」
とか言いつつもタオルを受け取る俺も居る。
まァ、無碍にすんのも、な。
>「ただ今度変なことしたら全身火傷追加だからね」
「変な事って……迂闊に冗談も言えねェのかよ」
ヤレヤレ、怖い怖い。
「肝に命じとくよ、肝が残ってれば」
>>127
「まあ、そっちは追々可ねェ。
それよりもなァ、このヒジキ、要らないならくれよ。ぶっちゃけ食糧難でよ。最近ろくに喰っ
てねェからさ。」
- 130 名前:謎の妖怪美少女 ◆DBorderwas :2005/12/15(木) 03:39:33
- >>128
ぴょにああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
ヒ、ヒジキが、全身にッ!?
この4次元の感触ッ!
私のもち肌を舐める様に、ぬわぅめるようにィィィィィッ!?
ちょっとッ、誰か、助けてッ!?
わ、私が悪かったからァァァッ!
>>125
きょ、今日のところは、引き分けにして………
ひぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!
- 131 名前:◆DBorderwas :2005/12/15(木) 03:41:45
- http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1133542567/131.jpg (3KB)
(断末魔とともに隙間にずぶずぶと沈んでいきました)
- 132 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:44:23
- >>129
あー、うん。
食べてもいいと思うけど、もうちょっとコレで遊んでからね(何
>>130
おやおや、今宵の出来事はお嬢ちゃん……じゃないや、お姉ちゃんのトラウマみたいだねぇ。
まあぶっちゃけここまで効果あるとは思ってなかったけど。
もはや別人かしら?(汗
まあ、それはそれとして。
ほらほら、ひじきひじきひじきー♪
(嬉しそうに投げつけたりこすりつけたりしてみる)
- 133 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2005/12/15(木) 03:46:01
- ってありゃ、逃げちゃった。
堪え性ないなー。寝てばっかりだから?
……ま、いいや。
そろそろ私も上がろうっと。
じゃあね。風邪引くなよー。
【退場】
- 134 名前:KUSANAGI ◆k2zTougaRE :2005/12/15(木) 03:52:07
さァてッと。俺も帰るとしましょうか。
何処にって話だが。
とりあえずヒジキは袋詰。……いけるのか、コレ。
ま、乾燥させちまえば良いよな。喰う時戻せば良いだろう、幸いこの国じゃ水は無料だし。
袋一杯の黒い物体を持ち歩く学生服の男。
―――少しにしとこう。
武士は喰ねど高楊枝って言うしな。意味違うかもしれないが。
まァ、生き返った。生き返ったらやる事は一つ。
綺麗な蝶々に焦がれるとしますか。
【退場】
- 135 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 19:29:59
- 体を洗い、頭を洗い・・・
疲れた体を湯に沈め、ようやく一心地ついた。
「部下から話には聞いていたが・・・
・・・まさか本当に温泉があるとはな」
我知らず溜息が出る。
そういや、溜息をつくと幸せが逃げる〜なんて言った奴もいたな。
本当だったらさぞや大変だろうと思うんだが・・・
・・・・・・。
「たまには・・・こういうのもいいもんだな。
考えてみれば・・・このところ艦隊勤務続きで温泉なんざ本当にご無沙汰だったか・・・」
・・・っと、いかんいかん。
つい独り言が出てしまう。
愚痴っぽいのは、いかんとは思うんだがな・・・
- 136 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 19:40:07
- ・・・温泉か。
いつか見た嘆願書の事を思い出すな。
あれはたしかタケミカズチの建造の時か・・・。
『温泉(岩風呂)をつけましょう!名づけて御雷湯!』
・・・馬鹿馬鹿しいが、わりと真面目に費用を見積もってる奴が居たな。
今ならその気持ちもわずかばかり分からないでも・・・分からないでも・・・
・・・いや、やっぱり分からん。
さすがに軍艦に温泉はないだろう。
まぁ、シャワーでは物足りない気分になる事も無いとは言わないが。
- 137 名前:名無し客:2005/12/15(木) 19:44:09
- (備え付けのテレビから)
本日、オーブ全艦艇に備え付けの温泉と和・洋・中華のそろった食堂を導入の為に改装すると発表が………
各所から軍事費の無駄遣い、オーブ艦隊ホテルだとの非難に対し、首脳部のコメントは………
「そんな事無い! アークエンジェルには温泉がついているんだぞ!!」
……………
………
- 138 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 19:53:55
- ふと目に留まった。
黒い物体。
虫か?
「・・・何だ・・・これは?」
手に取ったらひじきだった。
・・・・・・。
・・・何故ひじきが温泉に?
分からん。仮説すら立てられない。
正真正銘の混乱状態ってやつだな、これは。
>>137
混乱の最中の俺を救った(?)のは備え付けのテレビの放送だった。
・・・なんでテレビが備え付けられてるのかという疑問がよぎったが
敢えて脳裏から叩き出す。
オーブという単語が聞こえたからだ。
・・・温泉と・・・食堂?
「バカな!?あの嘆願書が通ったのか!?」
思わず立ち上がる。
温泉!それだけでなく食堂まで!?
そんな費用がどこに!?
>「そんな事無い! アークエンジェルには温泉がついているんだぞ!!」
聞き覚えのある声。
俺はどこか諦観の混じった心境で崩れ落ちるように再び湯に没した。
カガリ様・・・
・・・その理屈はおかしいのですが・・・
・・・・・・。
・・・・・・キサカ、お前のせいだからな・・・・・・
- 139 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 19:54:53
- ぶくぶく・・・
- 140 名前:名無し客:2005/12/15(木) 19:57:34
- アークエンジェルの天使湯は、カガリさまの趣味だったのか…
- 141 名前:オーベルシュタイン ◆eOZ5DRYICE :2005/12/15(木) 19:59:25
- 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
一刻館で発見されたという温泉。久々の休日に訪れてみると、
そこには一人の男が沈んでいた。他の客(>>140)はそれにも
関らず話しかけている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
客の助力は期待できそうもない。とりあえず、引き上げた。
「・・・・・・・・・何をしているのだ、卿は。自殺志願者ならば他所で
やった方が良いと思うが。」
- 142 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 20:06:16
- >>141
なにやら力強く引き上げられた。
「あ・・・これは申し訳ない。
自殺・・・?
はは・・・自殺などしませんよ・・・。
少し切なさで立ちくらみがしただけです。
ともかく、失礼をいたしました。
ご配慮に感謝いたします」
いかんいかん。
俺は何をやってるんだ。
こんなことで他人に迷惑をかけるとは・・・
そもそも、こんな所でこんな原因で溺死でもしたら
シンに何と言われることか。
それに諦めるなどと・・・
「そうだ!」
俺はあることに気づき、力強く立ち上がった。
そうだ・・・まだ、絶望するのは早い。
どこの誰とは言わないが
世の中には・・・
「3秒で菓子買って来い」と命じられている者とて居るのだから!
これで諦めてはそんな労苦の中で耐えている方に申し訳が立たない。
- 143 名前:オーベルシュタイン ◆eOZ5DRYICE :2005/12/15(木) 20:13:04
- 「ふむ。」
正気は保っているようだ。見れば落ち着いた紳士であり、自殺志願者には
見えない。
>ご配慮に感謝いたします
「いや・・・・しかし、せ」
言いかけた途端、その紳士は「そうだ!」と叫んで立ち上がった。
なにやら虚空を見上げ、気合を入れている。
・・・・・なぜだかは知らぬが、ある武将の顔が思い浮かんだ。
「・・・・切なさで立ちくらみ、か。繊細だな。それはそうと・・・・・・
・・・・・紳士ならば、身だしなみに気をつけられたほうが。」
温泉で、みだしなむものなど、一つしかないのだが。
- 144 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 20:19:21
- 「おっと・・・これは失礼」
俺は慌てて湯の中に身を沈める。
隣人の裸なんざ気にしないのが当たり前のオーブの銭湯とは違うんだ。
少しは気をつけんとな・・・。
「・・・ご休暇ですかな?」
軍人・・・だな。
「怜悧」とでも言おうか。
その立ち居振る舞いや発する独特の気配から俺はそう判断した。
それも相当に食えないタイプだろう。
そう、わが国で言えばかつてのサハクの当主のような・・・
となれば迂闊な発言はできない。
おそらく向こうも此方の素性にあたりくらいはつけているだろう。
先ほどまで弛緩しきっていたこの温泉の雰囲気が
心なしかわずかに張り詰めたような気がしたのは俺の考えすぎだろうか。
自然と発した質問は当たり障りのないものになった。
- 145 名前:オーベルシュタイン ◆eOZ5DRYICE :2005/12/15(木) 20:29:14
- 紳士はすぐに謝ると、湯船に入った。話は分かる人物のようだ。
>「・・・ご休暇ですかな?」
『・・・頭に「久しぶりの」という一語がつきますが。』
探るような目だ。しかも、それを容易に悟らせない。
『・・・高級軍人というのも、世間で言われているほど楽では
ありませんのでな。』
・・・恐らく、「高級軍人」であろうその男に、カマをかけてみる。
私とは、少し匂いが違うが・・・・
- 146 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 20:40:33
- 顔の向きも変えず、極めて自然に彼は問うた。
その自然さが逆に気になった。
それも高級軍人と来たか。
・・・いや、どうも俺は疑い深すぎるようだ。
まぁ、考えすぎだろう。
先ほどは嘆願書云々と叫んだ俺だ。
下士官ではない程度にあたりをつけられても仕方が無い。
それに・・・考えすぎでなかった時の事を考えると、
考えすぎと言う事にしておいた方が都合が良さそうだ。
「はは・・・一般的に、自分の就いていない職業というものは
楽と考えがちなものですからな。
存外、苦労の質が違うだけだったりする事もある」
ここは温泉で、お互いに今は休暇中なのだ。
だから俺は・・・ただ、苦笑して見せた。
- 147 名前:オーベルシュタイン ◆eOZ5DRYICE :2005/12/15(木) 20:51:54
- >苦笑
『・・・物事を、よく考えておいでだ。』
読みが外れたのだろうか。いたって自然に男は応答してきた。
苦笑いが、やたらと板についているあたり、苦労人なようには
思えるが・・・・
「卿も休暇・・・でしょうな・・・・・・しかし、いい湯だ。お互い、この年では
普段なかなか気が抜けぬでしょう。」
とりあえず、彼の素性は忘れることにした。穏やかな紳士、で良かろう。
- 148 名前:トダカ ◆OrbRVlDZnk :2005/12/15(木) 21:01:07
- 張り詰めた空気が緩まった。
そんな気がした。
こっちがそのつもりならそれでよい。
その言はさながらそんな風に感じられた。
・・・やれやれ、恐ろしいほど気の回る御仁のようだな。
今は助かるが・・・間違っても仕事の上で相対したくはないものだ。
「お察しの通り、休んでおります。
自分としては働いていた方が気が楽なのですが、
たまには身を休めてくれとうるさいのが下に居ましてね・・・。
幸い、ここは良い湯です。確かに休まる。
・・・ちとテレビに映っていたものに驚かされはしましたが」
その時。
ふと先ほどのテレビが目に入る。
・・・不味いな。
道理で立ちくらみなんぞにやられるわけだ。
どうやら想像以上に長風呂を楽しんでいたらしい。
既にアマギ一尉に戻ると伝えた時間に間に合うかどうか・・・微妙なところだった。
「さて・・・今お話をはじめたばかりですが、
自分はそろそろ戻らねばならんようです。
・・・わずかな間ですが、楽しい時間でした。
申し訳ないがお先に失礼させて頂きます」
顔色ひとつ変えずに湯の中に在るその将官に軽く会釈すると
俺は温泉を後にし、脱衣所へ向かった。
【退場】
- 149 名前:オーベルシュタイン ◆eOZ5DRYICE :2005/12/15(木) 21:06:10
- 「あぁ・・・お気をつけて、一佐」
背中に、そう言葉をかける。あまり情報収集能力を晒すのは得策ではないが
・・・少し、この謹厳実直な紳士をからいたくなったのだ。
「いい湯だ・・・」
あとは、立ち去る彼に振り向きもしない。顔が見たくなれば、調査局の
ファイルのどこかに彼の顔写真がある筈だ。そんな事を考えながら、
湯船に浮かぶひじきを凝視していた。
- 150 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/15(木) 23:02:56
- ,. -―――- 、
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| :|: : lヽ _ _ jイ: : :l: !
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` - _  ̄ ― − ― ┴ '´ ̄ _ _
- ` − - 二 _ − - _ - ´_ -−
………ふはー。
温泉って本っ当に最高よねー……。
今日は丸焼きも、ディガルドもみーんな忘れて……リラッ……(・(ェ)・)クマー……。
- 151 名前:名無し客:2005/12/15(木) 23:06:25
- 粘膜接触マダー?
- 152 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/15(木) 23:13:23
- さてと……今日は誰か来てるかな?
(ガラガラガラ
………。
>>150
………………。
し、失礼しました………
(がらがらがら、ぴしゃん
- 153 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/15(木) 23:15:02
- ………。
>>152
ルージーッ!?
あ、あんた何女湯に入ろうとしてるのよーっ!!
- 154 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/15(木) 23:20:08
- >>153
うわっ!
ご、ゴメン! まさかミィが入ってるとは思わなくて……
………あれ、待てよ。
……ミィ、外の看板見なかったの?
この温泉、男女混浴ってちゃんと書いてあったはずなんだけど……
ええと、それでさ……
オレ、入っても、いいのかなぁ。
>>151
マダーって!?
もう、そ、そんなこと言われたら……意識しちゃうじゃないか……(///
- 155 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/15(木) 23:27:14
- >>154
>ご、ゴメン! まさかミィが入ってるとは思わなくて……
何よ、私が温泉入ってちゃおかしいって言うつもりー?
>………あれ、待てよ。
>……ミィ、外の看板見なかったの?
>この温泉、男女混浴ってちゃんと書いてあったはずなんだけど……
……えっ?
――――――は、図ったわねディガルドーーーー!!
>オレ、入っても、いいのかなぁ。
は、入りたいなら入ればいいじゃない!
べ、別にルージだからとかじゃなくて、混浴だから特別に許してあげてるのー!!
>>151
>粘膜接触
………あんた、ディガルドの工作員ね!
私とルージに粘膜感染で風邪を引かせて戦力を削ごうって腹積もりなんでしょ!?
許るさなーいっ!乙女のビンタ×12!!
- 156 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/15(木) 23:32:33
- >>155
>何よ、私が温泉入ってちゃおかしいって言うつもりー?
いや、そんなことはないけどさ……意表を突かれたっていうか……
>――――――は、図ったわねディガルドーーーー!!
(それはディガルドのせいじゃないと思う……)
>は、入りたいなら入ればいいじゃない!
>べ、別にルージだからとかじゃなくて、混浴だから特別に許してあげてるのー!!
あ、う、うん、ありがとう……じゃあ、入るよ。
(ガラガラガラ
(……ていうか、なんでオレがお礼を言わなきゃいけないんだ? 誰でも入れるんだから気兼ねする事ないはずなのに……)
- 157 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/15(木) 23:40:34
- >>156
あのね、ルージ………言い忘れてたけど。
,.-':::,--nr-- 、::::::::::::::::'-、
,:'/´ ヽ:::::::::::::::::':,
,'/ / 人 ヽ、::::::::::::',
,i:-''"´ヽ、/::::::`::-----:::::::::::::::/>
lニ={::::::::::::l:::::、:::::ト、::::iヽ::ヽ:::iニニV<i
k'r=''ハァ:}:::::}::Yヽ、>
{:::':,k'':ハ ゙ V::::ノ〉:::::::}:::::::::|
リ::::ヽゞ'',  ̄フ::ハノソ:::::::l:|
{:::::ヘア ` _,.. フイヘ;;::::::ll:| こっち見たら、丸焼きだからね。
{ヘ:::::::> 、_ ,... イ |;;;;;;::::::::::::ll:| リアルで。
イ:::ィ::/::/:〈rYr=''=ヲ-ー-、::::ll:|
,.-''"//:::/⌒イ〉V//::/´ ヽ:l:|
// /:::/:://rィr'イヘ/ 〈l:l
r'´//:::/:::://V/´⌒X´( < ソ
///::::/:::/::::/{ Y ノ ><''==Y´
- 158 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/15(木) 23:45:06
- >>157
え、あ、ああ……うん。
(明後日の方向を向きながら湯船につかる
(うーん……なんだか、不便な入浴だなぁ……)
(というか、オレ、どうすればいいんだろ)
(いざ二人きり、ってなると会話が出てこないや……)
…………………。
- 159 名前:(カンペ):2005/12/15(木) 23:53:02
- >>158
(そこで押し倒せ!)
- 160 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/15(木) 23:57:50
- >>159
え、な、何!?
えーと…… … … そこでおしたおせ?
(そのまんま棒読みしました
- 161 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/15(木) 23:58:51
- ………ふー。
(………だからぁ、ルージと一緒だからって何をすればいいのよぉ………)
(背中を流してあげる――――なんて出来るわけ無いじゃないっ!)
- 162 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/16(金) 00:00:26
- >>160
………ルージ。
い ま 、 な ん て 言 っ た の ?
/: : : : : : : : : ::\丿: : : : : : : : : : : `ー-、__ |: : :|
.l: : ::/: : : : : : ::l: : ::|: : : : : : : : : : : : : : : : : :: ̄: : : :|
__ |: :l::/|: : : : l::/::|: ::/|: : ::イ: : /|: :|: :|: : ::|: : : : |: : /|
/ `\l: :|: :|: : ::/|ハ::| |::| .|: :/ |: :/ |: :ハ::| i: : |__|//|
⌒` >ヽ|ゝ|: :l::| " V |::| v゛ V レ |: ::|ー-一|<; :::| 0 100
<_´/「コ _.゙ ヽl ___|/|::|----´|ヽ> ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||-
|: : :',  ̄'''''ー、 ヽ -ー' ̄ V|: : : : ::|: : ::|
|: : : | ____ _____ |: : : : :|: :|::| ------------warning!!!---------------
|: : : :|` 、ヽ゚ノ ノ ` 、ヽ゚ノ ノ .ノ: : : ::ヽ: |::| もうすぐレの疑惑ゲージがMAXになるので
|: : : : |  ̄ ` ̄´ /: : : : : :ヽ|::| Eシールドを展開して下さい
|:::,: : ::| /: : : : : ::人: :|::| ------------warning!!!---------------
|/|\::ヽ ∠- ´フ: : :/:: :丶!:|
|: :\lヽ -=====ニフ ノ//ノ:::|: : :i: : :|
|: :|: :゛:::::` 、 , '´|⌒),::l: ::l: : : :l: ::|
|: ::ヽ: :ヽ: :{⌒|゙ー―一 '_; -一'_´イ:|: : !: : : :l: ::|
|: : : l: : : : :`l、`'''T´ ̄--一 '''´ |::i: :l: : : : |:::ノ
- 163 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 00:03:36
- >>162
ひっ!?
い、いや、なんでもないよ……なんでも。あははははは。
(な、なんだかわからないけどミィの殺気が膨れ上がった……)
あ、え、ええと、ミィ。
さっきから湯船に黒い物が浮いてる気がするんだけどさ。
これってなんなのかなぁ。ゴミ……じゃないよね。うん。
あは、あはははははははは……
(これで……ごまかせたかな)
- 164 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/16(金) 00:07:23
- >>163
>い、いや、なんでもないよ……なんでも。あははははは。
本当に?
なんでもないんだったら、黙ってるよーに。
>あ、え、ええと、ミィ。
>さっきから湯船に黒い物が浮いてる気がするんだけどさ。
>これってなんなのかなぁ。ゴミ……じゃないよね。うん。
>あは、あはははははははは……
そーいえばなーんか磯臭いと思ってたんだけど……
ルージ、あんたそれ食べてみなさい(何)
- 165 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 00:16:30
- >>164
ええっ!? 食べるの!? これ?
大丈夫かな……お腹こわしたりしない?
でもなんとなく…嫌な匂いはしないよなぁ……
(ちょっとすくって、思い切って食べてみる
………あれ? 美味しい。
- 166 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/16(金) 00:23:27
- >>165
……本当に食べたの?
誰が入ってたかも判らない温泉に浮かんでたのよ?
源泉掛け流しなんて、ひっとことも書かれてない、衛生面での不安が残る温泉なのよ!?
……私が食べてみなさいって言ったからって、無茶しすぎよ……。
- 167 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 00:27:16
- >>166
え!? じょ、冗談だったの?
で、でも大丈夫だよ…ほら、オレお腹じょうぶだしさ。お腹こわした事なんかないし。
これくらい、無茶でもなんでもないよ。うん。
……ミィ、ひょっとして、心配してくれたの?
- 168 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/16(金) 00:35:15
- >>167
>……ミィ、ひょっとして、心配してくれたの?
しっ、心配じゃないわけないじゃない!
ルージは反乱軍にとっても大事な人間なのよ!
あんた、自分がどれだけ大事に思われてるかほんっとーにわかってる!?
とにかくっ!私は先に上がるから!
ルージももう拾い食いしないで湯冷めしないうちに帰ってきなさいっ!いいわねっ!
- 169 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 00:43:15
- >>168
>しっ、心配じゃないわけないじゃない!
>ルージは反乱軍にとっても大事な人間なのよ!
>あんた、自分がどれだけ大事に思われてるかほんっとーにわかってる!?
……あ。
そっか、そうだよな……
今オレがしっかりしないと、反乱軍全体に迷惑がかかっちゃうんだ。
オレ一人の身体じゃない……そういうことか。
……ゴメン、ミィ。オレが軽率だったよ。
>とにかくっ!私は先に上がるから!
>ルージももう拾い食いしないで湯冷めしないうちに帰ってきなさいっ!いいわねっ!
うん、わかった。
…………あ、ミィ。ちょっと待って。
- 170 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/16(金) 00:50:12
- >>169
>…………あ、ミィ。ちょっと待って。
……何よ。
私のハダカが見たいとかふざけたこと言ったら……
本気で星にするわよ?
- 171 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 00:54:39
- >>170
そ、そんなこと言わないよ! もぅ!
そんなんじゃなくって……その……ミィは。
キ…………キ、キ……………
(うっ、い、言えないっ! いくらお告げ http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1134284571/38 で出たからって言っても……!)
- 172 名前:レ・ミィ ◆ZOIDSwHDs. :2005/12/16(金) 01:00:53
- >>171
………なに?キツツキの丸焼き?
身が無くて美味しく無さそーよ? ヘンなルージ。
それじゃ、私今度こそ先に上がるから。
【退場】
- 173 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 01:06:11
- >>172
あ、そ、そうじゃなくって、ミィ……!
………行っちゃった。
……やっぱり、言えるわけないよなぁ。そんなこと。
これはきっと、お告げになんか頼らないで、自分で何とかしろってことなんだろう。
でも、このままじゃオレは…… オレは……
ああ、オレはどうすればいいんだーっ!
(ばっしゃーん、とお湯の中に倒れこむ
- 174 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2005/12/16(金) 01:11:50
- ………って、ここで悩んでても仕方ないなぁ。
オレも上がろうっと。
(いそいそとお湯から上がって
おーいミィ! 一人で帰ったら危ないよ!? ちゃんと送るから、一緒に……
(退場)
- 175 名前:鈴鹿 ◆wmCvSUZUKA :2005/12/22(木) 00:40:56
- ほう…たまには日々の疲れを癒すのもいいかもしれませんね
では、お邪魔いたします
- 176 名前:名無し客:2005/12/24(土) 18:37:24
- 吟醸酒の匂いの香料と焼酎をコッソリ混ぜてみる
- 177 名前:ブースター ◆CT090O/oUc :2005/12/25(日) 00:29:43
- あっ…温泉かぁ、そう言えば自分
温泉なんて…人間からポケモンになって
一度も入ってなかったなぁ…体を洗うと言ったら
山のマグマに使って……うぅ、何と言うか。(汗
折角だから…自分も人間の感覚を堪能しちゃおうかな?示唆渋りに。
- 178 名前:ブースター ◆CT090O/oUc :2005/12/25(日) 00:33:44
- >>176
これも懐かしい匂いがするけど…確かこれ
自分が人間の時、お父さんが飲んでいたお酒の匂い……。
うぅ…少しキツイカモ、匂いの元は何処なんだろう。
- 179 名前:ブースター ◆CT090O/oUc :2005/12/25(日) 16:49:11
- ふぅ…示唆しぶりの温泉も良いけど
この位にして置いた方が、良いよね?
湯あたりするのも、アレだし…。
【退場】
- 180 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/26(月) 23:12:24
- 「ふむ、ここか」
上がる湯気を見ながら、思わず感嘆のため息をついた。
こんないい場所を今まで知らなかったのを悔しく思う。
妹紅に教えてもらって良かった。感謝してもし足りない。
「さて、ではさっそく……と」
手ぬぐいはなぜか備え付け。ひょっとしたら管理人がいるのだろうか。
ともあれ、服を脱いでたたんでしまい、夜気の寒さに耐えながら湯を体にかけて、入る。
「はぁ……」
ひと心地ついた。体の中に暖かさが染み込んでいく。
気の利いたことに、今は私の貸切らしい。
人目を気にせず、身体を大きく伸ばして、手近な岩に背を預けた。
- 181 名前:名無し客:2005/12/26(月) 23:23:57
- (何か骨らしきものが流れてきた………)
- 182 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/26(月) 23:57:30
- >>181
……何か白いものが流れてくる。
ふと手にとると、雪にしては異様に硬い。
「骨? ……はて」
歴史を探ってみると、どうやら何処ぞの犬が水面を覗き込んでいるうちに落としてしまったらしい。
童話みたいな話もあるものだ。
とりあえず、骨は外に放り投げておいた。
ひょっとしたら取りに戻ってくるかも知れないと思いつつ。
- 183 名前:名無し客:2005/12/27(火) 00:06:45
- http://www.geocities.jp/bachaos50/neta1.html
(まだまだ大量に流れてきました)
- 184 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/27(火) 00:12:55
- >>183
―――ちょっと待て。
「どこから流れてくるんだこんなに!?」
川じゃないんだからこれはおかしい。
というかこれは、人形?
どこかの人形師が作っているのとは随分違うが。
「供養のために流しているのか、これは?」
なにかごつごつしているそれを掴んで観察する。
どれも似たような造形をしていて、画一的に作られたものだと分かる。
「……ああ、捨てられたのか。南無」
不要と断じられ、捨てられ往く人形の気持ちは如何なるものか。
そっと湯の上に浮かべて、そのまま流れるままにする。
願わくば、来世は幸せであらんことを。
少なくとも一山いくらで売られないような。
- 185 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/27(火) 00:20:06
- う〜、寒い寒い……。
こういう時は、お風呂に限るよね。
なんで温泉にプラモデルが浮かんでるんだろ?
(とりあえず、邪魔なのでゴミ取り用の網で掬い上げてます)
……温まろうとして、逆に凍えてるんじゃ世話無いよね。
もー! こんな事したの誰だー!
- 186 名前:名無し客:2005/12/27(火) 00:20:45
- ザザ………
『今年も残す所後数日となりました…………………………』
『本日の曲はリクエストにお応えして
<暗い日曜日>
<賛美歌13番>
でお送りします』
- 187 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/27(火) 00:34:10
- >>186 名無しさん
……暗い。
たかが年が変わるくらいで気分出さないのっ!
ていていっ!
(スピーカーに石を投げつけて黙らせています)
いつになったら落ち着いて温泉は入れるのかなぁ……。
- 188 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/27(火) 00:38:02
- >>185
……声がする。どうやら客のようだ。
とりあえずだらしなく伸ばしていた手足を縮めて、膝を抱えるようにして座る。
まあ、なんというか無防備すぎるところを見られるのはちょっと。
「ああ、それは外で不要となったものがこうして流れ着いたんだろう」
とりあえず、疑問の声には答えてみる。
と、
>>186
……死にそうになった。
この状況でその選曲は何だ。
古典楽曲の演奏会でいきなりメタルやらロックやらかき鳴らすくらいに間違っている。
むしろしっとりしたバラッドの後に轟音朗々たるデスメタル、でもいいくらいだ。
「……リクエストした奴の気が知れん、まったく」
身体を手ぬぐいで隠して湯船から上がると、スイッチらしきものを探す。
……なかなか見つからない。
「仕方ない……やるか」
とりあえず、「ラジオから流れる曲の歴史」を食べて、無かったことにする。
とたんに陰鬱な音楽は止まって、流れる湯と風の音だけになった。
少なくとも、一時間はそのまま静寂に包まれてくれるだろう。
- 189 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/27(火) 00:51:56
- >>188 上白沢慧音さん
おっと、先客の人がいたんだ。
ちょっと恥ずかしいところ見られちゃったね。
外から、ね。
要らないからって、何もわざわざこんな所に捨てることも無いと思うなぁ。
……と、大体掬い終わったかな。
それじゃ、失礼して……(ちゃぷん)
ふ〜、やっぱり良い気持ち。
- 190 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/27(火) 01:00:23
- >>189
「いやなに。別に貴方が悪いわけではないさ」
見たところ少女だが、すこし気配が違うようだった。
人間とはまあ違う。妖怪とも違う。
というよりも、冷気や妖気の類が感じられない。
―――人形、か?
外の人形は電気の式で動くと言う。とすれば、私が感じられなくとも当然だろう。
「そうだな。切り捨てれば切り捨てるほど、残るものは寂しくなるというのに。
……夢や幻と同じように」
そんなことを口にして、空を見上げる。
雪は無い。晴れた夜空に月一つ。綺麗なものだ。
……あの人形。
もし、外の人間が忘れ去ってしまったからこそ流れ着いてきたのだと知ったら。
彼女はいったいどう思うだろうか。
- 191 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/27(火) 01:13:13
- >>190 上白沢慧音さん
見抜かれたかな、と思った。
わたしを一目見て、人間ではないと見抜ける人はまず滅多にいない。
とすれば、この人も決して見た目通りの人ではない、って事か。
ま、この辺りにはそういう人、多いから気にしてちゃ始まらないんだけど。
「切り捨てられた方は、それが本望だったかもしれないよ?
誰からも省みられくなることを、束縛からの解放だと感じるかもしれない。
……このプラモデルは間違いなく違うんだろうけどね」
彼女は、月を見上げている。
何を考えているのか、その表情からはうかがい知れない。
そういえば……と続ける。
「そういえば、自己紹介まだだったよね。
わたしの名前はイーヴァ。
これも何かの縁だろうし、よろしくね」
- 192 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/27(火) 01:31:17
- >>191 イーヴァ殿
「……そういえば、私もまだだったか。
上白沢慧音という」
頷いて、名前を答える。確かに不思議な縁というものもある。
それがこうして名乗りあって、確かに繋がっていくのだ。
「いや、忘れ去られたものはそれでいいだろう。
私が問題にするのは忘れた方さ。
そうして切り捨てていた果てに残るのは、無味乾燥な生と不安のみだろうよ」
ふと、外の世界を省みて、少しだけ気持ちに影が差す。
……今は、どうなっているのだろうか。
とうに去った世界だが、やはり気にはなる。
- 193 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/27(火) 01:45:32
- >>192 上白沢慧音さん
「じゃ、慧音さん、よろしくね」
ここは握手のひとつもするところなんだろうけど、
一緒のお風呂に入ってる仲では、なんとなく今更、という気もする。
そんなわけでその辺の礼儀は省略することにした。
「どうなんだろうね。
切り捨てた分だけ、新しく何かを得てるのかもしれないし、
それに一度捨てても、二度と戻ってこないって決まってるわけじゃないし」
生きると言うことは、多分、そういう取捨選択の繰り返しなのだと思う。
得る一方の生なんてなくて、捨てる一方の生なんてものもまたないんだろう。
……そう思うのは、あまりにも色々な物を捨ててきた、
わたしの甘えなのだろうか。
慧音さんの顔がほんの少しだけ曇ったように見えた。
月は冴え冴えと白く、明るい。
- 194 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/27(火) 02:06:36
- >>193
「……そうだな。等価交換の原則と言うのはどんな物にも成り立つ。
何かを犠牲にした分、何かを得られてなくてはいけない。
ただ、私がいうのは……そうだな、生きるために大切なものを切り捨ててまで、
便利さを、モノを得ることを追求するのはどうか、ということだよ。
例えば、さっきの人形のように、大量に全く同じ物を作ったとしよう。
確かにそれは便利だろう。人の手で一つ一つ作るよりも手間もかからず、効果は同じだ。
……けれど、そこに込められた想いはない。ただ機能だけを重視した『道具』にしかならない。
また、いつでも手に入ると言うのならば、容易に捨ててしまえる。
すると今度は、使っているうちに宿る想いも生まれない。
人とは『想い』で生きるものだ。……その想いを切り捨てたら、いったい何になるのだ」
ゆっくりと静かに語り終えて、大きくため息をついた。
「つまらない話、すまなかったな。色々あって、考え込むことが多いんだ」
苦笑して、謝る。
こうして語ったことは、少なくとも一般論とはいえないだろう。
私が言ったことへの例外もまた、外にはあるのだから。
……以前に出会った二人の少女のように。
- 195 名前:イーヴァ ◆cpOCEg7EVA :2005/12/27(火) 02:27:52
- >>194 上白沢慧音さん
「……」
つまらない話ではない。
わたしはその「便利さ」の追求の果てに生まれたのだから。
「そんなこと、無いよ?
うん、興味深い、本当に」
想い、か……。
「っと、ごめん、そろそろ時間。
先に失礼するね」
お湯から上がって、服を着る。
「それじゃまた」
(退場)
- 196 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2005/12/27(火) 02:55:51
- >>195
「……ああ、また」
別れの言葉を口にする。
なんとなく、また会うかも知れないと感じた。
「そういえば、」
聞きそびれてしまった。
彼女もまた人の手で作り出されたとしたら―――
「まあいい、か。聞く機会もあるだろう」
ひょっとしたら失礼なことを言ってしまったかも知れない。
彼女が便利さの果てに生まれたヒトガタではないと否定はできない。
……けれど、それはないと思い直す。
かすかに覗いた歴史。
それは、まぎれもなく強く暖かな思いが篭っていると思えるほどに鮮やかだった。
「……さて、私も上がるか。茹だってしまう」
そうして、この夜は切り上げた。
身体は十分温かい。よく眠れそうだ―――
(退場)
- 197 名前:名無し客:2006/01/02(月) 16:28:06
- | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 秘湯色白の湯!! |
|________|
∧∧ ||
( ゚д゚) || ウソダケドナー
/ づΦ
- 198 名前:名無し客:2006/01/03(火) 20:59:23
- つ【バスクリン】
ミ【バスクリン】
- 199 名前:熊:2006/01/03(火) 22:35:18
- ・・・・・・カオー!
|─-⌒)
|・(,,ェ)・)
|⊂ )
- 200 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/06(金) 23:35:51
- 片手にお銚子と杯。片手に手ぬぐい。
「そういえばお酒は欠かせないわよねぇ」
温泉をさらに楽しむボーナスアイテムを手に、私はここを訪れる。
やはり秘湯に相応しい、誰も居ない静かなたたずまい。
今日もまた、素敵な温泉を独り占めということに相成った。
- 201 名前:名無し客:2006/01/06(金) 23:45:19
★
★
★
★
★
☆ ★
★
- 202 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 00:23:22
「フン……死など、今更だ」
月を見上げ、風呂に浸かる。
もちろん髪型には細心の注意を払って。
『力』は消え、体を蝕む病巣もまた消えたが、積もり積もった埃は拭え切れないらしい。
まあ、如何でも良い事だが。
「他の客か……珍しい。いや、そうでも無いのかもな」
微かに聞こえる水音だけが響く外。
未だ寒く、雪がちらつくその様は、見ていて飽きるものでもない。
もう暫らく、止まるとしよう。
- 203 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 00:28:52
- >>198
……なんで入浴剤が置いてあるのだろうか。
「まさか、温泉に入れる馬鹿なんて居ないわよね」
とりあえず忘れることに―――
>>199
熊がこっちを見ていた。
視線を合わせると慌てて逃げてしまった。
……入りたかったのだろうか。
>>201
空を見上げれば、満天の星。
北極星を中心に、七曜の星もまた―――
……………なんだか不吉な星が見えたような。
- 204 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 00:32:47
- >>202
雪混じりの、しかし星も見える不思議な光景を楽しんでいるうち、どうやら貸切の時間
は終わったらしい。誰かが入ってくるのをお湯の動きで察知できた。
岩陰から覗くあの特徴的な髪型は間違いなく―――
「やあ。あんたも湯治?」
はたして、同じ炎使いの八神庵だった。
- 205 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 00:35:44
- そういえば、ここに来るのもちょっと久しぶりかも…
少なくとも、年が明けてからは初めてだよね。
……ん、先にお客さんかな?
どこか聞き覚えのある声が……
- 206 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 00:38:37
>>204
「ああ、貴様か」
珍客は顔見知りと言えば顔見知りの、古めかしい名の女だった。
「まあ……そんな所だ。暇が出来てな」
『力』の消えた俺に、為すべき事は少ない。
元々多くは無かったが、更に減ってしまったと言うべきだろうか。
「巧くやっているか、そちらは」
戯れに問うてみるとしよう。
ロクな答えは期待していないが。
- 207 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 00:43:24
- >>205
「お」
飛んで湯に入る顔見知り。
以前顔を合わせた少年まで来たようだ。
「や、久しぶり。元気してた?」
>>206
巧くやってるかといわれても、ちょっと答えづらい。
まあ、別段困ったことはないから巧くはいっているのかも知れない。
「そこそこ、かな。とりあえず妙なことは起きてない。
……ってあれ、あんたなんかすっきりした感じね。顔色前より良くなってる」
ふとよく見ると、随分と雰囲気が変わっている。
以前はどこか危ういようなたたずまいだったのが、今は良くも悪くも落ち着いている。
- 208 名前:名無し客:2006/01/07(土) 00:44:49
- (新聞の切れ端が風に載って流れてきました)
私、聞いてしまったんです。
竹林に住む蓬莱人が悪魔のスタンド使いや魔太郎並に逆恨みな人であるという事実を。
その内容は………
○父親が求婚してカウンターで轟沈
○ファザコンだったもこたんが逆ギレ。しかし何も出来ない。
○てるよ、月に帰っちゃうよ!
○なら残した薬だけでも奪ってやるー! ざまみろ、ふはは!
○帝の使者を殺害して、薬強奪。
○好奇心で服用したら、不死になってさあ大変。
というものでした。
しかも指摘した人を蓬莱人は消し飛ばしていたのです。
口封じというものでしょうか。
何て悪逆非道な人でしょう、テメエ等に明日を生きる資格はねえ! です。
- 209 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 00:45:14
- >>208
(焼却)
- 210 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 00:51:59
>>205
何時かの小僧か、元気そうで何よりだな。
相も変わらず殺りに殺り続けているのか?
その顔を見る限りでは、何かが少し解かって来たのかもしれんが。
>>207
「そうか……それは何より変え難い。そう、変え難い」
平穏を望む。
ただそれだけの事が、今の世では酷く難しい。
妙な事が起きてはいない。裏を返せばそれは、有り触れた日常と言う事だろう。
「すっきり? 違うな、ただ憑き物が落ちただけだ。顔色は……否定せんが、恐らく
はこの湯のお陰でそう見えるのだろう。
何もかも忘れ、ただ湯に浸かるのも良い物だ。今まではこんな事すら下らないと
思っていたが、今はまあ、受け入れられるからな」
失って得た物。
憎悪以外の何かは、空虚になった部分を満たしていく。
それは―――恐れるべきなのかもしれない。
>>208
ひらりひらりと舞う新聞紙。
ちらりと見えたその字面は……見なかったことにしよう。
艶やかな炎の輝きを見つめ、思う。
- 211 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 01:01:01
- >>207
あ、やっぱりモコウだ。こんばんは。
あの……それで、ちょっと聞きたいことが……
(>>208-209の流れを見て)
あっ、あの新聞?
……モコウ……あの、ね。
オレ、たった今あなたが燃やしたものと全く同じ新聞、持ってるんですけど……
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1121709546/716
あの…この話、本当、なんですか?
それを燃やすってことは、ひょっとして……でも……
(沈痛な表情を見せる)
>>210
あなたは、あの時の……赤い髪の人。
はい、元気です。病気らしい病気も、怪我もしてません。
わかってきた……って言うよりは、「わかっていた」って感じですね。
それで、オレの考えていたコトは、間違いじゃないんだって、再確認したんです。
オレだけじゃなく、オレと同じコトを考えてくれていた人が、いたから……。
- 212 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 01:01:26
- とてとて)
「ふぅ〜………寒い、寒い。」
どうにもこうにも。昨月は平均気温が過去最低を更新してしまったそうで。
こういうときは温泉に限るわけです。さて、効能は〜………。
>>197
……………効能、私にとって全く無意味だ!
まあ、暖まれれば結果として充分なので〜♪
ちゃぽん)
>>201
「星が綺麗ですね〜♪」
なんて、つぶやきながら。温泉につかってみた。
- 213 名前:レッドアリーマー・ジョーカー ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 01:13:48
- 年も新たに変わり早々、彼が属する魔界村も様々な事があった。
――――というかあり過ぎた。
やれ『主』が初詣に行くなどといい、やれ神酒を飲みたいだのとほざき、
お年玉を寄越せ、振袖を着たねーちゃん100人を追い回してえなぁなどと無理難題。
そもそも悪魔が神社とか明らかに害毒だろうが、無論そんな事は一顧だにしない。
「あの方に何かあれば、魔界村は終わるというのに…」
主と故郷に捧げた身なれど、つい愚痴を零すのも止むべくか。
一度、勇気と無謀は紙一重どころでは無いという事を諭したい、小一時間諭したい。
肉体言語で諭したい。とりあえず腕の一本ぐらいは極めて。
…そんなこんなで。直前まで魔界村の将は(無駄に増えた)執務に忙殺されていた。
要するに―――『彼』のような存在がこんな場所にいるのは、その反動に拠るという事である。
恐らく。
「まあ…湯治というのも偶には良かろう」
この程度の疲れで後れを取るなどとは思っていない。
だが暇の英気を養い、万全を期すのも務めの一つ。
そう心を決めた表情なき巌の相で、湯に浸かる様は正に岩。
温泉に誂えられた彫像の如くである。
- 214 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 01:18:20
- >>210
「……なんか本当に変わっちゃったわね」
彼のその言葉は、知っている印象とはあまりにもかけ離れていた。
例えるなら使用前使用後くらいに。まさに全く正反対。
「ま、別にいいけど。そういう顔もするんだね」
思わず笑みがこぼれる。触れただけで燃え尽きそうな危なっかしい様子はない。
まあ、とっつきやすくなったというのはなかなか良い傾向ではなかろうか。
少なくとも嫌いではないタイプだし。
「あ、それと。天狗の新聞は下駄占いより信憑性薄いから」
……とりあえず、釘は刺しておいた。
人の噂も七十五日とは言うが、それを待つのも癪だった。
>>211
「うー、ルージまでそんなこと言う……泣くぞ?」
ため息混じりに顔半分まで湯に潜る。
やっぱり何というか、懐いてくれる相手にこうして疑われるのはつらい。
……まあ、半分くらいは事実なのだが。逆恨みというのは酷い。
やっぱり天狗は後で仕置きつかまつっておこう、とこっそり思った。
>>212
どうやら今宵は千客万来の兆しを見せているらしい。
これなら温泉掘った人も本望だろう。
湯気にすかしてみる姿は、私と同じ綺麗な白子。青色の目がどこかアクセントみたいに
映える。まあ、あれだ。美人だ。美少女のほうが年齢的に正しいかも。
……あれ、そういえばどこかで見た覚えがある。
「えっと、久しぶりでいいのかな」
じわじわ思い出す記憶と照らし合わせながら、そんな風に声をかけた。
- 215 名前:名無し客:2006/01/07(土) 01:21:36
- (隣の湯から声が聞こえてきました)
「ねえ、奥様、聞きまして?」
「あら、何をかしら」
「竹林に御住まいの藤原さん、今流行のストーカーだとか何とか」
「私はストーカーでなくリベンジャーとか聞きましたけど?」
「噂では蓬莱山さんの家の朝配達される牛乳を一気飲みして空にしているとか」
「まあ、何て極悪な」
「いやいや、奥様。
私は藤原さんは蓬莱山さんの自宅に大量に寿司やピザやラーメンを無断で大量注文したとか聞きましてよ」
「おほほ、私が聞いたのは火遊びのし過ぎで布団に世界地図を描いたとか」
「本当に嫌な話ねえ」
「ウチの子には竹林に近づかない様にいっておかないと」
- 216 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 01:23:51
>>211
……綺麗事が本当に誰も彼も認めてくれる物であれば、貴様の様な小僧は生まれなかっ
ただろうな。
まあ、信じ、行ける所まで行って、生き抜くだけ生き抜き、逝け。
ただ、それを忘れ、置き去りにし、奪われてしまっては、何処かの阿呆のように落ちぶれ
ていく。気を付ける事だ。
>>212
まったく……千客万来か、今夜は。
>>213
異質な、邪な、気。
『力』を失した今でも感じ取れるのは、長く血脈を重ねてきた性か。
まあ、干渉しなければ干渉してこないだろう。
「フン……まったく、厭になる」
>>214
「人は変わる……主に悪い方向へな」
下らない事ばかりの筈だった。
実際、下らない事ばかりだった。
それでも今は―――
止めよう。気分が悪くなる。
「クックックッ……信憑性が薄いなら、放置すればよかろう? それに俺は何も言っていな
い。やましい事が無ければ、その一言は出んと思うのだが、な」
墓穴を掘るとはこの事か?
>>215
時に主婦は、宇宙の真理すら知っていると言う。
あながちこれも……
- 217 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 01:28:35
- >>215
「誰がそんなちゃちい真似するかーっ!!!」
そんな真似するくらいなら真正面から強襲突撃をかけるっての。
しかも地図云々は何だ。私は子供かよ。
というかピザラーメン大量注文のような悪戯をかますのは輝夜の方だ。
現に一回経験あるし。全部永遠亭に再配送させたけど。火力で説得して。
「なんつー子どもじみた……これも輝夜の罠か」
ああ、なんと言うか本気で泣きたい。
- 218 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 01:32:44
- >>212
あ、どうもこんばんは。
そうですね…星がキレイに見えます。
あの星の並び……古代語でホクトシチセイとか言うんだったかな。
ちょっと神秘的な形をしてますよね。
>>213
あ……あなたも…この間別の場所で。
どうも、お久しぶりです。(ぺこり
>>214
モコウ……ご、ごめんなさい。
ただオレは…本当の事が知りたくて、その…それで…
ひょっとして、やっぱり……話したくない、ことなんですか?
それなら、あの、無理に言わなくていいから……!
>>215
………(じっと声を聞いている)
………。
……クソおッ! 何てひどいことを!
待っててモコウ、今文句言ってくるから!
(ざばぁっと勢いよく湯から立ち上がる)
- 219 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 01:40:00
- >>216
「……やれやれ、前言撤回。あんた根っこの方じゃそんな変わってないのね」
肩をすくめて、ため息をついた。
この厭世観、やっぱりそんなすぐに変わるはずもなかったか。
人というのは意外と意固地な者である。
「まー、ロックスターならそのくらい普通なんだろうけど」
そういえば弦楽器使いだった気もする。それもロックとか反体制方面の音楽。
「……それと、逆恨みだったら千年も持たないよ。所詮は自分の感情をだます嘘だもの。
向けようのない想いを誤魔化すための思い込み。時が過ぎて時効になれば、それはすぐに
消えていく。砂みたいにね。
本当の復讐ってのは違う。蝋燭をつぎ足すみたいに募りつづけてその人間を縛る、負の
強靭な鎖。時を経れば経るほど募っていく本物の罪への怒りなのよ。……もし本当に私の
想いがただの『逆恨み』だったなら、」
ふと、手を伸ばすように掲げて、炎を灯した。
それは、命を削るように強く、自分まで染めるように紅く。
「こんな人間離れしたもの、身につけてないわね。これは復讐だけで生きてきた私への皮肉
みたいなものだしね。……家も、家族も、死ぬ自由さえも奪われた私への、ね」
不死鳥の宿す生命の炎。それを私が使う。
とてつもない皮肉。そんな風に感じる。
「だから、私のこの未だ火山のように焦げ付いてる想いをそんな風に貶める奴がいたなら。
……この世から灰も残さず焼き墜としてやる」
怖い声で、そう締めくくる。
千年を経て、未だに消えぬ炎。
内側を焼かれているようで、こうして言葉にすると少し苦しかった。
- 220 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 01:45:50
- >>218 ルージ
……って、うわちょっと待てそこのジャスティスボーイ。
「ちょ、待った待った! わざわざそんなことしなくていいって!」
慌てて腕を掴んで引き戻す。
さすがに話をこれ以上ややこしくするわけには行かない。
昔掛川の辺りでそんな話もあったわけだし。
結果は浪人者七人全員死亡。
迂闊に剣術家を侮辱してはならないという教訓が生まれたのだった。
「別に気にしちゃいないって。落ち着きなよ」
まあそんな話はさて置き。
とりあえず彼をなだめることに専念することにした。
- 221 名前:レッドアリーマー・ジョーカー ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 01:46:19
- >>201
「見えるのは七と一星、か…何時もと変わらん」
七星に寄り添う死の兆星。
意味を知るそれを目の当たりにしても、彼は常と変わることが無い。
弱肉強食はこと悪魔の流儀。
死は常に隣人であり、うちに宿るもの。
認識はすれ、恐れる道理がどこにあろう。
殊更、彼にとって死は常に纏わりついてきた。
悠久の彼方より潜ってきたのは只一つ、命を喰らい合う死闘の歴史。
迫る死を退け続けて、今の赤き将はある。
彼にとって、死兆とは日常でしかない。
>>213
「……厭になるのは己の宿業か?それとも今の貴様自身か?
今の貴様からは何の『力』も感じない。
部下から聞いた時は耳を疑ったが……本当だったようだな」
あくまで響く声は冷淡。
だが僅かに孕む落胆の色は、果たして聞くものの錯覚か、否か。
>>218
ふん…確かに俺も覚えている。
また会ったな、若いの。
それと俺と会う前に隊の連中…アリーマーどもが世話になったようだ。
非礼を詫びるという気はないが、あいつらも見ての通りの荒くれ。
前は確認をし忘れたが…怪我は無いな?
- 222 名前:レッドアリーマー・ジョーカー ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 01:48:41
- >>221
× >213
○ >216
- 223 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2006/01/07(土) 01:49:19
- >>219
と遠くを見る様な目で彼女は言った。
全裸で
\
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
o (Y)
,,..-ー7" `ヽー- ..,,
/,,.-ー'"´ ̄ ̄`゙ー-'、ヽ、
/'"i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ '.,
l:::,.ゝ '、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l
',::`γ´ ハ λ ハ ゝ r'"i
ヽ;:i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i::ン
ノレ´ .i.-─ ─-i. |'
7 从" _, ".从 i
〈./ ri.>r---,.イレ'ヽ 〉
__ハ/⌒iイヽニンYー'、 ハイ<{
-=ニ ̄:::::ヽゝ、ノY rー'-、ノ:::::::: ̄ニ=-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー'" ̄ ̄ ̄
- 224 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 01:52:07
- >>223
「……出たわね戯言妖怪」
なんというか、シリアスに語ってるときになんスかこの突っ込み。
「温泉に服着たまま入る奴なんていないだろうに何言ってんだよ、まったく」
隙間から顔を出してる姿を見ながらため息一つ。
―――まあ、ちょうどいいといえばちょうどいいか。
あまり刺々しくても仕方ないし。
- 225 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 01:52:59
- ―――――ふっ、と。蒼い私がよぎる。
予知夢を見るような感覚。厭なモノが見えてくる幻視。
>>214
私と同じ、アルビノの少女。年の頃は一回り二回り、それよりずっと違う不死者の大先輩。
って、ああ。多分、私の一瞬の蒼い目を逃さなかったんだ。何かを探っているような様子。
私の瞳の色は、今は赤。とりあえず、目覚めていないなんて、表現を選ぶ。
「―――――あ、何か、変わったことでもあります?
そう言えば、ここの温泉………秘湯色白の湯とか、書いてあったんですけど。
私と妹紅さんが入ってると〜………なんだか、信憑性を増して来るというか。」
なんというか。眉唾物の噂にぴったりの我々と云うべきなのか、そうでないのか。
真っ赤な瞳を丸くして、いつものようにのほほんと。お湯はあったか、吐息は白く。
>>215
テレパスなんて、能力を持ってたりすると。いらない声まで聞こえてくる。
なんというか、コメディみたいな話だけれど。とりあえず、私はシャットアウトした。
>>216
なにかが、大事なモノが抜け落ちたような感覚。ああ、オーラとでも云えばいいのか。
元々、そこにあったモノが消えている感覚。この違和感はなんなのだろう。
そんな不可思議なことを考えて、目の前の………って、この温泉。混浴?!
あたふたしながら、妹紅さんの側によって、無い何かをそれこそ隠すように。
>>218
さて、目の前にいるのは少し年下の少年で。む、やっぱり混浴なんだ。
「あ、こんばんわ〜。星が綺麗ですね〜。そう言えば、死を司る星もあの中にはあるとか。
そもそも、北斗の七星は死を司るものだとか。そう言う冷ややかな綺麗さが、
あの空に浮かぶ七星にはありますよね〜。天の北の端ですし。」
なんて、少しだけ人間離れして『死』を語れるのは。私がそもそも人間じゃなかったからだろうか。
- 226 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 02:00:01
>>219
「俺は俺だ。例えどんな場所に身を落としても、変わらん」
これがロックだ、等と言う気は無いが。
信念とも言える一つの芯。
言い換えれば誇り。
誰にも、汚す事は出来ない。
「クックックックックッ……ハッハッハッハッハッ……ハァーハッハッハッハッハッ
ハッ!」
今更俺が、何故復讐について説教されなくてはならん?
深く深い意識のそこに根付いた蛇は、二度と日の目を見る事は出来ず、己の内
を喰らい潰し、やがて、俺は死ぬ。
それが八神庵、俺の深くに眠る強大な、悪意。
「まあ、好きにしろ。俺を殺したければ殺せば良いし、他の誰か―――全ての生き
て死ぬ運命にあるものを殺し尽くすのも良い。
己が誇りを潰そうと、汚そうとする者など、生かしておく価値すらないのだから。
殺し、喰らい、潰し、完膚なきまでに蹂躙し尽くせ。
それでも、貴様の想いとやらを汚した罪は消せはしないが。
それにだ、俺に今更復讐について語るな。反吐が出る。
生まれてこの方二十年、貴様には到底及ぶべくも無い数字だが、二十年。
殆どそれだけの為に生きてきた俺に、今更その言葉の重みなど、無いに等しい。
殺す、それだけで終わる復讐。
それだけが、貴様の本当の目的だとでも言うのか。
それだけで、満足か?
如何でも良いがな、所詮は他人事だ。
俺には俺の復讐が、貴様には貴様の復讐が……と、力説した所で空気が悪くなる。
コレはコレで終いだ。
そこの酒を寄越せ。
月を望んで一杯と言うのも、悪くない」
冷静になって考えると……周りの目が、な。
>>221
「全ての現状にだ、屑が。
高々普通の湯を浴びたくらいで、貴様の腐臭を消せると思ったか?」
鋭い刃物で斬るように、鈍い刃物で断つように、告げる。
『力』などなくとも……俺は俺だ。
>>223
ああ、良い物を見た……俺としてはもう少し(見た目の)年が上の方が……ゲフン。
>>225
誰が見ても、変わったか。
「……俺は」
- 227 名前:看板:2006/01/07(土) 02:00:51
- 注 意 !
この温泉は昔々、つるっつるのぺたんぺたんの洗濯板娘が誤って溺死したという
悲劇的伝説の残る温泉、>洗濯板娘溺泉です。
以来、このお湯に入ったものは溺死した洗濯板娘の呪いで例外なく・・・
(看板の文字は腐蝕でこれ以上読めなくなっている)
- 228 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 02:03:41
>>227
水を被ると女に。
オンナに。
おんなに。
女に。
そう言う事は先に……苦い過去が、苦い苦い過去が……
- 229 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 02:03:59
- >>216
ええ……オレは、オレを、そして、オレの周りにいる全ての人を、信じます。
時には疑ったり、迷ったりすることもあるかもしれない…けど、その度に自分にとって、みんなにとって
「正しい」答えを導いていけるように。
だから、大丈夫です。オレも、みんなも。
>>220
え、だって、モコウ…!
あの人たち、根も葉もない酷いこといって、モコウを困らせてるのに!
いいんですか? 言わせたままにしておいて!
このままだと、モコウ、里の人たちに……
……気にしてない、って言ったって、モコウ、そんな風に見えないのに……
でも、そうだよね、うん、ちょっと落ち着くよ。
……それと、ゴメン。少しでも、モコウのことを疑ってしまって。
あんなバカらしい噂と同じレベルの話を、真に受けてしまうなんて…オレ、恥ずかしいよ。
…許してくれなんて言わない。どうにでもしてくれて構わないから……本当に……
>>221
あ…あの赤い悪魔達ですか…?
あいつら、あなたの……
え、怪我はないか、って……ええ、何もされなかったですけど……
なんで、そんな…ことを?
- 230 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2006/01/07(土) 02:04:46
- >>224
人のモノローグに突っ込むのは反則だわ。
後私は美少女妖怪であって戯言妖怪でもないわよ。
でもほら、分かるでしょ?
けなげに語っているのを見たら邪魔したくなるのよ。
それに見ている男子諸君はまんざらでもなかったみたいだし。
所で今夜はまだ死に芸はしないのかしら。
北斗七星の側に輝く星が見えたみたいだから、期待してやってきたのよ。
矢張り定番の石鹸で滑って転んで風呂桶の山に突っ込んで、
斜め45度で後頭部に桶が直撃して、ちゃんちゃんちゃんちゃん♪ぐらいやってくれると期待してるんだけど?
- 231 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 02:08:24
- >>227
―――――私に対する挑戦と受け取ります。
力を溜めて。さらに力を溜めて。さらに力を溜めて。
「吹 き 飛 べ ! 相 転 移 ! 」
力を受けて、一瞬で虚空の彼方にとりあえず消える看板。
さて。私の超能力者としての実力ですが。そんなに高レベルなわけでもなく。
看板は、私の頭に斜め45度から私の後頭部めがけて落ちてきましたとさ。
「あう〜………いててててて。」
(ごぼごぼと、お湯の中に沈んでいきました。)
- 232 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2006/01/07(土) 02:14:42
- >>226
随分様変わりしたわねえ。
森気楼絵からノナ絵に変わったぐらいやつれているわね。
きちんと食事は取っているかしら、ふふ。
―――――そんなに辛いなら、解決策のひとつぐらい教えてあげましょうか?
>>227
中国人旅行氏でも招待したらどうかしら。
>>231
あら。
既にこっちの芸は取られてしまった様ね。
でもその後桶の山に埋もれていない点で芸人としては三流ね。
- 233 名前:レッドアリーマー・ジョーカー ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 02:19:50
- >>219
「復讐、か…」
遠い昔。
かつて魔と人、両の世界を揺るがせた戦争の末期。
白い魔物の闇討ちに破れ千年の後、甦った『紋章の赤き魔物』。
「確かに、逆恨みでは持たんな。
その程度では精々が十年という所だ。…俺も知らんがな。
怨みや怒りを永い間、抱くという経験がない」
世は彼を復讐者と呼んだ。
卑劣な手で屠り、全てを奪い貶めた魔物への逆襲。
彼が動く理由は積年の怨み、憎しみ、そして怒りゆえなのだと。
「だが募っていく情念、それだけは分かる。
どれだけの時を経ようと内なる炎は衰えず、逆に火勢を増していく。
緩やかに…だが、確実にだ」
幻視する。
己はあの時、何が為に戦ったのか。
それは永い時間を置いた今でさえ、戦いの記憶と共に明瞭に思い出せる。
「その力を誇れ、モコウ。
俺が認めよう。その情念とそれに拠る『力』…本物だと。
力は力に過ぎず、だからこそ嘘を付かん。
それだけの力…生半可は情念では辿りつく事など出来はしまい」
万能無敵のみを欲し、その一念ゆえに揺るぎなき『力』を得た白き魔物。
彼奴と際した時でさえ、赤き魔物の心は一つ。
『―――只、十全な形での決着を所望せん』
憎悪も憤怒も怨嗟もなく。
奴と、我。
真に強かったのは誰か。奴の強さは如何ほどか。
それを知るに、あの時は納得する形では無かった。
あの時の決着を付けたい、ただ自身の望む形で戦いたい。
そう、強敵を前にした際の純粋な『戦意』だけが其処には在った。
赤き魔の貌。
それが心なしか笑み零れているようにも視えるのは、追憶によるものか否か―――。
- 234 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 02:23:35
>>229
「正しい」、か。
その境界を誤ればたちまち転落していく。
しかも、その境界を見誤る切っ掛けは、非常に些細な事だ。
大丈夫だと思った物は、本当に大丈夫なのか。
「信じている」と言う言葉を信じてしまわないか。
まあ、やりたいようにやるのが一番だろうな。
何事も、それで大抵の事は巧く行く。
>>231
ふむ……これは予想外な。
てっきり、誰かがこれで死に、殺人事件だと言う出す馬鹿が出ると思ったのだが……
>>232
要らん。貴様は胡散臭すぎる。
それに解決策など自分で見つけるからこそ、解決するのだろうが。
ああ、そうだ。飯は喰っている。
今日は……ヒジキの煮付けに、豆腐と若布の味噌汁、肉ばかりの野菜炒め、飯。
中々バランス良く食ったと思うのだが、な。
- 235 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 02:27:13
- >>214
……と、蒼い瞳が綺麗な紅色に戻った。
ああ、そういえば。彼女は「そういう」モノだった。
「はは、確かにね。こりゃちょいと白すぎかも知れないけど。
……って今更気にすることでもないと思うけど。混浴なんて」
陰に隠れようとするのを見ながらそんなことを言う。
どうせ湯気が隠してくれるのだから気にすることもないだろう。
それはそれとして。
私と彼女が専属で入ってれば宣伝効果で千客万来かも知れない。
まあ、温泉自体は身体にいいものだし、多分うそにはなるまい。
と、ふと気づいたことが。
「……そういえば、流れ水とかって大丈夫なの?」
ひそひそと声を小さくして聞いてみる。
純粋に心配だった。溺れられたりしたら大変だし。
>>226
「あー、そういやそうね。悪いね、釈迦に説法したか」
苦笑で返した。
いきなり高笑いされたのには驚いたが、まあそれも当然。
向こうの方が、方向は間違っているかも知れないが純粋な精神だ。
私如き不純物だらけに言われたんじゃ怒るだろう。
「ま、そうね。つまらない話だし……さて一杯」
こんなこともあろうかと(一度言ってみたかった)いくつか用意していた杯を庵に投げ
渡すと、酒を注いだ。夜気で十分に冷えた吟醸は、さぞかし美味だろう。
月は朧。静かに星と輝いていた。
「……それと。あんまり見つめるのはマナー違反だと思うけど」
そういえば何もつけていなかったことに気づいて、湯船に深く浸かった。
顔が赤いのは酒のせいだ、きっと。
>>227
……いや、その程度で呪いかかるものなのか。
そんなことを思う。転落事故じゃ呪う相手もいないだろうに。
「ま、関係ないか」
魂レベルで固定されている身。
いまさら多少の呪いなんぞ効かないので―――
>>228
……。
「あー、その。頑張れ」
それだけしか、言えなかった。
>>229
「いーからいーから。それに里の人とは関係ないだろうし」
なにしろこの場所を知っているのは里では私と慧音だけである。
別に不利益をこうむることはない。
「まあ嘘がつけない性格だから顔には出るけどねぇ。あんなのいちいち気にしてないさ。
……でも、」
ふと、なんとなく頭を撫でてみる。
見た目は歳がずいぶん近い。ひょっとしたら姉弟にも見えるかも。
「ありがと。本気で怒ってくれたんでしょ?」
えへへ、と笑う。
……あんな風に怒ってくれたのは、本当に嬉しかった。
>>230
モノローグ云々をお前が言うか。反則も合法にできるような大妖怪が。
それと美少女というにはちょっと……止めとこう。不吉だ。
「……あのねぇ。もうちょい空気は読んで欲しいんだけどさ。まあ終わったことだけど。
それと何で死に芸よ。わざわざみんなの憩いの場を血なまぐさい惨劇の場にする気なんかないわよ」
とりあえず徹底的に文句をつけて、身体を洗おうと湯船から上がる。
……足元には気をつけておく。さすがに滑って転ぶわけには―――
コケを踏んだ。
滑った。
「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!?」
そのまま見事に滑空。その先には―――風呂桶の山。
―――激突。
そして後頭部に直撃する桶。角度は名状しがたいことに斜め四十五度。
……ここに、呪いは成就された。
たまらぬ無駄死にであった。
【デッドカウント:1】
- 236 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 02:31:40
- >>223
(え、あれ、この人……いつの間にここに!?
全く気配を感じなかった……!)
あ、ど、どうも……こんばんは。
(…なんだかちょっと雰囲気が怖い、かも)
>>225
死をつかさどる星…ですか。
そういえば七星の隣にある一星が見えると、遠からず死ぬって話を聞いたような……
でも、あの星は少し目のいい人なら誰にだって見える星でしょ?
そんなリクツだったら目のいい人はみんな死んでしまうような気がするんだけどなぁ…。
だって現にオレも、見えてたって死んでませんし。
>.227
へぇ……そんな伝説がここに残っていたんだ。
なんだか可哀相な話だなぁ。
でも、例外なく…なんだろ、掠れてうまく読めな……
>>231
あ。
ちょっと、だ……大丈夫ですか?
というか、今明らかに不自然な軌道で看板が倒れたような?
………ん?
なんだか、体がムズムスするな……なんだろ??
- 237 名前:レッドアリーマー・ジョーカー ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 02:34:36
- >>227
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
――――カキン。
そんな、スイッチを入れる音がした。
水面が陽炎のように揺らいだのは湯気などの所為ではないだろう。
自身の存在、その根元に関わる霊的な防衛本能。
それが今最大限の力と速度を以って稼動した。
赤き魔物は魔界の火より生まれた。
ゆえに生まれてより抱く。全てを焼き払う『火』を司る紋章を。
司るは獄炎。
紋章を持たざる現在とてその本質は変わりはしない。
「――――――顕れろ」
あの時のように。
魔竜を屠ったあの時の。
あの時のように。
魔将を破ったあの時の。
無敵万能、『無』の力を打倒したあの時のように。
熱量は刹那を越えた速度で生成され。
術式は息をするような自然さと、磐石ぶりで構築され。
「―――――ダークファイヤー!!」
周囲に闇色、触れるもの全てを蒸散させる灼熱が顕現する――――!!
「……これも仕様だ。悪く思うな」
全身表面に薄く張り巡らせた炎が、幕となり湯を払う。
というかジュージューという音と水蒸気と共に払い続けている。
どう見ても湯に入った意味がありません。
本当にありがとうございました。
- 238 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 02:36:27
>>235
「解かれば良い……と言いたいが、それはそれで無粋だな」
復讐は、復讐だ。
程度の差はあれど、どれもこれも根底は同じでしかない。
……流石に出刃包丁を持ってマラソン、相手を追い抜いたら復讐終了、と言うのは聞
いて呆れはしたが。
「済まんな。まあ、一人で呑るよりは良かろう」
冷えた酒が喉を通り胃に落ちる。
芳香が鼻腔を擽り、アルコールの程好い辛味が染み渡る。
「良い酒だ……月が映えれば酒は美味い」
久しく美味いと思った事はなかったが、今夜の酒は、気分が良い。
「何、見られて減るものでも……失言か。
取り敢えず、気にするな。気になるだろうが、それ程見てはいない」
年がな。
見た目がな。
>>237
貴様は一度死んだ方が良いと思う。
いや、二度三度と無限に死んでくれ。
頼む。
- 239 名前:名無し客:2006/01/07(土) 02:40:34
ボン!!
湯がなくなったところで突如水道が破裂して皆さんに水がかかりました
- 240 名前:―幻想の境界― 八雲紫 ◆DBorderwas :2006/01/07(土) 02:41:42
- >>234
それは残念ね。
寧ろ特殊能力は使えない方が圧倒的に強くなる事例だってあるんだから。
龍連打とか龍連打とか龍連打とか龍連打とか龍連打とか龍連打とか。
その手のを身につければいいと思ったのよ。
でも、逆に喜ぶべきことかもしれないわ。
炎を使えないとなれば必ず代替するものが必要になるでしょう?
コピペでないものが多数追加されるかもしれないわよ。
>>236
こんばんは。
ところで粘膜接触はやったの?
………って、そんな顔じゃやってなさそうねえ。
駄目よ、童貞を捨てないと強くなれないわよ。
仕方ないわね。
なら、霊夢に代わって別の助言をあげるわ。
出撃前にサラダを一緒に食べる約束、ズバリこれね。
>>235
逆に死ぬ事で和ませるのもいるから言っているのよ。
一番近いのは紅魔館の門番だけど、あれは死なないのよね、致命傷でも何故か。
良かったわね。
これでもう今夜は死兆星は見えないでしょう、ふふふ。
ってちょっと、私の方にも桶が………
しかも、これはスペルカードならぬスペル桶じゃない!?
何で、こんなのが混じってるのーーーーーっ!?
(鈍い音――――――沈黙)
- 241 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 02:47:49
- >>221
「…ふん。例の力を失った事で士気も下がったかと思ったが…そうでもないらしい。
少しは安心した。ヤガミの炎という災いの芽が遠のいたというのが一つ…。
フフ…後は言うまでもなかろう。
腐臭?そんなものはどうでもいい。
俺は英気を養う為に来ただけにすぎん。
休むべき時に休むのも戦士の務め…悪く思うな」
>>229
そうだ…奴等は魔界村討伐隊『デモンズ・ブレイゾン』、魔界村の精鋭達。
そして俺はそいつらのリーダーを務めている。
ジョーカー。レッドアリーマー・ジョーカーだ、お見知りおき願おう。
…いや、さしたる事ではない。
ただ…向こうに行った連中と合流した連中、数が合わなくてな。
奴等が言うには喰われたという事らしいが…。
確か情報では、お前の知り合いに何でも喰らう小娘がいるらしいな。
…そいつらが口々に「ジョニー(仮を喰ったのは奴だ、間違いねえ!」と五月蝿い。
信じられんが、それを事実とすれば…或いは報復の可能性もある。
それでお前に聞いたという訳だ。
……お前の女なのだろう?
- 242 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 02:52:02
>>239
「ハァ……まったく、やれやれ」
自らの体を見下ろす。
変化は、ある。
だが、一度体験した事があればそれほど驚く事も無い。
「湯は何処だ。これでは体が冷えていかん」
>>240
例えば龍連打や龍連打や龍連打や龍連打では、俺の今までのイメージを払拭出
来ん。それでなくとも今まで、何度も何度も何度も変わり映えも無く、毎年のようにお
手軽強キャラと蔑まれ、ある年ではKDDI等と並び賞され、投げ始動永久及びJDハメ
等々、色々辛い目にあってきた……と言う事も無いが気分の良い物ではなかったの
は確かだ。
寧ろ、ゲーム的には弱くなりたい。切実に。
貴様は前提条件を忘れている、芋だぞ?
追加したところで中身がスカスカのお粗末なリニューアルをされた誰かの二の舞だ。
そんな事になるくらいなら、欠場で構わん。
>>241
「これしきのことで士気が下がるのは、どこかのお粗末な部隊くらいだ。
それでなくとも最近の部隊は、時間と共に士気が上昇すると言うのに、な。
貴様にとって八神はそこまで災いになる事もあるまい。災いは寧ろ、あの馬鹿だろう?
戦士と言うよりは小間使いの癖に……よく吼える」
- 243 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 02:59:57
- >>234
境界を誤る事、は…確かに、あるかもしれません。
でも……
誰かが道を踏み外してしまった時は…オレがその人を止めて。
オレが道を踏み外してしまった時は……誰かが止めてくれる。
それが、「仲間」なんだと……思います。
なんだか、根拠のない話ばっかりなんですけど…こういうのって、リクツじゃないですから。
理屈ばかりで、人は動かない…そう、いつも思ってます。
>>235
あ……モコウ……(///
……本当に、ゴメンなさい。そして…ありがとう。
オレなんかのために…笑ってくれて。
(つられてえへへ、と照れ笑い)
>「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!?」
ああっ、モコウ!?
た、大変だ、血が頭からいっぱい出て―――早く治療を!
あ、でも死なないんだっけ!? いや、でも――!
(軽くパニくってます)
>>240
あ、ひょっとして、あの時あの神社で助言をくれた……
ええと、それじゃあ、あなたはその…神さま、ですか?
粘膜接触…あの、キ、キスのことですよね。
それはその、頑張ったんですけど……やっぱり、無理でした。その、ごめんなさい。
出撃前にサラダを食べる約束?
よくわからないけど……それでミィの気持ちがわかるんですか?
それじゃ今度、ミィに頼んでみようかなぁ。
- 244 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 03:03:28
- ふはっ〜、と息を吐いて。湯船の隅で咽せてけほけほと。
なんと言いますか、私程度の実力ではアレを吹き飛ばせること自体が奇跡のようなものなんですって。
力に溺れるとこうなるという、好例………なんでしょうか、これ。けほけほ。
珍しく覚醒しませんでしたし。けほけほ。
>>226
『……俺は』
そんなつぶやきが聞こえて。ふっ、と考えてみる。
私の力って、なんなのだろうって。吸血眷族としての力の他に。
おまけ程度の超能力まで、恵まれてるとは思う。欲しくてあった力じゃないけど。
それが無くなって初めてわかる違和感。自分の構成要素。そんなモノが無くなったとしたら。
気になって聞いてみた。気づいたら聞いていた。
「―――それって、例え呪われていたとしても。必要なモノだったんですよね。
宿命だって他の誰が云おうとも、自分にとっては重要な構成要素だったんですよね?
………あ、なんか変なことを聞いてしまったみたいで、すみませんです。」
なんというか、今度は。自分からお湯の中へ沈んでいきたい気分。けほけほ。
>>232
「ふみ、芸人として三流って。目指しても居ない女子高生捕まえて………
桶の山なんてあるん………って、あった。」
目の前には、山のように積まれた桶、桶、桶。
>>235
『はは、確かにね。こりゃちょいと白すぎかも知れないけど。
……って今更気にすることでもないと思うけど。混浴なんて』
なんて、目の前の少女は気さくに答えた。慣れなのでしょうか?
とはいえ、慣れない私は妹紅さんの陰にでも隠れていたい所存。
『……そういえば、流れ水とかって大丈夫なの?』
そんなことを聞かれた。やっぱり、我が眷族には恐ろしく弱点も多いので。
「え?大丈夫ですよ。基本的には。ただ、夏に流れるプールに行ったことがありまして。
その時には、何故か力が抜けてぐるぐる〜と流れるプールを廻ってしまいましたけど。
ただ。こうして、温泉につかっている限りは、何の問題も〜♪」
ぽかぽかと、お湯につかってくったりと。それはそれで至福の瞬間だったはずなのですが。
湯船を上がっていく妹紅さん。転ける妹紅さん。そして、目の前には………桶の山。
目の前で不死者の復活を初めて見ることになったのでした。
>>236
現に、目の前の少年はそれほどに怖がっても居ない様子。
空に浮かぶ星を見て、そう言えば。前に我が悪い占いだけよく当たる占い師から聞いた言葉を思い出した。
「あ………知ってます?絶対に外れない予言の仕方って。
簡単に言うと『いつか、死ぬよ』って、予言なんです。
いつか遅かれ早かれ、誰にでも終わりは来るわけで。時期さえ特定しなければ、
その予言はほぼ100%当たるということになるわけです。
だから、死の兆しのあの星とて。外れる予言じゃないわけなんです。」
って、そんな受け売りを言ってみた。少しだけ、眷族っぽいかな〜。とか。うむ、貫禄ゼロ。
>>237
『―――――ダークファイヤー!!』
へ………?看板は私の後ろ………ってことは?!?!
「 緊 急 回 避 !」
テレポート完了!あ、今度は上手く行きました。力の使い方って難しいモノです。
ただ。寒い。ものすごく寒い。水とか被っちゃったのでさらに寒い。
と、言うわけで。もう一度湯船にだいぶするのでした。
- 245 名前:ロバート・ガルシア ◆24RobeRtYw :2006/01/07(土) 03:05:44
- >>242
>中身がスカスカのお粗末なリニューアル
何やろ・・・ごっつ引っ掛かるわ。
小一時間ほど問い詰めたい所やが、そうもいかんねん。
いきなりの乱入スマンな。どうしても気になってもうてな・・・。
ほなさいなら。
- 246 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 03:11:41
- >>239
(尚も纏った炎により水蒸気ループ)
……湯が無くなって一人(?)蒸し風呂なのも俺、か。
>>242
「何…万全を期す、という奴だ。それとも刹那的なお前には分からんか?
……今の俺は俺だけの命ではない。この肩には魔界村の命運がかかっている。
今の俺はジョーカー…魔界村の頂点、魔王アスタロト様を除けば唯一の切り札だ。
些細な綻びも、躓きも許されん。
(俺が俺自身の為に戦う理由は潰えた…俺は魔界村の為に戦う)
それと災いの芽は例え、どれだけ小さかろうと断つ…それだけの事だ。
只でさえ始末すべき問題は多いのでな。
そういった意味では、お前やクサナギの決着は二の次にならざるをえん。
…その雑言はもう慣れた。もはや愚弄のうちにも入らん。
しかし、ならば貴様は何だ?
今のお前は復讐者というよりは―――――」
>>244
この轟音…む……余波があったか。
済まんな、そこの……湯気で何も見えん…。
…とりあえず、声を聞く限り娘か。
お前には悪いことをした、詫びておこう。
(聞き覚えのある声だが……何者だ?)
- 247 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 03:13:25
- >>237
うわっ!? 熱いっ!
ああ…お湯がなくなっちゃった…
露天風呂でこれじゃ、ちょっと寒いなぁ……ぶるぶる。
>>239
(びしゃっ!
うひゃっ! 今度は冷たっ!?
なんなんだよ一体、もう……
……??
なんだか、スースーするなぁ……
裸だからじゃなくって…なんだか、本来あるべきものがないような……
なんだろう、この違和感?
- 248 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 03:15:11
>>243
理屈以外の何かか……フン……解からぬでもない。
ただそれに頼り切るのは、拙いだろうな。
動いて欲しい時に動いてくれない事体が起こり得る。
最低限の意思疎通が出来なければ、寝首をかかれ昔のチームメイトに醜態を晒す事に
も……まあ、これは如何でも良いか。
あまり信用出来んと思うがな。
仲間と言っても、所詮他人だ。
裏切られる心構えはあった方が良い。
>>244
問われて、改めて考える。
俺にとって『力』とは何だったのかを。
確かに必要だった。
殺す為に。
確かに邪魔にもなった。
理性を失うほどに。
だが、それでも―――
「必要な構成要素と言うよりは、何時も身に付けているアクセのような物か。
無ければ無いで気持ちが悪い、そんな、普段は意識しないような物。
例えば、ピアスに近いのかもしれんな。
ただ……やはり、それは必要な物だと言い切る事が出来るだろう。
どんな些細な物でも、どんな些細な『力』でも」
>>245
ああ、誰かと思えばNBCでリファインされたロバート・ガルシアではないか。
被害妄想だろう?
ドットの枚数が明らかに少なくスカスカな印象が等とは言っていない。
知らぬが華と言う言葉は、応用が効いて良い。
覚えて置いて損は無い。
>>246
「万全を期したところで、所詮兵など駒だ。
使い捨ての、挿げ替えの効く、な。
そんな物にそこまで使命感を感じるなど……馬鹿馬鹿しいとしか言いようが無い。
此方に干渉しなければ、此方からそちらに干渉する事は無い。
指を咥え、下らない戦いに身を置くが良い。
それ以上先を言えば―――殺す」
【こんな事を言いながら女性体】
- 249 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 03:15:15
- http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1133542567/249.jpg (19KB)
『リザレクション』
- 250 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 03:25:01
- あー、いたたたた。
まったく洒落にならないわねぇ。
>>239
じゅわっ、となぜか飛んできた水らしきものが蒸発する。
蘇生したての身には水など無駄無駄無駄であった。
>>233
……なんだか、えらく買いかぶられているような。
「誇れ、か。また珍しいこと言うんだねぇ」
まあ、別に悪い気はしない。
先ほど皮肉だなんだと言ったが、別にこの炎が嫌いなわけではない。
何もなかった自分が、唯一積み上げて生み出せた比翼のカタチ。
それを忌むべき理由など、どこにもなかった。
>>237
……湯が見事に蒸発してる件について。
いやまあ、呪いが嫌なのは分かるけど。
「根本的に解決しろよおい」
頭を抱えて、言わざるを得なかった。
>>238
「まあ、復讐なんて人に誇れるもんじゃないしね」
いいながら、杯を交わす。
……だからこそ、いつかは落し所を考えるべきだろう。
今の在り方を、復讐を奥底にしまいこんだままの生を否定する気はない。
けれどやはり、その歪みはやがて清算を迫るのだろう。
ならばこそ―――
まあ置いといて。
「……むー。タオルくらい巻いとけば良かった」
申し訳程度の手ぬぐいで隠しつつ、そんなことを呟いた。
>>240
そうだ。
ここに便利屋がいた。
とりあえずなぜか桶を被って失神しているスキマ妖怪の首根っこを掴む。
……なんか猫を持ち上げるみたいな感じだった。
「起きてる? とりあえずこの温泉の呪い何とかしてよ。ゆっくり入れないし。
……断ったらあんたの式にあることないこと吹き込んでヒジキ地獄よ」
平和的に交渉。決して恐喝しているわけではない。
- 251 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 03:29:22
- >>243 ルージ
「あー、うん。大丈夫。痛いけど」
頭をさすりつつ(コブが出来ている)、とりあえずそう返答。
頑丈なのは良くも悪くも便利なものである。
「心配してくれてありがと―――って」
ふと、見る。口では言えない。言ったら事故だ。色々と。
「……ルージ、男だったよね?」
恐る恐る聞いてみた。気づいてないのだろうか。
>>244
……やっぱり目を丸くされるよなあ、派手に復活したら。
「まあ、大丈夫だから気にしないように」
適当に頷きつつ、湯船(お湯ないけど)に入った。
蒸発しすぎだろ、これ。
- 252 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 03:29:48
>>249
そんなに火遊びがしたいなら竹林に引っ込んでろ、と言いたい。
【お湯を求めて三千里】
>>250
「フン……確かにその通りだ。自分だけが知っていれば、それで良い」
空には満点の星と月。
雪の化粧で白く染まる周囲の景色。
手には美味い酒と―――今は他の物は無い。
ただ、今くらいはそれでも良いだろう。
良い、筈だ。
「湯船にタオルを入れるのは如何かと思うがな……」
自分の格好を見て、嘆息。
湯は何処だ、湯は。
- 253 名前:ルージ・ファミロン@女体化 ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 03:41:50
- >>248
……信じられますよ。
だって、オレの仲間ですから!
オレのコトはなんと言ってもらってもかまいませんけど……でも。
オレの仲間のことを、あなたがどれだけ知っているって言うんですか?
何も知らないで……「信じられない」なんて事、言わないでください。
>>249-251
あ、モコウ! ぶ、無事だったんですか?
話には聞いてたけど……その、死なないって本当だったんだ…。
>「……ルージ、男だったよね?」
………え? な、何言ってるんですかモコウ。オレは立派に男で―――
――――。
……ま、まさか……。(おそるおそる)
………(ぺたぺた)
…………、な、い?
――――(見る見るうちに顔色が青ざめる)
- 254 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 03:46:53
- >>246
「チェスの事を知らんのだな。
“女王”のように駒には挿げ替えの効かんものもある…兵も同様だ。
それに俺は俺自身の意思であの方に仕えている。
あの方の掲げる覇道に、俺は意義を見出した…あの方も俺を捨てはしまい、今の所はな。
馬鹿で無謀で莫迦で阿呆だが、あれでも意気には応えるお方だ。
………恐らく。
ふん……そうあってもらいたい物だな。
精々生き残るがいい、クサナギともども。
奴にも言ったが、魔界の方でもきな臭い連中の動きを掴んで久しい。
仮にも俺に土をつけた男だ。下らん事で死んでくれるな。
……俺も此方の決着がつけば次は仕掛ける、その時まで待つがいい。
…それと、そろそろ前を隠せ。
俺は見えんが、何故か隠してないという確信だけはできる」
>>250
己の力を誇る、当然の事だろう?
それが自らで得たものであれば――――
……む?
ああ、そこか。
…生憎、薄く闇の炎を纏った所為で何も見えんのでな。
加えて水気が反応して俺の全身を夥しい湯気が…む…よし、足場は問題ないな。
……それは言うな。
半ば本能のままに放った技、意識して制御出来るものではなかった。
本来は俺の周囲にだけ展開する筈だったが……そう上手くはいかんな。
【暗に自分だけ助かればいいと言っている、正に悪魔】
- 255 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 03:50:53
- >>246
水蒸気の中から、声がする。たぶん、あの火の玉を放ってきた方なわけで。
ふむ、お詫びを入れられちゃいました。―――――ぼんやりと、見える思考。
「あ、心配しなくてもなんとかなりましたから〜、結果オーライと言うことで。
と。それよりまたにお逢いしたことありましたっけ?」
水蒸気の中にいる見えない方に聞いてみることにした。
>>248
『必要な構成要素と言うよりは、何時も身に付けているアクセのような物か。
無ければ無いで気持ちが悪い、そんな、普段は意識しないような物。
例えば、ピアスに近いのかもしれんな。
ただ……やはり、それは必要な物だと言い切る事が出来るだろう。
どんな些細な物でも、どんな些細な『力』でも』
なんて、さらりと。私の中にある二つの力も二つの側面もそんなモノだろうか。
それでも、失うことは怖い。私にとっての重要な構成要素であり。私の存在そのものなんだから。
否定なんか………出来るわけがない。………に、しても。なんだかこのお湯には呪いがあったようで。
混浴ではなくなったらしいのだけれども………。
「 そ の バ ス ト サ イ ズ は 卑 怯 だ ! 」
うっすらと涙を浮かべ。くってりと少なくなったお湯の中へと、も一度沈んでいく私。ごぼごぼ。
>>249
『まあ、大丈夫だから気にしないように』
ふむ。慣れというのは恐ろしいモノで。死ぬという普通一度きりのことでも。
慣れてしまえばこんなモノなのかと。不思議な錯覚を覚える。
「―――――慣れちゃうモノなんですか?その味にも。」
何か、少しだけ怖くて。先輩に聞いてみた。丸くて赤い瞳のままで。
- 256 名前:八神 庵 ◆Iori/GPRcE :2006/01/07(土) 03:57:24
>>253
あー、えー、こう言うときに言う言葉は如何言うものだったか。
はいはいわろすわろす、だったか。世間に疎くなるとこう言うときに困る。
冗談はさて置き、知らないからこそ「信じられない」。
貴様はよく理解しているからこそ「信じられる」。
違うか?
まあ、裏切り云々が気に触ったかもしれんが……聞き流す事も覚えた方が良い。
>>254
「クイーン? これはこれは、大きく出たものだ。
貴様には荷が勝ちすぎている気がしないでも無いが……水掛け論にしかならん。
無駄は嫌いな性分でな、これ以上は耐え難い。
主君に仕え狗となり、そのまま一生を終えるが良い……
ハッ……奴が生き残っている保障などせん。
貴様の到着前に殺してしまうなど、起こり得るだろう?
必ず俺は生きている。
そして、その下らぬ暴力の牙、刈り取ってやろう。
……まったく、胸とあるべき物が無いだけだろう?
何を恥ずかしがる。
それに、見慣れぬ物と言う訳でもあるまい。
これだから―――検閲―――は困る」
>>255
「これか?」
寄せて、上げて。
「重いだけだ。如何にかして欲しいのだがな」
肩が、凝る。
「如何した? 流石に膝より浅い湯で自殺は出来んと思うぞ」
極普通に、答える。
ズレているような気もするが。
- 257 名前:名無し客:2006/01/07(土) 03:58:10
- 少しだけ残った湯もすっかり冷めてしまった
- 258 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 04:07:42
- >>253
……これで二人目、か。
…この状況、俺はともかく隊の奴等には見せられんな。
新鮮な女の肉が何より好きな連中だ、特に仲間がイーターに喰われたと
噂される下層偵察隊は……。
>>255
いや……違うな。
俺の知るその『娘』は“気”が違っていた。
闇の住人でありながら人を気取る…だがその闇を際立たせていた娘だ。
奴とは対峙しながら、結局勝負する事はなかったが…。
一太刀と一撃。それを交錯させる前に俺が去った。
さて…理由はなんだったか。
まぁ…昔の話だ。
俺が今と姿形すら違う昔、その娘とは一度会っただけの縁に過ぎん。
第一、奴が生きているという証拠もない。
- 259 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 04:12:29
- ……こ、こ、これって一体……(ガクガクブルブル
>>241
え、食われた、って……ミィ、に?
それは…まさか、とは思いますけど……。
そんな、悪魔みたいな生き物まで食べるほど、ミィは見境ないわけじゃないはずだし……
何かの間違い、だと思いますよ。……… たぶん。
>>244
ああ、なるほど……。
どんな生き物にも、寿命ってありますからね。
言われてみればそうかもしれません。
それは面白い考え方ですね……うん。とても勉強になりました。
どうもありがとうございます。(ぺこり
>>256
……そういうことですけど……。(むー)
オレにとって、譲れない話だったものだから……
確かにまた少し、興奮しすぎたかもしれない。
……でも、今回は、謝りませんよ。
オレ、悪いことを言ったとは思ってませんから。
って、オレは何を冷静にしてるんだよ!?
これって、ど、ど、どうすれば!? どうすればいいんだぁ!?
(頭と股間を抱えてうずくまる)
- 260 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 04:34:35
- >>254
「……機動力、だ。
純粋な魔力で言えば、あの方と俺では開きはあるが…
こと小回りでは俺の方に分がある。王は中核である以上、動けんのもそうだがな。
フフ…大きく出たものだ。では俺も期待させてもらおう。
だが百も承知だろうが、クサナギは強いぞ?
貴様が始末をつける事も無論、起こり得るが…それでも五分でしかない。
そして奴は殺さない……それだけあれば、保障としては十分だ。
…恥ずかしがる?それは面白い冗談だ。
元より裸など隊の奴等で見慣れている。どうという事もない。
だが、せめて最低限の礼儀だけは弁えて貰いたいものだな。
貴様とて、屑と見なす者に見下されては立つ瀬もあるまい?」
>>259
『あれはーおいがー下層で偵察ばーしとるときじゃったー。
その時おらー見ただよ。
どうみても人間の小娘が、丸焼き作るアレをくるくる回して目ー光らせてただよ。
ありゃあ完璧にヨダレ垂らして喰う気まんまんだっただよ。
「可哀想だけど次の日にはお肉屋に並んでるから買って食べるわね」つー寒気がする
ような視線だっただーよ』
……行方不明者が出た隊の証言だ。
他に「鶏肉みたいで美味しそう」という当事者の言質もあった…と聞く。
どの道、数が合わんのは事実なのでな。
……或いは、他の「イーター」という種族を探らねばならんか…(ブツブツ
>って、オレは何を冷静にしてるんだよ!?
>これって、ど、ど、どうすれば!? どうすればいいんだぁ!?
……。
諦めろ。
(小悪魔ブルーキラーよりジョーカー。ブラックロータス…薬師フォラバに性転換薬があるか聞いて来い。
いや…対“ここ”用装備の検討案だ。罠として精製されている可能性がある。
……元より悪魔は両性だから無意味だろう、だと?)
………………ふむ。
- 261 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 04:39:05
- ほとんどお湯が無くなった上に冷め切ったお湯に。
ごぼごぼと音を立てながら入っていくことはどうやら不可能のようで。
くしゃみしながら状況を見つめていた。水蒸気の霧の中。
>>256
――――お湯があったら入りたい。と、言いますか。
その手の言は、胸の大きい方々から何度も言われてきました………。
しかも、それが慰めにならないことなんて。私自身がよく知っているはずなのに。
そのごくごく普通の考え方が………とどめのカウンターパンチです。八稚女です。豺華のおまけ付き。
そんなゲージ何処に隠し持ってたんでしょうか。くってり。
>>258
水蒸気の霧の中。多分一度見たことのある幻影を見ていた。
そう言えば、あの日も星の綺麗な夜だったな〜、とか。
ええ、今日は何事も………多分無く。きっと。星を眺めていられるはずです。
>>259
「ええ、多分。その死の兆しの先にある『死』までの時が長くても
人間なんかの寿命では、想像も付かないほど寿命が長い存在から見れば、あっという間なんです。
人間主体で物事を考えていると、すっ、と足下掬われちゃいますよ?
………なんて、面白い考え方でした?それなら光栄です。」
ふっと、月の下に立って笑ってみせる。ゼロの貫禄も少しは出てくるかなって。
あれ………何か。重要なことを忘れている気が………全裸だ、私!
無いはずのお湯にごぼごぼと〜。そして、考えてみる。
この呪いが解けなかったとして………順当にこの元少年が成長していくと〜。
「 裏 切 り 者 ぉ ! 」
お湯がないのが、なんと言いますか。―――――最後のとどめです。
出来れば、この呪いという名の悪夢が早く解けますように。
なんで、本来なら幽霊に同情される立場の私にこれだけの大ダメージがっ?
- 262 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 04:43:27
どこかが騒がしい。
騒がしい気はしたが、それ所じゃなかった。歌が聴こえていた。俺は帰りたかった。マックス・カヴァレラの
咆哮を聞きながら年末の特番の撮り溜めを纏めて観照したかった。『古畑任三郎』の最終回スペシャルを
見たかった。適わなかった。俺は囚われていた。
天蓋のない湯殿でお湯に浸かりながら、延々とループする思考−後悔のプログラムをコンパイル。
エラー発生。「どうしようもありません」まじかよ。
「草津よいとこ、一度はおいで……だったかな、確か。ん? クサツ? いや、ゲロだったかな。ゲロ温泉」
「クサツで合ってるよ。あと下呂だ下呂。イントネーション間違えんなドイツ人」
「は! おいおい、それくらいは勘弁してくれたまえよ! 僕は現地人じゃないんだぜ? イントネーションの
問題を解決するのに掛かる時間は、多く見れば五十年だって言うくらいだ。多くを望みすぎているよ、君は」
「うっせーよド天才……ああ帰りてぇ。すげぇ帰りてぇ」
日本語を航空機の移動時間(ドイツ−日本間、しかも一度)で憶えたヤツに何も言われたくはない。
湯船から屹立する馬鹿でかい岩に背を預けたそいつはくすくすと笑って、それから湯船に浮いた桶を引き
寄せると、氷水にひたしてあったポカリスエットを取り出して額の辺りに掲げた。『風情を堪能したい』とか言
っていたくせに、コーヒー牛乳でもフルーツ牛乳でもないあたりがナメている。
「まあ確かに今のは冗談だがね」
やっぱりかよ。
「冗談だ――それも冗談さ。さて、こんな時間だ。誰もいない。この温泉には別所にまた他の湯があるらし
いが――しかし、ここは独立している。ミシェル・フーコーのような思想だ。素晴らしい。温泉の中にある、更
なる秘湯って奴だよ。だからほら、湯治を堪能しようじゃあないか……いいかい? 無駄を無駄としていかに
楽しむか、重要なのはそこなのだよ関口君」
「無駄は無駄だっつーの……あと誰が関口だ」
見上げる快晴の夜空は、もはや四時過ぎ。空が白んでも入り続けようというナメ腐った耐久温泉レースは、
約三十分前に開始された。
さて。
そもそも、事の起りは先日だ。
「デンジャラス」
ついでにクレイジー。
俺は呟く。街中で偶然レミー・キルミスターに出逢ったような衝撃に日常で出くわしたからだ。
妹の学校へ所用で出掛け、帰ってきたら家の前にドカが停車していた。スーパースポーツタイプのそいつ
は、ざっと見積もって二百万は固く、しかも近くに寄って見ると、なんかやたらとゴツい上に物騒で趣味の悪
いデコレーション(改造)がカマしてあって、溜息をつくような趣味の悪さに眩暈を起こし掛けた。ヤバい。ヤ
バいヤツだ。キルスイッチで眠りに付いた猛牛のような車体――フレームに張られた『清水一家・次郎長』
のステッカー。
馬鹿だ。
関わり合いになるのを避ける為に家に入ろうとすると、サイドスタンドで止められたモンスターマシンの向こ
うに立ち上がる影があった。百五十センチに少し足りない小柄な矮躯を真っ白なツナギに包んだ少女は、ス
パナ片手にこう言った。
「やあやあやあ! 待っていたよ! 三時間は待ったね! それじゃ温泉に行こう! 今すぐだ! ――ああ、
所で『ツナギの少女』ってどうだい? あれかな? 『萌え』になるかな?」
そいつは笑った。
俺は泣きたくなった。
- 263 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 04:43:45
――温泉卵を湯で過ぎた。
フヌけた思考で卵の殻を剥く。ペリペリと剥がし続ける。状況を整理しよう。ここは温泉で、日程は一泊二日、
一緒に来たのは外見十四歳−実年齢俺より上の似非ロリ娘だ。勘弁してくれ。
そもそも、とスクール水着に身を包んだそいつはクールに言う。
「西洋にはない文化なのさ、この『温泉』ってのはね。いや、有るには有る。だが精神性が違う――意味が違
う。温泉ってヤツは、ここまで文学的で詩的で尚且つ哲学的で――やれやれ。ノイシュヴァンシュタイン城の
周りは温泉にするべきだな。ロスとビヴァリーヒルズにも必要だ。まったくこいつは素晴らしい」
「そうかよ」
シンデレラ城のモデルも真っ青だ。『ルートヴィヒの湯』、本日オープン! 地獄のような光景だろう。ここよ
りは三割ほどマシと断言した上でだが。
「そうさ……君はそう思わないかい? 日本人の君にこそ、この風情ってのは理解されて然るべきだと思うの
だがね」
「そりゃあ……」
理解はできるし、風情は悪くない。
だから問題は別だ。
石の縁に背を預け、こっちをニヤニヤしながら眺めるそいつは、自分の姿に一抹の疑問も憶えていないら
しい。そのとてつもなくIQの低い光景に俺は泣きたくなる。そいつのIQが計測不能の高さを持っていたとして
も、ここは風俗でもなければメイド喫茶(だっけ)でもない。
「競泳用のほうが良かったかい?」
「殺すぞ」
「あ、旧と新があるんだっけ」
「帰れ。――いや俺が帰る」
「まあまあ、待ちたまえよ」
立ち上がり掛け――、ざばざばとこちらに歩いてきたそいつに手を掴まれてお湯に戻された。振り払おうと
した瞬間、正面から首に手を回されて挙句膝の上に乗られた。辺りを見回す。人はいない。振り落とそうとす
ると、ブンブンと身体ごとそいつが揺れる。……いやマジ、ちょっと。
邪魔だオイ!
「……解った。解ったから退いてくれ。出ない。約束通り、朝までは付き合う」
「はん、信用できないな。それとも何か拙い事でも? 欲情でもしてきたかい? は! 温泉プレイとはちょっ
と、流石の僕でもアレだな――いや、悪くないかもしれないな」
「泣いていいかよ」
頼まれてもやらないし俺はロリコンじゃない。辺りを見回す。
――ちょっと。
俺、そういうのじゃありませんから!
- 264 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 04:45:37
- >>252
「生理現象だから無理言うなって」
肩をすくめつつ、全くお湯のない温泉に入る。
源泉は枯れちゃいないだろうけど、元に戻るまでかなり時間がかかるだろう。
やれやれ、雪降ってるのにこれじゃ寒いよ。
……沸かしてみるか?
「女の子は例外よ、例外。そもそも嫁入り前だし、そんなに見せられないわよ。
といっても、お湯がなきゃ話にならないんだけどねぇ。
……そうだ。どっかから水引いてきてくれない? 沸かすから」
火力全開にすればすぐ沸くだろう。
そう考えての提案だった。……私が燃え尽きる確率も半々だったが。
>>253
……あっちゃあ。やっぱり。
まさかそんなギャグみたいな呪いがあるとは。
「あー。多分お湯に入れば治るから……ってお湯がないか」
南無。
>>254
あーもう。反省の色なしかよ。
「てーかこの程度の呪い、上級悪魔なら跳ね除けられるんじゃないの?
たかが人間一人、それもなんか自縛霊っぽいのだし」
まあ、今更何を言っても詮無いことだけど。
とりあえずお湯だ。お湯をください。
>>255
「んー、慣れるほど何かを感じるわけじゃないわね。
明かりを消すみたいに感覚が消えて、生き返ったら一斉に痛み出す感じだし」
その痛みにはさすがに慣れない。我慢は出来ても無視は出来ない。
でも―――
「まあ、生きてるって実感できることでもあるし。
病み付きになる、のかも知れないわね」
そうそう何度もやりたいことではないが。
でも、私が生を覚える数少ない瞬間ではあった。
- 265 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 04:52:19
- そういえば―――
女の子になったということは。
>>256
……それは、あまりにも力強い存在感を。
ふと、自分のに目を落す。
目線の先にあるものに比べればやや小ぶりながらもしっかりとしたもの。
…………ちょっとだけ安心した。バランスなら遅れはとってない。
と、話し声に気づいた。(>>262-263)
「あ、ひょっとして」
ぱたぱたと空湯船からでて、そっちの方に行くと―――
果たして。別の湯船。お湯が一杯入ってる温泉。
そうだそうだそうだった。湯船、いくつかに分かれてるんだった。
色も違う辺り、質も違うのだろう。とりあえず呪いはかかってないに違いない。
「みんな、こっち入れそうだよー」
とりあえず声をかけて、早速身体を入れ―――
目が合った。
「あ」
- 266 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 05:01:32
- >>265
見上げる。
……。
さて、選べ。三択だ。
答え@――冷静な俺は突如としてナイスな言い訳と脱出方法を思いつく。答えA――仲間(膝の上に
乗っかったスクール水着の小娘)が助けてくれる。答えB――どうにもならない。
現実は非常である。Aは問題外だ。俺がマルを付けたいのは@だが……しかし、
膝の上でそいつが空を見上げ、次いでこっちに視線を向ける。笑って、首筋に頭を押し付けてきた。
答え――
答えB――
B――
俺は人間を止めたくない。
無言で膝から(スクール水着の)小娘を投げ落とす。
「きゃん!」
「わざとらしい声出すな」
「ええ……どうしてさ、お兄ちゃん。いつもこうして、」
「それ以上言うと今帰るからな。いや帰るぞ! 俺は即帰る! 京都案内もナシで」
「……やれやれ」
ひょいと肩を竦めて、そいつは「まあいいさ」とまた快活に笑った。
「哲学的だね」
どこがだよ。
- 267 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 05:02:56
- >>264
いや……それは恐らく無理だったろう。
上級悪魔、魔界貴族の中にこの手の術を得意とする奴がいる。
血を吸う為だけに相手を女に変える術だ。一時的なものだが術式は無駄に完全、書き換えも抵抗も不可能。
神や魔王、あらゆる存在に通用させる為に努力を重ねたという代物だ。
あの湯から感じた魔力は、あれと良く似ている――――何故そんなことを知っているかは問うてくれるな。
せめて、他の源泉にでも繋げればいいのだろうが…これではな。
当たりでもつけられれば、俺の拳で岩を砕いて掘るくらいは出来る。
言っていても始まらん…試してみるか。
(聴覚を研ぎ澄まし、他の源泉を探ってみんとする)
>>263
……む…!
……。
…気にするな、何時もの事だ。(何
- 268 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 05:08:03
- >>265
……その手があったな。
予想以上に疲れが出ているのか、俺は―――――
>>266
……。
…気にするな、俺は気にしていない。
【相変わらず見えていません、だってゆで湯気だもの】
- 269 名前:ルージ・ファミロン@女体化 ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 05:15:01
- >>260
ええっと……それは……でも、実際に食べている所を見たわけじゃ…ないですよね。
だから、その、断定は出来ないんじゃないかなぁ…と。あは、あははは。
(そういえばあの日、何だかよくわからない肉が食事に出たような……?
ミィにしては珍しく切り分けられた後だったから、何の肉か知らなかったんだよね。
でも、そのことは……黙っておいた方が、よさそう)
>諦めろ。
………そ、そんなぁ……(半泣き)
うぅ、家に帰ったとき、父さんや母さんやファージに何て言えば……。
>>261
想像もつかないほど寿命が長い……
モコウやあの羽生えた女の子も、そういえば何百年何千年って生きてると言ってたなぁ。
そして、普段オレたちの乗っているゾイドも……
それに比べれば、人間の寿命なんて、あっという間って事か。
……だから、オレたちは、限られた時間を精一杯、生きなきゃいけないんですね。
>「 裏 切 り 者 ぉ ! 」
え、えええっ!? どうしたんですかいきなり!?
お、オレ……何か気に障るようなことを?
>>264
お湯に入れば治る? モコウ、この呪いについて何か知ってるんですか?
でも確かに周りにはお湯も何もないし…うう、そう思うとまた体が冷えて……は、は、ハックション!……うぅー。
>>265
え、そっちにお湯が―――?
とにかく、お湯に浸かれば治るんです、よね? これ!?
じゃあ早速―――!
>>262-263
あ。
(※咄嗟のことで、つい股間を隠し忘れました)
- 270 名前:隣の湯船の看板:2006/01/07(土) 05:15:21
- ― 注 意 !―
この温泉は昔々ジャイアントパンダが誤って溺死したという
悲劇的伝説が残る大熊猫溺泉です。
このお湯に入ったものはパンダの呪いで以下略
- 271 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 05:43:40
- 湯冷めしそうな夜の中。止まらないくしゃみで、お湯を求めてる。
うっすらとした霧も晴れてきて………純粋にピンチ?
>>264
『んー、慣れるほど何かを感じるわけじゃないわね。
明かりを消すみたいに感覚が消えて、生き返ったら一斉に痛み出す感じだし』
死の実感。多分、私では何度も体験できそうにない、その実感。
例え、死を超越していても。私にだって、きっと終わりはあるから。
それに、いつ甦れなくなるかなんて、それこそ私にもわかるはずがない。
『まあ、生きてるって実感できることでもあるし。
病み付きになる、のかも知れないわね』
生の実感。『死』の後に待っているのが例外的だけど。
死を越えたから、死を越えるからそこにある『生』の実感。
きっと。そこには、私が感じているモノとは比べものにならないほどの実感が。
「さすがは………大先輩。私もそういう風に達観できるんでしょうか?」
やっぱり、丸い瞳で聞いてる当たり。私もまだまだ若いから。
>>269
「―――オレたちですか?ふふっ、目の前にある状況を自分の常識だけで計ると。
意外なところで足を掬われたりしちゃうんですから。気を付けてくださいませ。
私なんかより、ちょこっとだけ若いんですから♪
あ、ちなみに。さっきの裏切り者発言は………ちょっと未来が見えただけです。はい。」
なんて、少しだけ目の前の少年をあしらってみる。月は真冬の空の上。
そんなことを話していると声が聞こえてきた。
>>265
『みんな、こっち入れそうだよー』
そうして、とてとてと新しい湯船に走り寄って行き………。ものの見事に転けました。
(そして、当初の望み通り湯船の中へごぼごぼと沈んでいきました。)
また、湯船の橋で咽せかえってけほけほやっていると。水着の少女(>>263)と目があって。
ふと、そう言えば、水着を持ってくれば良かったんだ、と思い直すのでした。ごぼごぼ。
- 272 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 05:52:10
- >>270
―――こんなんばっかりか。
もういい加減疲れたよ、えーとパトラッシュ?
「……ああもう、普通に入らせろって、」
腕を構える。瞬時に不死鳥召喚。
そういえば、この炎は大抵のものを焼いてきた。
それこそ目に見えぬもの、カタチにならないものを含めて。
となれば、呪いすらもできるかも知れない―――多分。
「『ディヴァイン・ファイア』ッ、温泉の呪いを焼き払えェェェッ!!」
ちなみに叫んだ単語はノリだ。別に悪霊みたいなのが出るわけではない。
- 273 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 05:56:56
「君はパックマンを知っているかい?」
一.五リットルのポカリスエットを両手で抱えて飲みながら、隣に座ったそいつはそんなことを言った。
「パックマンを知らないヤツは日本人じゃないな……アメリカ人でもない。そいつは日本人に『AKIRAを
知ってるか?』って聞くのと同じだぜ。つまり意味がない」
「なるほどね。手塚治を知らないヤツは人間じゃないしね! ……ああ、『ジョジョ』を知らない日本人は
死んでいいね」
それには同感だったが、その話題はいつも話が「”キラー・クイーン”の”バイツァ・ダスト”の汎用性と
”ザ・ワールド”はどちらが強いか」または「”キング・クリムゾン”の時間削除についての言及」に飛ぶの
がオチなので、話の先を促す。
「……で、パックマン?」
「パックマンじゃあなくてもいいさ――ファミコンを知っているなら、それでいい。僕はね、あのチープで
単純なゲームが大好きなのさ」
「……つまり?」
「つまり? つまり”ラッキー・ワンダー・ボーイ”だよ。ねぇイル、君はゲームが嫌いかな? 僕は好き
だね。例えそのゲームがどれだけチープでどうしようもないクソゲーでも、僕は好きだ。『バンゲリング・
ベイ』、『ミシシッピー殺人事件』……もちろん、『マリオ』はフェイバリッツだ。『キングダム・ハーツ』には
ミッキ、おっと、ディズニーネズミが出てくるんだぜ……人間が生んだ、人間が動かす、人間の手によ
る箱庭だ。僕は以前に高次元存在の研究を専門にしていたと話したろう?」
「してたな」
「成果は企業に売っぱらったがね」
最悪だ。
「まあだが、なぜ僕がそんな研究にのめり込んだのか? ――いや、のめり込んではいない。だが、
興味はあった。アロワナのエサに一日に食べさせるメダカが何匹か、次の日に何匹残っているかの
日記の次くらいには興味があったからだ。ではなぜか。なぜだと思う? それはね、存在が個を特定
する上で、思考ってヤツがどこまで意味を成すかに興味があるからだよ」
「……つまり?」
「つまりつまり、つまりってね。やれやれ。……まあいいさ。それが答えだ。「思考すること」こそ、人間
に与えられた唯一の特権なのだよ石岡君」
「……もう少し、訳してくれ。身体アツくて考え纏まらない」
「セクハラ発言だぜ、そいつは。つまりさ、二十年間パックマンを延々とプレイすることに、千回も「スタ
ー・フォース」をプレイすることに、クッパを百回以上殺すことに、さて、何の意味があるだろう? 全て
のキャラクターのレベルを限界まで上げてからラスボスを倒すことに意味があるのか? 『ポケモン』
で全てのポケモンを最高まで育てることに意味があるのか? 僕は『コクーン』を”かたくなる”だけ使っ
て最高レベルまで育てたことがあるぜ」
「よく解らないが、つまり――」冷めてきた卵を噛み砕く。ポカリスエットをそいつの手から拝借して、流
し込んだ。黄身がポカリに押し流される。エラくまずい。「……波紋なしでワムウと戦うようなもんか」
「ノートリアスB.I.Gを通常攻撃で倒そうとするのに近いかな。しかしそれも遠い――言ったろう? 『無
駄を無駄として楽しむ』のさ。DIO様信者の君に言っても詮無いが、『無駄』なんてモノは、事実、この
世には存在していないんだ」
「……天才に言われてもな」
「天才? 天才天才天才天才天才……はん。馬鹿馬鹿しいね」
「違うのかよ」
「天才だよ」
薄い胸を逸らして、そいつは笑った。
「だが、そんなことに意味はない。……どう生きるかだけが意味を無意味にも変換する。その逆も然り
だ――それが常となる。僕の理想は仙人なんだ。ねえ君、僕が嫌いなのはね――素質があるのに、
何もやらないヤツなんだ。あとはショートカットして素質を磨いた気になっている馬鹿も大嫌いだ。君
に言わせれば、そうだな。アット・ザ・ゲイツのリフをハンパにコピーしてメタルコアをやった気になって
いるヤツがそうだ。僕はそうはなりたくない。そうならない為に僕は作られたし、僕は「そうあれかし」と
願い続けてきた。神に祈るようにね」
イマイチ締まらない格好で、そいつはのたまう。
やれやれ。
- 274 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 05:57:27
「……お前、休暇で来てたっけ」
「そうだよ。常人の百倍は働いているからね。偶には恋人とイチャつく時間があってもいいだろう。つ
まりさ――いや、そうじゃないな。これは後でいい。ああ、僕は「休みだから来ている」のだよ」
「でなきゃ最悪だな――仕事放って温泉って、そりゃお前、最低だぜ。やるべき事やれって」
「教会はそんなにヒマなお仕事だったかな?」
「……いや、それは」
モメ事起こして謹慎中の神父は、日本だと俺だけかもしれないけど。
「僕の知人にも教会関係者がいるが――いやいや、これが仕事の鬼のような娘でね。まだ十五歳だ
と言うのに、趣味と言ったら紅茶を飲むことくらいだ。あとは日常生活の全てを神への献身に捧げて
いると言っても過言ではないよ。まあ四六時中アルコールに頼って生きている修道女の知人もいる
んだがね――さて、君」
「あん?」
「そこの看板を読んでみたまえ」
「そこ?」
>>270
指差された先を眺める――雲って見辛い。パンダが日本で死んだお湯。へぇそりゃスゲェ名湯だ。
所で、と隣で声がする。
「パンダが日本に伝来する時期から逆算して、伝説になる時間の経過は成し得るのか? 興味深
いね。犬や猫のお湯もあるのかな」
問題が別のような気がした。
「呪いが――だとよ」
「迷信だよ。信じるからどうにかなるのさ――『呪い』とはね、自己の意思を他者と外部に存在する
意思によって変質させられることで『呪い』として確立し得る現象なのだよ」
>>269
……ああ。
頭痛がする。
「……で?」
「で? じゃねえよ。何か言ってやれ」
「使いたまえ」
オケに入っていたタオルが岩地に突っ立っている子に飛んでいく。
人いたのかよ、ここ。
>>268
コウモリがいた。
赤いコウモリ、と言えば――ああ、別に縁起物でもなんでもない。俺はプラットフォームを横断する
犬には会いたかったが、空を飛ぶ赤いコウモリに興味はないのだ。
ないと言うか、いい。
去ね。
額を抑えて、湯船に沈んだ。
- 275 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 05:59:26
- >>266
……とりあえず状況把握。
神父:一人。正体不明の少女(水着):一人
私:小さな手ぬぐい一枚。
「うわわわうわあっうわああああっ!?」
慌てて湯船に飛び込み、岩陰へ滑り込んだ。
そっと影から顔だけ出して、
「……見た?」
……もう泣きそうだ。
あ、そういえば隣にいるのは誰なんだろう。妹じゃないし。
>>267
まあ、私もさっき気づいたしね。別の湯船。
……なんかものすごい場所なのね、魔界って。
少なくともそういうことに対して式を研鑚するって言うのは恐ろしいわ。
まあ、いろんな意味で。……ひょっとして食らったの?(汗
>>269
……。
将来性:Aってとこかしら(何
まあそれはそれとして。
中国の奥地にそういう呪いの泉があったのよ。
こっちにもあったなんて知らなかったけど。
お湯を被ると元に戻るって言うのは、まあお約束?(何
>>271
「しない方がいいと思うけどね。自分を大事にしなくなるし」
とりあえず、そう締めくくる。
不死といっても痛いし疲れは溜まる。
……それに、心配してくれる人もいるわけで。
だったら、やっぱりあまり心苦しい思いをさせるわけにもいかないだろう。
私の友人は、人のために涙を流せる、馬鹿みたいに優しい奴なのだ。
「ま、これで講義はおしまい。……参考になったのかな?」
- 276 名前:レッドアリーマー・ジョーカー@水蒸気で見えない ◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 06:05:12
- …そろそろ暇も終わるな。
頃合を見て帰らねばならんが…その前に。
>>270>>272
…ならば、俺も手を貸させてもらおう。
借りは返す。それが俺の流儀でな。
(先程の感覚は覚えている――――ならば、後は力を御するのみか)
(火力は最小限、絞るのは一点、霧の如く研ぎ澄ます―――)
(かつて悪霊を屠った火の紋章の力……やれぬ技では――――ない!)
『リミテッドダークファイヤー!』
……さて、火力は最小。
しかし悪霊相手の威力は最大限に込めたつもりだが…。
>>275
それは――――――聞くな。
さて…悪いが時間だ。俺は先に退かせて貰う。
(水蒸気っぽいのを纏ったまま退場)
- 277 名前:◆Arremer/gE :2006/01/07(土) 06:14:28
- >>276
>それは――――聞くな。
・その時の証拠(?)らしきもの
(※但し、事実だという証拠は何らない)
ttp://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1071292806/845.gif
- 278 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 06:17:36
- >>275
「……見た、とか言われてもな」
どう言えっつーんだ。つーかなんでアンタがいるんだ。
隣を見る。ポカリスエットを啜る小娘が一人。……やれやれ。やれやれだ。処世術処世術。波風立てずに
ことを運ぶのだ。俺はクールなのだ。
「湯気で見えなかっ、」
「いやあ、飛んでるとは思わなかったからね。空は快晴、無防備だよ、お姉さん」
「……」
いい加減にクソ遅い――クソ”早い”のだ。時間的に。どこからどれだけ居たのか、この人数はおかしい。
ああ違う、それも違う。そういう問題じゃない。数メートル先の湯船に、顔見知りが沈んでいた。
どーしろっつーんだ。
「……ポカリ飲むかよ。冷えてるぜ」
少し温くなってるかもしれないので、少し文学的だ。
>>271
湯殿に沈む影がまた一つ。
目的がズレてきた。湯治とかじゃなくなってきた。
「……こっちもかよ」
「こっちもだね――はん! 良かったじゃないか、混浴所かハーレムだぜ、君! まあ子供しかいないがね。
これで喜ぶのは変態だ。……しかしまあ、なんだね。ハデだね」
「ハデ?」
「>>272さっきのアレさ――空間中エーテル変数がとんでもない値を記録したよ。この身体じゃ正確な計測が
できないのが惜しいね……知り合いかい? 実験に協力して貰えると幸いだね。頼んでくれないか」
- 279 名前:ルージ・ファミロン@女体化 ◆LIGERGAUiI :2006/01/07(土) 06:18:57
- >>274
あなたは……あの、オレに銃を突きつけようとした……
(ヤバイ――こ、殺され―――)
………え? タオル?
……あ……!
(あわててタオルを受け取って腰にまきつける)
ええと、この場合……
その、ありがとうございます。(礼)
>>271
目の前の状況? 意外なところで……
その口ぶりからすると……ひょっとして、まさか、あなたも……?
>そうして、とてとてと新しい湯船に走り寄って行き………。ものの見事に転けました。
ああっ、また……! ちょっと、大丈夫ですか本当に!?
足挫いたりとか、してないですか?
>>275
はぁ……チュウゴク、ですか。
そこに、同じような泉があるって?
ううん……本当、どこにでも不思議っていうのは転がっているものなんだなぁ……。
この場所に来てからこっち、驚かされることばっかりだよ。
ところで、将来性って……なんのことですか?
>>272 >>276
ってモコウ、何をし―――う、うわぁぁぁぁっ!?
(炎の余波を食らって吹っ飛び、そのまま気絶してしまう)
(退場)
- 280 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 06:37:08
- ―――――暖かい。と、言いますか。温泉って本来こうあるべきなんですよ。
さっきまでのことが嘘のようにぬくぬくと暖かなお湯の中に、〜♪
>>275
『しない方がいいと思うけどね。自分を大事にしなくなるし』
目の前の大先輩はそんなことを言ったけど。きっと達観と自分って、別の問題かも、とか。
それとも果たして、繋がっているのか。まあ、そんな真実はもっとずっと先のお話。
『ま、これで講義はおしまい。……参考になったのかな?』
ふにっと、笑ってみる。今の私に出来るきっとこれが精一杯の感謝の印。
「ええ、とっても。あ、それにしてもやっとこさ温かいお湯に入れましたね〜、私達。」
少しだけ、感じた妹紅さんの心の中はそれはそれは暖かかったから。
私の友達に思いを馳せながら。テレパスって言う境遇を少しだけ有り難く感じる瞬間。
>>278
そう言えば、喉が渇いていて。目の前には、水分補給の代名詞。
スクール水着の少女に向けて眼力を飛ばしてみる。もしかしたら、ひょっとして。
と、言いますか。少しだけ見えた心の中は難解な記号かなんかで構成されているんですか?
―――テレパス破りって、あながちこういう方なのかも知れません。………侮り難し、目の前の女の子。
>>279
「―――――さてはて、果たして?この世は人間だけのものじゃないってことですよ。」
なんて、真相をはぐらかして。笑っていた。それでいい気がした。
そして、炎の余波で飛んでいく少年(?)に、また逢いましょうね〜♪なんて。
ひらひらと、心の中で手を振っていた。
- 281 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 06:49:40
- >>278
果たして答えは玉虫仕立て。
……どうしたもんだろ。
「あー、とりあえず。おっきいタオル持って来てないからこのままで。
げ、元気? 隣の子って彼女か何か?」
ぱたぱた手を振ってみたりなんかする。
ただ、彼女とはいったものの。
日頃の素行を思い出すと―――囲い者?
むーざんむーざん
しーんぷのかこいもの
……なんか妙な戦慄が脳裏をよぎった気がする。
とりあえず忘れよう、うん。
「あ、飲む飲む」
そういえばそれなりに喉が渇いてきた。
さすがに酒じゃ無理だし、ありがたく貰おう。
>>280
「そうねー。……普通に湯治したかっただけなのに面倒だったわ」
苦笑交じりにそういうと、ちょっとだけ背中を預けさせてもらう。
久しぶりに最大火力も出したし、ちょっと疲れてしまった。
「ま、あとはのんびりしようかしらね。日の出でも見ながら。
……って、太陽大丈夫?」
- 282 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 07:05:38
- さてはて、空も白んできて、後は不倶戴天の敵、太陽が顔を出すだけ。
なんと言いますか。今夜も趣味のはずの夜更かしが度を超して朝になりました、と。
>>281
『そうねー。……普通に湯治したかっただけなのに面倒だったわ』
目の前の少女に背中を預けられる。あながち悪い気分じゃなくって。
私と妹紅さん。二人とも真っ白だから、姉妹に見られても不思議じゃないのかなって。
『ま、あとはのんびりしようかしらね。日の出でも見ながら。
……って、太陽大丈夫?』
あ、そういえば。って、知ってることな訳ですけど。
力が弱いって言うのは、得てして耐性が強くなってたりするわけで。
「あ、大丈夫ですよ〜。真紅の姫君様とは違って、私の場合はある程度の太陽なら。
それに、たまには。こんな朝も良いじゃないですか。」
そうして、明けの空を眺めていた。少しだけ、妹紅さんにすりよりながら。
- 283 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 07:14:51
- >>281
「……こいつが彼女に見えるなら――」
空を見上げ、肩を竦め、大仰に溜息を吐き出す。
「俺は、あんたへの見方を変えるしかない。……見た目十四そこらのガキをだな、」首を振り、
ポカリスエットをオケから取り出した。「いや、もういいよ。ほら」
ポカリを投げ渡す。
隣を見れば、「そいつ」はニヤついたまま目を閉じていた。「チェシャ猫のような」――と、俺が
内心で形容している笑みだった。成績表で常に満点しか取らない優等生の笑みだ。何もかもが
解ったような顔しかしない、そんな完成品の笑みなのだ。
しかし、それはどうにもこういう状況だと、いかにも浮いている。
実感した。馬鹿にされている気しかしない。
「元気は元気さ。元気じゃない時は音楽が流れなくなった日だ――戦場でもドアーズは流れて
るぜ。けど、あんた……んな大仰にハズかしがるようなヤツだったっけ。アンタはほら、俺より
エラく年上で、デカく構えてて……」首を振る。今のナシ、と呟く。「いいけどさ――いいよ。見て
ないよ。別に見てない。見てても、別に何がどうって訳じゃない。……ああ、もう朝だな。いやそ
れはどうでもいい――ああ、ああと。そう、ああ、そうだ。こいつは――」
傍らを目で指すと、そいつはおかしそうに口を曲げたまま、目を閉じたまま空になったペット
ボトルをお湯に沈めて遊んでいた。
「――アストリーデ、というのが今の名前さ。マクシミリアン、なんて大仰な家名も持ってはい
るがね……通りのいい名前は「ルー」だ。僕には千の顔がある。また、千の名前がある――
それは嘘だけどね。呼びたいなら好きに呼んでくれないか。国籍はドイツ、実はこの彼よりも
少しばかり年上のお姉さんなんだよ」
>>280
目を瞑って名目していたそいつ――そいつ、と言うまでもないだろう。ルーはふと目を開け
ると、さっき湯船に入ってきた子に視線を移した。一秒ほどそちらを見て、また目を閉じて背
を湯縁に押し付ける。
「僕は――ボルヘス・アーカイバ、と呼んでいる」
そして、そんなことを言った。
「……何が?」
「いや、こっちの話だよ。こういう事さ――『攻殻機動隊』だよ。『精神』というのは、本来は開
かれることのない位相だ。迂闊に侵入すれば、攻性防壁に魂を焼かれるんだよ。今はその
手の仕掛けはしちゃいないが……僕は強いからね。止めた方がいい。迂闊に殺してしまい
かねない。僕の演算装置はね――、この世界よりも大きいんだ」
「独り言――にしちゃあ、なあ」
「気にするならしてくれて構わないよ。前にも言ったろう? 秘密はそれについて思考する時
にのみ、「秘密」としての意味を発揮するんだ」
>>279
「……つーか、参ったな」
「何がさ」
「何がって……」
湯船に隣接された休憩所(エアコン完備)に入れて来た身元不明の女の子のことに決まっ
ている。死んじゃいなかったが、さて、だったらこれからどうする。誰かが引き取りに来る気配
がない辺り、警察にでも連絡を入れた方がいいってのが常識的な判断だ。しかし警察は好か
ない。いつかの夜だった。善良な一般市民(とりあえず)である俺にも平気で「深夜に自転車
載ってたから盗難?」とでも言いたげな職質を仕掛けてくる連中なのだ。
もしも「吐き気がする悪」投票でも開くなら、俺は「日本の警察」に清き一票を投じるだろう。
その次に入れるなら俺だ。
……仕方ない。
あとで旅館にでも届けるか。
- 284 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 07:23:44
- >>282
背中に温もりを感じる。
こうしていると彼女が吸血鬼だとか冗談みたいに思えてくる。
……まあ。吸血鬼だから人間を襲わなくてはいけない、なんて法はないわけで。
これでもいいんじゃないか、とか妙なことを考える。
そう、おそろいの姿。姉妹といっても通じるような。
「……あー、それもそうね。平気なら、もうちょいこうでもいっか」
透き通るような黄金。
なんだかいいことがありそうだった。
>>283
「十四ねぇ。私が生きてた頃は成人直前、てなとこだったけどね。
……それと。これでも嫁入り前なの。あんまり大人の男にゃ見せられんのよ」
湯船に深く浸かって顔の赤みを誤魔化しつつ、そんなことをいう。
貰ったジュースの味は良く分からなかった。
と。どうやら隣にいる『友達』の紹介らしい。
ドイツ……大きなお城と麦酒、あとはこっちみたいな深い森が印象に残っている国。
「ええっと、じゃあルーでいいのかな、お姉さん?」
まあこっちの歳は言わぬが華だろう。興味心身で聞かれたことに答えるのは、ちょっと面倒だし。
- 285 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 07:37:01
- >>284
「オーケイだよ、”お姉さん”。……この際だから、「どうして空?」とか、イキナリ一般人が「タケコプター」付き
のドラえもんを見た時の感想に等しいって状況は不問にしよう」
歌うような声で、ルー。会う度に「アリス」だとか「アリシア」だとか(その名前は――実は、少し使われたくな
いのだけど)、「ルーツィア」だとか変わっているので、どれが本当の名前かは解らないし、そもそも本当の名
前を教えてくれたことはないだろうし、時々には本当の名前を当人が知っているのか怪しむ時すらある。曰く、
名前などは個人を特定する記号として弱過ぎる――と言うのが持論らしい。半分くらいは同意だ。
「名前とは縋るような標」
やれやれ。
ちなみに、と俺は言う。
「だったら俺が十四そこらのガキとアレでソレでも問題ないってか。……洒落にもならんぜ、それ――平均寿
命の飛躍的な向上と共に、論理観と倫理観ってヤツは飛躍的に進歩したらしいんだよ。今じゃそれ、立派な
犯罪だ――見せてくれ、っつってんじゃねえぞ、念のため」
そこで言葉を切って、そうだな――と白み始めた空を見る。
「……観光に来たんだ。案内人って奴だよ、俺は」
- 286 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 07:41:00
- 空には地平線から茜色の太陽。たぶん、そいつは私の不倶戴天の敵。
>>283
む………ポカリスエットはもう空になってましたか。残念無念。
さて、目の前の少女はどうやら、目の前の男の方の年齢から察すると。
どうも私より年上だと言うことに………侮り難いとかの次元を越えているような気も。
『僕は――ボルヘス・アーカイバ、と呼んでいる』
ぼるへす・あーかいば???私の頭の中で?マークが飛び交う。質の悪いコンピュータウィルスみたいに。
『いや、こっちの話だよ。こういう事さ――『攻殻機動隊』だよ。『精神』というのは、本来は開
かれることのない位相だ。迂闊に侵入すれば、攻性防壁に魂を焼かれるんだよ。今はその
手の仕掛けはしちゃいないが……僕は強いからね。止めた方がいい。迂闊に殺してしまい
かねない。僕の演算装置はね――、この世界よりも大きいんだ』
ふみ………理解するのが精一杯。ただ、この方の精神に入り込むのは『致死』の領域であることが、
ひしひしと伝わってくる。まあ、見ているだけならものすごく可愛い女の子、なんですけど。
そういえば………逆に考えるとこの方も?そう思って、ちょっとだけ悪戯を仕掛けてみることにした。
【―――――あ、聞こえます?もしかして、貴女もテレパスだとか?
あと、ポカリスエットの方って、あまりとか〜、あります?】
なんて、彼女にしか聞こえない声を投げてみる。そりゃ、迂闊に中には入れないけど、
こういうチャンネルの使い方もあったりするんです。インターホンを鳴らす、見たいな。
テレパス破りに対する、私の小さな小さな反撃。だって、止めなくたって入ってくるんだから。
>>284
『……あー、それもそうね。平気なら、もうちょいこうでもいっか』
不死ってことがまるで嘘みたいに暖かい。出来れば、私もこうであれたなら。
千年か、それよりもっと先に私が居ても、私がこうであれたなら。そうなりたいと、想って。
「あ〜………そう言えば私達。姉妹に見えたりするんですかね?妹紅姉さん。」
なんて、くすっと悪戯っぽく肩に手を回しながら。にへ〜っと、笑って。
- 287 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 08:02:25
- >>286
「”テレパス”と言うのは、突き詰めれば精神感応のチャンネルを相互に開ける行為でしかない。だから
出来ないではない――そう呼んでいる知人もいるね。しかし、あくまで応用だ。僕達は魔術師って人種
でね、その手の技術はあくまでESPの一種としてフォーマットに放り込んでいるよ。第一そら、喋ってく
れた方が早い。僕はなにも隠し立てしない」
言うだけ言って、ルーはポカリを(どこに隠してた)数メートル離れた少女に放り投げた。
何のことだかサッパリだった。
「それと、僕の隣に座っているこの彼は――まあ、色々な意味で危険な人だからね。ここに来てから僕
が感覚を縛っているから問題ないが――例えば、あまり普通の人間とは言えないような人が……これ
は僕もだが、つまりそんな人達がここにいるのは歓迎できないのだがね。どうにかされてしまう」
「……お前な、さっきから何を、ってかお前、道理でアタマが働かないと思ったらお前かよこれ、くそ」
「何かを、だよ。イル――そしてそれはただノボせているだけだ。女の子ばかりだからって浮かれちゃあ
いけないな! ついでに僕がリミットを掛けているのは君の諸感覚だけだよ」
好きなだけ言いたくられた。
どうでもよくなって、どこかで鳴いている鳥の声に耳を澄ます。これでBGMでもあれば完璧な環境音楽
だ。寝るのには最適だ。
これは「思考すること」についての話だっただろうか。それとも鳥の声についての話だっただろうか。
益体より、出口のない話だったのだろうか。
旅館で聞いたこの辺りの伝説について調べようとしていたような気がする――もう頭は働いていない。
それは別の機会があれば、そちらに回すとしよう。
- 288 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 08:06:10
- >>285
「あー、まあそういうのについては私も……ってバレてるのか?」
まあ、私も見た目より年齢が上だったりするのだが。
それはさておき。どうやら色々名前があるらしい。
まあそれは追々覚えていけるとして。記憶力はいいのだ。思い出すのが苦手なだけで。
「いやまあ、あくまで一例よ一例。もし本当にそういう奴だったら出会い頭に燃やしてる
って。……勝てるかどうかわかんないけど。ついでにいうと頼まれても見せないわよ。
……そっか、観光なんだ」
まあとりあえず納得した。たぶん仕事仲間、なのだろうか。
にしてはちょっと若すぎるような……いやいや外見年齢じゃ分からないか。
>>286
姉さん。
……なんだか、妙にくすぐったい。
一応兄弟姉妹はいた身だけど、ろくに顔を合わせていなかったせいかどうにも聴き慣れ
ない響き。
でも、悪い気はしない。
「……あー、それもいい、かな」
そんなことを口にした。
肩に回された手をそっと握り返しながら―――
- 289 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 08:18:17
- >>287
『”テレパス”と言うのは、突き詰めれば精神感応のチャンネルを相互に開ける行為でしかない。だから
出来ないではない――そう呼んでいる知人もいるね。しかし、あくまで応用だ。僕達は魔術師って人種
でね、その手の技術はあくまでESPの一種としてフォーマットに放り込んでいるよ。第一そら、喋ってく
れた方が早い。僕はなにも隠し立てしない』
―――――ま、魔術師?つまるところ。私はとんでもない方を相手にしていたようで。
そうして目の前に飛んでくる一本のボトル。渇いた喉にはこれが一番です。
え………吸血眷族らしくない?言いなさんなって。そうして、ごくごくとポカリを飲み干した。
『それと、僕の隣に座っているこの彼は――まあ、色々な意味で危険な人だからね。ここに来てから僕
が感覚を縛っているから問題ないが――例えば、あまり普通の人間とは言えないような人が……これ
は僕もだが、つまりそんな人達がここにいるのは歓迎できないのだがね。どうにかされてしまう』
【………だから、かも知れませんよ?こういう手段を使うのは。】
「でも、まあ。言葉があるならそれに越したことはないんです。
貴女が隠し事をしなくても。私には隠しておいた方が良いことだってありますよね?
あ、それから。とても喉が『渇いてた』ので、本当に助かりました。これ♪」
なんて、両方使って。また不敵な笑みを浮かべてみた。すでに空になったポカリをひらひら振りつつ。
>>288
仮初めかも知れないけど。偽りかも知れないけど。年の差がものすごく恐ろしいことになってそうだけど。
それでも。姉妹って言う感覚に浸かっていたかった。ある意味で真冬の朝の布団のようで。
ある意味で今浸かっている温泉のようでもあり。
―――――握られた真っ白な手。握り返す真っ白な手。
空からはらりと雪が舞う。太陽の光に、温泉の熱に、雪はハラリと溶けていく。
「あ、そう言えば、こういうの兎の嫁入りって言うんですよね。」
お天気雨で狐が嫁入りゃ、お天気雪なら兎が嫁入る。そう言えば、色だけは兎チックな我々。
―――――言われもしない、この寒気はなんだろう。少し震えるようにして、また妹紅さんの後ろへ隠れた。
- 290 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 08:23:55
- >>288
じゃあどうすれば見せるんだよ。
少しだけ思った。口には出さない。
「頼んじゃいねぇ……あんたが恋人なら頼んでるけどな、そりゃ違う。前にも言ったと思うが――いや、
あんたの相棒には言ったが、「戦う為の力についての考察」は、俺はやろうと思わない。ケンカっ早い
が、ケンカは好きじゃないんだ。……やれっつーならやらないでもないが、意味すらねーだろ。別にな
んのアイロニーでもない……単に、どうでもいいんだ。あんたとどうこうなって殺し合ったとして、それ
でどうなるのか? あんたに類似するヤツをピックアップしてアナロジーを励起して、俺はその戦闘に
ついて何を考えるべきなのか? ポジティヴな要素の一ミリもないこの例じゃ、それこそ口説き文句で
も考えた方が余程にマシだ」
俺は黙って鳥の声に耳を傾けた。
無駄に静かで、口に出した傍から声がよく響く。朝焼けが周囲の木々を染めていく――新年にNHK
で流れていそうな環境番組のような光景だった。
……はあん。
なるほど、この楽しみ方は悪くない。
無駄を無駄として――。
なるほどね、と口中で笑いを噛み殺す。
それは、「無駄」とは言わない。前提が間違っている。
「……観光。観光さ。最近は――そうだな、少し疲れてるのかもしれないな。やるべき事もやらなきゃ
ならない事も、鍛えなきゃいけない自分にも――強くなったし、強くなれるし、今だって強くはなってる。
けど、身体が痛いんだ……ああ、文字通りだな。筋肉痛が酷いんだ。そう、「湯治」にきたんだ。身体
を休めに――観光って奴だよ」
首を振る。
馬鹿な話だったからだ。
「近くに旅館を取ってるんだ。面白い伝説の話を聞いた。適当に辺りを見て回って、何か面白いこと
がないか探してみるさ」
- 291 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 08:34:09
- >>289
「兎の嫁入り、かぁ。そういう言い方もあったわね」
思い出すのは永遠亭。
……そういえば、やっぱりあの連中もそういうことするのだろうか。
まあ、あれだけ広いなら祝言にも困らないかも知れない。
「ん、どした? 寒い?」
そういえば、深く身を静めない限り肩は出てしまう。
とりあえずそっと抱きしめる。
ひんやりすべすべとした感触。丁寧に突いたおもちみたいだった。
……そういえば、兎。その単語は果てしなくNGだったような。
知らず、寒気を覚えた。
>>290
あ、今絶対どうすれば見せるんだよとか思った。
「ばか、えっち」
それだけ言って歯をむいて笑った。
……まあ見せる相手云々は余談だから置いておくとして。
伝説とな。なんだろう。河童でも出るのか。
「伝説か……それってどんな話?」
- 292 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 08:46:43
- >>289
「ポカリ程度を隠し事にする必要もあるまいさ」
独り言になれてきた。
ついでにこの格好にも慣れてきた。いっそ脱いでろと思わないでもないが、それはそれで
俺の倫理が疑われる羽目になりかねない。
>>291
「だーかーら。だからなぁ、頼んでないだろ」
……こんなヤツだったっけ。
軽く一人ごちて、そうだな、と口に乗せた。
「……カッパ、じゃあないな。人魚――じゃない。なんだっけ……ああ、そうだ。鬼……、鬼
の話だよ。桃太郎に出てくるアレさ。消えた島だかと、鬼の話……確か、それで間違いな
い。財宝だか移民だかの話も混じってたけど、適当に調べてみようと思ってな」
- 293 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 08:59:56
- ―――――雪はいつしか降り止んでいた。まどろみに見た一瞬の淡い夢。
>>291
『ん、どした? 寒い?』
って、ふわっと肩を抱かれた。その華奢な手の中でその心地よさに目を閉じて。
「………ええ、凄くNGわ〜どを言ってしまった気分なんですよ〜。なんでしょう、この違和感。」
その中で、何かに思い当たったのか。妹紅さんまで震えてた。
だから、肩を抱き返してお風呂の中へ肩まで沈んでみた。
「姉さん、これなら暖かいですよね?」
>>292
『ポカリ程度を隠し事にする必要もあるまいさ』
なんて、彼女が言うから。あ、これは気づいていないんだ。とか。
気づいていても黙っていてください。とか。心の中にそっとしまい込むことにした。
………にしても、この違和感はお姉さんより。隣の男の方から感じるような〜。
『……カッパ、じゃあないな。人魚――じゃない。なんだっけ……ああ、そうだ。鬼……、鬼
の話だよ。桃太郎に出てくるアレさ。消えた島だかと、鬼の話……確か、それで間違いな
い。財宝だか移民だかの話も混じってたけど、適当に調べてみようと思ってな』
隣の男の方はそう言う。さてはて、鬼と私は似て非なりて。
きっと、私には関係のない伝説でございます。たぶん。
「―――――そんな伝説がこの近辺にあるんですか?と、すると。宝探しか何か?」
なんて、そんなことを聞いてみた。
- 294 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 09:01:49
- >>292
なんか物凄く妙な顔された気がする。
……まあ、いいや。
「だってさっき顔に出てたじゃないの。
……ま、それはそれとして。鬼かぁ」
ふと、あの酔いどれ角娘を追い出した。
……言うのは止めとこう。どうにもイメージが違いすぎる。
「面白そうな話ね、それ。私もここらへん回ってみるかな」
まあ、年がら年中暇人なわけだし。
たまにはこういう建設的なこともやろうか。面白そうだし。
- 295 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 09:13:17
- >>293
「……そうね、うん、あったかい」
なんとなく甘えているような心境。
……たぶん、姉妹がいるというのはこんな気分なのだろう。
ちょっとだけ、そういうのが羨ましくなった。
でもまあ、
「そうだ、友香にこれあげるよ」
―――彼女となら本当に姉妹になれるかも知れない。
そう思って、髪を留めていたお札を一枚解いて、そっと結びつけた。
- 296 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 09:15:50
- >>293
「……洗いざらいブチ撒けた方が早いのは確かだがね。しかし――君、この彼は非常に恐ろしい。
僕の方がそれでも強いが、僕には抑え切れない面があってね……」
「言っても答えやしないんだろうな」
「もちろん」
だと思ったよ。
「――だから、言いやしないよ」
突っ込むのは、もう止めた。
>>294
「顔に――」
マジかよ。
どこのキャラだよ俺。
「……面白いかどうかは、解らないかな。説話がこんがらがってる――どれも正しくないとしても、
この手の話は「何が原因でそうなったのか」を突き止めるのがセオリーだ。ああいや、前提から話
すべきなのかもしんねーな……言ってみれば、デキの悪い御伽話だよ。鬼が女に化けての悲恋
話だ。『鶴の恩返し』に『羅生門』をプラスしたような面白味のない話だ――近くにはまだ、鬼の血
脈を引いた人間が残ってるだかの話だったよ。アレだな……これで館があったら、ちょっとしたミ
ステリにはなりそうだ。横溝より京極夏彦って感じだけどさ」
言うと、そうだね、と隣でルーが口を開いた。
顔を見るとまだまだ白い。ノボせろよイイ加減こいつ。
「つまりさ、お姉さん。僕が彼を誘った理由は特にないが、ここを選んだ理由はそれが大きいんだ
よ。どうして今更そんな話が残っているのか? 背景はなんなのか? 例えばほら、その岩」
と、ルーはさっきまで凭れていた屹立する岩塊を指で指す。丁度……全体を俯瞰すると、車に
貼られる高齢者向けの涙マークによく似ている。
「鬼の涙岩、と言うそうだ。いやまったく、安直な名前だね。形が涙に似ているから涙岩――は!
江戸の当時から「涙」の形がこうだったとは意外ではあるがね。自然にこうだったなら納得もする
が……ほら、よく見ると不自然に研磨されているだろう? 温泉の水流じゃ、四百年でもここまで
は削れまいよ……となると、近くにあったあの滝やら、旅館に飾ってあった――ああ、お姉さんは
見てはいないと思うが、旅館にあった明治時代の写真も気になってくる……まあ、色々と興味深
いんだよ。言ってみれば、そうだね。探偵ゴッコだよ。僕はエラリー・クイーンが好きだが、横溝も
鮎哲も大好きだ。こういうのは……、ふふふ。そう、「悪くない」んだよ。お姉さんも回ってみるなら、
どこかで会うかもしれないな」
- 297 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/07(土) 09:17:36
- あ、さすがにもう帰った方がいいか。
「さて、それじゃそろそろ上がるか。
いくら熱いの平気っていっても、これじゃ湯当たりだ」
とりあえず手ぬぐいで急所は隠しつつ、そっと湯船から出る。
「そんじゃ、またね。のぼせないようになー」
(退場)
- 298 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/07(土) 09:27:41
「……んっ」
隣でそんな声が聞こえたので、内心やっとかよと言う気分だった。
「そろそろノボせてきたか」
「いや、まだまだ。……が、しかし――宿泊が一日だと、探索距離を伸ばせないからね。そろそろ
上がって、コーヒーを飲まないか。そして出発だ。探検だよ冒険だよ宝島だよ素晴らしいね! 面
白いことを面白くする努力をしなくなったら、人間お終いさ。さ、行こうか」
言うなりオケを持って上がると、ルーは寒空の下を百メートルほども離れた脱衣所に歩いていく。
上がってみた。寒さで足が湯船に戻った。
……何度だ、今。
「ああ……、くそ」
決意して、立ち上がって、とりあえずはコーヒーを飲もう。
終りのない話ほど虚しいものはない。
出口のない話ほど意味のないものはない。
「……やれやれだな、本当に」
(退場)
- 299 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2006/01/07(土) 09:33:43
- >>295>>297
『……そうね、うん、あったかい』
湯船の中で白い少女が二人。お互いの暖かさを感じながら。
お湯の温かさよりも。きっとその心の方が暖かくて。胸の中で甘えるようにすり寄っていた。
『そうだ、友香にこれあげるよ』
って、髪留めにしていたお札を私の髪に結わえてくれた。お揃いの白い髪に、お揃いの髪飾り。
―――――ふっと、見えてしまった心の中に。なんの偽りもないのが、心の底から嬉しかった。
「はい………、大事にしますね?妹紅姉さん♪」
だから、私も精一杯嘘だとか偽りの無い言葉で答えた。
正直者はいつか死を見てしまうかも知れなくても。正直に姉妹でいたいと想ってた。
『そんじゃ、またね。のぼせないようになー』
そうして、姉は湯船を出て行く。ひらひらと手を振りながら、空を眺めていた。
>>296
『――だから、言いやしないよ』
ああ、この方は全部見通していたんだ、って。結局のところ。
そして、隣の方はそれを言ってしまえば私が危険にさらす方と言う事実。
「―――では。最後にちょっとした奇跡を」
このまま見られてしまうのも癪なので、ちょっとした練習もかねて緊急手段。
私は深呼吸しながら、力を溜めて。脱衣所へとテレポート。
力に慣れる。そうやって、もうしばらく、若いままで生きていこうと。
ちなみに。少し、高度を間違えて。尻餅をついてしまったのはご愛敬ですけど。
(退場)
- 300 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/14(土) 22:39:05
- ……うん。この時間なら誰もいないな。
やれやれ、この時ばかりは半獣の不便さを痛感する。ゆっくり湯治も出来ん。
……ん、染みるな……といっては少々年寄り臭いかな。
とりあえず今日はゆっくり疲れを取るとしよう―――
【入浴】
- 301 名前:名無し客:2006/01/14(土) 23:06:58
- ( ゚д゚)
( ゚д゚ )
( ゚д゚)
- 302 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/14(土) 23:10:12
- >>301
視線を感じた瞬間―――
一瞬にしてなかったことに。
その間わずか二秒。
おそらく名無しは私がいたことすら忘れているだろう―――
……まったく、入ってるそばからこれか。
別の湯船へ行くか。
- 303 名前:名無し客:2006/01/14(土) 23:10:34
- 差し入れでし。
つ[飛騨高山銘酒・鬼ころし]
つ[越後銘酒・越乃寒梅]
つ[肥後銘酒・美少年神力]
つ[土佐銘酒:美丈夫]
つ[常陸銘酒・郷乃誉]
つ[備前銘酒:玉乃光]
つ[越前銘酒・黒龍火いらず]
つ[幻想郷銘酒・蓬莱露]
- 304 名前:名無し客:2006/01/14(土) 23:32:08
- 今日もめくるめく漫才が起こる予感
次に入ってくるのは誰だ?
- 305 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/14(土) 23:38:59
- >>303
ああ、折角だし頂く―――
ちょっと待て最後のはなんだ。
>>304
そうそう起きないと思いたい。
うん、たぶんきっと。
- 306 名前:名無し客:2006/01/15(日) 00:02:00
- 猫ァの人とかしんのゆうしゃとか
- 307 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 00:03:05
- >>306
どっちも危険すぎる……ッ。
特に前者。
- 308 名前:名無し客:2006/01/15(日) 00:17:19
- >>305
>最後の
博麗酒造の珠玉の酒だそうです。何でも名の通り蓮花の香りがすると聞いております。
- 309 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 00:18:38
- こんばんわーっと……今日は誰かいるのかな。
…あれ? あなたは……ケイネ先生?
- 310 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 00:21:11
- >>308
そうなのか。
……私が知らない歴史があるとは。
ここのところ視るのを怠った所為かな。
しかし蓮か……なんとなく妹紅を思い出すな、この名前。
- 311 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 00:23:08
- >>309
ふおっ!?(咄嗟に手ぬぐいで頭を隠し、尻尾を湯に沈める)
(……湯がにごり湯で助かったな)
あ、ああ、こんばんはルージ。こっちで会うのは初めてかな?
- 312 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 00:32:28
- >>311
ん? (……何かアタマに飾りみたいなのが乗っていたような……?)
こ、こんばんは先生。
確かにこの温泉では初めてですね。
あの、今日はここへ…湯治にでも?
- 313 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 00:35:58
- >>312
ああ、うん。
正月明けで里の仕事が多くてな。
ちょっと息を抜こうかと来たんだ。
(……よし、バレてない)
あ、ひょっとして君もか?
- 314 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 00:47:48
- >>313
ええ、そうなんです。
オレはちょくちょくここに来るんですよ。
いろんな人と出会えて話せて楽しいし、戦闘の疲れも癒されるし…。
本当にいい所ですよね、ココ。
この間はちょっと大変な目にあったりしたけど…モコウのおかげで助かったし。
…あ、そういえばあの時のお礼、まだ言っていなかったなぁ。
ケイネ先生、もしモコウにあったらルージが感謝していたって伝えてくれませんか?
- 315 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 00:55:50
- >>314
戦闘……ああ、そうか君は―――
まあ、この話は置いておこうか。
今はただ休むべきときだしな。
って、妹紅が何かしたのか?
温泉で一悶着あったとかは聞いているが。
- 316 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 01:06:09
- >>315
? オレがどうかしたんですか?
戦闘のことでしたら、その…ケイネ先生が気に病むことでは……
だって、オレがオレの意思で選んだ道ですし。
モコウには…あ、正確には赤い羽根を生やした人(?)にもですけど……
あの、ちょっとオレが特殊な「呪い」にかかってしまって。
その呪いをモコウが解いてくれたみたいなんです。
その時はオレは気絶してしまっていて、覚えてはいなかったですけど。
症状が改善されてたところから、きっとモコウたちが助けてくれたんだな、って。
- 317 名前:名無し客:2006/01/15(日) 01:10:45
- つ■←呪いにかかったルージの写真(湯気もタオルも無しの包み隠さず)
- 318 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 01:13:16
- >>316
ああ、いや。
別に戦うことを否というつもりはないさ。自分で選んだならなおさらだ。
……それでもやはり。誰かが傷つけあうというのは心苦しくてな。
……はて。あいつ、いつの間に解呪など出来るようになったんだろうか。
神仙術のたぐいは使えるから無理じゃないんだろうけど。
まあ、ともあれ。伝えておくよ。あいつも喜ぶだろうよ。
……でも、呪いって何だろうか。温泉にまつわる。
- 319 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 01:17:34
- >>317
あ、あわわわわ!
(そそくさと写真を奪い取って湯船に沈める)
こ、こんな写真、いつのまに―――?(///
こんなの見られたら……オレ、もう、外歩けないよ……。
>>318
ケイネ先生も……そう、思いますか。
そうですよね、本当は誰も、誰かを傷つけたくないはずですよね……。
呪いって言うのは……
ええっと、その、なんていうんでしょう…
体の調子が悪くなる呪い、っていうか。うん。そんなようなモノです、よ。
あは、あははは……。
- 320 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 01:32:29
- >>317 >>319
む、あの写真は―――
(湯船に沈められました)
……むう、なんだか怪しい。
ふむ。
そうだな。
ちょっと失礼するぞ。
(おでこをくっつけて歴史を読もうとする)
- 321 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 01:39:36
- >>320
失礼するぞ、って―――えっ?
(ぴとり、とおでこが押し当てられました)
………!?
(あまりに急のことで、何も言えず身動きも取れないでいる)
- 322 名前:名無し客:2006/01/15(日) 01:40:18
- ■■■■■←何枚でもどうぞ(すべて別アングル)
- 323 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 01:43:02
- >>321
……なるほどな。形態に作用する呪詛か。
水で発動してお湯で落ちるとは不可思議な式だなぁ。
……って妹紅、それは力技過ぎる……。
ふむ。
うん、大体は理解した。
……大変だったな(何
- 324 名前:名無し客:2006/01/15(日) 01:47:16
- 宜しければ体験してみますか?
つ「呪泉郷の元・双児溺泉」
- 325 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 01:53:38
- >>322
どわあぁぁっ!?
(全部まとめて引っつかんで湯船に以下略)
だ、だから――いつのまにこんなものを!?
絶対ダメだって、特にこんなモノ、ミィに見られたらと思うと……(ぞく
>>323
理解した、って……ケイネ先生、今一体、な、何を?
……! まさか、オレの記憶を、直接……!? そんなことまで、できるんですか?
というか、いきなり何をするんですか、先生…
び、ビックリしたじゃないですか……
(その、ケイネ先生のお香みたいないい匂いとか、息づかいとか……が……)
- 326 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2006/01/15(日) 02:04:26
常はさね 思わぬものを この月を 過ぎ隠らまく 惜しき宵かも
「……いい湯だ」
頭上の望月を仰ぎ、思わず呟いてしまう。
似合わぬ風流心、似合わぬ安らぎとは心得ているが、千年も生きていればこんな夜もあろう。
浴びてきた化生の血糊、死穢を洗い流す禊程度の湯浴みなら、許されるはずだ。
と――気付けば他の利用客が来ていたらしい。
なんとはなしに、そちらへと視線を向けると
(>>320-325)
「いたいけな童子を喰らう女性の図――か?」
- 327 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 02:10:44
- >>320-323 >>325
湯煙に紛れてよく見えなかったが
2つの人影が顔と顔を近づけているのがはっきりと見えた。
……見なかった事にしよっと。
色恋事にちょっかい出す輩は馬に蹴られて大爆発。って言うし。
「こんばんは、お邪魔するわね……って半獣か。男と一緒に風呂に入るのに素っ裸もどうかと思うわよ」
ちなみに私は水着着用(白ビギニ)
- 328 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 02:37:27
- >>325-326
あ、ど、どうも、こんばんは……。
(ひょっとして、その、色々と―――見られた?)
あ、いや! これは、その、違うんです!
オレはええと、この人の生徒みたいなもので―――お二人の想像するようなヘンな関係では決して!
だから、あの、誤解しないでください! 本当に!
(あたふたあたふた
- 329 名前:腐った看板:2006/01/15(日) 02:52:34
- 主 意 !
この温 は昔 、猫耳 つけ 娘が言 って 弱死し とい
悲 伝 の残る温 、猫耳娘 泉で 。
以 この 湯に入 ものは した猫 娘の口 で例 な
(これから下の部分はかけている)
- 330 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2006/01/15(日) 02:55:37
- >>327
「なんだ……畜生の変化も居たか」
状況が状況だけに普段どおり殺そう、という気にはならないものの――
それでも癖からか、半ば喧嘩腰の口調でそう言ってしまう。
>>328
「ああ」
少年の挨拶に、そうとだけ答えて続ける。
「女性は、兎角『外面似菩薩』で『内心如夜叉』と言い習わされる。
お前に邪念がないうちはまだ良いかも知れん。
が、何かの拍子で堕とされ、『喰われ』てしまっても全く不思議はないぞ」
尤も――アレの場合は、外面もある意味『夜叉の如し』ではあるのだが。
なんにせよ、人ならざる魔性であることに変わりはない。
「精々、用心することだ」
- 331 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 02:56:34
- >>328
「いや、湯煙のせいで具体的な所は見えてなかったんだけど」
にしても生徒。か。
里の方で人間の子供に色々教えてるとは聞いた事があるけど。
「で、具体的にはどういう事をしてたのかしら?」
別に半獣がこの子を手篭めにしてようが、天狗に記事にされて社会的に抹殺されようがどうでもいいが。
少年、ルージが慌てふためくのが面白いので聞いてみる。
「ついでに私達がどういう風に誤解しているって思ったのも」
- 332 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 03:10:28
- >>330
落とされて、食われる、……?
そんなまさか、ミィじゃあるまいし。
大丈夫ですよ、ケイネ先生は悪い人じゃありません。
オレだって最初から怪しい人にヘタについていったりなんかしませんよ。
だから、そんな心配要らない、と思いますけど?
>>331
いえ、何をしてたか、って言われても……
実の所、オレもよくわからないんですけど。
いきなり額を当てられた、というだけのことで。
>ついでに私達がどういう風に誤解しているって思ったのも。
え、それは、そのぉ……
ひょっとして、あの、キ…キスしてるように、見られたのかも……とか。
- 333 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 03:12:11
- >>330
「不正解。このウサ耳は生まれつきなのよ」
生来の獣が長じ、様々なちからを得るのと違って私は生まれつきこの姿だ。
幼少期もあったから厳密には違うが。
「……じろじろ見られるのは少し嫌なんだけど?」
険の篭った視線にこちらもついつい言葉を荒げてしまう。
- 334 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2006/01/15(日) 03:27:03
- >>332
「……知り合いに食人鬼がいるのか?」
まさかとは思うが、そうならば殺さなければならない。
それが俺の天命なのだ。人であろうと人外であろうと、そんな外道を見過ごして良い道理はない。
「悪い人じゃない……か。
自らの本性を見せず、人間の懐に飛び込めるよう化けるのが、魔性の十八番なんだがな」
そもそも人ではない時点で、良いとはいえないのだが、それは言わない。
――良い化生もいるかも、などという仮定は、無論即座に打ち消した。
- 335 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 03:28:33
- >>332
>大丈夫ですよ、ケイネ先生は悪い人じゃありません。
「いやいや、魔が差すという事は誰にでもあるわ。半獣の場合大体一月に一回ぐらいかしら?」
満月の時の妖怪は情緒不安定になるのが多いがそれはさておき。
「それに本当に騙そうとしている奴ってのはね。最初は優しそうなのよ」
……ちょっぴり目から水が出てきたかも。
>いきなり額を当てられた、というだけのことで。
「額を当てただけ?……まあ、そんな所か」
元から自制心が強い半獣だから満月でもそんな大それた事はしないようだ。
他人に見られるような所で誤解されるような行動を取るのはアレだけど。
「壁に耳あり障子に目あり、李下に冠を正さず、闇夜の鴉。無用心ではあるわねー」
- 336 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2006/01/15(日) 03:36:50
- >>333
「だが、畜生の化生であることに変わりはあるまい。
相応の時と場所で出会えば、殺すまでだ。
尤も――奇特に関わらぬべき衆生がいるところで、ことを起こそうとは思わんがな。
――ついでにだ。
興味もない。見ても穢れるだけだ」
- 337 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 03:44:45
- >>334
>……知り合いに食人鬼がいるのか?
い、いえ、違いますよ!
今言ったのはその、モノの例えっていう奴で……
仲間の中になんでも丸焼きにする女の子がいるものですから、それで。
もちろん実際に人を食べたりなんて、しませんよ?
>自らの本性を見せず、人間の懐に飛び込めるよう化けるのが、魔性の十八番なんだがな。
魔性……魔物、か。
ううん、よくわかりませんけど……ケイネ先生がそうだ、って言いたいんですか?
たとえそうであっても…ケイネ先生はそんなこと考えてないと思います。
少しの間だけでも、あの人に触れれば、きっとわかりますよ。(微笑
>>335
>それに本当に騙そうとしている奴ってのはね。最初は優しそうなのよ
……あなたもですか?
なんでみんなして、ケイネ先生のことを悪者にしようとするんです?
あの人が何かした、って言うんですか?
それなのにそんなことばっかり言って、酷いですよ。
>壁に耳あり障子に目あり、李下に冠を正さず、闇夜の鴉。無用心ではあるわねー
た……たしかに、誤解されるような事をした、っていうのはそうかもしれませんけど。
きっとあの人は、オレの記憶を読もうとして―――
え、あ! い、今の言葉は、忘れてください。
- 338 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 04:03:48
- >>336
「だから、獣が化けたんじゃなくて……亜人とでも言えばいいのかしら?
人間以外の人間似の一種族」
卵が先か鶏が先か。
目の前のにとってはどうでも良い事だろうがこっちにとっては大事だ。
「それにね、兎は兎でも地上のと一緒くたにして欲しくないわ」
今までの感じ人間至上主義者のようだから無駄だとは思うけど言い返さずにはいられない。
月の兎の誇りにかけて。
「……まあ、湯治場で殺すも殺されるもあったものじゃないわね。獲物もないし」
にごり湯=硫黄泉に金属物なんぞ持ち込んだ日にはお手入れに大弱りだ。
>>337
>なんでみんなして、ケイネ先生のことを悪者にしようとするんです?
「ああ、悪かったわね。さっきのは単なる体験談よ。
半獣とは……間接的にだけど付き合いはそれなりに長いわよ。
だから色々知ってるわ。人となりとか能力とか」
- 339 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2006/01/15(日) 04:05:07
- >>337
眼前の少年は、先刻、自らが即座に打ち消した仮定を、まるで見透かしたかのように言ってのけた。
まるで疑いなく、純粋な『想い』で、だ。
――良い化生、か。
無論、そんなモノが存在するなどとは思わない。
少年が言うアレも、今でこそ衆生の護り手に在るつもりのようだが、いつ、所詮は化生だ。
いつ、どうなるかなどわかったものではない。
だが――
「……すまん。
色々と、偉そうなことを言ったな」
魔性だと疑って、誤って善人を傷付けてしまう者より――
魔性でも信じて、その果てに騙されてしまう者の方が、きっと救いがある。
何故か、そう思えた。
『想い』が俺のようなモノの力になるのなら、彼のような『想い』が、化生を変えることもあるのかも知れない。
そんなことも考えも頭を過ぎった。
「どうやら――お前はそのままでいることこそが、善いようだ」
- 340 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 04:19:47
- >>338
あ……ひょっとして、ケイネ先生のお知り合いでしたか?
それはその、失礼しました…!
オレ、てっきり、馬鹿にされてるものだと思って……。
あの、どうも、すいません。
それにその、体験談ってことは……
きっと、あなたには、「騙された」経験があるってことですよね?
そんな気持ちも知らないで、オレ、酷い事を……。
>>339
いいえ、こちらこそ、偉そうな事言っちゃって…。
気を悪くしたかもしれません。
でも、これが偽る事のない、オレの想いですから。
>どうやら――お前はそのままでいることこそが、善いようだ
そう、ですか?
……そう言ってもらえると、とても嬉しいです。
ありがとうございます!(礼
- 341 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2006/01/15(日) 04:29:54
- >>338
「俺からすれば、どっちにしろ『人でなし』だ」
と、切り捨てたいところではあるが……『月の兎』というとどうしても捨身の法話が過ぎる。
癪な話なので、無論口には出さないが。
……そこまで会話して、ふと自らの肉体――否、石躯の微妙な変調に気付く。
「まさか――」
――笑石は知らないが、硫黄泉は即ち、酸性の湯だ。
硫黄は、あの硫酸を作る原料でもある。
刺激が強く、肌の弱い人間が硫黄泉への入浴を避けるのもこれに由来する。
……人間ならば多少、肌が溶けたとてより再生するものだが、笑石は石像の化生である。
岩肌が溶けてしまうと、色々と厄介なことに――具体的には、酸性雨に打たれた石像のようになってしまうのだ。
そして笑石は、その理屈を知らずとも本能的に自らの石躯の危機を悟ったらしい。
「チッ! ……じゃあな、少年! それとあと一匹」
そう言い残して、俺は足早に浴場を後にした。
良い湯だと思ったんだが……。
(退場)
- 342 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 04:31:10
- ……っと。いかん、少し眠ってしまったか。
>>325
まあ、記憶とはちょっと違うんだがな。
私は歴史を視て、それを隠すことが出来るんだよ。
まあ今回は見ただけだが。
ははは、いきなりですまんな。
気を悪くしてしまったか?
>>326
……で、だ。
あまり失礼なことを言うな、そこの憑くも神。
私は人など喰わん。
ついでに外見を取り繕う悪趣味をやる気もない。
>>327
……別に混浴だし、気にすることもあるまい?
これが大人の男ならまた対応も変わってくるのだがな。
それと、まあちょっと視ただけだ。
別に誤解されるようなことはしていないよ。
- 343 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 04:50:25
- >>341
あ……行っちゃった。
一体なんだったんだろう、あの人……。
でもたぶん、あの人も悪い人じゃなさそうだ。
それじゃまた、どこかで会いましょう。
……もう聞こえてないかもしれないけど。
>>342
歴史を見て、隠す……。
うーん、ちょっと抽象的過ぎてよくわかりませんけど。
つまりオレが今までやってきた事を覗き込めるような力なんでしょうか。
あ……いえ、別にその、怒ってるわけじゃないんです……ただ、その……(///
それって、額を当てないとできないことなんですか?
- 344 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 04:53:13
- >>340
>きっと、あなたには、「騙された」経験があるってことですよね?
「地上の兎は千数百年の嘘吐きの歴史を持つのよね……。
まあ、騙されるといってもそんな深刻な顔をするほどの物じゃないわ。せいぜい悪戯レベルだし」
>オレ、てっきり、馬鹿にされてるものだと思って……。
>あの、どうも、すいません。
「誤解は誰でもするし。そんなに申し訳無さそうにするほどじゃあないけどね
んー、代わりに何かしてくれ……とか言ってみたい所だけどさっきの男が何言ってくるかわかったもんじゃないし・まあ、いいわ」
>>341
「人間以外なのはどーでもいいのよ。地上の獣と一緒にされるのが嫌なだけで」
多分目の前のには一生わからないだろうが。
>「チッ! ……じゃあな、少年! それとあと一匹」
「じゃあね、石頭。足元には気をつけなさいよ」
多少不快な相手だったが撃つ程でもない。足早に去るのを見送る。
>>342
>これが大人の男ならまた対応も変わってくるのだがな。
「だ、そうよ」
といって少年の方を見る。
……いや、何故か少年からかいたくなる衝動がムラムラと。
さっきの石頭が居たらまたぶつくさ言われそうだなあ。
「子供と一緒に温泉に入るぐらいなら普通よね。普通」
ワザとらしくうんうんと頷いてみる
- 345 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 04:58:16
- >>342
うむ。これについて話すと随分長くなってしまうからなあ。
とりあえず、そんなものだよ。
……え?
ああ、直接触れた方が視やすいからだが。
嫌だったか?
>>344
やれやれ。
あまりからかうな。純情な少年の健全な発育に支障が出るぞ?
……まあ混浴の時点でアレな気がしなくもないが。
- 346 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/15(日) 05:08:08
- >>344
>まあ、騙されるといってもそんな深刻な顔をするほどの物じゃないわ。せいぜい悪戯レベルだし
え、うーん、でも……そうなんですか……(ちょっと納得いかない)
>誤解は誰でもするし。そんなに申し訳無さそうにするほどじゃあないけどね
>んー、代わりに何かしてくれ……とか言ってみたい所だけどさっきの男が何言ってくるかわかったもんじゃないし・まあ、いいわ
いえ、それじゃオレの気が済みません。
何でも……というわけには行かないかもしれませんけど、何かお役に立てそうなことがあれば言ってください!
オレ、力になりますから!
(真剣な眼差し)
>>345
いえ、だから、嫌じゃないんですけど――!
その、ケイネ先生、前、隠してないし……ああ!
>「だ、そうよ」
>といって少年の方を見る。
その、お、オレだって、子供じゃないんです!
だ、だから……!
ああもう、オレ、上がります!
さよならっ!
(ザンブと湯船から上がって退場)
- 347 名前:『狂気の月の兎』 鈴仙・U・イナバ ◆0PS7UDONGE :2006/01/15(日) 05:23:58
- >>346
「あら、からかい過ぎちゃった」
ざぶーんと波を立てて去っていく少年を見送る。
「力になりますから!かぁ……有り金置いていけってのはいくらなんでも外道すぎるわよね」
今、亭に欲しいのは特殊なスキルを持つ奴だ。もしくはお金持ち。
あの少年はどっちも当てはまりそうに見えない。
>>345
「まあまあ、ちょっとぐらい雪の重みで木がたわんだとしても。
元々まっすぐ伸びるものならすぐ元通りになるわよ」
「ところで、良かったわね。バレなくて」
手ぬぐいで無理矢理隠された頭の辺りをついついと指差してみる
- 348 名前:『歴史喰い』上白沢 慧音 ◆CAVEDQDJLE :2006/01/15(日) 05:52:20
- >>346
ああ、っと……ううむ、ちょっと気にしなさ過ぎたか。
やれやれ、まったく。
……そうだな。こればっかりはどうしようもない。
どうにか引っ込められないものか(溜息
さて、私もそろそろ上がるとしようか。
体がいい加減茹だってしまう。
ではな。……風邪を引くなよ。
【退場】
- 349 名前:ザ・ヒーロー ◆HEROnSCHQw :2006/01/16(月) 23:00:00
- ――――身体が臭い。
何しろ時代が時代だ。風呂なんてある筈も無い。
大体、風呂なんて入っている場合では無いのだ。
パートナーは居なくなるし、弾も無くなり掛けている。
大体、ギリメカラの物理反射は反則じゃないか……
歩いていくと、遠くに湯気が立ち上っているのが見えた。
近付く内に、何やら湯の芳香まで漂ってくるでは無いか。
「銭湯……な訳が無いな。風呂……温泉、か?」
俺は銀座で買ったM4を手に、匍匐にてその方へと向かう。
人の気配がする。人間と、人の形をしたナニカと、それ以外。
湯に浸かりたいのは確かだ。しかして、非常に入り難かった。
だって俺は、汚れの塊だ。入ったら嫌がられる。間違いなく。
洗い場とか無いのか、この場所は。タオルは置いてあったが。
俺は取り敢えずM4を下ろすと、COMPを外して膝を抱えた。
見ている間に、彼等は去っていったからだ。今は、誰も居ない。
。,,,,,,,,
(・ω・`) ハイルナライマノウチ……?
(∩ ∩)
- 350 名前:名無し客:2006/01/16(月) 23:09:51
- 待てい!
石鹸とタオルあげるからまず体を洗ってくれ
- 351 名前:ザ・ヒーロー ◆HEROnSCHQw :2006/01/16(月) 23:14:04
- >>350
な、なんだと! 貴様、どこに隠れていたんだ!
あれか? ガイア教徒のアサシン部隊か!?
くそっ、油断した! 銃! 銃は何処においt
。,,,,,,,,
(・ω・`) ……あ、汚いですか。スイマセン
(∩ ∩)
- 352 名前:不確定名:アマちゃん隊長 ◆rvEz08vXTs :2006/01/16(月) 23:36:12
- 臭い男を注意したところなにやら探し回っている
その男の足元に銃が見えた
(こいつ・・・俺を撃つ気か!?)
どうやら俺は裸を見たやつに撃たれる性分があるらしい
いや、ジンクスなんて打ち破らなければならない
(男だから威嚇しても大丈夫だ!)
なにやら間違った思考をめぐらしているが俺は気づかないふりをした
そして俺は先手を取って腰から銃を抜き
4発ほど銃弾を相手の足元に打ち込んだ
- 353 名前:ザ・ヒーロー ◆HEROnSCHQw :2006/01/17(火) 00:04:27
- >>352
――――言葉よりも先に、身体が反応した。
前方から狙われていると気付き、>>350を突き飛ばす。
石鹸とタオルを放り投げ、転がっていたM4A1を手に取る。
前転二回、足元に着弾する銃弾を躱し、岩の陰に隠れた。
取り敢えず相手が人間で、入浴客であるのは間違いない。
「止めろ、撃つな! 俺は人間だ、悪魔じゃない!」
敵意は無い事を示す為に、一応銃口は向けていない。
。,,,,,,,,
(・ω・`) …何で温泉で銃撃戦しないとあかんの?
(∩ ∩)
- 354 名前:不確定名:アマちゃん隊長 ◆rvEz08vXTs :2006/01/17(火) 00:08:33
- 銃口の先をじっと見つめる
いつまでたっても反応が無い
(逃げ・・・られた?)
近寄ってみたが誰もいない
「・・・撃たれずにすんだんだからよしとするか」
そうつぶやいたあと脱衣所に戻り、銃を置いた
そうだ、俺は地球の温泉というものにつかりに来たんだ
こんなところで臭い男に銃を向けるためではない
そう自分に言い聞かしたあと俺は温泉に浸かった
- 355 名前:不確定名:アマちゃん隊長 ◆rvEz08vXTs :2006/01/17(火) 00:14:53
- >>353
そういう風な妄想をしている最中不意に突き飛ばされた
「しまった!!」
だがもう遅い、やつは岩陰に隠れてしまった
「くそ!!」
悪態をつきながら俺も隠れる
>>「止めろ、撃つな! 俺は人間だ、悪魔じゃない!」
そんな言葉を男が発した
だが・・・
「なにを言ってる、悪魔じゃないなんてわかりきっている!!
だが俺を撃とうとした事実は変わらないだろ!!」
- 356 名前:ザ・ヒーロー ◆HEROnSCHQw :2006/01/17(火) 00:20:37
- >>355
判り切っている、とはよく言ったものだ。
はっきり判る事なんて、この世界には一つも無いのに。
「誤解だ! 突然声掛けられたからビビっただけだ!」
とは言え、それを証明する手立ては無い。
「クソッ……とにかく、俺は風呂に入りに来ただけだ。
別にお前とデスペラードやらかしたい訳じゃない」
取り敢えず、俺は銃を下げたまま、岩陰から身を乗り出した。
「……それと、臭い男言うな。気にしてるんだから」
- 357 名前:不確定名:アマちゃん隊長 ◆rvEz08vXTs :2006/01/17(火) 00:51:30
- >>356
俺はさっきの悪魔ではないと言う言葉に不信感を持っていた
(悪魔じゃないだって?
いまどき悪魔より人間のほうがたちが悪い)
そっと相手をのぞいてみる
銃口はこっちに向いていない
(敵意が無いってことか?)
>>「誤解だ! 突然声掛けられたからビビっただけだ!」
誤解でM4を持つやつがいるのか?
(俺も人のことは言えないけどな・・・)
>>「クソッ……とにかく、俺は風呂に入りに来ただけだ。
別にお前とデスペラードやらかしたい訳じゃない」
確かに、俺もただ単に地球の温泉というものに入りに来ただけだ
向こうも同じらしいがそれでも銃を探されるとな・・・
言葉に必死さが見える
(信じるか・・・)
俺も銃をおろし身を乗り出した
>>「……それと、臭い男言うな。気にしてるんだから」
そんなことを相手が言っている
「だが・・・それ以外にお前の特徴というものがわからないじゃないか
なんて呼べばいいんだ?」
- 358 名前:ザ・ヒーロー ◆HEROnSCHQw :2006/01/17(火) 01:12:13
- >>357
見ると、男は銃を下ろしてくれていた。
俺は内心ホッとしながら、M4のグリップから手を放す。
念のために左手でハンドガードを掴んで、横に置いた。
>「だが・・・それ以外にお前の特徴というものがわからないじゃないか
>なんて呼べばいいんだ?」
「……俺はしがない悪魔使いさ。サマナーとでも呼んでくれ」
男が怪訝な顔をした。よく見ると俺よりもずっと年上らしい。
「知りたいなら教えるが……よっ、と。こうかな」
俺はCOMPを操作して、一番上に記録してある悪魔を召喚した。
現れたのは、虫のそれに似た透明な羽根を持つ小妖精である。
三十センチほどの背丈で、茶色いショートヘアーが愛らしい。
妖精ピクシーと言う、世界各国で見られる悪戯好きの悪魔だ。
レベルは低いが使用マグネタイト量が低いので結構重宝している。
『どうしたのサマナー? あ、温泉だー!』
「あぁ、そうだ。たまには温泉にでも入れてやろうと思ってな」
キャハハハッ、と楽しそうに笑って、その姿が靄の向こうに消える。
それを見送って服を脱いでいると、男が唖然とした表情を浮かべていた。
「どうした? 悪魔を見るのは初めて、って顔してるぞ」
- 359 名前:ザ・ヒーロー ◆HEROnSCHQw :2006/01/17(火) 01:23:32
- む……いかん、俺のパートナーが呼んでいる。
「折角身体を洗ったばかりだが、もう往かねば。
ほら、往くぞピクシー。早く戻れって」
キャハハー、と笑いながら飛んで来た妖精をCOMPに収納する。
少しでも遅れるとメギドが……いや、何でもない。何でも。
服を着てM4を担ぎ、走り出そうとして、一度振り返った。
「……縁があれば、また会おう」
【脱兎の如く退場】
- 360 名前:不確定名:アマちゃん隊長 ◆rvEz08vXTs :2006/01/17(火) 01:26:05
- 男は自分を悪魔使いといった
なんだ?最近の呪術師はM4を撃ってくるのか?
俺がそんなくだらない疑問を抱いてる最中
男がなにやら腕についている機械を操作している
そして・・・信じられないことを男はやってのけた
小さい・・・妖精?いや、これが・・・悪魔か?
『どうしたのサマナー? あ、温泉だー!』
そんな無邪気な声を出してきりの向こうに消えていった
「な・・・な・・・な・・な・・・」
何なんだこれは?
そう言おうとしたが声が出なかった・・・
とうぜんだ、男は俺の常識を真っ向から覆したのだから
そして俺は始めて思い知らされたのである
ここが非常識がまかり通るところ、一刻館地帯であることを・・・
- 361 名前:不確定名:アマちゃん隊長 ◆rvEz08vXTs :2006/01/17(火) 01:36:37
- 非常識なやつが去った
正直これは夢じゃないのか?
こんな馬鹿なことは・・・
いろいろ考えをめぐらした
答えは・・・見つからない・・・
「そうか・・・そういうところなんだな・・・」
俺はつぶやき星空を見上げた
- 362 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/22(日) 23:46:00
- ……やれやれ、今日もなんとか勝てた……。
これでまた一つの街が、ディガルドから解放されたんだ。
でもまだオレたちは、戦略的にディガルドの兵力がそれほど高くない地域を狙ってるだけで……。
まだまだこれ以上の激戦が続く可能性が、あるんだよな。
それに、まだザイリン……バイオヴォルケーノとの決着も、ついてないし。
もっともっと、オレが頑張らないと……今もどこかの街で、オレの助けを必要としてる人が……。
ああ、でも、今はちょっとだけ、疲れ、た、か、な……。
(湯船につかるなり岩肌に身を寄せて、うつらうつらと舟をこぎ始める)
- 363 名前:ロディマスコンボイ(初代) ◆5jMVcomBOY :2006/01/23(月) 00:00:23
- うわああああっ!?
おい誰かー! 誰か止めてくれええっ!?
もうダメだああああっ!?
(ザッパーン!
あいたたたた……ふう、下がお湯で助かった!
そこにいる少年、怪我はなかったか!?
(崖の上から、数メートルサイズのロボットが転がり落ちてきました
- 364 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 00:08:42
- >>363
う、うーん……やめろ! ザイリン! これ以上は…やらせない!
………くそぉ……
>ザッパーン!
うわあぁぁぁっ!?
(吹っ飛んであっさり気絶しました)
- 365 名前:ロディマスコンボイ(初代) ◆5jMVcomBOY :2006/01/23(月) 00:14:54
- (斜体=ナレーション)
さあ、今週の雑談は、ここ一刻館温泉から物語を始めよう!
崖から転がり落ちたロディマスコンボイが出会った少年とは!!
>>364
「おい、少年、しっかりしたまえ!
く、デストロンの追跡中とは言え、この少年をこのまま放置するわけには行かない。
こうなったら――」
何をしようというのか!
「私に考えがある!
私がこの回路をショートさせ、数万ボルトの電流をこの温泉に流すんだ!
人間の心臓が止まった時には、こうやってリペアすると聞いている」
ロディマスは、ルージが死んだと勘違いしているのだ!
「さあ行くぞ!
この電流で蘇ってくれよ!
だがこの電流を受ければ、生きている人間すら死んでしまう!
どうなる、ルージ・ファミロン!
- 366 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 00:23:21
}ヽ、 ,.ヘ/:.:{
{:.:.:.:.`ソ,==、‐v
、::.:Y〃:::ノ _ ヽ,...、
>{ `¨´,ィ彡'T辷ムヘ ……………。
´ー-ぃ_,〃-' ̄`タ: :__: `ュヘ:t-、_______,,,.、__,._
_/´ ̄い: : : : : ノ:::´_ヽ}}.リ_, ー―‐、_ _} 三ュ
_,.-、く :ヽ _,.}.}Y: : /:::>'´ >‐、ヽこ二._;ノ__/__ー、
´,.-、__};}__;レ'^ヽー' : ∧//ヽノ<ニヽ `′
´; イ´ `¨t{_Y :/:ヽt/ー¬戈ニニュ、.____j ̄`ヽ
'/ `ー{::.::;イ : : : : : lリ: : : : : : : : : : :ノ:厂,二i
∨‐ }!-、: : : :l!:/ : : : : : : : : {ノ: :〈. !
/: :〃: : :`ー、」L:. --−―‐ヘ: : : :i l:|
/: : jj: : : : / l: : : :l. |:|
/ : 〃: : : / l: : : :l. l:|
/: :〃: : : / l: : : :l. l:|
(※疲労が溜まっていたところにいきなり吹っ飛ばされたため、目覚める様子がない)
- 367 名前:ロディマスコンボイ(初代) ◆5jMVcomBOY :2006/01/23(月) 00:33:17
- 果たして、ルージ・ファミロンの運命とは!
「よし行くぞ!
超電流アターック!」
その時である!!
『待つんだロディマス。その電流では彼を生き返らせることは出来ない。
マトリクスを使うんだ!』
司令官の証、英知の結晶マトリクス!
そこから漏れ出てくる歴代サイバトロンリーダーの英知の声だ!
「ようし分かりましたアルファートリン様!
マトリクスよ! 英知の輝きをもって、彼を救いたまえ!」
(♪You got the touch You got the power〜♪)
マトリクスから溢れる英知の光!
それは疲労回復・打ち身・切り傷・冷え性そのほか慢性病にも効果は抜群だ!
さあ、今こそ少年の復活の時だ!!
- 368 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 00:42:49
- >>367
(あれ……なんだろう、なんだか、すっごく暖かい……心地良い……。
まるで、全てを包み込むような……光……?)
う、うーん……あれ? ここは一体……。
なんだか身体がすっごく軽いや。ひょっとして、ここ……天国?
オレ、遂に死んじゃったのかなぁ……。
【まだ状況がよく分かっていない】
- 369 名前:ロディマスコンボイ(初代) ◆5jMVcomBOY :2006/01/23(月) 00:48:08
- >>368
ルージの復活だ!!
「ああ、良かった。気がついたんだね。
心配しなくていい、ここはまだ地上だよ。
私はサイバトロン軍総司令官、ロディマスコンボイ。
悪のデストロン軍団とのカーチェイスの末、ここに転落してしまってね。
その時君を巻き添えにしてしまったのさ、すまないと思っている」
説明台詞だ!!
「だがまあ、これで一安心だ。
それじゃあ私は行くよ。デストロンを追いかけなくては。
トランスフォー……やめた」
一体どうしたというのか!
「やめだやめだ! もうやってられるか!
誰が司令官だ誰がリーダーだ! もうたくさんだ!
少年、君にこのマトリクスをあげるから、君がこれから正義のリーダーとして戦ってくれないか」
リーダーの責任放棄だ!!
- 370 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 00:59:24
- >>369
え、えええっ!?
ひ、人型の機械が……しゃべってるぅぅぅ!?
え、あ、う、あなたは、い、一体―――!?
さいばとろん? ですとろん? かーちぇいす?
そ、そんな一気に言われても、何がなにやらオレにはさっぱり……。
>「やめだやめだ! もうやってられるか!
>誰が司令官だ誰がリーダーだ! もうたくさんだ!
>少年、君にこのマトリクスをあげるから、君がこれから正義のリーダーとして戦ってくれないか」
Σ (゚Д゚;)いきなり投げやりになった―――ッ!?
い、いや、いきなりそんなこと言われても……!
オレはその、オレにしかできない別の使命があって。
そんな状態で司令官だなんて、オレにはちょっと……その。
大体その、マトリクスって一体なんなんですか!? それを受け取ると、一体どうなるって……。
- 371 名前:ロディマスコンボイ(初代) ◆5jMVcomBOY :2006/01/23(月) 01:08:10
- >>370
マトリクスとは!
「マトリクスとはサイバトロンの司令官だけがもつものさ。
私は……いや俺は、紆余曲折の末にそれを受け継いだんだがね。
だがもうたくさんだ、もううんざりだ!!」
一体どうしたというのか!?
「みんなして司令官だ司令官だってコキ使いやがって!
何かあるとすぐに司令官の責任だとか言ってくる。
しかもことあるごとに、偉大なるリーダー、先代コンボイと比べられるんだ。
俺はただの若造だったってのにさ!
ああ、もう俺はうんざりなんだ。何で俺なんかがリーダーにならなくちゃいけない!
何が責任だ、責任があるから、自分の能力超えた働きしなくちゃいけないのかよ!
一生懸命あちこちで戦わされて、しかも文句ばかり言われて。
そのくせ、やたらと英雄みたいに持ち上げられて、士気をあげるためにも使わされる。
もうたくさんだ! 俺はただの戦士ホットロディマスに戻って、好き勝手気楽にやって行きたいぜ!」
だから少年にリーダーの責任をも投げ捨てようというのだ!!
司令官の心の負担は、既に限界に達しようとしていた!
「と言っても、君には分からないだろうけどね。
ダニエルと同じただの子供なんだから、君は」
- 372 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 01:31:44
- >>371
…………。
「ルージ・ファミロンとムラサメライガーが来てくれたぞ! これで我々の勝利は確実だ!」
「ルージ、アンタに頼みがある。私の村も……救ってくれないか」
「ルージ万歳! 討伐軍、万歳! ヨー、ヨー、ヨー!」
「……無理は、するな」
「よし、ならば、ルージに行ってもらおう。いいな? ルージ」
…………オレ、は。
オレは―――!
(キッ、と目線を鋭くして)
オレは―――あなたのような人とは違う!!
オレは……オレは絶対に、そんな無責任な事は言わないし、しない!
考えても見てください! 戦うのが辛いから……文句を言われるから……
たったそれだけのことで何もかもを投げ出して!
それで、残された仲間はどうすればいいんですか!
「そんなもの知らない」じゃ済まされません、士気の源がいなければ、部隊はヘタをすると全滅だ……!
それなのに逃げ出したり、もうやめる、だなんて……そんなの、無責任すぎますっ!
それに、オレは何も、リーダーだから……やらされてるから戦ってるわけじゃないんだ!
オレが戦うことで、救える命が―――得られる笑顔があるんだったら!
オレは、たとえ、この身がどんなに傷ついたって―――戦ってやる!
ちょっとくらい弱気になったからって、戦うのをやめようだなんて―――
あなたの戦う目的って、その程度だったんですか!!
もう二度と―――もう二度と、オレの前でそんな無責任なこと、言わないでくださいっ!!
- 373 名前:ロディマスコンボイ(初代) ◆5jMVcomBOY :2006/01/23(月) 01:51:52
- >>372
少年の厳しい叱責!
>「そんなもの知らない」じゃ済まされません、士気の源がいなければ、部隊はヘタをすると全滅だ……!
>それなのに逃げ出したり、もうやめる、だなんて……そんなの、無責任すぎますっ!
「ああ知らないね! さっきの連絡だと既にテラートロンによって全滅寸前らしいけど、まあ俺には関係ないね!
司令官だなんて、そんなものはやりたい馬鹿がやってればいいんだ! 俺の知ったこっちゃないね!」
叱責は、なおも続いた!!
>ちょっとくらい弱気になったからって、戦うのをやめようだなんて―――
>あなたの戦う目的って、その程度だったんですか!!
「俺の戦う目的は――宇宙を一つにして、自由のために…」
ロディマスの心は揺らいでいた!
さあどうするのか、ロディマス!?
>もう二度と―――もう二度と、オレの前でそんな無責任なこと、言わないでくださいっ!!
「そのとおりだ少年! 私が間違っていた!
それぞれが、それぞれに与えられた役割を正しく果たさなければならないのだ!!
私はもう、二度と迷わない!」
ロディマスコンボイの復活だ!!
「ありがとうルージ! 私は私のするべきことをしてくるよ!
トランスフォームッ!」
かくして、ロディマスコンボイは退場したかに見えたのだが!!
「うわああああっ!?
おい誰かー! 誰か止めてくれええっ!?
もうダメだああああっ!?」
また崖の上から落ちてきた!
「ううっ……上に変なライオン型のロボットがいたから……デストロンのマシンだと思って攻撃したら返り討ちに……。
ああ、すまない少年……救援を……連絡をとって……。
コンボイ司令官……最近やたらと貴方の夢ばかり見ていました……。
やはりあなたに私は及ばないということだったのでしょうか。
いえ……答えは最初から分かりきっていたのかもしれません……。
少年、このマトリクスを君に……君ならきっと戦いぬけるさ、君の戦いを。
ああ、さっき言い忘れていたね……このマトリクスの効果を。
このマトリクスがあれば、これさえあれば君も――」
今明かされるマトリクスの秘密とは!
「これがあれば、君も老け顔になれる。
これで戦い抜くんだ……ううっ!」
ロディマスは気絶してしまった!
果たして、ルージ・ファミロンは老け顔のリーダーとなって戦うことを選ぶのか!?
<退場>
- 374 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 02:11:46
- >>373
>ああ知らないね! さっきの連絡だと既にテラートロンによって全滅寸前らしいけど、まあ俺には関係ないね!
………ッ! あなた……まだそんな事を!?
>「そのとおりだ少年! 私が間違っていた!
>それぞれが、それぞれに与えられた役割を正しく果たさなければならないのだ!!
>私はもう、二度と迷わない!」
……あ、わ、分かってくれたんですね!
そうです、オレもあなたも……出来ることが、あるはずなんです!
そのために…頑張りましょうよ!
お互い生きて、また会いましょうね!
>また崖の上から落ちてきた!
……と、思ったら。
(ライオン型のロボットって……ひょっとして、ムラサメライガー?
パイロットがいないのに動くだなんて……おかしいなぁ。
いきなり攻撃されたからかな?)
ええと、なんだかよく分かりませんけど……。
つい数分前に、
>私はもう、二度と迷わない!
って言ったはずじゃぁ? あの言葉は一体……(汗
>このマトリクスがあれば、これさえあれば君も――
>これがあれば、君も老け顔になれる。
え、この宝石みたいなものって、老け顔になる、だけ……?
それって、どんな意味があるんだろう……。
ううん、どっちにしても、これは受け取れない、よなぁ……やっぱり。
(そっとマトリクスをロディマスの胸元に戻した!)
これでよし…と。
で、結局。
この人(?)、一体何者だったんだろう……?
なんだかオレも勢いに任せて、失礼なこと言っちゃったけど。
まぁ……いいか。
ちょっと身体も冷えちゃったし、もう一度お湯に入りなおそう。
- 375 名前:シロー=アマダ ◆rvEz08vXTs :2006/01/23(月) 02:17:08
- 溜まった仕事をある程度こなしたし・・・
またこの温泉に入っていいよな・・・(銃も脱衣所に置いたし)
あれ?また誰かいるな・・・
見たところ・・・子供だな?
君、一緒に入っていいかい?
- 376 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 02:33:27
- >>375
あ、はいっ! …ど、どうも、こんばんは。
>君、一緒に入っていいかい?
それはもちろん……よろしいですけど。
というか、ここは誰にでも開かれている温泉みたいですから、オレの許可なんていりませんよ。
あ、あの……あなたは、湯治か何かで、ここに?
- 377 名前:シロー=アマダ ◆rvEz08vXTs :2006/01/23(月) 02:44:14
- じゃあはいらさしてもらうよ・・・
>あ、あの……あなたは、湯治か何かで、ここに?
まぁね、とても愉快な事務仕事を終えた直後なんだよ
後は・・・この足のためかな
俺は戦争で足をなくしてしまったんだよ・・・
まぁ、今の医療は進歩しているから、この通り見た目は本物の足だ
だけど時々・・・なくしたときのことを思い出すけどな・・・
- 378 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 02:55:49
- >>377
愉快……? そんなに楽しい仕事だったんですか?
そうですか……戦争で、足を。
それはとても、辛い経験をなさったんですね……。
やっぱりそれは、その……
そのときの記憶って、今でも忘れられないものなんですか?
- 379 名前:シロー=アマダ ◆rvEz08vXTs :2006/01/23(月) 03:03:14
- >378
まぁね・・・忘れられないことだよ
足を失ったとき・・・俺は・・・恋人と一緒に戦ってたんだ
そして敵は・・・復讐に狂った俺の恋人の兄
俺はアイナ・・・その恋人と一緒に決着をつけた
そのときに撃たれたビームで機体の半分と一緒に俺の足も消し飛ばされたのさ
あぁ、俺の昔話を聞かしてもしょうがないな
君、名前はなんていうんだ?
- 380 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 03:22:32
- >>379
あなたの…その、恋人のお兄さんと――!?
そんな――そんなのって……。
じゃあ、その足はその時に、ですか……。
やっぱり、戦争って……ろくな物じゃないですよね。
そんな酷いできごとが、いくつもいくつも起こるんだから……。
でも、戦わなけりゃ、今よりもっともっと酷い目に合う人が出るんだ、よね。
だから、今は、戦うことをやめるわけには……!
あ、オレの名前ですか?
オレは……ルージ、です。
ディガルド討伐軍の、ルージ・ファミロン。
それで、あなたは?
- 381 名前:シロー=アマダ ◆rvEz08vXTs :2006/01/23(月) 03:39:00
- >>380
あれは・・・戦わないわけには行かなかったんだ・・・
兄が・・・妹を・・・銃で撃ったんだから
うんよく時計がとめてくれて致命傷にはならなかったけど
あれは・・・許すわけには行かなかったよ
>だから、今は、戦うことをやめるわけには……!
君はもしかして・・・兵士なのか?
自分の意思で戦ってるなら止めはしない
だけど・・・向こうの兵士だって
必死に生きようとしていることは忘れないでくれ
向こうだって家族がいるし、守るものだってある
人間同士なら・・・必ず分かり合えるはずだからな・・・
>ディガルド討伐軍の、ルージ・ファミロン。
(ディがルド?聞いたことがない国だな)
たぶん組織の名前からして革命軍といったところかな?
もしくは・・・まぁ、いいや
俺は地球連邦軍少尉のシロー=アマダ
よろしく、ルージ
- 382 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/23(月) 03:56:52
- >>381
お兄さんが……妹を……。
戦争って、そこまでに人をおかしくさせるものなんですね。
オレは……その戦争の中にいる、んだよな……。
せめて自分の意思は、絶対に強く持たないと。
>君はもしかして・・・兵士なのか?
え、は、はい……兵士、なんでしょうか。一応。
>人間同士なら・・・必ず分かり合えるはずだからな・・・
はい……わかっている、つもりです。
相手も同じ人間なんです。全員はムリでも……分かってくれる人も、いるはずですから。
敵だから殺す、なんていうのはおかしいんだと…そう、思います。
>俺は地球連邦軍少尉のシロー=アマダ。
チキュウ……? どこか、別の国の名前かな……。
こちらこそ、よろしくお願いします、シローさん!
あ、自己紹介しあったばかりで申し訳ないんですけど。
オレ、そろそろ上がります。長湯はよくないってよく言われるし……。
それじゃ、お先に失礼します!
また、どこかで会いましょう。
(退場)
- 383 名前:シロー=アマダ ◆rvEz08vXTs :2006/01/23(月) 04:10:54
- >>382
人が国と国に別れて戦うこと自体がおかしいと思うんだ
だから自分の意思はしっかり持て
戦いが居心地良いと感じたら・・・終わりだ
> 敵だから殺す、なんていうのはおかしいんだと…そう、思います。
もともと敵対すること自体がおかしいと思うんだ
違う形で会えたならば友達になれたかもしれない人を殺すなんて・・・
>チキュウ……? どこか、別の国の名前かな……。
(地球を知らない?ということは・・・)
あぁ、またどこかで会おうか
さようなら、ルージ
さて・・・俺も上がるか・・・明日の仕事も控えてるしな・・・
(退場)
- 384 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/24(火) 22:57:14
- 「あー、今日は疲れたわねー」
あごの先までお湯に漬け込みつつ、一人で呟く。
啓蟄も近いというのにいきなりのドカ雪。
家が潰されないようにと必死の雪下ろしの最中に輝夜の襲撃。
そして始まる残酷無惨雪合戦(八割が石入り)と、虚しい休戦。
結局、道の雪かきまで終えた頃には夕方を回り、残ったのは全身の痛みと疲れ。
温泉にでも行かなきゃやってられないというものである。
「ふあ、ねむ……ん……」
そんな疲れもあるのか、気がついたら岩に背をもたれてまどろんでいた。
―――ま、逆らわなくてもいいか。
そう考え、軽く足を岩につっかけて、沈まないようにする。
あとはもう、夢の中に―――
- 385 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/24(火) 23:11:42
「びーゆあせーるふー……」
歌っても何も変わらない。
相変わらず暗い。
月を喰らったような暗さで、夜空は言い訳もなしに漆黒だ。
部屋に戻るには時間が曖昧だし、そもそも今の今まで眠っていたのだから、今日の怠惰さは
なんとか湯でも被って締め括らなきゃ始まらない。
ので。
「……寝る場所考えろよ。死ぬぜ」
目の前で湯船に沈み掛けていたヤツに、一言だけ告げた。
外は寒い。
湯船は暖かい。
ところで、真綿で首を締められても人間は死ぬのだ。
起きろアンタ。
- 386 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/24(火) 23:19:16
- >>385
なにか聞き覚えのある声が起きろとか言ってきた気がする。
ああ、沈む心配かあ。ありがたい心遣いだ。
「……んー……にゅ」
だが断る。
疲れているこの身体に眠りは呼吸と同じように必要なことなのである。
まあ、とりあえずあと一時間ほどは寝させて欲しい。ふやけていいから。
そもそも、寝起きは悪いので弾幕でも撃ち込まれない限りは起きれそうになかったり。
というわけで、私は未だに睡眠よりの境界に意識は漂っていた。
- 387 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/24(火) 23:30:06
- >>386
軟弱者。
「……或いは、ワガママ姫」
湯船の外、砂利の上に置いていた水入りの桶に手を突っ込む。冷やし殺すと言わんばかり
に冷気を吸い込んだ水の中に入れておいたアクエリアス(カン入り・360ml)を取り出す。指が
悴むように冷たいそれを引っ掴んだまま、ざばざばと湯を横断する。
岩に凭れたまま今にも沈みそうなそいつは九割方ヒュプノスに意識を連れ去られている。
寝るなら寝てから来い。――思ってから、今まで寝てたのが俺だと思い直す。いやしかし、
俺の場合はカゼ引いてたから仕方ないのだ。
まあ。
とりあえず、ガンガンに冷えたアクエリアスを頬に押し付けた。
「「にゅ」じゃねぇよ」
- 388 名前:北斗次兄・トキ様:2006/01/24(火) 23:31:44
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
,、-'"三ヾヾシ―乙三ミミ\\\ミ、ヽ`゙'' 、
゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
/彡三ミミ从/ ,、-= 、ヾ゙゙ ヽ \\;;;;'、 ll|l',
/;;;;/三ミミ、l|//´;;;;彡ミ;;ミミミ} l| l|ヽ、、、、ミミl|ヽ;;;;リl | ',
,'////;;;;三ヲー、ィッッ--ー-、ll|゙l l| l|ヽヾ;;;;;ヾ;;;;;;;l|レl|ミll| ;}
,j从//;;;;,' }ll|,| |l|;l|,l| ゙゙}}lll||l|;ィll|ッッl|l|l|l|
j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
{ l|ii 从 |;;| `゙''ー =ミ ,,,,, _l||;;;;;;;l|ll|-|''"´ll\ヾlリリ;;;;l|ヽlj
ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
/ノ彡リ;;;;;;'ー,、 ,,、,, ''"""´ ヽ、;;从从ヾヾ゙'ー、ヾミ≧;;〈〈
/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
' 、l|lV/ノノ ;;', :::::,' l|ll||ll| |;;;;;;;;;;ヽ、l|ii|リ|リ
ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
|ll|l/;;;;/;;', (",,、-:ァ'' l.|l;;;;;;ヽヾヾll|;;;;;;;;イ|从ll|
ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
l|;l||| ;;;;;', `゙゙'""""´´ |l|;;|lll、ミミミ゙\イll(llミl|<、
, ''、ll;;;;;;;;;;', :`:::""´´ ゝ;;;;;;;\、、ヽヽ、゙ヽミ ミーミ、
, " イ ; ;;;;;;;;l イ ,、 彡ツ;;;;;;;;;;ヽミヾヽ\ヽヽヽヽ\
イ /|lヽ;;;;;;;;;'、、::.. ,、-'":::"///〉〉lll|;;;;;;;llヽl|;;;)|l;;;;)l|〉ヽ))
| / 乂々/ミ`゙ー― '´:::::::'" /イ//从l|ll|;;;;;;;;;;;;;リl|イjj;;ノ }}リ;;;;/|〉、,
/ノ //" レ゙゙゙〈::::ll|:::::::::::" l|l|;;l从|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;|リ((ll|l|ノ忽ヽ/ ゙゙l
イ /j"|l、 ヽ ヽ::リ::::::::::::::,、-'ヾヾl||;;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ、;;;(从从ミツ" ̄ `゙ '' 、
|レ // /:::l| \ ヽ ::,、 '" /ーア"'ーミア::>ー'''" ゙̄"´,, 、-ー―― ー―- 、ヽ
/ |::| l::::::|l \ >'"/"/::/",、-'" ,、-''" ´,,、 -ー―――― ー- 、 ゙
/ /::l| \::. :::::\:::///-'" ,、-''" ,、-''
人体にはまだまだ神秘が隠されている。
それを知るにはまだまだ犠牲が必要なのだ……!
此処は温泉だったな。
誰か調子の悪い者は居ないか。
タダで治してやるぞ、何俺は天才だ、心配はいらん。
- 389 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/24(火) 23:40:36
- >>388
なんか。
「……すげぇのが来たな」
思わず口に出してしまった。
凄い。似非っぽい筋肉とか核戦争のあとに活躍しそうなツラとかが。スタローン映画なら登場
数分でビリヤード台の上に転がされるかショーウインドウかワイン棚に投げ飛ばされる類のカラ
ダとツラだ――が。
「いや、調子悪くないから」
もしも俺が「カゼ引いてるんだよな」程度を念じただけで来てくれたのなら全力で遠慮したいタ
イプだ。思わず喉のいがらっぽさを調整する。大丈夫、もう治ってる。
「悪くないから」
繰り返した。
- 390 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/24(火) 23:43:51
- >>387
眠気が瘴滅した。
なんて冷気だ。ゼロケルビンとかその辺に違いない。
「ぎゃっ!?」
たまらず飛び起きて、
足を滑らせて素潜りをする羽目になった。
「けほけほ……なんなんだよ、もう」
水を思い切り吸って手ぬぐいみたいに重くなった髪の毛を払って、
「あれ、神父?」
いつの間にかいたのに気づいた。
いや、本当にいつ来たのか見当がつかなかったりする。
>>388
――――――。
見なかったことにした。
幸いにして具合の悪い場所はないし。
- 391 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/24(火) 23:56:52
- >>390
目の前に座っていたポップシンガーのような外見の少女(”外見”は)がソロのリアクション芸人めいた
反応で湯船をブチ上げた。猫みたいに髪から水を払ってこちらを見上げる顔に、今度こそ睡魔の陰は
消えている。月がないせいで判然としないが、色素の薄い濡れ羽色の髪が艶やかさを、
違ぇ。
軽く首を振る。振ってヘンな方向に散っていた思考を振り戻す。
こちらを見上げる顔には疑問の色。
いつからいたのか、ってツラだよな、それ。
「かなりさっきから……割とさっきから。あんた、大概温泉好きなのな」
誰にでもなく言って、そら、と冷えたカンを差し出した。
- 392 名前:北斗次兄・トキ様:2006/01/24(火) 23:57:58
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
,、-'"三ヾヾシ―乙三ミミ\\\ミ、ヽ`゙'' 、
゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
/彡三ミミ从/ ,、-= 、ヾ゙゙ ヽ \\;;;;'、 ll|l',
/;;;;/三ミミ、l|//´;;;;彡ミ;;ミミミ} l| l|ヽ、、、、ミミl|ヽ;;;;リl | ',
,'////;;;;三ヲー、ィッッ--ー-、ll|゙l l| l|ヽヾ;;;;;ヾ;;;;;;;l|レl|ミll| ;}
,j从//;;;;,' }ll|,| |l|;l|,l| ゙゙}}lll||l|;ィll|ッッl|l|l|l|
j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
{ l|ii 从 |;;| `゙''ー =ミ ,,,,, _l||;;;;;;;l|ll|-|''"´ll\ヾlリリ;;;;l|ヽlj
ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
/ノ彡リ;;;;;;'ー,、 ,,、,, ''"""´ ヽ、;;从从ヾヾ゙'ー、ヾミ≧;;〈〈
/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
' 、l|lV/ノノ ;;', :::::,' l|ll||ll| |;;;;;;;;;;ヽ、l|ii|リ|リ
ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
|ll|l/;;;;/;;', (",,、-:ァ'' l.|l;;;;;;ヽヾヾll|;;;;;;;;イ|从ll|
ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
l|;l||| ;;;;;', `゙゙'""""´´ |l|;;|lll、ミミミ゙\イll(llミl|<、
, ''、ll;;;;;;;;;;', :`:::""´´ ゝ;;;;;;;\、、ヽヽ、゙ヽミ ミーミ、
, " イ ; ;;;;;;;;l イ ,、 彡ツ;;;;;;;;;;ヽミヾヽ\ヽヽヽヽ\
イ /|lヽ;;;;;;;;;'、、::.. ,、-'":::"///〉〉lll|;;;;;;;llヽl|;;;)|l;;;;)l|〉ヽ))
| / 乂々/ミ`゙ー― '´:::::::'" /イ//从l|ll|;;;;;;;;;;;;;リl|イjj;;ノ }}リ;;;;/|〉、,
/ノ //" レ゙゙゙〈::::ll|:::::::::::" l|l|;;l从|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;|リ((ll|l|ノ忽ヽ/ ゙゙l
イ /j"|l、 ヽ ヽ::リ::::::::::::::,、-'ヾヾl||;;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ、;;;(从从ミツ" ̄ `゙ '' 、
|レ // /:::l| \ ヽ ::,、 '" /ーア"'ーミア::>ー'''" ゙̄"´,, 、-ー―― ー―- 、ヽ
/ |::| l::::::|l \ >'"/"/::/",、-'" ,、-''" ´,,、 -ー―――― ー- 、 ゙
/ /::l| \::. :::::\:::///-'" ,、-''" ,、-''
>>389
ほう、俺の凄さが分かるか。
そうだ、媚びろ、媚びろ、俺は天才だ、不可能など無い!
そうか。
喉の調子が悪いのか、風邪か?
大丈夫だ、お前の感じているいがらっぽさは肉体的疾患の一種だ。
治し方は俺が知っている。
俺に任せろ。
>>390
確か、お前は………
( http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1137030360/457
>いいわよ。ただしこっちは残機無限だからよろしく(笑)
>……考えてみたら不死ってかなりずるいわね。 )
どうやら俺の求める北斗神拳が完成の時を迎えた様だな!
女、お前は死なないらしいな。
まさに木人形(デク)にうってつけだ。
新秘孔を試させてもらおうか。
何、怖がる事は無い、成功すればお前のエロエロ度は倍になる!
- 393 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 00:10:39
- >>391
ああ、うん。やっぱり神父だ。
とりあえず今ので眠気は覚めた。冷気の正体は分からないままだったけど。
……バスタオルは、うん。ほどけてない。
とりあえず岩の上に乗っけていた手ぬぐいで髪の水気をしぼる。
長いから首を動かすのが億劫になるくらい重くなるのである。
「え、あ、うん。ありがと。……そうか、正体はこれだったか。
いやまあ、今日は特に疲れてたし。雪降ると大変でさー。サボるとマジでつぶれる」
比喩でなく、一度やった。
まだこっちに来てまもない、雪の怖さを知らなかった頃だ。
寒いし面倒だからと雪かきをサボっていたら、
屋根ごと圧死した。
今思い返しても震えが来る。まさに名状しがたい恐怖。
約束事の外に真の恐怖がある、を身をもって体験したのであった。
「んー、まあ確かに。
ここってあんまり人もこないから心地いいんだけどね。静かで。
あんたの方はどうなの?」
騒がしいのは嫌いじゃない。むしろ好きな部類だ。
でも、たまには「もののあはれ」を感じたい時だってあるのだ。
>>392
「いやいらないから。そんなんいらないから。
てかなんでよりによってそれなんだよ」
―――当方に迎撃の用意あり。
とりあえず身構えつつあとずさってみる。
指一本でも触れたら迷わずカウンターで吹き飛ばす所存。
とりあえず色々とこいつはヤバイ。
目とか。顔とか。指とか。偽物っぽさとか。
どこにでもいるけど一番にはなれない、指がなければパッドを握れまい、とかそんな雰囲気。
……自分で考えてて頭が痛くなってきた。
誰かこいつ止めろ。
- 394 名前:蒼星石 ◆HAlF80VxmE :2006/01/25(水) 00:14:43
- 近頃、どうも球体関節の調子が悪い。
まあ、お父様の調整も受けていないから仕方のないことなのかもしれないけど、
それでも、少し動くとカクカクするのはちょっと困る。
だけど僕のようなドールが普通の医者にかかれるはずもないし、並みの人形職人でも無理だろう。
僕の身体を直せるのは、お父様級の天才職人――マエストロだけだ。
ということで、僕は思い切って原始的方法に頼ることにした。
人間がよく、医者に頼らないで身体を直す時に使うという「温泉」だ。
入浴の習慣はない僕たちドールだけど、案外こういう原始的な方法は有効なのかもしれない。
>>392
と思っていたら、直せそうな人間がいた。
不可能はない天才だといっているし、人形とも言っている。
少し筋肉の量が必要過多のような気もするけど、ただならぬ気配は、その力量をうかがわせている。
「―-すまないけど、君。
ちょっと僕の関節の調子が悪いんだ。診てくれないかな?」
僕はそう、彼に声をかけてみた。
- 395 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 00:16:16
- >>392
……やばい。
キの字だ。
しかも緊張型でも妄想型でも世紀末は過ぎてるのに境界型でもなくて、横溝か京極夏彦の小説
にでも出てきそうな「ド田舎で自宅監禁か精神病院に放り込まれてる」ようなタイプの破瓜型だ。
ああ、ドグラマグラ。
つーか、読んでんじゃねぇ。読心術者かてめぇ。
「いやまったく平気だから遠慮するって。……いいから聞けあんた、そっちの娘も別にそういうの、」
……。
なんつった、今。
(……エロ……倍、)
「俺は”是非とも試してくれ”なんて思ってないからな!」
咳払い。
違う。それじゃない。それもだけどそれとは違う。
「……そういう勝手なマネは止めろって言ってるだろ、あんた」
エロが倍でもだ。
- 396 名前:北斗次兄・トキ様:2006/01/25(水) 00:23:52
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
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゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
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リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
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>>393
ふ、その構え、少しは出来る様だが、お前の拳如き、俺の前では止まって見えるわ。
無駄な足掻きはせん事だ。
ふむ、エロエロ度では不満か、ふっふっふっ。
>>395
そうか、なら無理強いはせん。
代わりにちょっとそこの女を抑えるのに手伝ってもらえないか。
この新秘孔が成功すればその女の猫度は倍になる!
- 397 名前:北斗次兄・トキ様:2006/01/25(水) 00:33:33
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
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>>394
ほう、子供なのに自ら木人形(デク)志願とは。
良いだろう。
どす
どす
どす
さあ、どうだ?
- 398 名前:蒼星石 ◆HAlF80VxmE :2006/01/25(水) 00:39:59
- >>397
指で三箇所押された。
それだけだった。
これはもしかして、いわゆる指圧というものなのだろうか。
マスターが以前、腰を痛めたときに頼んでいたのを見たことがある。
だとしても、僕には効かないだろう。なぜなら、
「―-僕はドールズだから、ツボは効かないんだ。
もしかして、そのことにも気づいていなかったのかい?
ひょっとして、君はこの前新聞に載っていた医者じゃないのかい?
確か新聞の医療企画記事だったと思うけど、こういうことを言っていた人がいた」
鞄の中にしまい込んでいた新聞記事を、僕は彼に見せてあげた。
そこには、最近の医療事故への事例が数多く挙げられている。
その中に――ああ、やっぱり彼の写真があった。騙りによる無免許医師行為で、現在指名手配中だそうだ。
そして、その記事の最後は記者のコメントで締めくくられていた。
____,,,,,,,,,,,,,,,,、、、
/ )))
/ ______,,,ノ
/ l / \\ヽ|)
| | '''''''''' ''''''''|
| | ( ・ ) ( ・ )l
| l l |
| ( ~ _) | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ,―――. l <あの医者はやぶ医者だ、役に立たないよ(笑)
l .|ヽ ー――' / \________
ヾ | \____ノ
__/ヽ\ | l\_
 ̄ λ ヽ / .|
「なるほど、僕もどうやら見当違いをしてしまっていたようだね。
時間の浪費だったらしい、残念だ」
- 399 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 00:44:53
- >>393
「髪切ったらどうなんだよ、それ……ああいや、勿体無いから薦めはしねーけど」
考えると、知人には髪の長い連中が多い。どいつもこいつも手入れは行き届いているし、「ウザっ
たくて手入れもしてないだけ」のそれとは違うから問題ないのだが、いやだけど、こういう光景を見る
とジェンダー差的に髪に気を使わなくていいのはありがたいと思うのだ。ついでに家の娘共で短くし
ているのはフィーくらいだ(もっとも、フィーの場合は自分で切って、「美容室? は! 他人に私の
髪を弄らせるなんてゴメンだね!」と言い切るようなヤツなので論外だが)。
「雪は――、ま、大変だよな。山岳地帯とか、三日で9.5トンが屋根に積もったらしいぜ――死ぬよ
な、あれ。俺もこの間は雪掻きしっぱなし。……んで、今日の俺は、アレさ」
今日。
今日を回想する。
朝掛かってきた電話――「カゼは治ったのか」「まあ、一応」「ではヒマだな」「いや」「この間、私を
置いて出掛けたな」「……ヒマです」「そうか。今から行く」――案内に消費し尽くされた真昼を越え、
「これはなんだ?」「土産」「……」「いや嘘、土産の、特産っていうか、さるぼぼ」「さるぼぼ……」「は
いはい、おじさんこれ一つね」「す、すまん」――夜、「……帰る予定じゃなかったのかよ、これ……」
「う、うるさい! 雪が――仕方ないだろう、その、車は夜だから危ないし、」「……お前ならニトロ積
んだ自動車運転しても事故らねーよ、俺、風呂行ってくる」――回想、以上。
見事に語り所がなかった。
「……いや、なんつーか、なんでもない。もののあはれっつーか、俺の哀れ」
>>394
――って、
……天上を見上げる。
天壌の格差は獣が牙を打つには開きが在り過ぎ、
首を振る。現実を見ろ。
現実。
……。
現実が江戸川乱歩かよ。
>>396
「ね――、」
猫、
押さえ付け、
……あの身体を押さえ、
…………、
違うだろ。
「そういうのはあれだ、遠慮してくれ。やる時は全部俺がやるから。な、俺一人で」
- 400 名前:北斗次兄・トキ様:2006/01/25(水) 00:48:32
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
,、-'"三ヾヾシ―乙三ミミ\\\ミ、ヽ`゙'' 、
゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
/彡三ミミ从/ ,、-= 、ヾ゙゙ ヽ \\;;;;'、 ll|l',
/;;;;/三ミミ、l|//´;;;;彡ミ;;ミミミ} l| l|ヽ、、、、ミミl|ヽ;;;;リl | ',
,'////;;;;三ヲー、ィッッ--ー-、ll|゙l l| l|ヽヾ;;;;;ヾ;;;;;;;l|レl|ミll| ;}
,j从//;;;;,' }ll|,| |l|;l|,l| ゙゙}}lll||l|;ィll|ッッl|l|l|l|
j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
{ l|ii 从 |;;| `゙''ー =ミ ,,,,, _l||;;;;;;;l|ll|-|''"´ll\ヾlリリ;;;;l|ヽlj
ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
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/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
' 、l|lV/ノノ ;;', :::::,' l|ll||ll| |;;;;;;;;;;ヽ、l|ii|リ|リ
ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
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ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
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>>398
人形だと……!?
ぐぬ、幾ら天才の俺でも俺は人間専門だからな。
む、その新聞は…………違う、人違いだ!
その新聞に載っている奴はアミバ!
生兵法で老人の足を治療して悪化させたという奴だろう?
その後、俺が治療しなければその老人の足は手遅れになっていた所だ。
全く、有名になると偽者が出るから困るな。
まあ、天才の真似は凡人には出来ないが。
- 401 名前:千葉繁風次回予告 ◆HAlF80VxmE :2006/01/25(水) 00:55:35
- >>400
いぃけしゃあしゃあと嘘八百ぅっ! 失われたか拳の誇りぃいっ!?
その甘言、ついにローゼンのドールズすら謀りぬくかあああっ!?
次レス、IN温泉スレ!
<ローゼンメイデン第二部トロイトメント完結ぅっ!
どちらに落ちるか死兆星ぃ!? 走れ真紅ぅっ!
今あっ! 蒼星石のローザミスティカがあぶなぁぁぁいぃぃっ!?>
蒼星石「翠星石のローザミスティカは、僕が守るっ!」
- 402 名前:北斗次兄・トキ様:2006/01/25(水) 00:55:36
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
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゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
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>>399
何を迷う?
今が最大のチャンスだろう?
こんな時代だ、放っておくとそこの女は別の奴の手に落ちるぞ。
抑えつけろ。
撫でろ。
匂いをかげ。
今は悪魔が微笑む時代なんだ!!
- 403 名前:名無しモヒカンズ@鬼の哭く街カサンドラ勤務:2006/01/25(水) 01:02:05
- 「あー、寝る前の風呂は格別だな〜」
「ったくだ。
今日も獄長の処刑した連中の死体の片付けで忙しかったからな〜。
ちゃんと風呂に入って血と臓物の臭いを落としとかねぇと死体臭くっていけねぇぜ……」
「ああ、ところでお前、明日はどこの当番よ?
また死体の片付けか?」
「いいや、俺は明日からトキの房の看守よぉ。」
「トキぃ?
あの何年もずぅぅぅぅっと幽閉中で牢獄から一歩も外に出ていないっていうあのトキかよ?
へへ、そいつぁ災難だなぁ。
死体の片付けも辛気クセェけどよ。
あの何年も何年も陽に当たってねぇところに一日中詰めるってのも
カビ臭くて滅入るからなぁ……」
「ああ、ちげぇねえや。
だからこうしてカビくせぇ仕事場に行く前に娑婆の空気を思いっきり吸っておくのよ。
わかるだろ?」
「へへへ……たしかにその通りだな……」
- 404 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:02:22
- >>399
「んー、邪魔と思ったことはないんだけどね。伸ばすの、普通だったし。
それに気に入ってるからさ。長いといろいろ弄って遊べるし。手入れも慣れたし」
綺麗な銀色はちょっとした自慢である。釣り糸には向かないけど。
まあ、それでも毛先をそろえる程度には切ってるけど。それは蛇足だろう。
「そ、大変。一回屋根が重みで落ちたし。マジで死ねるわよ……で、アレって」
聞こうとして、表情で悟る。
―――あー、苦労してんだ。
「まあ、なんていうか。休め」
労う。
とりあえず相方っぽい人が誰なのか気になるが、聞かないでおいた。
神父、下手すると死にそうな予感だし。私とその人が出くわしたら。
で、
「それと、今反応したでしょ。すけべ」
てーか本音が口から出てたって。思いっきり。
二十歳と少しって聞いてたけど、まだそういう年頃なのだろうか。
ううん、分からない。
>>396
あ、そう。
「じゃ、飛び道具で」
瞬き一つで不死鳥召喚。心持ち熱量高めに。
人間くらいなら割と蒸発しそうだ。
「……いってみる?」
腕に鷹匠よろしく乗せた不死鳥と、一緒に首を傾げて聞いてみた。
>>399
ちょっとまてそこの神父。
アレか。基督とは猫狂いなりとか言うつもりじゃないだろうな。
「……私はごめんだからね。猫」
釘は刺しといた。
まあ、即決で襲い掛かってこないだけマシだったか。
弾幕張っても効かなそうで怖いし。
- 405 名前:蒼星石 ◆HAlF80VxmE :2006/01/25(水) 01:11:29
- >>400
どうも記事が間違いだったということらしい。
なるほど、確かにそれは一理ある。
お父様が作ったとされるドールは、世界に何百とある。
もちろんそれは、僕たちを除いて全て贋物なわけだけど。
「分かったよ、疑って悪かった。
それじゃお願いするよ。人形だと分かれば、もう同じ間違いはしないだろう?」
そこで、ふと気づいた。
もう大分ガタが来ているドールは、僕だけじゃない。
ずっと前にマスターが買ったものの、今はガタが来てしまっているドールズは他にたくさんいる。
「ちょっと待っていてくれないかな。
僕の前に、まず僕の友達を治してあげてほしいんだ。
すぐ呼んでくるよ、ちょっと待ってて」
目を閉じ、「力」を分け与える。
そして――
「――来た」
僕が分け与えた力が、彼らを目覚めさせる。
マスターへの強い愛情は、彼らも負けていない。
ただ、あまりにダメージが強すぎるから、戦闘に連れて行くのは避けていたんだけど……。
,,、,、、,,,';i;'i,}、,、
ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
゙、';|i,! 'i i"i,
`、||i |i i l|,
',||i }i | ;,〃,,
.}.|||| | ! l-'~、ミ
,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ
.{/゙'、}|||// .i| };;;ミ
Y,;- ー、 .i|,];;彡 ×30
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ
{ く;ァソ '';;,;'' ゙};;彡ミ
゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ _,,__
゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )__;;;;/
「この子たちなんだ。
マスターが悪徳業者に騙されてたくさん買ったんだけど、
外見があまりに酷すぎたせいで倉庫に長い間放りっぱなしにされていてね。
僕以上に関節にガタが来ている。
この子達を、まず先に直してくれないかな」
- 406 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 01:14:09
- >>401
……。
「熱」
どうでもいいけど、今の血管ブチ切れそうなナレーションはどこからだ。
>>402
「……安い挑発だな、それ」
安い。や、安いぜ。まったくもって安い。
いや、実に。まったく安いぜ。
抑え付けるとか撫でるとか匂いがとかここは浴槽だとか辺りは暗がりだからだとか、そんなの
まるで関係ないぜ。辺りには人気がないから大丈夫とか、そんなの、そう!
まるで関係ないぜ!
「世紀末は過ぎてんだ……そんな、いや、とにかくあれだ、俺は、そんな人間じゃ、ない」
>>403
視線を逸らす。
……つーか、マジで。
マジでどこの世紀末だよ、ここは。
このフザけた時代へようこそ。
呟いても、筋肉とモヒカンの幻想が消え去らない。
西洋人形やらが動いてるのを見るに、充分でも現実感は失せている。いる――が、しかし。
ベクトルが違った。
水と油。蒸留水とコールタール。ビートルズとブラックサバス。
ペガサスとピーターパンとシルフと一緒に蠢くモヒカン――最悪だ。
- 407 名前:ノストラダムスとアンゴルモアの大王(M):2006/01/25(水) 01:19:03
- >>406
こんにちは、ノストラダムスです。なんか懐かしい雰囲気だったんで風呂入りに来ましたー。
「ども、アンゴルモアでーす。
何つーか時差ぼけでちょっと遅れちゃったんすけど、神父さん、オレの仕事場ここでいーっすか?」
- 408 名前:偽りの天才拳士・アミバ:2006/01/25(水) 01:25:05
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
,、-'"三ヾヾシ―乙三ミミ\\\ミ、ヽ`゙'' 、
゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
/彡三ミミ从/ ,、-= 、ヾ゙゙ ヽ \\;;;;'、 ll|l',
/;;;;/三ミミ、l|//´;;;;彡ミ;;ミミミ} l| l|ヽ、、、、ミミl|ヽ;;;;リl | ',
,'////;;;;三ヲー、ィッッ--ー-、ll|゙l l| l|ヽヾ;;;;;ヾ;;;;;;;l|レl|ミll| ;}
,j从//;;;;,' }ll|,| |l|;l|,l| ゙゙}}lll||l|;ィll|ッッl|l|l|l|
j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
{ l|ii 从 |;;| `゙''ー =ミ ,,,,, _l||;;;;;;;l|ll|-|''"´ll\ヾlリリ;;;;l|ヽlj
ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
/ノ彡リ;;;;;;'ー,、 ,,、,, ''"""´ ヽ、;;从从ヾヾ゙'ー、ヾミ≧;;〈〈
/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
' 、l|lV/ノノ ;;', :::::,' l|ll||ll| |;;;;;;;;;;ヽ、l|ii|リ|リ
ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
|ll|l/;;;;/;;', (",,、-:ァ'' l.|l;;;;;;ヽヾヾll|;;;;;;;;イ|从ll|
ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
l|;l||| ;;;;;', `゙゙'""""´´ |l|;;|lll、ミミミ゙\イll(llミl|<、
, ''、ll;;;;;;;;;;', :`:::""´´ ゝ;;;;;;;\、、ヽヽ、゙ヽミ ミーミ、
, " イ ; ;;;;;;;;l イ ,、 彡ツ;;;;;;;;;;ヽミヾヽ\ヽヽヽヽ\
イ /|lヽ;;;;;;;;;'、、::.. ,、-'":::"///〉〉lll|;;;;;;;llヽl|;;;)|l;;;;)l|〉ヽ))
| / 乂々/ミ`゙ー― '´:::::::'" /イ//从l|ll|;;;;;;;;;;;;;リl|イjj;;ノ }}リ;;;;/|〉、,
/ノ //" レ゙゙゙〈::::ll|:::::::::::" l|l|;;l从|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;|リ((ll|l|ノ忽ヽ/ ゙゙l
イ /j"|l、 ヽ ヽ::リ::::::::::::::,、-'ヾヾl||;;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ、;;;(从从ミツ" ̄ `゙ '' 、
|レ // /:::l| \ ヽ ::,、 '" /ーア"'ーミア::>ー'''" ゙̄"´,, 、-ー―― ー―- 、ヽ
/ |::| l::::::|l \ >'"/"/::/",、-'" ,、-''" ´,,、 -ー―――― ー- 、 ゙
/ /::l| \::. :::::\:::///-'" ,、-''" ,、-''
>>403
ぐぬぬぬぬぬ。
確かに俺はトキじゃない!
アミバよ!
だが!
俺は天才だ、不可能は無い!
今からそれを見せてやる!!
>>405
この世に存在する全ての物体は分子の集合によって成りたっている!
その分子集合体の凝集力の一番弱い箇所に衝撃を与えると その分子間の連鎖反応により極めてたやすく物体は破壊される!
この物体の臍とでもいうべき箇所は 学術的にプルッツフォン・ポイントと呼ばれるんだ!
たとえば地球上で最強の硬度を持つダイヤモンドにおいても そのプルッツフォン・ポイントを見極めれば 鑿の一撃で一瞬にして粉々にすることも可能なんだ!!
(民明書房 分子核構造その理論より)
見ろぉ!
新秘孔の研究中に見つけ出した無機物へのプルッツフォン・ポイントを!!
ドスドスドスドスドス
ドスドスドスドスドス
ドスドスドスドスドス
ドスドスドスドスドス
ドスドスドスドスドス
ドスドスドスドスドス
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
どうだ、見たか!
ふはははははは、俺は天才だ!!
- 409 名前:―永遠に紅い幼き月― レミリア・スカーレット(M) ◆M6sKnivesI :2006/01/25(水) 01:28:01
- 爆砕点穴は生体には効かないってうちの知識人が言ってたけど?
(かぽーん)
- 410 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:28:10
- >>407
歩いてお帰り。
>>402 >>408
いや、直せっていってるのに壊してどうするんだよ。
それと変なこと言うな。いやむしろあんたも変態か?
- 411 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:32:14
- >>409
……いつの間にいたのよ、紅いの。
てか、流れ水駄目じゃなかったっけ?
- 412 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 01:32:59
- >>404
返す言葉がなかったので、黙った。肩に物騒なトリを乗っけて言うセリフじゃないとも思った。
でも、なあ。
反応しても納得してなかったんだからいいじゃないか。
「手入れ、ねぇ。ふぅん……やっぱ米の磨ぎ汁とか使うのかな。……いや冗談、流石にシャンプ
ーとかリンスくらいはあるよな」
ないなら山奥にも程がある。
とはいえ、この「山奥度合い」ってヤツも大概に上下が有り過ぎるのは間違いない。昼間に散
策したところ、こっち、端から端まで回ってもコンビニが一件か二件しか見付けられなかった。
ファミレスは言わずもがな、挙句の果てにコンビニが二十四時間営業ですらない。――とはい
え、シャンプーくらいはどこでも買えたが。
「ゴメンだ、とか言われてもな……何がどうとは言ってないだろ、猫――そこらの竹薮か暗がり
にでも連れ込んだならともかくな、そりゃ疑い過ぎだ」
>>407
……。
ちょっとじゃねぇ。
「いや全然。いいから帰れ。……敢えて仕事を示唆するなら、そっちのオヤジに「どう解釈され
ても良いようなモン書いとくんじゃねえって言っといてくれ」
四世紀くらい前にな、と小声で付け加えた。
何事にも、何事につけても――。
シュレディンガーの猫にも程がある。
- 413 名前:偽りの天才拳士・アミバ:2006/01/25(水) 01:34:09
- >>404
ほう、燐を使うか。
だがそんな虚仮脅しが天才の俺に通用するか!
木人形(デク)にならないというのなら、力ずくでいくまでよ!
喰らえ!
- 414 名前:偽りの天才拳士・アミバ:2006/01/25(水) 01:35:25
- http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1133542567/414.jpg (105KB)
鷹爪三角脚!
- 415 名前:―永遠に紅い幼き月― レミリア・スカーレット(M) ◆Scarlety7Y :2006/01/25(水) 01:35:37
- >>411 妹紅
流れてなければ水でもないから平気よ、紅くないけど紅い蓬莱人。
ま、温泉の薬効などもまた効かないけど。
- 416 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:39:52
- >>413-414
―――よし、覚悟完了。
「てか、ただの三角蹴りだろそれはよォーッ!!」
ああもう、最初から相手にしないで吹き飛ばしておけばよかった。
と、いうことで。
「正直とは最短の得である―――嘘を重ねるものよ、死してその罪を償うがいい!」
滅罪。
- 417 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:43:55
- 「正直者の死」!!
(不死鳥使ってません)
- 418 名前:偽りの天才拳士・アミバ:2006/01/25(水) 01:44:19
- >>416 >>417
あーじゃーぱー!
(お湯の中に墜落)
あ、ああ………
、 ,、、、、,,_ _
,、-'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙'ー、 ,,、-≧'''"≦三ミ`゙'ー、,,,、、,, ,、-ー ー ''''" ゙''
,r'" ヽ ,r",、-'''""三彡―ミ~'ー彡三ミヽ/
/ ヽ 'ーミ彡'"´///;;;;//シ;;;;;;ミミ、リ彡;;;;;ミ/
/ | ,,、-''"ィィ ""///'"/- 、;;;;;;;l;;;;}r''";;;;ヽ/ あ
| 顔 お お お | (////ノッッ从从ll||l|;| `'''ll、ッ彡;;;;;;;イ
| を れ れ れ |,,,、-彡 ノノリ//从;;;;;;リリ u::::::::::::::゙'' 、;| あ
| : の の の L// ッッ ///;;ノ;;// u :::::::::::::::::/;| ・
| : 天 顔 : ///彡ノノ/":::ミー、,ッu ノ ィ'"/::://;;;;| ・
L : 才. を : |/ッッイノ;;;/ィ'" <っ゙ヽ;ゝ" {Y'∠,, |||;;;;;/ヽ ・
〈 の ノ彡彡ノ;;;/)-、""'''ミミ'''=.ィ'"彡;=,-、-、;;l|ll|ヽ
| /,、彡彡ィ' '/ ノ ,,-、ミ゙゙ ヽj::::::::`゙゙゙'ーヽ:ヽl|;;;;ll`'ー、
 ̄\ (/'""";ィ/ /'" イ:/ ゙/:〈、〈" ),<" `ヽ::::/;;;;;トlll |ノノヽ、__
゙'ー―-ァ- 、,,、-'" ̄`゙//////__/ ,'::ノ ィ´、」゙゙'::゙"ア U :::::::/;;;;;;ノll| \l
_ ,、-'彡 l | (;;;;;/イww/;;;;/ |''','"" ,'ィ´',/::(゙_'ー≦=ミ_ ..::::/;;;;//イ }} l| ヽ
`゙゙'''ー- 、,,"ー=ノシノノ从从l|l|」;;;;;;;;;;;j j. j :イノ j:::ィ''ヾ゙゙'''ー-ノ:::〉 ..:::/;;;;/" |、 lリ)
`゙゙''- 、,彡ノノ;;;;;;;レ ;;;;;;;;;;;;;j. ",イ, Y" 〈{イ}、_ `´⌒):::/ :::/;;;;;;;リ、l||| lヽ|
`'' 、;;ニニニl;;;;;;;;;イ( ( } j''ー- 、''ー--'::::,'u: /;;;;;;;;;/ノ/|"|
l;[ ̄ ̄_];;;;;/" } ,} :}. |゙゙''''ー-`ミ''ー-' /;;;;;;;;ーイ//从l
[ ̄ ̄_];ィ" / ./ " |'"´ `゙゙ヽノ イ;;;;;;;;;;リ//イ;;;;;;/
[ ̄ ̄_]|:::::" ィ l、 ,/:/;;;;;;/从ッッll|;;;;/
,,、、 --ー―― '''''' """""" ´ ̄ ゙'ー、:::::... :::'" ,'::`''ー 、,,,/" ノ;;;;;;;ツ;;/llーl从イ}
', :::::'" ノ:::::::::::''"彡彡/;;;;;;;;;;;;ッッッ从;;;;ノ_
" ̄ ̄ll ̄ ̄|l'''''''''''ir''''"´ヽ< ̄\ \ー 、,
- 419 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:44:30
- http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1133542567/419.jpg (29KB)
本文なし
- 420 名前:偽りの天才拳士・アミバ:2006/01/25(水) 01:51:27
- ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
,、-'"三ヾヾシ―乙三ミミ\\\ミ、ヽ`゙'' 、 '
゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
/彡三ミミ从/ ,、-= 、ヾ゙゙ ヽ \\;;;;'、 ll|l',
/;;;;/三ミミ、l|//´;;;;彡ミ;;ミミミ} l| l|ヽ、、、、ミミl|ヽ;;;;リl | ',
,'////;;;;三ヲー、ィッッ--ー-、ll|゙l l| l|ヽヾ;;;;;ヾ;;;;;;;l|レl|ミll| ;}
,j从//;;;;,' }ll|,| |l|;l|,l| ゙゙}}lll||l|;ィll|ッッl|l|l|l|
j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
{ l|ii 从 |;;| `゙''ー =ミ ,,,,, _l||;;;;;;;l|ll|-|''"´ll\ヾlリリ;;;;l|ヽlj
ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
/ノ彡リ;;;;;;'ー,、 ,,、,, ''"""´ ヽ、;;从从ヾヾ゙'ー、ヾミ≧;;〈〈
/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
' 、l|lV/ノノ ;;', :::::,' l|ll||ll| |;;;;;;;;;;ヽ、l|ii|リ|リ
ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
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ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
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この凡人が!
よくもぉ! よくもぉ!
天才が凡人に勝てるか!
木人形(デク)を使い、新秘孔のいくつかを究明している!!
見ろ、新秘孔を使い、更に強靭になったアミバ流北斗神拳を!!
トス
ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
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゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
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j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
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ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
/ノ彡リ;;;;;;'ー,、 ,,、,, ''"""´ ヽ、;;从从ヾヾ゙'ー、ヾミ≧;;〈〈
/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
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ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
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ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
l|;l||| ;;;;;', `゙゙'""""´´ |l|;;|lll、ミミミ゙\イll(llミl|<、
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, " イ ; ;;;;;;;;l イ ,、 彡ツ;;;;;;;;;;ヽミヾヽ\ヽヽヽヽ\
イ /|lヽ;;;;;;;;;'、、::.. ,、-'":::"///〉〉lll|;;;;;;;llヽl|;;;)|l;;;;)l|〉ヽ))
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/ノ //" レ゙゙゙〈::::ll|:::::::::::" l|l|;;l从|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;|リ((ll|l|ノ忽ヽ/ ゙゙l
イ /j"|l、 ヽ ヽ::リ::::::::::::::,、-'ヾヾl||;;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ、;;;(从从ミツ" ̄ `゙ '' 、
|レ // /:::l| \ ヽ ::,、 '" /ーア"'ーミア::>ー'''" ゙̄"´,, 、-ー―― ー―- 、ヽ
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ふはははは、どうだ、見たか!?
嬲り殺しにしてくれる!!
- 421 名前:蒼星石 ◆HAlF80VxmE :2006/01/25(水) 01:53:09
- >>403
> あの何年もずぅぅぅぅっと幽閉中で牢獄から一歩も外に出ていないっていうあのトキかよ?
「え?」
>>408
>確かに俺はトキじゃない!
「ええ!?」
思わず驚きが口をついて――あわてて押さえ込む。
こんなヤツを相手に、下手に弱みを見せることは危険だ。
「なるほどね。
ローゼンメイデンシリーズ一の策士、金糸雀の目をもってしても見抜けなかっただろう、
見事な偽装だったよ。
だけど、僕は――」
>ドスドスドスドスドス
>ドスド(ry!
>BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!BOMB!
思考を、爆発音が打ち消した。
こ、これはプルッツフォン・ポイント!?
熟練のダイヤモンド職人ですら、その見極めには三十年はかかるという、あの!?
この僕でさえ、この鋏でそれを見極めて切れるようになるまでには50年かかったというのに、
それをいともたやすく!?
間違いない、この男は天才だ!
どちらかというと、一夜漬けで百点取るタイプの、しかし天才だ!?
「――と、感心している場合ではなかったね。
よくも僕の仲間を、僕の兄妹を!
ヤンキー一号、モヒカン二号、ヒッキー三号……皆忘れえぬドールズだった。
僕だって庭師だ、僕にだって不可能はない!
いいかい、この世の全ては感情の糸によって統括されている。
高まる悲しみが怒りの炎を超えて流水のごとき一つの流れを作ったとき、
誰も知らない力が目覚めることがある。
これを使えば、理論上はどんな漫画も5ページで無理やり終わらせることができる。
この法則を、イヤボーンの法則という!!(民明書房 <奇跡発動の概論と打ち切りの相関>より)
今、仲間をジャンクにされた怒りが、誰も知らないローザミスティカの未知の力を発動させた!」
>>420
崖の上に据え付けられた、覗き退治用の高射砲。
その中に身をうずめ、さらに鋏を構える。
通常の鋏の攻撃ではこの男には効かないだろう。
だが、鋏を開くことでその威力は二枚刃となり二倍!
さらにこの砲から発射してもらえば、火薬の爆発力によって威力はさらに二倍!
さらに回転を加えることで二倍加わって八倍!
そして飛距離が二倍になることで16倍!
最後に、僕の怒りを加えて32倍となる!!(民明書房 <ゆで物理学 その神秘の世界>より)
これぞ必殺、
南 斗 人 形 砲 弾
(ttp://hb2.seikyou.ne.jp/home/Ryo.Saeki/story/19/ningenhoudan2.JPG)
「トキ、いやアミバよ! 天に還る時が来たのだ!!」
- 422 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:55:37
- >>404
とりあえず鳥は空に飛ばしておいた。
普通の生き物と言うわけじゃないが、まあ運動はさせた方がいいかも知れない。
「んー、まあ、なんというか。私が住んでるとこはそっちほどモノがあるわけじゃないし。
でも石鹸には気を使ってるわよ。悪いの使うとすぐ髪痛むし」
実は米のとぎ汁なんぞ使わなくても枝毛一つできないくらい丈夫なんだけど。
慧音にもよく羨ましがられたし。
てかよく思うけど、もしかして話がどっかずれてるのだろうか。
幻想郷は二十四時間いつでも空いてるような店はないし、自販機もないのである。
嗜好品以外は全て郷の中で賄えているとかなんとか。完全自給とかいうらしい。
休題。とりあえず、
「李下に冠を正さず、って知ってる?
普段の言動をもうちょい気をつけてからいいなよ、そういうのは」
とりあえず痛いところを突っついて意地悪そうに笑っておいた。
そりゃ日頃追っかけまわしてりゃなあ。
>>415
なんか随分アバウトね、それ。
まあ溺れられでもしたらこっちも困るけど。
しかし、薬効ないのなら何で入ってるんだか。
遊びに来た、とか?
- 423 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 01:58:52
- >>420
天才も凡人もないと思うけどね。
千年も生きてりゃそんな領域は超える―――
って、お前。ちょっと縮んでないか?
- 424 名前:―永遠に紅い幼き月― レミリア・スカーレット(M) ◆Scarlety7Y :2006/01/25(水) 02:01:49
- >>420 アミバ
頭沸騰はひとまず置いといてお前も温泉に入ったら?
凝縮されて小さくなってるよ。
ふやけるぐらいで丁度良いね。
>>422 妹紅
温泉だもの、広義の娯楽。それで正解。
……ついでに言うと、下見ね。
たまには咲夜を温泉にでも……と思わなくもないけど、思ったってあれはなかなか休みやしないしねぇ。
今度無理矢理連れてこうと思って、その為の下見。
ま、風呂も真似事でも気持ちは良いしね。
- 425 名前:偽りの天才拳士・アミバ:2006/01/25(水) 02:04:01
ノ= 、、、、ッッー― 、-、-、- 、― 、
,、-'"三ヾヾシ―乙三ミミ\\\ミ、ヽ`゙'' 、 '
゙マ´"シ 三ll|ll|彡''"""ミミ゙゙゙゙ヽヽヽ ミヾ\ヾ ヾ'、
/彡三ミミ从/ ,、-= 、ヾ゙゙ ヽ \\;;;;'、 ll|l',
/;;;;/三ミミ、l|//´;;;;彡ミ;;ミミミ} l| l|ヽ、、、、ミミl|ヽ;;;;リl | ',
,'////;;;;三ヲー、ィッッ--ー-、ll|゙l l| l|ヽヾ;;;;;ヾ;;;;;;;l|レl|ミll| ;}
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j从ll|| ;;;;|、,, jlリl| |l|ll|从;;;;;;;、 - ''"´,jl|;;;;;;l|
リ从从;;;;;', `''''' ー― ---l||;;;;lリl|l|l|''" ̄,, 、-ー'''"ヾヾll||
{ l|ii 从 |;;| `゙''ー =ミ ,,,,, _l||;;;;;;;l|ll|-|''"´ll\ヾlリリ;;;;l|ヽlj
ヽ ソ从l|;;;l ...:::::::|;;;;;;イl||从ヾヾヾヾ゙゙゙ |l||ll|/l|l|
/ノ彡リ;;;;;;'ー,、 ,,、,, ''"""´ ヽ、;;从从ヾヾ゙'ー、ヾミ≧;;〈〈
/ノ,,ノノ从||:ミミ弖ミ:ッ''ー-::::__:::;;;;;;ミミ゙lwミミミミヽ`'ーミ;;;;}{、
イイイノノ从;;',゙::::::::,' ''""゙ヽ`'''''''"´彡 |ll|゙'ーwW;;;;;;;;ヾヾ}リ;;l
' 、l|lV/ノノ ;;', :::::,' l|ll||ll| |;;;;;;;;;;ヽ、l|ii|リ|リ
ラ;;;;l/ ; ;;', :::,' -、:::... lリl;|ll|从;;;;;;;;;;;;;;;Yl|〈〈〈
|ll|l/;;;;/;;', (",,、-:ァ'' l.|l;;;;;;ヽヾヾll|;;;;;;;;イ|从ll|
ヽl||;;;/ ;;;', :゙´、∠____,,,ノ |l|lヽ;;;;;;\\リ、;;;;;;ノミllリ
l|;l||| ;;;;;', `゙゙'""""´´ |l|;;|lll、ミミミ゙\イll(llミl|<、
, ''、ll;;;;;;;;;;', :`:::""´´ ゝ;;;;;;;\、、ヽヽ、゙ヽミ ミーミ、
, " イ ; ;;;;;;;;l イ ,、 彡ツ;;;;;;;;;;ヽミヾヽ\ヽヽヽヽ\
イ /|lヽ;;;;;;;;;'、、::.. ,、-'":::"///〉〉lll|;;;;;;;llヽl|;;;)|l;;;;)l|〉ヽ))
| / 乂々/ミ`゙ー― '´:::::::'" /イ//从l|ll|;;;;;;;;;;;;;リl|イjj;;ノ }}リ;;;;/|〉、,
/ノ //" レ゙゙゙〈::::ll|:::::::::::" l|l|;;l从|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;|リ((ll|l|ノ忽ヽ/ ゙゙l
イ /j"|l、 ヽ ヽ::リ::::::::::::::,、-'ヾヾl||;;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ、;;;(从从ミツ" ̄ `゙ '' 、
|レ // /:::l| \ ヽ ::,、 '" /ーア"'ーミア::>ー'''" ゙̄"´,, 、-ー―― ー―- 、ヽ
/ |::| l::::::|l \ >'"/"/::/",、-'" ,、-''" ´,,、 -ー―――― ー- 、 ゙
/ /::l| \::. :::::\:::///-'" ,、-''" ,、-''"
>>423
いまさら御託は聞こえんなぁ!
ジャギから学んだ『北斗羅漢撃』!
ふははは、見ろ、この俺の早い突きがかわせ
>>421
(直撃)
`゙''‐、_\ | / /
──────‐‐‐ ☆
/ / | \
/ ./ | \
/ / .|∴・ \
/ .../....∵|:・.∴・
/ ∴ ・.|∵’∵・
/ .・:・|.∴:・.
(彼方へ消えていきました)
- 426 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 02:08:02
- >>425
……いや、物凄く隙だらけなんだけど。
カウンター合わせたらパチンって入りそうなくらい。
それともアレか、なんか別の布石―――
ってあ。(>>421)
…………ええっと。
よし、一件落着。
【色々と間違っていた】
- 427 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 02:24:30
- >>419
――夜が翳る。
空間が歪み、大気が捩れる。
頭の底で、意識が収斂した。
口火を切る、と言う言葉がまるで適切じゃない。唐突を三乗する程にもいきなりで、前触れなく、
と言うセリフが適切なら凶悪さはその三割増だ。
反射的に身を引いた目の前を、何かヤバい物が通過した――そのまま湯船に突き刺さり、その
挙句、湯船の底をブチ砕いて湯柱を奔騰させた。身を捻る。傍ら――そこが、高射砲の砲塔前だ。
湯船に足を取られたその瞬間、あいつ――というか藤原の周囲の空気が歪み、大気が咆えた。
内心で「短気過ぎるんじゃねーのか」と舌打ちするより、脳ミソが知覚速度を弾き上げる方が速
い。湯船に頭から突っ込みそうになった姿勢のまま、強引に右足を前に進ませた。姿勢を安定さ
せて、一気にその場を飛び離れる――瞬間、背中で先の破砕音が連続した。あまつさえ、飛んだ
先にも湯柱が奔騰した。
(冗談、じゃ――)
ねえぞ、くそ。
網膜を酷使する。視覚カメラの倍率をギリギリと向上させる。億倍にも引き伸ばされた視界の中
を、慣用句通りに無数の弾列が泳いでいる。砂漠の中心で五十台のヘリから機銃掃射された時を
思い返すような悪夢の光景――頭の中でドアーズの”ジ・エンド”。身を捻り、不可視に等しいそれ
ぞれを避け、知覚に遅れて倍速化した身体能力でネバつく空気の膜を攪拌して湯船を掻き分ける。
物凄くダサい気がした――気がしたが、気にしているヒマもない。コンマ単位の身体運びで温泉
の中心に屹立する岩の背後へ回り、岩塊に背中を付けた瞬間、それがガリガリと砕けていく破滅
の音を耳にして――更に、流れ弾だと言わんばかりの一発が引き伸ばされた時間の中、
眼前に、
「マジか――」
目の前に迫った一発を、
「――よ!」
横殴りに拳を振って、狂滅の一弾を打ち砕いた。
ぐら、と世界の歪みが立ち消える。空気が正常を回帰する。
歪んだ知覚をデフォルトに戻して、大きく溜め息を吐き出した。
>>422
「……いつだったか話したけどな」
岩に手を付いて湯船を通る。
見るも無残に砕けた岩の浴槽のあちこちを苦く見遣って、手を付いた岩がささくれだった妙な
カタマリに変貌を遂げているのに愕然とした。……こういうのって、価値あんのかな。
知らねえぞ、俺。
「俺の知人にゃ大陸人が割と多い――よく言われるよ。似たような状況で、な。ま、それはいい
よ。いいんだ――あのハタ迷惑な天才サマが退散したのも別にいいし、ありゃ確かに遁天の刑
だとも思うし……あの預言者――あれ、あいつどこ行った……いや、別に良いけど、良いんだ
けどさ」
ぐるりと辺りを見渡す。
こちらを平然と見渡す狂気の張本人と、傍らにその知人。
……そうか、なるほど。
これがアンタらの日常か。
「……無為にして尊き者こそ天道だろ、っつーか、いや、正直言うぜ」
肩を竦める。
「やり過ぎだ、これ」
- 428 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 02:26:23
- >>424
酒があればもうちょいいい娯楽になるけどね。
そういや、暖まるだけでも十分か。疲れも取れるし。
下見?
あー、そうか。あんたの従者か。
仕事の鬼みたいだからねぇ。休む頃合分からないのかしら。
……てことは、あの月の時、やっぱり体調崩してたのか?(何
- 429 名前:蒼星石 ◆HAlF80VxmE :2006/01/25(水) 02:27:37
- >>425
……。
この前ジュンのところで読んだコミックに書いてあるのを読んだら、本当に成功してしまったよ。
こういうこともあるものなんだろうか。
まあ、それも当然だったのかもしれない。
既に>>420で
>天才が凡人に勝てるか!
と言っているしね。
やはり運命というのはあるのだろうか――僕たちドールズも、やがて……。
いや、考えるのはよそう。運命を切り開くことができるとしたら、それは自分の意思なんだろうから。
「それじゃあ、僕は帰るよ。
直しに来たはずが、かえって関節がガタガタになってしまったからね。
2人とも、人間は風邪をひきやすいらしいから、湯冷めしないようにね」
そう挨拶して、僕はそこを後にした。
見上げると、星が綺麗だ。
まるで僕のこれからの運命の輝きのようで、なんだか少し嬉しくなってきた。
あの、天に輝く八つの星の輝きが――
★
★
★
★
★
☆ ★
★
- 430 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 02:27:37
- >>421
「……しかし、そうか」
ようやく、納得した。
乱歩じゃなかった。
あの人形――
ネタキャラだったのか。
- 431 名前:―永遠に紅い幼き月― レミリア・スカーレット(M) ◆Scarlety7Y :2006/01/25(水) 02:32:39
- >>427 Kresnik
そうそう、やりすぎやりすぎ。
そこまでしなくても、これぐらいで十分だよあんな小物。
http://burahu-web.hp.infoseek.co.jp/touhou/remilia/remilia03.jpg
どっちにしろ、幻想郷の妖怪と一部の人間の日常だけどね。
>>428 妹紅
そう、「月の時」だったから(何
……なんて、いや本当は真相知らないけど。
ちょっとやそっとの疲れは絶対見せないからね、咲夜。
なまじっか時を止めて休める分だけ余計に。悪い癖だわ。
- 432 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 02:38:32
- >>427
「いやまあ、でもあれ温い方なんだけどね。死なないように手加減はしたし」
比喩でなく本当だったりする。
そもそもアレは最初の一撃で勝負を極めるびっくりスペルだし。
見切られたら絶対当たらないタイプの術なのだ。
「……まあ、でも。これはこれでいいでしょ。でないと―――、そうね。
例えばだけど。そこにいるちっちゃいのが本気出したら、この辺り塵になるよ」
これは比喩でなく本当だ。
ああ見えてアレはノーライフキング。運命を手に収める血を吸う鬼なのだ。
遅れを取る気はないが、正直本気でやり合いたくない連中でも上位を占める。
「だから、ああいう遊びで揉め事はケリつけてるのよ。趣味でやる奴もいるけど。
にしてもしっかし、よくもまあそんな避け方できたわね。
……アレ、光線に突っ込むようにして少しずつ動いてれば全部避けられるのに。
そんな風に避けられたのは初めてだ」
実際感心する。
というか光線に突っ込んで避ける以外の穴は作ってなかったんだけど。
まさか真っ正直に避けきる奴がいるとは思わなんだ。
- 433 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 02:42:27
- >>431
えー、手持ちの中でも簡単なやつ選んだんだけど。
てか気合弾幕いっぱい使うやつに言われたくないわよその辺は。
……ああ、そっちの月の時だったか。
女の子って大変よねぇ。
えーと、悪い癖をつけた犬はしっかりと叱る、だっけ。
何かの本で読んだけど(何
- 434 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 02:56:26
- >>432
……ダメだ、感覚がズレてる。
根本的に平行線を辿ってる。
「破壊力の問題じゃなくてだな……」
モラルとかさ。
額に指を当てる。
背中を浴槽(だったもの)のフチに当てると、ザックリとささくれた縁がチクッときた。
壊し過ぎだ。修理費幾らだ、これ。
「……深さじゃなくて、広さってかさ。そりゃ温泉チリに変えようが大陸一つフッ飛ばすエネルギー
貯蓄してようが、そりゃ別にいいんだ――いや全然サッパリまるでこれっぽっちもよくはねーけど、
そういう非常識な連中は知ってるし、ブッ壊すくらいなら俺にもできる――、違うんだよ。違うんだ、
ええとだな」眉間に皺が寄っている気がする。違うんだ、そうじゃないんだ。あれはこの世界じゃ遊
びと取って貰えないんだ。この世界は法律が正義でユーはショックな核戦争後じゃないんだ。こ
の世界にはポリ公って厄介な存在がいて、連中はデスノートで死神で罰金を取るのが趣味なん
だ。「……端的に言うとこっちの常識っつーか、なんつーの? うん、そう、法律みたいな」
言っててグダグダだ。首を傾げられたりしたらお手上げだ。
だから、俺が首を振った。横に振った。それから頷いて、まあいいよ、とだけ告げておいた。
「……まあ、解った。あんた等の常識は、そうか。音楽聴く時はウォークマン使うしかなさそうだな、
あんた等のとこ」
言ってみて、イヤホンを耳に嵌めたまま今の状態になったら――と、そこまで考えるとゾッとす
る。聴覚封じたまま、今の流れ弾? 地獄だ。
「とりあえず、避け方レクチャーして貰ってもどうにもなんねーっつーか、俺に当てないようにやっ
てくれ……避けたっつーか、逃げただけだから、今の」
>>431
いや、だから。
だから違うんだ、アンタら。
どっちもやり過ぎだ。
やり過ぎだし、ズレ過ぎだ。
「……なんていうか、日常にはしたくねーよ、それ」
- 435 名前:―永遠に紅い幼き月― レミリア・スカーレット(M) ◆Scarlety7Y :2006/01/25(水) 03:01:41
- >>433 妹紅
そうね、確かにお互い様か。
そうお互い……通常弾幕とか(何
叱りもするし、致命的なことがあればお仕置きもするよ。後者は滅多にないけど。
けれどそれだけじゃダメね。
休みはするけど怠けない。それはそれで良いことだけど、おかげで叱ったってかえって硬化する一方。
だからたまには休ませないと、ってわけね。
使えなくなってしまってはたまらないし。
>>434 Kresnik
あら、こっちだって始終あんな事をやってるわけではないわ。
そういう手段を持ち合わせてるだけのこと。
用がなければお茶だってするし、宴会もするのよ。
あれは刺激。刺激がなくては妖怪も人間もつまらない。
そうでしょう?
- 436 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 03:11:22
- >>434
「……そういえばちょっと壊しすぎたかな」
よく見るとなんか無惨。
さて、どうしよう。
慧音がいれば一発で直るんだけど。
「まあそれは置いとくとして。そもそも私たちは「いない」ことになってるんだ。
だから、法とかその辺の範疇には入らない、ってことで」
ゆえの幻想。忘れたもの、置き去りにしたもの。
そのままも癪だから、たまに足跡を残して気づかせる。
……ちょっと詩人が過ぎただろうか。
「まあ弾幕張るのはあんなもんだから、なるべく遠巻きに観戦するのが賢明ね。
正直、流れ弾なんて誰も気にしてないから」
レクチャーと言うか、あんな風に避けたことがそもそもすごいと言うか。
……弾幕ごっこやらせたら意外に強いんじゃないかこいつ。
>>433
通常弾幕だと私の場合は最後らへんで最強になるけどね(何
妙なとこで頑固なのね、あれ。もうちょい抜けてるやつかと思ってたけど。
まあ、私は人を使うのには向かないからね。聞き流しちゃって。
- 437 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/25(水) 03:16:50
- てことで、私はそろそろ帰るか。
……あ、いや。壊したの放置するつもりないから。
直せるのに心当たりある奴いるから。
てことで、またねー!
(脱兎→退場
- 438 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 03:23:08
- >>435
そうかい、と苦笑い。
「……平和なこったな、そりゃ。出来りゃ――そうだな、アメリカって国があるんだがな、そこの
ホワイトハウスってバカデカい家に月曜から金曜に掛けて日中ふんぞり返ってるオヤジがい
るから、そいつを連れてってくれるとありがたいんだがな」
そりゃまあ、見るに――見るだけで、色々と違うことだけは解る。
この世界とはまるで違うんだろう。
「平坦化すれば世界は腐る――、何事につけてもそりゃ同じだけどさ。……もうちょい、方法を
平和に求めろよ」
>>436
「居ない――か。なるほどね」
それなら――、まあ。
金銭的には「まあ」、じゃ済まないが。
「とはいえ、サニー・デイが唐突にアポカリプス・デイってのは、笑えないぜ。……鉛弾には「手
加減」なんてできないから感覚の理解はできねーけど、」
>>437
「――って、放置ってお前、」
ガリガリと頭を掻く。
背中に伸ばした手は空を切る。
「……ま、いいか」
やれやれだ。
- 439 名前:―永遠に紅い幼き月― レミリア・スカーレット(M) ◆Scarlety7Y :2006/01/25(水) 03:31:07
- >>436 妹紅
へえ、大した観察眼じゃない。
そうそう。抜けてることは抜けてるね、あれは。
でもそれすらも自覚してないからねぇ。
そして私の前では一番の従者らしくあろうとし、他のメイドの前ではメイド長らしくあろうとし。
なまじ優秀だから、その抜けてる部分に自覚する暇が全くない。
困ったものね、全く。
ま、言ってるようにいずれ休ませるつもりだし、それで何とかなるでしょう。
>>438 Kresnik
ふん、じゃあそうね……
「弾を蹴って規定の柵に入れる」「打って規定のエリア以上に達させる」競技で
怪我が当たり前なのはどうしてかしら?
まあこれは、聞いた話でしかないけど。
別に殺したくて弾幕やってるんじゃないわよ。それでも打ち所が悪ければ、ってのはあるかも知れないけど。
けれどもやっぱり、これは遊びなのよ、私たちの。力を示して決着を付けるだけのわかりやすい方法。
まあ、無理に分かって貰う必要もないから良いけどね。
だからそいつを……可能かどうかはともかく、連れてきても良いけど
それがあんたの望む結果になるかどうかはわからないね。
……さして、操る運命でもないし。
さて、私もそろそろ。
あったかい湯に浸かるのは良いけど、そのまま朝日まで浴びて蒸発、灰になりました……じゃ笑えないわ。
第一、日の出までに帰らないとうちの優秀なのが心配する。
……ふふ。やっぱり困ったものね、本当。
それじゃ、そういうことで。
(あがって拭いて服きて飛んで帰りました。放置で。)
- 440 名前:◆Scarlety7Y :2006/01/25(水) 03:33:55
- ×「弾を蹴って
○「球を蹴って
訂正。ただの誤字よ。
ありもしない意図を見られてもなんだし、ね。
- 441 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 04:21:14
マズい、寝てた。
>>439
「……そりゃ比較論じゃなくて事象の確定問題だ――、いや、どうかな。そもそもそういう事考えない状態で
育つ、ってのもアリなのかな……神話の世界でもあんまり聞かないけど、ふん」
ざばりと湯船を掻く音を聞いて、背中を見送って、ぼんやりそれを見送ったあと、それから遅れてやって
きた違和感にこんにちは。
「朝日で灰で――って、吸血鬼かよ、あいつ」
ヤり損ねた。
大概、「どこからどこまで」が害悪で善悪の強弱が境界を成しているのか、大概にも大概、ハッキリとし
ていない連中なので――そのせいで、どうにもどう反応すれば良いのか迷うし、鈍る。
どうしたもんか。
- 442 名前:Kresnik ◆WEISS0lzjQ :2006/01/25(水) 04:23:10
と――。
そこで不意に湯船が自分の顔を映したので、目を凝らした。
水面に月が映って揺れている。
さっきの破壊で水無瀬にでもならないかと心配したが、幸いにしてその危惧は去ったらしい。湯船に浮い
た月を通して、白い肌がやはりゆらゆらと揺れていた。白い――、
白い、――肌?
「……なにがどうしたなんだ」
「どうしたがどうしただよ――お前が遅れてきた今日一番の「どうした」さんだ。入浴にゃ遅過ぎるぜ」
「人目があるのは……ば、バカ! 見るな馬鹿者!」
「水着着たヤツが何言ってんだ……」
夜半も牛を回って、既に風の止む気配がない。寒さも峠を越えた、なんて言っていたが――すまんありゃ
ウソだ。ニュースキャスターの顔が浮かぶ。マジでこりゃウソだ。寒いにも程がある。寒さで空気は冴え渡り、
いつしか雲は遠くに吹き飛ばされたらしい。月を一時でも遮ろうとする雲は、急流を流される小船さながら、
瞬く間に流されていく。
名月、と言うには寒さが風情を殺している。
身体が温かくなければこんな感想すら抱かない――。
ぼんやり言うと、
「頭が冷えて身体が温かい状態は、それなりに理想だ」
隣に腰を降ろしたセシルが、平然とそんなことを言った。
ま、ごもっとも。
「だ、だからこっちを見るなと言っている!」
「……お前、それなら入るなよ」
「お、お前一人だから来たんだ……隠れるのにも疲れた」
隠れてたのかよ。
想像したら少し可愛かった。
「……それより、想像していたよりも温泉と言うのは、その――荒れているな」
「ここは特殊だよ。ここは不死鳥が暴れる名湯にして奇湯なんだ――、そこの岩、ほら、あるだろそこ。そこ
にはさっきまで不死鳥が座っていた。滅多に見られない光景なんだ」
「む、そうなのか? ……惜しいことをしたな。次は見逃さないようにしよう」
「個人的には遠慮したいね」
風が唸っている。
声だけが響いている。
「なあ、セシル」
「なんだ」
顔を横向けると、セシルがきょろきょろと興味深そうにあちこちを見ていた。ここが「一般的な温泉」と思わ
れるのは日本人として困るが、その様子が子犬めいて可愛いので放っておいた。
で。
「どこからが人間でどこからが人間じゃないか、って――考えたこと、ある?」
言った途端、怪訝な横顔が返ってきた。
「……どうして確定問題なんだ」
「お前、似過ぎ」
「似る――誰にだと?」
「いや、なんでもない――……ははは、いやいや。それじゃあさ、セシル。お前――"法律はないけど誰も
彼も笑ってる世界"と"法に全てが統括された秩序の世界"と――おっと、ありえるか、ってのは置いといて、
どっちがお前の理想に近い?」
何をバカな――、とあからさまに嘲るような声が響いた。
あからさまに嘲っていたし、本気にしていなかった。
「下らんぞ、お前にしてはな――まるで下らん。本気で聞いてはいないだろう?」
セシルは真顔。
俺は肩を竦めて、まあな、と返答。
「確かにな。……まあ、そうだな。ミサイルは今でも作られてるし、マシンガンは人を殺してる……。俺とお前
は、だから似過ぎだ。認識を交換し合わないと生きていけないんだからさ」
あからさまに憮然とした顔をされた。
「私はそこまで弱くない――当然、お前もだ。妖精や魔法使いに頼らないと生きていけない人間じゃない」
「けど、誰だって舞台に立てない俳優にはなりたくないだろ? 俺とお前は何だよ」
「それが望まれるなら――それが正当で、真実だ」
不機嫌そうな声でセシルは言う。
俺は笑う。
「やっぱり、お前は数学者的だよ」
「ふん? だったらお前はなんだと言うんだ」
「俺? 俺は――」
ずるずると湯船に浸かる。
「……ユダヤ人的、かなあ」
なんだそれは、と呆れた声がした。
どうでもいいけど、最後に残った俺らが弁償させられるんじゃないだろうな、これ。
- 443 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 00:08:51
- さて、と腕を組んで惨状を見た。
「これはひどいなぁ」
あちこち岩は砕け、湯船は切れてお湯をこぼし、脱衣所や仕切りも穴だらけだ。
まったく、これならば同伴していけばよかったかも知れない。
ちょうど今みたいに。
「……うう、悪かったってばぁ」
ちなみに彼女―――妹紅が頭を押さえているのは私が惨状を見た瞬間に一発殴ったから。
いきなり一緒に温泉行こう慧音じゃなきゃ駄目なんだ、と言われて来たらこれかよ。
座ってくつろごうとした瞬間に、椅子を引かれて後頭部をぶつけた気分だ。
「まったく、お前は相変わらず血の気が多いな。スペルなど使わなくとも十分相手に出来
たろうに。そもそもお前はだな、普段から火力のセーブが効いていないんだからもっと気
を使え。アレと暴れるわけでなし」
「だから、悪かったって。それでこうして直しに来てるわけだし……」
ぐったりうなだれている妹紅。大体私が怒っているときはいつもこんな感じである。
きちんと反省はしているものの、やはりいざ弾幕るとなると血が上って自省が効かなく
なるのは悪い癖だ。ちょっとくらい抜けてもいいものだが、抜けたそばから生産されてい
るのだろうか。蓬莱人だけに。
「そうだな……とりあえず、ここで弾幕張るのは禁止だぞ」
「……はーい」
……まあ、この辺でいいだろう。
いい加減寒いし、そろそろ直そう。
一旦目を閉じて視界を切り替える。見えるものはモノクロの過去。
それが丁寧に整理―――図書館の書架のように時系列順に並べられる。
壊れてから、そう日は経っていない。“壊れた”という歴史がまだ上澄みとして残り、
まだ沈殿して凝り固まっていない状態だ。これなら上澄みを“食べ”てしまって巻き戻す
ことが出来そうだ。
「さて」
呟いて、歯車を巻き上げる空想。
水車が水をくみ上げるように上澄みを“食べる”。
……やはり、炎で壊れた歴史と言うのは少々胸やけがする。
まあそれは湯治でもしておけばいいだろう。
数秒も要らない。気がつけばすでに直っている。
「相変わらずすごいね」
「大したことじゃないさ」
軽く応えて、早速湯船に足をつけた。
一仕事も終わった。あとはのんびり汗でも流すとしよう―――
- 444 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 00:50:41
- http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1136402492/621-631
「……本当、どうしたらいいんだろう」
怒らせるつもりなんてなかった。
ただ純粋に、彼は彼の仲間であるワガママなゾイド乗りの姫君の誕生日を祝いたかったのだ。
そのために彼にとっては今や少ない自由時間を活用して、一生懸命に品物を選りすぐった。
護衛の仕事もこなした。(彼自身はそれだけの労働が指輪の代金に見合うとは思っていないが)
それなのに、一体何がいけなかったというんだろう?
答えの出ない疑問がグルグルと頭を巡っては消え、ルージの気分はますます沈鬱になっていく。
「…考えてても仕方ないか。今日はもう温泉につかって、それから寝よう」
ミィへは明日謝ろう。そう決めた。
ただ決めたのは謝ることだけであって、具体的にどうしよう、までは聡いルージ少年も考え付いていなかったのだが。
何せあのおてんば姫は一旦機嫌を損ねるとあとが大変なのだ。
そんな重要課題を後回しにしつつ、ルージは脱衣場へと足を踏み入れ……
「……、何? どうなってるの? これ」
脱衣場の壁に大きな穴が虫食いのようにいくつも空き、外に繋がっている
穴の向こうにはあちこちの岩が砕け散り、見るも無残になった浴場が見え隠れしていた。
誰がどう見てもボロボロという奴で、まるで野良ゾイドが暴れまわった後のようだった。
「これは……一体、誰がこんなことを……」
誰かのイタズラだろうか? それとも戦闘の跡?
恐らくは後者だろうとルージは思ったが、それにしては被害が少ないようにも見える。
ゾイドが行う破壊行為はこんな規模のものではなく、下手をすれば温泉自体がなくなっているはずだ。
じゃあ一体誰が、何がどうして?
そう思考したその一瞬で―――
――脱衣所は、全く何事もなかったかのようにもとの姿に戻っていた。
「あ……あれ?」
瞬きを二回して、それから両目をごしごしとこする。
もう一回、落ち着いて確認。
………なんともなっていない。
全く何の兆候もなく、脱衣所は無残に破壊された姿から一転して回復していた。
いや、回復していたというより、まるで破壊などされていなかったかのように。
「……オレやっぱり、疲れてるのかな。立ったまま夢を見るなんて……」
ルージがそう思ったのも無理はない。
まさにその瞬間、脱衣所と浴場が破壊されていたという事実がなかったことになったのだから。
「やっぱり今日は早めに休もう。最近出撃続きだしね……」
そう思いながら、ルージは改めて脱衣所から浴場へと続くドアを開けた。
すると、そこには……
「……あ、ケイネ先生、モコウ」
既にルージにとっては見慣れた、綺麗な銀髪をたたえた少女と女性が、居た。
- 445 名前:『蓬莱の人の形』 藤原 妹紅 ◆HORAIgd3qU :2006/01/28(土) 01:01:53
- >>444
「ああ、やあ」
「ん。久しぶり。元気してた……って顔でもないわね」
互いに知っている顔が来た。
ただ、その顔は普段の快活さとは少々遠い。
妹紅の言ったとおり、元気がない。
「あー、どうした。顔色が悪いが」
過労だろうか、と推測する。しかし足取りは普通だった。
よく見ると考え事をしているかのように眉間にしわを寄せている。
悩み事か何かだろうか。
- 446 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 01:16:43
- >>445
「こんばんは」
言ってぺこぺこ、と礼を二つ。
この二人を前にするとルージは妙に行儀がよくなる。
元々誰にでも礼儀正しい少年ではあるが、彼女等にはまた特別その傾向がある。
二人の発する、長生種独特の雰囲気がそうさせるのだろうか。
>「あー、どうした。顔色が悪いが」
心配そうにそう問うケイネ先生。
その言葉に、ルージははっと顔を上げた。
そこまで顔に出ていたんだろうか…そう思うと、途端に恥ずかしくなる。
顔を微かに赤く染めながら、ルージは二人のいる湯船へと足を進めた。
「いや、悩み事……って言うほどじゃないんですけど。
ちょっと今日、友達のことで……」
そう言いながら、ルージは二人に今日のいきさつを説明する。
友達のために誕生日プレゼントを選んで、最初は喜ばれたこと。
私を選んだ、とか言われたのでそうじゃないことを伝えたこと。
そしたらすごく怒られたこと。
そんな内容を、かいつまんで説明した。
「……と、そういうわけなんです。
それで、オレ、何かミィに悪いことしたのかな、って思って……」
そういって、ルージは俯いた。
ルージは実際、ミィがこんな態度が日常茶飯事であり、あまり取るに足らないことであるのも知っている。
だが今回のミィの癇癪は、普段のものとはいささか事情が違う。
それは、この日が彼女の誕生日だということだ。
何より彼女が喜ぶべき誕生日に、当の彼女を怒らせてしまったことが、ルージに激しい自責の念を負わせていたのだった。
- 447 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 01:34:53
- 「クサツ良いと〜こ、一度はおいで〜♪ ……クサツってどこ?」
疑問が湧いたけど気にしないことに。何となく温泉ぽいから問題無いと思う。
今日はお天気も良いから温泉行き。吹雪いてるときは視界が悪いし、氷精の類が五月蠅いから
あまり出歩きたくない。寒いし。
目的地まで来たので急降下。地面とぶつかる前に羽を広げて制動。これだけ動いても静かな私。
ローレライはこうでなきゃね。
脱衣場でサクサクと服を脱ぐ。服着たまま温泉入る奇人は、今のところ見た事無い。髪短いと、
こういう時楽で良いわね。
手拭いを頭に乗っけて、いざ風呂へ。
ガラリ
「あ、ニンゲンが2.5人」
- 448 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 01:35:19
- ……やれやれ。ちょっと間違えた。
>>446
「友達、か―――」
どうやら喧嘩をしてしまったらしい。
ふと、妹紅の言っていた丸焼き大好きな少女を思い出す。
―――とりあえず忘れておこう。
「しかし、怒った理由は―――ああ」
なるほど、と思った。
そして、彼の迂闊さに頭を少し抱えた。
やれやれ、まったく。あの年代の女の子は繊細だ。
付き合う方も大変だなあ。特に朴念仁だと。
「それは、君が悪いな」
あえてはっきり伝えた。こういうのはぼかさない方がいい。
ちょっと残酷かも知れないが、胸が痛むのを我慢して告げる。
ごまかしても彼のためにならん。
「彼女は多分、君のことを友達以上に想っていたのだろう。
だからこそ選んだだのと喜んでいたわけだ。……まあ、あの年頃で結婚を考えるのは早
すぎるが。―――ただ、君はそれを否定してしまった。怒ったというよりは、むしろ悲し
かったのだろうな」
言葉を選んで、ゆっくりと話す。
……里で何度も色恋について相談を受けたのが役に立つとはおもわなんだ。
「まあ、君が彼女のことをどう想っているかまでは分からないけれども。はっきりと言っ
てしまったのは良くなかったな。女の子と言うのはとても繊細だ。打てば強くなる男とは
大きく身体も心も違っているんだ。その辺、もう少し意識するべきだった、な」
……やれやれ、と小さくため息をつく。
さて、ここまで言ったんだ。本当は自分で考えさせるのが一番なのだが。
最後まで付き合おう。
「ともあれ、もし君が心の底から悪いと思っているなら、全力で謝れ。
向こうも君のことを良く知っているんだ。きっと許してくれるさ。
……それと」
ついでに。
大きくはルージも悪いが……。
向こうもちょっとませすぎだ。
「『もう少し大人になるまで待て』、と彼女に伝えておいてくれ。
私からの伝言だ」
- 449 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 01:48:14
- >>447
と―――、
ああ、うん。
話の肝を終えておいてよかった。
かき回されかねない。
「お前も来たのか……って誰が0.5だ、誰が」
間違ってはいないが開口一番としては間違っている。
「よう、お前も来たのか。……ってタオル巻けよ。ルージいるわよ」
苦笑して夜雀に話し掛ける妹紅。
……なぜか仲が良さそうな感じだ。知らぬ間に何が。
「……知ってるのか?」
「うい。一緒に温泉入った仲」
なんだと。
「……いや、ちょっと無防備すぎないか。妖怪だぞ妖怪」
まあ、なんというか彼女の強さは私を軽く超えているので襲われる心配はしていないが。
さすがにここまで、なんというか。
……自分で何が言いたいのか分からなくなってきた。
- 450 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 02:00:51
- >>450
「妖怪0.5人も付けた方が良かった〜?」
0.5分蔑ろにされたのが気に障ったんだろうか。足りないのはカルシウムね、多分。
「タオル捲くほどじゃないと思うんだけどなぁ」
見下ろすとすとーん。外見年齢以下に平べったい気がするしなぁ。どーでもいいけど。
確かにまぁ、横目にニンゲンの子供が映る。似たような外見年齢なんだし、同族の視点
を尊重してみよう。使い魔を一匹遣ってタオルを取らせる。
捲き捲き、っと。
はてこの子供、見覚えがあるような無いような。
おろ。なんか半分が風呂入ることに文句が有るみたいだ。
「なによー。妖怪がお風呂は言っちゃダメだっての〜? それじゃあんた半身浴しかできな
いじゃんさ〜」
妖怪差別だ妖怪差別。まぁ、人食いのバケモンだしね。
でも時と場合くらい考えるのに。紅白の根城なんて、もうワケ分かんない魔境だよ。
- 451 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 02:09:55
- >>450
と、いかん。
どうやら少々誤解を招いてしまった。
私は妹紅の心構えのほうについて言ったのだが―――
「いや、悪いとは言ってない。第一お前は里に被害を出してないし、無用に争う気もない。
……それはそうとして入らないと風邪引くぞ。誤解を招いてすまなかったな」
やれやれ、疲れているようだ。少々迂闊であった。
深く身を温泉へ漬ける。多少なりとも早く疲れが取れますように。
しかし―――
「そういえばさ、妖怪って育たないの?」
「お前な」
口に出すなよ。
考えたけど。私も考えてはいたがさ。
- 452 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 02:11:03
- >>448
>「それは、君が悪いな」
「………!」
ルージは目を見開き、ケイネ先生を見返した。
自分が悪いのではないか、とは言ったが、それがあっさり肯定されるとは思っていなかったのだ。
しかしルージは全てを他人のせいにできるほど無責任な少年ではない。
あまつさえ彼自身が先生と呼ぶケイネ「先生」が真剣な顔付きで言った事だ。
だから、ルージは黙って先生の次の言葉を待つ。
…………。
「ミィが……オレのことを……友達以上に?」
それは、ルージ少年にとってはにわかに信じがたいことではあった。
ケイネ先生のその指摘と、普段のミィの態度に、あまりにもギャップがありすぎるためである。
確かに指輪を渡したとき、結婚がどうとか言っていたが、それは冗談だと思っていた。
ミィがそんなことを言うなんて、思っても見なかったから……そういうことである。
そして、言われて初めて、ルージは思い返す。
本当に……そうだったのだろうか。
ミィはひょっとして、本気だったのか?
だがそれでも、やっぱり思い当たらない。
ミィが自分に友達以上の感情を抱く理由、など。
ミロード村で出会った時の第一印象は最悪だったし、その後も彼女はずっと、ルージに対してとげとげしい態度を取ってきた。
彼女の本質がそれだけではなく、本当に優しく、キダ藩の姫に相応しい気高い気性であると知ったのは、
彼女と旅をして暫く経ってからの事だったが……それでも、自分とミィの関係は、年の近い友達であると。
それ以上の関係では、ないと。
その思い込みは、ルージ自身がたやすく拭い去れるものではなかった。
しかし、ケイネ先生の話を聞いて、理解できたことはあった。
ミィが、怒っているのではなく、悲しんでいるということ。
悲しんでいるのは、自分の思いやりの足りない(と自分では思っていなかった)言葉が、ミィを傷つけてしまったこと。
こればかりはルージ自身の浅慮の致す所であり、認めるべき過ちだと、そう思った。
「うーん……結婚うんぬんは冗談だと、思いますけど……でも、オレ、ちょっと無神経すぎたんですね……」
途切れ途切れに、そう言った。
「でも、分かりました。とにかく、全力で謝ってみます。オレ、ミィとこのままっていうのは……イヤだから」
色恋沙汰以外には知恵が回る少年。
結局の所、ルージ・ファミロンとはそういう人間だった。
>>448
物音にルージが振り向くと、これもまた見覚えの在る少女の姿が。
背中に羽を生やした人間……ではないらしい、可愛らしい外見の少女だ。
実はルージは未だ彼女の名前を知らないが、今彼が話している二人―――ケイネ先生とモコウに近い存在、
あるいは同郷である、ということだけは知っている。
「あ、こんばんは」
湯船につかったまま、ルージは少女に向かって一礼した
- 453 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 02:36:34
- >>451
うん。解れば宜しい。
ぺたぺたと湯船の方に。っとその前に洗ってからだった。
ってどっちにしろお湯なきゃだめじゃん。
「ふぃ〜〜〜」
取りあえずザバザバとお湯をかける。毛繕い?羽とかちょっと手が届き難いけど。
洗ってると、不死人が何か聞いてきた。
「妖怪が育つか、ねえ?」
うーん、と考え込む。
私の場合、発育というと。まぁ悪いんだろうなぁ。全体的に小さいし、気にならな
いけど。そもそも大きい身体も必要ないし。
「別に私が小さいからって、ニンゲンに腕力で負けるわけ無いしねえ。ってそう云う
話じゃないか」
どっちかって言うと、性差が目立つところかな?
「たぶんだけど、精神的になんかが無いと変わらない気がするよー。オトコとか出来
たら多分」
予定も当てもないけどね。
>>452
「はぁい。こんばんは、ニンゲンの子〜」
あー、確かここで前も会った気がする。なんか微妙に表情暗い気がするけど。
「暗い顔してると幸せが逃げるらしいよ〜。元気じゃないと元気になれないし」
しっかし、真っ当なニンゲンだ。
- 454 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 02:48:21
- >>452
―――やれやれ、どうにか落着はしたと思うが。
恋をする相手としては、向こうも大変だな。
「まあ、なんだ。とりあえず少し休むといい。明るくしていた方が君らしいしな」
少し笑って、労うように肩へ手を当てる。……固さに驚いた。
ひょっとして相当我慢していたのか、これ。
>>453
「……オトコ、ねえ。ちょっと想像できないやね。まあない話じゃないだろうけどさ」
妹紅がそんなことを言っていた。……やれやれ。
たしかに、精神に重きを置く妖怪ならば、そうした変化が身体にも影響を与えると思うが。
じゃあ、半分だけの私は一体どのように影響を―――
落ち着け、自分の胸を見てどうする。
「まあ、なんだ。意外に重いからな。欲しいかどうかは人次第だ」
……なんだか愚にも付かないことを言ってしまった気がする。
- 455 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 03:00:12
- >>454
「オトコとか言ってもねー」
交友関係にあんま居ない。屋台の客にはいるけどね。
「別に必要でもないしさぁ」
それ以前に、積極的になる理由もあまりない。そこの不死人程じゃないけど、
妖怪にも明確な寿命の縛りは無し。急ぐことでもない。
もっと延々と生きたら、所帯持ったりとかしたくなるもんかしらね。
「確かにずっしりしそう。なんか飛ぶのに邪魔になりそうだねー」
半分の胸元を見るとそんな印象。
- 456 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 03:11:07
- >>453
一礼した後、視線を戻して、また慌てて視線を下にやる。
彼女は初めて会ったときと同じように、全く何も身に着けていなかった。
どんなに見た目が子供であろうと少女である以上、やはりルージの目には毒である。
再びおそるおそる視線を上げると、次はタオルが巻かれていたので内心でホッとする。
>「暗い顔してると幸せが逃げるらしいよ〜。元気じゃないと元気になれないし」
明るい表情のままに、あっけらかんと少女は言った。
確かにちょっと、暗い顔をしていたかもしれない。
事実先程までのルージは重大な案件を抱えていたのだから。
「あ、うん……。でも、大丈夫だよ」
そういって笑顔を見せる。
人に心配をかけさせるのを嫌い、無理にでも明るく振舞うのがルージという少年だった。
>>454
>「まあ、なんだ。とりあえず少し休むといい。明るくしていた方が君らしいしな」
続けてケイネ先生から暖かい言葉がかけられる。
その言葉に反応して、少女に言った言葉をもう一度繰り返そうと向き直った時。
唐突に、ルージの肩にケイネ先生の手が置かれた。
「あっ……!」
思わず変な声が漏れてしまう。
……決して感じたわけではない。ルージの全身にくまなく行き渡った筋肉痛のせいだ。
ディガルド討伐軍の、言わばエースとして先陣を切って各地で奮戦する彼には、
今や13歳の少年が背負うには重すぎる精神的、肉体的負荷が掛かっているのである。
「あっ……ご、ごめんなさい! その……な、なんでもないです、何でも。
大丈夫ですよ。オレもう、大丈夫ですから」
そう言ってやはりルージは笑顔を見せた。
彼の背負う荷物の重さを、外からは一切感じさせないように。
- 457 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 03:26:49
- >>456
「えーと。椅子椅子〜」
手頃な石ころを探す。結構頑丈な羽なんだけど、背中に寄っかかるとちょっと邪魔。
なので平べったくて座りやすそうな椅子を探す。
お、発見。ひょいっと人の頭くらいの、良さ気なヤツを拾って風呂にダイブ! すると
怒られるから普通に入ろう。
「よいしょっと。極楽ぅ〜〜」
温泉の魔力だね、これ。
それにしてもこの子供。この年で作り笑いとは、ずいぶん苦労してそうだ。弄られ型か
ね。何となく、どっかの兎とか別の半分とかが浮かぶ。
「まぁ、お風呂くらい気楽にね。溜めてると色々増えてくしさ」
お悩み相談なら、そこのお節介好きがするだろうし。もうしてるかもね。
- 458 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 03:35:25
- >>456
予想通りの反応だった。
―――無理をしすぎだ、馬鹿。
心の中でだけ呟いて、ため息をついた。
これでは過労だ。そのうち倒れてしまう。
……やれやれ、余計なお世話をさせてもらうか。
「失礼するぞ」
断って、そっと背中に手を当てる。
……意識を集中させる。こと生ある者の歴史に干渉するのは難しい。
その大部分は記憶として在り、上手く選んで隠さなければ失敗してしまう。
幸いにして、その部分だけはまだ分かりやすい。
―――とりあえずは、少しだけでも。
「……楽になったか?」
本来、治療などに応用するのは難しい力だが。やったことがないわけではない。
とりあえず筋肉痛であるという歴史だけを消してみた。
その他の疲労は残るだろうが、随分と楽になるはずだ。
- 459 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 03:41:14
- >>455
「ああ、やっぱりお前もそう思う?
一体何を食べたらでかくなるのかしら痛い痛い耳は止めてー!!」
「……妙なことを言うな馬鹿者」
顔が赤くなるのを自覚する。
「まあ、普通はそうだろうが。しかし人と妖が結ばれた例はあるしな。
……ひょっとしたら、お前のことを好きになるものもいるだろう。
必要だとかそういうものではないんだ。まあ、なんというか―――」
上手い例えが―――見つかった。
「落とし穴に落ちるようなものだ」
「それは違うと思う」
妹紅に半秒もたたず突っ込まれた。
……さすがにそういう経験がないと駄目か。私も知識として知るのみだ。
となれば、妹紅くらいのものなのだが。
- 460 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 03:53:53
- >>459
不死人の耳がぎゅむぎゅむ言ってる。て言うかマジ痛そう。おそらくは複雑な
オトメゴコロとやらだ。くわばらくわばら。
「まぁ、案外あるよね。人と妖怪の」
食う者と食われる者、退治する者とされる者。普通に考えるとまぁ、無さそう。
「でもロメオとジュリエッタとかあるしね〜。そういうのが燃えるのかも」
半分の言う、落とし穴ってヤツかも。片方が取り残されるのが分かり切ってるし、
でもそれ以上に来るものがあるならどうしようも無いのかも。
「良いかもねー、そう云うの。ゾクゾクしそう」
止めようのない想いとか、一寸惑わされてみたいとか思わないでもない。
「って落とし穴じゃないのか〜」
残念。
んじゃアレか。なんだっけ。人生の墓場?
- 461 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 03:54:12
- >>457
>「まぁ、お風呂くらい気楽にね。溜めてると色々増えてくしさ」
まるで歌うような、少し間延びした、しかし魅力ある声色で、少女は言った。
この間も似たようなことを言われたような気がする、とルージは思ったが、口には出さないでいることにする。
自分はそんなにお風呂に入るのに硬い顔でいるように見えるのだろうか。
「……だから、気楽だってば。だってここには休みに来ているのに、肩肘なんか張ってないよ」
口を尖らせてそう言い返す。
>>458
>「失礼するぞ」
「えっ……ひゃっ!?」
返事をするいとまもなく、ルージの背中にぴたりとケイネ先生の手が当てられた。
筋肉痛とその唐突な感触にルージは軽く悲鳴を上げる。
……そして、数瞬。時間にして十秒とかからなかっただろう。
急激に、体が軽くなった。
>「……楽になったか?」
楽になったか、どころではない。
まるで筋肉が最初から疲れていなかったかのようだった。
今までの自分の体と、全く別物のような感触さえした。
「……ケイネ、先生。今、何を……?」
心底驚いた、といった表情で、ルージは訊いた。
- 462 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 04:17:09
- >>461
前に戦争がどうとか言ってた気もするし、割とのっぴきならない生活してるんだろうなぁ。
まぁ良いか。本人は大丈夫って言ってるし。
「気楽になろうと無理することもないしね〜。それじゃ本末転倒〜」
無理矢理元気になった振りしてもねぇ。空元気も元気のうちとかどっかで聞いたけど。
「まぁ、一人で考えすぎないようにねー。ニンゲンって一人じゃひ弱だし」
妖怪がこんな事言うのもなんだけど。
とりあえず>>458肩こりくらいはなんとかなったッぽいけど。
……。便利だなぁ。
- 463 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 04:20:04
- >>460
「……耳が森の妖精っぽくなるかと思った」
「そう簡単に形は変わらんよ」
涙目で視線を向ける妹紅を受け流しつつ、夜雀へ改めて目を向ける。
「……まあ、里の者とそういう関係を持ったなら応援はするが。
ただ悲恋の方が多いからな。立ち直れず消滅する妖怪もいる。
それは気をつけた方が良かろう。
……その、友人が減るとあいつも悲しむし」
こっそり妹紅に視線を向けて、そんなことをいった。
相手はともかく、交友を広げていくのは良いことだ。
元々人見知りの強い彼女だ。ここまで打ち解けられる相手はそうはいない。
「落とし穴じゃなければなんだろうな……」
「んー。個人的な経験と知識から言えば。
……発火寸前の火薬かな。ふとしたことで燃え上がる」
あ、そっちの方が上手いかもしれない。
……ちょっとだけ悔しかった。
>>461
どうやら調子は良くなったようだが、目を丸くされている。
苦笑して、軽く解説する。
「以前も見せたが、私は歴史を見て、隠すことができる。
今のはその応用みたいなものだ。万能、というわけではないけれど」
多少であれば、傷や疲れ、病も癒せるのだ。
そして微笑む。
「ともあれ、だ。君は少し一人で抱えすぎている。
―――一人で戦うことは出来ない。誰かの力を借り、頼りあってこそ戦える。
君は若いのだからなおさらだよ。それを忘れてはいずれ倒れてしまうぞ」
軽く警句を口にして、湯船に肩まで浸かる。
「とりあえず痛みは消せたが、疲れは消しきれなかったのでな。
ゆっくり体を休めておいた方がいい」
折角の温泉だしな。
- 464 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 04:31:49
- >>463
「んじゃ耳が伸びたら弓矢が武器かしら〜」
あの手のやつの武器って言ったらこれだろう。あととんがり帽子? 全体的に緑色で。
「ハッピーエンドの後は世知辛いなぁ」
実際、結果的に後追いになるのは多そう。そこまでして想って、後はブツン。太く短く
恋せよオトメ? 過激だなぁ。
「そうねぇ。オトモダチを悲しませないよう、長生きしなきゃね〜」
一寸、クスクス笑いながら言ってみた。そこまでたいそうな仲なんだかね? 自分で言
いながら何か痒いかも。
「恋する準備が出来たら、マッチ一本で火事の元ね〜」
いや、やっぱ過激っぽいね。恋。
「花火みたいに儚く散るのかしらー」
散らない方がいいけどさ。
- 465 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 04:37:06
- >>462
>「まぁ、一人で考えすぎないようにねー。ニンゲンって一人じゃひ弱だし」
「うん。……そうだね」
口ではそう言った。
だが、討伐軍の現状はそれを許してくれないのも事実だった。
ディガルドから街を、村を開放すればするほど、討伐軍はその守備範囲を広げざるをえない。
そして守備だけに留まらず、反ディガルドの士気を高めようと思うなら、絶えず攻め続けなければならない。
その為にリーオ製武器を持つゾイド乗り……ルージが共に旅をしてきた仲間たちも、彼とは別の場所で
戦闘を繰り返しているのだった。
事実彼は、ミィとさえここ数日は滅多に合えなくなっていたのだ。
そんな状況ゆえに、彼は…ルージは、ここまでの疲労を背負ったのだろう。
「あ、ところで……」
ここでルージが話題を変えたのは、そんな事情から少しだけ話を逸らしたかったから、かもしれない。
どちらにしても、本人としては無意識に行ったことである。
「オレ、君の名前まだ聞いてなかった…よね。
オレはルージ、ルージ・ファミロンって言うんだ。君は?」
>>463
歴史を隠す能力。確かにケイネ先生は以前そんなことを言っていた。
その力を応用すれば、こんな風に治療もできる―――
つまり、ケガをした事実や、疲れた事実をなかったことにしてしまう。
改めて、ルージは彼女の能力に感嘆を覚えていた。
>「ともあれ、だ。君は少し一人で抱えすぎている。
>―――一人で戦うことは出来ない。誰かの力を借り、頼りあってこそ戦える。
>君は若いのだからなおさらだよ。それを忘れてはいずれ倒れてしまうぞ」
そしてケイネ先生も、さっきの少女とほとんど同じ事を言うのだった。
なんでも、お見通しなんだなぁ、きっと。
そう、内心でルージは苦笑する。
「……はい、ありがとうございます。
でも今は――今だけは大丈夫ですよ。ケイネ先生もモコウも、それにあの子もいますから」
ルージは、信頼している。
ディガルド討伐軍の仲間も、彼等の助けを待っている市民も、そして、この温泉にいる者も。
そして、そんな彼らを守りたいと思うからこそ…戦う。
守りたいと思う気持ち、今はそれが、ルージの力の動力源だった。
「だから今は、ゆっくり休みます。そして、戦いのことも、少し、だけ……忘れさせて、ください。
いい、よね? ケイネ先生、モコウ」
- 466 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 04:44:56
- >>465
「ふぅん」
難儀そうではあるけど、まあしょうがない。ニンゲンは大体生きるのに必死なもんだし。適当に生きて、
それがまかり通っちゃう妖怪とは違うんだろう。
「まぁ、私の周りのニンゲンがお気楽すぎるだけかもね〜」
どう考えてもそいつ等は例外なんだけど、灰汁が強くて印象に死ぬほど残るんだよね。アレ等と一緒に
するのは流石にねぇ。
「あ、名前も言ってなかったっけ」
聞いて言ってどっちも忘れてたのかと思った。よくあるし。
「私はミスティア。ミスティア・ローレライ。妖怪よ」
- 467 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 05:05:38
- >>464
「なにおう。あんたこそ耳長いじゃないのー、うりうりー」
「それは羽毛だ」
じゃれ始めた妹紅を見つつ、ため息をつく。
「確かに、恋人の後を追う妖怪が多いことは否定できないな。
……ただ、その後もしっかり生きていく奴は確実にいる。人も妖怪も問わずな。
そこまで悲観することもない、と私は思うよ」
現に私の父と母もそうだったのだから。
……元気にしているだろうか。大陸の方なので簡単に会いにいけるわけではないが。
「……そうだな、頼む。あいつは強がってるようで、支えがないと倒れる性質でな」
半妖の身だから寿命ははるかに長いが、それでも時を経るほど強くなる妖怪のようにないわけではない。
いずれ私にも死は訪れる。そのとき、その後を継ぐのはひょっとすると―――
……止めておこう。仮定の話でそこまで押し付ける必要はないし、妹紅も弱くない。
「まあ、悪いやつではない。その、なんだ。仲良くしてやってくれ」
「や、改めていうことでもないんじゃない?」
「とりあえず耳を弄っている指は離してやれよ。
……そうだな。しかし友人の友人だ。それなりに気にするさ」
「……しかし火薬か。それは一瞬で燃え尽きるともいえないか?」
「む、それもそうか。じゃあ何だろうね」
>>465
「「もちろん」」
綺麗なクワイア。
「そうだな、気を張りすぎると切れてしまうこともあるし、今は緩めるべきだろうよ……」
ふと、手を伸ばして軽く頭を撫でてみる。
「里の子は、こうすると落ち着く、と言ってくれたのだがな」
そういえば、十三と言っていただろうか。
まだ家族と離れるには少々早い年齢だな、と思った。
「……でだ、妹紅。そこにまろびいでたるビンはなんだ」
「さけー」
飲むのかよ。
「だって休んだり忘れたりするならこれが一番じゃない?」
未成年に飲ませるなよ。
「……私は付き合ってもいいが、ルージは駄目だぞ。成長に悪い」
「それもそうね。あと七年くらいまたないとかしら」
苦笑して、そっと杯を手渡してくる。
それを、まずは夜雀の方へ。
「まずは一杯、というやつだ」
- 468 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 05:23:33
- >>476
ふにふにと耳を弄ってくる不死人。コノヤロウ。取りあえずお湯を顔にブッかけておこう。
「本当に上手く行く、ってそう云うのかな〜」
仲良く過ごして、片方が居ないからって絶望なんかしない。過ぎた日は無駄にならない。
後を追って散るってのはお話としては綺麗かも知れないけど、後味はよくない。これじゃ恋
だの愛だのが、まるで呪いだし。
「つまりまぁ、死んだ後までケアするお付き合いを心がけようってことね」
もっそい難しそう。
「仲良くなら多分大丈夫よ〜。私ニンゲン好きだし」
まぁ、色んな意味で。
火薬じゃ確かに一発で燃え尽きるしなぁ。もちっと真っ当な例えないかな。
「焚き火なんてどう?」
消えそうになったら薪を足せるしね。
ぅおっと。良いもん持ってるなぁ不死人。温泉には割と欠かせないと思うコレ。
「えー。お酒くらい良いじゃん。ルージと紅白白黒って、そんなに年変わらないでしょ〜?」
一緒にするのアレだけど。
っと、半分のお酌なんてこれまた珍しいかも。
「ありがとー。んじゃ、けーねも。はい」
- 469 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 05:24:15
- >>466
>「まぁ、私の周りのニンゲンがお気楽すぎるだけかもね〜」
「うぅん、でも周りが気楽だと、楽しいでしょ?
オレの仲間も、ふだんはみんなちょっと気楽で、面白い人たちばかりだし」
これは事実その通りである。
中には例外として無口な師匠なんかもいるが、ゾイド乗りという人種は総じて気さくな性格をしている、というのは
討伐軍として活動してからルージが知ったことだった。
>「私はミスティア。ミスティア・ローレライ。妖怪よ」
「ミスティア、って言うんだ。……なんだかぴったりな名前。いや、なんとなく、だけどさ」
比ゆでなく、そう思った。
まるでずっと前からミスティアはミスティアだったように、ひどくしっくり来る名前。
……そんなことは当たり前の話、ではあるのだが。
「それじゃ、改めてよろしくね、ミスティア」
そう言って、右手を差し出した。
その行為には彼女が自分を「妖怪」と示した事に対する気後れなど、微塵も含まれてはいない。
堂々とした握手の要求だった。
>>467
>「「もちろん」」
和音でそう言われた。
それがあまりにも即答で、当たり前のような返答だったので。
ルージは思わず、ちょっと泣きそうになった。
しかし溢れそうになった涙をぐっとこらえて、やはり笑顔を作り、
「……ありがとう」
やっとそれだけを言った。
そして、同時。
「……あっ」
くせっ毛の髪を軽くくしゃっと撫で付けられた。
頭を撫でてもらっているのだ、とすぐに気付き、少しだけ気恥ずかしくなる。
だけど、その手があまりにも優しくて、暖かかったから。
ルージにはそれを振り払おうなんて考えは、欠片も湧いてこなかった。
>「里の子は、こうすると落ち着く、と言ってくれたのだがな」
そう言いながらゆったりと手を動かすケイネ先生に、
「ええ。……とっても、安心します。
まるで……その、母さんみたいだ」
故郷であるミロード村を離れ、今は別の集落に避難しているであろう母の事を思いながら、ルージはそう言った。
- 470 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 05:33:18
- >>467-468
と、三人がなにやら不穏な会話を始めた。
まずどこからともなくモコウが取り出した瓶には、酒が入っていたらしい。
それを自分に薦めるのはダメだ、とたしなめるケイネ先生と、納得するモコウ。
そこまではいいのだが……
>「えー。お酒くらい良いじゃん。ルージと紅白白黒って、そんなに年変わらないでしょ〜?」
実の所、ルージは未だ酒を口にしたことはない。
もちろん故郷では、おめでたい席などで父や、あるときは母が口にして騒いでいるのを
見たことがあったし、いくつかの街を開放した折や戦闘に勝利した時など、
周囲のゾイド乗りが宴の時に飲んでいるのは当然あの液体である。
宴の席で何度か薦められたこともあったが、その場合大抵は周囲のほかの大人がたしなめるか、
自分が丁重に断るかしてきたので事なきを得ていた。
「あ、いや、オレはその……言うとおり、まだ子供だから。
お酒はちょっと…早いかなーって」
あはは、と照れ笑いしながら頭を掻く。
- 471 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 05:44:49
- >>469
気楽なニンゲンばかりで楽しい、か。
実際そうなんだろうなぁ、とは思う。迷わせて攫った外の人間が見せる、見当外れな反応と来たら。
詰まらなくて不味い精神で、殺す気も起きない。贅沢かしらねぇ?
「そーね。そうかも」
食い尽くさなくても活力になる、極上のニンゲン。なんだろうか。
「名前は私が私だって示すものだからねー。しっくり来ないといけないものー」
妖怪だと、下手したら消えることもあるかも。
ニンゲンの子が手なんぞ伸ばしてきた。握手だ。私界隈の人妖だと、このままなんか飛ばしてきそう
だけど。
「よろしくルージ。まぁバケモノとよろしくするのはどうかと思うけどー」
ちょっと本音。あまり説得力無いけど。
と言う舌の根も乾かないうちに、
>>470
「そー言わずに、まぁ一口くらい〜」
とか勧めてみる。
- 472 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 05:51:57
- >>468
「ぎゃー硫黄が目に染みる!! 歌も歌わずに夜盲にするなんてずるいわよ!?」
「自業自得だよ……やれやれ。ほら、これで拭け」
悶える妹紅に苦笑しつつ、頭に載せていた手ぬぐいを差し出す。
それから、夜雀から返杯を受け取った。
「頂くよ。……そうだな。
焚き火か、かがり火か……なんだ、歌だけでなく詩でもいけるんじゃないか?」
たしかに、それは綺麗に収まる。
炎を絶やさぬように火種を護り、薪を継ぐ姿は。
次なる歴史を紡ぐ全ての者たちの姿のようで。
「人間が好きだという言葉、信じておくよ」
笑顔で応えた。
……まあ、大丈夫だろうな。
そう思った。
>>467
「どうもいたしまして、だ」
「ちぇ。……まあここは慧音に譲っとくよ。そういうのは私のガラじゃないし」
苦笑で返して、そっと手の中の感触へ意識を戻す。
―――母親、か。
私もいつか、良き親になれるのだろうか。
いや、なろうと思う。この子のように真っ直ぐな心をもった―――
「争いは常に起きるものだが、その全ては必ず終わっている―――だったか。
辛いことはまだ長く続くだろうが、君ならきっと大丈夫だろう」
心の底から、そう信じる。
「で、酒だけど」
杯が差し出された。もちろん中身入り。若干量は少ない。
「ほら、私たちだけ呑むのもなんだし。それにこれ弱いやつだから一杯くらい大丈夫よ」
「おいおい。……どうする?」
とりあえず妹紅に苦笑しつつ、ルージへ聞いてみた。
- 473 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 06:09:23
- >>472
悪は滅びた。戦いはいつも空しい……。て言うかどうでも良いわ。
私の例えは半分の気にも合ったらしい。
「当然よ〜。歌詞までが私の造りどころだもの」
向日葵の奴が言ったことがちょっと気になるけどね。幽かな声がどうたらこうたら。私はイタコか。
好き勝手に唄ってるのに。
「嘘なんて吐かないよー」
嘘ではない。ホントでもないかって言うと、そーでもないかも。
でも、妖怪に好かれるのは楽じゃないと思うけどね。ホント。
- 474 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/01/28(土) 06:15:29
- >>471
>「よろしくルージ。まぁバケモノとよろしくするのはどうかと思うけどー」
そんなことを、やはり変わらぬ声音のままでさらりと言うミスティアに、
「バケモノだなんて、そんな……とてもそうは見えないし。
……いや、例えそうだとしても、ミスティアはもう友達だよ」
人間か、そうでないか。
そんな問題は、今のルージにはとても些細なことのように思えた。
だから、
「……でしょ?」
そういって、片目をかるく瞑ってみせた。
>>472
>「争いは常に起きるものだが、その全ては必ず終わっている―――だったか。
>辛いことはまだ長く続くだろうが、君ならきっと大丈夫だろう」
「ええ、終わるはずです。終わらせてみせます。
そして少しでも長く……平和が続くように。オレ、頑張ります」
見るものを奮い立たせるような、精悍とも言える顔つきでルージはそう応えて、
「……あっ、少しの間だけ忘れるんでしたね、ごめんなさい」
えへへ、と舌を出して笑った。
と、そこへ、
>「で、酒だけど」
目の前ににゅっ、と杯が出現した。
一杯くらい大丈夫だ、とモコウは言うし、
>「そー言わずに、まぁ一口くらい〜」
ミスティアもそう言ってはやし立てる。
ごくっと喉を鳴らして、おそるおそる杯の中を覗き込むと、そこには一見して水と変わらない
透明な液体が少量収まっている。
続けてふんふん、と匂いを嗅ぐ。
少し薬臭いような、妙な刺激臭が鼻をつくが、有毒な匂い、とは思えない。
そうこうしてるうちに、むくむく、とルージの中の好奇心が急激に湧き出してきた。
これまでに味わったことのない、未知の味。
大人たちがこれを飲み、楽しそうに笑い、歌い、踊る。
自分がこれを飲んだら……いったいどんな気分になれるというのだろう?
一旦湧き出した感情を止める物は、残念ながらこの場にはおらず……
「じゃ、じゃあ、ちょっとだけなら」
遂にルージは、禁断の果実を手にとってしまった。
「ちょっとだけ、だよね……大丈夫、大丈夫……」
杯を手にとって―――
くいっと一気に、全部を飲み干す。
そして―――
「は、はれ………?」
おかしいぞ、なんだこれ。
モコウが、ケイネ先生が、ミスティアがぐにゃぐにゃになってる。
あれ、っていうか、モコウは右側にいたんだっけ? 左側にいたんだっけ?
そもそも、オレは立ってたんだっけ? 座ってたんだっけ?
お湯は上にあって、空が下にある……元々そういう風になってたっけ?
ああ、回る回る、ぐるぐる回る……レインボージャークの旋回みたいに、ぐるぐる回る……
ばっしゃーん。
音を立ててルージは、お湯の中に倒れこみ、そして、沈んだ。
ぶくぶくぶく。
(退場)
- 475 名前:『夜雀の怪』ミスティア・ローレライ ◆mSTYrlov6I :2006/01/28(土) 06:25:17
- >>474
「そう見えないから怖いんだけどねぇ」
と言ってもまぁ、こちらも相手が怖がったりしないとどうしようも無い。あっさり友達とか
言われるとね。
むぅ。子供の癖にウィンクとは生意気な。見た目あんまかわんないけど。
「ま。よろしく、オトモダチ」
そして沈むオトモダチ。
何となく左右を見回す。私のせい、じゃないよね?
……。
「後は任せたわ、お二人さん〜。私は急用さようなら〜」
えーと。妖怪の甘言に乗るといけない、っていう見本?
【ワサワサと退場】
- 476 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/28(土) 06:28:14
- >>473
「信用してるさ」
かすかに笑って、私は再び杯を―――
>>474
「………………………………………………………」
「………………………………………………………」
ああ、よし。うん。ちょっと待て。
妹紅の手からゆっくりとしかし万力のような力を込めて瓶を奪い取る。
そして酒瓶のラベルを見る―――泡盛。
「これのどこが弱い酒だー!?」
「あー、注ぐ酒間違えたー!!」
なんてこったぁ。
そのあとぎゃーぎゃー騒ぎつつルージを脱衣所まで引っ張り上げ、歴史を消して酔いを
覚ませることに気づくまで、私たちは互いに取り乱しまくりであった。
……反省。やっぱりお酒は二十歳になってから。
(退場)
- 477 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/29(日) 23:40:23
- もうすぐ真夜中を迎えるこの時間。
私は、なぜか寝付けずに、仕方なく、散歩という形で、夜道を彷徨っていました。
どこへ行きたかったわけでもありません。 ただ、なんとなく、歩いていたのです。
なぜか付いてきてしまった、異邦人の忘れ物、ベディも一緒に。
そしてたどり着いたのが、この温泉です。
冷えた体を温めたいと思った私は、その温泉に浸かることにしました。
脱いだ服を置く場所を探して視線を動かすと、洗い場が目に入りました。
そこで体を洗ってから、温泉に入るということなのでしょう。
私は、服を脱いで、洗い場の椅子を一つ取り上げ、適当な場所を見繕って、それを据え、腰掛けました。
そして、備え付けてあるタオルで、体をこすり始めました。
- 478 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/29(日) 23:45:12
- 全身をこすり、お湯で泡を流しました。
そして、今度は、髪の毛。
時々は切っているけれど、昔に比べると、随分伸びました。
だから、洗髪という作業は、一苦労なのです。
私は、洗髪料を手に付け、少し泡立て、髪を洗い始めたのでした。
- 479 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 00:04:42
- やっと洗髪を終え、私は体を湯の中に浸すことができました。
じんわりと、体に温度がしみこんでいくようで、とてもいい気持ち。
ベディは、お湯には入らず、私の傍らで、うろうろと歩き回っています。
ふぅ…
全身を弛緩させ、私はうっとりと息を吐きます。
空を見上げると、星がとてもよく見えます。
とても、幸せな気分です。
- 480 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 00:23:01
- l、、_ _,/'}
|ヽ''~ ̄ ̄ ̄~`ヾ
/_,,,.. ..,,,_.`v_'`、
/: ━ ━ | ニ_}
|:: ∈∋ ヽ | お湯加減にご満悦なのは結構なのですがね
//:: -=,=.ヮ. |ヽ、| 私を椅子代わりにして腰掛けるのは
/'../:: /∠.._ |、.ノ やめていただきたいところですね。
/':::|:::  ̄ ̄ |./
!-'L|::. v'
. ヾ:::.. /
. , ゞ、、;;;,,_,,,..._;;;;;__,,..ノ、
'ー┐,,..、_ ノ l_,,,...、 _,,一`
~ ~ ~
- 481 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 00:30:02
- >>480
「あ…っ」
謎の声と共に、お尻の下から奇妙な振動が。
一体何なのかしら?
私は、私の下敷きになっているそれを恐る恐る掴み、引き上げました。
これは……ぬいぐるみ?
これは…、きっと、さっきの声の原因ではないわね。
だって、ぬいぐるみから声が聞こえるはずないもの。
「……あら?」
ベディが、私の手からぶらさがっているぬいぐるみに、興味を持ったみたい。
じゃぁ、これはベディにあげましょう。
私がそれをベディの側に置くと、ベディはぬいぐるみを爪で引っ掻きながら、遊び始めたのでした。
- 482 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 00:58:58
- >>481
キキキキッキキギギキョキキャキョケキョキョキョケカ!!
【爪で引っ掻かれた効果音】
ふむ、流石はヴァニラさんです。
日頃エンジェル隊の野蛮な暴力の的にされている私を慮って
私の表面に引っ掻かれたら黒板と同じ音がする極薄の特殊コーティングを施していてくださるとは。
あぁヴァニラさん、私は今、あなたの深い愛と慈しみを確かに感じましたよ。
……おや? どうしました?
そんなところで悶絶していては湯冷めしてしまいますよ?
- 483 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 00:59:48
- ―――ああ、今日は星が綺麗だ。
とすれば露天の風呂で楽しむのが礼儀というものだろう。
ただ、最近通い詰めすぎているような気がしない。
……でもないが、まあそれだけ苦労も多いということで。
湯を体にかけて、それからそっと身体をつける。
髪はまとめるか悩んだが、どうせ洗うのだと思ってそのままにした。
湯に広がる銀髪を掻くようにまとめると、岩に背を預けて空を見る。
ああ、善きかな露天―――
- 484 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 01:12:30
- >>482
ベディがぬいぐるみを引っ掻くと、まるでガラスを引っ掻いたかのような不快音が。
ベディは一瞬驚いたようだけれど、再びぬいぐるみを引っ掻き始めました。
そして、またあの不快音が。
「やっ…、やめてーー!!」
私の叫びにベディが怯んだ隙に、私はぬいぐるみを取り上げました。
ようやく音が鳴り止んだという開放感に、私はぐったりと、ぬいぐるみを握ったまま、岩の上に突っ伏します。
「……おや? どうしました?
そんなところで悶絶していては湯冷めしてしまいますよ?」
突然の声に私は驚いて顔を上げました。
確かに、その声は、ぬいぐるみから聞こえた気がしました。
ぬいぐるみの他には、それらしき人影はありません。
私は、改めてぬいぐるみを見ました。
あれだけ引っ掻かれたのに、そのぬいぐるみは大して傷ついてはいません。
「な…、なんなの? これ。」
温泉の底にあぶく一つ漏らさずに沈んでいたそのぬいぐるみは、
言葉を話す、世にも不思議なぬいぐるみ。
……なわけがないわ、普通なら。
「あなた…、今、私に話しかけなかった?」
それが沈黙によって否定されることを祈りながら、私はぬいぐるみに尋ねました。
- 485 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 01:17:35
- >>482
一瞬意識が吹き飛んだ。
戻ってきた瞬間、思わず耳を押さえてうずくまってしまう。
「い、たぁ…………一体なんだ?」
怒り半分、後期半分の面持ちで向かい側の湯船を覗く。
そこには一人の少女と―――喋る怪奇物体。
……正直、物体の方の歴史は見たくなかった。
- 486 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 01:27:22
- >>484
━ ━
∈∋
さっきから話しかけてましたよ。
もしやあなた、今頃私の存在に気がついたのですか?
だとしたら知覚力に深刻な欠陥があるとしかいえませんね。
ま、わかっていただけたのならいいのですけど。
私は『MA347612890GT4078579132RS2400Z17924398TZRS2000自己判断型P35370077753ノーマッド』
どうです? 覚えていただけましたか?
我ながら短くてシンプル、猿でも一発で覚えられるような名前だと自負しているのですけどね。
- 487 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 01:30:05
- >>485
「い、たぁ…………一体なんだ?」
不意に、湯船の中で、声がしました。
どうやら、私の他にも、この不快音の被害に遭った人がいたようです。
「あ、えと、ごめんなさい!」
とりあえず、私はその人に謝罪しました。
「ぬいぐるみを引っ掻いたら、こんな音がして…。」
我ながら奇妙な弁明だとは思いましたが、仕方ありません。
本当のことなんですもの。
- 488 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 01:35:17
- カポーン…… カポーン……
【お風呂の効果音だと思いねえ】
>>485
むむ、これは珍しいこともあるものです。
そこにいるのは数万年前に絶滅したと言われているバッ(カポーン)ー星人の雌性体ではありませんか。
いえ、隠そうとしても無駄ですよ。
私のセンサーが(カポーン)ファロー星人特有のパルスをしっかりとキャッチしていますからね。
ところで先ほどの音波が発生した責任はそこの女性が連れている下等動物にあります。
精神、肉体的苦痛を被ったことに対する文句とか告訴とか(カポーン)は
私ではなくこのケダモノに送るように。 いいですね?
- 489 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 01:38:25
- >>486
思わず目を背けた。が、奇怪な音声だけは耳へと届く。
―――まさか、呪詛か!?
言葉の意味は取れない。が、その奇怪な響き、相違あるまい。
ならば―――
とっさに歴史を喰らった。
『ノーマッド』、だけが残る。これは仕方あるまい。だが、これで呪いは起動しないはずだ。
>>487
え、そんな音出すのか、あれ。
……本気で呪いかかっているようだな、あれ。
まあ、それは置いておくとして。
「いや、別に君が悪いわけではないだろうし、謝ることもない。
……その人形の方がちょっと気になるがな」
世にも奇妙な人形であった。
とりあえず少女の方も気になったが、今はこっちを気にするべきだ。
- 490 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 01:40:47
- >>486
私の願いも虚しく、「ぬいぐるみが言葉を話した」という信じられない事実は、
そのぬいぐるみの嫌味な口調の自己紹介によって、肯定されてしまいました。
知覚力に欠陥があるなんて言っていましたが、それは仕方の無いことです。
「だって…、ぬいぐるみが言葉を話すなんて、有り得ないことだもの。」
私は、ぬいぐるみの言葉に反論します。
名前は…、最初のMAと数個の数字、そして、「自己判断」という言葉以外には、
「ノーマッド」という、最も名前らしい部分しか聞き取ることができませんでした。
「え…と、ノーマッド?
あなたは、どうして温泉の底に沈んでいたのかしら?」
これが知能を持った生き物だとすると、
裸のお尻を乗せてしまった私としては、問い質さずにはいられません。
もし、故意にしたことなら、許すわけにはいきません。
- 491 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 01:46:25
- >>489
呪い…、確かにそうかもしれません。
危うく失神するところだったのですから。
第一、ぬいぐるみに出せる音ではありません。
「このぬいぐるみ、この温泉の底に沈んでいたんです。
何故かはわかりませんが…。」
それは、これからこのぬいぐるみ…、ノーマッドに、問い質すところなのです。
- 492 名前:なまえのないぬいぐるみ ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 01:49:31
- >>489
l、、_ _,/'}
|ヽ''~ ̄ ̄ ̄~`ヾ
/_,,,..中★国..,,,_.`v_'`、
/: ━ ━ | ニ_} / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ∈∋ ヽ | < 人の名前を食べるだなんて酷い人だ……
//:: -=,=.ヮ. |ヽ、| \________
/'../:: /∠.._ |、.ノ
/':::|:::  ̄ ̄ |./
!-'L|::. v'
. ヾ:::.. /
. , ゞ、、;;;,,_,,,..._;;;;;__,,..ノ、
'ー┐,,..、_ ノ l_,,,...、 _,,一`
~ ~ ~
- 493 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 01:52:12
- >>488
……なんだかよく分からないが今ものすごく侮辱された気がする。
神獣白澤の血統、人と共に在ることを選んだ誇り高き妖怪をよく分からぬものと一緒に
するか。温厚な私でも許さんぞ。というか今は角も尻尾もない。
「………なんだかよく分からないが。その言葉は侮辱ととっていいのか」
とりあえず何故言葉を話すのかは放置しておいて。
心持ち怖い目でその物体を睨んだ。
>>491
……ますますもって謎だ。
この温泉はアレか、人形やそれに類するものの供養でもやっているのか。
以前も大量に流れてきたことがあったし、あながち間違いでもないかも知れない。
「むう、呪いを祓う力でもあるのか、この温泉は」
そんな気配は感じないのだが。
- 494 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 01:58:54
- >>490
ははぁ、つまりあなたは。
これまでの僅か十数年かそこらに見聞きした
ほんの僅かな知識と経験を元に、宇宙の大法則を知った気でいる。
つまりはそういうわけですね。
ちょっと空を見上げてご覧なさい。
あの空に瞬く一つ一つの星の全てに何万年、いや何億年という歴史があるのですよ。
それに比べればあなたが知る世界のなんとちっぽけなことか!
あなたもヴァニラさんを見習ってもっと謙虚にあるがままの世界を受け入れてみてはどうです?
そして自力では身動きできない私が
この広い宇宙の片隅にある小さな温泉の底に沈んでいた理由ですが……
それはシナリオライターの意図私にもわからない宇宙の謎ですね。
- 495 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 02:04:13
- >>493
侮辱ですって?
私はただ、自分が知覚したデータとメモリーバンクにあるそれとを比較検証して
導きだした解答をただありのままに述べただけですよ?
あなたは自分でもご存じないのかもしれませんが間違いなく……
……間違いなく…あれ、おかしいな。 メモリに謎の欠損が認められます。
再度データを照合し直してみるのでそのまま少しお待ちを。
- 496 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 02:19:21
- >>495
データ照合完了しました。
先ほどの解答を慎んで改めさせていただきます。
こちらの女性は――
_____
, -‐'"´ /
// /
// /
// / r‐、 , -ィ彡ィ', ==/ ̄)
\′ / __| |ミヾヽY|///___,.ィ′
____>、 / ,ィ'//`ー'\ヾヾ从/,ィ'ヾヽヽ
,r'´|__ \ | ||//∠ミrr┬‐v┬‐、ヘミヾヽ
ノ、ヽソ` \ ||!リ//|、ヾヽ! |// / }、ヾヾ ヽ
`イ / ヽ》 `ヽ、__ ヾミ、 |/|!|//|ヽ\」」ハr' /_i、!| ト、ヾ、
く,ィ'`ー-、//\// ``ヽ、/ヾヾ\_____________//| |/{\ ○ニj iニ○ノ || |{ヾ \
゙ヽ、//`ヽ、/ //===ァ /, ---彡リリ/ト、__, ,〈 Y 〉、__ノj川、ヾ、 ヾ、
``ヽ、 \//___/ / /// , =|川//|/ 人__ヽ__/,.ィヘ\人_j|、ヾ ヽ\
`ー‐-、三彳||/ //|川//i|`-「|r'`=='‐</ `Yi|川/|| \ ヽ }}
__ノィi|,イ _|/rr‐リ| |//`┬<二二>‐'´///j| \!___,
'´ l/ |/ //∧L!ヾ!| |/| ||! ||幵|____|幵ヾリ///,ィ' | | \
||/ 〃 / Yヾぃ川|// | | |/i 川/i/l/ // , --、`ー┐
|!/ ||V ハ l/!|rイ.! | | | | {{ ヽ.|人| | , --イ人r'´ ̄ヽ
///| ト、 彡'`ヽ// ,/ | | | | }} | | // ト、r‐'´|ー、 ヽへ |
lハj/人、| 彡ッ、┼| || |レ' | |! ヽ! / |//___/ ヽヽィヽ_」___ヽ┬'^ー‐-、____
__/ `ヽ|ノ))ノ | | ト、| ./ || i-ィ∧___ノr┐| || | | | ┌‐┴、_|_|_|_ノ─┐|
/|/ヾ(__j|/ レ´/| |ヽ V ,ィ| レ'/ }ヾ!|| | rー'´) | |
| |l, |/ /_j | ヽ| ,.ィ||// ,ヘ,ノ || | ̄ ̄ゞ`ト=< ̄「 |
/ T´ j | | ハ!|| |____ヽトト、/||_,人」 ||⌒|| | | |
/| ト、 | | |\ニ|( \二`Y | |ミヽ. |∧ヽ/| |--ー───--'-、|
/ | |シ{. | | |/川| | ̄i ̄乍| | |ヾヽ∧/ヽj/ ``'ー-------─ '|
/∠ | |/i| |/ /∧ └┘ | V!.| ト、ヾ!\ヾ {` ー 、. _________________,,|
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彡ィ'川//∧ト、| | | / || /v==彳//ト,.ィLノ/ /|リ ノj|、ヾ!|、丶ヽ 、ヾ-、 ヽ i、| 、 ヽ
l/″|ィ| ハ|!r'ソ/ | | 川 | |/_// /_」 |//! |j/ハヾ|ト、ヽ ヽ!ト、\ヾヽ |トミ、ヽヾ!、iヽ
! l/ || /i/,从j |/ /川| ト、! | |/ |j //| |川ヽ/| Vハ |j ヽヽ 从!| \ヽ`'´
`Y川 |`i // /i| |/| |ヾ!| ハ_!Y ヾ! | |ト、|ミ、ヽヾ! | | ヾ ,ィ!| || ヾ!、
´リ\ j人!/ || |/!リ Y ! | 「i ハヾi|、,.ィ | | { ヾ、!
___ノ| | |从!| |! ! | | ヾ| | /| | |jト、_ノユ、`
r─'´\ } |i、j|/Y| ヾ=| | |// | 川/ ``ヽ
| ヽ _」|川' `i_____j ヾ!| )
`ヽ、二 -‐'"´ `` ー--‐'"´
妖怪なまはげの眷属ですね。
その証拠にほら、今まさしく私に向かって悪い子はいねが〜と迫っています。
- 497 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 02:23:18
- >>495-496
―――ああ、それは人違い過ぎだ。
「とりあえずお前の知識は間違いすぎだ。霊気くらい関知しろというのに……。
分からんか。白澤だ白澤。その血を引いている」
ああもうまともに相手するのも疲れてきた。
というかどこをどうすればなまはげと間違えるのか。
問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
「あまりいい加減なことを言って人を惑わすな。因果は常に応報されるものだ。
……己の咎は己に返る。正しい摂理だぞ?」
怒るのも疲れてきたので溜息で冷却する。
まったく、奇妙なものに出くわしてしまったものだ。
- 498 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 02:42:30
- >>497
霊気ですと?
それはつまり、あなたから発せられる特異な生体パルスのことですね。
無論、そのくらいはきっちり感知していましたよ。
その上で、私の持ってる類似したデータを照合した所、
なまはげのものが最もあなたに近かったというわけです。
ちなみに他に比較検証したデータにどんなものがあったかというと……
・妖怪あぶらすまし
・妖怪ガシャドクロ
・UMAチュパカブラ
・妖怪バックベアード
・妖怪牛骨鬼(アメリカ産)
以上ですね。
ご覧のように私も妖怪のデータはそれほどもっていないのですよ。
- 499 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 02:50:01
- >>498
……ろくでもなさ過ぎる。
というか妖怪以外のものが混じってるだろうが、それ。
「まあ、いい。無知をそしるつもりはない。無知の知こそが肝要なわけだし。
……その前に、意外と白澤は知られていないのだろうか」
ちょっと悩む。こっちでは薬の神としても祭られていたと思うのだが。
というかこいつ何者だという疑問は一旦置いておいた。
たぶん答え出ないだろうし。
- 500 名前:名無し客:2006/01/30(月) 03:02:59
- そりゃあ白沢で検索しないとヒットしないだろう―しらさわさん
- 501 名前:ノーマッド ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 03:04:32
- >>499
薬や言語を操るという瑞獣、白澤の伝説とか昔話はよく知られているようですけどね。
ヴァニラさんのマニ車の片隅にもその姿が彫刻されていたようですし。
ですが、白澤が知られているのは、物語や口伝の中だけの存在としてです。
私の知る限り、白澤の実在を示す客観的なデータはこれまで存在していませんでしたから。
ああ、つまり。
私は今、「私キレイ〜?」と迫ってくる大きなマスクの女性や
高速道路を時速100kmオーバーで走る老婆のようなものに立ち会っているわけですね。
ふむ、これは実に興味深い体験ですね。
- 502 名前:『知識と歴史の半獣』 上白沢 慧音 ◆KEINE6wH6c :2006/01/30(月) 03:16:35
- >>500
あ、いかん。旧字体だった。
>>501
……なんだ、知ってるじゃないか。
正確には薬ではなくて歴史だがね、私の場合は。
まあ知識量も半端ではなく持っていると自負はしているから、その繋がりだろうよ。
……まあ、妖怪はあまり人前に姿を現すものではないからな。
強い力を持ったものが無用に姿を現し動けば、それこそ白面―――三国が傾くほどの影響を与える。
それではすぐに狩られてしまうからな。そういうのも無理はない。
ああ、ちょっとまて。それは都市伝説であって妖怪では―――いや、妖怪化したのか?
ともあれちょっと違うから。どっちかというと神話だから。黄帝の話。
……さて、そろそろ上がるとしよう。
いい加減に茹だってしまうからな。
さらばだ。
【退場―――光の加減か、影に角と長き尾が……?】
- 503 名前:アルマ=ベオルブ ◆Alma36Zlwk :2006/01/30(月) 03:23:07
- >>494
このぬいぐるみが湯船の底にあった理由。
それは、「宇宙の謎」という一言によって、片付けられてしまいました。
こんなことを言うのは、おそらく、故意にしたことだからなのでしょう。
私はそう思い、段々腹が立ってきました。
「もういいわ。 ずーっと、温泉の底にいなさい。」
私はノーマッドを、再び湯の中へ沈めた。
「ふぅ、そろそろ、のぼせてきちゃった。」
それに、少し、眠いです。
そろそろ、帰りましょう。
ここには、また来るかもしれないわ。
こんどは、あんなものが沈んでいないか、よく確かめなきゃ。
私は、服を着ると、温泉を後にしたのでした。(退場)
- 504 名前:ノーマッド@湯船の底 ◆sJNOMADvzM :2006/01/30(月) 03:43:01
- >>502
あれが世に言う妖怪ハクタクでしたか。
伝説によると、ハクタクは人徳のある為政者が世を治めている時に現れるとありましたが……
なるほど、たしかに。
現在、宇宙を統べているのはヴァニラさんに他ありませんから納得ですね。
これでまた一つ、伝説が真実へとランクアップしましたよ。
ただ一つ残念なのは、この場にヴァニラさんが居合わせていなかったことでしょうか。
>>503
こら! 待ちなさい!
私は故意にあなたのお尻の下にいたわけではありませんよ!
ていうか後からやってきて気づかずに座り込んだのは何処の誰……
……って、聞いちゃいねえよおい。
しかも今度は逆さまにしていくだなんて、誤解というものは実に恐ろしい。
このままでは温泉の水位が下がった時、犬○家の一族のような光景を
晒してしまうことになってしまいますね……
【仄暗いお湯の底へと消えていきました】
- 505 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/02/01(水) 00:21:58
- ……あ、今日で温泉も閉店なんだ。残念だなぁ……。
でもそうだ、みんなももう少し休め、って言ってくれたし、温泉収めってことで、
最後にゆっくりしていこうかな……。
(入浴)
……ああー、いいお湯だなぁ。
そっか、ここに入るのももう最後なんだ。
思えば色んな事があったなぁ。モコウやミスティアと出会ったのもここだったっけ……
- 506 名前:ルージ・ファミロン ◆LIGERGAUiI :2006/02/01(水) 02:51:49
- ……さて、そろそろ上がろうかな。
身体も充分にあったまったし、疲れも取れた。
あんまりみんなに甘えすぎるわけにもいかないし、また明日から頑張らないと。
……この温泉があって、本当に、助かったな。
ここでの休息と会話がなかったら、オレ……挫けてたかもしれない。
改めて、感謝しよう。この場所に。
……ありがとう。そして、さようなら。またね。
(退場)
- 507 名前:書けませんよ。。。:停止
- 真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
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