▲キャラハンで参加!そらをめざして地下都市探索(10)
- 1 名前:エリュオン ◆cMasterAQo :04/09/25 01:35
- 前スレ→▲キャラハンで参加!そらをめざして地下都市探索(9)
http://www.appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1072713266/
こちらが探索スレの現在の連絡所になる。
http://www.jfast1.net/~charaneta/test/read.cgi/ikkokuRH/1085943432/
なお今回は、今後の展望が不透明であるため
>>2のテンプレは省略する。
- 2 名前:チェトレ ◆cMasterAQo :04/09/25 23:11
- >>999-1000(前スレ)
<岩塊の嵐を潜り抜け、なおも追走してくる>>999の存在に気づくと、
龍は忌々しげにその牙で歯軋りをする。
だが、先の一撃でかなりの打撃を被っていることは明らかに見てとれた。
止めとばかりに、先に彼奴に引き裂かれた片足を持ち上げ、
蹴りつけるようにして地盤ごと踏みしだく。
龍の足型を中心としてクレーターが発生。
地面が崩れたりこそはしなかったが…震動で破砕された細かい破片が
手榴弾のような勢いで周囲に散乱する。ひとつやふたつでは致命傷にはならないだろうが…
先の攻撃をかろうじてしのいだ>>1000にも、この破片は少数ながら到達する。
その威力を利用して、龍は後方…「そら」の方角へと跳んだ。
蹴りは、命中したものと思ったが…>
- 3 名前:ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ(天凱凰)&ウル(影・アモン) ◆v8HYUGAZaA :04/09/25 23:36
- >998(前スレ)
<体の一部にダメージを受け速度が落ちたチェトレ。
どうやらチェトレに少しずつだが確実にダメージを与えているようだ。>
ウ;(よし、これなら行ける!)
<そう思い追撃を仕掛けようとした次の瞬間!
チェトレは大きな岩盤の固まりをこちらに向かって投げつけて来た!>
ウ:(く、これは不味いぞ!)
<そう思いウルは一歩後退するが影ウルは・・・・・>
ウ(影):闇の力よ地獄の底に溜まっている憎悪を呼び出せ!
<font size=5>いけーーーー!憎悪の渦!</font>
<そう叫び溜めていた闇の力を解放する。すると影ウルの前に暗黒の渦が発生!
その中から無数髑髏が現れ岩盤に向かって行った。>
- 4 名前:ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ(天凱凰)&ウル(影・アモン) ◆v8HYUGAZaA :04/09/25 23:51
- >>2
<チェトレが地盤を踏みしだいた影響で細かな破片がこちらへ向かってくる。
一つ一つ処理していてはチェトレに逃げる時間を与えてしまう。
そう判断したウルは・・・・・>
ウ:こういう細かい破片は一気に粉々にしてやる!
<そう言って右手を上から下へ左手を左から右へと移動させ
十字の衝撃波を発生させ細かい破片を砕こうとする。>
- 5 名前:呂雄@明鏡止水 ◆yD1S100ReI :04/09/26 00:10
- >>2
………ぐ、ぅう……!!
(満身創痍でなおも追いすがる呂雄に、蹴りが迫る)
――へっ、狙いが大雑把だ―――――ぜっ!!?
“やばい、ダメージが大き過ぎたか……!?”
(悠々と回避しようとするも体がついてこず、バランスを崩す。
結果、蹴りの軌道上から脱出できず。目の前には巻き上がる瓦礫と、視界一杯に広がる脚――)
“―――死ぬのか俺は?”
“こんなどことも知れねえ場所で?”
“いやだ”
“天祥との約束だってまだあるってのに”
“それに、向こうで待ってくれてる仲間のためにも――”
んなトコで………!!
死ねるかぁあああああああっ!!!
(体から今までよりひときわ大きな紅蓮の炎が吹き上がり、
地母神のヴェールとあいまって完全に飛礫をシャットアウト。そして―――)
“……燃燈のダンナ、わかったぜ!
全ての状況が水鏡の如く、澄んだ目で見て取れる!これこそまさに真の明鏡止水 !!”
―――遅いんだよっ!!!
(そのまま超反応的速度で脚本体を回避。
脚に天陽規を突き立てると、それを足がかりにチェトレの体を駆け上がる。
振りかざす天陽規の狙いは―――首)
……もらったぁぁぁっ!!
- 6 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/26 00:17
- >>2
つっ……
(顔や腕を傷つける破片の中、顔を背けずに
もう一度チェトレを追い始める)
あなたなんかに、誰も倒させはしない!
奇跡を、起こしたまえ……!
(振り上げた両手から薄い水色から濃紺まで変化する青い輝きが、
>>4や>>5そして自分を包む。
光は各々の傷に触れると、癒しの力を発揮し始めた)
(現在位置:上層・中央省庁区 ゲート前)
- 7 名前:チェトレ ◆cMasterAQo :04/09/26 00:59
- >>3-6
<…考えが、甘かった。
蹴りを回避し、さらには飛礫の散弾をも完全に防ぎきり、
追走してきた>>5が、龍の身体を駆け上がり…
首に、その手に持った太陽状の車輪が突き刺さった>
…………!!
………!!
<逆鱗に触れられた龍、どころではない。
逆鱗を現に切り裂いてしまったのだ。
甲高くも大気を震わせる金切り声のような悲鳴を上げながら、
切られた首の傷口からマグマのような体液を撒き散らす>
駕唖阿亜嗚呼阿唖嗚呼亞唖阿嗚呼―――――――!?
<チェトレの瞳に、危険な色が灯った。
殺意である。明確な殺意である。
>>5を弾き落とし、そこにその瞳をぎらりと向けた直後に…
大きく、大きく息を吸い込み始めた。
それと同時に、翼を広げてかなりの高速で後ろに下がっていく―――
なにをやる気か?
これは龍である。
ならば明らかだ>
- 8 名前:呂雄@明鏡止水 ◆yD1S100ReI :04/09/26 01:32
- >>7
おおおおお……りゃあっ!!
(振るわれる天陽規は、一撃だけで終わらない。そのまま二太刀、三太刀、四太刀―――
最後に大きく一薙ぎしたところで)
……これで、どうだっ!?
どうやら逆鱗斬っちまったみてえだが、裏返したらそこが最大の弱点。
こんだけカマしたら―――ぬぉおっ!!?
(チェトレの手ではたき落とされ、落下。そして丁度落下中に、チェトレの凶眼と真正面から目が合った)
―――あらら。
こりゃ、本気で怒らせちまったか?(ひくっ
(顔を引き攣らせて冷や汗をかきつつも、まだ心に大きく揺らぐ様子はない)
- 9 名前:ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ(天凱凰)&ウル(影・アモン): ◆v8HYUGAZaA :04/09/26 01:38
- >>6
<グラシアの治癒の光を利用しまだ治っていなかった傷を癒やした。>
>>7
<首を傷つけられ完全に怒ったチェトレが息を吸いこむ見てある攻撃を思い浮かべる二人>
ウ:この動作は・・・まずいあれがくる!影ウルエルダーサインだ!
ウ(影):了解!<二人は光の力を合わせ目の前に巨大な光の壁を作りだしブレスに備えた!>
- 10 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/26 01:44
- >>7
やった!?
(呂雄が竜の首を切り裂いたのを見てぱっと顔を輝かせた。
が、チェトレの反応を見て口元が引きつる)
もしかして…
(『ダメージ与えすぎて、堪忍袋の緒まで斬っちゃったみたいだねぇ』)
落ち着いて解説なんてしなくていいです!
炎系の竜だから…焼け石に水でも氷で……!
(あわてて荷物袋を漁るその手がガラス玉とは違う硬い物に触れる)
……確かこれは……冷気系の魔力があるとか言う……
(荷物袋から出した鉱石を胸元で握り締める)
結界を、お願いします。
(『了解。……その石と僕の力でどうにかなるのかね』)
どうにかしてくれないとあなたも私も多分溶けます!
(勾玉と鉱石の力で熱に対する防御結界が張られた)
(現在位置:上層・中央省庁区 ゲート前)
- 11 名前:チェトレ ◆cMasterAQo :04/09/26 02:18
- >>8-10
蒸発しろ
<低く、くぐもったような唸り声、そして呪詛のような脳内への囁きの直後、
チェトレの口は開かれ…その中から、まばゆい蒼い光が漏れ出していた。
そして、その光が急速に収まっていったかと思うと…
カメラのフラッシュを焚いたかのような一瞬の閃光の直後、
蒼いプラズマが龍の口から撃ち出された。
天井から落ちてくる岩塊など、一瞬で気化させ同じプラズマに変え、
迫り来るその熱量と運動エネルギーは………
誇張で無しに、今まで歩いてきた地下都市を壊滅させて、おつりが来るだろう。
ブレスは、下り坂を斜め一直線に下っていき…
直後、巨大な爆炎が、その下った先から吹き上がってきた。
何が起こったかは、もはや言うまでもなかった。
少なくとも、中央省庁区の完全破壊は、決定的だろう>
- 12 名前:呂雄@明鏡止水 ◆yD1S100ReI :04/09/26 22:43
- >>11
(目の前で大きくその顎を開く巨竜、その口の大奥から放出される超高熱のブレス。
そしてその正面を落下中の呂雄、回避する術もない体勢だが―――)
………ありゃあ、やっぱりこう来るか…
多分通天砲以上の威力だな、こりゃ。 だが―――
“不思議と、恐怖はない。あるのは昂揚――いや”
――――今の俺が、そんなもので焼けると思うなっ!!!
……生死、正負、静騒、停動、虚実、流滞、順逆、顕滅、営鎮。
天地遍く森羅万象須らく、ここに抱一し昇仙の奥義と成す!
……燃燈流仙術究極奥義!!!
営鎮抱一砲!!!
(物質はおろか魂魄すら焼き尽くす虚実抱一の焔をまとい、逆にブレスに向かって
回転する弾丸のように特攻。ブレスを貫き、脇腹を軽く抉ってチェトレの後ろへ抜ける)
- 13 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/26 22:50
- >>11
(顔を伏せ、閃光を避けた。
プラズマの中でも何とか結界は破られずにいる
しかし直後に下から来た爆風で結界ごと上の方に舞い上げられる)
くっ…
(『チビの持っている石のおかけで熱と炎は遮断できた。
次が来る前に終わらせるよ!』)
次が来る時……?
そうだ、ブレスを吐く時に口をあけるのだから…
(天井付近に張り付きながら、竜のいる方をじっと見つめる)
(現在位置:上層・中央省庁区 ゲート前)
- 14 名前:チェトレ ◆cMasterAQo :04/09/27 00:01
- >>12-13
<この龍は、はるか昔に地上世界を焼き尽くした者の眷属である。
比類なき破壊の権化である。
その大顎から放たれるのは王者の炎、カイザーブレス。
あらゆるものを完全に消滅せしめる裁きの炎。
摂氏数万度に達した純粋なエネルギーの投射は、
核反応にも匹敵する破壊力を生み出す。
その中で生存できる生命体など、存在しない。
だが、それが正しき世界の真理であるならば。
今、龍の脇腹を切り裂くものなど、存在するはずがない。
存在してはならなかった>
そうか
貴様等は我が「そら」を阻む存在そのものか
我を作り出したヒトの力か
ならば
余計に「そら」へ往かねばならぬ
<龍は高速で「そら」へ向かう道を飛びながら、
再度、大きく息を吸い込んだ。
口の中だけではない。
まばゆく輝く全身は、龍の内部の動力機関から発せられる悲鳴だ>
これで
消えてもらう
<龍の全身から一瞬、太陽の表面のような熱気が迸り…
再度、ブレスが発射……>
- 15 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/27 00:23
- >>14
私は、絶対におひさまの下の大地に行くんです!
(自分に出来る限りのスピードで竜を追いながら
鉱石を右の手の中に握り締める)
チャンスは一度…
(『成功しても生き残れない可能性のほうが高いよ。
それでも』)
防御は任せます!
(チェトレがブレスを吐こうとしたその瞬間。
右腕を振りかぶり、鉱石を投げつけた。
狙いは、チェトレの口の中)
その体内から凍りつけ!
(ついでとばかり、手持ちのフリーズボールも全部前へ放り投げた)
(現在位置:上層・中央省庁区 ゲート前)
- 16 名前:呂雄@明鏡止水 ◆yD1S100ReI :04/09/27 00:47
- >>14
―――出来た……!! これが、真の営鎮抱一砲の力か!?
燃燈のダンナもつくづく術が規格外だよなあ…
(再度ブレスを吐き出そうとするチェトレに向き直って)
……ちっ、やっぱ狙いが甘かったか! まだやる気十分って感じか!?
(そこで、>>15のグラシアの行動に気がつき)
―――? グラシアの奴、何を投げるつもりだ?
“だがともかく、天祥のときなんかも残光石投げが神農の体破壊の決定打になってたよな。
だったら、やることは一つ”
――援護するぜ!! 百霊藩最大出力………
<font size=7 color=gold>万霊藩!!!!
(グラシアの援護として、再度チェトレの正面に向けて魂魄のスコールを浴びせる)
- 17 名前:チェトレ ◆cMasterAQo :04/09/27 01:14
- >>15-16
<流星雨が再びその身体を撃つも、
最早、龍は痛覚を棄てている。
眼前の障害を取り除けば、「そら」は目前。
全てを消し飛ばして、最後の瞬間に立っていれば勝利だ。
王者の炎が地下世界を再度席巻しようとしたその時、
発射口に飛来した石。
無数の光弾の中に紛れていた、ほんのちっぽけなそれは、
龍の顎の開いた中へと飛び込んだ瞬間に…龍の頭部そのものを瞬時に凍りつかせた>
―――――――――――――!!!!
<大砲の口に堅く封をした上で点火して発射すればどうなるか。
年端もいかぬ子供にさえ、検討のつくことだろう。
それを龍は、身を以って証明させられた。
行き場を失ったエネルギーは、龍の体内で炸裂。
その圧倒的な破壊力は龍の全身を突き破って噴出した。
――――光と熱が世界を埋め尽くす。
一分後、再び薄暗くなった空間には、
ほとんど骨格だけとなった龍の姿が残っていた>
ヒト
うつろわざるもの
<残された臓腑を酷使して、三度大きく息を吸い込む。
ブレスを吐こうとしているようだが、もうすでに…
だが、骨だけ残された口部から、蒼い苛烈な光が、確かにちらついている>
- 18 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/27 01:39
- >>17
成功した……?!
(竜の頭が凍りついた瞬間歓喜の声をあげた)
(『チビ伏せろ!』)
え、あ、はい!
(勾玉の言葉で、先ほど投げたフリーズボールが作った氷の柱の影に頭を抱えて伏せた。
そして目を開けていられないほどの光が辺りを埋める。)
眩しいっ……!
(熱に対しての結界は張れても光までは防御できない。
地面に伏せて目を閉じ、じっとしていた。
そして光が止んだ時……)
骨になっても……
(『妄執、だね。ここまで来るとある意味尊敬物だ』)
そんな事言っている場合ではありません!
(一瞬グラシアの目が金色を帯びた。
両手を残骸となった竜に向ける)
来たれ、全てを浄化する光よ!
(魔力全てを使い、光の柱を作り出した。
凝縮された魔力が白く青く輝く。
それが竜に向けて放たれた)
(現在位置:上層・中央省庁区 ゲート前)
- 19 名前:呂雄@明鏡止水 ◆yD1S100ReI :04/09/27 01:48
- (グラシアが投げた石のようなものが、チェトレの口の中に飛び込むのを確認して)
うっしゃ、入った!
………なっ!!!?
(次瞬広がる爆発の光が、辺りを呑み込み―――――)
くっ、今のは一体……?
(あちこちが半ばふやけ、あるいは砕けている壁にめり込んだ体を引き抜きながら)
………妲己?
(地母神の姿をかたどった無色の光が、心なしか一瞬不敵に笑ったように見える
全身を覆う地母神の魂魄の光のヴェールと、まだその身で燃え盛っている営鎮抱一の焔が
大爆発から呂雄を守りきったらしい)
―――と、そう言えばあいつはどうなったんだ……!?
(ほとんど見る影もなくなったチェトレが、視界に飛び込んでくる)
……もう、おしまいだな。
しかしあいつ、そうまでして空へ登りたがる理由は一体なんだったんだ……?
―――何っ!!?
(チェトレの、ブレスを今一度吐こうとする姿を眼にして)
――そこまでして………まだやるのかよ!?
……もういい。もういいんだよ。
後はその体を破壊すれば、全部終わりだ。
いま―――楽にしてやる!
……全ての魂は、俺の前に無力だっ!
百霊藩っ!!!
(>>18の光の柱に呼応するように、砲弾と化した魂魄の雨が
再度、朽ちてもなお動こうとする竜の残骸に向けて降り注いだ)
- 20 名前:チェトレ ◆cMasterAQo :04/09/27 02:12
- >>17-18
「そら」は穢させ――――――
<最後に何事かを呟くような思念を周囲に撒き散らすと…
光柱と流星の中で、骨は音を立てて崩れ落ちた。
…後に残るのは、静寂のみ。
龍の頭蓋の見上げる方向に、「そら」への道がある。
もう、遮るものは何もない>
- 21 名前:ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ(天凱凰)&ウル(影・アモン) ◆v8HYUGAZaA :04/09/28 14:50
- >>20
<今までの戦闘の激しさを物語るように滅茶苦茶に破壊された
エレベーターの空間。
だが、もうそこには激しい戦闘の音や忌々しいチェトレの思念はない。
ただ静寂とチェトレの頭蓋だけがその場に残っている・・・・・・>
ウ&ウ(影):・・・・・・・・・・・・・・・・
<ウルと影ウルは暫くの間その光景を見つめていたが隔離していたアルフにも
この光景を見せようと思いアルフをグレイヴヤードから呼び戻した。>
ア:僕が避難している間にこんな事が起こっていたなんて・・・・・・
<アルフはこの光景をみて驚きと恐怖感に駆られ
暫くの間何も言えなくなっしまう。
だが、暫くするとこの光景になれ安心したのかふうーと
大きなため息をついた。>
ウ:「これでやるべき事は全ての事が終わっ・・・・・・・・・
いや、まだやるべき事が残っていたな。
おい、影ウル・アルフ、ちょっとこっちへ来て耳を貸せ。」
<ウルは再度滅茶苦茶に破壊されたエレベーター空間を見つつ静かに呟く。
だが、何か重要な事を思い出したのか自分の近くに
影ウルとアルフを呼び寄せた。
そして小さな声で二人に対してある話をする。
数分後・・・・ウルが出した話に納得した二人は
ウルと共に「そら」を見げる。
そして視線を元に戻し互いを見つめつつ・・・・・>
ウ:「お前達は今話した通りの作業をしてくれ。
ちょいと大変な作業になるかもしれねえが
怠けずに最後までやってくれよ。」
ウ(影):「ああ、分かっている。ちゃんと怠けずに最後までやるぜ。」
ア:「この作業を怠けたらあの竜が化けて出てきそうですからね。」
<そう言った後影ウルとアルフはチェトレの頭蓋の所へ行き頭蓋の様子と
周辺にチェトレに関する何かが残っていないかを調べ始める。
ウルはある計画が実行出来るかを確認する為一足先に「そら」へと
向かって行った。>
- 22 名前:◆cMasterAQo :04/09/28 23:22
- >>21
<チェトレの頭蓋には、最早意思の面影さえ見られない。
完全なる死がすでに訪れていることは明白。
…運ぶとなると、かなりの苦労を強いられる。
あの巨体からわかるように、1tや2tではきかない重さである。
それがたとえ、頭蓋骨だけであっても>
<エレベーターの空間を抜け、最後のゲートが開かれると…
そこは、大量の小さな光の瞬きが支配する世界だった。
そして、そこに流れる空気は、時とともに完全に癒された世界の姿を感じさせる、
とてもさわやかな、夜風。むせ返るほどの草いきれの匂い>
- 23 名前:呂雄@明鏡止水 ◆yD1S100ReI :04/09/29 23:12
- >>20
“「そら」は、穢させ…”
(最期の思念を脳裏に受け取る呂雄。おもむろに、語りかけるように口を開いて)
………なあ、お前。
こうまでして、どうしてお前は空を望んだんだ?
(問いかけた後、数瞬の間もの思いに耽って)
―――正直、封神台の助けもない状態じゃ少々無茶だが……やってみるか。
(自分を覆っていた“無色の光”を、魂魄の光に再変換する。そして――)
吸光!!
(“太母”の魂魄の光を残光石に再度吸い込み、チェトレの残骸群に再度視点を戻す)
……これでよしっと。
それからこいつだが―――
………なら、俺が送り出してやるよ。
お前の望んだところに……
――――宝貝『百霊藩』
(チェトレであったものの残骸が、光の粒子に包まれる。
それらは残骸の一つ一つから浮き上がると、次第にそのすぐ上で集約し始め……
そして、一つの光の塊――魂魄の光となる)
さあ、お前を縛るものはもうねえ。
お前の望んだところへ、好きなように飛んで行きな……還るべき所へ!
(そして解き放たれた一条の魂魄は、生前に渇望した世界を目指して
「そら」に続く道へまっすぐ飛び去り…………ついに、見えなくなった)
(チェトレの魂魄の飛んでいった、最上層――ひいては地表へ続く道を眺めて)
……封神台がなくっても、強く求めれば魂魄はそこへ飛ぶってわけか。
あいつ、最後は道を誤らずに辿り着ければいいな……。
「そら」とやらを、あんだけ強く望んでたんだから。
……とりあえず、一件落着か。
さて、どうやって元の世界に帰るか考えないとな……
――ま、ここを出てからゆっくり考えるか!
(わずかの間もの思いに耽りつつも、吹っ切るように顔を上げる。
開き直ったようなあっけらかんとした顔でそう言い放つと―――
呂雄はゆっくりと、そらに続く道を歩き始めた。)
- 24 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/29 23:24
- >>20
骨になっても、空を見上げた竜のを少し見つめ、黙祷する。
「……そらの見える場所に、行きますね」
(……これが私の約束ですから……)
そう言うと、ゆっくり、かみ締めるように坂道を登り始めた。
グラシアの脳裏に浮かぶのは、地下都市で起こった事と出会った人々。
自分と同じように異世界からこの都市に来た人もいた。
この地下都市で生まれ、世界を肯定した人も、世界を否定する人もいた。
仲良くなれた人も、敵対してしまった人もいた。
そらが近い今となっては、この都市で起きた全ての事が
懐かしく、大切な事に思える。
一歩一歩進むたびに、涙がこみ上げた。
それを拭う事無く、ただ上だけを見つめて歩く。
- 25 名前:グラシア(15歳Ver) ◆FORCE3vIf. :04/09/29 23:25
- ──坂道を登りきった。
視界に一面の濃紺と幾つもの輝きが映った。
「……そらの見える場所に、
そらの見える大地に、来ましたよ…」
誰にともなく言い、そらをじっと見つめる。
暫くそうして大地に立ち尽くす。
風が、銀髪を揺らした。
「ほら……世界は自力で癒えてましたよ……
……あなた達にもこのそらが見えますか?」
両手をそらに伸ばす。
地下都市で亡くなった者達が、夜空の星にいる、そんな気がした。
見つめていたそらが涙で歪んで見えなくなる。
それでも、じっとそらだけを見つめていた。
いつの間にか夜風が冷たくなっている。
ふっと目を降ろすと、立っているのは草原ではなく雪原。
空には三日月と幾つもの星があった。
「……帰ってきたのですね……」
見覚えのある風景。
3年前、光の行軍で通った雪山に、少年は立っていた。
首から提げた勾玉をそっと押さえる。
勾玉は何も語らない。
何もないと知りつつ、後ろを振り向いた。
そこに、地下都市への坂道はない。
少年は前を向いて歩き出した。
荷物袋から防寒具を出し、目的地へと歩く。
不意に動きを止め、その唇から一言呟きがもれた。、
その言葉が、誰へと向けられた者かは分からない。
「……さようなら」
- 26 名前:ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ(天凱凰)&ウル(影・アモン)&アルフ(3rdR) ◆v8HYUGAZaA :04/10/02 22:42
- >>22
ウ:「これが俺達が目指していた『そら』なのか・・・・とても綺麗な場所だな。
俺が住んでいる世界にはこういう場所は何処を探してもないような気がするぞ。
この景色と世界を護る為にあの竜は俺達と戦ったのか・・・・・・・
そう考えるとなんだかあの竜が可哀想な気がしてきたな・・・・・。」
<そう言って大量の小さな光の瞬きが支配し爽やかな夜風が吹く「そら」の中を
飛行しチェトレの遺骸を置くのにちょうどいい場所を探し始める。
数十分後・・・・・ウルは「そら」の一角に見晴らしのいい場所を見つけた。
その場所を見つけた瞬間・・・・・・・・・・・・>
ウ:(これなら例の計画が実行出来る!)
<そう思い急いで「そら」からアルフと影ウルが居る所へ戻り
二人に例の計画が実行出来る事を伝えた。そして・・・・・・>
ウ:「アルフ、竜の骨の状態はどうだ?何とか運べそうか?」
ア:「はい、戦闘により頭蓋以外の骨は殆ど粉々になっています。
しかし、数本の骨は折れてはいますが何とか原形を留めています。
ですから頭蓋と形を留めている骨は『そら』に運べると思います。
しかし・・・・・・頭蓋も骨も巨大な上に相当の重量があるので
運ぶのには相当の時間と労力が掛かりますね。」
ウ:「そうか・・・・なら作業を分担した方がいいな。
頭蓋の方は俺と影ウルの二人で運ぶ事にする。
だからアルフは原形を留めている骨を運んでくれ。」
ア:「はい、分かりました。ですが僕には巨大な骨を運ぶ程の力は在りません。
こんな僕にこの作業は務まるんでしょうか?」
ウ:「け、その心配は無用だぜアルフ!
作業をするお前には俺の術『イグニッション』で力をアップさせる。
その上助っ人として俺に従ってくれている魔物達も作業に参加させるつもりだ。
だからこいつらと協力して作業を進めてくれ、いいな?」
- 27 名前:ウルムナフ・ボルテ・ヒューガ(天凱凰)&ウル(影・アモン)&アルフ(3rdR)等 ◆v8HYUGAZaA :04/10/02 22:46
- >>22
ア:「はい、分かりました。協力して頑張ります!」
<そう言ってさっそく全員でチェトレの頭蓋と原形を留めた骨を運ぶ作業に
取り掛かるがやはり元巨大兵器だっただけに頭蓋だけでも相当の重さがあり
途中何度も休憩を取りつつ途方もない時間を費やしやっとの思いで
チェトレの頭蓋と骨を「そら」にある見晴らしのいい場所へ運び込んだ。>
そして体を動かしながら影ウルは頭蓋左側へ、
アルフは右側へ寄り掛かるように座り込みウルは頭蓋の上に乗る。>
ア:「ふうー、やっとあの竜の頭蓋を『そら』へ運び込む事が出来ましたね。」
ウ(影):「ああ、そうだな。しかし・・・・・・・・あんな竜型兵器を作る事が
出来た事を考えるとここに住んでいる人間は俺達が住んでいる
世界よりも高度な技術を持っているって事だよなアルフ?
ア:「ええ、恐らくそうなるでしょうね。しかし、僕は貴方達の世界の技術が
どれ程なのかまったく知らないのでこれ以上の事は言えませんが・・・・・」
ウ:「おいおい二人とも、今ここでそんな難しい話はするなよな!
その話を聞くと今までの作業で疲労困憊した体が余計に疲れちまう!」
<などと話をしつつゆっくりと「そら」を見上げる三人。
その胸中には自分達が住んでいる世界がこれからも平和でありもう二度と
このような悲しい兵器が生み出されないように・・・・・・・・・
そして万が一このような兵器がまた生み出されたらこの身が滅ぶ事になっても
その兵器を止めてみせるという思いで溢れていた。>
- 28 名前:◆cMasterAQo :04/10/05 22:27
最後の統治者、メベトに率いられ
どうにかチェトレの大破壊による絶滅を免れた人類が
「そら」に至ったのは、彼等の脱出後、実に二年を数えることになる。
統治者の真意を知るものはついに無く。
メベトも自らの意思を明かすことは無く。
何者が人類を地下世界から解き放ち得たのか。
人々がそこに思いを馳せるのは、さらに遥か未来のことである。
だが、一部の。本当に一部の記憶は残された。
終りの無い密室の世界を破った、
どこから来たとも知れない誰かの出現は、その姿は、そして、その戦いは。
彼等が何を思い、「そら」を目指したのか。
何を考え、調和を破壊せしめたのか。
言えることはひとつのみ。
彼等の動きに乗じて秩序の破壊に踏み出した人々は、
結果的に、閉じた世界からの脱出を望んでいたのである。
かつて壊され、だが蘇った世界の生命力を運ぶ風は、
自ら被った大地の殻を抜け出し疲弊しきった人類にさえ
その恩恵を授けたかのように、新たな希望を抱く人々は、
地表に生い茂る草木の如く、その版図を広げていった。
今はただ、この星空を見上げよう。
やがて、「そら」の向こう側を夢見る者達が現れ、
この「そら」を破るための戦いに身を投じていく。
ヒトの新たな地表の歴史が、今、始まる。
――― 終結 ―――
- 29 名前:◆/ovCHAOSj. :04/10/13 23:14
- ――――――――プロローグ――――――――
ここは小高い丘の上にある大きな洋館が目印になっている小さな都市。
昔この都市では密かに魔術や召喚術等の研究をしていたという噂があったが
偶然洋館付近を通り掛かった者達がこの世には存在しない何かを見たという
情報以外にそれらしき証拠は見つかっていなかったので
今その噂を信じる者は殆どいなかった。
しかし、そんな噂を信じない都市の人々も何故か小高い丘の上にある
廃墟と化した洋館には近づこうとはしなかった。
その理由はその洋館が昔から異界館と呼ばれその洋館に入った者や
住み着いた者等には必ず災いが降りかかると言われ恐れられていたからだ。
しかし今その恐れている異界館の中である一つの物語が始まろうとしている事を
都市に住んでいる人々は知る由もなかった・・・・・・・・。
- 30 名前:名無し客:04/10/14 19:29
- とりあえず上げから始まる
- 31 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/19 22:24
- 先も全く見えない上に何かの呻き声等が絶えず響いて来る深い闇の空間内。
その空間の一角に赤髪の若い青年剣士が横たわっていた。
その青年は空間内の呻き声が響いているにも関わらず全く動こうとする気配がない。
もしかするとこの青年は眠っている或いは死んでいるのかもしれない。
そんな青年の近くに突然機械のような身体を持った魔物が闇の中から現れ
横たわっている青年に近づいて行った。そして・・・・・・・・
「復活直前の我を倒し再び聖櫃に封印したお前の事だそう簡単に此方へは
やって来ないと思っていたが・・・・・・・・・・・・・
こんなに早くも此方側へやって来るとは流石の我も予想していなかったぞ。
どうやらあちらの世界では予期せぬ事がたまに起こるようだな。
だが、お前にはこれからもあちらの世界に居続けて貰わなければ困る。
よって、我が持っている力でお前をあちらの世界に戻してやろう。
それなりの代償を支払って貰う代わりにな・・・・・・・」
そう言うと魔物は赤髪の青年に何かを施し再び深い闇の中へと姿を消して行った。
それから数分後・・・・・・・・・横たわっていた青年も魔物と同じ様に
深い闇に飲み込まれ姿を消したのだった。
- 32 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/20 17:04
- 「だ〜れ〜か〜 と〜め〜て〜くださいぃぃ…」
吹きすさぶ風の中シスターの服に身を包んだ悪魔の少女ルルーが
蝙蝠のような羽をはばたかせて風に抵抗するが空しく飛ばされていく…
「はうぅ〜、見知らぬ地まで飛ばされてしまいました〜
それにこの天気では飛んで帰るのも無理ですね、どうしましょう。
どこかで雨宿りしないと…あれ!?あんな所にお屋敷が、なんだか空き家
みたいですけど…」
洋館にまつわる噂を知らないルルーは屋敷の玄関まで行きノックするが
返ってくるのは静けさだけ…
「やっぱり空き家みたいですね、では少しだけお邪魔させてもらいますね。
さて、ルルーを待っているのはイタズラ好きの悪いお化け?
それとも……
- 33 名前:名無し客:04/10/20 21:20
- 今はひたすら空虚だけが館内を支配する
何処に窓が空いている訳でも無く、うっすら寒風のみが緩やかに流れて行った。
廃墟という名の空間、感じれるのはひたすら冷たい風の息吹のみ・・・
主の居ない舞台。嘆きにも似た犬の遠吠え。外は夜なのか、ひたすら
暗く確認すらもできなかった。
- 34 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/21 00:42
- はぁ…雨まだ止みませんね。
それにしてもここシェラさんの屋敷並みに立派です、
でもこう暗くては何が何やら判りませ…わっ!!
早速転びそうになってしまいました。なんだか少し肌寒いですね…
もう少ししたら休みましょう。
現在位置 洋館一階廊下
- 35 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/21 01:12
- なんだか眠くなってしまいました、今日はこの辺りで寝ようと思います。
どこかに眠れそうな場所は…ここにしましょう。
(居間のソファに横たわる)
おやすみなさい…
就寝 一階居間
- 36 名前:名無し客:04/10/21 02:09
- 居間にはこの館の主人らしき者の写真が机の上に置いてあり 暖炉の近くには
幸せそうな家族の写真なども幾多も置いてある。有る。ただ、何故か
その家族の一員と思える者の顔だけはペンらしき書き物で黒く塗り潰されていた
- 37 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/21 12:51
- 空虚という名の空間と暗い闇が支配する主なき館
その廃墟と化した洋館内の廊下にある闇から溶け出すように
某教団の闇の部分を支えている某組織所属の青年剣士
ジークヴァールハイトが横たわった状態のまま姿を現した。
そして何処からか吹いてくる寒風の寒さに気づき目を覚ます。
「う・・・・確か俺は・・・・・・魔獣の群れに伸し掛かれていた
新人の騎士を助ける為に魔獣の群れに突っ込んで・・・・・・・
駄目だ、その先が思い出せない。」
まだ朦朧としている意識の中でそう言いつつゆっくりと起き上がろうとするが
身体中に激しい痛みが走りそれもままならない。
「く・・・・・どうやら新人助ける時に怪我を負ってしまったようだな。
だが、ここでじっとしている訳にもいかない。
こうなったら無理やりにでも・・・・・・・・・」
そう言って襲ってくる激痛に耐えながら何とか身体を起き上がらせるが
そのせいで傷口が再び開き血が流れ出て来てしまう。
しかしジークはその事を全く気にせず持っていた剣で体を支えながら
暗い廊下を歩いていった。
(現在地:洋館一階廊下)
- 38 名前:名無し客:04/10/21 14:19
- 『洋館の木が生い茂った中庭』
「ギャハはハハ!!」
何故か宴会をしているサラリーマンと酔っ払いホームレス数人
「そうかそうか、アンタ今窓際族なのかい。色々苦労がたえんのう」
「ふん、まあ私は今度係長へと昇進ですがね」
「あ、このヤロ!生意気に!」
「だっはははははは!まあ地位なんざ気にせずに今は飲みましょうや!わはははは!」
『何となく酔った勢いでココへ迷い込んだらしい』
- 39 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/21 21:18
- 「ふぁ〜ずいぶんと眠ってしまいました〜」
かすかな月明かりの中で目を覚ます。見知らぬ地で見る月はどことなく
頼りなげで病人のように青ざめて見える。か細い月明かりの中で鋭敏さ
を増した耳をさらに澄ますと犬の遠吠え、近くの森に棲む鳥や虫の鳴き声、
聞こえてくる、そして中庭の方から人の笑い声が聞こえたような気がした。
「誰か帰ってきたんでしょうか?それとも…」
中庭の方からの声の主を確かめる勇気がなかなか出ずに
不安げに辺りを見回すと机と暖炉の上に写真があり手にとって見ると
幸せそうな家族が映っている物もあったが顔が塗り潰されている写真を
見つけてしまい薄ら寒さと気まずさを感じ写真を戻し部屋を離れる
一階居間→一階廊下
- 40 名前:名無し客:04/10/21 21:33
- 床から半透明の手が現れジークとルルーの足を掴もうとする。
- 41 名前:名無し客:04/10/21 21:54
- 『3階のダンスホール』
何処かの高校の部員と思われる者達がトレーニング中
「おい!そんな事より今日ここで泊まるのかよ!?」
「仕方ねーだろー!金ねえんだから!野宿するよりゃマシだっつの」
「いいから、明日の朝ココを立つから今日はもうこの辺にして寝ろ。」
「へーい・・・全く、予算けちるから・・・」
「何か言ったか?」
「い、いえ!お休みなさ―ィ!!」(就寝)
- 42 名前:名無し客:04/10/22 00:41
- 一階廊下・・・
薄暗く、窓から溢れる日の光や月明かりがかえって奇妙な妖しさを生んでいる。
夜になれば不安という言葉が最とも感じ取れる場所であろう。
恐怖も不安も一色に闇に溶け込み、人の心を突付いている。そんな場所・・・
時折何かが歩く音が聞こえるがそれは自分の足音なのか、別の音なのか
誰も知らない
- 43 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/22 10:18
- 中庭あたりから聞こえてくる>>38の声や時折響いてくる何かの足音
を聞きながらジークは血の跡を残しつつひたすら薄暗い廊下を
歩き続けていた。
しかしその歩みは先程よりも力がない。
どうやら再び開いた傷と見知らぬ世界の見知らぬ地にいるという
恐怖と不安がジークの体力を予想以上に奪っているようだ。
そんな最悪状態の所に>>40の半透明な手が床から伸びてくる。
ジークは抵抗する事が出来ずそのまま足を掴まれ転倒。
その影響で腹部の傷が広がり大量の血を床に流してしまう。
「・・・・・くそ・・・・こんな所で・・・・・・
くたばる・・・・・わけには・・・・・いかない」
薄れ行く意識の中ジークは懸命に前に進もうとするが
体力の消耗と大量出血が影響して動く事が出来ず
逆にその場で意識を失ってしまった。
(現在地:洋館一階廊下)
- 44 名前:名無し客:04/10/22 19:48
- 状況制作〔気に要らない場合その説定削除しても可〕
『食料などの情報』
洋館を少し離れた場所に食料の貯蔵庫が有る。
厨房からの裏口から出てそのまま通れば到着。徒歩約1〜2分程度
周りは小さな泉に囲まれており進めれそうにない。美しいはずの光景も、
闇の深淵の前では不気味を作り上げる材料でしか無いのか・・・
↑この洋館の貯蔵庫付近の地図が一階玄関の大広間の壁に
飾られてる。本来は洋館全体の地図なのだろうが何者かのいたずらなのか
厨房→貯蔵庫付近以外の地図以外は破れれて無くなっており、何処にも有る気配は無かった
補足『トイレは全階に設置』
- 45 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/23 12:31
- 外は霧で全てを閉ざされ昼なお薄暗くカツカツと足音が響く
洋館の中をルルーはひたすらにしかしゆっくりと慎重にあたりの様子を
窺いながら歩む。右手にはロザリオ、そして左手を壁に着きながら。
そんな時、血を流しながら倒れているジークを見つける…(>>43)
「わわっ!大丈夫ですか?しっかりしてください!」
ジークの身を案じ駆け寄ろうとするルルー、だが意思に反して足は
ピクリとも動かない。ただ恐怖ですくんでいるのでは無く
半透明な手がルルーの足首を強く掴みその歩みを阻んでいる。
「きゃああー!!離して下さい〜〜、うわーん!」
蜘蛛の巣にかかった蝶のようにもがき続けるルルー……
現在位置 一階廊下
- 46 名前:名無し客:04/10/23 14:20
- 『中庭の酔っ払い共は相も変わらず宴会三昧』
「ぎゃはははははあー!!」
(何故か地面から出てきた腕と手を繋ぎながら楽しんでいる)
「幽霊ー?ゆーれーだけに揺れねえってかぁー?あはははははー!!」
(親父ギャグ連発の壊れすぎた雰囲気に恐怖はただ白けるしか無かった・・・)
- 47 名前:名無し客:04/10/23 16:23
- 酔っ払いとルルーの頭上に突如としてタライが!!
- 48 名前:名無し客:04/10/23 18:55
- >>47
「いてえ!何だこの盥は!?」
「な、な・・・志村か!?志村の仕業かー!!」
「こんな場所にロケに来たか志村ー!?う・・・お、おええんdhhfじぇ」
「ギャァー!?吐きやがったぞ係長!?」
「そ、掃除しろ早く!全く、地位が偉かろうと空気は読めねえな!!」
「係長自体も微妙だけどなー♪あははははー」
「ホームレスのおっさん!あんた飲んでないで手伝えよ!」
(色々阿呆珍動中)
- 49 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/23 21:08
- 同じくこの館に迷い込んだ者なのだろうか近くを歩いていた>>45が倒れている
ジークに気付き声を掛けてくるがジークからは>>45に向かって血が流れてくるだけだった。
まるで生きていると訴えているかのように・・・
現在地・一階廊下
- 50 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/23 22:33
- 少年が洋館への道を歩いている。
左目の下の傷跡とウサギのような桃色の耳?が特徴的だ。
「全く・・・・どうして地方都市の謎の洋館の調査依頼なんかがギルドにあるんだよ。
その上勝手に依頼を受けてきて俺に押し付けやがって・・・・3人とも帰ったら覚えてろよ」
舌打ちをして、空を見上げる。
「雲行きまで悪いし・・・・とっとと調べて帰るか。
どうせ人がいないからって変な噂が立っただけだろうしな・・・・」
洋館の前まで来た少年、怪盗プリンスは針金で扉の鍵を開き、屋敷の中へと足を踏み入れた・・・・
- 51 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/23 22:49
- 動けないルルーにさらに盥(>>47)が襲い掛かる。
「はうっ!なんでこんな所に盥が…」
足首を掴まれながらも羽をはばたかせて抵抗するルルー。
いち早くこの恐ろしい状況から逃れ、倒れているジークの
事も気にかかっていたが魔族とはいえルルーは非力な少女でしかなく
焦りと恐怖の中にありながらも目の前に倒れている若者を見ると
血がおびただしく流れ危険な状況にあると素人目にも分かる状況に
なっているのが分かる。(>>49)
「急がないと…いい加減に…放してくださいっ!!」
ルルーは近くに転がっている盥を拾い幽霊の手を叩き始める。
少しずつだが手が怯んでいるように見える……
現在位置 一階廊下 半透明の手と格闘中
- 52 名前:名無し客:04/10/23 23:35
- たっぷり血の入ったバケツと柄杓を持った首の無いメイドが出会う者達に
血を撒きながら去ってゆく。
- 53 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/24 00:03
- 「さて、まずはどこから調査するか・・・・」
大広間を見回し、>>44の地図に気がつき、壁際に歩み寄った。
「ちっ・・・・本当に一部しか残ってねぇか・・・・」
メモ帳を取り出すと、地図を書き写し始めた。
ふと気配を感じ、顔を上げて振り向く。
後ろに>>52の姿があった。
「・・・・!!」
ぎょっとして飛びのいた瞬間、柄杓から血が撒かれた。
「まじで幽霊屋敷なのかよ!?」
現在地 一階玄関前大広間
- 54 名前:名無し客:04/10/24 12:46
- 半透明の手の興味は新たな侵入者プリンスに移ったらしく
滑るようにプリンスの方へと移動していく・・・
- 55 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/24 22:19
- 血を被らずにすんでほっとした瞬間、
>>54が近づいてくる事に気がついた。
「こ、今度は手だけかよ・・・・
た、ただの手なんかで、びびる訳、ないだろ・・・・」
強がりを言っていても、顔色は蒼ざめている。
(・・・・剣で斬れそうにないよな・・・・
こうなったら・・・・)
「逃げるが勝ちだ!」
助走の代わりに壁を蹴り、手を飛び越えて逃げようとする。
現在地 一階玄関前大広間
- 56 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/24 22:53
- 相変わらず床に血を流したまま倒れているジーク。
しかし、その血の量は先程より増しているような気がする。
どうやら突然表れた>>52の撒いた血がちょうど流れている血の部分に重なったらしい。
そして・・・・・いつの間にかジークの足を掴んでいた>>40の手が消えていた。
もしかすると新たな獲物を見つけたのかもしれない。
- 57 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/24 23:40
- 手と格闘を続けるルルー。だが手の方が彼女に興味を失ったのか
あっさり足首を放すと獲物を見つけた鮫の背鰭が海面を進む時かのように
玄関の方に進んでいく。
「やっと放してくれました……えっ!?」
だがホッとしたのもつかの間、顔を上げると目に飛び込んできた物は
メイド服に身を包んだ首の無い女性、(>>52)そして次の瞬間には視界が真紅に
染まりさらに鉄錆みたいな臭いが立ち上る、どうやら血を浴びせられたらしい…
恐怖で一瞬気が遠くなるが目の前の怪我した若者(>>56)の事を考えると
自分まで倒れる訳にはいかない。
「大丈夫ですか?手のお化けはもうどこかに行ってしまいましたよ!」
ジークに声をかけ続けるルルー…
現在位置 一階廊下
- 58 名前:名無し客:04/10/24 23:42
- 『記憶の一片』 ――『一階にあるありふれた誰ともつかぬ部屋・・・』
この館に住んでいた子供のものだろうか?日記が置いてある。
自分が過ごしていた時を幼いながらも書きとめており、好きだった女の子と
交換日記をはじめたと自分用の日記には記されている。幸せそうだ。
- 59 名前:名無し客:04/10/24 23:49
- 一階廊下・・・一悶着有りおさまりつつも・・・ただひたすら静かで そしてまた、
知らぬ所に有る息苦しさが地面の裏に当然の様に這い回ってるかの様な妙な不安。
それは消える事も無くそして何事も起こる事なく、ただ窓の間から差し込む月が
洋館の妖しさだけをプンプンと醸し出していた。風の音、心が焦がれると何故にこう、
呻き声とも似つかぬ音に聞こえるのか?
- 60 名前:名無し客:04/10/25 12:37
- >>52 (酔っ払い共)
「・・・赤ワインじゃねえな。」
「あー?血じゃねえのか?ちぃー?」
「なぁーんだ血かぁー ぎゃああああああああああああああああああ!!」
「オイ、係長気を失いやがったぜ」
「世話のやける・・・ったくよぉ。」
「あー、気にしないでメイドちゃん。ってありゃ、もういねえ。せっかちだよなあ」
「胸ボインだったなぁ(´Д`;)ハアハア ここはサービスが良いぜ」
(まだ宴会ってます)
- 61 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/25 12:47
- >>57と>>40との戦いが終わったのだろうか一階廊下内に静けさと
知らぬ所に有る息苦しさや恐怖から募る妙な不安が戻る。
本来ならここでほっと一安心出来る所なのだがジークはそうも行かなかった
なにせまだ傷口からは夥しい量の血が床に向かって流れ出ているからだ。
もし、この状況から推測出来る事があるとすれば・・・・・・・それは
普通の人間ならいくら声を掛け続けても反応しない・・・・・・・・・
要するに既に死んでいてもおかしくないという状況だ。
だが、>>57が何回か言葉を発している内に突然血だらけになっている
ジークの手がピクッと動いた。
そして暫くすると・・・・何か意味ありげな叫び声を上げつつ
その場で激しく悶え始めた。
「・・・・・う・・・・ぐああああ・・・・・・や・・・・・やめろ・・・・
・・・・それ以上・・・・俺の・・・・・魂を・・・・・ぐあああああああ
・・・・俺の身体を・・・・・・弄ぶな・・・・・・・・・・・・・・・・
ぐあああああああああああ・・・・・・・・!」
(現在地:洋館一階廊下)
- 62 名前:名無し客:04/10/25 14:23
- 手を飛び越えたプリンス>>55の前にはいつの間にか一人の愛らしいメイドが立っている。
彼女がにこやかに会釈をした次の瞬間ベシャリという何か柔らかい物が
潰れるような音と共にメイドは姿を消し彼女の居た場所には大きな血溜りと衣服が残されていた。
そして大量の鮮血は床に染み込むように消え衣服もかき消すように消えてしまう・・・
最初からそこに何も存在しなかったかのように・・・
だがクスクスという小さな笑い声と辺り一面に漂う血生臭さを除いては・・・・・・
- 63 名前:名無し客:04/10/25 17:57
- 偉大なる天下大将軍様が生えてきて酔っ払い達に酒とつまみを要求する。
「お前達はマリア様のお庭より神聖な我輩のお庭に土足で入り込んだニダ!
謝罪と反省の証に酒とつまみを謙譲しる!!」
- 64 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/25 21:29
- 「良かった、生きて…!?」
ジークの(>>61)手が動き生きているのが確認出来たので少しだけ安堵する
ルルー…だがジークがその場で悶え苦しみ始め、その叫び声はほんの少しの
安堵をかき消すと同時に目の前の青年が深手を負っているいる事を思い出させた。
「どうしましょう……」
このまま止血しなければ命にかかわりかねない、だが得体の知れない存在が
徘徊する所に怪我人を置いていくのはためらわれる……
少し考えてルルーが取った選択は医薬品を探す事だった。
これだけ大きな屋敷ならもしかして残っているかもしれず、悪くても止血に
使えそうな布ぐらいはあるだろう、度々声がするからもしかしたら
自分達以外の人だっているかもしれない。
「ごめんなさい、なるだけ早く戻りますから」
ためらいと小さな決意を抱えてルルーはその場を離れていった……
まずは一階廊下を探索中
- 65 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/25 21:51
- 手が空中に伸びて足を掴むと言う事もなく無事に着地できてほっとする。
(ってか・・・・この程度の驚きで着地失敗してたら怪盗として失格だろ……)
ふっと前を見ると>>62のメイドが立っている。
(げっ・・・・!住人がいたのか? やべぇ・・・・)
「あー・・・・俺は怪しいもんじゃなくて・・・・!?」
言い訳をしようとした所で、メイドが消えた。
呆然とその場に残った血溜まりと衣服を見つめる。
血溜まりと衣服が消えた後の臭いがプリンスの意識を現実に戻した。
「くそっ・・・・この程度でオレを屋敷から追い出せると思うなよ・・・・
怪盗が幽霊なんかに脅えて逃げ帰れるか・・・・!
だいたい、騒がしい声が聞こえるんだ、危険な訳ねぇ!」
ただでさえ鋭い目をさらにつりあげ、廊下の方に歩き出す。
一階玄関前大広間→一階廊下へと移動
- 66 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/26 00:02
- 相変わらずその場で激しく悶え続けるジーク。
その悶え方は尋常ではなく手を動かした時に>>64へ抱かせた安堵感を
一瞬にして消し去り自分の目の前で若者が苦しんでいるという事を
再び思い出させてしまったようだ。
その影響で>>64はその場を一旦離れジークを治療できる医薬品を探しに行く事を決意。
ジークへもう一度声を掛けてから医薬品を求め廊下の奥へと歩き始める。
(っち・・・・・・・・・今回は少々こいつの身体を弄びすぎたか?)
>>57あたりから悶え苦しんでいるジークのすぐ真横に現れその様子をじっと窺っていたらしい
姿の見えない何かはそう思いつつ廊下の奥へと去っていく>>64の姿を見送った。
(現在地:洋館一階廊下)
- 67 名前:張り紙:04/10/26 12:51
- ここは人里離れた小高い丘の上の洋館です。
貴方達は各々様々な事情でこの洋館を訪れています。
この洋館は怪現象が起こることで地元の人々の間で有名です。
果たして貴方達はこの洋館の謎を解き明かす事ができるでしょうか。
■ルール■
キャラハンで参加してください。この洋館で何をするかは自由です。
なるべく協力して(殺し合いも可)この洋館で起こる怪現象を解き明かす、または
3スレの間、トラップや幽霊・怪物の攻撃から生き延びてください。
キャラハンはなるべく自分のレスに「現在地」「状況」等を記入するようにする。
事件・描写・選択などの問題提起は名無しがする。
キャラハンは探索者或いは幽霊・物の怪になりきり行動をとる。
参加者は洋館の玄関からスタートする。
(但し幽霊等の人外で出演する場合は何処から出現してもよい。)
洋館の構造は基本的に自由(自由にエリアを作って下さい)
尚この洋館はものすごく人里から離れているため人里には行けません。
物語の円滑な進行のため誰かは状況整理者になるのが望ましい。
名無し、キャラハン共に度の過ぎた先攻破壊や強制移動のイベントはなるだけ控えてください。
- 68 名前:名無し客:04/10/26 19:03
- >63(中庭の酔っ払い共)
「・・・ニだー。」
「カムサは無二だー」
「ダニーダニー ぎゃっははははははっはああははははは!」
(盛り上がる酔っ払い)
「・・・まあ、飲むかビール?」
「クシュッ・・・冷えてきたのぅ」
「場所変えるかぁー?」
「そだなー、もっと暖かいトコで飲み直そうぜー」
「あんたも来るか、ニダ野郎?」
- 69 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/26 23:35
- (一階廊下を探索中)
「はぁ…それにしても広いですねー」
蒼褪めた月明かりの中、ルルーは歩く。
悪魔の象徴として忌む者も多い背中の蝙蝠のような羽と爬虫類じみた尻尾も
沢山の魔物が跳梁している上に人も歩けば怪奇現象に当たるここではアゲハ蝶の
幼虫が威嚇に使う肉質の角くらいの効果があるかどうかすら怪しい。
しかし幸いにもこれといった怪異にも会わないで物置らしき部屋を見つける。
「ここに何かありそうですね、調べて…!?誰か来ます、(>>65)
ここに迷い込んだ人でしょうか?それともお化け…ではなさそうですが…」
たまたま傍にあったオブジェの影から様子を窺うルルー。
一階廊下→一階物置部屋前
- 70 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/27 00:05
- 最初から脅かされた事に怒ってはいるものの、怪盗の基本として足音はきちんと消してある。
ウサ耳(?)も逆立ったり震えたりしていない。
冷静に辺りを見回しながら歩いている。
「・・・・さて、静かな内に仕事するか・・・・」
廊下を進みつつ、屋敷のマップを作る。
今の所は廊下に飾ってあるものを盗む気はないようだ。
(・・・・誰かいるな・・・・(>>69)
オレの事を見てやがる・・・・あっちの出方を見るか・・・・)
物置部屋へ向かってゆっくりと歩く。
一階廊下→一階物置部屋前へと移動
- 71 名前:名無し客:04/10/27 10:29
- 〜物置部屋の内部〜
薄暗く蜘蛛の巣と埃に覆われているが洋の東西の様々な家具や調度品が
玉石混交所狭しと並んでいる・・・その片隅には日用品と共に箱が幾つも
積まれている。今無人のはずのこの部屋で何かが潜み待ち構えているような気がするのは
気のせいだろうか・・・?
- 72 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/10/27 12:49
- 薄暗い闇、この館の妖しさを醸しだすように窓の間から差し込む月の光、
呻き声の様に聞こえる風の音、そして・・・・辺りを支配する静けさ。
これらの要素が廊下に残っているジークと姿の見えない何かの
不安と恐怖を掻き立て始めていた。
(・・・・・・・・・・・・・・・やはり此処に居るのは少し心許無いな。
しかたない、こいつの魂と身体を俺の中に取り込んで
人がいる所へ移動するか。)
そう考えた姿の見えない何かはジークの身体と魂を自分の中に
取り込む為にジークの横に姿を現す。
その姿は横たわっているジークと殆ど同じだが目の部分が赤く身体が赤黒いオーラの様な物で構成されており背中に細長い悪魔の様な翼が付いている。
そしてジークと同じ姿をした何かはジークの身体と魂を自分の中に取り込み
>>64の後を追うように薄暗い闇の廊下を物置の方へ向かって飛んでいった。
(洋館一階廊下→洋館一階物置前へ)
- 73 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/27 22:44
- >>70
ウサギのような耳(?)を持つ少年がルルーに向かって
ゆっくりと歩いてくる。見た所少々不機嫌そうだが敵意らしき物は
感じられない。もしかして事情を話せば手伝ってくれるかもしれない。
少し考えてルルーはオブジェの影から姿を現した。
「あの、こんばんは。ルルーっていいます。こんな姿ですけど
シスターをやっています。ここに迷い込んで怪我した人を見つけて…」
プリンスの前に現れたのはふわふわの髪をツインテールにした
9、10歳くらいのシスターの服に身を包んだ大人しそうな少女だった。
ただ、彼女が普通と違うのは蝙蝠のような羽と尻尾が付いていてそれが
あきらかに作り物とは異なる生々しい動きをしており、彼女が本物の
悪魔だという事を証明していた。
一階物置前 プリンスと遭遇 なお深手を負っているはずのジーク
(の体を借りている何者か)が自分の方に向かっている事に気づいていない(>>72)
- 74 名前:名無し客:04/10/28 00:01
- 廊下にカラカラという乾いた音が響き
ふと見ると白骨だけになった蛇が徘徊している。
死してなおそこだけ赤く輝く双眸は生有る者達を羨んでいるようにも
見える・・・・・・・
- 75 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/28 00:24
- >>73
オブジェの影から現れた少女に声をかけられると、
プリンスはとっさに剣の柄に手をかけ、足を止めた。
自分よりも年下に見えるシスターの背にある羽と尻尾を一瞥する。
(魔界の奴か? この屋敷の幽霊達よりは話が通じそうだが・・・・
特に敵意はなさそうだし・・・・)
屋敷に入ってから今まで会った存在の中では友好的なほうだろう。
そう考えたプリンスは腰の剣から手を離し、青い帽子のつばをあげた。
「・・・・プリンスだ。それで、オレに何の用だ?」
緑のつり目でルルーを睨みながら返事をした。
現在地 一階物置部屋前
- 76 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/10/28 15:18
- 薄暗い廊下を歩いていると突然カラカラと乾いた音が何処からか聞こえてくる
それを聞いた深手を負っているジークの身体を借りている何者かは・・・・
(・・・・ん、何か居るのか?)
そう思い足元を見てみると白骨化した蛇(>>74)が赤く輝く双眸で
羨ましそうにこちらを見ている。
「おいおい、俺をそんな目で見るなよ。俺は・・・・・・・・・・
いや、こいつの身体の持ち主は生きている奴らと同じ様にしっかりとした
身体を持っているがこれは闇の力でこいつ腐っている身体を生前の状態と
同じようにしているにすぎない。
だから闇の力を抜けばこいつはお前と同じ死者なんだぜ。
今からその証拠を見せてやるよ。」
そう言ってジークの身体を借りている何者かはジークの右手を
>>74の上に翳す。
するとジークの身体を借りている何者かの意思を感じ取ったのか
右手の部分が突然腐りボトッと>>74の上に向かって落ちていった。
(洋館一階物置前よりも少し手前の廊下)
- 77 名前:名無し客:04/10/28 16:16
ーーー (;`・ω・)
/ o━ヽニニフ))
しー-J
猛スピードで洋館一階を駆け巡って行く。
- 78 名前:名無し客:04/10/28 20:49
- 『一階?の部屋』酔っ払い共
>>58
「ここは小奇麗な部屋であなぁ。飲みなおすかぁ?」
「中庭を出た直ぐにこんな部屋があるとはのぅ」
「んじゃ、続き続き」
「あん?…今>>77何かが通った気がすっけど気のせいかぁ?」
「係長の亡霊じゃねーノ?ぎゃはははは!」
「そういえば係長は何処ニダ?」
「…あ、中庭に放置していたわぃ。気絶しとったなぁ…何でだったか?」
- 79 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/29 01:28
- >>75
目の前のプリンスという少年が少し緊張しながらも話を聞く姿勢に
なってくれたのでルルーはおずおずと話を切り出す。
「ええと、ここに迷い込んだ時に怪我して倒れている人を見つけたんでけど
手だけのお化けに襲われていて…しばらくしたら手のお化けは
居なくなったんですが倒れている人の怪我がひどいですし安全な場所に運ぼうにも
ルルーの力じゃ重くて運べないですから薬とかを探そうと…もしプリンスさんに余裕が
あったら手伝っていただけませんか?」
自分とジークの置かれた状況をかいつまんでプリンスに説明するルルー。
その傍らを骨だけの蛇と(>>74)自分の頭をフライパンに乗せている
何者かが駆け抜けて行き(>>77)さらに背後からの足音にゼンマイの切れかけた
玩具のロボットのようにぎこちなく振り返ると大怪我で歩けそうもなかった
青年(>>76)が歩いてきてこちらに歩いて来ていてしかも羽が生えているような
気がする…ルルーは緊張と驚きで頭の中が真っ白になりながらも
「あの〜歩いても大丈夫なんですか?(汗)」と聞くのは忘れなかった……
一階物置前 色々ありすぎて立ったまま放心…
- 80 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/29 22:16
- >>79
話を聞いていて、妙に嫌な予感がした。
下手に関わると、物凄い面倒に巻き込まれそうな・・・・
かと言って、自分より幼そうな少女の頼みを聞かないというのも
それはそれで寝覚めが悪そうだ。
「・・・・つまり、傷薬でもあればいいって事だろ?」
道具袋から取り出したドラックIIをルルーのほうに投げようとして
その姿勢のまま硬直する。
プリンスの横を骨の蛇(>>74)と首らしき物を持った首なしが走りぬけて行った。
(こんな奴らのいる屋敷の調査のどこが簡単な依頼なんだよ・・・・
くそ、あいつら連れてくるべきだった・・・・)
状況とはあまり関係のない思考がまとまりかけたその時、
プリンスの前方から見知らぬ青年が歩いてくる(>>76)
「こいつが・・・・アンタの言ってた怪我人か?
どう見ても元気そうなんだが」
ルルーに声をかけながら、青年の様子を伺う。
現在地 一階物置部屋前
- 81 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/29 23:20
- 突然背後から声が聞こえてきたのでジークの身体を借りている何者かは振り向く。
するとそこには色々な事があったらしく放心状態のまま立ち尽くしている
シスターの服に身を包み蝙蝠のような羽と尻尾が付いている少女(>>79)と
ウサ耳(?)を持った少年(>>70)の姿があった。
(不味いな・・・・一番見られたくない場面を見られてしまった。
しかたない・・・こうなったら・・・・・本当の事を話すしかないか。)
そう考えてジークの身体を借りている何者かはゆっくりと少女(>>79)に近づいていく。
そして・・・・・・・・・・・・・・・・
「もし、こいつが普通の人間だったら大丈夫じゃあないだろうな・・・・・・・
しかしこいつはもう普通の人間じゃあない。・・・・詳しく言えばこいつは
邪神の一部で俺の傀儡になる事を条件に俺が死後の世界から身体と精神と魂を
生前の姿のままで復活させた死者なんだ。だから・・・・・・・・
今のこいつは俺の意思で無理やり動いているのさ。」
と言い終わった・・・・・・・次の瞬間!
突然物凄いスピードでフライパンに首を乗せた何か(>>77)が
ジークの身体を借りている邪神の目の前を通過する。
(・・・・・い、今のは・・・一体・・・な、何んだ!?
・・・・こ、この世界に生息している魔獣なのか?)
ジークの身体を借りている邪神は突然現れた>>77に驚き深手を負っている
ジークの身体から飛び出る。すると先程邪神が言っていた言葉を証明するかの様に
今まで平然と立っていた深手を負っているジークは突然バランスを崩しその場に倒れてしまった。
現在地 一階物置部屋前
- 82 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/30 01:55
- >>80
「ありがとうござ……(硬直)」
立て続けに起きる不可思議な状況の中、薬を取り出そうとしたポーズのまま
硬直しているプリンスとさらに後ろを振り返った状態で固まっているルルー……
先に沈黙を破ったのはプリンスだった。
「…どう見ても元気そうだが?」
彼の言葉のとおりついさっきまで苦しんでいた青年とは思えない足取りで
自分達の方に向かって来ている。そしてジークの体を借りていた存在、邪神が
自らの事を明かした次の瞬間、すぐ傍を疾風のように駆け抜けていった謎の魔物に驚き
その力が途切れたと同時にジークは糸の切れた操り人形のようにその場に
倒れこんでしまう(>>81)。
「そ、そんな無責任な…えっ!?あの、しっかりしてください!
プリンスさん!!さっきのお薬、お願いします」
混乱する思考を一時的に頭の片隅に追いやり、倒れているジークをルルーは気遣う。
現在位置 一階物置前
- 83 名前:名無し客:04/10/30 13:22
- 〜一階?の部屋〜
>>78
いつの間にか酔っ払い達の背後にゴシックロリータ調の服装をした少女が立っている。
「ふふふ・・・最近はずいぶんとお客さんが多いのね・・・」
少女の首がポロリと転げ落ちそのまま一階物置部屋の方を
転がっていく・・・
そして、酔っ払い達の足元には首の無いぬいぐるみが転がっていた・・・・・・・
- 84 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/10/30 15:32
- >>77が通過した時にジークと分離してしまった邪神。
普通の邪神ならそのままジークを見捨てて何処かへ行ってしまうだろう。
しかし・・・・・・彼はそんな行動はとらなかった。
それどころか逆に邪神が取りそうもない行動・・・・・急いで>>82と向かい合う
位置に降り立ち瀕死のジークを励ましながら命の源である闇の力を動かなくなった
ジークの身体に送り込む行動を取ったのだ。
「持ちこたえろジーク。今ここでお前が死んだら敵であるお前に
手を貸してやった意味がなくなるだろ!それに・・・・・・
お前はあの時俺と交わした約束を破るつもりか!」
(現在位置 一階物置前)
- 85 名前:名無し客:04/10/30 21:10
- >83 一階?の部屋にいる酔っ払い共+?
「んあー?おいおい、幼女がいるぜ?」
「メイドさんか?はぁはぁ(;´Д`)」
「・・・?(様子がおかしいの)」
「おい、何か嬢ちゃんと少し似た雰囲気の服じゃねえのか?いいねぇ」
「そうかの・・・?」
「あれ?いきなり消えたぞ?人形が落ちてるけど。」
「・・・(首の無いぬいぐるみ・・・まあワシには関係無いか)」
「ともかく飲みなおそっべー♪げははははー♪」
「ワシは本でも呼んでるからな ・・・ん?日記か?」
- 86 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/10/30 22:36
- >>82
邪神の説明に対し、無言で肩をすくめてため息をついた。
「・・・・」
無言で肩をすくめ、ため息をついた。
それでも薬を取り出し、ルルーに放り投げる。
「なあ・・・・本気で助けるつもりか?
関われば厄介な事になりそうな事くらい、アンタも分かるだろ?」
そして一度は分離しておきながら戻ってきた邪神に対し呆れたような声を出す。(>>84)
「・・・・本当に邪神かよ・・・・」
天井を見上げ、今頃宇宙船で内職をしているであろう仲間たちの事を考える。
(・・・・やっぱりこの依頼止めておけばよかった・・・・)
現在地 一階物置部屋前
- 87 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/10/31 15:06
- >>86
ため息をつきつつもプリンスが放り投げた薬をキャッチして(>>84)の
手当てを始めようとするルルー。
確かにプリンスの言うとおり青年と邪神双方の目的がよく分からない以上、
それは厄介な事になる可能性もある事を意味する…
それでもこちらに敵対する明確な意思も無い怪我した人間を
放って置くわけにもいかなかった。自分の考えが甘いかもしれない、
しかし教会の前に捨てられていた自分を引き取って可愛がってくれた
シスターのマリーや今は無き先代の神父、そして教会の暖かい仲間達の
顔を思い浮かべると見捨て切れなかった……
「確かに危ないかもしれませんね…でもルルーやプリンスさんを襲う気なら
何度も機会はあったはずですし、それにルルーだってこんな姿ですよ…」
尻尾と羽をひらひらと動かしてみるルルー。
そしてふと思う、邪神と契約を交わしてまでいる青年は一体どんな重い宿命を
背負っているのかと。
現在位置 一階物置前
- 88 名前:名無し客:04/10/31 23:02
- 一階物置部屋前の三人を白いウサギのぬいぐるみと黒いウサギのぬいぐるみが物陰から窺っている・・・
黒「三人か・・・普通だね」
白「でも>>83ちゃんがあっちの部屋>>85にも何人も居るって♪」
黒「そうか・・・一体何人が逃げられるのかな?何人が僕らの仲間になるのかな?楽しみだね」
白「そうだねお兄ちゃん♪お友達何人できるかな?」
小さな笑い声と共に影に溶け込むように姿を消すウサギ達・・・・・・・
- 89 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/10/31 23:16
- 確かに今邪神と契約を結んでいてしかも目的も分からない青年を助けるのは
どう考えても危険な上に厄介事に巻き込まれる可能性があると誰もがそう思うだろう。
同じ様にウサ耳(?)を持った少年とシスター服に身を包み
蝙蝠のような羽と尻尾が付いている少女もそう考えた。
そして少年は少女に薬を投げ渡した後呆れた顔で邪神の様子を見ている。(>>86)
だが、少女の方は邪神が今まで自分達を襲う機会ならいくらでもあったのに
襲って来なかった事そして自分も同じ様な経験をした事等を考えてみると
傷ついているジークをどうしても見捨てる事が出来なかったらしく
ジークの手当てをしようとする。(>>87)
邪神はその少女の様子を見て・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・ち、お前も甘い奴だな。
今ここでこいつを助けたとしても俺がお前達を襲う可能性が無くなるとは
言い切れないのによ。だが、それでも怪我をしているこいつを見捨てようと
しないお前の心意気には流石の俺も負けたぜ。だからこいつの怪我を手当てしてやってくれ」
と根負けしたような言葉を吐いた。そして一息置いた後突然・・・・・・
「なぜ、俺がこいつを蘇らせ傀儡にしたのかその理由を教えてやるよ。
それは・・・こいつが所属している某教団のある宿命を守るのに手を貸してやる
代わりに教団内で中々の腕を持っていたこいつにその宿命を背負う権利を与え
俺に差し出せとその教団に要求し教団側がその要求を呑んだからさ。」
(現在位置 一階物置前)
- 90 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/01 00:30
- >>87
「おい待て、オレは 別にコイツが邪神だから
厄介ごとに巻き込まれるって考えたわけじゃない。
わざわざ死んだ人間、その上敵だったらしい男を生き返らせてまで
何かをやろうとしているっていうのが怪しいと思ったんだ」
ルルーの反応に、しまったと表情を変える。
「・・・・アンタは悪い事なんて考えれる奴じゃないだろ」
自分で言っておきながら蛇足だったかとも考える。
それでも、魔界の存在全てを危険だと思っているという訳ではない事を伝えたかった。
大事な仲間の1人の為にも、どうしても。
緑の目を一度閉じ、呼吸を整えてから自称邪神のほうを向く。(>>89)
「襲ってみろよ・・・・アンタに傷を負わせる事くらいは出来るんだぜ?」
自称邪神に対して構え、睨みつける。
「邪神の力を借りる教団かよ・・・・胡散臭いな・・・・
で、その教団の宿命とやらと、アンタ達がここにいる事は
何か関係があるのか?」
現在地 一階物置部屋前
- 91 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/01 19:57
- >>90
ウサ耳(?)を持った少年はいまだに邪神の事を警戒しているらしく
一度緑色の目を閉じて一呼吸置いた後邪神に対して構え鋭い睨みをきかせた。
だが、邪神の方はそんな少年の行動を見ても動じる様子はない。
それどころか淡々とした様子で少年の質問に答えた。
「ああ、あるさ。その宿命ってのは教団が表だってやっている行動や宿命
とは違って裏の・・いや闇の宿命で世界の命運が掛かっている蛇の道なんだ。
だが、ここ最近それを脅かす奴らが増えてきて教団内の闇組織だけでは
その宿命を守る事が難しくなってきた。そこで教団の上層部の奴らは
蛇の道には蛇の道と考えて今回の措置を取ったんだが・・・・・・
どうやら教団の上層部の奴ら実戦配備の前のテストと称して
俺達を勝手にここへ送り込んだようなんだ。もし使えなかったら・・・
或いは他の欠点等が見つかったら俺達をすぐに処分できるようにする為にな。」
(現在地:一階物置部屋前)
- 92 名前:名無し客:04/11/01 21:03
- >>88 ?の部屋にいる酔っ払い共+?
『・・・どうにも妙な既視感が漂っておるのぅ・・・』
近くに落ちてある日記を読みながら、騒ぐ酔っ払いの一人の背にもたれる
少女は呟いた。実は酔っ払いの群れの中には少女が一人混ざっていた。
服装はゴシックロリータ調といえば良いのだろうか。容姿はまだ何処か幼く、銀髪。
あどけない顔をしてながらもその口調は年寄り臭い。
―別段何かの理由があってココへ彷徨った訳では無い。幾つにも重なり、
乱れたとある次元の戦いの渦中へ身を投じる筈が――やや小腹が空いた為、
何かを食そうとした所、通りすがりの酔っ払い達と気が合い気が付けば
洋館にて2次会・・・という結末。ただし少女は酒は飲まぬ為、精々自販機から
購入したドリンクくらいしか飲まなかったが。
「・・・そろそろ帰っても良いがな。粗方やつ等から奢ってもらえた事でも有るし」
酔っ払い共を一瞥しながらそう思った。
とはいえ・・・こうも暗くては動き難い。暫し様子を見るか。日記を見ながら
近くのべッドに座り込み窓を見上げる
「譲ちゃん踊ってくれよぉ〜♪」
『やらぬわ!!』鋭い突っ込み
- 93 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/01 23:28
- >>89
「そうかもしれませんけどそうでないかもしれませんから、それに
怪我した人を見習いでもシスターが放って置く訳にはいきませんし」
少し困ったような笑顔を浮かべながらルルーは言う。
邪神が言うように後で襲われるかもしれない、
ルルー自身もそう思わなかった訳ではない、しかしルルーは
教会で赤ん坊の頃から育った為、良くも悪くも常識や理屈より道徳を
優先させてしまう癖があった。ジークの手当てがある程度終わった後で
ジークの方を見ながらポツリと呟く。
「この人は沢山の大事な物を背負っていたんですね、でも皆の分まで
それを背負ってしまうなんて寂しいですよね……人より大切な宿命なんて
無いはずなのに」
>>90
「プリンスさんが言うほど立派なシスターでは無いですよ、他の人だったら
もっとちゃんと考えて行動できると思いますけど」
プリンスの考えは人として間違ってるとは思えない、むしろこの状況では
自分や仲間の安全を守るための当然の行動と言ってもいい、それはルルーにも
分かっていた。それでもなお見捨て切れなかった……そしてその行為に
付き合ってくれたプリンスに感謝をした。
>>88
「あれ?気のせいでしょうか?」
誰かに見られているような気がして振り返ってみてもそこにあったのは
薄暗い空間だけだった……
現在位置 一階物置前
- 94 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/02 20:04
- >>91
話を聞く限りでは、その教団とやらに対して良い感情は抱けない。
邪神に対する胡散臭さとあいまって、かなり苛立ってくる。
「・・・・じゃあ、最後の質問だ。
アンタは、この屋敷の異変には無関係なんだな?」
返事を聞く前に、物置部屋の扉のほうを向く。
元は普通の屋敷だった以上罠はあまりないだろうが、鍵が掛かっていないとは思えない。
床に怪盗ツールを置いて、丹念に調査を始めた。
>>93
「人命救助の面からすれば間違ってねぇよ。多分な。
・・・・どうかしたのか?」
ルルーの様子に異変を感じ、背中越しにに声をかける。
プリンスは誰かに見られていたなんて気がつかなかったようだ。(>>88)
現在地 一階物置部屋前
- 95 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/02 22:41
- >>94
邪神の話と邪神に対する胡散臭さが影響しているのか少年更に苛立っていた。
そして邪神に最後の質問を投げ掛けた後返事を聞く前に物置部屋の扉の方を
向き何かの道具を取り出して調査を始めてしまう。それを様子を見た邪神は・・・
「あるわけないだろ。・・・・・・・第一今の俺にはジークの身体と命を
維持・再生していくだけの力しか残っていないんだからな!」
と答えた後ジークの身体に戻って行った。
>>93
ルル―の手当てのかいがあったのかジークは意識を取り戻しゆっくりと目を開ける。
そして・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・確かにそうかもしれないな。
だが、俺にはその宿命を背負って行くしかないんだ。
なんせ俺は死者になる前から・・・・・・・」
とルル―が発した言葉に返事を返す様に呟くジーク。
しかし、何か言いたくない事があるのだろうか途中で言葉を濁らせる。
(勿論誰かに見られていたという事にはまったく気付いていない。>>88)
(現在地:一階物置部屋前)
- 96 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/03 14:09
- >>94
もう一度物陰を見ても何も存在しない。
「いえ、さっき誰かに見られているような気がして…やっぱり気のせい
でしょうか?きっとこんな場所だから少し気になったのかもしれませんね。
でも本当にここはどうなっているんでしょうか?」
床に怪盗ツールを置き、調査を始めたプリンスの巧みな手さばきを
見ながらルルーは気になった事を言う。
「確かに普通の屋敷とかに罠とかは無いですよね。でも、こんなに
お化けがいるようだと扉を開けた途端に出てくるなんて事も…気をつけてくださいね」
扉とプリンスを不安げに見るルルー
>>95
「あの、邪神の人じゃ無くてこの人の本物の中の人ですか?
シスターのルルーっていいます。お体の調子はどうでしょうか?」
目覚めたジークは返事を返したがふと言葉を濁らせてしまう。何か言いたくない
事があるのだろう。少し気になったものの邪神と契約をする程だから
言いたくない事の一つや二つはあってもおかしくはない。そう思ってあまり
深くは気にしないようにした。
現在位置 一階物置前
- 97 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/04 11:30
- >>96
「ああ、そうだぜ。
俺がこの身体の本当の持ち主である黒印騎士ジークヴァールハイトだ。
それと身体の調子の方だが……ルルーの手当てのおかげで大分いい様だ。」
と自分の体調を気にしてくれたシスタールルーに返事を返す。
その後近くに居る>>94の様子を窺った後再びルルーの方を見る。
「なあ一つ聞いていいか?あのウサ耳(?)少年は誰なんだ?
それとかなり不機嫌そうな様子だが・・・・・俺が気を失っている間に奴が
・・・・・・・・・・いや邪神アズライールが何かしでかしたのか?」
(現在位置:一階物置前)
- 98 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/04 17:09
- >>95
「フン・・・・その言葉に嘘がないことを祈るぜ」
背後の邪神の気配が薄れていくのを感じながらまだ憎まれ口をたたいた。
後は無言で作業を続ける。
扉も鍵も傷つけずに開錠すると、鍵穴から物置部屋の中を見る。
見たところ誰もいなさそうだが・・・・(>>71)
(・・・・それなりに宝はあるようだな・・・・
ただ、持って行こうとしたらルルーが何か言ってきそうだな・・・)
>>96
膝立ちの姿勢でツールの片付けをしつつ、顔だけルルーの方に向ける。
「気のせいじゃないかもしれないぜ。
この館には姿を消したり出来る奴らが沢山いそうだからな・・・・
ああ、とりあえず鍵は開いた。中に誰かがいるような気配もない。
・・・・アンタはどうする? オレは部屋の中を調べるつもりだが」
現在地 一階物置部屋前
- 99 名前:女商人&ソヒー:04/11/04 18:47
- 大きな鞄を持った栗色のショートヘアの快活そうな少女と東洋風の衣装の豊かな黒髪
の少女がなにやら話しながら魔の跳梁する洋館に足を踏み入れようとしていた。
ショートの少女は商人で黒髪の少女はソヒーという魔物で今は商人のパートナーであった。
ソヒー「のう、本っ当にここに幾つものレアアイテムが眠っているのかの?
この前みたいにガセとかいう事はないんじゃな?」
商「うん、この本に書いてあったんだ。信憑性は高そうだよ」
(参考文献:民○書房)
ソヒー「かなり怪しいのだが・・・それにその記述が本当だとしても不安が
二つある。一つはすでに比較的安全ゆえに宝が取りつくされておる場合、もう一つは
宝はあれど並みの冒険者では歯が立たぬような者共がウヨウヨ巣食ってる場合じゃ」
商「リスクの無い冒険なんて無いよ。それに今まで二人でこうしてやってきたじゃない。
きっと今回も上手く行くよ!」
ソヒー「振り返ればよく生きてこれたなとそう思う事ばかりな気がするんじゃが・・・」
商「ほらそこ!やる前から暗い顔しない!スマイル、スマイル♪」
洋館玄関
- 100 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/04 20:23
- >>97
「騎士の方なんですね、よろしくお願いします、ジークさん。
あと、あそこの人はプリンスさんっていうそうです。ジークさんの手当てができたのも
プリンスさんが薬をくれたからなんです、正直ルルーだけじゃどうしようも
なかったかもしれません、お礼はプリンスさんに言ってください」
さらにルルーは言葉を続ける。
「プリンスさんは薬をルルーにくれた以外何もしていませんよ、それと、
邪神さんの事ですが…ジークさんの体を借りてここまで動かしてきたそうです。
手当てを任せるって…」
>>98
「やっぱりまだいそうなんですね、本当に大丈夫なんでしょうか?この部屋」
やはり不安げにプリンスの方を見るルルー、気配は無いようでも彼の言うような
魔物がいるとすれば気配を殺して隠れていないとも限らない、それでも
このお化け屋敷のような洋館では怪我の手当てをしようにも人里から離れているので
安全を確保するには(少々気が引けても)何かを拝借せざるをえない、それが結論だった。
「あの、ルルーにもお手伝いできる事は無いですか?」
現在位置 一階物置前
- 101 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/04 21:09
- ここは人里離れた小高い丘の上の洋館です。
貴方達は各々様々な事情でこの洋館を訪れています。
この洋館は怪現象が起こることで地元の人々の間で有名です。
果たして貴方達はこの洋館の謎を解き明かす事ができるでしょうか。
■ルール■
キャラハンで参加してください。この洋館で何をするかは自由です。
なるべく協力して(殺し合いも可)この洋館で起こる怪現象を解き明かす、または
3スレの間、トラップや幽霊・怪物の攻撃から生き延びてください。
キャラハンはなるべく自分のレスに「現在地」「状況」等を記入するようにする。
事件・描写・選択などの問題提起は名無しがする。
キャラハンは探索者或いは幽霊・物の怪になりきり行動をとる。
参加者は洋館の玄関からスタートする。
(但し幽霊等の人外で出演する場合は何処から出現してもよい。)
洋館の構造は基本的に自由(自由にエリアを作って下さい)
尚この洋館はものすごく人里から離れているため人里には行けません。
物語の円滑な進行のため誰かは状況整理者になるのが望ましい。
名無し、キャラハン共に度の過ぎた先攻破壊や強制移動のイベントはなるだけ控えてください。
状況
・ジーク、所属していた教団に実戦配備前のテストとして邪神アズライールと共に洋館に送り込まれた。
・ルルー、飛行中に強風に飛ばされてここまで来た。
・プリンス、ギルドの調査依頼で洋館に潜入。
・酔っ払い+?、酔った勢いで迷い込んだ集団とそれに気が合い一緒に居る少女。
・女商人&ソヒー、一攫千金を狙って足を踏み入れる。
現在位置
一階物置前 ルルー ジーク プリンス
一階?の部屋 酔っ払い達+?
玄関 女商人&ソヒー
行方不明・死亡・消滅
無し
- 102 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/05 10:30
- >>100
「そうか・・・・ルルーが俺の手当てをする事が出来たのもプリンスが
持っていた薬を分けてくれたお陰なのか・・・・・・・・・・・・・
ならお礼を言わないといけないな。」
と言ってプリンス(>>98)の方を向き
「こんな場所でしかも初対面である俺なんかの為に貴重な薬を分けて貰って
すまなかったな。プリンスお前には感謝してるぜ。」
と感謝の言葉を掛けた後再びルルーの方へ向き直り
「そうか・・・・奴は俺をここまで運んで来てくれただけなのか・・・・・
ならいいんだが・・・・・奴はよく余計な行動を取ったり余計な事を
言ったりして相手を怒らせたりする癖があるんだ。だから今回もそれを
しでかしたのかと思ってお前に聞いてみたんが・・・・・・・・・・・・・
どうやらその心配はなさそうだな。」
(現在位置:一階物置前)
- 103 名前:名無し客:04/11/05 15:10
- 〜物置部屋〜
さまざまな貴重品やサバイバルに役に立ちそうな日用雑貨や医薬品が
積まれているが箱のいくつかはミミック(宝箱に化けているモンスター又は宝箱に魔法で命を
吹き込んだ防犯用魔法生物の事)の可能性あり。そして表の商人とソヒーの頭上を蝙蝠達が
糞で爆撃をしようとしていた。
- 104 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/05 22:18
- >>100
「さあな・・・・
オレには幽霊やら魔物やらを探す能力がないからなんとも言えないな」
ひょいっと肩をすくめ、怪盗ツールを仕舞った。
立ち上がるとドアのノブに手をかけ、一気に開く。
「いや特に手伝って欲しい事はない。
強いて言えば、オレが何を持っていっても文句を言わないでくれ」
役立つ道具以外にも色々持っていく気満々である。
ただしそれを表に出す事はなかった。
無表情に室内を見回して様子を確認する。(>>103)
念のため、プリンスから見て右の方向へ石ころを投げてみる。
>>102
ジークに礼を言われたとたん、照れたような顔つきになった。
「別に・・・・」
ジークの方に背を向け、見ようとしないので多分表情は分からないだろう。
が、声は邪神に対する物より若干柔らかくなっている。
「そっちの事情は詳しく知らないが、アンタも無茶しない事だな。
あの邪神を表に出したくないならなおさらだ」
物置部屋の中に一歩足を踏み入れながら、そう言った。
現在地 一階物置部屋
- 105 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/06 01:40
- >>102
率直に感謝を言うジークと照れているのか少しだけ背を向け、あえて
素っ気無い態度を取るプリンス、そして、そんな二人の
やりとりを見て顔をほころばせるルルー、暗く陰鬱な空気が少しだけ晴れた、
そんな風に感じた一時……
そのあと直ぐに向き直ったジークは邪神の行動について聞いてきた。
「アズライールさん、ですよね。実際アズライールさんはルルーの見た所では
何も危険な事はしていませんでしたよ。最初は邪神と聞いて驚きましたけど…」
>>104
堅牢なドアが埃臭い空気を吐き出しながら開いていく。
プリンスの少し後ろから恐る恐る部屋を覗くと様々な物が薄く埃を被りながらも
かつて栄えていた頃の面影を留めるかのように鎮座していた…(>>103)
そしてプリンスは言う「オレが何を持っていっても文句は言わないでくれ」と。
よく見るとプリンスの顔は心なしかウキウキしているようにも見える、しかし
必要に迫られていたとは言えここの物を使おうとしていたのはルルーも同じで
あり、彼を非難するとしたら考古学者やトレジャーハンターは失業せざるを
得ないだろう、そこでルルーは一応こう言う事にした。
「持ちきれる分だけにしてくださいね…(汗)」
現在位置 一階物置
- 106 名前:名無し客:04/11/06 03:18
- ―――物置部屋―――
「ガタッ…」
物置部屋にある、一つの棚の上から…小型の箱が落ちる…
(中身は、メール欄参照)
- 107 名前:女商人&ソヒー:04/11/06 13:14
- >>103
商人が食べようとしていたひとくちケーキにポトリと蝙蝠の糞が直撃。
商「あ゙〜〜・・・バカーー!」
(蝙蝠の群れ目掛けて石を投げる)
ソヒー「落ち着け・・・とにかく頭にかからぬ様さっさと行くのじゃ」
(洋館一階廊下)
商「カートごと入れないかな?」
ソヒー「無理じゃな。この狭い廊下では進退すらままならぬし第一階段の上り下り
にすら支障が出るであろう。」
商「しかたないね・・・ちょっとそこで待っててね〜」
(犬か猫みたいにカートに向かって言う)
現在位置・一階廊下
- 108 名前:酔っ払い+α:04/11/06 21:20
- (一階?の部屋・液晶テレビを見ながら喜ぶ酔っ払い)
「ギャッハハハハ!武田やっぱり落ちたぞー!」
「めちゃ●ケやっぱ面白ぇなぁ!」
少女「やっかましいのぅ。何時間騒いでるんじゃ。ふぅ」
見つけた日記の内容は何て事も無い子供のありふれた日記。ふん、と鼻をならし
日記を読み終えようとしたところ…。…?後半辺りからやけに紫色の染みが点々と
ついている。血とも水とも医薬品とも似たこの染みは一体何なのか?
少女「(溜息)… …?」べッドに寝転んだ後ふと気付く触感。
べッドの中をまさぐると出て来たのは小さな石。不気味な形に彫られており
何やら異形の悪魔の様だ。 少女「何じゃぃこれは?悪趣味な物入れおって」
「あ、それ外で何個か落ちてたなぁ、何かの装飾品かぁ?」
「そういや裏に変な文字も書かれてたよなぁ?英語か?よくワカンネ」
そう言った後再び騒ぎ出す酔っ払い。 少女「…裏じゃと?」裏を見ると
書かれている紋章。この洋館の持ち主の家紋か何かだろうか?
「あ、そういえば係長まだ中庭に放置しっ放しだな。拾いにそろそろ行こうぜー」
「そうだそうだそうしとけ♪そんでハリセンでぶっ叩いて起こせ♪嬢ちゃんも来な♪」
少女「な、こら勝手に決め は、離さんか!?」
再び中庭に行く少女(というか連れて行かれる少女)
(一階?の部屋からすぐ隣の→中庭へ)
- 109 名前:酔っ払い+α:04/11/06 22:11
- (そして中庭)
「おーい係長ー。ギャハハハ!まだ目ん玉ひんむいて倒れてやがるー!!」
少女「(ああ…酒臭い上に鮭臭い。早くこやつら何とかならぬか」
見渡した中庭はさきほどと大して変わらず何も無…い筈が目をこらせば
確かに隅に落ちていた悪魔の形をした光る石。
少女「異形魂…の」
その禍禍しく光る石を見て何となくそういったイメージとして見たのか、
その石にその様な名前で呟いた。
その石にも裏には家紋?らしきモノ。石を握り夜空を見渡す。
「戻るぜ譲ちゃん。ゥィ〜」
こんな不気味な石がゴロゴロ周りにあってはかなワン。何処か適当な場所にでも
捨てるか…そう思い、適当な自分の視界に見えない場所に捨てるついでに軽い散策気分も
兼ねて向かい側のドアに手をかける…がこの酔っ払い共が声をかける。しぶしぶ
少女「先に戻っておれ。ワシは少し散歩する。」
「おー、探検かー、面白そうだなー。俺もやってみよっと。イッヒッヒ!!」
そう言い残し部屋へ戻る酔っ払いとホームレス数人。
少女「ちょ、ちょっと待て。酔っ払い風情が変に動く…」
…少し静まり返る部屋。覗けばどうやら先程の酔っ払いメンバーは眠りこけ、
部屋に残ってた数人の者達が飲み騒いでる様子
少女「フゥ…やっと五月蝿いのが消えたわ」
溜息と安堵と開放感が入り混じり、再び少女は向かい側のドアに手をかけた
少女・中庭→?の部屋から丁度向かい側…2階へと続く非常口)
- 110 名前:女商人&ソヒー:04/11/06 23:02
- (どこかの部屋で袋菓子を食べながら物色した物の鑑定をする商人ズ)
商「まあこんなモノかな。あの廊下の置物とか高価そうなんだけどな〜」
ソヒー「で・・・そなたはこれからどうするつもりじゃ?」
商「う〜ん、どうしようかな〜」
ソヒー「油断するでないぞ。荒らされた形跡が少ないという事はそれなりに
レベルが高いモンスターが徘徊している可能性が高いかも知れぬ・・・それに街でも
剣呑な噂が立っておった」
商「うん!気をつけるよ!」
現在位置・一階使用人部屋
- 111 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/06 23:42
- >>105
今の所は何もいなさそうなので、足音はさせないながらも
堂々と物置部屋に入り込む。
先ほど石を投げた右方向の棚から漁り始めた。
「安心しろ、怪盗としての引き際はわきまえてる」
どこまでも真面目くさった顔で言い切っている。
が、棚の探索を始めている人間が言っても説得力はほとんどないだろう。
「ここはやっぱり宝石狙いだな。
たとえ人工ダイヤでも持ち帰って色々精製すればいいし・・・・」
見つけてもいないお宝の持ち帰りリストまで脳内で作っている。
>>106
「やべ、漁ってて棚動かしちまったか」
中身は無事か、と慌てて箱を手に取り、罠と鍵の有無を確認してから
箱の中身を確認する。
「これは・・・・救急箱か?
おいルルー、これ持ち歩いたらどうだ? オレには持ってきた薬があるからな」
箱を片手で持ち上げ、ルルーに見せた。
現在地 一階物置部屋
- 112 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/07 10:24
- >>111
石を投げた後、何の反応も無いのに安心したプリンスは
まるで自分の家の物であるかのように右方向の棚から漁り始めていた。
その時、一つの棚の上から小さな箱が落ちる、彼が中身を確認するとそれは
救急箱(>>106)だった。
「本当はシスターがしちゃ良くないのでしょうが、ジークさんの時のように
怪我した方にあったり、ルルー達が怪我するかもしれませんから
万が一という時の為に頂いていきましょうか…」
プリンスから箱を受け取るとルルーは棚の方を向き頭をぺこりと下げた。
その頃、教会ではノルという眼鏡のシスターが台所から皆の分のお菓子を
くすねていて年長のシスターのマリーに見つかり、こめかみを拳で
グリグリされていた……
現在位置 一階物置
- 113 名前:名無し客:04/11/07 11:14
- >>洋館中の人ALL
顔が菓子パンで出来た某ヒーローに似た男、コゲパンマンが突如出現した。
「僕はコゲパンマン。お腹が空いたら僕を呼びなよ!」
しかしその顔は黒コゲでカチカチで食べるには度胸と無神経なまでに丈夫な胃が必要そうだ・・・
- 114 名前:女商人&ソヒー:04/11/07 14:40
- >>113
いきなり現れたコゲパン男に驚きを隠せない二人。
商「ボ、ボクさっきお菓子食べたから大丈夫だよ!」
ソヒー「わ、わらわも今日はお腹の調子が・・・」
商「気持ちは受け取っておくからボク達より困っている人の所に行ってあげて」
(コゲパンマンを見ながら二人で)
商「なんだったんだろうね今のは?」
ソヒー「そんな事わらわが聞きたいのじゃ。あんな面妖なモンスターは初めて見るのじゃ」
現在位置・一階使用人部屋から一階廊下へ
- 115 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/07 21:53
- >>104
「そっちの事情は詳しく知らないが、アンタも無茶しない事だな。
あの邪神を表に出したくないならなおさらだ」
と言って物置部屋へと入って行くプリンスに
「ああ、今度からは無理をしない様に気をつけるよ。」
と返事を返した後自分も起き上がり物置部屋へ入る。
部屋の中にはかつてこの館で使用したであろう様々な物が大量の埃を被りながらも
館が使用されていた時と変わらない状態で置いてあった。(>>103)
>>105
「アズライールさん、ですよね。
実際アズライールさんはルルーの見た所では何も危険な事はしていませんでしたよ。」
というルル―の言葉を聞きジークは安堵の表情を浮かべる。
そして・・・・・・・・・・・
「確かに驚くだろうな。なんせ邪神=破壊や破滅等を齎す神という印象が強いからな。
だが、全ての邪神がやたらに破壊や破滅を齎すってわけじゃない。
アズライールみたく穏健・・・・いや頭の切れる奴は人間に手を貸してくれる事もある。
無論俺の様にそれなりの犠牲を払えばの話だがな。」
と言った後自分も物置部屋の中にある物を探ろうとするが何かにぶつかる。
(俺の前に壁でもあるのか?)
そう思って目の前をよく見てみると黒コゲでカチカチのカオを持った男
コゲパンマンが突如ジークの目の前に出現していたのだ。
それを見たジークはある事を思いつき・・・・・・
「おい、コゲパンマンだったか?そのコゲパンを俺に一つ分けて貰えないか?」
(現在位置:一階物置)
- 116 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/07 23:27
- >>112
「安心しろ、怪盗がこの屋敷から盗った物を預けただけだ。
アンタが盗った訳じゃない」
ニッと笑ってみせると、また室内の探索に戻る。
棚をあらかた漁った後は一つ一つ床の箱を開けていく。
「お宝お宝・・・・」
埃を吸わない様気をつけつつも、宝を探す勢いが
衰える事はない。
>>113
突然出てきたコゲパンマンの全身を一見して一言。
「呼ばない」
冷たく言い切って、コゲパンマンに興味を無くしたように
黙々と物置部屋を漁る。
(・・・・焦げたご飯ならともかく、パンはいらねぇ・・・・)
普段の食生活を思い出し、ため息をついた。
(パンなんて・・・・パンなんて飽きるほどあるんだよ・・・・)
>>115
コゲパンマンに焦げパンをもらおうとしているジークに気がつき、
慌てて声をかける。
「そんな焦げパン食う気か?!
パンが食いたいなら俺のスティックパンを分けるぞ!
だから考え変えろ!」
どう見ても食べたら腹痛に襲われそうな焦げたパン。
それを貰おうとするジークを見過ごせなかったらしい。
現在地 一階物置部屋
- 117 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/08 21:46
- >>113
「あの…その…ルルーはお腹一杯なので大丈夫です…」
コゲパンマンの厚意を断るのは悪い気もしたが目の前に立っている
男の顔を食べる所を想像するのはあまり気持ちが良くなかったし、さらに、
うっかり口にしようものなら腹痛に見舞われて満足に動けなくなりそうだった。
>>115
「そうなんですか〜、邪神と言っても色んな人がいるんですね」
ジークの説明にうなずくルルー。考えてみれば悪魔でシスターな自分、そして
シスターなのに悪魔の子である自分を育ててくれたマリーがいる事を思うと
さほどおかしくない気がした。種族で個人は測れないし、その逆もある、そう思った
次の瞬間、なんとジークはさっきのコゲパンマンから顔のパーツを貰おうとしている。
慌てるルルー、幸いにしてプリンスが助け舟を出してくれたが……
>>116
「あの、怪盗って言うと泥棒さんですか?」
自分の話を聞いてかつジークを助ける手助けをしてくれたプリンスに
悪いと思いながらもルルーはか細い声で質問をする。
このプリンスという少年は悪人には見えない、それに
盗みを働く者と言っても貧しさ故の思い詰めた行為が原因の者や
義賊と呼ばれる行いをする者もいる。だが自分は聖職に携わる以上、
そういう事は一応聞いておかなけばならないような気がした。
現在位置 一階物置部屋
- 118 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/08 22:31
- >>116
ジークはコゲパンマンの顔が自分の持っている能力の一つをカモフラージュする
のにちょうど良いと思いコゲパンマンから顔のパーツを貰おうとしていた。
だが、プリンスはジークがそのコゲパンを食べる為に貰おうとしていると
思ったらしく慌ててスティックパンを出して来た。
その様子を見てジークは・・・・・・
「プリンス、俺は食べる為にコゲパンを貰う訳じゃない。
俺の持っているある能力をカモフラージュする為にコゲパンを貰うんだ。
だから、安心してくれ。」
と言うと同時にジークのお腹が鳴る音が聞こえた。どうやらコゲパンを見た時には
来なかった空腹感がスティックパンを見た瞬間に襲ってきたようだ。
>>117
やはりルル―もジークの行動を見て驚いている。
なのでジークはルル―を落ち着かせる為にプリンスに言った事と同じ事を
ルルーにも言った。
(現在位置:一階物置部屋)
- 119 名前:名無し客:04/11/09 17:57
- ||
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ノ⌒||^ヽ
彡/‖ ̄ ヽ
| |`====′
| |__|
凵 ##ヽ
∪###ゝ
^T TT
| ||
「 「 |
し'し'
稲光の中で一瞬現れては一瞬にして消える・・・
- 120 名前:少女 :04/11/09 21:46
- 非常口から出て2階へ到着
>>113
庭付近に大量に落ちていた不気味な石を捨てるついでに散歩も兼ね来た2階。酔っ払い
共は相も変わらず下で騒いでる様だ。
>僕はコゲパンマン。お腹が空いたら僕を呼びなよ!
ふと聞こえる声、そして焦げパンマン。ここは恐怖屋敷か!?
驚きの余りアンパンに勢い良く「能力」を発してしまった。
掌から生まれた光を投げつける。焦げパンに触れた途端、大きく光りそのパンは吹き飛んで行く。
「…し、しもうたわ。つい」
やはり何かがあるな…興味と面倒くささが生まれつつもひとまず先を歩いて行く。
ふと、外は突如雨が降り初めていた…
「…ん?」>>119
一瞬、雨の降った窓から映し出される映像。稲光の影に包まれ顔は見えずとも、
その様相は子供である事には違いない。
禍禍しいのやら、それとも何かを伝える為に現われたのやら 分からずも
恐怖は何故か生まれず、代わりに警戒心だけは芽生えていた。降りしきる雨の中で―――
「ふむ、お邪魔虫その2か…」
(2階廊下)
- 121 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/09 22:04
- >>118
「食べるんじゃないんですね?」
ジークの説明に一応安心するルルー。しかしそこに些細だが疑問が
浮かんだ、目の前のコゲパンマンの焦げたパンがどういう風に役に立つのか?
色々考えていると何かが少し唸るような音がした、思わず身構えるが
落ち着いて音源を見るとそれはジークの体から聞こえてくる、安心と少しの可笑しさが
こみ上げたその時!(>>119)と目が合ってしまう……
「あ、あうぅ〜〜…」
現在位置 一階物置
- 122 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/10 10:15
- >>121
ジークのお腹の音を聞いてルルーには安心感と可笑しさがこみ上げている
様だった。だが、ルルーの口から出て来た次の言葉は笑い声ではなく
「あ、あうぅ〜〜…」
という見てはいけない物(>>119)を見てしまったという感じの言葉だった。
その言葉を聞いたジークは少し不安になり・・・・・・・
「どうしたルルー?俺の背後に何かあるのか?」
(現在位置:一階物置部屋)
- 123 名前:名無し客:04/11/10 17:50
- 〜一階物置部屋〜
_
'´ ヽ
ri_,.1リノ)))〉
(l!゚ ヮ゚ノ|/\
/| ̄∪ ̄∪|\/
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄
宝箱の中の一つから少女が顔を出しなにやら詠唱を始めると
彼女の入っている箱からコウモリのような黒い何かが次々飛び出してくる!
- 124 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/10 21:48
- >>117
ルルーに問われた事に対し、プリンスは何も気にせずに答えた。
「呼びたければ泥棒でも構わないぜ。
ただし、オレは怪盗協会所属の怪盗だ。
ギルドの依頼以外で他人の家や店に盗みに入ることはない」
そう話すプリンスの顔は堂々としていて、怪盗であるという事に
誇りを持っているのが良く分かる。
「ここに来たのだって、ギルドの依頼さ。謎の館の謎を解いてくれ・・・・ってな」
>>118
「焦げパンが必要な能力ってなんだよ・・・・ってやっぱり腹減ってんじゃねぇか」
腹の虫をなかせたジークの手に、半ば無理矢理スティックパンを渡す。
「ただのスティックパンだから、あんまり腹の足しにはなんないけどやるよ」
そう言って呆れた様に笑った時、
外からの稲光の中に天井から吊る下がった人影が見えた。(>>119)
見間違えかと思い、目をこすった。
その間に、吊る下がっていた少女は消えていた。
「・・・・俺の見間違いか、それとも・・・・」
ふと気配を感じ、後ろに振り向く。
そこには、まだ調べていなかった宝箱から顔を出していた1人の少女。
プリンスが彼女の姿を認めた瞬間、黒い何かが飛び出してきた。
「・・・・!」
少女が顔を出した宝箱の方に跳ぶと、懐から忍び刀を取り出し
黒い何かに向かって2度斬りつける。
現在地 一階物置部屋
- 125 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/10 22:29
- >>122
陸に上げられた魚のように口をパクパクとし震えながらジークの後ろを指差すが
そこにあったのは古ぼけた棚だけだった。
「ジークさん…う、後ろに!?あれ?いませんね。さっき
誰かがぶら下がっていたような気がして…すみません」
稲光の中一瞬浮かび上がった少女は指を指し示した時には跡形も無く消えていた。
>>124
プリンスは自信と誇りを持って答えた内容からすると
どうやら彼は単なる泥棒では無く義賊やある意味探偵に近いかもしれないという
事だった。安心と感心の交えながらしげしげと見るルルー。
「なんだかまるで探偵さんみたいですね〜、でもこの屋敷の謎って
一体何なのでしょうか?確かにこんな状況じゃ格安でも住むのは大変だと…わー!!!」
言葉を終える間も無く、突然そばの宝箱が開いたと思ったら少女が現れ、(>>123)
さらにそこから蝙蝠のような黒い物が沢山飛び出してくる。
現在位置 一階物置
- 126 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/11 17:19
- >>125
ジークはルル―が指差した方を見るがそこには古ぼけた棚があるだけだった。
だが、ルル―の様子から推測するとジークの背後にいた物はルル―の不安感と
恐怖感を煽る物だったのだろう。
>>124
「薬だけでなくパンまで貰ってしまって悪いな、プリンス。」
お腹の虫が鳴った事を気にしているのかジークは少し恥ずかしそうな声でお礼を言い
すぐにプリンスから貰ったスティックパンを食べ始める。そして・・・・・・
「コゲパンが必要な能力ってのはその内に見せてやるよ。」
と言った次の瞬間!物置部屋の中にある一つの宝箱が開き中から少女が現れた。
そして何やら呪文を唱え蝙蝠のような黒い物を沢山召喚して来た!
(く、食事中だってのに敵襲か!?)
そう思いつつパンを急いで口の中に押し込む。
そして手持ちの剣を構え黒い何かに向って斬りかかった。
(現在位置:一階物置部屋)
- 127 名前:名無し客:04/11/11 19:44
- >>124>>126
箱入り娘は堅く箱を閉じて守りの姿勢に入る・・・どうやら恐れをなしたらしい。
だが彼女の入っている箱が燐光を放つと周囲が殺気だっていく・・・ふと周囲を見ると幾つかの箱の隙間から
光る目が覗いている・・・・・・
- 128 名前:名無し客:04/11/11 20:05
- ゾンビ八頭身「1ザァァァン」
ゾンビ1さん「ヴァァァン!ギモイヨー!」
洋館の二階から一階を走り回る。
- 129 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/12 01:02
- >>125
探偵、とはまた違う事を説明しようかとも思ったが、
得体の知れない蝙蝠もどきが現れた今はそれどころではない。
黒い何かを斬りながら、ルルーに叫ぶ。
「戦いが苦手なら下手に動くなよ! 守りにくくなる!」
>>126
「その能力を見せてもらうまでもなく、この屋敷の謎を解いてみせる」
そう言って、大本の箱の中の少女に斬りかかろうとするが・・・・
妙な叫び声と足音に気をとられ、力が抜けた(>>128)
「うるせー・・・・こんな所でも追いかけっこなんですんな」
>>127
そしてもう一度箱入り娘の方に目をやると、彼女は箱の中に戻っていた。
その代わりに、彼女が入っているはずの箱は光り、周りの箱から目が覗く。
「・・・・仕方ない」
多分箱の中の少女には攻撃が通じないのだろう。
とりあえず周りを何とかしようと、光る目が覗く箱の中で一番近い箱を踏みつけた。
忍び刀を懐にしまうと、腰の剣を抜き、足の下の箱を串刺しにしようとする。
現在地 一階物置部屋
- 130 名前:名無し客:04/11/12 17:44
- 急に静まり返る物置部屋・・・プリンスの踏みつけているから箱からも日本人形のような
少女があたふたと逃げ出し近くの物陰に逃げ込む。どうやら彼女達は驚かすつもり
が逆に驚いているらしい・・・再び辺りは静寂に包まれる・・・
- 131 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/12 21:51
- >>127
箱の中から出てきた少女はジーク達の攻撃に恐れをなしたのか
少女は箱の中に隠れ防御態勢を取った。
すると突然彼女の入っている箱が燐光を放った。
その影響だろうか周辺の空気が殺伐とした雰囲気になり
幾つかの箱の隙間から光る目がジークの方を覗いている。
(ち、どうやら今の攻撃で相手を刺激しちまったようだな。)
そう思いつつ周囲を見渡していたその時!
突然>>128の妙な叫び声と足音が聞こえてくる。
そのせいでジークの緊張の糸はプッツリと切れてしまった。
(追いかけっこは安全な場所でやってくれ)
等と考えている内に急に辺りが静まり返った。
それを感知したジークは構えていた剣を降ろす。
そして・・・・・・
「急に静まり返ったぞ。一体どうなってるんだ?」
と首を傾げつつ呟く。 (現在位置:一階物置)
- 132 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/12 22:15
- >>126
一難去ってまた一難、吊られた少女の幽霊の次は箱入り娘が現れて
蝙蝠のような物を呼び出してきたのだから堪ったものではない。
しかもそれの仲間らしい存在が自分達を光る目で睨んでいる。(>>127)
「皆で睨んでますよ…みなさ〜ん、ルルー達は怪しい者じゃないですよ〜、
ただ迷子になったりお仕事で来たりしているだけで…」
慌ててしどろもどろに説明を始めるルルー。
>>129
「は、はいっっ!お二人も無理をしないでくださいね…」
這うようにしてドアの方に行くルルー、残念ながら見習いシスターの彼女では
どうしようもない状況になっているので足手まといにならぬよう一旦この場を離れる事に
した。しかし、ドアを開けた途端、追いかけっこしている異形達(>>128)と
出くわしてしまい硬直する。あまりの事に辺りが静かになったのにすら気づかない。
「!?!?」
現在位置 一階物置
- 133 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/13 00:22
- >>130
剣の切っ先が箱に刺さるか刺さらないかのところで止まった。
「・・・・・・・・あ」
呆然と逃げていく少女を見送り、そのままの姿勢で硬直する。
(・・・・オレは・・・・苛めっ子かよ・・・・)
いきなり脅かされたのはこちらだが、やり過ぎたような気もする。
奇妙な罪悪感を覚えつつ、少女が消えた方をじっと見つめていた。
現在地 一階物置部屋
- 134 名前:名無し客:04/11/13 05:40
- ゾンビ八頭身&二頭身が過ぎ去り、静まりかえった後…
その静寂を破るかのように、何かが階段を転がり落ちて行く。
―――カラン…カラン…カラン…
空き缶数本が転がる事で奏でられる、不気味な反響音が主に一階に響いた…
(空き缶の行方…二階階段から、一階へ)
- 135 名前:女商人&ソヒー:04/11/13 10:26
- ソヒー「それにしても薄気味の悪いと言うか珍妙な場所じゃな」
商「まあね。さっきもなんか居たようだったけど」>>119
ソヒー「今の所実害は無いとは言え良い気持ちはしないのじゃ」
商「あ、また変なのが来た・・・」>>128
ソヒー「噂に聞く死者の国、ニブルヘイムと言うのはかような雰囲気であろうか?」
商「待って!何か近づいてくる・・・なんだ空き缶か」>>134
現在位置・一階廊下上り階段前
- 136 名前:少女:04/11/14 13:05
- >>128
――何じゃゾンビか。・・・いや、ゾンビが居るよ。一人ボケツッ込みをした後
駆け回るゾンビを凝視しながら思った。何て場違い過ぎる展開なのだろう。普通
こういう妖しい舞台にはもっと不気味な現象が起こっても不思議では無い筈。なのに
このコントとも何ともいえ・・・
―――カラン…カラン…カラン…>>134
何処か少し離れた場所から聞こえた缶らしきモノの落ちる音。・・・階段からじゃろうか?
とりあえず階段の方までそろりそろりと足を進め、一階の様子を確認する。
…別段何も無い。…
- 137 名前:少女:04/11/14 13:15
- >>135
何やら2人組が下に居る。気がした。暗くてよく分からない為確認できないのだ。
…どうする?先程のゾンビといいまた変な輩だろうか。いや、それ以前に変な干渉を
今されては溜まったモノでは無い。ひとまず退却しよう、無意識下に思考と体が
働き少女はタンッと、軽く音を立て、後ずさった。何処か手頃な部屋は無いだろうか…?
ついでにそこでこの邪魔な石も捨ててしまおう。そう思い適当な部屋へとそそくさと入った。
〔現在位置・恐らくこの洋館の主人らしきモノの2階寝室〕
その頃酔っ払い達は酔いは覚めてはいないが将来の家族プランをおぼつく口調で
その場の一同と話し合っていた…
(酔っ払い現在位置 一階?の部屋)
- 138 名前:女商人&ソヒー:04/11/14 17:53
- 商「あれ?ソヒーちゃんどうしたの?さっきから上見て」
ソヒー「誰かが居るような気がしたのじゃ・・・」>>137
商「そりゃ誰か居てもおかしくないね。さっきの二人組みたいのとかさ」
ソヒー「ん、何か聞こえぬか?」
商「・・・うん、聞こえる。奥の方から」
(物置部屋と?の部屋からの音に気づく)
商「何が起きているんだろうね」
ソヒー「そなた、妙な気を起こすでないぞ。この前みたいに
下手に首を突っ込んでBOSSクラスのモンスターに襲われたら目も当てられぬ」
商「気になるんだけど・・・ひとまず安全な所から様子見かな?」
ソヒー「それが無難じゃ」
現在位置・一階廊下階段前
- 139 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/14 20:20
- 夜。洋館にほど近い目立たぬ空き地。そこには黒尽くめの男達がいた。
(魔術だの召喚術だの‥‥上のお偉い方はいったい何を考えてるんだか‥‥)
「隊長、準備が完了しました。」
部下の言葉を受けると隊長と呼ばれた男は思索を止め、整列する部下達の前に立った。
最近納入された新型装甲車1台。己を含め、軽装の防弾甲冑に身を包んだ精鋭20名。これが彼らの全戦力である。
そして彼は部下達に命令を下す。本来なら入念なブリーフィングを行っておくのだが、今回は部下にも
ギリギリまで目標を明かすな、という上からの命令だ。彼には不可解な事だらけだった。
「我々『第1の大剣』はこれよりあの洋館へ突入、確保する。目撃者はすべて“排除”しろ。以上。」
命令を受け、即座に行動を開始する部下達。彼らは帝国陸軍情報部第1課が誇る強襲制圧部隊。
その大重量のために振り下ろすことを止めることはできない、すなわち一度動き出せば任務を果たすまでは止まらない。
故にその名は『第1の大剣』。
装甲車が突入用破砕衝角をセット、玄関を
ぶち破るべく全速力で突っ走る!だが‥‥ぶつかる寸前、まるで招き入れるかのようにドアは勝手に開いた。
怪しみながらも装甲車に続いて兵士が突入する。‥‥誰もいない。
「た、隊長‥‥」
「うろたえるな、予定通り4人一班で探索を開始する。玄関の確保を忘れるな。いくぞ。」
怯える部下を叱咤し、装甲車と1つの班に玄関の確保を命じると、彼らは探索を開始した。
武装はバールのような鈍器、ナイフ、銃身を4つ束ねた型の拳銃、ボルトアクションライフル。
彼らは静かに動き出した。この洋館を確保するため、そして目撃者を全て“排除”するために。
現在位置
装甲車1台、兵士4名:玄関前大広間
兵士16名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中
- 140 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/14 21:45
- 空き缶か何かが転がる音が、プリンスの意識を現実に戻した。(>>134)
(・・・・誰かが何かを落とした?
出来れば俺達以外にまともな生き物がいて欲しいな・・・・)
そんなことを考えながら、剣を鞘に戻し、足を箱から下ろして振り向く。
>>131
「あー・・・・なんか、やりすぎたみたいだ・・・・こっちが」
ガシガシと緑の髪を右手で引っ掻き回す。
「あんまり悪意がなかったみたいだし・・・・
いきなり串刺ししようとしたのはまずかったかな・・・・」
>>132
ドアを開けたままルルーが硬直しているのに気がついた。
後ろから歩み寄り、肩を軽くたたく。
「どうした?」
現在地 一階物置部屋
- 141 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/14 22:34
- >>140
プリンスの声と転がる空き缶の音(>>134)で石のように固まっていたルルーは
我に返る。
「あの、さっき廊下を二人組のお化けが何か叫びながらすごい速さで走って
いったんですよ。特に一人は天井に頭が着きそうなほど背が高くて…
笑っているような泣いているような表情で…」
さっき見た奇妙なゾンビ二人組の事を身振り手振りで話すルルー、
間近で見た為か、かなりインパクトがあったらしく少々慌て気味だ。そして、
ふと、騒ぎが治まっているのに気付く……
「ところで、もう箱のお化けさんは居なくなったんですか?」
現在位置 一階物置
- 142 名前:名無し客:04/11/15 02:54
- ―――玄関前大広間―――
キィ…バタン!!
一度開いた玄関の扉が急に閉まった…そして…
―――ポフッ…
間抜けな音が響く。
そして、その一瞬の間の後…
大広間の床から煙がゆっくりと立ち上り始めた。
- 143 名前:名無し客:04/11/15 05:17
- >>142
ゆっくりと…煙は大広間内に充満して行く。
奇妙な匂いを伴いながら…
(煙の効果:メール欄)
- 144 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/15 10:08
- >>140
「あー・・・・なんか、やりすぎたみたいだ・・・・こっちが」
「あんまり悪意がなかったみたいだし・・・・
いきなり串刺ししようとしたのはまずかったかな・・・・」
そう言いつつ頭を掻いているプリンス。
その様子からジークは自分達を驚かそうと思って襲ってきた相手が
逆に攻撃されて驚き何処かへ隠れた事を認識する。そして・・・・・
「確かに少しやり過ぎたかもしれないな。と言っても俺も静まり返ったのに
気が付かなかったらお前と同じような事をやっていたと思う。
だから気にするなとは言えないがあまり深く考えない方が良いと思うぞ?」
と自分も頭を掻きつつ話していると突然缶らしき物が落ちてくる音が
聞こえてくる。
(ん?今缶らしき物が落ちる音がしたが・・・・・俺達以外にもこの洋館に
来ている人物が居るのか?)(>>134)
(現在位置:一階物置)
- 145 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/15 21:48
- >>144
プリンスとジークの会話から箱の中の少女とその仲間が居なくなったのに
気付き、辺りを見回すと二人の言うとおり辺りは静まり返っている。
「あれがいたずらだとしたらちょっとシャレになりませんね、
あの人達からすればルルー達の方が不審者かもしれないですけど…
でも、本当に怖かったですね」
ため息をつきつつ胸を撫で下ろすルルー。
一方、その頃、一人のシスターが洋館を目指していた。
腰まで伸びた豊かな金髪と湖を映しこんだような深く蒼い瞳も
今では土煙を上げて走る彼女を鬼女じみた存在に見せていた……
???「フフフ…感じますわ…ここに私のマイエンジェルが!!」
現在位置 一階物置
???接近中
- 146 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/15 22:54
- >>141
慌てた様子のルルーを落ち着かせようと両手を前に出す。
「落ち着け、落ち着けって。
どうせ走って行っただけだろう? 襲って来なかっただけましじゃないか」
奇妙なゾンビコンビを見ていなかったため、あまり大事ととらえていない。
もし見ていたら一番騒いでいただろうに・・・・
>>144
「それもそうなんだけどさ・・・・
あーもう止めた! 悩んでも仕方ねぇ!」
罪悪感を吹き飛ばすかのように、勢い良く頭を振った。
ウサ耳がぱたぱたと跳ねる。
「なあ、ここにいても埒が明かねぇから移動しないか?
お宝捜索しようにも毎回脅かされるんじゃ効率が悪いし」
現在地 一階物置部屋
- 147 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/16 00:45
- 「!?」
突如閉まったドアに反応、警戒を強める兵士達。
ゆっくりと煙が立ち昇るのを警戒しつつも、脱出ルート確保のためにその場に留まり続ける。
「ふぅ、なんでもなかったようだな‥‥う、うぁ、ば、化け物!」
安堵のため息を漏らし、同僚へ顔を向けた兵士の一人が突如発砲。
撃たれた方も訳の分からないことを喚きながら発砲する。
「落ち着け!幻覚だ、ばか者ども!」
幻覚だと気がついた班長の叱責で班は何とか統率を取り戻し、煙から逃れた。
帝国では化学兵器は(公には)使われていない。こういった混乱は仕方の無いことだろう。
一方その頃、洋館の廊下に銃声が鳴り響いていた。
「くそっ、くそっ、なんだよあれは!?なんなんだよ!?」
そして訪れる沈黙。残ったのは多数の弾痕と4人の死体。
(メール欄参照)
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体4名:1階廊下
- 148 名前:ジークヴァールハイト+@ ◆/ovCHAOSj. :04/11/16 11:27
- >>145
「確かにあの悪戯はちょっとシャレにはならないな。
だが、俺から見ればあの悪戯はそんなに怖くなかったぞ?
箱の中から少女が飛び出して来たのは別だが・・・・・」
>>146
「確かにここにこれ以上居ても埒が明かないし効率が悪いな。
なら移動するか?俺は偵察も兼ねて先に廊下に出ているぞ。」
と言って誰よりも先に扉を開け廊下へ出る。
(一階物置部屋→一階廊下へ)
そして廊下周辺の様子を窺う。 (現在位置:一階廊下)
- 149 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/16 22:21
- >>148
廊下には何かと戦ったらしい痕跡と4人の死体が転がっている。
不思議なことに死体には傷が無い。
‥‥心なしか死体が少し動いたように見える。
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体4名:1階廊下
- 150 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/16 22:51
- >>146
「それはそうですけどいきなりだったもので、でも、こんな状況で冷静さを
取り戻すとは流石プロですね、ルルーはここに来てから驚き通しで…」
落ち着き払っているプリンスを尊敬の眼差しで見るルルー。
しかしあの奇妙すぎる二人組ゾンビは実際、幼い少女はもちろん歴戦の勇士ですら
寒気を覚える程の精神的衝撃を与える程の物であった事を彼女もプリンスも知らない…
>>148
「ええっ!?あれで怖くないんですか?確かにあの箱から女の人が出てきて
蝙蝠のようなお化けを沢山出してきた時はとても怖かったですけど」
落ち着き払った様子で話し、廊下を見るジークにルルーは
流石騎士だと敬意を持って見る。
「騎士を務めているだけありますね、あの、様子はどうですか?
あれ?何か聞こえませんか?」
その頃の???=シェラと言うシスターは廊下の兵士の死体にすら
見向きもせず進んで行く…ジークやプリンスと別の意味で流石である。
現在位置 一階物置
シェラ 一階廊下を疾走中
- 151 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/16 23:59
- >>148
「どうだ、何か変わった事はあるか?」
扉から顔だけ出して廊下の様子を伺う。
「・・・・死体?」
廊下に転がっている死体に気がつくと、周囲を警戒しつつ歩み寄る。(>>149)
「一体誰が・・・・いやその前に、いつの間にここで争いがあったんだ?
争ってる事に気がついたか?」
ジークに問いかけつつ、恐る恐る死体のそばにしゃがみこんで傷を調べようとする。
>>150
「ふふん、怪盗として危ない橋も色々渡ってきたからな」
ルルーの視線を受け、誇らしげに胸を張るプリンス。
「普段戦いと無縁なら驚くのも無理はない。
・・・・お前、ちょっと物置部屋から出るな。顔も出すな」
ただのシスターの少女に本物の死体を見せるのは酷だろうと考え、
今は外に出ないよう声をかけた。
現在地 一階物置部屋
- 152 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/17 12:21
- >>149
(なぜ、こんな所に死体が在るんだ?)
廊下に転がっている4人の死体を見つけそう思うジーク。
そして死体とその周辺を観察してみると何かと争った痕跡と
死体に傷が全く付いていない事に気が付く。
(ここで何かと戦ったようだな。しかし、一体何と戦ったんだ?
それに・・・何かと争ったのなら必ず傷が付くはずだ・・・・
なのにこの死体には傷が全く付いていない・・・)
などと考えていると物置部屋からプリンスが出て来る。
そして死体に歩み寄り・・・・・・
「一体誰が・・・・いやその前に、いつの間にここで争いがあったんだ?
争ってる事に気がついたか?」
とジークに問いかけてきた。その問いにジークは
「いや、俺は全く気がつかなかったぞ。」(>>151)
とだけ答えてもう一度死体を観察しながら先程から考えていた事を
再び考え始める。そして暫く考えた後・・・・・・
(争った痕跡があるのに死体には傷が全くない・・・・・
この状況は俺が一度死んで甦った時の状況と似ている部分がある。
という事は・・・・・この死体は・・・・・まさか!)
と思いながらも一度観察を止め物置部屋へ入る。そして・・・・・
「ちょっとやっかいな物があった。
だからお前はまだ部屋から出て来ない方が良いと思うぞ。」(>>150)
とルルーに言った後再び廊下に出て死体の観察を再開する。
剣に手を掛けた状態で・・・・・・
(現在位置:一階廊下)
- 153 名前:毒怨霊:04/11/17 20:38
| マンドクサ・・・
| ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
天井のロープの中の一本を引っ張ると洋館内の侵入者の頭上に
盥が降り注ぐ。
現在位置:洋館三階寝室
- 154 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/17 21:06
- >>150,>>151,>>152
死体は勢いよく跳ね起き、ナイフ、バール状の鈍器を振り上げ襲い掛かった!
死体がまだ新しいからだろうか、その動きは生前並み、いや、理性というブレーキがなくなった分こちらの方が素早い。
生前の訓練は無駄ではなかったらしく、たくみに連携して攻撃を仕掛けてくる。
「目撃者ハ全テ“排除”スル‥‥」
死してなお任務を忘れていない。任務を果たさず死んだからこそ忘れられないのかもしれない。
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体4名:1階廊下、ゾンビと化して交戦中
- 155 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/17 22:16
- >>154
(ち、やはりこの死体はゾンビだったか。)
そう思いつつ防御の姿勢を取ろうとするジーク。
だが、相手の方が素早かった為防御が間に合わない。
しかも運悪くゾンビ達の連携攻撃に連携するかのように盥が落ちてくる。(>>153)
その為ジークはゾンビ達の連携攻撃と盥攻撃をもろに受けた。
そしてその影響だろうか突然態勢を崩し動かなくなってしまうが・・・・・
(現在位置:一階廊下)
- 156 名前:ルルー ◆HeDSuni4Zc :04/11/17 22:26
- >>151
まさか廊下に死体があるとは思わずキョトンとするがプリンスの口調と
ジークの様子(>>152)からただならぬ物を感じて外に恐ろしい、または奇妙な
怪物がいると思い込み、覗こうとしていた顔を引っ込め後ろに下がるルルー。
「やっぱり、また何か居るんですね、プリンスさんもジークさんも
無理はしないでくださいね…今までみたいに一体どんなお化けが出てくるか」
二人の様子からはただ事ではない事のみが窺えて二人程の人物がここまで…と
少々ビクビクするルルー、その時、彼女の頭上に盥が襲い掛かる!(>>153)
「にぎゃっ!!?……盥ですか」
状況としては十分過ぎる程異常だが今までの怪現象と比較してホッとするルルー、
だがその時、廊下ではシェラが盥を盾にゾンビ達(>>154)に悪戦苦闘していた。
「きゃああー!な、何、なんなの!?」
現在位置 一階物置
シェラ ゾンビに防戦一方に
- 157 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/18 00:27
- >>150
「そうか・・・・」
ここであった争いに自分だけではなくジークも気がつかなかった。
(すぐそばの部屋にいた現役の怪盗と騎士に気づかれず
4人もの人間を殺す・・・・そうそう出来るわけがない)
死体の服装からすると、4人はどこかの軍隊かなにか──それなりに戦闘訓練を
していたであろう人間と考えられる。
(そのうえ目に見える傷がないと来るか・・・・一体どうなってやがる)
しゃがみ込んだまま、じっと考え込む。
と、そこに盥が落ちてきた。(>>153)
盥は見事にプリンスの頭に落ち、派手な音を立てて床に転がった。
「いってぇぇぇぇ!」
ウサ耳が勢い良く逆立つ。
その耳が戻るよりも早く、死体が跳ね起きた。(>>154)
「げっ!」
床を転がりながらゾンビの攻撃をよける。
「くそっ・・・・ジーク!」
立ち上がる際に状況を確認した際、ジークが盥とゾンビから攻撃を受けて
動かなくなってしまった事を知った。
(・・・・ジークには一応邪神がついてる。ゾンビに殺される事はないだろう。
となると、物置部屋に入られる事を防ぐ方が先か)
「ゾンビ共、オレはここだ! 来い!」
挑発するようにゾンビ達をせせら笑うと、腰の剣を抜き、構えた。
(・・・・あれ、今叫び声が聞こえたような・・・・?(>>156))
現在地 一階廊下
- 158 名前:女商人&ソヒー:04/11/18 06:35
- >>153
商「痛っ!」
ソヒー「なにゆえに盥が?」
商「こんなコトでボク達が止められるとでも・・・あれ?また何か聞こえない?」>>154
ソヒー「そういえばさっきも玄関の方からなにやら聞こえていたのじゃ」
商「今度は・・・女の人の悲鳴!」>>156
ソヒー「ただ事ではあるまい!ぬかるでないぞ!」
商「了解!」
(ハンマーを構える商人と短刀を鞘から抜くソヒー)
現在位置・一階廊下階段前
- 159 名前:毒怨霊:04/11/18 08:14
- ハ ハ
/ << ) ('A`,,),,)〜 ))
>>158
毒怨霊が壁のボタンを押すと魔獣サイコビーストが廊下に転送される。
そしてベッドに潜り込む毒男・・・・
(能力:魔力のこもった奇妙な鳴き声で脱力させる)
- 160 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/18 20:39
- >>155,>>157,>>158
動けないジークの様子を見てチャンスとばかりに襲いかかろうとするゾンビ。だが、
「ゾンビ共、オレはここだ! 来い!」
というプリンスの言葉に反応、そちらへ時間差をつけ、左右から襲い掛かる。
せっかくの大チャンスを逃すあたり、運動能力は衰えていないものの、思考能力はかなり落ちてしまっているようだ。
もう一方では2人のゾンビを相手にシェルが防戦に陥っていた。
盾の盥もボロボロになってきたその時、ゾンビ達は女商人&ソヒーに気がつき階段へ向かう。
「“排除”、“排除”、“排除”‥‥」
もはや妄執ともいえる任務への執着を見せながら執拗に攻撃を仕掛けるゾンビ達。
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:女商人&ソヒーを発見、防戦一方のシェラを放っておいて連続攻撃を仕掛ける。
死体2名:プリンスに目標を変更、左右から時間差をつけて攻撃を仕掛ける。
- 161 名前:女商人&ソヒー:04/11/18 21:33
- >>160
ソヒー「来るぞ!獣とゾンビじゃ!」
商「うん分かってる。えいっ!」
(両手持ちの大型ハンマーを振りかざす女商人。だが突然現れたサイコビーストの
鳴き声に脱力する)>>159
商「あれ?力が抜ける・・・」
(使い慣れたはずのハンマーを重そうに床に下ろす)
ソヒー「原因はあの獣の声か・・・見かけで油断するなという良い見本じゃのう」
商「これじゃ満足に戦えないよ〜〜」
ソヒー「わらわもじゃ。ええい!これでは袋叩きにされかねん、一度引くのじゃ」
(サイコビーストとゾンビから逃走を試みる)
現在位置・一階階段前から二階廊下へ
- 162 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/18 23:26
- >>155,>>157,>>160
「プリンスさん!ジークさん!一体何が…それに女の人の声も
聞こえたような、とにかく無事でいてください」
ついさっきまで静かだった廊下がジークとプリンスが廊下に出た途端に
喧騒に包まれ、さらに若い女性の悲鳴まで微かに聞こえたような気がする、
一体何が起きているのかは解らない、ジークとプリンスの安否、そして
自分を探しに来たシスター、シェラの身に何が起きているのかさえも…
そんな中でルルーは部屋の隅で十字架を握り締め祈り続けるしかなかった。
そしてシェラは……
シ「一体何が起きたんですの?」
ついさっきまで自分を激しく攻撃していたゾンビ達が別の方向へと向かって行く。
どうやら階段の方に居る二人の少女(>>158)を標的にしたらしく、しかも薄気味の悪い動物(>>159)までが
それに加わっているようだ。止めたくても今の自分では止められず、ルルー同様に
少女達の無事を祈る他は無かった。そして目の前の出来事がシェラに現実を突きつける。
「こんな危険な所にルルーちゃんが…早く探し出さないと!」
現在位置 ルルー 一階物置
シェラ 一階廊下
- 163 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/18 23:32
- >>160
姿勢を低くし、後転する事でゾンビの攻撃を避ける。
(よし・・・・あとはオレがこいつらをひきつけて倒すだけだ)
わざと余裕ありげに立ち上がり、服の埃を払ってみせる。
「どうした、それだけか? 今度はこっちの番だ!」
向かって左のゾンビの懐めがけて駆け出し、剣を突き出す。
「・・・・チュルホロ、行けっ!」
右のゾンビには、召喚した触手のない青いクラゲのような生き物を体当たりさせようとする。
(頼むぞチュルホロ・・・・気まぐれ起こしてオレに噛み付くなよ・・・・)
現在地 一階廊下
- 164 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/19 00:09
- >>163
ゾンビの時間差攻撃は意外とあっさり回避された。
「どうした、それだけか? 今度はこっちの番だ!」
左側のゾンビの懐に向かって剣が突き出される。ゾンビはとっさにバックステップ、着地と同時にナイフを投擲した。
もう一方のゾンビは触手のない青いクラゲのようなものを敵と認識、片手にナイフ、片手に鈍器でそれに攻撃を仕掛ける。
>>161
(ゾンビは無言で逃げる二人の跡を追った。)
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:女商人&ソヒーをを追跡中
死体2名:プリンス・チュルホロと交戦中
- 165 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/19 03:02
- 屋根の上に現れ、月明かりに照らされた人影が一つ…
辺りを見回している。
「…?」
なんでこんなとこに?
…依頼絡みで魔界に入って、そっから―――
精神に巣食っていた悪魔が消え、フリーの悪魔祓いとしての一人旅の途中に話は遡る。
クロワは、立ち寄った一つの町…そこで
下水を彷徨うゾンビを退治してくれとの依頼を受けた。
ゾンビとなって彷徨う魂の浄化は、順調に終わった…のだが
原因と思われるもの…魔界へと繋がるゲートが下水に開いていた。
仕方無いとばかりにゲートを閉じる為、魔界へと足を踏み入れ、屯す悪魔共を殲滅して行く。
しかし、それも第二界まで。
第二界のゲートを潜れば、第三界へ出る筈だったが―――
「…どうして、こんなとこに出るのかねぇ…」
…ここへと出た経緯を思い返すと、呟く。
何の因果か、はたまた運命か…それとも、女神の導きか。
今立つ場所は、見知らぬ館の屋根の上。
そんな事を考えながら、咥えていた煙草に火を点けたその時…周りの空気がおかしい事に気が付く。
「ふぅむ……随分と、この館の周り…不浄な空気だな…
こんな空気じゃ、戻るゲートを探すのも骨が折れそうだねぇ。
仕方無い…取り敢えず、迷える魂や不浄点でも浄化してから探すとしますか。」
そう呟くと、屋根から地面へ飛び降り…入り口の方へと歩き出した。
移動:洋館屋根→洋館玄関前へ
- 166 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/19 09:58
- >>160
ゾンビ達のの連携攻撃(>>154)と盥攻撃(>>153)で態勢を崩し
動けなくなったジークに追い討ちを掛けようとするゾンビ達。
だが・・・・・・・・・・
「ゾンビ共、オレはここだ! 来い!」
というプリンスの挑発に反応。
ゾンビ達は攻撃目標をジークからプリンスに変更した。
(助かった・・・・・)
そう思いつつ立ち上がり態勢を立て直そうとした次の瞬間!
ドクン!と心臓を・・・・
いや、魂を締め付けるような激痛に襲われる。
それと同時に意識が朦朧とし始めた。
(う・・・・い、一体・・・お、俺の身に・・・・・
な、何が・・起こって・・いるんだ?・・・・・・・・
な、何故・・・・胸が・・・痛む・・・・・・・・・・
ソ、ソレニ・・・・・・ド、ドウシテ・・・・・・・)
等と考えている内にジークは意識を失う。そして突然剣を構え・・・・・
「グオオオオオオォォォォ――――――――!」
と叫び声を上げつつプリンスに攻撃を加えているゾンビに突進。
そして斬りかかった!
(現在位置:一階廊下)
(ジーク:人間としての理性が一時的に消滅。
代わりにジークの内で眠っていた魔獣としての本能が覚醒した!)
- 167 名前:女商人&ソヒー:04/11/19 22:52
- >>164
商「ん・・・さっきより体が軽い」
ソヒー「獣を振り切ったか。ならば反撃に移るぞ」
商「よーし!そういう事なら・・・とりゃあっ!!」
(商人は走りながら巨大なハンマーを勢いよく横に振るい、ソヒーは少し後ろを
短刀を構えて滑るように追う)
現在位置・二階廊下
- 168 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/20 00:50
- >>165
「!」
扉の向こうに気配を感じ、射撃体勢に入った。
装甲車も砲塔を回していつでも撃てる体勢である。
扉が開けば斉射が行われる事は確実だ。
>>166
横から奇襲をくらい、ゾンビはバッサリと斬られた。
「ガァァァァァァァァ!」
だがまだ死んではいない。身体に剣を食い込ませながら、雄たけびを上げて鈍器による反撃を仕掛ける。
>>167
ゾンビに迫る横なぎのハンマー。
二人はバックステップでソレを回避し、女商人へ向かって一人は地を這うように、もう一人は飛び上がって
上下から攻撃を仕掛ける!
(女商人に集中、ソヒーは意識からはずれている)
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間にて玄関へ向けて射撃体勢をとる。
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:女商人&ソヒーと交戦中
死体2名:プリンス・チュルホロ、ジークと交戦中
- 169 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/20 01:03
- >>164
チュルホロは無表情のままふよふよと漂い
ゾンビの攻撃を避けている。
隙を見て、ゾンビに向かって体当たりを仕掛ける。
プリンスの突き出した剣はたやすく避けられた。
(まずい・・・・!)
姿勢を戻し、回避行動をとるよりも早く
投げられたナイフがプリンスの顔を掠めた。
「ちっ・・・・左目以外の顔の傷はごめんだぜ・・・・!」
傷からにじんできた血を乱暴に拭うと、ゾンビに向かって蹴りを見舞おうとしたその時・・・・
「ジーク!?」
雄たけびをあげ、横から突進してきたジークを見て目を見開いた。(>>166)
友人が魔獣化した時の様子と今のジークが重なる。
(まさかあの邪神が関係してるのか?!
デスと同じように元に戻せるわけ・・・・ないよな)
今はとりあえず、ジークに向けて攻撃を仕掛けている
ゾンビの首を狙って剣を薙いだ。(>>168)
現在地 一階廊下
- 170 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/20 04:47
- >168
特に急いだ様子も無く、紫煙を燻らせながらゆっくりと歩いていた。
…だが、玄関口の前まで来るとピタリとその足を止め…
「…ふぅむ…中に誰かいるみたいだな。
しっかし、中の奴等…ずいぶん物々しい雰囲気だねぇ。
いや…物々しい雰囲気っつーより、殺気か?こりゃ…」
玄関前の大広間内に居る者の気配を感じながら、呟く…
(だがまぁ、この館に住む人って可能性もある事はある。
取り敢えず、ノックと…中の奴等に声でもかけてみますか…
―――中に入らにゃ、戻る為のゲート探しも何も、あったもんじゃないしな。)
そう思考を纏めると、クロワの右手は扉を叩いていた。
コン コン
コン コン
「あー、中に居るアンタら…何をそんなに警戒してんだい?
俺は怪しいもんじゃ無いんで、出来りゃそんな警戒すんのは止めて欲しいんだが…
駄目かねぇ?」
ノックの後、ただ純粋に質問をするような調子の声で中の人間に声をかける。
現在地:洋館玄関前
- 171 名前:女商人&ソヒー:04/11/20 09:34
- >>168
商「悪い作戦じゃないね・・・ただしボク一人が相手ならだけどね!
ソヒーちゃんは下のをお願い」
(ジャンプしたゾンビにハンマーを振り上げてのアッパーを狙う商人)
ソヒー「良い判断じゃ」
(そしてソヒーは一気に加速して下のゾンビに短刀の鋭い突きを繰り出す)
現在位置・二階廊下
- 172 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/20 21:51
- >>168
ゾンビの不意をついたジークの斬撃は見事に命中した。
それを見たジークは笑みを浮かべる。そして・・・・・
「マダ攻撃ハ終ワッテイナイゾ。」
と言って更に剣を喰い込ませようとしたその時!
「ガァァァァァァァァ!」
という雄叫びをあげゾンビが持っていた鈍器で反撃してきた!
ジークはゾンビに接近していた為その反撃を回避する事が出来ない。
その為鈍器はそのままグシュという音をたてジークの脇腹に喰い込む。
「ガアアアアアァァァァァ!」
と苦痛の叫び声を上げるジーク。しかし剣を握っている手の力は弱めない。
それどころか逆に剣を握っている手に力を込めプリンスの攻撃(>>169)と
連携するかのようにゾンビの身体に喰い込んでいる剣を更に喰い込ませようとする。
(現在位置:一階廊下)
- 173 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/20 22:53
- >>169,>>172
ジークの剣のせいで完全に動けないところにプリンスの剣が迫る。
狙われたゾンビはあっさりと首を刎ねられて動かなくなった。
そのころ別のゾンビは、チュルホロの仕掛けた体当たりにひるむことなく武器を構える。
カウンター狙いだ。
>>170
「あー、中に居るアンタら…何をそんなに警戒してんだい?
俺は怪しいもんじゃ無いんで、出来りゃそんな警戒すんのは止めて欲しいんだが…
駄目かねぇ?」
部下は班長に、どうします?とアイコンタクトを送る。
「捕虜は取らん。命令どおり目撃者はすべて“排除”する。撃て。」
命令が下ると同時に兵士のライフル、装甲車の砲が一斉に火を噴いた。
>>171
ジャンプしたゾンビは姿勢制御の効かない空中だったためにハンマーが直撃、吹き飛ばされた。
同じように、地を這うように迫るゾンビには短刀が突き刺さる。が、
「排除、排除、排除、排除、排除ォォォォォ!」
狂ったように叫ぶと力ずくでソヒーを振り払い女商人へと襲い掛かる!
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関前大広間にて玄関へ向けて射撃。
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:女商人&ソヒーと交戦中
死体1名(1名死亡):プリンス・チュルホロ、ジークと交戦中
- 174 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/20 23:40
- >>173
死体とはいえ人間の骨と肉を斬った感触に顔をしかめる。
(いくらゾンビでも・・・・気持ちいいもんじゃないな・・・・)
傷を負ったジークに向けてドラッグIVを投げて一言釘をさしておく。(>>172)
「オレを攻撃するなよ、ジーク」
ふとチュルホロの方に目をやり、まだ相手を倒せてないと見ると
すぐに戻るよう指示を出す。
が、チュルホロはすぐには従わずそのままゾンビに突っ込んで行き、
カウンターを喰らう。
結局チュルホロは奇妙な鳴き声と共に主の元へ戻ってきた。
「・・・・お前、そこで歌って踊ってろ」
ため息をついてから、ズボンのポケットから石ころを幾つか出す。
「食らえ!」
まだ動いているゾンビに向かって手の中の石ころを力いっぱい投げつけた。
現在地 一階廊下
- 175 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/21 04:01
- >173
火の消えた煙草の吸殻を袋の中に処理しながら返答を待っていたが…
『捕虜は……。命令…すべて“排除”………。撃…。』
館内に居るらしき者の声が断片的に聞こえる…
「排除」という単語で、明確な殺意を持っている事を感じ取り舌打ちを一つ。
嫌な予感が頭の中に浮かび、すぐさま、左手の芝生へと転がり込む。
ガガガガガガガガガッ!!
ドッ!!ドッ!!
ライフルの射撃音…装甲車の砲撃音が響き
扉には穴が穿たれ、ついには木っ端微塵に吹き飛んだ。
…もう一拍動くのが遅ければ、クロワも扉と同じ運命を辿っていただろう…
「やれやれ…随分と御大層な歓迎ぶりだこと…
―――はっきり言って、気に入らねぇな。」
腰の後ろから、右手で銃を一挺抜きながら呟いている間も
砲撃、銃撃が止む気配は無い。
さて…どう出るか…その答えは、意外な程早く出た。
「あんまり、得意じゃ無いが…これしか手は無いわな。
まぁ…目眩ましぐらいには、なるだろ…」
そう言いつつ、空いている左手を入り口の方に向け…
意識を集中。
「女神ポワトゥリーヌの御名の下に…ってか…」
そう小さく呟くと、拳程の大きさの炎が五つ
玄関先に巻き上がった。
現在地:洋館玄関
- 176 名前:女商人&ソヒー:04/11/21 04:41
- >>173
ソヒー「キャ!」
商「ソヒーちゃん!・・・ってコッチにも来たー!」
ソヒー「うう、思ったより手強いのじゃ」
商「こうなったら・・・逃げるよ〜!」
ソヒー「そなたと居ると退屈はせんが平穏無事でも居られんな・・・
コラ、わらわを置いて行くでない!」
(シーフやアサシン顔負けのスピードで逃走をやってみる二人)
現在位置・二階廊下から二階個室へ
(次の書き込みは週末になってしまうので一時撤退するね)
- 177 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/21 21:28
- >>173
プリンスに首を斬られゾンビは動かなくなった
その光景を見たジークは少し不快な表情をしつつ剣を引き抜く。
その後自分の脇腹に喰い込んでいる鈍器を引き抜いた。
>>174
「分カッテイル。今ノ俺ノ目標ハアノゾンビダケダ。」
と答え左手で薬をを受け取り懐の中にしまった後
脇腹に喰い込んでいた鈍器をまだ動いているゾンビに向かって投げつけた。
(現在位置:一階廊下)
- 178 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/21 22:17
- >>174,>>177
「食らえ!」
プリンスの投げた石ころをダメージは無いと判断したのかそのまま突き進む。
そこにジークが投げた鈍器が突き刺さった。
それは顔を覆う兜を突き破り顔面にまで到達している。ゾンビはばたりと倒れ、ピクピクと痙攣している。
>>175
「撃ち方やめ!」
怪しい炎を見て班長は命令を下す。
(どうなってるんだ、ここは!?)
さきほどの怪しい煙といい、自動で開いた扉といい、ここに突入してから不可解なことばかり起こる。
(いや、余計な事は考えるな、外にいた奴を“排除”することが先決だ)
「装甲車で押しつぶせ!『破砕衝角』を使うんだ!」
班長の命令に従い、装甲車は障害物を打ち砕くための破砕衝角を展開、炎を無視して
敵が潜んでいると思われる場所へ一気に突っ込む!
>>176
素早い動きで逃げる彼女らを追おうとするが、ダメージが大きく追いつくことはできなかった。
そして彼らは新たな獲物を探して二階廊下を徘徊しはじめる。
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:二階廊下を徘徊中
死体1名:プリンス・チュルホロ、ジークと交戦中
- 179 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/22 00:31
- >>177
ジークに敵味方の区別がつけられる程度の理性はあるようなので
ほっと胸をなでおろす。
(これなら、後で説得したりする必要はなさそうだな。
面倒な事にならなくてよかった・・・・)
>>178
倒れたゾンビの元へゆっくりと歩み寄る。
兜ごと鈍器の突き刺さった顔を見下ろし、不快そうに顔をしかめた。
「抵抗する力もない奴をさらに痛めつけるのは趣味じゃないが・・・・
今度こそ、ちゃんと死ねよ」
剣をゾンビの首めがけて振り下ろす。
現在地 一階廊下
- 180 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/22 03:00
- >178
『撃ち方やめ!』
射撃停止の指示を下す声が聴こる。
…引っかかった…と思い、玄関前大広間に躍り出ようとするが…
『装甲車で押しつぶせ!《破砕衝角(ヘッジロー・カッター)》を使うんだ!』
再び声が聴こえ、地を蹴ろうとした足を止める。
(押し潰せ…ねぇ。
ちっ、リーダー格の奴…意外に頭が切れやがる。
なんか他に手は…)
ドドドドドド!
頭の中で悪態を吐き、次の手を考えようとした時…装甲車が動き出す。
「…待っちゃくれねぇか…
こうなりゃ、強行突破するしかねぇな。」
そう呟くと同時に、拳銃をホルスターに収め…
代わりに、右手で服の中からマシンガンを取り出しつつ
装甲車の突撃を躱す為、跳躍!
目標地点は、玄関扉があった場所の前…しかし…
着地前に、左の掌を建物の中に向ける。
「…中の奴等には、風を贈ってやるよ。」
【ウインド】
玄関前大広間内に、軽い旋風が巻き起こった。
現在地:洋館玄関
- 181 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/22 20:46
- >>178
ジークの投げた鈍器はゾンビが装備していた兜を破り顔面に突き刺さった。
ジークは自分の投げた鈍器がこれ程の威力を持っていると
思っていなかった為その光景を見て驚いてしまう。
>>179
だが、プリンスがゾンビの首を斬ろうとしているのを見て我に返った。
そしてもう自分が手を出す必要はないだろうと思い剣を収め
プリンスから貰った薬を懐から取り出し傷の手当てをする。
その後そのまま玄関の方へ向って歩いていった。
(一階廊下→玄関へ移動)
- 182 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/23 01:22
- >>179
プリンスの剣は寸分違わずゾンビの首を切り落とした。
身体も首もピクリとも動かない。完全にしとめたようだ。
よく見ると、ゾンビが身に着けているものには使えそうなものがまだ残っている。
(4つ銃身を束ねた型の拳銃(装弾数4)、拳銃弾、ライフル弾)
>>180
「うわ!?」
突然の旋風に2人の兵士は隙を見せた。
だが装甲車にはこの程度の風は通じない。全速力で体当たりを仕掛けようと突っ走る!
>>181
旋風のせいでジークにはまだ気がついていない。
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:二階廊下を徘徊中
- 183 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/23 03:47
- >>182
―――タイミングが拙かったな…思ったより、スピードが遅い…飛び越すのは無理か?
全速力で突っ込んで来る装甲車を見て思う。
「参ったねぇ…」
着地すると、声を洩らす。
衝突されてしまえば、命が危ない…。
やれやれ、と言うように一瞬肩を竦めると
マシンガンを前に突き出し、トリガーに指をかける…
サイト越しに覗いている、右眼が見据えるポイントは、前輪部分。
「出来る事なら、撃ちたかなかったが…仕方無いわな。」
パパパパパパパパッ!
そう言った瞬間、辺りに連射音が響く…
炎の刻印が刻まれた、数十の弾丸が装甲車の方へ向かう。
前輪を撃ち抜き、その動きを止める為に…。
現在地:洋館玄関
- 184 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/23 21:58
- >>182
首と胴体が分かれた死体をしばらくじっと見つめる。
死体がまた動き出す様子はない。
「これで、終わったか・・・・」
肩の力をぬき、剣についた汚れを拭う。
「お、なんか持ってるな」
ささっと拳銃と銃弾、ライフル弾をかき集めると自分の荷物にしまう。
と、ジークが1人で玄関の方へ向かっている事に気がついた。(>>181)
「おい、ジーク、どこ行くんだよ」
後を追おうとしたが、はたと立ち止まる。
「これそのまま置いておく・・・・訳にはいかないよな」
死体を触りたくはないが、物置小屋で待たせている少女にこれを見せたくもない。
(・・・・ジーク一人でほっとくのもなんだけど・・・・
先にこいつらの始末済ませるか)
廊下の隅に死体を寄せると、手持ちの合成布をかぶせておく。
「とりあえず、今はこれでいいか・・・・」
現在地 一階廊下
- 185 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/23 22:25
- >>182
歩いていると不意に何かが走る音と何かの連射音と風の音がジークの耳に入ってくる。
その音が気になり急いで玄関に行ってみると装甲車が銃らしき物を
連射している青年(>>183)に突っ込もうとしている最中だった。
しかも装甲車に乗っている人員は旋風の方に気を取られているらしく
ジークの存在には気付いていない。
(ココデモ一騒動起コッテイタノカ・・・・・
・・・・・アル意味ココへ来テ正解ダッタナ。)
そう思いつつジークは右手を装甲車の方に翳す。
そしてぶつぶつと呪文らしきものを唱え・・・・・
「行け、魍魎あの装甲車に絡み付くんだ。」
そう言うとジークの前に何かの紋章が描かれそこから巨大な亡者のような怪物が出現!
その怪物は何本もの黒い線となり装甲車に絡み付こうとする。
どうやらジークはこれで装甲車を止めようと考えているようだ。
(現在位置:一階玄関
ジーク:呪文の詠唱中に魔獣の本能が消滅し人間としての理性が戻る。)
- 186 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/23 23:11
- >>183
装甲車の前輪に向けて放たれた弾丸は見事に命中した。
タイヤは多少の防弾は施されてはいるが、連射に耐え切れずパンク、横滑りして派手な音を立てて壁にぶつかった。
だがそれでも戦意は衰えない。砲塔を回転、一矢報いようとする。
>>185
砲手が撃つ寸前、突如巨大な怪物が出現、黒い線のようなものが装甲車を絡めとる!
間一髪、砲撃を阻止することに成功したようだ。
「この化物め!」
だが敵は装甲車だけではない。兵士は旋風から立ち直りジークへ射撃を仕掛ける!
現在位置
装甲車1台、兵士2名(2名死亡):玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
死体2名:二階廊下を徘徊中
- 187 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/24 04:18
- >185-186
「大当たり…ってか。」
破壊をもたらす炎の弾丸の連射で、装甲車は前輪がパンク…
壁に衝突したさまを見ながら呟き、マシンガンを下げつつ、ニヤっと…笑う。
だが、砲塔がゆっくりと回り出した…。
装甲車の中に乗っているらしき、兵士の士気は落ちていない。
「やれやれ、まだやる―――ッ!?」
言いかけた瞬間、黒い糸のような物が装甲車に絡みつき、砲塔の回転が止まった。
(―――なんだ、ありゃ…
…いや、今は考えてる時間も無ぇな。
厄介なモンが無くなったんだ…この好機…モノにしてやるよ!)
状況を完全に把握してはいないが、これは明らかな好機…すぐさま行動に移る。
一秒――弾を撃ち尽くしたマガジンを排出、即座に代えのマガジンを装填。
三秒――足が大地を蹴る。
六秒――動きを封じられた装甲車の脇を駆け抜け、玄関前の大広間へと到達…マシンガンを前に突き出す。
『この化物め!』
大広間内に入ると、聴こえた怒鳴り声。
目に映ったのは、兵士が赤髪の男に銃を向ける光景。
(化物?もしかすると、黒いのを絡みつかせたのは―――)
…あいつか?という、考えが脳裏を過ぎる。
その瞬間に、響く銃声。
(あの赤髪の兄ちゃん…大丈夫かね…)
流石に、撃ち出された銃弾はどうにも出来ない。
赤髪の男が、弾を避けるのを期待して、俺はやる事をやるだけ…。
そう考えを纏めると、兵士の足を凍らせようと、左手で氷の弾丸が装填されている拳銃を抜き、トリガーに指をかけ、足元に銃口を向ける。
そして…
「アンタ等の相手は、俺じゃなかったのかい?」
そう言いながら、トリガーを…引いた。
現在地:玄関前大広間
- 188 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/24 20:13
- >>187
『アンタ等の相手は、俺じゃなかったのかい?』
ジークへ向けて射撃をしている2人に向かって銃弾が放たれる。
だが、腐っても帝国の諜報機関最高峰と言われた部隊、周りへの警戒は怠っておらず銃撃を回避した。そして別方向からの銃撃。
どうやら装甲車から乗員が脱出、戦闘に参加しているようだ。
「よし!一気に押し‥‥」
ドサ‥‥
>>187を全力で倒すべく命令を下そうとした班長が倒れた。
その後ろには死んだはずの兵士が立っている。
「うあああああ!?」
ありえるわけがないことが起きてパニックを起こす兵士達。
そのパニックに乗じてもう1人のゾンビが奇襲、あっさり兵士は死んだ。
そしてすぐに死んだはずの兵士達が次々と起き上がった‥‥
現在位置
装甲車大破、ゾンビ6名:玄関前大広間
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 189 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/24 22:07
- ル「ん……どうやら眠ってしまったようですね」
部屋の隅でルルーはその小さな身を起こす。
不安と疲労で眠り込んでしまったらしい。
シ「早く探し出さないと…!?なぜかここに居そうな気がしますわ、
でも…一体あの人は誰なのかしら?」
その頃、廊下をさまよっていたシェラは
廊下で布をかぶせられた死体(それを死体とは気づいていない)とウサ耳の
少年(>>184)を発見し、角から様子を見る。悶々としながらじぃーっと
見続けるシェラ…
現在位置 一階物置
シェラ 一階廊下
- 190 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/24 22:27
- 腕組みをしてじっと死体にかけた布を見下ろす。
(あいつを呼ぶ前に燃やしといた方がいいかな・・・・
下手に火炎瓶使って火事になったら事だが・・・・)
「やめておくか・・・・絶対布をめくらないよう言っとかないとな」
とりあえず今は、死体を燃やすのは止めておく。
ルルーがいるはずの物置部屋の扉を開けようとして、角からの視線に気がついた。(>>189)
視線を感じた方に向いてこちらも見つめ返す。
「・・・・そこにいるのは、誰だ?」
現在地 一階廊下
- 191 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/24 22:41
- >>186
怪物は旨く装甲車に絡み付きその動きを止める事には成功した。
だが、次の瞬間!
「この化物め!」
という声と共に近くにいた兵士が射撃してきた。
敵は装甲車だけではなかったのだ。
(ち、油断してたぜ・・・それに俺は化け物扱いか・・・・)
そう思いつつ横に転がり兵士の銃撃を回避する。
そして撃ってきた兵士に対して次なる手立てを考えつつ
青年の様子を窺っているその時だった!
「アンタ等の相手は、俺じゃなかったのかい?」
と言って青年が持っている銃で自分に射撃している兵士を射撃する。(>>187)
だが、その射撃はあっさりと回避されてしまい逆に
大破した装甲車内部から脱出し戦闘に加わった兵士が青年を射撃する
という光景が目に入ってきた。
(相手をしなきゃいけない人数が増えたか・・・・・
となると一人では対処しきれないな・・・・仕方ないあいつらの力を借りるか。)
そう思いジークは先程と同じ呪文を唱え始める・・・・・
そして次なる言葉を言おうとした次の瞬間!
突然兵士達に号令を掛けていた班長らしき人物が背後から
ゾンビに襲わればたりと倒れる。
そしてそれを見た他の兵士達は叫び声を上げパニック状態に陥った。
そこへもう一人のゾンビが襲撃!パニック状態に陥っていた
兵士達はそのゾンビにあっさりと倒されてしまう。
(このパターンはもしかして・・・・・・)
そう思いつつ様子を窺っていると案の定死んだ人間達が蘇りゾンビとなった!(>>188)
「ち、やっぱりこうなったか!なら、マリスお前の出番だ。
お前のエンチャント能力存分に使わせて貰うぞ。」
そうジークが叫ぶと足元に先程と同じ紋章が描かれる。
そしてそこから帯状の黒いオーラが二本出てくるがそのオーラは
すぐにジークの身体に吸収され消えてしまう。
(現在位置:玄関大広間
ジーク:レギオンのマリスをエンチャントモードで召喚。
その影響でプリズナー・ロングロックオン・スパルタンが使用できるようになる。)
- 192 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/25 03:44
- >188 >191
足を凍らせ、動きを止める筈だった弾丸の位置から動く兵士二人。
「ちっ…。」
その動きを見ると、苦虫を噛み潰した様な顔で忌々しげに舌打ちを一つ。
そして、ずれたサングラスを指で上げようとしたが―――
突き刺されるような殺気を背中に感じ、止めた。
パンッ!パンッ!
発砲音が響くと同時…
銃弾を躱そうと、後ろを振り向きながら右へ飛び退く。
そのまま、装甲車に搭乗していた兵士達の足に左手の銃を構えたその時…
―――ドサ…
後方から奇妙な音が聴こえ…
次の瞬間…。
『うあああああ!?』
兵士達から悲鳴が上がる。
死体が起き上がったのだから無理も無い。
…生ける屍は、俊敏な動作でクロワの眼前に居る兵士二人に襲い掛かる。
―――しかし、それだけでは終わらなかった。
…惨い事に、殺された者達も同じ様に…存在を変え、起き上がったのだ。
「…次から次へと、何だってんだ…。」
起き上がったモノ共に、別の何かが憑いたとは思えない。
仕事で見るゾンビと似てこそいるが、アレは迷える魂が腐乱死体等に憑く
もしくは、何者かの干渉によって動き、彷徨うタイプ…
困惑するのも仕方が無い。
だが…
「なんで、死体がすぐに起きるのか良くは解んねぇが…
人に害成すモンは、容赦せずただ狩るだけだ。」
困惑したのは一瞬。
すぐに、呟きながらマシンガンを仕舞い…
代わりに、先程ホルスターに収めた拳銃が右手に握られた、丁度その時。
何処からか湧き出した力の奔流のようなものが、近くにいる
ジークの身体に吸収され、消えるのを感じた。
(…赤髪の兄ちゃん…何者だ?
ま、敵意も無い事だし…奴等を逝かせてから、訊いてみるか。)
訊くのは後だと、考えると
二挺の拳銃を構え…トリガーに指をかける。
狙うは、目の前のゾンビ二体。
「そんじゃ、一丁…派手に逝かせてやりますか。」
そう呟きながら、指に力を込める。
【二挺拳銃乱れ撃ち】
―――パンパンパンパンパンパンッ!
二挺拳銃から乱射された二対の弾丸が、ゾンビに向かう…。
現在地:玄関前大広間
- 193 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/25 21:46
- >>190
怪盗であるプリンス相手に気配を隠しきれるはずも無くあっさり見つかって
開き直る…もとい、自己紹介をするシェラ。
シ「私は近辺の教会でシスターを務めているシェラと言いますわ。
実は人を探していて…それとその横の怪しい布を被った物は一体なんですの?」
シェラが布をかぶった死体に気がつき問いただそうとする、だが
その時、廊下の事が気になり少しだけ顔を出したルルーと顔を合わせる。
ル「プリンスさん、誰か居るんですか?あ…シェラさん!?」
シ「ルルーちゃ〜〜ん(はぁと)」
横にある布をかぶせられた塊の存在をあっという間に忘れるシェラ…
(バックは少女漫画風の点描が飛んでいるイメージでお願いします)
現在位置 一階廊下
- 194 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/25 23:38
- >>193
出てきたのが普通の女性なのでとりあえずはほっとする。
「あんたもシスターか。こんな屋敷に人探し・・・・?」
こんな無人の幽霊屋敷に誰を探すのだと、訝しげに目を細める。
だが答えても問題はないだろうと、布の下を答えようとした所、
ルルーが顔を出した。
「ん、ああ・・・・人探しに来たシスターらしい。
って、知り合いか?」
ルルーからシェラに視線を移し、ぎょっとしたように身を引く。
(・・・・俺と話してた時と雰囲気が変わってる・・・・
って、ゾンビの死体の事、忘れてないか?)
現在地 一階廊下
- 195 名前:名無し客:04/11/26 09:58
- 一階廊下
なんとも言えない雰囲気を破るように、生暖かい風が急に吹く。
―――その風は、プリンスが死体に被せた布をはためかせた…
- 196 名前:名無し客:04/11/26 15:42
- 館内に白鳥の湖が流れると同時に
三階廊下の偉大なる将軍様の肖像画が実体化して出会う者に謝罪と賠償を
求めながら玄関へと走り去る・・・
- 197 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/26 21:12
- >>191、>>192
ゾンビたちは生前同様、統率のとれた動きで銃を連射する>>192へ6体が一斉に襲い掛かった!
銃弾を浴びながらも、2人が右、もう2人は左、残りは正面の上下から攻撃を仕掛ける!
現在位置
ゾンビ6体:玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 198 名前:「天」の鬼 ◆BAlVBKUL3E :04/11/27 03:24
- ・・・・・・・・・・・・・・・
(洋館の窓から激しい稲光が轟く。その一瞬の光に照らされ何者かの輪郭が
映し出されたがすぐ様消えた・・・)
それはひたすら禍禍しく、ただこの舞台に現われた。
「理由」という常識が存在しないのだろう。途切れる事の無い異常な殺気と
幾千の死者の怨霊を纏いその場に佇む者・・・瘴気による影響か。
幾つもの残像が重なり存在を確実に視覚で確認できなかった・・・
舞台へと降りる事も無く、ただ死へと誘う地に引き寄せられる孤高の修羅・・・
名は――――
「現在位置・不明(まだ決まらず)」
- 199 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/27 03:41
- >197
滅すべき者六体が、前方右、左、正面からこちらに向かい突っ込んで来る。
クロワは、二挺の銃のトリガーを引く度起こる反動を、上手く殺しつつ乱射…
確実に命中させているが、狙い所が一点でない為か、特別製の銃弾を
その身に浴びながらも、人で無くなった者の歩みは緩まない…。
(…拙いな…。
これから、一体一体頭辺りに集中して撃ち込むとしても…そろそろ―――)
―――カチ、カチ。
「…来やがったな…。」
予想した通り、両手の拳銃から弾切れを伝える撃鉄の音が響く。
弾丸のリロード作業をするには、時間が無い。
「…ちっ、時間稼ぐしか道はねぇか。
少しの間、炎に巻かれなッ!」
言うと、前方の狩るべき対象六体に全意識を集中。
…そのまま後方に跳躍しつつ右手の銃を突き出した。
【ファイア】
大気中を漂うマナが、小さく振動すると
襲い来る六体の足元から小さな炎が六つ出現し、それぞれを巻き込む。
―――クロワは、その様子を見ずに着地。
すぐさま、リロード作業に入る。
現在地:玄関前大広間
- 200 名前:女商人&ソヒー:04/11/27 07:59
- ソヒー「どうやらやり過ごせたようじゃ」
商「さて、気を取り直してもう一度って・・・おじさん誰?」>>196
ソヒー「ええい!何故初対面の人間に慰謝料なぞ払わねばならんのじゃ!」
(将軍を無視して二階廊下を行く商人ズ)
商「変なモンスターばっかだね、ここ」
ソヒー「ある意味この前のゾンビよりモンスターじみているかも知れぬが」
現在位置・二階個室から二階廊下へ
- 201 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/27 16:06
- >>194
シ「それはそうとルルーちゃん、この方は一体どなたですの?」
プリンスをウサ耳の先からつま先まで値踏みするように眺めるシェラ。
先ほどまでの笑みが嘘のような冷えた視線が上下する、その様子を見たルルーが
誤解をしないように今までのいきさつを話す事にした。
ル「あ、この人はプリンスさんって言って、お仕事でこの屋敷に来ているそうです。
ルルーも色々助けていただいたんですよ」
シ「まあ、そうですの。ありがとうございます」
ルルーの言葉に態度を少し軟化させるシェラ。
>>195
廊下の布がはためいているのに気づくルルー。
ル「あの…これ、なんでしょうか?さっきまでは無かったのに…」
シ「場所が場所ですわ、何が隠れているのか分かりませんわね」
遠巻きに布を見る二人……
現在位置 一階廊下
- 202 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/28 01:01
- >>195
生暖かい風に肩を震わせる。
死体にかけた布がパタパタはためいているのを見て蒼ざめる。
(やべっ・・・・布を固定しとけばよかったな・・・・)
首と胴体を切り離した死体をもう一度見るのは嫌だ。
>>201
シェラから向けられたぶしつけな視線に対し、
腕組みをしてじろりとにらみ返す。
ルルーの説明で多少あちらの態度が柔らかくなったが、
それでも腕組みは解かない。
「怪盗プリンスだ・・・・別に礼を言われるようなことはしてない」
2人が布を気にしている事に気がつくと、軽く首を振って釘を刺す。
「あの下は見るな、それと念のため近くにも寄らないほうがいい。
・・・・多分、もう動きはしないと思う」
さすがにゾンビの死体がある、とははっきり言えない。
出来れば伝えずにすめばいいと考えた。
現在地 一階廊下
- 203 名前:「天」の鬼 ◆BAlVBKUL3E :04/11/28 01:45
- 洋館が有り、人が居て、目で有機物、無機物を確認する。しかし
まず「鬼」は姿というモノが何処にも見当たらなかった・・・いや、人の形はしている。
だが、それだけだ。この者にとっては「死合う」に相応しき者との場に現われ
そして厄災を撒き散らす。禍禍しくも純粋な想いが作り出された不可思議な業・・・
だがそれに決して安らぎは無い。求めてはならない――――
恐らくこの洋館の何処かに存在しているので有ろう。それは分かる・・・しかし
この者の行く末は誰も知らない・・・
ふと、「鬼」は動き出した。恐らくこの洋館に混在する「強者」の気配を感知・・・
高揚とも怒気とも言い知れぬ禍禍しき殺意、気迫が
>>191>>197>>199>>200>>201>>202この洋館中にヒシヒシと確実に
侵食して行く―――周りには誰も居ない
そして「鬼」は影の様に消えた。
現在地 不明(まだ決まらず)
- 204 名前:女商人&ソヒー:04/11/28 15:12
- >>203
空気が張り詰めてゆくのを感じて敵が見当たらないにもかかわらず
武器を構える二人。
商人「何か出てきそうな雰囲気だね」
ソヒー「そなたにも感じ取れるとは・・・やはりよほどの大物と見える」
商人「ソヒーちゃん!コレって!」
ソヒー「どうしたのじゃ!」
商人「青い陶磁器だよ〜。しかも氷バラまでついてるし♪」
ソヒー「あの時アコライト殿を誘っておくべきであったか・・・」
まだ緊張感に欠ける商人ズ。
現在位置・二階廊下
- 205 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/28 20:21
- >>196
ジークがゾンビ達の様子を窺っていると突然館内に音楽が流れてくる。
その曲を聴いた瞬間ジークは思わず驚き後ろを振り向いてしまう。
すると背後に偉大なる将軍が現れジークに謝罪と賠償を求めてきた。
(なぜ、こんな所に偉大なる将軍が!?
それになぜ、俺が将軍に謝罪しなければいけないんだ?)
等と考え将軍にどう対応すればいいか苦慮していたその時!
「…ちっ、時間稼ぐしか道はねぇか。少しの間、炎に巻かれなッ!」
という青年(>>199)の声と共に凄まじい殺気(>>203)を感じる。
(殺気!?一体何処から?)
そう思いつつ辺りを見回すがその源らしき者の姿はない。
(気のせいか?いや、気のせいにしては凄まじい殺気だったような・・・・)
そう思いつつ青年の方を見ると青年が六体のゾンビ(>>197)に襲われている。
(不味い、このままじゃあの青年が不利だ。)
そう思いジークは右手をゾンビ達の方に翳す。そして・・・・・・・
「お前達、獲物はこっちにも居るぞ!」
と言いつつ連続でスパルタンを二発ゾンビ達に向かって放った!
(現在位置:玄関大広間)
- 206 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/28 22:22
- >>199、>>205
「…ちっ、時間稼ぐしか道はねぇか。少しの間、炎に巻かれなッ!」
>>199の声と共にゾンビたちの足元から炎が上がった。
さらに>>205の攻撃を受けるがゾンビたちは前進を止めない。
肉の焼ける嫌なにおいを振りまき、襲い掛かる!はずだったが、>>203の
気配を感じ攻撃をやめ怯えるそぶりを見せる。隙だらけだ。
現在位置
ゾンビ6体:玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 207 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/29 00:48
- >>202
シ「怪盗…まさかアナタ!」
怪盗と聞いた途端に凄まじいスピードでルルーを引き寄せ
目の前の少年をジト目で見るシェラ、どうやら領主の娘だけあるのか警戒心が増してしまったらしい。
このままでは色々な意味でまずいと思い、プリンスがむやみに物を取らない事や
ちゃんとした仕事を請け負う事もルルーは説明する。
ル「シ、シェラさん、落ち着いてください。怪盗といってもトレジャーハンター
みたいな人で普通の人からは訳も無く取り上げるような事は無いそうです。
ここに来たのも依頼を受けての事だとか」
シ「まあ、ルルーちゃんがそこまで言うのでしたら信用しますわ。でも、もし、嘘をついていたらその時は…」
一瞬、鬼女さながらの表情になるシェラ、人はこの状態の彼女を
荒ぶる神シェラブルジョアと呼ぶ……
(そして布の方を見ながら)
ル「やっぱり、お化けですか?」
シ「多分、もう動かないってさっきまで動いていたかも知れないと…
頼まれたって覗こうとは思いませんわね」
現在位置 一階廊下
- 208 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/29 02:45
- >>203
空気が変化したのを感じ、ウサ耳が一瞬震えた。
(何だ、この感じ・・・・臥竜がまとってた死の臭いを
嗅いだ時に似てるが・・・・)
辺りを見回すがルルー達以外に誰もいない。
(・・・・警戒しておく必要があるな)
>>207
「怪盗イコール単なる泥棒とでも思ってるのか?
ふざけんな、そんなわけないだろ」
暴君と呼ばれる父親にどこか似た、鋭い目でシェラを見上げる。
「それに俺は、嘘をつくのはキライだ」
彼女たちと同じように布の方に目をやる。
「・・・・幽霊よりたちが悪いかもしれないな。
で、どうするんだ? あんなのとずっと同じ場所にはいたくないだろ。
どっちに行く?」
玄関の方と廊下の奥の方を交互に指差して問いかける。
現在地 一階廊下
- 209 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/11/29 03:55
- >203
周りの空気が、急激に変わると同時に
ぞわり…と、背筋に悪寒が奔った。
この悪寒の正体は、頭で考えるまでもない。
―――これは、純粋なる殺意そのもの…
身体がそう、感じている。
(―――爵位級…いや、それ以上の悪魔でもいるってのか?
…ったく、勘弁して欲しいもんだねぇ…。
だが、こんな事は今考えるべきじゃねぇ…か。)
殺気を撒き散らした者が、目の前に居る訳でも無し。
今は、目の前の者共を片付ける事が最優先と考え、一瞬止まっていた右手の銃
への装填作業を再開する。
>>205 >>206
装填は終わった…だが、己の肉を焦がしながらも近付いてくるゾンビ…
そして、後ろから何故か謝罪と賠償を求めるような
言葉を発しながら走り来る、謎の将軍(>>196)。
…状況は悪化した。
とは言え、将軍の方は特に攻撃を仕掛けてくる気も
今の所無いようなので、ゾンビとの距離が縮まった分悪くなっただけだが。
「………」
将軍の事は既に無視しようと決めたのか、将軍からの言葉に何も答えない。
まあ、優先すべき敵が存在しなくても、無視を決め込むだろう。
…と、前方のジークが右手を翳し、何かをゾンビに放つ!
―――しかし、敵の前進が止まる様子は無い。
「ちっ…頑丈すぎんぜ。
っと、赤い髪の兄ちゃん…流れ弾に当たんねぇように―――」
…注意を促す為、かけようとした言葉をクロワは飲み込んだ。
それも当然…先程の殺意に戦意を削り取られたように、死体の動きが
止まっているのだから…。
「ククク…思っても無い、好機が舞い込んで来やがった。
おい、兄ちゃん…左側は頼むぜ。」
そうジークに言うと、前方右のゾンビ一体に右手の銃を向けた。
銃口が狙うポイントは、頭部。
「…これでも、喰らいな!!」
気合を込めるように叫ぶと同時に、トリガーにかけた指に力を込める。
―――パン、パン、パン!
連続して響く銃声、排出される三つの空薬莢…
炎の弾丸が三発…ゾンビの頭部へ向かう。
現在地:玄関前大広間
- 210 名前:名無し客:04/11/29 13:05
- /⌒ヽ
/ ´_ゝ`)
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U .U
>>208
プリンス達の背後から妖怪べとべとさんがやってくる。
べとべとさん=人の後ろをついてくる癖がある。
道を譲ってあげるとそのまま通り過ぎてしまう。
- 211 名前:名無し客:04/11/29 20:15
- >>204
――壁の隅に千切れた写真らしき物が沢山落ちている。
どうやら一階応接間にあった
この洋館の元住居人らしき者の一部の写真の顔部分らしい。
まだ二十そこそこの男らしき顔でその顔は笑顔で満ちている。顔だけ残しながら…
- 212 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/29 21:54
- >>208
プリンスとシェラの間に少々ピリピリした空気を感じたルルーは
シェラを哀願するような上目づかいで見ながら説得をする。
ル「こんな場所で不安なのは解りますが、それはプリンスさんも
同じですし、お願いです!そんなに怖い顔しないで下さい…あの、プリンスさん、
本当はシェラさんは優しい人なんです。ただ今は不安なんだと思うんです」
シ「ごめんなさい、私とした事がついはしない真似を…プリンスさんでしたわね、
ご無礼を詫びますわ」
ルルーの説得が功を奏し、いきなり素直になるシェラ。
これだけ短時間に驚いたり怒ったり笑ったり忙しい女性である。
こんな場所じゃなければ傍から見ればパントマイムみたいで面白いかもしれないが……
シ「まあ、確かにあんまり一緒に謎の物体と居たいとは思いませんわね」
ル「でも、ジークさんはどうしているんでしょうか…!?玄関の方で何か鳴っていませんか?」
もう一人の仲間の事を思い出すルルー。
その時、得体の知れない悪寒(>>203)に襲われるルルー、さらに後ろからは
謎の生物?(>>210)となんだか尊大そうな男(>>196)がやって来る。
シ「次から次へと…一体なんですの!ここは!」
ル「し、謝罪って、あ、あの、人違いじゃないでしょうか?」
現在位置 一階廊下
- 213 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/11/29 22:30
- ここは人里離れた小高い丘の上の洋館です。
貴方達は各々様々な事情でこの洋館を訪れています。
この洋館は怪現象が起こることで地元の人々の間で有名です。
果たして貴方達はこの洋館の謎を解き明かす事ができるでしょうか。
■ルール■
キャラハンで参加してください。この洋館で何をするかは自由です。
なるべく協力して(殺し合いも可)この洋館で起こる怪現象を解き明かす、または
3スレの間、トラップや幽霊・怪物の攻撃から生き延びてください。
キャラハンはなるべく自分のレスに「現在地」「状況」等を記入するようにする。
事件・描写・選択などの問題提起は名無しがする。
キャラハンは探索者或いは幽霊・物の怪になりきり行動をとる。
参加者は洋館の玄関からスタートする。
(但し幽霊等の人外で出演する場合は何処から出現してもよい。)
洋館の構造は基本的に自由(自由にエリアを作って下さい)
尚この洋館はものすごく人里から離れているため人里には行けません。
物語の円滑な進行のため誰かは状況整理者になるのが望ましい。
名無し、キャラハン共に度の過ぎた先攻破壊や強制移動のイベントはなるだけ控えてください。
状況
・ジーク、所属していた教団に実戦配備前のテストとして邪神アズライールと共に洋館に送り込まれた。
・ルルーとシェラ、強風に飛ばされてここまで来た&それを探しに来た
・プリンス、ギルドの調査依頼で洋館に潜入。
・第1の大剣、洋館を確保する為に突入。
・女商人&ソヒー、一攫千金を狙って足を踏み入れる。
・クロワ、魔界の第三界にワープするつもりがなぜかここに到着。
・「天」の鬼、強者との闘いを求めて?
現在位置
一階廊下 ルルーとシェラ プリンス
玄関前大広間 ジーク クロワ 第1の大剣
二階廊下 女商人&ソヒー
不明 「天」の鬼
行方不明・死亡・消滅
・第1の大剣の兵士の中、最初に同士討ちで死んだ4名と
玄関大広間の六名がゾンビ化、さらに、ゾンビ化兵士の一人をジークとプリンスが撃破。
- 214 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/29 22:58
- >>206
青年の放った炎とジークの放った攻撃を喰らったゾンビ。
だが、止まる気配はなく嫌な臭いを漂わせながら前進してくる。
(ち、こいつは雷撃が聞かないのか?だが、攻撃はしっかりと命中していた・・・・・
ならこの中にいるゾンビの何処かに細い何か(青白い雷撃の鎖)の杭が打ち込まれているはずだ。)
ゾンビ達に向って右手を翳したままそう考えていると・・・・・
「ククク…思っても無い、好機が舞い込んで来やがった。
おい、兄ちゃん…左側は頼むぜ。」
と青年(>>209)が声を掛けてきた。
その言葉を聞いてゾンビ達の様子を窺うと動きが止まっている。
どうやら先程の殺気に怯えているらしい。
(これは思わぬチャンス到来だ!)
そう思いジークは右手に力を込める。
すると先程放った何か(青白い雷撃の鎖)とその杭が太くなり肉眼ではっきりと見えるようになる。
「わかった。左側の敵は任せておけ!」
青年にそう言いつつジークは翳していた右手を持ち上げるようにして思い切り自分の方に引っ張る。
そして右手に巻き付けてあった雷撃の鎖を放して急いでジャンプ!
その後素早く剣を抜きゾンビの首を狙って斬撃を仕掛ける。
(現在位置:玄関大広間)
- 215 名前:女商人&ソヒー:04/11/30 05:59
- >>211
ソヒー「ん?何か落ちているのじゃ」
商人「写真の切れ端みたいだね。でも顔だけだよ」
ソヒー「薄気味悪いのう・・・」
商人「さすがにコレは収集品商人にも売れそうにないね」
ソヒー「・・・」
現在位置・二階廊下
- 216 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/11/30 22:20
- >>212
ルルーの説得に、ばつが悪そうな、ふてくされたような顔をして
そっぽを向いていたがシェラが謝ってきてから数拍置いて、
「・・・・・・・・・・悪かったな」
ぽつりとそう呟いた。
残念ながらシェラの表情変化を楽しんでいられる心境ではない。
「玄関の方か・・・・ジークが行ったきり戻ってきてないな」
後ろから来た謎の生き物(>>210)と態度のでかい男(>>196)に気がつくと、首を傾げる。
「新しい怪生物か? そんな噂はなかったよな・・・・
それに、あんな男に謝るような事した覚えもないな」
考えても仕方がないと思い直し、ルルーとシェラの顔を見る。
「それじゃ、玄関の様子を見に行くか。
怪我したくなかったら、オレより前に出るなよ」
言うが早いが、すたすたと玄関の方に歩き出す。
一階廊下→一階玄関前大広間へと移動中
- 217 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/11/30 23:37
- >>209,>>214
ゾンビに向かって放たれた二人の攻撃は惚れ惚れするほど完璧に決まった。
銃で撃たれたゾンビは頭を吹き飛ばされ、斬撃を受けたゾンビは首と体がはなればなれ。
2人のゾンビが死に、彼らはようやく>>203に対する怯えから立ち直った。
4人中、2人が近くにいる>>214へ襲い掛かり、もう2人が拳銃を抜いてそれを支援する!
現在位置
ゾンビ4体:玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 218 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/01 00:23
- >>216
シ「いえ、私も言葉が過ぎましたわ。もう、気になさらないで」
プリンスが少々照れているのかぽつりと謝るとシェラは柔らかな笑みで
言葉を返す。その後、ルルーとプリンスの二人が口にした人物について聞こうとする。
シ「それとさっき言ったジークさんと言う方は?プリンスさんの知り合いですの?」
ル「あ、いえ、訳があってここに来た騎士さんでルルーやプリンスさんと
少し前まで一緒に行動していたんですけど…」
シ「こんな所では幾ら騎士でも大変ですわね。あ、今、行きますわ」
「それじゃ、玄関の様子を見に行くか。」そう言ってすたすたと玄関の方へ
歩き出すプリンスの後ろを数歩後ろからついていく二人。
現在位置 一階廊下→一階玄関前大広間
- 219 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/01 02:42
- >>214 >>217
『わかった。左側の敵は任せておけ!』
赤髪の青年…ジークが、応えた。
(…物分りのいい奴で、助かったぜ。)
そう思うと同時、二人が攻撃を仕掛けた二体は、銃弾と剣により床へと倒れ伏す。
だが、それで殺気を撒き散らした存在が消えたと気付いたのか…
残った者が怯えから立ち直り、近場のジークを目標に襲い掛かる。
「ちっ…!」
それを見ると、舌打ちをしつつ左手の掌を前に突き出し―――
「もう一人いる…ってぇのを、忘れて貰っちゃ困るなァ!」
【サンダー】
怒鳴るように言うと、動かずに銃を構えた、ゾンビ二体の頭上から…
小さいが、その身を焦がすには十分な威力を持った、雷が落ちた。
>>216 >>218
怒鳴り声や、戦闘での騒音は付近の廊下へと漏れている。
近付くにつれ、その音は確実に三人の耳へと届くだろう…。
現在地:玄関前大広間
- 220 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/01 21:04
- >>217
(あと、4体か・・・・・・)
そう思いつつジークは自分が放った斬撃と青年が放った銃撃が2体のゾンビを仕留めた事を確認する。
だが、それと同時に先程の殺気(>>203)が消えたのに気付いたのか怯えていた
ゾンビ達が立ち直り近くにいた2体のゾンビがジークに襲い掛かってきた!
(ち、立ち直りが早いな。)
そう思いつつ接近攻撃は回避するが後方からの支援攻撃によって顔と左腕辺りに掠り傷をつくる。
(遠方にいる奴を無視して近くにいるゾンビを倒すのに専念してもいいが・・・・・・
無視すると近くにいるゾンビの攻撃の支援される可能性がある・・・・
となると・・・・・やはり遠方にいるゾンビを無視する事は出来ないな。)
そう思いつつ近くにいるゾンビの内左側のゾンビに向かって剣を投げつける。
その後右手にその身を焦がす程度の雷撃の鎖(喰い込み式引っ掛け針付き)を作り・・・・・
「喰らいな、スパルタン!」
と叫びつつ遠方にいる左側のゾンビに向かって雷撃の鎖を投げつけた。
(現在位置:玄関大広間)
- 221 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/12/02 23:31
- >>219、>>220
攻撃を仕掛けるものの、なかなか決定打が与えられない。
そして支援射撃をしていたゾンビへ雷が降り注ぎ、雷撃の鎖が絡まる。
雷撃を受けるが黒コゲなのは表面だけ、まだまだ動けるようである。
だが、それらの攻撃は思わぬ効果を生み出した。
雷撃の鎖により閉じていたポケットの蓋が開き、そこに入っている拳銃弾、ライフル弾に引火したのだ。
爆竹のように銃弾が玄関前大広間を飛び交う。もちろん、>>218、>>219、>>220へ向かっていく弾もある。
弾薬をもっていたゾンビは真っ先に蜂の巣になったことは言うまでもあるまい。
>>216
プリンス達が立ち去った後、残っている班の一つがそこへ到着した。
そして彼らが見つけたのは仲間の変わり果てた姿。
彼らは使えそうなもの(ほとんど残っていなかったが)と認識票を死体から取ると再び探索を開始した。
現在位置
ゾンビ3体:玄関にて戦闘中
兵士8名(4人一組):一組ごとばらばらに行動中、ばったり鉢合わせということもある!?
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 222 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/05 00:49
- 怒鳴り声と銃声、落雷の音が前方から聞こえた(>>219)
足を止め、廊下の壁に張り付いて大広間の様子を伺う。
(向こうでも何かあったのか?
・・・・こっちには非戦闘員もいる以上、下手に大広間に行けないな)
ふいに、通常の発砲とは違う激しい音がした。(>>221)
それが何か分かる前に、プリンスは後ろにいるはずのルルー達に飛びついて
床に押し倒そうとする
現在地 一階廊下
- 223 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/05 05:34
- >>220 >>221
雷が落ちる。
そこへ、再びジークが雷で編まれたような鎖を、銃を持つ左翼のゾンビへ放った。
…しかし…肌を焦がすだけで、まだ攻撃を仕掛けた二体は動く。
「…やっぱ、動きを止める程度が限界か。」
なら…と、右腕を上げ、銃を構えたその時…
ふと、鎖を打ち込まれたゾンビの、ポケットの蓋が開いているのが目に映る。
(…?さっきまで、蓋は閉じてたように見えたんだけどな…。
嫌な予感が―――)
次の瞬間、その予感は的中した。
そこから、爆竹に似た破裂音がすると同時…
弾丸が一斉に飛び出す。
「―――ッ!?」
それは、散弾銃を連射したような…いや、それよりも凶悪な弾丸の雨。
腰を落として姿勢を低くすると、壁隅にあった
花瓶の置かれている机を、左手で弾除け代わりに倒す!
それで、飛来する幾つかの弾丸をやり過ごし、すぐさま後ろに立つ柱の影へと滑り込み…。
「運が無いねぇ…全く。」
左肩の、衣服が破れた部分を押さえながら、呟く。
ライフル弾が、掠って出来た軽い傷…致命傷には遠いが…
手当てをしなければ、二挺拳銃での正確な射撃は難しい。
…しかし、悪い事ばかりでも無かった。
柱の影から、ゾンビ達の様子を伺うと弾丸の発生源である
ゾンビは、既に倒れ…残りは、三体。
「…弾の暴発は収まったか。
痛ぇなんて、言ってる暇はねぇな。」
兆弾等で起こる音が止むと、痛みを抑え込むように、傷を押さえながら立ち上がり…
柱の影から出る。
そして、傷口を押さえるのを止め、左手に持ち替えていた
銃を右手へ移し、構え…
「頑丈なのは解ったけどよ…いい加減、逝っちまいな。」
言いつつ、一番近い距離に居るゾンビの頭部へと狙いを定め…トリガーを、引いた。
現在地:玄関前大広間
- 224 名前:女商人&ソヒー:04/12/05 17:31
- (玄関前大広間の怒号、銃声、落雷が二階まで聞こえてくる)
商人「なんか下の方で音がしてない?」
ソヒー「そういえばそなた、玄関にカートを置いてきたままだが・・・」
商人「なんだか不安になってきたからちょっと見に行こうよ」
ソヒー「うむ」
慎重に階段を降りて玄関の方を見るとそこには戦闘の痕跡と変わり果てた
カートが残され、そして大広間の方からはなおも激しい音がする。
商人「あーっ!ボクのカートが・・・絶っっ対に弁償してもらうんだから!」
ソヒー「落ち着け。誰がやったか分からぬ状況で突っ込んだら的にされるぞ」
商人「うう〜ボクのカート・・・」
現在位置・一階階段前
- 225 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/05 20:45
- >>221
ジークの放った攻撃は見事に命中するがまだ決定的なダメージを与える事が出来ない。
(ち、このゾンビは俺が知っているゾンビよりも頑丈だな。)
そう思いつつ鎖を投げたゾンビの方を見るとポケットの蓋が開いている。
(ん?ポケットの蓋が開いているだと!?何か嫌な予感が・・・・・・)
そう思った次の瞬間!
凄まじい破裂音と共に中に入っていた弾丸が爆竹のように飛び出した。
暴発した弾丸は雨のように玄関大広間内を跳ね回る。
その影響で弾薬を持っていたゾンビは蜂の巣にされ倒れる。
それと同時にそのゾンビに絡まっていた雷撃の鎖が解けた。
一方ジークは左腕と左足辺りに暴発した弾丸の何発かを受けて動かす事が出来なくなり
その場に左膝を突くような態勢になるが上手く右手で雷撃の鎖を操り飛んでくる弾を
青年(>>223)に当てないよう気を遣いながら跳ね返す。
その後再び雷撃の鎖を操りゾンビに刺さっていた剣を回収。
そして・・・・・・・
「お前達が頑丈な事はよく解ったぜ………だが、そろそろ決着をつけさせて貰うぞ!」
そう言いつつ剣を雷撃の鎖で操り剣が刺さっていたゾンビの首を刎ねようとする。
(現在位置:玄関大広間)
- 226 名前:名無し客:04/12/06 08:23
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
`ヽ_つ__つ
ジタバタ
何かが銃弾をものともせず一階廊下を空中遊泳している・・・・・・
- 227 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/06 20:44
- >>219
廊下を歩いていると怒鳴り声や銃声、落雷のような音が聞こえてくる。
そして、それは玄関に近づくにつれて激しくなる…
だが、それをいぶかしむ間も無く前方を歩いていたはずのプリンスに
床に突き倒される。(>>222)
ル「わー!な、何ですか!?」
シ「ちょっと!プリンスさん…何を…きゃああ!ゴキブリにカマドウマが何匹も!
いやぁぁ!」
(運悪くシェラの顔が腐った床にめり込む)
そんな二人の頭上を弾丸(>>221)やその中をも泳いでいく謎の存在(>>226)
が通過した事など知るよしも無かった……
現在位置 一階廊下
- 228 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/12/07 20:19
- >>223,>>225
はじけ飛ぶ弾丸の直撃をもらい、弱っていたゾンビは簡単に頭を吹き飛ばされ、首を切られた。
残る1体も立ってはいるものの、ふらついている。倒すのは赤子の手を捻るようなものだろう。
>>224
「動くな!」
女商人とソヒーに対して4人の完全武装の兵士達が銃を向けている。
「一つ聞く。‥‥俺の部下を殺ったのは貴様らか?」
ゆっくりと語りかけるような口調だが、怒りがにじみ出ている。
刺激すれば簡単に引き金を引くだろう。‥‥もっとも、遅かれ早かれ排除するつもりだろうが。
現在位置
ゾンビ1体:玄関にて戦闘中
兵士4名:一階階段前、会話中
兵士4名:探索中(どこかで鉢合わせするかも!?)
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 229 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/07 21:49
- >>228
(よし、残るは一体だけだ。)
そう思いつつジークはふらついている残り一体のゾンビ方を見る。
そして再び雷撃の鎖で剣を操りゾンビの首を刎ねようと思ったその時!
「いやぁぁ!」という叫び声が廊下側から微かに聞こえて来た。
だが、ジークは敵の方に集中していた為その叫び声には気付かず・・・・・
「これで最後だ!」
と言いつつそのまま雷撃の鎖で剣を操りゾンビの首を刎ねようとする。
(現在位置:玄関大広間)
- 230 名前:天 ◆BAlVBKUL3E :04/12/08 00:23
- ザワ・・・
ザワザワ・・・
2階廊下―――人気の無くなったこの場から微量ながらも殺意が現われる。
やがてこの階を覆う闇から何かが蠢いた。蠢いていたと思われる紅の双眸が2つ、闇に紛れては漂い、
また消える。―――相手の気配を全て探知したのであろう。後は、価値を見定めるのみ―――
支配者無き空間、闇に光る双眸は何を見据えているのか―――?
誰も知るよしは無い…
(現在位置・2階廊下にて出現)
- 231 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/08 00:48
- >>226
顔を床に伏せている為に、声しか聞こえない。
(駄々っ子の幽霊かよ、こんな時に・・・・!)
頭上を泳いでいるとは思わず、心の中で毒づく。
>>227
「騒ぐな、撃たれて死にたいのか!?」
2人が起き上がって撃たれないように押さえた。
・・・・ゆっくり顔を上げて、こちらに来る流れ弾がない事を確認する。
「2人とも、立って平気だぞ」
落ち着いてみれば、シェラの顔が腐った床にめり込んでいた。
「・・・・」
無言でハンカチをシェラに手渡した。
微かに上の方に何かを感じたが、幽霊屋敷だしそんな事もあるだろうと
深くは考えなかった。(>>230)
現在地 一階廊下
- 232 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/08 05:59
- >>227 >>228 >>229
残る敵は一体。
既に、そのゾンビは致命傷を負い、直立不動でいる事も出来ない。
右手に握る銃の残弾は、三発…これだけでも、止めを刺す事は充分に可能。
…右腕を動かし、残る敵へと銃口を向け、照準を固定。
「詰みだ…もう、何も考えずに逝きな。」
言葉と共に、引鉄を引こうとした瞬間…
『ゴキ…カマド…いやぁぁ!』
「―――!」
悲鳴が聞こえ、後ろに意識が持って行かれた。
だが、振り返らずに引鉄を三度引く。
…しかし、固定していた銃口が僅かに動き、弾丸の弾道が一発は首、二発は胸へと逸れてゆく…。
「ちっ…」
しまった…と、思いを込めた舌打ちを一つ。
一度銃を収め、もう一挺の銃を空けた右手で抜くか…と考えた、その時―――
前を良く見てみれば、一本の剣が…ゾンビの首を刈り取るように向かっていた。
「…これなら、問題ねェか。」
それを確認し、呟くと…
銃を握ったまま、廊下へ続く扉の方へ首だけで振り返り、サングラス越しに視線を向けた…。
現在地:玄関前大広間
- 233 名前:女商人&ソヒー:04/12/08 06:52
- >>228
商人「え?何の事?そんな事より・・・ボクのカート・・・」
ソヒー「今はそれどころじゃないであろうに・・・わらわ達は怪しい者では無い。
ただの冒険者じゃ。わらわはソヒーと申す」
商人「ボクは商人だよ。通称はまーちゃん・・・・・・・」
(>>226の方に目が行く)
ソヒー「はっきり言うとそなた達の部下を手にかけた覚えは無い。
おおかたモンスターか利害の衝突した別の冒険者にやられたのじゃ」
商人「行っちゃった・・・なんだったんだろうね?アレ」
ソヒー「そなた、空気読め・・・」
現在位置・一階階段前
- 234 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/08 21:24
- >>231
スポッと言う擬音が似合いそうな勢いで床から頭を抜き、何やら言いたげな顔を
しつつもハンカチを受け取り木屑と埃に塗れてゴキブリ等を間近で見たために
青ざめた顔を拭うシェラ。
ル「あの〜、シェラさん、大丈夫ですか?」
シ「何なさるの!板子一枚下は怪生物の蠢くミステリーゾーンでしたわ!
まったく、今もおぞ気が止まりませんわ!」
ル「でも、さっき何か頭上を飛んでいたようですし、プリンスさんが居なかったら
どうなっていたか分かりません」
シ「まあ、そういう事なら仕方ありませんわ…でもアレは怪現象の域に達していますわね。
震えが止まりませんわ、でも、どんどん音源が大きくなって行きますわね…(>>232)
本当に大丈夫かしら?」
ル(なんでしょうか?寒気がします…)
シ「ルルーちゃん?どうしたの?」
ル「いえ、なんでもないです」
命ある者の本能が危機を告げるのか寒気(>>230)を感じる二人だが
ルルーはプリンス同様に幽霊屋敷だから仕方ないと考え、シェラは床下で見た
ゴキブリ達の悪寒が消えていないのだと錯覚した…
現在位置 一階廊下
- 235 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/09 01:35
- >>234
「・・・・まあ、古い上に誰も住んでない家だからな・・・・」
先ほどの悲鳴とミステリーゾーン発言を受け、
こちらも蒼ざめた顔になる。
「いきなり床に倒したのは悪かった。
で、オレはあっちの様子を確認してくるが・・・2人はそこらへんの物陰に隠れてろ。
またいつ流れ弾がくるか分からないからな」
そう言うと、大広間へと繋がる扉の横の壁に張り付き、ルルー達のほうをちらりと見た。
すぐに扉の方に目をやると、腰の剣に手をかけ、耳を澄ます。
現在地 一階廊下
- 236 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/10 20:50
- >>235
シ「誰も住んでないだけじゃ無くて薄気味の悪い生き物、かどうかすら
怪しい存在も沢山居ますわね…正真正銘のお化け屋敷ですわ」
ル「でも、ここをそのままで運営したら怖すぎてお客さんからお金を返せって言われちゃいますね」
シ「それどころかゾンビみたいなのまで居て洒落になりませんわよ…えっ、
流れ弾…って銃撃戦ですの!」
ル「はうう〜、今度は強盗さんでしょうか?」
流れ弾と聞いて慌てて匍匐前進で大きなオブジェの一つに隠れながらも
壁に張り付き、腰の剣に手をかけながら慎重に様子を探るプリンスを
見守るルルーとシェラ。
ル「あの〜、大丈夫ですか?」
現在位置 一階廊下
- 237 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/12/11 19:03
- >>229,>>232
雷撃の鎖に操られた剣はふらつくゾンビの首を切り落とした。
‥‥どうやら敵はいなくなったようである。
>>233
リーダーらしい人物は彼女らの答えに満足したようにうなずいた。
「そうか。ならばせめて苦しまぬように“排除”してやろう。‥‥撃て!」
その号令と共に後ろに控えていた者達のライフルが一斉に火を噴いた。
現在位置
兵士4名:一階階段前、発砲
兵士4名:探索中(どこかで鉢合わせするかも!?)
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 238 名前:女商人&ソヒー:04/12/11 21:13
- >>237
商人「え〜!そんなのないよー!わ゙ーっ!」
ソヒー「くっ!言葉は通じても話は通じんか・・・メマーナイトを使うのじゃ!」
商人「こうなったらメマーナイトで突破するよ。手加減出来ないけど
そっちから仕掛けたんだから恨んだりしないでね!」
女商人が手にした金貨がまばゆいばかりに輝きだし、手から放たれると
銭形平次の投げ銭のように兵士達目掛けて飛んでいく。
(金貨1000消費。現在の財布の中身=9000)
現在位置・一階階段前
- 239 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/11 22:59
- >>237
(やっと終わったな。)
そう思いつつ剣の付いた雷撃の鎖を手元に引き寄せてすいると
左手と左足に痛みが走る。
「ち、緊張の糸が切れたか・・・・しかし、酷い有様だな。
ゾンビの死体が六体に大破した装甲車が一台か。
ルルーだけには絶対見せたくない光景だな。」
(その音と声は扉越し様子を窺っている>>235の耳にも届くだろう)
(現在地:一階玄関大広間)
- 240 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/11 23:19
- >>236
流れ弾で幾つかの穴が空いた扉の向こうから、
銃声も剣戟の音も聞こえてくる事はない。(>>237)
(終わったみたいだな・・・・)
オブジェの陰に隠れている二人に、安全らしい事を告げようとした時、聞き覚えのある声が聞こえた。(>>239)
『ゾンビの死体が6体に大破した装甲車が一台か』
その言葉だけで、向こうの様子がある程度分かる。
「これから扉を少しだけ開けるけど、お前ら絶対に大広間の方を見るな。
いいな、絶対だぞ」
後ろの2人にそれだけ言うと、ほんの少しだけ扉を開く。
大広間の方に、そっと声をかけた。
「ジーク、いるのか?」
現在地 一階廊下
- 241 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/12 09:37
- >>237 >>239
動く者はいない。
残ったのは、スクラップと化した装甲車や
壁の弾痕、大量の血痕と…六つの死体。
グチャグチャだな…ま、それだけの乱戦だったって事か。
俺は銃に弾丸を補充し、ホルスターに収めて…辺りを見回す。
「やっと、片付いたねぇ。」
呟きながら、右手だけで煙草を取り出し、火を点け、煙を吸い込む。
…っと、そうそう…扉の向こうからした声は後回しとして、赤髪の兄ちゃんに
礼の一つでも言わねぇと―――
>>240
『ジーク、いるのか?』
そう思った時、男の声が…した。
「ッ!」
反射的に左手で銃を抜き、銃口を扉へ向けようとして…思い出した…
左肩の傷を。
「痛ぅ…!」
あぁ、痛ェ…煙草咥えてんのもキツイ。
腕も完全には上がんねぇし。
…ここは一先ず、右手でもう一挺抜けるようにして、このまま相手の出方を見るとしますか。
現在地:玄関前大広間
- 242 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/12 20:54
- >>240
剣の付いた鎖を手元に引き寄せ終えたちょうどその時!
「ジーク、いるのか?」
という聞き覚えのある声が何処からか聞こえてくる。
「その声はプリンス!?近くに居るのか?」
そう言いつつ辺りを見回して見ると扉が少し開いているのに気付く。
そして・・・・・
「プリンスもう此方での戦闘は終わった。
一緒に戦っていた茶髪の青年が居るが入って来ても問題ないぞ。
それとルルーは近くにいるのか?」
>>241
そう言った後青年の方に首だけを向ける。
すると青年は>>240の声に反応して銃口を扉の方へ向けようとしていた。
だが、左肩に怪我を負っているらしく銃を持っている腕は完全には上がらないようだ。
その様子を見て・・・・・・
「銃を構えなくても大丈夫だぜ。
今扉の所に居るのはここへ来て知り合った俺の仲間だ。
それよりも・・・・怪我の方は、大丈夫なのか?
治療するなら俺が持っている薬をやるぞ。」
(現在位置:一階玄関大広間)
- 243 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/12 23:42
- >>242
扉を開けた隙間から少し見える大広間の様子と臭いに顔をしかめつつ、
呼びかけに返事があったのでほっと胸をなでおろす。
「そっちに行くのは止めとく。
俺の後ろにいる2人には、ここの風景見せたくないし。
ルルーは今のとこ無事、ついでにルルーの知り合いのシスターも見つけた。
茶髪の青年・・・・?」
扉を出来るだけ開かないよう気をつけながら、首だけ扉から出して
>>241の方に目を向ける。
「・・・・・・・・よお」
左手に握られた銃とこちらに向けられかけた銃口を見ると、
不機嫌そうに目を細めた。
現在地 一階廊下
- 244 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/13 00:13
- >>240
いつの間にか大広間の方からさっきまで聞こえていた銃声と思われる硬く乾いた何かが
割れるような音や落雷のような轟き、そして、多くの足音が耳を澄ませても
聞こえなくなっている…どうやら戦いは終わったらしい。ルルーとシェラにも
それだけはなんとなく分かった。少しだけ安心してプリンスの後ろからルルーは様子を
窺おうとする。しかし、プリンスの「絶対に大広間の方を見るな。」の声に再び怖くなるルルー。
ル「うああっ!まだ何かいるんですか?」
シ「この調子だと多分、居た、という過去形になっていそうですわ。
そして、その痕跡だけが点々と…」
ル「あう〜」
(シェラにしがみつき、震えるルルー)
シ「あらあら、大丈夫よ。」
シェラの心の声(うふふふふ、ああ、なんて愛らしいマイエンジェル)
二階廊下の存在とは違う意味で常人の物ではないオーラを発するシェラ。
よくシスターになれたものだ……
現在位置 一階廊下
- 245 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/13 10:28
- >242
あの赤髪の兄ちゃん…扉の向こうにいる奴と知り合いか。
…良く考えりゃ、名指しで呼んでんだからその可能性はあったな…。
二人が話している様子を聴きながら、そんな風に考えていた時。
『銃を構えなくても大丈夫だぜ。
今扉の所に居るのはここへ来て知り合った俺の仲間だ。
それよりも・・・・怪我の方は、大丈夫なのか?
治療するなら俺が持っている薬をやるぞ。』
赤髪の兄ちゃん…ジークって呼ばれてたな。
ジークが話かけてくる。
「…あぁ、どうやらそうらしいな…。
あん?怪我…?これぐらい、掠り傷だ…
傷口に巻く包帯なんかがあれば問題ねぇよ。」
俺はそう言葉を返すと、銃を下ろし、ホルスターへと収めた。
…しっかし、反射的に向けちまったとは言え
向こう側にいる奴には、悪い事したかね…。
>243
『・・・・・・・・よお』
そんな風に罪悪感を感じてた矢先、首だけを扉から出した男…っつーか少年が
不機嫌そうに声をかけてきた。
それは良いんだが…あーっと…なんだ?あの兎みてェな耳は…
付け耳って奴か?こういうのは、それぞれの個人的な趣味
趣向だが…これは随分とマニ―――
いや、今はそんな事は後回しだろ、俺。
取り敢えず、ワビ入れねぇと…。
「あー…いや、悪かったな少年…つい反射的に向けちまってな…。
悪気は無いんだ…すまねぇ。」
…サングラスを取って、謝罪の言葉と共に頭を下げる。
これで許してくれりゃ、いいがね…。
現在地:玄関前大広間
- 246 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/12/13 21:32
- >>230
ゾンビ達は微量な殺意を感知した。
そしてすぐに自分との格の違いを直感的に理解する。
恐怖に駆られ、本能のままその原因を排除すべく鈍器を片手に>>230へと襲い掛かった。
>>233
「ぐぅ‥‥」
投げ銭によっていくらか隙が生まれる。
だが、軽装とはいえ甲冑を装備しているのだ、この程度では行動不能には程遠い。
連携は取れていないが各自反撃を開始、拳銃、ライフルが乱射された。
現在位置
兵士4名:一階階段前、発砲
兵士4名:探索中(どこかで鉢合わせするかも!?)
ゾンビ2名:二階廊下を徘徊中
- 247 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/14 08:43
- >>243
「ルルーは今のとこ無事」
プリンスのその言葉を聞き安心するジーク。
それと同時に少し気になる言葉を聞いた。
「ついでにルルーの知り合いのシスターも見つけた。」
(ルルーの知り合いのシスター?)
そう思いつつジークは怪我をした左腕と左足をゆっくりと動かしてみる。
するとやはり痛みは伴うが何とか動かす事が出来た。
「なあ、プリンス・・・・・・っく・・・・・・・・
ルルーの知り合いのシスターってどんな人物なんだ?」
>>245
「そうか・・・・・ならお前の分の薬を出す必要はないな。」
そう言いつつジークは懐から緑色の雫のような形をした物を取り出し
その中に入っている液体を飲む。(魔力回復)
そして・・・・・・・・
「先程の会話で既に名前を聞いているかもしれないが・・・・・
俺は黒印騎士ジークヴァールハイトだ。
聖オヴェリア教団の中にある裏組織黒騎士団に所属している。
それと・・・・・・」
そう言ってジークは一度言葉を詰まらせる。
そして何やら独り言らしきものを呟いた後・・・・・
「それとある重大な理由で敵だった俺と手を組むはめになった・・・・・
ほら、しっかりと挨拶しろ。」
アズライール:「邪神アズライールだ。よろしく頼む。」
(声だけが聞こえる)
(現在位置:玄関大広間)
- 248 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/14 23:03
- >>244
(な、なんか後ろを振り返りにくい・・・・)
後ろにいるはずなのはシスター2人のはずなのに、なんともいえない気配を感じて
ぴくぴくとウサ耳が震えた。
(いやまて、あの2人以外のヤツが後ろにいる気配はない、つまり今は安全なはずだ・・・・)
>>245
「別に・・・・アンタの立場だったらオレも剣を抜いてたかもしれない」
言葉ではそう言っているが、声色はきついままだ。
納得はしているが、でもイラつく物はイラつくと言ったところだろう。
「それで、アンタは何者だ? まさかこんな所に観光しに来たわけでもないだろ?」。
緑の目が青年を睨みつけた。
>>247
「シェラって名前の、ちょっときつめの美人。
・・・・おい、大丈夫かよ」
茶髪の青年といい、ジークといい、傷だらけである。
「応急手当程度でよければやってやろうか?
オレがそっちに行くのは問題があるけど」
現在地 一階廊下
- 249 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/15 09:44
- >>247
『そうか・・・・・ならお前の分の薬を出す必要はないな。』
ジークが、液体を飲み下すのを横目で見ながら、言葉を聴く。
…あの液体は、栄養ドリンクみたいなもんなのかね…。
「…ま、お構いなく。
痛み止めみてぇなもんだが…一応、回復魔法も使えるんでね。」
まあ、痛み止めっつーより、新陳代謝を活性化させて、身体が傷口に薄皮を作る。
…軽い傷の、出血を止める程度でしかないが…この傷には充分だ。
人に頼らなくても、問題ねェ。
『先程の会話で既に名前を聞いているかもしれないが・・・・・
俺は黒印騎士ジークヴァールハイトだ。
聖オヴェリア教団の中にある裏組織黒騎士団に所属している。
それと・・・・・・』
…と、右手を傷口に当てると、ジークが自己紹介を始めた。
俺もしなきゃならねぇかと思って、サングラスをかけ直したその時…。
『それとある重大な理由で敵だった俺と手を組むはめになった・・・・・
ほら、しっかりと挨拶しろ。』
『邪神アズライールだ。よろしく頼む。』
………はぁ?なんだ、この声…邪神?
おいおい…この威圧感ある声は、たかだか公爵級の魔神とは桁が違うぜ…。
まー、邪神にも色々存在るってのは知ってる。
悪意も感じねぇし、あんまり攻撃的な奴じゃなさそうだな。
「あー、俺はクロワ・ラウル…色々と事情があって、今はフリーの悪魔祓いだ。
ま、全部片付けた後に、入るかと思ってる組織はあるが。
…そっちの邪神さんも、よろしく。」
動揺しかけた気持ちを落ち着け、取り敢えず、簡単な自己紹介をジークと邪神へ返した。
>>248
『別に・・・・アンタの立場だったらオレも剣を抜いてたかもしれない』
やっぱ、イラついてるよな…こりゃ。
…ま、きっちりワビ入れても、こればっかりは仕方無ぇか。
俺だって、急に剣とか銃とか向けられたら、面白くはない。
『それで、アンタは何者だ? まさかこんな所に観光しに来たわけでもないだろ?』
と、無言でそんな事を考えてると、少年が質問を投げかけてくる。
「俺かい?俺はクロワ・ラウル、職業フリーの悪魔祓い。
ここに来た理由や、目的は特に無い…気付いたらここに居たもんでね。」
一旦言葉を切って、煙草の紫煙を吸い込むと、俺は
咥えていた煙草を足元に投げ、火種を踏み消す。
「ふぃー…で、目下の目的は帰る為のゲートを探す事だ。
…こんなもんでいいかね?少年?」
…滅茶苦茶、睨んでるな…ま、信用されてる訳でもねぇし、仕方ねェか。
現在地:玄関前大広間
- 250 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/15 20:52
- >>248
異様な気配を感じたプリンスがピクピクとウサ耳を震わせているのも
知らずにしばらくの間、シェラは生ぬるいオーラを放ち続けた。
そして、それが落ち着いてきた頃、ふと、プリンスの事が気になり始める二人。
ル「それにしても一体プリンスさんはどうしているのでしょうか?」
シ「さあ、でも、大広間の方は見るなと言われていますし、でも、
これなら文句は無いはずですわ。あら?何か声が…」
ル「シェラさん、それはちょっと…」
(扉に耳をつけるシェラとたしなめるルルー)
現在位置 一階廊下
- 251 名前:天 ◆BAlVBKUL3E :04/12/15 21:47
- >>246
鈍器が鬼の頭上へと振り下ろされる直前――。 シュッ
空を切る音…というのはこのような感覚なのだろうか…。
鋭い音と同時に鬼の姿は眼前から消え去った―――。…?
いや、その表現は少しおかしい。何故なら鬼はその場から全く動いては居ないのだ。
両者瞬刻の間に何をしたかは至ってシンプル。片方のゾンビ一匹は鈍器を振るい、もう一方の
鬼はゾンビの首へと一撃静かに手刀を放った。それだけで有る――――
ガコン―――、人だった筈の者の首が地へと落ち…。
「死して虚ろの闘士を騙るか―――醜悪の極み…っ!」
血飛沫をあげた屍を一瞥しながら鬼は怒気と共に口を開いた。
殺す訳では無く、死へと至らしめるのでも無く、生物の本能が自ら死を選ぶ
禁断の邪気―――。力の片鱗が鬼の体から滲み出る。全身からは炎を思わせる
紅のオーラを発し、凶眼は殺意を露わにしながらゾンビの片割れへとその眼を向けた。
声を一切出さず、ただ生命の本能へと刻み込む様に――
失せろっ!! ―――と
現在位置 2階廊下(もう直立ち去る予定)
- 252 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/16 23:59
- >>249
「あー、俺はクロワ・ラウル…色々と事情があって、今はフリーの悪魔祓いだ。
ま、全部片付けた後に、入るかと思ってる組織はあるが。
…そっちの邪神さんも、よろしく。」
ジ:俺達の世界では邪神と聞いたら誰もが忌み嫌う反応を見せるはずだが・・・
ア:このクロワという青年はその反応を見せる気配がない。ある意味素晴らしい事だ。
クロワの自己紹介を聞きつつそう思う二人。
そしてクロワの口からフリーの悪魔祓いという言葉が出た時・・・・・・
ジ:「フリーの悪魔祓いをしているのか・・・・俺と似ているような仕事をしているな。
まあ、俺の場合は悪魔祓いではなく堕界から這い出て来た魔獣を再び堕界へ封印する
という仕事なんだがな。」
>>248
「シェラって名前の、ちょっときつめの美人。」
ジ:(きつめの美人?・・・・何か少し嫌な予感が・・・)
プリンスからシェラというシスターについての何か意味ありげな返答
を聞いてそう思うジーク。
だが、深く考えないようにして再びプリンスの言葉に耳を傾ける。
「応急手当程度でよければやってやろうか?
オレがそっちに行くのは問題があるけど」
と言う言葉を聞き・・・・・
(薬を使うには値しない怪我だがこのままにしておくのも不味い。
プリンスにはまた迷惑を掛けてしまうが応急手当を頼むか。)
という思考がジークの頭の中をよぎる。そして・・・・
「ああ、そうしてくれ。
いつも迷惑ばかり掛けて悪いなプリンス。」
(現在地:玄関大広間)
- 253 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/17 02:56
- >>249
「悪魔祓いねぇ・・・・ま、いいや、とりあえず信じてやる」
今の所クロワと名乗った青年が嘘をつくような必要はなさそうだ。
向こうに名乗らせた以上、こちらも自己紹介をしないとまずい。
警察ではないのなら、別に職業をそのまま言った所で問題はない。
「オレは怪盗プリンス。
ギルドの依頼でここの調査をしている」
肩をすくめつつ、簡単に名乗った。
「それと、吸殻はちゃんと片付けろよ」
>>250
先ほどまでのプレッシャーが消えたので軽く振り返って2人の様子を確認する。
シェラが扉に耳をつけたのを見て、苦笑する。
「そういえば、オレ、隣の音まで聞くなとは言わなかったな。
今のとこジークと悪魔祓いの男が隣の大広間にいる」
そこまで言って、ルルーの姿が気にかかる。
どう見ても悪魔の少女だが、心根はそこらの人間よりよっぽどまともだ。
「・・・・」
とりあえず、ぽんぽんとルルーの頭を軽く叩いてみた。
>>252
「じゃ、こっちまで来い。
後ろの2人置いて、そっちまで行くのも何だ。
それと、この代金は・・・・なんかあったら助けてくれれば、それでいい」
空いている手でこっちに来いと手招きした。
少し扉から身を乗り出してジークの傷を見る。
そこまで深手には見えないが、物置部屋前で一度は倒れた事を考えると
見た目以上のダメージを負っている可能性だってある。
「なあ、もし歩けないなら、諦めて俺が行くが・・・・1人で動けるか?」
現在地 一階廊下
- 254 名前:名無し客:04/12/17 10:43
- >>252
何者かが肩を叩く。振り返るとそこには・・・
m9(^Д^)プニ
頬を突くと消えてしまう。
- 255 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/17 23:43
- >>253
シ「ウフフ、壁に耳ありですわ…!!あら、プリンスさん…無事で何よりですわ」
ル「あ、あの、その、ジークさんは無事なんですか?…あと、悪魔祓いの
人もいるんですね」
シェラが耳をつけていたのとは反対の扉がいきなり開き、プリンスその人が
顔を覗かせる、苦笑するプリンスとつられて苦笑するシェラとジークが生存している
事に安堵しつつも悪魔祓いの男、クロワに誤解されないような自己紹介と
アズライールについてシェラにどう説明するかを考えて思案顔なルルーがそこに
いた。
現在位置 一階廊下
- 256 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/18 00:49
- >>253
「なあ、もし歩けないなら、諦めて俺が行くが・・・・1人で動けるか?」
一度物置部屋前で倒れたジークの事を心配しそう声を掛けてくるプリンス
ジ:「大丈夫だ。今回は一人で何とか動ける。」
そう言いつつプリンスがいる方へ向って行こうとしたその時!
突然何者かにトントンと肩を叩かれる。
ジ:(こんな時に・・・しかもこんな場所で・・・・一体誰だ?
俺の肩を叩くのは?)
そう思いつつ振り返った次の瞬間!
m9(^Д^)プニという表情をした幽霊らしき者が頬を突き直ぐに消えてしまう。(>>254)
ジ:・・・・・・・・しまったやられた!(T_T)
そうゆう表情をしつつゆっくりとプリンスがいる扉の方へ向かっていった。
(現在地:玄関大広間・廊下へと続く扉の前)
- 257 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/18 09:45
- >252
どんな気性の邪神かは、はっきりは判らねぇが…
ヤバそうな神じゃあ、なさそうだな。
…今んとこ、ただの勘だが。
『フリーの悪魔祓いをしているのか・・・・俺と似ているような仕事をしているな。
まあ、俺の場合は悪魔祓いではなく堕界から這い出て来た魔獣を再び堕界へ封印する
という仕事なんだがな。』
ふぅむ、魔界と、堕界…悪魔と、魔獣。
堕界や魔獣ってのは、どんなもんか知らないが…確かに、ちっと似てるわな。
「へぇ…そっちもそっちで、大変そうだねェ。」
ジークへ言葉を返しながら、俺は取り出した煙草を、口に咥えた。
>253
『悪魔祓いねぇ・・・・ま、いいや、とりあえず信じてやる』
…信じてもらえたようで、まずはひと安心ってとこか。
『オレは怪盗プリンス。
ギルドの依頼でここの調査をしている』
怪盗?怪盗って事は、こんな少年が盗みを仕事にしてんのか…?
普通の子供だと思ったんだが…いやいや、人を見かけで判断するもんじゃねぇ。
…なんで怪盗なんかをやってるのか、深く訊くいてみるか…。
なんて考えが頭を過ぎった、その時―――
『それと、吸殻はちゃんと片付けろよ』
との、鋭い御言葉。
…訊き辛くなっちまった。
「あ、あぁ…そりゃご尤もで。」
苦笑しつつ、吸殻を右手で拾う。
この少年…いや、プリンスって言ったか…結構、真面目な性格みたいだな。
…ま、悪くはないが。
現在地:玄関前大広間
- 258 名前:女商人&ソヒー:04/12/18 15:04
- >>246
商人「ええ〜!上級魔族でも結構ダメージいくハズなのに」
ソヒー「それは直撃すればの話じゃ!見よ、大して当たっておらぬ」
商人「もう一回・・・やれそうもないから逃げるね」
ソヒー「しょちゅうこのパターンじゃな」
現在位置・一階階段前から三階へ
- 259 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/19 23:10
- >>255
「ジークは一応無事だったぞ。
ちょっと怪我はしているみたいだけど、命に別状はなさそうだ。
ほら、今こっちに来る」
ジークの方を指差そうとして思いとどまる。
大広間の状況までルルー達に見られるのはまずい。
「ま・・・・あまり深く考えるな」
>>256
幽霊に頬を突っつかれたジークを見て、笑いがこみ上げてきた。
それを押さえて、至極真面目な表情をして医療スプレーを取り出す。
「ほら、傷見せろ。
大丈夫、これ吹きかけれ治るのが早いんだ」
左手に持ったスプレー缶を軽く振って見せた。
>>257
怪盗と言ったとたんに見つめられ、聞こえないよう舌打ちをした。
(・・・・オレが怪盗ってのがそんなに不釣合いかよ)
吸殻を拾うクロワを横目で見つつ、問いかける。
「そんで、アンタはこれからどうするんだ?
オレはこれからもこの屋敷の調査を続けるつもりだが」
現在地 一階廊下
- 260 名前:第1の大剣 ◆/901/mQF5Y :04/12/20 01:20
- >>251
はなたれた気に当てられ、ゾンビは相手に背を向け全速力で駆け出した。
途中に存在するもの全て無視、階段を転げるように降りていく。
そこには>>246達が‥‥
恐慌をきたしているゾンビはガムシャラに襲い掛かった。
>>258
「ちっ、追うぞ!」
追撃しようとした矢先、階段からゾンビが落ちるように降りてくると、襲い掛かってくる!
兵士達はとっさに発砲、ゾンビは蜂の巣になった。
「クソ‥‥、見失ったか‥‥。しかし何だこの屋敷は?訳がわからんことばかり起こる。」
現在位置
兵士4名:一階階段前
兵士4名:探索中(どこかで鉢合わせするかも!?)
- 261 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/20 18:54
- >>259
シ「あまり深く考えるなって…まあ、いいでしょう」
ル「でも、無事なら良かったですよ」
ジークが無事だと聞かされてホッとするルルー。何かの身振りを
しようとしたのは少し気になったがプリンスの表情からしてきっと何か
気味の悪い物や危険物があるので気を使ってくれたのだと思った。そして
もう一つ気がかりな事、大広間に居ると言う悪魔祓いの男についてシェラは
話を切り出した。プリンスやジークと一緒に行動している事から
悪い人間では無いだろうが商売柄、間違えてルルーを攻撃する可能性も無いとは言い切れない。
シスターであり、聖書や十字架をも触れるルルーには悪魔祓いは効かなくても
武器などで物理的に攻撃されてはひとたまりも無い……
シ「さっき言った悪魔祓いの方ってどんな人ですの?目から光線を撃ったり、
腕にアーミーナイフを仕込んでたりとか、はたまた全身弾薬庫みたいな…」
ル「シェラさん、それじゃノルさんがたまに読んでる本の登場人物ですよ…」
現在位置 一階廊下
- 262 名前:ジークヴァ―ルハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/20 23:29
- >>257
「へぇ…そっちもそっちで、大変そうだねェ。」
そう言いつつクロワは煙草を取り出し口に咥えた。
それを見たジークは・・・・・・・
ジ:「・・・・・・あまり吸い過ぎるなよ。
煙草は身体に良くないって言われているからな。
それと、これからお前はどうするんだ?
俺はプリンス達と共に行動するつもりだが。」
そう言いつつ廊下へと続く扉を大きく開けないように気をつけながら
開け廊下側へ顔と左半身だけを出す。そして・・・・・
>>259
ジ:「左腕と左足辺りに暴発した弾が当たったんだ。
だからそこら辺にスプレーを掛けてくれ。」
(現在地:玄関大広間・廊下へと続く扉の前・左半身と顔は廊下側)
- 263 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/21 03:42
- >>256 >>262
ん?なんかあったのか?
なんか、落ち込んでるように見えるな…。
『・・・・・・あまり吸い過ぎるなよ。
煙草は身体に良くないって言われているからな。』
いや、普通に話しかけてくるし、気の所為か。
しっかし…気ぃ遣われてんのかね…だが、止められるもんでもない…。
それに、そんなガンガン吸ってねぇし。
「ま、身体に悪いってのは充分解ってるつもりだ。
ただ、咥えてた方が落ち着くんでね…。」
右手を一度、吸殻を摘んだまま
ひらひらと軽く振って言葉に応えると、ジークは言葉を続ける。
『それと、これからお前はどうするんだ?
俺はプリンス達と共に行動するつもりだが。』
一緒に動くのも悪くはない。
ジークの力は、ゾンビ相手で確認済み。
充分頼れる…だが―――
「ふぅむ、俺としちゃ一緒に動くのも、悪くないと思ってる…。
俺がついてって良いか、悪いか…そっちで判断してくれ。
そっちの下す判断に従わせてもらうつもりだ。」
そっちにゃ、そっちの目的もあるんだろうし、ジーク達に決めてもらうのが
一番いいだろ。
そこまでは口に出さずに、淡々とジークの質問に答えた。
>>259
やれやれ…吸殻を拾ったはいいが、どう始末するか…。
灰皿でもありゃ、楽でいいんだが…それらしいもんは―――無ぇな。
まあ、仕方無いか…ゴミ箱ぐらいなら、後で見つかんだろ。
『そんで、アンタはこれからどうするんだ?
オレはこれからもこの屋敷の調査を続けるつもりだが』
右手で摘んだ吸殻を見ながら、そんな事を考えていると、プリンスから
これからどうするのかを訊ねられた。
「…どうするか…ねぇ…。
ああ、その前にだ…名前は名乗ったろ?
出来りゃ、《アンタ》じゃなく、名前で呼んでくれないかね…嫌なら強制はしねぇが。」
名前で呼ばれる方が気が楽だ。
そんな感情を込めながら、俺は言葉を続ける。
「ま、俺をどう呼ぶかはお前さん次第だ…回答はしなくていい。
…んじゃ、本題に行くとしますか。
俺としちゃ、ついて来ても問題ねぇ…って言うんなら、そうさせてもらおうと思ってる。
ジークの兄ちゃんには、加勢してもらった借りもある事だしな。」
プリンスとジーク…
いや、さっき聴こえた声からして、もう一人はいるんだろうな…。
三人はどういう結論を出すんだかねぇ。
現在地:玄関前大広間
- 264 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/22 23:07
- >>261
「おい・・・・アーミーナイフ仕込むのはともかく、
目から光線とか、全身火薬庫とか、普通はいないだろ」
賞金稼ぎやら警察やらにおわれた事もあるが、そこまで凄いのは
そうそうお目にかかったことがない。
あのクロワという青年は、多分シェラの言うような奴ではない、と思う。
「銃は持ってるけど・・・・どっかにまだ武器を隠し持ってるかもな。
不安なら、オレかジークの後ろにいろよ」
小さな悪魔の少女一人庇っているからといって、自分ごと攻撃してくる事は多分ないだろう。
(・・・・オレの父親みたいな性格じゃなければな)
>>262
扉から出された左半身を見て顔をしかめた。
「お前に憑いてる邪神は身体を守るとかしないのかよ。
・・・・ちょっとしみたり冷たいと思うけど、我慢しろよ」
医療スプレーをジークの傷に向けて噴きかけた。
>>263
「オレはアンタの戦いぶりも見てないし、本当に信用していいのかの判断材料もほとんどない。
だから、じゃあ一緒に行こう、と簡単には言えない」
そこまで答えて、ふと思いついた。
同行を許す代わりにルルーへの攻撃を防ぐ事は出来ないだろうか、と。
さすがに半身だけ扉の外に出し続けるのも疲れたので、一旦廊下側に隠れる。
多分大広間からはウサ耳部分しか見えないだろう。
「そうだな・・・・
たとえ何があってもオレと後ろにいる二人に手を出さない、というなら考えてもいい、クロワ」
現在地 一階廊下
- 265 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/23 16:22
- >>264
シ「確かにいくらなんでもそういう人は中々居るものじゃありませんわね…
武器も職業柄と場所の問題で仕方ないと言えますし」
ル「そうですよ、それに一応ルルーもシスターの服装してて、
十字架も持ってますから大丈夫だと思いますよ」
冷静に考えればプリンスの言うようにいくら悪魔祓いを生業にしている
人間でも流石に全身火薬庫とかは居ないだろう…と思った。
第一そこまでやったら強力ではあるが悪魔どころか周りの人や建物まで
巻き込みかねない、まったく居ないとは言い切れないがそれでは悪魔祓いと言うよりは
改造人間の域である……そう考えるとなぜか脅威はずいぶん軽減されたような気がする、
しかしそれでも危険はゼロとは言えない為、ルルーを自分とプリンスの後ろにやるシェラ。
シ「でも昔やられかけて以来尻尾と羽を見ると拒絶反応とかあったら
困りますわね…」
現在位置 一階廊下
- 266 名前:ジークヴァ―ルハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/24 00:06
- >>263
「ま、身体に悪いってのは充分解ってるつもりだ。
ただ、咥えてた方が落ち着くんでね…。」
その言葉を聞いたジークは心の中でほっとしながらクロワの話を聞き続ける。
「ふぅむ、俺としちゃ一緒に動くのも、悪くないと思ってる…。
俺がついてって良いか、悪いか…そっちで判断してくれ。
そっちの下す判断に従わせてもらうつもりだ。」
そう言ったクロワに対してジークは・・・・・・・
ジ:「俺の方はついて来て貰ってもぜんぜん構わないぞ。」
と答える。だが、その答えにアズライールが口をはさんだ。
ア:「ジーク、我もクロワと共に行動してもいいと思っているが・・・
一応仲間の意見も聞いた上で答えを出した方が良いと思うぞ?」
どうやらアズライ―ルはクロワに対するプリンスの様子(>>264)を見ていたようだ。
>>264
「お前に憑いてる邪神は身体を守るとかしないのかよ。
・・・・ちょっとしみたり冷たいと思うけど、我慢しろよ」
そう言いつつプリンスは医療スプレーを傷口に吹きかけてくる。
プリンスが言う通りそのスプレーは冷たくしみるものだったが
ジークは何も言わずに治療を受ける。
その様子を見つつアズライ―ルは・・・・・・・
ア:「見た目では解らないかも知れないがこれでも精一杯気は使っているんだぞ?
現に今もジークの体内にある弾丸を出そうと奮戦している所だ。」
(現在地:玄関大広間・廊下へと続く扉の前・左半身と顔は廊下側)
- 267 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/24 04:57
- >>264 >>266
『オレはアンタの戦いぶりも見てないし、本当に信用していいのかの判断材料もほとんどない。
だから、じゃあ一緒に行こう、と簡単には言えない』
『俺の方はついて来て貰ってもぜんぜん構わないぞ。』
プリンスは、ジークにスプレーを噴きかけながら。
ジークは、扉の前でスプレーを噴きかけられながら、プリンスにやや遅れて発言した。
反対、賛成…真っ二つに割れちまったか…こりゃ、困った。
だが…信用出来るってとこを見せちゃいねぇし、プリンスの言い分は尤もだ。
俺としては、少しでも不信感があるなら、一緒に動くべきじゃねぇだろうと思ってる。
その意思を伝えるべく、一人で…という、返答をしようと、口を開いたその時…
プリンスが、扉の向こう側に身体を引っ込めた…いや、まぁ…扉は半開きで、ここから
見る分にゃ、付け耳(?)だけはジークの身体に隠れながらも、なんとか視認出来てるが。
『そうだな・・・・
たとえ何があってもオレと後ろにいる二人に手を出さない、というなら考えてもいい、クロワ』
―――プリンスは、扉の向こう側からでも聞こえるぐらいの声量で、言葉を紡いだ。
「……はァ?」
その言葉に対して、思わず間抜けな声を返す。
…ふむ、二人って事はだ…声を出した奴以外に、もう一人いるって事だな。
ま、それは別にいいとして…《手を出さない》…って、条件に込められてる意味はなんだ?
やっぱ、アレか…?俺の「反射的に銃を向けた」っつう言い分は、信じられてないと?
だとしたら、結構傷つくねぇ…いや、悪いのは半分以上俺だが。
「あー…なんで、そんな条件なのかとかは解らねぇけどよ…それを
守る、守らないってのを決める前に、その二人とやらを拝ませては貰えないかね?」
一度毒気を抜かれた俺は、「正直、顔ぐらい知らなければ誓約は出来ない。」
という想いからか…気がつけば、ズレたサングラスを指で押し上げながら、なんとか
声を絞り出していた。
現在地:玄関前大広間
- 268 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/24 21:03
- >>265
「一応、同行するならお前たちに手を出すなって条件は出してみたけど・・・・」
交渉が成功すればある程度の安全は確保できる。
だが交渉決裂の場合は・・・・
「向こうが条件を呑んでくれる事を祈っててくれ。
ま、ダメでもその時は見捨てたりしないからさ」
わざとおどけたような口調で2人を安心させようとする。
それが成功するかどうかは分からないが・・・・
>>266
「・・・・ならとっとと銃弾取ってやれよ・・・・
っと、これでよし」
医療スプレーを傷に満遍なく吹きかけ終えた。
「後はほっとけば治る。
・・・・あ、銃弾取ってからのがよかったのか・・・・?」
ミスをした事に気がつくが、すぐに気を取り直す。
「ま、まあ・・・・そっちの邪神が何とかしてくれるよな?」
>>267
多分、こちらに悪魔の少女がいるとは思っていないだろう返事を聞き
少し考えてからもう一度大広間の方に顔だけ出す。
「・・・・2人はオレ達みたいに戦い慣れしていない。
大広間の状況を見せたくないから、二人と話した言っていうなら
クロワの方がこっちに来てくれないか?」
すぐに顔を引っ込めると、ルルー達の方を向いた。
「勝手に言っちまったけど、大丈夫か?」
現在地 一階廊下
- 269 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/24 22:49
- >>268
プリンスの言った交渉決裂の言葉に再び緊張が走る。
考えてみれば悪魔と戦い続けたような人物がそう簡単に
ルルーを信用してくれるだろうか?さらに交渉が決裂した場合は
プリンスにまで被害が及ぶかもしれない…しかし、彼はそんな状況にあっても
軽い口調で安心させてくれようとしている、そして振り向いて聞いてくるプリンスに
二人は答える。
ル「大丈夫です。こんな姿ですけど落ち着いて話し合えば分かり合えますよ」
シ「いざとなったら命と引き換えにしてでもその方が痛覚を持って
生を受けた事で主を呪いたくなるような目に遭わせてさしあげますわ」
なんとシェラは近くの鎧が持っていたポールアクスを棒切れのように振り回している!
現在位置 一階廊下
- 270 名前:名無し客:04/12/25 21:49
- 鎧が聞こえないくらいにか細い声でなんか言う。
アノ、デキレバハヤクカエシテクダサイ
- 271 名前:ジークヴァ―ルハイト ◆/ovCHAOSj. :04/12/28 21:07
- >>267
プリンスとジークの意見が真っ二つに分かれたのを見てクロワは困惑の表情を浮かべている。
その表情を見てジークは・・・・・・・・
ジ:今までのクロワの行動を見て、そしてそれを元にルル―の事も考えて
共に行動しても良いと思ったんだが・・・・・プリンスと意見が分かれてしまったか。
これは不味いな・・・・・さて、どうするか。
そう思いつつジークは二人の様子を窺い今後どうするかを考えはじめる。
>>268
ア:「治療が終わった後でも銃弾を取り出すのに問題はない。
だが、そこにいると危ないぞプリンス。」
とアズライ―ルが言うと同時に何かを吐き出す様な音がする。
するとジークの傷口から体内に入っていた銃弾が飛び出て来た!
(現在地:玄関大広間・廊下へと続く扉の前・左半身と顔は廊下側)
- 272 名前:クロワ ◆KurowahR5A :04/12/29 03:52
- >>268
『・・・・2人はオレ達みたいに戦い慣れしていない。
大広間の状況を見せたくないから、二人と話したい言っていうなら
クロワの方がこっちに来てくれないか?』
プリンスが扉から顔を出し、OKの返事を遣す。
俺が顔を見せろつったんだし、俺がそっちに行くのは、問題無い。
「戦い慣れてない…って、事はつまり、血やら何やらは見慣れてないって事か…。
それなら確かに、大広間の状況は見せない方がいいわな。」
そんな言葉を、返答代わりにしつつ…
破片なんかを踏み砕きながら、扉の方へと歩き出した。
>>271
ジークの横をすり抜けて、扉の向こうへ行こうとした時…
嘔吐する時、出るような音がした…そして。
―――コツン。
「痛っ…何だ?」
右腕の肘辺りに、何かが当たった。
床に転がった、《それ》は鉛の弾…。
こいつは、もしかすると…ジークの身体で止まった弾…か?
……全く…摘出すんのが、楽でいいねぇ。
「おいおい、驚かせんなよ…。
まぁ、大して痛ぇって程でもねぇから気にはしねぇが。」
俺は、ジークにそれだけ言い、扉を少し押し開けて、廊下へと出た。
移動:玄関前大広間→1F廊下
廊下で、まず目に入って来たのは…シスターっぽい格好をした金髪で、ヘアバンドをしている少女(?)…
いや、美をつけるべきか?…ま、それはどうでもいい。
その少女(?)が、何でか、その身に不釣合いなポールアクスを振り回してる光景。
「………。」
…その、おかしな光景を見た所為か、声が出ねぇ…。
そればっかりか、口に咥えてた煙草も、いつの間にか床に落ちていた。
現在地:1F廊下
- 273 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :04/12/29 14:18
- >>270
シ「?…何か聞こえたような気がしますわ」
ル「そうですか?ルルーは分かりませんでしたけど。
それとそんな事をしたらあぶないですよ!」
鎧の控えめなつぶやきも興奮気味のシェラとそれを止めるのに必死なルルー
には届かなかった…がとりあえずポールアクスをちゃんと戻すシェラ。
だが、次の瞬間にある意味、とんでもない事を口走る。
シ「確かに聖職者は刃物は駄目なんですわね、
でも鈍器とかは大丈夫だとか聞きますわよ」
ル「あ…う…その…ちょっと…」
流石切れた時に身長並みの十字架を楽に振り回すだけはある…しかし、
ルルーが何気なく大広間の方に目をやると一人の茶髪の青年(>>272)が
あっけに取られたような顔でシェラの方を見ている……
シ「もしかして、見てましたの?(汗)」
ル「えっと、こんにちは、シスターのルルーって言います。
こっちの方は同じ教会のシスターのシェラさんです」
ルルーと名乗る少女がクロワに小さく頭を下げる。シスターの姿に
蝙蝠のような羽、爬虫類じみたシッポ、と半ば冗談のような格好だがよく見ると
シッポがぴくぴくと小刻みに揺れている、明らかに仮装では無い…
現在位置 一階廊下
- 274 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :04/12/30 21:17
- >>269
「バカシェラ、武器使い慣れてない奴がそんなもん振り回すなっ!」
とりあえず、ポールアクスを使う事をやめたのでほっと一息つく。
が、その直後の発言でまた疲労感を覚えた。(>>273)
「鈍器もやめろ・・・・怪我しても知らないぞ・・・・」
ルルーはともかく、シェラは庇わなくとも大丈夫ではないだろうか・・・・
そんな思いが脳裏をよぎった。
>>271
「そうか、ならいいんだ」
危ないという言葉を聞いたと同時に、軽く左側へ動く。
傷口から飛び出た銃弾はプリンスの横を通り、クロワに当たった。(>>272)
「あ、わりぃ、お前に当たると思わなかった・・・・」
声をかけてみるが、呆然としたクロワを見て、しまったという顔をする。
ポールアクスを振り回すシスターのどこを見て、無害だと思ってくれるというのだ。
「あー・・・・うん、気持ちは分かる。
とりあえず・・・・ルルーは大人しいんだ、ルルーは。
シェラも、まあそのなんだ、アンタがバカな事しなければ平気だ、多分」
フォローになっていないフォローを口にしつつ、プリンスにしては珍しく神に祈る。
(頼むから・・・・頼むからこんな事で交渉決裂なんてしないでくれ・・・・)
現在地 一階廊下
- 275 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/01 23:32
- >>274
シ「バ、バカ…言うに事欠いてなんて事言ってくれやがりますの!」
ル「お、落ち着いてください、きっと女の人に無茶して欲しく無いんですよ」
(しばらく説得)
シ「確かに女の細腕では出来る事は限られますわね…まあ、足手まといに
ならないように頑張りますわ」
ルルーが絡むとそこいらの男など問題にならない程の豪腕と
8・0まで底上げされる視力になる稀有な体質の彼女が細腕とか言っても
彼女を知っている者からすれば何の冗談だと言いたくなるだろう…なんとなく
プリンスも疲れたように見える。そしてルルーはプリンス、シェラ、クロワの
三者をそれぞれ見た後、プリンスの言葉を継ぐように言う。
ル「あの、プリンスさんも言っているようにシェラさんはむやみに人を
傷つけるような真似をする人じゃないんです。さっきのはただ、珍しい物が
置いてあるので、つい…という事だと思います」
大概の人はプリンス同様にポールアクスを振り回すシスターを見たら怪しいと
思うのが普通であり、しかもどう見ても正真正銘の悪魔としか見えない少女がフォローして
いるのだから信憑性うんぬんを抜きにしても世にも珍妙なシュチュエーションではある…
現在位置 一階廊下
- 276 名前:ジークヴァ―ルハイト ◆/ovCHAOSj. :05/01/02 23:56
- >>272
傷口から飛び出した弾はプリンス(>>274)にではなくクロワに当たった。
「おいおい、驚かせんなよ…。
まぁ、大して痛ぇって程でもねぇから気にはしねぇが。」
そう言いつつ廊下へと出て行くクロワ。
その言葉を聞いてジークは・・・・
ジ:プリンスにではなくクロワに当たっちまったか・・・・
これは不味い事をしたな。
そう思いつつこの態勢で居続けるのは辛いと判断し自分も扉を少し開けて廊下へ出る
(大広間→廊下へ)
するとシスターっぽい格好をした金髪で、ヘアバンドをしている少女を
ルル―が説得しプリンスのフォローをしている場面を(>>275)・・・・・・・・
そしてプリンスがしまったという表情を浮かべている所(>>274)を目撃する。
それを見た邪神アズライ―ルは・・・・・・
ア:この少女がプリンスが言っていたシェラという人物か・・・・・
どうやらこの状況を見る限りではシスターとは思えないパワーを持っているようだな。
(現在位置:一階廊下)
- 277 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/01/03 07:04
- >>274
『あー・・・・うん、気持ちは分かる。
とりあえず・・・・ルルーは大人しいんだ、ルルーは。
シェラも、まあそのなんだ、アンタがバカな事しなければ平気だ、多分』
横に立ってたプリンスが、口を開き、唖然としてる俺に嬢ちゃん二人の、フォローを始める。
…だが、それを聴いても…「これが、戦い慣れてない?冗談だろ?」という、疑問は消えない。
つーより、俺が馬鹿な事をしなければ平気…ってのは、どういう意味だ…。
「…オーケー、オーケー…一先ずは、お前さんの言葉を信じよう。」
まぁ、言葉を交わしてみれば、性格なんかは
いくらか判るだろうし、それまで信じといても損は無い。
話しかけられたお蔭で、硬直も解けた事だ…そろそろ探るとするかね。
- 278 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/01/03 07:05
- >>273
シ『確かに聖職者は刃物は駄目なんですわね、
でも鈍器とかは大丈夫だとか聞きますわよ』
金髪の少女がポールアクスを戻し、鈍器が良いとか言い始めると…。
ル『あ…う…その…ちょっと…』
隣に居た、まともな神経をしてそうな、ツインテールの少女が俺に気付いた。
…ん?ちょっと待て。
ちらっと見えてるが、あの羽…まさか―――
いや、悪魔独特の気配はしねぇし…考え過ぎか…。
……多分、仮装…取り敢えずは、そういう事にしとこう。
シ『もしかして、見てましたの?(汗)』
ツインテールの少女に言われ、金髪の少女の方も俺に気付いた。
…声が動揺してるが…ま…そりゃ、あんなとこを見せた…って、考えたら当然の反応か。
「あぁ…悪ぃが、バッチリと見ちまった。」
落とした煙草を、拾い上げながら質問の答えを金髪の少女に返した時―――
ル『えっと、こんにちは、シスターのルルーって言います。
こっちの方は同じ教会のシスターのシェラさんです』
ツインテールの少女が、自分と、金髪の少女の紹介を始めた。
シスター…シスターねぇ…………って、マジか?
…いや、肉体とバトンを凶器にする、完全武闘派なシスターの知り合いはいる。
アイツと比べりゃ、一見普通のシスターにも見えるが…なんつーか、怒らせたら
ヤベェって、気がガンガンすんのは、俺の気の所為かね…。
「シスターのルルーと、シェラ…か。
俺はフリーで悪魔祓いをやってる、クロワってモンだ。」
俺は、ルルーの嬢ちゃんに簡単な自己紹介をする。
…と、嬢ちゃんが小さく頭を下げた拍子に、つけてる羽と尻尾が完全に目に入って来た。
ふぅむ、尻尾まで付けてるとはねぇ…何でまた、悪魔みてぇな格好…ん?
今、尻尾…動かなかったか?何でまた、ここまでリアルに…。
……考えても解んねぇな…ここは手っ取り早く、直球勝負といきますか。
「あー、ルルー…で、いいかい?…いや、どう呼ぶかの確認は一先ず後回しにしとくか。
ちょっと訊きたいんだが…シスターだってのに、何でまた悪魔みてぇな羽と尻尾を付けてるんだ?」
現在地:1F廊下
- 279 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/03 14:42
- >>278
シ「その、まあ、世の中何が起こるか分かりませんから…ヲホホ」
クロワの「あぁ…悪ぃが、バッチリと見ちまった。」の言葉に一瞬、
バツが悪そうな顔をするがそれも文字通り一瞬でその事自体、無かったかのように
笑顔で開き直るシェラ、そして彼女とクロワの顔を交互に見るルルー。
クロワの顔を見ると半ば疑っているようにも見える…が、クロワは信じてくれたらしく
簡単な自己紹介をした、が、今度はストレートにルルーの事を聞いてきた。
一瞬、ルルーは少しだけ背筋が寒くなるような気がしたが、隠し通せる問題では無いし、
嘘をつくのは良くないと思い、ルルーは正直に話す事にした。
ル「実は……この羽もシッポも本物なんです。赤ちゃんの頃に
シスターのマリー様に引き取られて見習いですがシスターを務めさせて
いただいているんです。あ、ルルーと呼んでくださってかまいせん」
シ「そこの貴方!こんな健気なマイエンジェ(言い直し)もとい、
ルルーちゃんに手を上げたら怒りますわよ!」
ル「シェラさん、そんなに警戒しなくても…」
(さっきシェラさん、何か言い直したような?)
- 280 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/03 15:05
- >>276
プリンス、クロワと話していると不意にドアから赤毛の青年ジークが
現れる。
ル「あ、ジークさん、大丈夫でしたか?」
シ「この方がジークさんと言う方ですのね…私はルルーちゃんと
同じ教会でシスターをしているシェラと言いますわ、以後お見知りおきを…
あら?まだ誰か居ますの?」
軽く会釈をするシェラ、ここだけ見ればシスターで領主の娘と言うのも納得できそうだが
獣じみた…もとい超人的な第六感が働いたのか何者かの気配うっすらとを感じて
少々怪訝な表情である。それを見たルルーはシェラにアズライールの事を
どう紹介するか考えていた。もし、邪神だといきなり言えば困った事になりそうだし、
やはりこれも隠し通せる問題では無い、だが、シェラは悪魔である自分を受け入れてくれた。
言い方に気をつければきっと分かってくれる…はずとそう考えて…
現在位置 一階廊下
- 281 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :05/01/04 23:09
- >>275
「そんなもん振り回してたら、まとまる交渉もまとまらねぇだろ!
平和的に行こうとしてる時に武器なんて持つな・・・・!」
風邪をひいた訳でも怪我をした訳でもないのに、頭が痛い。
(何でこんな奴らと行動しようなんて思ったんだよオレ・・・・)
力なくウサ耳が揺れた。
>>277
とりあえずはクロワが自分の発言を信じてくれた事で少しだけ肩の荷が下りた。
いや、本来なら背負わなくて良かった荷物が無くなっただけだが・・・・
「ああ・・・・うん、ありがとう・・・・」
自分で言っておきながら、何で礼を言うんだと頭の中でつっこむ。
そうこうしている内にクロワとルルー、ジークとシェラの間で微妙な探り合いが発生している。
(あー・・・・ジークと邪神の事もあったんだ・・・・
もうなんか、揉め事起きない方が不思議な感じだな、おい)
頭痛がひどくなったような気がして、額を押さえた。
現在地 一階廊下
- 282 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/01/06 02:51
- >>281
『ああ・・・・うん、ありがとう・・・・』
プリンスに礼を言われた…何事かと思って、俺は横目で表情を見る。
………何でほっとした顔をしてんだ、こいつは…。
この嬢ちゃん二人…マジで大丈夫なのか怪しく見えるぞ?おい。
―――いや、まー…シェラの方は兎も角、ルルーは大丈夫そうだが。
……何かもう、混沌としてんなぁ…とか、思いながら、俺は
プリンスの言葉に対しては敢えて語らず、軽く右手を上げて振る事で応えた。
>>279
少し前まで、シェラ嬢ちゃんと俺の顔を交互
に見ていたルルーが、俺の質問で表情を一瞬強張らせた。
…不味ったかね?こりゃ。
直球じゃなく、変化球なら…。
ル『実は……この羽もシッポも本物なんです。赤ちゃんの頃に
シスターのマリー様に引き取られて見習いですがシスターを務めさせて
いただいているんです。あ、ルルーと呼んでくださってかまいせん』
後悔からそんな事を考えていると、衝撃の告白を始めたルルー。
…羽と尻尾が本物?つうと…悪魔?
全くもって、そんな風に感じないんだがね…
寧ろ、シェラ嬢ちゃんの方が色々と、怪しい感じがする。
「…冗談だろ?」
否定して欲しいという、想いから…俺は、言葉を絞り出す。
だが、表情から見て冗談とは思えない。
そこへ…。
シ『そこの貴方!こんな健気なマイエンジェ(言い直し)もとい、
ルルーちゃんに手を上げたら怒りますわよ!』
シェラ嬢ちゃんが声を張り上げて、俺に食ってかかってきた。
怒りますって…今、既に怒ってんじゃねぇか?
「こりゃ、困った…。
俺も出来れば、こんな所で殺り合いたくはねぇんだが…。」
取り敢えず、落ち着こう…そう考え、右手で拾い上げた煙草を口に咥え、火を点ける。
この際、シェラ嬢ちゃんの方は無視だ。
悪魔だ、ってんなら…撃たない訳にはいかねぇ。
だが、ま…撃つ前に、もう二つぐらい質問してからでも遅くは無い。
「ふぅー…まぁ、悪魔の持ってる気配もしない様だし、これだけじゃ何だからな…もうちょい、質問しよう。
一つ目、人を襲った事があるか…。二つ目、自分の本能のままに、何かを破壊した事があるか。
…悪いが、答えて貰えるかね?ルルー。」
肺に送り込んだ紫煙を口から吐き出しながら、俺は尋ねた。
もし…どちらか一つでも、YESと答えるようなら…その時は―――「銃口を向ける」。
ただ、その事だけを考えながら…。
現在地:1F廊下
- 283 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/06 20:34
- >>281
ル「あの、プリンスさん?」
ルルーがプリンスを見てみるとなにやら難しい顔をしており、
ウサ耳も力無く揺れている…それもこの状況であのやりとりでは無理も無い。
シェラの暴走癖は慣れている者でも結構引く物があり、慣れて居ない者なら
なおさらだろう、そのシェラを軽くあしらう年長シスターのマリーやシェラの家の
女執事のユンはある意味偉大だと思いつつも、成り行きでこんな所で自分達の配慮までしなくては
ならないプリンスの気苦労に頭が下がる思いだった……
ル「あの…すみません…」
>>282
目の前のクロワは拾い上げた煙草に火を点けると薄暗い中に一筋の紫煙が立ち昇った。
それはまるで彼自身のため息の代わりを思わせた…そしてクロワは質問を始めた。
人を襲った事があるか?本能のままに、何かを破壊した事があるか?
いずれにしてもルルーには身に覚えの無い事であり、シェラやここには居ない教会の仲間達も
そんな所は見た事が無い…人を襲ったという事に関してはたまに拳でユンやクリム神父と
語ろうとするシェラの方が問題なくらいだ。
ル「えぇ!?そんな事してませんよ〜」
現在位置 一階廊下
- 284 名前:ジークヴァ―ルハイト ◆/ovCHAOSj. :05/01/06 22:01
- >>280
不意に中に入って来たジークの存在に気がついたらしくルル―が・・・・・
「あ、ジークさん、大丈夫でしたか?」
と声を掛けてきた。
ジ:「ああ、大丈夫だ。これ位の怪我はしょっちゅう負っているからな。」
ルル―に対してそう答えているとシェラが・・・・・・・・・・
「この方がジークさんと言う方ですのね…私はルルーちゃんと
同じ教会でシスターをしているシェラと言いますわ、以後お見知りおきを…」
と言いつつ軽く会釈したのでジークも軽く会釈をする。
そして一呼吸置いた後シェラは少々怪訝な表情をしつつ・・・・・・
「あら?まだ誰か居ますの?」
という鋭い質問を投げかけてきた。
すると・・・・・・・・・
ア:「ほう・・・・一発で我の気配を感じ取るとは中々鋭いシスターだな。
その鋭い勘に敬意を評して自己紹介をしよう。
我が名はアズライ―ル、闇の世界に住まう者だ。
今は訳あって我が宿敵ジークと行動を共にしている。」
(現在位置:一階廊下)
- 285 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/08 16:36
- >>284
シ「え?闇…に住む…者?」
アズライールの声にシェラは一瞬固まる……下手をするとここで暴走しかねない。
ただでさえクロワの前で不審人物そのものの行動に走っているのにここで
無茶な真似をされてはどうしようも無い。どんな惨事が起こるかも想像できないが
とりあえず幼いルルーにも分かるのはもし、起きてしまったら自分では収集がつけられない事と
プリンスを頭痛のみならず胃痛までも襲うだろう事だった。シェラを抑えるべく、
とっさにフォローに入るルルー。
ル「警戒しなくても大丈夫ですよ、少し前まで一緒に行動していましたし
ルルーだってこんな姿ですけどまがりなりにもシスターをやってくらいですから
闇の世界に住んでいると言っても悪い人じゃないはずです。」
なおも訝しげで何か言おうとするシェラに頼み込むように説明を続けるルルー、
可愛い(世間一般での意味とは少し異なるかもしれない)ルルーの頼みを無碍にできるはずも無く
シェラは一応納得したような態度を見せた。
シ「それにしても数奇な運命の方々ばかりですわ。あと十年、いえ、今でも
紙とペンがあれば自伝が書けそうですわね…」
ある意味一番変わっているのは自分なのに……
現在位置 一階廊下
- 286 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :05/01/08 21:17
- >>282
手を上げてくれたのは、疑わないという意味なのか
それとも気遣ってくれている方の意味なのか。
どちらにしろ、その配慮がありがたい。
少し頭痛が治まってきた気がして、額に当てていた手を離した。
>>283
「いや、ルルーが謝る事じゃない、ああお前のせいじゃない」
何度も頷きながらルルーにそう返す。
「たとえ俺がひどい頭痛に悩まされたとしても、それはお前と関係ない・・・・はずだ」
良く考えればシェラの暴走はルルーに対しての危険の可能性からきている気もするが・・・・それをルルーに言うのは少々酷だろう。
現在地 一階廊下
- 287 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/01/09 05:16
- >>283
ル『えぇ!?そんな事してませんよ〜』
数秒考え、悪魔の少女はあっさりと答えを出す。
…マジで無いってのか?それなら銃を向ける必要は無い。
―――が、簡単に相手の言い分全てを信じるなんて事は、間抜けのやる事だ。
ま、全面的に信じる事は出来ないが、半分くらいは信じてみるとするかね。
「ほぉ、無い…ね。なら…俺が立場的にやらなきゃならねぇ事は、これだけか。」
俺は、独り言のように呟くと、右手で銃を抜き…構える。
傍から見れば、銃がルルー嬢ちゃんに向けられているようにも見えるだろうが…
実際に銃口が捉えるポイントは、頭部の少し上。
このまま引鉄を引けば、背後にある壁へと、銃弾を着弾させる事が出来る。
…悪魔を見つけて一発も撃たねぇってのは、悪魔祓いとして失格だ。
驚かせちまうだろうが、一発だけ撃たせてもらう…。
「あぁ…動くなよ?狙いが狂っちまうからな。」
一つだけ忠告すると、俺は引鉄に指を掛けた。
現在地:1F廊下
- 288 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/10 22:29
- >>286
シ「当たり前ですわ!ルルーちゃんがそんな呪いのような事できる訳無いですわ!
それにしてもよく見ると顔色少し悪いですわね、本当に大丈夫ですの?」
自分がルルーを困惑させ、プリンスの頭痛の原因となり、クロワに警戒心を抱かせている事に
気づきもせずに一応は気遣う様子を見せるシェラ、決して悪い人物では無いのだが、
少し前までは領主の娘として大きな屋敷で育った為かどこか世間から感覚がずれていたりする。
教会に行ってもそれは変わらず、自分用の豪奢なベッドを用意するくらいだ、そんな彼女に
知り合ったばかりの人間が合わせろと言うのは無理な話であり、そしてシェラ相手に
周りの人に合わせてくださいと押しの弱いルルーは言えずにいた。
ル「…多分、いっぺんに色々な事が起きているので考え中なんですよ」
>>287
クロワはどうやら半信半疑らしい、実際に証明ができない以上はそれも無理も無いかも、
とルルーは思う、が、次の瞬間にクロワはなんと自分に銃を向けてきたのだ。
数秒して彫像のように硬直するルルー、狙いが少々逸れているとは言っても
銃を向けられて顔色一つ変えずにいろと言うのは無茶な注文だろう、ましてや10になるかならぬかの
少女にとってはなおさらである、そして、あまりの急展開に口調がカタコトになるルルー。
ル「ルルー、ワルイコトシマセンヨ、セイショダッテヨメマスヨ…」
シ「なんて事しやがってくれますの!もし、引き金を引いてごらんなさい!
主に成り代わって痛い目に遭わせて差し上げますわ!」
今度は武器一つなどと言わず鎧ごと持ち上げるシェラ。
いざとなったら投げるつもりらしい…
現在位置 一階廊下
- 289 名前:ジークヴァ―ルハイト ◆/ovCHAOSj. :05/01/12 23:53
- >>285
ア:やはり闇の世界に住んでいると言ったのは不味かったか。
一瞬固まったシェラを見てそう思うアズライ―ル。
それと同時にジークの身に害が及ばないかと心配する
するとルル―が・・・・
「警戒しなくても大丈夫ですよ、少し前まで一緒に行動していましたし
ルルーだってこんな姿ですけどまがりなりにもシスターをやってくらいですから
闇の世界に住んでいると言っても悪い人じゃないはずです。」
と等とフォローをする。そのお陰でシェラは一応納得してくれた。
ア:ふう・・・一応何とかこの状況を乗り切れたな。
そう思いつつ一度ルル―とシェラから視線を外し溜息をつく。
そして再びルルー達に話し掛けようとした次の瞬間!
ジークとアズライ―ルは鎧を持ち上げているシェラの姿を目撃する。(>>288)
それを見てジークは呆然としてしまった。
- 290 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :05/01/14 00:18
- >>287
「おい待て! 敵意もない、武器も持たない奴に銃を向ける奴があるか!」
たっと床を蹴り、一瞬でクロワの目の前に立つ。
そしてクロワの手の中の銃に手を伸ばす。
そのまま銃を盗もうとしたが・・・・シェラが重そうな鎧ごと持ち上げるのを目撃して、奇妙な姿勢のまま硬直した(>>288)
「・・・・そんなもん投げて、当たり所悪くて誰か死んだらどうすんだ・・・・」
かろうじてその一言だけを放つ事は出来た・・・・
現在地 一階廊下
- 291 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/01/14 09:48
- >>290
指に力を入れようとした、その時…人影が割って入って来やがった。
『おい待て! 敵意もない、武器も持たない奴に銃を向ける奴があるか!』
はん!プリンス…そりゃ、普通の人間に対してなら、それは道理。
それでも今、俺が銃を向けてるのは、普通の人間じゃない。
…そりゃ、ルルーみてぇな人間らしい悪魔に、銃なんざ向けたくねぇさ…。
だが…だからっつって、立場上何もしねぇで引き下がるなんて事も出来ねぇんだよ。
「…退いてくれ。」
そう言って、ズレたサングラスの隙間から、軽く目配せをしたが―――
…プリンスは、或る一箇所へ視線を向ると固まっていた。
>>288
シ『なんて事しやがってくれますの!もし、引き金を引いてごらんなさい!
主に成り代わって痛い目に遭わせて差し上げますわ!』
…プリンスが固まった原因は、これか。
固まって、片言気味に呟いているルルーの横で
怒号と共に、鎧を持ち上げるシェラ嬢ちゃん…ヤバイ匂いがプンプンする。
「…あー、まぁ…出来る事なら、俺が引鉄を引いた後…
少しは、冷静になってくれてるとかなり…いや、滅茶苦茶有難い。」
生命の危険を感じながら、それだけシェラ嬢ちゃんに言って、俺は引鉄を引く。
―――パンッ!
…火薬の弾ける乾いた音と共に、ルルーの頭の上を音速で通過する、炎の弾丸。
壁に着弾すると、発火…小さな穴を穿つ。
―――俺はそれを確認すると、銃をホルスターに収めた。
現在地:1F廊下
- 292 名前:ルルーとシェラ ◆HeDSuni4Zc :05/01/15 16:35
- >>291
もしかして疑われていますか?ひょっとしてこのまま撃たれちゃうんですか?
緊張のあまり恐怖を通り越し、思考停止状態になったルルーは頭の中が真っ白に
なり、何もかもがスローモーションで見えるような状況にあった。
その時、プリンスがクロワの前に目にも留まらぬ勢いで素早く立ちふさがる。(>>290)
「敵意もない、武器も持たない奴に銃を向ける奴があるか!」
彼はそう言い放つ、ルルーは意識が遠退きそうな頭で自分は何を言うべきか、
何をするべきなのか、それを必死で考えようとする。目の前のクロワやプリンスに
何かを語りかけようとするが喉がかすれ、舌がこわばり声にすらならない。
だが、そんな重苦しい空気を凄まじく、かつ、聞き覚えのある怒声がかき消した。
ふと、後ろを見てみるとなんとシェラが今度は武器どころか鎧ごと持ち上げて
怒り狂ってるのだ!はしたないを通り越し、そのあまりに非常識な光景は
幾つもの戦場を駆け抜けたであろうジークをも呆然とさせ、(>>289)
怪盗として罠と修羅場を潜り抜けたプリンスが奇妙なポーズのまま固まり、
人ならざる者と戦い続けてきたクロワを怯ませ、そして、守るはずのルルーすらも怯えさせていた…
とうとう張り詰めた緊張の糸が切れ、意識を失いかけたルルーの耳にぱん!と
乾いたような音が聞こえたような気がした……
現在位置 一階廊下
- 293 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :05/01/19 22:13
- >>292
銃声がプリンスの硬直を解く。
「ばっ・・・・!」
弾がどこに命中したのか確認もせずに、後ろにいる筈のルルーへと駆け寄る。
撃たれた衝撃からか、恐怖と緊張からか、気絶しかけているルルーの体を支える。(>>292)
「おい、しっかりしろ、どこか痛む所は?!」
ざっと見る限り、外傷はなさそうだが・・・・
周囲を横目で確認すると、すぐ側の壁に弾痕がある。
(・・・・狙ったのか外したのか・・・・)
弾痕の位置を見る限り、ルルーの背より高い場所を狙ったのはほぼ確実だろう。
それに、ただ外しただけなら2発目、3発目を撃っているはずだ。
「最初から外すつもりなら・・・・弾抜いて撃てばいいだろうが!
宇宙警察だって無抵抗の相手に撃つ事はないってのに!」
クロワが本当にルルーを排除する気ではなかったらしい、と分かって
安心はしたが、やはり一般人に銃口を向けるのは感心できない。
先ほどまでの緊張の反動か、プリンスは一気にまくし立てた。
「まったく、無茶苦茶焦ったじゃねぇか!」
現在地 一階廊下
- 294 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/01/24 15:14
- >>292-293
ヤバイ…やり過ぎたか?
倒れそうなルルーへ駆け寄り、体を支えながら何処を撃たれたか
確認しているプリンスを見ていると、そんな考えが頭を過ぎる。
―――文句の一つぐらいは、飛んでくるだろうな…。
『最初から外すつもりなら・・・・弾抜いて撃てばいいだろうが!
宇宙警察だって無抵抗の相手に撃つ事はないってのに!』
予想は、見事当たり…と。
だが、責められるような事を簡単にした俺も、俺…仕方無いっちゃ、仕方無い。
『まったく、無茶苦茶焦ったじゃねぇか!』
やっぱ、心臓に悪かったのかね。
そんな事を想いながら、煙草の煙を吐き出し…
プリンスの言葉が終わると共に、俺は言葉を紡ぐ。
「まあ、なんだ…俺も出来りゃ、そうしたかったさ。
したかったが……俺も職業柄、流石にそこまで手は抜けなくてねぇ。」
一旦言葉を切って、床に煙草を落とし、火種を踏み消して…続ける。
「これでも、気は遣った方なんだぜ?
―――ま…ルルーが、そこまで細い神経してた…ってのは、完璧な誤算だったけどな。」
言いつつ、頭を掻きながら苦笑。
…しっかし、罪悪感をかなり感じるんだが…これは周りに
悪魔…って、感じさせないからかね…。
「ともかく、プリンス…あー、ルルーもシェラ嬢ちゃんもだが…驚かせて悪かった…。
だが、これでルルーと、シェラ嬢ちゃんに手を出さないって事は、誓える。
だから……まぁ、安心してくれ。」
そう言って俺は、ズレたサングラスを指でかけ直した。
口の端を軽く吊り上げ、微笑を作りながら…。
現在地:1F廊下
- 295 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :05/03/23 22:36
- >>291
銃声が呆然としていたジークを現実に引き戻す。
ジ:「な、なんだ何が起こったんだ?」
そう言いつつルルー達の様子を見てみるとルルーは気絶しかけてプリンスに
支えられておりクロワは口の端を軽く吊り上げた微笑を浮かべている。(>>292-294)
ジ:とんでもない状況になっているな。
そう思いつつジークは未だに鎧を持ち上げているシェラに近づく。
そして精神を集中させながら右手をシェラの方に翳し………
ジ:アズライール、俺の中に流れるマリスの力の流れを解除してくれ。
ア:わかった、少し待っていろ。
心の中でそういう会話を交わした直後突然黒い気の塊の様なものがジークの
体から抜け出し刻印が刻まれている右手に吸い込まれ消える。
それを確認したジークは一息置き…………
ジ:「終わったか。ならば……シェラの持ち上げている鎧を動かす為に………
いでよ、ヘイトレッド!」
と叫ぶとジークの目の前に何かの紋章のような模様が描かれた後
その中からジークよりもひとまわり位大きいの不気味な人型の怪物が現れて
シェラに近づき持ち上げている鎧に手をかけた。
どうやらシェラが持ち上げている鎧を元の場所へ戻すつもりのようだ。
(現在地:一階廊下)
- 296 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :05/04/01 22:29
- >>294
「だからって……!」
まだ色々言ってやろうかとも思ったが、クロワは謝罪の意を示している。
これ以上騒ぎだてるのは大人気ない、と考えて責めるのはやめた。
それでも、感情的には納得がいかず、小さな声で1人ごちた。
「普通戦いなれてない小さな女の子の神経は多分細いだろうなとか考えてくれれよ……」
支えているルルーが意識を取り戻す様子は今の所はない。
いつまでも抱きかかえておくわけにも行かないが、今のシェラに話しかけるのが怖い。
というか、大丈夫だと分かった今、火事場の馬鹿力が消えて鎧に潰されたりはしないのか不安になってきた。
そーっとシェラの様子を伺うと、ジークが何か呼び出して鎧を奪おうとしていた。>>295
(よしチャンス! ジークが上手く鎧を戻したら、すぐにルルーを預けよう!
そうすりゃシェラだって大人しくなるはずだ!
頑張れジーク、応援してるぞ!)
鎧がシェラの手から離れるその一瞬を、プリンスは待つ事にした。
現在地 一階廊下
- 297 名前:クロワ ◆KurowahR5A :05/04/03 05:15
- >>296-295
『だからって……!』
…やっぱ、納得いってねぇか。
だがなぁ…俺だって、遊びや道楽なんかで悪魔他、
諸々の相手をしてる訳じゃない。
あの実弾は、俺のケジメみてぇなもんだったんだが…ねぇ。
ま、責める声も途中で止まったから、半分ぐらいは解ってくれてるとは思うが―――
『普通戦いなれてない小さな女の子の神経は多分細いだろうなとか考えてくれれよ……』
…半分じゃねぇな。
せめて、三分の一でも解ってくれてりゃ恩の字かね…こりゃ。
「だから、悪かったって言ってるだろ?
あんまり、大人をイジメなさんな…この歳で拗ねたり、ぐ…れ?」
…プリンスは、どこを見てんだ?
なんか、嫌〜な雰囲気を感じる。
取り敢えず、言葉を切ってプリンスの視線を追ってみた。
…………あ。
あ〜あ〜…そういや、シェラ嬢ちゃんの事忘れてたぜ…。
もう、見るからにヤバげなオーラを装備してるなぁ、オイ。
…ま、まぁこりゃ自業自得なんだが。
「―――ん?」
そこで気付いた。
…ジークがなんか出して、シェラ嬢ちゃんが筋力をフルに使って持ち上げてる、
鎧に近付かせてる事に。
……見なかった振りして、心の中で応援しときますか。
俺の命…いや、もし筋力の限界で鎧を降ろせない状態だったら、
シェラ嬢ちゃんの命が半分くらいかかってるしな…。
しっかし、いきなり襲われたり、襲って来た奴らが動く死体になったり、
悪魔らしくない悪魔もいて、おっかねぇシスターもいる…ホント退屈しない…
いや、出来ねぇな…こりゃ。
―――だからって、楽しめる訳でもないが…はぁ。
現在地:1F廊下
- 298 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :05/04/03 23:07
- >>296-297
自分達の行動を見守っている二人の視線を感じたジークは……
ジ:「ヘイトレッド、鎧は慎重に持ち上げて運べ。」
とヘイトレッドに再度指示をだした。
それを聞いたヘイトレッドはシェラが持っている鎧を慎重に持ち上げた後
ゆっくりとしたスピードで元々鎧が置いてあった場所へ鎧を運び始めた。
ジ:よし、これならうまくいきそうだぞ。
そう思いつつも万が一の事を考えて暫くの間ヘイトレッドの行動を見守るジーク。
その視線を感知したのかヘイトレッドはより慎重な足取りで鎧を運ぶようになる。
それを見たジークは……
ジ:後はヘイトレッドに任せておけば大丈夫だろう。
と考えプリンス達の方へ体を向けたその時!突然後方から……
「バタン」
という何かが転んだ音と共にヘイトレッドが運んでいたはずの鎧が飛んできて
プリンス達の方を向いていたジークの後頭部に命中!
その影響でジークはその場に倒れこみそのまま気絶してしまった。
(現在地:一階廊下)
- 299 名前:プリンス・チュルホロ ◆nOpRJrL5r. :05/04/09 22:45
- >>298
すぐそばでクロワが何か言っている気はするが、今の状況では耳に入らない。(>>297)
重要な話なら、またあとで聞けるだろうととりあえずその事は置いておく。
そう、今重要なのはジークがシェラの手から鎧を奪う事だけだ。
鎧がシェラの手から離れ、元の場所に戻されようとしている。
それを確認した瞬間、プリンスは支えていたルルーを半ば押し付けるようにシェラに預ける。
「女同士なんだし、あとは任せた!」
返事を聞かずにジークの方を向き、鎧問題を解決してくれた事をねぎらおうと言葉をかけた。
「ジーク、ご苦労さん、いやたすか……」
助かった、と言い終える前に何故か先ほどの鎧がジークの後頭部に当たった。
「おいっ! しっかりしろ!」
慌てて駆け寄るが、動かしていいものかと固まる。
あんな重そうな物がよりにもよって頭に当たった。
下手にジークを動かすのは危険なのではないだろうか。
「……医者! ってか医学に詳しい人間はいないか?!」
現在地 一階廊下
- 300 名前:クロワ ◆KurowahR5A :2005/04/21(木) 04:58:24
- >>298-299
…ふぅ。
鎧を取り上げるのは、どうやら成功かね。
ジークが居なけりゃ、やばかったな…こりゃ。
「ジーク、助かったぜ…お疲れさ…。」
と、俺が声をかけたその瞬間…。
―――ガコン!!
…という、破壊的と言える激突音がその場に響いた。
「……マジかよ…。」
……鎧がジークの後頭部目掛けて、飛んで来やがった…。
どうやらあの使い魔?が、やったみたいだが…コケてるとこを見ると、
ワザとじゃ…ねぇか。
『……医者! ってか医学に詳しい人間はいないか?!』
プリンス…気持ちは解るが、そんな慌てても…なぁ。
「医学に詳しいって訳じゃ無いが、応急処置の方法くらいなら大体解るぜ?
それと、まぁ…そんな慌てんな…打ち所が悪くなきゃ、多分大丈夫だろ。」
プリンスにそう言って、俺はジークの様子を見る。
―――気絶はしてるが、息はしてる…患部は…少しデカイ瘤が出来てるぐらいか…。
この程度なら、処置としては冷やすだけでいいな。
「ふーむ…当たり所は良かったみてぇだし、これぐらいなら問題無い。
なんか冷やすもんでもありゃいいが…別に無くても、じきに気付くだろ。」
俺はプリンスにそれだけ言って、煙草を口に咥えた。
現在地:1F廊下
- 301 名前:◆KurowahR5A :2005/04/21(木) 05:50:01
- ここは人里離れた小高い丘の上の洋館です。
貴方達は各々様々な事情でこの洋館を訪れています。
この洋館は怪現象が起こることで地元の人々の間で有名です。
果たして貴方達はこの洋館の謎を解き明かす事ができるでしょうか。
■ルール■
キャラハンで参加してください。この洋館で何をするかは自由です。
なるべく協力して(殺し合いも可)この洋館で起こる怪現象を解き明かす、または
3スレの間、トラップや幽霊・怪物の攻撃から生き延びてください。
キャラハンはなるべく自分のレスに「現在地」「状況」等を記入するようにする。
事件・描写・選択などの問題提起は名無しがする。
キャラハンは探索者或いは幽霊・物の怪になりきり行動をとる。
参加者は洋館の玄関からスタートする。
(但し幽霊等の人外で出演する場合は何処から出現してもよい。)
洋館の構造は基本的に自由(自由にエリアを作って下さい)
尚この洋館はものすごく人里から離れているため人里には行けません。
物語の円滑な進行のため誰かは状況整理者になるのが望ましい。
名無し、キャラハン共に度の過ぎた先攻破壊や強制移動のイベントはなるだけ控えてください。
状況
・ジーク 所属していた教団に実戦配備前のテストとして邪神アズライールと共に洋館に送り込まれた。
・ルルーとシェラ 強風に飛ばされてここまで来た&それを探しに来た
・プリンス ギルドの調査依頼で洋館に潜入。
・第1の大剣部隊 洋館を確保する為に突入。
・女商人&ソヒー 一攫千金を狙って足を踏み入れる。
・クロワ 依頼の関係で魔界に降りるが、下の階層へのゲートを潜ると何故かここに出た。
・「天」の鬼 強者との闘いを求めて?
現在位置
一階廊下 ルルーとシェラ プリンス ジーク クロワ
一階階段前 第一の大剣部隊(兵士四名)
二階廊下 女商人&ソヒー
不明 「天」の鬼 第一の大剣部隊2(兵士四名)
行方不明・死亡・消滅
・第1の大剣の兵士の中、最初に同士討ちで死んだ4名と
玄関大広間の六名がゾンビ化、さらに、ゾンビ化兵士の一人をジークとプリンスによって撃破。
・玄関前大広間のゾンビ兵士6体…ジーク、クロワによって撃破。
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