甲子園球場ですが、お話いたしませんか?

1 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/05/28 02:23

一刻館の皆様、初めまして。わたくしは兵庫県西宮市の甲子園球場でございます。
以後お見知りおきを……などとは申しますものの、賢明な皆様のことですから、
わたくしのことなど既にご存知のことかと思われますが。

簡単に申さば、このスレッドは甲子園球場の擬人化スレッドでございます。
もしお時間がございましたら、わたくしと戯れにお話などをしていただければ
嬉しく思いますわ。

……それでは皆様、何とぞわたくしをよろしくお願いいたします。

2 名前:名無し客:04/05/28 02:48

高校野球の度に体重が減ってしまうそうですが、大丈夫ですか?

3 名前:名無し客:04/05/28 02:55

ライバルは神宮球場ですか?

4 名前:名無し客:04/05/28 03:36

昨年の日本シリーズについて思うことをぶちまけてください。

5 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/05/28 11:21

>>2様
まあ、それは敢闘惜しくも敗れた高校球児がわたくしの土を持ち帰ることを
意味しているのでしょうか? わたくしを熱くさせてくれた球児のためなら、
その程度はこの身を粉にしてでも耐え抜きますわ。

うふふふ、などとは申しましたものの、種を明かせばわたくしの土はきちんと
補給されておりますの。心配はいりませんわ。夏の甲子園だけでも、球児たちが
持ち帰る土の量は1トンを越えますもの。わたくしの土は日本の黒土と福建省の
白砂を混ぜているものですのよ。
最初に土を持ち帰ったのは1949年夏、準々決勝で敗れた小倉北(現小倉高校)の
福島一雄選手と言われてますわね。旧制小倉中学時代から活躍していた好投手ですわ。
彼と小倉高校には様々なエピソードがございますが、それはまたの機会に譲ることと
いたしましょう。

>>3様
神宮球場様とわたくしをどのような地位と捉えるか、によりますわ。
阪神タイガースの本拠地と考えるのであれば、ライバルはむしろ東京ドーム様ですわね。
わたくしを高校野球の聖地とするなら、神宮球場様は大学野球の聖地と言えますわ。
そうなると自然と意味合いは変わってきますわね。神宮球場様はわたくしという
ステップを通った球児の姿を見ることができる場所ですもの。
言わばわたくしは初めての女性。神宮球場様はわたくしで成長した男が出会う女ですわ。
どちらでもいい思い出が残せるはずですわよ、きっと。うふふふっ…。

>>4様
ああ…昨年はわたくしと福岡ドーム様を舞台として熱戦が繰り広げられましたわね。
いま思い出しても胸が締め付けられますわ。わたくしも食い入るように見ていましたの。
史上屈指の激戦となった日本シリーズ、わたくしが舞台のときはすべて1点差ゲーム…!
もうたまりませんわね。勝敗を越えたところで男たちの激戦に打ち震えましたわ。
惜しむらくは福岡ドーム様が会場のときに日本一が決まったことですけれど、
あれほどの好勝負を前にすれば、それも些細なことに思えてしまいますわね。

6 名前:名無し客:04/05/28 18:14

印象に残っている高校の校歌は?

7 名前:名無し客:04/05/28 20:23

兵庫県にあるのに大阪のモノであるかのような扱いはどうですか?
千葉県にあるのに東京と呼ばれる成田空港やディズニーランドの気持ち、
あなたなら分かりそうですね。

8 名前:名無し客:04/05/29 00:09

とりあえず立ち小便させてもらいますね。

9 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/05/29 10:17

>>6様
それはもう、わたくしを舞台に時代を築いた常勝チームの校歌は覚えてしまいましたわ。
箕島、池田、PL学園、天理、横浜、智弁和歌山……このレベルの古豪・常連高になると
ファンの間でも歌える方は多いですわよ。特にPL学園の校歌は日本で一番有名な校歌と
言っても過言ではございませんわね。

校歌そのものが印象に残る場合もありますわね。「イエス イエス イエスと叫ぼうよ」と
締める桜美林(西東京)の校歌は、1976年夏の「桜美林旋風」を語る上で外せませんわ。
2001年の夏に八強入りした明豊(大分)の校歌も、南こうせつ氏の作曲ということで
話題になりましたわね。今春優勝した済美(愛媛)の校歌も、校歌らしからぬ爽やかな歌で
印象的ですわ。「"やればできる"は魔法の合言葉」……その通りの快進撃でしたわね。

>>7様
そうは申されましても、わたくしの正式名称は"阪神"甲子園球場ですの。
確かにわたくしは兵庫県に腰を構えておりますが、西宮市は神戸と大阪の中間ですのよ。
府県レベルで考えるよりは、名称の意味する地域と周辺の密着性で考えていただければ
嬉しいのですけれど。

わたくしは成田空港様やディズニーランド様に比べて歴史が長いので、大阪扱いされるのも
慣れてしまいましたの。むしろ今では「兵庫にあるのに」という言葉こそ無粋に感じますわ。
そのお二方も今更の感はありますけれども、そろそろお慣れになった頃だと思いますわ。
フランスパンは日本で作られていてもフランスパンですわよ。ふふふ。

>>8様
警備員にしょっ引かれたくなければ、球場内のお手洗いをご利用くださいませ。
そんなことではまた「甲子園のファンはマナーが悪い」などと悪評を立てられましてよ?
確かに野球はファンあってこその客商売ではございますが、ルールとマナーを守らぬ人を
決してファンとは呼びませんわ。ご自制なさいませ。

10 名前:名無し客:04/05/29 20:42

乱闘のとき、実は結構ワクワクしてたりしませんか?

11 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/05/30 13:16

>>10様
わたくしは余り乱闘は好きではございませんの。わたくしの存在する理由、
お客様が高い入場券を買う理由、視聴者様が貴重な時間を割いてテレビを見る理由、
それはすべて野球のためであって、決して乱闘のためではございませんわ。
選ばれし者達が一投一打にかける真剣勝負だからこそ、時には熱くなって感情が
爆発するということも分からぬことではございませんが、野球も客商売でございます。
やはり野球選手は野球ならではのファンサービスを披露することこそが本義ですわ。
ましてや少年ファンの目の前で大の大人が暴力を振るうというのは、いかなる理由が
あろうと好ましくはありませんわね。

……とは申しますものの、ファンサービスやチームのための一環として
乱闘を演出できるお方が稀にいるのも、また味といえば味でございますわね。
星野仙一様の現役時代や若かりし頃の監督時代などは、審判への派手な抗議や
乱闘ですらキャラを生かしたパフォーマンスとして喜ばれていた面もございましょう。
そのような稀有な才をお持ちの方の姿に限っては、わたくしも心高鳴らせることは
ありますわね。勿論、怪我人が出るようでは論外でございますが。

12 名前:名無し客:04/05/30 14:17

オフシーズンのときは、やっぱり寂しいものなんでしょうか?

13 名前:名無し客:04/05/30 15:08

人工芝よりも、やっぱり内野グラウンドは土、外野は天然芝ですよね?
選手の身体への負担も小さいし。

14 名前:名無し客:04/05/31 00:24

江川の耳焼きください!!

15 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/05/31 15:02

>>12様
確かに寂しいことが多いですわね。あれほど熱狂的なタイガースのファンの方々も
プロ野球のシーズンが終われば来なくなってしまいますものね。止むを得ないですわ。
ですがわたくしにはもう一つの顔もございますのよ。冬場にはわたくしはアメリカン
フットボールの会場にも使われますの。関東、関西以外の方には馴染みが薄いかも
知れませんが、スポーツに詳しい方でしたら、一度くらいは「甲子園ボウル」という
言葉に聞き覚えがあるのではないかと推察いたします。

特に近畿地区の大学ではアメフトが盛んですのよ。関西学院大学と京都大学が二強を
形成しておりましたが、昨今は立命館大学もすっかり強豪の仲間入りを果たしましたわ。
この関・京・立の壁に関西大学や同志社大学、近畿大学などが挑むという構図ですの。
関東では法政大学が強豪ですわね。冬のわたくしを熱くさせてくれますわ……。

>>13様
仰る通りでございますわね。厳しい言葉ですけれども、人工芝は百害あって一理なしですわ。
選手もわたくしを舞台とすると溌剌としたプレイができるようで、球場冥利に尽きますわね。
ドーム球場最大の弊害は人工芝でございましょう。

選手の華麗なプレイを見るためにファンは集まるのですけれど、人工芝で阻害されるとは
まさに本末転倒ですわね。人工芝の下はコンクリートですから自然とフィールドは硬く
なりますわ。そうなれば守備の際に足を踏ん張るだけで体に負担がかかり、選手の疲労が
増しますもの。疲労が増せば怪我も増えてしまいますし、怪我が増えれば選手生命も
短くなってしまいます。そして何より最高のパフォーマンスを発揮できませんわ。
ダイビングキャッチの際に人工芝との摩擦で火傷する選手も多かったと言いますし、
深刻な問題ですわね。

昨今ではドーム球場でも柔らかい人工芝が導入されていますけれど、それでもやはり
不十分ですわ。日米野球でイチロー選手が凱旋帰国なさったとき、東京ドーム様に導入された
柔らかい人工芝を踏んだ瞬間、「これは人工芝。天然芝とは全然違います」と発言したことは
象徴的でしたわね。

>>14様
なかなかの通とお見受けしますわ。トラキチのトラキチによるトラキチのための飲食店
「居酒屋 虎」においては名物メニューだったとか。正体は豚の耳焼きと聞いております。
「巨人ファンの串刺し」などという物騒な名前もあったと記憶しておりますが、
いかにも熱狂的なタイガースファンが喜びそうなメニューですわね。

名前の元となった江川投手は作新学院(栃木)時代に出場を果たしていますが、
素晴らしい投手でしたわ……今でも高校野球史上最高の投手の一人と数えられますわね。
球をバットに当てただけで、バッターが拍手される投手などもう現れないでしょう。
高校時代の彼に対しては「悲しみの剛速球」という称号を送りたいですわね。
その理由についてはまたの機会に質問を受けた際にお答えいたしましょう。
ジャイアンツ入りの過程に対しては「あの好青年が何故?」と嘆かざるを得ませんが。

16 名前:名無し客:04/06/01 03:23

ちょっと一般人はあまり知らないような、甲子園のトリビアを教えていただけませんか?
いわば、甲子園球場のカラダのヒミツ、ですね。

17 名前:名無し客:04/06/01 11:08

ビッグエッグとの仲はいかがですか?

18 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/01 13:29

>>16様
甲子園球場は……
ベーブ・ルースも「このグラウンドではホームランを打てない」と嘆いた球場である。

うふふふ、トリビアにしてはむしろ有名な部類かもしれませんわね。
ベーブ・ルースのこの発言は、後の日本球界に多大な影響を与えたと言われていますわ。
何故ならベーブ・ルースが日米親善野球で来日した1934年当時、わたくしはセンター
132メートル、両翼106メートルという広さを誇っていましたの。これは現在の他球場と
比較しても規格外の広さですわね。
彼の一言で、わたくしの両翼は91メートル、センターも120メートルへと全体的に
シェイプアップされたのでございます。日本の球場がメジャーリーグに比べて一回り小さい
時代がずっと続いたのは、当時非力だった日本人が、ホームランと野球の魅力を知るためには
ベーブ・ルースの発言を無視するわけにいかなかったからだとも言われていますわ。

それでも左中間、右中間が広すぎると考えられたため、外野にラッキーゾーンが設置されて
いましたわね。高校野球が後に金属バットを導入し、本塁打が増加したため1992年に
撤去されましたが、わたくしはそれで左中間・右中間が深いグラウンドになりましたの。
カラダに例えるならバストがぐっと豊かになったようなものですわ。うふふふ……。

>>17様
東京ドーム様のことですわね? 昨今ではかの方をビッグエッグとお呼びになる御仁も
めっきり減ったと思っていたのですけれど……懐かしさを感じてしまいますわね。

ご質問でございますけれども、わたくしと東京ドーム様との仲は良好でございます。
お互いを本拠地にするチーム、そして両チームのファンの仲がいいかどうかは別ですけれど、
球場同士はみな仲が良うございますわ。皆様対等な立場で良い関係になっております。
新入りの札幌ドーム様に他球場が「まずはこの業界の礼儀を知ってもらわねぇとなあ!」
などと迫るような場面もございませんわね。
……ございませんってば!

わたくしはプロ野球で二番目に人気のあるチームの本拠地ですから、他球場の皆様には
観客動員の面で羨望の眼差しを浴びることが多いのですが、同時に哀れみの目を向けられる
こともございますわね。入場者が暴徒と化す場合が一番多いのもわたくしでございますので。
わたくしは群集心理を垣間見る場所にもなりますのよ。誇れたことではございませんが。

19 名前:名無し客:04/06/01 14:33

ヤフーBB球場ってDJがナビ放送したりするんですよね。
甲子園でもそういうサービスを始める予定はありませんか?

20 名前:名無し客:04/06/02 05:52

甲子園の土はどこからきたのか疑問です

21 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/02 14:08

>>19様
阪神タイガース球団の判断次第だと思われます。「やろうと思えばできる」という
段階にあるのではないでしょうか。Yahoo! BBスタジアム様のDJは実にクールですわね。
港町神戸のイメージに適していますし、かの球場のオリジナリティとしてあるわけですから
わたくしで始めたとしても「二番煎じ」という印象は拭えないと思われます。
実行するにしても、例えば週に一度、隔週に一度など、限定的なものが望ましいかと。
ブルーウェーブのファンも黙ってはいないでしょうから、慎重になる必要がございます。

>>20様
元々は阪神間の普通の土でございます。ところがこの周辺の土は色が白色に近く、
ボールが見えにくい土ゆえに尼崎の蓬川の土と淡路島の赤土を混ぜることになったのです。
当時の担当者は色合いや土の硬さを調べるため、実際に走ったりスライディングしたりと
実験を積み重ねたのですわ。

この試行錯誤は現在も受け継がれておりますの。鳥取・大山の土と鹿児島・桜島の
火山灰を混ぜていた時期もありますわね。今では>>2様にお答えいたしました通り、
国内の黒土と中国・福建省の砂を混ぜておりますわ。

22 名前:名無し客:04/06/02 14:12

同じ港町の球場である横浜球場について、どのような考えをお持ちですか?
今季の阪神は、かの球場の球団に随分と苦しめられているようですが……。 

23 名前:名無し客:04/06/02 14:15

球場名売買ビジネスについては、どんな感想をお持ちですか?

24 名前:名無し客:04/06/03 01:13

掃除はどのくらいの頻度でやればよろしいでしょか?

25 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/03 16:34

>>22様
横浜スタジアム様は外野守備の妙を楽しめる場所でございます。
その立地上、独特の「回り風」が吹く球場でして、風向きがすぐ変わるのですわ。
西風かと思えば東風、北風かと思えば南風……大きな飛球が上がれば、わたくし上空の
浜風にも劣らぬ効果を及ぼすのでございます。風の強さでは千葉マリンスタジアム様には
かないませんが、セ・リーグ球団の所属する球場では風の影響が強い球場ですわね。

今年のタイガースは確かにベイスターズに苦戦しておりますが、これもやはり勝負の
巡り合わせでございましょう。有り体に申さば「こういうときもありますわ」という
ことでございますが。それが野球というスポーツでございます。
昨年は逆にタイガースが圧倒的にベイスターズから勝ち星を稼ぎましたし、
あそこまで手ひどくやられたのでは、ベイスターズの選手も当然黙ってはおりませんわ。
わたくしはそこにプロの意地を感じておりますの。
阪神タイガースがベイスターズに対してどう巻き返しを図るのか、その他の4球団と
含めてどう戦っていくのか、そこに興味がありますわね。

>>23様
いわゆる施設命名権売却ですわね? 「ネーミング・ライツ」と申しました方が
聞き覚えのある方も多いと思われます。わたくしといたしましては、時代の流れから
必要なことではないかと考えていますわ。

日本球界ではYahoo! BBスタジアム様が初導入でしたが、海外を見ればスポーツ施設の
ネーミング・ライツ売却はごく一般的なものでございます。イチロー選手の所属する
シアトル・マリナーズのホーム球場セーフコ・フィールド様の「セーフコ」とは、
シアトルの保険会社の名前ですし、コロラド・ロッキーズのクアーズ・フィールド様
――野茂投手がノーヒットノーランを達成した球場――にはビール会社の名前が
冠せられておりますわ。
日本でも東京都がFC東京の本拠地・東京スタジアム(調布市)のネーミング・ライツを
味の素に売却し、「味の素スタジアム」と名前を変えたことが話題になりましたわね。

先述の通り、このような広告方法は時代の流れが必要とするものでございます。
日本の大型公共施設はほとんどが自治体の所有物。ゆえに運営・管理・メンテナンスに
税金が用いられることになるのですわ。ところが近年ではどの自治体も税収に伸び悩み、
球場のような公共施設でさえも独立採算が求められる状態となっております。
行政は目的が公共サービスであるという性質上、利潤追求のノウハウに乏しいため、
「ならば民間企業に協力してもらおう」という理念がここで生まれたのでございます。

問題はこの権利をいかに利用するか、ということですわ。ただ名前を変えるだけでは
企業の広告に過ぎませんわね。その地域の住民が使いにくければ、誰もそんな公共施設を
使おうとは思いません。それでは何の意味もなかったことになります。
これをいかにして利用するか。企業の広告媒体としてのみではなく、施設をどう利用して
運営資金を確保するか。自治体・企業・利用者の三者が最大限のメリットを得なければ
なりませんわね。一般開放やコンサートなどの誘致が単純に思いつくところですわ。

ですがここで真に問われているのは、行政の根本目的「公共サービス」でございます。
誰のための公共施設であり、誰のためのサービスか。特に世界一の高齢化が進む日本では、
健康とスポーツの関係は政治が介入しなければならない大きな課題と言えますわ。
子供や高齢者でも気軽に利用できて、スポーツを楽しめるサービスも大型公共施設に
求められるようになるでしょう。頭のお堅い行政には難しいですが、民間が関われば
わたくしはきっとそれも不可能ではないと考えておりますの。
ネーミング・ライツから「スポーツは文化である」という啓蒙も可能になるのですわ。

>>24様
試合のある日は毎日やっていただきたいですわね。何しろ連日5万人を超える
お客様がご来場になりますから、どれだけ気をつけても汚れてしまいますもの。
勿論ゴミの処理などはお客様にマナーを高めていただきたいとは存じますが、
それにも自ずから限界というものがございます。翌日に備えて掃除は必須ですわね。
お客様への快適なサービスを怠れば、その姿勢は伝わってしまいますものね。

……もっともタイガースという球団は、2003年まで18年間も「優勝」という
最大の快適サービスを怠っていたわけでございますが、そこのところはチームの実力や
勝負の巡り合わせもございますので、追求しないで下さいまし。おほほほほ……。

26 名前:名無し客:04/06/03 17:54

さすがは球場さん、物事を冷静に見てますね。

野球以外の使われ方をしたことはありますか?
また、今後はどんなイベントに使って欲しいですか?

27 名前:名無し客:04/06/04 02:20

どーしても仲良く出来そうにない球場ってありますですか?
球場でなくても、国技館とか武道館とかでも結構です。

28 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/04 18:25

>>26様
>>15で申し上げました通り、わたくしは現在でもアメリカンフットボールの会場に
用いられておりますわ。他にも映画撮影の場所として利用されたこともありますし、
野球漫画の舞台に使われることも多々ありますわね。

やや毛色が違いますが、第二次世界大戦中、野球が禁止された時代がございます。
そのとき食糧増産の命令で、わたくしはイモ畑として使われたことがありますのよ。
時代背景が違うとはいえ、今の人たちには考えられないことではないでしょうか。
平和だからこそ野球ができるということを、戦争を知らない今の世代の皆様にこそ
知っていただきたいところですわね。
そのような背景を鑑みますと、やはりわたくしはスポーツのために使われるのが
一番だと考えておりますの。イモ畑に戻りたくはありませんわ……。

>>27様
おほほほほ……ちょっとお耳を貸してくださる?

……ここだけの話ですわよ。今だから言える話ですが、千葉ロッテマリーンズの
前身・ロッテオリオンズの本拠地だった川崎球場様は好きになれませんでしたわね。
何しろかの球場は野球ファンからも3K(汚い・臭い・客が少ない)などと呼ばれて
おりましたほどですの。それはもう哀れな球場でございましたわ……。

お客様のいない外野席では、受験生がグラウンドに背を向けて問題集を広げるわ、
大学生が鍋物や流しそうめんの器具を持ち込んでコンパをするわ、子供のお客様も何故か
「無罪」だの「勝訴」だのと書かれた半紙を持って走り回るわ、シーズンオフのテレビ番組
「プロ野球珍プレー好プレー」でイチャつくカップルの姿が毎年のように紹介されるわ、
数少ない純粋なファンが野球を見るにしても、近くのビルに登ればそこからグラウンドが
見えるから入場券を買わなくてもいいという、プロ野球らしからぬ貧弱な設備でしたの。

そんな環境が劣悪な球場を「崎スタ」などと呼ばせ、当時の選手たちに無理矢理爽やかな
ファッションをさせてアピールしようとしたロッテリアの広告は、半ば詐欺ではないかと
思いましたわね。女子高生などのファン拡大を狙ったらしいですが、その前にすべきことが
あると思いましたわ……あれでは広告もむしろ逆効果ですわね。
二度と川崎球場になんか来るか、というお客様の方が多かったと思いますわ。


……信じられないかもしれませんが、いずれも事実でございますわよ、この話。

29 名前:名無し客:04/06/04 18:27

>>4と少し被りますが、去年の日本シリーズが「内弁慶シリーズ」などと言われている事に思うところはありますか?

30 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/04 22:54

>>29様
不思議なことだと思っておりますわ。そもそもスポーツにおけるホーム有利の概念は、
地の利などということを除けば、サッカーで語られ始めたと聞いたことがございます。
声援があることから選手が奮起し、それ故にサッカーは応援団を「ファン」ではなく
「サポーター」と呼ぶ――という話がございますわね。

野球でこのような現象があるのか、その因果関係は語られぬ印象がございます。
統計学的なデータを示すことはできませんが、芝芽や風向きなどで地の利という面は
あるやも知れません。野球もホーム球場での試合が多い以上、ホーム球場での勝率が
上がることはあってもおかしくないように思いますわね。

ところで、皆様はアスリートが集中力を高めるために「特定の行為をある場面で
継続して実行する」ことがあるのをご存知でしょうか。有名なところになりますと、
打席に入ったイチロー選手がバットを投手に向けた後、くるりと1回転させる行為や、
スワローズの古田選手が打席で背筋を伸ばす行為、ライオンズのカブレラ選手が
バットを担いで背を反らす、ホークスの城島選手がバットに触れる――そんな行為が
挙げられますわね。このような「普段から継続している行為」が集中力を高め、
メンタル面での強さを生み、緊張を和らげる効果があると報告されていますわ。
つまり、俗に言う「ゲン担ぎ」にもちゃんとした意味がございますのよ。

ここで振り返りますに、福岡ドーム様でのホークスファンの応援歌や大歓声、
わたくしでのタイガースファンの大歓声が、「普段から継続している行為」と化し、
選手のプレイに微妙な影響を与えていたかもしれませんわね。トップアスリートの
レベルになると、メンタル面で勝負が決まるといっても過言ではございませんし。
ホーム球場の応援が精神面での差を生み、あの結果を招いていたとしたら……。
これこそ野球ファン冥利に尽きますわね。ロマンのある話だと思いますわ。

31 名前:名無し客:04/06/05 01:33

甲子園球場さんが、球場内……ご自分のカラダの上で、して欲しくない
行為を教えて下さい。

32 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/05 12:10

>>31様
第一に犯罪でございます。由々しき話ではございますが、富を生む娯楽産業というのは
闇の世界との繋がりが往々にして生まれやすくなってしまうのですわ。一番有名なのは
ダフ屋行為ですわね。球場の周辺でよく見かけますが、これが暴力団の資金源になっている
というのは古くより指摘されております。
また、私設応援団やタニマチなどにも暴力団紛い、あるいは暴力団構成員そのものが
関与しているという話も黒い噂としてよく聞きますわね。敵は身内にあり、ですわ……。

第二にマナー違反でございます。観客が暴動を起こすというのはまさに論外ですわね。
その他にはゴミの放置や汚い野次が挙げられましょう。時には野次の中に人種・民族差別を
意図する発言が含まれることもあるようです。野球を野球以外のもの、娯楽以外のものに
変質させようとする連中を決してファンと呼んではなりませんわ。

要するに、わたくしという施設の本質を歪めかねないような行為はしていただきたく
ありませんわね……犯罪や暴動に凌辱されて悶えるほど、わたくしはMではありませんの。
やはり愛がなければ、わたくしの心とカラダを蕩けさせるのはきっと無理ですわね。
くすくす……少しはドキドキなさいました? うふふふふ…。

33 名前:名無し客:04/06/06 00:16

もし甲子園でサッカーをすることになったら嫌ですか?

34 名前:名無し客:04/06/06 01:57

甲子園球場さんと言えば、あのツタがびっしりと生えた外観がお洒落ですよね。
他にも、自慢のお洒落って何かありますか?
外から見えない秘密のお洒落とか。

35 名前:名無し客:04/06/07 01:29

あなたにとって、「英雄」の定義はどのようなものでしょうか?

36 名前:名無し客:04/06/07 01:37

巨人軍は永遠に■■■です!

37 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/07 02:23

>>33様
別に嫌、ということはございませんわ。野球以外のスポーツにわたくしが使用されることも
実際にございますから。アメフトの会場として使われることは、既に述べた通りでございます。
サッカーは物理的に無理ではないかと思いますわ。わたくしの内野は土ですし、芝生が敷いて
あるのは外野のみ。そこだけではサッカーのピッチは入らないのではないでしょうか。
サッカーにも野球にも使える施設としては、札幌ドーム様がありますわね。スポーツの施設も
これからは多目的でなければならない――これも時代の流れかもしれませんわね。

>>34様
バックネット裏を覆うように設置された銀傘が、お洒落といえばお洒落やも知れませんわね。
あの銀傘は雨除けと思われやすいのですが、実際の目的は日除けでしたのよ。
かつては外野のアルプススタンドまでも覆っていたのですが、戦時中に鉄が必要になったため、
日本軍に供出されてしまいましたの。夏の高校野球をこの銀傘の外で見るか、内側で見るかで
観戦の快適さには大きな差がありますわね。

外から見えない秘密のお洒落――というほどのものはありませんわね。残念ながら。
何故ならわたくしの魅力は既に完成されていて、変わる必要がないからでございます。
いえ、正確には「変わらないことが魅力」とでも申しましょうか。
高校野球では何が起こるか分からない……それを「甲子園には魔物が棲む」と評する場合が
ございますが、それは本当のことかもしれませんわね。
どれほど時代や変わっても、日本には暑い甲子園の季節が二度ございます。毎年、わたくしを
目指す球児がおられます。そんなわたくしの魅力はまさに、魔物そのものかもしれませんわよ。

>>35様
わたくしを目指し、グラウンドで駆け回ることを許された人は誰しもが英雄でございます。
わたくしという大舞台に立つためには、なんであっても飛び抜けた才能と運がなければ
不可能ですわね。選ばれた者だけが何十倍、何百倍という競争を勝ち抜いてこそ立てる舞台、
それがわたくしでございます。それ故、必然的にわたくしの土を踏む者は、望むと望まざるに
関わらず、誰かに夢を売ることになるのですわ。
夢を売るということは、人々に希望を与えるということ。それが可能な人間というのは、
それだけで既に英雄と呼ぶに値する、偉大な存在だとわたくしは考えておりますの。

>>36様
戦後最大のスーパースター・長嶋茂雄様の華々しい引退セレモニーでのコメントならば、
そこには「不滅」という言葉が入りますわね。かのお方は実に稀有なカリスマでございました。
味方どころか相手ファンすらも黙らせてしまう人気と実力、そしてそのユニークなキャラクター。
わたくし、未だにかの人を本当に嫌いだというお方を見たことがありませんわね。
選手の本当の価値はどれだけファンの心の中にその記憶を残したかで決まる、という仏教的な
観念がございますが、その意味では長嶋茂雄様以上のお方はいらっしゃらないでしょうね。
現在は闘病中とのことでございますが、かの方は野球界の生ける伝説。
生きているだけで価値のある人でございますから、早期の回復をお祈りいたしておりますわ。

38 名前:名無し客:04/06/07 15:36

甲子園さんを掘ると、何か出てきますか? 

39 名前:名無し客:04/06/07 15:51

今まで甲子園さんで起こった、衝撃的な事件を教えて下さい。

40 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/08 01:30

>>38様
地下水が出てまいります。当たり前のことではございますが、わたくしで野球をする上では
微妙な影響を及ぼしておりますわ。グラウンド整備で行われる水撒きの水は、水道水ではなく
井戸水ですの。わたくしは海に近い場所にあるため、この井戸水は塩分が濃いのですわ。

塩分の強い水をグラウンドに撒いておりますので、わたくしの土は硬く引き締まります。
この結果、ゴロの打球速度が上がり、弾みやすくなるという現象が起こりますのよ。
もしかしたらこの井戸水が試合の行方を左右しているやもしれませんわね。

>>39様
事件と申しますと……恥ずかしいことですが、一部のタイガースファンが暴動を起こした
記憶ばかりが残ってますわね。いや、あれはファンではなく「暴徒」や「フーリガン」と
呼ぶべきかもしれません…情けない話ではありますが。

1973年のペナントレース最終戦、わたくしを舞台にタイガースとジャイアンツの
直接対決。しかも勝った方が優勝という状況でしたが、残念ながらタイガースは
大差で敗れてしまいました。そのときは甲子園に詰め掛けたお客様がグラウンドに乱入。
タイガースどころかジャイアンツのベンチにも押し寄せ、優勝セレモニーどころか
当時まだ現役だった王貞治様、長嶋茂雄様ですらも小突き回されるという、
あるまじき暴動が起こりましたわね。試合内容も暴動も悲しかったですわ……。

前回優勝した1985年も雨天中止の発表に怒った暴徒がグラウンドに乱入し、
リリーフカーを奪って擬似優勝パレードを行ったことがありましたわ。
……思い起こせば相当間抜けな光景ですわね。だって考えてもみてくださいな、
リリーフカーを奪って擬似優勝パレードですわよ?

41 名前:名無し客:04/06/08 02:21

甲子園さんも女性(人格)なのですから、格好いい選手の活躍に、
ポ〜となってしまう事もありますよね?

42 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/09 11:47

>>41様
勿論でございます。グラウンドを駆け回る野球選手ほど美しいものはございませんわ。
タイガースの選手や野球選手のみならず、わたくしはすべてのアスリートを尊敬と羨望、
そして憧れの目で見ておりますわ。スポーツ選手はみな神話の英雄でございます。

高校野球では時に「アイドル」などと呼ばれる選手が活躍することがございますわね。
いわゆる甲子園ギャルが殺到した名選手はわたくしもよく覚えておりますわ。
元祖は三沢(青森)の太田幸二投手でしたわ。その後も実力と人気を兼ね備えた
アイドル選手が数多く現れましたわね。箕島(和歌山)の島本講平、東邦(愛知)の
坂本佳一、東海大相模(神奈川)の原辰徳、早稲田実業(東京)の荒木大輔……。
いずれも心に残る甲子園の名選手たちでございますわ。青春の3年間をかけた
情熱的なプレイにはわたくしの心も熱くなりましたわね。

――ですが、わたくしに魅せられてしまう男の方がはるかに多い…ということだけは
申し上げておきますわね。うふふふ……考えてみてくださいな、日本の野球少年たちは
一人残らず一度はわたくしに恋をするのでございます。子供の頃からわたくしに出たい、
その一心でずっと野球漬け――という少年も決して少なくありませんわ。
そして高校生の夏になれば、4200もの高校がわたくしを目指して熱戦を繰り広げ、
一度でも敗れればそこで長年の夢は終わってしまうのですわ。
敗戦や失敗は決して許されず、高校生にしては異常なほどの努力と才能を要求され、
それでも届くとは限らない。それどころか指一本触れることすら許されない。
それがわたくしという舞台でございます。

……わたくしが何人の男の人生を狂わせてきたか、考えると凄いことになりますわよ?
くすくす……わたくしは魔性の女ですわね。近寄るならば警戒なさって。
気がついた頃には、わたくしの魅力の虜になっているかもしれませんわよ……。

43 名前:名無し客:04/06/09 15:37

高校野球が華やかに開かれている裏では、
阪神が死のロードを歩んでいるわけですよね。
甲子園さんとしては心中穏やかではいられないと思うのですが、
そのへんいかがでしょうか。


44 名前:名無し客:04/06/10 02:30

藤村甲子園という人物はご存知ですか?

45 名前:名無し客:04/06/10 02:56

甲子園さんはドーム化はどう思いますか?

46 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/10 22:46

>>43様
勘違いされやすいのですが、本来わたくしは高校野球を行うために建設された球場ですの。
実は阪神タイガースこそがわたくしを間借りしている――というのが実情でございます。
ですから高校野球が開催されてこそ、やっと本当の出番が来たと言えますわね。

それに死のロードと申されましても、昨年のような首位独走、あるいはダンゴ状態の
ペナントレースが続かない限り、タイガースは大抵の場合、その前で既に死ん――……
ごほんごほん、危うく失言をいたすところでしたわね。失礼いたしましたわ。

>>44様
野球漫画の大家・水島新司先生の著作「男どアホウ甲子園」の主人公でございますわね?
祖父が生まれたばかりの孫に甲子園と名づけようとしたところ、反対した彼の父から
「甲子国(きねくに)」という妥協案を提示されたらしいですわね。諦め切れない祖父が
出生届に「甲子園」と書いたのがその名の始まりと聞いております。

今では下手すれば命名権の濫用などと呼ばれてしまうやも知れませんわね。水島先生らしい
奇抜なネーミングとでも申しましょうか。高度成長時代に発展したスポ根漫画の流れを組む
作品ですわね。今となっては時代を感じさせる漫画の一つでしょうか。
水島先生の漫画は最近、夢の世界へ進むファンタジーベースボールとなっておりますわね。

>>45様
望ましいことではないと考えております。ドーム球場のメリットは試合中止がないため、
営業の計画を立てやすい、ファンがその足を無駄にしなくて済む――などという点が
挙げられますが、やはり野球は大空と太陽の下でやるものだとわたくしは考えております。

野球発祥の地・アメリカでは「球場は天使が舞い降りる土地」という思想がございます。
野球映画の最高傑作と名高い「Field of dreams」は、トウモロコシ畑を切り拓いた球場に、
シカゴ・ホワイトソックスに在籍した過去の名選手が現れる――という作品でございます。
明らかにこの思想を受け継いだものと言えましょう。屋根のある球場では、野球の天使も
舞い降りることができませんわ……。

それにドーム球場ともなれば、やはり>>13様にお答え申し上げました通り、選手生命などに
影響を与える怪我が増えてしまうことが危惧されます。野球は確かにファンの皆様のもので
ございますが、選手あってこそファンがいるということを忘れてはなりませんわね。
天使が舞い降りるためには、野球は大空と太陽の下でやらねばなりませんわ。

47 名前:名無し客:04/06/11 15:09

某球団の次の優勝は17年後でしょうか。

48 名前:名無し客:04/06/11 15:18

甲子園球場って、女だったのか…?
で、その人格は造られた当初から備わっていたのか?

49 名前:天野光一(M):04/06/11 15:45

氷ちゃんや雪ねえとの約束なんだ……。 霞高を甲子園に連れて行くって……

50 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/12 12:45

>>47様
タイガースのことでございますわね? さすがにそれは分かりませんわ。
神様のみが知るところでございましょう。昨年の優勝経験者がそっくり全員残って
いるわけですから、連覇の可能性はあると思いますが、何しろ今季のセ・リーグは
まだ混戦が続いておりますゆえ、先が見えませんわね。

>>48様
ああ、なんと申しましょうか……元々球場ですから人格などはございませんわ。
「もし人格があったら」と仮定してなりきっているのでございますので。
何故わたくしが女かと申しますと、>>42の後半に答えを書いております。
時代が変わってもあれほど多くの男性を惹きつけて止まぬのですから、わたくしは
男性にとってさぞや魅力的な存在なのでございましょう。そう考えればわたくしは
やはり女であるべきでございます。しかも「魔性の女」以外に考えられませんわ。

>>49様
奥出雲のフィールド・オブ・ドリームスこと「青空」でございますわね。
原秀則先生の場合は青春ドラマを描くためにスポーツを題材にしているという
印象がございますが、そこはそれ「タッチ」のあだち充先生らと同時期に活躍した
サンデー出身作家の面目躍如と言ったところでございましょうか。

極めて稀な事例ではございますが、その「青空」と似たような境遇の高校球児が
存在したことはありますわね。行方不明の父がどこかで見てくれるかもしれない、
わたくしに出て活躍すれば再会できるかもしれないと考え、甲子園出場を誓った
少年の物語は、決して漫画やドラマの世界だけではありませんのよ。
最近は野球留学生の影響などで、甲子園出場が里帰りになっている――という
ケースが珍しくなくなりましたわね。

51 名前:名無し客:04/06/12 13:14

甲子園さんもダイエットに気を使ったりしますか?

52 名前:名無し客:04/06/12 14:40

梅雨ですね。
雨で試合が中止になったときは、どのようにお感じになられますか?
また、甲子園さんは雨を鬱陶しく考えていたりするのでしょうか?

53 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/13 11:43

>>51様
そう申されましてもわたくしは建造物ですし……ダイエットの意味があるかというと
疑問でございますわね。近代野球はバッターの打撃技術の向上が著しいわけですから、
グラウンドを縮小してしまうのは時代の流れに反するものがございます。
球場全体の容積、面積を変えるのは難しゅうございますから、観客席の一部だけ削って
グラウンドのみを拡大するしか手段はございませんわね。実際近年わたくしはそのように
改装工事が施され、入場者数も5万5000人から5万3000人に縮小されております。
ダイエットというよりは全体の体つきにメリハリがついたようなものでございますわね。


……どなたです? 今そこで「なんだ、整形手術か」などと仰ったのは?

>>52様
わたくしの建造目的が野球をするため、と考えますと、雨で試合ができないのは
その目的に反しております。やはり雨天中止になりますと一抹の寂しさを覚えますわね。
選手にとっては休養になるため、「恵みの雨」と申すこともありますが、一概にそうとも
言い切れない点が難しいところでございます。

ゆっくり休んでいただいて、万全の調子で最高のパフォーマンスを見せて欲しいと
思うこともございますが、高校野球などになると、旋風を起こしているチームの勢いが
雨で断たれてしまうことも少なからずございます。

どちらが良いかは各人の野球観に左右される面もございましょうか。勢いのあるチームは
メンタル面が充実していますから、疲れをものともせず、普段できないような素晴らしい
プレイを見せることがあります。しかし選手の疲労や投手の肩、肘の寿命を考慮すると
それではいけない、という考え方もございましょう。

わたくし自身としては……雨はやはりうっとうしいと思いますわね。高温多湿の環境上、
それは止むを得ないと思いますが、雨が降れば整備されたグラウンドの土は流れますし、
塁間の石灰のラインもまた引き直さねばなりません。整備員の負担が増えてしまいますわ。
雨は化粧の崩れを招くようなものですから、好ましいこととは言えませんわ……。

54 名前:名無し客:04/06/14 00:01

消える魔球についてコメントをお願いします。

55 名前:名無し客:04/06/14 00:21

グラウンドの水はけの良さが自慢だそうですね。

56 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/14 15:39

>>54様
野球漫画の名作「巨人の星」を一躍有名にした大リーグボール2号ですわね。
型破りな発想と大胆なアイディア、そして高度経済成長という時代背景から、かの作品は
圧倒的な支持を受けましたわね。同時期に連載されていた「あしたのジョー」と並んで、
少年漫画が大衆化していく過程で余りにも大きな影響を後世に与えたと言えましょう。
同時に「週刊少年マガジンと言えばスポーツ漫画」というカラーを定着させましたわね。

消える魔球の理論は突飛なものという印象がありますが、かの作品の最も重要な部分は
「超人的な努力をすれば、どんな困難でも乗り越えてることができる」というスタイルの
テーマでございます。まさに高度経済成長という時代を反映した主張ですわね。
それゆえか理論的に正体が説明され、「超人的な努力をしたから可能である」という
説明が裏付けられていたようにも思うのです。

実際の野球では消える魔球などは存在しませんが、「消えたように感じてしまう球」は
存在しますわよ。松坂大輔投手の高速スライダー、野茂英雄投手のフォークボールなどは
落差が大きい上にキレが鋭いため、打者が直球を待っていた場合、目の動きが球の変化に
追いつけず、突然視界から消えると聞いております。まさに伝家の宝刀でございますわね。

>>55様
ええ、そうですわ。雨は野球の大敵ですが、少しの雨ならプレイ可能でございます。
問題となるのは降水量よりグラウンドの状態ですものね。わたくしはその点においては、
他の球場と比較してもかなり水はけが良いグラウンドでございます。
ペナントレースは140試合、半年もの期間続きますし、高校野球は春夏共に不安定な
天候も多々ありますわ。日程の消化はある意味で至上命題ですから、そのような配慮も
必要ですのよ。やはりわたくしには雨よりも太陽が似合いますものね。

57 名前:名無し客:04/06/14 16:30

近鉄とオリックスの合併について、言いたい事があればいくらでもどうぞ。
って言うかどう考えるか知りたいのでぜひお願いします。

58 名前:名無し客:04/06/14 18:30

>わたくし、未だにかの人を本当に嫌いだというお方を見たことがありませんわね
演出家で俳優、大竹しのぶ女史の愛人と伝えられる野田秀樹氏は
自著で「現役時代は大嫌いだったが最近はそうでもない」と書いておられますが。

59 名前:名無し客:04/06/14 23:18

俺は高速スライダーと言ったら今をときめく松坂投手よりも、
元ヤクルトの伊藤智仁コーチかなぁ。

実質的な稼働年数がわずか数年だったのか悔やまれますが、
あのスライダーは凄かった。

60 名前:名無し客:04/06/18 03:30

スライディングされるのは好きですか?

61 名前:名無し客:04/06/18 05:06

大学野球も終りましたが完全試合達成など白熱した試合でした
甲子園の球児たちが再び合間見えますからね、甲子園さんに感謝します


62 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/21 14:19

申し訳ありません。ブルーウェーブとバファローズの合併が余りにショックで、
レスが遅れてしまいましたわ。これから頑張りますわね。

>>57様
かなりの長文になりますので、覚悟なさってくださいませ。

「助けて、助けて!」と何度も泣き叫んで救いを求めたパ・リーグ老舗の名門球団を
見殺しにしたプロ野球界――残念ながら第一印象はそうだったと述べざるを得ません。
その後も報道が先行し、1リーグ制への球界再編という言葉が突然、現実味を帯びて
まいりましたね。

この問題を語るにはプロ野球の歴史に触れざるを得ません。何故プロ野球が2リーグに
別れたのか、そこまで遡らねばなりません。それに関しては下記をご参照くださいませ。
ttp://www2.plala.or.jp/ippeifuji/p-k2-19.htm

事実上の喧嘩別れのようなものというのは、分かっていただけたかと思います。
この後、プロ野球はテレビを通じて発展を遂げていきます。映像がスポーツと観戦者に
いかなる影響を及ぼすかは、皆様知っての通りでございます。多くの人に観戦されてこそ、
スポーツはその価値が上がるものですわね。

読売新聞社は系列の「日本テレビ」を通じて、グループ傘下のジャイアンツ戦を全国に
放送し始めました。ちょうど「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄選手の台頭にも相俟って、
プロ野球はテレビ中継と共に発展し、国民的娯楽にまで成長しました。
テレビ局にとっても、スポーツはドラマに必要な起承転結がすべて揃っている優良ソフト
ですから、「放映権料」という利権は徐々に高騰していき、現在ではプロ野球中継1回で
球団に2億円が支払われる――という報道もございます。

この構図が生まれた結果、ジャイアンツ戦のあるセ・リーグは入場チケットの売り上げと
テレビの放映権料という利益が望めるようになりました。対するパ・リーグは全国中継の
ネットワークを持つ企業が親会社につくことはない上に、テレビ局がプロ野球ばかりを
優先させるわけにもいかないという業界の事情から、テレビ中継に恵まれません。

現在では「視聴率が取れる野球はジャイアンツ戦のみ」という常識が生まれてしまい、
パ・リーグ球団の放映権を積極的に買おうとするテレビ局も少なく、さらにその影響で
国民への認知度が低くなるという悪循環がまかり通ってしまうようになりました。
テレビ中継されるチームほどファンが増え、球場に足を運ぶ人も増え、そうなれば
チケット売り上げも見込めますが、パ・リーグはまさにその逆。スポーツニュースで
空席の目立つ球場を目にした方は多いことでしょう。
「人気のセ、実力のパ」、「長嶋茂雄は向日葵、野村克也は月見草」などという言葉が
生まれたのも、国民がパ・リーグを認知する機会に恵まれなかったためでございます。

こうしてプロ野球は「持てる者(セ・リーグ)」と「持たざる者(パ・リーグ)」に
分かれてしまったのでございます。セ・リーグは140試合ならジャイアンツ戦は
各チーム28試合。放映権料売却で単純に計算すれば56億円の利益が見込めます。
観客動員の面でも、パ・リーグでは考えにくい数万人のお客様が支払う入場料があり、
このような既得権益からセ・リーグは球界改革に消極的と言われております。
この結果、ジャイアンツと読売グループに逆らえないセ・リーグ――という構図が
生まれてしまっているのも、また事実でございましょう。

そして、やりたい放題の読売グループ――という図式が強くなってきたのも事実です。
豊富な資金力のチームが強くなっていくのはある程度仕方ないことではありますが、
近時のジャイアンツはまさに異常としか言いようがございません。
巨人ブランド確立の結果、選手引退後の第二の人生(セカンド・キャリア)さえも
ジャイアンツOBが幅を利かせる状態。野球解説者や指導者の道も巨人OGなら
やりやすいという現実があり、現役選手でさえも巨人嗜好は強くなっております。

さて、ここで本題に戻ります。バファローズとブルーウェーブの合併ですね。
盛んに報道されております通り、直接的な原因は大阪近鉄バファローズの負債が
年間40億円にも達し、球団経営に限界が来たためと言われております。

何故このような状態になったかといえば、親会社の近畿日本鉄道グループがバブル時代、
志摩スペイン村やあやめ池遊園地など近鉄電車沿線の都市開発に着手し、それが失敗に
終わったのが原因と言われております。折からの不況のため、グループ全体の借金は
1兆5000億円にも達し、傘下の各社に独立採算を求めていました。しかしそれも
限界に達したのか、近年は赤字の部門を次々とリストラする状態でございました。

さすがは日本最大の私鉄「大近鉄」、グループとしては黒字に引き戻したようですけれど、
レジャー部門は59億円の赤字を計上。しかもそのほとんどが近鉄のシンボルであった
バファローズの負債でした。関西以外の方には近鉄電車に馴染みはないかもしれませんが、
逆にそれが故に「近鉄といえばバファローズ」という宣伝効果はあったのでございます。
ましてやバファローズは球団創設以来から親会社の変わっていないパ・リーグ唯一の球団。
パ・リーグの名門、老舗として近鉄が球団を手放したくないのは事実でございました。

その証拠に今年、バファローズはネーミング・ライツ売却で起死回生を図ろうとしました。
「大阪近鉄バファローズ」の「大阪近鉄」の部分を年間36億円で売却する、という案を
発表したことは、皆様の記憶にも新しいところでございましょう。
しかしこの命名権売却案は球界の猛反発を受けて頓挫しました。私見を述べますならば、
わたくしもこの球団名の売却案には、いささかの疑問を覚えたものでございます。
さすがに無理がございましょう、と。
ですがバファローズが悲鳴を上げていたのは、誰の目にも明らかでございましたわね。

バファローズは球団売却も考えたはずですが、ここにも大きな壁がございました。
球団買収だけでも巨額の費用がかかる上に、大阪ドームの使用料は年間10億円、
高騰する選手の年俸、そして30億円の加盟料をリーグに支払わなければなりません。
この末期的な経済状況の中、宣伝効果の薄いパ・リーグ球団をそこまで引き受けるほど
財務状態の安定した企業はなかなか見当たりません。
こうした過程から近鉄はオリックスに救いの手を求めた、ということになりますわね。

対するブルーウェーブはパ・リーグの中で親会社の業績が一番安定しております。
しかし球団経営に対して意欲があるかと申せば、そこには疑問符がつきますわね。
しっかりと10年先を見据えた選手育成、球団経営を怠り、イチロー選手や田口選手を
次々とメジャーリーグへ放出した結果、観客動員は40%ダウン。親会社こそ裕福ですが、
1970年代を席巻した阪急ブレーブスの面影、阪神大震災の復興のシンボルであった
球団の姿は残念ながらございません。現在では最下位常連。球団合併で一気に戦力補強を
見込めるというメリットも確かにございましょう。

しかし「お金がなくなりました。合併しました」で終わらないのがこの業界です。
パ・リーグ5球団となれば日程的に3連休、4連休のチームが出てしまいますし、
何より現行では各球団が保有できる選手は70人まで。合併の結果、60人近くが
プロ野球からリストラ……というのは余りにも酷というものでございます。

今回の合併騒動でプロ野球が抱える問題が一気に表面化したと言えましょう。
一部の球団オーナーには1リーグ制への意向を歓迎するような意見がありますが、
とんでもございません。1リーグ制はプロ野球を崩壊に追い込むだけでございます。

仮に10球団での1リーグ制になっても、全体の試合数は劇的には変わらないでしょう。
140試合は140試合。増えたとしても倍になるようなことはございません。
もし10球団で140試合となりますと、単純計算で各チームと14試合のリーグ戦。
今度はジャイアンツ戦の放映権料で生き延びていた一部セ・リーグの球団経営も危機的な
ものに追い込まれますわ。これまでの放映権料が半分カットされるわけですから。
今回の合併問題は、現状のような業界構造の続く限り、近い将来また起こりますわ。

限られたパイを奪い合うようでは、この業界は次第に衰えていくでしょう。
ピラミッドの頂点が狭くなれば、当然そのスポーツを支える基盤も弱まります。
プロ野球に入るための門戸がより狭いものとなり、夢を売って商売をする市場が
次第次第に先細りするだけになりますわね。

読売グループは資本主義の論理を元に、これまでプロ野球を圧迫し続けてきました。
ジャイアンツはその豊富な資金力を後ろ盾に、FA制度は言うまでもなく、
新人選手獲得(ドラフト)でも逆指名、自由獲得枠など「裏金を使える制度」で
有望選手を次々と獲得。資金力のみならず、戦力でも他球団と差をつけています。

しかしスポーツという業界は、資本主義に対して決定的に矛盾する課題を抱えています。
それは「対戦相手と観戦客がいて初めて成り立つ業界」であるということでございます。
同時にそれは「どこが勝つか分からぬからこそ面白い」という競争原理を維持することが
発展のための前提であり、そのためには「共存のための競争」が求められているのです。

アメリカ・メジャーリーグでは競争を維持するために様々な手段を講じています。
メジャーリーグも選手の年俸高騰で、球団経営が危機的なチームは多数ございますが、
その格差を改善するために"Luxury Tax"(贅沢税)という制度が導入されています。
これは「選手の総額年俸に比例して、リーグに収めなければならないお金が増える」
という制度でございます。一度リーグに集められたこのお金は弱いチームに還元され、
戦力均衡の保持に使われることとなっております。勿論ドラフト制度は下位球団から
有望選手を指名する完全ウェーバー制になっていますし、逆指名や自由獲得枠などは
戦力の均衡を目指す上で、まさに論外でございます。
このような公平な制度の改革が、プロ野球にも要求されているのではないでしょうか。

2リーグ制に移行してから既に50年が過ぎ、その間にプロ野球は余りにも当時と実態が
変わったと断じるしかございません。旧時代のしがらみから今更1リーグ制に戻すよりも、
既成事実たる2リーグ制を認めた方が、球界全体の利益は明らかに大きゅうございます。
先に申しました通り、スポーツ業界の根本に必要なものは「共存と競争」でございます。
このままの状態では第二、第三の合併騒動はまた起こるでしょう。

これまで日本では、あらゆるスポーツは企業の広告塔として使われる面がございましたが、
折からの不況が続いた結果、企業がスポーツ部を廃止するという事態が起こっております。
女子バレーボールの強豪ユニチカ、社会人野球の名門プリンスホテルの廃部などは当時、
スポーツ関係者には少なからず衝撃を与えましたわね。

当たり前のことですが、スポーツは文化でございます。オリンピックなどの国際大会を
見て思うのですが、スポーツこそは人類が努力の末に手に入れた共通言語でございます。
これまでは企業がスポーツの発展に貢献してきましたが、それではスポーツのレベルが
景気に左右されてしまうという悲劇を迎えます。一度でも国際競争力を失ったスポーツが
国民の興味を取り戻すのは極めて難しく、達したレベルは最低でも維持せねばなりません。

そのためには一部のエリートを鍛えるよりも「国民に普及させること」が高レベル維持に
最も有効な手段でございます。Jリーグ発足からわずか10年で、日本サッカーは世界で
16番目に強いチームになったことは、皆様も覚えておられることでしょう。
その方法として「地域密着型のスポーツ」というものが近年注目されております。
サッカーでは「鹿島アントラーズ」というチーム名が示す通り、チーム名に企業名が
入ることはございません。地元の人に愛されるためには企業の広告である必要はない、
という観点でございましょう。

野球もそうならなければなりません。その地方出身の選手を集め、自然とそこの住人が
応援できるようになるチームがプロ野球にも求められております。球団合併は間違いなく
競技人口を低下させ、そのスポーツのレベルダウンを招くからです。景気に左右されない
スポーツというのは、現在すべてのスポーツが抱えた課題でございます。社会人野球では
新日鉄君津が「かずさマジック」という市民球団に生まれ変わった例がございますわね。

つまり現在の球界に求められているのは、合併や1リーグ制ではなく、むしろ野球人口の
拡大を促すような対策でございます。今回の合併→球団縮小は時代の流れに反しますわ。
ここでまたアメリカの例を見ますと、流れは球団の拡張という方向のように見えますわね。
2001年に同時多発テロの傷痕癒えぬメジャーリーグを制したのは、1998年設立の
新興球団アリゾナ・ダイヤモンドバックスでございました。

繰り返しますが、求められているのは景気に左右されないスポーツ、
「どうせあのチームが勝つんだから」と国民に呆れられないスポーツになることですわ。
そのために戦力均衡を図らねばなりません。ドラフト会議を完全ウェーバー制にした上で
FA権の権利取得期間を短縮し、贅沢税の導入や球団加盟料の30億円を廃止することを
当然視野に入れなければならないでしょう。

さらにその上で、地方のファンのために球団を拡張する、というのが理想でございます。
仙台市や松山市に球団があれば、と願う人は決して少なくはございませんわね。
大都市でなければ経営ができないわけではございません。人口50万人程度の街で
シアトル・マリナーズは経営を続けています。日本でも可能なレベルのはずですわね。
企業としても身の丈に合った経営が必要ということでございます。

戦力均衡の制度を整え、地域密着で愛されるチームを作り、ファンのために球団を拡張し、
企業としても身の丈に合った経営をする……これこそが現在の流れではないかともう一度
申し上げますが、残念ながら球界はそれに逆行していると言わざるを得ません。

これを機に一気にプロ野球は崩壊するのではないか……わたくしはそのような危機感を、
今回の合併騒動から感じております。5球団でもいいのではないか、1リーグでも別に
いいのではないか――という意見には賛同できませんわね。10年先を見る視点を
欠いているように思えます。

とは言うものの、現実として来季まで近鉄の財務が突然改善する当てがあるはずもなく、
野球というスポーツがどこで踏み止まれるか、どこまで球界が変われるか、それこそが
本当に注目すべき点でございます。

勿論、野球ファンの皆様にも改善は促されることでしょう。放映権料の問題はファンが
直接介入できるのでございます。好きなチームの放送がないから仕方なくジャイアンツの
試合を見る――という時代は終わりつつあります。ケーブルテレビやCS放送など、
多チャンネル時代は着実に近づいております。視聴者がテレビ局に左右されるのではなく、
「見たい番組があればお金を払って買う」という感覚が必要な時代になると思われますわ。

大変長くなりましたが、この騒ぎから見えてくる問題の指摘はこれを最後にいたします。
この先に述べることは、語っても詮無きことでございます。野球に禁物のタラレバ――
仮定の話にはなりますが、耳の端にでも引っ掛けておいてくれれば幸いでございます。

天下の近鉄グループが、ここまで追い込まれる不景気がこの騒動の一端でございます。
では、バブル崩壊からそれほどまでに末期的な経済状態を生み出したのは、一体誰なので
ございましょう?

「失われた10年」と呼ばれるほど、景気を好転させることのできぬ無能な政治家を
ずっと当選させ続けてきたのは、一体誰なのでございましょう?

このように考えると……わたくしはバファローズとブルーウェーブの合併という結果は、
国民こそがその片棒を担いでいたのではないかと、思わざるを得ないのですわ……。

>>58-61様
ご質問ありがとうございます。ですがわたくし、>>57様へのレスだけで
もうバタンキューでございますの。少々疲れておりますので、レスはまた
後日にいたしますわね。もうしばらくお待ちくださいませ。

63 名前:名無し客:04/06/21 14:26

甲タンお帰り〜。
この夏、ダルビッシュはいけそう?

64 名前:名無し客:04/06/22 01:38

>スポーツこそは人類が努力の末に手に入れた共通言語でございます
そう、その通りなんだけれど、古武道古武術の分野が「スポーツ」を
親の敵のように批判するのもその点なんですよね。スレ違いスマソ。

65 名前:名無し客:04/06/22 09:16

>53 甲子園球場さん
> 近代野球はバッターの打撃技術の向上が著しいわけですから
だったらめでたいんだけど…ねェ?

66 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/23 10:01

>>58様
うふふふ、勿論個人レベルではそのような方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、球界には「アンチ巨人も巨人ファン」――という言葉もございましてよ?
ジャイアンツを嫌いという方も、「ジャイアンツは真に球界の盟主たるべし」と
考えているからこそ批判している面がございましょう。

野田秀樹氏も長嶋茂雄というカリスマが引退してからこそ、その偉大さを思い知った
人物かもしれませんわね。嫌いだったというのも長嶋氏の人気の証明でございましょう。
本当にどうでもいいと思っているのならば、嫌いと言われることもないのですから。

かの方はジャイアンツのシンボルとして、ファンがいるのもアンチがいるのも承知で
常に笑顔を振り撒いているのでございます。これは偉大なことではございませんか?
「長嶋茂雄を続けるのも、大変なんですよ」――晩年の彼の言葉ですが、ここには常に
注目され続けたスーパースターの深さを感じますわね。

>>59様
数多の投手をリードしてきた古田選手が「こんな凄い投手、見たことない」と絶賛した
豪腕ですわね。流れるように美しい投球フォームから放たれる150km/h超の剛速球と
とてつもない切れ味の高速スライダーは、まさに魔球の威力と言えましたわね。
1990年台最高、いや、それ以前に遡ってもあれほどのキレを誇るスライダーは
滅多にお目にかかれませんわ。スライダーだけならば西鉄ライオンズの名投手
稲尾和久以上かもしれません。

「高速スライダー」という言葉も伊藤智仁選手の登場で生まれたような気がしますわ。
スライダーと分かっていても打者の腰が引けてしまうだけの威力がある球でしたわね。
惜しむらくはあのスライダーに伊藤選手の腕が耐えられなかったことでしょうか。
名投手でありながら怪我ですべてを失った悲劇の投手。伊藤智仁選手を見ていると
「無事これ名馬」という言葉を思い出さずにはいられません。

「スライダーを打つのはコーヒーをフォークですくって飲むようなもの」という
言葉がかつてメジャーにはございました。伊藤智仁投手の高速スライダーはまさに
そのような球だったと言えましょう。彼には敬意を込めて「閃光の豪腕投手」と
呼びたいと思っております。一瞬だけ輝いた幻のエースでしたわね。

>>60様
ええ、勿論好きですわよ。塁上のクロスプレーは野球の華の一つでございます。
俊足対強肩という構図は、野球が相手の隙を突くスポーツ、ベースに触れねば
得点できないスポーツである限り、永遠の命題であると言えましょう。
スライディング一つをとっても技術が試されますわよ。捕手のタッチをかい潜る
滑り込みや、速度の落ちないスライディングも見所の一つと言えましょう。
特に本塁上の際どいタッチプレイとスライディングは、投打以上に結果が注目される
プレーですわね。ある意味では観客が一番視線を凝らす瞬間ですわね。

今回はこれまでにいたしとうございます……。

67 名前:57:04/06/23 22:50

>62 甲子園さん
長々のレスお疲れ。そしてありがとう。
オレの予想、想像通りのお考え、さらにそれ以上に話題を大きくしましたね。

名無しが一々自分の考えを言うのも何なんで、ただ一言


みんな、7月11日の衆院選挙には行こう。(無論不在者投票でも可)

68 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/24 12:02

>>61様
東北福祉大の優勝でしたわね。神宮球場様には懐かしい顔が揃っておりましたわ。
完全試合を達成した明大・一場投手は桐生第一(群馬)2年時の夏に全国制覇を
経験しております。最も当時は二番手投手で、出番は少なかったのですけれどね。
エースは現在ファイターズで活躍している正田投手。1999年のことですわね。
翌年、名実共にエースとなった一場投手は夏に再びわたくしに出場しましたが、
残念ながら緒戦で鳥羽(京都)に敗れてしまいましたわね。

その彼が4年後、MAX154km/hのアマチュア最高の投手にまで成長するとは、
素晴らしいの一言ですわ。高校の頃から凄い投手になるという予感はありましたが、
想像を超える成長でしたわね。

考えてみれば大学野球とは野球ファンにはたまらないですわね。将来のスター選手の
卵を見ておくことができる上に、甲子園で活躍した選手のその後を見ることもできる。
往時に比べると人気低迷著しい大学野球ですが、そのような観点からも是非皆様には
球場に足を運んでいただきたく思いますわね。

>>63様
現段階では夏の予選も始まっておりませんし、明確なお答えはできませんわね。
ですが今年の高校野球は宮城県のみならず、全国のチームが「打倒・東北高校」を
掲げております。ダルビッシュ投手はそれだけ注目される選手、東北高校はそれだけ
強いチームであることは間違いございません。東北地方史上最強のチームと言っても
過言ではございませんわね。

松坂大輔以来のスケールを持つ怪物投手ダルビッシュを止めるのはどのチームか。
注目の夏は沖縄から始まりましたわ。わたくしを目指して熱い涙を流す少年たちの
季節はいつも胸が締め付けられますわね。

>>64様
逆にスポーツの発展という点から考えますと、誠に失礼なこととは存じますが、
古武道・古武術の主張は否定せざるを得ませんわ。この二つは似て非なるものと
考えるべきのように思われます。
柔道、空手道、茶道、弓道などの「道」は「一つの道を極める人生の修行」という
意味が強く含まれておりますものね。西洋で発達した「スポーツ」とは相容れぬ
ものは確かにありますわ。

「スポーツ」の原義は「余暇を楽しむ」という意味でございます。
"Sport"を「体育」と翻訳してしまったことは大失態だったと言えましょう。
日本では「遊び」が罪悪のように語られる面があり、これがスポーツの発展を
阻害していると断ぜざるを得ませんわね。

何故なら「辛いことは誰もやりたくない」――当たり前のことですわね。
例えば高校野球にしても超人的な努力と才能を要求されるのはご存知の通り。
3年間野球漬けになる過程で、彼らは「野球とは辛いものだ」という認識を
植えつけられてしまうでしょう。楽しんで野球をやるチームと苦しみながら
野球をするチームでは、どちらがメンタル的に充実したプレーができるかは
明白なことでございますわね。

これはすべてのスポーツに共通します。楽しんでサッカーをする選手と
「サッカーって辛いな」と思いながらプレーする選手では、必然的に差が
生まれてしまうでしょう。例えトップアスリートの強靭な肉体と精神であっても、
いえ、むしろトップアスリートだからこそ、子供の頃から接してきたスポーツの
認識の違いがメンタルから差を生み出してしまうのですわ。

それゆえに"Sport"は本来楽しんでやるものでなければならなかったのですが、
明治期に導入された西洋の遊びは、それ自体が日本式の「道」に歪められたと
言ってもいいでしょう。「道」は人生の修行ですから、本来「余暇を楽しむ」
ものにも関わらず、いつのまにか辛くて厳しいのが当たり前になりますわね。
残念ながら野球もその流れで「球道」と呼ばれることがございます。

ですが人間は本質的に「辛いことはやりたくない」と考えてしまう生き物であり、
逆に楽しく感じることは、自分ですすんで実行できる生き物でございます。
好きこそものの上手なれ。辛いことより楽しいことの方が上達は早いのですわ。

この結果どうなったか。五輪などの国際大会で「日本人はプレッシャーに弱い」
と言われることがあるのを一度くらい聞いたことはございませんでしょうか?
逆に「日本人がプレッシャーをかけて勝った」という話も余り聞かないように
思われますわね。これはそのスポーツを本当に楽しんでいたかが影響していると
わたくしは感じているのですわ。

身体能力の差を縮めても日本人が勝てないのは、「辛いこと」を続けることに
体が拒否反応を示してしまい、そこから精神面での脆さを生むが故でございます。
やはり楽しくなければいけませんわね、スポーツは。

また「道」がスポーツの普及をも阻害していることも指摘せねばなりません。
一つの道を極めることが是とされてきたこの国の思想はスポーツも影響を及ぼし、
将来ある若者が特定のスポーツしかやらなくなる、という悲劇を生んでおります。

中学・高校生で特定の部活動に入り、その先はもうそのスポーツしかやりません。
野球なら野球、バスケならバスケ。バレーならバレー。まだ将来のある若者たちが
10代の半ばには他のスポーツを放棄してしまいます。もしかしらこの生徒には
サッカーの才能があるかもしれない。もしかしたらテニスの才能があるかもしれない。
この可能性を否定してしまうのが、「道」というものでございます。

アメリカでは3ヶ月以上同じスポーツをしてはいけない、という校則のある学校も
珍しくありません。幼いうちに複数のスポーツを経験しておくことは、その複数の
スポーツ文化を支える競技人口、ピラミッドの底辺を支えることに貢献しますわね。
前に申し上げましたが、スポーツのレベル向上はピラミッドの底辺を大きくすること、
すなわち普及が一番重要ですから、日本も早くそうせねばならないと思いますわね。

日本ではサッカーでプロ入りするか野球でプロ入りするか迷う人などいませんが、
アメリカでは野球を目指すかアメフトを目指すか迷う選手もたくさんおります。
かの格闘家ボブ・サップも元々はアメフトの選手ですものね。

結論を申すならば、「道」と「スポーツ」はやはり似て非なるもの、ということに
なりましょうか。形態は同じように体を動かすものであっても、その目的に大きな
隔たりがあるというのは覚えておくべきことでございましょう。
>>64様の指摘は日本文化と西洋から持ち込まれたスポーツという文化の対立であり、
簡単に決着がつくような問題ではございませんわね。
どちらにも良い点はあるのですから、ただ対立するだけではなく、人類の共通言語
足りうる可能性という大きな観点から、お互いを尊重しつつ歩み寄るべきですわね。

69 名前:名無し客:04/06/26 15:04

甲子園球場さん的には、緊張感漂う投手戦と、豪快なホームランの飛び交う
打撃戦、どちらの方が気持ちがイイものですか?

70 名前:名無し客:04/06/26 19:21

アテネ五輪日本代表が発表になりました。
国を代表して戦う彼らにメッセージをお願いします。
(個人的にはキャプテンでもある宮本選手の活躍に期待)

71 名前:名無し客:04/06/26 23:22

↑と似ていますが
代表の内野が、遊撃手と三塁手だけというのはいかがなものでしょうか?

72 名前:名無し客:04/06/28 04:39

冬とか何考えてる?とくに雪つもってる時。

73 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/28 11:44

>>65様
おや? どうかなさいましたか?
もしかしてわたくし、質問の意図を勘違いしてお答えしてしまいましたか?

打者の打撃技術の向上は事実ですわよ。打撃マシンの進歩は現在も続いてますし、
どのチームにも打撃投手と呼ばれる裏方様がいらっしゃいます。打者にしてみれば
いつでも生きた球を打てる環境がございます。
その結晶として年間210安打というとてつもない記録を達成したバッターが
日本に生まれ、現在ではメジャーをも代表する選手にまでなっております。

リリーフ投手の活躍が注目されてきたのは投手の分業制が原因でございますが、
何故分業されたかというと「先発して完投できる投手が減ったから」ですわよ。
適度なところで交替して目先を変えなければ、終盤捕まってしまいますわ。

>>67様
無論、様々な意見はあろうかと思われます。ブルーウェーブもバファローズも
球団の経営努力を怠ったという側面は決して否定できないものがありましょう。
しかしそれでも業界全体を守り、底辺を拡大するという視点こそが必要であり、
今回の騒動に関しては球団の合併や1リーグなどの前に、もっとやるべきことが
あったのではないか、特定のチームにだけ利益が集中するシステムを変えなければ
ならないのではないか。そのようなことを訴えねばならないとは誰もが思っている
ところでございましょう。

それと蛇足ですが……今年7月の選挙は参議院選挙ですわよ。
衆議院とはお間違えなきようにしてくださいませ。うふふふっ。

今回は短いですが、ここまでにしとうございます。
各地で夏の甲子園予選の組み合わせが決まり始めましたわね。
皆様の在籍する学校や母校はどのブロックに入りましたか?
一日でも長い夏が続くことをお祈りしておりますわね。

74 名前:名無し客:04/06/28 21:34

思い出に残っている乱闘騒ぎをどぞー。

75 名前:名無し客:04/06/28 23:29

特大ホームランの直撃で設備が傷ついたりしたらどう思います?

76 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/06/29 09:41

>>69様
どちらも好きでございます。投手戦には投手戦の、打撃戦には打撃戦の違った魅力が
ございますからね。多くのお客様がお喜びになるのは点の取り合い、打撃戦でございますが、
ネット裏に陣取るような玄人の皆様は、やはり投手戦を息を呑んで見守っておられますわね。
一球たりとも見逃せぬ投手戦、手に汗握る逆転劇の繰り広げられる打撃戦。どちらも野球の
華でございますわ。

>>70様
国際大会はその国のスポーツ文化が問われる4年に一度の総決算でございます。
メダルへの期待は高まっておりますが、メダルのみに固執して欲しくはありませんわね。
日本の代表、国のためと大義を掲げるのは大いに結構。しかし過剰な国家意識は平和の祭典を
国威発揚の場へと変質させてしまいかねません。やはり五輪は「参加することに意義がある」
ものでございますから、何よりもまず自分たちのため、自らの信じるもののためにプレイして
欲しいと思っております。

スワローズの宮本慎也選手が昨秋のアジア予選に続いて主将に就任されたようですね。
彼のキャプテンシーは素晴らしいですわね。さすがはPL学園時代から洗練された野球を
実現してきたベテランと申しましょうか。目に見えぬ部分での彼の貢献度にはわたくしも
期待しております。

しかし、その宮本選手も「いずれ五輪はアマチュアの選手に返さなければならない」と
考えておられるようですわね。やはりアマ選手の目標と機会をプロが奪うのは忍びないと。
恐らく野球の世界一を決めるワールドカップのような大会が望まれるのでしょう。

>>71様
昨年のアジア予選でも似たような点が問題になりましたわね。今回はペナントレース中
ということもあり、各チームから二人ずつという点にメンバー選出の困難さがうかがえます。
とは申しますものの、ファイターズの小笠原三塁手や金子遊撃手は二人とも別の守備位置で
ゴールデングラブ賞を獲得した名手でございます(小笠原選手は一塁で、金子選手は二塁で)。
余り守備に関する心配はしておりませんが、守備の負担が打撃に与える影響はあり得ますわね。
国際大会ゆえの緊張感や懐かしいポジションから不振に陥らなければ良いのですが……。

むしろわたくしは投手陣の方に一抹の不安を覚えますわね。名前を見れば錚々たるメンバーが
揃っていると言えますけれど、今季に限っては思わしくない成績の選手が多いものですから。
怪我を抱えた選手や不調の選手が多く、数字の上で安心して見ていられるのはバファローズの
プリンス・岩隈投手のみではないでしょうか。近代野球で最も重要視されるべきクローザーの
小林雅英投手(マリーンズ)、セットアッパー役と見られる岩瀬投手(ドラゴンズ)の二人は
特に本来の成績とは程遠い状態が続いておりますから。
ベイスターズの佐々木投手などを選出する手はなかったか、などと思ってしまいますわね。

>>72様
冬場でも余程寒くない限り、わたくしに雪が積もることは滅多にございませんわね。
以前もレスいたしましたが、アメリカンフットボールの試合なども行われますし、
来たるべき春に備えての充電期間のようなものですわ。
それと余談ながら……わたくしには野良猫が住み着いておりますのよ。マスコミ関係者が
写真に撮ったこともございますわね。冬場はこの子猫たちの成長を見守っておりますわ。
タイガースの本拠地だからというわけでもございませんが、住み着いているのがトラネコ
というのは出来過ぎた話のような気がいたしますわね。

>>74様
乱闘というのは特に忘れたい出来事でございますが……わたくしは日本で一番暴動の
起こりやすい球場ですものね。ああ、思い返せば多数ございます。恥ずかしい……。

古い話になりますけれど、1968年9月18日。シーズン終盤はジャイアンツと
タイガースの優勝争い。この日を含む天王山はダブルヘッダーを含む4連戦となりました。
両チームとも相当な緊張感の中でプレイしていましたが、タイガースのバッキー投手が
王貞治選手に投じたビーンボールを巡って大乱闘になりました。
この乱闘でバッキー投手は右手を骨折。翌年バファローズに移籍するも1勝もできず引退。
試合は結局ジャイアンツが勝ちましたが、タイガースがゲーム差を一気に縮めて追い上げを
見せた優勝争い、さらに伝統の一戦ということもあって、記憶している方は多いですわね。

後は>>39様にお答えしたような騒ぎがありましたわ。乱闘とは若干毛色が違いますが。
ところで皆様は「満月の夜に犯罪が増える」という逸話を聞いたことがございませんか?
犯罪統計の名著「月の魔力」という本に紹介されて一大センセーションを巻き起こした
仮説でございます。血液が満月の重力に引かれ、文字通り「頭に血が上った」状態になり、
それゆえに人間の攻撃性が増し、犯罪が増える――というのがその論拠ですわね。

以前にとある犯罪学者が申しておりましたが……。
タイガースの一部ファンによる暴動も満月の夜が一番多いらしいですわ。
本当だとしたら脱力してしまいますわね。笑いの種にしかなりませんわ。はぁ……。

>>75様
名誉の負傷、でございます。それほどまでの飛距離のホームランを見てみたいですわね。
とはいうものの、わたくしの設備を直撃する打球となるとまさに規格外の飛距離ですわよ?
恐らく180〜200メートルは飛ぶような本塁打でなければ照明灯には届きませんわ。
センターのオーロラビジョンならタイロン・ウッズ選手(ベイスターズ)クラスの一発で
届くかもしれませんが……元々相当広く作られた球場でございますからね、わたくしは。

77 名前:名無し客:04/06/30 01:58

看板、看板はいかがですか?
何か面白エピソードがあったらお願いします。

78 名前:名無し客:04/06/30 08:15

看板といえば、野球場の看板って
どのくらいの費用対効果があるのでしょうか。

79 名前:名無し客:04/06/30 14:05

今夏の球児の中で、甲子園さんが注目している人を教えて。

80 名前:名無し客:04/06/30 19:16

甲タンって呼んでいいですか?

81 名前:名無し客:04/07/01 00:12

球場を広げたくないですか?

82 名前:名無し客:04/07/01 10:11

>73 甲子園さん
う、衆院のこと考えながらタイプしたから間違えた…
ちゃんと分かってましたよ、一応。


>76
> 恐らく野球の世界一を決めるワールドカップのような大会が望まれるのでしょう。
メジャーが構想してるらしい話は新聞に載ってましたよ。
詳しく憶えてませんが

83 名前:名無し客:04/07/01 12:06

ライブドア社が近鉄買収に名乗りをあげたようですね。

84 名前:名無し客:04/07/02 15:42

甲子園球場の近くでガンダムファイトされたらどうします?

やはり、生死がかかわってくるので嫌でしょうか?

85 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/02 23:27

>>77様
看板、でございますか。特に興味を引くエピソードは残念ながら見当たりませんわね。
わたくしでは東京ドーム様のように「看板直撃ホームラン」ということもありませんし……。
看板とは若干違いますが、広告に関してなら奇妙なエピソードはございますわね。
最近ではインターネットでの広告というのが業界としても見逃せぬものになっております。
昨年、優勝に向けて快進撃を続ける阪神タイガースの公式ウェブサイトに、以下のような
キャッチコピーが表示されるバナー広告が掲載されておりましたの。


「阪神が好き。だから、読売新聞」


……どなたかこのコピーの意味を説明していただけませんか?
「だから」というフレーズに至る過程がまったく不明でございます……。

>>78様
残念ながらわたくしには具体的な数字は分かりませんの。企業同士の取引ゆえに余り表に
出ないということもありますわね。一番費用がかかるのは東京ドーム様のバックネット付近、
いわば常にテレビによって映される場所であろうというのは、容易に想像がつきますけれど。

しかしこの球場の広告というのも突発的に費用対効果が変動することもございます。
2001年にバファローズがパ・リーグ優勝を決めた瞬間のことを覚えておられる方は
多いでしょう。そう、北川選手の優勝決定代打逆転サヨナラ満塁ホームランでございます。
このホームランの打球が直撃した広告の某工務店は、その翌日から仕事の注文が殺到し、
取引先も増え、突然活況を呈したと言います。まさに広告を出す側にとっても野球は
筋書きのないドラマだったと言えますわね。

>>79様
それでは片っ端から列挙していきますわ。ご堪能くださいませ。

北海道 北海道栄  木興拓哉投手 プロ注目の道内ナンバーワン左腕はMAX142km/h。
北海道 鵡川    宮田隼投手  道内では左の木興、右の宮田。選抜で見せた球威は本物。
青森  青森山田  菊池洸投手  春季県大会でノーヒットノーラン達成の技巧派左腕。
岩手  一関一   木村正太投手 進学校のMAX145km/h投手は無安打無得点を二度達成。
秋田  秋田商   佐藤剛士投手 MAX147km/hの選抜八強右腕。広島ドラフト1位内定か。
山形  羽黒    片山マウリシオ投手 小柄なブラジル人留学生は変化球で打たせて取る。
宮城  東北    ダルビッシュ有投手 ご存じ怪物右腕。高校球界ナンバーワン投手。
宮城  東北    真壁賢守投手 MAX144km/hの右サイドスロー。トレードマークは黒縁眼鏡。
福島  会津    栗城圭祐投手 栗城ツインズ兄。MAX135km/hの先発エース。
福島  会津    栗城雄太投手 栗城ツインズ弟。兄のピンチは弟がリリーフで救う。

茨城  土浦湖北  須田幸太投手 関東屈指のMAX143km/h右腕。選抜での汚名返上へ虎視眈々。
栃木  文星芸大付 泉徹也投手  旧宇都宮学園。ヤクルト泉の弟。二年生左腕の好投に注目。
群馬  前橋工   金城大輔投手 古豪「前工」のエース。兄の俊一も好左腕として注目。
埼玉  大宮武蔵野 佐藤達也投手 隠れた逸材。無名校のMAX138km/h右腕が強豪私学に挑む。
千葉  千葉経大付 松本啓二朗投手 監督の父は桜美林旋風の主戦。エースで四番の好左腕。
東京  早稲田実  日野頼人投手  怪我に泣いてきた期待の技巧派。主戦村山との二枚看板。
神奈川 横浜    涌井秀章投手 MAX148km/hを誇る安定感抜群の好投手。昨春選抜準優勝。
神奈川 横浜商大高 田沢純一投手 神奈川では涌井と並ぶ剛球投手。才能の開花に期待。
神奈川 横浜商   田中和博一塁手 関東ナンバーワン強打者。全国一の激戦区で本塁打量産。
山梨  甲府一   今福哲也投手 MAX143km/hの剛速球に豪快な打撃の逸材。古豪復活なるか。

新潟  巻     篠田恭平投手 越後の怪腕。MAX139km/hで打倒・強豪私立のシンボル。
長野  上田西   白倉キッサダー投手 タイ国籍の140km/h右腕。最後の夏に念願を果たすか。
富山  富山商   二瀬基之一塁手 昨夏甲子園で試合を決める本塁打。成長の跡に期待。
石川  金沢    山田晃典遊撃手 北信越屈指の遊撃手。俊足巧打のトップバッター。
福井  北陸    池端雅之投手 MAX145km/hの北陸エクスプレス。驚異の防御率0点台。
静岡  静岡    増井達哉投手 静岡屈指の好投手。昨夏の甲子園出場経験を生かせるか。
愛知  東邦    岩田慎司投手 東邦のドクターK。東海地区に久々に現れた本物の逸材。
岐阜  岐阜総合学園 大野奨太捕手 昨年からマスクを被る強肩捕手。好リードで初出場狙う。
三重  宇治山田商 江川智晃投手 143km/h、本塁打30発、50m5.8秒の俊足と抜群のセンス。

滋賀 北大津 中西健太捕手 高校通算30本塁打にタイプの違う3投手を巧みにリード。
京都 平安 服部大輔投手 東北・ダルビッシュとの壮絶な奪三振ショーは記憶に新しい。
大阪 大阪桐蔭 岩田雄大投手 公式戦の度に順調に成長。名門のエースはMAX144km/h右腕。
大阪 大阪桐蔭 平田良介中堅手 1年夏から強豪の四番に座る。来年のドラフトの目玉。
大阪 履正社 岡田貴弘左翼手 「右の平田、左の岡田」と称される驚異の2年生スラッガー。
大阪 大体大浪商 橋本太郎投手 近畿屈指の速球投手。「浪商」復活はこの男の右腕にかかる。
大阪 近大付 鶴直人投手 2年生でMAX147km/h! 新たな怪物伝説の幕開けとなるか。
兵庫 社 大前祐輔投手 春の選抜で17奪三振。屈指の左腕はまだまだ伸びる2年生。
兵庫 社 坪井俊樹投手 主戦大前の影で静かに牙を研ぐ好左腕。公立の雄が誇る二枚看板。
兵庫 報徳学園 片山博視投手 将来性豊かな2年生の大型左腕は打にも注目。まさに原石。
奈良 郡山 磯部龍司捕手 高校通算40本塁打の捕手。打倒天理・智弁学園の一番手。
和歌山 市和歌山商 玉置隆投手 「ストップ・ザ・智弁和歌山」の主役。唸れ、紀伊の豪腕。

岡山 岡山城東 出原雅浩投手 進学校を支える頭脳派右腕。選抜での完封劇は制球力の賜物。
広島 広島商 岩本貴裕投手 左サイドの本格派。古豪・広商が平成初の「夏」を逸材で狙う。
広島 広陵 上本博紀捕手 昨夏甲子園で打率10割! 二塁手から捕手転向もセンス抜群。
鳥取 倉吉北 堀井大捕手 野球留学で1年から不動の正捕手。昨夏県予選準優勝と経験豊富。
島根 浜田 巻田洋貴投手 出雲の古豪を引っ張るエース。打撃も県内一と評判の強打。
山口 西京 貞乗達也投手 華陵高の弟・和哉と甲子園を争う兄。センター兼二番手投手。
山口 華陵 貞乗和哉二塁手 現代の「タッチ」。兄・達也と別の道を選んで甲子園へ。

香川 香川西 石川啓太投手 昨夏代表も17失点で大敗。その雪辱を晴らすために。
徳島 鳴門工 田中暁投手 技巧派左腕はカーブが命。打てそうで打てない投手。
愛媛 済美 鵜久森淳志左翼手 三振の少ないスラッガー。注目の強打者は群を抜く勝負強さ。
高知 明徳義塾 森岡佑紀左翼手 兄・良介(中日)を凌ぐ逸材。小柄ながら野球センス抜群。
高知 明徳義塾 鶴川将吾投手 中学で全国制覇の早熟右腕。必殺スライダーのキレは鮮烈。

福岡 福岡工大城東 定岡卓摩一塁手 プロ注目の強打に145km/h。元南海・定岡智秋氏を父に持つサラブレッド。
福岡 東筑 松本佳祐投手 古豪の公立に潜む頼れるエースで四番。場外弾連発の強打に注目。
佐賀 佐賀商 松本昭彦投手 140km/h近い速球とスライダーが武器。怪我で不調の選抜の雪辱へ。
長崎 波佐見 磯田高徳投手 170センチの小柄な左腕。しかし140km/h近い速球は県内随一の威力。
熊本 熊本工 岩見優輝投手 九州屈指の左腕。選抜で東北に喫した無安打無得点の雪辱を期す。
大分 柳ヶ浦 山口俊投手 元関取を父に持つ剛球右腕。昨夏の好救援で一躍注目浴びた2年生。
宮崎 日南学園 杉田将吾中堅手 絶妙のバットコントロールで安打を量産。巧打の三番打者。
鹿児島 鹿児島城西 細山田武史捕手 高校屈指の捕手。強肩強打に送球の速さはプロ顔負け。
沖縄 宜野座 宜野座貴大投手 必殺の「宜野座カーブ」は落差70センチ。高校生では攻略不可能のキレ。

少々読み辛いかもしれませんが、この中でわたくしの土を踏めるのは何人でしょうか。
プロ入り確実な逸材から高校生レベルでは上位クラス、という選手まで列挙してみましたわ。
しかし「ふたを開けてみれば凄い選手だった」というのも高校野球の魅力でございます。
挙げられていない選手にも隠れた逸材はきっとおります。彼らの青春をかけた一投一打に
注目してくださいませ。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

86 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/02 23:30

……申し訳ございません。>>79様。
「少々」どころか相当読み辛くなってしまいましたわね……。
今後気をつけます。この甲子園球場、まさに不覚でございました。

87 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/04 14:23

>>80様
……別に構いませんが、ネット上というか、その呼ぶのはこのスレだけに留めておくことが
望ましいかと思われます。リアルや野球関連のサイトなどでわたくしのことを甲タンなどと
呼ぼうものならいい笑いものですわよ? まず想像なさってくださいまし。アナウンサーが
「大会3日目を迎えた夏の甲タンは……」などと読み上げたり、念願を果たした高校球児が
「甲タンに出るのが夢でしたから」などと語る姿を。突然わたくしの価値が落ちますわね。

>>81様
今のところはそうは思いませんわね。近年観客席を削って若干グラウンドが拡張された
経緯もございますし。元々わたくしは国内では広いほうの球場ですから現在はこのままで
問題ないように思います。打者の打撃技術の向上や反発係数の高いボールが導入されれば
自然と拡張すべきとの声も上がるやも知れませんが。
それにこれ以上スタイルがよくなっても、わたくしが罪な球場になるだけですわ……。

……だからそこで整形手術と呼ぶのはお控えくださいませ。

>>82様
ええ、わたくしもメジャーリーグによる世界大会開催の構想は聞き及んでおります。
やはりオリンピックはアマチュア選手最大の目標であるべきなのかもしれませんわね。
この構想自体は素晴らしいものだと思いますが、残念ながら世界的な規模で見れば
野球はマイナースポーツでございます。南北アメリカ大陸と極東アジアの一部でのみ
盛んなスポーツという点は否めませんわね。サッカーのワールドカップほど話題になる
ことはないように思います。もっと世界各地への普及が必要となりましょう。

その構想からは野球大国アメリカの危機感とファンの要望、そして懐の深さを感じます。
メジャーリーグは多国籍化が進んでおります。これまでは中南米から夢を掴むために
やってくる選手が主流でしたが、今ではイチロー選手、松井秀喜選手など日本人選手に
代表されるように、アジアからの選手流入が見逃せなくなっております。
こうなると本家アメリカの野球は何をやっているのか、という危機感が生まれても決して
不思議なことではありませんわね。

さらに申しますと、今年開催されるアテネ五輪にアメリカは出場できません。
北米大陸予選でまさかの敗退。アメリカはペナントレースとの兼ね合いでメジャー選手を
オリンピックに送らぬ方針です。その替わりに傘下のマイナーリーグ、特に3Aの若手を
主体にこれまで国際大会に挑んできましたが、この度ついにそれでは届かぬこともあると
証明されてしまったのでございます。
アマチュア世界最強のキューバやレベルアップ著しいパナマ、メキシコ、ドミニカなどは
メジャーにも多数の人材を輩出している国ですから、やはり甘くはございませんわね。

もう一つ申しますと、世界オリンピック委員会でアテネ五輪種目から野球を外そうという
動きもありましたわね。今回除外されるのは回避いたしましたが、これはやはり世界的に
マイナースポーツであったがゆえの理解の低さが原因だったと言えましょうか。

ペナントレースを止めるわけにもいかない、でも五輪に出られない……となれば、
やはりワールドカップという形態が望ましいのでしょう。これならばどの国もドリーム
チームを結成して戦えます。アメリカにも最強のドリームチームを見たいという声は
少なからずあるのではないでしょうか。
ランディ・ジョンソンが先発し、アレックス・ロドリゲスが世界一の遊撃でファンを魅せ、
バリー・ボンズが四番で強打を放ち、マリアーノ・リベラのカットボールが最後を締める
――などというチームが構成されれば、メジャーのファンならずとも注目に値しましょう。

そして最も称賛されるべきは、アメリカがベースボールを国際スポーツとして広めようとする
気概を持っているということでございましょう。決して世界の限られた地区で閉鎖的にならず、
人類の財産として野球を確立させる――スポーツが人類の共通言語という可能性を秘めており、
そこに野球の地位が認められるのであれば、これ以上の喜びはありませんわ。

勿論アメリカは野球が世界に普及しても世界一のレベルを維持できる自信があるのでしょう。
いえ、例えナンバーワンの地位から滑り落ちても一向に構わない、という懐の深さがなければ、
このような構想は発表できぬかもしれません。大いに期待したいところですわね。

それでは続きはまたの機会に。

88 名前:名無し客:04/07/05 02:41

デーゲームとナイター、どっちが好みですか?

89 名前:名無し客:04/07/05 09:47

つねに肌が剥き出しなわけですが、日焼けとか肌荒れとかは気にしてますか?

90 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/06 14:01

>>83様
ええ、朗報と申しましょうか。インターネットに触れていれば自然と名前を聞く会社――
というイメージがございます。プロバイダ事業が一番皆様には馴染みのある分野でしょう。
設立から10年足らずで急成長。怖いもの知らずに成長を続けてきた31歳の青年社長が
プロ野球の球団経営を見据えていたとは、ある意味では男の夢でございましょう。

これに対して球界の反応は冷たいですわね。まあ、これも予想通りではありましたが。
不思議なのは合併の話題ばかりが先行しているということです。本来ならば合併の前に
近鉄グループは球団売却という手段を考慮すべきでございましょう。
同じ関西の企業としてオリックス・グループに「買ってくれる会社があるからこの話は
なかったことに」と簡単に言えないのは分かりますけれど、何故合併が既に前提として
語られなければならないのか、そこに疑問がございます。

球界に対して強い影響力を持つジャイアンツの渡辺オーナーは「僕の知らない人を入れる
わけにはいかない」と発言されました。呆れたものでございます。恐らくこれが彼の本音
でしょう。要するに「自分の思い通りにならない資本は入ってくるな」ということですわ。
これまで頑なに外資参入を拒否してきました経緯もありますものね。

勿論、ライブドアにどれだけの覚悟があるのかは見極めなければならないでしょうね。
例えば「球団を買ってみました。3年しか経ってないけど赤字だから辞めます」などと
言うようでは困ります。ライブドアに課せられているのは球団合併の阻止だけではなく、
プロ野球全体を救う使命でございます。

球界にも若い血が必要な時期なのかもしれない――星野仙一氏はそう申しておりました。
これまでプロ野球の親会社は新聞社やテレビ局などマスコミ、電鉄会社、食品会社などが
主体となっております。そこに突然参入を表明した情報産業。業界自体が新興ですから、
従来のような企業間のしがらみはほぼ皆無。新鮮な風を送り込んで欲しいものです。
堀江社長はまだ31歳。この若さにも希望を見出してしまうのはわたくしだけでしょうか。
対して1リーグを主張する渡辺オーナーは78歳、タイガースの久万オーナーは83歳。
新しいものを生み出せるのはどちらでございましょう?

近鉄グループはライブドアに球団を売却すべきでございます。
そして2リーグ制を堅持しながら球界を改革し、特定のチームとリーグだけに利益が
流れ込むシステムを廃し、「共存と競争」の健全なスポーツ経済を歩まねばなりません。

ここに来て、やっと選手側が動きましたわね。選手も球団から給与をもらっている以上、
今回の合併騒動は死活問題。プロ野球選手会も黙ってはおりません。残念ながら影響力が
弱いと言われ続けてきたわけですが、ここはオーナー連の勝手な動きには徹底抗戦すべき
だと思っております。昨日の競技委員会で機構側は「ライブドアには信頼性がない」と
一蹴したようですけれど、野球ファンは分かっております。ライブドアとプロ野球の機構、
本当に信頼性がないのは一体どちらなのかを。

信頼性のない具体的理由についても「調べれば分かる」などと発言したようですけれど、
その言葉はそっくりそのまま機構側に返さねばなりませんわね。プロ野球とその組織こそ
信頼性はまったくありません。その理由についても「調べれば分かる」ことでございます。
はっきりと「ナベツネが駄目だと言ったから駄目」とでも言ってしまえばいいでしょうに。

すべて内幕の中で決めてしまい、ファンの声を完全に無視。選手の声も聞こうとしない。
これを奇貨として、一部の人しか望まない、一部の人が書いた身勝手なシナリオ通りに
ことを運ぼうとするその姿勢には、「密室政治」という言葉を連想してしまいます。
皮肉なことに、ファンの声に一番応えたのはライブドア・堀江社長でございました。
先日の大阪ドーム様でバファローズの試合を観戦し、そしてファンからの要望に応えた
パフォーマンスは、これまでの球界当事者にはまったくない熱意だったと言えましょう。

このような無茶をオーナー連が勝手に進めてしまうのであれば、選手会がストライキを
敢行してもいいのではないかと思っております。渡辺オーナーはいつもの常套句である
「新リーグ結成」を持ち出していますが、その新リーグも選手あってこそのもの。
ストライキでもしなければ今の球界は変わらないでしょう。もっとも、ストライキこそ
ファンの声を無視しているという声も多分に見られましょうが、年寄りの勝手な思惑で
これまで積み上げてきた文化をかき回されるよりはマシではないでしょうか。

プロ野球最大の危機に、救いの手を差し伸べようとする情報産業の寵児。
それに対し、明確な説明もないままファンを無視して業界縮小を目指す愚かな老人たち。
果たして大衆が支持するのはどちらでしょうか。球界はどのように応えるのでしょうか。
構造を変えず1リーグ制に移行するのは、トカゲの尻尾斬りを繰り返すだけでございます。
ライブドア、そして他にも噂される「買収意欲のある企業」に幸あらんことを祈ります。

といったところで今日のわたくしはバタンキューでございます。
レスをお待ちの皆様、もう少しだけ猶予をいただきたく思います……。

91 名前:名無し客:04/07/06 21:45

ペナントレースの長期リーグ戦形式。
日本シリーズの4勝先取形式。
高校野球のノックアウト式トーナメント。

どの勝負方法に魅力を感じますか?

92 名前:名無し客:04/07/07 10:49

>90 甲子園さん
> そして他にも噂される「買収意欲のある企業」
へー他にもあったんだ。
球団名の問題もあるけど、どっか一つが買うんじゃなくて、買収金額に応じた買収後の発言力ってんで
共同買収ってのもどうかね?

…そんな単純じゃないか。
やっぱみんな、球団を広告塔とするなら、自分とこの名前が入ってないと意味ないもんな

93 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/08 18:57

>>84様
巨大なロボットが市街地で戦うのを喜ぶ人は誰もいないと思われますが……。
ウルトラマンと宇宙怪獣、どちらが都市と住民、そして機能に被害を与えているかを
考えると微妙なものがあるように思ってしまいますわね。

わたくしとその周辺地域は1995年1月に阪神・淡路大震災を経験しております。
かの地震ではわたくしもかなりの被害を受けております。あちこちにひびが入ったり、
客席に亀裂が入るなど、大掛かりな補修工事が必要とされましたわね。
2ヵ月後に迫った春の選抜大会も開催が危ぶまれるなど、大変な事態になりました。

ガンダムファイトとなりますと、所詮ロボットは人間の操作、命令によってのみ動く
ものでございますから、指揮命令などを調整することで球場周辺が戦闘区域になるのを
回避することも可能ではないでしょうか。
そう考えますと、無差別にその地区を襲う自然災害よりマシかもしれませんが……。
いえ、それ以前に戦うのは止めましょう。戦いを回避なさってくださいませ。

>>88様
どちらにもそれぞれ魅力がございましょう。デーゲームは野球の原初の姿に近い
形態でございます。野球はやはり太陽と青空の下でやるスポーツでございますからね。
それに対してナイトゲームは家族がお茶の間に揃ってテレビ中継を楽しむことのできる
形態でもあります。それに加えて、わたくしに入場されてナイトゲームを観戦された方は
お分かりになるかと思いますが、ナイトゲームで点灯される照明灯からのカクテル光線が
実に美しいのですわよ。これは一見の価値あり、と申し上げておきますわ。

わたくしはどちらも好きですわよ。どちらを好むかはわたくしよりもむしろお客様の皆様
次第だと思われます。観戦環境に触れるのでしたら、夏場のデーゲームはまさに炎天下。
お客様に日射病や熱射病の可能性もあります。ですから夕涼みと共に球場入りできるナイト
ゲームの方が楽しめるといえば楽しめるやも知れませんわね。
……実は一番快適なのは、エアコンの効いた部屋でのテレビ観戦ですけれどもね。

>>89様
阪神園芸株式会社様がわたくしの専属スタイリストでございます。
土のグラウンドは不規則バウンドしないように、外野の天然芝は成長しすぎないように、
丁寧に整備するのがかの会社のたしなみ、でございます。

かの方々はプロのグラウンドキーパー。わたくし自身も気づかぬほどの細かな土の乱れや
外野の芝目などを調整してくださいます。選手たちにも好評のグラウンド状態を保てるのは
わたくしの元々の美しさは勿論でございますが、阪神園芸様がわたくしの肌を知り尽くして、
それに合わせたグラウンド整備をしておられるのです。故に肌荒れの心配はございませんわ。

阪神園芸様の選手にも感謝されるその能力も高いのですが、そのプロ意識も相当なものです。
所詮は裏方――などと軽視できない存在感がありますわ。最下位常連のタイガースにとって
数少ない誇りであった和田豊選手は、引退セレモニーで阪神園芸様への感謝のコメントを
残しておりますし、グラウンドキーパーの皆様も「土は生き物」、「イレギュラーバウンドは
絶対に許さない」という気概で整備なさってくださいます。

試合が始まればグラウンドは選手の足跡などで荒れてしまい、不規則バウンドも避けられぬ
ことですが、阪神園芸様の力がなければイレギュラーの数はもっと増えているはずですわね。
わたくしもかの会社には尊敬と敬意を抱かずにはいられませんわ。

それでは、残りのレスはまたの機会にいたしますわね。

94 名前:名無し客:04/07/11 14:57

オリックスの本拠地が「グリーンスタジアム神戸」から「ヤフーBB球場」に名称変更と
なりましたが、甲子園球場さんが改名するとしたらどんなものが良いですか?
それとも、金で買われての名称変更なんてお嫌ですか?

95 名前:名無し客:04/07/12 23:29

1985年4月17日、阪神vs巨人戦の7回裏に起こったあの出来ごとについて語ってください。

96 名前:名無し客:04/07/13 00:23

「たかが選手、たかがとは言っても立派な選手もいるが」
などとのたまい、プロ野球はお客さんあってのもの、
お客さんを魅了するプレイを見せるのは選手であって、
経営者ではないと言うことをまるで分かっていない様子の
あの名物オーナーさんに一言どうぞ。


97 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/15 19:47

お久しぶりでございます。今回も長文揃いゆえ、お時間に余裕があるときにどうぞ。

>>91様
その前にまず野球というスポーツの特性を把握することが必要でございます。
野球はそのルール上、選手同士の身体接触が極めて少ないスポーツでございます。
つまり「体格で相手を圧倒することができない」スポーツですわね。格闘技などは勿論、
ラグビーなども高身長で体重のある選手が有利と言われますが、野球は必ずしもそうとは
限りません。身長・体重によってプレイに巧拙が生まれることは少ないですわね。
スワローズの石川雅投手、ベイスターズの田中一徳選手などはその典型例と言えますわ。
それゆえに野球は逆転が起こりやすい、番狂わせの起こりやすいスポーツと言われます。

同時にまた、野球は投手を除けば、1試合あたりのカロリー消費量は少ないスポーツと
言われております。そのために他のスポーツでは類を見ないほど多数のゲームを組めます。
この特徴を生かし、各チーム真の実力をはっきりさせるという意味では長期のリーグ戦が
望ましいですわね。だからこそプロ野球はあの形態のリーグ戦なのでしょう。

日本シリーズ型の短期決戦は先に勢いを掴んだ方が圧倒的に有利ですわね。
最高でもわずか7試合での勝負。ここで問われるのは普段の実力を発揮できるかどうか。
特にチームの鍵となる打者が抑えられると、その前後を固めるバッターも打てなくなって
連鎖的に打線が沈黙する……という現象が起こります。
短期決戦ゆえにこうなってしまうともう相手の思う壺でございますわね。
数少ない打席で繰り広げられるバッテリー間と打者の心理戦も見応えがございましょう。

高校野球のトーナメントはまさしく1回勝負。これは一度のミスでそれまでの努力が水泡と
帰してしまう危険性を孕む、ある意味で残酷な形態と言えましょう。ですが高校野球は、
それがゆえに一つ一つのプレイにかける刹那の思いがまた魅力でございます。

ここで先ほど述べました野球の特性――ことに「番狂わせの起こりやすいスポーツ」
という点を踏まえてトーナメントを見ると、二つの考え方ができましょう。

1.本当に実力のあるチームが勝ち進みにくくなるから、トーナメントは適していない。
2.強くても勝てるとは限らないからこそ、野球は面白い。トーナメントに適している。

これは各人の野球観に左右されますわね。どちらが良いかはわたくしからは申せません。

その上でわたくしがどの形態の勝負方法を好むかと申しますと、やはり長期のリーグ戦、
つまり現在のプロ野球の形式ですわね。わたくしは野球のために作られた存在ですから、
数多く使っていただくためには長期のリーグ戦が適しているように思いますわ。
勿論、その他の形式にも独特の魅力がございます。特に高校野球のトーナメントは
わたくしを舞台とした野球では一つの華でもありますし、それが故のドラマもまた、
野球の醍醐味でございましょう。

>>92様
具体的な名前は出ておりませんが、数社興味のある企業があったと言われております。
以前に楽天や京セラが野球チームに興味を持っている、という報道がなされましたが、
この二つが今回近鉄に接近していたのかどうかは分かりませんわね。

共同買収の例はありませんが、球団株で複数の企業が影響を及ぼしております。
勿論一番強いのはオーナー企業であるべきですが、問題が生じた事例がございます。
2001年の冬、横浜ベイスターズのオーナー企業であった水産加工会社マルハが経営の
不振などからニッポン放送に球団株を譲渡し、経営権の放棄を一時は決定いたしました。

しかしニッポン放送はヤクルトスワローズの株を保有するフジサンケイグループ傘下の
企業でした。同一グループが複数球団の株を保有することは、プロ野球に八百長疑惑を
生じさせかねないとジャイアンツの渡辺オーナーが主張。川島コミッショナー(当時)も
一度はマルハの決定を許可したのですが、渡辺氏の発言を聞いて初めて「ニッポン放送が
スワローズの株主であることを知らなかった」などと発言する世間知らず振りを披露し、
球界関係者どころかファンまでも驚かせた事例がございます。

さすがにこのときばかりは渡辺オーナーの主張が正しかったようにも思われます。
その後、宙に浮いた横浜ベイスターズのオーナー企業は、マルハに次ぐ株主であった
東京放送(TBS)になりましたものの、TBS側にしてみれば、球界の都合で突然に
球団を押し付けられたようなものだったかもしれません。翌年から最下位に低迷し始めた
ベイスターズを見て、TBS関係者が「今の球団はTBSのカラーに合わない」などと
発言したことは、奇妙なほど象徴的でございました。

ここで問題になったのも、例の「リーグ加盟料の30億円」でございます。
新たにオーナーとなるTBSもこの30億円を払うのか、という点が問題となりました。
結局のところ、球団の不安定な状態が続くわけにはいかぬということで、TBSに対して
この30億円ルールは不適用となったわけでございますが……。

共同買収についてはやはり>>92様の言う通り、プロ野球チームが企業の宣伝媒体として
存在するという側面がある限り、難しいものがございましょう。時代遅れになりつつある
その考え方ですが、企業とプロ野球の関係を完全に切り離せぬ以上は無理からぬことかも
しれませんわね。野球協約上、プロ野球に参加する企業の資格は「資本総額1億円以上の
株式会社」ということになっておりますから、不可能ではないかもしれませんが……。

>>94様
>>25でお答えしました通り、ネーミング・ライツ売却による利益の獲得は時代の流れですわ。
ゆえにわたくしのネーミング・ライツが売却されることはあり得ぬ話ではございませんわね。
ですがわたくしはプロ野球のホーム球場である他に、高校野球の会場という側面もあります。
ここにどのような声が集まるかは分かりません。アマチュア野球、そして高校野球が利益を
生むのは自明の理でございますが、それを拒否する声は確実に存在します。

ファンの声は無視できぬものでしょう。「目指せ甲子園!」という合言葉がなくなりますし、
野球以外でも「漫画甲子園」などという名称の大会がある通り、既にわたくしの名は規模の
大きな選手権を意味する言葉として使われるほどでございます。
言わば国民の間に定着した文化・定型句として「甲子園」という名が定着しておりますので、
企業の経営面だけで考えるわけにはいかぬように思われます。

わたくし自身はネーミング・ライツ売却による利益の確保もやむを得ぬとは思いますが、
もし今後野球人気が低迷し、阪神タイガースがネーミング・ライツを売却せねばならぬ
ようになった場合にどうなるか。野球ファンを二分する議論になるかもしれませんわね。
それゆえに「改名するとすれば何が良いか」という質問にはお答えし難くございます。
恐らくは「Yahoo! BBスタジアム」「味の素スタジアム」「アミノバイタルフィールド」
などというように、権利を買収した企業名、もしくはその企業を代表する製品名が
名づけられると思いますが……。

>>95様
現在25歳を越えた野球ファン、そしてタイガースファンならば一人残らずその日の記憶を
共有していることでございましょう。バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発ですわね。
その年のタイガースは打って打って打ちまくる、実に痛快な野球で優勝を果たしました。
中でも三者連続でバックスクリーンに本塁打を叩き込んだこの試合は、まさにその猛虎打線を
象徴する試合だったと言えましょう。
この記録は日本どころかメジャーリーグにも存在しません。わたくしもこのような3本塁打が
飛び出すことなど、とても信じられませんでした。まさに奇跡の3連発でしたわね。

マウンドに立っていたのはジャイアンツの槙原寛己投手でございます。
そう、後に桑田真澄投手、斎藤雅樹投手と「巨投三本柱」と呼ばれたあの槙原投手ですわ。
当時まだ若手だった彼はこの試合の屈辱を胸に、150km/hを越える速球と鋭いフォークで
通算159勝を記録。完全試合をも達成する大投手となりました。

そしてもう一つ。
このバックスクリーン3連発が今もなお語られるのは、その出来事が衝撃的なことは勿論で
ございますが、その後の阪神タイガースの低迷が目を覆わんばかりにひどかったため、という
ことが挙げられましょう。何故かといえばどんなに負け続けても応援するタイガースファンに
球団も選手も甘えていたからでございますが、それがゆえに1985年の記憶は美化され、
20年経った今も語られ続けたのでございます。

昨年5月9日、まるでかつてを想起させるように横浜スタジアムで浜中・片岡・アリアス
3選手が3者連続本塁打を放ちました。マスコミは揃って「伝説の再現」と騒ぎましたが、
星野仙一監督(当時)はさすがに言うことが違いましたわね。

「伝説? いつのことや。85年、85年と言っているからダメなんだ。早く忘れなさい」

正論でございましょう。1985年を強調することは、長きにわたって語らうだけの伝説が
タイガースに生まれなかったことを証明するだけでございます。吹きもしない六甲おろしを
延々と待ち続けたファンもまた、低迷を演出したという見方も不可能ではありません。
健全なファンとして批判精神を持つ、そのことも忘れてはならないように思われます。
今も語られる伝説は余りにまぶしい輝きでございます。ゆえにその光は影をも生みました。
その後に訪れたタイガース低迷の時代は、ファンが忘れられぬ幻影に縛られていたからこそ
起こったものと言えるかも知れませんわね。

>>96様
ジャイアンツのオーナー・渡辺恒雄氏のことですわね。確かにかの方の発言はプロ野球を
私物化しているとしか思えません。彼を批判する人が多いのも当然のことでございましょう。
ですが、わたくしは彼を批判しても何も変わらぬのではないかと感じております。
むしろわたくしは渡辺オーナーの発言がマスコミを賑わせる度に「さすがですわね」と
思ってしまうのでございます。
やや急進的な野球ファンは「ナベツネこそ諸悪の根源」と親の仇のように批判なさいますが、
ジャイアンツは渡辺氏がオーナーに就任する前から、他球団の名選手の引き抜きや横紙破りを
恥知らずにも堂々と行ってきた球団でございます。

そこから考えますと、やはり渡辺恒雄氏は天才でございます。
何故か? それは「憎まれる悪役を完璧に演じ切っているから」でございます。
キャラネタ、なりきりに臨む者として、彼のその能力には敬服させられてしまいますわ。

読売グループほど大きな組織、そしてそのシンボルでもあるジャイアンツが渡辺恒雄氏の
意思一つですべて決まるのでしょうか? そこにわたくしは疑問を覚えるのでございます。
本来は経営会議などで企業としての方針が左右されるのではないでしょうか。
しかしその姿は見えてきません。しかし明確なのは渡辺オーナーの過激な発言ばかり。
ここにわたくしは違和感を覚えてしまうのでございます。

彼の一連の発言には一貫性がなく、コロコロと主張が変わるのも皆様ご存知でしょう。
一人の人間、しかも新聞社の社長の座にある人間があれほど発言を変えてしまうことなど
容易には考えられません。かの方は高齢ですから「ボケたのか」などと冗談交じりに感じて
おられる方もいらっしゃるかと思いますが、本当にボケたのなら販売部数ナンバーワンの
新聞社の社長など務まるはずもございません。

つまりあの発言は計算し尽くされたものではないでしょうか。
かのお方の主張に一貫性がないのも、そう考えれば説明できます。
要するに「渡辺オーナーにそう発言させている存在がある」ということです。

では、一体それは何か。言うまでもなく「読売グループ」でございます。
読売新聞はその政治的な思想からも共産主義に近い発想を強く批判しております。
そしてそれは野球にも当てはまるとして、贅沢税の導入や放映権料の分配などを否定。
渡辺氏がそれらを「原始共産主義だ」と批判したことはつい最近のことでございました。

渡辺氏が高齢などで引退したとしても、次のオーナーが同じことを主張すれば同じこと。
彼が常識外れの発言をする度に「ナベツネ批判」こそ高まりますが、読売新聞への批判は
さほど高まらない――という印象をわたくしは抱いております。これはまさに読売新聞の
思う壺ではないでしょうか。

繰り返しますが、渡辺氏が引退しても、次のオーナーが同じことを主張すれば今までと
何も変わりません。実際、ジャイアンツのそのエゴイズムはずっと変わりませんでした。
いわば渡辺恒雄は「読売新聞社の社長」という仮面を被った盾でございます。

読売グループは「渡辺恒雄」という強固な盾を装備しているのでございます。
盾を持っている本体を批判しなければ何も変わりません。渡辺氏が引退すればその盾が
別のオーナーにすり替えられるだけであり、やはり背後の本体を叩かねば無意味ですわ。
言うなれば渡辺オーナーへ批判が集まることは、読売グループにとって狙い通りの展開。
盾が壊れれば取り替えればいいだけですわね。第二、第三の渡辺恒雄氏を用意すれば
大衆はまたその盾を攻撃し、読売グループという本体にはさほど目を向けません。
ここに気づいている人は意外と少ないように感じますわ。

つまり――批判すべきは渡辺氏ではなく読売グループではないでしょうか?

渡辺オーナーを批判しても何も変わりません。国民が行動に出なければ読売のエゴは
増長していくばかりでございましょう。ファンは盾の持ち主に気づかねばなりません。
隠れた正体を暴いてしまえば後は簡単なこと。野球も読売グループも客商売である以上、
対策は実に簡単でございます。

かつて江川卓選手(現解説者)が巨人に入団したとき、その手法が余りにも不条理な
ルール破りであったため、読売新聞は世論の反発を招き、30万部売り上げを落としました。
1980年に長嶋茂雄監督を成績不振から解任したとき、読売新聞社は一晩で100万部を
解約されました。

今、野球ファンにはこのときと同じような行動が必要なのではないでしょうか。
勿論これだけではなく、野球への愛を持ちながら、ジャイアンツ戦の視聴率を下げることも
必要だと思っております。ささやかな抵抗ですが、読売とて世論には勝てぬのでございます。

テレビで野球を見たければ、前にも申しましたが、ケーブルテレビやCS中継という手法が
ございます。読売グループを批判し、パ・リーグを救うためには野球ファンと視聴者にも
改善が促されます。「見たい番組をお金を出して買う」という発想が必要でございます。
ただ批判をするだけではなく、痛みを伴う改革は大衆にも求められております。

わたくしが渡辺恒雄氏を「天才」と思う理由は以上でございます。
渡辺氏を批判するだけなら簡単でございます。口汚く罵るなり、野球サイトの掲示板で
彼に対して恨みを吐露し、野球ファンの友人と話を交わせばそれで済みますわね。
かように簡単であるがゆえに皆様、そこで思考が停止してはおられませんでしょうか。
必要なのは具体的な行動、そして渡辺恒雄氏の影に隠れたものを見据えること。
このようにわたくしは感じております……。

98 名前:名無し客:04/07/18 15:14

ノムさんいわく、「監督の力で勝った試合はシリーズに5〜6試合程度」
なんだそうですが、甲たんは「監督の力で勝った試合」と言って思いつく試合はありますか?


99 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/19 11:50

>>98様
監督で勝ったといっても範囲が極めて広うございます。例えば監督がボール・カウントから
相手バッテリーの配球を読んでサインを出した結果が奏功した場合なども「監督で勝った」と
言えるやも知れません。代打策や継投が成功した場合も「監督で勝った」と言えましょうし、
逆にこのくらいのこととなると「プレーしたのは選手だ」という考え方もできましょう。

そうなりますと野村克也様がどのような意図でそのように仰ったのかが分からなければ
なんとも答えようがございませんわね。選手が主役である以上、純然と監督の力で勝つのは
相当限られてくるでしょう。

ただ、高校野球となると話は別でございます。チーム全体の力を10とすると、監督の力は
7〜8くらいあるのではないかと思うことがありますわね。時代を築きながら、名将と呼ばれた
名監督が様々な理由で引退なさった途端、弱体化したチームは多数あります。そのようなことを
考えますと、高校野球はほとんど監督の力で勝っているようなものかもしれません。
有望な中学生をスカウトする――その段階から既に監督と学校名は大きな力を持ちますわね。

100 名前:名無し客:04/07/22 00:12

100本目のホームラン!!


101 名前:名無し客:04/07/22 13:41

1995年、春の甲子園・センバツ高校野球。
…こんな状況で、やる意味があるのか。様々な議論の末、開催された大会でした。
当時を振り返ってみてください。

102 名前:名無し客:04/07/23 00:25

>つまりあの発言は計算し尽くされたものではないでしょうか
そう言えば先日、某誌でやくみつる氏が同じことおっしゃってましたね。
スポーツライターの玉木氏は「いや、あれは単なるバカだ」と反論して
おられましたが。

それはそうと、合併後の本拠地をどちらにするかで大阪と神戸の間に
ゴタゴタした感情も生まれているようですが、やはり「東京」という
仮想敵がいなければ、一番潜在的に仲が悪いのは「関西の異なる地域同士」
なのでしょうか? 近親憎悪……。
(ずっと以前に某新聞で、京都の人が「京言葉こそ正しい関西弁、吉本の
芸人のせいで全国区に河内弁や泉州弁=関西弁と誤解が広まるのは不愉快」と
投稿してたのも思い出しました。つまり京都の人は大阪を思い切り見下してる
……)

103 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/26 14:53

>>100様
100本塁打おめでとうございます。
スレを立てたときはどこまで伸びるか不安でしたが、3桁には到達いたしましたわね。
一つの区切りと言えましょうか。名無しの皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

>>101
1995年1月17日午前5時46分――戦後最大の大事件だったかもしれませんわね。
阪神・淡路大震災からわずか2ヵ月後。開催するかどうか様々な議論が交わされました。
あの大災害の中で野球などをやっていていいのか。わたくし自身も観客席に亀裂が入るなど
そのダメージは決して小さなものではありませんでした。震災の傷痕生々しい阪神地区に
とっては野球どころではない……それが現実であったと言えましょう。
しかし同時に「こんなときだからこそやるべき」という声があったのも事実でございます。
議論の結果、大会は行われました。わたくしはこれは英断だったと思っております。

さて、ここで時計の針を戻してみましょう。阪神・淡路大震災から約50年を遡ります。
1946年――太平洋戦争直後、東京、大阪などの大都市は言うまでもなく、全国が戦争の
傷跡に打ちひしがれておりました。そんな中でも全国中等学校野球選手権大会、つまり現在の
高校野球の前身である大会は行われました。しかも驚くべきことに、地区予選を含めた大会の
参加校が当時の最多記録を更新したのでございます。
夏の甲子園の大会主催者である朝日新聞は、後に「何もないが、野球だけはあった時代」と
当時を振り返っております。未来を築く少年たちはまさに人々の希望でございました。

思いますに、震災の爪痕が残った状態での選抜大会は、この当時に行われた大会と同じような
役割を果たしていたのではないでしょうか? 野球は確かに娯楽ですから、緊急事態の中では
やるべきではないという意見も分かりますが、逆に緊急事態だからこそ、傷を持つ人たちに
とっては笑顔が必要
なのでございます。復興のシンボルという存在として、若者の輝きが
必要なのでございます。

阪神・淡路大震災では高齢者の孤独死や自殺という問題がクローズアップされました。
この方々は震災で世の中に絶望してしまった人たちなのかもしれません。震災の残した傷が
余りにも大きかったが故でしょう。わたくしなどがその悲しみを推し量るのもおこがましゅう
ございますが、逆に希望を持つことによって、人は生き甲斐を見出すことができるのです。
高齢者は若い世代を導き、そして彼らが育つ姿を見て未来への希望を抱けるのでございます。

高校野球はその役割を果たしております。希望失いし人々に夢を与える役割を果たせます。
当時の被災地は悲しみと絶望に包まれていたと言えましょう。
しかし選抜大会の開催で、「何もないが、野球だけはあ」る状態にしたのでございます。
わたくしは躍動する若者を見た高齢者が、希望を与えられたと自信を持って主張できます。
それは敗戦直後と同じく、未来を築く少年たちが希望となったからでございます。

その年の選抜大会は、兵庫県から育英、神港学園、報徳学園と3校が選出されました。
同じ都道府県から3校が選抜されるのは極めて異例でございます。当然、この3チームには
復興の希望がかけられておりました。その願いを背負った3チームはいずれも初戦を突破。
この活躍がどれほど希望と勇気をもたらしたのか、それは計り知れぬものがございます。

多くの問題はございましたが、高校野球には「変わらないこと」の魅力がございます。
それは季節の風物詩として行われることを意味するだけではありません。短髪の少年たちが
青春をかけて球を追いかける姿は戦前から変わっておりません。そしてこの年に行われた
選抜大会は「災害に見舞われても変わらずに開催する」という魅力を発揮した大会でもあり、
それは同時に「何事にも屈しない」という人の心を再確認する場でもあったと言えましょう。
野球を通じ、狂おしいまでの人間賛歌をわたくしは目撃したような気がいたします。

……さて、蛇足ではございますが、この年のプロ野球についても触れておきましょう。
ブルーウェーブは神戸を本拠地とする球団でございます。震災の影響が不安視されましたが、
かのチームはそれをものともしない活躍を見せました。「がんばろう神戸」を合言葉に快進撃。
イチロー選手を中心とした選手の活躍、そして仰木監督の「仰木マジック」と呼ばれる采配で
パ・リーグを制覇。日本シリーズは野村監督の率いるスワローズ屈しましたが、その活躍は
まさに復興のシンボルとして鮮やかな花を咲かせました。

対するタイガースも復興のシンボルとなる役目を担っていたはずでございますが……。
悲惨なシーズンだったとしか言いようがございません。5月にはペナントレースから脱落、
最終成績は借金38……被災地の絶望と悲しみを加速させたような気がいたします。
奇しくもこの年はタイガースの球団設立60周年。それにちなんだ某テレビ番組が
「タイガースが60勝する日を当てた方に素敵なプレゼント」という企画を発表したので
ございますが、タイガースの最終成績はなんと46勝84敗……。
結果、60勝できなかったため正解者ゼロという、
テレビ番組の企画としては最低の結果を招いたのでございます……。

では、本日はこの辺にしておきますわね。続きはまた後日にいたします。

104 名前:名無し客:04/07/28 22:59

リーグ数の議論が盛んですが、肝心なのは球団合併の是非のほうだと思いませんか?

105 名前:名無し客:04/07/28 23:39

現行のストライクゾーンは改定すべきでしょうか?

106 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/07/29 14:55

>>102様
例え渡辺オーナーに計算などがなかったとしても、あの悪役っぷりには感服いたします。
ゲームやアニメの世界の悪役ならいざ知らず、リアルであれほど嫌われるお方というのも
稀有な才能でございましょう。「悪役を知るには渡辺恒雄を見よ」――とは思いますわね。
むしろ本来、徹底的な悪者を描くべきゲームやアニメの中に、渡辺氏に匹敵し得るような
悪役の姿が描かれぬところに、かの方の偉大さを感じてしまいますわね。
世界悪役コンテストが開催されれば、渡辺氏は間違いなく優勝候補でございましょう。

> 一番潜在的に仲が悪いのは「関西の異なる地域同士」なのでしょうか?
これは関西以外の地区で育った方が、人格形成後に関西で生活するようになれば分かると
思いますが……なんと申せば良いのか、微妙な言い回しになることは避けられませんが、
京都人はどこか選民的で閉鎖的な傾向がある――とも言われておりますわね。
歴史ある国で長らく文化の中心にあった土地では誇りが強くなるが故でございましょう。
「京都では"前の戦争"は、第二次世界大戦大戦ではなく応仁の乱を意味する」などという
話もございます。これなども京都の特異性を強調するシンボリックな逸話ですわね。
京都でも中心街に住む方々は「伏見は京都のうちに入らんわ」などと申す方もおられます。
そう考えると結局は「自分がナンバーワン」だと思っておられるのかもしれませんわね。

野球に絡めて考えますと、高校野球の近畿勢が関東、特に東京・神奈川などのチームと
対戦するとなると凄まじい執念を見せますわね。「相手も強豪だから」というだけでは
説明できぬ迫力を感じてしまいます。

1998年、松坂大輔擁する横浜高とPL学園戦は延長17回の死闘となりました。
あの試合で延長戦突入後、二度勝ち越されながらも同点に追いついたPL学園の粘りは
皆様も覚えておられることではないでしょうか。技術を越えたところでメンタル面での
充実を感じましたわね。ここに「関東のチームに負けたくない」という意地と執念は
影響されていたやも知れません。

>>104様
まったくその通りでございます。何故「球団売却」の前に球団合併が決まってしまうのか
説明が全然ありませんわね。一部の人が描いたシナリオ通りにことを運ぼうという意図が
見え隠れして、不透明でございます。ここまでファンを無視した密室政治が展開するとは、
一体プロ野球をなんだと思っているのか、憤りを感じざるを得ません。
1リーグ制にするにしても、現行のままでは特定のチームのみに利益が流れ込むシステムが
変わらないのですから、所詮はトカゲの尻尾切り。根本的な問題は何も解決いたしません。

読売グループと渡辺恒雄氏は「富士山型の組織を作らねばならない」と息巻いておりますが、
富士山の頂点は何なのでしょう? 勿論、プロ野球などではありません。
彼らが主張しているのはジャイアンツを頂点とした富士山型組織であって、プロ野球が
その頂点などとは考えてもおりません。1リーグにしてお茶を濁したいだけでございます。

仰る通り、肝心なのは合併の是非。そしてそれ以上に大事なのは、球界が「共存と競争」を
どこまで本気で推進できるかという点でございますが……その姿はまだ見えてきませんわね。
これまで盛んに主張されてきたことを取り入れるだけだというのに。

そこには「12球団でなければならない」と言いながら、球団経営を圧迫している高額年俸の
抑制を強く主張しない選手会のエゴ、経営優先で「巨人戦の放映権料が欲しい」というだけの
パ・リーグ球団のエゴ、「巨人戦の放映権を手放したくない」だけのセ・リーグ球団のエゴが
ぶつかり合っている醜い構図がうかがえます。
12球団が一致団結して共存と競争を目指さなければ、本当にファンは野球を見捨てますわ。

>>105様
2年前にストライクゾーンを高めに広げるという動きがありましたが、あれは結局どうなって
しまったのでしょう? 投手受難、打高投低と言われ続ける中で、決して悪くはない動きだと
思っていたのですが、今ではまたストライクゾーンが以前のように狭まった感がありますわね。
もっとも、打者が1年かけて高めのゾーンに対応できるようになったのかも知れません。
その辺の検証も必要になるとは思いますけれどね。

国際大会のことなどを考えれば、ストライクゾーンの広さも改定されてしかるべきでしょうか。
外角にストライクゾーンが広い国際大会という話は、五輪などが近づく度に報道されますわね。
国際基準のゾーン採用となると、投手の投球にもまた違う幅が生まれますわね。
少々前のゾーン改定の動きは良い方向に働いたと思うのですが。

投手はストライクがとりやすくなるため、バッターは早めのカウントから打たざるを得ない。
これは試合時間短縮に繋がります。やはりスピーディな展開が求められるのがスポーツですし、
テレビ中継が放送時間枠に収まります。サッカーや格闘技などに人気が集まっているのも、
このスピードの故でございましょう。一瞬たりとも目を離せぬのがスポーツの魅力ですわね。
そのためにもスピードアップに繋がるストライクゾーンの改定は有効な手段でしょう。
少なくとも「好きなテレビ番組の放送時間が変わるから野球は嫌い」という方は減らせますし、
何より展開の速いスポーツは見ていて楽しいものですからね。

107 名前:名無し客:04/08/02 02:16

指名打者制はあったほうがよいでしょうか?

108 名前:名無し客:04/08/02 09:41

>102
名無しに絡むのも何だが、近親憎悪なんて言うと「一緒にするな」って京都人に袋叩きに合うぞ。
京都人にとって関東人はハッキリ言って野蛮人だが、同じ関西人であっても
京都人以外に対してはどこも変わらん(ハッキリ言えば見下している)対応だそうだ。
長年首都だったプライドだろうかね?



これだけじゃ何なんで質問

現在首位である中日についていかが思われますか?
当初の最有力候補は阪神だったのはいいとして、
中日は正直、たいていの人は評価は低かったわけですが。

まあ、評論家の言う事は往々にしてこうなると言えばそれまでですが…

109 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/02 12:52

>>107様
難しい問題ですわね…これもまた個人の野球観に左右されることがございますから。
「投手は9人目の打者」ですが、投手にまったく打つ気がないことがありますわね。
ベースから離れた位置に立って投球を見守るだけ、ということも時折見られます。

これは「投げることに集中したい」という意志の現われではあります。確かにデッドボールの
危険性や、走者になることで投球にも影響は及ぶと言いますし、何よりスライディングなどで
大切な投手に怪我をされてはたまらない、という現場の意見はもっともでございましょう。
このような意見を集約し、投手が打席に入ると緊張感がないから嫌だ、というのであれば、
DH制はあったほうがいいのでしょう。お客様は打撃戦の方を好まれますし、ひょっとすると
観客動員数にも影響が及ぶやも知れません。
それに対し、やはり野球は9人でやるものだと強く訴えたいのでしたら、DH制度は望ましく
ないのでしょう。これならばルール通りで分かりやすく、選手起用からも見応えが生まれます。
投手に打席が回ってきたときの代打起用などは、ここぞというときに注目されますわね。
いわば素人から玄人まで納得の9人制と申すことも出来ましょう。

わたくしがどちらを好むかと言えば、DHのない9人制でございます。しかしパ・リーグの
DH制度はセ・リーグとの違い、独自性を生み出そうとして導入されたものでございますから、
そこはやはり、リーグの努力と認めねばならぬ気がいたしますわね。

しかし、「投手は打てない」という常識が確立された今だからこそ、逆に打撃のいい投手の
打席は普段の打者以上に注目が集まりますわね。ジャイアンツ監督の堀内恒夫氏は現役時代、
投手としてはノーヒットノーランを達成したその試合で3本塁打を放った…という破天荒な
記録がございます。往年の名投手・江夏豊氏も自らのサヨナラ本塁打で無安打無得点試合を
完結させ、「野球は一人でも出来る」と発言したことがございます。

現役選手では、昨年タイガースの優勝に貢献したムーア投手の打撃は特筆すべきものが
ございました。野手顔負けのバッティングとは彼のような打撃を意味するのでしょうね。
ムーア選手は昨年、投手ながら打率.326という記録をマークいたしました。
去年の5月17日、わたくしでのジャイアンツ戦で木佐貫投手と投げ合い、彼の決め球
フォークを叩いて先制の左前適時打、しかもその1点を守って8回まで零封と一人舞台を
演じましたが……この試合は痛快でしたわね。ジャイアンツはムーア選手の打撃対策まで
練っていたと言いますから、この結果はさらに痛快ですわ。
投手の打撃はそのようにマスコミ、ファンを賑わせることがある、ということをここでは
述べておかなくてはなりませんわね。

>>108様
今年就任した落合監督の手腕が予想以上に素晴らしいということでございましょう。
開幕前は、かの方が監督とは想像できぬものがございました。あれほど指揮官という姿が
イメージできぬ方も珍しいものですが。しかし今となっては見事の一言でございましょう。
何しろ現役時代は「監督なんて何もしない方が勝てる」と言っていたお方ですものね。

野口投手の不調、クローザー・岩瀬投手の不調が続く中、この成績は鮮やかと申すしか
ございません。リーグ屈指の投手陣を擁するチームでございましたが、この二人の不調は
まさに誤算のはず。ベイスターズと並んでシーズン前半の混セを演出したとも言えますが、
ここに来て一歩抜け出したのは落合監督の手腕でございましょう。

元々落合氏は他に類を見ぬほど卓越した野球理論の持ち主でございます。出来る限り野球を
シンプルに考えようとする、極めて理屈に沿った理論でございます。そこはスポーツの世界で
よく使われる「精神力」や「気持ちで上回った」という表現は一切見当たりません。
言い方を変えれば、それはすべてにおいて合理化をはかり、その意図も明白な野球理論――と
指摘することも出来ましょう。それが1年で花開きつつあるということもできますわね。

わたくしは選手の精神力を否定するつもりはございません。しかし、気持ちが強いだけで野球に
勝てるのであれば誰も苦労はいたしませんわね。落合氏もそこは分かっておられるとわたくしは
思います。問題はその気持ちや精神力をプレーに反映させるために、どのような対策を講じれば
いいのか、どのような姿勢で相手に対すればいいのか、という具体性であり、その面で落合氏の
「理屈による野球理論」は優れているということが言えるでしょう。
ドラゴンズが現在首位にいるのは、そのことと決して無関係ではございませんわね。

ベテラン左腕・山本昌選手の好調ぶりや立浪選手の首位打者争い、選手を褒めるコメントの多さ、
そして「1年間はこのメンバーで戦い抜く」という言動には「安心してプレーさせよう」という
姿勢が読み取れます。プレーしやすい環境を整えることも監督の仕事ですわね。
ドラゴンズ、見事な活躍ぶりでございますわ。

110 名前:名無し客:04/08/02 12:59

 80才のお誕生日、おめでとうございます!!

111 名前:名無し客:04/08/02 22:04

球児達に一言エールをお願いします


112 名前:名無し客:04/08/02 22:06

http://appletea.to/~charaneta/ikkoku/img/1085678593/112.jpg (30 KB)

↑あーあ、年言っちゃったよ
オレは何も見てないぜ

と言う事で甲子園さん、お誕生日おめでとう!! ttp://www.kurarin.net/kuranet/hb/hb1.mid
はい、ケーキもどうぞ

113 名前:名無し客:04/08/02 22:39

>108
日本史全体で考えたら京都(と奈良)の方が東京より
「恨まれてる」期間は長いかもね。横レススマソ。
>高校野球の近畿勢が関東、特に東京・神奈川などのチームと
>対戦するとなると凄まじい執念を見せますわね
東北勢の関西勢に対する態度がそうでもないのはやはり気質でしょうか?
(蝦夷征討から幕末の会津に至るまで、朝廷に苛められつづけてきた地域ですから)

114 名前:名無し客:04/08/02 22:50

そういえば、先日のニッカンスポーツで映画監督の井筒和幸氏が
アンチ野球の立場からいろいろ書いておられましたね。
曰く「日本には野球に興味の無い人間も多くいるのだから騒ぐな、うっとおしい」
「今の日本人の熱狂できるものは野球しかないのか、嘆かわしい」
「ナベツネもクソジジイだがライブドアの社長も若いくせに生意気小僧で気に入らん」
「今の体制で破綻をきたすなら1リーグでも球団減でもやったらええやないか」

……のだそうです。(別のTV番組でトミーズ雅氏も「選手会のストは所詮
自分達のためだけのもの。ストなんかしたらファンの心は離れる」
「1リーグにした方が面白くなるかも知れへんやん」と発言)

どうも、井筒監督の中では、野球が映画を差し置いて日本人の娯楽の中心に
あるのが我慢ならないご様子、今回の流れであわよくば野球人気が衰退し、
映画や他の文化に国民の興味が移っていくことを待望すらしておられるようです。
(「野球人気が他の文化や芸術やスポーツの興隆を妨げている」とする
「野球害毒論」ですね)

甲子園球場様のご意見を。

115 名前:名無し客:04/08/05 00:18

金属バットは禁止すべきでしょうか?

116 名前:名無し客:04/08/05 00:20

高校野球の選手たちは何故みんな丸刈りなのですか?

117 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/07 15:13

>>110様
ありがとうございます。わたくしは今年で建設からちょうど80年の節目を迎えましたわ。
それを記念して、今年の始球式はちょうど80年前に静岡中(現静岡高)と開幕試合を演じた
北海中(現北海高)の竹村キャプテンが行いましたわね。
これを機にわたくしの改修という話が持ち上がっております。ファンが望む球場として
生まれ変わることを期待しておりますわ。今から楽しみですわね……。

>>111様
まずは地方大会での連戦、本当にお疲れ様でした、と申さねばなりませんわね。
わたくしは誰もが羨む晴れ舞台。ほとんどの少年たちにとって、一生のうちで最も世間から
注目される舞台となるでしょう。それだけで彼らは既に「夢を与える存在」となっております。
夢を与える者として、それに相応しい姿が球児たちには要求されます。
どんな試合であれ、わたくしという舞台は選手に何かを与えるはずでございます。
持ち帰るのがわたくしの土だけであってはなりません。今後の人生にとっても役に立つことを
少年たちは掴むはずでございます。それを胸にして、熱い夏を演出してくださいませ。

そしてそれ以上に……野球を楽しんでくださいませ。野球を愛してくださいませ。
「野球の神様」が存在することを感じ取ってくださいませ。願わくば、野球少年たちに
天使が舞い降りんことを願います。忘れられない夏を、皆様の手で作ってくださいませ。

>>112様
これはこれは……素敵なものをありがとうございます。
建設されて80年、このようなものをいただくのは初めてでございます。

年齢に関しては特に気にしたりはしませんわ。高校球児と野球に魅せられた男性にとって、
わたくしはまるで理想の女性の姿のように見えるはずでございます。つまり常に美しいのが
このわたくしでこざいます。

ところで、このケーキ……どうやって食べればよろしいのでしょうか?
今回ばかりは建造物に過ぎないこの身を恨みますわ。わたくしに口や消化器官は
存在しませんものね……。

>>113様
高校野球の歴史を振り返るに、「気質」「県民性」という点で東北勢は数歩出遅れた面が
確かにございます。もっとも東北地方は冬になると降雪でボールが使えなくなりますから、
野手の打球に対する反応が平均して遅いという面もありましょう。チームの粘り強さには
見るべきものが感じられましたが。

どうせ西日本のチームには勝てない――そんな諦め気味の精神が東北勢に感じられたのは
否定できません。夏の選手権の組み合わせ抽選会で、東北・北海道勢との対戦が決まった
西日本のチームが歓声を上げ、北国のチームは下を向いて何も話せない……そんな光景は
幾度となく繰り返されておりました。試合開始前にもう勝負がついていたのです。

しかしこれも最早過去の話でございます。ひ弱な東北勢というのは今や過去の話ですわね。
これは昨今の東北勢が大阪・兵庫など野球の盛んな地区から野球留学生を大量に受け入れて
いるから……というだけではありません。身体能力では決して西日本勢にも劣りませんし、
今では近畿や四国のチームが東北勢を甘く見るようなことも、ほとんどなくなりました。

東北のどの強豪校も全国制覇を目標にしております。かつては果て無き"夢"であったものが、
今や手の届く"目標"に変わっているのでございますわ。東北勢だから、雪が降るから、などと
気後れ気味に試合に臨む選手は一人もおりません。堂々たる戦いぶりを見せてくれますわよ。
特に今年、みちのくは一つの超高校級チームが他県を刺激し、かつてなく熱く燃えております。

>>114様
なんと申しましょうか……映画監督という文化人が他の文化を貶めるとはこれ如何に。
辛口の論客としては穴が多い主張ですわね。「野球」の部分を「映画」に置き換えれば
すべて同じことではありませんか。所詮は私怨と嫉妬による感情論としか思えません。

「日本には映画に興味の無い人間も多くいるのだから騒ぐな、うっとおしい」
「今の日本人の熱狂できるものは映画しかないのか、嘆かわしい」
「ナベツネもクソジジイだが、井筒和幸も生意気オヤジで気に入らん」
「今の映画に注目が集まらぬのが嫌なら、映画など作らなければええやないか」

とまあ、このようにまったく同じ反論が可能でございます。プロ野球も映画も同じ娯楽産業。
ならば井筒氏は同じ娯楽産業の土俵で勝負するのが筋でございましょう。論壇でそのような
主張をするよりは「野球に負けてたまるか」という反骨精神で優れた映画を作るべきですわ。
「他の文化のせいで自分の所属するジャンルが注目されない」などと主張するのは、逆恨み
そのものでございます。

野球が嫌いなら映画で野球を潰せばよいのです。大衆はより楽しい娯楽を求めるのですから、
国民が野球に見向きもしなくなる傑作映画を作ればよろしいのです。それをできない人物が
一人前に逆恨みする――世間ではそれを「負け犬の遠吠え」と呼ぶのではないでしょうか。
それぞれ違うジャンルの文化で、互いに切磋琢磨するのが筋でございましょう。

とは申しますものの、トミーズ雅氏の主張も含め、それらに傾聴すべき価値があるのも
また事実でございましょう。何故井筒監督のように主張する人が少なからず存在するのか。
何故球界の衰退を「面白くなるかもしれない」と主張する人がいるのか。

すべてにおいてメディアは説明不足でございます。スポーツとはどのような性格を持ち、
どうすれば発展するのか。何故1リーグではプロ野球は衰退するのか。その根本部分から
情報を発信しているメディアは、今のところ見当たりません。情報と常識が公開されて
いないことを、痛烈に指摘する主張として耳に留めなければならないとは思いますわね。
野球のみならず、スポーツの構造全てに関わる問題と考えねばならないのでしょう。

それでは、続きはまた後日にいたしとうございます。

118 名前:名無し客:04/08/07 15:18

大会初日の感想を一言お願いします

119 名前:名無し客:04/08/07 17:54

毎日多くの高校が敗退して甲子園を去っていくのを見るたびに思うのです。
全部とは言わない、せめて半分ぐらいの選手とチームが、
高校生活最後の試合を勝利で締めくくることができないものか、と。

120 名前:名無し客:04/08/07 20:36

>109 甲子園さん
さすがに色々考えてますね
予断ですが、某所でのノムさんも、投手力を買って中日を首位と予想してました

121 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/08 14:18

>>115様
これも一概には言えぬ問題がございます。金属バットは反発力が強く、スイートスポットが
木製バットに比べて広いため、正確な打撃技術を身につける上では望ましくありませんわね。
高校生が進路先でも野球を続けるのであれば、普段の練習では木製バットを使用するなどの
工夫が望まれるでしょうか。野球技術の面では金属バットはマイナスかもしれませんわ。

しかし木製バットは「折れる」という宿命がございます。これが野球部を圧迫していたのは
事実でございましょう。財務の面では金属バットのほうが負担は軽くなるのかもしれません。
それに加え、バットの材料であるアオダモの木は成長するまで70年もかかると言われます。
バットの木として植林運動が始まったのはつい最近ですわね。

このような状況を考えますと、金属バットを廃止するのはまだまだ非現実的でしょう。
特殊技術を競うスポーツととらえるのであれば、金属バットは廃止した方がいいのですが、
そうなると今度はお金の問題が生じてしまいます。今は必要悪というところでしょうか。

金属バットは野球に革命を起こしました。まだまだ語り尽くせぬほどの影響がありますが、
それは別の機会に譲ることといたしましょう。再びご質問をいただければお答えしますわ。
ただ、野球の技術レベル向上のためには、金属バットは望ましくないとだけははっきりと
申し上げておきますわね。

>>116様
野球の歴史と関係しております。日本に導入された後、野球はスポーツとしてよりも
「空手道」「柔道」などの「道」と同列に語られ、一つの道を究める人生の修行として
考えられるようになったのです。その中で「球道」という言葉も生まれ、野球は厳しい
修行の一つとして発展していったのです。

その後、日本は軍国主義の時代に突入します。この中で「男子は丸刈り」という風潮が
絶対的なものとなりました。戦中はそれこそ「鍛錬の野球というものは肉体倒るるとも
精神力で頑張る」ことが目的とされました。スポーツではなく「道」としての側面が
徹底されていたと言えましょう。戦争激化の中で敵性文化とされ、野球は軍部によって
禁止されましたが、終戦後すぐに野球は再開されました。

このときに少年が何を手本にして野球を再開したかというと、これまで続いてきた
先達の姿を参照するほかなかったのです。しかしそれは「道」、すなわち人生の修行
としての野球であり、しかも軍国主義の影響が色濃く残っていた日本……少年たちが
頭髪を丸刈りにして野球を再開したのは、むしろ自然なことでございました。

そしていつの間にか「丸刈り」が伝統となってしまい、それが今も続いているのです。
いえ、それは伝統というよりも、社会が高校野球に求めた儀礼だったかもしれません。
さすがに最近では部員全員が丸刈りに、という風潮は薄らいで来ておりますわね。
走者が塁間で野手に挟まれた場合などは、頭髪にタッチされてもアウトになりますから、
なるべく短い方がいい、というのも至極当然の話ではございますわね。

>>118様
開幕試合となった青森山田−天理の余韻が未だに抜けておりません。
素晴らしい好ゲームでしたわね……実力はまったくの互角だったと言えましょう。
青森山田の2年生・柳田投手の速球は威力充分でしたし、天理の二番手・柴田投手も
135km/hを越える直球と、鋭いフォークで青森山田に決定打を許しませんでしたね。
特に柳田投手、9回裏無死満塁のピンチを無失点で切り抜けたのは見事の一言でした。

天理は不運も重なりましたわね。二度のインターフェアで好機を潰しておりましたし、
9回裏も無死満塁と攻めながら三塁ライナー併殺。青森山田にわずかに球運があると
見ておりましたが……青森山田、最後はその球運に見放されてしまった印象ですわ。
12回裏、天理・栗田選手のサヨナラ打も左翼手のグラブを弾く紙一重の安打でした。
建設80年目のわたくしに相応しい開幕戦でしたわね。

奇しくも80年前、わたくしでの初のゲームも延長12回の熱戦でございました。
対戦カードは現在もなお強豪として知られる北海中(現北海高)−静岡中(現静岡高)。
この試合も、その後の高校野球の隆盛を予感させるような感動を生みましたわね。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

122 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/09 15:00

>>119様
そのようにお考えになるのは、やはり敗れた球児の号泣を見てのことでしょうか?
あの姿を見ると、一度の敗退で全てが終わるのは余りにも残酷に思えるかもしれません。

さて、ここで高校野球とは何のためにあるのか――という点を考えてみましょう。
それは高校生の部活動である以上、「教育の一環」でございます。野球を通じての教育が
高校野球の目的でございます。では、野球を通じて何を学ぶことが出来るのでしょうか?
チームワーク、仲間との切磋琢磨、目的達成のための試行錯誤……様々に考えられますが、
高校野球における最大の教育は「挫折すること」ではないでしょうか。

高校野球とは4200もの学校が参加するトーナメント。優勝チームはわずかに1チーム。
ほぼ100パーセントの確率で敗れ去るのでございます。わたくしを本気で目指すのならば、
3年間は野球漬けにならねばなりません。どんなに素晴らしい才能を持った選手が超人的な
努力をしても、優勝せぬ限りは必ず訪れる敗北――それはすべてを奪い去るものです。

高校野球とはなんと報われぬ世界でしょう。白球を追い続けた果てに迎える敗北を経て、
彼らは何を学ぶのか? それは「どんなに努力をしても、報われるとは限らない」という、
余りにも残酷な、しかし、人生を歩む上で知っておかなければならない事実でございます。

高校野球がそのような教育性を内包している限り、半分ものチームが勝利と笑顔で三年間の
最後を締めくくることは許されないように思われます。残酷と言えば余りにも残酷な話だと
思いますけれども、挫折なき人間に進歩はございません。10代のうちに仲間と共に挫折を
味わい、号泣することもまた、必要なのではないでしょうか。

ましてやわたくしにまで到達した球児たちは、少なからず地方大会で敗れたチームを
挫折させてきております。その中には彼らより才能に優れ、彼らよりずっと努力してきた
チームがあったかもしれません。彼らの涙を差し置いて、半分のチームが笑顔で高校野球を
終えるというのは、逆に敗北よりも残酷なことかも知れませんわね……。

>>120様
さすがは野村克也様とでも申しましょうか。やはり野球は投手力がものを言いますわね。
現在のドラゴンズはチーム打率リーグ5位。しかしチーム防御率はリーグ2位の好成績。
本塁打に至ってはジャイアンツの200本に対し78本。これは12球団で最も少ない
数であり、守りの野球で勝ち進んでいると言えましょう。誤算が続いたにもかかわらず、
この投手成績は見事ですわね。これから各チームがどう立ち向かうのか楽しみですわ。

123 名前:名無し客:04/08/10 14:45

そういえば、甲たんのとこのアルプススタンド以外にも、
「ヒマラヤスタンド」ってのができてた可能性もあったみたいですよ。

ところで、野球観戦初心者が野球を観戦するなら、
どのあたりがいいですか?

124 名前:名無し客:04/08/10 15:53

今年は青森山田に遅れをとったが、来年こそは光星が甲子園にいくぜ!
北国勢を弱小とは呼ばせない!

125 名前:名無し客:04/08/10 22:52

>109 甲子園さん
>戦争激化の中で敵性文化とされ、野球は軍部によって
戦争末期(つまり敗戦濃厚)だったので娯楽がやってられなくなったってだけじゃ…
選手も招集された事による選手不足もあったとも思いますが。




うーん、特に訊きたいこと無いな…

そうだ、一足先にサッカーが開幕する五輪について、何か語る事ありますか?
出来れば野球以外をお願いしますが、勿論野球の事でもかまいません。

126 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/12 17:03

>>123様
一、三塁側外野スタンドの増築時ですわね。もう何十年も前のことになりますわ。
実際そのように名づけられたのですが、残念ながらその名は定着いたしませんでした。
「アルプススタンド」の名称は特に高校野球を通じて有名になりましたわね。

初心者の方が野球観戦をするのであれば、一塁側もしくは三塁側内野席がお勧めですわ。
グラウンド全体を見渡すことができますからね。若干入場料は高くなってしまいますけれど、
ボールを見失うことは少ないでしょう。外野席は入場料も安いのですが、見慣れぬ方ですと
打球を見失ってしまうことも多々ありますのでね。それでは勿体ないですから。
本当は初心者にも観戦慣れしたお方にも、投手の投球や配球なども確認することのできる
バックネット裏を一番お勧めしたいのですけれど、入場料が高くついてしまいますので。

「自分も存分に楽しみたい」というのでしたら、外野スタンドがよろしいでしょう。
売店でメガホンを購入し、声を張り上げて選手の応援歌を歌う……病み付きになりますわよ。
スタンドの一体感を味わうにも最適ですわね。リズムに合わせて大声を出すことはストレスの
解消にも繋がりますし、何より鳴り物による応援は、日本で発達した野球文化でございます。
座席を決めましたらホットドックやビール、ピーナッツなどをお買い求めになっても
よろしいでしょうね。応援と野球観戦を楽しみながら食べると美味ですわよ。

>>124様
ここ数年の青森県はすっかり青森山田と光星学院の二強時代といった感がありますわね。
両チームとも昨今の甲子園での成績は目覚ましく、すっかり強豪としてその名が全国に
定着したと思われます。

かつて名門・広島商で全国制覇を経験した迫田監督は、近年になって如水館高校を率いて
専大北上高(岩手)と対戦しましたが、試合後、「これほど打つチームだとは思わなかった。
かつての東北勢とは全然違う。うちの外野手は予選の決勝より5メートルも後ろに守った」と
発言しております。優勝経験のある監督もその実力を認めざるを得なかったのでございます。

光星学院は今や青森のみならず、全国にその名を轟かせるみちのくの雄でございましょう。
青森山田だけではなく、東北、仙台育英と共に「みちのくに光星あり」と言わしめるだけの
実績がございます。今や東北や北海道のチームを弱小と呼ぶことはできなくなりましたが、
光星学院もその進歩に一役買ったと言えましょう。新チームにも期待しておりますわよ。

>>125様
ご指摘の通り、野球などやっていられるような状況になったのも確かではございますが、
当時の野球は娯楽とは考えられておりませんでしたわ。鍛錬の一つと考えられていた節が
ございます。「大和魂を鍛えるための野球」という名目がございました。

それがゆえに、敵性文化であっても即座に禁止とはならなかったのでございます。
「ストライク」を「良し」と数え、「バッターアウト」は「打者、退け」と換言された
という歴史をお聞きになったことはございませんでしょうか。
禁止する前に言葉を変えることが要求されましたが、これは敵性文化であると考えられて
いたことの証明でございましょう。
わたくしも食糧増産のためにグラウンドがイモ畑にされましたし、鉄が必要ということで
銀傘も軍に供出され、速射砲までも装備される軍事施設となっていた時期がございます。
戦争中は様々な事情が絡んでいたのでございますわ。

>一足先にサッカーが開幕する五輪について、何か語る事ありますか?
そうですわね……前にも述べましたが、スポーツは苦難の末に人類が手に入れた共通言語で
ございます。現在の五輪も様々な問題はございますが、それでも「平和の祭典」であることに
変わりはございません。願わくば「国威発揚」の色彩が薄いことを期待しております。
メダルばかりに固執せず、「参加することに意義がある」の意味を考えてしかるべきかも
しれませんわね。できることなら、皆様も「楽しむこと」をまず第一においてくださいませ。

さて、その上でサッカーと野球を絡めて考えますならば。
昨今は五輪のみならず、サッカーの大会はテレビ中継の視聴率も極めて高くなっております。
同じ日に中継される野球中継(特にジャイアンツ戦ですが)など今や足下にも及ばぬ数字を
弾き出しております。

これは滅多にない国際大会が主に放送されるから――というだけではありません。
サッカーはそれだけの大衆に支持され、興味を抱かれるだけの組織を作り上げたのですわ。
アテネ五輪では野球とサッカーでメダルが期待されておりますが、果たして国民の関心は
どちらが高いでしょうか? そしてその結果は何故なのかを、野球を好きな者こそ考えねば
ならない気がいたしますわね。

野球のみならず、その他のスポーツも注目を浴びます。もしかしたら野球などよりも、
復活の兆しが見える女子バレーボールなどの方が国民の熱狂が高くなるかもしれません。
他のスポーツにあって野球にないもの、そして野球にあって他のスポーツにはないものを
再確認することが出来るでしょう。

そのためにも、皆様で「神々の競演」オリンピックを楽しんでくださいませ。
その上でスポーツが人を惹きつけて止まない理由をお考えになってくださいませ。

127 名前:名無し客:04/08/13 22:10

明治大の投手に対する巨人の裏金事件をどう思いますか。

そもそもプロ野球界は、「入団」に重い価値が置かれすぎているのが問題かも。

128 名前:名無し客:04/08/14 00:18

_| ̄|○明治・・・おいおい自分のトコじゃん

だからというわけじゃないですが選手は悪くないと信じます
神宮まで行ったこともありますが良い選手を取るためには
なんでもやるという手段はどうかとは思います

129 名前:名無し客:04/08/14 21:47

ぼーくの歩幅は〜♪

昔の高校野球のCMソングはさわやかでしたね、初代も2代目も。

130 名前:名無し客:04/08/14 22:46

今年の猛暑は大会に何か影響を及ぼしますかね?

131 名前:名無し客:04/08/14 22:47


高野連に対して何か言いたいことはありますか?

132 名前:名無し客:04/08/14 23:49

地下は昔温水プールだったって本当ですか?

133 名前:名無し客:04/08/16 22:43

「銀メダルじゃ意味が無い」という言葉については
どう思われますか?

134 名前:名無し客:04/08/20 00:46

準決勝、決勝の見どころはどこでしょう?

135 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/20 04:24

>>127様
おーっほっほっほっ……おーっほっほっほっほっ! 笑いが止まりませんわ!
将来ある若者を血祭りにあげてまで保身を図るとはさすがですわ、渡辺恒雄と読売は!
今回の件はまず先に「渡辺氏のオーナー辞任」と関連させてお話しさせていただきます。

渡辺恒雄氏のオーナー辞任は金銭譲渡とはまた別の理由がございますわ。
たかだか200万の"はした金"を不正譲渡した程度で辞めるような老人ではございません。

現在、読売新聞と渡辺氏は野球ファンからの総攻撃を受けております。
ネット上では読売新聞の不買を呼びかける声が叫ばれ、オフラインでも渡辺氏宛てに
白い粉の入った不審な封筒が送付されるなど、批判ばかりが殺到し、大衆から擁護の声が
上がりそうな気配は一切ありません。あれほどの横暴を繰り返せば世論が敵になるのも
当然でございます。読売も客商売である以上、悪役気取りにも限界がありましょう。
渡辺氏は恐らく「1リーグ制に向かう上では自分の存在が邪魔になる」と判断したので
ございましょう。野球に対する思想には問題のある人でございますが、やはりあの方は
経営者としては一流、ということでございましょう。グループの迷惑になるだけなら
あっさり進退を決めることのできる人でございます。

では、何故今回身を引くことにしたのか。それは今まで以上の政治力を発揮するためでは
ないでしょうか? わたくしは「院政を敷く」つもりであろうと解釈しております。
新たに就任した滝鼻オーナーを傀儡として裏から野球を操るつもりでございましょう。
後は「誰もが辞任を慰留しない理由」を考える必要があったのでございます。
そのために誰もが批判の声を向ける不正行為――「アマチュア選手への金銭譲渡」を理由と
したのでございましょう。

この先はわたくしが>>97で>>96様にお答えいたしました通り、読売の主張がどのように
なっていくのかを見極めになってくださいませ。滝鼻氏が今までとまったく同じことを
主張するのであれば、第二の渡辺恒雄が生まれただけでございますわ。

> 「入団」に重い価値が置かれすぎているのが問題かも。
さようでございます。それがゆえに球団数の削減というのは「プロ入りの門戸を狭める」
という意味でも否定されるべきでございます。ブルーウェーブが新機軸として打ち出した
「契約金0円選手」という手法も、その意味では悪くない手段ですわよ。
かつてのような「ドラフト外入団」という制度こそスカウトの見せ所だったのですが。

>>128様
さて、>>127様への続き……という形になりますわね。
申し上げますが、この程度で _| ̄|○ などと落胆されるようでは、
この先の話など耳を覆いたくなること請け合いですわよ?


はっきり申し上げますが、アマチュア有望選手への裏金など「何を今更」でございます!
元々ジャイアンツが一番積極的に裏金で囲い込んで有望選手を獲得してきたようなもの。
怪しげな黒い噂として公然の秘密のようになっていたことでございます。
何故このような不正がまかり通るようになったのか。すべては渡辺オーナーを中心とした
読売グループが新人獲得会議(ドラフト)制度を「逆指名制度」と「自由獲得枠制度」で
骨抜きにしてしまったからでございます。

元々このドラフト制度は、戦力の均衡を目的として設置されたもの。
新人獲得を自由競争市場にしてしまうと、特定球団に有望選手が集中してしまいますし、
そうでなくとも二重契約などの問題も耐えません。これらを避けるために野球界全体で
統一のルールを作り、その中でアマから新人を入団させることになったのでございます。
基本的に下位球団から有望選手を指名するというルールでございました。

これで面白くなかったのはジャイアンツでございます。ドラフト制度が導入された当時、
ジャイアンツは9年連続日本一という破天荒な記録を打ち立てている最中でございました。
基本的に新人選手獲得は当時、自由競争。それを経て連続優勝の記録を作ったのですから、
この制度の導入は「ジャイアンツを弱めるための制度だ」と読売グループには映りました。

しかし、進路を選手に決めさせることのできない制度として指摘されることもございます。
そこで渡辺氏のオーナー就任後、ドラフトを骨抜きにする方策を強いるようになりました。
それを断れば「新リーグを新たに設立する」と度々主張。ジャイアンツの人気と放映権料を
傘にきてセ・リーグ他球団の反対を抑えにかかったのです。

その上で導入したのは、「大学生と社会人野球に属す選手で、ドラフト1位と2位だけは
アマ選手に希望球団を指名させる」という制度。いわゆる「逆指名制度」でございます。
ただし高校生の有望選手だけは、高校野球連盟の強い抵抗で逆指名が認められませんでした。

しかし一番欲しい高レベルのアマ選手を希望球団に入団できるようにするというのですから、
制度の目的を根本から覆します。まさに骨抜きでございます。後に導入された自由獲得枠も
ほぼ同じような制度と思ってくださって構いません。

それまでは「プロの指名を待つ」だけだったアマ選手側が「希望球団を指名できる」ように
なったのですから、プロ側とアマ側の力関係は大きく変動しました。コペルニクス的転回が
あったと言っても過言ではございません。ドラフト上位候補選手の力が大きくなったのです。
プロ側は将来有望なアマチュア選手に逆指名してもらえるように様々な工作を図りました。
その中で「裏金」という手法が生まれたのでございます。
金額勝負になれば、資金力の豊富なジャイアンツにかなう球団は存在いたしません。
あるスカウトは「ジャイアンツが目を付けた選手は金が3倍必要になる」と発言しています。

さて、この裏金……具体的にどのようにばら撒かれるか。基本的にスカウトなどプロ野球の
関係者はアマ選手に接触することは許されておりません。ですからこのお金は選手の両親や
所属チームの指導者、親戚やその他選手の進路に影響を及ぼす人物に渡されることになります。
渡された関係者は自分にも多額の金が入るわけですから、必死になって特定球団への逆指名を
選手本人に勧めるようになります。「囲い込み」ですわね。

その上で選手サイドにも多額の金額が渡される……新人選手の契約金の限度額は1億円ですが、
そのようなラインは最早有名無実。今となってはこの1億円が最低ラインになっております。
その裏では勿論、その数倍の金額が動いていると言われております。

具体的な話になりますと……噂に過ぎませぬゆえ、実名は控えさせていただきますが、
一番表沙汰になったのは、現在ホークスのセットアッパーとして活躍している立命館大卒の
右投手でしょうか。「ダイエーから6億5000万円もらった」と家族が発言、などという
報道が一部で飛び出しました。

他に挙げられるのは「電撃無償トレード」の某セ球団三塁手。青学大時代、「トレードの前に
在籍していた球団と青学大監督が癒着しているのではないか」として、監督の預金残高が調査
されていた、なとという噂が立ちました。

渦中のジャイアンツはもっと大きな話が転がっていますわね。
例えば、今年から四番を打つようになった慶大出身のプリンスなどは……生々しいですわよ。
彼の進路として本命視されていたのはスワローズとライオンズ。しかし彼の父親が経営する
不動産業が抱えていた10億円の負債に目を付けたジャイアンツは、その借金を帳消しにし、
父親に本人を説得させた――などという話がありますわね。
聞くところによると、外出から帰宅したら家の借金がなくなっていて驚いたとか何とか。

彼の逆指名会見は悲壮なものでした。晴れのプロ入り決定の舞台なのに笑顔は一切なし。
それどころか表情は硬く、会場に詰め掛けた慶大のスワローズファン、ライオンズファンは
突然のジャイアンツ指名に驚き、彼に罵声を浴びせる有様。そのためか会見が終わる頃には
うっすらと涙を浮かべてもおりました。自分の意志と無関係にそうせざるを得なくなった
無念さがそうさせたのかもしれません。

そしてもう一人はジャイアンツの遊撃手。広島の強豪・広陵高出身の彼は当然のように
広島カープがマークしていました。しかし高卒でプロ入りするよりは大学野球で4年間
様子を見ようということになり、球団が斡旋するような形で近畿大学に進学いたしました。
順調に成長した彼は、大学時代から散々お世話になったカープを逆指名……することはなく、
札束攻勢に屈してジャイアンツに入団したと言われております。
評論家の豊田泰光氏は「長嶋監督の口から彼の名前が出た途端、もう終わりだと思った」と
当時を振り返っておりましたわね。

高校生のドラフトなら逆指名がないから健全なのかというと、そうではありません。
1998年秋のドラフト後、「イチロー選手を発掘したスカウトが自殺」という事件が
あったことを覚えておいででしょうか?

現在ホークスで活躍中の速球投手は高校時代、「ホークスの指名でなければ大学進学」という
意思を強く固めておりました。しかし指名したのはブルーウェーブであったため、その投手は
ドラフト前からの予定通り、九州共立大への進学を決意しました。しかしブルーウェーブが
「はいそうですか」と簡単に見逃すはずもありません。その説得のために派遣したスカウトが、
宿泊先のホテルで飛び降り自殺をしてしまったのです。

何故スカウトが自殺したのか……高校生が「事実上の逆指名」をしてしまったからです。
大学で4年間、あるいは社会人野球で3年間プレーすれば逆指名で希望球団に入れるのです。
勿論指名されぬリスクもありますが、若いうちに大学・社会人野球を経験することは決して
マイナスにはなりませんから、指名された球団に翻意して入団することはまずありません。
スカウトが如何に良い条件を提示しても、「分かりました、入ります」と言わせることは
至難の業でございます。

つまり、逆指名の導入は、逆指名権のない高校生にも「事実上の逆指名」を許してしまい、
その結果、大卒・社会人と同様、裏金を許してしまう世界になってしまったのでございます。
ますます戦力の均衡などあり得ませんわね。制度の骨抜きでございます。
逆指名・自由獲得枠は他球団にも少なからず旨味がありますが、資金力に大きな差がある以上、
他球団はジャイアンツをおこぼれを指名するしかなく、人気のないパ・リーグはさらにその
セ・リーグのおこぼれを獲得するしかないような状態です。

それらの事情を考慮した上で今回の明大・一場投手の金銭授受事件は氷山の一角であり、
「何を今更」としか言いようがありません。一場投手本人にしてみれば「何故自分だけが」
という気持ちかもしれませんわね。裏金にまつわる話はこれまでもプロ入りした先輩方に
何度も聞かされていた話でございましょうから。
プロ入りの道は奪われぬようですが、残念ながらダーティなイメージで見られることは
止むを得ないこととなりますわね。まだ若いだけにまったく惜しいことですが……。

このような構造的な問題がある限り、裏金は決してなくなりません。
逆指名制度とそれに噂される裏金が選手の年俸高騰と経営を圧迫しているのは間違いなく、
戦力の均衡にも繋がっておりません。となれば撤廃すべきでしょう。そうすればどの球団も
裏金をばら撒かずに済むのです。ドラフト制度は真っ先に改善されるべきでございましょう。
奇しくも読売グループと渡辺恒雄氏が保身のために暴露してくれたのですから、今が最大の
チャンスでございます。

> 良い選手を取るためにはなんでもやるという手段はどうかとは思います
まったく仰る通りでございます。選手が悪くないと信じたい気持ちもよく分かります。
「アマチュア憲章違反なのは知っていたが、強引に渡されたのでやむを得ず受け取った」と
一場投手も申しております。

ですが、憲章違反と知っていたなら、やはり受け取ってはいけないものだったのです。
「こんな金を渡すなら、ジャイアンツには行かない」とでも怒って、その場で叩き返す
くらいの気概と強固な意志が要求される場面だったのでございます。
渡す者がいれば受け取る者もいる。当然ですが、渡す方も受け取る方も両方悪いのです。

ましてや一場投手は大学4年生、22歳。もう未成年ではなく立派な大人でございます。
学生であることは事実ですが、ごく普通の大人の判断が要求される年齢でございました。
ですから「選手は悪くない」と擁護することは、わたくしにもできませんわね……。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

136 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/20 19:12

さて、この度は先に>>134様のご質問にお答えいたします。このペースでは準決勝や決勝も
終わってしまいますものね。その前にレスせねば意味のないものとなってしまいますので。

○準決勝第1試合・千葉経大付−済美(愛媛)
総合力で勝る済美が有利ですわね。2年生エース福井は140km/hを越えるストレートに
威力があり、スライダーも鋭いですわね。大会屈指の強打者・鵜久森を中心にその打線も
切れ目がなく、秋田商の好投手佐藤剛から11点を奪うなど活発。準々決勝の中京大中京
(愛知)戦で見せたような競り合いの粘りもあり、2回戦・岩国(山口)戦では守備陣の
度重なる好捕で得点を許さぬ球際の強さを見せました。春のセンバツ優勝という経験に加え、
投打ともに最も充実していると見られますわね。4チームの中では優勝に最短距離にいます。
隙があるとすれば福井投手の疲労でしょうか。好投手には違いありませんが、春のときほど
球にキレが感じられません。直球、変化球の制球が甘くなると苦戦を強いられるでしょう。

対する千葉経大付はすべて3点以内の接戦をものにして勝ち上がってきた好チーム。
優勝候補筆頭の東北高校を撃破した勢いは止まりません。大会屈指の左腕松本投手を中心に
まとまったチームですわ。強さを見せつけて勝ち上がった済美に対し、選手がやれることを
一つ一つ積み重ねて、ここまできた印象がございます。

鍵となるのはエース左腕松本、井上の投手陣。強力打線の済美に対する継投機が鍵でしょう。
東北を破った勢いのまま済美に一泡吹かせることができるか。打線の奮起が望まれますわね。
松本投手、連投になるので疲労が気になりますわね。

○準決勝第2試合・駒大苫小牧(南北海道)−東海大甲府(山梨)
雪国の希望を一身に背負い、優勝経験校を連破して圧倒的な勢いに乗る新鋭・駒大苫小牧と
1980年代に時代を築いた古豪・東海大甲府の対決。4試合で36得点の東海大甲府打線が
駒大苫小牧の強力投手陣をどう打ち崩すか。

東海大甲府は打線が好調ですわね。3回戦での聖光学院(福島)戦では好投手本間から
逆転サヨナラ弾を放つなど勝負強く、好機に畳み掛ける打線は往年の東海大甲府を思わせる
破壊力がありますわね。準々決勝では天理(奈良)の誇る山下、柴田の二枚看板を見事粉砕、
逆転サヨナラ本塁打の勢いは止まりそうにありません。

対する北海道勢76年ぶりの四強入りを果たした駒大苫小牧も、打線は上向きですわね。
準々決勝では横浜(神奈川)のドラフト上位候補・涌井投手に16安打を浴びせてKOし、
「恐怖の7番」林選手がサイクル安打を達成するなど、北海道勢のイメージを変えるような
活躍ぶりです。北海道の高校野球に刻まれる大旋風を起こしております。

この躍進の立役者は岩田−鈴木の投手陣。140km/hを越える両左腕の安定感は抜群ですわね。
全国屈指の破壊力を持つ日大三、横浜の打線に追撃を許しませんでした。特に二番手鈴木投手は
直球とスライダーのキレが素晴らしく、驚異の奪三振率を誇ります。4チームの中でも投手力は
ナンバーワンでしょうね。相手打線を封じながら流れを引き寄せられるか。

勢いで勝ち上がったチーム同士の対戦は難しいですわね。投手力は駒大苫小牧が上回り、
打撃では東海大甲府が上回る。劇的なまでの実力差は感じませんが、総合力ではほぼ互角と
わたくしは見ております。細かいミスから差が生まれるかもしれませんわね。

決勝戦の見所は、まだ対戦相手が決まっておりませぬゆえ、控えさせていただきます。
優勝に最も近いのは済美と見ております。残る3チームは横一線ではないでしょうか。
大会もいよいよ終盤。暑い季節が最も熱くなる瞬間を楽しんでくださいませ。

>>129-133様
申し訳ございません、レスはまたの機会にさせてくださいまし。
この度は急がねばならぬレスのみを優先させていただきました。

137 名前:名無し客:04/08/22 16:06

優勝校が決まりました!
駒大苫小牧高校おめでとう!

ということで甲子園さん、決勝戦および今大会の総合的な感想をお願いします。

138 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/23 15:30

>>129様
爽やかながらも熱い歌詞の曲――高校野球の歌とはそうあるべきかもしれませんわね。
春のセンバツはその年のヒットソングが行進曲に選ばれます。よくマーチに似合わぬ曲も
選ばれますけれども。

高校野球の歌といいますと、やはり「君よ八月に熱くなれ」と「栄冠は君に輝く」が
一番有名でしょうか。前者は夏の高校野球ダイジェスト番組「熱闘甲子園」(朝日放送)の
テーマソングですわね。昨今は新鋭アーティストの曲が採用されるようになったため、
今の若い方はもしかしたらご存じないかもしれません。昨年から夏川りみ氏が番組内の
挿入歌で歌っておりましたが。

後者は曲のタイトルを知らずとも、高校野球に興味のある方なら一度は聞いたことのある
曲ではないかと思われます。夏の高校野球の大会歌でございます。時代を超えて愛される
名曲ですわね。あの曲を聞く度に、自分が甲子園に立った気分になる方は多いでしょう。
ttp://www2.asahi.com/koshien2004/song.html

>>130様
それはもう、猛暑ならずとも毎年のように影響を与えております。
30度を超える気温。すり鉢上のグラウンド内ではもっと気温は上がります。
マウンド上は40度を越えているのではないでしょうか。そのような状況の中で投球を
行うというのは、本来であれば望ましくないことでございます。それゆえに投手の体力は
暑ければ暑いほど削られますし、その分だけ球威が落ちますわ。打者優位になりますのよ。
「春は投手力、夏は総合力」などと言われるのは、投手の連投のみならず、地区予選からの
疲労の蓄積から打力優位になることも関係しているのでございます。
プロ野球も夏になると打線の調子が上向きになりますわね。

139 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/23 15:37

>>131様
これまた微妙な問題を孕みますわね。一言で言ってしまえば、「時代遅れ」という指摘が
多いことが挙げられます。特に高校野球の不祥事、つまり野球部員の暴力事件や飲酒・喫煙
などに対する処分、春の選抜大会での選考基準の不透明性がよく言われるところでしょうか。
若者が主役であるのに、高野連の幹部がほとんど高齢者ということも相俟って、当事者である
高校生からも批判の声が多い組織でございます。

例えば、暴力事件・部内のいじめ・喫煙・飲酒などの不祥事に対しては「野球名門校ほど
処分が軽いのでは?」という指摘がありますわね。名門校・人気校がわたくしに出場すれば
観客動員が増えるから処分を軽くしているのでは、というのがその疑念の論拠でございます。

対外試合の禁止・部の活動停止というのが最も重い処分になります。かつては連帯責任として、
わずかな不祥事でもあれば厳格にこの重い処分が課されました。公式戦にも出場できなくなる
重い処分ですが、ここにも批判は多いですわね。
「何故連帯責任なのか」「違反者だけを出場停止にすればいいではないか」という批判が多く、
最近は「部全体での集団的な不祥事でなければ活動停止処分は課されない」というのが"判例"
となっております。

春のセンバツ出場校の選考基準については、秋季大会の結果を参考資料としながら出場校を
選出するのが基本となっていますが、本義的に春の選抜大会は、主催者である毎日新聞社が
「話題校を選抜して大会を開催しよう」という思想の元に始まった大会でございます。
つまり秋季大会に敗れたとしても、価値があると認められれば選出することもあり得る――
というのがこの春の大会の目的にございました。

しかし実際には秋季大会の結果に沿った学校ばかりが選出され、報知新聞など一部の
マスコミから「秋の大会は結局、春の予選ではないか」という批判がなされております。
さらに以前、秋季大会で関東大会で四強入りした太田市商(群馬)が、その準決勝で埼玉の
強豪・浦和学院にコールド負け。その結果、「試合内容が悪い」として秋季関東大会八強の
チームが選ばれました。それに対し、「選考基準が不透明である」として、太田市の市長が
高野連に質問状を叩きつける事態になったこともございます。

このような点から高校野球連盟はよく批判の対象になります。
しかし、わたくしは「高校野球連盟=悪」という図式にはやや疑問を覚えますわね。

特にネット上での高野連批判には失笑せざるを得ないような発言も多数見られます。
これでは高野連を納得させることも無理でしょう、と思ってしまう感情論が多いですわね。
「高校生が飲酒・喫煙をするなんて今では当たり前。そういう実態にそぐわないのだから
その程度のことで出場停止処分はおかしい」、「練習してきた選手が可哀想ではないか」、
「部内で暴力を振るった選手だけに処分を課せばいい。他の選手に罪はないのだから」、
「頭が古い高野連が悪い。全員今すぐ辞めてくれ」……。

もうね、アホかと。馬鹿かと。……でございます。

飲酒・喫煙に対する処分については、実態がどうあろうと法律違反なのだから裁かれて
当然でございます。違法行為を「今では当たり前だから」と看過するわけには参りません。
法律違反を推奨してでも高校生を擁護するとは本末転倒ですわね。お話になりませんわ。

部内暴力に対し、当事者だけを出場停止処分にすればいい――という主張がありますが、
これに対しても、わたくしは連帯責任があってもいいのではないかと思っております。
勿論、「部全体での組織的な暴力であれば」という条件付きですけれども。
仲違いによる突発的な喧嘩程度で処分すべきとは思いません。

部内での暴力事件……しかも集団となりますと、それは当然「いじめ」という領域です。
そしていじめとは、「いじめる者」、「いじめられる者」、「傍観する者」の三者がいて
成立いたします。わたくしという目標に向かって努力する過程で部員間の風通しを良くし、
「いじめなんてとんでもない」という雰囲気を作らなければならないのです。
その努力を怠りながら「暴力に加担していない選手が可哀想」というのは論外に等しく、
重い処分が課せられても止むを得ないのではないでしょうか。

「出場停止だなんて選手が可哀想」という主張に対しても、断固として主張しなければ
ならないことがございます。わたくしはその程度、「可哀想」などとは思いませんわね。
考えてもみて下さいませ。部内で暴力を振るい、他の選手に怪我を負わせた結果の出場停止。
ここに同情の余地はあるのでしょうか。本来なら彼らはその暴力によって、刑事事件として
法に裁かれねばならないのです。それに比べたら野球が出来なくなることなど、一体どれほど
辛いことだというのでしょう?

「暴力は振るう、それでも野球が出来る」――そのようなことは許されません。
自分の行動に責任を持たせねばなりません。別に特殊なことではございませんわね。
「注目選手を見たい」、「応援している高校が甲子園に出て欲しい」というエゴに理屈を
つけたように見えてしまいますわね。論理的な説得力に乏しいですわ。

問題を起こした生徒だけを出場停止にすればいいかというと、そうとは言い切れません。
先ほど申し上げました「部の雰囲気」の問題のみならず、これは人権侵害を招いてしまう
可能性がございます。基本的に少年事件なら報道で名前が表に出ることはありませんが、
もし不祥事を起こした選手が、「プロ注目の好選手」で、「チームの主力として活躍」
していた場合などはどうなるでしょう?

試合に出ないだけで「あの不祥事はあの選手が起こしたのか」と特定されてしまいます。
誰とは申しませんけれど、昨日まで行われていた高校野球でこの事態が起こっていました。
春に活躍したプロ注目の選手が不祥事を起こし、夏はベンチ入りもしておりませんでした。
暗黙のうちに、誰が事件を起こしたのかが、全国の舞台に晒されてしまったのでございます。

名門校への処分が軽い――これは果たしてどうなのでしょうか。
2002年に大阪・PL学園が部内の集団暴力事件で半年間もの対外試合禁止処分を
課せられました。これを考えればその処分の軽重はケース・バイ・ケースということに
なると考えてもいいような気がいたしますわね。

何もわたくしは高校球児に聖人君子たれとは思っておりません。社会のルールを守れば
いいだけの話ですわね。その意味では高野連が異常な処分を下しているとは思えませんわ。
自分勝手な感情による批判を向けるだけで、自己の主張の穴を省みぬ人が多いようでは、
高野連どころかわたくしの心を動かすことも出来ませんわね。

さらに「センバツ大会の選考基準の不透明性」ですけれども……。
これについても選抜大会は「毎日新聞が話題になる学校を選抜しよう」という意図の下に
始まった大会ですから、選考基準などは「主催者の恣意性」に任されてもいいような気が
いたしますわね。勿論秋季大会の結果は参考資料として重視されねばなりませんけれども。
秋の大会が事実上の予選になっていても、そこに劇的なまでの問題はあるのでしょうか?

勿論、高野連がこのように批判されるにはそれなりに理由がございますわね。
「汗と涙と感動の青春」を、高野連は求め過ぎているということが言えますわね。
人間教育の一環としての野球を神聖視しているというべきでしょうか。決してそれ自体は
悪いことではありませんが、高校野球は高校生だけのためのものではない、ということを
もう少し理解しても良いように思います。

太田市の市長が質問状を出したのも、高校野球がその地域の活性化に繋がるという実態が
存在するからですわね。高野連はアマチュア野球、学校教育の一つとしての野球に商業など
利権を絡ませたくないのでしょう。これまた当然の話ですが、地元の商店街で甲子園出場の
記念セール、あるいは優勝セールを行うことくらいは良いのではないでしょうか。

もっとも、市長という「公権力」がスポーツに口を出すのは望ましいことではありません。
ましてや高校野球は教育の一つなのですから、もう少し頭を柔らかくする必要はありますし、
「論理的に妥当性がある批判の声であれば」、高野連も耳を傾ける必要がございましょう。

その上で高校野球ファンにも苦言を呈さねばなりませんでしょうか。
高校野球はやはり高校生のもの。外部からああだこうだと口を出すのはいかがなものか。
先ほど紹介した、高校野球擁護のために社会のルールを無視するような意見は論外ですし、
もう少し理性的に「高校生の野球」を見る必要がございます。

プロ注目の選手をまるでスターのように持ち上げ、雑誌やインターネット上などで彼らの
個人情報や噂話をばら撒き、ただの高校生に過ぎない若者を異質な状態に追い込んでいる
ファンというものが、残念ながら存在します。甲子園ギャルと呼ばれる少女たちの一部や、
熱狂的になってしまう大人が、高校野球に何をもたらしているのか考えねばなりません。

高野連を批判する前に、観戦以外のところで自分たちが高校球児に迷惑をかけていないか。
「応援している高校生のため」と言いながら行うことが、実は自分のエゴを満たすだけの
行為になってはいないか。振り返るべきは高野連よりまず自分でございますわね。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

140 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/25 15:55

>>132様
ええ、本当でございますわ。かつては温水プールがございました。
球場改装によって今では撤去されましたけれども、設けられていたことは事実ですわ。
現在ではその場所は室内練習場になっております。
1937年に1万人が収容できる甲子園プールがわたくしのそばに作られたために
撤去される運びとなったものでございます。

>>133様
そのような気概でオリンピックに臨まれることは大いに良いことだと思いますわ。
ただ、何のために「銀メダルでは意味がない」と申されるのか。そこに国威発揚や
ナショナリズム、民族主義的な思想が色濃く含まれているのならば、わたくしはやや
眉をひそめたくなりますわね。

本来オリンピックとは「参加することに意義がある」もの。何故参加することに意義が
あるかといえば、スポーツを通じて人種・民族・文化などの壁を越えるためでございます。
それなのに国家の特異性、優位性、あるいは誇りを前面に押し出してしまうようでは
それはまさしく本末転倒でございます。

まず第一に参加すること。第二に楽しむこと。第三に精一杯自分の限界に挑むこと。
メダルとその色は後についてくれば良いものですわ。スポーツの原義"遊びを楽しむ"
ということを忘れないで、一生懸命プレーしてくれればそれで良いと思いますわね。
それを分かった上で、より高いレベルを目指すアスリートとしての本能を満たすために
「銀メダルでは意味がない」と仰るのであれば、まったく問題はございませんわ。

残念ながらアテネ五輪、野球ではオーストラリアに敗れてしまったようですわね。
これで最高でも銅メダル、という戦いになってしまいましたが、まずは選手の皆様に
「よく頑張った」と労いの声をかけとうございます。

……負けた途端に"長嶋ジャパン"が"中畑ジャパン"に変わらねば良いのですが。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

141 名前:名無し客:04/08/25 20:26

真紅の優勝旗が初めて津軽海峡を渡りましたね。

142 名前:名無し客:04/08/26 00:46

>133です。丁寧なレスありがとうございます。

>ただ、何のために「銀メダルでは意味がない」と申されるのか
えーっと、選手によって、銀でも銅でも喜びに溢れてる人と
銀を取っても「決勝で負けたらゼロです」と肩を落とす人といるのが
興味深いなーと。前者は水泳とかアーチェリーとか
「自分の技術で高得点を取れば勝てる」種目の選手に多く、
後者は球技・格闘技系のような「直接相手を打倒する」種目の選手に
多いのも興味深いです。

野球、せめて、準決勝の相手がカナダだったら・・・いや、言うまい。

143 名前:名無し客:04/08/26 10:33

選抜に出たわけでもないどころかただの一般人ですが、
ちょっと土持って返っていいですか?

144 名前:名無し客:04/08/27 12:48

「楽しむために五輪に来たわけじゃない。メダルを取れず申し訳ありません」 福原愛
「初めてだから金を取りたかった。五輪の銀でもうれしくない。
今まで自分を支えてくれた人に申し訳ない。」 伊調千春

「結果は銅だが、金に等しい価値がある。プロとして最低限の仕事はできた。」 中村(近鉄)
「これで非難を浴びたら、国民の皆さんを疑いますよ。一生懸命やった結果です。」 和田毅(ダイエー)


金を取ることが目的では無いとはいえ、こう並べるとプロ野球選手はもう少し考えて欲しいかと。
せめて発言内容くらいは…特に和田選手_| ̄|○

所で、今回は五輪が重なったために高校野球への注目がいま一つだった気がしますが、
4年毎のことではありますが甲子園球状さんとしてはやはりもっと注目して欲しいものですか?

145 名前:144:04/08/27 13:01

一応念のために、誤解無いように言っておくと。
五輪野球自体の結果にも選手にも不満は無いんです。選手にはご苦労さまと私も言いたいです。
ただ、いらん発言で反感買う事もないかと思って。(色々ゴタゴタしてる時期ですし)

146 名前:名無し客:04/08/27 22:01

えー…横レス申し訳ありませぬ。
>>144氏、和田毅投手の公式HPをご覧になってくださいませ。
件の発言について申し開き…というか、まあ、本人からのコメントがあります。

甲子園さん、今夏の大会で、印象に残った選手、もしくは高校はありましたか?

147 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/08/27 22:12

>>137様 >>141様
感動、の一言でございますわ。わたくしがはるかなる過去からずっと夢見てきた光景が
ついに……ついに現実のものとなりました。駒大苫小牧、見事な快進撃でございました。
思い出しても胸の高鳴りが収まりません。駒大苫小牧の相手は、野球王国として高校野球、
ひいては野球文化を底から支えてきた四国勢。しかも春のチャンピオンを向こうに回して
互角以上の打撃戦を挑み、最後は力でねじ伏せるとは……わたくし、感涙を禁じ得ません。

駒大苫小牧に北国の引け目などまったくありませんでした。堂々と顔を上げて胸を張り、
力と技を誇りながら王者・済美と対決している姿。これほど鮮烈に輝ける北海道勢の躍動を
目にすることが出来るとは……最早わたくしからは何も申し上げることはございません。
2時間55分の9イニング、ただただその壮絶な打撃戦に酔い痴れるばかりでございました。

2回表終了時、駒大苫小牧・岩田投手の乱調で1−5となったときには「やはり駄目か」との
空気も漂いましたが、そこからが本当の試合の始まりでしたわ。二番手・鈴木投手が踏ん張れば
今大会猛威を振るった駒大苫小牧の強力打線が爆発。5回終了時に6−6の同点になったなど、
一体誰が予想したでしょう? これが本当に貧打と言われ続けた北海道のチームでしょうか。

済美・上甲監督は「駒大苫小牧は昔のやまびこ打線を思い出す」と舌を巻いておりました。
1980年代に甲子園を席巻した徳島県立池田高校。その強打の通称になぞらえたものですが、
四国で監督業を勤める上甲監督にとって、この「やまびこ打線」とは恐怖の象徴でございます。
それほどまでに駒大苫小牧の打線は留まるところを知りませんでした。

20安打13点。強力打線の済美のお株を奪う猛攻で福井、藤村の済美投手陣を完全粉砕。
済美も19安打10点。これ以上ない攻撃を見せましたが、投手を含めた駒大苫小牧の守備に
決定的な得点を阻まれたと言えるでしょう。強力打線が注目を浴びていますが、駒大苫小牧の
失策は5試合でわずかに1と鍛えられておりました。決勝戦では外野からの好返球で済美は
走塁死が三度。これが試合の流れに微妙な影響を及ぼしていましたわね。
その意味では二度の捕殺で走者を刺したセンター・桑原がこの日のMVPやも知れません。

対する済美、惜しむらくは複数投手制が確立していなかったことでしょうか。
頼みは2年生エース福井のみ。二番手藤村も決勝で甲子園初登板。苦し紛れの投入との印象は
残念ながら拭えませんでしたわね。駒大苫小牧の投手陣にも疲れがあったことは否めませんが、
やはり岩田、鈴木と二人がいたのは大きかったでしょう。

駒大苫小牧が3点リードで迎えた9回表二死一、三塁。今大会大活躍の済美の四番・鵜久森に
打席が回ったというのも、野球の神様が最後までこの打撃戦を盛り上げようとしてくれたのかも
知れませんわね。鵜久森選手も同点の一発こそ出ませんでしたが、近年稀に見る強打者だったと
思いますわね。

それにしても、「取られたら取り返せ」と言わんばかりの駒大苫小牧打線は驚異の一言ですわ。
まさしく往時の池田高校を彷彿とさせる全試合二桁安打での優勝。チーム打率.448は従来の記録
.427(2001年・日大三)を大幅に塗り替える新記録。これまで「打てない」と言われ続けた
北海道勢が、史上最強の打線で4146校の頂点に立ちました。



大会全般を振り返りますと、組み合わせ抽選の段階から実力伯仲の好ゲームが増えるのでは
ないかと思っておりましたが、その予想通り、劇的なまでの実力差を感じる試合はありません
でしたわね。大差がついたゲームにしても、点差ほど実力差の感じられぬチームが多かったと
思っております。

今大会、最大の注目は東北高校。優勝旗が「白河の関」を越えるかどうか。そこに大きな視線が
集まっておりました。しかしその東北高は雨中の3回戦、千葉経大付に延長の末、まさかの敗退。
圧倒的な強さで勝ち進んでいたため、接戦になると脆さがあるかもしれぬと思っておりました。
あの激しい雨の中ではこの結果も不運としか言えぬような気がいたしますが……東北地方の野球
ファンはこの2年間、ダルビッシュ投手に長い長い夢を見させていただけたことでしょう。

しかし、本当に熱い風はさらにその北、津軽海峡の先から吹いてまいりました。
駒大苫小牧は大会前はノーマークでした。昨年8点リードしながら降雨ノーゲームとなり、
翌日の再試合で敗戦という悲運のチーム。1勝できればどうかと香田監督も考えていたそうです。
初戦の佐世保実戦を見て、「このチームはかなり強いのでは」とは思いましたが、それにしても
日大三、横浜と優勝経験のある強豪を撃破するとはまったく予想も出来ませんでしたわね。
ましてや一気に頂点まで上り詰めてしまうなど、考えもしておりませんでした。
秘めた実力、お見事ですわね。しかも全員が北海道出身の選手たち。文句なしの優勝でした。

済美は「創部3年目での初出場春夏連覇」まであと一歩及びませんでした。もし達成していれば
二度と更新されぬ大記録となったでしょう。打線の破壊力と試合巧者ぶりはさすがに春の王者。
優勝候補と呼ばれた横浜、東北などが戦わずして敗れていくなど、くじ運にも恵まれる運があり、
大記録達成なるかと思いましたが、最後は北からの熱風に屈しました。

その他の候補についても言及しましょう。
横浜高校はエース涌井の存在と強力打線、そして伝統の隙のない野球で候補の一角でしたが、
苦闘が続いていました。報徳学園は強豪ですし、京都外大西戦での延長11回、明徳義塾戦での
ハイレベルな攻防。そして神奈川大会での連戦。知らず知らずに疲れが蓄積していたのかも
しれませんわね。

明徳義塾はセンス溢れる選手を揃えておりましたが、どうもあのチームは不運が付きまとうと
申しますか。今回も3回戦で横浜と当たるなど、実力は充分に有しながら、監督の采配にも
光るものがありながら、どこか一歩足りぬという印象がございます。たまたま負けただけ……
ということだとは思うのですけれどね。

今回目に付いたチームについても触れましょう。古豪復活を強く印象付けたのは愛知代表の
中京大中京。かつて中京商業、中京高として戦前から高校野球を支配してきた名門チーム。
今回ベスト8入りし、久々に「強い中京」が戻ってきた気がいたしました。立役者のエース
小椋投手、最後は不運な敗戦でした。サヨナラ打を浴びたスライダーの一球前に投じた内角の
ストレート。あの球がストライクとコールされなかったのは実に惜しかったですわね。
それほど際どいコースでございました。投手としてはこれ以上ないコースでございましたが。
今大会の中京大中京は優勝を狙えるチームであったと思われます。

四強入りした東海大甲府は1980年代にベスト4三度と全国で勝ち進める実力を有した
古豪の一角。今大会は往時の同校を思わせる猛打で見事勝ち上がりましたわね。
3回戦の聖光学院戦、逆転サヨナラ3ランはその強力打線の面目躍如。山梨勢の快進撃も
久しぶりでしたわね。

そして「親子鷹」で注目を集めた千葉経大付。大会屈指の左腕・松本投手の球のキレは
鋭かったですわね。雨の中で優勝候補・東北を破った大一番がわたくしの記憶に残ります。
守りと粘りと好投手。金属バット導入前はこのようなチームが高校野球の主体でございました。
古き良き時代の高校野球で見事四強入り。初出場チームを支えたのはわたくしで勝つために
必要とされた、伝統と基本でございました。

さて、暑い季節はまもなく終わりを告げますが、高校野球にシーズンオフはまだ先ですわ。
もう既に、来春のセンバツを目指した新チームの熱い戦いが全国各地で始まっております。
敗者には次なる栄冠の機会を。勝者には目標とされる恍惚を。皆様の母校や在籍しておられる
高校の野球部が、わたくしの土を踏めることを心から願っておりますわ。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。続きはまた後日に。

148 名前:名無し客:04/08/28 00:37

「初出場で春夏連覇」はいつか
実現されるでしょうか?

149 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/03 15:27

大変間を空けてしまいました。質問してくださった皆様、申し訳ございません。
アテネ五輪も終わってしまいましたわね。皆様、夢のような夏を過ごせましたでしょうか?

>>142様
国民からの期待度、注目度が影響していたように思われますわね。日本を代表するスポーツ
である柔道や野球などは、やはり当初からマスコミ報道も加熱し、当然のように金メダルが
期待されていた面がございます。それに対し、アーチェリーなどは競技者の方には申し訳
ありませんが、国内でもマイナースポーツであるという印象は拭い去れないものでしょう。

では、何故マイナースポーツの座に甘んじていたかと申しますと、これまで国際競争力が
あることを大衆に認知されていなかったためでしょうね。世界レベルで戦えぬスポーツとは
簡単に忘れ去られるか、認知されぬかのどちらかと相場が決まっております。
国民の認知度という点において、マイナースポーツに国際競争力があることを示しただけで、
メダルを取ること自体が偉業と言えましょう。既に世界の舞台で戦えることが明確な野球や
柔道とは、そのような意味でスタート地点から差があったのではないでしょうか。
もし日本でアーチェリーが一番盛んなスポーツで、野球がマイナースポーツだったとすれば、
マスコミ報道や選手の意識、競技の結果はまた違ったものになっていたと思いますわよ。

>>143様
 兵庫県西宮署は2日、阪神甲子園球場に無断で侵入した>>143氏を建造物侵入の容疑で
逮捕したと発表した。
 >>143氏は2日未明、甲子園球場の通用門をバールのようなものでこじ開けて侵入し、
内野グラウンドの土を集めていた疑い。
 >>143容疑者は調べに対し「むしゃくしゃしていた。甲子園の土ならどこでも良かった。
まさかこんなことになるとは思わなかった。今では反省している」と容疑を認める供述を
始めているという。
 また、>>143氏の自宅からはゲームソフトやアニメのDVD、幼い少女の裸体写真が多数
掲載された雑誌などが大量に押収されており、警察では事件との関連性を慎重に調べている。
(毎朝新聞)

150 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/03 15:28

>>144-145様
難しい問題ではあると思います。オールプロの精鋭部隊で五輪に挑みながら銅メダルとは
何事か、という厳しい意見も当然ございましょうし、それに対して選手がどう考えているか、
それについては言及いたしませんが、日本が世界でもトップクラスの実力を有するとはいえ、
やはりわたくしはメダルばかりに注目が集まるのはどうかと思いますわね。
昨今の五輪報道を見る限り、どうもメダルばかりが強調されているような気がいたします。
むしろ選手のそのような発言に対して反発してしまう人は、一体五輪に何を求めているのか。
そこが気になってしまいますわね。

話は変わりますが、ハンマー投げでハンガリー・アヌシュ選手のドーピング問題が発覚し、
日本の室伏選手が繰り上げ金メダル――という事態になったのは皆様もご存知でしょう。
大規模な国際大会の度に、このような問題が取り沙汰されるのは何故でしょうか。
「薬物を使う選手の意志が弱いからいけない」ということで片付く問題ではございません。
アスリートの本質を歪めてまで「メダルを取らねばならぬ」と思わせる意志が存在する
からこそ、このような問題は果てることがないのですわ。

そのような観点から考えますと、和田毅選手が「発言したとされる言葉」は、メダルという
結果ばかりに執着するマスコミや、それを求める国民に対する警鐘と言えなくもありません。
アスリートが最高のパフォーマンスを目指す上で、相当な圧力やプレッシャーを感じていた
ということでございます。

この「圧力」や「プレッシャー」、そして「国民の期待」こそが、禁止薬物を使用してまで
「メダルを取らねばならぬ」と思わせる意志の一因であることを忘れてはなりませんわね。
もっとスポーツを遊びと認識してはどうでしょうか? 日本人! このままでは日本人が
ドーピング問題でメダルを剥奪されるようになるかもしれませんわよ?

勿論、銅メダルという結果に満足している野球選手はいないでしょう。和田毅投手のページを
見てもそれは明らかでございます。選手の皆様方がそう思っておられるなら、もうそれで充分
ではないでしょうか? 日本野球は世界に誇るレベルを持っておりますが、五輪にプロ野球が
参加するのはまだ二度目。国際大会という舞台においては若造だったということですわね。

>五輪が重なったために高校野球への注目がいま一つだった気がしますが
最初はわたくしもそうなのかと思いましたが、例年と注目度はさほど変わらなかったような
印象を抱いております。五輪があっても、高校野球は日本の夏の風物詩として定着している
ことを再認識できたような気がいたしますわね。

高校野球とは4200ものチームが参加する一大トーナメントでございます。
アマチュアでこの規模の大会が開かれるスポーツは、世界のどこにも存在いたしません。
開催期間も約二週間にわたるなど、ある意味で五輪に匹敵するだけの規模がございます。
3年で選手が入れ替わり、その度に4200もの新たのドラマが全国各地に生まれます。
このような魅力に溢れているのですから、高校野球が飽きられることはないのでございます。

151 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/03 15:29

>>146様
勿論多数のチーム、多数の選手がわたくしの脳裏に鮮烈な記憶を残しましたわ。
確実にプロ入りするであろう大型選手から、将来性溢れる下級生の選手まで様々ですわね。
チーム単位で見ますと復活をかける古豪、初出場の新鋭、甲子園を知り尽くした常連校などが
今年も華々しいドラマを演出してくれましたわね。心に残らぬチームのほうが少ないですわよ。

それではその中でも特に、この秋以降注目の下級生選手を列挙しようと思います。

駒大苫小牧 松橋拓也投手  準決勝初登板で147km/h! 走者を出してからの投球に課題。
青森山田..  柳田将利投手  開幕戦で天理に敗退も、140km/hを越える直球は威力充分。
酒田南    金本明博投手  MAX141km/hの直球で山形県勢初の夏八強入りを目指す。
修徳      斎藤勝投手   高め直球に威力あり。20イニング無失点で八強入りの原動力。
修徳      長島一成三塁手 「四番サード・長島カズシゲ」。名前負けしない打撃に注目。
横浜      橋本達也外野手 2年生で強豪の4番。京都外大西戦で鮮やかサヨナラヒット!
市和歌山商 川端慎吾遊撃手 肘を畳んで内角高めを外野に運べる技術は一見の価値。
市和歌山商 梶本宙二塁手  高校通算20本塁打超。強打の二塁手。小柄だが打球は強烈!
市和歌山商 伊藤翔一塁手  1年生で古豪の五番。川端、梶本と組む中軸は破壊力抜群。
PL学園    前田健太投手 「桑田二世」と呼ばれる1年生投手は既に143km/hを記録。
明徳義塾..  中田亮二一塁手 涌井からの本塁打光る明徳のドカベン。124kgながら動作俊敏。

一番衝撃的だったのは駒大苫小牧・松橋投手ですわね。準決勝・東海大甲府との試合で
三番手投手が先発。投手起用に疑問を覚えてしまいましたが、初回いきなり147km/hとは
驚かされました。横浜・涌井投手と並んで今大会最速を記録した投手になりましたから。
ファイターズのスカウトは舌打ちしたかもしれませんわ。全国の舞台であれだけのスピード
ボールを披露されては、他球団のスカウト陣も黙ってはおりません。そんな気がいたします。

152 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/03 15:30

>>148様
可能性はゼロではありません。ゼロではありませんが、相当に険しい道になりましょう。
その意味では今回の済美高が最大のチャンスだったのですが、やはり甘くはないですわね。
高校野球の長い歴史を紐解いてみても、春夏連覇は作新学院(栃木)、中京大中京(愛知)、
箕島(和歌山)、PL学園(大阪)、横浜(神奈川)の5校しか達成できなかった偉業。
ただでさえ実力以外にも運という要素が必要なだけに、初出場となると大変なことですわ。

どのような高校が可能性があるかといいますと……各地区で「悲運のチーム」と呼ばれて
いるような強豪校が最も可能性が高いでしょうか。どの都道府県にも準々決勝や準決勝には
常に進出するものの、わたくしにまではなかなか届かないチームが存在いたします。
大阪商大堺や大阪産大付などがその代表格と言えるでしょうか。

全国的には無名であっても、その地区では名が知られ、プロ野球にも選手を送り込んでいる
ような高校はございます。そのようなチームが充実した才能と戦力を蓄え、春のセンバツで
一気に優勝すれば、あり得なくはありませんわね。現実的には相当低い確率でございますが。
実現されるとすればいつになるでしょうか。来年かもしれませんし、100年先になっても
達成されておらぬかもしれません。すべては野球の神様のみぞ知ることでございましょう。

153 名前:名無し客:04/09/03 17:05

日本が最多タイの16個もの金メダルを獲得したアテネ五輪ですが、
その野球の日本チームには「1球団2選手まで」という制限がありました。

何故このような制限があるのか。
もしこの制限がなかったらどのような選手構成となっていたか。

双方について、甲子園球場さんの見解を御願い致します。

154 名前:名無し客:04/09/05 19:45

球場によって広さが違うのはおかしいと思うのですよ。
阪神の選手が本塁打王をぜんぜん取れないのは、甲子園さんの左中間とかが広いせいもあるんじゃないですか。

155 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/06 13:43

>>153様
簡単でございます。五輪とは別にペナントレースを戦わなければならないからです。
五輪があろうとなかろうと、各チームともリーグ優勝を目指して春から勝負しております。
その中で突然「今年は五輪があるから主力を日本代表に出せ」と言われるわけですわね。
このとき、無制限に「好成績の選手を選ぶ」となると、当然首位を走るチームから多くの
選手が代表となります。下位球団からは「誰も日本代表にならなかった」などということも
あり得るでしょう。

各球団から「これでは不公平だ」との声が上がるのも無理からぬことでございます。
五輪が開催される8月は優勝争いの極めて重要な時期。そのようなときに上位チームが
主力選手を大量に派遣されてしまうとなると、大打撃を被りますわね。
それと同時に、8月にはペナントレースから脱落してしまうチームもあるわけですが、
このようなチームは来年への話題作り、ファンに対するアピールが必要となります。
各種の思惑がうごめいた結果、「各チームから二人ずつ」と決まったのでございます。
今回のアテネ五輪に限れば、このような経緯で代表選手に制限が加えられました。

さて、これは「今回のアテネ五輪に限れば」でございます。本質的な問題はもっと遡らねば
なりません。4年前、2000年のシドニー五輪から五輪競技の野球には、各国がプロ選手を
送り込むことになりました。アメリカこそマイナー・3Aの有望選手を主体に派遣しましたが、
アジア圏内では台湾、韓国が自国のペナントレースを中断して球界のベストメンバーを選出。
ドリーム・チームを結成して五輪に臨んでまいりました。

対する日本はプロ選手の派遣に消極的でございました。セ・リーグ、特にジャイアンツの
渡辺オーナー(当時)が、五輪よりペナントレースが重要と言い出したためでございます。
セから選手は派遣されず、五輪期間も通常通りにジャイアンツ戦をテレビ中継いたしました。
それに対し、パ・リーグはマスコミへの露出が少なかったため、「これはアピールの好機」と
積極的に動きましたわね。アマ選手が主体のチームにライオンズ・松坂大輔、バファローズ・
中村紀洋、マリーンズ・黒木知宏らが派遣され、ペナントレースの日程を一部調整してまで
参加いたしました。

結果的に日本代表チームは練習期間が短いなど、様々な面で足並みが揃わず、シドニーでは
メダルを獲得できませんでした。野球関係者だけではなく、国民も「このままではメダルが
獲れなくなる」ことを実感したのでございます。

そして五輪期間のプロ野球中継は、視聴率で軒並みオリンピック報道に惨敗いたしました。
当然だとは思いますが、シドニーと日本は時差もありませんし、4年に一度の大イベントに
大衆の注目が集まるのは無理からぬことでございましょう。
この結果、巨人・渡辺オーナーは五輪の方が儲かると分かったためか、「アテネ五輪では
プロ選手を中心としたドリーム・チームを派遣する」などと言い出したのでございます。

そして今回、野球文化の注目と貢献のために日本代表監督に選ばれたのは長嶋茂雄氏。
彼はドリーム・チームの結成を訴えたのですが、長嶋氏を以ってしてもプロ野球の現場を
説得することはできませんでした。
考えてみれば無理からぬこと。長嶋氏はシドニー当時ジャイアンツの監督をしておりました。
その立場上、プロ野球選手のオリンピック派遣を反対する勢力の中にいたわけでございます。
アテネで突然、掌を返したように「今度はプロ選手を派遣する」と言っても筋が通りません。
「今まで反対派の急先鋒だったジャイアンツが何を言うか!」――というわけでございます。

このような経緯で、今回のプロ派遣は「各球団から二人まで」という制限が生まれました。
止むを得なかったとは思いますが、これでは真のドリーム・チーム結成にはなりませんわね。
「本当は誰も選びたくないチームがある」と関係者が漏らした、との報道もあったほどです。

このような事情を考えると、やはりオリンピックは「野球の世界一を決める大会」としては
やや不適格なものと言えます。五輪とはペナントレースの真っ只中で開催される大会のため、
今回のように派遣選手が各球団の思惑に左右されてしまいます。
そう考えますと、やはり五輪はアマチュア選手の目標であるべきで、野球の世界一を決める
ためには別の大会が必要ですわね。ワールドカップの開催を真剣に考えるべきと言えますわ。

>もしこの制限がなかったらどのような選手構成となっていたか。
ふふ、簡単に選手構成と申しましても、勝てればいいというわけではございません。
五輪という国際大会には「負けてもいい試合」が存在いたします。キューバ戦を避けるため、
主力メンバーを外してカナダに敗れたオーストラリアがそれを示しましたわね。
豪州はその思惑通り、決勝トーナメントで日本を破る金星を挙げ、銀メダルを獲得しました。

このように、勝ちゲームばかりを意識したメンバー構成がベストとは言い切れぬのです。
リードした試合でしか登板せぬクローザーに、敗戦処理を命じるのは配置が違いましょう。
普段の起用法と同じで、場に応じた役割の選手が必要であるということでございます。
そのためにも将来を支える若手の有望株を代表入りさせ、「負けてもいい試合」に起用し、
国際大会を経験させておくことも必要だったのではないでしょうか。

このようなことを考慮しますと、どのようなメンバーを選ぶべきであったかは一概には
申せぬ面がございますわね。日本のベストメンバーを見たいという気持ちは分かりますが、
やはり野球に「タラレバ」は禁物でございますわ。

156 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/06 13:44

>>154様
とは申しますものの、日本ほど球場がしっかりとした形の国もございませんわ。
アメリカには高さ7メートルのフェンスのある球場もありますし、外野にフェンス手前で
突然傾斜がある球場もございます。左右対称のきれいな扇型の球場とは限りませんわよ?

球場が広いから本塁打王が出ないわけではございません。1995年のパ・リーグ本塁打王は
ホークスの小久保選手。本拠地の福岡ドーム様は、フェンスの高さと広さが当時日本一でした。
今年を見てもパ・リーグ本塁打王を争っているのは、わたくしなどよりもグラウンドの広い
札幌ドーム様を本拠地とするファイターズ・セギノール選手とホークス・松中選手。
これでは球場の広さを言い訳にすることはできませんわね。

その意味で何故タイガースから本塁打王がなかなか現れないかと申しますと……。
これまでのかのチームの選手育成方針に問題があったと断じなければならないでしょう。
要するに1985年の優勝以来、プロの自覚と意欲のなかったチームであったためですわね。
もっと簡単に言いますと、ホームランを量産できる打者を育成してこなかったのでございます。
新人獲得の戦略にいい加減な方針があったのですわ。

わたくしが聞き及んだところによりますと、タイガースは凄いですわよ?
大阪・PL学園高の中村監督(当時)が「今は投手ですが、いい野手になりますよ」と
スカウトに推薦した松井稼頭央選手を「1から野手を育ててられない」と指名せず、
愛工大名電高の鈴木一朗選手を「今は高卒ルーキーの投手は必要ないから」と指名せず、
大阪・渋谷高の中村紀洋選手を「太った選手は走れないし守れないから」と指名せず。
この三人がいれば20年近くにもわたる、最下位常連の時代はなかったかもしれません……。

その結果、本来は外野の間を抜く打球が持ち味であった桧山選手にホームランの量産を要求し、
本塁打20本の引き換えに年間150近くもの三振を喫させたことがございます。
普通、1シーズンで500打数ほど。その中で150とは見事な扇風機でしたわねえ……。
この年の桧山選手、打率は2割台序盤。しかし契約更改では年俸アップを要求しました。

このような事情を鑑みますと、なかなか本塁打王が生まれないのはタイガースの選手育成が
間違っていたから、としか言いようがございません。要するにタイガースの編成部を含めた
フロントがアホだったからと断じても良いような気がいたします……。

157 名前:名無し客:04/09/07 02:56

合併問題に対するスト決行が濃厚になってきた…………のかどうかは
定かではありませんが、もしストが決行・長期化しましたら、甲子園球場さんは
いかが思いますか?

以前、大リーグでストがあったとき、ガタガタになってましたよね……。
心配です……。

158 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/08 01:43

>>157様
選手会のストライキ断行は最早避けられぬ状況でございましょう。
わたくしも長期化はして欲しくありませんし、野球ファンにとっても選手にとっても
ダメージは大きくなるでしょう。高年俸の名選手なら長期化しても貯蓄はありましょうが、
二軍の若手選手にとって給料が支払われないというのは死活問題となります。
ファンもいずれは野球がなくても生活に困らぬことに気づき、気がついたらプロ野球は
経営陣も選手も共倒れになっていた、などということもあり得ますわね。
そう考えればストライキはしない方がいいのかもしれませんが……。
しかし、しかしでございます。


「分をわきまえなきゃいかんよ、たかが選手が」。


果たして、このように馬鹿にされてまで、あの「密室老人クラブ」に利益を提供すべき
でしょうか? もう野球ファンの皆様も充分に分かったと思いますが、かの老人たちが
「たかが」と思っている存在はもう一つありますわ。ファンというものでございます。
「大衆は我々のカネが提供する野球を受け取りさえすればいい」と思っているのでしょう。

短期のストライキで、どれだけこの愚かな経営者を動かすことができるのでしょうか?
各種調査でもストライキを支持するファンが多数派という皮肉な結果が出ております。
わたくしもこの状態ではストライキも止むを得ないとは思いますが……厳しいですわね。
東京地裁・高裁で仮処分が却下された通り、法的な後ろ盾も際どい状態となりました。

ストライキ、球界再編などすべての動向が決まるのは今日のオーナー会議。
後に今日は「プロ野球の最も長い日」と呼ばれるかもしれませんわね……。

159 名前:名無し客:04/09/09 20:02

結局、オーナー会議ではあっさりと合併が決まってしまいました。
予想されていたこととはいえ、本当にストライキが現実のものなりそうです。

私はここまでコケにされたんだから、司法から団体交渉権についてもお墨付きを
もらったことだし、選手達には納得がいくまでストは是非やって欲しいと思いますが、
彼らの野球が見られないのは寂しいですね。


160 名前:名無し客:04/09/09 21:37

そこでサッチーの出番ですよ!

161 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/11 23:45

>>159様
昨日の会議で今週末のストライキは避けられた模様ですが……。
ストライキはわたくしも支持しておりますが、双方の歩み寄りで回避できるなら
回避した方が良いとは思っております。

今回の合意にしても、文言解釈に差があるような気がいたしますわね。
経営者側とこれ以上の球団消滅はないと確約したようですが、果たして何をもって
「球団消滅」と呼ぶのかが微妙ですわね。新たな2球団の合併が今後浮上した場合、
それは「消滅」なのでしょうか? あの腹黒い老人たちのことですから、抜け穴は
いくらでも用意しそうな気がいたします。合併と消滅は違う、などと言いかねません。
なんと言っても「たかが選手が」でございますからね。

本当に重要なのは次回の協議でございましょう。バファローズとブルーウェーブの
合併凍結に対する話し合いが主題ですわ。ここに妥協点は見られぬ気がいたします。
元々経営者は12球団の共存共栄など考えておりません。何が何でも1リーグにして
ドル箱のジャイアンツ戦が欲しい、ただそれのみでございますから。

そのジャイアンツ戦にしても年々視聴率が低下しております。あれだけの横暴を
繰り返せば当然ではありますけれど。このまま特定のチームのみに利益が集中する
システムのまま来季に突入しようものなら、ジャイアンツ戦の視聴率などは容易に
5%を下回るでしょう。そうなればテレビ局もそんな劣悪ソフトは見放しますわね。

1リーグになれば1、2年は視聴率も上がるかもしれませんが、所詮その場しのぎ。
優勝争いするのは多く見積もってもせいぜい4チーム。それ以外のチームは早々と
ペナントレースから脱落し、観客動員の減少に繋がります。そこに気づかぬような
野球ファンではありませんわね。根本的な解決には至りません。

次回の協議はより対立の激しい部分。ストライキの可能性は格段に上がるでしょう。
ストライキ実行はわたくしも避けられぬのであろうと思います。そのストにしても
果たして今回だけで済むのか、来季以降はどうなるのか。無期限ストはあり得るのか。
経営者側がどれだけ真摯に業界の改善に挑むのかが注目されますわね。

>>160様
もう勘弁してくださいまし。
かの方が野球の世界にしゃしゃり出て、良かったことなど何一つございません。
芸能界からも消えざるを得ないような状態ですし、表舞台から消えたまま老後を
送っていただきとうございます。
わたくしがかの方に望むことは、これ以上、旦那様とご子息に恥をかかせぬ
ことだけ
でございます。いや、もう心の底からそのように思っております。

162 名前:名無し客:04/09/18 01:51

お〜も〜い〜こんだ〜ら〜〜
しれんの〜み〜ち〜を〜〜♪

163 名前:名無し客:04/09/18 02:37

とうとうスト決行ですね。
随分と野球中継をまともに観ていなかったので、何とも言えませんが、
中継や球場での観戦を楽しみにしている野球ファンには辛いでしょうね……。

ところで、甲子園さんご自身はストライキをしたくなった事ってありますか?
阪神の不甲斐なさに憤って……とか。

164 名前:名無し客:04/09/18 06:31

プロ野球選手会会長として、ヤクルトのチームリーダーとして
みんなを引っ張って頑張って古田選手、さすがに最近テレビで
見ているとかなり疲れている様子がうかがえ、心配です。

そんなわけで、甲子園さんから古田選手に何か一言。


165 名前:名無し客:04/09/19 16:42

http://www.odn.ne.jp/odnnews/bah2004091901.html

監督の間でも意見が割れてるようですね。

前に、「長嶋さんに比べて王さんは人間性がな…」と
新聞に投稿してた阪神ファンの人がいましたが、どうなのでしょうか?

166 名前:名無し客:04/09/20 13:32

このスタジアムはすごい!
と思った個性的な海外の球場を教えてください。

167 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/21 15:20

お久しぶりですわね。それではレスいたします。

>>162様
行くが男のド根性、ですわね。『巨人の星』の有名な曲でございます。
後世の漫画に与えた影響は大きかったですわね。野球漫画への影響は計り知れません。
かの作品以降、野球漫画のレベルは飛躍的に向上いたしましたわね。今となっては
「野球漫画で描かれていないのは監督とスカウトのみ」という主張もあるほど。
これもひとえに野球が国民的なスポーツであり、そしてそれを描いた代表作品が
大衆に広く支持されるものであった、ということが大きいのでしょうね。

>>163様
スト決行は断腸の思いでございます。話し合いで歩み寄れるのであればそれが一番
良いのですが……選手側にも経営者側にも譲れぬ溝を埋められなかったということで
ございましょうか。9月に「プロ野球のない週末」というのは何十年ぶりでしょう?
この日こそが、「プロ野球の最も長い日」だったやもしれません。

わたくし自身もストライキを行いたくなったことはございます。
タイガースが最下位の常連だったことは、勝負の世界ゆえに仕方ないことですから。
かの球団の場合、成績よりもグラウンド外の不手際の方が注目されることがあり、
その場合は「いい加減にしてください」と怒りを溜め込んだこともございますが……。
ほとんどのシーズンオフの出来事ゆえ、わたくしがストを構えたくなる意味も
ないのですけれどね。
それに新たなシーズンを迎える度にタイガースファンが見せる表情は、
やはりストライキを行うわけにはいかないと思わせる輝きがございますわ。

168 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/21 15:20

>>164様
全国中継のスポーツニュースで、ストに対するファンの反応をキャスターに
読み上げられたとき、古田会長が涙を流した姿には胸を打たれましたわね。
昼はスーツで折衝、夜はユニフォームで首位打者争い……その超人的な活躍には
本当に頭が下がります。プロ野球を守るための奮闘はそれだけで感動的でした。
頑張ってください、古田選手。でも、頑張り過ぎないで下さいませ。

同時に思うことにも触れましょう。
何故わたくしたちは、シーズン中に野球選手のスーツ姿を見ているのでしょう?
わたくしたちが本当に見たいのは、彼らのスーツ姿ではなく、ユニフォームを着て
グラウンドで躍動する姿のはずでございます。スーツを着た普通の人間ではなく、
超人たちの対決を見たいがために球場に足を運び、テレビ中継を見るはずです。

古田会長のあの姿を見ていると、プロもアマも草野球も関係なく、今まで野球は日常の
一部でしたが、実は違ったのだと思わざるを得ません。野球ができる、野球を見ることが
できるのは、本当は幸せなことだったのです。

ファンの皆様も、今や悪役というイメージの染み付いたオーナー連と選手の対決を、
お茶の間の一過性的なドラマとしてとらえるのではなく、何故野球好きになったのか、
ご両親に初めてバットやグラブを買ってもらったときの気持ちを思い出して欲しいのです。
野球選手が子供の頃に与えてくれた夢という宝物を、見つめ直して欲しいのです。

>>165様
どちらの主張も間違ってはおりません。それがゆえに難しい問題ですわね。
しかし赤字の問題などは随分前から指摘されていたこと。それを解消する努力を
怠りながら経営陣は何の責任も取らぬというのは、筋違いではないのでしょうか。
こればかりは落合監督の言うことが正しいように思いますわね。

王監督の人間性、長嶋氏の人間性に関しては……わたくしの口から評価するような
ものではないように思われます。王監督は常に満員で試合が始まるジャイアンツで
育ったお方ですから、ファンに野球を見せることができないのが辛いのでしょう。
ストライキは回避できるなら回避できたほうがいいのですが……。

パ・リーグの王監督とセ・リーグの落合監督。
朴訥な打撃の覇者と「俺流」の理論派。どちらも打撃の頂点を極めたお方ですが、
その立場と考え方は異なったということかもしれません。球団合併、新規参入、
ストライキ……本当はいずれもこれらを断行する前にすべきことがあったはず。
無念さばかりが募る話ですわね……。

>>166様
サンフランシスコ・ジャイアンツのパシフィックベル球場が有名ですわね。
バリー・ボンズの活躍で日本でも有名になりました。場外ホームランがそのまま
サンフランシスコ湾に飛び込む……一度はご覧になったことはないでしょうか?
あの光景は純粋に見ているだけで楽しいですわね。ボンズの記念本塁打を争う
水上のハンターたちもいまや名物となった感がございます。

169 名前:名無し客:04/09/23 05:19

スト問題で揉めている間に、巨人がチーム年間本塁打の記録を塗り替えたり、
イチロー選手が4度目の5打数5安打を放ったりと、いろんな記録が生まれてますね。

甲子園球場さんのグラウンドで生まれたの記録の中で、これは他球場に自慢したい!
という素晴らしい記録、何かありましたらお教え下さい。

170 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/23 15:10

>>169様
さようでございます。ストライキや球団合併など暗いニュースばかりですが、
グラウンドで繰り広げられる光景はまさにアスリートの輝きそのものですわね。
特にイチロー選手の活躍は、その暗い話題とまったく対照的で、同じ野球の
ニュースにも格差があるものだと感じてしまいます。
スポーツニュースのキャスターも、日本プロ野球の話題からイチロー選手の
ニュースに切り替わると、突然顔が明るくなっているような気がします。

自慢の記録と言いますと……高校野球が行われるのはわたくしのみですから、
高校野球の記録はすべて他の球場に誇れる記録になってしまいますわね。
他の球場の皆様方と対等となるべく、プロ野球の記録を探してみますと、
やはり阪神タイガースの記録ということになりましょうか。

そうなりますと、やはり>>95様が以前わたくしにお尋ねになられた
「バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発」が一番有名かもしれません。
このような記録は世界のどの球場にも存在いたしません。わたくしでしか達成されて
いない記録でございます。その詳細については>>97でお答えいたしましたが、
現在でもタイガースの伝説として、関西在住の野球ファンは幼い頃から何度も
その映像を見ておりますわね。それだけインパクトのある出来事だったのですわ。

171 名前:名無し客:04/09/23 21:52

ニッカンスポーツで、また井筒映画監督が言ってくれました。

「選手会の"子供の夢のため""野球を衰退させないため"という主張は
全てウソ。100%自分達選手の利益のためだけにやっている」
「ライブドアも楽天も所詮"虚業企業"であり、長く続く会社ではないだろう」
「ストで騒いでる人は、自衛隊が今もイラクに行っていることを忘れている」

野球ファンで選手会支持の立場をとっている(デイリースポーツで連載も
している)安部譲二先生あたりが黙らせに行ってくれないもんでしょうか?
井筒監督は現在東京在住だそうですが、関西に住んでたらとっくの昔に背中に
ナイフの1本や2本突き刺さってても不思議ではないですね。

172 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/24 21:08

>>171様
なんと申しますか。突っ込みどころが多くてどこから突っ込むべきか迷います。
同じ「娯楽産業」という土俵でしのぎを削る以上、まったく同じ反論ができると
申し上げましたが、この度もまた同じではないかと思うのですけれどねえ……。

「井筒監督の"映画のため"、"他の娯楽産業のため"という主張はすべて嘘。
100%自分の利益のためだけに野球を批判している」と言い返せば済みますわ。
大体において、映画監督が他業種を「虚業」呼ばわりとはこれ如何に。
映画ほど当たりハズレの大きな産業も滅多に見当たらないでしょうに……。
自衛隊云々の発言に関しましては、わたくしが彼のコラムを見ておりませんので、
コメントは控えさせていただきます。どうせ飛躍した論理でしょうけど。



さて、しかし「それではあなたはどうなのですか?」と単純に批判するだけでは
井筒氏と同じですわね。彼のごとき「批判しかできない評論家」とは違うところを
お見せいたしたく思います。蛮に対しては徳を以って報いねばなりますまい。

わたくしは以前話題に出てからというもの、井筒氏の主張には傾聴に値するものが
あると主張いたしました。そしてその原因が「説明不足のメディアにある」とも
思っております。そのように好意的に考えるのであれば、井筒氏の発言はスポーツ
発展の知識を有さぬ大衆の意見を代弁したもの、と考えることもできますわね。

「球団経営を圧迫する選手たちの高年俸」という問題が、この度の労使交渉では
余り取り沙汰されませんでした。ここに対して井筒氏は不信感を抱いたのでしょう。
選手会も「1億円以上の選手の減俸を50%にするのを認める」案は出しておりますが、
その主張は大きく取り上げられることはありませんでしたわね。

今後の球界再編でこの点が主張されぬようでは、今度は選手会を批判せねばなりません。
年俸抑制策を、システムを通じて考える必要があるでしょう。もっともこの年俸高騰の
問題は、選手が好成績を残した末に勝ち取った権利であるという面もございますので、
部外者から強く要求するのも難しいものです。しかしこれは必須項目と言えましょう。

ライブドアや楽天にしても、基本はベンチャー企業であることから、利益至上主義に走り、
「3年やったけど儲からないからもう球団経営は辞めます」とあっさり言い出しかねない、
という見方もあります。そこまで至らずとも、選手の待遇を劣悪な環境に落とし込んで
スポーツの発展を考えぬのではないか、という不安は付きまといます。
そこを指して「長く続かぬ」というのであれば、井筒氏の主張は見事ですわね。
もっとも、一連の騒動に対する経営側の態度を見ていると、現在球団を有する企業も、
野球文化の発展など考えていないように思いますが。

しかしベンチャー企業が球団経営に関わってはならぬという理由はなく、むしろこれも
時代の流れでは、という気はいたします。自動車の発達とともに鉄道が衰退したという
時代の変容もあるように、電鉄会社が宣伝に球団を保有する時代はもう終わったのかも
しれません。かつては南海、阪急、西鉄などがプロ野球チームを有しておりましたが、
現在では阪神と西武のみでございます。
となれば新興の他業種参入も時代の流れのように思うのですが……。

このような問題を考慮すると、井筒氏の発言に傾聴すべき価値はあると思うのです。
「ただの私怨と嫉妬」とはわたくしの申したことですが、「だから聞く価値もない」と
切り捨てることはないのです。スト問題ではマスコミも世論の後押しで選手会を支持
しましたが、彼らにまったく非がない――というわけではないのです。

井筒氏にも極端な発言があるのは事実でしょう。今回は話し合いのテーブルも用意せぬ
経営側に世論が猛反発したのであり、もしこれが選手会の「賃上げ要求」だったならば、
メジャーリーグで以前に行われたストライキのように、今度は選手会を批判することも
ファンは厭わない――そこの理解が、彼は足りなかったのではないでしょうか。

>ナイフの1本や2本突き刺さってても不思議ではないですね。
ふふふ、野球を愛する余りの怒りということは分かりますけれど、そのような発言は
望ましくありませんわよ? 蛮に対しては徳を以って報いてこそ賞賛が与えられます。
批判に対する反応こそ、文化の価値と成熟度が問われるところでございましょう。

そのように考えますと――ああ、やはりわたくしは情の厚い球場ですわ……。
井筒氏のごとき放漫な発言しかできぬような輩にも、こうして耳を傾ける懐の深さが
あるのですからね。おーっほっほっほっほっ!

173 名前:名無し客:04/09/25 00:30

「悪党」と言われると、誰を想像しますか?

174 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/26 12:55

>>173様
それはもうジャイアンツの前オーナー・渡辺恒雄氏でございます。
なんと言いますか、「THE 悪党」といえばあのお方でございましょう。
まさにRPGのラスボスでございます。あの姿でゲーム中で炎や吹雪を吐いたり、
強大な魔法を操ったりしても、違和感はござ……
ごほんごほん、失礼いたしました。
……隠しダンジョンのボスにはライオンズの堤義明オーナーをお迎えしたいですわね。
あの方も1リーグ問題では渡辺氏の影で暗躍しておりましたし。
ライオンズのやってきた横紙破りも相当えげつないものがございますからねえ……。

ところで無粋やも知れませぬが、そのメール欄は一体……?


175 名前:不確定名:便利屋事務員 ◆helpsmrWDM :04/09/27 01:14

>>174 甲子園球場さん
ええと、わたしのスレで、
http://www.appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1094224813/14
このような依頼を受けましたので、
越境をする際にスレの皆様にとって失礼とならない様にしながら、
わたしの書き込みである目印を、と思いまして
メール欄に原典の表記を残すのみとさせていただきました。

さて、これだけでは失礼ですので、質問をさせて頂きます。

甲子園球場さんの外壁を覆っているツタは一体何時ごろからあるのでしょうか?

176 名前:名無し客:04/09/28 03:09

ナベツネが球界の「悪役」だと定義すると、「正義の味方」は何になると
お考えでしょうか?
今ですと、古田選手あたりになるのでしょうかね?
選手会は正義の味方の仲間……とか。

177 名前:名無し客:04/09/28 22:04

近鉄ファンの人もオリックスファンの人も
「新球団は応援したくない」と言う人が少なからずいるみたいですが、
わだかまりは何時まで続くでしょう?

178 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/30 23:24

>>175様
さようでございましたか。やはり、やや無粋な返答だったやも知れませんわね。
わざわざのご報告ありがとうございました。

さて、それではご質問にお答えいたします。
わたくしの外壁を覆う蔦は、球場の完成直後に植えられたものでございます。
つまりわたくしとほぼ同じだけの歴史がございます。あの蔦も今年で80歳ですわ。

さて、あの蔦ですけれども、最近の環境問題でも注目を浴びております。
猛暑の今夏、皆様も一度は「ヒートアイランド現象」という言葉を聞いたのではないかと
推察いたします。アスファルトの道路やコンクリートの建物、エアコンの排熱効果などで
都市部の気温が上昇するという現象ですわね。

わたくしに蔦を植えたように、建築物に植物を植栽することでヒートアイランド化を
抑えることができると言われております。「壁面緑化」と呼ばれる対策でございますわ。
わたくしを建設した阪神電鉄に当初からそのような意図があったとは思えませんが、
時代を先取りしたファッションだったかもしれませんわね。ふふふ。

179 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/30 23:25

>>176様
選手が正義で経営陣が悪――というのは基本的な構図に過ぎませんわね。
もっと細かな要素が入り組んでおります。一連の流れを再現してみましょう。

……………


突然シーズン中に発表されたブルーウェーブとバファローズの合併問題。
古田の目の前で、同僚たちが次々とオーナー連に放たれた刺客に倒されていく。


古田:「礒部! 三輪!」
礒部:「古田さん……俺たちはもう駄目だ。バファローズを…バファローズを!」
三輪:「ブルーウェーブを…ブルーウェーブ死なせては…死なせてはアカンのや!」
古田:「礒部ーっ! 三輪ーっ! 必ず仇はとってやる――!」


こうして古田は経営陣に戦いを挑むことを誓った。プロ野球を守るために。
プロ野球選手会は立ち上がり、オーナーたちと交渉したいと折衝を繰り返す。
しかしプロ野球界のドン・渡辺恒雄オーナーは、激しく抵抗する古田と選手を
嘲笑うかのように、その強大な力を見せつけるのだった。


渡辺恒雄・ジャイアンツオーナー:
「ふはは……ふあっはははは! 無礼なことを言うな、たかが選手が!」
「テレビ放映権やグッズ売り上げの分配? そんなものは原始共産主義だ!」
「言うこと聞かないなら新リーグ設立だ! 放映権が欲しけりゃ黙って俺に
ついて来い! 1リーグにすりゃパ・リーグも助けてやれるんだよ!」


しかし、危機に瀕した球界を救うべく、一人の青年実業家が立ち上がった……。
堀江貴文・ライブドア社長。彼の言葉は球界再編に新たな波を起こしつつあった。

堀江社長:
「試合を見たら宮内さんもナベツネさんも球団を合併したいなんて思いませんよ!
僕もバファローズを残せるように頑張ります!」


野球がなくなる――盛んにマスコミはファンの声として報道を続けた。
「合併反対」の世論の中、渡辺恒雄はスカウトの不正を理由にオーナーを辞任。
突然強力なリーダーシップを失った球界は迷走を続け、ライオンズのオーナー・
堤義明の言う「もう一つの合併」はついにまとまらなかった。


激震が続く中、古田は「ストライキの剣」をついに手に入れ、経営陣に決戦を挑む。
伝家の宝刀で経営陣の横暴を食い止めた古田。安堵したそのとき、背後から突然、
古田の足首を掴むものがあった。瀕死のはずのバファローズ・小林球団社長だった。
死に際とは思えぬほど強い力で足首を握り締め、壮絶な形相で古田を見上げていた。

バファローズ・小林社長:
「ふざけんなや……お前らのせいやないか! お前らが年俸上げろ上げろ言うから
こないなことになったんやないか! 球団を手放したくて手放したんやないっ!
お前らが…お前らが年俸半分て言うたら、こうはならんかったんやっ……!」


足首を握り締めたまま、小林社長はそこで力尽きた。だが、その言葉で古田は
雷に打たれたような衝撃を覚えた。自らの内包する悪に古田は気づいたのだ……。
球団経営を圧迫し続けていたのは、他ならぬ自分たちの高額な年俸――。

古田はそこで自問自答することになる。本当に自分の戦いは正しかったのか。
世論は選手に味方してくれたが、果たして野球ファンは球団の経営状態を本当に
分かっているのだろうか?

古田:「……俺たちがホンマに戦わなアカン相手って、何なんや……?」


……………


「次回予告」のようなドラマ仕立てにしますと、このようなところでしょうか。
選手会もその存在に、経営をここまで追い込んだという「悪」を内包しています。
「真の悪とは、自らの内に悪を抱えた者しか知り得ない」とは誰の言葉でしたか。

……わたくしたちは一体、何を「悪」と定めるべきなのでしょう?
ファンが楽しみにする野球観戦やテレビ中継も、選手の溌剌と躍動する姿も、
彼らの高額な年俸も、すべて野球が生んだ夢の宝なのです……。

180 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/09/30 23:26

>>177様
合併の過程が「強引」としか言えぬ手法でしたから、これではファンの感情的な
反応も止むを得ません。熱いファンほど可愛さ余って憎さ百倍――ということですわ。
合併後の新球団が勝てればファンは球場に来るやも知れません。

昨今のジャイアンツなどは「勝っても視聴率が落ちる」という状況になっております。
この原因は「愛されて勝つチームになっていない」ということが挙げられましょう。
合併後の新球団が、関西のパ・リーグ球団として愛されて欲しいのですが……。

感情的なわだかまりとなりますと、今の福岡市などはその影響が最近まで残っていた
土地であったと言えます。かつて博多には西鉄ライオンズというチームがございました。
青バットの大下弘、鉄腕・稲尾和久、怪童・中西太、強打の遊撃手・豊田泰光らを擁して
「野武士集団」と呼ばれ、プロ野球とパ・リーグに一時代を築いたチームでございます。

このチームは後にプロ野球の汚点として残る「黒い霧事件」のメインステージとなり、
ライオンズの人気は低迷。西鉄はその影響で球団経営から手を引いてしまいました。
その後、ライオンズ球団は紆余曲折を経て西武グループの傘下となり、現在は埼玉県の
所沢市に居を構えました。

さて、時代は1988年。低迷していたホークスの親会社・南海グループがダイエーに
球団を売却いたしました。この結果、皆様もご存知の通り、福岡ダイエーホークスという
チームが生まれました。福岡を本拠地とするチームが久しぶりに誕生したのですけれど、
当時福岡の野球ファンは多くが古き時代からのライオンズ・ファンが多かったのです。

ダイエーホークスが優勝するまで、かの地ではホークスに関心のないファンが少なく
なかったと言われております。市民の期待とは裏腹に、ホークスは当時Bクラスの常連。
それに対し、オールドファンの心を捕えて止まないライオンズは1980年代、球史に
燦然と刻まれる黄金時代を形成いたしました。

かつて福岡・中洲の街を熱狂させたライオンズが、地元球団であるはずのホークスを
破る試合を見る度、「やっぱりライオンズでないとあかんたい」と嘆いていたファンは
多かったと言われておりますわね。ライオンズが福岡を離れてから20年近くも経過
していたのに、そのような感情的な声は残っていたのです。

1999年、2000年とホークスがパ・リーグを連覇した結果、ようやくそのような
声はなくなったと言われています。西鉄ライオンズなど、面影すら知らない若い世代が
ホークスの活躍に感動し始めたのです。球団側も2000年、福岡のライオンズ色を
一掃するために「打倒西武」というスローガンを広報と広告に掲げました。
「打倒西武」――複数の意味を感じさせる言葉ですわね。

このように、熱狂的な土地であるほど、感情のもつれは長く残ることがございます。
新球団「オリックス・バファローズ」が、関西のパ・リーグとして愛されるためには、
何よりもまず勝たなければならないでしょう。その上でブルーウェーブを弱小球団に
追い込んだようなチーム運営は決して許されません。

オリックスの運営方針のままでは、確実に「近鉄バファローズの方が良かった」と
言われてしまうでしょう。問われているのは、合併後どう戦うかという姿なのでは
ないでしょうか。そうならなければ大阪、神戸のファンはあっさり新球団を見捨て、
わたくしを本拠地とする縦ジマのユニフォームに流れてしまうかもしれません。
願わくば現バファローズ、ブルーウェーブのファンが団結して応援できるチームに
なって欲しいものですわね。

181 名前:名無し客:04/10/02 02:08

>願わくば現バファローズ、ブルーウェーブのファンが団結して
>応援できるチームになって欲しいものですわね
そして更に願わくば、白き猛虎と蒼き猛牛の関西日本シリーズを……。

182 名前:名無し客:04/10/02 02:09

週刊ゲンダイの記事で、「古田氏は元々あんまりファンサービスにも
ボランティアにも興味の無い、良く言えば個人主義・悪く言えば
自己中なキャラ。その彼があそこまでやるとは・・・」とありましたが。

183 名前:名無し客:04/10/03 04:01

祝! イチロー新記録!!
放送を観ていて胸が熱くなりました。
甲子園球場さんのご感想を、ぜひお伺いしたいです。

……ところで、球場って普通、すり鉢状ですよね。
暑い夏の日は、グラウンドがより暑くなったりしないのでしょうか?

184 名前:名無し客:04/10/04 22:11

最近、プロ野球についての話題ばかりですね。
仕方ないといえば仕方ないのですが、甲子園のもう一人の主役達についてお願いします。

もうちょっと高校球児を応援する立場から「球児達の未来を狭める球団数減少は反対」とか。

で、これが質問です。
東北のダルヒッシュはどこの球団に行くのが一番幸せだと思いますか?


185 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/05 03:07

>>181様
一度は見てみたいものでございますわね。在阪球団による日本シリーズ。
これまでも阪急ブレーブスや近鉄バファローズがリーグ制覇を成し遂げたことは
何度かございますが、同時に阪神タイガースが優勝することはありませんでした。
今年こそBクラスに沈みましたが、タイガースには優勝できる戦力がございます。
来年、新球団となるオリックス・バファローズがどれだけ戦えるか分かりませんが、
仰木新監督は魔術師と呼ばれる手腕の持ち主。期待したいところでございます。

>>182様
やはり「地位が人を創る」とでも申しましょうか。選手会の会長という立場が、
彼を黙らせるわけにはいかなかったのでしょう。今回の再編問題では表に立って
戦う姿が鮮明に伝わってまいりましたわね。彼は非常に頭脳明晰な選手ですから、
今回の行動も世論の支持が背景にあると知り尽くしていたのかもしれません。

普段は多くを語らぬ選手たちですが、彼らにも野球界を支える自負があります。
口には出しませんけれど、現在の球界に対する不満、理想とする球界像は各選手が
頭の中に描いていて当然でございます。その中に「球団数の減少」という選択肢は
存在しなかったのでしょう。後押ししていたのは世論だけではありません。
彼らの野球人としてのプライドと意地も含まれていたのかもしれませんわね。

186 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/05 03:08

>>183様
イチロー選手は本当に奇跡を具現化するお方ですわね、本当に。素晴らしいですわ。
13年前、愛工大名電のエース・鈴木一朗がわたくしの土を踏んだことを昨日のように
思い出してしまいます。あの少年が、今や世界一の打者とは……まるで我が子の成長を
見守るような気分になってしまいますわね。

ジョージ・シスラーの年間257安打という記録は84年前の記録でございます。
数あるメジャーリーグの記録の中でも、最も長く更新されず残っていた記録と言われ、
確かにそれは「不滅」と称されるに値する記録だったと言えましょう。
そのシスラーが死去した1973年に生誕した天才打者が安打記録を更新するとは、
どこか因縁めいたものを感じてしまいますわね。まるでガリレオ・ガリレイが
死去した年にニュートンが生まれた、という逸話のように。

マグワイアやソーサ、ボンズらによって、ここ数年のメジャーリーグは本塁打記録に
注目が集まっておりました。しかしイチロー選手は「パワー」よりも安打というものを
生み出す「技術」に人々の視線を呼び戻したのではないでしょうか。
力よりも技術を追い求める――そこで振り返ってみれば、イチロー選手の故郷・日本は、
元々が職人の国だったのでございます。

そしてそのイチロー選手にとって、この記録は通過点であろうという気がいたします。
彼はテッド・ウィリアムス以降ずっと途絶えたままになっている4割打者の可能性も
見せてくれますし、これまた不滅と言われるジョー・ディマジオの56試合連続安打
という記録も塗り替える可能性があるのではないでしょうか。

「ゴロのセンター前ヒットでいいなら全打席打てます」――イチロー選手が高校時代、
愛工大名電の中村監督(当時)を驚かせた言葉でございます。思えば最多安打記録を
塗り替えたヒットも、ゴロでセンター前に抜けていくヒットでしたわね。

>暑い夏の日は、グラウンドがより暑くなったりしないのでしょうか?
勿論暑くなりますわ。夏の大会の期間など、マウンド上は40度を越えますわね。
今年のような猛暑ですと50度に届いたかも知れません。尋常ではありませんわね。
選手の健康問題が熱中症との関係で語られるようになっております。
スポーツには水分補給が必須ですが、悲しくも「水を飲むとバテる」と言われ続け、
運動生理学の観点から認知されるようになったのは近年になってからのことですわね。

2000年夏の全国大会。日大豊山高(東東京)−中津工(大分)戦。
日大豊山が1−0でリードした終盤8回裏、中津工のエース長谷川投手がマウンド上で
うずくまってしまったのです。猛暑の中の投球で熱中症を起こし、足が痙攣して激痛に
襲われたのです。ベンチに下がって治療を受けた彼はその後マウンドに戻りましたが、
思うような投球が出来るはずもなく、連打を浴びて致命的な5失点。中津工はそのまま
敗れてしまいました。

長谷川投手は試合後、「バテると思って」試合中は口に水を含む程度だったそうです。
泣きながら「もう一度、試合をやり直したい」と訴えていた姿は心を打ちましたわね。
そのときわたくしは、全国の舞台に届くような学校であるにも関わらず、熱中症への
知識と対策の啓蒙はまだ足りないのだ、と思い知らされました。
このような悲劇は地方大会のレベルからなくなっていただきたいですわね。
勿論、スタンドで応援するブラスバンドや応援団も含めて考えて欲しいものです。

しかし……選手や応援団は水分を補給する時間があるだけ、まだマシかもしれません。
昨今では審判員の水分補給が問題となっています。皆様、余りお気づきにならぬかも
知れませんが、審判員はグラウンドから離れることができないのです。

1999年、夏の甲子園予選・石川県大会。審判員がゲーム中に熱中症で倒れ、
そのまま帰らぬ人となってしまった――という悲劇がことの発端でございました。
人命が失われてから問題視されたのですから、遅きに失したように思われます。
現在ではアマ球界の審判員も、水分補給のために持ち場を離れることがようやく
認められるようになりましたわね。

このように、夏場の熱というのは人命に関わることがございます。
熱中症とは「喉が渇いたなと思ったときにはもう遅い」ものでございますから、
皆様も暑さの厳しい季節に球場で野球観戦をなさるときは、意識的に水を飲むように
してくださいませ。

187 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/05 03:10

>>184様
まったく仰る通りですわね。ただでさえ社会人野球が低迷しているというのに、
この上に球団数減少では野球をやる環境は確実に狭められていってしまいます。
カープの嶋選手が10年目で大ブレイクしたように、遅咲きの花もあるのですが、
その芽を摘み取るのは余りに無慈悲というものですわね。

そのような意味では、つい先日に石毛宏典氏が発表した四国の独立リーグ構想を
応援いたしたく思います。既存の組織に留まらぬ人材育成の宝庫となり得ますわね。
東北地方でも同様の独立リーグ構想が浮かんでいるという報道もございました。

このような動きの根底にあるのは、現在の球団経営者に対する失望と見ることも
不可能ではありません。日本を代表する大企業に支えられてきた野球ですけれど、
「企業の宣伝としての球団」という考え方が時代遅れなものになっていることを
悟っているのが、一流企業で成功した実績のある経営者ではなく、ファンである
という点に痛烈な皮肉が込められていると言えましょうか。
それと同時に、野球がそこまで深く人の心に刻まれた文化になっていたことを、
改めて思い起こさせる動きですわね。これにはわたくしも驚きを禁じ得ません。
まだまだ日本の野球も捨てたものではございませんわ。

>東北のダルビッシュはどこの球団に行くのが一番幸せだと思いますか?
難しい問題でございます。理想を申し上げれば、仙台市に設立が予想されている
新規参入球団に入団することですが……それがベストかと申しますと、若干の疑問が
残りますわね。

というのも、球界が本当に変わるのか、そこに大きな疑問が残っているからです。
球団数減少は避けられそうな雰囲気ですが、利益配分制度やドラフトの問題などは
まだ解決しておらず、取り敢えずオーナー連が引いただけ、という印象がございます。
不良債権の象徴のように語られるダイエー本社は経営基盤が危機的なままですし、
今後どのような動きがあるかはまだ分かりません。
球団数減少・合併と1リーグ化の灯もまだ消えたわけではありません。
経営者側はまるで五輪の聖火を守るように、「1リーグなら利益が上がる」という幻を
大切に大切に追い続けております。

そのような恥ずかしい事情を考慮いたしますと、ダルビッシュ選手は日本を出たほうが
良いのかもしれませんわね。日本球界に見切りをつけてメジャーリーグの道へ挑戦する
という選択肢が一番良いような気がしてしまいます。
アマチュア頂点の選手がそのくらいしなければ――いや、それほどのことをしても、
日本球界は「逸材のメジャー流出」という危機感に気づかないかもしれません。
野茂英雄、イチロー、松井秀喜、松井稼頭央という希代の名選手が日本を去ったことを
どう思っているのでしょうか。何故彼らは日本球界に背を向けたのか、本当に考えねば
ならぬ段階に来ているはずなのですけれど。

188 名前:名無し客:04/10/09 16:11

ノーヒットノーランを達成した井川。
彼を間近で見ていて、…もとい、広島球場なので遠くですね。
ともかく、どう感じましたか。

189 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/11 15:17

>>188様
宝刀チェンジアップにストレートのキレが冴えた末の無安打無得点――。
まずは虎のエースに「おめでとうございます」と言わなければならないでしょうね。
しかし満面の笑みでエースを称える、というよりは、苦笑しながら拍手を送るといった
趣が強いですわ。記録達成がシーズン終盤の消化試合では素直に喜ぶことができない
ファンも多いことでしょう。
記録そのものは素晴らしいのですが、「何故この時期に?」という印象がございます。
ペナントレースの灯が消えていない時期であれば、チームに勢いがついたと思いますが、
この度は残念ながらそのような効果はありませんわね。それがゆえに苦笑しながらの
祝福と思ってしまうのですけれど。

今季の井川投手は奪三振率こそ驚異的ですが、やや安定感に欠ける面がございましたね。
昨年20勝を挙げた投球も、打線の援護に恵まれたことも多分に影響しておりました。
思うに井川投手、投球そのものの出来は2年前が一番良かったような気がいたします。
今シーズンはゲームを作るのが精一杯だったようなイメージがございますわね。
シーズン終盤、ペナントレースも決したところで欲や気負いがなくなったために
このような記録が生まれたのかもしれません。
大記録であることは間違いありません。ですからこのノーヒットノーランを糧にして
真のエースとは如何にあるべきか、まもなく訪れるオフの時期に考えて欲しいですわね。
誰がなんと言おうと、タイガースのエースは井川選手なのですから。
来年こそ、1シーズンを通して「エースとはかくあるべし」という投球を繰り広げて
くださることを期待しております。

190 名前:名無し客:04/10/11 15:49

昨日は「代打の神様」八木の引退試合で、甲子園球場は大変に盛り上がったと
伺っています。

長年、第一線で活躍してきた選手の引退試合……甲子園球場さんは
どんな思いでご覧になりましたか?

191 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/17 15:57

少々ご返答が遅くなりました。

>>190様
代打の切り札・八木選手の引退……18年目での引退ということは、彼は1985年の
優勝を経験しておりません。今一度優勝に導いてくれるであろうというトラ党の期待を
背負わされた選手でございました。

1990年には自己最多の28本塁打を放ち、いよいよタイガースに主砲の誕生かと
思われましたが、相次ぐ怪我で出場機会は徐々に減っていき、もう駄目かと囁かれた
1996年に代打男として復活。翌年には代打成功率4割を越え、終盤にコールされる
「代打・八木」の声は、低迷を続けるタイガースの数少ない誇りでもありました。
わずか1打席で投手を仕留めるその姿は、名刀の切れ味を思わせる静かな迫力。
玄人好みの活躍から、「代打の神様」と彼はいつしか呼ばれるようになりました。

代打の切り札として活躍し始めた頃、八木選手は既にベテランの域に入っていました。
いつのまにか「おい、八木」は「八木さん」に変わりながら、タイガースの優勝だけは
かなえられずに年月が過ぎていきました。

そんな中、昨年ようやっとタイガースは18年ぶりに優勝。八木選手は代打のみならず、
先発メンバーにも入るなどセ・リーグの制覇に大きく貢献しました。その悲願の達成を
待っていたかのように、打席での集中力は今年、衰えてしまったのです。

かつてジャイアンツの主砲を打った川上哲治氏は、「打撃の神様」と呼ばれました。
かつて日本シリーズで3連敗した後、4連投4連勝で西鉄ライオンズを優勝に導いた
稲尾和久投手は、その超人的な活躍から「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれました。
1985年の優勝に大貢献したタイガースのランディ・バースは、史上最強の外国人
選手と呼ばれ、その活躍ぶりもまた「神様、仏様、バース様」と呼ばれました。
野球選手で神仏と並び称されたのはこの3人だけでございます。
「代打の神様」と呼ばれた八木選手もまた、この系譜に名を連ねたと言えましょう。

八木裕選手、代打として立った最終打席の結果は右前安打。名選手の引退試合に
ありがちな凡打ではなく、安打を放った彼は最後の最後まで神様であり続けました。
彼は打球を人の記憶に焼き付けながら、静かにバットを置きました。
わたくしも彼のこれまでを思い、万感の思いで最後の打席を見守りましたわ……。

去り行く名選手に花束を。代打男に祝杯を。夢をありがとうございました、八木選手。
今まで本当にお疲れ様でした。今後は指導者としての道が約束されているでしょう。
第二の人生にエールを贈りとうございます。

192 名前:名無し客:04/10/17 18:50

1位と4.5ゲーム差で見事リーグ優勝した西武に、妙な理不尽さを感じました。
プレーオフ制度って……現在の日本のプロ野球にはどうも向いてないように思うのですが、
甲子園球場さんはいかがお考えですか?
とある作家が「弱者救済みたいで嫌だ」と書いていましたが……。

193 名前:名無し客:04/10/18 00:45

とりあえずファンとしては
西武が優勝したので嬉しいです
来年は阪神と対戦したいです

と、来年の話をすると虎が哂いますか

194 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/20 14:03

>>192様
パ・リーグ独自の盛り上がりを懸念されて考案された今回のプレーオフですが、
導入決定後に芳しい評判は聞かれませんでしたわね。わたくしもこの形式での開催には
いささかの疑問を覚えたものでございます。

まずはこのプレーオフとはいかなる制度だったのか、そこのところから考えましょう。
パ・リーグ上位3チームに優勝の権利を与え、ペナントレースに緊張感を持たせようと
いうのが一つの狙いでありました。最後まで首位に立ったチームが優勝するというのが
今までの形態でしたが、ここで決めるのではなく、別の制度で優勝チームを決めようと
したのがこのプレーオフでございます。

その形式はなんとも理解しにくいものでございました。
ペナントレースで2位チームが3位チームとまず勝負し、2勝先取(最高3試合)した
チームが首位チームに挑む権利を得る。これが「第一ステージ」呼ばれるものですわね。
そして第一ステージの勝者が首位チームと勝負し、3勝先取(最高5試合)したほうが
日本シリーズでセ・リーグ優勝チームと争う権利を得る、というものです。
さらに第一ステージの勝者と首位チームに5ゲーム差以上勝率に差があった場合、
首位に1勝先取のアドバンテージを与えて第二ステージを始める――というものでした。

これだけでも相当に分かりにくいですわね。ですが一番この制度を難解にしている理由は、
「何故首位チームが優勝にならないのか?」ということに尽きる気がいたします。

4.5ゲーム差といえば、圧倒的な差をつけての独走と言っても過言ではない数字です。
そのチームが優勝できなければ、何のために135試合を演じるのでしょうか?
5ゲーム差以上ならば首位にアドバンテージが認められますが、何故4.5ゲーム差では
アドバンテージがないのでしょうか? 0.5のゲーム差にどんな壁があるのでしょう?
恐らく、これを論理的に説明するのは不可能ではないでしょうか。

早くから指摘されていたことですが、このような形式を認めてしまうと、首位と2位は
3位以下のチームを徹底的に叩くようになりますわね。エースが投げ合いを繰り広げる
天王山――という注目の舞台が骨抜きにされてしまいかねません。
3位以下のチームは「3位になれればいい」と考えてしまい、ペナントレースの緊張を
欠くことになるのではないか。野球ファンも「プレーオフだけ見ればいい」という発想に
なるのではないか。評論家やマスコミはこぞって指摘し、このようなプレーオフの導入を
批判いたしましたわね。わたくしも同感でございました。

しかし、導入されたパ・リーグで野球ファンが目にしたものは何だったでしょうか?
このような懸念は杞憂に終わったと言っても過言ではなく、勃発した球界再編とも絡み、
パ・リーグは大いにファンの注目を浴びたのではないでしょうか。
マリーンズとファイターズの3位争いは最後まで白熱し、千葉マリンスタジアム様や
札幌ドーム様も満員になり、試合内容も壮絶な優勝争いを想起させる好ゲームが相次ぎ、
優勝から長らく遠ざかっていたマリーンズ・ファンやファイターズ・ファンは最後まで
夢を見ることができたはずでございます。観客動員や注目度の上昇という点では誇るべき
結果が出たとは思いますわね。

そしてプレーオフ本戦も好試合が続出しました。
ファイターズとライオンズの第一ステージは3試合とも終盤大きく揺れ動く展開となり、
野球ファンにとっては文字通り一投一打が見逃せませんでした。ホークスとライオンズの
第二ステージも最終戦までもつれ込み、プロ同士のプライドと熱狂に溢れましたわね。
これほどの好試合が続出するのであれば、プレーオフも決して捨てたものではない――
わたくしもそう思ってしまいました。

プレーオフに弱者救済という側面があり、そこが批判されるのは当然のことでしょう。
しかしホークス、ライオンズの二強ばかりが優勝争いに絡むという近年のパ・リーグは、
残念ながら下位チームに上昇の気配がなかなか見られませんでした。
その意味では、目新しさとしての効果は「結果的に」生じたと言えるでしょう。
更には「優勝決定から日本シリーズまで3週間近く時間が空く」という従来の批判も
封じることができましたわね。日本シリーズの開幕はライオンズが激戦のプレーオフを
制してからわずか5日後。「え? もう始まるの?」というファンは多かったでしょう。

このようなプラスとマイナスの両面を理解した上で考えますと――。
導入されたからこそ、ホークスは優勝せねばならなかったとは思いますわね。
ホークスが優勝すれば、マイナスの側面はすべて黙らせることができたのです。
語られるのはプラスの側面のみだったやも知れません。ホークス・ファンは悔しさで
いっぱいでございましょう。その悔しさの中心は「何故首位なのに優勝ではないの?」
という思いの一点に尽きるはずでございます。
ファンにその気持ちを生じさせぬために、ホークスは勝たねばならなかったのです。

わたくしはプレーオフの激闘で胸に生まれた感動を否定するつもりはございません。
ですがそれを是として前面に出してしまうと、やはりペナントレースの135試合が
軽んじられてしまいますわね。これもまた一つの危惧には違いありません。

スポーツライター・石田雄太氏は『いっそのことプレーオフとペナントレースは別物だと
言い切ればいい』と主張しています。これもまた一つの考え方ではあるかもしれません。
メジャーリーグはプレーオフを積極的に取り入れていますが、「ペナントレースの意義」を
日本のように問う声はほとんどないそうです。氏は同時に『短期決戦の中で力を発揮した
下位チームを賞賛してもいいのではないか』とも述べておりますわね。
これもまた一つの考え方ではあるように思います。

しかしそれでも納得しないファンは多いでしょう。その声を前面に押し出すとすれば、
「プレーオフはないほうがいい」ということになります。であれば日本で導入するには
もっと別の形式を考慮する必要があるのではないか、という気がいたしますわね。

このパ・リーグのプレーオフは来季も導入されることが決まりました。
果たしてペナントレースではどのような戦い方が繰り広げられるのでしょうか。
指摘したように「3位にさえなればいい」、「下位チームに勝てばいい」などという
ペナントレースになり、試合にも緊張感を欠くようであれば意味がありませんわね。
本質を問われるのは来年以降ではないか。そんな気がいたします。

195 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/20 14:04

>>193様
ライオンズの優勝、おめでとうございます。
プレーオフではファイターズ、ホークスとの争いが白熱しておりましたわね。
現在ドラゴンズとの熱戦が繰り広げられていますが、これまた面白い試合が相次ぎ、
野球ファンは心を躍らせていることでしょう。

1985年の優勝時、我がタイガースの相手はライオンズでございました。
今となっては懐かしいですわね。あのときのように今一度、常勝軍団ライオンズと
死闘を繰り広げていただきとうございます。

>来年の話をすると虎が哂いますか
どちらかというと、これまで虎は笑われるほうが多かったので心配ありません。
タイガースのファンというのは「今年は違うで!」と毎年言い続けた方々ですから。
しかし1985年以降、ライオンズは球史に輝く黄金時代を築き、対するタイガースは
信じ難い暗黒時代に突入いたしました。差がついてしまったものですわねえ……。
今季タイガースは4位に沈みました。優勝の翌年、1986年も4位だったという結果を
思い出してしまいますわね。また低迷の時代に戻ることだけは避けて欲しいものです。

196 名前:名無し客:04/10/22 14:37

ヤンキースがワールドシリーズを二年連続で逃して、ちょっとがっくりきています。
とは言え、松井選手の4番打者としての、まさに「ゴジラ級」の活躍に、しっかりと
目を奪われてしまいました。
今後もどんどんメジャーを目指す選手が増えていくと思いますが、米国を、世界を
目指す選手たちへ、甲子園球場さんからメッセージをお願いします。

197 名前:名無し客:04/10/26 15:15

走攻守3拍子そろった選手として期待されながら、思うような成績を収めることが
できなかったリトル松井選手。

特に、内野の環境の違いになかなかなじめず、失策の多さから遊撃手として失格の
烙印を辛口メディアに押されてしまいました。
内野守備の要として花形のポジションである遊撃手は、それほどに難しいと言うこと
でしょうか?

メジャー、日本を問わず、甲子園さんが選ぶ名遊撃手をピックアップしてください。


198 名前:名無し客:04/10/26 17:07

西武優勝∩(・∀・)∩バンザーイ
今回の日本シリーズはどうでしたか?

199 名前:名無し客:04/10/28 00:57

FA宣言した選手は、メジャーに挑戦したいという人が多いようですね。
選手も日本のプロ野球界に、魅力を感じなくなってきたのでしょうか。


200 名前:名無し客:04/10/28 23:52

200試合連続出場!

201 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/10/31 15:37

>>196様
進化するゴジラ――今季の松井秀喜選手にそのような印象を抱いた方は多いでしょう。
そこでふと振り返るのは、彼がプロ野球に足を踏み入れてからの過程でございます。
ジャイアンツはその注目度の高さから、ファンも球団も選手に即戦力を求める傾向が
強かったのですが、彼ほどの才能と言えども、ルーキーであった頃は思うような活躍が
できなかったのです。

しかし、ジャイアンツにして珍しく――と言っても良いでしょうか。
彼の成長を見守る楽しさにも、ジャイアンツファンは酔っていたように思います。
当時の荒削りな原石の魅力を感じていたのではないでしょうか。ライトスタンドに
飛び込む彼の打球を見れば、誰もがその素質を認めるものがあったように思います。
その中で彼は年を経るごとに順調な成長を遂げ、後の活躍ぶりは皆様ご存知の通り。
彼はジャイアンツにしては珍しく、打者としての成長を許されるタイプだったのです。

その「成長する能力」は今季メジャーリーグでも充分に発揮されたと言えましょう。
ホームランはほぼ倍増、その他打撃成績も軒並み昨年を上回り、ヤンキースの四番に
座るなど素晴らしい活躍でしたわね。こうなるとさらに来年の活躍に期待してしまいます。
今年と比べて彼はどれほどの成長と活躍を見せてくれるのだろうか、と。
レッドソックスに敗れたために目標が一つ残りましたし、存分に攻める姿勢で臨めます。
来季もまたメジャーの強者たちと名勝負を見せて欲しいですわね。

その上で、メジャーを目指す若者たちには「勇気を持ってください」と申し上げねば
なりませんわね。日本人でもやれるということは野茂英雄以来数々の日本人が証明して
きたのです。そしてイチロー選手は最多安打記録を更新したときにこう言っています。

「"体が小さいから"と野球を諦めてしまう子供たちがいる。これは日本以上に感じる。
僕もメジャーでは一番小さい部類だが、これだけのことがやれた。だからそんな理由で
才能を潰さないで欲しい」

力では日本人はかなわないかもしれません。ですが、それならばなお一層のこと、
日本人が挑むフィールドは生まれている気がいたします。イチロー選手はパワーで
メジャーリーグを席巻したわけではありません。未知の世界に挑む恐怖を乗り越えて
スピードと技術で厚き壁を越えたのでございます。

メジャーリーグを目指すのは険しい道でございます。不安に思うのも当然のことです。
その不安を乗り越えるための勇気を、まずは持っていただきたいですわね。
その上でいつか日本に戻り、メジャーリーグとは、本当の野球とはいかなるものかを
日本に伝えて欲しいのです。


さて、それでは残りのレスはまた後日にいたしとうございます。

202 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/01 14:01

>>197様
移籍先がニューヨークのチームでなくても、あれだけ失策の数が増えてしまえば
失格という声が上がるのも止むを得ないですわね。遊撃はやはり内野の要ですから。
しかしそれは素人からの視線であり、プロの目からは悪くないとの声もありました。
ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/04season/players/kazuo/column/200406/at000

01175.html
ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/04season/players/kazuo/column/200406/at000

01174.html

あの脚力と打球に追いつく能力はメジャーでも相当上位にランクされるはずです。
元々松井稼頭央選手は「意外と失策の多い遊撃手」であり、日本でプレーしていた頃から
失策王という不名誉なタイトルをとったこともあるほどです。
だからと言ってメッツでの拙守を正当化するわけではありません。真価が問われるのは
来年以降であろうとわたくしは思っております。残念ながら二塁転向が濃厚のようですが、
メジャーリーグの内野に慣れてくれば、守備面はいずれ解決に至るものと思っております。
「成長する能力」は松井秀喜だけのものではありませんものね。

彼の見せ所は「ダイナミックな守備」にあると思います。それは玄人好みの堅実さや
隠れたファインプレーではなく、誰もが捕れないと思う打球を驚異的なスピードで捕球
することで、「分かりやすいファインプレー」が彼を名手と呼ばせた原因でもあります。
高いバウンドで三塁手の頭上を越えた打球を捕球するシーンが日本で見られましたが、
これは内野安打になったとしても賞賛に値するプレーであり、その「華のある守備」が
彼の持ち味の一つでもありました。

しかし同時に「ファインプレーの多い選手に名手はいない」などという逆説的な格言が
球界に存在する通り、ダイナミックな守備は堅実な守備があってこそ光るものですわね。
素人目にイージーミスと思われる失策が減れば、彼の評価はまた違うと思われます。
メッツの正遊撃手であったホセ・レイエスを二塁にコンバートさせてまで期待された
大物ジャパニーズ・ショートストップがこのまま終わるとは思っておりません。
わたくしたちが見てきたリトル松井という"名遊撃手"は、その程度の選手ではないことを
野球ファンならば誰でも知っているはずですわね。

遊撃という守備位置を見てみますと、やはり打球が一番飛んでくる場所ですから、
守備が上手い選手でなければなりません。難しいのが前提のポジションですわね。
思うに遊撃手というのは、次の3タイプに分類されると思われます。

1.走攻守すべてが高いレベルで揃った「万能型」
2.打力に欠けるものの俊足と堅守が売りの「専守防衛型」
3.打撃は強打、守備では強肩で打者と走者を刺す「パワー型」

「万能型」に属されるのは、現役選手で言うとベイスターズの石井琢選手の若い頃や
件の松井稼頭央選手が挙げられますわね。ドラゴンズの井畑選手もこのタイプでしょう。
打てば三割、走れば盗塁王、投げれば強肩、守ればゴールデングラブ賞――という
何でもできるタイプです。

「専守防衛型」はマリーンズの小坂選手、スワローズの宮本慎選手が筆頭でしょうか。
両者ともゴールデングラブ賞の常連で、年間失策数一桁とは見事としか言えませんわね。
投手は彼らの顔を見るだけで安心することができるでしょう。「職人」と言われるのは
このタイプの選手が多いですわね。

「パワー型」の遊撃手は近年見られなくなって残念なものです。
現役選手では……若い頃のファイターズ・田中幸雄選手がその典型例でしょうか。
ジャイアンツの二岡選手もこのタイプかもしれませんわね。残念ながらこのタイプは
なかなか見当たらなくなっております。やはり俊足と堅守が打力以上に要求されるのが、
ショートというポジションの運命なのでしょう。

その中で名遊撃手を選ぶとなりますと……。
メジャーではノマー・ガルシアパーラ、アレックス・ロドリゲス、デレック・ジーターが
当代きっての3遊撃手ということになりましょうか。もっともロドリゲスはヤンキースに
移籍してから三塁手として活躍しているようですが……ちょっと惜しいですわね。

日本でも名遊撃手は時代に合わせて様々に登場いたしました。時を遡れば忘れられぬ
名手の名前が揃いますわね。西鉄ライオンズで博多を賑わせた強打の遊撃手・豊田泰光や
ジャイアンツの知性派・広岡達郎、阪神タイガースで「牛若丸」と異名をとった吉田義男、
南海ホークス「百万ドルの内野陣」と呼ばれた一角を担った木塚忠助、1970年代の
「プロ野球史上最強のチーム」阪急ブレーブスを支えた名手・大橋穣、大洋ホエールズの
数少ない誇りであった山下大輔……いずれも「守備でゼニを稼げた」男たちでございます。

今後野球がどのような進歩を遂げるか分かりませんが、遊撃手が守備の上手さを問われる
ポジションであることは変わらないでしょう。誰でも練習すれば上手くなるのが守備ですが、
実は打球に対して高度なセンスが要求されるのも守備でございます。
難しいがゆえに奥の深さに気づくと止められなくなるのが遊撃というポジションですわね。

203 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/01 14:03

ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/04season/players/kazuo/column/200406/at00001175.html
ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/04season/players/kazuo/column/200406/at00001174.html

記事へのリンクがおかしな編集になっておりました。申し訳ありませんorz

204 名前:レイラ・バルト:04/11/02 17:41

はじめまして。
宇宙のステルヴィアの教官、レイラ・バルトです。
私も野球ファンであります。
さて、私はライブドアを応援してたんですが、残念な形で、楽天に決まって
しまいましたね。 甲子園球場さんはどうお思いですか?
仙台では、とりあえず球団できて喜んでる人や、ライブドアじゃないのって
嘆いてるひともいたみたいですね。そういえば、せっかく会社まで立ち上げた
ライブドアは、どうなるんでしょうか。
私的には、四国などに本拠地を変えて、来年参戦すればいいと思いますが、
どう思いますか?

205 名前:名無し客:04/11/04 22:12

神戸と四国と北陸と山陰に4チーム作って(沖縄はムリかなー)
8チーム/1リーグ制は…経済的に難しいでしょうか?

206 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/05 23:29

>>198様
ライオンズ優勝おめでとうございます。史上稀に見る激戦の日本シリーズでございました。
投手戦あり、シーソーゲームの打撃戦あり、奇策奇襲の選手起用で表と裏を味わう指揮官
……素晴らしい好ゲームが相次ぎました。これぞプロ野球という魅力は随所にありましたし、
久しぶりに「実力のパ」という言葉を思い出しましたわ。

両チームとも「逆シリーズ男」と呼ばれるような選手は特に現れませんでしたわね。
特に2002年、ジャイアンツの日本シリーズで無安打に終わったライオンズの和田選手、
その残影を振り払うかのような大爆発でしたわね。第1戦でドラゴンズのエース川上投手の
内角シュートを左翼ポール際に叩き込んだ本塁打には、驚くしかございません。
あのコースのシュートを引っ張ってファウルにならないとは……その後の試合での大活躍を
予感させる一撃だったと振り返ることもできますわね。

勝敗を分けたのは何だったのか。緊張感のあるゲームをプレーオフで何度も体験したことが、
わたくしは一つの鍵だったのではないかと思っております。優勝決定後に消化試合を続けた
セ・リーグのドラゴンズと、激戦の末に日本シリーズまでようやくたどり着いたライオンズ。
優勝を奪うことの辛さと激しさは、ドラゴンズの誰よりも身近に体験していたのです。
その結果、ファイターズとホークスの無念さをも背負い、絶対に負けられないという意識は
ドラゴンズを一枚上回ったのではないかと思いますわね。

惜しむらくは日本シリーズのテレビ視聴率が史上最低を記録してしまったことでしょうか。
今年はバファローズとブルーウェーブの合併に始まる球界再編問題が、プロ野球そのものを
引っかき回してしまいました。あれほど大衆を嘲った出来事が起こるようでは、そのような
結果も致し方ないとは思いますが……来季以降もこの影響は続くでしょう。
誰もが納得する公平なシステム作りが早急に望まれるところです。

207 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/05 23:30

>>199様
この度の球界再編問題と無縁の話ではありませんわね。現場レベルではもっと危機感を
感じている選手が多いということでございます。アスリートととしての本能でより高い
レベルを求めることは決して止められることではありませんし、何より経営者が選手を
馬鹿にしていることもはっきりしてしまいました。

選手にとっても魅力のないスポーツ――残念ながらプロ野球の暗部だけを見てみれば
そのような見方を間違いということはできません。どれだけの名声と賞賛を得たとしても
ジャイアンツだけが注目されるという実態は変わらず、それどころか愚かな人間の思惑で
勝手な球団削減が現実のものになろうとする……これでは新天地を捜し求めるとしても
止むを得ないことでございます。人材流出の危機というのは前から叫ばれていたのですが、
解決の糸口は見えてこないままですわね。

メジャーに挑むこと自体は大いに素晴らしいこと。わたくしは「どんどんやるべき」と
思っております。FAやポスティングというシステムでなくても、二軍の有望若手選手を
メジャーリーグもしくは傘下のマイナー組織に派遣し、ある程度の期間を経てから日本に
帰国させるという手段もあります。果たしてこれが日本球界のマイナスになるかといえば、
答えは「NO」でしょう。むしろ今までやってこなかったことが不思議なほどですが。

日本からメジャーリーグに行くのであれば、希望を持って挑んでもらいたいですわね。
ですが残念ながら、現状は「もう日本の野球に未来はない」と選手が主張しているように
見えるのが悲しいところです。できることなら、後顧の憂いなくアメリカに飛び立って
欲しいですわね。「後顧の憂いなし」という点では同じであっても、今ではその内容は
「日本球界はもう終わってるんだから、知ったこっちゃねえや」と思っているように
見えてしまいますし、実際イチロー選手や野茂投手にはそのような含みも感じられました。
選手が完全に見放す前に、日本野球が志の高さを見せねばならないということでしょう。

それでは続きはまたの機会にいたしたく思います。
レスが遅れ気味で申し訳ありません。

208 名前:名無し客:04/11/06 20:17

来年セ・パ12球団によるプロ野球の運営が行われると思われていた矢先、
降って湧いたようにパリーグに再び波乱の起こりそうな状況になってきました。
楽天イーグルスの加入、オリックス・バファローズの誕生だけにどまらず、
パ・リーグの人気球団である福岡ダイエーホークスと西武ライオンズが
親会社の業績不振による売却の可能性など、来年4月のパリーグには今年と
同じ名前、体制のチームが千葉ロッテと北海道日本ハムだけになってしまい
かねない異常な事態です。

これもまた、古い体質にがんじがらめになっている野球界が、新しく脱皮するための
苦しみなのでしょうか。



209 名前:名無し客:04/11/09 03:52

先日、仙台に遊びに行ったついでに、今全国から熱い眼差しを向けられている
宮城球場を軽く見て参りました。
住宅街から近いというのはネックかもしれませんが、仙台駅・繁華街からのアクセスの
良さ、仙台市民の熱気とモラルの高さを見て、ライブドア社長の堀江氏は本当に先見の
明があるんだな、と思いました。

未だオンボロ弱小球場である宮城球場ですが、甲子園球場さんからは、どのように
見えていらっしゃるのでしょうか?

210 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/11 20:04

>>200様
200ゲットおめでとうございます。
それにしても昨今は連続出場にこだわる選手も減りましたわね。
今では「オールスターに出なくてもいいから休みたいよ」などと平気で発言するような
選手も現れていることですし……残念でございます。野球選手がグラウンドに立たぬなど
本末転倒でございますのに。以前にも申しあげましたが、今年は球界再編問題の影響で
スワローズ・古田選手のユニフォーム姿よりもスーツ姿を目にした人が多かったのでは
ないでしょうか。あの姿が今一度、野球選手に対して、自分自身がいかなる存在なのかを
見つめ直す契機になってくれれば良いのですが。

それにしても、このスレッドも発言200で容量250KBとはかなりの量ですわね。
皆様、これからもよろしくお願いいたします。

211 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/11 20:06

>>204様
これはこれは。初めまして、レイラ・バルト様。ようこそいらっしゃいました。
人類が宇宙に進出しても野球は残っておりましたか。それは球場冥利に尽きますわ。

この度の新規参入では楽天に決まりましたが……比較論で財務状態などを勘案しますと、
楽天に長があったということでしょう。しかし先に手を挙げたライブドアが落ちるとは
なんとも不条理と申しますか。落選に対するフォローが皆無というのも非情ですわね。
わたくしも道義としてはライブドアが球団を持つべきだと思っていたのですが。

訴訟にもなったようですが、「ライブドア潰しに送られた刺客・楽天」という報道も
一部では見られたようですわね。どうにも楽天と三木谷氏には後から邪魔をしたという
イメージがついてしまったような気がいたします。
三木谷氏本人もライブドアを無視したオーナー連を見て「野球には関わりたくない」と
発言していたこともあり、今回の参入にはわたくしも驚きを覚えたものでしたが。

いずれにせよ、仙台に誕生した新球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」を歓迎せねば
ならぬことには違いないのですが、その経緯に釈然たるものがないのは事実ですわね。
まずはIT企業の旗手たる彼らのお手並みを拝見、ということでしょうか。
プロ野球のチェック機能を有するのは国民でございます。目を離してはなりませんわね。

さて、その落選したライブドアですが……堀江社長の心境は察するに余りあります。
参入審査で「赤字が出ても投げ出さないか」、「公共財を所有するのに相応しい企業か」
などと問われたようですが――これはライブドアに問うより以前に、自分がどうなのかを
振り返るべきではないかと、皮肉の一つも言わねばなりませんわね。
バファローズはどのような経緯で投げ出されたのか覚えていないのでしょうか?
アマチュアの有望選手に裏金を渡し、株式の虚偽記載をやっていたような愚かしい企業が
公共財の保有に相応しいとはとても思えないのですが。

ライブドアが来季以降も参入を申請するのは望ましいことであると思われます。
閉鎖的な老人支配の世界に風穴を開けたことは、紛れもなくライブドアの功績ですわ。
現在、新規参入意欲を持つ企業がどんどん名乗りを上げています。40億円近い巨額の
赤字が出る世界だというのに、意気に感じずにいられません。

そのためにも「参入基準」というものが必要ですわね。今回の審査でも明確にならず、
堀江氏が批判したのも当然のこと。25億の保証金と5億の加盟料、そして40億円の
赤字に耐えられる財務体質――これだけですわね。実に半端なものでございます。
近い未来の新規参入のために明示しておくべきことでしょう。
その上で落選したとしても、今後の球団売却などに備えて「経営免許」のような
システムを考案しても良いのではないかと思うのですが。

しかしライブドア1社のみの新規参入となると、リーグ球団数がまた奇数になるため、
日程の動かし方が難しくなりますわ。その意味では他にもう1チームが参入するときに
同時申請し、一気に球団拡張エクスパンション

するという形が望ましいと思われますわ。

そのためにも、ライブドアには今から球界のために尽力していただきとうございます。
四国・東北で設立の動きがある独立リーグの支援や、バット材の樹木アオダモ植林運動、
アマチュア野球への援助、チャリティー事業などやれることはいくらでもありますわね。
球団運営のノウハウを知るために社会人野球のチームを持つことも悪くはないでしょう。

今回、堀江社長は球界の閉鎖性に呆れてしまったやも知れません。しかし諦めないで
球団保有の夢を抱いて欲しいものですわ。バファローズ存続のためにファンが発した
「堀江」コールを忘れず、球界の明るい未来に挑み続けて欲しいものです。

212 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/11 20:07

>>205様
決して悪くはない構想ですわね。エクスパンション、すなわち球団拡張は地域密着や
スポーツの普及に大きな影響を与えますわね。これまで報道されたところによりますと、
アルビレックス新潟が、新潟県にプロ野球チームを作ろうという動きがあるようです。
サッカーやバスケットボールチームなど、スポーツチームの運営に携わってきた同社が
挑むというのは、今後の企業とスポーツの関係に一石を投じることと思われます。
勿論今すぐにという話ではないようですが、歓迎すべき動きではないでしょうか。

四国では石毛氏の設立する独立リーグ構想があります。元々野球の盛んな地区ですから、
仙台がイーグルスで埋まった今、最有力候補と言えるでしょう。愛媛県松山市にある
坊ちゃんスタジアムは、今すぐプロ野球チームが来てもいいほど素晴らしい球場ですし、
球界の構造が変われば真っ先に新チームが誘致されるのではないでしょうか。

神戸は合併球団が本拠地になりますし、観客動員の面ではどうしてもタイガースに
食われてしまうでしょう。既に関西には「タイガース」という文化が存在します。
これ以上のチーム増加は近鉄バファローズを増やしただけ、という状態になりかねず、
余り望ましくはないような気がいたします。京都に球団を置くほうが、まだ支持を
得られるのではないでしょうか。
以前に京セラが球団保有に意欲を持っているらしいとの報道が見られました。
任天堂もシアトル・マリナーズのオーナー企業。球団運営の知識は有していますわね。
山陰地区には残念ながら球団設立の声はまだ見られませんが、地域的なバランスから
欲しいところではありますわね。巨額の赤字が出なくなる体質に変われば、そのような
可能性はあると思われます。

そして8チーム制の2リーグ16球団になったならば、今度は別の構想が生まれますわ。
それはメジャーリーグのように、各リーグを何らかの方法で4チームずつの地区に分け、
交流戦を混ぜながらペナントレースのリーグ戦を行うという方式でございます。
8チームをどのように分けるかは、ある程度の基準があれば柔軟に対処できますわね。
東西でも南北でも良いでしょうし、数年に一度シャッフルさせても面白いと思われます。
そして地区1位のチームがプレーオフでリーグ優勝を争い、その勝者が日本シリーズで
対戦する――このような形式がまずは考えられるでしょうか。

そのためにも、やらなければならないことは山積みになっています。
今後1年で球界の再編を話し合うことになっていますが、どこまでやれるのか。
経済的な問題にしても、金のかからないプロ野球を実現しなければならないでしょう。
そうなれば参入意欲のあるチームは増えるはずです。社会人野球の強豪・シダックスの
志田会長などは「構造が変われば行く準備がある」と発言しておりますわね。
少なくとも、今のままでは12球団の意地すら難しいのですから。

213 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/11 20:08

>>208様
そうなることは既に分かりきっていたこと――というようなイメージがあるのは、
今年の再編問題で「球団の赤字」という言葉に慣れ切ってしまったためでしょうか。
株式の虚偽記載に端を発したライオンズの危機は、プロ野球のみならず、日本企業の
暗部を象徴しているような気がします。
企業の法令遵守=コンプライアンスが盛んに叫ばれてきた中で、このような不祥事が
明らかになったのも、時代の流れかもしれませんわね。雪印や三菱自動車のごとき
企業体質の劣悪なケースを見れば、皆様も理解しやすいのではないでしょうか。

ホークスはソフトバンクが買収するということで話がまとまりそうですわね。
情報産業の真打ちがついにその姿を見せましたわね。アメリカの投資会社コロニーから
興行権を150億円で買い取るなど、やはりやることの桁が違うとでも申しましょうか。

しかしライオンズも売却額200億円とは、相当に吹っかけましたわね。
話題のライブドアにまで売却を打診していたというのも驚きです。聞くところによると
「球場は西武ドームを使い、グッズ販売量は西武に払う」という条件まで付帯した上での
打診であったとか。ホークスの売却額が高くても100億円と言われ、観客の動員数も
約半分のライオンズにその条件を満たして200億など、強気商売にもほどがあります。
ライブドアの堀江氏が「新規参入のほうが安い」と拒否したのも当然のことでしょう。

その後の新聞報道などでは、余り売る気がないような印象も見られますが……。
どうもこの度のライオンズ売却報道には、バファローズがネーミング・ライツの売却を
発表したときと同じ気配を感じてしまいますわね。ライオンズが悲鳴を上げております。
虚偽記載の不祥事で辞任した堤義明氏が「パ・リーグは倒産状態」と発言していたのも、
実に象徴的に聞こえてしまいます。

思えば堤氏は1978年の球団創設以来、パ・リーグの盟主たる常勝軍団のオーナーで
ありました。1980年代、ライオンズが強すぎたため、勝てば勝つほど観客動員が
減っていき、何度も日本一の栄光を掴みながら赤字を抱え続けた経験を持っております。
このような事情から次第に球団経営の意欲を失い、再び情熱を取り戻すとしたら球界の
劇的な再編だろうと言われていた中で、今年1リーグ化の問題が沸き起こりました。
ブルーウェーブの宮内オーナーも、1995年、1996年と、イチロー選手を中心に
パ・リーグを連覇したというのに赤字体質が変わらなかったため、意欲を次第に失ったと
言われておりますわね。

堤氏は渡辺恒雄・ジャイアンツ前オーナーの陰で暗躍するようにマリーンズとホークス、
果ては自社の保有するライオンズとの合併工作をはかりましたが、狙いは失敗に終わり、
ついには現在話題の不祥事で辞任。黄金時代から選手も指揮官も一新したライオンズが
日本一に輝いたというのに、堤氏が山の頂きで見たものは、落日だったのかもしれません。

一人の人間の野球に対する情熱の変容もまた、一つのドラマではあります。
近日に轟いた獅子の悲鳴は、生みの苦しみなのでしょうか。それはまだ分かりません。
できればその通り、生みの苦しみであって欲しい。そのように願っております。
残念ながら「断末魔の叫び」である可能性も、否定できないのではないでしょうか。
来年以降、きっとまた「ジャイアンツを頼りに数字をとる」という守旧派の抵抗が
起こるであろうとわたくしは予想しております。そこにファンと選手がどう挑むのか。
「抵抗勢力」最大の反逆はこれから起こるものとわたくしは思いますわね。

214 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/11 20:08

>>209様
えー、なんと申しましょうか。不謹慎な話ではございますが、現状の宮城球場様には
川崎球場様と同じ臭いがしますわね。そういえば、どちらもマリーン

ズの前身・オリオンズの球場でしたわ……。


大幅に改修するということですが、やる限りは徹底しなければなりませんわね。
かの球場はマスコミ用のプレスルームも、選手向けのシャワー室もないようですし、
選手やマスコミからも不満が多く、昨今ではプロ野球も開催されておりませんから、
ハードとしては現状のところでは失格と言わざるを得ません。

観客席も老朽化が激しいということですし、改修しても開幕に間に合うかどうかも
怪しいですわね。東北地方ですから開幕の春先、しかも夜はかなり冷え込みます。
この対策も考えねばなりませんわね。「座っているだけで腰が痛くなる」観客席も
改善の余地がありますし、女性や高齢者に優しい球場をいかにして実現するのか。
そこはイーグルスの目指す、新たなビジネスの課題と言えるのではないでしょうか。

いずれ新球場建設の話が持ち上がるかもしれません。その場合、できればドーム球場は
避けて欲しいものですわね。選手と観客を第一に考えた球場になって欲しいものですわ。

215 名前:名無し客:04/11/13 03:11

メジャーリーグ対日本野球って、ドーム球場行脚をしていたんですね。
甲子園球場さんは、ドームに改造されるのを夢見たりする事はあるのですか?

216 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/15 00:56

>>215様
いいえ、ドーム球場化は望んでおりませんの。ドーム球場になるとどのような効果が
あるのか考えますと、余り良いことはないですわね。以前にもご質問を受けましたが、
ドーム球場は選手のことを何も考えていないようにしか思えませんわ。
夢に見たとしても、ドーム球場は悪夢――そのような気がいたします。

メリットは「雨天中止がないため、営業面の計画を立てやすい」――これだけですわね。
ドーム球場はグラウンドに人工芝を敷かざるを得ません。屋根があるため日光に恵まれず、
思うように芝が育ちませんものね。以前に>>13様の質問に>>15でお答えしたような事態が
起こってしまいます。>>45様のご質問にも>>46でお答えしました通り、安易なドーム化は
野球の根本にある思想をも奪い取るものでございます。ですからわたくしはドーム球場に
なりたいとは思いませんわね。太陽の光が降り注ぐグラウンドであって欲しいですわ。

日米野球も終わりましたが……メジャーリーグの選抜チーム、それにしてもパワーでは
圧倒的なものがございましたわね。ただただその力には敬意を表すしかございません。
最高峰とはどのようなものかを改めて思い知ったような気がいたします。

217 名前:名無し客:04/11/15 01:01

長い歴史あるの甲子園球場さん……。
最近、体の節々がおかしい、という事ありませんか?
どこか治したいところ、ありませんか?

218 名前:名無し客:04/11/15 01:51

では、晴天時は開放可能なドームというものが開発されれば、問題はありませんか?

219 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/18 17:43

>>217様
お気遣いありがとうございます。ですが、特におかしなところはございませんわね。
阪神・淡路大震災のときは観客席の亀裂に痛みを覚えたものですが、懸命の工事の末に
今ではその痕跡もなくなりましたわ。五体満足の状態でございます。

治して欲しい箇所……そうですわね。内外野席の椅子がやや硬いように思われます。
もう少し柔らかい席になれば、長時間座っていても足腰の痛みを訴えるお客様も減ると
思うのですが。高校野球の季節になると朝から4試合、同じ席で見続けるお客様も決して
少なくございません。ご高齢の方もいらっしゃいますし、快適な観戦のためにもご一考を
いただきたいところですわね。

220 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/18 17:43

>>218様
既に福岡ドーム様がそのような形態のドーム球場となっております。
しかし普段はほぼ閉じられたまま運営されておりますわね。これにも理由がございます。

福岡ドーム様では屋根の開閉に時間とお金がかかるということが挙げられます。
聞くところによると、福岡ドーム様では一度の開閉に100万円もの費用がかかり、
しかも開き切るまで20分も時間を要するとのこと。ここにはやや「無駄遣い」との
印象を与えるのではないでしょうか? 開閉にそこまでのお金が必要であれば、
もっと別のファンサービスや選手の育成環境などのために使ったほうが良い、という
意見も出ることでしょう。

そしてもう一つは、やはり「天然芝ではない」ということが挙げられると思われます。
ドームの中で天然芝を育成しようとすれば、臭いという問題が発生してしまいますわ。
これはファンにとっても重要なことでございましょう。

1993年、東京ドーム様で人工芝の上に天然芝を置くという異例の形式でサッカーの
試合が行われましたが、費用に1000万円かかり、サポーターからも「臭いがきつい」
という声が上がりました。芝の育成に必要な水の供給という問題もございますし、
晴れた日に開閉して芝を育てればすぐに解決する問題ではないように思われますわね。

札幌ドーム様では天然芝を外で育成し、サッカーの試合のときだけ中に芝を移動させる
という形式をとっているわけですが……この移動作業でほぼ1日かかるといいますし、
どうにも無駄が多いような気がするのはわたくしだけでしょうか?

雨で日程が流れることによって生まれるドラマというものもございますわね。
1988年のシーズン終盤、バファローズとライオンズの優勝争いはプロ野球屈指の
名勝負と呼ばれております。ロッテ・オリオンズと優勝のかかったバファローズとの
ダブルヘッダーは、今も多くのファンの心を捕えて離しません。この数奇な2試合は
雨による日程調整が生んだドラマチックな試合でございました。

そして何より、究極的に野球は屋外スポーツでございます。

ドーム球場のメリットは「営業の計画を立てやすい」というものでしかないのですが、
わたくしは何故ドーム化を推し進めようとする人がいるのか分かりませんわね。
観客のためなのか、それとも選手のためなのか、ただの企業の都合なのか。
そこに納得できる解答ない限り、わたくしはドーム球場になりたいとは思いませんわね。

221 名前:名無し客:04/11/20 23:34

甲子園球場土産のお薦めを教えてください
試合の土産話とかじゃなくて

222 名前:名無し客:04/11/22 00:02

オフシーズンって寂しくないですか?
野球以外のイベントが多いでしょうし……。

近くの球場周辺も、オフシーズンは冬の寒さも相まって、何だか閑散と
しているように見受けられます。

223 名前:名無し客:04/11/22 10:35

15歳でドラフト指名された、阪神期待の新人についてどう思われますか。


224 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/26 16:17

>>221様
「甲子園カレー」がございますわね。わたくしで観戦をしながら食べるものとしては
ポピュラーなものでございます。売店で土産用のレトルト製品が販売されておりますわ。
高校野球の季節に限りますと、やはりその関連グッズが来場の記念にもなりますわね。
代表各校の名前が入ったボールや、全出場校の名前が入ったタオル、決勝戦後には優勝、
準優勝の記念ボールなど、その年にしか買えぬものがございますわね。ご来場の際には
一度売店にも目を通してみて下さいませ。

ですが最大のお土産は、やはり予選を勝ち抜いた球児しか持ち帰ることのできない
わたくしの土、そしてわたくしでプレーしたことの「思い出」でございます――と
続けたいのですが、それでは土産話になってしまいますわね。
土産話ついでに、球場のみならず、外野後方のスサノオ神社も紹介いたしますわね。
思い出作りに一度見てみてはよろしいでしょう。少女たちの黄色い声援や野球少年の
純粋な書き込みがなされた絵馬は、見る価値がございますわよ。

>>222様
ええ、確かに寂しゅうございます。ですがこれは致し方ないことですわね。
野球の開催を目的に建築されたのがわたくしですから、シーズンオフはどうしても
人の気配もなくなってしまいますわね。アメフトの季節ももう少し先でございますし、
仕方ないので例年通り、わたくしに住み着いている野良猫の成長でも見守ることに
いたしますわ。

……野球の現場にとっては、このシーズンオフこそが本当の戦いなのでしょうけれど、
どうしても主役の座を譲らねばなりませんわね。やはりアスリートの活躍あってこその
スポーツでございますわ。

225 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/26 16:17

>>223様
ドラフト史上最年少、15歳のMAX142km/h右腕――辻本賢人選手ですわね。
恐るべき若者が現れたとしか言い様がございません。本来ならば高校に進学した上で
わたくしを目指すというのがプロ野球を目指す王道のはずでございます。
その過程を飛び越えて、プロに入るだけの実力を持ち合わせているとは、最早驚くしか
ありませんわね。彼が六甲おろしの大合唱を浴びる姿、早く見てみたいものですわね。
彼の経歴を見れば、生年月日は昭和64年1月6日。元号が平成に変わるわずか2日前。
もしかしたら「平成の怪物」とは、この辻本選手の代名詞になるやも知れませんわ。

彼より優れた将来性を持った選手は誰もおりません。なんといっても「若い」というのは
アスリートにとって最大の武器ですわね。いくらでも成長する可能性を秘めた若者の姿は
「後世畏るべし」という言葉がそっくりそのまま当てはまりますわ。
どれだけ二軍での生活が長くても、順調に成長さえすれば必ず元が取れる逸材ですから、
タイガースもじっくりと大きく育てて欲しいですわね。高校野球を始めとするアマ野球の
弊害を受けていないのですから、小さくまとまったりせず、型破りな大投手に成長して
欲しいですわね。

226 名前:名無し客:04/11/27 02:45

高野連が、野球部員の茶髪や剃りこみを禁止する通達をしたとか。
多くの高校球児を見守ってきた甲子園さんも、野球部員は全員丸刈りであるべきだと
思いますか?

対して「動くヘアカタログ」とも称されるサッカー選手の髪型はいかが思いますか?

227 名前:名無し客:04/11/28 00:50

現在大リーグで活躍している松井選手ですが、高校時代に4連続敬遠されて
甲子園を去ったことについて、どう思われますか?

228 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/28 14:11

>>226様
まあ、なんと申しますか……守旧派の抵抗が始まったか、という気がいたしますわね。
「球児は丸刈りでなくてはならない」などと思っている方はどれほどいるのでしょうか?
以前にも言及いたしましたが、「汗と涙の青春を求め過ぎている」とはまさにこのことを
指すのではないでしょうか。髪型で野球の腕前が変わるわけではありますまい。
これでは「高野連は頭が古い老人の集まり」と言われても止むを得ませんわね。

とは申しますものの、長髪や染髪を大っぴらにしたチームが優勝したことがないのも
また事実でございます。恐らく高野連のお偉方がよって立つ根拠はこのことでしょうか。
やはり節度が問われるのだとは思いますが、「何故それがいけないのか」という根拠を
明確にできない以上、やはり「発想が前時代的」と言われてしまうのではないでしょうか。

今回の通達は高校野球の視聴者からの指摘が遠因としてあったようですが、この方々も
ご年配の方ではないか、という気がいたしますわ。わたくしは軍隊教育の名残のような
頭髪の指定まですることはないのではないかと思っております。
本当に問題視されるべきは、学生服をしっかり着ないことや生活態度そのものにあり、
頭髪などはさしたる問題ではないでしょう。

それに対してサッカー選手は自由そのものですわね。あの程度のことは当たり前で、
素行が乱れた、というような話は特に聞きません。推奨とまでは申し上げませんけれど、
個人の自由に任せても良いのではないかと思いますわね。
もっとも、野球の場合は狭殺プレーなどで髪にタッチされてもアウトになりますから、
短い方がいいというのも当然の話ではございますが、特に今回の通達に関しましては、
どうも素行の乱れに対する原因に、「記号としての分かりやすさ」を求めてしまった
人々がいたのだろう、という印象を抱いてしまいますわね。

229 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/11/28 14:11

>>227様
正確には5連続敬遠ですわ――などという重箱の隅をつつくのはさておきまして。
これも今では「懐かしい話」と振り返るような話題ですわね。1992年夏の甲子園、
高校球界屈指の強打者・松井秀喜を擁する星稜(石川)と、明徳義塾(高知)の対戦。
松井秀喜選手がことごとく敬遠で歩かされ、明徳義塾が1点差で逃げ切った試合でした。

このときの騒動は異常だったとしか言いようがございません。明徳義塾の宿舎には
1300本を超える電話が殺到。しかもそのほとんどが敬遠策の批判・明徳義塾への
中傷であり、試合中も観客がスタンドから物を投げ入れて試合進行が妨害されるなど、
通常の試合ではあり得ない光景が繰り広げられました。

問題とされたのは、アマチュア野球、特に高校野球の目的は何なのか、ということで
ございました。多くのファンが口にしたのは「勝敗よりも大事なことがあるのだから
正々堂々と勝負すべき」ということだったのではないでしょうか。
高校野球が教育の一環という性質を有する限り、否定できぬものがあると思います。
ことに敬遠というのは、ルールで認められた作戦でありながら、野性味を奪うもの、
勝負の世界に身を置く者が逃げるとは何事かという批判を浴びやすいものですわね。

ここで別の事例を引っ張り出しましょう。「満塁男」と呼ばれた駒田選手を皆様は
覚えておいででしょうか。ジャイアンツ、ベイスターズで活躍した駒田選手ですわね。
彼は桜井商(奈良)時代、満塁の場面で敬遠された経験を持っております。
春季県大会で天理高と対戦し、満塁で打席に入った彼はなんと歩かされたのです。
このことを知る人、そして批判する人はさほど多くありません。松井選手の例よりも
露骨であったにもかかわらず、天理高の敬遠策を勝利至上主義として批判する人は
まず見当たりませんわね。そうなると「全国大会」ということが問題を大きくしたと
言えるような気がいたします。

もっとも、明徳義塾の敬遠策に、常軌を逸した面があったのもまた事実でございます。
常に試合のポイントとなり得る場面で松井選手に打席が巡ってきたこともありましたが、
7回2アウト走者なしという場面でも、明徳義塾は「本塁打を打たれたら同点になる」と
敬遠策を選択いたしました。さすがにこれはやり過ぎだったように思われますわね。
一度でも勝負していれば、その後の騒動は違っていたのではないでしょうか。

わたくし自身はこの敬遠策も「止むを得なかったこと」と思わざるを得ません。
というのも、明徳義塾が「勝利至上主義」に凝り固まっていたと簡単に断じることは、
やや早計に過ぎるのではないか、という印象を抱いております。

敬遠策を指示した明徳義塾・馬渕監督は後にこう述べています。
「どう言われようと、勝たんと見えてこんもんがあるんです。
私は、どうしても生徒にそれを見せてやりたいんです」


……わたくしはかつて、>>122で高校野球最大の教育性は「敗退して挫折を知ること」と
述べたことがございます。しかし馬渕監督の言われたような効果が、わたくしにあるのも
事実でございます。ともすれば高校野球は敗退に対する教育性ばかりが指摘されますが、
たった一つの栄冠を勝ち取ったチームが得るものについてはほとんど語られません。
そしてそれは「どう言われようと、勝たんと見えてこんもん」ではないでしょうか。

「甲子園で大活躍した選手」という肩書きは、今後彼らがどのような人生を送ろうとも
ついてきてしまうものですわね。例え敗れたとしても、「甲子園で四強入りした投手」と
「地区予選2回戦で敗れた投手」では、見えてくるものが違うはずです。
大会後、帰郷した前者の投手は地元のヒーロー。周囲の視線を意識せざるを得ません。
たった2ヶ月前、大会の始まる前とは別人のような振る舞いが要求されてしまいます。
そう簡単に悪事に手を染めることもできませんわね。「甲子園で四強入りした」という
肩書きと地位が、人をつくってしまうのでございます。

馬渕監督が高校野球を通じて目指す教育とはこのような性質のものであるとすれば、
松井秀喜選手の敬遠策を徹底的に糾弾するのは、やや急進的に過ぎると思いますわね。
敬遠策に極端なものがあったのは事実ですが、だからといって明徳義塾と馬渕監督は
勝利至上主義者である――と断じるのは、やはり早計ではないか。
わたくしはそのように感じているのでございます。

230 名前:名無し客:04/11/29 00:54

松山千春氏がことあるごとにイチロー批判を
繰り返しているのはご存知ですか?

231 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/07 12:41

>>230様
いえ、それは存じておりません。今回が初耳でございます。
松山千春氏というとミュージシャンとしての評判は確たるものがございますわね。
昨今では孤立無援だった鈴木宗男元衆議院議員を同郷の先輩として支持するなど、
批判される中でなかなかに筋を通す方、男気のある方だと思っておりましたが。

かの方がどのような理由からイチロー選手を批判しているのか分かりませんので
コメントは控えさせていただきます。ただ、一つ言うことを許されるのであれば、
「最先端を突っ走る存在はそれだけで叩かれる」という面がございます。
逆にそれで叩かれるようになって、初めて「一流」と呼ばれるのではないでしょうか。

松山千春氏も野球ファンの一人とは聞き及んでおります。
特定チームのファンというよりは、人脈から応援する球団を決めているような節が
ございますが、素晴らしい選手のことは素直に評価すべきでは、とは思いますわね。
もっとも、かの方も芸術家の一人ですから、何かしらご自分の感覚と相反するものを
イチロー選手に抱いているのやも知れません。
だとすれば「アンチ」として筋を通すのも、ファンの一つの姿かもしれませんわね。

232 名前:名無し客:04/12/07 15:31

宮城球場の手書きスコアボードの解体が行われました。
30年間そこに文字を書きつづけた職人さんの、
「悲しいというよりは悔しい」というコメントがなんだか寂しかったですね。

甲子園さんは自らのスコアボードについて、何か思い入れはありますか?

233 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/08 13:04

>>232様
長らく普通にあったものが突然消える――そこに対する悔しさは、野球ファンの皆様も
つい昨今体験したはずでございます。それは近鉄バファローズというチームの消滅であり、
それと付随して行われたストライキによる「プロ野球のない週末」……そう考えますと、
「悲しいというよりは悔しい」という言葉も理解しやすいように思われます。

わたくしのスコアボードも変遷を経た末に、皆様もご存知の電光掲示板に変わりました。
それまでは得点ボードはめ込み型のスコアボードがわたくしのシンボルの一つでしたわね。
電光掲示板に変わったことで一気に球場のイメージが近代化したイメージがございます。

それと同時に、特に野球漫画から一つの光景が消え去りました。
特大ホームランの打球がわたくしのスコアボードを直撃。その衝撃で点数のボードが
くるりと回転し、スコアボードに「1」という数字が出現する――野球漫画の御大たる
水島新司先生の代表作「ドカベン」などで時折見られた光景でございました。
その光景は、「ドカベン」を読んで育ったファンとその世代には、ある種の憧れでは
なかったでしょうか。野球少年たちが一度は夢見た劇画の風景でございます。

今、このような夢を抱く野球少年はほとんどいなくなったでしょう。
現在では地方でも電光掲示板の球場が多数派となっているのではないでしょうか。
近代化されたスコアボードが主流となってしまったため、失われてしまった夢がある。
わたくしはそんな気がいたしますが、これも一つの時代の流れかもしれませんわね。

それともう一つ。
戦前のわたくしにはスコアボードが16回までしかありませんでした。
そして当時の高校野球は延長戦を打ち切るというルールがなく、決着がつくまで試合は
行われました。現在では延長15回で試合は打ち切られ、引き分け再試合となります。
選手の健康管理からそのような規定が設けられましたが、隔世の感がございますわね。
この結果、とてつもない試合が展開されたことがございます。

1933(昭和8)年8月19日、全国中等学校優勝野球大会。夏の準決勝。
中京商(現中京大中京高)と明石中(現明石高)の対戦は、戦前の甲子園最高の
名勝負と言われております。延長25回という果てしなき投手戦でございました。
当時のわたくしには16回までしかスコアボードがありませんでしたから、それ以降は
急遽、スコアボードを継ぎ足して試合が続行されたのです。
ttp://www.jikyokai.com/25kai/yakyuubutoppage-25kaisukoabodo.htm

中京商・吉田正男と明石中・中田武雄。二人の投手戦はいつ果てるとも知れず続き、
さながら義経と弁慶の一騎打ちのようでございました。今でもあの二人の投げ合いを
思い出してしまうことがございますわね。
このような試合は最早あり得ません。スコアボードが15回を越えて刻まれることも
なくなりました。それはそれで選手の疲労から体を守るという意味で重要なことですが、
スコアボードの限界は、高校野球がどう変遷を遂げたか知れる資料になりますわね。

そして継ぎ足された不揃いなスコアボードは、中京商・吉田、明石・中田という投手が、
時代を超えて語り継がれる名勝負を繰り広げたことを証明しているのでございます。
今となっては懐かしい話でございます。それがゆえにあのスコアボードの継ぎ足しは、
わたくしの心の中に、名勝負の記憶とともに刻まれておりますわ。

234 名前:名無し客:04/12/08 15:12

冬場は、野球中継がなくて淋しいですね・・・。
代わりにテレビ特番の『プロ野球・珍プレイ&好プレイ特集』などで我慢しています。

甲子園球場さんの印象に残っている『珍プレイ』はなんですか?

235 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/10 02:50

>>234様
「プロ野球珍プレー好プレー」というテレビ特番もすっかり秋の定番となりましたね。
みのもんた氏の台詞は実に当意即妙、プロ野球のシーズンを笑いで締めくくる好番組と
なっております。あの番組が始まってからもう20年が経過しておりますわね。

印象に残る珍プレーとなりますと……やはりドラゴンズ・宇野勝遊撃手のヘディングと、
カープ・達川光男捕手の演技デッドボールでしょうか。その年の「珍プレー大賞」を
受賞した記憶がございます。
しかしこのお二人も今や現役を引退し、解説者や指導者として後進の育成に携わる日々。
もう20年も経っておりますし、一口に「ヘディング」や「演技の死球」と申しましても、
どのようなプレーだったのか分からないというお方も、今となっては多いのでしょうね。
ああ、珍プレーから世代の移り変わりをも感じてしまいますわ。

さて、ですがこの「珍プレー好プレー」。熱狂的な野球ファンにとっては残念な番組に
変わってしまいました。バラエティ番組としてスポーツを扱ったわけですが、その結果、
野球選手という「特殊技術者」に対する威厳や権威というものを低下させたことは、
否定できないように思われます。

その端的なものとして、同番組内で「好プレー」を放送する時間は格段に減りました。
かつては2時間の中で20分は好プレー集を放映し、アスリートたちの美しい躍動の姿を
伝えていたのですが……視聴率主義の弊害とでも申しましょうか、現在では好プレーは
スタッフロールのわずか数十秒、流すだけになってしまいました。

野球選手の芸能人化は、アスリートに対する尊敬の意を奪い得るものでございます。
メジャーリーグに渡った松井秀喜、イチローといった選手が必ず口にするのは、
「(日本と違って)アメリカでは選手に対する敬意がある」ということでございます。
皮肉なことに、ハンマー投げの室伏選手などは、野球選手と比してメディアへの露出が
少ないがため、トップアスリートとしての威厳を保ち続けている気がいたしますわね。

野球選手の芸能人化が進んでいるのは事実でございます。
軽妙なトークや番組内でしか聞けない裏話は、スポーツにさほど興味のない人にとって
刺激に満ちていると思うことは多々ありますわね。そして「野球選手と触れ合いたい」と
感じているファンが増えていることも事実であり、野球を扱うバラエティ番組への出演は
選手とファンの距離を縮める役割に一役買っております。

しかし同時に、「野球選手がタレント化しなくても、球場に来てくれるファンのことを
忘れてはならない」(ホークス・王貞治監督)のです。野球選手はまず第一に野球場で
その本質をアピールせねばなりませんわね。それはテレビでのトークなどよりもずっと
重要なことでございます。

「権威の低下」がスポーツ選手にどのような問題を引き起こすのか。
それの一体どこが問題なのか――と思われる方は、もう一度今年の球界再編問題を
振り返ってみると、理解しやすいのではないでしょうか。ファンどころか当事者である
選手をも無視した経営者から、野球に対する尊敬を感じた方はいらっしゃいますか?
そしてその軽視の結晶が、「たかが選手が」という妄言だったのではないでしょうか。
ただのバラエティ番組ではなく、文化を担うテレビ番組としての質が求められますわね。

236 名前:名無し客:04/12/10 03:47

赤いバットを使うと通常の三倍の打率を得られるという噂を聞きましたが本当でしょうか?

237 名前:名無し客:04/12/10 03:49

「俺がルールブックだ」と言い切った審判に対してコメントをお願いします。

238 名前:名無し客:04/12/10 03:51

成長期の小中学生は腕への負担が大きい変化球を使うべきではないのでしょうか?

239 名前:名無し客:04/12/10 19:09

誰と話してるんだろう・・・


え、球場!?

240 名前:名無し客:04/12/11 01:50

>どのような理由からイチロー選手を批判している
まあ、「ものの言い方に可愛げがない」とか
「ピッチャーに対する気遣いがない」とか。
松山氏は「反体制的体育会系」とも言うべき複雑なお人なので、
権威には歯向かいつつ、同時に「生意気だ」と思った後世代も叩く
という感じです。

241 名前:名無し客:04/12/15 00:21

野茂は任意引退の上、海外に渡りました。
岩隈もぜひ!

242 名前:名無し客:04/12/15 02:26

投げるのが最も難しい変化球は何だと思います?

243 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/17 21:49

>>236様
一体どこのどなたが流した噂でございましょうか?
それが事実ならイチロー選手は打率10割になってしまいますわね。
……というより、バットの色が「赤」、そして「通常の三倍」というフレーズを
鑑みますと、どこぞの有名なロボットアニメへのオマージュでございましょうか。

……赤いバットで思い出されるのは、元ジャイアンツの川上哲治氏でございます。
彼はその赤いバットで大活躍されましたわね。彼が「打撃の神様」と呼ばれているのは
皆様もご存じではないでしょうか? 川上選手の現役時代のバッティングを思い出せば、
赤いバットに何かの効果があるのかと思ってしまい……と申しますか、何故わたくしは
マジレスしているのでしょう?


当たり前のことですが、バットの色で打率が変動するようなことはございませんわね。
バットの形状などで打率の違いを生むことはありますが、まさか色などで選手の成績が
劇的に左右されることはないでしょう。赤以外のバットを使っている野球選手こそが
「バットの色の差が打率の決定的な差ではないことを教えて」くれておりますわ

244 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/17 21:49

>>237様
二出川延明審判ですわね。名アンパイアでございました。
かつて、西鉄ライオンズの三原脩監督が進塁を巡る微妙な判定に抗議いたしました。
審判団はタッチと触塁が同時だからセーフと主張したものの、三原監督は同時ならば
アウトではないかと主張。二出川氏が「同時ならセーフとルールブックに書いてある」と
言ったのですが、三原監督は「ならばそのルールブックの条項部分を私に見せてくれ」と
食い下がりました。

ならば見せてやろうと思った二出川氏はそこで青ざめます。
なんと二出川氏はその日に限ってルールブックを忘れていたというのです。
そこで彼は半ば開き直り気味に「この私がルールブックだ!」と言い放ったとか。
対する三原監督も魔術師とまで呼ばれた男。その一言を聞いてあっさり引き下がったと
言われておりますわね。

一般社会では無理を通そうとする人を揶揄するために使われることが多いですが、
こと野球に限りましては、審判員の権威を示す言葉という解釈になっておりますわね。
現在では審判員の権威は著しく低下しておりますわね。恐らく野球選手も審判に対して
敬意を抱いている方はどれほどいるのでしょうか。悲しむべきことでございますわ。

二出川氏の発言は「判定こそは審判の職場である」ということを主張したと
解釈することも可能ですわね。野球選手がプレーする上でも各々領分がございます。
投手なら打ち取ること。打者ならヒットを打つこと。守備時はアウトを重ねること。
そして審判は選手のプレーを判定することでございます。

「私がルールブックだ」という言葉が示しているのは、アンパイアの判定に対して
抗議することは、投手が投球することを、打者が打つことを邪魔されているのと
同じことなのである、という隠れた主張にも思えますわね。
そしてその審判の仕事とは、「判定」すなわちプレーに決着をつけること。
だからこそアンパイアには白と黒のユニフォームが映えるでしょうか。
そしてこの発言こそは、プレーの主役は選手だが判定の主役は審判員であり、
そこに一方のみの利益を受ける他者が介入することから、審判の地位を守ったものと
言えるような気がいたしますわね。

245 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/17 21:50

>>238様
仰る通りでございます。「投手の肩は消耗品」などと言われるように、投げることには
いずれ限界がくるというのが定説になっておりますわね。使えば減っていくものならば、
幼いうちから変化球を投げるべきではないでしょう。
低年齢であるうちは、変化球よりもストレートに磨きをかけるべきでございますわね。

「まさかり投法」で親しまれた名投手・村田兆治選手やジャイアンツの桑田投手の
肘を手術したスポーツ医学の権威、フランク・ジョーブ博士はこう述べています。
「日本には高校野球という悪しき伝統がある。ムラタもクワタもみんな高校野球で
肩や肘の寿命を縮めてしまっている」


当事者の球場といたしましては、この言葉は胸に突き刺さるものがございます。
高校野球の高いレベルこそが、様々な変化球を要求し、腕を酷使させてしまうのです。
今ではストレートとカーブだけで勝負する投手など、ほぼ皆無になってしまいました。
わたくしと高校野球の暗部と認めなければなりません。
野球を底辺から支える上で最も重要なのは、もしかしたら高校野球の過密日程の改善や、
連投に対する意識の改革なのかもしれませんわね……。

レスが遅れ気味ですが、続きはまた後日にいたしますわ。

246 名前:名無し客:04/12/17 23:22

>松坂マジギレ!礼儀知らずの現代っ子に不快感あらわ
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200412/bt2004121201.html

スポーツマンの卵が礼儀を欠かすようでは先行き不安です。
もしかして、これも野球選手の芸能人化による権威の低下の影響でしょうか……

247 名前:名無し客:04/12/18 04:06

やはり応援歌は六甲おろしで決まりでしょうか?

248 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/24 05:11

>>239様
左様でございます。わたくしは兵庫県西宮市の甲子園球場でございます。
まさかご存じでないわけではございますまい。プロ野球チーム・阪神タイガースの
本拠地であり、春夏二度行われる高校野球の舞台となっている球場でございます。
わたくしに意志があるのも、いわゆる擬人化スレであるがゆえでございますわ。
何とぞよろしくお願いいたしますわね。

>>240様
なるほど、そのような事情でございましたか。
プロスポーツとは夢を売る商売であり、選手像や彼らの内包する野球人生に物語を
求めることが楽しみの一つでございます。
例えばジャイアンツの清原選手に30台以降のサラリーマンが熱狂的な声援を送るのも、
PL学園やライオンズ時代に数々の栄光を掴みながら、ジャイアンツへの移籍とともに
苦難を背負うことになった彼に、再び這い上がって栄冠を手にして欲しいという願いを
託しているからでございますわね。

その野球ファンの一つのあり方に「アンチ」というスタイルもございますわね。
「アンチ巨人」という言葉の通り、定着したファンの姿であるように思われます。
イチロー選手のファンの方には申し訳ございませんが、松山千春氏のように批判的な
立場もまた、認められてしかるべきではないでしょうか。

そしてこのアンチとは「時代を先取りするパイオニア」、もしくは「かつてのファンが
可愛さ余って憎さ百倍の感情的な怨恨」から生まれることが多いのではないでしょうか。
特に後者は分かりやすい例でございましょう。いわゆる「アンチ巨人」も、時を遡れば
ジャイアンツファンだった――などということは決して珍しいことではないでしょう。

さて、それに対して前者に対する批判が何故沸き起こるのか。
それは「パイオニアであるから」に他なりません。ある意味理不尽なように見えますが、
その理不尽な批判が発生することこそが、「一流」の証明でございます。
実績を残した者が賞賛されることは当たり前ですが、賞賛されるだけではその程度の
存在でしかございません。どの分野にもひねくれたものの見方をする人はおりますが、
賞賛されるだけの人は、それらの人の目を惹きつけるに至っていないのでございます。
そしてどの分野でも「叩かれてこそ一流」という側面があるのではないでしょうか。
個人的な感情や理由を問わず、最先端とはそれだけで叩かれる対象でございます。

イチロー選手は言うまでもなくパイオニア――先駆者でございます。
日本人で初めてメジャーで成功した打者であるというだけではなく、
皆様もご存じの通り、メジャーリーグの記録を塗り替えるほどの活躍ぶりでございます。
松山千春氏が彼を批判するのは、「アンチ・イチロー」としての立場を明確化したので
ございましょう。ファンの一つの形としてあり得る形態でございます。
この手の批判は「若いくせに生意気だ」などというものと同じ種類でございます。
それは先駆者と守旧派の対立と言えるものかもしれません。ですがここでもう一度、
「何故そのような批判がなされるのか?」を振り返りましょう。

それは「最先端を突っ走る存在だから」でございます。
批判される理由はただそれだけでございます。イチロー選手に対して可愛げのない発言や
気遣いのない発言を繰り返しているという点では、松山千春氏とてまったく同じですわね。
そしてその程度の批判など、イチロー選手の輝きの前にはほんの些細なこと。
彼の放つ強い光が生んだ影と言っても良いもののような気がいたします。
そしてその批判している松山千春氏でさえも、イチロー選手には注目せざるを得ない
ということの証明ではないかと思いますわ。

249 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/24 05:11

>>241様
岩隈投手の問題は……なんと申しましょうか。球界再編問題の中で辞任を表明した
根来コミッショナーが「野球は感情の世界」と発言したことを思い出してしまいました。
イーグルスへの金銭トレードという形で決着を見ましたが、果たしてこれで良かったのか。
ルールと法律、そして感情論、水面下での約束……釈然としないものがございます。

ルールを重視する側面からすれば、岩隈投手の主張は我がままに過ぎません。
球団の合併が認められた以上、オリックス・バファローズにプロテクトされた限りは
それに従わねばならない。近鉄バファローズとの契約書にも「トレードを認める」という
条項があり、今回のプロテクトがトレードであるとすれば、その契約に従わねばならない。
至極当然の話でございます。

法律を重視するのであれば、今回の球団合併は法的に営業譲渡とされております限り、
契約関係の選手が合併球団に行きたくなければ、その意思が優先されることになります。
法廷闘争までもつれ込めば、既に判例が確立されている問題でありますゆえ、
合併球団側に勝つ見込みは薄いと考えられます。

感情論に関しましても、余りに異様な経緯で誕生したオリックス・バファローズで
プレーすることなど考えられないという岩隈投手の主張は、もっともに聞こえますわ。
岩隈投手をルール破りと批判するなら、そもそも球団合併こそが最大の横紙破りである
という声が感情論によって返ってくるのは目に見えておりますわね。

そして最大の問題は、オリックス・バファローズの小泉球団社長が選手会との交渉で
「選手の希望を尊重する」などという発言をしたと「されている」ことでしょうか。
この言葉がどのような意味か微妙なままだったのが、今回の問題を長引かせました。
「選手の希望を尊重」した結果、近鉄バファローズの礒部選手会長はプロテクトから
外されることとなりました。それに対し、岩隈投手は最優先にプロテクトされた選手。
これでは「選手の希望を尊重する」という約束は何だったのか、ということになります。
同時に「プロテクト選手を放出したら何のためのプロテクトなのか」ということにも
なってしまいますが……。

イーグルスへの金銭トレードという結果ですが、今季15勝2敗、防御率2位、最多勝、
最高勝率と非の打ち所のないエースの流出は、果たして金額で代償が効くものでしょうか。
これで合併球団は礒部選手、中村紀洋選手、岩隈投手とチームの顔を次々と失いました。
まかり通ったのは「個人の感情」というものであると結論づけねばならないのでしょうか。
だとすれば「何のためにルールがあるのか」という新たな問題を生んでしまいます。
ここにわたくしは「野球は感情の世界」という言葉を思い出してしまうのです……。

今回の一件は、球団合併に次いでファンの心象をさらに悪くしたことは否めませんし、
野球協約における選手の保有権を明確にせず、個人的な感情、すなわち「我がまま」で
選手の移籍を認める先例をも生み出してしまいました。
野茂投手がメジャーリーグに渡るに至った過程とは余りにも差があり過ぎますので、
同列に語ることはできぬように思われます。

わたくし自身は、岩隈投手はオリックス・バファローズに行くべきではなかったか。
そのように感じております。パ・リーグ小池会長の「強い要望」案などは論外ですわ。
労組・選手会も影響を及ぼしたようですが、本来労組は経営のパートナーであるべきで、
圧力団体とは違いますわね。
すっかり悪役のイメージが染み付いてしまったオリックス・バファローズに対し、
岩隈投手と選手会が選手を盾にしてルール破りを押し通したような気もいたします。

オリックス・バファローズは球団合併で低迷する戦力の増強を見込んでいたはずですが、
周囲からは合併自体を疑問視され、看板選手には次々と入団を拒否されてしまいました。
かのチームの船出は苦しいものになりますわね。失ったものは小さくありません。
ジャイアンツとはまったく別のベクトルで「ファンに愛されず勝つ」ことを狙いました。
果たしてこれで良かったのか。イーグルス入りで球界の秩序は維持されたと言えるのか。
釈然としない合併と移籍プロテクトの結末は、やはり釈然としない金銭トレードだった。
わたくしはそんな思いを胸に抱いてしまうのですわ。

250 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/24 05:12

>>242様
スクリューボールでございます。スクリューは使い手がほとんどいなくなった上に、
一般には左腕が投げる球にしか呼称として用いられません。現役ではドラゴンズの
山本昌投手、ジャイアンツの高橋尚成投手、スワローズの石川雅規投手くらいしか
思い浮かびませんわね。
投げる投手がいないのだから、投げるのは難しい……というのは言葉遊びでしょうか。
その意味ではナックルも投げるのが難しい変化球に挙げられてしまいますが。

投げるのが難しい変化球は何か? という問いには一概に答えられませんわね。
投手の手の大きさ、指の長さ、回転をかける指先の感覚などに左右されますので、
一人一人によって違うというのが、教科書通りのアンサーになりますわね。


それでは、続きはまたの機会にいたしますわね。

251 名前:名無し客:04/12/24 11:41

巨人の星の魔送球は本当に反則球なの?

252 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/31 00:47

>>246様
まさしくその通りではないでしょうか。権威ある人物を目の前にしたときの緊張や
尊敬というものを、松坂選手らは子供たちから感じることができなかったのでしょう。
しかしその事例はまだ少年ファンであるが故、改善の余地はいくらでも望めましょう。
野球以前に人間教育を――というのは、指導以前に「しつけ」という問題でございます。

問題なのは、野球選手を芸能人の延長のようにしか考えられない大人でございます。
先頃、西武ドーム様が嘆いておられました。ファンの姿に呆れてしまったというのです。

「この前な、松坂が練習場から球場入りしてきたんだよ。そしたら目敏い女性ファンが
『キャーッ! 松坂クンだ、松坂クンだ!』っつって、挨拶もしねえでいきなり大輔の
右腕を引っ張って抱きついたんだよ」

「大輔の奴もかなり戸惑ってたな。ファンだから無碍に扱うわけにもいかねえだろ?
遠慮気味に『すみません、今からミーティングなので……』なんつってたけどよ、
その女、一体何を考えてたんだろうな? 多分何も考えてなかったんだろうが……。
考えてもみろよ、天下の松坂大輔だぞ? しかも200勝の右腕引っ張ったんだぞ?
いきなり抱きつくたぁ、本当に何を考えてるのかわかんねえよ……」


……思いますに、「ファン」というものにも苦言を呈さねばならぬと思いますわね。
選手と触れ合いたいと思うことは大いに結構。むしろ自然なことかもしれませんが、
野球選手は決してファンの友達や気の置けぬ知人などではございません。
例え互いに顔見知りの人物であっても、ファンとアスリートの間には、狭いけれども
深い溝が存在いたします。

それは礼儀と語ることもできますし、権威といっても差し支えないものでしょう。
ファンはファンの領分というものを守らなければならないのではないでしょうか?
「ファン」という地位に甘えてしまい、「何をやっても許される」と思っている人を、
決して「ファン」と呼ぶことはできませんわね。

文化を支えていくのは選手とファンの共同作業でございます。
選手の質と同様に、ファンが敬意を抱いてこそ、健全な文化の将来が築かれます。
「野球選手の芸能人化」が指摘されるようになってから、かなりの時が経過しました。
ファンと選手のあり方を、もう一度各々が考える時期に来ていると思いますわね。

253 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/31 00:48

>>247様
確かにタイガースの応援歌といえば、「六甲おろし」が真っ先に浮かびます。
関西でこの歌は民衆が共有する知識になっていると言えるやも知れませんわね。
ですがそれは、プロ野球に限っただけの一面的な姿に過ぎませんわ。

わたくしを高校野球の舞台と考えますと、バリエーションは一気に増大しますわ。
早稲田大学の応援曲「コンバットマーチ」や慶応大学の応援曲「ダッシュ慶応」などは
今や高校野球の定番応援歌となりましたし、PL学園や天理、智弁和歌山などといった
野球強豪校の吹奏楽も、わたくしの風物詩となった感がございますわね。

このように考えますと、わたくしにおける応援歌に「これで決まり!」というものは
ございませんわね。阪神タイガースの応援歌として六甲おろしは決定的でございますが、
わたくしの名を聞いて高校野球を真っ先に思い出す方も多くいらっしゃいます。
その方々が思い出す応援歌は実に多様。千差万別でございますわ。

254 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :04/12/31 00:48

>>251様
名作野球漫画「巨人の星」ですわね。戦争で肩を壊した星 飛雄馬の父・一徹三塁手が、
その肩の弱さをカバーするために編み出した送球術が「魔送球」でしたわね。
一塁で封殺するため、一徹三塁手はそのバッターランナーめがけてボールを投げる。
その送球が自分に当たる危険を感じた打者走者は、反射的に避けざるを得なくなる。
ところがボールは突然軌道を変化させ、一塁手のミットに収まる……というのが、
魔送球の一連の流れでございましたわね。

さて、ここで問題とされるのは「バッターランナーをめがけて投げる」ことですわね。
これは打者走者の正常な進塁を妨げるプレーと解釈することが可能ではないでしょうか。
となれば、走塁妨害になるような気がいたしますわね。ルール違反だと解釈する向きは
あり得る気がいたしますが。

しかし一徹氏もよく分かりませんわね。肩が弱いのは止むを得ないことでございますが、
一塁封殺を狙うのであれば、軌道が変化する送球より、真っ直ぐ一塁手まで投げた方が
明らかにアウトにしやすいはずですのに。変化させてしまうと、通常の送球などよりも
肩に負担がかかるはず――などと指摘するのは無粋なことでしょうか。
魔送球とは、スポーツの大前提として必要とされる「フェアプレー精神」に欠けたものと
言える気はいたしますわね。

ふう、やっとレスが追いつきましたわね。
皆様にとってこの一年はどのような年だったでしょうか?
わたくしと球界にとっては、実に激動の年でございました。
2004年は、後にプロ野球の大きな転換期であったと位置づけられることでしょう。
1リーグ化の阻止が、野球の繁栄と未来に繋がる希望への序曲なのか、それとも衰退と
落日へ繋がる破滅への序曲なのか、それはまだ分かりません。

しかしこの半年間でファンと世論が見せたものは極めて大きかったと言えます。
今まで経営側からの上意下達でしかなかったプロ野球が、選手との対話を始めました。
野球ファンの願いこそがその後ろ盾にあったことは、間違いありません。
そこに希望を見出しながら、野球ファンの皆様も新年をお迎えくださいませ。
では皆様、よいお年を。そして2005年もわたくしをよろしくお願いいたします。

255 名前:名無し客:05/01/03 16:21

明けましておめでとうございます、甲子園球場様。
楽天の参入で今年も一波乱ありそうなプロ野球ですが、選手もファンも
気持ちよくプレイし楽しめるものであって欲しいと、切に願わずにいられません。

球場で実際野球を見たのは高校野球の予選だけなので恐縮ですが……。
お正月も球場で何かイベントが行われる事は、あるものなのでしょうか?

256 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/04 01:47

あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。
新年もわたくし甲子園球場をよろしくお願いいたします。

>>255様
2005年は昨年以上に球界が動くことになるやもしれませんわね。
昨年の球界再編はまだ入り口に過ぎません。改革は今から始まるのでございます。
経営者たちが愚かしい手段で目論んだ、「球界の縮小均衡論」は崩壊いたしました。
残る道は現状維持を保っての球界再編、そしてゆくゆくは拡大均衡論でございます。
ジャイアンツに頼ることで数字と資金を得ようという守旧派の抵抗も考えられますわね。
火種と希望の道はともに残されたままですわ。どこまでプロ野球が本気で変われるのか、
チェック機能を有するのはファンの皆様でございます。

基本的に野球は雪のない季節のスポーツでございますゆえ、冬場は他のスポーツに
主役を奪われるのも無理からぬことですわ。野球は一休みして、ウィンタースポーツに
目を移されてもよろしいのではないでしょうか。箱根駅伝、ラグビー、スキー、スケート、
アイスホッケーなど、この季節に紙面を沸かせるスポーツも楽しいものですわよ。

さて、そこで野球に注目いたしますと、「ストーブリーグ」という言葉がございます通り、
こたつやストーブで暖をとりながら来季に思いを馳せるのが従来の冬場でございました。
しかしこの季節のみ繰り広げられる野球があることを、ご紹介いたしましょう。

「マスターズリーグ」という名前をお聞きになったことはないでしょうか?
元ファイターズ監督の大沢啓二氏が会長となって旗揚げされた、かつての名選手たちで
結成されたOBによるリーグでございます。
ttp://www.89master.com/

注目すべきはその理念ですわ。野球に育てられた野球人が、野球を通して社会に貢献し、
高齢者に勇気を与えるというのが目的でございます。OBや現役選手に対する敬意すら
感じられない、日本野球の土壌を変えようという気概も感じられますわね。
かつての神様たちが人間に戻った瞬間。夢を与えてくれた彼らが再びユニフォームを着る。
それは高齢者に大きな勇気を与えるものではないでしょうか。

このマスターズリーグは、プロ野球がオフの時期に開催されるものでございます。
東京ドリームスと札幌アンビシャスの試合が1月2日に東京ドーム様で開催されました。
本格的な真剣勝負の野球というよりは、文化のチャリティーに近いものがございますが、
正月に球場で行われる行事としては、ミュージシャンやシンガーのコンサートなどよりも
野球を通してのイベントという意義がございます。

正月に行われるプロ野球のイベントと申しますと、バラエティ番組の企画を除外すれば、
マスターズリーグ設立以前は、ビートたけし氏の率いる「たけし軍団」の草野球チームと
名球界の対戦くらいしか思い浮かばなかったのですが、マスターズリーグの開催によって、
かつての名選手たちによりスポットが当たるようになったのではないでしょうか。
10年先、20年先にはOB選手に対する敬意が変わっていると祈りたいですわね。

257 名前:名無し客:05/01/07 20:24

経営を圧迫していると言われる選手年俸。現在の水準は適正でしょうか。
ソフトバンクの孫さんは選手の年俸水準引き上げに積極的な姿勢を見せていますね。

258 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/09 15:24

>>257様
何をもって高い、低いと論じるか。基準が難しいものではございますわね。
そのためにも財務諸表の開示ということが必須ではないでしょうか。
今のプロ野球は赤字だ赤字だと言われておりますが、本当に球団が赤字かどうかも
分からないというのが実態でございます。
この点については鐘さゆ様の発言なども参照なさってくださいませ。
http://www.appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1031489220/571-582

では、もし本当に赤字だったとして話を進めてまいりましょう。
何故、選手の年俸がここまで高騰し、球団経営を圧迫する至ったかと問いますと、
ジャイアンツの渡辺恒雄前オーナーが、ドラフト制度を骨抜きにした上でFA制度を
導入するという暴挙に出たことが発端でございます。

逆指名を導入したドラフトが裏金を要求し、球団経営を圧迫していることは>>135で
申し上げた通りでございます。その上で導入されたFA制度とは、ご存じの通り、
一軍在籍日数がある程度超えると、シーズンオフに球団の保有権から外れることが
できるというシステムでございます。FA宣言をした選手は、自分の力を必要とする
他球団と契約することができるというわけですわね。

今まで球団に束縛されるしかなかった選手が、自分の意志で他球団にも行ける。
逆指名や自由獲得枠で入団し、9年間1軍に在籍すれば他のチームに移ることができる。
つまり「入るのが簡単、出るのも簡単」なシステムですわね。
このシステムは間違いなく年俸の高騰を招きます。選手はより良い条件でプレーしようと
考えるものでございます。そこに「お金」という問題が関係するのは当然のことですわ。

一軍で好成績を残した選手に出て行かれてはたまらない。
そのため、残留して欲しい球団は選手の年俸を上げざるを得なくなりますわね。
その選手に来て欲しいチームは、元の球団よりも良い条件を出さなければならない。
これでは選手の平均年俸が上がるのも当然でございます。
読売新聞は自分がそのような制度を導入させながら、高年俸の選手を批判する社説を
ストライキの際に掲載いたしましたが……いやはや、信じ難い主張でございますわねえ。

15年ほど前は「1億円プレーヤー」という言葉が一流選手の基準でございましたが、
今では年俸1億円の選手などどのチームにも珍しくなくなったような気がいたします。
一番大きな理由は選手会の圧力ではなく、ドラフトとFA制度の関連でございますわ。
「入るのを難しくして、出るのを容易にする」か、「入るのを簡単にして、出るのを
難しくする」かしなければ、この年俸の問題は容易には解決しないことでしょう。
戦力の均衡、スポーツは若い世代しかできないことを考えれば、前者のほうが望ましい
ことですけれどね。

年俸が適正かどうかと言われれば、答えは「否」ではないでしょうか。
FA制度の欠陥によって不釣合いに年俸の上がっている選手なども数多いでしょう。
では何を基準とすべきかと申しますと……難しい問題ですわね。
第三者機関や格付けの信用を外部に委ねるのも一つの考え方のように思われます。
数字に表れぬ価値をどう評価するか、そこに極めて難しいものがございますわね。

ストライキの際、ブルーウェーブ(当時)の宮内オーナーは「選手の年俸を半分にしろ」
という要求を突きつけたと言われております。12球団全体で150億円の赤字と言われ、
選手の年俸総額は約286億円。年俸が半分になれば、赤字はほぼ解消できるというのが
その根拠と主張しておりました。
ttp://www.asahi.com/special/baseballteam/TKY200407190231.html
ttp://www.sanspo.com/baseball/top/bt200405/bt2004051814.html
これも一つの考え方ではありますが、赤字が生まれるプロ野球の構造やシステムを変えず、
年俸だけ下げれば解決するというのは、どこか策の足りぬ気がいたします。

今まで申し上げたことは「本当に赤字であれば」という前提のものでございます。
赤字でなければ高額年俸の問題はまた別の話ということにもなりうるでしょう。
やはり正しい財務諸表などの情報開示が望まれるのではないでしょうか。

さて、ホークス・孫オーナーの「年俸引き上げ・100億円構想」ですけれど……。
ある意味では正しく、ある意味では時代に逆行するものと言えるのではないでしょうか。
孫氏の主張する「年俸が低いから選手がメジャーに流れる」という主張も一応の正当性は
あるのですが、彼はまだアスリートの本質に対する理解が低い気がいたしますわね。
より高いレベルで自分の力を試したいという本能は、お金に替えられぬものがございます。

ホークスがジャイアンツにも比肩し得る高額年俸のチームになった場合、
パ・リーグからの人材流出という問題は、ある程度歯止めがかかるかもしれません。
セ・リーグのチームからホークスに移籍するという選手も増えてくることでしょう。
そうなればリーグ間での戦力維持にもある程度の効果はあるかもしれません。

しかし、しかしでございます。
ソフトバンクの成長は素晴らしいものがございましたが、そこまで年俸を上げても
平気なのか、という点には様々な疑問がございます。特に企業がスポーツを持つ構図が
限界を迎えたのは、「文化たるスポーツが景気に左右される」という悲劇を招くことが
分かったためではなかったでしょうか? 好景気のときにのみ、「企業が元気だから
スポーツも栄えている」というのは、余りにも文化基盤が虚弱と言わねばなりません。

ソフトバンクとて、いつまでも好調な業績を残すとは限りません。
昨年消滅した近鉄バファローズも、かつては「天下の大近鉄だ、これで安泰だ」とまでも
言われていたのでございます。その中で年俸を飛躍的に上げて、本当にそれでいいのか?
スポーツを持つ企業としての危機管理はどこにあるのか? そこが気になってしまいます。

加えて警戒せねばならぬことはもう一つございます。一つだけ飛び抜けた資金力を持つ
チームが生まれれば、各チームの名選手がFA宣言で集中するのは自明の理でございます。
……この構図、皆様はもう何度も見たことがあるのではないでしょうか?

そう――戦力の均衡を破綻させ、野球に対する興味を大衆から奪う存在……。
パ・リーグに「第二のジャイアンツ」、いえ、「第二の読売」が生まれるのではないか。
そこにわたくしは、言い知れぬ不安を覚えてしまうのでございます。

年俸を引き上げるのは、まだ時期尚早なのではないでしょうか。
景気回復という問題もありますが、薬だけを投与する治療にはいずれ限界が来ますわね。
旧態依然とした制度の病巣を除去する大手術を、まずはやらねばならぬ気がいたします。

259 名前:名無し客:05/01/10 23:40

今年の第一球を投げてみます!

260 名前:名無し客:05/01/12 03:51

冬場はお肌の乾燥が気になりますよね。
冬の間も甲子園球場さんのお体(設備)は、お手入れされていますか?

261 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/15 13:28

>>259様
お見事、今年は初球からストライクでございます。
皆様にとっても、野球界にとっても良い年になることを祈っておりますわ。
本年はプロ野球の改革元年になると思われます。いい方向に向かって欲しいですわね。

>>260様
シーズンオフですからさほどの整備も必要のない状態でございます。
お客様も皆無でございますし、わたくしは今、ゆっくり春の到来を待つのみですわ。
自然災害などがなければ、3月の選抜大会開幕が迫るまでは安泰でございましょう。
グラウンドの状態は阪神園芸様がしっかりと整備してくださっておりますわ。
天然芝の育成は、わたくしが野球に使われないときにこそ進行いたしますものね。

春の選抜出場校が決まるまで、あと2週間ほどでございますわね。
昨夏の球児たちがどれだけ逞しくなって帰ってくるのか、楽しみでございますわ。

262 名前:名無し客:05/01/15 13:34

あ、甲子園球場さんは天然芝なんですよね。

やはり選手が気持ちよくプレイするには、人工芝よりも天然芝でしょうか?
人工芝は怪我を誘発させるとよく言われていますが、現在もそうなのでしょうか?

263 名前:名無し客:05/01/15 17:32

自然災害といえば、そろそろあの震災から10年ですね。
復興中の方たちの迷惑になるからと、
センバツでの鳴り物が禁止されたことがあったのを記憶しています。

あれから10年。「まだ10年」、「もう10年」
この10年を振り返ってみてください。

264 名前:名無し客:05/01/16 14:58

ふと、昔の風景を思い出しました。

小学校3年の自分が、西宮に住んでいたいた祖父の隣で高校野球を見ていました。
三塁側内野席で、二人で帽子をかぶって。
まぶしく輝く太陽の下。守備位置につく白いユニホームのナイン。
「かーちわりいかがーすかー」の声。祖父に買ってもらって、ストローから水を吸い込んでいました。
しばらくそうしていると、鋭い金属バットの音が響いて。
あわててグランドを見ると、目の前の三塁手が跳んだ横を白球が外野へ鋭く走り抜けていきました。
「いったー!」
歓声を上げた幼い日。

ずっと東京暮らしの自分にとっても、確かに甲子園は思い出のひとつでした。
今は亡くなった祖父のこととともに。

265 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/16 15:43

>>262様
人工芝の問題については、このスレでも幾度かご質問を受けておりますわ。
>15、>216、>220などをご覧になってくださいませ。

昨今ではドーム球場を中心に、柔らかい人工芝が導入されることも増えておりますので、
怪我を誘発しやすいという問題には一定の歯止めがかかったような気はいたしますが……。
土のグラウンドや天然芝に対する憧憬は、熱狂的なファンが強く要求しているような印象が
ございますわね。

野球の原点。何故"Baseball"が「野球」と翻訳されたのか。
それは「野原で球を追いかけるから」だったと言われております。
ファンが天然芝を求めるのは、そこに一つのヒントがあるのではないでしょうか。
シアトル・マリナーズのホーム球場は「セーフコ・フィールド」と呼ばれております。
そもそもこの"Field"とは「野原」という意味でございます。後にこの言葉は「野球場」を
意味するようにもなりましたが、まさしくこの流れは「野球は野原でするもの」だったと
言えるのではないでしょうか。

野球の原点は草原でございます。それは太平洋を隔てた日本もアメリカも変わりません。
さらに言えば人間も野原で生活し始めた動物の一種。スポーツやアスリートの能力とは
自らの身体能力を発揮するのが目的でございます。それはヒトが理性を発揮するのではなく、
動物的な要素、すなわち野性味を発揮するという点に、超人的なパフォーマンスの価値が
生まれるのでございます。

そして人工芝やドーム球場は、野球から野性味が失われていくことを象徴しております。
どこまで飛んでいくのか分からないカブレラ選手の打球は、何度もドーム球場の屋根に
当たっては落ちてきてしまいました。人工芝の上で名手と呼ばれた松井稼頭央選手は、
天然芝と土のグラウンドで守備に苦しみました。

カブレラ選手の打球は、屋根がなければどこまで飛んでいたのでしょう?
松井稼頭央選手が日本にいた頃から天然芝の上でプレーしていたらどうだったでしょう。
あのような失策は少なかったのではないでしょうか? 人工芝では不規則バウンドの数が
減りますから、彼も不規則バウンドへの心構えが磨かれていなかったのかもしれません。
超人的な身体能力によるパフォーマンスによる魅力が半減しておりますわね。

何もわたくしは自然の状態で野球をしろと主張したいのではございません。
人間は科学する生き物でもあります。野性味と科学の融合した姿こそがアスリートの
理想形でございましょう。その理想形を最大に生かすためのハードの設計こそが、
野球というソフトに求められるのでございます。
そしてその中に人工芝は含まれない――わたくしはそのように解釈しておりますわ。
物理的な空間や材質ではなく、その文化の持つ精神性の一つではないかと思いますわね。

266 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/16 15:43

>>263様
あれから10年……長かったと申すべきか、短かったと申すべきか難しいものです。
まだあの大地震は完結したとは言えないでしょう。家族や一生の財産を失った人々の
悲しみが癒えることはあり得るのでしょうか。

プロ野球にとっては余りいい流れの10年だったとは言えませんわね。
渡辺恒雄氏の暴挙によって、ファン離れと球界のバランスが狂い続けた10年でした。
その不満が一気に爆発したのが昨年の球界再編だったように思いますわね。

しかし野茂英雄投手の大活躍に始まる日本人メジャーリーガーの活躍が目立ち始めた
10年でもありました。日本野球は決してレベルが低くはないことを証明しましたし、
一気に太平洋の幅が狭くなりましたわね。最早メジャーは遠い世界ではなくなりました。
イチロー選手の最多安打記録更新は、その集大成のようにも思えましたわね。

その活躍に刺激されたかのように、アマチュア野球、特に高校野球の盛り上がりも
忘れずに語らねばなりません。「平成の怪物」松坂大輔が登場したのは1998年。
彼の登場を境にしたかのように、「速球投手」の基準は大幅に変わりました。
それまではMAX140km/hと言えばそれだけでプロ注目の好投手と呼ばれましたが、
今ではMAX145km/hをマークするような逸材が、毎年のように現れています。

阪神・淡路大震災当時に高校生だった選手が、今ではプロ野球界の主力ですわね。
タイガースの藤本選手は当時、兵庫・育英の主将としてその年の選抜大会にも出場。
自らの失策で敗退するなどの経験もございます。あのときの少年がプロになって
わたくしに戻ってきたときは、一種の感動がございましたわね。

あれから10年、野球はまだ日本で一番人気のあるスポーツとして残っています。
しかしこの10年間でプロ野球が失ってしまったものも多かったと言えるでしょう。
特に昨年、球界は旧態依然とした体質であることをさらけ出しました。
一番人気があるにもかかわらず、危機が叫ばれる現状をどう変えていくのか。
この先の10年の課題でございますわね。

267 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/16 15:44

>>264様
素晴らしい記憶ですわね。是非その思い出を忘れずに過ごしていただきたいですわ。
祖父から子、子から孫へと語り継がれるようになってこそ、文化としての成熟度が
問われるような気がいたします。

誰もが一度は経験のある、野球の思い出。それは過去への憧憬とともに現役選手や
過去の名選手に対する敬意を生むこととなるでしょう。
野球の思い出、記憶、語り継ぐこと。「あの選手は昔こんな凄いことをやったんだ」
という記憶は、記録よりも何よりもリアルな体験として文化の基盤になり得ますわね。
そのノスタルジックな記憶こそが、人々と野球を繋ぐ糸になるのでございます。

残念ながら、その継承という問題に対して、この国の意識は薄いですわね。
偉大な過去をどのように伝えるのか、そこもまた野球の一つの課題でございます。
「野球は楽しい」――そのことを思い出すのは、過去の記憶を有する皆様ならば
たやすいことでございます。その心から楽しかったという気持ちを消したくなければ、
将来家庭を持ったときに、お子様にその楽しさを語り継いであげてくださいませ。
キャッチボールから始まる会話を、教えてあげてくださいませ。

268 名前:名無し客:05/01/17 01:59

北海道の球場では、練習時に日ハムの新庄選手が奇抜な格好で登場して、
随分とファンを沸かせていましたよね。
甲子園球場さんでも、トラッキー君が華麗な姿を披露してくれると思うのですが……。
今まで「おおっ、これはっ!?」と驚いた経験のある、選手やマスコットキャラの
姿格好を教えて下さい。

269 名前:名無し客:05/01/19 08:41

四国リーグについて、甲子園さんはどのような期待を抱いていますか?

270 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/24 00:08

少々レスが遅れてしまいましたわね。お待たせいたしました。

>>268様
パフォーマンスでは陽気で愉快な外国人選手を語らぬわけにはまいりませんわね。
1990年代前半、ファイターズに在籍したウィンタース選手をご存じでしょうか?
恐らくファイターズファンの皆様にとっては忘れられぬ名前でございましょう。
4年連続30本塁打、豪快な打撃が魅力でございました。
彼の異名は「踊るホームラン王」
イニングの合間に彼が繰り広げたファンサービスは実に愉快なものでしたわね。
プロ野球はエンターテインメントであるという原点を思い出させてくださいました。

彼を有名にしたパフォーマンスは様々にございます。
イニングの合間に流れる音楽に合わせ、軽快なリズムで踊るウィンタース選手は
当時のファイターズの名物でございました。時にはユニフォームを上下反対に着て
ダンスすることもあり、球場のお客様を飽きさせぬように楽しんでおりましたわね。
東京ドーム様のファイターズ公式チアリーディング「ファイティー・ガールズ」は、
このウィンタース選手の人気に目をつけた球団が結成したものとも言われております。
彼のパフォーマンスで一番有名なのはこのダンスですわ。西武球場様でのライオンズ戦が
雨天中止となったとき、ライオンズ史上最高の外国人選手オレステス・デストラーデと共に
「雨中のダンス」を披露したこともございますわね。

藤井寺球場様で行われるバファローズ戦では、5回のグラウンド整備の際に演じられる
松竹歌劇団メンバーのダンスに参加いたしました。しかもバファローズのトレーバー選手の
ユニフォームを借り、付け髭まで着用して踊りまくるという芸を見せてくれましたわ。
一時、藤井寺名物になったとまで言われております。

彼のパフォーマンスはダンスに留まりません。雨天中止が決まったとき、率先してベンチを
飛び出して手品をやり始め、ファンの拍手を浴びました。次第に飽きられたと感じ始めると、
新たなマジックを研究し始め、次々と新作を披露する熱心さもございました。
試合が雨で中止になると、ダイヤモンドを一周して泥水塗れのホームベースに滑り込む
パフォーマンスがおなじみになりましたが、この元祖はウィンタース選手でございます。

エンターテインメントにかける意気込みはグラウンド上にも留まりませんでした。
1992年に怪我で出場選手登録を抹消されたとき、なんと外野の応援団の前に姿を現し、
応援団に混じってメガホンを叩いて応援したというエピソードがございますわね。
彼のファンサービスに対する精神は見習うべきものがあると思いましたわ。

さて、球団マスコットでは阪神タイガースのトラッキー君が、人気もマスコットとしての
実力もピカイチでございました。ベイスターズの佐伯選手に勝負を挑んでジャイアント
スイングをかけられる姿や、吉本漫才・横山やすし氏の仕草を真似するなどの演技、
5回終了時に5回連続、勝った後には10回連続のバック転をお客様の前で披露するなど、
愛嬌のある姿だけではなく、演技者の運動能力で観客を驚かせる実力がありましたわね。

さて、このトラッキーですが、2003年のタイガース優勝の際にちょっとした事件が
あったのは皆様ご存知でしょうか? スポーツ紙上で「トラッキーの中の人が変わった」
という報道が流れ、インターネット上で騒ぎになったことがございます。
ttp://momohiyo.s31.xrea.com/index.html
演技者が変わるだけでこれだけの動きがあるのも、トラッキーと彼のパフォーマンスが
愛された証拠でございますわね。前任者Aさんの復帰が待たれるところでしょうか。
しかし、横浜スタジアム様に突如現れたブラックホッシーの中の人がAさんという噂は本当なのでしょうか……?

今はウィンタース選手に並ぶようなエンターテイナーが現れないのが寂しいですわね。
昨年の球界再編では「球場でのファンサービス」というものが幾度も語られました。
マスコットや選手がファンを楽しませるためには、球場での娯楽を飽きさせぬ工夫として
今後重視されることになるでしょう。野球とは娯楽であることを忘れてはなりませんわね。

271 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/24 00:08

>>269様
もう四国の各球場様が羨ましゅうございます。わたくしもハァハァしております。
松山市の坊ちゃんスタジアム様などは今頃して……
ごほんごほん、大変失礼いたしました。

石毛氏の独立リーグは実に素晴らしいコンセプトでございましたわね。
「独立リーグ」とはセパ両リーグどちらにも属さない新たなリーグでございます。
アメリカにはア・リーグ、ナ・リーグにも属さない、もう一つの野球組織として
完全に定着しておりますが、日本にはそのような組織がありませんでした。

この独立リーグとは人材育成、選手発掘の場として極めて大きな役割を果たします。
石毛氏の四国独立リーグはプロを目指す選手を育成する場としての位置づけですが、
どの地区でもトライアウトは活況を呈していたようですわね。
これはいかに受け皿を求める若者が多かったか、ということでございます。

考えても見て下さいまし。高校野球は4200校、約16万人が所属しております。
そのうち3分の1、約5万人は高校3年生。しかし昨年のドラフトで指名を受けて
プロ入りした高校生はその中のわずか24人。約2000倍もの倍率でございます。
言わば「超エリート」しかプロ入りできないのが現状でございました。

残りの球児たちは大学野球や社会人野球に進路を切り替えて野球を続けるわけですが、
「超エリート」ばかりがプロ入りする現状である限り、「エリート」や「上級レベル」
とでも言うべき選手しか公式戦に出ることはできません。それ以外の中堅クラスの選手や
「中の上」とでも呼ぶべきレベルの選手は、野球を辞めざるを得ませんでした。

社会人野球は「企業がスポーツを持つ」という体制を延々と続けてきたわけですが、
バブル経済崩壊後に訪れた未曾有の大不況によって、社会人野球は廃部、休部の一途。
最盛期には243あったチームは今や3分の1にまで減少しました。
当然、社会人野球に進める選手も絞られてきてしまいます。大学にしても残りの人材を
受け入れるだけの広さがあるわけではございません。

そこに突然現れた独立リーグ……底辺層の拡大、野球をやりたい人材の受け皿。
「遅咲きの花」という可能性に対する場所の提供という意味では最高でございますわね。
しかも四国は球史に輝く高校野球の名門校が各県に存在するなど、野球熱の極めて高い
地区でございます。日本野球を下支えしてきた地区に、今度はプロ野球の人材育成を
支える組織が生まれる……ああ、もうわたくしも四国に住みたいくらいですわ。

野球選手の人生をドラマとして追いかける野球ファンにとっても、この独立リーグは
垂涎の的でございましょう。高校野球で活躍した選手のその後を追いかけることができ、
プロ入りに至るまでのサクセス・ストーリーや挫折の物語を見ることができる。
ドラマと物語の増加は野球への憧れと人の生きた証を残すことにもなるでしょう。

成功の鍵となるのは、「ビジネスとして成功するかどうか」という点にありますわね。
企業やお金持ちの人々に「こんなビジネスもある」と見せ付けねばなりません。
アメリカではメジャーリーグのチームも規模の大きな都市でやっているとは限りません。
少なくとも日本のように100万都市である必要はまったくないようですわね。
シアトルなどは人口50万人ほどですが、マリナーズはそこで立派に経営しております。
人口10万〜20万人程度の町には独立リーグやマイナーリーグのチームがあり、
野球チームが存在することが、その町の名物となっておりますわね。
そしてその独立リーグを所有しているのが、いわゆる「金持ち」でございます。

それに対して日本はどうでしょう。人口70万人の静岡市にも野球チームはありません。
何故これだけの街に野球チームがなかったかと言えば、ビジネスとして成功した例がなく、
またチームを持つメリットが、お金持ちには分かっていなかったためでございましょう。
それを示すためにも、石毛氏の四国独立リーグは「ビジネスとして成功する」ことを
証明せねばならぬ気がいたします。

報道によると四国コカ・コーラやJR四国などがバックアップしており、資金面での
問題はほぼクリアされたとのこと。聞くところによると、ジャイアンツに在籍していた
ペタジーニ選手一人分の年俸(約7億円)で運営するのが目標とは聞いております。
野球の底辺層の拡大、レベルの向上のためにも是非成功して欲しい構想ですわね。
成功の後、日本の各地に独立リーグのチームが生まれる……わたくしが期待するのは
スポーツが文化として幅広く認知され、定着することでございます。

272 名前:名無し客:05/01/25 02:24

着ぐるみの中の人も、色々事情がおありなんですね……。
では、甲子園球場さんが何かの記念にデコレーションされる事となったら、
どのような具合のものが宜しいでしょうか?
電飾とか、ペイントとか。

いや、以前にそのような企画はあったものでしょうか?

273 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/01/28 15:08

>>272様
マスコットの事情という点では、昨年札幌に移転したファイターズの新マスコット
B・B(ブリスキー・ザ・ベアー)が公式ページのコラムでファンに対して苦言を
申しておりました。
ttp://www.fighters.co.jp/bb/column/backnumber9.html
観戦するファンの皆様もマナーというものだけは守ってくださいまし。

さて、ご質問ですが……特にわたくしは今のままで構いませんわね。
派手なデコレーションは必要ありませんわ。わたくしの姿は皆様もご存じの通り、
蔦の絡まった球場のままで良いのですわ。既にわたくしのイメージはメディアを通じて
皆様にも定着していることでございましょう。敢えて変わる必要はございませんわね。
野球場に派手な電飾は無用なものでございます。カクテル光線で照らされたグラウンドが
夜闇の中で浮かび上がる……それが最大のデコレーションでございますわ。

今まで公にデコレーションが話題とされたことは、特に記憶にございませんわね。
敢えて挙げるとすれば……タイガースのホームゲームがわたくしで行われた場合、
7回裏になるとカラフルなジェット風船が満員のスタンドから打ち上げられます。
数万もの風船がカクテル光線の中で舞う姿は壮観ですわよ。思わず「美しい」という
感想を抱く方も多いですわね。どんな電飾よりも輝いて見えるかもしれませんわ。
ファンが形成した野球観戦の文化として誇れるものがございます。

それ以外ですと……皆様は「ミスター・ルーキー」という映画をご存じでしょうか?
わたくしの試合でのみ登板する、虎の覆面を被った謎のクローザー「Mr.Rookie」が
タイガースの快進撃を支え、優勝に導くという物語でございます。
主人公の覆面投手を演じたのは長嶋一茂氏。ライバル球団東京ガリバーズ
四番打者はジャイアンツやベイスターズで活躍した駒田徳広氏。我がタイガースからも
藪選手や桧山選手、八木選手なども特別出演。タイガース中継にはすっかりお馴染みである
実況アナウンサーを朝日放送から招き、解説者に田淵幸一、吉田義男、中西清起など
過去の名選手を配役。ピンチヒッターに本物のランディ・バースが登場するなど、
滑稽なほどタイガース主義を演出した映画でございました。

この映画、「ミスター・ルーキー」が登板するシーンは派手でしたわねえ。
バックスクリーン後方から何本もの花火が噴き上がり、フェンスが左右に開かれ、
そこから覆面を被った長嶋一茂氏が悠然と姿を現す……という演出でございました。
長嶋一茂氏本人よりも吹き上がる花火の光や煙に目を奪われた人もいるでしょうね。
デコレーションとはやや違うとは思いますが、野球以外のイベントでこうした演出が
行われたことは、少ないながらございますわ。

……余談ではございますが、長嶋一茂氏が縦縞のユニフォームに袖を通した姿は
意外なほど似合っておりました。もしかしたらジャイアンツのユニフォームよりも
似合っていたような気がいたしますわね。わたくしも驚きを隠せませんでしたわ……。
ttp://www.toho.co.jp/movienews/0110/03mrrookie_sh.html


274 名前:名無し客:05/02/08 02:37

マスコットといえば……。
甲子園球場さんは、「トラッキー」君には満足していらっしゃいますか?

某トリビアでは、なかなかの俊足を見せてくれたようですが……。

275 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/02/17 17:13

レスが大変遅れました。申し訳ございません。

>>274様
トラッキーに対して特に不満はございません。ファンサービスや人気という面では
かのマスコットは他球団のマスコットと比しても類を見ないものがありましたわ。
後方宙返りを連発していた姿はわたくしとタイガースの試合の名物でございます。
試合のみならず、イニングの合間やホームランなどでプレーが途切れたときに現れる
トラッキーのパフォーマンスにも注目してくださいまし。

以前にもお答えしました通り、マスコットのパフォーマンスは勤めている方の
運動能力やファンサービスに対する認識が大きく反映されるものでございます。
グラウンド上に立つ者として、マスコットもプロなのでございますわ。
審判や選手だけではなく、球場を盛り上げる役目は、昨年の球界再編で話題となった
ファンサービスの中でも重視されるものでございます。

野球だけではなく、マスコットのパフォーマンスが面白いから見に行こう――
このようなファンが生まれれば成功でございましょう。ひいきチームが大差をつけられ、
勝負の行方はほぼ決したとしても、だからと言ってすぐに球場を後にする必要はない。
そのような環境が作られれば理想ですわね。球場にいるファンを一時も飽きさせない。
マスコットも高い意識が望まれるようになりますわね。
トラッキーは従来のマスコットの中では手本になり得るだけの質がございましたが、
これからはうかうかしてはいられませんわね。より高度なアクションに期待いたしますわ。

276 名前:名無し客:05/02/19 20:58

少しずつシーズンが近づいてきました。
順位予想……は、まだちょっと早いかと思いますので、今は…そうですね、

新加入・移籍選手のうち、活躍を期待する人について教えてください。

277 名前:名無し客:05/02/20 00:04

ttp://www.excite.co.jp/News/society/20050217194800/20050218M40.058.html

子供が死んだのはキャッチボールの流れ球が当たったせいだという訴えを認める判決が下されました。
この判決は妥当なものだと思いますか?

278 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/02/25 18:36

最近はレスが遅れ気味ですわね。申し訳ございません。
ああ、この口上も最近来る度に書いているような気がしてしまいますわ……orz

>>276様
移籍選手になりますと、今年は近鉄バファローズの消滅と新球団イーグルスの誕生で
かなりの選手が昨年と違うチームに移ることになりましたわね。まずはそのメンバーを
把握するだけで大変だという野球ファンも多いことでしょう。

その中でも期待の星として名が上がる新人選手は、やはり即戦力と言われて入団した
ドラフト上位の選手になりましょうか。イーグルスの一場(桐生一−明大)投手、
ベイスターズの那須野 巧(駒場学園高−日大)、染田 賢作(郡山高−同大)両投手、
ジャイアンツの野間口(関西創価高−創価大中退−シダックス)投手などの評価は
高いようですわね。是非ともその能力をいかんなく発揮して欲しいものですわ。

話題性という点では、ドラゴンズのドラフト6巡目・石井裕也投手でしょうか。
彼は先天的な難聴というハンディキャップを抱えております。しかし野球選手としての
能力は高く、高校時代もドラフト指名があり得ると見られていた逸材でございます。
難聴でありながら奪三振率は高く、「サイレントK」との異名をつけられていましたが、
社会人野球での実績が認められてプロ入りを果たしました。
彼の活躍は障害を抱える多くの人に勇気を与えましょう。投手王国ドラゴンズの中で
生き延びるのは難関でございますが、早期の一軍定着を願いたい選手ですわね。

移籍選手ではなんといってもイーグルス・岩隈投手でしょうか。
昨年投手としてほぼ完璧な成績を残した若きエースは、開幕投手がほぼ内定。
ベテラン勢の多いイーグルスの中で、精神的な支柱となり得る選手でございます。
杜の都・仙台で最も期待される選手といっても過言ではないでしょう。
痩身からの150km/hの直球と切れ味抜群のスライダーの威力は近年の実績で
証明済みでございます。若き鷲の初代エースとして名を残して欲しいですわね。

そして忘れてはならないのが「愛すべき外国人選手」でございましょう。
夢を求めてはるばる海を渡ってきた彼らは、それだけで応援したくなってしまう
存在ですわね。MLBでも屈指の強打者トニー・バティスタ(ホークス)選手には
本場仕込みのダイナミックなプレーを期待したいものでございます。

現在はプロ野球のキャンプが真っ只中でございますから、昨年のドラフトで指名された
新人選手への報道が華やかですわね。しかし彼らの姿と名前を聞くことができるのも
あとわずかでございましょう。いくら球界の将来を支える有望な選手であろうとも、
シーズン開幕が近づくにつれて、昨年から一軍で活躍していた選手の名前が増えてくる
ものでございます。

多くの若手選手はこの先次第にふるいにかけられ、開幕の頃にはほとんどが一軍から
姿を消すことになるでしょう。一軍に残った数少ないメンバーも、二軍落ちの危機と
常に戦わなければなりません。それほどプロ野球とは厳しい世界でございまして、
新人選手はその断末魔の叫びをマスコミを通じてファンに伝えるでしょう。
この先、必ず増えるであろう「やっぱり甘くないですね」、「プロの洗礼を浴びました」
という聞き慣れた言葉がそれでございます。

その中でどれだけ同輩や先輩を押し退けることができるか。グラウンドに立てるのは
わずかに9人でございます。仲間であっても追い落とさねばならぬ競争を勝ち抜いた、
選ばれし者達のみに許された世界。今年もまた、彼らがわたくしたちの胸を熱くして
くださることを期待いたしましょう。

それでは、この度はこの辺で失礼いたします。
>>277様、申し訳ございません。近いうちに必ずやご返答いたしますわ。

279 名前:名無し客:05/03/03 03:36

今年の始球式の面子を予想してみて下さい。

280 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/03 19:30

それでは一週間ぶりのご返答をいたしとうございます。

>>277様
引用先の記事は消えてしまったようですが、確認はしております。
こちらの記事とほぼ同じ内容であったかと思いますが……。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050218k0000m040058000c.html

しかしこの問題、人の命がかかっております。遺族の心境などを察しますに、
迂闊なことは申し上げにくいのですが、止むを得ず下された判決ではないか、
という印象を抱いてしまいますわね。これは決して「訴訟嫌いの日本人」などという
言説を拠り所にしたものではなく、心情的に司法が遺族の法的な保護に当たった結果、
キャッチボールを悪役にせねばならなかったのではないか、という気もいたします。

公園で遊んでいた子供が死亡してしまった、誰が悪いのか、何がいけないのか。
愛情を注いだ我が子が、何故公園で遊んでいて死ななければならなかったのか?
振り上げた拳をどこに降ろせばいいのか? その結果としてキャッチボールが
原因ではないか、という判断に至ったのではないでしょうか。
これがもし、サッカーボールの直撃であったら判決はどうなっていたのか。
テニスボールだったらどうだったのか。更にはボールではなく、もしも雪合戦で
子供が亡くなってしまったときにもあり得るのだろうか、という点におきましては、
やはり被告側の主張する「予見不可能」という点は大きいと思われます。

判決ではその「予見不可能」という主張が退けられたように思いますが、
もしそうであるなら、子供たちは公園でボール遊びをすることもできなくなるのでは
ないでしょうか? 「危険だからボール遊びをするな」ということになりかねません。
そうなれば一体どこでやればいいのか……子供たちにとって、公園とは屋内でできぬ
遊びを展開する最初の場所であるはずでございます。皆様が小さかった頃を思い出して
いただければ、それは自明でございましょう。

この事件を野球の問題として捉えることも、やや飛躍しているとは思いますわね。
先にも申し上げました通り、サッカーボールやテニスボールだったらどうなるのか。
無理にスポーツの問題として考えるのであれば、この判決は子供たちの創意工夫や
スポーツに対する意欲を奪ってしまう気がいたします。
むしろこの訴訟は、スポーツに対する判決というよりも「心臓震盪」という病気に
スポットを当てる意味で重要だったのではないでしょうか。認知度は低いものの、
その結果は死に至ることもあるという病であり、教育現場でも知られていません。
子供たちの遊びの結果、このような悲劇を招き得るとして警戒せねばなりますまい。

キャッチボールの球が当たってしまい、子供が死亡。しかし狙ってぶつけたわけでも
なさそうですし、この事件は誰が悪かったのだろうと考えますと、「誰も悪くない」
という事件ではないでしょうか。それがゆえに余りに不幸、不運としか言いようが
ないと思うのですが、死という厳然な結果がある限り、何かの理由付けをしなければ
遺族は納得できないものがございましょう。
それがたまたまキャッチポールだったのだ、という気はいたしますが……。
やはり「死」という悲劇が伴いますと、断言するには抵抗を覚えてしまいますわね。
亡くなったお子様のご冥福をお祈りいたします。

281 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/03 19:31

>>279様
予想できません……としか申し上げられませんわね。
ああ、これではキャラハン失格でございますが、実際のところ、昨今の始球式は
芸能人のパフォーマンスの場となっており、余り注目する価値を見出せないものと
なっております。一体野球と何の関係があるのか分からぬ始球式では、わたくしは
やはりただのパフォーマンスとしか捉えることができないのですわ。

残念ながら、わたくしは現在の始球式に意義を感じておりません。
以前にもお話した「野球選手の芸能人化」という問題がそこに横たわっております。
その是非には様々な意見がございますが、プロ野球選手にとって、始球式というのは
新たな歴史の始まりでございます。一つ一つのシーズンの積み重ねの中で「球史」が
刻まれていき、やがてそれは「あの頃はこんな偉大な選手がいたのだ」と語り継ぐ
財産となっていくのでございます。

であれば、始球式は芸能人のパフォーマンスではなく、野球の権威と歴史をファンに
感じ取っていただけるものが望ましいでしょう。往年の名選手や野球の発展に対して
大きな貢献をした人物を、たっぷり時間をかけて紹介した上で始球式を行ったり、
ファンとの交流を考えるならば、少年ファンや来場したファンの中から抽選で選ぶなど、
やりようはいくらでもあるのではないか、という気はいたしますわね。

まだ高校野球のほうが時勢に配慮した始球式に取り組んでいるような気がいたします。
昨夏はわたくしの80歳を記念し、初めて行われた第10回大会の出場校である北海中
(現北海高)の竹村貴智主将が選ばれましたし、2001年には元高校球児の宇宙飛行士
若田光一氏を招いたり、2000年には有珠山の噴火で避難生活を余儀なくされていた
北海道・虻田高の工藤義仁主将が選ばれるなど、なかなか小粋な計らいを見せております。

始球式は一つのセレモニーでございます。グラウンドの主役はあくまで選手であって、
芸能人がファンにアピールする場ではございません。本来は野球選手がアピールすべき
場ですわね。そこに芸能人ごときがしゃしゃり出るとは何事か、という人もおられます。
どんな方々が選ばれるかは、始球式の意義を正してからすべきことのように思いますわ。

282 名前:名無し客:05/03/08 22:08

春の高校野球が近づいてきました。
今回の見どころを教えてください。

283 名前:名無し客:05/03/09 17:04

”ソフトバンク”ホークスか。
長らく親しんできた球団の呼び名が変わると、違和感が大きいですね…

284 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/10 20:53

>>282様
それはわたくしに「語れ」ということでございますわね?
かしこまりました。シーズンオフになってからめっきり話題も減ってしまいましたし、
質問を投下してくださる皆様の中にも「最近の甲子園には往時の勢いがなくなったな」、
「季節じゃないから仕方ないか」
などと感じておられた方もいらっしゃったでしょう。
ふっふっふっ、そのような方のためにも、久しぶりにわたくしの本領をお見せしましょう!
とくとご覧あれ!


○大会展望

まずは出場校の一覧をご覧下さいませ。
ttp://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/hs_spring.html
今大会、優勝争いという観点から見て参りますと、「本命不在の戦国大会」という言葉が
しっくり合うように思いますわ。Aクラスの有力チームが接近したレベルでひしめき合い、
それを追う二番手グループにも実力に劇的なまでの差異は感じられません。
その中で敢えて優勝候補を挙げるとすれば、北から駒大苫小牧、東海大相模、浦和学院、
修徳、愛工大名電、東邦、神戸国際大付、育英、柳ヶ浦の9チームになるでしょうか。
出場する32チームのうち、3分の1近くが優勝候補……どれだけの混戦になるかが
うかがえる数字ですわね。

昨夏全国制覇を果たした駒大苫小牧の活躍は皆様の記憶にも新しいことでございましょう。
新チーム結成の遅れが心配されましたが、秋季北海道大会では投打に充実した戦力で優勝。
堂々の選抜切符を手に入れました。甲子園を制覇したという自信と経験が随所に光ります。
松橋、吉岡の投手陣は全国屈指の実力を誇り、横浜高校の涌井(現ライオンズ)投手から
サイクル安打を放った林主将を軸とした打線は昨年に劣らず強力。王者の貫禄を漂わせて
「夏春連覇」を狙います。

東海大相模は主戦の小泉投手、主砲の角選手を軸とした全員野球で関東を制覇しました。
強打者が並ぶ打線は下級生が5人と多く、経験は浅いですが勢いに乗ると止まりません。
四死球と守備が一つの課題ですが、一人一人が積み重ねていく「関東1の全員野球」は
他チームの脅威ですわ。優勝戦線に顔を出す一角でございます。

今大会の浦和学院は、例年同校が甲子園に送り込む大型チームとは一線を画します。
ドラフト上位候補に挙げられるような逸材は見当たりませんが、高校レベルでは上位に
属する選手がずらりと揃っており、多彩な攻撃と選手間の競争意識がメンタルの強さを
生んでおりますわね。全国どの強豪と戦っても互角以上に戦えるチームでしょう。

修徳は昨夏3年生レギュラーわずか一人の若いチームで全国八強入りを果たしました。
甲子園を経験した選手がほぼ全員残り、東京大会を評判通りの強さで制し、春の選抜は
他校にも一目置かれる優勝候補でございます。磯部、長島が軸となる強力打線は健在で、
昨夏八強の原動力・エース斉藤が怪我から復帰すれば、全国制覇に向けて視界は良好です。

昨春準優勝、昨秋の神宮大会でも準優勝の愛工大名電も相手を揺さぶる機動力野球が
鍛えられております。昨春も見せたバント攻撃に強打と足がプラスされ、対戦相手には
何をしてくるか分からない不安感を植えつけるでしょう。昨春を経験した斉賀投手、
東海屈指の強打者・堂上どのうえが普段の実力を発揮すれば、他の強豪に引けをとらぬ実力です。

春4度の優勝を誇る東邦は、同校を率いた名将・阪口慶三監督が辞任されました。
影響が心配されましたが、全国屈指の好投手・木下達生の好投で東海大会準優勝。
森田新監督が全幅の信頼を置く木下投手の存在が、東邦を優勝候補に押し上げています。
打線は長打力よりも切れ目のない連打で勝負。援護があれば木下の存在がある限り、
東邦は史上最多・春5回目の優勝も見えてくるでしょう。

近畿王者・神戸国際大付は新チーム結成後、練習試合も含めて37連勝を記録。
左腕大西、右腕有元の二枚看板。特に先発と目される大西投手のカーブは落差があり、
高校生が攻略するのは難しいでしょう。37連勝とはいえコールド勝ちは少なく、
打線はやや迫力を欠きますが、ここ一番での勝負強さは光るものがあり、
同校の甲子園初勝利どころか、一気に頂点を狙える実力を秘めております。

兵庫・育英は攻守ともに実力はトップクラス。主戦若竹は140km/hを越える直球と
スライダーのコンビネーションで今大会最高の奪三振率10.98を誇る好投手。
プロスカウトも熱視線を送るその速球は、一冬を越えて150km/hへの期待がかかり、
1993年夏以来の優勝も手に届くところにあります。

九州大会、そして明治神宮大会王者の柳ヶ浦はエース山口俊の存在が大きいですわね。
ドラフト上位候補にも挙げられ、昨秋は147km/hを記録しました。神宮大会決勝では
愛工大名電打線を8回まで無安打に抑え、奪三振率も高い好投手。コーナーに決まれば
速球だけで相手をねじ伏せる実力があり、投打が噛み合えば一気に大分勢の全国制覇も
手が届くところとなりましょう。

この9チームを追う実力Bクラスのチームにも実力的な差異はありません。
青森山田は昨夏活躍した左腕・柳田がさらにスケールアップして甲子園にやってきます。
最速146km/hと言われる重い直球の威力は昨夏の開幕試合・天理戦で証明いたしました。
羽黒のブラジル人留学生・片山マウリシオは技巧派の好投手。多彩な変化球で強力打線を
手玉に取り、神宮大会では駒大苫小牧を撃破。両校は昨春に続いて「みちのく旋風」を
起こせるかもしれませんわね。

常総学院は注目の強打者・勝田の打撃と持丸監督の采配がチームに浸透しておりますし、
充分上位校を撃破する実力を秘めています。福井商は主戦林啓介が屈指の速球投手として
大物食いに虎視眈々。注目の強打者が並び、打線の破壊力ではどこにも劣らぬ市和歌山商
女子ソフトボールの名監督・長沢氏の率いる鹿児島の新鋭神村学園、柳ヶ浦の山口俊と
延長15回を戦い抜いた東筑紫学園も充分に優勝候補9校を打倒できる力がございます。

21世紀枠では西日本でも屈指の進学校・高松がなんと70年ぶりの選抜出場。
旧制高松中学時代はわたくしを舞台に全国屈指の実力校と称えられたものでございます。
時代を超えたあのときの後輩たちが、格上のチームにどう挑むのかも見所ですわね。
一迫いちはさま商も既に宮城県内では県北の雄として知られる強豪。初出場でどこまで戦えるか、
21世紀枠の意義も含めて注目されるところでございますわね。

285 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/10 20:54

○注目選手 −投手編−

大会屈指の好投手としてまず名前が挙がるのは、柳ヶ浦の山口俊投手ですわね。
1年夏に甲子園で中継ぎデビュー。試合は1−2で敗れましたが、その年優勝した
常総学院戦で1年生ながら135km/hを越える速球で押し、野球ファンにその名を
印象付けました。あれから2年、成長した彼はスカウトも熱視線を送る逸材に成長。
MAX147km/hの速球は150km/hの壁を破るかもしれません。

MAX147km/hで思い出されるのは、昨夏の準決勝でデビューを果たした駒大苫小牧・
松橋拓也投手でございます。三番手投手が突然の先発、どんな投手かと思っていたら
誰よりも速い球を投げ込んだ2年生の登場には驚かされました。将来性はその球速からも
うかがい知れるところでございましょう。秋の大会で安定感を増し、突然崩れる悪癖も
目立たなくなった松橋投手は、「向かうところ敵なし」の投球が期待されます。

力の投球で魅せるのは東邦・木下達生投手。柔らかい腕の振りからMAX144km/hの速球で
三振の山を築きます。全国のどのチームからも2桁奪三振の狙える好投手に成長しました。
10試合完封の安定感と高い奪三振率は他校の脅威となるでしょう。

出場投手中最高の奪三振率10.98を誇るのは、育英のエース・若竹竜士ですわね。
最速148km/hの直球もさることながら、高い奪三振率は鋭いスライダーの存在があります。
狙って三振が獲れる若竹には早い段階からスカウトもマークしており、今大会のみならず
その将来も期待できる逸材でございます。

関東大会優勝校・東海大相模のエース小泉圭市も球の速さは一級品ですわね。
144km/hの速球にキレのいいスライダーでアウトを稼げる投手でございます。
やや制球難が不安視されますが、これさえ克服すれば「関東大会優勝投手」の称号は
「全国大会優勝投手」の称号と取り替えることが可能になり得る逸材でございます。

やや小柄ながら、防御率の良さで光るのが神村学園・野上亮磨投手ですわね。
140km/hの速球とスライダーにチェンジアップで防御率は1.10と輝いております。
創部わずか2年で九州の強豪を連破する原動力となった実力は本物ですわね。

福井商のエース林啓介は、多彩な変化球にMAX144km/hの速球を武器としています。
昨秋から北信越ナンバーワンの投手と評価は高く、彼の投球次第では福井商の旋風も
あり得るでしょう。一冬を越して磨きのかかったストレートと変化球に期待されます。

八幡はちまん商の上田大貴たいき投手は昨春の甲子園で明徳義塾と接戦を演じた実績があり、
秋の大会では近畿の強豪を連破して出場権を確保しました。142km/hのストレートは
プロスカウトからも注目を浴びており、近年レベルアップの著しい滋賀県勢の躍進に
今大会でも期待がかかります。

神戸国際大付の左腕・大西正樹、右腕・有元一真は共に注目の好投手ですわね。
左腕独特の鋭いカーブで三振の山を築く大西、救援投手として防御率0.91と安定した
左右の二枚看板はどちらも140km/hに迫る速球を投げ、甲乙付けがたい実力があります。
好投手による饗宴が期待されるところですわね。

西条の戸田慎太郎も140km/hを越える速球を記録した好投手の一人ですわね。
速球やスライダーでカウントを稼ぎ、決め球は高校生にも流行り始めたツーシーム。
秋季県大会、四国大会と二度済美を撃破した投手の実力は本物でございます。

技巧派の好投手として名前が挙がるのは、羽黒のブラジル人留学生・片山マウリシオ
130km/h前後の速球にスライダーやチェンジアップを織り交ぜる軟投で東北大会を制覇。
相手打線が術中にはまるとなかなか抜け出せない、そんな投球が光りますわね。

修徳の斉藤勝は昨夏2完封で八強入りした実績が群を抜きます。
球の出所が分かりにくいフォームから放つ130km/h台後半の直球にはキレがあり、
思わず打者が手を出してしまう高めのボール球は昨夏の大会で猛威を振るいました。
彼より速い投手は何人もおりますが、打ち辛さという点では1、2位を争いますわね。
痛めた故障箇所の回復が気になるところでございます。しかし修徳は昨秋、エース
斉藤抜きで東京を制覇したようなものでございました。その立役者は新2年生・磯部泰
昨秋の東京大会で急成長し、MAX141km/hを記録いたしました。斉藤投手の影に隠れた
好投手として彼も注目されることでしょう。

そして今大会屈指の左腕として名前が挙がる、青森山田の柳田将利投手。
球質の重いMAX146km/hの速球は、左腕の希少性からしても高く評価されるものです。
176cm、94kgと太目の体格を絞れば、球速とキレの向上がさらに期待されますわね。
威力のある直球とスローカーブ、そして新兵器のスライダーが唸りを上げます。

286 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/10 20:55

○注目選手 −野手編−

伝統的に春の大会は投手優位と言われますわね。気温の低さがその原因でございます。
その中で野手はいかに投手を攻略するか。注目の一つと言えるのではないでしょうか。

今大会屈指の強打者を列挙すると、神村学園・天王寺谷てんのうじや亮右翼手が新チーム結成後に
13本塁打と驚異的な数字を残しております。左のスラッガーとして注目を浴びますわ。
一発だけではなく打率4割を超える高打率もマーク。創部2年目でわたくしにまで
来れたのは決して偶然ではありませんわね。

昨夏から抜群の野球センスを光らせ、高校ナンバーワン野手とスカウトが評価するのは
市和歌山商の川端慎吾遊撃手。50m5秒台の俊足に通算25本塁打。昨夏は三番でしたが、
新チーム結成後は「恐怖の一番打者」として、市和歌山商の切り込み隊長を勤めます。
走攻守三拍子揃った183cmの大型遊撃手はその進路も注目されるところでございます。

市和歌山商は昨夏を経験した打者が多数残っており、全国でも屈指の打線を誇ります。
四番に座る伊藤翔左翼手は、新2年生ながら昨夏の主砲・梶本を三番に押し退け、
早くもプロ注目の強打者に成長しました。左打者ながら左翼方向に本塁打を打つことが
できる長打力が魅力です。その梶本ひろし二塁手も既に高校通算20本塁打超の強打者で、
チャンスに強い打撃は伊藤に決して引けをとるものではありません。

修徳の強打者、長島一成ながしまかずしげ三塁手磯部泰一塁手の打撃も見逃せません。
長島は左打席から膝元の難しいボールを右翼越えに飛ばせるシャープな打撃が光り、
同姓同名というだけではここまで注目されません。それほどの才能を感じますわね。
磯部は昨夏から中軸を打ち、投手としても140km/hを越えるなど抜群の野球センスで
長打を量産しました。打率5割超、本塁打10本は本当に新2年生かと思わされます。

駒大苫小牧のサイクルヒッター・林裕也二塁手、新たに四番を打つ本間篤志中堅手
旧チームにも劣らぬ強力打線の象徴でございます。林はバットコントロールの巧みさと
広角打法で全国の強豪を薙ぎ倒した好打から目が離せません。本間選手ははこれまた
新2年生とは思えぬ強打の持ち主で、今大会も「駒苫旋風」を予感させてくれますわ。

青森山田・柳田将利投手は、左腕からの剛速球以上に打撃の評判がいい天才肌。
投手、野手のどちらで上を目指すか気になる逸材ですわね。太目の体格から鋭い
スイングで安打を量産、昨秋は打率.488と素晴らしい打撃を披露いたしました。

愛工大名電の四番・堂上直倫どのうえなおみち三塁手も新2年生の強打者でございます。
父・てらしさんが元ドラゴンズの投手、兄・剛裕たけひろは2年前に高校生屈指の強打者として
ドラフト6巡目でドラゴンズ入り。野球一家で育った最強の遺伝子の持ち主ですわね。
早くも新チームで8本塁打を放っており、スカウトも既に熱視線を送る逸材でございます。

元プロ野球選手の息子ということでは、東海大相模の角一晃すみいっこう三塁手も注目ですわね。
かつてジャイアンツのリリーフとして活躍した角盈男すみみつお投手のご子息でございます。
豪快な強打もさることながら、バントや右打ちなど犠打、進塁打など小技もこなし、
全員野球の東海大相模を象徴する選手かも知れません。

北信越の雄・星稜を引っ張る巧打者を二人紹介いたしましょう。
トップバッターである山岸礼二塁手は打率.548、盗塁32と理想的な数字を残しており、
三番打者の中井浩祐三塁手も打率.429に7本塁打。山岸が出塁し、中井のタイムリーで
生還するのが星稜得意の得点パターンでしょう。


以上、大変長くなりましたが、今大会の見所と注目選手を紹介いたしました。
しかしわたくしという舞台には、誰もが注目していなかったけれど、ふたを開ければ
いい選手だった、甲子園で試合をする度に上手くなっていった、などという選手が
必ず一人はいるものでございます。

そんな選手を捜すのもまた一興でございますし、成長する選手、進化する選手に
物語を見出してしまう野球ファンにとっては、たまらないものがございましょう。
第77回春の選抜高校野球大会、3月23日に開幕でございます!

といったところでさすがのわたくしもバタンキューでございます。
>>283様、レスはまた後日にいたしますので、もうしばらくお待ちくださいまし……。

287 名前:名無し客:05/03/10 21:13

そろそろ赤ヘルファンが辛くなってきたんですが…仕方ないんでしょうかね?
漫画のネタに多用されるほどですよ……近いし、四国のほうに思いを馳せてみたほうが…まだ…

288 名前:名無し客:05/03/10 21:23

>>283に絡んで、ネーミングライツ取得で福岡ドームの名称が「福岡Yahoo!JAPANドーム(略称:ヤフードーム)」に変更。
地元の案内地図やニュースは略称で呼ぶからこっちの方が違和感ありますよ。

289 名前:名無し客:05/03/11 04:43

ソフトボールと野球の違いを教えて下さい

290 名前:名無し客:05/03/14 21:18

甲子園の歴史では、予告ホームランというものは実在しましたか?

291 名前:名無し客:05/03/15 03:28

一点をせめぎ合う投手戦と互いにふた桁スコアは当たり前!な乱打戦。
試合として見どころが大きいのはどちらだと思います?

292 名前:名無し客:05/03/16 22:23

某野村監督夫人いわく、
「ストレスなどという言葉は私たちの時代には無かった。
今の若者は甘えるためにそういう言葉を頻繁に使うようだ」
……だそうですが。

293 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:13

昨今は週1のレスになっておりますわね。わたくしはどこぞの週刊誌でしょうか?
それでは「週刊甲子園」、今週もスタートでございます。

>>283様
やむを得ぬことではございます。いずれは慣れるものだと思いますけれど、
それまでは違和感を覚えてしまうのも、無理からぬことでございましょう。
球団の親会社はその時代を反映するものとよく言われます。
ソフトバンクなどの情報産業企業が球団保有に至ったのも時代の流れですわね。

ダイエーホークスはバブル崩壊後の日本とは逆の流れを辿った球団でございました。
豊富な資金力で大型補強をしたものの、チームの成績は思わしくない時代が続き、
王監督が「頼むから辞めてくれ」などとファンに叫ばれ、生卵を投げつけられ、
親会社の経営危機が叫ばれ始めるようになってからパの常勝軍団に成長いたしました。

しかし強くなればなるほど親会社の危機は叫ばれ、優勝する度に武田一浩、工藤公康、
小久保裕紀など、チームを代表する選手は次々と他球団へ移籍。今オフに至っては
かつての経営陣である高塚氏の「法令違反」による辞任がきっかけで、実に不可解な
契約が成立し、井口選手までもがメジャーリーグへと飛び立ってしまいました。
それだけの事態があっても常勝チームであり続けたのは、驚異的なことではあります。
南海ホークスは遠くなりにけり――わたくしはそんな印象を抱いてしまいますわ。

294 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:14

>>287様
広島カープでございますか。残念ながらBクラスの低迷が長く続いておりますわね。
今年は課題とされていた投手陣再建の目途は立ったような気がいたしますが……
エースの黒田、佐々岡、長谷川、高橋建と名前だけ聞けば「これは」という選手が
揃っておりますし、若手の大竹投手が素晴らしい才能を開花させようとしております。
ですがキャンプ終盤に、正捕手・石原選手が全治3ヶ月の骨折とは痛いですわね。
例年故障者が相次ぎ、夏場まではいい勝負をするものの、その先は失速という状態が
続いてしまっておりますわね。選手層の薄さが解消されなければ、上位への躍進は
難しい気がいたします。

……カープの長年にわたる苦戦は、選手や育成にのみ問題があるとは言い切れぬものが
ございますわね。戦力均衡を蔑ろしてきた球界の構造が、長期低迷の最大の原因ですわ。
逆指名だの自由獲得枠だの、議論を尽くさぬ上でのFA制度の導入など、資金力の差が
如実に現れる制度が諸悪の根源でございましょう。カープは独立採算の球団ですから、
マネーゲームになればかなり厳しい展開に追い込まれますわね。
カープは5年間で江藤、金本という二人の四番打者をFAで失ってしまいましたし、
昨年の球界再編問題で「バファローズの次はカープが潰されるだろう」などという話が
まことしやかに聞こえてきたものでございます。

カープの応援を辞めることに対しては皆様の決断ですから、わたくしが何かを申し上げる
わけにもいきませんけれども、野球を見捨てることだけは踏み留まってくださいまし。
愚かな経営陣の暴走が失敗に終わり、球界は真剣に変わろうという姿を見せております。
その動きを見てからでも、見放すのは遅くないはずでございます。

応援しているチームを持つというのは、スタンドで観客との一体感を味わうための
第一歩と言えましょう。好きなチームを応援しながら、心に芽生えた熱い感情までもが
無駄だったとは思わぬようにしてくださいませ。

四国の独立リーグに目を向けることは大いに良いことでございます。
アイランドリーグで応援していた選手がカープに入団したとなれば、>>287様にとっては
最高の物語ではないでしょうか。そうなればきっと、またカープに注目したくなる時期が
やってくるやもしれません。それまではどうか、どうかご辛抱くださいませ。

295 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:15

>>288様
今後、ネーミング・ライツの取得による名称変更は珍しくないものとなるでしょう。
むしろ経営陣がやっとネーミング・ライツというものを認識したようでございますが。
昨年、ストライキの際の労使交渉で、選手会側が命名権売買の話題を持ち出したところ、
「ネーミング・ライツとは何だ?」であるとか、「Yahooというのは何のこと?」などと
質問されたそうでございます。「野球知らずの野球経営者」ということを示す象徴的な
会話でございますが……。

今年度はそのネーミング・ライツの売却が例年より盛んでしたわね。
ライオンズの二軍は「インボイス」、西武ドーム様は「インボイス西武ドーム」となり、
Yahoo! BBスタジアム様は契約満了。今年からは「スカイマークスタジアム」と呼ばれます。
福岡ドームはヤフードームとなりますし、県営宮城球場様は「フルキャスト宮城球場」と
名称がそれぞれ変わるようですわね。

球団名と同様、最初は違和感を覚えてしまうでしょう。しかしそれも時の流れがいずれ
解決してくれますわ。それまでは聞き慣れぬ名に「?」と思われることもありましょうが、
一時的なものでございますわよ。

296 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:16

>>289様
わたくしに聞くよりルール解説のページでもご覧になればいいのでは?
似通ったところはありますが、ソフトボールと野球は別のスポーツでございます。
よく言われる違いを挙げますと、野球に比べてグラウンドが小さいサイズですから
投手と本塁の間が短く、速球投手の投球は体感速度160km/hを越えると言われますわね。
そのため、緩急のつけ方は野球以上に重要ということもよく指摘されることでございます。
また、下手からの投球(ウィンドミル)が主流ですから、変化球も曲がる、落ちるという
変化以外に「浮き上がる」球種がございます。ボールに強烈なバックスピンをかける
「ライズボール」がそれですわね。

ルール面での大きな違いは、盗塁が極めて難しいことでしょうか。
野球と比べて塁間距離が短いため、走者がベースを離れる(リード)を許してしまうと
盗塁し放題になってしまうため、投手が球から手を離すまで走者はベースを離れては
ならないというルールがあり、離塁違反という反則条項もございます。
実質的に暴投でもしない限り、盗塁は成功し辛いルールになっておりますわね。

日本女子ソフトボールは世界屈指の強豪ですから、オリンピックなどが近づく度に
マスコミから大きな注目を浴び、様々な形で紹介されます。次の五輪の年にもメダルが
狙える競技として大きく扱われるでしょう。一度は注目なさってはいかがでしょうか?

297 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:18

>>290様
バットを外野スタンドに向けてるという、劇画の世界のような予告ホームランこそ
ありませんが、エピソードとして「予告ホームラン」めいた出来事はございますわね。
それも高校野球の世界でございます。

1994年、夏の高校野球決勝戦。対戦カードは佐賀商−樟南(鹿児島)の九州対決。
4−4の同点で迎えた9回表、佐賀商、最後の攻撃。一死満塁の好機に1番・宮原は
三振に倒れました。チャンスを生かせず「後は頼んだ」とネクストサークルに控える
西原キャプテンに告げたとき、彼はこう言いました――「オレが決めてやる」
打席に入り、西原は初球をフルスイング。打球は左翼席に飛び込む決勝戦史上唯一の
満塁ホームランとなり、佐賀県勢史上初の優勝を引き寄せました。

1979年、高校野球史上屈指の名勝負と言われる箕島(和歌山)−星稜(石川)の
対戦でも劇的な予告本塁打がありました。週刊ベースボールが「神様の創った試合」と
後に呼んだ劇的な名勝負でございます。まずはスコアをご覧いただきましょう。

星稜 001 000 000 001 000 100=3
箕島 001 000 000 001 000 101=4

星稜が先行し、常に箕島が追う展開。出来事は12回裏に起こりました。
12回表、星稜が敵失で勝ち越し。その裏、箕島の攻撃は遊ゴロと捕ゴロで簡単に二死。
春の王者・箕島がついに力尽きると誰もが思いました。二死無走者で打順が巡ってきた
嶋田選手は、尾藤監督にこう言いました――「監督、ホームランを狙っていいですか?」

尾藤監督はそこでうなずいたといいます。堅実な打撃を常に心がけるよう指導していた
同監督にとっては、あり得ないことでございました。嶋田選手の打球は高く舞い上がり、
左翼ラッキーゾーンに飛び込む同点本塁打となり、試合を振り出しに戻したのです。
箕島はまた勝ち越された16回にも、二死から同点本塁打が飛び出し、劇画の世界でも
創れないドラマを作り上げたのでございます。

いずれも「予告ホームラン」とは少々毛色が違うものではあります。
しかし彼らが決して諦めない気持ちを持って打席に入ったからこそ、そのような劇的な
結果が生まれたのではないでしょうか。偶然だけでドラマが生まれることはありません。
人の技術と意思こそが、偶然と呼ばれる出来事を生み出すのでございます。
目を閉じてバットを振ったところで、偶然や奇跡など起こるはずがありません。
練習で何千何万とバットを振り、その結果を求めた強い意志が偶然や奇跡を生むのですわ。

298 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:19

>>291様
個人の野球観に左右されますので、一概にどちらの見所が多いとは申せませんわね。
以前に>>69様にも同様な質問をお受けいたしました。>>76でお答えしております。
……しかし、わたくしもあの当時は今よりもずっと短いレスだったのですわねえ。

投手戦、打撃戦、どちらも野球ファンの皆様は楽しんでくださいます。
しかし野球ファンの間には「8−7の試合が一番面白い」という俗説がございました。
これだけのスコアになると結構な打撃戦だと思いますが、一番面白いと呼ばれる論拠が
はっきりしない俗説でございます。
推測いたしますに、やはりこの俗説はファンからの視点のものではないでしょうか。
打撃戦はファンにとって分かりやすい結果が伴いますし、子供も大人も楽しめます。
対して投手戦は玄人を唸らせますが、子供たちには変化球の球種も分からない子が
多数おりましょう。そのために8−7という打撃戦の数字が現れたような気がします。

では打撃戦が面白いならば、何故9点、10点という数字にならないのでしょうか?
そこにはやはり「投手と打者の対決」という点に面白味があるからではないでしょうか。
二桁得点の試合になってしまうと「投手は一体、何をやっているんだろう?」、
「しっかり抑えてみせろ」などという批判が生まれてくるのでしょう。
打たれたり四球を出すだけであれば、子供でも可能です。専任の投手である必要性が
ギリギリでなくなってしまわないところに、8−7という数字がある気がしますわね。

299 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/17 23:20

>>292様
えー、なんと申しましょうか。
野村サチヨの話を真に受けていては、ろくなことにならぬ気がいたしますが。

確かにストレスという言葉は近年になって出てきたものでございましょう。
それは人間の健康にメンタルが大きく関係していることが大衆にも認知されるように
なったためであり、「ストレス」に該当する事象がなかったわけではございますまい。

似たようなものに「過労死」という言葉もございます。これも社会問題化したことで
知られるようになった言葉の一つでございましょう。バブル経済の時代やその崩壊後に
度々聞くようになりましたが、「働き過ぎで休暇がとれず、死に至る」という事態は
「モーレツ社員」、「働きバチ」、「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」などという
言葉が流行語となっていた、高度成長の時代のほうが多かったのではないでしょうか?

ただ、「ストレス」という言葉が広まった結果、精神的な疲れを簡単に「ストレス」と
楽に言い示せるようになったのは事実でございましょう。ですが辛い思いをしている方も
いるのですから、甘えるためだと断じるのはいかがなものかと思いますが。
「ストレス」という言葉が普及していなかった時代、ストレスを医師に説明することの
できなかった人々は、的確な診断を受けることができなかったかもしれません。
それを無視しているのであれば、沙知代夫人の発言はやや軽々に過ぎると思いますわね。




しかし一体、何をとち狂ったことを言っておりますでしょうか、あの方は。
いい加減、もう野村克也氏とカツノリ選手に迷惑をかけないでいただきたいですわね。
力を手に入れると自分が神になったように勘違いして威張り始める人間は多いですが、
力など何もないのに、偉そうなあの自信は一体どこから沸いてくるのでしょうねえ?
自分から「野球人・野村克也の妻」という看板を取ったら一体何が残るのか考えれば
良いではないですか。脱税犯のツラしか残らぬくせに。

ストレスが甘えるためですって? 馬鹿げたことを言わないで欲しいですわね。
そりゃ沙知代夫人はストレスを感じようものなら、所構わずヒステリーを起こせば
確実に解消された
でしょうが、本人の振る舞いがどれだけ迷惑をかけていたかを
知るべきですわね。周囲の人にストレスを撒き散らしていたのですから!
ストレスを溜めては爆発させ、周囲どころか社会にまで甘えていたのは、他ならぬ
沙知代夫人ではありませんか。
白昼の逮捕劇や野村監督の引責解任、酒の肴には苦かったですわね。ケッ!


300 名前:名無し客:05/03/18 01:17

新聞にちょっと載ってましたが、
「黒い霧事件」というものについて
詳しく教えてください。

301 名前:名無し客:05/03/18 03:52

火災対策は万全でしょうか?

302 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/24 01:40

いよいよ春の選抜が開幕かと思いきや、雨天中止で開会式のみとは。
春はやはり天候にも左右されやすいですわね。

>>300様
黒い霧事件ですか……思い出すだけで怖気の走る事件でございます。
日本プロ野球史上最高の汚点だったと位置づけて良いのではないでしょうか?
一般的には「西鉄ライオンズを舞台とした八百長行為」と認識されておりますわね。
しかし実際には様々な背景が潜んでおり、野球協約に基づく処分のあり方や
プロ野球と暴力団の関係、さらには処分に対する疑問などが時を経ても残っており、
真相が「黒い霧」の中に消えてしまった事件でございます。

1967年、政界で沸き起こった汚職疑獄を「黒い霧事件」と称したのですが、
多くの疑問が残ったことから、野球での八百長事件も「黒い霧事件」と呼ばれるように
なったのでございます。どちらを意味するか明確にするため、永田町の出来事のほうは
「政界黒い霧事件」と呼ばれることが多いですわね。
1969年から翌年にかけ、プロ野球の屋台骨を揺るがしかねない事件でございました。

事件につきましては、詳細な記述のあるサイトをご覧になってくださいまし。
ttp://www.geocities.co.jp/Athlete/7545/newpage17.htm
ttp://www2.plala.or.jp/ippeifuji/p-k2-17.htm
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%81%84%E9%9C%A7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

西鉄ライオンズ……それは当時、パ・リーグの誇る栄光のブランドでございました。
1950年代のパ・リーグ3連覇に代表される常勝軍団。名将・三原脩監督の率いた
緻密な野球、そして名選手の数々は今もなおオールドファンの語り草でございます。
鉄腕と呼ばれた稲尾和久、青バットの大下弘、現オリックス・バファローズ監督の
仰木彬二塁手、怪童・中西太……個性溢れる選手は荒々しい気性と豪快なプレーを
繰り広げ、「野武士集団」との異名をとったものでございました。

上記のリンク先に、「池永正明」という名前が何度も出てきたはずでございます。
彼は下関商業のエースとして、高校時代わたくしの舞台で優勝もしておりました。
どのような投手だったかと言いますと、一言、「早熟の天才投手」という言葉しか
思い浮かびません。威力のある直球は打者の手元で唸りを上げ、縦のカーブは落差、
キレともに超一級品。打たれることなどまず考えられぬ投手でございました。

そして球の威力以上に驚かされたのが投球術てございます。無駄な球が一球もなく、
打者が打席に入ったときにはもう、池永の頭の中には立体的な配球図が描かれており、
後はその通り投げれば打者を軽く打ち取れる……さながらモーツァルトの作曲術を
思わせるような芸術的な投球をした投手でございます。その打者心理を見透かした
巧みなピッチングには、神に愛でられし存在が出現したと思ってしまったものでした。
彼は現在でも「高校野球史上最高の投手」として名前を挙げられることがございます。

プロ入り後もその投球術は輝き続け、高卒でいきなり20勝を挙げました。
その後も順調に好成績を収め続け、黒い霧事件の発覚する1970年までの5年間で
99勝を記録いたしました。その頃にはすっかり西鉄ライオンズのエースでしたわね。

彼はライオンズの先輩・田中勉に呼び出され、そこで100万円を渡されたといいます。
田中はその封筒を渡し、「頼んだぞ」と池永に言いました。池永は「何のことですか」と
聞き返しましたが、田中は「受け取ってくれればいい」と続けました。チーム内では既に
八百長の噂などは流れていましたから、池永はそれだけで何を意味しているか悟り、
「これは受け取れません。それ(=八百長)はできんとですよ」と言ったそうです。
田中はその返事も聞かず、お金を渡したままその場を立ち去ったと言われています。
池永はお金を受け取ったものの、いずれ返さねばと思い、家の押し入れに入れたままに
しておいたそうでございます。

この事実が致命的でした。発覚後、池永は「八百長はしていない」と主張したものの、
「金を返していなかったこと」が潔白を証明するには大きな障害となってしまい、
球界から永久追放処分を受けてしまいました。
西鉄ライオンズ関係者からも「池永はやっていないのでは」という声があったものの、
スポーツにおける敗退行為、八百長などというものは存在すら許してはならぬものという
観点から、「疑わしきも罰せよ」という風潮が蔓延しておりました。
池永という名選手を生け贄にすることで事態の収束を図った――という主張がありますが、
奇妙なまでに真実味を感じてしまう見解ではあります。

今に至っては「池永は八百長には加担していない」という声が大きくなっており、
恐らくこれが事実であろうとわたくしも思います。そのため永久追放という処分から
復権を願う運動が20年ほど前から起こっていたのですが、先頃ようやく復権への道が
見え始めたようでございますわね。プロ野球実行委員会の協議結果、3月1日の新聞に
記事が掲載されました。恐らく>>300様もそのときに目にしたのではないでしょうか?

この事件はその後のプロ野球にも大きく影響を与えております。
特に暴力団と野球の関係というものは、今もって大きな問題として考えねばならぬ
球界の闇でございますし、処分が下せても復権に関して何も記述のない野球協約の
欠陥を指摘することもできましょう。
そして何よりも、野球賭博に選手が関わっていたという悲劇的な事実。
教訓として、今の野球選手たちも胸に秘めておくべきことと思いますわね。
いつどこで池永のケースと同じような魔の手が、現役選手に伸びてくるかも知れぬのです。

303 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/03/24 01:41

>>301様
わたくしの場合は鉄筋コンクリートですし、そうそう燃えやすいものもないですから、
火災が起こる可能性は高くはないと思われます。しかし万が一に火災が発生した場合、
避難という点には疑問が伴いますわね。5万人が一部の出入り口に殺到したら大変ですわ。
しかしこれは球場の宿命ではないかと思われますが……。

わたくしが心配するのはドーム球場の方々でございますわね。
煙の逃げ場がございませんし、様々な化学物質が使われた球場の、設備が燃えた場合、
有毒ガスが発生したりはしないのでしょうか? 火災でなくても球場でのテロ対策など
特に聞いたこともございませんし、安全性や危機管理についてはいささかの疑問を
覚えてしまいますわね。大丈夫なのでしょうか……?

304 名前:名無し客:05/03/24 21:35

さあ、いよいよプロ野球も開幕ですね!今年も大いに楽しみましょう。

専門家でさえ滅多に当たらないのが、「順位予想」です。
ここはひとつ甲子園さんの予想を聞きたいと思います。

305 名前:名無し客:05/03/26 02:04

どうしても。「ダイエー」って言ってしまうんですが…。
どうしたらいいでしょうか…

306 名前:元名古屋市民:05/03/30 13:10

初めましてm(_ _)m中京大中京投手の鈴木創の友達なんですけど
自分引っ越しちゃって鈴木創の情報が全く無いんで情報有る人お願い
しま〜す。

307 名前:名無し客:05/04/05 02:55

予想出来ていた事ですが、100敗(以上)ペースの楽天が不憫というか、哀れというか、
ああやっぱりなー、と言いますか。
球団が来る事を本当に楽しみにしていた仙台の友人が、ちと可哀想に思えてきます。

かの阪神タイガースも最下位続きの時代がありました。
確実に負ける試合でも楽しく応援出来るコツを教えて下さい。

308 名前:名無し客:05/04/05 06:15

高校野球は愛工大名電の優勝で幕を閉じました。

甲子園さんの印象に残ったチーム、選手、場面などありましたら教えてください。

309 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/05 13:43

さて……新年度の始まりということで、はっきりさせておきましょう。
わたくしが今後「バファローズ」と書く場合は、合併球団オリックス・バファローズを
意味することといたします。近鉄バファローズを指す場合はチーム名に企業名を付与し、
「近鉄バファローズ」と記述いたします。

余談ながら、わたくしはこれまでも特定チームの話題を出す場合には、企業名ではなく
チーム名を記述してまいりました。球団は企業の広告としてのみ存在するべきではない
という観点からの、ささやかな抵抗でございます。

このスレを振り返ると、「あれ、企業名になってるぞ?」という場合もありましょう。
それは以下のいずれかに該当いたします。

1.企業そのものが話題の中心にある場合(「近鉄の財務が……」などの場合)
2.球団の名称か略称である場合(「阪神タイガース」と表記した場合の"阪神"の部分)
3.書く過程で間違えてしまった場合(ジャイアンツを"巨人"と表記、など)

310 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/05 13:44

>>304様
それでは今季のパ・リーグの予想からいたしましょうか。今シーズンのパ・リーグは
各チームがセ・リーグとの交流戦を含めて136試合を行います。うち上位3チームが昨年と
同じ形式のプレーオフに進出し、優勝を争うことになりますわ。

その中で戦力分析をしてまいりますと、やはりライオンズ、ホークスが二強を形成し、
3位争いが注目されるという形になりそうですわね。3位争いはファイターズ、マリーンズ、
バファローズの順に有力ということになりましょうか。新球団のゴールデンイーグルスは
失礼ながら最下位……と予想いたします。

やはり上位二強は他の4チームに比べて実力が抜けておりましょう。
ライオンズは元々リーグ屈指の投手力を誇るチームで、今年は層も厚くなっております。
打線も和田、カブレラの中軸に、昨年大ブレイクした中島裕之など破壊力も抜群ですわね。
戦力的にはまさに隙なし。親会社の苦境を余所に、常勝軍団は今季も健在ですわ。

ホークスは野手陣が高いレベルで整った戦力ですわね。隙のない打線は今シーズンも
他チームの脅威でございましょう。井口選手がメジャーに移籍した穴は大きいですが、
それでも優勝候補と言い切れるだけの実力、経験がございます。
心配なのは控え選手との差に選手層の薄さを感じることがある……という部分でしょうか。
新垣、杉内、和田毅などの若い投手陣は、今ひとつ渋皮のむけ切れぬ印象がございますが、
城島捕手にその能力を是非とも引き出して欲しいですわね。

ファイターズは投手陣次第で一気に上位に進出する可能性を秘めています。
打線は元々リーグでも上位にランクしますし、密かに昨年は救援投手陣の防御率がリーグ1位。
先発の金村、ミラバルの二枚看板に正田、押本が安定してくれば面白いことになるでしょう。
クローザーの横山も得点圏での被打率を下げたいところですわね。昨年プレーオフでライオンズに
敗れた悔しさもエネルギーになりましょう。試合以外にもSHINJO選手らのパフォーマンスなどが
楽しみなチームですわ。

マリーンズは投手力が充実したチーム。鍵を握るのは打線になるでしょう。
投手陣は本格派の清水直、アンダースローの渡辺俊介、奪三振率の高い小林宏之の三本柱が確立し、
救援陣もクローザーの小林雅英がドンと控え、上位チームに決して劣らぬ選手が揃っております。
問題の打線も西岡、今江の成長にブレイクの予兆が見られ、ベテラン初芝、堀もいぶし銀の活躍が
期待されます。ここに「ハワイアン・パンチ」の異名をとるベニー、韓国の大砲・李承Yが中軸に
定着すれば、パ・リーグをかき回す台風の目になり得ます。

バファローズは合併によってバランスのとれた布陣が揃いました。
皮肉なことではありますが、俊足の村松、犠打の名人・水口のベテラン勢に北川や谷など
勝負強い選手が並ぶことになり、「仰木マジック」も他球団には脅威でございましょう。
投手陣の踏ん張りがあれば、打線は厚みを増したので面白いことにはなると思われます。
いかに仰木マジックを導ける試合展開に運べるか。それが解消されれば手強くなるチームですわ。

さて、ゴールデンイーグルスですが……残念ながら戦えるチームになるのは数年後ではないか、
という気がいたしますわね。春はペナントレースについていけたとしても、スタメンの平均年齢は
30歳を越えており、疲れの出る6月以降の夏場、失速する可能性は高いですわね。
連敗を止められるのが岩隈投手だけになれば、田尾監督も頭を悩ませる日々が続くことでしょう。
救いは新球団であることでしょう。選手たちの心が若いままであれば、そこに希望が見出せます。
ベテラン勢が最後に花を咲かせようとする心が続けば、新たな世代のために何かが残せるのでは
ないでしょうか。



続きまして、セ・リーグの順位予想に参ります。
こちらはドラゴンズ、ジャイアンツが抜け出ておりますわね。それに続くのがタイガースですが、
スワローズ、カープとは大きな差を感じません。ベイスターズが次第に成長する兆しも見せており、
3位以下の順位予想は困難なものとなっております。

ドラゴンズは昨年とは打って変わって積極的な補強に取り組みました。
リーグ1位の投手陣に本塁打王・ウッズが加わり、課題とされた打線も怖さが生まれました。
落合監督の「オレ流」采配も理にかなって冴え渡り、12球団最高の守備陣も文句なし。
投打とも隙のない野球で連覇を狙います。

ジャイアンツは戦力的には12球団最強なのですが、どうにもそれを生かせず敗れるケースが
増えておりますわね。強打者がずらりと並ぶ打線は恐ろしいの一言ですが、投手陣が抑えねば
それは宝の持ち腐れ。逆に申せば、投手陣さえ上手く機能すれば無敵のチームになりましょう。
課題はそれだけでございます。投手出身の堀内監督が何とかしなければならぬことですわね。

タイガースは優勝を知るメンバーが多数残っているのが大きな強みでございます。
大規模な野手コンバートに「星野色」を一掃したい岡田監督の思惑が見え隠れしますわね。
ベテラン勢と若手、中堅のバランスは一番整っているチームかもしれません。
優勝時のような打線の繋がりがあれば、昨年防御率2位の投手陣が試合を優位にするでしょう。

スワローズは古田捕手の存在が大きいですわね。投手陣が信頼をおけるキャッチャーの存在は、
それだけで安心感を生むでしょう。不安視されるのは選手層が意外と薄いことでしょうか。
センターラインは守備に不安のない面々が揃うものの、ベテラン勢の高齢化は着実に進んでおり、
残念ながら彼らが故障した場合どうなるのか。特に足に不安を抱える古田捕手の故障はそのまま
チームの力を左右しかねません。怪我さえなければ上位チームと渡り合えるチームですわね。

カープは投手陣の再建が急務でございます。今年はそこに一応の目途はついたと思いますが、
毎年のように夏場失速してしまう悪癖を何とかしたいところですわね。先発陣は整いましたし、
クローザーもベイル選手が使えるという見込み。中継ぎ陣の成長が鍵を握るところでしょう。
打線は中軸が充実。嶋、ラロッカ、前田、緒方、野村と豪華な布陣。1、2番の出塁率次第で
赤ヘル旋風も夢ではありません。
不安なのは守備ですわね。正捕手石原の長期離脱、名手シーツの移籍によりセンターライン、
特に二遊間は心配です。守備のスペシャリストが欲しいところですわね。

ベイスターズはある意味で今季最も楽しみなチームと言えるでしょう。
昨年はチーム打率1位、防御率3位ながら何故か最下位。牛島新監督が積極的に投手陣再建に
取り組んでおり、勝負どころでの弱さを払拭すれば、接戦での脆さも解消されると思われます。
元々ドラフトでは逸材を巧みに補強してきたチームであり、世代交代の素材は揃っております。
伸び悩む彼らの開花があれば、チーム内での競争が激しくなり、戦力も底上げされるでしょう。
台風の目として最も成長が期待できるチーム、それが今年のベイスターズですわね。


……さて、かように予想して参りましたが、>>304様の申される通り、順位予想はプロ出身の
評論家でもなかなか当たらぬものでございます。しかし野球は筋書きのないドラマですから、
予想など当たらぬほうが楽しいのではないでしょうか?
ひいきチームだけではなく、皆様、すべてのチームに目を配ってくださいませ。

311 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/05 13:44

>>305様
お気持ちは分かりますわね。「ソフトバンク」の名に慣れぬうちは、どうしても旧チームの
名前で呼んでしまうことはございましょう。そのように考えますと、チーム名が変わっても
ほとんど呼称を誤らぬニュースキャスターというのは、凄い人たちですわね。

しかし、特に問題にすることでもないように思われますが、いかがなものでしょう。
いずれ時が解決してくれることですわ。それでも間違えないようにしたいというのでしたら、
企業名ではなくチーム名を言うようにすれば良いのではないでしょうか。
「ホークス」と呼ぶように心がければ問題はございますまい。万事解決ですわよ。

それでは、レスが遅れ気味ですが、この度はこの辺で失礼いたします。

312 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/08 00:04

>>306様
中京大中京の左腕・鈴木創投手ですわね? 昨夏はエース小椋投手に続く二番手でしたわね。
右腕の鈴木規投手との二枚看板と聞いております。昨秋の新チーム結成以降、秋の大会などで
登板したそうですが、残念ながらそれ以上のことはわたくしにも分かりませんわ。
今後の成長と活躍が期待されますわね。今年の選抜では愛工大名電が優勝、東邦の八強入りが
示しました通り、夏の愛知県はかなりの激戦が予想されますわね。今夏の楽しみでございますわ。

それと……申し上げにくいことではございますが。
もしかしたら検索エンジンなどからここを発見されたのではなかろうかと推察いたしますが、
今一度こちらの掲示板の趣旨をご確認なさったほうがよろしいのではないでしょうか……?
ここは通常の野球サイトとはかなり毛色が違うものですので。


313 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/08 00:05

>>307様
現段階で「100敗ペース」という言葉が出てくるのは少々早すぎるとは思いますが……。
それを申してしまいますと、今のジャイアンツなどはさらに悲惨なわけでございまして。
イーグルスの主力メンバーは、失礼ながら戦力外通告とほとんど同然の形でチームを追われた
ベテラン勢が多いため、厳しいのは事実でしょう。現在では優勝と程遠いチームであることは、
ファン以上に本人たちが一番分かっております。

さて、ではそのような連敗街道が続く中、どこに注目すればよいのか。
これはファンの皆様がどこに注目するかによって、大きく変わるのではないでしょうか。
タイガースも低迷が長かったわけですが、逆にその結果、野球ファンが個々のプレーに対して
目が肥えていったという側面はありますわね。
勝てない試合が続く中、チームに注目できなければ個人に価値を見出すことができるのですわ。

タイガースファンはジャイアンツファンと比べると、遥かに野球を見る目に優れております。
例え試合に負けたとしても、「新庄(現ファイターズ)のバックホーム、すごかったやないか」、
「川尻のクセ球はハマるとオモロいな。なかなか打てへんでえ」、「桧山は目の覚めるような
ライナーで外野の間を抜いてくな。あの打球は惚れ惚れするわあ」、「伊藤敦は最高の中継ぎやな。
あの登板数はセットアッパーの鑑やで!」、「藪も余所のチームやったら15は勝てるんやがなあ」、
「八木の代打成功率は凄いわぁ。ホンマ大明神やで」、「和田はやっぱり右打ちが上手いなあ」、
……などという野球談義をして盛り上がっておりました。
そして最後はいつも「いい選手はおるのになんで勝てんのやろ?」と収束したものですが。

このように、選手個人の身体能力や特性、そういった面に注目してみれば良いでしょう。
吉岡選手の打撃には見るべきところがありますし、大島選手は攻守にいぶし銀の輝きがございます。
森谷選手の俊足はリーグ屈指のものがありますわね。近鉄バファローズ最後の選手会長として昨年
大奮闘した礒部選手の巧打、川口選手、鷹野選手の思い切りのあるスイングも見所ですわね。

また、これは連敗の続くチームに限った話ではございませんが。
各選手がプロ入りするまでの背景にあるドラマを追いかけることも、楽しみの一つですわね。
例えばドラフト7巡目でイーグルス入団の平石洋介選手。彼はPL学園時代、キャプテンとして
松坂投手を擁する横浜高校と対戦。三塁ベースコーチに立った彼は、小山捕手(現ドラゴンズ)の
くせから配球を見抜き、延長17回の死闘を演出。試合こそ敗れましたが、その活躍はNHKの
ドキュメンタリーなどで取り上げられ、大いに注目を浴びました。

その後、彼は関西学生野球連盟の同志社大学に進学。リーグ有数の外野手として活躍いたしました。
しかし当時の同リーグは近畿大学、立命館大学が二強を形成し、同大にまで優勝の機会はなかなか
巡ってきません。下位に甘んじる時期が長く続きましたが、大学4年の秋、つまり最後のシーズンに
やっとそのチャンスが回ってきたのです。

全日程を終えて8勝2敗の勝ち点4、勝率.800で近大と同大は同率で首位に立ちました。
プレーオフの優勝決定戦、同大は近大とがっぷり四つの試合を展開。優勝のかかった大一番に
相応しい好勝負でしたが、守備の乱れから同大は終盤3失点、1−4とリードされてしまいます。
そして9回裏二死一塁、打席が回ってきたのは平石選手。彼はカウント2−3まで粘ったものの、
最後はファーストフライに倒れ、神宮への夢は断たれてしまいました。
喜びに沸く近大ベンチと対照的に、泣き崩れる同大ナイン。ゲームセットを告げる整列と挨拶の中、
平石選手は流れ落ちる涙を堪えるため、ずっと天を仰いでおりました。

……彼のこの野球人生などは、それだけで人々の興味を惹くに足るものではないでしょうか?
PL学園−同大−トヨタ自動車とアマチュアのエリートコースを歩みながら、味わえなかった
優勝のために戦っている――球場での彼の活躍から、このようなドラマを追いかけるということが
可能ですわね。もし思うような活躍ができなくても、それはそれで「挫折・失敗」というドラマに
なりますし、活躍すれば彼と共にファンが夢を追いかけることも可能でございます。

このような野球の見方はどのチーム、どの選手でも可能でしょう。物語の存在を感じさせない
野球選手はほとんどおりません。勝負の世界に何故身を置いているのか、背景にある野球人生から
より選手を深く知ることができます。高校時代にわたくしという舞台を経験している選手ならば、
必ずと言っていいほど、同じ世代が顔を合わせていることがございます。

平石選手であれば「松坂世代」と呼ばれる名選手たちが、当時から注目を浴びておりましたし、
大学野球でしのぎを削ったライバルたちとの対戦も興味を惹かれるところでございましょう。
同大に立ちはだかった近大のエース・野村宏之投手はは現在バファローズに在籍しておりますし、
PL学園時代に同僚の大西宏明外野手は近大でライバルとなり、野村投手同様、バファローズで
順調に成長しております。近大の捕手だった田中雅彦選手はマリーンズに入団し、一軍定着を
目指す日々が続いています。

このように、各選手の経歴からライバル対決や物語を追ってみてはいかがでしょうか?
高校時代から自分が注目していた選手が活躍すると嬉しいものですわよ。


それでは、この度はこの辺で失礼いたします。

314 名前:名無し客:05/04/08 09:45

>タイガースファンはジャイアンツファンと比べると、遥かに野球を見る目に優れております。
あの…一括りにしないで頂きたいのですが…。
当方ジャイアンツファンでございますが、普段から甲子園様の仰るような見方をしております。
「今年のヨシノブは気合が入ってるな」「おお、元木も良いバッティングするじゃないか」
「林の角度のある直球、アレはなかなか打てないぞ」 等等…。
どうか甲子園様、あまり特定のチームファンを貶めないで下さいませ。

これだけではあれなので、質問を。
甲子園様は大学野球などはご覧になりますか?
ご覧になるのであれば、特に注目の大学をお教え下さい。

315 名前:名無し客:05/04/09 04:12

>>314
まあ確かに貴方のようなファンもいるだろうけど、平均的に見るとそうなるんじゃないかな・・・。
全然勝てなくなると直ぐにファンを辞める、にわかファンも多いし。
それに甲子園さんは貶めたんじゃなくて、比較対照として出しただけなんじゃないかな。

さて俺も質問を。
甲子園さんが今まで見てきた中で、カーブならこの選手が一番とかを、球種別に教えて下さい。

316 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/11 11:50

>>308様
今大会は本命不在の大混戦と以前に申し上げましたが、まさしくその通りでしたわね。
実力差の感じられないチーム同士の対決は、終盤の劇的な試合展開や接戦が多く演出され、
戦前から勝敗の予想しにくい大会でありました。

決勝戦は残念ながら、愛工大名電の良さばかりが目立つゲームになってしまいました。
1回裏、先頭山田の三塁打と柴田の犠飛、そして四番堂上のホームランで愛工大名電が
いきなり2点を先制。直後の2回表、神村学園も連打でチャンスを作りましたが、
後続が惜しくも凡退。神村学園を応援していた皆様には申し訳ないですが、この段階で
「これで決まった」との思いがありました。
初優勝おめでとうございます、愛工大名電の皆様。大先輩のイチロー選手も海の向こうで
喜んでおりましょう。

神村学園はエース野上が疲れておりましたわね。腕が振りが準決勝までとは違いました。
外角に抜群の制球力を誇っていたスライダーが乱れ、甘く入ったところを痛打されました。
愛工大名電の機動力にも揺さぶられ、最後まで自分のリズムで投げられないようでした。
今大会大活躍の四番・天王寺谷も4打席凡退、これが経験の差かと思わされましたね。
振り返れば1年前の決勝戦、愛工大名電は済美高校に1点差で敗れていたのでございます。
決勝に挑む意欲、執念、経験、そして慣れという点で、愛工大名電に一日の長がありました。


今大会は右腕の好投手が多かったですわね。優勝した愛工大名電の斉賀投手は言うまでもなく、
準優勝した神村学園の野上投手は、スライダーとシュートによる横の揺さぶりが強烈でしたし、
福井商の林投手もとにかく速い球が光りました。育英・若竹投手も速球投手としての魅力充分、
初戦でこれまた屈指の好投手である東邦・木下選手と対戦しなければならなかったのは
悲劇ですわね。もう少し見てみたかった剛球投手でしたわ。

技巧派としては羽黒の片山マウリシオ投手が素晴らしい好投を見せてくれましたわね。
右打者には外角スライダー、左打者には外角へシュート気味に沈むチェンジアップを駆使し、
全国レベルの強打者たちを翻弄。山形勢史上初のベスト4進出は、快挙の一言でございました。

その羽黒と延長12回の激闘を演じた滋賀・八幡商の主戦上田も粘りの投球が光りましたわね。
試合は本人のサヨナラ暴投という悔しい結末でしたが、140km/hに迫るストレートとスライダーで、
羽黒打線に決定打を許さなかった点は評価されるべきでしょう。
スライダー投手がスライダーに泣く。そんな印象の好ゲームでございました。

二回戦で敗れましたが、昨夏王者・駒大苫小牧の2年生投手・田中将大投手も好投手でしたわね。
松橋、吉岡の二枚看板が絶不調に苦しむ中、MAX145km/hの剛速球と鋭いフォーク、落差の大きな
カーブで開幕戦完投勝利。夏に向けて収穫はあったと言えましょう。
それどころか下級生にこれほどの投手がいるのであれば、駒大苫小牧は松橋、吉岡が復調すれば
全国でも指折りの投手王国が築けるのではないでしょうか? 夏の捲土重来に期待しましょう。

残念ながら左腕の好投手は少なかったですわね。神戸国際大付の大西投手くらいでしょうか。
腕を振り終わった後、ボールが遅れて飛んでくるようなカーブは落差、キレ共に一級品でした。
駒大苫小牧打線を1安打完封。あの試合は無安打無得点を期待してしまいましたわね。

しかしながら注目の好投手が初戦で消えてしまった大会でもあります。
その象徴が柳ヶ浦の山口俊投手。MAX151km/hを記録するなど、確かに破格のスピードでしたが
天理打線に痛打され、初戦で姿を消しました。
その光景をテレビで目の当たりにし、「速さだけでは駄目だと痛感させられた」と語っていた
青森山田の好左腕・柳田投手が沖縄尚学戦でまさかの大炎上。予想外の展開でございました。

そしてもう一人、期待に応えられなかったのは修徳の斉藤勝投手。昨夏からの故障で今大会に
登板可能か不安視されていました。何とか間に合ったようでしたが、調整不足は明白でしたわね。
昨夏は打者が思わず手を出す高めの直球が光っておりましたが、今大会は残念ながら見る影もなく、
一迫商打線に5失点でノックアウト。三番手の磯部投手のほうがいい球を投げておりましたわね。
故障からの回復、復調への期待という点では駒大苫小牧・松橋投手と同種の敗退やも知れません。

将来性を感じる好投手の存在と、試合に勝つことは一致しないことを、再確認できましたわね。
制球力や変化球で勝負する技巧派・軟投派と呼ばれる投手が活躍したことも注目に値します。
羽黒の片山投手、市和歌山商の田島投手、沖縄尚学の前嵩投手などの「巧投」が目を引きました。

打者で釘付けになったのは、神村学園・天王寺谷、愛工大名電・堂上の左右のスラッガーですわね。
天王寺谷選手はコースに逆らわない打撃が光りました。強打者にありがちな引っ張り専門ではなく、

中堅から左方向の打球で多く打点を稼ぎましたわね。非凡な対応力を感じましたわ。
堂上選手は下級生とは思えない打力の持ち主ですわね。今大会に放った2本の本塁打を見れば、
恐るべき2年生が現れたと思わされます。夏以降も実に楽しみな強打者の登場ですわね。

左の好打者が目立った大会でもあります。先にあげた天王寺谷以外にも、東海大相模の田中選手は
2試合連続本塁打でスタンドを沸かせましたし、駒大苫小牧の林選手はさすがサイクルヒッター、
初戦での鋭い打球はスカウトの視線を引きつけました。
攻守共に才覚を感じたのは市和歌山商の川端慎吾選手。堅実な遊撃守備に神村学園戦で見せた
弾丸ライナーの追撃2ランは、さすが高校ナンバーワン遊撃手と唸らせるものがございました。
天理の三番打者・真井選手もセンス抜群の巧打と守備を見せましたわね。小柄な選手ですが、
さすがは下級生時から古豪・天理の主力として活躍した選手だと思いましたわ。

さて、春の選抜は終わりました。次にわたくしの舞台で高校球児が活躍するのは4ヵ月後ですわ。
春の選抜大会には敗れたとしても「夏にもう一度来いよ!」という限りない優しさがございます。
既に各地区で始まっている春季大会は、夏の予選の試金石となる大会です。
皆様も週末の良き日、野球観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか?
高校野球のシーズンは、まだ始まったばかりでございます。

317 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :05/04/11 11:51

>>314様
これは大変失礼いたしました。せめて「平均して」や「傾向がある」などというフレーズを
付け加えるべきでございましたわね。誠に申し訳ありません。以後気をつけとうございます。
決して貶めようという意志があったわけではございませんが、誤解を招き得る表現でしたわね。
この甲子園の不覚でございました。

大学野球はもっぱら神宮球場様が主役となりますが、実はわたくしでも大学野球は開催される
ことがありますのよ。先に述べた関西学生野球連盟に所属している関西大学と関西学院大学の
試合はわたくしで開催されますの。同連盟では「関関戦」と呼ばれる伝統の定期戦ですわね。
関大・関学大は両者とも低迷の時期が長く続いておりますが、関大は昨今スポーツ推薦制度の
強化によって、復活の兆しが見えますわね。関学大は残念ながら厳しい状態のままでございます。
いつか関関戦による優勝決定戦を見とうございますわ。
東京の大学野球に関しましては、神宮球場様にご登場いただきますわね。

神宮
「ふふ……甲ちゃん、お久しぶり。まさか呼んでもらえるとは思わなかったけど」

甲子園
「お客様からのリクエストでございますわ。大学野球についてでございます」

神宮
「そうねえ……大学野球は私が主役だものね。一口に"大学野球"と言ったら、東京六大学と
東都大学野球を指すといっても過言ではないし。さっき甲ちゃんが言ってた関関戦だって
お客さん入らないものね。西京極の坊ちゃんでやってる同立戦のほうが盛り上がるじゃない」

甲子園
「そ、それは……大学野球の人気低迷はお互い様でしょう?
あなた様とて早慶戦以外はブルーシートばかりが目立つではありませんか。
アマ野球ならば、わたくしは高校野球で何万というお客様が――」

神宮
「クス……相変わらず的外れなことを言うのね。
ただ単に甲ちゃんは良家のお嬢様だから、魅力が分かりやすいってだけじゃない?
高校生には私みたいなオトナの女の魅力はまだ分からないのよね」

甲子園
「な……な……!」

神宮
「まあ17、8の高校生にはお似合いよね、甲ちゃんみたいにウブな娘が。
野球少年の初恋の相手には相応しいんじゃな〜い? あっはっはっはっ!
私を虜にしたかったら、女を見る目を磨かないと痛い目に遭うわよ……ふふふっ」

甲子園
「もう……神宮球場様、そろそろ本題に入ってくださいませ」

神宮
「ま、それもそうね。じゃあ大学野球についてちょっと語らせてもらうわ。
さっきも甲ちゃんが言ってたけど、大学野球ってのは高校野球に比べるとマイナーなのよ。
ニュースでもほとんど扱われないしね。これでも長嶋茂雄クンがプロに入るくらいまでは
プロ野球よりずっと人気あったんだけど……時代の流れを感じちゃうわね」

甲子園
「あの方はプロ野球を一気に大衆スポーツにまで引き上げさせましたものね」

神宮
「で、東京六大学ってのはその中でも一つのブランドよね。
早稲田・慶応・明治・法政・立教・東大で構成された、大学野球一番人気のリーグ。
実力も高いし、全国の高校からいい男が集まってくるのよね……うふ、うふふふ……」

甲子園
「……育ちの悪さが分かりますわよ。ささ、その涎を早くお拭きになってくださいませ」

神宮
「まあ、このリーグは毎年注目に値するわね。甲ちゃんで大活躍してきた選手も多いし。
ここの代表が全国大会に出場すれば、それだけで上位の実力を有していると見なされるから。
今年もやっぱり早稲田の戦力が充実してるって評判よ。でも飛び抜けてるってわけでもないのが
このリーグの大きな特徴よね。ライバル慶応も侮れないし、明治打線は全国でも一番じゃない?
法政だって入学すればドラフト候補なんて言われるくらい、素質のある選手が集まってるし。
低迷が続く立教にしても、下級生時から活躍してた投手陣が4年生になって充実してるわ。
東大は上位にどこまで食らいつけるかが注目ね。スポーツ推薦入学ってもんがないから辛いわ」

甲子園
「どのリーグも国公立大は苦戦いたしますわね……」

神宮
「そうね。逆に私立だけになると、そりゃもうとんでもない激戦になっちゃうんだけど。
東都大学野球なんかはその象徴。その混戦振りは"戦国東都"って通称がついてるくらい。
構成校は今のところ、中央・青山学院・日大・駒大・東洋大・亜大なんだけど」

甲子園
「今のところ、というのがポイントですわね」

神宮
「ご名答。この東都大学リーグは下部リーグがあるのよ。今挙げた6校は全国大学選手権に
出場権のある1部リーグ加盟校なのよね。下部には4部リーグまであるんだから分厚いわね。
"戦国"と呼ばれるのは、1部リーグ加盟校を除いた各部の優勝チームは、上部リーグ最下位と
入れ替え戦が行われる……って制度があるからなのよ」

甲子園
「サッカーのJ1、J2の違いのようなものですわね」

神宮
「まー、制度の違いは多少あるけどそんなもん。入れ替え戦に勝てば上位リーグに昇格。
負ければ勿論下部リーグに転落。だからどのチームも1部落ちだけは避けようとして、
高校生の有望選手をたくさん入学させる。その分、レベルは上がるし激戦になるってこと。
もしかしたら入れ替え戦のない東京六大学なんかより、競技レベル高いかもしんないわよ」

甲子園
「選手起用にも差が生まれそうですわね」

神宮
「そーなのよ、そこよ! 投手に求められるのはまず"投げられる"こと。
回復力の遅い大型投手より、1日空けて次の日にも完投できるような投手が理想なのよ。
素質のある本格派の素材型よりも、安定感のある技巧派が好まれることもあるのよね。
球威、素質に勝っていても、ストライク入らなかったり、好投していても投球リズムを
狂わされたら大量失点、なんていうタイプはこのリーグだと辛いんじゃない?」

甲子園
「ジャイアンツの木佐貫投手は亜大時代、活躍できたのは最後の1年半ほどでしたものね」

神宮
「まー、木佐坊の場合は怪我に泣かされ続けたってこともあったけどねー。
逆に技巧派の代表は、現役だとスワローズの石川雅規クンかなあ? 青学大時代から凄い
スクリュー投げてたわ。身体ちっこいのに投げさせるとピシッと1、2点に抑えたのよね。
この結果、2部リーグのチームも強いわ。専修・国士舘・国学院・東農大・立正・拓殖と
付属高校がみんな高校野球の強豪だったりするようなとこね。専大北上とか国学院久我山、
拓大紅陵なんかは、高校野球を知ってる人ならみんな知ってるでしょう。
下手したらこの2部リーグでもそこら辺の地方リーグよりレベル高いんじゃない?」

甲子園
「まさしく戦国東都ですわね」

神宮
「この激戦は半端なもんじゃないのよね。2003年春のリーグ戦で亜大が東都で優勝。
全国大学選手権でも準優勝したのよ。それだけの実績があったから、秋のリーグでは当然
優勝候補に挙げられたけど……結果はなんとリーグ最下位! 全国大会の準優勝チームが
そのわずか4ヵ月後、メンバー変わってないのに入れ替え戦の憂き目に遭ったんだから、
どれだけ気を抜けない戦いになるかが知れるってもんよね」

甲子園
「恐ろしい話ですわね。男子三日会わざれば刮目して見よ、というところでしょうか」

神宮
「いい試合を見ることが出来るのよねー、その分。優勝や1部残留をかけた真剣勝負で
一投一打に力を込める……あの瞬間はたまんない。お姉さん、ドキドキさせられちゃう♪」

甲子園
「……2chでしたら"キモワロスwwwwww"などと言われますわよ」

神宮
「いーのいーの、言わせとけば。
えーと、あと触れなきゃなんないのは首都大学野球連盟かな。ここの代表も強いわね。
構成校は東海大、日体大、城西大、帝京大、獨協大、筑波大。なんといっても盟主として
君臨するのは東海大学。付属高校がほとんど甲子園の常連でしょ?」

甲子園
「東海大相模などですわね」

神宮
「そうそう。そこから有望選手が大量に入学するのよね。東海大に次いで日体大なんかが
全国大会によく出場するわ。もう一つ注目すべきは、国立大が私学とわたり合ってることかな」

甲子園
「筑波大学でございますわね」

神宮
「まー、筑波大は他の国立大とは毛色が違うからね。逆に他のリーグと同様、最下位の常連に
なるようでは建学精神と意義が問われちゃうってとこかもしんない。頑張って欲しいものです」

甲子園
「そろそろ地方大学の話題に移られてはいかがかと」

神宮
「そうねー、その話もしなきゃなんないって思ってた。最近では高校野球の地方分散化ってのが
言われてるでしょ? 野球レベルの高い地区、低い地区の色分けがだんだん薄まってきたでしょ。
いわゆる雪国のチームだからって弱いとは限らない。昨夏の駒大苫小牧の全国制覇であるとか、
山形の羽黒高校が今春の選抜で四強に進出したとか、その辺がシンボリックなところよね」

甲子園
「遠方への野球留学やトレーニング設備の技術向上、インターネットや書物などによる
情報の伝播が速くなりましたものね。能力の差異は感じられなくなってきておりますわ」

神宮
「そうなると大学野球もその影響を受けざるを得ない。ただでさえ少子化で全入時代が迫る中、
どの大学も学生の獲得には躍起になってる。スポーツ強化っていうのは広告としても便利だし、
有望な人材を集めるために役立つのよね。だから地方にも有望選手が集まったり、実力のある
大学が誕生してるわ。その先駆けは仙台六大学で無敵を誇る東北福祉大かもね」

甲子園
「かの大学は、まるで1000年前の奥州藤原氏がごとき繁栄を見せておりますわね」

神宮
「東北地方どころか、首都圏以外の大学を代表するような強豪だからねえ。
プロ野球に入った人材も錚々たる顔触れよ。ベイスターズの斎藤隆、門倉、吉見、佐々木、
捕手ではカープの石原、タイガースの矢野。強打者ならライオンズの和田やタイガースの金本。
また実績のない若手や新人も含めたらチーム一つ作れるんじゃない?」

甲子園
「今年も東北福祉大には福田投手(和歌山・伊都)というドラフト候補がおりますわね」

神宮
「さっき甲ちゃんは奥州藤原氏なんて言ったけど、本当そんなイメージがあるわね。
かつて奥州から無尽蔵に採掘された黄金みたいに人材が尽きることのない大学って感じ。
まあ、東北福祉大に限らず、地方分散化の波で知名度の低い大学が強くなってきてるのよ。
2003年の大学選手権優勝校は日本文理大よ。どこにあるか知らないって人も多いんじゃない?」

甲子園
「現ベイスターズ・吉川投手の母校ですわね。1試合平均5人の継投策は覚えておりますわ」

神宮
「日本文理大は九州地区大学野球連盟の所属なんだけど……ここ、リーグ戦やらないのよ?
トーナメント戦で代表決めてるのよ。加盟校も九州東海大、沖縄国際大、立命館アジア太平洋大、
久留米工大、鹿屋体大……リーグ戦やるには範囲が広すぎるってことかもね。
そんなとこが優勝したりするんだから驚きだわ」

甲子園
「昨秋の神宮大会優勝校も、中国地区大学野球連盟の東亜大学でしたわね?」

神宮
「ああ、そうだったね。東亜大はもうかなり前から全国大会の強豪だけど……。
つまり、それほど地方分散の波は大きくなってるってことね。どこの大学がいつ飛び抜けるか
分からなくなってきてるのよ。従来の勢力図はゆっくりと変化しつつあるかもしれないわね。
その筆頭は北東北大学野球連盟の八戸大学。スワローズの新人王・川島亮投手、ジャイアンツに
今年入団した三木均投手もここの出身ね。少し前は同連盟の青森大学が上位進出してたっけ」

甲子園
「やはり高校野球同様、どのチームにも注目すべき選手がいるということでしょうか?」

神宮
「まあその通りね。大学野球ってのはね、甲ちゃんで活躍した選手たちの"その後"と、
将来のエースや四番を両方見ることができる美味しい市場なのよ。最近は人気低迷が激しくて、
当の大学生もろくに見に来やしない。寂しいって言えば寂しいけど、逆にネット裏のいい席を
簡単に確保できる良さはあるわね。記録部員の持ってるスピードガンを後ろから覗き込んだり、
じっくり野球観戦に集中することができる。悪いことばっかりじゃないと思うわ」

甲子園
「ストップウォッチを持っていき、捕手の二塁送球時間や打者の一塁到達時間を計るなど、
ちょっとしたスカウト気分も味わえますわね。楽しみ方は探せば様々に見つかるものですわ」

神宮
「ま、そんなわけなんで、たまには大学野球を見に来てくださいな。
ふふふ……損はさせないわ。私は甲ちゃんみたいなネンネちゃんとは格が違うわよ?
と〜っても気持ちよくなる野球の見方、お姉さんが優しく教えてあ・げ・る・♪」

甲子園
「……キモワロスwwwwww」

神宮
「……甲ちゃん、あんたもなかなか言うようになったわね……」



それでは、本日はこの辺で失礼いたします。

318 名前:名無し客:05/04/11 19:40

神宮さん――――キモワロスwwwwwwww

こほん、失礼いたしました。
私は某東都二部校所属の学生ですので、入れ替え戦の時などは神宮さんにお世話になっております。(普段は第二神宮さんですが…)
カメラ片手に取材を名目としてグラウンドレベルから写真を撮る事もしばしばです。
大学野球はプロとはまた違った楽しみがあって、とても面白いと思うのですが…どうしても空席が目立ってしまいますね。

どうすれば神宮さんで行われている各大学野球大会が注目されるとお考えですか?

319 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/04/14(木) 22:02:15

>>315様
比較対照として挙げましたけれども、誤解を招く表現だったのは事実でございましょう。
まあ「にわかファン」というものに関しましては、ジャイアンツだけではなくどのチームにも
いらっしゃるものでございます。野球観戦に「カタルシスを得たい」という目的がある以上、
勝てなくなれば応援しなくなる人が増えるのは、むしろ当然のことでございましょう。
そのような意味では、「にわかファンこそ真のファン」と言えるような気もいたします。

逆に熱心なファンが用いる「にわかファン」という言葉には、便宜的な使い方であれば
よろしいのですが、どうも若干の選民的な意識が見え隠れして、わたくしなどは苦笑して
しまいますわね。そこに閉鎖性を感じてしまうのもまた事実ではございますが……。
どちらもファンに違いはないのですから、健全な応援スタイルを実行して欲しいものですわ。

さて、それではご質問ですけれど……わたくしも生誕80年となりますと、実に様々な名投手を
見てきたことになります。その中には今や神話の世界の伝説のように語られる投手がおります。
沢村栄治などはその筆頭でしょう。エピソードの中には美化・誇張されたものもございますので、
世代の近い選手を挙げるということでご容赦くださいませ。その上で、できる限り現役選手、
さらには日本球界で活躍している選手を挙げたほうがイメージしやすい気がいたしますので、
その点もご留意くださいませ。現役選手の名前は太字にいたします。
字数省略の必要もございますから、この度は企業名も用いますわね。

<b>○ストレート…投手最大の武器。投球が生きるも死ぬもこの球の威力次第。</b>
尾崎行雄   (東映)  古い映像を解析し、159km/hという数字が弾き出された浪商の怪童。
山口高志   (阪急)  数年で姿を消した「閃光の快速球」。今なお終速150km/hとの声もある。
星野伸之   (阪急).  カーブとの速度差40km/hで、120km/hを160km/hに体感させた魔術師。
小松辰男   (中日)  最速154km/hで1980年代を球界を席巻。通称「スピードガンの申し子」。
郭 泰源.    (西武)  「オリエント・エクスプレス」の異名で、獅子の黄金時代を支えた豪腕投手。
与田剛    (中日)   とにかく速かった! 157km/hは当時日本最速。直球一本の剛球クローザー。
伊良部秀輝 (ロッテ)   MAX158km/hの剛速球は、日本人の160km/h到達が近いと予感させた。
五十嵐亮太 (ヤクルト) 現役最速のスピードスター。打者が思わず手を出す高めの伸びは強烈!
松坂大輔   (西武)   ご存じ「平成の怪物」。打者のスイングを崩すほど球威のある直球が光る。
新垣渚    (ホークス) 球の威力は現役屈指。先発での160km/hに最も近いと思わせるスケール。

<b>○カーブ…変化球の元祖。左腕投手に不思議と上手い使い手が多い。</b>
金田正一.(国鉄).  なんと言っても通算400勝。左腕を支えたカーブの威力は鮮烈の一言。
江夏豊... (阪神). 様々な伝説を築き上げたのは、一級品のストレートと群を抜くキレのカーブ。
堀内恒夫.(巨人)  まさに懸河のドロップ。緩急、落差、キレを兼ね備えた悪太郎の決め球。
工藤公康(西武他)切れ味抜群のカーブで獅子の時代を支え、ついに200勝を達成した大投手。
星野伸之.(阪急)  いくら待ってもボールが手元に来ない。80km/h台のカーブが打者の腰を砕く。
今中慎二.(中日)  直球との速度差50km/h、落差、キレ共に超一級品のスローカーブを操った天才。

<b>○スライダー…カウント稼ぎ、決め球にと用途が広い。変化球の王道。</b>
稲尾和久(西鉄)   小さく鋭く曲がる高速スライダーで凡打の山。神仏と並び称された鉄腕の魔球。
伊藤智仁(ヤクルト) まさに魔球。打者の打撃のみならず、投げる本人の腕をも壊した高速スライダー。
宣銅烈ソン・ドンヨル.  (中日)   2種類の高速スライダーで日本球界を席巻したクローザー。韓国の野球国宝ヤグクッポ
大塚晶則(近鉄他)  縦に鋭く落ちるスライダーで三振を奪い、ファンの気分を"ハチミツ"に変える!
岩瀬仁紀(中日)   現役最高のスライダー投手。ストライクゾーンを真横に横切るような軌道の切れ味。
松坂大輔(西武)   消えると言わせたキレ、落差のスライダー。平成の怪物が投じる最大の決め球。
新垣渚. (ホークス) 奪三振の7割がスライダー! 縦横2種類の高速スライダーで空振りの山を築く。

<b>○カットボール…直球と同じ速度で小さく曲がり、バットの芯を外すのが目的。</b>
川上憲伸(中日) 球界最高のカットボーラー。左打者の内角に食い込ませて凡打の山を築く。
松坂大輔(西武) 145km/hを越える縦のカットボールが、怪物に打たせて取る技術を覚えさせた。

<b>○フォーク…打者の手元で鋭く落ちる。空振りを奪うには最高の決め球。</b>
杉下茂.   (中日)   「捕手も取れん球が打てるか!」と川上哲治を悔しがらせた、フォークボールの元祖。
村山実.   (阪神)   ザトペック投法からの鋭いフォーク。通算防御率2.09という怪物投手を支えた魔球。
村田兆治  (ロッテ)  まさかり投法から、直球と変わらぬ速度で数十cmも落ちた史上最高のフォーク投手。
遠藤一彦..  (大洋)..  大洋ホエールズの数少ない誇り。キレのいいフォークは孤高のエース最大の武器。
野茂英雄.. (近鉄他)  トルネード投法で日米を席巻。「奪三振=K」を定着させたフォークの落差は格別。
佐々木主浩(横浜他)  ご存じ「ハマの大魔神」。野球を8回で終わらせる存在を際立たせた最高のフォーク。

<b>○シュート…メジャーにはない変化球。右打者の内角に食い込ませて凡打を打たせる。</b>
平松政次.. (大洋)   史上最高のシュート投手。カミソリシュートは王・長嶋も攻略を許されぬ魔球だった。
西本聖..   (巨人)   努力の末に手にした決め球。内角をえぐり続けて、エースの座を掴んだ苦労人。
東尾修..   (西武)   執拗な内角シュートで通算死球165個。生き残るために敢えてぶつけたケンカ投法。
川崎憲次郎(ヤクルト) 野村監督の時代、ジャイアンツキラーとして名を馳せた鋭いシュートが光る。
小林雅英 (ロッテ)   直球と見分けがつかない高速シュート! 千葉マリンの幕引きを任されるクローザー。

<b>○シンカー…シュートしながら落ちる球。サイドスロー、アンダースローの得意球。</b>
山田久志 (阪急)    下手から150km/hの直球と絶品のシンカーで284勝。阪急ブレーブス全盛期のエース。
潮崎哲也 (西武)    ライオンズ全盛期のクローザー。打者を翻弄するキレのシンカーがアイデンティティ。
高津慎吾(ヤクルト他) メジャー驚愕の魔球シンカー。ホワイトソックスの9回は主演・高津の"Shingo Time"!

<b>○スクリュー…左腕の投げるシンカーと認知されるが、本当は違う球種。誤用定着?</b>
阿波野秀幸(近鉄他)  150km/h近い速球と切れ味鋭いスクリューが武器。近鉄バファローズの本格派左腕。
山本昌広 (中日)   スクリューを覚えて球界屈指の左腕に成長。技巧派の見本と言うべきベテラン左腕。
石川雅規 (ヤクルト) 緩急自在の幻惑スクリューで3年連続2桁勝利。古田捕手も驚いた魔球の変化。
高橋尚成 (巨人)   外角に鋭く落ちるのは本物のスクリューか。復調が期待される稀有な使い手。

<b>○チェンジアップ…主に外国人投手の決め球。カウント稼ぎ、決め球、緩急と万能の球種。</b>
井川慶 (阪神) 好調時はブレーキ、落差共に完璧。20勝エースの生命線は直球との組み合わせ。
張誌家チャン・ズージャ(西武) 台湾のエース。威力のある高め直球と、同じ軌道から沈むチェンジアップに威力あり。

<b>○パーム…緩急を効かせながら落ちる球。使い手は実に希少。</b>
小山正明(阪神他) 精密機械と呼ばれたコントロールを誇った大投手。320勝投手の決め球はパーム。
小林誠二(広島他) サイドスローからパームを投げる変わり種。中継ぎ、クローザーで光った魔球。
帆足和幸(西武).   現役唯一のパーム使いか。左打者の外角に逃げながら落ち、バッターを惑わせる。

<b>○SFF…"Split Fingered Fastball"の略。速いフォーク。80年代の魔球。</b>
津野浩.  (日本ハム) 80年代後半、ファイターズを支えた投手の一人。新球SFFで3年連続開幕投手。
小野和義.(近鉄)    阿波野らと共に投手王国バファローズを築いた投手。高校時代から注目の左腕。
清水直行(ロッテ)   現役でも数少ないSFFの使い手。決め球にはせず、内野ゴロを打たせるのが目的か。

<b>○ナックル…回転をかけず、空気抵抗で変化させる球。投手本人もどう変化するか分からない。</b>
ロブ・マットソン(近鉄).  日本球界初の本格的なナックル投手。落差の大きなナックルで話題の投手に。
前田幸長. .  (巨人他)日本人では珍しいナックルの使い手。他の球種に織り交ぜて緩急を効かせる。


……こんなところでございましょうか。できる限り時代別、年代別に紹介いたしました。
使い手の少ないSFF、パームなどは「最高の使い手」というより、武器とした投手の
リストといった趣が強くなりましたが……ご参考になれば幸いですわ。


それでは、今回はこれで失礼いたします。

320 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/04/14(木) 22:07:38

移転直後、やはりタグの多用は少々危険でしたか。
可読性を損なうレベルではないようですが……どこか恥ずかしいですわね。

321 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/04/21(木) 22:58:36

>>318様
それではこの度も神宮球場様にご登場いただきましょう。
この度の話はかなり長くなりますので、お時間に余裕のあるときにどうぞ。

神宮
「お呼びでしょうか、>>318様。さぞやお疲れでございましょう。
ご飯になさいますか? お風呂になさいますか?
そ・れ・と・も……」

甲子園
「……>>318様は神宮球場様をキモがっておられますわね。残念でございました」

神宮
「あーん、何よ何よーっ! 折角お色気たっぷりの登場なのに〜!」

甲子園
「色気は使いどころを見極めなさいませ。連日連夜発散すればいいものではありませんわ。
交通安全運動はたまに行うからこそ効果があるものですわよ」

神宮
「甲ちゃん……やっぱあんた前より言うようになったわね……」

甲子園
「まあ……わたくしのことはさておきまして。>>318様が大学野球の人気復活について
ご質問をされておりますわ。是非お答えくださいまし」

神宮
「なるほど、なるほど。話を聞く限りなかなかの野球通のようね。
こう言っちゃなんだけど、わざわざ大学野球を見に来る大学生っていうのは、
それだけでもうかなりの野球好きって言えるんじゃないかなあ?」

甲子園
「しかもカメラ持参で野球観戦とは凄いですわね。球場冥利に尽きるというものですわ」

神宮
「しかも所属校が東都二部だから神宮第二球場に来てると。うーん、感心感心。
しかし私と同じ"神宮"の名前がついてる割には雰囲気がちと違うからね、第二球場は。
ゴルフ練習場とか隣接してるし、外野席もないし……あれはなんて言ったらいいのかな、
私と比べると殺伐としてるわ。"女子供はすっこんでろ"なムードがあるわね」

甲子園
「チアリーディングの黄色い声援というより、応援団による男の汗を色濃く感じますわね」

神宮
「なんで私と同じ名前がついてんのか疑問よね。あれじゃ醜いアヒルの――……」

甲子園
「……不穏当な発言はお控えくださいませ」

神宮
「ふっふっふっ……私をこんな女にしたのは、どこのどなただったかしらねぇ?
まあいいわ、そろそろ本題に入りましょ」

甲子園
「大学野球はかつてプロ野球より人気があったわけですけれど、
当時のように神宮球場様が盛り上げるにはどうすればよいでしょうか?」

神宮
「うーん……いきなり厳しい命題ね。結論からすると"無理"ってことになるかなあ?」

甲子園
「無理、でございますか?」

神宮
「そうね。少なくともプロ野球より盛り上がるなんてことは、もうあり得ない。
プロ野球が確立した以上、大学野球はどうしたってその下位組織と考えられちゃうでしょ?
レベルの高低でファンの目がどっちに向くかっていえば、やっぱりプロ野球なのよねえ……」

甲子園
「看板カードの"早慶戦"などもありますのにねえ……」

神宮
「そりゃまあ昔は早慶戦でとんでもなく盛り上がったこともあるわね。
大学野球の2戦先取で勝ち点ゲットってシステムの中、その昔は"早慶6連戦"なんて激闘も
あったんだけどねー。大学野球のシステム的な問題が、現在は注目を薄くしてしまったわね」

甲子園
「……と申しますと?」

神宮
「長い話になるから順を追って説明するわね。高校野球は毎年あれだけ盛り上がるのに、
なぜ大学野球はいきなり人気がガタ落ちになるのか。甲ちゃんを沸かせた球児が進学すれば、
その選手のファンも注目するだろって話なんだけど……なかなかうまくいかないのよね」

甲子園
「やはり、マスコミへの露出度……ということでしょうか?」

神宮
「その通りね。やっぱりスポーツってのは人に見られてこそ、知られてこそ価値が出るのよ。
ところが大学野球はスポーツ紙でも扱いが小さい。記事がなくてスコア結果だけ載ってるような
ことも珍しくないわね。これじゃあ"あのときの球児は今どうしてるんだろう?"なーんて思っても
分かるはずないのよ」

甲子園
「確かに、それは寂しい話ですわね」

神宮
「それと高校野球との決定的な違いはテレビ中継の有無よね。しかもただ中継するだけじゃ
意味がないわけよ。その点で甲ちゃんはすっごい恵まれてるわよ。当事者である学生が
一番時間のある春休みと夏休み、全試合NHKで放送するでしょ? これはでっかいんだわ」

甲子園
「やはり人に知られてナンボ、ということですわね。大学野球は全国大会の決勝戦ですら
深夜の録画放送という有様ですし。それ以外では春秋の早慶戦くらいしか中継しませんわね」

神宮
「そういうことよね。しかも大学野球は春と秋の2シーズン行われる。時期で言うと4、5月に
リーグ戦、そして6月に全国大学選手権。9、10月に秋のリーグやった後、11月に神宮大会。
いずれも学生さんたちは学校に行かなきゃなんない大事な時期……ってわけね。
いくら大学生は時間があるといっても、学業を放棄してまで野球を見に行く人はあんまりいない。
長期休暇中に開催される高校野球の全国大会とは決定的に違うのよね」

甲子園
「そうですわね……ただでさえ野球に興味のある学生でも、それでは難しいでしょう」

神宮
「大学側のアピールも希薄よね。"我が大学は看板スポーツに野球があります"ってことを
どれだけ学生に知らせているのか疑問よ。学内のあちこちに試合の数日前からポスターを
貼ったところで、どれだけの宣伝効果があるのかって思うわ」

甲子園
「確かにそれだけでは疑問ですわね。わたくしで関関戦が行われますけれども、毎年観戦に来た
新入生が唖然とする姿がありますわ。"伝統の試合と聞いてきたのに、何故人がいないのか"と」

神宮
「アレよね、高校野球のアルプススタンドや早慶戦を期待してるとガックリ来るわね。
特に京都の西京極クンで開催する同立戦や、甲ちゃんとこの関関戦は"西の早慶戦"なんて
呼ばれたりしてるわけで……その名前に期待して入場したら、ありゃ騙されたと思うかも。
昔は関関戦もテレビ中継されて、東京で見ることが出来たりしたんだけどね」

甲子園
「寂しい限りでございますわ」

神宮
「それこそ入場チケットの半券を提示すれば大学側も単位認定を有利にする、なんていう
システムを導入しなきゃ駄目なんじゃない? 期末試験に10点加算とかすればいいのよ。
まあ、昔はそういうことしてた大学は結構あったし、今でもやってるとこはあるんだけど。
そしたら大学生の学力低下なんて別の問題が起こってしまったんだけど。難しいわねー」

甲子園
「学生側のシラケムード……でしょうか?」

神宮
「まあ、そうよね。学生紛争の時代みたいに暴れろとは誰も言わないけどさ、もう少し愛校心を
持って欲しいもんだわ。大学4年間でくっだらない遊びに時間費やすより、その大学ならではの
思い出ってものを作りなさいってのよ。その大学が看板スポーツ持ってるなら、応援行くだけでも
立派なもんだと思うけどね。スポーツを見て熱狂とか青春とかに燃えてみればいいでしょうにねえ」

甲子園
「しかし、果たしてそれだけで大学野球の人気回復には……」

神宮
「勿論、これだけで繋がるはずはない。まあ学生の興味を喚起するには大学がアピールしたり、
そのために制度的な保障を緩くするのも一つの手だよ、ということ。だからって観客が数千人も
増えるようなことはないわね。今まで指摘してきたようにマスコミへの露出という問題もあるけど、
そればかりが問題ではないからね」

甲子園
「……と申しますと、プロ野球と似たような課題……でしょうか?」

神宮
「正解。昨年の球界再編問題で、盛んに地域密着という言葉が叫ばれてきたでしょう?
今のところ、プロ・アマ含めた野球組織で、一番地域密着に近い形が高校野球なのよ。
全国大会に各地区の代表校が選ばれる。しかもそれは自分の知人や親戚づきあいのある人が
含まれていることもある。だから自然と応援したくなる――それが高校野球なのよね」

甲子園
「しかり、ですわね。それがゆえに季節の風物詩となり、何年経っても人々を熱狂させる
魅力があるということでしょうか」

神宮
「ひるがえって大学野球はどうか。地域密着の色合いは極めて薄いわね。
大学野球といえば東京六大学リーグと東都大学リーグを指すと言っても過言ではない――
前に私が言ったことだけど、それが実に象徴的よね。勿論地方リーグにも強いところは
あるんだけど、どうしても話題はその2リーグに集まるでしょ? それがまずいのよね」

甲子園
「関西球界にはかつて阪急ブレーブス、南海ホークス、近鉄バファローズとパ・リーグの
名門チームが多数ありましたが、常に話題の中心になるのは阪神タイガース……というような
側面がございましたわね」

神宮
「そう、それと同じような構図。それが続いた結果、観客動員に伸び悩んだホークスは福岡移転、
ブレーブスはオリックスに売却、近鉄バファローズは合併して……ろくなことになってないわね。
やっぱり各地域の多様性が必要なのよ。地域密着、地方分散化というのは重要なキーワードね」

甲子園
「確かにそうですわね。高校野球で盛り上がってそのまま消えるには惜しい話ですわ。
なんとか大学野球にあの選手たちを引き継いで欲しいものですが……」

神宮
「地方リーグが活性化して実力つけなきゃ駄目なのよ。ある程度その兆しは見えるのだけど、
そこに襲いかかってるのが少子化と全入時代。選ばなければ大学なんて入れる時代になってる。
そうなるとスポーツだけじゃどうしようもないのよね。有名な私立大学ならまだ大丈夫だけど、
そうでもない地方の大学になると、安易なスポーツ強化だけでは先が見えなくなりつつある。
ちょっとやそっとでは学生も集まらないでしょうね」

甲子園
「そうなりますと、野球に対する別の受け皿も増えなくてはなりませんわね」

神宮
「まあ、そうなるんだけど……それはまたこの先の話で出すことになるわ。
取り敢えず、まとめとして

1.マスコミへの露出度が低い(テレビ中継がない)
2.学生の関心が低い
3.地域に密着していない

この3つが大きなポイントとして挙げられるのは覚えておいてね」

甲子園
「ここでまとめるということは……今からは、やはりあの話になりますか」

神宮
「そう、あの話。甲ちゃん覚悟なさいよー……ふっふっふっ。
これは大学野球に限らず、アマチュア野球すべてに言えることだけど。
甲子園という舞台が余りにも巨大になりすぎたことが諸悪の根源と言えるわね」

甲子園
「……やはり、その話でございますか」

神宮
「そう。甲ちゃんといえども否定できないことよ。
日本の高校野球って、同年代の野球レベルとしては世界一の高さを誇ってるのよ。
夏の甲子園が終わった後、大会での優秀選手を集めて選抜チームを作り、韓国やアメリカの
選抜チームと対戦するのが恒例になってるんだけど、ほぼ毎年のように日本チームは勝ってる。
高校時代は世界一のメンバーが、プロに入るとメジャーリーグには及ばなくなってしまっている。
これをアメリカでは"日本人のギア・ダウン"なんて呼ぶこともあるみたいね」

甲子園
「光あれば闇もまたある……ということですわね……」

神宮
「結論としてはそういうこと。何故大学・社会人、果てはプロ野球に至るまでにレベルが
落ちるかというと、高校を卒業した後、選手が進路先で大きな目標を見失ってしまうからよ。
高校野球の甲子園、大学野球の神宮球場、社会人野球の東京ドーム・大阪ドーム……
さて、この中で一番フットライトを浴びる舞台はどこでしょう?」

甲子園
「……わたくし、ですわね」

神宮
「その通り。それがゆえに高校生は信じられない努力を強いられる。楽をしようとしたら
甲子園なんて絶対に届かない。甲子園に出たい一心で、腕が再起不能になるまで投げ続ける
高校生の投手もいる。何故そこまでするかと言われれば、高校生にとって甲子園というのは、
野球人生を終わらせてでも行く価値がある舞台だと思いこんでしまっているから。
ある意味、これって凄く残酷よね」

甲子園
「耳の痛い話でございます……」

神宮
「さて、高校の3年間、ずーっと野球漬けだったわけですね、球児というものは。
高校時代の輝かしい実績を引っ提げて大学に進学した彼らが見るのは、観客のいない球場。
伝統の一戦と呼ばれているのに、高校の頃と比べて学生にも注目されないような試合ばかり。
練習だってそうよね。"絶対甲子園に行くぞ!"という強い連帯感の中で同じメニューを
こなしていたのに、大学では全体練習の時間なんて、高校時代に比べて減るのが当たり前。
替わりに増えるのは、自主トレーニングに象徴される個人の課題克服や長所の伸長の時間。
つまり自分で使える時間が増えてしまうわけね。今までは甲子園という目標があったし、
監督や部員の目が光っていた中、一心不乱に努力していればそれで良かった。
ところが、自分の自由時間が増えれば、彼らは今まで見なかったものを見てしまう……」

甲子園
「………」

神宮
「そこで彼らは振り返る。高校時代、同じクラスの生徒は勉強も頑張り、その合間や休日には
女の子とデートしたり、仲のいい友達とゲームをしたり、将来の現実的な目標も考えてたな、と。
勿論、高校球児たちにそれがなかったわけではないでしょうけど、時間は短かったでしょうし、
翌日の練習や試合のことを考えたら羽目を外せない。ところが大学ではそれも許されてしまうし、
二十歳近くともなれば自主性が尊重されるから、それを止める人もいない……」

甲子園
「将来を嘱望された選手が"遊び"を覚えてしまうわけですわね……」

神宮
「……いや、私もね、遊んでは駄目だというつもりはないんだけどね。
野球以外のことを何も知らない若者になってしまうことのほうがずっと問題でしょうし。
ただ、今まで管理的な練習をされてきた選手はそれに慣れ切っている。ところが突然"自由"の
世界に放り込まれると、自分を律する術を持たない彼らは、誘惑に流されやすくなってしまう。
悲しい話だけど、その結果、進路先で野球を辞めてしまう選手は意外と多いのよね……」

甲子園
「練習が辛くてついていけない、大学レベルの高さについていけない……というのではなく、
野球をするのが苦痛になってしまい、練習に出なくなってしまう選手が毎年どの大学にもいると、
わたくしも聞き及んでおりますが……」

神宮
「その中には甲ちゃんで輝いていた選手も多いわね。勿論、そんな理由だけで辞めたわけでは
ないっていう選手も多いでしょう。怪我に悩まされたり、人間関係が上手くいかなかったり、
部の雰囲気が水に合わなかったり……ただ、それだけでは説明できない要素があると思う。
根底にあるのは甲子園という巨星の存在ではないか――ってね。あり得る話でしょう?」

甲子園
「わたくしの闇の側面ですわね……」

神宮
「甲ちゃんには悪いけど、私はそう断ぜざるを得ないわ。太陽があるときに星は見えない。
私や東京ドームさん、大阪ドームさんは、高校球児にとっては夜にしか見えない星かもね……」

甲子園
「そのような要因が、大学野球が注目されぬ一因というわけですわね?」

神宮
「そうだと思う。甲子園とプロ野球の間にある大学・社会人野球には、人気・注目度という点で
実に大きな隔たりがある。プロに行ける素材であっても、そのステップを登ってく過程で目標を
見失いかねない。プロ入りして活躍するかつての仲間たちを見たり、社会人に向けてステップを
確実に踏む同僚や友達を見ながら、彼らは何を思うのか? 結構重いテーマだとは思うわね」

甲子園
「つまり、逸材ですらも辞めてしまうことがある大学野球の構造や体質が、彼らを野球から
遠ざけ、結果としてレベルダウン、ギア・ダウンを招いている……というわけでしょうか?」

神宮
「まあ、そういうことね。でもこれは大学野球の問題と断じるわけにはいかないよ。
高校野球を通じて引き継がれてくるものだから、高校野球が変わらないと解決しない。
普通はね、スポーツっていうのは、人気や注目度が上位組織ほど高いもんなのよ」

甲子園
「サッカーで言えばJ2よりJ1、J1より欧州などの海外リーグ……ですわね」

神宮
「つまり人気・注目度が逆三角形の形なんだけど、日本の野球は少し違う形になった。
一番人気あるのがプロ野球で、続くのは高校、大学、社会人という順。つまり人気だけが
砂時計型になっているのよ。そして高校野球の人気市場を大学・社会人が引き継げないでいる。
高校野球があれだけ栄えているのは素晴らしいことよ。でも、大学野球になると観客は一体
どこに行ってしまうのか? これは実に不思議よね」

甲子園
「その要因として、先ほど3つの要因を列挙されましたわね」

神宮
「さっきの3つも大きな要因ではあるし、ギア・ダウンの問題も重要なことではある。
しかしそれだけでは説明できないのよ。大学で才能が一気に開花する選手だっているし、
学生スポーツとして一生懸命なプレーが損なわれているわけではない。だから不思議なのよ。
何故、大学野球が高校野球の人気を引き継げないのか。高校野球は平日でもお客さんが
入るでしょう? 長期休暇期間とは言え、平日にも試合があるわけだし」

甲子園
「今年の春の選抜も、水曜日の3月30日に1万3000人の観客が入っておりますわね。
これがもし大学野球だったら、破格の動員数……ということになりますわね、確かに」

神宮
「何故かと考えると……野球には一本化した組織が存在しないってのが大きな鍵かもね。
もうここまで来ると大学野球だけじゃなくて、球界構造の問題になってきてしまうんだけど。
その中で日本の野球をこう表現した人がいたのよ――

『日本の野球は一本化した組織がない。高校野球は朝日、社会人野球は毎日、プロ野球は
読売とすべてマスコミが牛耳っている。この組織形態の思想対立や拡販など、利害の思惑が
球界を歪め、方向性を定められないでいる』


なんか真に迫る指摘よねー。球界の虚々実々を、去年散々見せつけられた野球ファンなら、
いかにもあり得る話だと思っちゃうんじゃない?」

甲子園
「まったくですわね。高校が朝日、社会人が毎日、プロが読売……ならば大学は産経あたりに
抑えてもらえば――というのは対処療法でしかありませんわね。むしろ大学野球は今のところ
マスコミ支配の及ばない聖域のようなものでしょうか?」

神宮
「そうでもない。大学野球の全国大会(春)は全日本大学野球連盟が主催だったんだけど、
2004年は読売新聞との共催でしたよ。いやー、ついに乗り込んできたかって感じよね。
高校野球も春の選抜は毎日新聞の主催だし、まさにアマ野球はマスコミの掌の上だねえ」

甲子園
「やはり、サッカーとの違いになるのでしょうか?」

神宮
「そうだね、一番の違いかも。組織が一部の人気チームやマスコミに脅かされることなく、
一本化してはっきりと方向性を打ち出せば、また別の組織論が生み出せると思うのだけど……」

甲子園
「わたくしとしては、高校野球が季節の風物詩となったのに対し、大学野球はそうではない、
という印象もございますわね。上位組織が文化として定着していないことのように思いますわ」

神宮
「それも言える。何らかの方法で大学野球の文化定着がない限り、今まで話したような問題が
解決されても観客動員が増えることはないよね。まあ価値観の多様化が進んでしまってるから、
それでも魅力ある娯楽として大衆を惹きつけられるかどうかは疑問があるわ。
何故なら日本は豊かな国になってしまったから。昔は未来への希望とか、夢への期待ってものに
野球を位置づけることもできたんだけど、豊かになれば人生に様々な選択肢が生まれてしまう。
野球以外にも娯楽は増えてくるし、これが大学野球人気低迷の最大の原因だとは思うよ」

甲子園
「この先、大学野球の発展に希望はないのでしょうか?」

神宮
「まあ、ないことはない。今まで話してきたような問題がクリアされれば、大衆を惹きつける
ことはできなくても、プロ野球ファンを振り向かせることはできるでしょう。上位組織あっての
下位組織だしね。問題はその障害が極めて高いハードルの先にあるってことなんだけど」

甲子園
「プロ野球の改革元年と言われる今年ですが、片付けなければならない課題は多いですわね」

神宮
「正直なとこ、プロが良くならないとアマも良くならない。だからアマ関係者も去年からの
プロ野球再編は興味深く見守っていたはずよ。今年はもう新聞記事は試合の扱いが大きいけど、
本当に注視すべきは試合に関する記事よりも、"プロ野球の改革"にまつわる記事のほうよ。
どうしても紙面の隅っこに追いやられるけど、実はそこに野球の動きが書いてあるんだから」

甲子園
「写真などない記事にこそ本当の価値がある、というわけですわね」

神宮
「そしてもう一つ、希望を挙げるとすれば……まあ、もう少し時間がかかりそうだけど、
衛星放送やケーブルテレビの普及ってことかな。多チャンネル時代が確立すれば、
スポーツは確実に需要の見込めるソフトになり得る。大学野球がコンテンツになれば
また注目度も変わってくるかもしれないわね。
それに今はインターネットでの情報交換が大学野球の話題を広げている、という印象もあるわね。
少なくとも高校時代の注目選手が、進路先で活躍してるか知りたくて大学野球を扱うサイトに
アクセスする人はいるわけだし、少なくともこれは数ヶ月に一度しか出ないアマ野球雑誌より
優れた情報を素早くもたらしてくれる。数年前より格段に進歩したとは思うわ」

甲子園
「同じことはパ・リーグにも言えましたわね。データスタジアムによる一球速報などは
Yahooやニッカンスポーツの人気コンテンツですし、情報量は以前とは比較になりませんわ」

神宮
「文化放送っていうラジオ局にライオンズナイターっていうコンテンツがあるんだけど、
これはパソコンでも聞けるしね。ネット環境があればライオンズの試合はラジオで聞ける。
地方局には是非やっていただきたいコンテンツではあるね。大学野球なら各大学の放送部が
取り組もうと思えば、やれるんじゃないかって気もしてしまうけどねえ。
まー、放送許可の問題とかでお金が必要になってくるのかもしんないけどさ」

甲子園
「少なくとも悲観ばかりすることはない、ということですわね」

神宮
「まあ、そうよね。ちょっと長くなりすぎたけど、私の言いたいことはこのくらいかな。
人気低迷ってのは構造上の問題だから、簡単に語れない問題なんだってことは言えるわね。
多分これだけ話したら>>318クンも満足してくれたかと思うけど」

甲子園
「少なくともキモいとは言われないのでは?」

神宮
「あっはっはっ、まあたまにはシリアスなとこも見せないとね。
男ってのは意外なギャップに弱いもんだし」

甲子園
「……不良が善行をすると突然いい人に見えるようなものですわね」

神宮
「なんか言った?」

甲子園
「いえいえ、何も申しておりませんわ。
それでは、今回はこの辺で失礼いたします」

322 名前:名無し客:2005/04/22(金) 02:45:55

いつもためになるお話、ありがとうございます。
毎回毎回目から鱗です。

今回は、甲子園球場さん(もしくは神宮球場さん)の、
「ためになりそうな話だけど、実は殆どためにならない野球話」を
お聞きしたくあります。

「へぇ〜」な話じゃなく、「フーン」な野球のお話、お聞かせ下さい。

323 名前:名無し客:2005/04/23(土) 00:19:37

甲子園さんはお姉様で、神宮さんは姐さンですか(笑

さて、球場と言えども常に野球のために使用されているわけではないと思いますが、
そのような時はどんな感じなんでしょう?

大阪ドームではコンサートが開かれたりしているそうですけど。甲子園さんは?

324 名前:名無し客:2005/04/23(土) 16:57:51

野球の為に使用されなかったと言えば、戦時中に畑として使われた球場が有ったとか。
他にも、観客席の一部と周辺の畑や家屋を潰して、飛行場になったところとか。

そう言う目的に使用された方が居たら、感想を聞かせてもらえますか?

325 名前:名無し客:2005/05/04(水) 22:36:29 ID:???

野球の基本は、ピッチャーとバッターの対決。
ところが、ここは、観戦していても理解するのがなかなか難しい部分です。
まず基本は、「ストライクゾーンはどこからどこまで?」
「今投げた球は直球?カーブ?それとも…」といったあたり。
最初は、見ててもそれがよく分からないんですよ。
それが分かったら、配球とか、狙い球を推測するとか。
そこいらを理解し、もっと投手と打者の対決を味わえるようになりたいです。

326 名前:名無し客:2005/05/05(木) 20:44:29

スポーツ界ではこんな「呪い」(笑)があるそうですが、御存じでしたか?
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%DB%C5%F6%A4%CE%BC%F6%A4%A4

ところで、「甲子園球場弁当」という名前の名物弁当はあるのでしょうか……?

327 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/05(木) 23:12:19

レスが大変遅くなっております。申し訳ございません。
追いつくには今しばらくの猶予をいただきたく思います。

>>322様
難しいですわね。ためになりそうで実はならぬ話……。

では、野球というスポーツの特殊性に一つ触れましょうか。
スポーツには様々な球技がありますが、「人が得点するのは野球だけ」という話がございます。
バスケットボールやバレーボール、テニス、卓球、サッカー、ラグビーなど、いずれの競技も
「ボールが得点する」スポーツですわね。一定のエリアにボールが入ることで得点が入ります。
しかし野球だけ、走者が3つのベースと本塁に触れることで得点が記録されます。
球技の中でもこれは極めて異質な得点形態ですわね。ルールの違いといえばそれまでですが、
ためになりそうで実は何の役に立たない……という話題には合うような気がいたしますので、
この度ここで紹介いたしましたが、いかがなものでしょうか?

もしかしたら、この違いを発端として、そのスポーツ文化の持つ精神性や歴史、
起源や原初の形態などを探る手がかりになるかも知れませんが……それはわたくしなどよりも
研究者に任せるべき話題ということになりましょうか。


328 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/05(木) 23:13:06

>>323様
神宮
「どっちかっつーと、甲ちゃんはお嬢様で、私がお姉様ってとこだと思うけどね。
まあ、もしかしたらそのうち出てくるかもしれないけど、姐さんは福岡ヤフードームさんよ。
九州女子オナゴの熱さっていうか……姉御肌な気性は野武士集団西鉄ライオンズの血を引いてるわね。
玄界灘の潮風を浴びながら、海を見据えてる姿が絵になるんだわ、これが」

甲子園
「あの方は豪快な方ですものね。いずれ何かの機会にご登場いただきたいものですが。
さて、それではご質問ですが……わたくしは高校野球の開催のために建設された球場であり、
やはり野球が使用目的の主たる部分になりますわね。大阪ドーム様は多用なイベント開催を
建設当初から目的としておりましたから、コンサートなどが多く日程に組まれるのも
当然のことではありましょう。一応、わたくしでもコンサートが行われることはございますが、
余り屋外ライブとしても注目を浴びることはまずありませんわね」

神宮
「前にも話してたけど、野球以外のイベントだとアメフトが一番有名なんじゃない?
甲子園ボウルってのが有名だもんね。関西学院大、立命館大、京都大が関西の三強じゃん」

甲子園
「さようですわね。関東の大学代表との争いはわたくしの華でもございます。
冬場のメインイベントと言っても過言ではありませんわね。身体的な能力の高さのみならず、
頭脳的なプレーやフォーメーション、一瞬の隙を突くダイナミックなプレーは目が離せませんわ」

神宮
「関西ではアメフトも人気あるからねえ。東京ドーム君でのライスボウルも有名よね。
学生王者と社会人王者の対戦。社会人でも関西のチームが強かったりするもんね」

甲子園
「スポーツ以外のイベントとなりますと突然寂しくなってしまいますけれどもね。
せいぜい野球ゲームに出演するくらいでしょうか。後はわたくしに住み着いているトラネコの
生活と成長を見守ることがシーズンオフの楽しみですわね」

神宮
「なんかそれ……縁側で膝の上に猫を乗せてお茶を飲んでる年寄りに近いものがあるわね」

甲子園
「わたくしももう80歳でございますから」

神宮
「……まあいいです。まー、でもあれよね。野球以外の目的で使われたことそのものが
問題になったことがあったわね。どうする? 甲ちゃん。登場してもらう?」

甲子園
「そうですわね……折角ですからご登場いただきましょう。
福岡ヤフードーム様、どうぞ!」

福岡ヤフードーム
「……なんだい、あんたら。あたしに何か用かい?」

甲子園
「お久しぶりですわね。ちょうど話題にも出たところですので、ご紹介のついで、
福岡ヤフードーム様において、野球以外の使用が問題になったときのエピソードを
お話くださいませ」

福岡ヤフードーム
「ったく、しょうがないねえ。あんたたちもこんなとこ来てるたぁ暇なんだろうけど。
あたしが福岡ヤフードームだ、よろしくな。博多に来たときは遊びに来てくれよ。
ホークスには面構えのいいナイスガイが集まってるからな、見る価値は保証してやるよ。

でだ、あたしで問題になった野球以外の使用ってのは……野球界の大イベントを寸断した
不始末だから覚えてる奴も多いかも知れないね。2000年の日本シリーズ期間のことだよ。
その年の日本シリーズは、ちょうど長嶋ジャイアンツと王ホークスの決戦でね、マスコミは
ON決戦なんて盛んに騒いだもんさ。

問題なのはその日本シリーズの期間中、ホークス球団が日本脳外科学界にあたしを使用させる
契約を3年前から締結してしまって、日本シリーズが変則的な日程にならざるを得なくなった。
これが各方面から非難されまくったよ。

まあ当たり前だよな、どこの球団が日本シリーズの期間に球場の予定を埋めとくってんだか。
少なくとも3年前、ホークスって球団は自分のチームが優勝しないと思ってたってことだろ?
プロ野球を持ってる会社がそんな姿勢を見せたらアウトだろうってんで、シーズン終了後に
機構側から制裁金3000万円を課された。こいつは止むを得ないと思ったね」

甲子園
「今となっては懐かしい話ではありますわね。ホークスはオーナー企業も変わりましたし、
今後はそのようなこともないと信じたいものですが……話を聞くと脳外科学会の厚意によって
3日貸し出すところを2日に短縮していただいたとか」

神宮
「脳外科学会も困惑したでしょうねー。非があるわけではないのに突然注目されちゃってさ。
どう考えてもアレはダイエー側の不始末だったわけだし……」

福岡ヤフードーム
「ああ、その通りだよ。なんか使われてるこっちが悪いことしてる気になっちまった。
球場使用ってのはプロ野球の日程と重なるから、調整がかなり難しいとは聞いてるけどね。
でも日本シリーズ期間はないよなあって思ったよ、あたしも」

甲子園
「ご説明、ありがとうございました。またお話を聞きたいときにお呼びいたしますわね」

福岡ヤフードーム
「ああ、いつでも呼んでくれ。困ったときはあたしに任せな。何とかしてやるよ」

神宮
「ヒュー! 相変わらず頼りになるね、姉御!」

福岡ヤフードーム
「あのな……まあいい。神宮、あんたももう少し真人間もとい真球場になりな。
大阪ドームの奴なんかいつもアンタの話になると溜め息ついてるんだからさ」

神宮
「大阪ドーム君が〜?」

甲子園
「"あのアバズレはどうも苦手だ、これだから東京モンにはついていけへん"とか
ガード下の赤提灯で愚痴をこぼしておられましたわね」

神宮
「あらあらあら。近鉄バファローズの消滅が余程ショックだったみたいねえ。
ま、彼にはよろしく言っといてねん。神宮はいつまでも愛してるわよ〜って」

福岡ヤフードーム
「……なあ。あたしたちってガード下に入れるほど小さいか?」

甲子園
「むしろガード下がわたくしたちに入りそうなものですが」

福岡ヤフードーム
「じゃあ、大阪ドームはどうやって入ったんだ?」

甲子園
「気合でございましょう」

神宮&福岡ヤフードーム
<font size="5">「…………」</font>

329 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/05(木) 23:14:55

>>324様
ええ、わたくしが戦時中、食糧増産の命令によりイモ畑に姿を変えましたわね。
あの当時は野球は敵性文化として禁止されましたし、沢村栄治など戦前の偉大な選手が
戦争で死亡してしまうなど、余りに多くの悲劇が続発したものでございました。

夏の高校野球の主催者である朝日新聞は、「高校野球を聞いて何を連想するか?」という
アンケートを何度か集計したことがございます。その中には「青春」、「努力」などという
ありふれた言葉の中、「平和」という項目が必ず含まれていたものでございます。

この言葉を連想した方の多くは高齢者ではないでしょうか? 第二次世界大戦を体験し、
焼け野原になった日本。敗戦の翌年に再開された中学野球――高校野球の前身――では、
球児の躍動する姿、若者の輝きが、戦争で焦土と化した日本と人々の希望と考えられていた
証拠でございましょう。根底にあるのは「平和だからこそ野球ができる」という思想ですわ。

その当時、わたくしがイモ畑だった頃を考えると……今は素晴らしい時代ですわね。
今では4200もの高校トーナメントが日本の風物詩となり、多用な人材を球界に送り出す
一大スポーツイベントとなっております。時代が変わったことを痛感させられますが、
それでも、それでも「平和だからこそ野球ができる」と願う心は忘れないで欲しいですわね。

さて、そのイモ畑になったときの感想でございますが……農作業に使われる球場というのは
やはり役割が違うと申しますか、実に苦痛でございました。腹に農具を突き立てられて
土を引っ掻き回され、そこに種を植えられるというのは……どのような状態かと申しますと、
仰向けに寝かされて拘束されたまま鳥の餌を腹に撒き、ニワトリを近くに放すようなもの
であり、散々に腹の上をつつかれるような不快感を味わいましたわね。

終戦があと少し遅かったら……などと考えると恐ろしい限りですわね。
このわたくしが危うくマゾヒズムの快楽に目覚めるところでございましたわ……。


それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

330 名前:名無し客:2005/05/07(土) 12:28:25

神宮さん、キモワロスwwww などと言ってしまい申し訳ありませんでした。
神宮さんのお話はとても為になりました。
この私、神宮さんの魅力にメロメロであります。
って…
>このわたくしが危うくマゾヒズムの快楽に目覚めるところでございましたわ……。
甲子園さんが神宮さん化してるッ!?
甲子園さん、ソッチにいってはダメです!
ソッチは神宮さんの領域(レイヤー)ですから!

…あ、ああ、こほん。では質問を。
プロ野球では交流戦が始まりましたが、この交流戦の見所などを教えて下さい。


331 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/14(土) 19:46:06

それでは、遅れながらレスいたしますわね。

>>325様
配球学とでも申しましょうか。これが理解できるようになりますと、相当なものですわね。
バッテリーがどのような意図で球種、コースを配したのか。それが分かるには野球観戦の眼を
何年という単位で養わなければならないでしょう。その上でご自身が野球を経験、特に捕手を
経験されますと、野球の見方は大きく変わってくるでしょう。
草野球からでも一端は学ぶことができると思われますが、そのような機会がなかなかないのも
事実でございましょうし、ある程度の指針を以下で示せれば幸いでございます。

まず変化球がどのように曲がるのか、ということでございますが……。
昨今は野球ゲームなどの影響で、球種の違いは子供たちにもかなり広く理解されつつある、
という気がいたしますわね。勿論ゲームですから実際の野球とは大きく違うこともありますが、
変化球の曲がる方向については、野球ゲームをプレイすれば概要程度には理解できるところでは
ないでしょうか。

それと同時に、侮れないのが「辞書」でございます。
野球は西洋文化のスポーツの中でもかなり初期に導入されて定着したものであるため、
形容詞・慣用句などとして野球用語が一般的な文章に使われることは多々ありますわね。
「企画部長は○○氏の再登板となった」という言い回しはよく聞くところでございましょう。

このように野球が幅広く定着した影響か、大半の野球用語は辞書に掲載されております。
「スライダー」「カーブ」「シュート」「フォークボール」「SFF」などをYahoo! の
辞書検索で調べてみれば、その球種の説明がヒットするほどでございます。
これを意外だと思われる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

さて、このように変化球の名前と変化する方向を覚えましたならば、次はいよいよ観戦ですわ。
恐らく多くの方がテレビ中継を観戦することになりましょう。このときインターネットに接続し、
Yahoo! もしくはニッカンスポーツのサイトで提供されているサービス「一球速報」をご覧下さい。

ttp://baseball.yahoo.co.jp/npb/
↑の試合経過速報ですわね。

ttp://www.nikkansports.com/ns/baseball/professional/score/pf-nscore.html
↑は「リアルタイム速報」をクリックしてくださいまし。

この「一球速報」では、ストライクゾーンとボールゾーンを25ブロックに分割し、
1球ごとに球種とコースをアイコンで表示するというシステムを採用しておりまして、
それを見ながら投手と打者、捕手の駆け引きをある程度イメージできるものでございます。
このシステムを開発したのはデータスタジアム社。数多くの野球選手や球団、野球中継を行う
テレビ局や新聞社などにデータを提供しております。今や野球ファンにも名を知られた存在で、
プロ野球の情報化、特に中継のないパ・リーグのメディア露出をインターネットで増加させ、
マスコミに頼らぬファンのネットワークを演出した功績は計り知れぬものがあったと言えます。
ttp://www.datastadium.co.jp/

テレビ観戦で投手の1球1球を見ながら、この一球速報で球種・コースを確認してみれば、
次第に球種は分かるようになるのではないでしょうか? 勿論その際には実況アナウンサーや
解説者の声にも耳を傾けてくださいまし。
「今の球は何でしょうか?」「スライダーでしょうね」という会話もヒントになりますわ。

また、最近ではマニア向けのデータ解析も書籍で出回っておりますわね。
データスタジアムの資料を基に作られた選手名鑑が、エンターブレインから出版されております。
ttp://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/2005/baseball/

野球選手の写真が掲載されていない選手名鑑ですが、この本のデータの一環を紹介いたします。
得意投手・苦手投手、安打・アウト別結果、左右投手別打率、球種別打率、カウント別打率を掲載。
出塁、進塁打、長打力、走力を5段階評価しており、更に特筆すべきデータがあればコラムで分析
するなど、データブックとしてなかなか有用なもので、球場で観戦する際にも役立ちます。
投手のデータは左右打者別球種比率、カウント別被打率、走者状況別被打率などが載っております。

ジャイアンツの上原投手のデータを見てみましょう。
昨年、右打者にはストレート53%、カーブ1%、スライダー3%、カットボール14%、
フォーク29%の割合で投球しております。つまり上原投手はストレートとフォークを基本線に、
カットボールを織り交ぜて打ち取る投手だということが分かりますわね。
この本には主力選手のそのようなデータが満載でございます。
値段は少々張りますけれど、選手の持ち球を調べる上では好都合ではないでしょうか。

野球は日本で一番人気のあるスポーツですから、それに関連する書籍も多数ございます。
データブックだけではなく、スポーツ新聞のページで記事や選手のコメントを読めば
プレーの背景を知ることができますし、専門誌で情報を集めることも比較的容易にできます。
やはりスポーツとは、報道に乗って人に知覚されて、初めて読み取ることができるものですから、
プレーだけではなく、それを取り巻くものにも興味を持ってみれば、お望みのような高次元の
野球観戦に繋がるのではないでしょうか?

332 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/14(土) 19:47:43

>>326様
ええ、存じております。しかしそちらのアドレスに掲載された事例は、余り有名ではない
弁当の悲劇も載せておりますわね。どちらかというとかき集めたという印象がございます。
が、しかしここで述べておかねばならぬのは、そちらにも掲載されていたマリーンズと
弁当の関係でございましょうか。

千葉県には「万葉軒」というお弁当屋さんがございます。
駅弁や折詰弁当などを各所で販売しているのですが、千葉マリンスタジアム様での弁当を
企画・販売しているのもこの万葉軒でございます。地元企業を誘致して弁当の販売というと、
地域密着という点で望ましい関係……のように思われますが、
こと万葉軒とマリーンズの関係になると話は別になってしまいます。

マリンスタジアム内でのみ販売する弁当ですから、マリーンズファンに親しみやすい名前が
良いと考えたのでしょう。万葉軒は以前よりマリーンズの看板選手の名前をあしらった弁当を
作っておりました。もう歴史的には10年ほど前からになりましょうか。
しかし、この選手名を用いたキャラクター弁当はことごとく不運な結果を招いております。
弁当に名前を用いられた選手は次々と怪我をしてしまったり、成績不振による退団が相次ぎ、
今では「万葉軒の呪い」として、野球ファンの間でも有名なエピソードになっております。

この呪いの発動率はなんと100%!!!
平将門の首塚やピラミッドのファラオ、果てはアメリカのケネディ一家など、様々な呪いの話は
世界に数々ありますが、それらの頂点に立つ呪いとして君臨しております。
さて、ではそのキャラクター弁当と呪いの結果を見ていきましょう。

1996 伊良部弁当.       伊良部、メジャーへ移籍、退団。
1997 ダブルストッパー弁当 河本、成本の両選手とも怪我で戦線離脱、退団。
1998 フランコフルト弁当   フランコ、不振により1年で退団。この年、プロ野球新記録の18連敗。
1999 ジョニー黒木弁当   黒木、怪我で長期戦線離脱。現在進行形。以後わずか1勝のみ。
2000 武士・石井弁当.    石井、骨折で長期戦線離脱。おまけに離婚。
2001 小坂スチール弁当   小坂、骨折で長期戦線離脱。

特に小坂弁当の呪いは開幕3試合で骨折を引き起こし、黒木弁当は発売前に呪いが発動。
この辺りから「弁当の呪い」ということがマスコミを賑わすようになりましたわね。

しかし弁当の呪いはこれらに留まりません。
2002年には、福浦選手が前年首位打者に輝いたため、「福浦弁当」が企画されましたが、
本人と首脳陣の猛反対で発売は中止。しかしこの年、福浦選手は本塁打半減、打率は4分降下、
更には髪の毛が薄くなる
という呪いが発動。2003年にはかつて横浜ベイスターズで活躍した
ロバート・ローズ選手を獲得したため、万葉軒は「ローズカツ弁当」を企画、2004年には韓国の
本塁打王・李承Yイ・スンヨプが入団し、「李承Y弁当」が企画されましたが、ローズ選手は家族のホームシックで
開幕前に退団、李承Yは極度の不振で二軍降格……。
最早この呪いは企画に名前が挙がった段階で効力を発するようになり始め、その威力は衰えを
見せるどころか更に増すようになってきております。

「ならば選手名を使わなければ大丈夫だろう」という声のもと、2002年に「スラッガー弁当」を
発売するものの、発売後クリーンナップの打率・本塁打低下を招き、その上ボーリック選手が
怪我
するという例があり、呪いの破壊力は年々ヒドいものになってきております。

2004年、その「呪い」を打ち破るべく、選手ではなく監督であるボビー・バレンタインが
名前の使用を許可し、「バレンタイン弁当」を発売するという試みがなされました。
そしてその結果はというと、バレンタイン監督に故障や傷病はなかったものの、チームは前半
最下位を独走。最終的にはプレーオフ進出を、わずか0.5ゲーム差で逃すという具合に、
それなりの形で呪いの効力は証明されました。

そして今季、ついに万葉軒は恐るべき企画を現実のものとしました。
東北楽天イーグルスの新規参入に洗礼を浴びせるためを祝い、開幕カードとなったイーグルス戦で
「新球団開幕弁当」を販売。
その結果、イーグルスは初戦こそ勝ったものの、翌日は0−26で大敗。現在も最下位を独走中と、
ついにマリーンズ球団は万葉軒の呪いを他球団に向けるという策に出ました。

しかし今月、快進撃を続けるマリーンズに水を差すように万葉軒は新たな弁当を企画。
その名も「ベニーちゃんのロコモコランチボックス」……。
ttp://www.so-net.ne.jp/marines/topics/detail/20050501153459.html
チームの好調ぶりと、ベニー選手の調子や体の具合が気になるところでございます……。

>「甲子園球場弁当」という名前の名物弁当はあるのでしょうか……?
今のところ、わたくしでは「甲子園カレー」というお弁当が名物となっておりますわ。
それ以外にはなかったような……と思っておりましたが、
ttp://www.sanspo.com/baseball/top/bt200505/bt2005051006.html
ttp://www.manyouken.co.jp/arekore.htm

ど……どなたか、どなたかわたくしに救済を、救済の手を……orz
このままではわたくしとタイガース、いえ、それどころかセ・リーグ全体が
万葉軒の呪いに滅ぼされてしまいます……(((( ;゚Д゚)))

333 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/14(土) 19:49:23

>>330様
これはこれは、お気になさらず。神宮球場様は実際にキモワロなお方ですから。

交流戦はすべての試合が見所でございます。
今年は特に新鮮味がございますから、どの試合も楽しめるのではないでしょうか。
普段見られぬ投打の勝負、特にパ・リーグの選手をテレビで見ることが出来る機会ですから、
どのようなプレーが持ち味なのか、数字だけでは伝わらぬゲームを楽しんでくださいませ。

単純な図式で考えましても、スワローズ・古田捕手とホークス・城島捕手の頭脳戦や強肩対決、
ジャイアンツ打線とホークス打線の激突などは、想像するだけで凄い試合になりそうですわね。
見所は探せば探すほど見つかります。以前にもご紹介した「野球選手の物語」を追ってみるのも
楽しいですわね。

昨日のように、ライオンズの西口投手があと一歩で無安打無得点を逃すなど、面白い試合が
相次いでおりますわね。ひいきチームのみならず、すべての試合に注目なさってくださいませ。
願わくば、皆様も球場に足を運んでくださいませ。

というところでこの度は失礼いたします。
ようやく追いつけましたわね。

334 名前:名無し客:2005/05/18(水) 01:29:38

で、甲子園球場女史的に
「ワールド・ベースボール・クラシック」はどうですか?
こういうのが望ましいみたいな事言ってたような気がしますが。

335 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/05/19(木) 22:24:30

>>334様
ワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)と言いますと、つい先日発表された
野球の世界大会ですわね。世界一を決める大会としては歓迎すべきことではありますが……
どうも手放しでは喜べませんわね。「野球のグローバル化」という構想には見るべき価値が
ございますが、どうもそれは建前に過ぎないような気がいたします。
主な問題点は各マスコミでも分析しておりますので、記事を引用した方がよろしいでしょうか。
ttp://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050513-0011.html

こちらの記事でも指摘されている通り、「アメリカが他国代表を招待する」という形態なのが
気にかかりますわね。他国のリーグを対等な立場にしたくないという意識の現われでしょうか?
もしそうだとすれば、「世界の野球振興が目的の大会」にしては器の狭さを感じますわね。
利益分配の比率もアメリカが倍以上となりますと、これでは「アメリカの金儲け」と言われても
仕方のないような気がいたします。
また、開催の時期にも疑問があります。この発表では3月の開催を予定しているようですが、
この時期は野球のシーズン開幕寸前でございます。WBCは国内の王者チームを決める前に
行われる大会なのです。

つまり、国内王者を決める前に世界一の国を決めるのがWBCという大会なのです。
有識者の分析を仰ぐまでもなく、皆様も「順番が逆だろう」と思われるのではないでしょうか?
野球振興が目的の世界大会というのは歓迎すべきですが、このままではその趣旨は建前に過ぎず、
本音は別のところにあるのではないかと邪推されても仕方ない気がいたしますわね。
現段階では「仏作って魂入れず」という極東の言葉が、そのまま当てはまるような大会に
見えてしまいますが……。

かといって日本シリーズやワールドシリーズが終了した時期に始めるとなりますと、
今度はウィンタースポーツが主役になります。どうしても野球の注目度は下がりますわね。
様々なスポーツの発展に協力し合うという意味では、主役を譲るのも必要な道でございますし、
日程的な面が一番苦慮されるところとも言えましょうか。

確かにメジャーリーグは世界最高のレベルを誇る野球リーグでございましょう。
しかしそこにある特権意識まで世界最高である必要はございません。野球の世界振興を望むなら、
上から見下ろした物言いをするのではなく、低いところまで降りてきて発言しても何ら問題は
ありますまい。むしろその方が懐の深さが知れるというものでございます。
……奇しくもこの言葉は、現在のアメリカ政治にも言えるような気がいたしますが。

野球先進国としてアメリカに求められるのは、野球の「国際親交」と「国際振興」を図るための
策でございましょう。そのためには大会の開催も大事なことではありますが……まだやれることは
たくさんあるのではないでしょうか。例えばサッカーのFIFAのように、世界の野球をリードする
組織を構築するよう各国に働きかけても良いでしょうし、ベースボールの国際基準を議論しても
良いでしょう。ボール一つとってみても日本では「飛ぶボール」、「飛ばないボール」などという
問題がありますが、これも国際標準規格が存在しないからこそ生じた問題でございます。

世界一を決めるのは、共通のルール作りをした後でも構いません。
その上で世界各地の野球とメジャーリーグを対等な関係と認め、上位リーグであるという奢りを
捨て去って欲しいものでございます。メジャーリーグのレベルの高さは誰もが認めるのですから、
その志も尊敬の意を向けられるものであって欲しいですわね。
WBCはいま少し検討すべきことがあるのではないか。そのような印象を抱いております。

336 名前:名無し客:2005/05/26(木) 00:15:59

楽天が連勝しました!
うおおおおお……。
このままいけば40勝いけますよね!?
いけますよね!? YESって言ってください!

337 名前:名無し客:2005/05/29(日) 04:16:49

阪神が単独首位になると、甲子園球場さんも嬉しかったりするのでしょうか?
今日はいつもより多く蔦を生やしますよ、とか。
いつもより多くライトアップしてますよ、とか。

338 名前:名無し客:2005/05/29(日) 04:31:11

甲子園さん!
正門前でダフ屋が今日の阪神巨人戦のチケットを捌いてます!

339 名前:名無し客:2005/06/01(水) 23:52:45

スレ立て1周年おめでとうございます!
一刻館での甲子園さんの、この一年を振り返ってみてください。

340 名前:名無し客:2005/06/04(土) 12:06:04

甲子園球場さんといえば、夏が中心と思われますが、オフシーズンに
やってほしいことなどがあればひとつ

あと、ドーム球場にない利点などアピールしていただいて
今のままでいいところを見せてください

福岡ドームでは同人誌即売会とかやってますけど、甲子園さんで
そういうことってやっぱりしてほしくないものなのですか?


341 名前:名無し客:2005/06/06(月) 02:52:33

今はなきライバル(?)、後楽園球場さんについての思い出をどうぞ。
彼女(?)も魅力的な方だったのでしょうか。

342 名前:名無し客:2005/06/07(火) 22:40:41

井川伝説

1.プロ入り時童貞。野村監督に筆おろしをしてこいと命令される。
2.年俸1億だが、キャンプ時には3万しか持っていかない。そして移動はタクシーではなく電車。
  結局キャンプオフの日にバスで隣町まで行ってCD1枚(3000円)しか買わなかった。
3.休みの日はラジコンヘリをしてる。週ベの棒コーナーのプレゼントには折れたヘリの羽を提供。
4. 星野監督の前でも何も恐れることなくゆっくり食事してる。マイペース
5.大食漢。水戸っぽだが納豆は嫌いである。
6.東京ドームの選手用の食事する所に「井川スペシャル」というラーメンがある。
7.井川母曰く子供の頃は姉とままごとをしていた。
8.快適と言う理由で未だに寮生活をしている。家賃4万弱。03年オフに泣く泣く退寮。
9.岡田二軍監督(当時)曰く梅田から寮まで一人で帰れないらしい
10.PS2はネット予約で発売日にゲット。パワプロで公式に自分の能力を上げてもらうため本業で奮起。
11.(p)http://plaza11.mbn.or.jp/~tigersmidi/2002ball26-50.htm
12.(p)http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200201/02010807.html
13.(p)http://sawadaspecial.com/mt/archives/2003_07.html
14.(p)http://www.nikkansports.com/osaka/otr/03sugao/sugao02.html
15.優勝の時、危ないので胴上げの輪を避けようと思った
16.優勝祝勝会は早退して次の日の登板に備える。翌日の広島戦は9回1失点完投勝利(試合時間2時間12分)
17「連勝中は髪を切らない」を継続したら12連勝(約3ヶ月)してしまい、とんでもない髪型になった。
18.初めての球宴で一人ぼっちで壁当て。見かねたヤクルト藤井がキャッチボールをしてくれる。
19.翌年の球宴終了後、何故かアリアス、ホッジス、ラミレスと4人で何故か牛角に食事に行く。
20.さらに翌年の球宴では海浜幕張駅から千葉マリンまでタクシーで行ったが結果歩いていける距離だったことに後悔。
21.高給取りになって父親にセルシオをプレゼント、全額負担で実家をリフォーム|ミ. ・ ・|
22.水戸商の先輩デーブに助けを求められ、グラブを送付。3年前まで井川を小馬鹿にしてたデブは改心。
23.練習に没頭するあまり、野村監督辞任劇は、近所の人に教えてもらった。
24.和田コーチの現役晩年の頃から彼にパソコンの指導をしている。
25.入団予定の新人に「井川さんの裸を見たい」と言われる。
26.カープにメカ井川を作られる。
27.ゲームヲタ。優勝後のoff日、日本橋で中古ゲームをあさってる現場を目撃される。「信長の野望のパワーアップ版」を買った翌日のG戦で完封ペース勝利。

343 名前:名無し客:2005/06/08(水) 00:13:25

ナベツネ「球界よ! わたしは帰ってきた!!」

ttp://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050608k0000m050059000c.html

……な事態になっちゃってますが。
意外と見るべきか、やっぱりと見るべきか。
コメントするのも嫌気がさしてるかもしれませんが、これについて甲子園球場さんからコメントをお願いします。

344 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/06/24(金) 00:22:45

大変遅くなりましたわね。これまでは週1度のペースでレスしておりましたが、
この度はほぼ一ヶ月ぶり……いつの間にやら月刊誌のペースになってしまいました。
では、「月刊甲子園」、レスをお送りいたしますわね。

交流戦はマリーンズが春からの好調を維持して優勝いたしましたわね。
「万葉軒の呪い」にまた一つ、伝説が加わったということでございましょうか。
セ・リーグ各チーム向けの弁当を作ったようですが、この交流戦でも見事に
炸裂した模様でございます。返す返すも恐ろしい「弁当の呪い」ですわね……。

>>336様
4月の開幕当初よりは戦うスタイルが整ってきたというところでしょうか。
まだまだ戦力不足の感は否めませんが、救援の吉田豊彦投手、福盛和男投手が
安定してきたことが大きいですわね。後は先発陣が持ち堪えられればいいのですが、
あれほど打線の援護に乏しくては、投手陣にかかるプレッシャーも違いますわね。
エース岩隈の防御率5.42という数字が、それを物語っておりましょう。
71試合で18勝53敗……残念ながら100敗ペースからは抜け出せませんが、
もう少し戦い方が整えば勝率も上がる気がいたします。終盤の救援投手が比較的
安定しているわけですから、少なくとも40勝の可能性はゼロではないと
わたくしは思いますわね。

新球団であるが故に優勝からは遠くございますが、同時にイーグルスは真っ白な
キャンバスには違いありません。杜の都を沸かせる七夕には、かの球団の快進撃を
祈ることにいたしましょう。

345 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/06/24(金) 00:23:07

>>337様
わたくしはタイガースを愛しておりますが、それ以上に野球を愛しております。
タイガースが首位に立つことは勿論嬉しいですが、その瞬間からわたくしは、
そのタイガースを脅かすチームが現れぬものかと思ってしまいますわね。
ですからタイガースの勝利を祝って、特に何かをするようなことはありませんわ。

むしろそれはタイガースファンの仕事でございます。
大阪・ミナミの歓楽街は、タイガースが勝てば勝つほど盛り上がりますわね。
関西にタイガースという文化が定着している証拠でございましょう。
わたくしはただ座して見るのみ。されど愛情ある視線で見続けておりますわ。

>>338様
ダフ屋は暴力団の資金源になっておりますから、どんな事情があろうとも
利用しないで欲しいですわね。観客の皆様も是非心得ておくべきことですわ。
かなり以前より、この「野球と暴力団」の関係は問題視されておりました。
黒い霧事件など八百長事件や、野球賭博などにかかわる闇の世界がプロ野球の
すぐ近くに存在しております。

恥ずかしいことではありますが、タイガース私設応援団の一部が暴力団と
関係があり、恐喝や暴行容疑などで逮捕されるという事件がございました。
昨年から続くプロ野球改革では、この球場に現れる暴力団対策にも目が向けられて
おりますわね。暴力団排除のルール作りが進められておりますわ。
ttp://www.sanspo.com/baseball/top/bt200506/bt2005061508.html

……と申しますか、>>338様の発言された時期は交流戦の真っ只中であり、
ジャイアンツとタイガースの試合など行われていなかったのですが。
しかもわたくしの正門前など、警備員や警察官が一番目を光らせておりますわ。
そんなところでダフ屋に励んだら、すぐに逮捕されるのが関の山でございます。

ましてや未だにジャイアンツの試合でダフ屋行為とは、利率も低そうですわね。
どうにも世間知らずのヤクザ屋さんという印象が否めません。
今やジャイアンツ戦は、チケットの売れ残りや空席なども珍しくありません。
その中で逮捕されるリスクを負ってダフ屋を行うとは……ご苦労様なことですわ。
本気で闇の金を稼ぎたいと思っている暴力団は、とっくに野球に見切りをつけて
いるような気がいたしますわね。

……しかし「阪神 逮捕」でググると15万5000件
ヒットするのは何かの冗談であって欲しいものですわ……orz

346 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/06/24(金) 00:23:28

>>339様
ああ、そうですわね……気がつけば1年が経過しましたわね。
そんな時期にしばらく留守にしてしまったのは少々勿体なかったのですが、
この1年を振り返ってみることにいたしましょうか。

キャラネタ、なりきりを好む方々の層を考えますと、野球の興味のある方、
野球に詳しい方はそれほど多くはないだろうと、当初は思っておりました。
しかしいざ始めますと、なかなかどうして鋭い質問が向けられることも多々あり、
わたくしとしてもキャラハン冥利に尽きる思いでレスさせていただきましたわ。

特に昨年の今頃でしょうか。近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの
球団合併に端を発する球界再編問題が起こって以来、球界の構造などについて、
専門的な話題がこのスレで増えましたわね。アテネ五輪が開催されたこともあり、
野球のみならず、スポーツという文化全般に対する質問も増えました。
また、イチロー選手のメジャー最多安打記録、高校野球は北海道勢の初優勝など、
野球の話題には事欠かぬのが昨年であった――という気がいたしますわね。

その結果、質問に対する理解度を深めていただくため、かなりの長文レスが
増えてしまいましたが、逆にそれによって、擬人化キャラハンというハンディを
抱えたわたくしも、皆様方から一定の評価を得られたものと分析しております。
それと同時に、やはり野球は大衆に広く認知されたスポーツだと思いましたわね。
球団削減、1リーグという野球危機の道を回避できたのは、ひとえに野球ファン
一人ひとりの力だったのでございますから。

さて、長文に関して少し触れてみましょうか。
そもそもわたくしも、当初は長文レスを書く意欲は薄かったのでございます。
スレ序盤を見ていただければ、昨夏以降と比べてかなり短いと思われるでしょう。
球界再編に伴う皆様からの質問に答えるため、やむを得ず長文になったわけですが、
それがどれほどの分量になったかと申しますと……>>335までにわたくしが書いた
字数は20万字を超えております。400字の原稿用紙500枚以上ですわ。

1年間でレス数が350に達しないペースの割には、破格の量のレスだと思って
良いでしょうか? 1発言の平均がテキストで1KBを超えているわけですから、
わたくしもよくこれだけ書いたものだと思っております。
しかしそれでも、わたくしはレスを書くのを楽しいと思い続けておりました。
野球で皆様と話し合える――それを実に幸福と感じていたのでございます。
ここでわたくしは、やはりスポーツは人類の共通言語だと思いましたわね。

自画自賛ながら、わたくしが自分でもよく書けたと思うレスは、
>>97、>>103、>>135、>>147、>>229、>>321、>>332でございます。
皆様の認識とはどのような違いがあるか、少々気になるところですわね。

スレ立てから1年、スレも650近く残量がございます。
まだまだ皆様とわたくしで野球の話を続けることができますわね。
特に今シーズンは夏の入り口。野球を巡る熱い季節はまだこれからですわ。
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
残りのレスはまた後日にいたしますわ。

347 名前:名無し客:2005/06/24(金) 00:32:04

月刊甲子園ですかw
時折見せる意外とお茶目さ・・・
いえ、ウィットに富んだユウモアがたまりませんですはい。

348 名前::名無しを野球に連れてって:2005/06/24(金) 00:50:02

便乗します。
もし、「月刊甲子園球場」という雑誌(週刊でも季刊でも良いですけど)があったら、
どのような内容だと思いますか?
もちろん、甲子園球場さんの濃い野球コラムは毎号載っているのでしょう!

349 名前::名無しを野球に連れてって:2005/06/24(金) 01:01:11

名前欄にはタグ使わん方がいいでー

後、甲子園に連れてってじゃないんですねw


350 名前::名無しを野球に連れてって:2005/06/24(金) 01:47:14

ドイツ、ミュンヘンに建てられた最新鋭のサッカー場、アリアンツ・アリーナは
建材に光透過性素材を用いることで、ドーム式球場でありながら
天然芝のフィールドを実現したそうです。
人工芝のデメリットを説く甲子園さんですが、この方式なら
ドーム球場もありなのではないでしょうか?


351 名前::名無しを野球に連れてって:2005/06/24(金) 11:39:52

お願い・・・・・・水を・・・ください・・・・・・。(パタッ)

352 名前::名無しを野球に連れてって:2005/07/03(日) 04:31:39

ゴルフや卓球などでは若手女子選手が注目される昨今のご時勢。
ですが他のスポーツに比べ、野球は著しく、女子への普及度が低いです。
女子が盛り上がらないスポーツって、野球と相撲ぐらいではないかと。
甲子園さん、これからはあなたの上で女子選手に活躍してほしくないですか?

353 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/04(月) 01:52:07

>>340様
実は野球のオフシーズンというのは、意外と短いものなのでございます。
わたくしが使われなくなる時期も、実はわずか3ヶ月程度ですのよ。
12月にアメフトが行われることを考えますと、さらに期間は短くなりますわ。
2月にはプロ野球のキャンプイン、3月からはオープン戦が使用されますから、
わずかなオフの期間は静かに休ませて欲しい……とは思っておりますの。

敢えて挙げますならば、長期の使用で疲弊したわたくしの体をメンテナンスして
欲しいですわね。来期にまた訪れるお客様のため、選手のためにも、わたくしが
劣化していては、選手に訴えるわたくしの魅力も落ちてしまいましょう。
年月を経てもわたくしは美しくなければならないのですわ。

ドーム球場にない魅力でございますか?
それはわたくしのすべて、野球の原点を感じさせるものすべてでございます。
天然芝に柔らかい土のグラウンドは、すべての野球選手に球場とは何たるか、
そして幼い頃から思い描いていた夢を追い求める場所としてのわたくしを
振り返ることとなるでしょう。わたくしは姿だけでノスタルジーを感じさせ、
老若男女を問わず、かつて見た夢を思い出させるフィールドなのでございます。
すべての野球選手の原点として輝くもの、それがドーム球場どころか他球場にも
存在しない、わたくしの魅力でございます。

やや抽象的でございますが、高校野球を思い出していただければ良いでしょう。
すべての野球選手は一度、わたくしに魅せられております。あの頃のひたむきな
姿を思い出すことができる――それが最大の魅力のはずですわ。

>福岡ドームでは同人誌即売会とかやってますけど
ええと――なんと申しましょうか、わたくしで行うには不適でございましょう。
屋根がないのですから、突然の雨などの場合には対応が極めて難しくなりますし、
紙媒体の作品にしろCD−ROMなどにしろ、致命的なことになりかねません。
あの手のイベントはやはり屋内でなければ難しいのではないでしょうか。
それに関西の場合、大阪南港のインテックス大阪という舞台が既にございます。
ですから敢えてわたくしを使用するまでもない、ということは言えましょうか。


……余談ながら、野球選手を扱った同人誌というものもございます。
同人用語で「ナマモノ」と呼ばれるものの一部でございますが、その内容たるや
想像を絶する凄まじさですわね。実におぞましい世界が繰り広げられております。
ほとんどの同人誌がいわゆる「ヤマなしオチなし意味なし」の世界でありまして、
スワローズの古田捕手が五十嵐亮太投手を手篭めにする、ファイターズの
SHINJO選手と小笠原選手が二人だけの世界で濃厚な愛を交わす、
ジャイアンツの上原投手と二岡選手が禁断の世界に踏み込む
など、
各球団の名選手が地獄絵図のごときヒドい目に遭わされております。

特にジャイアンツの上原選手と二岡選手の組み合わせはミーハーオタの間でも
人気がかなり高いですわね。この組み合わせはその筋でも「うえにー」と呼ばれ、
野球同人の世界でも一大勢力となっております。











……どうせなら渡辺恒雄×堤義明の球界再編本でも作ればよいものを。
わたくしはそんな汚いの見たいとは思いませんけれど。


354 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/04(月) 01:53:15

>>341様
後楽園球場様ですか。今となっては懐かしいお方ですわね。
ジャイアンツと栄光の日々を送ってきたかの方は、頑固一徹なオヤジさんで
ございましたわ。わたくしも何度あの方に怒鳴られたことでございましょうか。
50年の長きにわたる歴史を持ち、プロ野球とジャイアンツの人気によって、
野球の聖地としての地位を確立されましたわね。

わたくしが高校野球を目的として造られたのに対し、かの方は最初からプロ野球の
興行を目的として建造されました。わたくしを巣立った選手がプロ入りを果たし、
かの方の下で大活躍されるというようなことも多かったですわね。
王・長嶋に代表されるジャイアンツの名選手みならず、日本ハムファイターズの
名選手たちの姿もかの方はよく語っておられましたわね。
わたくしとともに、常に満員となる球場として日本を代表する球場でしたわ。
東京ドーム様の完成とともに引退となりましたが、わたくしも終生の好敵手を
失ったような気がしたものでございます。
その後に生まれた東京ドーム様も、きっと後楽園球場様のお叱りを受けながら
一流の球場に名を連ねるようになったのではないでしょうか。
今後もわたくしたちを末永く見守っていただきとうございますわ。

>>342様
なんと申しましょうか……どこまで本当なのか怪しい情報もございますが、
あの井川投手ならば、あり得る話だと思ってしまうような逸話がありますわね。
聞くところによると球界屈指のゲームオタクだとか。プロ野球選手の隠れた趣味が
意外というか時代の流れというか……145km/hを超える速球と、強打者たちを
撫で斬りにするチェンジアップを操り、メジャー挑戦も訴えるゲームマニアなど
彼くらいのものでしょうか。オタクな方々の希望の星でございましょう。

……ところで「ドラゴンクエスト8」のキャラをレベル99まで上げたとか、
タイガースファンのアダルトゲーム声優・カンザキカナリ氏にサインをしたところ、
本人が出演したアダルトPCゲームを手渡されたというのは本当でしょうか?
……カンザキカナリ氏がご自分のブログで暴露している以上、本当なのだとは思いますが。

まあ、かようなグラウンド外の話題はさておき、本業の野球でより一層の活躍を
期待したいところですわね。おほほほほほ……。

355 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/04(月) 01:53:52

>>343様
兼ねてよりわたくしは、「ジャイアンツを頼りにしてリーグを維持しようとする
抵抗勢力の動きが出るでしょう」――ということをこのスレで申し上げましたが、
まさか渡辺御大自らが堂々と復帰するとは思ってもおりませんでした。
わずか10ヶ月で復帰とは、これでは不正行為の責任がどこにあったのかが
まったく見えませんわね。所詮は世論の目くらましのために辞任したということ
だったのでしょうか? 恐るべきはその厚顔無恥っぷりと申しましょうか。

文藝春秋への寄稿によれば、「スカウトの不正行為は知らなかった」などと
渡辺氏は申しております。嘘ならもっと上手くついて欲しいものですわね。
そのくせに「私の罪の意識はない」と発言したとか。これまた驚きの一言です。
まあ、かの方の発言一つ一つを取り上げてもきりがないので止めますけれど、
このような欺瞞に満ちた発言には「大本営発表」という言葉を思い出しますわね。

そもそも「読売巨人軍会長」という肩書きは、何をする役職なのか見えません。
ただ単に「自分のいないところで何かが決まるのが気に食わないだけの老人」に
見えてしまいます。これ以上、一体何をしようというのか……頭が痛いですわね。
しかし読売という新聞社は、どうしてこのように「子供に説明できない」ことを
率先して行うのでしょう? 企業倫理やマスコミとしての適性を疑います。

いずれにせよ、「読売に自浄能力なし」ということは充分に示せたでしょう。
ジャイアンツ戦の視聴率下落にただ拍車をかけるのみ。その立場で自らの施策が
ことごとく否定されるのを見届けるだけであって欲しいですわね。

>>347様
いえいえ、とんでもございません。
わたくし自身に対する自嘲ネタのようなものでございます。
本来ならばもっと迅速にレスを綴りたいのですが、月に一度という遅いペースに
なったことへの戒めですわ。せめて「週刊甲子園」のペースでレスしたいものです。

>>348様
「週刊ベースボール」と「月刊タイガース」と「報知高校野球」の3誌の長所を
取り入れたような雑誌にしたいですわね。なかなか面白い提言と思いましたので、
目次などを作ってみました。満足していただければ幸いですわ。

356 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/04(月) 01:55:04

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1085678593/356.jpg (150KB)
本文なし

357 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/04(月) 01:56:15

>>349様
この名無し名にも意味がございましてよ。野球の歌としては最も有名な曲である
" Take Me Out to the Ball Game"の邦訳「私を野球に連れてって」へのオマージュですわ。
どのような曲かは皆様も恐らくご存知でございましょう。イチロー選手が出演する
日興コーディアル証券のCM使用曲と申せば、思い当たるのではないでしょうか?
ttp://www.nikko.jp/GRP/CM/index.html
ttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/yosimune/takemeout.html
メジャーリーグでは7回裏、ホームチームの攻撃に入る前に観客全員でこの曲を
歌うのが慣例となっておりますわね。"Seventh Inning Stretch"と呼ばれております。
この歌を歌いながら、野球の素晴らしさに気づく人が増えることを祈りたいですわ。

それでは、この度はこの辺で失礼いたします。
もう少しでレスも追いつけそうですわね。

358 名前:名無しを野球に連れてって:2005/07/09(土) 09:02:35

ロンドン五輪の競技から野球が除外されることが決まりました。
とても残念です。何が足りなかったのでしょうか。

359 名前:名無しを野球に連れてって:2005/07/13(水) 23:45:44

くだらない質問ですが
漫画でよくあるホームランを打つシーンとかの擬音は何がいいと思いますか?

360 名前:名無しを野球に連れてって:2005/07/18(月) 14:52:36

夏の高校野球も予選が進んでいます。
>>115 >>121
に続き、金属バットの影響に関する考察をお聞きしたいです。

361 名前:名無しを野球に連れてって:2005/07/20(水) 17:56:40

楽天以外にも巨人でもこのバットの使用が解禁されました!

http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/2005042901.html

362 名前:名無しを野球に連れてって:2005/07/20(水) 19:13:02

「ドカベン」「あばれ! 隼」など高校野球をテーマにした漫画が幾つも存在しますが、
甲子園さんのお気に入りの作品、お薦めの作品ってありますか?

363 名前:名無しを野球に連れてって:2005/07/22(金) 06:51:14

プロ野球、前半戦が終了しました。

戦力層が厚く強いソフトバンク、躍進した阪神やロッテ、
投手陣が今ひとつの巨人や西武、弱いなりに粘りが出はじめてきた楽天など
チームの状態はさまざまです。

各チームの現状と、後半戦に向けての展望について、ご意見をお聞きしたいです。

364 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:09:12

全国各地の高校野球予選をうかがううちに遅くなってしまいました。
さて、それではレスをして参りますわね。

>>350様
わたくしがドーム球場化に反対するのは、物理的な要因だけだったでしょうか?
「開閉式ならいいのでは?」、「天然芝が育成可能ならいいのではないか?」……
いずれもそのような物理的要因によるドーム球場の是非について、以前にも
質問をお受けしましたが、果たして野球とは、物理的にやれる空間さえあれば
それで良いものなのでしょうか?

では、説明の前に一つ、逆にお聞きいたしましょう。
透過素材を使い、天然芝を敷いたドーム球場では、ライオンズのカブレラ選手が
放つような特大の打球が、天井に当たって落ちてくることはないのでしょうか?
……違いますわね? 当たったら当然、落ちてきますわね?

彼が高く高く打ち放った打球は、インボイス西武ドーム様や東京ドーム様、
札幌ドーム様の天井に当たって何度も落下してきており、その度に各球場の
ローカルルールが適用され、天井にぶつかった打球が外野手に捕球されるなど、
外野フライなどと判定されることがございます。

既に一部のスポーツメディアなどでも疑問提起がなされておりますが、
誰がどう見ても本塁打となるであろう打球が、天井があるがために凡飛などと
判定されるのは理不尽でございます。球場に詰め掛けた野球ファンであれば、
その打球の放物線を最後まで見届けたい、飛距離を知りたいと思うものですわ。
ドーム球場はそのような観客の願望を一気に奪い去るものでございます。

では、天井を高くすればいいのかというと、そうではありませんわね。
元々東京ドーム様の天井も、人間の力では絶対に届かないという計算の上で
設計されました。しかし人間の進歩というものは目覚しく、完成から数年内に
元近鉄バファローズのブライアント選手(現バファローズ打撃コーチ)が
東京ドーム様の天井カメラ直撃の打球を放ち、現ヤンキースの松井秀喜選手も
ジャイアンツ時代、何度か天井に当たる打球を放っています。
人間工学や科学の発達によって、打球の平均飛距離は今後も伸びるでしょう。
そのことを考えれば、天井が高ければいいというのも合わぬ話になりますわ。

「ドーム球場でもいいのでは?」という提言は、野球をやれる物理的な空間が
あればそれでいいという発想でしかございません。芝の問題にしても同じです。
打者はボールをより遠くに飛ばせという、野球の原点を無視しているのですわ。
まだこれでも納得いかないと申されるのであれば、以下の話を想像してください。

甲子園を目指して懸命に努力する球児に対し、あるお金持ちがこう言いました。
「私が甲子園球場と同じ広さ、同じ形状、同じ材質、同じ土壌のグラウンド、
同じ設備の球場を建設させよう。練習も試合もその球場を使ってくれたまえ。
そうすれば、君たちはそんな必死の努力をしてまで甲子園を目指す必要はない。
予選で負けたって、この球場を使ってるんだから甲子園に行ったのと同じだよ。
勿論、欲しいなら球場の土を持ち帰ったって構わないからね」


……果たして、この提案に心を惹かれる高校球児はいるでしょうか?
恐らくは絶無でしょう。高校野球とわたくしという舞台が内包する精神性が、
その甲子園モドキには一切存在しないからでございます。
ゆえにそのような提案に、魅力を感じる人はいないのでございます。

ドーム球場のデメリットに対し、屋根が開閉式ならいいのだろう、天然芝が育成
できればいいのだろう、透過素材であればいいのだろう――つまり物理的な要因が
満たされればいいのだろうと主張するのは、まさしく高校野球の精神性を理解せぬ
お金持ちの例えと同質であり、「仏作って魂入れず」と言えるのでございます。

余談ながら……これは別に野球に限った話ではございませんわね。
ミュージシャンが日本武道館でのコンサートを夢見るのは何故でしょうか?
彼らに対し、「歌いたいなら駅前の広場でいいんじゃない?」とは言いますまい。
ドーム球場の「物理的な要因」は、それと同じようなことではないでしょうか?
野球をやるのに相応しい場所は、やはり空の下でございます。

365 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:09:47

>>351様
ど、どうなさいました? 暑いときは無理をなさらず水を飲んでくださいまし。
熱中症は命にかかわる問題ですわ。喉が渇く前に水分を補給せねば危険ですわよ?
暑い季節の野球観戦には、日焼け対策と飲み物が必須でございます。
皆様も十分にお気をつけてくださいませ。

>>352様
女子スポーツの発展は目覚しいですわね。特に女子柔道、女子マラソンなどは
世界でも屈指のレベルですし、復活の期待がかかっている女子バレーボールなども
国民の注目度が上がっております。何故このように女子スポーツが強くなったかと
申しますと、一番大きな要因は日本が経済大国になったということでございます。
経済的に苦しんでいる国や政情が安定しない国は、なかなか女子スポーツ部門の
競技人口が増加いたしませんし、国威発揚のためにスポーツ強化を狙うにしても、
女子にまで手を回せぬことが多いのでございます。

ですが実は野球の世界、女子選手への門戸は少しずつ開かれつつあります。
1991年、プロ野球から「男子選手のみ」というルールが撤廃されました。
それ以降、日本でも女子の野球人口は少しずつ増えているのでございます。
実力さえあれば女性がプロ野球選手になることも可能なのでございますわ。
まだ余り知られていませんが、「日本女子野球協会」という組織も設立され、
世界大会も開催されております。女子野球の未来は決して暗くはないのですわ。
ttp://www.wbaj.or.jp/

そして高校野球でも女子部門が既にございます。
全国高校女子硬式野球連盟が春夏二度の大会を開催しております。
ttp://homepage2.nifty.com/joshiyakyuu/
特に有名なのは今春の選抜大会で準優勝した神村学園(鹿児島)ですわね。
1999年、「女松坂」と異名を取った小林千紘投手の活躍で春夏連覇を達成。
明大に進学した彼女はMAX130km/hの直球でリーグ戦登板も果たしております。
また、埼玉県で各種スポーツの強豪である埼玉栄なども女子野球の強豪ですわ。
大会の会場こそわたくしではありませんが、この動きは喜ばしいですわね。

大学でもつい最近、尚美学園大学が女子硬式野球部を設立いたしました。
元ファイターズの広瀬哲郎氏、新谷博氏を指導者として招聘するなど、
プロ・アマの垣根を越えたところで発展への動きが生まれつつあります。
さらには欽ちゃん球団――「茨城ゴールデンゴールズ」の片岡安祐美二塁手は、
女子選手の中でも今のところは一番有名なのではないでしょうか?

女子選手は話題先行の感がございますが、現状はやむを得ないところでしょう。
しかし10年後、20年後……この流れが断たれることなく続けば、女子選手が
プロ野球に入団することもあり得るのではないか、あるいは女子プロ野球の設立も
あり得るのではないか。わたくしはそのような希望を抱いておりますわ。

366 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:10:09

>>358様
大変残念なことと申しますか……わたくしは落胆とともに怒りを禁じ得ません。
果たして本当に、何かが「足りなかった」がゆえに、五輪から除外されたのか。
その背景にある事情を見ますと、そうとは言い切れぬように思われます。

実はアテネ・北京五輪の競技選別段階でも「野球・ソフトボールは除外される
可能性がある」という報道は何度かなされておりました。しかしアテネ五輪でも
野球・ソフトは競技種目に残留し、北京五輪の選別時は競技から除外される危機が
大きく扱われましたが、開催国である中国が野球の強化を始めたということで
残留したのです。

そしてこの度のロンドン五輪……国際オリンピック委員会(IOC)の総会前は
競技の除外も考えられましたが、決定権を持つ多くの委員から野球もソフトも
「まず競技残留だろう」との声が多く、球界関係者のみならず、IOCの各委員も
残留を確実視していたようでございます。しかし結果は一気に暗転いたしました。

ではどのような問題があって、野球・ソフトは五輪から除外されたのか。
その理由を説明いたしましょう。

>>367 開催地と普及率
>>368 五輪の変容
>>369 派遣選手の質
>>370 薬物使用疑惑
>>371 振興への貢献
>>372 除外競技の行く末

367 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:10:44

開催地ロンドン……当初、2012年五輪の最有力開催地はパリでございました。
近年、フランスは野球の強化を始めており、日本の阪神タイガース元監督であった
吉田義男氏がナショナルチームの指揮官を務めた経験などもあり、野球に対しては
一定の理解がございます。そのような点では、五輪開催地がパリであったならば、
野球・ソフトが除外されることはなかったかもしれません。

イギリスやアフリカ諸国は野球の普及率が極めて低く、よって委員の関心も極めて
低かったと言われております。同地域はアマチュアレベルでも野球の認知度は低く、
アテネ五輪でも大会終了後、建設された球場の使い道もなくなったということが
指摘されておりました。

実際、ヨーロッパでは野球はほとんど知られておりませんわね。
フランス以外ではイタリアにプロリーグがございますが、知名度は低いですわ。
かつて日本人では小野 剛投手(現ライオンズ)が2003年、イタリア野球リーグ
セリエA・サンマリノでプレーしましたが、果たしてそれを知る日本人もどれほど
いるのかという段階でございましょう。

日本人が「スカッシュ」の名前を知っていても、ルールを知っている人が極めて
少ないのと同様、野球はヨーロッパ・アフリカではほとんど知られておりません。
マイナースポーツであることが、五輪除外を是とする心理を生んだのでございます。
そして五輪とは、「参加することに意義がある」大会でございます。
ですから「一部の国しか参加できない」競技でメダルを争うのは理不尽と考えた
委員がいたとしても不思議ではないですわね。マイノリティの悲劇でございます。

368 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:11:31

では何故IOC委員にそのような心理が働いたのか。
ここでは五輪という大会そのものの変容を語らねばなりません。
1980年、IOC会長に就任したサマランチ氏は五輪の拡大主義・商業主義の
路線を推し進め、その後21年にわたる「長期政権」を樹立。この拡大主義には
功罪相半ばする面がございました。
多数の競技を開催種目に採用し、莫大なテレビ放映権や五輪マークの独占的な
使用を認めるスポンサー制の導入、プロ選手の参加などで世界の注目度を上げ、
大会の開催どころか「事務所を維持するのも大変だ」などと言われたIOCを、
一気に経済効果の高い五輪へと変革させたのでございます。

しかしその「金になる五輪」を推進した結果、五輪を開催できるのは富裕の国と
都市のみとなりました。そして高い経済効果があることから、将来の五輪誘致に
立候補した各都市から招致合戦が始まり、IOC内部には候補地からの買収疑惑が
絶えませんでした。

この商業主義の結果、人気種目は注目されやすいテレビのゴールデンタイムに
放送されるようになり、一方で世界的にマイナーなスポーツは大会日程の片隅へ
追いやられてしまうようになりました。
こうなると、注目を浴びるためには何としてでも驚異的な成績を収めて勝つしか
なくなってしまいますわね。そしてこれによって各国の勝利至上主義が刺激され、
間接的に薬物問題を生む土壌を形成しました。

このような「金権五輪」に批判が強まり、現IOC会長のジャック・ロゲ氏は
拡大・商業路線を見直すという公約を掲げておりました。その中で競技の削減、
五輪のスリム化を実現するために、今回のような投票に至ったのでございます。
しかしサマランチ氏と違い、五輪の民主化をも掲げていたロゲ会長は、投票前の
根回しに力を入れなかったといいます。

それまでは投票前に得票工作をはかれたのですが、ロゲ会長は投票の透明性を
重視するために根回しを嫌いました。金権腐敗のIOCというイメージを浄化し、
「民主化」に重きを置いた結果、多くの委員が知らなかった野球・ソフトは
五輪には相応しくないと判断されてしまった――ということになるのでしょう。

369 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:12:09

また、五輪とはスポーツの祭典として頂点にある大会でございます。
その理念実現のため、その国のトップレベルの選手が代表であるべきことは、
必然と言えるでしょう。どうせ開催するならレベルの高い大会にしたいですし、
そのほうが大衆の注目を引きつけやすいからでございます。

しかし、野球はどうだったでしょうか?
中南米やアジア、特に台湾、韓国は過去の五輪でその国のベストメンバーを
派遣していました。日本でも紆余曲折は多々ありましたが、不十分ながらも
シドニー、アテネとプロ選手を派遣し、メダル獲得を目指す姿勢は見せました。
しかし野球を国技とするアメリカは、メジャーリーガーの五輪出場を拒否し、
マイナーリーグの若手有望選手を派遣することに留めておりました。

これがIOC委員の神経を逆撫でしたと言えるでしょう。
アメリカは野球発祥国でありながら、五輪に積極的ではないと判断されたとの
報道が多数見られました。何故一番レベルの高い選手を出場させないのかが、
疑問に思われたのでございます。その結果、アメリカはアテネ五輪北米予選で
カナダに敗れ、国技だというのに、オリンピック出場すら断たれてしまいました。

現在話題のW杯「ワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)」も
IOCを刺激したと言えます。野球は野球で世界一を決めるなら、五輪でやる
必要はない。サッカーも五輪よりワールドカップのほうが盛り上がっているし、
そもそも野球はマイナースポーツだ――IOC委員がそう考えたとしても、
決して不思議ではありません。

つまりアメリカは五輪という大会を甘く見ており、その理念と権威を軽視すら
していると考えられてしまった可能性も否定できないのです。
大会を盛り上げる気があるなら、何故メジャーリーガーを出場させないのか?
そこに対する明確な説明責任を果たしてきたのか、わたくしは疑問がございます。

メジャーリーグでもペナントレースは行われておりますが、それはプロ選手を
派遣している他国にとっても同じこと。それを理由にメジャーリーガーによる
ベストチームを結成しないとすれば、メジャーリーグは五輪よりも国内大会を
優先していることとなり、五輪軽視との見方はさらに強まるでしょう。
同じアメリカでも、NBA、NHLがベストメンバーを代表に選出したのとは
大きな差があり、メジャーリーグは五輪に冷たい反応をしたと言われても
否定できぬ面がございましょう。

今回の五輪除外の結果、アマチュア最高のレベルを誇るキューバ野球連盟の
ロドリゲス会長が、メジャーリーグのオーナーを批判する声明を発表しました。
共産主義の国策でプロリーグを設けていない同国が、自国をアピールするには
五輪における野球は大きな手段でした。しかしこのような結果を突きつけられては、
キューバの選手は野球をする意義すら問われてしまいます。
元々米国に亡命する選手が多いのですが、キューバはこの決定によって更なる
人材流出の危機を迎えましょう。ひいてはキューバ野球のレベル低下を招き、
同国における野球存亡の危機を呼んでしまう可能性もございます。
ロドリゲス氏の声明は、当然のことと言えるのではないでしょうか?

370 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:12:54

では、ここでもう一度振り返りましょう。
何故アメリカはメジャーリーガーの派遣を拒否したのか?
そこに対する答えは明確ではございません。ペナントレースの日程を調整すれば、
五輪にベストメンバーによるドリームチームを派遣することも可能なことであり、
奇しくもそれは他国が証明しているというのは、前述の通りでございます。

メジャーは多国籍時代。アメリカだけでチームを組んでも最強とは限りません。
トッププレイヤーの出身国がドミニカやメキシコであることも決して珍しくなく、
五輪で国別代表チームを作れば、アメリカはもしかしたらメダル獲得に苦戦する
可能性もございますわね。アメリカのプライドがそれを許したくはないため、
五輪では負けても言い訳ができるようなマイナー選手を派遣していた――などと
邪推することもできるでしょう。

しかし、そのような要因は大したことではありません。
別の理由が、メジャー選手派遣に二の足を踏ませたのでございます。

「JUICED」――さて、この英単語の意味を皆様はご存知でしょうか?
今年の初めにメジャーリーグを揺るがした本のタイトルでございます。
その意味は、日本語に敢えて訳せば「薬物漬け」ということになりましょうか。
著者はかつて大リーグのトッププレイヤーの一人だったホセ・カンセコ氏。
彼はこの本の中で、メジャーリーガーの薬物使用を詳細に暴露しました。

現在、メジャーリーグは薬物使用疑惑が渦巻いており、まるで魔女狩りのような
様相を呈しているそうです。サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ、
ニューヨーク・ヤンキースのジェイソン・ジアンビーなど、メジャーリーグでも
トップランクに位置する選手にすら、薬物疑惑の目が向けられているのです。

さて、皆様も昨年のアテネ五輪を思い出してくださいまし。
ハンマー投げの室伏選手が金メダルを獲得しましたが、どのような過程を経て
金メダルを手にしたのかは、記憶に新しいところでございましょう。
そうです、ハンガリー代表・アヌシュ選手の薬物疑惑によるメダル剥奪という、
なんとも後味の悪い経緯がございましたわね。

さて、五輪にメジャーリーグを代表するようなトップレベルの選手を派遣した末、
五輪のドーピング検査で薬物使用が白日の下に晒されたらどうなるでしょうか?
巨大なスキャンダルになりますわね。メジャーリーグの権威、そしてこれまで
築きあげてきた栄光は、一気に失墜する可能性があります。
その事態を恐れ、メジャーリーグは五輪に選手を派遣しなかったのでございます。
日本では今のところ、薬物疑惑の噂はありませんが、実態は不明なところです。
疑惑すらないことは喜ぶべきことでしょうか……。

これがIOCにはどのように映ったか。
恐らく「野球はマイナースポーツなのに、トップレベルの選手も派遣しないし、
薬物問題にも真剣に取り組む気がない。五輪を軽視しているのではなかろうか」と
思われたのでございましょう。このような要因が、IOC委員の心を野球存続から
遠ざけた理由の一つだったと言えます。

371 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:14:18

さらに「マイナースポーツである」という事実が大きくのしかかりました。
日本、アメリカなど経済大国で盛んであるスポーツだというにもかかわらず、
北中米とアジア圏でのみ盛んなスポーツという認識は今も変わっておりません。
ならば、世界各国への野球振興にどれだけ力を入れてきたのでしょうか?
この点に対しては、大きな疑問があったと言わざるを得ません。
米球界を批判するだけでは、それはただの責任転嫁に過ぎません。
日本は今まで何をしてきたと言えるのでしょう?

野球に馴染みのない国や発展途上国などに、球界を挙げてスポーツ振興をはかる
動きがどれだけあったのでしょうか? わたくしはそのような動きがあったとは、
まず聞いたことがごさいません。余ったバットやボールを他国に寄贈したことは
あったようですが、その程度では世界振興に取り組んだとはとても言えません。

ルールブックを各国の公用語に訳して大量に配布するとか、技術力のない国での
トレーニング方法の伝授、プロ選手や審判員の交流、若い世代への野球教室など、
思いつくだけで様々にございますが、どれほどのことをしてきたのでしょうか?

恐らくはごく小さなレベルでの貢献しかしていないでしょう。
昨秋、マスターズリーグ選抜代表と中国ナショナルチームの親善試合が北京で
行われましたが、マスコミで取り上げられた他国との交流など、この程度のもの。
昨年の球界再編で明確になりましたが、国内問題ですら愚かな騒動を繰り広げる
今の球界首脳に、世界を見据えた動きなどできようはずがありません。

その結果、彼らが持ち出したのは「長嶋」という偶像でございました。
彼のカリスマ性は疑うべくもありませんが、生命の危機にあったご老体にすら
縋りつき、その身を骨まで貪ろうとした球界という構図は決して否めません。

アテネ五輪では日本代表ヘッドコーチの中畑氏が事実上の指揮官となったものの、
「監督はあくまで長嶋さん」という声が球界関係者から尽きなかったのは、
決して長嶋監督の心意気に応えようとしたのではなく、ただ単にスポンサー企業の
機嫌を損ねないためだった、というのが本当のところです。
長嶋さんなら金を出すよ――という声を消さぬため、闘病の床にあった長嶋氏は
その名を担がれていたのでございます。

ここから見えてくるのは、やはり「旧態依然とした球界」というフレーズ。
もう昨年の球界再編で聞き慣れた言葉ですわね。メダルを取るなどというのは
ただのお題目に過ぎず、本当の目的はスポンサー企業からゼニを吸い上げること。
メダルの色が良ければ良いほど、次回の五輪でまた同じように金を稼げるために
必死になってメダル、メダルと喧伝していただけ。それが球界首脳の望みであり、
野球の振興などどうでも良いのです。

そして五輪協賛企業は日本を代表するような企業が多数その名を並べています。
正式種目としての野球は、その経済的な富裕さから維持されていたとも言えます。
何故ならサマランチ氏が商業五輪・経済五輪を推し進めていたためです。
「黒字五輪」実現のために経済大国・日本企業が大手のスポンサーになるのは、
彼の思想と見事に合致したのです。

しかしサマランチ氏はIOCの表舞台から去り、ロゲ会長はサマランチ路線の
見直しを掲げました。そうなれば金で支えられていたマイナースポーツなどは
真っ先に「このままでいいのか?」との目が向けられましょう。
そして内部を覗き見れば、知られていないスポーツのくせにメジャーリーガーは
参加しないわ、薬物問題は渦巻いているわ、アテネ五輪時に正式種目から外される
可能性もあると言われたのに改善されないわ……「五輪をバカにしているのか」と
IOCに罵倒されても、仕方のないような実態があったのでございます。

日本球界も同罪でございましょう。目先を変えて基礎を築かず、砂上の楼閣で
安穏としていたのですから。いい加減に目を覚まさなければなりません。
長嶋氏や読売に頼ることのない球界を作り、未来を見据えた計画が必要なのです。
足元を固めずに米球界だけを批判したところで、中身が空洞に過ぎない実態を
抱えた日本球界は脆いとしか言えません。口だけは威勢のいいことを言いながら、
金だけを奪うことしか考えてこなかったのですから、これでは世界が野球を
置き去りにしていったと言われても否定はできないでしょう。

372 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/07/26(火) 14:15:05

このような事情から、2012年のロンドン五輪では野球はついに正式種目から
外されてしまいました。しかし、むしろこれは当然の措置だったのではないかと
思ってしまうときもございます。

野球の巻き添えを食らったのがソフトボール。「女子のやる野球」などと
考えられてしまい、正式種目から除外されました。こちらは野球よりも深刻です。
ソフトボールはプロリーグがありません。原則としてアマチュアのみのチームが
構成されていたのですが、今回の処分で競技最高の舞台を奪われました。

野球の場合は、五輪がなくてもプロ野球選手になるという「先」があります。
しかしソフトボールにはそれがありません。2012年から除外ということは、
小学生や中学生の夢を奪ったことになります。彼女たちはインターハイや国体が
最高の舞台と位置づけられ、どれほど努力をしても華やかな世界のステージへ
続くことはありませんし、革命児というべき才能を持つ選手が現れたとしても、
その力は世界に向けて発揮されることなく、国内に埋もれるだけとなります。
余りにも惜しい、そして残酷な仕打ちを受けることになってしまいました。
競技人口の減少とレベルの低下は免れないところでしょう……。

これらを鑑みますと、「五輪競技として何が足りなかったのか」との問いには、
「足りなかったのではなく、相応しくない事由が多すぎた」との答えが適切で、
その上で「世界に認められる努力が足りなかった」と付記すべきでしょうか。

希望があるとすれば、ロゲ会長の「野球、ソフトを永久に除外するわけではない。
2016年の五輪で再び正式種目になる可能性は十分にある」との発言でしょう。
勿論、認められるためにはこれからの10年で、どれだけ問題を解決できるかが
鍵となります。五輪に再び球音が響くよう、しっかりして欲しいものですわね。


それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

373 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/02(火) 07:03:55

ttp://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2005/08/02/01.html

このたび整形手術をされるようですがこのことについてどうお考えですか

374 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/06(土) 09:34:54

高校野球、開幕。
その直前に、不祥事によりひとつの高校が出場を辞退することになりました。
実態を把握しつつすぐ公にしなかった監督や関係者もいたようですが…さて。

375 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/06(土) 21:18:08

最近、有名になった(週間少年マガジンに掲載された)
昭和十七年の幻の甲子園について、一言とは言わずに語ってください

376 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/20(土) 15:23:18

駒大苫小牧高校、夏大会の連覇を達成!
北海道のチームが、57年ぶりの快挙を成し遂げました。
素晴らしい戦いぶりでしたね。

377 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/24(水) 22:36:34

…と喜んだのもつかの間。部長の暴力行為があり報告が遅れたとして大問題に。
はたしてどのように処分されるのでしょうかね。
少年たちを教育し強い野球チームを作る過程では厳しい指導が必要となる場面も
多いと考えられるだけに、今後に難しい問題を残したようです。

378 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:18:57

それでは、いつものように遅れ気味でございますが、レスをいたしますわね。
大会中は運営本部の目を盗んで抜け出すのが難しくなってしまいまして……。
昨年、大会期間中も一刻館にお邪魔したのがバレてしまったようでございます。

>>359様
様々な野球漫画による演出で、議論の余地はございますまい。
普通に「カキーン」、「カーン」などで良いのではないでしょうか?
中にはボールを叩き潰す音として「グシャッ」という音もございますが、
これは珍しいケースですわね。

水島新司氏の「ドカベン」では岩鬼選手の悪球打ちの擬音が独特ですわね。
「グワガラゴワラガギィン!」などと、あり得ない音が響きますもの。
御大の特権というか、やり過ぎというか……今では作品内の味でございますが。

379 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:19:31

>>360様
ああ、なんとも懐かしいですわね。今となっては1年前の話題になりましたか。
>>121で金属バットには様々な弊害がある――と申しましたが、それについて
触れていくことといたしましょう。

>>380 金属バットによる変化の概略
>>381 バントを用いた戦法の減少
>>382 パワー野球の台頭
>>383 守備技術の低下
>>384 投手への影響
>>385 打球速度向上の悲劇
>>386 高校野球の醜い暗部
>>387 社会人野球での特殊な世界
>>388 恐怖による投手の成長
>>389 問われる打者の打撃技術
>>390 木製バットへの回帰

380 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:19:54

基本的に金属バットは木製に比べ、反発力が強く打球の飛距離も伸びますわね。
1974年に金属バットが高校野球に導入されて以降、革命的な変化を遂げました。
一言で言えばパワー野球の台頭でございます。金属バット導入以降、30年以上に
わたってパワー野球は高校野球界のメインストリームにあります。

それまで木製バットの時代、どれだけ強力打線と言われるチームであっても、
二桁安打の打撃戦は極めて珍しいものでした。しかし金属バットの導入後は
打球の飛距離が伸びて本塁打が急増、また同時に打球の速さも上がったために
野手の間を抜けていくヒットの数も増え、そうした打撃戦も増えましたわね。

381 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:20:18

それまで高校野球で一死三塁という状況では、かなりの確率でスクイズという
タクティクスが考えられたのですが、金属バットの導入後、バントの数自体が
減少しました。反発力の強さでバントが小飛球になりやすくなったというのも
一つの要因ですが、それ以上に大きいのは、非力な打者でも犠牲フライや
ヒットを狙えるという利点が生まれたためです。

一死三塁のスクイズは、失敗したときのリスクが大きい戦法でございます。
上手くバントで転がせば1点を奪えますが、もしバッテリー間がスクイズを読み、
外角に大きくウエストした場合などは三塁走者がアウトになり、折角の一死三塁が
二死無走者に化けてしまいます。

しかしこの局面で強攻させた場合、例え内野フライに終わったとしても走者は
三塁に残るため、次の打者に期待ができます。しかし三塁走者が刺されてしまえば、
折角作った好機をものにできず、二死無走者という状況になってしまいますわね。
ここで悩んでいた各チームの指揮官は、金属バットの導入で打撃に期待するという
選択肢に自信を持つことができるようになりました。

382 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:20:56

その強攻策によるパワー野球が花開いたのが、1982年でございます。
徳島県の池田高校。今や古豪と呼ばれるこのチームは、そのパワー野球で
時代を築きました。同校の蔦 文也監督は徹底した強打のチームを作り上げて
甲子園に何度も乗り込み、「やまびこ打線」と呼ばれる強力打線で高校球界を
席捲しました。1982年の夏はその集大成とも言えるものでございました。

とにかく打って打って打ちまくる。「攻めダルマ」と異名を取った蔦監督と
池田高校は、エース畠山 準(後にホークス)、水野雄仁(後にジャイアンツ)らを
擁した強力打線で破天荒な打撃を披露。史上初の全試合2桁安打という猛打で
真紅の優勝旗を手にいたしました。

特に準々決勝で早稲田実業の好投手・荒木大輔(後にスワローズ)から
14点を奪った試合などは、当時の野球ファンにとって一つの事件でありました。
広島商との決勝戦でも、強豪のエースを向こうに回して12点を叩き出すなど、
その打撃の破壊力は金属バットの威力とパワー野球という新時代の到来を、
全国の野球ファンと指導者たちにもたらしたのでございます。

それまではいかなる強力打線でも「屈指の好投手」から2桁安打、2桁得点など
滅多にできるものではなかったのですが、池田のやまびこ打線、パワー野球ならば
それも可能だと全国に知らしめたのでございます。
この結果、全国の強豪高がパワー野球へ路線を転向し、ウエイトトレーニングや
マシン打撃に力を入れ、強打のチームを作るようになっていったのでございます。

383 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:21:25

全国に強打のチームが増えたのですが、その結果、かつてのように好投手を
中心とした守りのチームが減ってしまいました。これが何を意味するかというと、
単純な送球ミスや失策数の増加を招き、守備面から崩れるチームが増えたのです。
勿論、打球の速さが金属バットによって上がった結果、失策が増えたという
指摘もあるのですが、それだけでは説明できない、考えられないようなミスが
増加したのでございます。

悪送球の増加により、高校野球のレベルの低下すら囁かれることもある有様。
本当はレベルの低下というより、堅実な守備のチームが減っただけなのですが、
奇しくも池田高校が無敵を誇った1983年に最も観客動員数が多かったのは、
何かの因縁でしょうか?

この流れは昨今まで続いており、打撃には素晴らしいものを見せながら、
終盤に繰り返された失策が致命傷となって敗れたチームは、前より増えました。
高校野球中継の解説としてテレビ局に呼ばれたかつての名監督が、
「昔はこんなミスは繰り返さなかったね」と溜め息交じりにつぶやいたのが、
わたくしはなかなか忘れられません。

高校生の気質も変わりました。現代っ子は価値観や興味が一つではないため、
何も野球だけをする必要はない。スポーツがしたければサッカーやバスケなど
他にも選択肢が生まれました。その中で野球を選んだ少年たちは、守備練習より
打撃練習を好むという傾向が強くなったのです。

考えてみれば当然の話ですわね。飛んでくる球にダイビングして砂だらけになり、
時にはボールが当たって痛い思いをする守備練習と、気持ちよくボールを打てる
打撃練習ではどちらが楽しいか。こうした要因も安易に強打偏重のチームを作る
土壌を形成したといえるでしょう。

384 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:21:50

そして投手にも大きな影響を与えました。金属バットの強打を抑えるためには、
投球の幅を増やさなければなりません。威力のある球をコーナーに投げれば
抑えられるという打者の数も減ったのです。これに対応するため、高校生投手の
持ち球は時代とともに増えていきました。

果たして今、ストレートとカーブだけで勝負する投手はどれほどいるのでしょう。
基本線はその二つであっても、スライダーでカウントを稼いだり、ここぞの場面で
フォークを投げたり……という投手は少なくありません。
この球種の増加は、投手にとって生命線である「ストレートを磨く」という意識を
低めてしまい、まだ成長途上にある高校生の肩や肘への負担を増やしたのです。
多彩な変化球によって木の枝葉は発達したものの、基礎となるべき根幹が貧弱に
なってはいないだろうかと、わたくしは不安に思うことがございます。

385 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:22:06

金属バットによる打球速度の向上は、野球における悲劇をも生み出しました。
余りに打球速度が速いため、練習で打撃投手を勤める選手に打球が直撃して
死亡事故が起こった――という例がいくつかございました。
1997年、夏の選手権。徳島商−新湊(富山)の対戦。4回に徳島商の打者が
放った痛烈な投手ライナーが、新湊・境投手の顔面を直撃しました。
境投手はその場に倒れ、ぴくりとも動かぬ有様。余りの事態に騒然となりました。
幸い命に別状はなかったものの、境投手は頬骨を骨折しており、無念の負傷退場。
高校野球連盟もこの事態を重く見て、近年金属バットへの改良を試みました。
今では従来よりも100グラム以上重く、芯も細い金属バットの規格を採用し、
スイングスピードの低下や打球速度の低下をはかっています。
これにより、前よりも状況は改善されたと言えるでしょうか。

386 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:22:27

それより以前、90年代序盤には金属バットにまつわる黒い噂が流れました。
規格に対するチェックが甘いという網を潜り抜け、スポーツ用品メーカーと
誰もが知っているような強豪高が癒着しているのではないか、という疑惑です。
一部の報道によりますと、スポーツ用品メーカーは高野連の規格に違反する、
反発力の強いバットを数本だけ製作し、高野連の網を潜り抜けて強豪校に納品。
そしてそのバットはチーム内でも「特に野球部に貢献した選手」に使用させる
というものです。

さて……ここで「野球部に貢献した選手」とは何か。決して試合で大活躍した
選手を意味するのではありません。むしろ「その選手に活躍させるため」に
違反バットを使わせる
というのです。

特に私学の高校野球は、野球ファンが思う以上に暗い世界を内包しております。
わたくしを本気で目指すためには大変なお金がかかります。用具の費用のみならず、
遠征費・宿泊費・設備維持費……そしてそれだけのことをしても届かないことも
決して珍しいことではございませんわね。高校の部活動という枠をはるかに超えた
金額が必要となるのです。

そのための鍵となるのは、卒業生や父母からの寄付金……。
特に多額の寄付を行うOBや父母の力は、私学には大変な魅力となります。
そしてそんな親を持つ子供が野球部に入部してきたら、どうなるでしょうか?

その選手に充分な実力があるなら問題ありません。しかしレギュラー獲得にまで
及ばない実力だったらどうなるでしょう? 勿論監督はそのような選手を試合に
出すわけにはいかないのですが、奇妙な圧力がかかることがございます。
「監督、ウチの息子を試合に出してもらえませんか?」――と。

……強豪私学の野球部に息子を入部させただけでは物足りないのでしょう。
進学先は数多ある中、名の知れた甲子園常連校に入部させれば3年間野球漬け。
甲子園に届かぬ可能性もある上に、レギュラーになれなければ高卒後の進路も
選択肢が狭められます。しかも多額の寄付までしているのに、息子はなかなか
試合に出られない。だとすれば我々は何のために息子を強豪校に入れたのか、
何のために学校に多額の寄付までもしているのか――?
……自らに夢を失ったため、我が子の夢を妄信する親は、存在するのです。

圧力をかける言葉には、暗黙ですが続きが当然、ございます。
「息子を出してくれないなら、もう学校に寄付するのやめますね」――と。
野球部のみならず、これは学校運営に対するダメージになりかねません。
すると学校側が監督に圧力をかけてくることもございます。
「この学校は野球部だけのものではない。他の生徒にかけるお金も必要なんだ。
何とかしてくれないか? 野球部は我が校の宣伝媒体だから特別扱いしてきたが、
こんなことになってしまっては本末転倒ではないか」――。

野球人としてのプライドと私学経営の間で板挟みになった監督は、苦渋の決断を
迫られることになります。部内の誰もが「あいつの実力ではまだレギュラーには
届かないだろう」と感じているのに、何故かベンチ入りし、試合展開次第では
出場することもある……という構図が生まれます。彼より上手い部員は他にも
いるというのに、です。

しかし元々実力が足りないわけですから、思うように活躍ができませんわね。
そこに対する不満がチーム内に噴出します。OBからも「あいつを出すな」と
圧力がかかることもあり、監督の苦悩は更に増していきます。
その選手が活躍すれば問題ないのに……と思い至ったところで、スポーツ用品
メーカーが内密との条件で納品するのは、高野連の規格に外れた違反バット。
このバットならば、あいつも活躍できるようになる……というわけでございます。

勿論、これは氷山の一角でしょう。逆に多額の寄付をすれば選手に違反バットを
使わせると、暗に父兄に話したなどという監督もいたと聞きますし、父母間でも
違反バット使用を巡り、学校や監督に対して様々な買収工作合戦が行われた……
などという噂もありました。

「違反バット」に関する一連の噂は、一部の週刊誌による報道であって
その実態がどうなのかは不明のままです。本当かどうかは分かりませんし、
虚偽報道のような可能性も否定はできないのですが、高野連がその後バットの
規格を変更したり、加熱する高校野球の勝利至上主義、父母の現場介入などが
問題になっている現状を考えると、不気味なほど真実味を帯びる話でした。
昨今はこのような違反バットの話は聞かれませんが、これも金属バットを巡る
一つの弊害と言えましょう。

387 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:24:38

そしてこの金属バット――2002年まで社会人野球でも使われておりました。
ご存知の通り、社会人野球とはアマチュア野球最高峰。プロ野球の二軍チームと
親善試合などで対戦しても、何度も勝てるほどの実力を持っております。
当然、高校野球や大学野球などと比べても技術力は高く、スイングスピードも
速い打者が揃っております。
そんな高次元の野球組織が金属バットを用いたらどうなるのでしょうか……?

一言で申し上げますと、尋常ならざる世界がそこでは繰り広げられました。
特殊な野球というべきか、それとも「あれは野球ではない」というべきか……。
とてつもない打撃戦が、社会人野球の世界では恐るべき日常だったのです。

野球とは本来、投手が優位にできているスポーツでございます。
100回のうち70回失敗しても「打者の勝ち」と言われる世界のはずです。
しかし、金属バットを用いた社会人野球は……これはわたくしが話すよりも、
データを見ていただいたほうが分かりやすいでしょう。
社会人野球で記録された打撃戦の数々です。

1993 都市対抗東京二次予選 JR東日本.     18-17 プリンスホテル
1994 スポニチ大会       NTT信越....     16-15 日立製作所
1995 スポニチ大会       日本生命..     19-13 NTT関東
1997 スポニチ大会       三菱自動車川崎. 23-17 日本石油
1997 都市対抗          NTT北海道..    16-11 川崎製鉄水島

……得点を見ただけで、その異状を理解していただけるものと推察いたします。
特に1997年の三菱自動車川崎−日本石油の試合はとんでもないゲームでした。
初回、三菱自動車川崎が5点先制。その裏、日本石油は12点を奪って逆転。
1回が終わったときには既に試合開始から1時間が経過。3回終了時に13-11で
日本石油が2点リードという試合でございました。

このような例は枚挙に暇がありません。1994年のスポニチ大会での
日本通運−三菱自動車川崎戦。1回裏に7点を先制した三菱自動車川崎は、
2回表に2四球と7連打で9点を奪って逆転。13-9で日本通運が勝ちました。
また、2000年のスポニチ大会では12点差を逆転したという試合もありました。

388 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:25:06

このようなスポーツは、最早野球と言えるのでしょうか?
余りにもおかしな得点経過の試合が相次いでいたのでございます。
「安全圏のリード」というものは社会人野球には存在いたしませんでした。
この金属バットの打者と対戦する投手は、打球に「恐怖」を覚えたと言います。
どのコースに投げても打たれる、しかも打球の速さは金属の反発力でかなりの
スピードに達しております。打たれて失点するのが怖いというのではなく、
打球直撃による怪我への恐怖があったとしても、決して不思議ではありません。

ジャイアンツの高橋尚成投手は「社会人では落ちるボールがないと、恐ろしくて
とてもやっていけなかった」と述懐しております。彼はその恐怖心と戦うために、
決め球スクリューを覚えたのです。
金属バットの尋常ならざる打撃が、投手を成長させることもございますわね。
同時にこの時代、プロ野球のスカウトも「社会人野球で通用している投手は
全部ドラフトで獲ってもいい。確実にプロでも使える」と発言しておりました。
つまり金属バット使用の社会人野球は、確実にプロよりも打撃が上だったのです。
その中で起用される投手は上のレベルでも通用するという、単純な二元論比較も
可能だったのでございます。

389 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:25:27

しかしこれは投手の話。打者となると、即戦力の野手であると評価されながら、
なかなか芽が出なかった選手も多数おりました。ポイントとなったのは打撃です。
プロでは金属バットから木製バットに移行しなければなりません。
この対応に苦しむ選手が多かったのです。社会人野球であれば反発力の強い
バットであったがゆえに、技術的に正しくないスイングでも安打が打てました。
「速球に振り遅れて詰まる」、「変化球で泳がされる」という心配が少なく、
極端な話、内角に食い込まれても、バットの先でも外野まで運べたのです。

しかしプロではそうは参りません。それまで安打にできたスイングをすれば
どん詰まりのフライや力のないゴロが内野に転がるのみ。変化球でタイミングを
外されてしまい、辛うじて当てただけのバッティングでは安打など生まれません。
本当の打撃技術の有無が、社会人からプロ入りする選手の大きな壁となりました。

昨年パ・リーグ三冠王を獲得したホークス・松中選手の成績を振り返りましょう。
社会人野球・新日鉄君津(現かずさマジック)で活躍した彼は、アトランタ五輪
代表に選ばれ、決勝のキューバ戦では同点に追いつく満塁ホームランを放つなど、
目覚ましい活躍を見せました。

期待されて入団したホークスでは、彼ほどの選手も金属バットから木のバットへの
対応に苦しみ、入団2年間で放った本塁打はわずか3本。今でこそ日本を代表する
強打者に成長しましたが、彼の一発の魅力が開花したのは3年目、23本塁打を
放った1999年からでございます。後の三冠王ですら、2年間は金属バットへの
対応に時間を費やしたのです。

また、フルスイングが持ち味のファイターズ・小笠原道大選手。
NTT関東からファイターズに入団した彼も、2年間で放った本塁打は1本だけ。
3年目に25本塁打を放ち、ようやく野球ファンにその存在を知られました。
彼も打撃の対応に数年を要したのでございます。

このような問題がある中、2000年のシドニー五輪は金属バットは廃止され、
木製バットで試合が行われることとなりました。社会人選手とパ・リーグ選手を
中心に日本代表チームを構成。しかし日本はベストメンバーでチームを作った
韓国に3位決定戦で敗れ、メダルを獲得できませんでした。
このときも、メダルを取れなかった背景には社会人野球の選手が木製バットに
対応し切れなかったせいではないか――という声が上がりましたわね。
他国もプロ選手を派遣した五輪大会でしたから、社会人野球の選手にとっては
荷が重すぎたのかもしれません。

390 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:25:45

これがきっかけとなったかどうかは定かではありませんが、2002年からは
社会人野球も木製バットに方向転換。選手の技術向上のためには実に良いことと
歓迎ムードすら感じられました。バットにかかる費用は数倍に上がりましたが、
野球という業界全体の発展を考えるとプラスの方向だと言えるでしょう。
社会人野球も、往時のごとき打撃戦は鳴りを潜め、投手が自信を持って内角を
ぐいぐい攻めることができるようになり、試合のテンポも良くなりました。

金属バットに対する考察は以上ですわ。話が広がりすぎた感もございますが、
それほどまでに大きな影響を与えたのが金属バットなのでございます。

391 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:27:06

>>361様
現れましたわね、虚構新聞。
秀逸なネタ記事で有名ですわねえ。夕刊フジや東スポも驚愕でございます。
しかも画像を見る限り金属ではないですか。ジャイアンツも必死ですわね。

マジレスするならばこのバット、思ったほど打てないような気がいたしますが。
バットが重くスイングスピードが落ちますし、力ない凡飛が増加しそうですわね。
ボールの跳ね返りによっては顔への自打球も考えられますし、打率は上がっても
負傷者続出でアストロ球団のようなチームになりそうな気がいたしますが。

392 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/08/26(金) 03:28:19

>>362様
少年漫画誌の華ですわね。どの雑誌にも一つくらいは連載されております。
野球漫画は一番人気のあるスポーツということもあり、その数も多いですから、
半端な作品ではあっさり読者に見放されます。長期連載の続く作品はいずれも
価値が認められるものと言えるでしょう。
さて、その中でわたくしが「これは」と思う野球漫画を列挙いたしましょう。
皆様に親しみやすいよう、比較的年代が新しい作品を挙げてまいりますわね。

ドカベン:水島新司
「チャンピオン」の看板作品。名作中の名作野球漫画。捕手からの視点で
描いた野球は今もなお新鮮。水島野球の集大成である続編「大甲子園」は、
まさに夢の競演となった作品。溢れ出るアイディアから描かれる高校野球は
王道スポーツ漫画だった。

タッチ:あだち充
高校野球を通じた青春漫画の金字塔。「サンデー」躍進の契機となった作品。
あだち充の台詞回しと独特の間、そして秀逸な物語は漫画史に刻まれる傑作。
完結から20年を経た今も映画化されるなど、今も衰えぬ人気は驚異と言える。

甲子園へ行こう!:三田紀房
「ヤングマガジン」連載。激戦区・神奈川にあるごく普通の公立校・鎌倉西が
甲子園に挑む厳しさを描いた作品。野球漫画を読み慣れた読者をも唸らせるほど、
選手心理の描写が秀逸。弱小校の立場から勝つことの難しさを丁寧に描いている。

H2:あだち充
怪物投手と怪物打者、そして二人のヒロインがクロスする青春物語。
優しくも暖かい作者の目線から、高校生がこうありたいと願う心が描かれる。
作品の雰囲気からも、「タッチ」の後継作品と呼ぶことも可能であろう作品。
あだち充には、やはり高校野球がよく似合う。

逆境ナイン:島本和彦
バカ。

Rookies:森田まさのり
90年代末期から「ジャンプ」に連載。熱血教師と不良たちの野球漫画。
不良ばかりの集まった二子玉川学園野球部を立て直し、夢舞台を目指す作品。
現代高校生の気質を理解した作者による物語は美しく、1980年代「ジャンプ」の
「友情・努力・勝利」を色濃く残した傑作。ワル達の青春群像、かくあるべし。

ラストイニング:原作・神尾 龍、作画・中原 裕
「ビッグコミックスピリッツ」で連載中。「汗と涙と感動の青春」をぶっ壊せ!
高校野球で勝つための「リアル」満載。野球ファンをこそ唸らせる、物心両面の
知識がズラリと並ぶ。青春を描くための野球漫画とは明らかに一線を画した作品。
「爽やか」、「ひたむき」、「正々堂々」で済むんなら、甲子園には行けねえよ!


……こんなところでございましょうか。わたくしが紹介した作品の中で
最も興味を持っているのは、最後に挙げた「ラストイニング」でございます。
野球でいかにして勝つか。その点における選手のメンタル面や技術的な問題を、
しっかりとした具体性を以って描いております。そこには青春ドラマとしての
高校野球は皆無に等しく、むしろそれらは忌み嫌うものと位置づけております。

それらを肯定しての「青春ドラマ」は確かに美しいですが、実際に野球をしている
高校生にとっては、そんなものは観客席からの視点、一方的な人事に過ぎぬわけで、
「甲子園に行けなかった」という悔しさや絶望感には、何の慰めにもなりません。
勝たなければ甲子園には行けない、勝たなければ優勝できない――その現実を
高校生は分かっております。だからこそ、徹底して「勝つためにどうするか」を
描いているこの作品は、野球を知る人にこそ高い評価を得ています。
「ラストイニング」は恐らく、大衆にヒットする傑作とはならないでしょう。
しかし、ある特定の層には名作と呼ばれる――そんな作品ではないでしょうか。

その鍵となる「具体性」について一つ、作品内で使われた例を挙げましょう。

「スライダーの次にストレートを投げさせると、すっぽ抜けの棒球になって
痛打されやすくなるから、リードする捕手はその点に注意せねばならない」。


さて、何故こうなるのかを説明できる方は、どれほどいらっしゃるでしょうか?
「ラストイニング」では、スライダーの後のストレートがどうして抜け球に
なりやすいか、そしてそれを防ぐにはどうすればいいのか――ということにまで
言及しております。
このような具体性が様々に描かれておりますゆえ、「スピリッツ」編集部には
「ラストイニングの通りにやれば、上手くなるんですか?」という問い合わせが
現役の高校球児からもあったと言います。

「汗と涙と感動の青春」――高校野球をそう位置づけるのは簡単でございます。
しかしそれは大衆が求める「建前」に過ぎず、部外者から見た高校野球の表層に
過ぎません。高校球児たちは常に勝ちたいと願い、そして勝たなければ夢舞台に
届かないことを知っており、それがゆえに勝つための手段、すなわち「本音」
というものが評価されているのでございます。

その意味で「スピリッツ」の「ラストイニング」単行本のキャッチコピーは、
高校野球に携わるすべての者にとって、輝いて見えるのではないでしょうか。
「友情や思い出で済ますなら、競争もライバルも要りません」――。


さて、ここまで紹介してまいりましたが、高校野球だけでは寂しいですわね。
プロ野球を描いた漫画も、少しでよければ紹介いたしましょう。

バッテリー:かわぐちかいじ
「ヤングサンデー」連載。漫画界の巨匠が描いた怪物選手たちの群像。
防御率ゼロを誓った投手と、高校時代にバッテリーを組んだ強肩強打の捕手が、
プロ野球ではライバルとなる。かわぐちかいじ氏が初めて描いた野球漫画だが、
とてもそうとは思えないディティールの細かさが光る。台詞回し一つからも、
明らかに野球通でなければ描けないと知れる作品。

ストッパー毒島:ハロルド作石
「ヤングマガジン」連載。弱小球団・京浜アスレチックスに入団した160km/h超の
ノーコン投手・毒島が暴れ回る意欲作。実際のプロ野球チームにも存在しそうな
個性ある選手たちは魅力充分。優勝を争う最後の試合は1988年の「10.19」決戦を
モティーフにするなど、特にパ・リーグへの愛に溢れ返っており、野球通ほど
にやりとさせられるエピソードが満載。パシフィック・リーグよ、永遠なれ……。


それでは、レスが遅れ気味ですが、今回はこの辺で失礼いたします。

393 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/26(金) 14:57:09

甲子園球場にバカと言われた!!
しかも巨大フォントで!

これが、これが逆境である !! !!

394 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/26(金) 15:06:42

熱中症対策は完備されていますよね?

395 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/26(金) 15:32:06

甲子園球場様、>>186(約11ヶ月前)に、
>「水を飲むとバテる」と言われ続け
とありますが、何故、このような妄言(失礼)がまかり通っていたのでしょうか?

素人には良く分かりませんです。

396 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/27(土) 04:10:40

「大きく振りかぶって」って漫画が面白いらしいんですが、
ご存知ですか?

397 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/27(土) 20:08:48

忙しくて野球も見る暇がありません・・・西武戦(文化放送)
甲子園さんも忙しいのにいつも長文お疲れ様ですm(_ _)m

ところで今年の阪神はなんで強いんですか?

398 名前:名無しを野球に連れてって:2005/08/28(日) 22:00:34

何が君の幸せで、
何をして喜ぶのです?

399 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/09/11(日) 00:18:56

それでは、今回も遅ればせながらレスをしてまいりますわ。

>>363様
時機を逸してしまったレスではどうにも間抜けさが漂いますが……。
もう1ヶ月以上経ってからで申し訳ございませんが、レスしてまいりましょう。


○パ・リーグ編

パ・リーグの注目はプレーオフ進出争いでしょう。ホークスとマリーンズが
既にプレーオフ進出を決めております。プレーオフでのアドバンテージを巡って
激しい戦いが続いていますが、やはり有利なのはホークスと見られますわね。
投打が上手く噛み合い、夏場にマリーンズを追い抜いてからは驚異の成績ですわ。
左腕の杉内投手、右腕の斉藤投手の両エースで貯金26というのも驚異的ですわね。
馬原、三瀬と二人のクローザーは少々安定感を欠きますが、吉武、神内、佐藤誠ら
中継ぎ陣の安定感はともすればクローザー以上の貢献度。打線は元々強力ですし、
何度も優勝争いを経験した強みがここに来て発揮されておりますわね。

マリーンズはその「経験」において、ホークスには劣っているところでしょう。
チーム打率、チーム防御率はリーグ1位。総得点ではホークスを上回りますが、
要所での痛い失点がホークスとの差になっております。本来ならば勝率.630とは
首位独走の数字なのですが。どこも文句のつけようがないのに首位ではない。
そんなところに「31年ぶり」に対する生みの苦しみを感じさせますわね。
ホークスに少しでも迫れるような、メンタルの強さが求められます。

熾烈な3位争いはバファローズ、ライオンズ、ファイターズが三つ巴の死闘。
しかし首位から20ゲーム差以上も離されながら優勝挑戦権が与えられるとは、
制度そのものに異議を申し立てねばならぬような気もしてしまいますが……。

この3チームでは、バファローズがわずかな差で有利でしょうか。
はからずも球団合併による戦力アップが、仰木監督の手腕で生きておりますわね。
課題となるのは先発投手。2桁勝利がJP投手ただ一人ではさすがに苦しいですわ。
シーズン終盤、疲労の蓄積した中継ぎ陣の負担を軽くするためにも、川越投手や
ベテランの吉井投手、光原投手に踏ん張りを見せて欲しいですわね。
野手起用は「マジック」とも言われる仰木采配のこと、通算成績は今ひとつですが、
規定打席不足の選手が渋い活躍を見せています。選手起用の妙が光りますわね。

ライオンズは1にも2にも投手陣でございます。松坂投手を中心とした強力投手陣
という印象がございますが、現在の低迷はチーム防御率リーグ5位が主な原因です。
守護神・豊田の離脱は余りにも大きな誤算。西口、松坂、帆足の先発三本柱は
さすがですが、松坂投手の黒星がやや多く、そこがまた波に乗り切れぬ原因です。
中継ぎ陣の防御率も悪く、終盤の接戦に粘れない脆さが見え隠れしますわね。
打線はそれほど悪くないのですから、鍵を握るのはやはり投手陣といえましょう。

ファイターズは誤算が続いています。投手陣は開幕から不安視されていましたが、
リーグ屈指の強力打線が低迷したのは苦しい誤算です。3割打者が坪井選手のみ。
長打力は光りますが、確実性の面で打線の嫌らしさ、粘り強さが薄くなっています。
中軸は破壊力がありますから、走者を溜めて小笠原、セギノールに回したいですわ。
それ以上に苦しいのは投手陣。金村投手一人で支えられているようではどうしても
勝てませんわね。先発も救援ももっと安定しなければ、上位浮上は厳しいでしょう。

イーグルスは最下位が確定。厳しいシーズンとなりましたが、止むを得ません。
100敗を回避したことは、不名誉な話題を阻止した点で評価すべきでしょうか。
世代交代が進むまでは数年、思うように勝てない状態が続くかもしれません。
今年は各選手とも、1つ勝つことの難しさを思い知ったのではないでしょうか?
来季のテーマは一歩でも二歩でも世代交代を進めることでしょう。

400 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/09/11(日) 00:19:45

○セ・リーグ編

セ・リーグの優勝争いは、完全にタイガースとドラゴンズに絞られました。
今のところタイガースが有利ですが、ドラゴンズの反撃もまだあり得ますわね。

そのタイガース、打線の好調ぶりもさることながら、投手陣の安定感が光ります。
特に「JFK」と呼ばれるようになった勝利の方程式の成績は素晴らしいですわ。
その中でも「F」の藤川投手。球威は恐らく12球団でも最高ではないでしょうか。
球速以上の速さを打者は感じているでしょう。間違いなくMVP候補の投手です。
打線は1番・赤星から主軸に至るまでバランスが取れておりますわね。
他球団なら即レギュラー級の片岡、浜中が代打出場を待つなど選手の層も厚く、
2003年以上の力強さを持ってヴィクトリーロードを突き進みます。

それを追うドラゴンズはさすがに去年の王者というべきでしょうか。
先発投手で成績を残しているのは川上のみですが、中継ぎ陣が決勝打を許さず、
巧みに白星を拾い上げておりますわ。終盤にリードを奪えば、クローザーとして
進境の著しい岩瀬投手が必殺の高速スライダーで相手チームの反撃を断ちます。
今やリーグ1の安定感を誇る彼の存在が、大崩れしないチームを維持しています。
打線も荒木・井端の1、2番コンビからウッズ、福留の中軸に破壊力があります。
先発陣が安定すれば、今からでも「トラ食い」は可能なことと思われます。

それ以外の4球団は優勝争いから脱落したと言ってよいでしょう。
残念なことですが、来季へ向けての戦いに光るものを見せねばなりませんわね。
スワローズは青木選手の200本安打に期待がかかります。同時に投手陣の整備と
野手の世代交代が急務。古田捕手の後継は育っているのかが気になってしまいます。

ベイスターズは大魔神・佐々木の引退で自然と世代交代の流れが作れました。
クローザー・クルーンの台頭など、チーム防御率はリーグ2位と改善されており、
牛島監督の指導がすぐ結果に出ました。数字に現れない勝負弱さを改善すれば、
来季はもっと面白いチームになるでしょう。意外だったのは打線の低迷でしょうか。

ジャイアンツは監督問題などで夏場から早くも秋風が吹いておりましたが、
このチームがこれまでやってきたツケが回ってきただけのことでございます。
若手起用などと言っても既にほとんどが20代後半、野球選手としては若手と
呼ぶのも疑問の選手が多く、今まで彼らの出番を毎年の補強で奪い去った結果が
この低迷を招きました。フロントが変わらなければ、何をやっても駄目でしょう。
ただ勝てればいいというわけではない。それを分かっているのかどうか疑問です。

カープはプロ野球の構造の中で埋没しました。しかしチーム打率リーグ2位と
光がないわけではありません。投手陣の再建が達成されれば面白いのですが、
ここ7、8年、そう言われ続けながらも、その目標は達成できておりません。
恐らく「強いカープ」の復活には、もう何年か時を要するのではないでしょうか。
即戦力投手を何人か獲得できれば、一気に投手王国と呼ばれるようになることも
あり得るのですが、希望獲得(=逆指名)枠がそれを阻害しております。
やはり球界の構造がカープを弱くしている――という点は否定できませんわね。

しかし、12球団すべてについて述べるのは手間がかかりますわね……orz
制限字数でモノを書ける新聞記者の偉大さを思い知る次第でございます。

401 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/09/11(日) 00:20:14

>>373様
はて? 何故それが整形手術になるのでしょうか?
わたくしは髪を伸ばそうとしているだけでございますが?

メジャーリーグなどでも、多くの球場が総天然芝でございますわね。
日本でも近年建設された鶴岡ドリームスタジアム(山形県鶴岡市)は総天然芝で、
ワールドカップ日本代表などがよく合宿の際に利用しております。訪れた選手には
一様に高い評価を受けておりますわね。
天然芝の球場は悪いことではなく、むしろ望ましい方向だとわたくしは思います。

しかしわたくしの場合、高校野球で1日に4試合も使われることがあり、
この点がグラウンド整備で大きな課題となるでしょう。高校野球がなければ
使われないローカル球場であっても、外野手の定位置は芝が剥げております。
プロ野球のホーム球場なら尚更ですし、高校野球のメインステージという舞台が
加わりますと、「第1試合と第4試合で芝生の剥げ具合が違う」のが目に見えて
分かってしまいます。それも外野ではなく、内野の芝生でも明白になるでしょう。
特に打球が一番飛ぶ二塁・遊撃の定位置、そして二遊間は損耗が激しくなります。

この点をどうカバーするか。阪神園芸様の腕の見せ所になるとは思いますが。
また、高校野球で敗れた球児たちは、わたくしの土を持ち帰れるのでしょうか?
総天然芝にするにしても、伝統を受け継げるような構成にして欲しいですわね。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

402 名前:名無しを野球に連れてって:2005/09/11(日) 01:59:18

星野さんが、来期も阪神のSDとして残る意向を示しました。
ジャイアンツの次期監督候補として多くのメディアに取り上げられた中での
発表でしたが…そもそも、なぜこれほどまでに騒がれたのでしょうね。

403 名前:名無しを野球に連れてって:2005/09/13(火) 12:47:12

御自分に説明書をつけてみてください。

参考

子供に説明書をつけるとしたら
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/baby/1107828986/

404 名前:名無しを野球に連れてって:2005/10/01(土) 17:17:11

阪神タイガース、セリーグ優勝を達成!
あなたの上で巨人を倒し、岡田監督の身体が宙に舞いました。おめでとうございます。

金本・今岡・矢野らベテラン野手、JFKなど若手伸び盛りの投手陣。
中日戦など、勝負どころでの強さが光りました。
>>397にもありますが、今年の戦いを振り返り、タイガースの強さを分析してください。

405 名前:名無しを野球に連れてって:2005/10/12(水) 06:12:40

村上世彰氏率いる投資ファンドが阪神電鉄株を大量に取得しました。
そのうえで、村上氏は「ファンが支える球団」としてタイガース球団株の上場を提案しました。
球団株の上場は球界の発展につながるのか、甲子園さんのご意見を聞きたいです。

406 名前:名無しを野球に連れてって:2005/10/19(水) 05:57:52

パリーグはロッテがプレーオフを制して優勝。

バレンタイン監督の野球に対する考え方は、指導法や采配などに現れていました。
広岡元GMの野球観との対比が興味深いです。

407 名前:名無しを野球に連れてって:2005/10/24(月) 21:15:41

甲子園球場さま、何卒タイガースを「甲子園の魔物」の魔手からお救い下さい

408 名前:名無しを野球に連れてって:2005/10/27(木) 20:13:43

今年は、二度もあなたの上で胴上げが行われました。球場冥利に尽きますね!

……二度目は、阪神が圧倒的な勢いで「負けた」結果ですが……

409 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:19:00

よ、ようやく帰ってまいりました。振り返れば前にレスを書いたのは2ヶ月前。
もうプロ野球もシーズンオフになってしまいました。しばらく話題の少ない時期が
続きますので、この間にのんびりとレスをしていきとうございます。

>>374様 >>376-377様
3ヵ月を経た今も、明徳義塾のことを思うと心が痛みます。
同校の不祥事がマスコミに漏れたのは、トーナメントの組み合わせも決まった後。
それだけに突然の出場辞退、そして高知県大会準優勝の高知高校が代替出場など、
実に慌ただしい、異例の事態となりましたわね。

また、駒大苫小牧の「夏連覇」という偉業達成直後、不祥事がまたも発覚。
何故こうして高校野球に暴力事件が付きまとうのか、疑問も多いところでしょう。
>>376様には申し訳ございませんが、今もって駒大苫小牧の連覇を素直に賞賛する
気分にはなれません。この度は高校野球の不祥事とその構図について、いくらかを
語らせていただきます。


>>410:明徳義塾の経緯
>>411:駒大苫小牧の経緯
>>412:甲子園の外に潜む魔物たち
>>413:高野連の処分
>>414:野球部内の激しい競争
>>415:競争に敗れた選手たち
>>416:指導者は部内の風通しに目を
>>417:"健全なる体罰"は果たして「非」か?
>>418:愛情で"純粋培養"された子供たち
>>419:子供の夢を妄信する親
>>420:過大な夢の成れの果て
>>421:高校野球を敵視するもの
>>422:心優しき野球人たれ

410 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:20:05

○明徳義塾のケース
まず、事件の流れを見てまいりましょう。明徳義塾の馬淵監督(当時)によると、
上級生が4月から5月にかけ、入学したばかりの1年生へ暴力を振るったとされ、
さらに1、2年生11人の喫煙が7月に発覚しました。この不祥事が発覚したとき、
明徳義塾・馬淵監督は部内での処分に留め、高校野球連盟(高野連)への報告を
しませんでした。馬淵氏はこの暴力事件がきっかけで退部した部員の両親へ謝罪し、
態度の軟化がなければ高知大会への出場辞退も考えたと言います。

この後、退部した生徒側の態度も軟化したと言われ、明徳義塾は高知大会で優勝。
戦後新記録となる8年連続予選の優勝を遂げ、大会でも優勝候補に挙げられました。
しかし全国大会の目前、抽選組み合わせの決まった後、この暴力・喫煙に対する
「匿名の投書」が高知高野連・大会を主催する朝日新聞社に届き、報告を受けた
日本高野連が緊急に同校を調査。この結果、事件が白日の下に晒されました。

事態を重く見た明徳義塾は開会式を2日前に控えた8月4日、出場辞退を決定。
馬淵監督は「何とか丸く収めたかった。生徒のことを考えた挙句の判断だったが、
大変悪いことをしたと反省している」と、沈痛な表情で語ったと言われています。
予定されていた対戦相手は西東京の強豪・日大三高でした。東の横綱とも言われる
同校との対戦は1回戦屈指の好カードと見られ、野球ファンも楽しみにしていたの
ですが……誰もが予想し得なかった形での結末となりました。

高知県は予選大会準優勝の高知高校が代替出場となり、慌ただしい中での運営を
余儀なくされました。3年間の野球漬けから「普通の高校生」に戻り、夏休みを
楽しんでいた選手にとってはまさに青天の霹靂。素直に喜べない甲子園出場となり、
しかも相手はベストの状態で対戦しても勝てるかどうか分からぬ強豪でございます。
高知高は14三振を喫し、2−6で敗退しました。

大会期間中、高野連から明徳義塾に処分が下されました。大会運営に計り知れない
ダメージを与えたことから、相当重い処分が想像されました。案の定というべきか、
同校は6ヶ月間の対外試合禁止処分。これにより、秋からの新チームは秋季大会に
出場できず、来春の選抜大会も絶望となりました。また同校を率いていた馬淵氏は
監督を辞任。「今後野球には関わらない」と、高校球界からの引退を示唆しました。

411 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:20:50

○駒大苫小牧のケース
明徳義塾のケース以上に迷走を見せたのが、戦後2校目の「夏連覇」を達成した
駒大苫小牧のケースでございます。高度に発展した高校野球で2年連続優勝など
考えられるようなことではなく、57年ぶりという歳月が、その難易度の高さを
証明しております。

しかしその連覇の直後、とある週刊誌の編集部に「匿名の投書」が届き、
同誌は暴力事件を調査し始めました。その取材によって高野連が事件を認知し、
駒大苫小牧に事情聴取を行いました。それによると、27歳の野球部長が
控えの部員に対し、6月に「練習態度が悪い」と暴力を振るい、8月には全国大会
出場のために大阪入りした後、宿舎で「食事のノルマをごまかそうとした」として
スリッパで頭を叩いた――というものでした。

迷走を見せたのはこの後でございます。駒大苫小牧側と被害生徒側の主張が
大きな食い違いを見せました。殴った回数について、学校は「3、4発」と主張、
対して生徒側は「30〜40発近く」と主張。明徳義塾の例を見ながら直ちに
高野連へ報告しなかったことについても、学校側は「保護者にすぐ対処しますと
言ったら、対応は大会後でいいと言われた」
としておりました。
しかしここでも内容が食い違います。被害者の父親は「学校から事を荒立てないで
欲しいと再三に要請があったため、公表は控えてきた。しかしこれは不祥事隠し、
隠蔽と言われても仕方がない」
と学校側の主張と真っ向から対立しました。
さらなる事情聴取で野球部長は「10発くらいはやったかもしれない」と訂正。
しかし生徒側はその調査で「20回以上殴られたのは間違いない」と話しました。

騒動はしかし、これに留まりません。駒大苫小牧の教頭・原 正氏が被害者に
偽装工作・圧力をかけていたととられかねない発言をしていたことが判明しました。
事情聴取の中、原氏は「『叩かれた回数を3、4回にしてくれないか』と被害者に
言ったのではないか?」との取材に対し、「3、4発なら秋の大会にも出られる
かもしれないが、それは真実を曲げることになるよな」と被害者の前で
発言していたことを文書で公表しました。

事件が解決に向けて動いたのは、生活指導部長・PTA会長・外部の弁護士で
調査委員会を設置した後でございます。野球部長が駒大苫小牧の篠原校長と共に
被害生徒の両親に謝罪。香田監督が同席しなかったため、被害生徒の父親は
「正式な謝罪とは認めない」と発言。同校はアジアAAA選手権で選手を
引率していた香田監督を、翌日に合宿地である岡山県から呼び戻して謝罪させ、
和解が成立いたしました。
殴った回数は被害生徒の「回数はもう問題じゃない。これ以上、辛い思いは
したくない」という被害生徒の一言で不問とされ、高野連へ報告が遅れたのは
駒大苫小牧側の認識ミスであったということになりました。

この報告を受けた高野連は、「駒大苫小牧の優勝は有効」との決定を下し、
来春の選抜大会に繋がる秋季大会への出場、10月23日からの岡山国体も、
野球部長を変更して出場することを認める裁定を下しました。
駒大苫小牧はそれ以外に学内での処分を決定。香田監督は監督職に留まるものの、
譴責ならびに1ヶ月の減給、野球部長の解任などが決まりました。

412 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:21:31

さて……このような経緯を経て、高校野球の不祥事が大きな注目となりました。
過去、これほどまでに不祥事が話題となったことはございません。
2001年に大阪・PL学園で暴力事件による夏の大会出場停止がニュースに
なりましたが、それ以来、そしてそれ以上の衝撃が話題となってしまいました。

PL学園・明徳義塾・駒大苫小牧……いずれも全国的に名を知られる強豪校。
このような不祥事が相次ぐところを見ると、やはり名門校か無名校かを問わず、
高校野球の世界には暗い世界があるのだと実感してしまいます。
「汗と涙と感動の青春」……まるで十年一日のような高校野球は表層に過ぎず、
その裏には、この言葉によって押し込められ、歪められたものが澱のように
沈んでいると言わざるを得ません。

わたくしは以前より、高校野球は美しいだけの世界ではないと指摘しております。
具体的には>>139や>>386などでその一端はお伝えしてまいりました。
その中でも最も悲惨なのが、この不祥事と出場停止にまつわるエピソードという
ことになりましょうか。心身育成の健全なる部活動に侵食する悪魔の存在です。
そしてまた、それも高校野球に存在する「リアル」でございます。

このような不祥事を「暴力を振るった者が悪い」、「喫煙した者が悪い」という
責任論として片付けてしまうのは容易なことでございます。しかしそれでは問題の
本質には一向に近づけません。何故暴力を振るったのか、何故喫煙をしたのか、
そこを調べねば表層だけの解決にしかならず、また同じことは繰り返されます。

413 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:22:11

明徳義塾の場合は選手・生徒の暴力事件でございました。
半年間の出場停止という高野連の処分は、わたくしは妥当なものだと思います。
わたくしへの出場も決まり、対戦相手も決まった中で、暴力と喫煙事件を学校が
隠蔽をはかり、ついには出場辞退に至る……これに同情の余地はございません。
不祥事そのものより、「どれだけの関係者に迷惑をかけたか」というレベルで
この処分は止むを得ないところでしょう。

この種の喫煙・暴力事件は、高野連の処分に対する「判例」によりますと、
多くの場合が「事件を起こした者のみが出場停止となり、無関係な者は出場可能」
ということになっております。しかしこれまでの例を見ると、「部全体が絡んだ
不祥事に対してはこの限りにあらず」という但し書きのような実例がございます。
例えば部員何十人もが関係する喫煙・暴力・窃盗など、その野球部の体質であると
判断されるような場合には、さすがに「個人の罪」と片付けることはないようで、
大会出場停止になるということもままあります。

明徳義塾では11人が喫煙していたと言われます。これを「部全体での不祥事」と
解釈すべきか否かは微妙です。同校野球部は130人が所属しており、しかもこの
喫煙にベンチ入り級の選手はいなかったと言われております。
ならば部全体を出場停止にするよりは、喫煙に臨んだ生徒のみを処分すれば済み、
高野連に対する「恐怖政治」のイメージも薄まったと思われます。
実際、日本高野連の田名部事務局長が「このような不祥事であれば当該選手だけを
出場停止にしたであろう」と発言しましたが、明徳義塾には皮肉というべきか……
高野連の処分を恐れ過ぎていたように映りますわね。
その結果、報告が遅れたことに対して重い処分が決まりました。

駒大苫小牧の事件は、不祥事があったにもかかわらず、優勝は有効とされ、
秋季北海道大会も出場可能と、明徳義塾とは対照的な処分が下されました。
大会優勝の有効性までも問われた中、処分が下ったのは駒大苫小牧と被害生徒の
和解が成立した後でございました。その間は約1週間、優勝チームの不祥事として
高野連も対応に苦慮しておりましたわね。世論の反応を見て処分を決めたいという
判断があったのは想像に難くありません。

6月、そして大会期間中の不祥事に報告が遅れたとはいえ、わたくしはこの処分も
妥当なところであろうと思っております。駒大苫小牧のケースは、生徒の起こした
不祥事ではなく、「指導者の不祥事」であり、処分は別のラインに乗せるべきものと
考えられるからです。優勝が有効とされたのも妥当性があると思われます

414 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:23:04

では、何故不祥事が起こるのか? その問題に切り込んで行こうと思います。

高校野球の名門校というものは各地から野球の上手い選手が集まっております。
優秀選手がスポーツ推薦などの制度で他県から入学することも珍しくありません。
明徳義塾もそのような学校の一つでございます。かの高校は高知県にありながら、
四国出身者より大阪など近畿から野球留学してくる生徒がほとんどでございます。
先ほど述べましたように部員は130人に及びます。概算しても1学年約45人。
この中でレギュラーを獲得できるのはわずか9人。ベンチ入りできるのは18人。
壮絶な競争世界でございます。主力として脚光を浴びるのは、10倍以上の競争を
勝ち抜いた9人だけでございます。

さて、そのような環境の中での競争とはどのようなものでしょうか?
彼らは野球留学生として親元を離れ、3年間は野球漬けになることを覚悟して
四国までやってきました。中学時代からその名を知られた選手も数多く入学し、
彼らはすぐに「山の高さ」を思い知らされるのです。

中学までは「エースで四番」が当たり前だったお山の大将たちは、入学直後、
先輩選手の華麗なグラブさばき、スイングの鋭さ、球のキレに驚愕させられます。
これが高校野球か……と思い知る中、「あいつベンチ入りもできん選手やで」と
誰かに告げられ、さらなる驚きを覚えます。あんなに凄いのに、いまだ控え選手。
そしてそれは決して珍しくもない光景であり、レギュラー級の選手を見てみると、
いずれプロに行くのではないかと感じさせるほど、高い能力を発揮する選手が
ゴロゴロしているのでございます。

練習試合では彼らも一度は憧れたような強豪チームがグラウンドにやってきます。
報徳学園、天理などといったチームが、先輩に勝るとも劣らない技術を見せつけ、
あれほど凄い先輩たちですら手も足も出ず敗れることもある。公式戦になれば、
どのチームも凄まじい執念で向かってきます。「明徳に勝たねば甲子園はない」。
そのことをどのチームも分かっているからでございます。

こうなりますと、3年間努力していても報われるとは限りません。
強豪校での厳しい練習に耐え抜いたことは、社会が充分に評価すべきものですが、
リアルとして進学・就職に大きく有利になるのは、ベンチ入りのメンバーから。
懸命な努力をしたとしても、観客席でチームを応援することしかできない選手は、
受験勉強との両立などなかなか望むことができず、進路は絞られてしまいます。
強豪校の厳しい練習はそれだけのものを要するため、彼らにとっては
「受験科目/採用試験科目:野球」というリアルがあります。

415 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:23:51

競争に敗れた選手たちは、どのような心理になるのでしょうか?
「オレたちは明徳にさえ来なければ、どこかのチームで4番を打っていただろう」、
「お前もきっと1年からエースを張っていただろう」、
「入学時はオレこそがレギュラーになれると思い込んでいたな」――。
これがまず最初でしょうか。しかしまだこれは希望があると思い込んでいる段階。
同じようなキャリアを持つ人間が活躍しているのですから、まだついていけると
思えるときと、そうでないときが交錯します。様々な葛藤を抱える中、
密に練習を繰り返すと、大活躍してきた3年生が引退します。

これで彼らはレギュラー獲得に近づきます。しかしそれでも競争率は依然高く、
練習試合でようやく代打に使ってもらえるといった程度の状態は解消されません。
来年になれば、最上級生になればと希望を持って練習に励みながら冬を越し、
ようやくベンチ入りが見えてきたところで宣告されるのは、新たな才能の出現。
中学のチームで騒がれた選手が来年、ウチに入学してくるらしい。
しかも監督は即ベンチ入りを確約したらしい――そんな噂が流れ始めます。

そして春。選抜大会も終わり、本格的に始動する1年生の中には、先輩たちを
超えるであろう逸材がいるのです。3年間努力したところで試合にも出られず、
レギュラーを掴んだ選手と自分の差は離れていく一方。インターネットや雑誌では
「プロ注目の逸材」などと同僚が紹介されているのに、自分はいまだに控え選手。
進学を目指す友人は着実に勉強を進め、学力面でも大きな差がつき、野球を辞めて
勉強に転じても間に合いそうにない。オレは進学できるのか? 就職できるのか?
オレは勉強なんて全然やってないぞ? 就職だってオレは野球しか知らないぞ?
経済の話なんてさっぱり分からない。もう野球も辞めなくちゃならないのか?
中学時代のオレは天才だったのに。明徳に来なければ絶対レギュラー取れてたし、
もしかしたら今頃はスカウトだって見に来てくれたかもしれないのに!

こうして、漠とした不安が彼らに芽生え始めます……。
野球留学のため、家族にはなかなか会えず、不満と不安は募る一方。
このような状態の中、彼らは考え始めます。

「オレ、野球やるために、甲子園に出るために大阪から高知まで来たのに、
一体何やってんだろう? 何のために親元まで離れたんだろう……?」


このときに、指導者や仲間からフォローが入れば良いのですが、
いかんせん部員130人。一人ひとりに目を向けるのは至難の業でございます。
鬱積した不満はこのとき、自分より弱い立場の者に向けられてしまうのです。
「もうやってらんねぇよ」――この気持ちが生まれた瞬間、暴力や喫煙などに
走ってしまう素地は整ったと言っても良いでしょう……。
若い肉体に有り余るエネルギーを発散する場所がない。歪められたそれらは
間違った方向に爆発してしまい、それが暴力・喫煙として現れるのでございます。

そして多くの場合、それは自分からポジションを奪い取った者であったりします。
それが下級生であれば尚更、ターゲットとして狙われやすくなるのでございます。
また逆に、高校でも能力を伸ばし続け、レギュラーを掴んだ選手は満足するため、
暴力を振るうことも少ないのでございます……。

416 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:24:32

明徳義塾の出場辞退が決まった後、対戦するはずだった日大三・小倉監督の言葉が
わたくしの胸に突き刺さっております。いえ、わたくしのみならず多くの高校野球
関係者が共感を抱いた言葉ではなかったでしょうか?

「組み合わせ抽選会で馬淵監督と顔を合わせたとき、部員数を聞かれたんです。
約60人だと答えたら、馬淵監督は『そのくらいだと(全選手に)目が届いて
いいなあ。ウチは130人いるから』と話しておられて……」――


明徳義塾の隠蔽は責められてしかるべきものでございます。しかし、果たして
その隠蔽だけが悪とされるべきなのでしょうか。加熱する高校野球の競争こそが
諸悪の根源とは言えまいか。そして、それほどの競争を若者に強いなければ、
甲子園には届かないという過酷なリアルは語られぬままでいいのでしょうか?
様々な課題を残したまま、甲子園という舞台の巨大さだけが残っております。

417 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:25:30

さて、まだ語らねばならぬことはいくつもございます。
高校野球は――現実はともかくとして――教育の一環という建前がございます。
そしてこの建前は決して揺るがせぬものでこざいます。それは学生スポーツという
特殊性、学校教育に組み込まれたスポーツである限り、厳然たるものがございます。

その「教育」現場では、体罰はいけないという流れになっています。
しかし皆様、自分が小学生の頃などを思い出してくださいまし。
宿題をサボり続けた、真面目に授業に取り組まない、いい加減な行動をし続ける、
そんな生徒はどのクラスにもいたでしょう。そしてその問題児が何かのきっかけで
先生に怒られ、頬を平手打ちされる――誰もが目にしたことがある光景でしょう。
果たしてこれを「非」すべきでしょうか?

わたくしはそのような行為までもが、体罰として禁じられるべきとは思いません。
そしてこれは「昔は普通のことだった」などと振り返られるようなことではなく、
今もなお、継続されねばならぬ「教育」の一部のように思います。
誰が怒りを向けるようなことでもなく、「悪いことをしたら叱る」のは当然であり、
それは殊更に体罰などと騒ぎ立てるようなことではございません。
しかし、このような「健全なる体罰」すらも、暴力として大きな話題になるのが
高校野球の世界でございます。

さて――この先は概論でございます。明徳義塾や駒大苫小牧の事件ではなく、
一般論としてお聞きいただければ幸いです。基本は>>386でと同じでございます。

高校野球では「指導者の暴力」に対する神経が、相当に過敏なのではないかと
感じてしまうことがございます。そしてここで余り語られぬのは、殴られた選手の
態度はどうだったのか、という点ですわ。
多くの場合、生徒がどんな態度をとっていても「暴力は非」という風に押し流され、
手を上げるに至った真相が、なかなか語られないのが不思議なところです。
指導者の暴力といった場合、野球部員は常に監督や部長のヒステリーによって
殴られているのでしょうか? わたくしはそこに疑問を覚えてしまいます。
そしてこのような不祥事の度、保護者が全責任を学校側に押し付けてしまい、
自分の子供に対しては無罪だと主張するのが、わたくしには奇妙に映ります。

418 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:26:20

高校野球に限らず、中学、小学のリトルリーグやシニアリーグなどの指導者が
揃ってぼやくのが、親の現場介入でございます。グラウンド整備などの手伝いなら
喜んで協力を仰ぎたいところですが、分かったような顔で作戦面に口を出したり、
果ては選手起用や技術論にまで介入し始めます。
「ウチの子のほうがうまいのに、なんで使ってくれないのか」などと、
我が子可愛さのひいき目と被害妄想で実力以上に評価するから手に負えません。
指導者は「あなたの息子はあの子より下手なんです」などと本音は言えませんし、
野球の指導以上に心を腐らせてしまうこともよくあると言います。

このような背景にあるのは少子化でございます。
いまや一人っ子は当たり前。三人兄弟となると珍しいと言われる時代です。
兄弟がいれば子供にかける手間は分散されますが、一人っ子ではそうはいかず、
それどころか金、愛情、時間と、子供が必要とするすべてがその子に注がれます。
こうして育った過保護な子供は、兄弟どころか友達との喧嘩の仕方も知らず、
家の手伝いもせず育ち、欲しいものはすぐに買って与えられます。
つまり挫折も傷つくことも失敗も知らず、様々な障害に免疫なく育つのです。

このような子供が家族ぐるみの二人三脚で野球に臨み、上手くなってくれば
小学校・中学校ではお山の大将。自己中心的な性格に育っても誰も指摘せず、
それどころか「あいつは野球が上手い。チームが勝つためにはご機嫌をとろう」
などと周囲の大人も考えるようになり得ます。

419 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:27:36

そして野球すらも自分を中心に回転していたとき、そこに高校野球の強豪校が
誘いにやってきます。そして実績のある指導者から甘い言葉を囁かれるのです。

「君なら甲子園にも必ず行ける。ウチで三年間、野球をやってみないか?」

有望選手であればあるほど、このような誘いは増えていきます。
何が何でも欲しい選手の場合、学校側が私学の特権を利用して破格の条件を
出すこともあるでしょう。スポーツ推薦での簡易な入学試験、授業料減免……。

ここで親が勘違いをしてしまうのです。まだ10代半ばに過ぎない少年に、
空恐ろしい期待を夢見てしまいます。ウチの息子は甲子園に行けるかも知れない。
そうなれば大学や就職も幅が広がるだろう。もしかしたらプロ野球だって……。

高校球児を子に持つ親は、大きな夢を見てしまうことがございます。
同世代の親は控えめに「大学進学後はもう、本人が納得できるような人生を
送ってくれればいい」、「普通の家庭を築いてくれれば」などと考えているのに、
勘違いした親が子供に抱く夢は「プロ野球選手」なのでございます。
言葉を覚えたばかりの子供が、「おおきくなったら、そうりだいじんになります」
などと現実感のない夢を語るのと、まるで大差ありません。

420 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:28:19

しかし、肥大化した夢を背負った我が子が入学直後に見る者は、これまでとは
比較にならない競争世界。これまで人と本気で争ったことのないような若者が、
「甲子園」という目標のために壮絶な努力を要求されるのです。
上級生ですら控え選手に過ぎず、自分を超え得る下級生がひたひたと迫ってくる。
そのような世界に、これまで欲しい物は何でも与えられた少年が飛び込むのです。

本人に素質があり、競争を勝ち抜ければそれでよし。
しかし、敗れた者は「こんなはずじゃなかった」という挫折感を味わいます。
選手がそれで納得できればいいのですが、周囲が黙っていないことがあります。
そう、過剰な期待をかけ続けた親。自らに夢を失ったため、我が子の夢をまるで
宗教のように妄信する親が、存在するのです。

過大な期待が挫折したとき、自分を律する理性を失った親は逆恨みを始めます。
野球の実力は二の次、悪いのは指導者……そのように思い始める親はいるのです。
かつて>>386で述べましたように、学校側へと奇妙な圧力をかけ始めたり、
レギュラーを掴んだ、ベンチ入りを掴んだ選手との争いの中で父母同士が
足を引っ張り合っていたり……醜い大人の世界が繰り広げられます。

そしてこのストレスと反作用は「学校と野球部側のあら捜しをしてやる」という、
禍々しいまでのエネルギーへ変質してしまいます。入学時に都合のいい見返りを
期待していたのはどこの誰だったのか。夢がかなわないと知ると、安全地帯から
一方的に学校側を批判し、子供が騒動の渦中の人物になることも厭わない。
高校野球は教育の一環ですが、本当に教育が必要なのは高校生などではなく、
このような醜いエゴにまみれた親ではないでしょうか?

強豪校の不祥事が、ほとんど「暴力事件で退部した部員」や「控え選手の保護者」
などの内部告発から発覚するのは、わたくしはとても気のせいとは思えません。
「私学なら生徒はお客様だろう!」などと、わけの分からぬ主張を「教育機関」に
要求する親というものは、自らの恥ずかしい発言を省みるべきですわね。

421 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:29:07

そういえばこの度の駒大苫小牧・明徳義塾の両事件とも、マスコミへの第一報は
「匿名の投書」でございました。高校野球の怪情報は今に始まったことでは
ありませんが、一体誰がこのような投書をしたのでしょうか。
多くの場合は前述のように、被害者・加害者とごく身近な人物による内部告発。
それ以外ではその学校の情報に通じた何者か、ですわね。

高校野球における足の引っ張り合いは壮絶なものがございます。
「あの高校ばかり甲子園に出て面白くない」というエゴイズムを、ストレス解消に
用いる輩は確実に存在します。それは利権の絡む地元の商店街の者であったり、
自分の母校を熱狂的に応援する余りに心を歪ませてしまった者であったり、
高校野球賭博などに関わった闇社会の人物かもしれません。
このように、外部の余計な手出しは言い出したらきりがございません。

その中で、高校野球を敵対視している存在がございます。
高校野球の主催者は、夏は朝日新聞、春は毎日新聞でございます。
両社とも拡販に高校野球を利用しておりますが、これで面白くないのは読売新聞。
傘下の報知新聞を含め、プロ野球を牛耳ってきた同社には、朝日・毎日両新聞社が
野球の利権を掠め取っているという発想を持っております。

このため、かつて読売新聞は高校野球にとって都合の悪い情報を流すことが
よくあったと言われております。読売系の記者が不祥事の情報をかき集めたり、
監督と保護者の不適切な関係を探り当てたり、様々な工作をはかったと言われて
おりますわね。あの社長のツラを思い出すと実に現実感のある話でございます。

422 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/03(木) 23:29:48

また、スポーツライターの海老沢泰久氏は、極東の思想基盤にある「儒教」が
暴力事件の底流にあると指摘しています。
http://number.goo.ne.jp/others/column/20050818.html

すなわち「年上に従え」という長幼の序列が日本社会の基盤にあるため、
野球の上手い下級生が暴力の標的にされる――というものでございます。
この真偽は定かではありませんが、わたくしはあり得る話だと思っております。
時代遅れといえばその通り。しかし淀んだ不満は常に弱い者へと向けられます。
身体能力の高さが災いし、暴力へと向かう少年たちと歪んだ野球部。
実に悲しいことですが、これもまた、高校野球の悲しいリアルでございます。

大変長くなりましたが、高校野球の不祥事にはこのような構図がございます。
決して「暴力を振るった者がいけない」などという単純な善悪論では語れません。
その深みにある要因を一つ一つ除去していかなければ、このような不祥事は
またいくらでも起こるでしょう。

不祥事が大きな話題として取り上げられた結果、匿名の投書による告発合戦は
雨後のタケノコのように増加しております。わたくしが聞き及んだ限りでも、
夏の甲子園終了後、各地の強豪校が多数、高野連に処分されております。
岡山城東、東海大山形、柳川、駒大苫小牧と決勝で対戦した京都外大西にも、
不祥事があったと報道されました。

残念ながら、しばらくはこのような不祥事の報道が続発することでしょう。
マスコミにとっては「旬の記事」となりますし、高野連の処分にも不公平感が
ないわけではありません。「隠し通せば勝ち」、「不祥事は隠せ」というような
雰囲気が生まれぬこと、心優しき野球人が増えることを願いたく思います……。


それでは、残りのレスはまた後日にいたしますわね。
……本日ここまで書くのに7時間かかりました。
こんなことではレスがいつ完遂することやら……orz

423 名前:名無しを野球に連れてって:2005/11/04(金) 19:31:12

甲子園様ご苦労様!
興味深く読ませてもらったよ!

>殴られた選手の態度はどうだったのか

これは俺も昔から思ってた。
暴力じゃなくて羞恥プレイにすればいいんだ。

424 名前:名無しを野球に連れてって:2005/11/05(土) 00:27:35

お疲れ様です。
「もうプロ野球もシーズンオフになってしまいました。」とありますが、
今年は日本でもう一勝負ありますよ。
「アジアシリーズ」です。
李承Y選手と宣銅烈監督の対決が楽しみ。
ここにレスが返る頃には終わっているかもしれませんが、感想をお聞かせください。

425 名前:名無しを野球に連れてって:2005/11/06(日) 02:14:59

甲子園球場さん、長文お疲れ様です!
残りのレスも、お茶でも啜りながら、ゆっくりとお待ちしております。

村上ファンドで揺れる阪神電気鉄道ですが、遂に100億円以上の費用を掛けて、
甲子園球場さんの改修がなされるという報道がありましたね。
かなりの規模の改修となると思いますが、甲子園球場さんとしては何処をどのように
直していって欲しいとお考えでしょうか?

426 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:54:12

>>375様
1942年、夏の中学野球ですわね。最早歴史の彼方にある話でございます。
本来ならば朝日新聞社が主催する夏の大会が、戦争激化のために中止され、
その代わりに文部省が主催者となって開催された大会でございました。
その前年、昭和16年は各地区の予選が終わった段階で大会中止が通達され、
数多くの中学球児が涙を呑んだという経緯がございました。
当時を振り返りながら、戦時下の中学野球を見てまいりましょう。

>>427:幻となった大会の性質
>>428:軍事鍛錬としての野球
>>429:平安・富樫 淳の野球人生
>>430:サヨナラ四球の真相
>>431:戦争が奪った野球

427 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:54:56

文部省主催の大会であったため、この1942年の大会は、朝日新聞が刊行する
高校野球に関する本にも公式記録としては記述されておらず、その他の様々な
出版物でも注釈が用いられるなど、隠れた大会というべき存在となっております。
朝日新聞が大会の回数継承と優勝旗の使用を文部省に申し入れたようなのですが、
同省が却下したため公式記録にできない、という話もあるようでございます。

また、この大会が「幻の甲子園」と気の利いたフレーズで語られるのは、
戦争に夢を奪われた少年の悲劇があっただけではなく、徳島商業の「夏制覇」が
唯一この大会で達成されたからでしょう。戦後、高校野球として復活した大会で
徳島商はいまだ頂点に届いておらず、しかも「徳島商業の全国制覇」は記録から
語られることも少なくなっており、そのために「幻の甲子園」という呼ばれ方が
定着しているのでございます。

428 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:55:37

この時代で特筆すべきは、「野球はスポーツではなかった」ことでございます。
あくまで目的は「戦意の高揚」であり、野球は軍事鍛錬の一環、もっと申さば
「大和魂を鍛えるための野球」が目的とされておりました。
敵性文化とされた横文字の野球用語はすべてカタカナに置き換えられ、
ストライクは「よし」、ボールは「だめ」、「ストライク、バッターアウト」は
「よし三本、打者、引け」と読み替えられた時代でございます。

この「幻の甲子園」は1日だけ雨で流れました。これに合わせて試合を順延する
ようなことはなく、準決勝第2試合と決勝が同じ日に行われることとなりました。
準決勝第1試合の勝者・徳島商は翌日の決勝に備え、第2試合となる広島商業と
平安中学は1日で2試合を行うこととなったのです。
皆様の感覚では「それでは不公平だろう」と思われるのではないでしょうか。
このことについては当時の記者は以下のようなことを記述しております。

「両チームとも同等の都合のよいコンディションに於て試合をする、といふやうな
考へ方こそ、競技至上主義、興味本位の考へ方であつて、鍛錬の野球は、
よく肉体倒るるとも、精神力だけでも頑張るといふところにこそあるのであるから、
その意味に於て、この挙に出た大会当事者の決断は大いに賞賛されてよいと思ふ」

(昭和17年9月15日号『野球界』より)

当時の野球がいかなるものであるのかを示す、象徴的なテキストと思われます。
野球はあくまで鍛錬の場であり、スポーツとしての競技性に注目することは、
当時の国策である戦争に求められていなかったというべきでございましょうか。

これは大会のみならず、普段の練習も同じことでございます。
至近距離からの千本ノックで体を痛めつけ、後輩は先輩に絶対服従せねばならず、
現在ならば出場停止確定となるような暴力も当たり前。試合でも選手の交代など
一種のタブーでした。骨折など即時に動けなくなるような大怪我でもなければ、
選手の交代は暗黙の了解で許されていなかった時代でございます。
軍隊教育の野球、軍事において役立つ精神育成の目的がこの時代でございました。

429 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:56:27

この大会の決勝戦は徳島商−平安中学。今もなお、強豪として知られる両校の
対決でございました。確か少年マガジンでは、優勝した徳島商業を主役とした
構成になっておりましたわね。ですので、わたくしは準優勝・平安中学について
いくつか語りましょう。

平安中学のエース・富樫 淳投手は、決勝の徳島商戦、7−7と同点で迎えた
延長11回裏、二死満塁から押し出し四球を与えてサヨナラ負けを喫しました。
「幻の甲子園」の敗戦投手として、彼はわたくしと太い繋がりを持っております。
しかし彼とわたくしを結びつけるものは、それだけではございません。
富樫投手が生まれたのは大正13年8月22日。実はわたくしが完成したのは
そのわずか3週間前、8月1日でございます。彼はわたくしと同世代であり、
まさに甲子園の申し子でございました。

そしてさらに縁深いことに、彼の父親・富樫興一氏は、阪神タイガースの
初代球団社長なのでございます。敗戦を迎えた後も富樫興一は球団社長を務め、
プロ野球が「セントラル」と「パシフィック」の2リーグに分裂するときも、
南海・阪急などの関西私鉄グループの所有球団がこぞってパ・リーグに移る中、
「伝統の一戦、ジャイアンツータイガースの試合を残すべし」と主張して、
タイガースのセ・リーグ残留を画策した人物でございます。言うなれば現在の
阪神タイガース、その基礎を作り上げた人と申し上げてもよいでしょう。

富樫 淳本人は平安卒業後、法政大学に進学。しかし戦争でリーグ戦は行われず、
軍隊に招集されました。終戦後、富樫は大学に戻るつもりでしたが、法大側から
連絡はありません。1946年に職業野球(プロ野球の前身)は再開されますが、
戦後の混乱期でタイガースにも選手が足りない。そんな中、富樫選手は父親の
所属するタイガースへ入団します。法大から連絡が来たのはその10日後でした。
大学からの連絡があと少し早ければ、彼はタイガースには入らなかったでしょう。

彼は1946年から阪神タイガースのユニフォームを着ることとなりました。
初代ミスター・タイガースこと藤村富美男を中心とした「ダイナマイト打線」と
呼ばれた猛虎打線の一角で活躍したのです。しかし活躍したのはわずか4年。
引退した理由は怪我でございました。
その後は平安高校の野球部監督に就任し、1956年の夏の高校野球で、
選手時代は果たせなかった全国制覇を達成し、夢をかなえたのでございます。
こうして見ると、いかにわたくしと縁があるかが分かるのではないでしょうか。

430 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:57:36

さて、その「幻の甲子園」は富樫投手のサヨナラ四球で決着がつきました。
この四球にも、なかなかに興味深いエピソードがございます。
1回戦、大阪・市岡中学(現市岡高)と対戦した富樫は無安打無得点試合ノーヒットノーランを達成。
しかし2回戦、一宮中(現一宮高。愛知県)の最後の打者を三振に奪ったとき、
彼の腕に「ピリピリッ」と痛みが走りました。腕が限界を迎えてしまったのです。

準決勝は広島商との対戦。腕を痛めた富樫は苦しい投球を余儀なくされました。
カーブでかわしながら調子を騙し、試合は8−4で平安中が打ち勝ちました。
しかし決勝戦は疲労も極地に達していたのでしょう。午前中に広島商を破り、
さしたる休養もないまま決勝です。既に徳島商も富樫の異変には気づいており、
延長11回裏二死満塁の場面、同校の稲原監督は「目をつぶって打席に立て。
バットを振ってはいかん」という指示を送りました。
結果はカウント2−3から痛恨のサヨナラ四球となりました。

「目をつぶってバットを振るな!」――通常は考えられない指示でございます。
このエピソードで稲原監督は高校球史に名を残しました。しかし彼のこの指示は
記録を見ると当然のことだったと言えるでしょう。
この試合、平安中はなんと四死球20を与えました。
少ない失点に抑えることなど考えられません。富樫投手の制球は一向に定まらず、
そこまで腕にダメージを負っていたのです。だからこそ「バットを振るな」という
稲原監督の指示は正しかったのでしょう。
この事実は、同時に「怪我がなければ絶対勝てた」という富樫投手の言葉も
また正しかったと言えます。徳島商はエースが負傷した平安中に7失点を喫し、
しかも11回まで及ぶ苦しい戦いを強いられたのですから。

431 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:58:15

翌年より、中学野球は再び「戦争激化のため」と中断に追い込まれます。
お盆が近くなると、様々な漫画雑誌、特に少年漫画誌で「戦争の悲劇」を伝える
作品が読み切りとして、若手作家の手で描かれて掲載されます。
今から10年前、1995年は「戦後50年の節目」として、多くの少年誌で
戦争の悲劇を描く漫画が掲載されました。同時にその年は、誰もがその名を知る
一人の日本人がメジャーリーグに渡り、大旋風トルネードを巻き起こしておりました。
そのためか、「戦争で奪われた野球」というテーマの作品もいくつか見られました。

しかしそれから10年を経た「戦後60年」の今年は……残念ながらそのような
読み切り漫画の数は減り、時の流れと共に悲劇の風化も感じ取れてしまいます。
その中で>>375様のように、そのような漫画を読んで興味を持ってくださる方が
いらっしゃるというのは、戦争を挟んだわたくしの歴史を伝えるという意味でも、
そして平和であることの幸福を知るという意味でも、ありがたいことでございます。

432 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:59:11

>>393様
と申しますか、「逆境ナイン」を評価するのに
「バカ」以外の言葉など浮かびません。



……かの漫画は同じ野球漫画でも、あだち充氏に代表される「タッチ」など
青春ドラマの斜め上を行っておりますわね。実にバカでございます。
作品の方向性としては「地獄甲子園」に近いと思っておりますが。
あだち充氏の弟子のクセにいったい何を学んできたのやら。>島本御大
まあバカ漫画はバカなりにバカな面白さがあり、バカによる創作性というのも
バカながらバカにはできませんが。愛すべきバカは存在いたします。


433 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 20:59:48

>>394様
残念ですが、されておりません。むしろ熱中症の対策は観客や選手の皆様
一人ひとりが準備すべきではないでしょうか? 夏場の暑さを承知しているなら、
最初から警戒しておくことが必要でございます。わたくしの観客席に来てから
熱中症で倒れても、何万人もの観客がいる中、医務室まで全員を運ぶことには
限界がございます。まして医師の数も限られておりますし、やはり自己防衛策は
準備なさってくださいまし。

球場で売り子から買ったジュースを足元に置いておくと、試合が終わる頃には
お湯のようになってしまいます。事前にスポーツドリンクなどを数本冷凍庫で
凍らせておき、タオルで包んでバッグに入れれば、氷室のようになるので
溶けにくくなりますわ。観戦中、喉が渇きを覚える前に飲んでくださいまし。
喉の渇きを覚えた頃にはもう遅い。それが熱中症というものであり、しかも
これは生命に関わることなのだと自覚なさってくださいませ。

とは申しますものの、昨今の夏の暑さはわたくしも異常と感じております。
温暖化の影響でしょうか。20数年前までは朝から夏の大会を4試合とも見る
お客様も多くいらっしゃったのですが、最近ではそれが難しくなっております。
以前に比べて日焼け対策や水分補給がしやすくなったのに、でございます。
人間の皆様、もう少し環境保護に目を向けてくださいまし。

434 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/07(月) 21:00:28

>>395様
一言で申せば、「運動生理学・スポーツ栄養学が発展していなかった」ことが、
その大きな原因でございます。科学的に運動中の水分の働きが分かっておらず、
そのために経験則での俗説がスポーツでも常識とされていたからです。
人間は体内にある水の2%を汗で失うと脱水症状を起こしてしまうのですが、
昔はこのようなことが分からなかったため、スポーツの現場では水を飲むのは
できるだけ避けよ、というのが定説となっていたのです。

現在では水を摂取せずに運動を続けるのは、運動効率の低下、生命の危機に
繋がるという研究結果も出ております。それゆえに水分補給は必須ですわね。
ウォーター・ローディングと呼ばれるこの水分摂取法は、喉の渇きを覚える前に
水を少しずつ何度かに分けて飲むものです。適度な水分補充は選手の疲労回復に
大きな効果をもたらします。

ですが「水を飲むとバテる」という俗説も、半分は正解なのでございます。
皆様も経験がおありでしょう? 水を飲んだ後に運動をして横っ腹が痛んだ、
暑い夏に水分を大量に補給した結果、食欲が沸かなくなって食事が進まず、
体力の低下に繋がる(夏バテ)――などといった事例でございます。
ですから正確には「水を飲み過ぎるとバテる」というべきだったのでしょう。

野球の世界にまつわる俗説は、他にもたくさんありました。
「ウェイト・トレーニングをしてはならない。筋力の増加は体のキレや全体的な
スピードを落としてしまうから」、「ピッチャーは試合後に泳いではならない。
肩を冷やしてしまうと球の威力が落ちるからだ」などといったものでございます。
また、よく知られるところでは、「うさぎ跳び」というトレーニングも今では
見かけなくなりました。かつては下半身の強化に効果があると言われましたが、
今では膝と腰を痛めるため、やらないほうがいいという結論が出たためです。

しかし、今やウェイト・トレーニングなどは高校野球でも導入されており、
運動した後のクールダウンを経てから適温のシャワーを浴びる、風呂に入る、
プールで泳ぐなどの行為は、血行促進や乳酸の除去、怪我の防止に効果があると
判明しております。投球後に肩を冷やしても球の威力が落ちることはない上に、
激しい運動で切れてしまった毛細血管の回復を促す効果なども報告され、
高校野球では降板後にアイシングすることが義務のようになりましたわね。

しかしこの運動生理学・スポーツ栄養学も常に進歩しているものでございます。
今でこそ常識とされているものが、もしかしたら10年後には覆されているかも
知れないですわね。また、「水を飲むとバテる」という俗説も一部は正しいため、
もしかしたら今では間違いとされていることが、後々に訂正されるようなことが
あるかもしれません。人体の神秘は先の読めぬ宇宙でございます。


さて、それでは今回はこの辺で失礼いたします。
今日の分は4時間ほどでございました……orz

435 名前:名無しを野球に連れてって:2005/11/09(水) 19:36:00

古田さんがヤクルトスワローズの「選手兼任監督」に就任しました。
集客策なども打ち出しているようで、今後多忙になりそうですね。
現代では選手と監督の両方をこなすのは大変な気がしますが、どう思いますか?

436 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/11/18(金) 22:49:40

>>396様
1988年の夏、埼玉代表・浦和市立高校。ピンチのときでも常に笑顔の
エース星野 豊の好投に支えられ、まったくの無名校がベスト4進出の快進撃。
「爽やか旋風」とも呼ばれた同校の活躍で、高校野球に魅せられた一人の女性が
おりました。それが『おおきく振りかぶって』の作者、ひぐちアサ氏でございます。

ひぐちアサ氏はまた、頭で思い描き、自分の漫画に出す予定であった左打者の
キャッチャーが、安田学園高校時代の阿部慎之介(現ジャイアンツ)捕手と同じ
名前でありました。しかも左打ちで高校時代は中軸を任されていることなども
一致しており、どこか微笑ましいエピソードの持ち主でもあります。

その『おおきく振りかぶって』ですが、「アフタヌーン」に連載されている
腐女子人気ナンバーワン野球漫画でございます。
キャラクターを一部見てみますと、主人公は友人関係に怯える泣き虫で、
コントロール抜群の技巧派投手。主人公の投手とよきパートナーになるのが
義務づけられる捕手は少々傲慢な性格、アルバイトで部費を捻出する女性監督、
しかも野球部は設立直後で部員数もギリギリ、全員1年生しかいないという設定。

これらの設定のみを聞くと「この作者、野球はろくに知らないのでは?」と
読者に思わせることでしょう。しかしながら、少しでも読み進めるとその疑念は
いい意味で裏切られます。女性作家らしからぬ野球知識がふんだんに織り込まれ、
かなりの野球通であろうことはすぐに分かります。

そしてこの作品、最大の魅力は「高校野球を通じての友情」でございます。
野球通だからといって、「ラストイニング」に代表される硬派な技術論に傾く
こともなく、「タッチ」や「H2」などのような少年漫画的青春ドラマとも
趣が少々違います。どちらかというと「タッチ」などの青春ドラマに近いですが、
少年漫画の泥臭い努力に対する描写などは控えめです。やはり「爽やか旋風」に
魅せられた女性作家ですわね。母校の野球部を1年間ほど取材したと言いますが、
「野球は楽しい!」という視点で物語を描いています。

その友情ドラマも女性らしい視点から描かれています。主人公の三橋は中学時代、
実力がなかった(と思い込んでいた)のに、祖父の運営する私立中学の野球部に
所属していたため、孫へのひいきでエースを任され、しかも3年間マウンドを
譲らなかった投手でございます。そのため部員からの信頼はまったく得られず、
極端に他人との関係に怯えるようになった――というキャラクターです。

その彼が祖父の学校と別れを告げ、新たな環境で野球を始めることになります。
全員1年生の野球部で仲間の信頼を得ていき、「ホントのエース」を目指す姿が
この作品の大きなテーマでございます。ともすれば傲慢なキャッチャーの阿部も、
泣き虫エースをいかに好投させるかという点に腐心しながら成長していきます。

このような友情劇が読者の心を上手く捕えたのでしょう。昨今の野球漫画では
突然表舞台に出たと申しますか、これまでになかった野球漫画との印象を与え、
どの書店でも売れ筋ランキングの上位に入るなど、一気に注目の作品にまで
のし上がりました。
そしてこの男同士の友情が曲解され、腐女子を大量に惹き付けております。

テーマが「友情」であるだけに、野球のことを知らずとも楽しめる作品です。
野球通には多少物足りなさがあるかもしれませんが、少年漫画的な熱い描写とは
少々異なり、弱さを抱える人の成長や、線の細い絵による友情ドラマは見る価値が
充分にございます。月刊誌であるために刊行ペースは遅いですが、注目に値する
作品でございますわね。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

437 名前:名無しを野球に連れてって:2005/11/26(土) 23:17:53

「おおきく振りかぶって」の三橋くんにように、
マックス110キロ程度の球速で、甲子園の上位に食い込んだ投手などはいるのでしょうか?

438 名前:名無しを野球に連れてって:2005/12/08(木) 09:47:40

名物

439 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/12/10(土) 01:13:25

それでは、レスをして参りますわね。

>>397様
投稿日から察しますに、8月27日にライオンズのゲームを文化放送ラジオで
お聞きになっていたということでしょうか? さぞかし堪能できたことでしょう。
その日のライオンズ−イーグルス戦は、ライオンズ先発の西口投手があと一歩で
完全試合を逃した試合だったのですから。

しかし西口投手も不運ですわね。2年前の8月26日、西武ドームでの
マリーンズ戦でノーヒットノーランを続けながら、あと一人となった9回二死に
小坂選手に中前打を浴びて達成ならず。今季も5月13日、ジャイアンツとの
交流戦で9回二死まで無安打無得点、しかし最後の清水選手に本塁打を打たれて
呆然とする姿が全国にテレビ中継で流されました。

8月27日は「9回二死の壁」を越えて走者を一人も出さなかったものの、
イーグルス・一場投手の前に打線が振るわず、0−0のまま延長戦へ突入。
そして10回表、先頭の沖原選手に一、二塁間を破られたときはもう……。
不運・悲運という前に「西口投手らしい結末だ」と思ってしまいましたわ。
試合は10回裏に石井義人選手がサヨナラ打を放ちましたが……
この適時打もあと1イニング早ければ、などと思ってしまいました。

大記録に縁のない、パ・リーグ現役最多勝の大投手。
果たして彼に偉業達成の日は来るのでしょうか?

>ところで今年の阪神はなんで強いんですか?
こちらにつきましては、また後ほど。>>404様へのレスのときにまとめて
書こうと思っております。今しばらくお待ちくださいませ……。

440 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/12/10(土) 01:13:55

>>398様
わたくしの建造目的が野球でございますからね。
何が幸せかと問われれば、それはもう、お客様に野球を楽しんでいただいて、
選手にも存分に実力を発揮するプレイをしていただいて、帰宅時にカタルシスを
得ていただくことでございます。野球選手へ夢を託し、応援することというのは
想像以上のエネルギーがございます。可能性を秘めた野球少年、仕事に疲れた
サラリーマン、青春時代、高校野球を通じて憧れた男の子の未来……様々な夢が
球場には詰まっております。それをお見せすることが最大の幸せですわ。

しかし、「何をして喜ぶか」と問われますと、わたくしは答えに窮しますわ。
わたくしは建造物でございますので、何かをしたくてもできないのですわ。
西宮から動くこともできませんし、あくまでわたくしは受動的な存在ですの。
一度は旅行などもしてみたいものですが、わたくしが乗れるような交通機関は
存在いたしませんものねえ……残念でございます。

441 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/12/10(土) 01:14:47

>>402様
星野仙一様がジャイアンツの次期監督候補と名前が出たのは夏場でしたわね。
2003年にダメトラを見事再生して以降、かの方の評価は各方面でうなぎ上り。
「理想の上司」1位に選ばれ、昨年沸き上がった球界再編でも、阪神タイガースの
シニア・ディレクターとして2リーグ12球団維持のために活動を見せるなど、
その指導力は目を見張るものがございました。

かの方が何故かように期待されたかと申せば、ひとえに一本筋の通った言動に
男気を感じさせ、なおかつ実践においてもその姿勢、こと野球に関わりますと、
闘争心を前面に出す、プロとして最も求められる要素に満ちているからでしょう。
戦う気持ちの足りない者に渇を入れる。劇薬にも近いその能力は、タイガースの
再生過程で証明いたしました。

そこに来て今季のジャイアンツの体たらくぶり。昨年の球界再編で悪役としての
イメージが定着し、多くのファンからそっぽを向かれ、更に下位に低迷となれば、
そのようなチームを応援する理由はありません。この状況では、ジャイアンツが
敵に塩を送ってくれと頼むのも必然であったかもしれませんわね。

442 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/12/10(土) 01:15:22

実は星野仙一氏も、かつては熱狂的なジャイアンツファンでございました。
1968年、秋のドラフト会議です。この年は人材が非常に豊富な年でした。
村田兆治、山田久志、山本浩二、加藤秀治、福本 豊、門田博光、有藤道世、
東尾 修、田淵幸一など、野球ファンなら一度は名を聞いたことのあるであろう
名選手が数多く指名され、史上最高のドラフトと言われた年でございました。
当時、明治大学4年生だった星野氏もプロスカウトが注目する好投手でした。
実力も充分に評価されていた彼は、ジャイアンツ入りを熱望していました。
ですがドラフト前、ジャイアンツは星野・明大サイドにこう告げたりのです。

「法政大学の田淵を1位で指名する。しかし複数球団が彼を指名すると見られ、
ウチでは獲得できない可能性がある。もし田淵を獲れなかったら、星野君を
替わりにドラフト1位で指名する予定だ」


この言葉に星野氏は喜んだと言います。外れ1位とはいえ憧れのジャイアンツに
入団できるかもしれない。心臓の高鳴りを抑えながら指名を待つ星野青年でした。
ドラフト指名・抽選の結果、法政大の田淵選手はタイガース入りが決まりました。

続く外れ1位指名を待つ間、星野氏の心は浮かれておりました。
これで俺はジャイアンツに入れる、王さん、長嶋さんをバックに投げられる、
大捕手の森さんに受けてもらえる……そんな気持ちになっていたでしょう。
ジャイアンツのドラフト1位はめでたく星野仙一――ではありませんでした。
指名されたのは神奈川・武相高校のエース島野 修投手だったのです。
星野投手はこのとき、驚きの余りにこう言ったといわれております。

「おいっ! "星"と"島"を間違っとるやないか!」

しかし、これは間違いではなく――どういうことかと戸惑う中、ドラゴンズが
星野投手を指名いたしました。星野投手はジャイアンツに裏切られたのです。
それがとても悔しかったのでしょう。この後、星野氏は「打倒ジャイアンツ」に
執念を燃やすようになったのでございます。現役時代、彼はジャイアンツ戦で
35勝(31敗)を挙げました。この35という数字は歴代5位の記録であり、
また勝ち越している投手となると、大洋ホエールズの「カミソリシュート」こと
平松政次(51勝47敗)だけでございます。
そして監督になってからも、その「打倒ジャイアンツ」の執念は衰えません。
ドラゴンズ、果ては名古屋の名物男としてジャイアンツ戦で燃えたのは、
皆様もご存じの通りでございます。

443 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/12/10(土) 01:15:52

彼はこのような野球人生を辿った男でございます。
打倒ジャイアンツを掲げ、ドラゴンズやライバル球団タイガースを優勝に導いた
手腕は高く評価されました。その能力は「闘争心の注入」というものであり、
それゆえ今のジャイアンツに必要な人材であろうと見る向きもありましたわね。
また、アンチジャイアンツ、あるいはジャイアンツファンもこの監督人事を
注視していたのも事実でしょう。ジャイアンツ打倒に燃えた男が監督に
なり得るという、前代未聞の事態は多くのファンの感情を揺さぶりました。

監督になって欲しい、いや、なって欲しくない。なって欲しくないけれども
もし監督になったらどんな野球を見せてくれるのか。あれだけ低迷していた
タイガースを再生させたのだから、ジャイアンツではどうなのだろう……?

このような気持ちで騒ぎを見ていたファンは多かったのではないでしょうか?
この期待感と拒絶感の混じったファン感情が注目を高めたと言えるでしょう。
しかし星野氏が記者会見を開き、結局のところ、監督就任などは拒否しました。
噂によれば本人は監督就任に前向きだったとも言われますが、ジャイアンツの
フロントが就任の諸条件に難色を示したために拒否に至ったとのこと。

勿論、真相は藪の中ですが……問題はそのような点にあるのではなく、
ジャイアンツに対する大衆の拒否反応を、星野氏が感じたということでしょう。
星野氏はタイガースを再生し、「名監督」へと評価は上がったといえます。
注目度の高いジャイアンツだけに、失敗すればその評価も覆されます。
そうなって欲しくないというファンは、予想以上に多かったでしょう。
同時に、現在のジャイアンツを取り巻く環境に対する冷ややかな視線……
「誰がやっても同じ。何も変わらない」という雰囲気があります。
では、どうしてジャイアンツがそのような目で見られているのでしょうか。

444 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2005/12/10(土) 01:16:30

球界再編問題で12球団の維持が決まり、世論も大きくそれを支持しました。
そしてプロ野球改革元年と呼ばれた今年、真っ先にメスを入れられたのは、
12球団共存のための制度でもあるドラフト会議。半年も時間をかけながら、
ジャイアンツに改革を邪魔され、作業部会にすら「妥協の産物」とまで
揶揄される、実態が何も変わらぬ制度となりました。
この10年間でプロ野球をボロボロにし、ジャイアンツの人気低迷を招く
原因を作った老人が、アマ球界との関係をズタズタにしたことも忘れ去り、
「会長」などとして球界に復帰し、気持ちの悪い発言を再び始めました。

このような「抵抗勢力・ジャイアンツ」に対する冷たい視線が、
ジャイアンツ監督就任というウルトラCから星野氏を遠ざけました。
「ジャイアンツではフロントに邪魔される」という危機感もあったでしょう。
良いほうに変わろうとする気配など、ジャイアンツには微塵も感じられません。
これではいくら強くなってもファンに愛されるチームになどなり得ない。
ジャイアンツに一番必要なのは現場の改革ではなく、愚かなフロントの改革。
監督の首を挿げ替える小手先だけの変更に嫌気が差しているのでしょう。

各チームのエースと四番をかき集め、それでも勝てないからと今度は監督まで
他所から引っ張ってくればいい。そのような安易な発想に映るということを、
どうして読売は気づかないのでしょうか。
星野氏の就任拒否は、そのように迷走を続けるフロントへの拒否でもあります。
「甘ったれたこと抜かさないで自力で再建しろ。自分で壊したんだろう?」――
星野氏の言外に、そんな本音をわたくしは感じますわね。

それでは、この度はこの辺で失礼いたします。

445 名前:名無しを野球に連れてって:2005/12/15(木) 21:52:46

WBCのメンバーを見ると、血沸き肉おどります。

446 名前:名無しを野球に連れてって:2005/12/19(月) 02:48:57

この時期はニュースでも野球の話がめっきり減って、ちょっと寂しいですね

447 名前:名無しを野球に連れてって:2005/12/21(水) 03:08:51

亡くなる直前まで監督を務めた仰木さん…。凄まじい生き方でした。

合掌。

448 名前:名無しを野球に連れてって:2006/01/13(金) 22:00:39

初のオールスターが行われたんですか。

449 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/02(木) 18:31:10

あけましておめでとうございます。
皆様、今年もよろしくお願いします。

……年明けから2ヶ月も過ぎたのに、何を寝惚けているのでしょうか、
わたくしは。前回のレスからほぼ3ヶ月、大変お待たせいたしました。

さて、今更といえば余りに今更でございますが、2ヶ月前、皆様はどのような
初夢をご覧になりましたでしょうか。わたくしは今も内容を覚えておりますわ。
この甲子園球場、2006年の初夢は、キャラネタ喫茶・一刻館の繁栄を願って、
「神奈尾弁当」なる商品が企画・発売される――という内容でございました。
コンビニにでも並ぶのだろうか……などと思っていたところ、企画・販売元は
万葉軒でございました。

……神奈尾様、本年は怪我や不振に対して細心の注意をお払いくださいませ。
わたくしの夢とはいえ、かの弁当屋の呪いから逃れることは無理でございます。
名前を挙げられた時点でアウトでございますゆえ……。

>>403様
弊社では製品の品質管理には万全の注意を払っておりますが、予期せぬ不具合が
発見されることがあります。万が一、誤動作を起こす場合がございましたら、
トラブルシューティングをご参照いただき、弊社までお問い合わせください。

Q.1:レスが返って来るのが遅いのですが?
A.1:故障ではありません。気長にお待ちください。

Q.2:レスが長文なので途中で飽きるのですが?
A.2:耐えてください。漫画以外の本も読むようにしてください。

Q.3:長い文章、書くの大変ですか?
A.3:書いても書いてもレスが追いつきません……。

Q.4:ひいきチームが負けて暴れ出すファンがいるのですが。
A.4:お客様は暴れぬようにしてください。また、暴徒はファンではなく
   フーリガンですので、興奮しても挑発に乗らないようにしてください。

Q.5:「六甲おろし」を歌いたいのですが。
A.5:タイガースの勝利を祈ってください。もしくは、関西に住んでください。
   大阪を中心に、タイガースファンを育む洗脳教育が行われております。

Q.6:最近、タイガース戦でジャイアンツがよく負けるのですが。
A.6:ザマァ見ろ。すぐ勝てるようになりますので、ご心配いりません。
   FA、逆指名など、ありとあらゆる手段を用いて名選手を引き抜くはずです。

Q.7:一時期のタイガースは負けても負けてもファンに応援されていました。
   その当時のように、何をやっても許される人間になりたいのですが、
   どうしたらいいでしょうか?
A.7:弊社とタイガースは渡辺恒雄氏ほどグレイトではありません。
   そのような質問は読売新聞社へお願いいたします。

450 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/02(木) 18:31:59

>>404様
2003年の優勝とは、また違う勝ち方でございましたわね。
当時は星野監督の下、勝つことに渇望していた選手たちが目覚めた勢いを
大きく感じましたが……2005年の勝ち方は地に足のついた強さと申しますか、
「誰が監督をやっても勝てる」と言えるだけの力を抱えていたと思います。

本来、優勝するときは信じられないようなゲーム展開で勝つ試合があるはずで、
その年を象徴するような試合として後に振り返られるゲームが必ずあるのですが、
2005年のタイガースにはそれが余り見当たりませんでした。
一時的な勢いではなく、横綱相撲。どっしり構えて互角以上に戦っておりました。
選手にも自信がみなぎり、「オレ達は強いのだ!」という自信を感じましたわね。
一時期のダメトラは一体どこへ行ったのか。隔世の感すら感じさせる優勝劇でした。

その勝因を探りますと、やはり最大の要因は「JFK」と呼ばれるようになった
リリーフ投手陣でしょう。特に藤川投手はMVPと言っても過言ではありません。
現在のプロ野球を見回しても、あれほどの威力を誇るストレートを投げる投手は
他におりません。150km/h超という速度もさることながら、初速と終速がまるで
変わらぬかのような伸びがありました。あれだけのボールをわずか1イニングで
攻略しろというのはまず不可能。藤川投手本人も打たれる気がしないシーズンで
あったのではないでしょうか。

そしてJFKの「J」、ジェフ・ウィリアムス投手も貴重な左腕として大活躍。
「K」の久保田投手も、重い速球とキレの鋭いスライダー、フォークで反撃を断つ。
この3人が後ろに立ちはだかることによって、対戦相手は攻撃が限られていました。
野球は9回、攻撃機会を与えられるというルールですが、安定感のある投手が
ぴしゃりと相手の攻撃を抑えることによって、その9回が8回にも7回にも減る、
そのようなスポーツでもあるのです。

短いイニングしか投げないJFKに痛打を浴びせるのは極めて困難。
藤川は7回に登板、ウィリアムスは8回、久保田は9回にそれぞれ投げる……
ということになりますと、対戦相手は「7回以降はまず点が取れない」という
プレッシャーを抱え込むことになります。
つまり、勝つためには「6回までにリードを奪わなければならない」のですね。
これは相当な重圧でございます。今までは27アウトの間で勝負していたのに、
JFKの存在が「18アウトのうちに勝負しなければ」と思わせているのです。

同時にこれは、味方の先発投手にも大きな影響を与えるのです。
「JFKが抑えてくれるから、6回まで投げれば」という心理をもたらします。
9回を投げ抜くわけではないのですから、本来余力として残すべきペース配分も
遠慮はいらなくなるのです。スタミナが33%も増量されたようなものであり、
初回から思い切って投げることができるのです。
ベテラン・下柳投手の最多勝獲得には、このような背景があったのですわ。

タイガースは6回までにリードされていても、残り3イニング、攻撃の機会が
残されています。対戦相手が6回までで攻撃の機会を奪われたのも同然なのに、
スタミナを消耗した投手陣に襲い掛かるリーグ屈指の打線には凄みがありました。
1番・赤星から始まり、2番・鳥谷が繋ぎ、3番・シーツが走者を還す。
さらにベテランの領域に入りながら、金本が自己最高成績のバッティングを見せ、
チャンスで驚異的な打棒を誇るクラッチヒッター今岡の存在……他球団にとっては
思わず「ずるい」と言いたくなるような力のチームだったのではないでしょうか?

優勝して当然なのだ。そんな気配すらも感じさせる王者の強さを感じました。
2004年の球界再編問題の後、沈みに沈んだジャイアンツなどと比較しても、
「球界の盟主」はタイガースになったのではないか。そんなことすらも感じさせる
見事な戦いぶりでございましたわね。

451 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/02(木) 18:32:25

>>405様
実は「スポーツクラブの株式上場」は、既に世界各地で議論され尽くした問題
なのでございます。わたくしが説明するよりは、記事をリンクいたしますので
そちらをご覧下さいませ。

ttp://biz.mycom.co.jp/life/smb/bn/050607.html
ttp://biz.mycom.co.jp/life/smb/bn/050614.html
ttp://biz.mycom.co.jp/life/smb/bn/051011.html

さて、お分かりいただけましたでしょうか?
株式上場はメリット・デメリットともに存在するシステムでございます。
果たしてそのどちらが大きいのか。こちらは経済を構築する文化の違いも
ありますので、一概には言い切れぬ面がございましょう。

特に敵対的買収に関しては、先頃のフジテレビとライブドアの抗争や
楽天とTBSなどの対立を見ますと、株の売買収による経営権変更に対しては、
日本の企業風土に激しい抵抗感があり、この社会には馴染まないのではないか、
という印象を強く抱かれた方も多いでしょう。

しかし2004年に話題となった、経営危機による球団削減への動き。
現在もなお、ほとんどの球団は赤字企業でございます。これを何としてでも
解消しない限りは、第二の近鉄バファローズがいつ生まれるか分かりません。
株式の上場によって生じるメリット「資金調達が容易になる」という側面は、
決して無視できぬ要因と思われます。

大きく注目される点は以上のようなところでございます。
果たしてどの道を選ぶのが正しいのか? 現在のところ、球界は球団の上場を
防ごうという方向で動いているようですが。果たしてその是非を問えるのかは
容易に判別できませんわね。現状は「時期尚早」になるのかもしれませんが、
わたくし自身は、球団運営の改善に繋がるのであれば、球団の株式上場には
やぶさかではございません。しかし、そのためにクリアされねばならぬ問題は
高いハードルとして残っていると言えましょう。

452 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/02(木) 18:32:53

>>406様
マリーンズ、実に見事でございました。昨年で一番変わったチームですわね。
バレンタイン監督は一昨年、1年かけて選手の能力を把握することに努めました。
下位に沈みながらもよく耐えましたわね。その努力がついに実を結びました。

元々マリーンズは投手力は高く評価されていたチーム。
過去何年も課題とされていたのは、言うまでもなく打線でございました。
バレンタイン監督が着手したのは鮮烈な改革でしたわね。各選手の調子を見抜き、
誰にでもチャンスを与え、幾通りもの打線を組み、チーム内での競争を煽りました。
しかも競争に負けた選手も「ここぞ」という場面では起用する。里崎、橋本の
ツープラトン捕手はその象徴でございます。

内野でも遊撃守備の名手・小坂には若手の西岡、そして二塁ではその西岡と
ベテラン・堀の競争などがありました。固定されていたのは三塁手の今江選手
くらいでしょうか。終盤からはサブロー選手が「繋ぎの四番打者」として固定
されましたけれど、彼は長打力が突出しているわけでもありません。
しかしその彼が四番に入ってから快打を連発とは……眼力お見事と言うしかなく、
新しい四番打者像を作り上げるやも知れません。

「打線を動かさなかったら、他にいるいい選手を使えないだろう?」という
バレンタイン監督の言葉は、メンバーが固定されたチームが強いのだ、という
観念への挑戦でもありましたわね。
選手一人ひとりの能力を見抜いて起用する。当たり前の大前提が前提ではない
日本の野球に対し、彼は果敢にも挑んで勝ったと言えるのではないでしょうか?

そして采配を支えたのは、統計アナリストのポール・プポ氏でございます。
聞き慣れぬ肩書きではありますが、彼はメッツ時代からバレンタイン監督を
支えてきたデータ収集スペシャリスト。「ボビー・マジック」などとも語られる
彼の指揮には、膨大なデータを駆使しての裏づけがあったのでございます。
やはり海の向こうは一歩も二歩も進んでいると見るべきでございましょうか、
メジャーリーグとプロ野球、見事な融合劇でございました。

453 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/02(木) 18:33:12

>>407-408
ええ……何と申しましょうか、往時のダメトラを想起させる弱さ
4連敗を喫しましたわね、昨年の日本シリーズは。がっかりでございますわ。
チームとしての力は互角、いえ、むしろタイガースのほうが上ではないかと
感じていたのですけれど、31年ぶりに優勝を遂げたマリーンズの躍動は
輝いておりましたわね。

タイガースを実によく研究しているな、という印象でございました。
特にその強打をほぼ完璧に封じられた金本選手ですが……あれほど厳しく内角を
攻められたことはなかったでしょう。マリーンズ投手陣の意識は執拗なまでに
インサイドの弱点に向けられていました。

また、象徴的だったのは第3戦でございます。
「JFKで勝つんや!」というタイガースファンを嘲笑うかのように、
マリーンズ打線は頼みの綱であった藤川投手を、完璧に打ち砕きました。
7回表、マリーンズの攻撃は無死満塁の好機。藤川投手最大の武器・150km/h超の
直球に必死に食らいつき、タイミングを合わせていくマリーンズ・橋本選手との
対決は名勝負でした。あわや満塁弾かというポール際のファールなどもあり、
見応えのある攻防でした。

しかしその大ファールで橋本選手はタイミングを掴んだのか、直後に鋭い打球が
中前へと弾き返され、点差は4点に開きました。後はもう、タイガースファンの
悲鳴を切り裂くようにマリーンズの快打が続き、とどめは福浦選手の満塁弾。
配球を完全に読み切った見逃しは随所に見られ、藤川投手はシーズン中に一度も
見られなかったような、青褪めた顔で降板を余儀なくされました。

この時点でタイガースは3連敗。ほぼ日本シリーズの帰趨は決しました。
この3連敗で30失点……まともに野球ができたのは最終戦のみでしたわね。
しかも初戦が濃霧で7回コールド、その上での4連敗。わずか34イニングス。
文字通り「史上最短の日本シリーズ」で決着がついてしまいましたわね。
マリーンズの強さだけが際立った日本シリーズでございました。

「短期決戦の怖さ」と呼んでしまえば、それだけのことかもしれません。
マリーンズはプレーオフで死闘を勝ち上がってきた、タイガースと実戦感覚に
大きな差があった……などと様々な要因が指摘されています。
これを機にセ・リーグもプレーオフの導入を前向きに考慮するようですが、
パ・リーグと連携して公平な制度を作り上げて欲しいですわね。


それでは、この度はこの辺で失礼いたします。

454 名前:名無しを野球に連れてって:2006/03/16(木) 23:21:28

史上最大の乱打戦とはどんなものだったのでしょうか?

455 名前:名無しを野球に連れてって:2006/03/16(木) 23:25:01

野球中継を見ていると、時折審判の裁定に抗議する光景を目にするのですが
その抗議が通ったのを見た記憶がありません。
実際の所、ジャッジへの抗議はどのくらいの確率で通るのでしょうか?

456 名前:名無しを野球に連れてって:2006/03/16(木) 23:26:34

アナハイムの結果について一言お願いします。

457 名前:名無しを野球に連れてって:2006/03/21(火) 17:24:30

「野球の神様」の存在について信じますか?

458 名前:名無しを野球に連れてって:2006/03/21(火) 19:56:09

波瀾に満ちた第一回WBCでしたが、見事日本が初代王者に輝きました。
この後アメリカの主導でルール改訂が行われるという事ですが、今回のWBC、
甲子園球場さんはどのように御覧になっていらっしゃったのでしょうか?

459 名前:天竺より愛を込めて・・・:2006/03/22(水) 20:00:59

スマイルひとつ下さい(  ̄▽)b ┌┐(▽ ̄=)ニッ[レジ]
甲子園では、スマイルひとつくださいの質問にどう答えているんですか

460 名前:天竺より愛を込めて・・・:2006/03/22(水) 20:02:22

ズバリ優勝は?

461 名前:名無しを野球に連れてって:2006/03/25(土) 00:15:40

なぜ、一試合は九回までなのでしょう?
十回とか八回では不都合なのでしょうか?

462 名前:甲子園ファン:2006/03/25(土) 19:45:10

春の甲子園優勝候補はどこですか?
沖縄の八重山商工ですかね〜?

463 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:17:39

春の高校野球が真っ盛りでございますが、皆様お元気でしょうか?
パ・リーグに続きセ・リーグもまもなく開幕、いよいよ野球の季節でございます。

>>423様
駄目でございます。
不祥事の内容によっては羞恥プレイのほうが暴行よりも大きな社会的制裁を
下されることがございますゆえ。人権侵害はやはりアウトでございます……。
ttp://kirakira6.blog11.fc2.com/blog-entry-342.html


……しかし、駒大苫小牧や明徳義塾など、暴行事件では警察が動かなかった
(もっとも、あれは民事ということになるのでしょうけれど)というのに、
羞恥プレイで逮捕とは。比例原則の基準が今ひとつ分かりませぬ……。

>>424様
第1回アジアシリーズはマリーンズの優勝で幕を閉じましたわね。
日本の実力はアジアでもナンバーワンと呼ばれて久しいですが、韓国・台湾など
アジア圏のレベル向上は近年著しく、各国がベストメンバーでチームを結成すれば
日本といえども楽には勝てず、特に韓国のナショナルチームと10回対戦すれば
3回か4回は日本が負けるのではないか、などと言われるようになっておりました。

しかしプロリーグに所属する単独チームとの対戦になりますと、まだ彼我の差は
感じられるでもと申しますか、マリーンズの強さは参加チームの中でも際立って
おりましたわね。隙もなく、危なげなく、ペナントレースと同様の力を発揮して
快勝したと言えるでしょう。見事な進撃でございました。

もう少し、各国の実力差が近接してくれば大会はもっと盛り上がるでしょう。
特に唯一代表チームでの参加が許された中国ですが、北京五輪の開催に向けて
準備は着々と進んでいる印象を受けました。日・韓・台との差は大きいですが、
野球らしいスコアでの敗戦もあり、発足直後の良い経験となったでしょう。
後々はこのアジアシリーズを発展させ、各国クラブチームの王座決定戦へと
成長していって欲しいですわね。まず第1回は大成功でございましょう。

464 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:19:39

>>425様
わたくしも誕生から80年の月日が経っており、細かな老朽化が目立ちます。
耐震構造や安全性などを考えると、このような改修工事は定期的に必要だと
感じておりますが……それ以外には座席などの工事も予定されておりますわね。

この度の改修計画で1つの目玉となっているのが、内野席銀傘の補充ですわね。
元々あの銀傘は戦時中に鉄が必要となったため、旧日本軍に接収されたのですが、
それ以降、元に戻ることはありませんでした。そのため、夏の暑い盛りにも
スタンドは日に晒されることになり、炎天下で汗を流しながらの観戦・応援が
高校野球の応援スタイルとなりました。

しかし、昨今は熱中症などの健康・生命に対する安全なども指摘されるため、
この措置はなかなかに良い原点回帰にして、新しさを感じさせる改修ですわね。
そしてドーム球場にはしないという英断もあり、わたくしのシンボルでもある
蔦も残されることとなりました。これらに対して異論は何もございません。

いずれはわたくしに天然芝を敷くことも考慮していいのではないかと思います。
しかし現状の土のグラウンドでは、高校球児にとって重大な儀式もございますし、
なかなかに意見の割れるところではないでしょうか?
新球場の建設ではなく、現在の雰囲気を残したままでのリニューアルのようですが、
わたくし自身もそれでいいのではないかと思いますわ。

465 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:21:38

>>435様
選手兼監督、すなわち「プレーイング・マネージャー」でございますわね。
スワローズの古田捕手、引退後は監督に就任することがほぼ既定路線でしたが、
野村克也氏以来、約35年ぶりの選手兼任監督というのも縁を感じさせます。
ご存知の通り、野村克也氏はID野球でスワローズを何度も優勝に導いた知将。
その彼の元で育った古田捕手がどのような活躍を見せてくれるのか、
ファンならずとも今年のスワローズは注目を浴びるでしょう。

しかし、このプレーイング・マネージャーは「非効率」への挑戦であります。
その理由は言わずとも理解していただけるでしょう。選手として野球をする
だけではなく、監督としても采配を振るわねばならない。本来ならばどちらか
一方に集中するのですが、選手兼任監督ではそうも参りません。
個人成績とともにチームの順位を左右する仕事をしなければならないのですから、
相当な負担とプレッシャーが彼の双肩にのしかかることとなります。

正直に申しますと、現代野球において「選手兼任監督」のメリットは皆無です。
あるとしても「捕手として受けているから投手の調子を掴みやすく、継投機も
逃さずに済むのではないか」という推測が出来るのみでございます。
選手そして監督業の激務を考えると、選手か監督、どちらかに集中したほうが
確実にいい成績を残せるような気もいたしますわね。

しかし、そこはそれ、球史に残る名捕手として現役ながらその名を刻むのが
古田選手でございますから、天才選手とでもいうべき活躍と、チームの躍進、
その両方を期待したいところでございますわね。

466 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:23:38

>>437様
残念ながら、高度に発達した現代の高校野球では皆無でございます。
特にMAX110km/hは相当に厳しい数字でして、上位への進出が期待されるような
チームの選手は、どんなに厳しいコースを突いたとしても打席2順目を過ぎれば
攻略の糸口を見つけてしまうものでございます。
しかしこれはMAX110km/h、すなわち平均時速が100km/h程度の話でございます。
球速がもう少し向上し、MAX125km/h、平均110〜120km/hの速度がありましたら、
話は別になってまいります。

1999年、春の選抜高校野球。茨城県・水戸商業のエースは三橋みつはし孝裕選手。
体をぐっと沈ませる正統派のアンダースローから、多彩な変化球をコーナーに
投げ分ける技巧派投手でございました。彼の投じる直球はほとんどが110km/h台。
しかし、そのストレートとの球速差が30km/h以上あるカーブとシンカーを駆使し、
誰もが予想しなかった快進撃を繰り広げました。優勝候補にも挙げられなかった
水戸商が、三橋投手の好投で準優勝に輝いたのです。

また、2003年の夏の選手権。東北高・ダルビッシュ投手が2年生のとき、
島根代表・江の川高校が島根勢80年ぶりの四強進出という快挙を果たしました。
立役者となったのは木野下投手。彼の球も速いときでやっと120km/hという程度。
しかし彼は、落差のある80km/h台のスローカーブを武器に好投を続け、
気がついたらベスト4にまで勝ち進んでいたのです。

467 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:25:38

さて、お分かりいただけましたでしょうか。
この水戸商・三橋、江の川・木野下の共通点は「ストレートが遅い」の他に
もう1つございますわね。それは「スピードの遅い変化球」でございます。
すなわち「緩急」を用いることによって、遅いボールをずっと速く感じさせ、
さらに遅い変化球でタイミングを外し、最後まで打者に的を絞らせなかったので
ございます。

このような投手は、プロ野球にもおりますわね。球は速くない技巧派だけれども、
緩急の使い方が極めて上手く、のらりくらりと打者をかわしていくうちに9回を
投げ切ってしまうような投手でございます。
星野伸之投手(元ブルーウェーブなど)などは、120km/hの直球と80km/h台の
スローカーブで打者を幻惑し、なんと11年連続で2桁勝利をマークしました。
緩急の使い方が極めて巧みな彼は、近鉄バファローズ(当時)のローズ選手に
「今まで見た中で一番速い投手」と言わせるほど。もしスピードガンがなければ、
星野投手は史上屈指の速球投手と呼ばれていたかもしれません。

現役プロ選手ではマリーンズの渡辺俊介投手が「最も遅い投手」でしょうか。
アンダースローから125km/hの浮き上がる直球と、ほぼ同じ速さのシンカー、
そして「曲がらないスローカーブ」を巧みに駆使し、150km/hを平気で弾き返す
プロの強打者を翻弄しております。

468 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:27:38

遅い球を速く見せ、遅い球をより遅く見せる。その結果、直球はより速く感じる。
スピードそのものよりも「体感速度」が野球にとっては重要なのでございます。
そのためには、遅い球を投げるときにもストレートと同じような速い腕の振りが
要求されますし、変化球を投げるときと直球を投げるときでフォームの違いが
バレてしまってもいけません。技術的にもなかなか難しいことではございますが、
これが可能な投手は例外なく好成績を収めております。

シカゴ・ホワイトソックスに在籍した高津臣吾投手は、登板時が"Shingo Time"と
呼ばれました。何故かと言えば好投していただけではなく、その内容がファンの
興味を誘ったからでございます。彼はホワイトソックスでも最も遅い球を投げる
投手でした。しかし、シンカー、チェンジアップといった変化球と直球の
腕の振りがまったく同じで、百戦錬磨のメジャーリーガーでさえ緩急に惑わされ、
球種を見極めることができず、凡打の山を築きました。高津投手の球が遅ければ
遅いほど、ファンからの拍手が起こったといいます。
「どうしてあんな遅い球が打てないんだ?」という純粋なるファンの疑問、
それはいみじくも「東洋の魔術オリエンタル・マジック」に重なったのです。

469 名前:甲子園球場 ◆stgAdi6fBQ :2006/03/28(火) 20:30:16

「おおきく振りかぶって」では、主人公・三橋投手が体幹を鍛える描写も
ありましたし、これから彼の球速も増してくるかも知れません。さすれば
「漫画だから」ではなく、大会での上位進出もリアリティのあるものとして
捉え得るのではないでしょうか?
ひぐちアサ氏は三橋投手の「落ちないストレート」にやや傾倒している印象も
ございますが、野球通の彼女のこと、それに続く「三橋マジック」を描くことに
期待したく思いますわね。

余談ながら、「緩急を生かした変則型の技巧派投手」は、現在開催中の
春の選抜でも見かけました。滋賀・北大津高校の左腕・真田将人投手ですわ。
昨秋の近畿大会で怪物1年生・中田を擁する大阪桐蔭を延長戦の末に撃破した
同校ですが、そのときも「一見打てそうな球」が猛威を振るいました。
選抜1回戦でも、敗れた旭川実が「打てそうなのに打てなかった」と振り返る
真田投手の投球を、一度はご覧になってみてはいかがでしょうか?
ちょうど明日の第4試合、新潟・日本文理との対戦が予定されておりますわ。


それでは、この度はこの辺で失礼いたします。

470 名前:名無しを野球に連れてって:2006/04/11(火) 06:54:11

金本選手が連続フルイニング出場の記録を樹立しました!
長い間積み上げた記録というのは素晴らしいですね。
1000試合を目指して、これからも期待しています。

471 名前:名無しを野球に連れてって:2006/04/19(水) 22:13:14

阪神株、こんどは阪急へ!?
あなたも阪急甲子園球場になるのでしょうか。

472 名前:名無しを野球に連れてって:2006/05/20(土) 03:10:59

神様、仏様、○○○様……

473 名前:名無しを野球に連れてって:2006/06/07(水) 21:19:29

巨人軍は永遠にフ○ツです

474 名前:名無しを野球に連れてって:2006/08/23(水) 06:56:51

今年の高校野球は早稲田実業が優勝しました。おめでとうございます。
三連覇まであと一歩に迫った駒大苫小牧との、2日間にわたる死闘が感動的でした。

475 名前:名無しを野球に連れてって:2006/08/23(水) 19:33:42

こんな意見も出てますが。
ttp://kenbtsu.way-nifty.com/blog/2006/08/4_2f6f.html

私は決勝一日目、あの15回に斉藤が投げた147km/hのストレートに戦慄しました。
それは投球それ自体や、斉藤投手に対する驚嘆であると同時に、
その、後を考えない全力投球に、彼の腕が破壊されるのではないか、という懼れが混じったものでした。

476 名前:名無しを野球に連れてって:2006/11/07(火) 23:29:25

プロでも北海道が日本一です!
これからは地方都市に地域密着が野球のトレンドですか?

477 名前:名無しを野球に連れてって:2006/11/13(月) 21:56:25



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