誰かのスレ17
- 1 名前:名無し客:1942/05/01(木) 00:00
- ご自由にご利用ください。
- 2 名前:名無し客:2003/04/27(日) 19:04
- ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) < 失敗なんて恐れるな!
/⌒ ⌒ヽ \_______
/_/| へ \
(ぃ9 ./ / \ \.∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./ ヽ ( ´Д` )< こぼれた水は、また汲めばいい!
( / ∪ , / \_______
\ .\\ (ぃ9 |
.\ .\\ / / ,、
> ) ) ./ ∧_二∃
/ // ./  ̄ ̄ ヽ
/ / / ._/ /~ ̄ ̄/ /
/ / / )⌒ _ ノ / ./
( ヽ ヽ | / ( ヽ、
\__つ).し \__つ
- 3 名前:名無し客:2003/04/27(日) 19:20
- ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) < 何でもかんでもできなくてもいいんだよ。
/⌒ ⌒ヽ \_______
/_/| へ \
(ぃ9 ./ / \ \.∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ./ ヽ ( ´Д` )< あなたのいいところを伸ばせばいいんだ。
( / ∪ , / \_______
\ .\\ (ぃ9 |
.\ .\\ / / ,、
> ) ) ./ ∧_二∃
/ // ./  ̄ ̄ ヽ
/ / / ._/ /~ ̄ ̄/ /
/ / / )⌒ _ ノ / ./
( ヽ ヽ | / ( ヽ、
\__つ).し \__つ
- 4 名前:名無し客:2003/05/23(金) 23:53
- スレに遊びに行くと言ってみたものの、
あの状況じゃとてもじゃないが入りにくい・・・
まあ、結局はROMで応援するしか無い訳だが・・・
ちょっとショボーンと鬱
- 5 名前:名無し客:2003/05/23(金) 23:56
- 鬱だと?気になる話だな。
何でも良いから書け!
名無しの見分けなんか付くもんか!
.。o(もしかしてコテさんだろうか…
- 6 名前:4:2003/05/24(土) 00:46
- >5
ごめん酔っ払いの独り言だ。忘れてくれ。
- 7 名前:05:2003/05/29(木) 11:37
- >>6
忘れてなんかやらんぞw
- 8 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 12:20
- 誰もおらんようだな。
このスレはたった今、暗黒ホラー軍団が再利用させてもらおう。
- 9 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 12:37
- これからやることは機械帝国スレと同じであるが基本的にキャラハン待ちだ。
ではストーリーを語らせてもらおう。
人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに2世紀近く。地球の周りには巨大なスペースコロニーが数百機浮かび、人々はこの人口の大地を第二の故郷とした。総人口の8割が宇宙で暮らすようになった、この時代・・・・・・。
しかし、地上に残った政府官僚や一部特権階級のもの達は、そのような時代になってもなお、宇宙を地上から統制できると信じていた。その地上のエリートたちと、宇宙居住者との意識格差は対立の図式を生み、地球連邦政府はコロニーに対する抑圧を高めていった。
新西暦179年 1月
地球から最も遠いコロニー群サイド3は、ジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対して独立戦争を挑んだ。
半年以上にも及んだこの戦いは、人類の総人口半分を死に至らしめるという、史上類も見ない悲惨なものとなった。
戦争は国力に勝る地球連邦の勝利に終り、ジオンの独裁者ザビ家一党は倒れる。だがしかし・・・・、これは人類の苦悩の、ほんの前奏曲でしかなかった。
- 10 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 12:50
- 新西暦188年
人類はかつて想像もしたことすらなかった、恐るべき脅威にさらされた。
外宇宙からの侵略者暗黒ホラー軍団の出現である。
人々は戦争によって疲弊し、その勝利者でもある地球連邦は腐敗し、度重なる異星人や地下勢力との戦いによって復興も遅々として進まぬ中、圧倒的な戦力で地球圏にへ侵攻した暗黒ホラー軍団の前に地球連邦宇宙軍は何ら効果的に反撃できぬまま敗退、地球上の都市は暗黒怪獣に蹂躙され、地球連邦政府はついに全面降伏を宣言した。
地球は暗黒ホラー軍団の統治下に置かれ人々を待っていたのは、過酷な弾圧と血の粛清、恐怖による支配だった。
この事態に銀河連邦のコム長官は暗黒ホラー軍団に対して宣戦布告、一方暗黒ホラー軍団も地球人勢力によって倒された悪の組織の残党を組み込み、戦力の増大化を計り対銀河連邦に向けて動いていた。
それから3年も経ち、世界各地で再び、暗黒ホラー軍団の支配に対抗する抵抗運動が活発かする兆しが見え始めた。
新西暦181年・・・・・地球の未来はまだ混沌の闇の中であった。
- 11 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 12:53
- 無論、キャラハン同士の雑談も構わぬぞ。
- 12 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 12:54
- 訂正
×188
○178
申し訳ない。
- 13 名前:ダリウス大帝:2003/06/06(金) 18:46
- ダンケル博士ご苦労だった。
さて、説明をしよう。
今、地球圏は暗黒ホラー軍団によって制圧されているという設定だ。
月面都市やスペースコロニー(一部除く)も我らの支配下になっておる。
このスレの参加者はゲリラ活動して暗黒ホラー軍団に抵抗するのもよし、暗黒ホラー軍団に服従するのもよし、第3勢力となって動くのもよしの自由だ。
テンプレなどもいずれ出しておくので登録してくれると嬉しいぞ。
なお、スーパーロボット大戦に限らず、ロボット作品、特撮作品、アニメヒーロー作品、ギャグ漫画のキャラ等も参加しても良い。
またルール付けたしの場合は連絡させてもらおう。
- 14 名前:ブッシュ ◆Jv30KuFNEM:2003/06/06(金) 20:21
- 俺は暗黒ホラー軍団とともに地球圏を支配する
ブッシュだ
- 15 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 20:22
- >>14
うむ、よく来たぞ。
とりあえずポスト的には暗黒ホラー軍団に組みした大統領と言う設定だがいいか?
- 16 名前:ブッシュ ◆Jv30KuFNEM:2003/06/06(金) 20:23
- >>15OK、まあ地球内で俺に逆らうヤツは、俺だけでもう十分
MSも確保したし
- 17 名前:ダンケル博士:2003/06/06(金) 20:25
- では元のスレに戻るとしよう。
- 18 名前:ブッシュ ◆Jv30KuFNEM:2003/06/06(金) 20:25
- sageにすると人こないね
- 19 名前:ダンケル博士 ◆48JPjXjKFk:2003/06/07(土) 12:20
- ここで状況を説明する台詞に入るとしよう。
参加するものも参考とするがいい。
〜東南アジア地区〜
密林地帯を暗黒ホラー軍団の戦艦、グロテクターが上空飛行を飛行する。
暗黒鳥人がわしに報告にやって来た。
「ダンケル博士、目標地点到着しました。」
「ご苦労、熱探知に反応があったらすぐに爆撃を開始せよ。」
「はっ。」
間違いなく、この密林のどこかにゲリラの拠点があるはずだ。
「博士、この所、世界各地で反暗黒ホラー軍団の動きが見られてます。」
「分かっている、だからこそ、我々暗黒四天王が世界各地でゲリラや反抗勢力を潰しておるのだ。現にヨーロッパ方面はアシモフが、南北米大陸はデスモンドが、アフリカ方面はキラーが担当しておる。ゲリラ掃討作戦がこれから始まるのだ。愚かな地球人への見せしめにな。」
3年前、我々は地球連邦軍を滅ぼし他の異星人どもがなし得なかった地球を支配と言う快挙は達成できたのだ。だが大空魔竜を始めとした多くのスーパーロボットや超人、サイボーグ、エスパーどもは乱戦の混乱期に紛れ、姿をくらました。
あの時は我らも戦力は過半数失っており、追撃は出来なかった。今考えれば苦い汚点だった。
我々はあの後、地球にいた滅び去った犯罪組織や亜人、異星人勢力、宇宙犯罪組織の残党どもも吸収併合し失った戦力の再編に急いだ。
それから地球を我々の望む軍事的価値のある星に改造に動き出した。
3年掛かったがこれが終われば他星文明への侵攻も開始できる。
だがその前に災いをもたらす芽を摘んでおかなければな。
「博士、遺跡らしき建造部を発見しました。」
「もしかしたらゲリラが潜んでいるかもしれんな。」
「爆撃しますか?」
「いや、調査部隊を送れ、弾薬の温存をしたいのでな。」
まもなくゲリラどもは我らの恐ろしさを知る事になるだろう。
楽しみに待っているがいい。
- 20 名前:ブッシュ ◆Jv30KuFNEM:2003/06/07(土) 13:59
- へいブッシュだ誰かいるか?
- 21 名前:DC兵#??:2003/06/07(土) 14:10
- 来たぞっ!博士っ!
こいつだけにはやられたくはないという奴はいるか?
来たついでに質問をしたっ!また来るぞっ!では
- 22 名前:DC兵 ◆GjAHY09xV2:2003/06/07(土) 14:11
- トリップが漏れた。なので変えるっ!では
- 23 名前:ブッシュ ◆Jv30KuFNEM:2003/06/07(土) 14:13
- >>21おい博士はちょといないようだ、俺が代わりに答えたいが、ちょと辞めとくとしよう
- 24 名前:ダンケル博士 ◆48JPjXjKFk:2003/06/07(土) 18:13
- >>20ブッシュ
すまぬな、明けて。
とりあえずお主のスレに要件を書いておいたので見て欲しいわ。
>>21-22DC兵
お主も来たようだな。
イベントに関係なく歓迎するぞ。
質問はやはり大空魔竜だな。連中だけにはやられたくあるまい。
後はジムクラスの機体にはやられたくないわい。
またいつでも遊びに来るがいい。
例のお土産のグリンガムのムチとメタルキングの剣、人参茶とセロリはもらっておこう。
またおぬしが困った時は助けに来るぞ。
参加者は気長に待つとしよう。
荒らしや粘着以外は歓迎してくれよう。
- 25 名前:名無し客:2003/06/07(土) 19:02
- ヤザン隊のダンゲルとコンバトラーのダンゲルをどう思います?
- 26 名前:名無し客:2003/06/08(日) 01:30
- 名前 :リンディ・アルス(偽名)
年齢 :16歳
性別 :女
職業 :暗黒ホラー軍団に滅ぼされた某小国の王女で、現在はゲリラ組織のリーダー。
趣味 :射撃訓練
恋人の有無 :いたが戦乱で行方不明。
好きな異性のタイプ :優しい人柄と真実を曲げない頑固さを持つタイプ。
好きな食べ物 :マンゴープリン…だが、ここ3年間、食べていない。
最近気になること :現在調査中の遺跡に、形成逆転の切り札が?
苦手な物 :裏切り者
得意なこと :サバイバル
一番の決め台詞 :「アタシは、もう過去を捨てたのよ」
将来の夢 :暗黒ホラー軍団から母国を解放する事
これまでの人生 :3年前、暗黒ホラー軍団に母国を滅ぼされる寸前、
数少ない家臣たちと共に脱出。
暗黒ホラー軍団への復讐を誓う。
人間関係(家族) :国王以下王族は全員、暗黒ホラー軍団の攻撃で戦死したと思われる。
性格 :他人に対する思いやりも深く、協調性に富んでいる。
口調(口癖) :「私に命令するな!」
特技 :モビルスーツの操縦
容姿、服装 :戦場防護チョッキに、動きやすいようサファリルック&短パンを着用。
銃を片手に、腰にサバイバルナイフを下げる。
声(声優) :荒木香恵
最近の間抜けな経験 :自分で掘った落とし穴に落ちる。
誕生日 :3月9日
座右の銘 :最後に頼りになるのは自分。
宝物(大切な物) :父王の形見のペンダント(重要な秘密が隠されている)
作品におけるポジション :悪人によくさらわれる役。
ここの住人として一言 :大空魔竜を始めとした多くのスーパーロボットや超人、
サイボーグ、エスパーの連中なんか当てにはしないわ!
ここの名無しに一言 : よろしくね♪
- 27 名前:ダンケル博士 ◆48JPjXjKFk:2003/06/08(日) 12:05
- なかなか着々と進んでいるようでなによりだ。
>>25
あのヤザン・ゲーブルとか言う男の腰ぎんちゃくか?
あまり目立たぬ奴だな。コンビネーションは良かったようだがな。
ヤザン隊長〜!はあまりにも情けのないと思うぞ。
キャンベルの総統ワルキメデスの弟のダンゲルか?
失敗ばかりしておりとうとう女帝ジャネラに処刑されてしまった哀れな男だな。
兄のワルキメデスとは正反対の単細胞だったな。
>>26
さっそく参加者が来たか。
どうやらオリジナルキャラのようだな、このスレはオリジナルキャラの参加も構わぬよ。
お主の活躍を期待しておるぞ。
ではお主のプロフィールを踏まえてSSを書かせてもらう。
参加者はSSを繋げていくのだ。
ちょうど、吸血大殲や妙義の谷と同じ感覚でな。
他の参加者も歓迎するぞ、気長に待っておるからな。
- 28 名前:ダンケル博士 ◆48JPjXjKFk:2003/06/08(日) 12:15
- >>26
密林に立つ遺跡に調査部隊が侵入した。
おそらくは古代の地球人が造ったんだろう。
太古の地球は古代のゼーラ星人が多くの遺産を残していった。
我々の使用している暗黒怪獣の一部もその遺産をレストアもしくはリプリカとして使用している。
もしかしすると新たなる暗黒怪獣があるかもしれぬな。
「遺跡の調査は進んでおるか?」
「ハイ・・・実が気になることが・・・・。」
「なんだ?」
「遺跡内に地球人が潜んでいた形跡を発見しました。」
「なんだと?!」
「それもまだ新しいです。おそらくは遠くに行ってはいないようです。」
どうやらこの遺跡内に地球人がいるようだ、おそらくはゲリラ勢力だろう。
遺跡の調査も兼ねて本来の目的でもあるゲリラ狩りを実行に移すとしよう。
「よし、調査隊に地球人を見つけ次第射殺命令を出すのだ。」
「了解。」
わしの出した命令に従い、暗黒鳥人達(およそ数十名)は遺跡内をくまなく調査し始めた。
暗黒鳥人には地球人への射殺命令をだしておいた。
もうじきゲリラが血祭りに上げられる事だろう。
- 29 名前:暗黒超人:2003/06/09(月) 10:57
- 報告します!
遺跡に潜んでいたゲリラ共は全員血祭りにあげました。
それとティターンズと三輪防人が結託して、
南極に地球連邦正統政府を樹立したとのことです。
- 30 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/09(月) 18:05
- 今度からトリップを変更させてもらったぞ。
>>29
「貴様、さてはスパイだな?」
「なっ何を!!」
「たわけが、暗黒鳥人ではなく"超人"になっておろうが。」
「しまった!!」
「このスパイをすぐに処分せよ!」
「はっ!」
スパイはすぐに取り押さえられ連行されていった。
もしかしたらゲリラどもの情報も嘘かもしれん。
「遺跡を再調査及周辺を徹底的に調べろ!もしかしたら逃げているのかもしれん。」
「了解。」
「しかし・・・地球連邦正統政府とはな・・・・。」
そこでわしは他の四天王に連絡してみることにした。
- 31 名前:暗黒四天王 ◆dArkIAL7gU:2003/06/09(月) 18:26
- 「ほう・・・地球連邦正統政府とはな。」
「ふん、くだらぬわ。すぐに叩き潰してしまえ。」
四天王の東の王のデスモンドは感心し北の王キラーがたかを括っていた。
「地球圏にはさまざまな反抗勢力がいる、今のところ存在を確認できたものでもかなりの数がおり、さらに我々に従わない悪の秘密結社どももおる。」
西の王にして仮面のアシモフが言う。それに対しダンケルは。
「地球連邦正統政府は”奴”に任せておけばいい。デスクロス騎士の中でも類を見ぬ力を持つぞ。」
「”奴”か。精神的に大丈夫なのか?」
「アシモフよ、心配するでない。既に人格改造にも成功しておる。」
「それは楽しみだ。期待してこう。でっ例の計画はうまくいっておるのか?」
デスモンドがダンケルに聞く。
「デスクロスアギト量産化のことか?案ずることはない、順調に進んでおるといっておこう。それに今はG-5着用の暗黒鳥人の配備を優先させたほうがいい。アギトの力を持つデスクロス騎士が誕生すれば我々はより兵力を手にする事もできる。」
「実に楽しみだな。もうじき火星よりダリウス大帝様が到着なされる。それまでに遺恨もないようにせねばな。」
「待っておるがよい、地球人どもよ・・・・フハハハハ!!!」
暗黒四天王の笑いが響くのであった。
- 32 名前:名無し客:2003/06/10(火) 12:08
- 南極の新帝国ギア本拠地ネオグラード跡地に築かれたグランドクレイドル。
こここそが、新生地球連邦正統政府『ネオティターンズ』の本部であった。
―貴賓室―
三輪防人「新連邦正統政府樹立おめでとうございますジャミトフ閣下。」
ジャミトフ・ハイマン「まずは乾杯だよ、三輪長官。地球の輝かしい栄光にな。」
三輪防人「ところで閣下はなぜ今すぐに大統領をお名乗りにならないのか?」
ジャミトフ・ハイマン「ふふふ…三輪長官。私が正式に大統領を名乗る時は
異星人共からこの母なる地球を解放してからにしたいのだよ。」
三輪防人「閣下の御志、ますます感服致します。閣下のティターンズとこのわしが
始めから陣頭指揮を執っておれば、このようなことにはならなかった!異星人共め!!」
ジャミトフ・ハイマン「焦るな三輪長官。我々にはまだ切り札があるのだ。
遺跡という名の切り札がな。」
三輪防人「はて?…密林の遺跡はすでに暗黒ホラー軍団が制圧していると聞き及びますが?」
ジャミトフ・ハイマン「ふふふ…遺跡は何も一つだけではないぞ。」
- 33 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/10(火) 13:49
- ―プラント・研究用コロニ―
ここでは暗黒ホラー軍団の研究施設となってた。
わしのグロテクターはコロニー近辺にトランスポーテーションした。
わしは早速”奴”に会うべく研究施設の中でも厳重な体制を引かれているXブロックへ赴いた。
研究所の職員や科学者どもはコーディネーターだが洗脳を施しており、意のままに動く人形だ。
「博士・・・ようこそ。」
「旧ザフト軍兵士の暗黒鳥人改造も順調に進んでおるようだな。」
「ハイ・・・約40%は既に改造が完了しました。」
「”SEED”を持つコーディネーターは優先してデスクロス騎士に改造するのだ。」
「かしこまりました。」
研究施設の一室でザフト兵の声が聞こえてきた。
「いやだー!俺は俺でいたい!!」
「装置・・・作動せよ。」
「うわあーーー!!!!・・・・・・。」
「暗黒鳥人Z−0184号よ、この全宇宙を支配するお方は誰と心得る?」
「全知全能の神・・・ダリウス大帝様しかおりません。私はダリウス様に永久の忠誠を・・・。」
素晴らしい、デスクロスアギト計画も順調に進んでいるがこちらの方も良好にことは運んでいるようだな。
近いうちに未登録コロニーに潜む連邦やジオン、ザフトの残党狩りに投入するとしよう。
「”奴”のその後の様態は?」
「はっ・・・レッドバロムでの戦果は我々の予想を越えております。」
「問題の方は?」
「彼が不殺の念を抱いていたことですか?」
「そうだ、いくらSEEDの力を持ったコーディネーターでも不殺を考えておればその有能な素質も半減してしまう。下らん感情だ。」
「ハイ・・・ご心配なく、ダンケル様の進言通りに彼の人格を更に改造を施しました。」
「ご苦労、これで新型の暗黒怪獣を任せても問題はあるまい。」
わしらはある部屋にやってきた。ここにいる”奴”こそ研究の成果といえるかもしれんな。
- 34 名前:???:2003/06/10(火) 14:14
- 「入るぞ。」
・・・・・僕の部屋に巨人が入ってきた。四天王のダンケル博士だ。
「久しぶりだな。」
「ダンケル博士・・・わざわざどうも会いに来てくれたんですね。」
「訓練の成果も良好のようだな。だがまだ記憶を消した際の後遺症は辛かっただろうに。」
「・・・・・ハイ。」
「”死ぬ”前の君の乗っていた艦はティターンズとザフトとの戦いで撃沈し君は生き延びた。」
「・・・・・そうらしいですね。」
「だが瀕死の君を救ったのは我々だ。あの時、偵察隊のレッドバロムが意識不明の重体の君を運び、君はデスクロス騎士として生まれ変わったのだ。」
そういい聞かされていた・・・僕だけ生き延びたらしい・・・博士は前の僕の記憶を消した。
いつまでも人間の記憶を残しておくのは必要ないと。
「何でも言うがデスクロス騎士となったからには人間としてではなくゼーラ星人として生きなければならないぞ。分かっておるか?」
「ハイ・・・地球人のキラ・ヤマトは死にました。」
僕はキラ・ヤマトだった頃の思い出は覚えていない。
でもまだかすかに残っているような気もする・・・・。
だけど・・・今の僕は暗黒ホラー軍団のデスクロス騎士キラだ。
「キラよ、もうじき君に新型の暗黒怪獣を与えようと思っている。乗ってくれるかね?」
「ハイ・・・助けてもらった博士や僕達の偉大なる指導者ダリウス大帝への恩や忠義のために。」
「よく言った。後日、地球への転属命令が来るだろう。待っているがいい。」
「ハイ。」
- 35 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/10(火) 16:10
- ーー地球衛星軌道上ーー
宇宙空間に突如、蜂のような紋章を付けた巨大な戦艦が現れた
デストロン破壊公爵メガストームの乗る戦艦である
「これが、地球・・・・・青くて綺麗な星だ、よし、俺がこの星を破壊してやる」
「メガストーム様、地球のものと思われる戦艦が・・・・」
「モニターに映せ、」
そこには、アレキサンドリアが3隻映っていた
「よし、まずは手始めにあの戦艦を撃墜し、デストロンの力を世に知らしめるのだ」
「しかし、いきなり戦闘をしかけては?」
「うるさいうるさい、黙れ!俺の言うことが聞けないのか!?」
「りょ、了解・・・・」
「ブラックホールキャノンを撃て!!!」
デストロン戦艦から放たれたブラックホールキャノンでアレキサンドリア3隻は
跡形もなく消えた、これが、今後どうなるかは・・・・・・
- 36 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/10(火) 16:46
- デストロンの巨大宇宙戦艦は、進路を月へと変えた
その巨大な戦艦はフォンブラウン、グラナダに攻撃を開始し、わずか3時間で
月を乗っ取ることに成功した
「今日からここが俺たちの新拠点だ!はっははははは!」
「メガストーム様、よろしいのですか?ここはどうやら非武装地域で、戦争にさんか」
「だまれ、だまれ!俺たちはデストロンだ、中立国を名乗っていても我々には関係ない」
「・・・・・ですが・・・」
「よーし、これから、この月にあるマイクロンと古代遺跡を回収するぞ」
月を、自らの軍事拠点に変貌させたメガストームは、旧時代の遺産、エネルゴンをとマイクロンを狙っていた
ちょうど、そのころ、デストロン航空参謀のスタースクリームがデストロン本国に連絡を入れていた
「メガトロンさま、」
「うむ、スタースクリームか?」
「はい、メガストームは月を制圧し、マイクロン探索に乗り出しました」
「よし、では我々も動くとするか」
「いつまでもメガストームにデカイ顔はさせていられませんからね」
こうして、月は野望うごめくデストロンの軍事拠点へと姿を変えていったのである
- 37 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/10(火) 18:29
- >>32
―プラント・コロニー旧評議会場―
「地球人どもの本拠地はここか?」
「はっ、軍事衛星の捉えた地点では間違いなく熱反応を感知いたしました。」
「今は泳がしておけばいい。それよりも進んでおるな?」
「はっ、既に各部隊に地球各地の古代遺跡の調査を命じておる。じきに良い成果も届くであろう。万一の場合はデスクロス騎士・キラに討伐を命じさえればいい。」
「了解。」
「それよりも各主要都市に警備を強化せよ、特に日本の東京はな。」
そう、日本のかつての大都市、東京・・・・・。
この街で今我らの盟主、ダリウス大帝様をお迎えするべくその居城を建造中なのだ。
城が完成しダリウス大帝様が降臨なされれば地球は完全に我らのものとなろう。
- 38 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/10(火) 18:37
- >>35-36
突然、一人の暗黒鳥人が慌しく入ってきた。
「何事だ?」
「報告致します、地球時間の3時間前に所属不明の戦艦によって月面都市グラナダ、フォン・ブラウン市が制圧されました。」
「なんだと?!」
「如何なされますか?」
「心配するでない、月面都市は半独立を認めておる、火星や木星を制圧している我々にとって痛くもない。」
「はっ、ですがこのままにしていては・・・・・。」
「分かっておる、我らも謎の勢力を敵に回すのは得策ではないと持っている。そこでだ・・・。」
「どういうことです?」
「すぐに使者を月に送るのだ。同盟締結のな。」
「了解。」
「他の四天王への根回しはわしがやっておく、もしかすればさらなる力を得るかも知れぬぞ。」
こうして我々暗黒ホラー軍団は同盟締結の使者を月に送るのであった。
- 39 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/11(水) 22:11
- ーーデストロン月面要塞ーー
「メガストーム様、ゼーラ星人の使者と名乗る、者をお連れしました」
「ご苦労」
「私はゼーラ星のダンケル博士より、そちらと同盟を結びたく、こちらに来たしだいです」
「デストロンと同盟?フフフよかろう、そちらの者に伝えよ、デストロンはゼーラ星人と同盟を組もうと」
「わかりました、早急に伝えます」
その場を去る使者
「よろしいのですか?メガストーム様、メガトロン様に相談もせずに同盟をむすんで?」
「なんで、メガトロンがでてくる?だが、メガトロンも奴らと同盟を組んだだろう」
「なぜ、そう思うのですか?」
「ふ、奴らは地球の制圧に動いている、我々は地球制圧が目的ではない、しかし
もし地球にマイクロンが眠っているとしたらどうだ?我々は地球に攻撃をかける
それなら、はじめから地球制圧を目的とした者と組んでおけば、その他勢力から
攻められることは少ない」
「(ほー、少しは考えてるんだな)」
こうして、闇黒ホラー軍団との同盟は組まれた
- 40 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/12(木) 20:53
- >>39
―暗黒ホラー軍団トリントン基地―
「そうか、月のデストロン軍は承諾してくれたようだな。」
「はっ、これで暗黒ホラー軍団とデストロンの同盟が締結しました。」
「うむ、連中の狙いはマイクロンなる小型の機械生命体のようだな。見つけたらデストロンに提供してくれるとしよう。」
「それから基地に貯蔵されていた核弾頭を発見いたしました。」
このトリントン基地には核兵器が貯蔵されている事で知られている。
2年前、連邦残党のオーストラリア最後の砦であったがようやく陥落させることができた。
だが地下核貯蔵庫へのパスワードの解析にやや時間を掛けすぎたのも事実だった。
「ご苦労、パスワードの解析にいささか時間が掛かったが手に入れてしまえばいい。」
「ですが、これをどう利用するのですか?」
「これを餌に宇宙のゲリラどもを一網打尽にする。さっそく、ロンデニオンコロニーに圧力を掛けろ。」
ネオティターンズの動向も気になるが今はスーパーロボットを一体でも倒しておく必要がある。
核はそのための牽制としておこう。
- 41 名前:虫型偵察用機動兵器 ◆gBaLmarYpQ:2003/06/12(木) 21:50
- 地球をほぼ完全に勢力下に押さえ、
SEEDを所持していた元地球のコーディネーターを己が手駒と変え、
異能の力を持つものをことごとく手中に収め、
地球圏の残存勢力をことごとく駆逐していくゼーラ星の暗黒ホラー軍団。
その様子を、それぞれの隠れたところから逐一眺め続けている存在が在った。
真珠を思わせる光沢のある白に、文字通り蟲のようなフォルムをそなえた、それは正しく機械であった。
「ギギ・・・・・・」
わずかに、それこそ蟲の鳴くような駆動音を立てつつ、それは逐一主の下に、ひたすら情報を送り続ける。
かつてまだ残っていた地球連邦軍の一部の者は、その存在を知っていたことだろう。
AGX−01・コードネーム「バグス」。
ゼ=バルマリィ帝国でメギロートと呼び習わされていたそれは、今日も飽くことなく、
暗黒ホラー軍団のデータを収集し続けていた。
- 42 名前:名無し客:2003/06/12(木) 22:48
- 名前 :大和水月(やまと・みつき)
年齢 :17歳
性別 :女
職業 :3年前まではただの中学生。現在はゲリラとなり、
日本の長野県山中にある連邦軍基地跡(暗黒ホラ
ー軍団には発見されていない)に隠れている。
趣味 :水泳(だった)
恋人の有無 :戦乱で行方不明。
好きな異性のタイプ :優しくて、思いやりのある人。
好きな食べ物 :ロールケーキ(3年間食べてない)
最近気になること :暗黒ホラー軍団の動向(発見された!?)
苦手な物 :陰湿な奴
得意なこと :水泳、その他スポーツ
一番の決め台詞 :「Lets go top fight win!]
将来の夢 :暗黒ホラー軍団から地球を解放する。
これまでの人生 :3年前、までただの中学生だったが
暗黒ホラー軍団来襲の混乱のさなか
長野県山中の基地(既に放棄された
後だった)に逃げ込みそこで量産型
ザンボット3を発見。そのままゲリラとなる。
人間関係(家族) :戦乱により離散してしまった。
性格 :元気で明るく面倒見のいい性格。
口調(口癖) :「つべこべいってないでほら、始める!」
特技 :モビルスーツ、スーパーロボットの操縦
容姿、服装 :特徴的なポニーテール、吊り目。
民家から拾ってきた服やセーラー服。
声(声優) :石橋朋子
誕生日 :8月21日
座右の銘 :私、救いたい、みんなの未来を。
宝物(大切な物) :指輪(三年前、行方不明の彼氏に買ってもらった)
作品におけるポジション :勝気で強気な幼馴染役。
- 43 名前:42:2003/06/12(木) 22:51
- 現在搭乗している機体は量産型ザンボット3。
性能はオリジナルとほぼ同じ。
- 44 名前:名無し客:2003/06/13(金) 14:11
- あう〜っ!
迷った……ここどこ〜〜っ!?
- 45 名前:デスモンド将軍 ◆dArkIAL7gU:2003/06/13(金) 22:10
- >>41
―暗黒ホラー軍団・カリフォルニアベース―
「デスモンド様、これを・・・。」
暗黒鳥人がある写真を私に見せた。
「ほう・・・”連中”が動き出したか・・・。」
連中とは数十年前に巨人兵、ゼントラーディ軍の一艦隊を壊滅に追いやり、銀河の幾つかの星を制圧しつつあるこの星ではエアロゲイターと呼ばれている勢力だ。
「しかし、厄介だな。だが奴らも簡単には地球侵攻はできまい。」
「何故です・・・?」
「我々に対して既に銀河連邦が宣戦布告をしている。ゼ=バルマリィ帝国とは銀河連邦と対立関係にある。今は太陽系外で銀河連邦艦隊と帝国観察軍が交戦しているはずだ。しかし、連中の切り札は厄介だな。そろそろ進めていたスーパーロボットの完全な量産に移らねばな。」
「ハイ、既に接収した各研究所から手に入れた各スーパーロボットの設計図を元に各工場において進めております。」
「そうか、新型暗黒怪獣も旧連邦の技術者や旧恐竜帝国やベガ星連合、ダーク、シャドウ等のメカニックマンを駆り出し、開発を急がせておる。監察軍か銀河連邦軍かどちらが生き残っても対処できるようにな。」
一応、例のダンケルの進めているプロジェクトと各遺跡の調査も進行中だが念には念を打っておかねばならぬ。
そろそろ、異世界の力も利用するべきか?
- 46 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/13(金) 22:21
- >>42-43
「日本地区の治安状況は?」
「はっ、3年前の侵略で逃れたと地球人科学者らが中心になってゲリラ戦を展開している模様。」
「すぐに日本のゲリラ掃討作戦をせねばな・・・・もうじきダリウス大帝様も来られる。」
「了解。」
「さてそろそろ各悪の秘密結社の幹部を改造したデスクロス騎士でも投入してみるとしようか?」
>>44
ここは今我々に支配されておる。
すぐに逃げた方が良いぞ?
- 47 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/13(金) 23:27
- >>46
遠くから響く重低音に大和水月は顔をあげた。
途端、水月の凛々しい顔が険しくなった。
それは3年前から嫌になるぐらい聞いた音。
暗黒ホラー軍団の空中戦艦の飛行音だったのだ。
―――暗黒ホラー軍団!まさかこの基地がみつかったの?!
水月がこの放棄された基地に逃げ込んで早3年。
今まで何度も暗黒ホラー軍団の戦艦や偵察メカ
がこの辺りを調べに着たが、誰一人とてこの
基地を発見する事は出来なかったのだ。
戦艦の重低音はさらに大きくなっていた。
さらにズシンという巨大な物があゆむよう
な音も聞こえ始めている。
―――間違いない。ここに来る。
水月は荷物をまとめ自分の愛機――そうこの三年間共に
戦ってきた愛機。量産型ザンボット3に詰め込んだ。
―――――大丈夫。ザンボット3が使えるなら楽勝よ!
- 48 名前:碇ゲンドウ :2003/06/14(土) 13:46
- >>47の討伐は我々が引き受けましょうか?
- 49 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/14(土) 14:44
- 俺が引き受けようか?
- 50 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/14(土) 16:46
- >>47-49
「間違いない、この基地跡に熱反応がある。」
「はっでは暗黒怪獣を出撃させましょう。」
「ダンケル様、ネルフの碇ゲンドウ司令とデストロンのギガストーム公爵が連絡を入れてきました。」
「ほう・・・ゲリラ討伐の引き受けか?」
「どちらを引き受けますか?」
「では双方とも共同でやるよう通達するがいい、一応、レッドバロム数機と暗黒怪獣も出撃させておく。」
「はっ。」
「しかし、ネルフだけは監視をつけさせるのだ、なにやら我々の知らないところでよからぬ噂もでておる。」
「ハイ。」
「よし暗黒怪獣よ、発進せよ。」
わしのグロテクターから黒色の暗黒怪獣が出撃した。
”ブラックモンスター ”と言う名のついたこの暗黒怪獣は中心に眼球を備え、昆虫に似た脚部の周りには暗黒ガスに囲まれている。
ブラックホールガスと破壊光線を攻撃方法としている。
我々が初期の地球侵攻で使用し、暗黒怪獣の中ではもっともポピュラーな存在になっている。
相手は一機のみだ。
それにネルフやデストロンもおる。
ブラックモンスター一体で十分だろう。
- 51 名前:ディアッカ:2003/06/14(土) 19:25
- おっ、面白そうなスレじゃないの。
- 52 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/14(土) 20:57
- ーデストロン飛行要塞ー
「スラスト、これよりお前はネルフとかゆう組織と共同でゲリラと戦うのだ」
「了解しましたメガストーム様、」
正面モニターからメガストームの顔が消える
「よーし、ゲリラを一掃したるで!コレよりこのあたりを空爆で破壊する、そうやって
あぶりだすんや、」
「スラスト様、ネルフの方はどうします?ネルフの方々が地上部隊で来た場合は・・・・・」
「そんなもん、関係アラへン、」
「しかし、」
「ええやん別に。いくらなんでもこんな山ん中歩いてくるか?それよりも先にコッチからしかけて
手柄を立てれば、ご褒美がもらえるで、それでは作戦開始や!」
こうして、デストロン飛行要塞による空爆は開始された
- 53 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/14(土) 23:11
- >>50
>>52
レーダーには複数の反応が―――恐らくホラー軍団の暗黒怪獣と思われる
物体と、所属不明の飛行要塞の反応が―――映し出されていた。
――暗黒怪獣に飛行要塞・・・・。
ゲリラ一体を相手にするにしてはなかなかの戦力じゃない。
決して広いとはいえない量産型ザンボット3の
コクピットの中操縦席に座っている水月は苦笑いを浮かべた。
――敵の応援が来る可能性もあるからここは下手に飛び出
さないで待ち伏せでもするべきかしら?
それでこっちの応援が来てくれるのを待つと・・・・。
その時だったヒューという物体が空気を切裂く音の後
ドーンという爆発音が響き、ザンボット3のコクピッ
とが少し揺れた。
あわててレーダーを確認すると飛行要塞が基地及び
付近の山々に対し空爆を始めたらしい。
―――いぶりだそうっての?
どうする?他の仲間の応援が来るのはまだ先だ。しかし
ここにいれば間違いなく爆弾の餌食になる
――――――しかたない、戦いながら。逃げる!!
- 54 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/15(日) 15:05
- 勝手だが、俺も>>53の続きから参加させてもらうぜ。
- 55 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/15(日) 15:06
- 「おいおい、ここでもSFの撮影やってんのかぁ?」
そう言って、イザークのデュエルがミサイルポッドを掃射。
山間から飛来してきた二体の奇妙な物体が、閃光に包まれる。
「監督は相当悪趣味な野郎みたいだな」
「全くだ」
…今から三日前。
俺たちは、ゼーラ星人とかいう奴らとの共同作戦の後……足つきを沈める事に成功した。
数からして、圧倒的にこちらが勝っていた。当然の結果だろう。
……足つきの連中もよく持った方だった。
特に、あのストライクのパイロット。
あの野郎、一機でかなりのジンを沈めやがった。バケモンだ。
まぁ、結局は足つき諸共吹き飛ばしてやったけどな
……。
俺たちは、足つきを沈めた。
…それはいい。
問題なのは、奴らゼーラ星人が公約違反を犯した………つまり、裏切りやがったことだ。
奴らは、次々とこちらのMSを破壊。
俺たちクルーゼ隊も奴らと交戦したが、いかんせん奴らの数が多すぎた。
隊長から撤退命令が出る頃には、既にザフト軍のMSの過半数が撃墜されていた。
仲間の敵を討ってやれないのは無念だったが、命令が出たからにはそれに従わなければならない。
ともかく、俺たちはやむなく撤退した。
アスランやニコルは、機体大破のため既に戦線を離脱していた。
だから、残る俺とイザークも撤退……。
撤退して……。
……。
少なくとも俺は撤退したかった。
したかったんだが……。
(このバカ白髪が……)
イザークの奴『ここで逃げるのは腰抜けのすることだ!!』
…とか言って、再び戦火の真っ只中に飛び込んでいきやがった。
- 56 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/15(日) 15:07
- バカとしか言い様がない。
だが、バカとはいえ俺たちの仲間だ。見捨てるわけにはいかなかった。
…とは言え、既にデュエルもバスターも満足に戦える状態じゃない。
デュエルの頭引っ掴んでガモフに帰艦しようにも、イザークがバカ言ってる間に、既に戦線から離脱してやがった。
……いくら白髪がバカやったからとは言え、ちとヒドイよな。この仕打ちは。
とにかく、俺はバカ白髪の援護をしてやったんだが…一向に奴らの数は減らない。
(…つうか、最初より増えてねぇか!?)
どう考えても勝ち目などなかった。
……。
(……チッ)
仕方ない。
…俺は最後の手段に出た。
「…それがまさか、こんな所に降りちまうとはな」
「ちゃんと降下地点を計算しないからだろう」
「お前が言うな、イザーク」
たった一つだけ、奴らを振り切る方法があった。
…地球だ。
幸い、ここからは地球が近かった。
地球に降下してしまえば、こっちのモンだ。
奴らの外装甲からして、単体で大気圏を降下出来るとは思えない。
奴らを撒くとしたら、この方法しかなかった。
…問題は、ボロボロの機体で降下に耐えられるか。
これだけは、運に頼るしかなかった。
「それに、まさか奴らまで出やがるとはな。追ってきたのか?」
「いや、地球の部隊だろう。どっちにしろ奴らの仲間みたいだが」
運良く降下に成功したのはいいが、こんな山岳地帯に着いちまった上、さきほどから奴らの仲間ととぼしき物体が次々と飛んできやがる。
- 57 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/15(日) 15:07
- 「……おい、ディアッカ」
「何だ?」
「ここから百キロ程先の地点で、多数の熱源反応が感知されてるんだが」
「…みたいだな」
「さっきの奴ら、そこに向かってたんじゃないのか」
「……そこに、何があるんだ?」
「……」
「……」
「まぁ、ここで待機してるよりはマシだろう」
「だな」
俺たちは、早速そのポイントに向かった。
……。
―――で、いざそこに着いたはいいんだが。
「……月光仮面?」
額に三日月を付けたMSが、奴らと交戦していた。
…ってか、あれはMSなのか?何か違うような気がするぞ。
「おい、イザークさんよ……ありゃ何だ?」
「……アイツらと戦ってる所を見ると、敵ではなさそうだな。」
謎の巨大月光仮面は、奴らに攻撃しつつも、基地らしき建造物から離れてゆく。ヒット&アウェイというヤツだな。
「あそこ、見た所廃基地みたいだな………補給を受けるチャンスだぞ」
「その前にやる事がたくさんあるけどな」
「…派手な映画になりそうだな」
「ギャラ弾んで貰わないと、割に合わないぜ」
そう言って、俺は謎のMSに通信を試みる。
『おい、そこの月光仮面!援護してやるから、補給と食いモンよこせよな!!』
一方的にそう告げて通信を切り……俺たちは銃口を奴らに向けた。
- 58 名前:航空士官スラスト:2003/06/15(日) 17:43
- 「なんや、?あのデカイお月様つけたメカは?」
「どうやらザンボット3とゆうロボットみたいです」
「こりゃ、アカンな・・・・よし、ワイが出たる」
「そんなスラスト様・・・・・・」
「心配スンナ・・・体格差はあるが、機動力はワイのほうが100倍上や、スラスト出る出!」
飛行要塞のハッチが開き 黄色い小型の戦闘機が発進した
「やい!ミカヅキ頭!!このワイが自ら勝負したる、マッハ2を味わえ!!」
小さい戦闘機は物凄い速さでザンボットを囲みながら機関銃を撃つ
本来、ザンボットの装甲なら弾が当たってもなんとも無いのだが、高速で同じ場所を
何度も撃たれれば大丈夫ではなかった、煙を上げるザンボット
「ワイを落とすのは不可能やで、なんたってデストロン1すばしっこい奴と言われてるからな
そろそろ、トドメや!!キラキラミサイル!!!」
ミサイルがザンボットの周りで爆発するとキラキラ光るものが飛び散った
超小型浮遊機雷である、1個が爆発するとその周りの機雷が誘発し、ザンボットを
着実に破壊していく、身動きが取れなくなったザンボットの前にトランスフォームしたスラストが立つ
「これで終わりや」 メガライフルをコックピットに向けたその時だった、
「なに!?」スラストの右手をビームがかする、そこには2機のMSが立っていた
- 59 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/15(日) 18:09
- >>
―――――!!
こいつっ!いままでの奴とスピードが違う!!
所属不明の要塞から飛び立った黄色い小型戦闘機は
水月のザンボット3の周りを凄まじい速度で旋回し
ながら同じ箇所を機関銃で掃射してくる。
コクピットのモニターに損傷が映し出される。
―――そんな!ザンボット3の装甲が!!
さらにモニターにはイオンエンジンの損傷が
報告された。
―――まずい
水月は顔に冷や汗を浮かべた。
さらに戦闘機はザンボット目掛けミサイルを放った。
ミサイルはザンボット3の付近に着弾すると、キラキラ
光る物を撒き散らした。
――――え?
水月がきょとんとしていると、連続して衝撃が
襲ってきた。
「く・・・うう・・・・・」。
水月の凛々しい顔が苦痛にゆがんだ。
全ての衝撃が終わった後、水月のザンボット3は
身動きが取れなくなったいた。
そして身動きの取れなくなったザンボット3の傍らに
あの小型戦闘機が変形したと思われる人型ロボットが
水月のいるコクピット向けていた。
―――やられる!
水月は目を思わず目を瞑った。
- 60 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/15(日) 18:10
- 訂正。
>>54-58
- 61 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/15(日) 18:13
- さらに訂正。
×水月のいるコクピット向けていた。
○水月のいるコクピットにライフルを向けていた。
- 62 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/15(日) 18:20
- >>59
だが次の瞬間、敵のライフルをもった右手をビームがかすめた。
―――――!?
ビームの飛んできた方向を見ると、二機のモビルスーツがライフルを
敵の人型兵器に向けていた。
唐突に通信が入る。
『おい、そこの月光仮面!援護してやるから、補給と食いモンよこせよな!!』
一方的にそう告げて通信は切れた。
え・・・・ちょっと・・・・・。
突然の出来事に水月はきょとんとしていた。
だが二機のモビルスーツが敵のロボットにさらに攻撃を
加えるのを見て、ようやく自体を飲み込んだ。
―――味方だ!
- 63 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/15(日) 22:28
- 「カスが!チョロチョロ動き回るんじゃないっ!!」
デュエルがミサイルポッド&Bライフルを一斉掃射する。
しかし、戦闘機は俊敏な動きでそれ等を全て避け、ミサイルを返してきた。
「っ!?あれはヤバイぜっ!!」
ミサイルがデュエルに着弾する寸前、バスターの350mmガンランチャーを放って塵にする。
「あんなモン、まともに喰らっちまったら………」
こんな風になっちまうな、と月光仮面を見る。
(あの変なミサイルが爆発したと思ったら……妙な光と共に、次の瞬間大破…だもんな)
戦闘機は、尚もデュエルのイーゲルシュテルンを避け続け……こちらに向かってきた。
『どんなに火力があろうと、当たらなければ意味あらへんねや!!』
バスターに向けて、機関銃を掃射される。
「……チッ!!」
左腕上部に集中的に被弾。
コクピット内に強い衝撃が走る。
「イザーク!こっちに近づけるなって!!」
「黙ってろ!今仕留めてやる!!」
イーゲルシュテルンを乱射しつつ、サーベルを抜刀する。
デュエルは戦闘機を斬りつけようとするも、あの素早さでは捉える事が出来ない。
戦闘機は身軽な動きでサーベルをかわし、例のミサイルを撃ってくる。
「おいおい、頼むぜ〜?バスターにはシールド付いてないんだからな」
バスターのガンランチャーを放つ。
「うるさいっ!」
そう言って、デュエルが再び戦闘機にBライフルを発射する。
「……………マズイな」
バスターの残りエネルギーが少ない。
デュエルの方は知らないが、あまり余裕があるとは言えないだろう。
月光仮面のやつも、完全に沈黙しやがった。
ためしに通信を試みたが、無駄だった。
回路がイカれちまってるらしい。
……しっかも、あのバカデカイ戦艦も相手しなきゃならないと来た。
- 64 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/15(日) 22:29
- このままじゃ、全員オダブツになっちまう。
(…………クソッ!)
「おい、イザーク!!」
「話し掛けるなっ!」
「俺に良い考えがある」
「何だ?言ってみろ!」
「俺が合図したら、ありったけの弾をあの戦艦にぶつけてやれ!」
「何だと!?」
「わかんないのか!?ヤツの母艦を破壊するんだよ!司令塔を破壊されれば、ヤツも撤退せざるを得なくなる!!」
「……」
「わかったか!?」
「……了解だっ!」
「よっしゃあ、カウント行くぜっ!……3!」
デュエルが戦闘機に向けて、グレネードランチャーを放つ。
「2!」
戦闘機の眼前で、それにバスターのライフルをぶつけ……爆発させる。
「1!」
辺りに眩い閃光が走り、一時的に戦闘機の動きを封じる事に成功した。
―――0。
「イザークッ!!」
「わかってる!!」
デュエルが敵戦艦に向け、全砲門を開放した。
バスターも両肩の六連装ミサイルポッドを全弾開放しつつ、両腕のライフルとガンランチャーをドッキングさせる。
(…残りエネルギーは………あって二発分ってとこか)
「……邪魔なんだよ!落ちろっっ!!」
バスターが敵戦艦に向け、超高インパルス長射程ライフルを発射した。
- 65 名前:航空士官スラスト:2003/06/15(日) 22:47
- >64
「はははは!これで終わりや!!おっと、どこを狙ってるんや?ぐわああ!目が!!!」
その時後ろの方から爆音が聞こえた、飛行要塞が大きな煙を上げていた
「しもうた!敵に気を取られすぎて、母艦のこと・・・・・うわぁぁ」
飛行要塞が空中で爆発を起こした、
「アカン・・・・・メガストーム様に・・・・・・今日は撤退や、まああんなボロボロな機体
倒してもしょうもないし・・・・・・後はネルフにでもまかすか」
そう言ってスラストは東の空の彼方へ消えていった・・・・・・
- 66 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/15(日) 23:41
- >>63-65
「す・・・すごい」。
大破したザンボット3のコクピットの中、水月は
驚きの声をあげた。
二機のMSは敵の小型戦闘機と凄まじい空中戦を繰り広げた。
ザンボット3を大破させたミサイルも二機の見事な連携で迎撃
した。
だが機動力の差はどうにもならないようで二機のMSの攻撃は
敵の戦闘機を捕らえる事が出来ないでいるようだった。
だが、突然敵の戦闘機の目前でなにかが爆発し辺りに眩い閃光が走り
水月の目が一瞬なにも見えなくなった。
次の瞬間、目が見えるようになると轟音と共に敵の飛行要塞が
爆発、炎上していた。
―――見事な連携作戦だった。
敵の戦闘機が東の空の方向に撤退してゆく。
水月はザンボット3のハッチをあけ外に出た。
―――このザンボットも、もうだめだね・・・。
三年間一緒に戦ってきたのに・・・。
大破した量産型ザンボットを見て水月は溜息をついた。
水月の特徴的なポニーテールが風になびいていた。
ふと上を見ると二機のモビルスーツがこちらに近づいて
くるのが見えた。
―――助けてもらったお礼・・・・しなきゃ・・・。
降下してくるモビルスーを見ながら水月はそんな事を
考えていた。
- 67 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/15(日) 23:42
- どうも今日は遅れてしまったがなんとかやっていく。
なお、ネルフ側の書き込みがなかった場合はわしが自ら執筆するとする。
ご了承して欲しい。
>>55-56 >>63-64
グロテクターのモニターからこの戦闘の一部始終をわしは傍観していた。
しかし、あのザフトの生き残りがいたとはまさかな・・・。
――数週間前まで、愚かな地球人はまだ我々に支配していながら争っていた。
旧地球連邦軍の強襲機動特装艦アークエンジェルの存在を嗅ぎつけた我々はまだ地球連邦とわだかまりしておったスペースノイドに一時休戦を持ちかけた。
敵はアークエンジェルだけではなくティターンズ・・・今のネオ・ティターンズの部隊もいた。
どうやらアークエンジェルはザフトから奪取したコードネーム”フリーダム”というMSを有していたようだが、今回の戦いではそれを確認できなかった。
戦いは数に勝る我々とザフトの勝利で終り、ティターンズは撤退、アークエンジェルは宇宙に散った。
乗組員も全員死亡したと思われるが不明だ。だが捜索しても死骸すら発見されていない事を考えれば絶望的だろう。
だがストライクのパイロットは救出できた。
彼は今後役に立つはずだ。
我々はそして用済みになったザフトへ、撃を仕掛け、そのまま全プラントを制圧した。
だが前議長、シーゲル・クライン及びその娘、ラクス・クラインは逃亡し現在捜索中だ。
見つけ次第、始末するよう命令しておいた。
こうして、ようやく、我々は完全に地球圏を制圧を完了したのだ。
そのザフトの残兵が生き残っていたとは・・・・。
しかもガンダムタイプが2機か・・・・。
だが”イージス”とブリッツは既に倒していた。
後はあの2機を倒せばいい。
- 68 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/15(日) 23:50
- >>53 >>59-62 >>66
引き続き、わしはモニターを見た。
もう一つの敵はザンボット3に酷似していた。
ザンボット3とは3年前コンピュータードール8号ことガイゾック率いる戦闘集団と交戦していたスーパーロボットのことだ。
その直後、我々の地球侵攻が始まったためにザンボット3及びガイゾック母艦バンドックの行方は分からなくなった。
あれからもその姿は確認されていない。
だがザンボットの量産が密かに進められていた噂を聞いていた。
あれがその一機のようだ。
ブラックモンスター及びネルフでは役不足の可能性もあるがわしが出る事もないだろう。
>>52 >>58 >>65
デストロンの要塞の爆発は遠く離れたこの地点でも確認できた。
敵はかなりの腕のようだ。
ここはネルフのお手並みを拝見してもらおう。
- 69 名前:日記:2003/06/15(日) 23:52
- 地球圏のスーパーロボットやMSは殆どが破壊された。
いままで何回も地球を救ったロンドベルも三年前の戦いで敗北した。
はたして人類に明日はあるのか・・・・・?。
今日本のある山の中2人の少年と一人の少女が出会った・・・・。
- 70 名前:ブラックモンスター ◆dArkIAL7gU:2003/06/15(日) 23:57
- デストロン要塞爆発後・・・グロテクターから出撃したブラックモンスターはその姿を一同の前に現した。
黒い巨大な怪物は3機の獲物を始末すべく、様子をうかがっていた。
ブラックモンスターの中央にある本体とも言えるべき球状の巨大な眼で獲物を睨むように見る。
ガス状の物質に周りを覆われていた怪物は意外に巨大にも見えた。
その怪物は獲物に狙いを構え球状の眼から破壊光線が放たれた・・・・。
- 71 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 00:02
- 後、告知しておくと近いうちに打ち合わせ用スレを番外地にて立てる予定だ。
- 72 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/16(月) 00:10
- >>70
あ・・・あれはブラックモンスター!!
巨大な眼が睨む先、そこには無放備の二機のMSがあった。
―――いけない!
水月はザンボット3の中に飛び込んだ。
「コンビネーション!アウト!!」
水月は叫びコクピットの分離用レバーを引いた。
―――動いて!お願い!!
鈍い音共にザンボットの首が引っ込んだ瞬間
上半身の部分が分離し戦闘機”ザンバード”になった。
分離したザンバードは暗黒怪獣に大型ミサイルを放ち。
狙いをはずさせた。
二機のMSに近づき、どなった。
「逃げるわよ!早く!!」
- 73 名前:兵士:2003/06/16(月) 00:31
- >>71
やっぱ好き勝手に進めるとやばいからか?
- 74 名前:兵士:2003/06/16(月) 00:33
- というかロンド・ベルがもうないってのはやりすぎたか?
- 75 名前:名無し客:2003/06/16(月) 00:36
- お前ら面白いよ。いっその事、まとめサイトとか作ったらどう?
- 76 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 00:36
- >>73-74
やはりこういうストーリー系では打ち合わせようのスレッドも必要と思ったからな。
それに現在の状況や過去の行動なども整理しておかなければならぬからな。
>というかロンド・ベルがもうないってのはやりすぎたか?
別に構わぬぞ。
- 77 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 00:37
- >>75
うむ、まとめ等も番外地で立てる予定のスレで記述しておこう。
- 78 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/16(月) 00:39
- >>76
あたしが2人を助けたら矛盾するかな・・・?
- 79 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 00:41
- >>78
それに関してはディッカ側の出方を待つしかあるまい。
しばらく様子を見ておくとする。
- 80 名前:兵士:2003/06/16(月) 00:41
- できればあまり目立たないようにこっそり進んでいってほしいな・・・。
などといってみる。
- 81 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 00:47
- >>80
うむ、とりあえずsage進行とさせていただいておる。
わしもあまり荒れる流れは避けたいのだ。
- 82 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/16(月) 12:08
- >>72
「グゥレイトォッ!!」
敵艦が轟音を上げ爆発、煙を上げて炎上する。
「フン、史上稀にみる雑魚だったな」
「無理しない無理しない。とにかく、アレのパイロットとご対面といこうじゃないの」
「死んでないといいんだがな」
武装を解除し、月光仮面の元へ向かう。
「どんなヤツだ?アレのパイロットは」
「あ〜、多分人外ってことはないんじゃな……」
―――ピピッ。
不意に、レーダーに反応が映しだされる。
「一時の方向に熱源!?」
「何だと!?」
慌ててそちらを振り向く。
「………クラッコ?」
真っ黒い雲のようなガスに包まれた怪物。
その雲の中心部には巨大な目玉があり、ギョロギョロと辺りを見回している。
熱の発信源は……その目玉だった。
「おいおい、目玉が何か撃ってくるぞぉ……」
「チッ、避けるぞ!!」
「間に合わねぇよ!!」
それぞれが防御体制を取り、衝撃に身構える。
……その時だった。
後方から謎の戦闘機が現れ、クラッコに大型のミサイルを放ち……その結果、ヤツの攻撃が反れた。
『逃げるわよ!早く!!』
戦闘機の拡声器から、甲高いどなり声が響く。
「……女だと!?」
「へぇ〜、女の割にはいい腕してんじゃない……のっ!!」
クラッコにインパルスライフルを放ち、牽制しつつ戦闘機の後を追う。
今のが正真正銘、最後の一発だった。
- 83 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/16(月) 12:11
- どうやら、ここは俺の就寝時間以降に盛り上がるようだな(笑)
俺は都合上、二十三時以降には来れそうにないからなぁ…。
…ま、いいか。
>71
よっ。
初めまして、だな。
作中では、どう考えても敵っぽいが……まぁここでは仲良くやろうぜ。
こういう場を作ってくれたことには、ホント感謝してるぜ〜。
>74
確かに、ロンド・ベルはスパロボ系で言う『正義の味方役』だからな(笑)
でも、別に問題ないと思うぜ。
なかなか面白いじゃないの、こういう展開も。
>75
まとめサイトか、面白そうだな。
…まぁ、俺は作れないけどな(笑)
>78
そうそう、あんたには親近感沸くんだよ。
何せ俺は、第四次でザンボットを一番育ててたからな。
三人乗りでSP十分だし……何より、ムーンアタックがかっこ良いんだよな。
機体諸共フル改造したぜ。
>80
了解。
sageで進行ね、オーケーオーケー。
…しっかし、クラッコがわかる人、何人いるのかねぇ……?(笑)
- 84 名前:名無し客:2003/06/16(月) 13:47
- 書く順番を決めるとかは?
- 85 名前:兵士:2003/06/16(月) 18:01
- 時に必要ないと思う。自由に進むスレだし。
- 86 名前:航空士官スラスト:2003/06/16(月) 20:23
- >82
東の空から4つの光が近づいてきた
「わははははは!やいMS!見てみい!わいの部下を連れてきたで!」
「誰が部下や誰が!」
「失礼しちゃうわ、ねえBB?」
「ラジャ!」
一体はさきほど撤退した黄色い戦闘機、もう一体は黄色い戦闘機に似ているが
大陸弾道弾ミサイルを装備した青い戦闘機そして、黒い戦闘機と黒い大型ステルス爆撃機
黄色い戦闘機がたまたま合流した仲間を引き連れ戻ってきた
「さあ、反撃開始や!!」
「いてもうたるで!!!死ねや!!」
「本当は戦いたくないんだけど、まっ久しぶりに運動したいと思ってたからいいわ」
「ラジャ!」
大型ステルス機がミサイルガトリングを発射した、森が大きな爆風に徐々に飲まれていく
そして、爆風はMSに近づいていく
- 87 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 21:16
- さて現在、作戦会議室用のスレを立てようとここをみているがうまく立てられん。
立てたならば連絡するとしよう。
>>83
うむ、わしら暗黒ホラー軍団からもよろしく頼もう。
>>84-85
基本的に自由なスレだ。
待たなくとも続きは書いてもよいぞ。
さてわしも続きを進めるとしよう。
- 88 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 21:19
- 何とか立つ事ができた。
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=116&KEY=1055765944&LAST=100
以後の質問や状況の整理等に使うがよい。
- 89 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/16(月) 21:52
- >>82-86
「やった!」
水月は歓声をあげた。
ザンバードの大型ミサイルは光線を放とうとしていたブラックモンスター
に直撃し、狙いは完全に外れた。
さらにMSの一機がライフルを放ちこちらを追ってきているのを確認すると
水月はザンバードの機種を自分が元いた廃棄地に向けた。
水月の胸は高鳴っていた。この近辺に潜んでから三年。待ちに待った
味方だ。
それに・・・・どういう人が乗ってるのかな・・・・。
あの無線の声を聞く限り声の主は自分と同じぐらいだろう。
ここ数年殆ど人目に触れずに生活してきた水月には
この新しい仲間の登場は嬉しかった。何よりも自分と同じように
戦う人がいてくれたのだ。
基地に帰ったらまずお礼してあげなくちゃ――――!!!
不意にレーダーに反応が映し出された。
東の空から4つの機影。
一機は先ほどザンボット3を大破させたた黄色い小型戦闘機。
もう一機は黄色い戦闘機に似ているが大陸弾道弾ミサイルを装備した青い戦闘機。
そして、黒い戦闘機と黒い大型ステルス爆撃機の編隊だった。
さっきの奴等!!
そう思った瞬間。
大型ステルス機がガトリングガンのような物を発射した。
それは―――ミサイルか
MSの方も攻撃に気付いたようだが――――
間に合わない!!
そう判断した瞬間水月は無意識のうちにザンバードの機種を
敵ミサイルに向けた。
ザンバードは凄まじい加速でミサイルに近づき粉のような物を
撒き散らした。
粉のようなものを浴びたミサイルはでたらめな方向にそれた。
さらにそのまま水月は敵編隊に突っ込み。煙幕を撒き散らした。
『な・・・・なんやこれは!!』
『なにも見えへん!!』
敵の戦闘機が悲鳴をあげ。
味方同士で衝突した!!
- 90 名前:ブラックモンスター&α ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 22:02
- >>82 >>89
ブラックモンスターを攻撃されたものの何とか体勢を整えなおした。
するとブラックモンスターを護衛していた数機のレッドバロムが2機のMSと量産型ザンボット3に襲い掛かった。
各機、ビーム砲で砲撃を開始した。
それに乗じ、ブラックモンスターも再び攻撃を開始しようとしている。
- 91 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/16(月) 22:03
- 敵がひるんだ隙にに水月は叫んだ。
「エースチェンジ!!」
次の瞬間戦闘機は、一瞬で人型のロボットに変形した。
「ザンボライフル!!」
水月はザンボライフルで敵戦闘機のエンジンを
狙撃した。
『ぎゃあああああああああああ!!』
敵戦闘機の一機がエンジンを打ちぬかれ
きりきり舞しながら墜落してゆく。
さらに水月のエースは黒い戦闘機をライフルで
ぶん殴った!!
『あかん!!』
バランスを失い黒い戦闘機は墜落してゆく。
- 92 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/16(月) 22:08
- 一連の流れを見て、わしは後の事はブラックモンスターに任せて次の作戦に動くとした。
そうあの東南アジアの遺跡である。
あそこには何かがあるとわしは睨んでいた。
一体、どうなっているのか非常に気になっていた。
極東地区はデスクロス騎士キラに任せておこう。
万一の場合はあの男を・・・・。
- 93 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/16(月) 22:51
- 水月のザンバード及びエースが四機の航空機を蹴散らす光景を
MSはあっけに取られたように見守っていた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」。
とっさのこととは言え普段の自分からは考えられぬほどの無茶な
戦闘をした水月は全身が熱かった。
お礼の前に水浴びしたいな・・・・。
ボケっとそんな事を考えていた、水月の耳に
再び警報音が届いた。
さっき、水月が攻撃したブラックモンスターだった。
よしてよ、へとへとなのに・・・・・。
水月は上着を脱ぎへそ出しタンクトップ姿になった。
こうでもしないと熱くてやってらんないわよ・・・・。
深呼吸をしザンボライフルの標準を、ブラックモンスター
の眼球にあわせる。
‘これ”は一発しかない。絶対に外せない。
ブラックモンスターは眼球でエネルギーをチャージしている。
――――チャンス。
水月は引き金を引いた。
ズシン、という鈍い衝撃と共にライフルの銃身の下に取り付け
られていた弾頭―――グレネード弾がブラックモンスターの
眼球に吸い込まれていく。
次の瞬間、ブラックモンスターは大爆発を起こした。
悲鳴をあげ炎の中でのたうち回っている。
「やった!!」
水月は思わずガッツポーズをとった。
- 94 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/16(月) 22:55
- 激戦の末ブラックモンスター達をしとめた水月達は
元にいた廃棄地にもどった。
ふたりのパイロットが降りてきたが降りてくるなり水月は
いった。
「水浴びしてくるから、そこで待ってなさい。話はその後。
除いたら殺すわよ」。
そういうと水月は基地の近くの池に向かっていった。
- 95 名前:航空士官ダージ:2003/06/16(月) 23:17
- >94
ー基地付近の池ー
「・・・・・・アイタタタ・・・・まさか二人そろって墜落とは、敵を侮ったわ」
水中でブクブク独り言を言い始めるダージ、ダージはスラストと衝突を起こし池に落下した
「スラストはどこに墜落したんや?・・・・・ああもうエンジンが濡れて動かへん」
そのとき池の中に何かが飛び込んだ、あわてて頭上を見るダージ
「なんや?おっ!裸のねえちゃんや!・・・・・・って、人間見てもしゃーないな」
ただ水浴びする人間を見ていたダージ、その時突然思い出したのである
「そうや!わいはロボットにトランスフォームすればええんや!いくでトランスフォーム!!」
トランスフォームしたダージが水面から飛び出す、飛び出した瞬間に女を自分のコックピットに押し込む
「おい、女!お前は人質や、言っておくけどその中からは出れヘンで、中から操ろうとしても無駄や!」
「ふははは!これで、しばらくはあのヘンなメカとMSには攻撃される心配はないで、早くスラストと合流や」
- 96 名前:航空士官ダージ:2003/06/16(月) 23:41
- 女の正体がザンボエースのパイロットとは知らないダージは無線で仲間に応答した
「おい、誰でもいい、誰かでろや!」すると無線からオカマ口調の声が聞こえた
「あら?ダージ生きてたの?私はエンジンやられて今BBとドッキング攻撃中よ」
黒い戦闘機スタースクリームは、エンジン破損を爆撃兵BBとドッキングし再び戦闘を再開していた
「ほう、さうがしぶといなスタースクリーム、ところでスラストはどうした?」
「え?スラスト?BBわかる?・・・・・・あら?なんだすぐ近くよ、沼にでも頭突っ込んでんじゃないの?」
「そんないいかげんな・・・・・」ダージはふと下を向いた、するとそこには
頭から沼に突っ込んだスラストがいた
「ンンンンン!!」もがき苦しむスラスト
「おっ!こんな所におったんかスラスト!?」
スラストを引っこ抜くダージ
「お前わいを踏むなや!!」
「スマンスマン、スラスト、それより撤退するでスラスト、これを見い!」
ダージのコックピットを覗き込むスラスト
「お前・・・・・・さすがに人間の女を浚うようになっては人間失格やで」
「アホ!人質や!こいつがいれば向こうもうかつに攻撃できへんやろ」
「おお!頭いいなダージ!よし、人質盾にして早よ逃げよう!スタースクリーム応答せい!」
爆音の中声が響く
「なによ!?今いいところなんだから!」
「おい、んなことより早く逃げるで!」
「嫌よ、私の体に傷をつけたこいつらを・・・・」
「次回でええ!早くトンズラや!」無線の周波数を幅広くした
「やい!聞けやMSのパイロット!わいは今裸の女を人質してる!この可哀想な女の子の命がおしければ
攻撃をやめろ!!」
すぐに攻撃は止まった
「今や!逃げるぞ!!」ダージとスラストはお互いの手を取り合い空高く飛び立った
そして大気圏を離脱し宇宙に出た4機は、月のデストロン基地へと戻った
- 97 名前:ロウラン:2003/06/16(月) 23:46
- >>95
その光景を森の中から睨むように見ている者がいた。
「鬼め・・・・・・・!!」
そうつぶやくとその‘者”はダージの後を追い始めた。
- 98 名前:ロウラン:2003/06/16(月) 23:52
- >>96
・・・・・・・仲間がいたか・・・・。
するとその者は両手を高く掲げ叫んだ。
「来々!奇鋼仙!!」
次の瞬間巨大な女性型ロボが現れた。
女性型ロボはダージ達の後をおいつき目掛けて
飛び立った。
- 99 名前:ロウラン:2003/06/16(月) 23:53
- ×後をおいつき目掛けて
○後をおい月目掛けて
- 100 名前:航空参謀スタースクリーム:2003/06/16(月) 23:59
- ーーーデストロン月面基地ーーー
「馬鹿やろう!!!!」 メガストームの怒鳴り声が響く
「お許しくださいメガストーム様〜〜〜〜」 スラストの情けない声が響く
「メガストーム様、今回の飛行要塞の破壊はかなりの出費ですよ」
「あっ、スタースクリーム!余計なことを・・・・」
「スラスト!貴様はとうぶん給料抜きだ!!!!!」
「そんな殺生な〜〜〜!!!」
泣き崩れるスラストを横目にダージがメガストームに報告をする
「メガストーム様、今回の作戦は失敗に終りましたが、コレを」
ダージがコックピット開け女をメガストームに差し出す
「この女を人質として連れてきました、どういたしますかメガストーム様?
今回はある意味この女のおかげでこの基地に帰ってこれたようなもの、自分的には
処刑するのは惜しいかと」
メガストームは頭を抱えていた、その時スタースクリムが言った
「メガストーム様、このあいだ、我々の仲間になったアノ男に託してみては?」
「おお!アイツか、たしか・・・ゴルンガイストとかゆう・・・・」
「グルンガストですよ、メガストーム様、そのパイロットが新しいパイロットが欲しいと申してました
「うむ、そうだな、人間の事は人間に任せるとしよう、この女を地下3階へと連れて行け!」
地下施設へと運ばれていった
- 101 名前:ロウラン:2003/06/17(火) 00:04
- >>100
その時、彼等は知らなかった。月のデストロン基地に迫り来る。
巨大な影を。
それは殺戮の序曲だった。
- 102 名前:ロウラン:2003/06/17(火) 00:10
- 大轟音と共にデストロン基地に巨大な女性型ロボが
突入してきた。
女性型ロボは基地を踏み潰し、迎撃したデストロンのロボットを
なぎ倒しながら突き進んでゆく!!
『なんやこいつは!!』
突然の襲撃にデストロンは対応が間に合わない。
- 103 名前:デスクロス騎士キラ ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 00:12
- >>101
ここは暗黒ホラー軍の日本本部基地。
僕はここに配属された。
僕はダンケル博士の命令でしばらく日本本部の全権を任されることになった。
基地内では同じデスクロス騎士や暗黒鳥人が絶えず働いていた。
「キラ様、デストロン基地に正体不明の存在が近づいております。」
「なんだって?」
初めて下のものの報告を聞いた。
それでモニターを開く事にした。
そこに映っていたのは・・・・・・。
「女性型の機動兵器か?」
「はっ、キラ様。暗黒四天王が不在の今、貴方様がご指示ください。」
「わかった、デストロンを助けよう。」
「はっ暗黒怪獣ムーンコンドル及びブラックモンスターを出撃させます。」
ムーンコンドルはダンケル博士から聞いたが地球侵攻時に投入された暗黒怪獣の中でも最強の分類にはいる猛禽類型の暗黒怪獣だった。
これなら大丈夫だろう。
ムーンコンドルを中核とする救援部隊は月に向った。
- 104 名前:ロウラン:2003/06/17(火) 00:17
- 「鬼め!鬼めええええええええええええええ!!」。
メガストーム達のいる部屋にまでその巨大女性型ロボは
進入してきた。
凄まじい衝撃波を放ち、部屋を破壊しまくる。
- 105 名前:ムーンコンドル ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 00:19
- トランスポーテーションした暗黒怪獣部隊はそのままデストロン基地に急行した。
ムーンコンドルは鋼鉄の猛禽類と呼べるべき暗黒怪獣であり、その実力は暗黒怪獣の中でも最強クラスであり、コンドルカッターは多くのスーポーロボットを葬ってきた。
今では量産化されて大量に各地区に配備されていた。
ムーンコンドルを中心にブラックモンスター数隊とレッドバロム小隊を率いて向っていた。
- 106 名前:ムーンコンドル ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 00:21
- >>104
「アンギャー!!」
ムーンコンドルは巨大女性型ロボを発見した。
そして先制攻撃でミサイルを発射した。
- 107 名前:アルス:2003/06/17(火) 00:26
- 名前 :アルス
年齢 :29歳
性別 :男
職業 :地球連邦軍軍人だったが、辺境の地への左遷で冥王星まで飛ばされる
連邦政府への不満が募り、愛機グルンガストCとともに逃亡
現在デストロン破壊戦闘兵として戦う
趣味 :ハマキと機械イジリ
恋人の有無 :現在は無し、昔いたがフラれる
好きな異性のタイプ :優しければそれでよし
好きな食べ物 :かっぱまき
最近気になること :新しく戦ってくれる新入りの募集
苦手な物 :ただひたすら突っ走る奴
得意なこと :射撃 テコンドー
一番の決め台詞 :「まっ、早いとこ終らせますか]
将来の夢 :出世して偉くなる
これまでの人生 :辺境の地での待遇の悪さに嫌気がさし逃走
たまたま出会ったデストロンのメガトロンと馬が合い
デストロンの戦士として新しい職に着く
そのご、自ら地球のエネルゴンおよびマイクロン検索隊に志願
現在に至る
人間関係(家族) :孤児だったため家族はデストロンの仲間たち(アイアンハイドやスコルポス)
性格 :お気楽ではあるがやる時はやる
口調(口癖) :ため息が多い
特技 :射撃 テコンドー 機械工学
容姿、服装 :赤いボサボサ髪に メガネ
黒いコートを愛用
声(声優) :指定無し
誕生日 :11月11日
座右の銘 :ただでは死なん。
宝物(大切な物) :メガトロンにもらったワルサーP38
作品におけるポジション :お気楽な戦士だが超強気でしぶとい
- 108 名前:アルス:2003/06/17(火) 00:35
- ーーデストロン月面地下基地ーー
「おやおや、外が騒がしいみたいだね」 ハーブティを啜りながら読んでいた本を閉じる
自室のモニターを見る
「おいおいwこれは凄いな(笑)でもこの大きさじゃダメだね、僕どこかメガストームにも勝てそうに無いよ
大きいだけじゃ勝ち目は無い、僕もたまには運動したいと思ってたんだよね」
部屋を出て格納庫へ向かう
「コイツで暴れる時がきたか・・・・・・」愛機グルンガストCを眺めながら呟く
「さて、出撃しますか・・・・・・地下ハッチ開け、少し遊んでくる」
ゆっくり動き出すグルンガストC
「いざ出陣!!!!」
- 109 名前:アルス:2003/06/17(火) 00:42
- 月のから飛び出したグルンガストCは大きな鳥を目撃する
「おや?また凄い鳥だ、焼き鳥にしたらどのくらいの量に・・・・イカンイカン」
謎の大きな鳥に通信を試みる
「おーい、そのメカデザインからして闇黒ホラー軍団の所だと見たが、まさかあの大きい女の子と殺るの?
あんまし無理するなよ、それにあの女ロボはメガストームに勝てない、決定的ななにかが違うからな」
本当はあのメカにメガストームを倒さしたかったが、無理だな まあこのグルンガストCの本気モードなら
メガストームに勝てるけど・・・・・・・
だいじょうかなあの女メカ?見たところただ暴れるだけだけど、あれじゃやばそうだから
適当に乱入して、地球に送り返してやるか
- 110 名前:大和水月 ◆YorjVvFOXM:2003/06/17(火) 09:57
- 水月は走っていた。突然の何者かの襲撃により基地内は大混乱
となっていた。水月を捕まえていたデストロンの兵士も突然の
襲撃に出払っていて、基地の中はほとんど空っぽだった。
「ハックション!!」
水月は走りながらくしゃみをした。
少し寒い。当然だ水月は一糸まとわぬ裸だったので。
胸と下半身を隠しながら水月は格納庫らしき場所に
入った。
なんでもいい、ロボットか宇宙船をかっぱらって
こんなところからはおさらばするんだ。
地球に残してきた二人の少年。まだ名前も聞いてない。
おせっかいだとはわかっていたが正義感の強い水月は
二人を放って置けなかった。
水月は格納庫にあった一台の小型のロボットに入った。
どうやって操縦するのかわからないが、突然人工知能
と思われる声が聞こえたと思った瞬間、そのロボットは
発進した。
まっすぐに地球に向かっていく。
水月の乗った透明のフードをかぶったガンダムのような機体。
それはまだ彼女が生まれるよりもずっと昔、まだ旧西暦のころ
地球を救ったとされる英雄の搭乗していた機体。
その機体の量産型であることを水月はまだ知らなった。
そしてその機体の名が「レイズナー」と呼ばれていたことも・・・・。
- 111 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/17(火) 10:02
- http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=116&KEY=1055765944
トリップが違うことについてはここに書いてあるから。
- 112 名前:その頃 ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 10:02
- 廃棄地
「爆弾は仕掛け終わりました。」
「ご苦労。」
「デスクロス騎士・ザンキ様、これで連中も終りです。」
「フフフ、この爆発でゲリラどもはお終いだ。早いところ、キラ隊長に報告だ。」
「はっ。」
暗黒ホラー軍団の特殊部隊は引き上げていった。
- 113 名前:ムーンコンドル ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 10:08
- ムーンコンドルは完全に巨大女性型ロボを圧倒していた。
クチバシで攻撃しつつ、カッターで切りつけながら圧倒していた。
だがムーンコンドルは今まさに発進しようとする小型のロボットを発見するとすぐさまロボットの方へ飛んだ。
一方、ムーンコンドルに率いられたブラックモンスターの一団は巨大女性型ロボの回収を始めた。
「ほう、なかなかやるではないか・・・・。」
その様子は暗黒四天王にもムーンコンドルに内蔵されたカメラを通じ届けられていた。
- 114 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 11:13
- 「しっかし、あの娘がさらわれちゃうとはねぇ?まだ名前も訊いてなかったのに」
「お前が池まで覗きに行くから、対応が遅れたんだ」
少女がさらわれた後、廃基地で補給を済ませ……奴らを追って月まで来た。
大気圏離脱の方法には悩まされたが、丁度基地にあった半壊のHLVを修理し、使わせてもらうことにした。
「いやでも、あんな可愛い娘の水浴びだぜ?覗かない手はないじゃない」
「…そんなことより、目の前の現実を直視したらどうだ」
「大変だよねぇ…」
月面基地内部より、爆発を確認。
どうやら戦闘行為が行われているようだ。
「……で、アレは何?」
「知るか」
女性を象ったMSが、周囲に衝撃波らしき物を放ちながら歩行している。
何体かの小型戦闘機が迎撃しているようだが、まるで歯が立たない。
「……俺からも訊く、アレは何だ?」
「簡潔に言うと、夫の不倫現場を目撃した妻が暴走している図かな」
「みたいだな……」
イザークがため息をつく。
…訂正。
月面にて、一方的な破壊活動が行われている。
「シチュエーション的には、あのMSが悪役だよな」
「実際は逆っぽいがな」
「誘拐犯だしね」
「……」
「……」
「……」
「……」
「…なぁ」
「……」
「俺たち、来なくても良かったんじゃないか?」
「……」
「マッドマザーさん強いし」
「…放って置いたら、あの小娘まで潰されるぞ」
「案外、あの娘が不倫相手だったりしてな?」
「どうだかな」
マッドマザーから距離をとりつつも、徐々に月面基地に接近。
それぞれPS装甲を展開する。
「だが、しばらくは様子見だ。今行ったら、俺たちまで標的にされるぞ」
不意にセンサーから警告音が発せられる。
「……そうも言ってられないみたいだぜ」
「何だと?」
見ると、幾つかの機影が映し出されていた。
「夫の同僚が助太刀に来たみたいね」
- 115 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 11:14
- 高速で接近してくる敵部隊。
数は、ざっと数えて20近く。
「相手にとって不足なし、だな」
「おつりが来そうだけどね」
各自戦闘体勢をとる。
……目標を間近で確認。。
巨大鳥に…小型の戦闘機に……それに、さっきのクラッコまで何匹かいやがる。
奴らは俺たちに気づくこともなく、マッドマザーに攻撃を始めた
「…おいおい」
「厄介な鳥だな」
巨大鳥は、カッターやら嘴やらでマッドマザーを完全に圧倒。
ついには、完全に行動を沈黙させることに成功した。
「マッドマザー敗北、か」
「…そろそろ出番のようだな」
クラッコたちは、丁度マッドマザーの回収に気をとられている。
仕掛けるなら、今だ。
「そうだな。とりあえず俺は、クラッコたちから仕留めるわ」
「クラッコ?」
「あれあれ、あの黒い雲の」
「…じゃあ、俺はあの鳥だな」
デュエルがBライフルを抜く。
「おっ、晩飯は焼き鳥か?ならウェルダンで頼むぜ」
「…おいおい、冗談」
「 跡 形 も 残 さ ね ぇ よ ! ! 」
フルブーストで、デュエルが飛び立つ。
(……さてと)
バスターの左右の砲身をドッキングさせ、左手に持ち替える。
(数には数を……だぜ)
そして、クラッコたちの眼球に照準を合わせ…。
「 落 ち や が れ ! ! 」
対装甲散弾砲を発射した。
ガガガガガガガガ
拡散した弾丸は、クラッコたちの目を確実に射抜き、次々と撃破してゆく。
- 116 名前:イザーク・ジュール ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 11:40
- 「俺が相手だ鳥野郎!」
デュエルがBライフルを乱射しつつ、巨大鳥の前に立ちふさがる。
しかし、巨大鳥はそれらを全て避け、火炎を吐いてきた。
「!?」
とっさにシールドで防御する。
…だが、防ぎきれずシールドが溶解した。
これでは使い物にならない。
「焼き鳥が炎を吐くだと?冗談じゃない!」
武器をサーベルに持ち替える。
「うぉらぁぁっ!!」
巨大鳥の顔面めがけて、サーベルを振り下ろす。
ガキン!
「受け止めた!?」
しかし、巨大鳥の嘴に挟まれる形になってしまった。
嘴の間からは、炎が見え隠れしている。
「…チッ、この至近距離でっ!!」
咄嗟にイーゲルシュテルンを放ち、不意を喰らった巨大鳥の嘴からサーベルを引き抜き、蹴りつける。
大きく飛ばされた所に、ミサイルポッド及び115mmレールガンシヴァ≠乱射。
眩い閃光と共に、辺りに煙が立ち込める。
「……やったか?」
シヴァを格納し、Bライフルに持ち替え様子を見る。
- 117 名前:ムーンコンドル ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 13:27
- >>116
ムーンコンドルはシヴァ及びミサイルを受けながらもなおも健在であった。
やや損傷したが依然その凶暴な巨鳥の本性は健在でだった。
怒り狂ったムーンコンドルはその爪でそばにいたガンダムを掴んだ。
そして力一杯握り締めた。
PS装甲とはいえムーンコンドルの力の前には紙同然に引きちぎられていった。
そのガンダムが無力となったのを感じたムーンコンドルはすぐさま、もう一体の方にも向った。
- 118 名前:アルス:2003/06/17(火) 17:12
- 「さて、準備は万全だ・・・・・・しかしいつの間にかMSと鳥が戦ってやがる」
「おい、アルス!俺だメガストームだ!」
(嫌な声だ、あまり聞きたくない声だ)
「なんでしょうか?破壊公爵様?」
「基地の外が騒がしい、至急騒ぎの根元を調べ処理しろ」
「今やってるところですよ、それより公爵様、基地内部の方はどうなってますか?」
「今のところは影響は無い、だが基地表面が・・・・・」
たしかに、基地の表面は半壊だ
「了解、それでは私はこれからあのでっかいメカを処理してきます」
「頼んだぞ、」
通信が切れる
「さて、行きますか・・・・・・・・・」
グルンガストCから紫の光が照射される、
「どこでも空間ホール〜〜〜!はっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
グルンガストCから放たれた紫の球体は巨大な女メカに当たった、すると巨大メカの姿がみるみるうちに
消滅していった、
「安心しな、ちょいと別の空間に飛ばしただけだ、大人しくしていれば地球の引力に引かれて戻ってこれるけど
暴れた状態のまま、もしくはもがけばもがくほど、別空間からは出れないから、ヨロシク」
「さて、大きなメカは片付けから、後はあの鳥でも味方しに行くか」
- 119 名前:イザーク・ジュール ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 17:21
- 「これで全部だな………っと!?」
レーダーに、高速で接近してくる物体が映された。
速度からして……恐らく、あの巨大鳥だろう。
「おい、イザーク!イザーク!!」
―――。
応答は無い。
「クソッ!」
インパルスライフルに持ち替え、迎撃体制をとる。
……目標を肉眼で確認。
「当たりやがれっ!!」
ミサイルポッドを全砲門開放し、続けざまにインパルスライフルを放つ。
ヤツはライフルを回避し、高速で旋回しながらミサイルを火炎で焼き払う。
「クッ…!」
ライフルをもう一発放つ。
が、やはり避けられ……ミサイルを放ちつつ接近してくる。
「甘いんだよ!」
ミサイルにはミサイル。
両肩の砲門から、ポッドを全射出した。
双方のミサイルが接触し、爆発を起こす。
爆音と共に、辺りに煙が立ち込める。
……。
(…チッ!煙でヤツの姿が……)
そう思うや否や、眼前にヤツの姿があった。
ヤツは、今まさに嘴を振り下ろそうとしていた。
「!?」
咄嗟に上体を捻って回避を試みる。
……が
ガガガッ!
「っ!!」
機体に激しい衝撃が走る。
すぐに、モニターで損傷個所を確認。
―――。
「……左腕を持っていかれただと!?」
すぐさまブーストを噴射、ヤツとの間合いをとる。
左腕は根こそぎ食いちぎられ、その断面はバチバチとスパークしていた。
「コノォッ!」
残りのミサイルを射出する。
そして、ヤツの回避予想地点を自動計算し、照準をセットする。
「見てやがれよ……」
ヤツはミサイルを高速で回避、そして……。
―――ロックオン!
「くらいやがれぇっ!!」
インパルスライフルを放つ。
巨大鳥に向かって放たれたソレは、見事ヤツの頭部に被弾した。
「ビンゴォッ!」
ヤツは煙を上げて炎上して……。
「……!?」
煙の中からヤツが突進してくる。
「なっ!?確かに直撃………グッ!!」
コクピットにヤツの体当たりが直撃した。
衝撃が凄まじい、全身を強打した。
バスターは、体当たりの衝撃で月面に叩きつけられる。
「……」
機体損傷率、75%を突破。
ヤツは遥か上空から、こちらに急降下してくる。
あの鋭利な嘴で、コクピットごと串刺しにするつもりなのだろう。
「……」
「……」
「……フッ」
バスターの上体を起こし、ゆっくりと立ち上がる。
「ククク……」
頭の中に、誰かの声が響く。
SEED
「アハハハハッ!!」
ディアッカの中で何かが弾けた。
- 120 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 17:42
- 一瞬でブーストをフル噴射、ヤツの真上を陣取り
「遅ぇよ」
ライフルの砲身で思い切り殴りつける。
地面に叩きつけられたヤツに、ミサイルポッドを掃射。
悶えながらも、ヤツはそのままの姿勢で火炎を放射してくる。
それをすぐさま回避&接近し、ヤツを踏みつけ、口内にライフルの銃口を突っ込む。
幾ら外装甲が硬いと言っても、ゼロ距離、しかも口内への直接攻撃ならば…。
「ククク……」
ヤツは奇声を上げ、爪を振り回しながらもがき苦しむ。
「苦しいか?」
ヤツの爪で脚部が傷つく。
銃口を固定したまま、ヤツを蹴りつける。
「助けてほしいのかな?あぁ?」
何度も何度もヤツを蹴りつける。
「……」
「……」
「……」
そして、銃口を口内深くに押し込み……
「死ね」
インパルスライフルを、最大出力で放つ。
- 121 名前:アルス:2003/06/17(火) 17:42
- >119
一方的にやられるMSを見てアルスはふと良い事を思いついた
「おーい、MSの〜パイロット〜♪率直に言う、俺んとこ来ないか?」
相手は突然笑い出した
「ん!?壊れたか?・・・・・・助けが必要そうだな〜・・・・もう一度言うぞ、デストロンの捕虜になれ」
- 122 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 17:47
- >>119
頭の中に、誰かの声が響く×
不意に、頭の中に誰かの声が響く○
- 123 名前:アルス:2003/06/17(火) 17:47
- >120
突如形成が逆転したMSを見て
「おっ!やるじゃん〜!でも、精神が逝ってるな、これだからガンダムとかゆうのは曰く付きなんだよな〜」
とりあえずグルンガストCを近づけてMSを捕まえる MSの大きさはグルンガストCの膝元ぐらいにしか及ばない
「はい、終了〜♪ トドメは刺さないでね〜?ダンケル博士が惜しがるんだよね〜」
- 124 名前:暗黒四天王 ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 17:58
- >>119
アジア地区では四隻のグロテクターがフォーメーションを組んで四天王が会議をしていた。
「ここまででいいだろう・・・・。」
「ああ、十分だ。」
デスモンドとダンケルはうなずいた。
「では、キラを通じてムーンコンドルを撤収させよう。」
アシモフはそう言うと日本本部に連絡を入れた。
日本本部ではキラが陣頭指揮をとっていた。
「ハイ、分かりました。」
月のムーンコンドルはとっとと地球に引き上げていった。
「何とかやられる前に回収できたな。」
「だがダンケルよ、我らの損害も多いが?」
「キラーよ、面白いデータは取れただけでもこちら側に有益とはなる。多少の犠牲はやもえまい。」
「そうだ、それにもうじきにダリウス様もやってこられるのだ。それよりもあの地球に逃げた青いロボットは?」
デスモンドがダンケルに聞いた。
「ヨーロッパ地区に逃げたようだ。」
「ではオレの出番だな。」
「アシモフよ、御主貴下の軍勢に任せよう。」
「任せておくがいい、丁度新型暗黒怪獣も配備できた。」
「では我々は月に行くとしよう。」
- 125 名前:アルス:2003/06/17(火) 18:32
- >124
半壊した月面基地に闇黒四天王が訪問してきた
「これはこれは、ようこそダンケル博士と四天王の皆さん、ようこそデストロン基地へ」
「はじめましてかな、メガストーム公爵殿?今回は基地の半分が崩壊して大変そうだが」
「なに、大した事はありませんよ、たただ受け皿が壊れたみたいなものです」
「受け皿が壊れた?」
「はい、もうすぐ本国より私の兄がやってまいります、その時はこの基地に直接宇宙要塞をドッキングさせようと考えていました」
「とゆうことはかなりの大型船とゆうことですな?」
「はい、まあ破壊大帝クラスになりますと地球のコロニーなんかよりも比較にならない戦艦が与えられますので」
「ほぅ、それは凄い、来るのが楽しみですな」
「えっええまあ・・・・・・・・・(兄ちゃんが来るのか・・・・・嫌だな)」
四天王を別室より見ていたアルスは2人のMSパイロットに話しかける
「見ろよ、デカイな〜・・・・・・あんなのが地球を征服しようとしてんだぜ?地球も終わりだな」
「おい、何なんだよアンタ?見たところ他の奴らと違い人間みたいだが、なんであいつ等の味方している?」
「それは俺があいつらと一緒のロボットだからさ」
「!?」
「俺は他のロボットと違い生物を食べてエネルギーにかえて動くロボットなのさ、この姿はさっき食べた奴の皮を着ただけだ」
「なんだと!?」
「お前らも食べてやるよ・・・・・ヒヒヒ、うまそうだな」
アルスは自分の犬歯を強調し、男の首筋に近づく
「やめろ!来るな!!!!」
「う・そ・だ・びよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん♪」
男は気絶していた
- 126 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/17(火) 19:17
- ―ヨーロッパ―
ったくなんでこんな所に降りちゃったんだか・・・・。
水月は自分のいた基地を目指したつもりだが、降下地点を計算せずに
降りたのがいけなかったのかついた場所はヨーロッパのどこかだった。
しかも周りには家一つなくただ森と草原が続いているだけだった。
服の調達も出来そうにないな・・・・。
この小型ロボットのコクピットは頭部にあり完全な開放型だ、その上
キャノピーは透明で外からは裸の水月の姿が丸見えになっていた。
水月は溜息をつきコクピットの中にうずくまった。
ふと地球に残してきた二人の少年の事が脳裏によぎった。
―――あの2人大丈夫かな。お腹空いてないかな?
せっかく助けてもらったのにお礼どころか名前も聞いてないなんて。
突然、機械的な音声が水月の耳に飛び込んできた。
「10時方向ヨリ接近シツツアル機体アリ」
水月は顔を上げた。
―――やばい。なにかくる!!
- 127 名前:ニコル・アマルフィ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/17(火) 21:11
- >>126
「はぁ……どうしましょうか……」
行くあてもなく、ブリッツで草原を飛び彷徨う。
(アスランともはぐれてしまいましたし……)
…。
……。
(……はぁ)
思わずため息が出る。
(何でこんなことになっちゃったんだろう……)
一度落ち着いて、今までの行動を振り返ってみる。
(えっと……)
足つきと戦闘して……。
ストライクの攻撃で大破したブリッツを、ガモフで修理して……。
ディアッカ達の帰艦を待っている時に、ゼーラ星人に襲われて……。
「……」
そうだ、それで地球まで逃げてきたんだっけ。
(それで、大気圏に突入する時に、アスランとはぐれちゃって……)
…。
……。
「はぁ……」
先ほどから、出てくるのはため息ばかり。
「ホントに、どうしましょうか……」
当てもなく、飛行を続ける。
―――ピピッ。
「あれ?」
レーダーに反応。
「……敵!?」
サイズは、Sって所だろうか。
(敵は……一機か)
トリケロスを構え、ミラージュコロイドを展開する。
「一機だけなら、僕にだって……!!」
―――。
「…え……えっと………えぇっ!?」
目標を肉眼で確認できるほどの距離にまで、気づかれずに近づくことが出来た。
……直感で、あれは敵ではないと思った。
しかし、このMSは何か変だ……。
「あー……目がおかしいのかな?」
目を擦って、再びモニターを見る。
…。
……。
「 何 で 裸 な ん で す か っ ! ? 」
思わずモニターに向かって叫んでしまう。
MSというより、そのパイロットが変だった。
「あ、あれって……どうみても女の人ですよね……?」
…。
(なのに裸……)
…。
……。
モニターを直視できない。
耳まで真っ赤になっているのがわかる。
…既に、戦意喪失。
服を着るよう説得するため、通信を試みる。
念のため、ミラージュコロイドは展開したままだ。
『あ、ああああああのあのあの……ふく……服をですね……』
どもってしまい、上手く言葉が出てこない。
- 128 名前:暗黒四天王 ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 21:24
- >>125
「あれは地球人か?」
「そのようだな、珍しい。」
デスモンドとキラーがアルスを見て反応した。
「先ほどの戦闘で手柄を立てたのはあの者のようだな。」
「だが、いつまでも地球人をデストロンがそのままにしておくはずがない。」
「ではどうするのだ?」
ダンケルはアシモフに聞いた。
「・・・・・・なるほど。」
「そういうことだ、奴の戦闘能力は高い。このままにしておくのも惜しいわ。」
「という訳でギガストーム殿、あのアルスという地球人を選抜隊に加えたいのだが?」
「現在、ネオティターンズ討伐ために兵を集めている最中だ。」
「さらにゼ=バルマリィ帝国の偵察機も目撃されている。」
「この基地にいるよりも選抜隊で働かせたほうがいいと思うがどうかな?」
>>126-127
「ほう、やはりヨーロッパにいるようだな。」
「直に兵を出すべきだ。」
「アシモフ、キラーよ、あ奴に出撃命令を出すのだ。」
- 129 名前:アルス:2003/06/17(火) 21:52
- メガストームに選抜隊行きを告げられたアルスはあまりいい気分ではなかった
本来は、マイクロンとエネルゴンを発掘するためにこの部隊に志願したからである
「了解しました・・・・・・・・・」
部屋をトボトボ歩いていた時だった
「御待ちくださいメガストーム様!!!」
甲高いオカマ口調、スタースクリームだ
「メガストーム様、なぜ航空参謀の私ではなく破壊戦闘兵の彼を先発隊に、」
「お前はあのMSに乗ったガキとザンボエースとかゆうメカにやられていただろうが!」
「お言葉ですがメガストーム様、やられたのはダージとスラストで、私はBBと合体しMSを」
「うるさい!黙れ!あのデカイメカが来た時お前はなにをしていた!?」
「それは・・・・・・・」
メガストームに叱られるスタースクリーム、アルスはこのオカマに自分の任務を押し付けたかった
「あの、・・・・公爵様?先発隊に入りたいと言ってるんですから入れてもいいのでは?」
「ちょっと!アタシに同情してるの!?やめてちょうだい!私があんたみたいな
下等生物に同情されるなんて私のプライドが許さないの」
カチンときた
「・・・・・フフフ・・・・ふははははははは」
「何がおかしいのよ!?」
「ひがんでんじゃねーよ、このカマ野朗!!女々しいんだよ参謀さんよ!」
「なっ!・・・・・・うううう、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん」
その場を泣きながら出て行くスタースクリーム
「ダンケル博士?今から任務に尽きますので目的地を教えてください、ああそうだ、
護衛や部下は要りません、一人で十分です、補給艦一隻で十分です、」
地球の遺跡を探すのは一人が好都合だからな
- 130 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 21:57
- >>129
アルスとか言う男は喰えぬ存在ののようだ。
だが、このままこの戦力を使わぬ宝の持ち腐れでは意味はない。
「よかろう、ではわしが発見した東南アジアの遺跡に向ってもらおう。あそこはまだ調査中だ。」
ここは奴の実力を見るとしよう。
しかし、何か引っかかる。
まあいい、万一の場合は・・・・。
- 131 名前:アルス:2003/06/17(火) 22:16
- ダンケルとゆう男はあまり良い目をしてはいないな、昔ムラサメ研究所で同じ目をした男を見たことがある
その男は自分の作った強化人間に殺されたと風の噂で聞いたことがある
「博士、地球降下の前に一つ聞きたいのですが、捕まえた2人のパイロットはどうしましょうか?」
「あの者達は、現在留置所で大人しくしているぞ、それがどうかしたか?」
「いえ、ただ新しくパイロットが欲しかったんですよ、ここの新兵器を試したかったもので」
「あの2機のガンダムはかなりの性能なようだ、」
「そうですね、ムーンコンドルでしたっけ?アレを倒すとはMSにしてはかなりの力ですよ」
話しこんでるうちに降下艇の発車時間が近づいた
「それでは、私は東南アジアに行ってまいります、」
- 132 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 22:22
- >>131
「では後は任せたぞ。」
そう言ってわしは奴を見送った。
何か用心深い奴だった。まるでわしのことを監察しておったな。
まあいい。
しかし、最近ネオ・ティターンズの動きがまったくないのが気になる。
ネオ・ティターンズへの抑止力としてもアルスを使うのもよいかも知れん。
偉大なるダリウス大帝様ももうじき到着なされる。
そこから本当の計画が開始されるのだ。
- 133 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/17(火) 23:18
- >>127
『あ、ああああああのあのあの……ふく……服をですね……』
突然の通信に水月は思わずビクッとした。
心臓がトクン、トクンと高鳴る。
自分の裸が誰かに見られている。
やだ・・・ちょっとどこにいるのよ・・・・。
コクピットのAIは相変わらず先ほどと同じ方向に
未確認の機体の存在を表示していたが、水月の見る限り
その方向には何も見えなかった。
突然目の前にMSが幽霊のように現れたのはその時だった。
それは水月が日本での戦闘で共に戦ったMSと酷似していた。
MSの人間を模した目が裸の水月の姿を凝視しているのに気付いた。
「・・・・きっ・・・きゃああああああああああああああああああああ!!」
水月の悲鳴が草原にこだました。
- 134 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/17(火) 23:19
- 「こぉの変態覗き魔ぁあああああああああ!!」
ニコルから服をもらい、それを着用した水月が最初にニコルに
浴びせた言葉がそれだった。
男性用の服のため下半身はキツキツ、上半身はヘソと腹部が露出している。
「そ・・・そんなあれはミラージュコロイドが切れちゃったからで・・・」。
「言い訳無用!ったく男ってのはどうしてこうも・・・・」。
「そ・・それを言ったらあなたこそこんな所で裸で何をしてたんですか?」。
「聞かないで、つーか聞くな!思い出したくもない!!」
日が暮れるまで2人の言い争う声が草原に響いていた。
- 135 名前:ロウラン:2003/06/17(火) 23:45
- ―日本のどこか―
空はどんよりと曇っていた。
森の中一人の少女が倒れていた。
彼女の名はロウラン。
デストロンの月面基地に殴りこみをかけた。
巨大女性型ロボット‘奇鋼仙女”のパイロットだ。
唐突にロウランは目を覚ました。何かの気配を察知したので。
怖い・・・怖いよ・・・。
目を覚ますなり真っ先に覚えた感情は恐怖だった。
空はどんよりと曇っていた。
- 136 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/06/17(火) 23:53
- >>135
わしはダリウス大帝様からの通信を受けていた。
「はっ、既に地球圏は完全に制圧済みであります。」
「後数日でわしも到着する。危険分子は大体片付いたのか?」
「申し訳ございません・・・・なかなか手間取って。」
「まあいいわ。既にわしの手には火星の遺跡の演算装置がある、後はこの装置を動かせる人間を捜すのだ。」
「はっお任せください。」
ダリウス大帝様がもうじき地球にやってくる。
地球の天候はその影響か荒れていた。
- 137 名前:アスラン・ザラ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/18(水) 11:15
- 「ニコル!イザーク!ディアッカ!」
通信機に向かって叫ぶ。
……応答は無い。
「…ふぅ」
ため息をついて、通信のスイッチを切る。
(マズイな…)
地球に降下して、かなりの日数が経った。
しかし、今だ仲間との通信は取れない。
(無事だといいんだがな……)
…。
……。
(………無事、か)
「キラ……」
―――。
『アスラン!もうやめるんだっ!!』
『足つきはやがて落ちる!キラ、せめてお前だけでも!!』
二機のビームサーベルが交わり、真っ赤な火花が散る。
『…ダメなんだっ!』
イージスのサーベルを打ち払い、間合いを取る。
互いにBライフルを構えた。
『何故わからないんだ!?お前の居場所はそこじゃない!!』
『アスランこそっ!』
双方とも、相手に銃口を向けた状態で固まる。
『何で…何で戦争なんか……』
『…キラ……』
――ピピッ。
通信が入る。
キラ!このままじゃアークエンジェルが持たないの!
『フラガ少佐は!?』
少佐……っき……反………えて……
『ミリィ!?』
…ラ………く………来……
―――。
突如通信が途絶える。
『チィッ!!』
先に膠着状態を破ったのは、ストライクだった。
イージスに背を向け、アークエンジェルの元へ向かう。
『キラ!』
ストライクの後を追うイージス。
『ダメだ!今行ったらお前までっ!!』
『だけどっ!!』
ストライクが振り向きざまに、Bライフルを撃つ。
『!?』
咄嗟に反応できず、Bライフルがイージスの右肩を貫く。
『っ!』
爆発。
右腕全体が無くなった。
右腕だけに限らず、全体の損傷率が激しい。
警告音と共に、PS装甲が解除される。
(エネルギーが……)
もはや戦闘続行は不可能である。
ストライクの姿が、次第に小さくなってゆく……。
…。
……。
(クッソォッ!!)
モニターを殴りつける。
『キラ……』
『お前は……俺たちの仲間………なのに……っ!!』
ストライクに背を向け、その場を離れる。
ガモフの格納庫につくまで、ずっと目頭が熱かった。
―――。
しばらくして、足つきを落としたとの報告が入った。
ストライクのパイロットの事について、特に詳しいことは聞いていない。
だが、きっと………。
ピピッ
「?」
突如レーダーに反応が表れる。
位置的に、ここから近い。
(何だ……?)
ともかく、レーダーが感知した場所へ急ぐ。
―――。
「ここは……?」
反応があった場所。
外見からして、恐らく何かの遺跡のようだ。
反応は、ここの地下から発せられている。
- 138 名前:ニコル・アマルフィ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/18(水) 11:18
- 言い合いに疲れ、水月と2人で木陰に座り込む。
「……」
「……」
「……」
「……」
会話は無い。
(……はぁ)
今日何回目になるだろう、ため息をつく。
敵かと思って近づいたMSが、味方だとわかったのはいい。
けど、パイロットが裸(しかも女性)だったのは不運としか言い様がなかった。
叫ばれるし、怒鳴られるし、変態覗き魔扱いだし……。
……。
(僕が悪いんじゃないんだけどな……)
ちょっと涙目になって、指で地面に文字を書く。
冤罪
書いてすぐに消す。
「……」
「……」
「……」
「……」
(はぁ……)
再びため息をつく。
思えば昼間言い合いをして以来、一言も会話を交わしていない。
言い合いの内容だって、僕が一方的に悪者扱いされて……。
……。
(うぅ……)
本格的に涙目になって、地面に文字を書く。
水月のばかぁ〜
ふと我に返り、急いで消す。
こんな物が見つかりでもしたら、殺されかねない。
(はぁ……)
言い合いの中で辛うじてわかったのは、彼女の名前が水月≠セと言うこと。
そして年齢。17らしい。
17といえば、イザークやディアッカと同い年だ。
アスランは16だから、1つ上。
僕なら15だから、2つも上。
年下なんだから、もうちょっと優しく扱ってくれたって………
…。
……。
かかぁ殿下
これは残しておこう。
「……そういえば」
「っ!?」
突然水月に話し掛けられ、慌ててかかぁ殿下≠消す。
「あなたのMS……ブリッツだっけ?私、あれとそっくりな機体見たことあるんだけど」
「えぇっ!?」
ホントですかホントですか!?と水月の肩を揺さぶる。
「揺さぶるな―――――――っ!!」
「あ……す、すいません」
「まったくもう……」
不機嫌そうな顔をする。
「そ、それで……どんな人でした!?」
「白髪で額に傷がある人と、金髪で黒い人」
白髪で傷……。
金髪で黒い……。
…。
……。
「イザークとディアッカだ!!よかった、無事だったんだ〜っ!」
- 139 名前:アスラン・ザラ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/18(水) 11:21
- 訂正>>137
ガモフ×
ヴェサリウス○
- 140 名前:アルス:2003/06/18(水) 13:00
- >137
謎の遺跡前
遺跡はまだ誰にも手が付けられてはいなかった
「この反応は?・・・・・・・高エネルギー反応、マイクロンやエネルゴンではないな」
グルンガストCから降り、遺跡内部に入る
遺跡の中は暗く、あまり広くもなかった、10分後、行き止まりにあたった
「はぁ、行き止まりか・・・・・・この先にエネルギー反応があるのに」
あたりを見回すと、古代の文字のようなものが書かれていた
「なになに?・・・・・・・・・・う〜ん、わからねえや」 壁を蹴り飛ばす
蹴った場所からボロボロと壁が崩れる
「うぉ!・・・・・・階段か?」
壁から現われた隠し階段を降りると、そこには巨大な洞窟が広がっていた
その奥には、妖しく輝く謎の物質が収められていた大きさは4m程の大きさだ
「これは、・・・・・コレさえあれば、フフフフフ、よし任務は完了だ」
さっそくグルンガストCで遺跡を掘り起こし、謎の物質を持ち帰ろうとしたそのときだ
「ん?!レーダーに反応?ちっ、戦うか・・・・・・」
- 141 名前:明神タケル:2003/06/18(水) 13:02
- >>137
上空に響くエンジン音とともに少年、タケルは上を見上げた。
あれは・・・モビルスーツ?
はじめて見るモビルスーツだった。
全体が赤く、人型を模した目のようなものがある。
俺はこんな所で何をしているのか?
気がついたら俺はここにいた、まるで誰かに呼ばれたように。
わからないが・・・この先に何かがある。
- 142 名前:明神タケル:2003/06/18(水) 13:20
- タケルはそのまま遺跡の奥深くにはいってゆく。
狭い階段を下りると唐突に広々とした空間にでた。
「これは・・・・・!!」
赤い巨人が横たわっていた。
「俺を呼んでいるのか・・・・?」
タケルは少しずつ巨人に近づいた。
唐突に巨人が光り始めた。叫ぶまもなくタケルは赤い巨人の中に取り込まれた。
- 143 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/18(水) 15:50
- >>135
留置所に入れられて、数時間。
部屋の中には何も無い。
…退屈過ぎた。
オマケに食事も出ない。
ブチ切れたイザークがドアを殴りつけると、簡単に開いてしまった。
…これはチャンス、脱出を試みる。
途中何人かの兵士に見つかったが、全てイザークが一撃で殴り倒す。
暴走。
この状況にぴったりの言葉だった。
恐るべしイザーク。
餌食になった兵士の一人が、格納庫の鍵を持っていたので拝借した。
これで、こんな所ともオサラバ。
格納庫に向けて走る。
走る。
走る。
曲がり角から、兵士が現れる。
飛 び 蹴 り 。
一撃で沈める。
もう誰も止められない。
暴走イザークの後ろを、まったりと付いて行くディアッカ。
楽ちん楽ちん。
…。
格納庫に着く。
…双方の機体を確認。
飛び乗り、基地から脱出。
目標地点は……ヨーロッパ。
先刻、巨人たちの会話に出てきた青いロボット≠ェ逃げたとされる場所だ。
恐らく乗っているのはアイツだろう。
簡単に捕まったと思ったら、簡単に逃げだす。
ある意味スゴイヤツだ。
―――。
「で、地球まで降りてきたのはいいんだけど……」
辺りを見回す。
木、木、木。
あるのは木ばかり。
「何で俺たち、森にいる訳?」
「突入角度を間違えるからだ」
冷ややかに答える。
「しかも、この天気。ついてないよねぇ……」
「全くだ」
「……」
「……」
「でさぁ」
先程から気になっていた事を言おうとする。
「言うな」
イザークが制する。
「……」
「……」
「アレ何?」
「知るか」
二人の視線の先。
そこには、一人の少女が倒れていた。
「こういうのに関わると、ロクな事がないぞ」
「だけどさ〜……」
不意に少女が立ち上がり、こちらを振り向く。
「……おいおい、こっち見てるぞ」
「オーケー、話でもしてきますか〜」
そう言って、ディアッカがバスターのコクピットから降りる。
「仕方ないな……」
渋々イザークもそれに続いた。
- 144 名前:その頃 ◆dArkIAL7gU:2003/06/18(水) 18:25
- ―旧東京暗黒城―
「おお、ダリウス大帝様!!」
暗黒四天王はざわめいた。
彼らの盟主がついに地球に到着したのである。
―巨大な60mもの身体を持った人口の神。
その邪悪なるゼーラの救世主はとうとう地球に降臨したのである。
「四天王よ、地球のことはよくやった。」
「はっありがたきお言葉。」
「だが、問題は幾つかあるようだな。」
「ハイ・・・実は。」
ダンケルは闇の支配者ダリウスに事の説明をした。
「ほう・・・そのようなこことがな。」
「いかがなされましょうか?」
「・・・どうやら裏切り者がいるようだな。」
その言葉に四天王は驚いた。
「どういうことですか?!」
「お前達の配下もしくは協力している組織の中に不信な動きをしている存在を感じる。」
「それは本当ですか?」
「我々に裏切り者は許さぬ・・・。」
「もし、裏切り者を発見したのならわしの前に連れてくるのだ。」
「しかし、裏切り者をどうなされるのですか?」
「それなりに相応しい最期を用意しておくとしよう。四天王よ、この件は上層部以外には誰にも話すな。」
「はっ。」
「ダリウス様、ではデストロンやその他の組織にも極秘として知らせておきます。」
「うむ、わしに逆らう存在は誰一人も出すではない。」
「ははーー!」
- 145 名前:アルス:2003/06/18(水) 21:28
- >142
「赤いMS、ガンダムだと?・・・・・・捕まえたあいつらのMSと酷似しているな」
手に取った物体を一度地面に置き、戦闘態勢に入る
「聞こえるか、MSのパイロット!俺はお前らの仲間を2人捕らえた、お前もそいつらと一緒に大人しく投稿しろ」
しかし、MSの武装を解除するしぐさは見られなかった
「やる気か?このグルンガストと?大きさを見ることだな、お前との体格さあきらかじゃないか?」
どうやら、やる気みたいだ、最後通告をしようと思ったがもう既に1発撃たれた
「馬鹿が!アイソリッドレーザー!!!」
グルンガストCの額から赤いレーザーが放たれる
それをひらりとかわすMS だが、それはただの牽制球である
本番は避けたところに体当たりである
「ほーらよ!捕まえた!」
大きく吹き飛ばされるMS、そこを両手で捕まえ空高く掲げる
しきりに抵抗するMS、バルカンを撃つも、グルンガストCの装甲には意味がなかった
「お終いだ、このまま捻り潰してさしあげよう・・・・・・」
MSがメキメキと音を立てながら煙をあげる、その時だ
遺跡から持ち出した物体が突然光りだした
「なんだ!?うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
あまりのまぶしさに手を離してしまった
- 146 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY:2003/06/18(水) 21:42
- >>145
「なんだ!なにが起こっているんだ!!」
タケルは叫んだ。
その時突然視界が開けた。
・・・・・・これは、ロボットだと!?
モニターのような部分に、見たこともない文字が羅列されていた。
う・・・頭の中に何かが・・・・これは、ロボットの操縦方法か!?
わかる!わかるぞ!
「立て!ガイアァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
赤いロボットが立ち上がった。
その名は正義の使者。ガイア−。
- 147 名前:アスラン・ザラ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/18(水) 22:02
- 辺りが、眩い光に包まれる。
目が眩んだ。
…。
……。
しばらくすると光が消え、光源である謎の物質から何かが現れた。
―――人型兵器!?
そう思うや否や、何者かの叫び声と共に、その赤いロボが立ち上がった。
その光景に、思わずあっけに取られる。
「……クッ!!」
しかし、戦闘中ということを思い出し、咄嗟に巨大ロボの掌から抜け出す。
そして、MA形態に変形。
呆然と立ち尽くす敵の背後に回りこみ……。
ガキッ!
四肢の変形体であるクローで、がっちりと右腕に取り付く。
腹部にある発射口にエネルギーが集中する。
腹部固定580mm複列位相エネルギー砲……スキュラ。
その威力は強大で、戦艦クラスでさえ一撃で葬り去ることができる。
「この距離なら!!」
それをゼロ距離で発射する。
爆音と共に、巨大ロボの右腕が吹き飛んだ。
- 148 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY:2003/06/18(水) 22:15
- >>147
タケルは混乱していた。どっちだ?俺はどちらに味方すればいい?
迷っているうちに赤いMSが熊手のような形に変形しもう一体の
巨大ロボの右腕に取り付いた、と思った瞬間ロボの右腕が吹き飛んだ。
巨大ロボは怒ったのか、残った左手でMSを叩きつぶそうとした。
「やめるんだぁーッ!」
タケルは続けて叫びんだ。
「衝撃波っ!!」
まばゆい閃光と共にガイヤーから衝撃波が放たれ
二体のロボットは吹き飛ばされ、動きを止めた。
- 149 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY:2003/06/18(水) 22:17
- ×叫びんだ。
○叫んだ。
- 150 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2:2003/06/18(水) 22:50
- >>143
――――――!!
ロウランが振り向くと、二体の巨人が、立っていた。
一体はどっしりとした重厚なフォルム、背中に巨大な大砲を背負っている。
もう一体は全体的に青っぽいスマートな形。
いずれも鋭い二つの目をもっていた。
「―――――――――!!」
怖くて声がでなかった、逃げ出そうにも足がすくんで動けない。
突然、二体の巨人の胸の部分が開き、2人の少年が出てきた。
一人は褐色の肌に金髪の明るそうな少年。もう一人は
白いおかっぱ頭の顔に傷のある、すこし怖い雰囲気のある少年。
2人はこちらに近づいてくる。
「―――――――――――――!!」
- 151 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/18(水) 23:25
- >>138
空には満月が輝いていた。
イザ−クとディアッカ・・・・か。
月を見上げながら水月はまた、2人の事を考えていた。
時折ふくそよ風に水月の特徴的なポニーテールがなびいていた。
水月の隣では二コルが寝息を立てていた。
水月は2人の少年の事に関して二コルから聞いた後、二コルを寝かせた。
「私が見張りに立つから、あんたは寝なさい。疲れてるでしょ?」。
「え・・・いや僕は別に疲れてなんか・・・・」。
「子供はもう寝る時間。つべこべ言ってないでさっさと寝る」。
「ぼ・・・僕は十五ですよ・・・子供なんかじゃ・・・」。
「年上のいう事は素直に聞きなさいってば・・・・それに服とご飯もらった
借りもあるし、明日になったらその2人とアスランって子を探しにいくんでしょ?
あたしもついてくけど、寝とかにと持たないわよ。ほら寝た寝た」。
二コルは水月にそういわれると渋々と横になり眠りに着いた。
また風が吹いた。
やっぱちょっと寒いわね・・・・。
水月は露出したお腹の辺りを抑え少し震えた。
水月は二コルから彼の予備の服をもらった。
しかし男性用な上にその服が対象としていたニコルよりも
ずっと水月の体が大きかったので腹部が丸見えになっていた。
チラッと二コルの方を見た、相変わらず二コルは穏やかに寝ている。
――――そう言えばこの子どこからきたのかな?地球の子じゃあ
ないみたいだし。普通の男の子とは少し違う気がする・・・。
もっともあたしのお腹や胸を頬を赤らめてチラチラ見ている
所は他の男の子と変わらないみたいだけど。
水月は遠くを見た、草原は相変わらず静かだった。
―――このまま無事に日本へ帰れますように。
水月はそう祈った。
- 152 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/18(水) 23:27
- ×寝とかにと
○寝とかないと
- 153 名前:アルス:2003/06/19(木) 13:04
- >148
「なに!?ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!・・・・・・うう、凄いな、今の光は」
突如変形したMSの一撃で腕を持ってかれたグルンガストC、とりあえず残りの手で
叩き潰そうとしたが、謎の赤いロボに吹き飛ばされる
「いてて、やってくれたな、だがな・・・・・・腕の代用などいくらでもきく」
グルンガストCは紫の光に包まれた すると、失われた左腕が再生し始めた
「ちょいとした魔術みたいだろ?再生機能がついてるなんて驚いたか?さて反撃開始だ」
グルンガストCは空中に浮上する、2機のロボットを眺めながらエネルギーを貯めだす
「この一撃耐えられるか?」
グルンガストCの胸にためられたエネルギーは紫の球体変わってゆく
エネルギーを圧縮した球体はマキシマムブラスターの4倍の威力である
「消えろ!!!エネルギーボルト発射!!!!!!」
エネルギーボルトが発射されようとしたその時だった はるか遠い空、南極の方に一すじの光が立った
- 154 名前:アルス:2003/06/19(木) 13:16
- 「あの光はなんだ?・・・・・・・・・・」
発射されようとしていたエネルギーボルトを解除し、その場を離れる
通信回線を開き、デストロン基地に通信を送る
「今、中東アジアの遺跡付近なんですが、謎の光の塔みたいなのが、なんですかあれ?」
「なんだと!?お前そんな位置から見えるのか?」
「ええ、見えますけど・・・・・・」
「アレは南極の方から発射されている」
「なっ南極?・・・・・・・とゆうことはネオティターンズですか?」
「わからん、ただ言えることは、その位置から見えるほどの光とは、ただの光ではないとゆことだ」
わけのわからない光・・・・・・どうやら早く決着を着けなければいけないらしな
- 155 名前:金日生 ◆UPlkkoGCwk:2003/06/19(木) 22:50
- >>151
ヨーロッパ。
広い草原の上空を漆黒の巨大戦闘機ブラックダイファイターが
飛行していた。
金日生がヨーロッパに潜むレジスタンスを打倒せよ。との命令を
ダンケル博士から受け取ったのはつい先ほどのことだ。
ちょうど暗黒ホラー軍団から3年前忠誠の証に授かった自慢の機体
ブラックダイファイターに乗りヨーロッパ旅行に来ていたさなかだった。
レジスタンスは二体。どちらも小型のロボットだと言う。
本来なら120メートルのこの機体では小型ロボを相手にするのは
的確ではないのだが、ちょうどこの近辺を飛行中という理由から
レジスタンス討伐に抜擢されたのだった。
おもしろいではないか。ここ最近戦ってなかったのでな。
我輩のブラックダイターンの力、レジスタンスとやらに
特と味あわせてやろうではないか。
情報によるとレジスタンスは女と子供だと言う。
だが遠慮をするつもりはない。
たとえ女子供といえども、全身全霊を賭して戦おうではないか。
ピー!
レーダーに反応が現れた。恐らくレジスタンスの機体だ。
「チェンジ! ダイターン!!」
金日生は叫んだ。
- 156 名前:ディアッカ・エルスマン ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/20(金) 10:56
- >>150
「へぇ〜、これまた可愛い女の子じゃないの」
ディアッカが、少女の体全体を眺め回すようにして言う。
「何でこんな所に倒れてたの?」
「……」
「脱走兵?」
「……」
「年いくつ?」
「……」
「彼氏いるの?」
「……」
何も答えようとしない。
少女の顔は恐怖に歪んでいた。
「…無理もないか」
「ん?」
「イザーク、顔怖いもんな」
「うるさいっ!!」
殴られる。
なるほど、確かに重いパンチだった。
ふと少女を見ると、何やら困惑したような顔をしている。
(…うーん……)
イザークの背後に回り込む。
…そして、左右の頬を引っ張る。
「は、はにほふる!!(な、何をする)」
何やら怒鳴っているが、無視。
頬をびろびろ引っ張る。
むにむに…。
びろ〜ん。
…ぺちっ。
「やめろっ!!」
イザークの裏拳を、直で喰らう。
(マジで痛ぇ……)
「……」
「……」
「…くすっ」
(おっ…)
僅かにだが、少女が笑みを浮かべていた。
- 157 名前:ニコル・アマルフィ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/20(金) 10:58
- >>151
チュンチュン……チチチ
朝。
「……ん」
鳥の囀りが、目覚まし代わりになる。
(ねむい〜)
眠気は十分にあったが、頑張って目を開く。
ぼやけた視界。
辛うじて、目の前に何かがあるということだけわかった。
(……?)
目を擦って、再び開く。
…。
……。
「わ、わっ!!」
思わず飛び起きる。
目の前にあったものは……水月の顔だった。
(び、びっくりした……)
心臓がバクバクいっている。
……。
腹部を露出させ、寒そうに丸まって眠る水月。
(昨日は、ずっと見張りをしていてくれたんですよね……)
(……)
自分の上着を掛けてやった。
木の幹に座り込み、それを見つめる。
…安らかな表情で眠る水月。
(……)
(あ……)
(水月さんって……よく見ると、けっこう……)
(っていうか、かなり……)
…。
……。
「……っ!(///」
思わず目を反らす。
ただ、寝顔を見ていただけ。
…けど、自分でも顔が赤くなっているのがわかった。
胸に手を当ててみる。
…。
……。
(ドキドキしてる……)
今だかつて感じたことのない……何だか変な気分だった。
- 158 名前:アスラン・ザラ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/20(金) 11:00
- >>154
自機を遥かに越える大きさ。
それに相応した、高い攻撃力。
そして、極めつけは高度な自己修復能力。
(明らかに、こちらが劣勢……か)
ちらりと横の赤いロボを見る。
どうやら、敵ではないようだが……。
…。
……。
2機で戦うには、この敵は余りにも強大すぎた。
「……クッ!」
赤いロボに通信を試みる。
「今コイツを相手にするのは得策ではない!退くぞっ!!」
- 159 名前:アルス:2003/06/20(金) 20:35
- 「え?ヨーロッパに迎えですと?」
「そうだ、この基地から脱走した者がヨーロッパに逃げたそうだ」
「はぁ・・・・・了解しました、ところで私以外の追撃隊は出ていないのですか?」
「金日生とゆう、男が出ているそうだ」
「・・・・・・・・・」
通信を切ると、補給艦をヨーロッパ方面へ向ける
そしてヨーロッパに着く
「おや?アレはダイターン3?黒いがたしかにそうだ、・・・・・・そうだ、ここは一つ芝居でも打つか」
アルスは船を隠し、いつでもグルンガストを発進できるようにした
- 160 名前:◆dArkIAL7gU:2003/06/20(金) 21:06
- ―デストロン基地―
「これはダリウス大帝殿。」
「わしとは初めて会うな。実は・・・・。」
「なんですと?」
「わしの調べたところによると奴は間違いなく・・・・。」
「しかし、何故分かったのですか?」
「報告書を読ませてもらった、やや不可解な行動があったからな。」
「なるほど・・・。」
「そこ奴の逮捕をしたい。協力してくれるな?」
「ハイ・・・・。」
デストロン軍は半信半疑であった。
まさか奴が裏切りをするとは・・・。
―暗黒城―
「暗黒怪獣、ドーン・ライフ―ンは出撃可能であろうかな?」
「ハイ、ダリウス様。」
「奴の50万度の火炎に焼かれて死ねるのなら本望だろう。デストロンが失敗した場合はこいつを出撃させる。」
「了解。」
- 161 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/20(金) 21:17
- >>155
>>157
ズシンッ!という振動を感じた時。水月は一瞬地震が起こったのかな?
などと呑気な事を考えていた。
慌てて身を起こす。
ギョッとした。
水月とニコルのいる木より一キロほど先。
水月が日本で使っていたザンボット3の二倍はあろうかと言う
巨人が立っていた。
その巨人は全体が黒く塗装されいたが水月にはそれが何なのか
すぐにわかった。
水月と同じように驚愕の表情を浮かべたニコルが口を開いた。
「み・・・水月さん・・・・・」。
「何?」。
「あ・・あれは一体何なんですか・・・?あれもMSなんですか・・・?」。
「あんなでかいMSがあると思う?」。
「じ・・・じゃああれは一体・・・」。
「あれはダイターンっていうス−パーロボットよ」。
「ダイターン?」
「そう、昔、何度も地球を救ったっていう・・・中学の教科書に写真で
乗ってたよ」。
「て・・・事は味方なんですか・・・?」。
「あの色見て味方に見える?」。
「じゃあ・・・」。
「多分、敵に渡ったんだと思う」。
まずい、本当にまずい。今回はこの前みたいに味方が着てくれると
は思えない。
それに圧倒的な体格差だ、二コルのブリッツは18M。
水月のレイズナーに限っては僅か9Mしかないのだ。
しかもニコルのブリッツは隠密作戦用だと言う、あのような相手との戦闘には
決定的にむかない。
「ニコル。荷物まとめて、機体に乗って。逃げるわよ!」
「わ・・・判りました!」
ダイターンは地響きを立てながらこちらに近づいてくる。
逃げるしかない。
- 162 名前:金日生 ◆UPlkkoGCwk:2003/06/20(金) 21:32
- >>161
・・・・・・・。
金日生はモニターを注意深く見ていた。
やはりこの巨体では目立ちすぎたか・・・・。
まぁ仕方あるまい。
二体のロボットが飛び立った。一機はMS、黒い機体。もう一体は
MSに比べるといささか小型な機体。頭部の開放型コクピットに座る
パイロットの姿がはっきりと確認できる。
二つの機体は金のダイターンに背を向け飛行している。
―――逃げるか。まぁこの巨体が相手ではな。
金日生は自分のダイターンに絶対の自信を持っていた。
この機体はかつてロンド・ベルという部隊に所属し地球を救ったと
されている。必殺のサンアタックは二機の小型ロボットなど蒸発さ
せてしまうだろう。
―――まあよい獲物があがけばあがく程、しとめた時の快感も
大きくなる。
どの道あの機体の速度ではダイファイターの速力でも充分に追いつける
はずだ。
「チェンジ!ダイファイター!!」
まずは小手調べだ。
- 163 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/20(金) 21:49
- >>162
「な・・・・!!」。
「嘘・・・・・」。
水月とニコルは驚きの声を上げた。
ザンボットの二倍はあろうかと言う巨大ロボが戦闘機に変形したのだ。
「そんなのあり!?」。
「ダイターンなだけに大胆・・・・」。
「ふざけてる場合じゃないわよ!」。
ダイターンが変形した巨大戦闘機はぐんぐんこちらに迫ってくる。
「追いつかれる・・・・・」。
「く・・・・」。
突然ニコルのブリッツが機種をダイタターンに向けた。
「ちょっとなにやってんのよ!」
「僕が時間を稼ぎます!水月さんはその間に逃げてください!」
「馬鹿いってんじゃないわよ!」
水月もレイズナーの機種をダイターンに向けた。
「ダメです水月さん。きちゃだめだ!」
「子供のあんたに逃げろって言われて年上のアタシがはいそうですかと逃げれる分けないでしょ!」
二機が向かって行くとダイターンは再び変形し巨大なウェッブを取り出した!
- 164 名前:アルス:2003/06/20(金) 21:54
- >>163
「着たぞ着たぞ!この時が!よし、さっそうと登場してフフフフフ・・・・・」
アルスはグルンガストCで空間移動を行った 空間を引き裂き突如ダイターンの前に現れたグルンガストC
普通のグルンガストに比べれば2倍近くもあるが、さすがにダイターンともなると
やや向こうの方が大きかった
回線をスピーカーに?げ声が外に聞こえるようにした
「ああ、オホン、やいやい!そこの黒いダイターン!俺はデス、じゃなくて
お前ら侵略者と戦う者だ!同じ地球人でありながら敵に寝返るとは、ゆるさん!
そのダイターンも、お前みたいな野郎に使われて泣いているぜ!俺がダイターンもろとも成敗してくれる!」
セリフを言い終えたところで、ダイターンは攻撃をしかけてきた
アルスはワザとダイターンの攻撃を受けてよろめいて見せた
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!、なんてパワーだ・・・・・さすがダイターンだ、攻撃も大胆だぜ!」
くだらない洒落を飛ばしてるあいだに、次の攻撃がくる
「何者かは知らないが死んでもらうぞ、日輪の力を借りて・・・・」
ダイターンはあの有名なサンアタックを繰り出そうとしている
これはチャンスだ!ダイターンの攻撃を打ち破ったら、少しは俺の力をアピール出来るだろう
「このチャンスを逃す手は無い!いくぞダイターン!正々堂々勝負だ!!!」
グルンガストは目の前に亜空間ホールを出した、そのホールに手を突っ込み
思い切り手を引っこ抜いた、引っこ抜いた手が掴んでいたのは グルンガストCの2倍はある長剣であった
「斬計刀!!!!!!!!くらえ!我一撃を!斬計刀一文字ぎりぃぃぃぃ!!」
ダイターンの放ったサンアタックを斬計刀で真っ二つに切る
「終わりだ!!!!!斬計刀流れ流星斬り!!」
空高く飛び上がり、ダイターンを斜めに切る、流石のダイターンも真っ二つになり爆発をした
よし、これでダイターンのパイロットが逃げて、ダンケルの所に報告すれば
ダンケルが不審に思って俺の行動を観察するだろう、そうすれば俺がスパイ活動をしてると
気づくはずだ、 だが、それには大きな誤算があった
爆発するダイターンの中から一行に脱出するポッドが見られなかった
そう、アルスは本当に裏切り者になってしまったのだ
- 165 名前:金日生 ◆UPlkkoGCwk:2003/06/20(金) 21:59
- >>163
「む・・・・」。
突然一機の機体が――MSが――機種をこちらに向けた。
さらにその後もう一機の小型の機体を機種をこちらに向け進んでくる。
金は不適な笑みを浮かべた。
若いな。仲間のために・・・・か。
だがその若さが時として命取りとなるのだよ。
「チェンジ!ダイターン!!」
「受けるがいい渾身のダイターンウェッブ!!」
- 166 名前:アシモフ将軍 ◆dArkIAL7gU:2003/06/20(金) 22:10
- >>164
「金日生の識別信号が消えたか・・・・・。」
「ハイ、いかがしましょうか?」
「奴に何かあったに違いない。すぐに現場に行け。」
「はっ。」
ヨーロッパ方面に駐屯する暗黒ホラー軍団の一部隊は早速現場に向った。
現場の探索及び敵の排除である。
「まさかな・・・・。」
「アシモフよ。」
その時、ダリウス大帝からの通信が入った。
「これは大帝様・・・・。」
「裏切り者の件であるが・・・・。」
「なんと・・!!では奴は我らのみならずデストロンですら出し抜いていたと?!」
「そう言うことになる、そこで今そっちにドーン・ライフ―ンを送る。」
「おお、あの香港に眠っていた暗黒怪獣を?」
「そうだ、処刑執行人に相応しい暗黒怪獣だ。」
「でっゲリラ勢力は。」
「好きに始末するがいい。わしに逆らうものは一人残らず皆殺しにせよ。」
「はっ。」
ダリウスの通信は消えた。
「アルスめ・・・・やはり裏切っていたようだな。」
- 167 名前:アルス:2003/06/20(金) 22:20
- 破壊されたダイターンの残骸を見つめながらアルスは呆然としていた
「嘘でしょ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アルスはその場で泣き崩れてしまった
ああ、どうしよう・・・・・これじゃあ俺が本当の裏切り者になっちまったよ
どうしよう、さすがに今闇黒ホラーを敵に回すのは得策じゃない
だが、・・・・・・・ふと横を見る そこには月に格納していた青いメカと黒いMSが立っていた
今俺の見方をしてくれそうなのはこの頼りないMSたち、また涙がこみ上げてきた
MSのパイロットが何を勘違いしたのか俺に慰めの言葉をかけてきた
どうやら、俺とダイターンのパイロットが仲間で、自分が彼を倒してしまったのではないかと慰めてきた
そうじゃねーんだよ、俺が泣いてるのは敵を増やしちまったことなんだよ!
だめだ・・・・・もう俺は・・・・・・・
「あの?大丈夫ですか?」
「だいじょうぶなばげぇねぇぇだろうがぁぁぁぁぁぁぁ(涙)」
- 168 名前:金日生 ◆UPlkkoGCwk:2003/06/20(金) 22:26
- >>164
「なにぃ!!」
二つの機体が迫って来た時、突如として空間を引き裂きダイターンに
匹敵する巨大なロボットが現れた。
―――何者だ!?
唐突に敵のロボットからと思われる通信が入る。
「ああ、オホン、やいやい!そこの黒いダイターン!俺はデス、じゃなくて
お前ら侵略者と戦う者だ!同じ地球人でありながら敵に寝返るとは、ゆるさん!
そのダイターンも、お前みたいな野郎に使われて泣いているぜ!俺がダイターンもろとも成敗してくれる!」
―――生意気な若造め。我輩の一番嫌いなタイプだ。
「よかろう、相手になってやる」。
「ダイターンハンマー!!」
金のダイターンは巨大なハンマーで敵の機体を殴りつけた。
ガーン!!と言う音ともにハンマーが敵の機体に炸裂する。
「何者かは知らないが死んでもらうぞ」
敵がひるんだのを見てフィニッシュに入る。
「日輪の力を借りて・・・・」
そこまでセリフを言った時突如敵のの前に奇妙な穴のような物が
出現した。敵はそれに手を突っ込み自分の身長の2倍はある長剣
を取り出した。
無駄だ。そして遅い!
「今必殺の! サン! アタァァァァァック!! 」
ダイターンはサンアタックを放った。
金は勝利を確信した。今までこの攻撃を逃れた物はいない。
だが次の瞬間、金はその光景を信じる事が出来なかった。
放たれたサンアタックは確かに敵を直撃した、したはずだった。
しかし敵はサンアタックが直撃する直前、その巨大な刀でサン
アタックを”切断”したのだ。
気が付いた時には敵は空たかく飛び上がり。刀を斜めに
振り下ろしていた。
「うわあああああああああ!!」
衝撃と共にダイターンが真っ二つに切断されたのがわかった。
あわてて金は脱出装置のレバーを引いた。
しかし反応がない。
「馬鹿な、なんで」。
次の瞬間、ダイターンは大爆発をおこし金のいるコクピットも
凄まじい爆風が襲った。
「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああ!!」
- 169 名前:サソリンガー ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 00:18
- 「あれはやはり・・・・。」
暗黒鳥人はそれを確認した。
やがてレッドバロムの大軍と暗黒怪獣サソリンガーの群れが現れた。
その膨大な数の軍勢は一同を取り囲んだ。
「反逆者アルス、お前は我々を欺き、反乱分子を地球へ逃がし、さらに脱走者の手引き・・・これは明らかな反逆行為・・・貴様も逮捕する。」
サソリンガーの群れは一斉に一同に襲い掛かった。
- 170 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY:2003/06/21(土) 00:37
- >>158
タケルは上空のロボットを凝視していた。
先ほどMSに吹き飛ばされたはずの腕が見る見る内に再生してゆく。
―――なんてやつだ。ガイヤーの衝撃波でかなりダメージを負ってるはずなのに。
唐突にMSからの物と思われる通信が入る。
「今コイツを相手にするのは得策ではない!退くぞっ!!」
タケルは即答した。
「いやっ!待て!」
よく見ると敵は攻撃態勢を解きどこか南の方角を見ているようだった。
しばらくすると敵は突然、西の方角に飛び去った。
敵が飛びさった後、2人はそれぞれの機体を降り、顔をあわせた。
相手のMSのパイロットはまだ自分よりも年下であろう少年だった。
その少年はタケルに近づくといきなり拳銃を突きつけた。
少年が言った。
「お前はなにものだ、ここでなにをしていた」。
「俺は明神タケル、17歳で高校生だ。本当なら学校から帰る途中だったのに
気が付いたらここにいた」。
「あのロボットは一体なんだ?」。
「判らない。でも少なくとも俺はあいつに呼ばれてここにきたと考えている」。
「・・・・・」。
「俺からも聞かせてもらうお前は何者だ?見たところ軍人のようだが」。
「ザフト軍クルーゼ隊所属のアスラン・ザラだ」。
「ザフト?確かゼーラ星人にプラント事制圧されてるって聞いたが?」
「確かにそうだ、だが全てのコーディネイターが奴等の支配下に入って
るわけではない」
「・・・・・・・」
2人同時に言った。
「これから、どうするつもりだ?」
- 171 名前:アルス:2003/06/21(土) 15:31
- >>169
いつのころからだろうか、自分はなぜかツメが甘かったり、完璧にはならなかった
まだ連邦で戦っていた頃、遠くのゲルググを狙ってジムスナイパーUで狙撃をしたら
まさかその前を味方機が横切りコックピット貫通
それから、色々なところに飛ばされたりもした、飛ばされた先でまた問題起こして
挙句の果てには冥王星まで左遷させられて・・・・・・もうお終いだな
「サソリンガーか・・・・・スコルポスを思い出すな〜あいつ元気でやってるかな?」
デストロンで出会った友人の事を思い出しながら 目の前の光景を見る
2機のMsはどこかに退避し俺の周りには大量のサソリンガー俺を取り囲んでいた
「酷だ、あまりにも酷だ・・・・・・・・死ぬわけにはいかない、」
そう呟き、赤いボタンを押す
「これで、・・・・・・・終わりだ・・・・・・・・うふ」
グルンガストが紫に光りだすと 目の前のサソリンガーはどんどん消えていった
「運がよければ、どこかの宇宙、運が悪ければ・・・・・・戻って来れないね 」
「さて、俺はこれからはあの2機と行動するわけだ・・・・・・また探すか」
- 172 名前:アシモフ将軍 ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 16:11
- >>171
アシモフはその様子をモニターで見ていた。
歯軋りしながら。
「ぐぬぬ・・・やるではないか。」
「将軍、一人も逃がすなとのダリウス様のご命令です。」
「分かっておるわ。かくなる上は例の暗黒怪獣を投入してくれる。」
「はっ分かりました。」
「俺もグロテクターで行く。俺が指揮すれば・・・・。」
アシモフはそう言ってグロテクターに乗り込んだ。
あのダリウス大帝から預かったドーン・ライフ―ンと共に。
戦場ではサソリンガーの群れが引き続き増援として現れていた。
- 173 名前:カブトンガー ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 16:14
- >>171
だが2機の機体も既にかぎつけられていた
カブトンガーの群れが追撃を開始した。
- 174 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/21(土) 16:53
- >>173
一難さって又一難ってわけ?!
黒いダイターンを倒したロボットのパイロット(おじさんだった)と
話していると、唐突にレットバロムと呼ばれる戦闘機とサソリのような
生物の大群が空と陸から襲って生きた。
やばい。さっきも充分やばかったけど今度のはもっとやばい。
完全に包囲された上に敵の数が多すぎる。
しかし、水月のレイズナーとニコルのブリッツは飛行能力と小回りが聞くのを
利用する事によりその攻撃から逃れる事が出来た。
「・・・そう言えばあのおじさんの機体はどうしたんですか?」。
「あ・・・・・忘れてた・・・・」。
「・・・・・・・・・・・」。
「・・・・・・・・・・・」。
「死んだな、あのおじさん・・」。
「これからどうしましょうか?」
「どうするったって、このまま日本を目指して・・・」。
そこまで言った時レイズナーの人工知能(?)の機械的な
音声が水月の耳に入った。
「後方ヨリ接近シツツアル敵。多数アリ」
水月は慌てて後ろを振り向いた。
―――!
巨大なカブトムシの大群が迫ってくるのが見えた。
サソリの次はカブト虫か・・・・。
- 175 名前:アシモフ将軍 ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 18:40
- >>174
わしのグロテクターはある地点に止まっていた。
ある作業のために。
「この地点での作業は終わったな。」
「ハイ、ブラックホール爆弾でこのあたりは消滅します。」
「ドーン・ライフーンが敗れた時の保険としてだ。急がせろ!!」
「アシモフ様、ちょっと。」
「何だ?」
「ハイ、未確認の飛行物体がフランス地方で目撃されたそうです。」
「まさか・・・・とにかくフランス周辺の部隊に警告をだしておけ。」
「はっ。」
「そして作業を急がせろ!」
なんとしても作業を急がせなばな。
>>171
わしはモニターでアルスの様子を確認した。
アルスはまだ戦っているようだ。
もうじきドーン・ライフ―ンが現場に到着する。
さて・・・残る2匹のゴキブリはザ・ゴキブラーに始末させるとしよう。
グロテクターの格納庫では無気味に光る眼が映った。
- 176 名前:アルス:2003/06/21(土) 20:50
- 「また増援か!?くそ、だが、こんなに増援がくるとゆうことは、どこかに母船みたいなのがあるな」
レーダーであたりを見回す、すると一つだけ大きな反応があった
「ここだ!!!!空間移動ホール」
グルンガストCはアシモフのグロテクターの前に移動した
「あの緑の戦艦は、ホラー軍団四天王のか!?」
- 177 名前:アルス:2003/06/21(土) 21:05
- 「やい、四天王!俺はお前の戦艦にデスクロス光線を撃てる装置があるのは知ってるぜ」
そうゆうと、アルスは斬計刀をとりだし戦艦の外壁を斬り中に侵入した
適当に中を進んでいくと変わった装置を見つけた
「ここだ!この装置がエネルギーを作り出しているのか、ふふふ、」
「どこだ、グロテクターの何処に消えた!」
「アシモフ様、グルンガストが再びあらわれました、なっ!?アレは!」
「どうした!?なんだ何かを持ってるようだが・・・・・」
「ふははははは!いいものを見つけたぜ!やい、四天王このデスクロスを作り出す装置は
俺が有効に使ってやるぜ、ふははははははは!!!」
「ばっバカな!おい、船のエネルギーはどうした!?」
「はい、予備電源に切り替えました」
「くそ、殺せ!あいつを生かすな!ブラックホール爆弾を使え!」
「しかし、この位置で使えば我々の艦にも影響が・・・・」
「ぬうう、・・・・・」
「それじゃあ、これはいただいていくぜ、さようなら〜」
エンジンを盗んだグルンガストは超空間を通り逃走した
「あっ、いけねえ、忘れてた、戦艦のブラックホール爆弾のスイッチを入れたことを伝えるの忘れてた」
- 178 名前:アシモフ将軍 ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 21:31
- >>177
「まずい、ブラックホール爆弾のスイッチが入った。」
「すぐに撤収しましょう。」
「アルス機には既に発信機をつけておいた・・・ドーン・ライフーンが追いかけてくれるようにな。」
「撤退!」
俺のグロテクターはすぐさまこの地点を離れた。
数分後・・・・・。
ブラックホール爆弾が発動して何もかも吹き飛んだ。
おそらくあの2機も巻き込まれたのだろう。
わしは外を見てその絶大なる威力に恐怖した。
そしてわしのロテクターは撤退した。
その頃、ドーン・ライフーンはすぐにアルスの居場所を察知し、そこへ向った。
- 179 名前:アルス:2003/06/21(土) 21:46
- アルスが超空間から出たところは、ちょうど2機のMSが戦っているところだった
「おーい、そんなカブトムシとっとと遣っ付けちまえよ」
「生きていたんですか!?」
「あたぼうよ、そう簡単に死ぬかっつーの、ホラ助けてやるぜ」
アルスは斬計刀を横になぎ払うと、カブトンガーは全て吹き飛んだ
「おい、お前ら、俺のグルンガストに掴まれ、いいか?」
「え?なんでですか?」
「いいから掴まれ死にたいのか!?死にたくなければ俺を信じろ」
「わっわかりました」
2機のMSがグルンガストCに捕まるとグルンガストCは紫に光った
「空間転送!行き先は・・・・・おい、お前ら、行きたい場所はあるか?」
「え、?ええっと、日本です!」
「了解、だが座標設定してる暇はないな、まずは適当に」
グルンガストCと2機のMSは紫の光に包まれ消えた
その直後、ブラックホール爆弾の爆発で、辺りは消滅した
- 180 名前:アシモフ将軍 ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 21:48
- >>179
なるほど・・・ドーン・ライフーンよ。
日本へ向うのだ。
- 181 名前:◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 21:54
- ―暗黒城―
「あの辺一帯は全て消滅したか・・・・。」
「だが、アシモフもまだ詰めが甘いようだ。」
「ドーン・ライフーンは?」
「追いかけるように日本に転送された。ドーン・ライフーンにはグルンガストCとアルスが健在な限り追ってくるようプログラムしてある。」
「ダリウス様、ドーン・ライフーンだけではいささか不安です。あの者も投入しましょう。」
四天王の言葉にダリウスは肯いた。
「よし、カインを呼べ。」
・・・・そこに一人の暗黒騎士がやってきた。
「暗黒騎士カイン参上しました。」
「カインよ、ダブルイーグルで裏切り者を処刑せよ。」
「はっ、お任せください。」
- 182 名前:アルス:2003/06/21(土) 21:55
- 空間移動を終えたグルンガストCと2機のMSは目の前の光景をに驚く
「ああ、凄いな・・・・・・跡形も無い・・・・・」
「ついさっきまで、あんなに自然が広がっていたのに、・・・・・・」
「酷すぎる・・・・・・」
「これが、やつらのやり方だ、敵を倒すためならなんでもする、たとえ地球が滅びようとな」
「あなたは誰なんです!?なぜ彼らと戦っているんですか?」
「どうしてこんな事が起きると知っていたんですか?」
「・・・・(う〜ん、さっきまで敵でしたなんて言えないね)俺は地球を守るために戦っている」
会話をしていた時レーダーに反応があった、
「なんだ!?ち、闇黒獣の生き残りか、」
「闇黒獣ってなんですか?」
「さっきのカブトやサソリの仲間みたいなもんだ、たぶん俺を狙ってるな、おい!少し強い敵がくる逃げたきゃ逃げな」
- 183 名前:デスクロス騎士カイン ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 22:09
- >>182
俺はかつてシュタイン博士と呼ばれていた頃、極東支部での地下勢力用兵器のコンペで大空魔竜とこのダブルイーグルとどちらかが採用されるようになった。
だが最終的に大空魔竜が採用され俺のダブルイーグルは却下になった。
何故だ!!・・・・だが俺の前にゼーラ星人が現れ、復讐に手を貸してくれると言ってくれた。
俺はシュタインの名を捨てデスクロス騎士カインに生まれ変わった。
俺のダブルイーグルこそが最強なんだ。
ダブルイーグルの輝かしい功績のためにもゲリラには死んでもらわなければならない。
いずれ戦うであろう大空魔竜の前哨戦だ。
さあ行くぞ、ダブルイーグル。
- 184 名前:ドーン・ライフーン ◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 22:12
- >>183
巨大な龍の姿をしたドーン・ライフーンはその巨体をついに彼らの前に現した。
100m以上もの巨体と鋭い牙を持ったドーン・ライフーンは一同を見つけると直ちに攻撃に入った。
その口から50万度もの炎を吐いたのである。
灼熱地獄につつまれる彼ら。
ドーン・ライフーンは容赦せず攻撃した。
- 185 名前:◆dArkIAL7gU:2003/06/21(土) 22:15
- 訂正だが追いかけるように日本に転送された。
ではなく追いかけるように転送されただ。
- 186 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/21(土) 22:45
- >>184
「わああああああああああああああ!」
「きゃあああああああああああああ!」
グルンガストと共に日本に空間移動した水月とニコルは
突如として現れた巨大な龍の姿をした敵に襲われた。
その龍は口から凄まじい威力の火炎を吐き出した。
グルンガストの陰に隠れて何とか耐えるがそれも時間の
問題だろう。
とてつもない熱をもっているのかグルンガストの装甲も
劣化し始めているようだ、一部がぐにゃりと溶解し始めている。
スピーカーからニコルの悲鳴に近い通信が入る。
「だめです!水月さんっ装甲が持ちません!」
「あたしのほうも・・・もう・・・・」。
「ア・・・アスラン・・・・ごめん・・・」。
「・・・・・・・・・ニコル」。
「なんですか?」
水月はレイズナーをニコルのブリッツにかばうように密接させた。
9Mのレイズナーが18Mのブリッツをかばっている。
まるで狼の群れから親をかばう子のように。
ついに、限界が近づいてきた。
その時だった。
「V-MAX発動!レディ!!」
突然機械的な音声が入る。
え・・・・・・。
次の瞬間水月のレイズナーとニコルのブリッツは青い光に包まれた。
その青い光は龍型怪獣の火炎を弾いた。
―――チャンスだ!
水月のレイズナーはブリッツを抱え凄まじい速度でその場から飛び去った。
ホラー軍団のレーダーもこの二機を見失った。
- 187 名前:アルス:2003/06/21(土) 23:49
- 「あちちちち、ったくもうよ、ん?なんだ?」
後ろでかばっていた2機のMSは物凄い勢いで飛び去った
「早いな、・・・・・さて、少しは暴れられるようになったな」
グルンガストは2個の空間ホールを開いた そしてそのホールに両手を突っ込んだ
ホールから両手を引き抜くと、両手にドリルが着いていた
「本来なら、ドリルブーストナックルと叫びたいところだが、敬意を表して今日は」
「ミラクルドリル!!!!!!!」
グルンガストCから放たれたドリルはドーン・ライフーンを貫通した
そして、大爆発を起こした
「さて、次はあのデカイ竜と戦うか、ふっ、あれじゃあ大空魔竜が採用されるわけだ」
アルスはダブルイーグルに不採用と電報を打った
- 188 名前:ドーン・ライフーン ◆dArkIAL7gU:2003/06/22(日) 00:16
- >>187
ドーン・ライフーンは破壊される寸前に小型のメカを吐き出した。
そのメカはグルンガストCに寄生するように融合した。
気づかれないように・・・。
これもダリウスの計画通りなのだろうか?
- 189 名前:アルス:2003/06/22(日) 07:06
- 毎回毎回、増援が現れては俺はそいつらと戦闘する、やはりこのデカイ機体では何かと目立つしな
この機体を捨てるのは惜しいが、もはやせにはらはかえられない この機体を捨てて死んだと見せかけよう
マイクをオンにしてダブルイーグルに伝える
「ああ〜あ、もうダメだ!俺はもう死ぬしかないな〜!でもどうせ死ぬなら
でっかい奴とまとめて自爆して、華々しく死にたいな〜!」
グルンガストCをダブルイーグルに突進させてエンジンを暴走させる
「わぁぁぁぁぁ!(さて、あとはトンズラするだけ〜・・・・奴らと戦うには未知の戦力が必要だ
地球の遺跡を転々とするのもいいが、ここは思いきって宇宙へ行こう)」
グルンガストCが大爆発を起こすと半径2kはまるまる消し飛んだ
ホラー軍団もアルスが逃げたとは思わなかった
- 190 名前:アスラン・ザラ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/22(日) 22:14
- >>170
「俺は仲間を探さなければいけない」
言いながら、先程の戦闘での破損個所をチェックする。
……。
バランサーの多少の不具合を除いては、ほぼ異常なし。
行動に支障は無いだろう。
……。
先程、日本の方角で大規模の爆発を感知した。
原因は不明。
(今の所、手がかりはそれだけ……か)
「仲間?」
「俺と似たような機体に乗ってる」
見かけたら助けてやってくれ、と言ってこの場を離れる。
…。
……。
「……で、何故ついてくる?」
イージスの後方をぴったりとついてくる、赤いロボット。
「仲間を探すんだろう?」
「そうだ」
「人手は多いほうがいいだろう?」
「…理論的にはな」
「俺が手伝ってあげたら助かるだろう?」
「……」
謎の大規模な爆発。
原因は…恐らく戦闘によるものだろう。
もしかしたら、未だ戦闘中なのかもしれない。
そんな場所に同行させるのは、危険だった。
……。
しかし、正直言って地球のことはよく知らない。
この申し出がありがたい事は、事実だった。
…。
……。
ふぅ、とため息をつく。
「ありがとう、そうしてもらえると助かるよ」
- 191 名前:ニコル・アマルフィ ◆WKCmVLnIMQ:2003/06/22(日) 22:15
- >>186
青い光を発したレイズナーに抱えられ、戦闘区域を脱する。
…常識外れのスピードだった。
余りに速過ぎて、周りの景色がわからない程だ。
移動中は、どこを飛んでいるのか全くわからなかったが……辿り着いた場所は、またしても森林だった。
ただし、先程の森と違って天気が悪い。
短時間でかなりの距離を移動したことは、確かだった。
―――助かった。
これは確かだった。
……。
だけど…あまり嬉しい気分、とは言えなかった。
敵の火炎を受け、いよいよダメかと思った時……。
…水月さんが、ブリッツを庇うように自らの機体を密接してくれた。
それが結果的に、危機を脱する原因を作ったのかもしれない。
…。
…だけど………。
(これじゃ、ダメだ……)
…確かに、僕のほうが水月さんより年下かもしれない。
だけど……僕だって男の子。
本当は、僕が水月さんを守ってあげなきゃいけないんだ。
(…女の人だから………)
…。
……ちょっと違うような気がした。
女の人…っていうか……。
…この人は……。
この人だけは………僕が守ってあげたい。
…理由はわからないけれど、そう思った。
「ねぇ、ニコル……あのMS、もしかして……」
不意に、水月さんから通信が入る。
(…うん、しっかりしないとね。僕が水月さんを守るんだからっ!)
そう心の中で誓う。
…。
……。
(やっぱ無理かも……)
誓いが5秒で崩れる。
ニコルの視線の先、自席のシートの下。
……水たまり。
レイズナーのスピードは常識外れだった。
むしろ速過ぎた。
…よって、パイロットが受ける恐怖の度合いも、常識外れだった。
「もしかして…あの二人のMSじゃない……!?」
通信機を通して、水月さんが何か叫んでいる。
(うぅ……どうしよ……)
だけど、今はそれどころではない。
着替えようにも、替えの服などない。
誤魔化そうにも…。
ズボンに目をやる。
……くっきりと、円形の染みがついていた。
涙が出てくる。
(こ、こんなとこ水月さんに見られでもしたら……)
…。
……。
目の前が真っ白になった。
- 192 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2:2003/06/22(日) 22:32
- >>156
突然、ロウランの前に現れた二体の巨人。
その巨人から現れた二人の少年。
最初は恐ろしく声も出なかったが二人のやり取りを
見ているうちにロウランも次第に心を開き始めた。
―――この人たちは敵じゃない。鬼じゃない。
「わ・・・私の名前はロウランっていうんです・・・」。
ロウランが名前を名乗ると2人の少年は顔を見合わせた。
その内、一人の――金髪で浅黒い肌の人――が口を
開いた。
「ロウラン?珍しい名前だね。中国系かい?」
「ちょ・・・ちょっと良くわからないけど・・・多分そうかもしれない」。
「俺。ディアッカ・エルスマンってんだ。んでコイツはイザ−ク・ジュール」。
ディアッカという少年に紹介されたイザークという白髪でおかっぱ頭の
人は小さく「フン」といっただけだった。
「ま、無愛想な奴だけどよ」。
「余計なお世話だ!」
2人のやり取りを見る限り、この2人は友達なのだろう。
ロウランはまたクスッと笑った。
「それよりも!」
イザ−クが唐突に聞いた。
「お前は一体何者だ?こんな所で何をしている?そしてここはどこだ?」。
「おいおいその言い方はないだろ。それにそんなにいっぺんに聞いちゃ
彼女も困るって」。
しばらく悩んだ後ロウランは口を開いた。
「分からないんです」。
「なにっ?」
「私何も分からないんです。何でここに倒れてたのかも、自分の名前しか
知らなくて自分は一体どこからきたのかも・・・・」。
ディアッカが口を開いた。
「記憶喪失ってやつ・・・・初めて見たな・・・」。
「こりゃ何かありそうだ」。
空は相変わらず曇っていた。
- 193 名前:ツブヤキ・サンシロー ◆GUyF7AybpU:2003/06/22(日) 23:02
- フランス地方を離れ、俺達大空魔竜隊はヨーロッパ方面を南下していた。
3年前、あいつら・・・暗黒ホラー軍団との戦いに敗れ、俺達と一緒に戦った特務部隊ロンド・ベルは壊滅、俺達もガイキングや大空魔竜を中破させられた。
その後、大文字博士やサコン、弓教授や早乙女博士等の科学者達のおかげでなんとか大空魔竜は修理できた。
その間連中は地球をやりたい放題しやがった。
俺はあの時の屈辱と悲しみをまだ覚えている。
その後、2年間は太平洋の基地で潜伏して過ごしていた。
3年は本当に長かった・・・・・。
大文字博士はその後、ついに決意した。
そう反攻作戦だった。
俺もピートもみんなもそれに賛成した。
地球をここまで荒らしやがった暗黒ホラー軍団は絶対に許せないと・・・・。
それから俺達の苦難の旅が始まった。
大空魔竜は先ほど、戦闘があったらしい地点にやってきた。
かなり酷いものだ。
俺はまだ戦争が続いている事を感じた。
ロボットの腕らしきパーツや脚部が散らばっていた。
まさに激戦の後だった。
「博士。ここにはもう何もないようです。」
「うむ、ピート君、この場を離脱しよう。」
「ちょっと待ってください。」
「どうしたのかね?ミドリ君。」
「誰か倒れてます。」
「俺が確かめてくれよ。」
俺はそう言って大空魔竜から出た。
誰だろう?
暗黒鳥人か?それとも・・・・。
俺は恐る恐る倒れている男に近づいた。
それはデスクロス騎士だった。
けど、まだ息がある。いくら敵だからといても死にかけの奴を見殺しにできるかよ。
俺はそのデスクロス騎士を抱えて戻った。
「サンシロー、なんで敵を助けたんだ?」
「ピート、敵だからだって見捨てられるかよ。」
分かっていたが大空魔竜のキャプテンのピートは激しく怒鳴った。
当然だ。あいつらは俺達の地球を奪った敵だからだ。
「まあまあ落ち着きたまえ、サンシロー君の判断は正しい。」
「しかし博士・・・・。」
「それに敵の状況も聞き出せるかも知れん。サンシロー君、彼の事は任せる。」
「ハッハイ!」
「サンシロー・・・お前はどこまでもアマちゃんだな。」
「ピート・・・・。」
「じゃあお前がサンシローの立場だったらどうするんだ?」
「うっ・・・。」
ピートに対してファン・リーが一言言った。
「サンシローお前の判断が正しいか間違っていたかは誰にも分からない。だがお前がやった事は人間として正しい事だと思う。」
「ありがとう・・・リー。」
これから大変になるな。
- 194 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/23(月) 20:15
- 「ダンケル博士、月のメガストーム公爵より通信が入りました」
「よし、まわせ」
「これはこれはダンケル博士、この度はうちの部下がご迷惑をかけました」
「いえいえ、」
「そこで、新しい戦力としてこいつを部隊に派遣してくれませんかな?」
メガストームの後ろから黒いロボが出てきた
「こいつの名前は」
「ポカーフェイス、・・・・・・そう呼んでくれ」
「こいつは主に追跡任務を得意としている、そして戦闘術もかなり優れている、即戦力になると思うのだが」
「わかりました、では・・・・・・・」
A 2機のMS(ディアッカを追う)
B 遺跡に現れた正体不明の兵器を追う
- 195 名前:破壊公爵メガストーム:2003/06/23(月) 20:17
- すまぬ、ポーカーフェイスだ
- 196 名前:ポーカーフェイス:2003/06/23(月) 23:25
- >190
自動転送装置で地上に降りたポーカーフェイスは付近の検索を開始した
遺跡付近は湿地帯のためバイク形体では走りにくいが、すぐに2機の未確認兵器を発見
「見つけた・・・・・1機は、未確認兵器・・・・もう一機はMSと呼ばれる兵器か」
レーダーでは発見できないボディを持つポーカーフェイスはこの2機がどこへ向かうか
ただひたすら追跡を開始した
- 197 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY:2003/06/24(火) 22:08
- >>190
>>196
タケルのガイア−とアスランのイージスは湿地帯の上空を北方に向けて
飛行していた。先ほどの戦闘で損傷したイージスを気遣ってタケルはガ
イア−を低速で飛行させていた。
それにしても――タケルは思った。
この咄嗟の事とはいえこのガイアーと言う機体を操り自分は”敵”と戦った。
恐らく先ほどの機体は暗黒ホラー軍団の物だろう。自分は暗黒ホラー軍団に
逆らってしまった。
――――もしかしたら、俺はとんでもない事に巻き込まれたのかもしれない。
無事に日本に着いても、いままでどうりの高校生を続けていく事は困難だろう。
―――親になんて説明しよう。
そんな事を考えコクピットの中を見渡す。
ガイア−のコクピットは全方向を見渡せるモニター以外は今タケルが手を
添えている二つの四角いパネル以外に何も無かった。
よく分からないがこの二つのパネルに手を添えるとガイア−はタケルの
思う通りに動く仕組みらしい。
――――こんなロボットは見たことがない。少なくとも俺が生きてきた中では。
謎は深まるばかりだった。
- 198 名前:ポーカーフェイス:2003/06/25(水) 00:47
- ひたすら追跡を開始始めて、2機がどこへ向かうかはだいたい検討がついた
どうやら日本とゆう国へ向かうらしい、しかしこのままでは海に突入してしまう
防水はしてあるが、自分は水中移動には適していない
しかし、目的がつかめない・・・・・なぜ日本へ向かうのかそこになにがあるのか?
彼らに接触して聞いてみるのが一番早いが、今の自分にはそんなことは出来ない
ここはリーダーに相談してみよう
「リーダー、俺だ、現在はポーカーフェイスで行動中」
「ごくろう、なんのようだ?」
「現在デストロンの追跡任務を遂行中、所属不明機の行き先が日本と判明したが、海を渡る恐れがある」
「そうか、・・・・・実はこちらでも、MSが4体と大型ロボットを1機発見した、お前が転送してくれたデータト一致
闇黒ホラー軍団とデストロンに反対する組織の機体と判明した」
「そうか、・・・・・それはマズイぞ、リーダー」
「なぜだ?」
「その反組織の機体は現在別の者が追撃に向かっている、しかも大型の機体だ」
「なに!?くそ・・・・現在近くにいる4カードのメンバーは俺とサイドだけだ」
「増援に行こうか?」
「お前はその2機を追うんだ、もし彼らが悪意で戦う輩なら・・・・・・」
「しかし、戦力に差がでるかもしれないぞ?やはり彼らに接触してみる事にする」
「・・・・・・・不本意だが、今反組織の戦士を失う訳にはいかない、接触してこちらに連れてきてくれ」
「短時間でか?」
「時間はあるのか?追撃隊がくるまで?」
「わからない・・・・・ただ、もう場所は嗅ぎ付けられているかもしれない」
「了解、では早急に・・・・・」
リーダーからの許可はでた、ここは彼らに接触してみよう
「所属不明の2機に告ぐ・・・・・・君達の力が必要だ、協力してくれないか?」
- 199 名前:サダム ◆UPlkkoGCwk:2003/06/25(水) 23:24
- >>191
>>198
―日本のどこか―
空は相変わらずの曇り空だった。
”その”機体は異様な形をしていた。横には酷く細長く
それに比例して恐ろしく縦に長い。
縦に長い体の先、地球に生息するキングコブラと類似した
顔があった。半開きの”口”には鋭い牙が輝いている。
―――素晴らしい。機体ではないか。
その機体の頭部に存在するコクピットでサダム・ブセインは
ほくそ笑んでいた。
これから開始されるゲリラ討伐戦。相手は計MS3機にSPT1機。
MSは最大で18M前後。SPTは9Mだ。はっきり言って機体の
大きさから考えて楽勝だろう。
この暗黒怪獣キングコブラの手にかかればそのようなゲリラを
討伐する事など造作も無い事だ。少なくとも今までは。
しかし―――サダムはダンケル博士から渡された資料に目をやった。
今回相手にするMS達。そのパイロットに問題があった。
特に――サダムは資料に載せられていた2人の少年、少女に
注目した。
ディアッカ・エルスマン。
ザフト軍クルーゼ隊に所属していたトップガン。
搭乗機体はバスターガンダム。
月面のデストロン基地での戦いでは最強クラスの暗黒怪獣
ムーンコンドルを撃破した。
大和水月
ゲリラで詳しい出生は不明。
現在の搭乗機体はSPTレイズナー。
先の戦闘ではザンボエース一機で暗黒怪獣、及びデストロン航空部隊を
単独で退けた。
ダリウス大帝はサダムにディアッカの撃破を第一の目標とせよと
命じた。最も警戒するべき人物であるためだという。
油断は出来ない。
サダムはそう心のなかで自分に言い聞かせるとキングコブラで
森の中への進撃を開始した。
1000Mの巨体が森の木をなぎ倒しながら進んでゆく。
- 200 名前:ダリウス大帝 ◆dArkIAL7gU:2003/06/26(木) 00:58
- >>198
>>199
「ほう・・・・まんまとわしらをはめたという訳か・・・・。」
暗黒城のモニターで偵察機から様子を見ているダリウス。
モニターにはポーカーフェイスの裏切り行為が映っていた。
「大帝様、すぐに裏切り者は討つべきです。あのアルスのような・・・・。」
「それにアルスも死んだとは思えまい・・・。」
キラーとアシモフがダリウスに進言した。
「奴らに関しては既にメカザウルスや獣士を多数送っておいた。」
「接収したプラントから生産したものですか?」
「ああ、丁度面白い仕掛けを用意しておいたからな。」
「丁度良い仕掛けとは?」
「それは楽しみにしておこう。」
「それはそうとダリウス様、キングコブラを拝領したサダムだけで大丈夫ですか?」
ダンケルが心配そうに聞いた。
「案ずる事はない、既に恐竜帝国のテクノロジーを元に開発した暗黒怪獣を送っていた。」
「あのプテラボマーですか?」
「プテラボマーは空の死神とも言えるべき性能を誇る暗黒怪獣だ、心配はない。」
「ならば安心ですな。」
「それよりも分断作戦の方はどうなっておるのだ?」
「はっ、既に各地域に暗黒怪獣を配備し検問を引いております。」
「万一の場合、ブラックホール爆弾も再び準備しておくのだ。」
「それはそうとダリウス様、実は・・・・。」
「ほう・・・バンドックがな。」
あの3年前の戦乱でも目撃され3年間行方不明になっていたバンドックが再び現れたという報告があったのだ。
「これは面白い。ガイゾックの復活・・・・好機やもしれぬ。」
- 201 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY:2003/06/26(木) 23:47
- >>198
「所属不明の2機に告ぐ・・・・・・君達の力が必要だ、協力してくれないか?」
「ん・・・・・うおっ!?」
突然の通信にタケルは一瞬、のけぞった。
「な・・・・なんだ!敵か!?」。
「敵ではない。私の名はポーカーフェイス。デストロン任務を遂行していると
偽装し君達に接触している」。
あわててガイア−のモニターを見てみると画面の端、湿地帯の中に一台の
バイクらしき物が止まっているのが見えた。
タケルは聞いた。
「あんたは・・・一体それにデストロンって・・・」。
「今は詳しい事はいえないが、暗黒ホラー軍団にもデストロンにも汲みしない、
この地球の解放を目指す者だ」。
「地球の解放を目指す者、という事は味方か!?」
アスランが唐突に通信に割り込んでくる。
「そうだ、詳しい事は言えないが我々は君たちの味方だ」。
タケルは聞いた。
「協力しろとはどういうことだ?」
「はっきり言おう我々の組織に入ってくれないか?」
今度はアスランが聞いた。
「協力すれば情報を提供してくれるのか?」。
「我々の知る範囲ならば最大限の情報を提供しよう」。
ポーカーフェイスは淡々と答える。
アスランがタケルに聞いてきた。
「どうする?」
「そんな事いわれてもなぁ・・・・」。
タケルは悩んだ。今この組織に入れば無事に日本へ帰る事は
出来るかもしれない。だがそれは暗黒ホラー軍団への反抗の
証ともなってしまう。
ひょっとしたら親や友人まで巻き込んでしまうかもしれない。
そんな事は正直避けたかった。
「残念だが迷っている暇はないようだ」。
アスランが言った。
「なに!?」
「所属不明の物体が多数接近してくる」。
―――!!
モニターを見て驚愕した。
無数の大編隊がこちらに近づいてくる!
- 202 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/06/29(日) 23:42
- >>191
>>199
桁はずれのスピードで龍型の暗黒怪獣の炎から逃れた水月のレイズナーとは
水月がディアッカとイザ−クのMSを発見すると共に水月の考えを読み取っ
たかのように速度を緩め2人のいる地点目掛けブリッツをかかえたまま降下した。
何時の間にかレイズナーを包んでいた青い光は消えていた。
水月がレイズナーから降りると、イザ−クとディアッカが駆け寄ってきた。
「よおっ!あんた無事だったのか!しかもニコルまでつれてきてくれるとは」
「うん途中、いろいろあったけどなんとかここまでこれたんだ・・・」
「遅くなっちまったが俺の名前はディアッカ・エルスマン」
「アタシの名前は大和水月」
「水月か、可愛い名前だな、ニコルとはどこであったんだ?」
「ああ、二コル?ヨーロッパだよ。今着てる服もニコルからもらったんだ」
ディアッカが続けて聞いた。
「それにしてもすげーな、いきなり捕まったと思ったらいきなり逃げ出してるし」
「逃げ出して?どういう事?なんであたしが逃げ出してきたって知ってるの?」
その時それまで黙っていたイザ−クが口を開いた。
「おまえが水浴びにいってさらわれた時、お前をさらった奴等の後を追い、
奴等の基地のある月にまでお前を助けに行った、いや行かざるおえなかった」
そこでイザ−クは話を一端きりディアッカのほうを見ながら言った。
「本当ならばすぐにでもあんなガラクタ共などかたずけられたはずなのに
こいつがお前の水浴びを覗いてなどいるから救助が遅れわざわざ月にまで
いかなければならかったのだ」
水月はそこまで聞いてドキンッとした。
―――ちょっとまさか・・・それって・・アタシの裸を・・・。
頬を赤らめた水月を横目に頭を書きながらディアッカが口を開いた。
「いや〜そのちょっと、目の保養にね〜、君の裸を・・・」
「・・・んたい・・・」
「え・・・・?」
「こぉの変態!ニコルといいあんたといい、男ってのは・・・」
「おいちょっ待て二コルといいってまさかニコルの奴もあんたの裸を?
あいつ大人しそうな顔してなかかやるねぇ」
「そういう問題か−−−−−−!今度やったらブッとばすわよぉ!!」
その時、水月の視界に一人の少女が目に入った。
「あれ・・・その子・・・・」
水月が少女を指差しながら話すとディアッカが言った。
「ああ、あの子?ロウランって名前で中国系らしいぜ、最も本人は名前以外なにも
知らないって言ってるけどな」
「それってどういう事?」
「多分、記憶喪失ってヤツだと思う」
「記憶喪失?あのドラマとかでよくある・・・」
「そうだ、よく分からんがここがどこなのかも分からんらしい」
―――そう言えばここってどこなんだろう?
あたしの居た基地のある山とは違うみたいだし。
水月はどことなくそんな事を考えていた。
その時水月を初め、その場にいた五人は
迫りつつある脅威の事など知る由もなかった。
- 203 名前:ダリウス大帝 ◆dArkIAL7gU:2003/07/07(月) 20:24
- >>202
「ほう・・・サダムめ良くやりおったな。」
わしはサダムのキングコブラによってゲリラが壊滅的打撃を受けた事を確認した。
画面にはキングコブラの牙に噛み砕かれたブリッツガンダムとバスターガンダムの残骸が転がっていた。
現在、増援が向っている途中である。
「現在、キングコブラは目に損傷を受けたものの、レイズナーを追撃中です。」
「ならばプテラボマーで止めをさせばいい。」
「了解しました。」
>>201
「そっちはどうなったのだ?」
「ハイ、メカザウルス大隊もかなり損害を被ったのですが、イージス及び未確認機に多大なるダメージを与える事に成功しました。」
「ほう・・・。」
「現在、ポーカーフェイスと交戦中です。」
「獣士部隊も向わせるのだ。後、イージスは捕獲、未確認機は破壊しておけ。」
「了解。」
- 204 名前:ポーカーフェイス:2003/07/07(月) 21:37
- >>203
「どうだ?サイドワイダー?」
「ああ、あいつらはダミーを相手に必死だぜ」
「よし、ではこのままサイバーネットを通して日本に向かう」
「了解、こっちも現在3機のガンダムタイプと別のMSらしき機体を保護しながら合流地点に向かう」
ポーカーフェイスは、普段は絶対に入れないサイバーネットの空間を広げ日本に向かって進んでいた
「後はリーダーしだいだな・・・・・・お前らもうすぐ日本に着くぜ、戦闘地区にでるかもしれない気をひきしめとけよ」
- 205 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/07/07(月) 21:56
- >>204
だがその考えも全てわしにお見通しだった。
あまりにも出来すぎておるからな。
ご都合主義は嫌われるのだ。
「なるほどな・・・・。」
「どうしました。」
「やはり存在しておったか。」
「何がですか?」
「サイバーネットだ。わしも捜索はしていたがとうとう見つける事が出来た。」
「はっ、ではどうすれば?」
「目標地点に兵を待機しておけ。」
「了解。」
そこでわしは測定した目標が出現する地点に兵を待機させておく事ににした。
さらにある装置は発動させる事とした。
「こっこれは?」
「特殊な経路を塞ぐ装置だ。異次元の檻だ。」
「これでサイバーネットを塞ぐんですか?」
「そうだ。」
わしはスイッチを発動させた。
サイバーネットだけではなくいろいろと影響が出るが流石に都合よく逃げられないようにしないとな。
それにサダムもようやく偽者に気づいたようだな。
- 206 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/07/22(火) 18:00
- 某スレに負けてられぬな・・・。
ここでなんか話でも書いておくか。
一旦ageよう。
- 207 名前:ダンケル博士 ◆dArkIAL7gU:2003/07/22(火) 18:28
- 「ダンケル様、ネオティターンズ討伐のために兵を召集いたしますか?」
「うむ、いいだろう。」
日本での戦いに終止符が打たれようとしている。
同時に余裕が出来た事によってこれでようやくネオティターンズ討伐を行えるというものだ。
今まで放置していたがこのまま災いの元を残しておく理由もない。
「今、サイバーネットジャマーによって環境に影響が出始めている、しかし同時に抑制力にもなるだろう。」
ポーカーフェイスらは完全に動きを止められている。
少ない部隊を向わせておけばいいだろう。
本命はあくまでネオティターンズだ。
奴らを潰せばもう地球を完全に制圧した事になる。
「ダリウス様・・・ご許可を。」
「良かろう。」
もうすぐネオティターンズとの一大決戦が始まる。
待っているがいい。
- 208 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/07/29(火) 00:47
- >>202
>>203
「ニコル!ディアッカ!大丈夫!?」
巨大な蛇型の戦闘メカの突然の襲撃を受けディアッカのバスターとニコルのブリッツは
破壊こそされずに済んだが、かなりの損傷を受けていた。
特に損傷が酷いのがディアッカのバスターガンダムで今にもエンジンが停止してしまいそうだった。
あの襲撃は完全な不意打ちだった。もし、サイドワイダーと名乗るロボット(?)が敵の
蛇型戦闘メカに攻撃しさらにダミーを使って注意を逸らさなければこちらは機体にも乗れず、
全滅していただろう。
レイズナーのコクピットにディアッカとニコルからの通信が入る。
「ああ、なんとか大丈夫だ。ロウランとか言う女の子も無事だぜ」
「僕は大丈夫です。水月さんの方こそ大丈夫ですか?」
返事を聞いて水月はホッと胸を撫で下ろす。
どうやら2人に怪我はないようだ。それだけはよかった。
- 209 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2:2003/07/29(火) 00:49
- 「所でだ」
唐突に前を飛行するイザ―クのデュエルから通信が入った。
どうやらサイドワイダーと名乗るロボットに通信を試みているようだ。
「なにかね?」
サイドワイダーの物と思われる機械的な音声が聞こえてきた。
――――妙に機械的な声ね。ロボットさん?アタシを連れ去った奴等と同じような?
イザ―クが続けた。
「お前は一体何者だ?どこの部隊に所属している?なぜ俺達を助ける?」
しばしの沈黙の後、低い声が聞こえた。
「・・・・・・・・すまないが、それに答えるのは後だ、レーダーを見てくれ」
「何!?」
イアークが素っ頓狂な声をあげた後、唐突に二コルの声が通信機を通して聞こえた。
「大変です!皆さん!!さっきの蛇みたいなMSが!!」
見ると、先ほどの巨大蛇がこちらに突撃して来るのが見えた。
1000Mを超えるその巨体は先程のサイドワイダーの攻撃で眼がかけた事により
一層不気味さを増していた。
「くるぞ!話は生き残ってからだ!」
サイドワイダーが叫ぶ。
水月もレイズナーの機種を巨大蛇に向けた。
「ニコル、ディアッカ!戦える?!」
「すまねえ、こっちはさっきの攻撃で飛ぶのがやっとだ」
「僕は大丈夫です!まだ戦えます!!」
2人の返事を聞き水月の眼が鋭くなった。
ディアッカは戦えない。戦えるのはあたしとイザ―クとサイドワイダーさん、そして・・・
ニコルだけ。
―――ニコル
そういえばさっきからあんた異様に気合が入ってるわね。
もしかしてあんた―――いや戦闘中にそんな事気にしてちゃだめ
いまは目の前の敵を倒さなきゃ。
「今度はさっきみたいにいかないわよ!」
戦闘が開始された。
- 210 名前:サダム ◆UPlkkoGCwk:2003/07/30(水) 00:09
- >>208
>>209
「落ちろカトンボが!」
サダムはキングコブラのコクピットで叫びながらレバーを引き、パネルのボタンを押した。
次の瞬間、キングコブラの巨大な口が開くと同時に巨大な火炎がほとばしった。
しかし、敵があまりも小さすぎた二機のMSとレイズナー、そしてサイドワイダーはバラバラに
散開しキングコブラの放った炎はなにもない空間をむなしく焼いた。
MS、レイズナーそしてサイドワイダーは散開した状態からミサイル、ビーム、レーザーなどで
反撃してくる。
1000Mのキングコブラの巨体にはそれらの武器は僅かな損傷しか与えられないようだ
しかし、サダムにとってはそれすら鬱陶しかった。
「ぬうううっ、チョコマカと逃げ回り追って!これならどうだ!!」
サダムはMSの一機がこちらに不意に近づいたのを見計らいパネルの端にあるボタンを押した。
キングコブラの火炎が止まり今度は不気味な色をした液体―――強力な溶解液―――が
勢いよく噴出された。
――――もらった!
しかしそう確信したのもつかの間、MSは機種を翻しあっさりと攻撃をかわしていた。
先ほどの炎と同じように溶解液はまたしてもむなしく地面に落ち森の木を溶かした。
「クソっ!」
サダムは歯噛みした。敵の動きが速すぎる。いくら敵の攻撃が微弱でもこのままでは
いずれ装甲を破られる可能性もある。
そこまで考えた時サダムの目に一機のMSが映った。
それはどうやらデータにあったディアッカ・エルスマンの登場する機体。バスターガンダムで
ある事は判った。どうやら先ほどのキングコブラの攻撃でガタが来ているようだ。
フラフラで今にもエンジンが停止しそうであった。
――――第一目標はディアッカの撃破だったな。
サダムは口元をにやりと歪ませた。
「ディアッカ・エルスマン。死んでもらおう!!」
サダムはキングコブラに火炎放射の体制をとらせた。
「ファイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
- 211 名前:◆dArkIAL7gU:2003/08/12(火) 20:48
- すまぬ・・・まだ時間が明きそうにない。
もうしばらく待って欲しい。
勝手に進めていいぞ。
- 212 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :2003/08/31 16:21
>>210
「ぐわああああああ!やべええええええ!!」
赤い灼熱の炎がバスターガンダムを襲う。この機体の特殊な防御装置の
お陰か、かろうじてコクピットの中は炎から守られていた。
しかし危機的な状況であるには変わりない。操縦席にしがみつくロウランを
よそにディアッカは必死で機体を制御し炎から逃れようとしているようだが
炎の威力が強すぎた。
「ックソ機体が溶け始めてやがる!」
ロウランの胸の鼓動が徐々に早くなってゆく。
シュウウウウウと言う機体のとける音。
徐々に熱を持ち始めるコクピット。
その時、ロウランの頭の中に一つの声が響く。
―――戦え。
―――――え?
―――解き放て。お前の、本当の力を。
「・・・・・・・・・・・・・・・!!」
ふとディアッカが目をやるとロウランは”変身”していた。
髪は青色からディアッカと同じ金色となり額には王冠のようなアクセサリー。
服装は民族衣装を思わせる黒色の服となり、顔つきは先ほどまでの大人しい
感じの少女ではなく強い意志を持つ凛々しい”戦う少女”と呼ぶほうが相応しい
表情だった。
「うおおおおおおおおおおお!!」
ロウランはバスターのコクピットを開けると衝撃波でバスターの周りの炎を
蹴散らし。どこぞのヒーローよろしく羽衣をまとい飛び立った。
真っ直ぐキングコブラ目掛け突っ込んでゆく。
- 213 名前:サダム ◆UPlkkoGCwk :2003/09/03 00:16
- >>212
バスターは殆ど大破に近い状態で到底キングコブラの炎に耐えられる
状態ではないはずだった。
―――――仕留めた!
そう思った次の瞬間、炎が蹴散らされたかと思うと羽衣のような
物をまとう少女がバスターから飛び出してきたではないか。
―――なんだコイツは
サダムは一瞬その少女に見とれていた。しかしそれがいけなかった。
サダムが気づいた時少女はもうキングコブラの腹部に突進していた。
「うおおおおおおおおお!」
キングコブラのコクピットに衝撃が伝わる。
馬鹿な。1000Mを超える巨体だぞ!それがたった一人の少女の突進でここまで衝撃を受けるとは!
「く・・この、生意気な!」
キングコブラは少女目掛け溶解液を噴出した。
解けるがいい!
- 214 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :03/09/20 17:01
- >>213
目の前の巨大な蛇はロウランの突進の前に一瞬、僅かだがよろめいた。
ロウランはさらに攻撃を加える。
「お前を…壊す!」
不意に蛇が口を開き不気味な色をした液体を吐き出した。
液体は蛇口から出てくる水のように、丁度蛇の腹部にあたる部分に浮遊していた
ロウランめがけ落下してくる。
「フンッ!」
ロウランが鼻で一笑すると同時に先ほどの炎を蹴散らした衝撃波を放った。
液体はあっけなく弾かれ虚しく地面に落ちる。
「お前は私の敵だ!」
ロウランは両手を掲げ叫ぶ。
「来々!奇鋼仙!!」
ロウランの叫び声と共に暗雲の中から一体の女性型ロボット――――奇鋼仙女――――が
現れた。それはつい先日、月のデストロン基地を襲った巨大女性型ロボットだった。
- 215 名前:名無し客:03/09/24 15:49
- 玉葱chのキャラネタ&なりきり板にも来てね。
2chと違って細かい規制も無いし、IPも取ってないよ。
もちろんかちゅ〜しゃ等の2chブラウザにも対応してるよ。
ttp://gungnir.versus.jp/charaneta/
- 216 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/07 23:42
- 最後の書き込みからもう三ヶ月近く経ってるわね・・・(;_;)。
どうしようかしら・・・・。
- 217 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/08 00:18
- このまま続けるか・・・・。それとも別の話を始めちゃうか・・どうしようかしら・・・。
- 218 名前:紅 拳:03/12/08 01:06
- とり合えず、「相談スレ」行って決めた方がよいと思うがな。
悩んでいたって始まんないぜ?
横やりだったな・・・わりい。
- 219 名前:紅 拳:03/12/10 16:02
- 参戦する許可が出た。
念の為にテンプレ貼って置く。
名前 :紅 拳 (くれない けん)
年齢 :19歳
性別 :男
職業 :格闘家 兼 メタルドライバー(操縦者)
趣味 :格闘技の訓練 無茶な訓練も平気でやる事もある。
恋人の有無 :今のところ、「ファイト」の事しか頭に無い…
好きな異性のタイプ :自分を限りなくフォローしてくれるタイプと本人は思っているらしい…
好きな食べ物 :格闘家なのでか?何でも食べる。
最近気になること :行方が途絶えた親友達とデス・バロンとシグマ・タワー
苦手な物 :「ファイト」を邪魔する者はどんな相手だろうと容赦しない。
得意なこと :ない。
一番の決め台詞 :「熱く、燃えるぜぇぇぇ!!」
将来の夢 :世界最強の称号を自分だけの力で手にするその日まで…
これまでの人生 :ただ「強く」なる為に幼少の頃からムエタイを習ってきた。
その後、世界各地を歩きまわり武者修業の旅に出ていた。
その途中、冴場翔子と言う少女が開発した(MF)メタルファイター
レッド バロンを狙っていた敵のメカを見事レッド バロンに乗り込み撃退する。
のちに、レッド バロンを狙っていた敵組織の名が「鉄面党」と発覚し鉄面党が送り込んで来た
刺客メカ達を仲間達と倒して行き「最高の脳」と「最高の肉体」を欲しがる翔子の父親が開発し自我を持ったシグマ・タワー
とレッド バロンを真似て開発した悪魔の姿をしたデス・バロンと交戦中…暗黒ホラー軍団や他の軍勢の存在をまだ知らない…
人間関係(家族) :ガキの頃からタイに住んでいた。父と母の顔を覚えてない…
拳にムエタイを教わったサムリットなる人物の元で数年前で一緒にくらしていた。
現在は、サポートロボットのロビー、レッド バロンの開発者にしてメカニック技術が豊富な少女、冴場翔子
の三人で大型トレーラーで生活を共にしている。
性格 :短気で無鉄砲で考えなしの格闘馬鹿!!
特に「ファイト」となると目先の事しか見えなくなってしまう。
その反面、義理と人情に厚い熱血漢
口調(口癖) :「今日も燃えてやるぜ!!!」
特技 :特にない。
容姿、服装 :髪の毛を後ろで束ね赤い長袖に地味な群青色のジーパンと長い茶色のロングコート
ドライバー時の格好は赤色のライダージャケットの様な防護スーツに着る。
声(声優) :山口勝平
最近の間抜けな経験 :自分で掘った落とし穴に落ちる。
誕生日 :本人は覚えてない…
座右の銘 :オレの炎の灯火は燃え尽きねぇ!!
宝物(大切な物) :物ではなく固い絆で結ばれた友との熱き゛友情゛
作品におけるポジション :強い奴を見ると「ファイト」してしまう役?
ここの住人として一言 :まぁ、宜しく頼む。
ここの名無しに一言 : よろしくな。
- 220 名前:紅 拳:03/12/10 16:06
- 早速で訂正だ。
× 最近の間抜けな経験 :自分で掘った落とし穴に落ちる。
○ 最近の間抜けな経験 :いつも敵の作戦にはまってしまう。
- 221 名前:紅 拳:03/12/10 20:13
- ―日本の人気の無い森林の生い茂った路上―
一台の大型トレーラーが走っている。
運転席に座りハンドルを手にするのはメタルファイターチャンピオン 紅 拳である。
彼は突然仲間がいなくなった事に不安を募らせながら゛RB゛と二文字に彫られた
大型トレーラーを運転する。大型二足歩行型ロボットメタルファイター
の格闘戦゛メタル・ファイト゛に友情の意味を口にしてはならないのである。
それは格闘家にとって「甘え」となりかねるからだ。
拳は友情ごっこをする為に、この世界に入ったのではなく「強い奴」とファイトをしたい為に…
そして誰よりも「強く」なりたいと思っていた…そんな中、孔明をはじめとする真の底から
わかり合える多くの格闘家達に出会った。
拳の友情に対する価値観は変わっていく・・・だがシグマの造りし
もう一人のアンドロイド・紅 拳の操るデス・バロンの襲来によって拳の心の奥底に深い溝が出来てしまった…
深い孤独になりつつも運転する拳を
心配そうな表情で見つめる少女、翔子とそのサポートロボット・ロビー
急にブレーキーをかける拳
トレーラーの窓ガラスに見た事もない機体を目撃する。
「な…なんだありゃ・・・」
- 222 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/10 22:52
- ↓相談スレもあるわよ。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/116/1055765944/l100
- 223 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :03/12/10 23:18
- >>214
>>221
「はぁああああああああああああああ!!」
奇鋼仙女の中の漆黒の操縦席で、私は叫ぶ。
この奇鋼仙女は操縦者の動きをそのまま、機体に伝える事により起動する。
奇鋼仙女は蛇の化け物――――暗黒怪獣キングコブラ――――の腹にに強烈な
蹴りをお見舞いした。
蹴りを受けた蛇の化け物は頭からのけぞり、地面に倒れこむ。
だがすぐに起き上がり、口を開け先ほどの毒液を奇鋼仙女に浴びせてくる。
「・・・お前を壊す!」
毒液を払いのける。しかし次の瞬間、キングコブラの尻尾が奇鋼仙女を
弾き倒す。
- 224 名前:紅 拳:03/12/12 21:06
- >>222
ああ、わかった。親切にどうもな。
>>223
トレーラーの中から
窓ガラスにはっきりと映っている二体の機体に驚いた
表情で見た事もない機体同士が闘っているのを目撃する拳達…
双眼鏡で詳しく除いてみると
一体は青色の女性的なフォルムした機体…
何処か悪魔の様な姿にも見えなくはない。
もう一方は蛇のフォルムをした機体…
姿が「キングコブラ」そっくりに実物に見えたからだ。
それも「キングコブラ」の機体は千mもあり巨大だった…
その大きさと凶暴さに拳の奥底に火が灯る!!
拳「へっ、おもしれぇ!…翔子、レッドバロンは、いつでも発進可能だろ?」
口調が変わった拳の問いに戸惑いながら落ちついて答える翔子
翔子「レッドバロンの修復にはまだ時間が必要よ。
それに「あの装置」とアタッチメントパーツの修復とチェックだって終ってないのよ!!
仮に「あの装置」が発動したら拳は…今、軍の方に連絡をしておいたわ。だから此処は逃げましょう。拳」
拳「そうか…まだ動くのか。オレの性格はロビーとオメェが一番知ってるはずだろう?
じっとしてなんか、いられねぇんだよオレは…軍の奴等なんか期待してたら折角のごちそうを取られちまう。
早い話が、闘いてぇからオレは闘う!!」
バサッ!!
長い茶色のロングコートを脱ぎさりいつの間にか
赤色のライダージャケットの様な防護スーツとゴーグルをつけた姿に変わっていた。
翔子「私はもう拳を闘わせたくないだけなの…お願い孔明さん達が帰ってくるまで休んでいて」
拳「…無理…ってもんだ。それにオレは翔子達に気を使わせるほど、弱かねぇぜ!!」
拳はそう言うとレッドバロンの格納庫の方にむかって走り出した。
翔子「けぇぇん!!」
翔子の声は走り出した拳の背中を振り向かせる事は
無く機械のシャッターが閉まった音だけ響いていた。
レッドバロンの眠る格納庫
拳が近づいて来た事に反応し目の部分が緑色に発光し
目の部分が前に突き出る。
口の部分のシャッターが、あがる。
座席が前に突き出て拳がレッドバロンの座席の所まで空高く一回転してコクピットに乗り込み
シャッターが下りて目の部分が元に戻る。
大型トレーラーの貨物部分が左右に開いていく…
赤い巨人が今、重厚な音をたてながら、目覚めた。
地面に立ち上がった赤い巨人は両拳をぶつけ前方にパンチを繰り出しながら叫ぶ!!
「フゥゥウン!!レッド バロ―――ン!
ファイヤァァァ――――――ン!!!!」
そして…キングコブラの顔面めがけてニーキックを喰らわす!!
- 225 名前:サダム ◇UPlkkoGCwk :03/12/13 21:48
>>223
>>224
「バ・・馬鹿なぁああああ!?この機体は、先日デストロンの月面基地を破壊した・・・」
そこまで言った時、敵の女性型ロボットがキングコブラの腹に強烈な蹴りを喰らわせた。
「ぬぅおおおおおおおおお!!」
キングコブラの巨体が仰け反る。
しかし、キングコブラの装甲はその程度の攻撃では破れない。
「ちょこざいな!」
サダムのキングコブラは溶解液を発射した。
さらに尻尾で薙ぎ払い女性型の機体を弾き倒す。
しかしその次の瞬間、サダムの視界に一機の機体が映る。
その機体は赤い人型で強烈な蹴りをキングコブラの顔面に
お見舞いしてくる。
「ぐわぁあああああああああああ!!」
敵が増えた。目前の女性型ロボットに大破したとは言え強力なバスターガンダム。
そしてブリッツガンダム、デュエルガンダムにレイズナー。
状況はこちらが不利だった。
「くそ!お、お覚えておれよ小娘、小僧共!!」
サダムはキングコブラの方向を転換させ逃走を図る。
- 226 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/15 23:07
- >>225
敵が金色に輝く少女。ロウランの乗り込むロボットと突然現れた赤いロボットの
攻撃を受け、よろめいた。
後一息で倒せる!
そう思った時敵の蛇型メカは方向を転換した。
どうやら撤退しようとしているようだ。
「逃がさないわよ!」
水月はレイズナーを加速させた。空中を滑るように、鮮やかな軌跡を
描いて1000mの巨体に追いすがる。
たちまちの内に水月のレイズナーはキングコブラの真正面に追いついた。
そして躊躇せずレーザードライフルの引き金を引く。
閃光が伸びキングコブラの胸部に煙があがる。
- 227 名前:紅 拳:03/12/16 01:00
- >>225>>226
ガキン!!
キングコブラにニーキックを喰らわせバチバチと微弱な電気を発しながら
顔面の部分が経込み背を向けキングコブラの操縦者の声を上げる。
「くそ!お、お覚えておれよ小娘、小僧共!!」
その操縦者の焦りと恐怖している事にレッドバロンのコクピットで気がつく拳
逃がすかよ…オレの火はこのぐらいじゃ消えねぇ!!
徹底的に潰すぜ!!
拳は心の奥底でそう思いながら未だに闘うことを止めようとしない…
レッドバロンが動こうした瞬間
此方からコクピットの丸見えの小さい機体の操縦者が勢いよく叫ぶ
「逃がさないわよ!」
小さい機体は逃げるキングコブラの真正面に一瞬にしてに追いつき
持っていた銃タイプの武器で攻撃し眩しい光を放ちキングコブラの胸部に直撃した。
ジュュュュウと音がなりキングコブラ胸部から
黒い煙があがり
全てのシステムが停止する…
しかしその瞬間
キングコブラの尻尾が急に伸び始める
小さい機体の武器を弾き返しされ
コクピットごと突き刺そうと迫る!!
間一髪
レッドバロンがキングコブラの尻尾を右腕で受け止めて
尻尾を力強く握り潰す。
「そのまま後ろに下がって見てな。
…こいつはオレが潰す!!」
明らかに「戦い」を「闘い」としか認識しておらず
楽しむ様な声で小さい機体に受信する。
「逃げんなよ。オレはまだ燃えてねぇんだ!!
受けやがれ、必殺!エレクトリッガ――ッ!!」
千mのキングコブラに直進しながら拳の叫びと共に
レッドバロンの右のナックル部分にエネルギーが集束していき一気に顔面部分を貫いていた。
- 228 名前:サダム ◇UPlkkoGCwk :03/12/16 22:23
- >>226-227
必死に逃走を図るサダムのキングコブラ。
1000mの巨体がゆっくりと方向転換し進路を母艦に向けた。
早く逃げなければやられる!
しかし、逃走を開始してからしばらくして一つの機体がキングコブラの
前面に回りこんだ。
「や・・・大和水月!」
サダムが叫んだ直後、レイズナーの手にもつレーザードライフル
が火を噴いた。
直撃!?
モニターをチェックするとキングコブラの胸部にあるコンピューターを
撃ちぬかれたようだ。キングコブラの各所の機能が麻痺する。
「く・・ならば、せめて貴様だけでも!!」
サダムのキングコブラは尻尾を伸ばし、レイズナーを串刺しに
しようとした。
一瞬。突き刺さった!と思った。しかしその顔は次の瞬間
凍りついた。
先ほどの赤いロボットがキングコブラの尻尾を掴んでいた。
右腕で掴みそのまま握りつぶす。
「な・・・・なにぃ!?」
『逃げんなよ。オレはまだ燃えてねぇんだ!!
受けやがれ、必殺!エレクトリッガ――ッ!!』
「ぐわぁああああああああああああああああああああああ!!!!」
右のナックル部分にエネルギーが収束し、キングコブラの頭部を
貫く寸前で、サダムはコクピットの脱出装置のレバーを引いた。
恐らく敵は私が死んだと思っているだろう。
サダムは敵に気づかれぬ用に脱出に成功した。
母艦では第二の”刺客”が出撃しようとしていた。
- 229 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/16 22:33
- >>228
紅いロボットがキングコブラの頭部を貫いた。
私達が束になってかかっても逃げるのが精一杯だったのに。
「やったぁ!」
「グゥレイト!」
「な・・・・なんという破壊力だ!一体何なんだあいつは!?」
通信を通してニコル、ディアッカ、イザークの歓声が聞こえる。
「す・・・すごい・・」
水月もレイズナーのコクピットでただ圧倒されているだけだった。
紅いロボットの威力に。
「ザンボットと張り合える・・・それ以上かも、あのロボット・・」
水月は、紅いロボットを見ていて、ふと子供の頃見たような記憶の
ある番組を思い出していた。
紅い・・・・・ヒーロー?
- 230 名前:ドゥイリオ:03/12/16 23:22
- 俺の名は暗黒ホラー軍団第三の刺客。「ドゥイリオ」。
「サダムの奴めしくじったな」
俺は戦場となっている森から離れた地点に浮かぶ母艦の司令室で
俺ははき捨てるようにして言った。
サダムが失敗した以上、かくなる上は”切り札”を投入する必要が
ある。
俺は部下の暗黒鳥人に命令を出した。
「見ての通り、サダムはしくじった。作戦は第二段階へ移る。
プテラボマーを発信させろ。念のためカブトンガー、サソリンガー、
ブラックモンスターも護衛に付けておけ」
母艦の扉が開き、中から一体の暗黒怪獣が出撃した。
それは一種翼竜に近い形をしていた。
暗黒怪獣プテラボマー
恐竜帝国の技術を用いて建造された新型暗黒怪獣である。
機動力に富んだ”空戦用”と山のように爆弾を搭載する
”爆撃型”の2タイプが存在する。
今回出撃したのは戦闘機型5機に、爆撃型3機。
さらにそれらを護衛した、カブトンガー、サソリンガー、ブラック
モンスターも多数出撃する。
圧倒的物量で敵を殲滅するのだ。
ドゥイリオは母艦の中で心躍った。
- 231 名前:紅 拳:03/12/16 23:33
- >>228>>229
レッドバロンのエレクトリッガ―は確実にキングコブラの顔面部分を貫いていた。
キングコブラは爆音を上げながら大破する…
そのパイロットの脱出ポッドは爆音と爆炎に姿を隠しながら飛び去っていた
事をあとになって知ることになる…
レッドバロンのコクピットに無線が入る
その声はみつ編みの少女、翔子だった…
「けぇぇん!!どうして…どうして、けんはいつもそうなの?レッドバロンは、まだ完全に修理されていないよ。
けんとレッドバロンにもしもの事があったら、私…」
無線から聞こえてくる翔子の声は
明らかに拳の安否を心配している悲しげな声だ。
「オレはお前とロビーの働きには感謝してる。
…けどオレがこんな所でくたばったりすりゃ、今まで闘って来た仲間達に顔むけできやしねぇ!
…オレは野郎に勝たなきゃならねぇ。いや、ぜってーに勝ってやる!
デス・バロン首をあらってまっていやがれぇぇぇ――!!」
拳の声は大空に響き渡る…
それを大型トレーラーの中から一人、見守る翔子…
「…拳」
一時戦士達に休息の時が訪れる…
――場所は変わり東京湾
突如東京湾に出現したグロテスな形をした巨大なタワーの内部では
アンドロイド・紅拳と自我を持ったメカ・シグマの暗躍が続けられていた。
「コレガ、コレマデ、「ロンドベル」トイワレルブタイガ、タタカッテキタデータダ」
「何でい、たいしたことねぇ奴等ばかりだな。
それであのレッドバロンを超えるチューナップをしてくれたんだろうな?」
「ソノテンハ、ヌカリハ、ナイ」
- 232 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/17 23:13
- >>230
>>231
取り合えず、一時的にではあるが暗黒ホラー軍団の脅威はさった。
森には、水月のレイズナー、二コルのブリッツガンダムとイザークの
ディエルガンダムが大破したディアッカのバスターガンダムを守るように
立っている。
そして巨大な姿をそびえ立たせるロウランという少女の黒い女性型ロボットと
紅いヒーローロボット。
「じきに、レジスタンスの仲間がくる」
そういったのはポーカーフェイスと名乗る人物(?)だ。
仲間ってだれの事だろう?と考えてながら、もう一度先ほどの
女性型ロボットと突然現れた紅いヒーローロボットに目を向けた。
あの二体って・・・一体・・・。
ロウランと名乗る少女の召還した女性型ロボットのほうは見たこともない
フォルムだった。そして先ほど突然現れた紅いヒーローロボット。これも
水月は知らない。暗黒ホラー軍団がくる前に誰かが建造したのだろうか?
水月は二体のロボットに通信を試みる。
「そこのロボット。聞こえる?」
- 233 名前:ドゥイリオ:03/12/17 23:23
- >>231-232
その頃、現場の森に急行する部隊があった。
多数のカブトンガー、サソリンガー、ブラックモンスターを周囲に
護衛として配置したプテラボマー部隊である。
彼らに与えられた任務は、大和水月とディアッカ・エルスマンの抹殺。
そして、新たに出現した女性型の巨人と紅いヒーローロボットの捕獲か、破壊である。
早いうちに、脅威の芽は摘み取らなければならない。
後方の母艦の司令室でドゥイリオはモニターを眺めていた。
「奴らが油断したところを、一気に叩く。捕獲が出来なければ
破壊してもかまわん」
- 234 名前:紅 拳:03/12/18 00:23
- >>232
来るべきデスバロンとの決戦に備え自分に気合をかけ一段と決意を固める拳
しかし先のデスパロンとの戦いで
レッドバロンの機体に受けた金属疲労と追加武装の修理が完治するにはだいぶかかる…
それまでに自分も新たに技を編み出し特訓を行わなければならない。
デスバロンとシグマは、なんとしても潰したい…
そう焦り思いながらレッドバロンのコクピットに呼びかける
小さい機体のパイロット
「そこのロボット。聞こえる?」
声からして女だ。
それも翔子や拳と年齢は同じくらいの様だ。
改めて辺りを見回すと見慣れない五機のロボットの存在に気がついた。
宇宙に上った奴等がコロニーで開発された
機種のモビルスーツと呼ばれる戦闘兵器の「ガンダム」だと言う事は翔子から前に
聞かされた事があった。
「言われなくて、聞けえているぜ。こいつの名はレッド バロン!!
機種はメタルファイターで、オレはメタルファイターの同士が闘う「格闘戦メタルファイト」チャンピオンの
メタルドライバー(操縦者)、紅拳(くれない けん) だ。・・・っても今わ戦争中でメタルファイトも中止だがな。
…それでお前等見たところ各機体に物騒なモンを装備しているみたいだが、オレに仲間にでもなれって言うんじゃねぇだろうな?
それだったらお断りだ。オレは戦争には真っ平ごめんだ…」
頑なに小さい機体に対して拒否の声を受信する…
大型トレーラーの中から翔子が言う。
「けん、今はそんな事を言ってしまっている時じゃないわ
その人の言う事を聞きましょう…それにセンサーに敵部隊の反応もしめしているし・・・」
説得する翔子だか拳は…
「いかねぇよ…レッド バロンは戦争を嫌がっている。むしろオレと強い奴と闘いを望んでいる
敵部隊が来るだと?へっ、おもしれぇ、オレ独りで闘ってやるぜ!!」
あくまでも強がる拳…レッド バロンと共に連日連夜の特訓の疲労が出始めていた…
- 235 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/18 22:53
- >>234
紅いヒーローロボットのパイロットと思われる返答が帰ってくる。
レットバロン・・・・格闘戦メタルファイト・・・・メタルファイター
確か・・・水月が小学生ぐらいの時に一度、父親に連れて行かれて
見た事があったような気がする。
紅いヒーローロボットのパイロット。紅拳と名乗った人物はこちらの敵ではないが
こちらの味方にもなる意思は無いようだ。
確かに、彼はメタルファイター。スポーツ選手みたいなものだ。
戦争を嫌がるのは、至極当然と言えるだろう。
「おい!大和!」
突然通信が入った。ディアッカからだ。
「何!?」
「敵の大部隊がおいでなすったみたいだぜ!」
レーダーを見ると多数の機影がこちらに接近しつつある。
後でもう一度話してみよう。水月はそう言って新たな敵に備えた。
- 236 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :03/12/18 22:58
- >>234-235
変身はまだ解けてない。
「まだ・・・敵が来る!」
奇鋼仙女の中でロウランは叫ぶ。どうやら水月が紅いロボットに通信を
試みているようだが紅いロボットが移動を開始した。
「だめだ!一人じゃ・・・一人じゃ勝てない!」
ロウランは女性型の巨人、奇鋼仙女を発信させた。
紅いロボットの後をついて行く・・。
- 237 名前:ドゥイリオ:03/12/18 23:05
- >>234-236
好都合だ。目的の紅い機体、レッドバロンと女性型の巨人が
こちらの部隊の方に進出してくる。
「攻撃開始!」
ドゥイリオは命令を下した。
空戦型プテラボマーに護衛された爆撃型プテラボマーが森に爆弾の雨
を降らせる。さらにカブトンガー、サソリンガー、ブラックモンスター
達が突撃の機会を伺っていた。
- 238 名前:紅 拳:03/12/19 22:42
- >>235 >>236 >>237
ギギギ!!
レッドバロンの各関節部分がショートし始めてきている…
メタルファイターは他の機体と操縦法が全く違い脳波コントロールの一種
をシステムとして取り入れられている。
その為、自機にダメージを負えばその操縦者もダメージを負う事になる。
操縦者も人並みはずれた精神の持ち主か体力の持ち主ではメタルファイターを乗りこなせない。
しかもレッドバロンはメタルファイターの中でも基本性能が非常に高く乗り手によってその性能も左右される。
拳の磨かれてきた格闘センスと合いあまって予想以上の性能をこれまで発揮してきた…だがそれも限界に達している。
大型トレーラーの中から拳を様子を見守りながら小さい機体にいる操縦者に
これまで自分達が自我を持つメカ・シグマ率いる組織「鉄面党」との戦いの日々を無線で語る翔子
「水月さん、ご迷惑をお掛けします…でも今は、けんに無理をさせたくないの…」
必死になって訴える翔子…拳はそれを聞いていた様だ。
「翔子、オメェ余計な事いうんじゃ、ねぇ!!オレは弱い男か?
オメェ達と出会えたのもオレが此処まで来れたのも、全部オレが「強い」かった筈じゃねぇのか?」
「けん、今は休む事が大事よ。だから無理はしないで・・・」
『だめだ!一人じゃ・・・一人じゃ勝てない!』
青と黒色の混じった女性型の巨人のパイロットもそう言いながら
レッドバロンの後をついてくる・・・
「お前も違う機種のタイプだな。独りで闘いぬける自信があるからオレは言ったんだ。
…今、オレが戦おうとしてる奴等との「戦い」は戦争まがいだ。
けど、オレには如何しても倒さなきゃならねぇ野郎がひとりいる…
その為には、この闘いをのり越えなきゃならねぇ!!
お前は、翔子達の元に戻りな!!」
女性型の巨人を水月達へ軽く投げ飛ばした。
レッドバロン単独で敵部隊が潜む場所に踏み込んだ途端に
プテラノドンの形をした爆撃機から投下され爆撃を受け防御しながら叫ぶ
「隠れしか脳がねぇのか!さっさと出てきやがれ!!オレは此処にいるぞ!!」
レッドバロンの右アームの手を握り締めながら親指を胸の部分に突き立てながら挑発をする。
- 239 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/19 23:37
- >>238
『水月さん、ご迷惑をお掛けします…でも今は、拳に無理をさせたくないの…』
翔子と名乗った少女はそう言ってこれまでの説明する。
あの機体と拳と言う青年は鉄面党と言う組織と戦い続けてきたのだと言う。
そして今もそれは続いているらしい。
「ねぇ?」
水月はディアッカ達に聞いた。
「なんだ?」と言う返事が返ってくる。
「鉄面党って組織。知ってる?」
「いや、聞いたことねぇな。俺達は地球の組織にはあんま詳しくないんだ」
「僕も・・・」
イザ−クは黙り込んでいる。
レッドバロンと言う機体はメタルファイターの一種で他の機体と操縦法が全く違い
脳波コントロールの一種をシステムとして取り入れられていると説明された。
つまり、操縦者と機体が一つになって戦うと言う事なのだろう。
それゆえ、パイロットの疲労も激しく、自機がダメージを受ければ
そのダメージは自分に跳ね返ってくる。
拳と名乗る青年は少女の説明を聞いて怒ったのか、たった一機で
戦うと言って森の奥に進んでいってしまった。
ロウランの黒い女性型の機体も追いかけてゆく。
しかし何事かを話した後、レッドバロンにこちらに投げられてしまった。
――――――放っておけない。
水月のおせっかいな性格か、正義感かは判らない。
けどやっぱりこのまま逃げるのは嫌だった。
「ディアッカ、二コル、イザ−ク。サイドワイダー。」
私は四人に呼びかける。
どうやら、考えている事は同じようだ。
「助けに行くか?あの熱い兄ちゃんを」
「行きましょう!水月さん!」
「ふん・・・・・」
「我々としては、仲間は多いほうがいい」
答えを聞いた水月は言った。
「それじゃあ決まりだね」
- 240 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :03/12/19 23:43
- >>238
レッドバロンを追いかけながら、必死に私は呼びかける。
だけど。
『お前も違う機種のタイプだな。独りで闘いぬける自信があるからオレは言ったんだ。
…今、オレが戦おうとしてる奴等との「戦い」は戦争まがいだ』
戦争・・・?
『けど、オレには如何しても倒さなきゃならねぇ野郎がひとりいる…
その為には、この闘いを乗り越えなきゃならねぇ!!
お前は、翔子達の元に戻りな!!』
そういうとレッドバロンは軽く奇鋼仙女を持ち上げた。
あのキングコブラを蹴りで吹っ飛ばした奇鋼仙女を。
「うわ!?」
ロウランが何が起こったのかも判らずきょとんとするばかりだった。
- 241 名前:ドゥイリオ:03/12/19 23:50
- >>238
「ふん。俺は慎重派なんだ。その手には乗らないぜ?」
ドゥイリオは母艦のモニターに移る親指を胸の部分に突き立てこちらを
挑発をする紅い機体を横目にコーヒーを飲み、部下の持ってきたカタロ
グに目を通す。
あの紅い機体の名はレッドバロン。
メタルファイターと呼ばれる強力な機体だ。中でもこのレッドバロン
はかなりの高性能の部類に入る。
その強さの秘密を暴き、俺達の戦力にしたい・・・。
「爆撃を続けさせろ。もっと痛めつけてやれ。カブトンガー、サソリンガー、
ブラックモンスターはいつでも進撃を開始できるようにしとけ」
- 242 名前:紅 拳:03/12/20 00:15
- >>241
レッドバロンに投下され続ける爆撃
敵には拳の挑発が聞かなかったらしい…
「野郎…このまま爆弾でオレとレッドバロンを沈める気かよ?
だったら、直接、母艦に乗り込んでぶっ潰してやる
喰らえ!必殺!ローリングサンダーッ!!!」
敵の母艦との高さは10m程度、レッドバロンは地面高く蹴り上げ
プテラノドンの形をした爆撃機の上に飛び移り更に母艦の集中砲撃を受けながら
空中回転踵落としの反動を利用して敵母艦の内部に乗り込んだ。
- 243 名前:ドゥイリオ:03/12/20 00:31
- >>242
「なんだと!?」
レッドバロンの行動はあまりにも無謀だった。
この母艦に単独で挑んでくるとは、しかも。全身にこちらの
集中砲火を浴びながら。衝撃と共にドゥイリオの居る司令室
が大きくゆれた。
「まさか・・・・!」
レッドバロンが母艦の内部に進入したようだった。
コーヒーがこぼれたがそんな事はお構いなしにドゥイリオは叫ぶ。
「応戦しろ!プテラボマーを呼び戻せ!カブトンガー、サソリンガー、
ブラックモンスター!攻撃開始!」
命令を受けたカブトンガ−、サソリンガー、ブラックモンスターが
レッドバロンに向かってくる。
そしてプテラボマーも引き返してくる。
「なんとしてでも奴を母艦から引きずりだせ!」
- 244 名前:紅 拳:03/12/20 00:54
- >>243
敵母艦の内部
乗り込むことはできたが此方の受けたダメージも余りにも大きく
レッドバロンは片膝をつく・・・
レッドバロンのコクピット内部、拳は静かに目を閉じ気合をかけて立ち上がる!!
「オッシャャャ!!…オレは死なねぇ…
さあ、何処からでもかかって来やがれ!!
格闘家の恐ろしさとレッドバロンの強さをテメェ等に叩き込んでやる
いくぜぇぇぇぇぇ!!エレクト・リッガ――ッ!!」
限界の近い機体で上半身を捻りながら
右のナックル部分に超電導エネルギーを集束していき
連続でエレクト・リッガ―を速攻で叩き込んでいく。
- 245 名前:ドゥイリオ:03/12/20 01:25
- >>244
どうやら敵は先ほどの戦闘によダメージが大きいようだ。
肩膝をついている。
――――しめた。
と思った瞬間。レッドバロンが再び立ち上がった。
なんてタフな奴だ!ドゥイリオは驚愕した。
機体もさることながらそれを支えるパイロットの体力、いや精神力も
凄まじい。
「その力!ますます欲しくなったぞ!”あれ”をだせ!」
レッドバロンの電撃を帯びた拳の連撃に揺れる母艦の中でドゥイリオは
叫んだ。
一方、格納庫では、ある機体が起動しようとしていた。
- 246 名前:アンドレイ:03/12/23 00:18
- >>245
俺の名はアンドレイ。この母艦のパイロットさ。
俺は今ある機体のコクピットに居る。
ガンダムMkU
紫色に塗装されたこの機体はティターンズで使用されていたもので
それを暗黒ホラー軍団が改造し、性能は一段と上がっている。
アンドレイの愛機だ。
命令の内容はこうだ。あの紅いロボット――――レッドバロンをこの艦から
叩きだせ。
「無茶言ってくれるよなぁ」
ぼやきつつも俺は機体を発進させた。
レッドバロン目掛けハイパーバズーカを放つ!
- 247 名前:紅 拳:03/12/24 20:57
- >>245>>246
襲い掛かる無数の獣の形をしたロボット群に
速攻でエレクト・リッガ―を叩き込んでいき
次々と爆破していくロボット群だがその数は減少しない…
「へっ!雑魚が何体かかって来ようが
オレとレッド バロンが簡単にくたばるわけねぇだろ?
いい加減フルコースは食い飽きたぜ!そろそろデザートでも出しやがれ!」
何処までも強気な拳
相変わらず限界の近い機体で闘いを楽しみながら
レッドバロンの頭部から響き渡る。
ズドン!!
何処からか何か発射される音が聞こえた
格闘家からの感か?素早く撃ちだされた何かの弾丸を
右のオーバーヘッド・キックの体勢に持ち込み弾き返す。
弾きかえされた場所が敵母艦のコントロール・システム
獣の形をしたロボット群の大半が動きを止めてしまった…
「姿を隠したつもりだろうが、オメェからは僅かに殺気を感じとった!
さっさとかかって来い!!」
弾丸が飛んきた方向に指をさすレッドバロン
強い相手を求める拳の声がこだまする。
- 248 名前:アンドレイ :03/12/25 23:17
- >>247
おいおい嘘だろ?
この狭い艦内でオーバーヘッドキックをかました挙句・・・・・コントロールシステム
の配電盤を破壊しやがった。
どうやら向こうからはこちらの姿は見ないらしいが、伊達にメタルファイター
が乗ってる訳ではないらしく、暗闇の中に居るの位置を指差している。
そうかいそれじゃあ。お望み通り出てってやるぜ・・・。
超高速でな!
アンドレイはガンダムMk-Uを急発進させた。
レッドバロンが対応するまもなくガンダムMk-Uは挑発するように
周りを飛び回りながらレッドバロンの各所にビームライフルを撃ち込む。
「着いて来られるかな!メタルファイター!」
挑発を繰り返しながら艦内を逃げ周る。
さぁ・・・そのままついて来い!
- 249 名前:紅 拳:03/12/26 00:43
- >>248
暗闇から現れた機体は地上で見た「ガンダム」と言う機種に似ている。
だが見る限り敵側の機体だろう。
そしてレッドバロンの回りをホバー走行の超高速で移動しながら
Mk-Uの装備してあるビームライフルのトリガーを連続で引かれ
光弾をジョイント部分に撃ち込まれる
ビギギ・・・・!!
流石に今の攻撃は効いた金属疲労もかなり酷い
ジョイント部分の細かいセンサーがショート寸前である。
だがレッドバロンは…拳その者
レッドバロンのメタルドライバーがこの程度引き下がれる筈がない
一度、売ったこのファイト!!
何が何でも乗り越える。
そう強く拳の心の奥底の灯火が燃え上がった。
「…ケンカに銃は気にいらねぇが、まぁいい。
テメェとオレの炎がどっちが燃え尽きるか勝負だぁぁ!!」
罠があるとも知らずに艦内を逃げ周るMk-Uの速度に
一瞬にして追いつき正面をとると
左右のアームからジャブの連打を繰り出す
その時、仕掛けられていた罠が発動した。
- 250 名前:アンドレイ :03/12/26 01:16
- >>249
「うおおおおおお!?」
ガンダムMk-Uに追いついてくるレッドバロン。
左右の腕から繰り出されるジャブはMk-Uの機動でもよけるのが精一杯だ。
まだこんな力が残っているのか?だが!
「これでどうだ!」
艦内の罠が作動した。
しかし罠と言っても極めて単純な物だった。
暗黒怪獣を収容するための巨大な仕切り扉が開いた。
開いた扉から艦内にあったいろんな物が吸い出されて行く。
そしてついにレッドバロンも吸い出される。
仕切り扉の向こうは何もない空間――――空である。
「もう戻ってくんなよ!」
お前には外に居る奴等と一緒にプテラボマーの恐ろしさをとくと味わって
貰おう。
その頃数機のプテラボマーが大和水月達に襲い掛かろうとしていた・・・。
- 251 名前:空戦用プテラボマー:03/12/29 17:33
- >>250
爆撃型プテラボマーの護衛についていた5、6機の空戦型プテラボマーが
急降下爆撃を開始した。
目標は地上に停車しているトレーラーとその周辺に着陸しているMS数機。
そして大和水月のレイズナー。
一対一で勝てないのならば複数で連携してかかる。
これが戦法だ。
プテラボマーは翼下に搭載された大量のミサイルを乱射し口からビームを
吐く。その攻撃は熾烈を極めた。
- 252 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :03/12/29 17:45
- >>251
「うわぁあああああ!?やべぇ!」
「このままじゃ標的になってしまいます!」
ディアッカとニコルがその容姿から似合わない焦りの声を上げる。
まずい。トレーラーはもちろん、ディアッカのバスターガンダムは飛行すら
難しい状態だ。完全に裏をかかれた。レッドバロンを引き付けておいて私達を
襲う。二重作戦。
しかも相手は複数で機動力に満ちている。
トレーラーや損傷したバスターの動きなどナメクジみたいな物だろう。
「――――ニコル、イザーク!」
「なんだ?」
「あんた達飛べる?」
「なんとか、飛行なら出来ます。大した損傷も受けていません!」
よし、それならば。
「あたし達三機で戦うわよ!ディアッカとサイドワイダーはトレーラーを
守って!」
相手が機動力ならこっちも機動力だ。
「行くわよ!ニコル!イザーク!」
レイズナー、ブリッツ、デュエルの三機が大空に舞い上がった。
急降下してくる翼竜型戦闘機に一直線に向かって行く。
- 253 名前:紅 拳:03/12/29 22:40
- >>250
レッドバロンの攻撃を紙一重で避けるMk-U
『これでどうだ!』
敵パイロットの声と共にトラップが発動し
レッドバロンの立っている鉄板が左右に大きく開き敵空母から
落とされ敵パイロットの皮肉な声が響き渡る
『もう戻ってくんなよ!』
闘いを破棄しその声を聞いた
拳の心の奥底から怒りが込み上げてくる
「テメェェェ!!逃げんのかよ?
折角の闘いを…ゆるさねぇ…ゆるさねぇぇぞぉぉ!!」
拳の声とは関係なく地上に落下していくレッドバロン
如何に頑丈なメタルファイターでも大破する危険性は高い…
拳自身もやや興奮しながらも半分諦めかけた
その時、何処からともなく銀色に光り輝く物体が
レッドバロンの両脚部分にドッキングする。
不思議な事に落下された筈のレッドバロンが空を浮いている
それは翔子の父冴場博士が密かに開発していた
強化アタッチメント「マッハ・カイザー」を装着する事によって
長時間の空中戦闘を可能となり
メタルドライバーの精神力を動力源に音速を超えた移動も可能となるが
その反面、メタルドライバーの精神力によって飛行速度も左右される。
助かったとは言え最早戦闘を継続できる状態ではなくなっていた。
レッドバロンにかかり過ぎた金属疲労と操縦者拳の受け過ぎた精神的な疲れと肉体的な疲れ
やりきれない気持ちで、いっぱいだった拳は思わず声に出す
「オレは…こん畜生!」
- 254 名前:シャドー:03/12/29 23:08
- >>253
レッドバロンの両脚部分に装着された
「マッハ・カイザー」を使いながら地上に降下していくレッドバロン
拳の心中はやり遂げなかったあの闘いの事しか頭にない。
そんな地上に降下していくレッドバロンと
は別に黄金の大型戦闘機の上に聳え立つ
光り輝く黄金色のメタルファイターが一機腕を組んでいた…
「ふっ、無様だなケン…冴場博士のアタッチメントを送り届けてやれば戦闘不能とはな。」
レッドバロンの操縦席にそのまま聞こえてくる声
それは長い間、消息が途絶えていた
拳の仲間の一人にして、かつて拳を瀕死の状態に追い詰めた男
シャドー本人だった。
「テメェは、シャドー!!…そうか、このアタッチメントはお前が・・・あり…」
「俺は腑抜けになった貴様の仲間になった覚えもなければ、礼を言われる筋合いもない。
…貴様はそこで、見ているがいい!この俺と生まれ変わったゴールドバロンの強さを・・・」
光り輝く黄金色のメタルファイターが腕を組むのをやめ
敵空母、目指して大型戦闘機がバルカン砲を連射しながら速度をあげていく
- 255 名前:ドゥイリオ:03/12/30 14:42
- >>254
「応急修理を急がせろ!」
ドゥイリオは部下に命令を繰り返していた。
レッドバロンの攻撃による艦内の損傷は激しく母艦の進行速度は
三分の二以下に落ちて居る。
アンドレイはうまくやったやってくれたお陰で時間が稼げたがそれもいつまで
続くかは判らない。しかし外にはプテラボマーが残ってる。
奴等―――特に大和水月を仕留められれば上出来なのだが。
少なくとも時間ぐらい稼いで貰わなければ困る。何しろ新型の暗黒怪獣なのだから。
その時、部下の暗黒鳥人の悲鳴のような報告が入った。
「新たな敵。本艦に向け進行中!!」
「なんだと!?」
クソ。予想してなかった。まだ仲間がいたというのか?
「総員戦闘配置!対空機関砲、ミサイル、ビームガン発射用意!
戦闘機レッドバロムとMSも全て発艦させろ!」
母艦の扉が開き中から大量の戦闘機レットバロム、そして
暗黒鳥人の乗る「カブトンガ−」「サソリンガー」「ブラックモンスター」などが発進する。
「ありったけの兵器を出せ!」
- 256 名前:空戦用プテラボマー :03/12/30 14:48
- >>252
こちらでも戦闘が開始された。プテラボマーはミサイルとビーム、機関砲を
乱射し一撃離脱戦法で三機を攻撃する。
数機のプテラボマーはお互いを連携していた。
バラバラに戦うのではなく、各個がサポートし相手を翻弄する。
そしてこのガンダムレイズナーに匹敵する高機動。
勝機はある。
- 257 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/01/02 16:11
- >>256vsプテラボマー(空戦用)
「く…うぁあっと!」
翼竜型の戦闘機の攻撃は熾烈を極めた。
雲の中で待ち伏せし、出会い頭にミサイルやビームを乱射し、すぐに
雲の中に入ってしまう。
お陰でこちらは殆ど反撃らしい反撃も出来ない。
三機とも機動性の高さから、なんとかかわせては居るものの
機体の武器を敵に向ける前に相手は雲の中に隠れてしまう。
一方的に撃たれっぱなしだ。
「水月さん…このままじゃ…!」
無線機を通じてニコルの狼狽した声が聞こえてくる。
イザ−クの方もかなりの苦戦を強いられているようだ。
不意に雲の中から一機の翼竜型戦闘機が飛び出した。
近すぎる。戦闘機のくちばしと翼から閃光が迸り、レイズナーとブリッツガンダム
を掠めてていった。
攻撃はさらに続く。
- 258 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :04/01/02 16:21
- >>256-257
一方地上でも戦闘は繰り広げられていた。
急降下してくる翼竜はあの三機に比べて巨大な体を持つロウランの奇鋼仙女
を格好の目標と見たのか、トレーラーを目指さずこちらに突撃してくる。
ビーム、ミサイル、機関砲を乱射してくる。
「うぁああああああ!」
自分よりも遥かに小柄な素早い敵の出現とその攻撃の威力に改めて驚く。
だけど――――――
「負けない…!」
ロウランは奇鋼仙女を走らせる。ただ相手が攻撃してくるのも待ってる
だけじゃだめだ。少なくとも、むざむざやられはしない。
翼竜型戦闘機が再び視界に映る。今度は右方向。猛烈なビーム、機関砲を乱射し
猛烈な速度で迫ってくる。
「く……うぅうぁあああああああ!!」
ロウランの奇鋼仙女は右手でビームと機銃の嵐を受け止める。
激痛がロウランの右手に伝わってくる。
腕でガードしつつもロウランは相手の位置と速度を捕らえた。
「はぁああぁあああああああああああああ!!」
すれ違いざまロウランの奇鋼仙女は左足を蹴り上げる。
次の瞬間轟音と共に戦闘機は粉々に砕け散った。
「奇鋼仙女は…無敵だ!」
- 259 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/01/06 23:37
- http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/116/1055765944/
(今後の展開について話し合いましょう)
- 260 名前:シャドー:04/01/08 20:52
- >>255
vs(ドゥイリオの母艦)
敵母艦の外部ハッチが開き対空機関砲、ミサイル、ビームガンが一斉発射された
ゴールドバロンが乗る大型戦闘機「ウェイブライダー」はそれらを難なく回避するが
ミサイル、ビーム等が誘導式になっておりしつこく何処までも追尾してくる。
「フッ…ウォーミングアップには丁度と言ったところか…コンピュウター
ミサイル、ビームと暗黒メカ達の動きの予測画面をサーチしろ」
余裕がありそうな声が響き暗黒モンスターの弱点を
ゴールドバロンに搭載された予知マシーンで行動パターンを読み込み
ミサイル、ビーム等をギリギリまで引き寄せ敵母艦に被弾させウェイブライダーから飛び降り
暗黒メカ達と敵母艦全て巻き込みゴールドバロンが高速回転をしながら巨大竜巻を発生させる
「ゴールドハリケーンーッ!!」
シャドーの声が叫びわたり
戦闘空域を嵐と突風が襲い暗黒メカ達を砂の様に粉々に砕いていき
敵母艦に止めをさす為
構えをとるゴールドバロン
ゴールドバロンの周辺に光のエネルギーが高速で回っていき
ゴールドバロンの両腕部分に巨大な光球と化しそれを放つ!!
「ひかりよ!!…もっとひかりよ!!ライジング・ハリケーン―――ッ!!」
放たれた巨大な光球は敵母艦に命中し大爆発を起こし
宙を回転しながらウェイブライダーに降り立つゴールドバロン
一方地上では奇鋼仙女が無事に敵機体を撃退していた。
レッド バロンはボロボロになった機体で動けず
拳は自分を責め続けていた…
- 261 名前:ドゥイリオ :04/01/10 23:15
- >>260vsゴールドバロン
いいぞ!
母艦の弾幕が黄金の機体の乗る大型戦闘機の行く手を阻む。
さらに迎撃に放たれた暗黒怪獣も攻撃を開始する。
弾幕の中に突入し見方の弾が命中してしまう暗黒怪獣もあったが
元々使い捨ての兵器。少しの同士討ちぐらい構う事はない。
なんとか母艦の沈没だけは免れる。
そう思った時だった。戦闘機に乗っていた黄金色に輝く機体が飛び降りた。
空中に飛んだ敵は突然身体を回転させ、巨大な風の流れ。竜巻を発生させた。
「なにぃああああああ!!どぁああああああ!!!」
その竜巻の威力は凄まじく母艦の周囲に展開していた殆どの暗黒怪獣と
ドゥイリオの乗る母艦をも巻き込む。
「バ・・・バランスを取れ!いそげぇ!」
ドゥイリオは柱にしがみ付きながら叫ぶ。だが殆どの部下も
急激な揺れに何かに掴まるのが精一杯らしく、命令を聞いて動く
物は居なかった。
そんな事をやっているうちに敵が両腕に巨大な光球を作り上げる。
「いかん!必殺技だ!」
叫んだ時にはもうその光球は放たれた後だった。
先ほどの竜巻を上回る衝撃が襲う。全員が投げ出され激しく床や天井に
叩き付けられる。
「総員退艦!いそげぇええええええ!!」
衝撃が収まるとドゥイリオ は叫ぶと同時に走り出す。
それを見た部下達もドゥイリオ に続いて脱出用ポッドに急ぐ。
――――クソ!とんでもない奴め!
- 262 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/01/12 14:47
- >>257vsプテラボマー(空戦用)
奇鋼仙女が地上のプテラボマーを駆逐した後、空での戦いも終息に向かいつつあった。
上空は強い風が吹き、雲が晴れ始めたのだ。
眩い太陽の光りがレイズナーの剥き出しのコクピットに反射する。
敵は雲の間に隠れての一撃離脱が取れなくなり、次第にこちら側が得意とする
格闘戦に持ち込めるようになった。
「てやぁあああ!!」
水月はレーザードライフルの引き金を引いた。
銃口から閃光が迸り、翼竜の翼を抉る。
翼を抉られた翼竜はバランスを崩し、出鱈目な方向へビーム、機関砲を
乱射しながら墜落を始める。
―――――!
レイズナーの人工知能が警告を発した。
「後方ヨリ敵機接近シツツアリ。機数1!」
後ろを見ると翼竜が猛然と突っ込んでくる。アッと言う間に距離がつまり
水月は思わず目を瞑った。
「水月さん!あぶない!」
叫び声と共にニコルのブリッツガンダムのグレイプニールが翼竜の頭部に
炸裂した。
首がもげた翼竜はバランスを失いレイズナーを掠め墜落してゆく。
―――助けられちゃった…。
「水月さん。大丈夫ですか!?」
「…大丈夫だよ!ありがと。ニコル」
取りあえずこれで借りはお互いなしだね。
一方イザークの方も決着は付けたらしく、二機の翼竜が火を噴いて
落ちて行く。
「取りあえず。この場は凌いだわね」
「ふん。こんな雑魚で俺を倒せる思うのがそもそもの間違いだ」
「取りあえず。地上に降りようか?」
皆が心配だった。
三機はまだ煙が立ち昇る森へと降下してゆく。
- 263 名前:明神タケル ◆W.ri5lp/pY :04/02/14 00:31
- ――――――異空間。
「クソ。どうなってるんだ!」
タケルはガイアーのコクピットの中で叫んでいた。
異空間を通り、東南アジアから一気に日本を目指そうとした、
明神タケルとアスラン。
しかし、突然の異変が彼等を襲った。異空間の流れに乱れが生じ、
方向が狂い始めたのだ。
『どうやら、敵の妨害らしいな』
通信を通してアスランの声が聞こえる。
妨害。こんな異空間でか?
なんにせよ。とにかく今は、早く日本に戻りたい。
「クソ!どこへ向かってるんだ?!」
タケルは歯噛みしながら、異空間の流れを見た。
いきなり目の前に敵が現れたなどというのは御免だ。
暫くして――――異空間の扉が開いた。
ガイヤーとイージスガンダムはその”出口”に真っ直ぐ、吸い寄せられて行く。
そして―――――
- 264 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/02/14 00:39
- >>263
日本。某山中。
煙の立ち上る森に着地すると、水月達三人はディアッカと翔子達に合流した。
ディアッカのバスターは損傷が酷く、修理にはかなり時間が掛かりそうだった。
あの金髪の少女の操る女性型の巨人は何時の間にか消えて、髪の元の青色に
戻った少女が残された。
レッドバロンもバスターとまでは行かなくとも、損傷は激しく、パイロットの
疲労も深刻な様子だった。
それに、あの母艦を撃沈した黄金色の機体も気になる。
「取り合えず。どこか、一旦身を隠せる所へ行きましょうか」
「うん」
ニコルの提案に水月は同意した。
ここでは目立ちすぎる。取り合えず、どこかに身と機体を隠さなければ。
「それじゃあすぐに、移動しましょう」
- 265 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/02/20 15:40
- >>264
ニコルと水月達が今後の事を話し合っている頃
拳はレッドバロンから降りて
ゴールドバロンの方へ足を向わせ言い争いをしていた
「…んだとぉぉ!!もういっぺん言って見やがれ!!!」
凄い怒鳴り声を上げゴールドバロンのメンテナンスをして
背を向けている男に対して怒りを表し食って掛かる拳
それに対し背を向けている男は取り乱す事無く言い返す
「…何度も言わせるな…俺は知らない…孔明達の事などな…
ケン、俺は貴様の滑稽な姿を見て多少残念だ。
今の俺と闘っても虚しさだけが残るだろう。
お前は何時までたっても亀だからな…」
冷徹な言葉をいいながら
ゴールドバロンのメンテナンスを終え拳の正面と向き合う男…
容姿とも拳と違い白人にして額に赤いバンダナを巻き
半袖の袖まくりにしている…
「…へっ!テメェって奴は…昔からそうだ。自分の強さを見せつける為に
そうやって何人もの格闘家を潰してきた…孔明達なんて何の関係も
ないって言い捨てやがった…それでもってオレを…コケにしやがった!!
……オレが弱いだと!?…面白くもなんともねぇしゃれだ!!
どうやらオレ達格闘家は闘ってみねぇとわからねぇみたいだなシャド――ッ!!」
静かな某山中一枚の葉が水面に落ちた時
両者全身の呼吸を整えムエタイの構え同時に真っ向から飛び込む
シャドーの肘打ちが拳の額をバックリと開き顔面に血が流れ
拳のカウンターのストレートパンチが二、三発決まりシャドーの鼻骨が折れ血が拭き出し
続けて回し蹴りがシャドーの頭部に食らわし後ろの大木に吹き飛ぶ
「…オレ達は…戦友じゃなかったのかよ…何処までその根性がくさっていやがる」
拳の顔面は血と涙が混じりあわさりシャドーに何かを伝えそうな顔をして言いかける
「フッ…笑わせる!!俺は貴様の戦友になった覚えはないと言っている
…その甘さが貴様の弱点だ!!」
拳の戦友に対する想いを甘えと言いながら
ゆっくりと立ち上がり手の甲で血を拭き取る
- 266 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/02/20 23:54
- >>265
― 拳vsシャドー ――
お互いの気持ちをこぶしに込めた
二人の闘いは続いていた…
両者まだ全力を出しきってない
技のキレとスピードと超人的な体力と攻撃力はシャドーの方が上である。
これに対して拳はどれもシャドーに劣るが理屈の通じないほど精神力が強い
以前から、この二人は深い因縁があった。
一度シャドーと闘い一撃の打拳で敗れている拳
だが拳の奥底に眠る理屈の通じないほど強い精神力が
拳を死の底から闘いの場所に呼び寄せ無意識のままシャドーを破っている。
その力の名は「サイコ・パワー」と呼んでいる。
「サイコ・パワー」は人が元来持っている隠された潜在能力だといわれるが
仮説でしか過ぎないと言う学者達もいる…東洋武術ではその力は「気」と言われ
生命エネルギーともいわれ人にはまだ謎の部分がおおいということである。
「サイコ・パワー」も無尽蔵ではなくその力を使い続ければ死に至る
危険な力でありレッドバロンとゴールドバロンにもその力を発生させ
増幅させる装置が取り付けられている。
レッドバロンは現在その増幅装置を封印している為
レッドバロンの性能は半分に下がっている…しかしそれは翔子が拳の為に
した事でありその事で翔子と幾度となく口喧嘩を繰り返ししてきた
しかし今、睨みあう二人の男がその「封印」を解く
拳とシャドーは生身のまま「サイコ・パワー」を発した!!
大気の流れは速く流れ地盤は少しつづ揺れながら
森林に隠れていた野性動物達はそれを敏感に察して逃げながら泣き叫ぶ!!
両者、一直線のまま疾走して高速で蹴りとこぶしを繰り出す
その答えをこぶしに託し闘いは続けられた…
- 267 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/02/21 14:47
- >>266
最終ラウンド
― 拳vsシャドー ―
両者の真意を確かめる闘いは未だ止むことはなかった…
「サイコ・パワー」を発した途端に両者の肉体は硬い表皮に
全身に稲妻のような血管が走りその血管が浮かびあがり
両者の細胞の一つづつが凝縮され活性化され鎖を食い千切り
獰猛な肉食獣の如く本能のまま闘う衝動を理性では抑えられなくなり
残像が出るほどの動きで蹴りとこぶしをお互いの頬や体にぶつけながら
ほんの隙がどちらか二人の命の奪う。この闘い…もはや勝ち負けの次元を超えている
拳は心の奥底で叫び荒ぶる魂をこぶしに込めて
ジャブとストレートパンチのラッシュしながらシャドーに言う
「テメェぇぇぇ!!オレと同じ力を持っていながら…
何故、自分を変えようとはしねぇんだよ?何故、力だけを求めようする?
……所詮、死に神と契約したって言ったってな
オレもテメェも真っ赤な血が流れているんだ…
テメェはあの時の冷徹な時のままなのかよぉぉ!!」
シャドーは紙一重のラッシュを防御しハイ、ミドル、ニー、ローキックを
素早く拳の全身に叩き込み両者同時に後方に飛び距離をあけ
シャドーは冷徹な微笑みを浮かべながら言い聞かせる。
「本当に呆れた奴だ…お前という奴は…俺はこの格闘技でこれまで
多くの闘いを修羅場を潜り抜けてきた、俺にとっての闘いは相手を潰すことにあるッ!!
血はお前の言ってるとおり赤いだろうだがそれがどうした?力を求めているがそれに落ちるような生き方はしてない。
ケン!!俺はお前を倒す為だけにここまで強くなった、正直俺もうれしいぜ。闘いに綺麗事なんて必要ないぜ」
冷徹な微笑みで言うシャドーを心の奥底から憎しみを超えたものが拳の心を覆いつくす…
それは暖かくも泣く冷たくもない…
「…テメェにはこれ以上言っても無駄の様だ…この一撃で答えがでる…いくぜぇぇ!!」
「フッ!何を悟った様な口をっ!!それはこの俺とて同じ事だ―――ッ!!」
両者ほぼ同じに疾走していき
拳とシャドーのサイコ・パワーを纏った正拳突きが激突し轟音が鳴り響き
両者の発し続けたサイコ・パワーの影響で二人とも後方にすっ飛ばされた
地面はシャドーか拳の放った空を掻っ切るアッパー・カットや膝打ち等の打撃技で
真っ二つにわれ数倍のある大木も何本かへし折られていた…
「ぶっへぇ!!…よくわかったぜテメェの気持ちがな…二度とオレの前に現れるな!!
そん時は…」
口から血の混じった唾を吐き捨て顔面、血だらけと青アザと無数の生傷で
へし折られた大木からヨロヨロと立ち上がりシャドーの元を去ろうするが
背後から何かのカードを迫りそれを反射的に受け取る拳
「それは…冴場博士に手渡された特殊情報が記憶されたメモリーカードだ。
単細胞のお前ではわかるまい…お前の仲間に見せておけばわかる…孔明達も詳しく記されているだろう…
…俺達はサイコ・パワーを身につける為にお前の元を離れ冴場博士の下厳しい特訓を繰り返していた。
だがそこにデスバロンと見た事もない機械の獣達に襲われ研究所を大破してし待った…
俺だけ生き残り冴場博士が密かに開発していた強化アタッチメントを研究所が大破する時に託され
俺は密かにサイコ・パワーをあげる特訓してお前と会うのが遅れた…しかし技のキレは俺の方が一枚うえだな」
シャドー演技力にすっかり騙され怒りを忘れてしまう拳
そして全てを自分なりに考え背を向けたまま手を伸ばしこう言う
「…ったくよテメェは本当に喰えねぇ野郎だぜ…けどサンキューシャドー!!
テメェのお陰で胸の中のモヤモヤがスッキリしたぜ…今度やる時は理屈なしでやろぜ?」
へし折られた大木で仰向けに寝そべったまま答えるシャドー
「ああ…その時まで精々と腕をみがいておいておくさ」
お互いズタボロになるまで続いた闘いに決着はついた…
拳は一人、水月達のところに戻っていった。
- 268 名前:大和水月 ◆YorjVvFOXM :04/02/22 00:05
>>265
水月達が今後の事について相談していると、突然倒れているレッドバロンと
地面に着陸した黄金色の機体の傍らから、物凄い怒鳴り声と、言い争う声が聞こえ来た。
森に響く大きな声と共に、一瞬全員が声のした方を向く。
『な…なんでしょうか…?』
『……フン。』
不安げに水月の顔を見るニコルと鼻で少し笑うだけのイザ―ク。
ディアッカは翔子とロウランにちょっかいを出してる。まあこれはあたしの時と同じだったけど。
「多分…拳と…あの金色の機体のパイロットだと思う…」
水月は言った。
多分、あの拳の様子を見る限り、あのパイロットとは何かあるのだろう。
『み……見てきた方が良いでしょうか…?』
『ほっとけ。くだらん』
ニコルの言葉にイザ―クが即答する。多分彼には何が起こってるのか大体
判っているのだろう。それは多分彼が、拳やあの機体のパイロットと同じ男
だからなのかも知れない。
しかし、水月には何が起こっているのかさっぱり判らなかった。いや、それ以上に
何が起こってるのか、気になってしょうがなかった。それは彼女の面倒見のよさと言おうか
、おせっかいと言おうか。途にかく、言ってみたいと思った。
「ちょっと見てくるね。ここで待ってて」
『あ……水月さん!』
ニコルの制止も聞かず、水月は走り出した。
。
。
。
。
。
暫く走ってゆくと、途中で何か争うよな激しい音が聞こえた。
さらに周囲の空気が異様な空気に包まれる。
そして何よりも異様なのは周囲の動物が逃げて行くという事だった。
「ちょ……ちょっと…なんなのよ…」
水月の背中に何か得体の知れない物が走る。
こんな変な雰囲気に遭遇した事は生まれてから、ゲリラになってから
一度もない。
まさ、あの二人が―――拳ともう一人のパイロットの?
そういえば拳ってメタルファイターとか言うのだった。
メタルファイターというのは一体どういう人種なのだろう。
その時、轟音が響き渡り、木が折れるような音が森に響き渡る。
水月はそれにビクっとなり、その場にしばし立ち竦んだ。
やがて木々の間から文字通りズタボロの拳が現れた。
額から物凄い両の血を流し、青あざだらけになり、無数の
生傷を持つその姿を見た水月は大声を挙げた。
「ちょ…ちょっと!何やってんのよ!何があったの!?」
拳のそばに走りより、肩を持つ水月。
「あんなボロボロの状態で…こんな事するなんて、何考えてるのよ。
暗黒ホラー軍団と戦う前に死んじゃうよ!」
- 269 名前:ロウラン ◆H6lSMgKiL2 :04/02/26 00:19
- >>268
―――――どこかの山中。
何かが激しくぶつかり合う音、そして次々と逃げて行く動物達。
そして何よりも、尋常ではない、得体の知れない巨大な”気”。
これは多分拳だ。拳達が、戦ってる。
ロウランは全速力で走る。
だが、走っている内に自分が再び”変身”している事に気付かなかった。
拳と、彼の肩を担ぐ、水月の前に現れたロウランの髪は金色に染まり、
額には黒い装飾品、体全体に羽衣を纏い、赤と黒の体にぴったりとフィット
した”戦闘モード”になっていた。
重そうに拳の肩を担ぎ、現れた戦闘モードのロウランの姿に一瞬見とれている
水月を横目に、ロウランはボロボロでふらふらの拳に走りより、もう片方の
肩を担いだ。
『ロウラン…その格好?』
「――――!」
ようやく口を開いた水月の言葉を聞いて、ロウランは初めて自分が変身している
事に気付いた。
「わ…私…どうして?」
自分の姿に戸惑うロウラン。
彼女には自分が誰で、どこから来たのか、何時生まれたのかさえも判らなかった。
そして、この力も。戦う理由も。
拳の持つ、力に、共鳴しているかのように、ロウランの変身は暫く
解けなかった。
- 270 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/02/29 16:01
- >>268>>269
シャドーとの闘いで胸の中あるモヤモヤを取り除けた拳
メモリーカードをズボンのポケットに入れヨロヨロと歩きながら
水月達のもとへ戻ろうする意識がぼやけた時、水月の大声が拳の耳に響く
『ちょ…ちょっと!何やってんのよ!何があったの!?』
水月の顔はとても心配している様だった。
どうして自分なんかにそんな顔をするかわかりながも混乱していた
自分はこれからこの「こぶし」を戦争で使われていくかと思うと
何故この戦争に関わってしまった事を後悔しながら
つくづく自分は格闘馬鹿だなと思いながら…
水月と直接会うのはこれが初めてであり
拳はまだ水月と言う人間を余りよく知らない…
いやお互いの事は余計な詮索をしない方が身の為なのだろうが拳達は関わってしまった水月達と…
水月はふら付く拳に走りながら近寄り肩を担ぎ安否を気使いながら拳に言い聞かせる
『あんなボロボロの状態で…こんな事するなんて、何考えてるのよ。
暗黒ホラー軍団と戦う前に死んじゃうよ!』
「へいへい…可愛い顔するわりにははっきりと言うんだな…別に死なねぇよオレは…安心しなって」
こんな格闘馬鹿でも翔子達以外に心配してくれる奴がいただけで気持ちが安らぐ感じだった。
全身傷だらけだが口の方は達者の様でありそれに対して人がどれだけ心配したのかも知らずからかう
拳の口調が気にさわったのか拳の頭を頬を赤く染めながら片手で殴る。
「いて〜〜な…何すんだよ?何も力強く叩かなくていいだろうが」
水月は肩を担ぎながらそっぽを向いてしまう。
そんな時、金色に染まり、額に黒い装飾品
全身に羽衣を纏、赤と黒色をした体の少女が此方に走って来て
暫く黙って此方を見ていたが水月を横目に近寄り肩を担ぎ
数秒たった後、水月は口を開き喋る
『ロウラン…その格好?』
ロウラン?多分あの女性型の機体に乗っていた操縦者の名前だろう?
拳もこのロウランと会うのも初めて会う事になる。水月に名前を呼ばれ意識を取り戻し
ロウランは初めて自分の姿が変わっている事に気付き困難しながら呟いてしまう
『わ…私…どうして?』
そんなロウランの顔をよそにまたもや無神経な事を言ってしまう
「随分と刺激的な姿だな。男だったら一度は付き合ってみてぇもんだ。まぁ、気楽にいこぜロウランさんよ」
そういうとロウランは何も言えなくなってまい赤面したままそっぽを下に向けてしまい
拳の無神経な発言に水月はまた拳の頭を殴る拳の発言としてはロウランの緊張を
ほぐすために言った事なのだが女性である水月にはかんに触れロウランは照れている。
「いてて…だから叩くなっての…げ(汗 」
水月に謝りつつ拳が見た先にはマシンガン(玩具用の銃を改造してある)
を構え頬をフグの様にふくらませ焼き餅をしながらたっている翔子がそこにあった
ジャキン!!
トリガーを引きながら泣きながら翔子の罵声が拳をかりたてる
「何よけん!人が…どれだけ心配したとおもっているのぉぉ!!けんの…ばか〜〜!!」
咄嗟に水月とロウランを突き飛ばし標的となり必死になって逃げる拳
無論、実弾ではない為殺傷度は少ないが疲労の拳にはきつい
「お…落ち着け翔子!!これは…」
「ばか…ばかばかばかばかばかっっ―――!!」
水月とロウランは逃げ惑う拳の姿とそれ
を必死になって追う姿を見て唖然としていた…
――場所は再び変わり廃墟と徐々に変わる東京――
何時か翔子が救難信号を受け出動しようとした地球連邦日本支部は
紫色の機体 腰の部分には゛RB゛と刻印され背中には蝙蝠の如く翼を持ち
西洋の神話等に出てくる「デーモン」や「デビル」といった風貌をしており突き出た2本の牙
鋭く研ぎ澄まされた爪と長く伸びた触手の様な尾
奴のはデス・バロンのレッドバロンの最強の敵として
拳の戦友達の命を喰らい尽くしたまさしく悪魔
そのものであり自我を持ったメカ・シグマが独自に作り上げたメタル・ファイターである。
デス・バロンの両腕には握り潰され砕け散り跡形もなくなった
地球連邦日本支部から送り出されたMSとスーパーロボット達の残骸が残っていた…
「…ひまにもならねぇぜ…おいそこのこの残骸どうにかしろや」
拳に似た声の持ち主が獣型の機械生命体の一体に命令を出すと言われるまま
MSとスーパーロボット達の残骸を喰い始めやがて他の獣型機械生命体達も集まり群がって食い尽くしていく…
東京の約半分はデス・バロンが率いる
謎の獣型機械生命体軍によって壊滅的なダメージを受けて
おり難民は地下シェルターで怯えながら毎日を送っていた…
- 271 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/02/29 19:04
- ※訂正※
× ゛RB゛と刻印され
○ ゛DB゛と刻印され
- 272 名前:明神タケル ◆C.lP3qgBc2 :04/03/29 23:56
>>263
―――――日本国。某所山中。
異空間の扉が開き、眩い閃光に目がくらむ。
徐々に光りが弱くなり、視界が回復してくる。そこに見えるのは、どんよりと曇った空と
どこまでも続く山と深い森林。
「……どこだ…ここは?」
タケルは呟いた。
ここは確かに日本のようだが、タケルには見覚えのない所だった。
ガイヤーとイージスガンダムは森に着地し周囲を探る。
「どうやら、俺達は予定の場所からかけ離れた場所に来てしまったようだな」
通信機を通してアスランの声が聞こえる。
周囲に人家は見当たらない。そして舗装された道路が一本、山の斜面を走っているのが
見えるが走っている車は皆無だ。
「これからお前はどうする?」
「判らない。取り合えず…付近に暗黒ホラー軍団も、連邦軍の反応もない」
「敵に襲われる心配は無いわけだな。」
「ああ。だが、何時見つかるか判らない。もし見つかったら…間違いなく
袋叩きだ。そうなったら一環の終りだ」
――――――出来れば。アスランの言う仲間と合流できれば良いのだが。
そう言ってガイヤーの首を山の斜面の方向に向ける。
空は相変わらずどんよりと曇っており、地面を見てみるとついさっきまで
雨が降っていたようだ。
風も吹いてるらしく、森の木々が大きく風に揺れている。
「――――――おい!」
唐突にアスランの呼びかけが聞こえてきた。
「なんだ?」とタケルが返すと、アスランの幾分興奮したような声が
聞こえてくる。
「反応が―――――山の斜面の向こうに熱源反応が複数あるぞ!」
「敵か!?」
「判らない。だけど―――――襲ってくる気配はない」
――――――まさか。アスランの言う仲間なのだろうか。
暫く考え込んだ後、タケルは「行って見よう」と良いアスランもそれに
続いた。イージスガンダムとガイヤーは山の斜面、丁度舗装された道路
の付近に機体を飛行させた。
近づいて行くと地上に数機の機体が着地しているのが見えた。
機体から降りたパイロットらしき人物の姿も見える。
「二コル達だ!」
アスランの叫び声が聞こえた。声質から察するにとても嬉しそうだ。
「二コル!ディアッカ!イザ―ク!」
イージスガンダムは三機のガンダムの地点に降下して行く。タケルも
ガイアーの機体を降下させる。
降下してゆくと、三機のガンダム以外にトレーラーに乗せられた紅い
ロボット。そしてコクピットが丸見えの青い機体。
タケルは、何や一波乱ありそうな予感がしていた。
果たして、自分は元の生活に戻れるのだろうか。
- 273 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/03/30 00:23
- >>270 >>272
水月とロウランは怒りつつ、照れつつも拳の肩を担ぎディアッカ達の待つ
場所へ戻ろうとしていた。しかし、途中で現れた翔子はマシンガン(!)を
手に持ち拳目掛け撃ってきたのだ。
拳が直前で水月とロウランを突き飛ばしてくれたお陰で二人は弾に当たらずに
済んだが、起き上がって拳達の方向に目を向けると、翔子は拳を追い掛け回
しながらマシンガンを撃ちまくっている。
水月とロウランは暫くそれを呆然としながら眺めていたがやがて、正気に戻り
ロウランと共に止めに入る。
「ちょ…翔子…拳もやめなさいってば!」
「今そんな事してる場合じゃないよ!!」
さらにそこへ、二コル、ディアッカイザークの三人が現れたので事態はさらに
ややこしくなった。
「なーにやってんだが…」
「ふん。お前が言えたことか」
その光景を他人事のように(事実他人事なのだが)眺めながらディアッカと
イザ―クは言う。
「………羨ましい…」
それとは別にニコルはポツリと呟く。
――――――水月さんに、肩かついで貰ったんだろうな…。
頬を少し赤らめ、二コルは拳に嫉妬に近い感情を抱いているようだった。
- 274 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/03/30 00:36
- >>270 >>272 >>273
――――――――と。そんなゴタゴタを繰り広げている時だった。
「おい!あれ!」
ディアッカの声に皆が振り向き、彼の指差す方向を見る。
紅い二機の機体がこちらに向け飛行してくる。一機はディアッカ達の乗る
ガンダムタイプと同様のデュエルアイを持つ機体。
もう一機は見たこともない、MSとは明らかに違うロボットだった。
「アスラン!アスランだ!生きてたんだ。良かったー!」
ニコルが叫んだ。
先ほどまでの無意識に拳へ嫉妬していた態度とは打って変わって
とても嬉しそうな顔をしている。
イザークは少し鼻で笑っただけで、特に叫んだりはしなかった。
彼はむしろもう一機の紅いロボットの方が気になっているようだった。
ディアッカも「隊長どのの、お出ましか」と何時もの事であるかの
ように着陸するガンダムを見ている。
二機のハッチが開き、リフトを降りてアスランが、続いて
ロボットからは一人の――――始めてみる高校生ぐらいの少年が降りてきた。
果たしてこれからどうなるのやら。
- 275 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/05/02 00:22
- >>272>>273>>274
――――日本 某所山中――――
レッドバロンと同じカラーリングの二体の機体が地面に着地した。
二体の機体が地面に着地した音を聞きつけハッチが開き、リフトを降り何やら黒髪の少年二人が降りてきた
大和やロウランと以前から一緒にいた三人の男子は嬉しそうな顔付きで二人の元へ駆け寄っていった。
しかしその中、明らかに違う人物がいた。
軍服を着ている四人の男とそれとは異なった戦闘服を着た少年もいるだ。
ロウランと大和に言われ
正気に戻った翔子は拳への怒りを忘れようと大和と一緒に
二体の機体が着地した方に行ってしまった。
「別にこんくらいの傷、どうって事はねぇんだけどよ…」
今にも雨が降り出しそうな空の下、相変わらず口の減らない拳。
サポートロボットロビーが持ってきた治療箱セットを使いながら
戦いで負った生傷や疲れを癒している。
「拳ハン!!後で翔子ハンに謝っておいた方がいいですわ
男の言い訳ほど見苦しいものはないですさかいに」
拳に治療を施しながらロビーは
きつく拳に言うが…
「うっせぇ!!なんでオレが翔子に謝らなきゃならねぇんだよ!!!!
あいつはオレにマシンガンを撃ってきたんだぜ?そんな奴に頭を下げるなんか、真っ平御免だぜ」
まるっきり人の話も聞かず自分が
正しいと貫きとおしながら言い返し深く溜息を吐くロビー
そんな二人のやり取りを聞いたロウランは突然、口を開いた。
「…乙女心は繊細なの、だからあなたが謝るべき…あなた鈍い…」
ロビーの苦労を理解したのか
翔子に謝る様に拳を透き通った瞳で訴え続けている…
ロビーもそれに真似て拳に訴え続ける
「……わかった!わかった!
オレが謝ればいいんだろう?それとロビーはその顔付き…やめやがれっっ!!(汗 」
業を煮やし両目を閉じたまま片手で頭をかきながら
イライラが募る拳に対してロビーは「なんで、ですねん?」と惚けた顔を
しながら拳を小ばかにしながらロウランの後ろにかくれてしまった。
ロウランの元で無闇にロビーを殴れない事に頭に血がのぼりながらも静めながら
大和達の方へ歩いて行く途中、ロウランの元に近寄り挨拶をする。
「えっと…オメェロウランだったよな?オレは「あなた」じゃなくてよ、
紅拳…紅拳だ!!
…んな事で宜しく頼むぜ」
拳が一方的にロウランの手を握り締めて挨拶した。
急な事だったのでロウランは咄嗟につい、手を離してしまった…
心臓がドキドキなっている様な気分だった。
「わりぃ…わりぃ…馴れ馴れしくして悪かった…んじゃ、また後で…」
片手でロウランに謝りながら大和達の元へむかった…
- 276 名前:大和水月 ◆HuXqniXHe2 :04/06/04 01:14
- >>274
「改めて紹介します。僕達ザラ隊の隊長のアスランです」
アスラン――――と言う名の少年の傍らに立ったニコルが水月にそう紹介した。
なんか、ボケッとしてそうな子。
それがアスランを一目見たときに水月が抱いた印象だった。
ディアッカが尋ねた。
「今までどこに行ってたんだ?こっちは地上に降りたり宇宙に行ったりで大忙し
だったんだぜ?」
それを聞いたイザークが腕を組んだまま言った。
「大方、道草でも食ってたんだろう」
この四人の仲についてはまだ良く知らない水月には、イザークの言葉をちょっと
言いすぎじゃないの?と思ったのだが。当の本人であるアスランは
イザークの皮肉に動じる事無く答えた。
「俺も同じだ。お前等とはぐれた後、地球に―――――東南アジアの辺りに
降りたんだ、そこで――――」
そこで一旦言葉を切ったアスランが後ろに居るもう一人の、四人とは
異なる戦闘服に身を包んだ少年に水月を含めて全員の視線が集中した。
「そこで、この明神タケルに出会ったんだ。あの赤い人型兵器はタケル
が、遺跡で発見した物らしい。MSとは違うみたいだ」
明神タケルも頷く。
「MS以外にも、色々あるんだな。あの三日月頭にマッドマザー、そして赤いロボット…」
「俺達にはMSで充分だ」
アスランが話をディアッカとイザークの会話を切って言った。
「俺は、その後タケルに案内して貰いながらここへ来た。ゼーラ星人の奴等に
追撃を受けたが、二人で協力してなんとか撃退しながらここまで来た。最もお前達と
再会できたのは殆ど偶然に近かったけどな」
その時、先ほどから戦いで大怪我をした拳がこちらに歩いてやってきた。
あちこちに包帯や傷バンが張ってあり、痛々しい。
水月は「大丈夫?」と聞いた。あの怪我から言って暫くは歩けないのではと思ったが…。
翔子は拳が姿を表すとそっぽを向いてしまった。ニコルが戸惑ったように「そんなに怒らなくても…」
と小声で言った。
拳にニコルがさらに改めて紹介した。
「こっちの人が僕達ザラ隊の隊長で、アスラン・ザラって言います。
それと、こっちの人は明神タケルさんという人で、地球にアスランが降りた場所で
出会ってからはアスランが僕達を捜すのに協力してくれたんです」
- 277 名前:紅 拳 ◆8IlZRZ2ucc :04/06/25 22:40
- >>276
軍服を着ている四人の男とそれとは異なった
戦闘服を着た少年の所にやっとこ追いついき場を見て笑いながら拳は、翔子に謝る。
・・・が許してくれそうもなくアスランとタケルの搭乗して来た2体の機体に目を輝かせ
ながら眺め拳の話を聞こうともしなくアスランとタケルの二人にも興味を持ってしまった。
ロウランが言った様に拳は「乙女心」を全く理解できず頭を片手でかきながら混乱している様子。
これまで拳は翔子達共に危険な修羅場を潜り抜けて来た。
拳にとっては翔子とロビーという存在は大きな支えになっていると拳自身、それをよくわかっていた。
それでも「乙女心」に対しては激しく鈍感なのであった…その後直ぐに水月に『大丈夫?』と言われ
何か思い出した様にポン!っと両掌を叩きズボンのポケットからテレホンカードの様な形をした
「メモリーカード」を水月に手渡す。
「ったくよ…人が態々謝りに来てやったってのによ…あっ!そうそう水月さ、
そのテレカ見てぇの後で翔子に渡しておいてやってくれ。
翔子の奴、今、すげぇほどに機嫌悪いからよ(汗 頼むぜ」
翔子と拳のやりとりの一部をたまたま、見てしまったニコルは
拳と水月の仲が良さそうな会話を聞き何やら慌てて少し天然が入った様な
ロンゲの少年と日本人の少年の紹介をした。
『こっちの人が僕達ザラ隊の隊長で、アスラン・ザラって言います。
それと、こっちの人は明神タケルさんという人で、地球にアスランが降りた場所で
出会ってからはアスランが僕達を捜すのに協力してくれたんです』
水月の好意を上げようとしたのか。
顔から汗を流しながら必死に拳に説明するニコル。
「…何を必死になっていやがる?オレと水月に用事があって話をしただけだぜ?
第一オレはオメェ等みたいに「紳士」じゃなくてな…乱暴な「大」がつく格闘馬鹿なんでな・・・
まぁ、精々がんばんな少年よ!」
からかうように、拳が言うと急に顔を真っ赤になりながらニコルが慌てながら自分の名前を叫んだ。
「ひ…人をおちょ…くるのは、やめてください!!
そ…それに僕の名前は二コル・アマルフィです!少年なんかじゃありません」
薄気味悪くなった空の下、雨が大降りなってきそうな時、テントの準備をしていたロウランとロビー達と
今後の作戦について話をしているアスランとタケル達や翔子、水月やディアッカとイザーク達は咄嗟の事に驚いた顔をしていた。
「…力をぬけって。そうじゃねぇとこれからの戦い…身がもたねぇぜ?
…直接、機体から降りて挨拶するのはこれがはじめてか…オレは紅拳…格闘家だ」
片目を瞑りながら興奮するニコルを冷静になる様に顔付きを変えて
拳は自己紹介を含めて言ったのだった。
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