‖ 果てしない物語・番外編 ‖

1 名前:名無し客:2003/03/23(日) 22:08

せっかく作ったキャラだもん。
リレー小説の登場人物の一人ってだけじゃない、
そのキャラだけの背景話や番外編だって書きたい!
 
そんな書き手さんのために建てたスレッドです。
気が早いかもしれませんが、建ててみました。
 
それから、物語が始まってからの意見・感想・質問なんかも、
こちらで受け付けるようにしたらどうかな、とも思います。

2 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 00:19

>アイちゃん
>15のレスで、取りあえずスタートなの?

3 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/25(火) 00:27

>2
はい、そうです! 
判りにくかったですか? すみません…。

4 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 00:31

>3
 いやいや、そんなことはないよん。お疲れ様。 
 
 あそこから次に続くわけでしょ?
 俺、いまいちシステム理解できていないんだわ。
 アイちゃんの続きの描写を書けば良いの?
 それとも、別の人物の別のストーリーを書いて、多角視点的に進めるの?

5 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/25(火) 00:35

>4
ありがとうございます!
 
で、続きは次の方にお任せです。(我ながら無責任な…)
そのまま続いても、多角視点的に進めても面白いと思いますし。
次のバトンを受け取った者勝ちと言う事で。

6 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 00:40

>5
 分かった。
 じゃあ、一応俺が書いてみるよ。
 ただ、俺の書くレスは長いよ。止めるなら今の内な。

7 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/25(火) 00:57

>6
   | \
   |Д`;) ト トメルナライマノウチ…?
   |⊂   エ、エト…
   |


   |
   |) 彡サッ
   |   
   |  …トメマセン

8 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/03/25(火) 01:19

(僕の出番はあるのかな……)
 
(自画像の一枚でも露出させなきゃ駄目かな?)
 
(本スレの説明じゃ足りないかもしれないし……)

9 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 02:41

 ああ、悪い。
 レスが長すぎて1レスじゃ無理みたいだ。
 ということで、ここに暫定レスを書き込んで逃げるわ俺。

10 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 02:41

 我が輩はねこである。しかも黒猫。
 名前はまだ無い。
 
 あぁ、誤解されないよう先に言っておく。俺は確かに猫だが、そこいらの猫とはちょい
と違う。
 なにが違うのか。
 まず一つ。頭が良い。人間はもちろん、エテ公や小生意気なイルカなんぞよりも遙かに
頭脳は明晰、かつ毛並みは最高。
 人間が使う言語は殆ど全て理解できていると言って良いだろう。魔術用語とかになると
さすがに全然知らねぇけどな。だって俺ウィッチとかウィーザードみたいなオタクじゃね
ーもん。
 俺の頭の良さは人間の言葉が理解できる程度じゃ終わらないぜ。なんて言ったって、俺
は猫の公用語、通称"にゃんにゃん語"を生み出した猫だからな。にゃんにゃん語は世界最
強だ。人間もあんな誤解を招きやすい言語を使うのはやめて、にゃんにゃん語を使うべき
だ。現状でにゃんにゃん語を扱える奴が、俺とアンナだけだったりするのは些細な問題だ
から、おまえも使え。いますぐ。ハリーハリー!
 
 次に凡猫と違うのはこの髭だ。この髭は大自然の意思の象徴であり、大宇宙神ヘモグウ
ズベキメトロカウンドの―――

「残念。レス一つで収めなきゃいけないらしいから、クロの自慢話をのせる余裕は無いの」
 
 俺の自己紹介を遮る女が一人。オゥ、シット。誰かこの小娘に教えてやれ。何事も第一
印象大切だって。俺は恐いからパス。ていうか俺が言ったらまた刺されるし。
「よく分かっているじゃん」
 そう言ってこの生意気を三乗してもまだ足りない憎たらしい小娘――アンナはにんまり
と笑った。こうして笑うだけなら、この女も年相応――いや、明らかにロウティーンの容
姿だが――のかわいらしいガキである。
 俺はアンナの背中をちょこちょこと追うのが何だか馬鹿らしくなって、彼女の肩に飛び
乗り、そこで落ち着いた。しかし、間髪入れずに非難の言葉が耳元で飛ぶ。

「ちょっとクロ、やめてよ。あなたみたいな猫がわたしの知り合いだと思われるのって、
とっても恥ずかしいんだから」
「それはお互い様だろうが。大体、クロって誰だよクロって」
「クロはクロ。あなたのことよ」
 ファックイット。昨日まで俺のことをトルネードだなんてダセェ名前で呼んでいたのは
どこのキチガイ娘だって言うんだ。しかもクロは更にダセェし。俺は犬じゃねぇっつーの。
「明日のあなたの名前はメタセコイアってもう決めているんだ」
「スギ花粉撒き散らすぞこの野郎」
「じゃあエロマンガ」
「俺に犯されたくなったら頼むから黙ってくれ」
 そこでアンナは歩を止めると、ようやく俺にその濁りに濁った黒い瞳を向けて、
「あんた雌じゃない」
 と言った。
 ああ、そう言えばそうだった。すっかりと忘れていたぜ。この前の"人生"が雄だったか
ら、未だに雌の身体に馴れてねえんだ。
「そんなもんかなぁ」
 そんなもんなんです。
「ま、いいや。クロのことなんて別に知りたくないし」
 左様ですか。俺もあんたなんかに身の上話をする気はありません。
 アンナは短く「うるさい死ね」と毒づくと、また前を向いて歩くのを再会したので、俺
も口を閉じて顔を前に向けた。

11 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 02:41

 
 ここは"神が降り立った地"マチルダ地区の隅に位置する商業都市、サルド。人の流れの
激しい活気溢れる街である。俺とアンナはサルドの大海鮮市場で、人垣を縫うようにして
歩き進んでいた。
 太陽が最も似合う猫である俺はともかく、こんな真っ黒なローブを――しかも、ローブ
の下にはやはり漆黒のプレートアーマーを装備している――纏った陰気なエキセントリッ
ク女が、大凡彼女の風貌には似つかわしくない海鮮市場などにいるのだろうか。
 それは―――
 ピタリ、アンナが唐突に立ち止まる。雑多な人の波は小柄なアンナを、避けるように流
れ続けた。俺は何事か、と怪訝な顔をして――俺が怪訝な顔をしていると分かる奴なんて、
それこそアンナぐらいしかいねえけどな――アンナの顔を覗き見る。
 瞳に写るアンナの横顔。
 とても嬉しそうに微笑んでいた。

「―――いた」
 
 彼女の大好物の鮭が、
 
 ではもちろんない。
 アンナの視線を追う。そこには明らかに場違いなスーツ姿の紳士然とした男が一人。脇
には婦人らしき女性もいる。
「んだよ。けっこう、簡単に見付かっちまったな」
 俺はさもつまらそうに嘆息した。アンナは返事をしない。視線の先の紳士―――王立議
会の上院議員……ああ、名前は忘れた。とにかく保守派のジジイを一心に見つめている。
 そして一分か二分か、アンナは暫く経つとぶつぶつと呟き始める。禍々しいほどに壮絶
な笑みを浮かべて。
 
「聖なるかな、聖なるかな。我こそはマチルダの浄化と解放を願う気高き殉教者。我こそ
は聖処女騎士団。我こそはパラディン。我こそは―――」
 アンナの纏ったローブが大きく翻った。
「自由の代弁者、アンナ」
 ぶん、と風を斬る音。ローブの奧から姿を見せた"それ"に気付いた周囲の人間が、驚愕
に目を剥いた。
「せ、聖処女騎士団のテロリストだ!」
 人ごみの中の誰かさんが、馬鹿丁寧に解説付きの悲鳴を上げてくれる。はいはいご名答。
分かったならさっさと帰りなさい。巻き添え喰っちゃうよ。
 上院議員さんの回りには、異常を察したボディーガードさんが一人、二人……三人。あ
らら、随分と手薄な護衛なのね。こんなマチルダの隅で――しかも、こんな人ごみの中で
暗殺に合うとは思っていなかったわけ? それはちょっと考えが甘すぎたね。
 
 アンナはそれ――刀身にびっしりと神聖文字が刻まれた処刑刀――を振り上げ構えると、
声高々に叫んだ。
「ビルウィスめ! 汚れた血を持つビルウィスめ! 我等マチルダの子供達の自由を侵す
ビルウィスめ! ああ、今こそ神鳴る怒りを受けるがいい! ていうか受けろ! 受けな
きゃ殺す!」
 受けても殺すんでしょうがあんたは。

12 名前:名無し客:2003/03/25(火) 02:52

>>10-11 名無しねこさん
 
ア、アンナさんが主人公な感じの小説ですか……?
 
ガタガタブルブル・・・・・・

13 名前:名無しねこ:2003/03/25(火) 03:12

>>12
 いや、そんなつもりは毛頭ないから安心してくれ。
 ただアンナ(ていうか俺)の視点で書いただけだ。
 こんな女が主人公の小説なんざ、俺は読みたくねーからな。
「ああ、分かる分かる。わたしも読みたくない」
 そうかそいつは良かった。じゃあとっとと死んでくれ。
 
 とにかく、だ。>>12よ、いまんところ俺は、主人公はアイちゃんだと思っているんだけ
ど、それってどうよ。
 アンナよりかわいいし、お淑やかだし、前触れ無く唐突に笑い出したりしないし、暇が
できると自分の腕をナイフでザクザク刺したりしないし、人も殺さないし、民族レベルの
差別意識も持ってないし、一般市民巻き込んだテロもやんねーからな。
 絶対アイちゃんのほうが良いって。
 
「わたしはただ、マチルダの自由を勝ち取りたいだけなのです。そのための血はいくらで
も流します」
 自傷して無駄に流すような血にどれほどの価値があるって言うんだよ。
「それはわたしの趣味の話。口出ししないで」
 しねぇよ馬鹿。
 
 ていうか、こんな奴と頼むから掛け合いさせないでくれよ。
 自分が何のために生まれてきたのか、疑いたくなる。
 
 あと、こんな女を俺はこれ以上書きたくない。俺は今日からアイちゃん職人になるんで
ヨロシク。
「夜露死苦!」
 あ〜、やだやだ。マジで痛すぎるから。   

14 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/25(火) 20:46

>>8
もちろん出ていただきます!
「星観の者」のお話もお聞きしたいし、あたしがあなたに会いたいのですから。
他のまだ出会っていない方々に会えるのもすごく楽しみにしているんですよ。
 
似顔絵があるのですか? 見たいです!!
無理強いはいたしませんけど…。でも、見たいです〜。
 
>>10-11
た、確かにこれは私の後に続けるのは無理かも…。
でも、すごく迫力があって、かっこいいお話ですね!!
なんだかリレー小説の一節にしてしまうのは勿体無い気がします。
アンナさんだけのお話でも十分やっていけそう…。
とっても続きが気になります。

15 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/25(火) 20:55

>>13
> こんな女が主人公の小説なんざ、俺は読みたくねーからな。
あたしは読みたいよ? 
あ、ごめんなさい、ついタメ口になっちゃった。
えと、でも、私は続きを読みたいし、知りたいです。
 
主人公が私ですか? そんな…。滅相もありません! 
それに、ファンタジーの主人公は勇者って相場が決まっているんです!!
ちょっとおっちょこちょいの元気な強い男の子が主人公なんです!!
それと、私は全然お淑やかなんかじゃないですよ! なんか勘違いしてる〜!!
結婚式で結婚相手をひっぱたいて逃げた花嫁なんて、お淑やかなわけないじゃないですか!!
 
でも、私のお話を書いてくれるのは嬉しいですっ! とっても楽しみ♪ 

16 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/25(火) 21:03

本スレをリンクするのをすっかり忘れていました。こちらです。
http://www.appletea.to/~charaneta/test/read.cgi?bbs=ikkoku&key=048335017

17 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/03/29(土) 03:52

物語の続きを書き込みました。
とりあえず、僕自身を登場させてみました。
 
けれども……実は文字数制限に引っかかってしまいまして、最後の最後、
次に繋がる伏線的な部分を削ってしまったんです。
ご、ごめんなさい!
 
と、いうことで、次の方に思いっきり丸投げしまーす。
どなたか、よろしくお願いしますね。

18 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/03/30(日) 07:17

ご、ごめんなさい…。上手く続けなかったかも…。
かなり説明が長くなって、物語としては全然展開が遅くなっちゃいましたし、
多分リムリィさんの繋げたい方向には行っていないと思います。ごめんなさい。
一応、最後にぶつかった相手はシシリィさんの予定です。
でも、どんな性格なのか想像がつかなかったし、それ以上長い文章はわたしには書けないので、
次の人に丸投げです。ああ…ごめんなさい…

19 名前:名無し一月の蒼い月:2003/04/01(火) 11:54

殺っちゃいました。

―――――――――てへ♪

何か、微妙にカラーが違いますが。
ちなみにこの少女、設定は全くついておりません。
勝手につけとけって感じで。
では、次の人、宜しくおながいします。

20 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/02(水) 00:47

い、いきなり刺されてるーーー!!
え?もしかして、私、死んじゃった…の?
 
 
 
 
 
 
でも先が読めない展開って面白いので良いと思います(笑)

21 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/02(水) 02:13

……何だか、ちょっと……何というのでしょう、つまりですね、
えーと…………今回「そういう」女性しか書かなかったような気がします。
うーん、気のせいだといいのだけど。
 
とりあえず、片っ端から登場人物をリンクさせてみました。
もちろん、その後の処理は、次以降の方に丸投げ状態です。
 
ほんわかファンタジーを目指したのに、何故でしょう。
世の中は不思議と、恐い女性とで一杯です。
 
 
あ、言っちゃいました。

22 名前:名無しねこ:2003/04/02(水) 16:57

>20の続き(になるはずだった)
 
 ―――こつり。
 路地裏の奧から姿を見せた青年は、おおよそ商い人の街ラトラに"いてはいけない"人物
だった。―――少なくとも、シシリィの目ではそう見えたし、確信を持ってそう思えた。
 夜の闇を頑なに拒む金色の髪。派手を通り越し、道化の域にまで達した真紅のダブルス
ーツ。漆黒のカッターシャツは上三つのボタンが開かれており、彼の鎖骨と透き通るよう
な白い肌を惜しみなくはだけさせていた。
 ―――こつり。
 鏡面よろしく磨き抜かれた青年の革靴は、シシリィが立つ地から数メートルほどの位置
でようやく音を鳴らすのをやめた。
「そこの女」
 青年は深い藍色の瞳をシシリィに向けた。
「だ、誰だテメェ」
 そう言いながらも、シシリィは無意識に一歩後ずさってしまった。唐突に現れたこの青
年のプレッシャーに圧倒されているのだ。
 ―――こいつ……どう見てもおまわり、じゃねぇよな。
 警官はもちろんのこと、堅気の人間にすら見えない。外見だけで青年は既に真っ当な社
会から逸脱していいるのだ。どう考えても真っ赤なスーツというのはセンスが終わってい
る。常識の世界で生きる人間に思い付くセンスではない。
「俺のことはどうでも良い……」
 そんなシシリィの思考を知ってから知らずか、青年は至って真面目――というか剣呑―
―な面もちで、言葉を紡ぐ。
「そのナイフ……」
 青年が指差す先は、シシリィの右手―――に握る血糊のついたクリス・ダガー。
「……何だよ、あたしをまっぽに引き渡して、お小遣いでも稼ごうってのか」
 シシリィは壁から背を離し、いつでも逃げられる姿勢を作った。相手は痩躯だが長身の
成人男性である。まともに取っ組み合いができる相手ではない。
「違う、俺に寄越せ」
 青年の右腕が差し出される。
「あぁ? なんで折角盗って来たのをテメェなんかにあげなきゃなんねーんだよ」
 シシリィは咄嗟にダガーを抱いてみせた。まるで青年の腕から守るように。
「黙れ、そして渡せ」
 ずい、と一歩青年は足を踏み出した。
「やだよ。テメェで買うか盗むかすればいいじゃねーか」
「駄目だ。俺はそれが欲しいんだ」
「なんでだよ!」
 
「アイの血が付いているからだ」
 
 絶句―――しながらも、シシリィはどうにか手中のダガーに目を向けた。刃にべっとり
とついた血糊。あのトロい女(略してトロ女)はアイという名前なのか。
「俺はアイの全てが欲しい。俺にはその権利がある。アイの物はアイの物。俺の物もアイ
の物だ」
 そう言うと、青年は手に持つ巨大な鞄の中身を無造作に路地にぶちまけた。その行為も
異常だが、路地にぶちまけられた鞄の中身はそれ以上だった。
 ヒビの入った手鏡。石の矢尻。ヘアバンド。女物の下着。なぜか馬の鞍。その他にも色
々とエトセトラエトセトラ。
「アイ・コレクションって奴だ」
「て、テメェ……一体―――」
 ―――もしかしてひと昔前に流行ったストーカー様ですか?
 とはとても言えなかった。彼女特有の勘が、言ったら殺されると訴えかけている。シシ
リィとて人間だ。まだ死にたくない。ましてや赤スーツをこれ見よがしに着込んだストー
カーに殺されるとなれば尚更である。
「おまえに名乗る名前など無い。そうだな……」
 一瞬だけ青年はシシリィから視線を逸らして逡巡した。それから右手で己の髪の毛を掻
き上げ、
「……アイのフィアンセ、とでも呼んでくれ」
 と言った。

23 名前:名無しねこ:2003/04/02(水) 16:58

 
 
 ―――フィアンセ?
 ―――フィアンセって、
 ―――マチルダ語で"ストーカー"って意味だっけ?
 
「さあ、アイりんの下脇腹を刺し貫いたそのナイフを俺に渡せ」
 え? アイりん?
「彼女の血はコレクションにはない。だから貴重なんだ」
 そう言えばそのアイりんちゃん、あたし刺しちゃったんだけど、放っておいてもいいの?
けっこう血、出てたよ? ていうか、あたしも随分と返り血浴びてるし。
「ベホマをかけておいたから問題ない」
 あ、そう……そいつは良かった。
「じゃ、あたしは帰るから」
「待て」
「いや〜! このダガーはテメェみたいな人間失格と運命の邂逅を果たすために盗んだん
じゃねえんだよ!」
「分かっている。俺にアイりんの血をプレゼントするためだろう?」
 ―――駄目だ。
 ―――真面目な顔して、こいつの頭の中は外見同様は完全に逝っちゃっている。
 シシリィは全てを悟った。いま、彼女がすべきこと。それは回れ右をして、自称アイり
んの婚約者に背を向けダッシュ―――
「待てと言っている」
 ぐわし、と背後から肩を掴まれた。息を飲む。ゆっくりと顔だけ後ろに向ける。予想通
り、シシリィの背後には長身痩躯の赤スーツ自称アイりんの婚約者(注:ストーカーの意)
の優男然とした顔が。
「貴様、俺のアイりんを奪う気か」
 青年の碧眼に冷たい炎が宿った。
 
 ―――お、犯される。
 
 
 
 シシリィ=レイ、まさかの絶体絶命の超ウルトラハイテクノロジー大ピンチ! シシリ
ィはアイの(自称)婚約者の魔の手から逃れることはできるのか!? そして、刺し逃げ
されたアイの運命や如何に!? リムリィ、立て! 少女達が君の助けを待っている!
 
 ↑世に言う丸投げって奴だな。

24 名前:名無しねこ:2003/04/02(水) 17:18

 例によってまた長すぎたレス。
「あなた……これ、長さとか関係なく、本スレに出さなくて正解だったとわた
し思うな……」
 ああ、俺も同意。
 ここらへんでビシッとお約束的な美少年(しかもヒロインの婚約者!)を出
してやろうと思ったら、なんかなー。
 
 まぁ、せっかく書いたのに捨てるのも勿体ないんで、ここに載せたっつーわ
けだ。
 ついでにアイちゃんの婚約者の名前はビートくんです。ヨロシク。
 性格設定とかは本スレに出す場合、百八十度変えたりしちゃうと大吉だね。
 
「(無視無視)……あ、ねぇねぇ見て見て。リムリィさんのレスに、わたしが
出てきてる」
 あ、本当だ。ていうか俺も出てるし。
 
 しかし、何だ何だ。アンナの癖して随分と色っぽいじゃねーか、おい。
「えへへー」
 ちっ、生意気な……。
「リムリィさん、ありがとー」
 こいつ、次のレスで殺しちゃって良いからね。
「あんたが死ね」
 
 
>>14
「えへへ、アイさんに恰好良いって言われちゃった」
 お世辞でも言われると嬉しいよな。俺はお世辞でも言えないけど。
「猫と人間の感性は違うのよ」
 当たり前だ。人間なんざと一緒にすんな。俺は猫だ。

「……畜生は無視して、と。
 アイさん、ありがとうね。わたし、アイさんもリムリィさんも大好きだから。」
 
>>15
>結婚式で結婚相手をひっぱたいて逃げた花嫁なんて、お淑やかなわけないじゃないですか!!

「ああ……結婚相手って、"あれ"。
 ……でも、あれはむしろ引導渡してあげた方が良いと人のため……」
 いや、あいつのことは忘れろ。
 あれは俺達が見た夢だ。
 アイちゃんに婚約者などいない。
「……りょ〜かい」

25 名前:バーミィ・ブローミィ:2003/04/02(水) 22:32

>アイちゃん、リムリィ

次は俺が書こうと思ったんだが、聞きたい事が有るんだ。
二つ有るんだが、一つは傷ついたアイちゃんを衛士たちが来る前に身柄を攫って宿屋に居る場合。
(武器屋の前の人だかりは現場検証と言う事で)
もう一つはリムリィとシシリィに遭遇する場合だ。
ん?アイちゃんはどうするのかって?決まっているだろ!

「 死 亡 確 認 ! 」 (変なダミ声で)

・・・冗談に決まってんだろ。ちょっとしたジョークって奴だ。
だからその握りつぶしそうに握ったフライパンはやめ

26 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/03(木) 00:44

>>22-24 名無しねこさんとアンナさん
 
えーと、その、すみません、先に書いちゃって。
とと、とりあえず、は、激しいですね、はは。
(良かったなぁ、アイさん)
 
で、でも、婚約者が出て来るっていう展開は面白いかも。
……いえ、ビートさんのような人じゃなくて、その、えーと、何ですか、うんと、
 
────やっぱりビートさんみたいな人だと面白いかも。
ご、ごめんなさい、アイさん。
 
アンナさんとモウセンゴケ、じゃなくて黒猫さんの描写に関しては
「あれ」でお許しください。別に中の人の趣味とかじゃないです。多分。
それにしても良いコンビですねぇ。羨ましいなぁ。
 
>わたし、アイさんもリムリィさんも大好きだから。
ぼ、僕も、アイさんもアンナさんも、だ、大好きですよ。うん、大好き、です。
だ、だから、その、恐ろしげな剣は、し、しまってください、ね?
僕は、あれですよ、戦闘能力のない、武器も扱えない一般人ですから。
 
>>25 バーミィさん
 
わぁ、次の物語を書かれるのですね! 楽しみにしてます!
 
そうですねぇ、どちらの展開になっても面白そうですよねぇ。
アイさんの処遇に関しては、僕は丸々放り出してしまったので、
そちらのフォローをしていただけると、嬉しい限りではあります。
アイさんもいつまでも血を流し続けているのは可哀相ですし。
 
けど、このままですと僕が死にそうな目に合うのは確実ですので
こちら側に乱入していただけると、面白いかなぁ、と。
基本的には僕をどのように扱っていただいても構いませんけどね〜。
 
ということで、結局はバーミィさん次第かなぁ。
どちらに関わったほうが面白いかなぁ。
(もしくはアンナさんに関わるという手も!?)
 
>「 死 亡 確 認 ! 」 (変なダミ声で)
ひえぇ。ヒロイン、7レス目にして、死す!
……ご冥福をお祈り申し上げます。
あなたの生命は、これからも星となって空に輝き続けるでしょう。
 
──あ、どうしたんですか、アイさん、そのフライパン──────

27 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/03(木) 00:53

死亡中なのでレスできません。
 
 
 
 
 
 
 
 
は、はい、ウソです。寝る前なので手近な所だけレスします。
>>25
私が書くとしたら、ここでいきなり場面を変えて、全く別の人の話を始めます。
要するに、「引き伸ばし」と言う手法ですね。
連載漫画でよく使われる手法です。
また、「指輪物語」の「二つの塔」、「王の帰還」辺りでも使われています。
続きが気になるのに、全く別の話をされる、読者にとっては非常に辛い書かれ方です。
「こんな過去話で引き伸ばしてねーでとっとと本編の続きやれ!」とか野次が飛んだりもします。
(主に2ちゃんねるの関連スレで。)
そんなわけで、アイとしては、リムリィさんとシシリィさんの出会いだけ描いて、
「アイはどーなってるんだ? 大丈夫なのか!?」と読者さんを心配させてほしいなあと思ったりします。
……どちらの案にも当てはまりませんね。
バーミィさんのお好きなように書くのが良いと思います。答えになってないです。ごめんなさい。

28 名前:名無し客:2003/04/04(金) 00:13

 
 北に王国サラス、南に商業都市サルドを見る奥深い森。
 木々の枝葉の隙間からは、冴え渡る満月。
 死に果てた森の中――彼は、死に臨んでいた。
 フルフェイスヘルムの内側で荒い息を吐き出して、瞬きを繰り返した。ぜえぜえと漏れ
る熱い吐息が、顔の表面を撫で回す。
 鉄の膜の中、かちかちと鳴り続ける異音の正体――漸く気付いた。
 歯の根が合わない。震えが止まらない。百竜騎士団の団長として生き抜いてきた十年の
歳月を投げ捨てて、いっそ狂ってしまいたかった。退く事は許されないと解っていて、
 それでも、だ。
 そして――恐らくは、それを弱さと責められる者は居まい。
 彼は凝視する。
 四角く切り取られた覗き口のその向こうを。
「これ以上罪を重ねるのはお止めなさい。……見るのが辛いだけです」
 黙れ、と言い返したかった。
 舐めるな、と吐き捨てたかった。
 無理だった。
 
 銀の月を背に負って、そこには女神が立っている。
 ――より正確に言うなら、死の女神が。
 己の体躯に比せば、身長など半分ほどでしかない。華奢な肩の線は掴めば折れてしまい
そうに細く、アルビノと一目で知れる純白の長髪と紅眼は、夜の闇の中で儚げなコントラ
ストを形成する。
 それが死の際の者であっても――彼女は尚も人間の心を縛り付けるのだ。
 クリスティーヌ=アルフォンス=ウィンチェスター。カトルス修道院リドヴィーナ騎士
団団長、"紅蓮の"クリス。
 紅蓮、等という異名はその双眸から取られた訳ではない。右手に携える大振りの剣――
彼女の身長と同等の刀身を持ったツヴァイハンダーは柄から刃先までが仄かな紅に染まり、
柄に装飾された大型のルビーが不穏な禍々しさを付加する――から名付けられた物だ。
 大きく息を吐き出して、覚悟を決めた。
 ロングソードの柄を両手で握り直して、肩の位置で構える。
 目標は心臓。狙うは一点。
 全体重を乗せて突き込んだ刃先は――しかし、呆気なく標的を失った。驚愕する彼の鼻
先に、月を背負った少女が立っている。
 剣は。
 彼の剣は、彼の膝先に停止している。
 幅広の長剣に抑えられて、微かにも動かす事は出来ない。
 そう、つまり。
 最短距離を走破する突きの軌道は、最大距離を通過する振り下ろしによって受け流され
ていたのだ。絡め取られた剣は、剣の重量と膂力で持ち上げる事を封殺される。
 この速度を神速、とでも表すれば良いか。
 この膂力に驚愕すれば良いのか。
 解っている事は一つしかなかった。
 それはつまり、
「……殺せ。私はここまでだ」
 己の死。
 

29 名前:名無し客:2003/04/04(金) 00:15

>>28
 
 悲しげに、細い眉が歪んだ。
 困惑する瞳。そこに浮かぶのは、喩え様のない悲しみだ。
「せめて……」
 安らかに眠って下さい、と唇が結ぶ。
 プレートアーマーに押し付けられた手は、剣を握るには余りにも頼り無く、小さい。
 手袋も嵌めない白い手の平が、細い指先が、前触れなく赤い燐光を生んだ。
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。昔いまし今いまし、全能なる父の御名の元、
 王なる剣は貴方を断罪する。貴方の罪をこの場にて裁定し、
 せめて安らかならん眠りへ運びましょう」
 しゃらん、と鈴の鳴るような声だった。
 言い終わるのと殆ど同時に、右手の中の刀身までが燐光を帯びる。物質界面に湧き上
がった火神の端末が、周囲の火精を誘蛾灯のように集めているのだ。地精は慄いて大地
を揺らし、風の精霊が悲鳴を上げる。
 そう。
 
 "紅蓮の"クリス。
 ウィンチェスターの"魔女"、クリスティーヌ=アルフォンス=ウィンチェスター。
 曰く、大魔女カシウスの生まれ変わりだ。
 曰く、三年前の"大災害"――邪神カルサスを祭る街を焦土に変えたのは彼女だ。
 曰く、帝国の"七騎士"、ウィンチェスター家の末裔だ。
 憶測は憶測を呼び、数多の推論と絡み合い、生み出された推測は妄想を交えて少女を
生きた伝説へと昇華した。
 
 修道騎士団にあって唯一魔道を修めた、若年早熟の魔道王。本来異端として罰せられ
るべき彼女は、畏怖と恐怖と嫉妬と羨望を交えた呼称を甘んじて受け入れる。自ら異端
と罵られる道を選択し、異教の神剣をその手に握り、立ちはだかる邪悪を悉く殲滅する。
民衆は彼女を、贖罪の子羊と――贖いの天使と呼ぶ。
 
 高速詠唱。言語省略術によって圧縮された魔術言語を幾重に束ね、通常の術師が十分
を要する行動を僅か一瞬で行う。
 開かれる唇が紡いだのは、火神アグニを称える言霊。それは失われた言語。遥か古代
に崇拝された古の多神教。数多の神の中、最強の闘神を宥め、昂ぶらせる遺失言語。
 火精の息吹を封じ込めたミスリルが鈍く重い赤に染まった。騎士の位置を開始点とし
て、真紅の光芒が夜の闇を疾走する。瞬き二つの内に森の一角を覆った同心円が一瞬で
高出力の多重連鎖魔方陣を成し、アグニの端末を顕現。切り離された現実の中、マテリ
アルサイドで熱量を解放する。
 
 ――そう。
 魔法王国ガルガチュアの魔法隊一個師団を一人で圧倒する魔力。飛竜の鱗を飴細工の
ように溶解し、赤竜のブレスすらその前では微風に等しいとまで謳われる魔術。
 そこから紡がれるのは――つまり、不可避の死。
 大地を揺るがす大音響が、限定された空間で弾けた。
 陣の外側から内側に向けて収束した炎の波が、内包物の一切を薙ぎ払う。
 移ろい行く物質の状況は一瞬で崩壊へ。限界を越えた熱量は、死神の鎌と化して一面
を叩き潰し――
 そして。
 風すら焼けて、後には凪が残った。
 人間には生み出せない大熱量が撒き散らした破壊は――いや、破壊すら生温いと言っ
ておこう。街一つを覆い尽くす程に成長した森の半分を一瞬で焦土に変えるような現象
は、破壊などと言う言葉では到底語り尽くせまい。
 

30 名前:名無し客:2003/04/04(金) 00:18

>>29
 
 抉れた大地を見詰めて、クリスは悲しげに目を伏せた。
 腕には未だ蛇のような焔が巻き付き、形成した魔術回路を紋様として両の手に赤く刻
み付けている。
 腰のポシェットから取り出した銀の腕輪を腕に嵌める――同時、生物のような触手が
腕輪内側から走り、その下の皮膚を僅かに貫いて停止する。
 銀の装飾が成された金属の輪――グレイニルと呼ばれた魔法拘束具は、魔術師の精神
に身体から介入。予め刻まれた拘束術によって、対象者の魔力を押さえ込む。彼女が付
けたのは最上級精神介入円、"ミストラル"だ。並の術師が嵌めれば容易に精神崩壊を引
き起こすため、通常は拷問にしか使われない。
 これを持ってしてなお、彼女は外に零れかねない魔力を所有する。
 そんな焔の余韻を纏っていた右手が、徐々に沈静していく。
 
「お見事です、将軍」
 背中側。森の奥から響いた声に、彼女は振り返りもせずに答えた。
「……将軍は止めて下さい。私は修道女です」溜息。「陛下にはお断りした筈です。
 私には――到底過ぎた身分であると」
「何を馬鹿な。貴女ほど帝国に必要な人材も居ますまいに」
「また力の加減すら出来なかった。これでは私は、ただの兵器に過ぎません」
 ざり、と軍靴が落ち葉を踏む。
 長身痩躯の体躯に、多く襞を取った長衣。胸当てだけにしたプレートアーマーの上か
らは、鷹の装飾を施したランスレフトを付けている――帝国騎士団ソフィア部隊隊長、
オストルム=フェン=ヴィースバック公爵。"鷹騎士"の通称を持って呼ばれる彼は、帝
国領内でも知らぬ者は無いという傑物だ。
 
 賛辞の言葉を続けようとする公爵の口を、「姉上」、の声が遮る。
 影のように生まれた華奢な少年が、クリスの脇に立っていた。両手に携えたローブを
少女に羽織らせると、エトワールを模したストールを肩に掛けてやる。
 
「敵残存兵力、現報告時点では壊滅。戦闘開始時に退却した者達は、
 先行中の斥候隊と追撃隊で挟撃します。伝令は既に」
「……ええ、承知しました」
「ご苦労様ですな、弟君」
「いいえ、当然の事です」
 
 コルム=アルス=ウィンチェスター。クリスティーヌ=アルフォンス=ウィンチェス
ターの実弟であり、ウィンチェスター家の長男である彼は、帝国から派遣された修道騎
士団への大使だ。ダークブラウンの髪と黄の刺した肌はクリスと別とする物の、中性的
な顔立ちの目元は、どこか姉を思わせる面立ちを残している。
 禍々しい焔の爪痕を眺め渡して、コルムは公爵に向き直った。
 
「騎士の方々が公爵を待っております。お戻りを」
「む……ああ、済まない。つい姉君に見惚れておったよ」
「そんな……お戯れを」
 目を伏せるクリスを補助するように、コルムは幼い声色で告げた。
「なるべく、早く――」
「解っているよ。将軍、貴女は?」
「私はこの場の鎮魂を。私が作ってしまった滅び行く魂達に、せめて祈りを――」
 ははは、と笑って公爵は一礼。彼は森の奥へと消えて行った。
 
 
 

31 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:21

>>30
 
『お見事です、将軍』
 薄く笑う、姉さん。
 ……僕は、知っている。
『何を馬鹿な。貴女ほど帝国に必要な人材も居ますまいに』
 曖昧な笑み。
 僕は知っている。
 あれはニセモノの笑顔。
 それは、仮面に刻まれた表情でしかないんだって、事を。
 
 だって。
 姉さんの本当の笑顔、は――
 
 

32 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:23

>>31
 
 公爵の背を見送る。
 姉に視線を移して、
「――捧げるワケないでしょうが、アホがッ!」
 溜息。
「バカ? バカでしょコイツ等?
 バカが宗教気取って異端崇めてエツってるからこーなんのよ!?
 ザマぁねェってかイイ気味って言うか爆笑モノ? 笑え過ぎるわよこのアホが!
 笑える笑える笑えるわ! 最高過ぎるじゃないのよアホがアホがアホが!
 はは、あははははは!?
 ねぇホラ見てよ見て見てコルム! あのイモ面! 生きてた時からイモだったけど
 焼いたらイモそのモノよ? イモ。イモめ、このイモが! ゲラゲラゲラゲラ!」
 
 僕絶叫。
 姉爆笑。
 ジーザス。
 
 腹を抑えて顔面を覆って、火力を加減して焼いただろう敵将の残骸(そう呼ぶしか
ないだろう。死体は生物の抜け殻を指す物であるのなら)を蹴る。
 蹴りまくる。
 蹴って蹴って蹴って、
 
「ぁ……は、あ……」
 不意に、胸を押さえる。
 いつものあの声。
 街の男を一瞬で魅了するあの声を漏らしながら、自分の身体を抱き締める。
「最――高ッ!」
 
 ――と。
 上気した声、赤らんだ顔。現在彼女は絶頂中。
 クレイジー。
 "神の法悦"だそうだ。曰く、『迷える魂を天に導いた時、全身を電流のような快感
が云々』。真顔で語られた時はどうしようかと思いました。キチガイの神経は理解で
きないしたくない。
 所で。
 今、訊くべき事がある。大使として、任務として。
 訊くしかない。勇気を出して。
 

33 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:25

>>32
 
「その……姉さん?」
「――ぁあ?」
 
 死ぬ、と思った。
 
 ダメだ死ぬ。死ぬ死ぬ死ぬ。ココで死ぬ今死ぬ。僕に勇気を下さい父さん母さんじ
いちゃんばあちゃん先代世界の神様ッ。
 
「いやほら、今日のこの任務、提案したの、って……」
「私だけど」
「……ホントに、鉱山荒しかどうか確認したの?」
「するワケないじゃない。アホ? アホなのアナタは?」
 黙って下さいキチガイ。
「あの、だって、」
「異端だから強盗も暴行も平気でやるに決まってるでしょうが」
 どんな理屈っスか。
 ナチ軍人真っ青だ。
「……近くの街で逗留してた時、街の警護してた、って……」
「異端だから良いってば」
 勘弁してくれ。
「だって、やりそうなんだモン♪」
 ……うわ。
「だからOK」
 ――最悪過ぎる。
 
 報告をどうするか――今回の一軒が向こう側(相手国)に知れたら、間違いなくオオ
ゴトだ。国際問題だ。ヘタすれば戦争だ。
 どうするどうするどうする……なんて考える時間はなかった。
 さて、と――そんな声と一緒に、姉がローブの下から大振りのククリを引き抜く。
 どこに持ってたんですか。質問する間もなく屈み込むと、頭を残して黒炭っぽく
なった騎士サンの頭へ、
 ――え。
 
「割れた。割れた割れた割れましたッ!」
「あ」
「割れたーっ」
「ああ、」
「ザ・リアル断面図ッ!」
 断面って何がだよ。
「人体模型・ザ・黒炭?」
 黙ってくれよ。なんなんだよコレは。もう厭だよ。
「わわ、中とか真っ黒だし」
 爆笑姉。断面図。爆笑。あ、ああああ、
「あああ、」
「笑うトコロでしょうが、ココは」
「ああ、ああああああああああ!?」
「おいおい、爆笑モノだぞっ♪」
「あああああああああああああああ!?」
「えーいっ、ウルサイっ♪」
 
 あたまの裏で、にぶい、音。
 
 ――暗転。
 

34 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:28

>>33
 
 鈍い痛みで、目が覚めた。
「……ん。起きた?」
「姉――さん?」  
 鈍痛の残る頭を揺する。
 目を開けたそこには、姉の顔。長い銀髪が頬を掠めて、何だかくすぐったい。
 ……ああ、姉さんの膝の上、か。
「中々起きないから、心配しちゃった」
「あ……ごめん」
 
 ……。
 こうしてみれば、中々良い所があるのかもしれない。
 しかしまあ、どうして気絶してたんだろう僕は。
 にこにこと笑う姉に笑い返して身を起こす。
 早く部隊の方に戻らないと――姉さん、早くいこ
 
 
「あ」
「あ」
 
 森の奥の公爵と、目が逢った。
 
 所でまあ、僕は動体視力に自信がある。
 だから、見逃さなかった。
 だから、見てしまった。
 偶然顔を出した(出してしまった)公爵。
 震えた足。驚愕の顔。振り返る姉。笑う姉。
 そして――
 
 カッ飛ぶククリ。
 刺さる公爵。
 メリ込んだ刃先はアタマから最低5センチ。
 スローモーションで倒れて行く公爵が、
 ……ぼくは、
 (クソ)姉を振り返る。
 
「……」
「姉さん?」
「ほら。こっち見てたし、敵かな、って」
「……」
「……」
「……」
「てへっ♪」
 姉さん。
「あ、これってなんかスイカっぽい……」
 お願いだから死んで下さい。
 

35 名前:名無し客:2003/04/04(金) 00:30

>>34
 
 サラス南東、エルフィーナ修道院。
 カトルス修道院の管轄下にある修道院であり、大規模な施設はリドヴィーナ修道騎士団
の宿泊施設としても利用される。
 その一室。屋上にテラスを設けた執務室は、クリスの部屋として宛がわれている。
 日の落ちた部屋に灯りが燈っている理由は一つ。
 "鷹騎士"、オストルム=フェン=ヴィースバック公爵の訃報を帝国に届ける為に来訪し
た議会議員、クラウス=カーナとの会合が長引いている為だった。
 鎧を取り去り、部屋着のローブとアンダーチュニックを纏ったクリスの小柄な痩身は、
窓から差す月明りと――長机の端に置かれた異国のランプの明かりに照らされて、創世神
話に語られる天使を思わせた。
 
「これは……珍しい。紙で出来ているのですか?」
 明らかにランプより自分に向けられた視線を、クリスは意識すらしていないように受け
流した。
「はい? ええ、これは……故郷の品物ですね。
 "提灯"と言って、魔法処理で封じ込めた火精が半永久的な光を生んでくれるんです。
 以前の領地の皆が送ってくれた――」
「素晴らしい。儚げな輝きはまるで貴女のようだ」
「……ご冗談を。私はこのような耀きを持ってはいません。
 そうそう、よろしければお持ち下さい。私には、まだ幾つか残っていますから」
 柔らかく視線を外すと、クリスは沈痛な口調へと声色を変えた。
「公爵の事は、本当に残念です……」
「……その言葉だけで、彼の魂も癒されるでしょう」
「そうあってほしいです。
 彼を死に至らしめた悪魔を、我等が父はけして許しは――」
「姉上」
 
 失礼、とクリスが声を上げた。
 部屋の入り口には、書類の束を両手で抱えたコルムが立っている。
 
「……申し訳ありません、時間を取らせてしまったようで。
 葬儀には――任務の終了次第足を運ばせて頂きますので」
「あ、ああ……いいえ、こちらこそ申し訳ない」
 
 はっと思い出したように席を立つと、最後にコルムを一睨み。カーナ議員が部屋を去っ
て行く。
 最後まで見送って、クリスはコルムを手招きした。
 

36 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:33

>>35
 
 女でありながら七騎士の家系、その当主を務める事を許された、唯一の例外――更に、
その椅子を蹴って修道騎士団に身を投じた例外。神器を振るい、古代神を呼び覚まし、
常に戦闘の中心に身を置く聖女。
 
 が。
 
 性格は劣悪。
 性根は極悪。
 本質は絶悪。
 更に――それを完璧に隠し通すだけの狡知(悪知恵)。
 これを最悪と呼ばずしてなんと呼ぼう。
 これを破滅と言わずしてなんと言おう。 
 
 僕の姉は、そんな人間です。
 

37 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:37

>>36
 
「大変だったわね」
 アンタの所為だよ。
「いや、それほどでも……」
「私よ。ウザ過ぎるしオヤジの相手とか」
 死んでくれ。
「あ、ああ……その、それで姉さん、報告書なんだけど……」
「報告書? 全部目は通したけど」
「追加。昨日、王立議会の議員が暗殺されたらしくて――」
「暗殺、ねえ。物騒な世の中ね」
 いや、アンタほど物騒なヤツはいねーが。
「うん……いや、違うんだ。その、犯人って容疑が掛かってるのが」
 差し出した報告書に目を通して、
 姉さんはこっちを見ると、一言。
「アンナ?」
「そうみた」
 ボディブロー。
「先に言いなさい愚弟。真剣殺すわよ」
 いや、ストマックブレイク。わっだへる。さのばびっち。退いて下さい俺死にます。
 ブッ倒れた頭の上を踏むのはハイヒール。
 ていうか、
「アタマ、ああアタマアタマアタマ割れるッ! しし死ぬッ! あ、あああ脚ィッ!」
「あ……ああ、アンナッ!」
 訊けよクソアマ。
「あの瞳。最高純度の硝子のような(よろめいて)、あの――(窓に寄りかかり)
 繊細な心はどこまでもどこまでも透き通っていて、(胸の前で手を組んで)
 やンもう何て言うか素敵過ぎッ!(首を左右に振る)」
「でもあの人、自傷癖……」
「そんな所もお茶目で可愛いしっ」
 揃ってガイキチかよ。救えねーな。
「前は逃しちゃったけど、今度こそっ!」
「前、抱き付いて半殺しにされたよね」
「なんて激しい愛情表現!」
「腕切り落とされたよね」
「それだけ私の事を愛してるからッ!」
 その後、この女は医療魔法で即座に治した事を付け加えておく。
「そもそも――そう、私とアンナがこんな風に離れ離れになるのはおかしいのよ。
 私達は前世で姉妹で夫婦だった。
 二人は勇者として魔王と戦って、あの魔王の最後の呪いが――
 あぁッ!? なんて悲劇! 待ってて今私が記憶を取り戻すわっ!」
 
 かみさま。
 この女を殺して下さい。世界と僕の為に。
 

38 名前:名無し弟:2003/04/04(金) 00:40

>>37
 
「それで、よ」
「なんでせうか姉上」
「国の方は言い包めて。私は騎士団に許可取ってくるから」
「いや、何が」
「サルド行くわよ。アンナゲット」
「……ああ」
 
 
 ……。
 
 ……うむ。
 逃げたい。
 
 
 
 
(脳内選択肢展開。パターンA:強行突破)
 
「姉さん僕にはやらなきゃならない事があるんだッ」
「オーケイブラザー」
 焼かれて即死。
 身の程を考えましょう。実力差。
 
 NG。
 
(パターンB:言い包める)
 
「姉さん実は」
「オーケイMY弟」
 即死。
 話なんて訊くワケもなく。
 
 NG。
 
(パターンC:隙を突いて逃げる)
 
「裏口からならッ」
「甘いわ弟」
 以下略。
 
 NG。
 
 
 
 ……ああ、何だ。
 
 最初から――僕に選択肢なんて無かったんだ。
「突っ立ってると殺すわよ」
 掴まれる背中。引き摺られる身体。
 目標、商業都市サルド。
 そうして――
 ドナドナを口ずさみながら、僕は旅立った。 
 

39 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/04(金) 00:53

 
 今晩は、皆さん。初めまして……愚姉が迷惑を、
 
 
「どうしたのMy弟」
 ……今、オヤジとオフクロが見えたよ。
「三途の川三往復してきなさい」
 
 
 一辺にやってクソ疲れたんだけど姉さん!
「たかが2時間で根性無いわね。死ねよ」
 いや無茶言わないで――ていうか自己紹介レスでこの長さって何々?
「ウゼエから訊くなっつったんだけど」
 
 
 あ、え?
 
 ココからオフレコ?
 オーケー……死ぬかと思ったよ。
 まあアレは無視して――いや、ただ入ってみただけだから僕達の事は無視しちゃって
下さい。アレ(姉)のワガママなんで。
 
「いやボケ。私とアンナのダダ甘Loveストーリーでしょうが。殺すぞ」
 アンタ何処から――いや、Loveとか言って……あばっ!?
「次は焼き殺すから――あ、アンナぁッ! 何処行ったのよホントにッ!」
 
 
 
 
 
 ……マジで無視しちゃってイイですから。
 

40 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/04(金) 01:33

 
「え? 見直したら何? レス一つで収めるの?」
 致命的だね姉さん。
「もっと早く気付けよ。殺すわ真剣」
 いや、待――
 
 
 
 
 ……気付かなかったみたいです、僕達。
 駄レス12個分ごと忘れ去ってやって下さい。
 
「いや、アンナは―――ッ!」
 
 諦めが悪いよ、姉さ
 
「アンナ―――ッ!」
 
(以下、通信断絶)
 

41 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/04(金) 01:33

……くすくすくす

42 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/04(金) 01:53

あ、ごめんなさい。なんだかほほえましかったから、つい、見ちゃっていました。
覗き見なんていけませんよね。ふふふ。
それにしても皆さんさすがですね…。勿体無いくらい凄いです。
設定とか文章とかかっこよすぎです。
もう私なんか大船に乗った気で…ってスレ立てたの一応私でしたっけ?
頑張らないといけませんね。
 
>>21
お疲れ様です! なんだかかっこよくて先が楽しみです。
……って私は今危篤状態でしたっけ。まあそんなことはこの際置いておきましょう。
世の中の女性って怖いんですね。そっか、気をつけなくっちゃ!
 
>>22-23
ひゃあああああああ…。す、ストーカー…
そ、そうですね、やっぱり結婚式から逃げ出すと言うくらいですし、こういう婚約者だったのかも…
い、いや…もうさすがですね。ここまでは思いつきませんでした…。
 
>>24
お世辞じゃないですよ。私お世辞とか苦手ですし、思ったことしか言いませんから。
こちらこそありがとうございます。不束者ですがよろしくお願いします。

43 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/04(金) 02:21

 
 ……え。
 え。
 ――えぇ!?
 
 ほ、微笑ましい、ですか?
「……有り難うございます、ええと――アイ、さん?」
 は、はは……ああ、はは、ええと、その、どうも。
「どうしました? コルム?」
 あ――いや、姉上。何でも。
「それにしても――ええ。
 貴女も……その、随分お綺麗な――」
 
 
 
 
 ……ああ、逃げてくださいアイさん。
 全力であの女からすぐに早く長距離を。
 でないと――あ
 
 
 
 
 
 
 
「だから……あぁ? 死んでろ愚弟――あ、こほん。
 最近風邪気味で、ちょっと声の調子が……うぅ、恥かしいです。
 あ、それで、その……アイさん?
 この度はスレ汚し、本当に申し訳ありませんでした……。
 良ければ私の部屋にお越し下さい。せめて、何かお詫びを――」
 
 な……何で「部屋」なん、
 
 な
 
「それでは今日はこの辺りで――
 あ、私……親友を探してるんです。
 "アンナ"って言う子で……もし見付けたらご連絡下さい。
 まとめてg――……その、お礼しますから」
 
 ……僕達の事は忘れて――逃げ、
 
(再び通信断絶)
 

44 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/04(金) 02:27

 
 ……やっと撒いたか。
 
 ホントに僕達の事は無視して頂いて結構ですから。
 あ……その、て言うか設定とか地系とか本気で適当な
「言わなきゃ良いコト言ってんじゃねえよ。死ね」
 
 あ。
 
 ―――――
 

45 名前:名無しねこ:2003/04/04(金) 03:49

 
 
「―――……あのヒト、なんで生きてるの?」
 確か、ヤクザキックしこたま入れて、マウントでパンチの雨降らせて、挙げ句片腕ぶっ
た斬ったはず、だよな……。 
 
 
>>26
「描写に文句なんて、あるわけないじゃん。あんなにかわいく書いてくれたんだから。わ
たし、とっても満足しているわ」
 けど、"羨ましい"ってのはどうかと思うぜ。
 こんなキティの子守りをする俺って、最高に誇り高き猫だよな。
 
 ま、そんなに羨ましいのなら、俺とチェンジしても良いんだぜ? ていうかしろ。
「えー」
 お。なんだ、珍しく素直に寂しがってくれたな。
「……いや、別にリムリィさんでもわたしは構わないんだけど―――」
 あん?
「ほら、リムリィさんの髪の毛毟ったりして、禿げちゃったらかわいそうじゃない」
 俺のビューティホーな毛なら、毟っても良いっていうのかよ、このビッチが。
「♪」
 もう、てめえは死んじまえ。
「おまえが死ね馬鹿ねこ」
 
 ……くっ。
 しかし、掛け合いを進めていると一向に話が進まねーから、拗ねたアンナは放っておい
てちゃっちゃとレスを返しちまおう。
「うっさい黙れ死ね」
 
 
>>27
 ……おいおい、アイちゃん死んじまっているぞ。
 正ヒロインがいきなり死亡って、これどういうことよ。
 アイちゃん……仇は、必ず打つからな……!!
 
「アイさん……あなたは、わたしの心の中で生き続けるわ。がぶっ」
 おい、アイちゃんの腕に噛み付くな。
 いつからカニバリストになったんだよ、おまえは。
「邪魔しないで。アイちゃんはわたしの中で生き続けるんだから」
 心が抜けてるぞ、おい。
「う〜、まずい」
 だから、やめろっての。 

46 名前:名無しねこ:2003/04/04(金) 03:49

>>28>>29>>30>>31>>32>>33
>>34>>35>>36>>37>>38>>39
 
 
「( ゚Д゚)y-~~~ 」
 
 
 
 
 ……文章のタブーである顔文字まで使っちゃって、どうしたのよ。
「( ゚Д゚)y-~~~ 」
 おまえ、煙草なんて吸ってたっけ?
「( ゚Д゚)y-~~~ 」
 煙草なんて貴族の嗜好品だって、軽蔑していたじゃねーか。
「( ゚Д゚)y-~~~ 」
 ……。
「( ゚Д゚)y-~~~ 」
 ……。
「( ゚Д゚)y-~~~ 」
 ……。
 
 
 
 
 
「―――えい」
 ……ここで、自分の手の平に煙草の火を押しつけるか、アンナちゃん。
「えへへ。この尾を引く痛みが、ね。
 あと、煙草の煙ってすっごく健康に悪いらしいから、内側からわたしを傷付けてくれち
ゃって、ベリーにアンチ・ヘルシーでアンナ大満足」
 はいはい……どうせ、一時間ぐらいしたら痛い痛いって泣き出すんだろ。いつものパタ
ーンじゃねーか。当てつけがましく俺の前で泣くんじゃねえ。余所でやれ。
「……じゃあ、アイちゃんのところで泣くもん」
 そこであのキング・オブ・キッチンを選ばない辺りに愛を感じるな。
「ちょっと……思い出させないでよ、キッチン将軍のことなんて……」
 うむ。
 
 
 
 ―――嫌な奴が来たな。
「( ゚Д゚)y-~~~」
 片や希代の大魔導士にして、リドヴィーナ騎士団団長。
 片やただの怪力アンダー娘にして、聖処女騎士団――響きは良いが、その実体は単なる
テロ屋――の聖騎士(工作員)。しかも新人。十三人いるパラディンの中じゃ一番下っ端。
 魔法ぶっ放して街を更地に変えられるクラッシャー女と、中途半端にでっかい処刑刀を
振り回すしか能が無い乳臭い小娘。多分まだ処女。
 
 ――― 一体、どうしろと?
 
「ちょっと、カスケード。その言い方だと、わたしすっごく弱そうに聞こえるんだけど」
 今回のネーミングはなかなかだな。
「あいつが規格外過ぎるのよ! わたしは多分きっと恐らく中の上くらいに強い! 少な
くともアイちゃんよりかは強いはず!」
 純朴な村娘とテロ娘で比べらるなっつーの。
「うるさい死ね! ていうか、なんであいつが来るワケ!? わけ分かんない!」
 ―――愛故に成せる、んだろうな……。
「愛の押し売りは聖人だけで間に合っているのに……」
 かわいそうなアンナ……惚れてくれるのはあんなのばっかり……。
「ああん……もう、泣きそう」
 泣くならアイちゃんのところで泣けよ。
「ちッ……」
 
 あのどんよりと濁った黒き瞳で、恨みがましく俺を睨みながら退場するアンナ。どうや
ら、本当にアイちゃんのところに行っちまったみたいだ。
 はっ、面白くねえの。なんだなんだ。もうちょっと粘ってもいいじゃねーの? いつも
俺がにゃーにゃー鳴きながら、頬を伝うあいつの涙を舐めて拭ってやってるってのに、
あいつは「わたしが涙を見せるのは―――○○○(任意で名前をお入れ下さい)だけよ」
の一言も言えないのかね。恩知らずなガキだぜ、まったくよ。

47 名前:名無しねこ:2003/04/04(金) 03:49

  
 
 
 ―――しかし、クリス……か。
 
 ただの"好意"や"愛情"なら、少なくとも俺は文句言わねーさ。俺はアンナと違って、民
族とか文化とかアイデンティティとかイデオロギーとかに興味はねーからな。愛して追っ
かけまわしていたいのなら、好きにしろ。
 
 ―――が、もし
 ―――もし、アンナを悲しませ、
 ―――泣かせるようなことがあったら、
 
 聖処女騎士団総勢三百五十余名及びそのシンパ数千名及び"堕天の聖騎士アンナちゃん親
衛隊(ファンクラブの意)"全会員十三億(根拠不明)が―――全て敵に回る、と知れよ。
 人間が、いくら死のうと知ったこっちゃねえ。
 アンナの涙の前では、そんなものクラゲだ。
 アンナはいつもあはは〜と微笑んでクソくだらねえことに自分の命を賭けて、自分の汚
れた血に価値を見出すために、必死で他人を否定して、民族とかカミサマとかに縋って、
それでもやっぱり自分を好きになれなくて、自分を傷付けて、でも死ぬのは恐くて自殺は
でき無くて――
 
 ――そんな、
 ――そんな女なんだ。
 
 弱い、どうしよもなく弱いお子様なんだよ……。
 でも、あいつは必死で強くなろうとしている。
 涙を堪えて、自分を好きになろうとしている!
 そんなあいつを虐める権利が誰にある!? 泣かせる権利が何処にある!!
 
 クリス、クリス、クリスクリスクリスクリス――――年増のヲタ女がぁ!
 てめえみたいなキッチンに、俺のアンナが靡くはずがねえだろう!!
 歳と身長と可愛げの有無を比べてみろってんだ!
 アンナは永遠に処女だし、男に――ましてや女になんぞ――惚れることもない!
 だから死ね! どうせ振られるって分かっているんだから、いま死ね! すぐ死ね! 
死に果てろ!!
 あぁん? もしかして、死ぬのが恐いってか?
 ―――だったらこの俺サマが殺してやるよマザファッカー!!
 俺の殺人ねこパンチを食らいやがれ!!
 
 
 
 
 
 
 ―――ていうか、アンナ帰ってくるの遅えよ。ガキが夜遊びしてんじゃねえ。ああ、夜
泣きか? どっちにしろ駄目駄目だ。夜は寝る時間だからな。
 まったくよ、あいつは俺が何回言っても(以下文字数の都合により省略

48 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/05(土) 01:30

「だめ!! 殺さないで!!」
 幼い少女が必死に大人たちに食って掛かっている。
 たった一人で。誰も味方はいない。周りは彼女よりも大人で屈強な男たちばかり。
 だが、少女には世界を敵に回したとしても守らねばならない命があった。
「シルは悪くないもん!! 殺すなんて絶対にだめ!!!!」
 見つめる彼女の視線の先には主人を失った馬の悲しい瞳があった。
 周りを取り囲むのは大人たち。馬につけた手綱を強引に引っ張りながら、馬の動き
を封じている。
 このまま馬が連れて行かれる先には未来も希望もない。あるのはただ死のみ。
 そんな運命の糸を断ち切るため、少女は馬の代わりに最後の抵抗をしているのだった。
 二人の大人に腕を掴まれ、どんなに止められても、口を塞がれても、必死に泣き叫び
訴える少女に、一人の男が近寄った。
 この馬と少女を取り囲む男たちの中で最も力のある男。少女にとっては父であった。
 できる限りの優しい声で、父は娘を諭したつもりだった。
「仕方がないんだよ、アイ。この馬の所為でアルベルトは亡くなったのだから。」


 少女は十歳になったばかりだった。誕生日のお祝いをし、贈り物にもらったばかりの
おもちゃで楽しく遊んでいるような時期に、その事故は起こった。
 彼女――アイ・ファルディーンの兄、アルベルト・ファルディーンが、遠乗りの最中に
落馬して亡くなったのだ。享年十七歳。早過ぎる死だった。
 知らせは彼の遺体と共に、その日の内に届いた。
 彼女たちが育ったエトラ村は宿場としては有名だが、ひなびた小さな田舎の村だった。
 のどかで平和な村で、久しく戦争などには関わっておらず、特にアイの父が村長になっ
てからは、上手く村を取りまとめ、ほとんど揉め事などは起こらなかった。
 とは言え、血気盛んな若者がこの村の平和で平凡な暮らしに飽き足らず、一人で無茶
な狩りに出かけたり、遠くの戦地に出かけたりして、行方知れずになったり命を落とした
り、などと言うことは時折あったりもした。
 しかし、アルベルトは違った。父親譲りの弓矢の使い方は上手かったが、一人前に狩り
ができるようになるのにはまだまだだし、村長の息子として多大な期待を背負っているこ
とは本人も重々自覚していた。責任感が強く、父や長老である曽祖父の忠告をよく聞く真
面目な少年だった。
 彼にはアイを始めとして、三人も妹がいた。そして彼は一番年の近い――と言っても七
歳も離れてはいたが――アイを可愛がりながら、その下の双子も可愛がっていた。
 まだ幼い妹たちを放ってどこかへ行ったりなどは絶対にしない。周りの人間もそう認識
していたし、それが本人のモットーであり、口癖だった。
 誰よりも愛され、期待を背負っていたその少年が亡くなったことは、村には久しく無か
った悲劇だった。村の家々は彼を悼んで一週間は沈黙を保っていた。旅行者の宿泊客
も皆断り、村全体で喪に服していたのだった。

49 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/05(土) 01:31

 そうこうするうちに、アルベルトが乗っていた馬を処分しようという話が持ち上がった。
 何も珍しい措置ではない。乗っている人間を落とすような危険な馬は生かしておく価値
などない。この村では馬に対して信仰を持っているわけでもない。馬の命よりも人間の命
の方が優先されていた。狩りに使えなくなった馬は首を落としてその肉を食べる、と言う
のがこの村の習慣だった。
 そんな伝統に真っ向から対立したのが、妹のアイだった。アルベルトの乗っていたシル
レオンという馬は、まだ二歳。ようやく大人馬として走れるようになったばかりだった。
 褐色の毛並みは滑らかで触り心地がいい。引き締まった太腿から流れるように続く脚
は強く、若いながらも村の馬の中で一、二を争うほどの駿馬だった。
 アイは兄の物であるこの馬を愛しく思っていた。「いつか乗せてやるぞ」と言った兄の
言葉を忘れることができなかった。結局約束を果たせないまま兄はあの世に行った。
 しかし、この馬はまだ生きている。殺されるのを黙って見ているわけにはいかなかった。
 大人たちに制止されながら、どこか冷めた心で、誰のためだろう、とアイは自問した。
 兄との約束のため? この馬に私が乗りたいから? いや違う。
 彼女はこの馬自体を救いたかった。乗ることができずとも構わなかった。
 生きているのに。馬はまだ生き続けることができるのに。人間の手で死を与えてしまう
のは悲し過ぎる。アイは厩舎に大人たちがたくさん集まっているのに気付くと、ものすご
い勢いで家を飛び出した。母の止める声も聞こえなかった。聞こえないふりをした。

50 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/05(土) 01:33

 アイは頭を撫でようとする父の手を振り払った。兄と同じで真面目で従順だったはず
の娘が、初めて見せた明らかな反抗の意思表示に父は戸惑った。アイは構わず叫んだ。
それは嘆願というよりも罵倒だった。むごい仕打ちをする父への弾劾だった。
「シルの所為じゃないもん! お兄ちゃんが死んじゃったのは誰のせいでもない!!」
「お兄ちゃんが死んじゃってまだ悲しいのに! お父さんはどうしてまた悲しいことをしよ
うとするの!?」
「あたしが面倒みるから! 絶対、絶対危ないことにはならないから!!」
 父の反論の言葉は娘には届かなかった。「でも」を何度言ってもその続きは彼女の悲
痛な叫びにかき消されてしまう。何より娘の涙に、父も折れずにはいられなかった。
「そこまで言うのなら仕方が無い。その代わり本当にちゃんと面倒をみるんだよ。」
 その瞬間、アイは周りの空気が変わるのを感じた。何か優しく暖かい気持ちが彼女の
中に溢れて来た。囲んでいた男たちも各々自分のいつもの仕事場に帰って行く。
「あ、ありがとう! お父さん!」
 やっとその言葉を言えたのは父がうなだれ彼女に背を向け去って行く姿を見てからだ
った。後にも先にも、彼女はそのように悲しげな父の背中を見たことは無かった。彼女
の記憶の中の父はいつも誇り高く、自信に満ちていた。しかし、そのような威厳を取り
払った今の背中こそ、彼女には一番愛しく思えた。

51 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/05(土) 01:45

「ありがとう…。」
 彼女は自分の心に流れてくる暖かい感情に気付いた。そしてそれが彼女自身のもので
はないと気付くのに、少し時間がかかった。その感謝の気持ちを父に対する感謝の気持
ちと混同していたからだった。
 その感謝の気持ちは彼女自身に向けられていた。
「あなたのおかげで私は救われました。私の命はあなたのものです。」
 馬だった。彼女の周りには馬しかいなかった。
「あたし…? ねえ…あたしのこと? シル…。」
 馬の顔を見上げると、どこか微笑んで見える。さっきまで憂いの色をたたえていた瞳が、
今ではとても優しく穏やかに見えた。
「不思議なことですが…あなたが必死になって私を守ってくれようとしたとき…あなたの気
持ちが私の心の中に直接届くのを感じたのです。」
 段々彼女にもわかってきた。自分の気持ちとシルレオンの気持ちの違い。そう、心の中で
少女と馬とは会話をしているのと同じだった。双方にとっても初めての体験…。だが昔から
知っているかのように自然で、安らかな行為だった。
「頑張って、死なないで、私が助けるから、あなたはそう伝えてくれました。」
 お互いに、相手の方に一歩ずつ近付いていた。シルレオンは鼻がアイの頭に届く位置に来
ると、人間でいえば部下が上官の元に跪くような気持ちで、アイの目の高さに合わせて脚を
折った。
「守ります。あなたを。一度失われたはずのこの命、あなたに差し上げます。」


 アイは走った。走る間に建設途中の建物に忍び込み、邪魔な花嫁衣裳を脱ぎ捨て、ふわり
と広がったスカートの中に隠していた包みに入った身軽な服に着替えた。目にも止まらぬ早
業だった。
 年に一度、あるかないかくらいの好天だった。澄み渡った空、空気は青く、結婚式には最適
だった。幸せを運ぶというツグミも空を舞い、街の広場に集まった一般客も、市の重鎮たちも、
新郎新婦の門出を心から祝った。誰もがこれ以上ないほど幸福な結婚式であると信じてい
た。最高の結婚式を執り行えることができた神父は、自分の幸運を心から神に感謝した。
皆、皆、(一部を除いて)幸せな気持ちを抱いていた。……花嫁が逃げるまでは。
 不良花嫁アイ・ファルディーンは、誓いの言葉を言う直前になって、突如逃げ出す構えを
見せた。取り押さえようとした花婿の顔を平手打ちして、面食らっている周囲の者を尻目に、
自慢の脚力を生かして逃げ出した。走って、走って、……走った。
 四階建ての最上階に上ると、窓から追って来る集団に向かって花嫁衣裳を投げた。突然落
ちて来た白い邪魔物を避け切れず、追手たちは足止めを食らってしまった。
 人間業とも思えないほどに、アイは身軽に建物の上を伝って逃げた。
 ある程度屋上を走ると、雨樋を使って滑り降り、地上を走って逃げた。
 走りにくい上げ底の飾り靴はどこで脱いだのだろう? 靴を胸に抱え、裸足で走っていた。
 街の誰も彼女を止めなかった。止めることができなかったのだ。
 それにラトラの商人は商売に忙しく、けばけばしい化粧や結い上げた髪に麻の服という奇妙
な格好の変な女に構っている暇はなかったのだ。
 結局彼女は街の外に出てしまった。
 誰も追って来ないのを確認すると、彼女は抱えていた靴を落とし、髪をほどいた。
 妹のエマがきれいに結い上げてくれた髪も、崩してしまうのは一瞬だった。
 紐やヘアピンから自由に開放された髪を風に靡かせ、彼女は腰に隠し持っていた短剣を取り
出した。

52 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/05(土) 02:06

 シルレオンが彼女の元に走って来たのは彼女が髪をほとんど切ってしまった後だった。
 背中まであった長い髪はばっさりと肩よりも上で切られてしまっていた。
「遅かったじゃない。あんたらしくもない。」
「イヴさまが見たら悲しみますよ。私だって…。」
「いいじゃない。さっぱりしたんだから。」
 シルレオンはアイの双子の妹のことを思った。派手好きで玉の輿思考のエマも、お淑やかで
のんびりとしたイヴも、どちらもアイの長く風になびく緋色の髪が好きだと言っていた。
 今のアイの姿を見たら二人はなんと言うだろう? だが、言葉通り、アイ自身は清清しい顔
をしていた。恐らく、髪を切るということで、それまでの呪縛から解き放たれた気分になった
のだろう。シルレオンは彼女自身がうれしそうなので、それ以上何か訴えるというのは諦めた。
 それにもう、切ってしまった髪は伸びるまで元には戻らないのだ。
「あ、そうだ。言っとくけどね、シル。あたしはあんたの命なんか欲しくないんだからね。あ
たしを守るために死ぬなんて許さないから。簡単に命を投げ出すなんて言わないこと。これか
らあんたと一緒に行く中で一番重要なことだよ。わかった?」
 シルレオンは返事の代わりに彼女の首に擦り寄った。
「んー、ま、いいや。行こう。」
 鞍をつけていない手綱だけの馬の背に飛び乗ると、追手が来ないうちにアイは山のふもとの
森に向かった。そこで旅支度は整えられ、彼女と馬だけの秘密の場所に隠されていた。化粧や
汗にまみれた顔も森の奥のどこかで洗うつもりだった。
 春風はアイの切ったばかりの髪を遠くへ遠くへ吹き飛ばして行った。シルレオンは追手も追
いつけぬ速さでその場を離れた。
 このよく晴れた天気は、何も結婚する二人だけを祝福するわけではないだろう、とアイは思
った。旅の始まりも、こんな美しい日に始まるのが良い。新しい世界に向かう人間には前向き
な思考が必要だった。
 旅は長いものになりそうな予感がした。
 ツグミが遠く飛んで行くのがアイには見えた気がした。

53 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/05(土) 02:17

たとえばどうして私が結婚を嫌がったのかという理由とか、
色々と大事な部分がすっこーんと抜けていたりしますが、そこはご愛嬌(ぉぃ)
というわけで、私が好きに書いた番外編でした。
参考になさってもなさらなくても構いません。

54 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/05(土) 03:03

>アイさん
ううん、格好いいなんて、本当に、めっそうもないです。
難しいですよね、僕以外の方を書くのは。
人物に関しての詳しい描写を全然していないのですけど、
それをしていると話が全然進まなくて……。
 
ええと、恐い女性が多いと先日申しましたが、とりあえず、
アイさんだけに関しては、怖くないと思います。
 
いえ、別に、他の女性の方が、恐いと、言っているわけではなくて。
 
それぞれ、いろんな魅力を持った女性だと、思い、ます。はい。
 
 
>名無しねこさんとアンナさんと……
 
(サイド(?)ストーリーを読んで絶句)
 
う……は……ひぇ……。
た、旅に出ると、き、危険なのか……なぁ……。
な、何とか、なるよ……ねぇ……。
遥か星界の彼方におわします神々よ、僕の旅路をお守りください……。
 
……ええと、ですね。
僕がアンナさんと黒猫さんを羨ましいと思ったのは、旅をするのに
相方がいるってことなんです。
アイさんも、とても素敵な相方さんがいらっしゃいますよね。
そういう、独りではない旅って、凄く羨ましいなぁって。
 
え、ええと、僕とアンナさんとが一緒に、ですか?
 
……そ、それは。
 
……ええと。
…………。
……。

……な、仲良く、しましょう、ね。
 
あは、あはは。

55 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/05(土) 17:36

とりあえず書いてみたぞ。
お互いに相手を如何見たかを書いてみた。・・・何、見づらい?気にすんな。

>>28>>40
・・・・・なんと言うか、合掌。
ろくでもない姉貴を持った生まれを呪うしかないよな、この場合。
愚痴りたくなったなら俺のところに来い、酒ぐらいは用意するぞ。

>>22>>23
(顔を引き攣らせながら)
は、激しい愛情だなおい。ここまで来ると怒りとかを通り越して考えるのが馬鹿らしくなってくるよ。
ここまで愛されるのも婚約者冥利に尽きるってもんだぜ。・・・俺は絶対にゴメンだが。

>>48>>53
パチパチパチ(拍手の音)
感動物のバックストーリだ!・・・嘘臭いって?本音だよ。後、勝手に死亡確認して悪かったな。
本編の方は結局二人をもう少し引っ張ってみた。例の如く投げっぱなしだ。

>>54
と言うわけで刺してみた。
鞄一つ勝手に駄目にしちまったけど、悪かったら言ってくれ。

>>な、仲良く、しましょう、ね。
(生暖かい視線を送りながら肩を叩いて)・・・頑張れよ。

56 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/06(日) 06:25

シル「なんだか多大な誤解を皆様に与えているような気がしますね、アイ様は。」
アイ「誤解じゃないっての。アイちゃんは可愛くて優しくて良い女の子…。
    これだけ皆様に知っておいて頂ければ私は十分でございますわ♪」
シル「もう無理矢理とってつけたような下手な敬語とかやめなさいって。
    本性があれなのに無理に丁寧な言葉遣いしようとするから、ボロが出るんです。」
アイ「むむむむ…言わせておけば…って、そういやなんであんたが出てくるんだよっ!?」
シル「アイ様一人で相手させてしまうとストッパーもいないし暴走するだろうし
    ぶっちゃけアイ様のレスが面白くないから出て来てあげたのにこの言いぐさ…。」
アイ「はいはいはいはい。わかったよ。感謝してますしてますってば!!」
シル「うわー。棒読み全開…。」
アイ「うるさい! はぁ…あたしはたくましくてかっこよくて頼りになって優しくて
    上品な勇者様と出会って最初の予定通りの美しく切ないロマンスをしたいのにー!」
シル「ほのぼのファンタジーって言ったじゃないですか。本当に無計画なんだから。」
アイ「うるさいな。」
シル「それに、そんな人がアイ様なんかに惚れるわけがないでしょうが。
    更にバランス的にこのスレッドに必要なのはお淑やかで可憐な女性です!」
アイ「どっちも断言するなーっ! しかもそれはあんたの好みだなっ!?」
シル「さて、そろそろつまらない前置きはさておくとして、レス行きましょうか。」
アイ「そうだね。……なんか腑に落ちないけど。」
 
>>28-40
シル「アイ様、新しい方にはちゃんと歓迎の挨拶をしておかないといけませんよ。」
アイ「だってすぐには全部読みきれなかったんだもん。」
シル「そんな本音は黙っておきなさい。」
アイ「ちゃんと読んでからコメントするつもりだったんだよ。
    あ、ちなみに今は全部読みましたからね。面白かったです。」
シル「まあ主人のアイ様はこんな人ですがどうぞよろしくお願いします。>名無し弟様
    構ってあげてください…ヨヨ…。」
アイ「余計なお世話だってば。でも、こんな上手い人が来てくれてうれしいって
    あたしも本当に思ってるから。また次期待してまーす♪」
シル「既に存在感で負けてますもんね。アイ様はキャラも立ってないし、
    文章力に至っては(略」
アイ「あたしの致命的な弱点を指摘するよね、あんた…。」
シル「間違ってますか?」
アイ「……いえ。」
シル「ともかくよろしくお願いします。>名無し弟さん」
アイ「楽しくやっていこうね♪ ……物語では難しそうだけど。」

57 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/06(日) 06:37

シル「伝え切れないことばかりが悲しみの顔で駆け抜けてく……。」
アイ「はいはいはいはい! どうせ色々書き切れないことあるよ! 
    仕方ないじゃんレス書くのもいっぱいいっぱいなんだからっ!! 嫌味だなあ。」
シル「さっき番号の隣に「名無し弟さん」って書き忘れたでしょ。」
アイ「わかるからいいでしょっ!」
シル「ま…そうですけど。どうもすみません、名無し弟さん。」
 
>>45 名無しねこさん
シル「アイ様早くも死亡。」
アイ「んなこと言ってないで命張って守ってよ、あんたあたしの馬でしょっ!」
シル「命なんか懸けなくて良いって昨日の小説の中では言ってくれたのに。」
アイ「忘れたわ。」
シル「やっぱり無計画…。」
アイ「うるさい。」

>>46 名無しねこさん
シル「この人のところで泣くのはやめた方がいいと思いますよ、アンナ様。
    そんなことをすればそれはもう酷い目に…。」
アイ「根も葉もないこというんじゃないっ! 
    大体あたしは妹たちの扱いには慣れてるんだから。女の子一人くらい…。」
シル「結構お兄さまがいる頃はいじめていたような…?」
アイ「そんな昔のこと持ち出すなー!!」

58 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/06(日) 06:46

>>54 リムリィさん
シル「一番勘違いさせてるのこの方ではないかと思うのですが。」
アイ「なんでよ? 間違ってないじゃん! あたしはそんな危なくないもん!!」
シル「腕っ節はアンナさんやクリスさんやシシリィさんにはかないそうになさそうですが
   根性の悪さでアイ様が負けているわけありません!」
アイ「断言すんな、こら。」
シル「ついでにいうと、美貌ではかなり他の方々から遅れをとって……。」
アイ「うっさい!」
シル「まあ美形と言えなくもありませんけど。……男だったら。」
アイ「どーせ少年顔だよ!」
 
 
シル「そうですよね。早く他の方とのお話も書いていきたいと思うのですけど
    何分アイ様の文章力とか想像力とかが足りないもので…。」
アイ「まあ…うん。そうなんだけど、あんたに言われるとなんかねえ。」
シル「中の人は同じですからね。」
アイ「中の人言うな。」
シル「力不足もありますけど、他の方のキャラクターって好きにいじって良いものか迷うんですよね…。」
アイ「あたしはもう刺されたり酷い目に遭ってるけど。」
シル「大丈夫でしょ。結構丈夫そうだし、この人。」
アイ「あんた…自分の主人を…。まあ良いや。
   うん、で。あたしは好きに書かれて構わないから、あたしも好きに書いちゃっても良いのかな?」
シル「自分の話ばかり書くわけに行きませんからね。そろそろ別の方のことも書いていかないといけませんからね。」
アイ「頑張ろうっと。」

59 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/06(日) 07:01

>>55 バーミィさん
アイ「おお! 待ってましたっ! ……それにしても皆よく刺されるなあ。」
シル「こんなに罪を犯してしまったシシリィ様の将来が不安です。」
アイ「あたしの心配はしないのか。」
シル「なんか今元気そうだし。心配ないです。」
アイ「そりゃここではねっ!!」
シル「あ、よく見れば>>25で死亡確認されてますね〜アイ様は。」
アイ「呑気に言うな。あ、でも気にしてないからね、全然。>バーミィさん」
シル「限りなくうそ臭いですね。どれくらいかというとバーミィ様の>>48-への拍手(略」
アイ「あんたも結構毒舌…。」
シル「中の人が同じですからね。」
アイ「だから中の人言うな。」
シル「ああ、投げっぱなしでも良いと思いますよ。
    リレーですし、むしろ投げっぱなしの方が書きやすいのかも。」
アイ「予想もつかない展開になって面白いよね。」
シル「アイ様は無計画過ぎですけどね。そもそも結婚式から逃げ出したところから既に…。」
アイ「そのことは言わない約束。」
シル「そんな約束してません。」

60 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/06(日) 07:04

シル「長くなって申し訳ありません。」
アイ「思いついたまま書いちゃったからこうなりました。ごめんなさい。」
シル「では、また会いましょう皆さん。」
アイ「またね〜。皆。ってあんたもまた来るのかいっ!!」

61 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/06(日) 07:14

>>59
シル「よく読んだら刺されたのは鞄か…。体刺されたのはアイ様だけですね。」
アイ「皆よく刺されるなんて言っちゃって。ちゃんと読んどきなよ、全く。」
シル「アイ様がおっしゃいますか…。」
アイ「なんとでも言えばっ! あたしはレスするだけでいっぱいいっぱいなんだーっ!」

62 名前:名無し客:2003/04/07(月) 01:00

あー。えーと。
おもしろそうなんで混ぜてもらいたいんですけど
微妙に流れが読めていないとこ許してくださいな。

ここは登場人物のバックボーンと言うか、つまりネタを仕込むスレで
本スレは本スレで物語を進めていいんですよね?
本スレは書いちゃった人の早い者勝ちでいいんですか?
ぜひ一緒に遊んでみたいとこなんで、ちょいとだけ教えてくださいな。

63 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/07(月) 01:33

>>55 バーミィさん
お疲れさまです!
うわあ、僕が出てますよ! そ、それも一人称で!
す、凄く嬉しいです。
あ、あと、すっごく恥ずかしいです……。
ともかく、どうもありがとうございます!
 
……と、僕は間一髪、シシリィさんの凶刃から身を守れた訳ですね……。
どうなるのでしょう、この後……。
僕の鞄は、どうなってしまうのでしょう……。
 
あと……バーミィさんご自身は、登場させないのでしょうか?
 
>>56-61 アイさんとシルレオンさん
シルレオンさんは初めまして。
馬が喋るなんてなぁ。
何処か遠い国では、人と馬が話す事の出来る隠れ里があるって噂を聞きましたけど。
僕は初めてみました。
相方さんがいらっしゃるのは、本当に羨ましいです……。
 
勘違い、ですか?
何か僕、勘違いしてました?
何か……またミスをやっちゃったのかなぁ……。
どこか僕の悪いところ、至らない部分がありましたら、遠慮なくおっしゃって下さいね。

64 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/07(月) 01:36

>>62
初めまして、いらっしゃい!
(って、僕はスレ主でも何でもないですけど……)
 
>>62さんのおっしゃっている事で、まず間違いないと思います。
ここは、登場するキャラクターの背景や、ネタを仕込むところです。
それ以外の目的に利用してもいいのではないかと思いますけどね。
 
ひとつ、僕から言わせていただきますと、本スレにも記載してあるように、
出来ればご自分のキャラクターを一人、物語に登場させて進めていくほうが、
より、楽しむことが出来るのではないかと思います。
 
>>62さんが、この、果てしない物語を充分に楽しめますように!

65 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/07(月) 01:46

あ、あと……僕の肖像画を載せてみました……。
 
まだ、そんな、皆さん、イメージとか確立出来る段階じゃないと思うので、
参項程度に利用していただければなぁ……。
 
こんなもので失礼します!
 
http://dog.oekaki.st/chara/dat/IMG_000013.jpg

66 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/07(月) 01:58

休日の朝っぱらから漫才たぁ仲が良いねえ。
・・・言ってる俺にも、皮肉にしか聞こえないのは何故だ?

>>56->>61
>あたしはたくましくてかっこ良くて頼りになって優しくて
上品な勇者様と出会って最初の予定どおりの美しく切ないロマンスをしたいのにー!

クックックック、ハハハハ、ブワハハハハ!!!
(視線を感じて)あ、いや、その・・・悪かった。
まあ実際世界は広いし物語は始まったばかり、おまけに花も恥らう17歳。
幾等でも「勇者様」とやらに会える機会は有るもんさ。

>バランス的にこのスレッドに必要なのはお淑やかで可憐な女性です!
ああ〜それは確かに言えるな。
・・・心当たりが無くはないが一人呼んで来ようか?

>>62
大体それで合っているな。
話が飛びすぎたり下品だったりしない限りは書いた者勝ちのはずだ。
念の為にアイちゃんにも確認取って置いたほうが良いかもな。
遊んでみたい、やってみたいという気が有るなら・・・俺は歓迎するぜ。

67 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/07(月) 02:09

>>64
って何だリムリィ、来てのかよ。ご苦労さん。

>バーミィさんご自身は登場させないのでしょうか?
俺?勿論出るに決まってるぜ。ただもう少し後かな。
もう一人呼んでくるかもしれないし、お前さんとシシリィがどうなるか見物させてもらうか。
あくまでも予定だけどな。

68 名前:ライオット:2003/04/07(月) 13:07

 こっちには始めて顔を出すよ。
俺の裏エピソードとか、かぁ。やっぱ、「春風の旅団」に拾われる前とかの
話になるんだろうな。
 もっとも、俺のキャラに共感してくれる人がいるかどうか微妙だけど。

 って、なんかあまりに放置しすぎたせいかなんかは
わからないけれど、俺がかなり浮いた……というか、無視されてるっぽい?

>アイさんとシルレオン
 こっちでは初めまして。
あの馬にそんなエピソードがあったとは。
いきなり刺されたりして大変そうだけど、なるようになるだろ?

>リムリィさん
 本当に初めまして。
 間一髪のところで生き延びた、か。
まだアイさんが死んだとは限らないけど。

>バーミィさん
 初めまして!
頼りになりそうな人で嬉しい……かな。

69 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/07(月) 23:05

>>62
はい! 参加希望ですか? 大歓迎です♪ 
私は飛び入りで色んな人が続きを書いてくださるの、とってもうれしいですから。
むしろ色んな方が参加してくださるの、希望です。
閉鎖的じゃなくて開放的空間にしたいと思っています。
勿論、今来てくださっている方々も大好きなので、離れてしまったら寂しいのですけど。
 
流れが読めてないなんて、全然そんなことないですよ。
ここでは何を書いてもOKですから。
色々お話したり、番外編のショートストーリーを書いてみたり、
お好きなようにお使いくださいな。
質問も、感想も、要望なんかも、ここで受け付けています。
……というのが私の気持ちですけど、他の人もそれで良いでしょうか? 
 
えー、それで。
私の説明が足りない部分とかあって、わかりにくいでしょうが、
大体あなたの考え通りで合ってます。
本スレは書いちゃった人の早いもの勝ちです。
もし、続きを書いていたのに先を越されたー、
けど、せっかくだからどこかにアップしたい、って方はこちらに出してみる、とか。
既に名無しねこさんなんかもなさっていますしね。
 
ああ…上手くまとめて説明できなくてごめんなさい。
大体これでよろしいでしょうか? 

70 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/07(月) 23:21

>>64>>66
リムリィさん、バーミィさん、フォローありがとうございました! 
 
>話が飛びすぎたり下品だったりしない限りは書いた者勝ちのはずだ。
そ、そうですね…。
一刻館の方はいい方ばかりなので心配はないとは思うのですが、
一応、その辺りのことは注意していただきたいと思います。
楽しくお話を作っていきたいですから。
 
>>63 リムリィさん
えーと、シルレオンと話せるのは私だけなんです。
頭の中で会話しているようなものですから、他の方には伝わらない…はずです。
ここでの会話は、私が翻訳してアップした、ということで(笑)
勘違い? いえ、全然勘違いじゃないですよー。
(まったく……シルが変なこというからっ!)
悪いところは今のところありませんから、安心してください♪
>>65の肖像画、見ました! すごく上手いですね! どこの絵師さんなんでしょう…。
私もこんな絵師さんに描いてもらいたいです〜…。いいなあ…。
ほのぼのとした雰囲気の方なんですね、リムリィさんって。
親しみわいちゃうなあ〜…。それに優しそうなところがちょっとだけお兄ちゃんに似てる…かも。

71 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/07(月) 23:27

>>66
>休日の朝っぱらから漫才たぁ仲が良いねえ。
>・・・言ってる俺にも、皮肉にしか聞こえないのは何故だ?
 
本当になぜでしょうね〜? わざわざお世辞なんていらないんですよぉ? 
 
>クックックック、ハハハハ、ブワハハハハ!!!
 
ひ、ひどーい! 笑いましたね? 
もう、後からフォローしたって遅いですー。ふんだ。
 
>(お淑やかで可憐な女性を)・・・心当たりが無くはないが一人呼んで来ようか?
 
いらっしゃるんですか? はい、是非連れて来てください♪ 
お友達になれそうな子だったら良いなあ…。
楽しみにしてます。

72 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/07(月) 23:36

>>68 ライオットさん
あ! ライオットさん、初めまして。
今日はシルはいないけど(疲れるから)、私でよければ♪
 
> って、なんかあまりに放置しすぎたせいかなんかは
>わからないけれど、俺がかなり浮いた……というか、無視されてるっぽい?
 
い、いえ! 決してそういうわけではありません。
私はもう少し先で出ていただく予定でしたし、考えていないわけじゃありませんよ。
ただ、タイミングが難しくて…。
ドミタスさんもまだ一行もお話の中に出ていただくことができないし…。
心配させてしまったみたいで申し訳ありません。
でも、私は皆さんそれぞれ登場していただくつもりでいますよ。
というか…もう既に絡み始めていらっしゃいます…よね? 
それでは…どうしようかなあ…? そんなにすぐに知り合ったら…面白くない、かも(笑)
私は二年前にあなたを知った時から気になっているわけですしね…。ふふふ。楽しみです。

73 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/07(月) 23:41

本スレではお医者様が登場ですね! ドキドキ…。
ヴァルさん…命の恩人ですね。楽しみです。

74 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/08(火) 00:19

ヴァル・トルニオ(27)の設定っす。

すらっと背が高くていっつものんびりした態度してて
髪の毛は短く切っている。でも自分で切っているから
けっこうぼさぼさ。

信心深い村で育ったんだけど
医学に興味があり、勉強すればするほど
神さまってのを信じられなくなり
結局親からは勘当され、村からも出るはめに。

んで、あてもなく街から街へ渡り歩き
医者としての技術は高いので流しの医者さんみたいなことして
路銀を稼ぎ、また街から街へ。
そんな感じ。

にしてもなんか今夜は重過ぎる〜。
やっとかきこめた。

75 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/08(火) 00:24

>>74
お疲れ様です! 27歳…。私より10歳も年上ですね。
そうですね、今日は重くて見るのが大変でした…。
こんなに重くなるなんて何かあったのかな? ちょっと心配…。

76 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/08(火) 00:28

あ、それと、村の名前なんかも考えていらっしゃいます? 
それとも、書いて行く方が勝手につけても良いのでしょうか…? 
設定なんかで決めていることがあれば、おっしゃってください。

77 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/09(水) 23:42

シル「そんなわけでまた来ました。」
アイ「来なくて良いです。」
シル「またまた〜。うれしいくせに。」
アイ「うれしくないもん。」
シル「また勝手に色々設定作りましたね。」
アイ「65歳のおばあちゃんのロマンス! 素晴らしいじゃない。何か問題?」
シル「いくら自分がロマンスに無関係だからって他人にさせないように。」
アイ「しっつれーだな。そんなんじゃないもんね。大体あたしは……」
シル「お医者様に男だと思われるくらい立派な美少年ですからね。」
アイ「……殴るよ。」
シル「ほら、そういうところが勘違いされる元なんです。
   もっとお淑やかにしていれば…。私はこんな子に育てた覚えはありませんよ!」
アイ「むかつく。大体あんたに育てられた覚えもないよっ!」
シル「ところで、男と女を間違えるような鈍いお医者様なんて設定にしちゃって
   すみません、ヴァル様。」
アイ「男になんか間違えられたあたしへの慰めの言葉はないのか。」
シル「いつものことですからね。」
アイ「……本当にむかつく。」

78 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/09(水) 23:45

そうだった。
アイは男装してたんだっけ。
パスミス、ごめんです。
あ、でも逆にこのパスに合わせてみまっす。うす。

79 名前:アイとその馬シルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/10(木) 00:01

>78 ヴァルさん
アイ「ごめんなさい。前のレスで『この子』じゃなく『この娘』ってなってましたね。」
シル「思い込みで設定変えちゃったのはアイ様ですね。
   むしろパスミスってのは受け取る側のミスですね。」
アイ「こちらこそごめんなさいだよね。うう…今度はちゃんと読んで続きを考えます。」
シル「そうしなさい。」
アイ「あんたが言うかー!」
シル「まあまあ。で、この人は別に男装してるわけじゃないんですよ。
   根っから少年に見えちゃうんです!」
アイ「うるさいわ。」
シル「変な後付け設定作っちゃってごめんなさい。
   それというのもこのアイ様が無計画なせい…。」
アイ「ひどいわっ。わたしのせいにするのねっ?」
シル「じゃあ連帯責任ってことで手を打ちましょうか。」
アイ「……なんで『手を打つ』なのよ。」
シル「まあとにかく…。」
アイ「ごめんなさい。ヴァルさん。」

80 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/10(木) 00:04

>78
>あ、でも逆にこのパスに合わせてみまっす。うす。
 
でも優しいなあ…。ありがとう、ヴァルさん。
続き楽しみにしてます♪

81 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/10(木) 01:32

たぶん、聖ヤンカルエルってのはこの世界で2、3番目くらいに
布教されている宗教での7、8人くらいいる聖使徒の中で
豊穣とか、農業とか、そういった生産関連の偉い人なのかも。
たぶん、この5、6月くらいのあったかくなって
草木も萌え出す季節に、今年の豊作なんかを祈っちゃうお祭りも
かねて、おそらくこの季節に生まれたんだろうと推測して
聖ヤンカルエル様様をみんなで祭っちゃったりしてー
とかって勢いでお祭りが始まったのかも。
たぶん、この世界の惑星の位置関係上、この季節にこの地方の成層圏を
小惑星帯が通過するので、よくほうき星が見られるって事かも。
たぶん、それをかけあわせて星降るお祭り、降星祭(コウセイサイ)なんて
呼んじゃったりしてるのかも。
たぶん、この地方でもニ、三番目くらいに華やかなお祭りかも知れないから
周囲の都市からも見物客が集まっちゃったりして
何かとトラブルも絶えないお祭りなのかも。
……たぶん。
いま考えました。

82 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/10(木) 02:27

>>81
お疲れ様でーす。本当に書くの早いなあ(笑)
即席で考えちゃうのがすごいです。文章もかっこいい! 
パスミスも上手くとってくれてありがとうございます。
そうか…内臓には達してなかったんですねえ。良かった良かった♪ 

83 名前:ライオット(中身):2003/04/10(木) 10:14

 ここに顔出したからには続きを書かなければ。後で行って来ます。

>>81 ヴァルさん
 ふと気づいたら滅茶苦茶進んでて驚いてます。
なんか宗教とかそれっぽいですね〜。
そういうのってあると雰囲気でますよね。
(直接ストーリーに関係しなかったとしても)

>>77、82 アイさん
 うわ、老人のラブロマンスになってる!?
ドミダスは私の考えたキャラじゃないですけど、
勝手に使っちゃっていいんですかね?
(私 も 使 う 気 満 々 で し た が)

 こんな序盤でいきなり登場人物に死なれちゃ
やっぱり困るから……でしょうかね。
 たまに、いきなり主要な人物が死ぬお話もありますけど。

84 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/11(金) 23:35

私が「しばらくは他の方に続きを書いてもらうだけだから気楽」とか言ったせいですか…? 
本スレの進みが速いような…。でも、盛り上がるのはとってもうれしいです♪ 
皆さん頑張ってくださいね♪ ……わたしもやりますけど(笑)
 
>83
お疲れ様です、ライオットさん。
>ここに顔出したからには続きを書かなければ。後で行って来ます。
あ、そんな…(笑) そんな堅くならないでください。
ここに顔を出したからって続きを書かなきゃってことでもありませんし、
本スレで続きを書いたからって、こちらに来て頂く必要があるわけでもありませんから。
気楽に気楽に♪ ……でないと私も辛いですから(笑)
来たい時に来れば良いし、書きたいときに続きを書けば良いんですよ。
無理は禁物です。
 
ドミタスさんを考えてくださった方、どう思っていらっしゃるのでしょう…? 
あんな風に使ってしまって良いのでしょうか…? 
一言でも感想が頂けたら良いのですけど…。無理なら構わないのですけど…。

85 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/13(日) 01:08

>>23
 
「さあ──アイりんの血の付いたダガーを渡せっ!」
 長身痩躯の赤スーツ自称アイりんの婚約者(と書いてストーカーと読む)の顔が
少女シシリィに迫る。
 間近で見ても、決して目を背けたくなるような顔ではない。
 むしろ、美形。いや、かなり美形。ホントに美形。
 薄いさくらんぼ色の唇。涼やかな目元。形の良い眉。ほっそりとした顎。
 整った鼻。細く波打つ柔らかな金髪。透き通るような白い肌。
 かなり、完璧な容姿である。
 
 ──イってしまっているその瞳さえ除けば。
 
 物言わぬシシリィの様子に業を煮やしたか、長身痩躯の赤スーツ自称アイりんの
婚約者(と書いて(略))の腕に、より力が込められた。
 今や長身痩躯の赤スーツ自称アイりんの婚約(略)の指はシシリィの肩に
食い込みそうな程に力を増している。シシリィはその痛さに顔をしかめた。
 吐き出すように長身痩躯の赤スーツ自称アイりんの(略)に向かって言葉を紡ぐ。
「わ、渡せねぇっ……」
「早く、渡せっ! 渡せ渡せ渡せ渡せ渡せ渡せ渡せ渡せ渡せ渡せっ!」
 聞いちゃいない。
 長身痩躯の赤スーツ自称アイ(略)の片方の手がシシリィの持つ血塗れの
クリス・ダガーに向かう。
 そのとき、両者が身体のバランスを崩した。
 
 
 青年リムリィは足どりも軽く、呑気に街の通りを歩いていた。
 鞄は重いが、今のリムリィにとっては何の苦にもならない。
 一応は星観の者の長より命を授かったものの、降星祭の期間はまだ街に居すわる
つもりでいた。星観の者にとって、聖ヤンカルエル降誕の行事である降星祭は
非常に重要な意味を持つ。街外れの良い場所を確保して、じっくりと星を眺めたいと
常々リムリィは思っていたのだ。
 何気なく、日頃近道として利用していたあまり人気のない路地に足を向ける。
 リムリィはこの、静かな、陽が殆ど当たらない、ほんの少し黴臭い路地が好きだった。
 いつものように、鼻唄まじりで路地へ足を踏み出す。
 
 そこは、修羅場だった。
 
 長身痩躯の赤スーツの金髪碧眼の若い男と、男に組み敷かれて路地に横たわる少女。
 少女の手には血塗れのクリス・ダガーが握られており、男の目は血走っていて、
何やらぶつぶつと呟いている。
 
(こ、これは……)
 リムリィの今までの修羅場といえば、星観の者への登用試験くらいなものである。
 生涯初めて、とも言える本格的な修羅場の遭遇に気が動転しない者がいるだろうか。
(つ、つまり……)
 いたいけな少女が見るも怪しい男性に組み敷かれている。
 手には血塗れダガーを持っているが。
(あの、男の人が、少女を、て、てて、てごめに、しようと……)
 21歳の青年の思考がこんなもので良いのか。

86 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/13(日) 01:09

 ───こつり。
 突然の足音に振り向くシシリィと長身痩躯の赤スーツ自称(略)。
 シシリィは痛さと長身痩躯の赤スーツ(略)の重さに顔をしかめながらも、首を足音の
した方に向けた。
(──だ、誰でもいい、とりあえず、大声を出して、気を引いて──)
 苦しみながらも息を吸い込み、足音の主に向かって声を出そうと────。
 
 出来なかった。
 シシリィは足音の主の姿を見てしまったのだ。
 長身痩躯の赤スーツ(略)とはまた違う意味での優男。
 それは、別に良い。
 自分を助けてくれるのならば、優男だろうが剛腕女だろうが老人だろうが、誰でもいい。
 しかし、シシリィは足音の主である優男の傍らに、見てはならない物を見てしまった。
 
 即ち。
 
 「重そうな大きな鞄」。
 
(──あいつもかっ────!!)
 もちろん完全なる誤解な訳だが。
 
 
 突然(非常に怪しい)男女二人に注視され、リムリィは何の言葉も発することが
出来ない。少女はリムリィに向かって口を開いたような気もするが──どうやら
気のせいだったらしい。
 この修羅場でどんな行動を取ればいいのか。凄まじい勢いでリムリィの頭を駆けめぐる。
 そして、一言。
 
「あ、あのぅ……」
「寄るな変態!」
 
 声を出した途端、長身痩躯の赤ス(略)に組み敷かれて苦しんでいるように見える
手に血塗れのクリス・ダガーを持ったちょっと粗雑そうな美少女がリムリィを罵倒した。
 
 ……変態?
 誰……が、でしょうか?
 僕の後ろに……人が居るのですか?
 
「寄んじゃねぇよ、変態! テメェもコイツの仲間なのかよ!」
 リムリィは罵倒されたまま、何の反論も出来ずぽかん、と口を開けている。
 少女は未だ自分を押さえつけたままの長身痩躯の(略)をキッと睨み付けて、
「このストーカー野郎! ──テメェ、仲間を呼びやがったな!」
 もちろん、大きな誤解である。

87 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/13(日) 01:25

続き、書きました。
……何の続きを書いているかって?
続きですよ、続き。うん。続き、です。
 
気分としては、ええと……「サウンドノベルの別の選択肢を進んだ」と
いった感じでしょうか。
本編は今ちょっと、考えている余裕がないので……。ごめんなさい……。
あ、でも、本編凄く楽しみにしてます。
余裕があったらすぐにでも参加したいです!
 
しばらく来なかったうちに進んでいたり、いろんな方がこちらにいらっしゃったりと
色々あったようで、びっくりしました。
 
>>67 バーミィさん
こんばんは。とうとう本編ではバーミィさんの登場ですね!
……格好いい登場の仕方ですねぇ。羨ましいなぁ……。
バーミィさんは僕達に対して、どんな行動を取るのでしょう?
え? 見学しているだけ、ですか?
そ、それはちょっと困ります……。
もう一人お呼びになるのですか? うわぁ、お知り合いが多いのですね!
どんな方なのか、今から楽しみです!
 
>>68 ライオットさん
こちらでは──確か──初めまして!
ライオットさんの裏エピソード、ぜひ拝見したいです。
もし執筆されましたら、こちらに載せてくださいね!
僕は、待ってます。
な、何とか生き延びましたが──その後はどうなるのやら、です。
あ、僕が続きを書けばいいのですね。ははは。

88 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/13(日) 01:34

>>69-73 アイさん
ええと、ですね。肖像画は、知人の売れない絵師に描いてもらいました。
売れなくて困っているようなので、助けてあげてください……。
いいなぁ……僕も路地裏に住んでいる猫と意志が疎通出来たら、どんなに楽しい
だろうなぁ……。羨ましいです。
僕が、アイさんのお兄さんに似てる、ですか?
な、何だか照れるというか、ちょっと微妙な気分です。
……何でだろう……。
 
>>74 ヴァルさん
こんばんは、初めまして!
ヴァルさんはお医者さんなのですか……凄いなぁ。
尊敬しちゃいます。
物語の語り口も鮮やかで素敵です。
星降祭りって……色々起こりそうで……面白そうです。
上手く小道具として使えればなぁ。
これからもどうぞ、よろしくお願いしますね!

89 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/13(日) 21:10

尋問開始

ヴァル 「物語に深みをつけて、舞台の裏側や時間軸の違うシーンでも
    リソースとしての利用価値のある何か明確な指針と言うモノが
    欲しかったんですよ。ちょうど星観の者って設定も思い出して
    星が降るお祭りなんて素敵だなって思って……」
リムリィ「待った! 素敵だなって思って、と、言いましたが、本当に
    そんな純粋な目的で設定を起こしたのですか?」
ヴァル 「う、いや、その、僕は昔から魔法体系だの部隊編成だの
    そう言った設定よりも、実際にその街に住んでいたとしたら
    どんな毎日を送っているだろうなとか、たとえばここに蒸気機関の
    エンジンがあったとして、モーターサイクルをこよなく愛する
    僕としては、楕円ピストンが描く官能的な……」
リムリィ「異議有り! 被告人は故意に話題をすりかえようとしています!」
裁判長 「異議を認めます。被告人はなぜその祭りの設定をしたのか
    明確に説明しなさい」
ヴァル 「……ちっ。い、いいじゃないか。3ヶ月後に最大の流星群が
    やってきて黒い女神が復活するとか、なんてそんな大々的な
    設定よりも、毎年毎年2週間続けて行われる祭りが明日から
    始まるって生活感ある方が何かと話しにからめやすいじゃないか!」
リムリィ「……明日から。ええ、そこが問題なんですよ」
ヴァル 「なんだって?」
リムリィ「くらえ! 本編スレでのリムリィとライのレスを!」
ヴァル 「……!!」
リムリィ「そう、リムリィ自身も、そして春風の旅団のライも、今まさに
    街を離れて旅に出ると伏線を張っていたのです! それをヴァルは
    明日から祭りが始まると、二人の行動を縛ってしまったのです!」

つーわけで、ヴァルとアイちゃんは治療のため数レスはお休みなんで
さらっとレスを読み返していたら、ふと気付きました。
まー、いーか。リレー小説ってそんなもんでしょ(笑)。
ごめんなたい。
    

90 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/13(日) 21:10

祭りってのは良いよな。どんなに小さくて地味でもその日が近づいて来るとワクワクするんだが
他の皆はどうなのかな?

>>73
真剣な話を笑って悪かったよ。済まなかったな。
>お友達になれそうな子だったら良いな・・・
ああ、彼女はいいこだよ。だけど死霊術(ネクロマンシー)を使うから毛嫌いする奴が多いんだ。

>>74
初めまして、本スレ参加歓迎するよ。
奇遇だな、俺が連れてくる人も医術の心得が有るんだ。
もし会えたら話しが合うかもしれないな。

>>83
ライオット、アイちゃんの言う様に堅くなる必要も無いし忘れてもいない。
名無し、設定を考えた人、キャラハン全員で作って行くものだからな。
・・・言ってて背中痒くなってきた。(ボリボリ)

>>85>>86
(腹を抱えている)リ、リムリィ何書いてるんだよ。 )_b グッジョブ!

>>87
今のところニヤニヤしながらリンゴ齧ってる所だ。
助けを呼ばれたら勿論手を貸すさ。       女性優先だけどな(w

91 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/13(日) 21:13

や、バーミィ。美しい偶然だな。
これも何かの縁。

92 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/13(日) 21:41

さて、お待ちかねの彼女の紹介といこうか!

アリス・ベルガネッラ(24)女性
生と死を司る三眼の女神ミーティスを信仰し、女性しか生まれない事で有名なマイア族の死霊術士。
彼女達は本来死者を慰め迷える者を導くシャーマンだが、邪教のそしりを受け長年迫害と放浪を続けていた。
現在マイア族はゼプロント諸国連合領で国王から医術・薬草学の提供を行い、協力する事で保護を受けている。
その彼女がなぜ土地を離れ旅立ったかは彼女しか知る者は無い。
  
俺は自分の事で精一杯だから誰か引き受けると言う人募集中だ。

>>89
・・・何故某裁判風なのか少一時間問い詰め以下略。
まあ、何て言うか気にするな、うん。

93 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/13(日) 21:43

いや全く。
・・・と言うか何故にこんなに書きこむの遅いんだよ俺!
ダイ・アモンの所為にしておこう。

94 名前:名無し客:2003/04/14(月) 21:27

すみません、勝手に28番書き込みました。で、新しく登場人物を考えてみたんですが、私はその名前を名乗れば良いんでしょうか?

以下人物紹介

ステッチ・オライオン
25歳、雑貨商、元盗賊。
両親は不明。彼が生まれたばかりの頃、村を盗賊に襲われ、両親は殺されている。
背中に矢を受けた女性に抱かれるように置かれていたかごの中で眠っているのを自警団の養父が見つけ彼に育てられる。
この名前はそのかごに記されていたもの。

10歳の頃、実の両親を捜すために家を飛び出したが、まだ少年だった彼には生きるすべなど無く、気が付くと義賊団に拾われていた。
盗賊となる事への葛藤はあったが結局生きる術を手に入れるためにその道を甘受する。
20歳の頃、彼の育った義賊団は既に無く、その腕を買われて別の盗賊団に雇われていたが、その盗賊団の非道ぶりに嫌気のさしていた彼はある日その盗賊団にとらわれた女性を助け、彼女と共に旅をする事になる。
それから数年、安住の地を見つけ、そこで雑貨屋を営み、盗賊団から助け出した女性レイリアとそこで結婚した。

と言うキャラ設定です。
うーん、ちょっと無茶でしょうか?
見切り発車的に登場させてしまいましたが、いかがでしょう?
ちなみに性格は、大抵の状況には冷静に対処しますが奥さんのことになるとからきしです。
また、奥さんは元看護婦、もしくは治癒能力を持っていると考えています。(治癒魔法がある世界なら治癒能力者、無ければ看護婦と言うことで)

某ゲームの某キャラの影響をもろに受けての人物ですが、分かる人はいるんでしょうか・・・むちゃくちゃな設定を付加しているからなぁ・・・

95 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/15(火) 01:37

寝る寸前巡回なのでポイントだけですが。
 
>94 ステッチさん(仮)
初めまして! 飛び入り大歓迎です♪ 
目指せ一刻館住人全員が参加するスレ! 
……冗談ですけど。でも本当にできたらいいなあ(笑)
 
28番読ませていただきました! グッジョブです! 
これでリムリィさんもちゃんと保護されましたね(笑) 良かった良かった。
 
新しい人物考えてくださってありがとうございます♪ 
ええ、その人物を名乗っても、他のハンドルネームをつけてくださっても、
どちらでも構いませんよ。要は、他の方との区別がつけばいいんです! 
便宜上(なんの便宜かよくわかりませんが)名乗っているだけですから。
よろしくおねがいしまーす♪ 楽しいお話創っていきましょう!

96 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/15(火) 02:07

逆転裁判大好きです。たまりません。

まったく同じタイミングにレスつけた記念として
ヴァルとバーミィを勝手に馴染みの顔としました。
ま、いいでしょ。仲良くいこ。
とりあえずバラバラよりも、どっかにキャラ全体として繋がりが
あった方が後々話を作りやすいかなって思って。

いまんとこの俺的な図式では

ライ、ドミダス ←関連→ アイ ←刺した シシリィ
              ↓助けられた ↑ ↓刺した
  謎の女アンナ      ↓      ↑ リムリィ ←助けた ステッチ
              ↓    追う↑  ↓助けられた
             ヴァル←腐れ縁→バーミィ

って具合?
ずれていませんように。
            

97 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/15(火) 02:10

ずれてる(笑)。

98 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/15(火) 02:14

>96
ずれてます(笑)

ライ、ドミダス ←関連→ アイ     ←刺した シシリィ
              ↓助けられた      _↑↓刺した
  謎の女アンナ    ↓            ↑リムリィ ←助けた ステッチ
              ↓         追う↑↓助けられた
             ヴァル←腐れ縁→バーミィ

こうかな?
でも、グッジョブです♪ お疲れ様です。
最後のオチとか最高です(笑)
果たして…こんなアイは治療費払えるんでしょうか…?(笑)

99 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/15(火) 02:15

わたしのもずれてるような…
もう寝ます。はい(笑)

100 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/15(火) 23:25

100ゲットついでに忘れてた事三つ。

>>ステッチさん
ヴァルが医者であるってポイントですが
それはこの世界に治癒魔法に順ずる能力がないって意味ではなく
ヴァル個人があくまでも医術としての能力を持っているだけで
総括の世界観において、治癒魔法、呪術(ノロイとマジナイって
おんなじ漢字なのよ。ケケケ)ヒーリング能力を否定している訳じゃないです。
とある事件をきっかけに無神論者となったヴァルですが
(のちのちネタが切れた時に語ってみようと思ってます)
ただ単に彼が普通にお医者さんってだけですんで
ステッチさんの奥様が治癒能力者か看護婦さんか
お好きに決めてください。

>>アイさん
お腹の傷はたぶん宿でできる限りの治療はしたから
お祭り開始の朝から自由に動いちゃってかまいません。
ただ、走ったりすれば痛いし傷口が開いちゃうぞ、と
たぶんヴァルが釘をさしていることでしょう。お大事に。

>>バーミィさん
アリスって名前、僕のツボの一つなんです。
もう一つのツボはアンナだったりするし(笑)。
もしよろしかったら、ちょっとしたスパイスとして
使わせてもらっていい?

101 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/16(水) 01:08

ageと同時に書きこんでみた。
次の方よろしく〜。

>>100
100getおめ!これからも宜しく。

>もしよろしかったらちょっとしたスパイスとして
使わせてもらっていい?

気に入ったなら使って良いぜ。
いがみ合うなり、ベッドでかた ボグゥ!ドゴォ!ガス!
(自主規制と書かれたバットで殴られました)

・・・ともかく好きに使ってくれ。
後こっちの方もageてみる。
・・・・・・ところでツボに入る名前他に幾つあるか正直に言ってみろよ?
俺とヴァルと秘密にしておくから。

102 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/20(日) 17:45

えへへ♪ シシリィさんのことだけ書いちゃいました。
しかも、新キャラまで作っちゃいました。
……ますます続きが書きにくそうですよね、ごめんなさい。
 
彼の名前は不明なので仮にAさんとして、次の方に命名を丸投げしちゃいます。
 
Aさん(25くらい)
――紺碧の瞳の謎の美青年。
   銀色の髪はこの辺りの地方では珍しい。
   色んな街を旅しているらしく、情報通。
   剣の腕は確かなもので、用心棒として雇われることも多いらしい。

103 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/20(日) 18:04

シル「ということで、お久しぶりです、皆さん。」
アイ「だから出てこなくて良いってば。」
シル「思いっきり趣味に走った新キャラ出しましたね。」
アイ「だから出てこなくて良いのっ!あんたは!!」
 
>>85-86 リムリィさん
アイ「わ!! この間の続き〜〜♪ お疲れ様です、リムリィさん。」
シル「物凄い……ですね……婚約者さんも、シシリィ様も。」
アイ「良いところで終わってるー! 続き早く読みたーい!!」
シル「他人事みたいに言ってますけど、アイ様の婚約者のお話では?
    しかもかなり逝っちゃってる……」
アイ「本編とは違うから、他人事なの! 良いの!」
シル「さすがアイ様。すり替えが上手い。」
アイ「誉めてるのか貶してるのかどっちだ、あんたは。」
シル「秘密です。」
 
>>88 リムリィさん
シル「……リムリィさんが? 似てますか? お兄様に。」
アイ「似てる。多分。」
シル「似てません。適当なお世辞言わないように。」
アイ「ともかく、リムリィさんは絵が上手いってことで。」
シル「違うでしょ。知人の画家さんって言ってるじゃないですか。」
アイ「私も描いてもらいたーい!」
シル「で、結局似てませんよね?」
アイ「うるさい。」
 
>>89 ヴァルさん
シル「問題ありません。アイ様なんかしょっちゅう伏線潰してますから。」
アイ「そんなにしょっちゅうじゃないやい!」
シル「一回は確実にありますよね。」
アイ「う……うるさいです。」
シル「まあリレー小説ってそんなもんですよね。」
アイ「そうだよね、そうだよね。リレー小説だもんね。」
シル「ごめんなさい。」
アイ「ごめんなさい。」

104 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/20(日) 18:20

>>90 バーミィさん
アイ「いえ、笑われたことなんて気にしてませんから。」
シル「かなり気にしてる口調ですね。」
アイ「気にしてないってば。」
シル「果てしなく気にしてますね。」
アイ「気にしてないんだっつーの!!」
シル「ああ、あまり怒ると傷口が開きますよ。」
アイ「あんたのせーだっつーの!!」
 
>>92 バーミィさん
アイ「アリスさん……すごい……設定ですね……」
シル「そりゃそうでしょう。アイ様なんて平凡な少年ですもんね。それと比べたら……」
アイ「少女!! あんたまで男扱いかっ!」
シル「なんだか怖そうな経歴ですけど……本当にお淑やかで優しい女性ですか?」
アイ「……ちょっと……その話聞いただけじゃ……近寄りがたいよね。」
シル「まあ、ヴァルさんが>>100で使ってみたいとおっしゃっているので、楽しみですね。」
 
>>94 ステッチさん
シル「本編の続き(31)も書いてらっしゃいましたよね。お疲れ様です。」
アイ「良い人に拾われて良かったですね、リムリィさん……。」
シル「アイ様も良い人に拾われてるじゃないですか。」
アイ「そうだけどね。某ゲームの影響かあ……私にはわからないですけど……。」
シル「アイ様が知識ないだけです。案外他の人はわかるかもしれないでしょ。」
アイ「でも、まあ、良いと思いますよ。」
シル「アイ様なんか思いっきりエンデやらトールキンやらに影響受けてるのバレバレですしね。」
アイ「うるさい。」

105 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/04/20(日) 18:26

>>100 ヴァルさん
>お腹の傷はたぶん宿でできる限りの治療はしたから
>お祭り開始の朝から自由に動いちゃってかまいません。

アイ「これは……暴れろという指示ですか……?」
シル「恐らくそうでしょうね。」
アイ「傷口開きながらアイちゃんは逃げる〜。……痛いってば。」
シル「ところで、アイ様の現在の所持金はどれくらいですか?」
アイ「……さ。宿代だけ払って夜逃げね。」
 
>>102
アイ「大っ事な設定一つ付け忘れてました! 彼は『方向音痴』です。」
シル「……そんなに大事な設定ですか?」

106 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/21(月) 23:57

あげときますー。
さらに展開が難しく(笑)。

107 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/22(火) 00:05

が、がーん!
先を越されました……。
 
(実はバーミィさんを登場させるパートを書いていた真っ最中)
 
次、頑張ろう……。

108 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/22(火) 00:54

 コツン。ガラスが鳴った。
 ヴァルの意識は手元の書物から窓へと吸い寄せられた。
ここは2階の部屋だ。誰かがノックするはずもない。
小石でも投げつけられたか? ヴァルは眠る少女に気を使い
そっと窓に歩み寄り、カーテンを開け放ち、硬直した。
 窓ガラスにへばりつく、一人の男。
「ついに見つけたぞ」
 よくヤモリがそうするように。そうとしか言いようがない。
べたりと顔面をガラスに押し付け、かなりその体勢がきついのか
息が荒い。ハァハァと空気を求めるたびにガラスが曇る。
透き通る程に肌が白い。まるで職人が作り上げたもはや芸術と呼ばれる
人形のようだ。すっと真っ直ぐに強い意志を感じさせる眉。
この世のどんな泉よりも美しく澄んだ碧い瞳は涙に潤んでいる。
天の川を思わせる流れる金髪。そして、目の覚めるような鮮烈な
赤のスーツ、赤のブーツ、赤のマント。
 だが、よくヤモリがそうするように、としかやはり言いようがない。
ヴァルはゆっくりとまぶたを閉じ、呼吸を整え、そっと目を開ける。
しかし、目の前の真っ赤なヤモリ男は消えてくれなかった。
「さあ、ここを、開けたまえ」
 真っ赤なヤモリ男が汗を滴らせながら言う。ひょっとして
何か重い心の病に侵されているのだろうか。ヴァルは一抹の不安を
感じながらもここは窓を開けてやった。
 ぶわっと真っ赤なマントを翻し、優雅に空中で一回転身体を捻る。
ランプのみの頼りない明るさの室内に、赤い男が舞った。
目に眩しい程に自己主張の強い赤が踊り狂い、たんっと、着地する。
真っ赤なブーツで爪先立ち、両の腕を艶かしい曲線を描いて
振り上げ、かっと見開いた目で天井を見つめる。
「ついに見つけたぞ」
 もう一度、その男は芝居じみた口調で呟いた。突き上げた両腕で
わなわなと自らの細い身体を抱きしめ、勢いをつけて、真っ赤なマントが
美しく弧を描くように回転する。
「愛しき人、アイりんよ」
 そしてもう一度、天を仰ぐ。神に感謝するように。
「あー、えーと、その」
 言葉に詰まるヴァル。
「一つ、ひどく個人的な質問があるんだが、いいかい?」
「なんなりと言いたまえ」
 男はぴくりとも動かずに答えた。両腕を天に突き刺し、赤いスーツが
張り裂けそうになるまでに胸を張り、爪先立ちのまま美しく涙を流している。
「どちらさま?」
「フッ。私こそ、そこに眠る麗しの乙女のフィッアアァンスェ!」
「ふ、ふぃあん?」
「コ・ン・ヤ・ク・シャ! フィアンセ! 君には見えないのか?
この二人を結ぶ赤い糸が!?」
 赤いスーツに赤いブーツに赤いマントのせいで見えないのだろうか。
ヴァルは一応目を凝らしたが、やはり見えない。
「うん、見えない」
 自称フィアンセはヴァルに向き直った。
「ああ、嘆かわしい! この世で最も尊き物、それは愛! 愛! 愛!!
君には、その愛が見えぬと言うのか!? いや、何も言うな。
確かに愛は不可視な物。悲しいかな、神は我々愛する二人に
試練をお与えくださったのだ! 見えない愛を信じる事ができるか!?
私の左手の薬指と、愛しき乙女の左手の薬指に結わえられた
この世で最も美しい紅色の糸! ああ! 君には見えないと言うのか!?
だが、私達には見える! 私達は信じている! 信じ合っている!!
愛しあっている!! アイりぃぃぃぃっひぃぃぃぃぃん!!」
 と、そこまで叫んだ瞬間。ヴァルの肘がその男の顎を撃った。
医者としての知識を活かし、人間の身体の中で最も硬い部位の一つの肘に
渾身の力を込め、きっちり垂直にこの変態の顎にたたきつけてやった。
そうすれば脳を揺るがす事ができる。怪我をする事もなく、後遺症を
残す事もなく、痛みを感じる事もなく、何が起こったか理解する事もなく。
 ぐしゃりと腰からくだける赤いスーツにくるまれた男。
ヴァルは床にこぼした食べ残しを片付けるかのごとく
何事もなかったかのようにその男を担ぎ上げて窓から投げ捨てた。
 ぴしゃりと窓を閉じ、ベッドの脇の椅子に腰掛け、この騒ぎの中でも
眠り続ける少女の顔を優しく見つめる。
「アイって言うのか、この娘」
 そして、頭を抱える。
「……やっぱり、厄介なもの背負い込んじゃったよ」

109 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/22(火) 00:56

リムリィくん、ごめーん。
でも、ほら、お気に入りのフィアンセの登場だよ(笑)。
なんていじりがいのある奴なんでしょう、こいつは。

110 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/22(火) 02:55

本編では随分ご無沙汰しておりました。
何とか、書き込むことが出来ました。
また、長いです(笑)
しかも、進んでません(笑)
どうしましょう(笑)
 
ええと、これから多分一大イベントになると思われる、
降星祭について、ちょこちょこっと描写してみました。
うーん、こんな感じかなぁ。
 
ヴァルさんに先を越されてしまったので、慌てて続きを
書いてみました。
 
……登場人物が偏っていて、ご、ごご、ごめんなさい!
 
また後で!

111 名前:クリスティーヌ=A=ウィンチェスター:2003/04/24(木) 00:22

>>46 マイラバー&糞ネコ
 
 俺の? "俺の"。俺、俺?
 はは。
 あはははは。
 ああ、糞ネコ。
 脳ミソ腐ってんのかカスが。
 あぁ? 真剣一辺死んだだけじゃ解ンなかったみたいね? 今度はネコ? ネコ
なのね? 畜生なのねそうなのね?
 上等過ぎるわ最高過ぎるわ愉し過ぎるわマジでマジでマジでッ! 下衆な貴方に
はピッタリじゃないハマリ役じゃない適役じゃないアははははははは!
 次逢った時は消してあげるわ、モノポリー。
 私の方がアンナより歳下だし背も低いけど――そう! 前世じゃ私がアンナの姉
だったの! 振られる? 有り得ないわ。
 あの微笑みは私だけに向けられるべきモノなのッ!
 
 それと……あッ、勘違いは止めて。
 脳ミソが可愛そうな貴方の為に説明して上げるとね……あぁ、どこから話そうか
しら――まあ、つまりね。
 アンナが愛してるのは私なのよ。前世であの魔王に呪いを掛けられなければ、私
達は同じ家で生まれて同じように愛を育んでいたの。ああ、アンナ……なんて可愛
そうなアンナ! ああ、でもでも大丈夫! 私が、私がこんなフザけ切った呪いを
断ち切って、また二人で暮らせる世の中を作ってみせるから!
 
 永遠に処女? なに当たり前のコト言ってんのよこのネコが。
 全力でハシ突き刺すわよ。ハシ抉り。
 ハシ抉り……あっ、ナイスネーミング私ッ。
 ザ・ゴールデンネーミング!
 
 ……待っててね、アンナ。
 貴女の首筋に顔を埋めて背中から抱き締めてあああああああああアンナッ!
 ま、待っててッ!
 
 
 
 ……だ、駄目よ、アンナ!
 そんな、タバコなんて――
 また自分で身体を傷付けて……私が居ないと寂しいのは解る――解るわ。
 けど――でもッ!
 それが主に身を捧げた修道女としての貴女の生き方だって言うのは解るの!
 でも。でもでもッ! でも、駄目なのッ!
 貴女が傷付くのを見るのは、私も辛い……辛いの。
 だから……だから。
 でも――そう、そうよね。
 だから、その傷は私が治して上げる。
 舐めておけばこんな傷くらい――これが、これがアンナの味……ああ、
 
「……姉さん?」
 
 ……。
 何見てんだクソ餓鬼。死ね。
 
 ……あ、ああ……最初からやり直すわね、アンナ……。
 

112 名前:クリスティーヌ=A=ウィンチェスター:2003/04/24(木) 00:25

 
>>55 バーミィさん
 
 そんな……酷い、です。
 私、到らないなりにも弟には接してきたつもりなのに……うぅ。
 
 ううん……でも、そうですよね。
 私は仕事ばかりで一緒に居て上げる事も、あの子の相談に乗って上げる事も出来
なくて……酷い姉って思われても、仕方ない、ですよね。
 
 
 
 あ……でも、お酒はいけませんよ。あの子はお仕事があるんですから。
 それ位なら、私が飲んじゃいます! ……あはは、なーんて。
 
 
 ――ね。
 
>>56 アイさん
 
 上手いだなんて……そ、そんな。
 あ、あの……その、有り難うございます。でも、私はぜんぜん修行中の身です
から……こっちこそ、どうぞお願いします。
 
「その場のノリで書くから名前間違えたりするんだよね? 設定忘」
 黙れ愚弟。
「だ――づぁ、せせせ背骨ッ、骨、骨ッ! 折れ、おお折れ、ふ、踏むのはッ!」
 喧しい。殺すぞ。
「――」
 
 あ、この子ったら……最近忙しいから、疲れちゃってるんですね。
 今日は早く眠らせないと……。
 
 物語り……も、愉しくやれません?
 わたしはアイさんに逢ってみたいんだけどなあ……あ、ゴメンなさい。
 同い年位の人と喋るの、久し振りで……馴れ馴れしかったですね。
 よろしくお願いしますね、アイさん。
 

113 名前:クリスティーヌ=A=ウィンチェスター:2003/04/24(木) 00:30

 
 それにしても……その、久し振りに顔を出させて頂いたのですけれど……。
 皆さん、私なんかにレス頂けてたんですね。
 お、お返事遅れてゴメンなさいっ!
 
 ……取り合えず、何かしようと思ったんですけど……続き、何か書いてみても良い
んでしょう、か?
 
 
 人数も増えたみたいで……賑やかになって来ましたね。
 頑張って下さいね、皆さん。
 
 
 
 
 それと、アンナも。
 

114 名前:クリスティーヌ=A=ウィンチェスター:2003/04/24(木) 01:08

 
 まるで、世界を慈しむような雨だった。
 平等に降り注ぐ雫が、全てを赦すように静かに緩やかに、優しく降り続けている。
 肌を刺す雨は、ゆっくりと紅い痕跡を――起こさざるを得なかった殺害の痣を拭い去っ
ていく。
 聖なるかな、我が主よ。貴方の慈悲に、貴方の恵みに感謝します。
 浅い沼地と化した沼沢地。泥よりも何よりも薫るのは、悪夢の最中のような血臭だ。黒
く濁る泥地は今や一面の赤。トヴィシュールのトマト祭りでも、悪名高い"鮮血侯"ラオー
ル侯爵の血の宴でもよもやここまでの真紅はあるまい。
 視界を遮る無数の針の奥、クリスは求めていた少女の姿を幻視した。
「……もう、何も怖がらなくていいの、アンナ」
 頬を汚した血を拭い、クリスは一歩を踏み出す。
 首を振って、アンナは後退る。
「どうして、此処にいるのよ」髪を振り乱して、アンナは激昂する。「どうして!」
「貴女を探してた」
 目尻に涙を浮かべて、クリスが歩み寄る。無数の屍骸に足を取られ、それでもクリスは
縋るようにアンナへと歩いた。
 距離は3歩分。
 凍えたように自分の身体を抱き締めて、アンナは叫び声を上げる。アンナの象徴とも言
える大振りのエクスキューショナーズソードが、がちゃんと泥地に没した。
 クリスは静かに首を振る。
 耐え切れなかった。かつての友人の震える姿を見ているのが辛かった。
 ミスリル特有の鍔鳴りが足音と共鳴する。
 1歩、更に踏み出す。
 
 アンナは、激昂した。「ダメだって言ってるじゃない! どうして!」
 クリスは、柔らかく微笑んだ。「迎えにきたの、私は」
 1歩。
 拳一つ分背の高いアンナへと、クリスはその身を預けて――
「だめ……近付かないで! 私は……!」
 拒絶。
 下がるアンナへ、しかしクリスは歩み寄る。
「もう、何も怖がらなくて良いの、ア――」
 言葉を遮ったのは、振り上げられたアンナの拳だった。
 反応できる速度ではなかったし――出来ても、彼女は避けようとはしなかっただろう。
 強かに頬を打たれ、クリスはそれでもアンナに微笑み掛けた。
「……もう、怖がらなくても、いいの」
「近付かないでって……!」叫ぶ。「お願い、来ないで!」
 顔を歪ませて泣きじゃくる親友を見て居るのが辛くて、愛しくて、だから抱き締めてあ
げたかった。
 単純な理由。
 クリスが信念に叛き、手を血に染め、父の御心に反した殺戮を――国境騎士団総勢52
名の殺害――引き起こさざるを得なかったのは、彼女を救うというただ一点の理由。
 それだけだ。
 国境騎士団を相手に、開放の為の戦いを続けていた少女。
 勇敢で、可憐で、本質は誰よりも優しい心と澄んだ信念を抱いていた彼女。
 怯えた小鳥のようなその少女が、だからクリスには――耐え難いほどに大切だった。
 クリスは歩み寄って、
 アンナは、
 
 鮮血が、飛沫いた。
 
「……嘘」振り下ろした剣の切先を見下ろして、アンナは呆然と呟く。
 結論から述べるなら。
 剣を拾い上げるアンナを――振り被るアンナを、クリスは咎めもしなかった。
 振り下ろされた切先は、だから。
 クリスの左腕を、根元から寸断した。
「……大丈夫だから」クリスは苦笑する。「……大丈夫、怖がらないで」
 隻腕の少女が微笑む。
 目に涙を溜めて、歯を鳴らしながら怯えて、憐れなほどに狼狽して、かちゃかちゃと
柄を鳴らしながら剣の切先をクリスに向けたアンナは――
 背を向けて駆け出すアンナを、クリスはじっと見詰める。
 何時か、解ってくれる――今の自分に出来る事と言えば、悪魔に魂を売り渡したとは
いえ、かつては信念に生きた騎士達の亡骸を弔う事だけ――立ち上がって、クリスは胸
の正面で十字を切った。
 

115 名前:名無し客:2003/04/24(木) 01:21

 
 鞘すら特注の大剣は片手に、身体を覆うのは略装の上から羽織ったローブ一枚。
 儀式方術を応用した身体強化で全身を覆い、クリスは汗一つ掻かずに山道を歩いて
いく。体系化された魔法理論。彼女にとって、魔術は生活にすら等しい。
「……懐かしいわね、ここも」
 言って、クリスは脇を通り抜ける長大な壁を撫でた。
 沿って歩けば東の港町まで続く巨大な敷居が、絶対の存在感を持って地平線まで聳
えている。
 大概への示威行為。政治的な含みを内包したそれは、歴然とした効果――内に住ま
う人間達の安心と信頼を勝ち得ていた。壁沿いの街では壁の破片を売り物にする土産
物屋に、壁をキャンパスにしている変り者の芸術家も居ると言う。
 少しだけ足を止めて、クリスは背後を歩くコルムを振り返った。
 二人分の荷物を背負った彼は、息を切らせながら姉の後を付いていく。
「な、懐かしいって――」溜息。「ああ、前の、あの――」
 
 そう。
 ――劃して、彼は思い出す。
 

116 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/24(木) 01:23

 
 雨が降っていた。
 視界を覆い尽くすような土砂降り。もしも天気の神が居るのなら、余程今日という
日を余程恨んでいたに違いない。
 一寸先も見えないとはこの事だ。嘆息して、コルムは姉の後を追う。
 マチルダへの道中、移動に馬車を使う事は出来なかった。
 隠密行動を旨とする姉が――正確には、今回の姉の行動は、公道を使用する事は愚
か、一つの街、ちっぽけな村すら通り抜ける事はできないのだから。
 レイピアの柄に手を添えたまま、コルムは森の藪を掻き分け、ただ歩いた。
 目的地はマチルダと帝国の国境。巨大な壁が広範囲に渡って帝国領を隔絶する――
通称、フルクスの壁。
 
 事の起こりは3日前。受け取った一枚の機密文書に端を発する。
 領内に潜らせた間者からの報告は、コルムの心臓を握り潰す威力を秘めていた。
 暗殺者の活動――レジスタンスを名乗る者達の行動報告だった。
 国境に逗留しているのは、帝国から派遣された議会の幹部3名。もし暗殺でもされ
たら? 洒落になる訳がない。少なくとも周辺との折り合いが悪くなるのは間違いな
い。紛争の火種を撒き散らす訳にはいかないのだ。
 最悪なのは、コルムの担当区域でもあるマチルダ地区その物だ。
 姉に相談を持ち掛けたコルムは、半ば期待していなかった彼女の力を借りる事に成
功する。
 意外だった。
 政治には一切干渉してこない姉が、国絡みの大仕事に力を貸す?
 縋る思いで頼った藁は、鋼鉄の鎖になって帰ってきた。
 修道院下の騎士団長である姉なら、号令一過、総勢千を越える師団を持って国境を
閉鎖するが可能だ。
 ……今なら、抑えられる。
 急く心を静めて待った姉の返事は、彼の心を斜めから揺さぶる事になった。
「――どういう、事?」
「私が直接出向くわ。間違っても帝国に報告は渡さないように」
「……そんなの」
「騒ぎが大きくなるのは――陛下としても望まない筈よ?」
 否定出来なかった。
 渋々と頷いて、姉の言葉を承諾する。
 そう、と一言。自分の脇を通り過ぎる姉の顔が――小さな笑みに歪んでいたのに気付
いたのは、柔らかな姉の香りが鼻腔から消え去ってからだった。
 

117 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/24(木) 01:23

 
 藪を切り分け、足を引き摺って泥地を越え、そして。
 コルムは、見た。
 姉の姿。
 ミスリルの大剣を携えた銀髪の陰。
 先行した彼女の前方には、陣を組んだ騎士達。その奥には―― 一振りの処刑刀を携
えた女性が、彼等と睨み合うように立ちつくしている。
 暗殺者。報告書にあった女のテロリストと言うのは、彼女と見て間違いない。
 姉が近付く以前に、騎士の一人が歩み出ていた。
 
「ウィンチェスター卿!? 如何して此処へ……あ、ああ、ご安心下さい。
 例の暗殺者は包囲して、もはや動く事も、」
「何をやってるの」姉の声は冷ややかだった。
「は、で、ですから――」
「何をやってるの、と言ったのだけれど」
「で、ですから、暗殺者を撃め」
 言った騎士の顔が消し飛んだ。高々と振り上げらていたミスリルの大剣が、頭蓋骨
の破片と脳漿を纏って天を指す。
 視認不可の逆袈裟だった。
 巨大な壁を背にした沼沢地。
 雨に煙る大地が、雫よりも濃い紅に染まる。
「大丈夫! 泣かなくて良いのよ! みんな聖人にしてあげる!」
 多分、理解すらできなかっただろう。
 国境を護る騎士団の面々には、何故自分達が帝国の人間に――それも、帝国の守護
者たる修道騎士団の人間に襲われているかなどと、考えられる訳もなかった筈だ。
 呆然と立っていた最初の一人は、紅い刀身に頭部を口の位置で寸断された。
 悲鳴を上げた二人目は、最後まで上げる事も出来ずに頭頂部から半分にされた。
 反撃を試みた三人目は、構えたバスタードソードごと上半身と下半身を泣別れにさ
れた。
 踊りながら笑いながら剣を振るう少女一人に、52人の騎士団が成す術もなく蹂躙
されていた。
「……あのガイキチ」絶望的な声色で、コルムは呟く。「――最悪だ」
 本当に、最悪だった。
 言った瞬間、三人死んだ。薙ぎ払われて三人。
「ああ、本当にどうしようもない男達ッ!」クリスが笑って叫ぶ。「誰がその子に手
 を出して良いって言ったのッ!?」
 騎士の頭が割れる。吹き飛ぶ。フルフェイスヘルムの残骸ごと脳漿が吹き荒れる。
 反撃しようと剣を構えた一人は、構えと言えない格好のまま腹を抉られた。 
「誰が逆らって良いって言ったのッ!?」
 半数を刻んだ所で、クリスは一際高く笑い声を上げた。
「包囲した!? その子に傷が付いていたらタダじゃ済まないわよ!」
 叩き割った頭蓋骨を蹴り散らし、泥地に大剣の切先を突き立てる。
 ぞっと、した。
 慌てて耳を塞いで、心の中でその場の全員の冥福を祈った。
 それしかできる事は無かったし、とばっちりを受けるのはゴメンだ。
 地面に突き立てられたミスリルの大剣。幅広の刀身は、内側から滲み出すように魔
術文字を浮かび上がらせる。
 高速詠唱によって物質界表層から喚起されたのは、街一つを覆う程の魂食いの群。
 地面から湧き上がった半透明の異形の群が騎士達を取り巻き、そのまま精神面から
彼らを喰らい始める。
 発狂した一人が腹を抉りつつ首を抉って、ハラワタをブチ撒けてそのまま死んだ。
滅茶苦茶に剣を振り回して死霊に斬りかかった一人は、仲間の頭をカチ割って、発狂
した仲間に背後から抉られた。
 よろよろと背を背後の木にぶつけると、コルムはそのままずるずると座り込む。
 視線の先では、姉がゲラゲラと笑っていて。
 ああ、とコルムは思う。
 
 マジで――お願いだから死んでくれ、姉さん。
 

118 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/24(木) 01:24

 
「ほらッ! 死んでッ! 死ぬの! みんな死ぬのッ!
 あ……ッ! 死ねば天使になれるの! だから! だからだからだからッ!
 だからせめて即死にしねぇと辛ェわよ!? ゲラゲラゲラ!」
 頼むからアンタが死んでくれ。
 最後の一人が頭蓋骨を叩き割るのを確認して、姉は件の女性に視線を向けた。
「やっと……あッ、やっと見付けたわ、アンナッ!
 行方不明になったって訊いてたのに、あ、アンナ!
 貴女の微笑み、貴女の瞳、忘れる事の出来ない純粋無垢な思い出……あ、アンナぁッ!」
 
 ふむ。
 
 ……いや、
 え。
 えぇ―――――――――
「探したの、アンナッ」
 サイコパスで同性愛者かよ。
「ずっと探してたのよ……ッ!」
 もう死ねよ。
 
「何でアンタがココに……黙れ寄るな死ねキッチン!」
「あぁ……だ、大丈夫ッ! 愛の言葉はいつも私に届いてたから!」
 また脳内か。
「だ、だから何でアンタがココにい、」
「理由なんて要らないワケなんて関係ないのイイの何もかも問題ないのよ!
 あ……この白い肌、絹みたいな肌触り、ああ、ああああアンナッ!」
「死ね変態」
 言って、彼女は。
 無造作に殴り倒した姉をマウントから更に殴った。
 ボディに10発レバー10発顔面30発。ベリーナイス。血反吐を吐くあのアマの
姿なんてのは、この生涯初めて見た気がする。
 おお。
 蹴られてる蹴られてる。ヤクザキック。ジャパニーズヤクザ。ナイス。
 全面的に応援します。姐さん。
 そのまま殺って下さい。
 
 停止した姉に彼女が背を向けて、
「――大丈夫、愛してるから、アンナッ!」
 姉が再起動した。
 背中へ飛び掛った所を肘打ちで迎撃されて、柄頭で後頭部を強打される。
 いい音がした。
 死んだだろうか。死んでて欲しいが。
「愛してるわッ!」
 駄目だった。
「愛してないから死んで」
 
 彼女は処刑刀を振り上げて、
「あ」
 ……腕って、飛ぶんだなあ。
 僕は、ぼうとそんな事を考える。
 
 腕を切り落とすと同時に反転、彼女は駆け出すように(全力疾走だった)姉の視
界から消え失せた。ちなみに気持ちはよく解る。
 連れてってくれれば全財産渡してもいいくらいに。
 
「ね、姉さ……」
「あンもう、照れ屋さんなんだからっ♪」
 それで片付けるな。
「あら、どうしたの」
 落ちた腕を拾い上げて、姉。
「いや、今の人逃げちゃったけど、良いの?」
「私の愛を受け入れる準備が出来てないのね……大丈夫、私は待ってるわ、アンナッ!」
 腕を繋げながら、姉。
「ね……姉さん、腕」
「ああ、もう繋げたわ」
 ……いや、そんなアッサリ繋げるな。
 これだからウィザードは嫌いだ。
「心配させたわね」
 死んでくれたかどうかだがな。
 
 死体の海を見渡して、考える。
 
 ……報告、どうしよう。

119 名前:名無し弟(コルム(略)):2003/04/24(木) 01:25

 
 ――あの時の証拠隠滅には、結局2週間掛かった。
 
「……懐かしい思い出ね」
「多分、姉さんの思い出と僕の記憶には相違があると思うけど」
「へえ、どんな?」
 アンタが死んでてくれたら俺ハッピーって事だよ。
「ええと……その、色々」
「まあ、主観で記憶の視点は変わる物ね」
 180度ほどな。
「……サルドへは、後どれくらいかしら」
「このペースなら半日あれば着くと思うけど……姉さん一人なら、もっと早く行けると思うよ」
 一縷の望みを掛けて、そう言った。
「あ、そんな事は気にしなくて良いのよ」
「……ど、どうして?」
「私があなたを置いていく筈なんてないじゃない」
「姉――さん」
「だから荷物落としたら殺すわよ」
 ……アンナさん。
「さて、無駄にダベってる時間ないわね。行くわよ」
「……そうだね、姉さん」
 今度こそコイツ殺して下さい。
 

120 名前:クリスティーヌ=A=ウィンチェスター:2003/04/24(木) 08:47

 あ……えっと、報告無しで書いちゃったんですけれど……ごめんなさい。
 起きてから挨拶してないのに気付いて……あの。
 
 あ、そうだ。私信です。
 その、某スレッドの山羊さん? 私の口調、そういえば貴方に似てる、のかな?
 「ッ」なんて私、喋る時に使い――ませんよ?
 
 
 
「……姉さん、嘘は」
 死ねッ。
「あづぁッ」
 
 
 
 
 
 そ、それじゃまた今度。
 皆さん、頑張って下さいね!
 
 
「ね……姉さんの出番って、どう考えても……ないよね」
 カスが。寝てろ。
「ああああああああ今ゴキッて言ったゴキッて折れ、おお折れた!? けけ頚椎ッ!?」
 
 
 
 
 
 
 あ、それじゃ、また。
 今日はこれで失礼しますね。

121 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/24(木) 22:06

えーと……ごめんなさい、名無しねこさん。
アンナさんと対峙している相手というのが誰なのかよくわかりません。
どこからどこに続いているのか、もう少し詳しく説明して頂けますか? 
申し訳ありませんけど、続きが書きにくいもので……。
お願いします。

122 名前:名無しねこ:2003/04/24(木) 22:45

 テロ屋に公休日はねえってことなのかな。
 時間がまったくないから、緊急のレスだけ返させてもらうぜ。
 あん? アンナ?
 ああ、あいつはいま自分の部屋に絶賛引き籠もり中だぜ。
 なんか人生について考えてみたくなったらしい。
 
 くそ、あのビッチめ……本編で勝手に出演させて、勝手に殺してやる……。
 
 
>121
 あ〜、前のレスの流れで、バーミィと対峙しているつもりなんだけど、分かり
にくかったか? 
 悪い悪い。俺視点だから、バーミィの名前を知っているはずもなく、あんな
代名詞になっちまったんた。
 >36のオライオンちゃんが上手く書いてくれたようだから……まぁ、大丈夫か?
 
 しかし、アンナ……あれじゃ本当にただの通り魔だな。

「うぅ……わたしなんでバーミィさん殺そうとしたんだろう」
 
 自分の胸に聞いてみろ。
 
 

123 名前:バーミィ・ブローミィ ◆Mk72jJINCo:2003/04/25(金) 02:07

さて、天使が来るのか悪魔が訪れるのか。
上手く行ったらおなぐさみってね。

>>121
アイちゃん、一つ聞きたいんだけど今回みたいにキャラハン同士で闘いになった時
勝手に処理していいのかい?

>>122
・・・脳みそまで筋肉は酷いぞドラ猫。
丁度良い機会だ、身体を洗ってやるよ。なに遠慮するな、天国に逝ったかのように
気持ち良くしてやるから。
(言いながらジリジリと間合いを詰め、捕まえようと前進)

124 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/25(金) 02:08

紙一重か。
またもやバーミィとかぶるとこだった。
内容もなんとかかぶらずにセーフってとこ?
銀髪の情報屋さんの名前はイメージが固まってないんで
思いつきませんでしたあ。
アイちゃん、名づけ親になってくだせえ。

125 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/25(金) 02:14

>>123 キャラ同士の戦闘になった場合もそうだけど
とりあえず、基本的に誰か死んでしまうような状況を仮定すると
「誰か」を殺してしまっていいのは
その「誰か」を設定した人(つまり「中の人」)だけ。
って事にしましょ。

126 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/25(金) 02:22

本当に仲良いですね、バーミィさんとヴァルさんって(笑)
 
とと、色々書きたいのはやまやまなのですが、今夜はこれにて!
 
 
……って、僕、本当に何もしてませんね……。
 
ちなみに自分の出ているパートを書いていたりしますが……。
今度は他の方と被りませんように……。
 
……とは言っても結局は早いもの勝ちですけどね。

127 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/25(金) 17:39

>>112-120 クリスティーヌさん
はは……なんか怖いのか優しいのかよくわからない人だなあ……。
私もクリスティーヌさんに会ってみたいですよ。
でも、いきなり切りかかって来たり……しないでくださいね?(笑)
 
ええ! 続き、どうぞ機会があったら書いてみてください。
楽しみにしてますね。
 
なるほど。アンナさんは前世からの運命の相手なのですね。
またアンナさんと出会った時が楽しみですよね。

>>122 名無しねこさん
ご、ごめんなさい……。そうでしたか。
「ガキ」って呼称が気になったのです。それに、寝ぼけてたのかな……。
だから、シシリィさんに切りかかっていったのかなあって私は思っちゃってました。
バーミィさんは「ガキ」って年齢じゃないと思っていたものだから。
でも、そうですね。
ステッチさんが上手に受けてくださったので、問題ありませんでしたね。
変な茶々入れしちゃってすみませんでした。

128 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/25(金) 17:40

>>123 バーミィさん
あー、想定していませんでした。
でも、ヴァルさんの案(>>125)が私も良いと思います。
なるべくなら、人が亡くなってしまうようなことがなければ良いんですけどね……。
うーん、それにしてもいつのまにこんな血なまぐさい闘争の物語になったんでしょう?(笑)
 
>>124 ヴァルさん
結局私が名前つけるんですか……。
男の人の名前ってあまり思いつかないからどなたかに投げてしまおうと(略)
いやいやいや……ははは……。ま、仕方ないっか。
えっと、それじゃ、「リュシアス」でどうでしょう? 
歴史上の人物にいませんでしたっけ? 古代ギリシアにいそうな……。
苗字は秘密、ってことで。(ただ思いつかないだけですが。)
あ、彼は「精霊の使い手」だったんですね。
私の思いつきの展開が、ヴァルさんのおかげでもっと楽しくなりそうです♪ 
 
>>125 リムリィさん
一緒に頑張りましょう! 
早いもの勝ちって、結構大変なルールでしたね……。
私もなかなか書けないし……。
でも、ルール変更予定はありません(笑)

129 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/27(日) 00:14

……という訳で、放置していました僕らのパートを書いてみました。
無理矢理人間関係を繋げています。
……やっと、これで人物相関図の輪が繋がった……と思うのですが……。
本当に無理矢理で、ごめんなさい。
 
あと……。
 
いつもの通り、長くてごめんなさい。
 
 
──ステッチさんは何故アイさんを探しているのか?
 
……僕(の中の人)には考えはありますが、もちろん次に書く方第なのは、
言うまでもありません。

……あと、いまいち、ステッチさん像を掴めてないかも……。
どうしても、役どころがヴァルさんと被っちゃうんですよね……。
何か、元盗賊っぽい事をさせてみたいとは思いますが……。
 
 
ええと、いろんな方へのレスをしていませんでしたね。
その前に、これから物語の続きをお書きになる方は、こちらのご感想を
参考にするとよいかもしれません……。
http://www.appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1035898557/n129
 
で、出しゃばった真似をしてしまいまして、す、すすすみません!
僕もまだまだ修行が足りていなくて色々ご迷惑を……。
 
でも、1レスの中に物語のいろんな要素を詰め込むとなると、本当に
大変ですよね。
 
──頑張りましょう!

130 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/27(日) 01:28

>>89 ヴァルさん(の続き)
 
 尋 問 開 始 (立場逆転)
 
ヴァル「とか何とか言いながら、リムリィさん、あなたは全然本編を
   進めようとする気がないではないですか」
リムリィ「ぼ、僕がですか? そ、そんな、言いがかりです!
   現に本編の34、39は僕(の中の人)が書いているじゃないですか!」
ヴァル「34? 39? どこが「進んでいる」と言えるのです?
   長レスの割には「何も進んでいない」と言ったほうが良い代物では
   ありませんか。大体何です、妙に偏ったキャラクターばかり描写して。
   あなたはストーカーなのではありませんか?」
リムリィ「ス、ス、ス、ストーカー!? い、異議あり! さ、裁判長!
   検事側は明らかに、不当に僕の人格を貶めようとしています!」
サイバンチョ「一応異議を認めます。検事はいくらこの被告人がストーカーだろうが
      変態だろうが、あまり煽らないように」
リムリィ「…………あの…………何か、非常に気になるのですけど……」
サイバンチョ「何か? 審議を続けますよ」
リムリィ「………………」
 
ヴァル「しかし、あのように長いレスの2/3を人物描写でなく街の描写に使用する
   というのは良い手段とは思えませんね」
リムリィ「だ、だって、登場人物を追ってばかりでは、物語が味気のないものに
   なってしまいます! 魅力的なキャラクターを支える魅力的な舞台が
   あるからこその小説……ええと、ここではリレー小説……だと思って
   いますし、何よりも登場人物が一同に会するかもしれない一大イベントの
   描写を何もしないで祭りだワッショイ等と騒ごうというほうがおかしいと
   言えるじゃないですか! それに、僕(や中の人)の時間的な都合が
   ありますし、まるでパズルのように入り組んだリレー小説をひょいひょい
   書ける訳ないじゃないですか!!」
ヴァル「ちっちっちっ。──甘いね。甘いよ。リムリィ君」
リムリィ「……え、な、何が、です!?」
 
(続く)
 
 
ごめんなさい。
オチを考えていませんでした……。

131 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/27(日) 02:27

>>90他 バーミィさん
 
>リ、リムリィ何書いてるんだよ。
あ、つい、手が(笑)
 
僕がぼんやりしていたら、いつの間にか随分と物語が進んでいましたね(笑)
バーミィさんも一時期どうなるかと思いましたが……。
ご無事で何よりです。
 
キャラクター同士での闘いや、その処理は>>125のヴァルさんの意見に
賛同いたします。
それで、「死亡」しない闘いでしたら……怪我とか傷とか……その辺りは
やっぱり次以降の書き手さんにお任せするしかないのかなあ、と。
「このキャラクターは絶対傷つけたくない!」というの事でしたら、
この「番外編」で名言しておくのも手なのではないかと思います。
 
ところで、>>92でご紹介の女性……。
何か……恐いんですけど……。
 
>>91他 ヴァルさん
 
ヴァルさんとバーミィさんって、本当に仲が良いですね(笑)
お羨ましいです、気の置けないご友人同士って。
 
はっ。
僕もずっとこの街に住んでいるなら、きっと親友の一人くらい────
 
…………。
 
……物語に登場しないだけで、きっと居るに違いありません。
そう思わないと……。

132 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/27(日) 02:41

>>94 ステッチさん
 
大変遅くなりましたが、ようこそいらっしゃいました!
物語の続きをお書き下さって、そして僕を助けていただいて(笑)
どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いしますね。
 
某ゲームですか……。
僕(の中の人)の知っているゲームの中に……ステッチさんのような
(素敵な)方の登場するものってあったかなぁ……。
ううーん……思い出してみます……。
 
>>95他 アイさん
 
アイさんの婚約者さんは、本編ではどんな方なのか、色々気になる
毎日です(笑)
ビートさんをそのまま……持ってきても面白いかと思いますけど(笑)
あ、お嫌ですよね。あはは。
 
ううんと、結局アイさんのお兄さんは……僕に似てない、のですよね。
ほっとしたような、そうでないような……。
 
>>108-109 ヴァルさんの短編
 
(絶句、のち爆笑)
 
ぷ、ぷ、ぷ……。
ご、ごめんなさい、ヴァルさんとアイさん(笑)
こ、これは……ちょ、ちょっと……(笑)
 
と、ところで、ヴァルさん。
何で僕に振るんですか(笑)
お、お気に入りだなんて、酷いです、勘弁してください(笑)

133 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/04/27(日) 02:43

>>111他 クリスティーヌさんと弟さん
 
…………。
 
こ、恐い、恐すぎます……!
やっぱり僕の旅路は呪われたものになるのでしょうか。
 
ああ、大いなる星々の光よ、僕を災いからお守りください……!
 
……弟さんも。
 
>>122 名無しねこさん
 
本編の続き、ありがとうございます。
……自分で前の部分を書いておきながら何ですが…………。
 
アンナさん、こわっ。
 
……本当に、通り魔ですね……。
 
はっ。
(周りを見回して)
──い、いらっしゃいませんよね。
そ、それじゃ、僕は、こ、この辺りで。
ま、まだ命は惜しいので。

134 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/27(日) 18:36

ははは……。結局簡単に解決させちゃいました。
それにしても長いですね、今日は。
「本文が長すぎます!」で投稿できなかったのは初めてですよ。
おかげでいくつか削ることになりましたが。
 
ところで、リュシアスの肖像画(?)を見つけました。
http://dog.oekaki.st/chara/dat/IMG_000014.png
 
……私の肖像画より気合が入っているように見えるのは気のせいでしょうか? 

135 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/27(日) 18:49

>>129 リムリィさん
>感想スレ
……思いっきり無視した投稿しちゃいました。
だって長過ぎるって言われちゃったんだもん。
無理矢理二つの話を語ろうとするから失敗するのかな。そうかも。
 
でも、皆が皆綺麗に同じような書き方していても気持ち悪いですし、
その辺は個々人のスタイルで良いんじゃないかな、と私は思っちゃいます。
 
……一番読みにくいのは多分私なんでしょうけどね。

136 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/28(月) 00:38

お友達のいないリムリィくんに
ひょっとしたらとんでもない重荷になるかも知れないお友達を
勝手に登場させちゃいました。

DFの網を強引にかいくぐってグラインダーのセンタリングをだしたって具合?
あとはそれをご自由に料理しちゃってくだせえ。
扱いにめんどい時は「中の人」がなんとかします。

感想のレスだけど
文字数に制限のある掲示板での見知らぬ者同士のリレー小説で無茶言うないってのが
僕の感想ですな。
当人達が楽しんでいるのよ。
文章がそれぞれ味付けが違い、ダイナミックに(無責任にとも言う)展開する
ストーリーがリレーのおもろいとこじゃん。

まだまだ夜は長そうだねえ。

137 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/04/28(月) 00:50

……ちょっと、かなり今日のヴァルさんのは感動しちゃいました。
私も頑張って文章力つけようっと。

138 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/04/28(月) 01:09

>>130 続き

裁判長 「審議を続けましょう。検察側も弁護人をあまりいじめないように」
ヴァル 「やかましい。貴様はただその木槌を振り回しておればよいのだ」
裁判長 「は、はあ。以後気をつけます」
リムリィ「……(よわすぎるよ、サイバンチョ)」
ヴァル 「さて、覚悟はいいかな、半人前の弁護士くん」
リムリィ「覚悟?」
ヴァル 「完璧なる証人を用意しておるのだよ。証人、こちらへ!」
裁判長 「あ、あの、進行役は私が……」
ヴァル 「貴様は我輩に同じ台詞を二度言わせる気なのか?」
裁判長 「いえ、口を慎みます」
リムリィ「……(つつしむのかよ!)」
証人  「アハァン、アイ・アム・ザ・証人! ビューティフォー・証人!」
リムリィ「げ!」
ヴァル 「クックック、未熟な弁護人よ。この赤いスーツ、赤いマント、赤いブーツの
    証人を覚えているか?」
リムリィ「待った! あの、えっと、きゅ、休廷を申請します!」
ヴァル 「異議あり! 却下だ!」
裁判長 「……」
リムリィ「(口を慎んだままかよ!)」
ヴァル 「では証人、簡潔にして完璧なる証言を開始していただこうか」
リムリィ「待った! この証人と僕のレスはリンクしていません。よって
    この証人は無関係であり、証言も信用性に欠けると思います!」
ヴァル 「異議あり! やれやれ、仕方がないな。貴様が大好きな証拠を
    提示してやろうか。レス>>85を見たまえ」
リムリィ「>>85だって?」
ヴァル 「我輩が思うに赤いスーツの婚約者が絶対的な変質者としての素質を
    華々しく開花させたのはこのレスではないのかね?」
リムリィ「異議あり!(ついに見つけたぞ、ムジュンを!)」


……続ける?(笑)

139 名前:エリケ・バルレッタ ◆vnMt3fk8bc:2003/05/03(土) 13:37

とりあえず多少強引ではあるけれども
ストーリーにイベントを盛り込んでみました。

あと新キャラも。

エリケ・バルレッタ。
たぶん20代後半。性格は、あの通り。

貨幣制度に関しては
1クルテ=100円って考えてみました。
100ペルテ=1クルテで
1ペルテが銅貨。
1クルテが銀貨。
100クルテで金貨1枚ってな具合かな。
適当すぎてごめんなたい。

つーか、チェルシーといいエリケといい新キャラ増やして
操作大丈夫、俺?
バーミィよりお借りしたアリスもまだ出てないし。
しかも獣人? 半獣、半人の精霊の使い手?
趣味出し過ぎ。

さらにさらにリムリィとライが完全に街から出られないように
しちゃいました。
また裁判物かな。

ま、やったもん勝ちってことで(笑)。

140 名前:ライオット(中の人):2003/05/03(土) 21:57

 色々あって全く来られなくなってしまいました。

 ライオットは皆さんの好きなようにいじってください。
既にいじられてるようですけど。

141 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/05/03(土) 22:02

>>140
わっ! 奇遇ですね。
あ、気にしなくて良いですよ。
事情があって来られないのは仕方のないことですし。
でも、もし何か思いついたりしたら、いつでも参加してくださいね。

142 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/05/03(土) 22:08

>>139
新キャラ出すのは良いけど、2レス使うのはルール違反です(笑)
今度から気をつけてくださいね。
まあ、私もそのルールはかなり破りたい気分ですけれど。

143 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/05/03(土) 22:28

>>129 感想スレのこと
シル「あ〜あ、せっかくのご批判をにべもなく却下しちゃって。」
アイ「だ、だってそれは……1レスルールって言うものがね。」
シル「待った! だからと言って気軽に感想が言えない雰囲気にしちゃって
   良いんですか?」
アイ「う、いや、その、あたしはただその指摘はちょっと筋違いかなって思ったから……。」
シル「全体的に画面が真っ黒になって閉鎖的な雰囲気になっているのは事実です。」
アイ「うっ……って、なんで今逆転裁判風になってるわけ?」
シル「ヴァルさんとリムリィさんがやってるから……って。
   異議有り! 被告人は恋に話題をすり替えようとしています!」
アイ「恋じゃない! 故意だーーーっ!!」
裁判官「異議を認めます。」
アイ「誰だよあんたは!」
シル「逆転裁判風を試みてもアイ様がボケるから収拾がつきませんね。」
アイ「あんたもだ。」
シル「そんなわけで、感想を言うことは悪くありませんよね?」
アイ「そうね、思ったことは言って欲しいな。他の人も参加しやすいように。」
シル「でも今回ももれなく取り入れてませんけどね、見やすくなるようにというのは。」
アイ「まあ、できることとできないことがあるってことで……。」

144 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/05/05(月) 01:19

そうだった、ごめんです。
ちょいと調子に乗っちゃったです。

罰として1週間おやつ抜きの刑を受けます。

145 名前:名無し客:2003/05/05(月) 03:01

質問ですけど、皆さんどういった本を読まれますか?

146 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/05/07(水) 01:47

>>145
自分の場合はレンアイだのセイシュンだの
そう言ったジャンル以外だったら何でも読んでます。
人に勧められたのや、興味のある分野やら
今話題の本とやらを。

とりあえず好みから
遠い外国で1年間過ごすとして持っていく3冊の本を選ぶとしたら。

1.「クラバート」オトフリート・プロイスラー 中村浩三訳
2.「ムーミン村の彗星」トーベ=ヤンソン 下村隆一訳
3.「あいどる」ウィリアム・ギブスン 浅倉久志訳

147 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/05/08(木) 18:02

>>145
アイ「罪刑法定主義って言うもんね。とりあえず今回は処罰は保留。」
シル「なんでアイ様がそんな難しい言葉を知ってるんですか。」
アイ「その辺は気にするない。」
シル「でも、何か決めないと……」
アイ「そうだね。それじゃ、今度から2レス以上使った人は、
   他の参加者さんの文章に対してダメ出しすること。」
シル「……意外に酷な処罰ですね。」
アイ「あ、でもこれだと結構喜んでしそうな人がいそう……。」
シル「というか、アイ様がショックを受けたくないからでしょう。」
アイ「それはある。」
シル「じゃあ、こうしましょう。>>145も踏まえて、
   他の参加者さんの好きな本を読んでその感想文を書く。」
アイ「ここに?」
シル「そう。」
アイ「面白そうかもね。」
シル「ま、一つの提案ってことで。」
アイ「他の人の意見も待ってまーす♪」

148 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/05/08(木) 18:21

アイ「最初のリンク先は>>145じゃなくて>>144でした。」
シル「推敲してから投稿しましょうね。」
アイ「どんなに推敲しても気付かないこともあるけどね。」
 
>>145
アイ「ヴァルさんと正反対。恋愛小説とか大好き♪」
シル「年頃の女の子ですからね。ヘッセの『春の嵐』とか。」
アイ「それと、最近読み始めたというと『指輪物語』。」
シル「ま、ここのところまともに読んだ小説はそれくらいしかありませんよね。」
アイ「後、『日本経済のことがよくわかる本』。」
シル「買っただけでほとんど読んでないあれね。」
アイ「後、桐生操の『本当は恐ろしいグリム童話』。」
シル「……言っちゃなんですがミーハーですね。」
アイ「あの中の『眠り姫』と『人魚姫』と『幸せな王子』が好きだな。」
シル「……グリム童話じゃないものも含まれてますね。」
アイ「でも、一番好きな本は飛鳥涼さんの『インタビュー』だなあ。」
シル「無人島に持って行くとしたらそれですか。」
アイ「うん。後、英語のままの『ピーターラビット』。」
シル「ちょっとだけ見てほったらかしてるくせに。」
アイ「こんな感じ。で、あんまり人に勧められたものは読まないの。」
シル「ミーハーのくせに……よくわかりませんね。」

149 名前:アイとシルレオン ◆FrSayUVSek:2003/05/08(木) 18:34

アイ「『冷静と情熱のあいだ』も読んだことあったね。」
シル「青い方も赤い方も読みましたよね。」
アイ「”バール”って言葉が混乱したなあ。」
シル「”バールのようなもの”のイメージが強いですからね。」
 
>>146
アイ「参考文献として本を引用する時には、『』を用いるのが正式だそうです。」
シル「で、論文などには「」を用いると。」
アイ「それで、作者名『本のタイトル』出版社の順に書く。」
シル「アイ様>>148でできていないじゃないですか。」
アイ「だって”参考文献”って言ったじゃん。」
シル「……なら、ヴァル様も好きな書き方で良いじゃないですか。」
アイ「豆知識として言ったまでだもん。」
シル「アイ様のうろ覚えの知識ですので、間違ってたら訂正してやってください。>ALL」

150 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/05/12(月) 23:21

けっこう沈んできてたんであげときますう。

>>149 全然知らなかった。おはずかしい限りっす。
んじゃ改めて。
P・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ハヤカワ文庫
も英語版も買っちゃうくらい好きです。
また間違いがあったら教えてくださいね、アイさん。

ところで、「『』」ってなんて読むの?(笑)

151 名前:ステッチ・オライオン:2003/05/18(日) 00:35

こちらでこの名前での書き込みは初めてです。
しばらくご無沙汰していました。
で、こちらに来たのは他でもありません。差し出がましいようですが、一つ提案をしたいなと思ってきました。
最近、話の進みが遅いようですので(失礼)、少し物語に方向付けをしませんか?
せっかく大きな祭をすることになっているんですから、その最中に事件を起こしませんか?
少しべたかもしれませんが以下に一つの案を書きます。

祭の二日目に大地震が起こって町の一部が倒壊します。
その原因として世界の「果て」にある世界樹が何故か生気を急激に失っていることが星見の者達の力で分かります。
世界樹は世界を構成する全生命の源である。それが何故生気を失っていっているのか、その調査をする為に何人かが旅立つ。(多分星見の者)
これだけを目的とせず、他にも独自の目的を持って旅する人たちの話を交えつつ物語は進んでいく。

みたいな感じはいかがでしょう?
もちろん一つの案ですので、別にこんなのは嫌だと言われればそれでも結構ですが、とにかく、一度物語が進む方向を決めた方が良いと思います。
何か目的が決まればもう少し話しも紡ぎやすいのではないでしょうか?
出しゃばった真似をして申し訳ありませんが、一つの意見としてお聞きください。

ちなみによく読む本は「推理小説全般」です。まあ、それでも読む作家はかなり偏っていますけど。
『二の悲劇』法月綸太郎
『獄門島』横溝正史
『孤島パズル』有栖川有栖

が好きかなあ。しかしどれも種類が全然違う・・・

152 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/05/20(火) 06:42

すみません。ちょっと最近出過ぎかな〜と思って、控えてしまっていました。
他の方の文章の方が見たいですし……
でも、皆さんお忙しいのでしょうか? 
ここに顔を出していなくても、元気で居てくださればそれで良いのですけどね。
 
>>150 ヴァルさん
『』は、二重カギ括弧。……そのままですね。
他に呼び方あるのでしょうか……? 
いえいえ、私の知っていることなんて雑学ですから。
もっと役に立つこと知っていたら良いんですけどね。
 
>>151 ステッチさん
でしゃばった真似だなんて。
いえいえ。ご提案ありがとうございます。
 
方向付けですか……。そうですね。
とりあえず、「アイが祭りのどさくさに紛れて逃げ出す」ということしか考えていませんでした。
それで、その途中でシシリィさんとリュシアスコンビに出くわす、と。
でも、お互い気付かないまま……(略)
と、こんな簡単なことしか考えていなかったです。
 
後、ステッチさんの案は全然ベタじゃないです。(笑)
私には思いつかなかった方向です。
そうですね、異論が無ければ良いんじゃないでしょうか? 
 
んー、でも、とりあえずは、どなたかに「シシリィさんの秘密」を語っていただきたいかなあ、と。
「精霊の使い手」の設定を考えるのはちょっと難しそうですけど……。
たとえば、シシリィさんには精霊の中でも力の強い、「炎の精霊」がついているとか、
リュシアスには「水の精霊」がついていて、水を通じて遠くの場所を見ることができる、とか。
あまり具体的に提案できなくてすみませんが、そんな感じで。
……ここ、私の書いた続きになってしまうので、自分では書きたくないのです。
どうでしょう? 

153 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/05/23(金) 00:33

二重かぎかっこ。
そう、それが全然出てきませんでした。
ああ、おはずかしさ2倍。


言い訳っぽい事書くんですみませんが
とりあえずお祭を興したり街を閉じたりしたのは
今の段階ではオープンフィールドよりもクローズドの方が
新しい人も入りやすいかなって思ったし
好みの方向性を入れたってとこです。
獣人もとりあえず人間以外の外界もあるって
さらっと流してもいい伏線(のつもり)だったし
物語の方向としてはどんな角度でも
楽しく続きを書いていきたいって思ってます。
確かにちょっと方向付けないと、進行は遅いかもしれないねー。
のりますよ。


シシリィさんの精霊の使い手ってのは
シシリィを登場させるにあたってずずっとレスを遡って
彼女の設定を読んで、精霊魔法ってのが全然イメージできなくって
誰かに丸投げしようとして使った単語です。
ああ、こんな形で足枷になるなんて(笑)。

154 名前:ステッチ・オライオン:2003/05/24(土) 15:05

精霊の使い手の設定、勝手に作りました。不満を持たれてももう遅い。
しかし、「本文が長すぎます」厳しいですね。泣く泣く15行くらい削りました。
長すぎたとは思いましたけどね。せっかくなので、こちらに削った文章を載せておきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
シシリィには見たことのない土地のようだ。シシリィは呆然とその景色を眺める。

映像の中には、大きな山が映っていた。手前には一軒の建物、どうやら商店
か何かのようだ、看板が出ているのが見える。しかし、そこはすでに闇の中
にあるため、なんと書かれているのかまでは判読できなかった。

「リュシナス、これは」
「リュシィだ」
 リュシナスがシシリィに訂正を求める。
「リュシィこれは一体?」
「これがあんたが追い求めている情報のヒントになるはずだ。よくこの景色
を覚えておくんだ。しかし、ここは」
 リュシナスはその言葉を最後に黙り込むと、何か重要な事にでも気が付い
たのか一心不乱にその映像を眺め続けた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

しかし、本文は一体何文字までなんでしょうね。

155 名前:名無し客:2003/05/24(土) 19:33

感想スレでなく、敢えてこちらに書かせていただきます。
 
やっぱり、少し読みづらいです。
感想スレの>>129でも言及されていますが、もう少し改行や空行を活用した方がいいと思います。
場面の転換するところで空行を挟むのは当然として、会話が続くシーンでは台詞と地の文の
間に空行を挟む。
これだけで、だいぶ見やすくなると思います。
 
それと、空行には全角スペースを挿入しておいた方がいいでしょう。
かちゅ〜しゃ等でポップアップした際、スペースの入っていない空行は詰まって表示されて
しまいますので。
 
>>154
http://www.appletea.to/~charaneta/ikkoku/SETTING.TXT
ここで、文字数などの各種設定が見られます。
これによると、
 
>BBS_MESSAGE_COUNT=4096
 
とのことなので、1レスの最大文字数は4096ということになります。
これは英数文字などの1バイト文字によるカウントなので、日本語の文章を書く際は、
半分の2048文字が目安になると思います。
 
参考サイト
ttp://kobe.cool.ne.jp/r_030/2ch_jikken/SETTING.htm

156 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/05/24(土) 21:36

>>155
むしろ、ここに書いてください。
直接ここに書いた方が他の方にも伝わると思うので。
感想スレでも言いましたけど、本当に要望として言うなら、
ここで言ってもらう方が良いと思います。
 
空気とかなんとかどうでも良いんですよ。
と、してしまうのは言い過ぎかもしれませんが、
このスレのことを語る限り、スレ違いじゃありませんから。
こうした方が読みやすいとか、そういう提案はここで構わないです。
というか、ここでしてください。推奨。
 
そうですね。多少、改行などは使った方が読みやすくなると思います。
でも、あまり改行の多過ぎる文っていうのも個人的に読んでて疲れるんですよね……。
ほどほどに、客観的に見て読みやすいように書くというのを心がけようと思います。
ありがとうございました。
 
>>153 ヴァルさん
ステッチさんがまとめてくださったみたいなので、なんとかなりましたね。
多分、他の方は恐らく他のスレのキャラもやっているでしょうし、
お忙しいからなかなか来られないんじゃないかな……。
私も書いている暇がないし、月に2、3レスペースでも良いかな〜なんて。
 
でも……そうですね。話の進み方がちょっと遅いのかな……? 
それに新しい人が入りやすいと言うのは、どうしたら良いんでしょうね……。
 
>>154 ステッチさん
とにかく、これが気になって気になって……
 
   「リュシナス」じゃなくて、「リュシアス」です。
 
    「ナ」じゃなくて、「ア」。
 
精霊の使い手の設定は、大体私が考えていたのと同じようなので私は異論なしです。
はみ出しちゃったんですね。う〜む、なかなか1レスと言うのは制限が厳しい。
お疲れ様でした。

157 名前:名無し一月の蒼い月:2003/05/25(日) 14:51

まあ、向こうに書いたのは感想だったから、つまりあちらに書いた
『読みやすい』文章は個人主観からみた―――つまり私の趣味――
―読みやすい文章の形なので、押し付けるのはどうかと思ったからなんですがね。

それは兎も角、2ch式スレッド掲示板はスタイルシートで行間補正が出来ないので、
改行&空白行くらいしか見やすくする手段がないのは事実です。
どれくらいの頻度でそれを行うかは個人の趣味嗜好とセンスの問題ですが、
やはり最低会話と地の分くらいの区別は付いた方が良いとは思います。

ちなみに空白行は半角スペースでも大丈夫ですね。ただ、半角だと書き込みから
コピー&ペーストするときに認識されないので、全角の方が無難かも知れません。

個人的には容量ギリギリまで書くより、要点を絞ってテンポ良くリレーしていった方が
周囲も理解しやすいと思います。
そのために必要なのは目に付くイベントと、次の人が繋げやすい『引き』。

参考になるのはN○Kの朝の連続テレビ小説ですね。
盛り上がったところで切る。ある程度相手に選択肢を残しつつ、余り意味不明にならないように。
後、全てを自分で処理しようと言うのいは無理です。と言うか冗長になります。
複数のイベントから一つだけ選んで後は次の人に任せましょう。
伏線は全て使用しなければいけないものじゃありませんから、適当に流すのも吉です。

それだけでかなり文章を短縮できる筈ですが。
と言うか、4096文字規制など一時期の2chキャラネタの30行規制に比べたら物の数では・・・・・・。

取り留めのない文章になってしまいましたが、まあこんなところで。

158 名前:ヴァル・トルニオ ◆vnMt3fk8bc:2003/05/25(日) 23:33

>>155
>それと、空行には全角スペースを挿入しておいた方がいいでしょう。
>かちゅ〜しゃ等でポップアップした際、スペースの入っていない空行は
>詰まって表示されてしまいますので。
 
それは知りませんでした。
ブラウザの設定によって表示される1行の文字数も違うだろうから
改行には気を使ってたつもりだけど、そこまでは考えませんでした。
次から早速やってみます。
あ、いや、このレスからか。
 
>>156
これからものんびり楽しくやっていきます。よろしくー。
 
ただ、僕の場合は普通の人の普通の生活の一場面での
ファンタジーな角度やSFな匂いが好きなので
魔法使いとかそういう種類の、あんまりイメージ湧かないんです。
だからまたお願いするかも、よろしく、ステッチさん(笑)。
 
>>157
テーブルトークのマスターやってると
ついつい各キャラの設定を詳しく聞いて
それを即興でシナリオに組み込むって作業をしがちなんで
リレーでもそれをやっちまってます。
 
なんとか見た目だけでなく
1レスでの内容、前後レスとのつながりでも読みやすくなるよう
がんばってみますんで、今後もいろいろご指導よろしくー。
あと、一緒にやりません?

159 名前:ヴァル ◆vnMt3fk8bc:2003/06/06(金) 20:13

お元気してました?
 
こちらはおっきな地震があったり
地元でセリエAのクラブが試合したりと
やたらイベントが多かった最近でした。
 
台詞部分を空行で仕切ってみたけど
正直、逆に読みにくくない?(笑)

160 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/06/23(月) 23:57

>>157
私は別に会話を目立たせたいわけではありません。
だから、空白を入れるとか言うことに関しては否定的です。
なんとなく好きじゃないんですよね。空白の多い文章は。
詩を書いているわけではないんですから。
 
でも、イベントをあまり詰め込み過ぎないようにするというのは確かに。
気をつけなければいけませんね。
もっと他の人を信用して、次の人に丸投げしてしまえというか。
意見ありがとうございました。
意見よりは続きを書いてくださる人がほしいですけど。(笑)
 
>>158-159
多分お元気でした。多分。
魔法使い、私は割と好きです。でも、文章にするとなかなか……。
難しいものですね。表現というのは。
 
地震がそちらであったのですか? 
うちも小さな地震が何度かありましたよ。お互い大変ですね。(笑)
ここのところ、小さな地震も大きな地震も頻発していますよね。
あまり被害が大きくなかったのは幸いですけどね。
 
私も空行で仕切ってみましたが……
私の文の場合、入れない方が良さそうです……

161 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/06/24(火) 00:07

間違えちゃった……。こっちを後で投稿する予定だったのに。
まいっか。
 
それで……。はい。ごめんなさい。
気がついたら一ヶ月もレスしていませんでしたね。
色々と立て込んでいました。
次はもっと早く……来られたらいいな、と思います。
クリスさん、名無し猫さん、バーミィさん、ライオットさん、リムリィさん達も来てくださったら嬉しいな……。

162 名前:バーミィ・ブローミィ ◆KVRL1G0H7.:2003/06/24(火) 05:06

>>131
よお、久しぶり。
トリップキーを忘れちまったんでトリップ違うかもしれないが気にするな。

>>他の奴ら
あ〜ンー何て言うか書くネタを考えてたら何時の間にか来なくなってたな。
やっぱ書ける内に書いといた方が良いな。

あと、俺の考えなんだが人が来なくなって寂れたスレに呼込もうと思ったら両方ageるようにしてるよ。
2chだと荒らしが来るのは必死だがここならそうでもないからな。

ま、ネタが出来たら書きこむ事にするぜ。
ただ俺の場合自分の事しか書けねえからな〜〜、は〜あ。

163 名前:クリスティーヌ=A=ウィンチェスター:2003/06/24(火) 16:18

>>161
 あら、お久し振り……お名前憶えていて頂けて光栄です、アイさん。
 忘れてしまった訳ではないのですが、最近国政の方で身動きが取れなくて――
 
 あ……あぁ、これじゃアンナにも会えないのにッ!
 
 
 ……あ、と、ゴメンなさい。
 
 ただ、私は本編の方には参加してないのですけどね。
 このまま乱入しちゃうと、また人数増えちゃいそうですから。
 
「姉さん、怠惰の言い訳は」
 
 黙れクソ餓鬼。
 
「あばッ!?」
 
 ……それでは、また。

164 名前:ヴァル ◆vnMt3fk8bc:2003/07/11(金) 23:42

>>162 や、バーミィ。出番は作ったよ。後は頼む(笑)。
よく考えたら、まだリムリィくんだけ絡んでいないような……。
どこにいったの? リムリィくん。

165 名前:バーミィ・ブローミィ ◆6db6eWJynA:2003/07/12(土) 13:30

>>164
あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

夏祭り見終わったら書きこもうと思ってたんだが・・・・・・。
先を越された・・・・・・。
ヴゥゥゥゥゥゥアァァァァァル!!!

(怒りと驚きを込めてヴァル・・・の隣の大木に向かって「崩撃雲身双虎掌」を放つ)

ま、しょうがねえか。俺のプロットは
・バーミィが帰ろうとした時ヴァルが下りてきてアイが居なくなった事を告げ、探しに行くことに。
 バーミィ(ため息つきながら)「俺、もうしらねぇ」

・アイとシルレオンが門番に追い返されて漫才のような会話をしながら町中に戻る。

という奴だったから冗長にならずに済んだかもな。

グレッドとミッチェに関しては俺が勝手に決めちまって良いのか?
武装とか戦術がある程度、こんな戦いするんじゃ無いかなと思いついているから。
こんな風にしてくれと言うのが有ったら言ってくれよ。

166 名前:ヴァル ◆vnMt3fk8bc:2003/07/13(日) 11:08

なんかほんとよくかぶるなー、バーミィ。
お先にー。ケケケ。
 
グレッドとミッチェに関しては
二人のイメージを先行させて、レスのギリギリの範囲内で
いかに性格を表現できるかって登場させた完全な脇役。
いつも物語りを作る時って、脇役にも名前とストーリーを与えているので。
こちら(雑談スレ?)で登場する事があると思うけど
本編での扱いはどんなんでもオーケイです。
グレッドは、一般平民は自分達上流階級に属する種類の人間に
ひざまずくべきだと思う差別主義者で几帳面。
ミッチェは、あの通り壊れかかっている女の子。
髪の毛が乱れるのを異常にいやがります。好物はカボチャのプリン。
戦闘スタイル、その他はお任せしますー。
 
 
個人的には「人が死なないお話」が好きなのでよろしく(笑)。

167 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/08/03(日) 13:09

 
サイバンチョ「審議を再開いたします」
ヴァル「フッフッフッ、そんな事はどうでもいい」
サイバンチョ「は?」
ヴァル「審議や貴様の事など、どうでもいいと言っている」
サイバンチョ「ま、待ってください! そんな事を言っていたらこの場が」
リムリィ「異議あり! とりあえず本題に入ってくださいよぅ!」
ヴァル「待った! 貴様、数カ月も放置したまま何をやっていた!?」
リムリィ「え、ええっ!? そ、それは」
ヴァル「クク……知っている、知っているぞ」
リムリィ「な、何を……です?」
ヴァル「貴様はこの一刻館という地で掛け持」
リムリィ「うわあああああ! 異議あり! 個人的な事情に突っ込まないでください!」
サイバンチョ「……とりあえず異議は認めますが、ちゃんとレスはしましょう」
リムリィ「は、はい……」
ヴァル「…………」
リムリィ「ご、ごめんなさい(深々)」
ヴァル「(ニヤッ)」
 
リムリィ「空けている間、何もしていなかった訳ではないので……参加者の皆さん、
   こちらをどうぞご覧ください」
http://www.appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/048757302/l50
 
ヴァル「……このスレも、最後の書き込みから随分と時間が経っているが?」
リムリィ「(ぎくっ)そ、それは、ですね」
ヴァル「やはり、掛け持」
リムリィ「わーわーわーわー!!」
サイバンチョ「あのー、審議の続きを……」
ヴァル「取り込み中だ」
サイバンチョ「はあ……」
リムリィ「(そこで納得するなよ!)」
 
ヴァル「で、貴様はいつ本編の続きを書くつもりなのだ?」
リムリィ「……え、ええとですね。い、忙しいのです、色々と」
ヴァル「つまり、掛け」
リムリィ「ぎゃー! た、多忙なんです! 大変なんです!」
ヴァル「フフ、私も弱い者いぢめは趣味じゃないのでね。そういう事にしておくか」
リムリィ「で、次に書けるとしたら、今月下旬から末にかけてなんです」
ヴァル「ほうほう」
リムリィ「が、頑張りますので……」
ヴァル「ふんふん」
リムリィ「……う、か、必ず書きますので……ご、ごめんなさい……」
ヴァル「(ニヤニヤ)」
 
サイバンチョ「(出番がない……)」

168 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE:2003/08/03(日) 13:09

 
最初に。
 
ヴァルさん、本当にごめんなさい(笑)
 
 
そんなこんなで随分と空けてしまいました。
ええと、まあ、個人的な事情で(苦笑)、なかなか続きを書けないのですが、
8月末辺りからまた、のんびりと参加させていただきたいと存じます。
自分の事を棚に上げての発言ですが、リレー小説本スレはsage状態でゆっくり
進めていくのがいいんじゃないかなあ。
一カ月に2〜3回書き込みがあるくらいのペースでもいいので、じっくりと
腰を据えて手がけていきたいかなあ、と個人的には思っています。
 
 
遅レスもいいところですが……。
 
>>145 質問ですけど、皆さんどういった本を読まれますか?
 
「僕」でしたら、天文学とか星界の本、という事になるのでしょうけど。
 
「書き手」の読む本でしたら……「何でも」ですね。
少し前はミステリーばかり読んでいましたが、最近はそうでないものを
読む事が多くなっているようです。
……ええと、まあ、個人的な事情もありまして、好きな作家は伏せさせて
いただきます(笑)
 
 
と、いうことで、今後ともどうぞよろしくお願いします。

169 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/08/22(金) 23:55

ブランク2ヶ月になる前に滑り込み。
すみません。
 
もっと早くどころか、2倍近くの遅さですね。
すみません。
 
>>162
どうでしょう? 荒らしが来るとも来ないとも言い切れないのではないでしょうか? 
一刻館をROMしてる方は予想以上に多いみたいですからね。
とはいえ、落ちっぱなしでは新規の人は99%入って来ないのは事実ですね。
 
……要するに、私にはageる勇気などありません。ごめんなさい。
 
私も自分のことしか書けないので大丈夫ですよ。
果たして本当に大丈夫かは疑問ですが。
 
>>163
はーい、お久しぶりです。……二ヶ月近く前のお返事ですが。
番外編の続きでも良いですよ〜。気長に待ってます。
 
>>165
ああっ! その話読みたかった……
バーミィさんの文体も好きです。そのうちきっと書いてくださいね。
 
>>167
お久しぶりですリムリィさん(笑)
掛け持ち? 何ですか? お餅ですか? 食べられるんですか? 
お忙しいようですけど、どうぞお手がすいたら続きお願いします。
 
私は後お二人くらいが続きを書いてからその後書きますね。
私の文章が続き過ぎないようにするための調整です。
決してサボってるわけではありません(笑)
皆さんよろしくお願いします。

170 名前:アイ・ファルディーン ◆FrSayUVSek:2003/08/22(金) 23:58

……ん? 
 
 
 
 
 
串使えるじゃないですか! 管理人さん!! 

171 名前:チェルシー:2003/08/29 21:28

 第一印象。ダサい、どんくさい、頼りない。

「ごご、ごめんなさいっ! 僕、よそ見しちゃってて……」

 あたしは彼を甘く見過ぎていたかもしれない。

「あ、あの〜〜……。お怪我……ありませんか?」

 リムリィ・リムリスティング。彼は長く尾をなびかせて流れる彗星のように
あたしの心深くまで飛び込んできた。

172 名前:チェルシー:2003/08/29 21:28

「ああん! もう! なんでフランク先生の授業ってあんなに進みが遅くて
つまんないのかしらっ! その上こーんなにたくさん課題を押し付けるなん
てひどいわ! ひどすぎるわっ!!」
「だって……。チェルシーったら先生の目の前でも堂々と舟漕いでるんだも
ん。先生が怒っても仕方ないよ。」
 あたしの横を歩いているのはこの学校に入って通算3人目の彼氏。背が高
くて顔はまあまあ、おぼっちゃんの優等生だけど無神経で口が悪い男。
 あたしは彼のとろんとした垂れ目をきっと睨みつけた。
「何よ! 先生が気付く前に起こしてくれたって良いじゃない! おかげで
あたし、教室中のみんなに笑われたのよ? もう、恥ずかしすぎて授業に出
られないじゃないっ!!」
「……大声でこの廊下歩いてるのは恥ずかしくないの?」
 きゃんきゃん小型犬のように騒いでいたあたしも言葉につまる。この男、
いつも少ない言葉で鋭いところを突く。そのたびにあたしはものすごく悔し
い気分にさせられる。
 この廊下、大理石でできた『星観の回廊』は、星観の者を目指す学生たち
にとっては大事な場所。何百年も前に作られた神殿にあった廊下の名残りで、
ここを通るものには星々の叡智が宿るとされ、それ故に学生たちは毎日ここ
を通って星学の授業に出るのだ。
 だからこの白い校舎を取り巻くように作られている廊下で騒ぎを起こすこ
とは許されない。それはこの廊下を汚し、星々を冒涜する行為だとされてい
る。だから皆、他愛も無い日常会話さえもひそひそと内緒話のように小さな
声で交わすのだ。
「まあまあ、今日の授業全部終わったらシャーナの店に寄ろうよ。好きなも
のおごるからさ。何がいい? アップルパイかな? それともイチゴケーキ
?」
 意地悪の後の極上フォロー。行きつけのお気に入りのお菓子屋さんの名前
を出されると、あたしも機嫌を直さずにはいられない。しかもなんて? お
ごってくれるって聞こえたような気がするんだけどー……?
「もっちろーん! 両方よっ♪ それにシャーナオリジナルココアもつけてね。」
 隙につけこんで容赦無くおねだり。いいでしょ、これくらい。お金持ちの
おぼっちゃんなんだから。
「はいはい、了解しました、チェルシーお嬢様」
「わあい、ありがとっ! 大好きっ!」
 苦笑いながらも了承してくれる彼。その言葉を聞いて嬉しさのあまり彼に
飛びつくあたし。でも、勢い余って向こう側から来た男の人までつきとばし
ちゃった。あちゃー……

173 名前:チェルシー:2003/08/29 21:29

「ごご、ごめんなさい! 僕、よそ見しちゃってて……」
 ぶつかってきた男が平謝りに謝る。おかげであたしは謝りそびれてしまった。
 この男、素朴といえば聞こえがいいけど、要するにダサい男。あたしには
そうとしか思えなかった。雰囲気もぽやぽやとした感じ。ま、そんなの、星
を毎晩眺めては研究している星観の者には珍しくないタイプなんだけど。
 でも、普通よりもちょっとどんくさいわね。あたしたちにぶつかってきた
くらいだし。
 彼の周りには本、本、本、本。本ばっかり。何枚かの紙と一緒に散らばっ
てる。何かの資料やメモかしら? 余程大事な本なのか(そりゃ星を学ぶ者
にとっては本ってのは命の次に大事なものなんだけど。)、慌てて拾い集め
ようとするダサ男。でも手際が悪くて見かねたあたしの彼も集めるのを手伝
う。講義を受けに行くだけにしては本の数が多い。調べもの?
「あ、あの〜〜……。お怪我……ありませんか?」
 本を拾い集めながら、ダサ男が恐る恐るあたしに訊いた。ふうん。女の子
を気遣うだけの礼儀はわきまえているのね。
「別に怪我なんか無いわよ。ちょっとぶつかったくらいで。それより、ちゃ
んと前見て歩きなさいよね」
 あ、我ながら……。冷たい言い方になっちゃったなあ。彼氏もちょっと驚
いてる。結構彼の前では猫かぶってるもんね。こういうところを見せたこと
はない。ちょっと焦ったあたしは、彼に対してはにっこりと笑ってみせた。
でも彼の表情は固まったままだ。わざとらしく見えたかしら?
「はい、気をつけます! じゃ、僕は急ぐのでこれで!」
 ダサ男にはあたしの言葉のトゲが届かなかったようだ。顔の筋肉をいっぱ
いに使った笑顔を見せて、彼はその場を去った。太陽のようなその笑顔に、
あたしの心臓はかすかな戸惑いを見せた。それと同時に、何か今まで感じた
ことの無い気持ちが胸の奥で形作られようとしている。その感情がなんなの
か、何を意味するかなんて、幼いあたしにはまだわからなかった。
「あれが……リムリスティング……」
 彼氏が何かぽつりと呟いたのを、聞いたような気がした。
 けれど、その固有名詞まで正確に記憶に留めておくことはできなかった。

174 名前:チェルシー:2003/08/29 21:40

続く……と。

そんなわけで、どうもこんばんは! リムリィくんの学友(?)チェルシーです。
あ。あたし、今気付いたけど、苗字ないじゃない。
これってどうなの!? リムリィくんや他の皆さんはかっこいい苗字持ってるのに!
ま、いっか。それで、えーと、どうかしら?
あたしがリムリィくんと出会ったときのこと、書いてみたんだけど、どう?
イメージ壊しちゃったかしら?
本当は「かわいい女の子」って感じで書こうと思ったんだけどなー。

この続きも書いてあるんだけど、一気に投下しちゃうのはどうかなあと思って、やめときました。
リクエストがあったらまた今度投下しまーす。なくても投下しちゃうけどね。(←おい)

えーと、リムリィくん、初っ端失礼なこと言っちゃってごめんね。
今はそんなこと思ってないから安心してね。
それから、早く復帰してね。待ってる。

それじゃ、また。チェルシーでした! 

175 名前:◆vnMt3fk8bc :03/09/04 00:17

あ、知らぬ間に。

彼女の名前はチェルシー・ブリストル。
肌の色は白。瞳の色は薄い茶色。髪はダークブラウンのミドルヘアの癖毛。
いつも髪の毛が跳ねて落ち着かないので、ゴムで三つの短いお下げをぶらさげてる。
本ばかり読んでたので近眼。眼鏡ッ子。

もうちょっと控えめなイメージだったけど
これはこれでおもしろそうなので、続きに期待。



176 名前:チェルシー:03/09/12 02:23

(>>173より)
 それから10日くらい経ったときのこと。あたしは期限3日遅れの課題を
提出しにフランク先生の研究室を訪ねた。
 が、あいにく先生は留守。もう、授業ないときにはちゃんと研究室にいて
よね! あたしが課題提出遅れた罰? 仕方ないじゃない、量が多過ぎたん
だから。期限までにやれってのが無理なのよっ!
 むっとしながら帰ろうとしたあたしは、一人の男子学生がこちらの方に向
かってくるのに気付いた。あの姿は……
「あ、こんにちは。この間はすみませんでした」
 そう、この間『星観の回廊』であたしたちカップルにぶつかって、持って
た本を豪快にぶちまけてたあのダサい男っ! それがあたしの方を見てにっ
こりと挨拶している。まーた今日もたくさんの本抱えちゃって……
「どーも」
 ぶっきらぼうに挨拶して、あたしがその場を去ろうとすると、彼が声をか
けてきた。
「あ、フランク先生にご用ですか? だったら僕が代わりに伝えておきますよ」
 そう言いながら、彼は手馴れた手つきで鍵を取り出すと、研究室の鍵を開
けた。あたしは目をむいた。
「な、なーんであなたがここの鍵なんか持ってるのよっ!? そんなの持て
るのなんてよっぽどの優等生……」
 つい大声をあげてしまって慌てて口を抑える。ここは研究棟だからできる
だけ静かにしなくちゃいけない。でも、びっくりしたんだもん。あたしの優
秀な彼氏でさえ、そんな栄誉は受けていないのよ? なんでこんなぽやぽや
っとしたトロくてダサいこの男が……?
「ああ、先生に頼まれただけですよ。図書室で会ったら本を届けておいてく
れって頼まれちゃって」
 屈託のない笑顔が眩しい。よく見ると、雰囲気はダサいけど、そんなにひ
どい容姿でもない。髪の毛をきちんと切り揃えて服もこんなくたびれた服じ
ゃなくてちゃんとした服を着たらそれなりに見えるんじゃないかしら……?
 なーんて、別にどうでもいいか。関係無いわね。
「ああ、そう。じゃ、課題だけ出して行かせてもらうわ」
「どうぞどうぞ。あ、待っていればそのうち先生も来ると思いますよ」
 え。先生に会うのは勘弁。課題提出遅くなったこと、きっとねちねち言わ
れるんだろうし、そんなありがたーいお説教頂くよりあたしにはやりたいこ
とがあるんだもん。
 てなわけで、彼に研究室に入れてもらったあたしは、先生の目につきやす
いところに課題をおいて去ろうとした。しかし、また彼はあたしを引き止め
る。ああもー。
「そうだ。女の子って誕生日に何をもらったらうれしいでしょうか? 僕、
そういうことに疎くてよくわからないんですよね」
 唐突な質問。確かにあたしは女の子だけど……
「誕生日?」
 この男に、誕生日プレゼントをあげるような彼女がいるということにあた
しはささやかならぬショックを受けた。
「そう、もうすぐなんです。この間プレゼントあげるって約束しちゃったん
ですよね。でも、何をあげたら喜んでもらえるかわからなくて……」
 こぼれるような笑顔。汚れを知らないような笑顔。あたしはなんだか無性
に腹立たしくなった。
「知らないっ!」
 研究室の扉、ちょっと壊れたかもしれない。それくらい強く閉めてしまっ
た。その上、真向かいの研究室にいたヒステリックなおばさん先生に「静か
に歩きなさい!」と怒られてしまった。

177 名前:チェルシー:03/09/12 02:23

 リムリィ・リムリスティング。いつのまにかあたしは、その不思議な響き
の名前を覚えてしまっていた。どこで最初に聞いたのかなんて、もう覚えて
いない。フランク先生のもっぱらのお気に入りだとか、王都の大学にトップ
クラスで入れる成績だとか、とにかく嫌でも彼の名前入りの噂が耳に入って
くるんだから、勝手に覚えちゃうのよ。そんな彼の活躍ぶりを聞く度に、別
に気になるわけじゃないわ、とあたしが自分に言い聞かせ続けて一月くらい
経っていた。でも、そう考えることであたしは彼のことを考え続けていたの
だろう。あたしはそのことを素直に認めることはできなかったけれど。
「チェルシーさん、授業出ないんですか?」
 頭の上から声が降って来る。いや……これは……
「あなたには関係無いでしょ。余計なお世話よ」
 木の根元に寝転がってるのがあたし。その木の裏側から声をかけているの
がリムリィ・リムリスティングだ。
「あーあ、優等生さんはいいわよね〜」
 彼はあたしと同期、ということになっている。だが実際は、彼がこの学校
に入ったのはあたしよりも一年あと。なのに全然遅れをとっていないどころ
か、あたしよりもずーっと優秀な成績を修めている。
 つい八つ当たりでこぼしてしまった他愛の無い愚痴。だけど、あたしのト
ゲは案外深く彼の心を傷つけてしまったようだ。
「優等生だなんて……。僕はそんなんじゃありません」
 彼は傷ついた目をして去っていった。あたしはすぐに後悔した。ヒステリ
ーおばばの先生に怒られたからって、あんな風に八つ当たりしていいわけじ
ゃない。
 そよ風の吹く中庭。残されたあたしは無造作に投げ出していた荷物をかき
集めて、授業に出る支度をした。

178 名前:チェルシー:03/09/12 02:26

「さっきは……ごめん」
 恐らくそこにいるだろうと彼の友達に教えられ、あたしがあまり足を踏み
入れない図書室に行くと、彼がそこで熱心に何か調べ物をしているのに出会
った。窓際の隅の机にいろいろな本を積み上げ、地図を熱心に見ている。恐
らく星界図だろう。
「えっとね……。あのあとね、授業ちゃんと出たわ。遅れたから先生にお小
言もらっちゃったけど」
 他の人の邪魔にならないよう、小さな声で話し掛ける。でも、彼に聞こえ
ているのかしら?
「あ、ああ、気にしてませんよ。大丈夫です」
 ワンテンポ遅れて彼の返事があったときは本当にほっとした。
「そういえば、彼女どうだったの? 喜んでくれた?」
 それ以上に何か話題はないかと考えていたときに、ふと一ヶ月前のことを
思い出して、なんとなく気になって、話題に出してしまった。
「彼女?」
 あら? 話が通じてないのかしら?
「ほら、前に誕生日にプレゼントあげるんだって言ってたじゃない。どうだ
ったの?」
 確かあのときはぶっきらぼうに知らないなんて言っちゃったのよね……。
今思い返してもあたしったらばかばかばか……
「ああ! 妹の誕生日ですね。よくわからなかったので、結局本人に聞いて
欲しいっていうものをプレゼントしました。そしたら、銀細工の星のペンダ
ントがいいって。ちょっと僕には厳しかったけどなんとか買ってあげましたよ」
 妹? あ、そうなの……。ん? この安堵感は何かしら? べ、べ、別に
あたしは本当に気にしてなんか……
 様々な思いが交錯しているあたしの心の中など知る由も無いリムリィは、
無邪気に何事か訊いてきた。
「チェルシーさんは、いります?」
 い、いる? え? 誕生日プレゼントが? あたしの誕生日はまだずっと
先よ。それとも、銀細工のペンダントが? く、くれるのかしら? そんな
高いもの……
「い、いらないわよっ」
 とっさにあたしはそう答えてしまった。でも、もらえるものはもらった方
が良かったかしら……? でもでも、別にあたしたちそんな仲じゃ……
 その返事を聞いたリムリィは、一瞬怪訝な表情を浮かべて、すぐに笑顔に
なって言い直した。
「えーと、ご兄弟が『います』?って質問だったんですけど……」
 顔から火が出るってこういうことをいうのね。あたしは自分の軽率な頭と口を
呪った。

179 名前:チェルシー:03/09/12 02:26

 今飲み干したお酒は何杯目だったかしら?
「リムリィくぅ〜ん。まだぁ〜? 何やってんのよ〜」
 空っぽのグラスに映る店の様子を眺めたって、面白くもなんともない。
 この場所に来るって約束したのに。無理矢理にでも約束させたのに。
 彼は来ない……。
 人の入りも少ない酒場のカウンター。どうしようもないほどに酔っ払う女が一人。あたしなんだけど。
「ちゃーんと言ったじゃなーい……『青の月栄える海亭』で待ってるからっ
てぇ……。忘れるなよー。リムリィくぅ〜〜〜〜ん……」
 ふと顔を上げると、マスターと目が合った。慌てて目を逸らすマスター。
 その顔が、その目が語ってる。ふん、どうせあたしは厄介な酔っ払い女よ。
 お酒でぼんやりとしたあたしの頭の中、リムリィくんと出会ってからの思
い出が走馬灯のように駆け巡る。明日彼は、どこへとも行方のわからない旅
に出てしまう。
 あたしは彼の後を追うつもり。ううん、一緒に行くのよ。同じ馬車で、同
じところへと旅立つの。そしていつか……
 なーんて夢を、リムリィくんは知っているのかしら? 待ち合わせ時間を
過ぎても、彼が現れる気配は全くない。あたしにこんな思いをさせて……リ
ムリィのやつ……会ったら泣くまで殴ってやるんだから……
 マスターは疲れたような顔で、棚のボトルを一つずつ丁寧に拭いていく。
あたしは空っぽのグラスを通してその様子を見てるだけ。
 夜の闇は容赦無く寒さを、その暗さを、増していくばかり……

180 名前:チェルシー:03/09/12 02:34

はい! そういうわけで、あたしの話をとりあえず投稿してみました。

>>175
ご、ごめんなさーい。勝手にいじっちゃって。
あたしの中では「チェルシー」はこんな感じ↓だったんだけど、
http://dog.oekaki.st/chara/dat/IMG_000021.jpg
その説明を見ると、こんな感じ↓みたいですね。
http://www5.oekakibbs.com/bbs/banner_chara/data/6.jpg
違うかな? 違うかも……

えーと、お、お粗末さまでしたっ! それじゃ! 

181 名前:バーミィ・ブローミィ ◆KVRL1G0H7. :03/09/18 01:32

>>171〜>>180
お、新顔か。
俺はバーミィ・ブローミィ、よろしくな。

>>ヴァル他皆に
ちょっと用事で標高2000m上に行ってたり、パソコン繋げなかったりした所為で
書き込めなかったんでな。
誰も書き込まないなら本編を今週中に少し進めるけど構わないか?
土曜まで待って、返事が無かったら進めるよ。

182 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE :03/09/20 03:30


本編書けなくてごめんなさい。
ええ……と、本当に忙しいんです。

それと、ピンポイントになってしまうのですけど、重要な事をひとつ……。

>>181 バーミィさん
お帰りなさい、バーミィさん。
続きを書いていただけるのですか?
楽しみです。期待してますね!

ええと……バーミィさんに一つだけ注意していただきたい事があります。

「越境は細心の注意を払って」

……分かりますよね? 僕の言いたい事……。
僕らがオリジナルのキャラクターというだけ、ではありません。
スレッドの住人の方や、そこに流れる「空気」を読んで、節度ある
行動をお願いしたいなぁ……と。

と、それじゃあ、物語の続き、お願いしますね!

183 名前:バーミィ・ブローミィ ◆KVRL1G0H7. :03/09/20 16:15

>>181
・・・?
なあ、リムリィ。
俺、何か不味い事やっちまったのか?
マリ見てスレのことだよな?本気でわかんねえから教えてくれ。
不味かったら注意して直す。

184 名前:リムリィ ◆RIMLyt7IfE :03/09/21 04:35


本編も書いていない、スレ出現頻度も低い僕ですが、本当に、これだけは
気になる事なので、発言させていただきます。
……皆さんはお気にせず、物語や雑談を楽しんでいただきたいです。

また、この事については、此処ではこれ一回きりにしたいので、もし、これに何らかの
異論がある場合は、一刻館跡地の議論スレへ移動いたします。
よろしくお願いします……。
スレ主のアイさん、こんな話を此処でしてしまう、スレッドを汚してしまう僕を
どうかお許し下さい。


>>183 バーミィさん

バーミィさんは討論スレに於いての、「オリキャラ議論」をご覧になった事はありませんか?
なければ、「普通のオリキャラ」とは趣を異にする僕らですが、今すぐにでもその議論の
ログを読むべきです。
http://appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/058832739/1-120

また、オリキャラに関わらず、「越境をする」という事や、「コテハン」として
板で活動する「キャラハン」についても、度々論争があった事は記憶に新しいです。
バーミィさんも、それらについて全く御存知ではない、という事はないでしょう?

本当のところ、僕の「書き手」は、リレー小説スレのキャラクターが越境するのは
全く意味が無いし、何の必然性も無いと考えています。
けれども、「立ってきた」(ように見える)自分のオリジナルのキャラクターを
越境していろんなスレでお使いになりたい気持ちはよく分かります。

なので、僕がバーミィさんに言いたい事は、ずばり、次の2つです。


1,僕らが「今」越境する必然性があるのか

絶対越境するな、とは申しません。それは僕の価値観の押しつけに過ぎませんから。
僕らのスレの認知度が上がって、僕ら自身の知名度が上がれば、いろんなスレに
越境するのも良いでしょうし、それはきっと楽しい事でしょう。
ただ、オリキャラである、今はまだリレー小説の1キャラクターでしかない
「バーミィ・ブローミィ」として発言する必然性が、今、何処にあるのか……。
それをよくお考え下さい。


2,越境する場所を考えて下さい

僕がどうしても解せないところは、何故「バーミィさんが件のスレで発言をしたか」
というところにあるのです。
所謂「中の人」が、件のスレの原典に詳しいのか、それとも掛け持ちのキャラクターが
雑談スレで仲良くされているのか……。
しかし、そのような事情は全く関係ありません。
雑談もした事のない、原典も知らない、原典を知らないどころか検索しても分からない
キャラクターが突然質問してきたら……スレの住人の方がどんなお気持ちになるのか、
少し想像力を働かせて下さい。

幸いにも、現在のところ、件のスレの方は寛容な態度でレスをしてくださっていますが、
……悪い言い方になりますが、これにバーミィさんが味をしめて、他のスレでも質問や
雑談をするようになったら……此処のリレー小説スレやキャラクター達が叩かれる
要因になりかねません。少し前の、オリキャラスレのキャラハンさんのように。

スレッドに住むキャラハンさんという存在は、一蓮托生であると思います。
誰か一人が何処かで転べば、その影響がスレッド全体に出てしまう……そんな
存在だと思うのです。悪い事を全くしていないキャラハンさんも「あのスレの
キャラハンだから」と云うだけで、色眼鏡で見られてしまうかもしれません。
……そういう観念から申しますと、今回のバーミィさんの行動はかなり危険な部類に
入ると、僕は考えます。


僕の言いたい事は、以上です。長文乱筆申し訳ありません。
概ねの事をご理解いただければ、レスは不要です。
僕の言いたい事が全く分からなければ、一刻館跡地の議論スレへ誘導します。
では。

185 名前:バーミィ・ブローミィ ◆KVRL1G0H7. :03/09/22 00:33

>>184
議論スレの方を見たよ。
知らなかったとは言え、だいぶ不味い事をやっちまっていたみたいだな。
今度からは、こんな事が無い様に気を付ける。
あと誘導は必要無い。
既に出し尽くした議論を繰り返して、時間と体力を無駄遣いするほどお互い余裕が有るわけじゃないしな。

本編についてなんだが、昨夜急に仕事が入ってな。
今月中には書き込めそうにない。
誰か他に書き込みたい人は続きを頼む。

186 名前:名無し客:03/09/24 16:20

玉葱chのキャラネタ&なりきり板にも来てね。
2chと違って細かい規制も無いし、IPも取ってないよ。
もちろんかちゅ〜しゃ等の2chブラウザにも対応してるよ。

ttp://gungnir.versus.jp/charaneta/

187 名前:アイ ◆FrSayUVSek :03/09/28 02:40

またまた一ヶ月ぶりです。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
それもこれも夏らしい天候の出ない今年の夏が悪いんです。
と、気候のせいにしてみる不良花嫁です。こんばんは。

とかなんとか言っちゃって、>>171-180は私だったりします。
隠しても文体や絵でばれてたでしょう。
だから、ブランク一ヶ月じゃない! と言い張ってみます。(笑)

>>181
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
新顔に見せかけて一番の古株でした。
最近ほとんど動きないし〜何かネタ投下しないとダメかな〜とか思って〜
ヴァルさんやバーミィさんが釣れたのでやってよかったです(笑)

188 名前:アイ ◆FrSayUVSek :03/09/28 02:41

>>182-184
難しいお話ですね。
私も最初の頃は管理人スレに行って雑談とかしてた気がしますが、
色々思うところあって最近はでしゃばらないようにしてます。
他スレに行くのも良いと思うんですけど、
もうちょっとここが盛り上がって、話も進んだ頃がいいかなあとか。
そうすればキャラも立ってきて、他の方も話をしやすいんじゃないかなあとか。
まずはここが盛り上がってほしいなあと思ってます。
でも、ね。いくら盛り上がっても、中身が薄いのは寂しいし、
それなりに時間をかけて文章を練るということも必要かな、と。
だから気長に待ってます。
皆さんの文章、早く見たいですけど、こればっかりはね。


とかなんとか色々思うわけですが、とにかく話がまとまったようで良かったです。

>リムリィさん
私はこのスレに関してはスレ汚しとかあまり気にしていないので良いですよ。
思ったことがあれば、できるだけ言ってほしいと思います。
でも、穏やかにね。

>バーミィさん
私も件のスレを見に行ってみました。
女の子の園に男の人が入って行っちゃうのは無粋かな?
でも、そこまでひどいことじゃなかったんじゃないかとも思っちゃってます。
このことであまり出て来なくなる、とかいうのはやめてくださいね。
寂しいですから。

>>185
残念です〜〜〜〜!!!
今度こそ新展開が見られるかと思って待ってたのに〜〜〜〜!!!
「土曜まで待って、返事が無かったら進めるよ。」とのことなので、
本当はすっごくすっごく楽しみって言いたかったのに我慢してたんですよ〜〜?
でも私、バーミィさんのお話、待ってますから。
今月中はダメでも、来月になれば……とか思っちゃってますから。

189 名前:アイ ◆FrSayUVSek :03/09/28 03:03

>>186
んー…………
ちょっとそこに立ってくれるかな? そう、そこね。
で、このりんご頭に載せて、じっと動かないでくれる?
新しい弓を試す的になってくれる人だよね?
あ、私、まだこの弓の扱いに慣れてないから、
“ついうっかり”目とか心臓とかに当たっちゃうかもしれないけど、
その辺は我慢してねえ〜〜〜………


てゆーかねえ?
私はこのスレに関してはスレ汚しとかあまり気にしていないので良いんです。
良いんですが!

本編スレにそれと同じ書き込みされたときは殺意感じましたよ〜?(笑)
今は消してもらったみたいで跡形もありませんけど〜(笑)
今度からはやめてくださいね〜(笑)

190 名前:ウ゛ァル ◆vnMt3fk8bc :03/09/30 21:09

バーミィ、標高2000メートルに何しに行ったの?
それはともかく、本編楽しみにしてたのに。残念なり。
リレー小説で、自分のとこでレスが止まってしまうと
「お題」がやばかったのだろうかって不安になるよ。

ところで。

僕は、版権キャラとオリジナルキャラとの違いってのは
知名度くらいしかないんじゃないかなって思っているので
そこらへんの話題ってさっぱりわかんないんだ。
実際、全然知らない版権キャラよりも
バーミィやアイちゃんの愛しの婚約者の方が
すんなりと書きやすい。こっちの方が知っているからね。

それに、今回のチェルシー・ブリストルの件も
オリジナルキャラであるチェルシーをアイさんが二次使用した訳で
版権キャラってのも、言ってみれば
原作者のオリジナルキャラな訳だし。
つまり、おおまかに言えばチェルシーも版権キャラの範疇に
入るんじゃない?
そう言うと版権だ、オリジンだ、とか、なんかわかんなくなる。
要は、「中の人」の腕だね。

ところで、えーと、アイさんへ。
ウ゛ァルの想像図、希望します(笑)。




191 名前:アイ ◆FrSayUVSek :03/12/31 20:56

>>190
想像図ですね。今から描いてみます。
年を越えてしまったらごめんなさい。

192 名前:アイ ◆FrSayUVSek :03/12/31 23:25

なんとか年を越える前に描けました♪ ここの32番です。
http://www5.oekakibbs.com/bbs/banner_chara/oekakibbs.cgi
……ところで、ここのスレッド、今見てる人っているんでしょうか?
スレッドを建てた私が3ヶ月以上も忘れていたのですから、
そんな人は皆無ではないかと私自身思うのですが。

……こんなに来なくてごめんなさい。
しかも、小説の続きは用意してません。ごめんなさい。

193 名前:名無し客:04/01/07 00:45

見てますよ。
続きも待ってますし。

194 名前:ウ゛ァル ◆vnMt3fk8bc :04/01/14 22:46

ひさしぶりなのでトリップが合っているか不安。
あけましておめでとうございました。

想像図。
なんか、若い(笑)。
そうだなー、イメージとしては
最近の僕のお気に入りで
コリン・ファレルなんかいいなあ。

195 名前:◆FrSayUVSek :04/10/20 14:33

さて。多分ここ見てる人なんて皆無に等しいと思うんですが。
本編の続きどうしましょ〜。
バーミィさんはいらっしゃるのでしょうか?
一週間ほど待ってお返事無かったら私が続き書いちゃいます(笑)
と言って続きを書いてもその続きを誰かが書いてくれるかは疑問……ですよね。
まあ、その時はその時でこのスレは私が好き勝手絶頂に使っちゃいます。(おい)

>>194
コリン・ファレルなんて私の画力じゃ描けないです(笑)
若いですか? もうちょっと年齢高めでしたか……。
なかなかイメージを掴むっていうのは難しいものですねえ。

私も久しぶり過ぎてトリップ合ってるか不安だったので
トリップテストスレ行っちゃいました。合ってたようで良かったです。

ではでは、一週間後にまた来ます♪ 

196 名前:ウ゛ァル ◆vnMt3fk8bc :04/10/28 00:10

……。
きょろ、きょろ。
(ひさしぶりなので緊張している)

あー、どうも、僕です。
みんな、元気していましたか?
僕の方はいつでも再開可能です。
いま全レス読んでキャラのイメージ復活させました。

ここんとこ余所で遊んでいたので
ここの復帰がいまから楽しみでやんす。
つーか、ウ゛ァルのイメージが沸かない。どんなんだったかいな?

197 名前:◆FrSayUVSek :04/10/28 17:03

一週間後……。ちょっと遅刻、かな?
あ、ヴァルさんだ。ヴァルさん、長い間放置しちゃっててごめんなさい〜。
これも色々と深いような浅いような事情がありまして。(笑)
お久しぶりです。またよろしくお願いします。

一週間待ってもバーミィさん、現れなかったので、
私が続き、書いてみちゃいました♪ (ご、強引だったかな?)
この展開はちょっと想像してた方向とは違う方向だったんじゃないでしょうか?
もしかしたら、ちょっと拍子抜けかな?
私も一応女の子なのであんまり派手な戦闘シーンなんかは書けなくって…。
こんな展開ですが、ヴァルさん、続き書いてくれますか?(笑)
他の方の参加もお待ちしてます♪ ではまた♪ 

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